1 :
吾輩は名無しである :
見かけないので立てました
志賀直哉についてなんでも書き込んでいきましょう
2 :
名無しさん@1周年 :2000/10/14(土) 01:38
とりあえず、わかりやすいよね。
青少年の悩みをいつまでも抱えている
という感じがする。
3 :
吾輩は名無しである :2000/10/14(土) 02:06
お父さんとの確執があった人です。
4 :
吾輩は名無しである :2000/10/14(土) 02:37
白樺派のお坊ちゃま君。
5 :
吾輩は名無しである :2000/10/14(土) 23:47
説教臭いジジイ
6 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 00:16
好きで読んでる人っているのかなあ。
7 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 00:44
中学校のとき教科書に「走れメロス」が載ってた。
高校のときは「富嶽百景」。
姉の高校の教科書には「津軽」。
「走れメロス」は太宰の中で一番苦手。
好きな人いますか?良さを教えてほしい。
8 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 00:47
>7
スレ間違えた。申し訳ない。
9 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 01:02
「城崎にて」を授業でやった記憶しかない。
石投げてイモリに命中し、自分の運命と重ね合わせる
とかいう小説。正直、発想が暗いと思った。
「氾の犯罪」「清兵衛と瓢箪」はおもしろかった。
10 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 01:07
「城崎にて」を授業でやった記憶しかない。
石投げてイモリに命中し、自分の運命と重ね合わせる
とかいう小説。正直、発想が暗いと思った。
「氾の犯罪」「清兵衛と瓢箪」はおもしろかった。
11 :
考える名無しさん :2000/10/15(日) 01:11
なんで教科書に載る作家ってつまらん奴ばっかなんだろうな?
不思議なことに三島、川端、横光なんて絶対出てこないよね。
12 :
阿川ひろゆき :2000/10/15(日) 06:43
「正義派」なんてとても面白いけどねえ。「大津順吉」なんて日本のすべてのユーモア小説の
原点だと思うが。
13 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/15(日) 16:20
志賀に影響を受けた小説家って多い。
14 :
太宰治「如是我聞」 :2000/10/15(日) 16:37
志賀直哉という作家がある。アマチュアである。六大学リーグ戦である。小説が、もし、絵だとするならば、その人の発表しているものは、書である、と知人も言っていたが、あの「立派さ」みたいなものは、つまり、あの人のうぬぼれに過ぎない。腕力の自信に過ぎない。本質的な「不良性」或いは、「道楽者」を私はその人の作品に感じるだけである。高貴性とは、弱いものである。へどもどまごつき、赤面しがちのものである。所詮あの人は、成金に過ぎない。
いったい、あれは、何だってあんなにえばったものの言い方をしているのか。普通の小説というものが、将棋だとするならば、あいつの書くものなどは、詰将棋である。王手、王手で、そうして詰むに決まっている将棋である。旦那芸の典型である。勝つか負けるかのおののきなどは、微塵もない。そうして、そののっぺら棒がご自慢らしいのだからおそれ入る。
15 :
考える名無しさん :2000/10/15(日) 18:09
寿司に手をつけたら戻しちゃだめだよ。
16 :
吾輩は名無しである :2000/10/16(月) 00:20
17 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 02:09
電車にはねられたのに、よく死ななかったね。
18 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 02:13
しがないや。
19 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 04:09
>16
あったみたいだな。
文体で一発で分かる。
将棋の話が出るから、間違いなさそう。
20 :
名無しさん :2000/10/20(金) 18:38
志賀直哉くらい専門家(作家と学者)と一般読者の評価が
分かれる作家はいないんじゃないかな。
弟子筋の作家や一部の学者はベタほめだけど
一般の読書家で本当に面白いと思って読んでる人は少ないのでは。
21 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/20(金) 19:57
国文科の人で志賀を卒論でやる人いるのかな。
22 :
阿川弘之 :2000/10/20(金) 20:32
>21
俺がやったよ。東大国文の卒論の題名は「志賀直哉」。
23 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 23:01
志賀直哉は昭和日本のナンバー1作家でしょう。一番高い所にいた事だけは事実。
昭和天皇が唯一実名出して誉めた数少ない人です。
24 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 23:07
いやおもろいよ志賀直哉。和解とかつまんないけど
好人物の夫婦とかワラタ
25 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 00:28
戦争中は何をしていたのですか。
戦後は「灰色の月」くらいしか知らないけど。
詳しい人教えてください。
26 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 01:05
癇癪ばっかおこしてうざい。
というオレの志賀直哉像。
和解と城の崎にてしかよんどらんけどな
27 :
名無しさん :2000/10/21(土) 01:33
>>25 戦争中の志賀直哉は「シンガポール陥落」なる一文を草して大日本帝國を称え、それを戦後になってから太宰治に「東條でさえこんな無神経なことは書くまい」「阿呆の文章である」と断罪されてます。「シンガポール陥落」って志賀直哉全集に入ってるのかな?
28 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 03:35
>27
意外。興味を持ったので調べてみようっと。
29 :
名無しさん :2000/10/21(土) 03:55
若いころ学習院の演説で軍国主義を非難した武者小路でさえ戦時中は愛国小説を書いて戦後公職追放されたぐらいだからね…
30 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 03:59
高村高太郎もすごかったよね。
戦時下、戦争詩を数多く作った人。
31 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 04:03
>30
「高太郎」は「光太郎」だね。
32 :
半信半疑 :2000/10/21(土) 04:25
日本的私小説を完成したていう功績だけ
おもろいわけない
33 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 19:16
「網走まで」はいいね。
好悪の感情がそのまま表現されてる。
34 :
5 :2000/10/22(日) 04:40
「自転車」は面白かったけど。
差額分の金を返しに言ったというくだりには、
色んな意味で、「ああ、志賀の作品だ」と思った。
35 :
四海楼カスタム :2000/10/22(日) 22:54
>34
自分をあまり悪者に書きませんからね。
36 :
吾輩は名無しである:2000/11/08(水) 00:05
age
37 :
吾輩は名無しである:2000/11/08(水) 00:12
けなせば権威のように感じるのが大家だよな>32
近頃のすしは小僧さんには食い切れませんや。
俺は太宰よか志賀がいいけど。
39 :
吾輩は名無しである:2000/11/09(木) 17:08
あまりレスつかんね。
高校生でも小遣いで回転寿司を食べるご時世ですからねえ。
志賀直哉には退場していただきませう。
41 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/09(木) 17:41
志賀では何がお勧めなんでせう?
自分は「清兵衛と瓢箪」。
42 :
吾輩は名無しである:2000/11/13(月) 10:43
age
43 :
吾輩は名無しである:2000/11/16(木) 05:26
志賀高原とこの人は何か関係があるのですか?
44 :
吾輩は名無しである:2000/11/16(木) 05:30
志賀潔との関係情報もキボンヌ
滋賀県とは何か関係があるのですか?
46 :
吾輩は名無しである:2000/11/16(木) 20:49
この人を、清張はぼろくそですね
47 :
四海楼カスタム:2000/11/16(木) 23:59
志賀家に伝わる家計図によると一族の祖が志賀直為という戦国武将で、近江国志賀城城主らしいです。近江といえば滋賀県の近く…なんですが。実際、志賀という苗字が近江国滋賀郡から出たらしですし。
また滋賀直為の兄が信州志賀城城主らしく、志賀高原という名前ともゆかりはありそうです。
48 :
43:2000/11/17(金) 00:19
へぇ〜、適当に言ったのに結構当たってたのね。
49 :
吾輩は名無しである:2000/11/17(金) 00:44
50 :
吾輩は名無しである:2000/11/17(金) 01:16
太宰マンセー
志賀は早く文学史からきえてくりくり!
51 :
吾輩は名無しである:2000/11/18(土) 19:05
( ̄ ̄ヽニニ_, )
冫 |
/ ̄^-―――′ヽ
/ |  ̄\
/ ヽ______/ /
く /
ー―、___________イl
/ヽ| く て .| |.ノ-|(
|ヽ | / ´ヽ-^ L^ く |
,――/|( )| | 、__ ) / |\――__
/ / ヽ | | ____________ | | \_ | \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ |.| |∠--i-i--i-ヽ| ゝ \ く < 太宰は私刑だ!
| 儿 (  ̄ ̄ニ ̄ く / / \_______
ヽ \ ヽ\/ ) / ヽ
、フ \ \`ヽ_______へ―′ / | |
_____フ | / \ |  ̄| |
ヽ | | | | / |
52 :
吾輩は名無しである:2000/11/18(土) 19:24
戦後の志賀直哉は、日本語を否定してフランス語に変えようと言ったということ
知ってる?
53 :
名無しさん@おなかいっぱい:2000/11/18(土) 19:41
54 :
吾輩は名無しである:2000/11/19(日) 13:31
太宰信者は逝ってよし!!
55 :
吾輩は名無しである:2000/11/24(金) 03:22
癇癪を起こす良人(おっと)も居なくなったなあー。
56 :
吾輩は名無しである:2000/11/26(日) 18:10
太宰好きと志賀好きってなんで仲悪いんだ?
57 :
吾輩は名無しである:2000/11/27(月) 00:14
志賀が太宰を殺したからじゃないの?(自殺に追い詰めたって意味ね)
↑へえ本当?
59 :
>58:2000/11/27(月) 00:31
うざいんだよ、青字野郎
くだらんカキコは目立たんようにやれや!
わかったな!二度とやるなよ!
60 :
名無しさん@1周年:2000/11/27(月) 01:10
太宰が志賀を批判してたんだよ、もうぼろくそ言ってたらしいよ
61 :
:2000/11/27(月) 01:39
志賀直哉「太宰君の『犯人』とかいうのを読んだけれども、実につまらないと思ったね。あれはひどいな。あれは初めから落ちが判ってるんだ。こちらが知らないことを作家が知らないと思って、一生懸命書いている」
太宰治「あれは、落ちもくそもない、初めから判っているのに、それを自分の慧眼だけがそれを見破っているように言っているのは、いかにももうろくに近い。あれは探偵小説ではないのだ。むしろ、おまえの『雨蛙』のうほうが幼い『落ち』じゃないのか」
太宰の『如是我聞』を読むと、志賀直哉に対する悪口雑言が書き連ねてあって実に面白いよ。筒井康隆の『虚航船団の逆襲』が好きな人にはオススメ。
62 :
吾輩は名無しである:2000/11/27(月) 02:59
志賀って戦争中に国策文学書いてたよね
63 :
名無しさんお腹いっぱい:2000/11/30(木) 23:17
日本語練習帳読んで知ったんですけど、志賀直哉は日本語は良くないから
いっそのことフランス語を国語にしようとマジで主張してらしいですね。
それまでは小説つまんなくてもこの文体は「神様」のものだから、
と自分を納得させてたが、
これを知って以来、完全に「逝ってよし」と思うようになった。
ところで「小僧の神様」のイイタイコトって何?
誰か教えてください
64 :
空耳:2000/11/30(木) 23:23
太宰は小僧の神様は
金持ちの傲慢だってけなしてましたね。
私は赤西牡蠣太だけはとても好きです。
65 :
吾輩は名無しである:2000/12/01(金) 02:21
そもそも「小説の神様」って異名はマスコミが作り上げた間抜けなものだから、志賀を皮肉るときに使うのならまだいいが、このことばを使って志賀を持ち上げている人は…
66 :
吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 02:50
age
67 :
吾輩は名無しである:2000/12/26(火) 22:05
里見クがゾッコン惚れてたらしいですね。直哉に。
そーいう関係だったんでせうか?。
>64
同感。
小僧の神様、なぜ有名なのか分からない。
いやーな作品だと思う。
志賀直哉って、頭も悪いし、まあ文章は簡潔的確で悪くないとは思うけど
全体として、逝ってよしだな。
69 :
おたく、名無しさん?:2001/01/08(月) 04:44
タイトルのセンスが悪い、じじ臭い。
70 :
吾輩は名無しである:2001/01/08(月) 21:43
いや、「暗夜行路」は格好いいと思う。
読んだこと無いけど。
というか、「和解」単体で読むとサッパリ置いてきぼりなのは…
まあ、以降人生で再会することはない作家DEATH。
>62
「シンガポール陥落」だったっけか?
72 :
名無しさん@お腹でっぷり:2001/01/11(木) 14:09
僕は志賀直哉が大好きだ。クラスの飲み会で松浦寿樹にそういったら苦笑されたけど、
花が腐るよりはずっといい。
剃刀なんか最高じゃないか。
73 :
馬鹿だ 治:2001/01/12(金) 16:07
志賀は私小説の天才、すべて実体験をもとにしている。自分で物語を作ることなど
できるはずがありません。
汚殺し、汚殺し
74 :
馬鹿だ 治:2001/01/12(金) 16:21
志賀先生は人生経験豊かでとてもとても私には、あれほどのものは書けません
ですから私は、物語を捏造する事しか出来ないので、あれだけの物しか書けなかったのです。
>72
「剃刀」は志賀の中ではかなり異色の作品だとおもうよ
確かに、面白いと思うけど
76 :
名無しさん脚:2001/01/14(日) 20:53
芥川は志賀の事をどう思っていたのでしょうか?
77 :
:2001/01/14(日) 22:22
>>76 芥川が漱石の前で直哉のことを話題にして「どうすればあんな文章が書けるんでしょうか」と訊いたら、漱石は「何も考えず計算せずに書くからああいう文章が書けるんだろう。もっとも俺には書けないがね」と答えた由。芥川も漱石も、直哉の文章力には注目していたらしい。それにしても芥川の自殺を直哉が評した文章の冷淡ぶりときたら…
78 :
馬鹿だ治:2001/01/14(日) 22:29
>76
どうでしょうかねー、僕は芥川さんの亡くなったときはものすごいショックでしたが同時に否ごめんなさい少ししてから志賀さんは御自分では逝かれない御方とおもいました。
79 :
吾輩は名無しである:2001/01/14(日) 23:23
それなら太宰が死んだときも冷淡だったよ。
80 :
志賀直哉:2001/01/15(月) 04:17
>>79 いや、太宰君は晩年、僕の悪口を書き散らしていたからね。ひどい悪口雑言だった。だからああいう死にかたをしてくれたときは、冷淡というより正直ほっとしたな。評判のいいひとの悪口を言うことになって申し訳ないけれども、どうも太宰君についてはいいところが見つからないね。あっはっは。
81 :
馬鹿だ 治:2001/01/15(月) 12:09
兎角先生はご立派な方です。網走につく前に私はすっかり凍ってしまいました。
82 :
吾輩は名無しである:2001/01/15(月) 16:41
志賀直哉 とは、どうもたいした頭の持ち主とは思えんし、その文章も
谷崎が感心し、芥川と漱石が話し合う程のものとはおもえない。
日本語練習帳(岩波文庫) 大野 晋 P110より引用
志賀直哉には「世界」もなく「社会」もなく「文明」もありはしなかった。
それを「小説の神様」としたのは大正期・昭和前期の日本人の世界把握の
底の浅さのあらわれであるでしょう。
では志賀直哉は本質的に何だったのか。「写生文の職人」だったのでは
ないか。名工でも職人は世界のことなど考えに入れない。たしかに彼は
明晰な文章を書いた。しかし文章が明晰に書けることと、何を書き、何を
扱うかとは別のことである。
83 :
馬鹿だ治:2001/01/15(月) 23:07
ピンポン!
84 :
馬鹿だ治:2001/01/15(月) 23:13
あなた方の記憶する,私の行為すべては、私が作り出した、道化の一部に過ぎないのです。
・・・・・・・・・・・・・MY戸目事案
85 :
吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 00:36
日本語練習帳なんか引用されても…
こんな本に何か権威かなんかあるとおもってんの?
86 :
吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 00:41
こりゃまた文章理解の無い人で(ワラ
87 :
吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 00:43
>>85 小説の神様ではなく写生文の職人ですよ、志賀直哉という人物は。
88 :
太宰治:2001/01/16(火) 00:49
俺から言わせりゃぁ小学生の観察日記だ(ワラ
89 :
馬鹿だ 治:2001/01/16(火) 15:07
何をおっしやるウサギさん。先生の悪口ばかり言わないで。先生は手足の一本一本の動き
いいえソンナモノジャナイ、きっと私たちの血が体内を流れていく様子までお見えになる
のよ、だって(大家ですよ大家)
90 :
志賀直哉:2001/01/18(木) 20:38
それは本統かい?太宰君。
91 :
吾輩は名無しである:2001/01/19(金) 01:49
>86
文書う理解があるわりには粗末なレスだなあ
(ワラだって プ
92 :
馬鹿だ 治:2001/01/19(金) 15:33
先生は、優しいお方でした。紙が不足していたときに、先生のところには沢山あり
優しい先生は、僕が闇屋もどきの坂口さんから割と言い値で買っているのを知って
しばらくしてから先生の書生さんがお届けしてくださいました。わたしその用紙で
最後の長編を書かせてもらいました。この作品だけは先生から少し評価をいただきました。
PS グットバイが途中でおわつてしまったのは先生から頂いた紙が無くなってしまったからです。
93 :
食いだおれさん:2001/01/20(土) 23:15
志賀直哉についてもっとまともな指摘ができる奴はおらんのか?
94 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 01:36
>>93 じゃあ君が、まともな指摘をご披露して下さい。
95 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 23:14
もともと白樺派って文学性がどうってあれじゃないと思う。
評判良くても悪くても、志賀直哉は志賀直哉でいいんじゃ
ないでしょうかー?・・・と思っちゃう。
それにしても武者の研究本、少ないなー。
96 :
顔写真:2001/01/27(土) 00:12
97 :
おたく、名無しさん?:2001/01/31(水) 14:09
高校の教科書に必ず出てくる作家なのにね。
98 :
吾輩は名無しである:2001/02/01(木) 22:48
志賀直哉は夏休み宿題の朝顔観察絵日記を書かせれば抜群です。
(絵の技巧はわからんけど)
99 :
武者小路実篤:2001/02/03(土) 15:50
二人の友情は今も昔も変らないが
いつのまにか二人の青年が
二人の老人になっていた
100 :
ジロリの男:2001/02/05(月) 20:47
101 :
99:2001/02/06(火) 21:21
武者小路実篤詩集より。
102 :
名無しさん@1周年:2001/02/07(水) 12:59
確かに「小説家」としては問題もあるかもしれんが、あの文章は好きだ。
暗夜行路の風景描写や城の崎にてなど、文章の美しさは抜きんでてるんじゃ
ないかなぁ。
太宰の死に対して斜陽はともかく、人間失格には全く嫌な感じをもたなかった、
こっちを先に読んでいれば、というようなことも言っていたし。
出会い方が悪かった、とも。
あくまでも作品を読んで、の印象だけど、癖はあるが、悪くは無い人、という
感じ。
103 :
ジロリの男:2001/02/08(木) 21:46
>>102僕が行く図書館では太宰さんと、志賀さんの全集がぴったりくっいて
仲良くしています。はじめ私は太宰さんをどこか違う棚に移してあげようかと
思いましたが、私がある日それをしようとしたら、いいよそのままでって太宰さん
がおっしやったみたいな気がしたのでやめました。
104 :
吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 14:11
105 :
名無しさん脚:2001/02/22(木) 03:09
age
定岡に似てる
107 :
吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 01:31
「暗夜行路」って面白いの?
108 :
吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 01:52
太宰との論争が一番面白かったね。
直哉の曰く「僕にはどうもいい点が見つからないね」
太宰の曰く「おまえの馬面がみっともない」
直哉の曰く「貴族の女が山出しの女中のような言葉を使う」
太宰の曰く「こいつの書くものなど詰め将棋である」
109 :
吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 07:16
age
110 :
吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 23:10
志賀が自作を朗読した音源が残ってるようね。
ちょっと聴いてみたい。
111 :
吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 16:41
松本清張は志賀が嫌いなんでしょうか?
112 :
吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 22:52
↑なんか言ってたの?
113 :
吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 02:44
白樺モードなら長生きできますが、
無頼モードでは生き急いでしまいますので、注意しましょう。
114 :
吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 03:56
115 :
名無しさん脚:2001/03/25(日) 17:55
age
116 :
吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 00:22
誰か、白樺派作家の平均年齢を出して下さい。
117 :
吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 22:16
(顔を左右に振りながら)
君の眼は、あっちこっち向いているから
どっちに顔を向けたらいいのかわかりゃしない。
斜視の青年に向かって。
118 :
吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 06:41
武者小路実篤 (一八八五〜一九七六)
志賀直哉 (一八八三〜一九七一)
有島武郎 (一八七八〜一九二三)
有島生馬 (一八八二〜一九七四)
長与善郎 (一八八八〜一九六一)
里見ク (一八八八〜一九八三)
119 :
吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 07:24
織田作之助 (一九一三〜四七)
坂口安吾 (一九〇六〜五五)
太宰治 (一九〇九〜四八)
壇一雄 (一九一二〜七六)
石川淳 (一八九九〜一九八七)
田中秀光 (一九一三〜四九)
120 :
吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 23:57
仲良きことは美しき哉
121 :
吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 12:37
>>108 泣きじゃくってる感じの太宰ってイタイ。
122 :
吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 12:48
あまり読んじゃいないんだが、
高校の現国でやって、無性に腹がたった覚えがある。
戦中の1日を描いた作品だったが、散歩の途中で軍隊みて「け!」って思ったとか、
飯くうために誰かがニワトリをしめてくれたら「気分が悪くなった」とか、
なんでこんな無責任に威張れるんだ、この無神経、と思った。
何しろ、この文章は人称が一定してなくて、
なんだか「人間は赤ちゃんの時、全知全能で世界と自分が一体だと思っている」みたいな話、
思い出したよ。
123 :
吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 18:38
>>118 有島武郎をぬかすと平均年齢7歳も上がるぞ。
で、結局松本清張は??
124 :
太宰治:2001/04/04(水) 21:35
重ねて問う。オナニストは罪なりや?
125 :
志賀直哉:2001/04/04(水) 21:38
どうもオナニーのいい点が見つからないね。
126 :
吾輩は名無しである :2001/04/04(水) 21:56
志賀は青年時代キリスト教の「汝姦淫するなかれ」を守るため、
「女とは不可でも男なら可だろう」とか言ってオカマ掘りまく
ってたってマジですか?
127 :
阿川弘之:2001/04/05(木) 17:35
128 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 04:02
age
太宰のことがたくさん書かれているみたいだが、太宰は完全に志賀を否定していた訳ではない。
実際、あるエッセーには、「志賀直哉ほどの名人」と書いてあるし、戦後の自伝的小説にも、短編の名手として志賀の名前をあげている。「津軽」の中で、志賀を中傷しているような一文が見られるが、それは国策文学を批判していたとも取れる。
「如是我聞」で、太宰が志賀を批判したのは、坂口安吾の言う通り「フツカヨイ」でしかないものだから、それだけを見て太宰が志賀を完全に否定したとするのは、あまりにも早計。
それに、もともとは志賀が売った喧嘩だし。
ほかにも、芥川の「奉教人の死」を批判していたが、この作品があまりにもこの小説が大好評だったために、何かケチをつけたかったに過ぎないような。「斜陽」についても同様。ちゅうことは、志賀は嫌味なジジイだね。
でも、「和解」などは、嫌味であるからこそ書けた小説でもある。自分の子供を「和解」の材料として見るだけでも、かなりのずぶとい神経だ。
>122
だけど自分も街角でおまわりさん見かけたらある種の疎ましさを感じるしね。
幾ら生きるためとはいえ、動物を殺す場面というのに生理的な嫌悪を感じる
のは、仕方のないことだと思うし。つれづれなるままに書いてるだけじゃ
ないかな?
131 :
名無しさん脚:2001/04/13(金) 06:46
志賀先生の文学は、これからも現国の模擬試験の文章などで残っていくでしょう。
132 :
三島由紀夫:2001/04/13(金) 14:25
日本の小説家でも志賀直哉氏は最高の小説家でありますが、
スタンダールの『パルムの僧院』を読んで、その主人公ファブリスを
「なんだ、ただのグレン隊ぢやないか」ときめつけました。
氏は作家の一種の衛生術として、自分の資質にあはない文学を拒絶する型の作家であります。
かういふ型の作家はほとんど無意識に、自分と質のあはない文学を頭から受けつけないのであります。
133 :
漫画板の住人:2001/04/13(金) 14:34
>>129,
>>132 志賀直哉って漫画家で言えばいしかわじゅん(石川淳ぢゃ
ないよ、文学板の諸君!)みたいなタイプなんだね。
134 :
某スレの主:2001/04/15(日) 01:24
志賀さんのような文章を書くにはどうすればいいでしょうか?
135 :
吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 20:13
城崎の旅館のおかみ「志賀先生は、とてもダジャレがお好きでした。」
インタビュアー「はあ、例えば、どのようなダジャレを」
おかみ「いえ・・・あの・・・ほんとにたわいのないものばかりで。忘れてしまいました。」
せ、せんせー・・・・・!!(涙)
136 :
ちょっと不謹慎か?:2001/04/15(日) 22:10
晩年の作品は今ひとつな感じ
暗夜行路書いたあたりで逝ってたら
”小説の神様”はゆるぎないものだったと思うのだが
137 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 12:32
>136
私はむしろ晩年の作品の方が好き。
138 :
提供:名無しさん:2001/04/28(土) 16:08
あげてみっぺ
139 :
吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 01:13
10月、世田谷文学館で「没後30周年 志賀直哉展」をやるよ。
しかし志賀は太宰よりも芥川よりもずっと前に作家デヴューして
るのに亡くなってから30年しか経ってないのか…。
140 :
吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 01:50
「濁った頭」はおもしろかったな。
141 :
JPB:2001/05/04(金) 02:00
戦後、テレビで武者小路と志賀が対談するという番組が収録され、
途中で収録フィルムが切れた。当時、編集技術がまだなく、全部
とりなおしという事態に、その場に居合わした河盛好蔵、安岡章太郎
は、やばい小説の神様が怒り出す!とひやひやしたらしいが、
至極、満面の笑みでとりなおしたらしい。
つーか、まさに直哉。武者小路はそんな心配されないとこが、武者。
142 :
吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 20:16
太宰にあれだけ言われて、全く動じなかった直哉も、ある意味すごいなぁ。
143 :
吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 02:09
age
144 :
吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 15:27
志賀の弟こそ、真の無頼派だ!
145 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 13:21
小僧寿しチェーンって小僧の神様から来てるのかな?
146 :
吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 01:49
age
147 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 00:28
人間ができて何千万年になるか知らないが、その間に数えきれない人間が生まれ、生き死んでいった。私もそのひとりとして生まれ、今生きているのだが、例えていえば悠々と流れるナイルの水の一滴のようなもので、その一滴は、後にも先にもこの私だけで、何万年さかのぼってもいず、何万年たっても再び生まれてはこないのだ。しかもなお、その私は依然として大河の一滴にすぎない。それでさしつかえないのだ
148 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 15:05
あげ
149 :
吾輩は名無しである:2001/07/12(木) 04:31
ageばっかし
150 :
吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 12:17
志賀ファンの友達が太宰の如是我聞を読んで憤慨していた。
151 :
吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 12:31
志賀改め栃東
152 :
吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 12:53
>>150 おれは太宰ファンだが、
志賀の小説はやっぱりうまいと思った
153 :
150:2001/07/14(土) 09:11
でもその友人は、太宰をしっかり読んでいる。
154 :
色男no,1:2001/07/15(日) 03:54
155 :
シラカヴァ:2001/07/19(木) 10:01
ヴァカあげ。
156 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 00:51
この人は戦後文壇の黒幕だったのか、それとも遠ざかっていたのか
どっち?
157 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:01
>>156 少なくとも太宰が死んだ時期までは文壇の黒幕だった。太宰が自殺したのも、「如是我聞」を書いて直哉と喧嘩になり、孤立無援に陥ったからだという説もある。しかしそれ以後はほとんどボケ老人状態だったのでは?
158 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:22
>>157 だとしたら一番悪い時期に出会ってしまったようですね。
それ以降は若い者にいちゃもん付けなくなったようですし。
159 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:27
>>158 太宰と直哉が喧嘩した件は、そもそも太宰の側に非があったとも言われているね。「如是我聞」は座談会で直哉にこきおろされた太宰が反駁した文章ということになっているが、実はそれ以前に太宰のほうが『津軽』の中で直哉を批判しているという事実がある。
160 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:48
>>159 たしかに書いてありますね。
こっちの方が「如是我聞」より素直な批判のように思える。
161 :
少年工:2001/07/21(土) 00:12
直哉さん何もしてくれないなんてひどいや!
162 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 16:14
::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < 志賀さんの作品には東洋的神秘と詩的精神がある。
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
163 :
吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 08:16
今度の選挙は白樺派に一票を!
164 :
吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 19:37
>>163 白樺派が政権握ったら、日本はもっと良くなるでしょうか?
165 :
吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 19:44
白樺派作家(画家でもいいけど)で内閣作るとしたら、
首相:武者小路実篤に次ぎ・・・
(→続きよろしく)
166 :
吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 21:06
城崎観光大臣:志賀直哉
167 :
色男no,1:2001/07/28(土) 00:39
156さん、157さん、ペンクラブの会長という事でいえば、島崎藤村、志賀直哉、川端康成という順番になっています。文壇政治という事でいえば、佐藤栄作並に長期政権だった鎌倉文士村幕府将軍の川端が芸術院会員、文化勲章、ノーベル賞、国際ペンクラブ副会長、レジオン、ド、ヌール勲章と、とにかく長い肩書きになってきますが、私小説という形態が日本文学に対して持った影響力を思えば、志賀はボケていても、神棚に祭られていたようなところがあります。それにしても、太宰は川端、志賀、門弟3000人とされる佐藤春夫など、やたらと大物に喧嘩を売りますよね。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/3183/
168 :
アビ:2001/07/28(土) 19:43
高校の説き、先生が赤西蠣太を教材に使ったら、普段授業に興味を示さないヤンキー
連中が、「面白い、続きを早く」と言っていたから、やっぱり読ませる力は抜群だった
のでしょうね。
169 :
○:2001/07/28(土) 23:51
>>168 そういうヤンキーどもに是非「剃刀」を読ませたいぞ。
171 :
アビ:2001/07/29(日) 00:21
「剃刀」って、なんかギャグにしか読めないんですけど・・・
172 :
アビ:2001/07/29(日) 00:38
すいません168です、「時」が「説き」になってますね。
173 :
吾輩は名無しである:2001/07/29(日) 00:41
174 :
アビ:2001/07/29(日) 01:08
やっぱりそうですよね!
違う風に読めた人、いますか?
175 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 09:56
人生の一大事を一言ですませるのが志賀。
ちょっとつまずいたのを大げさに泣きわめくのが太宰。
どっちが好きかはその人次第。俺は両方好き。
176 :
アビ:2001/07/30(月) 15:02
>>175
うまい!激しく納得。
私は志賀派
177 :
吾輩は名無しである :2001/07/30(月) 15:06
私は「正義派」。
178 :
アビ:2001/07/30(月) 15:13
>>177
ごめん、文学のことあんまり詳しくないんで、「正義派」ってなに?
179 :
177:2001/07/30(月) 15:23
>>178 志賀直哉の小説のタイトルでごんす。内容はいまいち忘れた
けど。
180 :
アビ:2001/07/30(月) 15:44
あほんとだ、全集の二巻に入ってた。
今開いてみたら、いきなり五歳ぐらいの女の子が轢き殺されとるがな。
その書き方は175そのもの
「或夕方、日本橋の方から永代を渡つて来た電車が橋を渡ると直ぐの処で、
湯の帰りらしい二十一二の母親に連れられた五つばかりの女の児を轢き殺した。」
いきなりかいっ!
181 :
吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 02:12
志賀直哉は強く印象を受けた光景を、頭の中に鮮明に、
ビデオテープに録画したかのように残し、後で再生できたといいます。
これは努力云々の問題ではなく、もって生まれた特異な才能だといえます。
182 :
アビ:2001/07/31(火) 02:54
この方、文章を直せば直すほど短くなってしまって、後の研究家でも何
の事書いたんだかわからなくなってしまったものもあるそうで。
183 :
吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 21:01
age
184 :
吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 21:37
彼が三島由紀夫に嫌われた理由を考えてみました。
1.顔がブサイク
2.フランスかぶれで、日本語のこと馬鹿にするから
3.親近相姦モノ書くから(三島はホモネタが好きだった)
志賀直哉の顔は割合、掘りが深く、哲学者風である。
三島も自分の顔が彼と似ていると思っていたのだろう。
だが、これは本当の理由ではない。むしろ、坊主にくけりゃ
袈裟まで憎い方式で、彼の容姿を嫌っているので、本当の
理由は別にある。
小説の神様と評されるほどの文才を持っているにも
関わらず、彼は日本語を馬鹿にしていた。
三島はナショナルな精神の持ち主であるため、
自虐的言語観が許せなかったのでしょう。
小説家の命である「日本語」そのものを馬鹿にするんですから、
そのくせ、文は秀でている。
三島にとって、屈辱に近いものを感じたのでしょう。おわり
185 :
吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 23:19
186 :
○:2001/07/31(火) 23:47
そう言や、直哉も三島も平民の癖に学習院出身というところが共通してるな。当時の学習院は歴然たる貴族学校だったから、何かと苦労があったに違いない。
187 :
川端康成:2001/07/31(火) 23:49
私は先生のことを尊敬してますよ。
188 :
梶井基次郎:2001/08/01(水) 01:24
先生を文学の理想と考えて居ます。
189 :
アビ:2001/08/01(水) 09:39
そういえば全集三巻の月報に、川端康成の推薦文が載っとりましたね。
190 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 03:10
ageとこうね
191 :
吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 00:49
「母の死と新しい母」で、母がお産をするときに、
「蒟蒻で温めてもらったら大分よくなりました」とありますが、
これはどのような行為を指し、どのような効果があるのでしょうか。
もし、お分かりの方がいらしたら、お教え願いたいです。
よろしくお願いします。
192 :
吾輩は名無しである:2001/08/03(金) 01:51
>>175 すばらしい!
俺、卒論志賀で書くんだが、ここまで唯我独尊貫き通されると、見事としか言い様
がない。
伝記読んで笑いが止まらんかった
193 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 18:27
『座右宝』の写真を見られる所はありませんかね?
194 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 15:58
志賀はシガナイ作家です。
195 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 18:57
やっぱり生きてる内に神様呼ばわりされると、
生前を知らない世代とギャップが生じるよね。
196 :
吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 02:40
阿川のエッセーで、神様という呼称を一番迷惑がったのが
志賀自身だと書いてあったな。
まあ好きに言わせておきなさい、位の感覚だったんじゃないかな。
197 :
吾輩は名無しである:2001/08/10(金) 00:08
志賀直吉さんはまだ生きてるのかな。
75歳ぐらい?
198 :
アビ:2001/08/10(金) 02:52
もう死んでます。
昭和46年没。
199 :
アビ:2001/08/10(金) 02:55
あっ!しまった、ネタふりか・・・
マジレスしてしまった・・スマソ。
200 :
○:2001/08/10(金) 02:55
>>198 おいおい、文章よく読めよ。直哉は昭和46年没だが、直吉さんは直哉の息子。岩波書店の重役だった筈だ。
201 :
アビ:2001/08/10(金) 03:19
アウチ!、一人相撲。なにやっとんだ俺は。
202 :
吾輩は名無しである:2001/08/10(金) 03:23
>>191 その文章を読んでいないので、はっきりしたことは言えませんが、
蒟蒻療法といって、温めた蒟蒻を患部にのせるというような当時の民間療法だと思います。
胃癌だった尾崎紅葉もやっています。
203 :
吾輩は名無しである:2001/08/10(金) 03:25
漱石もやっとったそうですな。
204 :
吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 19:05
age
205 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 08:22
『范の犯罪』についての意見を聞かせてください。
それと何かいい論文とかありますか?
206 :
吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 10:17
「私は無罪だと主張することが出来ない。それ故に私は無罪なのだ。」という、范の主張は、人間は罪を犯さなければ生きていけない。しかし、生きることは決して罪ではないという、志賀の死生観を端的に物語っていると思うよ。
志賀は小説中の裁判官を通じて、全ての人間の抱える弱さに無罪を言い渡したのだよ。
個別の作品についての論文というのは知らないけれど、カミュの「異邦人」がこの作品にとてもよく似ている。裁判の中でのムルソーの主張はこの作品を考察する手助けになると思うよ。
207 :
吾輩は名無しである:2001/08/19(日) 00:10
205です。206さん貴重なご意見ありがとうございます!
カミュの『異邦人』と比較した大島仁さんの論文があるのを
ちらりと聞いたことがあるので早速探してみようと思います。
208 :
吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 12:36
後期の『朝顔』『山鳩』などの作品が好きな人いますか?
209 :
吾輩は名無しである:2001/08/22(水) 01:49
芥川が好きなんだけど志賀の良さがわからない
芥川が志賀に憧れていたことが残念
志賀の良さについて優しく教えてくれませんか
面白かったのは小僧だけ
でもこれって芥川っぽい
まじめに教えて!
210 :
吾輩は名無しである:2001/08/22(水) 02:28
この人は非常に天然で自然だったからでしょう。
人工の翼を持って羽ばたこうとしていた芥川にとって最も対極な人物だったから。
つまり芥川は近代的な人間の苦悩を先取りした人物だったのに対して、
志賀は人間の原始的な生命感や生活力を感じさせる所があった。
「小僧の神様」は別に芥川っぽくないと思いますよ。
志賀の「焚火」と、それを模して作った芥川の「蜃気楼」を比較してみるといいでしょう。
211 :
206:2001/08/22(水) 05:36
芥川は人間の弱さを克服しようとした。
志賀は弱さや醜さもひっくるめて、あるがままの生命を愛した。
212 :
206:2001/08/22(水) 05:39
213 :
209:2001/08/22(水) 20:45
>210,211
でもそうしていられたのは志賀が親父の金で生きて
芥川は自分で稼いで家族と家族の問題を背負わされ
生きなければならなかったからでしょ。
それに、(くつかけにて)ではやたら芥川は都会的
で云々って言うくだりが多い。芥川は志賀のビジュ
アルというか物理的なことに触れていないのに。
僻んでるみたい。
志賀は最後に背負い投げを食らわせるような
小説は嫌いだったんでしょ。焚火はその意味で
志賀的だけど小僧は芥川的だと思う。
何かの評論で志賀は一流の生活者だったって
あったけど逆だと思う。志賀は父のおかげで生
活者たる必要は無かった。芥川は生活者になろ
うと努力して敗れた。
志賀の評価に父の力が大きく影響しているのは
確か。
214 :
206:2001/08/22(水) 23:42
家の財産は志賀にしてみれば、「あるから使った」だけ。
彼にとっては、きれい事を並べるのは本当の人間ではないんです。
背負い投げ云々は太宰の如是我聞からですね。
すぐ後に書いてありますが、読者を傷つけるような文章が嫌いだ、という意です。
志賀の魅力は、あらゆる生に対する愛情です。
生命だけが唯一美しいものであって、精神や芸術は「人生の言い訳」以上のものではないという考えです。
だから、きれい事を並べたり、いろいろ飾ったりするのを、嫌いとまでは言いませんが、生きるためには要らないものと考えたのです。
生きる本能に忠実に、本音で生き、語る志賀に、生命力と美しさを感じれば芥川になるのでしょうし、弱い者の切り捨てと考えれば太宰になりましょうし、姑息で卑怯だと考えたのが三島です。
芥川にしても、芸術至上主義や精神論が結局人間の弱さを隠しているだけなのを見抜いていたんです。だからこそ、したたかに強く生きる志賀にリアリズムを感じたのでしょう。
ですが芥川自身は精神面に逃避する弱い人間への共感を、あえて捨てなかったのだと思います。
一言で言ってしまえば、弱い精神に共感したのが芥川で、弱い生命に共感したのが志賀だと考えています。
215 :
210:2001/08/23(木) 00:10
まあ、無い物ねだりというのもあるね。
志賀だって「羅生門」のような調査考証の要るのは書けないんだから。
216 :
209:2001/08/23(木) 02:05
>>206 ちなみに背負い投げ云々は志賀の(くつかけにて)より、(ほうきょうにんの死)
へのもの。
芸術とは生きるということに直接には関係無い嗜好品だと考えます。米に対する
煙草みたいなもの。音楽なんて聴かなくても(精神的にはどうか分かりませんが)
肉体的、物理的には生きることが出来ます。絵、文学も同じです。
志賀が206さん言うのようなことなら、山にこもって自炊すればいい。生きることとは
直接関係の無い文学なんてしなければ良いのです。生きることに生きれば良いのです。
つまり、芸術至上主義でない文なんてこの世にはない。少なくとも志賀が芸術至上主義
的で無いというのは間違いだと考えます。(文芸的な)で芥川が言うように志賀もテク
ニックを用いていました。
でも、今思うに僕が志賀と芥川に喧嘩させています。趣旨がずれてきた。
比べることが違ってた。206さんありがとう。
217 :
吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 03:34
人間くささのぷんぷんする爺がただの庶民だったら面白くも
何ともないだろ。現実に対して斜に構えた連中に生命力の
あるのが混じってるから価値があるんじゃないか。
芸術家ぶった芸術家に本物はいないんだよ。(w
218 :
吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 05:13
芸術の定義を上はきちんとしていない。文を書くのが芸術なのか。
219 :
吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 15:09
お友達の梅原龍三郎も唯我独尊・お山の大将的な人物だったそうです。
220 :
吾輩は名無しである:01/08/26 20:14 ID:ariWoINU
志賀=ポール・マッカートニー
太宰=ジョン・レノン
221 :
吾輩は名無しである:01/08/28 10:37 ID:10UYG9eA
白樺定期あげ。
222 :
吾輩は名無しである:01/09/05 10:48 ID:2T.2DXS6
弟子の網野菊の本を読んだんだが、
正に私小説で、志賀とはかなり境遇が違っていた。
223 :
吾輩は名無しである:01/09/08 01:16
「暗夜行路」はだめだった。
短篇はいいけどね。
224 :
吾輩は名無しである:01/09/09 13:33
世田谷文学館で10月6日〜11月11日まで、
「志賀直哉 没後30周年」展をやるよ!
10月7、8、14日はそれぞれ饗庭孝男、富岡
幸一郎、阿川弘之の講演がある他、朗読等もある。
しかし志賀ってほんの30年前まで生きてたって
凄い…26年前まで生きてた武者小路も凄いけど。
225 :
吾輩は名無しである:01/09/09 21:52
>>224 18年前まで生きてた里見とんも凄いな。
白樺って凄いな。
226 :
吾輩は名無しである:01/09/10 02:04
直哉みたいな人生は羨ましいよな。
昔だったからああいうキャラが存在してたのかと思っていたけど、
当時からも珍しがられていたそうな。
227 :
名無しさん:01/09/11 09:44
志賀直哉をモデルにして書いたとおぼしき筒井康隆の初期短篇「小説『私小説』」も必読だな。
228 :
吾輩は名無しである:01/09/11 12:28
直哉万歳。
229 :
吾輩は名無しである:01/09/15 01:50
五木某の「大河の一滴」文庫本の解説に、志賀の「ナイルの水の一滴」はダメだみたいなことが書いてあったけど、そんなことないぞ。その個人主義にしびれるくらいだ。
?
231 :
いちげんさん:01/09/15 03:35
時期外れだけど、小僧の神様って金持ちの傲慢とも受け取れるの?
普通はああいう風に思わない?
傲慢って聞いたのが初めてだから驚いたさ。
あ、今日初めてここ来ました。
232 :
吾輩は名無しである:01/09/15 13:06
>>231 作中人物が傲慢ですか?
それとも書いてる本人が傲慢だという事ですか?
233 :
吾輩は名無しである:01/09/16 00:02
金持ちを理由に批判するやつはドキュソ
234 :
吾輩は名無しである:01/09/16 23:26
「沓掛にて」、うさんくさい。
金持ちなのが批判の対象ではなく、金持ちを鼻に掛けた偉そうなところが
批判されるのだ。人の文章を読まない方がドキュンだ。
235 :
吾輩は名無しである:01/09/16 23:33
236 :
マンハッタンにて:01/09/22 02:18
飛行機に突っ込まれて怪我をした。
(以下略)
自分は偶然に死ななかった。他の人は偶然に死んだ。自分は淋しい気持になって埃
の積み重なった路を家のほうに帰って来た。遠く町端れの灯が見え出した。取り残
された人はどうなったか、その後の埋没で瓦礫の下に入ってしまったろう。飛行機
の乗客はどうしたろう。火に燃やされて、今ごろはその黒焦げのした体を塵芥と一
緒に機体の中に埋まってる事だろう。そして死ななかった自分はこうして歩いてい
る。そう思った。自分はそれに対し、感謝しなければ済まぬような気もした。然し
実際喜びの感じは湧き上がっては来なかった。生きている事と死んで了っている事
と、それは両極ではなかった。それ程に差はないような気がした。もうかなり暗か
った。視覚は遠い灯を感ずるだけだった。足の踏む感覚も視覚を離れて、如何にも
不確だった。只頭だけが勝手に働く。それが一層そういう気分に自分を誘って行っ
た。
三週間いて、自分は此処を去った。それから、もう三年以上になる。自分はテロ
リストに殺されるだけは助かった。
237 :
吾輩は名無しである:01/10/04 05:56
もうすぐ30周年展age
238 :
吾輩は名無しである:01/10/04 07:20
志賀は好きだが、志賀のフォロワーは皆つまらん。
239 :
吾輩は名無しである:01/10/05 00:04
十一月三日午後の事 って、志賀直哉の作品でした??
「流行感冒」なんかを読んでいると、
初めのうちは語り手の〈私〉がいやったらしくてたまらないのですが、
大尾に来ると急に〈私〉がいい人になって、肩透かしを喰らいます。
これは志賀のテクスト全般に言えることかわかりませんが、
こういうパターンが多い気がしませんか?
242 :
吾輩は名無しである:01/10/05 01:33
「和解」なんて正にそうだね。
「転生」とかね。
243 :
名無しである :01/10/05 01:56
ムキムキマッチョ
244 :
名無しさん:01/10/05 05:49
245 :
吾輩は名無しである:01/10/06 00:56
行ってみようかな〜
人は集まるのだろうか、特に若年層の?
246 :
吾輩は名無しである:01/10/06 14:27
早く死ね、志賀直哉!
247 :
吾輩は名無しである:01/10/06 14:43
志賀勝はやんちゃだなあ。
248 :
吾輩は名無しである:01/10/07 23:16
卒論で志賀をやる予定です。
流行感冒の論文探しています。あったら教えてください。
ついでに、十一月三日午後の事は皆さんどう読みました??
私は軍国主義に対する憤りというよりも、生に対するやるせなさみたいなのを
感じたのですが…。うまく言えないけど。
249 :
吾輩は名無しである:01/10/07 23:20
流行感冒…単独の論はないんじゃないかな…。
やっぱり…。そうですか。
ありがとうございます。
志賀はやってる人が多いので、「流行感冒」なみのメジャーなテクストの
論文はきっとありますよ。
とりあえず『國文學年鑑』で調べてみたらどうですか?
>>248 「十一月三日午后の亊」讀み直しました。
徹頭徹尾〈自分〉はイヤな奴でしたね(笑)
…と、それはともかくこのテクスト、視點の變化が興味深いです。
そのへんどのように感じますか?
私は何となく主人公の気持ちも分かるような分からないような…。
結局のところは自分は何も出来ないようなやるせなさも感じました。
視点の変化というのは具体的にどういうことですか??
254 :
吾輩は名無しである:01/10/09 14:05
私も卒論で志賀をやるので今日世田谷文学館に行ってきました!!
しかし・・・今日は休館日でした。
やっぱり昨日行ってくればよかったな。
明日また行ってきます!
>>253 まぁ、端的に言えば〈語り手〉がおかしい、ということです。
これって「一人称小説」じゃないですよね?
私は志賀のいい読者ではないので、卒論で取り組もうとなさっている
専門家のひとはこのあたりをどんなふうに感じているのかな、と…。
256 :
名無しさん:01/10/10 00:10
>>254 文学館・博物館・図書館・美術館などは月曜休館が普通だよん。
>>254 9日は火曜だったね、スマソ。今週はたまたま月曜が祝日だったから月曜は開館していて、その代わりに火曜が休館になったのだろう。
256さん。そうなんです。振替休館日(?)だったんですよ。
きちんと開館日見ておいたのにすっかり忘れちゃったんです。
昨日は大雨だったので今日行ってきました。
午前中だったからなのか入場者は10人いるかいないかでした。
私の取り上げる作品の草稿などがあって興味深かったです。
ただすごく字が汚いな〜と思いました。
皆さんも興味があったらぜひ行ってみてください。
259 :
吾輩は名無しである:01/10/11 19:41
芥川のハガキが良かった、消えそうな文字で(^^
260 :
吾輩は名無しである:01/10/13 11:44
志賀直哉以外で面白い心境小説があったら教えて欲しい。
261 :
吾輩は名無しである:01/10/13 12:03
芥川のハガキ、何て書いてあったの?
262 :
吾輩は名無しである:01/10/13 16:53
井伏鱒二と文体がそこはかとなく似てない?
263 :
吾輩は名無しである:01/10/14 20:05
平日の午前なんて誰も来ないよ。
264 :
名無しさん:01/10/14 21:26
>>263 「行かない」じゃなくて「来ない」と言っているところを見ると、あなたはもしや…?
なるほど鋭い・・
266 :
吾輩は名無しである:01/10/15 19:44
「志賀直哉は馬鹿だった」スレ、対抗挙げ!!
248さん、来なくなっちゃいましたね…。
268 :
吾輩は名無しである:01/10/28 00:06
269 :
吾輩は名無しである:01/10/30 23:23
あの旧漢字を常用漢字に直した選集みたいなのは、売れたの?
270 :
シガレット:01/11/06 07:41
♪禁煙してても吸いたいよ〜
♪禁煙してても吸いたいよ〜
271 :
シガレット:01/11/06 07:43
♪禁欲してても吸いたいよ〜
♪断られても吸いたいよ〜
272 :
吾輩は名無しである:01/11/08 21:39
せたがや文学館ってバブルの産物だと思いませんか?
273 :
吾輩は名無しである:01/11/10 05:39
志賀直哉は日本語が不完全で不便だっていってるけど理解できん。
日本語の不便さ不完全さって、字の種類多さや表記のゆれが理由にされるけど
その表記の揺れこそが日本語を便利なものにしてると思うのだが。
「いってよし!」と「逝ってヨシ!」では受ける印象違うじゃん。
>273
その印象の違いを明解にしつつ翻訳でける?
275 :
吾輩は名無しである:01/11/21 01:01
空アゲ
♠はあ?
277 :
吾輩は名無しである:01/12/02 15:26
志賀直哉の海外での評価ってどうなの?
278 :
吾輩は名無しである:01/12/13 00:18
「ある男 その姉の死」はどうよ?
279 :
吾輩は名無しである:01/12/13 00:46
>>277 志賀文学のよさを西洋人に伝えるのは難しいとドナルド・キーンが
申しておりました。
280 :
吾輩は名無しである:01/12/20 02:19
志賀 直哉
○● ●○
712 8 9
総運36○ 面倒見良く、損をしてでも人に尽くす。個性を生かす職業が○。結婚運○。
人運20× 好きな物には熱中、それ以外はいい加減。影響されやすい。博打傾向。
外運16◎ 他人に良くすることが幸運を呼びます。臨機応変な対応が得意。
伏運37◎ 良い運数です。
地運17○ 積極、魅力、頑固運。事故注意。
天運19△ 悲観的家柄。不運に見舞われやすい。
陰陽 □ 悪くはない配列です。
281 :
吾輩は名無しである:01/12/20 05:30
志賀直哉全集三千円で買いました。
282 :
吾輩は名無しである:01/12/20 23:25
新書版?それを全部でその値段??
だったらすごいうらやましひ。
283 :
taka ◆WJp3Uzus :01/12/20 23:27
志賀直哉の研究もまだ先が長そうですね。
284 :
吾輩は名無しである:02/01/08 22:00
age
志賀直哉の小説の中に「異性とのこのような関係は初めてだが男同士の恋愛では
前にもこのようなことがあったので・・・」みたいな一文があったけど男同士の
恋愛って同性愛ってこと??
286 :
吾輩は名無しである:02/01/09 08:21
〉285
その文から考えると確かに同性愛だと思うけど
どの小説中の一文なの?
直哉って同性愛経験ありなの?
287 :
吾輩は名無しである:02/01/09 08:32
288 :
吾輩は名無しである:02/01/09 08:45
里見クとか!?(w
289 :
吾輩は名無しである:02/01/09 08:49
善男はあったと断定していたが。
290 :
吾輩は名無しである:02/01/09 17:31
武者っぽいよね、フフフ…
クは、志賀に片思いだったと本人が書いたのをよんだことある。
291 :
吾輩は名無しである:02/01/09 20:03
友情・・・か。
友情・・・ね。
292 :
吾輩は名無しである:02/01/09 20:11
>>291 意味深ですなぁ・・・(w
こうなってくると、全集に載ってた武者小路が志賀の寝室にまで入ってきて
彼をおこしたという文が、全く違った文章に読めてしまう(w
293 :
吾輩は名無しである:02/01/09 20:13
当時の旧制高校文化の中では、同性愛もさほど珍しいことではなか
ったようです。あの菊池寛ですら同性愛体験があったようだし。
294 :
吾輩は名無しである:02/01/09 20:17
同性愛っつーか、代用品としての菊の門って感じなのかな?
たしか『濁った頭』だったと思います。これはフィクションなので
志賀が直接そうであったのかはわかりませんが、志賀はフィクショ
ンの中にも自分の経験などを良く交えて書いたりするのでもしや?
と思って書き込んでみました。詳しい方がいたら是非教えてくださ
い。志賀に限らずこのころの小説を読んでいくうちに、今の人の日
常とは随分違うことが多いので(あたりまえかもしれませんが・・・)
296 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:05
芥川もそういったシチュエーションで
入れようか、入れまいか(・・・)って悩んだらしいね。
直哉とじゃなくてね。
297 :
吾輩は名無しである:02/01/10 23:42
age
298 :
吾輩は名無しである:02/01/10 23:46
有島生馬って大穴もいるぞよ>同性愛
生馬とは12-3歳の頃から怪しい仲だぞう!
299 :
吾輩は名無しである:02/01/12 01:49
やっぱりあやしいよ。今読んでた本の解説にあっさり学習院時代は
男同士の恋での処理もされていたが・・・とかって書いてあった。
300 :
吾輩は名無しである:02/01/12 10:45
>>300 怪しいっていうかそのものずばりでは(笑
「おまえら、志賀さんは無知蒙昧なんだよ。だけど、非常な才能があるからあそこ
までもったんだ。だけど今はつらいところにきているんだ。」というようなことを
小林秀雄は安岡章太郎の学生時代に語ったという。それによると当時の小説家、
正宗白鳥や島崎藤村などは外国語がよくでき、西欧の近代小説を原語で読んで
自分の中で咀嚼していた。それに対して志賀の場合は、一つの外国語もできず
西欧の小説概念を理解することはなかった。この事は一面ではフランス語を
自国語とするという考えなどにみられる、客観的にみると非常に無邪気な要素
を孕むものであったが、他方においては彼の内面を保護し、審美意識を徹底する
ものになったといえる。堀辰雄が彼の作品に極度の美しさを見、小林秀雄が彼の
作品の比類ない純粋さを語るのも、彼が己の創作原理に忠実に従い彼の内面の
無垢を保ち得たからに他ならない。とにかく、作家の自己そのものが創作原理
になりえた志賀直哉は、近代文学において例外的な存在であったということが
できる。
302 :
吾輩は名無しである:02/01/16 11:48
安吾は知らんが、太宰、織田作はかつては直哉フリークだったそうだよ。
303 :
吾輩は名無しである:02/01/16 17:34
志賀が太宰の批判をして論争にならなかったっけ。
太宰の自殺は志賀にも関係あるって聞いたよ。
304 :
吾輩は名無しである:02/01/16 17:56
明治学院出身の藤村でさえ原語で外国文学を読めたのに、東大出身
の直哉がそこまで外国語に不自由していたとは。英文科から国文科
に移ったのもそのせいか?
305 :
吾輩は名無しである:02/01/16 18:26
当時学習院からは東大へ無試験で入れたそうだよ。
なのに直哉は学習院で二度も落第。
306 :
吾輩は名無しである:02/01/16 18:46
>>305 学習院に限らず、旧制高校から東大の文学部に入るときは無試験だ
ったようだ。太宰治もフランス語を全く知らないのに旧制弘前高校
から東大仏文に入り、大学の講義についていけなくなってとうとう
中退したとか。
307 :
吾輩は名無しである:02/01/16 20:46
藤村は明学だから言語読めたって気もする。
308 :
吾輩は名無しである:02/01/21 00:40
志賀直哉全集14巻、15巻を個別に売っている店、あるいは人いたらおしえてぇ。
309 :
吾輩は名無しである:02/01/23 01:05
310 :
吾輩は名無しである:02/01/25 23:40
「雨蛙」読んだよ。
すごく嫌な気分になった。
311 :
吾輩は名無しである:02/01/26 16:45
>>310 俺もだよ。
「好人物の夫婦」はかなり好きだけどね。
312 :
吾輩は名無しである:02/01/30 22:00
小僧アゲ!
313 :
吾輩は名無しである:02/02/06 20:32
age
314 :
吾輩は名無しである:02/02/17 22:16
最高傑作は何?
「和解」かね?
315 :
吾輩は名無しである :02/02/17 22:30
最高傑作は「暗夜行路」だ!
316 :
吾輩は名無しである:02/02/21 15:19
も少し弱くなれ。文学者なれば弱くなれ。柔軟になれ。おまえの流儀以外のものを、いや、その苦しさを解るように努力せよ。
どうしても、解らぬならば、だまっていろ。むやみに座談会なんかに出て、恥をさらすな。
無学のくせに、カンだの何だの頼りにもクソにもならないものだけに、すがって、十年一日の如く、ひとの陰口をきいて、笑って、いい気になっているようなやつらは、私のほうでも「閉口」である。
勝つために、実に卑劣な手段を用いる。そうして、俗世に於て、「あれはいいひとだ、潔癖な立派なひとである」などと言われることに成功している。殆んど、悪人である。
「如是我聞」昭和二十三年『新潮』
317 :
吾輩は名無しである:02/02/21 19:19
>>315 暗夜行路は、教科書とか問題集で取り上げられている箇所以外は読む価値なし、と感じた。
もちろん全部読んだ後での感想。
実際に志賀直哉自身も失敗作だと言ってなかったっけ?
318 :
吾輩は名無しである:02/02/21 19:21
太宰が自殺したことはなんと言っても私の責任だ。それを私は拒もうとは思わない。
しかし私としてほとんどどうにもならない事だった。もし自殺するとわかっていれば
もちろん避ける方法も考えたろう。が、まさか、それほどの事ととは考えていなかった。私の油断である。しかし私がそう油断する理由は充分にあったのだ。自殺せねばならぬほど自分が太宰を酷く扱っているとは夢にも思わなかった。
私は実際太宰を愛していたのだ。
「太宰治の死」 一九四八(昭和二三)年一〇月一日『文芸』
319 :
吾輩は名無しである:02/03/01 19:53
「城之崎にて」を授業で使ったのですが、「蜂」「鼠」「いもり」にたとえられている主人公の心情とは何なのでしょうか?
自分的にはいまいちうまく説明ができないです。
あとうちの教師が授業でよく取り上げる題材に日露戦争前後において人間の心の変化がよくからんでいます。
国木田独歩の「号外」や夏目漱石の「こころ」や志賀直哉の「こころ」などを取り上げました。
なんでやたらそのような題材を取り上げるか分かりません。
やはり現代文学において必要なものなのでしょうか?
ここのスレのかたはどうお考えになりますか?
320 :
吾輩は名無しである:02/03/01 20:42
321 :
sasuke ◆FZ4kwao2 :02/03/01 20:53
質問の内容が完全にはわからないのですが、
日本が、経済的な意味でも他の意味でもいろいろと問題を
抱えている今日において、その先生は必要だと考えているからでは
ないでしょうか。
ちょっと、勘違い的なレスかもしれませんが。
322 :
吾輩は名無しである:02/03/01 21:27
>>319 無神論者である志賀が、最終的にたどり着いた境地が、小さな生命への共感だった。
無条件に生命を肯定する志賀の精神に、偽善ではない、東洋的な道徳観を感じる人は多い。
323 :
吾輩は名無しである:02/03/01 23:58
>>320 小説「邦子」の冒頭を太宰に置き換えただけ。
324 :
吾輩は名無しである:02/03/02 00:19
邦子が太宰だったことはなんと言っても私の責任だ。それを私は拒もうとは思わない。
しかし私としてほとんどどうにもならない事だった。もし邦子が太宰だったとわかっていれば
もちろん避ける方法も考えたろう。が、まさか、邦子が太宰だったとは考えていなかった。私の油断である。しかし私がそう油断する理由は充分にあったのだ。油断せねばならぬほど太宰が邦子に成りすましているとは夢にも思わなかった。
邦子は実際太宰だったのだ。
「邦子は太宰」 一九四八(昭和二三)年一〇月一日『文芸』
325 :
吾輩は名無しである:02/03/02 00:34
ー+ー / lニ|ニl | ヽ ノ , 、 ||
ー+ー −+---  ̄ ̄ ̄ ̄ ー十一 三l三 ー十一, ヽ ||
_|_ / -- |二二| /|ヽ ヽ| ノ | | ||
|_/ / 、 |二二| / | ヽ ノ| ヽ / | ||
 ̄~ _ノ ヽ_ | 、| / 、l
( )
326 :
吾輩は名無しである:02/03/05 21:32
直哉の骨って盗まれたままなの?
327 :
名無しさん@お腹いっぱい。:02/03/05 22:46
私小説の限界を感じた
どう限界を感じたの?
329 :
吾輩は名無しである:02/03/11 00:31
志賀直哉って明治天皇から現皇太子(浩宮)まで天皇家五代の方々と
直接会われているんだってね。阿川弘之が言ってた。
昭和37年の随筆「東宮御所の山菜」でそのあたりのことが
詳しく書いているらしいんだけど、知っている方がいたら教えてください。
330 :
吾輩は名無しである:02/03/16 01:29
城崎の名物 蟹、温泉、城崎にて
331 :
ピカレスク:02/03/19 02:30
白バカ派志賀直哉逝ってよし!
332 :
吾輩は名無しである:02/03/24 13:39
奈良といえば鹿
333 :
吾輩は名無しである:02/03/24 17:03
し、し、し、し、志賀直哉
し、し、し、し、志賀直哉
し、し、し、し、志賀直哉
し、し、し、し、志賀直哉
し、し、し、し、志賀直哉
し、し、し、し、志賀直哉
334 :
吾輩は名無しである:02/03/24 19:06
俺は志賀好きだけどな。
あの渋さは、ゲーム世代のちびっこ達にはわからないだろうな。
片親死んでからもう一度読んでみな。
335 :
吾輩は名無しである:02/03/24 21:01
age
336 :
吾輩は名無しである:02/03/24 21:18
直哉直哉直哉、直哉を食べると〜
頭頭頭、頭が良くなる〜♪
337 :
吾輩は名無しである:02/03/24 23:29
志賀直哉全集は岩波のものでも意外と安い。
神田では一万円前後で買えますよ。
さほどいたんでいない状態で五千円というものもありました。
暗夜行路、全部読破した人いる?
凄すぎ・・・。私には絶対無理。
339 :
吾輩は名無しである:02/03/25 09:54
俺は志賀好きだけどな。
あの渋さは、ゲーム世代のちびっこ達にはわからないだろうな。
片親死んでからもう一度読んでみな。
340 :
吾輩は名無しである:02/03/25 14:56
志賀直哉がわからないのは、あたりまえ。
こんなガキどもが理解できるわけないもん。未熟な奴は読めないの。
お茶をすすり、山奥の庵に住み、俳句を嗜み、世の無常に涙する、そういう奴のために
彼の作品はあるのさ。
>340
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342 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 21:06
「城之崎にて」しか読んでないけど、透明感のある文体で爽やかな心境を語ってるという
感じだったなあ。
343 :
吾輩は名無しである:02/03/25 22:05
いきなり人死ぬな。正義派。
344 :
吾輩は名無しである:02/03/27 15:57
志賀がわからない奴はばか。知的賎民。
345 :
吾輩は名無しである:02/03/27 17:10
志賀みんな理解できないんだろ?
だからレスが伸びてないんだよな。
おまえら、この渋みがわかんないでゴニョゴニョ言ってんじゃねエーよ。
雑魚。なんで志賀をばかにすんだよ。
これ以降まともに議論できない奴は消えろ。
一生ROMってろ。それかヤ○ー行け藁
346 :
吾輩は名無しである:02/03/27 17:32
>>344-345 こんな知性のない書き込みをする奴が直哉の文学を擁護する時代になっ
たのか、と考え込まされてしまう今日このごろ。
347 :
吾輩は名無しである:02/03/27 18:02
>>346 そういうのは読んでなくても好きでなくても書けることだし(笑)
348 :
吾輩は名無しである:02/03/28 02:23
私、学会員ですが、貴方は太宰の事を知らないで書いて居るんですよね!
池田先生の教えとか聞いた事も無いくせに
えらそーな事ばかりホザイテ
最低な人達、だからこんな所でしか、討論が出来ない人間になるんですよ!
学会に入って信条した方がいいですよ!
荒れてますな…。
350 :
吾輩は名無しである:02/03/28 05:12
_-=─=-
_-=≡///:: ;; ''ヽ丶
/ '' ~ ヾ:::::\
/ \:::::\
| 彡::::::|
≡ , 、 |:::::::::|
≡_≡=-、__, - -=≡=_ 、 |:;;;;;/
|| ,ー━ | | ●ー |─´/ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ヽ二_,( )\_二/ >6 | < 同じ学会員同士、なかよくしたまえ。
| /( )ヽ |__/ \________________
| / ⌒`´⌒ ) |
| / | |
( |_/ヽ_'\_/ | |
\ 、\ ̄  ̄/ヽ / /|
\ |  ̄ ̄ _///\
\ヽ____/ / / \
-ー~ |\ー─ / / \
志賀直哉はスーパー野蛮人
理屈捏ね繰りまわしてお悧巧さんに収まらないとこがすばらしい
でも別にそうしようと思ってそうしているわけではなくて、
自分がそういう存在であるということをあるがままに書いちゃった。
(ある意味犯罪)
志賀の文学はある種の人間性の(具現化と言う意味で)極北だろ。
それが故に崇拝者にとっちゃ神様だし、逆に視野の狭い頑固爺であったりも
する。
文学史的な位置付けがどうこうというよりも、とびきりユニークな存在だよ。
変人だけれど。
>>346 つまーり、知性がないから志賀を擁護するのであって。
志賀マンセーとして率直な苛立ちを表現している
>>345クンは
なかなかいいぞ。でも一度やると決めたら、もっと癇症を
爆発させてもいいな。
みんな志賀を理解できないんだろ?
だからレスが伸びてないんだよな。
はじめ俺はこんなゴミ溜めのような現代作家の中に混じって志賀スレが
あるのを好ましく思ってなかったよ。こんな場所じゃいかなるタイトルも
志賀には似合わないような気がしていたし、削除依頼スレを出したら
いいものがどうか迷ってた。ところがだ、よくよく掲示板を注意して
見てみると、志賀を崇拝していた灰汁多川のスレがPART2で800以上で、
常にageられているじゃねえか。灰汁多川がそれくらいなら、志賀はPART5の
600レスぐらいついていてもいいのにな。でも見るとPART2の350しかついていない。
俺は不愉快になったね。
こりゃいけねえと思い、無心になろうとしたが、なかなか無心に
なれず、それを不愉快とと感じている俺自身の心理状態にも、終いには
嫌悪を感じるようになったよ。二重に不愉快だな、糞ったれ。
元はといえば、おまえらが文盲のくせに、志賀の渋みがわかんないでゴニョゴニョ
言ってっからだろーが。 雑魚。なんで志賀をばかにすんだよ。
もっと先に馬鹿にしなくちゃいけない奴らがイパーイいるだろ!!
四の五の言うと走ってる電車からプラットフォームに突き落とすぞ、ゴラァ
これ以降まともに議論できない奴は消えろ。
そして俺は今日からあらゆるスレに顔を出して、片っ端からつぶしていく
ことにする。もちろんはじめは太宰治スレだな。ケケ
でも見るとPART2の350しか
→
でも見るとPART1の350しか
でちた。
354 :
吾輩は名無しである:02/03/28 21:43
志賀に戯作を求めても無駄。
良質のエッセイとしてなら楽しめる。
355 :
吾輩は名無しである:02/03/30 23:01
しが
356 :
吾輩は名無しである:02/03/30 23:09
学会員が多い出版社ってどこ?
357 :
吾輩は名無しである:02/03/30 23:13
358 :
吾輩は名無しである:02/03/31 00:01
神話 神武天皇 神武東征
神話 日本武尊 熊襲・蝦夷平定
古代 阿部比羅夫 秋田・淳代討伐 粛慎征討
古代 大野東人 多賀城設置
古代 坂上田村麻呂 蝦夷征討
古代 文室綿麻呂 蝦夷平定完了
中世 源義家 前九年の役 後三年の役
中世 源頼朝 奥州征伐
戦国 豊臣秀吉 奥州平定
幕末 西郷隆盛 戊辰戦争 別名東北戦争
戦前 昭和天皇 二・二六事件 反乱軍鎮圧
戦後 志賀直哉 太宰治入水自殺
現代 福田赳夫 角福戦争 ロッキード事件 田中内閣総辞職
359 :
吾輩は名無しである:02/04/01 00:30
打倒志賀by織田作
360 :
吾輩は名無しである:02/04/06 22:53
本スレ
この人
亡くなる前の30年間
全くといっていいほど
仕事をしてないけど
なんで?
印税で暮らしていたんかいな?
この人
亡くなる前の30年間
全くといっていいほど
仕事をしてないけど
なんで?
印税で暮らしていたんかいな?
この人
亡くなる前の30年間
全くといっていいほど
仕事をしてないけど
なんで?
印税で暮らしていたんかいな?
364 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/10 20:02
志賀直哉はトルストイに影響受けたそうです
この人
亡くなる前の30年間
全くといっていいほど
仕事をしてないけど
なんで?
印税で暮らしていたんかいな?
366 :
吾輩は名無しである:02/04/10 21:13
高等遊民ってやつです。
367 :
吾輩は名無しである:02/04/14 21:42
石原が今さっきの番組で志賀直哉のことをたいしたことないと言ってたあげ。
368 :
吾輩は名無しである:02/04/14 22:29
なんて言ってたの?
369 :
吾輩は名無しである:02/04/14 22:43
香取慎吾と英語の話をしていて「志賀直哉っていう小説家がいて、まぁすごいっていわれてるけど、
たいしたことはないんだが、その志賀直哉が敗戦後自信をなくしちゃって日本語をやめて英語にすればいいなんて
バカなこといってた」と言ってた。それくらい。
370 :
吾輩は名無しである:02/04/14 22:48
↑の続き
一応笑ってたけどね。
371 :
吾輩は名無しである:02/04/20 11:03
siga
372 :
吾輩は名無しである:02/04/20 12:58
フランス語じゃなかったっけ?
フランス語でも英語でもどっちだっていいの。
志賀があさはかなのは、こいつ英語もフランス語もできなかったんですね。
それなのに、いやそれだからこういう浅薄な発想をする。
安吾にしろ石川淳にしろ、みんな新しい文学を求めて外国文学は原書で
どんどん読んでたんです。志賀は、外国文学どころか、日本の古典さえ、
ちゃんと読んでいた形跡がほとんどない。
無学であることが志賀さんの一番の特徴。つぎに、怠惰であること。
晩年仕事してないのは、ただただ、怠惰だったからです。
2ちゃんかなんかに入り浸ってたんじゃないかと想像します。
374 :
吾輩は名無しである:02/04/20 13:53
どの辺の板に出入りしてたんだろ?
375 :
吾輩は名無しである:02/04/20 13:58
ペット大嫌い→イモリを殺す方法スレッド
「えっちねた」あたりに「女中を犯してやった・・・ひひひ、おまえらも
どうだ?」とかいうスレを立ち上げて必死に、ageageをやってた、
と想像します。
377 :
吾輩は名無しである:02/05/02 21:30
志賀直哉ろくに読んでないで書いてるんじゃないか?
378 :
吾輩は名無しである:02/05/02 21:35
だからすごいんでしょ。原始人。
379 :
吾輩は名無しである:02/05/02 21:41
そーなの。話しが合うね、378っちゃん。
380 :
吾輩は名無しである:02/05/04 10:14
ま、志賀直哉の良さが分からない奴は、生存価値のないダメダメちゃんってこと♪
「城崎にて」しか読んでない奴は、もうそれだけで人生半分ゴミ。
でも、素質無い人はとても「暗夜行路」「和解」は読みこなせないからねw
カワイソウ 笑っちゃうブププ
381 :
吾輩は名無しである:02/05/04 16:21
ありました。証拠発見。
糞
ス
立レ
てを
て
ひ
ね
かも
じす
り
直 つ
哉 き
382 :
吾輩は名無しである:02/05/04 16:43
勉強してないから駄目な作家?
笑わせやがる
383 :
吾輩は名無しである:02/05/04 17:39
日本語を無くしてフランス語を使おうなんてデムパだよな(w
384 :
吾輩は名無しである:02/05/04 17:46
>>382 笑っていただけました?
わーい、うけたうけた、わーーーーーい!
志賀直哉のスレを見つけて感動して書き込みます。
僕が志賀の作品を意識して読みはじめたのは、志賀後期の「日曜日」や
「早春の旅」などでした。特に「池の縁」には当時深い感銘を受けました。
其れから「暗夜行路」に出会って一時それは、僕のバイブルのような存在となり
そのころ海外留学中の深い苦しみの中どのくらい僕の心の支えになってくれたかわかりません。
志賀直哉を中傷したり理解できないという意見を聞いて、よく思うことは、そういう人たちは
芸術というものをまだ良く理解していない人々だと思います。
芸術と知識を混同している人、技巧と芸術を混同している人、こういう人が日本には多いと思います。
伝統的に芸術が、徒弟制度によって技巧の習熟を重要と考えてきた文化を背景に持つ僕らとしては、
仕方のないことだと思うけれど。だから小林秀雄や芥川がひどく尊敬されているのは、わかる気がします。
ただ芥川自身そのことを認めていたのは、芸術家は、芸術家を知るというところでしょうか。
志賀直哉は日本では珍しいタイプの生っ粋の芸術家だったのだと思います。
僕は、太宰も愛読しています。「如是我聞」はぼくの心を打ちました。
奴隷根性。確かに僕らの多くは、この心の持ち主だとおもう。
「シンガポール陥落」や「国語問題」が間違ってるのもわかる。ただ完璧な人間なんていないだろう。
確かに晩年の志賀直哉には驕りや行過ぎ、マンネリ、懐古の念がありすぎたような気がする。
「如是我聞」で太宰がいっていることの多くは、無理があることだけれど、そこまで太宰を追い詰めた、
志賀直哉はじめ当時の文壇に責任があるように思う。
この問題に関して、僕は太宰に同情する。
因に石原慎太郎が志賀直哉のことをうんぬんする資格は、全くといっていい程ない。
386 :
吾輩は名無しである:02/05/05 21:34
>>385 それにしても文章がヘタすぎない?このぼくちゃん。
これ、志賀直哉に読ませたら複雑な顔するだろうね。
人目に触れる場所に書いてる以上は、もっとキチンと書きなさい!
そういえば、どうでもいいことを人の迷惑を考えずに長々と書く、
こういう臆面のなさは直哉から学んだのかも知れないね。
ちょうなのね?海外留学がちょんなに「深い苦しみ」だったのね?
かわいちょうねえ・・・
387 :
?e´???^:02/05/05 22:17
志賀直哉も馬鹿なことをしたものだ、太宰なんかと関わるから受けなくてもいい汚名を受けて。
志賀直哉が日本文学史上に残した功績は大きい。
「暗夜行路」がもし書かれていなかったら、どんなに文学史が寂しいものになっていただろう。
388 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:31
えんやこーら、じゃなかった「暗夜行路」は書かれちゃったんだから、
わたしたちはそれを受け止めなきゃいけない。
「暗夜行路」以下あの系列の作品が書かれていなかったら、
日本文学はもっと健康な市民文学を育てられていただろうと思う。
戦犯の一人が小林でしょ。このことを泉下の小林秀雄に問い詰めたら
うーん、おれも若かったしなと言うと思う。
>>386
人の揚げ足とってないで、自分でなんか書いてみろ!
こういうヤツに限って海外どころか家からも出れない無行動者なんだろうな。
>>389 あのね、ぼくちん、レスする時には>>じゃなくて>>を使ってね。
ガラッ!!
_____
|∧ ∧.|| .| | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|( ゚Д゚) ||o | | .< 空気が悪くなってるぞ!
|/ つ | | \______
*スレは換気に注意してマターリ逝きませう。
392 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:40
むこうどうもの・・・・無行動者・・・・ハハハ
393 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:49
志賀なんか有難がってるやつなんてまだいたのか・・・。
おれは中学で卒業したよ。
もっと本格的な作家を読まないとだめだよ、アンタら。
394 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:56
↑ぼくちん痛い!! イクナイ!!
ここはやたら細かいことを気して本題を語ることができないヤツばかりだな。
おれは誰が書いたかわからないような没個性な言葉は使わない。おれは自分の言葉で喋る
むこうどうしゃ、だよ。
396 :
吾輩は名無しである:02/05/05 23:05
昨日「灰色の月」を読んだけど、あれって「戦争と平和」にまんま、似たような場面が
あったよ。パクリ、イクナイ!!
397 :
吾輩は名無しである:02/05/05 23:09
>>389のマコトちゃんへ
ちょうなのね。ぼくちゃん、海外留学して苦しんだもんね。
えらかったえらかった、がまんしたんだもんね。
バカじゃねえの?いまどき、となりのまことちゃんだってサンダル
はいて海外留学してるよ。
それでも、ちゃんとした日本語書ける。
398 :
吾輩は名無しである:02/05/05 23:17
鈴木真『猫好きのおもしろ話』徳間文庫 1989
もしかしてご本人ですか?
399 :
吾輩は名無しである:02/05/05 23:21
>>395 個性をうんぬんするずっと手前なんだから、いきがるのは
やめとき!
みっともないだけだよ。
>>397
だから、そういうおまえはどうなんだよ1
私みたいに本の一冊も書いてからものを言いたまえ。
揚げ足どりしか能の無い愚民ども。
402 :
吾輩は名無しである:02/05/05 23:45
おお、正体をあらわしたな、マコ。
やっぱりその程度のバカだったんだな、マコ。
ここまではっきりしたら、やっぱりなと、思うだけよ、マコ。
おまえはおまえの人生を生きてくれ、どんなにバカでも、それしか
ないんだからさ、マコ。
バカはバカなりの人生をまっとうしてどうぞ幸福でいてください。
知り合いの3歳になったばかりの男の子が「ばか、ばか」って意味もなく
連呼していたのを今、思い出した。まさかこのスレにも3歳児が混じっているとは
思えないけどね。
401、403はおれの書き込みではない。
敬愛する志賀直哉のスレに、これ以上無駄なことは書きたくない。
ただもっと本題について話しあいたかった。
おれは物かきじゃないから文章はド下手だろう。ただ志賀直哉に対する思いは、見る人が見れば分かってくれるだろう。
>>404 2CH初心者ですか?
煽りは2CHの華、おれはあんたのカキコにちと感動した。
ってこと言うとまた煽られるけどね。
406 :
吾輩は名無しである:02/05/06 00:24
先日、このスレをリロードしたところ、以前はなかった
症状で「不定期にデムパ糞レスがつく」ようになってしまいました。
家には1階・2階にPCがあるのですが、どちらでも同じデムパな糞レスが
つきます。(ビデオを通しても一緒です。また、それぞれの
PCの近くに、特に強いデムパのものはありませんし、今まで使って
いたアンテナの時はそのような症状は出ていませんでした)
アンテナをたててもらったデムパ屋さんに一度見に来てもらって、
その時はブースターのゲインを上げてみて様子を見ました。
でも、今日また同じ症状が出てしまい、デムパ屋さんに連絡したところ
「信じられない」と驚いていて、明日見にきてくれるとの事です。
が、「一個一個レスを潰していくしか原因はわからないかもしれな
い」と言われてしまい、ちょっと不安です。
みなさんが客から上記のような症状が出たと言われた場合、どの
ような対処をされますか?アドバイスいただければ、明日、そのデムパ
屋さんにも聞いてみる事が出来てありがたいのです。
どうかよろしくお願いします!
407 :
吾輩は名無しである:02/05/06 01:11
>>406
これなんか関係あるの?このスレと。
それとも何かの暗示?
408 :
吾輩は名無しである:02/05/06 08:51
>>406
無駄なことね、プッ。
コピペと格闘カコワルイ
410 :
吾輩は名無しである:02/05/06 11:04
ま、志賀読まない奴はキ違いってことk
411 :
吾輩は名無しである:02/05/06 11:11
∩
| |
| |
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ‘∀‘)// < 先生!シマダが言うようにおぱーい整形すますた
/ / \_____________
/ /〈 Y 〉
__| | ....| |
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
.|| .. ......||
ここはやたら細かいことを気して本題を語ることができないヤツばかりだな。
おれは誰が書いたかわからないような没個性な言葉は使わない。
おれは自分の言葉で喋る。
例えば、「感動」、「当時深い感銘を受けました」、「「暗夜行路」に出会
って」、「一時それは、僕のバイブルのような存在となり」、「留学中の
深い苦しみの中」、「どのくらい僕の心の支えになってくれたかわかりません」、
「こういう人が日本には多いと思います」、とかなっ!
どうだ、小学生の作文みたいでカッコいいだろ!
413 :
吾輩は名無しである:02/05/06 11:22
>410
読まないんじゃないんだよ。
読んだから下らないと言ってるの。
暗夜行路とか和解とか、わがままなお坊ちゃまが
自分のわがままが通らないといって悩んでるだけじゃん。
アホらし。
あんなもん読まされて不愉快にならないやつは神経がどうかしてる。
みんなマコちゃんと同レベルと言われてもしょうがないよ。
414 :
fuslanasan:02/05/06 11:26
>>413 要するに、まだ理解できない、オコチャマってこと。
415 :
吾輩は名無しである:02/05/06 11:34
>>414 おれは、どうしてダメなんだか書いたぞ。
おまえは、どうしていいのか書けないジャン。
おまえマコトの友達か?
416 :
fuslanasan:02/05/06 11:37
>>415 なあんだ、妄想ちゃんか。ウププ
ムシムシ。・
417 :
吾輩は名無しである:02/05/06 15:39
418 :
吾輩は名無しである:02/05/06 18:23
>>415
要するに受けとめ方の問題。読まされているととるか自分と重ね合わせられるか。
前者は受動的、後者は能動的。
419 :
吾輩は名無しである:02/05/07 13:18
>>418 また一人、マコちゃんの同類出現。
まてよ、本人かも・・・・・。
21世紀にもなってまだ志賀の良さがわからない奴が
この日本にいたとは驚きだね。それもこれも日教組
の偏向教育のせい。悪平等馬鹿のやつらは、ノーブ
ルなものを嫌うからな。
421 :
吾輩は名無しである:02/05/07 14:24
422 :
吾輩は名無しである:02/05/07 14:29
志賀の良さか?何より顔がいいよね。身だしなみもいい。
それに性格も良かったそうだ。良いよね、志賀。最高だよ。
425 :
吾輩は名無しである:02/05/07 14:44
>>423 マコトに決まってるだろ。
>>424 ひげを忘れちゃいかん。あのひげのおかげでまだ忘れられてないんだ。
426 :
吾輩は名無しである:02/05/07 15:25
>>424 性格は悪いんじゃないの?
作品にも性格の悪さが充満してる。
どうして小林があんなやつのとこ、頼って行ったかな・・・
カネがないから仕方なかったんだな。
小林秀雄氏は後年、世話になった人の悪口は言えないといっております。
428 :
吾輩は名無しである:02/05/08 11:12
当たり前だが小林秀雄みたいに懐が深くて本当に優しい
文人は例外的。
作家に性格の良さを求めるほうがおかしい。
429 :
吾輩は名無しである:02/05/08 23:48
大江さん、いいよね。
430 :
吾輩は名無しである:02/05/09 00:51
志賀文学は小津映画みたいなもんだろう。
つまらん人にはツマラナイ。
431 :
吾輩は名無しである:02/05/09 00:52
心が高潔なんだよ。
432 :
吾輩は名無しである:02/05/09 09:07
>>430 まとはずれ
>>431 信じられん。
読んでないで言ってるでしょ。
正反対。心が下劣なんだよ。
433 :
吾輩は名無しである:02/05/09 17:28
性格が悪いのではない。
ウルトラエゴイストなのだ。
434 :
吾輩は名無しである:02/05/09 17:57
志賀直哉のあの自我の強靭さはほとんど非日本的ですらある。まさに太
宰治とは対蹠的だ。
そういう意味では三島由紀夫あたりが直哉を礼賛していてもおかしくな
さそうだが、実際には三島が直哉を崇拝していたという事実はなかった
ようだ。最終的に三島が気にしていたのは直哉ではなくて太宰だった、
というあたりに三島文学の謎を解く鍵がありそうにも思える。
435 :
吾輩は名無しである:02/05/09 18:10
三島も志賀ももういらないよw
ついでに太宰もな
>>432 直哉が下劣? どういう作家が好きですか?俺は志賀も好きだけど漱石とか賢治とかです。
438 :
吾輩は名無しである:02/05/10 22:12
「児を盗む話」(タイトル違うかも)
から学んだこと
↓
志賀直哉=ロリコン
お坊ちゃんだから、逮捕は免れたのね。
439 :
吾輩は名無しである:02/05/10 23:36
>>437 結果的に下劣な生き方になったと言えばいいのかな。
なんだか回りくどい発言のような気がしますが。
社会性がゼロですよね。自分が機嫌がいいか、不愉快に思ったか。それだけ。
漱石の高い知性と、西洋文化に拮抗できる日本文化を創造しようと
した、これは信じがたいほどの努力だと思います。
そして、賢治の透明な魂。
直哉をこの二人にならべることは、ほんとんど二人の作家に対する冒涜
に近いと思う。
440 :
吾輩は名無しである:02/05/10 23:53
筒井康隆の初期短篇「小説・私小説」の主人公ってモデルが直哉っぽいな。
「赤河馬派の巨匠」と呼ばれる文壇の老大家が長いこと私小説ばかり書
いてきたために創作力が枯渇して執筆できなくなり、小説のネタにする
ためお手伝いさんをレイプしたところ社会的なスキャンダルに発展して
しまい、挙句の果てには発狂した奥さんに撲殺されるという話。
441 :
吾輩は名無しである:02/05/11 10:10
442 :
吾輩は名無しである:02/05/11 11:00
がはははは、よく覚えてたね〜<440 あれはおもろかった。
443 :
吾輩は名無しである:02/05/11 18:59
志賀直哉…それは唯一にして絶対の文学にして、あらゆる文豪に
優先する人類の叡智の結晶である。それ以外の文学は直哉の
亜流に過ぎない。
かかる至高の文学を理解し得ぬ者は哀れむべき白痴漢である。
嗚呼…直哉に永幸あれ!
444 :
3000冊のおにいちゃんの妹です:02/05/11 20:34
>>443 たまに肯定的な発言がでると、こういうキ印。
阿川弘之がいなくなったら、直哉を日本文学史から消えるね。
よかった、よかった。
2ちゃんねら〜のようなオタの集まりには、志賀の価値はいくら言っても判らない。
まあ、一般世界の志賀に対する評価は、ここでオタがいくら喚いても微動だにしない。
ワビシ。低い魂の集まり、アワレ。
446 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:23
>>445 てかそういうオタの集まりをけなしているお前みたいなのが
いちばん恥ずかしいの、2chでは(WWW
447 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:30
>>446
2chではね。プッ
448 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:31
449 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:32
一生やってろ。オレには関係ない。
450 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:36
>>449 じゃあカキコするなって。どっか逝けよ。
頭のぬるいやつだなあ、しかし。
志賀なんかをマンセしてるからそうやってぬるくなるんだよw
451 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:53
志賀直哉全集5000円(岩波) 神田古本街にて
452 :
吾輩は名無しである:02/05/13 11:34
高い!犯罪的に高い!
少し前の佐伯一麦読むと日本文学史に志賀はきっちりと生きてるなと感じるよ
このスレじゃ死んどるけどね 藁
まあ志賀って無知なとこあるし、エゴイストだし、
ある意味犯罪者だし、偶像だったから、
芸のない2ちゃんねらーが貶めるには、格好の対象だわな
でも性格悪いって言うのは、名を成した作家には一番の誉め言葉だろ?
455 :
吾輩は名無しである:02/05/13 19:51
>でも性格悪いって言うのは、名を成した作家には一番の誉め言葉だろ?
なわけないだろ!
じゃあ、ひとつ言おうか。
フランスとか英語圏では、日本の作家の翻訳が結構あります。Tanizakiとか
OeとかAbeとかBananaまで。Shigaというのはおれは見たこと無いとは言わないが
読まれないし、それ以前に翻訳するやつがいない。
直哉を読んでる人にはよくお分かりと思うが、あれは欧文脈にのせると、
同じことの繰り返しばっかりになっちゃう。文章にならないんだ。
単なる繰言だから、なんだこりゃってことになる。
そう思って読み直してごらん。
志賀直哉の作品について論じた論文の読めるサイト紹介してください!
今資料が足りなくてマイッテマス。
457 :
吾輩は名無しである:02/05/13 22:13
458 :
吾輩は名無しである:02/05/14 01:24
「城の崎にて」で「或る一つの葉だけがヒラヒラヒラヒラ・・・」っていう一文をどう解釈したら良いのか分からない。
あれってどんな解釈の仕方があるの?
> 直哉を読んでる人にはよくお分かりと思うが、あれは欧文脈にのせると、
> 同じことの繰り返しばっかりになっちゃう。文章にならないんだ。
> 単なる繰言だから、なんだこりゃってことになる。
それがどうした。志賀は日本語だろ。
洩れは日本人だし、日本語で志賀を読む。
それだけだ。
なあ、455よ。
自分の主張をするのにいい加減外国の視点を一所懸命持ち出すのは
止めようや。
志賀がつまらないなら、
「繰言で文章になってないから」
とだけ言えば良いだろ?
もちろん周りからはバカにされるだろうが、バカにされたって
いいんだよ。
わからないなら、わからないで突き通す。
それのどこが悪いんだと平然とのたまってみる。
おのれのエゴのみを頼ってお前は突き進んで逝け。
周囲の顔色ばかりを窺っているこの国で、そういう精神をもてれば
きっといつか志賀みたく尊敬されるようになるからな。藁
460 :
吾輩は名無しである:02/05/18 18:21
志賀の良さ分かる人の気持ちも、分からない人の気持ちも
両方分かるよ―な、分からんよーな…
良さも悪さもある と言ってみる。
志賀直哉さんは「空」なんだ。
「空」に意味を与えるのが「知」なんだ。
日本文学は中心が「空」なのだが、
僕はその可能性の中心は志賀直哉にあると思う。
463 :
吾輩は名無しである:02/05/20 21:58
空知は北海道にあります。「そらち」とよみます。
アイヌ後で「ソラマメがたくさんとれることろ」とい意味です。
層雲峡などの温泉もあります。とてもいいところです。
ときどきヒグマが出ますが、気にしないでくさい。ぼくは三日に四回はいきます。
志賀直哉は、小津安二郎を作った。
それだけでいいじゃないか?
465 :
吾輩は名無しである:02/05/21 00:59
藤枝静男もいるぞ。
志賀がうまいのは短編だが、
最高傑作はやはり「暗夜行路」だろう。
書き出しから、最後の死にかかるところまで、
やはり凄い。
ただし、これが現代の若者向けかというと、それは違うと思う。
もう、若者は読めないのだ。
467 :
吾輩は名無しである:02/05/21 13:13
そう、バカバカしくてね。情けなくてね。
志賀を誉めるやつは、凄いとかいいとか、その次元の
発言しかできないのが面白いね。
たまに違う誉め方をしたかと思うと
>>462みたいにウワゴトになったり、
小津安二郎を生んだとかいうあさっての方向に行っちゃう。
どういう風に評価できるのか、きちんと言ってごらん?
468 :
吾輩は名無しである:02/05/21 13:29
「暗夜行路」って夏目漱石の「門」のできそこないっぽい。
なんか。
469 :
吾輩は名無しである:02/05/21 14:03
志賀直哉文学って小説のできそこないっぽい。
クンロ、クンロ。
470 :
吾輩は名無しである:02/05/21 14:18
わかりにくい良さなんだろうね。
471 :
吾輩は名無しである:02/05/21 15:47
私小説の完成者ってことさ。
あのね、ガイシュツだけどね、
漱石をして「あのようには(志賀のようには)書けない」と、
言わしめたのは「わかりやすく」書いたからだよ。
漱石の文章が文語調から完全に抜けきれていないんだから。
よって「暗夜行路」と「門」が似ているなどとほざくのは、
漱石も志賀もわかちゃーいないということを
さらしているんだよ。
暗夜行路の設定は
主人公が不倫によって生まれたかも知れないという不安から
始まり、自身が性遍歴を重ねる。その一方で、
後に結婚した妻までが姦通するという話なんだけど、
これが凄くなくて、どんな話が凄いんだ?
まあー、考えてみればそんな複雑な話は
厨房にはわからんねー。
その味が分かるにはある年令がいるかもシランね。
感受性が最も研ぎ澄まされた青年期に理解できなければ、生涯そのままだと思われる。
異常な事件にわけのわからぬ思想を見出すことの好きな人たち、ヒロポン中毒者の
幻覚を詩的だと感じたり、女に針を刺して血だらけにしての目合を愛の極致だとかほざいたり
している人たちには志賀を理解することは永遠にない。
そして、そういうエログロを有難がっていた人たちは早晩「おれも文学になんてかぶれていて
若かったなあ、へへへ」と嘯くに違いない。
志賀直哉は小説を書いていて悟りを開いたから、
小説の神様なんじゃないだろうか。
江上君、志賀直哉は作品より思想だと言いたいのだろうが、
文学では作品を読むことが重要なのだよ。
文学の根本はドキュソにあると思うが、どうか。
近現代のは特に。
477 :
吾輩は名無しである:02/05/21 21:06
478 :
吾輩は名無しである:02/05/21 23:23
>>472 ようするに言文一致体で書いてるからスゴいっつうのは
いってみりゃ歴史的な古典としての価値でしかないよなあ。
暗夜行路の設定ってよ、いってみりゃボンボンだよな。
主人公の性格って、まるで成熟した大人のものではなく
むしろガキの考えだよな。
自分のことしか考えてないで、まわりになだめらつつわがままに生きて
好き勝手やって、たいした苦労もしないで死ぬ。
明治の時代に軟弱ずくしで、ぜ〜んぜん、あまいじゃんかって思うがナ。
結婚だって、結局なんとなくで結婚しただけじゃんか。
ああ、志賀直哉については他はしらんよ。
志賀直哉についてはよく知らんけど
「暗夜行路」はストーリーでいえばくだらん話ですよ。
>ようするに言文一致体で書いてるからスゴいっつうのは
いってみりゃ歴史的な古典としての価値でしかないよなあ。
それだけではない。
これ以降、志賀ほど的確に文章を書くことができる人間はいなかった。
それ以前なら晩年の鴎外はできたが、
芥川でさえ、できなかった。むろん漱石も。
以外の弟子や亜流は少なくとも、彼をこえられなかったということに、
注目すべきだ。
さしあたり生き残りの阿川にでもきけば、
「先生の文章と私の文章を比較するなど、
恐れ多いことです」と、答えることだろう。
>「暗夜行路」はストーリーでいえばくだらん話ですよ。
それはそのとおりだ。
ただし、志賀にストーリーテラーの資質を求めてはいけない。
それは他の作家に求めるべきだな。
松本清張に源氏物語の訳本を書けと求めるに似ている。
483 :
田中康夫知事:02/05/22 20:42
>志賀ほど的確に文章を書くことができる人間はいなかった。
志賀直哉さんは「なんとなく、」の気分で文章を書いた先駆者なんです。
僕の「なんとなく、クリスタル」の文章は、
なんとなく志賀直哉さんを真似しました。
最近、なんとなく、知事としては話題になりませんが、僕の本を読んでください。
「なんとなく、」の「、」が重要なんです。
ごめんなさい。僕も桃尻娘で志賀先生の文体をパクリました・・・・
志賀の文章をまねて、
それなりの成果をあげたのは梶井基次郎と、
本人は否定したかも知れないが、吉行淳之介ではなかろうか。
阿川のいっているのを見ると、やはり、
「先生程完全に書けない」とある。
486 :
吉行淳之介:02/05/23 09:55
まいったなこれは。時任さん、わたしの名前を出すなら
読んでからにしてください。
本人は否定したかも知れないがなどと、あらかじめ付記してしまう
書き方も卑怯ですね。志賀さん的卑怯といっていいかな。
阿川はあれはただのバカです。ただの癇癪持ちです。
しかし「志賀直哉」のこととなると、なぜか否定派も肯定派も、
みんな途端にどこかで聞いたようなつまんない話しか書かないんだね。
まだ偶像が生きているのかな。
だとしたら、本人がかわいそうだね。
「夢殿の救世観音を見ていると、その作者というよなものは全く浮かんで
来ない。それは作者というものからそれが完全に遊離した存在となって
いるからで、これはまた格別な事である。文芸の上でもし私にそんな
仕事でも出来ることがあったら、私は勿論それに自分の名などを冠せ
ようとは思わないだろう。」
488 :
吾輩は名無しである:02/05/23 11:26
489 :
吾輩は名無しである:02/05/23 11:28
>みんな途端にどこかで聞いたようなつまんない話しか書かないんだね。
「途端に・・・・・なる」というふうに使います。
490 :
吾輩は名無しである:02/05/23 11:30
>>489 いや、487は、みんなが途端に聞いた、と言いたいんだろうから
これでヨシ!
>本人は否定したかも知れないがなどと、あらかじめ付記してしまう
>書き方も卑怯ですね。志賀さん的卑怯といっていいかな。
本人に聞きようがないから、そういったまでだ。
わたしが、そう思っている。
吉行は志賀を勉強している。
「驟雨」を読めば、その影響がわかるだろう。
チミこそ良く読んだらどうだ。
>阿川はあれはただのバカです。ただの癇癪持ちです。
これはなんともいえんなー。
阿川をうんぬんできるほど、阿川を読んでいない。
よってわたしは云う資格をもたない。
ただしチミがそう言う以上はチミは読んでるんだろうなー。
少し、読んだことを証明してみせてくれ、
志賀は卑怯ではないだろう
何をもってそういうのか教えてほしいくらいだ。
>>489 あれ、この日本語不自由ニダ?
漏れ的には全然OKなのですが、ダメポ?
はい、わかりました。
じゃこれはどうだ。
「お父様は、兎をお殺せになれない」
493 :
吾輩は名無しである:02/05/23 15:10
小林と太宰からの引用はいい加減やめたまえ。
それこそどこかで聞いたような意見だ。
それより君自身の意見が聞きたい。
494 :
吾輩は名無しである:02/05/23 15:14
「お読みになれない」「お書きになれない」などの用例から判断すれば
「お父様は、兎をお殺しになれない」が正しいのかな。
>493
それは、私に云っているのでしょうか?
もしそうなら、わたしは小林からも太宰のからも、
引用はしていません。
私自身の意見を書いています。
496 :
吾輩は名無しである:02/05/23 17:13
497 :
吾輩は名無しである:02/05/23 17:30
実際に「お殺せにならない。」と娘が言ったんでしょう。
それをそのまま書いたのなら、特に問題は無いんじゃ。
漏れも497さんと同じ立場ですね。
それがその時の、娘の心情をもっとも良くあらわした言葉であるわけだから、
それを書くのが小説家であって、文法的におかしいというのは、小説家の言う
言葉ではないと思うよ。
太宰の「如是我聞」は引用でしか読んでないので、どういう風に批判したかは
知らないんだけれど。
ちなみに478の引用は志賀自身の言葉ね。>『現代日本文学全集・志賀直哉集序』
まあ個人的に太宰と志賀の関係にはすんごく興味がある。
不謹慎だけれども、本当に抜き差しならぬ生々しさでしょ。
志賀みたいな抑圧者がいたころは、文壇にも(文学的に)コロすコロされるの
緊張感があったんだよね。いいことですな。
電車に跳ねられて生きてんだから
そうとうタフだよ彼は・・・
当時の電車のスピードは今に比べれば
大変遅いと思うが、それでも脊椎カリエスで終わったんだから
夜、レールの上を散歩中になったとは情けない
502 :
吾輩は名無しである:02/05/24 19:05
>>498 >志賀みたいな抑圧者がいたころは、文壇にも(文学的に)コロすコロされるの
>緊張感があったんだよね
過去形で語るなかれ。今だって丸●才●や安●章●郎に逆らったら…(以下略)
503 :
吾輩は名無しである:02/05/24 23:18
>>502 逆らったらどうなるの?
文芸誌に書けなくて困る新人なんていないでしょ。
文芸誌に書いてたんじゃ生活できないし。
504 :
吾輩は名無しである:02/05/24 23:24
かつては文壇井伏派には逆らえなかった、と聞いたが。
>>502 そりゃ「文学的に」じゃなくて、「文壇的に」殺されるんだろ?藁
506 :
吾輩は名無しである:02/05/29 01:49
>>467
文学が芸術の領域にあるのならば、そう何がなんでも理屈で方付けなくても良いのでは?
三島のように緻密な文章を構築していく技量も芸術なら、志賀の文章のいわゆる読後感にも芸術味は大いにあるのでは。
それを感じない人にいくら力説しても判らないものは判らない、それは志賀のせいではなくそれを受け止める者の感性か経験か、何かが不足しているのだろう。
JAZZとは何かと聞かれて、聴いて判らないやつには、説明しても判らないと言ったのは誰だったか今思い出せない。
芸術を理解するのに頭ばかり使っていたら永久に判らない、判らないやつには判らない。
ここにある舌足らずな志賀支持者の主張(?)、訴え(?)、叫び(?)に私はより共感を覚える。
507 :
吾輩は名無しである:02/05/29 08:27
この板で太宰と志賀を比較しているが、
そんなものは、富士山と月見草を比較するくらい、馬鹿げたことだ。
無論、志賀が富士山だよ。
ただ月見草には月見草の良さはあるが。
508 :
吾輩は名無しである:02/05/29 22:53
( ´,_ゝ`)
509 :
吾輩は名無しである:02/06/01 20:04
士 力口
心 貝
510 :
吾輩は名無しである:02/06/06 01:40
直哉、『TVタックル』に出演。
田嶋陽子と激論を交わす。
511 :
吾輩は名無しである:02/06/16 22:43
直哉ヲタはダザイスト殺して氏ね
こんなスレまだあったの?
さげさげさげー
分かってないなぁ。
志賀直哉なんていうのはさー、ウルトラ・マザ・コンなわけ。
明治維新以来、日本の男はマザ・コンになったわけだけど
その典型が志賀直哉なんだよ。
どの作品を読んで見てもわかるだろー。
んでさー、何が日本の男をマザ・コンにしたのかというとさー、
大学っていう組織なんだよー。
だからさー、私がいつもいうように、もう一回学生運動が必要なんだよねー。
女が立ち上がらなきゃ、日本は駄目になっちゃうんだよー。
志賀直哉を読んで、女子大生は学生運動やんきなきゃねー。
514 :
吾輩は名無しである:02/07/04 02:01
暗夜行路で初めて志賀直哉に触れました。
私は「文学」について無知も無知だが、これは普通に面白かった。
作中、主人公があれだけ小さなことにいちいち神経をすり減らしていたのに、
子供の名前をつける時にかなり適当だったのが笑えたけど、
ここを読んで納得しました(藁
彼は無知であり、ただのわがままボンボンであり、天才だったのですね。
正直、私の一番憧れるタイプです。
私はそういう人に嫌われる水谷タイプなので・・・。
515 :
吾輩は名無しである:02/07/08 23:15
だから直哉好きだYO!
516 :
吾輩は名無しである:02/07/16 01:46
age
白樺はバカラシだ・・・・
518 :
武者小路実篤:02/07/28 17:38
DASH村は「新しき村」のパクリだ・・・・
519 :
吾輩は名無しである:02/07/28 19:11
520 :
吾輩は名無しである:02/08/03 00:50
なおややべーよ
521 :
武者小路実篤:02/08/05 09:24
志賀直哉 紙幣になるらしい。ただし、2万円札。
522 :
吾輩は名無しである:02/08/11 00:05
現代における志賀文学の継承者。
『城崎にて、殺人』 西村京太郎
『膝小僧の神様』 群ようこ
『黄泉津比良坂、暗夜行路』 藤木稟
523 :
吾輩は名無しである:02/08/11 17:37
しがががし
志賀が餓死
524 :
吾輩は名無しである:02/08/11 18:48
如是我聞
豊年だ!豊年だ!
526 :
吾輩は名無しである:02/08/25 08:48
可能性の文学
dat祈願sage
528 :
吾輩は名無しである:02/08/25 09:00
たしか姪がNHKのアナウンサー。それがどーしたって、
どーもしないが。
529 :
吾輩は名無しである:02/08/25 09:01
なおやブーム祈願age
530 :
吾輩は名無しである:02/08/26 20:17
菊池寛「真珠婦人」の直也→直哉らしい。
531 :
吾輩は名無しである:02/08/29 08:53
532 :
吾輩は名無しである:02/08/29 23:44
磯田光一は、なぜ志賀直哉を評価しなかったのだろう?
永井荷風も萩原朔太郎も同じお坊ちゃまで、父と対立し日本回帰しているのに・・・
534 :
吾輩は名無しである:02/09/07 01:04
自分が父親の子ではなく、おじいちゃんの子だと知ったら、普通
パニックになると思うが。。。。
536 :
吾輩は名無しである:02/09/11 06:10
志賀直哉は物故してから何年になる?
「著作切れ」になって無料で読めるのかね。
俺は無料しか読まないんだよ。
537 :
nirami:02/09/13 23:58
「暗夜行路」は傑作です。日本近代文学のベスト10に入るでしょう。
岩波文庫の志賀直哉随筆集ってどうですか?
本屋行ってもないし古本屋行っても無い・・・
誰か読んだ人はいますか?
539 :
吾輩は名無しである:02/09/14 03:18
さげてしまった
暗夜行路って、どんな作品から影響を受けてるの?
強盗殺人といふのは最も凶悪な犯罪だが、公害のある仕事を、利益の追求から、
頬被りして、他人の犠牲の上に金もうけをしてゐる人間を自分は近頃非常に憎む
やうになつた。つまり強盗殺人と同じ事をしてゐるからだ。個人を殺し、金を奪
ふよりも多くの人々を苦しめるといふ意味で、もつと凶悪といへる。それが資本
主義といふものだ。
私は資本主義の家に育ち、強盗同様といへるが、内村先生の影響で、子供から
それは飛行だといふ考へはあり、さういふ事で父とはよく衝突したが、要するに
自分はさういふ家の子弟であつた事は認めざるを得ない。八十五歳の晩年になつ
て、却つてこの事を昨今は殊に強く思ふやふになつた。
四十三年九月十三日
直哉
542 :
吾輩は名無しである:02/09/27 11:07
保全あげ
直哉さん・・・。
544 :
吾輩は名無しである:02/09/27 22:58
・・・凄いね、このスレ。もうすぐ立ってから二年になるよ
545 :
吾輩は名無しである:02/09/27 23:04
僕、我孫子に住んでますが、志賀直哉の暮らした家がまだ残されており
行ったことがあります。あそこはあきらかに平成の世じゃありませんでした。
546 :
吾輩は名無しである:02/09/27 23:26
すごいね
547 :
吾輩は名無しである:02/09/28 12:16
「真鶴」は面白かったけど
自分の少年期とダブらせてみたり
548 :
吾輩は名無しである:02/10/07 01:35
アリゲーターをマチゲーター
549 :
吾輩は名無しである:02/10/14 10:35
暗夜行路は言葉では説明できない、
心の奥のもやもやをとてもうまく表現していて
共感できるので好きです。
城ヶ崎にては、死んだ蜂の描写にすごく迫力があり、
その文章に鳥肌がたちました。
志賀直哉はイイ!
志賀直哉はもうイイ!
こんなスレいらない!
551 :
吾輩は名無しである:02/10/18 01:56
脊椎カリエスにでも、なっとけっつーこった。
ここにいるおまいらの存在自体がフェータルなんだよ(藁
志賀直哉って、
一時嫌いになったふりはしてたけど、
本当に嫌いにはなれなかったな。
……どこかで懐かしかったのね、
あの「自分」おじさんの黒檀のような文体。
竹馬にのると可愛い爺さんです。
554 :
吾輩は名無しである:02/11/01 18:27
しらかば波
「濁った頭」の夢と現実がごっちゃって、どこからパクったんやろ?
奥泉光「『暗夜行路』殺人事件」執筆決定!
557 :
吾輩は名無しである:02/11/23 09:31
暗夜口論
いまさらで申し訳ありませんが、「お父様は、兎をお殺せになれない」という言葉
遣いは、「お父様は、兎をお殺しになれない」というよりも美しい表現だと思います。
なんかあれですね、志賀直哉と太宰治のエピソード読んでると泣けてきますね。
頑固爺さんと小生意気な若造の対立って、なんかいいじゃないですか。
でも二人とももう死んじゃったんですよね。こういう人間味ある逸話が残ってると
本当に彼らがこの国に生きて生活していた時期があったんだなと実感できて感慨深いです。
そういえば
城崎の三木屋泊まってきたよ。
ふつうの値段で落ち着いたいい宿だったよ。
>>560 そういう文学の愉しみ方って好きです。僕は永井荷風が常連だったと言う
蕎麦屋で彼がいつも座っていたという席に座り鴨南蛮を食べました。ちょっと恥ずかしかったですがw
562 :
吾輩は名無しである:02/12/04 20:42
工藤わぜー
564 :
吾輩は名無しである:02/12/05 09:51
俺なんか吉行淳之介行きつけのソープで吉行と寝たソープ嬢を抱いてきたぜ。穴兄弟だな。
>564
そういう文学の愉しみ方って好きです。
>>564 芸術選奨受賞作『星と月は天の穴』の「穴」とは、星が毛穴で月が肛門
だったのでしょうか。ヴァギナの穴は恥丘ならぬ地球でしょうね。それはさておき、
それっていつごろの話なんでしょうか? まだそのソープ嬢は現役ですか?
567 :
吾輩は名無しである:02/12/07 23:46
志賀?
ああ、あの植木屋の親父?
568 :
吾輩は名無しである:02/12/07 23:52
>>566 工藤もソープに行ったりするのか? もっともソープぐらい経験したことが
なければ文学者としては人生勉強が足りんな。
志賀が名文家と肯定派は言っていますが、具体的にはどの辺が?
彼は平易な言葉を用いて簡潔な名文を書いた、と言われているようですが
語彙が貧困でレトリックを持たなかった、と私には思えます。
(第一その言葉も吟味し極限まで選びぬいた、というふうには見えない。)
彼の中・長編小説についても、構成の弱さや視点の揺らぎなど大家の
作品としては問題が多い。っていうか、筋がない。
(まあ、これはそもそも本人もそれを目指してないのだが)
「和解」にしても「或男其姉の死」にしても、なぜ主人公が父親と
喧嘩をしているのかが読者に与えられていない癖に、祖母の病のことを
書くのは不吉なので云々と制作上の事情?を書いたりと、第三者が読むに
足るものか疑問です。
571 :
吾輩は名無しである:02/12/08 00:11
見てきましたが寂しいですね。というか、うざいレスだったのでしょうか
573 :
吾輩は名無しである:02/12/08 01:07
「自分は総て物のDetailを解するけれどWholeを解する力は至つて弱い」とは本人も言っているのだが。
確かに「大津順吉」とかは下手だけどね。
>自分は総て物のDetailを解するけれどWholeを解する力は至つて弱い
これは文章家としてはともかく小説家としては致命的なのでは
575 :
吾輩は名無しである:02/12/08 01:46
志賀直哉は文体や雰囲気で読ませる作品が多いからね。
論理的な骨組みがしっかりしていないから外国語に訳すとわけがわからなくなってしまう。
したがって、海外での評価はさほど高くない。
ちなみに、欧米人にとって一番わかりやすい日本の作家は三島由紀夫だそうだ。
576 :
吾輩は名無しである:02/12/08 01:49
これには続きがあって、
「自分は総て物のDetailを解するけれどWholeを解する力は至って弱い。
小説家としてはLifeのDetailを書いてゐればいゝと自分は思ってゐるが
ホールが解からないと考へると一寸不快でもある。ケレドモ、自分には
ホールは解かるものではないといふ考へもある。Detailは真理である
がホールは誤ビヨオを多く含むと思ふ。」(明治四四年一月一〇日日記)
おお、レスありがとうございます。
>ちなみに、欧米人にとって一番わかりやすい日本の作家は三島由紀夫だそうだ。
確かに三島は構成力と(満艦飾の)修辞にとんだ作家でした。
>小説家としてはLifeのDetailを書いてゐればいゝと自分は思ってゐるが
私はそうは思わないので。小説家は想像力を駆使していかに物語を創製し
破綻させうるかであると思う。
>Detailは真理であるがホールは誤謬を多く含むと思ふ。
ここの意味がよくわからないのでご教示願います。
もう寝ます。
スレを独占したようですみません。
579 :
吾輩は名無しである:02/12/08 21:24
∧_∧ ミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´∀`/⌒◯ < ホレ!ホレ!
| 八 r 丿 \___________
(_)(_)__)
580 :
吾輩は名無しである:02/12/09 08:50
誰も何も書けないのか。
やっぱ志賀ファンってナー。
上のほうであの渋さはガキにはわからないとか言ってたやつはどうした
581 :
吾輩は名無しである :02/12/09 08:56
しぶガキ隊は少年隊にはかなわないとか言ってた香具師はどうした。
582 :
吾輩は名無しである:02/12/13 17:50
大江健三郎が意外と志賀の事を評価してたよ。
作風も思想立場も全然違うのにな。
「暗夜行路」のことを誉めてた。
と言うわけで、受けてる講義の課題が志賀直哉でした。これからもう一度暗夜行路を読み直しますよ。
>>582 体制批判しながら、無責任に和解しちゃうとこが共通してるから。
585 :
吾輩は名無しである:02/12/15 23:13
>>582 私もその文は読みました。たしか、「小説家としての想像力」云々だったような
気がします。(大きな足に・・・いや、わからない)
その時なんとなく歯切れの悪い褒め方だなあ、と思ったのですが、大江は志賀直哉
を嫌っていたようです。
大学時代に、自分にあてつけるように志賀を褒める同級生と大学時代殴り合いの
喧嘩(本当か!?)をした、と言っていました。
(東海林さだお「やぶさか対談」)
>>582さんの揚げ足を取るわけではないのですが、ちょっと思い出したので
書きました。
586 :
shitsumon kun:02/12/15 23:15
中村光夫の志賀直ヤ論ってどないなん?
587 :
oshiete kun:02/12/15 23:57
題名と所収作品きぼーん
588 :
吾輩は名無しである:02/12/16 01:56
志賀直哉って、顔写真とか見る限りでは
温厚そうな人だと思ってたんで吃驚した。
前にNHKでインタビュー受けた時の映像見たけど、
穏やかな語り口だったし。
>>584 子供ができると、思い切り思想転換しとりますな。
591 :
4賀直8 の亡霊:02/12/16 19:06
:02/12/15 14:15
:02/12/15 12:19
宿題やつて置いてくれへんかあぁぁぁぁぁぁ
煮え滾る膿と血ン中に毎日叩きこまれて
きつうてかなはんわあぁぁぁあぁぁぁあぁぁあぁん
俺が骨甕盗んだのは俺のぼうれいだあぁぁぁぁぁぁぅ
自分で疚しくなつてやつたんだあぁぁぁぁぁぁぁぅ
:日本遺族会
金田1京スケの亡霊 :02/12/15 12:18
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
ゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑゐゑ
俺がいらねえ音だつて切り捨てちやつたかなが太い虻に
なつて毎晩俺の脳味噌と眼とちよんちよんこ食ひ荒らすんだ
助げでけれコースケ 助げでけれ坊や
お名前を頂いた恩はありましても、先生の所業は未必の故意
に依る文明抹殺未遂罪を構成すること明々白々
不祥金田一耕助もどうしやうもありません。
処置無しだびよーん同じく金田一少年。
漢字難癖つけて制限した奴が自分の名前だけ正しく
書かれるは当り前だなどと思つてはならぬ。
4賀直8てのも居たつけな。確か小便の神様とかいはれてた。
日本語は不便な言語だからフランス語を国語になどとヨタ
を飛ばし、その癖自分の作品にケチつけられると切れて
批評家は要らぬなどとほざいた。 近代の病巣だよ。
今後まともな神経の持ち主はかかる奴等の名を正しく
書かぬが為ですぞ。
593 :
吾輩は名無しである:02/12/17 21:32
志賀の心境小説といえば「城之崎にて」?
594 :
吾輩は名無しである:02/12/23 23:51
そうだよ。(終)
595 :
吾輩は名無しである:02/12/23 23:52
そうだよ。(終)
・・・って、他になんて書けばいいの?
596 :
吾輩は名無しである:02/12/28 18:29
「茅ヶ崎にて」を書いてホシカッタ。
>>596 どうせなら「渡良瀬橋」の方がタイムリーかも。
599 :
吾輩は名無しである:03/01/08 17:26
城崎にて食中毒。
(^^)
601 :
吾輩は名無しである:03/01/20 23:13
「山梨の記憶」を書いて欲しかった。
「城の崎にて」の文中にある、「両方」っていうのは、何をさしているんですか?
603 :
吾輩は名無しである:03/01/31 21:17
東洋と西洋だな。by からたによしお
「『暗夜行路』の根底の構造は、古代の人々がこころみた壮大な哲学詩のように、「人間」
と地球、宇宙との対話によってなりたっている。たしかに時任謙作の日常生活の細部は、
およそ歴史の進行とは、また時代のありようとは無関係な種類のことどもであった。しか
しそれがかえってあきらかに、「人間」を代表する者が、ひとり荒野の暗黒にあって、宇宙
とむかいあっている根本のかたちをあらわさずにいない。そこには宇宙の広大無辺がしだい
に現前して、「人間」はその巨大な運行にさからうものとしてでなく、微粒子のように吸
いこまれるものとしてついに魂の平安をえるのだが、この微粒子はいつまでも「人間」を代
表する光を発して、それを遠目にも見あやまつことはできぬ。」(大江健三郎)
605 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:01
大江は人間的に太宰以下
>>605 「人間的に」とは何か?と小一時間…w
まぁな、先天性重症心身障害児の長男を
置いて心中しちまったのも、辛いし、
障害が残るとわかっている脳手術を敢えてして、その一生に寄り添うことを
選択して、その選択に文学の方向も左右され、
ノーベル賞を取ってもなお、自ら負うものは変わらず…というのも
辛いわな。
すまそ、ここは志賀のスレだったか…撤回しよう<606
605がスレ違いだそもそも。
608 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:17
609 :
吾輩は名無しである:03/02/03 18:23
なんでノーベル文学賞を取れなかったのですか?
あれだけ長生きしたのに・・・
それは谷崎にも言える。
>>809-810 ノーベル文学賞というのも歴史があってな、
やっと極東の小さなしかし独自の文化をもつ国の文学にも目を向けようかと
そんな気運が高まったのが、川端康成が文壇の天皇と言われた頃だった。
無論、当面の対象は川端なわけで、
それにつけてもちゃんと根回しは必要であり、周囲の要請もあって、
ノーベル文学賞選考委員会あてに「推薦文」を提出することになった。
川端はそれを、三島に依頼した。三島は快諾して、懇切な英文の推薦文を
書いた。しかしその時は結局、他の国にもっていかれて
川端は受賞しなかった。
それから数年後、今度はいよいよ日本に回って
くるぞという時機、川端以上に三島の名声は高くなっており、
三島自身も個人的経緯から欲しい気持ちがあった。下馬評でも
三島受賞説の方が強かった。川端自身も『豊饒の海』1,2巻を読んだ直後
でもあり、「もしや…」と思っていたはず。ところが、結果は
初の日本人ノーベル賞作家は川端康成となった。川端の受賞時の弁
「第一に日本の伝統のおかげ、第二に翻訳者のおかげ、第三に三島君の
おかげ(彼がまだ若過ぎたから自分に回ってきたのだというイミ)」
612 :
吾輩は名無しである:03/02/04 11:04
>>611 まじかよ〜
ショック〜ですな。
っつーか三島由紀夫はもったいなさ過ぎる。
613 :
吾輩は名無しである:03/02/04 11:30
文学板で一番古いスレはここですか?
志賀直哉並みに長生きですね。
614 :
吾輩は名無しである:03/02/04 15:26
遺骨が盗まれましたよね・・・犯人は捕まったのだろうか?
615 :
吾輩は名無しである:03/02/04 15:31
志賀直哉や幸田文の文章は極めて曖昧で、外国語に翻訳すると意味不明になりがちらしい。ノーベル賞が取れなかった一因はそのあたりにあるだろう。
616 :
吾輩は名無しである:03/02/07 11:42
吉原の宣伝に一役買ったのが原因では?
617 :
吾輩は名無しである:03/02/08 12:48
芥川賞や谷崎賞も取ってないけど何で?
生前に取った賞は文化勲章だけか…意外。
もうちょっとねぎらってやってもいいぢゃないか!
619 :
吾輩は名無しである:03/02/08 13:12
620 :
吾輩は名無しである:03/02/11 22:29
大江健三郎は、十八歳で『暗夜行路』を読んだ時には、大山体験を承服できなかった。
そこで、
彼は人生体験が浅いせいであろうと思って、
年齢が作者と同じになるころ再読しようと思った。
五十歳近くに再読してわかったという。
志賀文学は大人の文学であろう。
「十八歳の僕は、大山での謙作の最終的な観照に承服できないところがあった。
しかもなお、うろおぼえのラテン語の成句を、
いかにもこの小説の作者に似つかわしく感じ、
そしてなぜそうであるのかわからないのでもあったのである。
そこで僕は、ついに自分はこの小説を理解すること浅いし、それを深めるためにはなにより
年齢が重要だ、と観念して
受験勉強の穴ぐらにまい戻ったのであったろう」(大江健三郎、C255)
「さて二十年をへだてて再読して、なぜこの小説の作者が「人間」
を代表していると感じられるのか、
ということが端的にわかったように思う。」(大江健三郎、C256)
三木利英氏も、人間の救いということが理解されず、志賀直哉を低く評価し
てきたことに驚いている。
「ところが、これまでに公刊された解説書を読んで驚いたことは、
この作品に対する賛否両論が非常に極端で、
しかもそのいずれもが直哉のねらった的を、全く外れているということである。
これでは、二十年余りにわたってこの大作を書いた彼の苦心が、
少しも報われないと感じた。批評家たちは、
果たして蓮浄院から阿弥陀堂への山道を、独りで歩いたことがあるのだろうか
といぶかった。」(三木利英氏、I261)
志賀直哉を否定する批評家は、直哉が言ったような伏線をよく理解して批評
しているのではない。若い頃の自我ばかり強い批評家ならば、
人間の一面しか理解しないことが多い。軽率な批評家は、
他の円熟した批評家から逆に批評される。良いものを悪いと評価する人がどこの世界にもある。
川端康成も、評論家から理解されていない、と自分で言っていた。
書かれた文字から作者の意図を理解するのは相当難しいようだ。
手紙大変遅れました。
君の小説、「オルグ」「蟹工船」最近の小品、「三・一五」といふ順で拝見しました。
「オルグ」は私はそれ程に感心しませんでした。「蟹工船」が中で一番念入ってよく書けてゐると思ひ、描写の生々と新しい点感心しました。
「 三・一五」は一つの事件のいろいろな人の場合をよく集め、よく書いてあると思いました。
私の気持から云へば、プロレタリア運動の意識の出て来る所が気になりました。小説が主人持ちである点好みません。
プロレタリア運動にたづさはる人として止むを得ぬことのやうに思はれますが、作品として不純になり、不純になるが為めに効果も弱くなると思ひました。
大衆を教へると云ふ事が多少でも目的になってゐる所は芸術としては弱身になってゐるやうに思へます。さういふ所は矢張り一種の小児病のやうに思はれました。
里見の「今年竹」といふ小説を見て、ある男がある女の手紙を見て感激する事が書いてあり、私は里見にその部分の不服をいった事がありますが、
その女の手紙を見て読者として別に感激させられないのに主人公の男が切に感激するのは馬鹿々々しく、下手な書き方だと思ふといったのです。
力を入れるのは女の手紙で、その手紙それ自身が直接読者を感動させれば、男の主人公の感動する事は書かなくていいと思ふと云ったのです。
君の「蟹工船」の場合にさういふ風に感じたわけではありませんが、プロレタリア小説も大体に於てさういふ行き方の方が芸術作品になり、効果からいっても強いものになると思ひます。
プロレタリア芸術の理論は何も知りませんが、イデオロギーを意識的に持つ事は如何なる意味でも弱くなり、悪いと思ひます。
作家の血となり肉となったものが自然に作品の中で主張する場合は兎も角、何かある考へを作品の中で主張する事は芸術としては困難な事で、よくない事だと思ひます。
運動の意識から全く独立したプロレタリア芸術が本統のプロレタリア芸術になるものだと思ひます。
フイリップにしろ、マイケル・ゴールドにしろ、かなり主観的な所はあっても誰れでもがその境遇に置かれればさう感じるだらうと思はれる主観なので素直にうけいれられます。
つまり作者はどういう傾向にしろ兎に角純粋に作者である事が第一条件だと思ひます。
絵の方でいへばキュビズムは兎に角純粋の絵の上の運動なるが故に生命があり、未来派は不純な要素が多く、その為め、更に物が生ずる事なしに亡んだやうに思ひます。
トルストイは芸術家であると同時に思想家であるとして、然し作品を見れば完全に芸術家が思想家の頭をおさへて仕事されてある点、矢張り大きい感じがして偉いと思ひます。
トルストイの作品でトルストイの思想家が若しもっとのさばってゐたら作品はもっと薄っぺらになり弱くなると思ひます。
主人持ちの芸術はどうしても希薄になると思ひます。文学の理論は一切見てゐないといっていい位なので、プロレタリア文学論も知りませんが、
運動意識から独立したプロレタリア小説が本当のプロレタリア小説で、その方が結果からいっても強い働きをするやうに私は考へます。
前に洋文から「魚河岸」といふ本を貰い、その前、津田青楓にすすめられて「ゴー・ストップ」といふ本を見たきりで所謂プロレタリア小説といふものは他に知らないのですが、
前の二つとも作品としては兎に角運動が目的なら、もう少し熱があってもよささうなものだと感じましたが、その点君のものには熱が感じられ愉快でした。
それに「ゴー・ストップ」(比較は失礼かもしれませんが)などに出て来る女の関係変に下品に甘ったるいのがいやでしたが、君のものではさういふ甘ったるさなくこれも気持よく思はれました。
色々な事露骨に書いてある所も不思議に不快な感じがなく大変よく思ひました。態度の真面目さから来るのだと思ひました。
それからこれは余計な事かも知れませんが、ある一つの出来事を知らせたい場合は、
却って一つの記事として会話などなしに、小説の形をとらずに書かれた方が強くなると思ひました。
かういふ事は削除されて或ひは駄目なのかと思ひますが、さういふ性質の材料のものは会話だけで読んでゐてまどろっこしくなります。
それから「蟹工船」でも「三・一五」でも正視できないやうなザンギャクな事が書いてある、
それが資本主義の産物だといへばいへるやうなものの、又さういっただけではかたづかない問題だと思ひました。
作品の運動意識がない方がいいと云ふのは私は純粋作品本位でいった事で
君が運動を離れて純粋に小説家として生活される事を望むといふやうな老婆心からではありません。
八月七日 志賀直哉
小林多喜二様
ドラえもんなんてただの狸じゃないか
馬鹿馬鹿しい
なんだか「平手打ち」が多い人ですなぁ。
ちなみに今日で120歳。(1883年2月20日生まれ)
道端のお地蔵さんを蹴飛ばしたら
座骨神経痛になったというのは本当なんですか?
(^^)
631 :
吾輩は名無しである:03/03/07 19:16
志賀ってそこいらのヤンキーが飯粒に見えるぐらいワルだよな。
志賀が飯粒に見える俺は神
633 :
吾輩は名無しである:03/03/08 21:49
「たそがれ清兵衛」は「清兵衛と瓢箪」の主人公が大人になってからの話だって知ってた?
634 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:07
「やどかりの一生」が好きです。
635 :
吾輩は名無しである:03/03/09 21:09
>>633 原作は藤沢周平だろ。
ガセネタやめてね。
636 :
吾輩は名無しである:03/03/14 03:05
637 :
ミステリ板住人 ◆A4jsQTgi.Q :03/03/21 21:07
好きな作家なので上げてみる。これ文学板最古スレ?
「剃刀」が好きでつ。
639 :
吾輩は名無しである:03/04/01 06:36
麻布の人
640 :
吾輩は名無しである:03/04/08 21:17
厨房だったころ、
河合熟の国語講師に志賀直哉が好きだと言ったら
批判された記憶がある。
641 :
吾輩は名無しである:03/04/09 20:37
>>640 その講師は太宰ファンだったと思われる。
642 :
吾輩は名無しである:03/04/11 09:28
>>641 単純な講師だな。だからK塾は駄目なんだよ。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
644 :
吾輩は名無しである:03/04/20 21:26
【1964】(現代国語 15社で各学年ごとに15冊)
森鴎外15(舞姫4、高瀬舟舟4、寒山拾得3)
夏目漱石13(三四郎6、吾輩は猫である2、それから2、こころ2)
志賀直哉10(城の崎にて4、暗夜行路3)
芥川龍之介9(鼻3)
島崎藤村7(夜明け前5)
井上靖7(あすなろ物語2、氷壁2)
【1982】(国語113社で計!7冊〕
芥川龍之介16(羅生門15)
志賀直哉10(城の崎にて5、清兵衛と瓢箪2)
井伏鱒ニ5(山椒魚2)
安岡章太郎5(幸福4)
川端康成5(古都2)
太宰治5(津軽2、富嶽百景2)
【2002】(国語T 14社で計32冊)
芥川龍之介28(羅生門22、蜜柑3)
志賀直哉10(城の崎にて5、清兵衛と瓢箪2、赤西蠣太2)
井伏鱒二9(屋根の上のサワン5、黒い雨2)
太宰治8(富嶽百景5)
三浦哲郎7(とんかつ4)
宮沢賢治7(なめとこ山の熊2、注文のおい料理店2)
【2003〜】(国語総合 10社で計20冊)
芥川龍之介21)(羅生門20)
太宰治8〔富嶽百景3、津軽2、清貧譚2)
志賀直哉5(清兵衛と瓢箪3、城の崎にて2)
宮沢賢治5(なめとこ山の熊2)
鷺沢 萌4(指3〕
なおや奮闘。
645 :
吾輩は名無しである:03/05/04 12:18
志賀直哉ってTV出演したことある?
あぼーん
647 :
ミステリ板住人 ◆Bj2i4i/9Ns :03/05/14 06:46
久しぶりに「暗夜行路」を全編再読した。
このスレでもさんざん書かれているとおり、
志賀先生は基本的には短編の名手だと思うが、
本作を読むと、人物描写・情景描写が拙い最近のミステリ作家、
その本を読んで喜んでいるミステリヲタクに突き付けて読ませたい1冊である。
648 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:18
志賀直哉って芥川賞を受賞したことある?(笑)
649 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:19
みすは放置しろよ
ばかか、おまえら?
650 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:04
志賀直哉賞が無い方が不思議だ。
あぼーん
652 :
(゚∀゚)アヒャ :03/05/21 14:53
>650
胴衣。アイロニーゆんゆん
ブクオフで、文学全集の志賀だけがダブついてたのだが。
654 :
吾輩は名無しである:03/05/23 00:06
>>615 国語を廃止してフランス語を教えろといった志賀としては不本意だろうなw
655 :
政治家にはだまされるなー!!有事法制反対!!:03/05/23 00:07
有事法制(戦争法)は必要ありません!!!
有事法制ができて、得する人たち(その理由)
1、日本政府 ―軍事的にアメリカ政府に良く思われる。市民の行動を監視し、命令どおりに従わせることができる。
2、アメリカ政府―アメリカが気に入らない国を攻撃するときに、日本に軍事的、経済的支援してもらえる。
3、政治家 ―アジアに対する軍事的支配を実現させる。愛国心をあおって、政治家としての地位を確実なものにする。
4、自衛隊 ―有りあまる武器を実戦で使うことができる。戦争ができる。
有事法制ができて、損する人たち(その理由)
1、日本国民 ―市民は日常生活における自由を制限され、財産は国家の所有物と化す。
戦争に協力しなかったり、反対すると犯罪になり、懲役や罰金が科せられることもある。
自分の家が軍事戦略的に邪魔なときは、没収、解体される。
医療現場では兵士が優先的に治療され、市民は後回しにされる。
2、アジア ―軍事大国である日本が、軍事的にアジアを威嚇することになり、アジア全体に軍事武装強化の動きが強まる。
3、世界 ―9.11以降、世界的に軍事的な緊張が高まるなか、さらに戦争やテロに依存する傾向が強まる。
4、平和にとって―話し合いによって進めてきた過去の平和外交を大きく否定することになる。
どちらでもない
1、北朝鮮 ―日本を攻撃する理由はない。戦争するための軍備も金も、資源も食糧もない。
有事法制は北朝鮮に対して、軍事的に大きく刺激してしまうことになる。
有事法制ができてしまうと、市民の人権や、生活の自由は大きく制限される。
有事法制は、国を守って市民を守らないものだという事を政治家が言っている。
北朝鮮は全然、戦争する気はないのだが、
北朝鮮問題を利用して、知らないに国会では、政治家や日本政府、アメリカ政府や
自衛隊などの権力者のための法律を作ろうとしています。
(武力に頼らない)本当の平和のために、市民の自由のために
有事法制は反対だ!と声を上げていきましょう!!!!!!!
もう、政治家にダマサレていてはダメ!!!!!!!!!!!!!!!!
656 :
吾輩は名無しである:03/05/25 05:36
>>654 志賀本人はフランス語はできなかったらしい。
657 :
吾輩は名無しである:03/05/25 09:55
>>654 本気でそう言ったとしたら、志賀はマジで阿呆だな。その発言をしたのはまだ老人ボケするような歳
ではなかったろう。
658 :
吾輩は名無しである:03/05/26 12:10
>>657 昭和21年の『改造』誌上の「国語問題」にはっきりとかいてある。
たしかフランス語を採用して国語を廃止しておけばこのような過ち(=太平洋戦争)
は避けられただろう、というような主旨だった。
659 :
吾輩は名無しである:03/05/26 19:38
>>658 いくら敗戦のショックからといっても、これは言い訳にならないね。
だいたい英語の出来ない日本人がフランス語を採用出来るわけないし、万一採用したら
大混乱がおきるだろう。とても正常な人間の考えることと思えない。
欧米の言語と文化が日本のそれよりすぐれていると考えるのは、錯覚にすぎない。
ペリーの黒船から50年で欧米列強に肩を並べた日本は、たいしたものだよ。
>>658-659 をいをい、
不正確な引用をネタに論議しても、ズレまくるだけだろうよ。
紀田順一郎「技術と日本語物語」サイトより。↓(漢字問題の変遷など詳述)
「…さらに戦後になると、作家の志賀直哉は総合雑誌に『此際、日本は
思ひ切つて世界中で一番いい言語、一番美しい言語をとつて、その儘国語に
採用してはどうかと考へてゐる』という意見を寄せた(『改造』1946.4)。
今日から見ればいかにも極論のようだが、
彼が40年間の文筆生活で日本語の不便さ、不完全さを痛感しつづけてきたと
いう事実は、それなりに受けとめなければなるまい。彼はさらに、
森有礼の英語採用論が実現していたら、今度の戦争は起こらなかったかも
しれない、とまでいっている。 」
661 :
吾輩は名無しである:03/05/26 20:19
>>をいをい、
不正確な引用をネタに論議しても、ズレまくるだけだろうよ。
どこが、不正確? 私(659)の意見は、そのまま、あなたの引用した文に適用されますよ。
日本語が何故、英語、フランス語より劣っているのかな?
ペリーの黒船から50年で欧米列強に肩を並べた日本。これは日本語が劣等な言語でなかったことの
証拠でしょう。それに、まがりなりにも米国に次ぐ経済大国になった戦後の日本でも、やはり(志賀のいう劣等な)日本語を
使っていますが。
あぼーん
664 :
吾輩は名無しである:03/05/26 21:35
>>663 要点を述べてくれない? 日本語がなぜ英語より劣っているのか?
665 :
吾輩は名無しである:03/05/27 02:01
>>660 658だが。
全然不正確な引用ではないぞ。
>>663もそうだが、この板の連中は自己満足的なレスが多くて意思疎通が困難なのが多いな。
国語力がないというのかな。
志賀直哉の姪って、NHKのアナウンサーか?
「おじさまが…」て言ってたぞ、
若くないアナウンサーだた。
667 :
吾輩は名無しである:03/05/27 06:24
それ誰?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
669 :
吾輩は名無しである:03/05/28 20:56
さねあげ
670 :
吾輩は名無しである:03/05/28 21:33
>>661 日本語が他言語と比べて劣るわけないのは自明だが、
>ペリーの黒船から50年で欧米列強に肩を並べた日本。
>これは日本語が劣等な言語でなかったことの証拠でしょう。
こんなことは何の証拠にもならないぞ。
つうか言語に優劣があるという考え方してる時点で志賀直哉と同類。
だいたい今の日本の繁栄は日本語使用によるものとはいいがたく、
あえて言うなら日本語を母語としながらも国際的言語として英語を選択したから、という面があるだろ。
つまり国内公用語として何を使うかということは、
日本の例を見るかぎり本質的な問題ではなかったということだ。
672 :
吾輩は名無しである:03/05/28 21:46
673 :
吾輩は名無しである:03/05/29 22:31
age
なんなんだ・・・・・・ここは
675 :
吾輩は名無しである:03/06/01 20:27
志賀直也ってだれよ
676 :
吾輩は名無しである:03/06/01 20:58
>>こんなことは何の証拠にもならないぞ。
つうか言語に優劣があるという考え方してる時点で志賀直哉と同類。
これは、優劣の定義による。例えば、情報理論的に最も効率のよい言語は何かというのは、
科学的に計測しようと思えば可能じゃないのかな。そこで、俺は志賀の土俵に立って優劣を述べたわけだ。
別に、その土俵に絶対的価値があるものとは思っていない。
677 :
borobudur ◆V71rK62RAc :03/06/01 21:05
678 :
吾輩は名無しである:03/06/01 23:44
>>677 志賀のいっているのは、近代化云々そのものだろ。彼の頭の中では、西洋文明が
日本の文化より優れているという思いこみがある。
つまり志賀直哉はそう思いこんだあげく
全然本質的でないことがらに注目してしまったわけだ。
680 :
吾輩は名無しである:03/06/03 01:55
志賀直哉さんの「暗夜行路」は本当に好きで4、5回読んだ。
とにかくあの文章が好き。あの文章を辿っていると、自分が
思考回路になったような気がする。近代的自我とか頑固とか
いうような評価はピンと来なくて、むしろ純粋な気がする。
青山霊園に志賀直哉さんのお墓があって行ったことがある。
また同じ白樺派の武者小路実篤の住んでいた家が残っている
公園(実篤公園)にも行った。ただ志賀直哉さんがお坊っちゃん
だったことは事実だと思う。インテリ層だった割に当時日本社会に
批判的な意見を述べられる立場だったのに、述べなかったのでは
ないだろうか?(関東大震災後のこととか軍国主義への傾倒とか)
でもとにかく文章は上手いと思う。昔、作家たちは日本語で
小説を書くために、外国語の構造を真似る等いろいろな苦労をした。
そこらへんのことは、柄谷行人の「日本近代文学の起源」(という
タイトルだったと思うが)に書いてある。そういう苦労を考えると
志賀直哉の文体はやはり凄い。
681 :
吾輩は名無しである:03/06/04 21:22
「或る朝」で主人公が泣くのがどうしても理解できないんですが、逝ってよしですか?
剃刀は世界一痛い小説ですね
このスレも痛いよ!
684 :
吾輩は名無しである:03/06/05 02:00
志賀直哉って確かに文章はうまいけど。なんだかねえ。あいつの墓って骨入ってないんだと。盗まれたんだってさ
あぼーん
あぼーん
687 :
吾輩は名無しである:03/06/05 02:35
688 :
吾輩は名無しである:03/06/05 14:04
俺は太宰ファンだから志賀は嫌いだ。
689 :
吾輩は名無しである:03/06/05 14:43
俺は三島ファンだから太宰は嫌いだ。
690 :
吾輩は名無しである:03/06/09 23:27
俺は三島ファンだが太宰も好きだ。ちなみに吉田戦車ファンでもある。
691 :
吾輩は名無しである:03/06/10 01:05
志賀直哉の若い頃ってハンサムだけど動物じみてて知的職業の人と思えない。
晩年は綺麗な爺さんて感じだけども。
693 :
吾輩は名無しである:03/06/10 10:06
志賀直哉ってイメージは爺さんの写真の頃しかないけど
和解や城之崎にてを書いているときは若いんだよなぁ
694 :
吾輩は名無しである:03/06/12 01:13
>>680 >でもとにかく文章は上手いと思う。昔、作家たちは日本語で
>小説を書くために、外国語の構造を真似る等いろいろな苦労をした。
>そこらへんのことは、柄谷行人の「日本近代文学の起源」(という
>タイトルだったと思うが)に書いてある。そういう苦労を考えると
>志賀直哉の文体はやはり凄い。
そうなのか。なぜ「小説の神様」と呼ばれるか不思議だったけど、時代的な
背景か。言文一致体からそんなには時間たってない・・
695 :
吾輩は名無しである:03/06/12 07:01
日本人は、日本語をやめてフランス語を使えと提案した時点でアウトだな。
696 :
吾輩は名無しである:03/06/12 07:08
でも、戦後のあの時期に何故フランス語なんだろうな。
GHQが君臨していた時代なんだから「日本語をやめて英語を使え」のほうが発想としては自然だが。
697 :
吾輩は名無しである:03/06/12 20:28
>>696 どこが自然なんだ? フランス語だろうと英語だろうと、一般の日本人いくら勉強したところで使えるわけがない。
698 :
吾輩は名無しである:03/06/12 21:02
>>697 たとえばイスラエルは英語圏からの移民などほとんどいないが、国民の多くはほぼ不自由なく英語を使いこなしている。シンガポールも同様。
日本も英語教育のやり方さえ正しければ、イスラエルやシンガポール程度には英語が通じる国になったかもね。もっとも「日本語の使用をやめろ」という要求は明らかに無理で実現不可能だが。
699 :
吾輩は名無しである:03/06/12 22:01
700 :
吾輩は名無しである:03/06/13 08:05
>>698 >たとえばイスラエルは英語圏からの移民などほとんどいないが、国民の多くはほぼ不自由なく英語を使いこなしている。シンガポールも同様。
かれらユダヤ人と日本人じゃ環境が違いすぎる。彼らはもともと西欧圏に住んでいた。
英語を話せる人間がもともと多かった。
それにヘブライ語を話す人口が少な過ぎる。従って翻訳者も少ない。情報を取得する面から考えて英語などを話す必要がある。
シンガポ−ルはイギリスの殖民地だった。それにマレイ人や中国人がまじっているので
英語が共通語の役割をしている。
701 :
吾輩は名無しである:03/06/13 11:15
>彼らはもともと西欧圏に住んでいた。英語を話せる人間がもともと多かった
これはウソ。イスラエルに移民したユダヤ人の多くは東欧系と北アフリカ系である。
>ヘブライ語を話す人口が少な過ぎる
イスラエルの公用語のひとつがヘブライ語だよ。
旧ソ連から来た移民は確かにヘブライ語が下手だけど、それでも「ヘブライ語を話す人口が少な過ぎる」ということは全くない。
702 :
吾輩は名無しである:03/06/13 20:04
>>701 どのくらいの割合が非西欧に住んでいたユダヤ人なのか教えてください。
ヘブライ語を話す人口は大体どのくらいかも教えてください。
おおよそでいい。
703 :
吾輩は名無しである:03/06/13 20:59
>>701は知識もないのにえらそうに断言する、一番言語学をやってほしくない人間。
704 :
吾輩は名無しである:03/06/14 16:20
>>702-703 文学板の志賀直哉スレが何故イスラエルの話題で賑わっているのか不明だが、
そこまで熱心に知りたいなら教えてやるよ。もっとも、ヨーロッパからイスラエルに
移住した者の大半が東欧系であることはイスラエル史上の常識なので
(なぜなら西欧ではユダヤ人解放が進んでいたからわざわざ母国での生活を捨てる必要は
なかったし、西欧ユダヤ人は経済力が高かったので移民するにしてもイスラエルより
豊かで安全なアメリカを選ぶ傾向にあった)、「彼らはもともと西欧圏に住んでいた」などと
シタリ顔で断言する
>>700が単に知ったかぶりをしているにすぎないことは自明なのだがw
具体的な数字を挙げてもいいが、手元の資料が少々古いので最新情報をイスラエル大使館に
問い合わせてやる。
返事が来たら転載してやるから待ってろ。
705 :
吾輩は名無しである:03/06/14 19:26
>>704 最新情報でなくてもいいのだが。要は現在のイスラエル人が英語を話せるのは、もともと彼らが西欧なり東欧にいたときに
すでに英語を話せたからというのが私の論点だ。
706 :
吾輩は名無しである:03/06/14 21:31
直哉の話からとんでもない方向になってきてるな
イスラエルなんて国は存在しない。
708 :
吾輩は名無しである:03/06/14 23:58
いや、イスラエルという幻想を作っているのは一部の狂信的シオニストだ。
709 :
吾輩は名無しである:03/06/17 23:17
俺は太宰ファンだが太宰は嫌いだ。
710 :
吾輩は名無しである:03/06/17 23:20
なにをどうマジ書きしようと、所詮は1人か2人が
ザッと読めばまだいい方で、ほとんどは誰の眼にもとまらない。
無意味で無駄だな、2ちゃんねるは不毛の砂漠か
虚しさの極みだ
自然主義左翼は志賀を仲間だとよく勘違いするんだよな−
712 :
吾輩は名無しである:03/06/18 00:33
暗夜航路って志賀だったっけ?
あぼーん
一生、金の心配をしたことのないボンボン。
「書けなくなったら、どうしたらいいか?」という質問に、
「かけるまで、4年でも5年でも待てばいい」と言い、芥川を
唖然とさせた。
単純なボンボンに、極めて上質な文才があったってことだな。
715 :
吾輩は名無しである:03/06/29 09:50
4年でも5年でも待ったら、時代はプロレリア文学一色になっとりました。
嘘いいな
717 :
吾輩は名無しである:03/07/02 11:28
里見 クが惚れていたらしいね。
ああ、小説に使って怒られてたよね、志賀君に。
719 :
吾輩は名無しである:03/07/05 17:57
>>611 谷崎がノーベル賞に内定していたのを知らないの?
今となっては超有名な話と思ってたんだが・・・
死んだ人には贈られない規定になっている為、
ほんの数日の差で谷崎はノーベル賞を逃がしたのですが、
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
721 :
吾輩は名無しである:03/07/19 22:22
agetokuyo
722 :
吾輩は名無しである:03/07/23 00:31
志賀直哉を読もうと思うんですが、
新潮だかの夏に無料でくれる
小冊子に作家だか女優だかが
卒論に暗夜行路を選んだって書いてあったから
すごく難しい小説なんだろうと
学生時代手にも取らなかった。
けれども、病気をして城崎にてとか無性に読みたくなった。
暗夜行路というタイトルにもひかれる。
どんな小説か教えてください。
723 :
吾輩は名無しである:03/07/23 01:02
女の不義に悩んだ主人公が、方々へ旅をし、山頂でエクスタシーを得る小説。
724 :
吾輩は名無しである:03/07/23 13:04
『暗夜行路』は大学入学前に読んだきりだから、7年も手にとってないな…
妙に記憶に残ってるのは、指に生えている毛が濃くて恥ずかしがる時任謙作の心理(自分も同じなので…)
それと最近、小谷野敦が話題にしていた、謙作の夢の中に出てくる「播磨」という性技。
当時志賀と仲が悪かった里見惇がモデルである「阪口」が、「播磨」を試みて死ぬというもの。
自作の中でこういう悪戯ができた時代って、何だかほほえましい。
「楽屋落ち」に過ぎないっていう意見もあるかもしれないけど。
>>723 真面目に応えてください!昔読もうと思った精彩なイメージが崩れてしまった
じゃないですか!
>>724 面白そうですね。面白がって馬鹿にしてるというのではないですが、
小説というのは、そのときの時代背景やら人間関係やらを考察して読むと
心理状態がよくわかるそうなので、解説していただいて嬉しかったです。
とても解説なしでは読みきることは難しそうだったので
726 :
吾輩は名無しである:03/07/23 20:55
暗夜行路は椎名誠が少年の頃読もうとしら、
兄から「大人になってから読め」といわれたという。
あぼーん
あぼーん
729 :
吾輩は名無しである:03/07/26 00:11
志賀直哉は基本的には短編作家だと思っていた方がいいよな。
あと、小説のお手本。規範。
730 :
吾輩は名無しである:03/07/27 01:47
教科書には載ってないけどね。
731 :
吾輩は名無しである:03/07/29 18:57
「城之崎にて」ぐらいは載ってもいいとと思うんだけどな。
732 :
吾輩は名無しである:03/07/31 08:12
あぼーん
(^^)
735 :
吾輩は名無しである:03/08/08 23:09
志賀直哉も2000円札くらいになってみろー。
「一房のぶどう」の女先生 (;´Д`)ハァハァ
志賀さんはいいですよ。灰色の月がいいっす。
738 :
吾輩は名無しである:03/08/11 15:49
>736
有島武朗では?
739 :
吾輩は名無しである:03/08/11 19:52
ああ、そうそう。有島一郎でした。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
742 :
吾輩は名無しである:03/08/15 20:57
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 白樺アゲ!
\
 ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ( ´Д` ) < 学習院アゲ!
( ´Д` ) /⌒ ⌒ヽ \_______
/, / /_/| 志賀 へ \
(ぃ9 | (ぃ9 ./ / \ \.∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /、 / ./ ヽ ( ´Д` )< 新しき村アゲ!
/ 武 ∧_二つ ( / ∪ , / \_______
/ 者 / \ .\\ (ぃ9 |
/ \ \ .\\ / / ,、 ((( ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /~\ \ > ) ) ./有 ∧_二∃ ( ´Д` ) < 公職追放アゲ!
/ / > ) / // ./ 島 ̄ ̄ ヽ (ぃ9 ) \_______
/ ノ / / / / / ._/ /~ ̄ ̄/ / / ∧つ
/ / . / ./. / / / )⌒ _ ノ / ./ /里見 \ (゚д゚)アゲ!
/ ./ ( ヽ、 ( ヽ ヽ | / ( ヽ、 / /⌒> ) ゚( )−
( _) \__つ \__つ).し \__つ (_) \_つ / >
743 :
吾輩は名無しである:03/08/23 18:12
文学版長寿スレage
744 :
吾輩は名無しである:03/08/29 14:08
「私は主人持ちの作家が嫌いです。」 by 志賀直哉
745 :
吾輩は名無しである:03/08/30 03:04
「私は金持ちの作家が嫌いです。」 by 太宰治
この前テレビでやってたんだが墓は青山霊園らしいじゃん。
748 :
吾輩は名無しである:03/09/01 00:18
志賀直哉の歴史について
約2000字にまとめなさい
749 :
吾輩は名無しである:03/09/03 19:32
俺は嫌いだ
750 :
吾輩は名無しである:03/09/04 22:59
sage
751 :
吾輩は名無しである:03/09/10 16:41
あぼーん
753 :
吾輩は名無しである:03/09/24 07:27
昨日、お彼岸で青山墓地へ行った。
早く着きすぎたので事務所で墓地の案内図をもらいじっくり見てみると、
志賀直哉の墓がすぐそばにあるようなので言ってみた。
志賀家の墓は門の中に10基ほどの墓石があり、そのなかの一つが直哉の
ものだ。でも、志賀家の墓地ぜんたいが荒れ果てた印象で、直哉の墓など、
花生けさえなくなっている始末。もちろん花などどこにもない。志賀家の先祖
ってたえたんだろうか?
近所に斉藤茂吉のお墓があって、そこにはなんという花か、奥ゆかしい白い花束
がおかれていたのが対照的であった。
754 :
純文学団長 ◆4ZyQ37vgo6 :03/09/29 19:01
志賀は、なんかね文体に飽きを感じません?
俺は感じたわけだがw
755 :
吾輩は名無しである:03/09/29 19:04
>>754 おれは君の悪文に嫌気がさしてるんですけど・・・w
756 :
純文学団長 ◆4ZyQ37vgo6 :03/09/29 19:05
757 :
吾輩は名無しである:03/09/29 19:29
「暗夜行路」は退屈ではあるが昭和初期の匂いがして読んで損とは思わない。
今の若い人には辛いかもね。
「小僧の神様」は凄いと思った。
あの種の感覚は人によって其れ其れの認識に違いがあるのか?
758 :
吾輩は名無しである:03/10/02 16:30
短編「雨蛙」のせきがuzeeeeeよ!魅力を感じる所なのかあそこは?
>>757 自分なら最初に主人公が感じた嫌悪感どまりだろうなと思った。面白かった
「焚火」がいいですね。ラストなんて美しい絵画のようで鳥肌がたちます。
760 :
吾輩は名無しである:03/10/14 07:41
「焚火」は、良いですね。「池の縁」も良いです。
自分の中で紆余卯曲折したけれど、やっぱり志賀直哉は大好きです。
761 :
吾輩は名無しである:03/10/15 03:09
志賀さんはスモーカーだったのかな?
だれか知ってますか?
イメージ的にはノンスモーカーですけども
> 「小僧の神様」は凄いと思った。
同意。おもしろい作品だと思った。
志賀直哉は、大衆小説なんかも読んでいたそうです。
源氏鶏太をよく読んでいたらしいね。
764 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :03/10/21 22:47
志賀の短編で一番感銘を受けたのは「剃刀」かな。小僧の神様は…駄作じゃ。
767 :
吾輩は名無しである:03/11/10 23:17
age
768 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :03/11/10 23:33
わざわざ否定するとかっこわるいですよ
フランス語を公用語にすべきと言いながら、フランス語話せかなったんだよね(w
771 :
吾輩は名無しである:03/11/13 16:20
俺の曾祖母が志賀直哉のマージャン友達だった。
親父は酔うと志賀とマージャンした経験を自慢する
772 :
吾輩は名無しである:03/11/14 02:41
志賀のはどんなマージャンだったのでせう
>>771 打ち方で性格がわかるというし。
773 :
吾輩は名無しである:03/11/18 03:23
志賀直哉は、なんで青空文庫に入ってないんですか?
長生きだから。
775 :
吾輩は名無しである:03/11/20 16:36
776 :
吾輩は名無しである:03/11/26 02:18
小僧の神様は好きです
777 :
吾輩は名無しである:03/11/26 04:09
>>774 長生きすりゃいいってもんでもねえべよ。
オレの父ちゃんなんかもう死んでけそ。
778 :
吾輩は名無しである:03/12/01 02:26
(´・ω・`)ショボーン
ピュアなボンボン
780 :
吾輩は名無しである:03/12/07 02:28
志賀直哉ってガス自殺した人だっけ?
それは川端康成。
782 :
吾輩は名無しである:03/12/23 01:47
挙げ
783 :
吾輩は名無しである:03/12/23 02:03
784 :
吾輩は名無しである:03/12/29 00:17
あと1日書き込みがなかったら天国の志賀氏と対談
785 :
吾輩は名無しである:03/12/29 18:50
>あと1日書き込みがなかったら天国の志賀氏と対談
それだけは嫌なのでage
786 :
吾輩は名無しである:03/12/31 12:40
アゲ
後2日書き込みなかったら天国の志賀氏と日本について対談
(・∀・)
789 :
八尾な餓死:04/01/14 21:59
バーナードリーチっていいよね
なんかここ、一人で必死になって書き込んでるんじゃない?
プ
791 :
吾輩は名無しである:04/01/25 16:26
(´・ω・`)ショボーン
792 :
吾輩は名無しである:04/01/25 16:30
, -ー,
/ |
∧∧て / |
(  ̄_ ̄)/ボー | て
| つ'@ | (゚Д゚ )))<<
〜_`)`). | ヾヾ
 ̄ ̄ ̄しU〜 〜 | 〜〜 〜〜〜〜〜〜て〜〜
|〜 〜 〜 | 〜〜 〜 〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| <+ )))><<
|
し
http://jbbs.shitaraba.com/computer/10747/ >゜)++++<< >゜)))彡
o o
・。 ゚。
、〜ヽ。
`}\, '⌒ヾ、
/彡,、 (,,゚Д゚) そんな餌で釣られるかって・・・
!〜''し~'∪∪
↑金魚。。
授業で『剃刀』を推薦されて読んでみたら「おいおいw」
面白く読めたけど恐くて床屋に行けねーYo
794 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/25 18:14
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
795 :
吾輩は名無しである:04/02/09 16:16
あと1日書き込みなかったら天国の志賀氏と対談
おいおいw 天国で志賀氏に遭ったらよろしくな。
あぼーん
798 :
吾輩は名無しである:04/02/24 20:25
あと1日書き込みなかったら天国の志賀氏と対談
test
800ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
俺も書いてみよ。あと1日カキコなかったら天国の志賀氏と対談
そうはいかんざき
便乗
あと1日カキコなかったら天国の志賀氏と対談
803 :
吾輩は名無しである:04/03/12 16:04
アカデミックな評価では、
志賀潔>>>>>>>>>>>>>>>>>>>志賀直哉>>太宰治
804 :
吾輩は名無しである:04/03/12 22:49
>802さん天国の志賀氏はどうですか?
805 :
吾輩は名無しである:04/03/16 18:27
806 :
吾輩は名無しである:04/03/16 19:07
志賀直哉>>>>>>>(超えがたい壁)>>>>綿矢りさ>>太宰治
807 :
吾輩は名無しである:04/04/03 03:00
羽賀研二はどうしたよ
808 :
吾輩は名無しである:04/04/04 14:25
羽賀研二>>>志賀直哉>>>>>>>(超えがたい壁)>>>ω>>>綿矢りさ>>太宰治
ω>>>>>志賀直哉
810 :
吾輩は名無しである:04/05/06 15:30
age
811 :
吾輩は名無しである:04/05/23 09:54
志賀直哉ってどんな人?
812 :
吾輩は名無しである:04/05/30 02:21
女中に手を出して捨てた人。
813 :
吾輩は名無しである:04/05/30 03:19
>>812 白樺派って確か人道主義がどうのこうのじゃなかったの?
814 :
吾輩は名無しである:04/06/03 22:23
吉原の花魁のツバメだった人。
志賀直哉の「暗夜行路」を今日から読もうとしてるんですが
かなり長編ですよね?なんか疲れないで効率よく読める方法が
あれば教えて下さい。
816 :
吾輩は名無しである:04/06/14 14:11
最初と最後だけ読む。
解説だけ読む。
818 :
吾輩は名無しである:04/06/14 21:21
>>815 岩波で新版出たね。
俺も買おうかな、新潮版持ってるけど。
解説とかどうなんだろう。
どうせ阿川の解説だけど、新潮のと違うのかな。
819 :
吾輩は名無しである:04/06/16 02:29
暗夜行路読み始めますた。
現在四分の一ほど読了。旅に出たあたりからだいぶ面白くなってきました。
ていうか、兄からの長い手紙が出てくるまで、
祖父が実父であるという事に全く気付かなかった俺は、もしかして逝ってよしですか?
最初から読み直したくなっちゃったよ。
あと播磨が気になる。誰かAAで説明して。
820 :
吾輩は名無しである:04/06/17 03:21
白樺ラップ
内容は全然好みじゃないんだけど、文章が上手なんでたまに読みたくなる。
822 :
吾輩は名無しである:04/06/19 20:13
直哉は全然好みじゃないんだけど、直哉が上手なんでたまに読みたくなる。
823 :
吾輩は名無しである:04/06/19 21:03
ナオヤは全然好みじゃないんだけど`、テクが上手なんでたまに乗られたくなる。
824 :
吾輩は名無しである:04/06/23 17:56
「清兵衛と瓢箪」しか読んだ事ないから、新潮文庫のを買ってみようかな。
このスレ、今日は初めて来たんだけど、長いこと残ってるスレなんだね。
読むの大変だったけど、面白かったですよ。太宰さんとの事とか・・・。
この人、かっこいい人だなぁっていう、イメージしかなかったんだけど、
すごい人だったんだね (^^;
825 :
吾輩は名無しである:04/06/24 12:57
岩波文庫から出てる、短篇集の収録作品は、
作者自身が収録作を選んでるみたいだけど、
新潮文庫の短篇集も、まったく同じなの?
826 :
吾輩は名無しである:04/06/28 00:37
なおやんは全然好みじゃないんだけど、ピザパイが上手なんでたまに読みたくなる。
827 :
吾輩は名無しである:04/06/28 19:08
ピザパイ??
拝啓。
突然にて、おゆるし下さい。私の名前を、ご存じでしょうか。
聞いた事があるような名前だ、くらいには、ご存じの事と思います。
十年一日の如く、まずしい小説ばかりを書いている男であります。
と言っても、決して、ことさらに卑下(ひげ)しているわけではございません。
私も、既に四十ちかくに成りますが、未だ一つも自身に納得の行くような、
安心の作品を書いて居りませんし、また私には学問もないし、それに、
謂(い)わば口重く舌重い、無器用な田舎者(いなかもの)でありますから、
濶達(かったつ)な表現の才能に恵まれている筈(はず)もございません。
それに加えて、生来の臆病者でありますから、文壇の人たちとの交際も、
ほとんど、ございませんし、それこそ、あの古い感傷の歌のとおりに、
友みなのわれより偉く見える日は、花を買い来て妻と楽しんでいるような、
だらしの無い、取り残された生活をしていて、ああ、けれども、愚痴は言いますまい。
私は、気の弱い、小鳥の好きな父と、痩(や)せて色の黒い、
聡明な継母(ままはは)との間で、くるしんで育ち、とうとう父母に
そむいて故郷から離れ、この東京に出て来て、それから二十年
間お話にも何もならぬ程の困苦に喘(あえ)ぎ続けて来たという事、
それも愚痴になりそうな気が致しますので、一さい申し上げませぬ。
また、その暗いかずかずの思い出は、私の今日までの、
作品のテエマにもなって居りますので、今更らしく申し上げるのも、
気がひける事でございます。ただ、私が四十ちかくに成っても未だに
無名の下手(へた)な作家だ、と申し上げても、それは決して私の卑屈な、
ひがみからでも無し、不遇(ふぐう)を誇称して世の中の有名な人
たちに陰険ないやがらせを行うというような、めめしい復讐心から
申し上げているのでもないので、本当に私は自分を劣った作家だ
と思って素直にそれを申し上げているのだという事をさえ、わかっ
て下さったら、それだけで、私は有難く思います。
あなた、とお呼びしていいのか、先生、とお呼びすべきか、私は、たいへん
迷って居ります。私は、もし失礼でなかったら、あなた、とお呼びしたいのです。
先生、とお呼びすると、なんだか、「それっきり」になるような気がしてなりません。
「それっきり」という感じは、あなたに遠ざけられ捨てられるという不安ではなく、
私のほうで興覚(きょうざ)めて、あなたから遠のいてしまいそうな感じなのです。
何だか、いやに、はっきりきまってしまいそうな、奇妙な淋(さび)しさが感ぜられます。
私でさえも、時には人から先生と呼ばれる事がありますけれど、少しもこだわらず、
無邪気に先生と呼ばれた時には、素直に微笑して、はい、と返事も出来ますが、
向うの人が、ほんのちょっとでも計算して、意志を用いて、先生と呼びかけた場合
には、すぐに感じて、その人から遠く突き離されたような、やり切れない気が致し
ます。「先生と言われる程の」という諺(ことわざ)は、なんという、いやな言葉でしょう。
この諺ひとつの為に、日本のひとは、正当な尊敬の表現を失いました。私はあなたを、
少しの駈引(かけひ)きも無く、厳粛に根強く、尊敬しているつもりでありますけれども、
それでも、先生、とお呼びする事に就(つ)いては、たいへんこだわりを感じます。
他意はございません。ただ、気持を、いつもあなたの近くに置きたいからです。
私は肉親を捨てて生きて居ります。友人も、ございません。いつも、ただ、あなた一人の
作品だけを目当に生きて来ました。正直な告白のつもりであります。
あなたは、たしか、私よりも十五年、早くお生れの筈(はず)であります。
二十年前に、私が家を飛び出し、この東京に出て来て、新聞の配達をして
居りました時、あなたの長篇小説「暗夜行路」が、その新聞に連載せられていて、
私は毎朝の配達をすませてから、新聞社の車夫の溜りで、文字どおり「むさぼり食う」
ように読みました。私は、自分が極貧の家に生れて、しかも学歴は高等小学校を卒業
したばかりで、あなたが大金持の(この言葉は、いやな言葉ですが、ブルジョアとかい
う言葉は、いっそういやですし、他に適切な言葉も、私の貧弱な語彙を以ってしては、
ちょっと見つかりそうもありませんから、ただ、私の赤貧の生立ちと比較して軽く形容
しているのだと解して、おしのび下さい。)華族の当主で、、それでも、あなたのお書きに
なっている作品に、そんな隔絶した境遇を飛び越えて、(共鳴、親愛、納得、熱狂、
うれしさ、驚嘆、ありがたさ、勇気、救い、融和、同類、不思議などと、いろいろの言葉を
案じてみましたけれど、どれも皆、気にいりません。重ねて、語彙の貧弱を、くるしく思
います。)少しも誇張では無く、生きている喜びを感じたのです。これでは、まるで、二十
年前の少年に返ったような、あまい、はしゃぎかたで、書いていながら冷汗が出る思い
であります。けれども、悪びれず、正直に申し上げる事に致しましょう。
私は極貧の家に生れながら、農民の事を書いた小説などには、どうしても親しめず、
かえって世の中から傲慢(ごうまん)、非情、無思想、独善などと言われて攻撃されて
いたあなたの作品ばかりを読んで来ました。農民を軽蔑しているのではありません。
むしろ、その逆であります。士農工商という順序に従えば、私は大工の息子です、
ずっと身分が下であります。私は、農民の事を書いている「作家」に不満があるのです。
その作品の底に、作家の一人間としての愛情、苦悩が少しも感ぜられません。
作家の一人間としての苦悩が、幽(かす)かにでも感ぜられないような作品は、
私にとってなんの興味もございません。あなたの作品が連載せられていたのは、
あれは、あなたが三十二、三歳の頃の事であったと思われますが、あの頃、あな
たが世の中から受けていた悪評は、とても、猛烈なものでありました。あなたは、
完全に、悪徳漢のように言われていました。けれども、私は、あなたの作品の底に、
いつも、殉教者のような、ずば抜けて高潔な苦悶の顔を見ていました。自身の罪の
意識の強さは、天才たちに共通の顕著な特色のようであります。あなたにとって、
一日一日の生活は、自身への刑罰の加重以外に、意味が無かったようでありました。
午前一ぱいを生き切る事さえ、あなたにとっては、大仕事のようでありました。私は、
「暗夜行路」以来、あなたの作品を一篇のこさず読んでまいりました。あれから二十年、
あなたは、いまでは明治大正の文学史に、特筆大書されているくらいの大作家になって
しまいました。絢爛(けんらん)の才能とか、あふれる機智、ゆたかな学殖、直截の描写
力とか、いまは普通に言われて、文学を知らぬ人たちからも、安易に信頼されているよう
でありますが、私は、そんな事よりも、あなたの作品にいよいよ深まる人間の悲しさだけを、
一すじに尊敬してまいりました。今月、「文学月報」に発表された短篇小説を拝見して、
もう、どうしてもじっとして居られず、二十年間の、謂わば、まあ、秘めた思いを、
骨折って、どもりどもり書き綴りました。失礼ではあっても、どうか、怒らないで下さい。
私も既に四十ちかく、髪の毛も薄くなっていながら、二十年間の秘めたる思いなどという
女学生の言葉みたいなものを、それも五十歳をとうに越えられているあなたに向って使用する
のは、いかにもグロテスクで、書いている当人でさえ閉口している程なのですから、
受け取るあなたの不愉快も、わかるように思いますが、どうも、他に、なんとも書き様が
ございませんでした。私は無学な作家です。二十年間、恥ずかしい痩せた小説を、
やっと三十篇ばかり発表しました。二十年間、あなたはその間に、立派な全集を、
三種類もお出しなさって、私のほうは明治大正の文学史どころか、昭和の文壇の
片隅に現われかけては消え、また現われかけては忘れられ、やきもきしたりして、
そうして此頃は、また行きづまり、なんにも書けなくなりました。愚痴は申さぬつもり
でありました。ありましたが、どうか、此の愚痴一つばかりは聞いて下さい。私は、
批評家たちの分類に従うと、自然主義的な私小説家という事になって居ります。
それは、あなたが一口に高踏派(こうとうは)と言われているのと同じくらいの便宜上の
分類に過ぎませぬが、私の小説の題材は、いつも私の身辺の茶飯事から採られている
ので、そんな名前をもらっているのです。私は、「たしかな事」だけを書きたかったのです。
自分の掌で、明確に知覚したものだけを書いて置きたかったのです。怒りも、悲しみも、
地団駄踏んだ残念な思いも。私は、嘘を書かなかった。けれども、私は、此頃ちっとも
書けなくなりました。おわかりでしょうか。無学であるという事が、だんだん致命傷のように
思われて来ました。私には手軽に、歴史小説も書けません。作品の行きづまりは、私のような
その日ぐらしの不流行の作家にとって、すなわち生活の行きづまりでもあります。
私に、何が出来るでしょう。私は戦地へ行きたい。嘘の無い感動を捜しに。
私は真剣であります。もっと若くて、この脚気(かっけ)という病気さえ無かったら、
私は、とうに志願しています。
私は行きづまってしまいました。具体的な理由は、申し上げません。私は、
あなたの短編小説を読み、その興奮から、二十年間の抑制を破り、思い切って
手紙を書いたと前に申し上げましたが、実は、その興奮の他に、私の此の行き
づまりをも訴えたかったからでありました。二十年間、私の歩んで来た文学の道に、
このように大きな疑問が生じたのは、はじめての事であります。ぎりぎりに困惑
したら、一言だけ、あなたのお指図をいただきたいと、二十年間、私は、ひそかに、
頼みにして生きて来ました。少しでも、いじらしいとお思いになったら、御返事を
下さい。二十年間を、決して押売りするわけではございませんが、もういまは、
私の永い抑制を破り、思い切って訴える時のようであります。どうか、失礼の段は、
おゆるし下さい。
私の最近の短篇小説集、を一部、お送り申しました。お読み捨て下さい。
ここは武蔵野のはずれ、深夜の松籟(しょうらい)は、浪(なみ)の響きに似て
います。此の、ひきむしられるような凄しさの在る限り、文学も不滅と思われ
ますが、それも私の老書生らしい感傷で、お笑い草かも知れませぬ。先生
(と意外にも書いてしまいましたから、大切にして、消さずに、そのまま残して
置きます。)御自愛を祈ります。敬具。
六月十日
太宰治
志賀直哉様
無知ですまんがこれは創作ですか?太宰っぽくておもしろいな。
835 :
吾輩は名無しである:04/06/29 16:03
ん、何だこれは・・・。創作なのかなぁ??
ま、とりあえず、タイプお疲れさんw
ところで、この人って、あんまり有名じゃないよね。
「小説の神様」って呼ばれてたのに、今知ってる人は
少ないんじゃない?
836 :
吾輩は名無しである:04/06/29 19:52
>>835 有名ですが何か?
数年前、阿川の「志賀直哉」はベストセラーになりましたが何か?
でも、年配の人だけじゃない?
僕が小学生の頃、太宰の方がよく知られてたよ。
>>838 ありがとう。探して読んでみます。あとが気になる。
比較すりゃあ太宰のほうがポピュレイションに決まっとる
が な
841 :
吾輩は名無しである:04/08/05 21:10
志賀直哉とカル・スタ。
842 :
吾輩は名無しである:04/08/28 15:14
>あなたは、たしか、私よりも十五年、早くお生れの筈(はず)であります。
志賀1883年生まれ
太宰1909年生まれ
?
843 :
吾輩は名無しである:04/09/06 18:28
太宰も志賀直哉好きだったんじゃないか。
そりゃあ、晩年の作品にも志賀風のがある位だからね。
好き嫌いはともかく短編小説の規範を作った人間だから
無視はできんさ。
短編小説の規範? まじ?
で、その規範とはどんなものなの?
846 :
吾輩は名無しである:04/09/12 11:44:41
やっとこのスレ読破したさ…
今年志賀直哉で卒論書くことになったもので。
>>845 844じゃあないが、基盤ってことじゃないか?
個人的な感覚だと、絵画に例えるならば志賀は写実主義に毛が生えたくらいもので
芥川とか太宰とかそのへんは印象派〜ピカソ系までじゃないかと。
根本には「現実」があって、それに否定・反発する形じゃなければ
後者はありえないわけで。
まぁ、もっとシンプルな意味で、短編小説っていう形式を定着・普及させた
ってことかもしれんが。
厨っぽい喩えでスマソ。
>846
短編の基本は鴎外の高瀬舟にあると思っているのだが…
848 :
吾輩は名無しである:04/09/13 20:01:45
短編の基本は枕草紙と徒然草だろが・・・
849 :
吾輩は名無しである:04/09/13 20:05:53
850 :
吾輩は名無しである:04/09/13 20:30:07
弟子の一人に藤枝静男がいるなー。
すごい嫌なじいさんだったらしいね。
短編だったら『城崎にて』が最高に好きだー。
枕とか徒然までいくとちょっと極端すぎませんかね…?
識字率云々の問題もあることだし、現代に通じる流れは
結局のところ近代くらいになるんじゃ?
元々その頃って私小説とか私事がメインで、創作が増えたのは芥川以降。
芥川らへんでも批判轟々だったくらいですから、
当時らへんの完成形…とも言いがたいですが、基本形は
鴎外とか志賀とかになるんじゃないかなぁ。
結局のところどう考えるかは人の勝手だとは思いますが。
そんなこといったら所謂創作の基本が古事記、
歌の基本が呪詛とかにになってしまう…。
私の乏しい知識じゃこの程度が限界どす。
無知が語るのをお許しくだされ。
ネタニマジレスカコワルイ?
852 :
吾輩は名無しである:04/09/13 20:43:32
俺が志賀直哉を好きなのは、彼の文章はすらすら引っかかりなく読めるから。
岩波に志賀直哉随筆集の復刊願いをメールしたのに出る気配がない。
息子が岩波の偉いさんなんでしょ?何とかしる!
>>853 もう定年退職してない?最初は本屋の売り子だったって言うよね>息子さん
村上春樹って志賀直哉を愛読してそうな気がする。知らないけど。
志賀直哉、面白いと思う。
856 :
吾輩は名無しである:04/10/24 10:11:32
村上春樹は三島由紀夫だろが・・・
857 :
吾輩は名無しである:04/10/30 21:21:05
>846
ナカーマ!
漏れも志賀直哉について書いてる
が、
言いたいことがわからなくなって行き詰まり中orz
志賀直哉作家仲間に下手くそって言われてたよ、図書館で借りた本に載ってた調べてくるよタイトル
>>856 何でも愛読してるだろう。カーヴァーとかサリンジャーとか。
そういう分かりやすいトコじゃなくてね。微妙な文体をかぎ分けたら
誰かなと考えただけだよ。
志賀直哉を読んでた作家ってあんまりいないのか?
いっぱいいるんじゃない?
読むよ。普通。
暗夜行路が(というか志賀直哉が)
日本文学史上に与えた影響をまとめろっていう宿題が出てるんだが
「描写のスタイルが影響を後の文学に影響を与えた」としか書けない……
もっといい書き方があったらきぼん
>>862 私小説というか心境小説といわれる分野を完成させたとか、
白樺派と芥川系の対立の中で、白樺系出身とはいえ微妙な立場を通したとか、
こじつけにならざるを得ないがなんかまぁいろいろある罠。
つ〜か一作家の影響なんて、どんな有名人でもたかが知れてる。
漱石だろうが太宰だろうが芥川だろうがね。
こじつけでいいんだよ、こじつけで。
その辺の関連書籍ななめ読みして、まとめるだけでいいんじゃまいか。
864 :
吾輩は名無しである:04/11/14 11:58:22
『焚火』が一番好きだ。特に以下のくだり。
「何時?」
「十一時過ぎましたよ」
「もう帰りませうか」と妻が云つた。
Kさんは勢よく燃え残りの薪を湖水へ遠く抛つた。薪は赤い火の粉を散らしながら
飛んで行つた。それが、水に映つて、水の中でも赤い火の粉を散らした薪が飛んで行く。
上と下同じ弧を描いて水面で結びつくと同時に、ジュッと消えて了ふ。
そしてあたりが暗くなる。
ああ。書き写していて溜め息がでる。美しすぎる。
865 :
吾輩は名無しである:04/11/18 19:46:57
今日のミリオネアで
「小説『暗夜航路』の作者は誰?」という問題が100万円のところで出題されてた。
…ちょっと切なかった。
『暗夜航路』という表記にも哀しみを禁じえない
867 :
吾輩は名無しである:04/11/21 15:55:11
この方自我がとても強かったそうで我侭な方だったのでしょうか?
868 :
吾輩は名無しである:04/11/22 06:22:52
この方精力がとても強かったそうで我侭な方だったのでしょうか?
「我侭」とは志賀直哉のためにある言葉です。
870 :
吾輩は名無しである:04/11/22 18:18:35
「性力」とは志賀直哉のためにある言葉です。
871 :
吾輩は名無しである:04/11/23 00:29:10
性欲だろ・・・
872 :
吾輩は名無しである:04/11/28 07:45:08
全集をCD−ROMで発売しろ!
873 :
吾輩は名無しである:04/11/28 22:12:12
赤西蛎太が一番好きだ!
三田誠広の「天気の好い日は小説を書こう」で「和解」の解説をしていた。
三田の解説では、主人公は我が子を亡くし、それを父に報告する。
父は言葉少ないながらも、子を持つ親として、我が子を失った主人公の悲しみがよく理解できる。
主人公も子を失った親として、今では父の気持ちがよくわかる。そして2人は和解に至る。
素晴らしい話だと思った俺は実際に「和解」を読んでみた。三田の解説と全然違った・・。我が子の死を報告する場面さえない・・。
これは三田の記憶違いなのか、別に似た作品があるのか?
875 :
吾輩は名無しである:05/01/12 18:58:03
age
876 :
吾輩は名無しである:05/01/13 13:30:50
とてもよろしい
877 :
吾輩は名無しである:05/02/11 22:54:37
hage
878 :
吾輩は名無しである:05/02/14 11:28:46
ある程度の年齢で志賀直哉好きな男性って、真面目でひたむきな人が多いと感じる。
自分には決して真似できないと自覚の上で、ああいう自我満開の生き方に憧れてる。
かわいいオヤジたちだ。
三島は田舎出身の役人が書いたような文章って言ってたけどな。
まあ上昇志向が強い田舎者の文章って事なんだろ。志賀直哉
って碌なものも書いていないがその割に存在が偉そうだったよな。
太宰に「如是我聞」でボロクソに書かれる哀れな老大家って役柄
だったみたいだな、専ら戦後は。
本来、文芸とは一般人にはわからない機微を描くものだ。
だから限られた人にしか理解されないものだ。
その代表格が志賀直哉だ。
みたいなことを三田誠広が書いてた記憶があるが、
俺のような凡人には志賀直哉の良さは理解できないなぁ。
「和解」の解釈も三田誠広の独断だろう。
>>880 差別的に聞こえるかもしれないが…誤解を恐れず言えば、
もともと文学は高等遊民とか知識人層、少なくともホワイトカラーの趣味だったわけだ。
読者対象人数が増えれば理解の最大公約数も減るし、内容も一般的、つまりわかりやすいが陳腐なものへ流れる。
読者対象人数が減ればクオリティが上がるものの、理解できる人間が少なくなる。
そういうことでしょ?
今の業界は前者そのものだから冷めた目で見ちゃあいるが、三田の解説はちょっと高慢すぎて納得したくないなぁ。
「志賀の良さは馬鹿にはわからねぇよ」って言ってるようなもんだし。
肌に合う合わないもあるから、一概にそうは言えないだろう。
個人的には、人間臭さをシンプルかつストレートに書く作家だったと思ってるから、好きなんだけどねぇ。
まぁ確かにその分、解説とか研究なしでは理解されにくいとは思うが…。
その分、ある程度以上近代文学研究を齧った人間とか、研究者にはファンが多かったりするんだよな。
…って、書いてて内容が三田そのまんまになってきた。
これはもうだめかもわからんね。
>>881 その通りだと思うけど、
「和解」に関しては明らかに三田の独断だと思うんだよね。
もう「行間を読む」だとか「わかる人間にはわかる」っていう
範疇を超えてるよ。
俺は個人的に父親と仲があまりよくないし、三田の解説読んで
この作品に飛びついたわけ。だから、よけいに失望したんだな。
一作品に対する俺の失望と疑問を書いただけで、
志賀直哉とそのファンを全否定するものではないよ。
883 :
吾輩は名無しである:05/02/28 12:51:49
ht
884 :
吾輩は名無しである:05/02/28 13:10:41
城の崎にて3回
和解2回
暗夜行路1回書写しました
885 :
最高。:05/02/28 20:20:20
志賀直哉の生活信条、妻子を愛そう。これは凡人ではとても到達不可能な自覚だ。よいわるい、両方の面で。
886 :
吾輩は名無しである:05/02/28 20:51:58
吉田修一に顔にてる気がしてきた
887 :
吾輩は名無しである:05/03/12 11:37:53
ut
つまんねえが良い文章を書く作家だな。
小説自体は何も面白くない。こういう小説を読んで通ぶって
分かったフリもしたくない。
山手線にはねられたっていうけど
どういう状況ではねられたんだろ。
詳しい状況が知りたい。
890 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 23:37:22
u
891 :
吾輩は名無しである:2005/03/24(木) 02:50:48
>>889 既出だけれども、夜に線路を散歩していてはねられたらしい。
夜に線路なんぞを歩いていても平気だと思うあたり、ほんと唯我独尊だよな、こいつ。
まあ其のあたりも含めて、俺は志賀が嫌いじゃないけれどね。
ウーン、白樺派なんて優雅な名前の集まりに属していた訳だけども
結構兵揃いだったらしいよ、あそこは。酒の上での武勇伝なんて
凄いものがあってさ、志賀直哉って天衣無縫な人だったんじゃない
かな。で、案外無頼派なんて名乗ってる連中が喧嘩に弱かったりす
るんだなw
太宰が中原中也に絡まれても言い返す事も出来なかったようにね。
>>891 dクス。「城の崎にて」しか読んだことないけど
山手線にはねられたっていう箇所だけ強烈に印象に残ってた。
はねられた場所に記念碑なんかないのかな。
「”城の崎にて”誕生の地」とかいって。
「"城の崎にて"誕生の地」は城の崎ということになるのではないかと。
はねられた場所は「志賀直哉"自己中心"証左の地」とかになるのではないかと。
895 :
吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 00:28:00
清衛兵と瓢箪が実話ってほんと?!!!!!!
896 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 15:23:32
うそ
897 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 23:31:29
>>895 岩波文庫のあとがきには、似たような話をきいて書くきになった、と直哉自身がいっている。
898 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 19:11:45
尾道に住んでいた。その後、志賀直哉は松江に移るのであるが、町を選択する眼の確かさに驚かされる。強い。
899 :
吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 23:12:31
串刺しの鼠を助けなかった直哉がきらい。
900 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 16:09:57
志賀直哉はなんで松江に移ったのさ?
901 :
吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 11:12:30
弟子であんなに慕ってくれた藤枝に対して冷たかったのは何故?
902 :
吾輩は名無しである:2005/04/24(日) 22:51:33
この人、ナショナリストなのかな、アナーキストなのかな?
903 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 19:24:33
エゴイストでしょ。
904 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 20:27:45
ネゴシエーターでしょ。子供の頃に貧乏した人が
成り上がると貧乏恐怖から、以上にプライド高まって
権威を保守しようとするよね。
今日、ネゴシエーターに新たな意味が加わった
906 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 23:01:04
>>901 くだらない人間の自分を崇め奉る馬鹿だから
907 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 23:18:01
志賀直哉か、今週末から読んでみるかな。
908 :
吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 23:19:05
一般市民の人権を脅かす法案が成立間近。反対の声をあげてください。
人権擁護法案が成立すれば
あなたの何気ない一言、文章、絵が
誰かに差別的だとみなされた場合、
政治家の推薦によって選ばれた人権委員会によって令状無しで家宅捜査、資料押収、出頭要求。
拒否すれば処罰されます。個人名も公表される場合があります。
人権委員会は警察以上の権限を持ちます。
意図的にメディアがほとんど報じていないためあまり知られていません。
このことを多くの人に伝えてください。
909 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 08:39:11
>906
…
910 :
ちぃ☆:2005/04/26(火) 12:26:23
志賀直哉が『城之崎にて』冒頭で殺したのってなんでしたっけ?
911 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 13:22:02
イモリ?
912 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:19:51
殺したのはイモリだったけど、冒頭じゃなくてラスト近くだと思う。
913 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:29:01
ありがとうございます(^^)最初はかえるでしたっけ?
914 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:33:41
最初に死んだのは蜂。でも、別に直哉(主人公)が殺したわけじゃなく、勝手に死んでた。
で、次にこどもたちが鼠を串刺しにして喜んでいるのを直哉が見る。
最後に直哉がヤモリを殺して終わり。
かえるは出てこない。……と思う(記憶違いだったらごめん)。
915 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:35:57
問題で、冒頭に直哉が殺したものは?とかいてあるんですよね^^;イモリでいいんですかね?
916 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:45:13
いま「城の崎にて」読み直しちまった。とにかく冒頭何も死なんよ。
責任もてないので、もう知らん。
917 :
吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 21:14:02
918 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 01:08:04
『城の崎にて』
風もないのに葉っぱがひらひらしてるのって、結局何だったんだろう?
自分は葉っぱの裏を虫が這っていたと解釈しているけれども。
葉っぱが動く現象の説明は作中ではされていない。実際はどうなんだろうね。
以下、ちょっと本題からずれた私見だけれども、せっかくなので書いてみる。
俺はあのシーンは、心情描写じゃないかと思っている。
一枚の葉っぱだけが風もないのにヒラヒラ動いていて、風が吹くと今度はその一枚だけが動きをやめる
この状態は、人間で言ったら「あまのじゃく」。
つまり、そういう自分に改めて気づいたという瞬間の描写なのではないかな、と思う。
920 :
919:2005/04/27(水) 01:27:43
悪い。追記。
そういうわけで、あのシーンには原因とか意味とかはなくてもいいのだと考える。
むしろ、それを考えるのはナンセンスかなとか思う。
921 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 01:35:14
>>919 なるほど。そういう解釈もありますね。参考になります。
ナンセンスとわかっていても考えられずにはいられない。
それもまたひとつの楽しみだし。
「志賀直哉にはわかってしまった」
が、読者にはわからない。
弟子の阿川が「きわめて我儘な書き方」と書いているのに
大いにうなずきつつ、あれこれ夢想しているのです。
922 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 01:39:47
>>921 ×うなずき
○うなづき
お恥ずかしい。
いや、俺もたいがいセンスのかけらもない人間なんで、考えてしまうほうですよ。
でもね、志賀直哉の作品に関してはわざと考えんようにしている。
なぜって、「考えさせる(あなたの言葉で言ったら夢想させる)」ことが作者の目的っぽいじゃない?
直哉の掌の上でもてあそばれているようで悔しいわけw
924 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 04:46:38
志賀は上手いけど女々しいんじゃないか
925 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 04:50:58
自分は志賀にますらおぶりを感じる
926 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 22:53:02
男根主義だろ
927 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 18:46:37
>>924 >上手いけど女々しい
って、対義語になってない(と思う)んだけど、
どういう意図で言ったんだろう? 女々しかったらだめ?
928 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 00:36:47
「清兵衛と瓢箪」の文章に、
<清兵衛は十二歳でまだ小学校に通っている>とありますが、これは、
1、清兵衛はもう十二歳なのに、今だに小学校へ通っている。
2、清兵衛は十二歳なので、今はまだ小学校へかよっている。
のどちらの意味なのでしょうか。
2
930 :
吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 01:14:11
2だな
931 :
吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 23:54:00
>>919 <「ある一つの葉だけがヒラヒラ、……風が吹いてきた。そうしたらその動く葉は動かなくな
った」という現象は、じつは、私も見たことがあるのだが、ここで、「原因は知れた」と言わ
れても、その原因はいったい何だったのか、分からない。「知れた」なら、教えてほしいもの
だ。 しかし、同じ疑問をもつ読者が多いと知らされた志賀自身は、驚いたようだ。どうや
ら、誰にも分かるだろうと思ったらしい。しかしそれでも、小説以上の説明は行っていない
という。〔 略 〕に対する解釈を『日本近代文学大事典』(講談社)に発見した。「人体
に感ぜられる風もないのに、ヒラヒラと動く一枚の木の葉がここに点出されているのは、生
の意欲が極度に低下して、死とすれすれの意識状態、いわば生の無風状態に近づいたとき、
生命の営みの本質がかえってくっきりと見えてくることを象徴しているかのようである。」
(本多秋五・執筆) はたして、作者本人がそこまで意識していたかどうかはともかくとし
て、解釈は面白い。>マーク・ピーターセン「英語で発見した日本の文学」光文社より
932 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 23:46:39
小説の神様とか言われてて
読んだけど、あんまりハマらなかった…。
一応、文学部に入ったので
志賀直哉読んでないと恥ずかしいかなと思って
読んだけど、読みたくないもの読んでも
為にならないかなと思って、暗夜行路だけ読んで辞めようと思ってます。
でも他にこれは志賀直哉じゃないと味わえない世界だよという
作品があったら教えてください。
>>933 『暗夜行路』と『城之崎にて』を読んで何の感慨も覚えなかったならお勧めしない。
芥川や太宰ほど刺激強くないから、そういうのを求めるなら向かないと思うし。
文章の美しさだとかを求める人向け。
おれも最初は好きじゃなかったけど、学生の頃研究課題になってさ、それがきっかけで、
伏線とかの作りの深さとか、志賀ならではの表現に眼が行くようになって、惚れ込んだかんじ。
ちなみに『暗夜行路』は後編の方が面白いよ。前編はストーリーとしては正直つまらない。
表現上の伏線の塊みたいなもんだからな。随分長いがプロローグみたいな捕らえ方したほうがいい。
おっぱい揉んで終わりだし。
935 :
吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 03:48:47
左門豊作だ!
豊作じゃあ豊作じゃあうへえへへえっへげ
>>933 志賀氏の文章の旨さは一見平凡に見える所にこそあるので
氏の小説に現代のメディアの提供するような面白さを求めてもそれは得られません
作者が元々そういうものを望んで著したものでは無いからです
「自分は脳の構造に忠実に書きたい」とは氏の言葉ですがこれが味わえるようになれば
こころから素晴らしい作家であると言えるようになると思います
具体的に書いたほうが良いでしょう、例えば「城之崎にて」の冒頭、
山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、その後養生に、一人で但馬の城崎温泉へ出掛け
た。背中の傷が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないが、そんなことはあるまいと医者に
言われた。二三年で出なければ後は心配はいらない、とにかく要心は肝心だからといわれて、そ
れで来た。三週間以上――我慢出来たら五週間くらい居たいものだと考えてきた。
938 :
937:2005/05/16(月) 00:34:40
この文章に既に非凡な才能を表しています
通常ならば怪我をしたとの描写の後に医者の言葉の説明がはいる筈です
なぜなら時系列で考えた場合、それが出来事の正確な進行であるからです
これが素人なら例えばこのように書くのではないでしょうか
山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした。医者には、
「その背中の怪我が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないですが……そんなことはまあ無いでしょう。
しかしとにかく要心は肝心ですからね。養生なさった方がよろしいですな」と言われた。
それで私は一人、但馬にある城の崎温泉に出かけたのである。
――三週間以上、我慢できたら五週間くらい居たいものだ。
電車の中でこのようなことを考えながら。
これは出来事の手順に従い書き改めたものです
しかも会話文を挿入しより具体的な描写になっており、また抒情も含まれている筈です
けれども読み比べてどちらがより強い印象を与えるでしょうか
前者の伝える確かな現実感に比べ後者にはいかにも作り物のように感ずる所がある筈です
志賀氏は怪我をした、との描写の後に一度城崎温泉に出かけたと端的に応えた後
地の文に最小限に医者の言葉を挿入し、その医者の言葉も
とにかく要心は肝心だからといわれて、それで来た。
と的確に内容を述べた後にはすぐさま主人公の行動描写につなげられ物語りにあるリズムを生んでいます
氏の用いる「脳の構造に忠実に」とはこのようなリズムと無関係ではありますまい
ほんの一文をとってもこのような見事さです
志賀氏の作品を読むときにはその一語一語の言葉の選び方、文章のつなぎ方、また音読をしたときの響きに至るまで
じっくりと読み込んでください、それこそ暗唱できるまでに
そうして初めて旨さが分かる作家なのです
>>933 どこの大学か知らないけど
随分とレヴェルの低い文学部生だね。
阿呆だね。
語りの進行の中で何もひっかかる所なく、スムーズに読ませる。何か出来事などの挿入があっても、前後をうまくつなげることによりその場面を浮き立たせない。すなわち、ごく自然に読む人を誘導するのが志賀の志賀たる所以。
自分で書いてみるといかにこの人が美しいかがわかると思われる。
941 :
吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 12:01:01
g
岩波文庫で初めて新かなに飜字された志賀直哉『暗夜行路』改版(二〇〇四年刊)。
「船暈」に「ふなえい」とルビが振つてある。
はて、フナエイなんて日本語があつたかね?
原文「ふなゑひ」なら、せめて新かなでも「ふなよい」でせうに。
志賀の作品って姿見だねぇ
945 :
吾輩は名無しである:2005/06/07(火) 05:15:11
933 :吾輩は名無しである :2005/05/13(金) 00:03:00
小説の神様とか言われてて
読んだけど、あんまりハマらなかった…。
一応、文学部に入ったので
志賀直哉読んでないと恥ずかしいかなと思って
読んだけど、読みたくないもの読んでも
為にならないかなと思って、暗夜行路だけ読んで辞めようと思ってます。
恥ずかしいかなとおもって文学を読むんですか。
いくら読んでもあなたには文学は無益だとおもいますよ。
946 :
吾輩は名無しである:2005/06/11(土) 15:25:55
新潮から出てる短編(小僧の神様・城の崎にて)読んでる。
日記みたいな作品が多々あるけど、割りと好きだわ。
何か愛すべき頑固爺って感じ。
実際に身近にいたら…w
947 :
吾輩は名無しである:2005/06/19(日) 16:50:14
>>928 1だろ、その頃の十二歳は小学校は卒業してるはず。
949 :
吾輩は名無しである:2005/07/12(火) 11:57:40
0
950 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 04:30:48
志賀直哉って小説家の中では群を抜いてイケメンじゃない?w
それが彼の魅力の一因になっているのでは?
若い頃なんて俳優さんみたいだよ!ちょっと窪塚ににてんの!
作品もいいと思う!女々しいって書いてる人いたけど私は
逆にさばさばしてるとおもったんだけど…
951 :
吾輩は名無しである:2005/07/13(水) 23:07:56
丹羽文雄には負ける
952 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 02:20:54
>>950 考えていることが女々しい
斜視でどこを見ているかわからない
本人も気にしたと思う
953 :
吾輩は名無しである:2005/07/14(木) 19:11:24
え志賀直哉って斜視なの?
954 :
吾輩は名無しである:2005/07/15(金) 17:23:17
じゃなくね?
955 :
吾輩は名無しである:2005/07/25(月) 10:52:43
阿川さんって弟子だったんだよね?
956 :
吾輩は名無しである:2005/08/06(土) 22:27:57
何をもって「弟子」っていうか、よくわかんないけどね。
#佐高信のコメントはシンラツ。
957 :
吾輩は名無しである:2005/08/07(日) 02:23:42
己は城之崎生まれ城之崎育ち悪そな奴は大体友達
958 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/06(火) 11:23:59
0
959 :
吾輩は名無しである:2005/09/08(木) 13:49:56
志賀直哉 若い
960 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 05:59:10
志賀直哉が太宰の「斜陽」を批判して、太宰は「如是我聞」で志賀批判をした、
という話はよく聞くのですが、その志賀直哉の斜陽批判というのは
志賀の全集か何かに載っているのでしょうか?
読んでみたいのでご教示ください。
961 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 12:48:14
何か座談会の席上で、じゃなかったっけ?
詳しいこと知ってる人がいたらよろしく
962 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 23:27:59
>>952 話し蒸し返すけど志賀氏はロンパリじゃないだろ
写真見れば一目瞭然
サルトルと勘違いしてないか
963 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 23:38:13
そもそも日本の作家に斜視っていたっけ?
池澤夏樹って斜視かな?
>>961 >何か座談会の席上で、じゃなかったっけ?
俺は読んだことがある。酷評していたが,少し触れただけだった。
>>964 追伸 このインタビューでは,ほかに,
テレビではナポレオン・ソロを見ている・・・トルストイは人物描写が平板・・・
など話していたと思う。
>>960 岩波の志賀直哉全集に入ってるよ。座談会が収録されたやつ。
968 :
吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 22:33:44
志賀直哉と芥川龍之介は古典ですなあ。これ以外に該当する作家はいない。武者野小路、違う。漱石、やや近似。という風に考えると、芥川と志賀以外に該当する人物はいなくなる。芥川と志賀は偉大だ。
969 :
吾輩は名無しである:2005/10/07(金) 23:29:19
志賀直哉の、マンモスの牙が出てくる「閑話・・・・」って本(?)について
知ってる人いませんか?
970 :
吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 18:01:04
突然お邪魔してすみません。。。この文章が載ってる本を知っている方はいませんか?
疲れ切ってはいるが、それが不思議な陶酔感となって彼に感ぜられた。彼は自分の精神も肉体
も、今、この大きな自然の中に溶け込んで行くのを感じた。
971 :
吾輩は名無しである:2005/10/13(木) 23:13:35
これは『暗夜行路』の終わり辺りだ。
972 :
960:2005/10/14(金) 15:56:54
>>966 亀で申し訳ありませんが、ありがとうございました。
読めました。
973 :
吾輩は名無しである:2005/10/14(金) 17:41:04
スレ誕生5周年記念あげ
もしかして小僧寿チェーンの名の由来って志賀直哉の作品から?
>>974 正解。
志賀直哉の小僧の神様に由来している。
また、創業者の山木益次の社員のすべてが、常に最善を尽くし、
お客様に奉じる”小僧”であってほしいという願いも込められている。
菜の花と小娘 ってどうですか?
977 :
吾輩は名無しである:2005/10/30(日) 10:20:07
来年受験で文学作品よんでるんですが志賀さんの作品の小僧の神様から読み始めました。ですがちょっとわからない…読解力がまだ…詳しい方小僧の神様を説明していただけませんか?軽くでいいので
978 :
吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 00:14:08
小僧の神様って小僧に鮨くわせてやる話しだろ
読解もクソもない、まんまだろ
もう11月だというのにそんな事言っているオマエは
読解力より現実理解力のほうに問題がある
979 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:23:18
とりあえず、わかりやすいよね
980 :
吾輩は名無しである: