1 :
名無しさん :
のスレッドがないみたいなので作ってみました。
いろんな意見を待ってます。
2 :
空耳 :2000/09/03(日) 21:35
初めて読んだのは鼻。
初めて見たのは杜子春。(人形劇やってた)
この人をけなす人はさすがにいないですね。
3 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 23:21
大好きで、全集を何度か読んでるが、
よくまとまった良作が多い中、
時々、当時の自然主義に影響されまくったらしき
暗くて重くて大学生がとにかく悩むだけの話が入ってきて、
「これが結局死の原因かな」と思える。「路上」とかね。
4 :
空耳 :2000/09/03(日) 23:25
秋、とかいう姉妹が出てくる話ありませんでした?
あれ、感動したんですけど・・・
5 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 23:27
『歯車』で自然主義の生粋の後継者(らしい)葛西善蔵(名前あってるかわからん)
が「芥川は初めて小説を書いた」と言ったと文庫の解説に書いてあったが、
この葛西って奴、恥ずかしい奴だな。芥川は今でも残ってるが、葛西なんて「誰!?」
って感じだよ。
6 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 23:31
保吉物は余り好きじゃないな。
7 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 00:27
葛西をバカにしちゃいかんよ。
8 :
我輩は名無しさん :2000/09/05(火) 13:19
「藪の中」は印象深いです。構成がすごい。
彼の著作とは直接関係ないのですが、わたしのなかでは
他の作家を通して断片的に得た芥川のイメージが強烈です。
内田百閨u山高帽子」の中に出てくる自殺直前の芥川や、
安悟のエッセイに出てきた芥川の家の禍禍しい蒼い絨毯などなど。
>5
あなたの基準では「誰?」という感じかもしれないけれど、
世間の基準では比較的高名な人だと思いますよ。>葛西
お節介でごめんなさいね。
9 :
我輩は名無しさん :2000/09/05(火) 14:03
角川は天野さんの表紙。
10 :
我輩は名無しさん :2000/09/05(火) 16:17
小さい頃に、児童館で「河童」の漫画板を見た記憶があるんですが、
御存じの方いませんか。
11 :
名無しさん@1周年 :2000/09/05(火) 19:32
>6
「蜜柑」はすごい!
12 :
空耳 :2000/09/05(火) 19:37
蜜柑は学校の授業で読んだけど、
涙を落としそうになった覚えが。
保吉ものとはなんじゃならほい。
13 :
吾輩は名無しである :2000/09/05(火) 20:41
ちゅうとうが迫力あると思う。
14 :
? :2000/09/06(水) 15:47
そういえば、「薮の中」って映画化された時、
どうしてタイトルを「羅生門」にしたのですか?
15 :
吾輩は名無しである :2000/09/06(水) 15:58
>14
んっ?そうなの??
それは黒澤のやつですか?
16 :
14 :2000/09/06(水) 16:14
>15
黒澤のやつらしいです。予告編をテレビで観たところ、
多襄丸がどうこう言ってましたから。
あと、他に映画化された作品、どなたかご存知ありませんか?
17 :
14 :2000/09/06(水) 16:29
>12
保吉(やすきち)が出てくる作品ですな。
「寒さ」、「少年」などがあります。
18 :
吾輩は名無しである :2000/09/06(水) 16:45
詳しいことはわからないけど、
原作では「下人」となっていたところを、
便宜上「多襄丸」に変えただけでは?
あくまで推測ですが。
でももし「藪の中」の映画化だったとしたら、
すごく観てみたいです。
映画をご覧なさい。
20 :
名無しさん@1周年 :2000/09/06(水) 17:34
>16
「藪の中」は黒沢以外でも映画化されている。
97年に公開された「ミスティ」。
天海祐希がヒロインをやっている。
屋久島で撮影したというのがセールスポイント。
21 :
もっちゃん :2000/09/06(水) 17:35
皆さん、「羅生門」の改稿をどう思われますか?
初期の作品では、下人は老婆の服を剥ぎ取った後、さらなる盗みを
はたらきに街の中に消えていくわけです。
しかし後期の作品では、”下人の行くえは、誰も知らない。”
となります。
初期の作品では、芥川は、人間は一度道を踏み外すと、
一生畜生だ、と言うことを言いたいのでしょう。
しかし、後期の作品では、人間の将来なんて今はわからない、
今、道を踏み外したからって、これからもそうとは限らない、
そう言いたかったのではないでしょうか。
芥川はこの間にどのような心境の変化があったと皆さんは推測しますか?
是非、意見を聞かせてください。
実はこれ、夏休みの課題なんです。皆さんの意見を参考にさせて頂いて
中身の濃いレポートを書きたいと思ってます。よろしくお願いします。
22 :
空耳 :2000/09/06(水) 18:55
>もっちゃんさま
あ、それは学校で聞きました。
ついでにその後の下人を作文で書かされました。
なんて書いたか忘れちゃったや。
直した方が断然いいですよね。
>14さま
ありがとう。
黒澤の羅生門は良かった。
一番好きなのは椿三十郎だけど。
ヒロインが美しい・・・
23 :
14=16 :2000/09/07(木) 00:02
つまり、映画の「羅生門」は「藪の中」なのですね?
そこでまた蒸し返しますけど、なぜタイトルが「羅生門」・・・?
24 :
空耳 :2000/09/07(木) 01:07
何故かと言うと、
羅生門で雨宿りをする男が居合わせた人たちに
回想する、というスタイルをとっているからです。
芥川の羅生門という作品を意識してのことでしょうね。
25 :
名無しさん :2000/10/03(火) 00:54
あげ
26 :
吾輩は名無しである :2000/10/06(金) 04:24
「蜃気楼」好き。
27 :
吾輩は名無しである :2000/10/07(土) 06:02
>26
俺も!
28 :
吾輩は名無しである :2000/10/07(土) 07:13
>私も好き。
29 :
吾輩は名無しである :2000/10/08(日) 16:18
「六の宮の姫君」が面白い。
徹底的に受け身でいるのが運命的。
30 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/10/08(日) 16:45
映画「羅生門」は、藪の中と羅生門を足した作品です。
ちなみに名作映画「雨月物語」も、上田秋成のいろいろな作品をつぎはぎしてる。
31 :
吾輩は名無しである :2000/10/08(日) 23:14
>4
私も「秋」大好き。
そう言えば、もう何年も前になるけど新潮文庫(?不確か)
のCMで芥川龍之介の映像を使ってたのがありましたね。
32 :
吾輩は名無しである :2000/10/10(火) 03:14
徳田秋声あての手紙がでてきたそうです。
著作権問題が自殺の一因とされる、んだそうで、しりませんでした。
暑かったので自殺したのだとばかりおもってました。
33 :
吾輩は名無しである :2000/10/10(火) 03:17
「地獄門」かな。物語で好きなのは。
「蜃気楼」は三島が絶賛したとか岩波文庫の解説に書いてあった(前出の
葛西も同)が、確かに彼の好みそうな筆致だとは思う。
34 :
吾輩は名無しである :2000/10/10(火) 03:23
>32
結局、原因は心労としか言いようが無いんじゃないの。因みに、暑くて
不快指数が高かったから芥川が自殺した、とかいう話はちと眉唾もの。
何故なら、芥川は深夜、書き物を終えてから床につく直前に睡眠薬を多
量に服薬した(朝に夫人が異変に気付く)ので、この時間帯の暑気を自
殺に結びつけるのは少々性急かと思われますが。
35 :
吾輩は名無しである :2000/10/10(火) 05:01
>29「六の宮の姫君」
これは全集でしか読めないのでしょうか?
36 :
名無しさん :2000/10/10(火) 09:07
芥川の自殺の原因についてはいろいろな説があるようだね。
@「暑かったから死んだ」(内田百閨j
A「金策に行き詰まって死んだ」(大岡昇平)
B「盗電が露見したので死んだ」(石上玄一郎)
C「思想的煩悶から死んだ」(太宰治など)
実際には、これらの要因がいくつも重なり合ったために死んだと考えるのがいちばん真実に近いかもしれない。
37 :
新入り :2000/10/11(水) 04:19
>35
岩波文庫にあるよ。
地獄変や邪宗門なんかと一緒に入ってる。
38 :
吾輩は名無しである :2000/10/11(水) 12:15
>35
新潮文庫にもあるよ。
39 :
吾輩は名無しである :2000/10/11(水) 12:54
『猿蟹合戦』が妙に気に入ってます。
40 :
吾輩は名無しである :2000/10/12(木) 04:52
>37 >38
ありがとー!
本屋へ行こうっと。
41 :
>36 :2000/10/12(木) 10:22
>「金策に行き詰まって死んだ」(大岡昇平)
義理の兄の家が火事で全焼したんですってね!
ちなみに浮気がバレて参っていたということもきいことある。
42 :
新入り :2000/10/12(木) 11:27
>41
そういえば「歯車」にもそんなことが書いてあったっけ。
浮気についても「或阿呆の一生」で何となく書かれていたし。
両方とも好きな作品だけど何となく不気味なのは
ノンフィクションの部分もあるからなのか。
43 :
ゼミ生 :2000/10/13(金) 02:26
今、芥川ゼミに入ってます。
芥川龍之介にニーチェの思想が強く影響しているのは
作品読んだら分かるのですが、
「藪の中」執筆当時にその影響はあったと思うのですがみなさまどうお考えでしょうか?
ぼくは、多いにあり得ると考えています。
それは、ニーチェの遠近法が影響しているかなと思ったからです。
当事者が三人とも違う見方をしていてどう読んでも真相がわからない
人によって見方が違うというメッセージがあるのだと考えています。
長くて、あんまり説得力がなくてすいません。
44 :
吾輩は名無しである :2000/10/15(日) 06:28
確か芥川とニーチェの関係を研究したとかいうホームペがあった
はずなんですが、どなたかご存知の方いらっしゃいますか。
それとゼミ生さんよろしかったらいろいろとご教示いただきたく。
45 :
名無しさん :2000/10/15(日) 13:23
41>義理の兄の家が火事で全焼した
しかもその義兄が保険金めあてに自分で放火したんじゃないかと疑われて鉄道自殺しちゃったんだよ。芥川はその後始末でかなり参っていたらしい。まあ身内に自殺があると遺族も後追い自殺してしまうのは珍しいことじゃないけど…
46 :
お嬢様 :2000/10/15(日) 19:40
アナトール・フランスが大好きなんですが、きっかけは芥川龍之介が大学時代に
訳した「バルタザアル」を読んだことでした。
全集にはいくつかアナトール.フランスを訳したものが載っています。
言葉の選び方や文体が龍之介らしくて大好きです。
ところで、龍之介の文章の流れってアナトール・フランスにとても似ているのですが、
たくさん訳したので似てしまったのでしょうか。
47 :
映画ファン :2000/10/15(日) 20:42
映画だったら、「南京の基督」も映画化しているね
48 :
名無しさん :2000/10/16(月) 00:52
>47
あ、そうなんですか?
金花とか、誰がやったのだろう?
49 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 01:41
舞踏会が好きです
人生とは儚いものですよみたいな台詞がその時の私にヒットしたわ
50 :
赤い麦藁帽子の女 :2000/10/20(金) 18:49
は、いかん!禁句だった??
自殺については、堀辰っちゃンの「聖家族」にもちょっとその原因をにおわす描写がある。
おいら、消防のときの国語の先生が、芥川竜之介は自分の名前に「助」を使われる
のを大変嫌がった。助平の「助」だから。ある時、雑誌かなんかで竜之助とされて
てそれで頭来て死んじゃった と言ったのをしばらく真に受けてた。
51 :
名無しさん :2000/10/20(金) 19:01
>48
富田靖子だけど、あの映画は原作から相当離れていたね。
52 :
吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 19:01
>50
それは自殺の原因じゃなくて、手紙の宛先に「龍之助」と書かれて
怒って中身も読まずに破り捨てた、という話なら聞いたことがある。
53 :
名無しさん :2000/10/20(金) 20:35
柴田錬三郎は講演を依頼する手紙に「紫田練三郎先生」と書いてあるのを見て「これは、俺ではない」とつぶやき、その手紙を破り捨てた、とか…
敗北?――彼は敗北したのだ。……
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/10/21(土) 00:29
自殺の原因は結果的には運命としか言いようがないような気がする。
ほんと、晩年はいろいろと厄介なことがふりかかったよね、一時に。
菊地寛が「一番超然としているはずの芥川に一番世俗的な問題がふりかかったのは
なんという皮肉だろう」みたいなことを言ってるのが泣けた。
56 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 00:30
芥川の自殺って、いろいろな作家に影響与えてるね。
57 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 03:03
わたしがお姉ちゃんから聞いた
芥川は梅毒で死んだとか
太宰はダムの壁に頭をぶつけて死んだ
とかいうのはウソなんですか?
58 :
空耳 :2000/10/21(土) 04:04
そのお姉さんおもしろすぎるよ!
ダ、ダムの壁って・・・!!
(爆笑)
59 :
半信半疑 :2000/10/21(土) 04:19
姓名判断してから筆名を出すべきでしたな
「芥川」じゃ世俗にまみれるって
60 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 04:38
塵あくた...か
61 :
半信半疑 :2000/10/21(土) 05:32
「2ちゃんは芥川」
いや、いいフレーズだ
便所の落書きより
62 :
半信半疑 :2000/10/21(土) 05:42
なんで遺伝的要素をいう奴がいねぇの?
63 :
吾輩は名無しである :2000/10/21(土) 23:29
芥川は死ぬ直前にドッペルゲンガー(自分の分身)
を見たそうですが、だれか詳しく知ってる人いますか?
>62
「私の母は狂人だった。」点鬼簿。
あと、友人が発狂したのを見て、追い込まれていったんだよね。
65 :
名無しさん@1周年 :2000/10/22(日) 01:55
>>64 でも芥川比呂志や芥川也寸志は発狂しなかったよね…
66 :
吾輩は名無しである:2000/10/27(金) 00:25
若いころの写真かっこいい
67 :
吾輩は名無しである:2000/10/27(金) 02:39
朱儒の言葉って好き。
「阿呆はいつも彼以外の人人を悉く阿呆と考えている。」
68 :
吾輩は名無しである:2000/10/27(金) 02:47
「女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである。」
「最も美しい石竹色は確かに蟇(ひきがえる)の舌の色である。」
「庸才の作品は大作にもせよ、必ず窓のない部屋に似ている。人生の展望は少しも利かない。」
とか。
69 :
名無しさん脚:2000/10/31(火) 07:34
age
70 :
藪の中もミステリー:2000/11/03(金) 00:46
北村薫の「六の宮の姫君」を読んで、当時の芥川や菊池、
友人達の文壇交流に想いを寄せました。一応ミステリー
作家の本だけど、読書量が半端でない元国語教師である作者の
幻の卒論らしいから、読み応えあります。
ここの板の方は、あまりミステリーとか読まないのかな?
それとも、がいしゅつだったらすみません。
個人的に、芥川の自殺の原因は精神的生命力の枯渇ではないか
と思っています。
北村薫は偽善・欺瞞・虚栄・俗物・無知と変則5拍子のリズムを刻む真性ドキュソ作家です。
72 :
吾輩は名無しである:2000/11/03(金) 02:17
北村薫:
偽善・欺瞞・虚栄・俗物・無知の変則5拍子を刻む真性ドキュソ作家。その吐き気を催す自己満足的なリズムにより、読了が困難なことが知られている。
おもいっきり噛んでるやん(笑>71、72
74 :
:2000/11/03(金) 02:36
菊池寛の「或る無名作家の日記」なんか読むと、学生時代の菊池が芥川に対してどれほど劣等感を抱いていたかよくわかって面白いね…でも芥川って本当にあんな嫌な奴だったのかな?
あまり軽々しく精神的生命力の枯渇とかいって欲しくない。
76 :
名無しさん:2000/11/04(土) 23:13
文庫版が少ない・・・。
一人暮らしの部屋に全集はツラい。
作品は好きなのに・・・。
77 :
吾輩は名無しである:2000/11/04(土) 23:55
ちくま文庫版、芥川龍之介全集(全8巻)、好評発売中♪
78 :
吾輩は名無しである:2000/11/05(日) 00:07
青空文庫はタダだよ。情緒ないけど。
79 :
76:2000/11/06(月) 00:43
>77,78
以前に海外文学を読んでいた流れで
とりあえず岩波文庫の現行のものは全て買って読んだのですが、
結構他の出版社からも刊行されているのですね。
どうもありがとうございます。
80 :
半信半疑:2000/11/06(月) 02:13
芥川はしょせん秀才作家
古典からのパクリ短編はうまいが、オリジナル長編となると人並みやね
>80
あーあ、しらけちゃった
82 :
半信半疑:2000/11/06(月) 06:23
子供の頃好きで、何回でも読める本
「はだかの王様」
83 :
半信半疑:2000/11/06(月) 06:25
ま、河童のスケールだけは評価してやってもいいが
84 :
名無しさん@1周年:2000/11/06(月) 09:34
私は芥川の長編が好きだ。「ちゅう盗」と「邪宗門」なんか。
本人は前者を失敗作だと考えていたみたいだけど、私はあれいいと思う。
「邪宗門」はたしか絶筆だけど、私はわくわくして読んだ。
短編は説教くさいが長編はナマの彼の良さがでてると思う。
85 :
名無しさん:2000/11/06(月) 10:37
>84
絶筆の意味を国語辞典で調べなさい。
未完の意味じゃないんだよ。
芥川に長編ってあるのかね。
『邪宗門』でも『路上』でも未完でしょう。
長編を書けなかった人だと思うが。
86 :
名無しさん@1周年:2000/11/06(月) 23:06
>85
まあまあ。気持ちは伝わるんだから。意味わかるでしょう?
あまり教科書的な概念を振り回してもいみないでしょう。
長編についても84のいうように完成はせんでも、私は邪宗門は面白かったね。
87 :
名無しさん:2000/11/07(火) 01:23
邪宗門、あの後に若殿が何をしてくれるのだろう・・・。
未完だからこそ気になる。
88 :
名無しさんだよもん:2000/11/07(火) 04:55
芥川が死んだのは、死んだ方が後世評価されやすいからさ。
89 :
吾輩は名無しである:2000/11/07(火) 05:02
大胆な仮説ですね。もっともらしく立証できれば、従来の芥川研究を
根底からひっくり返せますよ。それ。
90 :
吾輩は名無しである:2000/11/07(火) 07:05
↑
ひっくりかえせないと思いますよ
91 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 00:21
>>65 発狂はしなかったが二人とも短命だった。
生命力の弱さは受け継いだのだろうか?
92 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 00:27
「魔術」が面白かった。
芥川は短編の名手だね。
93 :
吾輩は名無しである:2000/11/10(金) 02:10
「歯車」って電波小説だなあー。
94 :
お願い:2000/11/11(土) 05:29
>確か芥川の小説にも出てきた・・・。
タイトルは忘れたが、戦国時代にさまよえるユダヤ人が出てくる
んじゃなかったかな。
それによるとゴルゴダの丘でキリストを殴り倒した時、血塗れの
キリストがそのユダヤ人にいったのだ「我が帰るまで待っておれ
よ」と。我が帰る時、つまり最後の審判の日まで死ぬことが出来
なくなったわけだ。
手塚治虫の「火の鳥」に出てくる、死ぬことの出来ない罰を受け
た男、サルタもこの説話を元にしていると聞いた事がある。
どなたかこの作品のタイトル知っている人いませんか?
95 :
名無しさん:2000/11/15(水) 20:54
「好色」が良い
96 :
吾輩は名無しである:2000/11/15(水) 23:08
「自殺する数日前に、蝿を何十匹も食べた」というのはホント?
中学生の時に塾の先生に聞かされて信じてたんだけど。
97 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/16(木) 00:25
↑「闇中問答」でそんなこといってたな。あれのラストは哀しいね。
「芥川龍之介!芥川龍之介!お前はこれからやり直すのだ!!」
98 :
吾輩は名無しである:2000/11/17(金) 23:50
「秋」が一番好き。
文庫には入ってないのかしらん?
99 :
空耳:2000/11/17(金) 23:58
私も秋好き。
新潮の戯作三昧、一塊の土に入ってるよ。
100 :
吾輩は名無しである:2000/11/20(月) 23:29
アーゲー
>>94 それたぶん「さまよえるユダヤ人」だと思います。
ユダヤの部分は漢字だったです。
ちなみに、私は奥さんの塚本文宛のラブレターが好き。
102 :
吾輩は名無しである:2000/11/23(木) 18:20
>93
そうね、芥川の「歯車」って、太宰でいえば「人間失格」に相当するのかな?
ただ、芥川が電波系なのに対し、太宰は鬱系、とこの違いかな?
乱暴すぎる意見だったらスマソ。
103 :
名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 07:53
芥川の死因だけど、たぶんどれも外してると思う。
昭和2年って日本は凄い不況だったらしいけど……
悪魔、地獄、無明 ...見えちゃったんだろうね。
104 :
名無しさん@1周年:2000/11/26(日) 13:51
もともと体が弱い人だからね。
「歯車」も飛蚊症で悩んでいた産物だそうだから・・・。
105 :
名無しさん:2000/11/28(火) 19:39
これは私の想像だが、芥川の自殺の動機は、プロレタリア文学の台頭への恐怖ではなかっただろうか?
プロレタリア文学と違って自分の作品は世の中を動かさない、という行き詰まり・・・。
「河童」の中で、音楽家のクラバックが悩む場面がある。ライバルの音楽家、ロックの人気が出ることにおびえる。
「何者かが、僕の目の前にロックを登場させたのだ!」と絶叫する。
クラバックは芥川自身、ロックはプロレタリア文学者のことだったのではないだろうか?
106 :
名無しさん:2000/11/28(火) 21:22
たしかに恐怖はあったのかもしれない。
だけど、プロレタリア文学に対してだけでなく、
他にも恐怖の要因があったのでは?
具体的なものとして何があったかは、後の人のレス待ちだが。
107 :
ボブディ欄:2000/11/28(火) 23:21
血の轍
108 :
ボブディ欄:2000/11/28(火) 23:41
クラシックがロックに凌駕されることを予言した芥川は偉い!
ワシもフォークから転向したときは、罵声をあびて死にたくなった。
109 :
ixion:2000/11/28(火) 23:49
大正から昭和にかけての「モダニズム」とかいうらしい文学風景
っちゃあ、大正12年、関東大震災前後に都市化が急激に進み、
その関係でデラシネどもが増えたり、あとは大恐慌からの不況で
農村から出たものが帰郷してもだめだめだったり(まぁ、大正
半ばは成金企業が軍需景気を謳歌してたんだろうけど…)、
あと上で書いてる人もいる通り、プロレタリア文学の「目的
意識論」とかがでたり、いろいろな神経症と自意識の突出が
見られたんでしょう。佐藤春夫とか梶井基次郎とか利一の
『機械』と、芥川の「歯車」って同時期でしょ、確か。
「殺人者」(笑)宮本顕治じゃないけど、生活者の曖昧な挫折
って社会的な側面は、確かにあるんでしょうねぇ。ただ、透谷
や有島に比べて、その死にイデオロギーや思想性が希薄だ、
ってのは乱暴な断じ方でしょうが。
雑論、失礼。
110 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/12/02(土) 03:39
歯車に出てきた、
芥川竜之介が書こうとしてた歴史長編小説って実現したの?
初心者でごめんだけど。
111 :
吾輩は名無しである:2000/12/02(土) 04:14
そう、プロレタリア文学運動への反動として「モダニズム」という
標語が言われたに過ぎない。つまり、カウンター。
だからってわけでもないだろうけど、日本の昭和初期のモダニズム
に実体はないよ。あるとすれば、たった一つ。
「文学はもともと民衆のものであり、人間は、たとえどんな苦境に
身を置いていても芸術とその普遍性を見失うものではない」という、
都市生活者特有の論理だけ。
112 :
考える名無しさん:2000/12/03(日) 18:25
芥川の何が面白いのかサッパリわかりません。
藪の中>現実の方が怖いし面白い。
鼻>へエーそんな昔話があったんだ。
どなたか教えてください。
太宰も甘えたただのお坊ちゃんにしか思えません。
113 :
>112:2000/12/03(日) 18:52
あなたには太宰や芥川を面白いと思える感性が欠落している
のです。得意げに言わないように。
ちなみに、わたしには村上春樹を面白いと思える感性が欠落して
います。恥ずかしい事に。
115 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/12/04(月) 00:47
じゃあもう112には何言っても無駄だろう。
意見の1つとして捕らえるが、面白さを説明する意味はない。
文章を面白いと思うのは殆ど直感だと思うよ。
あと、113は皮肉になってるのか?
116 :
空耳:2000/12/04(月) 02:11
河童を読んでみたらどうですか?
河童の国の風俗・習慣にはおもしろいものが多い。
例えば、人間社会の正義とか道徳は笑いものである。
出産のときには、胎児の意思が尊重され、日常生活では、
親子、夫婦、兄弟は互いにいじめあることを楽しんでいる。
また、資本主義が高度に発展し、資本家は政治かを牛耳っている。
政策が嘘であることは誰もが知っていることであり、
宗教では、大寺院の長老さえ神を信じていない。
芸術至上主義のトックは、自殺するが、幽霊となって現れてまで、
死後の名声を気にしている。
国語便覧の作品紹介より
おもしろそうじゃない?
あと、太宰は水仙を読んで欲しいです。
太宰の甘ったれ度はあまりありませんのでおもしろく読めるかと。
彼は基本的には甘ったれだけど、甘ったれてない中期は結構
面白いと思うよ
117 :
AKI:2000/12/04(月) 02:31
「河童」がいい。
芥川の小説のなかで思想の面と表現の面が適度に、ミックスされていると思う。
人間は人間以外の力に頼ってしか生きてはいけない・・・
壊れていく過程なら「歯車」がいい。
彼の思想を色濃く出していると思う。
芥川・太宰がわからんのはしょうがない。
酒の飲めん奴に酒のましてもしょうがない、それと同じでしょう。
ただ文面の表記(特に芥川の方)に何も感じないないのは、
受けてのおつむの門題でしょうな。
118 :
吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 04:15
>116
「河童」って読んだことないんだけど、
ガリバー旅行記を連想させるものがあるね。特にラピュタ国。
他にも「ユートピア」とか「太陽の都」とか・・・いや、止めとこう。
外してそうだ。
119 :
ixion:2000/12/04(月) 10:00
いや、たぶん外してないと思う。つーか、スウィフトは絶対読ん
でる。あとトリストラムもきっと>118さん
ただし、ボルヘスが言うように「空想上の種族という見せ掛けの
もとで人類をこきおろすよくある構造」という点では、ヤフー
の方じゃないっすかね、ラピュタじゃなく。
「河童」の場合、阿呆の言葉で自意識の在り方をツァラトゥストラの
ように追い詰め、心霊問答などで文学と名声と死について突き詰め、
さらに生きることは「河童たちの時々来てくれる限りは」何とかなる、
と言いつつも、結局「早発性痴呆症患者」として閉じ込められて
気狂い、阿呆と思われるしかないことであると切り詰めている
ように思える。スウィフトにあっては現実と距離を取る方法で
あった《風刺》が、「河童」では逆に現実を追い込む。作品の後半
で河童が人間のようなものに転じてしまっているように見える
のは、芥川が「河童を求むること痛切」な真面目さを内に潜めて
いたからではないだろうか。いや真面目過ぎだよ、芥川は。
「制作欲もやっぱり生活欲でしょう」と、痛切に人間を求めて
やまなかった訳だから…。あ、太宰も三島も同じだな、その
点では。自閉と通底とか、陳腐なテーマ論になっちまうか^^;
120 :
世界@名無史さん:2000/12/06(水) 21:28
芥川って何か世に役に立つの?
それとも何か役に立ったの?太宰も?
121 :
名無しさん:2000/12/06(水) 21:41
無粋なこと言うなよ
123 :
世界@名無史さん:2000/12/06(水) 22:10
>じゃあ誰が役に立つ作家なんだよ?
文学は役にたたないの?じゃなんでやってんの?
粋、とか粋じゃないとかその程度のものなの?
124 :
吾輩は名無しである:2000/12/06(水) 22:25
現実的に役に立つかどうかを基準にするのは無粋だろ
125 :
世界@名無史さん:2000/12/06(水) 22:47
>現実的に役に立つかどうかを基準にするのは
何を基準にすればよいのでしょう。
126 :
空耳:2000/12/06(水) 22:57
役に立つかどうかなんて、
究極な意味では結構な暇つぶしってことでもいいんだよね。
今の時代暇はあんまり無いけど、
もともと文学なんて余暇から生まれてきたもんだし。
(確か)
現実に役に立とうとして文学をやった人もいるよね。
社会派の人とか、啓蒙しようとして。
芥川が役に立つ人も全く役立たずだった人、
そりゃ人それぞれでしょ。
私は立った。
おもしろく時間を過ごせる。
127 :
紙魚:2000/12/07(木) 01:05
どんなにつまらない本だって、ゴキブリ潰す道具になってくれるじゃないか。
どんなに分厚くて読みにくくても、凶器にできるじゃないか。
そういう意味でなら、役に立たない本(&作家)はいないと思います。
多分そんなことは求められてないだろうけど。
芥川はかなりお役立ちです。
空耳さんの言う通り、面白く時間が過ごせます。
128 :
吾輩は名無しである:2000/12/07(木) 01:37
今更小説なんて、暇つぶしならテレビやネットでいいじゃん。
129 :
吾輩は名無しである:2000/12/07(木) 03:02
テレビやネットでいいなら本でもいいじゃん。
どうでもいい煽りは黙殺しなよ・・・・。
とりあえず、トリュフォーの『華氏451』でも観ろ。
敢えてブラッドベリ読めとは言わないからよ>123他
想像力だよ、想像力。
132 :
吾輩は名無しである:2000/12/07(木) 16:49
偸盗と妖婆が好きだな。
人間、って感じ。
133 :
名無しさん@1周年:2000/12/07(木) 18:32
文章そのものが好き。
目に見えるような文章だ。
134 :
食いだおれさん:2000/12/15(金) 23:54
あげとくぜ
135 :
タジョウ丸:2000/12/16(土) 07:44
いったい誰があの侍を殺したのか、それとも本当に自殺なのかとても分かりません。
タジョウ丸は自分がやったと主張したのはやはりあの女性の罪をかぶるためなのでしょうか?
どなたかそのあたりの推理をお聞かせください。
136 :
吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 09:03
ハーグールーマー!!!
137 :
名無しさん@1周年 :2000/12/16(土) 10:32
>135
それって羅生門でしょ?あれはどうなんだろね。俺も昔見たけどあの最後に赤ちゃん持って帰った男の最後の話しが合ってるんじゃん?分からん。
138 :
名無しさん:2000/12/16(土) 14:51
139 :
吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 23:51
>138
137が言っているのは映画「羅生門」だと思います。
立花ハジメに似てますね。
141 :
確率変動名無しさん:2000/12/17(日) 03:52
禅珍内供は救われたのか?
142 :
吾輩は名無しである:2001/01/07(日) 01:40
ぶ〜ら
ぶ〜ら
143 :
吾輩は名無しである:2001/01/07(日) 22:28
ごめーん、顔が好き。
特に一高の頃の…。
144 :
吾輩は名無しである:2001/01/10(水) 00:50
「舞踏会」好きです
人生とは儚い。花火のようなものみたいな表現してる話
145 :
吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 22:30
ata
146 :
吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 07:10
最近の自分中での流行語
猫に向かって「香箱作ってんじゃねーよー」ということ。
(参照:お富の貞操)
147 :
拙者は名無しである:2001/02/12(月) 20:13
ぼんやりと青い火花を見つめている芥川の姿は、
見られるものなら見てみたいなあ。
148 :
吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 03:53
芥川の詩が好きな人はいないの?
149 :
吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 13:09
詩…というか俳句とか短歌では結構好きなのあるな。
「蟻地獄隠して牡丹の花赤き」
好きっていうか、たまたま覚えていたから書いてみま
した。
お薦め詩(とか句)があったら紹介して欲しいです。
150 :
width:2001/02/14(水) 16:21
>149
未定詩稿のひとつです.
みどりはくらき楢の葉に
ひるの光のしづむとき
つととびたてる大鴉
みどりは暗き楢の葉に
昼の光の沈むとき
ひとを殺せどなほあかぬ
妬み心も覚えしか
緑はくらき楢の葉に
昼の光の沈むとき
わが欲念はひとすぢに
をんなを得むと
みどりはくらき楢の葉に
ひるの光のしづむとき
きみが心のおとろへぞ
ふとわが
彼のこの詩と彼の遺書とが私の心の中で重なった情景として
彼の芸術への悲壮感←(2つの意味合いで)が立体的に映ります.
確かに彼は彼の言うとうりに失敗したのかもしれない.しかし私
の中では...。
151 :
width:2001/02/14(水) 16:38
>149
あとは
われは昨夜「死」を見たり
僕の瑞威から
などが彼の詩のなかで特に印象を受けました.
一度彼の詩を読んでみてください.彼は小説よりも詩の方を
愛していたのではないでしょうか?
152 :
149:2001/02/14(水) 17:50
width様、ありがとうございます。芥川の詩、今度色々と
読んでみます。
芥川の詩集、ないのかな…俳句集なら持ってるんだけど。
それから、芥川の小説に詩情があるという人とないという
人がいるけど、私はあると思うな。
153 :
某は案山子にて候雀殿:2001/02/16(金) 20:20
文学板の「ちんちんのでかい作家」の中に芥川の名があがってたけど…
それって本当?典拠を知ってる方、教えてplease!
154 :
やつがれは名無しである:2001/02/17(土) 16:47
歌舞伎age
155 :
第23号:2001/02/18(日) 14:11
今日、とうとう歯車が見えました。空中でぐるぐる回ってました。
それはそうと、私は河童を見たんですけど、誰も信じてくれません。
それなのにこんな所に閉じ込めるなんて、ひどい。
看護婦が来たのでネットを中断します。それではまた。
156 :
吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 17:15
たまにはageてよ〜。
157 :
吾輩は名無しである投:2001/02/20(火) 02:37
…もう駄目なのか…もう誰も芥川を必要としていないんだね?
…じゃあ、潔くsage。
158 :
アリ:2001/02/20(火) 18:37
河童
159 :
ハエ:2001/02/20(火) 18:59
ひよつとこ
160 :
素人:2001/02/20(火) 19:04
「藪の中」が一番好きかな。構成が上手い。
161 :
吾輩は名無しである投〜ッ:2001/02/20(火) 21:04
「舞踏会」に一票かな。部屋の中の暑苦しい雰囲気と、露台に
出た時の秋風の涼しさのようなものが、文章から感じられる。
163 :
我輩は牛である名前はモーある:2001/02/21(水) 06:44
ぜんちないぐの鼻は大きかった。だがひょんなことから小さくなった。
しかし周りの目が気になってまた元に戻した。これは今の時代に実際に
あったらもう元に戻さないと思う。食事のとき困るから。
164 :
吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 10:27
ぜんチンないぐはチンポが大きかった。だがひょんなことから
小さくなった。ある朝起きたらまたでかくなってた。メデタシ
メデタシ。
>>163 あの鼻は「元に戻した」んぢゃないよ。勝手に戻っちゃったんだよ。
165 :
吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 13:00
>95
「好色」はスカトロジーなのだ。画期的なのだ。
166 :
吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 13:05
確か小品(随筆)で、芥川が中国の街を歩いてたら、少女がオナニー
してんのを窓から見ちゃった、とかいうのがあった…気がする。
…「南京の基督」ではないよ、念のため。
167 :
吾輩は名無しである:2001/02/22(木) 16:56
kappaと発音して下さい。
168 :
名無しさん脚:2001/02/23(金) 01:32
これは或精神病院の患者、――1が立てたスレッドである。彼はもう三十を越してる
であろう。が、一見した所は如何にも若々しい狂人である。
最後に、――僕はこのスレッドを立て終わった時の彼の顔色を覚えている。彼は最後
に見を起こすが早いか、忽ち拳骨をふりまわしながら、誰にでもこう怒鳴りつけるであ
ろう。――「出ていけ!この厨房めが!貴様も低学歴な、モテない、粘着質な、足の短
い、脂ぎった、ネクラな、キモい引きこもりなんだろう。出ていけ!この厨房めが!」
170 :
吾輩は名無しである:2001/02/23(金) 01:51
68は原典のままだとおもうが?
171 :
吾輩は名無しである:2001/02/23(金) 02:20
>>168 …ひ…ひどい…そこまでいうことないぢゃないか…。
でも素敵だ。この調子で2チャンネル諷刺小説を頼む。
172 :
名無しのオプ:2001/02/27(火) 06:31
教科書
173 :
凡人>>ファン:2001/02/27(火) 07:30
ちり芥川賞作家なんて、最近15年読んでません。
どうせ珍奇で珍妙な文体と内容の袋小路にはいりこんでるのでしょう?
174 :
考える名無しさん:2001/02/27(火) 14:32
>>173 ちり芥川「賞作家」?
書き間違いで無いとすれば自分も賛成ではあるが、スレ違いでもあるな。
175 :
匿名希望さん:2001/03/05(月) 06:34
age
>>170 68はもろ原典のままだな。大目に見よう。
177 :
名無しさん脚:2001/03/05(月) 10:14
歯車は偏頭痛による視野狭窄現象のひとつです。
本当に視界に歯車みたいなのがグルグル回ります。
自分もなったことがありひどい頭痛が襲ってきます。
これで自分のドッペルゲンガーが現れたら
かなりやばいぜ、と不安になりました。
178 :
吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 14:11
>>177 おや?あなたとは帝劇の廊下と銀座の煙草屋でお会い
したように思うのですが?
179 :
JPB:2001/03/06(火) 20:45
晩年の芥川好きな人っていないのですか?
『歯車』が特にですが、光が明滅や色彩に敏感に反応する
主人公、とてもよく出来ているように思うんですが。
180 :
吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 20:53
晩年の芥川作品を好きな人は結構いると思う。が、痔だの胃炎
だの歯槽膿漏だのを患いついでに頭もドキュンになってた晩年
の芥川好きな人はかなりの物好きと言えよう。
あ、でも本当に晩年の作品は結構好きです。過敏になった神経
の持ち主にしか書けない世界だと思います。
181 :
JPB:2001/03/06(火) 21:17
>180さん
新潮文庫のセレクションでいけば、「大道寺信輔の生涯」は
ちょっと中途半端だと。しかし、「蜃気楼」ではかなり聴覚が
敏感になってきてて、「歯車」で視覚もやられる・・・と。
う〜ん、芥川・・・
182 :
吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 21:40
去年かその前年あたりから芥川関連の本が沢山出ているのは
どうしてなのかな〜?今年あたり来るのか?本当の意味での
芥龍ブームが。一時期の漱石出版ブームのように…。
183 :
吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 01:09
>>182 関口安義が死ぬのかな・・・
死んでも大して話題にならないと思うけど。
184 :
吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 13:22
>>182 去年は辰=龍年に因んで。来年は生誕110年記念(このキリの悪い数字
に意味があるのかはしらんが)。芥川ブームはまだまだ終わらない。
185 :
吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 02:09
精神分裂病について調べたら、芥川ワールドと怖いくらい一致した。
186 :
吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 02:42
芥川、そうかも。遺伝的にも。幻聴とか幻覚あったようだし。
典型的神経症?の漱石とは、思考の経路というか質が
違うような気がするね。
187 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 18:09
あげ
188 :
名無しさん@1周年:2001/03/26(月) 18:38
「六の宮の姫君」を酷評して、「芥川龍之介と来た日には大莫迦だわ。」
とか書いてある、ドキュソ女の手紙を拾う「文放故」っていう話は面白い。
「私自身の愚には誰よりも一層懐疑的である。」っていうように、
芥川はつねに自分の才能を認めていたから、あんなに怒ったんだろう。
でもあの話って実話なんだろうか。
189 :
吾輩は名無しである :2001/03/26(月) 20:25
>>188 あれは芥川が不倫相手の秀しげ子(「或阿呆の一生」の「狂人
の娘」のモデル)から貰った手紙か、または聞いた話のパロディ
らしいよ。日本の男性作家は知的女性の生活苦が描けていない、
というのは秀の「秋」評にある文句だし、「わたし」が手紙の主
の将来を「電燈会社の技師かなんかと結婚するであらう」と予想
しているけど、秀の結婚相手はまさしく電燈会社の技師だった。
つまりこの小説って、不倫相手に対するあてつけだったりして(笑)
190 :
吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 11:16
芥川チョコって食べたことある人いる〜?通信販売らしいんだけど。
191 :
吾輩は名無しである:2001/03/28(水) 14:24
新学期に向けて羅生門でも語ってみてはいかが?工房は特に。
192 :
名無しのオプ:2001/03/28(水) 16:10
193 :
190 :2001/03/28(水) 17:01
>>192 駒込で売ってるの?絵柄とか味とかどうすれば買えるのかとか
…とにかくもう少し詳細きぼ〜ん(実は食べたことないのです)
194 :
吾輩は名無しである:2001/03/28(水) 19:55
羅生門ねー。
授業中先生がやたらと「絶対悪は存在しない」って言ってたのを覚えてるなぁ。
その頃は芥川に興味がなかったんで真面目に聞いてなかったけど
今思えばもうちょっとちゃんときいときゃよかったと後悔。
195 :
吾輩は名無しである :2001/03/28(水) 20:02
授業と言えば、中学かなんかの時に「杜子春」を教えてた先生が、
「子供のために母親が自ら犠牲になる」思想の愚劣を朗々と語り
始めて、思わずひいた。全共闘世代バリバリの女教師だった…。
196 :
吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 23:07
芥川関係の専門書でお薦めの本、教えてちょ。
ゼミで使うんで。なるべく手に入り易いのきぼ〜ん。
197 :
吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 23:14
198 :
196:2001/04/03(火) 00:42
ありがと〜。早速さがしてみます。
199 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 00:18
たまにはage
200 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 00:44
誰か一緒にプラトニック・スゥイサイドしてくれage
私はあなたのスプリング・ボオドではありませんsage
202 :
吾輩は名無しである :2001/04/16(月) 00:58
吉本隆明の新刊「日本近代の名作」の表紙を芥川が1人で
ジャックしている…理不尽age
203 :
るしへる:2001/04/16(月) 02:00
「秋」、「舞踏会」、「蜃気楼」はガイシュツですので、
「山鴫」、「手巾」、「枯野抄」オススメします。
204 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 10:15
るしへるさんなら「るしへる」を推せば良いのに。
私は似たテーマの「悪魔」を推すぞ!
205 :
吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 21:33
谷崎は芥川自殺直後、「彼は作家になんかならないで大学の教授でも
しておれば良かったのに」と述べた。
実際、芥川は慶応の教授に決まりかかり、本人もかなり運動したが、
何故か頓挫した。もし彼が教授職を得て生活が安定していたならば、
あるいは自殺しなかったかも知れない。しかし晩年の鬼気迫る文学
は生まれず、小器用なだけの作家として終わっていたかも知れない。
しかし、どちらが彼にとって幸福だったかは難しい問題である。
206 :
るしへる:2001/04/17(火) 00:38
>204
「るしへる」恥ずかしながら読んだことないんです。
ところで「悪魔」ってありましたっけ?
「煙草と悪魔」なら知ってますけど。
>205
本当に芥川が「紫色の花火」を命と取り換へてもつかまえたかった
のであれば、もっと不幸になったのかもしれませんね。
それにしても、教授になってたら相当優秀な学生でないと
小馬鹿にされそうな気もすれば、意外と優しいのかも
という気もしなくもない。
207 :
204:2001/04/17(火) 13:04
>>206 「るしへる」は、右の目で「いんへるの」の無間の闇を見ながら、左目では
「はらいそ」の光を麗しと思い天上に焦がれる美しき悪魔の悲しみを描いた
短編。「悪魔」は文体がちょっと違うけど内容的にはクリソツです。
あまり耽美的な味わいを期待するとアレですが、読んで損はないかな〜と。
208 :
某スレの主:2001/04/17(火) 23:51
徳田秋声は泣いてあやまれ!
209 :
吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 23:56
>>208 …しかし実際に謝ったのは芥川の方だった…やはりその性格の
弱さが敗因だったのか…。
210 :
名無しさん@一周年:2001/04/18(水) 02:08
慶応の教授職を得た芥川は精神的平安を得たのか
格調と奇想に溢れた優れた作品を書きはじめた。
豊富な古今東西に対する知識と鮮烈なイメージ喚起力を誇る
簡潔な文体に支えられたそれらの怪奇小説や推理小説の趣向も
込められた作品群は読者を一読で夕暮れの湖や風に鳴る竹薮に
誘いリアリティーに溢れた登場人物たちはいつまでも読者の
心に住み着いた。しかしそれらの作品が総体として指し示す
逃れられない人間の狂気は魅力的ではあったがそれは
また美しい絶望の退廃的魅力でもあった。
211 :
ななしさん:2001/04/18(水) 05:46
212 :
芥川龍之介:2001/04/19(木) 15:14
喫煙家の諸君!煙草は勿論吸ってもよいが歯を磨くのを怠らないように。
小生のように歯槽膿漏になって飯も食べられなくなったら悲惨だから。
213 :
芥川龍之介 :2001/04/19(木) 15:17
212の補足だが、煙草のヤニが歯に付着するとカルシウム質が弱り
結果的に歯肉に祟りやすい。小生は愛煙家でその上に甘党だった
で、洗顔歯磨きを嫌う性質だったので、歯では苦労したのだよ。
214 :
名無しさん:2001/04/19(木) 19:10
>213
中国娘に梅毒ウツされた話は?
215 :
芥川龍之介:2001/04/19(木) 19:31
>>214 あれ以来アソコがムズ痒くて往生するね。しかも梅毒は脳までくる
からなぁ…。鬱だ氏のう。(氏んだ)
216 :
志賀直哉:2001/04/22(日) 00:23
芥川君は神経質過ぎるんだよ。
もっと健康的になり給え。あっはっは。
217 :
太宰治:2001/04/22(日) 01:38
>>216 芥川さんのアソコの痒みが理解できない貴方だから大嫌いなんだ!
218 :
吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 01:42
>>215-217
痒いのは淋病。童貞君達はこれだから困る。
219 :
:2001/04/22(日) 20:27
,-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ :::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / <
>>218 ??? ?? ???????-
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
220 :
吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 20:59
伊藤整「幽鬼の街」には芥川が突然登場し「クェックェ、僕は河童
です」と素敵な御挨拶。
221 :
岡本かの子:2001/04/22(日) 22:14
あら、芥川センセってば私が湯河原の旅館でお会いした時に優しく
してあげなかったから死んぢゃったのねのねのねん。
222 :
吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 22:58
>219
そんなコピペがあるんだねえ。
今度は太宰をキボーン。
無理?
223 :
吾輩は名無しである:2001/04/23(月) 13:07
「薮の中」の犯人は放課後、職員室に来るように!ホームルーム終わり。
224 :
名無しさん@公演中:2001/04/25(水) 00:58
文春文庫の芥川はオススメだ。。。
コンパクトにして、芥川の世界がわかるようになっている。
値段もお手ごろ。
最高だ。。。!
225 :
吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 19:55
卒論で「侏儒の言葉」やることになったんですけど、
何か読んでおくべき研究書とかあります?
226 :
吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 20:01
おやくそく、且つ研究書ではないですが
「悪魔の辞典」>225
227 :
吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 21:16
侏儒の言葉よりも森に入りて森の言葉を信ぜよ。
森に小さき泉あれば、小泉の言葉を信ぜよ。
小泉は大河の源なり。
侏儒曰く変革の時は来たれりと。
すなわち、法を変えなんとす。法は憲なり。
228 :
>>225:2001/04/25(水) 21:22
吉川浩「芥川龍之介『侏儒の言葉』とラ・ロシュコフの『省察と
箴言」(『日本文学研究叢書 芥川龍之介2」有精堂)は抑えて
おくと良いでしょう。あとは…まぁ芥川関係の本には大抵言及が
あるので適当に拾い読むのが吉かと。
×ロシュコフ→○ロシュフコオ
スマソ、また訂正。
×日本文学研究叢書→○日本文学研究資料叢書
鬱だ氏のう…。
231 :
吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 21:32
龍之介より龍太郎だろ。歴史上の人物なら。
えっ、文学版なの?ここ。なら、龍か龍之介か。
蜜柑もいいけど、Khristosの話もいい。地獄変は嫌い。
232 :
吾輩は無学である:2001/04/25(水) 23:48
>Khristosの話
…って何?
233 :
225:2001/04/26(木) 03:40
>226、228
ありがとうございます。明日図書館行ってきます。
>232
切支丹物のことではないかと。
234 :
吾輩は無学である:2001/04/26(木) 09:31
むぅ…。Khristosがキリストを指すとすると綴りはCから始まり
tで終わると思うのだが…。まぁいいか。
切支丹物でオススメの作品って何がありますか?
235 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 11:52
「あばばばばば、ばあ!」age
「あたたたたた、たあ!」sage
237 :
吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 02:01
ゼミで一塊の土を扱うことになりました。
なにか、ためになる本はありませんか?
1980年以降限定だそうです。。。(汗
238 :
吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 08:40
>>237 村上林造『土の文学−長塚節・芥川龍之介』( 翰林書房)等はいかが?
1997年刊行ですし、「一塊の土」がメインになってる唯一の本ではない
かと思います。その参考文献覧を見れば先行論文も見渡せるかと。
239 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 10:43
ETV2001の太宰特集で芥川のマネをする若き太宰の写真が映っていた。
有名人(もしくは犯罪者)になると若気の至りの恥ずかしい写真や作文
や落書きが容赦なく公表されてしまうから気をつけねば。教訓age.
240 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 23:18
宇野浩二の『芥川龍之介』ちくまは絶版岩波は品切れだと。
なんとかならんかな。
241 :
吾輩は名無しである :2001/04/29(日) 23:37
>>240 ちょっと前の中公文庫の既刊欄を見ると載ってるんだけど
実物はとんとお目にかかれない本でもありましたな、宇野
浩二著『芥川龍之介』。「品切れ」という響きに増刷の願
いを託すか、さもなければ古本屋の目録から探すか…。
結構大変ですな。
242 :
吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 03:28
宇野浩二「芥川竜之介」・・・・。
長くてつまらない。
短くてつまらないよりいい
我ハ思フ、末世ノ邪宗、切支丹デウスノ魔法。
245 :
吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 10:56
新潮クラシック文庫で復刊した吉田精一『芥川龍之介』って
まだ売ってるかな?買いそびれちゃったんだよ〜
246 :
吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 18:42
杜子春は原典と異なる結末で和風の味わいになったが原典の結末を尊重してほしかった。
247 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 19:20
>>246 原典でも芥川版でも、母親のわが子への愛情が修行の失敗の原因
になるのは同じなので、なかなか上手いアレンジだと思います。
肉親への愛を否定する原典に比べて甘い、というのはよく聞き
ますが、まぁ童話ってことで大目に見てあげましょう(っていう
か、芥川版の方が個人的には好きです)。
248 :
吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 19:58
芥川の実生活における肉親の位置づけが気になる所です。
249 :
吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 20:04
>>248 少なくとも随筆で見る限り、芥川は叔母には無茶苦茶なついて
たみたいですが、実の両親や養父母に関しては比較的冷淡です
ね。杜子春に関しては、その年に長男が生まれたことで肉親の
情と言う物を再認識したのではないか、とか言われてます。
250 :
吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 13:45
♪あくたがわる〜 あくたがわる〜 あくたがわるさ〜♪
(「明日がある」のメロディーに乗せて歌ってちょ)
251 :
吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 23:35
芥川の血液型って誰か知ってますか?イメージ的にはAB型って気がする
…彼自身が認める二重人格だったみたいだし。
252 :
吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 23:38
ところで芥川先生はいつでも有名なあの写真のような顔で生活されていたのでしょうか。
253 :
吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 23:39
その「二重人格」は所謂比喩じゃないのかな?
普通、二重(多重)人格者が自分からそう告白することは
病気の性質上考えにくいので。
254 :
吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 10:24
芥川=梅毒は、わりと身近にいた川端や広津が証言しているから事実だ
と思うのだが公的には隠匿されている。金子みすずは性病貰って自殺し
たってことが公になっているのになぁ。
255 :
吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 20:10
芥川家の庭には「お狸様」が祀られていたそうだな。
256 :
240:2001/05/02(水) 22:33
>>242 実は図書館でちくま版借りたことあるんだけどね、
ああいう文章で原稿料貰ってもいいのかと思うと勇気が出る(w
257 :
吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 23:15
宇野浩二の『芥川龍之介』は、何だかダラダラしているし、繰り返しは
多いし、注意して読まないと話の前後関係がよく判らなかったりする。
でも「つまらない」とは思わなかったな…特に面白くもなかったけど。
ただ、あれを名文と言ってる研究者がいて、文章の好みは人それぞれだ
なぁと改めて実感した。
258 :
256:2001/05/03(木) 19:58
宇野の芥川は嫌いかと言えば好きなほうなんだけど
菊池寛がやたら物食ってたこと位しか思い出せない。何故。
あと芥川が菊池のことを「菊池ひろし」って呼ぶこと。
259 :
葛巻義敏:2001/05/03(木) 20:00
このところずっと沈みっぱなしだったけど、なんとなく最近レスがつき始め
ている…。いい感じだぞage
260 :
吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 21:32
芥川って批評家受けしない作家なんかな。存命の名前が通った批評家で
芥川を誉めてる人って、いる?
261 :
吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 21:16
吉本隆明は好きなんじゃないか、芥川。新しく出した評論集の
表紙を芥川にしてるくらいだから。柄谷とか小森とか前田とか
蓮見あたりが芥川を高く評価してるって話は聞かないけど。
262 :
文ちゃん:2001/05/07(月) 21:07
age
263 :
吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 18:32
俺も働かずに暮らせる河童の国に行きたい。
264 :
263ではないが:2001/05/12(土) 19:23
そして沢山の女性から追いかけられたい。
265 :
263だが:2001/05/13(日) 00:29
>264
そこまで考えが及ばなかった!完敗だ。
まさしく河童天国。
267 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 16:26
偶然に支配されている。歯車を読むとそんな気がした。
つらそう。
268 :
吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 07:22
食欲に支配されている。菊池寛は。
269 :
吾輩は名無しである:2001/05/18(金) 12:52
阿弥陀仏よや、おおいおおい。
270 :
吾輩は名無しである :2001/05/18(金) 14:20
往生絵巻だね。
271 :
吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 02:19
age
272 :
吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:08
もしかしてかなりの変人だったのでしょうか。
273 :
芥川龍之介:2001/05/25(金) 23:13
,-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / <
>>272ほどではないがね
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
文学板専属のいらすとれいたー?
275 :
名無しさん@1周年:2001/05/26(土) 17:06
阿刀田高によれば芥川は「うまい関脇」だそうです
276 :
吾輩は名なしである:2001/05/26(土) 21:02
阿刀田高は「下手な幕下」くらいだそうです。
277 :
吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 23:29
278 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 05:06
松本清張が芥川の裏面を暴いています。
279 :
吾輩は名無しである :2001/05/27(日) 07:37
↑ 低学歴の僻みも若干入ってます。
結論のあたりはちょっと支離滅裂 『昭和史発掘』
280 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 13:34
松本清張は『形影・芥川龍之介と菊池寛』も書いてるけど、やっぱり
低学歴の僻み入ってる感じだったね。
>>273 カメラ向けられて木に登る人に言われたくないです。
282 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 22:32
芥川の辞世の句とかって知ってます?
283 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 22:40
水洟や鼻の先だけ暮れ残る
か?
スマソ。思いだせん。
284 :
芥川龍之介:2001/05/28(月) 23:59
-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < 水洟や鼻の先だけ暮れ残る
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
285 :
文ちゃん:2001/05/31(木) 02:42
息子さんとかも作家でしたっけ?
たしか娘さんもいましたよね
286 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 13:48
息子は芥川ヒロシ。カンジワスレタ。音楽家だったはず。
287 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 14:28
比呂志だっけ。
あともうひとり多加志とかいなかったけか。
288 :
吾輩は名無しである :2001/05/31(木) 18:03
長男=比呂志。役者。
次男=多加志。第二次世界大戦中、ビルマで戦死。
三男=也寸志。作曲家。
289 :
吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 04:12
age
290 :
吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 14:25
文ちゃんがお菓子だったら食べちゃいたいくらいです…age.
291 :
芥川龍之介 :2001/06/17(日) 14:01
-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < さがりすぎだろ。
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
292 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 18:31
芥川龍之介と鼻行類の関係をでっちあげてみる。
293 :
吾輩は名無しである :2001/06/18(月) 19:39
>>292 どうやって?芥川の「鼻」の禅智内供は実は鼻行類で、人目が
ない時は逆立ちして鼻で歩きます…とか?
294 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 00:48
舞踏会萌え
295 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 01:01
>>293 内供は今で言う「顔ダニ」が鼻で大発生して炎症起こしていたんだろうか。
四分ばかりの脂といっても、核栓抜いただけでは「毛穴すっきりパック」
やったのと変わらんもんね。内供、男性エステに行って鼻行類と遭遇。
296 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 03:04
毛穴すっきりパック!
297 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 15:13
芥川とか漱石とか鴎外って一体何カ国語出来たんでしょう?
そしてどの程度のレベルだったんでしょう?
作品で使ってるものはすべて読み書きできるレベルまで達してると
見て良いのかな?
298 :
宿命:2001/06/19(火) 15:34
「砂の器」の作曲家って、芥川也寸志自身とイメージ重なるな。
て、龍之介は加藤嘉か?
299 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 16:06
>>297 とりあえず三人とも英語はもうスラスラ読み書きできたよう
です。芥川に関して言えば、英語の本を頁をぱらぱらめくる
ような勢いで読めたというし、英文学者の誤訳まで指摘でき
たそうだし。漱石も芥川も英語の教師を勤めてますしね。
ただ芥川はドイツ文学やロシア文学は英訳本で読んでたみた
いですから、ドイツ語とかフランス語は鴎外の受け売りかも?
300 :
ななしさん:2001/06/19(火) 21:23
確か作品中でエスペラントも使われていたような気が・・・
301 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 21:52
302 :
吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 13:27
のみならずageるのだった。
303 :
吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 13:37
誰か久世光彦の「蕭々館日録」読んだ人は感想を教えて。
芥川が九鬼という名で登場するんだよね?
芥川好きにも面白いの?
304 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 12:49
芥川初心者にオススメなのってなんでしょうか。
305 :
吾輩は名無しである :2001/06/22(金) 15:56
>>304 前に「芥川でお薦めの作品」を挙げていくスレがあったんだけどね。
そこでは「地獄変」「舞踏会」「蜜柑」「南京の基督」「蜃気楼」あたりが
何度も名前が上がっていた気がするな。
とりあえず、新潮か岩波の文庫に入ってるのを一通り押さえておけば、大体
良いかと思われます。
306 :
吾輩も名無しである:2001/06/22(金) 23:50
307 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 00:40
芥川の分裂(?)症状って
どんなんですか?
308 :
名無しさん@_@:2001/06/23(土) 00:45
歯車が見えます
309 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 16:56
>>308 歯車は眼病の一種で精神病とは関係ないらしいよ。ただ芥川自身は
それと結び付けて考えてたみたいけどね。
310 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 22:25
歯車が見えるのは扁頭痛の人に見られる症状だって、その症状のある人から聞いた。
311 :
吾輩は名無しである:2001/06/24(日) 00:50
歯車ってどうすれば見えますか?(w
312 :
吾輩は名無しである :2001/06/24(日) 00:51
私には河童が見えますが、それが何か?
313 :
311:2001/06/24(日) 02:03
>312
電話帳でも読んでなさい(w
314 :
304:2001/06/25(月) 11:22
>305,306
ありがとうございました! 早速読んでみます。
315 :
吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 09:29
一連の流れから、
313>電話帳でも読んでなさい(w
314>早速読んでみます。
と勘違いする人がいると見た(ワラ
316 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 19:16
7月24日は河童忌だな…age.
317 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/06/29(金) 19:22
誰か私と『秋』論争やりませんか。
318 :
吾輩は名無しである :2001/06/29(金) 19:24
>>317 「秋」論争?なんだか興味深い響きですこと。
319 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 21:29
>>317 「秋」論争?信子は照子に俊吉を譲ったかどうか、という問題でしょうか?
あとは…果たして信子に文才はあったのか、とか…?
320 :
吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 13:40
誰か僕の代わりに芥川をテーマに卒論を書いて下さい。枚数は原稿用紙で
100枚越えてないと駄目です。書いてくれたら「遊戯王」のレアカード1枚
あげましゅ。ふるって御応募下さい。
321 :
文ちゃん:2001/07/02(月) 17:46
322 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/03(火) 00:47
>>319 信子は照子には俊吉を譲ってはいないでしょう。
しつこいまでに学生時代の話が伝聞という形で書かれていること
二人の姉妹を俊吉が外側から眺めている事などからも明白では
ないでしょうか。
文才に関しても同じく伝聞体であることや結局大阪でも書いてい
ないこと。俊吉のアイロニーを理解できない所などから明らかで
はないかと思われます。
323 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 15:16
>>322 教養があるように見えて実はそれが浅薄である、というのは同時期の
「舞踏会」の明子もそうでしたね。
324 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/03(火) 15:35
「秋」の信子の作品以後のありようは
「舞踏会」の明子と被るのはある意味
正しい。
どちらも理知を身に纏った「男」に諭され
それに無邪気に気付かないし。
でも問題はそういった「人間の描写」
でなく両者とも刹那の抒情を演出する
道具だということ。
リアリズム的に人間は描かれていない。
俊吉の思考はあくまで抽象的な「神の警句」
であり、ありゃ人間で無いよ。
三島の言うように信子はヴォヴァリズム
を纏った悲しい人形ではないか。
「秋-」と呟く信子
vieを感じさせる花火の瞬間
という刹那の抒情に物語が集約していく
この2作品は一瞬の抒情を書き切った小説だね。
325 :
吾輩は名無しである :2001/07/03(火) 15:48
芥川は秋の寂寥感を描くのが上手いよね〜。
326 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 21:16
>>299 鴎外の英語力は、それほど高くありません。
その証拠に、マクベスを翻訳の時に使ったテキストは
英語ではなく、ドイツ語訳されたものでした。
その翻訳したものを坪内逍遥に添削してもらったそうです。
英語が出来るのならば、シェークスピアの文章から訳しますよね。
語学力に関しては、芥川のほうが上かもしれませんよ。(確証はありませんが)
「ツァラトゥストラ」なんかは原文で読んでいたらしいし。
327 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/04(水) 09:11
でも芥川フラ語好きだね。コンプレックスかな?
328 :
西方の名無し:2001/07/04(水) 13:33
名無しチェケラッチョ♪どの
俊吉が照子を選んだ理由と、結婚して一年ほどで家庭が荒れた理由をどのように見ていますか。過去の研究ではこのへんがあまり指摘されてないから。
329 :
照子:2001/07/04(水) 13:38
俊吉さん、口は上手いけどあつちの方が下手で…夜は退屈してしま
ふの。結婚するんぢゃあなかつたわ。
330 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/04(水) 17:55
>>328 前述の通り俊吉には主体性なぞそもそも書かれていません。
(人間として書かれていないのです。)
つまり、作品の設定を形作る舞台装置に過ぎない思われます。
つまりこの作品がリアリズムでなく刹那の抒情を描く小説で
ある証拠として俊吉の(作中からは読み取りようの無い)
理解しがたい人間像があるのではないでしょうか。
ただ時代考証的な側面から考えると作品当時は(公演
等から推測)自由な結婚という風潮はまだなく
(by江戸東京大事典)「なんとなくな流れでの結婚」であった
可能性もあります。そしてグウルモンや文学にのめり込む
俊吉にとって世俗的な家庭の幸せは二の次、三の次になってい
くのも自然かと思われます。これは俊吉の人生経験からくる女性
への不信・女性の欺瞞性の表れかもしれません。あの姉妹の人生
の渡り様を傍で見ているうちに・・・。庭をかえりみないのは
俊吉もですが照子もです。まるで高村光太郎夫婦の様・・・。
>>329 俊吉
そほいふ君は口でするのが下手糞ぢゃないか!
尺八も出来ないでよく嫁いだものだ・・。
331 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 20:33
作家はほんの一部の人間しか文学でやっていけない当時の実態からでは?
宇野浩二とか悲惨だったんでしょう。
文学で飯を食うことへの芥川の不安とか?
かなり考証とか無視しているので無視してください
332 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/05(木) 00:00
まあ、漱石も執拗に新聞社に採用条件を確認していますし
生活と芸術の両立は現実問題としても芸術そのものを成り
立たせるロジックとの兼ね合いとしても困難極まりないも
のだったのでしょう。
芥川自身も煩悶としてますし。そしてまた「生活」が「人生」
から別ち難いという事実を真っ向から見据えてますしね。
333 :
芥川龍之介:2001/07/05(木) 14:18
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < 同情するなら金をくれ
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
334 :
331:2001/07/05(木) 19:11
>>332 マジレスくださるとは思いませんでした(笑)
ありがとうございます。
ちなみに「生活」が「人生」と分かちがたいという事実を真っ向から見据えたというのはどういうことでしょうか?そういう事を示す資料があるのでしょうか?
「戯作三昧」では馬琴の母親が物書きはお金にならないとは言ってましたがそれとのからみですか?
>>333 うまいです。そういう感じかも(w
335 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/05(木) 19:50
-人生は一行のボオドレエルにも若かない-
における磯田光一氏の解釈を信頼するなら
芥川はボオドレエルに心を燃やしつつも
「小さくみすぼらしい」「本の間に動いて
いる店員や客」の姿が「見えてしまった事」
からも芸術ただそれだけでは世界は回ってい
ないこと、唯芸術への懐疑でもあろう。
仰るような「戯作三昧」における
家庭における部屋の意味付けが
「玄鶴山房」で変化していること
もチェケラー。
336 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/05(木) 19:51
懐疑でもあろう。
↓
懐疑の表出でもあろう。
337 :
331:2001/07/05(木) 21:04
ありがとうございます。
さっそく青空文庫でチェックします←「嗚呼、出版社よ、ごめんなさい」(笑)
338 :
菊池寛:2001/07/05(木) 21:27
>>333 スマン!俺が君にもう少し経済的援助をしていたら君は自殺しないで
済んだかも知れないのに…。芥川賞を制定して君を祀るから化けて
出ないでくれぇ。君の幽霊は恐そうだから。
339 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 23:19
君らは何語が出来るのだい?
340 :
西方の名無し:2001/07/06(金) 11:29
>>339 日本語、英語、スペイン語、フランス語。いや、後ろ二つは日常で困る程度だがね。
名無しチェケラッチョ♪どの
ご丁寧な返答ありがとう。俺はどうも、貴殿と別の板で会話したことがあるような気がする。
341 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/06(金) 11:40
>>340 そお?
>>339 日本語と英語とフランス語と韓国語。
後ろ二つは日常会話と雑誌読む程度。
イタリア語も少々。(国簡単な日常会話程度)
342 :
339:2001/07/06(金) 19:13
Bullshit going that far is kinda impressing.
343 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/06(金) 20:07
Anonymity does not tell truth.
344 :
吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 21:28
んじゃあおまえは・・・。
345 :
芥川龍之介:2001/07/06(金) 21:56
::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < le diable est mort!
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
346 :
名探偵コナソ:2001/07/06(金) 22:05
今日は「薮の中」解決編!真実はいつも一つ!
347 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/07(土) 16:26
女の供述が全部嘘
348 :
吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 17:00
犯人は木樵りだ!
349 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/07(土) 17:17
みんな電波
350 :
吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 17:36
ああ、
歯車がああ
351 :
吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 19:21
近似スレ「堀河の大殿ってどうよ?」
//mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=book&key=967974475&ls=50
352 :
西方の名無し:2001/07/07(土) 21:05
>348
別の板でそのように論じたアホがいた。
>>352 ガガーン!俺のはネタなのに。ちなみに俺は真犯人=旅法師派。
同志は全国に現在36名。
354 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 23:04
河童忌まであと16日…age。
355 :
吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 20:29
age
356 :
吾輩は名無しである :2001/07/11(水) 20:49
鴎外の「舞姫」、漱石の「草枕」…次に教科書から消えるのは
芥川の「羅生門」か!?今でも「(老婆は)唖のように黙って
いた」という箇所が問題になってるって噂だし。
357 :
吾輩は名無しである :2001/07/13(金) 21:47
明治書院『芥川龍之介事典(増補改訂版)』発売記念あげ!
でも税込18900円は高い…。
358 :
吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 14:23
短編「葱」って、末期のころの幻想的な短編と異なり、
変な味ですよね。ラストの登場人物にむかって「批評家に批判されてこい、云々」
といった記述には、なにか暗喩があるのか?
ご教示を!
>>358 葱って、芸術的感激と現実の対比みたいなことはよく言われるん
だけど、作者(らしき人物)が作中人物に突っ込みを入れる構造
の意図についてはあまり触れられないんだよね。
余談だけど、お君さんのモデルは宇野千代だという話をどこかで
聞いたな。
360 :
358:2001/07/19(木) 20:46
なるほど。さすが文学板、詳しいかたですね。
ラストでどんでん返しが待っている「影」にもにた、作品と作者の分離
みたいな味がありますね「葱」は(こなれていない気もするが)。
芥川の作品でほかにありますか。
>>360 う〜ん、例えば芥川は「羅生門」にも「作者はさっき「下人が
雨やみを待っていた」と書いた。」といった表現を使っていた
りして、作品の中にそれを書いている自分を出す、というのは
かなりやった人だと思うけど…。
私が「葱」を読んで思い出したのは「MENSURA ZOILI」とその
リメイク的な「不思議な島」です。いずれも物語を語り終えた
時=書き手が作品を書き終えた時、といった幕切れになってい
るからです。また、どちらも批評家を諷刺しています。「葱」
でも、「元来世間の批評家には情味がないと言われている」だ
とか「批評家に退治されて来給え」とか、随分と批評家を気に
している様子。だから、
>>358さんの仰る「何かの暗喩」がある
ような気はしてなりません。それが何かはよく判りませんが…。
すいません、あまり「葱」について考えを巡らせたことがない
ものですから、大したことは言えませんね。
362 :
吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 23:02
age
363 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:52
『歯車』最高!!
364 :
358:2001/07/20(金) 14:01
>361
なるほど。僕は「年末の一日」「蜃気楼」「歯車」の静かに狂った作品が
好きです。ところで、当時の編集者から伝承で、いわゆる「ここだけの話」
というやつですが、芥川は中国紀行のさいに梅毒を患い、それが自殺の遠因に
なったと、なかば出版界で公然化されているようですが・・・・。そして
「赤い帽子の女」はやはり芥川だと定説化しているようですが。真偽のほどは・・・。
365 :
名無しチェケラッチョ♪:2001/07/20(金) 14:37
>>364 文学とは遠いところに興味津々だね。
シェークスピア=F・ベーコン説とか好きな口?
作品より年譜が好きなんだね♪
366 :
吾輩は名無しである :2001/07/20(金) 14:41
>>364 梅毒に関しては、芥川死後に催された座談会「芥川龍之介研究」
で、川端康成・佐藤春夫・久米正雄が否定しています。ただ、
広津和郎は芥川がホテルのスチームに腰のところ(多分、局部
のあたり)をあてていたと証言、少なくとも性病にかかってい
たことを仄めかしています。また、芥川梅毒説は随分と流布し
ていたらしく、小穴隆一を訪れた文学少女もそれを根拠に芥川
を批難したそうです。また『世紀末のエロスとデーモン』の著
者・小山田義文氏は芥川の実母の発狂の原因を梅毒とし、芥川
にそれが胎内感染したのではないかと推測しています。
芥川に関しては公開されていない秘密が多く、真実は薮の中な
のでしょうが…。
「赤い帽子の女」に関しては、黙陽=芥川否定の根拠として、
ドイツ旅行経験がない芥川にしてはベルリンの市街描写が正
確すぎることが指摘されています。海野弘氏は、芥川の知人
でドイツ旅行経験もある、秦豊吉の作品ではないかと推測し
ており、私もそれに一応は納得してます。なお、この小説は
映画になっていて、作中に「侏儒の言葉」が引用されてます。
>>365 私のカキコも文学自体に関係ないので、sageておくべきだった
かもしれません。これから気をつけますね。
すいません!上のハンドルネームは366の間違いです。
…逝って来ます。
作家(あくまでも作中の作家)が顔を出す芥川の短編の中では、「奇遇」
とか「或恋愛小説」が好きだな。
370 :
358:2001/07/20(金) 20:16
うーん、レベルが高い!
高いついでにサイドストーリー好きの僕がもう一つ、
抱いている謎は小穴隆一というほとんど無名に近い画家に
あれほど(奥さんに小穴と再婚せよとまで遺書に綴っている)
入れ込んでいたのは如何? 1966年に没した小穴の
一生とはいったいどんなだったのか? 晩年に
芥川出生の謎を、お手伝いさんとの間に生まれた私生児云々と
書いていたが、昨今の暴露本を出す輩レベルの男に堕していたのか?
興味はつきぬ。(新潮社・文春あたりの古い編集者は芥川梅毒説をかなり
信じているようです)
>>370 それは最大の謎かもしれません(W
誕生日が芥川の実母の命日と同じ(ただし年は違う)で、芥川が
小穴の義足をさすりながら「僕には君が僕の母親の生まれ代わり
のように思えるよ」と言ったとか…。自殺の決意を最初に告げた
のも小穴にだったらしいし、墓の設計も頼んでます。
芥川の死後、芥川の遺した原稿の管理等を巡って、甥の葛巻義敏
と泥試合をやってますが、葛巻というのも、よくわからん人だか
らなぁ。
芥川私生児説(女中・横尾その母親説)は晩年と言うより、昭和
7年には既に出しています。その後色々と芥川の本を書いてます
が、どういう一生だったのかよく知りません。ただ、晩年は中風
で絵筆がとれなかったそうです。
「蜃気楼」もいいが「O君の新秋」もいいぞ!
373 :
吾輩は名無しである :2001/07/20(金) 22:28
7月24日は芥川の命日。
誰か僕と一緒に芥川のお墓参りをしてくれる方、いませんか?
ただし若くて可愛くて読書好きの女性に限ります。
当日、慈眼寺(言わずと知れた芥川の菩提寺)の門前で芥川の
ポーズ(顎に手を置いて上目遣い)をしているのが僕です。
誰かが声をかけてくれるまで、何時間でもそのポーズのまま待
ってます。宜しくお願いします。
375 :
芥川龍之介:2001/07/21(土) 11:26
::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < 慈眼寺で僕と握手!
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
376 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 11:31
377 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 21:42
378 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 21:55
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
| :::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
\ /
\___/
∧_∧ /
( ・△・)< だれか来ないかな…
( ∩∩) \
女性を待ち続ける373の図。
379 :
378:2001/07/21(土) 21:56
ずれたね
380 :
我輩は名無しである:2001/07/21(土) 23:19
コピペの芥川の頭がいつまでも河童状態なのが気になる。
最初は髪あったのに…誰か直してやれ。
382 :
吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 13:43
新潮社から『芥川龍之介地獄変』という本が出た。
愛人とのアブノオマルな愛欲の日々と自殺までの過程が描かれている
らしい。読んだ人はこのスレで解説きぼ〜ん。
383 :
芥川龍之介 :2001/07/22(日) 13:51
-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < これでどうかな
>>380 ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
385 :
358:2001/07/23(月) 13:22
小穴との関係性、とどのつまりは、天才は私生活の力の抜けた時間は、
凡才といるのが気が楽だったのでしょう。
なお、芥川梅毒説は、当時の芥川番の女性編集者からの伝承によって
語り伝えられています。
386 :
373:2001/07/23(月) 13:57
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::: |
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
\ /
\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ /
( ・△・)< だれか来ないかな…
( ∩∩) \
やっぱずれたね。
388 :
我輩は名無しである:2001/07/23(月) 14:03
芥川龍之介は、今まで書いた歴史物から現代ものまでの短編
を集大成して一つの大長編にする構想を持っていたらしい。
…永井豪の「バイオレンス・ジャック」みたいですな。
389 :
吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 21:31
さあ!明日はとうとう河童忌だよ!
追悼age。
390 :
吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 02:03
河童忌age。
今日も暑そうだけど、頑張って墓参り行こうかな。
>>373魚ッ血も兼ねて(藁
392 :
吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 10:24
今日は河童忌あげ
393 :
373:2001/07/24(火) 12:36
>>390 今日は私事により、芥川のお墓参りを中止させていただきます。
理由?だって暑いジャン。
ほんとは炎天下の中女を待ってたんでしょ、ご苦労さん
395 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 02:00
今日、久久に羅生門読んだんですけど、あの教訓は何でしょうね?
力でねじ伏せようとする者は、新たな力にねじ伏せられる。で、宜しいんでようか?
396 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 05:00
河童忌墓参りの感想きぼーん
397 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 11:30
桜桃忌とか憂国忌は毎年研究者とかシンパが集まって盛大なんだそう
だけど、河童忌とか檸檬忌はあまりそういった集会の話を聞かないね。
芥川は全くの下戸だったそうだがお汁粉は何杯でもいけたそうだ。
芥川を偲ぶなら酒会ではなくお汁粉パーティーにするべきである。
398 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 11:41
なるほど、お汁粉でお祝い(w
桜桃忌はここ数年行ってますが、若い人も多いですね。
お供え(花・酒・それから、欠かせないのはさくらんぼ)も多いですし、
定刻にお墓に和尚さんがいらして、
その後興味のある人は、会堂へ行って話を聞くという感じです。
河童忌はどんな感じなのか興味があります。
399 :
吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 15:11
>>395 いや、死体の髪の毛をかつらにするより老婆の着物の方が高く売れる、
という事実を作者は伝えたかったのでしょう。
400 :
400:2001/07/25(水) 15:36
↑またまた〜
昨日はとても暑かったね。
402 :
吾輩は名無しである :2001/07/25(水) 16:02
芥川が亡くなった前日は記録的猛暑、それが夜半からだんだん
雨になり、その明け方に芥川は亡くなりました。しかし葬儀は
酷暑の中で催されたそうです。
芥川は生前、「死ぬなら暑い日がいいな。皆が暑い中で難儀し
ながら葬式を進めるのを棺の中から見たら面白いだろうから」
みたいな冗談を言ってたそうです。
403 :
吾輩は名無しである :2001/07/26(木) 00:32
ごめん、芥川って結局どうやって死んだの?
死んだ動機ではなくて死因というか。無知スマソ。
>>402 はた迷惑な話でありますな。俺が友人の作家だったら参加しない。
ドキュン死じゃなかったっけ
405 :
吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 00:58
>>403 公式には睡眠薬(ジャールとベロナール)の致死量摂取による
自殺と言うことだが、睡眠薬ではなく青酸カリでの死亡という
説もあるらしい。ちなみに、芥川は自殺用のピストルも購入し
ていたが、できれば自然死に見えることを期待して睡眠薬自殺
を選んだらしい。
406 :
390:2001/07/26(木) 04:04
>>373=393
ええ、私は行ったのに!(藁
夕方からこっそり一人で行ったので静かに合掌しただけで帰ってきました。
あ、虫には喰われました。
407 :
403:2001/07/26(木) 04:12
>>405 あ、ありがとうございました。なるほどぅ。
>>390=406様が「若くて可愛くて読書好きな若い女性」だとしたら、
大変残念なことをしましたな。来年こそは必ず…!(握りこぶしっ)
409 :
芥川龍之介:2001/07/27(金) 22:55
-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < たまには上げ給へ。
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
また河童に逆戻り…。スマソ逝って来る。
411 :
西方の名無し:2001/07/27(金) 23:00
俺の新作、「蜜柑」
┏━━━━━━┓
┃ ∧_∧ ┃
┣━( ´∀` )━┫ ミ 〇
┃ (つ つ ミ 〇 ミ 〇
┗━━━━━━┛ ミ〇 ∧_∧
(・∀・ ) ∧_∧
⊂ ⊂ ) (・∀・ )
⊂ ⊂ ))))
413 :
芥川龍之介 :2001/07/27(金) 23:08
>>411 不可解な、下等な、退屈な人生を僅かに忘れる事ができました。
龍之介様、愛してます。
遅れましたがお墓参り行ってまいりました。
416 :
エレベーターガール:2001/07/28(土) 11:06
上へまいりま〜す
(^-^)/~~♪
417 :
西方の名無し:2001/07/28(土) 16:18
>>412,415
誉めるならsageるなよ(ワラ
418 :
エレベーターガール:2001/07/29(日) 19:26
上へまいりま〜す。
ヾ(^-^)
蜜柑、HNに使わせていただきました。
新作楽しみにしております。
419 :
西方の名無し:2001/08/01(水) 09:13
「蜜柑」みたいに一瞬の名場面なんてそんなにないからねえ。
それに俺、もともとAAをやってたわけでないから、あまり期待しないで。
420 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 03:12
「沼地」が好きなんだが・・・・・・
マイナーか?
421 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 03:35
「春の夜は」に一票
422 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 12:35
「ピアノ」とか「悠々荘」みたいなのが好きだな。
>>420 「沼地」は「蜜柑」とセットで発表されたのに「蜜柑」よりマイナーだ
ね。でも芸術至上主義絡みで時々話題になるよ。
やすちゃんが青いうんこをしました。
424 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 15:00
舞踏会
425 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 15:38
「奇遇」
奇妙な味の小説です。
426 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 20:36
「LOS CAPRICHOS」に一票(綴り違ったかも)
427 :
吾輩は名無しである :2001/08/02(木) 20:50
「囈語」に一票。
「僕は憂鬱になり出すと、僕の脳髄の襞ごとに虱がたかつている
やうな気がして来るのです。」っていうのがトラウマ。
>>426 綴り合っていますよ。
428 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 21:47
ハエを100匹飲みなさい
429 :
吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 22:07
>>427 ○「たかつてゐる」
つまらん事を言ってごめん。
パソコン上で旧かなをやると極度にめんどうな上に
間違いやすいよね。
>>429 旧仮名で出したかったんだけどうちのではなんか表示できないみたい
なのです。何度か書き込みしてるけどストレス感じてます。
431 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 17:08
-― ゝ ̄ ̄ `―-、
ミ ヾヽ ::;;;;;;;ヽ
彡 r ─、 ::::::;;;;;;)
彡 /  ̄ ̄ヽ::::::;;;;;i
ヽ | :::::::;;;;}
ヾ,,`イ :::;;;;;;)
〈 ´`‐-、,, , -‐´`:;;;;;/
`_ ,tェ- 、 ,tェ - :::::::;;;}
ヽ ヽ / /
ヽ ヽ |〉 / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ヽ / / < もっと書き込め、馬鹿どもが!
ヽ ヽ ー-- / / \_________
__\_  ̄/^`‐-'、
ゝ /  ̄|γ/ , ヽ
 ̄ \ ``ゝ' ゝ ヘ  ̄ `'-、
\ ^ ヽ |
/ |
432 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 17:15
袈裟と〜
433 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 20:37
命日過ぎたあたりから書き込みが少なくなってる…
とりあえず雑誌『国文学』の最新号(昨日発売)は芥川特集だよ!
434 :
吾輩は名無しである:2001/08/12(日) 14:38
芥川漬けというのがあるらしいな。漬け物で。
435 :
吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 14:36
かなり落ちてたので救済age.
今年は新資料が色々出たり、『国文学』の特集だったり、芥川の辞典が
3冊も出たり、新全集の噂もあったりと、出版界的には芥川ブームなん
だけど、文学板では人気が下降気味だね。
436 :
ななしねこ:2001/08/17(金) 15:24
龍之介の自殺の関しては、松本清張著昭和史発掘に詳しく載ってるよ
興味のあるかたは、一読を
437 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 02:11
438 :
吾輩は名無しである:2001/08/22(水) 01:58
仙人(最後飛ぶ方)方に全部!
439 :
吾輩は名無しである :2001/08/23(木) 19:55
あげ
440 :
吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 20:15
>>437 「でも「沼地」は傑作ではありません。」
441 :
吾輩は名無しである :01/08/31 14:15 ID:Y2Iv6Jbk
たまにはあげないと
442 :
吾輩は名無しである :01/09/01 02:24 ID:6A3fm5CY
一般書籍板にも芥川スレがあったよ。負けてるのか、文学版!?
443 :
吾輩は名無しである :01/09/05 15:25 ID:3Si9foV6
あげよう
444 :
吾輩は名無しである:01/09/06 15:17 ID:ZZQxyaDY
「戯作三昧」はいいよ。
445 :
アルミニウス:01/09/06 15:38 ID:FlmedfYc
誰か書いてるかも知れないけど、芥川の文体の特徴は、
各センテンスごとにほとんど必ずちゃんと主語が
ついていること。
一つ一つのセンテンスが比較的短い上に、主語がめったに
省略されずに出てくる。
446 :
吾輩は名無しである:01/09/06 16:08 ID:NAteIr1.
芥川が誉めてたアルツィバーシェフの「妻」を
もう少しで文庫で読めそうっす。
447 :
吾輩は名無しである:01/09/06 23:50
魯迅を読んだことってあったのかな。
448 :
吾輩は名無しである:01/09/07 01:24
芥川で一番良いのは『ザ・龍之介』だろ
449 :
吾輩は名無しである:01/09/07 07:08
「蜘蛛の糸」について
投稿者: duMiroir (51歳/男性/東京)
はじめまして。
芥川「蜘蛛の糸」は童話ということになっているらしく、小学生も感想文を
よく書くようですが、これとよく似た話がドストエフスキー「カラマーゾフ
の兄弟」の中に「一本の葱」として出てくることは皆様ご存知でしょう。芥
川はこれを自作に翻案したのでしょうね。西洋のキリスト教的教訓談をよく
仏教的文脈に移し入れたと感心しますが、また二つの話の相違点は実に興味
深いものがあります。「蜘蛛の糸」を読んで、私が問題にしたくなるのは、
糸はどうして断(き)れたのか、糸を断ったのは誰かという点です。もっと
はっきりいえば、それはお釈迦様ご自身なのかなということです。糸は自然
に断れたのか、それともお釈迦様がカンダダの身勝手を罰するために断った
のか。お釈迦様の意志でないとすると、お釈迦様の力を超えた善悪を統べる
理法のようなものが働いていることになります。しかしこの話では、カンダ
ダという一個人の生涯の出来事をすべて諳んじているように、お釈迦様はま
た神のような絶対的能力を備えた超越者であります。カンダダを助けようと
思えば助けられたに違いない。またカンダダが自分の後から糸を這い上って
くる者たちを見て、どう反応するかということもすでにわかっていたのでは
ないかと疑われます。お釈迦様は血の池に落ちた者に対し、さらに利己心を
誘発し、それを制裁することで、彼を二重に罰したのではないか。救いの希
望を持たせ、それを打ち砕いてみせるというのは、慈悲深きお釈迦様にして
は、残酷に過ぎないだろうか、という疑問が生じてきます。(「一本の葱」
では救いの葱を差し伸べるのは守護の天使であって、神は別にいます。葱を
断ったのは神の摂理ということでしょう。天使は葱が断れるとは思いもしな
かったでしょう。)一部始終を見ていたお釈迦様は最後に「悲しそうな御顔
をなさ」るのですが、この「悲しそう」は意味深長です。しかしここで「悲
しそう」と書く作者を私はあまり好きになれません。(顔だけで心は別か?
偽善的な匂いがします。)
芥川はあまり読んでいませんが、私が読んだものに限っていえば、感銘を受
けたことはついぞなく、むしろ反感をもよおすことが多かったと申せましょ
う。そのイヤーな感じがどこからくるものか、まだよくつかめていませんが、
これから自分なりに分析してみたいと思っていますし、またそれに対し芥川
ファンの方たちがどう反論されるのか大いに期待しております。どうぞよろ
しく。
450 :
吾輩は名無しである:01/09/07 07:09
『蜜柑』は最低
というか『蜜柑』の「私」(多分芥川その人)は最低の人間です。
「私」と「小娘」の間に会話がないというのがやりきれない。
二等車に闖入してきた「下品な顔だち」をした「服装が不潔」で「愚鈍な
心」をもった田舎娘に、なぜ「私」は声をかけないのでしょうか。
「切符が違うでしょう」
「おい迷惑なんだ、窓開けるなよ」
とかね。
全く無言なのは「私」が自分をこの少女より上の階級の人間だと思ってい
るからではないでしょうか。下の階級の人間とは言葉を交わすのさえ汚らわ
しいという、いわれなき優越感が臭ってきます。しかも相手の汚らわしさを
よく観察しているのは、それでもって優越感を高めようとしているのかもし
れません。
三等の切符で二等車に乗りこんでくるというルール違反を見て見ぬふりを
してしまう「私」もルール違反に荷担しているといえます。これはやはり上
の階級の者でなくても、一言注意すべきでした。それができないのは卑怯で
あるといわれてもしかたがないでしょう。
娘が弟たちのために窓から蜜柑を投げてやるという行為には心を動かされ
るものがあります。
しかしこの事実を利用して「ある得体の知れない朗らかな心もちが湧き上
がってくる」などと語り、自分の卑怯であったことを飽くまで誤魔化そうと
しているのは、全く感心しないし、「私」の倫理的品性を疑わしめるものが
あります。
上の方で葛西善蔵について芥川と比較するコメントが若干あったが
研究者やよほどマニアな人以外で葛西を読む人なんていないのでは?
既に一般人には知られない存在になってるんだし
452 :
吾輩は名無しである:01/09/07 10:26
コピペってみました。
411 名前:西方の名無し 投稿日:2001/07/27(金) 23:00
俺の新作、「蜜柑」
┏━━━━━━┓
┃ ∧_∧ ┃
┣━( ´∀` )━┫ ミ 〇
┃ (つ つ ミ 〇 ミ 〇
┗━━━━━━┛ ミ〇 ∧_∧
(・∀・ ) ∧_∧
⊂ ⊂ ) (・∀・ )
⊂ ⊂ ))))
453 :
吾輩は名無しである:01/09/07 11:02
>>449 他所にも同様な趣旨で少し書いたのですが、
自分だけ助からうといふ気持ちを捨てる事が出来たら
それはもはや阿弥陀の境地でさういふ存在は自力で
極楽往生できるでせう。そんな立派な心を持合はせない
悪人でも阿弥陀にすがれば助かるといふのが親鸞なんかの
教へだと思ふのですが、ただ、阿弥陀経には「じぶん(阿弥陀)の
名を唱へて往生を願ふものは必ず極楽往きだ。ただしじぶんを
否定するものは除く」といふような個所があつたと記憶します。
すると「これはおれの糸だ、おまへらは降りろ」といふのが
阿弥陀仏を否定したことになつたので糸がぷつつん。
いづれにしても芥川は最後の「お釈迦さま」のくだりが
(もちろん嫌悪をこめて)書きたかつたんだらうと思つてゐます。
黒澤明の映画「天国と地獄」の身代金渡しシーンは
芥川の「蜜柑」がヒントになったって本当?
芥川を愛読して「羅生門」を生み出した黒澤なら
ありそうな気もするが
455 :
吾輩は名無しである:01/09/07 11:28
「歯車」がとにかく凄い。ご意見、レスきぼん。
456 :
西方の名無し:01/09/07 14:33
>>449-450
Yahoo掲示板のコピペか。
>>449 >「これはおれの糸だ、おまへらは降りろ」
お釈迦様がカンダタを救うために糸を降ろしたのは1章に見られるとおりです。
すると、カンダタが上のように発言したのは間違いではないのであって、
これが理由で罰せられるというのではカンダタにとっては理不尽でしょう。
お釈迦様が悲しい顔をされた理由ですが、
カンダタのエゴをして…というのは作者というよりも「語り手」の考えであって、
これが芥川自身の声であると断定するのは賛成しかねますね。
「蜘蛛の糸」は、なぜお釈迦様がカンダタを救うつもりになったのかを考えてはどうでしょうか。
死にかけていた蜘蛛の命を救ったというよりも、「殺そうと思ったがやめた」という程度のことが、
地獄から救い出すに値する行為かどうか。
「羅生門」以降エゴイズムばかりが論じられる芥川の作品だけど、
そろそろここから離れて作品を読むべきではないかな。
>>452 こらこら、俺の絵をぱくってどうすんねん(藁
457 :
吾輩は名無しである:01/09/07 19:23
人気作家なのに原稿料とかもあまりなくて生活大変だったらしい。
458 :
吾輩は名無しである:01/09/09 13:41
>>447 芥川が魯迅を読んだかどうかわからないが、魯迅が芥川の「鼻」を
中国語訳した、とかいう噂を聞いたことがある。
459 :
吾輩は名無しである:01/09/10 00:05
芥川はとりあえず中国旅行の時点では魯迅にあまり興味がなかったように思われ(たしか旅行に行ったのは魯迅が活躍する寸前の時代だったような)
魯迅が翻訳したかどうかは知らない
460 :
吾輩は名無しである:01/09/10 02:29
魯迅の弟周作人には会っている。
当時は、北京大学教授で魯迅を凌ぐ著名人。
461 :
吾輩は名無しである:01/09/10 09:25
芥川が大正14年に書いた「日本小説の支那訳」によれば、中国で出版
された世界叢書の「現代日本小説集」で、漱石・鴎外・有島・菊地・
江口カンが魯迅訳、芥川を含む十名は周作人の訳になっている。って
ことで、「鼻」を訳したのも魯迅ではなく弟である可能性が高いかな。
462 :
吾輩は名無しである:01/09/10 22:24
>>460
今「芥川龍之介とその時代」(関口安義著)を紐解いてみたけど芥川は魯迅にも周作人にも会ってないらしい。(青柳達雄の論に拠っていた)
しかもきっちり魯迅が「羅生門」と「鼻」を訳しているらしい。
463 :
吾輩は名無しである:01/09/11 01:06
魯迅を読んで、「湖南の扇」を書いたという説があるけどどうなんだろ。
464 :
吾輩は名無しである:01/09/11 04:21
「カンダダ」じゃなくて「カンダタ」だよ。
漢字がないよ。牛へんに建で「かん」陀(だ)多(た)
細かい指摘だが。
蜘蛛の糸ってあんな短い短編だとは思わなかった。
教科書にもうってうけだね。
うちらの教科書には羅生門が載ってた。
でもそれを消防当時読んだって結構すごいことだね。
「うってつけ」だね。なんだい「うってうけ」って。
人のミスを指摘して自分が間違ってら。
てか中学、高校だったかも。多分。
467 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:12
芥川の処女作って「老年」だっけ?
468 :
吾輩は名無しである :01/09/11 17:26
そうともいうが、「羅生門」以前を習作と呼び「羅生門」を処女作とみなす傾向あり。
469 :
吾輩は名無しである:01/09/13 17:28
成瀬正一の伝記ってどう?
470 :
吾輩は名無しである:01/09/13 17:56
?陀多
471 :
吾輩は名無しである:01/09/14 20:40
『龍之介地獄変』、誰か読んだ人いる?書店でみかけないんだけど…面白いの?
472 :
我輩は名無しである:01/09/15 13:56
>>471 読み物としてはおもしろいという人がいるけど、
芥川を真剣に研究している人は「むかつく」といってた
473 :
吾輩は名無しである:01/09/16 16:38
でも芥川を真剣に研究している人なら読まないかもしれない。
474 :
吾輩は名無しである:01/09/16 20:48
>>473 な、なに!?
俺は芥川を真剣に研究しているが、「芥川龍之介殺人事件」とか「歯車殺人事件」
とか「ダビデの星の暗号」「義経幻殺録」とかも読んでるぞ!…何の得もないが。
475 :
吾輩は名無しである:01/09/16 23:18
え?真剣に研究しているって、どの程度?
全集読んで、山梨県立文学館の『芥川龍之介資料集』とかも
解読してる?
ところで「蜜柑」は最低と書いてる人がいるけど、「蜜柑」の登場人物が
最低であることと、「蜜柑」という作品自体が最低であること、「蜜柑」
の作者が最低であることは、それぞれ違うからね。
ねむい
477 :
吾輩は名無しである:01/09/16 23:52
芥川龍之介全集全24巻と芥川龍之介資料集全三巻と
を持ってるような人ではないでしょ?
478 :
吾輩は名無しである:01/09/16 23:56
成瀬って、芥川の伝記書いてるの?どんな書名?
479 :
吾輩は名無しである:01/09/17 00:39
成瀬自身の伝記という意味。
芥川のこともけっこう書いてあると思って。
480 :
名無しさん :01/09/17 01:10
僕は「半巾」が好きです。あの母親の描写に鳥肌が立ちました。切ないけど
迫力があるあの描写はすごい文章力だなと感心したのを覚えています。
>全集読んで、山梨県立文学館の『芥川龍之介資料集』とかも解読してる?
全集は岩波版三種類に筑摩一種類。近代文学館が出した復刻単行本も全部
持ってる。資料集はむちゃ高いから買えないが閑を見てコピーをしてる。
でも「椒図志異」の肉筆版とか自筆未定稿図譜は比較的安く手に入ったの
で買った。研究資料集成も8万出して揃えた。論文もそれなりに書いてる。
研究対象がネタになってる大衆小説を読まない、っていうのもよく判らん
な。冷やかし程度にも読んでみたくならない?
482 :
吾輩は名無しである:01/09/17 19:49
うお!あなた凄い人ですね。素人ではない、マジ研究者だ。
失礼致しました。
僕は、研究対象がネタになってる小説、あまり読む気になれませんね。
研究対象がネタになってる映画とか演劇も観たことありません。
って、研究者じゃないし。
ところで芥川の研究って、最近面白いのですか?
なんだか、私の知り合いの人は、テクスト、カルスタ、編集作業
のみで、全く進展がない研究分野だと嘆いていますが・・・。
483 :
吾輩は名無しである:01/09/18 22:17
泉鏡花のほうが面白いよ。
484 :
吾輩は名無しである:01/09/18 22:46
なぜ芥川の掲示板で鏡花の名が出る??
485 :
吾輩は名無しである:01/09/18 22:52
「藪の中」がでてくる高校の教科書があると聞いたことがある。
486 :
吾輩は名無しである:01/09/18 22:54
>>483 私も鏡花も好きです。
部分的に(?)芥川より気味悪いし・・・。
487 :
吾輩は名無しである:01/09/18 22:58
いや、なぜ鏡花の名が出る??
たしかに鏡花の研究は面白いらしいけど・・・・。
488 :
吾輩は名無しである:01/09/19 01:31
>>482 院生の頃、近代文学会とか昭和文学会とかに行くたびに芥川の研究者
(もしくは芥川絡みの著作がある人)に話を聞きに行ったんだけど、
「芥川の小説は好きだし今でも面白いと思うけど研究としては行き詰
まっててあまり面白い論が出ないよね」というのが大方の意見だった。
方法論という観点から見ても、漱石ほど色んなアプローチが試されて
いるという風でもないし。卒論や修論に芥川を選ぶ生徒も減少傾向だ
とも聞いた。…確かに研究対象としてはちょっと先細りっぽいかな…。
鏡花は変な思想入ってないだけ芥川よりいい
韻律優先。
488の方、ありがとうございます。
でもやっぱりそうなんですか・・・。
資料が次々と見つかり、書籍の刊行も凄まじいのに、
研究は進まないとは・・・。
なんか、ここ数年で面白い発展を見せた作品とか、
必見の論文とか無いんですか?
もしくは、作品の読みの上で難解な問題とか。
491 :
吾輩は名無しである:01/09/19 03:25
泉鏡花が布教されつつある・・・。
芥川派弱い。
492 :
吾輩は名無しである:01/09/19 09:30
んー、芥川研究は今はあんまり振るってない感じだけど、作品自体の
読者はいつの時代にも一定量いるんじゃない?
鏡花は、はまれば深いと思うけど文体の敷居が高いからコアな読者と
全く読んだことがない人とに別れそう。その分、研究しがいありそう
だけど。
493 :
吾輩は名無しである:01/09/19 15:02
>>485 藪の中、高校の時授業でやったよ。教科書に載ってたのか、
プリントかなんかで配られたのかは覚えてないけど
『てごめにした』って、当時びっくりしたもんさ。
『どうする、殺すか?生かしてやるか?』
494 :
吾輩は名無しである:01/09/19 21:04
黒澤映画のこと出てきたけど、
最初に取り上げたのは脚本家の橋本忍。
原作同様、脚本も短すぎるので黒澤がラストの部分に
彼の創作で手を加えたというのが真相。
ちなみに橋本の脚本のタイトルは「雌雄」だった。
495 :
吾輩は名無しである:01/09/19 22:34
情けない・・・。
芥川研究が難しいのか、芥川研究者がそろいも揃って
力不足か。読者、研究者ともに芥川の方が多うだけに
情けないなあ。
496 :
吾輩は名無しである:01/09/19 22:54
海外で講師とかする気があれば、川端とかお薦め。
ノーベル取ってわりには、国内ではそれほどでもかな。
497 :
名無しさん:01/09/19 23:01
旧ソ連では芥川龍之介が大人気で、本が出るなり売り切れになるほどだったとか。息子の芥川也寸志も旧ソ連と関係が深かったね。
498 :
吾輩は名無しである:01/09/19 23:11
かなり前の話?
499 :
吾輩は名無しである:01/09/20 15:00
芥川龍之介―モダン現代とは何か―、読んだ。
あまり面白くなかった。
500 :
吾輩は名無しである:01/09/20 17:52
>>499 禿げしく同意。なんか執筆陣が特集のコンセプトがよく判らないままに、
義理だけで書いてるって印象を受けた。
501 :
吾輩は名無しである:01/09/20 19:28
『芥川龍之介覚え書』、立ち読みでパラパラめくった。
全く買う気がしなかった。
502 :
吾輩は名無しである:01/09/20 23:03
あなたたちが面白い論文を書きなさい。
503 :
吾輩は名無しである:01/09/21 00:56
今書く予定なんだけど、いつも途中で人の意見と
大して変わらない気がして嫌んなるのさ。
504 :
吾輩は名無しである :01/09/21 15:17
決着のついていない「藪の中」の真相にせまったら?
あれなら、あまり他の人とはかぶらんやろ
おまんこいいよ
506 :
吾輩は名無しである:01/09/21 18:20
>>504 真相は藪の中のはずの「藪の中」の真相、
和風テクスト論者なら、作品ぶった切りで
全テクストではない、一部分のみで真相を暴けるだろうが・・・。
でも、それもやってる人いるんじゃないの?
507 :
吾輩は名無しである504:01/09/21 19:59
>>506 やってる人はいるよ、検索したページで喧喧囂囂の議論やっとる。
でもみんな違う説出しているから、わしらにもチャンス蟻。
508 :
吾輩は名無しである:01/09/21 20:12
それってどこですか?
厨房かと思われるくらいの芥川好きが集まって、
かなり読書量の少なさを窺わせてるサイトではない?
509 :
吾輩は名無しである:01/09/21 20:21
海老井先生はまだお元気?
510 :
吾輩は名無しである:01/09/21 21:14
>>509 元気なんじゃない?最近「開化・東京・恋愛 漱石・龍之介」
という本を出したし。
511 :
吾輩は名無しである:01/09/21 21:42
新しい論あった?
512 :
吾輩は名無しである:01/09/21 21:42
>>508 かつて紅野敏郎が、芥川好きを自認する人は論好きだけど本好き
ではない(あまり読書家ではない)場合が多い、と言ってたこと
がある。確かに、短編ばかりの芥川文学は集中力が持たない人で
も読みとおせるかもね。しかし、無類の読書家で知られた芥川を
研究する人は読書家であって欲しい。
それはそうと、その厨房っぽいサイトってどこ?
513 :
吾輩は名無しである:01/09/21 21:47
トシのなんとかってサイト、
514 :
吾輩は名無しである:01/09/22 09:38
しかし、こういった掲示板や出版物を支えているのは、ああいった
感想レベルのファンだぞ!
515 :
吾輩は名無しである:01/09/22 09:51
>>514 確かにね。芥川文学の間口の広さを感じさせるサイトではある。
516 :
どうも厨房です(藁:01/09/22 10:38
514さん、515さん、ありがとう。
俺は畑違いだから厨房だと自分でも思っているんですが。
最近は更新もしなくなって、厨房に拍車をかけている
517 :
吾輩は名無しである:01/09/22 11:47
518 :
吾輩は名無しである504:01/09/22 11:50
>>516 「藪の中」コーナーはいただけない但し「西方の人」コーナーは良し
ところでここに昔からいる西方の名無しは貴殿か?
519 :
吾輩は名無しである:01/09/22 18:04
S先生の実名を出した上でけなしているようなサイトだから、
まずい。たしかに盗作はするし、自分で発見したことなんて
かなり乏しいし。人が発見したことでも自分が調べたかのよう
に発表しているトンデモ研究者だが、実名を挙げてはイカン。
しかも、槍玉に揚げる程、第一人者ではないことが玄人には
理解できるだろうし・・・。
520 :
-モロ、無修正画像サイト発見!:01/09/22 18:10
521 :
吾輩は名無しである:01/09/22 18:18
くっそー、またドキュンサイトを貼られてる!?
見ちゃダメ!
読売新聞の日曜版には、芥川喜好という批評家が、
日本画家のことを書いている。文章も良くて
内容もかなり面白いと思うのですが、あの人は
子孫か親戚ですか?
答えられる人居ないかもしれませんが・・・。
523 :
吾輩は名無しである:01/09/22 19:36
>>519 でも、sセンセイも御自分の論の中では結構アグレッシブだよ。
某の論のここは同意できない、といった論に対する批判はまだしも、
某の理解力を疑う、といった人格批判すれすれの文章も散見される。
その代わり誉めるときは誉めるけどね。
でも実際にお会いすると(といっても別に親しいわけじゃないが)
割と物腰の柔らかい人なんで、攻撃的な文章にはギャップを感じる。
524 :
吾輩は名無しである:01/09/23 04:00
第一人者って具体的には?
ヲチ板逝けや
526 :
吾輩は名無しである:01/09/23 10:38
>第一人者
吉田精一と三好行雄?もう亡くなってるけど。
存命だと平岡敏夫あたりが権威っぽいかなぁ。新版全集の編集委員の海老井英次、
石割透あたりが今は「第一人者」ってことになるのかも。それよりちょっと世代
が上の関口安義も著書・編著の多さで認知度が高い(つまり、新聞社が芥川絡み
の取材をする時、関口氏か石割氏、関西方面なら清水康次あたりに行くのが相場)
ので、一応「第一人者」には入るのでは?
…俺はこんな風に見てるけど、他の人の意見も聞きたいです。
芥川龍之介の狂気の母の影響は有名ですが、育ての母は作品に影響を与えているのですか?
それとも当時じゃ里子とかはあたりまえで気にするほどのことじゃないんですか?
「羅生門」の老婆って下人に新しい道に導く存在として、
母親っぽいかも/w
しかも下人は蹴倒して行っているからイメージとしては母離れ?
528 :
吾輩は名無しである:01/09/23 13:11
>>527 芥川は養母より伯母のフキに強い愛着を感じてたらしい。
吉田弥生との結婚を家族に反対されて諦めた時も、伯母が泣いて反対した
のが一番堪えたらしいし。この一件の反動で「羅生門」では個の独立とか
良俗への反逆を志向したって説があるが、下人が老婆を蹴倒す行為に芥川
の「家」への訣別の意思を重ねて見るのなら、老婆は養母より伯母のイメ
ージに近いかもしれない。
529 :
西方の名無し:01/09/23 14:47
みなさまご意見などありがとうございました。
うちは感想レベルの掲示板ですが、ひまな方は遊びに来てください。
ただしR大学のMN君はお断りします。
では、皆様ごきげんよう。
530 :
吾輩は名無しである:01/09/23 15:00
R大学のMN君…って誰?気になるよー
531 :
吾輩は名無しである:01/09/24 14:42
最近新しく発表された芥川関連の論文を紀要とかで
見かけましたか?
532 :
吾輩は名無しである:01/09/24 15:27
あの「みのる」とかいう奴か?
たしかにアホなのに偉そうな語りが
ムカツクかも・・・。
533 :
我輩は名無しである:01/09/24 16:13
「みのる」の苗字も大学も知らんが、メールでやりとりしたことがあるのかな。
あと西方の名無しはもう使うなよ。今後ここで下手なこと書くと、
サイトごと袋叩きに遭いますぜ。初心者には人気あるみたいだから勿体無い。
それはさておき、先年出た「芥川龍之介全作品事典」を見たら、
あまりの厨房ぶりに閉口しました。
みんなあれを読んでどう思ったか、教えてください。
534 :
吾輩は名無しである:01/09/24 16:36
あれはとてつもなくダメだね。
あれが今の芥川研究の現状なんだな。
535 :
吾輩は名無しである:01/09/24 16:56
ダメダメ言うな!あなたが良い論を書きなさい。年上かもしれないけど。
536 :
吾輩は名無しである:01/09/24 17:42
芥川龍之介研究って、他の作家のに比べて難しいの?
537 :
吾輩は名無しである:01/09/24 17:45
全作品事典、芥川だけでなく漱石や三島のもあまり良い評判を聞か
ない(太宰とか島尾のがいいという意味ではなく、評判が俺の耳に
入らないだけ)。…要は近代文学研究全体が今は駄目なのか!?
538 :
芥川@龍之介:01/09/24 17:58
良平はそんな景色を見ながら、
(略)トラックへ乗りたいと思う事もある。
/  ̄ ̄ ̄.// ̄ ̄|| |
/ .∧// ∧ ∧|| |
[/_________.(゚//[ ](゚Д゚ )|| |
.||_ ___|_| ̄ ̄ ∪.|.| |
.lO|--- |O゜.|___ |.|_|ニニニニニニl.|
|_∈口∋ ̄_l______l⌒ l.|_____| l⌒l_||
 ̄ ̄`--' ̄ ̄ `ー' ̄ ̄`--' `ー'
−−−レ−−−−−−−−−−−−−
∧_∧ ∧_∧ /
( ´∀`) (ーー;)<トラックじゃなくて
(⊃ ⊂) ⊂ ⊂)))\トロッコだって…
539 :
吾輩は名無しである:01/09/24 18:44
しかし、金色夜叉はどうだい?
見事にパラダイム転換に近い発見をした人がいるじゃないか。
うらー!!
ヘボ作家好きどもめらがー!
ageてやるぜー!?
541 :
吾輩は名無しである:01/09/24 20:43
ぶー。
鏡花っぽくないー。やり直しっ!
542 :
吾輩は名無しである:01/09/24 21:16
にぎやかだ。
543 :
やりなおし:01/09/24 22:20
先刻から、ああ、こうと、口の酸つぱくなるまで、機嫌をとるようにして、
下手な作家をもり立てとるげな。よう、思おうてもみ、もう芥川研究は
ダメだ。そでないか。
544 :
吾輩は名無しである:01/09/24 22:42
545 :
吾輩は名無しである:01/09/24 22:56
>>543 惜しい…折角「つ」を大文字で表現してゐるのなら「ように」
ではなく「やうに」にすればよかつたのに…。そでないか。
な、きっと、541は、鼻で笑うたげな。
見りやわかるに、急うでおりましたの。
これで芥川版を鏡花が占領。鞍替えしなさい。
547 :
吾輩は名無しである:01/09/24 23:16
今、このひととき、このレスは鏡花だ!
陀羅尼でも呪しとく?
芥川の幼稚じみた道徳思想はうざい。
549 :
吾輩は名無しである:01/09/25 12:19
きゃあーーーー!!!?
見て!「道徳思想」とか言われてるよ。ドキュンだ、この人。
550 :
吾輩は名無しである:01/09/25 12:42
一時は沈みまくってたスレなのにここ来て突然元気だなー。
研究・研究者関連スレも今んとこ芥川ブームだし。
551 :
吾輩は名無しである:01/09/25 12:46
それだけ芥川研究が暇になってきたってことだ。
見ろ、暇人ばかりだ。社会人ども働け!研究者は他の作家でも
研究するか、転職しろ!
513=514
553 :
吾輩は名無しである :01/09/25 15:43
554 :
吾輩は名無しである:01/09/25 17:19
質問なんですけど、芥川のここ一年間で発表された論文を
調べるには、どうすれば良いですか?書いた人は宣伝してくれれば、
有り難いのに。何か、人のでも構わないので、教えてください。
555 :
吾輩は名無しである:01/09/25 19:40
芥川は、とりあえず出版物が有りすぎるな。
あれじゃあ、研究の質が落ちていくのは当然だよ。
556 :
吾輩は名無しである:01/09/25 20:21
なんだかんだ言ってやはり売れるのかな、芥川関連本って。
557 :
吾輩は名無しである:01/09/25 21:24
しかし高いもんな。
いくら何でも『芥川龍之介覚え書』まで買えないよ。
あれを買った人は、ここであの本の長所を語って下さい。
一人では、何度書店に行っても買う気がしない。
558 :
吾輩は名無しである:01/09/25 21:39
芥川の本は大学および一般図書館の食いつきがいいんだろうね。
実際、大学図書館とか大きい図書館だとかなり揃ってる。だから俺は
3000円以上の研究書はまずは内容を確認してから買うな(「覚え書」
は2400円だけど保留)。
芥川関連の本って研究書の体裁を取ってても、その実ヘボ評伝である
場合が結構多くて萎えることが多いのが難かな。
559 :
吾輩は名無しである:01/09/25 22:17
芥川全作品事典。
買って読んで即誰かにあげたくなりました。
つかえない・・・・・・。
明治書院の芥川龍之介事典は、個人的に良本だと思います。
でも、I氏の思いつきだけの増補版に寄せた文章はなんともいえない。
560 :
吾輩は名無しである:01/09/25 23:24
>>559 I氏が誰だかわからないが、もし『全集』について書かれたものに
ついて言っているのであれば、あれは依頼されて仕方なく書いた
に過ぎないと思うよ。それでも新たな研究調査を行っている
ことが窺えるし、芥川研究を行うものであれば、どの新しさの部分を
かぎ分ける研究嗅覚を持たないといけないんじゃないかな。
たしかに、かなり余裕を持って書いているのがわかるけどね。
あの余裕が研究者の凄みなんだよ、あそこに軽く書かれていることを
一つ一つ確かめるだけでも、相当力になる。
俺は前の事典を持っていただけに、あれだけが良ところかなあ、と
思ったけど。
561 :
吾輩は名無しである:01/09/25 23:36
>560
示唆は多い。たしかに。
でも、思いつきもおおいよ。なぜって、今その実証をしようとして、
あきらかに思いつきという結論に達した項目があるから。
実証性のない印象論を学者がしてはいけないと思う。
比較作業の難しさを改めて痛感。
562 :
吾輩は名無しである:01/09/25 23:39
貴重な休みをつかって、調査して、
久米正雄までひきずりだしてのこの徒労。
誰に怒りをぶつけていいやら。
いいかげん、典拠狩りは終止符をうちたい。
なんだかなー。
563 :
吾輩は名無しである:01/09/25 23:43
本当に難しい。>比較。
相似の指摘なら、バカでもできる。まじで。
作品との有機的なリンクと論にまで昇華しうるのか。
辛い・・・・・・。
564 :
吾輩は名無しである:01/09/25 23:45
ま、いいや、すきなように書くよ。
好きでかいてるわけだから。
在野ですので・・・・。所詮。
退院してからもうけっこうたつかも。
565 :
吾輩は名無しである:01/09/26 07:28
>>561から564
あなた、「りき」?
何か典拠考やったことあるんですか?
566 :
吾輩は名無しである:01/09/26 08:46
昨日、電車の中で、「一塊の土」を読んでいる学生風の男を見た。
ブックカバーも付けずに堂々と、恥ずかしくないのかなあ。
567 :
吾輩は名無しである:01/09/26 09:16
芥川龍之介研究会の澄江堂主人とやら、出てこーい!
568 :
吾輩は名無しである:01/09/26 10:50
>>566 何で恥ずかしいの?電車の中でブックカバーをつけずに本を読むこと?
それとも「一塊の土」がいけないの?または芥川を読んでいることが?
自分にはこの全てが問題ないけどな。
569 :
吾輩は名無しである:01/09/26 15:23
>>565は執筆者の一人と断定。
あんな高値で本を出すんだから、もっと気合を入れて、バシッとやれバシッと!
>>566 エロ本を見ているよりはいいと思うよ。
570 :
吾輩は名無しである:01/09/26 15:25
>なんだかんだ言ってやはり売れるのかな、芥川関連本って
ここを見るとなんか売れてそうな気がするけど、それにしては洋々社の
雑誌『芥川龍之介』が3巻で打ち止めになったのが解せん。同社の太宰
や賢治はあれよりは続いてたと思うし、翰林の『漱石研究』も刊行が続
いてるのに。…それとも今また出せば売れるかな?
571 :
吾輩は名無しである:01/09/26 19:27
洋々社の『芥川龍之介』は、最も芥川研究の稚拙さを物語る
本だった。かなりドキュン論文ばかりで、『龍之介地獄変』より
面白いかも。
569に「執筆者の一人と断定」されました。
何の執筆のことをおっしゃっている?
あれが高値だと、執筆者のわたしのフトコロが暖かくなると
思う?
573 :
吾輩は名無しである:01/09/26 20:37
>>571 むぅ、ではドキュン論文ばかりの本をボイコットし結果的に
葬った芥川研究者の見識は捨てたものではない…という事で
宜しいですかな?
作家がドキュンだと研究者もドキュン
575 :
吾輩は名無しである:01/09/26 20:43
…でも考えてみればこのスレって1年以上前からあるのにまだレス数
が500台。part2とか3の太宰とか村上龍とかに比べるとそう人気
スレってわけでもないんだな…。
576 :
吾輩は名無しである:01/09/26 20:46
でも、あんなムックでも手間がかかってるだろうから、
芥川出版ブームで芥川研究者が監修できなかっただけで、
ある程度、芥川関連本の編集が落ち着いてきたら、また出しそうじゃない?
芥川研究者の見識なのかどうか疑わしいよ。
売れれば良いのかなあ。
578 :
吾輩は名無しである:01/09/26 21:52
愚痴もかけんな・・・・。
579 :
吾輩は名無しである:01/09/26 22:07
>565
ないです。>典拠考
あくまで自分の眼での再確認。
580 :
吾輩は名無しである:01/09/26 23:17
わたしのパソコンがおかしいのか、羊々社のHPに
接続できないぞ。
581 :
吾輩は名無しである:01/09/27 00:03
>>580 それは残念。羊々(メイメイ)社HP、そこはパラダイスだというのに。
蜘蛛の命を救ってやってからアクセスしてみると逝けるかも。
582 :
吾輩は名無しである:01/09/27 00:46
えええ!?
本当に出すの?
583 :
吾輩は名無しである:01/09/27 01:11
えええ!?
577のURL偽物?
584 :
吾輩は名無しである:01/09/27 02:31
なんか情景映像とリンクするのっていまのとこ芥川がわりと
ぴったりくる。「地獄変」とかあと、「奉教人の死」の火事のとこなんか
火のカチカチ感があった。
「地獄変」(・∀・)イイ!
585 :
吾輩は名無しである:01/09/27 11:15
山梨県立文学館編『芥川龍之介資料集』
安く復刻してくれーい。
586 :
吾輩は名無しである:01/09/27 13:22
ところで芥川の生涯の映画化とか、まだ誰も企画してないのかなあ。
587 :
吾輩は名無しである:01/09/27 13:31
そういえば、漱石は1000円札になった時にもその人生が映画化
されるなんてことはなかったな。
芥川がお札の顔になることは多分ないんだろうなぁ…ドキュソ
自殺してるし。
588 :
吾輩は名無しである:01/09/27 14:11
宮沢賢治、「ボクトウキタン」で、永井荷風。
海外だとオスカーワイルド、シェークスピアなどなど。
人生自体がドラマチックで観る人が多くなりそうなのは、
そうそう居ないんじゃん。太宰とか三島の方が人生を
映画化するなら視聴率高そう。
漱石は、・・・・・お札だなあ。
589 :
吾輩は名無しである :01/09/27 14:55
俺が持ってる1万円札は、芥川の顔だけど……
590 :
吾輩は名無しである:01/09/27 15:14
>>589 そういうあなたは電話帳が河童の詩集に見えるでしょ?
河童の詩集はあるけど電話帳なんてないよ。なにかの間違いでしょ。
592 :
院長のS博士:01/09/27 15:48
第五八九号を早発性痴呆症と診断する。
593 :
第五八九号:01/09/27 20:05
出て行け、この悪党めが!
なんか589って気持ち悪い…
仕方あるまい。589は河童を見た男なのだ。
596 :
吾輩は名無しである:01/09/27 21:10
589にいろいろと語ってもらって、それを小説にしよう。
589にホムペ作らせようぜ
598 :
吾輩は名無しである :01/09/27 23:34
「これだけは買ってはいけない」芥川関連書籍編!
俺のイチオシは『この人を見よ』かなぁ…。『作品論集成・別巻』も駄本
だった気がする。執筆者は笛リスの人間ばっかだし。
599 :
吾輩は名無しである:01/09/28 13:20
600 :
吾輩は名無しである:01/09/28 13:33
勿論ダメでせう。
601 :
吾輩は名無しである:01/09/28 13:54
\そこのテーブルにある黒い百合は、
\昨日バッグが持ってきてくれたのです。
∨
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/│
( ・Д・) / / /
( 589⊃ / / /
│  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│/
└─┬┬─────┬┬─┘
││ ││
602 :
吾輩は名無しである:01/09/28 13:59
>>598-600
ダメダメ言うな!あなたが良い本を書きなさい。年上かもしれないけど。
603 :
吾輩は名無しである:01/09/28 17:04
>>601 あなたの存在は、重要ですね。一体何者なんでしょう。
ところで、河童をアニメ化したら、「千と千尋」を抜けないかな?
さっき、タイタニックを動員数で抜いたと報道されてたけど。
604 :
説明しやう。:01/09/28 17:49
>>603 589はもう三十を越してゐるであらう。が、一見したところは如何にも
厨房っぽい狂人である。彼の半生の経験は、…いや、そんなことはどう
でも善い。
605 :
吾輩は名無しである:01/09/28 21:17
ジブリは、儲かってるらしいから、なんとか河童を映画化、
589にモデルになってもらわねば・・・。
606 :
吾輩は名無しである:01/09/28 21:24
とりあえず河童の国へ落ちた「僕」が本当の名前を剥奪されて
湯場で働かされれば大ヒット間違いなしですな?タイトルは
「僕と第二十三号の川流れ」。
607 :
吾輩は名無しである:01/09/29 00:54
久しぶりに大学図書館へ行ったけど、芥川の面白い論文なかったよ。
なにか、点鬼簿とか、あったかも。
608 :
吾輩は名無しである:01/09/29 09:08
芥川の新資料、どこへ行ったの?
609 :
吾輩は名無しである:01/09/29 11:32
◯←月のつもりね(ワラ
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬
│││││││││││││││││││││
┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴
/ /
/ /
/ /
/ / ∧_∧ /
/ ( ´∀` ) < 早く来ないかな
/ (⊃ ⊂) \
/ │ │ │
( )( )
―― ― ――― ―― ―― ―― ―――― ―― ― ――
―――― ―― ―― ―― ―――― ―― ―― ―――
――― ―― ―― ―――― ―――― ―――― ―― ―
―― ―― ――― ― ―― ―― ――― ――――
610 :
吾輩は名無しである:01/09/29 11:32
◯
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬
│││││││││││││││││││││
┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴
/ /
/ /
/ /
/ / ∧_∧ /
/ ( ・△・ ) < まだ来ないな
/ (⊃ ⊂) \
―― ― --------- ―― ―― ―― ―――― ―― ― ――
―― ― ―---―--― ―― ―― ―――― ―― ―― ―
――― ―-- --― ―― ―――― ―――― ――――
―― ―― ――― ― ―― ―― ――― ――――
611 :
吾輩は名無しである:01/09/29 11:33
◯
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬
│││││││││││││││││││││
┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴
/ /
/ / /
/ / <…………
/ / ∧_∧ \
―― ― ----------― ―― ―― ―――― ―― ― ――
――― --- ------― ―― ―― ―― ―――― ―― ―― ―――
― ― -- -------― ―― ―― ―――― ―――― ――――
―― ―― ――― ― ―― ―― ――― ――――
612 :
吾輩は名無しである:01/09/29 11:33
◯
┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬
│││││││││││││││││││││
┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴
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/ /
/
/
/
「尾生の信」 完
613 :
吾輩は名無しである:01/09/29 20:45
・・・・・なんて、暇な人だ・・・・
614 :
吾輩は名無しである:01/09/30 00:31
>>609-612
カワイイ!!起承転結AAマンセーage
615 :
よそから来た17:01/09/30 15:41
お誘いしたいけど・・・
616 :
吾輩は名無しである:01/09/30 16:53
617 :
吾輩は名無しである:01/09/30 17:27
「AAマンセー」って、どういう意味?
大した意味じゃない。
619 :
吾輩は名無しである :01/10/01 00:30
今度、『ピカレスク』がドラマ化されるそうじゃないか。
太宰役は河村隆一で。
案外『粛々館日録』あたりもドラマ化されるかもしらん。もしも
芥川を演じるとしたら配役は誰が良い?所ジョージが晩年の芥川
に似てるという意見もあるが。
620 :
吾輩は名無しである:01/10/01 08:28
浅野忠信?
621 :
吾輩は名無しである:01/10/01 21:02
髭を剃ってくれないでしょ。
622 :
宇宙戦艦ヤマト:01/10/01 21:45
コダイ!?エネルギーが底をついてるじゃないか?
623 :
芥川龍之介:01/10/02 01:56
度し難い奴等だ。
624 :
名無しさん:01/10/02 02:01
>>619 >芥川を演じるとしたら配役は誰が良い
そりゃ立花ハジメで決まりだよ。
625 :
名無しさん:01/10/02 02:40
626 :
吾輩は名無しである:01/10/02 02:49
竹中直人
武者小路と両役で
627 :
吾輩は名無しである:01/10/02 03:39
若き頃の志賀直哉を定岡正二
628 :
吾輩は名無しである:01/10/02 13:25
最近、ドッペルゲンガー見てる?
629 :
むしかえす男:01/10/02 18:14
>>8 葛西善蔵?
一体、どんな風に世評が高いんですか?
630 :
吾輩は名無しである:01/10/03 08:57
芥川の作品について語ることがおざなりになってる。
631 :
吾輩は名無しである:01/10/03 09:06
おざなり…っていうか、なおざりだな。
632 :
吾輩は名無しである:01/10/03 09:20
>>625のリンク先見た…。た、たしかに芥川っぽい…。
633 :
吾輩は名無しである:01/10/03 20:29
大正時代の芥川のポジション(人気度とか文壇での地位とか)って
今の作家でいうとだどのあたりなんだろーね?
634 :
吾輩は名無しである:01/10/04 04:57
立花ハジメちゃん、むかーしなんかの雑誌で
例の麦わら帽被って、芥川のコスプレした写真あった。
そっっっっっっっくりだった!
635 :
吾輩は名無しである:01/10/04 09:44
なんか、立花ハジメが芥川に似てるって、かなり前に噂になったよね。
636 :
吾輩は名無しである:01/10/04 13:12
もはや立花ハジメスレ。
637 :
吾輩は名無しである:01/10/04 23:27
「一塊の土」、「玄鶴山房」などが好きですが、
ああいうテイストを自然主義というのでしょうか?
638 :
シーちゃん:01/10/05 00:41
芥川の遺書読んだ 胸が締め付けられるね。
639 :
名無しさん:01/10/05 00:48
大岡昇平によると、芥川が自殺した当時の文壇の反応は概して冷淡そのものだったようだね。芥川の才能と成功を嫉妬する向きが多かったとか。
志賀直哉が書いた文章の酷薄ぶりはつとに有名だが、折口信夫も
「どうせ死ぬんだったら、あんなに死にばえのする死に方はすべきではなかったと思います」
「世の中には、それを以て死んだと思われることの耐えがたさに辛抱しながら生きている者がたくさんいるのです」
と、言いがかりに近い表現で芥川をこきおろしている。
640 :
吾輩は名無しである:01/10/05 00:59
「沓掛にて」ってそんなに冷淡かなあ?
641 :
吾輩は名無しである:01/10/05 08:58
相手が死んで何年も経過したのちに、相手が自分に頭の上がらなかったような
ことを書くなんてなあ、暖かくはないよ。何か、嫌な印象を受ける
エヽヽ夢ぢやないかな、夢であつてくれればいゝが、なんで死んでくれたか
うらめしい。今時芥川さんほどのしつとりとした味を持つた作家をさがし出
さうたつてさがせやしない。
643 :
吾輩は名無しである:01/10/05 17:01
新思潮の同人も暖かいよね。
644 :
吾輩は名無しである:01/10/06 01:02
俺が鏡花だったはずなのに642は何者だ?!
まさかドッペルゲンガーって奴か・・・・?
じゃあ、俺は・・・・・・・・・・逝きます。
>>644 気にするな。
>>642は昭和2年、芥川の死に臨んだ時の鏡花。
平成の鏡花としての君の地位は揺らいでいない…かな?(複雑なる微笑)
646 :
吾輩は名無しである:01/10/06 10:22
誰か芥川で卒論書いてる人で、現時点で100枚くらい出来てる
人いる?よかったら私の卒論3枚と交換してくれませんか?
647 :
吾輩は名無しである:01/10/06 13:56
福沢諭吉三枚なら交換して上げるけど・・。
俺の芥川3枚と交換しよう
649 :
吾輩は名無しである:01/10/06 17:02
河童の国でしか使えない紙幣じゃないか?!
age
651 :
吾輩は名無しである:01/10/08 10:18
fa
652 :
吾輩は名無しである:01/10/08 11:04
「死後」
653 :
吾輩は名無しである:01/10/08 11:05
「三つのなぜ」
654 :
吾輩は名無しである:01/10/08 11:06
「春の夜」
655 :
吾輩は名無しである:01/10/08 11:20
「素描三題」
…って、なんでマイナー作品名羅列スレと化してるの?
656 :
吾輩は名無しである:01/10/08 14:17
「誘惑」
誰も書き込みしないからさ。
657 :
吾輩は名無しである:01/10/08 14:24
「機関車を見ながら」
…なんか賽の河原の石積みに似た虚しさを感じる…>作品名羅列
658 :
日本@名無史さん:01/10/08 15:16
「或社会主義者」
ますます寂しくなる書き込みだ
659 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:05
「カルメン」
イイナ・ブスカヤア?
俺は、ずっと「良いな、ブスかなあ」をカタカナにしたものだと
思っていた。いかし、イイナという人が実際に居たんだね。
そうするとあまりパッとしない。
660 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:16
「尼提」
これを書き込んでいる人が自分の知り合いだったりすると、
もう涙が出そうだ。
661 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:19
「河童」から「カルメン」まで…このスレでは晩年の作品が人気
あるのかな?とりあえず「浅草公園」に一票。
662 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:21
「女仙」
どこまで続く泥濘ぞ。
663 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:23
「夢」
664 :
吾輩は名無しである:01/10/08 19:25
「冬」
寒いからね。
「温泉だより」
暖かそうな題名だからね。
・・・「芥川龍之介の自殺は狂言だった?!」
という小説を俺が書くつもりでいる。買ってね。
題名は『芥川龍之介の復活』
どう?
>665
却下。
667 :
吾輩は名無しである:01/10/08 21:41
「悪魔」
なにしろ上が666(悪魔の数字)だからね。
>>665の小説、期待してる。次回作は『この人を見よ』で頼む。
俺はとりあえず『包茎人の死』を準備中。
668 :
吾輩は名無しである:01/10/08 21:46
???
669 :
吾輩は名無しである:01/10/08 21:54
「枯野抄」とか「手巾」って昔はわりと代表作の一つみたいな扱い
だったけど、最近はマイナー扱いされてる気がする。
670 :
吾輩は名無しである:01/10/08 22:01
「彼」
「枯野抄」は、未だ論文出てる。
「手巾」は、もう見かけないね。
671 :
吾輩は名無しである:01/10/08 22:13
「手紙」
>>667 『包茎人の死』、かなりストーリーに興味あり、
触りだけでも聞かしてくれない?
触りだけでも痛くなるかなあ?
ろおれんぞは男の皮を被った(男装した)少女だったけど、
包茎人が被っているのは…。
*当方667にあらず。
673 :
吾輩は名無しである:01/10/09 06:26
めちゃめちゃ知りたい・・・・・何を被っているの?
芥川龍之介放浪記を書く。
題名は、『芥川龍之介―旅とふるさと』。
寅さん風に。
芥川龍之介のエロ小説、
『芥川龍之介のクリ〇〇〇』
・・・・・くるしいかな。
676 :
吾輩は名無しである:01/10/09 16:52
芥川って生前は岩波とは殆ど縁がなく、むしろ新潮社との付き合いの方が
あったから、新潮社は芥川全集を自分のとこから出すつもりでいたそうだ。
それが芥川の「全集を出すなら漱石全集と同じく岩波から」という遺言に
従い芥川全集は岩波から出たわけだが…。
新潮社が芥川の全集化権を握ってたら、全集出すのが苦手な新潮社のこと、
きっと新版など出さず、今ごろは芥川文学も代表作が文庫で少し読めるに
すぎない(全集読みたければド古いのを国会図書館で読むしかない)作家
になっていたかも知れない。
677 :
吾輩は名無しである:01/10/09 17:57
いきなり何だ?この人。
まあ、岩波がなかったら漱石がもっとマイナーだったかもしれないのと
同じだね。
678 :
吾輩は名無しである:01/10/09 21:45
芥川が今度の戦争をルポ、
『特派員 芥川龍之介』
679 :
吾輩は名無しである:01/10/09 22:02
芥川、今度の戦争のルポに飽き足らず従軍!
『芥川龍之介 闘いの生涯』
680 :
吾輩は名無しである:01/10/10 00:49
ふーっ、芥川スレって・・・・・。
681 :
680の続き:01/10/10 00:54
なんて素晴らしいんだ!
682 :
吾輩は名無しである:01/10/10 01:25
・・・・・そろそろ普通に逝く?
ネタフリばっかで疲れちゃった・・・・。
683 :
吾輩は名無しである:01/10/10 01:56
あげとく?
684 :
吾輩は名無しである:01/10/10 02:04
深夜。今、慈眼寺で芥川を呼びだしています。
みなさんも念じてください。
685 :
吾輩は名無しである:01/10/10 02:09
のす、のす、
686 :
吾輩は名無しである:01/10/10 02:13
エリエリラマサバクタニ
687 :
吾輩は名無しである:01/10/10 02:17
あ、あそこに白い人影が・・・・!
688 :
どんな馬鹿も霞む男:01/10/10 09:43
どうなったんだ・・・・・・?
689 :
吾輩は名無しである :01/10/10 10:06
現代の目から見ると芥川の文学的価値は低い…と思う人、正直に
手をあげやがれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
690 :
吾輩は名無しである:01/10/10 10:13
それはわからないが、たとえ強制で読まされるにせよ、
短いから他の作家よりは楽に読めるし、かなり幅もあるから
作品によるだろう。しかも、芥川関連の図書は、他の
作家のそれに比べてはるかに多い。その傾向は近年になって
顕著になってきてるから、自分のスレに反対論者を巻き込むで
わざわざ意見を聞くようなことをしなくても良いんではないかい?
691 :
吾輩は名無しである:01/10/10 18:06
芥川文学は未だ勢力衰えず。
692 :
吾輩は名無しである:01/10/10 18:17
>>691 衰えまくって時代錯誤なんだよ、ヴァカ!
694 :
吾輩は名無しである:01/10/10 20:29
煽る側も芥川擁護側も、具体的な根拠を出して論争すれば面白いんだが。
否定派の意見があるのなら聞いてみたいし。
まー、大抵は「それぞれの好み」に収斂しちゃうんだけどね…。
695 :
吾輩は名無しである:01/10/10 20:35
「野呂松人形」を読むが良い・・・・・・。
「闇中問答」を読むが良い・・・・。
その中に芥川の先見性があり、もし議論するとなればそれからだ。
盛り上げるために是非、かかってこい!
朱儒の言葉
を世界に読ませひ。
697 :
吾輩は名無しである:01/10/10 21:41
>>696 貴様!! 「野呂松人形」と「闇中問答」に何が書かれていたか、
忘れてしまったな?!!!!
恥を知れ!!恥を!!
パッーーーン!!!!!!!(平手打ちの音)
698 :
吾輩は名無しである:01/10/11 15:23
やば!!下がってる!?
699 :
吾輩は名無しである:01/10/11 19:12
「野呂松人形」=時代を超越した芸術はないので、もし将来自分の作品が
見向きもされなくてもいいもーん(前言い訳)
「闇中問答」=自分は不倫もしたけど100年経てば世間もそんなこと忘れ
て作品を読んでくれるからいいもーん(後言い訳)
700 :
吾輩は名無しである:01/10/11 21:02
\ イヤッホウ! 700ゲットシタヨー!/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ザザアアーッ
701 :
吾輩は名無しである:01/10/12 00:38
ついに700まで来ましたね。あと300で終わりですか・・・・・。
皆さん、遺書は用意しておいてください。
702 :
吾輩は名無しである:01/10/12 01:49
文学板らしい、地味で暗ーい荒れかただね。
703 :
吾輩は名無しである:01/10/12 02:00
うーん、スレを放浪していてたまに、どうでも良い感想を述べていく
人居るよね。
704 :
吾輩は名無しである:01/10/12 08:42
個人的にはそんなに荒れてると思わないけど、芥川スレはここしばらく
上の方にあるからイチゲンさんが来るのは仕方がないし、それはそれで
構わないと思うよ。ちょっと前なんかいつも沈んでて、カキコしても後
が続かないから、このままdat落ちかと思ってたもの。
705 :
吾輩は名無しである:01/10/12 09:00
芥川って名前だけ有名で文章変えられた教科書の
作品しか読んだことない人が多いもんね。
706 :
吾輩は名無しである:01/10/12 09:47
>>704 現在書店に行けば、芥川関係の本がよく新刊で出てるから、
それだけ注目されてるんだし、そんなわけないだろう。
707 :
吾輩は名無しである:01/10/12 12:10
「イチゲン」って、一回カキコして逃げる人?
708 :
吾輩は名無しである:01/10/12 13:29
芥川龍之介を主人公に漫画を描きたいと思ってます。
歯車や河童の作品世界やドッペルゲンガー体験と絡めて自殺までの葛藤を描きたい。
死に至るまでの龍之介の生活を知ることの出来る書籍、出来れば教えてくれませんか。
図書館やネットでも調べたのですが、なかなか・・・
709 :
書き逃げ野郎 :01/10/12 13:38
>>707 そうだ、俺様のことだ!わははははは…(遠ざかる笑い声)
710 :
書き逃げ野郎:01/10/12 14:00
>>708 晩年のことが知りたいなら、文夫人の回想録「追想芥川龍之介」、
小穴隆一「二つの絵」あたりかなぁ。でも後者は信憑性に疑いが
持たれる記事も多いので取り扱い注意。森本修「新考・芥川龍之
介」は芥川の友人が書いた回想が手広く引用されているし出典も
明示されているので便利。その出典にあたりたければ「芥川龍之
介研究資料集成」に大抵は載っている。
しまった…書き逃げ野郎の名でマジレスしてしまった…。
今度こそ永久にさらばだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
712 :
吾輩は名無しである :01/10/12 14:15
この板の住人は芥川関連の本って何冊くらい持ってるものなの?
713 :
吾輩は名無しである:01/10/12 14:18
岩波の新版全集抜いて?
じゃあ、テキストを除いた研究書(特集雑誌含む)類の数ということで。
…大体のところでいいんだけどね。
715 :
吾輩は名無しである:01/10/12 15:01
特集雑誌含めたら60くらいかな。
特集雑誌だけで20近くなるもの。
716 :
吾輩は名無しである:01/10/12 19:13
717 :
吾輩は名無しである:01/10/12 19:52
龍之介の心中の一人称は、「私」だと思いますか?
「おれ」ですかね。「僕」ではないと思いますが。
718 :
吾輩は名無しである:01/10/12 20:16
「彼」かもしれない。
719 :
吾輩は名無しである:01/10/12 20:33
↑オモロイコトイッタ
720 :
吾輩は名無しである :01/10/12 20:36
>>717 中学時代の親友・恒藤(井川)恭『旧友芥川龍之介』より
「芥川は会話においていつも「僕」といふ一人称の代名詞を用ひて
ゐた。文章においてもさうであつたと思ふ。会話にも音信にも彼
は「僕」といふ代名詞を用ひた。」「家庭の内でも外でも「僕」
を以て一貫してゐた」
×中学時代→○一高以来
このように芥川スレはとんでもない、マニアがおります。
なんでも質問してこい。
723 :
吾輩は名無しである:01/10/12 21:36
>>220 素晴らしい情報をありがとう。
>>722 龍之介の死の理由を、どう解釈していますか?
それとも理由を問うこと自体が愚問ですかね。
724 :
吾輩は名無しである:01/10/12 21:38
それはわからん・・・・。
いろいろあったんだろ・・・・・。
726 :
吾輩は名無しである:01/10/12 21:51
>>723 死の理由…それを考えるのが君の務めだ。勿論、愚考ではない。
励み給へ。
728 :
吾輩は名無しである:01/10/12 23:49
夢と現がごっちゃになった上、自我が分裂気味になって常時麻薬常習者のような精神状態になったと思われ。
それでもう死ぬしかなくなった
死の際に全てが一つになったのです!
龍之介は一つになったのです!
729 :
吾輩は名無しである:01/10/13 00:09
>>728 ウザイ!!!
文章のセンスだけで吐き気がする。逝け!!
730 :
吾輩は名無しである:01/10/13 00:26
わざとやったんでしょ?
過剰に反応するなよ
>>729 しかし、末期の彼は確かにそこまでいっちゃってたんだろうね。
731 :
吾輩は名無しである:01/10/13 00:48
732 :
吾輩は名無しである:01/10/13 00:50
精神分裂病の妄想癖、己自身に殺された龍之介の狂い具合です。
733 :
吾輩は名無しである:01/10/13 01:42
>>732 それは、晩年の作品から判断したんだね。
ちなみに、あなたがそれを最も強く感じる作品は何ですか?
734 :
吾輩は名無しである:01/10/13 01:52
「歯車」
「河童」
735 :
吾輩は名無しである:01/10/13 02:19
>>734 そうですか!!
・・・・かなり有名な作品ですよね。
やっぱ、初期作品より晩年の方が好きなのかな?
736 :
吾輩は名無しである:01/10/13 19:23
芥川は童話や物語をたくさん描いたから、そのイメージが
強いために、それらの作品の裏側にある真摯な姿勢を
見てくれない読者が多いだろうなあ。
晩年の作品も好きだけど、初期のそれが読まれない。
737 :
吾輩は名無しである:01/10/14 00:42
ところで芥川は結婚するまで童貞ですか?
738 :
吾輩は名無しである:01/10/14 01:13
一時期風俗通いしてなかったけ?
確か失恋後に
確か坂口安吾の随筆だったかな、芥川は夜祭で懐にドスを忍ばせて女を口説いてたって出てたが、本当か?
740 :
吾輩は名無しである:01/10/14 01:39
刺青強化さん、それって嘘だろうよ。
安吾と芥川の交流なんかないだろうし。
他の作家と間違えてるのかも。
>>740 今文庫本急いで調べてみたら、安吾が太宰の死について触れたエッセイ『不良少年とキリスト』
にこんな事が書かれてる。この記述のことでした。
以下引用
芥川は太宰よりも、もっと大人のような、利巧のような顔をして、そして、秀才で、
おとなしくて、ウブらしかったが、実際は、同じ不良少年であった。
二重人格で、もう一つの人格は、ふところにドスをのんで縁日かなんかぶらつき、
小娘を脅迫、口説いていたのである。
742 :
吾輩は名無しである:01/10/14 01:59
それは知らなかった。面白い話を聞いた。
ありがとう。
しかし、それは安吾の嘘だろうねえ。
>>742 いえいえどうも、でも確かに安吾は暴言が多いからな〜
744 :
名無しさん:01/10/14 02:08
>>742 嘘というか、安吾流の文学的な比喩だろうね。
745 :
吾輩は名無しである:01/10/14 02:13
安吾って芥川好きだったみたいだから、愛着の表現を込めて皮肉ったのかな?
746 :
吾輩は名無しである:01/10/14 02:54
芥川龍之介は、いつ、どこで、どのような状態で自殺し、
そして第一発見者は誰だったのでしょうか。
>>744 読みが浅かったような気がしました。良く良く読んでみれば、これは比喩で
ドス=男根でやりたい目的で女を口説いてたってことでしょうね。
748 :
吾輩は名無しである:01/10/14 03:10
749 :
吾輩は名無しである:01/10/14 03:17
>>744 >>748 えー?
本当に知らないの。精神安定剤みたいな睡眠薬を大量に飲んで
普段通りに妻に挨拶して床に就き、妻が気づいた時には手遅れ。
枕元には聖書。
懐に遺書だったかな?
7月24日の朝に亡くなった・・・・と思う。
本を出して確認するのがめんどくさいからこの程度で済ませるけど、
明日になれば、ちゃんとした人がもっと綿密に答えてくれるはず。
750 :
名無しさん:01/10/14 03:19
>>746 昭和2年7月24日未明、東京府北豊島郡滝野川町字田端435の自宅にて、ヴェロナールおよびジャールの致死量を仰いで自殺。枕頭には聖書が開いたままになっていた。
芥川に薬物を与えたのは、主治医の斎藤茂吉だったようである。
751 :
プラトニック・スウイサイド:01/10/14 03:23
芥川の晩年の作品って電波入ってて背筋が寒くなったな〜
752 :
吾輩は名無しである:01/10/14 03:32
狂気と薬物、ドッペルゲンガーの恐怖・・・
この狭間で、キリスト教はいかに龍之介に作用したのでしょう?
彼は何を思って最後の眠りに就いたのでしょう?
753 :
名無しさん:01/10/14 03:39
芥川のキリスト教理解の浅薄さは、最晩年の短篇「西方の人」などを読めば明らか。
あの当時、日本の文壇ではストリンドベルイが大流行していた。その「世紀末的不安」ともいうべき時代風潮に自らの個人的な苦悩(義兄の自殺その他)を重ね合わせて自殺してしまった、というのが真相ではないかな。
754 :
吾輩は名無しである:01/10/14 03:55
逃避の手段としてキリスト信仰があった、ってことはない?
755 :
吾輩は名無しである:01/10/14 13:19
うーん、芥川が読んでいた書物群を知っていれば、とても752.754のような
意見は出ない。
756 :
吾輩は名無しである:01/10/14 13:38
世紀末思想は、ストリンベルイに限ったことではない。
芥川研究者がたまたまストリンベルイぐらいしか知らなかったんじゃん。
757 :
:吾輩は名無しである:01/10/14 13:44
>>755 どんな書名を知ってれば、どんな意見が出てくるの?
758 :
吾輩は名無しである:01/10/14 13:53
>>752 ドストエフスキーを読んで震えたって記述はあったよね。
759 :
吾輩は名無しである:01/10/14 13:56
しかし、青空文庫って本当に便利だ。
芥川の殆どを読めるんじゃないか?
嬉しくなって河童と歯車を読み返しちゃったよ。
晩年の作品で特に彼の狂気が味わえるのは何ですかね?
このスレ読んでると知りたくなってきた。
760 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:05
>>757 うーん、まず『芥川龍之介全集』を一巻から全て読みなさい。
そして注釈を見なさい。
すくなくてもあなたが文章そのままに影響を受けている
「芥川のキリスト教理解の浅薄さ」という論文の発表時から
30年くらい経過して、新しい発見があることでしょう。
761 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:08
762 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:11
けっこう文壇から妬まれていたんだよね。
円本で一儲けしたと誤解されて秋声から怒鳴り込まれたそうだし。
763 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:15
円本だったっけ?
764 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:16
>>760 芥川の晩年の心情や自殺の動機を、あなたはどう考えてます?
それと芥川とキリスト教の新しい発見とは、あなたにとって何でしたか?
純粋に知りたい。
765 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:22
>>763 正確には「近代日本文芸読本」。でも一冊1円70銭なんで
円本の部類に入るんじゃない?ブームの火付け役になった
改造社「現代日本文学全集」も並製は1円だけど特製は1円
40銭だし。
766 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:47
>>764 それは申し訳ないが、わからない。
新しい発見、意見を聞くのは、いつかそれを自分の言葉で
理解し、説明できるようになりたいから。
767 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:55
カッテナコトヲイウヤツダナァ
キモチハワカランデモナイガ・・・
マァ、アクタガワノシインノイウノハオオクノケンキュウシャニトッテサイダイノテーマダラウネ
768 :
西方の名無し:01/10/14 15:04
>>767 おまえが自殺して、その最大の謎を解き明かせ!!!
769 :
吾輩は名無しである:01/10/14 16:26
>>762 そりゃ妬まれるでしょう。
文学者なんてお金がないと相場が決まっているから。
木佐木日記を見るとその辺の事情がわかるらしいよ。
そのなかで文壇の大御所の漱石の後押しで出てきた上に
朝日新聞と契約して生活が安定してそうな印象を受ける芥川が
ぽんと人の作品を集めただけで一つ本を作っているように見えるわけだから。
しかも大体の人には手紙で掲載許可を願ったのにそれが来てない人は怒るでしょう
770 :
吾輩は名無しである:01/10/14 16:43
彼の自殺の要因を、唯の発狂と位置づけてはいけませんか?
771 :
吾輩は名無しである:01/10/14 17:00
772 :
吾輩は名無しである:01/10/14 17:01
773 :
吾輩は名無しである:01/10/14 18:27
>>772 返って恣意的な意味づけをすると遠のいていくと思ったんですが・・・
774 :
吾輩は名無しである:01/10/14 19:01
発狂と断定すること以上の恣意的な意見は聞いたことがない。
775 :
吾輩は名無しである:01/10/14 19:16
といって自分の意見を求められりゃ何も言えないだろう?
ログ見る限り、大口叩くやつに限って最後には茶を濁す
俺?俺は分からんよ(W
776 :
吾輩は名無しである:01/10/14 19:22
芥川が何考えて死んだかなんてわかるわけねえだろおおおおお!!!
俺らがそれを理解出来るようじゃ芥川が泣くよ!!
777 :
名無しさん:01/10/14 19:28
大岡昇平は「芥川を死から救い得た唯一のものは金であった」とあっさり断定していたね。
778 :
吾輩は名無しである:01/10/14 20:38
そうそう、そんなもんだよ。
文学的に解釈すると無理があるんだ。
779 :
吾輩は名無しである:01/10/14 20:53
自殺の原因もしくは動機に関する説としては…
・文学的行き詰まり説
・プロレタリア文学への敗北意識説
・女性(秀しげ子)関係清算説
・精神病説
・梅毒説
・睡眠薬及びニコチン中毒による神経衰弱説
・義兄の残した負債及び家族の世話で金銭的に困窮説
・徳田秋声の抗議や、アルスと興文社の中傷合戦の板挟みで
心痛説
・文夫人姦通説(…という噂もあったらしい。葛巻義敏との間に)
こんなところかな?
780 :
吾輩は名無しである:01/10/14 20:55
確かに金があったら死ななかったかも知れないけど、だからといって
「金が無かったから自殺した」とは言い得ないでしょう。
って、えっと・・・ループですかこれ?
781 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:04
日本的な折衷案を取って、色々あって金欠が最後
の一押しになったと考えましょう。
782 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:09
芥川の死の理由を考えるのは重要なのだが、一昔前のように、自殺から
遡って作品を読む、という論究スタイルには逆戻りしてほしくないな。
783 :
名無しさん:01/10/14 21:11
ま、人が自殺する理由というのは一つだけじゃあないだろうな、普通は。
784 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:12
785 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:19
>>782 そのとおりだが、「てくすと」論は最悪だし、
ちっとも作品の見方が変わらない作品論も読んでいてつまらない。
786 :
吾輩は名無しである :01/10/14 21:25
ここの住人は芥川研究ってどういうものを望んでいるのかな?
過去ログにも現状での研究レベルが低いというようなカキコは目立
つけど、こういう研究が望まれているとか、こういうことを明らか
にして欲しいといった具体的な提案はないようだ。
…やっぱ自殺の動機とかが一番知りたいの?
787 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:43
それはネタだから人に話せないんじゃない?
788 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:45
或阿呆の一生の、最後の一節。
「彼は唯薄暗い中にその日暮らしの生活をしてゐた。
言はば刃のこぼれてしまつた、細い剣を杖にしながら。」
この「刃のこぼれてしまつた、細い剣」は、一体何を意味するのでしょう?
789 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:51
細い剣=萎えたチ○ポ
790 :
吾輩は名無しである:01/10/14 21:58
闇中問答で「やり直せ!」って書いたときは、生きようとしていた・・?
791 :
吾輩は名無しである:01/10/14 22:04
「刃のこぼれてしまつた、細い剣」=制作欲=「闇中問答」で示された意志
792 :
吾輩は名無しである:01/10/14 23:08
「刃のこぼれてしまつた、細い剣」=芥川の文学観?志賀直哉の話らしい話のない小説を理想とする一連の谷崎との論争によって今までの自分の文学観が崩壊していく感じ?
793 :
吾輩は名無しである:01/10/14 23:14
↑適当に書きすぎて変な文章になっちまった。つまり自分の文学観がぐらついたことじゃないかな。志賀直哉の文学やプロレタリア文学とかの台頭によって自分の今までの文学がぐらついたような
794 :
吾輩は名無しである:01/10/14 23:38
そうだね。確かに晩年の作品は、何か危うかった
芥川の愛用品を調べようと図書館を漁ったが、小さな写真しか見つからなかった・・・
彼が使っていた机やペン、そして彼の書斎を見ることの出来るサイトって無いですか?
やはり記念館などに行かねば分からないのでしょうが。
文豪アゲ、うざいんですけど・・・
797 :
吾輩は名無しである:01/10/15 01:02
出来た漫画をうpしたらそれで良しとしよう
798 :
吾輩は名無しである:01/10/15 01:10
>>771 木佐木勝さん編集者だそうです。
以下国会図書館で検索かけたやつのコピペ
木佐木日記 滝田樗陰とその時代 木佐木勝‖著
出版地 :東京
出版者 :図書新聞社
出版年月:1965
資料形態:576p 図版 19cm 1600円
件名 : 日本―歴史―大正時代/ 中央公論社
滝田‖哲太郎(1882〜1925)
NDC : 210.69
請求記号:210.69−Ki256k
ちなみに二巻以降は10年位あとに現代史出版会から出ているみたいだね。
私が元にした資料は二巻から取って書かれたのかな?
799 :
吾輩は名無しである:01/10/15 01:44
歯車・・たしかに危ういけど
理屈で考えたくない時読むとすっと入ってくる
ある意味表現としてすごく純粋で美しくないか?
表現の打算が感じられにくいっていうか
800 :
吾輩は名無しである:01/10/15 01:50
>>798 どうもありがとうございます。
こりゃあ本当に面白そうな本ですね。
ちなみにそれを引用してる資料ってのは何ですか?
質問ばかりで申し訳ないんですけど。
801 :
吾輩は名無しである:01/10/15 13:13
うん、798さん凄い。
803 :
Toshy:01/10/15 21:06
768さんは、俺ではありません。初代「西方の名無し」より
すんません。遅くなりました。
講義で先生に教えてもらったんで<資料
まあ論文はあるんでしょうけど通ってる学校とかばれそうなんで秘密ということでお願いします。
>>799 表現の打算、と言うと悪く聞こえるが、綿密に計算されていると思う。
一つは黄色と赤という色彩のイメージ。
黒と白の執拗な繰り返しや死を連想させる光景が、重苦しい芥川の運命を思わせる。
806 :
吾輩は名無しである:01/10/15 21:25
そういえば、色彩心理学で芥川文学を論じた本もあったな。
807 :
吾輩は名無しである:01/10/15 21:35
そういえば。
レエンコート→黄色
火事、炎→赤
809 :
吾輩は名無しである:01/10/15 21:47
>>803 凄いね。キミ以外、誰も気づかなかったよ。
まあ、戻ってきて良かった。
>>808 重苦しい芥川の運命、と書いたのは彼が後に自殺したからではなく、
例えば様々な偶然が伏線として散りばめられ、それが「火」や「レインコート」と供に何か運命を感じさせるからです。
どちらにしろここで主人公を「芥川」と言ってしまうのは確かにおかしいですが。
811 :
吾輩は名無しである:01/10/15 22:04
>>810 「歯車」の「僕」は芥川そのものではない。が、「侏儒の言葉」
と「地獄変」の作者ではある。
812 :
吾輩は名無しである:01/10/15 22:08
ところで歯車に純粋な美なんてあんの?
どす黒い地獄じゃないか。
813 :
吾輩は名無しである:01/10/15 22:25
純粋な美が何か、わからない。
814 :
吾輩は名無しである:01/10/15 22:33
透明な歯車、というのは美しいかもしれない。
眩暈しそうだが
815 :
吾輩は名無しである:01/10/15 22:41
「河童」で主人公が流す「夜目にも白ぢらと流れる嘔吐」も
美しいかもしれない。
816 :
吾輩は名無しである:01/10/15 23:40
芥川の超人的なおでこも美しい
817 :
吾輩は名無しである:01/10/15 23:49
おでこ、という言葉も何か美しい
純粋な美があるといったのではなく
表現としての純粋さがあると言ったつもりだったんです
実際問題、歯車で「私」に起こったことは地獄だと思います
知り合いに若い頃歯車を見たという人がいましたが
医者に行ったら精神病の症状の一つだといわれたそうです
そのころその人は自殺を考える位追いつめられていました
いまはいい父親ですが
表現が自分の心中を表すものだとしたら
あれはとても純粋な作品だと思います
考えるというより感覚に近い感じで読むことができる
やはり計算なんでしょうか
だとしたら後期芥川は前期の方向性の明らかな延長になるんですかね
「秋」は美しい
820 :
吾輩は名無しである:01/10/16 00:13
>>818 心中を純粋に吐露するのが美しい表現なら、厨房の日記サイトに逝けばいい
感覚の美にしても、それを色彩表現で浮き彫りに出来るのが芥川の力量
805,806と被るが。
地獄でも美文を書く龍之介と、煩悶する龍之介。
これがドッペルゲンガーの正体じゃ
821 :
吾輩は名無しである:01/10/16 00:15
>>820 お前が厨房!!あほ!!
>地獄でも美文を書く龍之介と、煩悶する龍之介。
>これがドッペルゲンガーの正体じゃ
藁
822 :
吾輩は名無しである:01/10/16 00:23
じゃあおめえは何だと思うんじゃい!!
「刃のこぼれてしまつた、細い剣」は、もう一人の芥川だと俺は思ってるわい
反論があるなら述べてみよ
>>820
すいません、言葉が足りませんでした
ご指摘もっともです
しかし計算のない表現ってありえないんですかね?
>>823 それを考えると、際限が無いですよね。
道化の華、みたいに・・・
作家である以上、計算するべきだとは思いますが。
825 :
吾輩は名無しである:01/10/16 01:09
あるわけが、ない!!
そう、でしょうね
しかしそれに対する憧れは誰にでもあると思うのですが・・・
ゴッホも計算ずくだったんでしょうか
>>826 自由に描いていたと思いますが、技法と計算は切り離せませんからね。
激情的な筆致も、彼の技法の一つと言えるのではないでしょうか。
ゴッホも浮世絵の技法、計算に憧れたわけだし・・・スレ違いのレスになってしまった。
そうですね
いや、話をずらしてすいません
830 :
吾輩は名無しである:01/10/16 01:59
自然主義の赤裸々な告白が持てはやされた頃は、
最後まで計算して、真実の自分を白状しなかったって批判されたそうだけど、
今考えたら、あたりまえの事だよね
831 :
吾輩は名無しである:01/10/16 02:07
>>829 芥川の遺稿で未発表???
ネタにきまってんだろ
832 :
吾輩は名無しである:01/10/16 02:40
でも、そんなのあったら良いねえ。
833 :
吾輩は名無しである:01/10/16 02:52
ロムってると、遺稿ではないらしいことは分かった
芥川が困窮して売った原稿を祖父が買ったとか
834 :
吾輩は名無しである:01/10/16 02:56
え、遺稿ではなくて、・・・でも芥川の原稿なのは
確かなのかな?
835 :
吾輩は名無しである:01/10/16 07:49
>>829のリンク先の遺稿がどうこうっての、英語で書いてあるのが
面倒で読む気がせん。どんな内容の原稿だって言ってるの?
836 :
吾輩は名無しである:01/10/16 10:56
英語で書いてる人のじいちゃんは、芥川の息子と暮らしてたんだって。
それと貧窮した芥川の原稿を買ってやったって繋がりがあるらしい
それでおじいちゃんは亡くなったけど、原稿はまだあると
837 :
吾輩は名無しである:01/10/16 10:56
内容に関しては知らないから、今度聞いてくるとさ
838 :
吾輩は名無しである:01/10/16 15:10
偽書偽作事件?
839 :
吾輩は名無しである:01/10/16 17:35
芥川の息子って比呂志も也寸志も役者・音楽家として大成してたのに
原稿売るほど暮らし苦しかったのかな?仮にそういうことがあったと
しても前回の岩波版全集の編集にどちらか名前を連ねていた筈だから
その原稿が全集逸文ってことはない気がする…。逆に今回の全集編纂
時に未確認資料になってる可能性はあるけど。
もしかして芥川の息子じゃなくて甥の葛巻義敏なんじゃない?
彼は金に困ると原稿を売りまくってたらしいから。それを買い集めた
のが三茶書房の岩森亀一氏というわけだね。
840 :
吾輩は名無しである:01/10/16 17:43
「れげんだおうれあ」?
841 :
Hanna:01/10/16 20:52
Pardon for annoying you.
842 :
吾輩は名無しである:01/10/16 22:20
いえいえ、わたしに100円でお譲りいただければ、
すべて水に流します。
843 :
吾輩は名無しである:01/10/16 22:48
あのスレの1はなによ(゚ο゚)
844 :
吾輩は名無しである:01/10/17 05:57
最初は、安い額を提示して安心させ、それからいざ支払う時に
なったら、しかるべき金額をお渡しようと思っていたのです。
845 :
吾輩は名無しである:01/10/17 17:32
そうしたら、「なに、あんあものはありやしません」って
言うんですよ。
昨日は20レスを越えてゐたのに今日はまだ2レスか…。
皆もつと芥川を語れ!俺が相手になつてやるつ!!!
847 :
吾輩は名無しである:01/10/18 00:30
>>846 キミはヒドイ!!
あんなもん発表したら、それは僕だってすぐにわかることじゃないか!
848 :
吾輩は名無しである:01/10/18 11:50
>>846 しかし、キミの読んでくれた悼辞は素晴らしかった。
849 :
吾輩は名無しである:01/10/18 15:00
春陽堂書店(だったか?今手元にないのでうる覚え)の芥川全集を
持っています。小説・随筆・詩・書簡等が収められていて全2巻です。
岩波の全集を買おうか、自分が持っている春陽堂の全集で十分か
悩んでいます。
岩波の全集を持っている方、岩波の全集の内容はどうですか?
850 :
吾輩は名無しである:01/10/18 15:17
岩波の全集24巻買った方が良いと思うよ。
6万円くらいかな。
12巻のだと一万円くらいに下がってるけど。
851 :
吾輩は名無しである:01/10/18 22:02
菊地はどこ行った?
誰か俺に質問ない?芥川が小説を書き出したのは俺様の煽動に負ふ
所が多いんだけど。…っていうか何故に俺様のスレがないのか!?
853 :
吾輩は名無しである:01/10/18 22:35
キミは顔が下駄そっくりだからさ。
しかも僕がモテるのを僻んでいた。
854 :
吾輩は名無しである:01/10/19 07:27
久米は、いつから芥川と知り合いなんだっけ?
855 :
吾輩は名無しである:01/10/19 10:42
856 :
吾輩は名無しである:01/10/19 10:50
それ以前から芥川は書いていたんだよね。
まあ、「友人の煽動に負ふところが多い」とか
自分で書いているわけだけど。
857 :
吾輩は名無しである:01/10/19 14:22
次は、成瀬辺りか?
ですが何か質問でも?勿論、答える気は毛頭ありませんが。
久米って芥川と親友って以外にとりえあるんですか。
彼には文才ないですね。しょせんは福島のいなかものだと思いました。
今から船に乗るから見送りに来てくれ
861 :
吾輩は名無しである :01/10/20 12:00
成瀬渡米記念作品「出帆」に一票!
862 :
吾輩は名無しである:01/10/20 16:23
残念ながら読んでいない。そんなもの、どこで読んだ?
「時運の趣くところ」とは、絶対にイケナイ言葉である。
時運の趣くところの意するところは、風の吹きまわしである。
風の吹きまわしで、仕方ないから降参するというのは、
絶対に天皇の言葉であってはならない。
864 :
吾輩は名無しである:01/10/20 17:22
>>862 「出帆」は全集の第一巻に収録されてる。菊池や久米も実名で登場する。
そういえば芥川は成瀬を見送る時に船室に本を置き忘れて慌てて取りに
戻ったそうだ。
あ、「出帆」は芥川作品です。このスレで成瀬の作品を読んだことがある
という剛の者はいる?
866 :
吾輩は名無しである:01/10/20 18:51
え?そうなの?
俺はまだまだ芥川マニアには届かないね。
867 :
and a dog:01/10/20 19:30
ふみちゃんへ
だもんなあ。
芥川好きだけど、ちょっと引いた。
868 :
吾輩は名無しである:01/10/20 19:47
俺はあれに惚れた。
869 :
吾輩は名無しである :01/10/20 21:28
ふみちゃんがお菓子だつたら食べてしまいたいくらひです。
…だもんなぁ。
芥川によれば、里見とんは皮造りの刺身、宇野浩二はロース
トビーフ、佐佐木茂索は串刺しにして白焼き、室生犀星は干
物に適しており、菊池の鼻を椎茸と一緒に煮ると脂ぎってて
美味、谷崎潤一郎を西洋酒で似て食うと飛び切り美味いのだ
そうだ。…芥川人肉食嗜好者説を唱えても良かとですか?
870 :
吾輩は名無しである:01/10/20 21:46
だめ。
871 :
吾輩は名無しである:01/10/20 23:13
芥川の高校時代の手紙見ると、ホモ達・山本喜誉司を「APOLLO」(アポロ)と
呼び「APOLLO THE BEAUTIFULの君へ」と結んでいる。はたまた、友達同士で
ロシア風のあだ名をつけては喜び、自分は「RIUNOSUQUE」(リュ−ノスキー)
と名乗り、手紙にもそう署名している。…皆も若気の至りには注意しよう。
872 :
吾輩は名無しである:01/10/21 00:09
若気が至ると三島になるからな。
873 :
吾輩は名無しである:01/10/21 12:55
勉誠出版『芥川龍之介大事典』ってもう出たのか?「今秋刊行予定」って
書いてあったけど…
そういえば翰林書房『芥川龍之介新辞典』も今秋刊行だった筈なんだが…。
874 :
吾輩は名無しである:01/10/21 13:04
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ 誰だゴルァ!
| ____ +++++ ____
| / / __ \
| | / ―― l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
V |三 / \ | | まる子・・・許しておくれ・・・
( |三 ⊂⊃ ⊂⊃|) ∠________
∧η∧ |三 ∪ |
(,,・Д・) |三/ [二] \|
ミ__ノ__// ノ
≡∠ _⊃⊃ ー―
@@
875 :
吾輩は名無しである:01/10/21 16:55
辞典ばかり。こんなに一度に刊行されても新しい情報なんか無いんじゃないかな?
876 :
吾輩は名無しである:01/10/22 12:34
おお、そうすっと去年と今年とで芥川の事典が4冊も出る(た)ことに
なるのか(『全作品』・明治書院の増補版・『新』・『大』)!?
よほど裕福な大学&図書館でもなきゃとてもじゃないが全部は買いきれ
まい。個人の研究者なら尚更だ。で、1冊買うならどれが良さげ?
878 :
吾輩は名無しである:01/10/24 10:17
いい感じで下がってるので上げとく。あともう一頑張りで900台、ってところで
足踏みかぁ。惜しいな。
879 :
吾輩は名無しである:01/10/24 14:17
この板はレベルの高いものになりすぎた。
「芥川龍之介」ってなんてよむんですかあ?
881 :
吾輩は名無しである:01/10/24 18:47
かいこうたつのすけだ。
882 :
吾輩は名無しである:01/10/24 21:19
「かいせんたつのかい」かも。…なんか暗号みたい。
883 :
吾輩は名無しである:01/10/24 21:26
ワニブックス『PKF太平洋戦争 極秘・芥川龍之介講演筆記録』(古川
愛哲著)って誰か読んだ?どんな内容?
884 :
吾輩は名無しである:01/10/25 10:01
私が芥川の作品で一番いいと思うのは「トロッコ」。
子供の頃に読んだせいもあるけど、子供の不安な気持を
これだけ表現できるなんてすごい、と今でも時々読み返す。
芥川の感受性の強さを非常に感じるんだけど…。
885 :
吾輩は名無しである:01/10/25 18:41
「レベルを下げよう」にメールを送ろうと思ったら、
sageとかって表示された。これは、送れば届くの?
どうやったら、sageになるの?
年若き885よ。sage道は厳しく辛い。試して見ようなどと思わぬことぢゃ。
わしですら時々全角でsageと書いてしまいさがってなかったりする。
887 :
吾輩は名無しである:01/10/25 22:50
「六の宮の姫君」って堀辰雄は美しい作品だというけど、読んでると
気が滅入る。姫が亡霊になって啜り泣くオチもキショイ。
888 :
吾輩は名無しである:01/10/26 11:28
だって芥川はキショイのが好きなんじゃない。
「スサノオ」(漢字めんどくさい)とか、犬とセクースしてるよね。
あれは入るものなの?
889 :
吾輩は名無しである:01/10/26 11:55
「庭」もホラーだよな。隠居が死ぬ数日前に白い装束の公卿の幻
を見たり、その老妻の頭瘡の臭気にひかれて鼠がよって来て頭を
かじったり、ラストでは老人の亡霊(?)が孫に囁いたり。
890 :
吾輩は名無しである:01/10/26 12:10
野村万斎が「RASHOMON」(綴り間違えてるかも)という劇をやる
らしい。「羅生門」「偸盗」「藪の中」をミックスした話らしい。
891 :
日本@名無史さん:01/10/26 15:44
そのくせ怪談を目指した「妖婆」は大したホラーでもなかったりする
892 :
芥川龍之介:01/10/26 18:22
>>891 「妖婆」…?はて?抹消した作品のことなど知らんな。
893 :
吾輩は名無しである:01/10/26 21:01
晩年の芥川は、恥垢が溜まってそう・・・・。
秋・・・
895 :
吾輩は名無しである :01/10/27 11:14
>>893 実際、芥川はあまり風呂好きではなかったそうだからな(菊池寛はその上を行って
たそうだが)。手もよく洗わないので爪がいつも黒づんでたそうだ。
春…
897 :
吾輩は名無しである :01/10/27 13:42
出版業界の人から、芥川の新聞小説の翻刻集が出る、という噂を聞いた。注釈が
沢山つくんだそうだ。芥川事典ラッシュの次には全集ラッシュが来るのか…!?
898 :
吾輩は名無しである:01/10/27 17:46
デマだ!
899 :
吾輩は名無しである:01/10/27 18:23
なんだデマか。ゆまに出版が『夏目漱石新聞小説復刻全集』に
続いて芥川に手を出したのかと思ってたよ。
\ イヤッホウ! 900ゲットシタヨー!/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ザザアアーッ
901 :
吾輩は名無しである:01/10/27 20:10
もうそんなの要らないよ。
面白い評論とか、新資料が読みたい。
新資料発見はともかく、面白い評論を書くことなら頑張ればできる
はずだ。さぁ書け!そして俺に読ませるのだ!>all
903 :
吾輩は名無しである:01/10/27 23:03
次に芥川龍之介のスレッドを立てる時は、「芥川龍之介、七」だね。
904 :
吾輩は名無しである :01/10/28 00:15
何故に「七」?
>>903 それはそうと、やっぱ芥川「龍」之介という表記が一番いいよね。
「芥川竜之介」だとなんか萎え〜。
905 :
名無しさん:01/10/28 00:19
茶川亀之介萎え〜。
906 :
吾輩は名無しである:01/10/28 13:58
小林よしのりファン?
907 :
吾輩は名無しである:01/10/29 14:16
岩波の中村真一郎編の全集は、「王朝もの」以外編集の基準が変だ
908 :
吾輩は名無しである:01/10/29 14:18
どう変なの?
最近「作品」について語るレスが少ないなぁ。印象批評でもいいから何か
カキコしてくれればいいのに。論文に使えそうな、いい意見があったら俺
がパクるので宜しく。
「路上」
長いなあ・・・・・。
911 :
吾輩は名無しである:01/10/29 22:13
芥川だけで900・・・・・・
スゲーですな
912 :
吾輩は名無しである:01/10/29 22:15
だから、次のスレッドは「芥川龍之介:巻ノ七」でお願いします。
羅生門とドラえもんの関係を簡潔に述べなさい。
914 :
吾輩は名無しである:01/10/29 22:50
もんつながり
「英雄の器」について、何故「だから英雄」か、述べなさい。
916 :
吾輩は名無しである:01/10/29 23:33
そう言わないと、芥川の小説らしく終わらないから。
「女体」には体臭のことが出てきますが、あれは書くべきでは
なかったと思いませんか?書くべきであったと思うのであれば、
その理由を簡潔に述べなさい。
羅生門もドラえもんも、気の弱い人間を異なる価値観へと誘う存在である。
のび太は「いつもイジメをしている人間は自分がイジメられても仕方がない」と
いう論理でジャイアンに報復し、時にシズカちゃんの服を脱がしたりする。
のび太の行方は誰も知らない。
919 :
吾輩は名無しである:01/10/30 08:48
そうか、草笛は竜之介の子供の嫁に行ってたのか
920 :
吾輩は名無しである:01/10/30 08:51
どうして、彼は長編小説を書けなかったの?
>>153 僕が書いた「宇野浩二」(『二つの絵』に収録)が典拠らしい。
922 :
吾輩は名無しである :01/10/30 14:03
問三に直接答えるものではないけど、芥川はとにかく匂いには神経質
だったみたいだね。
例えば「鷺と鴛鴦」という随筆は、夏に美しい二人連れの女性と出会
った作者(を思わせる人物)が彼女達の不精な鼻毛と髪の臭さに幻滅
する、という内容で、美人を見たら「敬意を表す前には匂だけでも嗅
いで見るものである。…」という一文で結ばれている。「河童」国か
ら帰った「僕」が人間の体臭に辟易したとか、「夢」の中でゴムを焼
いたような匂いを嗅いだとか、未定稿「人を殺したかしら?」の動物
のような体臭があるモデルの女とか、とにかく芥川の文章は匂いに関
する言及が意外に多い。このことは、吉本隆明も何かの小論(「芥川
龍之介の死」以外)で指摘してた気がする。
「葱」の末尾、「批評家に退治されてくれたまえ」には
どのような作者の意図があるのか?
924 :
吾輩は名無しである :01/10/30 15:58
「葱」のヒロインのモデルは宇野千代なんだってね。
確かに芥川龍之助は短いセンテンスで文章を
構成していて、作品全体に鋭さがあります。
問四の解答がまだだが、
「葱」のモデル、宇野千代説は、誰が言ったものか?
927 :
吾輩は名無しである :01/10/30 20:40
>>926 岩波の最新版芥川全集第20巻(書簡編W)、「人名解説索引」の
「宇野千代」の項参照。ただ、これも伝聞形で書かれているので、
誰が最初に言い出したのかは判りませぬ。
芥川の弟子と見なされる人物名を挙げよ。
ここまでレスがつけばなんか嬉しいなあ。最初のほうは全然だったのに。
>928
堀辰雄
「芥川四天王」なる人物名を挙げ、その出典を記せ。
931 :
吾輩は名無しである:01/11/02 15:34
932 :
吾輩は名無しである:01/11/02 16:05
芥川関連のサイトって、なかなか更新してくれないんだよね。
933 :
吾輩は名無しである:01/11/02 16:15
うーむ、芥川関連サイトの老舗TOSHY氏のHPも規模縮小…?
確かに最近、BBSへの書き込みも減ってはいたが…。
このスレのレスのつき方も一時期より勢いが落ちてきたし、
前年度あたりからの芥川関連書籍ラッシュも含めた芥川バブル
も、ここに来ていよいよ崩壊か?
934 :
吾輩は名無しである:01/11/02 16:19
いや、このスレッドに住人の人がみんな自費出版で
芥川本を出してくれれば良いのだ。
・・・俺は買わないけど。
935 :
吾輩は名無しである:01/11/02 20:06
936 :
吾輩は名無しである:01/11/02 20:08
じゃあ買う。
937 :
吾輩は名無しである:01/11/02 20:59
…っていうか出すのか!?>935
938 :
吾輩は名無しである:01/11/02 21:03
嘘でも出すといってくれないか。
939 :
吾輩は名無しである :01/11/02 22:37
実際「こういう芥川本が欲しい」っていう希望とかってある?
940 :
吾輩は名無しである:01/11/02 23:19
作品論を根底から覆すようなもの。
本当は、大学のレポートを書くのに便利な論文良い所取りの
集大成みたいなのが有ったらイイな、と思ったことあるけど、
今から作られても卒業しちゃうから、要らないや。
941 :
吾輩は名無しである:01/11/03 10:05
現行の芥川全集で書簡集が4巻分を占めるのは、それだけ保管していた知人が多
かった(ただし菊池寛のように来た書簡は片っ端から捨てる人もいる)からだが、
芥川自身は知己から来た書簡をどれだけ保管してたのかな?
できれば他作家と芥川との往復書簡集があると便利なんだけど。
942 :
吾輩は名無しである:01/11/03 12:42
それは、そうだね。
芥川が書いた書簡集のみじゃなくて、貰った書簡集も欲しい。
・・・まあ、これは各文学館、資料館が手伝ってくれなきゃダメかな。
943 :
吾輩は名無しである:01/11/03 19:10
「■■■芥川龍之介@巻之七■■■」
かな?
944 :
吾輩は名無しである:01/11/03 20:15
■は目にうざくないか?
945 :
吾輩は名無しである:01/11/03 20:37
□にする?
□□□芥川龍之介@巻之七□□□…というのも、なんか見づらい…。
プリティーに★にしてみる?
★★★芥川龍之介@巻之七★★★…どちみち見づらいか…。
947 :
吾輩は名無しである:01/11/04 11:30
■★は、下がった時に見つけやすいからなんだよね。
948 :
吾輩は名無しである:01/11/04 13:02
心配するな。このスレが下がることなど絶対にない。いや、
俺様がそんなことにはさせん。
949 :
吾輩は名無しである:01/11/04 13:24
頼もしい・・・。
でもまあ、新しいスレッド名を考えることは無駄ではない。
で、□□□芥川龍之介@巻之七□□□にする?
□の代わりに○にしようか?
俺は、★でも☆でも良いよ。
950 :
吾輩は名無しである:01/11/04 13:35
★でも■でも●でもいいけど、白抜きはパッと見、どこからが文字
だか見にくい気がするから黒にして欲しい(個人的には)。
●●●芥川龍之介@巻之七●●●…なんてどう?
951 :
吾輩は名無しである:01/11/04 13:35
952 :
吾輩は名無しである:01/11/04 13:58
>>951 「我が散文詩」という作品の中にある「日本の聖母」。
「神神の微笑」「長崎小品」と同じ系列にある一種の切支丹もの。
953 :
吾輩は名無しである:01/11/04 15:23
950さんの案で
「●●●芥川龍之介@巻之七●●●」
というのが、候補に挙がっていますが、宜しいですかね。
954 :
吾輩は名無しである:01/11/04 15:24
OK
955 :
吾輩は名無しである:01/11/04 15:26
芥川関連のホームページをことごとく貼っても良いんですかね?
956 :
吾輩は名無しである:01/11/04 15:52
文学板には以前「芥川でお薦めの作品は?」というスレもあったけど、
完全に消滅したみたいだ。倉庫をさらっても駄目かな?
957 :
吾輩は名無しである:01/11/04 16:05
958 :
吾輩は名無しである:01/11/04 17:02
じゃあ気が向いたら、どなたか建ててください。
他には、何か無いですかね?
959 :
吾輩は名無しである :01/11/04 22:07
こんな芥川龍之介は嫌だ!シリーズ
スポーツ刈りで筋肉質、いつもタンクトップとトランクス姿の芥川。
960 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:21
風呂に入らない芥川。
961 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:23
芥川賞を欲しがる芥川。しかし落選して直木賞を受賞する芥川。
962 :
アンデルセン:01/11/04 22:26
ケイン・コスギをロードワークに誘う芥川
963 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:29
田中ランディとのツーショットに随喜する芥川。
964 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:32
食いしん坊万歳!のレポーターを務める芥川。
965 :
アンデルセン:01/11/04 22:34
1000ゲットしたい芥川
966 :
アンデルセン:01/11/04 22:34
1000ゲットしたい芥川
967 :
アンデルセン:01/11/04 22:34
1000ゲットしたい芥川
968 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:35
菊池寛とコンビでリポビタンDのCМに出演する芥川。
菊池の「ファイトォ!」の掛け声に、ひきつったような声で
「いっぱぁーつ…」と返すのが精一杯の芥川。
969 :
アンデルセン:01/11/04 22:35
まだ気が早いようだ。
本屋に行くと必ず便意を催す芥川
そんなに僕が好きなの???
971 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:38
そろそろ誰か新スレを立ててくれないかな、と思う芥川。
972 :
アンデルセン ◆sh7oQA3. :01/11/04 22:41
973 :
吾輩は名無しである:01/11/04 22:44
視界を覆う無数の歯車の一つ一つに、トックだのクラバックだのという
名前を付けて愛でる芥川。
974 :
吾輩は名無しである:01/11/05 00:18
どうも・・・センスが無いというか、
別に芥川スレじゃなくてもできそうだから、この辺りで止めておきます。
975 :
吾輩は名無しである:01/11/05 00:27
新スレまだ?立ち上がっても話題があるかどうか不安もあるけど。
976 :
吾輩は名無しである:01/11/05 05:14
977 :
吾輩は名無しである:01/11/05 08:26
・・・何故か、あのスレには、偽者くさい気配を感じる・・・。
978 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:07
なおかつ、俺は芥川が千に到達するところを見たい。
食い残しは、許されないのだ。
979 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:18
君達の気持ちはよく判った。俺様もここが1000に達するまでは
こちらで頑張ろう。せねば飢死をするぢゃて、仕方がなくてする事
ぢゃわいの。
980 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:23
では俺がこのスレにカキコしようと恨むまいな。
己もそうしなければ餓死をする体なのだ。
俺様の行方は、誰も知らない。
981 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:25
暇だから「芥川しりとり」でもする?
(例)芥川龍之介→戯作三昧→芋粥…とか。
982 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:27
だって、事典があるじゃない?
983 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:27
ゆ?
「夢」
984 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:28
眼に見るやるな文章
985 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:31
海のほとり
986 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:31
竜
987 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:32
龍
「運」
989 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:35
運命(しゅじゅの言葉) い
990 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:38
糸女覚え書
…飽きたら飽きたと言ってくれ。残りの10レスを有効に利用しよう。
991 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:39
いや、飽きたのではなく貴様に千を取られるのが口惜しいのだ。
992 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:41
俺が1000を取ったら、俺は「芥川テンサウザンド」と名乗ることにしよう・・・。
993 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:42
そして、誰もいなくなった今、このスレの頂点へ立つのは、
この俺だ。
994 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:43
・・・まさか、こっそり見張ってないだろうなあ・・・。
995 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:44
少し、その辺の別作家スレでも見てみれば?
996 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:44
俺は、このサイトに誰もカキコしないように見張っておくよ。
997 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:45
安心して離れておくれ。
998 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:45
はあ、ドキドキする。
999 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:45
行くぞ!
1000 :
吾輩は名無しである:01/11/05 15:47
\ イヤッホウ! 1000ゲットシタヨー!/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ザザアアーッ
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。