1 :
名無しさん@1周年:
オススメのフランスの作家などおしえてください
3 :
考える名無しさん:2000/12/06(水) 21:19
ボヴァリー夫人
4 :
吾輩は名無しである:2000/12/08(金) 15:37
あれくさんどるでゅま
5 :
?l????????:2000/12/08(金) 15:55
>X0G
2のさりげないリンクがいいなあ。
7 :
聊爾:2000/12/09(土) 23:13
ロブグリエ傑作。
8 :
?"猿"Z:2000/12/10(日) 00:27
『椿姫』これは墓場までもっていきたいなぁ。
9 :
吾輩は名無しである:2000/12/10(日) 00:35
野崎歓訳なら、なんでも
10 :
アイノリネコ:2000/12/10(日) 00:52
ピエール・ドゥ・マンディアルグ
『大理石』『海の百合』『オートバイ』
『城のなかの英吉利人』
11 :
ロカンタン:2000/12/10(日) 01:56
ユイスマンス、ミラン・クンデラ、タハール・ベン・ジェルーン
なぜかサルトルは入れないのね (^^;
12 :
吾輩は名無しである:2000/12/10(日) 03:12
13 :
名無しさん@1周年:2000/12/10(日) 04:43
どこがどーいいのかいってよ
14 :
むなし:2000/12/11(月) 04:32
ラクロ『危険な関係』
15 :
吾輩は名無しである :2000/12/11(月) 08:59
なんでスタンダールがでないのかな
「赤と黒」
これは、高校以前によんでおくべき
16 :
吾輩は名無しである:2000/12/11(月) 12:49
サンテグジュペリ「星のおうじさま」
大人になってから読んでね
17 :
たか:2000/12/11(月) 18:35
ラディゲの「肉体の悪魔」
短いけど、凄い緊張感とスピード感。フランス心理主義の恋愛小説。
サド「ソドム120日」最後に近づくにつれ、肉欲の極北に至る。
キュルバル法院長の変態ぶりには誰もかなわない。
>17
「ソドム120日」を映画化した、
パゾリーニの「ソドムの市」は気持ち悪いよなぁ…
吐いてしまった。
19 :
考える名無しさん:2000/12/12(火) 20:42
2のリンクは見てないけど、デュラス、出てきてないですね。
いいじゃないですか、『ヒロシマ・モナムー』
映画のほうも好きだな。
20 :
名無しさん@1周年:2000/12/13(水) 02:22
三銃士!
21 :
名無しさん:2000/12/15(金) 05:51
ジッドの『背徳者』『狭き門』『田園交響楽』
22 :
吾輩は名無しである:2000/12/15(金) 06:20
月並みだけどマルセル・カミュ。
異邦人の、あのやたら乾いた雰囲気が大好き。
23 :
蓮:2000/12/16(土) 03:58
M.ユルスナールの「ハドリアヌス帝の回想」。
人間同士は決して解りあえない事。
死は常に忠実に寄り添う双子である事。
24 :
吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 05:00
>>22 アルベルト・カミュ。
ペストを読むべし。
25 :
たか:2000/12/16(土) 19:17
23>ユルスナールファンがいた!!!
「黒の過程」なんで品切れ?がんばれ白水社!
26 :
名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 02:02
中学のわたしでも読みやすいの誰か教えてください
27 :
吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 02:39
>>26 19、24とは別人だけど、
アルベール・カミュ「異邦人」おすすめ。
文章はシンプルでわかりやすく、かつ美しい。
中学生でも空気を感じることはできるはず。
いずれ大人になったら、より深く理解できるのでは。
ちなみにぼくがそうだった。
若いとき読んどいてよかったと思った作品。
28 :
吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 02:41
ごめん、22と24だった。
29 :
名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 05:34
どーしてそのカミュってひと名前が3つもあるの?
30 :
考える名無しさん:2000/12/17(日) 13:35
>>29 フランス語の発音では27が正しいね。
異邦人もペストもあまり好きじゃないな。
なんというか、HumanNatureなるものを悪として描いてるところが好きじゃない。
「転落」がいいときいたけど、どうなの?
サルトルとの「Absurdity」の見解の相違について知ってる人いたら説明きぼーん。
31 :
考える名無しさん:2000/12/17(日) 13:38
やっぱり,マルグリット・デュラスがいいな。
特に「モデラート・カンタビーレ」は素晴らしい。
32 :
吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 17:26
ジュール・ヴェルヌ好きな人はいないの?
「海底2万海里」「地底旅行」は科学が発達した今の時代でもすごく面白いと思うんだけど。
33 :
吾輩は名無しである:2000/12/21(木) 12:20
age
34 :
吾輩は名無しである:2000/12/22(金) 01:56
>>30 転落はカフカっぽい。
喋りのシーンが多くて、太宰か? と、厨房のころ読んでて思いました。
うーん浅い読み方。あれからずっと読んでないし。
「異邦人」だけ、なんども読み返した。
>HumanNatureなるものを悪
って、いまさらいうのもなんだけど、善悪は相対的なものだし、
DNAによってすべて規定される人間の行動が、善悪ではかれるはずないし。
サルトルとの相違はわかりません。
けど、サルトルは日本に多そうなクソインテリっぽくて嫌い。代表作しか読んだことないけど。
カミュはロックだなぁと思う。
全体的にバカっぽくてごめん。
こういうのを細かく、わかりやすく書けると評論家になれるんかな。
35 :
我輩は名無しである:2000/12/22(金) 02:57
ソレルス(ウソ…でもないか)。初期は比較的平易。
36 :
吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 20:25
「僕自身、あるいは困難な存在」コクトー
もとはとれます。
37 :
名無しさん@1周年:2000/12/23(土) 20:44
哲学的じゃないのない?純粋に楽しめるの
38 :
吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 17:31
ジャムが好き
39 :
吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 17:49
ミシェル・トゥルニエなんてどうでしょう。
40 :
吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 23:40
ジュネはだめかな?
41 :
名無しさん@1周年:2000/12/26(火) 02:08
女の一生
モリエール?
モーパッサン?忘れた
42 :
吾輩は名無しである:2000/12/26(火) 02:11
ジュネはだめじゃないけど、ジュネのファンにはダメが多い(経験則)。何であんなキティになるんだ。
43 :
アルカンドル?:2000/12/26(火) 03:00
>>41 『女の一生』はモーパッサンです。
彼の作品なら『脂肪の塊』なんてのはいかが?
短くて読み易いし、何より人間の嫌らしさが垣間見れて面白いと思う。
モリエールは『タルチュフ』でしょ。
>>30 >サルトルとの「Absurdity」の見解の相違について知ってる人いたら説明きぼーん。
サルトルは人間の存在それ自体が不条理(absurde)な条件を備えていて、
問題は常に自分に戻ってくると考えてるのでは?
其れに対して、カミュは自分の願望及び、それに伴う行動と、
それらを許さない何か、例えば愛する人の死を押し付ける世界、
この2つの対立によって生まれるものが不条理だと考えている
のだと思います。
カミュの不条理に関しては『シーシュポスの神話』を読めば、
判ると思います。
>>42 ジュネの『女中たち』(戯曲)好きですよ。僕ってダメ人間?
そうかもネ(^o^)y-~~~
44 :
吾輩は名無しである:2000/12/26(火) 17:54
皆、ボリス・ヴィアンは嫌いか?
おすすめしたいんだが実は1冊しか読んだことない……。
45 :
考える名無しさん:2000/12/27(水) 08:12
よ〜し、休みになったから
ジュネの「泥棒日記」でも読むぞえ。
46 :
考える名無しさん:2000/12/27(水) 08:12
ちなみにブランショの「死刑宣告」って素晴らしかったね。
どうして、日本語訳でないんだろ。
47 :
吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 09:15
レーモン・クノーの「文体練習」って本は超オススメ。誰か読んだことある人いる?
取るに足らない出来事を99種類+αの文体で書く、ってただそれだけの本だけれど。単純に面白がれる本。
この本を読んでるとつくづく「言葉」(≒「日本語」、俺はフランス語がまだ読めないんで原著を読んでいないんだ)って凄えなあという気になる。書いたクノーは凄いけど訳者も偉大だ。
朗読するとなお良し。5年くらい前に「朝日出版社」(新聞社とは無関係)と言うところから初版が出ていて、そろそろ絶版になるんじゃないかと気がかりだ。
「地下鉄のザジ」を書いたのもこの人だったっけ? たしか。
48 :
吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 12:16
>47
そうだよ。(地下鉄のザジ)
49 :
吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 12:47
アラン・フルニエ 「ル・グラン・モーヌ」
青春文学(なんじゃそりゃ?)の超おすすめ
50 :
吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 16:25
サガンの「毒(?題名忘れた)」
ビュッフェの挿絵も痛々しくて
どっか逝っちゃってます。
うちの母親が持ってて
若いときはこんなん読んでたのかと
なぜか納得した。
51 :
吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 17:27
>47
「地下鉄のザジ」なんてフランス語で読まなきゃ意味わかんないよ。
52 :
47:2000/12/27(水) 18:11
>51
そうだったの!
で、原文ではどんな感じなんですか? 文体が凝りまくってるとか? 語路合わせが多いとか?
53 :
たか:2000/12/30(土) 00:06
46>
「死刑宣告」河出から出てますよ。今絶版。
54 :
吾輩は名無しである:2000/12/30(土) 04:46
>>49 途中でだるくなってやめたんだけど・・・そんなにいい?
55 :
吾輩は名無しである:2001/01/03(水) 02:34
ここに出てるの注文してみましたage。
56 :
アリー:2001/01/04(木) 06:23
久しぶりに来てみたらフランス文学スレあって、なんかうれしいのであげ。
私は「異邦人」は原文で読みました。もちろん最初は翻訳だけど。
淡々としていて進むスピードが速くて読みやすい作品ですね。
1部と2部の随所に現れるパラレリスムなんかに興味があります。
機械仕掛けの女とか、「逃げ道はない」とか。
個人的に面白かったのは、「ボヴァリー夫人」ですね。
フローベールは作家の存在を消すために何度も書き直した
そうですが、全体にフローベールがいるような作品だと思います。
もちろんそういう評論もされているようですが、読んでみないと
わからないというのがこの作品の面白さだと思うなぁ。
終わり方がなんともレアリスム。
57 :
アリー:2001/01/04(木) 06:25
個人的に、っていうの、変ですね。さげ
58 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/04(木) 06:29
『チボー家の人々』 マルタンデュカール
59 :
かもね。:2001/01/04(木) 06:35
M・デュラスの『ヴィオルヌの犯罪』。
最後の狂人と作者の対話が、一見普通に話しているようで、やっぱりなんかおかしい
ところが不気味。それにしても頭はいったいどこに…。
60 :
アリー:2001/01/04(木) 06:38
デュラスっていいですね。
>やっぱりなんかおかしい
って具体的にどんなところ?
すいません。あんまりちゃんと読んでいないので…
読み直してみようかな。
このスレでの議論は以下フランス語のみでお願いします。
62 :
吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 21:42
Antonin Artaud "Heliogabale ou l'Anarchiste couronne"
63 :
吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 22:34
>61、俺は無理。
できれば作品だけじゃなくて訳者か出版社を書いてくれると嬉しいですが。
おねげえしやすだ
64 :
名無しさん@1周年:2001/01/05(金) 23:43
>63 同意 ハリーポッターくらい読みやいフランス文学教えてください
65 :
踏みはず氏:2001/01/06(土) 02:27
46さん
河出で「死の宣告」というタイトルで出てます。三輪秀彦さん訳、海外小説選21、1978年。
あの緊張感と息苦しさを良く伝えている訳業だと思います。
「牧歌」「究極の言葉」を併載。
66 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2001/01/08(月) 06:05
ブランショはゼミで「白日の狂気」を読んだ。
疲れるよねえ。あれは。面白いけど。
こんなことを書いていて気が狂わないのか不思議だった。
私のお勧めはソレルス「天国」。
翻訳不可能なので原文を一ページ読んでください。ぜひ。
知覚の持ちうるあらゆる快感が押し寄せてきます。
私は一ページ読んだだけで気持ちよくなってそこでやめた。
全て読まなくていい本の代表格だと思う。
67 :
通りがかり:2001/01/08(月) 06:22
>64
J.M.Le.Clezio "Lullaby"
(bibliotheque folio junior: Gallimard)
68 :
65踏みはず氏:2001/01/09(火) 05:23
>66さん
あれ?もしかしたら松浦ゼミですか?
他の学校でもあれをテキストにしているところあるんでしょうか。
ソレルスは私も好きですが、敢えて、私はミシェル・レリスの
「オランピアの頸のリボン」を。
69 :
吾輩は名無しである:2001/01/09(火) 19:57
ミシェル・ビュトール『文学の夜』。
デルボーの絵画に添えた散文集、本の装丁もあわせてgood。
もうヌーボー・ロマンは、はやらないようだけど、
『時間割』なんてのもありました。
70 :
66ソレル酢:2001/01/11(木) 03:10
>>68 違いますよん。宮林ゼミです。といってわかる人がいるのか…
>>47 いやほんと、あれを訳した人はえらい。
フィネガンズ・ウェイクを訳すのと似たようなもんですからね。
>>64,
>>67 LE Clezioなら「Pawana」もいいですよ。短いし,訳も出てます。
(邦題も「パワナ」)
ああ、篠沢文学講義を全部買って読みたい。
71 :
吾輩は名無しである:2001/01/11(木) 10:54
篠沢さんの文学講義、私もお世話になったけど、買うほどのものじゃないと思います。たしかに、作家のプライベート(生い立ちや離婚歴)を面白く話しているので、豆知識はふえますが、一度読んだら充分だと、私は思う。彼の自慢話もちょっとウザイし。
簡単に読める本。
最近のならDaniel Penac <<Comme un Roman>>
「読書のすすめ」という感じの本です。日本語訳も出てたと思う。笑えます。
そして、すこし古いけど、Georges Perec<<Les Choses>>
『物の時代』とかいう訳本があったと思いますが、とっくに絶版。60年代の好景気フランスのカップルの話。半過去ではじまり、最後には条件法になっています。その過程は話の内容に隠されています。
ペレックは最近徐々に訳されてるけど、原文を読んだほうが200倍楽しいです。(<訳者さん、ごめんね)
72 :
名無しさん@1周年:2001/01/11(木) 17:46
あのーたのまんすんで みなさんフランス語
で本の名前書かないで 読めない
73 :
吾輩は名無しである:2001/01/11(木) 18:42
>>71 あ、そうなんですか?
でもそう言われても読んでみたいですわ。
>66ソレル酢さん
あ、そうなんですか。有り難うございます。OKです(意味不明)。
筑摩でブランショ全集の計画があるそうなのですが、
売れなさそうで反対の声が強く、全然進んでないそうなんです。
筑摩は一回つぶれてますしねえ。
一ファンとしてブランショの受容と需要が気になってまして、
質問してしまいました。どうも有り難う。
彼が死んだら実現するのかなあ(オニ)。
ちなみに篠沢さんもブランショ専攻してたりします。
なんであんなにクイズダービーでバカだったんでしょうか。
76 :
かもね。:2001/01/12(金) 09:36
質問があります。
アルベルト・カミュがアルジェリア戦争のときにラジオ放送に沸く民衆に対して「愛するならば、共に死ぬことを
選らぶか沈黙を選ぶかのどちらかだ」というようなこと言っているという話を
聞いたのですが、そういうエピソードが載っている文献やなんかってあるんで
しょうか?
77 :
いんちき慎吉:2001/02/06(火) 14:45
ソレルスの作品は、似たような作品が多いと言われていますが、
みなさんは、どの作品がお好きですか?
78 :
考える名無しさん:2001/02/06(火) 16:45
>>76 スペイン語の発音になってますよ。
フランス語では、アルベールです。
79 :
日本@名無史さん:2001/02/06(火) 17:37
くだらねー人の揚げ足とることしか脳がねーのか?
氏ね 成り上がり者。
80 :
吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 13:52
あげます
81 :
ミシェル:2001/02/16(金) 12:58
モンテーニュの『随想録(エセー)はいかがですかな?』
82 :
ミシェル:2001/02/16(金) 13:01
モンテーニュの『随想録(エセー)』はいかがですかな?
私は気に入っていますよ。
83 :
ミシェル:2001/02/16(金) 13:12
81は私の入力ミスです。失礼しました。
84 :
ai:2001/02/26(月) 20:26
フーリエ、レーモンルーセル
85 :
吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 03:51
ミッシェル・トゥルニエの
『フライデーあるいは太平洋の冥界』が面白い。
岩波から出てると思う。
ロビンソン・クルーソーの話を、
フライデーを主人公にして、全面的に書き直したもの。
大江健三郎の愛読書の一つでもある。
原書(フォリオ版)は、ドゥルーズが解説を書いていて、これも面白い。
人間と世界の問題、他者の問題等、
哲学的に深い内容を持っていますが、
哲学をぜんぜん知らない人でも、
理解できるし、楽しめると思います。
86 :
吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 23:33
>>86 『聖女ジャンヌと悪魔ジル』も、よかったよ。
ジャンヌ・ダルクについての新解釈。
白水Uブツクスです。
87 :
吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 05:10
>>47 激しく同意!
おっしゃる通り、クノーの『文体練習』は、傑作です。
私は特に、哲学的文体のページが好き。絶品です。
「純粋持続」とか「エラン・ヴィタール」とか、出てくる。
笑い死にしそうになった。
これを読むと、「内容」と「文体」との区別が、
抽象的で便宜的なものに過ぎないことを痛感します。
88 :
吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 23:55
マルグリット・デュラス、『太平洋の防波堤』。
難しいことは考えずに、とにかく楽しめる。
89 :
吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 20:06
「少年十字軍」作者忘れた・・・・
90 :
名無しさん@1周年:2001/03/19(月) 02:04
>>88 「とにかく楽しめる」という類の本ではないような気が…
91 :
名無しさん@GOBANDB:2001/03/19(月) 02:29
92 :
名無しさん@GOBANDB:2001/03/19(月) 02:35
やっぱり、カミュでしょ。
『異邦人』なんて、何度読み返しても、面白い。
93 :
吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 02:37
カミュは「異邦人」が一番くだらないと思うが?
94 :
吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 03:58
デュラスってどのへんがおもしろいの。いまいちはまれない。
「木立のなかの日々」の短編はおもしろいのもあったが・・。
95 :
マリイ:2001/03/19(月) 14:05
デュラス、いいかどうかわからないですが好きです。
けっこう短い文で、でもその中にいろいろぎゅって詰まってるような。
うまくいえねーや。
恋してると特にいいですね。
『これでおしまい』、状況によっては泣きそうになりますよ。
クノーの「文体練習」、好きですー。
ちょっとだるくなってくるときもあります。確かに。
でも、あのやりかたを考え付いて、あそこまできっちりやりきるクノー氏。
すげーよすげーよ。
96 :
吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 15:15
カミュは、どうしたって一流ではないよね。
大作を書いたというのは判るけど。
デュラスなんかは、確かに才能が違うなって思わせるね。
97 :
吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 23:37
98 :
吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 00:39
おフランス文学なんて、ちっとも知らないが
ゴングール賞のゴングールって芥川賞じゃないけど
やはり作家の名前なんだろか。
99 :
ロカンタン:2001/03/21(水) 00:43
ロジェ・グルニエの名前が出てないなあ。
スゴク上手い短編を書くんだがな。
100 :
名無し:2001/03/21(水) 00:45
ブルトン「解ける魚」「シュールレアリスム宣言」
101 :
吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 01:21
>>98 >おフランス文学なんて、ちっとも知らないが
>ゴングール賞のゴングールって芥川賞じゃないけど
>やはり作家の名前なんだろか。
ゴンクール兄弟ですね。
プルーストが『見い出された時』でパスティシュ書いてます。
102 :
吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 02:14
>>89 『少年十字軍』はマルセル・シュウォッブでしょう。
私も好きです。
多田智満子の翻訳&解説付きなら最高です。
シュウォッブも入ってた、国書刊行会の
「フランス世紀末文学草書」ってシリーズは
マニアックで好きでした。
103 :
89:2001/03/22(木) 02:27
草書→叢書です、失礼しました。
この板で誤植するのは他板の数倍恥ずかしい気がするのでsage
104 :
吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 04:51
『失われた時を求めて』を読まずに、現代文学は語れません。
105 :
考える名無しさん:2001/03/24(土) 04:04
『ボヴァリー夫人』を読まずに、現代文学は語れません。
106 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:38
『嘔吐』を読まずに、現代文学は語れません。
107 :
名無しさん@XEmacs:2001/03/26(月) 01:42
『ロランの歌』を読まずに、現代文学は語れません。
(もう飽きた。違うレスきぼーぬ。)
108 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 02:31
J.M.ル.クレジオ 好きだぁ。
109 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 04:54
>>108 激しく同意!
『モンド』、原書で読んでる。
フランス語は易しいよ。
『パワナ』も、この人だっけ?
翻訳(菅野さん?)で読んだけど、よかった。
でも、ただ読んだだけなんで、どこがいいのか言えない。
誰か解説してよ。
110 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 05:02
ポール・ヴァレリー『テスト氏』
いわゆる理系の人も含めてお勧めできます。
短編なので読む時間はかかりせん。
質問が二つあります。
マラルメとヴァレリーとサルトル3作家の科学と科学
テクノロジー対する知識、関わり方をご存知の方
簡単に説明をお願いいたします。
20世紀の文学のテーマの一つとして
身体的、文化的、性ということが考えれれます。
そのことに取り組んだ作家、思想家に
クロソウスキー、バタイユが含まれるはず
です。
性についての両者の共通する視点、また異なる
視点をお教えください。それと両者はともに2次大戦を
生きているので、そのときの社会に対する考え方もお教え
ください。この二人はいわゆるポストモダン
と呼ばれる潮流の中に入れられることが多いようですが、
なるべく平易な言葉で説明をお願いします。
ル・クレジオいいですね。
あと、110さんのついでじゃないけど、
ジャン・ロラン『フォカス氏』も。
112 :
吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 04:03
>>110 サルトルのバタイユ論「新しい神秘家」を読んだら、
何かわかるかも。
バタイユにおける科学主義(?)みたいなものを批判してたよ。
113 :
コモン君:2001/03/28(水) 05:21
ボリス・ヴィアンの「日々の泡」がいいと思います
114 :
>110:2001/03/28(水) 06:33
問題がでかすぎだよ、それ。
しかもちょっと人に頼りすぎ。
マラルメ、ヴァレリー、サルトルの場合は時代を考えれば相当に
周到な編集の翻訳全集が出ているから、それをまず通読したら。
ヴァレリーの場合、当時のテクノロジーそれぞれの知識と言うより
その本質とでも言うべきもののアナロジーを敷衍するような指向が
ありますね。
このあたりは「科学者達のポール・ヴァレリー」というヴァレリー家の
嫁さんが編集した本をどうぞ。紀伊国屋書店刊。
マラルメに関しては、どうでしょうねえ。
テクノロジーというより、製本や出版、書く-読むというシステム
自体に対する考察、詩の完全化と数式モデル化の関係の考察への
問題意識があると思います。
ただ、ラカン以降の精神分析を経た今から見ると、その数式化や
「あまりに厳密」なメタフィジカリティも、やっぱり、
つまりはその時代の詩情のような気がしますけれどもね。
サルトルは、どうでしょう。私も詳しくないので。
ただ、とても人間的な感じを持ちます。彼には。
この場合、人間的ということには殆ど意義を認めませんが。
クロソフスキー、バタイユのポストモダンということとの兼ね合い・・・。
本当に問題が大きいですね。
なんだかんだ言われつつ、浅田彰氏の「構造と力」は
未だにそのあたりには或る程度使える参考書かも知れません。
ポストモダンということばの使用法においても。
青土社のバタイユ論集「バタイユの世界」、今は無きペヨトル工房
「夜想」のクロソフスキー特集あたりが参考になると思います。
115 :
吾輩は名無しである:2001/03/29(木) 02:50
110です
レスありがとうございます。
問題が大きいようで申し訳ありません。数人の方が
答えてくれればと期待しながら書き込みをしました。
さて話を絞ってくださったので、マラルメについて
教えてください。マラルメは詩の製作において数学をモデルとして
利用したようですが、彼は数学の勉強をしていたので
しょうか?それと数学のどの分野を利用しようとしていたのですか?
クロソウスキー自身が書いている評論で読みやすいものは
ないでしょうか?特に社会評論がよいのですが。
116 :
おっと、114:2001/03/29(木) 03:43
>110さん
だから、人に頼りすぎだってば。
マラルメに関しても全集と評伝読みなさいよ。
ほぼ世界一の評伝、管野昭正の「マラルメ」を
私たちは日本語で読めるんですから。
数学を詩制作のモデル云々ったって簡単には言えないんですよ、
ほんとの話。分かって下さい。
歴史的事実としては、数学自体の勉強をまじめにやったのは
ヴァレリーです。まあ、計算力は悲惨ですが。
これからのヴァレリー読解に関しては、ポアンカレあたりが
ヴァレリー理解のためには必読かもしれません。
クロソフスキーの社会評論?
だから、大きい本屋行きなさいよ。
とりあえず今手に入りやすいのは「生きた貨幣」の翻訳ね。
青土社刊。
これで最後ね。
117 :
吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 03:24
マルグリット・ユルスナールが最高!
「とどめの一撃」が好きです。
118 :
吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 03:52
>>117 ユルスナールなら、やっぱり
『ハドリアヌス帝の回想』でしょう。
>>114 先生。
Metaphysicalityなどという用語は存在しませんが…
120 :
吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 05:15
セリーヌ「なしくずしの死」に一票
121 :
114:2001/04/01(日) 16:33
>>119 ほんとだ。すんません。
ありそうですよね。
私会話で使ったことあるかも。
私、実は職業ドカチンなんで。
122 :
吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 05:49
ドカチンってどんな職業?
ドテチン?
123 :
考える名無しさん:2001/04/03(火) 23:45
パスカルの『パンセ』を読みましょう。
「この無限の空間の永遠の沈黙が、私を恐れさせる。」
124 :
吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 23:54
>116
菅野さんの評伝、「躁の完敗」あたりで、つまり「人生の半ば」くらいで、終わって
なかったっけ。
125 :
吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 05:50
ヴァレリーと科学の関係? 国会図書館行ってみ。それで博士論文書いた人が
いるはず。そういう切り口で書いた人が周囲にいた。そんなでかい問題この
板で全部わかろうとするのは無理。論文を読みにいくくらいの手間はかけるべき。
126 :
ポール:2001/04/05(木) 01:59
カミュは「誤解」でサルトルは「壁」。
この二つで彼らの違いを理解できると思うね
127 :
白髪のピストル:2001/04/05(木) 02:01
アンドレ・ブルトンは?
「シュルレアリスム宣言」やら「ナジャ」
「通底器」など、シュールの教祖って感じだよ
128 :
吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:08
フランス語の勉強として、何か文学作品でも読んでみたいと思うのですが、
とっつきやすいのは何かありますでしょうか。
あと、手に入りやすいもので。
『星の王子様』で試みたけど、なんだかガッツがでない。
129 :
吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:13
>>128 「O嬢の物語」はいかが?
ガッツでると思いますよ(藁
130 :
名無しさん@1周年:2001/04/05(木) 02:28
ハーレクイン仏訳版もガッツが出ますよ。
簡単だしストーリーが予定調和だから少しくらいわかんなくても安心。
131 :
吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:39
とっつきやすいのは「異邦人」じゃないの。複雑な時制は
少ないし、適当な長さだし、うねうねした長い文章もないし、
フォリオで読めるし。
132 :
吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 14:58
ゾラ「居酒屋」
133 :
吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 15:14
>>129 「イマージュ」もいかが。
安達祐実に演じてほしい。
134 :
吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 20:12
ルンルン ルルル ルンルン
さぁ、泣くのはおーよーし セリーヌ(はぁと)
わかった人は俺と歳近し。
135 :
吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 20:44
エクトル・マロ
136 :
128:2001/04/07(土) 21:36
複数のレスありがとうございます。
ちょうどカミュを(日本語で)読んでいるので、『異邦人』で行ってみようと思います。
もう買いました。がんばります。
137 :
考える名無しさん:2001/04/11(水) 02:02
↑やめなさい。
『異邦人』など読むだけ時間の無駄です。
138 :
KANAI:2001/04/11(水) 12:39
おお?
「異邦人」は読む価値あると思うが。
時代精神の反映といってしまえばそれまでだけど、
生きているという実感を何に求めるか、というテーマは、
今、より新しいものになってると思う。
139 :
KANAI:2001/04/11(水) 13:09
サガン「ある微笑」。
こんな恋愛(不倫)小説を書ける作家が他にいる?
若い女の子が、人生に疲れた中年男に惹かれる心理を確実に追っている。
しかも文体が美しい。
サガンの中では一番すきかな。
140 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 19:16
>139
「ある微笑」が世間でどんな評価を得てるか知らんけど、個人的には、
サガンの作品の中じゃ最悪の部類に入る出来というのが正直な感想。
華やかなデヴュを飾った作家が二作目でどういうつまずき方をするか、
の典型だと思う。
141 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 09:15
うちの大学、一年の文法の締めくくりが、バタイユの「死者」
教授秘蔵の地下出版ヴァージョンのコピーでした。
確かにフランス語は簡単なんだけど…。
142 :
KANAI:2001/04/12(木) 15:23
>139
じゃあ、サガンの中で何が一番いいと思うのか?
143 :
考える名無しさん:2001/04/16(月) 00:38
↑サガンなんて、読む価値あるの?
144 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 01:04
>143
では、サガンのような読後感で、
「これは素晴らしい!」ってのを教えてくださいよ。
145 :
ロカンタン:2001/04/16(月) 02:17
なんか古い作家ばかり出てくるねえ。
まあ、今のフランスの小説なんてあまり面白いもの無いからいっか。
146 :
匿名希望さん:2001/04/16(月) 03:15
小林信彦も絶賛してた
バルザックの「ラ・ラブイユーズ」。
147 :
ロカンタン:2001/04/16(月) 13:19
ちと、作家の追加。
「安南」「アブサン」「時の主人」とか書いたクリストフ・バタイユ。
特に「安南」が好き。
ここで書かれているような、黴の生えたような古い作家じゃないからね (^^;
148 :
KANAI:2001/04/16(月) 13:41
>>143>>144 確かに、サガンの文体から醸し出されるアンニュイさって、なかなかないのでは?
セリフや感情の描写に隠された、本当の気持ち(登場人物の)に気づかせるのは、
やっぱりすごい手腕だと思う。
それに何よりもすごいのは恋についての洞察力だと思う。
三角関係、嫉妬、不倫、片思いなどをこんなふうに書けるのか?
恋する人間の醜さを、愛しさを持って書けるのはやっぱりサガンだからだろう。
恋愛をしない人間には分からないということかもしれない。けど。
一言付け加えるなら、テーマがそれのみというのはサガンの弱点ではある。
「ある微笑」より1シーン。
>「彼は哀しいインテリジェンス、ただそれだけさ。」
>わたしは、込み上げる喜びをもって、彼の優しさや彼の笑いを思い浮かべた。
>「僕がいるよ、ね、ドミニク。君と僕、とても幸福だった。」
ここに当人のドミニクですら気づかない感情が隠されてる。
わたしは、(そんなことは分かっている、でも!)込み上げる喜びをもって、彼の優しさや彼の笑いを思い浮かべた。
149 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 14:04
>>147 「安南」についてもっと語ってよ。
ワナビーじゃないかとうたがわれるよ!
150 :
吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 05:59
デュラス「破壊しに、と彼女は言う」
151 :
吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 11:20
読みやすいのがいいなら、パトリック・ジュースキント「香水」がいいんでない?
内容も面白いよ。嗅覚が異常に発達した男の話。
152 :
ロカンタン:2001/04/19(木) 01:48
>149
わしが語ってもいいけど、ペラペラの薄い本だから図書館ででも
借りて読んじゃった方がはやいですぜ。
ちなみにワナビーって何?
153 :
ロカンタン:2001/04/19(木) 01:50
>151
ふむ、「香水」も変な話で良いですね。
確か誰かが映画化するとか言ってたな、ル・コントだったかなあ。
154 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 03:28
>>153 それって結構前から言われてませんでした?
一体いつ映画化するんだろう。楽しみではあるけど。
155 :
さすらいのぽこちん:2001/04/19(木) 04:38
156 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 07:03
読みやすさから言えばマリールドネ「ローズ・メリーローズ」
157 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 07:06
↑同じ出版社のシリーズのフランス文学は読みやすいんでないの?
158 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 07:08
なぜなら字がでかいから。本自体も薄いし。
と、いっぺんに書けばいいのに3回連続すみませぬ。
159 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 02:08
パトリック・モディアーノがお勧めです。
160 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 02:31
コクトー「恐るべき子どもたち」
いまBunkamuraでコクトー展やってるよ。
161 :
奥さまは名無しさん:2001/04/26(木) 06:28
サド「悪徳の栄え」
澁澤訳がベストです。
ジャン・コクトーがお勧め。
「大股びらき」「阿片」等。
心に残る作家。
163 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 21:37
ジャン・コクトー「怖るべき子供たち」が最高です。
この作品は数人の翻訳者がいて、数社から出版されていますが、
東郷青児訳がお勧め。角川文庫から出ています。
>コクトー「恐るべき子どもたち」
>いまBunkamuraでコクトー展やってるよ。
またやってるんですか(笑)
1995年に行きました。
でも新しい展示があるかも。行こうかな。
ジャン・コクトーは本当に人気あります。
詩、小説、戯曲、舞台、映画、絵画等、手を染めた分野は多彩で、多才な人です。
交友関係も広く、この人を知れば、20世紀前半のフランスを巡る文学、芸術の
動きは判ります。
また、日本でこれだけ人気がある理由は、やはりフランス文学の翻訳者に、
つわものが多いからでしょう。
堀口大学、河盛好蔵、澁澤龍彦、山口昌子、東郷青児(画家)。
ジャン・コクトーは知れば知るほど奥深い人です。
ハマりますよ。
164 :
JPB:2001/04/26(木) 22:21
アルトーの『ヘリオガバルス』とか『ヴァン・ゴッホ』とかどうかな?
クロソウスキーの「バフォメット」とかルーセルの「ロクス・ソルス」が
古本屋でしか入手できないのは勿体無いな。ペヨトル閉鎖は残念過ぎる。
166 :
吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 19:09
シュペルヴィエールの詩を読みたまえ。
167 :
吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 20:44
アルトー!!
168 :
詩人:2001/04/28(土) 00:22
初めまして、いきなりですが、いまModianoのPlace de l’etoire訳しています。結構この手は初挑戦です。シュペルヴィエルはLe voleur d’enfantsとかやりましたよ、昔。田村以外にどういうルートでみなさんは買われてるんですか? Folioは勘弁です(わがまま)。オススメEcrivainは、ジャック・レダです。邦訳一冊しかないけど、原文は…かなりしんどいです。
169 :
詩人:2001/04/28(土) 00:24
初めまして、いきなりですが、いまModianoのPlace de l’etoire訳しています。結構この手は初挑戦です。シュペルヴィエルはLe voleur d’enfantsとかやりましたよ、昔。田村以外にどういうルートでみなさんは買われてるんですか? Folioは勘弁です(わがまま)。オススメEcrivainは、ジャック・レダです。
170 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:47
うんと昔の人だったらバルザックとフロベール。
戦前だったらコレットにモーリヤック。
戦後ならビュトールとル・クレジオ。あとジュリアン・グラック。
そんな私を人は「ミーハー」もしくは「分かりやすいやつ」と呼ぶ。
171 :
あるブスの処女廃人:2001/04/29(日) 22:10
ロブ.グリエ「し逆者」50年代の作品ですが、今でも輝いている。
172 :
吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 02:31
モディアーノ、好きです。
原文は平易なフランス語だから、
学部生にもお勧めです。
173 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 05:04
さるべーじage
174 :
名無しさんの主張:2001/05/14(月) 21:50
リュシアン・ルバテの『残骸』ってまだでないんですか。ずっと待ってんですけど。
175 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 18:37
バンジャマン・コンスタンの「アドルフ」
安部・プレヴォの「マノン・レスコー」
176 :
考える名無しさん:2001/05/16(水) 18:38
ピエール・ロティ「漁夫」
177 :
吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 02:02
アゲゲ
178 :
吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 00:44
もう終わりかなぁ。
起死回生のアゲ。
179 :
オレ複雑:2001/06/05(火) 18:47
エレミール・ブルージュ『神々の黄昏』
180 :
名無しさん@1周年:2001/06/05(火) 23:22
Chateaubriand "MEMOIRES D'OUTRE-TOMBE"
181 :
吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 12:49
上のほうでグルニエ挙げてたロカンタンとやら。
グルニエの中でもお勧めを挙げてみれ。
182 :
吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 14:17
>>141 その地下出版『死者』バタイユ、読みたい!
君の「だけど…」の後は、どうなんよ? 語ってくれん?
バタイユ『エロスの涙』のPHとか、勝手に想い描いたりして…
183 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 21:18
クロード・シモン全部
185 :
183:2001/06/08(金) 04:16
186 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 00:27
デュラスを語りたい人がいるようで、あげ。
187 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 14:20
ロートレアモンの『マルドロールの歌』。内容はただの凶悪犯罪&難解な哲学
だがボキャブラリーの宝庫でもある。アイデア枯渇してる人はイメージを
ぱくるべし。
188 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 09:31
「なしくずしの死」が随分前に挙がってたけど、
セリーヌってどこが面白いのかイマイチ分からんなあ。
あ、私は「夜の果ての旅」しかよんでないけど(恥
189 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 09:36
レーモン・クノー「地下鉄のザジ」
がフランスものでは一番好きかな
ジュネ 黒んぼたち
191 :
3:2001/06/18(月) 04:52
レーモン・クノー「地下鉄のザジ」って、実験的な小説?
映画はそうでもないみたいなんだけど。
「文体練習」は、もう手に入らないかなあ。
192 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 04:52
ごめん、上の191だけれど、3ではないです。
193 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 18:48
クロード・シモンは「ル・パラス」が一番好き。
194 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 19:55
デュラスage
ヤン・アンドレアの本、興味深かったす。
195 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 19:57
作品紹介に出版社もきぼんぬ。
なかなか探すの大変だからさあ。
読ませたいならぜひぜひ。
196 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 20:04
ヤフーのブックスショッピングで調べれば出版社なんてすぐわかるよ
197 :
吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:37
デュラスの『破壊しに、と彼女は言う』
わたし大好き。
ちょっと前Yahooオークションに文庫本が出品されてたんだけど、文庫なのに800円くらいで落札されてた。
よっぽど欲しかったのね。
198 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 00:05
『地下鉄のザジ』映画になってるね
199 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 00:09
>>198 監督ルイ・マルだっけ? 結構楽しめたよ。原作も読みたいな
200 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 12:03
バルザックの「風俗のパトロジー」
かなり偏ってるけど。うーん高等遊民って感じで好きなんだな。
201 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 12:41
J.M.ル・クレジオ。おすすめ。
限りなく詩的。ガイシュツかな?
202 :
SAKANA:2001/06/30(土) 20:49
クロードシモンの「三枚つづきの絵」が
素晴らしい
203 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 22:02
ル・クレジオ、「砂漠」という本いま読んでるんですが。
おもしろくないです。
世評では「砂漠」、どうなんでしょう。
他の本はおもしろいのかな(いくつかこのスレで紹介されているけど)。
204 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 22:03
「三枚つづきの絵」
すごく読みたいんだけどどこを探してもない・・・(泣
どなたかお持ちの方譲ってください←マジで
205 :
SAKANA:2001/06/30(土) 23:35
>202
「砂漠」は未読ですが、デビュー作の「調書」は自信を
もってお勧めできますよ
206 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 23:38
ル・クレジオ「海を見たことがなかった少年」よかった。
207 :
凡庸な俺:2001/07/02(月) 08:18
ロマン・ロランの大作「ジャン・クリストフ」
これは、小説と言うより哲学書。
208 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 00:23
このスレでクノーの『文体練習』に興味を持ったので、本屋行く度に探してました。
で、つい最近やっと手に入ったのですが、そしたら今まで無かった本屋にも必ずある。
版が新しいわけでもないんだけど。
買うなら今がチャンスですよ。
209 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 03:05
ボバリー何とかは糞
210 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 03:22
デュラスの「愛人」はよかった。
211 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 15:11
>>209 そうですか?シャルルのダメっぷりとか描かれ方がすげえって思いましたよ。
212 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 19:44
野崎さんに聞こう!
213 :
SAKANA:2001/07/03(火) 21:52
>208
「文体練習」はどこからでているのですか?
大学の図書館にもないんですよ
214 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 21:59
>>213 朝日出版社です。
あなたがもし都内在住なら……
渋谷のブックファーストと青山ブックセンター本店にはあった。
昨日みかけた。
215 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 22:30
バタイユの「空の青み」?「青空」?っていうのよかったよ
216 :
203:2001/07/04(水) 00:10
SAKANAさんありがとう。
探してみますわ。
217 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 03:29
age
218 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 04:17
コレット「シェリ」
岩波文庫にあるよ。コレットは全般に読みやすいんじゃない?
続編の「シェリの最後」と「牝猫」も岩波から出てたはずなんだけど絶版ぽい。
219 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 20:53
ボヴァリー夫人が最高でした。
220 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 02:07
age
221 :
吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 14:15
「夜ひらく」読んでみたいんですが情報求む!
222 :
吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 02:13
最近ので笑ったのはアメりーノートンなんですけど。
すげー早い時間で読める。単純におもしろい。
223 :
吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 03:29
ボバリー婦人は糞
224 :
吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 11:08
マルキ・ド・サド
「悪徳の栄え」
元気でますね
225 :
吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 18:10
「肉体の悪魔」は糞
戯曲「ドニーズ」はいいが
226 :
我輩は名無しである:2001/07/29(日) 23:05
教えて君でスマソ
ソレルスの作品で入門にちょうどいいのってなんですか?
227 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 01:01
228 :
:2001/07/30(月) 13:02
アルフレッド・ジャリ「超男性」
229 :
我輩は名無しである:2001/07/30(月) 13:41
>>226 レスありがとうっス。たしか近くの図書館にあったはずなんでトライしてみます。
230 :
我輩は名無しである:2001/07/30(月) 13:42
231 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 23:56
ちょっと聞いていい?
アゴタ・クリストフ(「悪童日記」の人)はハンガリー人で
国籍は確かスイスだけど、フランス語で書いている。
こういうのはフランス文学にいれていいのかな?
ちなみにドイツ文学(ゲルマニスティクってやつ)の世界では、
カフカなどは「ユダヤ文学」として
正式にはドイツ文学には入れないそうだよ。
↑これはドイツ人の先生が言ってたぞ。
フランス文学はもっと懐が広いような気がするんだけどね。
ちなみに私はクラウスとルカが大好き。
232 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 23:58
たとえば韓国人が日本語で小説を書いたらそれは日本文学?
>>231 ロリータは英文科でも扱ってるからいいんじゃないの?
234 :
:2001/07/31(火) 00:41
ドリュラ・ロッシェル
235 :
:2001/07/31(火) 00:42
アンドレ・マルロー「王道」「征服者」
「人間の条件」
236 :
:2001/07/31(火) 00:55
ジュネ「薔薇の奇跡」
237 :
我輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:00
ベケットはフランス文学ではないの?
238 :
吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 01:16
カミュ「幸福な死」
239 :
吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 01:46
ラクロ「危険な関係」
240 :
吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 02:07
グザヴィエ・フォルヌレ
241 :
吾輩は名無しである :2001/08/06(月) 01:10
粘着恋愛心理に身悶え。
ラファイエット夫人「クレーヴの奥方」
コンスタン「アドルフ」(岩波文庫)
242 :
せりざわ:2001/08/07(火) 21:05
フランスを舞台にした
芹沢光治良の
「巴里に死す」
フランス文学ではないが
フランス語に
翻訳されているし
フランスでの
評価も高いと聞いています。
フランス文学が好きな
皆さんも読んでください。
243 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 23:01
>>231 私見だけどフランス(語)文学にいれていいんじゃないの?アゴタ・クリストフ。
私も好きだよ。あの3部作は。
しかしあの3部作と"Hier"(邦題は多分そのまんま『昨日』?)以降、なにやってんのかな?
244 :
ロカンタン:2001/08/07(火) 23:31
>>181 最近ここ見てなかったので超カメレスですまんが、
グルニエお薦めは「フラゴナールの婚約者」始めてならこれが手堅いだろう。
あとは「黒いピエロ」なんぞが良いな。
問題はみすずの本なんで、異常に高いことだな。
まあ図書館で借りて読んでみてくれ。
245 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 23:49
ロシェルの「鬼火」読みてえ。
マルの映画はつまらん。
246 :
吾輩は名無しである。:2001/08/08(水) 00:07
クロソウスキー 「ディアーナの水浴」
バルビュス 「地獄」
メリメ 「エトルリアの壷」
出てなさそうなもの選んだつもりですが。。。
247 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 14:45
ピエール・ロチ『アフリカ騎兵』渡辺一夫訳
原文はしらん。
248 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:25
>>237 個人的にはフランス文学にも入れていいのではと・・・>ベケット
フランス語でも書いてるわけだし。
私が好きなのは "Bing"。
まだ出てないものではリラダン「残酷物語」とか
シュペルヴィエル「沖の娘」とか如何でしょう。
249 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:44
マンディアルグの『おき火』
ジョルジュ・バタイユの『眼球たん』
ポリーヌ・レアージュ『O嬢の物語』
マルキ・ド・サド『悪徳の榮え』なんざ、どうでっしゃろ。
250 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:46
>245
そりゃ、ドリュ・ラ・ロッシェルでまとめて「姓」でっせ。
『ジル』(集英社)もええで。
251 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:47
ああ、それから鬼畜系では、セリーヌの『夜の果てへの旅』で、きまり。
252 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 18:20
なんと言ってもフランス文学なら森哲のHPがオススメだよ★
253 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 18:36
クロソウスキー没。よく生きた。
254 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 18:44
>>218 コレットいいですね。
現在残念な事に、「シェリの最後」は、岩波文庫で重版中です。
255 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 22:57
ゴダール「映画史T・U」
256 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 23:18
バルザックが全然ないな。バルザック自身の本は読んだことないが、その紹介を
読んでいる限り、現代の日本人が読むのに適した文学だと思うのだがな。
257 :
吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 17:12
ロベール・ブラジヤックの『われらの青春』(国書刊行会)
258 :
吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 21:02
ジャック・ド・ラクルテルの『反逆児』(新潮社)は、若者向き。
感動で、泣けるぞ。
259 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 18:47
260 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 22:30
>259
あっ、まちごた。ゴメン。
『われらの青春』は、シヤルル・ペギー作で、『われらの戦前』でした。
261 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 23:24
レイプ請負人
イヨネスコ「外国人のためのフランス語レッスン」。
「わたしはこれで頭がごちゃごちゃになり、仏語の単位を落としました」
って感じ?
読むんなら原書でね。
古典的アヴァンギャルド・ナンセンスの佳作。
263 :
吾輩は名無しである:2001/08/19(日) 09:17
>262
これって、ベルリッツの会話本からとった、「天井は上にあります」とかの
やつでしょ? 日常会話に潜む不条理 〜ううん、深淵。
あっ、それからイヨネスコって、母方がユダヤ系なんだって。「犀」はファシズムの象徴とか…ちゅーもくの劇作家だよね。
264 :
吾輩は名無しである:2001/08/19(日) 18:51
フランソワ・ヴィヨンってどうよ?
265 :
荒川ヨージ:2001/08/19(日) 20:23
最近はアンドレ・ジイドが話題にならないような気がしますが、
もうろくに読まれないのでしょうか。
ここではジッドは禁書・・
267 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 06:20
?
ジュリアン・グリーンが好き。登場人物のひねくれ具合が面白い。
269 :
黄昏の国、西洋:2001/08/20(月) 14:01
だいぶ上の方に、パトリック・ジュースキント「香水」が出ていたが、
ジュースキントはドイツ人でドイツ語の作品です。「香水」はフランスが舞台には
なっていますが(笑)。
それはそうと、最近、私もパトリック・モディアノの小説を2つ、原文で何とか
読んでみました。邦訳もでています。「廃墟に咲くバラ」「サーカスが通る」。
270 :
吾輩は名無しである :2001/08/20(月) 20:40
>266
226さんは、カトリックですか。バチカンのIndexに入っているて聞いたけど。
関係ないけど、今日プジョーを買った
フロベールの文庫本でも持って遠出しようかな
272 :
黄昏の国、西洋:2001/08/20(月) 21:14
>>271 おらはシトロエンAXが愛車です(爆
で、格好をつけようと、ボードレールの「パリの憂愁」が
放り込んであったりする(苦笑
273 :
グルーシェンカ大好き:2001/08/20(月) 21:18
小説ならセリーヌの「夜の果てへの旅」でしょう!
限りなく暗いけど詩っぽくて好き。
ゴダールの映画「気狂いピエロ」のもとにもなってる。
274 :
harube:2001/08/21(火) 12:35
バルザック読むなら「13人組物語」がオススメ。
これに堪能できたなら、ゴリオ・幻滅・浮かれ女の中心ラインを読破。
276 :
黄昏の国、西洋:2001/08/21(火) 13:19
バルサックは高校時代に「絶対の探求」(岩波文庫)、大学時代に「谷間の百合」(新潮文庫)を
それぞれ読んで、すなおに楽しめましたよ
277 :
harube:2001/08/21(火) 18:11
>276
それが楽しめるなら、多分274に挙げたのはもっと楽しめる。
・・・なんて余計かな? キリないけどね。
278 :
晩秋ミーネチカ:2001/08/22(水) 06:31
ロマン・ロランてここの板の方たちに人気ないですね。
私は「ジャン・クリストフ」を激薦します。この本との出会いは
古本屋でなんとなく本を探していて偶然手に取ったのですが、そ
れは衝撃的とも言える耀ける精神との邂逅でした。全ての人生の
応援詩である「ジャン・クリストフ」是非読んで見て。
#書いててハズカシくなってきた
279 :
吾輩は名無しである:2001/08/24(金) 23:14
ル・クレジオの短編集「ロンド その他の三面記事」、かつて集英社から単行本で
出ていて、一部読んだけど、無くしてしまった・・・
もう売ってるの見当たらないし、文庫にもなっていない・・
欧明社か紀伊国屋ででも原書を探すか(苦笑
280 :
吾輩は名無しである:2001/08/24(金) 23:27
え?
『ロンド その他の三面記事』余裕で売ってるよ?
しかも集英社じゃなくて白水社だよ。
281 :
ゾラ:2001/08/25(土) 01:47
誰かルーゴン・マッカール叢書読破した人っています?
全部手に入れて読みたい・・・
最近はマルセル・エーメがお気に入り。
詳しくは知らないからもしかするとベルギー人とかなのかもしれないけど・・・
282 :
吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 01:56
>281
フランス人ですよ。
リセを出て、すぐドイツに行ってますが、
作家デビューは帰国後のことのようです。
283 :
吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 02:25
スティリターノ(ジュネ・泥棒日記の中の登場人物)はステキだね。
あんな男が本当にいたら、やっぱり愛しちゃうよ。
あとボバリー夫人のエンマもいい女だと思うよ。いろいろと言いたいことが
あるのに、結局何も言えない。時代なのかな?
284 :
猫美:2001/08/25(土) 03:17
レイモン・クノーの文体練習とか好きだけど。
デュラスはここでも名前があがっていますね。
「モデラート・カンタービレ」は読んだのですが、
他におすすめのってありますか?
286 :
でゅらじあ:01/08/27 01:24 ID:59H02Xl2
>>285 『愛人』『エミリー・L』なんかは手に入りやすいし、デュラスの中では読みやすいと思うんですけど。
あと『破壊しに、と彼女は言う』『これで、おしまい』なんかもいいです。
って言ってもデュラスは全部好きなんですけど(^^;
287 :
吾輩は名無しである:01/08/27 11:44 ID:9OrcV8gg
パスカル・ローズ「ゼロ戦」(集英社)というのを、辞書を引き引き
原書で読んだ。(原題はそのまま Le chasseur Zero)
主人公=語り手は、アメリカ海軍士官と駆け落ちしたフランス女の間に
生まれた女性。米国で育つが、父が第2次大戦中、沖縄近海で神風攻撃で
亡くなり、母に連れられてフランスに戻ってくる。母は心を病んでしまい
暗い少女時代を送る。
成長するに従って、父の戦死した第2次大戦に興味を持ち、調べるうちに
神風に関心を持つ。日本のツルカワという特攻隊に参加した戦没学生の手記を
読んで、ツルカワにとりつかれた妄想を抱き、ゼロ戦の音を聞くようになる・・
288 :
吾輩は名無しである:01/08/30 17:30 ID:kUj4nXd2
ボリス・ヴィアンの
「醜い奴らは皆殺し」
「墓に唾をかけろ」
「彼女達にはわからない」
「死の色は皆同じ」
を読んだんだけど、「醜い〜」が一番おもしろかったよ
SFエロスって感じ
289 :
吾輩は名無しである:01/09/05 01:55 ID:.bGTgKc6
シモーヌ・ド・ヴォーボワールの
「レ・マンダラン」
「女盛り」
などは面白いよ
290 :
吾輩は名無しである:01/09/05 18:14 ID:rr6BgEhg
ボーヴォワールいいね。
「娘時代―ある女の回想」朝吹登水子訳、紀伊國屋書店
自叙伝としてだけでなく、小説としても読みごたえあり。
291 :
吾輩は名無しである:01/09/05 23:02 ID:bnpF9o7I
第二の性の1巻おもしろかったよ
女についてわからない男は読んでみ
292 :
↑:01/09/05 23:08 ID:X3O4WjAE
アーユー女?
293 :
289:01/09/06 00:16 ID:H3TaFPTk
間違ってしもた。
Beauvoir だから ボーヴォワール
294 :
吾輩は名無しである:01/09/06 03:42 ID:i2smVg..
>288
同感!!!!!
295 :
吾輩は名無しである:01/09/07 01:28
バルザックの「ふくろう党」はいいね。
って読んだ人いないか。
296 :
吾輩は名無しである:01/09/07 20:59
>>289-291
ボーヴォワールは主張と実践が乖離していたドキュソ。
私生活ではほとんどサルトルの奴隷でね、異常な女好きの彼のために
若い女性をあてがったりしていたのよ
(ちなみにこうした不道徳行為のために職を追われたのね)。
彼女は「惚れた男に骨まで尽くす」大昔の女性であったわけね。
現実の女性像を対象化できなかったのはほかならぬ彼女自身だったわけよ。
これが初カキコですが
どうやらメリメが1回しか出とらん…鬱氏
「ヴィーナスの結婚」「ロキス(熊男)」が好きです。
↑ごめんなさい間違えた
たしか「ヴィーナスの殺人」だ鬱氏
>>291 そうだったんですか?
だとすれば、サルトルにとっては最高の女だったんだね
私生活ではいろいろと尽くしてくれるし
しかも高尚?な話題の相手もしてくれて退屈しないし
300 :
吾輩は名無しである:01/09/08 22:12
>>299 サルトルは彼女のことをきっと「便利な女」とは思っていたろうね。
でも「一個の人格」としては見ていなかったんじゃなかろうかね。
高尚な話題の話し相手としては・・・彼女では役不足だったんじゃないの?
サルトルはバケモノだったんだから。
301 :
吾輩は名無しである:01/09/10 01:22
フランス文学の金字塔って言うか
「元祖フランス文学」とでも言うべきものって言ったら
何て言ってもラブレーとモンテーニュ。
ロックで言うビートルズみたいな位置づけと思ってもいいんじゃないかと。
302 :
吾輩は名無しである:01/09/10 01:26
教えてくれ誰か!!!レス違いもいいとこだが、急ぎだ!
ウィリアムゴールドマン『プリンセスブライド』早川文庫佐藤高子訳
早川文庫版は絶版なのか?誰カー
303 :
吾輩は名無しである:01/09/10 01:27
>302
品切れなんじゃあ?おそらくどこにも店頭にないってことは
図書館なり行って見つけるしかないかなと。
>>302-303
おまえら(おまえ?)マジうざいよ。
305 :
吾輩は名無しである:01/09/10 02:00
>>303 ありがとう。品切れっぽい。ハヤカワHPいったけどうまく検索できなかったんだ。
使えねえ。図書館逝って来ます。メンど。。。レスサンキューです
306 :
芝差付き彩:01/09/10 03:35
文学は役にたたない
物理学をやれ
307 :
吾輩は名無しである:01/09/10 04:46
文学はやくにたつとかいうものではないのでは。
308 :
吾輩は名無しである:01/09/11 04:19
文学に限らず芸術はすべて無用の存在。
糞の役にも立たない。
猫と同じだよ、植え込みの中からふと現れた美しい仔猫。
309 :
吾輩は名無しである:01/09/11 15:30
サント・ブーヴはスタンダールを正当に評価できなかった。
評論家失格では?
310 :
吾輩は名無しである:01/09/11 15:47
バルザックモナー
311 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:00
>>309 では、あなたがスタンダールを正当に評価してください。
312 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:03
>>309 バルザックは「パルムの僧院」に関する論文まで書いているね。
313 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:04
スタンダールの価値は世界が証明する。
314 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:05
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴∴,(・)(・)∴|
|∵∵/ ○ \|
|∵ / 三 | 三 | / ̄ ̄ ̄ ̄
|∵ | __|__ | < 僕ドラえもん
\| \_/ / \____
\____/
315 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:12
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=============/ / λ====/ / λ ー /
===========/ / /λ =/ / /λ /
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=======/  ̄ ̄ ̄ \ ___
=====./ / ̄ ) ( ̄ヽ λ /
====/ /●/ \● /λ /
===/ // \ /λ
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==| ∧________ / //| /
==| ヽ───────〆 ///// /|\
===| / / ////| |
===\ / / /////
=====\_ / //////__/. |
========\ ミ/ |
==========\ / ─┐
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==============\ \ . ─┘
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あほか。おまえら。
317 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:19
,: 三ニ三ミミ;、-、 \/  ̄ | --十 i 、.__/__ \ , ____|__l l ー十
xX'' `YY"゙ミ、 ∠=ー  ̄ヽ | __|. | | / ヽ / __| ,二i ̄
彡" ..______. ミ. (___ ノ. | (__i゙'' し ノ /^ヽ_ノ (__ (__
::::: ::;
,=ミ______=三ミ ji,=三ミi
i 、'ーーー|,<・> |=|,<・>| ,-v-、
i; ':: ::: ーー" ゙i ,ーー'j / _ノ_ノ:^)
ーi:: ::i: /`Uー゙`、_ ..i / _ノ_ノ_ノ /)
|:::. ゙"i _,,.-==-、;゙゙i / ノ ノノ//
〉::.:.. 丶 " ゙̄ .'.ノ ____ / ______ ノ
/ i, `ー-、.,____,___ノ\____(" `ー" 、 ノ
ー'/ 'i. ヽ、 ,二ニ/ \ ``ー-、 ゙ ノ
/ 'i、 /\ / > ( `ー''"ー'"
\ 'i," (__) / / \ /ノ
こいつらマジでアホですね。
しかしサント・ブーヴは決して嫌いじゃないんだよな・・・
確かにプルーストは「サント・ブーヴに反して」を書いたんだが・・・
サント・ブーヴは私情入りまくりの評論というか。「月曜閑談」くらいしかうちにはないが。
『愛慾』とか、ああいう恥かしい小説を書けるのはこの人ぐらいしかいないでしょう?
319 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:35
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320 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:37
,: 三ニ三ミミ;、-、 \/  ̄ | --十 i 、.__/__ \ , ____|__l l ー十
xX'' `YY"゙ミ、 ∠=ー  ̄ヽ | __|. | | / ヽ / __| ,二i ̄
彡" ..______. ミ. (___ ノ. | (__i゙'' し ノ /^ヽ_ノ (__ (__
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,=ミ______=三ミ ji,=三ミi
i 、'ーーー|,<・> |=|,<・>| ,-v-、
i; ':: ::: ーー" ゙i ,ーー'j / _ノ_ノ:^)
ーi:: ::i: /`Uー゙`、_ ..i / _ノ_ノ_ノ /)
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ー'/ 'i. ヽ、 ,二ニ/ \ ``ー-、 ゙ ノ
/ 'i、 /\ / > ( `ー''"ー'"
\ 'i," (__) / / \ /ノ
321 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:40
「愛欲」って読んでみたい。
文学が飢えた子どもにとって何の役に立つのか?
323 :
吾輩は名無しである :01/09/11 19:15
>>301 パスカル→ビートルズ
モンテーニュ→ストーンズ
ラ・ロシュフーコー→キンクス
324 :
吾輩は名無しである:01/09/11 22:16
短編集ならリラダンの「残酷物語」ですかな。名訳も出てるし・・
325 :
吾輩は名無しである:01/09/11 22:25
ラ・ロシュフコー箴言集
>>312 わかってるとは思うけど、サント=ブーヴがバルザックを正当に
評価できなかったってこと。
間違えスマソ。309ではなくで310でした。鬱氏特攻
328 :
吾輩は名無しである:01/09/13 10:32
パゾリーニが好きだったので、ドミニク・フェルナンデスの「天使の手の中で」を読み、
すっかりイタリア文学だと思い込み、「薔薇色の星」でフランス文学と気づいた
のん気ものですが、この二作はお勧めです。
「天使」は淡々と書かれたドキュメンタリー風が印象的です。
329 :
吾輩は名無しである:01/09/15 01:04
バルザックのスレ立てヨうよ!ゴルァ!(゚Д゚)
>>324 誰の訳? 自分の読んだのは斎藤磯雄
だった。
斎藤磯雄の訳に関しては生田耕筰が
「難解すぎてさっぱり意味が通じない」
って批判してたな。まあ、他人の批判
ばっかりしていた生田の発言だから
差し引いて考える必要はあるが、
それでも正直彼の訳は読みにく
かったな。
331 :
吾輩は名無しである:01/09/18 17:15
>324,330
齋藤磯雄の訳は好みが分かれますね。
私はリラダンの文体に合ってると思ってて好きだけど、
読書好きの友達に薦めたら「漢字が読めない!なんで
普通に書けないの、この訳者は?」と言ってました。
数ページで嫌になってしまったそうです。
332 :
吾輩が名無しである:01/09/18 17:46
ツァラの『種子と表皮』
端から端まで好きになれる本。
333 :
吾輩は名無しである:01/09/18 18:13
フランスの小説家で一番有名なのって誰ですか?
334 :
吾輩は名無しである:01/09/20 20:18
NHKで午後の1時に奥本大ちゃんがでてたけど、
あの人って仏文研究者としてはどうなんだろ。
335 :
吾輩は名無しである:01/09/20 22:15
336 :
吾輩は名無しである: