L.M.モンゴメリ一般書籍版

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1無名草子さん
文学板は荒れ気味なので、こっちに立てました。
「アン」やその他著作についてマターリ語りましょう。
2無名草子さん:02/02/23 15:44
2ゲット!!
3無名草子さん:02/02/26 10:55
文学板ってなんでsage進行だったのかようわからんかった。
のでこっちにスレできて嬉しいよ。
私は「リラ」が一番好きかな?
4無名草子さん:02/02/26 15:17
リラいいですよね♪
執筆当時、モンゴメリはすでにアン・シリーズに辟易していたようですが、
アンとは離れたところで十分に面白い作品だと思います。
気取り屋だったリラが、戦争を通してたくましく成長していく過程は
とても好きです。また女中のスーザンや、「月に頬ひげ」などのサブキャラも
最高(笑)。
5無名草子さん:02/02/26 15:21
ジェーんかしら。
6無名草子さん:02/02/26 16:30
ジェムとマンディの再会で号泣。
7無名草子さん:02/02/26 19:18
「青い城」
あとはカス
8無名草子さん:02/02/26 22:22
>>3
あそこは「隔離」スレだよ。
9無名草子さん:02/02/27 10:52
>3
超粘着な「アン大嫌い」さんがいて、
散々荒らされたのよ。
せっかく立てて下さったけど、
なんだか荒らしに屈したみたいで
ちょっと悔しいわ。
10無名草子さん:02/02/27 10:59
成長するにしたがって、アンの個性が消えて、優等生タイプの
先生になってしまったのが残念。
容姿もいつの間にやら美人になってるし。

なんか、納得いかないものを感じたよ。「アンがアンのまま成長することは
許されなかったのね・・・」て。当時の社会の堅苦しさを逆に感じてしまった。
(主役となる女性は少女達のロール・モデルとなるような人でなくては
ならない・・というようなプレッシャー)
11無名草子さん:02/02/27 11:02
10で書き忘れたけど、結局アンを凡庸なヒロインに成長させてしまった
辺りに、モンゴメリの限界も感じる。
12無名草子さん:02/02/27 13:44
>6
ジェムとマンディの再会……ううっ、たしかに泣けまする。
近くの肉屋の主人が、マンディに石を投げた少年たちを、包丁かざして追いかけ
まわした、というエピソードがおかしかった。
>7
たしかに「青い城」はモンゴメリの傑作だと思います。バーニーはいい男だ!
ギルバートよりずっといいと思う、個人的に。
>10
私もそう思わないでもないけど、グリーン・ゲイブルズに来た時のアン
のまま大人になったら、やはりちょっと問題があるような気も……
ある程度の変化は必要じゃないかな。
でも巻が進むにつれて、アンという主人公自身の面白さよりも、
それ以外の人たちにまつわるエピソードが物語の中心になっているのは本当。
もともとモンゴメリは一巻だけで完結するつもりだったのだし、
仕方ないのかも……

13無名草子さん:02/02/27 13:58
>>10
「歯痛でいらいらして生徒を鞭でぶつ」とかなかなかはじけたこともしてくれてますよ。
理想を貫く優等生タイプになろうとして、「でも現実はそんなに上手くいかないよー」的エピソードが多かったような気がします。
モンゴメリにとってアンは「理想の女の子」ではなく、ストーリテラー&ギャグ担当の面が強かったんじゃないでしょうか。
14無名草子さん:02/02/27 22:31
>>9
散々というか、去年の夏休み明けには荒らしは収まったんだけどね。
コピペ以外のレスまで荒らし呼ばわりされるのは、はっきり言って心外。
15無名草子さん:02/03/01 00:12
>>14
事実無根の誹謗中傷は荒らしですがなにか?
いいから粘着厨は文学板に引きこもってなさい。
16あぼーん:02/03/01 21:33
あぼーん
17無名草子さん:02/03/06 07:04
【関連スレ一覧】

赤毛のアンだけど、何か質問あるかしら?
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/sakura/995537702/l50
ロリコンにお薦めの文学を教えてください。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1012911461/l50
★★正直、この文学作品で抜いた★★
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/book/1007049365/l50
抜けるエロ小説教えて下さい。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1014560656/l50
☆★ロリ小説スレッド☆★
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1012597856/l50
赤毛のアン陵辱拉致監禁・・・・(dat落ち)
http://comic.2ch.net/anime/kako/997/997184329.html
18補足:02/03/06 19:56
こんなのもあります。
赤毛のアン陵辱拉致監禁 Part2
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/ranime/1010773880/
19無名草子さん:02/03/06 20:04
モンゴメリ/果樹園のセレナーデ
ゴールズワージー/林檎の樹
シュトルム/みずうみ
A・ジッド/田園交響楽
・・・・・・・・・・・・
おいらがハァハァしたヒロインのいる作品。
特にジッドの背徳感にはたまらないエクスタシ〜があります。
20無名草子さん:02/03/07 01:23
「果樹園のセレナーデ」は恋を知った途端豹変する主人公に萌えた。
「アン」シリーズではなんといってもウォルターだろうか。
21無名草子さん:02/03/07 14:02
ウォルターって人気ありますね。
薄命の美少年
22無名草子さん:02/03/07 20:04
薄命キライ
生命力旺盛なキャラが好き。
フェイス・メレディスって強そうで好き。
23無名草子さん:02/03/07 22:29
>>22
例えばブルエットの婆さんみたいな?
24無名草子さん:02/03/08 01:17
>>19
「みずうみ」はしみじみとした話で涙を誘った。
主人公ラインハルトとその恋人エリーザベト(エリザベス)が初めて出会った時の話や、
二人が再会して昔の思い出話を語るところが印象的だった。

スレ違いなのでsage。
25無名草子さん:02/03/08 14:14
メレディス家の子供たち、大好き。「虹の谷」は私にとって傑作コメディです。
開け放たれた牧師館、いいなあ。そしてまた、あの牧師がよくてねー。
メアリー・ヴァンスがユナに「神様ってやつは、あんたの父さんそっくりじゃないか。
普段はボーっとして何も目にも耳にも入らないのに、あるとき急に気がついて
親切にしてくれる」とかいうことを言ってたけど、笑った。
26無名草子さん:02/03/08 22:34
>>10
アンの愛情でもうアンじゃなくなってますね・・・(T・T)
ちっとばっか頭のいい容姿の整った遊び好きのただの田舎娘って感じで。
アニメのアンの印象が強すぎて正直萎えました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
話かわっけどミーガンフォローズの出てた映画で、アンが牛追っかけて転げて
泥まみれになるシーンがあったけど、一度小説版のアン(愛情以降)
にこれやらせてみたいよ。しかも公衆の面前でおもいっきり。
27無名草子さん:02/03/11 14:42
>>26
>牛
「アンの青春」のエピソードじゃなかったっけ?
28無名草子さん:02/03/12 22:25
そうです。たた、ミーガンの映画では「青春」と「愛情」
いきなりとばしちゃってるでしょ。
あのアンは別の意味で非常に好きなんですよ。
自分が言いたかったのは、小生意気な「愛情」の原作アンにおもいっきり
羞恥心持たせたいと思っただけなんですぅ。
29無名草子さん:02/03/12 22:30
女の子が恥ずかしい格好になってしまうのに萌え?
30無名草子さん:02/03/12 23:33
いや・・そういうんじゃないんですけど。
ただ「愛情」のアンには余りにもムカついたもので・・・・
みすぼらしいとはいえ、ネコ一匹あぼ〜んするのに同意した
アンには、かなり萎えましたから。

でもあの映画でダイアナがスカートおもいっきり捲り上げて
泥の中歩いてる姿は是非アニメのダイアナで見てみたいと
思いました。(*~~*)
31無名草子さん:02/03/13 13:48
>26 殆どストーリーが創作でアン・ファンには不評だらけの続編その3にも、
アン(ミーガン・フォローズ)が思い切り浜辺ですっコロンで砂まみれの
シーンがあるんだけど、映画の彼女ってかなりのコメディエンヌぶりを発揮
してて、子供時代のアンらしさを結構残してる。そういう意味で、
監督も小説の続編のアンでなく、初期のアンに沿ったつもりで確信犯的に
創作したのかな、と好意的に解釈してみる。時代をむちゃくちゃズラしたのも、
リラを第2次大戦で撮るつもりかと。

でも裁判沙汰になったら、この先の炉辺荘編なんて作れない?
32無名草子さん:02/03/13 14:38
原作と映画はまったくの別物と考えたほうがよさそうです。
一作目は、原作にかなり忠実でしたけれど。

私もシリーズの中では「愛情」のアンが一番好きじゃないかも。
ギルバート、ロイ・ガードナーに対する、あまりに幼稚な態度とか。
すごくツンツンしてる感じがするんだよね。気位が高すぎて。
あの巻ではフィルが良い!
33ミーガンです。:02/03/13 18:44
一作目・「神は天にいまし・世は総てこともなし」の部分
がなかった時点でおいら萎えました。


でもこのアン、幼少期のシーンで走ってくるとき胸ものすごく揺れてるんですけど。
34無名草子さん:02/03/16 00:31
「愛情」アンが一番好きだ、という私は少数派なのかな?

>>32
1作目からかなりアレンジはいってましたよ。
映画版は、全体的にアンを美化しすぎのきらいがあると感じました。
35無名草子さん:02/03/17 03:06
女性の方には人気二分しますね。「愛情」



男が読むと「逝ってヨシ!!」と思うやつ、かなりいそう!!
36無名草子さん:02/03/17 05:59
ユナ・メレディスが好き。
ユナの愛が悲しい…ウォルターが生きてたらユナを選んだかどうかは
わからないのだけれども、ユナのためにウォルターに生きてて欲しかった。

どの作品のアンが好き・嫌いってことは無いなー。
「愛情」のアンは、じれったいんだけど、嫌いではない。
「炉辺荘」(だったかな?)で、クリスチンにやきもちを焼くアンの
エピソードがいいなー…ギルバートの鈍感なところって結構好み。
メアリー・マライアおばさんに対しては、
「出てくようにはっきり言わんかーい!」と思ったけど。
でも実際出て行ったときの爽快感が味わえるからいいや。
37無名草子さん:02/03/18 01:32
>>35
俺、男だけど「愛情」はかなーり萌えます。
38無名草子さん:02/03/19 07:33
フィリパはたしかにイイ!!よね。
でもミΦ∀Φ彡始末するのは・・
ネコ好き結構冷酷な部分もってるからね。

そういやモンゴメリもかなりネコ好きだね。
39無名草子さん:02/03/19 12:58
>36
ユナ私も好きです! 「虹の谷」から優しい良い子でしたね〜。
ウォルターからの最後の手紙をリラにもらうシーンは、とても悲しいです。
それから「炉辺荘」のVSクリスチンは面白いですよね。クリスチンって、あんな
やな性格だっけ?? 年とってひねくれたのか?
メアリー・マライアおばさんもいいキャラでした。なんか現代の嫁姑の同居を
見る思いでもある……

>38
私も猫始末のシーンは可哀相だと思ったけど、フィルも「苦しいことはない」と
言っていたし、安楽死っぽいものかな、と解釈してました。
あれは実際にモンゴメリの体験だったと何かで読んだなあ。
40無名草子さん:02/03/19 16:58
ウォルター・・・。死んじゃうせいか恋愛とかそういうの超越した男だった。
なので一層ユナが可哀想。かも。
41無名草子さん:02/03/20 10:58
むしろ「唯一の特技が猫殺し」と言い放つフィリパ嬢が可愛くて堪りません。
42無名草子さん:02/03/22 23:17
フィルはおいらもかわいいと思います。

だって超弩級の天然なんですもの。
43無名草子さん:02/03/22 23:24
マリラの影がずんずん薄くなっていって
いつのまにかあっさり死んでいたのはややshock
44無名草子さん:02/03/22 23:46
リラわがまま娘age
45無名草子さん:02/03/23 08:07
でもさー、アイリーンに対して、最終的にとった態度は立派だったと思う。
アイリーンみたいなひとは、どこにでもいて困りもんだけど、
こちらを成長させてくれるし、あの手のタイプには二度と近づくな
という教訓をくれる。
46無名草子さん:02/03/23 13:51
マリラとの別れは、やはり読んでみたかったですねえ。
「虹の谷」と「リラ」の間に亡くなったようで。

アイリーン、ほんとむかつく! いるよね、ああいう女!(笑
モンゴメリはいやな女を書くのも上手い。
47無名草子さん:02/03/23 19:23
「炉辺荘」のマライアおばさんとの確執はまるで鬼ばかりの幸楽みたいでグー。

デイビー坊やがかわいいのでアゲ。
48無名草子さん:02/03/24 04:21
マリラは長生きしたようだし、衰えたところは見たくなかったような…

「赤毛のアン」は、マリラとマシュウに強く感情移入して読んでしまいます。
アンがダイアナのうちの屋根から落ちて、バーリー氏に抱きかかえられ
ぐったりとして帰宅したとき、アンがマリラにとってどれほど大切な存在か
思い知るところと、マシュウが亡くなった夜、マリラとアンがしみじみ語り合う
ところが好きです。
でもさりげないセリフ、行動のすみずみからも、マリラが不器用ながら
どれだけアンを愛しているかが感じられます。
マシュウはもちろん「わしの娘だ。」に尽きるかな。
中2で初めて読んだとき、真っ先に自分を重ねたのはマシュウだった…
マシュウ大好き。
長男にマシュウ、末娘にマリラの名を与えたアンの、二人に対する
深い愛情を感じます。

炉辺荘に招待されたとき、スーザンの心配をよそにでしゃばった態度を
一切とらなかったマリラ、特にジェムを猫かわいがりしたというマリラ、
マリラの晩年を想像させますが、よいお年寄りになったんだなあ…と思うと
同時にちょっとさみしくも思います。
49無名草子さん:02/03/24 08:22
リンドのおばさん、ミス・コーネリアなど、そこいらにいそうなおばちゃんを
これだけ面白く造詣できるってすごい。「男のやりそうなことじゃありませんか?」
って名台詞だと思う<w

上述のマシュウ&マリラ、私も大好き。
アンが自分が男の子だったらマシュウの畑仕事を手伝えるのに、と悲しく言うと、
12人の男の子より、お前一人がいいよ、って言うんだよね。あそこでボロ泣き。
50無名草子さん:02/03/24 12:48
>48>49さんマシュウ&マリラ
私が一番好きなのは、「アンの青春」?だったかで
ちょっと離れた村の小学校に先生として赴任して、冬休みに帰ってくるアンを
マリラが独りまちかねてるところ。
扉が開いて、鼻を赤くして髪に雪をつけたアンが「ただいま!」って
入ってくると、無彩色のマリラの家がパッと華やかになるのが見えるようで、
せつなくて涙目。
51無名草子さん:02/03/24 20:09
アンのシリーズは村岡花子さんの訳が好き。
今、何種類も出てるけど。
52無名草子さん:02/03/25 14:26
私も村岡訳マンセー。
今となっては少し古めかしく感じられる表現なども、むしろアンの時代っぽくて
よい。日本語がきれいだと思うし、マシューのWell nowを「そうさな」、
リンドおばさんのThat's whatを「まったくのところ」などセンスが感じられます!

それにしてもアンの訳&アンを扱った本、ほんと多いですよね。
私は「赤毛のアンの生活辞典」という本がお気に入りです。
53無名草子さん:02/03/25 22:53
接吻だけは絶対かえて欲しいと思う今日この頃。
54無名草子さん:02/03/25 23:14
>53
どして? 雰囲気出ててすごく良いと思う。<接吻

村岡アン読んだ直後って、「何々してもよろしくって?」「何々さんが何々といいなさる」
「何とかであればいいがと思うわ」「何々することよ」等々、古語のような日本語を
時折口走ってしまう…

ちなみにアン関連本のなかでお気に入りは奥田実紀の『赤毛のアンA to Z』。
アルファベット順にアンブックスの中のキーワードが解説してある。写真もきれい。
55無名草子さん:02/03/25 23:52
リア厨のころ、翻訳者とか、出版社の区別があまりつかずに、
新、新、角、新、と買ってしまったので、「婚約」だけは
角川版と決まってしまった。村岡訳も読むけど、違和感を感じる。
ひなの刷り込みみたいだ、、、
56無名草子さん:02/03/26 07:09
「崇拝者」っていうのなんだろ?って、最初読んだ中学生のとき思った。
文脈から言って恋人のことかな?…と推測したけど、今となっちゃあ
恋人より崇拝者のほうが、アンの世界観の中ではぴったりくる。
57無名草子さん:02/03/26 14:48
ああ、独特ですよねー<崇拝者
あのころはそういう慣習だったのかな?

私は最初に子供向けの抄訳を読んでいたので、
あとで村岡訳を読んで、マリラのおっかない口調にびっくりした(w
マリラって本当にああいう話し方かなあ。英語はむしろ、もっと固めの
教育ママ的だったような気がするけど。
58無名草子さん:02/03/26 19:53
でも、マリラの口調は、自分にはもうあれしか考えられない。
あのぶっきらぼうさが、たまらなく「らしい」です。
あの口調込みで、マリラ。
59無名草子さん:02/03/26 20:00
松本侑子の試みは、すごくいいと思うんだけど
正直、私は松本侑子があまり好きではない・・・

60無名草子さん:02/03/26 23:20
ギリスとかスローンという姓からは親子代々頑にろくな人を出してあげないあたり
田舎の膠着した雰囲気がときたまコワヒ
61無名草子さん:02/03/26 23:34
ギリス家は誉められてることも多いけれど、スローンはなぁ…。
62無名草子さん:02/03/26 23:58
スローンにもいい人いたよ!
競売好きが嵩じて孤児を買ってくるスローン父さん
63無名草子さん:02/03/27 14:41
>59
私もあまり好きじゃない<松本侑子
あの訳も、ひとつの試みとしては面白いけど、小説って本来ああいうふうに読む
ものかなあという気もする……大学の研究みたい。
職業作家でありながら、無償でホームページを作ったりするところもすごい!
よくいえばサービス精神の旺盛な人ですね。
64無名草子さん:02/03/27 20:07
>>62
いい人かなあ?
ほんとに嫁まで競売で買ってきそうで怖いよ。

でも根は善人なんだろね。
65無名草子さん:02/03/27 20:12
閉鎖的な田舎だから周り血縁だらけなんだろね。

あとパイ家もロクなのいないようだね。金持ち多そうだけど。
66無名草子さん:02/03/27 20:54
普通の女の子は教養身につけないまま一生を終えてたであろう時代に
大学まで(奨学金で)行ったアンはかなりのエリート。
どんどん学歴の差がついていっても
卑屈にならないダイアナも見下さないアンもいい子だなーとオモタ
まあ、アンも結局専業主婦になっちゃうけどね。
67無名草子さん:02/03/27 21:00
こないだためしに「炉辺荘」でのダイアナの体重をキロに換算してみたら、
67kg超だった!!!
それでもチョコレートケーキに未練タラタラなダイアナかわいい。。。
68無名草子さん:02/03/27 21:02
娘時代になるとすらりとしたスタイルに成長して
誰にも真似できない着こなし上手になったみたいだし
(ミス・ラヴェンダーの結婚式にブライズメイドとして出席したときの
小さな花を髪にたくさん挿したヘアスタイルとかステキっぽい)
お茶やピクニックの席も積極的に優雅に演出したりするし
芸術的才能もサービス精神もあって、しかも頭がいいわけでしょ。
こんな子彼女にしたら凄く嬉しいよね…
69無名草子さん:02/03/27 21:33
大学行く前の田舎でカジテツ時代が
最も魅力にあふれてるかなあ。
70無名草子さん:02/03/27 22:32
ギルバートは恋人時代よりも結婚した後のほうが断然男っぷりよし!
メアリー・マライアおばさんの件ではヘタレ亭主っぽかったけれども。
71無名草子さん:02/03/27 23:57
「僕はいまだに君に夢中なんだよ、アン嬢さん!」だっけ
子供7人生んでもこんなこといってくれるとは いい夫だー
アン嬢さん=ミス・アンかな?
72無名草子さん:02/03/28 06:28
いがらしゆみこの漫画版は、アンがふっくらしてて、
それアンちゃうやろ!!と思う。

アンVSプリングル一族の顛末が好き。
73無名草子さん:02/03/28 12:24
>59、>63
同意。 私はここまでやったのよ、すごいでしょ、と自分で言ってる
ところが嫌い。 それにアンの翻訳を始める前の彼女は、もともと
英文学に興味がない人なのかもしれないけど、知らなさ過ぎると思う。
74無名草子さん:02/03/28 13:51
>71
アン嬢さんは、たしかAnne girlでしたよ。
なんとなくかわいいよね♪

>73
そうそう、知らなすぎるよね<英文学
それにシェイクスピアの引用なんてアンに限ったことじゃないのに……
75無名草子さん:02/03/28 15:04
「赤毛にピンクは似合わない」ってちょくちょくでてくるけど
今は昔のドレスコードなんでしょうかね。
80年代のおしゃれ映画『プリティ・イン・ピンク』では
赤毛のモリー・リングウォルドが、ピンク尽くしのオシャレをしていたし。
76無名草子さん:02/03/28 23:22
皆と一緒に岬へ行けないと怒って、アフリカへ虎狩りに行くぞと脅迫する
ジェム坊や、死ぬほどかわいい!!!
アンブックスは全編笑い転げながら読める。
77無名草子さん:02/03/28 23:40
>73
やっぱり松本侑子の自己顕示欲には、ゲンナリするよね。
HPのおでかけキモノ日記に
それがよぉく表れてて、ゲンナリしつつも
おもしろいんで(w)ヲチしてる。

同趣旨のThe Annotated ANNE OF GREEN GABLESを
日本語訳した本を読んだほうが、
正直、まだマシと思ったよ。(ただ、この本の日本語訳も
かなりいただけないが。)
78無名草子さん:02/03/29 01:59
エリザベス女王の娘(チャールズの妹)アン王女がAnneと綴る、
eのついたアンというのは結構知られてますよね、モンゴメリを
愛読したことがあるのでしょう。でも兄嫁にダイアナが来た時は、
「これじゃできすぎだよ」、と思ったのを思い出します。合掌。
79無名草子さん:02/03/29 10:05
>78
19世紀のモンゴメリの著作が、アンの名前や綴りの原典だと思ってます?
80無名草子さん:02/03/29 13:31
わたしも78さんの言ってること?と思う……
アンってもっとずっとずっと歴史のある名前じゃないの?
それこそ国や地域によっていろんなつづりがあるだろうし。

黒板に名前をeなしで書かれて憤慨したというエピソードって
日本人だったら、私の名前のこの字は旧漢字なのに略された、とかいうこだわりと同じだと思っていたよ。
8178:02/03/29 17:06
>79.>80
厨でスマソ、原典だとはもちろん思ってません。
ただ、子供のころ、同じじゃん、とか思ったことはありました。
そして、「できすぎ」というのは当時自分が一人合点で思った
ことだったので、つい書き込んでしまいました。
恥ずかしいのでsage〜
82無名草子さん:02/03/29 19:57
まあ、アンとダイアナが揃うのは確かに珍しいかも。
仲良しだったとは思えないけど。 
83無名草子さん:02/03/30 15:24
夕ご飯にさくらんぼの砂糖漬けとかアップルパイとかが出てきて、お菓子しか
食べていないようなアンの世界。。。
スーザンの作ってくれるお菓子の数々に、いつも読んでて腹が減ります。
でもほんとうにP.E.I.の人々は、お菓子が主食なのか?ギルバート先生は
往診の帰りに疲れていて、食べるものがビールと焼肉ではなく木苺のパイでも
いいのか?
84無名草子さん:02/03/30 16:18
たしか当時は昼食がdinner(正餐)で、夕食は軽めだったはず。
お昼には、アンが「ロマンティックじゃない」と言いきった豚肉&野菜
などが出たようで。
まー、それにしても日本人から見ればお菓子みたいなごはんが多いですよね。
パイとか砂糖づけとか、アンの世界には欠かせない!
しかも当時の「お茶」は、クリームをたっぷり浮かべたやつ。
ダイアナじゃなくても太るよ、それは……
85無名草子さん:02/04/01 16:33
ま、今みたいにどこへでもクルマで行く時代じゃなくて
ちょっとした距離でも歩いてたら
今よりは太りにくいでしょうな。

(確か「リラ」で、ギルバートが一度だけクルマに乗ってったっけ?)
86無名草子さん:02/04/02 22:36
でも農業が大半だったらおなかすくだろうなあ。
スーザンが作ってリラちゃんが捨てちゃった金銀ケーキってどういうんだか
試食してみたい。。。
87無名草子さん:02/04/04 23:28
丘の家のジェーンじゃ、家の裏にガソリンスタンドができてジェーンのばーちゃん
ムチャご立腹・・・・
88無名草子さん:02/04/05 00:37
赤毛のアンシリーズの中で1番すきなのはリラ、次がフィル、3番がフェイスですが
皆さんはどうですか?
89無名草子さん:02/04/05 01:38
マリラとか、ミス・コーネリアとか、ミス・ラヴェンダー…
レスリー、ユナに、レベッカ・デュー。メアリ・ヴァンスも。
男の子だと、マシュウにウォルター。

マシュウ&マリラを別格とすると、ユナ、レスリー、ミス・ラヴェンダーの順かな。
90無名草子さん:02/04/05 07:15
アン人気ないよね、大人になってからは特に。
でも私は結構好きだな。感情に任せて生徒や子供に八つ当たりしたり、後悔で
涙したり、ギルバートに群がる女に嫉妬したり、本音が共感できる。
大人になってからはただのイイコちゃん妻に納まったというのは薄い読み方だ。
アンは大人になったときでもやっぱり魅力的だと思う。
91無名草子さん:02/04/05 11:54
逆にギルバートの魅力が薄れていく気がしないでもない。
医者でハンサム以外に、彼のどこがいいのかとアンに小一時間・・・。
92無名草子さん:02/04/05 13:27
好きなキャラといえばシャーロッタ四世をはずすことは
できないでしょう!(w
あの「山彦荘」を舞台にしたお話は面白かったな。ミス・ラベンダーも
いいよね!
>91
ギルバートって私には最初から、あまり魅力が分からんかった。
初登場のときは、けっこう面白みありそうだったのに、アンの石盤に
打たれてからは、あまりに従順ないい子すぎるというか。
彼がもっとも活躍するのは「夢の家」でしょうね。レスリーの旦那を
治療するかどうかでアンと意見が分かれたとき、ギルの強さを初めて
感じたよ。
93スペースNo.な-74:02/04/05 13:27
>>90
アンはすごく女の子らしい女の子だと思ってる。
ただ、アン的要素は決してイイコチャンじゃないし
「親とかには受けが悪い」キャラなんじゃないかな。
だから「アンって我が侭だしそんな好きじゃない」
「こうはなっちゃいけない」みたいに思う人もいるんだと思う。
ただ、アンは成長して行くに連れて本当に自己研鑽や
自己理解を深めていけているし、私は尊敬しているけどね。

>>91
職業に対してプライドがあってイイオトコだけど
良い家庭人かどうかは解らないね。
ただ時代が違うことを考慮に入れて読めば普通の人。
94無名草子さん:02/04/05 20:59
確かにギルバートって最後の方のシリーズだと存在感ないよね。
ギルバートじゃなくてブライス医師って表記されてるし・・・。
95無名草子さん:02/04/05 21:18
>>94
その表記にはモンゴメリ自身の夫に対する倦怠の意味がこめられてたら面白いよね。
96無名草子さん:02/04/07 08:20
>>88
お、かなり自分と近いです。
私は、ルビー、リラ、フェイス、フィルくらいの順。
綺麗どころばかりダーヨ
97無名草子さん:02/04/07 13:51
今、BS11でアニメ版「赤毛のアン」が放送されていますがみなさんは
御覧になった事がありますか?基本的には村岡花子訳をベースにていねいに
作られており大好きです。
以前あった劇場版の実写の映画は「赤毛のアン」を知らない方には評判が
良かったようですが、ダイアナよりもアンの方がふっくらしていて可愛かったり
はじめからパフスリーブの服を着ていたりと、不満だらけだったのですが・・・。
98sage:02/04/07 20:44
>>97
アニメは原作にとても忠実で、私も大好きです。
DVDを一揆買いしてしまいました。

ところでベースになっているのは神山妙子訳の旺文社
文庫版じゃありませんでしたっけ?

9998:02/04/07 20:45
恥ずかしい (-_-;
100無名草子さん:02/04/07 21:01
>>97
リアルタイムで見ていた世代です(w

あの頃のアニメの中では群を抜いてていねいな出来で、母と毎週夢中になって
見ていました。スタッフも今思えば豪華だった……。
自然の描写が美しいですね。後にプリンスエドワード島の写真を見て、アニメで
描かれていた情景がかなり本物に近かったことを知って、感動しました。
101無名草子さん:02/04/08 01:19
アニメ版は旺文社だったんですか。知りませんでした。
102無名草子さん:02/04/08 01:49
私も村岡訳でアンブックスに入ったので、今でも村岡訳が好きです。
松本侑子訳も読みましたけど「グロリア生地はこういう物」という説明は
読んですっきりしましたけど(それまでわからなかったので)それ以外は
読みにくくてしょうがなかったです。
作者は10代の少女を生き生きと書くのが上手いなぁと、読んでいていつも思います。
103無名草子さん:02/04/08 06:36
アニメの監督をした高畑勲氏は、
「アンの気持ちがさっぱりわからないから原作通りやる。」
と、おっしゃったようで。
妙な主観を入れられるよりよかったし、原作通りやろうとして、
本当に原作通りやれてしまうところに、なみなみならぬ力量を感じます。
(決して投げやりな意味での発言ではないことは、作品を観た方なら
わかると思います。)
原作で?と思ったことも、補完できたし。
マシュウの「そうさのう。」はその都度何度もリテイクが出されたそうです。
マリラの声質、演技もぴったりで最高でした。
声優さんは早逝されてしまいましたが…

ステイシー先生のちゃきちゃきっぷりがよいですね。
アラン夫人とアンが、マシュウのお墓の前で語り合うところもしみじみします。
104無名草子さん:02/04/08 10:24
アニメ版は原作どおりにアンが万能and理想キャラじゃないところが好感持てる。
映画版はアン賛美が強くて見ててつらい。
105無名草子さん:02/04/08 16:18
ヅカ四季板に帰れっていわれそうだけど。
4月から劇団四季で「ミュージカル・赤毛のアン」の全国巡回公演が
始まります。  P.E.島で上演されているミュージカルの日本版です。
上演時間2時間くらいなので、オリジナルのストーリーを少々繋ぎ合わせ
たりしているようですが・・・。
もし気が向いて、暇とお金がある方は見てもいいかも。
106無名草子さん:02/04/08 17:18
>105
情報ありがとうございます。映画やアニメの話題がありなら、ミュージカルもありでいいのでは。
私自身はお財布に余裕がないので行けないかもしれませんが。
107無名草子さん:02/04/08 19:11
もしかしたら今年の11月あたりに
NHK教育テレビで放送されるかもしれません
劇場へ行かれなかった方はこちらでどうぞ
108無名草子さん:02/04/09 00:29
映画版はリンド婦人が痩せていたのに興ざめしてしまい
最後まで感情移入できませんでした。

「赤毛のアン」で最後に呟くトルストイの「神は天に居まし、全て世は事もなし」は
今でも私の座右の銘です。
109無名草子さん:02/04/09 00:55
トルストイにもそんな科白あるんだ?

ずっとブラウニング&上田敏の詩だとばかり
110無名草子さん:02/04/09 01:18
>>108-109
気になって検索してみました。

ttp://boat.zero.ad.jp/~zbi95059/anne/bamen05.html

によるとブラウニングのようですね。
予想はしていましたが、エヴァ関係がかなりヒットしました。時代の流れを感じます。
111無名草子さん:02/04/09 09:31
>>107
ありがとうございます。子育てにおわれて出かけられないので(^^;
たのしみにテレビ放映待ってみますね
劇団四季は一流だから期待しつつ
112とおりすがり:02/04/09 14:27
>>107
不確かな情報流すのはどうかとおもいますよ
ファミミューやんのはたしかだろうけれどさ
アンじゃないかもしんないよ
113105:02/04/09 15:24
107、112ではありませんが、四季ファン以外の方に解説。
四季はCATS,ライオンキングなどのほかに、子供・親子連れ対象に
オリジナル作品中心に「ファミリーミュージカル」を上演しています。
オリジナルではありませんが、「アン」もその中に入ります。
年1回程度、NHKで放送されるので、今年は「アン」が放送されるかも
しれないなと。 今年はアン以外にも2作品ほど候補があるので、
はっきり言えないわけです。
ファミリーミュージカルとは言えど、しっかり見ごたえのある作品ばかり
ですよ。 「アン」も期待できると思います。
本筋じゃない話で長々と失礼しました。
114無名草子さん:02/04/09 22:40
失礼します。

>>113
だから、赤毛のアンはファミリーミュージカルじゃないっての。
S席8400円。ファミリーミュージカルだったら5250円以下のはず。
112さんが言いたかったのはそのことだと思う。
それに四季オリジナルじゃないから、放映は難しいのでは?
四季板の本スレみようね。

みなさん失礼しました。
115無名草子さん:02/04/09 22:57
>97
>基本的には村岡花子訳をベースにていねいに

98さんも指摘しておられるように、あのアニメは村岡訳じゃない気がしました。
だって村岡訳ではアンはマシュウを「マシュウ小父さん」と呼んでるのに、アニメじゃ
マシュウと呼び捨てなんだもん。
子供の頃は、仮にも保護者である大人にむかって名前を呼ぶのがどうしても違和感感じて
いました。
でも大きくなって村岡訳を読んだとき、やさしいマシュウは自然に小父さんと呼ばせ、
マリラのことは「わたしはあんたの小母さんじゃないんだから」ときっぱり線引きして
いるところに、兄妹の性格の違いが現れていてすごくよく理解できました。

そういやアンは嫁に行くまでアン・シャーリーを名乗り、デイビー&ドーラもどちらも
キースの苗字のままで、たとえ孤児でもアイデンティティを大切にするあちらの国の
人々の考え方にも感心します。日本だったら戸籍に入れるもんね。
116無名草子さん:02/04/09 23:00
良く覚えてないんだけど、マリラがアンに
「わたしたちがあんたを養女にしなかったのは、それもあったのさ」
と説明してなかったけ?
それの部分が全く思い出せない。
117無名草子さん:02/04/09 23:16
>115
つうか、カナダには日本の戸籍にあたるものがないのでわ?
118無名草子さん:02/04/10 08:37
>>108
原作でもリンド婦人はやせていませんでしたっけ?

>>115
台詞や場面展開は、ほぼ一字一句村岡訳だったように記憶しています。
でも言われてみれば「マシュウ小父さん」は変更されていますね。
ときどき、脇役がサイドストーリーで名前の変更があってるのは気になっていたのですが、
マシュウは見落としていました。
119無名草子さん:02/04/10 12:44
アンいわく「あごがぶくぶくして想像力のかけらもない」のがリンド夫人
120無名草子さん:02/04/10 19:55
>>118
原作でも「ぶくぶくでぶ」で巨漢なので歩き方が滑稽だというような
表現がありましたよ。
121無名草子さん:02/04/10 20:34
篠原書林から、結構モンゴメリの翻訳出てましたが、
現在はどうなっているのかご存じの方おいででしょうか?

私は「青い城」が一番好きです。
122無名草子さん:02/04/10 21:41
同意!
123無名草子さん:02/04/11 00:22
私は銀の森のパットが好きでした。
友達が亡くなってしまうのが哀しかった…。
124無名草子さん:02/04/11 03:59
>篠原書林から、結構モンゴメリの翻訳出てましたが、

読みてー!!(出てるのは知ってたけど、書店で見かけたことはついぞ無い。)
新潮文庫からは、「銀の森のパット」の続編の方しか出てないですよね?
激しく訳わからん部分がいっぱい…

アニメの底本は村岡訳じゃありません。
と、高畑氏御本人が…
村岡花子さんのおしゃべりの言いまわし、言葉のはしばしで笑わせるのではなく、
内容そのもので、おもしろがらせたかったからだそうです。
もちろん村岡訳も読んでらした訳で、影響は大でしょうが。
かえって村岡訳が、翻訳読み物として優れている。ということでもあるでしょう。
125121:02/04/11 12:41
>>124
ネットで古本扱っているところで検索したら、
「銀の森のパット上下」は2〜300円くらいで見ました。
古本では結構見つかるのですけれど・・

126無名草子さん:02/04/11 15:52
遅レスすんまそん
私も後期のアンが平凡&イイコでつまらないとは思わない派です。
文学への野心と挫折、それでもやっぱり空想やおとぎ話が好きな少女らしさを
残した魅力的な人物に描かれていると思います。

村岡氏の訳は会話とかさりげない一説が秀逸ですね。
『炉辺荘』の、「もともとアンはこの方面に関しては少し変わっていたし、
もう直る見込みもほとんどない」に笑った。

人物ではフィルも好き。バス?の乗車賃を探しまくってやっと見つかったときの
「私はみんなの顔を見てにっこり笑い、この世は美しいなと思ったの」イイ子だね
127無名草子さん:02/04/11 20:59
おいらは「愛情」と「炉辺荘」が一番好きでし。「赤毛の〜」よりむしろ。
128無名草子さん:02/04/11 23:31
むう。松本侑子あまし受けがよくないのね。
俺は結構面白いとおもたが・・・・
まあ、アンシリーズ新訳より、モンゴメリ日記の続きがハヨ読みてえ。
129無名草子さん:02/04/12 00:55
>>128
初めて読むには斬新かもね。
でも村岡訳と比べて読んでると、ついつい原書引っ張り出して粗探しをしたくなる。
130無名草子さん:02/04/12 01:45
>>128
松本侑子さんの訳は、既存の訳の誤訳や引用の無視が原文の面白さを損なっていると言わん
ばかりの発言で読む気をなくしました。
ご本人に知識と意欲があるのはよくわかりましたが、もう少し先人に対する敬意を払って欲しかった。
131無名草子さん:02/04/12 08:55
ってゆうか、日本語が翻訳調で不自然。あとフェミ思想からか、物語の面白さとらえる
コトよりも高尚さをもって自分のプライドを保とうとしているのがチョット…。

でも、物語としてではなく、作品背景の資料としてならイイんじゃない?
132 :02/04/12 10:42
130と131に禿同。 翻訳と訳注だけならともかく、自分の見解を出しすぎ。
133無名草子さん:02/04/12 12:46
村岡さんは何故完訳をされなかったんでしょう。
一番引っかかるのは、1巻でアンが「家で大学のコースを取るつもりよ。」
とか言ってるシーンがぬけてたことなんですけど、
はずした事に意味があったのかなぁ。
(それとも単に原書のその箇所が汚れてて読めなかったとか?
んなことないか。)
134無名草子さん:02/04/12 13:25
元版が違うというのもあるとおもう。
柳風荘っていうのは原題見ると「Anne of windywillows」
だったんだけど、
向こうの本見たら「Anne of windypoplar」だったからな〜
135無名草子さん:02/04/12 13:56
ポプラ??そうなんだ。。柳じゃないとだいぶイメージ変わるなぁ。
幽霊小路に柳ってぴったりとか勝手に思ってたよ。
柳風荘が舞台になっている『幸福』も大好き。
レベッカ・デューもキャラ立ってますよね〜。

「考えてもごらんなさい、アン・トムギャロン!
いいえ、とても考えられないわ。」
136無名草子さん:02/04/12 20:41
松本サン、それほどまでに原典に忠実な翻訳を叫ぶんなら、なぜタイトルを「グリンゲイ
ブルスのアン」にしなかったのか。「赤毛のアン」という邦訳タイトルは村岡花子の
造語だ。結局村岡さんの功績、‘赤毛’の世間的浸透度に自分もあやかったくせに、
偉そうなこといえたもんではない。と思う。

アトッサ伯母さんとメアリー・マライア伯母さん、そしてミセス・ギブソン(アンが
校長時代に介護に行った親類のばあさん)の3すくみが見てみたい…
137>134:02/04/13 14:16
ttp://www2.tomato.ne.jp/~aerith/notebook/novel/novel06.html

に「柳とポプラ」の関係の詳細が載ってますよ。
138無名草子さん:02/04/13 23:13
アンの短編集のどっちかの最後に収録してある「平原のタニス」はモンゴメリらしく
ない斬新な作品だった。場所もアヴォンリーや周辺の村のようにのんびりした田舎
じゃなく、荒くれた西部だし(これカナダの西部だよね?)。
何より混血種と白人の当時の考え方や身分なんかの悲哀を一面に出しているところが
アリス・ウォーカーの小品のようで驚いた。
139 :02/04/13 23:32
ああ、あれ確かに「アン」のモンゴメリらしくなかった。 
現代に近い、都会の人の目で書いているというか。
140無名草子さん:02/04/13 23:36
ランタン丘のジェーンが好きだった。
しばらくしたら、丘の家のジェーンってタイトルに変更されて(?)
あとがきに「ちょうちん(ランタン)丘ではあんまりなので・・・」と
書いてあったような。
ランタン=ちょうちんなのか!とびっくりした覚えがあります。
子供心にそれは違うだろ!と。

もしかしたら記憶違いかもしれませんが。昔すぎてはっきり覚えてない・・・
141無名草子さん:02/04/14 12:18
ランタンっていう言い方、昔は日本に浸透してなかったと思うのよ。
説明するには、ちょうちんしかなかった→語から連想するのは祭り、居酒屋、幽霊
みたいな感じで、外国少女文学としてはどうかってことになったんじゃないのかな。
142無名草子さん:02/04/14 21:17
>>121 昨年でしたけど、篠原書林の New Montgomery Books は
注文すれば取り寄せで購入できましたよ。何度か注文しましたが
折込みチラシによると出版社から直接購入も可能なようでした。
一時期倒産と聞いてびっくりしましたが、復活したのでしょうか?
143無名草子さん:02/04/15 14:51
それにしても「丘の上のジェーン」の映画は原作と違いすぎてて・・・。
ジェーンの成長というメインテーマを思いっきりぬかしてる。
ある意味これもありかと思ったさ。
144無名草子さん:02/04/17 17:12
>>143
「丘の家のジェーン」の映画があったんですか?
いつ頃、公開されたんでしょう?
145無名草子さん:02/04/18 13:12
1990年頃じゃなかったっけ?
ビデオは絶版なんですよね、確か。
あの映画、ジェーンじゃなくてSarah Polleyのジョディが(・∀・)イイ
146無名草子さん:02/04/19 10:06
通りすがりですが、「丘の家のジェーン」、
カナダでTV映画として放映、日本未公開でビデオのみ販売と思い込んで
いたのですが、’90年頃公開されてたのですか。
今でも大きめのレンタルビデオ屋さんなら見つかるんじゃないでしょうか。
でも、原作の中の魅力的な部分(父親との家作り、PEIでジェーンが
どんどん子供らしい明るさを取り戻す点、等)があまり出てなかった記憶が・・・
それから未公開の「赤毛のアン3」、アメリカで昨年末に廉価版が大量に
出回ってたんですが、日本のビデオ屋さんでもとっくに借りれます?
147無名草子さん:02/04/19 20:43
リラ2回目読了。
マンデイとジェムの再会、泣けて泣けて…
あと1度目に気づかなかったけれど、スーザンが旗を掲げてシャーリーのまねをして
敬礼するところ、ギルが見て「あなたはこの件では最初から最後まで立派でしたよ」
と称えるところにすごく感動しました。
モンゴメリはストーリーの緩急がすごくうまい。リラの感動的な成長話のあとで、
映画を観に行って観客に爆笑されるエピソードを盛り込むとか。さりげなくスーザン
が読み飛ばしたサラエボでの皇太子暗殺事件から世界大戦に巻き込まれていくグレン
村の運命とか、本当に読ませる作家だ。
148無名草子さん:02/04/20 10:30
「ナイフはあんたの靴下のなかよ!」あげ。

それにしても普通の書店では新潮の村岡版しか見かけませんね。
松本なんとか氏のは、都心の大きな本屋さん行かなきゃだめ?
149無名草子さん:02/04/20 20:42
最近近所の庭先でいろんな花が咲き乱れるのを見ていると
丘の家のジェーンを読み返したくなってくる。
150無名草子さん:02/04/20 21:47
話の本筋からはちょと外れますけど、
私は作品のそこここ出てくるお料理がとっても美味しそうで好き!
一番ヨダレが出そうになったのは、「赤毛のアン」でアンとダイアナが
町に行って帰って来た時に、「遠くから帰ってきたんじゃお腹がすいただろうと
思って」マリラがこさえた鶏の丸焼きかな〜。
家の温かさ、匂いまで感じられて尚更美味しそうで。。。
151無名草子さん:02/04/21 15:54
>>150
本当ですね!痛み止めの塗り薬入りのレアケーキですら食べてみたい
気がしてきます!
152無名草子さん:02/04/22 10:00
物語の中のひとつのエピソードに出てくるだけの人々も、
すごく魅力的&印象的だと思います。
『愛情』に出てくる、誰だっけ15年越しで恋人と結婚できた女の人の
「死んだ人のことを悪くは言いたくない、
あなたもきっとじきにわかる、二十歳のときよりも四十歳になってからの方が
人を赦すということができるようになる」とか、
『幸福』のポーリーンの
「それでも、母さんには私が必要なのです、誰かに必要とされるのは
嬉しい事ですわ」とか。
長文スマソ
153無名草子さん:02/04/22 13:14
トールキンファンやアーサー王ファンに評判の悪い山本史郎訳はやっぱり
アンファンの間でも無かったことになっているのでしょうか?
154無名草子さん:02/04/22 13:36
>>153
山本の訳した原書房版のホビットはさぶい親父ギャグと誤訳の連発でトールキンファンからは馬鹿にされてるね。
155無名草子さん:02/04/22 13:53
ボクチンとかナンタルチア!ってやつですね。
萎え〜。
156無名草子さん:02/04/23 22:12
>153
あの訳はひどかったなぁ。
松本侑子よりイヤだったかも。
157153:02/04/23 23:11
あっやっぱりモンゴメリファンにも顰蹙買ってたんですね > 山本史郎
158無名草子さん:02/04/25 01:00
>>153最低です。
作品への愛が一切感じられません。
注釈が読みたくて買ったとは言え、
本編を読むと怒りすら感じます。
159無名草子さん:02/04/25 01:38
>>158
もう少し具体的になにかあります?
トールキンに関しては、どうも人の神経を逆撫でするような
ことをしてましたが・・・

ちなみにわたしは、新潮文庫の「赤毛のアン」を最近読んで、
マリラの魅力にやられたばかり。
160無名草子さん:02/04/25 13:15
>山本 史郎
この先生、自画自賛の能書きだけは凄いんだが、実力が伴っていないな。
訳書の出来映えはやっつけ仕事丸出しな上にセンスのかけらもない。

161無名草子さん:02/04/25 23:46
ここ読むと何だかな〜です。
ttp://www.yukazine.com/lmm/j/anneQA.html
162無名草子さん:02/04/26 06:08
>>161さん
どうもありがとうございます。
少し興味を持っていましたが、きっぱり読む必要ないなと思えました。
163無名草子さん:02/04/26 13:16
読んだことはありませんが、こんな訳があったんですね<山本氏
個人的にはマリラの口調以外、賛成できるところはない…
偏見ではなく、アンの訳はやはり女性がするべきだと思う。
164無名草子さん:02/04/26 18:27
>ttp://www.yukazine.com/lmm/j/anneQA.html
トールキンの時もそうだったが、この人の話しって後付けの言い訳くさいのが多いね。
後、前人の訳への対抗意見え見えなのに、プライドが高いのか、読んでいなかったって
絶対言いますね。
その癖、前訳者への底意地の悪い根拠の乏しいあら捜しをしたがる。
村岡訳の底本が何か知らないのに「簡略化がめだつ」なんてよく言えたもんだ。

http://homepage1.nifty.com/hobbit/tolkien/hara.html
165無名草子さん:02/04/26 21:57
それでも「アン」は村岡訳をはじめいくつもの邦訳があるし、
トールキンの「ホビット」も瀬田訳がありますが、
選択肢のないサトクリフの作品は悲しい…

ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562033916/
これのカスタマーレビューの2番目のが言い表しています。

モンゴメリと関係ない話題でスマソ
166無名草子さん:02/04/26 23:38
ああ、なるほど。
前に本屋で立ち読みして「なんだこりゃ」と感じたのは、山本訳の「アン」だったのか。
167無名草子さん:02/04/27 00:12
トールキンも何冊かは他で読めない本を山本が訳して選択肢無くしているんだよなぁ。
こんな何訳しても評判の悪い人間を使いつづける原書房にも問題あり。
168無名草子さん:02/04/27 01:16
原書房のサイトに行ったら特設掲示板というのがメニューにあったから、
山本訳への文句のひとつでも書き込んでやろうかと入ってみたら書き込めねーでやんの。
書き込めるようにする気ないならメニューから外せよボケ。
http://www.harashobo.co.jp/
http://www.harashobo.co.jp/tokusetsu/bbs/mbbs.cgi
169161=165:02/04/27 13:22
 ついY本訳について反応してしまいましたが…(w

 とりあえず感想など。
 「アン」は最初読んだときはそれほど強い印象はなかったのですが、あるとき
たまたまテレビで映画を見たらおもしろかったので再読したら、今度はとてもおも
しろく感じられて続編を全部読んでしまいました。マシュウがいいですよね〜。

 大人になってからの話も、1作目のような破天荒なおかしさはないものの、楽しく
読めました。
 かえってアンの子どもたち世代の話になる『炉辺荘のアン』『虹の谷のアン』
『アンの娘リラ』がもう一つでした。主人公の子どもたちがアンに比べると「普通」
だからだろうかと思いました。
 ほとんどアンが出てこない番外編的な短編集『アンの友達』『アンをめぐる人々』
の方が人間模様が楽しめたような…。篠崎書林の『アンの村の日々』『続・アンの村
の日々』は未読なのですがどうだろうかと思っています。

 映画は外国の実写版より日本で作ったアニメの方が評判がいいのですね。
 翻訳ではY本訳は論外として、松本侑子訳というのもいまいち評判が良くないようで。
 講談社が「完訳」と言って出している掛川恭子訳はどうなのでしょうか?
170無名草子さん:02/04/27 18:50
Y本を
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562032618/
で名訳だと絶賛している人がいるが本気なのだろうか?
早く文庫にもして欲しいとか文庫になってももう一冊買うとか、
嘘臭い、サクラみたいな誉め方している。
171無名草子さん:02/04/27 22:04
>>170
こういうときはすかさず「このレビューは参考になりましたか?」に「いいえ」と
投票して、その下にこの訳についての新たなレビューを書くのです!
172無名草子さん:02/04/28 23:12
エミリーシリーズが好きだった。全三巻くらいかな〜。モンゴメリ
ですよね、たしか。

作者の自伝的小説だったと思います。私はアンよりリアルで共感
できた…というか、感情移入できました。中学時代はまったなぁ…

孤児のエミリー(10)が二人の叔母にひきとられて、小説家をめざす
話しなんですけど、かなり面白いです。映画化してほしい!
173無名草子さん:02/04/29 00:28
>>172
カナダでは確かドラマかミニシリーズみたいな形で映像化されていたと思ったけど・・・
違うかもしれないのでsage
174無名草子さん:02/04/29 00:31
>>173
そうですよ。1998年にされたみたいです。
NHKでやってくんないかなぁ。
175無名草子さん:02/04/29 02:05
エミリー・シリーズも好きなんだけど、
最後の「エミリーの求めるもの」の後半部分は、かなり読みづらかった。
文章がまとまっていない感じがして。
これは訳文のせい?新潮文庫の村岡訳だけど。
でも、日本のプリンスの話は、日本人から見れば無茶苦茶だよね。
176無名草子さん:02/04/29 03:13
「エミリーの求めるもの」、村岡さんの最後の訳本で療養中だったため、
お弟子さんとの共訳だったんじゃないかと思いますが、確かに直訳みたいな
固い表現が多いですね。イルゼの結婚騒動など、好きじゃない人もいるみたい
だけど、自分的には一番面白かった。だから、もう少し読みやすい訳文で
だれか出してほしい。でも採算とれないから「赤毛のアン」ばかり出るのかな。
177無名草子さん:02/04/30 03:01
>「エミリーの求めるもの」
お弟子さんが離れていって一人で訳したのでこんな有様になってる。
アンシリーズはお弟子さんが訳した。「銀の森のパット」の田中とき子さんがその人です。
他の村岡訳を読めばそれがわかると思う。特に「クリスマス・キャロル」の変さ。
178無名草子さん:02/04/30 17:57
>177
その情報のソースは?
179無名草子さん:02/05/02 15:18
結局ガセ情報だったか>177
180無名草子さん:02/05/02 18:39
これってアンヲタの常識と思ってたよ。「銀の森のパット」を読めばすべてがわかるよ。アフォ
181178:02/05/02 18:43
ソースソースって自分で探せば?しかるべき所にあるよ。
アンのファンが集ってる場所にね。村岡訳ってアンしかよんでないんだろ。
他の本読んでごらん。文体の違いで明らか。
村岡さんのは明らかに直訳っぽいのよ。
182無名草子さん:02/05/02 22:21
>>178
アホゥ?
ソースを示す必要があるのは情報を出した方。
別に村岡さんを神聖視してるわけでもないので、彼女の訳が実はへたくそだった、とのことでもなんとも思わん。
が、ソースは示せや。
183無名草子さん:02/05/03 00:31
おねがい。せっかく逃げてきたんだから荒れるのは・・・
もう少し柔らかい言葉で・・・
184無名草子さん:02/05/03 01:45
>177
別に村岡信者じゃないが、あんたの発言態度見てたら君の思い込みに
よるガセにしか見えない。
その情報があるアンのファンが集ってる場所って君の部屋かい?
185無名草子さん:02/05/03 01:59
そりゃディケンズのクリスマス・カロルとモンゴメリーの赤毛のアンじゃ訳の文体も変わるだろう(呆)

186無名草子さん:02/05/03 02:30
>>181
>アンのファンが集ってる場所にね。村岡訳ってアンしかよんでないんだろ。

アンのファンなら村岡訳はアンしか読んでなくても不思議じゃないと思うんですが。
この文、意味不明。
187177:02/05/03 02:30
オルコット、ジーン・ポーターなどの家庭小説の訳出もよんどらんのか?
あれとアンとじゃ全然違うって。「パット嬢さん」読んだことある?
あれも田中訳だよ。翻訳ってね、下訳のお弟子さんがしてたの。
それをチェックするのが村岡の仕事なのね。
ダカラ、下訳担当のお弟子さんが違えば訳が違って当然なわけよ。
松本さんは下訳を使わなかったって著書に書いてたよ
188無名草子さん:02/05/03 02:36
>>177
おいおいディケンズの話しはどこいったんだよ
189無名草子さん:02/05/03 02:43
っていうか弟子の田中が師匠の村岡と文体似てても不思議じゃないでしょう。
だいたい、下訳使うこと自体は決して悪いことじゃないよ。
下訳をそのまま出していたら問題だけど。
村岡が下訳をそのまま出していたという証拠でもあるの?
190無名草子さん:02/05/03 02:51
>>187
「村岡花子」は呼び捨てで「松本侑子」はさんづけなんですね。ふうん……。

松本さんって、「引用を忠実に」とかそういうことばっかり売り込んで
好きになれないですね。翻訳っていうより大学の研究みたい。
191無名草子さん:02/05/03 03:24
そういえば松本侑子は下訳使ってないから偉いっていう評論を見たことあるんだけど、
何か違うなと思った。
しかも下訳の使い方の例を一番悪い使い方で紹介して(確か、一部の大学教授が下訳を自分の名前でほぼそのまま出すみたいな使い方を例に出してた)、
その点、松本侑子は偉いってなってたけど、それは違うでしょう。
松本侑子だって、パソコンには下訳させてるし、村岡訳を参考にもしているでしょう。
192177:02/05/03 03:27
ディケンズの訳が「エミリー」と酷似してるのです。直訳的な部分が。

私も松本訳は嫌い。
彼女独自のカラーが訳文に出てないし村岡をまったく超えてない。
引用の部分だって、村岡訳にだってまったくなかったわけじゃない。
既存の文学を引用するのもアンに限ったことじゃないはず。

村岡さんの悪口ではない。ただユニット「村岡花子」と考えればいいだけのことであって。
しかし、大家の影でこつこつ下訳してた多数の翻訳家のことを考えると複雑だと
言いたいだけだ。名をはせるのはどんなジャンルにおいても一握りの人なんですね。
193無名草子さん:02/05/03 03:40
具体例出さないで感想だけ言ってても説得力は出ないんじゃないかな。
それと下訳を使った翻訳家=手柄の一人占めとでも言いたげな論調は
理解できないです。
下訳の使い方は翻訳者によって千差万別ですし、弟子の力をつけさすために
師匠が下訳の仕事を渡すことがいけないこととは思えないです。
もちろん村岡さんが自分ではほとんど何もしないで、田中さんの手柄を
横取りしていたという確かな証拠があれば、話しは別ですが、そういう
常識でもあるのでしょうか?

194無名草子さん:02/05/03 07:28
>>177
ていうか、それはソースじゃなくって貴方の感想でしょ。
前述のソースをキボンヌ。
195 :02/05/03 17:03
結局177が何を言いたいのか、わかんないんだけど。
頭悪くてゴメソ。 
196無名草子さん:02/05/03 17:12
>>195の頭が悪いわけじゃなくて、177の言ってることが支離滅裂なだけ。
謝ることはない。
197無名草子さん:02/05/03 23:57
翻訳本のどれか(日記だったかな?)のあとがきで
そのことについて書いてあるのを読んだ覚えがある。
ただ、その本の訳者が、村岡さんの弟子のひとりから
「アンは自分が訳した」と聞いたというだけで、
確かな話ってわけでもないんだけど。
その本が手元にないので、細かいことはわからなくってゴメン。
198無名草子さん:02/05/04 03:36
移転で沈んだのでage
199無名草子さん:02/05/04 16:19
ようするにうろ覚えの怪しい情報だけで信憑性の或るソースは出てこないわけね
200197:02/05/05 00:11
199の言い方にムカついたので、図書館行って調べてきた。

立風書房のモンゴメリ日記の1巻(訳:桂宥子)。
弟子の名前は、「田中斗季(とき)」になっている。
訳者は、病床にあったその人から、「赤毛のアン」翻訳のいきさつを生々しく語ってもらったという。
『そして、「実は赤毛のアンは私が翻訳したのです」というショッキングな言葉を残して、亡くなられてしまいました』
『今となっては関係者の多くも亡くなり、真相は藪の中』
『当時の児童文学界の師弟関係を垣間見るとともに、わが国における赤毛のアン受容の歴史に関しても、いまだ知られざる面が多々あると思った』
と書いてある。

ちなみに、自分は177とは別人。
「そういう話が本にも書いてあることは事実だ」ということを示したかっただけ。
この話にこだわるつもりもない。
201無名草子さん:02/05/05 04:12
どっちにしろ怪しげな話だなぁ。
どういう意味で私が翻訳したって言ったかも分からんわけだし。
202無名草子さん:02/05/05 10:36
田中とき子さんは亡くなられたのですか、、、
「白樺屋敷の少女」は大好きでした。「パットお嬢さん」だけ
先に出版されて訳わからなかったのがそれで納得しました。その後
篠崎で「銀の森のパット」が出て、やはり、訳が月とすっぽんだと
思いました。特にアイルランド訛りの訳し方などが、村岡女史は
へただったし。師の功績は否定しないけど、田中さんの業績を
称えている読者も多いと思いますよ。
203無名草子さん:02/05/05 18:17
この程度のソースで177は吠えていたのか
204無名草子さん:02/05/05 19:30
「パットお嬢さん」の訳は最悪!!!
205無名草子さん:02/05/05 20:21
エミリーの第三巻は村岡の絶筆ですよね。
もうお弟子さんにも去られていた後だった。
206sage:02/05/05 20:24
>202
田中さんの絶筆は「マリーゴールドの魔法」です。
207無名草子さん:02/05/06 04:09
>>200
さんくす。
そういう話もあるのか。
いろいろ読み比べてみるとなにか見えてくるかもね。
208無名草子さん:02/05/08 17:49
これからも、いろんな訳が出てくるんでしょうねー。
時代によって言葉づかいとかも変わってくるのかなあ。

久しぶりに「夢の家」を読み返して、レスリー萌えしてました。
でも夢の家以後のレスリーについては、あまり書かれてないのがさみしい。
オーエンと結婚して幸せに暮らしたのね……
後にリラの姑になる人なんだから、もっと出てきてほしかった!
209無名草子さん:02/05/08 20:57
amazonの完全版赤毛のアンに酷評が
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4562032618/
210無名草子さん:02/05/08 22:03
>>209

下のうさんくさい絶賛ぶりが寒いねぇ
山本史郎はマジで翻訳に関わらないでほしい
211無名草子さん:02/05/09 04:04
>208 「アンの娘リラ」で、スーザンの昔話に出て来る
おイタしたケネスをスパンクするレスリーの話が好き。
いいお母さんしてるって感じで。それを聞きながら
困惑してる(邪魔されて怒ってる)リラとか、あの場面は
ユーモラスかつロマンチック、最後にしんみりなのが好きです。
212無名草子さん:02/05/09 15:41
誰か東大の学生か関係者の方がいれば山本君に翻訳はもうするなと伝えてください。
213無名草子さん:02/05/14 15:17
山本氏って大学でどんな講義しているんだろ。
やっぱり、あとがきのように自画自賛しているんだろうか。
214無名草子さん:02/05/15 00:53
山本訳のマリラのセリフとかすごいな
>あなたが緑破風館<グリーンゲイブル>に来ていらいずうっと、
>わたしにとって、あなたは喜びで、なぐさめだったのよ

「ずうっと」なんてだらしない日本語、マリラに使わせないで〜(;´Д`)
リアリズムを追求してるとかQ&Aに書いてあったけれど、
台本ではないんだから、目で読む言葉としての考慮もいれてくれ〜
215無名草子さん:02/05/15 03:18
エミリーシリーズといえば
文中に「ディーンはBlack massを見たことがあるという噂だった」と
まんま英単語を入れた部分があって、
「これ、何だろう?」と思ったものだ。

某ヘビメタバンドのおかげで「黒ミサ」だと後年わかった懐かしい思い出。
216無名草子さん:02/05/15 03:38
それよりも「あなたは喜びで、なぐさめだったのよ」っていう
ものすごい直訳調の台詞が気になる。
と言っても「じゃあ、おめーがもっといい案出してみろよ。」
って言われたら、しょぼーんだけどさ。
217無名草子さん:02/05/15 17:27
わたしを楽しませ、慰めてくれた、とか品詞を変えてみるテスト
218無名草子さん:02/05/15 20:42
翻訳してあっても分からない単語もある、という思いで。

エミリーシリーズに、「吉野紙」って表現があって、
何だろうと年配の方に訊いてもわからず、薄紙みたいなのかな〜と解釈してみた。
最初は、サラっと読み流していたのに、
ある年齢以上になって初めて引っ掛かるってのもあるんだね、と思いました。


んで、原版にあたったら、……「ティッシュ」
な〜るほど。
219無名草子さん:02/05/19 14:45
大好きな脇役たち
ステイシー先生、ミセスアラン、フィル、レベッカデュー、ジム船長…(挙げたら切りがない)
みんな個性的で生き生きしていて大好き。
評判の悪い「愛情」も私は結構好きです。パティの家にすんでみたかった。
220無名草子さん:02/05/19 14:50
現在無職で(涙)暇なので、アンシリーズを最初から読破しています。
私も「愛情」好きだなー。フィル大好き。
221無名草子さん:02/05/19 15:00
エミリーシリーズ好きだ
222無名草子さん:02/05/19 15:12
アンシリーズとエミリーシリーズが大好きで、
「パットお嬢さん」も買ってみたが(もう5〜6年前)どうしても最後まで読めない。
何回トライしてもつまらなくなって100ページ付近で辞めてしまう。
「パットお嬢さん」好きな人っていますか?
面白いって意見が多ければもう一度チャレンジしてみます。
223sage:02/05/20 17:07
パット面白いよ。前の話の「銀の森のパット」読んだことある?続けて読んだら面白い。
224無名草子さん:02/05/20 17:12
ジム船長っていいキャラでしたね。
どの巻も大好きだけれど、「夢の家」には何か他の巻とはちがう、物悲しさみたい
なのを感じる。ジョイのこともあるしね。
ジム船長の旅立ちも美しくて悲しかった。
225無名草子さん:02/05/21 10:37
パットかぁ。アンやエミリーの流れで読んでたら確かにつまらないかも。
モンゴメリの作品のヒロインって「家」にものすごい愛着持ってるんだけど、
パットの銀の森屋敷(だったっけ?)に対する愛情って深すぎて
なかなか家から離れないんですよね。
妹のピー子(この名前、なんとかならんか?)は自立するのに、
恋人もいない、親にも理解してもらえない、兄嫁には嫌われる・・・で
ヒッキーみたいだし。
いや、わたしは好きですよ。ジュディばあやが。
226無名草子さん:02/05/22 11:15
クイーン学院でアンは1年のコース、ジェーン・ルビー・ジョシー達は2年のコースを
とったはずなのに、結局みんな1年で卒業しているのが変。
ま、いいんだけど。
227無名草子さん:02/06/08 15:46
>>226
たしか取得した教員免状の種類がちがったのではないかしら。
アンとギルバートは一種で、他の人たちは二種とか。その後、ジョシーは学院に
もどってもう一年勉強して、一種をとったはず。
これは訳し方に問題があったようです。

サリバン映画のDVDゲットしました。賛否両論あると思うけれど、ミーガン演じる
アンは私は好きです!
228無名草子さん:02/06/10 03:14
>227 そのDVDは創作編「赤毛のアン3?」も含んでますか?
私は散々不評を聞いた後に見たんで、免疫が出来てて結構面白かった。
アンのキャラクターや行動力は、彼女が現代(のアメリカ)に生きてたら
こうだったかも、と思えた。いずれにしても’これでもかっ’ていう位
過剰なお話作りではあったけど・・・。中年のギルバート、意外にカッコ良くて
いかにも真面目なお医者風で萌えました。少年時代はミスキャストかと
思ってたけど・・・(ネタバレはしてないつもりだけど、ウザかったらごめん)
229無名草子さん:02/06/10 17:13
>228
おおっ、3を見たんですか? カナダ在住?
DVDは日本で公開済みの1,2のみです。完全版というやつです。
私もはやく見たいなあ。マリラは死んだことになってるとか?
いつ放送されるんだろ。
230無名草子さん:02/06/11 10:51
アメリカですが、去年のクリスマスの頃に二巻組VHSが15ドルで出てたんで
買いました。マリラは亡くなってる設定ですが、リンドのおばさんは元気で
チラリと出てきたような・・・。ダイアナも(原作みたいにデブってなくて)
準主人公並に出まくりでした。3はまだ許せたけど、予告編のアニメはさすがに
駄目だと思いました。こっちではDVDも出てるけど、日本で字幕・吹き替え版は
はたして出るんだろうか・・・
231無名草子さん:02/06/13 14:12
映画の話で済みませんが、「赤毛のアン」のパート3が
9月に日本(松竹系)でロードショーって、本当でしょうか?
232無名草子さん:02/06/13 16:46
本当みたいです! 私もさっき知りました。
楽しみ楽しみ。
233無名草子さん:02/06/19 21:44
劇団四季が今度やるんだって?
234無名草子さん:02/06/20 13:17
>233
全国公演はもう終了。 9月に大阪公演。
235無名草子さん:02/06/22 01:31
質問age

私が子供の頃読んだ「赤毛のアン」の最初のほうで
マリラはリンド婦人に

「マシューは黒んぼの子はどうかといったけど
私はきっぱり断ったのさ。ロンドン育ちの黒んぼなんて我慢ならない。
気心の知れた土地の人間にしておくれといったんだよ。」

と語っていましたが、
ここでなぜロンドンと黒が結びつくのでしょうか?


236無名草子さん:02/06/22 15:18
原書を確認したところ、「黒んぼ」に相当する単語は見つかりません。

At first Matthew suggested getting a "Home" boy.

この場合のホームは当時カナダがイギリスの統治下にあったことから
本国=イギリスだったと思われ。
237235:02/06/22 22:39
ありがとうございます。>>236
そもそも「黒んぼ」という言葉が出てきた根拠が謎ですねえ。
村岡訳なんですが。
238無名草子さん:02/06/23 00:45
25ですが12年ぶりくらいに読み返してみました。
昔はマリラの愛情とかはあまりわからなかった(あまり出さなかった)ように
感じてたんですが、愛情に満ちてましたね。
今読むとマリラの視点で読んじゃうところがあるなあ。

正直言ってこの作品、好きではいたけどあまり感動はしなかったんですが、
今読んだら感動!マシューの最後の台詞がやっぱりいいな。
239無名草子さん:02/06/24 13:18
>237
そのマシューの提案に答えて、マリラが no London street arabs for me
と返しています。street arabsとは浮浪児、宿無しなどの意味があるようです。
このarabsを黒人と見なしたのか……謎ですね。

>238
そうそう、マシューとアンが最後、一緒に牛を追って家に帰る場面が悲しい。
嵐の前の静けさというか。モンゴメリはやっぱり優れたstory tellerですね。
240無名草子さん:02/06/28 16:48
そのマシューの形見のドリーを
あっさり売っ払う神経がわからんかった。
241無名草子さん:02/06/30 12:07
だって、可愛がっていてもペットじゃなくて家畜じゃない、結局。
242無名草子さん:02/07/10 23:36
>240

私もちょっとあれは「え?」って思った。
売るにしても、ちょっと感傷的になる場面を挟んでもよさそうなのに〜
243無名草子さん:02/07/19 22:03
実は人の家畜。。。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
244無名草子さん:02/08/03 21:02
文学板のスレは落ちたのかな?
245無名草子さん:02/08/06 14:48
命令ごっこで屋根から落ちるアンは踵がつぶれたのに
アニメでは「足首をひどくいためた」となってた
246無名草子さん:02/08/09 20:51
>>245
あれはどっちが本当なのかなぁ?
247無名草子さん:02/08/10 00:45
劇団四季で東京公演やるらしいね。逝こうかな。
248無名草子さん:02/08/10 07:13
ギルバートがアンにプロポーズする(二度目)シーンの
二人のやりとりを教えてくだせえ。

249無名草子さん:02/08/10 23:31
今手元にないけど、アンの愛情は
ギルバート口をひらく、のほうが好きだなぁ。
厨房の頃ドキドキしながら読んでた記憶が(w

しかし9月に映画ロードショー、うかつにもしらんかった・・・楽しみだわ。
250無名草子さん:02/08/12 03:31
>249
完全オリジナルストーリーという罠。
ギルが出生しちゃったりなんかするらしいぞ。
そんなのイヤ〜
251無名草子さん:02/08/12 11:27
>>250
一瞬、「ギルが生出し」と読んでしまった。“出生”は“出征”かな?
252無名草子さん:02/08/12 18:11
最近アンブックス読み始めてやっと「炉辺荘」まで読了。
ウォルターの死はこの時点でほのめかされてるのね。悲しい。
253無名草子さん:02/08/12 23:55
>251
ああッごめんなさい!出生→出征ですた。
なのになぜか映画のタイトルは「アンのケコーン」。
多分無事帰ってきたらケコーンしようとかそういう話じゃないかと。
254無名草子さん:02/08/13 00:10
>253
それってアンの娘リラと混ざってないかい?
255無名草子さん:02/08/14 01:13
>254
混ざってません。今度公開される映画は原作にはない完全オリジナル
ストーリーだそうなので、こういうことになってしまったらしいです。
時代とか合わないんじゃないの、とか言ってみるテスト。
256無名草子さん:02/08/14 18:03
マリラ役の女優さんが亡くなってしまったので、マリラも死んだ
ことになってるらしいね。ハマリ役だったのに、残念
257無名草子さん:02/08/15 14:08
それならリラの映画化にしてもらいたかった。
258無名草子さん:02/08/17 05:10
小学生の時に初めて読み、アンの生活にあこがれた。
成人になって読んだら、アンの話の長さにだんだんうんざりしてきた。
そして、子供を産んでからまた読んだ。すると、今まで全く気が付かなかったマリラの心が見えてきた。

子供を産んだことのない女性に芽生える母性・・・戸惑い。
259無名草子さん:02/08/20 00:05
9月に公開のアンの映画、なんじゃそりゃってかんじですね。
もうアンシリーズではないと思ってて観た方がいいですね。
なんだか萎え・・・
260無名草子さん:02/08/21 01:03
アンの子供たちって、なんでアンの家族や友達に因んだ
名前ばかりなんだろう。ブライス家の人たちは、なにも
言わなかったのかな。
せめて、存在感の薄いシャーリーぐらい、ブライス家に因んだ
名前をつけてやればよかったのに。
既出の話だったら、スマソ。
261無名草子さん:02/08/21 08:42
私もそれ思ってた。
普通長男には父親の名前つけるだろうに。(慣習があるみたいだしね)
せめてミドルネームにブライス家関係の名前使えよ、って言っても
いきなり出てきても読者にはなじみのない名前なんだけど。
262無名草子さん:02/08/21 10:56
>>260
私も思った。バーサ・マリラのバーサもアンの母親だし。
近所の人、養父、養母、自分の名字、自分の名前、親友の名前、母の名前って。
子供の名前全部アンが考えたっぽい。
ウォルターだけわからないんだけど、アン関係の名前なんでしょうか。
263無名草子さん:02/08/21 11:52
>>262
ウォルターは、アンのお父さんの名前。
だから、アンのお母さんの名前を持つリラと、
ウォルターが特別親密な兄妹であるというのは、
なかなか比喩的だと思った。
264無名草子さん:02/08/21 13:42
>>263
あ、そうか。サンクス。
どっちも「愛情」で生家を訪ねた時に出てたよね。
「バーサ」と聞いてお母さんの名前だとすぐ思い出したけど
お父さんの方忘れてたよ。
265無名草子さん:02/08/21 16:40
レスリー・フォードの息子も亡き弟の名前。
266無名草子さん:02/08/21 19:49
レスリーの娘の名前は、学校の先生の花嫁からだから、
フォード家に因んでいるよね。
ダイアナの息子は、フレッドJrだっけ? 娘はコーデリアだけどね。

ギルバートって、1人息子だよね?
昔の農家の長男だというのに、日本とはずいぶん違う。
職業選択も自由だし、嫁さんの命名権も自由(w
267無名草子さん:02/08/21 21:56
確かに。ギルバートはベタ惚れだから仕事に絡むこと以外は
アンが言うことなら何でもOKなんだろうけど
その家族は何とも思わなかったのかなー。
268無名草子さん:02/08/22 15:00
私も、ブライス家の子供たちの名前に関しては、あんまりだーと思ってたよ。
でも、小さいころから、あれだけ名前にこだわってたアンだから、我が子の
命名となると、譲れなかったんだろうな。
でもさ、少女時代のアンは、コーデリアとかジェラルディンとか、乙女チック
路線が好きだったのに、子供たちには自分の身内からとった名前をつけるあたり、
大人になったのね、と思ったよ。
ちなみにジェムのジェイムズは、ハリソンのおじさんの名前でもあるよね(w
269無名草子さん:02/08/22 23:25
コーデリア・フィッツジェラルドが良かったんだっけ。
「赤毛のアン」には「『コーデリア』の前は『ゲラルデン』が良かった」
となってるけどこれが「ジェラルディン」かな。
確か「幸福」で面倒を見た生意気な双子がジェラルドとジェラルディンだったけど。
270無名草子さん:02/08/23 15:57
ゲラルデン!? ドイツ語みたいだな…
Geraldine(だっけ?)は、たしかジェラルディンもしくはジェラルダインと
読んだはず。
そうそ、ジェラルドの女性形だよね。
ギルバートにちなんで、ギルベルティンとかって名づけられた女の子がいたような…
271無名草子さん:02/08/23 20:35
ギルバートにちなんで付いた女の子の名はGilbertine(ギルバティン)だね。
自分の子供じゃなかったけど町中の子に自分にちなんだ名が付けられたので
まあよかった…かな。
272無名草子さん:02/08/25 00:55
アンの子どもらの命名は、単に読者のアン人気に迎合しただけ
273無名草子さん:02/08/27 13:21
>>272
それを言ってしまうと、レスが続かなくなってしまう罠(w
274無名草子さん:02/08/28 00:33
最近1作目を読み返したら「アイドル・ワイルド」という言葉がこの本意外で
どこかで聞いたことあるな…と思ったら洋楽バンドの名前だった。
気になったので調べてみたらこんなこと↓が書いてあった。

>●アイドルワイルドというバンド名の由来を教えて下さい。
>ボブ「えーっと、『赤毛のアン』っていう本があって……
>作者はルーシー・モンゴメリ、だったよな? その中に出てくる森の名前なんだけど……いい響きだから」
>ロディ「この本は、僕のお気に入りなんだ。この森の名前は曲名にいいかなと思って覚えていたから、
>それをバンド名にしたんだよ」

それまでこのバンド好きじゃなかったけどいっきに好感度アップしますた
ガイシュツだったらごめんなさい。
275無名草子さん:02/08/28 15:54
へえー、そんなバンドがいるんだ。
たしかに「アイドルワイルド」っていい響き。これだけ、訳さないで出てくる本が
多いよね。<アイドルワイルド>のままで正解!
276無名草子さん:02/08/31 00:17
赤毛のアン アンの結婚 試写会の案内よりコピペ。
婚約者ギルバートに請われ、ニューヨークへ行くことになったアン。
作家への夢を抱きながら編集者となった彼女は、人気作家ジャック・ギャリソン・ジュニアに共同執筆を申し込まれるが、破局。
失意のままアボンリーに帰り、ささやかな結婚式を挙げる。
しかし、戦争が幸せな二人の運命を引き離して行く。
行方不明になってしまった夫を見つけ出すため、ニューヨーク、ロンドン、そして戦禍を受けているヨーロッパへ。
時代の荒波に果敢に立ち向かうアンの運命は―。

あの…、これは赤毛のアンなんでしょうか?
277無名草子さん:02/08/31 00:25
わはは、中途半端にストーリー変えられるとファンも怒るだろうが
ここまでやられると、あきれて何も言えないねえ。
278無名草子さん:02/08/31 17:28
うわ、すごっ。そんなストーリーなの!?
まあ、原作では赤十字の縫い物をしたり、失意で寝込んだりしながら家を守って
いたわけだけど、それを面白く映画にするのは難しいわけね…。
でもアンは作家の夢より家族の愛を選んだと思うんだけど、そのへんはどう
描かれているのかしら。ただの野心に燃えた行動的な女性になってるのかしら。
とりあえず、まったくの別物として楽しむとするか…
279無名草子さん:02/08/31 18:59
おお。こんなスレが。アンを語れる人が周囲にいないので嬉しい。
前編どれも好きなのですが、最近読み返して、ルビー・ギリスの死に涙。
「天国は素晴らしい所だと思うけど、そこはここじゃないもの。私はここがいい。死にたくない。」
というルビー・ギリスを、
「天国は私達が想像しているような所ではなくて、案外ここに似ているんじゃないかしら。」
と諭すアンが好き。
(それ以前のアンのルビーへの態度ってどうよって感じだったのですが。)

しかし・・映画は・・マジですか?
280無名草子さん:02/08/31 19:13
婚約者ギルバートに請われ、ニューヨークへ行くことになったアン。
作家への夢を抱きながら編集者となった彼女は
人気作家ジャック・ギャリソン・ジュニアに共同執筆を申し込まれるが、破局。

この時点で見る気を無くした。原作のエピソードは一切無いのかな。
281無名草子さん:02/08/31 21:12
「ニューヨーク」って時点で・・・
ロンドンに行くのはいかにもって感じだけど。(行ってたよね、確か)
282無名草子さん:02/09/01 01:05
リラの話をアンに当てはめてくれたほうが、まだ見る気になるかな。
それにしても、ここまでかけ離れておいて、なぜ「赤毛のアン」の
名前を使うかなw
283無名草子さん :02/09/01 01:27
どうせならTVシリーズで長々やってくれてた方が良かったよ。
改編しすぎだ。
284無名草子さん:02/09/01 10:44
原作に忠ー実にやったら
渡る世間なみの長台詞で
役者さんから泣きが入りそう・・
285無名草子さん:02/09/01 22:52
初めてカキコします。
アンシリーズは、子供の頃は面白いとは思わなかったです。
日本語訳の文章が、奇妙に思われたからです。
でも、私が大学に入ってから、掛川恭子さんの訳が出て、
それは文章が自然で読みやすいので、
あらためてシリーズを読み直し、作品自体も好きになりました。
286無名草子さん:02/09/01 22:52
じゃあデイビー=えなりかずきということで(藁
287無名草子さん:02/09/02 00:39
マリラは、故山岡久乃?
レイチェル夫人は、赤木春恵?
それで、アンは誰? まさか、泉ピン子?
……そんなの見たくない(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
288無名草子さん:02/09/02 01:07
>276
ひゃっほー。此れは怪作。
こーいう伝説となる作品は、ぜひ見に逝かねば。
チャーリーシーン(だったハズ)が軍人ペーターやった、
ハイジの続編に匹敵するな。
289無名草子さん:02/09/02 11:19
>>287
マリラ=山岡久乃はいいかも。一番大変なのは初期のアンだね。
1、2ページぶっ通しでしゃべってるなんて橋田よりきつい。
290無名草子さん:02/09/05 19:10
映画情報です。
よかったら参考にしてください

http://www.an-movie.jp/
291無名草子さん:02/09/05 22:56
フェイス・メレディス萌え〜。
292無名草子さん:02/09/05 23:02
シャーリーって最後まで存在感が薄いね。
出征以外独立したエピソードが一つもない。何でだろ。
293無名草子さん:02/09/06 00:41
>292
確かに、シャーリーが主役の話ってないよね。
「スーザンの秘蔵っ子」「無口」ってだけ・・・。
恋愛話も無いし・・。
所でウォルターってフェイスが好きだったの?
294無名草子さん:02/09/06 01:00
>>293
美人だから憧れてたのではないかと私は思ってるんだけど。
295無名草子さん:02/09/06 01:29
>>293
自分と正反対の人間に惹かれるとか?
ウォルターは夢見がちな詩人だし、フェイスはバリバリの行動派。
やっぱり自分に無いものには、憧れるのかも。
もちろん、顔も重要ポイントだろうけど。
296無名草子さん:02/09/06 01:43
>>295
それにフェイスは正義感のかたまりだしね。
297無名草子さん:02/09/06 01:48
>>296
だって名前もフェイスですもの。
298無名草子さん:02/09/06 01:51
ウォルターとフェイスの幼い頃のエピソード可愛くて好き。
(フェイスの名誉の為に決闘する奴)
だけど、大きくなってからもウォルターがフェイスに惹かれていた、とすると
少しユナが可哀想な気もするなー。
299無名草子さん:02/09/06 01:54
んーでも、ウォルターは誰にも恋愛感情は持ってなかったような気も・・・
300無名草子さん:02/09/06 01:58
>299
「レッドローズ」とかいうフェイスへの詩をこっそり書いていたらしいよ。(笑)
(リラ談)

まあ恋愛感情までいかなかったんだろうけどね。
兄の恋人なわけだし。
301無名草子さん:02/09/06 09:27
ユナには告白してほしかったな。
リラと共に最後までウォルターの大きな支えに
なれたのは良かったけど。
302無名草子さん:02/09/06 11:22
なんで今ごろになって日本で公開するかなぁ。
1999年の映画でしょ、このタイムラグはなにっ?
海外での評価、どなたかきぼんぬ。
303無名草子さん:02/09/06 21:02
>301
ユナは、ウォルターがフェイスに憧れているのを知っているのかな?
ユナはなんか、応援したくなるな。
304無名草子さん:02/09/06 21:59
でもユナってウォルターにさえ気づかれないようにしてたよね。
根っから奥ゆかしい女の子なんだろうなぁ・・・
305無名草子さん:02/09/06 22:26
>298
二人で豚に乗っかって翔けぬけるエピソードも好き。

>304
リラは見抜いていたね。
ダイやメアリーも、気付いていたかも。
306無名草子さん:02/09/08 23:02
赤毛のアンで人気ある男性キャラって誰だろう。
女性キャラに比べて男性キャラはちょっと元気無いよね。
307無名草子さん:02/09/08 23:13
ウォルターとマシューが好きです。

あとね、メアリ・ヴァンスをのことを「ひきとろう。」と
即答した、ミス・コーネリアのダンナさんも好きです。
ギルはメアリー・マライアおばさんに「出てけ。」とはっきり
言わないところがはがゆいが、クリスチンが訪ねてきたときの
ボケっぷりが好きですね。
308無名草子さん:02/09/09 12:21
ジム船長。
マンディ。(犬。・・雄だよね?)
309無名草子さん:02/09/09 13:00
皆さん渋い。(藁
ジム船長やエリオット氏ら、脇のおじさんキャラも良い味出してますよね。

私はマシューとメレディス牧師。
310無名草子さん:02/09/09 15:06
私もメレディス牧師に一票! あの夢想ぶりがよいっ。
311無名草子さん:02/09/09 15:23
シリーズ外だけど「隔離された家」のアレキサンダー・エイブラハム。
48のいかついおばさんに向かって「お願いだ、いとしいエンジェリナ」…。
(・∀・)サイコー!!
312無名草子さん:02/09/09 19:20
>311
あれはあの話自体大好きだよー。
頑固者二人がいいよねー。
313無名草子さん:02/09/10 17:01
私も大好き、あの話。
「わしは変人じゃない」とか言って。(T▽T)アハハ!
314無名草子さん:02/09/10 19:47
クロニクルでもいいなら、
昔好きだった女&昔の親友の娘の教育を引き受けて、
ふさわしい結婚相手まで探してやったオジサン。
「ベティのなんとか」だったっけ?

あと、「偶然の一致」の、短気な弁護士のオジサン。
315無名草子さん:02/09/10 20:21
>>314
「ベティの教育」ね。あの話いいよね〜!
316無名草子さん:02/09/12 14:31
「偶然の一致」おかしかった。
適当にえらんだ苗字と名前を、「取り返しのつかない縁組」とか表現してたのが
笑えた。

私はデイビー坊やが好きよ。どんな大人の男になったのか、もっとくわしく
書いてほしかった!
317無名草子さん:02/09/12 21:22
そーそ!
結局マリラの老後はデイビーがみたんだよね。
嫁も明るくて性格よさそうだし。
きっといい男になったと思うよ。
318無名草子さん:02/09/13 10:36
デイビーの嫁ってでてきたっけ?
ああ、リンドのおばさんのセリフで「ミリーはほんとにいい娘ですよ」って
言ってたのが嫁か? 
319無名草子さん:02/09/13 14:31
しまりすのように知りたがりや、なんだよね(W
で、ドーラはどうなったのかしら?
アン結婚後、東の切妻部屋はドーラに譲られたって書いてたけど、
「炉辺荘」の冒頭では、もういないみたいだよね。
320無名草子さん:02/09/13 19:58
シマリスのようなのは、デイビーの子供と思われ。
手元に本が無いので確認できないけど、パイって名前じゃなかったけ?
ドラはシャーロッタ4世と同じで、次が来なかったら大変だと思って
最初のチャンスを逃さないタイプ、だと夢の家でギルバート?に言われてたよね。

昔、村岡花子訳のシリーズを暗記するほど読んだから、なんか結構覚えてるなあ。
321無名草子さん:02/09/14 01:03
ドーラの恋人は確かジェーン・アンドリュースの弟だったよね。
322無名草子さん:02/09/14 05:19
そうそう、それで「お兄さんよりもマシなプロポーズできたのかしら?」
とかアンに言われていたよね。
323無名草子さん:02/09/15 15:28
>>320
シマリスの様に知りたがりは、デイビーの嫁です。
「ミリーはほんとうにいい子ですよ……あのパイといったら!……なんにつけても縞リスのように知りたがりやだけどね。」
という風にリンド夫人が語っています。(新潮文庫 炉辺荘のアン モンゴメリ・村岡花子訳)
なので名前はミリー、パイが上手、そして縞りすのように知りたがりや。
324無名草子さん:02/09/15 17:33
ミリーってすごいなぁ、姑が二人(しかもどっちも家事のエキスパートっぽい)
いるような家に嫁ぐなんて。デイヴィーったら果報モノ!

パイ作りは下手なんだと思ってた。
325無名草子さん:02/09/15 18:22
映画公開に関連して大阪の某ホテルでやってる赤毛のアンフェアで
ケーキを買ってきた。スーザンがオーエンに作って「こんなおいしい
のは初めてだ」と言わしめた苺のショートケーキ、アラン夫妻を招いた
お茶会でマリラが作ったさくらんぼのパイ、ミス・コーネリアが10年前
品評会で優勝して以来評判を落とすのが怖くて二度と作らないレモンパイ。
商売に乗せられてると知りつつもつい食べてみたくて。
まだ食べてないけど、おいしいのかな。
326無名草子さん:02/09/17 15:29
> 325
おいしそうな話ですね。
おりしも季節は、食欲の秋。
ケーキとかスコーンなんかを、おいしい紅茶とともに食べたい。
東京じゃ、その手のフェアはやっていないのかな?
327無名草子さん:02/09/17 15:40
北九州市に「グリーンゲイブルズ」ってケーキ屋さんがあるよ。
(市内では結構有名な店。) 
アンにちなんだケーキがあったかどうかは忘れた。
328無名草子さん:02/09/17 17:19
旭川には、ギルの名前がついた喫茶店があるらしい。
北海道人なのに、まだ行ってない。
しかもカナディアン・ワールドも、行く前に閉鎖された…
329無名草子さん:02/09/18 09:55
やはりアン好きとしては、一度はP.E.島行ってみたい。
行かれた方いますか?
北海道のカナディアン・ワールドは、無料の公園みたいになってるみたいですよ。
(地元の親族の情報によると)
330無名草子さん:02/09/18 12:59
もう10年以上前だけど行きました。
今ほど認知度高くなかった気がします。
カナディアン・ワールドは・・・倒産したんだっけ?
331無名草子さん:02/09/18 15:07
不入りだったみたいですね<カナディアン
私もP.E.I.行ってみたーい。でも遠すぎない?
何回トランジットしなくちゃいけないんだろう?
飛行機が大嫌いな私には鬱だ……
ロブスターがおいしいそうですね。
332330:02/09/18 15:21
>331
わたしの場合、語学研修を兼ねたツアーだったので
成田→バンクーバー→オタワ(2泊)→ハリファックス→P.E.I。
ロブスターもいいが、ジャガイモ攻めにあいますた。(;´д⊂
333無名草子さん:02/09/18 21:47
私も語学留学でPEI行きたいけど、やっぱり人気だから
日本人がたくさんいるかなあ。
334無名草子さん:02/09/21 22:36
今「アンの娘リラ」を読んでいるけれど、それまでのお話とは違ってもの哀しい…。
ウォルター死なせて欲しくないなぁと毎回思いながら読んでます。
335無名草子さん:02/09/22 20:50
ウォルターは、キャラから言って、
早死にするような気がしていたよ。
336無名草子さん:02/09/22 21:02
>>335
「炉辺荘」のラストで寝てるウォルターの頭上の壁に
十字架の影がかかってたしね。
でも小さい頃のエピソードを読んでると、何だか知ってる人みたいに
何でこんなに可愛いのに死んじゃうのって思う。
337無名草子さん:02/09/22 21:09
「リラ」より「炉辺荘」の方が後に書かれたんじゃなかったっけ。
338無名草子さん:02/09/23 06:29
たしかそうです。

アンが出てくるシリーズでいちばん最後に書かれたのが「炉辺荘」だったかと。
(違ってたら訂正お願いしますね。)
だとすると、中年になったブライス夫妻のもとにクリスチンが訪ねてきて…
というエピソードが、モンゴメリが最後に書いた章になるわけですよね。
このことを踏まえると、このこと自体、そしてこの話の内容も、いっそう
味わい深く感じられる私です。

ところで、リラが生まれた夜に預けられた先から脱出してきたウォルターが
かわいくって愛しくってたまりません。
ウォルターみたいな子には特に苦痛だよね。よく知らない家にいきなり預けられるって。
よくわかります。
339336:02/09/23 11:45
>>338
なるほど。知りませんでした。
そういえば原文のデータ、何で「炉辺荘」と「幸福」だけ
ないんだろうと思ってたけど、それらは後に書かれたからなのかな。

>>338
私もその話(ウォルター脱走)大好きです。子供達の健気な話に弱い…。
フェイスがノーマンに寄付を頼みに行く話、ユナがローズマリーにお父さんと
結婚してと頼みに行く話、ナンが、私がキャシーでキャシーがナン・ブライスだと
言いに行く話などなど。
340無名草子さん:02/09/23 11:57
子供の頃だけど、ウォルターが死ぬところ
何回読んでも泣けた。ウォルター好きだったのに。
(最近は読み返していないなあ)

小学生の時、「赤毛のアン」が好きっていったら
担任の先生が、本当に面白いのは続きの話で、最後
戦争の話とかが出てくるからぜひ全部読みなさい!
とすすめられたので全部読んだ。(当時は村岡訳)

途中の、女の子ばっかりで共同生活する話のところも
大好き。子供の時、本気で犬の置物が欲しい!と思った。
(ゴグとマゴグだったかなあ)
世界旅行に行ってるおばあさんの家の留守番で下宿するん
だよねえ。憧れたなあ。
341無名草子さん:02/09/23 15:22
アンシリーズは、たしかに順序がバラバラに書かれたんだけど、それによって生じる
矛盾とかないかな?
たとえばシャーロック・ホームズなんかのシリーズでは、その矛盾を追及する
マニアもいたりするんだけど…
個人的には、「幸福」が後で書かれたことによって、大好きなレベッカ・デューが
「炉辺荘」にしか出てこないことかなー。
あと、「夢の家」の結婚式で、アンがブライズ・メイドをつけないことにしたんだ
けど、順序からいったら、候補としてキャサリンも出てただろうね。
342無名草子さん:02/09/23 15:39
カザリン・ブルックは「世界一周の旅をする議員の秘書」の
職を得た、と「幸福」の最後に出てくるから、
議員に同行して旅行中だったということで。
343無名草子さん:02/09/23 23:20
書かれた順序って
「赤毛のアン」「アンの青春」「アンの愛情」「アンの夢の家」
「虹の谷のアン」「アンの娘リラ」「アンの幸福」「炉辺荘のアン」
でいいんでしょうか。「友達」「めぐる人々」は除いて。
もっとバラバラなのかな。アンの年表作ってるんだけど、
子供たちの年齢が作品によってマチマチで困るー。
「リラ」ではシャーリーとリラが同じ年に18歳になってるし。
344343:02/09/23 23:48
自己レス。
今、外国のモンゴメリサイトを調べたらそうでした。
子供を死産した後に「夢の家」が書かれたり、結構本人の人生と
リンクしてるんですね。
345無名草子さん:02/09/23 23:59
"The Road to Yesterday"(邦題:アンの村の日々)を読んだ人いますか?
あれは「アンの友達」みたいにアン本人とか子供たちは
あまり関わってないんでしょうか。アン一家が登場するなら原書を取り寄せて
読んでみたいなと思うんですが(村岡訳に馴染んでるので他の人の訳は
あまり読みたくないので)。
346無名草子さん:02/09/28 12:09
>345 篠崎書林から村岡さんじゃない人の訳で出ていると思いますが、
「アンの娘リラ」以降のグレン村が舞台で、お話の遠景的にアン、子供達の
エピソードが語られていると思います。お薦めは「ペネロピさんの育児」、
理想の主婦アンにコンプレックスを抱きつつ、育児に奮闘するペネロピさんが
健気。悪ガキの子供達もイイ!アンじゃないけど、ギルバートはお医者さん
として登場してます。それからチョット話は重いけど、モンゴメリ自身に
興味を持つ人なら「ありふれた女」も外せない。アンの孫達(ジェムの長男、
リラの長男)の名前がチラッと出てきたりする。読んで損しない短編集だと
思います。
このお話
347346:02/09/28 12:11
このお話 ・・・は、消し忘れ。失礼しました!
348無名草子さん:02/09/28 21:22
>>346
ありがとうございます。ざっとネットでも調べてみたんですが、
孫のギルバート・フォード(リラの子でしょうね)、ウォルター・ブライス
(ジェムの子かな)といった名前が出てくるみたいですね。
アマゾンなら洋書も結構安いので、読んでみようと思います。
349無名草子さん:02/09/29 01:22
ウォルター大人気だな。
でも私も大好き。
350無名草子さん:02/10/05 19:51
アンに出てくる嫌な人や困った人って実際にもいるよなーというのが
多いね。ヘイゼル・マーとかレイモンド夫人とか。
351無名草子さん:02/10/10 11:32
メアリー・マライアおばさんもイヤだ。
あのエピソードの時のギルバートの対応も
(・A・)イクナイ!
352無名草子さん:02/10/10 11:51
嫌なおばさんは人の神経逆なでするようなマイナスなことばかり
ぐちぐち言うパターンだね。ギブソン夫人も。猫の小母さんも
そのパターンだけどあの人は最後に役に立ってたな。
353無名草子さん:02/10/14 02:25
青春読み返し中〜。
みんなでおかしつくって、お砂糖をいれすぎちゃう話が好き
354無名草子さん:02/10/17 17:26
お砂糖入れすぎるのは、お豆だったような気が・・・。
アンとダイアナとマリラで。
マリラが、「あんた(アン)は入れたためしがないからね。
     これは料理番が多すぎたようだね」
って言ってませんでしたっけ。
355無名草子さん:02/10/17 22:19
はい、お豆の話でしたよ。
読んでいるというわりには、内容をわかっていない人がいるね。
356無名草子さん:02/10/18 00:35
そのエピソード好き。3人してお砂糖入れるんだもん(w

ところで私はユナが好きなんですが、ユナってUnaって書くんですよね?
これってウナではないのかな? ユナって発音するのかなあ
ちょっと疑問に思ったのです
357無名草子さん:02/10/18 05:55
ウナと訳してるヴァージョンを見た記憶が…
(読んではないの。私もユナ好きで、名前も素敵だと思っていて…
ウナだとウナ○ーワとかウナギとか連想しちゃって、やだな。と
読む気なくしちゃった。)
実際の発音もユナとかユーナであって欲しい…
358無名草子さん:02/10/18 09:30
女優のユマ・サーマンもときどき、ウーマ・サーマンとか
書かれてるのをみたことがあるぞ!
359無名草子さん:02/10/18 09:38
>355
まあまあ、おかしと豆の取り違いくらいで、大きくストーリーが
変わるわけでなし。 
「内容をわかってない」と言う程のものではないでしょ。
>356-357
聖書に出てくる人物の中にユナという女性がいる。
日本語訳で読んだのでスペルはわからないけど、「ユナ」の音が
一般的なんだなと思った。
360無名草子さん:02/10/18 10:02
講談社から出ている掛川恭子訳のだとウナでした。
このスレ見てユナか〜なんか違和感だな〜と思いました。
最近掛川訳ので読み始めたんですが、最初のイメージって根強いです。
…正直ウナ○ーワは思い出しましたけど(w この名前好きです。

このスレで見て、図書館でアンの村の日々を借りました。
読んでいたら1枚ページが抜けてました(っていうか切り取られてるぽ…)
二ページの間に一体何が…と気になった今日この頃。
361無名草子さん:02/10/18 14:18
> 360
掛川さんの訳は村岡さんのより好きなんですが、
ただ、掛川さんは固有名詞の発音は正確じゃないかもしれません。
たとえば、「アンの愛の家庭」に出てくるメアリー=マリアおばさんですけど、
「マリア」の部分は、
本当は歌手のマライア=キャリーと同じ「マライア」のはずですよね?
362360:02/10/18 16:05
>361
元の綴りが分からないので、何とも…

…と思って色々検索してて、マリラ達のファミリーネームもちょっと違うみたいですね。
そっちもまた、インプリンティング効いてて、村岡さんの訳よりも掛川さんの方が
しっくりくる感じで(笑
メアリー=マリアおばさんも同じです。刷り込まれました(笑

掛川さん訳の本もう少しで読み終わるので、次は村岡さん訳の方を読んでみようかと思います。
363356:02/10/18 16:42
レスありがとうございます。
ちょっと辞書で調べてみたのですが、Unaはたしかにウナとユナどちらの
発音もあるようでした(正確にはウーナ、ユーナとちょっと伸ばすらしい)。
ちなみにラテン語で one という意味だそうです。
Mariaも、マリーア、マライア、どちらの発音もありました。
私は村岡訳に親しんでいたのでメアリー=マライアおばさん、のほうが
しっくりくるなあ。
メアリーもマリアも同じ聖母マリアのことですよね。そんな名前を持っていながら
あのキャラクター。そのギャップをモンゴメリは狙ってたんでしょうねえ。流石です
364356:02/10/18 16:46
あ、カスバートとクスバートの違いもありましたね。
これはどちらかというと、私の中ではカスバートなんだよなあ…
またジョシーとジョジー、ジョーシーなどの違いもあるのだった…
365無名草子さん:02/10/18 17:17
村岡さんの日本語、美しいなーと思います。
他者の翻訳のものもあって賛否両論のようですが、
あの時代に、あの小説を
翻訳された村岡さんの心意気を私はすばらしいと思っています。

村岡訳以外のは少し立ち読みしましたが、???な部分が多くて。
言語学的には原文に忠実かもしれませんが、文学としてはやはり
村岡さんのが好きです。
今はインターネットや書籍など、情報がたくさんあり、留学も
珍しいことではないですが、村岡さんは翻訳当時、海外経験がなく、
また情報も限られていたでしょうから、その力量、想像力や本当に
素晴らしいと思います。
366無名草子さん:02/10/18 17:39
私も村岡訳は文学としては、一級品だと思ってます(^^)。
その後に出てきた数多くの訳も、多かれ少なかれ村岡訳の影響を
受けていることは否めないと思います。
ただ365さんのご指摘どおり、海外情報の少なかった当時ですから、
正確さという点では新しい訳のほうが上なのでしょう。
でも個人的に、松本侑子さんのような訳は「??」ですねー。
正確さ、深読みが翻訳の本来の意義ではないような気がするのです…
367無名草子さん:02/10/18 21:27
氷室冴子さんが、村岡さんの訳を絶賛していましたね。
特にマシュウの「そうさな。」とか。
368無名草子さん:02/10/18 22:13
MariaはMaryの別称だから、Mary Maria Brytheってそういう名前も
ありなんだなーと思った覚えがある。発音については私も刷り込みが強くて
音を延ばす、延ばさないとかの細かいことでも気になるけど読み方は
さまざまだから仕方ない。誰かの訳では「アヴォンリー」が「エイボンリー」だったり。
同じ村岡訳でも「ドーラ」が後では「ドラ」になったり「コップさん」が
「コッブさん」(PとBの違い)になってるのがちょっと気になる。
369無名草子さん:02/10/18 22:18
ケネスがリラに今夜家に行くよという電話をしたところで
原文は「…meet you?」となってて、リラが「このyouは複数形(あなた達)か
単数形(あなた)かどっちだろうと悩む場面、訳では「今夜会いに行っても
いいですか?」と目的語を飛ばして「会うって誰に?」と変えてるとこで
なるほどなーと思った。翻訳ではこういう工夫は当たり前なんだろうけど
おおーと感心した。
370無名草子さん:02/10/21 16:58
エミリーシリーズ、最後何度読んでも泣いちゃいます・゚・(ノД`)・゚・


十年後の自分に手紙書くっていうのがありましたよね?
私も真似したなぁ。。赤面もの。オトメだったのね。
371キャロルくん:02/10/21 17:51
まず、最近わたしが敬愛する・・・・先生の          
芥川竜之介関係のサイトをここに紹介します!           
ぜひ、見てくださいね!

http://www12.brinkster.com/uhikaru/akutagaw.htm    

そして、私のスレで、

不思議な国のアリスに関することを何でも書き書き。

http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1034769192/
 
待っているよん!
(・∀・)!!
372無名草子さん:02/10/22 18:20
カラープリンターのCMで、優香が「家」と言って持っている写真、
あれはもしかして、グリーンゲイブルズじゃないですか?
373無名草子さん:02/10/28 21:34
hosyu
374無名草子さん:02/10/29 15:10
冬のプリンスエドワード島に行ってみたい(TДT)
375真ゴグ:02/10/30 01:18
えーと、赤毛のアンで、ダイアナにはじめて会ったあと「ダイアナが2月生まれで私が3月
生まれ…こんなめったにない偶然ってある?」っていうセリフのニュアンスがつかめません。

単にアン特有のオオゲサ表現でもないと思うのですが…19世紀末カナダ片田舎での学校制度
で、小学校入学時期・出席順・席順が関係しているのかなぁ?>詳しい人

なんとなく、貰われた先の近所にいる子が偶然にも同い年であるばかりでなく、学校の席も隣り
合って座れるのはデキスギな神の手っていうカンジかなぁ…現にダイアナの隣に座ったあと
フィリップ先生に修学度をたずねられ席をかわろうとしましたし。
376無名草子さん:02/10/30 09:27
>375
日本を基準にして考えれば違和感を感じるかもしれないけど、
プリンスエドワード島自体人口の少ない島だし、まして現在の
キャベンディッシュでもあれだけのどかな田園地帯だということ
を考えれば19世紀末ならなおさらだし。そう考えればアンの
ような見方も出来るのでは?

まして腹心の友の出現に舞い上がっているアンがどう表現する
かを考えたらごく自然なことではないかと。

学校の席が隣り合わせになるってのだって当時のワンルーム
スクールならそれほど珍しいことでもないだろうし。
377無名草子さん:02/10/30 12:19
ttp://www.netcyvr.com/nature/pei_winter.htm
これか?>>374

私は冬のムスコカに行きたい…
378真ゴグ:02/10/30 12:21
>376 レスどうもです。
…あっ、別に「デキスギな神の手」ってご都合を非難しているんじゃなくて、これが「こんな
めったにない偶然」というアン的表現に繋がるのかな?と。

実際の席順をみると、最年長?のプリシーが最後尾で、アン達より少し上のお姉さんのソフィア
とティリーの席も少し後ろ。フィリップ先生の「前の学校では何の巻?」って尋ねられて席をか
わろうとしたように、この「何の巻」の修学状況(≒年齢)によって席順を決めているのではな
いかと。

そうであるからこそ、年上のギルがアンの横の席になりイタズラをしかけれるポジションを確保
したのも、ギルは休学してたので、「何の巻の修学状況」はアンと同等ってコトで。
379無名草子さん:02/10/30 16:15
>377
レスどうもですm(_ _)m
アドレス教えていただいたページの一番下に書かれていた

>最後にひとこと。私がプリンスエドワード島に住んでいて一番に感じたことは、
>日本のみなさんにもっと島自体を見て欲しいということでした。「赤毛のアン」
>はプリンスエドワード島のたった一部のものです。アンの家に行って満足して
>いてはいけません。島の文化や自然、人々がいたからこそこの小説が生まれ
>たのであって、それならば、その魅力的な島そのものを満喫できる体験をして
>欲しいものです。せっかく貴重な時間とお金をかけて遠くまで行くのですから。

ってのは本当に実感(笑) プリンスエドワード島には一度しか
行ったことがないんだけど、赤毛のアン関連をメインとして行って、
確かにそれは大事な接点ではあったんだけど、魅力の一部にすぎない
ということが本当によくわかった。そんなわけで観光シーズン以外の冬に
行ってみたいと思った次第。

380無名草子さん:02/10/30 17:00
>>366
松本訳は膨大な注が自慢らしいですが、中には
「そんなこと普通知ってるぞゴルア。知らなかったのは
あんただけ」と言いたくなるような注がありますね。
10代の「ティーン」の説明とか、聖書に関する説明とかは
あまりにイタタです。
381無名草子さん:02/10/30 17:32
>375
>現にダイアナの隣に座ったあと
>フィリップ先生に修学度をたずねられ席をかわろうとしましたし。

えっ? そんなシーンあったっけ?
原作ですか?
ちなみにアンが2月と3月を、すごい偶然だと言ってたのは、
単にアンお得意の大げさな言い回しだと私は思ってました。
ようやく出会えた「腹心の友」になれそうな女の子が、自分と一月ちがい
だったら、うれしくなるだろうな、と。
また席順は、わりと自由だったのではないかと思います。
飲酒事件で、ダイアナと引き裂かれたあと、友情が復活したときに
「また一緒に座らせてもらえるよう先生にたのむ」とか言ってました。
382真ゴグ:02/10/30 23:31
>> えっ? そんなシーンあったっけ?
ううっ、原作にあたったらそんなシーンはなく、ダイアナ達より一巻分勉強が遅れている
セリフだけでした…どーやらアニメでの記憶?が混入したようです…(゚д゚)ハズー

>>「また一緒に座らせてもらえるよう先生にたのむ」とか言ってました
同じ習熟度だとかまわないのでは?…でも、そーするとガーティパイがダイアナと同じってのは
ヘンかな? アンと同じ?なミニーアンドリュースは同年代遊び仲間に登場しないしなぁ。
383真ゴグ:02/10/30 23:32
ちなみにアンのなかで最大のご都合シナリオは、たゆとう白百合姫でピンチにあらわれたギル
君ってなシーンですが、これは、下敷きとなったアーサー王物語でランスロットに出会うのを
なぞっているので私的にはOKっす。

ちょうどジャンプのJOJOで、3.4.5部と荒唐無稽なスタンドのお話が続くんだけど、
3部だけは、タロットに暗示された能力者ってゆー設定がそこはかとないリアリティを醸しだし
てくれているのでOKなカンジ。
384無名草子さん:02/10/31 01:23
>380
そうそう、あとアン、マリラ、マシューとか名前の説明なども…
ギルバートはシェイクスピアの弟の名前だって? それがどうしたんだ!(w
そんなことより、13CのイギリスにGilbertyn という医学の大家がいるんですが…
基になっているとしたら、まちがいなくこっちでしょう。
他にも突っ込みどころ満載です。
385無名草子さん:02/10/31 12:23
ギルバートが医師を目指すのは当初からの設定?
386無名草子さん:02/10/31 17:04
>385
いや、それはあやしい。もともと1巻で終わるはずの物語だからね。
でもどうしても注釈につけるなら、医学者のほうが理にかなっていると思う…
っていうか、そんな注釈からしておかしいんだけど。
387無名草子さん:02/10/31 17:54
>>386
ま、できの悪い学生のレポートみたいに、集めまくった文献を
全部書き写したわけだな。
ttp://member.nifty.ne.jp/office-matsumoto/an-note.htm
388無名草子さん:02/11/03 14:48
シャーロットタウンは今シーズン初の本格的な雪。
ゆっくり静かに白に染まりつつあります。
389無名草子さん:02/11/03 23:57
ギルバートとサリヴァンという人気劇作家がいなかったか?
390無名草子さん:02/11/05 11:32
「ギルバート」は劇作家で「サリヴァン」は作曲家。
「ミカド」というオペレッタはこの2人の作。
391古老:02/11/06 16:37
>390
「ミカド」の台本の翻訳が最近出版されたみたいです。
やはり、微妙な日本誤解、蔑視みたいなことが原因で
(他の曲もふくめて)上演や翻訳が長いことされてなかったのかな。
シャーロット・マクラウドのミステリなどで、ギルバート&サリヴァンもの
の上演にまつわる事件の巻があって、その中の魅力的な唄をヒロインが
歌う場面などがあり、それらは日本で知られてなくて口惜しいことがありました。
今では、「私を野球場に連れてって」は普通にCMで歌われてますが、
ン十年前、アメリカの翻訳小説などにそれが出てくると、「どんな歌、
どんなメロディなんだろう?」と無性に知りたかったもんでした。
思いっきり関係ない話しでスマソ。
392無名草子さん:02/11/12 10:14
誰かこのセミナーに行く人はいませんか?
ttp://www.ewoman.co.jp/univ/02/0214matsumoto_anne.html
レポートきぼんぬ。
393無名草子さん:02/11/14 17:15
へえ、そんなセミナーがあったんだ。
しかし松本侑子かあ……って彼女、人に教えられるくらいの英語の力が
あったの? 知らんかった。
せめて原文を素直に読んでほすぃ。自分勝手な解釈は抜きにして。
394無名草子さん:02/11/20 14:23
このスレの人って、村岡さん以外の訳者に厳しいけど、
そんなに村岡さんの訳っていいかなあ?
私は村岡さんの訳では、アンシリーズをおもしろいと思えなかった。

好きじゃない代表的な言い方が、「来なすったよ」というもの。
正しくは、「来なさったよ」じゃないの?
それとも「なすった」というのは、どこかの方言なのですか?
395無名草子さん:02/11/21 00:28
>394
たぶん訳って、最初に読んだものの印象が強かったりするから、
皆にとって村岡訳が一番いいとはたしかに言えないと思うよ。
それに村岡訳は、やっぱり今となっては古めかしく見えるだろうしね。
でもアン自体が昔のものだから、その時代の雰囲気を味わうためには
村岡訳はいいと私は思ってます。

また「〜なすった」というのは、どこの方言かは分からないのですが、
「なさった」より本来正しい言い方だと聞いたような気がします。
396無名草子さん:02/11/21 13:13
田舎のP.E島の田舎の村の昔の人の話だから、
言葉遣いが古めかしかったり、訛ってたりしても
いいんじゃないかな。
まあ、やっぱり最初の「刷り込み」も大きいけど。
397無名草子さん:02/11/21 19:49
村岡訳が1番好きだけど、
抜けている訳もあったりするので他の訳も読んでいた。
松本さん以外はそれなりによかったと思う。

>394
誰訳が好きなの?
398無名草子さん:02/11/22 01:05
やっぱり松本訳、人気ないのね(w
そうそう、村岡訳には抜けている部分があるんですよね。
あれってどうして? ページ上の都合?
けっこう重要な場面だと思うんですが(マシュウの死のところ)
今もって不思議であります。
399無名草子さん:02/11/24 23:11
>398昔、40年ぐらい昔、初めて読んだのは、確か講談社、その後新潮文庫で読んだ時
抜けに気づきました。友情についてアラン夫人がアンにはまだこのようなことは
言うまいと思うところも抜けだと思います。。子供にはいけないきつい言い方だからかなと
思っていました。
訳はやはり村岡訳が素敵です。原書読みたさに英語の勉強をがんばりました。

松本訳は途中で不愉快になってやめたのですが、クイーンを1年コースのアンと
2年コースのルビーたちが一緒に卒業することについて言及してますか?
出版当時のまったり気分がよくでてる個所だと好きなのですが・・・
400無名草子さん:02/11/25 01:17
>399
ちょっと調べてみたのですが、後ろの膨大な注釈の中には、
そのことは特に載っていませんでした。
アンとギルバートを「第一課程」、ルビーたちを「第二課程」と
訳しているに留まっているようです。
しかし改めて読んでみると、やはり訳者の身勝手な憶測が横行してますね〜。

401399:02/11/29 21:51
>400
ありがとうございます。今、ジェンダーについて、議論してますので、
その視線でこのシリーズを読直しているところです。松本訳もたたき台に
なりそうなので、耐えられるだけ読んでみます。だてに年をとっていないのだ。
がんばります。
402無名草子さん:02/12/21 20:40
1月2日のBS2で、劇団四季の「赤毛のアン」の舞台中継やるよ。
原作の世界をわりと良く伝えてると思うので、
正月番組に飽きた方は見てみたらどうかと。
ただし、主演の女優の年齢を詮索しないこと。
403無名草子さん:02/12/23 12:39
「赤毛のアンの手作り絵本」?(名前うろ覚え)写真や絵がきれいで何度も
何度も繰り返し眺めたよ。大昔。。
404山崎渉:03/01/12 18:50
(^^)
405無名草子さん:03/01/19 23:52
>402
偶然見ました、それ。
主演女優に萎え、村人が脳天つきぬけるような声で「なーんとかなーんですのよーお」
と叫んでいたので怖くなって消してしまった…。

「アンの結婚」1月25日に発売。
406山崎渉:03/01/23 04:20
(^^)
407無名草子さん:03/01/25 21:30
>ただし、主演の女優の年齢を詮索しないこと。
ワラタ。
408無名草子さん:03/01/26 20:19
「アンの結婚」観たけど…(=д=;)
これを待ちつづけた私のン年が虚しい
409無名草子さん:03/02/12 22:02
>403様
鎌倉書房(今は白泉社から出てるみたい)の、第3集まであるものですね。
 小学生の頃、図書館から借りてきて夢中で
「スーザンのお猿の顔のクッキー」のレシピを書き写しましたが、
実は20年間一度も作ったことがありません・・・・・
 社会人になってから全巻買い揃えました。作らなくても、本当に綺麗で見飽きません。
私のアンのイメージは、この松浦英亜樹さんのイラストで結実しています。
大人になってすごく美人になったのがイイ!
410無名草子さん:03/02/15 23:02
どこかで「グリーンゲイブルズ」の英語版安く手に入らないだろうか...

さっき「隔離された家」読んだ。ドラマで見てみたいもんだ。
主役はなんとなく田村正和と壇ふみ希望。(日本人だけど)

411無名草子さん:03/02/17 00:15
Wordsworth Classics版はアマゾンで300円しませんが?
412山崎渉:03/03/13 17:20
(^^)
413無名草子さん:03/03/21 02:19
ウォルターが死ぬシーンで泣きじゃくった私。
何度読んでも(もういい加減10回は読んでいると思う)やっぱり泣く。
だからこそ、戦争を起こす今の某大国が嫌いです。
「アンの娘リラ」は反戦の話じゃないけどね。でも、親しい人を戦争で
亡くしたような気分になるから。また繰り返すの?と思う。
414無名草子さん:03/03/24 04:56
アン・ブックスを読んでると、人情はどこで暮らしていてもいつの時代に
生きていても変わらないなー…と思う。
(いい意味でも悪い意味でも。作中フランス系差別が漂うし。)

戦争は嫌だなあげ。
415無名草子さん:03/03/24 05:17
   ______________
 /:\.____\
 |: ̄\(∩´∀`) \  <先生!こんなのがありました!
 |:在  |: ̄ ̄ U ̄:|
http://saitama.gasuki.com/aomori/
416無名草子さん:03/03/24 05:30
415は業者
ここで商売スンナ!
417無名草子さん:03/03/25 00:36
アンブックス、一冊だけと思ってとりあえず「赤毛のアン」を
読むと、なぜか一日一冊のペースで「アンの娘リラ」まで読破
してしまう。もう何回これをやったことか。
しかも繰り返しても飽きない。そして必ず最後は号泣。
こんなに何度も繰り返して読むのは、アンシリーズと某大草原のおうち
シリーズくらいだわ。
418無名草子さん:03/03/25 17:08
私は高校生なんだけど、先日友人に村岡花子訳の「赤毛のアン」貸したら
「こんなに読みにくい文章は読んだ事がない」
といわれますた。
その子はかなり難解な本も読みこなすんだけどね。
「アン」が難しいってはじめて聞いた感想だから驚いた。
やっぱそういう感想もった人もいるのかな?
419無名草子さん:03/03/25 19:52
>418さん
大部分好みじゃない?高校生になるまでアンを読んだことない人だったら、
物語自体、肌に合わない・・・ということもあるかも。
(村岡訳でないアンは読めた、ということだったらあて推量スマソ)
結構宗教色も強いし、詩が突然出てきたり、慣れるまでは違和感あるかも。
今じゃ使わない表現・言葉遣い・名詞もありますよね。それも一因かしら。
「赤毛のアン」じゃないけど、車のアクセル・ブレーキも変な日本語になってたよね。
なんとか緩衝機?
探したけど見つからない・・・どなたか覚えてたら教えてください。

しかし、「どこが読みにくいか?」「アクセル・ブレーキはどこ?」と
ぱらぱらめくってるだけでも、ぐ〜っと読み込んでしまって、
離れられません。棺桶の中に入れてもらえるよう遺言書かなきゃ。
420418:03/03/25 21:23
>>419
私は小学生のころから読んでるので慣れてるってのはあるかも。
(青春以降を読み始めたのは高校に入ってから。もとは母親のものなのでボロボロ)

彼女いわく、「空想が長すぎ」。
その友人は物語そのものを気に入ってないというわけではなく、
ことにギルバードをとても気に入ってて、無事アンと結婚できるかどうかを
とても気にしているようなので、新学期に続きを貸そうと思っています(w
421無名草子さん:03/03/25 23:09
>420さん
お返事ありがとう。
子供時代を過ぎてしまってから読むと、
アンの空想や大仰な言葉遣いは、「痛い」と言われてしまうことなのかもねえ。
「青春」以降は、そんなところも少なくなってくるから、
彼女に気に入ってもらえると嬉しいですね。
しかし、これから新たに読める人(初体験)って、羨ましいなあ。


422無名草子さん:03/03/26 02:00
お気に入りで何度も読む本って、一度その部分だけ
記憶をリセットして読みたくなりますよね。
何度読んでも面白いけど、初読みの時の先が読めない
展開のドキドキ感は二度と味わえないですから。
アンブックスは一度記憶をクリアにして最初から読んでみたい。
423418:03/03/26 11:09
私にとっての「アン」シリーズの最初の記憶は
11歳くらいの頃、読みながら大笑いしてた記憶だったっけ。
ギルバートのあまりの間の悪さに。
最近炉辺荘読んで、全く成長してないのに気づいてまた笑った。これはある種の才能だなーと。
424無名草子さん:03/03/26 22:52
30代の方は、アニメで初体験というのが多いかもしれませんね。
名作劇場の中では原作に非常に忠実、という印象があったのですが、
先日再放送を見たら結構目に付くところがありました。
「ネズミ捕り用の毒入りリンゴ」は、エミリーだよね?
425無名草子さん:03/03/27 09:32
>424
そうそう。一年じゃエピがたりないんだよね。
それと子供向けの内容にしたかったためかダイアナとの友情が少々ウェットになってる。
(原作では女同士ならではのドライな部分が見え隠れするんだけど。w)
アニメは旺文社の訳を採用してるから
マシューの死後の村岡訳の欠落個所もちゃんと表現されてるよね。
426無名草子さん:03/03/28 02:36
アニメ、面白いって聞いてるんだけど見たことないんだ。
村岡さんの訳のイメージが強いから。それが壊れちゃったら
イヤだなーと思ってつい二の足踏んでしまう。
でも海洋堂のフィギュアは全部集めちゃったよ。
レンタルで借りようかどうしようか毎度悩んで結局止めて洋画を
借りてしまう。
一般的な意見ではなくてアン好きな人から見てどうなんだろう?
427無名草子さん:03/03/28 08:15
>>426
小説の映像化作品としては、NHKシャーロック・ホームズ並に
良く出来ているとは思います。
現地取材までやっただけあって、景色の美しさなんかは絶品。
アン、マシュウ、マリラの各声優さんの名演技も素晴らしいです。
ミーガン・フォローズ主演の映画「赤毛のアン」より完成度が高いと
思います。

だけどだけど、>>424さん>>425さんのおっしゃる通り、ストーリーの方は
アニメ独自のアレンジがされている部分もあるので、そういうのが
気になる人はダメかも(私はダメでした。トホホ)。
428無名草子さん:03/03/28 09:25
ブッシュって「メソジスト」なんですよね。
ミス・コーネリアに叱ってもらいたい・・・。

関係ないのでsageます。
429無名草子さん:03/03/28 20:09
アニメオリジナルエピソードでは、
アンがクイーンに行く前に
リンゴを工場(?)に持ってって
絞ってジュースにしてもらうとこが好き。激しくおいしそうだった。
430426:03/03/28 22:24
>427
そうかー。ありがとう。
チョト。いやカナーリ見たくなった。
アニメ独自のアレンジは、許容範囲内でしょう。
昨今のアニメなんてキャラの名前だけ同じでストーリー
全然別なんてものもあるし。
景色良し、声優良し、ストーリーもある程度原作に沿ってる
なら満足です。情報感謝。
431無名草子さん:03/03/28 22:26
>428
「攻撃は最大の防御だなんて。男の言いそうなことじゃないの。
イラクの赤ん坊達のことを考えても御覧なさい。生まれて来る事を
祝福されるどころか、ミサイルの嵐とはね! 本当に男のやりそう
なことじゃありませんか」
とか?(W
432無名草子さん:03/03/29 01:49
ダイアナって実は馬鹿?な気がしてきた。
クィーン受験させなかった両親は賢明だったのかも。
433無名草子さん:03/03/29 13:49
>430
引っかかるところがあっても、「子供向け」に作られたアニメ(1979)です。
そう思って見て頂ければ、十分楽しんでいただけるかと。
マシューが死んでしまうところは大泣きしました。つい先日。
>432
馬鹿、なんじゃなくて、
あの時代のごく普通の女の子・昔ながらの家庭、ということなのでは?
434無名草子さん:03/03/29 18:55
確かに勉強はあまり出来るほうじゃなかったかもしれないけれど、
ダイアナは「人の成功を心から喜ぶことができる、まれに見る美徳」を
備えていたんじゃなかったっけ・・・。
アンに対する嫉妬やひがみもなく。
アンもダイのそういうところが好きだったんだろうな。
435無名草子さん:03/03/29 20:33
>「人の成功を心から喜ぶことができる、まれに見る美徳」

これって、ジェーン・アンドリュースのことを形容してたんじゃなかったかな、たしか?
違ってたらすいません。
でもダイもそういうところあるし、ダイアナ好きですけど。
アンとダイアナのエピソードですごく好きで面白いと思ってるのは、
ダイアナがアンの小説に勝手に手を入れて投稿して(まったくの善意で!!!
っつーところがなんとも…)、入選してしまうお話。
にやっと笑うっきゃないですよねぇ。
436無名草子さん:03/03/30 02:51
あの時代、むしろアンみたいに勉強好きな女の子の
方が珍しかったんだよね。だからダイアナは馬鹿なの
ではなくて、>433の言う通り、あの時代の普通の女の子
だったんだよ。

ところでアンの女友達で自分の友達にしたい子だったら
良いと思うのは誰ですか?
私はやっぱりダイアナが好きですが(フィリパやキャザリン
も性格がぶっ飛んでいて楽しいけど)
437無名草子さん:03/03/31 01:45
あたしはフィリパ。
結構いそうだけど、いないんだろうね。
438無名草子さん:03/03/31 12:22
フィルはつきあうの疲れそうな気がする。
友達になってしまえば、カザリン・ブルックが奥が深くて面白そう。
439無名草子さん:03/04/01 02:12
私はフィルがいいな。
あと、あまり目立たないけれどプリシ―も好き。
アンと1番同類のような気がする。
440無名草子さん:03/04/01 08:31
私もカザリン。自分と性格似てるから(笑
レスリーは…勘弁。アンは彼女の心を開くことが出来た
けど、私には彼女は扱いきれん。
441無名草子さん:03/04/01 13:27
カザリンはオールドミスの美人秘書か…
私はステラにしとこう。
442無名草子さん:03/04/01 20:08
私もレスリーは・・・だってあの美貌じゃ、かすんじゃうもん。
アンだからいいけど、他の人だったら美人で暗いタイプだったら引くよね。(w
443無名草子さん:03/04/02 19:53
ちょっとずれるかもしれないですが、ミス・コーネリアがめちゃめちゃ好きだ!
気が合うと思う。お友達になりたい!!!

レスリーは本で読んで内面を知っている人物だから好きなんであって、
アンだからこそ近づきになれたんだろうなあと思う。
でも、すごく魅力的。
レスリーやカザリンに、友達になる価値があると思われるような人間になりたい。
444無名草子さん:03/04/02 21:48
最近オンラインカジノでよく遊んでるよ!
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445無名草子さん:03/04/03 20:08
>444
 マリラやリンド夫人に怒られるからやりません(W

 レスリーは魅力的だけど近づきにくいよね。
 孤高の美人って感じかな。近寄れないけど気になる存在、みたいな。
 友達になれたら最高だけどなるまでの道のりが遠すぎる……。
446無名草子さん:03/04/03 20:22
>>428
遅レスですが、ブッシュがメソジストとは知らなかった…びっくりした。
ミス・コーネリア、あなたは正しかった(w

ミス・ラヴェンダーともお友だちになりたい。
「このキャンディはすてきじゃない? わたし、もう食べすぎているんだけど、
たゆまず、食べつづけるわ」
たゆまずという一言に惚れました。

で、あのー、男友達も選んでいい? 
私は、ぜひぜひジム船長とお近づきになりたいです。
海辺に座ったり灯台でお茶を飲んだりしながら、海の物語をたくさん
語り聞かせて欲しい。
447無名草子さん:03/04/04 07:16
私はマシュウ。
それと、マーシャル・エリオット氏の
「(メアリ・ヴァンスを)ひきとろう。」という即答に惚れた!
ついでに、ギルバートは少年・青年・中年期通じて理想なんだよね…
ちょっとにぶちんなところも。
メアリー・マライアおばさんにははっきり言えよ!とは思ったけど。
448無名草子さん:03/04/04 08:57
I'm Matthew.
449無名草子さん:03/04/04 11:23
私はジェームス・ハリソン(ハリスン?)かな。
ああいうじいちゃんはスキダ。

初登場時50歳くらいってことは、「リラ」のときにはもう亡くなってるかな…?
あと、リンド夫人がいつ死んだのかもよくわからん。
450無名草子さん:03/04/05 02:28
私はジム船長は友達と言うよりパパになって欲しいよ。

友達になりたいのはギルバートかな。
アンについてののろけを聞いてみたい(W
451無名草子さん:03/04/05 03:21
フレッドって初登場は「青春」だよね?
ダイアナとは改善会で親しくなったのかな?

あと、気になるキャラはムーディー。
ちょい役で色恋面からは問題外とされているけど、何故か印象深い不思議なキャラだ。
きっとモンゴメリ嬢の身近にもこんな人が居たんだろう…
452無名草子さん:03/04/05 03:43
ギルバートののろけ…(w

残念なのは、作中にひとつも彼の手紙が登場しないことだ。
ステラ、フィル、アボンリーの生徒たち、リンド夫人、デイビー、レベッカ、ジェム、ウォルターの手紙あたりは印象強いんだけれど。
そういえばマリラの手紙も記憶にないなあ。

この二人は最もアンを「家族(になって欲しい人)として」愛したから書けなかった、と想像してみる。
453無名草子さん:03/04/05 17:50
レベッカって誰だったか
しばし考えてしまった。
この人はやっぱフルネームで言わなきゃ。
454無名草子さん:03/04/05 20:32
おれ男なんだけどさ、アンシリーズは好きだよ。
でも「アンの愛情」読み返してて、改めて気づいたんだけど、
チャーリー・スローンに対するアンの態度って冷酷だよね。
目がぎょろぎょろと気味が悪いだとか、
船酔いで船室に帰ってくれてうれしいとか。
まあチャーリーは三枚目だから、いろいろとけなすのもギャグの域なんだろうけどね。
でも女の子って、自分が関心のない男には、こうまで残酷になれるのかなあ、
なんて思っちゃうよ。

むかし好きな女の子がいたんだが、俺がヘタレなもんで、どうにもできなかった。
それでもずっと待っていれば、いつかは俺を振り向いてくれるんじゃないか、なんて思ってたよ。
ギルバートが待ちに徹してアンと結ばれたようにな。
しかしそうじゃなかった。
俺はギルバートじゃなくて、チャーリーの方だったのさ。
だから「愛情」読んでたら、チャーリーの肩をポンポンと叩いてやりたくなるよ。

長文のうえバカな話でスマソ。
455無名草子さん:03/04/05 22:57
チャーリーはちょっとどころではなく可哀相なキャラだと思う。
実は一番最初にアンに惚れたキャラだったりするし。

私は、すくなくとも自分に好意をくれる人にあんな態度を向けることは出来ないなあ。






アンみたいに沢山いるわけじゃないけど。
456無名草子さん:03/04/06 01:06
でもチャーリーって実際に好かれたらかなり辛いと思う。
タイミング悪いんだよ。
第一プロポーズ断られたからって逆切れする男ってどうだろう?
はしばしにそういうものが見えていたからこそ、アンは嫌ったんじゃないの?
457無名草子さん:03/04/06 02:38
>>456
>第一プロポーズ断られたからって逆切れする男ってどうだろう?
>はしばしにそういうものが見えていたからこそ、アンは嫌ったんじゃないの?

そのとおりだな。
作中に頻繁に出てくる「スローンはスローン」というフレーズ。
スローン家の男は尊大で鼻持ちならない奴という大前提があるからね。
でもチャーリーが徹底的にDQN扱いされるのは、作者のステロタイプな設定でもある。
世の中には同情すべき哀れなチャーリー君たちがいっぱいいると思うよ。
458無名草子さん:03/04/06 02:52
だがアンだって、恋愛に関しちゃ相当のDQNだったよな。
誠実なギルバートを袖にして、
ふらふらとその気になってロイ・ガードナーとつきあってたと思ったら、
理由にもならない理由でふってしまう。
挙げ句の果てに「私が本当に好きだったのはやっぱりギルバートなのよ」だなんて、
どのツラ下げて言えるんだ。
実際にこんな女がいたら叩かれまくりだろうな。
459458:03/04/06 02:56
あ、訂正。
「私が本当に好きだったのはやっぱりギルバートなのよ」とは言ってないな。
アンはそう思いながらも葛藤があったね。
自己本位で痛い行状であることには変わりはないが。
460無名草子さん:03/04/06 16:10
>458
ロイに対してのアンの態度は確かに酷いよね。
でも恋愛に夢見すぎてて、自分が本当は誰を好きだか分からなかったって
いうのは実際にあるよな〜。
自分が頭の中で「これが理想!」って思ってた相手が目の前に居るのに、
恋をしない筈がないって思い込んじゃったんでしょ。
実際あるよ、そいうの……。
でもまーそういう間違いも含めて楽しいんだよ、アンって。
結構「おいおい」ってことやってるし。
461無名草子さん:03/04/07 02:26
アンって、典型的な「愛されるより愛したい」タイプだよね。
自分を好きになってくれた男性で満足する、というのは考えられないんだろう。
だから、ギルバート(1回目)やロイを振ったのは、
アンとしては、他にどうしようもなかったんじゃないかなー。
ロイにとっては、確かに酷い話だけど…。
462無名草子さん:03/04/08 13:47
アニメのアンの方が好きだなー。
小説で読むと結構ひどいことをすぱすぱ言ったり思ったりして、その上それが当然といわんばかりの勢いだし。
こまごまとした事件があって面白いんだけどさっ。
ギルはアンのどこに惚れたんだっけかな〜。

463無名草子さん:03/04/08 18:59
はっきり描かれていることは、ギルもチャーリーも頭がいい娘が好き、ということだが。
個人的には頭ぶたれた後遺症かと思ったり(w

あと、アンが年ごとに美人になっていったということもあるだろうな。
そしてどんどん催眠が強くなっていく、と。
464無名草子さん:03/04/08 21:01
ギルが自分で、教室で殴られてから惚れたと言ってるし。
ちょっとだけマゾ入ってるかもしれないギル(W
でもそういう所も含めてアンシリーズが好きなんだよー!

そういえばアンシリーズで友達になりたい男の人。
ウォルターと是非……お友達に。遠くから見るだけでも良いけど
是非お話ししたい。でも馬鹿だと思われて話してもらえないかも
しれないけど。ウォルターって基準高いしね(´д`;)
465無名草子さん:03/04/08 23:48
さらに「リラ」によると、アンにじっと見つめられたときに惚れた、と。
以上の話を総合すると、石板でなぐられる直前、
アンがギルを怒りに燃えた目でにらみつけたとき、ってあたりが妥当かと。
本にある限り、他にアンがギルをじっと見つめることができる状況はその日にはない。

マゾなだけではなくサドのよーな気も…(w
466無名草子さん:03/04/09 08:45
>>454
貴方のカキコを見るまで、そういう視点に全く気づかなかったです。
正直スマンカッタ。

でも、
>でも女の子って、自分が関心のない男には、こうまで残酷になれるのかなあ、
>なんて思っちゃうよ。
男の人は、自分が関心を持ってなかった女の子に惚れられても悪い気は
しないんでしょうけどね。
あの年頃の女性は、自分が関心を持ってなかった男の子に
惚れられると、トリ肌立つほど生理的に嫌悪感を持つことがあるんです。
「惚れられる=性的に関心を持たれる」ということでもあるでしょう。
なので、アンがチャーリーを嫌う気持は、とてもリアルに感じて、アンに
同情してました。貴方のカキコを見るまで(笑)。
467無名草子さん:03/04/09 11:29
>464
ギルはマゾだったのかっ!
普通のお子様は石版などではたかれたら「そこまでするかよ」と、自分が悪くても思いそうなものだが。
初めの印象が強すぎて、他の女の子なんか平凡に見えたのかもね。

468無名草子さん:03/04/09 19:01
つか、頭の切れる女の子が良かったんでしょうな。
喋っててつまらないのは勘弁って。
ルビィあたりとはろくな話できないだろうし。
469無名草子さん:03/04/09 20:10
他の女の子には、ちょっかい出しても許してもらえるギルだったが、
アンにマジギレされて、「お、こいつは違うぞ」と。
それで注目しているうち、アンの魅力に捕らわれていった。

しかし白百合姫のとき、ギルは逆ギレしたわけだが、
その後の彼の心情に何らかの変化はなかったのだろうか?
470無名草子さん:03/04/10 13:17
初めは「嫌なやつ」と思っていたのに、時間がたつと好きになっているというパターンは現実でもよくあるからな。
「アンとは気があわん」と、どうしてかな〜どこがかな〜と観察しているうちに思っていたほど悪くないじゃん。→好き。になったのかしら。

マリラとギルの親父の詳しい話が聞きたかった・・・
471454:03/04/10 23:41
>>466
>あの年頃の女性は、自分が関心を持ってなかった男の子に
>惚れられると、トリ肌立つほど生理的に嫌悪感を持つことがあるんです。

ああなるほど。こういうこと、一般論としてはわかったような気になってたが、
言われてみると、確かにそうだって思い当たることがあるよ。
男と女では違うんだね。

「愛情」読み進めていくと、ギルバートとチャーリーが徹底して差別化されてるのがわかる。
チャーリーにも、ちょっとは良いところがあってもよかろうに。
ギルバートって、女性の読者にとっては男の理想像のようなものなのかな。
あまり良いヤツすぎて、かえって物足らないような気もするんだが。
ハリソン氏が「アビリルのあがない」の感想で、これと似たようなことを言っているな。
472454:03/04/10 23:51
書き込んでから気がついた。
「アビリル」の内容は、恋に恋するという、ロイに対してのようなアンの心情の比喩なんだな。
ハリソン氏に「そんなもんじゃないよ」と言わせて、ラストを暗示しているわけだ。

しかしその割には、ギルバートが優等生すぎて、説得力に欠けるような気がする。
これはチャーリー的な俺のひがみだろうか?(w
473無名草子さん:03/04/11 00:56
モンゴメリって、少女、子供、老人は魅力的に書けるけど
魅力的で現実にいそうな若い男を書くのはイマイチって感じがする。
まあ、モンゴメリに限ったことじゃないけど。
言われ尽くしてることだけど、女流小説家の書く理想の男は、
現実離れしてることが多い。

そして、男の作家の書く理想の女も……。
474無名草子さん:03/04/12 03:28
>473
 バーニーはいい男だと思うが。駄目かね?

 ギルバートはねー、お馬鹿っぽい所が可愛いのさ(W
475無名草子さん:03/04/12 18:42
>474
おお!私もバーニー・脛椅子大好き!
476無名草子さん:03/04/14 00:24
全然関係ないけど、アンシリーズ読んでるとすっごいお腹
すくのは私だけかな。
読む前に隣に食料用意しちゃうくらい。
パイとかケーキとか。すっごい美味しそうに書いてあるんだもん。
477無名草子さん:03/04/14 01:20
>476
昔「アンの手作り絵本」ってのが出てたんですよね。
アンシリーズに出てくるレシピとかが載ってるの。
478無名草子さん:03/04/14 06:59
>>476フィリパが同じことを言ってたぞ。
「ピクウィック・クラブ」にな。
479476:03/04/16 00:24
>478
 あったね、そういう話し。
 「大草原の小さな家」のシリーズも同じくお腹空くんだけどさ。
 向こうの小説は、料理が旨そうで食べたくなる(*´д`*)

 アンシリーズで一番食べたいのは……なんだろう。
 ミス・コーデリアのレモンパイとかかな(W
480山崎渉:03/04/17 11:45
(^^)
481無名草子さん:03/04/17 23:14
リラの靴下片カタカタの話、ティーンの頃は笑って読んでたけど、
自分が20代でやってしまった時には、もう顔から火が出そうでした。
しかも靴でよ・・・・似たような、黒のローヒール。バックルが微妙に違った。
会社のロッカーに2、3足置いてて、間違えて営業に出ちゃった。
他人には気づかれなかったと思うけど・・・・・・

ちなみに上司(男性・30代)は、黒と茶の靴カタカタの経験あり。
出勤途中の新宿の交差点で、注目の的だったそうな・・・・・
飲食店向けの白衣の会社だったので、
彼は在庫の黒のコックシューズを履いて営業に出ました。
482山崎渉:03/04/20 06:09
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
483軽焼饅頭はシュークリーム:03/04/28 20:32
金銀ケーキってどんなんだろうあげ。
484無名草子さん:03/04/28 20:40

  ( ・∀・)   | | ガッ
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >__Λ∩
  _/し' //. V`Д´)/ >482
 (_フ彡
485無名草子さん:03/04/30 23:20
>483
このスレの403、409で出ていた「赤毛のアンの手作り絵本」では、(以下引用)

(原作では)詰め物をして砂糖衣がかかっていたそうですが、
ここでは現代風に、白と茶のスポンジケーキを金と銀に見立て、
チェスボード状に組み合わせてチョコーレート・チーズクリームをはさみました。

という、市松模様の、リラが持つにふさわしい可愛いケーキになっています。
486山崎渉:03/05/22 02:09
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
487山崎渉:03/05/28 16:54
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
488無名草子さん:03/06/28 18:53
倉庫入りしそうでした
489無名草子さん:03/07/05 23:32
age
490山崎 渉:03/07/15 11:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
492無名草子さん:03/09/03 03:10
アンの愛情読んでるんだが、アンがアホほどモテてるな。

しかもアンの突き放しっぷりがすごい。
チャーリーをフって反撃されたあとで「あんなのに噛み付かれたごときで
動揺するとは、自分も落ちたものだ」だなんて、問題外扱いの表現としちゃ究極w

チャーリーをそんな格下キャラと位置付けてたとは思わなんだなぁ。
それでもなぜかアンを嫌な奴だとは感じないのが不思議。
100年前の書物だから、当時としてはあーゆう考えもありだったかもしれないし
493492:03/09/03 03:14
あ、>>454で同じようなのがあるね、かぶった。
おれも男です20代後半のw
494無名草子さん:03/09/07 21:58
個人的にディーンが好きだな。同志は少ないけど
あの屈折しまくってる所とか、皮肉やな所とか、知識人な所とか
エミリー本人よりもよっぽど芸術家タイプだと思う
テディにはあまり惹かれなかったな。

495無名草子さん:03/09/08 13:27
ディーン、頭がすごくいい人だけど、
芸術家というには鋭すぎる感じがする。
評論家に向いてそう。
社会の出来事をバッサバッサと斬る!

美しいキャラが好きなので、
私はテディのほうが好き。
ディーンがカコヨかったらディーンのほうが
好きだったかも(w

あの母親のもとで育って
テディのようにまともな性格に成長するってのは
現実ではありえないと思う。
496無名草子さん:03/09/08 20:38
漏れ的にはテディはいい子さん過ぎるので駄目かな。キャラとしては
面白味に欠けている気がする。夫にするなら良いけど。
ディーンは美しくはないけど、とても魅力的な男だ。恋人にしたい。
ディーンは確かに評論家タイプだな。
その気になれば、小林秀雄みたいな芸術の域に達した評論を書くような
気がする。書かないだけで。
497無名草子さん:03/09/12 05:23
原作のアンを読んだんだけど、アニメで見たジェリーブートの毒入りリンゴの話がない。

ステイシー先生がチクりに来たと勘違いして、言わんでもいいことを白状しちゃったのと
クイーン学園受ける気あるかい?ってエピソードだけじゃ物足りないから
オリジナル話を足したんだろか?
498無名草子さん:03/09/15 00:05
>485
金銀ケーキが「とくいそうに」テーブルにのってた、て訳がオカシイ。言葉選びが上手だなあと思います。

499無名草子さん:03/09/20 07:12
>>492
>100年前の書物だから、当時としてはあーゆう考えもありだったかもしれないし

い〜や、あれは乙女の永遠不変の心理ですよ。
おもてに出すかどうかはともかく。
それが裏返ると激しい自己卑下になっちゃう。
アンは子供時代自分を卑下してたから裏返っちゃったのかな。
歳がいってから、チャーリーに悪いことしたと、ちらとでも思ってくれてれば、
まあ許せます。
アンブックス読むと、人の心や情は、百年前だろうがどこの国だろうが
変わらないなあと思う。

>>497
それはエミリーシリーズから引っ張ってきたエピソードです。

ところでディーンって、せむしのおじさまですよね?ジャーバック・プリースト
エミリーシリーズには残念ながらあまりはまれなくて一回しか読んでいないんだけれど、
ディーンはすごく好ましく、印象深い人です。
私ならディーンを選ぶんだけどな。
女の子だとイルゼ。
ペリーを愛してると自覚する場面が好き。
もう一回読んで見ようかな?
500無名草子さん:03/09/20 08:26
エミリーが女性作家にインタビューする場面に登場する犬がいい。
 「僕は素敵な犬だろう?」
モンゴメリーは犬もちゃんと描写するのだなあ、と思いました。
でもネコの方がお好きみたいですね。
501無名草子さん:03/09/21 02:23
>>499
>それはエミリーシリーズから引っ張ってきたエピソードです。

へー!!へー!へー!
そうだったのか。高畑監督マニアだなあ
502無名草子さん:03/10/30 22:07
エミリーシリーズ読んでます。
口うるさい親戚や、キ○ガイ爺さんなど香ばしい大人が多い。
アンシリーズのほうがホノボノしてたなぁと
思いつつ3巻目突入です。
503無名草子さん:03/10/31 00:59
ディーンって・・ロリコンだねぇ。
大学時代の同級生の娘でしょう?十二ぐらいのときから目をつけてるし。
ただすごく萌えるカップリングだけどね。テディより。
エミリーと別れるとき「自分のキスで燃え立たせたいとおもった冷たい顔」
って思うところ、ドキっとするよ。

イルゼが大好き。花瓶放り投げるたりストーブパイプタウン(名前思い出せない
の写真の目玉くりぬいたり、いちいちウケる。

にしても、アンにしろエミリーにしろリアルに処女の残酷さみたいのが
浮き彫りにされてるよね・・時代が時代だからだろうけど。
しかしエミリーって最後の方、そういう処女的な潔癖さが微妙に薄れた感じがする。
ディーンのキスうんぬん然り。
504無名草子さん:03/10/31 10:26
アンと違ってけっこう早いうちから
異性やらキスやら意識してた気がする>エミリー

ストーブパイプタウン、ペリーでしたっけ?
エミリーに求婚してたけど早いよね。
当時はありなのかな。

ディーンは頭も良くていい人なんだけど
現代に置き換えるとかなりキモイおじさんかも。
体が悪いから普通の女に相手にされないで
子供のエミリーを「自分のもの」とか言ったり、テディにやきもちやいたり。

エリザベスおばさんとか交際を良く思ってないって書いてあるけど
普通そうだろ。
505無名草子さん:03/10/31 13:23
エミリーやアン個人のことじゃなくて、なんだろう。
話の雰囲気や、モンゴメリの書くものそのもののこと>潔癖さ
プラトニック至上になりがちなヴィクトリア王朝風というか夢見る乙女風といおうか
そんな物語の雰囲気に慣れてたので、
テディ母が私がおかしくなってたのは赤ちゃんができてたからでしょう。
あらこんなこと若い娘さんにいうべきでないわね、って言ったのに
エミリーが私はとっくに赤ちゃんがお医者さんのかばんから出てくるんじゃないのを
しっていましたわ、みたくクールに返したくだりを読んでちょっとびっくりした。

506無名草子さん:03/10/31 18:25
エミリー読み終えました!

なんていうか、登場人物皆変!!
エミリーも強情で何かというと「マレー家の誇りが」とか
言って、友達にはほしくないタイプだなぁ。

あ、でもこうゆうプライドとか威厳ってアンにもあったよね。
作者の好みなのかな。
507無名草子さん:03/11/05 08:52
パットシリーズって評判良くないみたいだけど、
アンもエミリーも読んでしまったので読もうと思ってます。

アンの番外編みたいなので
リラの子とかが出てくる話がのってるのは
日本語訳でてるのでしょうか??
508無名草子さん:03/11/05 10:16
リラの子? そんな話もあったんだ。 知らなかった。
509無名草子さん:03/11/06 11:57
「正続アンの村の日々」。死後発見された原稿。
なんかちょっと推敲が足りないのか?訳者がうまくないのか?
 
 でも既出ですが、ペネロペさんのお話は私もオモロカッタ。
510無名草子さん:03/11/06 13:20
村岡花子さんの訳以外も皆さん読んでいるのでしょうか。

ちなみに私は「アン」のシリーズが一番好きで、特に
「アンの友達」などのアンを主人公としない短編集が秀逸だと思う。

アンシリーズは好きだけど、アンのキャラは大嫌い。
そういう人っているのかしら???
511無名草子さん:03/11/06 17:53
アンシリーズは好きだけど
アンはあまり、、嫌いではないけど元から
あんなにおすましさんだっけ?

リラとケネスの話はもっと読みたかったなぁ。
512無名草子さん:03/11/07 17:06
リラは第一次世界大戦で恋人を戦場に送り、
多分、第2次世界大戦では自分の息子を戦場に送るんでしょうね。
年齢的にはそうなるね。
513無名草子さん:03/11/07 21:26
512>そう考えるとリラってかわいそう。
青春時代もアンの方がずっと楽しそう(のどか?)だし。
でも精神が強いのはリラの方なのかな。

「正続アンの村の日々」読みたいなぁ。
本になってるのかな、、
514無名草子さん:03/11/08 14:36
>513
篠崎書林から出てます。今でも手にはいると思うよ。

アンとリラの時代背景の違いは悲しいですが、
残念ながら、孫の代になってもひ孫の代になっても、
まだまだ月に新婚旅行には行けないですね。
515無名草子さん:03/11/08 15:48
>513
 私はこのスレで存在を知って、アマゾンかなんかでつい先月手に入れました。
私にとって二十年ぶりのモンゴメリーの新作だったのでうれしかった。
516無名草子さん:03/11/08 19:02
暮しの手帳社から出てる「アンのクリスマス」って、
アンブックス・村の日正続に入ってないのが収録されてるのかな?
ご存知の方いらっしゃったら教えてください。宜しくお願いします。
517無名草子さん:03/11/08 20:11
違う話でしたよ。 
518無名草子さん:03/11/08 21:15
>517
ありがとう、読んでみます。
519無名草子さん:03/11/10 09:06
515>探してみます!ありがとう!!

ガイシュツですがアン読んでるとお腹すく〜(泣)
夜中に読みふけり甘いもの食べたくてしかたなくなって死にそうでした。
520無名草子さん:03/11/10 09:51
およばれした時のメニューとかね〜
結婚式のごちそうとかね〜
521無名草子さん:03/11/10 15:07
お猿の顔のクッキー〜〜〜!!!
モノもいいし、出てくるシチュエーションもいいよねえ。
522無名草子さん:03/11/10 18:28
チキンサラダに使うにわとりはまだ走り回ってる、ってシャーロッタ4世がいってたけど、そこから料理作るってすごいなあ。
しかも種類も量もたくさんでなきゃいけないし。実質三人で。どうだろ、できるかな。
523無名草子さん:03/11/10 18:41
スーザンの手料理食べたいわぁ。
エミリーではあまりごちそう出てこなかったな。
524無名草子さん:03/11/10 20:45
ミス・コーネリアのパイ尽くしを食べてみたい・・
525無名草子さん:03/11/11 06:44
「パイはできる人とできない人がありましてね。」byメアリ
526無名草子さん:03/11/11 08:07
>>522
そんなの今の日本だって普通にやってる人いくらでもいますよ。
527無名草子さん:03/11/11 09:09
ミス・コーネリアのお得意はレモンパイでしたっけ?
あーお腹すく。
528無名草子さん:03/11/11 17:31
>527
でも作ってくれないんでしたっけ?評判おちるのがこわくて。あれ、ほかの人だっけ?
529無名草子さん:03/11/11 18:10
528>コーネリアさんだよ♪

アン、エミリー、パット以外どんなの書いてるの?>モンゴメリ
530無名草子さん:03/11/11 19:27
「青い城」が好きだなあ
531無名草子さん:03/11/12 10:06
>>529
 ジェーン!これがまたいい。
 引越し先に迷ったら、魔法を感じるか、で決めたいもんだ。そうもいかないんだけど。
 
532無名草子さん:03/11/12 15:30
ジェーン、青い城、正続アンの村の日々、図書館で予約しました!
楽しみだわぁ!!
533無名草子さん:03/11/16 05:12
"Mistress Pat”の妹 「Cuddles」は、もし自分が翻訳者だったら
何て訳す?逐語訳だと「抱っこ(ちゃん)」かな?本名「玲子」で、
抱っこばかりせがんでて、「あっこ」になった、とか?
534無名草子さん:03/11/16 07:36
ピーちゃんてそうなのか〜。レイチェルがなんでまた。
535無名草子さん:03/11/18 08:54
「プリンスエドワード島への道」って作品は短編集なのですか?
ずいぶん数あるみたいなのですが
536無名草子さん:03/11/18 17:31
違うみたい。ただ、なんか原案・モンゴメリって書いてあって、著者は知らない人だった。
そのうち読んでみようとは思うんですが・・・。
537無名草子さん:03/11/18 19:22
人気ドラマのノベライズじゃなかったか。
538無名草子さん:03/11/19 02:38
「アボンリーへの道」のこと?
アボンリーが舞台の海外ドラマを本にしたものだよ。
確か、「ストーリー・ガール」と「黄金の道」が原作だったはず。
モンゴメリの他の短編がもとになってる話もあった。
まあ、原作とはかけ離れたものになっちゃってるけどね。
マリラやリンド夫人も出てくる。

このドラマ好きだったなあ。また、N○Kで放送してくれないかな。
マリラの恋人の話は、(゜д゜)ポカーン だったけど…。
539無名草子さん:03/11/19 02:43
海外ドラマ「アボンりーへの道」のこと?
>「ストーリー・ガール ( The Story Girl )」 と 「黄金の道 ( The Golden Road )」、
> その他いくつかの短編集をもとに構成されていますが、 かなり自由な脚色がなされているので、
>原作とはほとんど別の物語と考えた方がよいでしょう。
ということです。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~FG5M-OGM/avonlea/index.htm
ttp://homepage1.nifty.com/Theater5148/drama/road_to_avonlea/roadtoavonlea.html

昔テレビ欄で発見して(NHK教育?)、期待して見てみたら全く予想と違うんで失望した覚えあり。
しかし以上のことを踏まえて見れば、なかなか面白そうな感じですね。
540539:03/11/19 02:46
おおお、こんな時間で538さんとかぶってしまった。スマソ。
541無名草子さん:03/11/21 13:06
青い城読んでます。

村の日々やエミリー読んでも思ったけど
「口うるさい親戚」って必ず出てきますよね。
今考えると信じられない価値観のばあさんとか、、
時代なのかな。
542無名草子さん:03/11/23 03:59
昔アニメでやってたのは、
ちょうど夕食時にぶつけられていたので、いやおうなく見させられていたが、
苦痛で苦痛で仕方がなかった。
(もっとも、小学生の男で少女小説をおもしろがれるようなやつがいるとも思えんが)

ふと思い立って、先日原作の小説を読んでみたら、
泣いてもうた。
543無名草子さん:03/11/24 01:00
「青い城」、読み終わった。おもろかった。
「正続・アンの仲間たち」は、これだけそろうとすごいって感じ。よく集めたなー。

あと「ストーリーガール」ってどうなのですか?おもしろかったですか?
544無名草子さん:03/11/24 14:03
アンの村の日々完読。
久しぶりにアンシリーズの面々に会えてうれしかったけど
あざといほどアン一家のことが引き合いにだされてて、
ちょっと理想化されすぎてるきがした。
でも面白かった。アンシリーズは番外の短編がすごく好きなんで。
545無名草子さん:03/11/24 18:44
544>私も思った!
何かとあると「ブライス一家のように」とか
「ブライス夫人は」とか、医者の家っていうだけでそんなに
村人の憧れの的なの??って感じ。
546無名草子さん:03/11/27 19:00
アン、パット、エミリー、青い城以外にどんなのがあるの?
読んだことある人いらっしゃいますか?
547無名草子さん:03/11/28 22:18
「マリーゴールド」

「もつれた蜘蛛の巣」は自伝だっけ?
548無名草子さん:03/11/29 00:16
>>546
 ジェーンをお忘れなく。

 今図書館で借りてきた「渚の求婚」読んでます。アンシリーズ番外編みたいな雰囲気の短編集です。
549無名草子さん:03/11/29 00:24
みんなくわしーですね。
私も久し振りに「丘の上のジェーン」を引っ張り出して読んでます。
550無名草子さん:03/11/29 23:19
おおお、レスありがとうです!
さっそくGETします!
楽しみぃ♪
551無名草子さん:03/11/30 00:18
>>549
「丘の家のジェーン」だよーん。
「果樹園のセレナーデ」という作品もあるらしいが、未読ですだ。
552無名草子さん:03/11/30 04:14
果樹園のセレナーデを今読んでいるよ。ブックオフで100円ゲトー
553無名草子さん:03/12/03 23:59
赤毛のアン、いろいろな作家に漫画化されてるね。
私はこないだ出版されたばかりの原ちえこの雰囲気が好き。
554無名草子さん:03/12/14 02:01
あげ
555無名草子さん:03/12/23 21:09
「マリゴールドの魔法」は大人にお勧めです。
中学生の時に初めて読んだ時には特にいいとは思わなかったんですが、
20代に入ってから読み返したら面白い面白い。
大きい祖母の臨終前の昔話の部分が一番お気に入りです。
「自分の持ち札を全て見せてはいけない。謎めかした所がないと恋愛は上手くいかない」
「正しい判断を下すことくらい難しいことはないからね。寛大に構えるほうがずっと楽だもの」
などなど。
556無名草子さん:04/02/14 00:02
557無名草子さん:04/02/16 18:29
興味ある人も多いと思うので、お知らせします。
「アボンリーへの道」再放送始まりました。
詳しくは、↓

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/avonlea/index.html
558無名草子さん:04/02/20 07:49
>>555
 マリゴールド、図書館で探し出して読みました。
 大おばあさんの昔語りもおもしろかったですし、後半ゲニーの豹変ぶりも笑えました。
 
 モンゴメリーはジェーン、エミリー、アン、パットだけだと思ってたんですが、このスレでいろんな作品を知る事ができてうれしいです。
559トバモリー:04/02/27 23:13
ここをごらんの方ってほかにどんな作品を読みますか
自分は源氏物語と三島由紀夫が好きです
あとモンゴメリなら原文で日記集読むのも大好き
560トバモリー:04/03/06 20:51
カナダのL.M.M.研究所のサイトで見つけました。
彼女に関するクイズです。
わたしは89点でした。
どうぞ。
http://www.upei.ca/~lmmi/lmm-quiz.html
561無名草子さん:04/03/10 08:24
>>559
三浦綾子とか小野不由美とか。
562トバモリー:04/03/10 18:46
三浦綾子
学生のときに読みましたよ
「石ころのうた」
563無名草子さん:04/03/24 10:31
もうそろそろアンをめぐる人々を読み終えそう。
564無名草子さん:04/03/24 11:36
>>563
私は「アンの友達」「アンをめぐる人々」が本編より
好きかも知れない。
中学1年から30代の今でもそれは変らない。

>>559
ありとあらゆるジャンルです。敢て言えばサリンジャーが好き。
565無名草子さん:04/03/25 20:48
アンをめぐる人々って明るくておもしろい話しもあれば、どんより暗い感じの話しもあって
バリエーションにとんでるね。アンとダイアナも出てくるし。
これを読み終えたら、ストーリーガールを読むつもり。その次は、丘の家のジェーンと
青い城を読んで、そのあとにエミリーシリーズを読んで……楽しみだー
566無名草子さん:04/04/07 21:55
今日、私は、このスレに書き込む。
私の投稿が人々の目にとまりますように。
567無名草子さん:04/04/15 09:38
今「黄金の道・下」を読んでます。ぶきっちょさんとアリスが結婚するところ〜
568無名草子さん:04/05/16 12:54
小倉千加子の「赤毛のアンの秘密」読んだ人いたら、感想ください。
569無名草子さん:04/05/20 18:30
>568
一言で言えばモンゴメリと「赤毛のアン」についての評伝&批評本だけど、作者に
モンゴメリや彼女の作品に対してそれほど思い入れがないため、その批評はかなり
辛辣なので、純粋にモンゴメリの作品を好きな人にはおすすめ出来ない。(モンゴ
メリの思想や社会観の限界を、他の人の著作よりもさらに鋭く批判していて、モン
ゴメリ自身について興味のある人には目からウロコ、の所もあるかもしれないけど。)
570無名草子さん:04/05/20 20:33
じゃ 読まないことにしよう。思い入れのない人に
あれこれ言われたくないね。
571無名草子さん:04/05/31 21:33
モンゴメリは人を書くのが上手いよね。たくさん登場人物がいるのに
全部個性が違う。
572無名草子さん:04/06/09 01:47
「アンの友達」ロイド老淑女にマイッタ。
573無名草子さん:04/06/09 11:02
Anne of green gablesが「赤毛のアン」で定着した経緯って誰か知らない?
574無名草子さん:04/06/09 15:44
>>573
下記の「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」内
「赤毛のアン」の原書と直筆原稿に
簡単な経緯が書かれています.

http://club.pep.ne.jp/~r.miki/index_j.htm
575無名草子さん:04/06/10 02:35
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/juvenile/1052228341/l50

児童図書スレ「赤毛のアン」もこっちも内容は同じだね。
あっちのが賑わってるからあっちに行こう。。。
576無名草子さん:04/06/10 20:19
574さん、ありがd。
577無名草子さん:04/06/13 22:46
今、「青い城」読んでます。
面白すぎて読み終えるのが勿体無い…
578無名草子さん:04/06/28 22:21
これはしたり!
579無名草子さん:04/07/15 10:26
あげましょう
580無名草子さん:04/07/16 15:15
プリンスエドワード島は今頃きれいだろうね。冬は寒いだろうけど。
行きたいなあ。
581無名草子さん:04/07/16 17:30
ベストシーズンは、やっぱり夏なのかな?
来年あたり目標にしてますが…
582無名草子さん:04/07/17 03:29
一番良いのは6月か9月かな。
7、8月でも暑くなくて風景もきれいだったけど、
バケーションシーズンだから観光客が結構多かった。
583無名草子さん:04/07/17 10:20
せっかく見えたのに、時差忘れてた( ´・ω・`)

http://www.gov.pe.ca/islandcam/
584無名草子さん:04/07/17 15:52
>>582
さんきゅです。9月もいいんですね。
583のサイト、画像てんこもりで嬉しい!
やっぱりキレイだな〜。
585無名草子さん:04/07/17 22:40
「赤毛のアン」ツアーなんてものが存在するのは世界中でも日本だけというのは本当ですか?
586無名草子さん:04/07/18 02:31
行ったのは10年前だが、グリーンゲイブルスや銀の森屋敷に来てたのは
日本人よりアメリカ人とか白人、アジア系観光客が多かった。
今は日本人がもっと増えてるかも。
587無名草子さん:04/07/19 13:52
いわゆる観光シーズンは6/15〜9/15だけどね。
催しものによってはこの時期しかやってないものもあるから、
この期間以外に行くなら確認した方がいいよ。

日本人の女の子が真冬か春先に行って、氷点下で観光場所が全部クローズ、
凍える思いをしたという噂を聞いたことがある。(笑)
588無名草子さん:04/07/20 23:04
>>586
作中にも出てきてたけど、夏のプリンス・エドワート島にはアメリカ人が避暑でやってくる、ってあったから
もともとアメリカの人たちには観光地として有名だったんだろうね。
589無名草子さん:04/07/21 11:19
アメリカ人が避暑に島で一夏過ごすのは昔からあったらしい。
金持ちは海岸沿いの高級ホテルで毎晩パーティして
チキンサラダ食べて、子猫にリボンつけてかわいがって秋には捨てて行って。。。
あの辺りは夏でも過ごしやすいから良いよね。

590無名草子さん:04/07/22 12:44
「アボンリーへの道」のベースが「ストーリーガール」
「黄金の道」その他ってクレジットに出てる?
591無名草子さん:04/07/23 00:40
age
592無名草子さん:04/07/23 22:42
>>590
「アンの友達」もあったような、なかったような。最初のうちは「アンの友達」「アンをめぐる人々」を
元にしたエピソードが多かった。
593無名草子さん:04/08/09 19:37
モンゴメリの本読んでると
心が安らぐ
594無名草子さん:04/08/20 18:29
あげちゃう
>>593
公園で読むのがお気に入りです
最近は蚊が多くてなかなか行けませんが
595無名草子さん:04/09/03 23:31
「黄金の道」注文しました。
届くのが楽しみだ〜。
596無名草子さん:04/09/07 21:26
パットやジェーンが好きだ。
子どもの頃の自分には、アンのような人なつこい子より、
気むずかしい(特にトラウマがあるわけじゃなくて、
すぐには人と打ち解けない)子の方が感情移入しやすかった。
パットお嬢さんの後半、パットが持てるものを次々と失っていく様子が
淡々と描かれてるが、読んでいて辛いな。

アンブックスの話。
アンがしきりにポール・アーヴィングを誉めるのを聞いて嫉妬する
デイビーがほほえましい。
597無名草子さん:04/09/07 23:06
ひさびさに「アンの幸福」を読み返して楽しい気分に浸れた。
ノラとジムのエピソードが好きです。
逆ギレしたジムがプロポーズするシーンは何回読んでも笑える。

ミス・ヴァレンタイン・コータロー(この名字ってほんとにこんなふうに発音するんでしょうか?)がお墓を案内しながら、
そこに眠る人たちのいろんなエピソードを語るところとか、
ラスト近くで、アンがトムギャロン家に招待されて、
一族の不気味なエピソードを延々と聞かされるところとかもう楽しい楽しい!w
598無名草子さん:04/09/08 01:18
>>597
自分はレベッカ・デューとダスティー・ミラーのエピソードが好きだったな。
「あの猫」としか呼ばずあれ程嫌っていたはずなのに、よそに譲ったと聞いた途端
激怒するという・・・。
と言うかレベッカ・デューその人が好きだった。「幸福」のラストで彼女がシーツを
旗のように振ってアンとの別れを惜しむシーンはとても印象的でした。
それだけに次の「夢の家」で、彼女がアンの結婚式に呼ばれなかったのが
不思議でしょうがなかったが、作品の発表順(「夢の家」は1917、「幸福」は1936)を
のちに知って納得。
599597:04/09/08 08:15
>>598
レベッカ・デューいいですよね。
ダスティ・ミラーとの確執(笑)は私も好きです。
イライラしたレベッカがダスティを足を使って追い立てることがある、という描写には大笑いしました。
うちも猫飼ってて、私もたまにやるなあ、と。

「ルシンダついに語る」のルシンダとロムニーとか、
「シンシア叔母さんのペルシャ猫」のスーとマックスとか、
好きあってるくせに意地っ張りな恋人同士のゴタゴタが私は好きみたいす。
600無名草子さん:04/09/08 17:39
>>597-599
どれも面白いところですね!
レベッカ・デューの言う「我侭猫め!」に、いつも笑ってしまう。
ふくれ癖のあるサイラス・テイラーも面白いですね。
601無名草子さん:04/09/13 18:50:25
>>597
同じく、ちょうど昨日「アンの幸福」を読み返したところ。
私はノラとキャサリン・ブルックがとても好きでした。
とても物語の中の人物とは思えず、
「いるいる。いるよこんな人」
って感じで…いやいや、正直に言おう。
人付き合いが下手で愛想がない私には、彼女たちがとても他人と思えなくて。

キャサリンがアヴォンリーに滞在中にどんどん心がほぐれていって、
それと共に急に魅力的な美人になるところは良かった。
「アンの幸福」のアンは、人々を幸福にする妖精のようで、
あの本は読んでいて元気になります。
602597:04/09/14 22:39:15
>>601
>人付き合いが下手で愛想がない私には、彼女たちがとても他人と思えなくて。

レスありがとう。あー私もです。ナカーマ。
「幸福」は、今までアン・ブックスの中でも一番印象が薄かったのに、
三十路に入って(笑)、ふと読み返したらなんだか……。
特にキャサリンのひねくれ方は私そのものだなあ。
ノラの姉のサリーのほうが人好きがする性格だけど、
ノラのほうに惹かれるなにかがある、とアンが感じるくだりは
ちょっと嬉しかったり。w

「幸福」は、ここ最近読み返して、ようやく気づいたのですが、
おしゃべりなアンが口を挟めないほどしゃべりまくるキャラが多いですね。
モンゴメリがいい加減アンを書くのにうんざりしていた頃だからなのか? アンのおしゃべりを封じてやる! と思って書いたんだろうか。

長文スマソ。
603無名草子さん:04/09/16 15:29:33
「黄金の道」、終わりに近づいてます。
最後まで読むのが勿体無くて、なかなか…
604某スレの835:04/09/29 02:34:43

ところで、ふと気づいたんだけど、今年は2004年。
モンゴメリが「赤毛のアン」の執筆に取りかかったのは1904年だから
ちょうど百年前ということになる。(出版は1908年だけど)
春に書き始めてから完成まで一年半を要したらしいから、
百年前の今頃はというとアンのなかで最もアンらしいエピソードを書いて
いる最中だったかもしれない。 (・∀・ )
605某スレの835:04/09/30 02:14:55
>>597
自分も「幸福」好きだけど、ノラとジムに「こうなったからには結婚する
しかない」と断言しちゃうあの小母さんがお気に入り。それまでは
うざい奴だなあと思っていたけどこのセリフで、よくぞ言ってくれたと
感激した。

トムギャロン家のエピソードいいですね。アンが「自分が口を挟めなかった
生涯で唯一の経験」とか言うんですよね。
606無名草子さん:04/10/05 00:15:40
あ、835さんだ。奇遇ですw
今日ようやく「猫びより」買いましたよ。
PEIの風景とネコたちに心癒されてます。
100年前と変わらない赤い道、感慨深いですね。
607某スレの835:04/10/05 02:32:32
>>606
アヒャ(゚∀゚ )
自分的には「赤毛のアン」を児童文学に分類したくないから
こちらのスレがもっとにぎわって欲すい。

「猫びより」の中に猫を抱えた少年の写真(19ページ上)があるけど
何となくデイビーを連想してしまいますた。 ( ´∀`)
608無名草子さん:04/10/05 05:22:44
どなたかわかる方にお聞きしたい。

前から不思議だったんですが
なんで村岡訳の「虹の谷」は割愛部分が多いんでしょうか?
あとがきに断り書きもいっさいないので
なんで虹の谷だけこんなに薄いんだろとは常々思ってたんですが。
609無名草子さん:04/10/05 16:32:38
>>607
ほんとだ!
やんちゃそうな面差し、実にデイビーっぽいですね。

>>608
えっ、割愛されてるんですか?
虹の谷、ストーリーは面白くて好きなんですけど
読点が多いせいか、なんか読みにくいなあと思ってました。
言葉の選び方も、他のとは微妙に違う気がするんです。
610某スレの835:04/10/07 04:02:17
>>608
Σ(゚Д゚; ええっ、そうなの?
「赤毛のアン」の終わりの方で省略されてる部分があるのはよく聞くけど。

そうすると「虹の谷」をちゃんと読もうとすれば原書の他には講談社の掛川
恭子訳か旺文社文庫の神山妙子訳だったかを古本屋をまわって購入しなければ
ならない、ということなのかな。

>>609
v(^^)v

「赤毛のアン」以降は全体的に訳の質が確実にワンレベル落ちてる気がする。
村岡さんが訳を急いだせいなのか、下訳の人の問題なのか。
なんか訳についてはいろいろ議論があるようですね。
611608:04/10/07 04:27:53
講談社の掛川訳が「完訳版」として出たときに
立ち読みでばらばらめくった程度なんですが、
「虹の谷」に、村岡訳では読んだことのないエビソードがあってびっくりしたんですよ。
んで、掛川訳の虹の谷は、他のアン・ブックスとほぼ同じぐらいの厚さだったので、
村岡訳はやけに薄かったのに……と疑問が湧いてきたもので。

そしたら>>610が書いてる通り、村岡訳「赤毛のアン」にも
省略部分があることを知って、
虹の谷もなんらかの事情があって、村岡さんが省略してしまったのかなあと思って、
そのへんの事情を知ってる方いるかなと思って聞いてみたんです。

確かに、村岡訳「虹の谷」はちょっと表現が硬いですね。
アンがスーザンを「お前」って呼んでたりするし。
612無名草子さん:04/10/07 17:44:20
自分は掛川訳でアン・シリーズ全巻を読破したので>>608さんとは逆に
村岡訳虹の谷の方にあるべきエピソードがないことを発見して驚いた。
村岡訳では「おごそかな誓い」でswearに二重の意味があるってことも
カットされてた気がする。

>>611
>アンがスーザンを「お前」って呼んでたりするし。
登場人物の相手に対する呼びかけには神経質な方なので、こういう訳は
到底許せませんw アンとダイアナがお互いを「あんた」と呼び合うのもイヤ。
ちゃんと「あなた」と呼び合って欲しい(友達を「あんた」と呼んでいいのは
ジョーシー・パイだけ)。でもほとんどの訳は「あんた」なんだよね(´・ω・`)
613某スレの835:04/10/08 04:17:32
>608
>掛川訳の虹の谷は、他のアン・ブックスとほぼ同じぐらいの厚さだった
え、え、えぇ・・・。
そうすると欠落してるのは何十ページ分にもなりますね。
「赤毛のアン」の欠落部分は2ページ程度だったと思うけど。
こちらの方は元の版がカナダ版、アメリカ版、イギリス版とあったりする
らしいからその違いによるのかなあと漠然と考えていたけど、何十ページと
なると度を越している。
新潮文庫編集部?はこの件について巻末でキチンと事情を説明すべき。
(`・ω・´)

講談社がわざわざ麗々しく「完訳」と謳った理由がようやくわかりますた。
(´・ω・`)

児童文学版のスレにも応援頼んだけど誰も知らないっぽい。
(´・ω・`)ショボーン
614無名草子さん:04/10/08 08:10:04
615無名草子さん:04/10/08 12:00:32
>>610
掛川恭子訳版は古本屋回らなくとも普通に売られていると思いますが......。
616某スレの835:04/10/09 04:56:48
>>615
全部新刊で購入すると破産するから。 (´・ω・`)
それに古本屋でしか手に入らない本があり、どうせ古本屋めぐりをするので。

最近の収穫(いずれも現在新刊書店では手に入らないもの)

文春文庫ヴィジュアル版 「夢見る旅"赤毛のアン"」を250円でゲット (σ゚∀゚)σ
これは
プリンス・エドワード島の写真や年表、モンゴメリの生涯の解説等あって、
読んでる途中調べたいことがあったら気軽に引ける便利な一冊。

角川文庫版「アンの愛の手紙」(←新潮村岡版の"アンの幸福"にあたる)と
「アンの夢の家」を100円でゲット。
一方の訳で違和感があったり、ピンとこなかったりした個所をもう一方の
訳で読んで見るとなるほどと思うことがしばしばある。読み比べると楽しい。
これぞ「一粒で二度おいしい」状態 !
617無名草子さん:04/10/10 22:12:15
今日、図書館で村岡花子さんの訳を読んだら、かなり子どもっぽく訳されて
いて、掛川恭子訳を読み慣れた私にはとっても違和感がありました。

中学1年生の頃は村岡訳にはまっていたのに、あんな感じだったんだ。
びっくり。
618某スレの835:04/10/11 02:12:40
あれ。講談社掛川版は子供向けに訳されてあるとかどこかで読んだけど
違うのか。

講談社が講談社文庫で全部出してくれるといいけどなあ。
619無名草子さん:04/10/11 06:27:26
掛川訳は図書館でざっと読んだ程度だけど
こっちのほうが児童向けに書かれた文章だと思ったなあ。
村岡訳のほうが訳としては大人向きだと思う。
620無名草子さん:04/10/11 06:56:12
講談社の掛川訳は大人向け(完訳クラシック)と子供向けの2種類あって、
文章は全く同じだが子供向けの方は漢字を少なくしている。
それと子供向けにはある「注釈」が大人向けには無い。ただしこの注釈は
地名・人名や英語独特の言い回し、聖書の引用元など大人が読む際にも
必要なものなので、なぜカットしたのか理解に苦しむ。
あと完訳クラシックは装丁が素晴らしい。各巻色違いで並べるとカラフルw
621無名草子さん:04/10/11 11:06:05
掛川訳の「虹の谷」、注文しました。
(明日到着予定)
村岡さんが割愛された理由はわからないけれど、
教えてくれた>>608さんに感謝です。
622無名草子さん:04/10/11 21:06:46
>>620
注釈の件は知らなかった。掛川訳は未読なので。
装丁は確かにきれいなんだけどさ、できれば文庫サイズで出して欲しかったよ。
注釈カットは価格を下げるための苦肉の策だったのかな?
児童向けに最初に出た奴はでかい上に「高っ!」て思ったものだ。w
623某スレの835:04/10/12 01:59:30
>>620
おおっ。そうだったのでつか。
情報ありがとうございます。

>完訳クラシックは装丁が素晴らしい。各巻色違いで並べるとカラフルw
なるほど。そうなると古本屋をまわって手に入れるより
新刊で欲しくなるなあ。
624608:04/10/12 20:18:27
>>608です。
レスくださったみなさんありがとうございます。

いろいろ割愛された理由を推測してみたんですが、
当時の出版事情によるものなんじゃないかなと思います。

同じ新潮文庫から出てる、ドイルのシャーロック・ホームズの短編集に
「シャーロック・ホームズの叡智」というのがあります。
これは「事件簿」「冒険」「思い出」「帰還」などの短編集から
訳者の延原氏が抜粋して集めた独自のもので、
ドイルの原作に「叡智」というのは存在しません。

当時、原テキストのまま出版すると、
文庫としての厚さを超えてしまう(=値段も高くなる?)ということから
延原氏がやむなくとった処置だそうで、このことはあとがきにもちゃんと説明がなされています。

思いつく理由はこれぐらいですかね……。
他になにかわかる方いらっしゃいましたら書き込んでもらえると嬉しいです。
長文すみません。
625無名草子さん:04/10/13 19:41:36
>>624
単なる憶測で根拠はないんだけど、
翻訳に使用した底本の段階から既に欠落していた可能性があるなとも
思いました。
「アンの幸福」に2ヴァージョンあるという興味深い話が↓にあったけど、
ttp://www2.tomato.ne.jp/~aerith/notebook/novel/novel06.html
もしかしたら「虹の谷のアン」にも似たようなことがあったのかも。
626無名草子さん:04/10/14 08:36:27
村岡さんは結構気前よくはぶきますからねえ。
「エミリーの求めるもの」を原文と翻訳版と一緒に読んでいて、「あれれ」
と思う意味のある台詞が抜けてたりしました。
「子供の読み物」という路線を守るために、あえて大人っぽい
感情表現や愛情表現の台詞をカットしているのかと思いました。

「アンの幸福」に2ヴァージョンはあくまで題名が「ポプラ」と「柳」
の2種あるだけで、中身にかわりはないと思います。
627無名草子さん:04/10/14 12:26:47
>>626
>「アンの幸福」に2ヴァージョンはあくまで題名が「ポプラ」と「柳」
>の2種あるだけで、中身にかわりはないと思います。
http://www2.tomato.ne.jp/~aerith/notebook/novel/novel06.html
によると内容にも若干違いがあるようだが。
628某スレの835:04/10/15 03:50:22
村岡版「赤毛のアン」の終わりの方で省略されてるところ、一箇所2ページ
程度だとなぜか思い込んでたけど、ちょっと確認したらもっとあった。
おおざっぱなページ数比較だけど
第37章「死のおとずれ」、新潮文庫村岡訳のほうは約4ページに対して角川
文庫中村佐喜子訳のほうは約8ページ。
最終章の第38章「道の曲り角」、同じように新潮は約5ページ、角川は約10ページ。
倍ちがうよ。 (´・ω・`)
629某スレの835:04/10/16 02:36:12
特にマリラのこのセリフが抜けてるのが自分的に気になる。↓

「(略)。もしあんたがいなかったら、−−−あんたがこの家に来なかったとしたら、
わたしはきっと、どうしていいかわからなかったろうよ。ああ、アンや、あんたは
わたしを冷たいきびしい一方の女だと思っていたことだろうがね、ほんとはわたし
だって、マシュウに負けないくらいあんたを愛しているんだよ。こういう時だから、
それをはっきり言えるんだね。わたしは心に思うことをけっしてありのままに
言えない方だけど、こんな時はそれができるんだね。わたしはあんたが、自分の血
や肉を分けた子供のように可愛いよ。あんたがグリーン・ゲイブルズに来た時から、
わたしの喜びやなぐさめだったのだよ」(←角川文庫版中村佐喜子訳による)

感情を表にあらわすのが苦手でそれを嫌ってもいたあのマリラが
アンに対する愛情をはじめてはっきり口にする。
これは一種のクライマックスに当たる部分。
マリラファンとしては見過ごすわけにいかない。(`・ω・´)キリッ
630無名草子さん:04/10/16 15:51:06
村岡センセはマリラを寡黙で打ち明け話などをしない、最後まで意固地で
愛情表現の苦手な女にポートレートしたかったのでは?
実際、この台詞がなくても十分つじつまは合ってたし。
センセの美学?
631無名草子さん:04/10/16 23:44:04
なんで勝手にはぶくかなー。
訳者にそんな権限あるのかな。

村岡さん訳は日本語が美しくて大好きなんだが。
今このスレで知った掛川訳のシリーズ図書館で借りてきて読んでます。知らないシーンとかでてくるかな、楽しみです。
632無名草子さん:04/10/17 00:17:47
もしかして現在あるいは過去にさかのぼっても、アン・ブックス全10巻の「完訳」って
掛川恭子訳しか存在しないんじゃないのか?松本侑子がそれをやろうとしているような
気がするが、恐らく実現は20年後w
633無名草子さん:04/10/17 00:42:37
角川の中村訳はどうなんだろうね?
「愛の手紙」(幸福)までは出てるようだけど、
全シリーズ訳し終えてるんだろうか。
634某スレの835:04/10/17 06:01:38
>>630,>>631
>>627さんが紹介してくれた(627さんありがとう)サイトのレス読むと
「アンの幸福」については、モンゴメリ自身が出版社の要請に応えて削除
修正した版があることがわかる。
なので、「赤毛のアン」と「虹の谷のアン」ももともとふたつオリジナルが
存在するのかもしれない。
今のところ村岡さんのほうが削除修正をほどこしたという証拠はないみたいだ。

>>630
>実際、この台詞がなくても十分つじつまは合ってたし。
そうなんです。あまりに自然なので前に書いたように省略はごく少ない
ものと思い込んでた。 (´・ω・`)
モンゴメリ自身が出版社か誰かのアドバイスをうけて削っちゃったのかなあ。
635某スレの835:04/10/17 06:07:52
>>633
角川文庫のラインナップは

赤毛のアン
アンの青春
アンの婚約(新潮村岡訳の"アンの愛情"にあたる)
アンの愛の手紙(同"アンの幸福")
アンの夢の家
アンの村の人々(同"アンの友達")

までみたいです。
636某スレの835:04/10/18 03:28:51
ついでにもうひとつ村岡版で省略されてる部分から。↓

レイチェルは、玄関わきの石のベンチへ、大きな図体をどすんとおろした。
(途中略)
「腰をおろすと、やれやれと思いますよ。一日立ちどおしでしょうが。
二百ポンドのからだは、二本の脚には少々荷が勝ちすぎるんだね。やせて
いるというのは、大したお恵みですよ、マリラ。せいぜい感謝すべきだね。
(以下略)」(角川文庫版中村佐喜子訳)

リンド夫人の体重は二百ポンドという、本人はあまり人に広く知られたくない
であろう(?)驚愕の事実があきらかに!!
(結婚後のダイアナは何ポンドだっけ?)
637無名草子さん:04/10/18 04:00:07
200pond=0.45359kg×200=90.718kg
  _, ._
(;゚ Д゚) …?!
638無名草子さん:04/10/18 07:35:12
Mrs. Rachel deposited her substantial person upon the stone bench
by the door, behind which grew a row of tall pink and yellow hollyhocks, with a long breath of mingled weariness and relief.

"I declare I'm getting glad to sit down. I've been on my feet all day,
and two hundred pounds is a good bit for two feet to carry round.
It's a great blessing not to be fat, Marilla. I hope you appreciate it. Well, Anne, I hear you've given up your notion of going to college.
I was real glad to hear it. You've got as much education now as a woman can be comfortable with. I don't believe in girls going to college with the men and cramming their heads full of Latin and
Greek and all that nonsense."

"But I'm going to study Latin and Greek just the same, Mrs. Lynde," said Anne laughing. "I'm going to take my Arts course right here at Green Gables, and study everything that I would at college."

Mrs. Lynde lifted her hands in holy horror.

"Anne Shirley, you'll kill yourself."
639無名草子さん:04/10/18 08:46:22
>>636 ダイアナの体重
 170ポンドとかいってませんでしたか。…76キロ?!
640某スレの835:04/10/19 04:01:30
>>639
たしかどこかに書いてあったなあと「夢の家」あたりを探したけど、
「炉辺荘」のほうにあった。 (´・ω・`)

「(途中略)空気は光にみちみちている、なんていうものじゃないわ --- 空気が
光そのものよ。あたし自分に翼が生えてないということがまだのみこめないわ」
「わたしもそんな感じよ」というダイアナはその朝秤を百五十五ポンドに
ぴんとはねあげたことも忘れていた。(←笑)

637さんの換算式によると(637さん謝々)、70.30645で、約70キロでつね。
641某スレの835:04/10/20 03:55:12

(・∀・) チョト ヒトヤスミ
っ旦c~
642無名草子さん:04/10/21 02:16:34
村岡訳に省略部分があることに
(まあ、どのような事情があったか定かではないけれども)
立腹している人がいるようだけど、
「赤毛のアン」が訳されたのって、昭和20年代後半でしょ。
その頃は、抄訳や部分訳、
訳者がところどころ省略して読みやすくした翻訳も、珍しくなかったんだよ。
外国の小説の要約を載せた「リーダーズ・ダイジェスト」という本も出回っていたし
日本を舞台にして書き直した翻案なんてのもある(江戸川乱歩もやってる)

今でこそ「完訳が当たり前」って感じだけど
その視点で昔の翻訳を批判するのは間違ってると思うよ。
643無名草子さん:04/10/21 08:35:16
>>642
殆どモンゴメリと同時代人のコナン・ドイルの本なんか、
原書そのものが版によって微妙に内容が違ってたりするからね。
>>625説が正解である可能性は高いと思う。

644某スレの835:04/10/22 03:59:20
村岡さんを特に非難しようとは思わないけど、
省略修正したのはモンゴメリなのか村岡さんなのか、また、どんな理由で
そうしたのかそのへんの事情がわからないのは困るなあ。
作品や作中人物を解釈する上で重要な差が出る可能性があるから。
645某スレの835:04/10/22 04:02:00
>>642
>今でこそ「完訳が当たり前」って感じだけど
そうそう。だからこそ、>>613で新潮社編集部が注を付けるべきと書いた。
今流通している原書と比べ欠落部分がある(特に虹の谷の場合)というのは
「完訳が当たり前」という感覚の現在の読者にははっきり知らせておくべき
だと思う。(仮に省略が村岡さんの手によるとしても)昔の村岡さんを責め
てもしょうがない。今の出版社の人が気を利かせてほしい。
じゃないと同じ本について語っていても知らないエピソードが出てきたり
して困るではないか。

今回、「虹の谷のアン」で何十ページも欠落があり、完訳は掛川訳ぐらい
でしか読めないことがわかったことは収穫だったと思う。 ( ´∀`)
646無名草子さん:04/10/22 10:09:42
>>644
村岡文庫に「村岡さんはどの版を底本に翻訳したのか」と問い合わせて、
その版を入手して(本にこだわらなくとも、オンラインテキストが
無料で入手できると思われ)、つき合わせて読んでみれば
たちどころに解決するのでは。
647某スレの835:04/10/23 01:13:38
>>646
うーむ。
いや、そんなせっぱ詰まって研究してるわけじゃないので。
まだモンゴメリの主要作品全部にも目を通してないし。
つれづれに現在進行形の感想をここに書いてるだけでつ。

お心遣いありがとうございます。

自分はモンゴメリ初心者で知らなかったのは当然だけど
現在までこの問題に決着がついてないのが不思議だ。
648無名草子さん:04/10/23 05:06:23
村岡サンの「赤毛のアン」は子供向けに分かりやすく訳した作品。
モンゴメリの作品というより、原作を元に村岡サンの翻案した「赤毛のアン」
と解釈したほうがよい。たぶん村岡サンはオルコットもディケンズも
子供向けに易しい言葉に直して意訳して来たはず。注釈のいるような
所は全部はぶいて。
649無名草子さん:04/10/23 08:05:37
シュジュを勝手にジュジュと読みましょうよ、というのは村岡さん自らの注釈でしたっけ?

なんだか唐突でとまどったおぼえがあります。
650無名草子さん:04/10/23 16:42:32
>>648
村岡花子に何か恨みでもあるんですか?

>たぶん村岡サンはオルコットもディケンズも
>子供向けに易しい言葉に直して意訳して来たはず。注釈のいるような
>所は全部はぶいて。

自分の憶測だけで叩くのはただの悪口ですよ。
651無名草子さん:04/10/23 20:17:30
直訳より意訳の方が分かりやすいのは事実。特に子どもが読むなら。
「アンの青春」以降は違うかもしれないけど、新潮文庫の「赤毛のアン」
は子供向きに翻訳された雰囲気はある。
652無名草子さん:04/10/24 00:39:32
どうしてこんなに「村岡訳=子供向け」に固執する人がいるんだろ?
別に子供向けだろうが、そうでなかろうがどうでもいいけど、
「意訳=子供向け」というのは間違いだろう、明らかに。
653無名草子さん:04/10/24 04:55:23
比較検証

原文冒頭
Mrs Rachel Lynde lived just where the Avonlea main road dipped down into a little hollow, fringed
with alders and ladies' eardrops, and traversed by a brook that had its source away back
in the woods of the old Cuthbert place;

直訳
レイチェル・リンド夫人は、アヴォンリーの本街道が少し下がって
小さな窪地に続くところに住んでいた。
その窪地はブナの木と『貴婦人の耳飾り』の花で縁取られ、
そこを横切って流れる川は、古いカスバート地所の森へとさかのぼっていた。

村岡訳
アヴォンリー街道をだらだらと下がって行くと小さな窪地に出る。
レイチェル・リンド夫人はここに住んでいた。
まわりには、榛の木が茂り、ずっと奥のほうのクスバート家の森から流れて
くる小川がよこぎっていた。


ーー村岡訳では、ladies' eardrops『貴婦人の耳飾り』がすでに削除されてます。

松本侑子談
『赤毛のアン』の原文は、現代の感覚からすると固く、装飾が多く、長々と続き、
悪文とまでは言わないものの込み入った複雑な文章が多い。台詞は若者たちの会話なので簡単な英語だが、
物語の地の文章は、長くて装飾過多だ。そうした装飾過多の形容詞や形容動詞を省きつつ訳すと、
すっきりと読みやすく、こなれた日本語になるが、それはモンゴメリの文学的で凝った文章を訳したことにはならない。
http://homepage3.nifty.com/office-matsumoto/interview.htm
654無名草子さん:04/10/24 09:30:26
>>653
篠崎書林の谷口由美子さん訳でも、「モンゴメリは形容詞過多で・・」
みたいな事に触れられてたみたいだけど、この人の訳本を読んでも
そんなに村岡さん訳の文章と較べて違和感無いのよね。
その辺どうなんだろう?

でも、どっちにしろ、自分は小学生の頃から新潮の村岡さん訳で読んでるから、
あの旧い言葉遣い等も含めて好きだし、もしかして違う訳だったら好きにならなかったかも
しれない気がする>モンゴメリ
訳本って結局翻訳者の文章を好きか嫌いかでその本自体の好みが分かれると
思うんだよね。
655無名草子さん:04/10/24 09:33:20
うむ?
656無名草子さん:04/10/24 10:12:29
リラの原書を辞書と首っ引きで読んでますが、村岡訳でリラが「あの婆、」と毒づくとこが省略されてた。
原文でなんていってるのか知りたかったのに。
毒づく言葉だから消したのだろうか。そんなことするのかなー。
657無名草子さん:04/10/24 10:41:54
昭和20年代だよ。時代を考える事は大切。
その上で、これだけの時代を経ても尚、新訳に変えないのは、
やはり村岡花子色がモンゴメリーの時代と共にあって、時代の意味で
その匂いを伝えてる部分があるからではなかろうか。
現代の人ではモンゴメリーの時代の空気感までは醸し出せない気がする。
本当の純文の様に時代を超えた内容なら別だけど、生活感等がすごく大事な
ファクターになる「アンシリーズ」の様な作品は、多少訳が割愛されようが、
当時を映す村岡訳が好きです。
「シャーロックホームズ」は多少の手は加わっているけど、これも昔から訳変らず。
個人的にはやはり延原訳が一番好きなんだよね。
長く続く訳というのは、それだけの意味があるのだと思う。
658無名草子さん:04/10/24 12:57:28
>>657
私もホームズは延原訳が好きです。
最初に読んだっていう刷り込みのせいもあるんだろうけど。
ちょっと堅苦しい感じの、あの独特の雰囲気が好き。
「ボヘミアの醜聞」での、ホームズとボヘミア国王のやりとりなんか
正直、今の翻訳家にこういう言葉づかいでは訳せないんじゃないかと思う。

そういう意味で村岡さんの訳も大好きです。
村岡さんのは、柔らかい、古き良き日本語、っていう感じがします。
今だったら田辺聖子さんの文章に似てるものを感じます。
あくまでも私見ですが。
659無名草子さん:04/10/24 13:33:13
だから、村岡先生はこなれた柔らかい日本語にしようとして、モンゴメリの
形容詞満載でだらだら書いたところをバッサリ切って枝葉を整えて
分かりやすくしてるのでしょう。
結局、我々の読んできたモンゴメリは村岡先生の翻案した
モンゴメリで、本当のモンゴメリの文と印象がだいぶ違うのでは?

日本の小説を英語で読んだとき、妙にすっきり論理的になってるので
違うな〜と思うのと同じ。
660無名草子さん:04/10/24 14:00:15
いや、村岡訳でも、形容詞をふんだんに使ってると思ってたけどな。
「色彩とか、モンゴメリってしつこいほど細かく表現するよなー」
って感じたけど。
読みやすく訳してるのは村岡さんの力量なんじゃないの。
661無名草子さん:04/10/24 15:30:46
そもそも翻訳ってなにさ。
分かる日本語にする VS。原文になるべく添う。??
たぶん原文に添いすぎた翻訳は読みにくいことこの上ない。
翻訳家はセンスのよい日本語の書ける人に限る。
662無名草子さん:04/10/24 16:27:05
うん、「原文に添いすぎる=もろ直訳」ってことになって
意味は通じるけど、日本語としてはぎくしゃくするよね。
そこをうまく、読みやすく訳すのが翻訳者の腕の見せ所なわけで。
663無名草子さん:04/10/24 21:33:55
原文に添いつつ、日本語としても読みやすく訳している、
掛川さんの訳は良いと思う。村岡訳はばっさりやりすぎでは。
664無名草子さん:04/10/25 10:41:11
でも、情報を集めたりしないで知らずに読んでいたら
ばっさりやってた事など誰も気付かなかったわけで。
それで面白ければそれでいいと思う。自分は。
研究してるわけでもないし。村岡訳マンセー。
665無名草子さん:04/10/25 13:12:01
村岡訳で登場人物や作品の特色を掴み、さらに村岡訳では省略された細かな心理描写、
地の文の形容詞多用の文学的装飾を楽しみたい人は完訳へと進むのが、結局はいいの
ではないかと思われ。(もちろん最初から完訳に取り組む人もあっていいが。)
村岡訳には言葉遣いや文体の醸し出す独特の魅力もあるので、『アン』シリーズの
基本形(入門編)としてこれからも読み継がれるのは良い事だと思うし、それで
十分という人はそれでいいのでは思う。
ありきたりな意見になってしまったが。

むしろ私は、こちらも省略が多いという『エミリー』シリーズの完訳に挑戦する
人が出てほしいと思う。(『アン』シリーズに比べて知名度が低いため、出版は
困難かもしれないが、話の内容的にも、作家研究の上でも訳すだけの価値はある
と思うが。)
666無名草子さん:04/10/25 15:20:58
『可愛いエミリー』の完訳はもう出てるはず。

「エミリー」上中下 完訳版, モンゴメリ 著 神鳥 統夫 訳, 偕成社.
667665:04/10/25 16:33:13
>666
そうだったんですか!ハードカバーしか探してこなかったので、見落としがありました。
早速図書館で探して見ます。
668某スレの835:04/10/25 17:17:37
Σ(゚Д゚;ハッ  このスレにこんなに人がっ。

とりあえず新潮村岡訳以外で
自分の希望する将来のアン・シリーズの理想的品揃え

角川文庫中村佐喜子訳でアン・シリーズ全部出版
集英社文庫松本侑子訳でアン・シリーズ全部出版
講談社文庫に掛川恭子訳アン・シリーズを入れる

とどめは筑摩文庫で、同文庫の「詳注版シャーロック・ホームズ全集」と
同じように「詳注版赤毛のアン全集」を出して欲しい。
訳者は誰がいいかなあ・・・。  (・∀・ )
669無名草子さん:04/10/25 19:20:41
そりゃまあ、翻訳の正確さにおいては山本史郎が最も優れていると思うよ。
しかし山本版「赤毛のアン」って皆さんお好きですか? w

アン・シリーズの読者なら、想像力を働かせてみることができるはず。
昭和20年代の日本人相手に、19世紀末のカナダの中産階級家庭の生活を
テーマにした小説の雰囲気を伝えることの難しさを。

軽焼饅頭、雑香、十能、雪靴なんて言葉には、村岡さんの並々ならぬ
苦労の跡が偲ばれる。
今さら、軽焼饅頭をシュークリームに、雑香をポプリに、はしばみ色を
ヘイゼルになんて訳し直して貰わなくてもいいよ。雰囲気ぶち壊しだよ。

村岡花子に限らずホームズの延原謙もモンテ・クリスト伯の山内義雄も
結構誤訳をやらかしている。しかし彼らの古めかしい文体には、
今の人には真似できない格調の高さがある。

ま、正確だが味も素っ気もない直訳を読まされるなら、彼らの意訳を
選ぶね。私ならね。
670無名草子さん:04/10/26 00:22:16
>>669
禿げ上がる程同意〜!
ふくらんだ袖=パフスリーブ とかネ。
かけはぎ細工=パッチワーク とかネ。
古めかしい言葉こそがスローライフ(これもイヤな言い方だが)
を表わすのにふさわしいって気がする。
ま、最初にこれで読んだからっていうのも勿論あるだろうけど。
改めて他で読もうとは思わないな。
671無名草子さん:04/10/26 08:50:59
村岡花子さんてアンのファンにとって永久不可侵な神的存在みたい。
誤訳についてとか、少しでも批難めいたことを書くと
一斉攻撃を受けそうで怖い。。。松本侑子も辛かったかも。
672無名草子さん:04/10/26 10:56:18
>>671
>松本侑子も辛かったかも。
松本侑子の評価だが、>>130 >>136 >>380の意見にわたしゃ同意だね。

どうでもいいが、スレを最初から読み返してみると、あなた同じ主張を
ループさせてない? 
で皆に論破されると
「村岡訳には抜けている部分があり不完全だが松本訳は正確だ。
なのにこのスレの人は村岡を一寸でも批判すると一斉攻撃をしてくる
から怖い。村岡以外の訳者には厳しいのに」
と言い捨てて消える。

あなたにとっては松本訳が一番好みに合うのだろうが、そうでない人も
このスレにはたくさんいるということも忘れないで。
あなたの価値観を強引にスレに押し付けないで欲しい。

673無名草子さん:04/10/26 13:41:51
672はどうして671が同一人物だと判断してるのだろうか。
671はごく一般的な印象を述べてるにすぎないようだが。
それとも672自身が村岡擁護のレスをひとりで書き続けてきたからそう思い込むのだろうか。

674無名草子さん:04/10/26 13:41:54
このスレ、最近のしか読んでなかったけど、よく読むと松本侑子さんの
訳について批判が最初にあったのですね。

掛川恭子さんの完訳にはなんの批判もないってことは、
松本侑子さんの訳だけでなくキャラに反発している人も結構いそうですね。
単なる想像ですが…。
675無名草子さん:04/10/26 13:53:01
そうだよな、掛川訳だって注釈はあるんだよね、>>620によると。
でも掛川訳は松本訳ほど批判はされてないし、
村岡訳より好き、という人もいて
そのことを別に村岡訳ファンの人が快く思ってないわけじゃない。
>>616みたいに、いろんな訳を比較して楽しむことができるのは
面白いし、いいことだと思う。

私も松本訳は未読なんだけど、ここのスレの評価を読むと
松本氏は先人の苦労(特に村岡さんの)に対する尊敬が欠けてるような気がする。
で、自分の知識のひけらかしとしての無駄な注釈が多い、と。
それが反発くらうのはしょうがない気がするよ。

676675:04/10/26 13:54:56
あ、なんかかぶった。w
675は>>672への同意レスです。
677無名草子さん:04/10/27 11:30:56
>>673
>672はどうして671が同一人物だと判断してるのだろうか。
>671はごく一般的な印象を述べてるにすぎないようだが。

頭隠して尻隠さず。
自分以外のたいがいの人間には自作自演はバレていると
思っておいた方がいい。
678無名草子さん:04/10/27 14:31:30
   ∧∧
   (,,゚Д゚)っ)) まあまあおまいら
    |っ  ノ   ギコネコでも見てなごめ。
  〜|  |
   し^J
679無名草子さん:04/10/27 15:04:33
要するに村岡マンセー・アンファンは松本侑子の小生意気な
態度が我慢できないのだよ。
なによ、あの女偉そうに、アンの翻訳なしに食べていけない作家のくせに…。
確かに彼女の小説は消えてもアンの翻訳本は後世に残るだろうけどね。
680無名草子さん:04/10/27 17:35:42
>>677
ん? 673書いたのも671だと思ってんの ?
681無名草子さん:04/10/27 17:54:34
677は村岡マンセースレをちょくちょく自作自演してきたと思われ。W
682無名草子さん:04/10/27 19:17:13
679は若き日の村岡女史の写真を見たら、コロッと村岡ヲタに
宗旨替えしそうな希ガス。
683無名草子さん:04/10/27 19:29:20
>>682
そんなに美人なのか?
684無名草子さん:04/10/27 20:48:59
>>683
ttp://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/junior/syoukai/muraoka_hanako/muraoka_hanako.html
ここで昔写真を見た。きゃしゃで可憐な感じだった。
女優で言うなら水野真紀系かな。
685無名草子さん:04/10/27 22:46:45
>>684
イメ検で調べてみたら1枚だけ出て来たけど・・・

ttp://club.pep.ne.jp/~nobeta/image/photo/muraoka.jpg

これじゃよくわからんな・・・。
686無名草子さん:04/10/28 04:28:50
「 花子が翻訳を始めたのは太平洋戦争中。
灯火管制(とうかかんせい)といって、
空襲で爆弾を落とされないよう灯りに黒い布をかぶせていた時代です。
紙も足りず、原稿用紙を集めるのには大変苦労したようです。」
ttp://www.bungakukan.pref.yamanashi.jp/junior/syoukai/muraoka_hanako/muraoka_hanako.html

意外とこれが原文省略の理由だったりして…。
先生、戦後の良い時代になっても
原稿用紙を極力節約するシブチンの性格だったのかしら? (^ー^)

>>684
村岡先生の晩年の写真は女学校の校長先生風だったよ。
687無名草子さん:04/10/28 12:18:40
>>686 お前の妄想を事実のように語るのはやめれ。
688無名草子さん:04/10/28 13:37:12
なんかひとりカリカリしてる香具師がいるな w
ツッコミ返されて逆ギレか w
689無名草子さん:04/10/28 18:48:24
>>679
村岡訳マンセーだけど、松本氏は生意気かどうかも知らないです。
他の人は関係ないの。
村上訳が好きだからマンセーなの。
690無名草子さん:04/10/28 18:48:52
失礼、村岡訳が・・・・です。
691無名草子さん:04/10/28 19:40:16
松本侑子が若い頃テレ朝でお天気姉さんやってたってマジなのか?
692無名草子さん:04/10/28 23:42:53
>>686
>村岡先生の晩年の写真は女学校の校長先生風だったよ。
村岡氏、女学生の頃の写真は本当に美少女。
「こんな娘が妹だったら・・・」なんて想像して萌えた。
693無名草子さん:04/10/29 06:44:43
松本侑子は男うけが良くて女性に嫌われるタイプかも。
サイトのプロフィールを見ると、非常に自己顕示欲が強い感じ。
作家というより半分芸能人みたい。
694無名草子さん:04/10/29 09:05:38
>>691
ニュースステーションでお天気やってた。
金曜チェック(そういうコーナーがあったのよ)で
 「人には言えないが大きな夢をもっている」という項目にマルしてて久米宏にからかわれてた。
695無名草子さん:04/10/29 13:07:21
男の目から見るとちょっと柳_っぽくて苦手<松本侑子
696無名草子さん:04/10/29 14:09:58
翻訳の話題が続いているのでちょっとみなさんにお尋ねしたいことがあります。

赤毛のアンみたいに著者死後50年経過した作品の著作権は消滅しているので
Project GutenbergのようにWebで一般公開されているわけですが、それなら
こういう海外の作品を自分で翻訳して自分のサイトに載せても別に問題ないですよね?
だけどそういうサイトがあるという話すら聞いたことがありません。誰か知ってますか?
もしかして著作権が消滅してても、翻訳の公開には何か問題があるのかな・・・。
697無名草子さん:04/10/29 15:35:58
問題ないと思う。オサワさんという人がすでにやってます。

http://www.sm.rim.or.jp/〜osawa/AGG/
http://www.sm.rim.or.jp/〜osawa/AGG/agg/aggj-toc.html
698無名草子さん:04/10/29 16:40:46
>>697
さっそくのお答えありがとうございます。ざっと見てみましたが膨大且つ魅力的なコンテンツですね。

この人はひょっとして男の方なんでしょうか?前から疑問に思っていたのですが、アンにしろ若草にしろ
いわゆる児童文学(?)の翻訳者のほとんどが女性。男性が訳すのはタブーなのかとすら思える程です。
このサイトの翻訳はほんの一部を読んだだけでも、従来の訳とは違うとても新鮮な感じがしますが
みなさんどう思われますか?
699無名草子さん:04/10/29 18:01:01
>>698
>男性が訳すのはタブーなのかとすら思える程です。
山本史郎という大物がいる。
700某スレの835:04/10/29 18:22:46
>>698
サン・テグジュペリ「星の王子様」は内藤あろう、
ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」は福島正美、柳瀬尚紀、高橋康也など、
の例もあります。男が訳してもおかしくないと思う。

自分的には「赤毛のアン」一冊でいいから吉田健一氏に訳してほしかった。

現在なら語学力に信頼がおけるのとユーモアがわかるということで
やはり高橋康也さんかなあ。
701無名草子さん:04/10/29 22:00:38
山本史郎という大物の評判はとてもわるいそうだが。
702某スレの835:04/10/30 13:45:38
>>697,698
そのサイトが見つからない。 (´・ω・`)
703無名草子さん:04/10/30 14:16:00
>702

アドレスをコピペしてググってみれ。
704無名草子さん:04/10/30 14:20:15
「物語倶楽部」 で検索しる。
705某スレの835:04/10/30 14:49:28
>>703
>>704
ありがとうございます。 (`・ω・´)ゞ
アドレスの青い部分をクリックしただけだったから駄目だったみたい。

しかし凄いサイトだ。(ただ訳の方はやっぱりプロにはかなわないという気が)
取りあえずお気に入りに保存して時間があったときにゆっくり見てまわろう。
706無名草子さん:04/10/30 19:30:57
ギルバートが俺というのはちょっとなじめない。
翻訳というのは難しいもんですね。特にモンゴメリは描写が多くて難しそう。
707某スレの835:04/11/02 11:35:15
あんまり関係ないけど

吉野朔美「お母さんは"赤毛のアン"が大好き」(角川文庫)

を買いますた。
書評マンガというか読書エッセイマンガというか、いろんな本をダシに
してとりとめないことをマンガで語る、本が好きな人にはぴったりの読み物。
708某スレの835:04/11/04 17:01:55
最近のレスでよくホームズの延原謙訳が引き合いに出されてるけど、
シャーロック・ホームズと言えば、
アンとホームズは活躍した時期が重なってますね。

>>616 にあげた「夢見る旅"赤毛のアン"」所収の短い年表によると、
アンがグリーン・ゲイブルズにやって来たのは1877年となっている。
一方、ホームズ研究書によるとその年は、ホームズがロンドンの
モンタギュー街に部屋を借り、私立探偵業を開業した年であるらしい。
すなわち、1877年に「赤毛のアン」の物語が始まり、名探偵シャーロック・
ホームズの本格的な活動が開始されたのである。
709某スレの835:04/11/04 17:05:51
>>708の補足
 ちなみにホームズの"腹心の友"ワトスン博士は1877年当時はロンドン
大学で医学の勉強に励んでいた。記念すべきホームズ物の第一作
"緋色の研究"の冒頭は

 "私は1878年に、ロンドン大学で医学博士の学位をとり、さらに軍医と
なるのに必要な資格をとるために、ネトリーの陸軍病院にはいった。〜"

と始まります。

将来、才能のある作家の手によってきっと「シャーロック・ホームズと
アン・シャーリーの冒険」が書かれるに違いない。
710無名草子さん:04/11/04 17:34:49
>>707
あのおかあさんいいですよね。
711無名草子さん:04/11/04 18:52:44
>>709
君が書くんだよ。
712無名草子さん:04/11/05 10:29:08
>>709
「アンの村の人々」にシャーロット・ホームズって名前の登場人物が
出て来るじゃないですか。子供の頃、そこを読んでいて
「モンゴメリはシャーロック・ホームズが好きだったのかな」
と思った覚えがあります。
Sherlock HolmesとCharlotte Holmes。スペルは違いますけど・・・。

それから、
>将来、才能のある作家の手によってきっと「シャーロック・ホームズと
>アン・シャーリーの冒険」が書かれるに違いない。
シャーロック・ホームズのパスティーシュで
「シャーリー・ホームズの冒険」というのがあります。
これはシャーロックの孫娘シャーリーの探偵物語で、アン・シャーリーとは
全く関係はないのですが、一寸面白い偶然かと思いましたので。
713無名草子さん:04/11/05 13:27:21
>>712
>シャーリー・ホームズの冒険
さっそく調べてみましたがマイクロフトの曾孫のようですね。
だけど画像が見当たらなくてどんな感じのドラマなのか不明。
714某スレの835:04/11/05 19:35:14
>>710
でも、ちょっとコワイです。 (^^;)

>>711
自分に文才があったらなあ・・・ (`Д⊂ヽ
715某スレの835:04/11/05 19:37:10
>>712
「アンの村の人々」はまだ読んでないんです。
シャーロット・ホームズですか。シャーロットタウンという町の
シャーロットですね。
モンゴメリがホームズ物を読んでるのはまず間違いないと思います。

「シャーリー・ホームズの冒険」、そういえばありましたね。たしか
向こうではテレビドラマ化されていたような。このパスティーシュの名を
聞いた頃はまだ赤毛のアンを読んでなかったので何の感慨もなかったす。
(´Д`)アハッ 
716無名草子さん:04/11/05 22:03:46
>>709
…アンとギルバートがヨーロッパ旅行に出かけた(『虹の谷』)時に立ち寄った
ロンドンで、ある事件に巻き込まれたのが切っ掛けでホームズ&ワトソンと出会う。
事件に関わった者として、謎をそのままにしておけないアンもホームズたちと共に
事件を解明しようとするが…。というネタだけふと思いついたりしましたが。
(ただパスティーシュにするには、文才と原作の読み込みが足りないので自分では…。)
717無名草子さん:04/11/05 23:38:41
>>716
確かにそれもアリだが、ホームズとからむアンは少女時代のアンであって欲しい
気がする。「大空位時代」(1891-94)に北米大陸まで足を伸ばし、PEIにもふらっと
寄ってみたホームズがアンと出会う・・・という話を昔ちょっと考えたことがあった。

しかしアン、ホームズとも年代的にはほぼ確定出来るので、上記の設定だと
「夢の家」(1891-93)の時期にほぼ重なり、ホームズとからむアンは新婚さん・・・。

オレの構想はあえなく破綻w
718無名草子さん:04/11/06 00:36:32
ホームズが一時期行方不明になってたときはどうだろう。
「空き家の冒険」で復活するまでに、アンとからむのは無理かな?
719716:04/11/06 02:57:26
>>718
いや、「一時期行方不明になってたとき」というのが「大空位時代」のこと。
神聖ローマ帝国の皇帝が不在だった「大空位時代」(1256〜73)をパロって
シャーロキアンはホームズ失踪期をこう呼んでいるのです。
720無名草子さん:04/11/06 03:15:40
>>719
ああそうだったのか。スマソ。
721無名草子さん:04/11/06 15:37:09
>>712
「アンの村の人々」って他社では「アンをめぐる人々」で出ている
ものかなぁ。それとも「アンの村の日々」のほう??
もしくは、全く別の本??
722某スレの835:04/11/06 22:16:31
>>721
シャーロット・ホームズが出てくるのは「アンをめぐる人々」(新潮文庫版)
の「ニ、偶然の一致」でした。今たしかめてみました。
712さんの代わりにとりあえずお答えを。
723某スレの835:04/11/06 22:21:01
>>716
うひゃあ。おんなじこと考えてました。ノ・∀・)ノワーイ  
時期的には「炉辺荘」と「虹の谷」のあいだですね。前レス書いてから
下書きしておいた文↓。

将来書かれるであろう「シャーロック・ホームズとアン・シャーリーの
冒険」の内容を推察してみた。

(「炉辺荘のアン」の終わりの方でギルバートの提案でロンドンに
旅行に行くという話が出ている)

 おそらくその旅先のロンドンでギルバートが事件に巻き込まれ(笑)、
悩んでいるところを、ふと旅の初めにたまたま出席した医師の親睦の
集まりでワトスンという好人物の医学博士にふと事情を打ち明ける
ことになる。話を聞くと、博士は、自分の長年の友人のシャーロック・
ホームズなる人物がきっと力になってくれると言うのだった。!

かくして霧深きロンドンで、アンとホームズの、想像力と推理力を
駆使しての冒険が始まるのである。
724某スレの835:04/11/06 22:36:42
>>717
>ホームズとからむアンは少女時代のアンであって欲しい気がする。
同感です。
赤毛でそばかすのあるやせっぽちの女の子が次々と涌き出てくる想像を
しゃべり続けるのを、目を丸くして聞いているホームズ(とそれを
かたわらでニコニコして見ているワトスン)の図というのは、魅力的。
(ワトスンはなんとなくマシュウを思い起こさせる)

でも、時代設定をあまりに早めにしたり、「大空位時代」にしたり
すると、ワトスンとの絡みがなくなってしまうのが難点ですね。
725無名草子さん:04/11/08 16:54:57
皆さん、これって読まれました?

ttp://po-m.com/forum/showdoc.php?did=4937&from=osusume.php%3Fosuhid%3D162
「アンの娘リラ」を読んでボロ泣きしながらも、心の底に微妙にもにょるもの
があったものだからネットでの書評を探していたら、この文章に出会って、
深い、深い溜息をついてしまいました。

「丘の家のジェーン」辺りになると、モンゴメリの第一次世界大戦への評価
もさらに複雑なものに変わってきているようですが・・・。
726無名草子さん:04/11/08 18:10:45
>>725
リラには、軍事マニアしか知らないような第1次大戦の細かい局面まで
詳細に記されていて、専門書と格闘しながらページの端がびっしり埋まるほど
自分で「注釈」を書き込んだものである。おかげで第1次大戦に関しては
膨大な知識を得たハズなのだが、今やほとんど忘れたw

リラの出版は1921年で、まだ戦後間もない頃。
当時はまだいわゆる「ドイツ軍の残虐行為」(赤ん坊を銃剣で刺し殺した等)
なるものが信じられていたが、その後の調査でほとんどデマ、もしくは
連合軍の情報操作であることがわかった。

こういう経緯があったので、第2次大戦時に「ドイツがユダヤ人をかき集めて
ガス室で大量殺戮しているらしい」という不気味な噂が米英側に伝わっても
人々は「またかよ」と相手にせず、あまりの荒唐無稽さを一笑に付したそうだ。

戦後その笑いは凍りついたものと思われる。
727某スレの835改め幽霊小路:04/11/08 23:31:17
>>725
読みましたが、正直言ってなぜ「アンの娘リラ」が戦意高揚文学
であるのか筆者の主張の根拠がわかりませんでした。というか、
そもそも根拠が書いてあるのかどうかさえよく理解できません。
728幽霊小路:04/11/08 23:34:49
戦争の時は国家は平気でうそをつきますからねえ。先のイラク戦も例外ではありません。

>727 >こういう経緯があったので〜一笑に付したそうだ。

なるほど。勉強になりました。
729ラスティ:04/11/09 14:31:52

      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′  ̄ ̄( ゚Д゚)< そこの赤毛の女、俺様を飼いやがれ。ゴルァ
  UU ̄ ̄ U U  \_____________

730ラスティ:04/11/09 23:43:46
>>725
727の書きこみがちょっと乱暴だったかもしれません。気に障ったら
ごめんなさい。読んで頭に血がのぼったもので。
でもあの評論まがいの文章はどうも論拠が書いてなくて筆者の断定、
思い込みしかないような気がします。
戦時中に兵役忌避者や反戦論者が周囲から白い目で見られるのは
ごく当たり前の現象で、それを小説の時代背景として描いているに
すぎないのにどうしてそれで戦意高揚文学などと言えるのか自分には
さっぱり納得いきません。
ちょうど今「リラ」を読んでいるところで、おしまいまで読んだら自分にも
そう思えるようになるのだろうか。
ホームズネタ >>723 の続き
ついでにその中の会話をちょっと想像してみますた。

「ホームズ、ギルバート夫人の髪を見たかい」
「君が"赤髪連盟"という名前で記録したあの事件のウィルスン氏に
勝るとも劣らないみごとな赤毛だったね。もっとも本人はその話題
に触れられるのは好まないのは明らかだったから何も言わなかったが」
「ホームズ! 僕は夫妻を送る途中、みごとな金褐色ですねと誉めたよ」
ホームズは長椅子に深々と腰をおちつけながら
「なるほど。女性の心を捉えるのはやっぱり君の領分だ」
そう言って、いたずらっぽく笑うのだった。
732無名草子さん:04/11/10 16:00:21
>>730
>ちょうど今「リラ」を読んでいるところで、おしまいまで読んだら自分にも
>そう思えるようになるのだろうか。
ぜひおしまいまで読んでから論評なさることをお薦めします。
個人的には、特にジェムとスーザンの描かれ方には要注目かと。

ところで、モンゴメリ女史は第二次世界大戦前に亡くなったんでしたよね?
もし第二次世界大戦を経験していたら…日本をどう思ったかしら?w
733無名草子さん:04/11/10 18:36:36
>>732
モンゴメリの没年月日は1942年4月24日なので
真珠湾攻撃のあと、ミッドウェー海戦の前になる。

短かったとはいえ、この時期の日本はまさに絶頂期。
のちの歴史を知る現代人には意外に思えるかもしれないが
連合国側である米・豪・カナダにとって当時の「日本の脅威」は
それこそパニックを引き起こすほどの恐怖感を与えていた。

だからモンゴメリは日本軍が北米大陸にまで侵攻してくるかも…と
本気で心配しながら亡くなったのではなかろうか。
734無名草子さん:04/11/10 20:33:59
1941年12月23日の文通相手マクミラン氏への最後の手紙に
「戦況がこうでは命が縮んでしまいます。もうすぐ次男は兵隊に取られるでしょう」
とありますね。実際は下の息子さんは医学生で兵役免除され、上の息子さんは
視力が足りなくて免除されたそうですが。
でも、この頃のモンゴメリはすでに戦争以外のことで精神的にかなり衰弱していて、
体も弱っていて日記もほとんど書けない状況だったそうです。

モンゴメリのことが知りたい人に「モンゴメリ書簡集」お勧めします。
第一次大戦の当時の心境とかも事細かに書いてますよ。
735幽霊小路:04/11/10 21:46:48
>>732
今週中には読み終わるかな。(実はあんまり早く読み終わりたくない
気持ちが一方にあり)それまでこの話題は保留にしておきます。
736幽霊小路:04/11/10 21:48:40
>短かったとはいえ、この時期の日本はまさに絶頂期〜
>だからモンゴメリは日本軍が北米大陸にまで侵攻してくるかも…と
>本気で心配しながら亡くなったのではなかろうか。

思えば、「赤毛のアン」執筆に取りかかった2004年の二年前に
日英同盟、2004年には日露戦争、で翌年ロシアのバルチック艦隊を
破り講和と、まさにその執筆前後の頃、極東の小国である日本が、
西欧中心の歴史の舞台に西欧列強と肩をならべて立つようになったん
ですよね。
「アンの夢の家」の初めのほうで、「もちろん、日本には食人種
なんていないけど」というアンのセリフがありますが、その
「もちろん」には、「(もちろん)日本はりっぱな近代国家である」
という当時の共通認識がうかがえます。そして死の直前まで
モンゴメリは急成長右肩上がりの日本しか知らないわけですね。
そしてバブルの時と同様、この勢いは永遠に続くかのような印象を
多くの人が持っていた。
うーむ。感慨深いものがあります。
737無名草子さん:04/11/10 21:49:54
モンゴメリの旦那ってメンヘルだったんだよね。
それでかなり苦労したらしい。
738幽霊小路:04/11/10 21:50:26
>>734
>「モンゴメリ書簡集」お勧めします。第一次大戦の当時の心境とかも
>事細かに書いてますよ。
あー。それはぜひ手に入れねば。
このペースでいくといつになるかわからないけど。  (;´Д`)
739無名草子さん:04/11/10 23:39:57
アン・ブックスに出てくる日本と言えば
アンのクイーンでの友人、プリシラ・グラントが宣教師の夫に従って
日本に移住したという一節がありましたね。
そのプリシラを訪ねてアンが日本にやって来るという話を

誰か書いて下さいw
740無名草子さん:04/11/11 12:53:05
>>733
正確な没年月日を教えてくださって、どうもありがとうございます。

>だからモンゴメリは日本軍が北米大陸にまで侵攻してくるかも…と
>本気で心配しながら亡くなったのではなかろうか。

欧米人の日本ブームは、第二次大戦勃発によって終わりを告げた
という話を読んだことがあります(このスレの過去ログだったかしら?)。

モンゴメリは、小説の中の随所に日本趣味を散りばめているところから
して、日本文化の愛好者だったと思われます。
しかし、もし第二次世界大戦中までモンゴメリが元気だったら、
その頃手がけていた「丘の家のジェーン」の続編辺りに
登場人物たちが日本や「ヒロヒト」を悪し様に罵るシーンが入ったり
したのかも…とか想像すると、
なんだかちょっと複雑な気分にさせられます。

ドイツ人に「アン・シリーズ」が好まれないのも理解できるw
741無名草子さん:04/11/11 18:39:38
>>740
>ドイツ人に「アン・シリーズ」が好まれないのも理解できるw

それは初耳だなー。「アンの娘リラ」に限っての話ならわかるけど。
むしろ第1作あたりだとダイアナんちのメイドの扱い方からして
フランス人に不人気なのではとか思うのですが…。
742無名草子さん :04/11/11 18:48:52
久しぶりにのぞいたら、「アン&ホームズ」
で盛り上がっていてびっくり(^^;
実は10年ほど前、夢の中に一冊の本が出てきました。
新潮文庫のあの装丁で、タイトルは「赤毛のアンの事件簿」

残念ながら内容は読めなかったのですが、
その後でリラによる「前書き」の文章が浮かび、書きとめてありました。
当時のワープロが使えなくなってしまっているのが無念ですが、
思い出して書いてみると、
「カーモディへ行く途中で忽然と姿を消した男」
「ミス・ステイシーの部屋に泥棒が入ったが、盗まれたのはハンカチ一枚のみ」
(ささやかながら貴金属類もあったのに)
などの事件が出てきます。

そして書かれたいきさつが、まんまホームズのパクリ(^^;
アンの死後、ダイアナにあてた手紙と原稿が発見され、
それをリラたちがまとめたという。
手紙にはブルース(牧師館の末っ子)
が新作のミステリーを貸してくれたというくだりがあり、
ブラウン神父の名前が出てきたり。
しかし、ホームズ自身とからませるというのはさすがに思いつきませんでした。
…自分で作品としてまとめる力量はないからなあ…
743742:04/11/11 18:50:21
続きレス。

>>717
ホームズがサセックスに引退してのち、
15歳のメアリ・ラッセルがその役を受け持ったんですよね。
アンとは全然性格が違うけど、家族を亡くして天涯孤独っていう点は一緒。
ホームズのおかげでその痛みが癒され、彼の直弟子に…

>>739
「事件簿」の最後で、アンが孫娘と一緒に日本を訪ねるという話を
考えてたりしました。
アンの孫のローズはおとなしいはにかみ屋、
プリシラの孫(日本人とのハーフ)の桜は勝気なはねっかえり。
この二人がアンと一緒に事件の謎を解く…
「おばあちゃん、ホームズさんに会ったことがあるって本当?」
「ええ。女性はお嫌いだったようだけど、切れ者の紳士でしたよ」

ああ、激しく読みたい。
どなたかミステリー作家の方が書いてくれないものでしょうか…
超長文すみませんでした。
744無名草子さん:04/11/11 19:44:46
>>741
確か文学板時代にそういう話題が出てたよ。

>89 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2001/07/23(月) 19:09
>
>かなり好きで子供の頃一気読みしたけれど、
>シリーズ最後の方の戦争の部分で‥‥引いたな。
>当時ドイツに住んでいたからというのもあるのだけれど。
>ドイツ人の友人に「何読んでるの?」と聞かれて、「赤毛のアン」と
>説明したけれど誰も知らなかった。私の周りの2,3人だけだけど。

>109 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 2001/07/26(木) 15:18
>
>>>89
>まじめに言うけどね、ドイツ人は「赤毛のアン」が大嫌いなんだよ。
>第8巻「アンの娘リラ」でやたらドイツを悪く書いていたからね。
745無名草子さん:04/11/11 19:50:01
モンゴメリは日本製の陶器とか和紙とかを見て、いわゆるジャパネスクの
エキゾチックなイメージで日本を想像していたのではないですか?
エミリーでも、ディーンが日本で冬を過ごすとか、日本の王子に
求婚されるとかいう話がありましたね。
746無名草子さん:04/11/11 20:47:34
アンとミス・マープルの組み合わせはどうだろう。
気が合いそうな、合わなそうな、微妙なとこか。
あ、でも年齢差が激しくあるから無理か。
747幽霊小路:04/11/11 23:53:57
>>737
>モンゴメリの旦那ってメンヘルだったんだよね。
どの程度のものだったのかなあ。今でいう統合失調症?

>>739
面白そうですね。

"親譲りの無鉄砲で子供のときから損ばかりしている"「坊ちゃん」と
東西無鉄砲対決!
(たしか「坊ちゃん」には、アンと同じように屋根から飛び降りて足をけが
するという一節があった)
748幽霊小路:04/11/11 23:58:11
>>742,743
老齢のアンは想像したことがなかった。なるほどお婆ちゃんのアンと
孫娘の組み合わせですか。けっこう絵になりそうですね。

「赤毛のアンの事件簿」← タイトルがいい! (・∀・ )

>>745
モンゴメリはどういう経路で日本のことを知ったんでしょうね。
蔵書録とかわかるといいなあ。
749ラスティ:04/11/12 00:00:48

   ∧∧  ? 木の箱かぶせられてひと晩ほったらかされた
   (,,゚Д゚)   のは一体何だったんだ。ゴルァ
  /  |     
〜OUUつ
750無名草子さん:04/11/12 11:32:00
>>747
>今でいう統合失調症?
いんや、うつ病みたい。
モンゴメリは夫の看病で心身共に疲弊しきったらしい。

ところで、レスリーの髪型で、豊かに編んで冠のように巻きつけた髪
"She was hatless, but heavy braids of burnished hair, the hue of ripe wheat,
were twisted about her head like a coronet"
ってひょっとして、オーストリア皇妃シシィの髪型かな?

http://www.geocities.com/claudine1755/sissi/big/sissi72.jpg
http://www.geocities.com/claudine1755/sissi/big/sissi125.jpg

ちなみに、切り下げ前髪を流行らせたのもこの人らしい。
751幽霊小路:04/11/12 22:10:54
>>750
レスありがとうございます。昨今よく話題に取り上げられる鬱病ですか。
それのかなり重度のやつですね。

なるほどー。冠のような髪型、まさにそんな感じですね。
上の画像の人、すごい美人だ。レスリーもこんな感じの美人だろうか。
752幽霊小路:04/11/12 22:13:20
>>746
クリスティはあまり読んでないのでよくわからないけど
アンと同じ位の年齢じゃないのかなあ。
モンゴメリの晩年はいたましいものだったみたいだから、せめて
アン・シャーリーはミス・マープルのようなほんわかした老後を
送ったと思いたい。

ちなみにクリスティといえば、
「二人で探偵を」(創元推理文庫)( ← ハヤカワ・ミステリ文庫では「おしどり探偵」というタイトルのやつ)
の最後に、「アンの夢の家」のなかのアンのセリフと非常によく似た
一節がありますよ〜ん♪
753ラスティ:04/11/12 22:20:26

   ∧∧    あのとき
   (,,゚Д゚)   木の箱をかぶせた女はえらい美人だったな・・・
  /  |     
〜OUUつ
754幽霊小路:04/11/14 22:18:10
推理小説ネタの続き

将来書かれるかもしれないミステリ短編集「名探偵アン・シャーリー・
ホームズの冒険」( or 赤毛のアンの事件簿?)の目次

「消えた紫水晶ブローチ」事件
「割れた石板の謎」事件
「緑の髪の女」事件
「アビリルのあがない」事件
「もつれた蜘蛛の巣」事件
「手におえない双子」事件
「青く塗られた公会堂」事件
「山彦荘の怪」事件
「猫殺しが得意な令嬢」事件
「うっかり者の牧師」事件

以上全十篇

他に
長編「恐怖の虹の谷」、「ギルバート家の犬」、「炉辺荘の怪事件」あり

ワクワク (・∀・ )
755無名草子さん:04/11/15 00:10:23
>>754
 >「炉辺荘の怪事件」←コレはポアロだろw
756幽霊小路:04/11/15 14:40:11
>>755
まさか同名の小説はないよね。(´・ω・`)
757無名草子さん:04/11/15 15:51:43
>>756
ん?「スタイルズ荘の怪事件」(ポアロ第1作)をモジったボケなのかと
思ったのだが、ひょっとして「空家の怪事件」のモジりだったの?
自分は普通「空家の冒険」と呼んでいるので勘違いした。スマソ。
758幽霊小路:04/11/15 23:03:47
>>757
いえ、特にホームズネタで統一するつもりがもともとなかったので、
わざわざつっこまれるとはひょっとしてクリスティの数多くの作品中に
偶然同名のものがあったのかと疑心暗鬼(?)に陥ったもんで。( ´∀`)
759ラスティ:04/11/16 15:39:42

      ∧∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′  ̄ ̄( ゚Д゚)< アン以外は俺に触るな ゴルァ
  UU ̄ ̄ U U  \_____________
760幽霊小路:04/11/16 22:14:20
「アンの娘リラ」読み終わった。

ダイアナのことが一行ぐらいしか書いてないのが寂しい。 (´・ω・`)
あと、デイビーやドラもどうしてたか気にかかる。
7612チャン版リラ:04/11/18 00:51:11
ケン「これは僕のリラかい?」
リラ「そうでつ」
7622チャン版リラ2:04/11/18 07:02:44
ケン「これは僕のリラでつか?」
リラ「キタ━(゚∀゚)━ッ!」
763無名草子さん:04/11/27 10:27:43
エミリーシリーズ読みました。イルゼの結婚騒動から最後まで
結構あっさりしてたね。もっとエミリーとテディのラブラブ見たかったな。
次はモンゴメリ日記三冊読破します。楽しみ〜。
764無名草子さん:04/11/27 12:26:15
オレンジレンジ

「メンバーにめちゃくちゃロックが好きな人はいないんですよ。」
「ロックに詳しいとかファンクに詳しいとか、そうゆう人は1人も居ない」
「俺達の合言葉はパクろうぜ!です(笑) 」
「ここわかんないようにしようとか、ここ使ったらバレるだろ、とか話し合う(笑)」
「流行り物が好き。しかも飽きっぽい。」
「元々こだわりの音楽が無い」

http://www.bounce.com/interview/article.php/1081
765幽霊小路:04/11/28 02:47:09
>>763
自分はこれから「険しい道」です。エミリーはその後の予定。
楽しみ〜♪
766無名草子さん:04/11/28 12:20:11
>>666にあった『エミリー』(村岡訳では『可愛いエミリー』)完訳版(神鳥 統夫 訳,
偕成社.)読みました。
登場人物の心理描写がリアリティがあり、エミリーの物を書かずにはいられない気持ち、
自然や周囲の物の美しさに心奪われる所、特にエミリーの学校生活についての描写は
過去のモンゴメリ自身を彷彿とさせるものがあり興味深かったです。(エミリーが
ブラウネル先生に膝まづいて謝罪させられそうになった所、話の中ではジミーの一言に
救われてそこまではさせられずにすんだけど、実際のモンゴメリは逆にそこまでしな
ければならなかったのではないか、とも想像できるほどの、その事に対する屈辱と恨みが
肌で感じられる描写でしたが。)

その一方でエミリーとイルゼの友情、テディやペリー、ディーンとの関係がどうなるのか
続編を読まずにはいられなくさせるポイントもあり、作中の謎や不思議な偶然でそれが解明
される展開もあり、読み応えがありました。
この調子だと一気に村岡訳の『エミリー』シリーズを全部読み切ってしまいそうですが。
767無名草子さん:04/11/28 13:39:47
村岡訳『可愛いエミリー』と 完訳版『エミリー』神鳥 統夫 訳
の違いが知りたいです。省略箇所とか。
768766:04/11/29 13:05:08
>767
両方を読み比べてはいないので合っているかどうかわかりませんが、風景描写に
ついては完訳版『エミリー』ではくどいと思うほど詳細に書かれているので、
もしかしたら村岡訳では一部省略されている可能性があるかもしれません。
あとブラウネル先生がエミリーの詩を生徒達の前でボロクソにけなす所、これも
一部の詩については省略されているかも。(級友の前で自分の詩を馬鹿にされる
エミリーに感情移入してしまい、ここの部分は読むのがつらかったので、ここの
部分に限ってはむしろ省略推奨、と思ってしまったほどです…。)
769無名草子さん:04/11/30 13:25:52
>>750
遅レスですが、「アンの娘リラ」にチラッと出てくる
"オーストリア皇帝フランシス・ジョゼフ"(ドイツ語ではフランツ・ヨーゼフ)
は彼女のご夫君に当たります。
第一次世界大戦が始まったときにはエリザベート皇妃は既に亡くなり、
フランツ・ヨーゼフ皇帝も既に84歳と御高齢でした。
そんな訳で、スーザンの「棺桶に片足突っ込んで…」という台詞には
思わずクスッと笑ってしまいました。

アン・シリーズを熟読していると、19世紀後半〜20世紀前半の世界史が
俄然面白くなったりしますね。
770無名草子さん:04/11/30 14:32:07
今日はモンゴメリの生誕140年の記念日という事で感慨深い。
日記の邦訳、続巻はまだ出ないのだろうか…。
771幽霊小路:04/11/30 17:07:48
あ、今日でしたか。

猫が好きだったモンゴメリにこのAAを奉げまつ。

      ∧,,
.     ヾ '.、`フ
    (,`'´ヽ、、ッ゙
   (ヽv'   `''゙つ モフモフ・・
    ,ゝ  ⌒`y'''´
   ( (´^丶こつ
    ) )
   (ノ
772無名草子さん:04/11/30 20:28:26
1874年生まれだから130周年では?
百年前の30歳のころ、アンを書き始めたんだよ。
773770:04/11/30 22:39:43
すみません。数え間違いでした。
そうなると今年は、『アン』をモンゴメリが書き始めてから100周年でもあると
いう事になりますね。(異説もあるようですが。)
774無名草子さん:04/12/01 16:35:24
Anne of Green Gables was first published in 1908,
though the novel was written between the spring of 1904 and
October 1905.

LMM Institute にありました。
http://www.upei.ca/〜lmmi/res-faq.shtml
775幽霊小路:04/12/02 23:57:37
>769
>アン・シリーズを熟読していると、19世紀後半〜20世紀前半の世界史が
>俄然面白くなったりしますね。

いろいろ関連づけると面白いですよね。

そのうちアンの年表とモンゴメリの年表、さらにはホームズの年表(笑)、
自分の好きな明治の作家の年表を全部並行させたものをつくろうかな、とか
考えたり。
776無名草子さん:04/12/07 13:13:49





ヌルポ
777無名草子さん:04/12/09 22:17:25




ガッ


778無名草子さん:04/12/10 21:22:15
門号名利 
779無名草子さん:04/12/21 11:46:47
モンゴメリって若い頃モテモテだったね。
780無名草子さん:04/12/21 17:20:47
「青い城」読みました。
感動した!!(TДT)
781無名草子さん:04/12/21 18:12:02
今日の夕食、マドレーヌとりんごの砂糖漬けとレモンパイとレイヤーケーキだ、あとお茶と。
782無名草子さん:04/12/22 01:22:31

このカキコ見てなんだか米の飯が食いたくなったよ。( ´∀`)
783無名草子さん:04/12/22 15:39:34
>>780
青い城いいですよね!
読後、何かふっ切れた気持ちになりました。
784無名草子さん:04/12/22 22:09:07
フィルの「ゆがんた」口元ってどんな感じなの?
785無名草子さん:04/12/24 14:24:17
>>784
いつもニコニコしていて、口がほころんでいるっていう描写だと個人的に思ってるんだけど・・・
あれ、フィルって誰だっけ。フィリッパとは違う?たまに登場人物の名前がごっちゃになるなぁ
786無名草子さん:04/12/24 21:53:22
フィリッパの愛称みたいなもんでしょ?
787無名草子さん :04/12/25 11:32:37
ここに来る方はモンゴメリ作品を多く読まれているだろうけど、
「アンのクリスマス」(暮しの手帖社)という本はご存知でしょうか。
タイトルどおり、モンゴメリの書いたクリスマスの話を集めた短編集です。
自分はつい最近まで知らなくて、
図書館で探したら「廃棄処分にしました」と言われてしまって(T_T)

復刊ドットコムで投票がかかっているのですが、まだ一桁。
本の存在自体があまり知られていないように思います。
よろしかったら投票をお願いします〜。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=15403
788無名草子さん:04/12/29 15:23:35
「ゆがんだ口元」は、今で言うふっくらしたセクシーリップなんではないかと思ってたが。
慎み深い時代なので表向きは「それはどーかな」といわれてたが、男にとっては魅力的、みたいな。
789無名草子さん:05/01/21 17:50:25
>787さん
わたしその本持っています。暖かくていい本ですよー
790無名草子さん:05/01/21 22:53:07
私はヤフオクでゲットしました。
楽天とかこまめにチェックされてみては?
791無名草子さん:05/01/23 13:33:49
「松本侑子より‥‥私の訳文について、ご理解いただいて、ほんとうに嬉しい
です。何しろ、原書の時代設定は、日本で言うと江戸幕末から明治はじめに
かけて、という昔なので、英文がなんとなく古いのです。
 その古風な美しさをいかしつつ、現代の文学的小説として訳しました。
 よって、童話とか少女小説のつもりで訳した『赤毛のアン』とは、翻訳に
のぞむ姿勢が、まったく異なります。
 若い読者には、若い人向けの翻訳が費用であり、年輩の文学愛好者には、
それ向きの正しい正確な翻訳が必要だと思います。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
赤毛のアンって1903年頃(明治末期)に書かれた本なのに、
何で時代設定が幕末などと??? そんな古い話ではないはずだけど。
「リラ」とかから逆算していくと、アンの誕生が1860年代になるらしいけど、
それは予想外の続編執筆でそうなっただけで、「赤毛のアン」自体は
内容的にも1900年頃の話だと私は思うんだけど。電話とか出てくるし。


792無名草子さん:05/01/23 16:01:45
The Selected Journals of L.M.Montgomery Xを読了した方いますか?
持っているのですが、なかなか読み出せないのです。
最後のエントリーだけ見たのですが、なんか彼女自殺っぽくて。
793無名草子さん:05/01/23 16:25:10
794無名草子さん:05/01/23 17:43:07
梶原由佳さんのHPですね。確かに精神科のお医者さんが読むと面白い読み物かもしれません
795無名草子さん:05/01/23 17:56:14
自殺じゃなくて、心臓発作だと聞いてます。
今年、最晩年のモンゴメリも含めた伝記がカナダで出版されるそうだから、
それを読むと状況がわかるのでは? 
モンゴメリ日記を編集された方の本だそうです。

796無名草子さん:05/01/23 19:29:04
小倉千加子は「赤毛のアンの秘密」で、自殺だといっていますね。
797無名草子さん:05/01/23 19:55:42
小倉さんの本読んだけど、証拠みたいのはなくて、人から聞いたという
話だけでした。
798無名草子さん:05/01/23 21:34:16
>792

最後が空白になる前までは、夫の病気や息子の素行ことで苦労は多そうだけど、
死ぬほど絶望している感じはなかった。どちらかというと心配性の
ネガティブな老婦人の日記という感じ。かなりジャッジメンタルになってるかな?
愛猫の死に20ページくらい書いてるのは面白かった。

799無名草子さん:05/01/23 23:38:42
>798さん
愛猫ってダフィーでしょうか?(うろ覚え)レスサンクスです。
自分もぼちぼち読みます。
800無名草子さん:05/01/24 00:55:40
栄光の23get
801無名草子さん:05/01/24 02:28:08
ダフィーは1920年に死んでます。
晩年の愛猫はグッドラック、愛称ラッキー。
死んだ翌年に完成した「丘の家のジェーン」(1937)はグッドラックに
捧げられているそうです。
802無名草子さん:05/01/24 19:06:25
>>793の梶原さんのブログから飛んでみたページ。

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/3e6df6b772eec0102b4f?aid=&bibid=02425988&revid=0000324044

小倉千加子さんの「赤毛のアンの秘密」についての感想で、私もその本を読んでどうにも
スッキリしなかった点もあるので(以前別スレに書き込んだように、著者がモンゴメリや
『アン』を始めとする彼女の作品に特に愛着を持っていないため、情け容赦なく彼女とその
作品について論じている文章となっているため)この感想での批判にはおおむね同意。
ただその感想もその本の内容について「著者の嫉妬すら感じる」と言い切っているのは
どうかと思うが…。
803無名草子さん:05/01/24 21:49:18
http://members.jcom.home.ne.jp/j-miyaza/page239.html

「小倉氏は「アン」を読む女性がきらいなのである。
ひとことでいえば、「アン」のテーマは結婚なのであり、
近代結婚とは女性を「身分」に固定する制度であり、
女性を男性の下位におき、社会全体の制度秩序を温存させる制度
であるにもかかわらず、それを肯定させるイデオロギーに加担して
きたというようなことである。
 というようなことで、とにかく小倉氏は専業主婦が嫌いなんだなあ、
ということはわかるが、そういうことをいうためにわざわざ「アン」
という物語を読んだり、モントゴメリの伝記を調べたりするのは何だか
ご苦労さんという気がして仕方がない。
 この本の元の評論は1991年から93年に書かれたようなので、
いまから10年以上前のかなり硬直したフェミニズムが剥き出しになって
いる。」

ーー批評の中では上のが一番あたってると思う。
http://mystery.parfait.ne.jp/wiki/pukiwiki.php?%BE%AE%C1%D2%C0%E9%B2%C3%BB%D2#content_1_8
804無名草子さん:05/01/25 00:24:06
小倉氏はアンのようなロマンチックな結婚を夢見て、実現している女性を
嫉妬というか、嫌悪しているのでは?
フェミニストの理論では、家庭と夫に寄生している主婦は自立していない
存在らしいし。
805無名草子さん:05/01/25 02:37:36
松本侑子さんの翻訳で『アンの愛情』早く出ないかな。
一巻めも二巻目も読みやすかったし、
装丁が可愛い。
あと、活字の大きさとか形が好き。
806無名草子さん:05/01/25 11:49:00
「完訳クラシック赤毛のアン」シリーズ、掛川恭子訳のが松本侑子訳より
このスレでは評判が良いです。
掛川版はシリーズ全10巻が出ています。
807無名草子さん:05/01/25 12:54:37
短編で日本の皇太子のこと書いてなかった?
時代的に誰のことさすんだろう?
ちょっと見下したような文で差別を少し感じて
少しがっかりしたような覚えがある。
808無名草子さん:05/01/25 17:39:50
日本のプリンスが出て来たのは「エミリーの求めるもの」。
あの時代の田舎のイギリス系白人が東洋人を差別するのは仕方がない。
同じ島のフランス人でさえ差別してるし。
809無名草子さん:05/01/25 23:58:10
掛川恭子の訳もきらいじゃないんだけれど、
ポールがミス・ラベンダーを呼ぶとき
「ママ・ラベンダー」と訳しているのに違和感を感じる。
「ラベンダー母さん」でよくない?
810無名草子さん:05/01/26 00:25:15
「ラベンダー母さん」だとちょっと下町っぽいイメージに
なる気が
811無名草子さん:05/01/26 15:01:49
日本といえば、プリシラ@赤毛のアンの旦那さんも日本人だよね。
812無名草子さん:05/01/26 17:35:06
プリシラの旦那さんが宣教師で日本に行っただけで、日本人ではないです。
813無名草子さん:05/01/27 13:40:15
>>802

この本のアマゾンの評もおおむね同意。
814無名草子さん:05/01/27 17:39:57
プリンス・エドワード島に実際に行った人ってどのくらいいる?
あと、メイフラワーをご自分の目で見た人も。
ゴールデンウィーク利用して行って見たいなと思っているのですよ。
815無名草子さん:05/01/27 17:48:49
>>814
プリンス・エドワード島の漫喫からカキコミしたら神
816無名草子さん:05/01/27 18:11:22
>「赤毛のアンの秘密」

「睡眠薬(orトランキライザー)の飲みすぎ」が死因であれば、事故とも自殺とも
判断はつかないが、そうなると自殺説は結局憶測にすぎない訳だが。(まして心臓
発作とも言われているから。)研究者に当たってみなかったのは調査不足という
以上に、最初から自殺と確信してしまったためと思われ。

「アン」やモンゴメリ作品の読者としては、作品やモンゴメリに時代の背景や
環境による社会観や思想の限界はあったとしても、それはそれとして、作品の
世界や登場人物や描写が魅力があって好きな事には変わりはない訳だが…。
ともあれ結論としては「純粋なモンゴメリファンにはお勧めできない」でFAと
いう事で。(しかしうっかりこの本を買ってしまい、まだこの本を持っている
自分は負け組…。)
817無名草子さん:05/01/27 20:48:00
プリンス・エドワード島、たぶん五月のはじめはまだ寒いと思われ。
818無名草子さん:05/01/27 21:39:30
確かに。。。。
819無名草子さん:05/01/28 01:08:42
6月が一番いい季節と聞きますが、
そのころにはメイフラワーは咲いていないですよね
820無名草子さん:05/01/28 01:56:34
http://ya.sakura.ne.jp/〜inetwork/pei-club/peiforum/travel/wforum.cgi?page=0

プリンス・エドワード島については、こちらの掲示板で回答が得られると思います。
821無名草子さん:05/01/28 02:03:29
http://ya.sakura.ne.jp/〜inetwork/pei-club/peiforum/index.html

日本・PEI協会オフィシャル掲示板です。
822無名草子さん:05/01/29 17:54:13
『虹の谷のアン』読了。
前はそうは感じなかったのだが、面白かった。
フェイスが好き。
823無名草子さん:05/01/29 20:25:49
虹の谷のアンの中で、メレディス牧師の子供たちが安息日なのに
曜日を勘違いして労働(洗濯)してしまって大問題になるというエピソードが
ありましたけど、その時子供たちが洗濯しながら歌ってこれまた顰蹙を買った
「毎日ぶらぶら」について何か御存知の方いらっしゃいませんか?
この歌がなぜ不謹慎なのか、そもそも実在した歌なのか等全くわかりません。

虹の谷はアン・ブックスの中でも最もマイナーな作品だからなのか
関心をお持ちの方もごく少数のようで残念です。自分はメアリーが好き。
824822:05/01/29 22:15:25
>823さん
原書に当たってみたら、「毎日ぶらぶら」の原タイトルが、
Polly Wolly Doodleでした。
これをぐぐって見たら下の歌が出てきましたよ。
アメリカの民謡のようです。

http://www.ziplo.com/Polly.html
825無名草子さん:05/01/29 22:58:27
>虹の谷はアン・ブックスの中でも最もマイナーな作品だからなのか
>関心をお持ちの方もごく少数のようで残念です。

私はアンの子ども世代の話も大好きですよ。
お気に入りは、ユナとウォルター。
みんな好きだけれど。
826822:05/01/30 00:23:12
アンの子どもたちの話の中では『虹の谷のアン』が一番面白く感じます。
『リラ』も『イングルサイド』もそれなりにすきなのですが。。。

皆さんはどのくらいモンゴメリの本を読んでいますか。
わたしは、翻訳で出ているものはすべて読んでいます。
アンシリーズ以外で好きなのは、エミリー、青い城、パット。
翻訳だけでなく、原書でも大体読んでいます。
日記も第五巻以外は原書で読んでいます。

でも、今は、ちょっと精神的に参っていて、
学校(大学院:モンゴメリ研究のために入った)を休んでいます。
こんなときは、モンゴメリの日記よりもアンシリーズに癒されます。

皆さんはどの本を愛していますか?
わたしはこうです。

アンシリーズベスト5
『赤毛のアン』
『アンの青春』
『アンの幸福』
『アンの友達』
『虹の谷のアン』
827無名草子さん:05/01/30 01:20:45
エミリー派ですが、アンの中では「夢の家」「幸福」「炉辺荘」、
アンより脇役のほうが面白い作品ばかりですね。
もちろん『赤毛のアン』 も好きです。
828無名草子さん:05/01/30 15:20:28
>>822さん、お答えありがとうございます(フェイスとユナがしていたのは洗濯ではなく
大掃除でしたね・・・)。

自分が虹の谷(掛川訳)を読んだのは数年前で、当時はネット検索とか知らない頃。
村岡訳では該当部分が省略されていて参照出来ず(この時初めて村岡訳が抄訳で
あることを知った)、とりあえず原タイトルをOED等の専門的な辞書で調べたのですが
Doodleの意味の一つに「のらくらする」というのがあり、それが「ぶらぶら」と関係がある
のかな?と推察出来たぐらいでどうもよくわからずそれっきり・・・だったところ
昨夜の>>822さんのレスで久々に思い出したというわけです。
そこで改めて調べてみました。

Polly Wolly Doodle(以後PWD)はPolly Woddle Doodleとも言われるアメリカ南部民謡で
南北戦争時には行進曲としても使われましたが、独立戦争時代には既に存在していた
らしく、その起源に関しては諸説あるようです。

歌詞を読むとどうやら放浪の歌なので、掛川さんはPWDを「毎日ぶらぶら」と訳したので
しょうか?Polly Wollyは女性の名前のようにも思えますし、「PWDを1日中歌うSing Polly
Wolly Doodle all the day 」というリフレインからすると、PWDという歌がまた別にあったか
のようにもとれるのですが・・・。

関心がおありの方は以下のイギリスの(?)掲示板を覗かれてはいかがでしょうか?
ttp://www.mudcat.org/thread.cfm?threadid=6378&messages=29#36895
(PWDは誰が書いたのか?というテーマで6年以上続いているスレ)
829無名草子さん:05/01/30 23:31:14
「赤毛のアンの庭で」の作者、奥田実紀さんの「赤毛のアンのA to Z」をアマゾンで注文しました。
ここのところ、アンシリーズとその関連本にはまっています。「赤毛のアンの庭で」に載っている、
お花の写真、どれも素敵!特にメイフラワー!この花の季節のカナダはまだ寒いようですが、
一度行って実際にこの目で見てみたいです。モンゴメリはいちごの花も好きだったそうですが。
830無名草子さん:05/02/03 09:41:18
>>829
>「赤毛のアンの庭で」の作者、奥田実紀さんの「赤毛のアンのA to Z」をアマゾンで注文しました。
この本すんごく面白かった! 寝食忘れて夢中で読みふけっちゃったよ。
同じ奥田さんの「赤毛のアン大百科」は未読だけど、これも読んでみたい。

お小遣いに余裕ができたら、テリー神川さんの「赤毛のアンの生活事典」
(これもA to Zに負けず劣らず素晴らしい)と3冊購入したいもんです。
831無名草子さん:05/02/04 18:42:15
梶原由佳さんのモンゴメリブログ、楽しみに見てるからお休みが寂しい。。
832無名草子さん:05/02/07 02:41:51
>830
「赤毛のアンのA to Z」面白かったです!
奥田さんの英語による言葉遊びも手が込んでいて。。。
今度、お出かけするので、お気に入りの鞄にしのばせて出かけます。

テリー神川さんの「赤毛のアンの生活事典」、持っていますよ。これも素敵な本ですね。
装丁にはメイフラワーが使われていて。
いつかメイフラワーを見るのが夢なのですよ。

奥田さんの「大百科」ってもう出版されているのですか?
アマゾンで検索しても引っかからないのですが。。。。
833無名草子さん :05/02/16 20:42:34
松本侑子の『赤毛のアン』英語セミナーに行った事がある人、どんな感じでしたか?
834無名草子さん:05/02/20 04:23:51
お茶やお菓子が出て、お着物を着た可愛らしい松本先生が面白おかしく
「赤毛のアン」の原文を解説して下さるらしいです。
835無名草子さん:05/02/20 15:10:32
>>834
ありがとうございます。
あまり期待しないほうがよさそうですね。
836無名草子さん:05/02/21 01:36:54
837無名草子さん:05/03/10 18:51:45
「隔離された家」のピーターみたいな男勝りのオールドミスとか、
男を馬鹿にしまくるミス・コーネリアとか、モンゴメリ作品は
あの当時ではフェミの象徴みたいな高学歴・職業婦人・オールドミスが
多数登場。でも、現代日本で続編以降のアンブックスは専業主婦の
バイブルみたいな反フェミ的な読まれ方。これは生前のモンゴメリ自身にも
かなり本意に反する嫌なことだったけど、生活のために頭の弱い反フェミ女の
喜びそうな続編を書き続けた(って、梶原さんの本などにあったはず)。
小倉さんの本って、その辺のモンゴメリの屈折をちゃんと踏まえてるのか。
838無名草子さん:05/03/11 03:09:31
小倉氏の本は読んだことないけど、
「アンの愛読者=カントリー大好き、ピンクハウス大好きの元・空想少女」だとでも
思っているのだろうか?

私みたいにフェミ寄りでアン大好きな人間もいるので、
小倉氏=フェミニストの総意、みたいには考えないでほしいな。

マリラは、「女の子も一人立ちできるようにしておいたほうがいいから」と言って、
教職免許を取るために、アンをクイーンに行かせるんだよね。
ダイアナの父親が、娘を上の学校へ行かせる必要はないと考える時代に。
で、アンが大学へ行くのも応援してるんだよね。
アボンリーの村の人たちが「女が大学へ行くなんて…」と白い目で見る時代に。
839無名草子さん:05/03/11 05:20:43
小倉は女が嫌いなんだよ。ひいては女に生まれた自分も嫌い。
やっぱし60−70年代の性差別を引きずって今に至って居る人という感じ。
時代の流れに着いていけない人みたい。
小倉の本って、今時珍しいくらい抑圧されてる女性やナイーブな大人子供を
啓蒙する目的で書かれている感じ。
840無名草子さん:05/03/11 14:50:19
>>838
>小倉氏=フェミニストの総意、みたいには考えないでほしいな。

同意。
またマリラがその時代には珍しくアンに進学を勧め、応援するのは進歩的だと
思う。(もっともこれには「こうあってほしかった」というモンゴメリの願望が
含まれていたのかもしれないけど。)
841無名草子さん:05/03/11 16:32:42
マリラとマシュウも年寄りで資産もないし、先生の資格があれば
アンが経済的に一人立ちできると思ったのでしょう。
1900年頃の田舎の女性の職業選択って、先生と看護婦、
メイドくらいだろうし。
842無名草子さん:05/03/12 00:53:06
このスレって「分かってる」人が結構いそう。
アン・ブックス=専業主婦業のバイブル組が集う某BBSでは
決して語れないことでも。

ところで、12日から公開の「ロング・バケーション」(アメリの
オドレィ・トトゥ主演)見て、ジェムらがどんな戦争体験をしたのか、
ウォルターの戦死の瞬間まで疑似体験できた気がしました。
アンが何故か戦場まで行ってしまった「アンの結婚(第3赤毛のアン)」では
全然分からなかったリアルさで。ある程度グロに耐えられるならお薦め。
843842:05/03/12 00:55:54
>>842 「ロング・バケーション」→「ロング・エンゲージメント」(汗
844無名草子さん:05/03/12 01:21:34
>>842
第1次世界大戦について関心がおありなら
映像の世紀第3集を御覧になるといいですよ。
タイトルは「大量殺戮の完成」。
845無名草子さん:05/03/12 10:41:49
小倉氏ってミーハーというか、研究者として何か次元が低いのよね。
デビューが松田聖子論だったし。
赤毛のアンの本でも「仰天、モンゴメリは自殺だった!」という女性週刊誌の
暴露記事のノリで、最初の岩波の広告見て、もうウンザリだった。


846844:05/03/12 16:06:29
すいません、第2集でした。

NHKソフトウェアの内容解説より転載
「ムービー映像にその全貌が記録された史上初めての戦争、それは1914年に始まった
第一次大戦である。映像はこの大戦で20世紀の戦争システムが作られたことを証言している。
農業用トラクターを改良した第1号戦車、最初の空襲、毒ガス兵器、長距離砲、潜水艦等、
フィルムには大量殺戮兵器の誕生と、その前になすすべもなく死んでいく兵士たちの姿が
記録されている。またこの時期の映像には、若き日のマッカーサーやチャーチル、ルーズベルト、
チャップリンなど、後に世界を大きく動かすことになる人物たちも登場する。
大戦の勃発からロシア革命、アメリカの参戦、そして終戦までの4年間を追っていく。」
847無名草子さん:05/03/19 23:09:49
小倉千加子の本によると、モンゴメリって暗くてプライドが高い性格
で、病気の夫に仕える献身的な妻を演じ続けた見栄っ張りの嘘つきで、
愛のない結婚をしたのに結婚を理想化するような物語ばかり書いて読者
を騙し、最後は鬱病のはてに自殺するような悲惨な一生を送ったらしい。
いい年をして「赤毛のアン」に夢中になる日本のモンゴメリファンは、
幼稚でいつまでたっても大人になれない夢見る夢子さんで、
日本の戦後の男社会はそんなおバカな女性を便利に使ってきたらしい。
でも、小倉千加子はそんなバカな日本女性が我慢できなくて、
この本を書いたのかなあ? それとも、自分も同じバカで痛い失敗したから、
「みんな、目を覚ませ、アンのような理想的な結婚なんてこの世に存在しないのよ」と
いうことが言いたかったのかな? ああ、考えると鬱、気分悪くなってきた。
848無名草子さん:05/03/20 16:59:39
>847
>アンのような理想的な結婚なんてこの世に存在しない
そんなこと皆わかってると思うんだが…
アンを好きな理由はそれぞれだろうけど、
その部分(理想の結婚)に惹き付けられてる人はむしろ少ないかと。

小倉千加子さんの本は読んだことないし、今後読むこともないだろうけど
ほんとなんつーか……ですなあ。
849無名草子さん:2005/03/23(水) 12:43:51
物語として面白いから、っていう単純な理由で
自分はアンが好きなんだけどなあ。
850無名草子さん:2005/04/03(日) 16:55:20
>847
小倉千加子さんの本は読んだ事ないから意見を言える立場じゃないけど、
「赤毛のアン」なんて絶対読んだ事ないだろーというような女の子の中にも
おバカな女性はたくさんいると思うけどなぁ。
大体、赤毛のアンファンの女性なんて、日本でそこまで多くないと…。
知り合いの中でアンシリーズ読破したのは私だけだよ。orz
そんな自分は、男社会の弊害に辟易してるしなぁ。

それにアンの話の中では、辛口人間模様みたいな話の方が好きだし…。
ああいう話読んでいれば、モンゴメリが決して夢見る夢子さんじゃない事が
わかるだろうに…。
ただの天然バカじゃなきゃ「赤毛のアン」のような作品を書いちゃいけなのかな。
851無名草子さん:2005/04/05(火) 13:57:37
小倉千加子は「赤毛のアンの秘密」書いて、読者を無くしたと思う。
852無名草子さん:2005/04/13(水) 22:09:33
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2750619&x=B

あさって完訳クラシック「赤毛のアン」の文庫版が出ますね。
こないだハードカバーでそろえちゃったんだけど、どうしようかな…。
853無名草子さん:2005/04/22(金) 01:52:29
私は(教員として)女子学生から「人生最大の関心事は結婚」という言葉を
飽きるほど聞かされる日々を送ってきた.同時に,昔『赤毛のアン』に夢中
であって,今も「ギルバートのような男性を探している」という言葉を,
大人であり,私から見ても知的であると疑いようのない友人たちから,
これも想像以上に数多く聞かされ,遅ればせながら密かに『赤毛のアン』
に興味を抱くようになった.『赤毛のアン』は通俗的な物語である.
しかし,その通俗性の裏に隠されたアンという少女の心性がわからなければ,
学生や友人たち,ひいては戦後の日本人女性の心性は解明できないと結論する
に至るようになった.
 私はそういう理由で,15年以上前から,モンゴメリに関する資料を読み,
プリンス・エドワード島も訪れ,そして,心理学系の雑誌に「アンの迷走」
という題名で,モンゴメリについて考えたことを発表してきている.が,
それは自分の中では,これで完成というレベルに達したものではなく,
興味は次なる対象(村岡花子)に向けられ,書くことよりも調べることの方
がはるかに面白くなっていた.
  2004年2月25日
小倉千加子(本書「あとがき」より

--------------
私はアンのファンだけど、「ギルバートのような男性を探している」人にも
会ったことがないし、「ギルバートのような男性と結婚したい」とも思ったことがない。
小倉氏の回りにそういう人が山のようにいるのは、異常なので
はないだろうか…? それとも、単なる小倉氏の勘違いだろうか?
854無名草子さん:2005/04/22(金) 13:19:20
>853
>>850とも合わせて考えると、小倉氏は自分の知っている範囲の友人や学生の話や、
目にした研究書からの知識のみで『アン』について論じているように思う。(『アン』
シリーズも、アンがメインじゃなかったり、直接登場しない話についてはそれほど
読んでいないように思えるので、それらの話の辛口さに気付いてないのかも。)
小倉氏の周囲にはたまたま「ギルバートのような男性を探している」人が多かったの
かもしれないが、実際は山のようにというほどでもなく(多くて5人前後?)、その
友人という人も話を振られた時に、それほど深い意味もなくそう答えただけのような
気もするのだが。

855850:2005/04/27(水) 23:12:59
>853,854

お二人に同意。
そもそも、ギルバートってそんなにいいかな?と思うんだよね。
彼はアンシリーズの個性溢れる人達の中で、凄く影が薄いと思うんだけど。
「赤毛のアン」では、いきなり仲が悪くなるから彼はほとんど出番なしだし。
かろうじて出番が多いのは「アンの青春」ぐらいだけど、あの話の中でも
例えばハリソンさんなんかの方が印象深い。(笑)
ギルバートの人物を掘り下げているのは、新婚生活でディックムアを
手術させるかどうかで悩んでいた時ぐらいだと。

大体、モンゴメリの書くヒロインの恋人は、それ程魅力的ではないかなと思う。
自分はアンとエミリーとパットぐらいしか読んでいないけどね。
魅力的だったのはジェーンのパパぐらいかな。(笑)
彼も結婚するにはどうかな?という人物だけど。

856無名草子さん:2005/04/27(水) 23:54:07
モンゴメリの書くヒロインの恋人で好きだったのは、ディーン・プリーストです。
テディやギルバートは退屈だけど、ディーンの屈折した
性格、親の遺産で世界を旅するデカダン中年ぶりに、中学生の私は多いに惹かれますた。
彼はエミリーに「萌え」だったのでしょうか。一種のロリ?
857無名草子さん:2005/04/28(木) 07:46:35
ディーンのどすぐろい嫉妬心が「夢を売る人」を灰にしたのよね。
858無名草子さん:2005/04/29(金) 17:42:07
>>856 黒魔術を見たとか、多少変わり者でも保守的ないい子の範疇な
エミリーには、ガクブルものの噂もあったしね。

「青い城」のバーニーも陰のあるデカダンっぽい男だけど、
最後にお金持ちの育ちのいいお坊ちゃん発覚⇒大甘ハッピーエンドで
一気に引きました。ディーンのように、心に傷を抱えて去ってこそ男。
859無名草子さん:2005/04/29(金) 22:08:34
「エミリー」
大人のどろどろした世界の中で子供が懸命に生きているのが好きだ。
860無名草子さん:2005/05/01(日) 11:56:08
エミリーはモンゴメリの分身だね。モンゴメリも同じように大勢の
小父さん伯母さんに口うるさく注意されて育ったらしい。

話はちがうが、モンゴメリはジム船長とかマーシャル・エリオットさん、
ハリソンさんとか、世間になじまない変人ぽい男性キャラが冴えてると
思います。

861無名草子さん:2005/05/01(日) 16:12:56
>>860 「世間になじまない変人」といったら、元祖はマシュー。
おしゃべりでないので、別系列?
862無名草子さん:2005/05/02(月) 09:33:29
マシューは変人というよりも病的な恥ずかしがりや、女性恐怖症
という印象。ハリソンさんはかんしゃく持ち、エリオットさんは
頑固者、ジム船長は純粋な人という感じ。
口数の多い強気なおばさんが苦手なところが共通してるかも。
863無名草子さん:2005/05/02(月) 15:01:43
↑の男性陣のなかには、むしろ「口数の多い強気なおばさん」のほうが
他の一般的女性達よりOKな場合も。
(例)マシュー⇒リンド夫人、エリオットさん⇒ミス・コーデリア
864無名草子さん :2005/05/26(木) 23:22:45
熊井明子さんはアンシリーズを「ハイミス・リブ小説」って書いてたね。
「早く結婚したいとしか思っていなかった自分が、
このシリーズに出会って独身の暮らしも悪くないと思った」って。
世間から浮いてしまった人(ハイミス含む)の描き方がとても上手い
(愛情こめて書いてる)のは事実。

確かに小倉さんの捕らえ方は一面的だと思う。
モンゴメリ自身が「結婚しなければ女じゃない」的な考え方があったのは
事実だろうけど、作品の中ではとても魅力的な独身女性を書いてるよね。
30代負け組&フェミ系の自分が読んでも元気づけられるんだけど。
865無名草子さん:2005/05/27(金) 15:03:52
「結婚しなければ女じゃない」と考えてたのは、当時の人達では?
モンゴメリ自身は、(世間体のために自分と釣り合いのとれる牧師と
結婚し、貞淑で保守的な妻+有名児童作家を演じてはいたけど)
当時の一般常識と比べたら明らかにフェミ(自分もヒロインも高学歴、
結婚できなきゃ先生(作家)として独身を通す覚悟あり。ミス・コーデリアの
発言に反映されてるように、男より女の方が優秀と思ってる)
ところが、アンが彼女らの足元にも及ばないタダの婦女子に受けてしまったため
迎合するような良妻賢母ストーリー(アン・シリーズの続編)を延々書き続けるはめに。
でも脇役とかエミリーとか短編に、彼女の本音が時々混じる。仕事に生きる
(負け犬)独身女性の出現頻度も高いし、とても好意的で優しい視線。
(彼女自身、相当晩婚で仕事に生きてた人だったし。)小倉さんが
そういう点を完全に飛ばして、良妻賢母のモデルを求めてアンシリーズ
(特に夢の家、炉辺荘、虹の谷)だけ読み浸ってるタイプの女性のみ
取り上げたとしたら、モンゴメリという作家像とそれに引かれる女達の
構造を読み誤ってるか、とても浅薄。(彼女もアンしか読んでない?)
866無名草子さん:2005/05/27(金) 19:45:06
>>853 そうか!ギルバートって、フェミでプライドが高くて高学歴で
普通の男性ならしり込みするような負け犬タイプの女性を
まるごと肯定して愛してくれるから、人気があるんだ。
ロイに対するみたいに自分を理想の女性化する必要もなく、
フェミ女にとってこそ、一番楽な「理想の男性」。
867無名草子さん:2005/05/27(金) 20:36:56
>>855
ギルバートは、赤毛のアンでは、個性的で面白い男だったけど、
アンが成長するにつれて、影の存在になって、エピ自体も少なかった。
アンに忠誠を誓った男としてだけの存在価値に成り下がったというか。
868無名草子さん:2005/05/27(金) 22:49:23
>865

小倉氏はエミリーも青い城も短編集も読んで無いでしょう。
元々モンゴメリの文学作品に関心があるのではなく、フェミの
ネタさがしにアンシリーズや日記をナナメ読みしただけだと思われ。
だから、偏ってる浅いことしか書けないのでは。
869無名草子さん:2005/05/28(土) 18:09:14
>>867 ギルバートは彼自身の魅力というより
フェミ女にどこまでも都合のいいアッシー(死語)タイプの男性。
クイーン・アンとかいって崇拝してくれるし、自分が専業主婦として
「闘う」ことを降りちゃっても、医師の妻=田舎の名士として
プライドを満足させてくれる。これまで男に伍してバリバリ働いてた
三十代負け犬女が結婚に逃げるときにこそ、理想の癒し系タイプに見える。
870無名草子さん:2005/05/28(土) 19:02:32
>>869
ギルバート自身は、アンがバリバリ働こうと、尽くす妻になろうと
どっちでも良かったのかな。
アンは「闘い」降りたというより、物理的に医師妻と文学両立出来なかった希ガス。
アンは己の文学才能に行き詰まり感はあったけど、
単なる主婦を望んでいたようにも見えなかった。
871無名草子さん :2005/05/30(月) 18:05:05
>>870
こういうと何だけど、>>869さんも間違いじゃないと思う。
「夢の家」でのポールへのセリフで見えるね。
歴史に名を残せるような作家になりたいと願っていたけど、
自分の限界を見切った(諦めた、ではない)
書くこと自体はやめられなかったけど、
一流と言われる存在にはなれないと思ってた気がする。

そう感じた時に支えてくれる人がいるのは大きかったと思う。
872無名草子さん:2005/05/30(月) 21:28:00
アンは孤児だったから、自分の子供や家庭にたいする執着は強いと思う。
子供のころ愛情に飢えてた反動で、子供べったりの母親だったかも。
モンゴメリも同じかもね。
>871
モンゴメリも自分の才能の限界知ってたみたい。まさか、これだけ永く
読み継がれるとは思ってなかっただろうね。
873無名草子さん:2005/05/30(月) 21:38:05
>872
限界は知ってたけど、アン・そのシリーズで終わりたくない、
卒業したい、新境地で挑戦したいという思いは強かったのでは?
野心捨ててないよ。
結局、売れたのは、アンシリーズなんだけど、その葛藤が彼女を苦しめたみたいね。
874無名草子さん:2005/05/30(月) 22:24:02
日記とか見てる限りでは、大恐慌とかで持ち株が大暴落したりして、
経済的に苦しくなってたせいか、アン・シリーズが売れた事に関しては
素直に喜んでるけどね。彼女は若い頃から投稿先を開拓したり苦労してる
から、文学少女でなくて、もっとプロ的な物書きだったと思う。


875無名草子さん:2005/05/31(火) 12:24:50
短編とか上手いよね。テクニシャンだし、人間を見る目も鋭い。
876無名草子さん:2005/05/31(火) 21:05:54
イングルサイドが最後の出版物だったというのも皮肉だね
877無名草子さん:2005/06/01(水) 01:21:41
イングルサイドって面白いよね。マライアおばさんの章とか、
近所の人の噂話の章とか、今の方が子供のときよりずっと面白く読めた。
子供には理解するのは難しいかもしれない。
878無名草子さん:2005/06/01(水) 15:36:31
クリスチンへの嫉妬のエピソードも面白い。
当時の社会では医師の妻として良妻賢母するアンの選択は「賢明」なもの
だったけど、一度は作家としての野心を抱いた一人として、内心では
クリスチンら「降りなかった」女性達に「負けた」引け目を感じてる。
それがラストで(現代日本でいう)「勝ち犬」賛歌に転じてハッピーエンド。

子供時代の一過性のものだけでなく、大人になってもアンを読む女は
(負けた意識を持つことなく)アンと一緒に「勝ち犬」街道をまっしぐらな
本当は「ダイアナ」な人達か、挫折して結婚に逃げたアンの同類か、
アンのような降り方もあること(=ギルバートの登場)を心の救いにしつつ、
降りられずに負け犬街道を直走る人達、のどれかな気がする。
879無名草子さん:2005/06/01(水) 19:48:09
何かアンを読者の人生勝ち負けで分析するのって無駄な気もする。
読者は純粋にモンゴメリ作品が面白いから読んでるだけじゃないですか?

私は中学からアンのファンだけど、人生選択には何の関わりもなかったですよ。
880無名草子さん:2005/06/01(水) 22:08:08
>>878
クリスチンって、ただの未亡人じゃなかった?
何かキャリア・誇りを持って生きてたっけ?
881無名草子さん:2005/06/01(水) 22:54:38
>878
の言うような女性達以外の人達って、どんな人達なんだろう?
仕事も結婚も育児も全てに満足して生きている女性って事?

いや、もう…そんな完璧な人間っているのか?って世界だよね。

880の言う通り、クリスチンが何を降りなかったのか、よくわからないし。
882無名草子さん:2005/06/01(水) 23:09:33
完璧な人=緒形貞子さんみたいに、キャリアも結婚も、で、子供も成功者みたいな?
確率的には少ないわね。
883無名草子さん:2005/06/02(木) 23:09:30
>>880 キャリアというより、大学時代に住んでた街レベルの
都会の文化と社交界で生きる生活では?
PE島は明らかにド田舎。
でもロイと結婚して都会生活してたら、
気の休まらない姑や小姑etcで遥かに大変だったと思う。
884無名草子さん:2005/06/03(金) 02:06:53
小姑の一人は腹心だったんだよ。確か。
ロイはユーモアのセンスがないし、年とって太っちゃったんだよね。
885無名草子さん:2005/06/03(金) 05:47:23
>>883
ロイとの結婚は、玉の輿だったけど…
出自の違いもあるし、苦労しそうだ。ロイ妹はいい香具師だったね。
クリスティーンは、未亡人になってから、何をしてたのかな?
遺産でウハウハ?
886無名草子さん:2005/06/03(金) 14:32:49
クリスティーンは「アンの愛情」では、ギルバートがエスコートしている
キレイな女性、という以外何の個性もなかったよね。アンが一方的に
意識してたけど。

イングルサイドで突然、火花を散らすのが意外というか。。。
二人が口きいたことなんて、大学時代にあったっけ?
887無名草子さん:2005/06/03(金) 21:29:23
結局、ギルはアン一筋だからねぇ。
888無名草子さん:2005/06/04(土) 12:36:22
############
創作のヒントになるよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
http://web.hpt.jp/saitama/
ニュース速報板
名スレッド1000 過去ログ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
############
889無名草子さん:2005/06/05(日) 20:20:37
男にとってアンの魅力って何だろうね? 
聡明で家庭的、愛情深いところかな。堅実な家庭を作ってくれそう。
潔癖だから、浮気とか許さないだろうけど。
890無名草子さん:2005/06/05(日) 20:52:38
一応、容姿端麗な才女だしね。男としては、鼻高々じゃないの?

でも、アンワールド好きな男読者って余りいそうにないよね。
自分は1人しか知り合ったことない。
891無名草子さん:2005/06/05(日) 22:53:48
2ちゃんの「もてない男性」のカテに「喪男なら赤毛のアンに萌えるよな? 」
というスレが前にありました。
母親がアンのファンで、子供の頃からアンの本やらアニメに囲まれている
うちに自分もファンになったという男性が結構いるようです。
キャラ的にはフィリパとかユナの好きな人も多かったみたい。
アンやユナみたいな色気を売り物にしない、純情な女性は、
内気な男性にうけるみたいですね。

アンは勇気もあるし、一本気で男前な性格だと思います。
892無名草子さん:2005/06/06(月) 06:01:19
>>891
へぇぇぇ。アンって敷居の高い女だと思ったよ。高嶺の花というか。
893無名草子さん:2005/06/06(月) 13:06:48
同じクラスにアンがいたら、優等生でちょっとキッチュで人なつこいタイプ?
人情味があるから、下級生の世話とかよくしてくれそう。
ガリ勉でつんけんしたタイプではない。
894無名草子さん:2005/06/06(月) 17:09:14
理想が高いから、彼女にするのは難しいと思う。
895無名草子さん:2005/06/06(月) 18:12:57
子供のころ読んだっきりなので、まちがってたらすみません。
たぶん村岡氏訳のやつだったと思うのですが、
「ベッドを作る」という訳文がありましたよね?
私はギコギコ木を切ってトンカン釘打って
文字通りベッドを作るイメージしか浮かばず、
状況がさっぱり飲み込めませんでした。
今思えばあれは「ベッドメーキング」のことだったんでしょうな。

あと、平手打ちが「スパンクする」って
そのままサ変動詞になってた覚えもあります。
当時の私にとって「スパンク」といえば「おはよう!スパンク」だったのでw
なんことやら、でした。

モンゴメリ&村岡氏に限らず、古い翻訳は訳者の苦労が忍ばれ、
そして趣のある単語に触れられて大好きです。
896無名草子さん:2005/06/06(月) 18:39:56
>893
同じクラスにアンがいたら…
風変わりな優等生。周りから一目置かれて尊敬されるけど、群れない人。
人懐っこいかなぁ。むしろマイペースで独立独歩じゃない?
 敵に回したくないタイプだw
897無名草子さん:2005/06/06(月) 21:20:06
腹心の友が回りに数人いて守ってる感じ。その仲間に入るのは
審査が厳しそう。頭脳と美貌と人気? アンの愛情の世界だ。。
898無名草子さん:2005/06/07(火) 19:22:51
アンって取り巻きが自然に出来るタイプだっけ?
女王気質じゃないけど慕われるみたいなタイプ?
アンは、マイペースで、一匹狼みたいなイメージもあったんだけど。
899無名草子さん:2005/06/07(火) 21:52:41
大学時代はステラとかプリシラとかフィリパとか、勉強ができて魅力のある
親友にかこまれてるかんじ。
その前はダイアナとべったりだったけど。
ダイアナと知的な部分で共有できないものが、
大学時代の友人とはできたみたいね。
900無名草子さん:2005/06/07(火) 22:17:23
モンゴメリは、2作目以降は、アンと対照的な生き方の
ダイアナをアンの引立て役にしたような。
901無名草子さん:2005/06/08(水) 00:18:41
たぶん、当時のカナダの女の子の95%はダイアナの生き方だと思う。
「女が学問しても、家庭をもったとき何の役にもたたない」という
リンド夫人の意見が常識だっただろうし。
アンのように大学までいくのは珍しいケース。
モンゴメリもさんざん「これ以上学問して何になるの」とか
周囲の人に言われたみたい。
902無名草子さん:2005/06/10(金) 06:24:17
>901
そうなんだけど、アンの愛情を読むと、野心に溢れた魅力的な女性がたくさん
出てきて、ダイが引立て役のポジション濃厚になった感じ。
アンの結婚前の二人の語らいとか…ダイはアンの事妬んだりしないで
ずっと尊敬してたから、すごく上手くいってたけど。
903無名草子さん:2005/06/11(土) 00:25:37
アンを読む少女には人気はないかもしれないけど、
ダイみたいな「愚鈍」な女性が実は一番波状のない安泰な一生を送るのかも。
フェミニストの一番嫌いなタイプ?
904無名草子さん:2005/06/11(土) 07:06:51
ダイアナの敵は少ないんじゃないの?
悪意もないし、誰も傷つけない。
フェミニストの標的は別のところにあるような。
それこそ、成績優秀なのに、主婦に納まったアンの方が嫌われそう。
905無名草子さん:2005/06/11(土) 16:03:07
フェミニストが憎んでいるのは「アン」というよりアンに憧れて
キャリアより専業主婦をめざす女の子たちでは? 
アンの影響で日本人の 女の子が「少女のままで成長しない」
とか小倉千加子が言ってたような気が。
906無名草子さん:2005/06/11(土) 16:37:24
上のほうで小倉千加子さんの『「赤毛のアン」の秘密』の話がでてましたが、横川寿美子さんの『「赤毛のアン」の挑戦』を読まれた方いますか?
個人的にはすっごく面白かったんですが、このスレのみなさんとしてはどうですか?

昔(十代前半くらい)は大好きな本がちょっとでも批判されたり冷静に分析されたりしてると泣きそうになったものですが、
気がついたらそういうのも面白く読めるようになりました。
907無名草子さん:2005/06/11(土) 16:41:18
>905
アンの影響でキャリアより専業主婦をめざす日本人の女の子なんて、数は少ないと思うけど。
むしろ、アンに影響されて、向学心・野心に目覚めるのでは?
時代が違うから着地点は、キャリアにつながるだろうし。
908無名草子さん:2005/06/11(土) 20:23:52
向学心・野心に目覚め、男の子よりよい成績をとっても、
所詮は学問を生かせず家庭に収まる、、、というアンの生き方が
戦後日本の女性の生き方とダブるそうです。
男社会もそれを歓迎してきたというか。
909無名草子さん:2005/06/12(日) 12:30:39
学問を生かせず家庭に収まる、、、というアンの生き方…って括り、何か違うような気がする

アンだって、別に働こうと思ったら働ける人だったんじゃないのかな?
普通の読者で、アンを手本に専業主婦になるなんて、想像もつかないけど。
910無名草子さん:2005/06/12(日) 16:28:28
こじつけ過ぎるよね<アンの影響で専業主婦
じゃあ、なんで「アンの影響で」子供を沢山産む女性が 大量に現れないんだよ・・・。
アンの影響で 孤児を引き取りました!って人も見たことないよ。
なぜ「キャリア→主婦」の部分だけ取り上げるのかワカラン。そんなの話の肝じゃないし。

ていうか、大抵の人は「アンシリーズ」全部読んだりしてないんじゃ?
せいぜい「赤毛のアン」だけしか読んでないと思う。
911無名草子さん:2005/06/12(日) 16:36:21
でも、欧米に比べたら、大卒の元優等生⇒専業主婦の日本女性はかなり多い
と思う。⇒非婚でキャリアに比べたら、むしろ世間の風当たりは良いし。
(欧米なら、もったいない、無能の人とマイナス・イメージが・・・)
そういう選択をするときに、かつて「アン」を読んだ文学少女が
自分は「正しい道」に進んでる安心感を与える一役は買ってるのでは。
総人口比でいったら、その数は決して多くはないだろうけど。
912無名草子さん:2005/06/12(日) 16:59:59
>910
読者で、アンの影響で、専業主婦になる人を0.001%とするなら(仮定)
同じくアンの影響で、学位を活かしてキャリア派になる率、その10倍は
あると思うけど。それに専業主婦で、アンをロールモデルとして安心材料に
する人なんていないと思うが… 時代が違うし、論点ズレてるような。
913無名草子さん:2005/06/12(日) 17:18:32
>908

小倉千加子説
914無名草子さん:2005/06/12(日) 18:38:12
よくわからんが専業主婦であることは
そんなに恥ずかしいことなのかw
915無名草子さん:2005/06/12(日) 19:13:48
>914
電気もガスも水道もコンビニもない100年前は重労働だったでしょうね。
乳幼児の死亡率もやたらと高いし。抗生物質もないし。服も手作り。牛飼って乳搾りして。
おまけにアンの住んでるあたりは冬はシベリア並みに寒い。
それで風呂もトイレも奥内になかったとか。。
今の気楽な主婦業とは感覚が違う。
916無名草子さん:2005/06/12(日) 19:28:19
>914
本人が専業主婦に満足していて、経済的に将来に渡って心配ないならいいと思うけど。
今の時代で、超高学歴専業って、肩身狭いというか、社会的評価がないからなぁ。
アンの時代とは比較にならないですわ。
917無名草子さん:2005/06/12(日) 22:39:02
うーん、自分は30後半で独身で巷で言われる「負け犬」なんだけど…。
専業主婦の何処が悪いのか?とは思うけどな。
主婦だろうが、主夫だろうが、子供の側にいてあげる方が良い事は確かだと思うし。
ああ…こんな事を書くとキャリアで主婦もやってる人から、何か反論を言われそうだけど…。
仕事で疲れて帰ってくると、「旦那より奥さん欲しい」とか思っちゃうしね。
仕事も結婚も子供も頑張れる人は確かに凄いとは思うけど、人はそれぞれ…じゃないかな?
男だろうが女だろうが、向き不向きがあるから全てが完璧にこなせる訳じゃない。
アンシリーズを好きな人を一括りにするのは無理があるかと。
アンを好きなキャリア・アンを好きな専業主婦・アンを好きなパートで子育てしている主婦がいて良いんじゃない?
918無名草子さん:2005/06/13(月) 06:53:48
>917
多分、超高学歴の専業主婦自身が劣等感があるんじゃないの?
旦那さんや自分の元同期やクラスメートが出世してるのを横目に見てると。
だからって、アンが慰めになるとも思えないけど。
てか、日本のアンフリークって、そんなに高学歴?
どっちかというと、普通の人が多そうな。
919無名草子さん:2005/06/13(月) 07:50:40
私も30代独身、負け犬です。外国の大学院出てるけど収入少ないし、
専業主婦の人が安泰で羨ましいと思うことありますよ。
私の場合、アンは好きだけど、いわゆるアン・ファンの好きそうなカントリー
ファッションとか、手芸とかお菓子作りとかガーデニングには関心もったことないです。
小さい子供も好きじゃないし、家事も苦手。
アンは物語が面白いから好きだったわけで、アンのようになりたいとか
ギルバートみたいな人と結婚したいとか、思ったこともないですね。
プリンスエドワード島の自然は好きで、環境には憧れますけど。
920無名草子さん:2005/06/13(月) 10:03:11
「負け犬」って言葉は専業主婦のキャリアへのひがみから生じたというよりも
キャリア自身の自虐的心情から生まれたのではないかって気がしてきた。

独身であることは、男よりも女の方がつらいのかな?
921無名草子さん:2005/06/13(月) 19:41:44
人によるでしょう。不幸な結婚するぐらいなら独身の方が気楽で良いと思うけど。
周囲が旧態依然の環境なら、独身者が幸せでも「負け犬」の振りをしないと
傲慢不遜な人と嫌われる場合もある。
年配の既婚者の中には、結婚して子供のいることを絶対視して、独身者を
「未熟者」と偏見もってる人もいるし。うちの親戚なんかひどいもんですよ。
妻と死別した子持ちの中年男性との見合いをしつこく勧められたり、もう。。
922無名草子さん:2005/06/13(月) 20:08:28
ミス・ラヴェンダーも親戚付き合いには苦労してた。
当時の「オールドミス」って「負け犬」そのものだったろう。
923無名草子さん:2005/06/13(月) 20:25:14
>920
容姿・資産にも恵まれた幸福キャリアが、専業主婦の僻みをカワスため、
自虐的に落としてるって感じ。実は、主婦なんて真っ平って、バカにしてるのに。
自分は地方国立という中途半端な学歴で、専業の人も少しはいるけど、
主婦xキャリア共に牽制しあって、疲れる。どっちも羨ましがってるフリ
してるけど、内心は…。
アンは自分の選んだ道に満足してるから幸せだね。偶に文学の道を恋しく思うことはあっても。
924無名草子さん:2005/06/13(月) 22:12:23
アンは11歳まで「誰にも欲しがられない」というトラウマの子供時代を
過ごしたから、キャリアより家庭や子供に執着しそうな感じがする。
925無名草子さん:2005/06/14(火) 06:17:43
>924
アンが子供たくさん産んだのは、そのせい?
夢の家読んだ後、イングルサイドを読んだら、いきなり
子供が一杯いて吃驚でした。
926無名草子さん:2005/06/14(火) 10:41:45
「文藝春秋」7月号 人生の危機に読む本
愛する人の死、突然の大病、仕事の挫折……困難の時を癒してくれた31冊の書
●無二の親友が事故死して 『赤毛のアン』 山川静夫

http://www.bunshun.co.jp/mag/bungeishunju/index.htm
927無名草子さん:2005/06/14(火) 11:05:10
>>924
子供時代のアンは感情的になるとその種のトラウマをストレートに表現する。
例えばいちご水事件で一時的に絶縁させられた2人が最後のお別れをした時、
アンのことを愛していると言うダイの言葉になぜかアンはびっくりする。
「知らなかったの?」と半ば怒りながら訊くダイに対してアンは

「私を好きなんだろうとは思ってたけど、愛してるんだとは思ってもみなかったわ。
だって今まで誰一人私を愛してくれなかったんだもの・・・。」

普段は天真爛漫なアンが時々こんなことをサラッと言うので、強烈に印象に残っている。
928無名草子さん:2005/06/14(火) 18:51:39
昨日の日経で、オレンジページの編集長が愛読者に「赤毛のアン」と
言ってて吃驚。バリキャリでカミングアウトって珍しくない?
929無名草子さん:2005/06/14(火) 21:33:00
>925

百年前は乳幼児の死亡率が高かったそうだし、避妊の意識も知識も宗教上
なかったのではないでしょうか? 6人生んでも、全員大人になるか
どうか保障もないし。
930無名草子さん:2005/06/15(水) 04:04:22
>629
アンの時代の平均出産率って、6人ぐらいなの?
それでもインカムレベルの比較的高い家って、2-3人程度かと思う。
日本で言う、貧乏子沢山みたいな感覚は、あちらではないのかな?
931無名草子さん:2005/06/15(水) 09:47:46
>>930
 明治生まれの私の祖母はそれなりに金持ちの家に嫁いだけど、7人の子持
ちでしたよ。日本とカナダとでは事情が多少違うかもしれないけど、大体、
荻野博士が研究してつきとめるまでは排卵がいつ頃おきるかもわかっていな
かったんだし、避妊なんてできなかっただろうから、貧富に変わりなく7〜
8人くらい産むのが普通だったんじゃないかな。

 ただ、アンは結婚が割と遅かったから6回しか出産しなかったですよね。
ジョイスが育たなかったけど、双子が生まれたから6人になったけど。
932無名草子さん:2005/06/15(水) 16:11:39
モンゴメリは結婚が36歳と遅かったけど、三回出産してますね。(一人は死産)
若く結婚してたら「6人」は子供が欲しかったと日記にありました。

金持ちの人は19世紀でも、何らかの避妊具を使うこともあったかもしれないけど、
サンガー女史が避妊/産児制限の教えを広めたのは1910年代からだそうです。
聖書では避妊は否定されているし、子供が多いと農家とか働き手が増えるし、
「生めるだけ生む」のが普通だったのではないでしょうか?
今でも、ケベックとかカトリックの多いカナダは、セリーヌ・ディオンの実家
並に子だくさんが多いそうですが。
933無名草子さん:2005/06/15(水) 17:59:37
カナダ東部は一年の半分くらい冬で、寒いんですよ。
やたらと寒くて、テレビもラジオもない、本も読まない
夫婦が同じ部屋にいたら、、、やることは他にないでしょうね?
934無名草子さん:2005/06/15(水) 18:41:51
>933
なんとまぁ、身も蓋もないw
でもダイアナやレスリ―とか、アンの友達は、
子供1−2人でなかった?牧師一家は4人だったけど。
(単にモンゴメリが描くのが面倒だったのかもしれんが)
935無名草子さん:2005/06/15(水) 20:32:04
ダイアナはフレッドジュニアとアン・コーデリア、その下に男の子がいたような。
レスリーはケネスとパーシスの二人。レスリーは繊細で、たくさん子供生みそうな
タイプでない感じ。

日本でもこの頃、明治末期ー大正時代までは多産多死だった。
936無名草子さん:2005/06/15(水) 22:12:37
お医者様の家族だから、死亡率が低くなるのは結婚当初から予想できるよね。
それなのに多産ってことは、好きで作った子供なんだろね。

誰かに「なんという子沢山!」って悪口言われていたような希ガス。
937無名草子さん:2005/06/15(水) 22:36:42
>>936 クリスティンだっけ?
顔の長い、子供のいない、可哀想なクリスティンって、アンも毒吐いてたよ。

ところで、リラって、アンがいくつの時の子供だっけ?
938無名草子さん:2005/06/15(水) 23:10:00
1892年
アン26歳 ジョイス誕生、そして死去。

1893年
アン27歳ジェム誕生。炉辺荘へ引っ越す。

1894年
アン28歳ウォルター誕生。

1896年
アン30歳ナンとダイ誕生。

1898年
アン32歳シャーリー誕生。

1899年
アン33歳リラ、誕生

1906年
アン40歳クリスチンと再会。アンとギル、結婚15周年を祝う。

http://members.tripod.com/drhazuki/annehistory.html
939無名草子さん:2005/06/15(水) 23:22:03
リラが生まれてからセックスレスかな? 避妊方法を発見したとか。。
940無名草子さん:2005/06/15(水) 23:39:06
>938
ありがとー。へぇ、アン、昔の感覚だと
かなりの高齢出産だったんだよね?
アンの娘リラ時代は50代だったのか。でもほっそりとして美しく白髪もなく
綺麗な肌だったぽい描写だった。
941無名草子さん:2005/06/16(木) 21:02:44
アンならリラと姉妹に間違えられるかも。
お洋服交換したり。
942無名草子さん:2005/06/16(木) 22:45:25
>>941
いくらなんでも
そ れ は な い
943無名草子さん:2005/06/16(木) 22:50:51
昔の人は髪も染めず、それなりに老けたと思われ。
当時は60歳くらいではかなりのおばあさんのはず。
944無名草子さん:2005/06/17(金) 04:29:38
>943
アンは特別だったってことか。
白髪もウォルターの戦死までなかったわけだし。
945無名草子さん:2005/06/18(土) 07:36:21
>>938
ありがと。クリスティンとの再会って、40歳だったんだ。
もっと若い頃の話だと思ってました。
10代を思わせる感情の起伏があったエピだった。
万一、ギルが例え心で浮気したとしても、許さず、離婚しそうだな<潔癖アン
946無名草子さん:2005/06/18(土) 12:50:58
今度は石板ではなく重い鈍器でギルの頭を叩き割(ry
947無名草子さん:2005/06/18(土) 17:12:39
簡単に離婚できる時代でないし、世間的にも宗教的にも無理でしょう。
たぶん仮面夫婦になると思われ。
ギルがセクシーな若い看護婦に親切にしただけで、嫉妬に狂いそう<アン
948無名草子さん:2005/06/18(土) 17:48:30
アンは、セクシーな若い看護婦には、嫉妬しないんじゃない?
なんとなく、階級も違うし。
嫉妬するなら、教養と知性と美貌をもった婦人に対してだと思う。
ギルとは関係なくでも。
949無名草子さん:2005/06/18(土) 21:20:13
教養と知性と美貌をもった婦人=クリスチン

昔はルビーとか馬鹿っぽい美人にも嫉妬したけどね。
950無名草子さん:2005/06/19(日) 12:07:53
クリスチンって、話がツマラナイって、ギルバートが言ってなかったっけ?
知性は感じさせないキャラだったな。
才色兼備は、フィル(意外と)だけど、アンの方が羨ましがられる立場だったね。
951無名草子さん:2005/06/19(日) 15:53:57
「アンの村の人々」の「ありふれた女」かどこかに
少なくとも一度看護婦との噂が立ったって、いう話がなかったっけ?
952無名草子さん:2005/06/20(月) 00:00:19
あったけど、アンは、全然相手にしてなかったと思う。
953無名草子さん:2005/06/21(火) 19:30:36
>950
フィル人気あるね。
ダイアナも好きだけど、フィルが受けるのは分る。
牧師とのその後とかで、フィルの外伝作れば受けたかも。
954無名草子さん :2005/06/26(日) 15:43:28
アンとクリスチンなら、どう考えてもアンのほうが勝ち組じゃない?
裕福ではなくても医者の妻(世間からは尊敬される)で、
夫婦仲もよくて子供もいっぱいいる。
一般的な「女の幸せ」の感覚で言えばアンの圧勝。

クリスチンが「なんて子沢山なの」と揶揄したのも、
夫に先立たれ、子供が持てなかった自分をかえりみて、
どうしようもない淋しさと羨ましさがこみ上げたからだと思って読んでたな。
だから勝ち誇ってるラストの描写はどうにも嫌。

>>891
亀レスゴメン。
それ、前に友人(男)に言われたことがある。
自分も色気皆無なタイプで、女同士がどうも苦手。
男の子といることが多かった。
アンやユナには色気とは別の女らしさがあると思うけど、そういう部分もない。
(仲間うちでは「姉御」言われてる…年下がほとんどなせいもあるけど)

こういうタイプが男受けするってありえないと思ってたけど、
友人に言わせると「気さくに話してくれるからありがたい」って。
内気だったり女慣れしてない人だとそういうのもあるか、と目からウロコだった。
955無名草子さん:2005/06/27(月) 00:01:22
でも恋愛対象にはならなさそうだね…
956無名草子さん:2005/06/27(月) 05:12:22
>>954
クリスチンってそんなに裕福だっけ?
当時の未亡人って、そんなに社会的地位も高くないし。
今よりも生き辛かっただろうにね。
アンもギルも結構キツカッタ。
957無名草子さん:2005/06/27(月) 15:21:26
大人になってから「赤毛のアン」を読み返し、よく考えれば現実には殆ど
ありえない御伽噺だと思った。痩せっぽちの雀斑だらけの真っ赤な赤毛の子が
雀斑も消え、金褐色の豊かな髪のそれなりに美人でスタイル抜群の女性になる
点ではなく(この変貌の可能性は否定しない)、乳児期に教師の両親と死別し、
嫌々手抜きのお情け育児と、学童期には昼夜を問わずの家事労働、いくら
親の遺品の本が手元に残っていても、それだけで文学的素養があんなに育つとは
思えない(モンゴメリは「氏より育ち」でなく、当時の多くの白人同様
遺伝子とか「家」重視派だから仕方がないけど)。本当はせいぜい
メアリ・バンスどまりだと思う。でなければ少なくとも5,6までに
彼女に大きな影響を与えた教養ある人との出会いがあったとか。

同様に、「小説家をみつけたら」という映画で、スラムに育った少年が
エリート校の誰も知らないような古典の名句を全部暗記してるのも
信じがたい(映画的には面白いけど)。
958954:2005/06/27(月) 16:00:24
>>955
自分もそう思ってたけど、いちおう可能性はあるみたい。
まったく友達としてしか見ていなかった人から告白されたこともあったし。

>>955
いや、ありえないことじゃない。
家系とかは関係なしに、生まれつきとしか思えない本好き、
勉強好きの子は実際いるよ。
そういう子なら、どんなに働きづめでも時間を見つけて一生懸命読むと思う。
(二宮金次郎みたいに)
959無名草子さん:2005/06/27(月) 22:17:27
>957
そうだっけ?イングルサイドで、やっぱり、血筋より育ちって思わせるエピじゃなかった?
ナン取替え疑惑
960無名草子さん:2005/06/28(火) 01:29:55
劣悪な環境でも、不思議と賢く育つ子もいると思う。
メアリヴァンスとか、イルゼバーンリは育ちもあるけど、
生まれ持った部分も大きいと思う。
アンは繊細で内向的な性格で、妄想の中に現実逃避する方向に向かってたから、
マリラの実際的な性格や家事労働は矯正に役立ったと思う。
961無名草子さん:2005/06/28(火) 01:36:30
孤児院で、引き取られる子供って、外見の良い金髪や青い目
のかわいい子が先でしょう。
アンは「赤毛」「みっともない」から、引き取り手がなかったわけで、
それがトラウマになって一生付きまとったのではないかと思う。
子供のくせに外見気にしすぎるし、リンドの小母さんの言葉に逆上する
とことか、めちゃくちゃ心ない人の言葉に傷ついてきたのかも。
962無名草子さん:2005/06/29(水) 08:02:49
マリラとマシュって、アンのことは、養女にしなかったんだっけ?
遺産相続とかどうしたのかな。
963無名草子さん:2005/06/29(水) 08:36:26
血縁で農場を引き継いだデイビーがいるし。
もともと家屋敷以外は遺産もないんじゃないの?
アンの方が金持ちになったし。
マリラの紫色のブローチとかもらったかもね。
964無名草子さん:2005/06/29(水) 09:45:44
養女じゃなくて里子として引き取ったのかな。
その辺のところ、気にしないんですかね?
965無名草子さん:2005/06/29(水) 09:52:16
名字がシャーリーのままだし。
むこうのひとは戸籍にこだわらないから、それに百年前だしねえ。
フォスターペアレンツという感じかな? 孤児の独り立ち支援というか。
966無名草子さん:2005/06/29(水) 10:23:14
バーリーの大伯母さんがアンに遺言で何万ドルが残したよね。
遺言状がすべてじゃないの?
967無名草子さん:2005/06/29(水) 19:55:14
>963
農場はともかく、愛情はアン>>>ディビーだとすると
遺産はアンに残したのかな。
家屋はディビーが相続?

ドラマ・「アボンリーの道」では、グリーンゲイブルスを
ギルバートが買い取ってたよ。
968無名草子さん:2005/06/29(水) 23:47:52
「アボンリーへの道」でマリラがアンのことを話題にしている場面があった
ような気がするが、内容は覚えていない。あのドラマはアンのいつ頃の
時代の物語なんだろう?
969無名草子さん:2005/06/30(木) 06:32:06
「アボンリーへの道」は、マリラのお葬式までやってたから。
アンが子育てで忙しい頃じゃないかな。

デイビットの文字が読めないって、エピがあった記憶。
双子を引取るってエピもあったっけ?
970無名草子さん:2005/06/30(木) 10:10:24
デイビーとドーラがいるから家屋も彼らが住んでるでしょう。結婚後は
デイビー一家だけかもしれないけど。マリラに遺産なんかないよ。
アンを学校にやるのがせいいっぱいだったし。
でも、なんで遺産なんか話題になるの? 貴乃花の影響?
971無名草子さん:2005/07/08(金) 14:40:32
>>838-854あたりを読んで、日本人のアンフリークをフェミ視点から
揶揄しただけの本だと思ってたけど「赤毛のアンの秘密」意外と面白かった。
同時代人のバージニア・ウォルフやマーク・トウェインとの対比のあたり、
松本、梶原本にはなかった視点で書かれてる。モンゴメリを反フェミとしたのには
納得できないけど、図書館で借りれるなら一読はお薦め。
972無名草子さん:2005/07/08(金) 17:43:50
買ってまで読む必要なし。
973無名草子さん:2005/07/12(火) 13:41:22
この手の作家論は、よっぽどモンゴメリに関心のある人でないと買わないだろうね。
それでいてモンゴメリが否定的に書かれてるらしいから、読者を探すのが難しそう。
フェミのテキスト用に書かれたのだと思うけど。
974無名草子さん:2005/07/12(火) 14:54:56
読んでないから仕方ないけど、「モンゴメリに否定的」とか
「フェミのテキスト」とか、全然実際と違うことを憶測で書かれるのも
かわいそう。モンゴメリ・ファンである私にも興味深く読めました。
975無名草子さん:2005/07/12(火) 19:39:48
>>951
ありふれた女ののギルバートはギルバートの孫の話だと思われ。
976無名草子さん:2005/07/13(水) 01:03:46
>>975
その孫のギルバートとやらは誰の子供なんですか!
977無名草子さん:2005/07/13(水) 04:33:42
>974
「結婚の条件」とか読んで小倉千加子のフェミ論に共感する人だったら、面白く読めるかも。
純粋にモンゴメリの作品が好きな人には勧めない。
http://www.bk1.co.jp/product/2425988/review/324044
978無名草子さん:2005/07/13(水) 13:40:58
>>977 この書評だけ読んだら、私も読みたいとは思わない。でも、
「そんな作家の作品を長年にわたってありがたく拝読する日本人女性は
だまされている、というトーン」とか、全然感じなかったけど。
小倉さんの別の著書から、無理に曲解してるところが・・・
瑕はあるにしても、学者ならではの「目から鱗」情報もある。
(現代の目からは瑕のある)モンゴメリの文章と同じように読めばいいわけで・・・
979無名草子さん:2005/07/13(水) 22:12:59
>>976
「ありふれた女」に名前だけ出てきたアンとギルバートの孫は、
ギルバート・ブライス=ジェムとフェイスの息子
ウォルター・フォード=リラとケネスの息子
980976
>>979
ありがと〜♪
さっそく私のシャーリー=ブライス家系図に書き加えなければ・・・