939 :
吾輩は名無しである:03/06/19 23:27
俺の知り合いさぁ…イニシャルが I なんだよね…
941 :
吾輩は名無しである:03/06/20 23:58
>>937 「盲目物語」の文体に思う存分酔って下さい。
>>940 「縮んだ愛」という作品(佐川光晴)もあります。
>>941 「盲目物語」いいですよね。文体、「薄物越し官能」ともに好き。
943 :
吾輩は名無しである:03/06/28 06:35
こいさん、頼むわ
944 :
吾輩は名無しである:03/07/01 04:15
945 :
吾輩は名無しである:03/07/01 04:35
>>944 こいさんのこと? まさか幸子(943の台詞の発話者)がか?
どうでもいいけど帯鳴り萌え。
「細雪」はどこから読んでもだらだら面白い。
946 :
吾輩は名無しである:03/07/01 10:24
最近「卍」読みました。
谷崎作品を最近ずーっと読んでなくて他の作家のばっか読んでたけど、
改めて谷崎ってすごい!!と思いましたよ。
947 :
吾輩は名無しである:03/07/02 02:05
〜〜〜みなさん〜〜〜
谷崎作品で、最も文体が美しいと思われる作品あげてください。
948 :
吾輩は名無しである:03/07/02 23:36
文章読本(w
少年時代もいい
950 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/03 09:50
しゅんきんしょう に決まってるだろう ばかやろう
俺はなー 俺はなー れげーをやっているんだ そうレゲーをやっているんだよ
お前ら作家志望の根暗のやつらと比べ物ならないくらい世界を見ているんだよ
コンサートしてみんなに握手を求められることほどの快感はないよ
一回作家志望やめてミュージシャン志望になれ こらー!!!
951 :
吾輩は名無しである:03/07/03 20:32
>>949 「蘆刈」はまだ読んだことがないのですが、
どこの出版社が扱っているか分かりますか?
>>951 岩波文庫に『吉野葛』とのカップリングで入ってますよ。
953 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:24
>>952 ありがとうございます。
さっそく購入しに行きたいと思います。
954 :
吾輩は名無しである:03/07/03 23:11
「盲目物語」は盲人が語っているような感覚を伝えるために
あんな文体にしたそうだけど、
実際効果出てるしねー。
谷崎はやはり恐ろし。
956 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/04 12:26
>>950 お前最高 せいぜいレゲー頑張ってくれや
957 :
吾輩は名無しである:03/07/05 00:34
「過酸化マンガン水の夢」を手に入れたいんですけど」
>>957 中公文庫『潤一郎ラビリンス』第11巻「銀幕の彼方」に収録されてる。
959 :
吾輩は名無しである:03/07/07 18:15
「雪後庵夜話」
神保町で2千円で売ってた。買うべきか・・・
960 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/07/07 19:19
俺もレゲエじゃないけど週末は弾き語り行って、ハウスでも月一の固定枠で出演依頼あるけども、
音楽の方が世界が見えると思うのは、単純に文学楽しめてないだけじゃないかな。
音楽も楽しいし、その中での横のつながりも良いもんだけど、文学も割と良いもんだよー。もっといっぱい読んでみ。
とネタにマジレスしてみる。そーりー。
『痴人の愛』一人放蕩な女を最後まで同じ目線で良く書き切っていると思います。ナオミみたいな女はいらんけども。
戦後デカダン、侮れん。
961 :
吾輩は名無しである:03/07/11 18:53
犯罪小説集はどんな感じの内容なのでしょうか?
>>961 「柳湯の事件」「途上」「私」「白昼鬼語」収録。解説は渡部直己。
新潮文庫の「鍵・瘋癲老人日記」にも
棟方志功の挿絵は入ってるんでしょうか?
965 :
吾輩は名無しである:03/07/13 01:37
うちの近所の文学通の爺様がしたり顔でいうんだけど、
「谷崎なんつうのは、東京の[中の]田舎者なんだ。だから 芦屋なんぞに
惹かれて移住したりするんだ、、。」と、、
そうだろうか?、、。
>>965 爺さんのその言葉、東京の下町育ちが関西の山の手に憧れた、
っていう風に取れば、まぁ首肯できる。
968 :
吾輩は名無しである:03/07/13 16:40
関西のほうが魚もおいしくて、芦屋は大阪市内より家がまばらで住みやすかったんでは?
969 :
吾輩は名無しである:03/07/13 18:55
971 :
吾輩は名無しである:03/07/14 02:50
中央区在住だけど、蛎殻町・人形町、あの辺の風情 嫌いじゃないけどなぁ。
発展著しい城南・城西地区に比べると 確かにオールド・トーキョーの面影
があって 「お江戸」してるけど。
創業百ウン十年の団子屋などで 地域の生んだ偉大なる先達・谷崎を偲びつつ
お茶などすすりながらつらつら思うに、
賢明なる諸兄諸姉には周知のことに属すると思われるが、
初期の自伝的作品に顕著なように、生家のあったこの界隈に対する屈折した想い
があって、愛憎コモゴモだったでしょ。
自分の肉親をも含めたこすっからい長屋の庶民に対して侮蔑と哀れみと諦念
を抱いて。 「俺だけは お前らとは違う」みたいな。
一高へ飛び級で入るほどの桁違いの秀才の矜持が どうしてそれを許せようかと。
最近色気づいてきた奉公人のお玉のヒップの張り具合も気になるけど、
とにかく此処はいつか出る場所であって、居つく場所ではないと。
みじめな境遇を横目で遣り過ごすかのように 日本の古典や西洋の絢爛たる耽美に沈潜
して 来るべき出奔を夢見ていたんだな。
ただこの時代の鬱屈と怨嗟と葛藤がなければ「呪いの筆」によるあれらの珠玉の作品群
(主に初期)は生まれてなかったとは思うのだが。
今度 カフェの女給と今半のすき焼き食べに行くんだけど青年谷崎も通ったのかな。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
974 :
吾輩は名無しである:03/07/16 22:26
うーん、確かに、「田舎もの」を感じることもなくはない。
細雪にしたって、ほんとの金持ちじゃなくて成り上がりの江戸趣味、
もっというと趣味がグロテスクでいわゆる「趣味が悪い」部類に入る。
でもそこがいいのだけどね。
975 :
吾輩は名無しである:03/07/16 22:35
新潮カセット文庫の「春琴抄」を聴いて感動したんだけど、
本編後に収録されてた谷崎本人による朗読を聴いて笑っちゃった。
爺さん、もうちょっと上手く読んでくれよ。
>>971 代々住んでる親戚がいるけど、
今の日本橋の「住宅街」って巨大ビジネス街に挟まれてほとんど陸の孤島だね。
977 :
吾輩は名無しである:03/07/17 05:38
日本橋に「住宅街」ってあったんだ。
自分はたいめいけんとか行って、ええなあ昔のハイカラやな思ったけど。
おすすめの場所があったら教えてください。明治・昭和の東京を知りたい。
(なぜか大正が抜けた。たぶん大正は、竹久夢二の美術館のあるあたりを
自分で勝手にイメージしているからだろう)
978 :
吾輩は名無しである:03/07/17 22:06
>>975 自分もそれ聴いた。
朗読はたしか寺田農さんで、結構良い感じだったような気がする。
新潮カセット文庫の本人朗読が入ってるのは、ほとんどがああいう感じ。
朗読を聴くためというより、作者本人の貴重な声を聴くだけのものなんだろうね。
979 :
吾輩は名無しである:03/07/20 05:39
「己は どうしても 己の内部に-天才-を持っている気がしてならぬ、、、」
980 :
吾輩は名無しである:03/07/20 10:23
スレもクライマックス。
俺は「鍵」が最高傑作だと言っておきたい。
981 :
吾輩は名無しである:03/07/21 10:24
age
982 :
吾輩は名無しである:03/07/21 23:27
983 :
吾輩は名無しである:03/07/21 23:29
梅ないのか?
984 :
吾輩は名無しである:03/07/22 00:08
谷崎潤一郎の最高傑作か。
恐らく一番人気は「痴人の愛」だろう。
いや、純度の高さでは「春琴抄」か?
唯一の長編である「細雪」だって侮れない。
または「刺青」、「少年」、「幇間」などの初期短編だ。
通な人は時代物を推し、へそ曲がりは未完に終わる「乱菊物語」を。
俺だってその全部に思い入れがある。
しかし今日の俺が谷崎の最高傑作に推すのは「卍」だ。
谷崎流のユーモアと「語り」の技術が最高のレベルで融合してると思う。
書き出しと最後の締め方も素晴らしい。
・・・・一番読み返したのは「猫と正造と二人のおんな」だったりする・・・・
(酔ってます。麦の海にどっぷりとな。)
985 :
吾輩は名無しである:03/07/23 00:10
漏れも卍がいいよー
俺も卍したいよー
987 :
吾輩は名無しである:03/07/23 17:16
987
988 :
吾輩は名無しである:
ハァハァ(;゚∀゚)=3 お卍〜