>左翼の代表が「三島由紀夫に負けた」とコメントしてます
だれ、それ?
>>3 私よりもなんでも三島情報を知っていると自負している三島嫌いの人に聞いてみたら?(笑)
>>4 君以外の人は知らないんじゃない?
そもそも左翼に代表がいると思ってるところが、ネトウヨなみの精神構造だがw
ついでに言っとくと、僕は三島が嫌いなんじゃなくて、三島を気の毒に思ってるんだ。
中途半端な家に生まれた中途半端な教養。
高度な文学を目指すには能力不足だが、大衆に迎合するには才能がありすぎた。
逃げ込んだ先が肉体を消滅させるための国家ロマンと肉体を消滅させるための肉体の強化という自己矛盾だ。
まさに悲劇だ。
その悲劇の根拠が、幼少時の育ち方にあるのか、資質としての男色にあるのかはわからない。
たんに自分の肉体に対する劣等感と精神に対する自尊心との落差のためかも知れない。
喜劇を演じながら、悲劇で幕を閉じた。
耄碌左翼臭がプンプンするぞw
>>5 右翼だろうが左翼だろうが、何かの団体に代表者や序列があるのは当たり前のことです。
あなたは左翼の中だけには権力欲や階級が全くないとでも思い込んでいる
ナイーブな人なんでしょうか? そんなお気楽な人がいるとは驚きです(瞠目笑)
ちなみに、三島に敗れたというコメントをした京大の左翼代表のことは、
三島関連本のいくつかに載ってますよ。まあ極左のようですから、あまり
日本のためにはよくない赤軍派みたいな人だったようですけど(笑)
私よりも知識があると自負している人が、こんな基本情報も知らないとは
お気の毒さま。
それから、家柄とか教養とか才能とかが、ああだこうだとおっしゃってますが、
あなたは左翼の割にはずいぶんと、そいうことにこだわるんですね(流し目笑)
家柄や教養が三島より高くても、文学の才能のない人なんか大勢いますから、
そんなことは文才とあまり関係ないことでしょう。
あと、三島の幼少時の環境だとか、ホモ傾向があったこととか、肉体の
劣等感も全部三島が提供したものですから。あなたはそういうことは素直に
三島の自己分析を受け入れているのに、かたや三島の日本に対する思いだけ
は否定するんだから、ずいぶん都合のいい解釈ですね。
どちらも多面的な三島のすべてであるにもかかわらず、あなたのような
ご都合的な偏向解釈は、まあ反三島の評論にはありがちなことですけどね(プゲラ笑)
客観的を装いながら、文芸評論に乗じてそういうことをやるのが左翼の特徴です。
あなたがそういう関連本だけを斜め読みしているだけの人なのはレスから
よく解りました。
それから、三島を喜劇に見ようが、悲劇に見ようが、気の毒に思うおうが、
大きなお世話というものですよ。
>>8 >>あと、三島の幼少時の環境だとか、ホモ傾向があったこととか、肉体の
>>劣等感も全部三島が提供したものですから。あなたはそういうことは素直に
>>三島の自己分析を受け入れているのに、かたや三島の日本に対する思いだけ
>>は否定するんだから、ずいぶん都合のいい解釈ですね。
耳が痛いw
実はかつては私もその中の一人でしたから。
ジョン・ネイサンは、我々が三島について知っていることは
すべて三島が我々に知らせようとしていたことだけだった、
と書いていましたが、当然といえば当然ですが、その通りなんですね。
まあその中で、どう解釈するかは個々の自由ともいえますが。
それから左翼さんに絡まれても、もう相手にしない方がいいですよ。
>>8 ご託はいいから、左翼の代表って誰なんだよw
君に僕の書いたことが理解できるとは思ってないから、感想はいらないよ。
そんなことより、左翼の代表の名前を教えてくれよw
あの世のレーニンですよ。
13 :
吾輩は名無しである:2013/12/17(火) 08:27:07.45
三島って凄くね?今で言えばさ、春樹と三谷とたけしを一人にしたような存在感だったんだからw
そして、遺作は断じて「天人五衰」じゃない、あの生首だよw一世一代の文字通り己の肉体を犠牲にしたパフォーマンスだったんだよ!
14 :
吾輩は名無しである:2013/12/17(火) 10:56:00.73
最近日本が嫌いになってきてる
馬鹿正直で毒にも薬にもならない武士道精神だなんだとくだらない美意識だけを重んじて
自分達の主張を一切しない糞っぷりに腹が立つ
白人には卑屈で媚びへつらいプライドも何もなく土下座する醜い国民性
CMでも白人を使えばイメージアップとなって視聴者のゴミどもも白人様カッコイイ!素敵!真似したい!と飛びつく
どこまでも愚直で非合理的な思考で現状維持こそが何よりも価値のあることだと思い込んでる
世界の反応がなんだってんだ
外国のゴミどもに好かれること認められること評価されること一目置かれることに何の価値があるんだ
外面ばかり気にする卑しいイエロモンキーめが
ああ
俺はもう日本を嫌いになってしまうんだろうか
愛しすぎていたからこそ最近矛盾に目をつぶれなくなっている
>>14 どうでもいいが、日本のなにを愛していたの?
>>17 四徳を極めたと錯覚させてくれたのが日本の外面だった
日本を愛したい
ああ
この愛着を失いたくないものだ
>>18 いろいろあるみたいだけど、どの四徳?
もっとも、全部日本固有のものじゃなさそうだけど。
>>14 本当は日本やアメリカに媚びへつらっていながら、
表向きは逆らっているふりしてる中国や韓国よりはまだいい。
>>20 日本みたいに、室内犬のようにまとわりついて、なんでもアメリカの言うこと聞いてるほうがいいの?
>>21 アメリカの言うことを何でも聞きたくなければ、自主防衛の道しかないよ。
憲法9条を順守し続けて、アメリカの傘にいるうちは、アメリカのやることに
文句は言えないんだから。
まあ、日本の自主防衛については、アメリカが中国と密約していて許さないから、
現実的には難しいんだけどね。
その意味では、アメリカと中国は実は仲がいいんだよ。
>>22 憲法9条があるから、戦後70年近くも戦争に巻き込まれていないんだよ。
なければ朝鮮戦争でもベトナム戦争でも湾岸戦争でもイラク戦争でも、全部巻き込まれて、多数の戦死者が出ている。
日米安保は9条があってもなくても、敗戦国として結ばざるを得ない不平等条約だから、9条があることで、戦争に借り出されない分だけまだましだ。
9条がなければ自主防衛でアメリカと対等になれるなんてのは、妄想以前のお花畑頭。
日本の「国防軍」が、米軍の指揮下で戦争に参加することになるだけ。
9条を守り、米軍基地をなくしていくことで、はじめて本当の独立の可能性が出てくる。
軍事力の増強は、独立への道じゃなくて、アメリカ隷属をさらに強めるだけだよ。
>>23 戦後に平和が保たれていたのは、安保と9条のセットででしょ。
昔の吉田茂の時代はそれで通用していたかもしれませんが、
もうこれからは、そんな古い戦法は通用しません。
そんなことがずっとこれからも未来永劫通用するとでも思っている方が
頭がお花畑でしょうw
これからは逆に中途半端に憲法9条なんかあるために、アメリカと一緒に
戦争することになるんです。現にどんどんそうなってるでしょう。
アメリカの都合のいいように解釈されていくだけです。
米軍をなくして、憲法9条を守るって、論理的にまったく矛盾してますよ。
安保がなくなったら、自主防衛しないかぎり日本は無防備ですから、
中国にどう対抗するんですか?
>>23 具体的に米軍基地を減らしていくって、どうやるんですか?
今そんなことがアメリカに要求できない現状がどうやって
変えられるというんですか?
自分で自分の国も守れないような防衛体制と経済力で
どうやってアメリカと対抗しようというんでしょうか?
もっと頭がよくなってください。
>>23みたいな間抜けな憲法9条信者は、昔の大東亜共栄圏思想と同じなんだよね。
反米思想に凝り固まりすぎたせいで、日本の平和を破壊したバカと同じ。
>>23への反論レスを長々と書いてるうちに
先を越されてしまった。もうあんまり意味は
ないが、せっかく書いたからレスしておく。
9条教に洗脳されたお花畑のオツムの持ち主だな。
洗脳されてお花畑になったのか、元々お花畑だから
あっさり洗脳されたのか、どっちが先かはニワトリと卵で、
議論してもはじまらんがw
9条があるから戦争に巻き込まれてないとなぜ言えるのかね?
現に戦争してないからとかは話にならんよ。そんな議論が
通用するなら、自衛隊があるから、米軍基地があるから、
戦争に巻き込まれてない、という議論も成り立つ。
「敗戦国として結ばざるを得ない」←意味不明
「9条を守り、米軍基地をなくしていく」という結論が先にあって、
他はすべてそれを正当化するための詭弁!
憲法前文があってこその9条で、理想論としては素晴らしい。
しかし現実と齟齬を来していることから眼を逸らしてはいかん。
餓えた人食い虎に十字架をかざしても効果はない。
食い殺されてからでは手遅れなのは誰だって分かろうというもの。
>>24 なぜ9条と日米安保がセットだと?
それぞれ、まったく別の理念と別の状況でつくられた。
9条はアメリカによる日本の再軍備の防止であると同時に、戦争で悲惨な思いをした日本国民の必死の願いでもある。
>憲法9条なんかあるために、アメリカと一緒に
>戦争することになる
なんだそれw
日本はいつから憲法を守らなくていい国になったんだ?
そもそも、なんでアメリカに占領から解放されると中国が攻めてくることになるんだ?
中国には国連常任理事国の椅子を放り出してでも、日本に攻め入る理由がなにかあるのか?
>>25 米軍基地の撤去も要求できないような国なら、防衛体制などいくら増強しても米軍の補完物になるだけだよw
もっと頭がよくなってください、だなw
>>26 反米などという前に、自国の独立を目指そうともしないアメポチネトウヨの精神構造をどうにかしたほうがいいよw
>>26 少なくても戦前の日本が戦争したのは反米思想に凝り固まったからではないよw
少しでいいから歴史を勉強してごらん。
>>28 9条を守り、米軍基地をなくしていく、というのは国民にとっても人類にとっても、すばらしく大きな意味があると思うよ。
その理想に向かって可能性を追求していかないと、日本はいつまでたっても米軍基地のための日本列島から抜け出せないよ。
9条がある限り、日本は自分から攻撃を仕掛けることはできない。
だから、他国どうしの戦争に巻き込まれることはない。
誰が見てもそれだけは事実だ。
攻め込まれたら、戦えばいいだけのことだ。
そのための自衛隊であって、攻め込むための自衛隊ではないし、米軍の指揮下で無関係の国で戦争するための自衛隊でもない。
>>19 どの四徳がいい?
支那人より賢くて支那人のような土人が設定したあり得ない夢の様な超人思想を
実際に実践してしまった日本人の凄さを沢山語りたい気分なんだボクは
>>32 どれでもいいよ。
>夢の様な超人思想を
>実際に実践してしまった日本人
そういう例があるなら、それを具体的にあげてくれよ。
>>33 我々だよ
君はみたいな卑屈な戦後サヨクには理解できないだろうけど
9条信者としてはどんな感想?
>>31 >少なくても戦前の日本が戦争したのは反米思想に凝り固まったからではないよw
>少しでいいから歴史を勉強してごらん。
横からだ面白いな
歴史をしっかり勉強してるお前の意見を聞かせてもらおうか
ちょっとからかってやるには丁度いい
>>34 うん、理解できない。
どこがどう超人的でなにを実践したのか教えてくれよ。
>9条信者としてはどんな感想?
君が自分は超人なんだと主張してることに対する感想?
それだったら、ちょっとかわいそうな人なんだな、かな?
あと、僕は卑屈な戦後サヨクじゃなくて、誇り高き現代左翼だよw
と、誇り高き在日中国人スパイの寸劇をお送りいたしました。
>>31 >攻め込むための自衛隊ではないし、米軍の指揮下で無関係の国で戦争するための自衛隊でもない
で?誰が攻めるための自衛隊にしたの?何を根拠に決めつけてるの?
被害妄想が酷くて幻覚みちゃってる人?
なんで九条教の狂信者さんが涌いてるんですか?
>>38>>39 その9条信者は、高橋源一郎という日本人作家のふりした変な中国人なんで
許してあげてくださいw
>>38 そうだよ。
9条があるから、攻めるための自衛隊じゃないんだよ。
>>36 誇り高き現代左翼って?
何に対して誇り高いの?
現代左翼ってなに?
>>42 早く万能の9条を世界に広めてください><
戦後70年経過しても全然伝播してないじゃないですか
>>43>>45 中国に限らず、アメリカを始め世界中の国に推進してるよ。
伝達手段を持たない僕にどの程度の力があるかはわからないがw
もっとも、そのまえに自国が9条を破棄しようとしてるんだから、それを阻止しないとね。
自分の国での活動が世界への近道だ。
>>44 左翼であることを誇ってるんだよ。
それが普通の日本語の理解だぞw
現代左翼というのは、現代の左翼に決まってるだろw
日本語が理解できないのか?
その回答が不満なら、現代を分析している左翼と言い換えてもいい。
安部自民の経済政策はごく一部の資本家と官僚を富ませることが目的だから、これから大多数の国民が貧しくなるだろうとか、安部自民は秘密保護法と共謀罪をセットにして反政府活動を封じ込めていくだろうとかいう分析だw
>>46 現代の左翼と戦後左翼の違いってなんなの?
>>47 ほんとうは、戦後サヨクと書いた君が説明すべきことだけど、まあ、いいさ。
戦後左翼というのは、米軍を解放軍と位置づけて、活動としては旧ソ連共産党の方針を踏襲した。
現代左翼というのは、自国の分析を行うことで行動の方針を考える。
他国の方針によらないし、まして他国の指導を受けることもない。
その点が、戦後左翼ともアメリカの指導を受けてる自民党とも大きく違うところだ。
いうまでもなく、支離滅裂の愛国ネトウヨとは言葉すら通じないぐらいの違いがあるw
わかったかい?
>>48 >現代左翼というのは、自国の分析を行うことで行動の方針を考える。
他国の方針によらないし、まして他国の指導を受けることもない。
君が金科玉条のように掲げてる9条こそアメリカによる方針に他ならないよね
そして中国も日本に米軍撤退武装蜂起を日本に望んでる
君のような現代左翼こそ他国の方針に隷属する主体性のないお花畑そのもじゃないかぁ
その点がまさに戦後左翼そのものだしアメリカと中国の希望通りの国造りを標榜する売国政党と同じだ
いうまでもなく支離滅裂なお花畑のブサヨそのものすぎて僕は若干引いてしまったよw
いやはや化石だけあって頭が固い固い(憐れみ)
三島のはなしできねーなら糞して寝ろってんだ!
このデコ助どもがっ!
>>49 >9条こそアメリカによる方針に他ならない
>>29に書いといた。
9条はアメリカによる日本の再軍備の防止であると同時に、戦争で悲惨な思いをした日本国民の必死の願いでもある。
愛国も売国も関係ないんだよw
そもそも国というのは、法と政府のこと。
法が国家としての理念だし、政府が国家としての実体だ。
愛国というのは日本の法と政府を愛するということだし、売国というのは法と政府を売るということだから、意味をなさないw
無造作に「愛する」と「売る」を対立概念として並べたがるところが、ネトウヨ並みの支離滅裂な知的水準ということだな。
なによりも、小泉から始まって安部自民で完成させようとしてる資本家への利益の集中がどういう現実をもたらしているかぐらいはよく見ておくことだよ。
生産性等の向上や効率化による経済の拡大の結果が、すべて資本家のものとなるばかりか、一般国民からはこれまで以上の労働の搾取と税負担の増加となる。
消費増税分が法人減税の財源となって、企業の利益はさらに資本家に集まることとなる。
もちろん、企業の利益というのは、労働者の労働のうわまえをはねることでもたらされる。
>>50 三島が好んで使った国という言葉の意味を説明してるんだよ?
三島自身がどこまで本気で国という言葉を使っていたかはわからないが、国という概念を明確には持っていなかったことだけは確かだ。
その言葉を批評することは三島の作品の批評にもなるんだ。
文学とは言葉による芸術なのだから。
21世紀にもなって、資本家vs労働者という図式で物を考える人間がいることに
驚いた。今時、そんなカビ臭い話は誰も聞いてくれんよ。19世紀のロンドンにでも
タイムマシンで飛んで、一席ぶってくることだな。そこなら聞いてくれる人も多かろうて。
そもそも現代において資本家とは誰を指すのだ。金持ち?投資家? 株なんて一般人
でも一杯持ってるわな。現代において真の対立軸は何かよく考えてみるがよろし。
ま、これ以上続けると、デコ助どもが!と叱られるからやめw
要するにオレ様厨だということはよく分かった。
「国という概念を明確には持っていなかったことだけは確かだ」なんて臆面もなく言える
ところがすごいw
正しくは、「オレ様の考えているような正しい国家観を三島は持っていなかった」だな。
それで一つ大論文でも書いて、世間を唸らせてくれ。それができたら認めんでもない、
かも。。。因みに、三島は「愛国心」なる言葉にやや否定的、一定の留保を置いていた。
「資本家」ワロタ
北朝鮮に亡命しろw
>>51 お前が大事に掲げる聖なる9条はなぜ世界に拡大していかないんだ?
それが正しいのならこの70年の間に世界中に浸透しているはずだよな?
世界が本当に戦争のない平和な世界を望むなら万能な9条を採用するはずだ
なぜそうならないんだ?結局お前の考えが間違ってるってことではないのか?
>>53 小泉から安部までの自民党の経済政策の結果がすべてを物語ってるよw
現代であろうが数十年前であろうが、資本家というのは、株や資産の運用で収入を得る人間。
労働者というのは、自らの労働によって収入を得る人間たち。
対立軸はそこにしかないよ。
個別の事情をあげればさまざまだろうが、芸術家などの特別な存在を別にすれば、つまり資本主義での経済構造の基軸をなす一般の人間の生活基盤はそのどちらかだ。
君も経済を勉強することだ。
それから、三島に明確な国家のイメージがあるというなら、書いてみなよ。
別に大論文などいらないから、数十字程度の簡単なものでいいよw
>>55 なぜ、正しいことなら世界に浸透すると思うんだ?
正しいことが正しいという理由で世界に浸透するくらいなら、戦争も起きていないし、国家もないし対立の歴史もないw
頭、大丈夫か?
>>57 戦争をする国はどの国も自分の国は正しい、“正義のための戦い”って思ってるわけで。
国家自体が悪、私たちは地球市民、それが正しいって思ってるのも人によっては逆になるわけで。
>>58 だから9条が世界に浸透しないからといって、それが間違っていることにはならない、と言ってるんだが?
国家は悪であるというよりも、いわば、必然悪、つまり、国家というものは人間の経済活動の拡大によって必然的にできてしまうもの。
しかし国家がある限り、戦争もなくならない。
国家の消滅が戦争をなくすための必要条件。
なぜなら国家というのは、ある理念の共同体であると同時に、ある利益の共同性を仮装するから。
正義というのはその立場によって異なるのは当然だ。
だから、資本家の正義と労働者の正義が対立することになる。
いうまでもなく、安部自民は資本家の利益を理念としているし、たとえば共産党は労働者の利益を理念としている。
>>58 国の理念は法で表現される。
だから本来の日本は、9条に象徴される平和国家であるということになる。
日本を肯定したいなら、当然、この9条を愛することも要になるから、9条を破棄したいなら、それは日本の国家理念を否定しているのだ。
愛国心というなら9条を愛することが愛国心だし、売国といいたければ9条を否定することが売国だ。
>>59 9条が間違ってるとは思わないけど、
アメリカの核の傘のしただからこそ成り立ってる側面もあるよね。
他の国に浸透しないのはそういう事なのでは?って思うんだけど、どう?
仮に国家や国境ってのが無くなったとしても民族間の紛争って無くなるかな?
資本主義、民主主義ってシステムは完璧ではないと思うよ。
もしかしたら共産主義やマルクスの概念の方が素晴らしい理想郷なのかも知れない。
でも人間はその素晴らしい理想を理解出来るレベルまで達してないと思うよ。
歴史をみればその理想を現実にしようとして、ものすごい数の命が奪われたわけだし。
まだ花畑牧場バカサヨ耄碌じじいがうろついてるのか
>>61 >アメリカの核の傘のしただからこそ成り立ってる側面もある
9条がなければアメリカからの独立が果たせると思うほうが、現実離れしている。
むしろ、経済力をつけて、9条を維持、強調していくことで、徐々にアメリカへの隷属から解き放たれるような外交を続けるほうが現実的だ。
その意味では、鳩山のトライアングル外交は、その第一歩になりえた戦後の日本ではじめての外交姿勢といえる。
よく引き合いに出されるスイスには9条はないだろうが、実質的には非戦の国だ。
経済と外交で独立国としての地位を保っているのであって、他国の核の傘下に入っているわけではない。
別に国民皆兵だからといって非戦中立が保たれているわけではない。
君のマルクスの思想の把握は、勘違いとしかいいようがない。
マルクスは理想郷を現実に当てはめようとしたわけではない。
マルクスは、現実の資本主義社会を分析して、なぜ資本家だけが裕福になり、労働者が貧困にあえぐことになるのかという根拠を見つけ出した。
思想としては、労働者が作りだした社会の富を自分たちの手に取り戻すべきだと言っているに過ぎない。
資本家に搾取された社会の富は、その価値を生み出した労働者に戻されるべきだ。
その行動自体を共産主義という。
革命により奪われる命があることは確かだが、革命を起こさないことによって奪われる命のほうが圧倒的に多いかもしれない。
いずれにしろ、双方の利害が大きく対立している以上、資本家のための政治であるか労働者のための政治であるかを選択するほかはない。
鳩山wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>57 いやいや9条のおかげで戦争にならないというお前の主張が正しいのなら広がるはずだろう
だって戦争がなくなるんだろ?9条を書き込むだけで今すぐ戦争がなくなるんだろ?
だったら世界中で日本に倣って憲法改正するだろ
それが未だにどの国も日本の9条を採用しないということは
明らかに欠陥ということだろ
頭大丈夫か?僕ちゃんお花畑で薬やりすぎて思考停止しちゃったかぁ?ん?
共産党の人殺しはきれいな人殺しw
67 :
吾輩は名無しである:2013/12/19(木) 21:55:41.43
おい!板違いだぞ!!他所でやれや!!!
>>59 >国家の消滅が戦争をなくすための必要条件。
なぜなら国家というのは、ある理念の共同体であると同時に、ある利益の共同性を仮装するから。
>>63 >革命により奪われる命があることは確かだが、
革命を起こさないことによって奪われる命のほうが圧倒的に多いかもしれない。
↑戦争による犠牲はなくすべきと主張しておいて革命による犠牲は肯定してる矛盾
>なぜなら国家というのは、ある理念の共同体であると同時に、ある利益の共同性を仮装するから。
↑それならば共産主義を標榜するお前のようなブサヨも「ある理念の共同体、ある利益の共同体」である以上
国家の枠組みを否定する論拠を失うことになってしまうぞ?議論の前提を変えないと破綻するが大丈夫か?もう限界きちゃった?
>>63 いやいやいや、別に9条を無くしたからアメリカから独立を果たせるなんてそんなお花畑なことは全く思って無いんだけどな。
アメリカから独立したければ防衛の為に自国の軍を持ち自分達で国を守らなきゃならんだろうと、その覚悟はこの国にはあるのか?とは思うよ。
鳩山は今まで思い描いていたその理想を何とか実現したくていろいろやったんだと思いますよ。
でも、その理想は現実的に無理だったというだけであって…。
ああしたらいい、こうしたらいい、考えることは簡単だけど、それを実現させるのは非常に難しいし、妨害は付きもの。
そこが甘かったから足もとすくわれたんじゃない?
よく引き合いに出されるスイスだけど、経済と外交だけで独立国の地位を保ってるって、一つ大事な事忘れてるよ。
これもよく言われてることだけど、スイスは強力な軍隊を持っている、自衛のためなら徹底抗戦も辞さないスタンスですよ。
もちろん誇り高き左翼さんならご存知だと思いますが。
現在この国において革命を起こさない事によって奪われる圧倒的に多い命とはどのようなことでしょうか?
よければ教えてください。
自分の共産主義革命のためならば虐殺も無問題!革命を起こさないともっと犠牲者が多くなるから!←これってまるっきり毛沢東やポルポトと同じじゃんw
さすがお花畑のポッポ信者だわ
なんでキチガイのようなブサヨが三島スレにいるの?
三島がブサヨの敵役だと思い込んで粘着してるの?
ブサヨなら教祖様の大江健三郎とか村上春樹のスレに行ってマンセーしてくればいいのに
三島の作品とイデオロギー的なカテゴライズはあんまし関係ないよ
いいかげんスレチ
もうやめろよ
>>69 9条がなければアメリカは今以上の力で日本を抑え込む。
日本がどういう戦力を備えようと、むしろ、戦力を増強すればするだけ、アメリカは日本を軍事的な支配下に置くことになる。
あたりまえだろ?
だから、日本の軍事力とアメリカへの隷属の度合いは比例するんだ。
軍事力が最小限であれば、アメリカにとっての日本は前線基地に過ぎないし、経済的な収奪相手に過ぎないとも言える。
経済的な対応であれば、日本が独自に経済力を強めていくことで、対等とはいかないまでも、ある程度独自の主張をできるところまで日本の立場を強くすることができる可能性は高い。
事実、かつての田中内閣の時にはいくらかでもそれに近づいていた。
スイスが強力な軍隊というのは、なにかの勘違いだと思う。
国民皆兵だからといって強力な軍隊になるわけではないし、スイス軍の装備も旧式なものだ。
>自衛のためなら徹底抗戦も辞さない
誰に聞いたか知らないが、スイスの若い連中にでも聞いてごらん。
笑われるからw
>現在この国において革命を起こさない事によって奪われる圧倒的に多い命
君は
>>61で
>歴史をみればその理想を現実にしようとして、ものすごい数の命が奪われた
と書いておきながら、なんで現代の話にすりかえるのかな?
いずれにしても、安部自民が愛国と国防を隠れ蓑にアメリカへの朝貢を拡大して、資本家の利益のみの増加を目指す政治をしていることには変わりない。
たとえばEU諸国では、親の国籍も別々で成人してからの自分の住居は生まれた国ではない、などというのは珍しくない。
むしろ多数派になりつつあるかもしれない。
そういう状況で愛国などといっても、まったく意味不明ということになる。
たんに自分の利益を代表する政府であるかどうか、そしてその政府に協力するかどうかというだけの話だ。
そうした世界の潮流に逆行する安部自民をはじめとする日本の「保守派」なる人間は、なにが欲しくて愛国を叫んでいるのだろう?
自分たちの利益のために都合のよい従順な日本人を作り上げたいだけだろう。
はいはい資本家資本家
もうブサヨはスルーしよう。
>>80 そんなことだから、三島の行動も作品も理解できないんだよw
右翼としてしか三島を語れないというのは可哀想だな
>>84 それを言うなら、そのまえに一人の個人であって、一人の社会人だ。
社会で生活する以上、個人と政治は切り離すことができない。
個人としての利益だけではなくて、自分の理念に対する利益にも政治は大きく影響する。
どこまで本気であるかどうかはわからないにしても、三島は政治的な行動を続け政治理念のための死を選んだ。
>>85 人物をその死から理解しようとする気持ちは分からないでもないけど
理解すべきは人物ではなくて作品なんだよ
>>87 人物と言うのは積分された存在であって、それをひと目に眺めることができないものだし
さらに行動とかしでかしたこととかも、受け取り手の眺めようでいかようにも変化してしまう。
しかし「作品」は、定着されて誰が読んでも見ても「それである」という外形をそなえているもの。
そこに何を読み取るか、作者は何を書こうとしていたのか、が文学の醍醐味だ。
人間なんかだれでもたいした違いはない。刺せば死ぬし殴れば痛がる。
そんなものに関わってる暇があったら、「作品」とくり返し対決することで、おのれが形に
できなかったものがそこで形になっているという事実により接近しようとすべきだろう。
>>88 政治的な行動というのは、ひとつの表現でもある。
小説や評論もまた、ひとつの表現だ。
同じ表現である以上、文学に基準があるとすれば、政治的な行動にも基準はある。
文学に批評が成り立つように、政治にも思想としての批評が成り立つ。
小説からなにかを読み取ることも、政治的な行動からなにかを読み取ることも同じではないとはいえない。
むしろ、三島が表現したかった自身の心は、小説でも雑文でもなく、政治的な行動だったのかもしれない。
その行動を行動として直接的に受け止めるにしろ、その行動を反言語の結果と受け止めるにしろ、だ。
君が作品と対決するのはもちろん自由だが、それは君の趣味の問題であって他人に要求することではないし、文学は三島にとって表現の一部に過ぎないということを忘れるべきではない。
>>89 文学板で文学について述べることは趣味ではないだろ。
逆に作者の人生とかふるまいについて述べようとすることこそが邪道だよ。
たとえば「金閣寺」で述べられる「美醜」についての解釈について、あなたはどのような感想を持つんだい?
>>90 >作者の人生とかふるまいについて述べようとすることこそが邪道だよ
邪道だと決め付ける根拠があるとも思えないが、それはさておいて。
繰り返すが、政治的な行動というのは、人生とかふるまい、ではなく個人が社会にかかわるときの一人の人間としての表現だ。
文学に一定の普遍性があるように、政治的な行動にも一定の普遍性がある。
僕の感想を聞きたいなら、君の三島の政治的な行動に対する感想も聞いておかなくちゃいけない、などと野暮なことは言わない。
でも、いまは、政治的な行動が三島の表現であるかどうかという議論をしている。
この議論の見通しがついたら、小説や雑文の感想を書いてもいいよ。
>>91 政治行動が表現であるというのは、赤ちゃんの泣き声が表現である、というに等しい。
そんなものは誰にでもできるし、するための修練も不要なものだ。
しかし三島の「文学」は三島にしか作れなかったし、また他の誰もそれを作ろうとはしない。
だからこそ「評論」に値するんだよ。
>>90 >>逆に作者の人生とかふるまいについて述べようとすることこそが邪道だよ。
太宰治も常々そう言っていたようですね。
太宰の場合は、個人的に素行や態度を批判されたという経験がありますが、
他の作家についても常々、作家は作品のみで評価されるべきだ、と。
大宰はキレてるよね。
余人から見れば三島の死も大宰の死も同じような死でしかない。
>>75 反論できないから逃げましたと
なるほど許してやる
>>93 どう生きたか、どう死んだか、ではなくて
何を書いたか?だからな、作家は
>作家は作品のみで評価されるべきだ、と。
当たり前のことだよ
>>92 三島が死んだのは文学者としてではなく、政治家としてだ。
本人が死をかけて表現した行動が、誰にでもできると言われたんでは、草葉の陰で苦笑いするしかないだろうな。
>>93 なるほど。
三島が尊敬しつつも敵とみなしていた太宰の発言を引き合いに出すのもいいかもしれないなw
>>96 三島は作家であることよりも政治家であることを望んだんだよ。
表現者としてね。
私が浮上しないこの国に価値はない
いっそ滅んでくれたらいい
赤軍派が自分を語ってます
>>99 >赤軍派が自分を語ってます
頭の悪さ丸出しだなw
うぜんだよ! 宮台真司
>>101 頭だけじゃなくて、性格も悪いんだな。
そのうえ顔も悪かったら、だれにも相手にされないぞw
>>103 あれあれ、なんて陳腐なレスなんだw
少しぐらいは独創的な表現があったほうがいいと思う。
君には、無理かな?
105 :
吾輩は名無しである:2013/12/24(火) 08:21:02.08
いい加減に三島の話をしろw
やっと金閣寺の真の意味を読み取ったわ
つまり金閣寺とは天皇のことだったんだな
三島は人間宣言した天皇を金閣寺で焼き殺したんだな
なんていう皮肉なんだろう
108 :
吾輩は名無しである:2013/12/25(水) 22:18:29.78
無理があるんじゃない?
110 :
婆娑羅 ◆mB5vjmJqME :2013/12/26(木) 10:14:12.23
三島由紀夫が、何故、自衛隊に乱入して 割腹したか?
スライド110枚にまとめて公開してみました。
science-basara.com/column/imperial-family/
私の理解に間違いがないか、ここで教えていただけないでしょうか?
111 :
吾輩は名無しである:2013/12/26(木) 11:52:27.21
>>106 何とかと理屈は何にでも着くんだよ。
実は、金閣寺は天皇ではない、アメリカである。
>>110 ちょっとだけ見てしまったw
民主党へのネガティブキャンペーンの一貫かよw
>>111 悠久の美の上に鎮座していたと三島は語っていたからアメリカではないな
日本人にとっての古来の美の象徴として天皇を金閣に見立てたんだろう
その天皇が人間宣言したことによって金閣は無意味なものと化した
>>113 史実としての金閣寺は、むしろ反天皇だよ。
三島はそんなことは当然知っている。
なんで儒教思想に思いをやらんのだw
>>114 戦争によって金閣がより一層怪しい美しさを発揮するのは
天皇の名のもとに戦争に狂った日本そのものを暗喩している
その金閣を燃やしてしまうことで日本人の心から天皇を抹消しようとしたのだ
そして誰もが本当の意味で自分自身の人生を行きてゆくべきと三島はメッセージを発しているのだよ
儒学からの開放と陽明学の自身の実践の教えに即した三島らしい慧眼だ
たまに発作的に自分の身体に偉大なる大日本帝国軍人の血が流れてると思うと感涙に咽び泣きそうになることがある
こんな幸福体験は宗教ではあり得ない宗教なんてなんの意味もなさない
「自分には偉大な大日本帝国軍人の血が流れている」と思うだけでたまらないほどの幸福感と恍惚感に包まれる
ただ純然たる日本人であるという実感だけで天にも昇る幸福感を味わえるなんてなんて幸せな民族だろうかと思う
>>106が正解。
戦後の金閣寺=アメリカ化した天皇
120 :
婆娑羅 ◆mB5vjmJqME :2013/12/27(金) 10:28:28.67
明治維新で、孝明天皇親子が暗殺され、北朝の血統が
理不尽に絶え、南朝末裔を自称する大室何某が皇室に入った
理不尽が、226事件を起こし、それに共鳴して三島由紀夫が
自衛隊に決起参加を呼びかけたが、失敗して切腹したのが
三島由紀夫事件の真相では?
science-basara.com/column/imperial-family/
121 :
吾輩は名無しである:2013/12/27(金) 10:39:25.85
>>120 三宮のサイエンスバーバサラさんだろ、あんた。
他のスレにも書いたけど、あんたのスライドは、単なるこじつけだよ。
そういう架空の「歴史の裏側」ストーリーが大好きな人って珍しくない。
あんた、自分の元妻がクローン人間とすり替えられた、とか
自分はCIAに監視されてる、とか主張してるらしいじゃないか。
そういう人間がトンデモ陰謀論を持ち出しても、誰も相手にしない。
>>121 ポイントはそんなところにないよ。
ただの民主党サゲだよw
背徳の後ろに真実があると語った三島の真意がどうしても理解出来ない
なんで真実に近づくためにわざわざ背徳へと回り道をしなければならないんだ?
124 :
婆娑羅 ◆mB5vjmJqME :2013/12/28(土) 16:10:33.51
>背徳の後ろに真実がある
ここで言う背徳とは、孝明天皇親子暗殺問題だったのではないのか?
この問題を正す為に、226事件や大逆事件が起こり、首謀者の主張が
権力に葬り去られ、首謀者の死だけが残った「滅亡の美学」に酔いしれ
226事件の再現を試みた「自殺」行為が、自衛隊切腹事件だったのではないのか?
詳細は
science-basara.com/column/imperial-family/
にスライド110枚で概説されている。ご意見をいただきたい。
なんか現実と関係ないところにいて欲しい。
こういうのは事実でもどうでも陰謀論者だけの内輪受けでいいよ
金閣寺に雪積もったって
サツキの花陰に腰を下ろすって表現綺麗ですね
三島と太宰は根っこが似てる
だからこそ同族嫌悪というか自分の欠点を太宰を見る事によって
鏡で見させられているような感覚があったんじゃないか
今年はドナルド・リチー氏が逝去。
1924年生まれ、89歳、
ご冥福をお祈り致します。
三島って石原にコンプレックス抱いてたの?
あの背の高さにコンプレックス持ってたかも?
いのせの近くにいたアイツはもう保たないかも
運動神経でコンプレックスがあった説を誰か書いてたな
133 :
吾輩は名無しである:2013/12/31(火) 12:25:02.11
三島イズムは「本質」的に左翼主義だろう
伝統重視的ポストモダニズムのはしり、右翼的フロイト左派、天皇主義ゴーシスト、
そういう(ある意味で)変種の一人だ
それはさておき、ここの三島オタクみたいなやつは、
とにかく知的能力が低く、教養があまりに乏しい。
こういうやからがいまどきの信奉者だとしたら、たしかに、三島が気の毒である。
134 :
吾輩は名無しである:2013/12/31(火) 12:42:29.03
それから、「三島事件」からちょっと離れて、
三島由紀夫の文学思想とか文学技法とか、
そういうのを論じられないもんかね。
なお、何か三島信者ちゃんあたりが書いたものがあれば
(とうてい、秀でたもの、どころか、まともなレベルのものすら期待できないが)、
身元が判明しないように読めるようにすればいい。
135 :
吾輩は名無しである:2013/12/31(火) 13:02:42.41
上であった、三島教養主義が、
かんぜんに高尚的でもかんぜんに通俗的でもない
中途半端なもの、というのは、まったく的確な指摘だろう。
しかし、そういう中途半端者が第一人者になる、というの、ひじょうに
日本的でもある。
三島文学に対するそのファン大衆の態度というのは、
のちの、柄谷行人の批評やら、坂本龍一の映画音楽やら、
そういう高級でも低級でもない中途半端なものを
そのファン大衆が称揚することのはしりといえる。
とはいえ、これらの人たちの作品には、ほかの人が持ち合わせていない
魅力がある、というのも事実だ。
たとえば、三島は文体における思考とレトリックの混合の仕方、
坂本の音楽では独特のリリシズム、
こういう、べつだんと高尚でも高度でもではないが、何か捨てがたいものがある。
その「捨てがたさ」がスターまたはカリスマたるゆえんだろう。
ゲテモノ
>>135 いいから三島の金閣が何を指してたか書いてみろよ
ビビって持論を展開できないか?イジメないから書いてみろ
特別にアドバイスしてやるから
>>137 横で悪いけど、三島の金閣寺はなにかを指してなきゃいけないのか?
>>137煽られちゃあかんよ
文章を見てもわかる通りただのペダントリーな輩で中身はゼロですからねw
140 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 20:23:00.52
>>140 「ほかの日本人候補と比べて優先されるほどの作家性がまだない」
なるほど。
>>140 1963年って昭和38年だろ。38歳で6人のところか・・・。
143 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 20:41:01.53
潮騒に伊良湖の島辺漕ぐ舟に妹乗るらむか荒き島廻を
ところで、三島の代表作というか、もっとも優れた小説はどれ?
145 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 20:51:54.93
禁色
146 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 20:52:33.31
金閣寺
147 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 20:53:13.90
金閣炎上
三島って、劇というかドラマというか筋書きが下手だよね。
下手と言ったら変かも知れないけど、ドラマの起伏を詰め込みすぎてるのかな?
歌舞伎の見得を切りすぎる感じかな。
三島のような天才は、たとえばどこかの物語や事件を持ってきて、事実だけを淡々と書いたら、すばらしい作品ばかりになったのにと思う。
「宴のあと」みたいに。
むしろ雑文の方が三島の天才をよく表わしてるんじゃないだろうか。
言い得て妙だな
151 :
吾輩は名無しである:2014/01/03(金) 21:55:57.82
三島は繊細で感傷的になりやすい性格だったんだろうね
切ない
劇…が下手 てのは、戯曲のことじゃないよね?
戯曲は日本の戦後最高峰だよ 小説より多分上
ゲテモノ
154 :
吾輩は名無しである:2014/01/04(土) 07:22:12.31
三島由紀夫がノーベル文学賞を逃した63年はイオルゴス・セフェリスか
前後がスタインベックにサルトル、ライバルの日本人は谷崎、川端
よく言われていた、68年に逃した説よりずっと前から候補者の6人にまで残っていたんだな
朝日新聞って必ず、三島に対して悪意を含んだ記述を加えるよね。
野坂昭如によると三島が川端に賞を譲った、と。
まあ、推薦状を書いて川端を推していますからね。
>>157 三島本人がそういう趣旨のことを言ったという話があるけど、ほんとなの?
だれか詳しい人いないかな。
宴の後の裁判のときに、文学の価値みたいな趣旨の証人だったか意見書をかくんだったかしてもらうために
川端の助けをかりて、見返りに推薦状を書かされたって話でしょ、たいがいの評伝に出てくるから事実だと思う。
>>158 三島と川端の書簡のやり取りの中に、川端に頼まれて
三島がノーベル賞の推薦状を書いたことが、往復されてますよ。
もし三島がノーベル賞獲ってたら市ヶ谷の事件は無かったかな?
>>160 ありがとう。
三島は、自分の推薦のおかげで川端が賞を取れたと思ってるってこと?
それで、他人にそう言ったのかな?
>>162 そんなことは誰にも言ってないよ。川端が推薦文に頼んで、三島がそれを
承諾したやり取りが書簡に残っているだけです。
>>163 そうなの?
ありがとう、それが知りたかったんだ。
>>165 三島が川端の推薦文を書いたのは、1961年(三島は36歳)だから、
その時は「譲った」という表現や解釈は変な気がします。
野坂がどの年のことを考えて言ったのかはよく分からないし、
どういう意味で言っているのか分からないので、勘違い(憶測違い)かは
分からないです。
>>165 ただ、川端がノーベル賞をとった時に、しきりに「三島くんのおかげ」と
言ってたらしいです。
>>167 それは典拠があるの?
それともただの噂?
>>168 瀬戸内寂聴と美輪明宏が「ぽんぽんふたり話」(うろ覚え)って本で言ってました。
これまでのスレの流れでみると
61年 川端がノーベル賞への推薦文を書くように三島に依頼
63年 三島がノーベル賞候補にあがる
ただし、本人がそれを知っていたかどうかはわからない
68年 川端がノーベル文学賞受賞
70年 三島死去
03年 瀬戸内寂聴と美輪明宏のどちらかが、川端は自分のノーベル賞受賞には三島の力があった、と言っていたのを聞いた
こんなところかな?
これだと推薦文とは関係がなさそうだ。
三島の政財界との広い交友がノーベル賞の選考に影響を与えた(と川端は思っていた)と考えるのが妥当なのかな?
ノーベル賞というのは、そういうものなんだろうか?
佐藤栄作の平和賞受賞のときの経緯を工作活動した元外交官が著書の中で
詳しく記していましたが、選考委員たちの好みを調べて根回しする、
直接交渉、そんな感じでしたね。
その外交官(加瀬俊一さん)も、「ノーベル賞なんてそんな程度のものなんですよ。」
と語っていました。
もっとも「平和賞」の選考基準が特別にいいかげんなのかもしれませんが。
大江健三郎あたりもどこか怪しいものだと勘ぐってしまいますねw
>>171 文学賞もコネクションが有効だとすれば、川端の受賞は三島を通じた政財界や官僚とのコネクション、大江の受賞は個人のコネクションということになるのかな?
173 :
吾輩は名無しである:2014/01/05(日) 15:29:15.45
…いまどきそれを否定する奴がいるとは
>>172 川端や三島についてのことはよくは分かりませんが
川端は受賞時のコメントとして「○○、翻訳、三島君、のお蔭」
と云っており、新聞にもそれが掲載されていたようです。
(○○は伝統、だったかな?違っているかもしれません。)
翻訳はサイデンステッカーさんの功績を指しているんでしょうね。
三島が果たした役割についてはよくは知りません。
しかし上の加瀬元外交官の話などから推測すると、個人の巧みな工作が
成功するなんて前代未聞!ではないようですね。
加瀬さんにこのようにしたらいい、とアドバイスした人たちなどは
そういう成功例を知ってる上でのアドバイスなんだろうと思われるからです。
ただ大江も「本当は安部公房がとるべきだった」とかいったし、
受賞のあいさつで自分に並ぶ非受賞者をたたえるのは一種の儀礼だよ
>>176 そうだね。
最低限、どんな賞でもまず選考者の目に留まらないといけない。
選考者が直接読める量は多寡が知れてる。
一定の人たちの推薦やその上での下読みがあるのは当然だし、そこまで行くためにはコネクションも必要だろう。
でも、そこから先はまさに好みの問題を含めた選考者の読み方だ。
そこまでいっても、その選考には政治的な配慮が加わっているように見える。
言葉の問題も含めて、世界的な文学賞というのは、受賞者以外にはあまり意味がないのだろう。
179 :
吾輩は名無しである:2014/01/06(月) 01:11:05.67
一回り以上年下の三島にに推薦文頼むなんて川端も情けないけど
三島も面白くないだろうね
>>179 三島は人付き合いが良いし気のいいところがあるから、気楽に引き受けたんじゃないかな?
でもその逆は有り得ないよね。三島は川端みたいに厚かましい性格じゃないし
受賞者が後輩を推薦することはいくらでもある 川端がさっさと死んじゃっただけ
三島由紀夫が川端の作品の何作かを代作したという噂があると
最近読んではじめて知った。
サイデンステッカーさんは、クノップ社のお偉方からノーベル賞に向けての
谷崎潤一郎の推薦文を著名な作家から貰ってこい、と言われて
川端と三島、その他の作家たちに頼んだそうです。
が、今思うとあのお二人だってノーベル賞を欲しがっていたのだし
そのお二人に推薦文を頼むなどとは愚かしいばかりか残酷でさえあった、
と後々後悔されたようです。
しかし川端も三島もその他の人たちも寛大に応じてくれ、
ことに好ましかったのは三島の推薦文で、
サイデンステッカーさんは、三島の小説よりも批評を高く買っており
批評家としては当代随一、と賞賛していますね。
「眠れる美女」が代作とか言われてるけど
それより絶対「散りぬるを」のほうが三島の筆だと思うわ
あれはどう考えても川端じゃない
あの弁証法的なロジックで細部を幾度も積み重ねていくやり方は三島メソッドそのものだわ
186 :
吾輩は名無しである:2014/01/07(火) 00:29:54.22
三島、いいように川端に利用されて可哀想すぎるわ
川端はある時期に神経症?でかなりの薬を服用しており
とてもまともに執筆できる状態ではなかったにもかかわらず
次々と小説を発表していた
川端がボケた頭で書いた原稿にかなりの手直しが加えられた
ということじゃないか
川端の文章も好きなんだけどな
ただ三島みたいに長編は書けないんだよな
189 :
吾輩は名無しである:2014/01/08(水) 12:54:09.34
ノーベル賞は川端レベルが貰える賞だから
三島のハイレベルすぎる才能に見合う賞がないって結論だね
>>189 三島は才能はあるけど、小説は下手だからなあ。
三島の小説めちゃくちゃ上手いけどな
小説以外がハイレベル過ぎて相対的に小説の評価を低く見られるのが不憫だよな
193 :
吾輩は名無しである:2014/01/08(水) 14:05:57.04
文章はかなりうまい。
ゲテモノ
別れていることが苦痛なら、逢っていることも苦痛でありうるし、逢っていることが歓びならば、別れていることも歓びであってならぬという道理はない。
「春の雪」
botから拾ってみたけど、歌謡曲の歌詞みたいだね。
中尉は二日にわたる永い懊悩の果てに、我家で美しい妻の顔と対坐しているとき、はじめて心の安らぎを覚えた。言わないでも、妻が言外の覚悟を察していることが、すぐわかったからである。
「憂国」
やはりbotからだけど、忠臣蔵の一シーンと間違えちゃうな。
>>192 そうだな、文学が読める人はみんな上手いというよね。
>>198 三島の小説の文章上手いと思わない?
思わないならそれでいいんじゃない。
人には好き嫌いがあるから。
大江よりは好きだな。
>>199 三島と大江では、残念ながら比較にならないくらい大江のほうがうまい。
イメージ(情景)を喚起する力、新たな視点を提示する力、哲学や思想を表現する力、どれをとっても大江のほうが数段上。
三島の小説は、漢字や言葉の一般的な印象に頼った表現だから読みやすいが、読者に自分を省みさせたり、読者の心を解放させたりする力はない。
三島というのは、自分で自分の現実社会を見る才能をもてあましていた詩人に見える。
>>195はいいね。人の心にはあらゆる面がある。
>>196もいいね。最後の結末に向かって研ぎ澄まされた感覚が出てる。
まさかこのとおりの最後を三島が実行するとは思わなかった。
奥さんに小説通りのことをさせなかったのはやさしさだろうか。
>>200 やはりな大江ファンと特定できました。
>三島というのは、自分で自分の現実社会を見る才能をもてあましていた詩人に見える。
ここだけいいね。
>>201 >>195は単純で強引な論理を結びつけることで、心の強引さを象徴させている。
だから歌謡曲みたいだな、と。
>>196は、戦死した息子の知らせを受けたある老婦人が、穏やかに微笑みながら「名誉なことでございます」と言っていたが、その手に握り締めたハンカチは小刻みに震えていた、という誰かの作品の一節にも及ばない。
だから忠臣蔵みたいだな、と。
>>203 >>195の感想はまあそういう解釈もあるだろうなと思うが
>>196の感想はなんだなあ、芸術作品も思想でしか解釈できなくなった
新左翼くずれのおっさんのようなあわれな感想だな。
205 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 00:23:41.12
三島作品は、適度に通俗的なところが長所なので、
歌謡曲的、講談芝居的、というのは、むしろ褒め言葉だろう。
なお、戯曲だと、「サド侯爵夫人」にしても、パリやロンドンのウエイトレスみたいな階層の女の子でも、
いわば宝塚感覚で楽しめるから、物まねジャパニーズプレイでありながら、
上演されたんである。「頭でっかち」の欧州現代演劇には、観客はあきあきしているから、
あるていど受けるのは自然であろう。
206 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 00:32:06.63
三島作品というのは、ようするに「ベタ」なわけ。
そして、ベタの何が悪いか?、といいたい。
>>205>>206 うん。
そういう指摘は納得できる。
その通俗的な表現はどこまで三島が意識的に使っていたのか、ということなんじゃないかと思う。
無意識に通俗的になっているのならただの大衆作家だが、三島はむしろ意識的に通俗的な表現を好んだ。
そこから先、つまり、現実社会のうねりや人の心の襞みたいなものが表現できているかどうかというところが、三島の評価が分かれるところじゃないのかな?
三島は心の襞もみたいなものの表現を自分から拒否しているように見える。
そうであるなら、それは三島の天才がそうさせるのか、なにかの現実への照れみたいなものがそうさせているのか、まったく別の理由なのか、知りたい。
>>204 別に思想で解釈してるわけじゃないよw
単純な表現と重層的な表現の違いの例をあげただけ。
単純だから下手だとは言い切れないが、単純でうまい代表は鴎外だろう。
三島の目指した方向は鴎外ではない。
209 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 01:08:43.08
三島文学というのは、ようは様式的なのであって、
いわゆる日本純文学の主流ではない、というだけの話しだろう。
欧米的には、むしろ主流に属するはずだ。
ただ、文化後進国日本の悲しさで、欧米のときの「先端様式」よりも、すこし古いわけよ。
これは、いわば日本文化人の宿命なので、個人を責めたって仕方ないわけ。
210 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 02:10:19.90
大江こそ詩人だと思うがね。
三島は劇作家
>>192 上手いぞ
お前みたいなブサヨジジィには理解できないだろうけどな
>>209 様式的?
わかるような、わからないような。
もう少し具体的に。
>>212 どこがどう上手いと思うのか、例をあげて理由を説明してよ。
>>208 >>195の場面は主人公の心の強引さを表現してる場面ではないぞ
それをもって歌謡曲と言ってるみたいだが具体的にどう歌謡曲的なのか定義を教えてくれないか?
>単純な表現と重層的な表現の違いの例をあげただけ。
この部分ももっと具体的に書いてくれないか?お前は雰囲気だけで中身が伴ってないから全然レスが深まらない
とりあえず「重層的な表現」とやらの具体的な例を出してくれ
そして何を持って重層的と定義してるかの説明も頼む
三島の文章力について云々したいなら
もっと議論の前提をしっかり設定してから語り合おうじゃないか
216 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 14:52:47.82
1960〜70年代の歌謡曲の詞というのは、
かなりの割合をフランス文学なんかを勉強したような連中が書いていたわけでね。
似ているのはある意味当たり前なのだ。
先後については、三島のレトリックが歌謡曲的なんではなく、
歌謡曲の詞に、川端、三島、大岡やらの文に似ているものがある
というほうがいい。
それから、小説も、ロマン寄りのものというものは、古典劇的様式から派生している部分が多いので
もとをたどれば古典劇の講談芝居的なかんじ、というのもいたって当たり前のことだ。
217 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 15:04:14.26
こういうのが「仏文的」の代表格だろう。
歌ピーター
夜と朝のあいだに
作詞:なかにし礼
作曲:村井邦彦
夜と朝の間に ひとりの私
天使の歌をきいている
死人のように
夜と朝の間に ひとりの私
指を折ってはくりかえす
数はつきない
遠くこだまをひいている
鎖につながれた むく犬よ
お前も静かに眠れ
お前も静かに眠れ
218 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 15:21:21.73
>>217 どこが仏文的?エスプリのかけらもない。
219 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 15:26:44.32
《海暮れて鴨のこゑほのかに白し》(松尾芭蕉)
鴨=冬の季語→降雪、こういうのを象徴主義的というなら、日本にもむかしからあるわけよ。
ちなみに、《(国境の長いトンネルを抜けると雪国であった)夜の底が白くなった》
(川端康成著『雪国』)
220 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 15:30:57.21
《宇治市に入ると、山々の青さがはじめて目に滴った。》(三島『天人五衰』)
「夏山如滴」というのも、古くからの常套句だ。
むかしの目薬のCМにも、夏山の緑がイメージ映像のものがあった。
そりゃ読者なら三島の文章を「いい文章だ」と褒める脳無しがいても読者で通用するだろうけどね。
いやしくも文章家なら、それじゃあね。
いかにだらだらとした文章にならないように書くか?
いかにして散文そのままで音楽を感じさせ映像を浮かび上がらせ同速度で物語の中に読む者を引き込むか?
そのために、とにかく切り詰める。短文にする。不必要な綺麗語での装飾を徹底的に排除する。
それが文章家が書く文章なんだよ。だからゲテモノ以外のなにものでもないんだよ、三島の文章ってのは。
勿論、ゲテモノ文ではゲテモノ思想(広義)しか表現しえない。そういうことだよ。
222 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 16:33:28.06
あなたが、勝手に「小説の散文はかくあるべき」と思うのはいいが、
そんなのは好みなんで、ほかの人にむりに同調を求めることはない。
装飾的散文が好きな人もいるわけだ。
だいたい、それをとったら、謡曲なんか、何も残らん。
装飾に関しては、粗悪なものと上質なものをこっちゃにしなければいいだけだ。
北朝鮮製もトヨタも自動車には違いなかろうが、
まるで違う、のとおなじように、平野啓一郎とか、磯崎憲一郎の装飾文と、
三島のものは全然違う。このくらいの常識は、いまどきの文学ファンもわきまえたほうがいい
とは思う。
223 :
吾輩は名無しである:2014/01/09(木) 16:51:57.72
そもそも、日本人が日本語が小説かかなきゃならん理由もない。
時代ものなら、日本語がいいだろうが、現代ものは、
たとえば英語で書いたってかまわんのじゃないの。
もしかつての欧米植民地の文化人や亡命文化人みたいに
母語以外の言葉で書く、となった場合に、
英語なら英文学の何らかの古典の「形」(かた)を真似るのが、第一の方法になるのは、
間違いないところだ。
>ほかの人にむりに同調を求めることはない
求めていない。ゲテモノ好きな人はゲテモノ料理がご馳走だ。食べてりゃいい。
>>215 最低限、
>>196の引用と
>>203の重層的な表現の違いが具体的にわからないなら、議論しても無駄だ。
歌謡曲の定義も書いてある。
読み取れないのは、君の読解力の問題か、三島を批判させたくないという君の感情の問題だ。
政治問題に限らず、君の感情を相手に理論を説明しても無駄なことはわかってる。
三島を持ち上げたいだけの表現音痴に付き合っても、見当違いの理由を探し出してるだけなことも目に見えている。
どうしても三島の表現がすばらしいと思うなら、自分でその表現を引用してどこがすばらしいのか説明してごらん。
>>225 >
>>196は、戦死した息子の知らせを受けたある老婦人が、穏やかに微笑みながら「名誉なことでございます」と言っていたが、その手に握り締めたハンカチは小刻みに震えていた、という誰かの作品の一節にも及ばない。
だから忠臣蔵みたいだな、と。
こういうのが重層的な表現というのか、まったくわからん。
三島は原文、あとは
>>225の意見。
自分の文章は三島と違って重層的な表現をしてると言いたいのかな。
大江健三郎が詩人?(プゲラw
>>227 一応説明しておくと、「小刻みに震えていた」というのは誰かの作品の一節。
ただ、原文のままではない。
230 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 08:58:06.94
226の文章こそが、田舎芝居のたぐいだろう。
三島の文もかなり臭いにはちがいないが、
ここまでではない。このくらい臭いのは、池波正太郎やら、そういう人たちだ。
>>230 あれあれ?
けっこう有名な文章だと思うんだけど、知ってる人はいないのかな?
232 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 10:05:03.67
原文のままでないとわからんでしょう。
226は陳腐加工されているのか?
三島由紀夫研究会、三月の「公開講座」
@@@@@@@@@@@@@@@@@
次回「公開講座」は作家、ジャーナリストの山村明義氏を迎えて「日本の伝統、神道、そして三島」です。まだ少し先ですが、3月19日(水曜)、場所は恒例市ヶ谷の「アルカディア市ヶ谷」です。
記
とき 3月19日(水曜)午后六時半
ところ 市ヶ谷「アルカディア市ヶ谷」、会議室
http://www.arcadia-jp.org/access.htm 講師 山村明義
演題 『日本の伝統、神道、そしてミシマ』
会場分担金 おひとり二千円(会員は千円です)
(講師の山村明義氏は政治、経済、宗教をカバーする作家、ジャーナリストとして知られ、著作には『神道と日本人』(新潮社)、『本当は凄い神道』(宝島新書)など。昭和三十五年熊本県生まれ、早稲田大学卒業)
>>232 原文どおりじゃないと、ネットで調べるのは大変かもしれないね。
235 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 10:25:02.56
有名だろうが、誰が書こうが、臭い文だし、
程度が低い。
237 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 10:46:59.63
三島の文のほうがいいと思うよ。
三島にもこういう臭い文は、探せばあるだろうが、
ほとんどは、もっと美々しいだろう。
私の若い時分、人はハイベルク夫人の、多分巴里パリから出たものらしい、手巾のことを話した。
それは、顔は微笑してゐながら、手は手巾を二つに裂くと云ふ、二重の演技であつた、
それを我等は今、臭味(メツツヘン)と名づける。
芥川龍之介の「手巾」より。
正確には、ストリンドベリの「作劇術」の中の一節のようだけど。
最初の 小説が下手だ という話が個々の文章のよしあしになってるこの流れ自体が理解できない
240 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 13:05:48.91
三島由紀夫bot、なかなかいいよ。様になってる。
241 :
吾輩は名無しである:2014/01/11(土) 14:54:55.04
文章の技術はある。
ただ文章の嗜好が悪い。
>>241 いいからお前のブログ紹介しろ。
じっくり見てあげる、どれくらいのもんか。
243 :
吾輩は名無しである:2014/01/12(日) 14:53:15.55
三島由紀夫で最善最良のゲイ文学と云えば、
『仮面の告白』
なのか、
それとも
『禁色』
なのか?
どっちだろう?
明日はお誕生日
>>239 そうすると、小説も下手だし文章も下手だ、ということになるのかな?
でも、もうすぐ誕生日だから、もう悪口はやめようw
明日はいい話だけにしようね。
三島を語るなら身長に触れなければ何も語ったことにならない
生涯ただの一行も自分の身長に触れる事ができなかった
三島の不幸は同じチビの秀才でも宮沢喜一のように分を知って
自分の世界を構築できなかったところにある。
生意気だと嫌悪されていた大江はカタワの子供が生まれて
一転同情される存在になり最も大きな武器であった挑発力を失ってしまったが
三島も大江も運命として受け入れなければならない事を
拒否しつづけ奇怪な行動を繰り返した
光を天才としてでっちあげようとした大江を見て人並み外れた小さな体に軍服着て
板につかない豪傑笑いして
見透かされていた三島を重ねあわせた人は多いに違いない
二人とも30過ぎた頃には小説などという物を書く動議を失っていた
さうなると9条だの文化防衛だの言うしかない。
誕生日ぐらい、静かに三島を思い浮かべるだけにしようよ。
当時の平均身長を軽く超えてたんだが
ってとこまでテンプレ
249 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 11:17:17.43
生きてたら今日で89歳。
250 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 14:53:23.53
畳の上で死んでたらどんなによかったか
じゃあ今年は昭和89年か
最近は平成何年かすぐに思い出せないようになっちゃったけど。
来年は生誕90年だ。
うん再来年は91ねんだね。
254 :
吾輩は名無しである:2014/01/16(木) 21:59:57.53
数え年だと幾つ?
255 :
吾輩は名無しである:2014/01/17(金) 16:48:20.68
256 :
吾輩は名無しである:2014/01/18(土) 12:00:25.05
257 :
吾輩は名無しである:2014/01/18(土) 14:42:36.66
三島はいろいろ印象に残る文章を残しているが、何にもまして、当時中一の小説なんて
禄すっぽ読んだことのなかった俺が驚いたのは[金閣寺]の冒頭の部分。小説の中に
いっきょに引きずり込むあの文章はいまだに忘れられん
ろくすっぽ読んだことがないやつに言われてもな
259 :
吾輩は名無しである:2014/01/19(日) 08:48:19.79
三島先生はそんな青年に劣情をかられてしまうから強ち無意味な投稿でもない
ろくすっぽ読んだことがないやつも、なんとなく引きつける魅力はあるわな
キャラクターによるものだけども
1冊読んだだけの人と、全部読んだ人の間に理解の差があるのかな?
作品が完成されたものである以上、その1冊だけで、普通の国語の能力がある読者は理解できるんじゃない?
作者の変遷を追うのは無理でも、その時点でのその作者は理解できるだろ?
十分になにかを語る資格があるんじゃないかい?
262 :
吾輩は名無しである:2014/01/19(日) 10:20:52.51
語る資格はあるが説得力はないと言いたかったんだろうな。ところで今
kindleでねっころがって入力してるけど、kindleで三島由紀夫売ってないんだよね。
>>262 なぜ説得力がないと?
資格があるということは理解してる可能性があるということだし、理解していれば説得力があるということだよ。
全部読んでるという人と、1冊読んだだけの人に、理解の差はないと思うよ。
少なくても、このスレを見てる限りではw
264 :
吾輩は名無しである:2014/01/19(日) 10:36:45.04
ん~説得力というのは他人が思うものだからね。ねっころがってで悪いけどw
266 :
吾輩は名無しである:2014/01/19(日) 10:42:13.94
うん、腕が疲れるからそれでいいよw
ねっころがりながら2chに書き込むなんて、すごい執着だね。
もう少しリラックスしなよ。
この理屈なら
>>265のように1レスで人を決めつけてもいいんだろうな凄い理屈だわこれは
270 :
吾輩は名無しである:2014/01/20(月) 23:35:12.65
267の、相手の醸したがっているスカシた態度を背負い投げするエスプリに大笑いした
そういうのを エスプリとは言わない。誤用です。
>>255 もしも三島自身が知っていたなら
少なくとも1968年に川端康成に頼まれて
ノーベル賞選考委員会宛に(川端を推す)英文推薦状を書いたりはしなかったはずである。
川端康成受賞の背景には
5年前から日本文学の中で最有力候補だった三島自身が川端康成を推薦したという経緯が
大きく関わっていたのは間違いない。
「芥川賞復活の時に、三島君まではすでに既成作家と認めて授賞しない、というのが既定の方針であったが、
田宮君が授賞するとなると、三島君はむろんのこと、梅崎君でも武田君でももっと古狸の檀君でも候補にいれなければならないし、かく云う私も、候補に入れてもらわなければならない。」
坂口安吾、1950年上半期・芥川賞選評
芥川賞ってさ、受賞者の方がろくな作家がいないよね。
どんなバラドックスなんだかw
276 :
吾輩は名無しである:2014/01/22(水) 16:57:43.27
>>276 それにどれほどの信ぴょう性があるというんだ?
三島がノーベル賞の候補になったこと自体が不思議。
いったいどの作品のどこがどう優れているのだろう?
>>278 そう思うよ。
三島だの村上だの、選ばれたら恥ずかしいよ。
280 :
吾輩は名無しである:2014/01/22(水) 19:50:28.72
『美しい星』のラストシーンでUFOがやってくる場面は、小田急線の生
田駅南口から徒歩で10分位の歩いた所にあります。
坂道を上がった、貯水所内の円丘です。
小説では、畑の中や険しい山道を登って到達する様に描かれていますが
、今では、舗装された一本道をまっすぐに登っていけば到達出来ます。
興味がある方は、小説を片手に行ってみて下さい。
>>279 ノーベル賞を絶対化してる
おまいのほうが
はるかに
283 :
吾輩は名無しである:2014/01/22(水) 22:22:21.00
だから春樹さんが毎度毎度獲れなくても恥ずかしくないんですね!
もちろん恥ずかしくなんかないだろw
サルトルなんかノーベル賞断ってるくらいだし。
>>278 全部優れてるから当然だろ
正直三島が穫れなかった時点でノーベル賞の価値無くなったしな
禁色の老人作家は川端康成でゲイの青年は三島なんだよね
図らずも川端は小説と同じように自殺してしまった
35歳で候補になっただけでも凄いと思うわ
30代で受賞となったら前代未聞だろ?
その可能性があったんだよなあ、現実に
>>287 可能性はないだろw
誰かの推薦で選考対象になっただけに見えるけどね。
35歳で候補になっただけでもすごいよね!
ノーベル賞の選考に影響力のある日本の有力者が推薦した、というだけだろ?
292 :
吾輩は名無しである:2014/01/28(火) 23:18:08.56
, - ― - 、
/ - - ヽ ちょっと言ってる意味わからないかなー?
| ● ● |
(( (" ),〜.。" ) )) バリッ
`> ゜ < ボリッ
/ `ヽ
(  ̄ ̄ ̄ヽ ヽ
`ーT ̄|'`'`'`'`'`'`7|
| | ポテト |、|
| | チップス( ̄ )
| | T´
| ム========ゝ
三島は文章がうまいな。卒倒するぐらいの耽美さ。しかし問題は
「そういうイディアがほんとうに日本に実在していたか否か?」
ということかなあ。三島の才能がつくりあげたイディアの日本は
実在していなかったのかも。
天皇にそれを求めても余白の愛だなあ、って小川洋子か。
そ。実際には存在してなかったろうよ。
中3の夏休みと同様に断片的なイメージで再構成された蜃気楼がそれ。郷愁と同様にそこで生活してる国民も統治機構も文化も歴史も仮初のもの。その性質無くして象徴ではありえない。
だから大使館なんだよ。輪郭すら残ってない。人によってイメージするものが変わる、既に何処かにあったかも知れない日本。その大使館だけ残ってる。皇居はそういうもの。
>>294 もう一つ上の概念へ昇って、それを「余白の愛」にしてしまえばよかったのに。
まだそこまでの概念が生まれる余地がなかったんだろうな。
小川洋子と同時代の作家だったらよかったのにな。
「余白の愛」ってあるよ。まさに天皇とはそういうもの。
俺のはバルトの受け売りだから20年か30年前の話だよ。今はどうなのか知らないw
297 :
吾輩は名無しである:2014/01/29(水) 00:10:08.23
ク ク ク ク
ク チ チ チ チ ク ク
チ ャ ャ ャ ャ チ チ
ャ 、__,.-、` _, .,r‐'"ヽ-; ャ ャ
゙| 、_ \_,.ィ─ァ、/ (⌒゙7|´ ノ
ク ヽ\_r}/ / \ ヾ/ ク
チ `ヽ、/_ヽ, ノ _! チ ク
ク ャ ,ィ゙《(・))ヾ| ==i《((・)ゞ }} ャ チ
チ / |i il゙ ̄/ ▼ \"| )) ャ
ャ ,.! .|i | | ,r=-、rヽi っl} |,
| ヽ\K_,./ニニッ、。ノ゚,, 〃
./ \ヽ_ ̄ |ヽu ハ
/ i |  ̄ ̄ .イ | u
| \ |ヾ‐ | /
| .| ノヽ イ |、
ヽ | `! \ ゙| ヽi}
| .| | ヽ | |ノ
298 :
吾輩は名無しである:2014/01/29(水) 02:34:14.32
いい話きけて陶酔してんだから変な絵書かないでよw
ストーカーに失せろ、って命令しろよ。でないと何も教えないぞ
じゃ、いつまでもアヒルみたいにバタバタやってろw
お前たちが差し向けたストーカだろう、自業自得だ。
>>293 三島って突っ込みどころの多い天才だと思う
本当に美しい文章 でも熱くなって書くと破綻して前衛文みたいで読んでてわからんくなる
活字の一個一個拾って弁証的に納得するなんて無理だわ
だからといって演繹に拾ってもわけわかめ
そして章が変わるとまた美しい文章の後にキチガイのような熱い血のような修飾語でこっちは疲弊する
でもやめられないんだよな 中毒性があるわ
>>287 三島こそ日本人初のノーベル賞に相応しかったな
誰もが納得する結果になっただろうし
三島もおそらく死ぬこともなかったろう
日本にとって大きすぎる損失だわ
305 :
吾輩は名無しである:2014/01/29(水) 10:18:16.39
ノーベルメダルを以てしても三島さんの老化拒否は阻止できなかったはずだ
大江健三郎が取って、三島由紀夫や安部公房が取ってないって
どんだけジョークなんだよw
307 :
吾輩は名無しである:2014/01/29(水) 15:12:00.71
大江健三郎が上だからだよ
>>306 三島と大江じゃ、いくらなんでも比較にならないだろw
三島のファンは、文学の価値がわからないんだろうな。
文学の価値も何も、そもそもで大江の小説は文学と言えるようなもんじゃない。
あれほど文章が下手くそじゃあ、なにを書いたって「文学」にはならないからw
>>309 やっぱり三島ファンは文学がわからないんだねw
大江の文章はイメージを喚起する力において三島の比じゃない。
三島には社会の感性を小説の中で展開することはできないけど、大江は文章自体が社会の最先端の感性を表わしている。
個人の感覚についても、三島にあるのはどちらかといえば決まり切ったロマンチシズムに過ぎないが、大江は常に個人の感覚を社会に届かせるところまで掘り下げている。
もし、ほんとうに大江の文章が下手だと感じるなら、それは大江の研ぎ澄まされた感覚についていけない読む側の鈍感さのためだ。
三島のロマンチシズムも楽しいものだが、古典的だし、現代によみがえらせるほどの力量もない。
>研ぎ澄まされた感覚 よくゆーわw
文は人なり。目馬頭がのたくった文で現われる人の知性感性は目馬頭の知性感性w
>>311 「目馬頭」ってなに?
無教養な俺にはなんのことだかわからない。
モツ煮込みさながらの料理を出して、
「これは江戸前の握り寿司だ。これをうまい寿司だと感じないオマエの舌が鈍感なのだ」
ってかい?
阿呆が。(嗤)
>>313 誰のことを言ってるにしても、比喩になってないよw
その程度の理解力で大江の批判ができると思ってるんじゃ、むしろ三島がかわいそうだ。
>>315 嗤々逃げ出す前に、「目馬頭」の意味を教えてくれよ。
知らないのは恥ずかしいことなのかもしれないけど、ほんとにわからないんだ。
317 :
吾輩は名無しである:2014/01/29(水) 19:52:32.78
早 /::::l:::l::、:::::、:::::ヽ::、::::::::::::\:::\::::::::ヽヽ::::::ヽ 駄
.く /:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ、::::::::::\:::ヽ:::::::ヽヽ::::::', 目
な. /:l::::!::::ヽ!::ヽ:::::::ヽ:::::::\:::ヽ、::::::::ヽ:::ヽ::::::::!::i:::::::! だ
ん ハ:::l:::::、::::ヽ::::\:::::\:::::::\:::`ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::l
と /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::、:::::ヽ:::、:\::::: \::::::\::::!::::ヽ:!:::i:::l:l こ
か !:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::\:::ヽ::::\:::\::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li| い
し j/:::l:::::!:、:::!::ト、:、:ヽ:::::`ヽ{、::::::\::::\{、::::::::::::::::i::!::l:l ! つ
な l:i:l::::i::i:、:l::lテ=-、:ヽ、_、::\_,≧ェュ、_、\:::::::::i::li::!::リ :
い !ハト:{:!:i:トN{、ヒ_ラヘ、{ >、{ 'イ ヒ_ラ 》\::l::!:ト!!:l::l! :
と ヽ i、ヽ:ト{、ヾ ̄"´ l!\ `" ̄"´ |::!:l::! j:ll:!
: !::、::::i l u |:::/lj/l:!リ
: ヾト、:!u j!/ j|:::リ
ヾ! ヽ ‐ u /イ´lハ/
}ト.、 -、ー-- 、__ /' !:://
リl::l゛、 `二¨´ / |/:/
rー''"´ト!::i{\ / / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ _,,、'´ / j/
318 :
ヘノモチン:2014/01/29(水) 20:14:57.68
三島の場合、意外と、短編・中編小説が面白いですね。
中篇(「青の時代」「盗賊」「永すぎた春」「仮面の告白」など)は何となく分かるとして
短篇は「ラディゲの死」「憂国」「百萬円煎餅」とかがよく出来ているな、と思うぐらいで
結構失敗作も多いでしょう。
ラディゲの小説を評価する割には構成力が最重視される短篇小説でしまりの悪いものが多い。
>>302 君はオウムですか?自業自得って??、一方的に君たちのいやがらせでしょう?
321 :
ヘノモチン:2014/01/30(木) 19:15:59.86
319さん >短編小説でしまりの悪いものが多い。
僕も、失敗作は多いと思います。
しかし、短編にはしまりが悪いというより、結末になんともいえない余韻を感
じさせる作品も多くて、そこが好きです。
『雨の中の噴水』『橋ずくし』『煙草』等ですね。
また、『荒野より』『仲間』等の恐怖感もいいです。
『仲間』なんかは、ぜんぜんオドロオドロしくないのに、読後に恐怖感におそ
われますからね。
>>310 >大江の文章はイメージを喚起する力において三島の比じゃない。
具体的に引用してみて
「比じゃない」ってほどの明快さを体験してみたい
>>322 悪いがそんな面倒なことはしない。
確認したければ大江作品のどれでも良いから読んでみてくれ。
324 :
吾輩は名無しである:2014/02/01(土) 02:05:45.47
TBSが所有してるという「三島由紀夫vs東大全共闘」のフル・バージョンの
映像は発売される兆しさえないのかなあ。あれは見たいですねえ。三島由紀夫
の資料であると同時にあの当時の東大全共闘のナマな姿と声が長時間収録され
ているという意味でも貴重ですね。またその討論相手が三島で、日本社会を
めぐって意識している同志なわけだから。なんとかフル・タイムDVDを発売し
てほしいです。
三島とか大江のファンって「私に価値する何か」が読めるって期待して、勿論、読むんだよね。
だから、オレの作品はアンタたちは読まないでね、バカに価値のあるものなんか何もないから、って作家もいるだろうね。
宛名の無いラブレター。だけどアンタたち宛だけは絶対に無いからね、と・・・。
327 :
ヘノモチン:2014/02/01(土) 19:36:30.44
三島の場合、ちょっとしたエッセィでも、面白い物が多いんです。
たとえば『私の顔』の出だしの場合
{〜〜〜私の顔というのは退屈な話題である。自分の見た夢を永々とする人が
あるが、あれよりも退屈である。
この原稿が三枚だからよいようなものの、「私の顔について」という講演を一
時間きくことを想像してみるがいい〜〜〜}
そういわれてみれば、そうだなと納得し。
三島が、自分に自分の顔についてのエッセィの依頼が来ていることに困惑し、
また、「私の顔」について書きあぐている様子を思い浮かべると、つい、プッ
!と笑いがこみ上げてしまうんです。
大江健三郎は、小説読みながらあの顔を思い出して気持ち悪くなる。
文章も気持ち悪い。
329 :
吾輩は名無しである:2014/02/01(土) 22:30:45.93
意 貴
味 方 たい事はそ
が 言語中枢が無い? い れ
わ 何 言 で
か 言 わ終
ら い り
な 解 し たく か
い 理 い 無い
゜ もかの ??
331 :
ヘノモチン:2014/02/02(日) 18:58:39.87
大江健三郎は、多くの戦後知識人と同じく、日本社会・日本の天皇制への反動
でアジアをヨイショしているんですね。
具体的・じかに、彼らと接した訳ではないです。
僕も、以前は、大江さんと同じでしたが、じかに韓国・朝鮮の方々(ヤドカリ
大一族・天皇制中華意識)と接して、その幻想から目覚めました。
まさに、ネットや本で批判されている、そのままの人達です。
ただし、これらは、韓国・朝鮮の方々に限ってのことかもしれません。
332 :
吾輩は名無しである:2014/02/02(日) 19:24:31.89
二・二六事件の将校に憧れていたというけど
あいつら女子供を震え上がらせながら無抵抗の老人を殺傷したんだよ。
武士道精神のかけらもないじゃん。
その時代は国民総動員だからね
>>333 そうだね。
それに反対する国民は非国民とか言われて、酷い目にあった。
これからの日本がそうならないことを期待したいね。
原発推進するやつはキチガイとか、今でも同じじゃないか
>>335 あれあれ、原発利権組がこんなところにもw
それとも、安倍ちゃんを応援してるカルトの信者さん?
安倍ちゃんは、ナチスとか大政翼賛会とかが理想みたいだけど、改憲したらほんとにそうなるだろうね。
三島はそういう社会を望んでいたのかねえ?
二・二六事件で父親を目の前で殺された渡辺和子女史と対談していたら、
決起将校への崇拝の念も少しは揺らいでいたのかな。
>>338 自分と違う考えかどうかということより、政権の思い通りに国民が動く国がいいと思うのか、政権の政策に国民が反対することができる国がいいと思うのかの区別だよ。
三島はどちらを好んでいたんだろうね?
三島はなにを求めてクーデターを起こしたんだろうね?
>>338 考えが違うならまだマシですよ。
東電社員だってだけで、「氏ね!」とか電話がかかってくるんだから。
一方的にかかってくるんだから、反対も何も無いわけ。
>>340 三島は日本国民のふりをしてスパイ活動をしている共産主義者とか反天皇主義者から
日本を守らなくてはいけないと書いてます。
>>336みたいに、簡単にレッテル貼りしてすぐに人を敵視する方がナチスっぽいけど。
自分では気づいてないんだろうねw
>>343 うん。
では、日本のなにを守るつもりだったと思う?
>>345 日本の歴史的な「時間軸」を守れと、三島由紀夫は書いてますよ。
日本の伝統文化を破壊する外国の主義(民主主義とか自由主義、共産主義)から
日本を守れと三島由紀夫は主張しています。
>>344 レッテル貼りって、具体的にはどれのこと?
原発推進したいのは原発利権の関係者だからじゃないの、って疑問を持ってること?
原発を推進してる安倍ちゃんを応援してるのは、安倍ちゃんを支持するカルトの信者だからなの、って聞いたこと?
政権批判をさせたくなくて、公共放送を自分の宣伝媒体にしようとしてる安倍ちゃんは、ナチスとか大政翼賛会を理想にしてるみたいだ、と指摘したこと?
それともこれの全部がレッテル貼りだと思うの?
レッテル貼りって、なに?
>>346 日本の歴史的な「時間軸」、ってなに?
日本の伝統文化、ってなに?
出典聞いてその後はご自分で調べなさいよ乞食かね、貴方。
>>349 なにを調べろと?
君は日本というのはなんであるのかを考えたことがあるのか、と反論してるんだぞ。
質問してるわけじゃないw
そんな日本語の力で三島を読んだからといって、三島の小説も雑文も理解できるわけないだろ?
三島がそう主張する根拠を調べるのでしょ
論になってないんだよ坊や
>>350 三島の論文も読んだことすらなく、
難癖ばかりつけているバカは文学板消えてください。
あんたの考える日本なんかどうでもいいんだよ。
ここは三島由紀夫のスレなんだから。
ブサヨは政治板に行ってください。
>>353 自分が考える日本はないのかよw
そもそも三島に論文なんかない。
小説と雑文だけ。
三島は日本についての明確なイメージなんか持ってない。
左翼を敵とすることに決めた、とか、天皇を日本とすることに決めた、とかいうのが案外本音じゃないかと思うよ。
ただの三島ストーカーにはとても理解できないだろうけど。
>>353 ところで、三島はクーデターが成功したらどういう政権を作ろうとしてたと思うの?
まさか、安倍ちゃんみたいな政権?
巨匠たちの輝き「青春の苦悩/太宰治『人間失格』&三島由紀夫『金閣寺』」
2月12日(水) BSTBS 22時00分〜
>>356 正直だなあ。
ところでいくつか質問があるんだ。
安倍の政策で三島が賛同すると思うのはどれ?
三島は自民党に入ってオダをあげていた石原を毛嫌いして、自民党と関わるのは文学の死を意味するぐらいのことを言ってたけど、それはどう思う?
安倍の言ってる「日本」と三島の言ってる「日本」は同じものだと思う?
君の思う「日本」とは、どういうもの?
大東亜共栄圏ってカッコいいよな。共栄圏だぞ。凄くねえか。
「五族協和」だぞ。ロマンがあるよな。壮大な事業だろ。
男ならこういうロマンを聞かされたら、これに命をかけたいと思うだろ。
ロマンのために死ぬ。かっこよすぎないか。
とにかく戦前の右翼思想にはロマンがあったよな。
それに比べて戦後平和ボケの世界で育った甘ったれネトウヨちゃんは・・・
やれ、フェミが、ブラック企業が、移民が、朝鮮人が、などとみみっちい。
>>358 そんなことは三島由紀夫はどこにも言ってませんが?
あなたは何か勘違いしてるようですね。ちゃんと三島由紀夫の全集を全部読んでみれば?
逆に、三島由紀夫は自民党は安保を堅持するために、全学連と斬り違えてくれと
福田たけおに頼んでます。それが自民党の歴史的使命だと加勢してますよ。
石原慎太郎を批判したのも、石原が自民党で当選してくせに、党内にいながら
自民党批判したことを、注意批判したのであって、あなたのいうようなことなんか
書いてませんよ。
>>359 大東亜共栄圏というのは、日本が貴族、官僚、特に軍費への膨大な支出に耐えられずに海外植民地を求めただけ、だろ?
戦前の右翼というのは、政府の失政から国民の目をそらす使命を帯びていたが、時に暴走してしまったこともある。
とはいえ、戦前の右翼をネトウヨ君たちと比較するのでは、いくらなんでも相手がみみっち過ぎるw
せめて、三島と比較して欲しいものだ。
>>360 そうかあ、君は知らないんだ。
まあ、僕も三島が「自民党は安保を堅持するために、全学連と斬り違えてくれ」なんて言ったことは知らないから、お互いに知らないこともあるんだろうw
ちなみに、60年当時の福田は農林大臣かなんかみたいだけど、なんで全学連の話が出たの?
三島が政治音痴だったから?
なんにしても、君が自民党の絶対支持者だということはわかったw
理由はわからないけどw
ところで、君の「日本」とは、どういうもの?
>>362 別に自民党の絶対支持者じゃありません。
現在ある政党の中で比較的現実的でまともな人がいる政党だから
現政権でいいと思ってるだけ。
三島由紀夫は将来的には日本の自主独立を希望してますが、
当分の間は安保がなければ日本は生きていけないと、ちゃんとしたことを
書いてますよ。
>>363 三島が福田赳夫と全学連の話しをしたのはなぜ?
なんで三島は、元大蔵官僚で農林大臣の福田赳夫が全学連と斬り違えると思ったの?
そんなに三島って政治がわからないの?
君の「日本」とは、どういうもの?
御託はいいから、360の言う通り、三島全集を読破して出直してこい!
>>360>>365 なんで?
君だって、全集全部なんか読んでないくせにw
読んだ読んだと言い張っても、読んでないことはすぐわかる。
三島の発言も考え方も何も知らないじゃないかw
僕は全集全部なんか読んでない。
せいぜい文庫や単行本の2、30冊だ。
それでも君たちなんかよりは、はるかに三島の文学も考え方もわかってる。
君たちとは素養が違うんだろうw
君が気に入った他人の解説読んでるだけなのは、ちょっとでも三島を真剣に読んだ人間には丸わかりだよ。
三島をダシに自分たちのプロパガンダを垂れ流すのは、いい加減にした方がいいよ。
367 :
吾輩は名無しである:2014/02/08(土) 15:07:44.12
362氏のいう360が「自民党絶対支持」というのは故意の誤読かな。それは
‘こいつが分かっているわけがない’とこの段階で決めつけている悪質な手
法じゃないですか。そういうことをやるからまともに話ができなくなるわけ
です。
三島は檄文になかでまた最後の演説のなかで「天皇を中心とする歴史・文化
・伝統」こそ守るべき日本とし、また石原慎太郎との対談では「三種の神器」
こそ「最後に守るモノ」としている。それは今の日本人にはもう通用しない
であろうし、あの檄文の書かれた時代にすでに奇想天外な発想になっていた
んじゃないか。聴かされた石原慎太郎自体が呆れている。
ロイヤリティの対象-神的存在-を無理にでも復活させばければならないと
最後の対談で言ってますね。価値相対化と利己主義で固まった現代日本に
異和感があった。天皇の現人神化復活と自衛隊賛美はそこからきてたと思う
ですが。現代日本への異和というところでは共感できるんだけど、そこから
先が共感できない。最後の対談の相手古林尚もそうだったと思う。「三島さん
の文学は好きだけど思想はちょっと…」という。そこが古林だけでなく、多く
の文学者が天皇というところには異和感を抱いたと思います。結局今もその
傾向、三島由紀夫への読み方は変わってないんじゃないかと思いますね。
>>367 まず、日本語をきちんと書く練習をしようね。
そんな文書いてるんじゃ、内容以前に三島にも失礼だろ?
オーラの泉とか見てると
想像よりあちこちに生まれ変わるみたいだけど、
こんなに「日本」を強調しちゃうと日本以外に行きにくいよね。
「もう生まれ変わりません」だとしても日本上空にいる感じw
>自民党は安保を堅持するために、全学連と斬り違えてくれ
ん?三島はそんなことを言っているの?
自分が70年安保で斬り死にする、と「豊饒の海」第四部に絡み合わせて
発言していたのは聞いたことがありますが。
そのための楯の会でしょう?
371 :
吾輩は名無しである:2014/02/08(土) 20:53:10.04
レター教室の雰囲気がおもしろいと思ったのですが似た作品を他の作家でもいいので紹介して頂けないでしょうか
>>366 三島由紀夫が福田たけおと対談したものは、文庫文にも収録されてます。
あなたが文庫本さえまともに読んでいないいい加減な人だと判明しました。
三島由紀夫は、自民党のことも批判はしてますが、それは赤軍ハイジャックに対して
甘い対処だったりしたことを批判しているのであって、あなたの認識と根本的に違います。
中曽根主催の講演会で演説もしてますから、まるっきりの反自民党ではありません。
>>372 若きサムライ、とかいうふざけたタイトルの本ね。
確かに読んでない。
あまりにバカバカしくて愚かなタイトルだから、タイトルだけで読む気にもならなかった。
こんど読んでみるけど、君の言うとおりの内容なら三島も一貫性がないね。
このスレを読んでいると、三島がまだ生きているんじゃないかという気になってくる。
みんな、ありがとう。
>>371 小説ではないけど、「不道徳教育講座」がおすすめ。
>このスレを読んでいると、三島がまだ生きているんじゃないかという気になってくる。
自覚的に選択された死は行為者を不滅の存在にする、とは死の直前に出演したテレビ番組で述べていたことですね。
例えば特攻隊員による無私無償の行為として敢行された自死は
戦争の結果や評価によらず、彼らを不滅の存在へと導いたわけです。
というのは歴史的存在と化した死者に対する負債は永久に生者を束縛するから。
自死に至る三島の真意はともかく、外形的にはこれに近いことをし、
文学的あるいは哲学的論証もなされている。
377 :
ヘノモチン:2014/02/11(火) 20:08:48.28
三島の、イジワルが好きです
三島が、イジワルを効かせた、作品・言葉等をご存知でしたら教えて下さい
>>374 こちらこそ、ありがとう。
三島は生きてます。今の商売人主導になった日本文芸界を見ていて
三島が奮起しないはずがない。
>>376 >特攻隊員による無私無償の行為として敢行された自死は
>戦争の結果や評価によらず、彼らを不滅の存在へと導いた
そうすると、自爆テロの犯人も不滅の存在になったということだな。
>>379 自爆テロは、被害者だろう。
母子家庭だとか弱者に狙いを研ぎ澄ませて自殺させている。
特攻隊員は日本国のエリート。
その考察は、とても難しい。
ただ言えるのは、あれだけのエリートを無駄に死なせてもまだまだ
もっと凄いエリートが日本にはいた!!という事実。
これは死んでいったエリートたちを貶めない。
エリートたちが生まれ育っていったこの国の可能性の大きさ語ることだから。
>>380 イスラム過激派の中では不滅の存在かもしれないな。
不滅の存在とエリートとどういう関係があるの?
>弱者に狙いを研ぎ澄ませて
こんな表現ありだったかな。
>>380 自爆テロの実行者が貧困であり無知であるとしても、事実上まったく実戦を知らない特攻エリート学生とどこも変わるところはない。
自分が死ぬことでしか、信ずるなにものかに対して貢献できることがない、という思いは同じだろう。
自分を捨てることが美しいと思うならどちらも美しいだろう。
指導者の洗脳による被害者だといえばどちらも被害者だろう。
どちらもただのテロリストだという見かたもあるかも知れない。
ちなみに、特攻への出撃命令は、専門の兵学校出身の兵士にはあまり出されず、大半が専門の訓練も受けていない学生上がりに出されたとも言われている。
それが日本の指導者たちの一面でもあるのだろう。
383 :
ヘノモチン:2014/02/12(水) 19:12:41.66
いいか、悪いかは、別として
三島は、実行性を伴わない・無意味な死に注目したのではないでしょうか?
現実にも、そういった行為や死が、大きな意味を持つということが多々あります
たとえば、JAZZミュージシャンのジョン・コルトレーンが今でも人気があるのは
コルトレーンの音楽が素晴らしいからでも、コルトレーンが早死にしたからでも
ありません。
コルトレーンが死んで、日本人の一青年が後追い自殺をしたからです。
その理由が、実にくだらないんです。コルトレーンの死の直後(今で言う宣伝効
果の為)ジョン・ハンディというJAZZマンが、レコードのたすきにコルトレーン
追悼と追加書きしたとの理由です。
384 :
ヘノモチン:2014/02/12(水) 19:25:58.04
彼は、それを見て、目の前が動転し(彼が自身で妄想した)JAZZコミュ
ーンに申し訳がたたない、との理由から命を絶ちました。
おそらく、1970年代当時のJAZZを聞いていた人々にとっても、彼の死は
不可解で、どうして、それだけのことで死ななければならないのか?の
思いで、疑問だったでしょう。
ですが、その一青年の死が、無意味な死であるが為にコルトレーンの名
が、今でも語り継がれているのです。
>>383>>384 僕はコルトレーンが好きなんだが、そんな話自体を知らない。
それぞれの表現者にはそれぞれのエピソードがあるし、それぞれの纏わる死もあるだろう。
それはまったく無名の市井の人々も同じだ。
特攻隊員のそれぞれがその死によって語り継がれているわけではない。
特攻という制度そのものは、折に触れて語られるが、その個人について語られることは多くない。
むしろ、特攻を見送る立場だったらしい鶴田浩二や生き残った島尾敏雄の方が、はるかに人口に膾炙している。
無意味な死、というものがあるとは思わないが、個人の死が与える社会的な影響は限定的なものだ。
三島の死ですら、社会を覆すような大きな影響はみられない。
野村秋介氏が二十年前、朝日新聞東京本社で自裁をとげたとき、彼は決して朝日新聞のために死んだりしたのではなかつた。彼らほど、人の死を受け取る資格に欠けた人々はゐない。
人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである。
「すめらみこと いやさか」と彼が三回唱えたとき、彼がそこに呼び出したのは、日本の神々の遠い子孫であられると同時に、自らも現御神(あきつみかみ)であられる天皇陛下であつた。
そしてそのとき、たとへその一瞬のことではあれ、わが国の今上陛下は(「人間宣言」が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神となられたのである。
野村秋介氏の死を追悼することの意味はそこにある。と私は思ふ。そして、それ以外のところにはない、と思つてゐる。
(朝日新聞デジタル「長谷川三千子氏の追悼文全文」より 2014/02/05 21:03)
>>386 この長谷川って人はただのおバカおばさんじゃないの?
あらかじめ自分勝手に決めた価値観で他者を崇拝したり断罪したり。
個人の思いはどうでもいいが、それを他人に押し付ければ、ただのヒステリーおばさんじゃないかな?
>>387 つ鏡
そもそも長谷川は自分の意見を述べただけであって、
それを他人に押しつけてはいないだろ。
反対なら反対と思えばいいだけの話。
そもそも意見の押しつけは朝日等多くのマスコミ。
だから鏡w
>>388 公的な媒体に、他人をダシにして自分勝手な妄想を振りまくのは、十分に押し付けだよ。
ただのヒステリーおばさんじゃないかい?
それとも、天皇が現御神だなんてことを信じてる人間が他にいるのかい?
デタラメを披露するのは言論の自由ではないだろ?
「自分勝手な妄想」という基準をどうするか「天皇が現御神」という
意見を妄想として別の物を神と崇めれば妄想ではないのか。
391 :
ヘノモチン:2014/02/13(木) 18:35:12.20
三島は、その作品に、若者の盲目的で勘違いな行動や死を、取り上げています
しかし、三島は、美的観点から、それらを好んで取り上げているのではないと
思うんです。
『春の雪』の主人公清顕の場合は、ほぼ一人芝居に近い恋愛悲劇に命を落とす
という結末を迎えます。
しかし『天人五衰』の主人公透は、慶子から「清顕はおもわぬ恋の情熱につか
れ、飯沼勲は国家の使命につかれ、ジンジャンは肉のエロスにつかれていまし
た。それにひきかえ、あなたは何につかれていたの?あなたがつかれていたの
は、自分は人とは違うという自尊心だけでしょう〜〜〜」
392 :
ヘノモチン:2014/02/13(木) 19:08:01.61
「〜〜〜あなたが清顕さんや、勲さんや、ジンジャンのようになれる筈
はありません。あなたがなれるのは陰気な相続人にだけ。今日来ていた
だいたのは、あなたにそのことを、骨身に沁みてわかっていただくため
だったの」等と罵倒される始末です。
また、何故、若者の行動・死でなければならないのか?は、じいさん・
ばあさんは汚く・醜いからではなく、老年者は、もうすでに長い人生を
授受してきているので、死んでもその死が犠牲としては感じられにくい
為だと思うんです。
その点、若者の死は、これから生きるべき生を犠牲にして死を迎えると
いう意味あいを持つ訳です。
393 :
ヘノモチン:2014/02/13(木) 19:31:01.26
白虎隊では、青年だけでなく、少年・婦女子までが飯盛山で自刀したの
は有名な話です。
しかも、若松城の近辺から上がる湯気を若松城の落城と勘違いして自刀
してしまったので、その死は、ほぼ無意味な死に近いものです。
少年・婦女子達も、ほぼ無意味な死を遂げてしまった訳です。
しかし、それがゆえに、白虎隊の話は、会津の人々の心をうち、今でも
語り継がれているのです。
行為の純粋性は何人たりとも侵し得ない。
そしてこの純粋性は本質的に弱さの顕れである認識を凌駕するために
若く曇りない肉体による行動でなければならない。
こんなところだと思いますけどね。
ニーチェや陽明学の三島流の解釈であり、認識の否定でもある。
>>390 麻原彰晃の信者たちも、その純粋さにおいては特攻隊員以上のものがあるかもしれない。
天皇が現御神と言うのは、麻原を神だと言うのとどこが違うのか?
どちらも非常に狭い世界での狂信だろう。
いくら戦前でも、本気で天皇が現人神だと信じていた日本人はほとんどいないだろう。
まして現代では皆無に等しい。
天皇崇拝者でも、神だと思ってるわけじゃない。
>>395 >非常に狭い世界での狂信
という基準はなんなのか。人数が少ないというのが
>自分勝手な妄想
の基準ということだろうか。人数が少なければ間違った思想ということになるのかな。
>>396 視野が狭いという意味だよ。
他の価値を認めず、自分の神に従わないものは抹殺するべきだという感じ方を狂信というんだ。
そうした人間が多くなれば、独裁にになるし、当然テロや戦争にもなる。
もちろん少人数でも、狂信の度合いが強ければ、一般市民に大変な被害を与えるテロにつながることも記憶に新しいところだ。
世界宗教はその創立当初はほとんどが迫害を受けている
はじめは少数の狂信的な信者たちが支え大きくなるにしたがって
逆に他の宗教や宗派を攻撃して大規模な殺戮をおこなっている。
宗教に限らず共産党のような組織でもおなじ。
断言する根拠を知りたい所以はそういうことだよ。
で長谷川三千子という人はその文章で
>他の価値を認めず、自分の神に従わないものは抹殺するべきだ
と言っているのかな。
それなら言論の自由を認めないというのもわからないではない。
>>398>>399 >彼は決して朝日新聞のために死んだりしたのではなかつた。彼らほど、人の死を受け取る資格に欠けた人々はゐない
このくだらない文章に他者の否定を読み取れなければ、文学なんか読むのはやめたほうがいいよ。
狂信の度合いは文化の成熟と反比例する。
だから、たとえば西洋世界ではそうした狂信者を社会を否定するカルトとして、監視対象とする。
もともと日本人は文化が高く相対的なものの見かたができていたが、明治維新からの天皇神聖化による絶対化によって狂信的な国となった。
戦後、目を覚ました日本人の文化の高さが世界からの尊敬を集めだしたと思ったら、また、天皇を神聖化する風潮を作り上げたい政治家たちが増えてきた。
天皇を神聖化したい理由は人それぞれかもしれないが、日本の文化の後退であることには変わりがない。
君は天皇が現人神だと信じてるのか?
>>400 >このくだらない文章に他者の否定を読み取れなければ、文学なんか読むのはやめたほうがいいよ。
他者を否定したぐらいでその作品を読んではいけないのか。そのような
作品を読む資格さえないのか。そんなことはないだろうどんな
悪魔的な作品でも「くだらない文章」でも表現する権利はあると
思う。論説文でさえ他者を否定するような文章はあふれている。
>もともと日本人は文化が高く相対的なものの見かたができていたが、明治維新からの天皇神聖化による絶対化によって狂信的な国となった。
戦国時代日本の人口の三分の二は一神教徒だったという人もいる。
>君は天皇が現人神だと信じてるのか?
思想信条によって表現の自由が制限されるという思想をもってるのかな?
>>401 書くのも読むのも自由だよw
公を批判する立場の報道機関を、自分勝手な妄想でその存在を否定する。
そうした人間を公の立場に任命することが、表現の自由を否定してる。
安倍ちゃんの報道統制の姿勢のことだよ。
>戦国時代日本の人口の三分の二は一神教徒だった
なんで戦国時代の話になるんだよw
だいたい、そんな話にどんな根拠があるんだ?
君は、自分が信じていると言ったら嘘になるし、信じていないと言ったら天皇崇拝の否定になってしまうとでも思って、どっちとも言えないのかい?
どっちだって自分自身で問い直せばいいことだよ。
君の天皇制に対する立場を表明することが不安なのかい?
いまのところは、どういう立場でもそれだけで罪に問われることはない。
安倍ちゃんの改憲案が実現したら、一つの思想しか認められなくなって、それに反する思想を表現しただけで罪に問われるようになるかも知れないけどね。
>>402 >公を批判する立場の報道機関を、自分勝手な妄想でその存在を否定する。
という解釈や
>他の価値を認めず、自分の神に従わないものは抹殺するべきだ
などの解釈はあの文章だけでは断定できないという立場だ。
>>386の文章から読み取れるのは朝日新聞が嫌いで無神論者達と罵っている姿だと思う。
政府を批判する公共の新聞だからといって批判してはいけないということはないだろう。
自分は長谷川という人がどういう人か知らない。スレの中で文章を読んでみて上記の
引用のような解釈は無理だろうと思って何度もいっている。
上の文章以外で根拠となるような彼女の情報を知っているのならそれを加えて
解釈すれば評論文として成り立つんじゃないかな。
一神教の話は昔の日本人は多神教でよかった明治になって西洋的な絶対的な体制で
日本人が変わったというパターンだろうと思って書いたことで特別気にしなくていいよ。
自分の立場としては言論の自由のある世界を望むよ。もし尖閣で衝突が起きたとしても
イラク戦争時のアメリカのように内に戦争絶対反対の立場の人たちを国内に抱えてその人たちの
言論の自由を認める、つまり自分は君の意見には絶対反対だがその意見を言う自由は絶対守る
というような社会を希望してるよ。
>>403 >政府を批判する公共の新聞だからといって批判してはいけない
そんなことを言ってるんじゃないよw
自分が気に入らない特定の報道機関を否定してる人間を、政権が公の立場に任命するという行為そのものが、その政権が表現の自由を否定してることだ、と言ってるんだよ。
わかってて逃げてるんじゃなければ、君は他の文も含めてもう一度読んでみな。
>意見を言う自由は絶対守るというような社会を希望してる
カルトのような自分勝手な妄想を披露している人間に報道機関を支配させることは言論の自由に抵触しない、と言い張る君が、どうやって守るんだ?
お題目だけを唱えておけば、政権がなにをしようとすべて正しいと言い張る安倍ちゃんと同じだなw
安倍ちゃんのような報道統制が大好きな支配者は、ヒトラーのように必ず思想そのものを統制しようとする。
改憲はもちろんそのためだし、秘密保護法も、大学や教育委員会の変革もそのための政策だ。
>>404 >自分が気に入らない特定の報道機関を否定してる人間を、政権が公の立場に任命すると
>いう行為そのものが、その政権が表現の自由を否定してることだ、
公平な心とか謙虚とか配慮とかないのかなとは思うが「政権が表現の自由を否定してる」
とまでは思わないな。それが本当なら重大なことだな。そうじて具体的な根拠を示さない
一方的な評論文でプロパガンダに聞こえるのであまり相手する気にならないな。
>>405 長谷川三千子は、右翼の野村秋介の死を讃え、朝日新聞を人の死を受け取る資格がないと断罪し、天皇を現御神であると妄想する、特定の思想を持つ政治団体の代表委員だ。
安倍ちゃんがそういう人間をNHKの経営委員に任命したことは、安倍ちゃんが自分の好みの思想をNHKに押しつけて、他の思想を排斥させることに繋がるから、安倍ちゃんはヒトラーのように報道機関の表現の自由を否定してる、と言ってるんだが、どこが具体的じゃないんだ?
現行憲法における天皇や主権の規定を否定し、それによって特定報道機関を批判する人物を
公共放送の報道内容を検証する準公人に任命して良いのかな?
憲法学の通説では主権や人権に関する規定は憲法改正要件の適用範囲外なので
ここに討議を前提とした言論の自由が及ぶのかは微妙なところ。
公人の場合は特に。
言論の自由や表現の自由、そして思想信条の自由とは無制限に認められるものではなく、
ある特定の価値に基づいて認められもすれば制限もされる。
その価値というのは今のところ憲法に基づく。
だからこそ公務員には憲法順守の義務があるわけで。
NHK経営委員は公務員に近い存在だと思うのね。
まあ過去の発言ではありますが、だとしても任命権者の見識が問われてしまう。
悪意というか頭がわる…。
408 :
ヘノモチン:2014/02/15(土) 18:54:47.72
三島は、その作品に多くの死を描いています。
しかし、だから、三島が、死を美化し、何事も死に結び付けたがる『死の美学
』の賛美者であると即断するのは、間違いだと思います。
三島本人も、自決のすぐ前の『暁の寺』を執筆していた頃まで、生きることへ
の希望を失っていないことを伺わせています。
三島は、死を賛美したのではなく、また若者を死に追いやることを好んだので
もありません。
そうではなく、死を念頭にいれない生命賛美・死と隣り合わせでない生き様に
否を突きつけたんだと思うんです。
生き様、ねえ
410 :
ヘノモチン:2014/02/15(土) 19:24:24.56
ですから、自決の時も、生命より大切なものとして精神を掲げていたんですね
これは、よく考えるとあたりまえのことで、多くの生き物も天敵を持っ
ていて、自分も食べられることもあるという緊張関係によって自らの生
を営んでいます。
ですから、三島は、宮沢賢治と似た意識で、生を思い描いていたんだと
思うんです。
戦後世界の、それらの緊張感がより喪失していく有様を、文化の衰退と
感じて焦ったのでしょうね。
>>410 そうすると、三島は当時の日本では唯一、死と隣り合わせの緊張した思想と精神で戦った新左翼の終焉に絶望したということかな?
だから、新左翼の象徴でもあった吉本隆明の誕生日にあわせて決行した、のかな?
早い話が、三島はただ戦後の終わりなき日常に飽き飽きしたってだけの奴なんだよw
天皇云々は後付けでね、もし長生きしてあの3・11に遭遇してたら嬉々として被災地に向かったろうなw
>>412 なぜ三島は戦後の日常に飽き飽きしたと思うの?
戦争が見えないから?
震災に遭遇したらまさに非日常だろうが、被災地の姿は非日常ではないんじゃないか?
非日常から日常への回復を目指すのが被災応だろ?
414 :
吾輩は名無しである:2014/02/16(日) 15:43:57.83
>>411たしか昭和23年、自伝的「仮面の…」の執筆を始めた日と同じ
ただ、キーン氏は、もし三島さんが受賞していたら…って言っていましたね
既に、日常と非日常、肉体と精神、政治的、文学的完結など、いろんな角度から評論が
出ていますが、意外なところで三輪さんが一番、言い得ていると思いますね
415 :
ヘノモチン:2014/02/16(日) 19:04:00.88
412さん >天皇云々は後付けでね
僕も同感です。天皇は、文化の全体性(文化天皇制)の擁護の為に持ち
出されているだけだと思います。
僕は、晩年の三島は、現在の戦後知識人達がそうである様に、文化・文
学・表現等の衰退に、敏感に危機感を持っていたんだと思うんです。
そこから、自決に至る心境・心境変化には、様々な要因があると思います。
三島が、『暁の寺』を執筆している頃までは、作品と自分の生活の統合
を目指していたことも、伺わせます。
416 :
ヘノモチン:2014/02/16(日) 19:22:27.66
三島が、『暁の寺』の結末により、作品と現実の緊長関係が崩れて、現
実世界もが作品の中に呑み込まれてしまった、と嘆いていたというのは有名です
つまり、作品と現実世界の統合に失敗してしまったんですね。
そのことが、自決に至るまでの心境のすべてとはいいませんが、関係は
あると思うんです。
この心境を、たとえで置き換えると、3.11の災害に遭遇した現地の人々
を思い浮かべると判り易いです。
僕は、被災地の復興は難しいと思うんです。
>>414 >「仮面の…」の執筆を始めた日
人それぞれ記憶にとどめたい日はあるかも知れないが、決行する日をどういう思いで選んだのかは謎だよね。
ところで、『仮面の告白』についていえば、昭和23年8月の終わりに河出書房から執筆要請があって9月には大蔵省を辞めた。
書き始めたのが11月25日?
『仮面の告白』には先行するノートや小品もあるようだし、執筆開始の日を特定できるのかな?
なにか文献があるのかな?
あるいはなにか根拠があるのかな?
418 :
ヘノモチン:2014/02/16(日) 19:51:10.28
戦後の焼け野原からの復興の場合、その苦労規模は3.11の震災どころで
はありませんが、復興が出来ました。
ところが3.11の震災の場合は”その復興した後の、復興後に遭遇した震
災”なので、震災に遭遇した人々にとっても、その意味合いが異なるのです
これから、日常の次元で、また、同じことを繰り返さなければならない、
また、同じ家を作り直さなければならない訳です。
三島が、『暁の寺』の脱稿で表明した不快感も、同様な心境によるもの
と言えると思うんです。
>>418 戦災から復興した地域なのか戦災にあわなかった地域なのか、さまざまだろ?
東北地方は、むしろ戦災にはあわなかった地域のほうが多いだろう。
東北地方での戦災からの復興という面では帰還兵が中心になるだろうが、その人たちのほとんどはすでにリタイヤしている。
別に復興後の云々という意味合いはないんじゃないか?
420 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 01:37:44.75
反貞女大学を読んで三島先生の諧謔を楽しみましょう
421 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 02:40:16.34
>>417推測ですが、数年前の園子にあたる方の婚約日が11月下洵
結婚に際し、初めて泥酔したと言います
妹の死と、園子との破綻が文学の主な原動力と述べています
さらに敗戦と言うことで、仮面なし(素面)では生きれない美的追求者の告白
「仮面の〜」は、三島にとって裏返しの自殺、生の回復術と言うように
死活、存在の根底にかかわる作品です 因みに金閣寺、春の雪なんかもその変奏曲です
人とそれぞれ事情はあります
あまり私生活まで踏み込まず、純粋に文学を楽しむ事をおすすめします
422 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 03:48:06.36
三島愛好者が、無自覚に、ら抜き言葉を使う時世、ですか。
それとも、あえて用いる、ですかね。
423 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 04:26:37.22
>>422単なる誤字脱字の部類です 眠かったので…済まぬ
愛好者でなく、愛読者です もう一つ言うと、読点が多過ぎますよ
何方か、おせーて下さいマシ
豊饒の海のタイトルですが、あれは、お月さんの豊の海ってことですか?
そうすると月には海が無いわけで、三島独特の虚無主義(ニヒリズム)を
表しているのでしょうか?
424 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 04:37:59.47
読点は、あえて用いた、だね。
それから、三島愛好者は、三島作品の愛好者、の意。
著者名で作品群を表すのは、ごくふつうのことだ。
425 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 04:44:58.41
なるほ、どね 愛、好者かぁ 日、本語も変わってい、くんだね
426 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 04:50:35.11
べつに変わってないよ。
もともと翻訳語だもの。
lover がもとだね。
日本語お得意なようだから、
わたしの和歌でも添削していただけますか。
それとも、おひまなら連歌でもしますか。
427 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 05:10:39.42
三島兄の掲示板だから、その関連でいきましょう
晩年、革命思想として持ち出した陽明学における良知っつーものが今ひとつ理解できません
何方か、噛み砕いて解説できる人います?
428 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 05:48:55.27
陽明学などというシナ思想は、理解する必要なし。
口にするだけでも大和魂の穢れとなる。
>>427 それはつまり、カントの言う啓蒙の示す「善」と同義だよ。
430 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 07:09:54.06
>>429 サンキュー 君、すごいね
>>428豊饒の海に、仏教哲学の輪廻転生や、唯識論が出てくるけど
東洋思想に傾向していったよな
唯識論なんて難しすぎて、みんな、あれ、理解してんのかな?
道教も儒教も神道も東洋の思想はすべて仏教を取り入れている
アジアで世界に通用する思想は仏教しかないから誰でも最後は
仏教にたどりつく。
釈迦没後後継者達で洞窟にこもって数百年理論闘争をする者がいた
それによって理論が作られた。インドにはヨーロッパと同じ人種が
流入している。三島はアジア系だが秀才だから情緒だけでは満足できず
理論的うらずけのあるものに惹かれまた理解もできたんじゃないかな。
432 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 08:49:20.47
神仏分離は、いにしえの純粋な随神の道の復興であり、
それが明治天皇の大御意にあらせられた。
三島スレでわが国神道にあたかも外国伝来の不純な思想が
混じっていたかのような説を唱えないでもらいたい。
古事記に仏教の影響があるという研究があったな。
434 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 17:27:42.48
五来重なども、仏教公伝以前に私的に大陸に渡って、
仏教、陰陽道、神仙術などを学ぶ者があったろうことを
指摘してるね。
遣隋使で、600年から18年間で5回というが、それより前に、
大陸に私的留学をした者がかなりいたとすれば、修験道の古さも
納得だわな。
435 :
ヘノモチン:2014/02/17(月) 18:46:07.03
430 >唯識論なんて難しすぎて、みんな、あれ、理解してんのかな?
多くの読者が、『暁の寺』前半に、唯識に関するくだりが長々と書かれ
ていて読む気をなくさせる、と語っていますね。
僕は、三島は、何かに気がついたんだと思うんです。
おおざっぱになってしまうのですが、晩年の三島は、現実の自分の作家
活動も含めたトータルな世界像を求めたんだと思うんです。
その、おもに認識に関わるものとして唯識等の仏教理論・行動に関わるものと
して陽明学や葉隠等を掲げていました。
>>421 まあ、それでは根拠のないこじつけの域を出ないな。
私生活に踏み込むかどうかは読者の自由だが、「仮面の告白」は自分で自分の私生活をちらつかせてるね。
ほかにも自分の私生活にも他人の私生活にも踏み込んだ作品を書いてる。
読者が三島の作品だけを楽しむことは、三島自身が拒否してるんじゃないか?
437 :
ヘノモチン:2014/02/17(月) 19:20:59.03
そして、作品世界と現実世界の双方で、認識と行動が対立しながらも、
(対立を維持したままで)やがて全一的ないきいきとした活動を表現した
た世界像を形成し、それをもとに現実世界においても、自分がいきいきと活動
活動出来る有様を夢見て、創作に励んでいたんだと思うんです。
ところが、それが不可能であることに『暁の寺』執筆の頃に気がついた
んですね。また、三島を取り巻く現実も、それをより不可能にする方向
へと動いていったんです。
おもしろいことに、それらの事象が、『暁の寺』における{火}の扱い
に反映しているんです。
438 :
ヘノモチン:2014/02/17(月) 19:53:37.75
本多にとって、[ベナレスの{火}]は、混沌と破壊のショックな光景な
ものではありましたが、それは、本多に世界の究極を見たとの覚醒をも
たらせるものでした。
また、戦争の爆撃による渋谷の松枝邸の焼け野原では、本多は「破壊者
は彼自身であった」との満悦な気持ちで焼け跡地を眺めています。
ところが『暁の寺』ラストの[本多の別荘の火事]は、本多にカタルシス
をもたらせるものではありません。
三島は『暁の寺』の脱稿について「私は『暁の寺』のラストが襲ってきた
た時、ほとんど、それを信ずることが出来なかった。それが実現すること
がない、という方に賭けていたのだ〜〜〜」と語っています。
439 :
ヘノモチン:2014/02/17(月) 20:19:06.02
もちろん『暁の寺』を執筆してきたのは三島なので{『暁の寺』の内容
が、自分が本来意図していたものとは違ってきた}{自分の願望に反し
た不本意なかたちで、『暁の寺』を早く打ち切らなければならない}こ
とへの不満を表明しているんですね。
『暁の寺』では、認識を代弁する唯識も、ただの”私たちがいまある様
態(立って見ている等)の解説、または、情熱解説者”に転落していますね
ちなみに、唯識は、ソシュール言語学に似ていると指摘されています。
また、仏教は、生きたままの輪廻転生からの解脱を最高の奥義として掲
げていますね。
440 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 22:06:48.28
最期については、偉い先生方が、いろいろな立場から解説していますが、
どれも三島さんの仮面で、どこかで本質を掴み切れていない気がするんですよね
ところで、ある人が、三島さんを「純粋できれいな魂だった」っと仰っていましたね
また、ある時期、憲兵の憑依霊が見えたって言うんですね
非科学的なんですが、そう考えると、晩年の作品や行動が腑に落ちるんですよね
この辺について考察された方います?
小室直樹が輪廻転生について述べていたような。
442 :
吾輩は名無しである:2014/02/17(月) 22:49:06.97
三島さんは、太宰さんを嫌いと言ってみたり、対極と言ったり
晩年に結局、同じだったと言ったりしています
太宰文学を、意識していた事は、間違いないと思います
同族嫌悪だとしたら、他の作家と比べ、
この天才二人は、どう言う処が同類だと感じますか?
444 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 01:00:47.26
霊魂よりも精液が真相を語る ニンニン
445 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 03:42:26.87
≫唯識は、ソシュール言語学に似ていると指摘されています。
どのようなところが似ていますか。
簡単にでよいので、ご説明願います。
446 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 07:19:04.63
>>440 三島の思想の雑多性はアレイスター・クロウリーが世界の神秘思想の
コレクター&実践者であったのと似てる。
クロウリーも仲間にお釜を掘らせてる。
これも、彼の神秘思想においては必然のことだったんだな。
三島も最後に同じことをやった。
知らない間にスレが伸びてるw
あとでゆっくり読もうっと。
448 :
ヘノモチン:2014/02/18(火) 18:34:24.29
445さん >どのようなところが似ていますか。
丸山圭三郎氏が、ソシュールによる言語理解の変換推移が、唯識の理解の
深まりの過程とほぼ同じであると指摘しています。
僕も、その通りだとは思いますが、僕はソシュール言語学をお勧め出来
ません。ソシュールの仕事を受け継いだ、バルト等のフランス知識人も
後々に生きずまってしまいました。
三島も、言葉を扱う作家だったので、唯識に同様のアプローチをしたの
かもしれませんね。
449 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 18:43:14.29
真相については、その場に居合わせた総監や、
関係者の証言も残されていますね
三島が、文学の母胎であり、永遠の活力の供給源とまで言った葉隠は、
日本人の死生観や恋、心構えが説かれており、
強烈な覚悟を迫る一方で、水至って清ければ魚棲(す)まずといった、
手心も説かれているんですよね
初期の頃の盗賊や岬にての物語でも、既に死を前提としたロマンスが
語られていますね 本人もどうやらラディゲのように
「夭折の天才」に憧れていた節がありますよね
葉隠同様に、三島に影響を与えた書物をご存知の方いますか?
意外なところで六法全書…
450 :
ヘノモチン:2014/02/18(火) 19:01:39.44
三島由紀夫が『暁の寺』で取り上げている唯識について、仏教を少しで
も知っている人ならば、どうして唯識なのか?と疑問に思うでしょう。
三島の仏教理解は、偏っているのではないか?と感じるはずです。
たとえば、密教でもいいのではないか? 密教も仏教では知的部類にあ
たるし、胎蔵界曼荼羅は空間を、金剛界曼荼羅は時間展開を表している
から、そのほうが、より世界像の理解としては、しっくりいくのではな
いか?と感じるはずです。
また、神道についても、同様です。
何故、『葉隠』や、国家神道でなければならないのか?
三島の神道理解は、偏っているのではないか?と感じるはずです。
451 :
ヘノモチン:2014/02/18(火) 19:21:45.53
たとえば、日ユ同祖論者が掲げている、神社の元締めである賀茂上下神
社のヤタガラスの長としての天皇でもいいし、日本人の心性をもっと縄
文時代まで遡って掘り起こして掲げるという方法もあると思うんです。
もちろん、三島も、それらのことはわかっているんです。
しかし、それらのアプローチでは”今、ここで、活動している私達の生
の現場とは遊離していまうんですね。”
また、最後まで、三島がこだわった、生の現場での認識と行動のダイナ
ミックな対立と展開を、扱えなくなってしまうからなんですね。
いわゆる唯識というのは8つの階層構造を持ち、
感官器官に近接する内観的5識(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)
これら表象的な認知作用の底層である意識(心理学上の深層心理ともいえる)、
そして更に底層に属する末那識と阿頼耶識によって構成される。
最底層に位置する阿頼耶識というのは、すべての行為や記憶の結果としてのストックであり、
かつ行為の駆動因でもある時空を超越した存在の中枢といって良い。
何故、三島が唯識思想を持ち出したかのというと、
彼の形式主義的日本文化論の補強材として
阿頼耶識風の貯蔵庫が好ましく思えたからでしょう。
453 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 19:32:07.16
神道なら、自決と言う手段は避けたと思います
豊饒の〜では、仏教に傾向したと言うより、むしろ
永続的に続く仏教的時間に立ち向かった感がありますね
どうなるか分からない一回性の行動こそが純粋だみたいなことを
どこかで仰っていましたよ
唯識や阿頼耶識とか、絶対に理解不能なのが正解ではないのでしょうか?
あれ、世界解釈なんでしょうけど、理解されたい人が書いたと思えないんです
永遠に解けない謎解きをプレゼントされた気分ですよ
それか、自分の頭がついていけてないのかも知れませんが…
454 :
ヘノモチン:2014/02/18(火) 19:52:59.72
453さん >自分の頭がついていけないのかもしれませんが…
そんなことはないですよ。
僕も、唯識は、ソシュール言語学同様の危うさを秘めていると感じています
それに、仏教に限らず、世界像(その雛形としても)を提示出来ている
学問は、今のところありませんからね。
現代の物理学も、統合にいたっていませんから。
455 :
ヘノモチン:2014/02/18(火) 20:00:11.52
452さん >彼の形式主義的日本文化論の補強材として阿頼耶識風の
貯蔵庫が好ましく思えたからでしょう。
三島は、世界像といった大風呂敷なものではなく、その雛形くらいのも
ので、彼の認識と行動を形式化出来る体系を、唯識に求めたのかもしれ
ませんね。
例えば華厳などでは事柄の連環に過ぎない物理的世界に意志が生じるのは
諸物に現れる仏性による慈悲によるのだ、という見解なのだけど、
三島の場合は個別的に分解されるパターン化された認識どまりで
倫理まで進んでいるとは思えない。
457 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 21:15:41.89
唯識が現象学と似ているという人は結構いたと思う。
丸山は、フッサールとソシュールが近い、としていたことがあるから、
言うかもしれない。
しかし、唯識とソシュール言語学の、どこがどう似ていると思うのか、
わからないな。
一、二、似ているところのを挙げてもらえるといいね。
458 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 22:01:59.69
三島さんは近代能楽集なんかも手掛けているんですよね
能楽を書ける作家って、そんなにいないよね 多才ですね
正直、能ってあまり観た事ないのです 古典芸能なんですよね
能を観る方って、年配のイメージがありますが、
三島フリークの人で、能を堪能している人いますか?
台本だけをみると、綾の鼓とか面白そうです
459 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 22:14:20.26
年配が多い、といっても、非常に少ないがね。
能を鑑賞する人は、だいたい、自分もやっている人が多いし。
でも、京大の能楽部なんかは、割と上手なほうじゃないか。
もちろん、仕舞はなんとかかたちになっている、
という程度のことで、謡は節をとっているだけ、
発声がそもそもできない、のでしょうがないのであるが。
なお、謡の発声は、いまの普通の家の子女は、気の毒だが、
九十九パーセントが、一生やってもできないだろう。
これは、子供のころに英語圏で暮らしていない人の英語の発音が
結局はネイティヴとおなじならないのといっしょだ。
まあ、大学生になってから習った人ばかりだろうからそれも仕方ない。
460 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 22:50:51.28
Aoi no ue
でググると、近代能楽集にある「葵上」の動画がでてくる。
なお、古典文学大系の謡曲集などを参照しながら見れば、
「頭に入る」であろうが、今の時代ではもはや、特殊な成育環境になかった人が
感得するのはむりだろう。
461 :
吾輩は名無しである:2014/02/18(火) 22:58:45.25
一つ言っておくと、
「日本文化」というもの触れたければ、
近代文学では、漱石より後のものを読んでもむだだ。
漱石文学にはまだ「純粋」な日本が残っていたが、
三島文学には奇形化した日本文化、つまり今と同じ日本文化しかない。
462 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 00:53:29.69
謡の発声は俺の訓練法だと99%の人が多分できるだろう。
別に俺はプロじゃなくて、アマチュアの身体論者に過ぎない訳だがw
463 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 01:41:36.56
三島さんの大衆雑誌向けエッセイを読んでいると色々な『時の人』が登場する。
すぐに忘れ去られ、後世に残らなかった彼らの名を検索し昔の著名人の遍歴をたどるのも楽しい暇つぶし。
三島を読んであれこそが「日本文化」だと思う人はいないでしょう。
川端や井上靖ですら文化的断絶が創作モチーフだったわけですから。
外人向けのパフォーマンスなんですよ。
三島と川端は立派な日本文化の伝承者だよ。
登場人物像なんかもそうだし、室町文学や源氏物語をちゃんと踏まえた作品世界です。
466 :
ヘノモチン:2014/02/19(水) 18:43:39.66
三島が、唯識に注目したのは、唯識が、そこそこ理論的に輪廻転生からの解脱
を説いているからだと思うんです。
輪廻転生ではなく、輪廻転生からの解脱をですね。
三島が『暁の寺』で取り上げているのも輪廻転生からの解脱で、それは本多の
語りを通じて、一巻の『春の雪』では伏線として、『暁の寺』では、前面の問
題として取り上げられることになります。
三島本人が、目指したものも、生きたままの輪廻転生からの解脱ではないか?
という気がします。
467 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 18:58:16.44
三島は立派な日本文学の継承者であるだけではなく、それを「飛躍」させようと
していた。飛躍というより本来の真髄を大理石の中から掘り出そうとしていた。
そのために損な役回りを進んでひきうけた。本多と清顕はひとつ種から出た二つの
茎。三島は清顕の役どころをひきうけて本多に未来を託しているのでは?
468 :
ヘノモチン:2014/02/19(水) 19:07:26.65
生きたままの輪廻転生からの解脱とはどういうことか?
それは、輪廻転生する本人が、自分の輪廻転生の過去生を自覚し、かつ
過去生の業・業の清算を、死なずに能動的に生きぬいていくことですね。
または、輪廻転生する本人は、自分の輪廻転生の過去生を自覚していな
くても、第三の者がそれを知っていて、かつ、輪廻転生する者と共に、
輪廻転生する者の過去生の業・業の清算を手助けし、共に死なずに能動
的に生き抜いていくというあり方もあります。
三島は、4部作を自らのライフワークと規定していました。
ゆえに、それは、現実の彼と彼を取り巻く世界の動向等と密接に関連し
て書き上げられたものです。
469 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 19:38:03.65
近代文学にある「日本文化」はおよそ、
近代小市民化した「日本文化」だ。
川端あたりが、「源氏物語」的世界を踏まえる、といっても、
カルチャースクール解釈的な「源氏物語」だ。
なお、室町文学というのは、あんがい、一見しては、現代的である。
室町和歌などには、フランス象徴詩の翻訳のようなものが、
けっこうある。が、これは、いわゆる「象徴主義」なのではなく、
しゅとして漢詩取りの効果だと思われる。のちの松尾芭蕉の俳句などもそうだろう。
つまり、エクリチュールの作用が、今日の目には、あたかも象徴主義的にみえる、ということだ。
三島の文は、考えられているよりも基本のところが漱石に近い、おそらく戦後作家ではもっとも近い、いわば最後の正統派なのだが、
漱石は、江戸時代日本的エクリチュールが、そこから脱けだそうとしても、あまりに身に付きすぎているので、
結局文に出てしまうのに対して、三島は、じつは身についていない(ようするに、完全に日本的近代化をしている)
ものを、がんばって、再構築している、という感があるのだ。
いうなれば、漱石の文は、明治初期の宮内庁雅楽部の人が、一所懸命洋楽風にやろうとしているようなもので、
三島の文は、いわば、坂本龍一の「ラストエンペラー」みたいな日本洋楽の人が、
オリエント的音楽を頑張って作っている感じなのである。
470 :
ヘノモチン:2014/02/19(水) 19:38:20.33
4部作が、輪廻転生からの解脱を、ひとつのテーマとして掲げているも
のならば、三島が企画したのは、各巻の主人公が輪廻転生しながらも、
ひとつの大きな流れを形成していくという物語だけのものではない筈です。
また、輪廻転生する主人公を多数にしたりして、輪廻転生の流れを明確
にし、移り行くこの世のあり様を肯定するというのでもありません。
三島が企画したのは、端的に、『暁の寺』からは自分・自分の振る舞い
を主人公にして、輪廻転生からの解脱を生きる物語を書くことだったと
思います。
ですから『暁の寺』は、4部作中のもっともハイライト作品となる筈の
ものだったのです。
471 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 19:50:48.44
このスレの住民の日本古典文化受容の仕方は、
一言で言えば、カルチャースクール的、教育テレビ的。
言いかえれば、近代小市民的である。
これは、「赤とんぼ」のような唱歌のたぐいに、
「日本の心」を感得する小母さん方のようなものだろう。ところが、そういう「日本の心」は、
既に近代化した、奇形化したものだ。
472 :
ヘノモチン:2014/02/19(水) 20:10:11.59
ところが、『暁の寺』は、ほぼ、三島が実見したとおぼしき事柄に満ち
ていますが、より後半になるに及んで、退屈で不味な日々の逸話が、延
々とただ羅列されているだけの印象を拭い得ません。
また、『暁の寺』後半では、本多本人が、輪廻転生のしくみへの関心そ
のものを喪失しているといえます。
どうして、そのような物語展開になってしまったのか?
三島の筆力が低下した為なのか? そうではありません。
その理由が、『暁の寺』の物語を、中断して書かれている唯識の解説に
書かれているんです。
473 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 20:24:24.25
宮内庁→宮内省
474 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 22:56:59.17
>>472葉隠入門で、「仏教の輪廻転生の永久に生へ〜××された哲学を〜
自分のものにできなかった」と述べていますよ
だから、意図的に輪廻転生が、途切れていると思うんですよ
むしろ、美学で持って、仏教哲学と対峙したのではないのでしょうか
三島さんは、本多を通して老いの醜さを作品の中に埋め
本人は、美そのものとして、行動したのかもしれません
英雄的なシと呼べる年齢も、45歳がぎりぎりだとも述べていましたよ
耽溺していたワイルドのドリアン・グレイの肖像とは逆の状態だったと思うんですよね
475 :
「ガスライティング 集団ストーカー カルト」で検索を!:2014/02/19(水) 23:46:11.28
★マインドコントロールの手法★
・沢山の人が偏った意見を一貫して支持する
偏った意見でも、集団の中でその意見が信じられていれば、自分の考え方は間違っているのか、等と思わせる手法
・不利な質問をさせなくしたり、不利な質問には答えない、スルーする
誰にも質問や反論をさせないことにより、誰もが皆、疑いなど無いんだと信じ込ませる手法
↑マスコミや、カルトのネット工作員がやっていること
TVなどが、偏った思想や考え方に染まっているフリや常識が通じないフリをする人間をよく出演させるのは、
カルトよりキチガイに見える人たちを作ることで批判の矛先をカルトから逸らすことが目的。
リアルでもネットでも、偽装左翼は自分たちの主張に理がないことをわかっているのでまともに議論をしようとしないのが特徴。
,,,,,,,
第四部の主題は父殺し。
第一部における松枝侯爵と松枝清顕の関係が
本多と安永透の関係(そして平岡父子)に反復するが、
絶対者たる天皇を軸とした罪と業縁のドラマではなく
法と貨幣をめぐる係争関係、つまり戦後的価値にグレードダウンするが故に
醜聞とDVによる恭順(ピエテート)の失墜で終わり、当然のことながら輪廻転生もなされない。
しかしこれこそが「法」を殺す有効な手立てでもある。
要するに自己の分身たる本多や安永を永遠に封印することによって
「死」を完成させたわけですね。
477 :
ヘノモチン:2014/02/20(木) 19:28:24.10
三島は、輪廻転生・輪廻転生からの解脱の為に唯識に注目しました。
仏教を少しでも知っている人ならば、輪廻転生・輪廻転生からの解脱に、どう
して唯識なんだろう?と疑問に感じる筈です。
仏教における輪廻転生を包括した現世・来世の世界像は、一般的に{輪廻転生
から解脱した段階・輪廻転生で現世に転生する(転生出来る)段階・輪廻転生
も出来ない囚われの段階}により構成されていると言えると思います。
(最近のスピリチュアリズムも同様の世界観を掲げています)
これらの世界観を掲げているのは、仏教では、主に、大乗仏教の密教等です。
それなのに、どうして唯識なのか?三島の輪廻転生理解は、偏っているのでは
ないか?と感じると思います。
478 :
ヘノモチン:2014/02/20(木) 19:56:16.86
これも、三島が、神道では『葉隠』にこだわったのと同じ理由です。
仏教の現世・来世を包括した総合的世界像では、今、ここで展開してい
る私達の生の現場の営みから遊離してしまうからですね。
その為に、人間一個人が死をまたいで輪廻転生していくという有様に、
あえて踏み止まっているんですね。
唯識で、三島がこだわっているもののひとつに{阿頼耶識と染汚法の同
時交互因果}というものがあります。
阿頼耶識は、世界を成立させている営みの根源なので、この言葉は、世
界が、一瞬一瞬、混沌と生成を形成しながら営まれる様をイメージします
479 :
吾輩は名無しである:2014/02/20(木) 20:12:32.82
葉隠は神道じゃなく、
武士道だろう、ふつう。
480 :
ヘノモチン:2014/02/20(木) 20:23:13.81
今、ここで、展開している私達の生の現場の営みですね。
『暁の寺』に出てくるインドのベナレスのシーンが、このイメージに一
番近いのですが、三島は、そういった転輪する世界の有様をただ肯定し
ようとしたのではなく、そういった有様を体系化し、輪廻転生によりそ
こから一歩踏み出す為に、4部作を書き始めたんだと思うんです。
ニーチェが掲げた永遠回帰を肯定するだけではなく、そこから一歩踏み
出す為にですね。
その為に、輪廻転生・輪廻転生からの解脱の理解に、あえて唯識を選ん
だと思うんです。
481 :
ヘノモチン:2014/02/20(木) 20:32:06.51
467さん >三島は、清顕の役どころをひきうけて本多に未来を託しているのでは?
清顕の夢日紀が、本多に譲り渡されるという物語展開になっていますからね。
三島は、後に実現される、滝の下での出会いや、脇の下の黒子等も、ただの妄
想として扱い、取り上げているのではないと思うんですよ。
単純に輪廻転生を描いた『浜松中納言物語』を下敷きにしているので
仏教では否定的に扱われているインド思想における業縁説を補強材として使用しているだけでしょう。
三島の関心は解脱などではなく、絶対者を対抗軸として成立する唯一性の獲得、つまり可能なる実存なのね。
これが戦後を舞台に移すと、物語世界を支えてきたタブーの侵犯による聖性の獲得が困難になる。
であるならば、消化試合のような終わり方をするしかなくなる。
483 :
吾輩は名無しである:2014/02/20(木) 21:05:48.22
輪廻転生する三人は、本質的には同一人であるはずが、
ところが同時に、それぞれの生をを生きて死ぬ、嘗ての流行語を用いれば、
単独的(特異的)なものでもある。
それが、禁忌の侵犯、「春の雪」では、宮家の許嫁との密通、
「奔馬」では、大権私議およびテロ、を介して顕れる、と。
「暁の寺」には、侵犯のテーマがみあたらないので、ちょっと拍子抜けなのだが、
技術的には、三島作品中でもっとも円熟していた、と思う。
>侵犯のテーマがみあたらないので
同性愛ですね。
第一部の不義密通に対する業罰の結果として
男→女、ヘテロ→ホモへと反復する。
485 :
吾輩は名無しである:2014/02/20(木) 21:37:32.33
「暁の寺」のレズは、侵犯なのかね。
どうも前二作とうまくつながらない、
とってつけたような単なる、肉の美学、みたいなものに思えるが。
あるいは、女は何事も要さず、そのままで「自然」である、みたいなものとして、理解できるか。
通俗的仏教理解では女“性”自体は悪業の結果であり、
その女性同士が男に奉仕もせずに
同性同士でさかっているいるわけだから悪でしょうね。
まあ、こんなことを言ったら百家争鳴の事態になるのですが、
仏教に限らずインド思想において女は化外の類なのです。
487 :
吾輩は名無しである:2014/02/21(金) 15:51:54.87
三島由紀夫スレなのに正字正假名遣ひで書いてゐる人が一人とてゐない。
正字は契沖などのソフトを入れなければ表示出來ないが、せめて正假名遣ひくらゐ
は覺えてくれ給へ。口語文ならば大して勞力がかかる者でも無いのだから其れくらゐ
は覺えませう。
488 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 18:45:15.80
自決の数日前に行われた、作家ではもっとも仏教に詳しい武田泰淳氏と
の対談からの引用です。
三島「しかし、一番わかりにくいのは{阿頼耶識と染汚法の同時更互因
果}という概念、あの概念がおそらく、唯識の絶頂なんでしょう
ね。あれが僕はわからなくて、ほんとうに苦労しましたよ」
武田「そこまで苦労するというのはすごいよ。だってそれは、ふつうの
小説を書く苦労とはまた別なものですからね。納得できないから
書くという、そういうことはあるな。」〜〜〜
489 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 18:59:56.49
〜〜〜
武田「つまり小説というのは、私はウソをつきませんという人と、それ
から、私はウソをつきますと言う人と、それから、私はウソをつ
いているのかどうかさっぱりわかりませんと言う人と。。。」
三島「その三番目が武田さんだろう。」(笑)
武田「その三種類の人間を同時に書けなければ小説ということは言えな
いでしょう。」
三島「ほんとうはそうだ。」〜〜〜
三島「三種類を書く見地というのは、武田さん、どこにあるんですか。
三種類の人間を書く見地というのは。」〜〜〜
490 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 19:08:02.90
三島「ウーン。しかし僕は三つ書こうと思ったら、絶対に体系が、つま
り、システムが要るな。三つというものを包括できる世界観が要るな。」
武田「だから、それはいまのところ、ドストエフスキーは、やっぱりあ
る程度まで、それをやっていったと思うのですね。」
三島「やってるやってる。武田さん、仏教にそれはない。。。」
武田「あるんだよ。」
三島「あるね。」
武田「だから困っちゃうんだよ。」(笑)
三島「困っちゃうんだな。」
492 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 19:33:37.00
武田「だから、僕よく仏教の質問されると、ほんとうに困っちゃうのだよ。
そんなことを詳しく、いちいち実例をあげて言って聞かせちゃう
と、それこそ、さっきの宇井先生のあれを引用して、それはとて
も僕には重荷過ぎるんだな。」
三島「いまの武田さんが言われたのは非常に面白い。つまり小説を成り
立たせる三つの要素で、その一つを欠いても小説にならないとい
うことだけれども、それはあらゆる言い変えが可能だね。『私は
罪がありません。私は罪があります。私は罪があるかないのかわ
かりません』というそれとと同じだよ。それから『私は責任があ
ります。私は責任がありません。私は責任があるのかないのかわ
かりません』と言っても同じだ。〜〜〜」
『文学は空虚か』 三島由紀夫と武田泰淳の対談より
493 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 20:05:12.15
武田氏は、三島の唯識の{阿頼耶識と染汚法の同時更互因果}の質問から逃げ
ていますね。仏教も、かんじんなことが体系化出来ていないんですね。(^^;
482さん >三島の関心は解脱などではなく、絶対者を対抗軸として成立する
唯一性の獲得、つまり可能なる実存なのね。
これが、戦後を舞台に移すと、物語世界を支えてきたタブーの侵犯による聖性
の獲得が困難になる。
輪廻転生の問題は、大乗仏教でも『暁の寺』に書かれている様に、輪廻の主体
をめぐる議論等で、再び大きく取り上げられているんですよ。
494 :
ヘノモチン:2014/02/21(金) 20:19:37.59
たしかに、物語の後半は、消化試合のように見えますが、そこにいたる
背景はもっと、複雑な過程があると思います。
三島の関心が、通俗的な可能なる実存ならば、三島・三島の作品なんて
取り上げるに足らないです。
僕は、三島は、4部作のはじめから、現代の学問の多くがそうである様
に、絶対者を対抗軸にしなければ成立しない貧相な世界観以上のものを
想定していたと思います。
そう思うのは、僕が『天人五衰』のエンディングを仏教の空の表像等で
はなく法相・または『黙示録』にある{第二の死}つまり{火}ととら
えているからかもしれません。
仏教に複雑なルサンチマンな気持ちはもっていません。
>>493 >輪廻転生の問題は、大乗仏教でも『暁の寺』に書かれている様に、輪廻の主体
>をめぐる議論等で、再び大きく取り上げられているんですよ。
輪廻転生の問題は大乗成立以前の原始仏教、
つまりスッタニパータやサンユッタニカーヤの段階でもすでに論じられている。
仏教の射程とはその成立段階からバラモン教の六道転生的な輪廻思想や
輪廻主体である自我の解体にあるのであって、
三島のようにヘーゲリアン的実存を持ち出すこと自体間違いなの。
それに唯一性や業縁とは三島自身が自作解説で述べていることですよ。
>仏教に複雑なルサンチマンな気持ちはもっていません。
ルサンチマン(内的復讐感情)というのはニーチェによるキリスト教的(あるいはプラトニズム)自我構成の原理であり
ニーチェの愛読者である三島(死の前日に「偶像の黄昏」を読んでいた)がそのような見解を持つ筈がない。
ただし、仏教的解脱とニーチェ的ルサンチマンの解体を仏教の解脱境と混同していたのかも知れない。
仏教的には修行と瞑想によって解脱境に導かれるのだから、
本多のようなニヒリズムは仏教の説く涅槃境でも何でもない。
第四部では単純に業縁に基づく自我構成と転生のメカニズムが破綻したというだけでしょう。
そしてこの崩壊が法=近代知の体現者である本多の自己解体を促すものであった、と。
496 :
吾輩は名無しである:2014/02/21(金) 23:08:43.26
正仮名遣ひなんてものが前近代に本当にあったとは云へないな。
だから、歴史的仮名遣ひと云ふのは、正確ぢゃないか。
>>496 普通の解釈では、真名(漢字)にたいして表音だけを使って簡略化した文字だから仮名という。
もともと漢字の意味を捨てて表音に特化したものだから、それぞれの時代の話し言葉を表わしているに過ぎない。
歴史的仮名遣いといっても旧仮名遣いといっても、正当性があるわけではない。
ただ、古い慣用表記であるだけ。
それに対して漢字の方は、一文字ごとに由来や意味があるのでそれに則った漢字を正字という。
慣用や国語改革で大きく揺らいだが、元の漢字を正しく使うのは至難のわざ。
よほどの漢字の専門家でないと使えない。
498 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 01:24:57.97
そういうことをいいたかったわけね。
ちなみに、あった、ではなく、あつた。
ぢゃ、ではなく、ぢや、と書くべきところだった。
慣れというものは恐ろしいものだ。
ところで、豊臣秀吉の自筆の手紙などは、
当て字ばかり、「仮名違い」ばかりだったらしい。
しかし、関白太政大臣の手であるから、
絶対に「正」であったろう。
499 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 07:01:40.04
サンスクリットを中国語に移すために、漢字がサンスクリット語の
表音文字として用いられたケースもあった?
仏教関係ではそういうことは起こり得たであろうし、他でも
ある程度はあったかもしれない。
500 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 09:39:53.13
>>497 >もともと漢字の意味を捨てて表音に特化したものだから、それぞれの時代の話し言葉を表わしているに過ぎない。
>歴史的仮名遣いといっても旧仮名遣いといっても、正当性があるわけではない。
>ただ、古い慣用表記であるだけ。
貴殿は高校生でも知つてゐるやうな知識すら不足してゐるのですね。慥かに假名遣ひは生まれた
當初は音冩化した者を使用してゐましたが、時代の流れと與に發音が變化し綴りも亂れた爲に時代時代
で其れを修正する動きがありました。古くは百人一首で名高い定家假名遣ひ、江戸時代の契沖假名遣ひ
と綴りの亂れを正當な者へと戻す作業が行はれ、發音が變つたからと云つて其れを綴りにまでは決して
反映させなかつたのが我國の歴史其の物であります。これが變つたのは明治以降の言文一致運動ではありまし
が綴りの變化其の物はほとんど變りませんでした。然るに占領軍と結託した金田一のやうな一部の曲學阿世の徒
やマスゴミ・出版社が擧つて此れを破壞して出來上がつたのがGHQ假名遣ひ・漢字であります。
斯くして世界でも稀妙な綴りと發音が極度に一致する人工言語と相成つた譯であります。
歴史のある國ならば發音と綴りは一致しないのが常識ですが、現在の日本人は此のやうな常識すら忘れてゐるのが現狀
なのであります。
>>500 もう恥をさらすのはやめなよ、「正假名遣ひ」君。
502 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 09:52:47.32
>>498 關白の任命權者は誰なのでせう?
秀吉の偉い處は自身の教養の無さを眞摯に受け止め、其れを他人には強要しなかつた
點にあります。現在は教養の無い者を更に煽り立てるやうに國・出版社・マスゴミが
擧國一致體制でGHQ漢字・假名遣ひを強要してゐるのです。爲政者としての資質は秀吉に
はるかに劣ります。
いやいや、抑、稀代の英雄と單なる売國奴を天秤にかける事其の物がをかしい事でしたね。
503 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 09:55:40.75
>>501 爰は國語問題協議會にも參加してゐた三島由紀夫スレですよね?
あれ、國語を廢止して佛語に變へろと云つてゐた「志賀直哉」スレでしたか?
504 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 10:21:36.77
505 :
吾輩は名無しである:2014/02/22(土) 10:49:18.77
変換が手間だろう、は、変換が手間だらう、
になるから、変換が手間だろ、は、変換が手間だら
になるだら。
まあ、ネットには不向きだな。
ところで、
現代仮名遣いと、ぞんざいな言葉遣いとは、関係が深いことに、
おかげさまで気付いた。
506 :
ヘノモチン:2014/02/22(土) 19:45:38.61
495さん >仏教の〜〜輪廻主体である自我の解体にあるのであって、三島
のようにへーゲリアン的実存を持ち出すこと自体間違いなの。
三島が、輪廻転生・輪廻転生からの解脱(または人一個人の輪廻転生)にこだ
わったのには幾つかの理由があります。
そのひとつに、人間の位置ずけの問題があると思うんです。
4部作では、はじめから、輪廻の主体は、自我ではなく万物を営む阿頼耶識で
あると、本多を通じて語らされています。
現世・来世を包括した総合的世界、または万物は、阿頼耶識により営まれてい
るとされています。
507 :
ヘノモチン:2014/02/22(土) 20:13:03.98
すると、当然、人間の主体は自我ではなく、阿頼耶識であるということ
になります。
自分が、現世・来世を包括した世界・総合的万物世界である、阿頼耶識
であるということになります。
ところが、人は、一個人として、包括した世界・万物世界の一部として
も実在しています。
ですから、本多は、単に、現世・来世を包括した世界・総合的万物世界
が阿頼耶識によって営まれていることを知りたかっただけではなく、万
物世界の中での人間の位置・人間の意識との関連も知りたかったし、なに
より”阿頼耶識がどのようなシステムで営まれ、生きている人間のこと
として関わり、展開しているのか?”を知りたかったんだと思うんです。
508 :
ヘノモチン:2014/02/22(土) 20:23:14.81
三島が、武田氏との対談で{阿頼耶識と染汚法の同時更互因果}について、質
問しているのも、同じ理由からですね。
同時に更互に起きるんですから、停止した悟りの境地でもないし、ベナレスみ
たいな混沌でもないし、そこから一歩踏み出した有様ですね。
>>508 >同時に更互に起きるんですから、停止した悟りの境地でもないし、
>ベナレスみたいな混沌でもないし、そこから一歩踏み出した有様ですね。
例えばアリストテレス(そしてヘーゲル)のような原因と結果に基づく線状態の時間間隔ではないの。
未来と過去が現在に編入され、万物が事柄という連続したものとして
同一相に収斂するのが仏教的時間認識だから、因果律の法則や単一性の議論は無化されてしまう。
寺山修司って三島のファンだったんですか?
511 :
吾輩は名無しである:2014/02/23(日) 10:15:49.94
美輪明宏を取り合ったんだよね
512 :
ヘノモチン:2014/02/23(日) 20:28:20.67
三島は、作品中・様々な場で{阿頼耶識と染汚法の同時更互因果}につ
いて持ち出しています。
しかし、その言葉は、大乗仏教の唯識にある一部のものだろうと思います
その言葉のイメージの本体である長い仏教用語の記述があって、それらを
簡素にイメージ出来る為に{阿頼耶識と染汚法の同時更互因果}の言葉
を持ち出しているんだと思います。
阿頼耶識の、おもに、人間の直接の生・人間の認識に関わるもので、し
かも動的システムとしてあるというのだから、何のことなのかわかりず
らいです。
513 :
ヘノモチン:2014/02/23(日) 20:41:45.91
もしかしたら、哲学者のドゥルーズが扱っていた事柄が、それらに該当
しているかもしれません
ドゥルーズは、微分等の数学用語の乱用で、ソーカルら物理学者に批判
されましたが、その着眼点は確かだったのかもしれませんね。
また、僕は、それらを体系化している人を、トンでもさんでもあるヌー
ス理論の半田広宣さんしか知りません。
もし、大乗仏教で、それらを体系化しているものをご存知な方がいまし
たら、教えて下さい。
514 :
ヘノモチン:2014/02/23(日) 20:55:11.46
肩の凝る話はさておき、『暁の寺』は、ただの転生談と読んでも面白いです
幼いジンジャン姫は、本物の転生者として設定されていますね。
僕は、インドには行ったことがないのですが、インドでは、人々に『暁
寺』にある様に、転生が、日常のありふれたものとして感じられている
のでしょうか?(まさか、中国にある{生まれ変わりの村}で本人が体
験するさまとは違うとは思いますが、考えとしてですね)
その本物の転生者ジンジャンが、『暁の寺』のラストでは、双子のひと
りであったというのだから、本多をコケにしていますよね。(^^;
ドゥルーズやそのバックボーンであるベルクソンのス数多性の議論と
仏教における一即多の理論は別物ですよ。
芥川、太宰、三島の私小説的な末路って
今のネットでブログ残して死んでいくひとたちと同じだよな
なんでこんなキモい表現形式ができたんだろうと疑問になって
田山花袋の「蒲団」とか読んでたけど、文学は日本語のこころを創造できる
ツールなんだなあ、と思った。言文一致草創期の島崎藤村の「破戒」を
いま読んでみると、感動的なものに襲われる瞬間があるんだよな。
517 :
吾輩は名無しである:2014/02/25(火) 03:25:54.29
>>514ヘノモさんへ
澁澤龍彦氏が、「〜をめぐる断章の中」で皿屋敷の出来事として、
唯識を語る三島について、当時の事を面白く記していますよ
この人「暁の〜」に登場する今西のモデルでもあるんですよ
その中で、三島本人が唯識論は難しくて解らないと言っていますよね
唯識論は、豊饒〜の創作に当たり、初めて取り上げている事から、
あれは三島さん独特のレトリックだと思うんですよね
では、豊饒〜の真のモチーフはと言うと、あのタイトルにあると思うんですよ
世界がひっくり返るような小説を書きたい
必ず作家になることを三島由紀夫に僕は誓います
そしてノーベル賞とれたら三島由紀夫のおかげですってスピーチします
禁色、やっと読み終わった。
なんか主人公に作者の自己投影があるようで気になった。
主人公に対する描写が、仮面の告白の主人公が憧れてた男性像に近い気がした。
単にストーリーや構成をみれば、同じ同性愛者の物語でも仮面の告白より
圧倒的に読み応えがあったけど
どうしても自己投影があるんじゃないかって部分が気になって、
これが仮面の告白より優れているとは個人的に言いづらい作品だった。
520 :
ヘノモチン:2014/02/25(火) 19:07:39.09
きのう、ふと思ったんです。
もし、人が、本多さんと似たような人生道程を歩んだら、その人の性欲も本多
さんと同様のもの・同様のものになっていくのではないか?と。
性欲は生理的なものだから、個人差・性差も少ないと思います。
本多さんの性欲で思い浮かぶのは、覗きです。
『暁の寺』では、別荘を改造して覗き穴を作って覗いているし、『天人五衰』
でも、神宮外苑の森に若い男女の営みを覗きに出かけて行きます。
本多さんの、覗きが本格化してきたのは、インドのベナレス体験以降です。
ベナレス体験により、不治の病である精神のらい病、『天人五衰』で{見者の
五衰}とあるものに感染したと書かれています。
(ベナレス以前はその病は潜在していたけど、ベナレス体験により顕在化した
とあります)
521 :
ヘノモチン:2014/02/25(火) 19:40:10.59
覗きにおいて、本多さんの性欲が喚起されるまでには、長い道程が必要です。
まず、誰にも見られていない空間を確保します。
その自らが主人である空間で、ほのかに喚起される色情の合図である動
悸が湧き上がってくることを、ただ、ひたすら待ちます。
動悸が沸き起こってきたら、その動悸をちからバネにして、自らの色情
を目の前の光景に淀ませ、染み込ませます。
そして、その、目の前の光景を崇高美にまで高め、崇高美であるとします
そして、自らを、みだらの位置に置き、崇高美に対座させます。
それから、覗き穴に目を当て、崇高美である男女の営みを楽しみます。
そこで、はじめて、本多さんの性欲が、ほのかに喚起されてくるのです。
本多さんの性欲について、語り合いましょう。
522 :
ヘノモチン:2014/02/25(火) 20:00:23.10
517さん >この人「暁の〜」に登場する今西のモデルでもあるんですよ
渋谷のデモの喧騒の中で、黒パンティを拾う今西ですね。
三島は、今西のモデルが、澁澤龍彦であることはすぐバレてしまうので、わざ
と背をたか〜く、たか〜くしていると言っていますね。(^^;
>>516 >文学は日本語のこころを創造できるツールなんだなあ、と思った。
元衆議院議員、与謝野馨の弟である与謝野達の『ラテン語と日本語の語源的関係』によると
“こころ”の語源はラテン語だそうですね。
「暁の寺」で引用されたヴィーコの記述によると「日本人はラテン語に似た言葉を話す」、とされている。
まあ、元亀・天正の時期にはカソリックによる植民地化がかなり進んでいましたからね。
近代文学における告白制度は案外カソリック文化の残照が表出したものかも知れない。
ちなみに天皇陛下がよく使われる“ありがとう”はポルトガル語が語源だとか。
>ポルトガル語の「オブリガード (obrigado) 」が語源であるという俗説があるが、
>ポルトガル人が訪れる以前から使われていた言葉がポルトガル語に由来するはずはなく、
>「オブリガード」と「ありがとう」の音が近いというだけのジョークである。
wikipedia
だから「だとか」としたのですが。
>>519 禁色って三島と川端の関係を書いてるんだぜ
で、最後にジジィが自殺したろ?あれは二人が合わさることでジジィが消滅するわけだ
つまり三島が川端のゴーストをやったことによって作家としての川端は死んだと三島は禁色で言ってるわけよ
527 :
吾輩は名無しである:2014/02/26(水) 10:34:17.77
>>494遺作となった天人〜は、らしからぬほど肉付けも少なく、
文学的には瓦解していますよね
それでも衝撃的な一作なんですよね
初めて現実が寓意の結界を破って進入してきたんですよ
しかもラストで、すべてフィクションですってあのテロップを
主人公自ら、画面に向かって言っちゃってるんですね
(透も)偽物だと言うんですね
三島さんは、文学そのものを最後に壊したんですよね
詩を書く少年が、夢想から覚める時が来たんですよね
豊饒の海でありながら、それは何もない無機質な月面だったと言うんですよ(涙
でも、こうやって作品は残るわけですからね
528 :
吾輩は名無しである:2014/02/26(水) 11:12:56.44
>>521 覗きの挿話は、性癖というより、
認識と行為(行動)の相克を象徴していると思うんですよね
作品の中で、認識者である本多が、どこまでも傍観者(覗き)の域を
出ないのは、その為だと思うんですよね
もしかすると作中の認識者である本多は、そのまま時代を見つめ続け、
老作家になった頃の三島さんの姿だったのかもしれませんね
529 :
吾輩は名無しである:2014/02/26(水) 13:38:56.97
>>526 ゴーストってゴーストライターってこと?
だとしたら、川端クソだな。
しかし三島も自分モデルのキャラをああいう風に描くとは
相当ナルシストだな。いや知ってたけど。
530 :
吾輩は名無しである:2014/02/26(水) 18:10:34.39
大東亜共栄圏ってカッコいいよな。共栄圏だぞ。凄くねえか。
「五族協和」だぞ。ロマンがあるよな。壮大な事業だろ。
男ならこういうロマンを聞かされたら、これに命をかけたいと思うだろ。
ロマンのために死ぬ。かっこよすぎないか。
とにかく戦前の右翼思想にはロマンがあったよな。
それに比べて戦後平和ボケの世界で育った甘ったれネトウヨちゃんは・・・
やれ、フェミが、ブラック企業が、移民が、朝鮮人が、などとみみっちい。
531 :
ヘノモチン:2014/02/26(水) 19:45:10.52
522訂正 黒パンティ 〜〜 黒ブラジャー
528さん >覗きの挿話は、性癖というより、認識と行為(行動)の相
克を象徴していると思うんですよね。
よく読み返したら、『天人五衰』に出てくる本多さんの神宮外苑の森の
覗き行為は、20数年ぶりのものとなっていました。
『暁の寺』で、別荘の覗き穴での覗き行為と共に、郊外の森等での覗き
行為の心情も書かれていますね。
532 :
ヘノモチン:2014/02/26(水) 20:07:12.03
僕は、本多さんの覗きという行為の背景には、様々な要因があると思います。
そのひとつに、認識によって、認識世界そのものにヒビを入れること・
認識世界そのものを動態化したいという願望があると思うんです。
しかし、『天人五衰』では、そういった本多さんの願望さえコケにされてますね
…本多は目の痛くなるほど注視しているうちに、それまでの空しさの底
から、急に曙光が射すように色情が湧いて来るのを感じた。〜〜〜
〜〜〜男はすばやく身を起こして、首をめぐらして、あたりを見た。黒
いベレエがうしろへずれていたので、前髪と顔がはじめて本多の目に触
れた。髪は全くの白髪で、痩せた顔は皺を隅々まで刻んだ六十代の老人
の顔である。
533 :
ヘノモチン:2014/02/26(水) 20:14:38.14
本多が唖然としているすぐ傍らを、その年とも思えぬ疾風のような速さ
で、男は逃げ去った
(『天人五衰』より)
本多さんが、若い男女の姿態だと思っていた行為は、老人と若い女の営
みだったんですね。
80歳の本多さんのすぐ横を、年とも思えぬ速さで走り去る60歳の老人で
すからね。(^^;
みんなに質問してもいいか?
三島由紀夫の小説はよく読むんだけど、作家についての入門書というか、小説の解説書・評論とか探してるんだが…
よかったら、おすすめとか「これ読んだよ」っていうのがあれば教えてほしい
うざかったらスルーしてくれ
535 :
吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 00:44:55.14
>>534 小室直樹の「三島由紀夫が復活する」が面白いぞ
唯識論の解説や豊饒の海を事細かく分析していて三島の文学を相当深く掘り下げる
>>535 >>534です。早速ありがとう
本屋とかAmazonとか色々見たんだけど、本屋にはないし、Amazonにはありすぎるしで、何から手をつけていいかわからなかったんだ
どうもありがとう
537 :
吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 06:24:11.61
潮騒を書いた頃や、アポロの杯もそうなんですが
何で三島さんにとって第二の故郷がギリシャなのか全然、分からなかったけど、
キリスト教以前の古代ギリシャだったんですね
まぁ復興ってことなんでしょうけど、天才の向かう先は同じなんですね
その後の肉体改造は有名ですが、まさか財政難に陥るとは、
さすがの三島さんでも予見しなかったでしょうね
538 :
吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 06:28:01.60
>>518 賞より、後世までも万人に愛され続ける作品を残せるかどうかですよね
控えめに言っても紫式部に対抗して、源氏物語を超える作品を狙いたいですよね
三島の輪廻転生で言うと五百年後に、生まれ変わりて少し修正を加え
千年後に生まれ変わりて続編を書き下ろし
二千年後に生まれ変わりて現代語訳で再版…なんてね
539 :
ヘノモチン:2014/02/27(木) 18:39:42.05
528さん >覗きの挿話は、性癖というより認識と行為(行動)の相克を象徴
していると思うんですよね。
僕は、本多先生の覗きは、おもに、性癖であるとともに、認識(認識行為)に
関わるものではないか?と感じています。
というのも、本多先生の覗きは、一般的・汎用覗き行為ではなく、あくまでも
男女の営み行為に対して向けられているものだからです。
また、女性ひとりを覗くのではなく、あくまでも男女の営み行為を覗きます。
男女の営み行為に対して、認識行為により裏方・メタレベルの支配者に位置し
、かつ、男女の営みの喜びを共有しようとする訳ですね。
540 :
ヘノモチン:2014/02/27(木) 18:52:08.80
「〜〜〜それからの本多の忙しさは大変なものだった。音のせぬように
、本棚へ一冊一冊厚い洋書を戻し、一種の犯罪者の綿密さで、一冊でも
背文字が逆様になってはせぬかと闇中でためし、それを終わると、書斎
の鍵が下りているのをたしかめて、書斎のストーブの火を消し、さて忍
び足で寝室に行って、寝間着に着替え、今まで着ていたものを洋服箪笥
に放り込み、寝室にもぐり込んで、いつ克己がそのドアをノックして来
ても、眠りを妨げられてしぶしぶ起き出した風情を装うだけの仕度をした。
それが本多の人に知られぬ「若さ」の経験になった。この迅速、この
軽装、あたかも寄宿所の学生が、会則を犯した行動をみごとに取り繕って
541 :
ヘノモチン:2014/02/27(木) 19:07:16.80
そしらぬ顔で寝ているような、この怪しい動きのあとでは、一見おだや
かに枕に頭を委ねても、枕が生きて動いて跳ね反って来るような激しい
動悸がしばらく納まらなかった。」
(『暁の寺』より)
覗き行為の発覚を恐れ、偽装する本多先生です。
この動悸も、本多先生の快感なんですね。(^^;
>>526 三島が「禁色」書いてた時期に、川端への代作疑惑のものはないよ。
543 :
ヘノモチン:2014/02/27(木) 19:20:32.93
537さん >キリスト教以前の古代ギリシャだったんですね。
三島のギリシャ理解は、ニーチェに負うところが多いですね。
僕は、ニーチェの古典ギリシア理解は、偏っていると感じています。
たとえば、ギリシアの現地人で古典ギリシアに詳しい者に、作曲家のク
セナキスが居ます。
彼の話等から、ニーチェが掲げる、アポロン対ディオニュソス等の概念
が、キリスト教以降にもたらされたものであることがわかります。
>>532 その黒いベレー帽の老人と、「天人五衰」の透の日記に出てくる、
鴉か鬘のような黒いものを落とす老人が、同じ人物だという説もあるらしいけど、
年齢的にどうなんだろうと思う。
三島が未来の自分自身を登場させたとか、無理な空想っぽいね。
>>534 三島解読の書なら小林康夫の「無の透視法」とかがまあ、有名かと。
546 :
ヘノモチン:2014/02/27(木) 19:35:44.82
530さん >朝鮮人が、などとみみっちい。
ちなみに、日本の右翼のふりをして、図書館を廻り歩いて、アンネ・フランク
の本を破り、日本の右翼・日本人のひょうばんを落とそうとしている自作自演
の朝鮮の方々は、もっとみみっちい。
>>546 根拠もなく決めつけるのはみっともなくないのかな?
ネトウヨの頭が悪いんじゃなくて、頭の悪いのがネトウヨになるってほんとだったんだな。
こんな連中に感想書かれる三島も、かわいそうなのかも知れないな。
仮に半島系の犯行だったとして
この場合「自作自演」だとは言えない。
549 :
吾輩は名無しである:2014/02/28(金) 06:40:25.95
>>546 チョンというよりブサヨの仕業なんだろ
ほんと戦後の進歩的文化人()の負け犬っぷりも地に落ちたよな
今じゃ完全に笑いものだもんな
今の時代はサヨクというと馬鹿にされるからね
>>550 恐れられてはいても、馬鹿にはされてないだろ。
馬鹿にされてるのは、
>>549見たいなネトウヨ君たちだろうw
552 :
吾輩は名無しである:2014/02/28(金) 12:57:16.93
目糞と鼻糞なんだから仲良くしなさいよ
>>551 ブサヨは馬鹿にされて相手にされてないよ今の時代は
ダサくて論理性に欠けてヒステリックなうえにお花畑というイメージではっきりいって奇形扱い
まぁ元気だせよブサヨ君w
>>553 心配しなくていいよ、元気だからw
安倍ちゃんの思い通りに日本が全体主義の国になって、戦争に参加するようになったときにわかることだから。
もちろん戦争が好きな君たちは率先して志願するんだろうから、2chはおやすみだろうな。
残った左翼だけで2chをやってるのも、ちょっと味気ないかなw
いつも粘着してるジジィがブサヨってバレちゃったん?
そして顔真っ赤にしてお昼寝忘れちゃったん?
>>555 やっぱりネトウヨ君はレベルが低いね。
そのレベルじゃ兵隊になってもみんなの足を引っ張るだけかもしれないね。
せめて体でも鍛えて、戦闘の最前線で突っ込めるようにしときなね。
あまり左翼と呼ばれる方々を馬鹿にするなよ
道は違えど日本を思ってのことなのは俺も同じだからよくわかる
さて、空が落ちてこないか監視する作業に戻るか
558 :
吾輩は名無しである:2014/02/28(金) 18:03:26.40
御国を思って戦争やる奴もいるからな
腰に刀をさしてる時代じゃなくてよかったね。
もしそういう時代に根拠もなくあれはおまえがやったんだろうなどと口を滑らすと
顔色を変えて刀に手をかけて詰め寄られるだろうな。
誣告なら詰め腹を切らされるかもな。
そういう環境で侍の倫理観ができあがったかもな。そして日本人の倫理観も。
PCの前で好きなこと言ってられる時代はいいな。侍とは一番遠い環境かもしれないが。
三島の追求したのは武士道だろう。もちろん秀才だから情緒だけでは満足せず
理論も作り上げたかったのかもしれない。
そもそも昔の左翼も右翼も愛国心はあったんだよね?
てか愛国心て何よ?
かつて存在したという説話といずれ到来するという希望が不在の形で現在に立ち現れたもの
愛国心は神の国でも祖国でも懐かしさでも代入可能。
世間一般では現実逃避と呼ばれている。
メメント・モリと同根ではあろう。
戦国時代に布教に来た宣教師が本国に帰る段となって信徒が見送りに来る。
「私がこれから向かうのは約束の地である」と言い残して本国に帰った彼は存在しないユートピアを信徒の心の中に作り上げた。
その信徒が年月を経て神の国に到達したのかは知らないけど、開拓者の好奇心は外に向かう。コロンブスがインド見つけたように。
日本の場合どういうわけか禁裏にあるんだな。
なので愛国心と特攻精神が結び付くのはさほど不思議でもない。
自分の場合別の欠片があるのでちと糾合される事が難しい。
>コロンブスがインド見つけたように
ようこそ、15世紀末から!
>>554 さすが妄想たくましいサヨクのおじさんだね
凄いや!
この手合が「歴史認識が誤っている」としたり顔でお説教を垂れる。
日本の言論だ。
ウヨ/サヨの議論はいつもスレを混沌状態に引き戻す…。
大した証拠もないのに陰謀論に基づいて特定人種を非難するのは野蛮なことだよ。
ユダヤ人や国際ユダヤ資本にたいする反感ということを動機として設定するのなら
ユダヤ人以外のすべての人種やこれらに対する自己防衛を企図したユダヤ人による「自作自演」説まで成立するわけで。
ただ、この種のデマコギーは蒋介石からヒトラーに及ぶ極右勢力や
ポルポトやレーニン、スターリンといった極左勢力がが好んでやってきたという歴史的事実が存在し、
その結果として「アンネの日記」の作者とされるユダヤ人少女の悲劇があったわけで。
>>562 日本神話の中空構造だっけ?
禁裏にある無限広大な中空に向かってるんじゃないのw
笑っちゃダメなのか。
>>557 確かにブサヨおじいさんが発狂するから触れないほうがいいかもね
自分がブサヨだということを隠せてると思ったら皆にバレバレなのが発覚して顔真っ赤で必死にアンカーつけるとか可哀想だもんね
三島は政敵ではあったが大江の作品を評価していたそうだ。
やはりインテリはインテリ同士の連帯感があるのかもしれないな。
たぶんあほは嫌っていただろう、というより理解できなかったかもしれないがw
571 :
吾輩は名無しである:2014/03/01(土) 09:20:57.44
まぁ落ち着け、大丈夫だよ。
ネトウヨ、ブサヨがいくら議論した所で世界は何も変わらないから。
>>569 教えてあげるけど、左翼であることを隠したことなんかないよw
>>571 それは日本人を甘く見過ぎ。
日本人は迎合性が強いから、わけのわからないことでも指導的立場にある人間に断定的に繰り返し言われると信じ込む。
戦前の日本人も、じつは現在の日本人も、愛国というわけのわからない言葉になびいている。
日本人の社会に対する共感的な心性と論理が理解できない未開の心性が、いつも日本全体が政治的な後進性に引き戻される根拠だ。
蒋介石は一人の政治家として尊敬しているけど7000万人殺した山賊の親玉が並ばないのが不思議だ。
ここは言論の自由が保証された日本なのだ。知る権利に基いて天安門事件調べただけで投獄するような政体ではない。
575 :
ヘノモチン:2014/03/01(土) 20:13:32.76
今度の{アンネ・フランク事件}は、そう判りずらいものではないと思います。
最近の日本の右傾化、日本で沸き起こっている{従軍慰安婦問題批判}の声へ
の抗議で、右翼・日本人を装ってやっているんですね。
また、何故、アンネ・フランクかというと、従軍慰安婦関連の本を破ったら自
分達の損失になってしまうからですね。
同様の問題提起をしているアンネ・フランクの本を破り、日本の右傾化を、朴
さんの告げ口外交同様に、世界に告げ口しているんですね。
右翼・左翼問わず、誰もがそう感じると思うし、朝鮮の方々の民族性を知って
いる人にとっては、朝鮮総連本部の競売の時間稼ぎの自作自演と同じで、ああ
〜〜またか、という気持ちでしょう。
だが、実は! まったくそうです。
>>575 その種の陰謀があるということは考えられるけど、あると決めつけるのは妄想。
それは結果によらない、思考の方向性のこと。
それがネトウヨ脳とよばれているw
577 :
吾輩は名無しである:2014/03/01(土) 20:42:17.65
>>575 面白いね。まず根拠はあるの?
誰それが犯人ですと断定するなら明白な証拠があるんだろうな。
当然それ相応の責任もとる気で発言してるんだろうな。
578 :
ヘノモチン:2014/03/01(土) 20:42:41.05
左翼は、竹内好が指摘していた様に、日本のウルトラ・ナショナリズム
なんです。
天皇制への反感から、もっと大きな{みんな仲良しの村のスターリニズ
ム}をヨイショしているだけなんです。
そして、それが、アジアに投影されると大東亜共栄圏になるんです。
そういった妄想はカワイイんですけれども、実際のアジアは、左翼のイ
デオロギーのフィルター{みんな仲良し}を通して見たものとは違うんです。
たとえば、韓国の方々の反日も、日本の戦争によりもたらされたもので
はなく、彼らがもともと保持している中華意識の、日本人を下に見る意
識に起因しているんです(「『侮日論』韓国人はなぜ日本を憎むのか」
呉善花・さんの本に詳しく書かれているので、関心がある方は読んで下さい)
579 :
ヘノモチン:2014/03/01(土) 20:50:14.46
反日はまだしも、何より{ヤドカリ大一族}なのが問題なんです。
だから、北朝鮮なんかと国交正常化なんかしたら大変なことになるんです
永遠に、日本が扶養義務を負わされるんです。
実は、帰ってくるんです。
{隠れ統一教会員歴30年戦士}さんが。
彼とは、以前、三島由紀夫やドストエフスキーについても語り合った仲です
彼、もう、顔の表情、そのものがないんですよ。
30年の歳月と、4000万円のお金です。
高い代価につきました!
韓国人と関わり、高い代価につきました!
>>579 この種の話はネトウヨ君たちの間では盛り上げるんだろうね。
地域通貨や仮想通貨が仲間内で盛り上がるようなものなんだろうw
>>578 >左翼は、竹内好が指摘していた様に、日本のウルトラ・ナショナリズムなんです。
それは間違い。
竹内の分析は国際共産主義運動の挫折が“国際”ではなく“超国家”的な
ウルトラ・ナショナリズム 、つまり右翼勢力による統制主義をもたらした、という事だよ。
そして、この超国家主義の経済政策面での担い手であった革新官僚層が
戦後日本の実質的支配層であった。
その中心人物である岸信介が経済モデルとして取り込んだのは主にドイツや初期ソヴィエトの
計画経済モデルであり、この社会実験場としてかつての満州や朝鮮があった。
だから岸と同じく満州コネクションの一角を占める朴正煕の開発独裁はこのパターンの変奏に過ぎない。
騒いでいるのは彼らとは別の容共勢力であり、これは戦前の植民地下社会主義運動や地域間対立の延長だ。
韓国は植民地化以前から地域間対立と財閥抗争が激しいの。
日韓問題がこじれるのは韓国財閥を介しての間接統治の失敗や米国による介入の結果だね。
実際、親日派の朴正煕は米国との関係が悪化した後に暗殺されているわけで。
李明博政権崩壊もそんなものだよ。
>>572 ブサヨおじさん
寂しいからどんなレスでもアンカーつけて構ってちゃん全開だねw
人間こういう状態になったら終わりだねっていうモダルを提示してくれてありがとうね(爆笑)
※このレスにも当然アンカーがつきます
>>582 ご期待に沿ってちゃんとアンカーつけてあげるよw
それにしても、ネトウヨ君はレベルが低いんだね。
まあ、知的下層のニート君じゃしょうがないだろうが。
どうせ暇なんだから、少しは勉強しろよ。
>>582 レスされるのが怖いかw
最後にレスしたら勝ちなのかw
三島由紀夫 「反革命宣言」より
左翼のいふ、日本における朝鮮人問題、少数民族問題は欺瞞である。
なぜなら、われわれはいま、朝鮮の政治状況の変化によつて、多くの韓国人をかかへてゐるが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、
日本人が必ずしも歓迎しないにもかかはらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすやうな北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。
彼らはすでに、人間性の疎外と、民族的疎外の問題を、フィクションの上に置かざるを得なくなつてゐる。
そして彼らは、日本で一つでも疎外集団を見つけると、それに襲いかかつて、それを革命に利用しようとするほか考へない。
たとえば原爆患者の例を見るとよくわかる。原爆患者は確かに不幸な、気の毒な人たちであるが、
この気の毒な、不幸な人たちに襲ひかかり、たちまち原爆反対の政治運動を展開して、
彼らの疎外された人間としての悲しみにも、 その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていつてしまふ。
>彼らの疎外された人間としての悲しみにも、 その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていつてしまふ。
在日の人間の差別をしてるネトウヨは拳拳服膺するべきだな。
いい言葉だ。
>>583-584 どうしたん?悔しくって連投しちゃったん?
誰にも相手にされないから2ちゃんで構えってもらえるって嬉ションしながらアンカーつけちゃったん?
早くレス返さないと相手にされなくなると思って必死だったん?ん?
政治のことをちゃんと勉強しようね
そうじゃないとレベルが低くて相手にならないよ
だからブサヨは現在じゃダサくてバカで幼稚と蔑まれるんだよ?もっと賢くなろうねブサヨおじさんw
>>587 あれあれ?
連投認定かい?
>>583は僕だけど、
>>584は別の人だよ。
そんなことも読み取れない日本語能力だから、ネトウヨになっちゃうんだよw
政治は君には向いてないけど、せめて学校の勉強ぐらいはしなさいね。
学校の試験で合格点が取れたら、たくさん本を読んで知識を吸収するんだ。
そして、本を読む友達と交流して、自分の考えや感じ方を批判してもらうことが大事だ。
それではじめて視野の広がる教養が身につく。
話はそれからだ。
>われわれはいま、朝鮮の政治状況の変化によつて、多くの韓国人をかかへてゐるが、彼らが問題にするのはこの韓国人ではなく、
>日本人が必ずしも歓迎しないにもかかはらず、日本に北朝鮮大学校をつくり、都知事の認可を得て、反日教育をほどこすやうな北朝鮮人の問題を、無理矢理少数民族の問題として規定するのである。
今の時代もブサヨと在日は都合の悪いことは「差別ニダ!」って言って騒いでるよな
三島が生きていたら舛添が都知事になったことを嘆くだろう
奴は朝鮮学校への補助金を復活させるだろうし
ブサヨだけが朝鮮人を擁護するのは三島の時代からまったく変わっていない
ブサヨは進歩しないから今の時代は笑われて馬鹿にされる対象なんだが本人に自覚がないのがなんともおかしなものだ
>>589 君はとにかく日本語の読み書きの勉強をしないといけない。
君の書いてるようなことを、三島は批判してるんだよ。
591 :
ヘノモチン:2014/03/02(日) 19:42:30.69
581さん >それは間違い
話題を、政治”屋”話から、文学話にもどしましょう。
竹内も、国際的共産主義をウルトラナショナリズム(村のスターリニズム)の
意味で使っていますよ。
竹内好・埴谷雄高・丸山眞男の武蔵野トライアングルは有名ですね。
やはり、三人とも、政治”屋”ではなく、主体的な個人を掲げた人達ですからね
竹内だって、中国万歳ではなく、魯迅が指摘していた中国の方々の民族性、厚
黒阿Q(面の皮が厚く腹黒い奴隷根性)を扱っていますよ。
丸山眞男は、福沢諭吉でしょ。
福沢も、朝鮮の方々・社会のダメさ加減をまのあたりにして、脱亜を掲げた訳
ですね。
592 :
ヘノモチン:2014/03/02(日) 20:06:13.57
581さん >”国際”ではなく
僕は、日本の”国際人”には同情心を持っているんです。
今は{憧れのハワイ航路}の時代と違うから、”国際人”を装うのも大変みたいです。
いっしょうけんめいに外国語をマスターしても、待ち受けているのは”翻訳人
生”ですからね。
それでも、一昔前ならばまだしも、今では、たとえば、ロシア語関係者等は、
すでに翻訳されているトルストイの『戦争と平和』の”新訳”等しか売りがないんですから
それで”国際人”兼”翻訳人生”の方の書いているものを読んだら、本当に
{わたしは、今、ロンドンへ向かう飛行機の中でこれを書いている}と”国際
人”を装っていたので、笑ってしまいましたよ。
593 :
ヘノモチン:2014/03/02(日) 20:27:46.02
晩年の三島も、そんな”国際人”の方々に対して
{あの人達、なんで、偉いんだろうって考えちゃったんだよね。ただ外国語が
出来るってだけなんですね〜〜}と、きつい一撃をかましてますね。
それは、ともかく、実体のない”国際人”である自分の浮いた立場へのルサン
チマンから、朝鮮・中国等をヨイショするのはやめてほしいですね。
585さん >三島由紀夫「反革命宣言」
当時の三島も、左翼が掲げる朝鮮人問題の欺瞞を見抜いていたんですね。
>>591 >竹内も、国際的共産主義をウルトラナショナリズム(村のスターリニズム)の
>意味で使っていますよ。
聞いたことないな。
ちなみに私の典拠としているのは竹内の「日本とアジア」(筑摩書房)
の北一輝の部分だね。
>福沢も、朝鮮の方々・社会のダメさ加減をまのあたりにして
>脱亜を掲げた訳 ですね。
それは福沢が支援していた金玉均が粛清されたからだね。
ちなみに同じく金玉均を支援していたのは玄洋社の頭山満だ。
そして金玉均派として朝鮮近代化を目指していたのが
後に伊藤博文暗殺の実行犯として処刑された安重根の父親であり、
韓国併合に際して併合派の中心人物であった李完用もこの流れの中にいる。
戦前・戦後、一貫して反日運動を展開しているのは社会主義者である
全羅北道財閥の人間であり、これは早稲田出身。
そして言論人としてこの運動を戦時下から支持していたのは
自由主義者として勇名を馳せた後の自民党総裁でもある石橋湛山だ。
石橋湛山はジャーナリスト時代に日本国内で頻発した“不逞鮮人”による婦女暴行事件は
日本植民地主義に対する抗議なのだ、と弁護までしている。
ちなみに石橋は早稲田出身であり岸とは犬猿の仲だ。
熱くなってる人がいますね
日本の左翼は、現実的な政治勢力である以前に、象徴的な反対勢力、
現実性のない空理空論を振り回すことに存在理由を見出す思想的・文化的反対派なのであった。
体制に反抗するだけで、自分のアイデンティティを保っている勢力は、
結局のところ体制に依存していると言わざるをえない。そういう情けない存在が日本の左翼だ。
彼らは体制を、悪そのものと見なす。そして体制を批判し、体制から距離を保つことで、
それを批判する自分たちだけは純粋・無垢だと信じたがる。
橋爪大三郎「日本の左翼、マルクス主義者の分析」
新左翼と新右翼その政治志向は非常に近いし、旧社会党のような旧左翼は組合別に分派した体制補完勢力に過ぎない。
その政治的スローガンは専ら賃上げや選挙向けのポーズに過ぎず、
この手法が通じなくなった冷戦崩壊後に自民党左派である旧田中派や社会党右派による政界再編が起ったのはそのため。
しかし、この事はアンネの日記破損問題や在日朝鮮人による関与
そして当スレの主題である三島由紀夫とは全然関係ないから。
【 祝 】 ★☆ 慰安婦はホロコーストに並ぶ戦争犯罪だとついに世界が認める ★☆
米ニューヨークのホロコースト博物館が日本軍慰安婦の苦しみを米国人に知らせる常設展示館を設けることを発表した。
展示館には慰安婦被害者の証言の録取録やインタビュー動画、写真、歴史記録物などを展示する。
アーサー・フルーグ館長「もし私の孫娘が慰安婦のような目に遭ったらどうだっただろうかと思い、死ぬ前に必ずなしとげたいと思った。
再びこのような出来事が起こらないように、後世に知らせるのが我々の義務だ」
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2014022693208 安倍首相を始め日本政府のみなさま 並びに外務省のみなさま
我々の活動がこのように実を結んだのも、ひとえに活動を優しくそっと見守り続けて下さった皆様のおかげです
本当にありがとうございました、カムサムニダ
by 韓国人一同
599 :
吾輩は名無しである:2014/03/04(火) 00:36:14.11
三島氏に陶酔し賛美の評価をしているのは、三島氏と同じ性癖を持つ同性愛者の男達だけである。
もしも外出先で三島氏の文学を矢鱈と称賛する人間に出会した場合、我々みたいなノーマルで異性を恋愛対象とする人間とは、一線を画す故に、肛門を手で抑え早々に話を切り上げ、その場から避難する事を忠告しておきたい。
でなければ、三島氏と同じゲイの読者(信者)達に穴という穴を侵略され、二度と日の目を拝めない程に、ホモプレイの生け贄として蹂躙され身体は弄ばれ穢れてしまうだろう。これが、三島信者の真の正体である
600 :
吾輩は名無しである:2014/03/04(火) 00:36:16.77
>>570僕は三島没後生まれの世代だけど、
まさに文武両道の人でしたよね 天才ですよね
三島文学は一流には違いないですよね
結局さ全然、分からなかったけど、すげー人だと思って読んでたのね
けどさ、そろそろ音楽から文学から絵画まで、
何でもござれの新たな天才が出てくる気もするんですよね…
>>596 >体制に反抗するだけで、自分のアイデンティティを保っている勢力は、
結局のところ体制に依存していると言わざるをえない。そういう情けない存在が日本の左翼だ。
まさにこのスレに張り付いて荒らしてるブサヨジジィそのもだなw
>>596 >彼らは体制を、悪そのものと見なす。そして体制を批判し、体制から距離を保つことで、
それを批判する自分たちだけは純粋・無垢だと信じたがる。
純粋・無垢だからこそお花畑になりえるわけだなw
まさにブサヨジジィそのものだなw(外見はボロボロで汚ぇけどww)
>>601>>602 そんなにブサヨジジィに劣等意識をもってるのかい?
まあ、ブサヨジジィの知識にも教養にも、ネトウヨ君たちではとても追いつかないから無理もないとは思うけどね。
悔しければ少しは勉強して知識と教養を身につけることだね。
ブサヨジジィというのは、三島が批判するぐらい価値のある存在だった、ということなんだよ。
>>600 >まさに文武両道の人でしたよね
これはもう少し詳しくなるとわかると思うけど
文武両道に間違いはないけどそのあと天才という言葉が
あるので言うと文学や勉強では天才かもしれない。
605 :
吾輩は名無しである:2014/03/04(火) 19:58:20.73
『武人 甦る三島由紀夫』 (晋遊舎ムック) [ムック]
とかいう大判のグラフが出てますね。楯の会や元自衛隊や武道家の人が中心
に、益田長官の心情、檄文、最後の事件、三島に惹かれている人たちのインタ
ビューが多く掲載されているようです。自衛隊で訓練中の三島の写真、森田
必勝の大学時代の友人の回顧、森田の生前の日記、壇上で講演する森田の写真
、など森田必勝にもかなり頁を割いています。文学のことは最後に出ています
が文学以外のことが中心のMOOKですね。
石原が警察庁の教官に腕前を訊ねたところ三島の剣道は初段レベルだったそうだけど?
打ち込んだ時の返しが出来ないのだそうだ。
まあ、真剣による実戦で手首の返しなどあり得るのかどうかはさておき。
名誉段位らしい。周りの人間はみんな子供のときから
剣道に打ち込んできた人たちだから動きがまったく違ったらしい。
野球やサッカーで考えてみてもわかる、運動コンプレックス、もやし体形コンプレックスで大人に
なってから一念発起して筋力トレーニングからはじめた人の実力。
剣道の昇段試験は年齢や道場師範の推薦が要ると剣道部員から聞きましたけどね。
15歳以下は初段までしか取れない。
まあ、そういう世界だから石原が見立てたように1級レベルかも知れない。
1級というのは高校体育の選択武道レベルの腕前ですよ。
であるならば剣道はもちろん柔道でも初段程度なら、
普通の運動神経の持ち主であれば誰でも取れるのですよ。
609 :
吾輩は名無しである:2014/03/05(水) 15:49:20.43
三島の最高傑作って午後の曳航であってますよね?
「大東亜共栄圏」なんてどう考えたって極左思想じゃん。
その名を冠した大東亜戦争をやった連中を必死で擁護している
自称ホシュとか自称ウヨクっていったいなんなの?
こいつらこそ売国奴だろう。
こいつらのことをこれから極左アホシュ、極左似非ウヨと呼ぼう。
大日本帝国なんて日本じゃないよ。
あれは欧米列強に感化された連中が欧米を模倣しようとして
作り上げた即席国家。
右翼を味方につけるためにその頭に天皇をとってつけただけ。
欧米かぶれの連中の日本破壊ごっこにすぎなかった。
満州国が続いていたら、日本はないよ。
第一回東亜会議で、大東亜共栄圏の中心は日本から満州に移ることが決められた。
仮に大東亜戦争で日本が負けずにいて、大東亜共栄圏が続いていたら、
なにもかも満州にささげつくしていて、日本はなかっただろう。
いまごろは東京よりも新京の方が発展し、東亜の中心地になっていたことだろうね。
>>585 > この気の毒な、不幸な人たちに襲ひかかり、たちまち原爆反対の政治運動を展開して、
> 彼らの疎外された人間としての悲しみにも、 その真の問題にも、一顧も顧慮することなく、たちまち自分たちの権力闘争の場面へ連れていつてしまふ。
じゃあ、そういう右翼や保守はどうなのさ。それをどう顧慮してきたというのか!
まあこのスレにいるような軽い気持ちで差別発言をする人間に
文学を語る資格はないわな。
613 :
吾輩は名無しである:2014/03/05(水) 19:46:49.21
ヘノモさん
文化防○論の中で、日本の歴史や伝統、文化、精神、国体
について述べていますが、案外、外国人の方が、
伝統ある稀有な国だって、認識しているんですよね
僕は右とか、左とかあまりわからないけど、
誇りだと思うんですね
三島さんが言ってた事、ブレてなかったと思うんですよ
あの人、批評もめちゃくちゃ鋭いですよね
予言した通りの日本になってきているんですよね
今でも支持する知識人、政界の先生方も多いんですね
614 :
金子光晴の霊:2014/03/05(水) 20:33:11.00
aruma2002dd517 か月前
実は三島由紀夫自身は日本でノーベル文学賞を日本で最初に受賞すると信じていたという。 毎年ノーベル賞の発表間近にはホテルの大部屋を自ら記者会見用に確保していたという。 川端康成がノーベル文学賞受賞の報が入ったときにじたんだ踏んでくやしがったと伝えられている
↑
こいつ馬鹿か。
三島オタってきもいねえ
615 :
金子光晴の霊:2014/03/05(水) 20:35:23.23
chinchirogedotechin2 か月前
三嶋さんに向かって あんた ってwww伊藤性ってそんなに偉いの?
↑
こいつ馬鹿か。
伊藤のほうが偉いにきまってんじゃん。
三島なんてたいしたことない。
>>613 つまらないことを誇るなよw
君が日本人なのは、たんなる偶然だ。
誇るなら、自分がどれだけ社会の人々に貢献したかを誇れよ。
他人の功績を誇ってどうするんだよ。
サッカーの観客が超うざい。あいつら歌ってばっかりだもんw
サッカーに寄生しないでカラオケ行けよ
>文化防○論の中で、日本の歴史や伝統、文化、精神、国体 について述べていますが、
>案外、外国人の方が、伝統ある稀有な国だって、認識しているんですよね
現存する寺社仏閣は唐代の建築様式であり、
源氏物語や平家物語を代表格とする物語群は支那文学の影響下にあり、
仏像の彫刻様式は浙江省付近の様式に酷似しており、
神社に見られる土俗信仰は古代朝鮮や琉球諸島のそれとほぼ同型、
近世の鋳造技術や城郭建築は南蛮渡来、
近世国学派の文学理論も蘭学知識によって補強されており、
近代日本語も時世などを欧風に合わせて再整備がなされている。
三島のやったことはこれらのモザイク的文化堆積を歴史的に図式化しただけであって。
その編成方法は欧米人のやり方ですよ。
>現存する寺社仏閣は唐代の建築様式であり、
あ、「主に」、でしたね。
620 :
吾輩は名無しである:2014/03/05(水) 23:02:39.89
もうちょっとで、本当かと思うとこだった
禅宗寺院は宋代以降、安土桃山から江戸以降に再建された神社には明代の様式がありますね。
ちなみに宗教(仏教)儀式は江戸時代に渡来した黄檗宗の様式が各宗派に強い影響を与えていますが、
これは維新後に編まれ各宗教儀式の凡例によるもので、
いわゆる葬式仏教の儀式もつい最近に整備されたものなんですね。
だから江戸時代に伝わった木魚を日蓮宗や浄土宗で使用するようなおかしな事をする。
622 :
吾輩は名無しである:2014/03/06(木) 00:01:33.45
反本地垂迹説は?
どこの国でも独自の文化というものを探すのは難しいんじゃないかと思う。
日本は、中国と朝鮮経由の中国の文化の強い影響下にあるからなおさら難しい。
特に明治以降の日本語は、中国語である漢字に頼ってさまざまな理念や概念を形成してきているから、より強い影響下に入ったといえなくもない。
戦前までの日本の右翼というのは、いかに中国文化を吸収して日本に適用するかということにも大きな関心があったが、現代の右翼、とくに右翼風の保守派は中国、朝鮮からの文化の独立を目指しているようだ。
その方向性が、近親憎悪ともいえる反中韓の雰囲気を作り出したがってるのだろう。
その視点から見ると、三島は中国の言葉の概念に頼りながら日本の独自性を探し出そうとしているように見える。
それは成功しているのだろうか?
2chに昔からいるんだな、韓国のハングル表記のように表音文字
で日本語を表記して日本の伝統をバッサリと断ち切ってやろうとする
勢力。ノーベル賞やフィールズ賞をヨーロッパ語族以外で最も受賞
し文学、学問の発達した日本を破壊しようとする勢力。
漢字を廃止すれば三島でさえ将来鑑賞できなくなるおそれがある。
自分は差別主義者ではないので韓国系だなどとわめく気はないが
アジア系のキリスト教団体にはおかしな団体もあるらしい。
>>624 ちょっと調べればすぐわかることだけど、2chに限らず、明治時代から漢字廃止論や公用語を西欧語にしようという運動はあったんだ。
前島密からはじまって福沢諭吉や森有礼もそうだし、戦後では志賀直哉なんかが有名だ。
森鴎外でさえ、自分の子供に西欧風の名前を付けてる。
明治の欧化思想はとても強かったらしいが、大衆の支持を得ることはなく、使用漢字数の制限程度で終わった。
ところが安倍政権になってその動きがまたでてきた。
一部の企業では社内語は英語となったし、民間の英語到達度試験の得点を入社の条件にするところは珍しくなくなっている。
小学校の低学年から英語を教えるというのもその流れのひとつだ。
さて、この流れの中で日本語はどうなっていくのだろう?
626 :
ヘノモチン:2014/03/06(木) 19:03:09.36
613さん >ヘノモさん〜〜予言した通りの日本になってきているんですよね
4部作で戦後世界を描いているのは、『暁の寺』後半から『天人五衰』の終わり
までですね。
『天人五衰』は、よく、転生が不明確になってきて、物語が痩せ細っていると
指摘されますが、僕は『天人五衰』は、恐るべき強度を持ち合わせた作品だと
思っています。三島の意地悪が全開しています。
また、転生は不明確になってきますが、物語展開は、仏典の六道巡りをそのま
まなぞっています。『春の雪』を天上界とすれば、『天人五衰』は六道巡りの
最後の地獄界に該当します。
『天人五衰』は、本多が夢で見る天人の舞いで幕開けしますし、その舞台も天
女の羽衣伝説がある美保の松原です。
627 :
ヘノモチン:2014/03/06(木) 19:34:08.98
六道巡りの最後の地獄界は、天上界の天女も、宿命とはいえ、それを想
うと憂鬱になると書かれています。
ですから、仏教では、六道そのものからの解脱を説いているんですね。
本多が、夢から思い浮かべる『北野天神縁起絵巻』の天人五衰図では、
天女達の華麗な舞い姿から、互いにいがみ殴り合う衰退した姿から、水
死体みたいに膨れた死体姿に、移行する様が描かれています。
『北野天神縁起絵巻』そのものも、五衰図の後に、仏典に{羅刹が人々
を襲う}とある様に、全面的な地獄絵図が展開されていきます。
その様に、『天人五衰』は、仏典を下敷きにして書かれているのですが
それらが、あまり取り上げられないのが残念です。
他にも、『天人五衰』では、{見者の五衰}(精神のライ病)・{大の
五衰}・{小の五衰}等、趣味深い仏教用語が出てきますね。
628 :
ヘノモチン:2014/03/06(木) 20:01:35.10
僕が、『天人五衰』に注目するのは、『天人五衰』には、仏教では
{法相}・キリスト教では、黙示録にある{第二の死}までが、描かれ
ているのではないか?と思うからです。
いうまでもなく、本多が『天人五衰』の生き地獄の後に遭遇する{夏の
日盛りの日を浴びた庭}の景観です。火(炉の幻影)ですね。
黙示録では、まっ暗闇の地獄から出された者達が、今度は{生きたまま
火の池に投げ込まれる}という寓話になっています。
また、個人的な生現実(生人間・生人生)の理由からも{4部作}
『天人五衰』は重要な指針でもあるんです。
ひとつの理由は、スピリチュアリズム関係の人達(ヘミシンク等)が口
を揃えて言っているのは{最近、地獄がなくなってきている}というこ
とらしいんです。
そうすると、僕は、死んだらどこへ行けばいいの?ということになる訳です(^^;
629 :
ヘノモチン:2014/03/06(木) 20:29:54.63
まあ、黙示録では、生きたまま火の池に投げ込まれるという{第二の死
}を迎えるのは、ウリ(韓国語の我々)の結束が強い方々とあるから、
僕は、違うかな?と少し安心してはいるんですけどね。
もうひとつの理由は。帰ってくるんですよ。一瞬の間もなく間断なく続
く献金要請の生き地獄から、{隠れ統一教会員歴30年戦士さん}が。
彼とは、若い時分、三島由紀夫やドストエフスキーや『天人五衰』につ
いても語り合った仲です。
その挙句が、統一教会です。
ですから、今度は、説得させなければならないんです。
『天人五衰』は、無限の宝庫ですね。
15年位前、奈良の円照寺(月修寺のモデル)まで行って庭も見せてもら
ったのに、{火}に気がつかなかったのは不覚でした。
>>603 ブサヨジジィ悔しくて反応してやんのww
絶対に絶対にスルーできない低能ニートのブサヨジジィらしい反応だなw
橋爪先生の指摘にぐうの音も出ないからってスレで暴れんなよ?なあ?ww
ブサヨじじいが暴れていると聞いて雲に乗って来ますたw
633 :
散文詩のデュラス:2014/03/07(金) 21:17:45.25
シェイクスピア>>>>>ゲーテ>>>>>>ダンテ>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ドストエフスキー(カラマーゾフの兄弟のみ)
全部原書で読んでみたんかい……!
研究の対象としてみたが自分はあきたとか
全員ことなる世界観をそなえている
大天才なのでは^^
英、独、伊、露、日! 結局同じ真実を語っているの
>>630 米国のリベラルデモクラシー(参加型民主主義)でも
主権者である人民が治者と被治者に分裂するというパラドックスが生じる。
だから日本以上に市民運動によるクレームが多い。
ただ、橋爪のように在野=左翼のような断定を米国でやったら大変なことになる。
彼らは民主主義における主権者の立場で行動しているだけだから。
問題は統治行為における手続、つまり法の支配が適切になされているかどうかに過ぎない。
日本の在野勢力にマルクス主義的左翼が多いのと、市民による政府批判は別物なの。
ここら辺が橋爪の師匠である小室との違いだ。
小室は民主主義は統治行為を正当化する手続である、と断定している。
ただ、ここで法治主義か法の支配か?といった分裂も生じるわけだけど。
>>623 >特に明治以降の日本語は、中国語である漢字に頼ってさまざまな理念や概念を形成してきているから、
より強い影響下に入ったといえなくもない
そもそも日本の漢字と中国の漢字はまったく違うので「漢字」と一括りにして全てを中国の影響下にあると論じるのは乱暴すぎる
そして明治以降はむしろ中国の若者が日本に留学し、政治、哲学、医学、文学の面で日本を学び漢字も日本から輸入することで
中国の知識人は自分たちの概念に新たな言葉をあてることができるようになった
>>630 そうか。
橋爪はブサヨジジィじゃなかったのかw
>>637 >日本の漢字と中国の漢字はまったく違う
え?
欧化で日本が先行したのは確かだけど、漢字の元の意味はやっぱり中国からの借用だよ。
そもそも古くからの日本語には、概念を表す言葉が非常に少ないんだから。
640 :
吾輩は名無しである:2014/03/08(土) 11:47:33.37
おまえら三島由紀夫のスレで遊んでんじゃねえぞ。
いいかげんにしてよそに行ってやれ。
>>640 三島は「日本的なもの」を目指したらしいし、「左翼を敵とすることに決めた」らしいから、三島にふさわしい話題だろ?
三島は文学者として死んだのではなく、政治家としての死を選んだんだぞ。
642 :
吾輩は名無しである:2014/03/08(土) 17:41:28.38
>>543 そうですよね
にーちぇ先生は、大哲学者と思いきや晩年は弾けてしまいましたね
へモノさんは、いろいろお詳しいようですが、
三島さんの辞世の句を、どうよみますか?
>>641武士としてだと思います
>>642 政治的な目的が実現できずに死を選んだんだから、政治家としてだろ?
644 :
吾輩は名無しである:2014/03/10(月) 12:54:59.32
>>639 漢文と日本語は違う
これだから無教養は困る
漢字=中国だと思ってる馬鹿に辟易する
それなら日本の漢字で中国人に通じるはずだが実際は通じない
そもそも大陸でざえ同じ漢字でもまったく違う読みや解釈がある
漢文を知らない無知はとりあえず漢字は中国のものと思い込んでるから辟易する
>>645 辟易するのはかってだが、漢字が日本で生まれたと信じてるのか?
>>646 思い込むのは勝手だがまず実証だな。
学生を漢字を混ぜた伝統的教育とひらがなだけの教育に分けて
学力の比較など数字で比較すれば良い。歴史的文書や文学など日本文化の
総合的な理解も比較する。ノーベル賞など学問分野への影響、影響は何年残るか
など実証してからゆっくりと行動するべきだろう。
もちろん取り返しのつかない後遺症が出た場合の責任もとれるようにまず名を名乗ってもらおう。
>>647 なんの実証?
漢字が中国の発祥じゃないという実証かい?
そりゃ無理だ。
君、日本は偉いっていう、ただのネトウヨ脳だろw
>>648 漢字の発祥なんてどうでもいいんだよ。日本の伝統になってるんだから。
純粋な文化の国なんてどこにもない。純化すれば滅びる。
無理矢理純化して漢字をひきはがしたいならそのほうがいいことを実証しろと言っている。
文字の発祥にこだわるなんぞネトウヨ脳の最たるもんだな。
ヨーロッパの文字はほとんどの国で使えないな。
そういえばヨーロッパでは王家もみんな親戚なんだな。
忠誠なんか誓えないかw
>>649 >無理矢理純化して漢字をひきはがしたいなら
誰がそんなことを言ってるんだ?
あたま、大丈夫か?
どんどん自分の妄想に入り込んでないかい?
652 :
吾輩は名無しである:2014/03/11(火) 01:53:06.58
653 :
吾輩は名無しである:2014/03/11(火) 07:22:05.00
文字を産むのは、陸地を通じて他文化と頻繁な交渉のある国でないと
不可能だろ。結局は「翻訳」の必要から文字は産まれたのでは?
しかも、独自の文字、文化を形成するには、豊かな内陸部が必要だ。
日本にはどの条件も欠けている。つまり、インド洋、大平洋上の
海洋民族国家の一つに日本は属してる。
本州の最奥部ですら、海岸まで最短距離で200キロもない?
しかも、それは日本アルプスの山中だw
大平洋の色んな島国の文化の
起原を調べると、皆、西海から来たものの寄せ集めだ。
654 :
ヘノモチン:2014/03/12(水) 18:52:02.84
642さん >にーちぇ先生は、大哲学者と思いきや晩年は弾けてしまいましたね
二ーチェのキリスト教道徳批判も、道徳内の問題として限る場合には正しいんですよ
ニーチェの古典ギリシャ理解は明らかに偏っていて、キリスト教以降に成立し
た古典ギリシャ像だと思います。
だいたい、アリストテレスも、モーゼと同じくエジプトの神官に学んでいますからね
{ヘブライズム対ヘレイズム}という二元論の前提そのものがおかしいんですね。
ニーチェを引き継いだバタイユの理論も、『暁の寺』では{性の千年王国}を
夢見る青白いひ弱な男=今西でパロディ化されています。
本多の認識の欲望は、ハイデッカーが掲げていた時間の概念が一番近いのかもしれません。
655 :
ヘノモチン:2014/03/12(水) 19:04:57.60
642さん >ヘノモさんは、三島さんの辞世の句を、どう読みますか?
戦後の日本社会を憂う内容のことが書かれていますね。
ただ、僕は、三島を戦後批判者として限定してしまうと、三島本来の全体像が
狭められてしまうと思うんです。
たとえば、遺作『4部作』等は、戦後世界はもちろん、黙示録にある『第二の
死』までが扱える内容のものであると感じています。
ただ、これは、三島本人というより、遺作『4部作』に関わることなので、あ
ちらのスレで書いていきたいと思っています。
656 :
吾輩は名無しである:2014/03/23(日) 06:13:38.53
■
通名の方々:
教師(教員、学校の先生)・大学教授・ノーベル賞受賞者・医師(医者)、看護師・法曹界(弁護士、検察官、裁判官)・内閣総理大臣・閣僚・
事務次官、官僚・地方自治体の長(知事、市長、町長、村長、区長)・地方議員・公務員(国家、地方)・警察・消防・自衛隊・親方日の丸会社・
経団連・経済同友会・日本銀行・公益法人・旧軍人・巣鴨プリズン・明治政府〜・
焼き肉屋・定食屋・そば屋・うどん屋・お好み焼き屋・寿司屋・ラーメン屋・レストラン(フランス料理、イタリア料理、スペイン料理、和食・・)・
スーパー・コンビニ・デパート・八百屋・肉屋・魚屋・花屋・酒屋・靴屋・服屋・デザイナーズブランド・薬局・寺・喫茶店・パン屋・ケーキ屋・
文房具屋・本屋・自転車屋・眼鏡屋・時計屋・スポーツ品店・楽器屋・床屋・美容室・不動産屋(大家)・消費者金融・映画館・パチンコ屋・カラオケ・
競馬・囲碁・将棋・歌舞伎(古典芸能)・飲食店・性風俗・ホテル・塾・教室(スポーツ、音楽、ピアノ、バレエ、・・・)・予備校・ペットショップ・うなぎ屋・
自動車教習所・印刷屋・専門学校・クリーニング屋・
■
657 :
吾輩は名無しである:2014/03/23(日) 06:16:32.63
■
通名の方々:
NHK・TBS(JNN、ニュースバード、NewsBird)・テレビ朝日(ANN)・日本テレビ(NEWS24、NNN24)・フジテレビ(FNN)
共同通信(Kyodo・47News)・時事通信
新聞(朝日新聞・毎日新聞・読売新聞・産経新聞・日本経済新聞・東京新聞・・・)
ラジオ・出版社
芸能人・作詞家・作曲家・演奏家(ミュージシャン)・指揮者・作家・漫画家(アニメ)・ゲーム・映画監督・歌舞伎・美術、建築系・宇宙飛行士・
勲章を持っている人・文化人、知識人・アナウンサー・記者(ジャーナリスト)・気象予報士・テレビに出てる人・本を出している人・雑誌の表紙・
アダルトビデオ(女優、男優、AV)・性風俗・
スポーツ選手(プロ野球、サッカー、テニス、ゴルフ、バレー、水泳、体操、柔道、スケート、相撲、ボクシング、プロレス、・・・)
ヤクザ・暴力団・暴走族・部落(同和)
■
660 :
マグナ ◆vI4NRkhGyA :2014/03/26(水) 23:46:51.64
ようチワゝ、いるか?
最近のネトウヨは2・26事件の将校たちを、連合赤軍とかと同一視し、左翼と言って排撃する傾向があるらしい。
戦前右翼は戦後左翼だとかいかにもしたり顔に語ったりする始末。
しかしそういうネトウヨにもなぜか評価が高いのが三島だ。三島が2・26事件の将校に憧れていたことは三島スレ、いや文学板住人からしたら周知の事実なのだが、そんな当然の事も知られていないらしい。「英霊の聲」すら読んでないのかよと。
「命売ります」図書館で借りてきた
読むの楽しみ
仮面〜の起筆予定日として編集者に伝えた日付は48年11月25日
翌49年の同じ日に青の時代のモデルの死亡が確認された
この日付の符合は因縁めいているな
>>661 ああ、偶然にも同じ日にそれ借りた
感想・・時間の無駄だった
文学の話がしたくてこのスレに来たのだが、右翼だ左翼だくだらん馬鹿話しかしてないな
純粋に作品について語るスレはあるかい?
665 :
吾輩は名無しである:2014/04/16(水) 08:22:36.33
うん?まずは、あんたがやれよw
それじゃあ遠慮なく。「潮騒」が最高だよ。
ざっぶ〜んって海の音が響くような素晴らしい小説だなあ。
>>664 右翼だ左翼だ、に生命を賭けたんだけど、三島の死はそんなにくだらないの?
668 :
吾輩は名無しである:2014/04/17(木) 22:47:13.62
たいがい三島事件から離れて、
ふつうに、優秀な作家として読むのがよいだろう。
670 :
吾輩は名無しである:2014/04/18(金) 00:40:27.05
それは、精神というよりも、政治的主張だろう。
>>670 三島はその政治的主張に生命を賭けたんだけど?
それは三島の精神そのものじゃないの?
672 :
吾輩は名無しである:2014/04/18(金) 00:54:15.51
そんなことをいう前に、
武道と古典芸術、それぞれ一つくらい、
努力して、それなりにマスターしないさいな。
>>672 なんのために?
マスターしないと三島の精神は理解できないから?
三島の死は理解しなくても三島の精神は理解できるの?
674 :
吾輩は名無しである:2014/04/27(日) 11:37:50.33
平岡という頭でっかちのひよわな作家が、三島という役を演じたにすぎん
675 :
吾輩は名無しである:2014/04/27(日) 12:38:02.24
マグナ・マータの不在によって、却って
それが三島の背後に控えていることを象徴してるのが彼の自決?
これは折口や中上にもある程度、言えることではないかな。
676 :
吾輩は名無しである:2014/05/04(日) 19:34:42.91
三島由紀夫て結婚して子供までいたのか
てっきりガチゲイかと思ってたのに、何か冷めたわー
「三島」って筆名はどこからきてるの?
678 :
吾輩は名無しである:2014/05/04(日) 22:38:43.61
篠山紀信、上手いなあ。撮り方。
観てきたよ。
私は三島由紀夫の文に芸術を感じない。
国体学会で三島由紀夫論
@@@@@@@@@@@
(第三十九回 国体文化講演会)
三島の師と言われる蓮田善明を原点に、壮烈な自決を遂げた三島の「みやび」と「死生観」を追求します。
記
とき 6月13日(金曜) 午後六時半
ところ 学士会館302
http://www.gakushikaikan.co.jp/info/access.html 会費 千円(資料代として)
講師 荒岩宏奨(昭和56年山口県生まれ、広島大学卒業。現在展転社編集長。
論文に「皇神の道義は言霊の風雅に」「国語による国風の主語」など多数
右翼には南京虐殺否定する人が多いみたいだけど、劣等敵性民族の殲滅ということで堂々と主張すればいいのに、と思う。
いまだって朝鮮人を殺せとか言ってるんだから、当時の中国人虐殺なら大戦果じゃないの?
三島がいう抽象的構成力が最大限に生かされた文学の傑作って何?
三島が褒めてた海外の文学って何かある?
683 :
吾輩は名無しである:2014/05/13(火) 09:30:34.08
「絹と明察」、トーマスマン
サンクス
WIKIにも結構評価した作家乗ってるんだね
685 :
吾輩は名無しである:2014/05/16(金) 08:34:44.87
三島賞、本谷『自分を好きになる方法』に決定!おめでとう!!
つうか本谷ってあのオールナイトやってた本谷由紀子かよw
すげー
若松孝二氏の三島氏についての映画見た。
三島氏と森田氏がカッコ良く見えた。
私は右翼なのでしょうか?
今の時代に三島が生きてたら左翼になるような
初めての三島、「仮面の告白」読み始めてみたけど合わなくて数十ページでやめてしまった。
金閣寺の方が読みやすいのかな?
691 :
689:2014/05/17(土) 19:55:33.68
>>690 三島由紀夫は太宰治のことを嫌いだと聞いていたので、もっとカラッとした文体かと思ったら
意外とジクジクとした文体と内容だったので期待外れだった感じですかね。
太宰の作品やドストエフスキーの「地下室の手記」などは好きなので、ジクジクとしたものは嫌いじゃないですが
太宰を非難している人にはもっと別なものを求めている自分がいました。
>>691 三島というのは太宰とそっくり。
似てないのは三島が女にもてなかったということだけ。
という見かたをする人もいる。
読む姿勢を変えればいいんじゃないの?
まあ嫉妬だろうなぁ
学生時代の三島は垢抜けない芋学生丸出しでモテなさそうだけど、
成人してバージョンアップした三島は知的な大人としてモテそうだけどな。
そういえば、三島の色恋沙汰って男女を問わず話題にならないね。
なにかエピソード知ってる人いる?
いろいろゴシップは普通に漏れてるけど
697 :
吾輩は名無しである:2014/05/21(水) 16:56:26.25
三島は嫌いです
698 :
吾輩は名無しである:2014/05/21(水) 17:46:13.68
たとえろくでもなくとも、なんだか知らないが女にはもてるのと、
それなりの地位や財力があって女をものにできるのとでは、
大分違うのじゃないか。
前者は、人格破綻者であろうが、貧乏だろうが、なんだろうが、
根っからもてるわけだが、後者はしょせん、体裁を整えていればこそ、
のことだろう。
699 :
吾輩は名無しである:2014/05/21(水) 18:45:42.38
>>697 嫌いというからには最低でも三島の小説を10冊は読んでコメントしているのであろうな。
さもなくば、おまえは文学を語るなかれ!
>>699 三島のは面白いものもあるし、単純なものが多いから10冊ぐらいすぐ読んじゃうだろ?
それ以上読むと飽きるけど。
701 :
吾輩は名無しである:2014/05/22(木) 12:08:27.53
前は読んでたけど今は読んでないね
702 :
吾輩は名無しである:2014/05/30(金) 08:35:18.29
そうかい
千葉県松戸市六高台2-78-3
絹と明察のよさを教えてほしいです
705 :
吾輩は名無しである:2014/06/06(金) 09:09:31.81
それを自分自身で明察しなくては駄目だ
三島の文章はノリが悪いような感じがする。
音楽性がないというか。
文というのはメロディがないと・・・と思っている。
>>706 現代風の音楽じゃなくて、歌舞伎風のノリだったりしてw
708 :
吾輩は名無しである:2014/06/06(金) 16:54:52.91
絹と明察。
わからんかな、君。
この、題名がいいではないか。
絹と明察。
ちょっと思いつけないだろう。
すばらしいの一言、あとはため息。
「絹の代表である駒澤が最後に明察の中で死ぬのに、岡野は逆にじめじめした絹に惹かれて、ここにドンデン返しがおこるんです」
「絹と明察」という言葉だけをいえば、ここまで概念を整理しないタイトルも珍しい、とでもいうほかはないかな?
絹というのは、なにを象徴させているにしても、具体的なものから派生するイメージとその概念。
明察というのも、一般的には状況を理念化したときの主観的な評価のイメージとその感じ方。
しいていえば、肌触りのいい現実と孤独な理念、とでもなるのかな?
本人の説明でもなければほとんど自立することができないタイトルだ。
言葉の韻律もよくないから、それこそ、「音楽性がない」タイトルかも知れないねw
711 :
吾輩は名無しである:2014/06/07(土) 07:31:45.55
三島はスサノオに似てる。あんまり武張った言動が多くなったので
友人がいなくなったり、正直に接してくれなくなったんじゃないかな?
吉本ですら、「今、三島と論争したら負けるかも。」とかの意味のことを
言ってたと思う。
そういう発想でしか、三島を見てない人も多かったんじゃないか。
保守は批評精神の薄弱な人が多いから、三島の相手としては
物足りなかった。三島自身がそう思って、小林や中村光夫を
馬鹿にしてたと思う。
>>711 >吉本ですら、「今、三島と論争したら負けるかも。」とかの意味のことを言ってた
ソースを教えて。
713 :
吾輩は名無しである:2014/06/07(土) 10:07:22.14
>>712 吉本が雑誌の対談で発言したんだと思う。
もう、捨てて手許にない。
覚えてる人は一杯いるんじゃないか?
715 :
吾輩は名無しである:2014/06/07(土) 10:50:09.13
忘れたよw
雑誌編集者のインタヴューだったかも。
>>715 そこまで何も覚えてないんじゃ、中身もどうなんだろうね?
もしかしたらただの思い込みかもしれないね。
「それなら、論争自体もなかったことになる。雑誌の対談もなかったことになる。・・・その上、ひょっとしたら711ですらも・・・」
「それも心々ですさかい」
711は、これと云って奇巧のない、閑雅な、明るくひらいたスレを見回した。
数珠を繰るようなレスがここを領している。そのほかには何一つ音とてなく、寂寞を極めている。
ここには何もない。記憶もなければ何もないところへ、自分は来てしまったと思った。三島スレは初夏の雨上がりの日を浴びてしんとしている。
>>717 うーん、20点かな。
もう少しひねりがあれば30点あげてもいいんだけど。
基本的な日本語が使えれば50点以上いくんだけどねえ。
そもそも、三島と吉本は論争なんかしたことないだろ?
最初に読む三島オススメありますか?
当方23歳
721 :
吾輩は名無しである:2014/06/13(金) 09:37:24.08
「潮騒」から入って、「仮面の告白」「禁色」「鹿鳴館」「近代能楽集」「金閣寺」を経由して、「不道徳教育講座」で一服し、さらに「鏡子の家」「美しい星」「憂国」「サド侯爵夫人」を経て「豊饒の海」に至るのがベストだね
>719みたいなレスがあると、
イキイキと バカをさらける 三島厨w
>>721 せっかくだから、なぜその順番がいいのかの説明が欲しい。
725 :
吾輩は名無しである:2014/06/14(土) 00:34:39.41
午後の曳航が入っていない理由も説明してほしい。
まさか読んでねーってことではねーべな?
愛の渇きが無いとかw w
ベタだけど憂国でいいじゃん
短いし挫折の危険もないし
何より三島自身が初読者に勧めてたぐらいだし・・・
司馬遼太郎は三島作品の中では「午後の曳航」が一番好きだと書いていたな
729 :
吾輩は名無しである:2014/07/03(木) 10:14:33.29
「酸模」から入って、「青の時代」「夏子の冒険」「若人よ蘇れ」「鰯売恋曳網」「沈める滝」を経由して、「美徳のよろめき」で一服し、さらに「宴のあと」「獣の戯れ」「午後の曳航」「我が友ヒットラー」を経て「英霊の声」に至るのがベストだね
どれにしようかな、神様の言うとおり、で当たった一つを読んどきゃそれでいいだけだ。
単孔類作家なんて何を読んでも後はみんな同んなじ。二つ以上読むことは人生の無駄。
>>729 何で「仮面の告白」も「太陽と鉄」もないの?
それから「三島由紀夫vs東大全共闘」も。
創作に限るとしても「仮面」は必須だと思うが?
732 :
吾輩は名無しである:2014/07/05(土) 07:02:42.76
三島初心者なら取り敢えず、仮面の告白→豊饒の海を読んでおけばいいと思う
初期と最後の長編を、類似するテーマやモチーフ、構成などに注意して読んでいけば、三島が生涯を賭けて追い続けていたものや、一貫した思想、彼の好んだ様式美などがわかるはず
まあ、どれを読んでもかまわない気がするよ。
一冊読めば、作者の作風受け入れられるかどうかの判断はつくはず。
読まなくていいよ
735 :
吾輩は名無しである:2014/07/06(日) 06:26:59.86
太宰の小説も三島のようなアクというか癖あるの?
人間失格と斜陽くらいしか読んだことないのだが。
>>735 人間失格と斜陽には、いやになるくらいのアクがあるだろ?
人間の醜い真実というのがアクだとすれば、だが。
三島は人間の醜さを様式で糊塗していたし、糊塗せざるをえなかったんだろう。
同類である太宰と三島の違いはそこにあるんだろう。
でも「アク」というのはおもしろいつかみかたですね。
感心しました。
>人間の醜い真実
アンタみたいな醜い人間の醜い真実、ね。
アンタ限りでしかない醜さを人間の醜さだってしないでねw
>>737 ああ、なるほど。
君は、真、善、美、そして正義、を備えた完璧な人間なんだ。
そういう人もいるかも知れないね。
741 :
吾輩は名無しである:2014/07/07(月) 08:11:52.05
三島狂のやつってやっぱ屈折してるヤツばっかだなw
ファースト・チョイスは結構重要。
自分は潮騒から入って幻滅し
その後永らく三島とはご無沙汰だったが
金閣寺でこれは只者ではないと実感してからは一気にファンになった。
正直潮騒は三島文学の真骨頂とは云いがたい。
あれから入ると三島を凡百の通俗作家と混同しかねない。
>>742 まあ、趣旨は理解できるけど、読んだときの自分の年齢とか読書経験なんかにもよるんじゃないか?
自分も他の作家で同じような経験をしたことがある。
不道徳教育講座は楽しいよね。好きだな。只者ではないと思ったよ。
745 :
吾輩は名無しである:2014/07/07(月) 16:13:20.07
図書館で三島の全集ぱらぱらめくったけど面白そうだよね
終生バカガキ。大人の読むもんじゃないよ。君たちガキが読むもんさ、バカガキ諸君w
「決定版 三島由紀夫全集」は新仮名なのね。
何が決定版じゃ
>>742 私はラブレター教室が最初。
意外や意外、読みやすくて面白かったからビックリした
749 :
吾輩は名無しである:2014/07/07(月) 23:39:08.83
三島に嵌ったなんて調子ブッコイているテメーら
ヤツの著述である「太陽と鉄」読んだことあんのか???
読んだとしても言っている意味解るか?
解るというヤツはその意味をいってみろや!ぼけなすどもが
太陽と鉄=肛門オーガズムw
>>749 太陽というのは太陽の光と熱。
鉄というのは鉄アレイ。
これ以上なにを解ればいいの?
752 :
吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 01:02:18.75
鉄アレイわろたw
>>752 そんな、酷いこと言うなよw
ほんとうは、
>>751の回答で十分なんだ。
それがわからなければ、三島の他の作品も理解するのが難しいと思うよ。
あれは三島が珍しく、一面だけとはいっても、文字どおり裸の自分をさらけ出したんだから。
755 :
吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 14:09:22.89
三島は、地中海における鉄器時代の始まりと、太陽のシンボルである
アポロのギリシャ神話への登場と、鍛えられた肉体や芸術の象徴である
競技会オリンピアの始まりがほぼ、時期的に踵を接していることに感慨を
催して『太陽と鉄』と名付けたのではないか?
当時の古代ギリシャで鍛えられた俊敏な肉体は海賊の略奪行為に必須の
ものだった。
756 :
吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 15:58:04.85
ホントに見たことないような瞳をした人だね。
758 :
吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 20:58:46.63
三島が生きていたらなぁ
川端の「山の音」と「眠れる美女」が実は三島作ってのは本当なの?デマ?
760 :
吾輩は名無しである:2014/07/09(水) 08:39:14.02
川端と三島では文体が違う。
三島が川端の文体を真似るか、川端が三島の書いた原文を
自分風に書き直した可能性も考えられなくはないが、手間
だろうし、文章の滑らかさも損なわれる。
外国語の作品を翻訳するのなら、大体の作家は文体が変わる
から、翻訳の代作はバレにくいということはあると思うが。
例えば、川端が翻訳する代わりに三島が翻訳しても、バレにくい、
と思う。
三島に、代作はする方も、してもらう方もどちらも罪であることが
分からない訳がないと思うんだな。
代作だとか言ってるのは、日本のレベルの低い文芸誌の
阿呆の編集者達だろ。
761 :
吾輩は名無しである:2014/07/09(水) 09:17:07.78
実態はどうかわからんが、具体的な証拠が無い以上推定無罪ってことだな。
裁判になってもいないことだしな。
764 :
吾輩は名無しである:2014/07/09(水) 13:59:47.08
川端の「山の音」と「眠れる美女」が実は三島作ってのは本当なの?
なわけねえだろバカ 読めばわかるだろ
わかるように書くわけねえだろチンカス
767 :
吾輩は名無しである:2014/07/11(金) 18:07:40.50
結局のところ三島も大江にはかなわなかったわけだ
大三島
769 :
吾輩は名無しである:2014/07/11(金) 20:39:35.45
芝居を書かしたら三島のほうが上だろ
大江VS三島。ムカデとゲジゲジはどっちが上か?のくらべっこw
下手くそな修辞を羅列するしか能がない大江なんかと比べられたら
三島が気の毒だw
どーも、はじめまして
仮面の告白読んでみよーと思ってる
>>774 了解です 三島さんは不道徳教育以外はほとんど読んでないんで楽しみです
最近、三島由紀夫に興味を持ちました。
金閣寺、面白かったです。
>>776 高校生の読書感想文の参考になるようなヒントをくれないかな。
親戚の高校生に教えてやりたいw
>>777 高校生には不向きだと思います。
オーソドックスですが、夏目漱石でも勧めてはいかがでしょう
>>778 なるほど。
だけど高校生にもなると大人と変わらないと思うな。
感受性はむしろ鋭敏だし。
でも、レス感謝。
高校生なら三島より、谷崎潤一郎かな
高校生にもなればなにを読んでもかまわない、だろ?
潮騒を読んでいるが人工的で不自然な健康美にあふれている
ちょうどボディービルで鍛えた三島の肉体のように
三島の凄みは不道徳と不健全にあり
だから潮騒はダメだ
あれは青少年向けに書かれた毒にも薬にもならぬ退屈な小説
三島もおそらく肩の力を抜いて書いていたと思われる
たしかに三島っぽくはないけど名作だと思うよ
太宰治にも『走れメロス』みたいな作品もあることだし
>>786 『走れメロス』は太宰渾身の祈りだろ?
三島の『潮騒』は、ちがうだろ?
絵に描いたような名作誕生秘話で、ワロタ
>>790 それが秘話かよw
そんな話だったら知ってたよ。
作品を構想するきっかけはさまざまだが、完成した作品は作家の精神の表れだ。
檀一雄のようなふやけた遊び人と、太宰のような必死の遊び人とでは精神構造が違うんだよ。
普通に太宰がろくでなしなだけだろ
これが渾身の祈り()だって言うなら潮騒だってそうだろ
なんだってそうだよ
>>793 太宰の祈りだと思って もう一度「走れメロス」を読んでみなよ。
新しい発見があるから。
>>795 そんなこと書いて、なにか面白いの?
幼稚なだけなの?
>>784 すべてが不道徳不健全というわけではないが
毒がふんだんに盛られた作品が他の作家より多いのは事実じゃない?
潮騒は三島には珍しく学校の教科書に載せてもおかしくないくらい健全な小説
しかしそれは三島の本当の姿とは言い難い
三島はあくまで『異端の文豪』でいい
教科書掲載や先生の推薦図書なんて
漱石や鴎外に任せておけばいい
>>797 その毒とか不健全さを例示してみてくれないか?
人によっては毒だとも不健全だとも思わないかもしれないから。
僕は健全な毒だと思ってるんだ。
三島というのは自分の劣等意識を社会的な優越意識にすり替えちゃうからね。
例えばこんなの。
ちょうどボットにおあつらえ向きのが出てた。
「男にとって最高の自慢になることは、彼のやさしい心根や、純情や、あるいは才能や、頭脳を愛されたということではなくて、正にそのものズバリ、彼の肉体を愛されたということなのである。」
実際教科書に載っているじゃないか
美神は個人的一番の名作
電子書籍で読みたいのに1冊もない
「潮騒」は健全で三島らしくないからNG、ということ?
健全だろうと不健全だろうと作者が誰であろうと面白ければそれでいいでしょ。
他の強烈な印象を残した作品に比べれば「潮騒」は印象が薄い、とか
つまらなかった、退屈だったという個人的な感想(私の感想がそう)ならともかく
「潮騒」を評価しないのが正論みたいに言い立てるのはちょっとね。
>>801 自分が好きかどうかは別として、評価の基準みたいなものはないの?
自分の好みが評価の基準?
>>801 おまえは2ちゃんの初心者か?
ここは個人の意見を交換しあったり
時にはぶつけ合う場所だよ
書き込むたびに「自分は〜と思う」なんて書いていたらまどろっこしいだろ?
ここには正論も真理もないからw
そういう場所で「自分が面白ければそれでいいでしょ」
なんてフテ腐れちゃったらたらもうここに顔出す意味ないじゃん
>>802 >>自分の好みが評価の基準?
いいえ、「潮騒」は個人的には好きな作品ではないけれど
だからといってダメ、駄作だとは思わないということですよ。
素朴な男女の純愛もの、として名作といってもいいでしょ。
>>805 焚き火を真ん中にして向かい合って
女の子が「その火を飛び越えてこい!」
二人は抱き合って、主人公が女体というものを感じるシーンね。
あそこはゾクっとするというか、なんと表現したらいいのか。
あのあたりの描写は三島節を感じたな。
>>806 時代に詳しい人がいたら教えて欲しいんだが、あのころの田舎の海辺は裸を恥ずかしがったりしたんだろうか?
戦時中の混浴シーンで若い女がまったく恥ずかしがってなかった、とかいう小説があった記憶があるので、どうなんだろう、と。
>>806 他の作品はあまり読んでいないようだなw
でもウブでかわいらしい
>>804 >>素朴な男女の純愛もの、として名作といってもいいでしょ。
高校生にお薦めの一作ですね。
教科書にも収録されているしね。
ウブでなければ、文学なぞ読まない
太宰は境界性パーソナリティー障害だろ
そういった人って、戦争みたいな非日常は救いあったろうな
太宰の私小説じゃない、名作って戦争期に書かれてるよね
太宰スレでやれ
>>812 診断は専門家にまかせるとして、危機的な環境になるとそこに安定を得られる精神構造は太宰と三島に共通してるかも知れないね。
太宰の環境は外部からやってきたけど、三島の環境は天皇崇拝と反共を標榜して自分で作り出した。
環境から逆襲を受けた太宰と、環境を作りきれなかった三島は、同じ結末に突き進んだ。
そう見る人が多いだろうが、否定しにくいな。
日本語で
>>815 どこがわからないの?
説明してあげるけど?
>>811 三島のファンなんて擦れっ枯らしのひねくれ者ばっかだろ
だいたい著者自身がそうだったじゃないかw
もちろんこれは誉め言葉ね
>>817 単純な無思考右翼が多いのかと思ってた。
そんな決め付けの方がずっと単純で無思考だな
>>819 そうだな。
でも、右翼にも好かれてるんじゃないか?
憂国忌とかはそうかもな。行ったことないが
三島の作品をそんなに政治的イデオロギーと結び付けなくてもいいだろう
むしろ政治を利用してエロティシズムや美学にこだわったんだろう
知らない人には
三島=堅物の右翼(&ホモ)
みたいなイメージが強いが
実はお笑いセンス抜群の諧謔家でもある
>>822 それじゃ、右翼とホモは三島にだまされてることになる。
ホモはともかく、右翼思想は三島が生命をかけて貫徹しようとしたんだから、それはちょっと酷い見方じゃないのかな?
>>823 実はお笑いセンス抜群の諧謔家 『で も あ る』
反論はちゃんと文意を汲み取ってからお願いしますw
>>824 それはわかってるよ。
もともと、三島=堅物の右翼なんて思ってる人はこのスレにいないだろうし。
仮面の告白のような太宰へのオマージュ、宴のあとのような政治風景もの、卵のような軽みだけを目指した作品、そして黒蜥蜴のような大衆演劇。
もちろんこれらの作品に、美への妄想に耽った諸作品を加えることもできる。
堅物といえば堅物だが、諧謔家ではなく空虚な作家といったほうが適切だろう。
ただ、三島が身体を賭けたのは、これらの作品にではなく、右翼としての行動だった。
それを見たがらない人が多いから、あえて指摘した。