日本で推理小説の地位が低い理由

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1無名草子さん
ミステリ板の皆さんの反応
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1004392487/
しかしいまいち議論が息詰まり。ひとつこちらでもお願いできませんか?
2アリストテレス:02/01/19 14:48
日本には論理がない。
論理のない国で推理小説の地位が上がるわけない。
3無名草子さん:02/01/19 15:48
>>2
同意。
論理的な考え方に慣れていないので、謎解きの段階でもついていけない人が多い。
4無名草子さん:02/01/19 15:50
本当に低いの?今は純文学の方が馬鹿にされてると思ふ。
5無名草子さん:02/01/19 15:53
>>4
それはないでしょ。芥川賞と乱歩賞の新聞記事の大きさを比べたら。
6無名草子さん:02/01/26 15:32
SFよりもマシだろうに
SFなんてガキの読物だと思っている日本人ばっかりだし、直木賞はSFを差別しまっくた。
7無名草子さん:02/01/26 15:45
赤川次郎や西村京太郎という逸材がいる。
日本の出版界でもっとも立場が強いのでは。
8無名草子さん:02/01/26 15:46
>赤川次郎や西村京太郎という逸材がいる。

いいギャグだ
9無名草子さん:02/01/26 16:37
>>8
コンスタントに売れる作品をあれだけ書ける作家が、
ほかのジャンルにいるとでも?
10無名草子さん:02/01/26 16:41
何が高いの?
11無名草子さん:02/01/26 16:43
>>9
売上や作品数が、そのまま地位に関係すんの?
てか、だいたい地位って何よ。
12無名草子さん:02/01/26 19:01
>>2-3
少なくともこれらの意見には論理がない。
13無名草子さん:02/01/26 19:10
推理小説の地位が低いのは日本だけとみなしているところ
に、なんというか、外国コンプレックスを感じる。
例えば、ノーベル文学賞を獲った推理小説家っている?
14無名草子さん:02/01/26 19:11
>>13
海外では、推理小説よりも純文の方が一般的だって聞いた気が。
15無名草子さん:02/01/26 19:15
嘘をつけ、嘘を。
宮部とか売れまくってんじゃん。
それと、桐野夏生とか、高村薫とか、京極夏彦とか(以下略)
ホラーなんかリングくらいしか売れてないだろうし、恋愛小説だって村上春樹とか
吉本ばななとか、ごく一部の作家以外売れてないはず。

それと、推理小説の地位が低いってんなら、SFはどうなるんだ……もう測定不可能領域?
16無名草子さん:02/01/26 19:16
今のは>1へのレスでした。
17無名草子さん:02/01/26 19:23
>>5
なんで芥川賞と乱歩賞の新聞記事の大きさなんか比べんのよ?
賞としての歴史の長さなんかが違い過ぎるじゃん。
芥川賞と(推理小説がよく受賞する)直木賞の記事の大きさを
比べるっていうのならわかるけどさ。

18無名草子さん:02/01/26 19:40
>>1
「なぜ日本では推理小説の地位が低いんだ!?」と感情的に突っ走る
のではなく、少し冷静になって「なぜ自分は、日本では推理小説の地
位が低いと思うのだろう?」と推理小説の地位が低いと思う理由や根
拠を見つめ直してみては?
19無名草子さん:02/01/26 19:49
国語の先生が、純文学以外を低俗なモノとして扱ってるから。これに尽きる様な気がする。
要するに、教育の成果。
結局、漫画なんかと似たり寄ったりの扱い。低俗なもは実際よく売れる日本。
20無名草子さん:02/01/26 20:04
あのー、日本と海外で共に存在するのは「探偵小説」なんですけど。
「推理小説」というのは、松本清張が作り出した日本独自の文学ジャンル。
21無名草子さん:02/01/26 20:22
>>20
元々は、ディテクティブ・ストーリーの訳語として「探偵小説」の語があて
られたのだが、敗戦による進駐軍の文化破壊工作の一環として漢字制限があ
った。そのため探偵の「偵」が使用不能となり、しばらくは「探てい小説」
と表記されていたのだが、これはあまりにまぬけであるため、代用として推
理小説という名称が使われるようになった。この呼称が定着し、漢字制限が
廃止された後もそう呼ばれる続けることになった。
22無名草子さん:02/01/26 21:07
ミステリーって呼ぶもんで、オカルト系の物と区別が付かない。
23無名草子さん:02/01/26 21:13
日本でメジャーな作家は推理小説作家ばかり
2418:02/01/26 21:59
>>23
日本ではメジャーは評価が低いんだよ。多分。
25無名草子さん:02/01/27 04:46
>>23
漫画家の方が海外では有名だったりして
26無名草子さん:02/01/27 09:28
だって、文章がちんぷなんだもん
27無名草子さん:02/01/27 09:40
やっぱり、人物描写や世界観が陳腐なものが多いからだろう。
まあ、「物語のブタ」向けの読み物だわな。
ライトノベルの地位が何で低いのかというのと
同じことだと思うぞ。
28無名草子さん:02/01/27 09:41
何の地位?
29無名草子さん:02/01/27 09:43
>>28
地位が低い=くだらないと做されている
ってだけのことだろ。
30無名草子さん:02/01/27 09:45
>>29 激しく同意!
28のような質問をする奴の「地位」は低い
31無名草子さん:02/01/27 09:56
地位とか基準はよく分からないけど、ただ、もし松本清張が推理小説だけ
を書いていたら、世間での扱われ方は今と変わらないのだろうか?
32無名草子さん:02/01/27 09:58
売上は多い、人気も高い。
何の地位が低いのだろう????
33大江健三郎:02/01/27 10:00
魂の救済について書かないと地位は低いんだよ。
俺は勲章は断るが、ノーベル賞は貰う。これが地位ある人間の
行動様式だ。
34無名草子さん:02/01/27 10:29
そう、アダルトビデオだって、売り上げは多いし、人気も高いよ。
それで何が不満なのかな?
35無名草子さん:02/01/27 18:31
結局、27の意見に尽きると思う(自作自演にあらず)
俺だいたいどんなジャンルの本も読むけど、
ミステリーだけは読む気にならない。薄っぺらくて浅い。
若干例外はあるけどね。
36無名草子さん:02/01/27 18:54
赤川次郎が諸悪の根元。
あんな同じパターンの小説濫造しやがって。
37無名草子さん:02/01/27 18:56
あと、日本の推理小説作家は、実際の現場や科学の知識に乏しい場合が多い。
青酸カリ耳掻き一杯では何十人も殺せません。
38無名草子さん:02/01/27 18:59
>>27
今年の直木賞受賞したの、ライトノベルの作家じゃなかったっけ?
39無名草子さん:02/01/27 20:14
「推理」によって読者をいかに引きつけるかってことを、
とにかく最後まで展開を読ませなければ勝ちだ、ってことに力を注ぎすぎなんですよ。
結局理屈として無理がある、話自体も面白くないっていうような、しょうもないもんばっか
次から次へと書き散らしてるから、読む気も失せます。

4039:02/01/27 20:18
>「推理」によって読者をいかに引きつけるかってことを、 →×
「推理」によって読者をいかに引きつけるかってことを、ムダに意識してるのが問題なのでは。→○
   ∧∧
   /⌒ヽ)
  i三 ∪
 〜三 |
  (/~∪
  三三
 三三
三三
41無名草子さん:02/01/28 01:30
>>398
何か、推理小説のドラマがそれに拍車をかけてるよね。
42無名草子さん:02/01/28 01:39
推理小説は論理的な結論を導く遊びだから。
遊びは低く見られてもしょうがないよ。
大雑把にいえば
「誰が、どうやって殺したか(文学的な動機があればもっといい)」を当てるだけの
無意味極まりない小説だから。
43無名草子さん:02/01/28 03:51
つまり、推理小説は、クロスワード・パズルか、それか、旅先においてある
木組みのパズルみたいなもんなんだよ。
もしくは、ゲームに近いのかもしれないな。

人間、ちょっとした暇つぶしが必要なんだよ。
火曜サスペンスだって、悪くないと思うしさ。
44無名草子さん:02/01/28 10:56
読者を物語りに引き込み最後まで読ませるため推理小説(ミステリー)的手法は、
「文学」やほかの大衆小説の類にも広く浸透しているように感じるが・・
地位はともかく現在の小説作法にかなり影響を与えているのでは?
45無名草子さん:02/01/28 12:18
推理小説=犯人当てクイズって図式も短絡かつ陳腐だよ。
まあその域を出ないものが多いのは確かだけど。

しかし1の言いたいことも良くわからんな。
46無名草子さん:02/01/28 13:30
>>43
こういう、古くさい価値観の人間が多いからでしょ。
47無名草子さん:02/01/28 14:33
最高位にあるのはなに?
48無名草子さん:02/01/28 14:46
時刻表
49 :02/01/28 14:58
「日本で」というのは、どの国との対比かね
50無名草子さん:02/01/28 20:58
ミステリー界も綿矢りさちゃんみたいな新人がどーんと出てくれば、
随分違ってくるんだけどね。
宮部、高村、桐野が3人娘なんだけど、これじゃあ化物屋敷だよ。
51無名草子さん:02/01/29 12:00
ミステリーって一口に言ってもやたら間口が広いからなぁ。
旅情ミステリーも本格推理小説もハードボイルドも
全部ごちゃ混ぜにして地位がどうこう言ってもあまり意味がないんじゃないの。
捕物帖なんかも広義のミステリーだよね?
52無名草子さん:02/01/29 12:27
ちなみにこれがミステリー板の1ね

1 :モラン大佐 :01/10/30 06:54
日本社会では、推理小説は低俗で低学歴が読むものという偏見がまだあり、
階級が上になればなるほど、いわゆる「純文学」を好む傾向がある。
しかし、西欧社会(特に英国)においては、
「純文学」はむしろ中流階級(ホワイトカラー労働者)が読むもので、
教養と富と余暇がある人間は、ミステリーを好む傾向が強い。
こうしたギャップはどういう原因からなのか、考えてみよう。
53無名草子さん:02/01/29 14:18
>>52
当方、英国在住ですが、それは、英国の上流階級には、それなりのバカが
いるからということですね。もとから資産があれば、頭を使う必要がないから
ね。ワーキングクラスの人たちだって、ミステリーぐらい読んでいますよ。

もともと、古典文学そしてシェークスピアをはじめとする純文学を一定
以下の階級の人が学ぶのは、そもそも無理だったんだよ。最近は、そういう
階級依存性はなくなってきているけどね。とはいえ、ミステリーのように、
純文学がワーキングクラスの人たちに読まれることはあり得ないよ。
54無名草子さん:02/01/29 15:09
日本では、純文学は高級な本でかしこまって読む本みたいなイメージがあるけど、そのせいなんじゃないか?
電車の中で読むような推理小説やライノベは本じゃない、ってセンセイ多いし。
それがかえって、本嫌いを加速させるんだが。

面白い本はジャンルに関わらず面白いんだが、権威や格式が重視されてるような気分。
55無名草子さん:02/01/29 16:59
一般書籍板専従の住人でミステリー板には来ない本好きの人たちへ

エラリークイーン「Yの悲劇」、この作品だけは読んでみてください。
文学的観点から見ても本格ミステリーの到達したひとつの完成点です。
つまり、文学的な余韻、現代的な問題意識までもがこの作品に結実しています。
早川書房、東京創元社、新潮社等から文庫が出ています。
56無名草子さん:02/01/29 17:01
江戸川乱歩は、文学板にもスレがあり人気があるようです。
一般書籍住人の彼に対する評価は如何?
57無名草子さん:02/01/29 20:13
>>55
ヨタ話はやめてチェスタトンでも読め。
58無名草子さん:02/01/29 23:04
>>57
人が真面目にカキコしてるのにどういうことよ。
チエスタトン、まあブラウン神父シリーズあたりだろうが、
とても薦められるものではない。ミステリマニア好みだ。
お前西村寿行でも読んでマスかいてろや(藁
59無名草子さん:02/01/30 12:54
>>58
キリスト教に関心がある人にも薦められるよ。>チェスタトン
60無名草子さん:02/01/30 19:18
>>58
真面目だからヨタ話だと言ってるんだ。あほか?
だいたい、初期クイーンの方がミステリマニア好みだろうが。
61無名草子さん:02/01/31 01:31
>>60
知ったかぶりはやめろや(藁
初期のクイーンは結構広く読まれている。
むしろ後期(ライツビルものなど)も読んでるのがミステリマニアだ。
62無名草子さん:02/02/01 04:13
>>57-61
これだよ。だからミステリヲタは嫌なんだ。
二人とも隔離板でやっててくれ。
63無名草子さん:02/02/01 07:42
チェスタトンは推理小説家としてより、保守思想の大家という感じする。
64無名草子さん:02/02/01 11:59
>63
同感です。が、そもそも>>55はスレ違い、
>>57はチェスタトンを引き合いに出さない方が良かった、
ということで、もうこの話題は止めたほうが良いかも。
65無名草子さん:02/02/01 13:13
>そもそも>>55はスレ違い、

なぜ?「Yの悲劇」を読まないで、推理小説のことは語れんだろう。
66無名草子さん:02/02/01 14:03
推理小説のことを熱く語りたいならミステリー板でやれば良いのに…
67::02/02/01 18:07
直木賞を取れない時期がながかったから。
68無名草子さん:02/02/13 13:14
>>2
ドイツ人は一般に論理的だと言われているようですが、
そのドイツから有名な推理作家が出ていないのはなぜ?
69無名草子さん:02/02/13 13:18
>>68
ケストナー
70無名草子さん:02/02/15 11:50
>>69
他には?
71無名草子さん:02/02/15 16:45
推理物、別に高級とは思わないけど、
推理物は物語として浅いから読む気がしない、と
言いきっちゃう読書人はかわいそうだね。
72無名草子さん:02/02/16 00:11
>>68
アキフ・ピリンチ
73無名草子さん:02/02/16 00:24
推理小説は好きな人しか読まないよ。
今さら密室殺人なんて書かれても一般書籍掲示板の大半からすると
喜劇でしかないのよ。
だから低いのよ。
「馬鹿馬鹿しいことをやってるなあ」と。
74無名草子さん:02/02/16 09:40
>>73
推理小説以外なら、好きでもない本を読む人がいるとでも?
75無名草子さん:02/02/16 09:55
>>74
いると思うよ。君が思うより世界は広い。書を捨てよ街へ出よう。
76無名草子さん:02/02/16 11:40
>推理小説は好きな人しか読まないよ。
>今さら密室殺人なんて書かれても一般書籍掲示板の大半からすると
>喜劇でしかないのよ。

ミステリ好きだがミステリー板に行かない俺に言わせると、
日本のミステリ・ファンの質が低く、それが集ってるのがうざい。以上。
SFも同じだな。

77無名草子さん:02/02/16 12:05
キミはレベルが高そうだな(藁
78無名草子さん:02/02/17 16:36
>>72
他には?
論理的な国民なんだから、2人だけということはないだろうね?
79無名草子さん:02/02/17 16:40
>>73
密室の出てこない推理小説なんて、いくらでもあるよ。
密室が出てこないと推理小説にならないわけじゃなし。
こんなことを書く方がバカに見える。
80無名草子さん:02/02/19 23:40
ひと口に推理小説って言っても
1 本格 密室殺人、アリバイ崩しなんかはこれ
2 ハードボイルド
3 サスペンスミステリー
おおざっぱに分けてもこれだけあるよ。
本格=ミステリーと同義語ではないぞ。
81無名草子さん:02/02/19 23:48
このスレ、映画板のアニメ映画をめぐる論争とそっくりだ。
82名無しさん:02/02/20 04:30
読みたい本読んでればいいじゃねーか。
83無名草子さん:02/03/15 12:25
>>50
>宮部、高村、桐野が3人娘なんだけど、これじゃあ化物屋敷だよ。
この人達に失礼とは思うんだけどゲラゲラ笑ってしまった。
84いろいろ応用できそうなカキコだね:02/03/15 15:55
>>73
純文学は好きな人しか読まないよ。
今さら小説なんて書かれても一般書籍掲示板の大半からすると
喜劇でしかないのよ。だから売れないのよ。
「馬鹿馬鹿しいことをやってるなあ」と。
8584:02/03/15 15:57
訂正
(正)小説→(誤)私小説
8684:02/03/15 15:59
はっ、また間違えた(恥
(誤)小説→(正)私小説

87無名草子さん:02/03/15 16:02
高校生のころに綾辻行人にハマって、五、六年くらいずーっと読んでた。
推理小説がレベル低いとは思わなかった。おかしいのもあると思うけど、
それも楽しんでこその推理小説だと思う。
社会的地位が低いなあと感じるとすれば、それは芥川賞が高すぎるからでは?
小説なんて娯楽だと思っていれば、今の推理小説の地位が妥当だと思うけど。
88無名草子さん:02/03/15 21:38
ミステリー板は、二階堂黎人とか霧島那智が人気。
89無名草子さん:02/03/15 21:52
推理小説って犯人がいて最後犯人が逮捕されるだけだからつまらない。
想像力いらない斜め読みOKイメージ貧困結論同じ。
90ななしさん:02/03/15 23:43
>89
イメージ貧困
その言葉、そのままアンタに当てはまるな・・・・
それにしても、頭悪そうな文章だね。
91無名草子さん:02/03/15 23:49
>>88
「人気」の意味が違うけどな(w
92無名草子さん:02/03/16 12:47
>>90
本人に想像力がないから「想像力いらない」なんて言うんでしょうな。
93無名草子さん:02/03/16 13:09
「このミス」に原因があるような気が。
いろんな意味で。
94無名草子さん:02/03/16 13:09
>>89
ぶははははははははははははは。ご冗談を。
95無名草子さん:02/03/16 18:41
>>89
何をどれだけ読んだか知らないけど、
よっぽどつまらないのばかりに当たったんだね。
ご愁傷様。
9689:02/03/16 18:45
中学校のころ赤川次郎は沢山読んだよ?
まあ読んでいる時はそれなりに楽しいと言えなくも無いが、それだけって感じだな。
大体パターンが決まっていて前衛的、実験的な表現も無い。
なんか典型的な「古典的テクスト」って感じ。
内容が薄くてすぐ飽きる。
97はははは:02/03/16 18:46
所詮は権威主義者と受け売りの群れか
98無名草子さん:02/03/16 19:05
赤川次郎に前衛的、実験的な表現を求めるなんて珍しい人もいるもんだ・・・
って言うか、ネタですか? 
9989:02/03/16 20:23
だからぁ赤川次郎に求めているのではなくてぇ
推理小説は大概そういう安全圏から出ない小説が多くて
つまらんっていってるの。
100無名草子さん:02/03/16 21:21
推理小説は大概つまらんと言い切るからには、
さぞかし色々な作家の作品を読んでるんでしょうな。
当然、赤川次郎以外にも。だったら、もう何も言わないよ。
101無名草子さん:02/03/16 21:58
>>89
>推理小説は大概そういう安全圏から出ない小説が多くて

すげえな。俺は匿名といえど、そんなこと書けないよ。

「前衛的」「実験的」な表現が読みたいなら、
推理小説でなくても良いと思う。それには同意しよう。
102無名草子さん:02/03/16 22:02
89さん、おもしろすぎます。
10389:02/03/16 22:44
赤川以外にも外国の名前忘れたが何冊か読んでるよ。
それらを読んで推理小説はある程度見切ったと思う。
俺は前半はしっかりと本格推理小説しているが
後半から前衛的になり例えば殺された人間が何の理由も無く
生き返って犯人はあいつだと捜査本部に垂れ込んだり
犯人はテレポーテーションできる宇宙人だったとか
そういう実験的な推理小説もあって良いと思う。
またそういう実験が無いと推理小説の発展は益々望めないと思う。
こういう実験をしないのは作家の怠惰だと思うよ。


104無名草子さん:02/03/16 22:47
ド倉/真倉 悪童日記 ばらの名前 風向の振り子 木曜日 
105無名草子さん:02/03/16 22:48
89には清涼院とかが似合いそう
106無名草子さん:02/03/16 22:54
ネタではないと仮定しての話だが、
とりあえず89がミステリについてあまりにも無知であることと、
己の無知と怠惰を恥とも思っていないらしいことは充分わかった。

まあ89は清涼院でも読んでなさいってこった。
10789:02/03/16 23:08
反論しようと思ったが新しい思想は常に批判されるだけだし
ここは匿名で自作自演が可能だから反論しても意味ないな。
おせっかいで推理小説界の未来を考えてみたのだが
肝心の推理小説ファンがこのように保守的ではこれからの
推理小説は正直駄目だと思う。
108無名草子さん:02/03/16 23:11
89が思う前衛的・実験的な小説を教えてよ。
さぞかし面白い本ばかり読んでいるのでしょうね。
109無名草子さん:02/03/16 23:11
これからの推理小説なんて必要ないね。
古典だけ繰り返し読めばいいんだし。
11089:02/03/16 23:15
ジョイス「ユリシーズ」
ジョイス「フィねガンズウェイク」
等かな。
11189:02/03/16 23:17
訂正「フィねガンズウェイク」→「フィネガンズウェイク」
言っておくが内容はどんなでした?とか聞くのはナンセンスだから。
何故なら実験的な文学はそんな一言で内容言えるようなもんじゃ無い。
聞いたやつは文学初心者とみなして無視する。

112104:02/03/16 23:18
フィネガン!当然原書だろうな。
113無名草子さん:02/03/16 23:33
>例えば殺された人間が何の理由も無く
>生き返って犯人はあいつだと捜査本部に垂れ込んだり
山口雅也「生ける屍の死」
>犯人はテレポーテーションできる宇宙人
海野十三の作品で宇宙人が犯人のやつがあった。
タイトルは失念。
114無名草子さん:02/03/17 00:53
>>107
新しい思想と無知は異なる。
11589:02/03/17 03:04
>>114
同意。
最近本とかで読んだ付け焼きの知識で思想とか語るやつらが多くてウザイ。
そういうのははっきりと「無知」といってやるべきだね。
116無名草子さん:02/03/17 03:24
>115
>付け焼きの知識で思想とか語るやつらが多くてウザイ。
激しく同意。
特に、赤川以外に外国を何冊か読んだ程度で、
推理小説を見切ったと思う奴とかね。
117無名草子さん:02/03/17 03:47
赤川次郎の作品って心底面白くないよな。
あれのどこがミステリだよ・・・
赤川作品読んでミステリはダメだなと思った人は
鮎川、島田、有栖川、綾辻の作品とか読んでみるときっとはまると思う。
十角館とかが入りやすいかな。
118無名草子さん:02/03/17 04:07
>89は防御しないで、内容を訊かれたらちゃんと答えなさい。
一言で言えない内容の中から、自分なりに考えて伝えようとしなくては。
でなければ知ったかぶりとみなす。
119無名草子さん:02/03/17 04:16
ひょっとして89は血まみれ系がダメなんじゃないの??
いや、僕も最初はなんであんな人を殺すのが面白いんだっておもったから。
120無名草子さん:02/03/17 04:17
>118
そうだね。>>111での、>>89氏の発言って、なんか不自然だね。
「ユリシーズ」って、無難な例だしね(藁
別板で、こういう展開で散っていったヤツいたよ。
121無名草子さん:02/03/17 04:20
あ、なんか聞きやすい展開に。
>>89さん、オレわかんないんで、ちょっとでもいいから教えてください。
どう実験的だったのか。
他にも聞きたがってる人って、いると思うんだけど。いない?
122無名草子さん:02/03/17 07:12
朝から笑った!89は久々のヒットだね。きっと音楽板なんかでも
「Bzよく聴いてたけどロックなんて終わってるよね。これからは例えば
デジタルビート取り入れたり、DJ入れてボーカルをラップにしてみたり
チェンソーやハンマー楽器にしたり、新しい発想で実験的なことやらないと駄目だね」
などと言って脱力空間を発生させているのだろうな…
123無名草子さん:02/03/17 08:28
89のようなヌルめの人が最初に赤川を読んでしまうのは、
日本のミステリ業界の責任である。
124無名草子さん:02/03/17 13:28
結論。
89のように、詳しくもないのに批評する者が多いから、
推理小説の地位は低いのである。
125無名草子さん:02/03/17 15:24
>>121
いない。ユリシーズ自体は凄いと思うから。
フィネガンはわけ解らん。
126無名草子さん:02/03/17 18:54
>125
本当は、ユリシーズはどうでも良いんじゃないかな。
89を構いたいだけだよ。120、121のメール欄を見る限り。
127無名草子さん:02/03/17 22:23
赤川次郎を読んだくらいで「推理小説は見切った」と言い放つ頓馬さ加減は、
わかりやすく言えば、
辻仁成を読んだだけで「純文学は見切った」と言うようなものだ。
もっとわかりやすく言うなら、
おおぎやのラーメン食っただけで「中華料理は見切った」と(以下略)
128無名草子さん:02/03/17 22:26
>127
幾らなんでもそれは赤川次郎に対して失礼だろう。
彼はウェルメイドの優良作家。辻は単なる勘違いクン。
129無名草子さん:02/03/18 20:58
赤川次郎その他海外の作家数冊を読んで、推理小説見切った、と言うのは、
マクドナルドを食べてアメリカ料理を見切った、と言うのと同じくらいの無謀さを感じる。

いやぁ。久しぶりに強力な天然くんにお会いしたよ。
130無名草子さん:02/03/18 23:52
89は映画板某スレに出現した方ですか?

http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1013821560/478-

なんかレスの切れ味といい比類なき論理展開といい、同じ匂いを感じるんですが……
131無名草子さん:02/03/19 00:44
で、89はもう来ないの? 期待してるのに。
132無名草子さん:02/03/19 01:10
89・・・すげえなこいつ。
133無名草子さん:02/03/19 16:09
89は清涼院よんでほしいなあ。
赤川読んでミステリ語るなんて、辻仁成読んで文学語るようなモンなのに
134133:02/03/19 16:11
モロ既出だった。
前衛うんぬんいうなら、山口雅也ぐらいせめて読んでて欲しい。
135無名草子さん:02/03/19 22:26
つーか早くこいよ>89
せめて盛り上げようとしろよ。
136ひとりごと:02/03/19 22:52
ラフカディオ・ハーンは
「日本では恋愛小説が低俗な扱いを受けている。ヨーロッパでは高尚とされている。
ヨーロッパでは政治小説が低俗な扱いを受けている。日本では高尚とされている。」
みたいな事言ってたような・・・・

中華文明圏では『経国済民』に関わってないと低俗という思想があるのだそうだ。
恋愛は・・・私小説・・・純文学の範囲なのだろうか?

だとすると『政治が高尚』だった近世日本は→『私小説が高尚』である近代日本
に変わったと言う事か?


あれ・・・純文学ってなんだ?

橋本治が『東大小説家VSその他私小説作家』とか言ってたな・・・・

ラフカディオ・ハーンは2ちゃんねるの定義で言うとドキュソなのかな・・
137無名草子さん:02/03/20 00:55
89〜
138無名草子さん:02/03/20 08:10
>>89は逃亡しました。
139無名草子さん:02/03/20 20:14
140無名草子さん:02/03/20 23:30
つまり89が言いたいのは、
推理小説には物語としてのコクのようなものが無いということだな。
クイーンの「Yの悲劇」なんか、
もっときちんと人間というものを書き込めば読みごたえのある
文学になる可能性があると思うのに惜しい感じがする。
作者にそれだけの力量が無いのか、興味が無いのかはわからないがね。

これはミステリ的要素があると言われるドストエフスキーの「罪と罰」
「カラマーゾフの兄弟」あたりと読み比べると良くわかるよ。
141無名草子さん:02/03/21 00:08
>>140
>つまり89が言いたいのは、
>推理小説には物語としてのコクのようなものが無いということだな。

全然「つまり」じゃねーよ(w
89が称揚してるのは「前衛的」だの「実験的」だの、およそ「物語としてのコクの
ようなもの」とは無縁なものだろ。例示してる「ユリシーズ」なんか典型だし。

しかし、ミステリを批判してドストエフスキーを持ち出すのは、昭和以来の伝統芸だねえ。
142無名草子さん:02/03/21 00:12
推理小説ねえ…

「安吾捕物帳」は面白かったかな。あとは全然ダメ。
どれもこれも文章がウンザリーだった。退屈な純文学を読むほうがまだまし。
143無名草子さん:02/03/21 00:45
オレもミステリの「文章のヘタさ」は感じてる。
で、>142の言う「退屈な純文学」と比べてどうかってところか。
オレはミステリのほうがマシだ。もちろん>142の判断もアリだと思う。
89が来ないとハナシになりませんがプ
144無名草子さん:02/03/21 01:45
虚無への供物、戻り川心中とかどうよ?
久世光彦とか夢野久作とか
最近のは飛鳥部勝則なんか好きだな(これは同意する者少なそうだが
145無名草子さん:02/03/21 01:46
ジョイスの作品も小説としての独自のコクはある。
また純文学でも、例えば芥川龍之介は稀代のストーリーテラーだ。
このスレ勉強不足の春厨房多と思われ。
146144:02/03/21 05:48
まあ、ああいってなんだけど、推理小説の文章に下手なのが多いのはたしかだろうな。
叙述トリック関係での縛りがあるにせよ。
147無名草子さん:02/03/21 10:44
>>141
あいかわらずロシアの小説を引き合いに出すという、とんちんかんなことをやってるね。
ミステリ小説の本場はイギリスだっていうのに。
148無名草子さん:02/03/21 10:49
>>144
虚無への供物のラストがね(苦笑
ネタばれするから詳しくいえないが、殺人の原因を犯人以外に求めるのはどうかな。
社会派ミステリーだってそこまでしなかったな。
純粋に犯人探しならあれでもいいけどさ。
149無名草子さん:02/03/21 13:39
最近のメフィスト受賞作読んでみろ
あんなのがミステリとして売られてるんだから・・・
150無名草子さん:02/03/21 13:50
しかし松本清張や森村誠一なんかはヘタな純文作家より文章はうまいと思うが。
151無名草子さん:02/03/21 14:50
>>147
探偵小説の本場がイギリスなんて関係ねえじゃん。
全てのジャンル、国境を取り払って文学の可能性を語るのが
このスレだぜ。
お前春厨房だろ(藁
152無名草子さん:02/03/21 15:59
↑最後の一行がなければまともなレスなのに、惜しいな。
僅か一行で同類に見られてしまう。
153無名草子さん:02/03/21 20:28
>>151
スレのタイトルに「推理小説」とあるのに、
全てのジャンルか?
154無名草子さん:02/03/21 20:36
需要があるんだからいいじゃないか。
推理小説マニアが求めるものは斬新なトリックと意外性でえられるカタルシスだよ。
そこにいろんなテイストをつけるだけだ。

文学の可能性ってなによ?
155142:02/03/21 22:03
>>144
それって面白いんすかね。推理・ミステリ系は30冊ぐらい読んだけど、
どれもこれもダメだったもので…

>>150
清張は「点と線」「ゼロの焦点」は読んだけど、特別面白いとも文がいいとも思わなかった…
156無名草子さん:02/03/21 22:34
まあわざわざ時間をつぶして「推理小説は面白くない」って言いたいために
読むこともないと思う。面白い本は他に数え切れないほどあるんだから。
157141:02/03/21 22:50
140=145か? 違ってたらごめんだが。

>>145
>ジョイスの作品も小説としての独自のコクはある。
言葉をねじ曲げるなよ。>>140じゃ「物語としてのコクのようなもの」って言ってたろ。
「物語として」と「小説として」じゃ、だいぶ意味合いが違うぞ。

>また純文学でも、例えば芥川龍之介は稀代のストーリーテラーだ。
それは誰に向かって言ってるのかね。つーか誰がそんな話をしていたかね。

そもそも俺の>>141>>140の我田引水っぷりにツッコんだレスだ。
おまえ89なんか関係なく自説をひけらかして悦に入りたいだけちゃうんかと(以下略)

ついでに横レス。
>>155
松本清張は短編をおすすめします。ドラマ化の影響で「張り込み」なんか入手しやすいかと。
もともと短編体質の作家なので、長編になると筆が荒れてくるのです。
158144:02/03/22 01:11
>155純文学でどのようなものが好きかにもよりますが・・・
虚無ヘの供物はかなりミステリマニア向け。
短編集で読みやすい、戻り川心中などがお勧めです。
洒脱な雰囲気の物が見たいのなら泡坂妻夫の作品。
優しいものが好きなら初期の北村薫などどうでしょうかね。毒はありますが
159無名草子さん:02/03/22 01:38
中井英夫は言うまでもなく、連城、泡坂、北村。
この辺は2線級だよ。

やはりジャンルの第1人者の作品を読むべし、
この人たちの本がつまらなければミステリが嗜好に合わないと判断してイイ。

本格        横溝正史・鮎川哲也
ハードボイルド   大藪春彦(初期作と中期のみ)
サスペンスミステリ 江戸川乱歩

読み気があるなら、推薦作を作品を教えてやってもいい。

160無名草子さん:02/03/22 01:52
>>159
うっさい魔人ハゲ
161144:02/03/22 02:16
>159江戸川乱歩は長篇良くないのが多いけどね
普通の小説から入るのなら、直木賞とったミステリーなんかが良いかも
162無名草子さん:02/03/22 14:40
正直、推理小説に文学性や文章を求める理由がわからん。

あきらかに、登場人物=推理記号として書いている作家もおおいぞ。
論理嗜好やパズラーと呼ばれる推理小説ジャンルはあきらかにそうだと思うが。
163無名草子さん:02/03/22 18:53
っていうか、推理小説を文学のジャンルで評価するんだ?
カテゴリーエラーおこしてないか?
164無名草子さん:02/03/22 20:03
「推理小説は文学ではないし、文学になる必要もない」
 by 仁木悦子
165無名草子さん:02/03/22 20:20
どうも的外れな意見が多いのを見ると、
このスレの連中はミステリをまともに読んでいないと思われだ。

本格ミステリが直木賞を受賞したことはいまだに無い。
ハードボイルドなら何作もあるけどね。
この点では、直木賞受賞作品を薦めるのは不適当だ。
本流を知らずして物事の本質を語ることはできない。
166無名草子さん:02/03/22 20:29
ミステリが文学のであることは一形態であることは、
議論の余地の無い自明な事実。
何十年も前に決着済みの問題ともいえる。

乱歩・正史等の巨人の時代には、パズル小説やサスペンス小説としての面白さに加え、
異様な登場人物であってもきちんと人物描写、併せて情景描写もなされていた。
つまり、文学に不可欠な条件である人間を描くことができていたわけだな。
人物は将棋の駒のようなもの、なんて考え方は最近の筆力不足の作家と
彼らを支持する厨房が言い出したことだと思うな。
167無名草子さん:02/03/22 20:32
>166
それは昔の考えだ。現状にあまりにも合わない。

イラスト最上主義が、4コマ漫画は絵として不十分すぎるのでカス、
と言う論述をすると逆に馬鹿にされるのと一緒。
168無名草子さん:02/03/22 20:37
っていうか、
人間をかかなければならない!
と言う大前提はもう崩壊してるだろ。

なのに、人間がかけてないから駄目、と言うのはおかしすぎる。
現在本格推理小説として求められているのはトリック&ロジック。
169無名草子さん:02/03/22 22:13
どうも「ミステリなんぞ文学ではない」って文学オタと
「ミステリは文学たりえるし、また文学たるべきである」ってミステリオタと
「ミステリは文学でなくても結構」ってミステリオタが入り乱れているな。

……どうでもいいじゃないか、と言ってみるテスト。
170無名草子さん:02/03/22 22:17
君はおそらく正しい。
そしてみな「文学」という言葉に対して過剰に反応している。
「文学」っていうとなんとなく知的で偉そう。

「文芸」でいいではないか、と言ってみる。
171 :02/03/22 22:41
文学性は必要じゃないとは思うが、文章力は必要だよな。
あらゆる本についてそうだけど。
172無名草子さん:02/03/22 23:28
だって最後のページみたら犯人乗ってるんじゃん。
最初から運命きまってるのに誰が犯人かなんて
173無名草子さん:02/03/22 23:30
>>177
否、本格ミステリの場合は文章力以前に
本来は論理力が不可欠。
いい加減な言説は差し控えてくれないと困るよ。
174無名草子さん:02/03/22 23:31
172はミステリなんか一冊も読んだことないに89ぺリカ
175無名草子さん:02/03/22 23:33
>173
ん?
176144:02/03/22 23:43
>165ううむ、入りやすさから勧めているわけだったりするのだが・・・
177171:02/03/23 00:08
>>173
俺に言ってるんだよね多分。

論理力が大事でも別に構わんが、その論理は文章によって書かれるわけで、
文章力以前に論理云々というのはさてどうやら。
178無名草子さん:02/03/23 00:17
まがりなりにも本を出版しようとするなら、
基本的にやはり最低限の文章力は必要だと思うが。
179無名草子さん:02/03/23 00:32
論理的に少々まずくても、文章力、内容がいいからおもしろいってのはあるな。
180無名草子さん:02/03/23 00:38
むぅ。
クイーンのオランダ靴の謎なんかは、
内容全くなくて、論理一辺倒。
それゆえに推理史上の名作としてとらえられているんだが。

文章や物語は、本格推理小説に必要ないだろ。
普通によめれば。
181無名草子さん:02/03/23 00:50
普通に読めるなら、最低限の文章力はあるっていうことじゃないの?
182 :02/03/23 00:53
「普通に読める」というのが何を持って普通というのかイマイチよくわからないんだが。
183無名草子さん:02/03/23 00:59
>182
こらこら。厨房や工房じゃあるまいに、いまさらそんな定義論を出してくるなよ。。

>181
その考えでいいと思うよ。
184無名草子さん:02/03/23 01:01
>>180
ミステリ板では無いんだから、
クイーンのオランダとか言うのはやめてくれ。
「ギリシア棺の謎」(国名シリーズ最高傑作)とか挙げといてくれよ。
この本を面白いかと思うかどうかだな。
クイーンには、クリスティのような英国田園小説的なホンワカした魅力や
カーのようなあざといオカルティズムの凄みのような作品としての彩りが無い。

その分、論理1本、翻訳で読む限りでは文章力も厨房並みだ。
論理だけでどこまで読ませることが出来るか、ひとつの実験だな。

このスレの連中は、まずこの本を読んでからモノ言えや。

185182:02/03/23 01:08
>>183
いや、実際わからないもので。なんか有名な作品で「普通に読める」ものの例とかない?

俺にとっての「普通に読める」は“早く読める上にセンテンスが頭に残る”かな。
あと、通俗小説でも純文学でも、一行目から風景描写があるとひく。
186杏月飛鳥:02/03/23 01:09
180:へ
本格推理小説とは何を指して言う物ですか?
どういう指針が立っていれば、そう言える物なのでしょうか?
そして、本格推理小説という物には、文章や物語は本当に必要はないのでしょうか?
それって、読み物として何処か変じゃないでしょうか?
どう言っても、本格推理「小説」なのですから。
物語のない物を「小説」とは呼びません。そうなったら、ただの本格推理「ゲームブック」です。
違うでしょうか?
ミステリ好きな方々は、作者の用意した状況設定の中で犯人を捜すのが好きな傾向が強く、
しかし、だからと言って「物語は必要ないという」あなたの気持ちは僕には理解しかねます。
187無名草子さん:02/03/23 01:11
>>186
もっとマターリせよ。
188無名草子さん:02/03/23 01:15
>185
ちょっとまった。「普通」は「普通」でいいだろうに。

吉牛で「並」と書いてあったときに、
それってご飯何グラムですか? お肉は何グラムですか? お汁は何グラム入れますか?
って尋ねるみたいなもんだと思うぞ。

まあ、それでも質問されているからには、答えるか。
>180-185の文章。こういうのが普通に読める文章。それでいいんじゃない?
189無名草子さん:02/03/23 01:16
橋本治の『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』によると、中央公論社
で『日本の文学』という全集を出そうとしたとき、中央公論社が『松本清張集』
を出そとしたら、編集委員だった三島由紀夫が「絶対にだめ!」と反対して
実現しなかったんだと(上掲書p329)。
190杏月飛鳥:02/03/23 01:16
これは僕の素直な気持ちと感想であって、それ以上でもそれ以下でもありません。
他の方の気分を害したならば、申し訳ありません。謝罪します。
191無名草子さん:02/03/23 01:18
>186
んー。なんとなく解る。
だが、オランダ靴の謎や、184であげられているギリシア棺の謎が、
ミステリファンにとって名作と言われているのも事実。
その現実をまったく無視して、小説〜〜、物語〜〜、などと言い出すのはあまりにも空論だぞ。
192無名草子さん:02/03/23 01:28
で、結局、「日本で推理小説の地位が低い理由」はわかったんですか?
193杏月飛鳥:02/03/23 01:28
>191
それは分かります。ただ言いたかったのは、物語が必要ないと言う意見があまりにも乱暴なのではないかと思ったからです。
194無名草子さん:02/03/23 01:32
>192
結論=推理小説の地位は別に低くはありません。
195無名草子さん:02/03/23 01:36
>193
そう? あっても良いけど、無いのは多いよー。
特に短編は物語なんてほとんど無い。
「ダイイングメッセージ」や「雪の足跡の密室」などが提示されて、探偵がそれを解く。
それでおしまい。
でも、ミステリファンにはそれで十分。
長編でもそう言う例多し。「斜め屋敷の犯罪」「十角館の殺人」など。

物語があったり人物がかけていると、「小説」として面白いのであって、
「推理小説」として面白いのではない、と思うよ。
例外もいっぱいありそうだけどね。

>192
別に低くないんじゃない?
196無名草子さん:02/03/23 01:39
謎が提示されて、それを探偵が解いていく過程が描かれてあれば、
それは物語じゃないの?
197杏月飛鳥:02/03/23 01:48
<196
僕が言いたかったのもそういうことです。
198無名草子さん:02/03/23 01:49
>196
定義論として、それを物語と呼ぶなら物語なんだろう。

そこで、だ。
「謎が提示されて、それを探偵が解いていく過程」だけの推理小説を読んで、
「この作品には物語が書き込まれている!」とベタ誉めする読者はまずいないだろ。

そう言う意味で、「物語の有無」が語られていると思うのだが。
199無名草子さん:02/03/23 01:51
>197
まじか?
ちょっとびっくりしたかも。
200杏月飛鳥:02/03/23 01:53
どんなことにだって、起承転結があるでしょう?
ミステリにだって、あることですよ。
それとも何か、勘違いしているんでしょうか・・・。
僕が、ね。
201無名草子さん:02/03/23 01:59
問題は「物語」の定義をどう把握するかだな。
広義に定義すれば、謎解き中心の本格ミステリにも「物語」は存在する。
それは、言うまでも無く謎解きの物語だよ。

また、文学という観点からも人間が描けてない文学があってもよい、
というラジカルなスタンスをとり得るのであるなら、
本格ミステリも文学の一形態と言えるだろう。


202無名草子さん:02/03/23 02:04
とにかくエラリー・クイーンの前期の作品を読んで欲しい。
国名シリーズ、ドルリ―・レーンシリーズ(Yの悲劇等)だ。
登場人物は、まさに将棋の駒だ。

日本の作家は、清張は言うまでもなく、
正史・乱歩にしても「人間」を書ける人が多いから、
純粋な本格ミステリの形態について誤解を与える恐れがあるからだ。
203杏月飛鳥:02/03/23 02:05
>201
そうですね。
それに、個人的なツボと言うのも関係してくると思うし、取り方の違いなのかもしれませんね。
204無名草子さん:02/03/23 02:06
>200
うん。勘違いしていると思う。
>180であげられている「オランダ靴の謎」を読めばわかるように、起承転結はちゃんとある。
(起承転結と言うかは、謎の提示、考証、解決、と言う方が推理小説らしくていいかも)

物語なんてなくて良い、と言うのは、
本格推理にとってはミステリとしてのパターン(謎の提示と解決)さえあれば、
感動を誘う演出やシナリオ、人生教訓や、苦悩に満ちあふれた心理描写や、恋愛感情など、
人間描写や物語を書く必要はない。
謎の提示と解決だけで、ミステリファンは十分満足する。
と言う事をいってるんだろ。
205無名草子さん:02/03/23 02:09
清張って人間を書ける作家だったのか。しらなんだ。
206無名草子さん:02/03/23 02:12
>205
揚げ足取り発見!!!

ってか、他の板に比べてあきらかに細かいつっこみが多いな。
多少の認識違いに対して、自説を述べなきゃ気が済まない人が多すぎる。
207無名草子さん:02/03/23 02:17
ミステリーって、そんなに面白い?
208杏月飛鳥:02/03/23 02:19
>207
読める物もあるし、自分的にダメだと思う物も多い。
209杏月飛鳥:02/03/23 02:22
こういう答えはダメでしょうか?
210無名草子さん:02/03/23 02:26
>209
良いんでないかい?

そんなに卑屈にならなくても良いと思うが。

>207
個人的には、面白い。
211杏月飛鳥:02/03/23 02:41
>210
いやいや、卑屈でもないんですが、周りからネットは怖いぞ、と聞かされたもので(苦笑)。
212杏月飛鳥:02/03/23 02:43
連続入力は嫌なんですが、ちょっとだけ許してくださいね。
僕は個人的には、いろんな人と話せて楽しいですよ。
213無名草子さん:02/03/23 03:09
探偵役の、「解決のやり方」にもよるね。
情けをかけたり、冷徹だったり。
214無名草子さん:02/03/23 03:52
>>205
「張込み」「天城越え」この辺読め。
特に後者、これは文学だよ。
215無名草子さん:02/03/23 03:52
どうして、ジャンルにこだわるのか分からない。
エルロイの文庫本は、書店のミステリーコーナーにある事が多いが、
最初に彼のザ・ビック・ノー・ウェアーを読んだ時は、正直ぶっとんだ。
芥川賞作家が束になっても敵わない衝撃だったな。
所詮ジャンルなんて、版元、取次ぎ、書店が効率よく売らんが為にあるようなもの。
余りジャンルに囚われると珠玉を見逃す可能性があるぞ。
オレは凄い本に出会う為には鮫のように悪食になる。ロマンス小説まで読む。
216無名草子さん:02/03/23 04:48
ただ、最近では人間を書けてないミステリだからこそ
現在の社会を映す事が出来る、などという人もいるわけで。

個人的にはミステリとは世界を再構成する文学、と考えている。
SFが世界を構築する文学とされている事の対称で。
217無名草子さん:02/03/23 11:31
>個人的にはミステリとは世界を再構成する文学、と考えている。
>SFが世界を構築する文学とされている事の対称で。

おおげさだよ。何気にワラタ。
作家もそんな事まで考えて書いてないよ。
218無名草子さん:02/03/23 11:56
直木賞の選考自体は問題にしないのか?
けっこう疑問が残る選考ないか?
219無名草子さん:02/03/23 12:36
あいかわらず「ミステリー=本格ミステリー」という奴が多いな。
それが「地位が低い」といわれる原因の一つなのだろう。
220無名草子さん:02/03/23 13:13
俺の場合、感情を突き動かされたものであれば、ジャンルは何であれ
「面白い作品」だと思う。
それだけ。
そもそも「人間が描けている」という概念ってアバウトすぎると思うんだが。
221216:02/03/24 01:40
>217いや、だからSFとの対比。別に作者がどう考えようが
評する側は大袈裟にしているしなあ。
222無名草子さん:02/04/02 03:09
んー別に低くないよ。むしろ高い時期さえあったと思う・・最近はどうかわからないけど。
地位が低いというより他ジャンルがあがってきたってことでは?
223無名草子さん:02/04/02 13:09
中公新書940
ミステリーの社会学―近代的「気晴らし」の条件
高橋哲雄

が面白かったです。
初心者がこのスレのお題について考えるには色々参考になるでしょう。
名作をいくら読んでも、ジャンル全体はなかなか俯瞰できないから駄目かと。
224無名草子さん:02/04/02 19:44
>>223
ていうか、このスレに書き込むのなら、読んでいて当然の本だと思うぞ。
225無名草子さん:02/04/05 06:39
>>224
知った風なこと言うなよな。
223の本って随分前に出て
大して話題にもならずに消えて行ったゾッキ本まがい。

内外のオールタイムベスト10級の作品を読んだ方が、
遥かにミステリというジャンルの多様性を体感できる。
この体感という点も重要だ。
薄っぺらな新書を読んで事を済まそうなんてとんでもねえぜ!
226無名草子さん:02/04/05 11:14
推理小説はもう飽きた。
本格とかなんとかめんどくさいし、いっぱい本出てて読むのがおいつかないし、無駄に
厚い本も多いし。
227無名草子さん:02/04/05 12:03
直木賞がなかなか取りづらかった事情というのも存在したのは確か。

川口松太郎(『愛染かつら』の作者。第1回の受賞作家)
司馬遼太郎(自分も若いころ書いていたくせに)
渡辺淳一(結局この人は作家としても医者としても大成できず、ずっと女の尻を追いかけていた人としか言えない)
といった選考委員の面々がミステリーの候補作(この場合ハードボイルド、冒険小説も含めた「このミス」的なミステリー)が出ると、必ずといって貶す傾向がある。

川口の場合はやはり「直木三十五の賞」という意識があったため「直木三十五の後継」という意識が強かったとも思える。(直木三十五は時代小説を得意とした)
司馬遼太郎は思想的に相容れないところがあったか、または先輩・陳舜臣の影響があったとも。
渡辺淳一の場合は単に利権がないから。(この人はセクースシーンがないと推さない)
228無名草子さん:02/04/05 16:37
>>225
あのねえ、小説を生んだ時代・社会的背景というものが重要なのよ。
ジャンルの多様性を体感して、それでどうなんだ?
このスレッドとどういう関係があるんだ?
>>223の本が大して話題にならなかったのは、あんたのようなドキュソが
多いからじゃないのか?
229無名草子さん:02/04/06 20:31
中公新書の『ミステリーの社会学』は、ネタばれが多いので初心者にはすすめられません。
特に海外の古いものを十分読んでからの方がいいでしょう。
230無名草子さん:02/04/06 21:23
推理とかするからだよ
231無名草子さん:02/04/06 21:48
>>228
ドキュソはお前だよ。
時代背景や社会状況なんかは作品を読むのに必要最少限知ってればOK。
つまりは義務教育終了程度てことさ。
ミステリーのジャンルの多様性を体感することにより、
日本での推理小説の地位はジャンルによっては決して低くないのがわかるわけだ。

アホな新書読んで学者面すんな!このウルトラドキュソが!
232無名草子さん:02/04/06 21:50
>>1
そりゃレベルが低いからだよ。
森ヒロシの作品が売れてるくらいだからな。
名古屋大学教授って肩書きだけで、だまされちゃう読者レベルの低さも原因。
書き手と読者の低レベルの相互作用。
233無名草子さん:02/04/07 11:44
>ミステリーのジャンルの多様性を体感することにより、
>日本での推理小説の地位はジャンルによっては決して低くないのがわかるわけだ。

地位が高いか低いかは、どう評価されているかで決まるんだろう?
ジャンルが多様かどうかということは、直接的には関係がないよ。
「ジャンルによっては決して低くない」というのも、変な日本語だね。
234ウルトラマンコスモス ◆LuvLAutU :02/04/07 19:30
>>233
ミステリー=本格ミステリー、とか考えてるな。
単一のジャンルだと。

冗談言うな、ハードボイルド、サスペンスミステリ、ホラーミステリ・・・
全てミステリーにカテゴライズされていいジャンルだ。
235233:02/04/07 20:10
別に考えてないけど?
地位が低くないジャンルがあるかどうかではなく、
“推理小説”全体の地位を問題にしてるんでしょう。
ポイントがずれてるよ。
236無名草子さん:02/04/07 20:36
>>235
アホかいな、今日のこれだけ多様性のあるミステリーというものを、
一括りにして全体で評価できるわけないだろうが。
何もわかってないな、お前。
237無名草子さん:02/04/07 21:20
>>231
あのー、私の言った「社会的背景」というのは、
例えばヴァージニア・ウルフの「実験的」小説と
同じくらいしか売れなかったクリスティの小説が、
その後大量に売れるようになったのはなぜか、
ということなんですけど。
そういう事象の背景に何があるのか、という意味ですけど。
238無名草子さん:02/04/07 21:33
「大衆文学」じゃなくて「大衆娯楽」だからかと。
239無名草子さん:02/04/08 18:16
>>225
どうでもいいが>>223の本は読んだことあるのか?内容以前に。
自分の感想が無いところを見ると、どうも読んだことなさそうに見えるが。
読む価値が無いなら読まなくていい。でもそれなら貶してはいけないな。
240無名草子さん:02/04/08 18:52
>>237
ミステリ界でもクリスティは、
本の売れ行きという面では例外的な存在だよ。
従ってクリスティを語ることにより、ミステリ一般を語ったことにはならない。
241無名草子さん:02/04/08 20:14
>>240
クリスティも、最初から今のようによく売れたわけではないよ。
パシフィカから出ていた名探偵読本『ポワロとミス・マープル』の
巻末座談会によると、以前はたいして売れなかったらしい。
翻訳料も印税ではなく、買い切りが多かったとか。
大いに売れ出したのは『カーテン』が話題になった頃からで、
『オリエント急行』以降の映画と近年のテレビ・ドラマが
それを増大したと言えるのでは?
242241:02/04/08 20:19
いずれにせよ、重要なのはミステリー小説が多く売れるようになった
原因である、英国人の生活の変化であり、別にクリスティではければ
ならないというわけではない。
クリスティが例として出ているのは、『アクロイド殺し』の1年間の
売り上げ部数がよくわかっているからというだけのこと。
このあたりのことは、>>223の本にちゃんと出いるんだけど。
243無名草子さん:02/04/08 20:55
>>236
ははぁ、君は「ミステリー(あるいは推理小説)」という
ジャンルがないと思っているようだね。
ま、そう思っているのならそれでもいいけど。
ミステリーというジャンルがあるのならば、
いくらサブジャンルがあっても、それ以前に「ミステリー」であるための
条件(共通項)があるはずだし、ならばその条件を土台にして
ミステリーの一般論を考えることも可能だと思うが。
とにかく、社会的地位というからには、小説を取り巻く社会環境を
考えに入れることは不可欠。小説を読んだだけで地位が高いとか
低いとか言えるわけがない。
244無名草子さん:02/04/08 23:05
>>239
225じゃないけど、ネタばれが多いとか聞いてしまうと迂闊に読めないよ。
ミステリーの評論としては、ちょっと問題あるね。
245無名草子さん:02/04/10 02:28
>「ミステリー」であるための条件(共通項)があるはずだし、

もうそんなもん無いよ、人によりミステリーのカテゴライズは異なるのが、
一般的だ。
まず、ミステリー小説自体を多く読まないで何が語れるのか、
その方が大いに疑問だ。
246無名草子さん:02/04/10 17:41
>>229は読んだのか?
247無名草子さん:02/04/10 17:45
>>245
「小説を読んだだけで」と書いてあるので、
別にミステリー小説自体を読まないで何かを語ろうとは
言っていないようだけど?
私には君の読解力が疑問だ。
248無名草子さん:02/04/11 01:32
>>247
とにかく幅広くミステリーのジャンルの代表作・傑作を読みまくること。
これが肝要だということだ。
三文小説ならぬ三文新書を読んでる暇があったらな。

因縁つけるな、このヘタレヴォケが(藁
249メコン上流:02/04/11 09:33
このスレ面白いですね!
皆さん賢いなー。
日本で推理小説の地位が低い理由、
自分は推理小説畑と括られている量産、多作の予定調和作家が主軸となっている
せいだと思います。擦りきれたキャラや設定を毎回使いまわし。中には珠玉の、
なんて評される作品が混ざっていても、あまりに書き散らかしたその他のコピペ
作品に埋もれてしまっている。限界感じたら一旦筆を折ってもらいたいくらいです。
売れたら次々催促されて書かされている乾燥した脳が可哀想。
250無名草子さん:02/04/13 12:30
>>238>>249のレスはとどめだな。
251無名草子さん:02/04/13 12:36
推理小説やミステリーを読みたいと思っても量が多いし、
同じ作家でも何冊もあるし、
どれから読んだらいいかわからないんだよなー。
252無名草子さん:02/04/13 13:02
ミステリ読書ガイド
海外
アガサ・クリスティ
「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」「そして誰もいなくなった」
まずこの3作を読むこと。読まずしてミステリは語れないよ。

エラリー・クイーン
「Yの悲劇」「ギリシア棺の秘密」
一応、最初にこの2冊を読むのをお薦め。これでクイーンに嵌れるかどうか、
というより本格ミステリーが肌に合うかどうかが、わかるはずだ。

ディクスン・カー
「皇帝のかぎ煙草入れ」「プレーグコートの殺人」又は「帽子収集狂事件」
カーの特色が良く出ているのは、後の2作。

ダシール・ハメット
「マルタの鷹」「血の収穫」
この2作で本来のハードボイルミステリとは、こういうものだとわかるはず。

レイモンド・チャンドラー
「さらば愛しき女よ」
チャンドラーは、まずこの作品を読んでみるといい。
果たしてチャンドラー節が好きになれるかどうか。

ロス・マクドナルド
「さむけ」
本格ファンも押すハードボイルドミステリの大作。
やはり、ロスマクはこれがお薦め。

その他
サスペンスミステリーでは、カトリ―ヌ・アルレー「わらの女」。
警察小説では、Pヴァ―ル・Mシューヴァル夫妻の「笑う警官」
ウイングフィールド「フロスト日和」、E・マクベイン「警官嫌い」
を手堅く推薦しておく。




253無名草子さん:02/04/13 13:24
ミステリ読書ガイド
国内
横溝正史
「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「獄門島」
この3作は読まないと話しにならない。
まさに国産本格ミステリの達した最高峰といえる。

江戸川乱歩
「孤島の鬼」
乱歩の短編はどれもお薦め。長篇ならこの作品で決まり。
掛値無しの戦慄のホラーミステリ。

鮎川哲也
「憎悪の化石」又は「黒い白鳥」
独自の鮎川ワールドに、はまれるか否かの試金石としては、
まず、この2作を手に取られたい。

高木彬光
「刺青殺人事件」「能面殺人事件」
この2作くらいは読んでみるといい。

松本清張
「点と線」「数の風景」
全てがミステリとは言いがたいが、短編は傑作が多くお薦め。
長篇は、上記2作をお薦めする。特に後者は一押し。

その他
ハードボイルドは、まず最近の作品より
生島治郎「追いつめる」と結城昌治「暗い落日」を読んでほしい。
結城作品では、異色の悪徳警官もの「夜の終る時」もいい。
サスペンスミステリーでは、とにかく戸川昌子「大いなる幻影」を
読むことだ。
赤川次郎「マリオネットの罠」「黒い森の記憶」も結構いい。
リーガルサスペンスは、中嶋博行「検察捜査」「違法弁護」がお薦め。
ユーモアミステリでは、古くは仁木悦子「猫は知っていた」、
赤川の「三毛猫ホームズの推理」はシリーズ第1作で、
ミステリとして決して悪い作品ではない。





254無名草子さん:02/04/13 13:36
こんなに挙げられたらなに読んでいいのか
わからなくなるな。かえって読む気が失せる。
255251:02/04/13 13:47
参考にします。ありがと。
256無名草子さん:02/04/13 14:37
>「本陣殺人事件」「蝶々殺人事件」「獄門島」
>この3作は読まないと話しにならない。
>まさに国産本格ミステリの達した最高峰といえる。

低すぎる最高峰やな。ハイキングコース。

257無名草子さん:02/04/13 15:48
では国産本格ミステリベスト3
「占星術殺人事件」「戌神はなにを見たか」「磯野家の秘密」
これでどうだ!!
258無名草子さん:02/04/13 16:26
マジンハケーン!
259無名草子さん:02/04/13 21:28
>>256
じゃあお前の意見はどうよ?
この方形野郎が(藁
260無名草子さん:02/04/14 02:09
252と253を全て読んだとしても、
いい作品を読んだという以上の意味は無く、
このスレの答えにはならない。
261無名草子さん:02/04/14 02:42
>横溝正史「獄門島」

獄門島って、唄をなぞったやつ?(悪霊島の間違い?)無茶苦茶つまらなかったんだけど。
あと、「乱歩の短編はどれもお薦め」ってそりゃ言いすぎだ。

>>254
同感。

一応推理小説は結構読んでみたんだけど、結局は離れちゃったし…
法月倫太郎(だっけ?)の「密閉教室」を読んで、もうどうでもいいやとも思ったし。
人生短い時間は他の本に費やすことにするよん。
フロストとか読んでもああそうですかとしか思わなかったし…
(あと、>>252氏は作品を絞ったほうがよかんべ)
262無名草子さん:02/04/14 11:08
260は物事というものを知らない。
まず優れた作品を読まずして、
そのジャンルの地位が低いとか高いとか語れるはずがないのである。

また、261は獄門島と悪霊島の区別が付かず、
法月などという巨匠とは格が違う作家を出してくる点で、
終わっていると言える。
フロストについては個人的な好みだろうと思われ。
嵌る人は嵌る魅力がある。

263無名草子さん:02/04/14 20:46
>>254
君は本当に本を読む気があるのか?
264無名草子さん:02/04/15 00:30
>261処女作読んでジャンル自体をどうでもいいやはないだろう
265無名草子さん:02/04/15 19:05
>>262=225その他だと思うが、もうこのスレに何も書くな。逆効果だ。
266無名草子さん:02/04/15 20:20
江戸川乱歩、松本清張は対照的な作風だが、共に短編の名手。
両巨匠の短編を読みまくって欲しいものだ。
ミステリの持つ無限の可能性が体感できる。
265が立てたこのスレのテーマ自体が無意味なことがわかると思う。
267無名草子さん:02/04/15 20:52
マニア、ファンは必要以上に評価しすぎる傾向があるので
スレ立てた人に対する回答にはならないわけだが
268無名草子さん:02/04/16 21:50
まあ特にミステリとかSFのファンの場合はそうだよね。
269無名草子さん:02/04/21 03:19
ミステリファンの地位を低くするスレのようだ。
270無名草子さん:02/04/26 13:47
とにかく推理小説を貶す人は推理小説を読んでない、
もしくは2〜3冊しか読んでないって人だね。
推理小説に対する認識不足→地位が低い、となるのではないか。
要するにイメージ。
乱歩のおどろおどろしさ。二時間サスペンス。コナンや金田一少年のアニメ。
これらのイメージをすべて推理小説に置き換えている。読まずして。

推理小説がつまらない、という人の反論は
とても高尚な純文学を読んでいるとは思えないほど感情的である。
それについては推理小説作家が何遍も反論を試みているが、
タブン読んだ事もないんでしょうね。

とにかく日本人は権威に弱い。
物語の面白さより、純文学の権威に弱い。
そして推理小説読者はそれに劣等感をもっているからこういうスレが立つ。
ミステリも大衆化してきてるし(ジャンルの幅は広がってるしベストセラーもかなり占めている)、
純文学はさらに高尚なものとされるんじゃないかな。

271無名草子さん:02/04/27 00:10
死んだスレをいまさら・・

>>270は、「推理小説」の部分を漫画・アニメ・エロetc.…に置き換えてもそのまま成立する。
ジャンル単位で評価をする者が必ず受ける、ありがちな反論だな。
好きでないジャンルを一通り読む人なんていないから、
言われた側は、もやもやした気分を抱えつつここで話はおしまい。簡単だ。

というわけで、ミステリを渉猟し尽くた上で「つまらない」と言う者はいないか?
幻想文学での荒俣宏のようなw
272無名草子さん:02/04/27 02:36
俺、けっこう読んだけど、ほとんど「つまらない」と思うよ。
特にここに得意げに挙げられているようなやつは。
273無名草子さん:02/05/01 07:11
>>272
すぐ氏ね。
274無名草子さん:02/05/01 07:19
漏れも、つまらないと思うけどw

でも、みんな好きなんでしょ?
ダイソーでも売ってるし。
275無名草子さん:02/05/01 07:40
>272こういう場合の「ほとんど」が内田康夫だったり、あるいは
時代性を無視した乱歩批判だったりする罠。
とりあえず何を読んだか上げてくれんと、そう思ってしまうよ。
>274あれはね。ダイソーは本スレでもダメだってさ。
276無名草子さん:02/05/04 10:38
「ハサミ男」    殊能将之
「殺戮にいたる病」  我孫子武丸
「煙か土か食い物か」  舞城王太郎

俺にとって面白かった本。
三冊とも講談社ノベルス。
277無名草子さん:02/05/20 18:14
京太郎は強いね。
278無名草子さん:02/05/20 19:24
純文学と比べると全然駄目。
斜め読み可能な典型的古典的テクスト的エンタメ小説ばっか。
火曜サスペンス劇場並の下らなさ。
279無名草子さん:02/05/21 02:27
>278どれくらいの推理小説を読んでそういうのやら・・・
280無名草子さん:02/05/21 15:48
>>279
赤川二郎の三毛猫モノを10冊くらいかな。
もう推理小説は見きった。
これからは純文学
281無名草子さん:02/05/21 16:00
純文学ばかり読んできたが、最近の純文のあまりのダメさに
おなじダメならエンターテインメントに徹しようというだけ
ミステリの方がマシだ、と思い最近はミステリも読んでいる。

内田とか西村とかはさすがに読まないけどね。
しかし安吾ミステリはあんまり面白くないぞ。
282無名草子さん:02/05/22 06:24
>>252>>253
おひさしぶりです。
こんなに『あたりまえ』の作品を得意げにラインナップされてもなあ・・・
ミステリ板を追放されちゃったから、こんなところにまで避難してきたのね。
283無名草子さん:02/05/22 06:33
>>281
同じ西村なら寿行に萌える
284無名草子さん:02/05/22 07:16
>280ネタだろうけど言っておく。それは推理小説ではなく赤川次郎の特徴。
285無名草子さん:02/06/03 20:58
>>284
字を間違えているくらいだから、本当は読んでいないんだろう。
286無名草子さん:02/06/10 23:19
ミス板の連中の桐野、高村、宮部の評価はいかに。
287無名草子さん:02/06/10 23:26
「日本で推理小説の地位が低い」?
僕はちっともそう感じませんが…
もし地位云々を、今、言うなら、
SFはどうなんでしょ?
288無名草子さん:02/06/11 01:04
>SFはどうなんでしょ?
ってどういう意味で?地位が低いかどうかってことですか?
289無名草子さん:02/06/11 01:10
sf?
作家は書く気ない。
編集者は売りたくない。
誰も読みたいと思ってない。
書いてもコアなファンは否定する。
地位どころか書店に棚もない。
290無名草子さん
>287
スレ違いっス