どうよ?
どうよ?
昔っからノスタルジーに浸る作家。 昔話は、もういいっちゅうに。
喜劇人のシリーズにはハマった。
こないだ井の頭線の中でお見かけしました。ちっちゃかった…
私の心の師匠です。映画の見方について、教わりました。 もちろん、小説も好きです。最近、新作がでないのが残念でなりません。 文庫も、映画エッセイ関連は復刊しているけれど、小説はそうじゃないみたいだし。 「オヨヨ」や「唐獅子」にはまったひとは多いと思うのですが。 ノスタルジーもね、わたしの知らない時代の事を書いてくれるから、 興味津々で読んでいるんですが。 ただ、小林さんに叱られた側の人の話をきくと、いろいろ見方が変わってくるので……。 かなり気難しくてコワイひとのようですね。
>小林さんに叱られた側の人の話をきくと、いろいろ見方が変わってくるので……。 詳細希望。
>かなり気難しくてコワイ あんなに緻密な人も珍しい。 彼からみれば他の人は雑に見えるはず。
単なる粘着のような気もするが。
10 :
無名草子さん :02/01/12 20:42
11 :
無名草子さん :02/01/12 21:15
12 :
無名草子さん :02/01/12 21:41
およよ?
13 :
無名草子さん :02/01/13 11:22
14 :
無名草子さん :02/01/13 11:42
ランディ信者、といわれると一生の恥辱だが、 小林信彦の信者といわれても、別にそうじゃない。 「コヴァ」って、よしりんのことでしょ?あの信者と呼ばれるのも 一生の恥辱だな。
15 :
無名草子さん :02/01/13 13:59
>>14 ヨシリン信者の意味で「小林信者」と書かれると「小林信彦」みたいに一瞬見えて鬱
16 :
無名草子さん :02/01/13 14:44
両方とも盛りは良い仕事してたのにね。
17 :
無名草子さん :02/01/13 14:54
当人は「平成の永井荷風」を気取っているのかもな。しかしあの肥満体で荷風 を気取られてもなあ。小林信彦あらため小林デブ彦と改名したらどうだ?
18 :
無名草子さん :02/01/14 14:13
今は週間文春以外に何を書いてるんだろう。
19 :
無名草子さん :02/01/14 14:26
去年某所で見かけたけど、そんなに太ってなかったよ。 あの年代のおじさんとしては中肉中背といえるのでは。 節制したんじゃない? >18 月刊の文春にテレビ草創期の話を連載していたはず。本になったら読もうっと。
>19 ありがと。立ち読みしてみる。 文春づいてるんだね。
21 :
無名草子さん :02/01/16 00:11
オヨヨの完結編を書いてほしいが無理か?
22 :
無名草子さん :02/01/16 00:14
>>21 たしか『変人二十面相』のあとがきで、「ジュブナイルはもう書かない」って
宣言してたからなあ。
オヨヨでなくてもいいから、笑いの小説を書いてほしいよ。
23 :
無名草子さん :02/01/16 00:29
>オヨヨでなくてもいいから、笑いの小説を書いてほしいよ。 はげしく同意。 小説家としての小林信彦は、自分がさんざん批判した「森繁化する喜劇人」に通じる所があるんじゃないかな。 森繁 小林 社長シリーズ → オヨヨ・唐獅子 夫婦善哉 → ぼくたちの好きな戦争 テレビの連続ドラマ → ライトコメディ群
24 :
無名草子さん :02/01/16 00:57
久々だね−、小林信彦スレは。 コラムもネタの使い回しが多くて少し寂しい
>22 オヨヨは「大統領の密使」以降は大人向けと思われ。 「晩餐」と「密使」が好き。
訂正。 「晩餐」と「密使」が好き→「晩餐」と「悪夢」が好き 密使も嫌いなわけじゃないけど。 って言うか、どうでもいい?
最近「和菓子屋の息子」読み直してます、とびとびで。しかしまぁ、あの人の「文体」の良さに今までなかなか気づけませんでした。 小生はノスタルジー系のものも好きですが。例えば「世間知らず」とか(解題して「背中あわせのハートブレイク」)。 しかし安心しました、さすが2ちゃんだ、小林スレがあるだなんて。探してみるものね♪
28 :
無名草子さん :02/01/23 15:29
この方、恋愛小説は苦手じゃない? (確か本人もそう書いていたような・・・) 朝日新聞に連載していたヤツ、読んでいて辛かった・・ でも唐獅子シリーズは大好き。絶版らしいけど・・・ 全集でないかな?
29 :
無名草子さん :02/01/26 01:42
小林信彦は芥川賞・直木賞発表の時期を どう過ごすのだろうか?
>>23 いや、それは違う。小林信彦のいう「森繁病」の定義は別のもの。
小林と森繁が似ていなくもないのはわかるけど。
森繁は最初から演劇出身で喜劇をやっていた。
(それを見てコメディアンがシリアスなことをやろうとするのが森繁病)
小林氏も文学を目指した人で、最初からコメディを志していたわけじゃ
ないんでしょう。
31 :
無名草子さん :02/01/31 00:31
>30 芥川賞の候補になったこともあるんだよね。 受賞してたら、人生変わったろうな。
32 :
無名草子さん :02/02/05 01:21
今週の文春を読んで、本を読むのもいいけど、先生には2ちゃんを見て ほしいと思った。
33 :
無名草子さん :02/02/07 00:49
趣味・文化系板での大暴れ希望。
34 :
無名草子さん :02/02/07 01:02
前に文春で田中康夫知事を絶賛してたね。 僕は胡散臭さというものに敏感である、と自慢してるけど、 康夫は胡散臭くないの????????????
>34 激しく同意。
ゲンダイ愛読者ですしね(笑。
37 :
無名草子さん :02/02/09 01:13
大瀧詠一さんや山下達郎さんも彼のFanですね
38 :
無名草子さん :02/02/09 01:18
オヨヨや唐獅子は大好きだけど、「イ−ストサイド・ワルツ」のような 純文学風恋愛小説もせつなくて好き。
39 :
名無しさん@そうだドライブへ行こう :02/02/09 01:19
唐獅子シリーズで腹をよじった。 こういう素敵におバカな小説が埋もれて行くことは悲しい。
40 :
無名草子さん :02/02/09 01:30
>>34 政治方面についてはアンテナがぶれまくってるので、そっとしておいてあげましょう。
「戦後」を激しく嫌悪するにもかかわらず、根っこは純然たる「戦後民主主義」だし。
>>38 一般ウケは良くないだろうけど、「ドリーム・ハウス」も奇妙な味で面白いです。
なまなましいディテールと虚実さだかでない幻想が混じりあって、不可思議な感じ。
41 :
無名草子さん :02/02/18 02:45
「夢の砦」「ぼくたちの好きな戦争」なんかは?
60年代風俗と小林信彦自身に興味あるなら「夢の砦」は良いと思いますよ。「ぼくたちの好きな戦争」は好きだけど、狂騒的な展開を予想してた(「ちはやふる奥の細道」とか)当時の小生にはちょっと淡々としすぎてて......今読むとそこが良さそうだけど。
「夢の砦」に出てくる、日本海沿岸出身の情緒不安定の作家って誰? 野坂?
「自己神話化」にきゅうきゅうとして、姑息な感じしかしないのだがなあ… 「野暮」に徹しないと、文筆業界ではサバイバルできないのかなあ… という気がしてしょーがない、このヒトの文読んでると。 何か「下品」じゃない?「オレが」「オレが」という感じがさ。
45 :
無名草子さん :02/02/22 01:04
確かに品が無いというか、 自分の凄さを自分で語ってしまうような 所があって残念。 わかる人は誰も無視してやしないし、 超然とした態度を取りきれない悲しさを 感じますね。
>>45 あなたは思い遣りがあるね。
まあ、そういうことなんですけどね。
でも「超然とした態度」では「食えない」わけですよ、今日び。
47 :
無名草子さん :02/02/22 07:51
でも、それほど鼻息荒く俺様イズムな訳でもないし。 わかる人にわかってもらえる、ではやっていけないのは 台本作家のころに身に染みたのでは。 「クレヨンしんちゃん・オトナ帝国の野望」に感動したと抜かすヤツを見ると オヨヨ島の冒険を読めと叫びたくなる。 70年代ってのはあんなマターリしたものじゃないはずだ!
48 :
無名草子さん :02/02/22 08:01
>>43 野坂って日本海沿岸出身なのかな。旧制高校時代は新潟にいたらしいが、
鎌倉生まれの神戸育ちだろ?
49 :
無名草子さん :02/02/22 09:03
>47 「オヨヨ島の冒険」の大ファンだし、小林信彦の大ファンだけど、「クレシン」のアレは70年代じゃなくて、 その前でしょう?昭和35年から45年くらいへのノスタルジーね。
50 :
無名草子さん :02/02/24 04:32
>48 そうすると別にモデルがいるのかな。 小林信彦の昔のエッセーでは野坂と仲が良いような事を書いてたのに、 実は腹に一物あったのなら面白いと思ったんだけど。
51 :
無名草子さん :02/02/25 00:06
池袋サンシャインシティの古本祭で、信彦本が結構出てる様です。 金鉱の方、逝ってみては? >42 ヤパーリここにいらしてましたか。 邦楽板にも遊びに来て下さい。MLと違って楽しいから(藁
>48 いや、しんのしけの父の回想で、 大阪万博の時に親に連れられて並んだという場面があって、 その子供時代に帰りたいという話なのだから、あれはモロ70年代。 このスレ的には、 ルミはしんのすけの父親より年上だということに ショックを受けるべきなのか(w ルミジュニアあたりがそろそろルミのお年頃? ……ということは、小林氏にもそのぐらいの孫がいてもおかしくない訳だな。 孫にも読めるジュニア小説、書いてくれないものだろうか。
大瀧さんと一緒にキネ旬で小林旭のムックを出す模様。
小林と名のつくものは、みんないい。
読み込んでますな。 「鬼、悪魔、沼正三!」ってのも
56 :
無名草子さん :02/03/04 10:20
>43 その「作家」って、主人公の兄貴分みたいな存在の人? その人物ならば、青島幸男ですな。違う登場人物の事だったらゴメン。読み返してないので。
57 :
無名草子さん :02/03/04 11:17
山田正紀がこのミスで「山田風太郎の読者として認め、敬意を払っている人物は 小林信彦、皆川博子のみ。それ以外は認めない、軽薄だとさえ思っている。」と書いていたよ。 まさしく禿げ同! 小林信彦と山田正紀って作家としては似ているタイプかも。 辛口で、実力はあるのに文壇では冷遇されていて、賞からは縁遠いところとか(藁
58 :
無名草子さん :02/03/04 11:50
角川文庫の「監禁」 どろどろしてる話しの割には癖の無い 文体で読みやすくて言いい!!。
59 :
無名草子さん :02/03/04 16:28
野坂昭如と小林信彦の関係について 中原弓彦=小林信彦が編集長だったヒッチコック・マガジン日本版の 創刊号の表紙モデルが、当時放送作家だった野坂昭如です。 たしか黒眼鏡にソフトをかぶり、裸のマネキン人形を抱えていたと 記憶します。 編集者として、才能ありそうな無名新人に片っ端から会っていて 知り合ったようですが、「野坂さん、いま一番したいことは なんですか」と尋ねたら、ニャッと笑って「あんたを殺したい」と 答えられて相当ビビッたと、どこかで書いていました。
>43 …もしかしたらですが、常盤新平じゃないかなぁ… どうも引越でなくした小林氏の日記集に、彼のことを 確か実名で書いていた気がする。常盤氏は確か東北出 身だと思ったが(そういや小林氏は寺山修司もあまり 好きじゃない。野暮なんだろうなぁ)。
61 :
無名草子さん :02/03/05 02:26
来週放送の大瀧さんの放送に小林氏がゲスト出演するらしい。 どんな御声をしているのだろう? 楽しみ
62 :
無名草子さん :02/03/05 03:53
常盤新平は岩手の人だよ。
63 :
無名草子さん :02/03/05 04:07
>61 ラジオ? 詳細きぼーん。
64 :
無名草子さん :02/03/05 23:51
週間文春 いつも最初に読みます
65 :
無名草子さん :02/03/06 00:31
>64 次にナンシー関でしょ?
63> LFX488 「大瀧詠一のスピ−チ・バル−ン」です。 netで聴けるよ。 捜してみて。
週「刊」文春だってば。
68 :
無名草子さん :02/03/06 22:01
習慣文春だってば
69 :
無名草子さん :02/03/07 01:48
木更津キャッツアイって唐獅子シリーズぽくない?
70 :
70年代は大学生 :02/03/07 01:58
「夢の砦」であいつはガサツ、こいつは無神経って、、、多分、普段の作者が周りに 思っていることを書いているんだろうね。 あれみたら、俺は絶対、この人のいうガサツなタイプだなぁって思った。 作家としては嫌いじゃないけど個人的には近づきたくない人だな。
で、今年出そうな氏の新刊は、以下の三冊? 週刊文春のエッセィをまとめたもの。 大滝詠一と共同監修の小林旭研究本。 文藝春秋のテレビ創生記のエッセイ(←連載がけりつけば) 中日新聞のコラムはまだ連載中ですか?
72 :
無名草子さん :02/03/07 02:17
「夢の砦」は半自伝というだけあって恨みつらみがストレートに出てるけど、 業界で信用してた人に手酷く裏切られた、というエピソードは形を変えて出てくる。 「サモアンサマーの夏」「悪魔の下回り」「ビートルズの優しい夜」………等々。 執念深いだけかもしれんが、創作のベースになってると思う。 作品にどこか悲観的な空気が漂うのはそのせいかも。
73 :
無名草子さん :02/03/07 02:30
ヒッチコックマガジン編集長解任の件と、「進めジャガーズ!敵前上陸!」 の件は、エッセーにも書いてるし、純文学にもしてるしギャグ系の小説にも 登場しますね。
74 :
無名草子さん :02/03/07 23:55
71>大滝詠一と共同監修の小林旭研究本。 これは3月に刊行が決まってますよ。 キネマからです。
日本コロムビアより、小林旭歌唱集『アキラ1〜4』4タイトル一挙発売。 1枚1,500円とお買得。 もうカッコいいったら、ありゃしない。 『女を忘れろ』のドラムが凄すぎる…
76 :
無名草子さん :02/03/08 00:30
ダイナマイトがよーぉおお ダイナマイトが150屯 畜生 恋なんて ぶっとばせえ!
77 :
無名草子さん :02/03/08 00:32
小林旭のLPでもきいて我慢しろ
ふと気が付くと旦那刑事の年に近づいた自分がいる… 美しい妻萌え。花屋の店員さげ。
ポーラの野郎 どいていな 花屋の若僧 気をつけろ しゃくなこの世の カンシャク玉だ ダイナマイトがよーぉおお ダイナマイトが150屯 畜生 恋なんて ぶっとばせえ!
80 :
無名草子さん :02/03/08 02:28
小林旭が歌う民謡のアルバムがあったらしい。 長部日出雄が「(それを聴くと)泣いちゃうからなぁ」と 小林信彦にもらしたという名盤。是非とも。
82 :
無名草子さん :02/03/09 15:38
>>72 常盤新平に恨みがあるのかなあ→「夢の砦」。
で、さらに常盤新平は直木賞獲ってるけど、小林信彦は獲ってない。
直木賞獲ってないのは、文筆業界での立ち回りに長けてないってのが主原因かなあ。
そうだといくら世間で目されてても、カルトメジャーな人気があっても、
いろいろと仕事のし辛いのが文壇てとこじゃないかとは推測。
そのせいで屈折もするだろうし、その屈折がまた読者からすれば旨味でもあり。
83 :
無名草子さん :02/03/09 16:52
昔のエッセイで、早川書房編集者当時の常盤氏を悪く書いていたのがあった。 たぶん恨みがあるんでしょう。
>>82 83
思い出しました、確か(今手元にない。探すのめんどい)「60年代日記」(ちくま文庫)です。常盤氏が実名で書いてあったので驚いた覚えがあります。
ちくまは「オヨヨ」シリーズといい「私説東京繁昌記」復刊等といい、小林氏リスペクトなのかと。
親が行政に騙されて実家を騙し取られ、 本人も立ち回りがうまくなく…… そういう星の下に生まれたのかね? ちなみに姓名判断は以下の通り。長男だけあって字画に気を遣われてますな。 小林 信彦 ○● ○○ 3 8 9 9 総運29◎ 統率力、知謀に長け、人の上に立つ存在に。結婚運○。晩婚傾向。 人運17○ 個性を活かす努力家。協調性に注意。何事も中途半端にできない性格。 外運12△ 実力を蓄えやがて開花するが、常に負の影響にさらされるため晩年注意。 伏運35◎ 円満に成長できます。 地運18○ 行動、忍耐、強引運。事件注意。 天運11○ 上昇発展運。親族の助力が幸運を。 陰陽 ○ 良い配列です。
86 :
無名草子さん :02/03/10 06:32
>>80 「大統領の晩餐」(昭和47年刊)で昭和ひとけたと書かれていたような気がする。
自分のイメージとしては38歳。
あまり年がいっているとズラのおかしみが薄れるように思うので。
87 :
無名草子さん :02/03/10 11:47
小林信彦は北野武監督の映画について言及しないけど どっかで彼に関して感情を害するようなことがあったのかなあ。 それとも以前、キタノ映画について笠原和夫が脚本がなってない みたいなことを言ったために北野監督とモメたことがあったけど 笠原和夫と懇意の小林信彦としてはちょっとキタノ映画に関して 書くのに遠慮というか配慮みたいなのがあるのか。どうなのかしら。 だいいち「コメディアン・ビートたけし」→「映画監督・北野武」って流れは 「森繁タイプ」とは違ったまったく新しいタイプの芸人の「あがり」なわけで 喜劇人評価鑑定人の小林信彦としては絶対に言及してしかるべき。 なのに全然。 「彼の映画は忙しくて見てない」とかどっかで言ってたような 気がしたけど、そんな筈あるわけないよぉ。 (爆笑問題との対談だっけか。たしか) 苦し紛れの嘘が過ぎるよぉ。 誰か事情知ってる人はいませんかぁ。
88 :
無名草子さん :02/03/10 13:26
>>87 見ていない訳は無い・・・って感じだよね。
でも他の喜劇人批評、渥美清、横山やすしの場合は、
その芸人が亡くなった、または現役を退いてから書いていなかったっけ?
ビートたけしレベルの大物は、亡くなってからどーんと大作を発表。
今はそのためのデータ収集時期・・なのではないかなぁ。
・・小林さん、長生きしてね!
89 :
無名草子さん :02/03/10 13:45
芸人はみんな嫌いだろ。
北野武より長生きしようなんて、本気で考えてるんだとしたら、 それは、とっても太い料簡ですなあ(笑) 「北野武については書かない」というのも、ひとつの「態度表明」なんだと思います。 誰もがついつい安易に武を論じてしまうわけですが、 考えてみたらこれほど論じづらい人物もいない。 『天才伝説 横山やすし』の中で、北野武も登場人物のひとりとして顔を出すのですが、 武による「やすし評」は、ちょっと他では聞けないない凄みのあるものでした。 同時に、評する武本人の像も鮮やかに浮かび上がる、見事な記述だと思います。 この傑作評伝の中でも、ひときわ印象に残る一節でした。 おっ、今談志がテレビに出てる。 小林信彦の「談志黙殺」という態度も気になるね。
↑ 「聞けないない」っつうのは何だよ! ああ、恥ずかしい……
>>88 伊東四郎は現役だがちゃんと論じてる。
それと、たけしは比較的早くから面白くなくなったと書いている。
氏が書くとしたら、たけしの前に森繁&萩本でしょう。
93 :
無名草子さん :02/03/10 23:34
以前たけしが「小林信彦が『娘が面白いと言っていた』なんて書いてたけど、 いつからそんなにエラクなったのかねえ」という意味の事を書いていました。 で、それに対して小林氏は「降りかかった火の粉は払わねば」と反論していて。 それまでは、たけしはエッセイには時々登場していたのですが。 小林氏は芸人としてはタモリよりたけしを買っていたので、「タモリは えせインテリに受けている」という言葉を紹介したりしてました。小林氏と仲のいい筒井さんはタモリ派ですが。 それと「日本の喜劇人」には、当時現役だった人が山ほど登場してます。 僕は、芸人たけしはあまりにも「権威」になってしまって発言パターンも 同じだし、詰まらない。監督としても、ねえ……。だから、小林氏が沈黙しているのは、 それイコール評価であると思います。 萩本欽一については、コント55号解散ののち、「定本・日本の喜劇人」で 補足を書いてますね。テレビにおける欽ちゃんブームのころについて。 小林氏の芸人を見る目って、恐ろしいほど正確だと思います。 で、氏はその好みから言って、志ん朝さん大好きでしたからね。
談志一門が落語協会を脱退したときに志ん朝さんが苦労したから 快く思ってないと。
95 :
無名草子さん :02/03/11 00:34
芸人を見る目はさすがだと思うけど、女性を見る目についてはチョット疑問。 木村佳乃と釈由美子を高く評価していたけど、個人的にはどちらも?だな。 たけし・タモリについては好悪はともかく芸人としての存在は認めていると思うが、 さんまについてはどうなのかな。 完全無視されてるの? 小林氏は客いじりは嫌いみたいだし。
>>95 「笑学百科」中では、スタンダップ・コミックの一系譜としてそれなりの評価を
しているようですね。
「小林氏は客いじりは嫌いみたいだし。」:95さんの意見を揶揄するとかじゃなく、
皮肉抜きに近年の小林氏のエッセィは(従来の氏のファンが存在するという前提に
立った『客いじり』のみの様な気がします。まぁ、多かれ少なかれ、エッセイ・コラム
の類はそうでないと成立しないところがあると思いますが。近頃の氏の文章を読んだ
限りでは…
97 :
無名草子さん :02/03/11 20:16
とにかく野暮だよ、小林さんは。
そ−言われるのが一番いやなはず、粋な下町育ちとしては、>97
99 :
無名草子さん :02/03/12 12:00
小林信彦が現在の日本を<文化の五流国>というのは納得するけど 安原顕がいうとムカツク。 というか安原顕の文章がムカツク。 ルサンチマンが強いのは一緒なんだけどね。
100 :
無名草子さん :02/03/12 14:58
102 :
無名草子さん :02/03/16 02:08
お孫さんが誕生されたそうで。 昔のエッセーで、「自分に息子ができたら名前はアキラに決めている」 と書いていたけど、孫で実現できたのでしょうか。
103 :
無名草子さん :02/03/16 02:16
おーおめでたい!>孫 娘さんのお子さんってことは、苗字は「小林」ではないよね。 小林アキラ・・・残念かも(藁 「爺は神様じゃない」書いてくれないかなー
104 :
無名草子さん :02/03/16 02:17
前のスレでも話題になっていたけど、文春のエッセイでも鋭いとき はあるけれど、言っていることに矛盾は多いし、昔では絶対やらな かった禁じ手(「シックスセンス」のネタばれいきなりやるとか) を書いたり、最近ちょっと歳を召されて衰えが大きいじゃないか という気がします。 ああ、また始まっているよ、と老人の繰言を聞くぐらいのおおらか な気持ちで読むのが正しいと思いますよ。全部本気で取ることはな い。 「スペース・カウボーイ」の紹介でもテストパイロットという職業に ついて頓珍漢なことを書いていて「ああ、小林氏でもこんないい加 減なこと書くんだ」とちょっと悲しかったことがあります。 「ライトスタッフ」みろよ、と。 とこれも前スレで書いた気がしますが。
105 :
無名草子さん :02/03/17 16:49
黄昏てる自覚がないからウンザリなんだよね。 批評をしてきた立場にあるんだから、 潔く消えるべきだと思うな。 このままじゃ野暮を通り越して与太だよ。
106 :
無名草子さん :02/03/17 17:52
あの筒井康隆でさえ歳をとってからは随分鈍くなってしまったのだから、 小林信彦ごときが黄昏ちまうのは仕方がない。人間としをとれば誰しも 黄昏るのだよ。丹羽文雄みたいに真正のボケ老人になってしまわないだ け偉いと思ってやらなくちゃ。老いてもなお若い世代から畏敬されつづ けるような作家が現代の日本にいるだろうか?
小林旭読本売ってない・・・・
>>107 キネ旬発行なので、書店によっては、映画本のコーナーの方に置いてあるようです。
ちなみに今日、小生は渋谷のブックファーストB1階の映画本コーナーで入手。
『旭読本』読んでるとこ。 表紙のアキラ、かっくいいね。
110 :
名無草子さん :02/03/19 18:16
小林旭というと、「夢の砦」読んで「仁義なき戦い・代理戦争」「同・頂上作戦」を 思い出しませんでしたか? (日本でいちばん「仁義〜」シリーズからインスパイアされた作家なんじゃなかろうか) 宮田登氏が「戦後翻訳風雲録」で「私が聞いた(ヒッチコックマガジン編集長更迭事件) のは別の話だ」と書かれていましたが、どう“別”なのか。下司なファンとしては 気になるところです。
111 :
無名草子さん :02/03/26 23:58
>106 >老いてもなお若い世代から畏敬されつづけるような作家が現代の日本にいるだろうか? なんとなくだが、阿佐田哲也の名が頭に浮かんだ
個人的には、松村雄策とのビートルズ論争が印象深い。 オレの大好きな小林信彦がなんか変かも? と初めて思った。 しかし、芸人物は未だに細かさ大爆発で本当におもしろい。 前田武彦がTVで小林は異常なメモ魔、とか語っていた気がする(うろ覚え)。 萩本と森繁が死ぬまでは、なんとか生きていてほしい。
113 :
無名草子さん :02/03/31 20:40
小林信彦、2ちゃんねる覚えたら一日中書き込んでそう。
114 :
無名草子さん :02/03/31 20:56
>>113 宇宙えび以上の大物になるのは間違いないな。
116 :
無名草子さん :02/03/31 21:11
((((((;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブ
>>112 ビートルズ論争ってどういうものだったの?くわしく教えて。あるいは
そのやりとりを読めるものをおせーて。
小林がビートルズ来日をフューチャーした小説を書いたんだが、 (たしかイエスタデイワンスモアの2) ロッキンオンで原稿を書いていたビートルズオタの松村が、 それを読んで、そんな感じでもなかったんじゃねーか、 みてーな細かい訂正をいくつか入れた原稿を発表。 それに小林が反応して論争。 正直、よく覚えてないんだが、 当時加山雄三がカッコよかったかそうじゃなかったかとか、 その当時の「雰囲気」というのがテーマだったような。 世代的に小林と松村は全然違うので、 その世代論のすれ違いばかりが浮き彫りになった、 結構不毛な論争だった気がする。 流れとしては、松村の方が冷静で、小林の反応が、 なんだか妙にヒス入ってた気がする。 勢い余って、関係ない渋谷陽一まで罵倒してたような。 これ、あくまでも当時厨房のオレの印象論なので、 もっと詳しい人がいたら、訂正ヨロシク。
119 :
無名草子さん :02/04/01 00:20
オヨヨ大統領シリーズは今読んでも充分楽しめるが、唐獅子シリーズは読み返してもあんまり笑えない。 「唐獅子接近遭遇」なんて死ぬほど面白かったのに。 時事ネタが多いせいかな? 「唐獅子構造改革」とか「唐獅子ワールドカップ」、「唐獅子モーニング娘。」みたいな新作を書いてくれないかな。
>>118 不毛な論争か…。渋谷陽一が絡んできた時点でかなり不毛な感じがする。
「2」、もう一回読んでみるわ。
あ、書き方がまずかったか。 いや、松村への反論を使って絡んできたのは小林で、 渋谷は絡まれた方(笑)。 この論争において、渋谷が基本的に部外者だったのは事実で、 小林から、かなりとばっちり的な批判を受けていた、と思う。 そんで渋谷は小林になにいわれようと、沈黙を貫いてた、と思う。 ちょっと珍しかったんで(笑)、印象に残ってる。 この論争、当時オレは小林オタ&ロキオンオタだったんで、 ひどくオロオロしてしまった(笑)。 まぁそんな、あくまでも思い出話っす。 不愉快に思われた小林ファンの方、いらっしゃったらすいませんでした。 上の方ででてた、テレビ草創期の頃について書かれた本、マジで楽しみ。 井原VSナベプロの話とかやっぱでてくんのかな。 いつごろ本になるんだろう。
122 :
無名草子さん :02/04/01 01:31
小林信彦は「筒井康隆を『海』編集長の塙嘉彦に紹介して純文学への道を開い たのは俺だ」みたいなことを書いて、筒井からいささか迷惑がられていたよう だな。本当の紹介者は大江健三郎だったのに。筒井は大江への公開書簡で暗に 小林のことに言及し、「悪い人ではないのですが、文学史的功績を横取りしよ うとする傾向があり」うんぬんと書いている。
>>カラアゲさん 読み返したら私が誤読していたよ。ごめん。 >この論争、当時オレは小林オタ&ロキオンオタだったんで、 >ひどくオロオロしてしまった(笑)。 うふふ。 >不愉快に思われた小林ファンの方、いらっしゃったらすいませんでした 事実なら良いと思うけど。ちなみにわたしはふぁんというわけではないです。 詳しいレスに感謝。
124 :
無名草子さん :02/04/01 07:33
>>115 宇宙えびは、ヲチ板で最高齢荒らしとして有名。
文豪(ワープロ)ユーザーで、確か年齢は60か70の荒らし。
>筒井は大江への公開書簡で暗に 小林のことに言及し、「悪い人ではないのですが、文学史的功績を横取りしよ うとする傾向があり」うんぬんと書いている。 ↑これって本になってますか?
126 :
無名草子さん :02/04/01 13:51
既出かも知らないけど、新潮文庫の「夢の砦」はな復刊されないのでしょう? もうちょっと景気が良ければ、オンデマンドブックサービス(¥11,000也!)で買っちゃうんだけどな。
127 :
無名草子さん :02/04/01 19:15
とりあえず、ブックオフを探そう。
128 :
無名草子さん :02/04/01 19:44
筒井さんがSFだけじゃ食えなくて神戸に帰ろうとした時、中間小説誌を 紹介して、筒井さんの苦労時代を文章にしたことで、筒井さんに感謝 された、と少し前の「学灯」の筒井特集で小林氏本人が書いていたぞ。 これもマユツバなの?
129 :
無名草子さん :02/04/01 21:33
130 :
無名草子さん :02/04/02 00:20
>>128 その話は筒井お墨つきの伝記作者による『評伝筒井康隆』(新潮社)にも出て
いたから多分事実でしょう。筒井はそういう恩も含めて「悪い人ではないので
すが」と言っていたのではないかな。
131 :
無名草子さん :02/04/02 16:07
>>130 その本、オンライン書店の検索に引っかからないんですが。
いつ頃の本なのでしょう?
132 :
無名草子さん :02/04/03 06:06
今、新刊本に3冊並んでる。お赤飯炊いてお祝いだあ! 「人生は五十一から(文庫)」 「昭和の東京 平成の東京」「世情騒然」 「昭和の・・・」の文章って、他で読んだことあるみたいなんだけど なんかの連載だっけ?
134 :
無名草子さん :02/04/20 12:40
>>132 大変遅くなりました。
調べてくださって、有り難うございます。
捜してみます。
135 :
NO-FUTUREさん :02/04/20 15:40
このスレのみんな、歳は何歳ぐらいなの? 俺の場合、小学校高学年から中学校あたり、 初めて大人の読む「文庫本」を読んだのが角川文庫 黒背表紙の「オヨヨ」シリーズだった。 子供心ながら小林の小説に出てくる編集者や作家の 文化的な生活(←笑いたければ笑ってくれ)に憧れたよ。 で結局、今は三流雑誌社の編集者。俺の人生、小林によって 変えられたっていうことになる。実際業界に入って「文化的」 なものとはほど遠い世界だって気づいた時には遅すぎた。 若いやつも同僚も上司も小林を知らないのはおろか、ろくに 本も読まない。本好きでよく小林の話をしてた先輩や同僚は そんな編集現場に愛想をつかし、総務やシステムで淡々と サラリーマンをやっている。 小林がきっかけで、本や雑誌にかかわる仕事をしてるやつ このスレにもいると思うが。
御愁傷様。 もっと、いろんな本読めば良かったのにねぇ。 としか言えない。
「オヨヨ」シリーズにでてくる出版関係者ていうと、 「合い言葉」の安田くらいかなあ?放送作家だけどいちおう伝記書いてるし。 ハンター南や「密使」の中原は純然たる放送作家だし。 あと、「悪夢」にもさっかでてたけど、そんなもんかな?
138 :
無名草子さん :02/04/21 11:52
性格悪いよ、それも思いっきり>小林・中原。 芸人評価も、昔のアンツル(安藤鶴夫)ほど奥があるとは思えない。 ただ、テレビ芸能人の評価についてはやはり一目置くけどね。
139 :
無名草子さん :02/04/21 13:38
性格悪くても、書くものが面白ければよい。 最近、小説がでないのが……。
140 :
無名草子さん :02/04/28 13:15
コラムで鋭いイヤミを連発するのがこの人の 余生、ということでめでたしめでたしじゃないですか。
141 :
無名草子さん :02/04/28 14:33
「オヨヨ」シリーズだと安田の他に「合言葉」の夏邦彦が一応週刊誌の特派員だ。 「オヨヨ」当時の氏の仕事のせいか活字より電波の人のほうが多い。 「悪夢」には編集者が沢山出てくるけどね。 だいたい小林作品に出てくる作家や編集者ってネガティブなキャラクターが多いから 135は「変人十二面相」でも読んだと思われ。
142 :
無名草子さん :02/04/28 20:56
こんど文藝春秋からでた、週刊文春の連載をまとめた本、「シックスセンス」 のネタバレはそのままだね。 つーか、小林も落ちたもんだ。 ・・・などといくら匿名掲示板であれ、こんなことを書くときがくるとは思わな かった。が、あれはひどすぎる。
ムシ返すようで、ちょっとアレなんですけど、文春『シックス・センス』ネタばれの件…。 「ネタばれ、ケシカラン」という「正論」には反論する気はないし、 小林氏を擁護する気もありません。 確かに「大人気ない」振舞いであったとは思います。 雑誌初出時に立ち読みしただけなんで、記憶も薄れてきてますが、 書き出しが双葉十三郎氏との電話での会話でしたよね。 「最近のアメリカ映画は酷い」「試写会が荒れている」というような年寄りのボヤキ。 それを書いてる内にだんだん腹立ってきて、「ネタばれ」という狼藉に及んだんでしょうなあ。 それも、かなり「悪意」を持って。 個人的には読みながら、小林氏のそういう心の動きが手に取るようにわかって、とても面白かった。 別に私が「実害」を被ったわけでもないし。『シックス・センス』は、私もくだらないと思うし。 確かに、小林氏は「ネタばれせずに小説・映画を紹介する達人」ではあるのだけれど、 同時に、とても「感情的な人」でもあるわけで。 そういう「大人気なさ」も含め、小林氏という人の「魅力」なんでしょう。 ただあのコラムで気になったのですが、「腹を撃たれたら死ぬ」というのは、 ひょっとして、小林氏の世代の映画好きには共有されている感覚なんですかね。 でも『シックス・センス』のブルース・ウィリスは自宅で撃たれたわけで、 別に、ネバダの荒野に置き去りにされたわけではないですからねえ(笑)
144 :
無名草子さん :02/04/30 13:32
小林信彦にはアウラがあった。 ある時は「面白い小説映画の紹介屋(評論家ではない)」、 またある時は「いろんなチャレンジを試みた小説家(失敗も多い)」 はたしてその実態は「小林信彦史観の語り手小林信彦(1932〜)」だったりする 怪人二十面相として世の多くの若者を魅了してきた。 (多羅尾伴内やキューティーハニーとはさすがにいえない。 怪人二十面相は二十面相だから魅力的なのだ) 氏は作者としてのアウラが作品のアウラに勝っている。 (作者とは氏の作品の中にみられる小林信彦のことであり 作品を読んで読者が想像創造する小林信彦である) 135はある作品を読んで編集者にあこがれたというより 小林信彦という存在にあこがれて編集者になったのだろう。 (大体「変人十二面相」なんて氏の近年のエッセイなみに 143みたいにこちらが補完してあげないと読めたもんじゃないし) 氏は「いろんなチャレンジを試みた小説家」としては山風に近いが 作者と作品の距離が近い作風は司馬遼に近い。 司馬遼同様ジャーナリスト的勘の良さが小林信彦の才能であり 歴史教養における啓蒙的役割は大であった。 小林版「瘋癲老人日記」「断腸亭日乗」が出るのはいつの日か。
145 :
無名草子さん :02/04/30 19:27
そういえば山風と司馬遼が好きだって人がいたスレがあったな。
146 :
無名草子さん :02/04/30 22:11
以下、「シックスセンス」のネタばれがあります。 >ただあのコラムで気になったのですが、「腹を撃たれたら死ぬ」というのは、 >ひょっとして、小林氏の世代の映画好きには共有されている感覚なんですかね。 いやあ、映画の「文法」としてそれはないでしょう(笑)。 映画始まってからすぐ主人公が死ぬなんていうのはあまりないし、撃たれて ぜいぜい行っていて、シーンが変わって一人歩いている、とカットが変われば 時間が経過したと考えるのが普通では。あの映画はそのあたり逆手にとってい るんですな。 シックスセンスがクソかどうかさておき、小林信彦も映画の途中でだんだん変 だなあと感じだし、最後で種明かし(というふうに作ってある)ということだ ったのに、ぼけちゃっているから、最初から気づいたように錯覚しただけでは? でもあの件については、小林氏に何もいえなかった編集がだらしないと思います。
>シックスセンスがクソかどうかさておき、小林信彦も映画の途中でだんだん変 >だなあと感じだし、最後で種明かし(というふうに作ってある)ということだ >ったのに、ぼけちゃっているから、最初から気づいたように錯覚しただけでは? つまり「プロローグでわかっちゃったよ」と書いてたのは、センセイの「錯覚」であると。 あまつさえ、それは「事後的な捏造」なのかもしれない。 そうなると、「ネタばれ」とはまた別種の「倫理」の問題になってくるわけですね。 ただこの件に関して、今の時点ではひとまず、あなたの見方に同調するかどうかは保留。 私も小林氏の「メモワールもの」をそれなりに愛読しながら、どうしても拭い去れないのは、 「現在の自分に都合が良いように、記憶を修正・歪曲しているのではないか」という「疑い」です。 「信用できない語り手」のエクリチュールを意図してるんなら別ですけど(笑)
>>148 精薄丸出しの一行レスが最高にカコイイです
150 :
無名草子さん :02/05/05 04:31
age
151 :
無名草子さん :02/05/06 03:13
全集とか出てほしいっす。 ちくまとかで。
152 :
通りがかり :02/05/06 05:49
談志が今日の高座で 「小林信彦ってやつが『自分で天才とか言ってるやつにロクな奴はいない』 とかほざいてるが、なにいってやがる 志ん朝もあんな田舎っぺぇに『これで僕の落語も終わりだ』なんて 言われちゃいくとこにもいけねぇ」 なんてこといってた。 両方、大好きなんだけどねぇ。あぁ志ん朝も
153 :
無名草子さん :02/05/06 09:24
このひとの書くことを読んで全てを「判ったつもり」になることはすごく危険。 特に30年代のカルチュアー。 このひと基本的に自分の得意な分野でしか勝負しない。 お笑いでは20〜10年前の時点で「旬」だった武やダウンタウンに関する記述は 極端に少ないし(とんねるずに関しては多い)、 ヒチコックマガジンも素晴らしい雑誌のように伝えられてるけど、 創刊1年後から小林がやめるころまではほぼガン雑誌であることを知ってるひとは少ない。 映画も日活だけではなく、このころの東映アクションや東宝にもおもしろいものは沢山あった。 小林信彦言い方を借りれば、俺にとっては 『女学生のような言い方だが、「嫌いで好き」』と云うことになる。
154 :
無名草子さん :02/05/06 11:04
小林一茶>>小林秀雄>>>>>>>>>>小林よしのり>小林信彦
155 :
無名草子さん :02/05/06 11:13
>>153 一時期小林信彦にかぶれて、その後、「かぶれていた自分」を
恥ずかしく思い、それを否定するあまりに小林を叩く「脱会者」
の典型例だな153みたいのは。
156 :
not 153 :02/05/06 11:23
>>155 153が小林を叩いているようには見えないけどな。
叩くやつが最後の1行を書くか?
155こそ信者の典型例で、視野狭窄症に陥っているようだが。
157 :
無名草子さん :02/05/06 11:25
ぎゃはははは。
158 :
無名草子さん :02/05/06 11:52
>>153 小林さんは黒沢フリークで岡本喜八ふりーくでもあるし、東映ちゃんばら
も好きだから、そんな事は自明の理だよ。
ヒチコックマガジンについても、氏の日記に「ガン特集をすると売れる
が、これでいいのかと思う」と記されているし。
しかし、コメディアン・芸人(氏は「お笑い」という表現を嫌う)に
ついては同意。やっぱり、自分が元気だった頃に見聞きした芸人に
シンパシーを感じるよね。でも、たけしについてはけっこう書いてる。
それも、たけしに絡まれるまでだけど。
ダウンタウンに関しては……氏の守備範囲外、だろうね。
159 :
無名草子さん :02/05/06 13:04
笑芸を評論する方にしては取り上げ方がかなり恣意的だね。 ところで『ちはやぶる奥の細道』って、そんなに面白かった?
160 :
無名草子さん :02/05/06 14:17
「発語訓練」(だっけ)よりずっと面白かった。 異文化ギャグ、という狙いはこの作品が一番成功していると思う。
「笑芸を評論する方」ではなく「喜劇人を評論する方」です。そんな159は吉川潮出版でも読んでろってことだ。
>>152 ほお、高座でそんなこと言ってますか、家元。
なんかいいお話、ありがとうございます。
志ん朝が亡くなった時、小林信彦の「僕の落語は終わった」
(あるいは、「江戸落語が終わった」でしたっけ?)というコメントに、
「談志は“カチン”と来てるだろうなあ」と思いましたが、
やっぱり相当来てるみたいですね(笑)
それは、あながち家元の「自意識過剰」とも言えない感じがするんですよ。
やっぱり談志に対する「嫌味」を含んでるでしょ、あのコメント。
志ん朝を追悼するのに、どんな言い方をしようが自由だし、
談志をけなすのも、一向にかまわないと思う。
ただ、談志を貶めるために、「志ん朝の死」を利用してるんだとしたら、
それこそ、志ん朝だって浮かばれめえ。
163 :
無名草子さん :02/05/06 18:03
「ぼくの」という言い方の失礼さ加減は凄まじいな。
164 :
無名草子さん :02/05/06 18:06
なんかねえ、志ん朝を聞きに行くのは「面白い落語が聞きたいから」 っていう理由の人が多いと思うんだけど、談志を聞きにいく客の多くは そういう純粋な楽しみで行くのと違う気がするんだよねえ。 自意識過剰と言うか。 うまく説明できなくてスマソ。
165 :
無名草子さん :02/05/06 18:09
小林信彦ごときで熱くなって馬鹿なんじゃないの(プ
166 :
無名草子さん :02/05/06 18:12
お前ら、にがにが汁がにじみ出てるね(ププ
167 :
無名草子さん :02/05/06 20:06
筒井康隆の新刊(過去の短編の再編集本)「近所迷惑」(徳間文庫)の自作解説インタビューで、 筒井が小林信彦批判。
168 :
無名草子さん :02/05/06 21:17
169 :
無名草子さん :02/05/06 22:28
170 :
無名草子さん :02/05/06 22:55
まだ筒井が世間で認められていない、早い時期から 「天才だ天才だ」と褒めそやしていたのが中原弓彦と稲葉明雄。 それが、筒井のドタバタSFが絶頂期を迎えて、人気も出てくると 「芸を見せびらかすようになった」と批判しはじめた。 (このへんは「オタク的ファンの独占欲」ということでしょう) 中原弓彦は「虚栄の市」などを書いた後、 本名の小林信彦で純文学へ進む、と言い出した。 筒井は、それには感心しなかったのだが「黙っていた」らしい。 そしたら結局、小林信彦で「唐獅子株式会社」などを書いている。 小林信彦のドタバタ小説は、明らかに筒井の影響。 こんなようなインタビューの内容でした。 批判、というほどでもないけど、筒井は小林に、昔から時々カチンとくることはあったようです。 それでも、仲が良いからゆえの、ちょっとしたズレのようなものではないでしょうか。
171 :
無名草子さん :02/05/07 01:01
>170 >小林信彦のドタバタ小説は、明らかに筒井の影響。 「笑学百科」で自分でこう書いてますね。 それから二、三年後に、「五郎八航空」が発表され、<ギャグが短編をつくる>みごとな実例をぼく は見たのだ。ぼくは大きなショックと刺激を受け、女房に、読むことをすすめた。読み終えた女房は、 「あなたには、ねえ」と気の毒そうに言った。仕方がない。やがて、僕は「唐獅子株式会社」を書 き始めた・・・。
172 :
無名草子さん :02/05/07 03:23
しかし、オヨヨ・シリーズはその前にあるんだが。 ところで、小林氏は私小説は読むが自分は書かないと何度も書いているくせに、 氏のジュンブンガクは、私小説なんだよね。これ、どーして?
小林ごときの作家がビりー・ワイルダーに何のたまってんだろ。 何様なのかね、とおもたよ。さすがに今週号は。
174 :
無名草子さん :02/05/11 09:36
中日新聞連載の「小林信彦のコラム」、 僕はてっきり「東京新聞」にも掲載されてるとばかり思っていたけど、 違うんですね。
175 :
無名草子さん :02/05/11 13:04
出張で東京に行った際、 都立中央図書館で「虚栄の市」を読んだのですが、 時間切れで途中までしか読めませんでした。 気楽に出かけられる範囲では、置いてある図書館はないし。 オークションを利用するしかないのかな… ちくま文庫に入らないかなあ。
176 :
無名草子さん :02/05/11 15:05
>>175 オークションで買いなさい。
というか、本ごときでそんなに悩むな。ほしいと思ったらそのときに
買っておくのが本だ。
177 :
無名草子さん :02/05/11 22:05
>>175 どこの図書館にも取り寄せ制度はある筈だが。
178 :
無名草子さん :02/05/23 01:17
>119 「唐獅子構造改革」「唐獅子ワールドカップ」「唐獅子モーニング娘。」読みてー。 須磨の親分が、 「哲、いつまでも阪神や巨人や言うてる場合やないで。これからは サッカーの時代や。世界に目を向けるんや。地域密着やで」 とか訳のわからない事を、W杯開催直前になって突然言い出したりするんだろうなあ。
179 :
無名草子さん :02/05/24 00:19
>>178 そしてブルドッグの首はボールと化しているのだろう。
180 :
無名草子さん :02/05/24 02:42
「虚栄の市」「監禁」「汚れた土地」は新刊で読めるのか?
180 読めない あと冬の神話も読めない
182 :
無名草子さん :02/05/24 03:12
初期の純文学?は全滅ということかな?
182 そうだと思う かなりの作品が古本屋あるいはオークションなしではきつい
184 :
無名草子さん :02/05/24 12:21
「監禁」って「エロぃ」のですか?
中日新聞で連載しているコラム、この次はいつ頃まとまるのだろうか? リアルタイムで読みたいのだが、図書館で新聞の束と格闘するのも億劫で…。
186 :
無名草子さん :02/06/03 17:25
187 :
無名草子さん :02/06/08 11:40
やっと週刊文春のワイルダーに関するアレを読んだ。もっと書きようがあったろうに。 こんな映画解説のダイジェストじゃなくて、長年ワイルダーを愛してきた 小林さんだからこその愛情の吐露を読みたかったのに。がっかり。まあたしかに 21年も新作を取っていなかった95歳なんだろうけどさ。 それと、筒井さんの短篇集の巻末、読みました。筒井さんは自分への悪口を言った人を けっして忘れない人だから、つい言ってしまったんではないかと。 筒井さんの最良の理解者の一人は小林さんだと思いますが。
188 :
無名草子さん :02/06/08 19:41
小林旭のムックのまえがきを読んでワロタ。 半分が以前に書いたコラムを引いてきたもので、 俺は俺は俺は俺はこんなにも慧眼だった!っていう自己顕示欲まるだし 同時代のライバルについての業績にはあまり言及しないし・・・ (大伴昌司をイジメてた話は有名) 四十代くらいまでのコラムや評論ではむしろシニカルな視点だったのに、 歳とればとるほどギラギラしてくる感じ。 でもやっぱり気になるひとです。もう小説は読まないけど・・・・・・
189 :
無名草子さん :02/06/08 21:10
>歳とればとるほどギラギラしてくる感じ。 これあったってるかも。
190 :
無名草子さん :02/06/12 11:44
AGE
188<(大伴昌司をイジメてた話は有名) 小林さんって、誰かにイジメられてた(あるいは罠にはめられた)話しか知らないもので (中森明夫さんがそのへんを“小林信彦史観”と揶揄してましたっけ) よろしければ他のイジメ話もふくめて解説よろしくお願いします。
192 :
無名草子さん :02/06/12 21:47
今週も週刊文春エッセイ凄いね。
193 :
無名草子さん :02/06/13 08:58
ながい間広いジャンルにわたって活動していれば、
大当たりすることもあるし、外れることもある。
小林に関して引っかかるところは、小説でもコラムでも,その『外れた』ところを
面白おかしく笑い飛ばしてしまう芸と余裕がないところだ。
よくもわるくも江戸っ子なんだね。筒井康隆との決定的な違いはここだとおもう。
感傷的な部分を確信犯的に強調することが出来なくて、小説の読後感もうすい。
(その点はある意味でのライバル都筑道夫もおなじ。彼も江戸っ子。
でも若い江戸っ子の作者は『感傷的な部分』を強調するのが異常にうまい。特に宮部みゆき)
過去の自分の『当り』の部分だけを取り出してきて、「どうだ!」といいたい
気持ちはわかるけど、それなら「冬の神話」や
『江戸川乱歩賞に応募したユーモア青春ミステリ』
を出版して、若い読者に過去の『仕事』を示して見せたほうがいいとおもう。
(あとから同じ材を採った他の人のいい仕事がたくさん出てきた為、封印しちゃったんだろう)
でも、前にも書いたが、この人のことは、
『女学生のような言い方だが、「嫌いで好き」』
という気持ちは変わらないんだよな。
>>191 「OHの肖像」という本に出てます。
194 :
無名草子さん :02/06/13 09:48
>>187 >筒井さんは自分への悪口を言った人をけっして忘れない人だから
中原弓彦時代に小林信彦から書かれた悪口は、筒井の短篇「筒井康隆の作り方」
(短篇集『原始人』所収)に載録してあるよ。
195 :
無名草子さん :02/06/13 11:53
>>194 「馬の首風雲録」についての批評は、外れていないと思うが。
中原=小林さんの言うとおり。
むしろ、石川喬司の他の評のほうが嫌らしい。ま、この人は「ベトナム観光公社」
に怒ったひとだけど。
196 :
無名草子さん :02/06/13 19:26
小林は通俗的には江戸っ子であろうが、 とても江戸っ子的とは思えない。
197 :
無名草子さん :02/06/13 19:49
青島や永六輔はいかにも江戸っ子っぽいけどね。
198 :
無名草子さん :02/06/14 14:25
俺が関西人だからそう思うのかもしれないが、 自分で『江戸っ子』っていう人は、 エエカッコしいで、案外執念深い人が多い。
199 :
無名草子さん :02/06/14 23:17
確かにこの人は、自分を三枚目風に書いたり笑い飛ばしたり はしませんね。自分の話をすると、自慢かイヤミになってしまう所が残念。
200 :
無名草子さん :02/06/15 00:50
小林は嫌いじゃない ある意味この人はいい人 言ってることとやってることの差が 激しくないから もっと作家は嘘つきで性格悪いものですよ小林に比べて 小林の若い時代は作家が変に神格かされた時代だった
201 :
無名草子さん :02/06/15 10:01
作家が『取材』と称して女を抱いてようが、ただ酒飲んでようが、 結果うまれてくる作品がよければそれでOK。 云ってる事とやってることの差があっても、人を納得させることができればそれもまたOK。 その点は小林信彦も五木寛之も同じ。 さすがの小林も『いい人』ということで評価されるのは心外でしょう。 この人の小説の作法については、多分当人が思ってるほど器用ではないと思う。
202 :
無名草子さん :02/06/15 14:11
ちくまのオヨヨの新品が欲しいんですけど、どこかで売ってませんか。
203 :
無名草子さん :02/06/15 14:39
>>201 200で俺が言ってるのはそんなことじゃない
確かに私生活は人の自由だが 変な誤解をうむ言動の作家が多い
ということさ たとえば椎名誠 この人めちゃ根暗 しかしこいつ
に変に憧れるやつがいて当人もそのことで苦労しているはずなのに
まだ誤解を生む言動を繰り返している
小林はその点はっきりしている
204 :
無名草子さん :02/06/15 21:37
↑なぜ小林信彦が引き合いに出されているか不可解。 椎名の悪口は他のスレで盛り上がってます。 (それにしてもピントがずれてるが・・・・) ちなみに小林は70年代に桂三枝が「オヨヨ!」というギャグを流行らせたとき、 問題にする! と息巻いたらしい。 昔の現代用語の基礎知識(いまよりずっと薄い)に書いてあった。 たしかにそういう意味ではこの人、正直。
205 :
無名草子さん :02/06/15 23:15
筒井康隆は「一姫ニ太郎三ナスビ」という地口を「テレビで芸人に盗用された」 と言って怒り狂っていたことがあったな。誰でも思いつきそうな平凡なアイデ ィアだから、偶然の一致だったとしても全然おかしくないのだが。 この点、「命みじかしタスキに長し」などの秀逸なギャグを連発していながら 「こんな駄洒落は盗用されてもどうということはない」と鷹揚に構えていた星 新一とは、やはり器の大きさが一回りも二回りも違っているように思わざるを 得ない。
筒井は「狂気の沙汰」も自分が最初につかったとかいってたし・・
207 :
無名草子さん :02/06/16 00:08
>>125 本になってたと思う。この手紙は、大江健三郎の筒井全集の解説に対して
感謝を表したものなので、1985年か、86年くらいだと思う。
小林信彦のほう(自分が紹介した云々)はどこに載っているかご存知の方
おられるでしょうか?
208 :
無名草子さん :02/06/16 00:19
>>204 オヨヨの盗用騒動は確かにかっこ悪かったらしいですね(私はリアルタイムでは知らんので)。
別にさわぐようなことでもなさそうな。
なんか小林信彦って、ぎらぎらした自意識を、粋じゃないからと無理やり押さえ込んでいる気
がする。東京、東京というのも、もう分かったよ、という感じ。
ナンシー関より、この人に逝って欲しかったな(暴言)。でも今後もさらに老醜を晒しそうで。
>>208 そうそう!
前にもいったが、このテ(オヨヨのこと)のことを笑い飛ばす芸がないんだよな。
まあ、人間、長所だけが目立てばつまらんが・・・・
210 :
無名草子さん :02/06/16 02:00
当時を知る老人からオヨヨ騒動について一言。 桂三枝がテレビでギャグとして「オヨヨ」を言っているだけだった間は、 小林も何も騒がなかったんですね。 そのうち三枝の「オヨヨ」が大きな流行語になり、 三枝は自分のギャグをタイトルに使った単行本を出したんですよ。 「オヨヨ・テスト」広済堂出版。 中身は低年齢層向けの心理テストのようなもので、 三枝の名前を利用しただけの、タレント本です。 ところが、書店に「オヨヨ・テスト」というタイトルの新刊が出ているのを見た小林ファンが、 これを小林のオヨヨシリーズの最新作だと誤解してしまったんですね。 買って読んだら、もちろん違う。 そこで小林ファンの抗議の鉾先が、角川書店に向かったんです。 小林のオヨヨを出していた角川は、クレームを受けて、 まぎらわしい書名の「オヨヨ・テスト」を出した広済堂に対して、タイトル変更の要請を出した。 広済堂は、過剰反応して、「オヨヨ・テスト」を絶版にしました。 この一件が新聞に「作家が桂三枝に抗議」と出たんです。 結局出版社同士のトラブルだっただけで、小林本人は、まったく動いていません。 三枝も動かなかった。以上です。
211 :
無名草子さん :02/06/16 02:04
>>210 そうなんだ。それは知らんかった。
でもさあ、オヨヨ・テスト(どういうカバーデザインか知らないけど)をオヨヨシリーズと間違えて
買った奴というのも全国で3人いたかいないかじゃないかと思う。
抗議したファンが痛いだけだったのか・・・。
212 :
無名草子さん :02/06/16 02:11
213 :
無名草子さん :02/06/16 02:17
>>210 でもそれ以後桂三枝はオヨヨを言わなくなったんだろ?
つまり結果的にタレントの持ち芸を封殺したわけじゃん小林は。
笑芸評論家としてはあるまじき行ない。
214 :
無名草子さん :02/06/16 04:49
>>204 別に椎名の悪口を言う為に書いたわけでない
変な誤解(幻想)を生む作家が多いと言ってるだけ
小林はそのての言動が少ない
215 :
無名草子さん :02/06/16 05:03
213 これぐらいでだめになるなら三枝はたいした芸人であるまい
216 :
無名草子さん :02/06/16 05:10
>>210 >ところが、書店に「オヨヨ・テスト」というタイトルの新刊が出ているのを見た小林ファンが、
>これを小林のオヨヨシリーズの最新作だと誤解してしまったんですね
筒井に関しても「HELLO GOODBYE筒井康隆」騒動というのがあったな。
評論家の渡部直己が「HELLO GOODBYE筒井康隆」という題名の本を出した
ところ、その本を筒井の息子の友人が筒井の新作と間違えて買ってしま
ったという事件。
きみたち、くだらないことで騒いでるね
218 :
無名草子さん :02/06/16 11:29
最近、TV関係の回想エッセイばかりですね。小説書いてー。
219 :
無名草子さん :02/06/17 16:01
>>207 それは、「国文学昭和56年8月号」に載ってる。これは筒井さん特集号で、
小林さんは、収入が少なくて東京で暮らせないから大阪に帰るという筒井さんを
助けるために、中間小説誌に紹介したエピソードが含まれているが、特に
自慢だらけの文章ではなく、「苦闘の時代」のいい文章だと思うが。
220 :
無名草子さん :02/06/17 16:03
「オヨヨ騒動」のあと、スタジオ・ヴォイス誌の長文インタビューで 触れられて、「まあ、この事はいいじゃないですか、もう」と ごまかしてました。一時は小林さん自身の怒りの文章を読んだ記憶が あったんだけど。あ?週刊誌に載った短いインタビューだったかも。 その場合は信憑性薄いですね。
221 :
無名草子さん :02/06/17 23:45
この人のポジションを継ぐ人はいるんだろうか。
もう終ってる。つまらない
223 :
無名草子さん :02/06/18 01:08
死んだからといって無批判に褒め称えたりする風潮はいかがなものか
225 :
無名草子さん :02/06/18 13:54
なんつうか本のタイトルから感じる雰囲気がもう受け付けない。駄目。
226 :
無名草子さん :02/06/19 03:51
>>225 確かに。
何が「オヨヨ」だ。桂三枝か?
何が「唐獅子」だ。菅原文太か?
何が「地獄の黙示録」だ。コッポラか?
227 :
無名草子さん :02/06/19 03:56
何が『虚栄の市』だ。サッカレーか?(w
228 :
無名草子さん :02/06/19 03:59
何が「世界で一番暑い島」だ。森村桂か?
229 :
無名草子さん :02/06/19 03:59
何が「僕の好きな戦争」だ。RCサクセションか?
ここは小林信彦タイトルの元ネタを探すスレになりました
231 :
無名草子さん :02/06/19 05:02
何が「イエスタデイワンスモア」だ。カーペンターズか?
232 :
無名草子さん :02/06/19 10:44
なにが『「超」読書法』だ。野口悠紀雄か?
233 :
無名草子さん :02/06/19 11:26
>>228 はプリンセス・プリンセスが元だって当時
新聞に書いてたよ。
234 :
無名草子さん :02/06/20 00:33
ここ一連のタイトル元ネタ、笑った。 超読書法はやめて欲しいよな。さすがに。編集が勝手につけた、 と言い訳はやめてもらいたい。若手じゃないんだからさ。
age
236 :
無名草子さん :02/06/20 07:55
名スレのよかん
237 :
無名草子さん :02/06/20 11:25
何が「人生は五十二から」だ。レオ・マッケリーか?
238 :
無名草子さん :02/06/20 12:15
「レオ・マカラズヤ」って店があるけど、あれって、レオ・マッケリーか? ずーっと前から気になってたんですが。
240 :
無名草子さん :02/06/20 21:09
「背中合わせのハートブレイク」は、考えられる限りで もっとも恥ずかしいタイトルだよね。
241 :
無名草子さん :02/06/20 21:56
何が『紳士同盟』だ?ベイジル・ディアデンか?
242 :
無名草子さん :02/06/20 21:59
何が『中年探偵団』だ?江戸川乱歩か?
243 :
無名草子さん :02/06/20 22:06
何が『すばらしい日本野球』だ。フィリップ・ロスか? 三連発したけど、この人本ネタがないとやってけない人なんだなぁと痛感しました。 そのわりにエラソだけど。
244 :
無名草子さん :02/06/20 22:57
>>240 本人もファンらしい片岡義男テイストなのではないだろうか?
この人に対する最初の疑念は、何かのエッセイで読んだ、ニューヨークの酒場か
なにかでの会話のエッセイ。
自分の会話を、やや第三者的に描写しているのだが、やったらかっこいい。
が冷静に考えてみると、その日本語に訳された英語の会話が、そんなにカッコ良
かったのか疑問だった。実は片言の変な英語だったのではないか(脳内でかっこ
よく翻訳)。
つうかファンだったつもりだけど、このスレ読んだら、実はそうじゃなかったのかも、
とさえ思えてきている。
245 :
無名草子さん :02/06/21 00:11
何が『和菓子屋の息子』だ。ねじめ正一か?
246 :
無名草子さん :02/06/21 00:16
何が『笑う男』だ。よゐこの濱口か?
247 :
無名草子さん :02/06/21 00:18
何が『ちはやふる奥の細道』だ。松尾芭蕉か?
249 :
無名草子さん :02/06/21 08:24
何が「小林信彦」だ。小林よしのりか?
何が「小林信彦」だ。落合信彦か?
252 :
無名草子さん :02/06/21 10:29
何が小林信彦だ、大林宣彦か?
253 :
無名草子さん :02/06/21 10:33
何が中原弓彦だ。それいゆか?
254 :
無名草子さん :02/06/21 10:37
252のネタは小林さんご自分でギャグにしてましたな。
255 :
無名草子さん :02/06/21 11:03
何が小林信彦だ。小林泰彦か?
256 :
無名草子さん :02/06/21 11:37
ヒッチコックマガジン時代、まだ「小林信彦=中原弓彦」すら半信半疑だった読者の間では 「小林信彦=中原弓彦=青木雨彦」説もささやかれていたそうです。
257 :
無名草子さん :02/06/21 11:53
何が「ヒッチコックマガジン」だ。七福マーガリンか?
258 :
無名草子さん :02/06/21 13:06
>>256 そうか?
ヒッチコックマガジン時代は、小林の名前は世間に出てなかったはずだぞ。
259 :
無名草子さん :02/06/21 13:42
>>240 普通の読者を釣る予定が、虻蜂とらずになったようです。
>219 ありがとうございます。探して読んでみます。 こういう情報が得られるというのはありがたいです。
261 :
無名草子さん :02/06/21 23:26
>>260 あと、集英社文庫版「馬は土曜に蒼ざめる」の解説を小林さんが書いていて、
この解説に筒井さんが「僕は苦労なくやってると思われてるので、こういう解説は
有り難かった」と手紙が来たものだそうです。
僕は現物を読んでいないので、内容が判らないのですが。
あ。ごめん。 「セプテンバー・ソングのように1946-1989」(弓立社)のなかに、 この文庫解説が収録されている。 お互いの苦闘時代を想う、いい文章だ。 筒井の最大最高の理解者は自分だと言いたい小林氏の自負が書かせた 名文だと思うが。
263 :
無名草子さん :02/06/22 19:17
『唐獅子』にしても『悲しい色やねん』にしても 『極東セレナーデ』にしても『紳士同盟』にしても 小林の作品は映像化に恵まれないね。 あれだけうるさいひとなのに・・・・・・・ 原作料をもらっちゃうと文句言えなくなるんでしょうか?企画の時点で・・・ フツー止めるわな、これだけ出来の悪い作品が続けば・・・・映像化。
264 :
無名草子さん :02/06/22 19:35
小林さんの小説はウェルメイドな味わいだから、逆に、簡単に 映画化出来るという錯覚を持つんじゃないか。本当は一番 難しいのに。 ま、筒井作品も「と着かけ」だけしか成功してないと思うのだが。 小林作品の監督がまず、ダメだよね。みんな二戦級というか。
265 :
無名草子さん :02/06/22 19:53
日本映画の黄金時代なら別だが、いまどき、原作者なんて なんの力もないのを知らないのだろうか。求められれば協力するが、 ふつうは原作使用のOKを出したら、あとは沈黙していないと 無用の混乱が起こる。じっと我慢していなければならない。 と「コラムの冒険」にありますな
266 :
無名草子さん :02/06/22 20:08
>>263 >原作料をもらっちゃうと文句言えなくなるんでしょうか?企画の時点で・・・
このあたりの事情については、エッセイでも語っていた覚えがある。「唐獅子」
の顛末を描いた「天才伝説・横山やすし」を読むと、小林作品に限らず、日本
の映画ビジネスが、原作を活かせないシステムになっていることがよくわかるよね。
映画・ドラマの中身まである程度コントロールできたのは、元祖メディアスタ
ー作家の松本清張・政治力に長けた井上靖・商業演劇の仕事をしていた池波正太郎・
自分も出たがりだった三島由紀夫・・・ある種の傾向があるね。
>>264 >小林作品の監督がまず、ダメだよね。みんな二戦級というか。
「唐獅子」の監督は曾根中生だが、日活の天才も、東映では巧くいかなかったみたいね。
ところで、監督=武田一成・脚本=荒井晴彦のVシネ「イーストサイドワルツ・悦楽の
園」が意外といいと聞くが・・・頓挫した前田陽一版「唐獅子」の脚本である
荒井が、よく書けたもんだ。
267 :
無名草子さん :02/06/22 20:29
「唐獅子」は栗本薫や筒井康隆がキャスティングしてるよね。 金子信雄や成田三樹夫が死ぬ前に本キャストで映画化してほしかったよな。 今は映画が完全斜陽だから,文太や錠や弘樹ならでるよ、『唐獅子』。 健さんは・・・・・・健さんはむずかしかろうから、CGで誤魔化すことにする!
く〜り〜も〜と〜か〜お〜る〜? このスレでその名前だけは聞きたくなかったんですけど。 汚い手で(略
269 :
無名草子さん :02/06/24 10:27
実際よく知らない人にとっては小林信彦と落合信彦は区別付いてない。
小林の受け売りで小林を擁護するやつきもい。 映画語るやつきもい。
271 :
無名草子さん :02/06/24 14:23
『小林の受け売りで小林を擁護するやつ』って、どういうやつ? 「小林の受け売りでワイルダーを語るヤツ」 「小林の受け売りで日活アクションを語るヤツ」 「小林の受け売りでミステリーを語るヤツ」 ってのならアリだと思うが。 ゆっくり寝てから書け。
272 :
無名草子さん :02/06/24 20:09
おれはワイルダーも往年の日活アクションもちょっと古いミステリーも好きだから、 当然小林が嫌いだ。
273 :
無名草子さん :02/06/24 21:49
おれは大塚寧々も中谷美紀も上原多香子も好きだから、 当然小林が嫌いだ。
274 :
無名草子さん :02/06/24 23:42
小林の親戚=山田風太郎
275 :
無名草子さん :02/06/25 00:47
おれは、小林信彦を心の師匠だと思ってるよ。 現実に会いたくはないし、最近の週刊文春の連載エッセイには萎えるが、 それでも、小林信彦は好きだ。
276 :
無名草子さん :02/06/25 02:24
なんつうかね、あの顔がね。
277 :
無名草子さん :02/06/25 02:26
アンタの顔よりマシだろ。
「超・読書術」にあった、「この本(エッセイ集だったか?)はあなたが寝ころんで 読むのにちょうどいいから、どうぞあなたの書評ページで取り上げてください」と伝言を 添えて送った本を、小林さんにゴミ箱に捨てられた作家って誰だろう?見当つきます?
280 :
無名草子さん :02/06/25 11:04
ツジって野郎は目障りだね。 あいつは映画の監督する才能もないくせにやりたがるし。 苛められ体験を売り物にするパチモン。
281 :
無名草子さん :02/06/26 01:41
>>279 大人気ないねえ。小林翁も。
今日本屋で天才アラーキーとの共著を発見。
内容はいつもどおりでした。
なんか小林翁の嫌いな東京に町をどんどん変えていきたいと思いました。
282 :
無名草子さん :02/06/26 11:12
ブックオフ常連だよね、この人。よく売れたんだろうか。
>>261 262
ありがとうございます。ありがとうございます。
逆パターンの「唐獅子」の解説は有名ですよね。
その他に記憶で書けば、「虚構船団」について批評家が触れもしないのは
おかしい、という手紙を小林信彦が筒井康隆に出したり、
筒井康隆が「極東セレナーデ」?について日記で少し誉めてたことが
ありました。
そういえば小林信彦が筒井の「火星のツァラトゥストラ」をものすごく
誉めてたこともありました。
284 :
無名草子さん :02/06/30 02:41
ダーク荒巻=桂ざこば 原田=藤木直人 学然和尚=筒井康隆 どないだ?
285 :
無名草子さん :02/07/05 22:48
唐獅子のシリーズはうまく書き直せばテレビドラマになるかも
286 :
無名草子さん :02/07/05 23:15
>285さんへ 難しいんじゃないですか。「ごくせん」でも任侠集団ですよ。ヤクザが 素材が危なすぎて
287 :
無名草子さん :02/07/06 03:18
「日本の喜劇人」,名著と言われるがどうかいな。 ビートたけしのオールナイトニッポンを夢中になって書いているが、 あーだこーだ言うにはビートたけしを見つけるのが遅すぎだ。 にもかかわらず、自慢げにオールナイトニッポンをあたかも自分が最初に評価したかの ように書く。すくなくとも70年代後半以降は吉川潮・高田文夫、それ以前は談志・色川武大の 方が優れた演芸評である。
288 :
名無しのプーさん :02/07/06 05:20
>>287 >オールナイトニッポンをあたかも自分が最初に評価したかのように
ここが事実と相違するのですか?
>>287 吉川潮は、実際の芸人連中からはボロクソに言われている。ちなみに、山藤
章二とかも評判が悪いらしい。つーか、メディアで芸人批評をやっている連中
の大半は、楽屋裏では「酢豆腐」扱いなんで驚いたよ。
色川武大は偉大な人だが、戦前芸能史を研究した人に聞いたら、「色川さん、
けっこう古い資料を書き写してるよ。そういう古い雑誌や本は、まず、普通の
人の目には触れないからね」だってさ。あの色川武大にして!? とガクゼンとしたよ。
290 :
無名草子さん :02/07/06 10:34
じゃあ酢豆腐扱いされてないのは誰だ? 古い人だが安藤鶴夫なんかどうだ? あるいはナンシー関とか?
>>288 ダディ竹千代から聞いていた、というのがまずウソだよな
>>290 吉川潮の評判が悪いのは、いまだにビートたけしとの交遊を特権的に語るからだよ。
ブンガクコンプレックスか、商売の都合か、作家なんかになっちゃうしね。山藤は、
通ぶるところがヤボの極みということらしいよ。ちなみに中野翠なんかは論外ね。
オレが聞いた限りでは、(このスレの住人はハラが立つだろうが)やっぱ小林信彦
ラインは別格。高田文夫。故景山民夫。都筑道夫。榎本滋民。小林ラインじゃないけど、
若いところで、なぜか唐沢俊一。これぐらいだった。ナンシー関は知らないけど、
あの人はTV批評という特異なジャンルで、芸談じゃないからなあ。
結局、TV時代になって以降、まともな芸談が書ける人はほとんどいなくなったってことよ。
演劇評・映画評・音楽評・文学評・・・なんでもそうだわな。TVメディアは、明るい
農村(笑)を生んだが、文化は潰してしまった。当のオレも酢豆腐。
アンツルだったか、矢野誠一だったかは、談志が「現代落語論」だったかで、悪口を
書いていたよね。「あいつら、実際に聴きにこねえじゃねえか」って。
>TVメディアは、明るい 農村(笑)を生んだが、文化は潰してしまった。 そもそも無かったのよ、文化なんて。
294 :
無名草子さん :02/07/06 22:34
山藤章二は、80年代に笑いに関する本を3冊くらい 作ってたけど、あれは酷かったね。 いろいろな人と対談してたんだけど、あまりにだめなので、 小沢昭一にたしなめられてたね。
吉川潮は小林信彦の文庫の解説で小林のことを「師匠」みたいな感じで書いていたね
296 :
無名草子さん :02/07/06 23:43
つうか、小林の顔がね・・・
297 :
無名草子さん :02/07/07 01:32
ぜんぜん関係ないが「お笑い」と呼ぶのが(芸人を)気に入らないというのは なんか嫌な態度。 芸人もお笑いって使うじゃない? 完全に定着した言葉じゃないのかな(蔑視 ではなく)。 あと関係ないけど、檀氏に対する爆笑の大田の態度や接し方は気持ち悪い。 何が気持ち悪いか説明すると長くなるので割愛。 すれ違いでスマソ。
298 :
無名草子さん :02/07/07 16:38
やたらお笑いを自称する芸人は、小林氏の好みじゃない奴等が多い気が。 99とか吉本系の。
299 :
無名草子さん :02/07/07 17:06
ドリフターズが死角になっている人は正直信用できないよ。
300 :
無名草子さん :02/07/07 17:10
小林の脳内唯我独尊ワールドにはうんざり。
301 :
無名草子さん :02/07/07 18:22
この人ももう70歳くらいでないの。 70歳ならこんな感じですよ。 良い方ですよ。
302 :
無名草子さん :02/07/07 19:38
>>297 伊東四朗も「おれは『お笑い』じゃない」と何かの対談で言ってました。
あんたは若手のテレビしか見てないのがバレバレだね。
若手は売れればいいんだから、お笑いと呼ばれようが待ちの真ん中で裸になろうが
なんでもしますよ。しかし、そんなのは芸人じゃない。ただのタレント。
つーか、本人は「お」をつけて欲しくないんじゃないの。
侮蔑的だしさ。
おれは、小林マンセーだから。
ここで批判してる連中よりよっぽどものを知ってるし、センスもいい。
まー、ただ、最近のエッセイはね……。
303 :
無名草子さん :02/07/07 19:58
>ここで批判してる連中よりよっぽどものを知ってるし、センスもいい。 小林クリソツ。
お旦みたいにべたべたしないのはいいね。常に距離を置いて目を光らすという・・・ しかしまあ、それはそれで嫌な存在だな。芸人にとって。
306 :
無名草子さん :02/07/08 01:51
>>297 > ここで批判してる連中よりよっぽどものを知ってるし、センスもいい。
まあ、トリビアルな知識がいっぱい頭に詰まっていても、お笑いの
評価が優れているとは限らない、というのが最近の小林の書くも
のを読んでいることから分かることでは?
あと「センスもいい」と自分で書けてしまうセンスのなさというか、田舎
ものくさいところがたまらなく恥ずかしい。
一般に(蔑視ではなく)使われて定着している「お笑い」という呼称に
むりに突っかかってみせる態度こそ、いやらしく、芸人の堕落の始まり
というきもする。
そもそも伊東四郎ってお笑いって使っている気がするぞ。ラジオで聞
いた限りでは。
まああなたは小林の書くものでしか伊東四郎を評価していないのかも
ね。あとはマギー司郎と間違えているとか。
307 :
無名草子さん :02/07/08 03:48
漏れは302とは別人で、物も知らないしセンスもよくない野暮天だが、
>>306 >トリビアルな知識がいっぱい頭に詰まっていても、お笑いの
> 評価が優れているとは限らない、というのが最近の小林の書くも
> のを読んでいることから分かることでは?
「独自の評価基準」を振り回す論客先生よりは、
トリビアルな知識をいっぱい知ってて、いろいろ細かいこと教えてくれる蘊蓄先生の方が、
後世の我々には、ありがたい存在だと思います。
308 :
無名草子さん :02/07/08 10:12
>>307 まったくその通り。
だいたいにおいて評論家というものはクソの足しにもならない存在だが、
データをたくさん残してくれる小林氏は、それだけでも価値がある。
現場で裏方をしたかどうかの差ってのは大きい。
ただの印象評論をするだけの評論家は、まったくなんの意味もない。
若くして唐沢氏が芸人たちから評価されているというのは、彼の裏方
経験から来る「見えるもの」があって、それが芸人の共感を生むのだろう。
客席で座ってるだけで、あーだこーだ言うヤツはダメよ。
テレビの前にしかいないヤツはもっとダメ。ナンシー関のような天才は
別にして。
309 :
無名草子さん :02/07/08 10:50
東京は元来、「お笑い」という表現をしなかった。 しかし大阪では「お笑い花月劇場」というようなタイトルの番組が 古くからあったように、「お笑い」という表現を使っていたし 抵抗感もなかった。 で、漫才ブームに乗って大阪の芸人が退去して東京に進出して 「お笑いブーム」を起こした。その頃から東京でも「お笑い」という 表現が定着するようになって、江戸っ子である小林氏や伊東氏などは 抵抗感を持っていると。こういう図式でありましょう。 おれは関西の出だから、「お笑い」という表現には抵抗はなかったので 小林氏がクレームをつけるのを読んで感覚の違いを感じたのだが。 ただまあ、落語の名人師匠たちは、「お笑い」と言われると、内心 面白くないんじゃないか?あと喜劇の名優とか。どうしても軽いから。
310 :
無名草子さん :02/07/08 10:52
退去ではなく、大挙、ね。 スマソ。
亡くなったら全集出るかな出ないかな
312 :
無名草子さん :02/07/19 00:18
age
いまごろ「おかしな男 渥美清」を読んでいるが 何かと言うと自分がいかにお笑いを熟知しているかのような話ばかり。 それに話はよく飛ぶし、非常に読みにくい。 アンディ・カフマンの伝記「マン・オン・ザ・ムーン」のボブ・ズムダみたい 。
314 :
無名草子さん :02/07/20 12:02
「天才伝説横山やすし」では、やすしの死の寸前の殴打事件について推理ごっこで 大はしゃぎをしていて退いた。きよしが議員に立候補したのをやすしとコンビ別れ するためとも言い切っていて、これもまたえらく一方的でデリカシーに欠けると思った。 この人の評伝は観察が鋭いのでわりと好きなんだけど、いつの頃からか相手が知己で あるとそれに甘えて自分を特権化したような書き方をするようになったと思う。
315 :
名無しのプーさん :02/07/20 12:44
>>314 小林信彦についての評伝が欲しいと思う今日この頃
316 :
無名草子さん :02/07/20 15:43
「天才伝説横山やすし」を読むと笑いでなく憤りしか感じません。
317 :
無名草子さん :02/07/20 15:44
318 :
無名草子さん :02/07/27 20:51
「狼たちへの伝言」は中学生の頃読んだ 「ブタは氏ね」って言葉今でも座右の銘だよ
319 :
無名草子さん :02/07/27 21:03
320 :
無名草子さん :02/07/28 15:26
>>318 「ブタは氏ね」なんていうのは
他の動物を殺してしか生きていくことができない人間が
本来持つ原罪を無視した傲慢な発言である。
321 :
無名草子さん :02/07/28 18:33
>>320 これは、“池田の猪買い”などの噺があることからも容易に推測できるように、
馬肉の九州、魚の関東に対し、イノシシ〜ブタは関東でも食されてはいても
やはり関西の色が濃い(太っている人を揶揄する場合も、関西圏ではブタだ
し、関東圏ではデブ、と明確な地域性を有している)事が原因と思われるのだ
が。
ブタの存在は、江戸っ子を自認している小林氏にとって許せなかったのだっ
たのでは、というのはあまりにうがった見方であろうか。
ぶて、なお許すべからざるものなのかもしれない。
た
いまや自身がブタ。 肥えて老いることを想像出来なかったんだろうね。
323 :
無名草子さん :02/07/29 00:32
でもノビーって一応英語ぺらぺらなんだろ? 一応オルブライト大学に留学してたくらいだから。 そこまでしたんなら、「ブタは氏ね」なんて ドメスティックな発言しちゃだめですよね。
324 :
吾輩は無名草子さん :02/07/31 09:18
落合信彦と石原慎太郎って話が合いそうだな。いや、そうでもないか(w
慎太郎もある種病気だからな。 真紀子みたいに上手に使えばいいんだよ。 使われたらどちらも堪らんわな(w
326 :
無名草子さん :02/08/04 20:41
「ぼくたちの好きな戦争」を読むのによい季節となりました。
327 :
無名草子さん :02/08/08 04:02
俺はイーストサイドワルツと極東セレナーデが すごく好きなんだが・・・ そういう熱烈ファンはおらんのか?
328 :
無名草子さん :02/08/08 22:58
329 :
無名草子さん :02/08/09 18:01
ちょっと聞きたいんだけど『東京のロビンクルーソー』と『東京のドンキホーテ』 と言うホンは珍しいの?近くのブックオフで100円で売っているのですが・・・・ この人のホンまったく読んだことないんだけど珍しいと聞いたことがあるので 古本やでいくらぐらいするの?
330 :
無名草子さん :02/08/09 18:45
>>329 そりゃたいへんだ。
とりあえず買っておくことをオススメします。
331 :
無名草子さん :02/08/09 19:11
どっちが珍しいのですか?
激安の殿堂
333 :
無名草子さん :02/08/10 16:31
お前ら、好きな作品ベスト3を挙げよ 俺は 1.世間知らず(背中合わせのハートブレイク) 2.唐獅子株式会社 3.ぼくたちの好きな戦争
334 :
無名草子さん :02/08/12 09:57
<329 羨ましい!ファンならば速攻で両方ともGETされよ!! (以前、ちくま文庫が小林さんの旧作群を続々再刊していたとき、これもそうなると 期待していたのになりませんでしたねぇ…。「別冊新評/小林信彦の世界」ともども 古書店・古書&オークションサイトでは“高値の花”ですよ。…キーッ悔しい!!!)
335 :
無名草子さん :02/08/12 10:46
ベスト3じゃなくてベスト2作品だけど、 『夢の砦』と『ぼくたちの好きな戦争』かな。
336 :
無名草子さん :02/08/12 13:41
ベスト3じゃなくてオンリー1なんですけど、 「夢の砦」かな。
337 :
無名草子さん :02/08/15 19:17
小林作品の少女ベスト3 1.オヨヨシリーズのルミちゃん 2.『世間知らず』のケイ 3.『ぼくたちの好きな戦争』の絢子 ♯大林宣彦さん、スタジオジブリさん、次回作にどうですか?
338 :
無名草子さん :02/08/16 18:57
小説に関するエッセイ、戦中戦後に関するエッセイ・日記は どれもよいです。
いや、戦中戦後体験のバイアスは凄い。 史実と私怨が結びついちゃってる。 彼の体験も普遍的ではなく一体験に過ぎない筈だが。
340 :
無名草子さん :02/08/25 11:49
『小説世界のロビンソン』かなり前から探しているんだけど ぜんぜん見つからない。文庫初刷どのくらいだったんだろう。
341 :
無名草子さん :02/08/26 08:46
>>339 あなたの言ってる通りだと思う。
あの性格、子供のときも変わらなかったんだろうなぁ、
学童疎開の時もいじめられるはずだよ。
342 :
無名草子さん :02/08/29 22:18
週刊文春の連載の時事ネタ暴走ぶりが…。
343 :
無名草子さん :02/08/30 13:17
344 :
無名草子さん :02/08/30 19:20
>一体験ってのが重要だろ。 全然。
345 :
無名草子さん :02/08/31 01:12
>>344 それじゃ戦中戦後に関するエッセイ・日記を読むってことは
小林の一体験を求めてるのでは。
君は普遍性とかを求めているのかもしれないけどな。
346 :
無名草子さん :02/08/31 09:17
( ゚д゚)ポカーン
347 :
名無しのプーさん :02/09/01 05:11
あ・れ・る・ヨ・カ・ー・ン
小林信彦に対する反発っておもしろいよな。 本人も夢の砦なんかにかいているけど。
>小林信彦に対する反発っておもしろいよな。 ・・・反発ねぇ。
350 :
無名草子さん :02/09/03 21:38
被害者意識、だとおもいます。
351 :
無名草子さん :02/09/03 22:48
小林信彦氏の事は 生粋の東京者にしか 理解出来ないと思います。 田舎者は読むなよ。
352 :
無名草子さん :02/09/03 23:11
つられますた。
353 :
無名草子さん :02/09/05 01:33
『小林信彦60年代日記』(白夜書房・初版・ほぼ新品同然帯つき)を 古本屋で数百円で買ったんだけど、これって価値のあるものなの? それとも文庫化されてるからたいしたことないの?
354 :
無名草子さん :02/09/05 04:00
↑文庫化されてたっけ?
355 :
無名草子さん :02/09/05 07:10
>>354 ちくま文庫です。
ただしアマゾン等では「取り寄せ不可」状態。
1990年1月発行
ISBN: 4-480-02372-0
476円(税別)
356 :
無名草子さん :02/09/05 21:14
徳間文庫新刊「日本以外全部沈没」で またまた筒井が小林批判。
357 :
無名草子さん :02/09/05 21:29
>小林信彦氏の事は 生粋の東京者にしか 理解出来ないと思います。 それもない。 東京、下町ネタも妄言の類。 ただ単に彼のクラス(階級)、育った地域性のみに依る。
358 :
無名草子さん :02/09/05 21:33
筒井と小林は仲がいいよ。 今回のも自分の過去の作品に関して、当時の小林が書いた事実誤認を 訂正しただけのこと。 自作の解説なんだからその手の訂正はしとかないといけないだろう。 別に批判なんてもんじゃないよ。
>それもない。 >東京、下町ネタも妄言の類。 >ただ単に彼のクラス(階級)、育った地域性のみに依る。 そうなの? だとすると彼の東京論を同じ東京育ちの論者が、「小林信彦の 東京論はほかとは違う」とほめるのは一体なぜ? 例えばビートたけし。寅さんとかの山田洋次の下町観を批判 しまくるのに小林の下町ネタは絶賛している。 たけしは小林と年代、クラス、地域のどれも共通してない。
360 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/06 00:19
「一少年の観た〈聖戦〉」を読んだ限り田舎嫌いというか田舎者嫌いになったのは 上越市への疎開体験が原因だと思うね。
361 :
無名草子さん :02/09/06 01:00
>>360 要するに筒井も小林も田舎が嫌いになったのは、疎開中にいじめられたからだろ。
いろいろ理屈はいうが、結局根はそれだけという罠。
あまりまともに取り合う必要なんてないだろ・・・。
362 :
無名草子さん :02/09/06 10:00
>>360-361 地元民がヨソものに故郷荒されて拗ねる、っていうのは別に珍しくねえが、何か?
>小林の下町ネタは絶賛している たけしがいつ褒めたの?
364 :
無名草子さん :02/09/06 19:05
小林と談志の対談、どこかやらない?
365 :
無名草子さん :02/09/06 21:09
たけしは山田洋次をこき下ろすだろうね。 たけしは小林信彦を褒め殺すだろうね。 なぜなら山田洋次は芸人を論評しないからな。 それだけ愛を持って接しているんだろう。 野暮は誉めるに限るのさ。
366 :
名無しのプーさん :02/09/07 00:10
>>361 あと小林は編集長時代にある東北人にひどい目にあってるな。
367 :
名無しは無慈悲な夜の女王 :02/09/07 00:15
>>366 常磐新平ですね。彼が直木賞を取ったとき小林氏はどういう心境
だったのだろうか。
368 :
無名草子さん :02/09/07 00:34
最近エッセイで「60代の人たちはジャズ世代だから、演歌を生理的に受けつけない」などと 書いてたのを読んで、変わらないなあこの人は、と思った。
369 :
無名草子さん :02/09/07 00:39
一時期、新潮社から函入りの立派な「純文学特別書き下ろし作品」 と銘打たれた小説をたくさん出していたがやはりあれは新潮社にとって 小林は特別な作家なのかな。他の作家であんな函入り謹製の本をたくさん出してもらえる作家 ってそういないよね。
361>むしろ、埼玉県への集団疎開だと思う。要読「冬の神話」。 でも、なんだかんだ言っても、高度経済成長期の地方人の跋扈が決定的 だったのでは。
371 :
無名草子さん :02/09/08 01:26
初孫誕生したそうですね。
372 :
無名草子さん :02/09/14 14:32
康夫に献金してます。(3万円)
373 :
無名草子さん :02/09/14 15:12
「コラムは・・・」シリーズ。 こんどいつ?そろそろ読みたい。 「一冊の本」の志ん朝の連載があるからまだ我慢できるけど。 そろそろお願いしたい。
芸事のコラムより世評を切ったコラムの方が面白いね。 映画とかのコラムはワンパターンで、どうも……。
375 :
無名草子さん :02/09/14 15:50
半可通の代表だなコイツ
376 :
無名草子さん :02/09/14 17:41
ドイツ?
377 :
名無しのプーさん :02/09/15 02:51
>>374 え?世評コラムのほうがワンパターンでわ?ようするに日刊ゲンダイの
見出しレベル。
映画コラムは昔の類似作品をちゃんと踏まえていてありがたい。
378 :
無名草子さん :02/09/16 23:44
集英社文庫の「地獄の〜」シリーズ三冊ゲット。 しかも一冊100円。 ワーイ。
379 :
無名草子さん :02/09/17 21:13
>>378 おめでとうございます。
でも…、いや、ま、いいや。
今、しっかり確認できないので。
(異本との重複を。)
380 :
無名草子さん :02/09/17 21:19
まあ、世評に関しては青島都知事をどう扱ったかを 思い出せばそのレベルが知れるというもの
昨日の朝日新聞の夕刊に廃墟写真に関するコラムを書いてたけど、 何がいいたいんだかさっぱり。
別に381だけに向けて書いているんじゃない。
383 :
無名草子さん :02/09/18 21:22
>>381 情報ありがとうございます!
図書館行ってこなきゃ。
>382 彼が写真について無知だということはわかったけど。 >383 こんなマメ情報でもいいのかい。
>>379 ありがとうございます。
今日は同じ古本屋で、片岡義男氏との対談「星条旗と青春と(角川文庫)」
も入手しました。自慢すまそsage
387 :
無名草子さん :02/09/19 20:48
>>386 今日も載ってるよ。
白内障になって映画をビデオで見るのがつらくなったという話。
388 :
無名草子さん :02/09/22 00:39
誰か、マグニチュードと震度の違いを 先生に教えてあげて下さい。
389 :
無名草子さん :02/09/22 15:41
どこかの出版社が全集でも出してくれないかな。
390 :
無名草子さん :02/09/22 19:32
つか、 週刊文春編集部には先生の数多の誤謬を指摘する人間はいないのだろうか? 直後の猪瀬氏の連載とネタが被ると痛さ倍増なんだが。
391 :
無名草子さん :02/09/23 17:24
>>390 それは私も思います。映画ネタでのミスは、本人が他人のミスには厳しい人だけに
失笑もの。
で、そのミスも年をおうごとに増えてますね。ファンも多いし、無償で手伝ってくれそう
な若いのもいるだろうに・・・。
392 :
無名草子さん :02/09/23 18:32
>>391 >映画ネタでのミスは(…)失笑もの。
え、ほんとですか?
例えば?
おーい!!!! だれかいるー!!!?
394 :
信者ってほどでもないが :02/09/27 00:29
ミスって書くなら、具体的に指摘しろや 本人から反論あるかもしれないし
395 :
無名草子さん :02/09/27 18:29
今週の文春コラム、全部既出のものばかりだったが、ネタがないのだろうか。
396 :
無名草子さん :02/09/27 18:51
397 :
無名草子さん :02/09/27 20:46
有名人に会ったハナシ。ニール・サイモンとか松田優作とか。
398 :
無名草子さん :02/09/27 21:02
松田優作と会ったのは、「紳士同盟」の試写会だったっけ?
399 :
無名草子さん :02/09/27 23:30
394が本人だったりして。 「信者ってほどでもないが」とか、いかにも書きそう。
400 :
無名草子さん :02/09/28 01:30
な訳ねえだろ。
401 :
無名草子さん :02/09/28 05:35
来週号には「会社の前から電話してきた鮎川哲也」のガイシュツ話を書くのだろうな
402 :
無名草子さん :02/09/28 10:35
>>401 ええ、書くでしょうね。
僕は楽しみにしてますけどね。
403 :
無名草子さん :02/09/28 11:55
これから小林信彦のコラムを予測する、というネタでもやりますか。 だれかマネが上手い人やって。
404 :
こーゆーのどう? :02/09/28 12:41
鮎川哲也さんが、亡くなった。こういうニュースを聞き、いくつかの編集部 から、コメントを求められたりすると<もちろん、ぼくはすべて、断った>、 つくづく、自分もトシを取ったなあ、と思う。 そもそも、いまの人で、鮎川さんと聞いて、ぴんと来る人はどれだけいるだ ろうか。せいぜいが、大地康雄が鬼貫警部を演じるテレヴィドラマの原作者、 という程度の認識かも知れない。 いわゆる新本格派と呼ばれるヒトたち<ぼくは、宮部みゆきさんの江戸小説 などを除き、こうしたものを、ほとんど読まない−老いの繰り言ながら、い まさらながら、という気がするのである−>が主流となったいま、鮎川さん の訃報など、どれだけの人にきちんと受け止められるのか、とても不安である。 鮎川さんは、余り人付き合いをしない人だったので、同業者や、年季の入っ たファンも、今回のことで、改めて、鮎川さんを思い出したかもしれない。 そうだとしたら、やりきれないことだ。 去年、志ん朝さんが亡くなったとき、ぼくは「江戸落語は、志ん朝さんの死と ともに、永遠に消えた」といったふうなニュアンスのことを、書いた。 似たようなことを書くのは気が引けるが、「日本の本格推理は、鮎川哲也とともに 始まり、そして、終わった」と、言っていいと思う。 ぼくが鮎川さんと出会ったのは、まだ二十代で・・・(以下略) ・・・うーん。イマイチですか?・・・
405 :
無名草子さん :02/09/28 13:25
407 :
名無しのプーさん :02/10/01 01:22
408 :
無名草子さん :02/10/01 08:15
(・∀・) ジサクジエンデシタ
409 :
無名草子さん :02/10/02 00:32
>>404 いいっすね。
>そうだとしたら、やりきれないことだ。
確かにこのフレーズある気がする。
がんばれ、やりきり人生、と小林信彦には声をかけてあげたいと思う。
意味ないけど。
410 :
名無しのプーさん :02/10/02 08:03
小林の初期の(?)編集者だった人が亡くなったね。
編集者の坂本一亀さん死去 坂本龍一さんの父
三島由紀夫「仮面の告白」など多数の文学作品を世に送り出した編集者、
坂本一亀(さかもと・かずき)さんが9月28日午前10時15分、多臓器不全のため
東京都世田谷区の病院で死去した。80歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
喪主は妻敬子さん。自宅は非公表。
河出書房の雑誌「文芸」元編集長。椎名麟三「永遠なる序章」や野間宏「真空地帯」、
高橋和巳「悲の器」、小田実「何でも見てやろう」などを手掛け、名編集者として知られた。
音楽家坂本龍一さんは長男。 (19:00)
http://www.asahi.com/obituaries/update/1001/002.html
−文体模倣・坂本一亀追悼編− このところ、かつての知己に、不幸が相次いでいる。 ぼくの最初の小説を、世に出してくれたのが、坂本一亀さんだった。そのときの様子を、 ぼくは「1960年代日記」(いまは、筑摩文庫に入っている)に書いた。 一九六三(昭和三八)年のことだ。 そのころぼくは、出版界と放送界を往き来し、空いた時間で本を読み、映画を観て、 そして、誰にも注文もされないのに、長い小説を書いていた。そこには、ぼくなりの韜晦が あったのだが、ハタ目には、軽佻浮薄な若僧に見えていたに違いない。 もと、雑誌の編集長と言っても、その名刺で生活できるわけではないし、やむを得 なかった・・・といいわけもしてみるが、我ながら、その軽さに、しんどいながら も身を委ねることの快感に、酔っていたことは否めない。 つい最近、CXでリメイクされた「黒い十人の女」の、オリジナルの船越英二ヴァ ージョンのDVDなどを眺めていると、どこかしら、自分にオーヴァーラップする ものがあり<むろん、ぼくは、主人公のような立場ではない。そのムードが、ということだ>、 懐かしくも、赤面してしまう(クレージー・キャッツを取り扱う手際の鮮やかさに見るように、 市川昆さんのスタジオ人種への視線は、的確でキビしく批評的である。いま、なぜか、若い ヒトに持て囃されている増村保造や白坂依志夫のメディア批判とは、レヴェルが違う) そうしたややこしい、忙しい時代に、ぼくは、坂本さんに会った(以下略)
−書いていて読めてきた、小林信彦コラムの法則− ・マクラで、自分の華麗なる履歴を、さりげなく披露。人名の固有名詞の入れ方が絶妙。 ・注釈をつけるように、寄り道的なネタをぶちこむ。なるほど。サブカルチャー界 のシバリョーだね、このヒトは(w ・どこかで「オレは醒めてるぜ」という態度をとる。根は熱い人なんだろうね。 そうでなきゃ、マスコミの仕事をしながら(今なら、中谷彰宏みたいなものか?) 大マジに純文学をココロざしたりはしない。 ・漢字と、カタカナを微妙に混同。現代的な風俗意匠の記号(DVDなど)を、細かく 盛り込む。いまの作家の芥川賞受賞作程度のことは、とっくにこのヒトがやっていた。 ・金銭的・生活的問題が、いつも入る。 ・家族ネタも好きである。妻・次女ネタが多い。しかし、なぜか、長女については触れず。 ・捨て台詞のように、批評的言辞を短く叩き込む。「この程度のことも知ら ないの?」と、後輩をいびるヲタク系サークルの先輩のようだ。 道理でかつて、世間になじめないサブカルチャー青少年が、小林に惹かれ、人生 を棒に振ったわけだ。なるほど。サブカル界の太宰浩でもあるね、このヒトは。 ・そして時々、そうしたフォロワーをバッサリ斬り捨てるのに、中野翠はじめ、女性の 仕事・ファンには甘い。要所で告白するように(オレがぶったまげたのは、ジーナ・ ロロブリジータを観ながら、学生時代に映画館でオナニーした体験を書いたとき)、 若き日の性的コンプレックスが尾を引いてか、オンナ好き? ・若さにはコンプレックスがあるのか、流行に乗り遅れるのが怖い。だから、あのアホな 「踊る大捜査線」ブームにまでノッてしまう(君塚良一が、欽ちゃんのトコ にいたから?) でも、あの怒濤のネタ魂は、誰にもマネできない。 書評家としては、井家上隆幸先生と同じぐらい、尊敬してますよ。最近は読んでないけど(w パターンを知ると、誰でも書けますよ。つーことで、ボクはもう、書きません!
413 :
無名草子さん :02/10/02 17:37
414 :
無名草子さん :02/10/02 19:31
>>404 さん。
>パターンを知ると、誰でも書けますよ。つーことで、ボクはもう、書きません!
いやいや、たいした洞察力です。あの文体はなかなか余人には真似出来ません。
おぼろげに感じていたことを指摘してくれた
>>412 は腹を抱えて読ませていただきました。
書き込み、楽しみに待ってます(w
415 :
無名草子さん :02/10/02 22:27
>>412 面白すぎ。いちいち当たっている。鋭いね、あなた。
本人に読ませてみたいなあ(w
>>413 >>414 >>415 オレが小林を読んだのは、主に工房時代だったので、DNAに染みついたん
でしょう。親戚の家の本棚から「日本の喜劇人」を抜き取りさえしなければ・・・(w
コラムにイカれて、小説を読んだら、コラムほど面白くなくてガカーリ。余り
読まなかったなあ。だから、実はそんなに愛読者ではないんです。
実験的意匠の「ぼくたちの好きな戦争」なんか、通の小説読みでないと、面
白くないと思う。ボクは通じゃないので、つまらなかったです(w
おまえらホメ過ぎです(w
−以下、調子に乗って、いわずもがなの補足− >・(今なら、中谷彰宏みたいなものか?) むしろ、いとうせいこうに近いでしょうね。 >いまの作家の芥川賞受賞作程度のことは、とっくにこのヒトがやっていた。 小林が、なぜ、日本的・アメリカ的記号の混合が違和感丸出しの村上春樹を 評価するのか、ボクはわからなかった。しかし、その芸風に共感した、ということなのか? >若き日の性的コンプレックスが尾を引いてか、オンナ好き? 女性には独特の憧憬がありませんか、この人? とくに小説での若い女性の 造形には、赤川次郎の濫作小説群にも似た、ある種のロリコンを感じます。 >流行に乗り遅れるのが怖い。 「スマスマ」まで観てるんだよ、このヒト(w そういえば、大田(爆笑問題)とは話しましたが、水道橋博士(浅草キッド) と話しましたかね、このヒト。個人的には、大田より博士の方が、小林の愛憎の 対象になりそうな、古いタイプの喜劇人だと思うんだけど。付き合うの、しんどいのかな・・・? そしてオレは、かつて、小林厨でアホな通人ごっこばかりしていた過去を 思い出しては、赤面しています(今も!?) つーか、今の厨房工房って、福田厨・斎藤(孝or美奈子)厨・宮台厨・坪内厨・本の雑誌厨とか なんすかね? せいぜい、ジュニアノベル厨ぐらいしか、見たことないけど・・・
419 :
名無しのプーさん :02/10/03 00:41
420 :
無名草子さん :02/10/03 01:17
俺には坂本編はあんまり面白くなかったな。 鮎川編はそれなりに面白かったが、 以下の部分がダメ >、「日本の本格推理は、鮎川哲也とともに >始まり、そして、終わった」と、言っていいと思う。 小林信彦はこんなことは絶対に書かないよ。 江戸川乱歩や横溝正史を無視する文章を書くことはあり得ないでしょ。 長女は結婚したんであんまり書かないんだろう。 孫ができたときには、医者と結婚したと書いていたけどね。 つって何のダメ出しやってんだ俺は。一番のアホかも
421 :
無名草子さん :02/10/03 06:14
おぼしいage
422 :
無名草子さん :02/10/03 07:26
冬の神話、(角川文庫)某古書店で\8000ナリ。 これってどうよ?
423 :
無名草子さん :02/10/03 07:41
うそぉ! ハッセンエン??? 俺、新品同様の角川文庫版を持ってるけど、信じられん。
426 :
無名草子さん :02/10/03 08:16
甘いのは百も承知だが、 横山のやっさんに 優しくしてあげて欲しかったよ.... あの夜中の電話の話、辛いわ。 ああいう破滅型芸人に自ら関わった限り、 非常識な、という拒否の仕方は無いんじゃない?と リア工時代思タヨ。
リア厨時代に唐獅子シリーズと神野推理シリーズに嵌まって以来の ファソだけど、いまは株式会社以外(だいぶ前から)殆ど品切れなんですな。 文庫の初版品切れが異常に多くて、自分も小説世界のロビンソン 探しているけど、なかなか見つからないや。 まさか8000円なんてことにはならないとは思うけど(思いたい)
428 :
無名草子さん :02/10/03 16:10
ついこの前、 『虚栄の市』 と 『大統領の晩餐』 の角川文庫版をそれぞれ50円で買ったよ。 カバー無しでぼろぼろだったけど、そういうこともあるからがんがって探してみれ!
429 :
無名草子さん :02/10/03 16:12
ちなみに新潮文庫のもわりと揃ってる古本屋があったけど、いずれも半額くらいだった。 新潮文庫版はまだそんなにプレミアついてないのかね?
430 :
無名草子さん :02/10/03 22:07
外れたな、予想。 締め切りまであまり時間がなかったんで、 翌週にまわしたか。
「冬の神話」はじめ、小林作品の文庫本はたいていの図書館には必ずある。 本で儲けるつもりのヤシでなければ、図書館に行けばじゅうぶん。
432 :
無名草子さん :02/10/05 23:58
ミスと言えば、「怪人十二面相」でもマグニチュードと震度を混同してた。 あと、「悪魔の下回り」では、「青田刈賞を昨年受賞した○○は〜」と書きながら、 別の頁で「というわけで、昨年は受賞作無しだった」という記述があった。
433 :
無名草子さん :02/10/06 00:12
「監禁」「冬の神話」「虚栄の市」は 金子国義の装丁だからそれでほしい人もいるみたいだね・・・
>>432 だいたいマグニチュードなんて英語をそのまま使うから
誤解の元になるんだよ。「強度」でいいじゃないか。
>>433 ロマン文庫みたいなもんだね。
そういう人は角川のシェイクスピアも買ったりするのかな。
436 :
無名草子さん :02/10/06 02:59
))435 買うでしょうね・・ 角川文庫クラシック
sage
週遅れで予想的中?
439 :
無名草子さん :02/10/09 19:36
440 :
無名草子さん :02/10/12 17:02
| ̄\ .| ̄| / ̄ ̄\ | ̄ ̄ ̄\.| ̄ ̄ ̄| | ̄| | \ .| | | | ̄ ̄| | | |二> | | | ̄ ̄ | | | |\ \| | | | | | | < | 二二| | |/ // \| | \ .| | |__| | | |二> | | |__ | |___/ |_| \_| \__./ |___/ |___| |____| \ \\ ____ // / / < _-=≡:: ;; ヾ\ > < / ヾ:::\ > < | |::::::| > < ミ|-=≡、 ミ≡==- 、 |;;;;;/ > < || <・>| ̄| <・> |── /\ > < |ヽ_/ \_/ > / > < / /( )\ |_/ > < | | ` ´ ) | > < | \/ヽ/\_/ / | > < \ \ ̄ ̄ /ヽ / / > < \  ̄ ̄ / / \ > / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \\ \ \ / /| ̄ ̄ ̄\ | ̄ ̄ ̄\ | ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄| .| ̄ ̄ ̄|\ / | |二> |.| |二> | .| |  ̄ ̄フ / .| | ̄ ̄\ \ /| __/ | __/ | | / / | 二二| \ | | | |\ \_ .| | / ∠__ | |__ \ |_| |_| \_| |_| |____| .|___| 創価板にあった池田大作のAA。なぜか小林信彦に似ていると思った。
441 :
無名草子さん :02/10/12 18:06
小林信彦は「ユダヤ系日本人」を自称しているが、在米のユダヤ系市民で実際にああいう顔をした人がたまにいるね。
442 :
無名草子さん :02/10/12 23:11
新刊の『テレビの黄金時代』読んだ人いる? けっこう楽しく放送作家をやっていたという印象をうけた。 青島幸男が好意的に描かれていた。大橋巨泉は嫌いみたいだった。
>442 まさに、今呼んでます。 おもしろい! が、また無意識自慢が散見される。 認めてほしいのかな。
444 :
無名草子さん :02/10/14 15:53
文春読んだよ… 404の神のごとき洞察をほめればいいのか、 それともネタ芸人で代わりが務まるほど貧困になってしまった小林氏を憐れめばいいのか… 笑いながら欝になりました。
>>444 そんなに誉めることなのかな
404をくさすつもりはないけれど、鮎川ネタは小林ファンなら予想できることじゃないのか?
内容は予想と大違いだし
まあここは2chだし、全てはけなされることで成り立つんだからしかたないけど
446 :
無名草子さん :02/10/14 21:31
>>442 P.187に出てくる
「元タレントの書いた本だから、放っておけばいいのだが、これは全くのデタラメである」
というのは、大橋巨泉が2,3年前に書いた本のことじゃなかろうか。
読んでないからわからないが、他に該当する本がないような気がする。
447 :
無名草子さん :02/10/14 21:33
新刊読んだ。 本題の「黄金時代」の話は眉につばをつけながら読んだので、なんとも言えない。 まあ、信彦史観でテレビ芸能史を書くとこうなります、という感じ。 やっぱりドリフと吉本は嫌いなんだな、と再確認した。 まるで軍国日本か戦後都政並みの扱いだもんねえ(苦笑 あと、とんねるずはそんなに偉かっただろうか。というか、面白かっただろうか。
448 :
無名草子さん :02/10/14 23:14
オレもいま読んだ。まあ、面白いよ、やはり。 こういうの書ける人いないだろうし。 吉本嫌いはねえ…さんま、ダウンタウンの名前さえ 出さないんだから。でも、さんまも小林氏のことは 嫌いだよ。以前、「あの人は許せない」的なことを 言ってた。三枝との例の「オヨヨ」事件に関してね。 三枝を近くで見ていたさんまには、「オヨヨ」が 岡八郎が大河内伝次郎の物まねしたものを 三枝が応用して使ったもので、小林氏とはなんの関係も ないことを知っていたからだろうけど。
449 :
無名草子さん :02/10/14 23:52
好みじゃない芸人さんのことは、無理して触れないってことなんでしょう それいう風に注意してても、書かれない芸人にしてみれば面白くないから ああだこうだ言う 小林さんの獲得した「日本の喜劇人」の著者って位置は、 つらいものがあると思う
450 :
無名草子さん :02/10/15 01:00
>>446 > 「元タレントの書いた本だから、放っておけばいいのだが、これは全くのデタラメである」
文脈はわからんけど、この言い方ってめちゃくちゃ差別的で、いやーん感蔓延ですね。
誰が書いた本ならほっとけないんだよ(w
451 :
無名草子さん :02/10/15 01:10
小林氏にプロ野球のことを語ってもらいたい
452 :
無名草子さん :02/10/15 01:33
あるじゃん!素晴らしき(以下略
453 :
無名草子さん :02/10/15 01:48
いや小説じゃなくてコラム
454 :
無名草子さん :02/10/15 04:18
テレビの黄金時代読みました。いつもの調子で私には 面白かった。ただ最後のところ、今のバラエティどうこうってのは いらなかった。貴重な資料として昔のことを語ってくれるのは いいが、コバオタの私も納得できない。まあ昔からだけど 「汚い大阪弁の芸人」ってやつね。その一言でしか語れないのが つらい。まあ、好き嫌いが激しいのが年を取るとともに 酷くなってますなあ。
455 :
無名草子さん :02/10/15 19:36
>>404 はネタにした時点で神なの。
後から、「コバヲタなら予想出来た」なんて言う奴こそ、
2ch的にはチンカスなんだよ。
456 :
無名草子さん :02/10/15 19:44
404が、コヴァヤスイを読んだのは工房の頃っていうことは 相当の年配の人なのかなぁ?
457 :
無名草子さん :02/10/15 20:46
404 間違っているところは有栖川とか折原は鮎川大好きさんという事実を 無視しているところだな もうちよっと調べて書けよ
>>455 でもコラムで鮎川さんの話は何度も出てきたので、
予想した人は結構いたかも。
>>404 前後のカキコで鮎川さん死去を知ったので感謝しているが、
>>457 の言う通り、新本格を世に大々的に送り出した創元社のシリーズを
知らない新本格ファンはいないと思われ。
「鮎川哲也と十三の謎」
459 :
無名草子さん :02/10/15 23:02
460 :
無名草子さん :02/10/16 00:18
404の文体は、むしろ都築っぽい
461 :
無名草子さん :02/10/16 01:08
≫454 そうだね。今のテレビを語るに足らないというポーズを 取っているものの、実は語れない氏がいるわけだ。
462 :
無名草子さん :02/10/16 03:10
小林氏の場合「関西嫌い」ではないんだろうな。「藤山寛美」には惚れ込んで いたし。ただ「直美」については全く触れないけれど。 ドリフ嫌いの理由というのは、今ひとつよくわからないんだ。クレージーの方 が「玄人受けする」という信念がそうさせているのかなぁ。 しかし、いずれにしてもこの人はもう「大家」ではある。小林批判というもの も、少ないしね。読んでいる人も少ないが(藁 あの絶版群は凄いよ。ほんと。
>>462 少なくともリーダーのことは好きみたいね>ドリフ
ところで、まだ全員集合ってちゃんとした資料がないよね?
紳介・さんまくらいまではそれなりに評価していて、 ダウンタウン以降の吉本の笑いが大嫌いってことかな。 わからなくはないが。
465 :
無名草子さん :02/10/16 08:38
>>462 直美は絶賛しているよ
テレビの黄金時代には書いてないかもしれないけど。
466 :
名無しのプーさん :02/10/16 09:29
>>464 紳介=たけしが唯一おそれたから
さんま=たけしが絡んだから
じゃないの?単純に?
467 :
無名草子さん :02/10/16 10:45
だけど、たけしは小林さんをモロに批判して小林さんもやりかえしたこと あったよね。
468 :
名無しのプーさん :02/10/16 11:15
469 :
無名草子さん :02/10/16 15:30
「ギャグ娘」事件って?
470 :
無名草子さん :02/10/16 15:50
>>463 > ところで、まだ全員集合ってちゃんとした資料がないよね?
「ちゃんとした」のニュアンスがわからないのだけど、プロデューサが買いた
『8時だョ!全員集合伝説』 居作昌果
は記録としてそれなりに価値があると思う
471 :
名無しのプーさん :02/10/16 22:29
>>470 知らんかったサンクスコ。
>>468 次女(ギャグ好き)のテレビ視聴生活をネタにしたコラムを書いたら
たけしが「芸人が売れてるかそうでないかの判断をを娘に頼ってる
評論家がいるよワラ」みたいなこと言ってモンダイになった、らしい。
たけしの口が軽かったということで幕。
472 :
無名草子さん :02/10/17 00:34
「テレビの黄金時代」読み終わりました。 毎度おなじみの小林節が満載でした。 この人が書く、映画・テレビ・芸人ものは面白いけど、 小説のほうもこの水準なのかな?
473 :
無名草子さん :02/10/17 00:54
474 :
無名草子さん :02/10/17 01:09
>>471 つうかその話って実際にたけしがオールナイトニッポンで喋っているの聞いたことあるよ。
問題になったのがそのときの放送だったのかは知らんけど。
ずっと何度も喋っているネタかと思っていた。
しかし小林って自分が茶化されるのは断固として許せない人間なのね・・・。
周りを苦笑させる、特に最近の彼には日本一の喜劇人の称号をあげたい。
475 :
無名草子さん :02/10/17 03:31
藤山親子のことは評価してるね。紳助のことも。してるというか、してた。 昔、大阪朝日放送の紳助司会の深夜番組に出て、「マンザイブームで 生き残るのは、あなたとたけしだ」って言った話はよく書かれてるね。 オレ、それリアルタイムで見てたけど、当時、なんで小林信彦が こんな番組に?って思った。今から思えば、テレビで小林氏見たのって、 それとアラーキーと東京の話してた番組の2つだけだ。
476 :
無名草子さん :02/10/17 03:48
夏目漱石の「こころ」を批判しまくり、最高傑作を「吾輩は猫である」と 決めつけてる小林的文学観がよくわからない。
477 :
名無しのプーさん :02/10/17 07:46
>>476 「こころ」を批判したことあったっけ?
「小説世界のロビンソン」では記憶にないが?
こころ批判はありがち。
479 :
無名草子さん :02/10/17 18:37
「こころ」は一番面白くないのに教科書に載せて…みたいな話がなかった? 戦争がどーとかこーとか。 自分の周りでは「こころ」と「猫」と「坊ちゃん」は 好き嫌いが分かれる人が多い。
480 :
無名草子さん :02/10/17 20:26
今週号ではわざわざ「筋は追わない」って断ってるね。 なんでかな(w
481 :
無名草子さん :02/10/17 22:11
おまえの想像とは理由は全然違うと思うがな(w それよりジュード・ロウだけ名前書いてもらえなくて可哀想だった。
482 :
無名草子さん :02/10/17 23:50
>479 俺も、「漱石はすぐれた作家だが、『こころ』はメロドラマにもなっていない駄作」 とか書いてたのを読んだ記憶があるよ。
483 :
無名草子さん :02/10/18 00:41
猫>こころ は特に珍しくもないよ。
484 :
◆GQgggggggg :02/10/18 01:59
「こころ」は一種の推理小説として読めば楽しめるよ。 あれはメロドラマじゃなくてミステリーだろう?
485 :
無名草子さん :02/10/18 06:26
あれをミステリーとして読むひとは きっと銀河鉄道の夜もミステリーだといふのだらう。
486 :
名無しのプーさん :02/10/18 22:30
さあもりあがってまいりますた
487 :
無名草子さん :02/10/19 19:22
>おまえの想像とは理由は全然違うと思うがな(w 君の妄想を説明してご覧よ。
488 :
無名草子さん :02/10/20 14:18
>>487 その前に君が自分の妄想を説明するの
小林信彦はネットは使ってないのであしからず。
489 :
キャロルくん :02/10/20 14:24
490 :
無名草子さん :02/10/23 13:24
「黄金時代」やっと入手。これは副読本として同名のキネ旬増刊を 読まれることをお勧めします。
491 :
無名草子さん :02/10/23 13:34
>441 シャネルズの鈴木雅之が「黒人の気持ちがわかる」と言ったのを「星条旗と青春と」で批判していたときは「なるほど、これが大人だよなあ」 と感心したのだが。 …「日系ユダヤ人」でつか。
492 :
無名草子さん :02/10/23 18:16
水曜イレブン司会の話を最初に相談した 「年長の編集者、後にSF作家になった人」って誰だろう。 石川喬司か福島正実しか思いつかないが、 そのどちらかだとしても、 そのへんの人が「小林を理解してくれていたのか」どうか以前に、 テレビの仕事について相談しても役に立ったとは思えないのだが。 しかも、石川・福島なら、その頃はもう「SF作家になって」いるはず。 テレビ業界にも通じた人で、 「後に」SF作家になった人というと、、、。 意外と、「川田武」なんてあたりは、どうか。 (昭和49年に早川コンテストでデビュー) テレビに詳しいことだけは作品から判るけど、 元編集者だったのか、小林と親しかったのか、年長者なのかどうかは知らない。
493 :
無名草子さん :02/10/24 00:28
494 :
無名草子さん :02/10/24 18:49
大伴は?…SF作家じゃないか。 でも、よくこの人の話題にふれるんだよね。
本日発売の「週刊文春」の「人生は五十一から」、 なんか若い作家の「私小説」について語ってるみたいなんだけど、 知らない名前ばっかりだった。
496 :
無名草子さん :02/10/24 20:31
鷺沢知らないのか、、、
>>496 そうそう、その調子でどんどんキてください。
498 :
無名草子さん :02/10/25 02:32
小林信彦好きなんだけどさすがに年だねって思うときはあるよ たとえば「踊る大捜査線」について書きながら「ホミサイド」ニ関しては一言もなし ドンパチでない刑事ドラマについていうなら「ホミサイド」や「ヒルストリートブルース」 について書くべきなのでは.. アリーをとりあげるならプラクティスのほうがおもしろいと思うのだが
499 :
無名草子さん :02/10/25 03:27
>>498 たぶん、単純に観てないんだと思う。
多チャンネル時代になり、新旧の海外ドラマは、それまでの散発的オンエア
から、集中豪雨的に流されまくる時代に一挙に変わった。
限られた数のオンエアからチェックしていれば済んだ時代は終わっている。
こういう時代に、チェック漏れがあるのは止むを得ないのでは?
「踊る」なんか、「ヒル」を1本観りゃ、観るまでもないシロモノなんだけどね。
そもそも、アメリカ刑事ドラマの文法を日本に輸入しまくった日テレの岡田
晋吉Pが、すでに伝説の討ち死にドラマ「ジャングル」(オレは惜しいこと
に未見)で、「ヒル」調をやってのけたと聞くが。
(脱線だが、岡田氏たちがいた80年代までの日本のドラマには、パクリつつ、
元ネタへの敬意が感じられるが、最近のものには、あまり感じない。なんかイヤ)
とはいえ、往年の小林なら、このどしゃぶりオンエアからも、選んで観るべきものを 観ていたとは思う。さらに、「踊る大捜査線」が、「NYPDブルー」の 確信犯的パクリであること(業界では公然の秘密)も、どこかから聞き込んだ だろう。小林の老化より、下の世代にそうしたカンが働く人間がいないのが嘆かわしい。 それとも、知ってて、すっとぼけているのか・・・? TV屋のパクリリサーチ能力に勝てない記者・ライターには、ハラを切って 欲しいとすら思う。
酢豆腐でげす。
ヒルストリートブルース好きがいて嬉しいな。 >「踊る」なんか、「ヒル」を1本観りゃ、観るまでもないシロモノなんだけどね。 ↑その通り。 ノビーにヒルスト見せたい。
503 :
無名草子さん :02/10/25 21:52
ヒル、暗いんだよね・・・。
>>501 酢豆腐は小林? オレ?
>>502 いや、オレも詳しくなくて、昔、深夜にけっこう観て、すげーと思ってただけどね(w
酢豆腐でスマソ でも、あの厳しさ(バンツの運命にはビクーリ)が、「踊る」には欠けているよね。
「ヒル」は、80年代には、フジ深夜で放送が始まっていたと思うが、ノビーもさす
がに観ていなかったようだね。でも、これが往年のノビーなら、「ヒル」「NYPD
ブルー」が「踊る」の元ネタだと、どっかから聞き込む。そして観る。
そして「踊る」に苦言を呈す(たぶん) トシとったんだなあ・・・
505 :
無名草子さん :02/10/26 03:23
ノビは、「ヒル」系は好きじゃないよ
506 :
無名草子さん :02/10/26 19:05
ノビだろ、酢豆腐。
508 :
無名草子さん :02/10/27 09:32
>>507 >角川文庫の『怪人オヨヨ大統領』を100円で買ったけど、そんなにレアもんでもないんだね。
そんなに傑作でもないと思う。ついでながら。
509 :
無名草子さん :02/10/27 17:20
この人、前書いた事と後に書いた事が違うというのが結構ある たとえば、黒澤明の「乱」を初公開のときには褒めていて、黒澤が亡くなった ときには、「カラーになった黒澤作品はぼくには興味が持てなかった」と書いてた。
「乱」褒めてましたっけ?知らないや。
511 :
無名草子さん :02/10/27 21:22
>>509 話があいまい過ぎ
「結構ある」と言いつつ、挙げた具体例がよくわからない
512 :
無名草子さん :02/10/27 21:24
ノビーってほら吹きだよね。
513 :
無名草子さん :02/10/28 19:07
落ち合い信彦?
514 :
無名草子さん :02/10/29 05:03
年が年だけに仕方ないけど、自身の視力を いいわけに使いすぎだと思う。
515 :
ナナシ大統領 :02/10/29 18:37
ところで彼がヒッチコックマガジンの最後の編集後記で書いていた 編集助手の萩原津年武(アメリカ横断ウルトラクイズの構成作家に同名の 人物がいたが・・・)が彼についてのタレコミを花田清輝にした男なのだろうか?
516 :
無名草子さん :02/10/29 21:08
お、花田某と小林信彦ってどういう因縁があったんですか?
517 :
無名草子さん :02/10/30 13:16
>>516 論争したんだよ。
「映画を夢見て」に
その小林信彦側の論が載っている。
山本夏彦死去には何かコメントするかな?
>>511 509じゃないけど、封切り当時、キューブリック久々の快心作
「シャイニング」と書きながら、後にキューブリックがS・キング
の傑作小説を改悪したと書いていたよん。てゆーか、キングより作家歴長いのに
春樹の「ノルウェイの森」もそうだと思うが、『僕たちの好きな戦争』も
キングの「呪われた町の」の方法論(構成)から影響を受けたと書いてしまう
氏は、いかがなものか?
520 :
無名草子さん :02/10/31 16:29
>>519 ははぁ。キューブリックのシャイニングは、エンディングがホラーと
いうものをまったくわかってないとか書いている文章を読んだ。そうなのか、
封切り当初は誉めていたのか。
521 :
無名草子さん :02/10/31 18:23
小林信彦のシャイニング評って最期の写真はジャック・ニコルソンが過去、 ホテルに滞在していたというオチだと言ってるやつだろ。 そんなバカな解釈があるかと思ったね。 普通亡霊の世界に取り込まれたオチだという解釈しかないだろアレ。 キングが映画嫌ってるからむりやり難癖つけたんだろうなあ。 あれから小林信彦の映画評は眉にツバつけて読むことにしてるよ。
522 :
無名草子さん :02/11/01 00:17
>>521 たぶん、あなたの勘違い。
小林信彦も同じような解釈をしてたと思いますよ〜。
523 :
無名草子さん :02/11/01 01:06
いくらなんでも「最期の写真はジャック・ニコルソンが過去、ホテルに 滞在していたというオチ」なんつーマヌケな解釈はしないだろう。 小林信彦はそこまでヘンじゃない。 「テレビの黄金時代」「小林旭」を読んだけど、面白いじゃないか。 文句をつける方がヘン。
524 :
cr1-197-050.seaple.icc.ne.jp :02/11/01 02:50
んが? ニコルソン「みたいなひと」が過去ホテルにいた、って解釈してませんでしたっけ小林。
525 :
無名草子さん :02/11/01 09:30
>>524 してなかったと思うがなあ。
そこまで目が見えなくなってなかったぞ、当時。
526 :
無名草子さん :02/11/01 16:29
>>521〜525 「シャイニング」のオチについては、 「これでは、ジャックは初めから亡霊だったことになり、ストーリーそのものが成立しなくなる。」と 書いていますね。 「人生は51から」(文春文庫)ー「スティーブン・キングのシャイニング」について、より
527 :
cr1-197-050.seaple.icc.ne.jp :02/11/01 16:45
過去ホテルに滞在していたという解釈でした? それとも写真(あるいは幽界?)に取り込まれた?
528 :
526です :02/11/01 17:28
>>527 「屋敷(亡霊)に取り込まれた」という解釈じゃナイでしょう。 キングの「怒りと失望」に肩入れしてますから。 「シャイニング」には鋭いショットが幾つもあるのだが、陳腐なオチが すべてを台無しにしている、とも書いていますし。
529 :
無名草子さん :02/11/01 22:17
>これでは、ジャックは初めから亡霊だったことになり この解釈、まったく意味がわからん。いくら考えてもわからん。 解釈自体の意味はもちろん、どうしてそんな珍解釈に至ったのか、 小林の思考の過程もさっぱりわからん。 誰か解説してください。
530 :
無名草子さん :02/11/01 22:33
お じ い ち ゃ ん し ょ う が な い な ぁ 〜
531 :
無名草子さん :02/11/01 23:20
ニコルソンが写真に写ってたのは当時ホテルにいたからで現在のニコルソンは幽霊だということでつか。 結局キングが映画けなしていたからキングファンの小林信彦としても けなさなくてはいけなくなったため、むりやり難癖つけてるんでしょう。 キングなんてどうせ地獄のデビルトラックがいい映画だと思ってるようなやつなのに。 こんなのちょっとまわりが指摘してやればいいのにエラくなっちゃったから無理ですか。
532 :
528です :02/11/02 11:47
もう一つ気になるところがありました。 「シャイニング」の所で(「人生は51から」) ”この監督は「2001年宇宙の旅」がピークだったのだと思った” と書いているんですが、「2001年映画の旅」(文芸春秋)の洋画ベスト100 の中に、キューブリックの「現金に体を張れ」を選んでいて、そのコメントでは ”この監督がもっとも生き生きとしていた作品”と書いてるんです。 普通、「ピーク」のときが「もっとも生き生きとしていたとき」じゃないんですか?
533 :
無名草子さん :02/11/02 11:51
○○家という名前がつく人の場合は、当たり前のことだと思われ。
>>532 たぶん「ピーク」はそれから落ちていく地点だが(最後の輝き)、 「もっとも生き生きとしていたとき」とは彼の最高傑作ってことでしょ。 『現金に体を張れ』を観れば、そのいわんとすることはわかるはず。
535 :
無名草子さん :02/11/03 02:47
今日の日刊ゲンダイで、金田正一郎という人が 「テレビの黄金時代」をベタ褒め。 先生も本望でしょう。
536 :
無名草子さん :02/11/03 13:16
小林さんは、映画の他にもSFとかマンガとか 得意分野ではないところで勇み足の発言をしたことがあるよ そういう発言だけを重箱隅型に取り上げて小林信彦の価値を全否定するのは、 脳が逝ってしまっていると思うが
537 :
◆GQgggggggg :02/11/03 14:15
>SFとかマンガとか得意分野ではないところで勇み足の発言 たとえば、どんな? ちょっと興味がある。
538 :
無名草子さん :02/11/03 20:41
マンガについてって吉田秋生とキクニくらいしか知らないなあ。 特に変な事は言ってなかったけど。 月曜日から木村よしの主演のドラマがNHKで始まるけど、 見るのかな?
539 :
無名草子さん :02/11/04 05:36
べつに全否定はしてないと思うが。 小林信彦が見当違いなことを言って映画シャイニングを全否定するのは脳が逝ってしまっていると思うが。 まあシャイニングは映画より小説のほうがいいと言うやつは当時いくらでもいたな。
540 :
無名草子さん :02/11/04 20:48
小林氏と漫画かぁ… @ 古いコラム集に「子連れ狼」に関する文章があった。 A オヨヨシリーズにおいて、パパが「ハレンチ学園」を読んでいた。 B 「現代マンガの全体像」(呉智英)について、 「少女漫画にほとんど触れてないことで有名」とかなんとか…。 C 江口寿史がカバーイラスト描いたのは、 「セプテンバー・ソングのように」だけでしたっけ。
541 :
無名草子さん :02/11/04 22:15
シャリアピンステーキあげ
542 :
無名草子さん :02/11/05 21:36
いまだし いまだし
543 :
無名草子さん :02/11/05 22:56
「ちはやふる奥の細道」は傑作だが、後半、フラナガン色が薄れると どうにもダレる。 ちなみに俺は〈訳注・?〉というギャグが一番好きだ。
544 :
無名草子さん :02/11/05 22:56
545 :
無名草子さん :02/11/05 23:25
>>544 何故にここに貼るのじゃ?おじいちゃんはそんな元気ないのでもう寝ますです
546 :
無名草子さん :02/11/06 12:24
「コラムの逆襲」新潮社より12月発売決定。
保守sage
548 :
無名草子さん :02/11/08 20:02
549 :
無名草子さん :02/11/08 20:53
野猿やりだしてからは見放してたぽ。
550 :
無名草子さん :02/11/08 21:47
だけどイタリアでは受けたよな。 コメディアンって、人柄の悪い方が優秀なんじゃないの? チャプリンだってそうでしょ。 石橋をチャプリンと比較する気はないけど。
>コメディアンって、人柄の悪い方が優秀 んなことはない。
552 :
無名草子さん :02/11/08 22:05
別にさあ、芸能人が「いい人」である必要はないんじゃないの? 最悪な性格でも、歌が上手かったりギャグが冴えていたりすれば、 それでいいんじゃないの? 石橋のギャグが冴えているとは言わないが。 いい人ばっかりじゃ、つまんないじゃないか。
553 :
無名草子さん :02/11/08 23:01
石橋って単にツマランけど?
554 :
無名草子さん :02/11/08 23:07
日経エンタの読者ってどうせ松本マンセーなやつらばかりでしょ
555 :
無名草子さん :02/11/09 02:12
小林信彦なら、まずこのアンケート結果を重視しないだろうし かりに石橋の性格がわるいとしても芸人としての能力とは関係ないと言うだろう。
556 :
無名草子さん :02/11/09 16:59
>552 今日、石橋は芸をやっているわけではないですよね。 芸能人を相手にトークしているだけで。 となると、性格・人柄・人となりが重要な要素になるのではないの?
557 :
無名草子さん :02/11/09 17:09
>>556 今テレビの中で芸を見せている人など殆どいません。
芸能界に棲息している姿を見せている奴ばかりです。
小林信彦の話に戻りますが、この人の小説は絶版が多くて今読めない
物がかなりあります。
その中で”これはオススメ”というのを教えてください。
お願いします。
小林信彦は石橋をジェリー・ルイスに例えているくらいだから、 評価としてもそれなりだと思う。むしろ木梨のほうがお笑いが好きだと感心している。
559 :
無名草子さん :02/11/09 17:51
>>558 きみきみ。
小林さんがジェリー・ルイスをどう評価してるか知ってるの?
芸無しの能なしで、何故かフランス人が好んで持ち上げているだけ、と
いうふうに「世界の喜劇人」には書いてあるぞ。
558さん。 ごめん。 誤読しました。 「評価してもそれなり」というのは、あまり評価してないと言う意味でしたね。 申し訳ありません。
>>556 人から話を引き出すトークショーが、「人柄がいい方がいいショーになる」
とでも思ってるの?
人柄が悪くて意地悪な方が、いろんな話を引き出すし、ギャグにもするだろ。
だからといって、石橋がトークショーの名人とは思わないが。
>>557 小林本のどれが絶版か知らないので、手に入るかもしれません。
「唐獅子株式会社」
「夢の砦」
「発語訓練」(改題されているかも)
「ちはやふる奥の細道」
「極東セレナーデ」
などをお勧めしておきます。
「発語訓練」は文庫では「素晴らしき日本野球」になっていました。
>>557 さらに
「ぼくたちの好きな戦争」
をお勧めしておきます
唐獅子は「株式会社」はまだ品切れになってなくて「源氏物語」が絶版(だったと思う)。
そのいくつかは文春文庫の「笑いごとじゃない」で読めます。
神野推理シリーズが好きなんだけど、上掲「笑いごと」所収のは
もうひとつだとは思うので、ブックオフで「超人探偵」ともどもどうぞ。
個人的には
>>563 さんも勧める「ぼくたちが好きな戦争」や
「紳士同盟」(これは絶対映画化で評判落とした)や
「世界でいちばん熱い島」なんかのマイナーな長篇も捨てがたいです。
オヨヨシリーズはなんだかどうも・・・で、結局ポレは
新潮の小林信彦文庫本がしっくりくるなー。品切れラッシュだけど。
>>557 563さんのおっしゃる「ぼくたちの好きな戦争」はわたしもお勧めです。
それと、これも改題されてしまったと思うけど
「世間知らず」
という長篇もお勧めしておきます
これらの作品を発表していた小林さんは、
わたしにとって打率10割に近い、信じがたいバッターでした
あのキングでさえ、IT以降失速してしまったことを考えると、
やはりすごい作家だと思います
566 :
無名草子さん :02/11/10 04:13
「極東セレナーデ」はぼくもお勧めです。 「唐獅子株式会社」は発表当時(1978年)の日本社会のパロディがいっぱい つまっていてそれが楽しいんですが、文庫本の解説で筒井康隆がモトネタ 探しを徹底的にやっています。絶品。 「世間知らず」は文庫では「背中合わせのハートブレイク」に 改題されました。
567 :
無名草子さん :02/11/10 04:23
うん、「世間知らず」は名作ですね。 タイトルもいいのに、なぜ文庫化する時に変えたのでしょう? あと、僕は「家族漂流」(文春文庫)も好きです。
568 :
無名草子さん :02/11/10 05:08
>>567 私の記憶ですが…、
文庫版「ハートブレイク」のほうのあとがきに、
読者が「世間知らず」という言葉から、
「(漱石の)坊ちゃん」的なニュアンスを感じ取ってくれなくなった
のではないかというおそれから改題した、
みたいなことを書かれていたと思います。
569 :
無名草子さん :02/11/10 11:33
>>568 「背中合わせのハートブレイク」のよっぽどダメダメな題という罠。
「世間知らず」って今の若い世代でも充分意味が分かるだろ。坊ちゃんだって
小学生で一度は読むだろ。
なんか小林の脳内読者と現実社会の読者が激しく乖離していっている予感あり。
570 :
無名草子さん :02/11/10 13:01
571 :
ナナシ大統領 :02/11/10 15:10
読売新聞書評とりage
朝日も書評アリ
オンデマンド出版で何冊か復刊されてるけどムチャクチャ高い。
574 :
無名草子さん :02/11/12 09:34
悪魔の下回り と 大いなる助走 どっちが好き?
575 :
無名草子さん :02/11/12 11:55
>>574 破壊力とオリジナリティでは「大いなる助走」でしょう。
でも、「悪魔の下回り」の東条ヒデキというのも大好きなキャラで。
文学賞がらみの部分では、やっぱり、「大いなる助走」がある限り……。
576 :
無名草子さん :02/11/12 17:06
あたしゃ、ドジリーヌも好きなんですが。
577 :
無名草子さん :02/11/13 00:42
ゼリーがあんなにはねるのはおかしいとおもいましゅ
578 :
無名草子さん :02/11/13 01:36
読みずれーよ。言ってることもむちゃくちゃ
579 :
無名草子さん :02/11/13 09:26
ドジリーヌのレシピで角煮を作ってみました。
ぐはっ… あれって食えるのかなあ。
582 :
無名草子さん :02/11/14 19:00
今週の「人生は五十一から」は 映画「姿三四郎」のDVDについて。
583 :
無名草子さん :02/11/16 02:17
小林信彦って筒井康隆を褒めたり批評したりしながら 小説の作法ではかなり影響されてるよね。 筒井康隆の小説を読んだ奥さんが「あなたにはちょっとね・・・」 と言ったことから「唐獅子」シリーズが生まれたらしいが。
>583 おれは小林信彦と星新一を小学四年のときに読み始めたが、筒井は中学三年になってから やっと読めるようになった。それくらい小学生にはきついし暗いしわかりにくかった。 その後どっぷりはまったけど。 スラプスティック映画が好きだったのと、団塊の世代のトレンド・リーダー的な 役割をはたしたところが、筒井と小林の共通点といえる。 ナンセンス推進委員会の同志みたいなもん。影響云々は感じないな。
585 :
無名草子さん :02/11/17 01:04
>>584 お前さんは読み方が相当に浅いな。
小林氏自ら白状してるけど、小林氏のドタバタは筒井氏の影響を大きく受けている。
しかし、天才と秀才を比較して秀才に限界があるように、小林氏のドタバタは「ほどがいい」という意味で小粒。
というか、言い方を変えると、小林氏は江戸落語の影響も大なので、
あっさりした感じがある。しかし筒井氏はとことんやる。
その違いだな。
ちなみにおれは筒井氏の作品を小学生の頃から読んでる。6年生の夏休みの
読書感想文は「48億の妄想」を書いた。当時、筒井康隆は有名では
なかったので、当然先生は知らなかった。
586 :
無名草子さん :02/11/17 01:18
「作家同士の関係を一方向でしか捉えられない」のは、浅い読み方の典型と思われ
585は関西人なんでしょ。584=586のおれは江戸っ子の血が濃い。 あっさりして粋な小林テイストのほうが、とくに中年以降好ましく思っている。 世に出たのは小林のほうが先で、ヤング誌(ヒッチコック・マガジン)の編集、 テレビ番組の構成でナンセンスの啓蒙活動をしていた。だから筒井が優位というのは 納得できない。小林はドタバタ小説ばかり書いたわけでもないし。 ただ、文章がいまいち巧い感じがしないというのはあって、これは損な部分だと思う。
>>589 たしかに、小林氏の方が先に世に出て、筒井氏を紹介した立場。
小林氏の大きな業績として「世界の喜劇人」「日本の喜劇人」を書いて、ギャグや笑いのコレクションをして研究をしたのは、氏の右に出る者はいないだろう。
が、それは評論家として優れているのであって、実作者としては、筒井氏の天才的独創性には負けざるを得ないだろう。
小林氏は確かに笑いの小説だけを書いているのではない。小林氏の純文学も味わい深く、僕は大好きだ。
僕の言いたいのは、「ギャグ小説」「喜劇的小説」においては、筒井氏のほうが優位ではないかと言うことだ。それ以上のものではない。
591 :
無名草子さん :02/11/17 21:05
筒井をギャグ、喜劇で括る無神経さは理解しがたい。 小林が江戸っ子テイストとか言う奴はもっと理解しがたい。
592 :
無名草子さん :02/11/17 21:42
「日本の喜劇人」史料価値 大 お世話になっています。 あの歴史が今の関東高田組までつながってい・・たらいいなぁ。 小林氏の東京人としてのシャイな感性と視点が素晴らしい。 私が小林作品で一番最初に読んだのは「すばらしい日本野球」 広島カープの強さの秘密はもみじ饅頭・・・星ヒューマとタブチクンの死闘。 厨房の当時、吉本ではないセンスのある笑い(ナンセンス)に衝撃を受け、 本がボロボロになるまで読みました。 この本は私の読書歴において北杜夫と並ぶマイルストーンのひとつです。
まさに小林氏は秀才タイプで、筒井氏は天才タイプ。 故に小林作品は小説より評論の方が優れており、読みごたえもある。 計算された面白さというべきか・・・。 筒井作品は小林氏も認めるように意識的に書かれていない部分での 爆発的な面白さがあり、そこに天才性を感じるな。
594 :
無名草子さん :02/11/17 23:00
>>591 キミのおつむが劣っているからだろう。
可愛そうに。
595 :
無名草子さん :02/11/20 23:21
保存age
596 :
無名草子さん :02/11/21 00:17
先週たまたま「夢の砦」と「ビートルズの〜」読み返してて 昨日「テレビの黄金時代」買った。 成る程と思った。
597 :
無名草子さん :02/11/21 12:32
>>591 小林さんの小説のユーモアとかウィットは、明らかに江戸落語の影響が濃い。間とか、登場人物のキャラクターとか。
筒井さんはもちろんギャグだけの人ではないが、この人が他の作家と大きく隔絶しているのはそのユーモア感覚だろう。
これはもう天才的でまったく独特で他に類を見ない。
そういうことを言ってるんだ。
無神経で理解しがたい頭脳を持っているのはキミだろう。
ふーん、 判り易い解釈だね、オツムの程度が。
599 :
無名草子さん :02/11/21 19:25
好きな作家だけど、血液型性格判断を信じているのがなぁ・・・ なんであんなデタラメを信じるのかなぁ
600 :
無名草子さん :02/11/21 19:50
601 :
無名草子さん :02/11/21 19:55
∧_∧ ッパシャ ッパシャ ( )】 / /┘ ノ ̄ゝ
602 :
無名草子さん :02/11/21 22:13
もう「ちはやふる奥の細道」とか「唐獅子」シリーズみたいな「笑いの文学」は 書かないのかねえ…書けないのかねえ… 谷崎を目指すには小市民すぎるしねえ… 「吾輩は猫である」みたいな、笑いと教養にあふれた長編を書いてほしいんだが。
603 :
無名草子さん :02/11/21 23:18
>>602 アイディアがあっても、目が悪くて書けないんでしょう
残念
604 :
無名草子さん :02/11/22 00:02
小林さんの笑いの文学は確かに好きだけど、 普遍性はないんじゃないかな・・・。 小林ファンは今読んでも愛情で笑ってあげられるのだが。 逆に筒井さんの笑いには普遍性があるんじゃないかな。 自分の子供に読ませても 大いに笑ってくれるような気がしますが。
いやー、まぁ小林は老いてますますいい仕事してるなって 文春のエッセイが単行本になったとき読んで再発見したクチなんすけど。 古い映画とか芸能の話をさせたら生き証人ですからな。
606 :
無名草子さん :02/11/22 09:46
両国付近を舞台にした、とてもよく似た長篇を続けて書いたでしょう? 「イーストサイドワルツ」ともう1つ。 あの2つはとても似てるので、どうしてまた……と思い、なんだか、小林氏の 老いを感じてしまった。 その後は、回顧とか懐古ばかりという感じで。 新作を読みたいんだけれども。女性のトルソに惚れてしまった男 の話なんか、好きなんですが。
607 :
無名草子さん :02/11/22 11:24
>>606 「世界でいちばん熱い島」ですな。
女の腰に惹かれる描写は「瘋癲老人日記」を意識したと書いてた。
「素晴らしい日本野球」のなかでは
少女の復讐・大藪春彦風「いちご色の鎮魂歌」が好きです。
608 :
無名草子さん :02/11/23 01:24
こんな生意気を言うのはちょっと気が進まないけど、 谷崎のフェティシズムが本物だったのに対して 小林さんは本質的にストレートというか変態さんではないと思われ フェティシストワナビーというか 「瘋癲老人日記」を意識するあまり、 無理やり自分のフェチ的要素を拡大しすぎてるような などと、足フェチロリコンの変態さんであるおれは感じるのであった(w 小林さんには変態同族のにおいがしないのよ
609 :
無名草子さん :02/11/23 02:48
そーね。
610 :
無名草子さん :02/11/23 15:29
たしかにね……
611 :
無名草子さん :02/11/23 17:38
小林の匂いは似非の匂い。
612 :
無名草子さん :02/11/23 17:42
三島由紀夫が「谷崎は無意識の塊だが、俺には無意識が無い」 と言ってましたが、小林さんもその辺は自覚的なんでしょうか?
613 :
無名草子さん :02/11/24 01:21
614 :
無名草子さん :02/11/24 01:57
>>613 「無意識過剰」とは小林信彦が小林旭について言った言葉だが……。
そうかな?
615 :
無名草子さん :02/11/24 02:27
>>612 なにげにかっこつけ、ええかっこしいだからなー彼氏。
616 :
無名草子さん :02/11/24 09:22
娘さんが信彦について書いてたのが面白かったな。イタリアンが好きなんだっって。
617 :
無名草子さん :02/11/24 12:16
618 :
無名草子さん :02/11/24 13:29
パパは神様じゃない文庫版の解説デス
619 :
無名草子さん :02/11/24 19:33
ちくま文庫版の、ね。
620 :
無名草子さん :02/11/24 20:29
カッコ良く氏ね、小林。
621 :
無名草子さん :02/11/24 21:04
でも老醜は晒さないでほしい……
623 :
無名草子さん :02/11/25 22:50
手後れ…
624 :
無名草子さん :02/11/26 22:38
625 :
無名草子さん :02/11/27 02:55
>>624 「ムーンリバーの向こう側」というタイトル
ってさすがに赤面しちゃう恥かしさ、というか・・・。
もうちょっとなんとかならないのかな?
626 :
無名草子さん :02/11/27 10:37
ついに信彦著作コンプリート。に喜ぶ40の冬であった。 # このスレでも触れている人いるけど、この人の映画に関する間違いの # 多さは他人には厳しいだけに萎えるよな。(すっかりなれたけどね。) # 自分で指摘した間違いを後年自分でしてるのは笑う。 # あまりに著作が手に入りにくいので全部読んでる人がいないんだろうな。
627 :
無名草子さん :02/11/27 10:41
>>626 いっとき晶文社から出てたエッセイ・シリーズに抜けがあるが、大体読んでる。
私小説を嫌って批判しながら自分でも私小説をけっこう書いてるのは{?}
だけど、小説そのものは好きだ。エンターテインメント小説はもっと大好きだ。
私も大好きですよー。 ただ、彼の言うことをあまりに鵜呑みにし過ぎな人々がほんの少しいやなだけで。
小林信彦ヲタ!酢豆腐のかどに頭ぶつけて氏ね!
630 :
無名草子さん :02/11/27 19:59
>>624 607のレスは606の最後の一文に付けられたと思われ。
631 :
無名草子さん :02/11/28 01:13
>>629 いいじゃねえか。他人の趣味をどうこう言うなこのボケカスアホンダラ。
632 :
無名草子さん :02/11/28 20:14
今週の「人生は五十一から」は 「リメイクが多すぎる」。 映画のことです。
633 :
無名草子さん :02/11/28 21:42
って似たようなコラム何度書いてるんだか・・・。
634 :
無名草子さん :02/11/28 23:53
この人高校の先輩。つっても昭和1ケタ? だから50期近く上だけどさ。 厨房のとき「世間知らず」読んだ。 で。モロに影響されてその学校受けたんだけど。 小説に出てきた「知的でリベラルな」空気はなくて 自由と言うより無秩序な学校だったな。今にしてみると。
635 :
無名草子さん :02/11/29 00:19
>>634 それはあなたが「世間知らず」だったから。
636 :
無名草子さん :02/12/02 23:43
おじいちゃん死んじゃったら、笑いに関する記録みたいの誰がするの? それだけが心配です。
637 :
無名草子さん :02/12/03 01:00
>>636 何人かがやるだろうけど、おれはラサール石井の感じ方がいいな
小林さんの文章がちょっとでも長く読めるといいな…
筑波大附属高校のどこが無秩序なんだ?
どこって言われてもよくわからないけど 秩序があるかと言われて「ある」と言う 人はいないと思うよ。無秩序が良くも 悪くもうちの学校の特徴だから。
あい変わらずAMラジオを聞いているっしゃるんだろうなあ。アシスタントにTBS小倉弘 子アナがいた伊集院光の日曜大将軍を褒め、アシが代わり秘密基地に番組名が変わっ たあとで面白くなくなったと感想を述べている。 TBSラジオに矢村貴子、大槻りこ、松本とも子、玉川美沙とFM出身の女性の活躍が 際立っていることについて感想を伺いたいなあ。 軍靴の響、南からの風、については敏感に発言されるのに聖教新聞に制覇されている ラジオの状況については触れていかないですね。
641 :
無名草子さん :02/12/04 21:11
ノブたんはミュージックプレゼント、嫌いなのかな。
642 :
無名草子さん :02/12/06 17:11
文春の仕事、相当やりづらそうな感じがついついしてしまう。 「この件については触れないでください」っていうお達しが 毎週ひとつづつ増えてるみたいな感じで… 「日本はタブーだらけの国だ」と氏が言っていたのは、もう 二十年も前のことになっているのですね…。
643 :
無名草子さん :02/12/06 17:59
お上品ぶらずに「噂の真相」にでも書けばいいのに。もっともあの雑誌にはあの雑誌のタブーがあるんだけどね(w
644 :
無名草子さん :02/12/06 19:00
>>642、643 雑誌を移れば面白くなるかなぁ ならないんじゃないのか
以前、本の雑誌に連載持っていたけど突然ってかんじで打ち切りを 宣言したことがありました。元編集者だけに本の雑誌社と揉め事になる とは思えず、(本文中でも本の雑誌社スタート地点のビルの鍼医者に かかっていることを書いたりして好意的だった)更年期障害が何か出た のかと心配しました。 高田文夫さんが週刊誌連載を突然編集長の都合で切られたのはネタ の使いまわしがあまりにも目立ったのだと思っています。
花園神社のヤクザに怯えるノビー(・∀・)イイ!!
また嘘書いてたなあ。 もう惚けてるのかな。 未だに人の事は気づくのに。。。 # この前の間違いを指摘する手紙送ったら # 丁寧なお礼の返事もらった。 # こんなもの何度もらっても嬉しくない。
>>647 70にもなる人にむちゃ言いなさんな
それより現役でいてくれることのほうがうれしい
高田文夫も酢豆腐だぁ! 実は談誌もそうだと思ってるけど ageて書き込む度胸はない罠。
650 :
無名草子さん :02/12/10 00:57
age
651 :
無名草子さん :02/12/10 10:21
週刊文春の、やすし・きよしのマネージャーだった、元吉本木村氏の手記 読んだ。 小林信彦氏のやすしの評伝と違い、きよしをかなり高く評価している というか、あまりにきよしが酷く書かれているので、弁護という感もある 自分もやすしの評伝には疑問が残ったため、納得した
652 :
無名草子さん :02/12/10 19:43
ノビーはね、自分を高く評価し過ぎなの!
今週のエッセイ、間違いの訂正が悲しい
>>647 の指摘したのがそれか?
654 :
ノビーへの私信 :02/12/14 02:02
花園神社の893は多分極東会だよ。
「テレビの黄金時代」という本を読みました。 何か衰えているという感じがしました。
656 :
無名草子さん :02/12/14 19:46
そりゃ年取れば衰えるのは摂理ですよ。 本人は自覚なさそうだけど。 週刊文春、またAMラジオねた。 「あんたのアンテナ、利得下がりっぱなしだよ!」 って誰か言ってやれや。 まぁ、老醜をまたーりヲチできるコラムと思えば腹も立たんか。
657 :
無名草子さん :02/12/14 19:50
確かに、QRのてるてるワイドにも中山美穂のハコ番は入っていたけど、 「口でよかったら」はLFの方の番組のコーナーじゃなかったか?
>>656 >本人は自覚なさそうだけど。
あると思いますよ。
何より視力が落ちるんだもの。
ご本人が繰り返し書いてきた「博覧強記」だって、出てこなくなったって書いてるし。
2chだからかもしれないが、このスレ、きついレスが多いのが読んでてちょっとつらい。
年を取ったら衰えるのはあたりまえで、
「唐獅子」や「夢の砦」を書いてた頃とは違うんだし。
以前から収入の話や、文庫の売上の話をぽつぽつ書いているでしょ?
ご本人だって、安定収入源=仕事として、週刊文春のエッセイをやっている部分がかなりあると
自覚しているはず。
経済的・体力的な事情が許せば、他にやりたいことがもっとあると思われ。
659 :
無名草子さん :02/12/15 01:38
>>658 ファンとして、急に衰えてくる姿を見ると、ショックです。
「夢の砦」からそんなに時間が経過したのか?と思ってしまう……。
小説の新刊が出なくなって、そういや……と思い当たるので、余計哀しい。
ずっとファンで小説の新刊は欠かさず買って読んでいたので。
660 :
無名草子さん :02/12/16 13:39
>>659 小説の新刊がでなくなったのと前後して、
「小説が読めなくなった」という記述がエッセイに出た。
そのころから、以前はほとんどなかった著書での誤植が
散見されるようになった。
目の問題は、かなり大きいでしょうね。
661 :
無名草子さん :02/12/16 17:02
>>660 そうですか。
クラークかハインラインが、ばかでかいモニターとPCを繋げて、
「目が悪くなったがこれなら執筆出来る」と言ってましたが、
ああいう風なことは……。
才能が枯渇したんじゃなくて、目のせいだというのは……エッセイと
小説じゃ、気張ってる時間も違いますから……。
662 :
無名草子さん :02/12/16 18:14
>>661 それだけではないかもしれません。
目のことしか小林さんは書かないし、
事実として校正漏れが多くなったことくらいしか、わたしには。
ただ「テレビの黄金時代」の連載は、
(悲しいことですが)小林さんがご自分の「持ち時間」を計算して、
小説より優先して始めた仕事なのではないかと、読みながら感じていました。
663 :
無名草子さん :02/12/16 21:57
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
665 :
無名草子さん :02/12/18 20:51
これだから地方の人は困る。
666 :
ふるーつちんぽ ◆LMu4DFWZDg :02/12/18 21:05
男性作家はチンポが勃たなくなると筆力も衰える。これは文学の世界じゃ常識です。
667 :
無名草子さん :02/12/19 00:55
>>665 今週号のエッセイね
来週は笠原和夫さんの話かも、と思ったけど、
新年号だから追悼ネタは書かないかな…
668 :
無名草子さん :02/12/19 20:43
>これだから地方の人は困る。 東京人として恥かしいね。 つか、なぜ小林は生っ粋の東京っ子である事を 執拗に主張するのだろうか? まぁ、想像つくけどね。
669 :
無名草子さん :02/12/19 22:51
>>668 > 東京人として恥かしいね。
東京人、なんて恥かしげもなく書けるなんて東京在住者と
して恥かしいよ。
> まぁ、想像つくけどね。
もったいぶってないで想像の内容をちゃんと書け。
670 :
「レッド・ドラゴン」は早川より発売中です。 :02/12/20 04:53
新刊『コラムの逆襲』、昨日銀座で買った。 117〜119pで、「 ハンニバル 」の小説と映画化について書いていて、 マイケル・マン監督が「レッド・ドラゴン」を映画化した「マンハンター」が 日本では(映画館で)公開されていないと書いているけど、大間違いです。 「刑事グラハム 凍りついた欲望」というタイトルで(少なくとも俺の知る限り 新宿の)マイナーな劇場でやっております。連載時の中日新聞&単行本の担当者は、 校正時に調べなかったのだろうか? 中日新聞では無理かもしらんが、「羊たちの 沈黙」「ハンニバル」を出してる新潮社の担当気付けよ!
671 :
無名草子さん :02/12/20 11:32
>東京人、なんて恥かしげもなく書けるなんて東京在住者と >して恥かしいよ 東京在住者(おのぼりさんを含む)と東京人(先祖代々東京出身)とは違うだろ。
672 :
無名草子さん :02/12/20 11:40
>>670 確か単館に近い上映で、
しかも相当短期間で上映終了したんだよね。
コアな映画ファンに聞いた。
エッセイ、評論は出る度に買って読んできた。 小説も全部じゃないけどやはり買って読んできた。 そして「テレビの黄金時代」が本になった今、心から言おう、 「小林 信彦 逝ってよし!」
675 :
無名草子さん :02/12/20 16:53
金城一紀「GO!」読んだけど、 「世間知らず」によく似てるなと
676 :
無名草子さん :02/12/21 13:29
ずっと思っていたのですが、 「天才伝説」で、やすしを殴打した人物は 特定されるのでは。 同様に読んだ方はいませんか。
677 :
無名草子さん :02/12/21 21:00
18
678 :
無名草子さん :02/12/23 00:03
では285、6以下はなに?
679 :
安楽椅子探偵 :02/12/24 01:45
>>676 優れたミステリ小説の流儀から行くと、一番ありえそうのない、小林信彦が
殴打犯人じゃないかという気がするね。
やすし殴打の犯人 1)泥酔して帰宅したやすしが息子に理不尽な説教、キレた息子は気がつくと半殺しの 目にあわせていた。 2)木村政雄元吉本マネージャーが、やすしに「お前ヅラしくさって、ばらしたる」 と脅され、カツラ隠蔽のために・・・
682 :
無名草子さん :02/12/25 14:06
>>671 文春文庫「本は寝ころんで」p117にこんな記述がありました。
> 枝川公一の「東京暮らし覚え書き(はる書房)を読んで、この人の本を
>もっと読んでおけばよかったと思った。
> 向島に生まれ、江東区に住む著者は、<東京人>という新語に違和感
>を覚える。まぎれもない東京っ子でありながら、<「東京人」を素直な気持
>ちで聞けないし、読めないし、あるいは書けない>という。
>それはそうだ。こんな言葉を考えるのは田舎者である。
><生きざま>という言葉と同じようなものだ。恥ずかしいものだが、怖いのは、
>それに馴れてしまうことである。
ちなみに、この部分からだけでは言い切れませんが、
>>669 がどういう意味で言っているのかはおくとしてど、小林氏はいわゆる
「東京っ子」というもの、代々東京に住んでいるという意味ではとらえてないよう
な気がします。
683 :
無名草子さん :02/12/26 10:24
>>677 私もそう思う。真相は措くとして、小林氏が
この人物を殴打犯と想定して書いていることは間違いない。
少なくとも当人はそう読むだろうし、
抗議をしたかもしれない。
すると、文庫版付記は「お詫び」に相当すると考えられるが如何。
684 :
無名草子さん :02/12/26 10:25
http://rira.moo.jp/sharp/ http://www.geocities.co.jp/Playtown-Part/7565/ 2002/12/25
「火星物語」クリアしました〜。
最終話、長いよ…!せめて途中どこかでセーブさせてくらはい…。
戦闘自体はココまでレベル上げに励んだおかげか、どれもキツくなくて
程よかったです。話がまとまっていく様もとってもよくて感動しました。
オマケも面白かったです♪千葉さんの名演技に拍手ですね!
三役見事に演じ分けててさすがの一言!
さてさて、これが終わったら逆転裁判2でも…と思っていたんですが、
同友人から借りてたブレスオブの2(!)をクリアしようと思います。
ずっと放置だった…ごめん、M嬢…。久々にSFC起動です☆
前回どこまでやってたかすっかり忘れていたんですが、どうやら
わりかし進んでたみたい。またチマチマとプレイしていきます〜。
…そしてこれが終わったらFF1・2(FC)が待ってる…
逆転裁判2プレイの日は何時…!?(苦笑)
685 :
無名草子さん :02/12/26 19:54
>>683 あれ?
週刊文春に一八が猛抗議した、って記事なかった?
しかし、小林って他人対する愛がつくづく無いね。
「天才〜」を読むと高信太郎やアン・ルイスが不憫になるよ。
「東京人」という言葉に対して恥ずかしさを感じるのに「日本人」という言葉に対しては恥ずかしさを感じないとすれば、 それは恐らく当人が「東京」に対して何かの特別な感情を持っているためだろうな。 その「何かの特別な意味」とは、当人が東京出身なら一種の優越感かもしれないし、東京出身でなければ一種の劣等感かもしれない。 いずれにしても「東京人」という言葉が恥ずかしいなどというのは馬鹿げた話である。
687 :
無名草子さん :02/12/27 01:20
>>686 そんなことは判りきっている。
文脈が問題なんだろ。
>>687 そういう陳腐な発言をシタリ顔で繰り返すお前のような奴が一番恥ずかしいな(ワラ
689 :
無名草子さん :02/12/27 08:33
>>688 「シタリ顔」なんて書けば煽ったつもりになっているお前が一番知恵遅れだな(w
「東京人」が恥ずかしいのは感覚の問題だから議論は無駄 おれはやはり恥ずかしい 自分は東京人、と話すことはたぶんこの先もない
691 :
無名草子さん :02/12/27 18:16
692 :
無名草子さん :02/12/29 22:51
693 :
無名草子さん :02/12/31 16:00
大晦日age 年末になるとなぜか極東セレナーデを読みたくなります。 これはノビーの小説の中では今でも私の中でベストワンですね。 新潮文庫の通常の表紙の奴と、ウーマンドリームのユウキ萎えが表紙の奴 両方のバージョンを古本屋で揃えてしまった。 この本を厨房の頃読んで広告代理店への就職を夢見たものの 今では全く異なる職業についてしまった。 極東セレナーデの続編ってでないかなぁ?
694 :
無名草子さん :02/12/31 22:32
>>694 ないねぇ、続編。
ところで「極東セレナーデ」の主人公と、
「結婚恐怖」の主人公って、
ほぼ同世代だわな。
>>all
よいお年を。
695 :
無名草子さん :02/12/31 22:38
696 :
無名草子さん :02/12/31 22:40
697 :
無名草子さん :03/01/01 16:35
あけおめ! とか言ったらノブちゃんイカリそう。 「言葉を省略するなんて田舎者がする様なことだ」とか言いそう。 続けざま、ことよろ!とか言ったら 「だから言葉を無闇に省りゃ・・ウッ!」とか言って逝ってしまいそうだ。
自分が話すときはよく省略してるからそんなことは言わないでしょう。 信彦さんは自戒ネタがけっこうありますから。
保存sage
700 :
無名草子さん :03/01/05 00:18
701 :
無名草子さん :03/01/05 02:45
「コラムの逆襲」読了 ミヤコ蝶々の死を東京のマスコミが報じるのは吉本若手芸人への 反感からだって…違うんだけどなあ。
>>700 クリックしてちょっとワロタ
そのまま、じゃないけど、そんな意味のことを何かに書いてたはず
生活のことは他人に任せておきたい、みたいなことを
703 :
無名草子さん :03/01/05 22:22
>>521 私もシャイニングを観て、「あちらに取り込まれたんだな」って思ったよ。
それで、しばらくして小林氏のコラム集読んで、
そうではない受け取り方をしていたので、意外だった。
キングも小林氏に近い受け取り方をしていたみたいだ。
あの映画に関して言えば、映画にしにくいキングの原作から
あそこまでやったキューブリックは偉いと思ったけどな。
小林氏のコラムはいろいろ読んでて、教えられることも多かったから
悪口ばかり並べたくないが、歌舞伎や能やオペラやクラシックや、
古典に対する関心のなさ、無知さは当人ももう少し自覚的でいてほしい。
謙虚でいて欲しい。
小説は暗い作品のほうが無理が感じられなくて読みよいです。
704 :
無名草子さん :03/01/08 21:47
本日発売の「週刊文春」の「人生は五十一から」より。 @三谷幸喜氏のことを「ある劇作家」呼ばわり。 とうとう小林氏に見限られてしまったか… A「日本初の「シット・コム」は「スチャラカ社員」」との指摘あり。 三谷氏も一応は「HR」のホームページでスチャラカに触れている。 ちなみに僕が「スチャラカ社員」という言葉に初めて接したのは、 高橋留美子の漫画のなかで、でした。
705 :
無名草子さん :03/01/08 21:53
>>704 小林さんはどうして三谷が嫌いなの?
お互いワイルダー好きだし、笑いの好みは合ってると思うし、以前は仲悪くなかったでしょ?
三谷が大物になってカチンときたのかな?
まあ、「HR」はまるで面白くなかったけど。朝日なんか、夕刊に
三谷の連載があったりするから気を使って貶さないのな。
706 :
無名草子さん :03/01/08 21:56
>>704 「スチャラカ社員」見てたぜ。
あれで当たったから、同種の「ごろんぼ波止場」とか「番頭はんと丁稚どん」とかあったなあ。
もっと言えば、吉本新喜劇なんかシットコムの一種と言うべきじゃないか?
あ。NHKの「お笑いオンステージ」はどうなるんだ?
まあそういうことで、「HR」は日本最初のシットコムじゃない。
そこらへんで小林さんはカチンと来たのかな?
707 :
無名草子さん :03/01/08 21:56
>>706 すまん。「てなもんや三度笠」という名作を忘れていた。
708 :
無名草子さん :03/01/08 22:00
爺さんになると、ささいなことでも怒っておかしな行動に 走るようになる。仕方ないんじゃないの? マジメに取る必要なし。 逆に感情の起伏が激しくなって、自分を責めだすと危ないな。 ようするに今の小林の批評なんてぶれぶれでしょ。 「じじいが繰言いってらあ」と笑って読んであげればいいんだよ。 君ら若いんだから自分の感性で新しい映画や小説を見つけられるはず。
>>705 コラムを読んでると、評価が変遷していくのがわかる
SMAPが出た古畑任三郎が転回点かな
それまでは好意的だったけどね
でもまあ、三谷も出来不出来の差が激しい人だよね
演劇はともかく、テレビはやめたほうがいいと思う
「王様のレストラン」のあと、感心したことないもん
ちょっとズレたのでsage
710 :
無名草子さん :03/01/09 01:41
>>709 たしかに、舞台は傑作を連発しているけど、テレビはダメなのが多いね。
おれは、小林さんのコメディや芝居を見る目を信じているんだが。
711 :
無名草子さん :03/01/09 01:58
つーか、「ある劇作家」と表現したのは 名指しで批判するのはあまりにも失礼と思ったからではないかと。
712 :
無名草子さん :03/01/09 08:19
>>711 あまりにばればれなのに、あえて「ある劇作家」なんて呼ぶのはかえって
皮肉だろ。
713 :
無名草子さん :03/01/09 10:19
>>712 小林さんはわざと名前をぼかして、いっそうバカにするというか軽蔑の表現をする。それがかなり効果的だったりする。
714 :
無名草子さん :03/01/09 17:05
書かれた方は相当傷付き腹立つだろうね、いつも思うが
715 :
無名草子さん :03/01/09 18:08
>>713 あるねえ、それ。たまに使う手だね。
それと「〜だもんね」って言い方、つらい・・・
716 :
無名草子さん :03/01/09 19:45
一つ確信しているのは、 この人の批評には愛がない。 ということだ。
717 :
無名草子さん :03/01/10 01:42
愛のある批評ってなんだ? 小林氏はただ単に自分の知ってる事実を淡々と書いてるだけだろう。 別に三谷批判とも感じられなかったけどな、文面からは。
718 :
無名草子さん :03/01/10 03:30
ぼくは小林信彦好きなんだけど、 どうしても合点がいかないのが血液型にこだわることと、 田中康夫や中野翠を評価していること。 なんでなんだろう?
719 :
無名草子さん :03/01/10 04:48
吉本嫌いもますます徹底してきたような。 最近の上方芸人で評価しているのは、上岡龍太郎、上沼恵美子、 藤山直美、米朝…と吉本以外ばっかり。 三宅裕二を評価してるのもわかんない。
720 :
無名草子さん :03/01/10 09:42
>>719 要するに今の若手芸人が嫌いなんでしょ。それは僕も同意見。
三宅祐司は、笑いが江戸落語的センスだから。彼のトークだけを聞いていては
判らないが、舞台を見ればよく判る。
やっぱり小林さんは江戸前の笑いが好きなんだよ。
721 :
無名草子さん :03/01/10 09:44
つーか、感覚が、40代とそれ以下じゃかなり乖離してる。 小林さんの意見は、30代以下には理解されないかもな。 ちなみにおれは45.
722 :
無名草子さん :03/01/10 10:41
>>718 血液型については、戦時中、輸血に備えて胸に血液型を書いた札をつけていたころに、まず関心を持つようになったと書いていたね。
ああいう占いもどきを信じてるかどうかは別として、
ハナシとしておもしろいと当人は思ってるんでしょう。
中野翠については、1995年あたりには、「むずかしいところへきた」とか、いくつか気になる点がある、と遠まわしに言っていたよね。
遠まわしにだけどね。たしかに、ひいきはしてるみたいだね。
私は、小林氏、何冊か本も買ってるし、好きなんだけど、他人への悪口が気に触るときがある。筒井康隆は、個人を名指しで非難するときも、小林氏みたいなへんな言い方しないでしょ。
723 :
無名草子さん :03/01/10 12:19
>>722 そうですね。筒井さんの場合は口を極めて罵ることが多いけど、かえってさっぱりした
感じがある。というか、「あの人に何を言われても仕方がない」という紙一重な人徳というべきか。
小林さんの場合は、後に尾を引く陰湿な感じがありますね。実際、根に持つタイプだと思うけど。
根に持つのなら、筒井さんも大いに持ってると思うけどね。
724 :
無名草子さん :03/01/10 19:40
叩くことだけが目的な批評が目立つのよ、この人は。 口汚なく罵っても相手の成長を陰で願うような、 愛のある批評がないってこと。 週刊文春のコラムでここ最近、 何人かの人物に対して被害妄想と評してるけど、 「その気が一番強いのはあんたじゃないの?」 と突っ込み入れたくなる。
725 :
無名草子さん :03/01/10 19:45
中原弓彦時代の小林に「馬の首風雲録」を酷評された件については筒井もいささか根に持っていたようだな。
>>722 芸人、有名人を血液型で分けて
「B型・・・息詰まるようなメンバーである」
なんて書いてた頃は、そんなのに興味持ってるんだくらいに思ってたんですが
(もちろんご本人もB型なんだけどね)
ところが、そういう分類はくだらないという意見に対して
かなり本気で捨て台詞をはいているような文章を読んだので不思議だなぁと。
まぁ別になに信じてたっていいんですけど
血液型性格判断なんて真っ先に莫迦にするタイプのように思えるのに。
そういや筒井康隆も自分の血液型(おなじくB型)にこだわってましたね。
田中康夫については少なくとも小説家としての評価は避けてますよね。 さすがというか、ずるいというか。 「政治家」としての彼の姿勢に共感するものがあるということなんでしょうが、それがよくわからん。 田中康夫ってそんな立派な知事さんなのか〜? どうなん、長野県民のみなさん。 震災ボランティアから政治家へ、というパターンはナンシー関が批判していたと思うが、 そのナンシー関に対しては評価が高かったね。 722氏が紹介された中野翠に関して述べたのと同じ文章の中で 比較するような形で褒めていたはず。
728 :
無名草子さん :03/01/10 23:49
本日付「中日新聞」夕刊の 「小林信彦のコラム」(324)のタイトルは 「長すぎるけど、「ギャング・オブ・ニューヨーク」は見て欲しい」。 う〜ん、長すぎる…
729 :
無名草子さん :03/01/11 05:01
>>726 ヒステリックに反応してしまう、というのは、体調に関係があるのかもね。
血液型にこだわるのは、自分がAやOに比べると少数派のBだからかもしれない。
日本だとA>O>B>ABになるけれど、日本以外の地域になると、
ほとんど0ばかりだったり、Bが一番数が多いとか、ちがってくるんですよね。
血液型占い好きな人は、そういう例を見せても、
国民性と血液型を結びつけて盛り上がってしまいますけれどね。(笑)
上でも出てたけれど、
たしかに筒井康隆は、ケンカして思いっきり怒っても、さっぱりしてるね。
読んだ後、不快感が尾を引くことはない。人徳、でしょうね。
小林信彦は人の出自にこだわるところがあって、気になるね。
誰にでも欠点があるといえばそれまでですが、欠点は欠点だしね。
730 :
無名草子さん :03/01/11 10:05
>>729 つーか、疎開先で虐められた体験が強烈なんでは?
といえば筒井さんも疎開先で虐められてるんだけれども。
集団疎開と縁故疎開の違い、東京と大阪の違いかな?
小林さんは「冬の神話」という長編に書いてるけど、筒井さんは疎開体験を独立した作品にはしてないよね?
おれはここまでの流れと意見違うけど。 別に小林さんに限ったことではないけど 基本的に小林さんは否定的な意見はあまり言わない。 敵を作らない、というのは、一般的な処世でしょう。 田中ヤッシーの小説のことを触れる人間のほうが珍しいと思う。 三谷幸喜には好意的に見ていた時期もあり いろいろ書いていたけど、SMAP古畑を否定してから後は やはり何も書いていないと思う。(記憶だから違うかもしれん) 今回の件は ・書いていることに明らかに間違いがあった ・それが「テレビの黄金時代」の分野にかかわる事だった から、間違いの指摘を書いた、ということで、 別段三谷幸喜にケンカ売ってるのではないと思う。
732 :
無名草子さん :03/01/11 22:10
>721 うむ。 小林さんはコラムの中で「ここで私の出番となるが」と書いているが これは「昔の芸能テレビ物知り博士」としての自分の立場というものを 十分自覚していると思われ。 それがゆえに今回間違いを訂正したわけだろう。 決して三谷氏の存在を否定しているわけではない。
ただ、最近は矛盾しまくり事実誤認続きの氏の ことなので生暖かく見守らせて頂きます。 前に誰かも言ってたけどもっと自覚を持って 欲しい。昔もそれほど大した事言ってたわけじゃ ないけど、今はほとんど内容が無く氏の生存を 確かめるのに役立っているだけです。 (あくまで私にとってですけど)
734 :
無名草子さん :03/01/12 11:04
小林氏の言うことを全てそのまま鵜呑みにせずに、 「小林氏の意見」としてとらえれば、楽しめるよね。 昔の芸能について、調べるきっかけになることは多いよ。 なんだかんだいっても、文春のコラム、立ち読みしてるもんね。 しかし、政治関連のネタは控えた方がいいと思うぞ。 まさか、あれを鵜呑みにする人はいないだろうけれどね。
いないよ
(^^)
737 :
無名草子さん :03/01/12 19:43
なんか上のほうで中日新聞のコラムがまだ続いていることを知り 安心しました。この人は時事的な話題は取り上げないほうがいいと思う。
738 :
無名草子さん :03/01/12 20:30
「楽しませてくれた人」が衰えていくのをリアルタイムで見てると なんか淋しいなぁ。
739 :
無名草子さん :03/01/12 22:43
この人が江戸前ってのが笑っちゃう。 暫く前の文春のコラムのフグ屋の話。 他所へ移ったんならそこに馴染んで口つぐんでろ! ってのが、当たり前の礼儀だと思うんだよね。 なんで、「地方の人は困る」なんて 余計な口たたくんだろうね、 地在でもないのにこの酢豆腐は。
若旦那「酢豆腐はひと口に限ります」
741 :
ナナシ大統領 :03/01/13 09:37
昨日の12チャンの漫才特番で、人生幸朗の漫才で客席をうつすと 小林氏の姿があった・・・
742 :
無名草子さん :03/01/13 09:41
昨日見てたが気付かなかった。 ↑すごいなー。
>>741 あのサングラスかけた人でしょ。
やっぱそうだったかぁ。
744 :
無名草子さん :03/01/13 23:25
前後左右が大笑いしている中、 サングラスは、シニカルな笑いを浮かべていた。
745 :
無名草子さん :03/01/13 23:36
高田文夫が、日刊スポーツで「名人・志ん生そして志ん朝」をとりあげて、 やんわりと小林批判。
>745 高田さんにも苦言を呈されましたか。 入手むずかしいので紹介していただけるとうれしい…。
747 :
無名草子さん :03/01/14 00:07
小林信彦氏からいち早く「名人・志ん生そして志ん朝」が送られてくる。 親子2代の名人を聴きつづけてきたノート。一昨年63歳という若さで亡 くなってしまった我々世代の永遠のアイドル古今亭志ん朝・・・それがこ うして早くも評伝になり伝説となってしまう。青少年時代からあこがれた 落語界の両雄、志ん朝と談志(まさに芸の世界のONなのだ)。 (略−談志が「さんまんのまんま」に出た話)小林信彦氏は志ん朝には ライバルというものがいなかったと書いたが、我々下の世代から見ると常 に志ん朝と談志はあこがれの2枚看板だった。それは馬場と猪木のように 互いの存在がより自らを照らし出すのだ。片や1冊の本となり伝説化し、 片やいまだにテレビで無茶を言っている。その両方を見ていると私の感慨 もひとしおである。談志師匠にはせめて志ん生の83歳までは生きててほ しい。
748 :
無名草子さん :03/01/14 01:16
小林信彦は絶対に談志が大嫌いだからなー。
>>748 変な文章になってしまった。ごめんなさい。
>>747 これ、批判かね
そう読む人にはそうだろうけど、「自分の視点からはこう」ってだけのように思うけどな
談志は「名人」じゃないし、どっちの言ってることもよくわかるけど
751 :
無名草子さん :03/01/14 11:44
来週号の週刊文春は笠原和夫+深作欣二の仁義なき追悼ネタにケテーイ
752 :
無名草子さん :03/01/14 11:47
春っておおいな。
753 :
無名草子さん :03/01/14 13:44
>>750 御意。
高田サンは談誌の弟子だし、小林さんと微妙に立場が違うのは当たり前。
で、この文章は小林批判には読めないけど。
754 :
無名草子さん :03/01/14 15:00
>>748 そうなんですか。
小林氏が「絶対に」嫌いだ、というと、芸云々ではなくて、べつの理由があるのかとかんぐりたくなるね。
面識があるのだが、印象が悪かったとか。
755 :
無名草子さん :03/01/14 23:13
今日、ようやく 「コラムは誘う」の新潮文庫版を入手できた。 単行本は持ってるんだけど、一応、コレクターなんで… それにこの人は、けっこう「文庫版あとがき」なんかを付けてくれるからね。 でも今回のボーナストラックは、あとがきのうちラストの3行のみ。 ちと残念。 でも、ちょっと刺激的。 「後記−爆笑問題をホメすぎているのが気になりますが、 ブレイクした時のパワーは正にこういうものでした。 (略) (二〇〇二年十一月)」 あらら、彼らももう飽きられちゃったか…
>>755 あの、「飽きられちゃった」とかいう解釈以前に、
今の爆笑問題、あの頃よりつまんないと思わない?
757 :
無名草子さん :03/01/14 23:55
>>756 テレビに出すぎて忙しすぎるから消耗してるんだよ。
みんな一度は辿る道。
758 :
無名草子さん :03/01/15 10:05
>>754 少なくとも談志が小林のことを快く思ってないのは確かだろう。
いつから両者の関係が悪いのかは分からないが。
談志百選で、泉和助を取り上げているが、
小林の泉評について納得がいかないという文が入っていた。
759 :
無名草子さん :03/01/16 21:34
本日発売の「週刊文春」の「人生は五十一から」は 1月3〜4日頃の停電体験について。 長女が出産したことはこの連載で数ヶ月前に書いておられたが、 まだ赤ん坊が一緒に住んでるとは思わなかった。 (少なくとも、この停電の時には、赤ん坊がいたようです。) 小林氏、物音や大声には神経質そうだもんね。
760 :
無名草子さん :03/01/17 00:03
761 :
無名草子さん :03/01/17 19:48
今週号の妄言もすごかったね。
762 :
無名草子さん :03/01/17 23:21
はぁ、妄言、ですか… ??
いまや毎週のように妄言ですから。。。
764 :
無名草子さん :03/01/18 09:03
>>763 >中原時代よりの読者
うーん。50歳過ぎか?相当なお年ですな。
30代終わりだが、価値あるものが忘れられたり粗末にされたりして、 時代に乗っているだけの「なんでもない」ものがもてはやされるのを見ると、 小言や不満のひとつもいいたくなりますな。 復権に必要なのはたぶんなんらかの「お祭り」や「イベント」なんだけど…。 ガンダム富野が、エヴァ庵野に抱いた感情が理解できる年頃でした。
766 :
無名草子さん :03/01/18 11:00
>>765 仰る通りです。
僕も同意見です。
ちなみに僕は40代半ばですが。
767 :
無名草子さん :03/01/18 12:01
来週発売号の「週刊文春」、ネタはやはり深作監督追悼かな? (小林氏ほど「仁義なき戦い」に深いシンパシーを寄せていた 作家もいないのでは?)
768 :
無名草子さん :03/01/18 12:06
「ゆきゆきて神軍」がキネ旬ベストテンで1位にならなかったとき、 「「仁義なき戦い」を1位にしたくない人たちが「津軽じょんがら節」に投票して云々…」 と回顧していた。
769 :
無名草子さん :03/01/18 12:07
あと、「中日新聞」がリアルタイムで読める人がうらやましいです。 (少なくとも、映画を観たい気にさせられる、希少な人ですので…。 図書館へ行けば読めるのですが、ドッタンバッタン、新聞の束と 格闘するのが億劫で…。)
質の高さなんてものはエンターテインメントに求められる一要素でしかない。 ほかにもっと重要なのは旬のタレントがもつ華であり、勢いであり、また時代の空気であり、 あとはなんだろう? そういうことは重々承知の上で。 いろいろ見てきた通人は、消えていいようなものには冷たいものです。過去現在いずれについても。 年寄りのひがみみたいに思われるのは不本意なので、ちょいと追加しておきましょう。
週刊文春を読んだが、氏の文章はしごくまっとうな意見だと思う。 氏は昨日今日ああいうこと(今の東京批判)をしているのではなく、 以前から繰り返しエッセイでも小説の中でも主張してきた。 特に「夢の砦」の終わりの部分で、主人公が若い女性と東京を歩くが、 あれは、氏の東京という街へのレクイエムだった。 小生は60年以前の東京を知らないが、スローライフが復権する 昨今、氏の主張はもっともなものだとしか思えない。 それを老人の繰り言・妄言のようにいう連中のほうが無知で無教養 ということになる。 ただ、氏は「だから地方出身者は」というのが反感を買うんだろうな。 東京で生まれ育ったものと違って、田舎者は街への愛着が少ないから、 という意味で使ってるんだろうけど……。 ちなみに小生は田舎者です。
772 :
無名草子さん :03/01/18 12:57
深作は 1週間だよ 話題がね
773 :
無名草子さん :03/01/18 14:14
一部のみをみるとぶれていないようだけど いろんな所のものを読むと時代を経ての 変化とはいえないぶれが多いのが 氏の魅力でもあります。 (学術論文ではないので私は気にしませんが 近年の読者はあまりに信頼をおく方も 少しいるようなので。)
775 :
無名草子さん :03/01/18 14:50
若いもん(芸人・クリエイター・観客など)はときどき叩いておかないと増長する。 小林信彦はそういう「うるさがた」の役目を負わされている、ある意味気の毒な存在といえよう。 後輩の面倒をみた経験のあるヤシはわかるだろ?
776 :
無名草子さん :03/01/18 15:42
>>775 うはは。よっぽど「後輩」に煮え湯を飲まされたな。
恥ずかしながら江戸っ子だ、俺。
つか、江戸っ子って自分で言う奴に碌な奴いないな。
まぁ、俺も妄言
>>771 も相当な妄言だ。
778 :
無名草子さん :03/01/18 21:59
>>777 おれは771だが、一緒にするな。しっしっしっ。
779 :
無名草子さん :03/01/18 23:04
若いころ、小林信彦は渥美清に「評論家っていうのは、茶碗のふちにこびり付いた飯粒」と 言われて、ずいぶんこたえたらしい。 ただ、俺もマイナーサイトを運営するアマチュアライターであるので、物書きを擁護したい 気持ちがある。物書きは情報を発信するメディアである。テレビや新聞などは大勢の記者やスタッフに よって、「マスコミ」という名の、なんとなくある方向性をもつパワーを形成する。 マスコミのパワーは政治家を辞職させたり、タレントを殺したりする。 小林信彦は個人で、それなりのパワーをもつのだから、それはそれでたいしたものではないか。
780 :
無名草子さん :03/01/19 00:14
>>779 別に文句付けるつもりもないが
アマチュアライターって、自分のホームページ持っている普通の人とどこが違うの
気になる
781 :
無名草子さん :03/01/19 00:41
俺はホームページ持ってる普通の人だが、アマチュアライターという名乗りが 反感を買うということをいま知ったよ。
783 :
無名草子さん :03/01/19 03:39
>782 反感っていうか…イタイなあと。私はですが。 おっしゃるところの小林のパワーもマスコミの一角だしね。
>783 小林信彦をマスコミの一角とは言わないだろ。 ジャーナリストじゃなくて批評家・作家なんだから。
785 :
無名草子さん :03/01/19 13:30
絶版をかたっぱしから復刊せよ ドジリーヌ姫はオモロかった。小林ハンは自分で料理をするひとなんだな。 中年探偵団はことごとくスベっていた。サムい。
>>786 一緒だからナンだってんだ。
おれは小林さんのことをコヴァなんて下品な呼び方しねえよ、バカ。
789 :
無名草子さん :03/01/19 21:18
>>786 こいつは罵倒するだけのヤツだな。
批判の対象を具体的に書けないんだから。
790 :
無名草子さん :03/01/20 01:34
>784 マスコミ=マスメディア。だから マスコミを媒体に発表してんだからマスコミだ
福田和也という評論家は東京生まれにしては東京者に対して 妙なコンプレックスを持っていると思いました。 建学の福沢諭吉の悪い面を増長膨大させた慶応大学出の所詮 能書き垂れ坊ちゃまであると。 「作家の値打ち」という本のエンターテメント編、純文学編の 各100人の取捨選択の基準がごちゃごちゃです。 (たとえば吉村昭、藤本義一が入っていない、渡辺淳一の初期の 「雪舞」「廃鉱にて」の評価が抜けている) 物故作家は入っていないので野蛮の脂手(コノ言い方、太宰治の改作童話より) を山口瞳、吉行淳之介は受けないで済みました。 で、純文学の方で100人に取り上げられた小林信彦先生については だいたい当たっています。 本が出ていない絶版されているという報告が一番役に立ちました。 ドジリーヌ姫、神野推理も行方不明なのかな。 電子出版、PDFで絶版物も個人購読できる世の中になって ほしいなあと思いました。
>790 テレビドラマもバラエティ番組もマスコミと呼ぶつもりか? 社会に出てからそんなこと言ってると恥かくぞ。
793 :
無名草子さん :03/01/20 09:49
>>792 日本人はマスコミとマスメディアを混同して使ってるからな。
794 :
無名草子さん :03/01/20 21:42
東京も広く深いからね。
795 :
無名草子さん :03/01/21 02:51
>>792 そうだね。でもノビーの発してるのはマスコミ発だけどな。
796 :
無名草子さん :03/01/21 10:42
60年代以前の東京に戻せ・・ おじいちゃんワラタ
797 :
無名草子さん :03/01/21 11:27
>>796 判らないこともない。
オマエみたいに笑うのは無知な証拠だ。
そんな、こども相手に大人げない ああいう、せわしないけどどこかゆったりした社会を知らないんだからしょうがないよ
799 :
無名草子さん :03/01/21 12:43
>>798 たしかにそうですね。
ガキ相手にマジになって申し訳ありませんでした。
60年代以前の東京がそれほどいいものでは なかったというのは周知のことですが 氏にとって良い時代でしたからね。 # かつての東京経験者としては遠慮したいです。
>>800 >周知のことですが
それは例の「あなただけの価値観」ってやつでは。
少なくとも、一般化して言うのはどうかと。
おれ的には、都電が走って首都高がないか建設中の東京は悪くなかったよ
生まれてない60年代以前の時代を知らないことは無知なの? 別に無知と言われてもほんとに知らないから「無知」だけどさ。 何をもってして無知というの? そんなに無知であることはいけないことなの? 恥ずかしいことなの? 知らないことを知ったふりして答えてる方がよっぽど恥ずかしいけど。 だから素直におじいちゃんの意見に笑ったのに、それのどこがいけないの? 「無知」という一言でくくって片付けてれば楽だから別にいいけどさ。 60年代以前がどう良いのかってことは、感覚的なことだし 言葉で的確に表現するのは無理じゃん。 そういうことは自分ひとりの心の中で思ってればいいのに・・と思っただけだよ。 全然おじいちゃんと関係ないので下げます。
803 :
無名草子さん :03/01/21 17:11
804 :
無名草子さん :03/01/21 17:28
誰でも、自分の若かりし時代はいい!ってことかな?
806 :
無名草子さん :03/01/21 18:54
「東京オリンピックが始まる前の、あの静かだった東京に戻ることが出来たら…」 もうモロ「オトナ帝国」ですがな。
>>802 無知は罪、だよ
少なくとも、無知は免罪符にはならないし、
想像力を欠いた無神経には、797のような書き込みが来る
何もここに限ったことではないと思う
808 :
無名草子さん :03/01/21 19:21
>>802 ならば、「ワラタ」などと書くんじゃない。
60年以前の東京を知らないことは恥ずかしいことではないのは当然だが、
知らなくて当然だし、知ってるからってナンなんだよ、と開き直る態度は恥ずかしいことだ。
批判する対象を調べもせず、ただじいさんの繰り言みたいに切って捨てた
オマエの態度は、やはり許されない。
これでお判りか?
809 :
無名草子さん :03/01/21 21:16
>>808 書くんじゃない、とか、許されない、とか
あんた誰?
810 :
無名草子さん :03/01/21 21:17
811 :
無名草子さん :03/01/21 21:19
このスレ、程度低すぎ。一般書籍板自体がそうなのか?
私こそ、申し訳ありませんでした。 もっと高等な芸を披露すべきでした。 猛省しておりますゆえ。
814 :
無名草子さん :03/01/21 22:27
815 :
無名草子さん :03/01/21 22:28
↑「スレ」→「レス」の間違い。突っ込まれる前に訂正
>>806 こんなツッコミ入れるのもあれだけど
オトナ帝国は70年に戻りたい
小林さんは59年に戻りたい
でしょうね
ベクトルが同じ、という意味なら同意
>>808 「ワラタ」のは「嘲笑」の意ではなく「微笑み(=愛情表現)」です。
嘲笑系の笑いなら、わざわざ書き込みません。時間の無駄です。
このスレももう800を超えて、言い合ってレス数を消化しているだけじゃもったいないので、
これ以上その事に関してレスはしません。
スレに則したこと(おじいちゃんのこと)を書きます。
この間テレビ見てたらこぶ平が出てて、葱のことを「ざく」と言ってたけど、
おじいちゃんの「和菓子屋の息子」の中には
『一九四〇年代まで、すきやき鍋に入れる野菜は〈ざく〉と呼ばれ、
だから、それ風に切った葱という表現は、実はきわめてわかり易い』
と書いてあった。
どっちが正しい・・というのじゃないけど、どっちがホントなんでしょう?
どっちもアリなのかな。
818 :
無名草子さん :03/01/22 19:04
(^^)
820 :
無名草子さん :03/01/23 05:14
↑さげmanでつね
822 :
無名草子さん :03/01/25 01:52
今週の「人生は五十一から」は、 東京話、それも下町話なので、 田舎者の僕としては、 ツッコミどころや、同意できるところを 一生懸命探しながら読む必要がなかったので、 楽でした、はい。
823 :
無名草子さん :03/01/25 02:04
で、「小林信彦のコラム」の方は、 「笠原和夫、深作欣二の死」。 文章の中身はともかく、 「仁義なき戦い(第2作)」の撮影風景の写真が掲載されてまして、 演出中の監督が、どうやら半纏らしきものを羽織ってて、 ちょっとかっこいい。
824 :
無名草子さん :03/01/25 02:07
>>822 昔、日本橋から中野という距離感覚は八王子みたいだった、というのは
判る気がする。
氏は、世田谷を山の手扱いする風潮を嘲笑してるから、今週のエッセイは
しごくごもっとも、という感じ。
825 :
無名草子さん :03/01/25 12:43
>昔、日本橋から中野という距離感覚は八王子みたいだった、 まあ江戸時代は六本木も田舎だったらしいからな。 俺は生まれてなかったからよくはしらないのだが、家康の時代は日本橋も かなり田舎だったらしいよ(笑) まあ、時代によってある地名の「意味」が変わってくるのはあたりまえという気がする。 彼が引用していた例も、別にそこまで絡む必要ないんじゃないかと。 いっそ、「真の都会というのは、太平洋戦争での日本橋界隈の消失とともに消滅した。 あとはずっと日本橋以外の巨大な田舎に散らばった流浪の民としての日本橋人が、 過去の伝統をほそぼそと守っているだけである」ということにしてやればいーんじゃな いの(笑)。 でもそれならそれで、ノブは文句つけそうだけどな。今週は特にクズエッセイだった感。 ところで、「ギャング・オブ・ニューヨーク」について「映画としての出来はともかく、20世紀 初頭のニューヨークが見事に再現されていた」とか感想を述べたら、ノブはお前生まれて なかったくせに、と文句言うのかな? つーか、自分が生まれて育ってその目でみたところ 以外は語ってはいかんのか?
826 :
無名草子さん :03/01/25 13:26
>>825 「見事に再現されているように思える」とか書けば許してもらえるはずだ。
「この映画の脚本は見事だ」と評論家は簡単に書くけど、じゃあオマエは脚本を読んで書いてるんだな、と言いたくなるのと同じ心理。
知ったかぶりをするなって事。
827 :
無名草子さん :03/01/25 14:52
>「この映画の脚本は見事だ」と評論家は簡単に書くけど、じゃあオマエは脚本を読んで書いてるんだな、と言いたくなるのと同じ心理。 それは例としてはかなりはずしているのでは。 映画みて、脚本のよしあしは語れるでしょ。もう少しいい例を希望。 #こういうのって何気に頭の良し悪しが露呈しちゃうよな(笑)
828 :
無名草子さん :03/01/25 15:00
>>827 バカだなあ。素人丸出し。
いいか、映画は、脚本通りには撮らないんだよ。現場で変えてしまうこともあるし、編集で
切ってしまうこともある。
だから、脚本はいいけど映画はダメという例もあるし、その逆もある。
だから、「脚本はイイ」というなら、本当に脚本を読んでおかないと
言えないことなんだよ。
判ったか。この青二才。
829 :
無名草子さん :03/01/25 15:02
827みたいな知ったかぶりが混じると、スレのレベルが下がるな。 アタマの程度が知れるのはどっちだ。
830 :
無名草子さん :03/01/25 15:08
映画を見れば脚本の善し悪しがわかると思ってる香具師もいるんだ。 呆れるね。
828=829=830
832 :
無名草子さん :03/01/25 15:57
>いいか、映画は、脚本通りには撮らないんだよ。現場で変えてしまうこともあるし、編集で >切ってしまうこともある。 うわおう。ご高説に青二才は震え上がりましたよ。 映画みておもしろい/つまらんを判断し、こりゃ脚本がだめだね。といっ ちゃまずいですか? まずはそこで脚本の出来・不出来を判断しちゃだめ ですかね? 実はこのまえ「この映画音楽がだめだね」といっている奴がいたんです。 でもそれおかしいですよね。作曲が良かったとしても、編曲・演奏・録音が ダメだったかもしれないし。やっぱりスコアを取り寄せて読まなきゃいけな いですよねえ。 あと洋画を字幕でみて、台詞の良し悪し語っている奴も馬鹿だよね。だって 字幕みたいなものでそれを判断するなんて小説を抄録で批評するようなもん だもんね。 俺は日本語の映画しか批評できないよなあ。 #なんどもカキコしているところみると頭に血が上っちゃったみたいね。
わざと相手を挑発するような書き方はよくないな。 つーわけで、以後はスルーでよろしこ。
834 :
無名草子さん :03/01/25 18:05
>>833 いや、それでは面白くないでしょ。
確かに脚本取り寄せて読まなきゃ、映画の脚本の良し悪しを言えないというのは
不自由で嫌だなあ。小林ファンってそんな偏屈な奴ばかり?
>>834 面白い話をしたけりゃもすこし書き方ってもんがあるでしょ、という話だし
「小林ファンって」とか括られても困るし。
本筋を外れた罵倒合戦になだれ込みそうなので、でしゃばってしもうた。
脚本は映画になって初めて評価すべきだと思っているので、832や834に近い考え方ですよ。
総合芸術って書くと大げさだけど、脚本や音楽をそれのみ取り出して
あれこれ言うのはおかしいなあ、と。
836 :
無名草子さん :03/01/25 18:34
>>834 素人さんはそれでイイ。
映画評論家というような連中が素人同じじゃ困る。
837 :
無名草子さん :03/01/25 18:35
いや、コヴァでなくても世田谷は山の手ではないと思うが…。
>>825 それがノブの魅力じゃん。
838 :
無名草子さん :03/01/25 20:33
東京、しかも下町出身=味音痴。
839 :
無名草子さん :03/01/25 21:35
>>832 > 映画みておもしろい/つまらんを判断し、こりゃ脚本がだめだね。といっ
> ちゃまずいですか? まずはそこで脚本の出来・不出来を判断しちゃだめ
> ですかね?
だから、脚本自体を読んでないだから、ダメ。脚本たって準備稿決定稿撮影稿と
あるんだよ。「脚本ダメ」と言われたら脚本家のせいになるが、監督が変更した
かもしれないし、役者が「このセリフ言いにくいから変える」と言ったかもしれない。
そこまで脚本家は責任取れないって事だよ。
> 実はこのまえ「この映画音楽がだめだね」といっている奴がいたんです。
> でもそれおかしいですよね。作曲が良かったとしても、編曲・演奏・録音が
> ダメだったかもしれないし。やっぱりスコアを取り寄せて読まなきゃいけな
> いですよねえ。
これは難癖。低級な揚げ足取り。この場合の「音楽」には「編曲・演奏」が含まれてる。
録音は別だが。ま、音楽も、作曲家の意図しない使われ方やカットがあるから、
スクリーンで見た印象だけで音楽のイイワルイは言えないわな。厳密に言えばね。
> あと洋画を字幕でみて、台詞の良し悪し語っている奴も馬鹿だよね。
これ、当たり前だろ。
でも、素人が言うのは仕方ない。そこまで観客に求めるのはおかしい。
不勉強な映画評論家が、ただ見ただけでそういう印象批評をするのが許せないだけ。
ほんと、映画評論家って不勉強で何にも知らないからね。
印象批評なんて、誰でも出来るんだから。
840 :
無名草子さん :03/01/25 23:10
この脚本のついてですが、 映画観て、「脚本がだめだ」というのはありだと思うよ。 脚本、台本、戯曲なんてのは、演じられることを前提に書かれているわけで。 映画観て、演出が下手だ、と言えるのと同様に、 脚本がだめだ、とも言えるのではないですか。 週末なので、酔ってるのであれだが、 『L.A.コンフィデンシャル』は、映画観ただけで、脚色がうまい!と思ったよ。 ま、原作をそれ以前に読んでたというのはありますが。 ただし、脚本を読んでないと分からないこともある、ということもある、というのは認めます。 分かりやすい例としては、橋本治が論評した、『その後の仁義なき戦い』。 印象批評と、そうではない批評が分けられるべきというのは賛成。 たとえばナンシー関は、テレビで観たときの、一般国民の観かたを分析しようとしていたと思しいし、その点では、すばらしい仕事をしたと思うが、 テレビに出ている時の姿だけでは仕事全体を判断できるわけではない人たちというのもいるわけで、 そのあたりは関氏本人は自覚的であったのが、救いであろう。
841 :
無名草子さん :03/01/25 23:47
>『L.A.コンフィデンシャル』は、映画観ただけで、脚色がうまい!と思ったよ。 >ま、原作をそれ以前に読んでたというのはありますが。 議論の流れから脚色というのを脚本と考えてだけど、828の理屈でいえば、 それも「バカだなあ、素人丸出し」(しかし下品な言い方ですね)ってこと なんだろうね。 『L.A.〜』の脚本はは私もあの原作を良くまとめたなあ、とちょっと感動し たんだけど、実は脚本の段階では冗長や混乱があって、実際の撮影や編集で 変更された可能性があるわけだもんね。脚本を読むまでは、『L.A.〜』の脚 本はいい、とは言えないわけだ。褒めるときはいい、というのじゃ、ダブル スタンダードになっちゃうもんね。このあたり、828はどう思っている訳? でも実は827でいい例じゃない、と指摘されて「#こういうのって何気に 頭の良し悪しが露呈しちゃうよな(笑)」というので切れちゃったんじゃな い? 828は頭の良さにコンプレックスがあって、 激昂しちゃっとか(w それが真相ではないかと推測。
842 :
無名草子さん :03/01/25 23:54
小林さんの好きなワイルダーは自分で脚本も書いてるから、脚本のママに監督していると思われる。 本人もそう答えているし。「映画は脚本段階で70%決まる」とか、もっと具体的にも。今思い出せないけど。 ヒチコックも同じように脚本を錬るが、ワイルダーほど固執していないのはこれも インタビューなどで判る。 ホークスとなると、脚本はメモ程度のように扱っているらしい。 だから、監督の個性で「映画を見ただけで脚本がいいかどうか論じるのは可能か」 という件はある程度答えが出るだろう。 映画の話の運びがウマイとか、セリフがうまいという意味で「脚本がいい」 という簡単な表現にするなら、いいんじゃないかな。
843 :
無名草子さん :03/01/26 04:10
844 :
無名草子さん :03/01/26 04:50
>>842 映画と脚本の関係ですが、なるほど監督さんのタイプにもよるね。
しかしメモ程度とはいえ、アイデアのもとを書いてあることのはなるんで、脚本は映画の基本だとは思うよ。
> 映画の話の運びがウマイとか、セリフがうまいという意味で「脚本がいい」
>という簡単な表現にするなら、いいんじゃないかな。
自分が友達と映画の話をするときは、そういう意味でかんたんに「脚本がいいんだよね」と言っちゃうね(笑)。
「名人 志ん生、そして志ん朝」読了。 志ん朝師匠には亡くなる前年にお目にかかって、あまり顔色の悪さに驚いた。 ミーハー丸出しで写真にいっしょに写っていただき、サインを貰った。 宝物。
846 :
無名草子さん :03/01/26 17:00
読了した感想も書いて下さい。 >東京、しかも下町出身=味音痴。 否定しない。
脚本がいい、なんてのは見栄で発言してるだけだろ。はずかちいぞ。
848 :
無名草子さん :03/01/26 17:23
ノブとか書くのもはずかちい。
850 :
無名草子さん :03/01/26 18:38
>味音痴 ってどの辺?
851 :
無名草子さん :03/01/26 19:18
江戸っ子を気取る人に、味自慢(舌自慢?)が多い気がする。
852 :
無名草子さん :03/01/26 19:19
>>846 じゃああれかい?
谷崎潤一郎も味音痴だというのかい?
853 :
無名草子さん :03/01/26 19:48
(自称)スーパーエディター・ヤスケンさんの死が、ここまでのところ、 このスレで取り上げられてないのは、ちと寂しいなあ。 「海」に短編を掲載してた頃もあるし、 小林氏とアラーキーとのコラボ本執筆の頃には、取材のための「街歩き」に ヤスケンさんも参加してたそうだし。 ヤスケン本「『編集者』の仕事」に、小林氏との初対面のエピソードがあり、 これがけっこう面白かったです。
854 :
無名草子さん :03/01/26 20:08
>>853 ヤスケンがどんなふうに書いていたか、かいつまんで教えてくれると有り難い。
>谷崎潤一郎も味音痴だというのかい? 谷崎は関西に移住した後、改悛して関東の味は下品だと書いてたよ。
856 :
無名草子さん :03/01/26 22:35
>>855 ということは、谷崎は味がわかったと言うことだ。
857 :
無名草子さん :03/01/26 23:30
ヤスケンは初対面であうなり小林の鞄を品がよいとほめた。 その後、結婚恐怖という長編をヤスケンから依頼され書く。
858 :
無名草子さん :03/01/27 00:17
>>857 「結婚恐怖」って、あの頃書かれた小林さんの恋愛もの(しかも東東京が出てくる)
に凄く似てて、
既視感があって、なんだかがっかりした記憶が。
>>846 ちょっと前にあった、噺家さんの評価みたいな話になるのが
気が進まないんでね
中身は「一冊の本」に連載された90枚に、
今までに書かれた志ん生、志ん朝に関するエッセイをまとめたもの
860 :
無名草子さん :03/01/27 16:31
味音痴の話しは別にスレも荒れないと思うんですが、 ダメ?
小林さんの体力が落ちてきているのは間違いないと思う 週刊誌連載は、隔週にするとか、ペースを落とすとかできないかな、とか、 経済的な事情とかは考慮せずに書いておきます 今の週刊文春+中日新聞+単行本の仕事という組み立ては、 ここ5〜6年ずっとだと思うけど、ちょっと重荷になってるように見えるときがある でも、ナンシー関がいなくなって、小林さんが書かなくなったら、週刊文春読まない罠
862 :
無名草子さん :03/01/27 21:06
>>861 週刊誌と新聞は分量がそう多くないけど。
単行本も、どこかの連載をまとめたものが多いし。
書き下ろしはずっと減ってるよね。
863 :
無名草子さん :03/01/27 21:52
>>861 あのくらいの連載ならそれほど負担じゃないと思うけど。
文春と中日は、小林家の財政をしっかりサポートしてほしい。
864 :
無名草子さん :03/01/27 22:05
>>863 羽根木の自宅をマンションにしたらしいから、その意味では大丈夫なのでは?
865 :
無名草子さん :03/01/27 23:21
>>864 詳しいね。30過ぎて独身の次女に財産残してあげるつもりなのだろうか。
ここにいる人たちって何歳くらいなの?
867 :
無名草子さん :03/01/28 00:04
僕は「極東セレナーデ」のヒロインと同じ生まれ年です。 つまり「結婚恐怖」の主人公とほぼ同年代ということになります。
>>867 レスありがとうございます。
しかしどちらも読んでないので何歳か
わからず…。
「小説世界のロビンソン」「本は寝転んで」
「超読書法」などの評論は好きなのですが、
小説は…。「唐獅子株式会社」「オヨヨ」シリーズなど、
リアルタイムで読んでたら面白かったのかな…って感じです。
私は81年生まれですが周りにはほとんど小林信彦の読者はいなくて
ちょっと寂しい。
869 :
無名草子さん :03/01/28 00:50
おれは40なかば。 高校の時「オヨヨ」が角川文庫で出たので夢中になり、評論の方も読んで、日活アクションにも ハマってしまった。 もちろん「唐獅子」はリアルタイムで単行本を買い、「ドジリーヌ」もそのほかのものも単行本で買った。 純文学系の作品も手に入るものは買って読んだ。 氏の映画本で、映画を分析的に見る事を学んだし、ミュージカルの素晴らしさも教わった。 日本のコメディについての知識も得たし。 オレにとっては神様に近い。 それだけに、最近元気がないようなのが心配。
>>869 そういう神様的存在の文化人(?)が
わたしらの世代にはいるのかいないのか…。
同世代の人たち、どう?見てないかな〜。
私は中学のときに「ゴー宣」にはまって
高校のときは福田和也にはまってますた。逝ってきます。
>>868 81年生まれの人には「唐獅子」も「オヨヨ」もだめ、か。
確かにスターウォーズやレイダースがネタって言っても、
生まれる前後の話だもんなあ。
61年早生まれだけど、小林文学を楽しめたのは幸せだったかな。
志ん朝師匠を誉めてるのはずっと読んでたから、
もう少し懸命にフォローすればよかったと後悔しきり。
872 :
無名草子さん :03/01/28 01:48
66年生まれだけど、小林さんをはじめて読んだのがいつだったか、 どの作品だったか思い出せません。
オレはその前に筒井さんに夢中になってた(小学6年から)。 まあ、SF黄金時代に青春を送ったんですなあ。山ほど出てきたSFが逆にいやになって 読書は、ミステリーのほうに行ったんだけど。 で、小林さんの書評本をガイドに、ミステリーを読みあさった。
874 :
無名草子さん :03/01/28 20:59
71年生まれだけど、初めて読んだのは文庫の「ちはやふる奥の細道」
>>869 まるで荒らし、煽りの類のような物言いで申し訳ないけど、
同じ視点から評論家、批評家の胡散臭さを彼から学んだ。
彼の評論からではなく、評論の対象から彼を知った身からは。
876 :
無名草子さん :03/01/29 19:39
私は中3の夏休み「新潮文庫の100冊」で、初めて読んだのが 「唐獅子株式会社」という、非常にラッキーな巡りあわせでした。 (その年の暮れにJ・チェンの「ドラゴン特攻隊」と二本立てで 映画が公開されたんですよね。年齢がバレるな。) 厨房が読んでも面白く(といっても時事風俗の面で、今の若い子 にはわからない元ネタも多いのですが)、いま読み返して、当時 わからなかった細かいクスグリ(特に古い映画ネタ)にニヤニヤ 出来るという…。小林さんの「クリシェ嫌い」が本当に悔やまれます。 あぁ、(120%無理を承知で)続編が読みたい!
877 :
無名草子さん :03/01/30 20:42
本日発売分の「人生は五十一から」 @最近、植木等と会ったそうだ。某誌の対談とのこと。 A映画「ギャング・オブ・ニューヨーク」のこと。 Bキムタクがパイロット役やってるテレビドラマのこと。
「週刊文春」のよい所は、ここでしか連載したことのない人はおいといて、 豪華連載連載執筆陣のワースト・ワークが読める所です。
879 :
ナナシ大統領 :03/01/31 12:47
読売新聞編集手帳とりアゲ
>>801 激遅レスですみません。
ちょっと書き方悪かったですね。
件の文言は氏がある雑誌に書いた文章なんです。
引用符でくくるべきでした。ごめんなさい。
当時はふむふむと思っていたもので。。。
# カードに記録したものをひいたのですが
# 本体はトランクルームなのでカード記入時の
# ミスという可能性もあり得ます。
881 :
無名草子さん :03/01/31 14:17
小林氏はいま米倉涼子に注目中。釈由美子から米倉へ
882 :
無名草子さん :03/01/31 14:42
いつも思うが女の趣味はイクナイ
883 :
無名草子さん :03/01/31 14:51
この人鼻がでかいけど、ちんこもデカイの?
884 :
無名草子さん :03/01/31 15:37
885 :
無名草子さん :03/01/31 17:23
弟さんも鼻デカイよね。
886 :
無名草子さん :03/01/31 17:43
887 :
無名草子さん :03/01/31 19:30
今週の文春もプリオの新作のオチを微バラしてる。 しかも間違ってる……。
アンテナが鈍くなっていると思う。家で「アリー」見る時間あるんだったら、 「ELECTION」(←ビデオ邦題嫌いだから書かん)、「キューティ・ブロンド」の リース・ウィザースプーンとかに、言及しないのはいかがなものか? ヘチャ顔だけど、氏の好きな鼻が上を向いた(アメリカ映画界が久々に生み出した コメディエンヌ)女優なのにな〜。 関係ないけど、氏と仲のいい中野翠、アンテナ更に低すぎ、おめえ、リース 今頃になって誉めてるけど、「カラー・オブ・ハート」とか見てねえだろ!! 「リトル・ニッキー」も・・・!!
中野翠のダメなとこ… ブシェーミとか、ベニチオ・デル・トロとかの脇役系の俳優を妙に肩入れし、 ちょっと、そのへんの美男俳優一筋の若手女性ライターと私の感性は、 違いますからと、見苦しくアピールするところ。 で、不勉強なので「ブシェーミいい!」とか、いいながら、 ブシェーミ監督作品「Animal Factory」(中野さんも好きな「レザボアドッグス」 に出演してるエドワード・バンカー原作)の存在も知らずに、原稿を書くところ。
891 :
無名草子さん :03/02/01 10:51
ヒョーロンカなんて、ごく一部を除いて不勉強だよ。 エラクなるとだいたい勉強しなくなるね。 もともと勉強してない大馬鹿者も多いけど。
892 :
無名草子さん :03/02/01 11:58
「不勉強な評論家といえども、よく勉強している2ちゃんねらーに勝る」とカキコしてみようかと思ったが、現実には必ずしもそうは言えないようだ。
893 :
無名草子さん :03/02/01 12:02
なんか蓮実(旧字)重彦とかを読むと映画観に行くぞ、と元気がでるんだけど、 小林信彦読むと、くらーい気持ちになっちゃうんだよな。
894 :
無名草子さん :03/02/01 12:41
洋画劇場の解説を小林信彦にやらせたら面白いだろうな。放映する映画を片っ端からコキおろすことになる。むかし実相寺昭雄の娘がテレビでそれをやっていたが(w
895 :
無名草子さん :03/02/01 14:25
今週の文春、ギャング・オブ・ニューヨークはスコセッシの演出だけ見に行った、 とかいちいち自意識過剰なエクスキューズをつけるなよな。 いーじゃんか、デュカプリオだってディアスだって写ってるんだか見てくれば。 せっかく映画行くんだから写ってる物全部見て来い! いいトシなんだからもうちょっとおおらかにできんのか、と思う。 というのがいいたかった。
木曜か金曜の夜9時からやってる映画解説のおばさまは誰? 最後にすごい決め台詞の信じられない衣装と髪型
897 :
無名草子さん :03/02/02 11:26
>>896 テレ東のキムラなんとかという女は、映画解説する資格ナシ。
何にも知らないんだから。
前に、「エデンの東」(だったと思う)も見たことがないと堂々と言っていたぞ。
898 :
木村奈保子 :03/02/02 19:40
あなたのハートには、何が残るでしょうか?
今もヒッチコック並みのたるたるアゴなんだろうか
900
>>897 大昔に立川談志、山城新伍、水野晴郎らと
上岡龍太郎の木曜EXテレビに映画のマニアックなクイズ大会に
出ていたけれど、とびぬけて古い映画の知識がなかった
談志、山城、水野向けの出題で、世代が違うといっても専門なんだからさあ。
どこから湧いてきた人? > 木村奈保子さん 今時映画の中でしかみないような衣装で出演するその理由は?
903 :
無名草子さん :03/02/04 03:12
先週の週刊文春、木村拓哉を「キムタク氏」と書くのはどうなんだろう? 「キムタク」もしくは「木村氏」でいいじゃないの。 あとあのギャングオブニューヨーク評、他で読んだレビューとラストの記述が 食い違うのだが、小林信彦の方が間違っているような。まさかそこまで視力が 低下したのかなあ。
904 :
無名草子さん :03/02/04 04:30
木村奈保子は神戸の実業家の娘で、金持ちのお嬢さんなのだよ。もともとモデル出身で、映画の専門知識など皆無。 要するに「映画評論家」じゃなくて「映画の感想も言えるタレント」と言ったほうが正確だ。あの番組の解説者になったときも某男性ディレクターに○○を○○したという話があったほどで(以下、名誉毀損にあたる危険性があるため自粛)
自分で「ギャング・オブ・ニューヨーク」見れ しかし長くて疲れるぞ
906 :
無名草子さん :03/02/04 10:32
907 :
無名草子さん :03/02/04 14:54
朝日ソノラマ版の「オヨヨ島の冒険」や早川から出た「大統領の晩餐」など 初期からほとんど初版で持っているが、さすがに手放す時が来たように思う。 昭和三十四年2月号「宝石」を手始めにオークションに出してみようと 思う、中原弓彦作「消えた動機」が掲載されている、これが私の持ってる 中で一番古い著作。 ここ長いこと惰性で買い続けた気がする、こちらが先に目が弱くなって 映画も見れなくなった。
>>906 別に信じる信じないの話を言っているのではないのでは?
909 :
無名草子さん :03/02/04 15:51
実際に見てきたやつのコメントキボン
910 :
無名草子さん :03/02/04 18:48
植木等との対談は論座に載ってる。 朝日の朝刊よりの情報。
911 :
無名草子さん :03/02/04 21:12
912 :
無名草子さん :03/02/04 22:39
俺はこの人の名前と作品名、カバみたいな顔が大嫌いです。
913 :
無名草子さん :03/02/04 23:54
915 :
無名草子さん :03/02/05 02:20
916 :
無名草子さん :03/02/05 05:08
>>626 結構大変だったんじゃない?
俺もヤフオクなんかを使ってそろえようかと思うけども…
どうにも値段が高すぎて…
あたまへんなひとがいる。
無自覚な<愛人女>木村奈保子たたいてもしょーがないよ。 罪深いのは、政治・文化・社会現象・映画等にさしたる意見もないまま、 女子高生風の意見を書き散らす中野しゃん。 ちなみに木村奈保子は、「薔薇の素顔」というミステリ(これ自体は、 たいした出来ではないとはいえ、かつて「スタントマン」というブラック・ コメディの傑作を撮った監督の)のプログラムのエッセイ(?)の冒頭で いきなりネタバラシをしています。その程度のバカ女。
本日発売分の「人生は五十一から」は 映画「レッドドラゴン」について。 冒頭、目の疲れに関する記述がある。 この中で、映画のスクリーンよりテレビの方が 目が疲れる、とあったけど、 そういうもんなんですか?
テレビが発光体だからかな? 小林はご老体だし。
922 さんの言うようにテレビは直接光、 映画は反射光を見ている。 視覚の負担は直接光の方が大きい。 (もちろん光量に依存する) またテレビの設定や周辺の状態に よってはさらに負担が増す。(グレア等) 反射光を見る映画の色は基本的に テレビ(CRTにしろLCDにしろ)では忠実に 再現できない。 劇場とテレビとの最大の違いは実は サイズの問題ではなく色調の問題。 (最近は事情が変わってきているが)
924 :
無名草子さん :03/02/06 20:55
>>923 素晴らしい書き込み。
勉強になりました。
有り難う!
925 :
無名草子さん :03/02/06 22:16
プロジェクターもあるけど?
>>925 そう思いましたが、読む人が大筋だけ
掴めれば良いと思って省略しました。
家庭用プロジェクターは視覚に対しては
優しいですが映画などを見る場合の
色再現性(このあたりの語句の使い方も
厳密性を欠きます)は劣ります。
# スレ違いなのでsage
ありゃ、今日の「小林信彦のコラム」、 「リメイクなのに面白い『レッド・ドラゴン』」だってさ… またもや「人生は…」とネタ使い回ししちゃったね。ちと残念。 ちなみにこの映画、 「『ハンニバル』よりずっと良い。」 だそうです。
928 :
無名草子さん :03/02/08 01:33
きょう、東京のある書店の一角に、 新潮文庫『唐獅子』『ちはやふる』が平積みされてた。 創元推理文庫数点や中沢新一のニューアカくさい文庫なんかと一緒に。 店のPOPに「この子たちをどうかよろしくお願いします」とあった。 つまり、…絶版予定…。
929 :
無名草子さん :03/02/08 23:41
NHK・BS2「週刊ブックレビュー」で、 「テレビの黄金時代」取り上げ。
930 :
無名草子さん :03/02/10 01:05
「アリー」を賞賛する前フリとして、 「ミスター・ビーン」を(それも、欽ちゃんの辛口コメントつきで…) けなしてたのは、ちょっと・・・。
931 :
無名草子さん :03/02/10 02:01
イギリスコメディでは「宇宙船レッドドワーフ号」を論じることはできない だろうな。 アメリカでは「シンプソンズ」とか「サウスパーク」は無理だろうな。 ノブなんてそんなもん。流行だからアリー褒めているようじゃダメだな。
932 :
無名草子さん :03/02/10 19:04
つーか小林はまだ雑誌とかで取り上げられることの少なかった時期、そう2部の最初の方をみて面白いと思いコラムに書き、nhkに 「part1を再放送しろ」といっていたので流行の尻馬に乗っていたというわけではないと思う。 この人テレビはほとんど見ないと繰り返し書いているがホントは結構みてるような気がする
あの時でも既に海外ドラマ好きな人の間では 話題になっていて、見たらどうですか と薦められてたそうです。(編集者談) ほんとかどうかは確かめるべくもないですが。。。 小林さんは流行ってるので見ておいたと言ってますね。
934 :
無名草子さん :03/02/10 22:13
ノビーの虚栄心に振り回されるのも、そろそろ…。
当人は「平成の永井荷風」を気取っているようなふしが見られなくもないけれど、荷風と小林デブ彦ではそもそも教養の水準が違いすぎる。
936 :
無名草子さん :03/02/12 12:20
不愉快な連中だなお前ら。
937 :
無名草子さん :03/02/12 16:28
2/16日にBS-1で「アパッチ砦の攻防」放送するね。 ゲストが伊東さんじゃなくてB作さんなのは残念だけど。 楽しみだ。「笑の大学」も再放送してほしい。
本日発売の「人生は五十一から」は、 宮本武蔵について。 原作(新聞連載だったそうで)及び、 いくつかある武蔵映画について(比較的新しいものから 古いほうへ順に)語られている。 高倉健が佐々木小次郎役で登場した「宮本武蔵 二刀流開眼」は 1963.08.14公開。
940 :
無名草子さん :03/02/15 00:52
>>791 福田和也の「夢の砦」以前を評価する態度は正しいと思う。
80年代から日本映画と伴走しなくなったのもさることながら
春樹の悪影響受けたんじゃないかな、小林さん。
自分の素質は長編作家だという思い込みはどこからきたんでしょうね。
941 :
無名草子さん :03/02/15 01:31
>>940 長篇の方が自分のペースで書けるという、御自分の感覚でしょう。
僕は、連作短編が一番冴えていると思うけれど。
もしくは、短編ではあんまりいい扱いを受けなかったからかも。
>>940 >>941 に同意します。
スティーブン・キングを誉めるのも早かったけど、悪影響を
受けるのも早かったような気が…。
943 :
無名草子さん :03/02/16 22:07
>>940 >>942 できたらもう少し詳しく説明して欲しいですね。
春樹とかキングの悪影響ってどんなところを指しているの?
後、長編作家の素質がないという理由も?
944 :
無名草子さん :03/02/18 00:43
942じゃないけど、キングの影響というのは、物語の順序を入れ替えて、 時間軸であとに来るくだりをオープニングにもってくるところ。 例・「僕たちの好きな戦争」の玉砕シーン 「イーストサイドワルツ」のエロ本を買うシーン。 あと、主人公にプチ超能力(「怪物が目覚める夜」)があったりするのも そうかな?(キングの小説で、握手した人の未来が見えて・・・というのがあったね)
945 :
無名草子さん :03/02/18 02:43
小説世界のロビンソンでは長編小説を礼賛していたよなあ。 人間喜劇や富士に立つ影など。パルムの僧院も好きなんだよな。
>942じゃないけど、キングの影響というのは、物語の順序を入れ替えて、 >時間軸であとに来るくだりをオープニングにもってくるところ。 それって昔からあるすごくオーソドックスな手法だと思うんだけど・・・。
947 :
無名草子さん :03/02/18 03:42
>>946 禿同。
ナントカ法って、名前も付いていたな。
そんなの映画の影響であって、キングを持ち出すまでもない。
>ナントカ法って、名前も付いていたな 倒叙法のことかな? それとは少し違うんだよ。 ストーリーの流れと関係なく、見せ場だけを 冒頭にもってきて読者をひきつけるのだから。
「東京のロビンソン・クルーソー」「東京のドン・キホーテ」「時代観察者の冒険」 とか、絶妙のネーミングだよね(ものは言い様ともいう)。 現代作家たる者、今が分かってないてないとダメですが(w 言い換えれば、単なるミーハーともいう。 「地獄の映画館」に収録された故笠原和夫氏との「レイダース」対談、 ほとんどゆるぎない笠原氏に対して、妙なハイテンションの小林氏が、ねぇ。 広瀬隆の本読んでも動揺するし。井原氏みたいにハワイに永住するとか、どう?
950 :
無名草子さん :03/02/18 11:12
>>948 ごめん。
倒叙法じゃなかったですね。
でも、見せ場をぽんと持ってくるのは映画の手法。タイトル前によくやるよね。
だから特にキングの手法、と言うわけではない。
キング自体が映画の手法に多大に影響を受けてるからね。
952 :
無名草子さん :03/02/18 13:03
>>951 キングが読んで育った作家達もみんな映画の影響を受けてる。
いわゆる通俗スリラーとかホラーって、映画と切り離せない。
>>950 タイトルが出る前に映画の一部を流す手法を「アバンタイトル」といったと思います。
もっとも最近の映画はほとんどがこれですね。
954 :
無名草子さん :03/02/18 21:53
>>953 > タイトルが出る前に映画の一部を流す手法を「アバンタイトル」といったと思います。
正しいが、上の流れででている手法とは関係ないな。
> もっとも最近の映画はほとんどがこれですね。
ほとんどかよ! んなわけねえよ。
ところで史上最長のアバンタイトル映画は「ハムナプトラ2」と思うのだが、如何?
955 :
無名草子さん :03/02/18 22:02
先週の文春のエッセイでひとつ気になったのは、宮本武蔵のことを論じながら、 元になったマンガは読んでいないと書いてある点だった。昔からポップ=カルチャーに ついてそれなりの見識を示していた人なんだけど、とうとう時代に付いていけなくなったのか、 あるいはマンガ=手塚という古い図式から抜けられないのか、どっちなんだろう。
956 :
無名草子さん :03/02/18 22:16
>>955 マンガ=手塚と思う陳腐な人ではないと思うが、目が悪くなって本が読めない
と当人が言ってるんだから、酷なこと言うなよ。
それしても「武蔵」の話をするときに、 バガボンド自体が吉川原作だってことに 触れないか気が付いてないか、ってヤシ多いよ
958 :
無名草子さん :03/02/18 23:12
外国ドラマを見てないと貶され、 マンガを読んでないと貶され… 小林氏、小説書く暇なんてあるわけない、 このスレの言いなりになってたら。
959 :
無名草子さん :03/02/18 23:25
でも吉田秋生は熱心によんでたはず。ガラスの仮面も途中まで読んでいたと コラムに書いてあったし、娘の影響かな。青年漫画はほとんど読んでいないでしょう。
>>954 ハムナプトラ2意外にも、地獄の黙示録、ロボコップ2などあるぞ
(だいたいあれがアバンタイトルなら本編はどこにある)
>>949 アバンタイトルとは、007や寅さんなどがそうだけど
要はオマケをあたまに持ってきている演出。
「呪われた町」の冒頭や、「好きな戦争」のそれは違うよね。
おまけではないし、コロンボみたいなストーリー動機としての
倒述法とも違う。
意外と、これをやってる映画は少ないんじゃないかな?
「ミッションインポッシブル」は、タイトル部分で映画全編を
早回しして見せていて、ここで問題にしている手法とは違うけど、
感覚は、どこか通じるものがあると思うよ。
961 :
無名草子さん :03/02/19 00:59
>>960 アヴァンタイトルはおまけではない。
タイトル前に映画の衝撃的発端などをど〜んとぶちかましてアイキャッチするのが
主眼。「シャレード」がその典型。
「007」や「寅さん」のアヴァンはどっちかというと独特な使い方だな。
>>961 あら、爆発とかのない「普通」の映画をあんま観てないボロがでちゃった。
訂正さんくすです。
正確に記すと初公開時の「地獄の黙示録」の70ミリ・バージョンは、タイトルも、 スタッフ・キャストのクレジットも出ない。
なるほど。「アバンタイトル」についてちょっと勘違いしたようです。 タイトルがでる前の映像部分は何でもすべてひっくるめて アバンタイトルというのかと思っていました。 最近の映画はほとんどその手法、と書いたのは とにかくタイトル前に何かが写ってることが多いような印象があったんで。 いつまでたってもタイトルが出てこない映画といえば、 野村芳太郎の「張り込み」が印象的でした。
965 :
無名草子さん :03/02/19 03:34
>>964 いやいや、『タイトルがでる前の映像部分は何でもすべてひっくるめてアバンタイトル』と呼ぶのは間違ってません。
『オマケ』ではないだけで。
映画によっても、アヴァンタイトルの使い方はいろいろです。
「張り込み」はシナリオしか読んでいませんが、たしか、効果的なアヴァンタイトルの用法
だったと思います。
氏の未発表の日記に書かれた殺すリストを一部公開します。 トキワ、大坪、渋谷、松村、高田(純)、上野、三谷、小野、北野、山本、
967 :
無名草子さん :03/02/19 20:26
>>966 松村、高田(純)、上野、三谷、小野、北野、山本
が判らん。
高田純二?
968 :
無名草子さん :03/02/19 22:09
渋谷、松村は、ビートルズ方面、 小野はアニメ方面だったか? 「論争となったら、僕は、相手が首をつるまでやる。」
未発表ではないけど、 寺山(演劇方面)のパクリを指摘、とか。
970 :
無名草子さん :03/02/19 22:17
あ。小野って、小野耕世か。 北野って、北野武? 山本って? 渋谷は音楽評論家でロッキンオンの渋谷でしょ? 松村が判らない。 寺山のパクリを小林さんは指摘してますね。永六輔の芝居を寺山がパクッたの。 その文章は「我々は何故映画館にいるのか」(もしくは「東京のロビンソー・クルーソー」 だったか)という本に収録されていたはず。
渋谷がわかれば松村もわかるでしょう。 「渋松対談」なんてのもあるしね。 信彦さんは突っ込みはいいんだけど 自分が突っ込まれた時に知らん振りするのがなあ。 自分はおいといて突っ込みまくる子どもっぽさが よさでもあるんだけど。
972 :
無名草子さん :03/02/19 23:47
>>971 エッセイでも困ったことになりそうだとみると
すぐ逃げ出したと平気で書くね。
自分のかっこわるいところも隠さず出すとかいうんじゃなくて
そういうことするのなんともおもってないみたい。
うっかりすると、東京の下町人の流儀だとか言いそう。
973 :
無名草子さん :03/02/19 23:53
>>972 ヤバいと逃げだすのって悪いことなのか?
おれなら上手く逃げだす方が賢いと思うが。
944です。キングの影響云々について反響が多いようなのでもう少し。 たしかに、時間軸上の未来の部分を先に見せるという方法はキングの専売特許 ではないと思いますが、コレに関しては小林氏みずからが「キングの影響」と 言っていたので書きました。(たしか「小説世界のロビンソン」で) そこで引き合いに出されたいたのはキング「呪われた町」でした。 映画で言えば、わたしの記憶にあるのは、「地獄の黙示録」の冒頭の個室シーン。 ここは時間軸上では、映画終盤の、マーロン・ブランド殺しのあとに来るはず。 (つまり、すべてがおわったあと) それからウディ・アレンの「インテリア」で 冒頭のほうに、家庭崩壊したオヤジのしょんぼりした姿がインサートされている シーンもありました。 いわゆる「アヴァン・タイトル」とはまるで違います。 余談ですが、北野武監督の「あの夏、いちばん静かな海」は、映画の最後に タイトルと映倫マークがでます。ということは映画本編がほとんどすべてアヴァン ですね。
つづき。ここまで書いて、小林本をまた引っ張り出してみたのですが、 「ムーン・リヴァーの向こう側」の冒頭も同じ手法でした。 主人公にいたずら電話がかかってくるエピソード。お気に入りの手法の ようですね。 時間前後手法を使う場合、そのシーンがある種の伏線というか、展開を 暗示しているところがミソかと思います。 映画の007や寅さんは、あれは「つかみ」で、時間の前後はないので、 まったく違う方法でしょうね。(たとえて言えば、寅さんの冒頭に、 寅さんが未来のヒロインに振られて、一人歩いているシーンなんかがあれば、 小林手法と同じですけど、客は離れそう)
976 :
無名草子さん :03/02/20 00:38
クロニクルに描かずに、「いれこ」みたいに描くのは、ニコラス・ローグの 「ジェラシー」が最も大胆にやってる。 タランティーノの初期2本もそうだな。 おっと。「死刑台のエレベーター」のアタマ、ジャンヌ・モローのアップなんかもそうじゃないか?
977 :
無名草子さん :03/02/20 01:05
>>973 場合によりけりですよ。
小林氏が逃げずにそこにいれば
後の人がいくぶん助かったような、
なおかつべつに小林氏も致命的な打撃を
こうむる心配がないような、そんなとき。
めんどくさいからいや、みたいなかんじ、わかるけどさ。
しかし一方では小林氏はけしてあっさりした性格でもないよね。
そこが読んでておもしろいところではあるんだけども。
978 :
無名草子さん :03/02/20 01:19
>>974 > 映画で言えば、わたしの記憶にあるのは、「地獄の黙示録」の冒頭の個室シーン。
> ここは時間軸上では、映画終盤の、マーロン・ブランド殺しのあとに来るはず。
あれはサイゴンのホテルだろ。時間軸順だろ。
わざわざモノローグで語っているだろ。テキトーなこと言うな!
罰としてコッポラのディレクターズカット版DVDを買って100回見直す罰。
979 :
無名草子さん :03/02/20 01:47
>>978 オレもそう思ったが、最近見返してなかったので自信がなかった。
974じゃないけど、「黙示録」オープニングのジ・エンドがかかる爆発シーン、 35ミリ版のカーツの宮殿爆破シーン:エンディング(フィルム反転みたいなやつ) に繋がるわけで、いれこ構造というか、エンドレス構造になっている。
981 :
無名草子さん :03/02/20 08:40
>>980 それも違うような・・・。
オープニングはヘリコによる襲撃シーン(主人公の記憶のフラッシュバックが見えちゃっている)
ラストはジェット機によるナパームでの攻撃。
炎や爆発の絵が似てる(これさえあやしい)だけだろ。
別にエンドレスの意味ないだろ。そもそも物語りが河を遡る=根源を探す構造になっている
わけで。
お前ら偉そうにノブについて語っているが、そうとう怪しい気がしてきたよ(笑)。
すいません、「地獄の黙示録」、まぎらわしい例えでしたかね? わたしの解釈は980さんと一緒で、ラストとあたまが繋がっているという ものです。 「地獄の黙示録」に関して、同じ解釈をしているのは大岡昇平と立花隆。 大岡昇平の文章は「成城だよりI」(文藝春秋)に収録されております。 (英語の読解が出来ると、よくわかるそうです。画面の中の落書きや本の 文章などが色々な意味を持っているそうです。私にはわからないのですが・・・)
983 :
無名草子さん :03/02/20 11:55
地獄の黙示録のオープニングのホテル内で、主人公がぼんやりとしているのは、 ジャングルから強制的に連れ帰られて、森の中での出来事=王殺し を思い出して呆然としているという説があります。 あと、最後のマーロンブランドの持っているメモ?に英語で「森を焼き払え」 という指令?が書いてあって、オープニングの炎上はその光景だという説も。 その英語は字幕にでていないのでわかりにくいらしい。
984 :
無名草子さん :03/02/20 12:34
ともかく、小林信彦を批判してる連中のレベルもこんな程度だとバレたわけか。 だから、あんまりヒトのミスをあげつらうんじゃないよ。
>>984 それを信彦さんに言いたいだけだと思われ。
今回のは解釈の相違で未だにいろいろな説があるわけで
信彦さんのような単純なミスではないので。。。
(私は黙示録は公開時に見たきりで覚えてないです)
次スレどうする?
987 :
無名草子さん :03/02/20 18:52
>>980 >そもそも物語りが河を遡る=根源を探す構造になっているわけで。
なんか蓮實みたいな物言いだな、オイ。信彦と重彦の「二彦」の呪縛から逃れる事を
祈ってます。てゆーか、成増あたりのマンションに住んでるビンボー人が
ガタガタ言うなよ。
988 :
無名草子さん :03/02/20 19:09
989 :
無名草子さん :03/02/20 19:52
990 :
無名草子さん :
03/02/20 19:54