1 :
吾輩は名無しである :
2001/08/13(月) 21:04 神保町に行っても、初期作品は手に入らないんですが。 彼ってどうなんですか? 福田和也には酷評されていましたが。
2 :
吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 21:54
「野に降る星」以降の作品に見るべきものはないと思います。 基本的には中・短篇作家でしょう、この人は。 「河」「刺青の秋」「ましらの肖像」「夜釣り」 は良かったと思いますよ。
3 :
吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 22:50
う〜ん、ある時期から実験作家といってもよくなった人では? その評価はよくしらないけど。 ハードボイルドな文体は好きなんだけど。
4 :
吾輩は名無しである :2001/08/13(月) 22:51
「千日の瑠璃」とかはなあ……。 いい文体がかけるのになあ。
5 :
ケルトの民 :2001/08/13(月) 22:59
「シェパードの9月」 をタイトルに惹かれて読んだけど、良かったよ。 エッセイ「夜でっかい犬が笑う」も読んで得した気になった。 タイトル、いい感じっすよね。
どこに行けば彼の作品は手に入りやすいでしょう。 「ぶっそぽうの夜」なんかはもちろんどこでも手に入りますが、初期作品のほうが 評価が高いようなので。
7 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 01:41
まず、どの辺が欲しいのか具体的に書きましょう。 初期の代表作の一つである「正午なり」なら 文春の「丸山健二自選中篇集」に収められています。
「正午なり」と「夏の流れ」は読みたいですね。 あと「雨のドラゴン」タイトルがかっこよすぎる。 神保町結構探したけど無かった。
9 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 02:10
図書館にあるよ。初期のはほんといいよ。
10 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 02:25
11 :
1 :2001/08/14(火) 02:27
ありがとうございます。探してみましょう。近くの図書館は小さいですが (;´д`)
12 :
1 :2001/08/14(火) 02:29
>>10 おお! こんなに。
ありがとうございます。
13 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 02:56
初期はいいよ。乾いてて。それが今やなんて有様だ。ふやけきっている。
14 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 03:08
悪口を言い出すとキリがなく、 過去スレのような惨状を招くので、 本スレでは在りし日を偲ぶ懐旧談にしたいものです。
15 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 03:59
初期では『ときめきに死す』や『月に泣く』とか良いですね。 しかし『群居せず』などに代表されるエッセイはちょっと説教臭くて苦手です。 酷評されている最近の作品では『争いの樹の下で』を読んだけど、あれはなかなか 面白かったかな・・・
16 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 04:45
ときめきに死す、うん、あれもいいね。
>>13 同意。かっこよかったのにね。
17 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 06:01
文芸文庫になぜ「バス停」が収録されたのかが判らない。 もっと良い作品があると思うのだが…
18 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 13:17
「ときめきに死す」の最後のぶった切るような終わり方、 私は好きです。 森田芳光の映画を見てから原作を読んだのですが、 原作の方がよかったです。
19 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 18:24
>>18 同感、同感。
映画が良くて原作みたけど、もっと良かった!
でも今手元に原作がない。
丸山健二なんとか集とかに、ときめきに死すって収録されてないのね。
本人は駄作と思ってるのかな?
20 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 18:54
>>19 ご賛同いただき、ありがとう。
私が読んだ時は、既に単行本はなく文庫本でした、
「ときめきに死す」は。
丸山健二の文庫本の表紙のデザインもなんかすごい
感じのが多くて好きなんですが。
>本人は駄作と思ってるのかな?
なんででしょうかね?
映画が気に入らなかったとか。
森田芳光監督は、雰囲気だけ原作からもっていって、
あとは勝手に作っているような感じでしたからね。
でも森田芳光の映画の中では、一番いいと思います。
DVDで出て欲しいです。
21 :
駆け出し :2001/08/14(火) 21:21
文章は呆然とするほどすばらしい。あの文章で何でも書き出したら どうしようと、われわれ駆け出しが恐怖するくらい。 でも、それは実は取り越し苦労だったので、あれこれ書けるほどの 人生経験は彼にはないのだった。自ら人生を狭めちゃった典型。
22 :
吾輩は名無しである :2001/08/14(火) 21:40
でも新作が待ち遠しいなぁ。そんなに生い先長くないんだから・・・
23 :
ケルトの民 :2001/08/14(火) 23:56
>>21 でも、長野に引っ込んで出てこない、といのはちょっと素敵だ。
文章はいいよね。
犬好き作家は猫好き作家に包囲されている感じがするけれど、おいらは猫派だけれど、
健ちゃんはちょっといいっす。
24 :
駆け出し :2001/08/15(水) 00:09
>>23 初期作品、それと『千日の瑠璃』も好きです。
安曇野にいる健二とか、軽井沢にいる康夫や宣永とかには、たしかにあこ
がれます。ただ、本人たちは孤高を気取っているけれど(特に健二)、献
身的な奥さんがいて「孤高」かなあ、という気もする。
ロクに本を読まない健二などは、田舎に引っ込んでいると、なんのインプ
ットもないし、この先どうなるのかな。エッセイとか読んでいても、(福
田和也のいいぐさだが)夜郎自大な感じが強いんだよね。
25 :
吾輩は名無しである :2001/08/15(水) 13:13
「生者へ」のマッチョな表紙にとってもワラタ。
26 :
ケルトの民/mojo handa :2001/08/15(水) 21:43
>>23 おいら、じつはその気になって読んだのは「シェパードの9月」と「夜でっかい犬が笑う」
でも、献身的な奥様は、つくり、のような気もする。
食い物のエッセイをたまたま読んだとき、
そこで語られる奥様の献身ぶりにちょいと違和感を覚えたのでした。
確か、奥様が「蛎」を料理する話だった。
こどもを欲しがらない、とも言っていた。
福田は正しいかもしれん、嫌だけど。
27 :
吾輩は名無しである :2001/08/16(木) 00:48
丸山健二のような創作姿勢は本当に天才じゃないと駄目になるだけなんだよね 正しい姿勢ではあると思うけど 健二は天才じゃなかった。だから長持ちしなかった。
28 :
吾輩は名無しである :2001/08/16(木) 04:06
いや、逆だと思うな。天才云々はともかく、ああしないと、ここまで 持たなかったんじゃない。多分、処世術の問題が大きいと思うが。
29 :
吾輩は名無しである :2001/08/16(木) 04:09
>>26 howlin' wolfか(藁
まぁー女と一緒じゃないと氏ねないなんて、男として最低ランクですが
30 :
29 :2001/08/16(木) 04:10
誤爆でスマソ
31 :
mojo hands :2001/08/16(木) 05:49
>>29 ライトニング・ホプキンスのつもり。
よって、誤爆ではなし、
しかし、ここは健二スレ。
ジープが好きで、何故かというと誰も乗っていないから、と何処かに書いていた。
随分まえの話で、なるほどそういう人か、と思った。
4WDがうじゃうじゃのいま、健ちゃんは何に乗っているのかね。
32 :
吾輩は名無しである :2001/08/16(木) 06:31
ジープ。別に四輪駆動車の希少性をいったわけではないので。
33 :
吾輩は名無しである :2001/08/18(土) 15:02
>1 ぶっそぽうって何だよ(プッ ぶっぽうそう上げ
34 :
吾輩は名無しである :2001/08/18(土) 17:31
前に長野のでっかくてきれいな敷地(自然いっぱい)でインタビューうけてた。 儲かってないのにすごく贅沢な生き方をしている感じがした。 書きたいものを書き、シンプルに生きる。 そのライフスタイルは敬意に値すると思う。 作品の出来はよくしらんけど。
35 :
吾輩は名無しである :2001/08/19(日) 00:52
この人が評価した同時代の書き手は野呂邦暢のみ。 なんか分かる気がしないでもない。
36 :
吾輩は名無しである :2001/08/23(木) 00:33
楽天で千日の瑠璃注文したら 下巻だけ来て上巻在庫切れ、重版未定 再注文しても手に入りません、だとさ 古本屋で探すか…そこまでして読む価値ある作品ですかね
37 :
吾輩は名無しである :2001/08/23(木) 00:40
ぜんぜん価値ないよ。
38 :
ふくろう :2001/08/23(木) 12:48
くそ。何でこんなになっちまったんだ! 「河」「夜釣り」「シェパードの9月」「アフリカの光」 すげえ中・短編書いてたのに・・・。 「見よ、月が後を追う」だっけ、を読んだとき、泣いてしまった。 ここまで無残に駄目になるものか、と。 おい、丸山健二、ファンのことも考えてしゃんとしろ! 分けのかからんところに、入り込まんと サラリーマンと文学者の悪口をバネに復活してくれ!
39 :
台無し :2001/08/23(木) 15:40
「見よ、月が後を追う」は名作だよなぁ。 無機物一人称は「千日の瑠璃」よりもずっと成功して、 よくわけのわからない詩情みたいなものが感じられるしな。 あのバイクには間違えても乗りたくないが。 おすぎだかピーコだかのファッションチェックを常に受けてるようなものだし(笑)
40 :
ふくろう :2001/08/23(木) 18:14
>39 すまん、俺の文意を誤解しているようだ。 「見よ、月が後を追う」は、それ以前のマルケンの 作品に比べたら名作どころか、クズだ。 39に喧嘩を売る気はさらさら無いが、 ここんところは、はっきりしておきたい。
41 :
台無し :2001/08/23(木) 18:53
誤読してた。ごめん。しかし評価が別れたね。 俺はあの小説にはけっこうなユーモアと詩情を感じたんよ。 クソ真面目に妙なことをした結果、なのか。
42 :
横槍御免 :2001/08/23(木) 19:33
>>台無し氏、>>ふくろう氏 この2人、潔し! やはり、丸山健二の読者ということですかね。 「見よ、月が後を追う」は未読なので何も言えないが、 「千日の瑠璃」は読んだ。 こんな形式の小説、今まで読んだことなかったのでぶっとんだが、 だめかい?
だいたい2000年8月の御懐妊騒動ってなんだ? >>そりゃそうだろう 雅子様もまさか自分が妊娠もしていないのに、2000年8月に自分の子どもが生まれてくるなんて夢にも思っていなかったのだから。 (小渕発言後、自分が2000年8月に子供を出産する予定になっていたことを知って、雅子様は部屋に引きこもりなされ、皇太子様以外の人間とは口もきかなくなって、人間不信になられた一連の騒動のこと。) 橋竜の家の系図誰か教えて もちろん!!!!!! 大室寅之祐の弟大室庄吉のむすめ(3女)大室つねが、 サッポロビール常務 橋本卯太郎の家に居候して女中になる。ここからが、始まり始まり。 すでに卯太郎には本妻 真都の間に4人の男の子と一人の娘がいた。 明治39年卯太郎が大室つねにお手つきしてできた子。それが橋本竜伍(5男だから竜伍。竜伍の下に1人の弟と1人の妹あり) 竜伍は東大を主席で卒業した後、吉田内閣で大臣3回経験。竜伍の長男が橋本竜太郎。 腹違いの弟 大二郎。竜太郎の妻 久美子夫人との間に2男3女。(ほか 隠し子2人) 子供5人孫9人 。 まず上から長女寛子(2男2女) 長男竜 (2男)(次男は、2000年8月生まれで雅子様、皇太子様の養子にしようとして失敗。) 2女厚子(三つ子 女の子) 2男岳 3女旦子 (結構かわいい) まあ、政界一の子沢山でしょうな。一人くらい皇室に養子にやってもいいんじゃないですか!。 調査結果 寅之祐の弟庄吉の長男儀作 次男音吉 儀作の長男近祐 次男勝 勝の長男憲之 近祐の長男照明 次男弘樹 弘樹の長男貴雄 照明の長男徳仁 次男博文 以上 田布施町戸籍課
44 :
吾輩は名無しである :2001/08/23(木) 21:08
出来はともかく、やってることはすごい こういう実験的な作家がもう少し増えてくれればな
45 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 19:20
『千日の瑠璃』って、いわゆるキャラものだと思う。良くも悪くも。
46 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 20:10
争いの樹の下で」みたいな一生を遂げてみたいな
47 :
Tagu :2001/08/24(金) 20:13
小説に対する姿勢は好きだけど、小説そのものはなぁ・・・ 『正午なり』が一番好きだけれども。 『千日の瑠璃』もその後続の作品も何がどう違うのか、 ぼんやり読んだだけではわからん。 『生者へ』の表紙も笑えるが、『アルプス便り』に載っている写真も笑える。
48 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 20:23
新しいことをやろうとしてるのはいいね そのぶん、当たり外れが激しくなるんだろうけど仕方ないじゃん
49 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 20:26
俺としてはエッセイを書かない方がいいと思うんだが。 『まだ見ぬ書き手へ』でしつこいほど「小説だけ書いてろ」 って言ってるんだからさぁ。
50 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 23:41
『月に泣く』はすごくいい。まさに究極の100枚という言葉が似合う。
51 :
吾輩は名無しである :2001/08/25(土) 03:34
38、50に激しく同意。 初めて読んだ時、同郷の作家にこんなすごいのがいたんだ、と感動し、 古本を片っ端から漁っていったものだが。 しかしもう、ホントに彼は短編書かないんだろか。 いままで上に出てないのじゃ、短編では「雪間」「雁風呂」「海の鐘」「血と水の匂い」なんかが記憶に残ってる。 中・長編だと、『水の家族』『惑星の泉』なんかおすすめ。 このあたりまでは、良い作家だったのになあ。 ところで、『惑星の泉』の終わりの場面、 真夜中の盆の踊りにひたひたと影ふえくるは戦死者の霊 またひとり顔なき男あらはれて暗き踊りの輪をひろげゆく という岡野弘彦『滄浪歌』(昭和47・角川書店)の 有名な二首に似ているような気がして仕方ないんだけれど。 まあ、短歌に似ているとか言われたら、丸山健二はすんごく嫌がるだろうけれども。 あ、『ときめきに死す』よりは、俺は『踊る銀河の夜』が好き。
>>45 葉鍵板の住人に見せたら「盲目の少女たんハァハァ」とか?
53 :
吾輩は名無しである :2001/08/25(土) 09:34
>>51 あ、そうなの?
私は「ときめきに死す」は読んだけど、
「踊る銀河の夜」はまだ読んでいないから、読んでみようかな。
ただ、果たして手に入るのか(笑)。
54 :
25歳 :2001/08/25(土) 10:42
俺は『千日の瑠璃』以降の作品しか知らないな ここにレスしてる人って30後半〜40、50代って感じか???
55 :
吾輩は名無しである :2001/08/25(土) 14:18
しかし、「正午なり」を誉めた辛口批評家Kとは誰だったんだろうね。 川村二郎?それとも、こば…
56 :
吾輩は名無しである :2001/08/25(土) 17:03
俺高校生でぶっぽうそうしか読んだことない あの文体にしびれて前半はかなりおもしろかったんだけど 後半の展開に萎えた 他の読んでみたいけど売ってない
57 :
51 :2001/08/26(日) 02:28
俺、26歳。若くても読む奴は読んでいる。
>>56 新潮文庫版ならまだ出てる。
ちなみに俺は31歳。
59 :
吾輩は名無しである :01/08/27 15:03 ID:tALT8oLs
ときめきに死すだけこの間読了。 当方現在21(もうすぐ22)
60 :
:01/08/27 15:28 ID:F0f2ESpk
文学板ってひとつしか表示しないのかよ!!
61 :
ふくろう :01/08/27 16:47 ID:VPeGeO5c
悲しいけど、マルケンのここまでの凋落ぶりは、 彼がたぶん敵を見失っていることにあると思う。 かつて彼が仮想敵としていた「世間」が、今は 見えなくなってきているんだと思う。 これは、しかし、マルケンだけのことではないけどな・・・。 彼はぜったい実験作家ではない。 マルケン死ぬなよ。
62 :
吾輩は名無しである :01/08/28 22:49 ID:2Z60cmD.
新刊出るよ。 9/20に
63 :
吾輩は名無しである :01/08/29 01:47 ID:L654slkY
読みたい気、まるでなし。残念だが。
64 :
吾輩は名無しである :01/08/29 02:01 ID:d7t2z7SY
はげ丸のファンは田舎者だと思うのだが、どうなのだろう?
65 :
ふくろう :01/08/29 12:30 ID:YX64SWSM
文学は田舎者のやること。 田舎者にもいろいろあるということ。
66 :
吾輩は名無しである :01/09/02 13:36 ID:C4rH8Qa6
漏れは文庫本の「ときめきに死す」に入っている「雪折れ」は個人的に好きだなぁ。 鬱屈した田舎の感じがたまらん。
67 :
吾輩は名無しである :01/09/02 21:26 ID:TXBNC4lQ
いつか傑作を出すかもしれない「可能性」のある数少ない作家だね 出さずに終わる可能性のほうが高いが
68 :
ふくろう :01/09/03 13:12 ID:76kPiVDg
くそっ!反論ができん。
69 :
吾輩は名無しである :01/09/03 22:26 ID:eaOc4Vlw
丸山健二みたいなのがたくさんいれば 変な駄作もたくさんでるけど 傑作も生まれるんだろうな
70 :
ふくろう :01/09/04 11:08 ID:gVYQNkbs
↑ちゃんとした文章書け。意味不明。
まあまあ、前スレみたくならないよう、マターリと…
72 :
吾輩は名無しである :01/09/04 23:07 ID:0HKjHypc
話しは変わるが、はげ丸の頭ってなんか嫌らしくないか? はじめて見た時、あれが首からはえてるのかと思ったよ。
73 :
吾輩は名無しである :01/09/05 03:01 ID:sqFwfsxE
「火山の歌」の頃はロン毛でスカーフなんかしていた。
74 :
吾輩は名無しである :01/09/05 03:05 ID:FN2sS0MM
作家には自然が一番いいのかねえ…。
75 :
吾輩は名無しである :01/09/10 22:23
高校1年で「見よ 月が後を追う」読んで愕然として、 高3で「争いの樹の下で」を読んで興奮したね。 そして2年後「いつか海の底に」で完結。 復活信じてるけど「銀次」って…映画と対決か? 「逃げ歌」はネコとの出会いの場面が良かったね。 もち短篇・中篇も凄いの多いよ。 あげるなら。やはり「月に泣く」。 こういうの書ける作家、今いるか? だがかく言う漏れも23。 あっ、丸健が賞取った歳じゃん。 もう作品からおさらばしなきゃいけんのか。 すまんがアゲルヨ。
76 :
吾輩は名無しである :01/09/12 22:05
うちの近くに住んでいるらしい。。。
78 :
吾輩は名無しである :01/09/13 06:55
9/20の新刊どこからでんの?
>75 若いのに、かわいそうに。
80 :
我が輩は名無しである :01/09/13 15:41
>78 「るりはこべ(上・下)」講談社刊
81 :
吾輩は名無しである :01/09/16 00:40
新刊情報どこにもないよ。おしえてくれ
82 :
我が輩は名無しである :01/09/17 10:48
>76(79も?) そんなんいるわけがない。 んが、それは俺が御先に前進してないだけ。 後悔はないがしんどいね。 16で「まだ見ぬ書き手へ」読んじまったんだぜ。 もうこの洗脳から抜け出す事は不可能。 台詞が3行ある小説見ただけで何だこりゃって思ってしまう。 るりはこべ…… 地味に続くこのスレの住人に「よくぞ生まれし!」 調子乗りすぎた(スマソ)
>84よ マルケンも40までだ。いい小説書いたのは。それからは、自分の観念的世界にはいって、小説を痩せさせてしまった。見るも無残だ。俺は、40までの奴を凄い小説家だと思っているから、辛いのだ。 >84よ 君は友達つくって、大きな世界を創造しろ!
>>84 そうじゃっ!!友達つくって大きな世界を創造するんじゃっ!!
走れっ!!走れっ!!
>85 丸健って今いくつだ? 「いつか海の底に」はなかなかだと思うのだが(その後は 見るも無惨)。 できればその40のラインの理由(作品)を教えて欲しい。 >85、86 そうだな。でもこの歳だから共犯者を作るよ。 話変わって、丸健はあんな事(ご想像にお任せします)言っているのに 女性や幻想を書くの上手いよな。(前者は「赤い目」等、後者は…すまん タイトル忘れた。絵画をネタにしたヤツ) また、これみよがしの暴力や性の表現を使わなくてもここまで出来るんだ、 というような力もある(これが俺が丸健の好きな大きな軸かもしれん)。 俺は丸健ともう一人の作家しかほとんど読まんから他の作家は知らんが そうそういないだろう。
88 :
吾輩は名無しである :01/09/18 21:08
るりはこべ、もう店頭に置いてある? どこにもないぞ。まあ、そうとう大きな本屋じゃないとみつからんだろうが
>75 君がマルケンを好きなのがよく分かり、俺は嬉しく思うよ。 あまり理屈っぽくならんと、あの暴力と切ない抒情の世界に どっぷり浸かるといいよ。 そして、そこからどこに行けるか・・・だな。 40才以降、マルケンが駄目になったというのは、アバウトだ。 長編なら「雷神、飛ぶ」、短編なら「河」あたりか。 「踊る銀河の夜」がぎりぎり、セーフかな。 手元に作品が無いのでわからんが、 >75よ 調べてくれ。その時期に、 マルケンのターニングポイントがあるはずだ。
90 :
吾輩は名無しである :01/10/02 19:29
「るりはこべ」読んだ人いる?
91 :
吾輩は名無しである :01/10/07 21:38
hage
92 :
吾輩は名無しである :01/10/17 01:36
丸山健二の本で寝たきりのおばあさんがでてくる話ってなかったですか? ずっと寝たきりなのですが、村の中の出来事は異常によく知っている、という設定の話。 知ってたら教えてください。
93 :
吾輩は名無しである :01/10/19 02:32
あげ
94 :
吾輩は名無しである :01/10/20 22:55
a
るりはこべ、いまいち。ま、テロ騒ぎのご時世にこんな小説でるなんてなー ま、自爆テロは丸山の小説に前からあるけどさ。 でもやっぱ。。。面白くねー
だれか92の小説しってたら教えてください
98 :
吾輩は名無しである :01/10/21 01:31
大体よ、丸山の小説に出てたようなテロリスト観を、 根本から覆しちまったのが今回の特攻テロだったわけだ。 あのやりかたは、けっして丸山は肯定しない(というか、 美意識に反する――しかし考えてみると、丸山は徹頭徹尾、 美意識ばっか書いてたんだなあ――)だろうねえ。
99 :
吾輩は名無しである :01/10/21 01:40
うーんと、よく分からないんですが。 『争いの樹の下で』のラストは自爆テロですよね? まあラディンみたく当人が奥に引っ込んでるってのは たしかに美意識と相容れないでしょうね。
101 :
吾輩は名無しである :01/10/21 11:28
「安曇野の白い庭」っていう最近の作品は連載時にちょっと読んで みたのですが、これで丸山健二という人を嫌いになってしまった。 通読したわけではないので作品としてどうこうは言えないのだけど なんというか己の美学の表現の仕方が押し付けがましくて耐えられ ない。昔からある白樺を残そうとする義兄弟のことを実に悪し様に 罵っていて、いかに自分が正しいか自分の感覚が素晴らしいかを 自信満々に(ある意味強がって)書いてるところで嫌気がさした。 朝日新聞に若い人向けに書いていたエッセイは真直な視線みたいな ものが感じられて好感が持てたけど。でも孤高でいたいならもう 少し黙っていたら、という気もする。 主義主張をあんまり声高に言うな、というか。
102 :
吾輩は名無しである :01/10/21 13:01
丸山健二は小説だけ書いてろ。 ファンの間でも割と多数派の意見です、はい。
103 :
吾輩は名無しである :01/10/22 18:49
104 :
吾輩は名無しである :01/10/23 00:05
『るりはこべ』萎えた。 いつもなら、丸山の小説はつまらなくても最後まで読めるのだけど、 今回は挫折。 一歩進んだような気もするけど、小説内容が相変わらずじゃ・・・
>>97 ねえ「いつか海の底に」ってほんとにそういう小説? 図書館でちょっと目を通したけど
違うような?
>>92 みたいな小説なかった? 私の勘違い?
106 :
吾輩は名無しである :01/10/28 16:10
長野県立中野西高校の校歌を作詞しています>丸山
↓
http://www.nagano-c.ed.jp/inuwashi/song.htm 「イヌワシの歌」
作詞:丸山 健二
作曲:藤澤 守(久石 譲)
1
高く飛べ 山を越えるまで
翼雄々しく 強く羽ばたけ
群れることはない 諂うことはない
夢は遥か 誇りは高く
ああイヌワシが 若きイヌワシが飛ぶ
2
高く舞え 海が見えるまで
光る眼差し 雲を貫け
逃げることはない 振り向くことはない
明日は彼方 理想は高く
ああ イヌワシが 若きイヌワシが舞う
>>106 丸山はともかく、作曲が久石 譲ってのがすごいね
108 :
吾輩は名無しである :01/10/31 03:06
あげとこ
109 :
吾輩は名無しである :01/10/31 03:18
>>106 学校名が出てこない校歌ってあるんだね。
野球部には、是非、甲子園に出て一勝してほしい(笑)
110 :
吾輩は名無しである :01/10/31 21:05
>106 いかにもヤマケンという感じの詩だ。 漏れはファンだから、「圧倒的」と感じるんだけど、 ここの高校生はどんな気持ちでこの歌を歌っているのだろう。非常に興味がある。
111 :
吾輩は名無しである :01/11/01 22:36
a
112 :
吾輩は名無しである :01/11/03 17:51
マルケンのジープエッセーは面白い。 「白山スーパー林道を行く」 ジープを通してマルケンの男の生き様を垣間見る事が出来る。
それで結局なんでも知ってるババアの話のタイトルはなんですか
115 :
吾輩は名無しである :01/11/03 20:38
だからほんとに
>>97 であってんの?
パラパラ読んだらババアでてこないよ。
ちゃんと読めばちゃんとでてる? インディアンうそつかない?
117 :
吾輩は名無しである :01/11/03 23:04
>>92 そんなにババアが好きか?
気になるんですよ たしかこのネタは丸山自身がエッセイでかいてたんじゃないかな? でも「いつか海の底に」って90年代終わりの作品でしょ。 もうちょっと前の作品じゃないかと思うんだが。 それともエッセイネタだけで終わった?
120 :
吾輩は名無しである :01/11/04 23:45
>>119 そのエッセイは「されど孤にあらず」に収録されていなかっただろうか。
漏れは「惑星の泉」以降の丸山作品には疎いが。
>>120 そうです。
「孤独との対峙の中で」というインタビューで今度の小説ではねたきりの
年寄りがでてくると語っていますね。
文学界88年10月号のインタビューですが今度の小説ってなんでしょう?
「いつか海の底に」にもいつも家でごろごろしてるババアがでてこなかったか?
>>122 でも88年頃の作品じゃないでしょ? ちがってたらごめん
124 :
吾輩は名無しである :01/11/05 03:56
えーと。『水の家族』じゃなかったかなあ。これなら時期も合う感じだし。
125 :
吾輩は名無しである :01/11/05 06:56
どれがほんと? おいら上のババア好きじゃないけど、なんか気になる
126 :
吾輩は名無しである :01/11/05 11:29
「水の家族」だと思うけど入手困難。
このスレで丸山健二に興味を持って本屋へ行ったが、 初期の作品が全く手に入らない。 地方とはいえ大手の本屋なのに。
128 :
吾輩は名無しである :01/11/05 11:42
129 :
吾輩は名無しである :01/11/05 12:53
「寝たきりの生活で骨まで痩せ細ってしまった指の先が、今し方孫の手が 触れたばかりの頬を、すっとなぞる。すると、うつろに干からびていた 眼が、見る見るうちに潤んでくる。五年ぶりの母の涙は、蕎麦殻入りの 枕に半分染みこみ、あとの半分は尺八の音に吸い取られて家の外へと流 れ出し、夜露となるべく水蒸気と化して、清新な五月の夜を、浩々たる 天地のあいだをゆったりと漂い始める。」 これ? だったら「水の家族」で正解。傑作です。大傑作。
P.S. 丸山の作品を探しているみんな、基本的なことを忘れてないかい? 彼の作品の多くは書き下ろしじゃなくて、一度文芸誌に掲載されてるってこと。 大きい図書館で雑誌のバックナンバーを調べよう!! 全部が入手できるかどうかはわからないけれどね。 ちなみに「水の家族」の初出は「文学界」の1988年10月号です。 大学の図書館だったら、「文学界」のバックナンバーくらいそろってると思うぜ!
再び追伸 これは丸山にかぎったことじゃないけど、単行本や文庫本は絶版になった り、書庫の小さな図書館だったら処分されたりするけど、雑誌って意外に 保存されてるんだよ。 ちょっとスレ違いだけど、村上春樹が単行本にしなかったっていう「街 とその不確かな壁」(だったか?)も読みたい読みたい!って叫んでい る多いけど、これも同じ。「文学界」を図書館でひっぱれば読める。 探せばどっかにあるものですよ。
>>129 88年頃の作品ならそれだと思いますけど……(読んだことないんで)
ありがとうございます。
私の地区の図書館は図書館同士でネットワーク結んでるんで結構なんでも読めます。
借りてきます。
ああ、そうか、図書館に行けばいいのか。 みなさんレスありがとう! なんか凄い作家の雰囲気があるのに、なんで本屋にないんだろう。 丸山健二の本は売れないんですか?
>>132 うん、あの作品は手間かけて手に入れる価値あると思うよ。彼の作品は
単行本で読むのもいいけど、文芸誌で読むのもまたね、いいですよ。
「いつか海の底に」も掲載時に読みました。あんときはすげえ興奮したなあ、
文芸誌の発行が待ち遠しいって、はじめて思いましたよ。でもラストがねえ・・・
あれはないよなあ。その作品で起こったことは、その作品できちんと解決つうか、
ケリつけてほしいっていうわしは保守的なのかな。いや、あれでケリになってる
のかなあ。「いつか俺もやってるぞ!」って終わり方じゃなかったっけ?
「今やれよ!」って思ってしまうよなあ。
オースターの「偶然の音楽」とか、オブライエンの・・・忘れた。
なんかも、がっくりだったもんなあ、解決しなくて。村上春樹の「スプートニク」
もなあ、いろいろみんな「解釈」してるけどさあ。気に食わん。
スレ違いでごみぇんね。ぶつぶつ。
>>133 売れないんだろうねえ。いや、そもそも過去の出版物もきちんと
さ、単行本なり文庫本なりであるって作家は実はすっごく少ないんだよ。
単行本でも並んでいるってのは僕の知る限りでは、村上春樹くらい。
あとはねえ。
だから文庫本でも、見かけたら必ず買うと、古本屋でも買うと。
それが鉄則。とくに日本文学は惨憺たるものだよ。安岡章太郎とかさ、
まともに読めないもの。あーあ、丸山健二気に入った人なら、読んで面白いよ
って近代日本文学、いろいろあるんだけどなあ。残念。
ただひとつ、新潮社からずいぶん前に出た、「日本昭和文学全集」(だっけ?)
はいいですよ。戦後の日本文学がわりとしっかりと読める。大きな図書館にある
と思うよ。本の作りもきれいだし、買ってもいいかなって思うくらい。
136 :
吾輩は名無しである :01/11/05 21:50
寝たきり老人は「さすらう雨のかかし」や「月に泣く」にも出てきたが、 村の中の事を全部知っているかどうかは不明。
137 :
吾輩は名無しである :01/11/14 18:53
aaaa
138 :
吾輩は名無しである :01/11/15 05:27
『雨のドラゴン』『火山の歌』『赤い眼』の頃はよかった・・・。
「るりはこべ」 丸山健二が目指している通りの作品。 故意にバランスを崩した抵抗感ある文体。 意識と肉体との全体を捕らえようとする試み。 大口叩くだけの事は有る。 最近作を「駄作だ」と評する人は、作者がエッセイで書いているとおり「置いて行かれた」人なんだけどね…
140 :
吾輩は名無しである :01/11/17 10:20
>>139 そんなによかった? うーん、わしにはどうにも自己模倣に陥っている
だけにしか思えなかったんだけどなあ。
まあ最近作は読みやすい、理解しやすい小説でないのは確か 自分の趣味に合わないからと言って駄作扱いする前に 自分の虚弱な感性をまず疑うべきだろうね 少なくとも彼のエッセイを読んだ人なら あの馬鹿な鮭ビデ見とかいう評論家みたいになりたくなければ…
>>141 それは誰に言ってるの? 趣味に合わないからと言って駄作扱いしている
人って、誰のことだろう? どのレス?
虚弱な感性? 「感性」って、これまた古い言葉だなあ。まあ、いいや。
彼のエッセイってどれのこと? 読んでみるよ。教えてくらはい。
>142 うーん煽ったつもりは無かったのです 申し訳ない 彼のエッセイには「群居せず」のあたりからどれにでも頻繁に書かれています 因みに私は「水の家族」以外のものは全て読みました 彼が今では自己否定している旅行記物も含めて 「夏の流れ」から全部読みました 私は立派な作家だと思います 「生者へ」にもそれらのキーワードはいくらでも転がっています ただ彼の作品をいろんな意味で批判するには 当然彼の提示している、彼が実行してきた「必要な時に必要な手を打てる自立した生き方」が実践出来ていないと鼻で笑われるでしょうね 文の上辺だけを見て批評してもしようがないし、そういう人には「読まないでくれ」と言ってます 私は彼の小説・エッセイはただ読むだけです 彼を特別視もしていません 彼に「このオカマ野郎」と言われないだけの自立した生き方をしようとしていますが そんなもんです たいして私は理解力があるわけではありません これでかんべんしてください
144 :
吾輩は名無しである :01/11/17 23:25
丸山自身が本当に自立していないんだから、 あらゆることに説得力がない。 自立している人間が「大手」から書き下ろしで 小説を出版しているのがおかしい。 それって丸山の志す自立ではないでしょ?
言葉遊びは無意味だと思いますよ 人の事はいいから自分が自立すること それだけだと私は思いました 私は自分なりに自立を目指して生きています それが本を読むということです 無意味ですのでこれ以上レスしません なんと思われようと結構です お元気で
146 :
吾輩は名無しである :01/11/18 00:04
小説家が小説で生計を立てるのは当然というか そもそもトートロジーでしょう。丸山が書き下ろしにこだわる 理由はエッセイの中にあります。依頼があって書くわけですから。
丸山のエッセイは虚偽だ。 書き下ろし=印税率アップ それだけのため。 『いつか海の底』は何故に雑誌発表されたかが わかるか?
148 :
吾輩は名無しである :01/11/18 05:15
単行本の売れ行きが落ちた為、雑誌掲載料に頼らなければならなくなったから、かな?
バカデス
150 :
吾輩は名無しである :01/11/18 16:30
>>144 ・148
印税率なんて大差ないだろ。もったいぶらずに答えをいってくれ。
(゚Д゚)ウマー
印税率は書き下ろしだと普通の10%より高くなる。 上下2冊2000円平均で書き下ろしだと 2000×0.15(推定印税)×10000(推定部数)×2=6000000 で税金は考えてないが、生活はしていけるだろう。 単行本が一冊で終わってしまう分量(だいたい原稿用紙1000枚以下) で書き下ろし出版しても、この収入は維持できない。 『海の底』は800枚くらいでしょ? だから、雑誌掲載で掲載料をもらった上に単行本化での印税収入が ないといけないのだ。
153 :
吾輩は名無しである :01/11/18 21:43
丸山健二の小説がやけに最近長いのはそのせいか(w 俺も丸山の「我を見よ」的なナルシズムは好きじゃない。 作家はみなナルシストだけど、丸山のそれは底が浅い気がする。 エッセイのどの辺が虚偽なの?あの自慢話が嘘だったら、何かちょっと悲しいね。
154 :
吾輩は名無しである :01/11/19 04:03
>>152 でもそれは丸山にかぎったことぢゃないよね。文芸誌→単行本→文庫本
ってルートはごくふつーのことであって、彼がそれを選択したからといってどうのこうの
というのはいいがかりじゃないかな。責め口としてはちょっときつすぎると思うよ。
155 :
吾輩は名無しである :01/11/19 04:22
>>152 でも、「見よ 月が後を追う」や「白と黒の十三話」は1000枚以下なのにも関わらず、
雑誌未掲載で書き下ろしだったじゃない?
つうか、「エッセイは筆が荒れる」とか「義理のために書いた」とか「小説以外は書かないという戒め」
なんて言っておきながら、エッセイ版の全集まで出した方が問題だと思うな。
あと、「自選中篇集」や「自選短篇集」を出した数年後に、同じ出版社から
「短篇全集」を出すのは商道徳としていかがなものか?
出来損ないの短篇を何本か入れて傑作(「正午なり」なんか)を削るのは
相当問題があったと思うな。
原稿料の話はどうでも良いけど、言行不一致や
作品の質的低下が目立ち始めたのが最近の丸山だと思う。
156 :
吾輩は名無しである :01/11/19 04:30
>>155 なるほどね、たしかにそうだな。とくに最後の2行は同意するよ。
まだ現役なのにこれほどまでに昔は良かったって言われるのって、あわれ
だよな。ガーデニングなんかしてるからだよ。それにあのポストモダン調の
醜悪な家!! 最低のセンスだよな。あの家みればいかに彼がずれてるかって、
ぴんとくるだろう。しかもそれを本にわざわざ載せるという・・・ほんとは
テレビなんかに出たいんじゃないのか? ナインティナインなんかに「丸山健二
に会おう!」って企画やらせるとかな。
スマソ、後半はネタです。でも、むかしは良かったなあ・・・
157 :
吾輩は名無しである :01/11/19 04:58
彼の過剰なマッチョぶりは、 内なる女性的な部分を隠蔽するためのポーズなのでは?と、 以前から思っているのだが、どうでしょうか。
158 :
吾輩は名無しである :01/11/19 10:56
>>157 興味深いネタだな。考えてみよう。「昔は良かった!」系ネタよりも
おもろいな。
彼は女性嫌いを公言していますよね。 エッセイや対談をよむと。
>>159 え、そうだったっけ? 作品の中で露悪的に女性を書くことはあるけど、
そういう発言もしてったっけか・・・?
161 :
吾輩は名無しである :01/11/19 11:22
「踊る銀河の夜」で主人公に射殺された水兵は同性愛者だった。 また、不倫相手との密会の場で焼身自殺を遂げたのは「母」でもある妻だった。 小社会である家庭や社会組織に対峙するための拠点として肉体やオートバイが 採用されている気がする。
162 :
吾輩は名無しである :01/11/19 11:30
>>161 そういえば、彼の作品は同性愛的傾向を強く拡大した主人公が
多いよな。ふむふむ。山中にもぐっても出会うのはたいていが「男」
だよね。中上ケンヂみたいに女とは会わないな・・・このあたり、どうなんしょ。
昔、中上健二が芥川賞を受賞したときに、 文学界で丸山と対談した。女を書くことに中上は積極的な発言をしていたが、 丸山は、女なんて、といった感じだった。ただ、「オカマ」も嫌いだけど。 マッチョということか。
164 :
吾輩は名無しである :01/11/19 12:46
>>162 「河」や「刺青の秋」の「私」に代表される
日常から逸脱した人間が見出す“像”として男性なのでは?
こういった不羈奔放な男性像はやがて「私」の意識に取り込まれ、同化される。
そういった意味ではセクシュアルなものを感じます。
女性に関しては、上述の「私」が男性を確認するための対象物としての
価値しか持たないような気がします。
中上と違って「父性」や「母性」といった志向はないでしょう。
というか、そういったものは最初から否定していますね。
165 :
吾輩は名無しである :01/11/19 13:14
>>164 そうだね、「像」として、だな。どうなんしょ、女の人は
ああいう登場人物に感情移入できるのかなあ。そういえば丸山を読んでいるというか
愛好している女性って、わしの友達でいないなあ。誰かいますか?
いるなら女性から見た丸山像をキボーヌ。とくに162の提起したこのことについて。
でももしかすると、あなたは女性? 丁寧な文章だな。偏見かな。
>中上と違って「父性」や「母性」といった志向はないでしょう。
>というか、そういったものは最初から否定していますね。
ここはポイントだな。たとえば「水の家族」の八重子がいたよね。
主人公の近親相姦の相手であり、父のない子どもを産む、八重子。
僕は実はこの作品から丸山に入ったんで、彼は非常に濃密に、
母性についてこだわる作家だと思ったんだよ。中上のような異界的な
存在としての女じゃなくてね。あっちから来るんなじゃなくて、地面から
湧きあがってくるような女。
最近では「いつか海の底に」の主人公のお母さんとかね。
村上春樹もそうだけど、「個であること、ありつづけようと努力すること」
と、「連綿とした血の流れを汲んでしまっている宿命性」みたいなところで
引き裂かれているところがあるのかな。そこが原動力になっているのかも
しれないけれど。
>>165 違うスレなんでsageだけど、村上の「ねじまき鳥」なんかそうでしたね。
あれは奥さんのほうに荷担させてたけどね、その問題を。スレ違いスマソ
167 :
吾輩は名無しである :01/11/19 14:33
>>165 家族に関しては、エッセイで親族関係についての悩みを描く事はくだらない、
と述べていた事を記憶していたので書き込みました。
「八重子」さんは80年代の作品に何回か出てくる訳ですが、
確かに母性を感じさせる部分がありますね。
ただ、「さすらう雨のかかし」のように病気の母親を捨てて
恋人と出奔するわけですから、地縁との断絶という意味が感じられました。
私は迂闊にも丸山の発言を鵜呑みにして対象としての“女性”と考えましたが、
言われてみれば丸山の中に否定対象としての母性があるのかも…。
だとすると、「ぶっぽうそうの夜」における妹や
「いつか海の底に」における「つる」と母親の意味が分かります。
168 :
吾輩は名無しである :01/11/19 22:33
「生者へ」の表紙を見る限り、 奴の三島嫌いは自分と同じ匂いがするからだろ。 「アルプス便り」の中のサンドバッグ蹴ってる写真は 三島の肉体誇示と同じレベル。 自己批判できないからって他人を使って批判するのは どうかと思う。
169 :
吾輩は名無しである :01/11/19 22:35
>>168 それはいえてるのお。ひっこんでるふりしてチラチラ姿を見せるってのが
いやらしいなあ。誰か諌めに逝け!!
170 :
吾輩は名無しである :01/11/19 22:41
丸山の著作の表紙に己の写真のなんと多いことよ。 悪性のナルシスト。そう、丸山には自己批判が欠 けている。それが残念だ。山田詠美のようになら ないで欲しい。
171 :
吾輩は名無しである :01/11/19 23:12
うーん、だんだんと丸山について剥がれてくるなあ。いちいち納得してしまうぞ。
でも丸山はロリコンじゃないのか? 最近の作品を見ると。。。
173 :
吾輩は名無しである :01/11/20 21:13
若い頃は極度のブオトコ及び男子校(しかも留年)で 思春期の頃に同世代の女と話すこともなかったと思う。 それが比較的自由が利く年頃になって、曲がった形の欲望として 出てきたんじゃないか?>ロリコン
174 :
吾輩は名無しである :01/11/20 23:07
「生者失格、俺は炉利炉利」 なんていう告白&懺悔小説でも書けば、 マルケン蘇生できるのに。
175 :
吾輩は名無しである :01/11/21 00:30
炉利ネタだったら「海の鐘」や「ましらの肖像」といった 中期の作品にも見られますね。
176 :
吾輩は名無しである :01/11/21 00:37
あったねえ、「海の瞳」。おれ、高校のころあれ読んで、異様に 興奮したよ。あの頃の短編はすごかったな。今読んでもな。
177 :
吾輩は名無しである :01/11/25 03:54
「解き放たれて」の頃が面白い。
178 :
吾輩は名無しである :01/11/28 06:00
中期ってことだね。
179 :
吾輩は名無しである :01/12/08 23:19
>59 名前:吾輩は名無しである 投稿日:01/11/20 12:39 でも、「中上ケンヂ好きです〜」って女もひくよな・・・いそうだな、熊野あたりに。 ナンパしやすそうだけどね。山とかに入っちゃったりしてね。 同様に「丸山ケンヂ好きです〜」女もいやだな。なんかな。 他スレより。マルケンファンの女性っているのでしょうか? マルケンはエッセイの中で「女と口喧嘩になったらビンタの一発でも食らわせろ。」 などと言っていましたが・・・ 駄レスでスマソ。
180 :
吾輩は名無しである :01/12/09 01:11
俺は小説を女子供のために書いてんじゃねぇ!! と本人はエッセイで書いているからなぁ
181 :
吾輩は名無しである :01/12/09 20:41
先日、古書店で「メッセージ〜告白的青春論〜」(単行本)を購入しました。 マルケンのエッセイでは珍しく一人称が「おれ」になっています。 この本の表紙はかなり笑えます。まだ「生者へ」の方が耐えられます。 (燃えさかる炎をバックにポージングをする長髪にサングラス時代のマルケン) ファンだけどこれは・・・
182 :
吾輩は名無しである :01/12/09 20:50
>>181 そうそう、思い出した。昔は長髪だったんだよね(ワラ
ジープ乗ってた頃のファッションもちんどん屋というかいんちきロッカー
というか。一番笑えるのが昔の文学界のごっつい眼鏡を掛けた写真。
でも、ファンなので今後に期待。
書くこといちいちむかつくけど、作品は素晴らしいと思ってる奴が 多いね。確かにそのとーり。 <むかつく>パーティで飯食う奴は気が小さい…そんなに おっさんパーティ行ってねーだろ!! <すごい>『千日の瑠璃』の着想…とか。
184 :
吾輩は名無しである :01/12/14 03:14
《海》のような作品をまた書いてくれないだろうか。
185 :
吾輩は名無しである :01/12/25 01:57
結構下がってしまいましたね。 >184さん あの作品は良いですね。短編集成の五巻のはじめだったかな? 丸山はサラリーマンや追懐をネタにした小説が上手いですね。
186 :
吾輩は名無しである :02/01/07 22:55
発行部数はいくらなのよ! 一万部は嘘だろ!
187 :
吾輩は名無しである :02/01/07 23:52
八千から一万はあると思う。 結構平積みになってるし。 ちなみに4月くらいに朝日から新刊が出るそうだ。
188 :
吾輩は名無しである :02/01/07 23:57
>>187 ほんと〜。前作結局買わなかったもんなあ。期待薄。
189 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:00
純文学にしては売れてるほうだね・・・
190 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:01
やっぱあの手の作家が家やら庭やらを自慢するようになったら終わりなの かな〜
191 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:20
丸山健二はネットをやるのかな?
192 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:23
193 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:24
元祖ヒッキー
194 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:29
綿谷リサって何れすか。
195 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:39
とんでもない傑作をいつかものするという期待は 見当違いだろうか。
196 :
吾輩は名無しである :02/01/08 00:43
>>195 それはある。たしかに。「いつか海の底に」も文学界で読んだときは
戦慄した。ラストでがくうううううんんと落ち込んだが。
丸山、お前ならできるはずだ!(涙
197 :
吾輩は名無しである :02/01/08 22:46
傑作を書く可能性を秘めている間違いないと思う。 正直言って丸山は文学的に無知なだけに大冒険をしてくれると 良い意味で願っている
「無謀」に繋がりやすい「無知」だろうな。
200 :
吾輩は名無しである :02/01/09 01:08
丸山の趣味の流れ 生活の上でやらなければならないこと(例・田舎暮らしで車が必要)→ それを極めようとする(車を改良したり、高級ジープに乗り出したりする)→ 趣味になる→ 全肯定「俺のやっていることが正しい。他の奴らのはブームに乗っかっただけ」→ 他にやらなければならなくならないことができる(風をよけるために木を植える)→ 繰り返して(木を植える→庭つくり)、前の趣味を全否定する(前のおれはどうかしてた。 ジープやオートバイは山林を荒らすようなまねだった。) なんか、こんな感じで結構ころころ趣味が変わってないか? 今は庭の本を出してるけど、その前はジープやオートバイだったし。
ロン毛がスキンヘッドに変わるようなものです。
あきっぽいんだろうね。そういえば犬も飼っていたな。 例によって乱暴な飼いかただったらしが。
203 :
るりはこべ :02/01/28 23:15
犬が広大な野原を走る。岩だらけの火山の火口に向かってゆく。銃を 持った権力側の人間と恐れを知らずに戦う。無垢な女の子を助けて、 遠いところへと出立してゆく。 現代文学という狭い枠を突き抜けてしまった、この壮大で雄渾な物語 の主人公は犬である。犬が人間と一体化して物語りを語ってゆく。 擬人化というのとは違う。アニミズムというのでもない。丸山健二が 犬にのりうつっている。犬と化している。その荒唐無稽さをいぶかる 隙は微塵もない。 「国家権力」などという通常の文学作品のなかでは白々と浮き上がっ てしまう言葉が、野良犬が走る野原のなかでは堂々と生きてしまう。 すでに「千日の瑠璃」で千の視点がら物語を語った丸山健二にとって 犬を主人公にした小説を書くことなど、ひとつも不自然ではない。 川本三郎の書評だけど(抜粋)、なんか嗤っているようにしかみえな いんだけど……。マルケンの書評、みんな嫌がってそう。文庫になっ ている作品も解説ないし。ポトラッチとは無縁だからか?
204 :
吾輩は名無しである :02/01/29 00:18
文庫版の「ときめきに死す」では何故か俳優が解説を担当してたなあ・・・ まあ、マルケンらしいのかも知れないけど。
争いの樹の下でを読みました。 最初読んだ時、ぬぉぉお!三島以外にこんな文章書く奴いたのか! とDQN丸出しな興奮を覚えたが、書き方と 話が単調なので、のこりの75%は飽きつつも読んだ。 ムカーシ、小学校のころ雨のドラゴンを読んだのを このスレ読んでて思い出したよ。あれは今でも好き。 文庫であったら買いたい。独特の主観的な世界感が展開 されてたような気がする。たしか、喫茶店でブツブツ 一人言をいって、お金を渡す時の硬貨の表現が百円玉では なくて、「銀貨」と書いてあったのが印象的だった。 以上、11、2年前くらいの記憶なので、適当です。
206 :
吾輩は名無しである :02/01/29 07:36
雨飛龍は角川が版元ですが、あそこはすぐ 絶版にしちゃうのでタマランチン。 自分は文庫持ってます。 神奈川のはずれにあるBook−OFFで入手。貴重。
207 :
吾輩は名無しである :02/01/30 22:21
俺はハードカバー箱入りを2冊持ってる。 1500円で買ったのと50円で買ったのが。 後者の方が状態は良かったりもする。 でもまだ読んでない。
208 :
吾輩は名無しである :02/01/30 22:28
悪いけど、良くも悪くも高卒だ。 技術は後天的に身に付くが、教養は身に付かないということが 如実に現れている人。 哀しく寂しい丸山健二。
DQN !!! アーヒャヒャヒャヒャ
210 :
吾輩は名無しである :02/02/10 03:02
僕は丸山の「教養の無さ」は一つの魅力じゃないかと思いますけどね。 人によって好みが別れるところかも知れませんね・・・ 取り敢えず、ああいう生活を送ってる分かなり長生きするだろうから いつかまた凄い作品が読めるのじゃないかなあ・・・と期待しています。
211 :
吾輩は名無しである :02/02/10 04:54
教養あるかどうかは知らんけど もっとおもろいの書いてne!
212 :
吾輩は名無しである :02/02/12 05:30
ルソーと少しかぶりますな
213 :
吾輩は名無しである :02/02/12 08:24
>>35 遅レスで申し訳ない。
マルケンが「まだ見書き手へ」でたったひとりの夭逝が惜しまれる
45才で死んだ作家って「野呂邦暢」の事だったの。
俺は中上健次の事かと思っていた。野呂邦暢は42才、中上健次は46才で
どっちにしても年が合わないけども。マルケンに詳しい人なら推測でも
いいから誰か教えて下さい。
214 :
吾輩は名無しである :02/02/12 12:14
反対に貶していた作家は誰のこと?文化勲章がなんちゃらとかいって。
215 :
吾輩は名無しである :02/02/12 12:37
>>213 不倫と心臓発作で急逝したのは野呂さんですよ。
文春文庫版「草のつるぎ」の解説で激賞していたのが
丸山健二だから間違いない。
216 :
吾輩は名無しである :02/02/12 12:37
>>214 自分の妻を友人と交換=谷崎潤一郎と永井荷風
愛人と川へ身投げ=太宰治
腹を掻っさばいて=三島由紀夫
217 :
吾輩は名無しである :02/02/12 12:43
>>215 有難うございました。
お陰で疑問がとけました。
218 :
吾輩は名無しである :02/02/13 03:20
中上健次のことじゃないのかな?年令も合ってるし。 この二人は昔対談してるよね。中上の対談集に載 ってた。丸山が中上をジープに乗せたらしい・・・
219 :
吾輩は名無しである :02/02/13 03:27
中上健次って確かホモだよね……
220 :
吾輩は名無しである :02/02/13 15:05
野呂の作品だけは全て読んでいるらしいぞ。○山。 『安曇野の白い庭』で樹木の白樺は駄目な樹だ、みたいなことを 言った後、「この国には白樺派というふざけた文学流派があった」みたいな ことを言って、何の根拠もなく批判していて笑える。
>>216 ありがとうございます。
>>218 中上に女は書かないのか?と聞かれて、あんなものは書くに値しない
みたいなこと言ってましたね。あの頃はジープに乗りまくっていた時期なんですかね。
222 :
吾輩は名無しである :02/02/14 00:27
丸山って女性を主人公にした小説も結構書いていたと思いますけどねえ。 「明日への楽園」なんかも女が主人公だったような。まあ、「書くに値しない」 ってのも一種のマチズモでしょう・・・エッセイ集に「されど孤にあらず」なん て題名を付ける作家ですからね。(w ファンだからそう言うところも好きと言っちゃあ好きだけど。 >220 文春文庫「草のつるぎ」の解説を丸山が担当していましたね。そんな ことは知らずに解説に目を通して「おお、丸山が他人の小説の解説 をしておる。」と驚いた記憶が。
223 :
吾輩は名無しである :02/02/16 18:46
久々に「生者へ」読んだあげ。
224 :
吾輩は名無しである :02/03/07 01:00
あげ
225 :
吾輩は名無しである :02/03/07 01:37
>>216 >自分の妻を友人と交換=谷崎潤一郎と永井荷風
谷崎と佐藤春夫だったはず。
誰も言わないから不安・・。
226 :
吾輩は名無しである :02/03/07 09:48
「生者へ」面白い!!!!
227 :
吾輩は名無しである :02/03/09 23:53
228 :
吾輩は名無しである :02/03/09 23:56
>>227 えー! NHKに出てたの? あのヴァカ。ついに来るべきときが来たか。
ついに丸山健二は終わった。なあああにが反権力だ。
229 :
吾輩は名無しである :02/03/10 12:39
丸山、あのスキンでグラサンかけてるのか。ますますコメントし難い容姿だなぁ・・・
230 :
吾輩は名無しである :02/03/10 15:25
むむ。
231 :
お訊ねですが :02/03/10 22:20
丸山健二と中上健次はどっちがケンカ強いのでしょうか? 個人的には、丸山健二は 「ときめきに死す」と「争いの樹の下」で十分。
232 :
吾輩は名無しである :02/03/10 23:19
>>231 丸山は生きてるけど中上は死人だからなー。
もし生きてたとたら丸山勝っただろう。薬ぶとりの中上に負けるはずない。
233 :
吾輩は名無しである :02/03/10 23:36
『虹よ 冒涜の虹よ』が出版されたときも 衛生のNHKに出たよ。 週刊ブックレビューって番組に
「夏の流れ」デビュー作で芥川賞 短文の羅列みたいな文章、漢字少ない 22歳ぐらいの若者・長髪 最近の長編 漢字多い、しかも難しい、絶対ワープロで書いているな 50歳後半 初老・ハゲ ここ25年ぐらい、一応注目している。たまには本を買うし、本屋で立ち読みもした。 エッセイで、背骨が震えるような感動を得るために生きる、とか変化を望む、とか 書いてあったのが印象ぶかい。 庭造りをしているってことは、盆栽いじりの老人の心境になったということなのか。
235 :
吾輩は名無しである :02/03/21 20:54
やっぱ若いときの作品のほうが。
236 :
吾輩は名無しである :02/03/21 20:56
今年の関学の国語入試問題が丸山のエッセイだったらしい
nhkに出れば「反権力」(って言葉自体がアレですな)。 ここはまだミレニアムを迎えていないようだな。
238 :
吾輩は名無しである :02/03/21 23:59
アホかい。↑
>237が何を言いたいのかよくわ
240 :
吾輩は名無しである :02/03/22 01:03
丸山の最近の文体の変化は、本人曰く意図的なものらしいですね。
「月に泣く」や「水の家族」辺りの「詩小説」の文体は初期の抑圧され
たものとは違う魅力があって結構好きだったんですが。
>>234 本人の言葉なんで真相は解りませんが、ワープロを使うと原稿用紙
の時と比べて発想力が落ちるので避けているようです。
241 :
吾輩は名無しである :02/03/22 01:34
なんにしても健ちゃん余裕がないよね。 2ちゃんでもやればいいのに。
242 :
吾輩は名無しである :02/03/22 02:10
20年ぐらい前だと思う。バイクで暴走する若者たちを取材する番組で、作家・丸山健二が コメントを求められて、「親は簡単にバイクを買い与えるな、せめて頭金ぐらい は自分でなんとかしろ」と話したのを覚えている。当時は、バイク乗りの純文学作家で 通っていたようだ。そういえば、バイクで北欧、オーストラリアをツーリングした写真集 みたいなモノも出していたな。
243 :
吾輩は名無しである :02/03/22 02:27
そういえば、やはり20年ぐらい前、NHK総合「ルポルージュ・ニッポン」の レポーターもやってたね。 逃げた加害者を追う交通事故ものをやってた。 その前々年あたりにはやはりNHK教育「我が文学への招待」に 出ていて、オフロード・バイクを器用に乗り回していた。 執筆部屋でのVTRでは、かなりの高級オーディオを揃えてガンガンに鳴らしながら メチャメチャ速い運びで書いていた。(清書っぽかったが) アンプはラックスと山水のセパレート、 スピーカーはBOSEの901ssだった。
ものマニア健二。まさしくモノマニア。
245 :
吾輩は名無しである :02/04/02 02:52
age
246 :
吾輩は名無しである :02/04/02 22:57
新刊出るよ 庭エッセイ
247 :
吾輩は名無しである :02/04/02 23:26
一匹狼も歳取れば好々爺か。
248 :
吾輩は名無しである :02/04/04 02:27
全日本一匹狼友の会
249 :
吾輩は名無しである :02/04/04 02:30
>アンプはラックスと山水のセパレート、スピーカーはBOSEの901ssだった。 なかなか、だけどスピーカーがいかんな〜 一匹狼が庭いじりだからね、もう、歳だよ。衣鉢をつぐやつはいないのか?
250 :
吾輩は名無しである :02/04/04 14:17
SPは、初めの頃アルテックのモニターを使ってたらしい。 でも丸山サン大音量派で、耳がやられそうになったんだって。 そこで16ユニット背面反射方式の901に落ち着いたらしい。 以上、昔日の季刊オーディオ雑誌より。
251 :
吾輩は名無しである :02/04/05 20:06
.,yl!''゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙^¬=zy,,_ _,yl!^″ .゙゙゙゙リlvu_ .,zl″ ゙干y_ .,il″ ゙リu_ .,,ア ゙リy y|′ .《 il″ ゙l|_ .lト ミ .il| .ミ y=z,i|′ .lト l| ゙ll, l| l|y,,.》 ゙゙^へvv |l! l;l|丁′ ゙¬nuy__ .l| l!{l「 ゙゙゙゙^'''¬nvuu,,,,,,,,,,, .il| lト|l! ''《lllllllllz,,,,, il「 《 ` ゙゙フ《《llhrl| .l! 」「 .¥ '^゙巛リllllllli,__ .¨┘ ._,* lllllllzzzzyy_ il「 l| .゙^《ll|トミミ,z .,メ′ .,,,,,,,工工 ゙̄′ .ll′ l| yl「 ,l| ._.‐《n《ll》rミミllz l| .,l| .″ {゙ ゙リyフリi ,il「 .《 il″ ^li ,メ′ ,,/《 .,,yll ll″ .メ′ ._,yuiミ|y》 '゙^W=v ll^゙il| .l! il「 ._,,,,,yvl《l厂 .゙ミ ,,z .゙冖lu__,ll! ._,zl'hy .メ|,,,,__,,yvvvvy_ ._yvr!!「⌒ .゙リy 《_ .il″ .゙^'冖┘ .゙\___,,,yull|厂`゙巛_ ゙゙ ,yvl!厂 ゙リy {lr .リr冖llu,_ 厂 ̄》^.》, `′ ,,/″ .゙7u,_ リi,_ .《||ア¬──=へ.l厂 .,y|l| ¥ il|′ リlu_゙《i, ゙゙^''''¬ ゙゙,,z!「゙ .ミ ゙|l、 ,lト \_゙リy ._yl厂 .l! リy, .il| ゙\,゙リ=vuuvvvu_ ,yl'″ ,,ノ″ .゙7=u,, il|′ .゙ミlu,_ ゙アllll|″ ,,/″ l|
252 :
吾輩は名無しである :02/04/05 22:12
>>251 おいおい、作ってもらったのかYO!! それとも自作?
できれば額にノリを乗せた、オニギリワショイ型キボンヌ。
253 :
吾輩は名無しである :02/04/05 22:43
マルケンワッショイ!! \\ マルケンワッショイ!! // + + \\ マルケンワッショイ!!/+ + _+,ノ!'゙|lllllllllllllllllllyy,,_ + + .,ノ!″ .rlllllllllllllllllllllllllllllllllzy .,/^ {llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllz. + + メ′ .,llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|l! + ,ノ′ .{lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll;「 |i + .{′ ゙゙ア《llllllllllllllllllllllllllllllll;厂 .¥ + .,|″ .゙゙ア《lllllllllllllllllll「 .l. l(巛′ ゙゙ア《lll|′ .l! + + liy.》 ¬v、 .´ .l! lll|l! ゙^'ーvuu,,,,_ l! + + l!|l′ .uzyy_ ´¨^''¬¬ ,ノ″ 〔″ . .゙¨^リ《|lyz! z .メ + .¥ .¨゙巛lllllly. ^ ./‐ リ《lllllllnv ,l「 + .l .゙^¨゙∨ l|′ illlllllllllvy l + ,l! .″ .,l| .h  ̄ .′ .,ノ .,〕 ,i「 ゙「 .,/′ + + | vu,,,_ v(;lト .〕 .,|「 + ヽ ゙y >z,_.] .,y=y .,/| + 《, .i|ミ,,,_ ゙゙^''″ ゙\ ll + + ゙リ、 ¨´゙ミhv、u,,,,,,yu.,r「 .,/ ゙7y ¨冖〜 ^,z/ + + \_ .,y┘ + + 冖'゙^'\yr (つ つ )) + + ) ) ) + (_)_)
254 :
吾輩は名無しである :02/04/06 09:23
>>253 ! ! ハゲシク ワラタ ! !
「見よ 月が後を追う」久々に読んだage
255 :
吾輩は名無しである :02/04/13 12:38
| すみません。となりで | マルケンワッショイしてもよろしいですか? \___ ____________ ∨ __∧_∧__/■\____ | ( ;´∀`) (´∀` ) .| | ( ) ⊂ ) | / ̄( ( (  ̄( ( (  ̄ ̄/| || ̄ (_(_) ̄(_(_) ̄ ̄|| ∧ / ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄\ | (エッ!!) | | ど、どうぞ・・・・ | マルケンワッショイ!! \\マルケンワッショイ!! // \\マルケンワッショイ!!/ + + + /■\ + __∧_∧__ (´∀`∩)__ + | (´∀`; ) (つ 丿 )) | | ( )(( ( ヽノ .| / ̄( ( (  ̄ ̄し(_) ̄ ̄/| || ̄ (_(_)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ || ∧ / ̄ ̄  ̄ ̄\ | いいねえ |
256 :
吾輩は名無しである :02/04/14 22:36
夕庭 age。。
257 :
吾輩は名無しである :02/04/21 20:39
age
258 :
吾輩は名無しである :02/04/25 23:05
ボチボチ新作が出るんじゃないかい
259 :
吾輩は名無しである :02/04/26 02:00
地価は安いんだろうけどある意味豪邸ですな。 ガーデニング写真集立ち見したらすげー庭広くて びびった。
261 :
吾輩は名無しである :02/04/26 11:21
好々爺ワッショイage
262 :
吾輩は名無しである :02/04/26 12:01
おお! こんなスレがあったのか。感激。 ふだん一般書籍板しかのぞかないから気づかなかったよ。 あっちの板の丸山スレはすぐ沈んでしまう。 オレは短編なら「アラフラ海」、中篇なら「月に泣く」、 長編なら「雨のドラゴン」がベストだ。 みなさん同様、最近の丸山は(以下略)
263 :
吾輩は名無しである :02/04/26 17:31
エセーイなら、『イヌワシ賛歌』が(・∀・)イイ!!
264 :
Tanja :02/04/26 20:11
ああ、「雨のドラゴン」よかったね。 装丁にしてもこだわりがあるし。
265 :
吾輩は名無しである :02/05/01 02:23
地元の若者向け衣料品屋のヨウさんが出てきた エッセーってなんてタイトルだっけ? あれはオモロカタな。
266 :
吾輩は名無しである :02/05/01 17:35
「私だけの安曇野」。 これは本名で登場。 書き下し長編「さらば、山のカモメよ」には ヨウさんで登場する。
267 :
吾輩は名無しである :02/05/01 18:34
オレはエッセーなら『メッセージ/告白的青春論』が好きだったな。 NHK−FMでなぜかラジオドラマ化されたやつ。丸山役は柴俊夫(!)。
268 :
吾輩は名無しである :02/05/01 18:52
究極のロマンチストだっぺ、 ずらー、か?
269 :
吾輩は名無しである :02/05/01 19:28
>>267 それ、俺も聞いた。なんかメチャメチャ爽やかにアレンジされてて、
同エッセイを熟読してた身としては、少しく違和感ありだった。
まぁNHKがこれを採り挙げたこと自体、すごいちゃすごいが。
270 :
吾輩は名無しである :02/05/01 22:11
「私だけの安曇野」を読んで、ランニングを始めた高校生のおれ。 あまりのバカさかげんがなつかしい。よく犬を飼わなかったもんだ。 だがオフロードバイクには乗ってしまった。 今は亡きGOROに連載してたのが『メッセージ/告白的青春論』だったっけ? 最終回の最後の文章は今もよく覚えてるなー。
>>269 おお! 聞いてた人がほかにもいたとは! もう20年くらい前だもんね。
>>270 そうそう、GORO連載だったね。オレが好きだったのは、次の文章。
「夏の暑い日、急ぎの仕事で汗だくで歩いている俺の横を、スポーツカーに乗った
若い男女が走り去った。ただそれだけのことだが、俺は忘れていない。路上でおも
しろそうな革命ごっこをしていた連中のことも、よく覚えている」(記憶で書いてる)
オレにとっての丸山はこういう文章だった。最近の小説はジメジメしててダメダメ。
272 :
吾輩は名無しである :02/05/02 17:24
ちょっとクドイよね。 泉谷しげるがなぜかフェイバリット・ノベルとしている「火山の歌」、 あの頃前後が個人的にもイイ。
273 :
吾輩は名無しである :02/05/02 23:27
火山の歌は良いよね。ただ、あの本に挟まってた小冊子で磯田光一と 丸山が対談してるんだけど・・・当時の丸山は凄い格好をしているね。
へえ、泉谷が「火山の歌」好きだというのは初めて知った。オレは連作「火山流転」 も好きだった。あのころの丸山には乾いたユーモアがあってよかった。「千日」以降 の丸山が失ったものは、ユーモアと文章の歯切れよさ。
275 :
吾輩は名無しである :02/05/04 02:23
thanks
>>266 虹よ冒涜の虹よ、辺りから壊れてきた感じがするのは
俺だけだろうか?ガーデニングするようになってあま
り移動しなくなったのが原因と思われ。
276 :
吾輩は名無しである :02/05/07 03:01
ん、おれもそんな気がする……
277 :
吾輩は名無しである :02/05/07 17:49
朝日に夕刊に登場。
278 :
吾輩は名無しである :02/05/08 00:24
>>277 同じく見ました。「夕庭」のこともそうだけど、ガーデニングネタ多いですね、丸山。
久々に顔写真を見たら「正者へ」の表紙のような気迫が消えていたので、スキン
もただのハゲにしか見えなかったです・・・何と言いますか、丸山も好々爺になっ
てしまうんでしょうかね。新鮮でもあるし、一方些か寂しい気もします。
279 :
吾輩は名無しである :02/05/08 00:40
なんでもいいけど、小説以外のネタでテレビにほいほい出てほしくないなあ。
280 :
吾輩は名無しである :02/05/08 00:52
もともと、趣味ネタ自慢色の強い作家だよなー バイク、車、犬、マタイ受難曲+オーディオ、ガーデニング、 その次はなんだろなー?
281 :
吾輩は名無しである :02/05/08 00:54
丸山健二???
この次は突如子づくりに凝りだして、子供を溺愛してメディアにやたらと 露出するようになったりして、子供居ないはずだし。そうでもしたらかなり 面白いんだけどなあ。などど、ゴミレス。よってサゲ。 アフリカの光ひさびさに再読。
283 :
吾輩は名無しである :02/05/08 01:10
>子づくりに凝りだして あはは。おかしい。やっぱ孤独に耐えるのって、たいへんなんだな。
284 :
吾輩は名無しである :02/05/08 01:16
>>アフリカの光 そぎ落とされてる頃のシャープないい話だった。 映画にもなってましたよね?見てないけど。
285 :
吾輩は名無しである :02/05/08 03:17
神代辰巳の監督で、小説はあれほど素晴らしいのに、映画はショボい駄作だった。 丸山作品の映画化成功作というと、「ときめきに死す」ぐらいしかないと思われ。 森田義光がまだ森田義光であった頃の、ヘンなテイスト満載な佳作。 ストーリーもほぼそのままで、原作の持つ寡黙で緊張感あふれる雰囲気は よく描かれており、 語り手である「わたし」を、(三人称だが)杉浦直樹が好演していた。
286 :
吾輩は名無しである :02/05/08 15:28
正午なり しか見たことないけど、まあまあ忠実に作られてた気がする。 が、映像と文章とのズレが笑えた。金田の息子もなんかイメージと違う。 オフロードバイク乗りの何とかさんが実写で見れたのが新鮮。
287 :
ギャルのすけ :02/05/08 19:42
『千日の瑠璃』最高!!
288 :
吾輩は名無しである :02/05/09 05:59
>>286 トシ・ニシヤマさんね。
エッセイによると、今は付き合いを絶ったみたいなこと書いてあった。
一時期、あれほど3人で組んで冒険ものをやってた
もう1人の仕事仲間だった景山正夫さんとも、付き合いはないらしい。
まぁ歳いっちゃったから、当たり前ちゃそうだけど。
289 :
吾輩は名無しである :02/05/09 07:41
丸山ってつきあいにくそう。
290 :
吾輩は名無しである :02/05/09 23:28
だろうねー。いい人っほく振る舞う作家に、ロクなやつはいないからな。 五木の直木賞と同時に、丸山サン芥川賞受賞。 しかしその後の活動展開は、まさに対照的。 もっとも、五木の商法は作家のうちに入らんとの話もあるが。
291 :
吾輩は名無しである :02/05/09 23:31
作家は貧乏じゃないとダメですか?
292 :
吾輩は名無しである :02/05/10 03:59
大衆文学って、うまくやれば儲かるんかな。
293 :
吾輩は名無しである :02/05/10 06:44
>>290 てもとに短編集成のパンフがあるけど、丸山けっこう読者意識した
写真残してる。商売けったっぷり。
294 :
吾輩は名無しである :02/05/10 17:45
五木みたく、自分でポジ持ってくる…… のはさすがにないだろう。
295 :
吾輩は名無しである :02/05/14 15:08
そうなの?>五木 ずいぶんキモイなオィ!
296 :
吾輩は名無しである :02/05/22 08:31
どうなんですか、って坊主じゃないの
へたくそな文たれながして純文きどってるが、あれはひどすぎ。 乱舞する蛍の美しさには圧倒されるほかなく、それは宇宙に輝きわたる 星々に匹敵するほどだった。崇高な感情に満たされて夜道を行く私に 気の迷いはなかった。 こんな陳腐な文を書く前にお前は少しぐらい気を迷わせろ。 だいたい、難しい漢字や表現使えば「純文」と思ってるところが痛い。
298 :
吾輩は名無しである :02/05/23 07:37
丸山のエッセイに文学賞を辞退してると言っているが どのへんの賞だか分かる人いますか。
谷崎賞や川端賞だろ。
辞退して格好の良い振りをするのもひとつの戦略である(丸山談)
301 :
吾輩は名無しである :02/05/23 23:40
>>297 後期作品はバランスの崩れた文体が鼻についてダメだって人は多いみたいですね。
僕は「月に泣く」などの「詩」小説から丸山を読み始めたんですが、やっぱり初期の抑
圧された文体の方が好きです。「詩」小説のあたりまでは文体の硬軟のバランスが保
たれていたように思いますけど、最近は・・・
ただ、「生者へ」によると丸山は意図的に文体を崩したみたいなので、どうなんでしょう
ね。
初期の作品は未読でしたら、読んでみては如何でしょうか。
302 :
吾輩は名無しである :02/05/23 23:58
>やっぱり初期の抑 圧された文体の方が好きです。 重箱の隅を突っつくようで恐縮だが、 それを言うのなら“抑制”だろ。
303 :
吾輩は名無しである :02/05/29 00:44
「夕庭」が意外と売れているようで驚いた。写真は「安曇野の白い庭」と比べると多いね。 確かに庭は良く出来ているとは思うんだけどね・・・うーん そこそこの値段にも関らず売れているってことは、マルケンを知らない人々がガーデニ ング趣味の作家の著書と思って買っているのだろうか。前作「るりはこべ」は売れている ようには見えなかったしな。大型書店じゃないと置いてなかったし。
304 :
吾輩は名無しである :02/05/30 01:50
丸山健二て死んでも誰も追悼文書いてくれないんじゃないだろうか
305 :
吾輩は名無しである :02/05/30 07:19
ご愁傷さまです。
>>304 大丈夫。つきあいのある数少ない編集者のひとりが書くでしょ。品のない暴露物にはならないとは思うが、「孤高のひと」が持つ神話は多少崩れるかもね。
いずれにせよ本が出るんじゃない?
307 :
吾輩は名無しである :02/05/30 16:17
>>306 野呂邦暢・畑山博亡き後の純文学の牙城を体を張って守っている
丸山健二には酷なんじゃない。
豊田健次(元文春社員)くらいしかいないでしょう。
308 :
吾輩は名無しである :02/05/30 17:29
実名までは詳しくないので知らないが、 二人ばかり丸山をやる気にさせることのできるいい編集者が登場するよね。エッセイにも。307が言ってるのは、そのうちのひとりなのかも。 ダークホース辻ヒトナリ。
瀬名秀明が「まだ見ぬ書き手へ」を座右の書の一つとしているそうだ。 文学への考え方は違う部分はあるが、あの姿勢には鼓舞されるとか。
「ぶっぽうそうの夜」よんでみた。 長編の構成については多少学ぶことはできたかな。 でも内容的には・… トロッコで隣町に向かうシーンのみおもしろかった。
311 :
吾輩は名無しである :02/06/03 02:37
フーン‥(´ι_` )
312 :
吾輩は名無しである :02/06/05 03:06
.,yl!''゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙^¬=zy,,_ _,yl!^″ .゙゙゙゙リlvu_ .,zl″ ゙干y_ .,il″ ゙リu_ .,,ア ゙リy y|′ .《 il_________________゙l|_ ∩ ∩ | | | | | | | | | | // | |∧ ∧// / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |( ゚Д゚)/ < 夕庭・・・age / / \_____________ / / . 〈 ( \ \ \ \ ∫ヽ ) | | | | / | | // | | // | | // | | _____U__U__________ .lト ミ .il| .ミ y=z,i|′ .lト l| ゙ll, l| l|y,,.》 ゙゙^へvv |l! l;l|丁′ ゙¬nuy__ .l| l!{l「 ゙゙゙゙^'''¬nvuu,,,,,,,,,,, .il| lト|l! ''《lllllllllz,,,,, il「 《 ` ゙゙フ《《llhrl| .l! 」「 .¥ '^゙巛リllllllli,__ .¨┘ ._,* lllllllzzzzyy_ il「 l| .゙^《ll|トミミ,z .,メ′ .,,,,,,,工工 ゙̄′ .ll′ l| yl「 ,l| ._.‐《n《ll》rミミllz l| .,l| .″ {゙ ゙リyフリi ,il「 .《 il″ ^li ,メ′ ,,/《 .,,yll ll″ .メ
313 :
吾輩は名無しである :02/06/16 04:35
age
314 :
吾輩は名無しである :02/06/17 23:25
age
316 :
吾輩は名無しである :02/06/24 23:19
「穴と海」を近所のブクオフで発見、即購入。角川文庫って昔は丸山を わりと多く出してたんだよね・・・「明日への楽園」に収録されている「狭き 魂の部屋」が好きだなあ。
317 :
吾輩は名無しである :02/06/29 03:39
魚が「こうしているじゃないか」っていうとこイイよね。
318 :
吾輩は名無しである :02/06/29 18:16
図書館で「イヌワシ賛歌」を手にしてみたんだけど、かなりくだけた 文体のエッセイだった。丸山健二のエッセイと言うと「私は〜」「私は 〜」と堅苦しくて説教臭いイメージがあったんだけど、意外と面白か った。「だってそうじゃないか。〜なんだぜ。」てな語りをする健二萌え。
丸山健二なんて、バイク乗って勘違いした自分にひたりながら 文章垂れ流して奴だろ、もとは。
320 :
吾輩は名無しである :02/06/30 01:33
そだよ。オモロイやん。
321 :
吾輩は名無しである :02/07/07 05:20
age
322 :
吾輩は名無しである :02/07/11 00:17
977 吾輩は名無しである [] 02/07/10 23:16 NEW おおお、野呂邦暢・・・いいねえ。文芸文庫編集部イイことするじ ゃん。先先月の高見順がすげえ嬉しかったのに次いで、野呂邦 暢とは・・・やっぱ、文芸文庫は必要ですよ。 全然関係無いけど、野呂邦暢って、ジュニアノベル書いてたんだ ね。この前、古本屋でコバルト文庫から出てた作品を見て、吃驚 したよ。諌早菖蒲日記や落城記を書いた作家がジュニアノベルと は・・・ 他スレでこんなんあった。野呂のように丸山にもジュニアノベルを 書いてもらおう。そうだな、スニーカー文庫あたりに。内容はラブコ メで。
323 :
吾輩は名無しである :02/07/11 23:51
『千日の瑠璃』最高!
324 :
吾輩は名無しである :02/07/18 23:54
QA Q 同じ長野県人として田中康夫元知事をどう思いますか A 知らねェよ Q 脱ダム政策についてはどう思いますか A 俺は政治家じゃねェ Q 元知事の退職金についてどう思いますか A どうでもいい Q では田中さんの再出馬について A 知らねって言ってんだろ、もう帰れ Q では最後に田中康夫さんの小説について A 見たこともねェよ、さっさと帰れ
325 :
吾輩は名無しである :02/07/19 00:16
>>322 バカヤロ! ヤツはマジで書くぞ、そんな事言ったら。
しかも書いてみると面白いから、病みつきになって山ほど書きかねない。
ヤツのラブコメがアニメ化でもされて見ろ。見に行かなきゃならねえだろ?
だから、焚きつけるのはヤメレ!
326 :
吾輩は名無しである :02/07/24 09:30
あげ
ガーデニングに続き、新しい趣味が少女ラブコメ小説とかな(w 午前中は長編の書き下ろし書いて、午後からはラブコメ執筆に夢中になる 丸山健二萌え〜
「千日のルリルリ」コバルト文庫 著者.丸山ケンヂ 最近転校してきたケンジって男、こいつ生意気で最低なの! 遅刻しちゃうって学校への道を走ってたら、交差点でドスン! ぶつかったのがケンジってヤツ! 「オマエ、邪魔なんだよ。オレは女や子供や女みたいな男は大っきらいなんだ!」 「ムカツク〜! 自分だってまだ子供のクセに」 それでアイツ、超乱暴な性格なの。チェーン持って不良とケンカしてるんだって。 でも、ワタシ見たちゃったの、アイツ、ワタシも大好きなガーデニングと犬が大好きだったの! 「どうしよう、好きになりそう…」「でもケンジ、女は嫌いだって言ってるし」 気がつくと、いつもケンジのこと考えてる。これって「好き」って言うの? どうしよう、この想いコクったら、ケンジ、どんな返事くれるかな〜。 「とうとうコクっちゃった! ケンジの返事は・・・・!!」 この続きは、第2巻、「ト・キ・メ・キにキッス」でね!
329 :
吾輩は名無しである :02/07/29 03:58
「千日のロリ」
330 :
吾輩は名無しである :02/07/29 10:40
>>328 丸山作品がそんなセリフだらけなわけねーだろ!!
333 :
吾輩は名無しである :02/07/30 16:02
「伝説の樹の下で」電撃文庫 著者.丸山ケンヂ もよろしく!
「るりはこべ☆」ルビー文庫 著者.丸山ケンヂ
335 :
吾輩は名無しである :02/07/30 18:59
336 :
吾輩は名無しである :02/07/31 00:24
みんなマルケンを愛してるなぁ・・・。俺もだけど。
「少女なり!」「まだ見ぬメル友へ」 十代の少女の恋愛心理を書かせたら日本一の丸山ケンヂ先生の新刊は続々発刊予定です。
「詩(ポエム)小説」丸山ケンヂ著 スニーカー文庫 かつて誰もなしえなかった、中学生の女の子が授業中に書いた恋愛ポエムと文学との融合! 野心あふれる筆者が少女恋愛小説の新境地を切り開く!
339 :
吾輩は名無しである :02/07/31 21:10
>「まだ見ぬメル友へ」 これいいね
341 :
吾輩は名無しである :02/08/01 07:08
こりゃ、笑えるスレだ ウキャキャ
342 :
吾輩は名無しである :02/08/03 23:02
マルケンもう小説書かないの?庭ばっか?少女小説でもいいから書いて欲しいよ。マジで。
343 :
吾輩は名無しである :02/08/05 16:33
まるけんあげ
344 :
乙葉 ◆wljPk1.c :02/08/05 16:51
>>335 すごい、ほんとに!おもわずお気に入りにしちゃった(笑)
345 :
吾輩は名無しである :02/08/10 14:55
イヌワシ賛歌はいいよ。
346 :
吾輩は名無しである :02/08/21 20:24
うん、あれはいい。
347 :
吾輩は名無しである :02/08/22 08:58
| |⌒彡 |冫、) |` / | / |/
↑ベッカムヘアーのマルケン?
349 :
半愚ライダー :02/08/25 00:35
|r冖''''''¬vvu,__ | `゙^'=u,_ | .゙'ly | ゙ミ | li | .ミ | .〕 | .{ | -vu,, .〕 コソーリ |v,,,__ [ | . ゙゙̄^¬---- .,ノ′ |lly,,z .y ,ノ′おまいらあんまり漏れで遊ぶなYO! |_¨ア ,..リ-.lllllzzyy、 .ノ゙ 飛び膝かますYO。 |ソ ノ′ yyi|l||y,,.` .l′ |′.,l| :z,゙《|¨¨゙´″ ,iト | .ノ′ ゙∨ ,,i「 | ;| /^ | } ..,yy .,r「 |冖=″ ゙\,,,,yu|″ |______,,,_ ,ノ .,il″ |r厂 ̄¨.「.yr^《、 | .,ノ「 .[¨゙'ーu_ |=u,,,yl″ .,/^ ¨'ーv,,_
350 :
吾輩は名無しである :02/08/25 00:45
マルケンのどの作品がみなさんいちばんお好きですか?
351 :
吾輩は名無しである :02/08/25 00:47
マルケン誉めるのヤスケンだけ。
352 :
吾輩は名無しである :02/08/25 04:20
「解き放たれて」 量的には短編かな。この頃がイッチャン面白い。
353 :
吾輩は名無しである :02/08/25 04:23
『雁風呂』だったかなあ。 海岸で桶じゃなかったドラム缶か、の風呂に入って 死者の遺した金を山分けにする話。あの短編は好きだなあ。最低なんだけど。
354 :
吾輩は名無しである :02/08/26 01:19
『千日の瑠璃』はどうなんですか?あれは駄作?それとも名作?
355 :
吾輩は名無しである :02/08/27 10:02
賛否両論なのでわ? このスレでは、割に好意的な人が多いみたい。 わし個人的にはちょっと・・・ 普通に書いてほしいとオモタ。でも作家歴長いから、 同じだと飽きるんだろうな〜
356 :
吾輩は名無しである :02/08/28 01:08
>>354 名作なんじゃないの。
とりあえず、駄作ではないと思うけどなー。
357 :
吾輩は名無しである :02/08/28 01:14
>>354 買うほどのものじゃないよ。丸山は自選短編集と中編集を読めば十分 つー気がします。長編では「水の家族」くらいかな。
358 :
吾輩は名無しである :02/08/28 18:52
「海」は良かった。
359 :
吾輩は名無しである :02/08/29 22:50
最近のマルケンはもう駄目なの?『ぶっぽうそうの夜』はイマイチだったけど、『争いの樹の下で』 とか『千日の瑠璃』は良かったと思うんだけどなぁ・・・。勿論中編『ときめきに死す』とかも良かったけど、 長編もいいと思うんだけど。
360 :
吾輩は名無しである :02/08/29 22:52
ゆるやかに右肩さがりという認識でいます。
361 :
吾輩は名無しである :02/08/29 22:55
マルケンの夜郎自大なところが作品に前景化されると悲惨なことになる。 最近の小説はダメダメでしょ。るりはこべは読んでいないけど。
362 :
吾輩は名無しである :02/08/29 23:55
のべつ、ってやたら好きだよね。ときめき、も好きだけど。
363 :
吾輩は名無しである :02/08/30 00:56
鷹揚を「大様」と書くのも気になる。いちおう誤用ではないらしいのだが・・・ 編集者は手がつけられないのか?
364 :
吾輩は名無しである :02/08/30 00:58
漏れは眠くっていま目が霞んでしまい 鷹揚→からあげ と読んでしまったよ。読者なんてその程度。
365 :
吾輩は名無しである :02/08/30 01:05
食べごたえありそうだなぁそれ。
366 :
吾輩は名無しである :02/09/01 13:38
マルケン投票行ったかな?知事選の。
367 :
吾輩は名無しである :02/09/02 12:01
>丸山健二ってどうなんですか? 昔はよく読んだよ。金出して本も買ったし。DQNの中卒高卒に受けそうなエッセイ もよく書いていたし。
368 :
吾輩は名無しである :02/09/02 15:39
マルケン生きてたっけ? もう亡くなったのでは?
369 :
吾輩は名無しである :02/09/13 13:56
生きるなり。
マルケンはもう死んでるyo いま書いてるのはコックリさん
371 :
吾輩は名無しである :02/09/14 10:56
生者へ
372 :
吾輩は名無しである :02/09/15 16:58
ツルピカにするとは思わなんだ。
丸頭健二に改名しる!
374 :
吾輩は名無しである :02/09/19 03:08
くくっとワロタ。(*^ー゚)ノ
375 :
吾輩は名無しである :02/09/22 19:07
人気回復の兆し
376 :
吾輩は名無しである :02/09/22 19:45
自分は高校生の時に「ときめきに死す」で人生観が変わった。 もう20年以上も前のことだ。 大学の卒論に丸山健二論を書いた。 その時は一生丸山健二を追いかけようと思っていた。 古本屋で初期作品を一冊一冊と買い求めては、 一字一句舐めるように読んではメモを取っていた。 あの頃は間違いなく手応えがあった。充実していた。 ところが今ではどうだ。 惰性で本を買っているだけではないか。 いつか読むさと嘯きながら 未読の積読本が本棚に増えていくではないか。 誰よりも丸山を理解している自分を夢想するばかりで 実は何ひとつ確かな手応えを得ることがなかったのではないか。 自分の想いを追い求められなかった喪失感が、 自分の脇腹に深々とめりこんでいる。
378 :
吾輩は名無しである :02/09/23 02:10
マルケンは「メッセージ 告白的青春論」で次のように書いていた。 おれは自分の目に映った世界をごく普通の形で描きたかったのだし、白は白、黒は黒、灰色は灰色として、 素直に書きたかったのだ。おれが警戒するのは不自然さだった。または、気負いや衒いだった。 彼はこの頃の青春の告白を、今どう心の中に受け止めているのだろう。
379 :
吾輩は名無しである :02/09/23 02:45
忘れてるよ。 スタイルに拘らなければドンドン変わっていく とか抜かすぐらいだから。
380 :
吾輩は名無しである :02/09/23 05:30
( ´_ゝ`)フーン‥
381 :
吾輩は名無しである :02/09/23 13:27
おれは自分の目に映った世界を不自然極まりない気負いに気負った文体で、 大仰に、衒いを込めて夜郎自大な自分を書きたくなった。 おれが警戒するのは自然主義という野放図な自意識の垂れ流しだった。
382 :
吾輩は名無しである :02/09/23 13:35
マルケンの頭の中はまだ高校生。 野郎には一生かかっても理解できないことが山ほどあるのに そいつを認めるのがどうしても嫌らしい。 まあ、そうやって肩肘張って生きていくのもいいんじゃねえの? 俺には付き合いきれねーけどな。もうマルケンの書くお話なんて読む気 しねーよ。たかが小説だろ? みんなもマルケンもバカみたいだな。 それしか自己実現できるものねーの? つーか実現も出来てネージャン。 売れてねーし。
383 :
吾輩は名無しである :02/09/24 15:54
( ´,_ゝ`)
384 :
吾輩は名無しである :02/09/24 15:57
「自分が理解できない=つまらない」 典型的ドキュソの思考パターン
385 :
吾輩は名無しである :02/09/24 23:38
>>384 そういうお前も丸山のこと誤解してるんだろうな、多分。
理解できないものを、わからないとも言えずに、分かったような
フリするよりはマシだと思うけど。
アンタは自分が理解できないと、恐れおののいて、さっさと平伏しちゃうか
フンフンとただうなずいてるだけなんだろうな。そんならDQNでいいです。
私は 「争いの樹の下で」を読んだ後なぜか 勃起が止まらずに そのまま風俗に行きました。
387 :
吾輩は名無しである :02/09/25 00:24
388 :
吾輩は名無しである :02/09/25 00:30
超強力漢方バイアグラ「威哥王」、「蟻力神」をどこよりも安い特価でご提供!
「中田氏」の後に妊娠を回避!緊急避妊薬(アフターピル)や、低用量ピル、抗鬱剤プロザックも特価!
ガンを治す力の素、アガリクスもなんと1キロ10000円!!!
あの101の最新超進化版101Gであきらめていた髪もフサフサ!
http://www3.to/ultimateviagra
マルケンって自分がナルちゃんってコトに気付いてるのかね? 「紅葉の時期に死にたい」とか、やたら自分の死について思いめぐらしたりする文章が多いし、 三島や太宰に対する嫌悪は実はナルシストの近親憎悪で嫌ってるような気もするんだが?
390 :
半愚ライダー :02/09/25 11:48
「メッセージ」を連載していた頃の丸山のファッションは、大神源太を思わせる ものがあったなあ。 丸山さん、もう一度「穴と海」のような作品書いて下さいよ。
391 :
吾輩は名無しである :02/09/25 12:27
自覚的なナルシストと無自覚なナルシストがいて、丸山は後者だと 思う。後者のほうが本当のナルシストのような。 あまり他人に関心がなさそうだ。 大風呂敷のひろげかたは大神会長と通じるものがある(笑)。
392 :
吾輩は名無しである :02/09/26 01:14
低学歴は天然、高学歴は芸人ということでいいですか?
393 :
吾輩は名無しである :02/09/26 01:31
丸山も大神会長も意外に背が低い。
394 :
吾輩は名無しである :02/09/26 02:03
明日、深夜二時五分からテレ東で 森田監督の「ときめきに死す」やるぞage
395 :
吾輩は名無しである :02/09/26 04:17
このスレ読んでたら 知ってるサイトの管理人を思い出しました… オンラインで小説発表してる人なんですが 他人の作品はまったく読もうとしないし、実験を繰り返してます。 ちょいナルも入ってます。 作品の出来はノーコメントですが。 いやあ、実にそっくりだ。 関係無いのでsage
sage てないじゃん。
397 :
吾輩は名無しである :02/09/26 10:20
村上春樹と同じような創作スタイルだが財布の中身はだいぶ違うでしょう。 やっぱり金も人気も欲しいよね、小説家といえども仙人じゃないんだから。
398 :
吾輩は名無しである :02/09/26 11:18
背か低いのを気にしてるようだ。牛乳をもっと飲めばよかったとか よく書いてたっけ。
399 :
吾輩は名無しである :02/09/26 11:35
地元の自称作家連に「酒でも飲んで、文学について語らいましょう」との 誘いに「煙草も酒もたしなみません、やるのは牛乳です」 ギャグだよ。
400 :
吾輩は名無しである :02/09/26 11:46
マッチョ・メェ〜ン
401 :
吾輩は名無しである :02/09/27 01:27
eiga age
402 :
吾輩は名無しである :02/09/27 01:38
学歴コンプレックスゆえに文壇とのつきあいを断ったような気もする。。。
403 :
吾輩は名無しである :02/09/27 01:54
高専なら立派な学歴だろう。 しかも随分と誤魔化してやっと卒業できたそうじゃないか。 文学者としては一流の学歴だよ。 これまた誤魔化して入った商社がその後倒産するんだっけ。 商社に勤務しながら仕事中に、さらに誤魔化して応募作執筆してたんだろう。 言うことないじゃん。黄金の経歴。文学者としてだけど。
404 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:00
>>403 もちろんそうだと思うよ。言うことない。
でも、本人がどう思っていたかは別のような気がする。俺は学歴主義者じゃないから、
念のため。
405 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:01
会社が潰れかけて出版社に投稿するという発想がわからん。 それも「文学界」に。 やはり、そこそこ読んでいたんだろうね。 その文学的履歴が知りたい。 メルヴィルとかじゃなくて。
406 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:07
学歴についてけっこう馬鹿にされたんじゃないかなあ。最年少芥川作家としてちやほ やされつつも。 自分が真理をつかんでいるという確信があるにもかかわらず、それが世間から 認められずに煩悶している登場人物ってのがけっこう多かったような気がするけど それは関係ないかな?
407 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:10
いや、マルケンは最初っから 学校も会社も文学賞も、ナメてたからね。 そりゃ、投稿するよ。 会社潰れかけて、なぜかチャンスだと思ったんじゃないの。マルケン。 若い頃のマルケンにナメられないためには、相撲で勝ったりするくらいしかなかったんじゃないのかな。 権威に対してナメてかかることは簡単だが、そのまんまナメ勝つことは非常に困難だよ。 なかなかマネできないし、しようとも思わないがね。 やったぜ、マルケン。ってとこだろうね。
408 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:12
>権威に対してナメてかかることは簡単だが、そのまんまナメ勝つことは非常に困難だよ。 たしかにそうだけど、なんか鬱屈したものが・・・学歴だけじゃなくして。 彼のマッチョの裏側に興味あるな、もっと、ってことなのです。
409 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:23
うーん。ただ単に相撲の強いオジサンでいいんじゃないの。マルケン。 別に勘ぐらなくても。 と言ってみたものの、何か分かったらカキコんでみてください。 マルケンは、なんだか刀鍛冶でもやってる人みたいで 余り勘ぐろうという気持ちが起きません。 私は下りますので、探求してみてください。
410 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:28
相手がいなくなると俺もやる気がうせるなーw おれも降ります。 ただ、彼の作品にはやたらに「我慢する」人が多いなあとか、ふと思った。 学歴とは関係ないだろうけど。 短編はいまでも読み返します。長編は・・・もう、いいや。
411 :
吾輩は名無しである :02/09/27 02:57
あっ、そう。 でも確かマルケンは高専の頃も、既に学校から煙たがられていたわけだろう。 だったら、もともと、そういう奴だったという線もあるよね。 芥川賞もらったら、学歴なくって肩身が狭かったというよりも、もとから、いつもハズレ者(はぐれ者) だったんで、そういう人格形成がなされてしまってたんじゃないかということだけどね。 高専の卒業資格入手に際しても単位足りなくてハズレてたし、 会社に入社する際もいろいろ誤魔化してるからハズレてるし、 商社勤務の配属先も電信係(テレックス部門)かなんかで企業の中枢からハズレてるし、 そのくせ外部との情報交換の先端だから、テレックスなんか読んで会社危ないって早くから察知 したりしてたので、愛社精神にまみれた優良社員とは、かけ離れてハズレてるし、 勤務先の人間関係の中でもハズレてたそうだし、会社の資料の下に敷きこんだ原稿用紙に資料の 隙間から書き込んでいくという執筆方法も新人賞応募作の執筆態度として凄くハズレてるし、 潰れるはずのない大企業が倒産してしまうという奇禍に遭うこと自体、人生経験としてハズレてるし、 会社潰れても新人作家として前途洋洋だったのも倒産会社の社員としてはハズレてるし、 だいたい、23歳で芥川賞取っちゃうってのが一番ハズレてるんだから、もう仕方ないよ。マルケンは。
マルケン最大の誤算は、自分がハゲてしまったこと いやこれはマジでな。
413 :
吾輩は名無しである :02/09/27 03:23
このスレ読むと、この作家は読者に愛されているなあと思う。 みんな一体何歳なんだろう。。。
414 :
吾輩は名無しである :02/09/27 03:31
マルケン最大の誤算は、自分がハゲてしまったこと でも、時代の誤算として マイケル・ジョーダンを始めとしてツルツル頭が流行っちゃったので 全然気に留める必要がなくなってしまったこと。 いやこれはマジでな。
415 :
吾輩は名無しである :02/09/27 04:01
急にモリモリでレス続きだな〜 マルヤマさんは、携帯電話なんて持ってなさそだね。そんなの嫌いってゆうか。 あ、でも大町ならアンテナがまだかな。
田舎ぐらしでガーデニングを趣味にしたら それがマルケンが嫌いな層に思いっきり流行ってしまったのも誤算だろうな
417 :
吾輩は名無しである :02/09/27 04:04
しかし、ハズレ者のくせに大当たりなヤシだなぁ。マルケン。うらやましいよ、文才以外も。
マルケンが大嫌いそうな2chで 自分の話題が盛り上がってしまうのもマルケンの誤算だな
419 :
吾輩は名無しである :02/09/27 04:18
今が旬だな、このスレ。
420 :
吾輩は名無しである :02/09/27 07:21
俺は20代だが何か?
421 :
吾輩は名無しである :02/09/27 10:33
マルケンを嫌いなやしはあんまりいないんじゃないかな。嫌いってよりも嘆いている レス多し。なんてたって、昔のあの文体。かっこいいもんな。 あとはみんなでマルケン詣でしかないな!(w オフ会でもやるか。鉈で追いかけまわされるかなあ、それともお茶でも入れてくれる かしらん。
俺の読者なら群れるんじゃねえ オフ会なんて女子供みたいなことやってんな もし会いたいのなら一人で来い まあ、会うかどうかは俺の気分次第だがな・・・ マルケン
423 :
吾輩は名無しである :02/09/28 01:01
会いたくないけど、みんなで会いに行くってのが馬鹿っぽくてよい。
424 :
吾輩は名無しである :02/09/28 01:04
スモウ大会の申し入れだったらきっと受けてくれると思われ。 牛乳差し入れ付きだったら、なおよろしと思われ。
425 :
吾輩は名無しである :02/09/28 01:40
学生時代、だれかに、 「えー、どんな小説とか、読んでるんですかあ?」 とかきかれて、 ぼそっと、「丸山健二とか」っていう自分をカクイイ!と思っていた 僕はだめぽでしょうか?
426 :
吾輩は名無しである :02/09/28 04:14
/ ̄| | | | | ノハヽヽ ,― \( ´D`) | ___) | ノ | ___) |)_) | ___) | ヽ__)_/
>>425 学生時代がいつかにもよる。
90年代にはちょっと…。
428 :
吾輩は名無しである :02/09/28 09:58
丸山健二はいしいひさいちのファンらしい。
429 :
吾輩は名無しである :02/09/28 10:23
ファンなどいない
初期、中期はきちんとした散文を書いていたが、それ以降の長編は散文と言うより詩ですよ、あれは。
孤独な詩(うた)です。同じ調子の唄がつづくと飽きますわな。
丸山健二君、昔の散文の文体、あの描写で書いてくんないか?
丸山健二の本、ほんと、どこに消えちまったのか?
新刊は置いてないわ、古本屋にもないわ〜〜〜〜
だめでもともと、復刊.comへ↓
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=907
>>427 >学生時代がいつかにもよる。
学生時代=「水の家族」あたりなんですけど、だめぽでしょうか?
>>433 ありあろうございます。僕もかつかつじゃないかと思ってました。
ギリギリセーフでうれしいです。
ぼくは鶏にお湯をかけて殺したり運動会に別れた化け物妻が見にきたり全裸の男を
空気銃で狙ったりする作品が入っている本が出てたころがイチバンよかたような
気がしますだめぽ?
435 :
吾輩は名無しである :02/09/28 20:54
小説よりエッセイ「小説家の覚悟」がお気に入り。 座右の銘ならぬ座右の書。
436 :
吾輩は名無しである :02/09/30 06:08
もうかなり前になるけど、業界筋にあたる人から インタビュー・テープをチラと聞かせてもらったことあり。 それまでも読んではいたけど、ますますファンになってしまった。 キップのいいべらんめえ調アンチャン風のテンポ抜群な喋りで、 ヘンに偉ぶったところもなく、ジョークを連発して場を和ませる術を知っていて、 飾り気のない人柄があらためて判ったような気がした。 ただ、小説そのものは昔のがオモロイが‥‥
437 :
吾輩は名無しである :02/09/30 10:35
よし、相撲にいこうぜ! けど、あの家のデザインはちょっとなあ。。。 ポストモダン風っていうんですか? 死語だね。。。もっとましな建築家いなかったのかな。。。
438 :
吾輩は名無しである :02/09/30 10:55
かってNHK教育テレビに「若い広場」という番組があった。 その番組ラスト10分は「私のマイブック」、作家を招き 好きな本の紹介をしていたが、それに丸山健二が出ていた。 課題図書は「白鯨」。ブウ垂れた言葉のやり取りに、聞き手の 斎藤友子が絶句していたのが忘れられない。
439 :
吾輩は名無しである :02/09/30 11:30
>>438 あなたさまはすごくおじさんですね!
しかし見たかったなあ、それは。「文学界」でのロングインタビュー
が懐かしい。どっかにあるかな。
長編は「いつか海の底に」(ただしラストをのぞく)が、まあまあだった。
最近のでは。ただし、ラストをのぞくですけれど。
440 :
吾輩は名無しである :02/09/30 15:49
若い広場の斎藤友子は絶句してたんでなくて、 圧倒されてたと見受けられたが。w
家のデザインは自分か夫人じゃなかったっけ? まあ、ダンボールハウスじゃないぶんだけよしとしよう。
>>439 ・
>>440 反響があったから追記。
「私のマイブック」は週一月四回で他の作家にチェンジしていくサイクルでの
構成。ホスト役の斎藤友子(改名後はとも子)はあの時期妙に人気があって
「若い広場」私のマイブックだけ視聴率急上昇という珍現象を起こした。
肝心の丸山健二だけど後の三回なにを課題図書にあげたのかが忘却の彼方に。
テーブル挟んで左に丸山、右に斎藤。とにかく丸山だけが喋っていた印象がある。
斎藤が何か言おうとした所で「そういうことです」と丸山が遮って終わり。
他に田村隆一なんかが出ていたが紳士的でにこやかに進めたいたのに、
丸山の回だけ少し違った。
443 :
吾輩は名無しである :02/10/02 01:32
田村隆一と丸山の対談とか聞きたかったなあw<442
444 :
吾輩は名無しである :02/10/04 02:05
磯田洸一との対談は昔あったような。
445 :
吾輩は名無しである :02/10/05 16:31
>>444 「火山の歌」に入ってた小冊子の対談だね。長髪及びグラサン時代の丸山
が、お決まりの「ライバルは映像です。」という台詞を言っていた。
「赤い眼」1ヶ月位興奮してた記憶がある。 ある意味、文学に開眼した。25のとき。
448 :
吾輩は名無しである :02/10/05 23:36
文芸文庫、野呂邦陽「草のつるぎ・一適の夏」の付録に「丸山健二を励ます会」に出席 とある・・・丸谷才一と共に出席したらしい。丸谷に励まされる丸山とは、面白い光景だ ね。
449 :
吾輩は名無しである :02/10/06 04:48
あの庭、花の数々は素晴らしいニャ…
450 :
吾輩は名無しである :02/10/06 22:43
丸谷は丸山を評価している。 丸谷は筒井野坂あるいは丸山と文壇で小煩い連中を 掌握しているからすばらしい。
451 :
吾輩は名無しである :02/10/06 23:00
丸山健二が文学界新人賞に応募して誌上で予選通過を知った時名前が 丸谷健二になってたらしい。それで丸谷才一と何か関係がある・・・、 分けないな。
452 :
吾輩は名無しである :02/10/06 23:03
453 :
吾輩は名無しである :02/10/07 03:53
>>442 >肝心の丸山健二だけど後の三回なにを課題図書にあげたのかが忘却の彼方に。
確かホフマンスタールをあげてた。
あとの2回は、、、何か思い出せそうで思いだせん。
454 :
吾輩は名無しである :02/10/07 07:16
>>453 >確かホフマンスタールをあげてた。
間違えないでしょう。
1980年5月刊「読書と私」文春文庫、丸山健二「読書不用論」に
ホーフマンスタール(本文にはこう記述されている)「騎兵の物語」
を推奨している。
455 :
吾輩は名無しである :02/10/07 09:42
文芸文庫の翻訳「騎兵の物語」は、文章が生硬だった。 他の翻訳ないのかな。
河出書房「ホーフマンスタール全集」第2巻
457 :
吾輩は名無しである :02/10/07 23:42
『生者へ』でも挙げてたな。 私の眠っていた情熱に火を点け、本気を出させてくれたきっかけは、 ふたりの編集者の理解というほかにもあった。 兄に勧められて読んだ短編小説がそれだった。 オーストリアの詩人であり、劇作家であるところのホーフマンスタールが 書いた小説、「騎兵の物語」を一読して、私は途轍もない衝撃を受けた。 それはあの「白鯨」に匹敵するほどの強烈な衝撃であった。 世の中にはこんなにすごい小説がまだあったのかと驚愕を覚えた。 (改行引用者) その他の賛美。 ・初めて自分のような者が小説を書いていることを深く恥じた ・プロのボクサーに瞬時にして叩きのめされたような ・感動の重さは「白鯨」に引けを取らなかった ・小説に求める全てが盛り込まれている ・宇宙的な壮大な悲劇性 ・この世に在ることの意味を根底から揺さぶってくる ・私の持っているのは才能と呼べるほどのものではない しかし、 ・これくらいなら私でもやれる と思えるようになる丸山が、私は好きです。
458 :
吾輩は名無しである :02/10/08 00:32
そんでもって「騎兵の物語」を読んだしと、いますか?
459 :
丸山 健二 :02/10/08 04:43
なに俺のこと詮索してんだ、本だけ買ってればいいんだよ。本だけ。
460 :
吾輩は名無しである :02/10/08 13:34
>>458 読んだけど難しかった。夢と現を往還するような話。
461 :
吾輩は名無しである :02/10/08 18:18
462 :
吾輩は名無しである :02/10/09 13:51
すげ
463 :
吾輩は名無しである :02/10/09 19:20
「雷神、翔ぶ」よんだ。 とてもよかった。 そんだけ。
464 :
吾輩は名無しである :02/10/09 20:38
丸山の愛読者は金かかる。文庫落ちが無いから単行本で買う。 新作がなかなか出ないから古本の旧作を捜しに神田まで行く。 交通費がかかる。見つかってもプレミアが付いて高い。 かくて本棚には単行本と小汚い古本が並んでいく。 丸山の本を買ってくれる読者が増えればみんな解決するんだが。
465 :
吾輩は名無しである :02/10/10 03:44
「虹よ、冒?の虹よ」高い・厚い・長い
466 :
吾輩は名無しである :02/10/10 12:51
図書館で借りて読んでますけど。
467 :
吾輩は名無しである :02/10/10 20:14
新作はなかなかねー
468 :
吾輩は名無しである :02/10/10 22:35
469 :
吾輩は名無しである :02/10/11 03:32
村上春樹『海辺のカフカ』。どんな小さな書店にも置いてあります。 (別に関心はありませんが) 丸山センセイもっと商業ベースに乗ったスタイルを画一しませんか。 センセイの本は捜さないと見付かりません。そうなると丸山健二でなくなりますか。 やっぱり「良いとか悪いとか言う前に目が腐りそうな代物」(売れてる本) とお考えですか。
470 :
吾輩は名無しである :02/10/11 16:41
__,,,, ,;-‐''"~ ~"''‐ 、 / , ''"~ :::::::::::::::... ヽ、 / / ::::::::::::::::::C::::::::.... ヽ, ,/ ', _. ;':::: i .iヽl:::: ::::: .l l l::::::::l :::::::::... .:::.. l y:::::::: ,,,,,,,,,,, , ....... ....:::::::/ l::::::::::'''''''.....''''''' l /_ ,,,,,, l:/ .l::::::::::::~ '- .;~- ノ :::::,..,..'.'.',,'' l l::::::::...............::::/ ヽ,.- 丶 / !:,,...........,,..- ::/ '' / ___/:::,. '.........'' ' _:::i i,,.. /,,__ /"~::::::::::::::\:::::'............,....ヽ‐ ' '' /ヽ ヽ.""~ヽ_ /'~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、 '~^ '' -- ‐~’, ,. ':::::'; ヽ ../::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;‐,,, ~"''"~._,. ' 丿::::::ヽ_ _ l l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~‐-,,./ i::::::::::::::::~l l l":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::' ,. _i::::::::::::::::::/ l .l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::",,'::::::::::::::::::/ l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-;::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/~'-,;::::::::::::::::::::::/ l
471 :
吾輩は名無しである :02/10/11 16:41
472 :
吾輩は名無しである :02/10/11 16:42
キターーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!・・・・なんか前のAAのほうが よくないか(w
473 :
吾輩は名無しである :02/10/12 00:29
校歌の依頼もきたんだねー
474 :
吾輩は名無しである :02/10/13 21:49
講談社文庫の『夏の流れ・正午なり』をみつけた!100円だった。
475 :
読んDeココで認識 :02/10/15 18:07
読みたいやついるか? 騎兵の物語 ホーフマソスタール 松 本 道 介訳 千入百四十入年七月二十二日の午前六時前、 ヴァルモーデソ騎兵団の第二中隊、騎兵大尉ロ フラーノ男爵を隊長とする百七騎は尖兵中隊と して、サン・アレッサンドロの将校集会所を後 にし、ミラノヘ向かって馬を進めた。あたりの 開けた晴れやかな景色の上には、言いようのな い静けさが漂っていた。遠い山々の頂から朝の 雲が静かな煙のように、うららかな空へ向かっ とAノきぴ て立ち昇っている。唐黍はそよとも動かずに立 ち並び、洗いたてのようにみずみずしい樹々の 間に、農家や教会がくっきりした姿をのぞかせ ている。尖兵中隊が自軍の最前線を後にして一 マイルも進んだと思われるころ、唐黍畠の問に 銃がきらめき、前衛ほ敵歩兵の存在を告げた。 中隊は街道のわきに攻撃態勢を整えると、弾丸 の妙にけたたましい、猫の鳴き声にも似た音を 浴びながら、畠を横切って突進し、とりどりの
476 :
読んDeココで認識2 :02/10/15 18:08
武器を手にした一隊を、鶉でも追うはづに追い 兵であった。捕虜たちは下士官一人兵卒八人を つけて後方へ送られた。年を経た糸杉が車寄せ のわきに並ぶ、美しい邸宅の前で、前衛は怪し い人影を認め、これを告げた。アントン.レル ヒ曹長が馬を降り、騎兵銃を持つ十二人の兵を ひきつれて邸の窓の下を包囲し、ピサ軍団所属 の十八人の学生を描えた。育ちの良い、姿のき れいな若者たちで、手は白く、髪は長日にのは していた。半時問後、中隊はベルガモ風の身な りで通りすぎようとする一人の男を捕えた。ふ るまいのあまりにすなおで、控え目なのがかえ つて怪しまれたのだが、当の男はジウディカリ エソにおける義勇軍の結成とピエモソテ軍への 合流に関する、重要な、立ち入った計画書を上 着の裏にぬいつけていた。午前十時ごろ尖兵中 隊は一群の家畜を手に入れた。その直後手ごわ い敵の一隊に遭遇し、前衛は墓地の塀越しに小 銃射撃を受けた。伯爵トラウトゾーン少尉の先 頭小隊は墓地の低い塀をとびこえ、墓石の問か ら、あわてふためく敵兵に襲いかかった。敵の
477 :
読んDeココで認識3 :02/10/15 18:08
大半は教会の中にとびこみ、摩裡の扉を通って、 裏のこんもり茂った林の中へ逃げこんでしまっ た。二十七人の新たな捕虜は法王軍に属するナ ポリの義勇兵だと名乗った。中隊は戦死者を一 人出していた。林のまわりを巡視していた、ヴ オトルべク兵長、竜騎兵ホルとハインドルの分 隊は二頭の百姓馬のひく、軽い楷弾砲をうばい とった。砲の護衛兵に襲いかかり、馬の面繋を つかんで向きをかえてしまったのである。軽傷 三の幸運な事件の報告をたずさえ、司令部へ送 還された。捕虜たちも後方へ護送されたが、楷 弾砲は、護送のため隊を離れた兵を除いてなお 七十八人を数える中隊と行を共にすることにな つた。 各種の捕虜たちの一致した供述にょれば、敵 軍は正規兵も義勇兵も完全に、、、ラノを撤退し
478 :
読んDeココで認識4 :02/10/15 18:09
一切の武器、軍用品は持ち去られているとのこ とであったから、隊長はおのれに対しても、中 隊に対しても、この大きな、美しい、非武装の 町への入城を禁ずるわけにはゆかなかった。正 午の鐘の鳴り響くさなか、四本の刺久が鋼色に 輝く青空へ高らかに吹き鳴らす「総隊前進」。 それが窓という窓を震わせ、七十入の胸甲に、 七十入の捧げ持たれた刀刃に反射する。通りの 左側に右側に、蟻の巣を掘りかえしたごとくむ らがる、驚きの務また蕨。戦を呪いふさぎこむ 老の姿は扉の奥に消え、眠りこんでいた窓は美 しい未知の女たちのあらわな腕にょって開かれ・ てゆく0次々に見える大寺院、聖バビーラ、聖 フ三アーレ、聖カルロ、あの名高い大理石のド ーム、聖サティーロ、聖ジョルジョ、聖ロレン ツォ、聖エウストルジョ。その古い銅門がこと ごとく開かれてゆき、蝋燭の光と香煙の下に、 銀色の聖者の像や、きらびやかに着飾り限を輝 かせた女たちの姿か浮かび上がる。今にも弾の とび出してきそうな屋根裏部屋の数々、薄暗い
新作AAまるでウルトラマンだな・・・・
480 :
吾輩は名無しである :02/10/19 13:35
「雪間」はいいね。
481 :
天之御名無主 :02/10/19 13:57
オノギリワショーイ
482 :
吾輩は名無しである :02/10/20 01:30
甥がセンターの過去問やってたんだが、現代文の小説文で「雪間」が出てたよ。 梅酒飲むシーンだったかな、確か。あの頃の文体は凄く好きだったんだ。丸山は 最近妙な漢語を使い過ぎだと思うんだが。
483 :
吾輩は名無しである :02/10/20 01:42
丸山はまず認知度も低いし、メディア露出は皆無である。そこで丸山を ベストセラー作家にする為に「ガチンコ」に出演させるのはどうだろうか。 新企画「ガチンコ小説家道」。ライトノベルばかり耽読しているオタク、成 り上がりたいDQNなど小説家志望の若者たちを、丸山が飛び膝蹴りなど を食らわせながら文学界新人賞を狙わせる。 期待と不安の入り混じった複雑な感情で、信州の丸山のもとへ向う第1期 生たち・・・1期生が丸山宅へ着くや否や、山中へキノコ狩りに行くように命じ る丸山。「キノコ狩りと小説に何の関係があるんだ、このハゲ」早くも反抗的 な態度を見せるDQN達・・・この後とんでもない事態が!
・・・すると投げ槍な調子でてんでバラバラにキノコ狩りをはじめた 第1期生たちの内の一人が、森の入り口の傍で意識を失って倒れている のが発見された。「丸山センセイッ!○×君が倒れています!」 丸山が駆け寄ってみると、その生徒は完全に意識を失って体は力なく ぐんにゃりしていたが、目だけははっきりと見開かれ瞳は左右に動い ていた。丸山がおいかぶさって介抱していると、最初の発見者の生徒も 傍で倒れているのに気付いた。それから生徒全員が丸山の目の前で次々と 意識を失って倒れはじめた・・・
485 :
吾輩は名無しである :02/10/20 03:44
それはマッシュルーム・イトウ?
486 :
吾輩は名無しである :02/10/20 22:57
文壇付き合いはしないといっておきながら、 後藤明生の『挟み撃ち』出版記念パーティーの 発起人を務めていることがわかった。 当然パーティーにも出席しただろう。
487 :
吾輩は名無しである :02/10/20 23:05
いーじゃん。どっちも世捨て人に近いし。 文壇付き合いというより、友達付き合いしてる相手が たまたま作家だったってわけで。 勝手に宣言にした規律に囚われて変にかたくなであるよりいいと思うよ。
488 :
吾輩は名無しである :02/10/20 23:07
宣言にした→宣言した でした。すまそ。
489 :
吾輩は名無しである :02/10/20 23:57
ずいぶん昔の話だが、 大原麗子サンが「好きな作家は丸山健二」って言ってたYO!
大原麗子がマルケン好きって意外そうで、実はドンピシャって感じもするな〜。 二人の間に実は隠し子がいたりしたら面白いな。 すげ〜変わりモンの遺伝子持ってそうでw
491 :
吾輩は名無しである :02/10/22 22:26
うん。
492 :
吾輩は名無しである :02/10/24 21:37
「正午なり」を読んでみる。
493 :
吾輩は名無しである :02/10/25 05:22
忠夫って名前の主人公、なに気に多くない?(初期の頃
494 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:29
なぜか、“食”をめぐるシーンの数々が心に残っている。
495 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:32
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
私は「虹よ、冒?の虹よ」のファンですけど駄目ですか?
>>495 に貼られている
無礼きわまりないカキコについてのお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
498 :
吾輩は名無しである :02/10/26 01:51
心配せずとも丸山ファソは 乱泥など眼中にない。つか、あれは文学とは関係ないだろ。
文学板住人の殆どが、本人もスレも眼中にないぞよ。
だね。 っていうか500
501 :
吾輩は名無しである :02/10/26 23:04
501ヽ(゚Д゚)ノ
ところで文学板全体から見て○ケンの知名度はどのくらいなのだろうか? ランディとか気になってる世代にはほとんど読まれてなさそうだが。
「まだ見ぬ書き手へ」に登場する 「フランスの強い女の尻に敷かれてアンガージュマンと叫んだ」作家というのは 誰のこと?
504 :
吾輩は名無しである :02/10/27 22:58
>503 サルトル?尻に敷いた女はヴォーヴォワールかな?
505 :
吾輩は名無しである :02/10/28 19:44
うん。
で、「魂は実存します」か、ハァ…
507 :
吾輩は名無しである :02/11/01 00:20
508 :
吾輩は名無しである :02/11/02 00:58
文体に改善が見られると嬉しいけどなあ、妙な観念語の多用はもういやぽ。 初期作品で丸山を好きになった漏れとしては「いつか海の底に」くらいしか後 期作品では気に入ったのがない・・・
509 :
吾輩は名無しである :02/11/02 01:26
>>507 ホントだ!すげぇ!マルケン昔から「月」も好きだなぁ。しかし新刊もいいけど、新潮には
既刊のもんを早く文庫化して欲しいよ。『生者へ』とか。
510 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:01
新潮文庫の初版は最低2万部まで底上げされたから マルケンの文庫化は「マルケン危篤!」の報が出るまでムリかな。
511 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:15
マジで!?しかしマルケンは三島以上に凄まじい死に様を見せてくれそうだ。『争いの樹の下で』のラストのような・・・。 でも取り合えず阿呆な死に方しないでこれからも頑張って欲しいな。長生きしそうだし、して欲しい!
512 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:35
命を張って創った「お庭」で最期を迎えてほしいよね、ほんとに。
513 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:51
農作業中に鍬に落雷して死亡。
514 :
吾輩は名無しである :02/11/03 01:34
農作業中に転倒、スキンヘッドに鎌が深深と刺さり、ケツのような頭になって 逝ってしまう。
515 :
吾輩は名無しである :02/11/03 02:00
マルケンて農業やってるの? それとも、庭いじりの次は農業にコルってことかな。
516 :
吾輩は名無しである :02/11/03 21:21
エッセイに農業の真似事だけは絶対すまいと書いていたが。
517 :
吾輩は名無しである :02/11/04 02:27
518 :
吾輩は名無しである :02/11/04 19:55
高校入試に問題文としてよく出てくるよ。 問題集にもよくのってる。 有名じゃないのか。
519 :
吾輩は名無しである :02/11/04 19:56
まるけんって言われてるのもすごいな。
520 :
吾輩は名無しである :02/11/04 22:20
高校の教科書にもエッセイが載ってる。
高校の校歌も作詞した
マルケンって、どんな読者をイメージして書いてるんだろうな 自分自身か、やっぱ?
523 :
吾輩は名無しである :02/11/10 17:57
まるけんまた下がってきたな。もっと頑張って欲しい
>522 家族を養ってるフツーのリーマンのオヤジに読んでほすぃ、と どっかで書いてたな。
525 :
真ころにゃん ◆xBMFVwwC0s :02/11/10 21:14
526 :
吾輩は名無しである :02/11/10 21:39
527 :
吾輩は名無しである :02/11/10 22:51
どうせなら、真冬に雪山をナメた格好で行き、 「丸山さんですか?」と言ったきり、 向こうがしゃべり出すまで黙っていて、 飛び蹴りを喰らおうぜ。
528 :
吾輩は名無しである :02/11/10 23:28
丸山の飛び膝か・・・エッセイで「サイン会をやった時、作者である俺の目の前で本を取って
おきながら買わない野郎がいたので、後ろから飛び膝蹴りをかましてやろうと思った」って
一節があったなあ。説教臭い丸山のエッセイで唯一笑ったとこだった。
>>527 それイイ!もしくは至近距離でオペラグラスを取り出して、無言で丸山の
スキンを眺め続ける2ちゃんねらー達。またそれを気にせずに庭をいじ
り続ける丸山。シュールな光景だ。
そして「このオペラグラスは親に買ってもらいました」とか言えば完璧。 あるいは白い庭にペンキ(しかもピンクとか「オカマ」っぽい色)を ぶっかけて逃げるとか。
>>529 ワラタ。エッセイのネタっすね。アポ無し、女連れで車に乗ってやってきた青年が
丸山の問いに答えた一言が「親に買ってもらいました。」でしたね。
2CHなんて非・丸山的なものじゃないか?
群れていこうぜ。 実は丸山邸襲撃を突如企てて、8時ちょうどのあずさに乗って(本当) 松本まで行ったのだが、大町市があまりにも遠いのを 松本に着いてから知り、挫折した。 今度は地図を確認してから行きたいと思う。
533 :
吾輩は名無しである :02/11/12 00:10
冬は無理だろうな。
ジープを乗り回す丸山の勇姿が見られるYO
535 :
トシ・ニシヤマ :02/11/12 21:28
もう今は乗ってないYO!
年取るとラフロードをガンガン走るのはしんどくなるんだよね。痔になったりもするし。 そういえばマルケン、昔はKTMにも乗ってたよね。 と、急に思い出してKTMでぐーぐる検索(日本語サイト)してみたら トシ・ニシヤマのサイトが一番上に出て来やがった。
537 :
吾輩は名無しである :02/11/13 19:30
今の愛車は何でつか
538 :
吾輩は名無しである :02/11/13 21:49
ママの暖かさを知らない健ちゃんは本当は可哀想な人なのであんまりいじめないで あげてくだちい。お願いします。雪子より
丸山さんとの仕事は、生涯最高のものですた。
540 :
吾輩は名無しである :02/11/15 16:43
こいつに「啓蒙された」自称「書き手」がどれだけ居るのだろうか
おれこいつ大嫌い。
542 :
吾輩は名無しである :02/11/15 18:30
史上最高の作家だ
543 :
吾輩は名無しである :02/11/15 18:35
丸山健二があれほどホモやオカマを嫌うのは、 一種の近親憎悪みたいなところがある。 三島を「政治思想の仮面を被った同性愛者」と 罵ってみせたりするのも、おのれのの中にある過剰な女性性? に対する嫌悪が原因だ。 非常にわかりやすい心理構造だといえないだろうか。
今日、立ち食いそばで丸山健二を見ました。サンスポのエロ記事を丹念に読んでいました。
545 :
吾輩は名無しである :02/11/15 23:08
>>543 それスルドイ!
丸山のナルシズムは三島とまったくおなじ
教養も知能も三島より大幅に劣るが
表層的な文章だけは三島よりうまかったりするから
質が悪い
あの文章力が他の(ちゃんとものを考えられる)
作家に宿らなかったのが幸い(同業者にとっては)
546 :
吾輩は名無しである :02/11/16 00:07
168 :吾輩は名無しである :01/11/19 22:33 「生者へ」の表紙を見る限り、 奴の三島嫌いは自分と同じ匂いがするからだろ。 「アルプス便り」の中のサンドバッグ蹴ってる写真は 三島の肉体誇示と同じレベル。 自己批判できないからって他人を使って批判するのは どうかと思う。 その指摘は既出
547 :
吾輩は名無しである :02/11/16 00:20
三島は坊主どまりだったが、 スキンヘッドにした点が頭のワルさと思い切りの良さだろうな。 文章にもそういった所がある。
548 :
吾輩は名無しである :02/11/16 02:13
自らの中にある、いかんともしがたい文学者的女々しさを奥底では感じつつも、 しかし決して認めずあえて突っ張ってみせるのだと、「イヌワシ賛歌」で書いて いたような。
549 :
吾輩は名無しである :02/11/16 03:36
しかし女を主人公として描くとあんま面白くない。てか正直つまらん。 「明日への楽園」とか「サテンの夜」とか。
550 :
吾輩は名無しである :02/11/16 23:37
>「明日への楽園」とか「サテンの夜」とか。 両方とも読んでるはずなのに、どういう話だったとか全然思い出せん・・・
551 :
吾輩は名無しである :02/11/17 00:00
>しかし女を主人公として描くとあんま面白くない。 そうかな? 帰省した整形田舎女がおっかさんとバスを待っている短編や、 ペンフレンドを家に招く作品なんかおもろかったけど
文学好きだったオヤジの女々しさが嫌いで、女々しさの象徴がナルシスト丸出しの文学者なんだろうけど、 自分も違った意味でナルシストで、しかも文学でメシを喰っていくハメになってしまったという皮肉。 そういう葛藤があるんだろうな。
553 :
吾輩は名無しである :02/11/18 17:50
んだな。
554 :
吾輩は名無しである :02/11/18 18:08
マルケンはベルトに携帯ホルダつけてるYO
555 :
吾輩は名無しである :02/11/18 21:57
奥さんいるんでしょ?どんな人なの?
556 :
吾輩は名無しである :02/11/18 22:15
>>555 とっても男らしい人らしい。お似合いです。
557 :
吾輩は名無しである :02/11/18 22:20
>>556 そうなんですか!わざわざありがとうございました。
558 :
吾輩は名無しである :02/11/21 03:09
東京生まれ東京育ちだね。奥さん。 「会社で隣りの席に座っていた。だから結婚した。」んだって。 すごいだろ。
559 :
吾輩は名無しである :02/11/23 15:24
偉大なるまるけん
560 :
吾輩は名無しである :02/11/26 11:00
また誰もこなくなったな・・・
561 :
吾輩は名無しである :02/11/26 23:31
かみさんは絶対病気にならない人なんだそうな。 また、かつてはマルケンと一緒にオフロードバイクで森の中を入っていった りもしたんだっけ。
562 :
吾輩は名無しである :02/11/28 00:51
愉快そうな人やね。エッセイとかに奥さんのこと書いてるの?
563 :
吾輩は名無しである :02/11/28 01:32
エッセイだとチョコチョコ奥さんの話が出てくる。奥さんが交通事故起こした時の ネタとか面白かった。女性が運転する車に乗るのは怖い、と丸山言ってたよ。
564 :
吾輩は名無しである :02/11/28 02:05
>>563 そうなんや〜。まだイヌワシ賛歌しかエッセイ読んだこと無いから、奥さんネタには
お目にかかってないよ。まるけん微妙に古本でも売ってないよね。夜、でっかい犬笑うは
よくあるけど。
565 :
吾輩は名無しである :02/11/29 18:17
>8時ちょうどのあずさに乗って(本当) >松本まで行ったのだが、大町市があまりにも遠いのを >松本に着いてから知り、挫折した。 松本からたった40キロ しかも大町まで乗り入れてる特急あずさもあるし。
566 :
吾輩は名無しである :02/11/29 19:31
これだけエッセイに奥さんが出てくるってことは、夫婦仲はいいのかな。
567 :
吾輩は名無しである :02/11/29 19:45
起床後の開口一番にジョークを言うような間柄だそうな。 そのくせ子供はいらないと言われた健二であった。
568 :
吾輩は名無しである :02/11/30 01:18
月は静かに 丸山健二 24日発売/本体2400円 たとえこの世が地獄でも、この庭さえあればいい――。人里 離れた原野の一角で孤独に暮らし、楽園の縮図のような究極 の庭作りに激しい情熱を燃やす。著者自身を思わせる男を主 人公に描く長篇大作。 46判変型/ハードカバー/544頁 ■4-10-419204-X
569 :
532=527 :02/11/30 01:19
>565 松本を観光しようと思って、松本でだいぶ時間を潰した後に、 電車の時刻を確認して「あまりに遠い」と感じたのでした。 日帰りではいかんね、やっぱり
570 :
吾輩は名無しである :02/11/30 01:27
571 :
吾輩は名無しである :02/11/30 02:50
……遂に私小説なんぞに手を出し始めたのか? ま、これまでもバイクの小説とか書いていたりするけど、今度ばかりはもうだめぽ?
572 :
吾輩は名無しである :02/11/30 08:27
>>571 土を掘っては尺八を吹き、花の出来が悪かったらバイクで蹴散らし、嵐の夜には身を
呈して一輪を守る世捨て人。やがて庭に近づくもの、すべて盗人にみえだし、空気銃で
撃ちまくり、警察沙汰になりついにはたてこもる。篭城しながら庭仕事を続け(この
あたりは大江の「洪水はわが魂に及び」のパクリ)、ついに完成した庭を前に、一句読み、
突入してくる警官隊の足音を聞きながら、自爆スイッチを押す。家屋敷もろとも、主人公は
ふっとび、血に染まった白い花びらが安曇野の空をいつまでも漂っていた・・・・
という作品だそうです。
合掌。
「ついに」が二つもある・・・死にます。合掌してください。
574 :
吾輩は名無しである :02/11/30 13:51
昔は世間に対して、それなりに地に足のついた作品を書いていたんだが、 気がついたら世の中から浮きまくった小説しか書けなくなっちゃったのかな。 才能が枯渇すると言うのは悲しい事だ。
575 :
吾輩は名無しである :02/11/30 14:53
枯渇しても、それなりに本を出せるのは出版社の温情か。わかいうちにしっかり 働いておくと、歳をとってもだれかが助けてくれると、そういうことかなw
576 :
吾輩は名無しである :02/11/30 15:40
マルケン新作本当に凄そうね。しかし短編書かないね…。
577 :
吾輩は名無しである :02/11/30 19:18
なんか面白そうやん。 もう売ってんのか。 本屋いってこよ。
578 :
吾輩は名無しである :02/11/30 22:17
12月発売だよ!
すべて、嘘です
580 :
吾輩は名無しである :02/12/02 00:08
>>569 (´-`).。oO(松本北高を見学してくれば良かったのに。
白線流し。 (=゚ω゚)ノ
581 :
吾輩は名無しである :02/12/04 00:52
しかし庭造りを題材にしようと、小説書いてくれてホント良かったよ。
582 :
吾輩は名無しである :02/12/05 15:50
エッセイばっかじゃね。
583 :
吾輩は名無しである :02/12/05 21:35
このスレをみて、丸山健二を知りました。 これから読もうと思い立ち、最初は短編から、と考えたのですが。 おすすめの短編がありましたら、ご教授ください。
584 :
吾輩は名無しである :02/12/05 23:27
長編を読め!
585 :
吾輩は名無しである :02/12/06 00:20
>>584 そういうなよ……つーか、マルケンの魅力は短編にあるし。
とりあえずデビュー作の「夏の流れ」よんどきな。
586 :
吾輩は名無しである :02/12/06 03:12
>>583 「僕たちの休日」を激しくお薦めする。
マルケンがいっちゃん輝いてた頃の傑作短編だ。
「解き放たれて」「十年後の一夜」も(・∀・)イイ!!
587 :
吾輩は名無しである :02/12/06 03:26
普通に「河」だろう。
588 :
吾輩は名無しである :02/12/06 11:12
>>おお同士!。確かに「河」が一番だと思う。 河と一緒に収録されてた表題作の「台風見物」も良かった。
「海のドラゴン」とか「火山の歌」などの初期〜中期長編もいいよ。 この頃は無意味に冗長な長編は書かず、シャープだった・・・ 後、ハードボイルド作品が好きならば「ときめきに死す」なんかも おすすめ。漏れは厨房のころ大藪春彦が好きだったので、「とき めき〜」から丸山を読むようになった・・・
590 :
吾輩は名無しである :02/12/08 00:10
「アフリカの光」も好きだな。 ちなみに最初に読んだのは「水に映す」だった。 マルケンはやっぱり中短編の人だね。
591 :
吾輩は名無しである :02/12/08 01:11
漏れはときめきに死すが最高傑作だと思う。 映画、原作、話は全く違うものの、どちらも最高。 漏れが読んだ一人称の小説で一番面白かったんじゃないかな。
592 :
吾輩は名無しである :02/12/08 04:46
なんだかんだいって、このスレ常に上の方にあるな・・・
593 :
吾輩は名無しである :02/12/08 23:50
私が始めて読んだ作品は『シェパードの九月』でした。文庫に併録されてるのがおもしろかったです。 短編は初期の「雪間」や講談社文芸文庫の戦後短編集に入ってる「バス停」なんかもおもしろかったです。
594 :
吾輩は名無しである :02/12/09 01:22
やはり中篇だが「月に泣く」を薦める。氏の言う『文学の新しい鉱脈』はここから始まった。問題は手に入るかだが。
595 :
吾輩は名無しである :02/12/09 18:04
>>593 『シェパードの九月』はイイよね。ラストシーンなんて実に上手いと思った。
ああいう、日常のちょっとした動作場面に、
恣意的な意味性を持たせるテクニックが抜群に上手い作家だと思う。
596 :
吾輩は名無しである :02/12/10 00:28
『千日の瑠璃』はやっぱどーしても駄目なの?
597 :
吾輩は名無しである :02/12/10 00:39
598 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:04
かたいこというなよ。 最高傑作とはいわんが、とりあえず傑作だとおもうがなー。 最低でも読む価値はあるだろ。 ま、作品の評価は人それぞれだけど、 このスレみてる者なら読んで損はないかと・・・。
599 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:14
>>598 もちろん読む価値は十分にあると思うよ<「千日の瑠璃」
600 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:25
『千日の瑠璃』以降の長編では、どれがいちばん皆さん好きですか?僕はやっぱり 『千日の瑠璃』か、もしくは『争いの樹の下で』なんですけど。やっぱり長編は駄目ですかね?
601 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:32
>>600 ごめん、「千日の瑠璃」でギリギリのような気がしるなあ。
「いつか海の底で」の前半を文学界で読んだときには戦慄したけど、
後半になってがっくり。あの男を殺さないと話が終わらないだろう!
でもあの巨大クラゲはなんだったんだろう。。。
602 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:36
[正午なり]って初期の長編小説が印象ぶかい。ATGで映画にもなった。主役は金田の息子だった。 金田ってのは大投手の金田ね。もう25年ぐらい昔だ。当時の読者に限らず、まるけんも年をとった。 はげあたまは実にりっぱ。「黒い海への訪問者」って長編の本の帯には写真があって、長髪のサングラス のまるけんが載っていたからね。 若者が、まるけんを読むってのが不思議だし面白い。
603 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:38
>>601 もう短編は書かないんですかね・・・。今書いたら書いたで昔のと比較したり
してみたら面白いと思うんですけどね・・・。どんなの書くか非常に興味があるんですけど。
取り敢えず長生きして頑張ってもらいたいですね。自選短中編集とか文庫化しないかなぁ・・・。
604 :
吾輩は名無しである :02/12/10 01:42
>>603 死ぬ気で長編書く→庭いじり→死ぬ気で長編書く→庭いじり・・・っていう
パターンができてしまったんでしょうね。長編書くあいだに他のアイディアが
でてきて、短編をがしがし書くっていう作家もいますけど、マルケンは
そうじゃないみたい。
605 :
吾輩は名無しである :02/12/10 22:49
>「黒い海への訪問者」って長編の本の帯には写真があって、長髪のサングラス >のまるけんが載っていたからね。 『黒い海』は73に眼鏡。 長髪サングラスは『火山の歌』
606 :
吾輩は名無しである :02/12/10 23:21
「まだ見ぬ書き手へ」のとおり生きて行こうと決めた者ですが、ここに書き込んではいけませんか。
607 :
吾輩は名無しである :02/12/11 05:07
_、_ ,-( , ノ` )-,--、 / (つヾ;(),と)/:::::/ シュボッ |:::|/⊂ヽ[]|:::| /」 / ̄ ̄┗┛ ̄ ̄/| /______/ | | | |-----------| | _、_ ⊂(#,_ノ` )つ━・~~~ 存分に書いてくれよ。 /// /_/:::::/ |:::|/⊂ヽノ|:::| /」 / ̄ ̄┗┛[] ̄/| /______/ | | | |-----------| |
丸山さん、丸山賞の受賞はまだですか?
609 :
吾輩は名無しである :02/12/11 23:34
手っ取り早く、これが丸山健二の真骨頂だというような作品あるでしょうか。 やっぱり短編でしょうか。 ちなみに「夏の流れ」は読みました。
610 :
吾輩は名無しである :02/12/12 00:24
丸山賞を受賞できない作品を出版するなよな。
誰も勧めてないけど 「雷神飛ぶ」イイヨ でも、マルケンも私小説書くようになったのか・・・ まだ読んでないからなんともいえないけど 以前、私小説を否定するようなこといってたような。 オレもくだらない作家がクダ巻いてるような クソ私小説は大キライなんだけど マルケンまで・・・
:| :: ::::::l :::::::l::::l:;、‐"!l::l. ',::;;;l,、ュz、;;','、::::::,::,::::: j jr.fl'j"'!x;ソl;l'!:::::::::::j:::::::: ,',' ::!..::.::::::! ::::::::j,rll゙:::::::! ',:l,r','":!,.. ‐、ヾ、゙、::::',:i::::.,'.,';/゙/, .l:/l''/.j:::::::::::;':::::::./' .:',:.:::::::::! :::::::l.',:!',::::::l-r'l ゙、;! ! ゙ ヾ;:l:l::;.',/゙i j!/'"lツ ,':::::::::/::::::,r' .:::゙、::::::::!、::::::| ',:!゙、ーl'l. ヽ i;',ヽ jl ゙ツ' !;,_/l /:::::::;.'::::/ .::::::゙、::::::',゙、::::!. ゙、 ゙、:',.、 l;;;ゝ,,ノ;;! l::ii。j ./:::::/;r'" また騙されちゃったんだね…レロレロ .::::::r'\:::゙、゙、:', ヾ、 ';;:::'iiir';;l !,::::j ,':;ン‐'" :::::::!. ",rヽ;ヽヾ、 〈:::::::::ソ , ゞ‐゙'" l" :::::::゙、. 〈,`ヽ '" ゙''''''"゙ 〉 ! /⌒ヽ⌒ヽ .::::::::j゙:、.ヽ 、..,, " /、 / Y ヽ :::::::/::::,゙゙''‐--‐:.、 r-‐‐‐‐ッ ./`゙'ヽ、 / 八 ヽ ::/,.r'::::::::::::::::::::::l゙ヽ、, \、__ノ .,r'゙ ,、( __//. ヽ,, ,) ,.r'"::::::::::::/:::::::::::::| `''‐ 、.,_ .|! ,、‐'"::::::.. 丶1 八. !/ ::::::::::::::::::,'::::::::::::::::! `゙'''ー‐,- --||::',::::::::::::::::...ヾ;:: l, 八. j :::::::::::::::::{:::::::::;r-‐l |、、;:::∪ :゙、::゙、::::::::::::::::::::;;、>、 i .八 、 .j ::::::::::::::::::!、-'" 、,.ノ {、,. ゙. 、::::::ヽ::\::::::::::::::゙'ヾ、, | 八 | :::::;;、-‐'" \ ゙' `', `゙'' ‐-、、;;;_;;、-‐ヾ、ゞ| ! i 、 | '" \ ! / ゙ | i し " i '| \ l /,r.ノ .|ノ ( i i|
613 :
吾輩は名無しである :02/12/12 16:38
「雷神飛ぶ」終盤にだんだんと妄想爆発していくとこがいいね。 オレもいい作品だと思うよ。
614 :
吾輩は名無しである :02/12/13 00:16
「新潮」に載っていた、もう少し細かいあらすじによると、 庭を造る男「K」が死ぬらしいよ。 出版と同時に自殺か? あれだけ自殺を否定していた奴なのに。 結局死ぬ奴は弱いんだ。
615 :
吾輩は名無しである :02/12/13 01:46
庭を造る男「K」は自殺するの?
>>614 ネタでしょ
私小説風で自殺って
そりぁ、マルケン一番嫌ってたパターンぢぁない
617 :
吾輩は名無しである :02/12/13 17:15
うん。
主人公の名前が「K」ということはカフカの『城』を思わせるけど関係あるのかな?
619 :
吾輩は名無しである :02/12/14 22:26
丸山健二さんは、お酒がどのくらいいけるのでしょうか。まったくだめなのでしょうか。
620 :
吾輩は名無しである :02/12/14 23:55
酒ではなく牛乳を飲みます。
621 :
吾輩は名無しである :02/12/15 00:44
飲めるけど美味くないから飲まないらしい。
622 :
吾輩は名無しである :02/12/15 00:59
マルケンの趣味は造園だからな。
623 :
吾輩は名無しである :02/12/15 02:23
嗜む程度はいいが 酒好きは基本的に信用しないと書いていた。
624 :
吾輩は名無しである :02/12/16 10:18
どーでもいいけどみんな「るりはこべ」なんか好きじゃないんだ? 俺なんか 大好きだけどね。
625 :
吾輩は名無しである :02/12/17 23:52
626 :
吾輩は名無しである :02/12/18 23:48
今「夕べのラーガ」ていうの読んでますが、これに限らず、いったいこんな風な鬼気迫るリアリズムは、何の呪いなのでしょうか。
627 :
吾輩は名無しである :02/12/20 03:35
マルケンも『月は静かに』みたく死んじゃうの?
ちょっと待って。 みんな本当に丸山健二の小説っていいと思うのかい? 例えばどの辺が魅力的なんだろうか? あの硬派で強い男な感じがいいの? 語ってくれ。
俺は、夏の流れの単行本の著者近影が好きだな。 後の硬派で、少し電波なエッセイを読むと、若い頃から 反骨心と独立心に富んだ男だったらしいが、あの写真で台無し。 ちょっとすねたトッチャン坊やでした。プ
630 :
吾輩は名無しである :02/12/20 23:31
マルケンのは別に強くて硬派な作品ってわけじゃないと思うけどな。 初期作品に貫徹されている、現実の世界を「文学的」イメージで誤魔化さない 作風にとにかく共感してしまう。ただ、最近のはちょっと……。
631 :
吾輩は名無しである :02/12/20 23:39
芥川賞受賞以後全ての賞を拒否するあの反権威主義はカコイイ。 よほど自分の書くものに自信がないと出来ない芸当だ。 本物の文学者だね。
632 :
吾輩は名無しである :02/12/21 01:20
俺は最近のも好きだな。「るりはこべ」なんかさ、あの緻密で格式ばってる ようでなんか変というか独特な文で、あらすじだけ聞いたらぶっ飛んでんだけ ど、読むとなんかなまなましいんだよなぁ。なんかハゲのおっさんがでっかい 網もって泥沼ズブズブ入ってって大暴れしたと思ったら網ん中にお化けみたい にでっかい魚がに入ってて「おっ、食うか」みたいな。でもそのくせ文にぜん ぜん隙がないんだよな。昔楳図かずおの「漂流教室」読んですげえなぁと思っ たけどそんな感じもするな。
633 :
吾輩は名無しである :02/12/21 04:28
>>628 「硬派で強い男な感じ」な奴なんか出てこないよ。
そんなのはたぶん、1度だって作中には登場したことないと思われ。
むしろ逆っつーか、変わろうとしてあがくけど、
結局は変われないような、そんな主人公が多いよ。
その間の物語が面白いんだけど。
634 :
吾輩は名無しである :02/12/21 18:54
『月は静かに』読み終わった奴いるか? 俺今半分くらい
635 :
吾輩は名無しである :02/12/23 10:12
そうか、もうでたんだね。 とりあえず、本屋に見に行ってくるわ。
う〜ん・・・いつも通り・・・
637 :
吾輩は名無しである :02/12/23 20:25
♪街はいつもー通り〜(大貫
638 :
吾輩は名無しである :02/12/27 01:06
みんな『月は静かに』買ったの?
639 :
吾輩は名無しである :02/12/27 07:38
うん。
640 :
吾輩は名無しである :02/12/28 17:52
本日購入
641 :
吾輩は名無しである :02/12/29 00:25
『まだ見ぬ書き手へ』の生活パターン、大晦日正月三箇日もやり続けんのかな?文庫で なんかでねぇかな〜
642 :
吾輩は名無しである :02/12/29 09:18
「月は静かに」、感想きぼうぬ。
643 :
吾輩は名無しである :02/12/29 09:25
「千日の瑠璃」って文庫になってんだね。買おう。
644 :
吾輩は名無しである :02/12/29 20:20
「月は静かに」3分の2くらい読了。 ただ、P402の12行目に気になる点が。。。 どうみても、 「終わってゆく仮定」ではなく、「終わってゆく過程」だろ????? こりゃ、出版社のミスか?????????????????? ウワァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!! だれか慎重者を訴えてくれ
645 :
吾輩は名無しである :02/12/31 11:11
次の版では修正されるからだいじょうぶ。 もう一冊買いましょう。
後半にも「は」が「ほ」になってたりした。(その逆だったかもしれぬ) 次の版は出ないだろうから、直ることはないだろう。
647 :
吾輩は名無しである :02/12/31 18:25
文庫化をマターリと待つかな。( ´ー`)y─┛~~
648 :
吾輩は名無しである :02/12/31 22:09
おまいら、なに弱気になっている。 一人百殺、いや千殺でいけば、すぐ次はでるだろ。 まあ、とりあえずオレも一殺目いってくる。
こういうスレがあるとはw懐かしいな丸山健二・・
みんな読破したか? そろそろ内容について論議しようか?
651 :
吾輩は名無しである :03/01/03 00:46
あんまりきかないけどこの人ってそもそも評価されてんの? 前、タイトルに惹かれて「争いの樹の下で」読んで、騙された と思ってそれから一切読んでないけど・・・
652 :
吾輩は名無しである :03/01/03 00:53
読了。冗長。最近の作品はみなそうだけど。 やっぱ丸健は短編がいいな。短編で同じ内容の作品書けるよ。 ただ、原稿料が少なくなるからだらだら長く書いているんだろーな
初期作品を評価しない人はあまりいないんじゃない? あれだけ優れた文体を持つ作家はそういない。
654 :
吾輩は名無しである :03/01/03 21:33
『私だけの安曇野』読んでるけど、ホントにマルケンは凄いな!もう凄いよ。
このスレ見て 激しくその凄いという初期作品を読んでみたいが 手に入らないなー
657 :
吾輩は名無しである :03/01/03 23:20
おっと上げ忘れ。
>>656 Thanks!
動くマルケンハァハァ…
659 :
吾輩は名無しである :03/01/04 12:05
絶対見ねば!!
660 :
吾輩は名無しである :03/01/04 16:22
BSかよ。教育テレビで再放送はないの
中上が千年の愉楽とかでやりたかったことを 違う文体でやってるっつー気がしないでもない。 まあ、丸山には古典文学とかからの影響は全然なさそうだけど。
まるけん、近くで見るとそれなりに老けてるね。
シェーバーでアタマを丸め、庭でふるーいワープロ使って執筆するまるけん…
664 :
吾輩は名無しである :03/01/05 13:18
まるけんワープロつかってんのか?
665 :
吾輩は名無しである :03/01/05 14:01
ワープロ使ってたよ。ちょっとビックリ。 一緒に見てたうちの婆さんの方が楽しんでた。
666 :
吾輩は名無しである :03/01/05 16:00
あのワープロは、どのくらい前の、年代のものでしょうか。少なからず、文章や文体に影響を与えていると思うのですが。
667 :
吾輩は名無しである :03/01/05 16:01
まるけん、ブラインドタッチできるのかよ? それに、まだ見ぬ書き手へで書いてたことと矛盾するじゃんか
668 :
吾輩は名無しである :03/01/05 17:33
作家になりたての頃は金がなくて、キーパンチャーとして働いてもいたらしいから ブラインドタッチできるんだろう。 つか、マルケンみたいな性格の人にとって道具がワープロに代わったのは絶対に影響 が出ていると思う。 ワープロってのは書きながら編集する機械であることを自覚していないと、知らず知 らず一文が長くなってしまう。 近年の彼の作品の冗長性は、その辺にあるんじゃないだろうか。
669 :
吾輩は名無しである :03/01/05 17:35
キーパンチャーだったなんてはじめて聞いたな。
670 :
吾輩は名無しである :03/01/05 17:38
テレックス・オペレーターってやつ?
671 :
吾輩は名無しである :03/01/05 17:41
電話交換手のことでつっか?
「メッセージ 告白的青春論」76ページ2行目から これでは食べられなかった。女房が働き、俺もキー・パンチャーとしての 腕を他の会社で活用しなければならなかった。
673 :
吾輩は名無しである :03/01/05 17:45
コンピューター関連会社すたか。
674 :
吾輩は名無しである :03/01/05 20:32
あのね、PC関連企業は今みたくそうそう無い時代じゃない? この人は商社マンなのらよ。
675 :
吾輩は名無しである :03/01/05 21:27
コンピューターなんて、当時はまだ電電公社の研究室あたりにしかないし、物も 真空管がゴチャゴチャくっついた、ガラクタの化け物みたいなやつだよ。
いや、日本でも大企業は60年代からIBMのコンピュータ使ってた。テレックスは 今はもうあるか知らんけど電話とはちがうんよ。現在はいろんな通信技術が あるけど、ほとんど何もなかった時代のこれを説明するのは難しいな。(W それからあのワープロは昔のOASYSじゃねーか?
677 :
吾輩は名無しである :03/01/05 23:35
何にせよ動くマルケンは凄いや!
678 :
吾輩は名無しである :03/01/05 23:41
今時ワープロかよ!パソコンのワードにしろよな、まるちゃん
679 :
吾輩は名無しである :03/01/05 23:53
パソコン買ったらそれこそ1年経たない内に2chまで乗り込んでくるかも知れんぞ。 スーパーカブからあっという間に海外製オフロードバイクにエスカレートする人だから。
680 :
吾輩は名無しである :03/01/06 00:05
モンテッサとかよく乗れてたよね。あれ高いマシンだ。
ワープロは文章を書くことだけが目的なら、ホントはPCよりいいんだよ。 PCのようなノイズがまったく無いし、長時間使っても目が疲れない。 それにオマエラなら、ネット接続機能があったら、どうせ仕事中だろうと 2ちゃんに繋ぐだろ?(藁
682 :
吾輩は名無しである :03/01/06 23:55
マルケンが進化していく・・・
683 :
吾輩は名無しである :03/01/07 00:40
まるけん、PCはやってて不思議はないとは思ってたけど 原稿ワープロで書いてたとは以外。
684 :
吾輩は名無しである :03/01/07 09:52
どうしてここが盛り上がっているのら!w 昔出てた、自選短編集とか中編集は絶版? 丸山健二の古いのは図書館にけっこうあるかもよ。古かったり貸出数が少なかったりで、 閉架図書に押し込まれているかもしれないけれど。 開架になくても陛下、まちがえた、閉架があるさあ。とりあえずは検索システム 使ってみるのが図書館のじょうずなつかいかたでち。
テレックスは昔、みたことあるなぁ。あのキーボードっていまのパソコンと 違ってばかでかくて、キーの数も全然違うんだよ。机ひとつ丸々占領 しちまって、一人じゃ移動させるのも大変(W
686 :
贋作鶏のジョナサン :03/01/07 18:26
文章がイイのは最初のほうだけじゃないスか。 だんだん女流作家みたいに悪擦れしていった。
何で、白い服着てるんだよ>丸山 黒しか着ないんじゃなかったのか?
688 :
吾輩は名無しである :03/01/08 00:27
マルケンは矛盾する生物です。
689 :
吾輩は名無しである :03/01/08 02:07
夏は白で 冬は黒らしいぜ。 彩度の高い色は似合わないのだとか。
実用面からいってまあ正しい>夏白冬黒
691 :
吾輩は名無しである :03/01/08 18:52
>>654 『私だけの安曇野』はエッセーの中では一番すきです。
692 :
吾輩は名無しである :03/01/08 20:26
最近、板見るとかならずこのスレ上がっているけど 誰なんですか、上げてるの
テレビに出たから少し盛り上がってるんだって。
黒は「何者にも囚われない」色で、 白は「爆発的」な色なんだろ?
695 :
吾輩は名無しである :03/01/09 00:47
岡本太郎的
696 :
吾輩は名無しである :03/01/09 10:14
697 :
吾輩は名無しである :03/01/09 11:33
できたら「爆発」して飛び散って欲しい
698 :
吾輩は名無しである :03/01/09 20:31
J・P・ベルモントみたくダイナマイト胴巻して ゴールデン街の腐れ文壇バーにカミカゼアタックしてほすぃ。
699 :
吾輩は名無しである :03/01/09 21:50
NHK見てたら庭造り楽しそうだった。頭剃るのも。爆死は『争いの樹の下で』読んだ限りやりかねないね。
700 :
吾輩は名無しである :03/01/10 03:46
10年くらい前は、割と手に入ったけどな 古本屋で安く買えた 今はそんなに手に入らないの?
701 :
吾輩は名無しである :03/01/10 22:33
だな。昔のオリジナルはプレミア本ぽくなりつつあるかも。
702 :
吾輩は名無しである :03/01/11 00:31
「はたしてこの世は生きるに値するのか」と問いつつ 細々と長生きして普通に病院で死ぬと思うが
703 :
吾輩は名無しである :03/01/13 03:04
ここを見てると、所蔵してるマルケンの本がお宝に思えてきたw 誰か買わない?
704 :
吾輩は名無しである :03/01/13 16:22
オクに出したら?
705 :
吾輩は名無しである :03/01/14 01:01
>>656 の番組おれも見たい!地上波でやんねえかな〜
706 :
吾輩は名無しである :03/01/14 10:24
>>705 NHKに電話しる!
漏れはその日のうちに放送した局に電話したぞ。
再放送の依頼ですね? なんて聞かれるから
試してくれい。1人でも多いほうが・・・
マルケンは中学・高校の時は不良だったのかな? 喧嘩強いんだよね? マルケンの生育歴きぼんぬ
708 :
吾輩は名無しである :03/01/14 14:15
>>703 どうせ売る気ないんだろw
ほんと最近は古本屋でもなかなか見かけないよ。
>707 鞄にチェーンをいつも入れていたらしい。
710 :
吾輩は名無しである :03/01/15 18:15
学生時代、ボクシングを相当熱心にやってたらすぃ。 NHK「わが文学への招待」んときも ガレージに吊るしたサンドバッグを殴る姿がVにあった。 パンチは重く速かった。
711 :
吾輩は名無しである :03/01/15 18:25
>ガレージに吊るしたサンドバッグを殴る姿 『アルプス便り』にもこの写真は掲載されていた。 サングラスかけて、サンドバッグに蹴りを打ち込む男を初めて見た。 外せよ。
712 :
吾輩は名無しである :03/01/16 02:17
まぁあの蹴りは御愛嬌もんだな〜 体が開いちゃってるし。腰が入ってないつーか。
713 :
吾輩は名無しである :03/01/16 18:15
( ´_ゝ`)フーン‥
714 :
吾輩は名無しである :03/01/16 22:25
芥川賞、マルケン最年少記録守れてよかったね★
715 :
吾輩は名無しである :03/01/17 02:08
そうなんだ、まだ記録保持者か。
716 :
吾輩は名無しである :03/01/18 00:47
使わないカーボン釣り竿、ゆずって欲しいな。
717 :
吾輩は名無しである :03/01/18 07:08
昨日古本屋で「群居せず」が500えんで売られていた
718 :
『奴隷天国』 :03/01/18 08:19
俺がこないだ買ったのは『丸山健二自選短篇集』¥800 ブ厚い。
719 :
吾輩は名無しである :03/01/18 08:44
>最年少記録 え?啓タンは?
720 :
吾輩は名無しである :03/01/18 09:11
啓タン言うな、あほたれ
721 :
吾輩は名無しである :03/01/18 09:39
啓タソがなんでいけない? 啓タン啓タン啓タンタソ!!!!!
722 :
『奴隷天国』 :03/01/18 09:47
天才だろうが‥‥ああ?‥‥
723 :
吾輩は名無しである :03/01/18 14:59
724 :
吾輩は名無しである :03/01/18 15:16
>>719 平野は98年下半期(12月)受賞だから、
1975年6月22日生で23歳と6ヶ月ほど。
丸山は23歳1ヶ月。
平野のオフィシャルサイトには「芥川賞最年少受賞に輝く大ベストセラー『日蝕』から四年。」
と書いてあるが、事実誤認。
725 :
ツベルクリンC :03/01/18 16:26
天才だ。
726 :
吾輩は名無しである :03/01/18 16:36
>>721 啓タソなんかとは、はなから比べ物にならん。
だからバカバカしくて、いままで最年少ウンヌンのことなぞ
みんな触れようともしなかったのでわ
727 :
吾輩は名無しである :03/01/18 16:38
>>726 どっちが上ってこと?啓たんのほうがいいと?
728 :
吾輩は名無しである :03/01/18 21:36
偏差値的には圧倒的に 電波高校<<<<京大法学部だろうな
729 :
吾輩は名無しである :03/01/18 22:46
学校ではほとんど授業に出ずに、寮に引きこもって本読みまくってたらしい。 そんな僕は丸山氏の後輩です。 1冊も丸山氏の本は読んだことありません。 学校の図書館にも他の作家と変わらない冊数しか置いてないし。
730 :
吾輩は名無しである :03/01/18 22:58
マルケンって本読んでたのか? 映画ならめちゃくちゃ見たらしいけど。
731 :
吾輩は名無しである :03/01/18 23:58
初期の短編を読んだら、文学とは何かが、はっきりとわかる。高卒とか、最年少とかはどうでもいい。
732 :
吾輩は名無しである :03/01/19 00:27
>>727 そんなわけねーよ。
まるけん>>>>>>>>・・・無限
733 :
吾輩は名無しである :03/01/19 01:18
>>731 同意。
初期の短編作品は本当に素晴らしい。
無駄な文章がなくて、会話がギリギリまで絞り込まれていて、
それでいて面白い。今でも読んでる。
734 :
吾輩は名無しである :03/01/19 10:56
初期の作品ってそんなに素晴らしいのか・・・ それに引き換え、今のまるけんは・・・
735 :
吾輩は名無しである :03/01/19 13:15
常々言ってるところの「鉱脈」を 間違えて掘った‥‥_φ(゚∀゚ )
736 :
ツベルクリンC :03/01/19 13:28
>>731 同意。「丸山健二自選短篇集」枕頭の書です
737 :
吾輩は名無しである :03/01/20 02:18
確かに昔もいいけど今も悪くないと思うけどなぁ・・・。駄目ですかね?
738 :
吾輩は名無しである :03/01/20 20:49
違う。 最近のまるけんは、あまりにレヴェルが高すぎて我々には理解できないのだ。 恐らく、30数年後、まるけん亡き後に評価されだすだろう でも、田舎に篭るのは間違いだったな。 都会で安アパートを転々としてほしかった
739 :
吾輩は名無しである :03/01/20 20:51
灼熱舞踏会 上の漢字はなんて読みますか
740 :
吾輩は名無しである :03/01/21 10:57
この人のダメなところは「俺ってすごいだろ」的なことを書くこと。 賞を断った、とか文壇づきあいはしない、とか小説家だから小説だけ書くんだ、とか。 それに田舎に引っ込んでるくせに「田舎に引っ込んでる俺を見ろ!」って言ってるよう。 なんだかんだで文壇とか出版業界をすごい気にしている。 しかし、そのへんもマルケンの魅力だったりする。
741 :
吾輩は名無しである :03/01/21 13:22
>>740 すごいだろというより、それがホントはあたりまえだといってるんだよね。
742 :
吾輩は名無しである :03/01/22 03:27
弟が粗稿書いた小説を編集者が仕上げ、 唯一の仕事が本に載る写真を自分で持って来ることのみという、 破廉恥な大作家よりゃ千倍マシってこった。
743 :
吾輩は名無しである :03/01/22 04:54
うおおお。新刊買ったのに読む暇がねーよー(涙
744 :
「僕の生きる道」ヨタ :03/01/22 16:57
「ここに一年前に買った一冊の本があります。まだ読んでいません。彼は読む時間がなかったのでしょうか。いえ、ちがいます。単に読む気がなかった。ただそれだけです。」
僧侶のふりした庭師じゃないの?
746 :
吾輩は名無しである :03/01/22 19:52
買ってみるかな。最近のは高いよなー
747 :
吾輩は名無しである :03/01/22 23:48
よほど自身がなけりゃ、芥川賞以外の賞を拒否し続けることは凡人には無理だな。 自分がその立場に立っていることを想像すれば、すぐにわかる。
748 :
吾輩は名無しである :03/01/23 00:08
『生者へ』が発売されたときの『新潮』に掲載された 青野聰の書評を読んだことある人はいるかね?
↑
>>748 一部訂正:人にモノを頼む時の礼儀を忘れまつた
「青野聰の書評を読んだことある人はいらっしゃいますか?
よければその内容についてカキコおながいしまつ。」
750 :
吾輩は名無しである :03/01/23 00:45
>>748 そんなのあったけ?
あのときの新潮どこいったかな?
青野が『生者へ』を書評しているやつだ。 >よければその内容についてカキコおながいしまつ。 内容知っているから書かなくてもよいぞよ。
752 :
吾輩は名無しである :03/01/23 01:14
ようは、青野の『生者へ』の書評読んでどう思ったか、 感想キボンヌってことだな。 もってねーよ。『生者へ』がのったときの新潮はかったけど・・・。 こっちこそ、書評の内容キボンヌです。
↑
>>751 一部訂正*厨房なのに不遜な物言いをしまつた。すまそ。
「内容については、一応読みましたので結構でつ。しかし
ワタシのような厨房では読み取りも浅いと思われるので、
よければ、ご感想など書き込んでいただければ嬉しいでつ、よろしく」
>>752 では、ご期待にお応えして、不肖厨房のワタシが恐れ多いことでは
ありまつが、以下に青野の書評の内容を、縷縷説明したいと思いまつ。
次スレからでつ↓。ほれ
755 :
吾輩は名無しである :03/01/23 12:40
私は748だ。 深夜にカキコを約束したのに、正午になってもまだ書かぬ748だ。
756 :
吾輩は名無しである :03/01/23 12:47
実は突発事故に巻き込まれて死んだのだ。 今はさえないどっかの学生に取り憑いてこれを書かせている。
>ワタシのような厨房では読み取りも浅い 読み取り云々という内容ではなかった。 あの書評如きに青野が自らの全てを叩き込んだものがあるとも思えぬしな。
758 :
吾輩は名無しである :03/01/24 15:50
で、青野って何の人? よくいるハエ?
759 :
吾輩は名無しである :03/01/24 18:23
>>758 某所からのコピペです。
青野聰(あおのそう)
略歴
1943年、東京生まれ。小説家。早大文学部中退後、長期にわたって世界放浪。
1979年、ヨーロッパ体験を書いた「愚者の夜」で芥川賞受賞。
同年、愛人の子としてうまれながら、本妻に育てられるという数奇な生い立ちに材をとった『母と子の契約』で文壇に衝撃をあたえる。
『女からの声』で野間文芸新人賞、『人間のいとなみ』で芸術選奨新人賞、『母よ』で讀売文学賞を受賞。
1994年、10年かけて訳しためたブコウスキーの短編集『町でいちばんの美女』を刊行。
「最も適任の作家による翻訳」と評され、ブコウスキー・ブームの端緒をつくる。
760 :
吾輩は名無しである :03/01/25 06:17
( ´_J`)y─┛~~ フーン‥
761 :
吾輩は名無しである :03/01/25 11:53
龍、大江、平野と比べれば一番知名度は低いな。 おれは一番マルケンが好きだけど
762 :
吾輩は名無しである :03/01/26 16:40
俺もマルケンがいちばん好きだな。実力どうこうは別にして。
763 :
吾輩は名無しである :03/01/26 17:06
風と光のかたまりになるのさ
いろんなスレ見てるけど ほとんどの作家が罵倒される中、 マルケンだけこうも愛されてる理由はなんだろうか?
765 :
吾輩は名無しである :03/01/26 22:29
なんか自棄だから
766 :
吾輩は名無しである :03/01/26 22:42
アッポだし、矛盾しまくりな言動だけど、真面目だからじゃないかな?おもしろいし。凄く真摯な態度で生きてる。
767 :
吾輩は名無しである :03/01/27 00:26
768 :
吾輩は名無しである :03/01/27 00:44
昔、太宰治の墓の前で自害した奴がいる。丸山健二には、そんな文学者特有の流れにつながる何かがある。
769 :
吾輩は名無しである :03/01/27 00:46
>>764 マルケンの言動に半ば呆れ返りながらも、共感するところがあるからじゃないか
素直だしな。まるけn
770 :
サカ板住人 :03/01/27 00:47
今度ベガルタ仙台にマルケンというブラジル人が来たのでおまえらも応援してください
771 :
吾輩は名無しである :03/01/27 01:16
772 :
吾輩は名無しである :03/01/27 02:37
慌てて休筆宣言の時期アリ ほとんどに知られてるんでない。
773 :
吾輩は名無しである :03/01/27 15:49
新築の家は、最新式システム満載だなー 新しモノ好きって自分でも書いてたからね。
774 :
吾輩は名無しである :03/01/27 16:23
この間の衛生放送見たんだけど、 マルケンが運転してたのは多分、ランドローバーだな。 ハンドルのマークで分かった。 ひょっとしたらレンジローバーかも知れん。 マルケンはパジェロなんかに乗らんのだ!ワハハ。
775 :
吾輩は名無しである :03/01/27 19:18
初期作品集が手に入らないので 「逃げ歌」というのを買って読んでるんだが、 文章は硬質で巧いと思う。やや抽象的過ぎるかとも思ったが。 かなり精神性を重視する人のようだ。 一応真面目に書いてあるという感じは受ける。 だが、初期作品集に比べるとそれでも質は落ちるのか?
777 :
吾輩は名無しである :03/01/28 12:35
775のはらたいらサンに5000点!(´‐`)v
778 :
吾輩は名無しである :03/01/28 15:21
「生者へ」買ったんだけど、表紙が凄すぎる。 よく「文学の周りにいる気持ち悪い奴ら」みたいなこと書いてるけど、 お前の方が気持ち悪いわ!って思ってる人も多数。
779 :
吾輩は名無しである :03/01/28 16:36
アンケートでもとったのか??(w
780 :
吾輩は名無しである :03/01/28 19:04
781 :
吾輩は名無しである :03/01/28 20:26
スレチガイ ココワマルヤマスレ
初期のは会話多い
783 :
吾輩は名無しである :03/01/28 23:26
初期の作品を読んでいると、言葉が消えて、場面のみが鮮やかに浮かんでくる。 一つ一つの単語は、中学で習うようなものがほとんどだと思う。 言葉の魔術としか言いようがない。
784 :
吾輩は名無しである :03/01/29 00:57
だな。厳選されてるっつうか。 それでいて、もの凄い緊迫感がある。 あの頃はハードボイルド・スタイルの王道を行ってた。 北方なにがしが逆立ちしても敵わないほどに。
785 :
吾輩は名無しである :03/01/29 01:11
どうせなら、 だな。厳選されてるっつうか。 それでいて、もの凄い緊迫感がある。 あの頃はハードボイルド・スタイルの王道を行ってた。 アーネストなにがしが逆立ちしても敵わないほどに。 と言ってみたりして・・・
786 :
吾輩は名無しである :03/01/29 01:15
ホースト? と言ってみたりして
787 :
吾輩は名無しである :03/01/29 01:27
スキン・ヘッド対決なら表紙が凄すぎると多数の人に思われてる マルケンの圧勝か
788 :
吾輩は名無しである :03/01/29 01:36
マルケンの飛び蹴り VS ホーストのローキック
マルケンには必殺の二段飛び膝蹴りもあるしね。
790 :
吾輩は名無しである :03/01/29 15:25
サップを倒してほすぃ♥
791 :
吾輩は名無しである :03/01/31 04:14
ランドローバー乗りか… 何だかんだ言っても、相応の収入はあるんだなあ。 酒を一切呑まないらしいし、無駄遣いもしないなら 田舎じゃやっていけるか。うーむ。
792 :
吾輩は名無しである :03/01/31 12:17
夕庭にもチラッと見えるけど あれはランドローバーでもディスカバリーでしょ まぁレンジほど高くはないから 国産クロカン買うのと大差ないよ それにしても新刊どうよ? ようやく読了したが これでいいのかマルケン? ラストは一般的な庭園のありかたに則っただけのようだし それまでの展開もなぁ・・・ 読んでて途中で挫折しそうになったのは マルケンのなかでは初めてだ
793 :
吾輩は名無しである :03/01/31 23:26
10年以上前の話だけど、マルケンの年収350万だとか聞いたことあるよ。 いくら何でも知名度に比して安すぎでは、とオモタが、 マルケンは雑文書きや講演の類を一切受けないので 小説だけ書いてると、小説家の年収なんてそんなものらしい。 純文なんて特に、食えてる作家なんて常時10人程度と言われてるしね。 講演引き受ければ簡単に年収何千万になるのだろうが、 それをあえてやらないからこそのマルケン。
3月に新潮から写文集がでるよ。 多分、庭ものだろうけど、写文集って形式は丸山の好みなんだろうな。
795 :
吾輩は名無しである :03/02/01 23:17
(´-`).。oOマルヤマサン好きだなぁ〜庭事‥‥
796 :
吾輩は名無しである :03/02/02 17:22
新作イマイチダタ
797 :
吾輩は名無しである :03/02/02 17:59
で、NHKのギャラは幾らだったんだマルケン?
798 :
吾輩は名無しである :03/02/02 18:00
799 :
吾輩は名無しである :03/02/02 22:30
>794 『虹よ、冒涜の虹よ』の惹句は 「写真や映像を超えた魔術的リアリズム」だったような気がするんだけど 結局「写真」というものを使って表現したがるんだよな、マルケソ
800 :
吾輩は名無しである :03/02/03 00:33
まあ、島田雅彦が法政の教授になったりしてるのを思うと、 小説と、のめりこんでそれなりに語る価値のある趣味をいかして、 長年メシ食ってきたんだから、たいしたもんじゃない。 ドラがF1やサッカーを語るのとは訳が違うでしょ。
801 :
吾輩は名無しである :03/02/03 01:17
>>800 きみは小説家が大学教授になることの悲惨さを知らない。
その無念さを知らない。
小説家は自分の時間をすべて小説に捧げるべきだと分かっている。
分かっていながら、それをしないのは、それができないのは、
彼がもう小説家として死んでいることを、自分で認めざるをえないからだ。
島田がもし少しでも自分の才能に希望を持てるなら、大学教授になんてなるはずがない。
彼は近大で大学で教えることの無意味さを、嫌と言うほど知ったはずだから。
それでも彼が定職に縋るのは、そう、やはり悲惨としか言いようがない。
802 :
吾輩は名無しである :03/02/03 18:15
覚悟がたりないのだよ。 マルケン式に言うと「ハラくくってない」
803 :
吾輩は名無しである :03/02/03 23:21
> 島田雅彦が法政の教授になったりしてるのを思うと 法政の学生だが、そんな教授は居ない
804 :
吾輩は名無しである :03/02/03 23:25
>>803 ワロタ。
マルケンのスレだけど、島田はそんなナイーブな輩じゃないよ。
就職できてラッキーとしか思ってないだろう。単なる俗物。
805 :
吾輩は名無しである :03/02/03 23:30
>>804 ○圏の対照物としての島田ってことかな?
単なる俗物。それで議論終了。○圏に戻ろう。
>>803 マジレスすか? 島田教授は4月1日付けだよ。
>801 本人曰く、小説家という立場に憧れていただけなのだから 才能云々といった葛藤は無いと思うな。 ただ、タレントや文化人としての立ち回り方が(小説同様)下手くそで 単純に言えば格好悪い。 別に定職に就いても構わないが、 小林秀雄や柄谷行人レベルの自己演出をキチンとしないと。
807 :
吾輩は名無しである :03/02/04 00:21
>>801 島田のことはともかく、なんか重い発言だな。
もしかして名のある純文作家だったりして・・・。
>801 そんなひと、おれのしりあいにもいる じょうねつはすごかったがね
809 :
吾輩は名無しである :03/02/04 00:39
話題は作品のことに戻るが、丸山健二さんの文章は、ほんとに音がする。 二日前、「ましらの肖像」というのを読んでたら、 山岳カメラマンの撮るシャッターのカシャカシャいうのが紙面から聞こえた。 匂うこともしょっちゅうある。
810 :
吾輩は名無しである :03/02/04 02:42
「影のしたたり」読むと、イイ意味で虚しさがいっぱい。 質のいい映画を見たあとの満腹感というか。 こういう短編を、また書いてほしいけどなぁ…
811 :
吾輩は名無しである :03/02/04 13:52
短編はホントに凄いよね!毎日新聞でこの前『月は静かに』について語ってたけど、 長編のネタはまだ30以上あるらしい。短編にも少し回してほしいよ。そんな問題じゃ ないのかな、やっぱ。
812 :
吾輩は名無しである :03/02/04 14:45
本人は大真面目にハードボイルドなんだけどどっかキレテて、お間抜けなとこも愛されてるんじゃないかな。 大江や島田や椎名や(以下略)など自己欺瞞に汲々としている輩と比べると実に潔い。
813 :
吾輩は名無しである :03/02/04 15:00
もう60くらいなわけでしょう? 死ぬ前に書きたいアイディアを洗いざらい書いておかないと死んだとき 後悔するだろうと考えているんじゃない? まともに小説書きつづけられるのも後20年くらいなわけだし。
俺文学部だから知らなかった。 島田に対抗して、丸山を呼んでもらいたい
815 :
吾輩は名無しである :03/02/05 01:15
>>811 え、毎日にまるけんでてたの?
いつ?、オレ毎日とってるのに気がつかなかたよ。
丸山健二・初期中短編集それぞれ読了。 そのあと、争いの木……読了。 この温度差はなんなんだ。
817 :
吾輩は名無しである :03/02/05 01:39
おれも争いの木……は初めて挫折した作品。 駄作とまでは思わないんだけど、やっぱりこれだけはどうも・・・。
おまえは、おまえは、っていうまんねりと、まるけんのまんねりが、 一緒くたになって、超まんねりですよ、これは……。
819 :
吾輩は名無しである :03/02/05 05:33
なんだかんだ言ってマルケンってしたたかに生きてるよね
820 :
吾輩は名無しである :03/02/05 07:30
おまいら生マルケンがまた見られますよ! 2/22(土)18時〜NHK BS-2「白い庭」再放送 こんなに早い再放送って、好評だったってことでしょ。
821 :
吾輩は名無しである :03/02/05 15:45
だから、BSは見れないんだって!! 引っ越したら、裏のでかい木のせいでBS 見れなくなってしまった。 ケーブル引くほどでもないし・・・。
822 :
吾輩は名無しである :03/02/05 20:18
家電店へGO!!! (゚∀゚ )
823 :
吾輩は名無しである :03/02/05 23:44
初期のワープロ専用機のようなもので書いていた。 あれはいったい何なのだ? 黒っぽい画面に白の文字だった。
824 :
吾輩は名無しである :03/02/06 00:04
>>823 もしかしたら、そのワープロ清書専用なのかも?
普通に執筆するときは水性ボールペンじゃないのかな、いまでも。
TV見てないのでわかんないけど・・・。
825 :
吾輩は名無しである :03/02/07 00:33
>>815 結構前ですよ。たしか一月の中ごろ、ちっちゃく。
826 :
吾輩は名無しである :03/02/08 04:16
今日電気店に逝って見てみるか。
827 :
吾輩は名無しである :03/02/10 22:00
島田が今晩バラエティーにでるらしいね。マルケンも出て欲しいよ。
828 :
吾輩は名無しである :03/02/11 02:45
( ´_ゝ`)フーン‥‥そこまで堕ちないと思われ
829 :
吾輩は名無しである :03/02/11 02:52
いや、マルケンにはむしろある日突然バラエティー二出まくって欲しい。 そして、テレビ的意向を無視して勝手な事を言いまくって欲しい。 勿論世間に受け入れられようがそうでなかろうが一向にお構いなしに。 ひょっとすると、現代に置いてマルケン的言説は、結構刺激的≒テレビ的 な物として受け入れられるかもしれないと思うんだよね。
830 :
(・∀・)v :03/02/11 23:00
ソレダ!!!(・∀・)
831 :
吾輩は名無しである :03/02/11 23:42
服装は黒のスウェット上下で希望
832 :
吾輩は名無しである :03/02/13 16:11
生放送じゃないと、その企画はオンエア無理っぽいよな〜 見てみたいけどネ。 そういえば、ハカマミツオのNHK-FM番組に出てた記憶あり。 曲も丸山氏のコレクションからという話だった。 フロイドやムーディーブルース(サテンの夜以外)等、 趣味の良い選曲だった。
833 :
吾輩は名無しである :03/02/13 18:20
マルケンフロイド持っているのか? つか、その番組見てぇ〜!!
834 :
吾輩は名無しである :03/02/13 19:11
FMって話だよ。(w 「イメージの起爆剤として、音楽をかなりの音量で流しながら執筆ウンヌン」 とエッセイにあったから、ただのロックなどは聴かないんじゃない。 イメージ喚起なら、やっぱプログレになるのかも。
錯乱しますた。当方マルケンファン&プログレファンなので。 マルケンはある意味軟弱なプログレなんて聞かないかなぁなんて思っていたので 興奮してしまいますた。 (;´Д`) 何せ自身のエッセイにハードロックに対する嫌悪のようなものが書いてあったので アニマルズ(フロイドのアニマルズではない)以降は駄目なのだと思い。
836 :
吾輩は名無しである :03/02/14 18:54
実は「軟弱でない」プログレの方が多いのだが。 マルケンが聴いてるのもそのあたりかも。
837 :
吾輩は名無しである :03/02/14 18:58
PFMとかのシンフォニック系を聴いてそうだにゃ。
838 :
吾輩は名無しである :03/02/18 16:45
螺旋状に連なる久遠の命の・・・あのおじさんはねぇ、サングラスが似合うよ。 スキンにグラサンで、実はサンプラザ中野の師匠よ。 走る走るって、バイクとジープ、あと犬ね。
839 :
吾輩は名無しである :03/02/18 19:38
チョト古い時期のマルケンだな。 いま現在は、ガーデニング・プロフェッショナル。
840 :
吾輩は名無しである :03/02/20 07:07
昔のエッセイの中で、たしかツェっぺリンを聴いていると書いてあったような。 マルケンに似合う曲ってどんな感じかな。やっぱハードロックかな、、、 彼のレコードのコレクションは覗いてみたい気がする。
そういや民放ラジオで毎年1回、丸山詣でと称して清水邦明(だったか?)が 安曇野で対談する番組があって、何度か聞いたことがあるんだが、 今もやってんのかな?
842 :
吾輩は名無しである :03/02/20 10:31
>>839 私なんかも、ガーデニングからマルケンにはまった口。「白い庭」を本屋で偶然手にとって、ぶっとんだ。う、美しすぎる
でも、このおっさん、ガーデニングというより、自分の庭という王国のパンクな独裁者。
すごいよー。気に入らないといきなりチェンソーで大木をなぎ倒すは、虫は油かけて火あぶりの刑にするは!
「安曇野の白い庭」には笑った。マルケン最高!今、図書館で短篇探して読んでる。
>>842 そうかぁ、まだまだ新規で入ってくる人がいるんだね。
白い庭が出たときに、今ガーデニングブームだし、なんか
勘違いしたオバチャンとかが買っていくんだろうなぁ
とは思ってたんだけどね。
でも、これから昔の短編探して読んでるなんて
かなりマルケンの世界に共鳴したね?!
>>840 そうなん? よくアニマルズのことは言ってたけど
ツェッペリンのこともお気に入りだったとは。
じゃあパープルあたりも聞いてるのかな?
でも、マルケンの性格からして
キンクリとか聞いてそうな予感
844 :
吾輩は名無しである :03/02/20 18:55
クリムゾンはたぶん既聴でしょうな。
845 :
吾輩は名無しである :03/02/21 13:20
>>843 さん
そうなんです。マルケン初心者です。共感したのは、まさに今のちまちました小市民的ガーデニングブームを「おばちゃんガーデニング」と言い切ったところ。
安曇野の田舎人の魯鈍さに対する憎しみを隠さないところ。
その過激なまでの頑固さがカワイイ。俄然どんなもの書いてるが知りたくなったというわけです。
みなさんは、かなり年季の入ったマルケン派のようですね。
>>845 えらい遅レスになってしまいますた
いやいや、そんなに年期は入っとらんですばい。
なにしろマルケンデビュー後に生まれたくらいですから
ただリアル厨房(消防?)のころときめきが映画化
以来お気に入りの作家です
て優香 最近じゃマルケン以外の本読んでない(てことは年に1、2冊)
847 :
吾輩は名無しである :03/02/22 17:13
「この国は何でこんなに涼しくないんでしょうかね・・・」 海辺で、暗殺者の沢田研二が呟くセリフが良かった。
848 :
吾輩は名無しである :03/02/22 18:04
マルケンBS-2始まりましたよ!
849 :
吾輩は名無しである :03/02/22 18:06
再放送あげ。 はじめて声を聞いた。結構痩せてるね。
850 :
吾輩は名無しである :03/02/22 19:08
>>820 そう。ハードロックしか聴かないって書いてたね。
それを大音量でガンガン聴く。
ただし、歌手の名前や曲名には無頓着でまったく
知らないらしい。
お気に入りの曲を集めたテープを聴いている。
友人の山荘で、でっかいアンプを持ち込んで
特大のボリュームでやったときが最高だったそうだが
自宅ではさすがにそれもできないと嘆いてたね(w
851 :
吾輩は名無しである :03/02/22 19:12
>>820 は
>>840 テレビで初めて見たけど、案外、普通の人だったね。
まあ、地に足のついた人だとはわかったけど。
あと、エッセイで、本を書くときには手書きに限ると
かなり強調してたのに、本人はワープロを使ってた
のには笑った。なんでだろね?
852 :
吾輩は名無しである :03/02/22 19:36
動くマルケン初めて見ました。昔の黒タンクトップにサングラスの写真しか知らなかったので、ちと驚きました。 頭剃っちゃったから、お坊さんみたい。でもいい顔してますね。 作家って有名になって年とると、どんどん醜悪な顔に変貌する人が多いんだけど。 でも、やっぱりただもんじゃない。あの満開のシャクヤクの大輪をパチパチ切ってポリバケツに投げ込んで、上から足で踏みしだいたのには度胆抜かれました。 終わりの美学なんでしょうけど私には絶対できない。。。マルケンやっぱり狂気入ってます。イイ!
853 :
吾輩は名無しである :03/02/22 21:27
丸健の弟に高校時代、国語を教わった。普通の教員だつたけど。 その頃は確か、丸健も大町じゃなくて、長野市内に住んでたんだよね。 あのときは庭おじさんじゃなくて、犬おじさんだったんだけどなあ。 今日の放送にも犬が出てこなかった・・・ あれだけ、のめり込んでた犬、どうしちゃったんだろう・・・。
854 :
吾輩は名無しである :03/02/22 22:53
>>853 確か2頭ともあの庭の木の下に静かに眠っていると書いていました。
855 :
吾輩は名無しである :03/02/22 23:38
結局新しい犬は飼ってないの? 庭エッセーでは、また飼いたいみたいなこと書いてたと思うけど。
856 :
吾輩は名無しである :03/02/25 00:29
新潮から出るのはまた庭なの?『夕庭』が売ってないよ〜!
857 :
吾輩は名無しである :03/02/25 02:09
22日のBS視ました。しゃべるマルケン見るの初めてなので感動。 奥さんかわいい人だったね。昔のエッセイには何度か書かれていたけれど、 庭作りも一緒にしていて、いい夫婦なんだなと思つた。 彼はまだトレーニング続けてるね。半袖で映っていた腕や胸は60歳 には見えなかった。恐るべし。
858 :
吾輩は名無しである :03/02/26 20:30
初期の中編「315号室」、本人は失敗作だと思ってるみたいだけど (エッセイ集「走者の独白」ヨリ) すげぇ読み応えがあった。(・∀・)イイ!!
859 :
吾輩は名無しである :03/02/27 00:41
太宰治にとっての「人間失格」のような別格が、丸山健二にも欲しいな。 もうあるのかもしれないが。
860 :
吾輩は名無しである :03/02/27 05:49
それは火山の歌
861 :
吾輩は名無しである :03/02/28 22:21
すっかり寂しくなったなぁ、でage
>>857 確かに・・・
ありゃ、いまだに体鍛えてるね。
でも庭仕事ひとりでしてると、それがいい運動になってるのかも?
今週、池袋サンシャインで大古本市みたいのやってて
3日ほど様子見に行ったんだけど
マルケン本は5、6冊しかなかった。
しかも、全部持ってるのばっかりで鬱
まだ初期の短編もので読んでないのがあるのに。
862 :
吾輩は名無しである :03/03/01 01:01
>861 マルケン本、ほんとに無いねえ。肝心の庭モノさえ置いてない本屋が多い。 特に文庫は壊滅状態。 「ときめきに死す」さえもう見当たらないよ。 しかたないので、古本で地道に見つけていくしかないねえ。
863 :
吾輩は名無しである :03/03/01 01:32
マルケンの本みんな大事にしてるんだろうな。 ブックオフなんかでとてもいい本が百円で売ってたりすると、 頭きたりする時あるよ。
864 :
吾輩は名無しである :03/03/01 02:23
>>861 彼のお年のことを考えると、庭仕事位ではああはならないでしょう。
農業の人なんかとは全然違う身体してたもん。
ていうか、あれが彼の美意識なんだと思う。ほら、ブランド好きのぷよぷよの
某知事とかとは正反対でさ。それを貫いているところがいいな、マルケンは。
書くものもそうだけれど、庭も本当に個性的、というか異端と呼びたいくらい。
石を置く訳でもなく、やたらと花を植える訳でもなく、他の場所にはない凄み
を感じた。
>>863 そう。昔買った文庫本も、何度も読み返す訳ではないのに、
手放す気にはなれないんだよね、、、
865 :
吾輩は名無しである :03/03/01 05:43
映画には厳しいマルケンが認めた作品 70年代ものはミリアスの「デリンジャー」 わりと近作では ペーターゼンの「Das Boot」
866 :
吾輩は名無しである :03/03/01 05:57
>>865 昔映画を分析した文章かいてたよね。
最近、映画観たとかっていうエッセイあるんですか?
教えて下さい。
867 :
吾輩は名無しである :03/03/01 15:39
大町にもやっとレンタルビデオ屋ができて、 奥さんと狂喜乱舞で洋画を借りまくったとはあったけど。 映画館でロードショウ見たってのは最近ないような。
868 :
吾輩は名無しである :03/03/02 13:06
>>865 デリンジャー評の中で「インディアンという悲劇の血が流れていた」
という部分にちょいとマズいんじゃないの?と思ったね。
869 :
吾輩は名無しである :03/03/02 17:06
生きてる?
870 :
吾輩は名無しである :03/03/02 21:27
イヌワシ賛歌が俺のバイブル
871 :
吾輩は名無しである :03/03/02 21:57
電車の中で雨のドラゴン読み終えました。
872 :
吾輩は名無しである :03/03/03 13:43
「僕たちの休日」 短編ベスト1
873 :
吾輩は名無しである :03/03/03 15:39
国語の2番ね
875 :
吾輩は名無しである :03/03/03 19:25
876 :
吾輩は名無しである :03/03/03 23:54
テレビ見てから庭にもはまったよ。マジで買っちゃいそうだよ・・・。
877 :
吾輩は名無しである :03/03/05 14:55
442 :438 :02/10/01 05:40
>>439 ・
>>440 反響があったから追記。
「私のマイブック」は週一月四回で他の作家にチェンジしていくサイクルでの
構成。ホスト役の斎藤友子(改名後はとも子)はあの時期妙に人気があって
「若い広場」私のマイブックだけ視聴率急上昇という珍現象を起こした。
肝心の丸山健二だけど後の三回なにを課題図書にあげたのかが忘却の彼方に。
テーブル挟んで左に丸山、右に斎藤。とにかく丸山だけが喋っていた印象がある。
斎藤が何か言おうとした所で「そういうことです」と丸山が遮って終わり。
他に田村隆一なんかが出ていたが紳士的でにこやかに進めたいたのに、
丸山の回だけ少し違った。
>肝心の丸山健二だけど後の三回なにを課題図書にあげたのかが忘却の彼方に。
1.「白 鯨」
2.「騎兵の物語」
3.「ロウソクの科学」
あと一つがどうしても分からん。
878 :
吾輩は名無しである :03/03/05 15:09
879 :
吾輩は名無しである :03/03/05 23:41
あの、ベタな質問ですが、丸山健二さんは、イラク攻撃に反対と思いますか?
880 :
吾輩は名無しである :03/03/06 00:21
マルケンって政治にはまったく首突っ込んでないよな。 へたすると自爆テロもやりかねん。 そりゃ興味は持ってるだろうけど・・・。 うーん、どうだろ?
881 :
吾輩は名無しである :03/03/06 21:00
>>879 マルケンって、昔から社会とか政治とか時事問題とか、そういう文章を 殆ど書いてないよね。ましてや、国際情勢なんて、、、 でも、あと20若かったら「アラビア半島 灼熱の砂漠を激走!!」 なんてことをやってのけてくれていたか、、、そんな訳ないか、、、
882 :
吾輩は名無しである :03/03/06 23:53
>877 たしか、モームの“雨”だったと思う。
883 :
吾輩は名無しである :03/03/08 22:19
図書館で、「夕庭」というのを借りて、読んでたら、次のような言葉に出会った。 そこで私はこう妻に言った。 「おれが死んだら力のありそうな身内に連絡しろ。 誰もいなかったら誰かを雇え。 通夜だの葬式だのと面倒なことはするな。 坊主など間違っても呼ぶな。 飾りも何もない棺に放りこみ、おれがあらかじめ掘っておく穴に投げこんで、さっさと土をかぶせてしまえ。 地面は真ったいらにして、墓標の類いは一切立てるな。 花や線香も供えるな。 そして、あとは忘れろ。 忘れて、二度とそこを訪れるな。 また、誰かに訊かれても絶対に場所を教えるな。 特に仕事の関係者には言うな。 死んでからも文学とかかずらうなんてことはごめんだぞ」と。〜 自分はやっぱりこの人の、かくれ弟子で、生きて行こうと思います。
884 :
吾輩は名無しである :03/03/08 23:46
>>883 まるけん最高だな。こういうこと書くから、ファンであることをやめられないのだ。
しかし現実にこの通りやっちまったら、大町市に怒られる罠
885 :
吾輩は名無しである :03/03/09 04:42
死体遺棄容疑にはならんかな。ならんな。 遺言があるだろうからね。 てかもう文章で公開してるし。w
埋葬許可が降りないよ。
887 :
吾輩は名無しである :03/03/09 13:02
ここの住人は案外年齢層が高いと思うけど、
まるけんは今の若い人たちにもっと読んで欲しいね。
年食って、自分の置かれた状況がもうダメポって感じになると
まるけんを直視するのがつらくなるんだよ。
たとえば、吉田拓郎みたいに年とってジャニーズとTVでたりとか
尾崎豊みたいに適当に若いうち死んだりせずに、
いつまでもハイテンションで
>>883 みたいなこと書いてるだろ。
疲れたおっさんの心が癒されないんだよw
だから、まるけんはいつまでもガキだとか否定したくなる。
888 :
吾輩は名無しである :03/03/09 14:08
ナルホロ 率直だー まぁ、「癒し」って幻想なんだけどネ。。
889 :
吾輩は名無しである :03/03/10 01:56
>>887 そういう見方もあるんですね。自分も10代の時から読んでおりますが、
昔から若者にもキビシかったですよ。恐らく、今の人たちは、マルケンの
文章を読んでもツライとすら感じないのではないかと、、、>>883の
「埋めろ!」というのもすでにどこかで書いてあったような、、、とにかく
マルケンは一貫して変わっていない希有な人なので、それはむしろ評価すべ
きことなのではないでしょうか?( 変節したのはワープロ使っていたこと位、、、)
癒しが欲しければ、他の人の本を読むのがよろしいのでは?それこそ今の御時世
には腐るほどあるでしょう。それはまるで頑固な大将のいる寿司屋に行ってタコス
を喰わせろって言っているようなものです。あの極端さとガキっぽさこそが彼
の魅力ではないのかと思いますが。
なんで略歴に電波高校って書く(w そんな高校はありませんよ。鉱泉を4年目にして中退しても 高卒程度、という資格が与えられるだけで、どこも卒業にはなりませんよ。 まぁ、確かに、変わってないといったら変わってないか。 中退して、田舎に帰って、中卒扱いで就職もなく(まぁ、彼は就職したけど) 肩身の狭い思いをしたんですね。 その辺のことは初期の中丹ペンに詳しいですけども。
891 :
吾輩は名無しである :03/03/10 03:01
「安曇野の白い庭」やっぱ秀作エッセイだなこれは。 氏独特の適度な生活感が盛り込まれていて ひねてないっつーか。
892 :
吾輩は名無しである :03/03/10 16:13
また秀逸な短編を書いてほしい。
893 :
吾輩は名無しである :03/03/10 23:31
>>890 まるけんの時代は仙台電波「高校」だったのだ。
まるけんが卒業後、高専に昇格した。
894 :
ガディワッツ :03/03/10 23:33
なるほど。謎が解けました。
895 :
吾輩は名無しである :03/03/11 00:12
「夕庭」より、再度。 どのようにして孤独感に対処すればいいのか。 逃げるに逃げられないこの重苦しい問題と真剣に取り組むことこそが青春の大半を占める意義であり、 ひいては人生の明暗を分ける重大な鍵なのです。 世間には、孤独に打ちのめされた魂につけこもうとするろくでもない連中がごまんといます。 かれらは理想の父親以上のよき理解者という偽善のポーズをつくろいながら接近し、あなたの心にぼっかりとあいた風穴を見せかけの優しさや癒しの言葉で束の間埋めてくれるのです。 宗教、政党、国家、企業、その他ありとあらゆる団体や組織が、丸裸になつた魂の怯えを悪用し、 インチキの安心感と引き換えにあなたを他律的な人間に変え、あなたの全てを支配し、あなたの人生の上にどつかりとあぐらをかき、あなたの生き血を吸ってのうのうと生きようとします。 (続く)
896 :
895つづき :03/03/11 00:13
つまり、いかにも大きなカがありそうな他者にすがって孤独感を追い払ってもらおうとするあなたの選択は最初から間違っているのです。 そんなあなたを狙う実に危険な罠は、この世のいたるところに仕掛けられています。残念なことに多くの人々がこの罠に掛かり、自己の何たるかも、自由の何たるかも知らずじまいのまま、 本当は数倍も充実させられたかもしれないたった一度の人生を自ら台無しにして終えてゆくのです。
897 :
896つづき :03/03/11 00:14
孤独の奇襲を受けた際、あなたが選ぶ最良の方法は、誰の力も借りず、虚構の世界へも逃げ込まずに、独りで堂々と闘うことです。 まずはそれをはったと睨みつけ、次にそれをどんと受けとめることです。 ぐっと歯を食いしばって、底無しの虚しさと自力で対決するのです。 これ以外の方法はありません。 そんなことはできない、それほど強い人間ではないという逃げ口上を、まだやってもみないうちに使うのは禁物です。 たかがそれしきの試練をパスできなければ、残酷なこの世を生き抜くことなどとてもできないでしょう。 やれるかどうかではなく、やるしかないのです。 やらなければあなたの以後の人生は無に等しいものと化してしまうでしょう。
898 :
吾輩は名無しである :03/03/13 22:58
ふむ。丸山健二か。若い頃にハマってしまったなあ・・ その後2度くらい捨てたが、最近になって読むと色いろなことを考えるなあ。 スレ読みして、おおむね予想通りの発言が多くてなんだか安心。アク・クセが強いからさ。 若い子たちには初期の短編集を読んでほしいな。中上健二の初期短編となんか近しい感じもしないこともなくって今も好きだなあ。 もちろん、色合いは全然違うんだけど。天才中上健二に対し切れ味の奇才丸山って感じかな。
899 :
吾輩は名無しである :03/03/14 22:10
でも中上って○●でしょ。
(⌒) (´⌒(´;;; シュパー 丿 (⌒) ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡(´⌒(´;;; ∂/ハ)ヽヽ ,/=============(´⌒(;;;´ ☆ ⊂(^〜^O从⊂ノ (´⌒;;(´;;;(;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 900ゲトー!!
901 :
吾輩は名無しである :03/03/15 00:27
最近、看守の不祥事が多いなと思いながら、 「夏の流れ」を読む。イイ、やっぱり、イイ!!
902 :
吾輩は名無しである :03/03/15 03:07
ハードボイルドだよね。 気取ってるだけで中身の無い★上★樹の デビュー作とはえらい違い。
903 :
吾輩は名無しである :03/03/15 20:14
雨のドラゴンage
「鳥籠を高く」読んだ人いますか?
土曜だか日曜、御茶ノ水の三省堂でサイン会やるよぉ
906 :
吾輩は名無しである :03/03/18 13:16
(」゚ロ゚)」 マジかよ!
907 :
吾輩は名無しである :03/03/18 14:26
俺も見たな。 サイン会、3月23日だったかな? 14:00〜から。
908 :
吾輩は名無しである :03/03/18 16:41
909 :
吾輩は名無しである :03/03/18 17:03
丸山健二、歳をとったな〜。 あんなに突っ張りながら、あんなにいい小説書いていたのに、 自分で写した写真集出して、サイン会までするのか。 これを成熟と言おうか、これを堕落と言おうか? どちらにしても哀しいことだ。
誰かまるけんのアタマをなでなでして画像UPするっていう 猛者はいないか?
911 :
吾輩は名無しである :03/03/18 18:34
行きたいな
912 :
吾輩は名無しである :03/03/18 19:28
>>910 それより「2ちゃんねる」と書いた紙手に持ってもらって 写真うPするってのはどう? マルケン祭りだ!!
913 :
吾輩は名無しである :03/03/18 20:24
まるけんの肩によじ登って あたまタコ殴りツアー敢行しる!!
914 :
吾輩は名無しである :03/03/18 20:35
>>909 昔からサイン会は開いてるよ。エッセイに書いてあった。
出版社の人に、サイン会をやれば本の売り上げアップになるから
と泣きつかれ、しぶしぶやったんだと。
それと、自分の本を買うような、変わった人はどんな人間か
見てみたい、興味があるから応じた、とも書いてたね。
それで、売り上げには何の影響もなかったらしい。
915 :
吾輩は名無しである :03/03/19 01:31
それと、何年かに一度は東京の酷さを 再確認する必要性もあるのではないかな。 ああ俺の環境はやっぱココよりマシだ、 みたいな。エッセイにさんざんあるように。
916 :
吾輩は名無しである :03/03/19 02:30
安曇野ってどこでしたっけ?
917 :
吾輩は名無しである :03/03/19 02:34
918 :
吾輩は名無しである :03/03/19 14:33
おわ龍ちゃんもか。 …目白押しだね!
919 :
吾輩は名無しである :03/03/19 15:02
「あ〜〜本屋、本屋」 今 書店をめざして全力疾走している僕は予備校に通う ごく一般的な男の子 強いて違うところをあげるとすれば文学に興味があるってとこかナ―― 名前は道下正樹 そんなわけで、神田にある三省堂書店にやって来たのだ ふと見ると、なかでスキンヘッドの男がサイン会をしていた 「ウホッ! いい男…」 そう思っていると突然その男は僕の「海辺のカフカ」を奪ってサインをしはじめたのだ…! 「男なのに女になりたいのか。大人なのに子供になりたいのか」
920 :
吾輩は名無しである :03/03/19 19:07
イマイチ
921 :
吾輩は名無しである :03/03/19 19:18
関西ではサイン会せんのか
丸山健二の文体は「収縮文体」とでも呼べるもので、 極限まで切りつめた言葉で対象を表現していく。 描写でも叙述でもそれをやるから、作品世界はエッジが立って際立つのだけれども、 一歩間違えると小説は骨格見本のようにもなってしまう。 丸山はぎりぎりのところで手を緩めることを知っている。 けれども作家希望の若い人がまねようとすると悲惨なことになる。 「まだ見ぬ書き手へ」での7回書き直せとの言葉を信じて、 自分の作品を切り刻んでしまった苦い経験を俺も持っている。 「収縮文体」の頂点は1985年前後に書かれた中編、「踊る銀河の夜」「月に泣く」 「鳥籠を高く」などで、これらは20世紀後半の日本文学の至宝といえる。 その後の長編(「千日の瑠璃」以降)では、丸山は肝心の手の緩めどころを忘れてしまう。 絞りかすのような断片を並べただけの作品を見せられた読者は戸惑った。 それまで丸山を高く買っていた評論家たちもこれには参ってしまった。 この時点で作家としての丸山健二は終わった(と言ってもよいだろう)。 しかし、 丸山健二はほんとうに幸福な作家だ。こんなにも慕ってくれる若い読者がいる。 このスレをできれば彼に読ませたい。
どこをたてよみするんだよ?おい?
924 :
吾輩は名無しである :03/03/20 12:42
「千日の瑠璃」だめだっていう人いるけど、オレは掛け値なく傑作だと思うよ。 田舎町を描くのに、千の視点で描くのは説得力あると思うし。
925 :
吾輩は名無しである :03/03/20 16:55
とりあえず、近年の長篇って男の一人称が多くて、 何冊か読むと、ごっちゃになって内容をよく覚えてられないんですが、、
926 :
吾輩は名無しである :03/03/20 17:00
>>924 「千の視点」云々じゃなくて、「千日の瑠璃」を読んで、
924 の心にいまも残るものがあったか?
あるなら何も言わないけどさ。
927 :
吾輩は名無しである :03/03/20 20:04
ところで筒井康隆が褒めた作品を渡部なんとかっていう評論家がけなしたとかで、 ケンカしてたのは、マルケンの「千日の瑠璃」のことかなと漠然と思ってるんだけど、 これはオレの妄想かな?
928 :
吾輩は名無しである :03/03/20 20:32
>>922 最近創作文芸板から消えたあの人を思いだす。
929 :
吾輩は名無しである :03/03/20 21:34
>>927 その評論家って正一とかいう保守のば*オヤジのこと?、あ、ちがうか。 1にもあったけど、あんなデブがマルケンの批評できるかっての。 面と向かって批判したら、マルケンに簡単に張り倒されソうな ヤワな奴らばっかじゃん。
930 :
吾輩は名無しである :03/03/21 01:04
筒井康隆が噂の真相でぼろくそいってたのは渡辺直巳だと思う。 でも、詳しいことは知らない。筒井スレで聞いてこようかな。
931 :
吾輩は名無しである :03/03/21 01:17
丸山の小説は、魂にガンガン響いてくるから大好きだよ。 映画「ときめきに死す」を見て丸山の小説にはまり、 図書館で昔の中篇を借りまくった。 題名は忘れたのが多いが、どれも胸にズシリとくるパワーがあった。 最近の作品では「ぶっぽうそうの夜」が好き。 犯人を追って嵐の中、山を歩くシーンが圧倒的だった。 読んでるこちらも吹き飛ばされそうな、 嵐がゴウゴウと鳴る様子がド迫力に伝わってきた。 あそこまでの描写力を持った作家はほかには知らないな。 ラストもいい。読んで、ああこれが小説なんだと思った。 凡百の作家の作品はもう読む気もしない。
芥川賞、同年齢受賞の、神童平野敬一郎との違いについて、誰か何とか言ってくれ。
名前「97」は、気にせんでください。
934 :
吾輩は名無しである :03/03/21 02:02
はっきり言いましょう。丸山健二さんは、志賀直哉に匹敵するほど(かそれ以上)の、描写の天才です。
935 :
吾輩は名無しである :03/03/21 02:56
ドラゴンボールでいうと、界王神ですな。
936 :
吾輩は名無しである :03/03/21 15:11
『ひもとく花』の蛙の会話がかわいいよ★
937 :
吾輩は名無しである :03/03/21 16:33
とにかく会話の名手。ほんと上手いと思う。 若い時分の映画鑑賞が、こういう形で昇華できる人って 才能あるんだなーと感じる。 ヘンに斜に構えた中身のない会話で、 女子供にだけ売れてる某作家とは違う。
938 :
吾輩は名無しである :03/03/21 19:29
>>932 悪いが、漏れはマルケンの方しか興味無い、、、
939 :
吾輩は名無しである :03/03/21 19:38
あんなキモヲタとの比較は失礼ってもんでそ。
940 :
我輩は名無しである :03/03/21 20:40
平野某は漢語・難読語を多用したので選考委員がビクーリして賞を与えてしまったと聞いたが?
941 :
吾輩は名無しである :03/03/21 21:23
エッセイ読んだけど、今時珍しいほどに爽快なマッチョイズム思想の持ち主だね。 なんか久しぶりに気分良くなった。小説では何がおすすめですか?
942 :
吾輩は名無しである :03/03/21 21:38
>>941 個人的には「雨のドラゴン」が好きでしたが、他の長篇も短編も 激しくはズれということは無いと思います。 ところで、次ぎスレは立つのか? 誰か、マルケンスレにふさわしい 文学的なタイトルをつけてください。
943 :
吾輩は名無しである :03/03/21 21:43
「生者へ/丸山健二」
944 :
吾輩は名無しである :03/03/21 22:19
だんだん宗教化しているなこのスレ 丸山健二を一人の作家として、 良いところも悪いところも批判的に見るようにしようや 熱が冷めたら、あれ何であんなにかっていたんだろう、なんてのじゃ淋しいよ
945 :
吾輩は名無しである :03/03/21 23:10
>>944 読者歴そろそろ十年ですが、2chに来る頃には一旦冷めておりました。 でも、ここの人たちは冷静だと思いますよ。>>300辺りではパロったり していましたし。良い悪いで判断するのも難しいと思いますが。 でも、まあ敢えて不満を述べるなら、エッセイは同じこと言ったり、ネタの 使い回しが多すぎる、とか、ね。
946 :
吾輩は名無しである :03/03/21 23:33
>>944 読者暦20年超えてますが何か?
というわけで、別に熱におかされてるわけじゃないぞ。
このスレに来るまでは、最近のまるけんもうだめぽ、とか思ってたし。
しかしこのスレに来るようになって、やはりまるけんファソであることを
やめられそうにないよな、と確信した次第。
>>945 このスレにいる丸山ファンは、みないい人たちですよ。
それは分かっています。
>>944 ごめん、読者じゃなくて、マルケンを言い悪いでは判断できない、 という意味だったのですが。 でもさ、年季の入ったマルケン読者なら、ひねくれて、一回りして 「宗教化」という単純な崇拝はしないと思うけど。やはり、どこかで 「相変わらずだな、、、」と思いながらも、読んでるのでは?
>>948 俺はさ、若い人たちが(って俺もまだ若いけど)丸山健二を読んでくれるのが嬉しいのよ。
文学が分かるやつがいてくれるのがさ。
だけど丸山ってほんとうに孤独な闘いを続けてきたよな。小説書いても買うやつがいなくて、
それでしかたなくエッセーで食っているようなところがあってさ。
そのころの丸山って凄かった。恐ろしいほど凄い小説を書いていた。
それをいまの若いやつが読んでくれるのが嬉しくてさ。
だけど俺は最近の丸山は違うぞって思う。その思いを押しつける気はないけど、
昔からの丸山ファンとしては、なんか変なんだよ。
丸山が書くものなら無条件に素晴らしいというのがさ。
丸山は他の作家に比べれば潔い生き方をしているけど、
それは作品にはなんの関係もないことだろ。
彼は花を作るために生まれてきたんじゃないよな。
950 :
吾輩は名無しである :03/03/22 00:21
読んだ作品は、まだまだ少ないけど、登場人物の固有名詞をほとんど使っていないのでは。 「忠夫」が出てくるものしかまだ読んだことがない。 そもそも、丸山健二さんの小説は、同じ言葉の反復が多い。 これはもちろん悪い意味ではない。 文学の真髄を、そこにみているわけです。
951 :
吾輩は名無しである :03/03/22 00:40
丸山健二がすごいなと思うのは、ひとつのセンテンスに 宣伝のコピーのようなエッセンスが詰まってるってことだな。 コピーライターは一行をひねり出すのに苦しんで何日もかける のだろうけど、丸山健二はそれを一冊の本に猛烈にたくさん 書いてるわけだからね。 原稿用紙一枚400字詰めに、およそ2行のコピーが20個 入ってて、それが500枚くらいあるわけだから全部で1000個だよ。 とてつもない労力と才能がなければできない芸当だね。
952 :
吾輩は名無しである :03/03/22 00:41
短編では、アフリカの光が完成されてると思う。 名画座で観た映画化の方は糞だったが。 んで、誰か23日のサイン会レポをよろ!
早起きしてみたら、これか。 >>944 少し落ち着いたらどうですか。誰も「無条件に素晴らしい」なんて 言っていませんよ。そりゃ、作品には直接関係無いけど、マルケンの 言動には読者として楽しませてもらっているよ。それにさ、 庭づくりにのめり込んでいても彼の聿は鈍ってないと思うよ。 それにさ、もう950なんだから、大量書きコは止めな。 残りも少ないし、次ぎスレの準備もあるんだから。 引き続き、次ぎスレのタイトル募集。誰か頼むよ。
明日はダメだわ。神保町に行けそうにない。
955 :
吾輩は名無しである :03/03/22 16:11
猛者はおらんのか。
結局丸山の小説家としてのピークはどれだろう?「千日〜」ではないだろう。
957 :
吾輩は名無しである :03/03/23 01:21
「孤高、丸山健二」 「丸山健二の光」 「丸山健二なり」
958 :
吾輩は名無しである :03/03/23 01:48
マルケンは過剰な装飾は好まん。 よって丸山健二パート2くらいでよし。
【丸山】見よ、文学が後を追う【健二】
描写上手いって言ってる人は、マジなのかな? 力が入りすぎててずれてるとこも多々あるのだが。
961 :
吾輩は名無しである :03/03/23 13:06
この人の言動には自家撞着が多すぎる。 「小説っていうのはどんな状況でも書ける」とか 「才能さえあれば、書くに値するものはどこでも見つけられる」なんていいながら、 「人の多い都会では小説は書けない」なんて言ったりする。 おいおい、どこでも書けるんだろ?w で、シレッとすましてんだよなあ。 俺なんか、まだ20代後半だけど、「この人、幼いなあ」と思う。 女の作家(名前失念)が「されど孤にあらず」読んで、 「18kg痩せた、と威張ってるけど、自律した人間はそもそもそんなに太らねえ」 と批評してたな。俺もそう思う。
962 :
吾輩は名無しである :03/03/23 16:26
ハイ、次の人↓
963 :
吾輩は名無しである :03/03/23 16:38
何人か書いてるけど、マルケンを幼いな、って言うのも幼いよ。 そりゃ確かに彼は変人かもしれないけど、あの少し(かなり、と思う人もいるかも) 歪んだところが良いんじゃないの? 常識的な大人って作家いるか? またそんな人の書いたもの面白いか?
>>70 はヲチャお得意の誉め殺し荒らし、猿知恵だな(w
>>71 もヲチャの可能性大。
残りのレスに対するコメントは後ほど。
965 :
吾輩は名無しである :03/03/23 17:58
なもんいらん
丸山、格好良かった・・・
967 :
吾輩は名無しである :03/03/23 18:53
サイン会行ってきた。 三省堂6階まで階段行列。圧倒的に男(それも中年)ファン多し。 無言で黙々とサインしてた。変に崩したりしていない、素朴な楷書のサインでした。 黒ジャンパーにサングラス、スキンヘッドとおなじみの出で立ち。 出版社関係の取り巻きがやけに多く、ガードが固い雰囲気だった。
やはり2ちゃんねら〜を警戒していたか・・・
>>964 チンコスは氏ね
969 :
吾輩は名無しである :03/03/23 18:57
( ´・∀・`)へー!!! マルケンのサイン会も、 とうとう行列ができるほどになっちゃったか… きっちり読んでる古い読者が多そうな感じ。
うわー、やっぱ行けばよかった (;´Д`)
三省堂いったんか? 内容アップ希望
972 :
吾輩は名無しである :03/03/24 01:36
これでしばらくはやんない気がする‥‥
973 :
吾輩は名無しである :03/03/24 10:50
>>967 六階まで階段行列とはすごいな。エッセーで書かれてた昔のサイン会は
そんなに人が来なかったとか書いてなかったっけ?オレも行きたかったよ。
>>963 そういう痛い信者の典型みたいな書きこみは控えてほしいんですけど……
ところで、丸山作品で単行本化されてないのってあんの?
黙ってマルケンの家に行ったら殴られるかな?ワクワク
977 :
吾輩は名無しである :03/03/24 16:17
そゆの1番嫌う人みたいよ。
978 :
吾輩は名無しである :03/03/25 00:27
おれは今、「正午なり」を読んでいる。おれはかつて、世界文学の名作といわれるものを、浅く、広く読んでいた。 なぜかわからないが、 トルストイの「戦争と平和」を読んでいる最中に受けた印象に、いちばん似ているようだ。
979 :
吾輩は名無しである :03/03/25 02:05
マルケン自身が失敗作と書いてるところの 「黒い海への訪問者」、これ充分オモロイな…
980 :
我輩は名無しである :03/03/26 21:29
だまっていきなりやってきた読者のことエッセイのどこかにあった 「生者へ」だったかな どうか突然訪問して思い切り喰らわされてください
981 :
吾輩は名無しである :03/03/26 22:24
群居せずにもあったよ。P.266「ふざけた訪問者」
982 :
吾輩は名無しである :03/03/27 00:38
作品をしっかり読んでいる者は、絶対にそんなことはしない。
なんかこのスレにマルケン・ファンって片思いなような……
984 :
吾輩は名無しである :
03/03/27 03:11 あーのぉー人のーこーとなぁど〜♪(片想い