小説の匠(たくみ) 吉村昭スレッド

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531無名草子さん
本日の読売新聞朝刊28面(地域によって違うかも)に戦艦武蔵の記事があります。
もちろん吉村さんの戦艦武蔵の取材ですよ。
当時の三菱造船長崎の例のガントリークレーンの写真も出ています。
吉村ファンは必読でしょう。読売とってない人はたぶん近くの支社か本社に行けば記事を売ってもらえるはずです。
532無名草子さん:04/08/28 01:44
>>519
「関東大震災」読んだ。もうすぐ9月だし。
申し訳ないけど、パニック映画鑑賞の感覚でした。
吉村昭を読むのはいつもその感覚なんだけど・・・。
533無名草子さん:04/08/29 01:04
「闇にひらめく」を読んで、自分の過去と照らし合わせて、結婚を決意する時に
心の支えとなりました。
534無名草子さん:04/08/29 01:05
うちは読売の大阪版を取っているのですが、載っていませんでした。
その代わり、今日の朝刊に吉村さんの話が載っていました。
戦時中輸送船が撃沈された時、優先的に救命艇に乗った将校が舟べりに
しがみつく兵の手を切断した・・・・という話を救出活動にあたった漁師さんに
取材した話です。
この話が入っている戦記小説ってなんですか?

535無名草子さん:04/08/29 01:21
>534
へぇー福岡版には載ってませんね、残念
私もその話読みたいので誰か教えてください

536無名草子さん:04/08/29 01:21
>>534
んなもんデタラメに決まってるだろw
537無名草子さん:04/08/29 03:15
俺も大阪読売を読んでないからわからないが、
デタラメと即断できる>>536は読んでるのかな?
少なくとも>>534が書いているのは
>救出活動にあたった漁師さんに
>取材した話です。
であって、事実か否かとは書いてないのだが。
そんな話をした漁師がいても不思議ではないだろうとは思う。
実際に兵の手を切断した将校がいるかどうかは不明だが。

それともそういう戦記小説はないということか?
興味があるのでもう少々説明してほしい。
538無名草子さん:04/08/29 03:22

内容:
丁度書き込もうとしたら・・・。朝刊の内容です。この話も面白かった。

『三十四年前、北海道の襟裳岬の近くの漁村におもむいた。当時、私は戦記小説を書いていて、
ある医療機関の要職にある方から、その漁村の沖合で、終戦の年の早春、将兵多数を乗せた輸送船が
アメリカ潜水艦の雷撃を受けて沈没したという話をきいた。
 その折に沈没後、海に投げ出された兵たちが、おろされた上陸用舟艇にわれ先にしがみつき、
舟艇に乗っていた将校達が、舟艇が沈むおそれがあったのでそれらの腕を斬った。
その話をしたのは船に乗っていた将校の一人だという。
 私は、事実かどうかたしかめるため、札幌に一泊後、その漁村にむかい、村役場に行った。

(中略)
 漁師の家は海沿いにあって、その日、海は荒れていたので漁師は家にいた。
 囲炉裡のかたわらに座っている老いた漁師に挨拶し、名刺を差し出した。
漁師は受け取ると、裏を返した。私の名前には肩書きがなく、裏に書いてあるのだと思ったらしい。
私は新聞に連載小説を一度書いたことがあるだけの、無名に近い小説家であった。
 私は、輸送船の沈没のことを口にし、将校が兵の腕を斬ったのは事実なのですか、とたずねた。
 漁師は、私に険しい眼をむけると
 「その話なら、しない。憲兵に口とめされているから・・・・・・」
 と、言った。
 終戦後すでに二十五年もたっているのに、漁師は依然として戦時に身を置いている。
 戦争は終わっています、死んだ兵隊さんのことを思ってお話ください、ご迷惑をおかけすることは
ありません、と私は説いた。
539無名草子さん:04/08/29 03:23

 漁師は、黙りつづけていたが、しばらくして炉の火を見つめながら口を開いた。
急に漁師の顔に憤りの色がうかび、言葉の流れ出るのをおさえかねるように話しはじめた。
 村人が初めて輸送船の沈没を知ったのは、海岸に漂い流れてきたおびただしい水死体だった。
防寒帽に防寒服、それに救命胴着をつけた下士官、兵の遺体で、
 「なぜか知らぬが、腕のないものが多く・・・・・・」
 と、漁師は言った。
 茶褐色の遺体が海面をおおっていたという漁師の言葉に、私はその情景が眼の前にうかぶのを感じた。
 降雪中を、漁師たちは船を出して海面に漂う生きた兵たちを救出し、遺体の収容につとめた。
 なぜ、腕のない遺体が多かったのか。それは救出された兵の口から知ったという。
それは軍の秘密事項とされ、憲兵が来て、口外することをかたく禁じた。
(中略)
 そのことを医療機関の要職にある方に話したという元将校に、私は会った。
上質の背広を着た温和な眼をした初老の人であった。
 その方の話によると、千島列島の占守島守備の守備隊員が、米軍の上陸作戦が開始された沖縄救援のため
三隻の輸送船に分乗して南下途中、襟裳岬沖で一隻が撃沈されたという。
 上陸用舟艇がおろされて将校が優先して乗ったが、舟べりに多くの兵がしがみつき、沈没が必至となり、
それで将校が抜刀した。
 「あなたも切りましたか」
 かれは、一瞬黙り、
 「私は暗号を抱いて舟艇の真ん中に座っていました。靴で蹴っただけです」
 と、少し頬をゆるめながら言った。
 私は、無言でうなずいていた。』

540無名草子さん:04/08/29 03:43
おつかれさま、なんだけど・・・
丸写しは著作権的にちょっと問題が
541無名草子さん:04/08/29 05:53
>538,539
馬鹿だ、こいつw
542無名草子さん:04/08/29 07:19
>>539
誇り高き日本軍の将校が、そんなことをするわけがないのは当たり前だろう。
そこまでして日本を侮蔑したいのか・・・・
543無名草子さん:04/08/29 07:49
>>541-542
吉村昭氏の著書を読んできた人ならば、そのようなことを決して書かないはずだ。
自分の頭の中だけで勝手に物事を決めつけることをせずに、
もう少し書物を読み、人の話を聞いた方がいい。
544538,539:04/08/29 10:02
うかつでした。
545無名草子さん:04/08/29 12:54
>>538-539
問題アリだけど、乙。

>>542みたいな輩には、吉村氏の言葉ですら届かないのか。
546無名草子さん:04/08/29 13:27
>538-539
軍刀(日本刀)は扱いが非常に難しい武器で、そんな簡単にスパスパ
人間の腕が切れるもんじゃないよ。すぐに脂が刃について切れなくなってしまう。

それに、揺れる小船の中で刀なんか振り回せるわけがないよ。
そんなことをすれば、自分もバランスを崩して海に落ちてしまうのが
目に見えている。

完全な作り話だ。
547無名草子さん:04/08/29 13:35
南京虐殺スレにも行ってこい
548無名草子さん:04/08/29 14:18
スレの本筋とはズレるが、吉村氏の書いた文章だということだから
少々考えてみた。

>>546
脂云々について、胴体ではなくて腕だから、どうかね。
しかも複数の人間が行ったことのようだから、1人が5人斬ったとしても3人なら15人。
また上陸用舟艇だったらそれなりの大きさだろうから、中腰くらいにはなれそうだ。
船縁を片手で握って立てばある程度安定するだろうし。
重要なのは最後の部分で、その場にいた元将校に氏自身が会って話を聞いている。

作り話だとすれば、吉村氏自身が作ったということになるが、
吉村昭氏の一連の著作を読んだ俺にとっては、そう思えない。
549無名草子さん:04/08/29 16:36
吉村は反日ブサヨ
550無名草子さん:04/08/29 16:49
俺も読売読んだけど、まあ事実だろうね。
他の誰かが書いたのならばともかく吉村昭は
しつこいくらい史実に拘る人だし、そういうことが
あっても不思議じゃない。高級軍人に糞みたいな
連中が沢山いたというのも事実だしな。
551無名草子さん:04/08/29 16:59
証言は、その漁師と自称元将校のものしかないのか?
そんな事件があったのなら、もっと多くの証言がありそうなものだが。
どうしても、旧日本軍の評判を落とそうと必死な人間がいるようだね(苦笑)

>550
いや、あんたの国の軍隊とは違うからw
早いとこ北へ帰れよ
552無名草子さん:04/08/29 17:04
>>551
吉村昭の本一冊も読んだことない奴なんだろうな・・・
よしりんの漫画ばっか読んでないで早く宿題済ませなさい
553無名草子さん:04/08/29 17:12
船の上で日本刀など振るったら、あっという間に錆びてしまって
使い物にならんだろ。
554無名草子さん:04/08/29 17:19
>538-539
どうしてサヨは、こーゆーとんでも話や、バカ話が好きなんだ?
理解できない。
555無名草子さん:04/08/29 17:31
緊急事態だからといって、部下を勝手に切り殺したら、
陸軍刑法違反で軍法会議ものだよ。
日本軍は、世界史的に見ても類稀なほど、規律と統制の取れた
美しい軍隊だったんだから。
556無名草子さん:04/08/29 17:32
氏は土地の青年によってかつての激戦地に案内される。
ナガ族の青年は途々賞讃をこめて語りかけるのである。インドにおける対日世論調査
日本兵が勇敢であったこと。
彼らは英印軍の圧倒的に優勢な武器をものともせず、戦車に
銃剣一つで立ち向かっていった。
死を少しも恐れていなかった。
そして、なかんずく軍律が厳しかったという事実を。
戦後しばしば聞かされていた日本陸軍の、中国大陸やフィリピン、
マレーでの非人間的な戦争犯罪の話を思い出し、思わず「軍律が?」
と中根氏は尋ねた。青年は答える。
「日本の兵隊は私たちの婦女子にけっして悪いことをしませんでした。
・・・英印軍のなかには私たちの婦女子にずいぶんひどいことをしたのも
少なくありませんでした。私たちは、敗けたとはいえ、日本軍のあの
勇敢さと軍律の厳しさを、今でも尊敬しているのです」と。

「列伝 太平洋戦争」半藤一利
宮崎繁三郎中将--インパール作戦の鬼将軍
557無名草子さん:04/08/29 17:41
愛国コピペ宣伝もいいけど半藤一利か・・・
昔半藤スレがあった時は反日サヨ扱いだったのになw
「ノモンハンの夏」「ソ連が満州に侵攻した夏」等
読んだらひっくり返るんだろうな。日本軍の醜さが
これでもかというばかりに強調されてますが。
558無名草子さん:04/08/29 18:42
2ちゃんウヨ坊はどこでもかしこでもしゃしゃり出てくるな。
日本刀は切れない、とかさ、無知丸出しで。

>日本軍は、世界史的に見ても類稀なほど、規律と統制の取れた
>美しい軍隊だったんだから。

本気で書いてるのか、この馬鹿は。
軍上層部のみならず、天皇が激怒した、大陸での所業を知らないのか。
軍隊の実態なんて、どんな場合だってある。
こいつ、右翼宣伝だけで、まともに読書経験がない。
559無名草子さん:04/08/29 19:01
 もうすぐ夏休みも終わるし,
それからゆっくり吉村昭の話をしようや。
 もう,うんざり。

560無名草子さん:04/08/29 19:40
>>555
カルネアデスの板って聞いたことないか?
陸軍刑法は知らんけどこの場合緊急避難として
罰せられることはないだろう。

法的な責任はないが、
戦争の一つの悲劇として記憶されておくべきもの
として吉村昭は書いたんだろう。人間だからしょうがない。
それをウヨ房は美しい日本軍がそんなことするはずないという幻想
で捏造だとか見当違いのことを語るからキモイんだよ
561無名草子さん:04/08/29 20:39
>>548
片手で日本刀は振り回せないってw
日本刀ってのはかなり重いんだよ。
両手で持っても使いこなすのは至難の技なのに、
足場の不安定な船上で、片手に日本刀を持って腕を切りまくったって?w
日本軍の将校はシュワルツェネッガーやスーパーマンじゃないんだからww
562無名草子さん:04/08/29 20:41
こうして右翼=馬鹿の公式が作られていくのだな
563無名草子さん:04/08/29 21:29
>>539
船にしがみ付いたからってワザワザ骨が有る腕を切断しなくても
指切るだけでもいいじゃねーか?
1箇所、サクッって軽めに切っても塩水が染込んで来るから激痛で
船になんてしがみ付けネーよ。
ナンでもカンでも日本人の残虐行為にするんじゃねーぞ。半島野郎!
564無名草子さん:04/08/29 21:30
上陸用舟艇って結構大きいよ。
確かに船としては小型の部類に入るけど、立ってられないほどの大きさではない。
565無名草子さん:04/08/29 22:24
おやおやタテマエの五族協和も知らないレイシストなんですね、ウヨ厨って。
本読まない頭の弱い方々は、書籍板ではお呼びじゃないんですよ。
はい、おしまい。夏休みもね。
566無名草子さん:04/08/30 06:31
>>565
本を読めば頭が良くなると思ってるバカ登場〜w
567 :04/08/30 09:52
>>563
>1箇所、サクッって軽めに切っても塩水が染込んで来るから激痛で
>船になんてしがみ付けネーよ。
ちょっとでも怪我をした人は海に沈んでしまうということだろうか?
命がかかっている時に、軽傷くらいで縋ったものを手放すとは考えにくいが。

>>566
本を読めば頭が良くなるとは限らない。
だが本を読めば、ものを考えるヒントになることは多い。
また頭が良いというのと、知識が多いのも異なる。

えてして頭の良くない人は本を読まないものだ。
学ぶためには、まず書物を読むことを薦める。
そして自分の頭で考えることを始めよう。
子曰、学而不思則罔、思而不学則殆
568無名草子さん:04/08/30 12:52
コヴァ信者に「本読め」ってレスするとヒスおこすから面白い
569無名草子さん:04/08/30 17:51
>568
あいつらにとっての本とは漫画です
まああの漫画って妙に密度が濃いけどな
質問ですが、吉村ファン的に直木賞受賞作の『邂逅の森』はどうなんでしょうか。
私自身吉村ファンで『羆』『熊撃ち』『羆嵐』などのマタギ物作品を読みました。
ここでご意見をお聞かせ願えれば幸いです
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1093863232/l50
571無名草子さん:04/09/04 17:14
■中国人、謝永光著「日本軍は香港で何をしたか」より抜粋。
最初の数日間は平穏無事で、「皇軍」の姿は全くみられなかった。
ところがある日、突然五、六人の‘獣兵‘が現れ、麻雀をしていた四人の女優を輪姦したという。
前述の女優は日本軍の馬丁に暴行されたが、この馬丁とは恐らく朝鮮人に違いなかった。
(中略)
香港占領期間中、多くの朝鮮人が日本の軍服を着ていたが、一般の日本人よりも背が高く、日本の正規軍よりももっと凶暴だった。
このとき民家に乱入して婦女暴行を働いたのは、ほとんど日本人の手先となって悪事を働いていた朝鮮人であった。
当時香港住民は日本軍に対するよりももっと激しい憎悪の念を彼らに抱いた。

■元パリ・マッチ特派員アルフレッド・スムラー著「日本は誤解されている」より抜粋。
「別に日本人戦犯の責任を軽減するつもりはないが、占領地域で最も嫌われたのは、このころ日本国籍を持っていた朝鮮人だったことに注意しておかなければならない」
※パリ・マッチ・・・フランスの歴史ある雑誌
ttp://bookwebpro.kinokuniya.co.jp/files/magazine/Paris%20Match.jpg [ソースチェック]

■とある内科医の述懐「キヤンガン、山下将軍降伏の地―フィリピンの心象風景」より抜粋。
山では仲間どうしの信頼関係が全てだ。
韓比日の3人で風雨の中、ピークを踏む寸前のこと、小休止のときアンがコリアンと知らないフィリピン人の彼が言った。
「日本の占領下で最も残虐だったのはコリアンだった。赤ん坊を投げて銃剣でうけたのも彼らだった。皆がそう信じている。」
一気に遭難しそうになったパーティを何とか支えつつ、私はキアンガンの将軍の亡霊を見たような心持だった。
その後も各地でこの噂のような言説をきくたびに、愛国者たるアンの胸中が想われてならない。
ttp://www.net-ric.com/advocacy/datums/95_10irohira.html

■中国人が描いた絵「旭日旗を持った朝鮮人が中国人を殺す」
ttp://japanese.joins.com/transboard/upfile/up28088.jpg
572無名草子さん:04/09/04 17:41
>>571
どっかいけっての
573無名草子さん:04/09/04 22:02
およそ、他者を差別し敵をつくって安堵する、暗愚な小人は救いがたいですね。
彼は何も持たず、何も自信がなく、満足できない現実生活の憤懣をネットにぶつけるしかない。
もちろん読書もロクにしないので、吉村昭など読んだこともない。
2chだからというだけで迷いこんだ、奇妙な右翼プロパガンダマニアくんですから。
自意識過剰で、誰からも遇されない劣等感を勝手に持ち、精一杯観念の上昇を図って優位に立とうとするも、
出来るのが2chを真にうける差別の口真似。
一種の病気だし、民主主義の理念すら、学校で学習する能力がない子の蒙を啓くことは、困難です。

>>519の「関東大震災」の感想で書いたとおりですね。

>さらに在日朝鮮人への狂気の暴虐。
>デマといえばそれまでだが、民主主義の現代でさえ、
>あらゆる差別が拡大再生産されている、他ならぬこの2ちゃんねるを
>想起して、平時でこれでは、と暗澹とした気分になる。
>情報化社会とはウソで、いつも政治的デマゴーグたちに情報は遮断されているのだ。
574無名草子さん:04/09/07 08:45
これだから捏造体質の左翼くんはバカにされるんだよね。
「市民」とか「民主主義」と口にしながら、その反面しか
理解していないのが大半だし、おそらく佐伯啓思なんて読んだ
ことないんだろうね。
捏造してまで自国を貶めたいという倒錯的な感情がある種
の病気であるということを早く自覚すべきだね。
575無名草子さん:04/09/07 17:05
佐伯啓思がどうかしたのか。
近年売り出した程度の諸君文化人の一人が、なぜか珍しいらしい。
語り口調は低くても、呉智英あたりの方が先見的で本質的だろうしな。

で、なんか吉村昭に関係あんのか、坊や。

まるきり、最初に触れたシロモンにインプリンティングされてやがる。
しょせん保守思想に、いちいち頷いてるだけの頭の悪い幼稚なウヨ坊は、
せめて福田恒存レベルの名前を出せよ。
ま、こいつの「読書」は「雑誌(それも言わずとお決まりの)」が数冊と、
クズ情報と街宣に占められた「ネット掲示板」、その手の板のガキだろう。

よしよし。
こんどしょせき板に来るときは、吉村昭(よしむらあきら)先生のごほんを、
ちゃんと、読んでからだね。
じょうずな、かんそう文をかいてみようね。
576無名草子さん:04/09/07 23:02
>>573で相手にした私も馬鹿でした。申し訳ありません。

吉村昭は作家の中でも、文章が端正で、その点が好きです。さすが純文学から始まった人、でしょうか。
(そのわりに純文関係では、お連れ合いの津村節子さんの方が多いような気が、笑)
だから、読んでるような気もしますね。イッツ、クール。
「冷たい夏、熱い夏」では身内の病気がテーマですから、さすがに文章が乱れ、くどい(二、三ですけどね)。

思うにドキュメンタリー的「小説」が、吉村の真骨頂だと思いますし、
また、そういうレスも多い。でも作家の本質が初期に顕れるというように、想像だけで書く小説で、
吉村昭を見ることが出来るし、またそれが書けないと小説家になってないでしょう。
「星への旅」のリリシズムがあってこそ、数々のドキュメンタリー作品も書けたのだ、と思ってます。
ちなみに好きな作品は「仮釈放」。これは取材があっても、フィクション。救われない話でなんとも…。