1 :
吾輩は名無しである:
スレがないので作ろう。好きな人、語って。
最新刊:『鳥類学者のファンタジア』、集英社
過去の著作一覧:
『滝』、1990/10、集英社
『葦と百合』、1991/10、集英社→集英社文庫
『蛇を殺す夜』、1992/09、集英社
『ノヴァ−リスの引用』、1993/03、新潮社
『その言葉を』、1993/08、集英社文庫
『石の来歴』、1994/03、文藝春秋→文春文庫
『バナ−ルな現象』、1994/03、集英社
『「吾輩は猫である」殺人事件』1996/01 新潮社→新潮文庫
『プラトン学園 』、1997/07、講談社
『グランド・ミステリー』、1998/03、角川書店
『虚構まみれ』(エッセイ) 、1998/05、青土社
2 :
理系:2001/05/29(火) 07:41
「葦と百合」には戦慄しました。
3 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 07:56
やば、最新刊読んでないや。逝かなきゃ。
4 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 12:03
『グランド・ミステリー 』こないだ文庫になってたね。
5 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 13:03
6 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 17:21
>>5 それはつまり、最新作はあんまり良くないってこと?
『「吾輩は猫である」殺人事件』は文庫版だと旧仮名が新仮名になってるのがイヤだ。
8 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 01:40
『葦と百合』から『猫』までがピークだったのだろうか。
とはいえ、新作が出れば読まずにはいられない。
9 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 07:43
「鳥類学者のファンタジア」を読んだ人の意見キヴォンヌ。
買うべきか買わざるべきか。
10 :
名無し@奥泉ファン:2001/05/30(水) 07:57
『グランド・ミステリー』のハードカバー版では、歴史的仮名遣いの間違いが結構あったんだけど、
文庫では直ってるのかなあ。
11 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 17:20
東京堂書店(東京、神保町)の1階に、「鳥類学者のファンタジア」のサイン本が
平積みになってたよ。あと5〜6冊はあった。
奥泉が将来文学史に残るような大物になると思う人は、買っておくべし。
12 :
名前:2001/05/31(木) 09:50
「石の来歴」しか読んでないけど、
滅法おもろかった。というか、怖かった。
13 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 10:12
笠井潔は好き?
14 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 16:27
>>12 それはあまりにももったいない。
「石の来歴」は芥川賞をとったせいで有名だけど、決して彼の最高傑作ではないと思う。
少なくとも、集英社文庫の『葦と百合』はぜひ読んでおいた方がいい。
「石の来歴」を良いと思うなら、絶対に気に入るはず。
15 :
吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 13:02
age
16 :
吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 13:57
『葦と百合』確かに良かった。
麻耶ユタカとかいうミステリ作家が2年後くらいに、ヌーボーの真似事した「夏と冬のソナタ」みたいなのでイキがってたのが馬鹿みたいだった。
17 :
吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 06:04
葦と百合は日本の幻想小説ベスト5に入るぐらいの傑作だと思う
読んでない奴は読んでみることをすすめます
18 :
吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 23:08
「鳥類学者のファンタジア」読んだ人いる?
俺は何気に『プラトン学園』が好き。
でも、この人の作品の売り方ってこんなんでいいのかな。
本人は結構エンタテインメント風に売ってほしいと思っているんじゃないかな。
講談社ノベルズのミステリもどき並に売れて良いと思うんだけど。
20 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:31
今「葦と百合」を読んでいます。読み終えたら
感想をアップしますねコミューン。
21 :
吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 00:02
エンタメとして売ったら、
森ヒロシ(漢字知らん)なみに、イタイファンがつきそうだよね。
売り方が高尚すぎだと思う。
22 :
吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 00:14
でも本人はインタビューで「売れるためにミステリにした」
という趣旨のことをいってたよ。まず手にとってもらわなくちゃ
話にならないから。
23 :
吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 01:32
「鳥類学者のファンタジア」、読んだんだけど。
あれはアリなのか・・・。
24 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 06:15
あげとこう。
25 :
20:2001/06/09(土) 23:59
「葦と百合」読み終わりました。ネタバレ気味なので未読の方は
このレス無視してください。
読み終えて結局何がなんだかわからなかったんですが、
それでいいんですかね。どの解釈をとっても片手落ちに
しかならない、ってことで。延々と真相をはぐらかす所が
「葦と百合」の魅力なのですね。これだ!って解釈のある方、
よければ感想聞かせてくださいな。
>>22 でも出版社の奴らはその気持ちを汲み取ってないよね。
『グランドミステリー』の文庫版でやっと気がついた感じ。
>>25 俺ははぐらかされっぱなしで眩暈がするような感じが気持ち良かった。
27 :
吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 06:15
>>25 可能な限り数多くの「真相」を想像して目眩を感じるのが、
あの小説の最も楽しい読み方でしょう。
次はいよいよ文庫化された『グランド・ミステリー』ですな。
さらに目眩がきつくなるので、覚悟して読むべし。
>>26、27
う〜む。そうかな? オクイズミの文章の構成はすごく複雑で
自分で整理しないと理解しにくいけど、文章自体はじつに
明晰で論理的。ほんとに頭イイ人なんだなぁ〜と思わせる。
結構はかっちりしていて、全然ブレていないよ。
29 :
吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 13:34
>>28 誰も文章がおかしくて眩暈がする、なんて言っていないと思うが。
「葦と百合」は円環構造になっていて、真相にたどり着けないから
眩暈がするって言ってるんだと思う。それに文章も夢?の場面は
比喩を多用して、わざとブレさせるようにしている。
30 :
26:2001/06/11(月) 21:20
>>28 なんか、言葉足らずで誤解されちゃったな。
そう、まさにあなたのおっしゃるとおり明晰で論理的。
けどそういったかっちりした文章で、あんな眩暈のする小説を書いている。
だから好きだな。
『ノヴァーリスの引用』の幻覚と現実がごっちゃになっていくところなんかうまいなぁと思うし、
『プラトン学園』の物語前半と後半にある先生たちの会食のシーンなんか「すげぇ」って唸った。
31 :
吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 02:48
『葦と百合』はいいですね。
鹿と翔子の●●シーン。
「金色の光彩が輝きを増して、樹林に溢れ返り、
百合の花々が燃え立つ焔のようになる」
前スレで誰か指摘してたけど、
『滝』は三島由紀夫の『剣』ともうひとつの短編(失念)から
影響を受けたみたいね。
文体も三島の端正なカンジと、新青年系の青くさい雰囲気を混ぜたカンジ?
32 :
吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 07:49
「橋づくし」です。
『虚構まみれ』で自分でばらしてますよ。
でもすごく面白いよね。サスペンスで読者を引き付けて。
「滝」と「三目の鯰」が好きです。
33 :
吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 04:43
「鳥類学者のファンタジア」読みはじめたけど、
これってどういう話なの?
助走つけすぎの気がするんだけど。
二段組みだし、ずっとこの調子なら挫折しちゃうよ。
34 :
吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 04:17
さきほど読了しました>ファンタジア。
うーん、これはどーなんだろう。
中盤、フォギーが時空を越えて戦時下のドイツを訪問するところは
よくある「ご先祖様遭遇児童文学」、またはジュブナイルSFみたいで
面白かったんだけど、なにせ私には音楽の才能がないので、
ピアノや芸術について滔々と述べられてもめんくらうばかり。
逆に面白かったのはフォギーのコスプレをはじめとした衣食住。
ここをもう少し書き込んでくれたら、女心をつかんだかも。
あと、のれなかった原因はヒロインに感情移入できなかったとこかな。
確かに齢三十を過ぎてもちっとも成熟しない、
児童文学の主人公みたいなキャラのヒロインは
それなりによく書けてたけど、実際その年齢だったら、
もっとどろどろしてるし、さもしさみたいなものもあると思う。
なんか北村薫の描くヒロイン像に似てるんだよね。
そこにもう少しリアリティが欲しかった。
読んで損はないと思うけど、
健全だから子供向けかもしれない。
これは皮肉じゃなく↑
35 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 06:13
タイトルの意味がわからん。
連載中のタイトルの方がよかったんでないの?
36 :
吾輩は名無しである :2001/06/16(土) 22:53
奥泉光。技巧的側面もさることながら、根底に一筋他者への
眼差しってゆーか、祈りみたいなモノが込められてるところが、
いまだ青臭い自分のような厨房には効く。だから『ノヴァーリ
スの引用』が一番好き。
37 :
吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 02:31
『ノヴァーリスの引用』いい。けど、36のような読みも、作者はすでに
計算済みという感じがするんですが。
>>37 >36のような読み って何?
作者が意図してるねらいがうまく効果を上げて
読者に効いていれば“計算済み”だろうとなかろうと関係ないんじゃ?
39 :
37:2001/06/21(木) 03:04
いやいや、関係ないんだけどさ。「青臭い厨房には効く」って実は
そこも意図的に読者を取り込んでる、技巧の範疇の気がしたの。
40 :
36:2001/06/22(金) 02:27
>>39 いや、それは絶対そうでしょ。そうじゃなきゃおかしいっす。
技巧と「祈り」と分けて書いたから僕が悪いんだけど。
大抵の場合、大まかな作者の意図に付き合いきれなくて、つまら
なくなるってパターンじゃない?ノヴァーリスの引用が可能性と
して持ってる「効果」に僕は心から陶酔できるし、それだけの密
度を持った作品だと感じる。ってことだ。
41 :
36:2001/06/22(金) 02:34
とはいえ、奥泉光が「バナールな印象」まで見据えていた
テーマって、それが技巧であれ「熱い思い」(笑)であれ、
やっぱり貴重な眼差しだったと思うし、普遍的テーマだった
と思う。大学で研究室入ってるような人にとってはかなり
「切実」な提起じゃなかろうか。
42 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 04:34
バナールな現象もおもろ
43 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 04:36
ううっ、文庫人間にはツライ
44 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 08:26
あんま批判とか出てこないね。
45 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 16:10
これからでてくるんじゃない。ヴォケとかいうやつ。
46 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:05
奥泉、大好き。
「グランドミステリー」にはまって以来幾つか読んだけど、はずれなし。
>>31 「滝」は「豊饒の海」の「奔馬」が思い浮かんだよ。
飯沼(だっけ?)「勲」とか剣道大会とか誓約とか…。
しかし、朝日の書評はちょっと?だった。
あと、前にユリイカで法月りんたろうと仲良く対談してたとようだけど、
なんでこんな奴と…?
47 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:09
奥泉さんって顔が好き
48 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:33
いや、顔は・・・
>>46 奥泉は笠井と仲いいからその関係じゃない?
一週間も放置されてるこの寂びれ具合が、なんか奥泉っぽくていいっすね。
『鳥類学者のファンタジア』プロローグまで読み終えた。
かなり読みやすい文章になってるね。お話自体はなかなか前に進まないんだけど、
語り口が軽妙なせいか、読んでいてやたら楽しい。
のほほんとしたエッセイを読んでいる感じ。
『葦と百合』のおちゃらけパートで全編進んでいるみたい。
51 :
吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:17
sage。
52 :
吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:29
53 :
フォギーズ・ムード:2001/07/01(日) 01:42
『鳥類学者』全部読んだよ!大変だったよ!つらかったよ!
奥泉は、壮大な「日本近代文学」へのオマージュだな。分かる人には分かる感じの。
そのある意味でのマニアックさを、軽妙な語り口で緩和しようというのか。うーん。自分は好きなんだが……
54 :
吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 02:16
鳥類、最初だけ立ち読みしたぞ。面白そうじゃないか。でもまだ
買ってない。
55 :
吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 00:21
評判いいっすねあげ
56 :
吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 13:30
むちゃ下がってるのでサルベージ!
57 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 02:17
又、再び光るさんの、横笛が聞きたい。
58 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 02:37
昔の著作が本屋で見あたらないんですが。
取り寄せですか、やっぱ。
59 :
36:2001/07/08(日) 02:53
実は「ノヴァーリス」持ってないのだ。から読みたくなる
度に図書館行ってるもんなー。WEB本やでも在庫無し
とか言われるよ。そういう本やレコードって結構ある。
60 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 03:23
もっと野蛮なものを描け!
61 :
吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 03:46
「その言葉を」新刊で購入。初版だった。
62 :
吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 05:02
あげるよー
63 :
吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 05:04
おでんの好きなチビ太にそっくり(笑)
64 :
吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 14:07
最近はあかぬけたが、
デビュー当時のガリ勉メガネを思いだすと
背筋が寒くなる。
65 :
吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 03:34
デビュー前は何やってたの?
66 :
:2001/07/17(火) 04:44
「グランド・ミステリー」には続編があり得ますよね。
続編読みたいなー。
67 :
吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 06:14
68 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 02:32
奥泉ってちゃんとゴハン食べれてるの?いや、いい作品を書いてるとは
思うけど売れてはいないじゃん。院生から作家になったなら貯えもなさそうだし。
心配
69 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 02:44
陸奥宗光?
70 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:12
彼の作品に彼が文学を書いてまで、何かを主唱する必然性があるとは私には
思えない。文学の手法とか技法にこだわってるならそもそもが
必要十分条件の思い違いとしか思えない。
偉大な作品には確かに画期的な小説技法が使われることが多い。
だからといって、その手法を使って別の人が何かを書いて、
偉大な作品になるとはかぎらない。偉大な作品が画期的な手法
を使うのは、その手法が目的なのではなく、その手法でなければ
描けない主張、物語を際立たせるためである。
71 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:50
>>70 本人はエンターテイメントを書いてるつもりなの。周りが「文学作家」
という枠に押し込めようとしてるの。ドゥユーアンダスタン?
72 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 05:02
>>70 だーかーらー、彼はなんにも主唱なんかしてないって。
あなたが言ってるような認識をまさに出発点として、
彼は小説をなにものにも従属させないで、
小説を書くためだけに書いてるんだよ。
『葦と百合』でも『バナールな現象』でも
『我が輩は猫である殺人事件』でも一読すれば明らかだと思うけどなー。
73 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 05:07
しかし彼の「手法」って何?
74 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 05:23
>>72 >小説を書くためだけに書いてるんだよ。
的確な奥泉評だ。ってゆうか小説に大時代的なテーマを要求する
なんて70はえらく時代遅れじゃないか!?あんまり前衛的な作品を
読んだことがないんだね。70は時代を逆行中。
75 :
臆泉:2001/07/18(水) 05:25
>>70 彼の方法は、例えばミステリー小説の系譜の中では決して新しいものではないよね。もちろん新しくなければならない
って前提もないけど。彼自身、小説(物語)の「終わり方」を意識した発言も確かにしてる。一連の作品はそれが明らか。
そして、奥泉の作品が面白い!って感じるのも、小説が終焉に向かって一筋に進んでいくっていう僕らの先入観を破壊する
ことろにあるとも思う。つい「続編」への期待を寄せちゃったりする、その「読み方」を問題にしているともいえる。
その意味で、「ファンタジア」はちょいと変わった。ま、彼の趣味と物語のファンタジーが結合してるんだけど、
そこでは、歴史の記述の制度と可能性を語っている。第二次大戦=死。ジャズ=楽。てな感じに。それは「グランド〜」でも
試された視線だけど。
>>71 確かにそう。でも、その「枠」の欺瞞(?)を浮かび上がらせようともしてるのでは・・
ただ彼の考えを聞くと、彼こそその「枠」にどっぷりつかって再生産しようとしているとも。
これを戦略ととるか・・・挑戦ととるか・・・
>>72 自分が読みたい小説を書く!って言ってるしね。ただ、彼は明らかに意図的に何かを主唱してる
。ていうか、2チャらしくないか・・まともに討論するのは(藁
スレが続くようだったら、また下降
76 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 05:26
必然性なんて言ってる奴の方がうさんくさいよね。
柳美里をみよ!
77 :
吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 05:30
「鳥類学者」読んでますage。
それにしても奥泉、うまくなったな。
78 :
吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 00:59
え? むかしからうまいじゃんか。
79 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 00:29
「暴力の舟」もおもろ
80 :
吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 05:45
グランドミステリー、すごい!と思って読み始めたが、
途中でプロットの予想もしないこんがらがりかたに
わけがわからなくなって、ギブアップしてしまった。
でもやっぱりすごいんだよね?
そのうちもう一度チャレンジするつもり。
81 :
吾輩は名無しである:2001/07/29(日) 06:11
『鳥類学者のファンタジア』大満足だったage。
(1)「わたし=フォギー」と、冒頭でその音楽を笑った霧子とは
和解できるのか。
(2)語り手の「わたし」と主人公の「フォギー」は
どうやって統合されるのか。
というのを気にしながら読んでたんだけど、
最後の方で読者サービス満点の形で解決されてシビれた。
さらに、その解決のされかたやそこに至るあれこれや
この小説の成り立ち自体が、この小説全体の
ジャズ論=音楽論=文学論の実践にもなっているんですねー。
82 :
吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 18:50
age
84 :
吾輩は名無しである:2001/08/12(日) 07:56
放置プレイ中断。
85 :
吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 12:21
ヒッキー頑張れ!
86 :
吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 13:09
ヒッキー。。。
87 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 15:16
『バナ−ルな現象』、読み終えたage!
88 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 15:32
>>87 面白かったかい? それともバナールだったかい?
89 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 16:52
>>88 『石の来歴』、『葦と百合』を読んだ後だけに、
バナールと言えばバナール。
でも、十分楽しめたYO!
90 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 04:16
『その言葉を』所収の「滝」は実に素晴らしいが、
ふとTVゲームのサウンドノベル的世界にも通じる要素がある。
極度に人工的な舞台設定とくっきりと書き分けられたキャラクター。
氏が芥川賞作家の平野某の処女作を、
決して嫌いなたぐいの作品ではないと評したのも、
何故か分かるような気がした。
91 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 06:11
ありきたりだが「石の来歴」で奥泉はいったんだけど、
読み始めてすぐの感想が、文章上手い!ッてこと。
それだけならまだしもメタメタになって終わる?とこがまた
唖然。
「葦」→「猫」がピークのような気がする同意age
92 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 06:33
93 :
91:2001/08/18(土) 06:49
>>92 「鳥類学者」読んだんだけど、漏れ的にはウーンなんだよな・・
94 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 07:00
もう短編は書かないの?
95 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 14:08
鳥類学者は文部省選定みたいな折り目正しさが×
96 :
吾輩は名無しである:01/09/01 05:41 ID:mDeut6Ec
あげ
97 :
吾輩は名無しである:01/09/04 10:59 ID:dBA.gKdM
葦と百合。ラストがっくしきたぞ。さんざんひっぱっといて、もぅ・・・
98 :
吾輩は名無しである:01/09/05 05:46 ID:nL/Wehag
>>97 それじゃ何か、合理的な説明がなされる方が良かったと思う?
99 :
吾輩は名無しである:01/09/05 08:57 ID:XV8KoQ0Y
いや、そうじゃない。ミステリーの手法と幻想文学的な手法を最終的にどう
融合させるのか、そこんとこに期待して読み進めたぶん、メタはねぇ。
100 :
吾輩は名無しである:01/09/05 10:44 ID:Nlek/glI
実は誰かの書いた推理小説でした、ってオチは俺もがっくしきたね
でもたしかラストは招待状で閉めるんじゃなかったっけ?
101 :
吾輩は名無しである:01/09/05 14:00 ID:kQIiRpuU
そうだけど(藁 そういうことならたしか「乾杯」でしめるんだよ。
102 :
吾輩は名無しである:01/09/07 04:11
>>99 てめぇはカーの「火刑法廷」でも読んでろや、ゴルァ
>102 ・・・赤面
104 :
吾輩は名無しである:01/09/19 00:16
サルベージ
105 :
吾輩は名無しである:01/09/19 01:05
奥泉いちばん面白かったのはやっぱ葦と百合かな。
小説についての小説とか、そういう読まれかたしてるけど、なんか外形ばかり
とらわれてる気がするぞ。
こんなにテーマを押し出してる作家あまり見当たらない。
とりあえず、何の嫌悪感もなく巷の推理小説とか読めちゃうひとびとには、
なーんも分からんと思う。
107 :
吾輩は名無しである:01/10/15 19:14
グランド、鳥類、来歴、読みました。
最新刊「坊ちゃん忍者」読み中です。
俺にとっての魅力は、ひとつひとつの文章そのものです。
石川淳読んだときと似た感じ方。
108 :
吾輩は名無しである:01/10/15 20:43
石の来歴
よんでえらく感心したよー。
通りすがりでごめんなし。
109 :
吾輩は名無しである:01/10/22 11:50
NHKに出てるage
110 :
吾輩は名無しである:01/10/22 11:58
彼はとにかく小説がうまい!!
それだけでもすばらしいことだ。
超絶技巧という感じでシビレル!!
「超絶技巧」なんて、思い込みだけでしょ
112 :
吾輩は名無しである:01/10/22 17:10
思い込みじゃなく、受けうりです
113 :
吾輩は名無しである:01/10/28 02:28
このひとの『プラトン学園』を読んだんだけど、途中まではすごくおもしろく
読みました。でも、ラストに向かってコンピュータの世界と物語の世界が溶解
していって、結局なんだかよくわからないまま終わってしまってちょっと消化
不良気味です。
虚構の世界というものについて描こうとしたのはなんとなく分かるんですけど
僕としては最初のミステリー風な物語の方を語りきってほしかったというが正
直な感想です。
ちょっとこの作家さんに詳しい人に聞きたいのですけど、あの話しの展開は初
めから決められていたことだったんでしょうか?それとも執筆しているうちに
収集がつかなくなってしまって、あのようなオチにならざるをえなかったので
しょうか?
>>113 もちろんはじめから確信的にそのつもりで書いてます。
『葦と百合』、『我が輩は猫である殺人事件』、『グランドミステリー』なども
お読みください。
115 :
吾輩は名無しである:01/10/28 07:31
>114
べつに異論はありませんが、
「最初のミステリー風な物語の方を語りきってほしかった」
という人に、これらをお読みくださいというのですか、あなたは?
116 :
吾輩は名無しである:01/10/28 08:10
「葦と百合」はずっと前はじめて読んだ時は震撼させられたような気がしたが、このスレを読んで、ひさしぶりに読みなおしたら、何のことはない、単なるインチキだという気がした。
前に読んだ時はまだ若くて、コミューンとか青春の恋人などのテーマに引きずられたのだと思う。
描写も勿体ぶった割にはたいしたもんじゃない虚仮威しじゃないの?
>>114 レス有り難うございます。そうですか、確信犯なんですか。
うーん、残念。ただ、そうすると、どうもこの作者の言わんとすることと
実際の作品との間に矛盾というか、齟齬のようなものを感じてしまうんで
す。つまり、「小説なんて所詮虚構。しかし、虚構のなかにも真実はある
。」というようなメッセージを読み取ってしまったのですが、そうした場
合最初のミステリー風の物語を語りきることこそがこの作者の正しい姿勢
ではないかと思ったのです。まあ、ぼくが受け取った作者の主張らしきも
のが全く的外れだったらお話にならないんですけど・・・
ところでこの作者のことを考えたときに想起したのがクエンティン・タラ
ンティーノと村上春樹なんですよ。どちらもサブカルの申し子みたいなも
ので映画や小説をつかって自分の主張したい思いを表現するというのでは
なくて、映画や小説そのものが目的になっているような。そして本人たち
も十分そのことを自覚していてそのことがコンプレックスになっていたり
逆にそこにアイデンティティーを見いだしたりしている。
なんか、とりとめもなく書いてしまいましたが、これから他の作品もどん
どん読んでいこうと思います。裏切られることを予想しつつ・・
118 :
吾輩は名無しである:01/10/29 09:07
うわ。なんすかメッセージて。
『鳥類学者のファンタジア』が第22回SF大賞にノミネートされましたね。
私は他の4作を読んでないから比較のしようがないけど、どうなんでしょ。
120 :
吾輩は名無しである:01/11/04 00:05
>>119 グランドもすごかったが、鳥類も傑作だな。
忍者はいまいち。
121 :
吾輩は名無しである:01/11/04 03:11
あまり関係ないが
12年ほど前、多摩美で英語を教えていた。
高校生レベル授業内容だった(学生のレベルに合わせて)。
私の作品は群像にたまにのってるんですよ。とか
いつも朝起きると何かすごく大切なことを忘れてるような気がして
不安になるんですよ、本当はもっとすごい大学の
授業を持っているのに私が忘れてしまってるんじゃないかって
思えてならない。とかいっていた。
試験もちっとも難しくなく、
“問題文の感想を自分の設定したメディアの書評風に書け”
とかだった。
なんか風采は上がらないが面白い先生だった。
4年後に芥川賞とったときはぶったまげたなぁ。
122 :
吾輩は名無しである:01/11/04 03:21
>121
へたすると、小説より、話きいてるほうがおもろいんだよね
123 :
吾輩は名無しである:01/11/24 18:59
バナールあげ
124 :
吾輩は名無しである:01/12/17 14:17
このスレの評判を見て読みました。
「ノヴァーリス……」「バナール……」「プラトン……」
強烈に面白かったです。虚構を扱ったものの中では秀逸。
また「石の来歴」「滝」など、一見古風なタイプもかなり良かった。
ただ「吾輩は……殺人事件」だけは、今ひとつだった。
通俗スタイルに迎合しているというか、「芯」みたいのが稀薄に感じた。
ともあれ、凄い作家ですね。
125 :
吾輩は名無しである:01/12/23 07:32
age
126 :
吾輩は名無しである:01/12/23 17:13
SUGOI SAKKA
127 :
吾輩は名無しである:01/12/23 19:15
「葦と百合」。一番スキですコミューン。
そこで言及のあった
「虚無への供物」。
ハクってて一読オススメです。
128 :
吾輩は名無しである:02/01/11 03:21
age
129 :
吾輩は名無しである:02/01/29 17:30
「暴力の船」泣いた。。。
僕は田舎暮らし(札幌)なので、奥泉の本が店頭に並んでるのを見たことない。
何でカスみたいな本ばかり売れるのか。
ちなみに東京の本屋だと常に並んでるんですかね?
130 :
吾輩は名無しである:02/01/29 21:09
んなんこたない
131 :
吾輩は名無しである:02/01/29 22:12
132 :
吾輩は名無しである:02/01/30 00:53
ちゅーか、集英社!
少年ジャンプなんかやめて本気で奥泉を売れ!
133 :
吾輩は名無しである:02/01/30 06:59
>>131 HPはじめたんだ。しょぼんデザイン萎え。
中途半端にプロっぽく作ろうとして失敗してる。
女性作家特有のファンシー妄想爆裂世界とか、
島田みたいにネタにできるほど胡散臭さ全開とか、
川村湊みたいに明らかにプロに発注したんだろうけど
金も根気も続かなくて放置、みたいなアブナサがないと、ね。
134 :
吾輩は名無しである:02/01/30 07:21
>131
見ました。カウンタの少なさに唖然
135 :
吾輩は名無しである:02/01/30 12:03
>>131 小説を読んでいて、この人はエッセイも面白いだろーなと思っていたが
期待通りの出来の良さでした。連載形式ってのもいいですね。
早く有馬温泉探放記の続きが読みたい!
ホームページのデザインについてはたしかに 「・・・。」って感じですが
自分で作ったんですかね?まあ、たぶん編集者か知り合いでちょっとホーム
ページが作れる人に頼んだんだとは思いますが、むしろ奥泉さんの大らかさを
表しているような感じで僕は好感がもてましたけど。
カウンタの数については確かに何かの陰謀ではないかと思えるほど少ないです
よね。きょうび個人のホームページでももうちょっとヒットしてるだろうと。
でもちょっとした優越感に浸れますね。味はいいのにがら空きの定食屋を発見
した時のようです。とりあえず131さんありがとう。
136 :
吾輩は名無しである:02/01/30 12:06
味はいいのにがら空きの定食屋!
つぶれなきゃいいけど
137 :
吾輩は名無しである:02/02/09 09:10
バナール
138 :
吾輩は名無しである:02/02/17 18:45
あの人のは誰もが良いって言うけど、
でもああ云う物だから読んだ人間が
その世界に入っていけないんだね。
あくまで活字がのってる紙の外からしか考えられない。
読んでるうちに話に逃げられる感じ。
その世界にはまっちゃう人がいないってのは
営業的にはやっぱり美味しくない。
139 :
吾輩は名無しである:02/02/28 03:52
age
物語と登場人物のバランスが悪いんだね。
あれだけエンタメ的なものを投入するなら、
そのエンタメ性を成立させるキャラ立ちも重要。
単純にいえば、キャラに萌えない。
女性ウケを狙ったという「鳥類学者のファンタジア」だって、
ヒロインはただのスカートはいてるオッサン。
同性に受けるわきゃない。
島田荘司あたり読んでマジ勉強して欲しい。
レオナ萌え〜〜〜
141 :
吾輩は名無しである:02/02/28 07:39
うーん、そうねぇ
142 :
吾輩は名無しである:02/03/10 04:15
age
143 :
吾輩は名無しである:02/03/10 04:41
>>131のエッセイは三谷幸喜のやつに感じが似ていると思った。
144 :
吾輩は名無しである:02/03/10 04:41
>>131 二年で三千というのはとてもプロ作家のサイトとは思えないな
145 :
吾輩は名無しである:02/03/10 04:54
>144
更新情報を見ると本格稼動したのが2001年10月30日からとあるが、
それにしても……な。
146 :
吾輩は名無しである:02/03/10 10:50
腐っても芥川賞作家だし
柄谷とか読む奴にも知られている
しかしHPのカウンタは・・・・・
147 :
吾輩は名無しである:02/03/12 01:28
何かイライラするんだよな。奥泉光。好きな作家ではあるんだけど。
「葦と百合」とか「バナールな現象」とか傑作だと思うし。
でもなんか、小さくまとまってるっていうか。失敗作を書けないっていうか。
決められたルールの中で精いっぱい洗練されたプレイをするっていうか。
それで厄介なことに、作家自身そのことを明晰に自覚している。
「無理はしないよ」「できないことはやらないよ」そんな感じ。
そういう資質だと言ってしまえばそれまでなんだけれど。
誰の目にも明らかな失敗作を書き続けて、十年か十五年に一度、
誰にも真似のできない傑作を書いてしまう大江健三郎のような作家とは
タイプが違うと言ってしまえばそれまでなんだけど。
いや、うまい作家だとは思うんだ。知性もあるし、読者へのサーヴィスも
忘れないし。安心して新刊に金を出せる数少ない作家だ。俺の中では。
けども大いに堪能して最後のページを閉じたあとで、ひとつため息が
出るんだ。いいのか?本当にこれでいいのか奥泉?
>147
わかるそれ。
俺も結構好きで参考にするくらいだけど、
なんか自分だけリスク背負うのさけて
安全なとこに居るみたいで、違和感はある。
頭良くてこの人こそ判ってる人なのかなと思ってもいるけど、
じゃああなたは何をする。と感じてしまう。
この人にやってもらいたいことがあるような期待感を持ってしまうのに、
しかしそれをしてくれないまま引っ込んでいることへの不信感かな。
上と同じことかいてるね。スマソ
149 :
吾輩は名無しである:02/03/12 02:11
>>147 おっ、上手いこというねえ。こじんまりとまとまっちゃてる感じだね。
是非奥泉にメールで進言を。
150 :
吾輩は名無しである:02/03/12 02:21
やっぱ、バイトするのがいいんじゃないかな。
工事現場とか引越し屋とかで。
151 :
吾輩は名無しである:02/03/12 10:31
いや、まず女遊びじゃない、
エイミーみたいのにからかわれて顔赤くしてるよーじゃダメでしょ。
なんかどう見ても一穴主義って感じで精子臭い。
152 :
吾輩は名無しである:02/03/12 12:17
うん。やっと出てきた奥泉批判、それなりに同意する。
だけどさ、やっぱ現在作家の中ではエースだとも思う。
他にいる? ちゃんと読もうと思う現在作家。
奥泉って、フリージャズとか好きじゃないのかな?あと電子化後の
マイルスとか…。
「型」を非常に意識する作家だってのは、本人も源一郎との対談で
語ってたような気がするし、たぶんそうなんだろう。決まった「型」
を意識しながら、そこに新たなものを付け足していく、というのは、
ひとつの創作の在り方だけど、それって結構地味に見えちゃうよね。
例えば、伝統的な歌舞伎を志す者が、少しずつその「型」に沿いながら
更なる洗練と新しさを目指すものがいる一方で、スーパー歌舞伎で
空飛んでいる猿之助がいる。どっちが目を引くかって、そりゃ伝統的な
ほうの歌舞伎演者自体が目を引くのなら(若手歌舞伎みたいにね^^;)
いいのだけれど、目はやっぱりアクロバティックなものを求めてしまう。
『バナールな現象』なんかは、題名と違って陳腐から外れた「虚構」を
感じ取らせるんだけど、やっぱり「巧い」なんだよなぁ。「凄い」では
なく。
ところで、『坊ちゃん忍者』はどうですか?『鳥類学者』の後に読むと
拍子抜けするような作品ですが…。
154 :
吾輩は名無しである:02/03/12 18:20
「自由であるためには相当の技術が必要だ」みたいなことをあちこちで言ってるし、
やっぱりフリーよりはモダンな人なのかな?
『坊ちゃん忍者』たしかに少し拍子抜けしたけど、それなりに読ませる。
そこがまた「凄く」なくて「巧い」のかもね。
当初の予定の「鳥羽伏見の戦」まで書いてたら、あの時空交錯は、
もっと強烈な意味をもってたのかな?
奥泉はマーケティングから離れて本当に自由になって欲しいね。
角川からの『グランド……』には、一応唯一のリアルな謎解きをいれる、
みたいなのはナシで。
あ、でもフリーじゃなくて、モダンの人なのか。
>>152 自分は批判と言うほど強い気持ちをこめて書いたわけじゃなかったんだけど。
現代作家の中でエースだというのは同意。それだけに期待も大きくなる……。
>>147では大江健三郎の名前を出したけど、むしろ比較すべきなのは
古井由吉のほうかな。エンターテイメント性はかけらもないけど。
超絶的な技巧。それを支える知性。失敗作を書かない、あるいは書けない。
このへんは共通してると思う。うろおぼえだけど、奥泉が古井のことを
尊敬をこめて語っていたのを読んだ憶えがある。
けれどもixion氏の言葉を借りれば、古井はたんに「巧い」だけでなく「凄い」
得体のしれない凄みが感じられる。この違いは何なのか、僕にはうまく
言葉にできないんだけど……
156 :
吾輩は名無しである:02/03/13 00:33
奥泉は「書いている」けど古井は「書いてしまっている」って感じがする。
>156
意味はよくわからんが説得力のある意見だ。
>>157 俺も言っててよくわかっていない(W でもそんな感じがする。
ルサンチマン的な意味だけじゃなくて、「〜をすること」と「〜をしてしまうこと」を
弁別して考える必要はあるような気がする。
「書くこと」についてのみならず、「見ること」、「聞くこと」とか。
「身体」の問題に接続できるような気がするから。文学で言えば、「文体」
の話にもつらなるような・・・妄想です。
159 :
吾輩は名無しである:02/03/14 02:42
158は難しい方向に逝こうとしているな……戻っておいで。
ところで奥泉氏の次回作について何か情報のある人はいますか。
僕は文芸誌とかまめにチェックするほうではないので……
「プラトン」みたいに地方紙連載とかだったら知りようがない。
160 :
吾輩は名無しである:02/03/14 03:17
もう、どうせ売れないんだから、開き直るがよい
161 :
吾輩は名無しである:02/03/14 03:49
そだね。奥泉はある意味「捨石」なのかもしれないな。
次の何十年かの新しい文学の流れを作るために、
自らを人身御供になぞらえている感じがする。
不満もあるけど、やっぱ好きだ。
今後も売れないだろうけど……。
>161
いや、そうじゃなくてさ。
エンタメがどうこう意識したって、売れなかったんだから、
思い切って失敗しそうなこと、やった方がいいんじゃないかと…。
買いますよ、私は。古本屋でだけど。
163 :
吾輩は名無しである:02/03/17 19:38
『葦と百合』直後からの奥泉ファンで、
いちおう小説は全部読んでたんだけど、
うっかり買い逃してた『鳥類学者のファンタジア』を
やっと読んだ。
もう、至福の読書体験。今のところ長篇ではいちばん好きだ。
でも、確かに上手すぎる。破綻がない。
『葦と百合』から比べると、技術、完成度は相当上がってるが、
なにかとんでもないことが起こってほしい、
と、つい無いものねだりをしてしまう。
『坊ちゃん忍者』は、何かが起こりそうな前に終ってカックン。
『プラトン学園』の方向性で徹底的な奴をぶちかましてほしいな〜
164 :
吾輩は名無しである:02/03/17 23:35
思い切って「やおい」ってみたらどうだろうか?
「鳥類学者」の主人公が、白皙の美青年で女装が似合うピアニスト、
青年将校との同性愛、という設定にしたら、絶対当初のもくろみどおりの
女性ファンを増やす、という結果に繋がったと思う。
同人女にウケる、というのはヒットの絶対要素だと思うのだが。
「滝」みたいな同性愛的なものはすごく良かったし。
165 :
吾輩は名無しである:02/03/17 23:37
「鳥類学者」そんなによかった? 初期の短編は好きだけど・・・なんか
けっこう破綻していたようが気がするが。手元にないので指摘できないけど。
「鳥類」擁護派の意見キボンヌ。どーゆーとこがよかった?
166 :
吾輩は名無しである:02/03/23 03:54
なんかこのスレでは『鳥類学者〜』評価低いね。
俺はシューマンもジャズもオカルトも大好きだからすごく楽しかったけど。
破綻っていうか、謎の残し方がいい案配で、冴えないヒロインが、
変にドラマチックな体験をするのでなく、
「自分が音楽を弾く意味」を確認する旅なのがよかった。
逆に『グランド・ミステリー』が俺には印象薄い……
167 :
吾輩は名無しである:02/03/23 11:41
>>165 『鳥類学者』擁護派の意見は、
>>81ではだめ?
(私は81じゃないけど、ほぼ同感)
あの作品はジャズの即興演奏のような手法で小説を書く、
というのを実践しているのがおもしろかった。
作中の音楽をめぐる論議が、そのまま小説論にもなっているんだよね。
小説を語る(≒演奏する)愉しみを体験させてくれるような
作品だったと思う。
そのためお話的には無責任な風呂敷の広げかたになっているんで、
きちんと収束しないから物足りない、という読者もいるだろうとは思うけど。
168 :
吾輩は名無しである:02/03/23 11:46
そうか・・・読み返してみようかな。「鳥類」には奥泉がはらんでいる
決定的な間違いというか、なんかあるような気がしたんだよなあ。
「やばい、これはやばいっすよ、奥泉さん!」って思ったのね。なんか悪いときの
筒井みたいなベースのない狂騒感、みたいなね・・・俺が彼のリズムにスウィング
できなかっただけなのかな?
冗談の下手な学級委員長の一人芝居、みたいな。気を悪くしないでね。基本的に奥泉
は好きですから、僕。
てか、彼にはジャズは無理でしょう! 頭より先に手が動くって感じじゃあ、
ないもんなあ、奥ちん。
169 :
吾輩は名無しである:02/03/23 13:03
だからフュージョンなんです
>>168 > 冗談の下手な学級委員長の一人芝居、みたいな。
というのは確かにわからなくもないかも。
ただあの小説だと、主人公の曾祖母(だっけ?)がまさに
そういう「学級委員」的な性格の人物なんだよね。
あれも作者の一方の分身なんだよな……と考えると、
個人的には結構素直に受け容れられた。
最初文庫で「滝」を読んでこれは!!と思い
初期の作品を買って読み漁った。「葦と百合」はほんとおもろかった。
で、「バナール」読んで「猫」が箱入り新刊で出たのを読んだあと、
突然「もういいや」と急激に飽きてしまい、それ以降読んでいない。
このスレ読んだらちょっと最近のも面白そうなので、図書館で借りて読んでみようかなー。
172 :
吾輩は名無しである:02/03/25 02:41
奥泉みたいな位置の作家のアイデンティティってどうなんだろう?
売れていなくて世間の人は名前すら聞いたことがないのが大半。
かといって才能がないわけではなくて一応芥川賞獲ってるし、
文学マニアの間ではそれなりに高い評価を確立している。
でも100年後まで残るような文豪になる可能性は少ない。
作家やっててふと不安になるときとかないのかな?
173 :
吾輩は名無しである:02/03/25 02:45
たいていのサラリーマンは100年後まで残らないし。
社内で評か高くても。でも必死で働くじゃん
>でも100年後まで残るような文豪になる可能性は少ない。
>作家やっててふと不安になるときとかないのかな
百年後のことなんて・・・せいぜい半年まで。
175 :
吾輩は名無しである:02/03/25 03:05
>173
必死で働くサラリーマンの大半は出世=いいこと、を疑わないからでは?
仕事そのものにやりがいを見出すようなサラリーマンはあまりいないような気がするよ。
176 :
吾輩は名無しである:02/03/25 04:18
出世したサラリーマンだって社内でしか知られてないよ。
やりがい、て懐かしいね
177 :
吾輩は名無しである:02/03/25 23:45
有名でなくとも百年後まで残らなくともせっせと書き続ける。
それがバナール主義。
178 :
吾輩は名無しである:02/03/25 23:45
HPのエッセイの私の禁煙日記3にでてくる批評家Kって笠井潔?
>177
奥泉スレで同じ時間に書き込むことがあるとはびっくり。
180 :
吾輩は名無しである:02/03/25 23:51
運命の出会いだよ、きっと。177&178
ケコーンしようか。奥泉に仲人を頼んで。
ところでむしろ柄谷では?批評家K
仲人おことわりします
183 :
吾輩は名無しである:02/03/26 01:23
184 :
吾輩は名無しである:02/03/26 03:53
サラリーマンを持ち出すまでもない話でしょう。
奥泉光・宇多田光・太田光
この3者に共通することとは?
伊集院光ではないこと。
近大の文芸学部で奥泉の授業履修してた人とかいない?
奥泉の講義ってどんな感じなんだろ。
188 :
吾輩は名無しである:02/03/31 10:25
大江光でもない。
>>187 ううっ、またしても奥泉スレで同時刻書き込み!
ケコーンしますか、仲人、奥泉で。
ヨード卵・光でもない。
191 :
吾輩は名無しである:02/03/31 23:34
文学好きだったりする>185
何度頼まれても仲人は断る!
ちょっと面白いなぁ^^;<仲人を断る奥泉光
『プラトン学園』が書棚から転がり落ちてきたんで読み直したんですが、
ミステリーとして読者を引き込むのはいいし、文もいいのに、やっぱり
「虚構」を意識しすぎているのと、恐竜を出しても「真面目」に見える
のが残念。ていうか、「虚構」については『葦と百合』や『バナールな現象』
などでほぼ完璧に書かれていたと思うので、単なる反復にしか思えなかった、
のは読者としての俺の理解不足だろうか?SFともミステリーとも恋愛小説
とも読める、物語を収束させずに別の地平/位相を意識させるよう拡散させる、
っていうのは作家奥泉光の持ち味だと思うしそれなりに評価するんだけど、
一度その「持ち味」という根本を意識してしまうと、いかに上手な文と構成で
書かれても「ああ、また『虚構』かぁ」なんて思ってしまう。本人が「奥泉的」
と言っている恐竜の会食場面も、「終了」をクリックした瞬間に読む側として
は余韻も何もなく終わってしまうのが残念だった。
別にpseudo奥泉のような麻耶雄高の「すごいバカな落とし方」(笑)を奥泉光
の作風には期待してないし、またする必要もないんだけど、なにかスタイルを
離れた「バカさ」や「残酷さ」への飛躍(?)を、これから読んでみたいなぁ。
195 :
吾輩は名無しである:02/04/02 06:33
なんでそんなに仲人したくないの?>奥泉
世間には仲人したくて堪らないという人もいるのに。
まあ、そういう人に対してあんまりいいイメージないけど。
どうしてもというなら考えてみる
仲人の際にはぜひフルートの演奏もご披露願いたいです。
文春の「本格ミステリ・マスターズ」の執筆陣に奥泉さんも入ってますね。
しかし、これって一体どういうものなんでしょう。雑誌?
奥泉さんの小説って確かにミステリ的要素が強い作品もありますけど、
彼に「本格」は書けるんでしょうか?
他の執筆者たちはバリバリの本格派ですけど…。
本格を書くと見せかけて、またお得意のメタミスの世界に
逃げ込むつもりなんでしょうかね。
個人的にはそれでもOKなんですけど、奥泉さんが書く本格というものも
是非一度読んでみたいです。期待してます。
199 :
吾輩は名無しである:02/04/07 23:02
200 :
吾輩は名無しである:02/04/08 01:01
↑の味はいいのにがら空きの定食屋、たまにはメニュー増やせよ。
ますます客足が遠のくぞ。二ヶ月もほったらかしてんじゃねえよ。
まーだカウンタ4000に届いてねえじゃねえか。
とか言いながら200げっと。
201 :
吾輩は名無しである:02/04/08 01:05
看板娘が必要かと
奥泉さん、私に管理人やらせてくれないかなぁ(笑)。
おことわりだ!
204 :
吾輩は名無しである:02/04/08 03:52
あんなに仰々しなくていいからサクっと軽いサイトにすればいいのにね。
205 :
吾輩は名無しである:02/04/08 13:42
奥泉さんの本格ミステリーぜひ読んでみたい!
彼だったらぜったい書けると思う。
かなり完成度の高い作品を書いてくれると思う。
本人はどうなんだろ、一つのジャンルに括られるのはあまり興味ないのかな。
206 :
吾輩は名無しである:02/04/12 23:54
書き飛ばす、というのは純文学畑の人間にはカナーリつらい作業なんです。
とにかく奥泉さんみたいな、書くことよりリライトに生き甲斐を感じてし
まうような作家は。純文学系の人がエンタメ系に移行しようとして失敗す
る例をたくさん見てきましたが。やはり、最初から、この人って、スレ違
い、じゃなくてジャンル違いじゃないのかなーっていう作家の方が、やす
やすと越境すると思います(そのまま帰ってこないパターンも多いですが)。
関係はないけど、村上政彦とかもノベルスにいったけど、驚くほどつまん
なかった。松本清張のパスティーシュなんか確かに見事だったけど。結局
そういうことばっかに神経使ってるから肝心の小説がつまらないんすよね。
207 :
吾輩は名無しである:02/04/13 00:11
村上政彦って名前がまずいよ
208 :
吾輩は名無しである:02/04/14 00:42
エンタメ系では「面白い小説」ではなくて「売れる小説」
を書かなくちゃいけないんだ。わかるかな?わかんねえだろうな〜
209 :
吾輩は名無しである:02/04/18 06:05
奥泉さんって、色白&華奢で三日月型の目がくるくる動くいて、
珈琲紅茶に砂糖をどっさり入れるような女性が
好みのタイプみたいですね。
ひょっとしてちょっとロリ?
芸能人で言うと、、、永作博美あたりかな。
ロリっていわないで
先生の次回作は群像に掲載予定です。
「黙示的な行軍の記録」(仮題)。
陸軍の話です。それ書いててHP更新できないんですよ。
ちなみに5月17日『バナール』がついに文庫化です。
未読の方はこの機会に是非!
212 :
吾輩は名無しである:02/04/21 17:02
由美子 てだれ?
213 :
吾輩は名無しである:02/04/22 02:51
由美子
214 :
吾輩は名無しである:02/04/23 01:43
215 :
吾輩は名無しである:02/04/23 02:48
解説は由美子で
216 :
吾輩は名無しである:02/05/06 16:09
『呪いの海老』とかいう映画が観たい。
217 :
吾輩は名無しである:02/05/08 07:33
魂なき専門人っていうフレーズがなんか印象に残った>ノヴァーリス
218 :
吾輩は名無しである:02/05/09 20:05
本屋で本を物色中に女を見かけたらちょっと縛ったところを想像しる。
これ最強。
219 :
吾輩は名無しである:02/05/10 06:53
「婆さん鯖肉」に電話してみたのは俺だけか?
220 :
吾輩は名無しである:02/05/19 23:09
>>199 カウンタ5400まで行ってる
199さんがリンクはったからかな?
221 :
吾輩は名無しである:02/05/20 15:18
光クンもこのスレ読んでるのかなあ。
毎朝起きて覗いて見てスレが伸びてないのでショボーン…てことないか。
先生、禁煙日記とか愉しく読ませてもらってますんで、気落ちせず頑張ってね。
222 :
吾輩は名無しである:02/05/20 16:07
>220
俺が2000くらいかせいだ。がんばった、俺。
223 :
吾輩は名無しである:02/05/21 20:13
奥泉光は大学院生みたいなのが出てきてスノッブなお喋りをするのが好き。
「我輩は猫である殺人事件」は漱石のパロディだったからしゃーないけど、
やっぱり現代のインテリを登場人物に据えて、現代版の「猫」を是非書いてほしい。
奥泉は物語の構築性とかにこだわりがあるようだけど、漏れは物語はいらん。
「猫」みたいにどーでもいい漫談がひたすらダラダラ続くのが読みたい。
極端な話、「奥泉光の生活と意見」でもいいや。そーいうの書いてくれ。
よし、わかった
225 :
吾輩は名無しである:02/05/23 14:20
センセイ、ワンパターンなくせに偉そうなこと言い過ぎ。
偉そうなこと言い続けたまま、あと一作またワンパターンな作品出したら、
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227 :
元気ですかぁー!!:02/05/23 20:05
最近学校で奥泉見ねぇなぁ
228 :
吾輩は名無しである:02/05/27 16:06
彼はべしゃりも上手くて、母校で講演した時、客席ドッカンドッカン爆笑させて
たけど、ふと「僕の読者は、まあ、1万人いればいいかな…」とさみしそうにつぶ
やいたのが印象的だった。1万…。いるかなあ。
229 :
吾輩は名無しである:02/05/27 17:46
「鳥類学者」は去年の「このSFを読め」だっけ、ベストテン入り
してたよね。あれがSFかどうかはともかく、ベストテン入りするほど
読者がいるってことが意外だった。純文志向の人より、ミステリやSF読み
のほうに読者層は多いのかもね。つーか、そういうジャンル小説をよく
読んでる人間の方が奥泉のよき理解者って気がする。
230 :
吾輩は名無しである:02/05/27 19:33
よき理解者。
231 :
吾輩は名無しである:02/05/27 21:22
筒井康隆の影響かな、SF読者がわりと純文学や幻想文学読むように
なったのって。
個人的には奥泉サンにはあまりジャンル小説には歩み寄ってほしくないなあ。
わけわからん幻想小説のほうが好み。でもメタ小説はイヤ。頭のいい人が
幻想文学するとどーもメタに行きやすいみたいだけど、あれは作為ばかり鼻についちゃう。
メタ小説読むくらいなら、223みたいにベタベタの私小説のほうがずっといい。
232 :
吾輩は名無しである:02/05/27 21:41
>>231 筒井を読まない人間からするとずいぶん偏狭な意見だ。
元々幻想小説ってSFやらミステリやらとかなり近接してるジャンルだと思うよ。
233 :
吾輩は名無しである:02/05/27 22:16
筒井読まないがべつに偏狭でもない
234 :
吾輩は名無しである:02/05/28 01:36
「猫」が好き。
文庫の『バナールな現象』買いました。
まだ読んでないけど。
235 :
吾輩は名無しである:02/05/28 02:53
確か文庫が発売されたよね?されたよね?
なんでスレが伸びてないの???なんで?(泣)
236 :
吾輩は名無しである:02/05/28 03:13
解説は由美子じゃなくていとうせいこうだったねえ。
「戦争と狂気の時代を黙示する問題作」なんて帯の文句は去年のテロを
意識したのかな。
237 :
吾輩は名無しである:02/05/28 11:32
したね
238 :
吾輩は名無しである :02/05/28 11:55
バラードだってしたさ。
239 :
吾輩は名無しである:02/05/28 23:36
もし去年のテロが無ければ文庫化されなかったかも、という気がするなあ。
ノヴァーリスを文庫化させるにはどんな事件を起こせばいいんだろう……
奥泉が近畿大学の女子大生を監禁調教してつかまれば良い。
バナールには本屋でみかけた女の子を妄想の中で縛ってみたって記述もあるし、
すでに言質はとられておるゾ。
奥泉タンに監禁調教された〜い!
今大学4年だけど、思い切って近大に入り直そうかな。
242 :
吾輩は名無しである:02/05/29 00:21
近大に入り直しても監禁調教されるかわかんないよ
243 :
吾輩は名無しである:02/05/29 10:15
1日10時間睡眠(午後1時〜3時の昼寝含む)、サッカーはヘディングで
脳細胞を破壊するから禁止。施設内設備はすべて豪華絢爛、一級品。
近大よりも、こんなに素敵なプラトン学園をお薦めします。
244 :
吾輩は名無しである:02/05/29 19:12
奥泉ってユダヤ古代史とかを専門にやってたんだよね。
あとマックス・ウェバーだっけ?
そういう専門分野への関心とこの人の書く小説に何らかの影響というか、
思想背景というか、そういうのってあるんでしょうか?
245 :
吾輩は名無しである:02/05/29 20:00
奥 泉光って名前にしてたらもっと若者に売れてたと思う。
オク センコウ?
247 :
吾輩は名無しである:02/05/30 13:17
なんかちょっとエロいな、奥 泉光。
奥泉さん、文章は知的で硬質、作品も理知的な構成ですごく
好感を感じるんだけど、いまいち作品世界に惹きつけられないし
中に入り込めない・・・
なぜ?なぜなの?文体のせいなのか、扱っている内容のせいなのか?
249 :
吾輩は名無しである:02/05/30 16:05
『バナールな現象』読了age
鴉はポーの「大鴉」が読み込めますが、海老はどこから出てきたんだろう?
「愛のフォルマリスト」って面白いな。『葦と百合』の「ロマンチストは暗黒の
リアリスト」ってのもよかったけど。
250 :
吾輩は名無しである:02/05/30 16:41
『葦と百合』→大江健三郎『万延元年』のパロディ。
『バナール』→『個人的な体験』のパロディ。
奥泉「大江は確かに大物だけど、だからこそ敬意と憫笑を込めて批判しなきゃ」
大江「奥泉クンこそ現代作家のエース。さっそく私の新刊を贈ろう」
郵便物を開けるたびに苦笑する奥タン。
これ院生時代の恩師N教授の裏話。
251 :
吾輩は名無しである:02/05/31 13:45
>249
サルトルの蟹のパロディでは?>海老
252 :
吾輩は名無しである:02/06/03 14:32
《むろん百円ライターはその現象形態の一つにすぎないが、しかし「神の器」
が百円という「廉価性」を獲得したことは「量り知れない意義」がある……》
デビュー作 「地の鳥 天の魚群」は未だ本にならず。
名前も「奥泉 康弘」(本名?)でした。
メタでもないし、謎解きもない、青臭い奥泉氏が垣間見れます。
1986年1月号の「すばる」、図書館でどうぞ。
253 :
吾輩は名無しである:02/06/03 15:02
いい情報だ。でも、そんな古いのあるかなあ
254 :
吾輩は名無しである:02/06/03 16:36
>252
なんかギャグの質がやっぱり奥ちゃんっぽい。
こういうの読むと、やっぱり「猫」のパロディを書く素質があったんだなあ
って感じるね。
しかし康弘って名前ダサいね〜
255 :
吾輩は名無しである:02/06/04 13:20
〉253
たいていの図書館で雑誌のリクエストってできると思うよ。
1〜2週間かかるけど。
ラストは「古き良き実存主義」って感じたという意味で「青臭い」かなと。
でもヨカタよ。
256 :
吾輩は名無しである:02/06/04 14:23
>255
では行ってみます。
>254
康弘って名前ダサいかなあ? 「光」のが一歩間違うと危ういと思うけど
257 :
吾輩は名無しである:02/06/04 14:53
「光」のダサさは狙ってると思う。
そゆ意味では康弘よりベターかと。
柄谷との対談で「自分でもどう考えても『光』ってタイプじゃない」
とか言ってたはず。
258 :
吾輩は名無しである:02/06/04 14:55
どーせなら奥泉ひかるってひらがな書きにすりゃもっと良かったのに(w
259 :
吾輩は名無しである:02/06/04 15:02
奥泉☆ひかる
260 :
吾輩は名無しである:02/06/04 20:37
>>260 うむ! どちらも素晴らしい作品です!
『万延』のパロディといわれている作品は多いけど、
その中では『葦と百合』はベストでしょう。
これ以上の皮肉と敬意はないよ。
やっと本届いたage
263 :
吾輩は名無しである:02/06/10 04:27
>258
>259
ひらがなじゃダメっぽ♪
「奥泉光」と、漢字が全部末広がりなのがお味噌汁。
264 :
吾輩は名無しである:02/06/20 18:59
デビューしたのが中曾根政権のときで、さすがに「康弘」じゃないだろう
ってことでペンネームを「光」にしたらしい。
むかし何かのインタビューでそんなこと言ってた。
はじめて書き込むので、おかしいところがあったらすまんす。
265 :
吾輩は名無しである :02/06/20 19:00
奥泉ヒカル♂
266 :
吾輩は名無しである:02/06/20 19:02
>>264 はじめての人、歓迎あげ。ようこそ264さん!
謙虚な人だー、歓迎ス!
267 :
吾輩は名無しである:02/06/21 13:08
あ、オレもカキコデビュー、ここのスレ。
最初はひどく緊張しました!
ところで奥ちんって、小金井市民? 武蔵野あたり?
やっぱICU近辺なのか?
268 :
吾輩は名無しである:02/06/21 13:11
俺も『葦と百合』は読んだことある。
読解力がないせいか、特に何の感銘も受けなかったので読んだらすぐ捨てた。
269 :
吾輩は名無しである:02/06/21 13:18
バナール読んだ時はこいつはいずれメチャメチャスゲーのを書く!
と期待しまくったのだが
『グランド・ミステリー』で一山越えた印象。
次の展開がなければ、マンネリで尻すぼみの予感
271 :
吾輩は名無しである:02/06/21 15:47
へー、奥泉さんって近大にいんの。べつにファンじゃねえけどいいな。同志社なんてくるんやなかった。誰もおらん。立命には上田なんとか、っていう啄木研究では著名な人おるし。
272 :
吾輩は名無しである:02/06/21 16:29
『坊ちゃん忍者』人気無いの?読んだときはかなり楽しかったが。続編書いてくれ、っておもった。ただ現代とリンクするみたいなのはまじつまらんかった。続編に期待
273 :
吾輩は名無しである:02/06/21 16:42
>267
府中とかそこらじゃね?
274 :
吾輩は名無しである:02/06/21 16:53
>273
でもさ、HPの「バナール」の解説文で、
「夜、西武多摩川線の新小金井の駅近くを歩いていたとき、不意に、
キイチゴという名前が浮かんで、素早くポケットから手帳を取り出して、
メモをしたときには、全体の構想が出来上がっていたのだった。
しかし多摩川線の新小金井とは。なんて詰まらない場所なんだろう!
その辺りに住んでいるんだから仕方がないが、もう少し洒落た場所で
思いつきたかったものです。」
って書いてるから、やっぱ三鷹、小金井、武蔵境あたりと思われ。
安貞桓は、すすんで馬鹿になろうとしているとしか思えん!
276 :
吾輩は名無しである:02/06/28 00:05
今日「石の来歴」を読みました。そしたらレッドデビルズ
というサッカーチームが・・・
奥泉って在日なの?
277 :
吾輩は名無しである:02/06/29 01:13
奥泉って在日なの?
奥泉って在日なの?
奥泉って在日なの?
奥泉って在日なの?
奥泉って在日なの?
奥泉って在日なの?
在日オランダ人ですが、何か?
毎日、球根食べてますが、何か?
通勤は、風車を利用してますが、何か?
生まれてから一度も長崎ハウステンボスから出た事ありませんが、何か?
ボクの父は村上龍ですが、何か?
279 :
吾輩は名無しである:02/07/05 15:28
奥タンの奥さんの画像きぼんぬ。
何してる人? ただの主婦?
280 :
吾輩は名無しである:02/07/08 07:10
なんか新作が文芸誌に出てたね。ナントカの行軍とかいう題名で。
また戦争もの?単行本になるくらいの分量かな?
282 :
吾輩は名無しである:02/07/12 02:29
だれも文芸誌なんか読んでないんだね。
283 :
吾輩は名無しである:02/07/12 02:45
>282
昨日群像買った。まだ読んでない。
284 :
吾輩は名無しである:02/07/16 01:57
『浪漫的な行軍の記録』読み終わったので感想を書きくけこ。
「死者=日本人の群れは〈希望〉を胸に果てなく歩む……記憶を往還し
『出ヤスクニ』の可能性を探る意欲長篇」と、目次のところにはある。
長さは348枚。奥泉の最近の作品としては短い方だと思う。
戦争末期、南方の島で壊滅に向かう陸軍部隊での体験を回顧する「私」
の語りがひとまず中心になる。「私」が行軍中に見る夢の中で、「私」は
どこかの田舎で老人として暮らしており、緑川という人物と会話を交わす。
これがもうひとつの中心。このふたつと、さまざまな幻影、現実とも
夢ともつかない場面が複雑に絡み合って小説は進行して行く。
上のほうの「出ヤスクニ」というのはモーセの出エジプトにかけた言葉で、
つまり靖国脱出ということ。登場人物の幻想という形でではあるが、昭和
天皇に玉音放送のパロディを語らせるという「不敬」描写があったりする。
「……総力ヲ将来ノ死国ノ建設ニ傾ケ、蛆虫ヲ友トシ髑髏ニ親シミテ……」
末尾近く、緑川の台詞に「物語りもいちおうの折り返し点に来たみたい
ですからね」とあるので、ひょっとすると何らかの形で続編があるのかも
しれない。これはこれで完結したものとして読めるのだが。
で、面白かったのか?うん!面白かった。奥泉の最高傑作?いや、
そこまでは……上質のエンターテイメント?いいや全然。読み終えて
明るい気分にはならない。程よくまとまった佳作?ちょっとちがうような。
意欲が空回りした失敗作?う、案外そうかも……
285 :
吾輩は名無しである:02/07/16 19:07
久しぶりにスレにそった話題だ。
感謝。
286 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:31
>>279 クラシック音楽畑のひとだったはず。ピアニストだったかな?
朗読パフォーマンスで旦那と共演していたこともあったような。
287 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:50
『浪漫的な行軍の記録』おれも読んだがよくわからんかった。
でも面白いんだな、これが。なぜだろう?
288 :
吾輩は名無しである:02/07/18 10:32
>>286 んと、それって「プロ」なの?
ピアノでメシ食ってんならすげえなあ。
作家とピアニストのカップル。
庄司薫と中村紘子みてえ。
>>288 うわあ、間違えました。奥さんは江戸馨さんというかたで、
「東京シェイクスピア・カンパニー」という劇団を主宰しており
ます。夫が脚色したシェイクスピア作品もてがけている模様。
似たような名前のクラシックのピアニストがいるから、思い切り
混同してしまいました。失礼。
結局286の書き込みで正解なのは、旦那と一緒に仕事をしたことが
あるってところだけ。とほ。
>>289 そっか。とりあえず情報どもありがと。
やっぱ奥さんもICU出身みたいだな。
学生の頃からの付き合いだろうか? と余計な詮索をしてみる。
このスレみると、「光」ってのはペンネームなんだね。
大江の息子ですってこと?
いや、作風的に。
292 :
吾輩は名無しである:02/07/19 00:42
>291
細かいこといえば「ヒカル」と「ヒカリ」の違いはあるが……
大江作品のパロディとして読める小説を複数書いているし(
>>250)、
最新作にも大江の小説からの引用がある。作家として意識していることは
間違いないが、作風というか、読んだ印象は全然ちがうと思う。
しっかし、スレ立てから14ヶ月も経ってレスが292か……
かといって下がりすぎるわけでもなく、
いつも微妙な位置にあるな、このスレ。
奥泉クンの読書界における微妙な位置を反映してると言えなくもない。
沈みきらないけど、浮かび上がることもない…
このスレを読んで、市内にある日本の本屋の支店へ行き、奥泉作品を探したところ、
『葦と百合』が置いてあったので早速買いました。
一読巻を置くあたわず、ってやつ…。いやぁ、すごい人がいたもんです。久しぶりに
日本の小説を読む悦びに打ち震えました。
ミステリ仕立ての三人称の部分は、注意して読むと、たしかにこなれの悪い漢語混じりの
変な文体になっていて、「温泉行き」一人称のスタイルとは区別されています。
なんとも用意周到、読者は初めから罠の内部に立たされているようなものですね。
最後の最後、或る人物の名前のところでは、たまらず笑い転げてしまいました。
わたしは奥泉氏とほぼ同年代の者ですが、今度日本に帰ったら、いろいろ買い揃えて
後でじっくり読みたいと思います。こんな小説家と同時代に生きているというのは、
たいへん贅沢なことです。奥泉氏には、「巧い」やつでも「凄い」やつでもいいですから、
末永く書いていって欲しいです。
そして、このスレで奥泉作品を紹介してくださった皆さん、ありがとう。
296 :
吾輩は名無しである:02/07/25 01:44
>>295 『バナールな現象』を読んでくらさい
ありゃスゲーですよマヂで
>>296 今度日本へ帰ったら探して買います。
ほんとに楽しみです。
298 :
吾輩は名無しである:02/07/28 04:50
>>295 『石の来歴』は英・仏・蘭語訳されているからそちらにあるかもしれませんね。
ところで奥泉氏のサイト、そろそろ更新して欲しい…
299 :
吾輩は名無しである:02/07/28 05:44
バナールな現象がスゴい?
真正のアフォだな。
バップのできない冷たいウィントン・マルサリス=奥泉
301 :
吾輩は名無しである:02/08/02 00:52
保守
『浪漫的な行軍の記録』、もうちっとで読み終わる。
>>284に感想が出てるので、できればこちらも感想を書いて
対論に持ち込みたいが、さして論じることも無さげな予感。
物語の構造がそうさせるのか、考え得る焦点は須らく
強度に劣る……なんて書くのはまだ気が早いか。
303 :
吾輩は名無しである:02/08/15 22:13
奥泉=カルロス・ゴーン?
304 :
吾輩は名無しであります:02/08/23 15:41
はじめまして。
奥泉光の作品って確かに同じような型にはまっている感じがしますね。
虚構と現実が入り混じり、最後は曖昧に終わってしまう感が否めない。
実際、そういう所が作品の魅力なのだと思う。
昨日、「ノヴァーリスの引用」を古本屋で見つけ、購入できた。
ずいぶん前から、至る所の古本屋を探し回った末の念願の購入で、最高に嬉しい。
実は、図書館から借りてもう3回以上は読んでいるのだが。
私個人として、読んでいて最高に面白かったのは、「鳥類学者のファンタジア」と
「吾輩は猫である殺人事件」で、一番好きな作品は、「ノヴァーリスの引用」です。
現在、「プラトン学園」を再読中。色んなジャンルの本を読むのだが、やはり、
奥泉さんの作品が一番面白く、充足感が得られます。
305 :
吾輩は名無しである:02/08/23 23:48
↑「最高に面白かったの」=「一番好きな作品」でないところが
わかるようなわからんような……
それはともかく「ノヴァーリス」早く文庫で出してほしい。
306 :
吾輩は名無しである:02/08/24 00:05
【おさむは徹底放置!】 *コピペ推奨
おさむは現実生活で誰にも相手にされない
身長160cmのくそちびです。
ネットでしか自分の存在を示すことが出来ません。
たとえ叩かれても無視されるよりはマシとばかり
煽りレスをつけてきます。
一番有効なのは放置することです。
無視し続けるとおさむは寂しくて死んでしまいます。
みなさん、おさむの書き込みに脊椎反射でレスをつけず
徹底的に無視しましょう!
307 :
吾輩は名無しである:02/08/24 12:53
朝日で小説連載するんだってね。
しかも題材はヴェルヌの「地底旅行」。
設定は明治・日本、富士山麓の地底、語り口は「猫」のようなユーモア体
になるらしい。エンターテインメントとしてはかなり期待できそうな感じだね。
漏れはヴェルヌって「二万マイル」しか読んでないので、これから「地底旅行」を
読んでみるつもり。
308 :
吾輩は名無しである:02/08/24 15:06
波瀾万丈の大浪漫的な展開を希望します。
「プラトン学園」は、失敗作かな?
310 :
吾輩は名無しである:02/08/26 10:45
>>307 にしても、タイトルが「新・地底旅行」ってさあ。
もうちょっとひねってよ、って思わない?
311 :
吾輩は名無しである:02/08/27 13:14
「鳥類学者のファンタジア」っていうタイトルは捻り過ぎだったような気もするが。
「新・地底旅行」っていうのはあえてダサさを狙ったのかな?もしかしたら
連載時の仮題ってことも考えられるけど。
彼の長編小説って、書き下ろしじゃなくて連載したヤシの出来ってどうなんだっけ?
プラトン学園の後半のイマイチぶりは、書き下ろしじゃなくて連載ゆえだと
判断したんだけど。
312 :
吾輩は名無しである:02/08/27 17:30
10年くらい前だと思うけど、
当時新鋭だった奥泉と久間十義とを比べて、
奥泉の方はすぐに消えるだろうと予想していた。
僕の間違いでした。
313 :
吾輩は名無しである:02/08/27 17:37
>>312 3ルクスと2ルクスを比較してもしょうがない。
314 :
吾輩は名無しである:02/08/27 21:03
>>311 「鳥類学者」はたしか連載じゃなかったっけ。
315 :
吾輩は名無しである:02/08/28 15:53
>>314 すばる連載でした。たしか連載時はタイトルが違ったと思う。
昨日の朝日夕刊に奥泉氏のインタビューが載っていました。
エンターテインメント性を高くしたいそうです。
「フォギー、憧れの霧子」だった<連載時のタイトル
こっちの方がジャズっぽくて良かったと思う。
「明治の青年たちが富士山麓の樹海から地底を旅する奇想天外な物語」
とあるが、今の「明治」であることを面白がる単純な風潮に乗ってしまって
いなければ良いのだけれど。でも期待大だね。
期待はするけど、連載をコマギレに読む気はおこらんなあ。
ていうか、新聞の連載小説って読んでるヤシいるんか?
やっぱりここぞっていうところで次号へ続くっていうような
「ヒキ」をしたりするのかね。
318 :
吾輩は名無しである:02/08/30 23:22
売れてないのか? 純文学なのか?
純文学にしてはリーダビリティがあると思った。
朝日は嫌いだからとってない。
新連載、読めなくて残念だ。
320 :
吾輩は名無しである:02/09/03 10:43
文庫の「その言葉を」読んだ。
飛楽のラストのセリフが恐かった。ネタバレNG?
この頃すでに、あの独特の明治文体はできあがってて
喋り口はすごく面白いけど、
プロット的にはあんま、おもんない。青い。
321 :
吾輩は名無しである:02/09/03 20:45
「新地底旅行」いいかんじやねえ。朝刊なのにエンタメぽくてこれからが楽しみ。新聞とっていないんだけど。
322 :
吾輩は名無しである:02/09/04 03:59
『バナールな現象』を買ってきて感動した。
集英社文庫なのにしおりが挟まっている!
おれは紐のほうが好き。新潮社は早くノヴァーリスを(以下略
325 :
吾輩は名無しである:02/09/11 00:34
婦人公論9月22日号の目次から
〈対談・ご近所仲間で同業で〉
奥泉 光×山田詠美
生徒会長と不良少女の怪しい関係
光タン、いじめられたりはしてないかな……
>やっぱりここぞっていうところで次号へ続くっていうような
>「ヒキ」をしたりするのかね。
例えば、こんな終わり方とか:
「いつもは浜に打ち寄せられる水母よろしく、ふらり現れる丙三郎が、珍しく
葉書の予告付きで我が下宿を訪なったのは、護国寺の百日紅が花を付けはじめ
た日の午過のことだ。」(第2回)
「うるさくなった私は、それで用向きは何なのだと、無理矢理隙を見つけて
切り出せば、実は君に頼み事があるのだと、丙三郎は居ずまいを正した。」
(第5回)
奥泉はその小説としての構成力が面白い(プラトン/バナールあたりの自己
反復はちょっといただけなかったが、鳥類学者は巧い!!)んだけど、逆に
そこが「冷たさ」を感じさせる時もあった。でも、この新聞連載みたいに
余裕のある(明治風の)文体を使えば、軽くかつ深く書けるので、これから
どうなるか期待。今日は10回目か。
久し振りにixionを見た。
328 :
吾輩は名無しである:02/09/12 14:46
たしかに奥泉の明治文体はリズム感があって読みやすく、独特のユーモアが
あって好きだけど、ある意味クリシェに陥ってしまうところもあるな。
たとえば「石の来歴」なんて、「いわゆる芥川賞作品というもの」のパロディ
って印象を持ったんだけど、文体が理知的に統御され過ぎてて、過剰なものが
滲み出してくる余地がないっていうか、うまく言えないんだが、あの文体は
けっこう両刃の剣って気がしないでもない。
329 :
吾輩は名無しである:02/09/17 20:40
「吾輩は猫である殺人事件」や「鳥類学者」は、物語性があって
つまり、話全体がわかりやすく、面白かった。
どの作品でも、理知的に統御されている所が凄いと思うけどな。
虚構にこだわるのは、ほどほどにしてほしいけどね。
奥泉を読んでると、エヴァゲ論争なんて……
と激しく厨なことを言ってみるテスト。
331 :
吾輩は名無しである:02/09/18 22:05
奥泉光ファンの皆様、もしいたら教えてほしい。
奥泉ファンにお勧めできる作家、もしくは作品。
それにしても、奥泉さんには沢山の作品を書いてもらいたいものだ。
332 :
吾輩は名無しである:02/09/19 22:52
歯切れのいい漢文調のユーモアはやっぱり漱石だよな。
でも奥泉ファンで「猫」と「坊ちゃん」読んでいない人はいないか。
現役の人では笠井潔や竹本健治がミステリと幻想文学の融合ってことで、
「葦と百合」や「ノヴァーリス」に近いテイストが味わえる作品があるね。
333 :
吾輩は名無しである:02/09/23 23:13
近大でどんな授業してるんか?
334 :
吾輩は名無しである:02/09/23 23:53
詠美なんかとなれあってるようじゃもうだめぼ
335 :
吾輩は名無しである:02/09/25 14:17
あの明治文体、巧みだとは思うが腹を抱えて笑うほどではない。
336 :
吾輩は名無しである:02/09/30 21:31
あ〜ぁ、獅子文六より下がっちゃてるよ、このスレッド。
エッセー集『虚構まみれ』を読んでみました。
和音はドミソしか知らないブルックナー、てのはひどいなあ。
でも、シューマンのピアノ四重奏、ちょっと聴いてみようって
気にもなった。CD買うなら、私はグールド版じゃなくて
たぶんデムス版。
337 :
吾輩は名無しである:02/09/30 21:42
>>331 楠見朋彦
すばるで選考委員してた奥泉も絶賛
もう消えちゃったのかな・・・
338 :
吾輩は名無しである:02/10/07 01:44
保守ついでに
>>336 漏れは『ノヴァーリス』で出てきたシューマンのレクイエム
聴いてみたが名作とは思えなかったぞ
氏のシューマンマンセー文には注意が必要
339 :
吾輩は336である:02/10/10 00:10
保守ついでに
>>338 おお、ありがとう。
しかし、室内楽は聴いてみたい。
340 :
吾輩は336である:02/10/10 00:11
ついでに「グールド版」「デムス版」は
「グールド盤」「デムス盤」に訂正。
>>331 辻原登、と遅レスで呟いてみる。
>>337 楠見朋彦、今月の文學界に芥川賞用の短編書いてるね。デビュー作の
『零歳の詩人』を芥川賞の選評で推していたのは古井由吉だけだった。
思えば奥泉の「暴力の船」「滝」が芥川賞を落選したたときも、
古井は高く評価していた。テイスト的に似たところがあるのかな。
読んだことないんだけど。
342 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:13
ホームページのカウンタが10000を超えてた。
>>222ががんがったお陰か?
それにしても更新しないな。もうおおかた半年ばかり放置。
有馬温泉のボーリングの続きはどうなったのか?禁煙はまだ続いているのか?
343 :
吾輩は名無しである:02/10/17 06:00
俺が行った時は9993だったわ
日記の方は新聞連載で忙しいから仕方ないかも知れないが
連載告知くらいならできるだろうに
344 :
吾輩は名無しである:02/10/18 11:19
すが秀美・渡辺直己と『本気で作家なりたければ漱石に学べ!』
という本を出しています。やっぱりテクニックに目が行きがちな
気質の人なのかな。
345 :
吾輩は名無しである:02/10/18 23:22
昔、島田雅彦がインタビューで「奥泉光が文体(文章だったかも?)から消してるもの、わかるだろ?
あれがバレたら彼はどうするつもりだろう」みたいなこといってたんですが、私には
わかりません。消してる、だったかなあ。タブーにしている、だったかも。
何を消してるんですか?
346 :
吾輩は名無しである:02/10/19 00:56
>>341 その奥泉の二作読んでないんでわからんけど
『零歳の詩人』はユーゴ内戦のなかでいろんなメディアの情報や人種の噂話が入り乱れ
語りが複数化し(これはそんな大したことないと思うけど)
それによって暴力が増幅し、って感じで奥泉っぽいところもある
>>344 そっちはスガ秀実は全く関係無いよ
スガは漱石嫌いだし
347 :
吾輩は名無しである:02/10/19 02:31
うわー何を消してるのかなあ気になる>345
あの端正な文体にKOされっぱなしの私としては。
348 :
吾輩は名無しである:02/10/19 03:06
>>346 すがも対談してるよ。きちんと関係あるよ。へえ漱石嫌いなんだ。
漱石読め!って吼えてた記憶があるけどなあ。アンビかね。
>>348 それって『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』のほうだよ
俺両方持ってるから確認したけど
『本気に作家になりたければ漱石に学べ!』のほうはスガは参加してないよ
スガの漱石嫌いは天皇関係と、日露戦争後に、
しかも言文一致でミンナが苦労した後に書き始めたのがずるいと
350 :
吾輩は名無しである:02/10/19 22:31
>>345 それはあれだね、島田氏のインタビュー集『茶の間の男』だね。
「多和田葉子は好きだが、彼女には余裕がない。彼女が書くにあたって
禁じているものが人にわかってしまったら彼女はどうするんだろうって
ぼくはすごく心配だ。奥泉光が文体の中から消してるものが何かってわかるだろ、
何冊か読めば。そういうことを今後も続けていくつもりか、それはヤバいぞ、
と僕は思ってしまう」
んだそうです。
どうやら、多和田さんも何か消してるみたいですね(笑)。何なんでしょうか。
わたしもわかりません。
ところで、このインタビューの聞き手ってデビュー前の星野智幸なのね。
話題がそれてすまん。
奥泉は文体から何を消したのか??
さーあ、みんなで考えよー(←なんだっけ?コレ)
>>350 >さーあ、みんなで考えよー(←なんだっけ?コレ)
クイズショウバイショウバイです。逸見さん(TДT)
・・・はわかっても、奥泉と多和田が消してるものがわからない
352 :
吾輩は名無しである:02/10/19 22:40
何消してるのか俺にも分からん・・…
354 :
吾輩は名無しである:02/10/19 23:01
柄谷とか浅田とかスガなんかが書いてるブックガイドに、
『万延』について奥泉光が、
「では問題。どうしてS次兄さんだけイニシャル表記なのでしょうか?」
と書いていたのだけど、判らない。
どうして?
355 :
吾輩は名無しである:02/10/19 23:06
わからんね。誰かおしえて
なんで、S次兄さんだけイニシャル表記なんだろう…
やまだかつてない難問ですね。
357 :
吾輩は名無しである:02/10/19 23:49
謎が多いなあ、しかし。
島田氏は責任持って、『奥泉家の謎』とか出してほしいよ。
358 :
吾輩は名無しである:02/10/19 23:52
>>さーあ、みんなで考えよー(←なんだっけ?コレ)
いいとも!の定番ショーだよ〜
しかし、奥泉が何を消しているのかはわからん。
わからん
>>354もわからんし、文体云々もわからん
多和田葉子も好きなのに…
ああ今夜は気になって眠れそうもない
360 :
吾輩は名無しである:02/10/20 00:50
私なんか、もう5年くらい悩んでるよ・・・
361 :
吾輩は名無しである:02/10/20 01:01
別にたいしたことでもないのに、「わかる人にはわかるだろ、言わなくても」
みたいな言い方で興味を誘う、そんなハッタリが巧い男だと思う。島田は。
……と、こんな考え方でわからない自分を納得させる俺であった。
しかし奥泉氏はあまりハッタリの人でもないので
>>354は気にかかる。うーん。
362 :
吾輩は名無しである:02/10/20 23:51
>>別にたいしたことでもないのに、「わかる人にはわかるだろ、言わなくても」
みたいな言い方で興味を誘う、そんなハッタリが巧い男だと思う。島田は。
ホントそうだねえ。そうとわかっていても翻弄されてしまうのだが。
363 :
吾輩は名無しである:02/10/21 18:17
住所か?
364 :
キャロルくん:02/10/21 18:29
365 :
吾輩は名無しである:02/10/21 22:14
単に足をひっぱりたいだけ?>島田氏
12月に有栖川と対談授業あり>近大
367 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:19
あげ
368 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:38
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
>368の無礼きわまりないカキコについてのお詫び。
田口スレの住人ですがお邪魔いたします。
ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
370 :
吾輩は名無しである:02/10/28 23:34
371 :
吾輩は名無しである:02/10/29 00:21
謎は謎のまま・・・
372 :
吾輩は名無しである:02/10/29 12:25
>>372 すごく行きたいけど、大学祭の馬鹿騒ぎの中を
一人空しく掻い潜ってまで行きたいとは思わないなぁ。
こういうとき友人が寡少だと実に不便なもんだね。
374 :
吾輩は名無しである:02/11/05 04:22
奥泉光、行きましたよー。
すごい大盛況。話も面白かったし。
赤い服を着ていて、背後の壁にも赤い布がかけてあったので、
背景に思い切り溶け込んでしまっているのがキュートでした。
学祭の大騒ぎは確かにすごかったが。
小室哲也が来たのと時間的にかぶったせいで(たぶん)、
隣の建物でものすごいひとだかりで、警備員がたくさんいた。
あと上下階で音響系イベントやっててうるさかったし。
だれも行ってないのかー
>赤い服を着ていて
ひょっとして、すばる文学カフェでよく着てる臙脂色のやつ?
奥泉さん、よそ行きの服というとそれしか持ってなかったりして。
『その言葉を』が手に入らん・・・
377 :
吾輩は名無しである:02/11/13 11:33
378 :
吾輩は名無しである:02/11/15 01:13
新刊は何日発売なんや。
379 :
吾輩は名無しである:02/11/15 01:46
短編を!
380 :
吾輩は名無しである:02/11/22 00:26
age
381 :
吾輩は名無しである:02/11/22 00:55
最近レス伸びないね
話題がないからなあ
と言ってても何だから書きこんでみる
この前『蛇を殺す夜』読んだ
公式サイトではえらく評判が悪かったとか書いてあったから
どうかと思ったが、予想より面白かった
読んだことある人、どう思った?
382 :
吾輩は名無しである:02/11/22 01:27
383 :
吾輩は名無しである:02/11/22 04:33
バナールすぎてね・・・どうもいけない
384 :
吾輩は名無しである:02/11/22 10:22
>>381 最近古本で買ったばっかだから、もうちょっと待って。
385 :
384ではない:02/11/22 23:13
>>381 「蛇を殺す夜」久しぶりに読み返した。前に読んだ時には、作者の手練手管に
気持ちよく運ばれながら、結末で途方に暮れてしまったのだが。
『葦と百合』や『バナールな現象』にも共通する、シニカルだがどこかひ弱な
ところのある若いインテリが主人公で、これは作者のいくぶん自嘲的な
自画像だろうか。蛇のメタファーの使い方や、主人公の性的不能に政治的
主体としての不能を重ね合わせるあたりの手際なんか、鮮やかだと思う。
で、読み返してもやはり少々唐突な感じのする結末部分なんだけど、これは
a)主人公が不能と政治的不決断、それに(婚約者の姉に象徴される)母性的な
支配から脱出して、真に男らしい近代的自我と(屹立する熊に象徴される)
性的能力を回復するという(あるいは少なくともそのための戦いに赴くという)
希望に満ちた場面なのだろうか?それとも、b)瀬戸際まで追いつめられた
哀れなインテリの滑稽な発作的抵抗を冷笑的に描いたのであって、主人公は
いずれ狂気に陥るほかない、と読むべきだろうか?
あるいはc)全然別の読み方が?と、今回も途方に暮れてしまったのでした。
どなたかご意見を書きくけこ。
386 :
吾輩は名無しである:02/11/22 23:17
彼の初期中短編はどれも傑作だと思う。「蛇」をふくめて。
長編になるととたんにダメになるのはなぜだろうか?
387 :
吾輩は名無しである:02/11/23 23:02
新刊あげ
388 :
吾輩は名無しである:02/11/23 23:19
389 :
クレクレ君:02/11/24 14:00
誰か、
>>1 の著作一覧をリフレッシュしてくれー。
390 :
吾輩は名無しである:02/11/24 14:05
391 :
吾輩は名無しである:02/11/24 15:01
リフレッシュしてしまったじゃないか!
392 :
リフレッシュ:02/11/26 02:19
小説
『滝』、1990/10、集英社*→集英社文庫(『その言葉を』に改題)*
『葦と百合』、1991/10、集英社*→集英社文庫
『蛇を殺す夜』、1992/09、集英社
『ノヴァ−リスの引用』、1993/03、新潮社*
『石の来歴』、1994/03、文藝春秋→文春文庫
『バナ−ルな現象』、1994/03、集英社→集英社文庫
『「吾輩は猫である」殺人事件』1996/01 新潮社*→新潮文庫
『プラトン学園』、1997/07、講談社*
『グランド・ミステリー』、1998/03、角川書店→角川文庫(上下)
『鳥類学者のファンタジア』、2001/04、集英社
『坊ちゃん忍者幕末見聞録』、2001/10、中央公論新社
『浪漫的な行軍の記録』、2002/11、講談社
エッセイ等
『虚構まみれ』 、1998/05、青土社
『必読書150』、2002/04、太田出版(共著)
翻訳
『古代ユダヤ社会史』H・G・キッペンベルク、1986/07、教文館(共訳)*
『ノアのはこぶね』ジェーン・レイ、1992/06、福武書店*
『クリスマスのおはなし』ジェーン・レイ、1994/10、徳間書店
単行本未収録の小説
「地の鳥天の魚群」、1986/01、すばる
「深い穴」、1994/03、文学界
現在『新・地底旅行』を朝日新聞朝刊に連載中(2002年9月1日より)
*印はアマゾンで「在庫切れ」または「現在お取り扱いできません」
394 :
吾輩は名無しである:02/11/29 13:46
392を次スレのテンプレに、ってまだ早いか。
新聞連載読んでる奴いない?
なんか軽いよなー。全体的に。ギャグもミステリも。まだ伏線なのかな。
あの絵は合うと思うけど。
この人も一通り書いて枯れたクチか。
396 :
吾輩は名無しである:02/12/01 05:15
『浪漫的な行軍の記録』昨日買ってきた
ゆっくり風呂で読もうかな
397 :
吾輩は名無しである:02/12/01 08:25
3日、いとうせいこうとイベントやるらしい。
398 :
吾輩は名無しである:02/12/01 08:33
組む相手を選ぼうよ…。
一連の漱石シリーズといい
センスが無いんだよね。
399 :
吾輩は名無しである:02/12/05 10:42
落ちそうだな。
昨日の丙三郎の女言葉にチョトワラタ。
400 :
吾輩は名無しである:02/12/07 00:39
いまさらだけど、
『鳥類学者のファンタジア』読了age
語り口が軽妙で、読んでて面白いね。
今まで読んだ奥泉作品の中でいちばん好きだな。
でも、タイトルが不可解。
どうして鳥類学者なの?
フォギー 憧れの霧子 の方がぴたっとはまるんだけどな。
402 :
吾輩は名無しである:02/12/07 04:09
>>401 おおっ! なるほどですねー
ジャズの知識はほとんど無いもんで。。。
ひょっとしたら奥泉氏の意図した部分は
読めてないのかもなー
レス、ありがと!
なるほど、そうだったのか
俺はパパゲーノが鳥刺しだからかと思ってた
404 :
吾輩は名無しである:02/12/09 23:18
オリも。
「このミステリを読め」で自ら「行軍の記録」を最近の文芸作品は小説ではなく
単なる読み物だが、オリのこの作品こそTHE小説だ!って豪語してます。
芥川賞をとる作品のおおくは単なる読み物である
奥泉光
奥タンの言ってる「小説」ってどおゆうものを想定してるんかな?
ストーリーや物語で読ませるんじゃなく、レトリックが面白いので
筋とかあんまり関係なくて、文章を読む快感だけで楽しめるような作品ってこと?
>>406 奥タンが自分で「ストーリーや物語で読ませる」スタンダードな作風だって
どこかで言ってたYO
『虚構まみれ』を読むと意識的にビッグマウスを演出しているのがわかるよ
そこがまた微笑ましいんだが
410 :
吾輩は名無しである:02/12/12 23:29
もう少しセンスがあれば・・・
やっぱり優等生だからなあ。
ま、そこがまた・・・(以下略)
411 :
吾輩は名無しである:02/12/13 10:34
ビッグマウスというより、ビッグマウスという名のリップサービス。
きゃつの作品をよく読んでないと、ただのスタンドプレーだと見なされる罠。
412 :
吾輩は名無しである:02/12/18 10:10
――あなたたちはいつもマルクスは凄い凄いと言ってるでしょう。僕が不思議
なのは、言葉が世界を変えると信じていない人間がどうしてマルクスを一所懸命
読むのかってことなんです。日本人が勤勉な国民だというだけでは説明がつかない。
『ノヴァーリスの引用』より。最近読了したので宣伝してみました。
413 :
吾輩は名無しである:02/12/18 13:32
なんか黒い表紙の新作あったでしょう・・・歩くのがどうのこうのってやつ。
おもしろかった?
414 :
吾輩は名無しである:02/12/20 20:14
>>413 福田の採点
浪漫的な行軍の記録 62点
漱石(好き)、大岡(っぽい)、大西(好き)・・・
優等生っぽいな
たしかに優等生っぽいんだけど、島田雅彦みたいな嫌味な感じがないのがいい。
なんかオチャメなんだよね。それも芸の一種なのか、人柄なのかわからんけど
>>416 インテリよく出す作品も嫌味じゃないが、登場人物に「素朴な」インテリキャラが多いからとかかな?
418 :
吾輩は名無しである:02/12/21 00:26
図書館で単行本未収録の「深い穴」をコピーしてきた。6ページほどの短い
作品。タイトルの前に「芥川賞受賞第一作」と銘打ってある。あとには
古井由吉との受賞記念対談が続く。
書き出しはエッセイ風。「無限は人を不安にする。先日も或る本に次の
ような話が出ているのを読んで背筋がうそ寒くなった。」以下、無限という
のはよく考えると不気味だという話。一行空きをはさんで、「西欧中世に
おいては無限性はひたすら神の属性であった。」と歴史的・形而上的な
領域へ広がり、さらに地球空洞説に話が及ぶ。再び一行空きのあと、
「私」の子供時代の回想になる。小学五年生の「私」と弟がキャッチボール
をしている最中、家の縁の下にボールが転がり、そこで地面に開いた穴を
見つける。弟に探らせると手が届かないほど深いという。凧糸に重りを
つけて垂らしても底につかない様子。翌日、自分で調べるのは恐いので、
アイスキャンディーを報酬にして弟に調べさせる。新たな凧糸を用意するが
底にはつかない。さらに翌日、合計で240mの凧糸でも足りない。「三日目
には思い切って三〇〇メートルを準備し、それもなくなりかけた頃には空恐
ろしくなった。弟は半べそをかいて、キャンディー百本でももう嫌だと訴える。
とにかくある分だけでも入れてしまおうと、無理に作業を続けさせていると、
うっかり弟の手から滑り落ちた糸の端は穴に吸い込まれ消えてしまった。」
と、ここまでで全体の半分を過ぎたあたり。
メタフィクション仕掛けではない。SFでもない。どこかで本人が、ある程度の
長さがないと調子が出ないみたいなことを書いてた記憶があるが、
そのとおりだと思う。この長さでは腕の振るいようがなかったか。
わざわざ図書館まで行って読む価値があるかといえば、うーん……
419 :
吾輩は名無しである:02/12/21 01:00
ギャグの寒い筒井康隆=「鳥類学者」
420 :
吾輩は名無しである:02/12/21 15:37
まあまあ、そこがまた微笑え(略
422 :
吾輩は名無しである:02/12/23 00:08
『プラトン』を読んだ。
最後の5、6ページが特に良かった。
自分自身の存在の頼りなさ、孤独。
そうした中で、他人との魂の交流を求める気持ち。
その思いは伝わるけれど、
決して触れることの出来ないやるせなさ。
「青臭い」と言われても好きだな。
423 :
吾輩は名無しである:02/12/23 15:35
『鳥類学者のファンタジア』読了しました。
前半部分は思わずふきだしてしまう場面もありました。
おもしろいんだけど、やっぱりきまじめな感じもしてしまう。
ま、そこがいいんだけどね。
日曜の朝の陽光には「平明」な感じを受けるといったようなくだりには、
大いに共感しました。
425 :
吾輩は名無しです:02/12/25 15:04
浪漫的な行軍の記録を読んだ。
すらすらと読める。堅苦しくない。
そのためか、どうもいまいちだった。
そういえば、坊ちゃん忍者もそんな感じだったと思う。
堅苦しい文体が好きなので。
話の内容は、面白いと思う。
しかし、奥泉さんは、大江健三郎の影響が大きいね。
426 :
吾輩は名無しである:02/12/25 15:10
織れはいま読み中>浪漫。
行軍中の兵士が見る花見の幻影、つか、
そういう虚実を行き交う描写は本当に見事だなあ、と思ったけど。
ちょっと飽きたかな。
幻想に逃げないで、この人が徹底的にリアルを描いたらどうだろう、と思う。
人間の造詣がパターン化してるから、単調になってしまうか。
>幻想に逃げないで、この人が徹底的にリアルを描いたらどうだろう、と思う。
>人間の造詣がパターン化してるから、単調になってしまうか。
幻想と言うとちと語弊がある気がするが、おおむね同意。
もう少し別の方向性を開拓できるのではないかと思う。
俺としては、その点と、なんか製本が悪くてぶかぶかした感じがすることにこだわらなければ、
「浪漫〜」はおもしろかった。
過去の自作に言及してるようなところは、何か意図があるのかな。
428 :
吾輩は名無しである:02/12/26 10:53
「…虚構はね、たとえば人を描くなら、
その人の真実を照らし出すのよ。
というか、虚構でしか描きだせない真実があるんだわ」
(『プラトン学園 』345頁)
これが作者の基本的な「スタイル」だと思う。
一つの「スタイル」にこだわり、
洗練させていくのも一つの方法だけど、
もう、十分洗練され完成されつつあるんじゃないか?
別の方向性を視野に入れてもいいんじゃないの?
えーとまだ私の禁煙日記3なんですけど・・・
何か理由でもあるのでせうか?
430 :
吾輩は名無しである:02/12/29 23:58
新聞連載で忙しいのでせう
431 :
吾輩は名無しである:03/01/01 10:23
今年こそ ぶれいく しますように。
まあいちおう
芥川賞作家だし・・・
433 :
吾輩は名無しである:03/01/03 00:07
サトがいるから心配ないです。きっと無事です。
でも、年末にはびっくりしたです。「こんなものなら持っているが」という
ぶっそうな展開同じ日に現実でたてこもり事件がおこったのには
奥泉先生もたまげなすったことでしょう。いやはやビックリです。
434 :
吾輩は名無しである:03/01/06 11:08
読者への媚び方すら生真面目。
とても好きな作家だったんだけど、最近は手癖で書き連ねているような気がして緊張感が薄いような。
グランド・ミステリーが一番だった。それまでの作品も全部読んでるが、坊ちゃん忍者で脱落した。
436 :
吾輩は名無しである:03/01/07 01:38
「朝日新聞社2003年の新企画」という新聞広告に
「奥泉光 新・地底旅行(11月刊)」とあった。
てことは連載終了は6月か9月あたりかな。
最近の作品には加齢臭のようなものがただよう・・・
異文化交流でもして若いエキスに触れてみたらどうだろう?
438 :
吾輩は名無しである:03/01/07 11:23
>>418 日野啓三とか埴谷を思わせるところもあるな。そういう観念路線は個人的には
ツボだな。まあ、実験的に書いてみて、うまくまとまらならなかったんだろうけど、
ちょっと読んでみたくなった。地底旅行、連載は読んでないんだけど、「深い穴」
なんていうテーマで書いてたくらいだから、奥タンは穴に対する脅迫観念があるのかな?
439 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:27
>>434 ワロタ。
しっかりと、全力で、誠意を持って、媚びさせていただきます!!
>>438 日野、埴谷あたりを期待すると肩すかしかも。うまくまとまらならなかったと
いうより小器用にまとまりすぎてるという感じか。
ところで穴といえば「バナール」にも海老のはりついた不気味な穴の夢を
見る場面があったね。
お前ら、読者に媚びるとか言ってんならもう少しサトを艶っぽく(ry
(^^)
443 :
吾輩は名無しである:03/01/22 15:50
『浪漫的な行軍の記録』朝日新聞で高橋源一郎が書評。1月19日。
でも大したこと言ってない。
444 :
吾輩は名無しである:03/01/22 16:47
445 :
吾輩は名無しである:03/01/22 16:59
>>444 実作を読んでなくても書けそうな文だな。
446 :
吾輩は名無しである:03/01/22 18:55
まあ、気をもたせてんのかもな。
ところで、実際『浪漫』は買いなのか?
俺の基準としては『ノヴァーリス』より上なら買いなのだが。
447 :
吾輩は名無しです:03/01/22 23:04
なかなか面白いと思う。発想が。
ノヴァーリスと比べてどうかと言われたら、答えようがないが・・・
(やはり、ノヴァーリスの方が上だと思うが、)
最近の奥泉さんは、こなれた感じで書いちゃっているんですよね。
そこが非常に残念。
緊張感のない文章は、読んでいてやはり気が抜ける。
448 :
吾輩は名無しである:03/01/23 13:12
>こなれた感じで書いちゃっている
うん。特に新聞連載。しっくりきちゃってるのが裏目に出てる気がするのう。
まさか先の展開が見えないまま書いて……ないよな奥チンに限って。
449 :
外大タイ語:03/01/26 22:27
「滝」の死体に群がるカニはリアルだな。
450 :
吾輩は名無しである:03/01/28 20:21
『浪漫的な行軍の記録』読み終わりました。……難しかったで。
物書きは「動かない小説」と「動く小説」の二つの傾向にわかれる、という話が
あるけど、今回の「浪漫」はこれはまた随分「動かない小説」だなぁ、と思いました。
奥泉光は比較的「動かない小説」を書く傾向の作家だと思っていたけど、今回は
極まったというか。
動く動かない、というのは、主にストーリーの展開のことですが。
「現代日本」「熱帯の戦場」「峯子の絵画」の軸、「生」「死」の軸、「脱出」の軸を
意識して読みました。一言で言うと、冥府からの脱出? 日本神話的な意識だ
と、死んだ後に行くのは黄泉の国で、暗く陰鬱なところ。天国というのは無い。
西方浄土という考えはあるけど、作中には出てこないですね。
ということは、現在生きている世界が天国的な世界なのか? ということになる
けど、そんなはずはない。では冥府よりいくらかましな位置という事だろうか。
いずれにしろ冥府に行った死者は如何にして報われるんだろう? 兵隊の希望
は? カナンの地があるわけでも、天国にいけるわけでもないのに。
んなことを妄想しながら読みましたw
451 :
吾輩は名無しである:03/01/29 14:51
奥泉は基本的に書き方がトリッキーというか技巧を凝らしている割りに
メッセージは呆気にとられるほど単純というか、愚直だなと思う。
『浪漫的な行軍の記録』でもラストの詠嘆のあたりを読んでいると、
作者は善人なんだろうな、と。だから敢えて、
生真面目に天皇制や靖国にまで言及してしまうんだな、と。
(でも例えば古処誠二『ルール』よりは遥かに面白かったが)
そこが例えば、同じようにトリッキーに『ねじまき鳥クロニクル』で
戦争を描いていても、鬼畜で隙を見せない春樹とは違うかな、と。
『群像』の匿名批評で、春樹は謎解き本が沢山書かれるのに
奥泉の謎解き本がないのは奥泉の作品にそもそも「謎」が
ないからだという指摘が成されていたのをふと思い出した。
452 :
吾輩は名無しである:03/01/29 16:48
>鬼畜で隙を見せない春樹
ワロタ
453 :
吾輩は名無しである:03/02/03 20:52
明るく陽気な奥泉さん
454 :
吾輩は名無しである:03/02/03 20:54
そういや天皇とかって何やってるの?
うまいもの食ってそうだけど
455 :
吾輩は名無しである:03/02/03 22:11
456 :
吾輩は名無しである:03/02/05 14:32
皇太子なら、いろんなスレに興味を示したりしてるYO!
457 :
吾輩は名無しである:03/02/05 21:29
最高級のもの喰ってても癌になるときゃなるんだねぇ
458 :
吾輩は名無しである:03/02/13 10:51
丙三郎がもっともっと嫌なやつじゃないと。
459 :
吾輩は名無しである:03/02/22 13:22
話題がないなあ
460 :
吾輩は名無しである:03/02/22 13:30
作品は端正で人格も良さげ。(けっこうお茶目)
いいなあ、この人。
461 :
吾輩は名無しである:03/02/25 15:27
「浪漫的な行軍の記録」を読んでいる。なかなか面白い。
「石の来歴」に感心して以来、ほぼ10年ぶりに彼の本を手に取った。
10年前と同じように奥崎謙三が隣に座っているが、あの時と比べて影が薄い。
幽霊だから仕方がないか。
時代は確実に悪くなった。
462 :
吾輩は名無しである:03/02/26 23:44
『新・地底旅行』で初めて奥泉さんを知りました。
始まってからしばらく読んでなかったけど、何気に読んでみたら
文章のあまりの気持ちよさにほれぼれ!
バナールと猫を読みましたが、次は何にしようかな・・
久しぶりに新しい注目作家さんが見つかってワクワクです!
463 :
吾輩は名無しである:03/03/02 04:02
そうやって読者が増えるといいんだが・・・
464 :
吾輩は名無しである:03/03/08 11:25
salvage
465 :
吾輩は名無しである:03/03/08 12:47
第九回すばる文学賞落選作家
466 :
吾輩は名無しである:03/03/08 18:44
第9回すばる文学賞落選作家
467 :
吾輩は名無しである:03/03/08 23:39
第H回すばる文学賞落選作家
468 :
吾輩は名無しである:03/03/09 11:33
第9回すばる文学賞落選作家
469 :
吾輩は名無しである:03/03/09 14:17
第\回すばる文学賞落選作家
470 :
吾輩は名無しである:03/03/09 17:54
第H回すばる文学賞落選作家
471 :
吾輩は名無しである:03/03/09 19:19
第Q回すばる文学賞落選作家
472 :
吾輩は名無しである:03/03/09 19:20
第空海すばる文学賞落選作家
何やっとるんですか
474 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:18
大球界すばる文学賞落選作家
475 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:20
大工かい?すばる文学賞落選作家
476 :
吾輩は名無しである:03/03/09 20:41
大灸潰すばる文学賞落選作家
477 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:12
478 :
吾輩は名無しである:03/03/09 22:27
醍救会すばる文学賞落選作家
479 :
吾輩は名無しである:03/03/10 01:58
体育界すばる文学賞落選作家
480 :
吾輩は名無しである:03/03/10 03:55
おお!今日は珍しくレスが伸びている!と狂喜した奥泉さんが、
この書き込みを見たときの落胆を想像と胸が痛みます。
482 :
吾輩は名無しである:03/03/10 13:33
No.9すばる文学賞落選作家
483 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:30
題休会すばる文学賞落選作家
484 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:49
ものすごく個人的な、好き度(満点は☆が5個)
「滝」☆☆☆☆
「その言葉を」☆
「葦と百合」☆☆☆☆☆
「暴力の舟」☆☆☆☆☆
「蛇を殺す夜」☆☆
「ノヴァ−リスの引用」☆☆☆☆☆
「石の来歴」☆☆☆
「バナ−ルな現象」☆☆☆
「「吾輩は猫である」殺人事件」☆☆☆☆
「プラトン学園」☆
「グランド・ミステリー」☆
「鳥類学者のファンタジア」☆☆☆☆
「坊ちゃん忍者幕末見聞録」未読
「浪漫的な行軍の記録」未読
485 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:51
あ、違う。
「その言葉を」は☆☆☆だった。
初めて読む人には、鳥類学者が読みやすい気がする。
486 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:52
バナールでござる
487 :
吾輩は名無しである:03/03/10 18:52
世間的には「バナールな現象」が評価が高いみたいですけど、
個人的には「ノヴァーリスの引用」の方が好きです。
ノヴァーリスは語りと現実って二者択一みたいな感じがします
バナールは全てが書かれた言葉にすぎない、というところから始まっているなかで語りが重層化して
なおかつ歴史性が絡んでくるので私はバナールの方が好きです
さてそろそろ・・・・・・ってまだ私の禁煙日記3かい!!
もはや自分がホームページを持ってることすら忘れてるんじゃないだろうか。
このスレは、1000近くなるころには
「2ちゃんねる文学板最古のスレ」になりうる素質を持っている。
むやみにレス数を消費せず、マターリ逝こう。
491 :
吾輩は名無しである:03/03/11 00:44
『浪漫的な行軍の記録』読んだ。
峯子の絵画の使い方が結構良い味出してるな・・
悲惨なシーンほどユーモア出せるってすごいよね。
492 :
吾輩は名無しである:03/03/11 01:27
このスレ三年目ですか?
すっげ〜
493 :
吾輩は名無しである:03/03/11 01:30
Die窮甲斐ものすごく文学賞落選作家
494 :
吾輩は名無しである:03/03/11 04:30
第九回すばる文学賞落選作家
これを最初に書いたのは自分だけど、あとは知らねえぞ
このスレは長寿を売りにしているようなので
自分が最初に書いといてあれですが
変な荒らしはやめにしましょう
バナールに行こう!
>>488 そうだね。そのことは確かにそう思うんだけど、
僕の場合、元々がミステリ好きなので、
ノヴァーリスみたいなヤツの方が好きなのよ。
496 :
吾輩は名無しである:03/03/18 23:01
age
497 :
吾輩は名無しである:03/03/20 01:26
オリもノヴァーリスに一票。二回読む気になったのはこの作品だけ。
つーかちょっと再読するにもちょうどいい長さだし。
498 :
吾輩は名無しである:03/03/24 13:35
499 :
吾輩は名無しである:03/03/24 19:56
>498
俺も気づいて貼りに来たら先を越された。「ファンタジア」もSF読みには
評判良かったみたいだし、奥タンもこれからSF読者層をターゲットにすれば
もっと売れるかもね
500 :
吾輩は名無しである:03/03/25 11:14
『鳥類学者のファンタジア』って『このSFがすごい』かなんかに
ベスト10入りした割にはあまり売れなかったみたいだね。
奥泉さんのSF・ファンタジーってむしろ
普段そういうジャンルを読まない人たちに歓迎されそうな
気がするんだけど。
ガチガチのSFファンには物足りないんじゃないかな。
どうでもいいが本当にいい人そうだよね
見た目が
502 :
吾輩は名無しである:03/03/28 08:32
ちょっとしょぼくれた感じがいい味だしてる。服はやっぱタカキューだよね。
503 :
bloom:03/03/28 08:51
504 :
吾輩は名無しである:03/03/28 12:10
ウエスト・コーストというTシャツを着ていた話とか
良い味出してますよね。
505 :
吾輩は名無しである:03/04/05 00:54
age
506 :
吾輩は名無しである:03/04/05 13:58
奥泉さん
すばる文学賞落選したからってそんなに落ち込むことないよ
いいかげん元気出せよ
今日ブックオフサルベージを3軒してきたけど、奥泉さんの本は
一冊も引っかからなかったよ。・゚・(ノД`)・゚・。
自分は先日「葦と百合」を読んで一辺に奥泉ファンになった
ミーハー信者です。早く他のも読みてえよー!!
読みたいならアマゾンだかbk1だかに注文しろって?すまそ、いま俺は無職で
金がないのだ。ついでに近くに図書館もない。頼みの綱は古本屋だけなのだ。許せ。
> ついでに近くに図書館もない。
ああ、近くに一つ図書館はあるのだが、知り合いがカウンターにいるので
無職の俺は恥ずかしくて行けないのだ。とどうでもいい補足説明。
奥泉先生!サイトの文章は隅から隅まで読んだぞ!
早くバナールな日常更新しる!俺は先生の文章に飢えてるんだぁぁぁ。
508氏はちょっと病んでるみたいだね。
奥泉さんの本を譲ってあげたくなってきた。
512 :
吾輩は名無しである:03/04/07 23:18
いいじゃん。
がんばって節約して、1カ月に1冊ずつくらい買えば。
バナールな現象がお薦め
514 :
吾輩は名無しである:03/04/08 00:48
>>508 いいか、まず箱を用意しろ。
そして人通りのある場所で歌え。
歌いながら、箱を振って、あらかじめ入れておいた小銭をジャラつかせるのだ。
運がよければ・・・
>>511 くれ。葦と百合以外なら何でも貰うぞ。連絡先は下記だ。
[email protected] >>512 こちとら無職で収入なくて年金未払いで国保も滞納してんだよ。
とりあえず奥泉さんの本買う前に「食べられる野草」と「食べられる野生動物」
を買わなきゃ生きていけねーくらい生活に困ってるんだ。
んな状態で節約もくそもねーっつうの。
>>513 くれ。
>>514 やってみたぞ。駅前で賽銭箱から失敬してきた小銭を箱に入れて
両手に持ち、軽やかに舞いながらINUの「メシ喰うな」を大声で歌ってみた。
誰も寄ってこなかったぞ。キヨスクのおばちゃんの表情は印象的だったがな。
すまんな。
>>515はネタだ。いや、半分は事実なんだが、
少なくとも駅前でメシ喰うなは歌っていない。
まあ賢明なる2chネラの諸氏であれば言うまでもなくお見通しで
あっただろうが。くだらんカキコすまんな。
511の指摘通り、俺は少々病んでいるのだ。
しかし本を譲ってくれる人がいたら募集中なのは事実だ。
誰かよろしく頼む。
さて、今からブックオフで拾った中井英夫『虚無への供物』
でも読むとするか。スレ違いのレス続けてすまんかった。
517 :
吾輩は名無しである:03/04/10 13:47
みなさまおまたせしました
「ノヴァーリスの引用」集英社文庫 5月20日発売予定
うれしいのであげていいですか
おお、何で今さら・・・
519 :
吾輩は名無しである:03/04/10 14:07
本のタイトルなんて
○○殺人事件って付けときゃいいんだよ
>>519 本を開くと電子メロディで火サスのテーマが・・・。
>517
衆衛社からか、、、出るならどこでもいいや。
これを期に衆衛社は文庫におちていないやつを刊行しなさい。
522 :
吾輩は名無しである:03/04/16 00:14
うむ。
殻ageやめろやアフォが
524 :
吾輩は名無しである:03/04/17 15:00
唐揚げ
525 :
吾輩は名無しである:03/04/17 15:06
「バナール」が売れたってこと?
526 :
吾輩は名無しである:03/04/17 20:41
>>525 まあ、集英社はわりと地道に、徐々に自社の奥泉作品を
文庫化していってるからね。
(もちろんバナールがまったく売れなければ
ノヴァーリスを文庫化するってこともなかったのかもだけど)
527 :
動画直リン:03/04/17 20:41
528 :
吾輩は名無しである:03/04/18 16:19
「『吾輩は猫である』殺人事件」を読むにあたって
わざわざ「吾輩は猫である」を読んで見た。
この本は元ネタ知ってたほうが面白く読めるね。当たり前か。
漱石の「猫」も非常に面白かったので、一石二鳥だったよ。
529 :
吾輩は名無しである:03/04/18 21:27
フルート奏者の奥泉光が
小説も書いていたなんて
びっくり
>528
あと「夢十夜」とかも読んでいたほうが
良かったような気が・・・もう忘れたが。
ぶっちゃけ、「新地底旅行」面白くない。「坊ちゃん忍者」のほうが面白い。
532 :
吾輩は名無しである:03/04/18 23:26
今『グランド・ミステリー』読んでるんだけど面白ーい!!
ものすごく品の良いエンターテイメントだね!!
533 :
吾輩は名無しである:03/04/19 11:13
ユダヤ社会史研究者の奥泉康弘が
小説も書いてたなんてびっくり。
534 :
吾輩は名無しである:03/04/19 11:53
康弘って名前がそんなに嫌だったのかな
535 :
吾輩は名無しである:03/04/19 12:03
宇多田ヒカルのファンだからね
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
537 :
吾輩は名無しである:03/04/20 05:00
奥泉さんは大江健三郎のファンなのでは?
それで、彼の長男の名前をつけたのではないかな。(推測)
538 :
(´д`;)ハァハァ :03/04/20 05:02
539 :
吾輩は名無しである:03/04/20 05:06
奥泉光、太田光、宇多田ヒカル、西田ひかる、進藤ヒカル
全員好き。
子供ができたら、男の子であれ女の子であれ、”光”と名付けようと密かに
思っております。
540 :
吾輩は名無しである:03/04/20 05:28
伊集院光は?
541 :
吾輩は名無しである:03/04/20 06:43
イッツ・オンリー・トークを
奥泉先生は推したのでしょうか?
選評を読みたいのう
542 :
吾輩は名無しである:03/04/20 11:59
でも太田は「ひかり」だったりする。
543 :
吾輩は名無しである:03/04/20 22:34
伊集院光は・・・まあまあかな。
名前負けしてる感じ。面白いからいいけど。
>>533 このひと元々学者さんなんだ。道理で衒学的な作風だよな。
>>534 まあ、80年代以降あまり印象の良くない名前ではある罠(w
545 :
吾輩は名無しである:03/04/21 01:07
学者なの?院生じゃなかったっけ?講師もやってたの?
546 :
吾輩は名無しである:03/04/21 01:19
すばるで落選したとき大学院生で
その後
八王子辺りの大学で講師と作家の二束わらじだったらしい
547 :
吾輩は名無しである:03/04/24 00:56
↑それはバナールですね。
548 :
吾輩は名無しである:03/04/24 16:57
549 :
吾輩は名無しである:03/04/24 17:25
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550 :
吾輩は名無しである:03/04/24 17:26
バナールだぜ
星野ひかるが上がってないな。
半年ぶりにホームページが更新されたー!!
と思ったら、告知のところだけか。
エッセイの新作書いてくれないかなぁ。
萌えるでやす。
554 :
吾輩は名無しである:03/05/07 16:30
>552
文庫ノヴァーリスの解説は島田雅彦とあるな。
>>350あたりで話題になってたやつの答が知りたいもんだ。
それにしてもホームページ激しく手抜きだな。
作品リストには去年出版された「浪漫的な行軍の記録」が
まだ載ってないし。エッセイは一年以上放置だし。
印象としては、こういう細かい仕事をきちんとこなす、
夏休みの宿題なんかも七月中に全部終わらせる、
学級委員タイプだと思っていたのだが。
意外にいい加減な人なのか?
555 :
吾輩は名無しである:03/05/07 16:33
デビュー前の星野か
やっぱり
コネがないと
最終に残らない?
萌えるでやす。
奥泉ワンパターン過ぎ。新作は読んでないが。
いい加減に「次」を出せ
558 :
吾輩は名無しである:03/05/11 15:07
光る猫、猫オルガン、フィボナッチ数列。
焼き直しかよ!
>558
失敬な。インターテクスチュアルな広がりを持っていると言いたまえ。
旧作に新たな光を当てつつ言葉の多様性を解放するポストモダン的な
試みが鮮やかに成功してますねとかって言うんだ。
決してネタの使い回しなんかじゃないぞ。
560 :
吾輩は名無しである:03/05/12 17:37
>>559 先生、何いってんだがわかんねえでげす。
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
「バナールな現象」
大学非常勤講師であり予備校講師である私は
妊娠している妻と三鷹のアパートで暮らしている
妻の知り合いである国会議員秘書に
大学講師のポストを回してもらう相談をする
次に会ったとき
秘書は妻と恋愛関係にあることを伝え離婚届を差し出す
その次に会ったときは
秘書は私に恋していることを告げ、妻との離婚をせがむ
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
秘書は自衛隊出身で
アフリカの砂漠で軍隊に入っていたことを話す
そのとき
ホモセクシャルを迫る上官を短剣で突き刺した
私はアフリカ旅行をしたとき
短剣を買った
私はアフリカ旅行をしたとき
バスジャックに遭い短剣をかかげ日本人であることをアピールした
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
私と妻が暮らす三鷹のアパートに
女から定期的に手紙が届く
内容は私に対する恋愛感情が語られている
私は早稲田で四畳半のアパートに暮らし
女と同棲していた
早稲田で同棲していた女は妊娠したが
私から二十万を受け取り堕胎した
私は鞄をなくした
鞄の中には二十万の現金が入っていた
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
妻は病院に行き一命を取り留めたが
妊娠していた子供は亡くなってしまう
妻の妊娠が近づくにつれ
西荻窪にある産婦人科で出産の講習を受ける
私は口論の末妻を殴った
翌日家に帰ると妻は消えていた
妊娠を控えた身なので心配だ
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
私は日記をつけていた
母が死んだときからだ
中学の海浜教室で友人が溺れて死んだ
私はただそれを見ていた
私は海で溺れて一命をとりとめた
周りはただそれを見ていた
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
父が死んだとき私はイスラエルに旅行していてずいぶん顰蹙を買った
父が死んだとき私はひとり息子として看病してくたびれ果てていた
私が三鷹のアパートに帰ると窓から強盗が逃げた
私が早稲田の四畳半にいると誰かが来たので窓から逃げた
友人は私の影だと言った
568 :
吾輩は名無しである:03/05/15 16:07
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
ふふふ〜ん、ふふふ〜ん♪
乙葉、わかんな〜い
バナールってなに?
おとは、おとは、おとは〜♪
569 :
吾輩は名無しである:03/05/15 16:16
NOVAの文庫はいつ発売?
570 :
吾輩は名無しである:03/05/15 16:19
571 :
bloom:03/05/15 16:21
572 :
吾輩は名無しである:03/05/24 00:26
なんだっけ妻から呼ばれる愛称がオマヌなものに突然変異するってやつ。
異様なリアリティを感じたんだが
>>572 「バナールな現象」のことかいな。ユッピ ポップン ポッポファンデルウルフ…
574 :
吾輩は名無しである:03/05/24 08:29
文庫落ちしたのに全然話題がないね>ノヴァーリス
新規読者がいないってこと?
575 :
吾輩は名無しである:03/05/24 16:17
ノヴァーリスは単行本で持ってるけど、一番好きな作品だから文庫でも買っとくかな。
奥タンの作品はハードカバーと文庫両方揃えてるっていうコレクターいますか?
576 :
吾輩は名無しである:03/05/24 16:23
いません(即答)
古本屋で初版を見かけたら買うべし。10年後に高騰するぜ
578 :
吾輩は名無しである:03/05/25 11:22
しません
579 :
オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug :03/05/25 11:57
奥泉はパワー不足。
縊死の来歴を読んだ時点でダメと思った。
ノヴァーリスも気取ってて大嫌い。
俺が憶泉がすきなのは文学界新人賞の
はずしっぷりズレっぷりが笑えるから。
580 :
吾輩は名無しである:03/05/25 19:44
お、久しぶりにイキのいいのが来たな。
このスレ沈滞ぎみだから、これを機に盛り上がるといいなあ。
581 :
吾輩は名無しである:03/05/25 20:23
盛り上がりません
燃料不足
もう少し気合入れて暴れろ。>オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ug
コツとしてはわざと間違えてつっこみを誘うというのも手だ。
584 :
吾輩は名無しである:03/05/25 21:22
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、.∩.. .:: _;.;;.∩‐'゙  ̄  ̄
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| |( ´Д`)// <うるせぇ、エビフライぶつけんぞ
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ノ ノ 人\ ・_ ノレ
ノヴァーリスの引用って無駄な文章が多すぎ
もったいぶって結局言いたいことが何にも無いじゃん
死者との関係性ってポカポン!
586 :
吾輩は名無しである:03/05/26 12:19
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
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587 :
吾輩は名無しである:03/05/26 12:37
>オリジナルノイズ ◆KJQVF4h9Ugは創作文芸板で見かけたな。
晒した文を読んだ限りでは、語り合う価値の無い香具師だ。
588 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:13
>>587 雑談スレでの書き込みをみたが、
馬鹿丸出しという感じだったな。
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
こんなつまらない小説家は初めてです
もし退屈でどうしようもないのが純文学なら
奥泉光は純文学の大家ですね
推理小説?
推理しただけジャン、妄想幻想馬鹿!
ふふふーん、ふふふーん♪
590 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:35
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
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591 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:41
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | | <バナールに逝こう!!
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
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592 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:41
,,,....,,,,
,,...-:':::":~~ ,,.. .~~""''':::..,,,
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‐=≡i`r,` i  ̄,゚。',~〉丶
‐=≡\ ) 丶 ,ニi::| <とぅおるるるるるるるるるるる
‐=≡|人\ \ 'こ)::|
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593 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:42
もういいかげん
奥泉先生が第九回すばる文学賞で落選したことは忘れませんか?
594 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:49
みんな忘れてたのに・・・・蒸し返すなYO!
595 :
吾輩は名無しである:03/05/26 14:57
だってもう奥泉先生は
最終選考で落選してどれだけ落胆されたか
選評で「奥泉の作品はバナールだ」って言われて
バナールって言葉が
トラウマになってしまった
バナールから奥泉先生を救ってあげたい
596 :
吾輩は名無しである:03/05/26 15:10
597 :
吾輩は名無しである:03/05/26 18:13
/\___/ヽ
/ ::::;;;;;;:::::::::::::::\
. | :::::::;;;;;;;::::::::::::::::::::| .oO(・・・・・・・・)
| (O) ::;;;;:::(O)::::::::::::|
. | , 、_<.__,、:::::.::::::|
\/\i_i_i_/ヽ ::::/
/`ー‐--‐‐―´\
598 :
吾輩は名無しである:03/05/27 10:29
島田雅彦の政治力に頼りすぎ
599 :
吾輩は名無しである:03/05/27 11:11
話し変わるけど水野晴夫てホモ?
600 :
吾輩は名無しである:03/05/27 12:50
話し変わりすぎ
601 :
吾輩は名無しである:03/05/27 17:10
水野晴郎ちゃんはホモじゃないかってもっぱらの噂だね
舞台版サザエさんで、タマの役をやるって言うし(ヒゲが生えているから)
シベリア超特急で最後、原爆投下の写真で幕を下ろしたのは
びっくりしたよ。無理ありすぎ!
602 :
吾輩は名無しである:03/05/27 18:43
身辺雑記より哲学を書く奥泉先生は偉い
さすが第九回すばる文学賞落選作家
603 :
吾輩は名無しである:03/05/27 19:39
奥泉光の新作は『シベリア超特急』
604 :
吾輩は名無しである:03/05/27 21:47
水野晴郎はシベ超4の脚本を奥泉に依頼すればいいんだ
原作はバナールな現象
これでよし
605 :
吾輩は名無しである:03/05/27 22:27
脚本の仕事をもらうかわりに閣下にカマを掘られる奥泉たん
ハァハァ
606 :
吾輩は名無しである:03/05/27 23:22
芥川賞なんてとるから親分の島田に苛められちゃうんだよ。
607 :
吾輩は名無しである:03/05/27 23:37
奥泉先生はチョウ・ユンファに似ててカッコいい。
島田雅彦はダンカンみたいな顔してキモイですよ。
608 :
吾輩は名無しである:03/05/28 00:22
島田を尊敬する点は女性ファンが多いこと
男の作家を男が読み、女の作家は女が読みっていうのが定番じゃない
俺も女性作家で読むのは少ない。
それが逆転しているのは一考に値する。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
610 :
吾輩は名無しである:03/05/28 10:21
これからも動物Aを応援してくださいね(^ー^)♪
611 :
吾輩は名無しである:03/05/28 10:56
第九回すばる文学賞落選作家
ところで落選したときの作品って何?お蔵入り?
613 :
吾輩は名無しである:03/05/28 14:17
すばるには掲載されたけど(落選発表した次の号で)
単行本化はされていないはず。
なぜなら売れない食えない作家だから。(芥川賞も焼け石に水)
614 :
第九回すばる文学賞落選作家:03/05/28 20:03
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
バナールな現象みたいなとっぴもない話が売れるわけないじゃん。
でもノヴァーリスの引用よりはましになったね。
山田詠美は奥泉のことをタイトル付けがうまいと褒めていたが
そんなタイトルつけてるから本が売れないんだ。
作家以外の副収入で生活しているのは偉いことじゃないぞ。
おとは、おとは、おとは〜♪
ノヴァーリス買った。
616 :
第九回すばる文学賞落選作家:03/05/28 21:46
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
親分の島田が解説を書いてます。
おとは、おとは、おとは〜♪
617 :
吾輩は名無しである:03/05/31 15:06
奥泉の小説から消えていってるものって一人称?
618 :
吾輩は名無しである:03/06/02 17:13
ノヴァーリスの引用 買ってきました!
近所の本屋を回ること三軒目でようやくゲット
葦と百合→バナールな現象→浪漫的な行軍の記録と来て、ノヴァーリスの引用にチャレンジ
楽しみだーー
>>618 読み終えてがっかりせんように気をつけて。
バナールのしょぼい奴って感じだな。
>>619 まあ、しかし、その流れならば平気じゃないかな。
ノヴァーリス読了
おもしろかったと思う。
ただ期待がおおきかっただけに読後感はあっさり。
他作品と技巧的に似通ってるという印象をは避けられないかな。
>>618 ところで石の来歴はまだ読んでないのか?
相変わらずのパターンだが一応抑えとくべき作品だ。
夢を見て、その夢の中で違う時間の自分に出会うというパターンを
いつまで使い続けるのか?
>> 622
ありがと、読んでみます。
でも奥泉の本てすぐ書店から無くなるよね
「その言葉を」なんて見たことすらないし
「ノヴァーリスの引用」は旭屋書店(かなりデカイ店舗)にすらなかった・・・
624 :
吾輩は名無しである:03/06/05 00:30
石の来歴を読んでる間、奥泉自身が鉱物マニアなのかどうかが終始気になった。
なんか博物学的に緻密な描写があるけど、ああいうのは本人が好きで仕方がない
のならそれはそれで面白いと思うが、設定上の要請から単に調べて
事務的に書いてるだけならくだらないなーと思って。結論としては奥泉自身に
鉱物に対してフェチっぽい愛着はなく技術だけで書いたという印象の方が
強かった。(逆のパターンでは「ファンタジア」のジャズに関する薀蓄は
モノホンなので読んでて面白いと思った)
つまらない感想だな(w
>>624 そいつは俺も感じたよ。
究極の取材小説は私小説だ。なにしろ100%あったことを知ってるわけだからな。
フィクションといえども、私小説的な部分が一定割合を占めたりもする。
ただ私小説だけでは間が持たないので、
取材を一生懸命やって作品を量産し続けるわけだ。
その点で、奥泉が石に興味があるかといえばないな。
それがあの作品の寂しさだ。
ただ作者の思い入れが皆無な分、評価はされたのかもしれない。
627 :
吾輩は名無しである:03/06/05 04:15
>623
札幌在住?
628 :
吾輩は名無しである:03/06/05 04:18
いいえ、違いますよ
札幌でもなかったんですか?
旭屋書店は全国チェーンだ。
631 :
吾輩は名無しである:03/06/05 06:49
石に対する個人的趣味の有無と同じことは戦争というテーマ自体にも
言えるんじゃないかな。奥泉が戦争という問題にそれほど真剣にこだわって
るとはどうしても思えん。ちょっと「野火」みたいな作品でもでっちあげて
賞でも狙うかってんで小手先だけで器用に書いたのが「石の来歴」だと思う。
だからあれは技術だけで書いた徹底的に空虚な作品だと思うけど、でもそういう
技巧っていうのもある意味凄いといえば凄いのかもね。
632 :
吾輩は名無しである:03/06/05 09:18
石に限って言えば、後半の、殺人を犯した次男に対して無意味とは
知りつつも滔々と石の説明をするくだりが良いな。空回り具合が
伝わってくる。
>>624 >>626 はホントつまらない感想だと思う。あの描写は必要だから書いてるんだろうよ。
端折ったらつまらんよ。石が地球、時間、人智の外、etcそういうものを醸してるわけだから。
ちなみに俺はあの小説はジャズだと思った。
ついでに奥泉いしに興味が向いてきたみたいなことどっかで書いてなかったか?
>>633 石といえばさ、志村けんのだいじょうぶだあに出演していた
いしのようこって今何しているんだろ?
トミーフェブラリーはそっくりだな。
635 :
吾輩は名無しである:03/06/05 22:48
>>634 ちょっと前(1年位前か)に昼ドラ出てたよ
相撲部屋の女将役で主演してた
もちろんスレとは何の関係も無いが
>>633 624,627は端折れと言ってるわけではないと思うがな。
637 :
吾輩は名無しである:03/06/05 23:40
>>ちなみに俺はあの小説はジャズだと思った。
えー。ほんとにぃ?
なんか、雰囲気でものいってませんか。
まあ別にそれでもいいけど。
638 :
吾輩は名無しである:03/06/05 23:41
石に興味といえばさ、カズマだよね。やっぱ。
639 :
吾輩は名無しである:03/06/06 06:29
>>ちなみに俺はあの小説はジャズだと思った。
「来歴」はいやらしいほど計算された小説だと思うがナ。
むしろもっとジャズっぽいノリで書いてほしいくらい。やっぱりまだまだ
知的過ぎるよ。もっと混沌としてほしい。彼の場合、いくら幻想や迷宮めいた構成
にしても計算された混沌さになってしまっている気がする。
ここのスレ、レベル高いね。
641 :
吾輩は名無しである:03/06/06 10:01
なんかジャズの意味が違うようで。
642 :
吾輩は名無しである:03/06/06 22:49
まあ、ジャズってのも計算されてないようで
お決まりのパターンってのがあるわけだしね。
いいんじゃないの。それこそ、いわゆる「混沌」だの「逸脱」だの
いわれてるものって、なんかあざとさを感じてしまう。
カズマって、おじゃる丸よね。
いいとこに目をつけましたね(笑)
小さなお子様のいる奥泉氏のこと、おじゃるはチェックしてるはず。
カズマって、石で文通してるんだじぇ。
手紙なし。石だけ送るの。
それこそ究極の・・・なんだろうね・・
意思的な手紙。
フリージャズのドラムソロがたまりましぇん。
645 :
吾輩は名無しである:03/06/20 23:08
ノヴァーリスって瞠目反文学賞とかいう賞もらってるけど
この賞ってまだあるんですか?野菜一生分くれるっていうから
狙おうと思うんですけど
>>645 野菜一生分かどうか知らないけど、島田雅彦が一時期やってた奴だよね。
六回芥川賞滑って、自分が真の文学賞を作るって意気込んだ。
その割に直ぐやめた。
でも島田の政治力は強いよ。
星野智幸や若合春侑といった弟子を自分が選考委員を務める新人賞で
堂々とデビューさせちゃうし。
星野には三島賞までプレゼントして。
奥泉は島田の一番子分でありパシリなんだけど、
大学講師の職を紹介してもらったり恩恵に浸っている。
>奥泉は島田の一番子分でありパシリなんだけど
そうなん?それってノヴァーリスで賞をもらったから頭があがらないってこと?
島田って取り得は顔だけだと思ったら政治力もあるんか。まあ才能のない椰子に
限って政治に走るもんだが
/⌒ ⌒ ヽ
/ ヽ ヽ
/ /~\ ヽ
/ / ―- ヽ、、、人
| ノ (●) (●)| |
| | ヽ | |
. ノ | '〜〜' | |
ノ ノ 人\ ・_ ノレ
久しぶりに乙葉ちゃんです。
コテハン名乗り出して三週間ぐらいが経った。
最近の奴らは俺のハンドルの由来を知らないようだ。
もちろんこのスレが俺の故郷よ。
おとは、おとは、おとは〜♪
ふふふ〜ん、ふふふ〜ん♪
649 :
吾輩は名無しである:03/06/30 14:47
新聞連載の「新・地底旅行」が終了。刊行は来年一月の予定。
650 :
吾輩は名無しである:03/06/30 15:13
新聞連載小説を毎日読んでいる人ってどのくらいいるんだろ?
651 :
吾輩は名無しである:03/07/01 02:38
>>650 漏れは読んでた。というか金がないんで新聞切り抜いてた。途中で新聞が溜まりすぎて挫折。
BOOKOFF待ち。
しかし今月のはずっと読んだ。なにやらモノリスの欠片がパート2につながりそうな終わり方でしたね。
652 :
吾輩は名無しである:03/07/01 09:36
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 515 名前: 投稿日: 02/03/01 12:13 ID:p3m8shmo
<盗用訴訟>早坂暁さんの謝罪掲載で和解 京都地裁 (毎日新聞)
2002年2月21日(木)21時0分
作家の早坂暁さんに著作を盗用されたとして、京都市の男性医師が早坂さんに謝
罪広告掲載と慰謝料100万円の支払いを求めた訴訟は、無断引用した小説が掲載
された新潮社発行の雑誌「新潮45」に早坂さんが謝罪文を載せることで、京都地
裁で和解が成立した。これを受け、18日発売の同誌3月号に謝罪文が掲載された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
盗作事件がつづくということは、今日も誰かの私生活がネタとして盗聴されている
と言うことだ。早坂暁は才能のある部類のライター。彼が盗作事件を起こしてしま
うほどだから、才能のない連中は、生き延びていくために盗聴/盗撮/盗作にすが
ってしまう。「一発屋」と言われるミュージシャンがいる。特に「パクリ」で大ヒ
ットを飛ばしたアーチストは一発屋が多い。パクリで当てても、もともと才能がな
いから2発目3発目が続かずに、忘れられてしまう。他人のアイディアを盗んで
成功したアーチストを待っているのは、頭を絞っても絞ってもアイディアが湧き
出てこない凡才を隠しながら続けていかねばならない、苦痛に満ちた地獄の創作活
動だ。才能はほんの一握りの人間にしか与えられず、凡才は才能の不足分を盗聴で
補おうとする。凡才にとっての盗聴は不良債権のための低金利に似ていて、無関係
の個人の平穏な生活を乱し、やがては、社会や文化全体を蝕んでいく。
>>651 >漏れは読んでた。というか金がないんで新聞切り抜いてた。
>途中で新聞が溜まりすぎて挫折。
ワラタ、でもいい話…。
655 :
吾輩は名無しである:03/07/02 01:05
とりあえず夕刊の記事は切り抜いた俺。
単行本が出たら貼り付けるのさ。
俺は全部切り抜きますた・・・
657 :
吾輩は名無しである:03/07/05 23:33
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
659 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:16
下がりすぎ
660 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:29
>>950 俺は欠かさず読んでた。切り抜きも全話そろってるよ。
>>658 ↓山崎渉
\煮るぽ(^^)/ ∫ ∫ ∫ ∫ 熱いよ、熱いよ、
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ 。 ∧_∧ 。 ウワァァァン!!
(⌒⌒⌒) ,゚。ヽ(#`Д´)/)γ゚。・
|____| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
( ・∀・) |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | グツグツ
( ) \______/
│ │ │ ‖ヾ;从;从;;从ノ‖ボーボー
(__)_) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
話題がないね……
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
↑ コイツに保守されているようでは……。
>>660 その切抜き、1万円で買いたい。ネタではなく、マジで……。
もう居ないか……。
『「吾輩は猫である」殺人事件』100円で買って読もうとしたけど
かったるくてとても読めるようなものじゃなかったな、俺は。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
668 :
吾輩は名無しである:03/08/16 00:27
670 :
吾輩は名無しである:03/08/24 00:03
>>666 かったるいの読みたい時にはいいんだって!
素人読者評みたいのがあって、いくつかそこで取り上げられ
ている本の中に億泉のやつもあったよ。
こぞって低評価だった。ちなみに彼らのFAVORITEはあんまし
覚えてないが、江国香里とかその辺だった。
彼らを次元の低い読者とみなすこともあるいは可能かもしれない。
しかし、そんな彼らに何らのリアクションも取らせないだけのつま
らなさもおく泉には確かにあるような気もする。
結局こいつも、日本の狭い文壇内部で持ち上げられてるだけ。
672 :
吾輩は名無しである:03/08/25 21:46
>>672 そういう藻前は読んだのけ? 漏れは放ってある、埃の下…
674 :
吾輩は名無しである:03/08/27 21:03
実は今読んでる
>>673 埃をはらってやりなよ。一緒に読もうぜ!
675 :
吾輩は名無しである:03/09/09 22:37
「猫」は途中まで読んだんだけど、漱石の「猫」のほうをけっこう忘れていたんで、
先に漱石のほうを再読しようと思って、いったん離れたんだよね。
で、漱石の猫を読みきれないまま、ツンドクになっちゃった…。
でもある種硬い文体から醸し出されるとぼけたユーモアみたいな奥泉の
文体の魅力はそうとう漱石に負っているって実感はしたな。
676 :
吾輩は名無しである:03/09/12 18:40
久々に公式サイトが更新されたけど、
最終更新日が9月13日になってる。
バナール保守新党
678 :
吾輩は名無しである:03/10/03 00:50
679 :
吾輩は名無しである:03/10/22 03:20
公式サイトが更新。つっても朗読ライブの告知だけだけど。
11月03日
月曜日 西荻窪『コーニッツ』朗読ライブ
出 演 山田詠美 奥泉光 吉野弘志(Bass)
この朗読のセッションも三回目。今度はどんな企画が飛び出すか。
↑どなたかレポートぎぼん。
680 :
吾輩は名無しである:03/11/08 17:04
地底探検の本はいつ出るの?
681 :
日本雀観察協会会長:03/11/12 23:50
大学院の子ともっと書いてほしい。
生々しいこと。たとえば、研究室に夜まで残ってて
セックスしちゃったとか。
……大学院の子と?近大の女の子食っちゃったってか?w
早稲田文学でいとうせいこうとの
漫談が復活するらしい。市川の日記によれば
連載化しそうなんだけど。どうかな?
683 :
吾輩は名無しである:03/11/27 04:32
奥さん、どんな人?
685 :
吾輩は名無しである:03/11/27 14:07
島田雅彦氏によれば
奥泉は恐妻家らしい。
どんな奥さんやね。
四十過ぎての子供だけど奥さんは若いのかな?
「マクベス裁判」、奥さん出てるのか?
687 :
吾輩は名無しである:03/12/05 17:37
/ ○
|_ \ ○ /\
\/\ _| \/ _ ○/ | ̄ \
_| ̄|○ /○ ○ ○ ○|_| \/\  ̄| / _| ̄|○
七転び八起きせず
今頃だが、『「吾輩は猫である」殺人事件』読了。うーん。
ある種、言語の恣意性、相対性みたいな話と、
そのうえで、「吾輩は猫である」の形式、解釈に関するメタ物語……ということか?
689 :
吾輩は名無しである:03/12/26 01:03
/ ○
|_ \ ○ /\
\/\ _| \/ _ ○/ | ̄ \
_| ̄|○ /○ ○ ○ ○|_| \/\  ̄| / _| ̄|○
七転び八起きせず
あ、矢部って人がいる。
奥泉光、最初のころのはすごいいいと思う。
今はほんとに俗に生きる決意をしてるみたいですね。
「その言葉を」で指切った人のほうに、もうちょっと進んでほしかった。
彼に取ってはそっちは自分が捨てた学問の世界だったのかなあ。
仲良しセッションもいいけど、セッションが嫌で指切ってる話のほうが、
小説としてもおもしろいと思う。
>>690 バナールだから。て答えになってないが。
矢部さん、分かりやすく解説してるね。
…それで?
それでって何?
芸能な人間同士で結婚すると、比較的器用な側が
社会との折り合い担当になっていくのは心情的に仕方ないのだろうか。
恐妻家らしいよ、との書き込みからの勝手な推測。
694 :
吾輩は名無しである:03/12/29 21:45
「猫」読んだ。
木苺ちゃんでわらた。
最後で萎えた。
以上
ノヴァーリスの引用買ってきた。
葦と百合、バナール、石と読んで売ってきたけど
この本は残しておけるようなものだといいな。
抜群に上手い作家だというのは認めるけど
なんか物足りないんだよね。
私はその中ではノウ゛ァーリスが一番良いと思う。
「葦と百合」は、評価がなぜか高いようだけど、
この中で一番良くないのはそれじゃない?
職業作家である以上は! っていう根性で長いの書いた努力の結晶という
意味でしか、評価する必要ない気が。
「めぐり合う時間たち」っていう映画
なんか奥泉的だと思ったのは俺だけ?
698 :
吾輩は名無しである:04/01/12 16:35
そろそろ単行本が出ますよ。
700 :
吾輩は名無しである:04/01/13 21:25
葦と百合は森の奥という舞台がいい。
あの雰囲気がね。なんかノスタルジイを感じる。
小説としては生硬な印象もあるけど。
701 :
吾輩は名無しである:04/01/14 19:45
『新・地底旅行』発売記念あげ
702 :
吾輩は名無しである:04/01/14 22:16
ノヴァーリスの引用の文庫はそれまでの集英社文庫のと
活字が違う。大分読みやすくなった。
703 :
吾輩は名無しである:04/01/16 06:34
地底買ったよ。 ちょっと読んだ。
『新・地底旅行』発売されてるんだね。買いに行って来ます。
連載時、孤島の鬼のパロディ場面でニヤついてしまった。
>>696 漏れは葦と百合派だけど、葦と百合は"根性で長いの書いた
努力の結晶"っていう、それがいいんじゃないかと。濃いし。
木苺君シリーズや鳥類学者とかも好きだけど、
こっちはノリと流れと惰性で書けちゃって
そうでそれはそれで良いのだけど。漏れは根性と努力の結晶も
好きだったなと。
706 :
吾輩は名無しである:04/01/22 07:39
もりあがろうよ! 新刊でたんだから!
707 :
703=706:04/01/22 09:17
40%ぐらい読んだ。 だらだらとおもろさが続いて感じ良し。
708 :
吾輩は名無しである:04/01/22 10:46
新刊のあとがきに四部作五部作と続いていくかも、と書いてあるが
あんまり信憑性ないよなあ。
でも丙三郎とサトのキャラは好きだから
書き続けられるものならどんどん書いてほしい。
それにしても、初期作品と比べると文章が弛緩しているような・・
「とにかく徹底あるのみです」。
709 :
吾輩は名無しである:04/01/22 13:51
「光る猫」と「宇宙オルガン」に食傷気味。
710 :
吾輩は名無しである:04/01/22 15:27
我輩は猫殺人〜の単行本に価値あります?
文庫あるし文庫買ったら
712 :
吾輩は名無しである:04/01/28 13:14
新聞連載もやって、次々に過去の作品が文庫化されて、売れっ子になったもんだね、先生も。
714 :
吾輩は名無しである:04/01/29 00:07
純文学で文庫が出せるならメガヒット作家だよ。
芥川賞受賞作ですら文庫で出せない輩がどれだけいるか。
>>714 メガヒット作家かどうかはともかく幸運〈?)ではある。
多和田葉子なんてちっとも文庫出ないし。
「プラトン学園」とか「浪漫的な行軍の記録」とかは文庫になりそうにないが。
あとエッセイ集は「虚構まみれ」だけ?
HPのエッセイ、全然書いてないし。
いとうせいこうとの漫談集とかだったら出版されるかもしれないけど。
プラトン学園は木苺君マニアしか需要がないからなあ
鳥類学者のファンタジア文庫化キボン
719 :
吾輩は名無しである:04/02/02 14:15
「浪漫的な行軍の記録」はよかったけどなぁ。
でも奥泉氏の書く女性はちと古いのがどうにも良くない。
「葦と百合」はだからあんま好きじゃない。
720 :
吾輩は名無しである:04/02/06 23:04
>>713 今の日本の読者のレベルが低いのが原因かもな。でも、奥泉より明治の古典作品の方が解りやすかったりもする。
_ , ― 、
,−' `  ̄ヽ_
,' ヽ
( )
( ノ`ー'ー'ヽ )
( ノ● ●( )
( 〉 -――-( )_ _
`ー'l ● ( ノ ヽ )
、‘ー'ー’ _ノ`ー' |
 ̄| ̄ |
/ /7 / ̄ ̄/ /
`ー´ `ー ´ `―´
724 :
吾輩は名無しである:04/02/22 23:19
この人は、いったん今までのキャリアを全部ご破算にして、
ペンネームも変えて違う作家として再出発してみたらどうだろう。
なぜそんなことをw
趣味で(趣味なんだよね?)音楽やってる作家が
作品に音楽万歳的なものを持ち込むと面白くない。なんでだろ。
言葉で実現しない夢を、隣の芝生的な安易さで音楽に託してる感じ。
「その言葉を」はある意味で反音楽をテーマにしてるから面白かった。
言葉で実現しない夢
高いよ、1300円って(w
730 :
吾輩は名無しである:04/03/12 17:36
アゲ
高いけど、買います。
集英社文庫で1000円越えって珍しくないか
>>732 ブローデルをSFに分類してるんだからグラミスがSFでもええじゃないか
734 :
吾輩は名無しである:04/03/25 08:07
ええじゃないか
ええじゃないか
東野圭吾の「白夜行」が同じく集英文庫で1000円。厚さ3.5cm。
鳥類学者は4.5cmぐらいになる予定です。凶器ですな。
大して売れない割には次々文庫が出るとは。幸運というか人徳というか。
42×19くらいに詰めりゃいいのに
>>734 もういないかも知れんが、
それが今回の決め技か?
吉本ばななの文体で、「吾輩は猫である」と「若草物語」か「赤毛のアン」あたりをフィーチャーするくらいのことは軽々とやってのけそうだし、
それならそこそこ女性に受けるんじゃないのかと思うんだが、まあ本人はやりたがらないだろうし、
やったとしても一発芸の色物的な扱いになるんだろう。
740 :
吾輩は名無しである:04/04/14 14:45
遅ればせながら葦と百合読んだけど面白かったなぁ〜。
この人の文章って読んでて何か落ち着くんだよね。
久しぶりにオッキーブーム再燃。
741 :
吾輩は名無しである:04/04/14 16:28
バナールな現象は何の文学賞もとっていなしし
評論家からもマスコミからも無視された作品だが
奥泉氏のベストであるのは間違いないだろう。
バナールな現象を超えた作品を書けない辺りが痛いところだ。
同じ方程式の繰り返しで新作を生み出すことでも大変なのだろうが
やはり方法意識を持ってやってきた作家であるならば
前に進み出てもらいたい。
常に文庫が出る芥川賞作家は10人に1人だから、出世したものだ。
743 :
吾輩は名無しである:04/04/14 16:47
バナールな現象が評論家にもマスコミにも
無視されただぁ?
いいかげんなこと言ってんなよアフォがぁ!
だいたい奥泉のベストは ノヴァーリスの引用だ タコ!
744 :
吾輩は名無しである:04/04/14 16:48
バナール読み返してみるかな
純文の読者や批評家には一番バナールが受けたんじゃないの?
違うんかな?
ノヴァーリスもいいけどバナールの方が雑多で政治性もあるしバナの方が好きです。
初期の小説が好きってひとはいないの?
漏れはひそかに「滝」が好きなんだが。
三島の「剣」をゴテゴテに装飾したら「滝」になる。
でもアフガニスタン空爆に対応してるとは思えない
文庫と言うと、プラトンと浪漫的は、文庫化されるか?
文芸文庫・・・・・・ないか。
750 :
吾輩は名無しである:04/04/15 05:43
俺は今、バナールな現象を下敷きにして小説を書いている。
これで新人賞をGETだ。
あのパラレル世界はまだまだ作れる。
>>750 作りまくって1000枚くらいの長編にしなよ。
>>750 出来上がってみたらあら不思議
バナールな現象そのままでしたとさ
>>753 下手な賞取るとその後まともな作家として扱ってもらえないぞBY佐藤亜紀
755 :
吾輩は名無しである:04/04/16 04:27
佐藤亜紀くらいになれるなら幸せ
フルート吹いてばかりじゃなくて新作を書きましょうよ、奥泉先生。
757 :
吾輩は名無しである:04/04/16 16:20
ぶっちゃけ奥泉って印税で食えてるの?
758 :
吾輩は名無しである:04/04/16 16:28
無理に決まってるじゃん。
大学とカルチャースクールの先生が本職。
最近の若いのはすぐぶっちゃける
俺はぶっかけ隊
761 :
吾輩は名無しである:04/04/17 01:34
BOOKアサヒコムの作家コーナーでインタビューに答えてるな。
762 :
吾輩は名無しである:04/04/17 19:46
暴力の船好きー!!
情念好き
いまBOOKアサヒコムを見てきたんだけど、写真が…。
奥泉さん、なんであんな可哀想な顔してんの?
かわいそうだから
766 :
吾輩は名無しである:04/04/21 12:14
あの写真目の焦点が定まってないような・・・鬱病かなんか?
「小説」と「物語」の違いを簡単に言ってしまうと、
「物語」は「パターン」なんです。もうちょっと言うと、
物語は個人がつくるものではなく、世の中に
「流通しているイメージ」なんですね。つい泣いちゃうような
物語というのは、パターンにはまるから泣けるわけです。
一方、「小説」というのは、「物語」と深く関わりながら、
書くという行為を通じて「物語」を批評するものだと言われています
ひと言で言うのは難しいのですが、「書くことを通じて物語の
パターンを打ち破るもの」が小説なんだと思います。それは当然、
物語を含んでいるし、物語的なものと無縁ではありえない。
と同時に、どんなにくだらないものに見えても、世の中に流通
している以上、小説には何らかの「批評性」が働いているはずです。
戦後のヌーボーロマンは、その批評性を徹底しようとした運動ですよね。
わかりやすい説明ですね
>>764 可哀想な顔?変な服装だなーwとは思ったが。
>>767 教師は馬鹿な生徒にも分りやすく説明しないといけないから。
ところで久しぶりにHP更新されているよ。
「鳥類学者」の文庫発売関連。
769 :
吾輩は名無しである:04/04/21 16:55
奥泉も本を売りたくてフルート持参で営業活動をしているようだが
そんなことよりも
HPを充実させた方が売り上げに結びつくと思う。
ヘアヌード写真集を出せば女性ファンも増えるんでは?
>>769 >HPを充実させた方が売り上げに結びつく
それはありえない。
俺、奥泉の禁煙日記読んで禁煙したんだよね。
去年のGWの事だから、もう一年になる。
その後どうなったんだろう。
禁煙は続行中。
新作はいつ完成するのだろう。
ばなーる主義にある「Foggy's Mood」の .rmファイル
保存できないのかな?
776 :
吾輩は名無しである:04/04/27 19:14
誰か聖書の絵本(幼稚園児向け?)の翻訳読んだ人いる?
奥泉のコメント部分が奥泉らしくってすっごいツボだったんだが・・
ノアのはこぶねは、中近東の神話、ことにメソポタミアの
『ギルガメッシュ叙事詩』にある洪水説話とよくにていることが
知られています。
って、誰にあてた文章だこれは!世渡り下手そうなところがたまらんなぁ。
777 :
吾輩は名無しである:04/04/27 19:58
なぜ777を誰も取らないのさ。
漏れがいただこう。
778 :
吾輩は名無しである:04/04/27 19:58
売れてない作家は消えていく
779 :
吾輩は名無しである:04/04/27 20:25
でも奥泉は実は売れているほうなのだ。
>>776 本当に誰にあてた文章だ・・・・
マーケティング苦手なのか?
>世渡り下手
「奥泉は世渡り上手」とか考えている奴の方が不思議なのだが。。
782 :
吾輩は名無しである:04/04/28 12:57
>>775 おばさん向け文化サロン。
フルート持参営業。
奥泉にはフルートがあるからな。
芥川賞作家の中では10人に1人の売れっ子作家である。
>>781 世渡り上手になりたいのになれない世渡り下手なイメージ。
エリートやインテリに見られたくなくて必死にバカや通俗を演じてるが失敗続き。
かわいい。
売れることを強烈に意識してるのに売れてないが
売れてないなかでは売れているというヘンなイメージ。
かわいい。
>>失敗続き
そこそこ功を奏していると思うが。
エリートやインテリといった種族が滅びかかっている(既に滅んでいる?)
ことをよく自覚している人。
最近文芸誌で見かけないが、営業活動が忙しいのか。
エッセイくらい書きゃいいのに。
786 :
吾輩は名無しである:04/04/30 20:10
朝日の夕刊一面に奥泉先生のフルートを吹いている写真が!
中ほどの紙面にはアップでフルートをふく奥泉先生が。
フルート奏者として腕を上げましたな。
むしろ奥泉の本体がフルート
奥泉はあのフルートに操られているだけ
788 :
吾輩は名無しである:04/05/01 11:20
フルートがあの小説群を書いたってのはシュールだなぁ。
フルートの思考回路が知りたい。
789 :
吾輩は名無しである:04/05/04 22:25
おしえて君でスミマセン。
「吾輩は猫である殺人事件」第5章19節で伯爵が語る、
己れの死を看取った神父がじつは親の仇だった云々
の原典はなんですか???
(「猫」や漱石の諸作や逸話に基づいた引用はともかく、
それ以外の引用ネタは巻末にでも原典を示してほしかった。
「猫」本伝よろしくに)
790 :
吾輩は名無しである:04/05/13 02:45
>>789 「猫殺」は途中で挫折しちゃってその部分を読んでないんだけど、
ブニュエルの「ブルジョワジーの密かな愉しみ」か「自由の幻想」の
どちらかで、神父が死にかかった老人に臨終の秘蹟を与えに行くと、
その老人が親のかたきだったことが判明し、老人を射殺するっていう
逆のシチュエーションがあったよ。
791 :
吾輩は名無しである:04/05/13 05:02
このひと技術だけで中身がないよね
>>790 「自由の幻想」見ていないから知らないけど、「ブルジョワジー」で
無いことは確か。
技術一辺倒な小説をもっと読みたいものですねw
群像の対談、新潮のエッセイ、奥泉さん地味に活動してるね。
先日山形の庄内地方へ旅行に行ったんだが、
あとになってあの辺を小説の舞台にしてる話が多いのに
気づいてビックリした。出身が山形なのかと思って調べたら
お母さんの実家があの辺なんだね。山形へは温泉に行ったんだが
奥泉ファンとしてはなんか得した気分だった。
文學界の奥泉のコメントおもろい。「芥川賞までとってしまいそう」わらた。
>>791 いちおマジレスすると、同じ話を使い回しているだけで技術さえない小説の方が余程多いんだが。
797 :
吾輩は名無しである:04/05/30 18:12
奥泉光、福田和也の作家の値打ちで微妙な評価されてた。
「葦と百合」「パナールな現象」あたりは絶賛してるけど、
「プラトン学園」「グランド・ミステリー」は「自己模倣」ってことでいまいちな評価
ブタの言いたいこともわかるよ
奥ちゃん、いつも同じことやってると思うときがある
語りが重層化していく…うわーわけがわけわからんよー
AがBについて語ってたらAがBに実際に出会っちゃったよーこれ現実!?
…てな具合ですか?
そんなに読んでないけど
語りの重層化とかは竹本健治だけでお腹いっぱい。奥タンには
違う路線を目指してほしい。でも一連の明治ものに期待したいか
どうかはビミョー。
ところでスレが立ってから丸三年が過ぎたわけだが。
三年で800レスというのは多いのか少ないのか……
地味で奥泉らしさがあるんじゃないでしょうか
803 :
吾輩は名無しである:04/06/09 21:46
おい!何で奥ッチャンが辞めなきゃならんのだよ!!
止めるって何を?
805 :
吾輩は名無しである:04/06/09 22:25
人生を
806 :
吾輩は名無しである:04/06/09 22:49
h
807 :
吾輩は名無しである:04/06/09 23:13
文学界新人賞の選考委員だろ
808 :
吾輩は名無しである:04/06/10 06:08
●●第100回文學界新人賞応募要項●●
【選考委員】浅田彰、川上弘美、島田雅彦、辻原登、松浦寿輝
締め切り12月末日、発表は翌年の6月号(5月号に予選通過)
奥泉光談:なんで俺だけ首なんだよ。詠美は芥川賞に栄転だけど、俺はただの職無しじゃねえか。
ヨーニガー、ダチの島田や辻原のとっつぁん、浅田の野郎は留任のくせに
なんで俺だけ!ファック。ぶん・ぶん・ぶぶぶん・首切られ。
おれは99回の最後の選考会で暴れ捲くるぜ。朋輩!
おれに読んで欲しかったら是が非でも今月締め切りに応募しろ。
文學界編集部も餞別として、今回はおれ好みの方法論を重視した作品を残すぜ、ジャップ。
うえー。萎えるラインナップだな。
810 :
吾輩は名無しである:04/06/12 23:43
最後の選考会で奥泉は荒れ狂うらしい。
バーニング炸裂!
811 :
吾輩は名無しである:04/06/13 00:11
うわー、
やだなこれ
川上イラね
812 :
吾輩は名無しである:04/06/13 00:57
そろそろ吉田修一が入りそうだな
嫌だけど
今生きてる文学板のスレの中で、これよりも古いのってある?
814 :
吾輩は名無しである:04/06/18 19:51
おくいずみ は ふるーと を かなでた !
あさだ は こんらんしている !
わけもわからず じぶんを こうげきした !
しまだ は ねむっている !
しまだ に やるきがみられない !
かわかみ は にげだした !
>>814 久しぶりにスレ見たらコーヒー吹いちまったじゃねーか
奥タンの次回作の構想とかないの?
>>813 2ちゃんブラウザをJane Doe Viewに替えたらスレ立て日でソートする機能
があったのでちょっくら調べてみた。とりあえず現在最も古いスレはこちら
やっぱり梶井基次郎!(2000年6月28日)
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/book/962202229/ でもって以下、「ロシア文学スレッド」「有島武郎」「志賀直哉」
「中島敦。」「泉鏡花」「石川淳」「■■池澤夏樹■■」「遠藤周作」
「ジョイスって面白い?」「超マイナー作家、椎名麟三を語る会」
ときて十二位に「奥泉光」が入る。ジョイスと中島敦スレは950を
超えているので奥泉スレがベストテンに食い込む日も近いか。別に
食い込む必要も無いが。
眺めてみると作家の個人スレ、それもちょっと地味な作家のスレが多い。
少数の熱心な読者が支えているという感じか。それほど遅いペースという
わけでもなく新刊を出し続けている現役作家として、この落ち着きっぷりは
ちょっといかがなものかと心配にならなくも無い。
818 :
吾輩は名無しである:04/07/08 01:44
文學界2004/06に町田康との対談が掲載。
なんだか噛み合ってないんだよね。
「優等生」と「丸くなった外道」の対談ってかんじ。
819 :
吾輩は名無しである:04/07/08 04:47
町田庚は丸くなったというか牙を抜かれたというか堕ちたというか
>>817 劇遅レスですが、調査ありがとうございます。
そうですか、12位ですか……
「グランド・ミステリー」にコナン・ドイルの短編が出てきたので、
新潮文庫の短編集をちょっと読んでみたけど、けっこうネタが被ってるのかなあ。
>>817 おつかれ。欲を言えば20位くらいまでのランクであれば、もっとよかったような。
上だけ見ると、死んでる作家が多いなあ。しかも文学史には必ず名前が出る作家が多い。
池澤はどうか知らんが、奥泉なら多分文学史に載るだろう。
822 :
吾輩は名無しである:04/07/10 13:11
おまんこ女学院付属幼稚園
823 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 14:39
あれま
>>821 スレッドランキングでスレッドの古い順にソートしてみた。
ttp://www6.big.or.jp/~beyond/bbsnews/2ch/index.cgi?bbs=book&option=1 2000年
やっぱり梶井基次郎! (720) 作成日:06月28日 23時23分
ロシア文学スレッド (693) 作成日:07月15日 23時50分
有島武郎 (309) 作成日:09月09日 19時47分
志賀直哉 (840) 作成日:10月14日 00時57分
中島敦。 (969) 作成日:11月09日 23時08分
2001年
泉鏡花 (821) 作成日:01月19日 15時32分
石川淳 (755) 作成日:01月31日 03時03分
■■池澤夏樹■■ (946) 作成日:03月29日 23時12分
遠藤周作 (672) 作成日:03月30日 00時52分
超マイナー作家、椎名麟三を語る会 (431) 作成日:05月08日 23時48分
奥泉光 (823) 作成日:05月29日 07時31分 ←←←←←←←←←←←←←←
続きは
>>825
改行が多すぎると叱られた
>>824 の続き。
奥泉光 (823) 作成日:05月29日 07時31分 ←←←←←←←←←←←←←←
そろそろ【島尾敏雄】 (319) 作成日:07月03日 00時16分
横光利一 (589) 作成日:07月18日 18時07分
佐伯一麦イイ! (284) 作成日:08月01日 05時14分
○●福永武彦●○ (642) 作成日:08月02日 00時33分
芹沢光治良について (495) 作成日:08月09日 10時49分
ボ ル ヘ ス 命 (286) 作成日:09月07日 22時44分
失われた時をもとめて について何度でも語る (707) 作成日:10月15日 00時24分
最近フォークナーは読まれているんだろうか (814) 作成日:10月18日 21時55分
スコット・フィッツジェラルド (552) 作成日:11月01日 23時30分
ヌーヴォー・ロマン (704) 作成日:11月04日 02時28分
野坂昭如スレッド (812) 作成日:11月23日 02時56分
●●吉田健一●● (202) 作成日:11月29日 21時31分
家畜人ヤプー (277) 作成日:12月05日 00時19分
★笙野頼子part2★ (958) 作成日:12月11日 23時26分
☆☆☆ポール・オースター☆☆☆ (629) 作成日:12月13日 16時37分
シュルレアリスムについて (411) 作成日:12月18日 04時35分
徳田秋声について語ろう (370) 作成日:12月26日 00時50分
以上2001年
826 :
吾輩は名無しである:04/07/24 20:21
なんでミステリー板に奥泉スレないの?
あれってミステリーとして認められていないの?
あれれ?
奥泉さんいつのまに教授(@近大)になったんだろ。
ついこの間まで助教授だったような気がするんだけど。
なにはともあれ、昇進おめでdございます。
めでたいね
どこの本屋に行ってもバナールな現象の文庫がないので
ついにネットで注文しました
文庫は増刷されてますか?
我輩は猫である殺人事件を読んだ
それで、すげー面白かったんだけど、
終章の意味がわからんかったよ。
純然たる蛇足とかいってその蛇足で混乱してしまった。
つまりあれはどうゆうこと?
(メール欄)てこと?
全然違うかったら笑ってくれ。
831 :
吾輩は名無しである:04/08/02 23:41
文学界降ろされたってほんとう?
アカデミックな世界を切り捨てて文学という新しい女をとった
とか言ってなかったっけ。
結局最終的に教授になるのか。なるほどって感じだ。
新しいユリイカに文学賞について書いてましたよ
鳥類学者のファンタジア読了。じっくり読み進んでいく感じよかった。
最高におもしろかった。
ところで「新地底旅行」読む前に、ヴェルヌの「地底旅行」読んだほうがいい?
835 :
吾輩は名無しである:04/08/18 13:40
文學界新人賞と朝日新人文学賞の選考委員を同時に降ろされたな。
これはかなりの減収である。
100万くらいのもんじゃないの?
自分でやめたんじゃないの?
またやってほしいなあ
>>834 読んでなくても楽しめると思うけど、読んでた方が楽しいと思う。
もっとも大筋はともかく、本家だけが元ネタじゃない。
新地底旅行、ブクオフであったら買おうと思ってるけど出ないねぇ。
売れなかったかな
新聞小説って読まれないんだね、しみじみ。
文芸漫談で言ってたけど、彼は今後全て「続・〜」か「新・〜」にしようとか思ってるらしい。
漫談ネタでないけど誰も行ってないの?とりあえずフルート吹き出して面白かった。
福田和也の新刊で
新作がそこそこの評価をされていた
うわ 積読にしてたらもう文庫かよ 悔しいから出る前に
読むとするか
>>838 遅レスだがサンクス
岩波文庫の地底旅行を先に読んだおかげで12分に楽しめたよ。
文章を読んでるだけで楽しいネ。
次は浪漫的な行軍の記録でもよむヨ。
「グランド・ミステリー」に 「本多久繁」 っていう弁護士が出てくるんですが、
これって 三島由紀夫の「豊饒の海」の 「本多繁邦」から来ているのかな。
848 :
吾輩は名無しである:04/09/13 23:36:24
写真だといつも目が死んでる
849 :
吾輩は名無しである:04/09/14 13:01:52
>>842 相方の突込みに無理があってうざいんですもの
850 :
吾輩は名無しである:04/09/14 14:17:10
いとうせいこうとの漫才をUPしてくれ。
早稲田文学にうpされてるぞ
本屋で読んでよ
どこの本屋にある? 普通ないよな
853 :
吾輩は名無しである:04/09/15 01:41:24
地底旅行って久生十蘭のオマージュ?
関係ないかもしらんが、
芦辺拓の「地底獣国の殺人」はドイルの「失われた世界」とか
久生十蘭の「地底獣国」、ヴェルヌの「地底旅行」のオマージュみたいだ。
(と解説に書いてあった)
こっちもけっこう面白かった。
856 :
吾輩は名無しである:04/09/30 10:01:56
その言葉を ブクオフ105円でハケーン記念age
その言葉を は名作だ。
おげっ!
860 :
中央大学文学会:04/10/28 00:37:53
横から失礼。
我が中央大学文学会では、毎年、11月初旬に行われる「白門祭」にて、
作家や評論家の先生をお招きして講演会を開催しております。
2001年は高橋源一郎先生、2002年は石川忠司先生,
2003年は保坂和志先生をお招きしました。
今年度は奥泉光先生をお招きします。
題名:『小説的グルーヴ』
日時:11月3日(水)
会場:8203教室
開場:13:30
開演:14:00
中央大学へのアクセスは、
・多摩モノレール『中央大学・明星大学駅』から徒歩1分
・京王線『多摩動物公園駅』から徒歩10分
・小田急・京王線『多摩センター駅』下車、バス(13番バス停)で12分
・JR中央線『豊田駅』下車、バス(4番バス停)で15分
お問い合わせは、
文学会公式ホームページ:
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/5530/ 文学会公式メールアドレス:
[email protected] までお願いします。
皆様のご来場をお待ちしております。
中央大学ホームページ:
http://www.chuo-u.ac.jp/
861 :
吾輩は名無しである:04/10/30 03:46:57
忍者が出たのに書き込みがないのは気のせい?
忍者って「坊ちゃん」読んでから読んだほうがいいの?
863 :
吾輩は名無しである:04/10/30 05:15:19
864 :
吾輩は名無しである:04/10/30 05:49:01
10分や15分でいっちゃうような早漏はだまってな
865 :
吾輩は名無しである:04/10/30 05:57:40
誤爆?
初子さんは奥泉が推したのだろうか。
『新・地底旅行』単行本読みました。
新聞連載だと後戻りできないので解りにくかった所も、
(特に位置関係とか)じっくり読めてとても楽しかったです。
続編が出るといいなー
860行きたくない?
2chで広告って言うので反応悪いのかな
おれは素直に行きたいんだけど・・・
行きたいけど遠いな
千円札が漱石から英世になって、奥泉さん激しくorz
871 :
吾輩は名無しである:04/11/02 08:34:24
中央大学行ってフルート聴いてこい
録音してNYでうp
>>860 行ってもいいけど学園祭の人ゴミに出かけるのはやだな…
まぁ気が向いたら行くわ。
神田古本市で虚構まみれ見つけ。やっぱり好きだなこの人の小説観。
873 :
吾輩は名無しである:04/11/03 08:20:10
芝居はもうよしたほうがいい
やたら遠いことが分かったよ。行くの止めたけど行った奴いるのかな・・・
875 :
吾輩は名無しである:04/11/04 05:26:17
文庫が出て講演会もやったのに
この書き込みの少なさはなぜ?
876 :
吾輩は名無しである:04/11/05 03:16:24
奥泉光スレッドに刺激されて、集英社文庫版『バナールな現象』を購入した。
年一回の妻との旅行中に読了。しかし、移動中の車内に忘れて来てしまった。
その次の年に、また一回だけ旅行し、いろいろあったのち、離婚した。
パソコンは妻のものだったので、別居とともに実家に持っていかれてしまい、
ボーナスを待ってから一台、購入。久しぶりに文学板にアクセスしてみる。
奥泉スレッドが、まだあった。
877 :
吾輩は名無しである:04/11/05 04:32:43
878 :
876:04/11/06 00:07:12
>>877 なんですとぉ!
きのう一所懸命、推敲を重ね、その後、また一回だけ旅行して、その後、離婚…
ありゃりゃ、「その後」が重なっちゃったよ、とかやりながら書いたのに。
まあ、コピペに耐えうるような洗練された文章だったってことかな。
もちろん、事実だしね…。
879 :
吾輩は名無しである:04/11/06 17:09:01
>>876 で、このスレのおかげで出会った
『バナール』や奥泉についてのご意見は?
881 :
876:04/11/07 23:28:05
882 :
吾輩は名無しである:04/11/08 09:35:18
自分から聞かれもしないのに過去の話をはじめたくせに
昔のことは聞くなかよwおめでてーな
883 :
吾輩は名無しである:04/11/10 23:22:59
笑いの大学面白かったです。
884 :
吾輩は名無しである:04/11/11 09:08:01
奥泉光≠三谷幸喜
「猫」読了。
最後は・・・あれはどういうことなんだろう。
いろんな解釈が考えられるんだが
俺もよくわからなかったよ
文学界の選評読んでみた。
選考終わった後いつもの飲み会(会食?)がなかったと寂しそうだった。
島田雅彦が奥泉光は選考委員を「卒業」するんだみたいなこと言ってた。
葦と百合が絶版とはどういうことだ>集英社
あげる
坊ちゃん忍者いいよ
新潮社のPR誌『波』12月号に奥泉氏登場
(熱血ポンちゃん関係の座談会)してるんですけど、
山田詠美・画の似顔絵...かしら、これ?
892 :
吾輩は名無しである:04/12/08 01:48:44
このミスの「隠し球」コーナー読んだ。
次の本は文藝春秋本格ミステリマスターズから出る「モーダルな事象」だってさ。
冒頭から首なし死体が出るとか。
うまくいけば来年の前半にはでるらしい
>>890 おれもこの前坊ちゃん忍者読んだ。
笑いどころが多くて面白かった。なんとなく新地低旅行に似てた。
寅太郎はやっぱり丙三郎の先祖なのかな。
893 :
吾輩は名無しである:04/12/11 00:23:47
葦と百合買ってきた
5. 葦と百合 集英社文庫
奥泉 光 (著) 文庫 (1999/04) 集英社
発送可能時期:出品者から通常2営業日以内に発送します。
価格: ¥720 (税込)
【マーケットプレイス】 新品/ユースド価格 : ¥1,490
なんかえらいプレミア付いてますがな
>>891 今日もらってきた。
奥泉の似顔絵似てないな。
三人で山田について語るという内容で奥泉情報はあんまりなかったね。
山田と仲がいいということはわかったが。
896 :
吾輩は名無しである:04/12/16 09:00:51
HP更新されたよ
897 :
吾輩は名無しである:04/12/24 02:02:37
モーダルってどういう意味?
1 様式上の
2 叙法の
3 音階の
という意味だが、小説の技法にかかわってくるなら2の意味なのかな?
叙述トリックが使われるのだろうか。
宇宙オルガンが出てくるなら3の意味かな…
899 :
吾輩は名無しである:04/12/24 07:45:45
その3つの意味全てが含まれてるんじゃないか
900 :
ハニロウたん ◆T61/rdmlFM :04/12/24 07:59:02
詳しいことはわからないけど、おいらが900いただきだあよ。
ジャズ好きの奥泉さんだから
3の意味が強いんじゃないでしょうか
それに音階と言うよりモードを使った即興、と言った意味じゃないかと思います
即興が小説で何に当たるかと言うこともありますけど
町田庚との対談でもしきりにUXとか言ってたし
と言うか文脈わかんねえからなんとも言いようがない
902 :
吾輩は名無しである:04/12/26 18:10:19
奥泉「モルタルな事象の間違いでした。ガテン系な話です」
903 :
吾輩は名無しである:04/12/27 22:23:07
新しき村ってとこ かなり『葦と百合』入ってる
904 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:33:04
虚構まみれって面白い?
905 :
吾輩は名無しである:04/12/27 23:38:03
一般書籍板のほうが合ってると思う。
グランドミステリーの文庫版何処の本屋行っても無いよウワァァァン
絶版になりそうで怖い
>>904 正直小説よりおもしろかったよ
奥泉の小説観最強だった
908 :
吾輩は名無しである:04/12/28 23:24:55
ぶっちゃけ奥泉の小説はつまらない
909 :
吾輩は名無しである:04/12/28 23:35:37
小説について語らせると長々と講釈垂れるのに本人の作品はつまらない。
文学界新人賞選者ってこんなのばっかりだ。
変なの湧いてるが文学界に投稿でもして落選したのか?
悪意があったわけじゃないんだけどな
913 :
吾輩は名無しである:05/01/02 00:43:33
葦と百合105円でゲット!
やっぱ地方の古本屋は穴だ。
このスレも足かけ5年目か……
葦と百合400円だったけどゲトー。
まあ入手できただけよしとしよう
偶然古本屋で葦と百合ゲットしたのが奥泉との出会いだった
今考えると運がよかった…
917 :
吾輩は名無しである:05/01/12 10:21:54
虚構まみれオモシレー
918 :
意思の来歴:05/01/13 01:02:17
「石の来歴」の帯の三浦哲郎の評を読んで買って以来、
ほとんど、すべて読んでます。私はジャズを聴か
ないので、音楽に関する部分がよく分からないところ
が多く、残念です。
三浦の評は、「最近の作家にしては、めずらしく、語彙が
豊かで、文章に艶がある・・」見たいな感じ、だったかな。
919 :
吾輩は名無しである:05/01/13 05:01:28
ええー文章に艶はないだろう
920 :
吾輩は名無しである :05/01/13 05:50:23
三浦の評は読んだことがないので、正しくはどうかは知らないが、
文章に「こく」がある、ならピッタリするね。
921 :
吾輩は名無しである:05/01/16 16:35:29
6 :吾輩は名無しである :05/01/13 21:46:47
佐藤亜紀と奥泉光
学者が書いた小説って感じが
おまいらは似ていると思うか?オレはあまり思わん
922 :
吾輩は名無しである:05/01/16 21:29:17
佐藤亜紀は学者じゃない
どっちも好き。
924 :
吾輩は名無しである:05/01/16 23:50:05
亜紀たんは好きな作家だか注目している作家だかに
オクイズミンの名前を挙げていたしな
>>924 「検察側の論告」で、「グランド・ミステリー」をべた褒め。
別のところで、注目している/読むべき、日本語で書いている作家として、奥泉を挙げてたっけ。
他には確か、酒見賢一、笙野頼子、篠田節子など。
926 :
吾輩は名無しである:05/01/18 11:43:20
奥泉が尻に葱を突っ込んだままフルートを吹いていた
奥泉の文章はあまり好きじゃないな。
ちょっとくどいと思う。
小説全体としては好きだけど。
むしろ文章が良い作家だと思うな俺は。
なかなか一文が途切れないにもかかわらず
良いリズムで読めるというか。
呼吸が合うとか合わないとかもあるのかもしれんが。
929 :
吾輩は名無しである:05/01/18 15:09:31
奥泉って昔はいろんな作家の文体マネてたんだよな?
930 :
吾輩は名無しである:05/01/18 15:29:29
夏目漱石の「猫」のパクリ
931 :
意思の来歴:05/01/19 01:25:08
918で書き込んだものです。文章の艶の件、手元にある「石の来歴」の三浦哲
郎の芥川賞選評確認しました。
「奥泉光氏の作品を読み終えるたびに、力相撲をとったあとのような疲労
をおぼえる。けれども、その疲労感は必ずしも不快なものではない。
・・・・・中略・・・。この作家の文章には、近頃の新人作家には珍しく
艶があり、語彙も豊かである。この光彩に満ちた文章力は顕彰されてしか
るべきだろう。」
932 :
吾輩は名無しである:05/01/19 02:28:31
奥泉は今でも徹底的なものだけが面白いと毎日100回言ってるの?
933 :
吾輩は名無しである:05/01/19 23:41:12
奥泉にメール出したら返事来る?
>>933 メール出しても虚構世界に迷い込むので奥泉先生の元へは届きません
いや、そもそも奥泉など存在しないのでは・・・
砂漠砂漠砂漠砂漠砂漠
けさの朝日新聞に
山下洋輔「ジャズマン忠臣蔵」評
939 :
吾輩は名無しである:05/01/27 16:08:29
朝日の正直つまんなかった…
「虚構まみれ」から後
エッセイ本が出ないのは売れないからか
941 :
吾輩は名無しである:05/01/28 07:03:59
a
942 :
吾輩は名無しである:05/01/28 14:29:23
奥泉たんのエッセイをもっと読みたいよ〜
エッセイも小説も読む気がしねー。退屈。
いとうせいこうとの文芸漫談が一番面白かった、
てことにはならないでほしいが・・・。
945 :
吾輩は名無しである:05/01/29 03:38:55
奥泉康弘
946 :
吾輩は名無しである:05/01/29 22:24:42
中曽根康弘
947 :
吾輩は名無しである:05/01/30 03:44:40
昨日テレビで中曽根とナベツネが対談してたな。
見た?
948 :
吾輩は名無しである:05/01/30 04:18:18
観てない
囲碁と将棋以外でテレビ見ない
949 :
吾輩は名無しである:05/01/30 04:20:31
早起きでつねおじいちゃん。
僕はもう寝ます。
950 :
吾輩は名無しである:05/01/30 04:23:19
おやすみ
951 :
吾輩は名無しである:05/01/30 05:09:58
おはよう。
952 :
吾輩は名無しである:05/01/30 18:46:41
ヽ:r‐'、 __
〉‐r '´ `丶
/:::ヽ ヽ
. ,':::::::::::ヽ. '、
. l:::::::::::::::/ .,、z:ュ、,_. ,、=,
l;:::::::::::/ ´ ,r'ャ、`' i'rャ;|
l ヽ::::::::l ''`¨¨´ ヽ |
ヽ ヽ::::::! ,ィ _. ', .l なんという!!!
ヽ_λ:i. ' `'゙`'‐'i゙ ,'
l ヽ`'. ,∠.ニフ /
l ` 、 、 い.... ,' /
,r<ヽ、 ヽ', .ヽ`二フ.,'
,.イ \.丶、`' .、,_`,.ィヽ、
. / .', \ 丶、 l. ', ヽ'.-、
,. -.'´ \ \ \ ! .l ', `‐ 、
.'´ \ \. \| | i 、 ヽ
953 :
吾輩は名無しである:05/02/03 00:29:14
すっかりミステリー作家みたいな扱いだな
文芸漫談まとめた本はまだ出ないのか
「新・地底旅行」が国内ベストSF2004の4位に。
おめ
957 :
吾輩は名無しである:05/02/22 11:48:51
大西巨人の神聖喜劇を日本文学のベスト1にあげたって本当?
958 :
吾輩は名無しである:05/02/22 11:49:38
>>957 ホント。
「人間というものが、極めて馬鹿々々しい存在であると同時に、
素晴らしい力を秘めたものであると、大笑いしつつ感得できる傑作」
だそうな。
確かに神聖喜劇は傑作だからなあ
961 :
吾輩は名無しである:05/02/23 19:23:04
962 :
吾輩は名無しである:05/03/01 16:08:48
[2995]わたしはけいとさんの長女より背が低い 投稿者:保坂和志 投稿日:2005/02/22(火) 22:35:57 [返信]
だから「背がすらっとしている」ということは、まずない。
で、小説家で、わたしよりすごく高いのが、○浦○輝と○上○美。
この二人より背が高い人は、普通でもあんまりいない。
だいぶ低いのは、○部○重と○泉○。
でも、二人ともあんまり背が低いとは思われていないかもしれない。
だいたいわたしと同じくらいなのが、○沢○と○田○。
○橋○一○もだいたい同じで、○田○彦は5センチくらい高いと思う。
三文字の名前は二文字隠すとわかりにくいなあ。というか、ほとんどわからないか。わからなくてもいいけど。
>>955 夏に出るらしい。
しかしこのスレは何時になったら終わるのだろう。
終わらないよ
虚構だもん
965 :
吾輩は名無しである:05/03/04 18:01:32
「葦と百合」って品切れだって聞いたが!
966 :
吾輩は名無しである:05/03/04 18:02:40
この長寿スレが終わってしまうのはもったいないな。
>>966 じゃあ書き込むな。そっと見守れ。
「葦と百合」は解説の法月倫太郎が可哀想だった。なんか。
中上健次論なんか書いたらしいが、熊のシンポジウムで相手にされてなかったな。
最近『鳥類学者のファンタジア』読んだら意外なほど面白かった。
女性の視点ってので違和感あるかと思ってたけど奥泉らしいひねくれてピュアな
ジャズねぇちゃんで、突然入る丁寧語が町田康思わせてやるなぁと思った。
968 :
吾輩は名無しである:05/03/04 19:02:50
sage
970 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 12:04:43
「葦と百合」で読書会やろうと思っていたら、品切れでおどろいた。
あんな面白い小説でもこんな寿命が短いの?小説家って大変……。
>>967 彼の中上論はそれなりに面白いよ。だからシンポジウムにも呼ばれたんだろうけど。
972 :
吾輩は名無しである:2005/03/21(月) 17:06:31
今度ミステリマスターズで新刊でるね
973 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 23:14:48
文学路線よりエンタメ路線に走ってほしい。
974 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 23:16:18
推理小説仕立てにしてあるのは、そうしないと載せてもらえないからか。
その言葉を
976 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 09:55:23
1 名前: 吾輩は名無しである 投稿日:2001/05/29(火) 07:31
スレがないので作ろう。好きな人、語って。
もしかしたらこのスレ、丸4年もつかも
そろそろ新作を
>>959 その評って何に載ってる?
読んでみたい。
979 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 12:05:48
981 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 19:46:38
大西巨人に小栗虫太郎に夢野久作にメルヴィルにエーコ・・・
衒学的な作家が好きだねぇ。まあ分かるけど。
そういえば必読書150は、古典文学はほとんどないけど
確か平家物語を絶賛してた記憶があるな。
982 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 07:18:09
集英社文庫の「私の平家物語」の解説も書いてる
983 :
吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 07:22:35
ごめん
出鱈目書いちまった
大原富枝の平家物語 集英社文庫―わたしの古典
大原 富枝
これが正解
>>984 おもしろそうなんだが、そのためだけに買うのはなあ。図書館で読むか。
そろそろ次スレの季節ですね
ミステリ板に立てたほうがいいんじゃないかという感じだな、最近の作品は
988 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 22:56:06
それもいいかもね
新規読者を増やせるかもしれないし
ミステリ板にもアピール
一応ミステリ板にもあったと思いますよ。全然賑わってないけど