ロシア文訳者・江川卓氏急死

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1吾輩は名無しである
速報版より
http://www.jiji.com/cgi-bin/contents.cgi?content=2001070410914&genre=des

悪霊・地下室… 本当か…
野崎孝(故だよな)と
この訳者は好きやったんだけどな。

ご冥福申し上げます。

同スレあったらすまん。
2吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 19:40
野球評論家、じゃなくて、だよな。
3吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 19:53
速報板で知ったけど、あそこの住人は馬鹿が多いな。

氏にはドストエフスキーの翻訳本で随分お世話になったよ。
ご冥福申し上げます。
4吾輩は名無しである :2001/07/04(水) 20:38
http://salad.2ch.net/test/read.cgi?bbs=base&key=994242343
野球板でもちゃんとスレ立ってる(藁。
相変わらずだな、あそこは。イチロー叩きも盛んだし。
5吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:17
知らんかった…

43 名前:ロシア人 投稿日:2001/07/04(水) 23:25 ID:sIKR1T1s
ロシア文学の世界では相当有名。
アムール川に卓浮かばせて酒を飲むというのが
ペンネームの由来だったけな。
6吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:18
5だけど。
(江川先生のことは)当然知ってましたよ。ええ(^_^;
けど、ペンネームの由来は初耳。
7ixion:2001/07/05(木) 00:22
ショックだなぁ…。
「謎とき」読んだ後は、ドストエフスキーについてあまり安易に
語れなくなったもんだ。

ご冥福をお祈り申し上げます。
8吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:24
ロシアで「和田あきこ」氏っていなかったっけ?
9吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:31
鞭打ちたくはないが、ちょっとシニックでは無かった??
10吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:35
おいおい、江川さんって法学部だったんか?
ロシア語は独学ってか? 初耳、オドロキ!!
訳本には世話になった…合掌あげ。
11吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 01:42
中京大学出身の者です。江川先生は雑誌「八事」(中京の雑誌)の編集をなさっていた……
それが誇りだったものです。ご冥福をお祈りします。
12吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 01:55

ロシア文学の江川卓氏死去(ロシア文学者、東京工業大名誉教授)

 江川 卓氏(えがわ・たく、本名馬場宏=ばば・ひろし=ロシア文学者、東京工業大名誉教授)4日午前9時13分、気管支炎のため東京都杉並区の病院で死去、74歳。東京都出身。自宅は杉並区荻窪1の18の29。告別式は7日午後1時から杉並区南荻窪3の31の23の願泉寺斎場で。喪主は妻馬場智保子(ばば・ちほこ)さん。
 東京大法学部卒。戦後独学でロシア語を学び、1950年代からロシア文学研究に着手。東工大教授、中京大教授を歴任し、ドストエフスキーの「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」、ソルジェニーツィンの「イワン・デニーソヴィチの一日」などロシア近現代文学作品多数を翻訳した。著書「謎とき『罪と罰』」で読売文学賞を受賞した。(了)
13Rage Against The Philosophy:2001/07/05(木) 01:56
江川先生の『悪霊』の名文は新鮮な出会いでした。
合掌、合掌、また合掌
14吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 06:02
北御門二郎も東大「英文科」中退だったな。
15我輩は名無しである:2001/07/05(木) 08:39
>>8
はるきの奥だよね。
16吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 09:25
うーむ。追悼age。
17吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 11:37
ちょうど新潮の『悪霊』を読み返していたところだ。
亡くなったんですね。合掌。
18吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 11:45
>>14
そそ。昔の人は独学でやったんだなぁ、すげ…。
読み書くのが中心で、喋るとか発音とか後回しで集中したんだろな…。
語学・・・独学でやってみっぺか・・・
19吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 12:30
やはり『悪霊』なのね。
20吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 14:01
まじかよ。
俺も世話になったよ。冥福をお祈りします
原文が面白いのかもしれないけど、カラマーゾフなんて文章が
なんだかユーモラスで、すごく良かったです。
21吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 15:38
今カラマーゾフ読み途中で「ええっ?」と思ったら、
違う人(北垣さん)訳だった。
江川さんのものと両方読んだ方いますか?
22nanasisa:2001/07/05(木) 18:57
っていうか、江川先生が独学で露語を習得なさったっていうのは、確かシベリア抑留のご経験があったためです。
それにしても惜しい。ソルジェニーツィンなんかはもっと訳本出して欲しかった。
ドストエフスキーなんかは、工藤精一郎なんかみたいな糞と比べるのも失礼でしょうね。
23吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 20:58
「謎解きカラマーゾフの兄弟」読んであまりの精読ぶりに、
「こいつ何者?」とまで思った。
24吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 01:02
これから江川さんの訳を選んで読みます。
25吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 01:26
このスレをさがしに文学板まで来ました。
やはり亡くなったのですか。まだ読んだことはありませんが、
名訳者と聞いていたのでいつか読もうと思ってた人です。
これから僕も買って読もうと思います。
江川さんのご冥福をお祈りします。
26吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 01:30
>>22
同意! ソルジェニーツィン、絶対やってほしかった!
合掌だな。
27天声人語:2001/07/06(金) 13:10
日本人はどうしてこんなにロシア文学が好きなのか。
その一方でロシアやソ連という国への警戒心は昔から根強い。
その落差に驚く事がある。 ロシア文学者の江川卓さんの死に接して改めてその事を思う。

江川さんとロシアとの遭遇は決して幸せな遭遇ではなかった。
父親がロシア語学者で、江川さんも独学でロシア語を勉強していたが、思わぬかたちで
役立つ事となる。

ソ連のチェコ侵攻の年の68年、抗議行動をする江川さんの名を紙面で見た読者が、声欄に
こんな投書をしてきた。
日本の敗戦時の平壌でのこと。女子供が避難していた宿舎にロシア兵が毎晩押しかけた。
「女を出せ」と叫んで発砲する。
その旅に、一人の青年が落着いた態度でドイツ戦線帰りの荒々しいロシア兵と相対し
ピストルを突きつけられながらも臆せず堂々と話しを付けて追返してくれました。
これが当時旧制高校2年の若き江川さんだった。

江川さん自身はのちに
「ピストルの銃口で胸をぐりぐりやられながらの応対だから、度胸だけは十分すぎる程ついた」
が「私のロシア語はいやが上にも品のないものになっていった」と回想している。

父親はソ連に連行され収容所で亡くなった。
「好意をもっていたロシア人のこの現実」に江川さんは引き裂かれる思いだったろう。
しかし、ロシア文学への愛着は消える事はなく、晩年までロシア文学への良き導き手だった。
そんな江川さんをしのびながら、ドストエフスキーでも読み返す事としようか。
28nanasisa:2001/07/06(金) 19:10
>>27
天声子に乾杯!
29ML:2001/07/06(金) 23:23
江川先生のお通夜から帰った。お酒の好きだった先生を偲んで、荻窪の居酒屋に散った。
恋しかった雨が降り出して、一際、江川先生の存在の大きさを感じた。どんなことがあっても争うことを嫌った人だった。
『悪霊』の謎解きが出せなかったことを残念に思う。献杯!
30吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 23:31
『謎とき「罪と罰」』を読んでショックをうけました。
もし高校生の時に読んでいたら、ロシア文学に大学の志望を変えて
いただろうと思います。あんなに凄みのある評論を読んだのは後にも先にも
あれだけです。
江川さんのご冥福をお祈りいたします。
31(-.-)y-””:2001/07/07(土) 11:00
工藤精一郎って、糞なの?
32吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 11:29
>>28
はげしく同意! 引っ張ってくれた>>27さんにも、感謝!
33吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 23:54
『カラマ』でグルーシェンカの乳を「処女のような高い乳房」と
訳していたのは、この方?
34吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 00:24
江川卓と前田愛は、文学部関係者のみに通じるマニアックギャグだったのに。
35吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 22:36
>>34
なにそれ
36吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 16:51
追悼。
37仙介:2001/07/22(日) 22:00
 ご冥福をお祈りします。
「地下室の手記」は私にとって聖典に近いものでした。
米川氏と江川氏はドスト訳者の中でも良かったと思う。
(実はドストくらいしかロシア文学を読んでない)
38吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 23:30
えっ。
大好きな学者さんだったのに、死んでしまうなんて・・・・、
「地下室の手記」はたしかに良かった。
39吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 00:34
>>35
野球選手の江川とロシア文学者の江川
アイドルの前田愛(♀)と日本文学者の前田愛(♂)
ってこと。

♂のほうの前田愛検索したら出るわ出るわ。アイコラ、
観たくね〜
40吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 00:40
ちょっとマジで・・・今カラマーゾフの兄弟読んでたのに・・・(新潮
41吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 03:48
露文て情緒ある人多いよねえ。神西清とか木村浩とか。
ちゃんとした翻訳者で生き残ってるのってあと誰でしょう。
水野忠男は可?

「謎とき『罪と罰』」が見つからない...。
42七士:2001/07/24(火) 11:50
>>37
ヒッキーですか?(藁
43巨人ファン:2001/07/25(水) 11:26
来週から「うるぐす」はどうなるの。
44 :2001/07/25(水) 12:12
>>43
おもしろいネタが無いなら書きこまなければいいじゃん。
そこまでして自己顕示することに、一体どれほどの意味があるの?
君の行為にたいして、理解に苦しむよ。
45吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 13:17
鬱の時、地下室の手記を読んだ。
俺と同じようなことを考える奴がいたと知って安心した。
46:2001/07/25(水) 23:28
あのねえ、ドストエフスキーの文庫本て学生教育用の簡易版なのよ、原作はもっとすごいの
因みにあれロシア語で書かれてないよ、作者日本人だから、ついでに小林秀雄と同一人物だよ。
フッショ、ハラショ。
47ML:2001/07/26(木) 00:17
J さんって面白い人ですね。
私はいま、「謎ときカラマーゾフ」を人に薦められて読んでいます。
江川先生ってほんとうにすごい人だったんだ。
48吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 04:10
江川さん訳のカラマーゾフは文庫で手に入るの?
岩波も新潮も別の人だった。
49 :2001/08/06(月) 04:49
いま知った。十字を切ります。
50 :2001/08/06(月) 05:01
>>42
あなた、お読みになったことあります?
51吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 06:01
江川訳

罪と× 岩波文庫
悪霊  新潮文庫
地下室の手記 新潮文庫
5248:2001/08/07(火) 03:16
>>51

どうも。
ということは現在、江川訳のカラマーゾフは入手できないんですね。
53吾輩は名無しである:2001/08/12(日) 06:11
>>48
カラマーゾフの兄弟(上・中・下), 新潮文庫. 1978年第1
刷発行, 訳、解説:原卓也、年譜:江川卓.

集英社の世界文学全集の
中の『カラマーゾフの兄弟』(江川 卓訳。
5448:2001/08/13(月) 13:06
>>53
わざわざどうも。
しかし古本サイトで検索しても見つからない…
55吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 21:00
図書館逝けば?
56吾輩は名無しである
小林信彦の「すばらしい日本野球」でネタになってたな。