西尾維新の本って何が面白いの?14

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920この名無しがすごい!
>>917
脱がした理由は読者サービスだが、あえて理由をつけるとすれば、
あららぎを試した。

強姦未遂事件はトラウマではあるんだけど、
一般的な強姦事件のトラウマと違って、男性恐怖症は強くはない。
むしろ、男に身を任せていればよかったのだろうかと葛藤を抱いている。
そこへ、自分を助けてくれるという男が現れた。
そもそも、新興宗教の教主だって、霊的な救済のためにひたぎを抱こうとしたんだ。
建前上は。
だったら、自分を助けてくれるというアララギは、後悔の念を抱いた拒絶を
やり直すいい機会かも知れない。
そして、そんな迷いを実際に試すチャンスでもある。

もちろん、そんなのは妄想でしかないと分かっているので、実際に
アララギが手を出してくれば男に対する嫌悪感むき出して殴っていただろう。
あのときの教主と同じで、結局体目当ての言い訳でしかないと判断し、
怪しい儀式なんかキャンセルしていたはずだ。

しかし、アララギは手を出さなかった。普通に、純朴な高校生のように目のやり場に困っていた。
だから、助けてくれるという話は本当なのかもしれない。試してみる価値はあると判断でき、
同時に、アララギという男に好感を持った。
童貞云々は、度胸がなくて行動できないだけかもしれないなど、精神面に探りを入れるとともに、
アララギを受け入れてもいいかなという心境の変化から飛び出した言葉。

結果、除霊?は成功し、デレることになった。

ちなみに俺真作者だから。