1 :
やれやれ、僕は名を失った:
3 :
吾輩は名無しである:2010/09/12(日) 13:54:59
夏休みに『百年の孤独』を読みました
>>1乙
今読んでるのはリョサの世界終末戦争。
リョサにしては素直で分かり易い。
>>2 百年の孤独どうでした?
『緑の家』が岩波で上下出たんだね。
マケプレで5,000円ついてるときに焦って買わなくてよかったとは思った。
6 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/12(日) 19:06:41
百年の孤独を読んだなら
次は予告された殺人の記録を読んでみて
夏休みじゃなくても読める分量だし
マルケスは短編も巧いと確認出来る作品
むしろ本来的には短編作家じゃないのかと
でも百年の孤独ばっか言われるし
長編でも族長の秋のほうが好き
コレラの時代の愛
映画見た奴はおるかのう
>>9 観ましたよ。
ハビエル・バルデムが主役なんだけど
最初に求愛して突然断られる所なんてあの(少々くどい)顔だから
妙に納得してしまった。
>>7 「エレンディラ」とか?
ガルシア=マルケスは愛その他の悪霊についてが好きだ。
12 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/13(月) 00:18:56
貪欲な下半身w
おはよう、「吾輩は名無しである」という者だ。
630レスはあったはずだ。
>>4 その世界終末戦争だが、最近わりと手の届きやすい値段で売ってるのを見る気がする
定価くらいで売ってるの2、3回見たから、とうとう買っちゃったよ
サンリオ文庫復活して欲しい
この世の王国もサンリオ文庫版のほうが好きだった
そういや緑の家が岩波文庫で出たのは何故?
いや、それ自体はいいことだと思うけど
>>15 『この世の王国』は国書と水声社とサンリオで
翻訳ちがうの?
>>16 岩波文庫にラテンアメリカ他20世紀文学を岩波文庫に
収めようとする動きがあるとかなんとか。
アイルランドのフランク・オコナーも良かったぜ。
20 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/14(火) 01:28:10
今『美しい水死人』福武文庫を読んでいる。
じつに美しいアンソロジーだ。
読書の醍醐味だな。
>>16、18
岩波文庫の編集部に
コルタサルの短篇翻訳したりもしてた人が入ったからみたいだな
昨年のボルヘス2作はその人の仕事みたいだし
>>14 お、それは嬉しい。以前見たら1万円とかで諦めてた。探してみよう。
23 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/15(水) 03:17:46
『夜のみだらな鳥』やたら高い。
24 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/15(水) 04:07:27
弓と竪琴復刊しろっつーの!
おい!ちくま!復刊リクエストの中にも入れてなかったなこの野郎
25 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/15(水) 07:31:41
プイグを挙げておく
ラテンアメリカの作品って軒並み絶版が多いな。
ラテンアメリカ怪談集で印象に残った「火の雨」を再度読みたくて
バベルの図書館シリーズで出てた
レオポルド・ルゴーネスの「塩の像」読み直してるけど
最初の短編「イスール」何とも言えない面白さ。
全くタイプは違うけどブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」の猫が電車に乗る所や
レムの「砂漠の惑星」でロボットがコケた所で大笑いした時と同じノリを感じた。
関係者乙
バベルの図書館のルゴーネスの巻面白かったから
他のも訳してほしいんだけど
多分ありえないよなあ
他のも面白いのかは知らないけど
30 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/17(金) 01:07:30
『ブラス・クーバスの死後の回想』って面白い?
宣伝とか言われそうだから書かなかったけど、アマゾンの3680円の世界終末戦争、
案の定すぐ売れた
そんなに飢えてる人多いのか?
値を上げてオクに出したい奴がいるってことだな
需要がないわけじゃないのに供給が少な過ぎてとんでもない値段がついてるものもある。
欲しいけど買えない。なんかむかつく
34 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/18(土) 17:28:01
何故買えない?貧乏なの?
>>34 たまに一冊壱萬円するのがある(絶版のもの)。貧乏なのは確かだよ。
山羊みたいに紙を食べるわけにはいかないんで。
何年も探してるままだと、その間にスペイン語覚えたほうが早いのかもなどと考えますね
ボラーニョ届いたけど間違ってスペイン語版、注文してたよ・・・
アマゾンの世界終末戦争買ったの私だ。
依然読んで良かったので手元におきたかったが高くて断念してて、このスレで安いと聞いてすぐに探した。
明日届くので楽しみ。
古きよき良識派の男爵が、狂信者、アナーキスト、軍人に次々押しかけられて、
誰の考えも理解できず「この世に秩序はなくなったのか!?」というあたりが印象的だった。
あとは盗賊たちの描写が好きだった。
映画のシナリオとして作られたというけれど、本当に映像といて見たいと思う。
>34
ものによっては2万円とか平気で出てるよ。
貧乏云々じゃないでしょ。
38 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/18(土) 22:24:40
欲しけりゃ2万でも買うよ。
>>37 欲しけりゃ買うってのは確かにそうだけど、読んでみたいが
読んだことのない作家の本に弐萬円出せるかというと、ためらうよ。
ま、弐萬円を惜しむってことは、自分の欲求がその程度ってことなんだろうな
スレ汚しごめんよ。
40 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/18(土) 23:01:56
確かに読んだことがない作家だとためらうな。
スレ違いだけど、ナボコフが好きで、数年前本を集めた。
絶版がほとんどで、しかも1万以上するものが多かったが、
欲しかったので、すべて買った。
しかし、すべての作家に当てはまるわけではない。
41 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 01:40:30
まあ、読んだことあって評論とかその人の性格が好きじゃないと一万円は出せないな
ナボコフ…
原書でいいじゃん、そんなに好きなら…
43 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 02:13:17
また出たよ、原書狂(笑)
だって英語だよ?
以前、古本市の洋書200円均一でボルヘス原書何冊か買ったけど
スペイン語読めない
気長にスペイン語勉強してみようかなあ
46 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 02:31:30
翻訳を仕事にしている人でも翻訳のあるものは原書でなく、
翻訳で読むことが多いんだ。
わざわざ面倒なことする必要なし。
そのぐらいのことが面倒な程度に好きということね。
了解です。
48 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 19:15:03
マルケスやリョサみたいな大御所もいいけど、
これは!と思わせる新人作家の話も聞きたい
ラテンアメリカ限定で、みなさんのオススメ新人作家いますか?
49 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 00:47:20
モヤ
50 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 02:25:22
英語で書かれてるんなら原書で読みなよ
原書で読みもしない奴が外国文学に触れるなといいたい
51 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 02:29:13
だったら、お前はロシア文学はロシア語で、
中国文学は中国語で読むんだな。
52 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 02:40:35
原書を読めという奴はたかだか一つか二つの外国語を読めることを自慢したい
にすぎない。しかし、世界中の言語を読める人間なんていないんだから、
外国文学をあまねく読もうと思ったら、翻訳に頼るしかない。
翻訳を読むことはまさしく文学的営為だ。
53 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 03:12:49
精読するにはやはり原書です。原書は真理。翻訳は訳者のオナニー。
「原書で精読できる人間なんていない〜」なぞとほざく前に外国語を勉強したらどうなんだ
54 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 03:29:00
翻訳はオナニーなんかじゃない
外国語ができないアホのために役立ってるだろ?
訳書に1冊1万も2万も出すくらいなら、英語で書かれたものは原書で読んだ方が結局有益だろうと言っただけのことに、この必死さw→
>>52
ってかスペイン語原書の英語訳でもいいじゃん
57 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 10:32:10
英語訳のほうが日本語訳より何故いいんだ?
あほらし。
58 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 10:35:22
1万、2万なんて俺にははした金。
お前ら貧乏人の院生とは違う。
59 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/09/20(月) 12:09:49
>>57 ベケットみたいな英語のネイティヴが著者の場合の英訳(ややこしいな)
ならチェックが厳しいけど(ベケットの仏語作品を他人が英訳した場合ね)、
一般に英訳は読みやすさが第一になってるから、訳は不正確な場合が多いよ。
日本語訳のほうが正確だったりする(そうじゃないのもあるけど)。
あとね、欧文の場合、語源が一緒のことば同士の翻訳がひどく難しいの。
微妙な差異が消し飛んじゃう。
異質で語源を同じくすることばがほとんどない(外来語はあるが)日本語による翻訳だと、そのへんをうまく処理できるわけさ。
原書で読むなんて然人口の1%もいないだろw
文学板(笑)
62 :
武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/09/20(月) 12:56:56
>>60 言語によって違う。
習得人口少ない言語なら一パーセント切るだろう(イプセンとか)。
私は英詩と仏詩あるいは戯曲の場合は、なるたけ原語で読むようにしてる(辞書と翻訳を参照しながら)。
また武陽のビックマウスがはじまりましたか(笑)まぁいつものことですが(笑)
>>59 それ以上に「日本語訳より安い」ってのがw
しかし確かに武陽の言っておることも頷けなくはない(笑)
英語作品のフランス語訳で酷い代物がありましたし、言語を同語源の言葉に置換しただけの直訳まがいの翻訳もありました(笑)
その点は日本語訳の強みともいえましょう(笑)ですけれども、理解度ではむしろ、原書で当たった方が宜しい訳ですけれども(笑)
>>58 ああ、ここって金持ち板じゃなくて文学板だから、全住人の属性に即した話をするように。
>>59 日本語ならもっと消し飛んでるよ
読者にはもはや想像もつかないようなのがね
68 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 01:50:24
金余ってんだよ。使い切れねえんだよ。あの世に持っていけねえしな。
金持ってますアピールって、貧乏臭い。
70 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 02:14:02
あっはっは…
スペイン語とかラテン系の文法は、やっかい過ぎる。
あと、辞書に載ってない固有名詞が困る。SUBWAYがなんでサンドウィッチ屋なの? って。
なので、原書で読むのは暇な学生と奇特な文学好きだけだろ。
おれも英書なら、翻訳がないものは仕方なく読むけど、スペイン語はちょっとね。
誰かフエンテスの「Tenra Nostra」を訳してくれー
72 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 00:00:17
翻訳がなくてどうしても読みたい時のみ英語なら俺も原書を読むな。
ラテンアメリカ文学って結構面白いと思うんだけど
あんまり翻訳されてないんだな。
どこかがばーーーんと力入れてやってほしい。白水社とかみすずとかあのあたりが。
個人が原書で読むのには限界もあるし。
74 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 00:16:17
20年以上前よく翻訳出ていたが、さして売れなかったので
ほとんど絶版の嵐。特に集英社が力を入れていた。
ラテンアメリカの文学全18巻は壮観だった。
76 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 00:29:03
英語もろくに出来ない癖に調子に乗って英語の原書にぶつかって約20分程度で投げ出した俺に「外国文学なんて翻訳で充分だぞ」と甘い台詞言って慰めてくれる心優しい人はいませんか?
赤いやつか。あれに付録で、数ページの小冊子がついてたけど、
村上春樹がプイグについて語ってたよね。
族長の秋はいつかは原書で読みたいなあ・・・
集英社の文庫で残ってるのは『蜘蛛女のキス』だけかな。
この前ブックオフで『族長の秋』と『ラテンアメリカ五人集』(短編集)見かけたので、
サルベージしといたけど。
>>76 一度、日本語訳を読んでストーリーをつかんでから、原書に当たるとか。
たとえば、日本人って、なにか訊かれて肯定ならなんでも「はい」って答えるけど、
英語とかだと、Yes Noは絶対的なものじゃない。だから、
「Do you mind my smoking?」「No,I don't 」(首を横に振る)
が
「タバコ吸ってもいい?」「はい,どうぞ」(首を縦に振る)
に翻訳では変わっているからね。
日本語の小説が英語とかに翻訳されると、逆になるよ。
まぁ、それくらい大した差異じゃないって思えるなら翻訳で充分だぞ。
日本語でだって「迷惑か」と訊かれれば「いいえ」だろ、その場合。
82 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 14:46:55
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
wwwwwwwwwww
なかなかの強豪が現れたな
80のようなイタイのは存在自体が迷惑だな
86 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 16:48:33
コルタサルが孤高の存在かと
原書読む時、日本語に変換するんなら翻訳読んでも一緒じゃないのか。
訳者はアホではあるまい。
誤訳があるしニュアンスが伝わらないし、原書で読むしかないって手を出していた時期があったが、
訳者にもよるだろうが、誤訳以上に俺の語学力じゃ誤読するし、
ニュアンスが分かるまで習熟するのに何年かかるのか分からないし、
結局翻訳が出てる本は翻訳で読むようになった
90 :
80:2010/09/22(水) 20:57:59
いや、おれも翻訳で充分だと思うよ。
「源氏物語」なんかも、みんな現代語訳で読むじゃない。読める読めないじゃなくて、
フィクションは一気に読んだほうが面白いし、時間ももったいないし。
ただ、原書で読めよ、って感覚もあるだろ。
>>81 たまにストーリーも変わってるよ。
>>87 文体が損なわれるのが大きいね。有名なシェークスピア「ハムレット」の
「To be, or not to be : that is the question.」
をどう翻訳するかって問題とか。
91 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 21:17:52
>>「To be, or not to be : that is the question.」
をどう翻訳するかって問題とか。
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」って訳は正確じゃないのか
92 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 21:19:43
名訳だと思うよ
93 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 21:20:35
名訳って言い方は大袈裟か
過不足ない訳だと思うよ
>>90 蘊蓄の前に Do you mind… の意味を確認した方が身の為だよw
To be うんちゃらは、「このままでいいのかいけないのか、それが問題だ」かな?
シェイクスピアスレに昔の凄い訳が出てたね。
>>79 「砂の本」も
あんまり書店じゃ見かけないけど
絶版じゃなくても入手しづらいラテンアメリカ文学
「ラテンアメリカ五人集」ブックオフで見つけるなんて幸運だな
高く売れるぞ
96 :
90:2010/09/22(水) 22:08:19
>>94 フィリップ・K・ディックだったかな、確か首を振る方向が違うのが
あったと思うんだが。
刑事が容疑者に問い詰めるとして
「お前がやったのか」「いいえ、やってません」「やってないんだな」
「はい、やってません」
みたいに、日本語だと否定形の疑問文に対しても、「はい」と答える。
英語とかだと、否定形の疑問文に対しては「No」と答える。
「Did you ○○?」「No,I didn't」「Didn't you ?」「No,I Didn't」
という違いがあって、最後のところで日本なら縦に首を振るけど、英語圏とか
だと、横に振る。
そういうので、首を振る向きが変わってることもあるわけだよ。
源氏物語の原文って結構面白いよな
>>96 それはいいんだよwそれはw
最初からそこを引けよw
99 :
96:2010/09/22(水) 22:33:20
だ、か、ら、この説明はまるでダメなんだってw
>英語とかだと、Yes Noは絶対的なものじゃない。
むしろ、文法的に強い規則性があるのよ。
それはそうだ
でも引く場面は最初よりマシになった
>>97 同じ場面を何度も遡って別の視点から書くあたり、古典ではよくある叙述なんだが
紫式部のは凝っていて面白いな、対句を駆使したりして
ああいうのは現代語訳だと単にまだるっこしくなる気がする、がスレ違いだな
「石蹴り遊び」を指示通りに読んだら何が起きるの?
レイナルド・アレナスはどうよ
自分はパータレなのでよくわからんかった。
小説というよりむしろ詩かと。そのへんくらいしか理解出来てない。
知識の隙間の埋め方がわかったらなあ。。
107 :
やれやれ、僕は名を失った:2010/09/23(木) 01:41:10
『めくるめく世界』の素晴らしさ!
途方もないホラ話をユーモアたっぷりに物語る鮮やかな手腕に驚く。
これが当時22歳なんだからね。
>>107 マジで!?
でも確かに若気の至りだと言われたら信じるかも
わかくして書いたっていうけど、わかければわかいほど偉いのか?
ただ、小説家になろうとした年齢がはやかっただけだろ
そりゃ例えば10代で露伴みたいなの書いたら驚くよ
それと作品自体の評価はまた別だけど
それに偉さには言及してないか落ち着け
アレナスこそ原文のリズムを愉しみ味わいながら読むべきなんだろうな
何語で書いてあるか知らないけど
本当にフェンテスが受賞するのだろうか
113 :
吾輩は名無しである:2010/10/02(土) 01:55:45
いいや、ガセネタだ。
114 :
吾輩は名無しである:2010/10/02(土) 11:21:54
『アルテミオ・クルスの死』
読んだ人は少ないと思うが、まぎれもなく傑作だ。
受賞しなくとも、彼の実績はゆるがない。
『パウリーナの思い出に』は一体いつ刊行されるんだ。
まあ、国書だからあんまり期待してないけど
bk1から予約の知らせ何回来たか
『フリアとシナリオライター』とか
文学の冒険シリーズの第一期で出る予定だったけど、
結局出たの最初の予定から15年後くらいだったからな。
未訳のものがいつ刊行されるか、ってのもあるが、ラテアメの場合一遍出版されたものが
すぐに入手難になってしまうのも困ってしまう
118 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 20:08:31
リョサ受賞おめでとう!
単独スレがないのは寂しいが仕方ないか。
岩波は知ってたから復刊させたのか・・・
来年はフエンテスで
持ち回りとかくだらん事はいいから
これを期に『世界終末戦争』ほか復刊おねがいしますよ出版社さん!!
マジでリョサなのか
この人はもう取れないと思ってたよ
123 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 20:37:21
岩波スゲーな。
岩波から「世界終末戦争」ですね、御願いしますよ岩波さん!
新潮はもうええねん。消えたらええねん。
126 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 20:46:15
>>125 そうね。新潮社は村上春樹べったりだから
もう期待できない。岩波さんに頑張って貰おう。
国書刊行会もこれでちょっとは・・・
世界終末戦争だとリオンが良い。
若い小説家への手紙だっけ? 小説の書き方みたいなのも読んだよ、
リョサさんおめでとう。
短編で、高速道路で渋滞になって、お互い食料を渡しあったりっていう
マジックリアリズムあったけど、リョサかフエンテスかわかんないや。
129 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 20:59:10
その短篇はコルタサルだ
緑の家文庫化が伏線だったとは
131 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 21:09:33
http://megalodon.jp/2010-1007-2106-24/www.asahi.com/culture/update/1007/TKY201010070442.html ノーベル文学賞、ペルーの作家バルガスリョサ氏に
2010年10月7日20時26分
【ストックホルム=伊東和貴】スウェーデン・アカデミーは7日、今年のノーベル文学賞を、
ペルーの作家、マリオ・バルガスリョサ氏(74)に授与すると発表した。
同アカデミーは授賞理由を「権力構造の『地図』を作り、個人の抵抗、反抗、挫折を鋭く描き出している」と説明した。
賞金は1千万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)。授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれる。
1936年、ペルー生まれ。マドリード大学に留学。
59年に短編小説集「ボスたち」がスペインで出版。その後、パリでジャーナリストとして働く。
63年に、軍人養成学校での体験をもとに、若者たちの目から社会の偽善や腐敗を告発した長編「都会と犬ども」を発表。
緻密(ちみつ)な構成と縦横な文体で軍人養成学校の欺瞞(ぎまん)を描き、注目された。
続いて長編「緑の家」(66年)では、貧富の差が激しく、さまざまな文化が混在するペルー社会を描いて高く評価され、
ラテンアメリカ文学を代表する作家として確固たる地位を築いた。
81年には、19世紀末にブラジル奥地で起きた宗教的な反乱を描いた「世界終末戦争」を発表。
85年に国際文学賞リッツ・パリ・ヘミングウェー賞を受けた。
長編に「ラ・カテドラルでの対話」(69年)、「パンタレオン大尉と女たち」(73年)、「アンデスのリトゥーマ」(93年)、
「官能の夢 ドン・リゴベルトの手帖(てちょう)」(97年)などの作品がある。
ガルシア・マルケス論やフロベール論などでも深い洞察力を示し、80年代に入ってからは戯曲も発表した。
ロンドンやバルセロナでの生活を経てペルーに戻り、
76年には40歳の若さで国際ペンクラブ会長に選ばれ、社会的な発言も続けている。
90年に中道右派「民主戦線」から大統領候補に立ち、日系のアルベルト・フジモリ氏に決選投票で敗れた。
「都会と犬ども」「緑の家」「世界終末戦争」「楽園への道」など多数が邦訳されている。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/literature/laureates/2010/
実にめでたいな、このスレ的にも
Amazonの緑の家の在庫がなくなった!
134 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 21:55:29
リョサ>>>>>>>>>ハルキ
135 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 21:59:25
>>133 500部くらいしか印刷してないんだろ。
136 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 22:26:19
売れるといいね
うぇwほんとだアマゾンの在庫がない
ウィッスリストにしか入れてなかったけど
てか新潮文庫の方、マケプレなのに6,000円w
この間まで1,000円まで値下がりしてたのにw
138 :
吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 22:56:28
>>137 賞の力は恐ろしいなwww
まあ普通の感覚なら出版社が増刷・復刊するだろうから
ふざけた古書店に目に物見せてやって欲しいわ。
アマゾンに無くてもその辺に売ってるから、気にしない気にしない。
話題性で買った人も多いだろうから、最終的にブコフに流れて来るんだろうな。
今は「世界終末戦争」待ち。wktk
>>129 サンクス。
もともと映画のシナリオだったのだし、たぶん映画化されるよ。うん
石蹴り遊びは、途中でわけわかめで石が行方不明になるので注意w
今、地元図書館(練●区)のサイト覗いたら
バルガス=リョサの作品に軒並み予約者入ってますたw
ブエノスアイレス戻ったあたりで挫折したよ
最初の、火がどうのって章が一番謎
>>144 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ここだけの話でつが「日本の図書館」なる統計本読むと
●馬区の書籍購入費、区全体で1億数千万でつ
他区と比べても多い部類でつよ
>>146 恵まれ過ぎて競争が激しいべ。穴場は都心だず。
148 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 01:17:21
大江がノーベル賞に決まった時、言っていた。
「グラスやリョサやクンデラもいるのに選んでもらえてありがたい」
残すはクンデラだけだが、ノーベル賞向きではない。
好きな作家だが。
149 :
11月10日刊:2010/10/08(金) 01:21:23
ガルシア・マルケス 『誘拐の知らせ』 ちくま文庫
150 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 01:23:47
バルガス=リョサはこれから復刊ラッシュだな。
ル・クレジオがそうだったように。
『世界終末戦争』かつて定価3600円だったが、
今なら4500円かな。
151 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 01:38:37
取り敢えず「受賞おめでとう」とは言っておくが、
『世界終末戦争』(新潮社)を5年くらい前にamazonで8,500円も出して買ったきり、積読のままの俺はどうしたらいい?
ル・クレジオの『調書』と同様に間違いなく復刊されるだろうが、
訳が部分的に修正されてたり、著者の序言が付け加えられてたりする可能性が高いから、
新刊をまた買う羽目になるのか...
だいたい、「復刊ドッココム」でリクエスト100票に達してなかった『緑の家』が復刊されたのに、
とっくの昔に100票に到達してた『世界』は何でもっと早く復刊されなかったんだよ!?
おい、新潮社(岩波かもしれんが)、まさか復刊版もハードカバーだとかふざけたマネするんじゃないだろうな?
マジで苦情のメール送ってやるからな。
ちなみに、ハルキはラノベと同レベルだと本気で思ってるから、落選は欣幸の至りだわwww
受賞できると思ってた馬鹿ヲタの皆さん、少しはまともな本を読みましょうね。
>>151 ハルキに関してはここで言っても仕方のないことだろうw
153 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 01:46:30
俺だって、積読のままさ。5800円だった。
もっと安価で復刊されても、別に気にしない。
旧版にはそれなりの歴史的価値があると思うから。
>>151 8500円も出して何故5年も積読なのかわからんがまぁ、落ち着け。
あと、「緑の家」文庫化と「復刊ドットコム」は関係ないと思うわw
相当安く手に入れられたから興奮のあまりすぐ読んだな世界終末戦争
延々同じような戦場の描写が続いて飽きたけど、ここ5年で読んだ本では一番面白かった
(ネタバレ含んでます)
世界終末戦争は、ジョアン・アバージの消え方が最高だったから(サタンに戻ったのか、アバージのままだったのか。生きているのか、死んだのか、想像掻き立てられる)
他の人たちはきっちり最期をかいて欲しかったな。
訳者後書きに書いてあった「最後まで塔を守っていた4人が死亡して戦闘が終わる」をジョアン・グランジとぺドロンにやってほしかったなあ。この二人も生死不明か。
リョサとしてはパジェウ戦死で力による戦闘は終わったのかな。
157 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 10:34:17
ttp://www.47news.jp/CN/201010/CN2010100801000147.html 「世界市民になった気分」 ノーベル賞のバルガス・リョサ氏
【ニューヨーク共同】AP通信によると、今年のノーベル文学賞受賞が決まった
ペルー出身の作家マリオ・バルガス・リョサ氏は7日、滞在先の米ニューヨークで一部メディアと会見し
「自分が世界市民になったような気がする」との感想を表明した。
同氏は自分自身が「一カ所に孤立せずに」活動してきたと述べた上で
「文学は特定個所に深く根差していたとしても孤立してはならず、普遍的でなくてはならない」と語った。
自分に対する授賞決定は、多様性と活気に富む
ラテンアメリカ文学全体への認知を意味するとの考えを示した。
1990年のペルー大統領選出馬について、政治家になりたいと思ったわけではないが
「公的な議論に参加するのは作家の義務でもあると考えたから」と説明した。
同氏は米プリンストン大(ニュージャージー州)で講義をするため、ニューヨークに滞在中。
2010/10/08 09:13 【共同通信】
ttp://img.47news.jp/PN/201010/PN2010100801000173.-.-.CI0003.jpg 7日、ニューヨークで記者会見後にペルーのトレド前大統領(左)から
祝福されるマリオ・バルガス・リョサ氏(AP=共同)
世界終末戦争の文庫化を希望する。値段はハードカバーと同じでいいから
ついでに燃える平原や石蹴り遊び等もお願いしたい
ってかラテアメ特集しろ
159 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 12:05:45
>>158 出版社にどんどん要望電話やらかけたほうがいいよ
この出版不況のご時世、売れるのなら文庫化もいとわないはず
いや絶対マルケスピンチョンみたいにハードカバーで出すはず
いやらしい新潮!
もう岩波だろ。
個人的には「世界終末戦争」はハードカバーで買いたい気分だわ。但し、分冊お断り。
新潮のマルケスは、M属性をぞくぞくさせてくれる。
岩波かちくまみたいに訥々と出版しないところがまたそそる。
ちくまか河出に期待大。
163 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 14:45:16
往年の名作の復刊に期待できるのは、現時点で
岩波、筑摩、河出の3社のみ。
ラテンアメリカ文学に限定すれば河出は難しいが
代わりにドゥルーズ、フーコーをこれでもかと文庫化してくれて有難い。
164 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/08(金) 14:55:17
筑摩はそれほどいい出版か? 最近は特に杜撰だよな。河出はさらに劣る。
岩波は一応日本の文学出版ではトップだ。比べるのはおかしいように思う。
166 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/08(金) 15:00:20
やはり人文書院とか法政大学出版だろ。まぁそれも「進歩的」と称する馬鹿な編集者に徐々に売れ線に改造されていく可能性はあるが・・・・・・。
167 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 15:05:01
筑摩のどこがどう杜撰なのか。例をあげて。
河出も。
そして岩波がトップであるという理由。
以上三項、それぞれ二点づつくらいあげてみてくれ。
168 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/08(金) 15:05:15
編集者というのは交代が激しいから、青土社のようにすぐに方向性が捻じ曲げられてしまうことは多いな。
今の出版社というのは根本的に売らんかなだよな。
169 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/08(金) 15:11:14
>>167 最近の人文書院もだめかもしれんな。
筑摩はそもそも外国文学好きのそこら辺にいるような連中を喜ばせるようなものしか最近は出していない。
怪奇小説集のような一部の好事家向けのものは出すべきではなかった。
よく分からんブロガーに毛の生えた連中(名前はださんが)の本も出しているだろ。
文庫版全集からして若者に受けのいいような作家がほとんどだ。それすら絶版だがw
河出も似たようななもんだな。これは昔からのことだという奴もいるかもしれんが。
170 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 15:44:35
平凡社
どうでも良いとは思うけど
>>161の岩波ってのは「緑の家」と
「世界終末戦争」の権利は新潮から岩波に移ってるんじゃないかという意味でつ。
「緑の家」って分冊にするほど分厚い?そうでもなさそうな気がするんだけど
ま、岩波だもんな
173 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 16:29:04
やはりバルガス=リョサの代表作は『世界終末戦争』だな。
これは新潮社からハードカバーで近いうち復刊される。
174 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 16:46:47
>>173 最初だけ近所の図書館で読んだ。
あまりの世界観にめまいがしたよ。
時間切れになって再訪して借りようかと思ったら
誰かに盗まれたと書士の人に聞いて腸が煮えくりかえった記憶が甦った。
リョサ代表作で上がるのは「緑の家」「世界終末戦争」とかか。
世界終末戦争は持ち歩いてたら「近未来のSF物ですか?」と聞かれた。たしかに題名からはそう連想しちゃうよね。
176 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 17:25:42
同じペルーの作家でフリオ・ラモン・リベイロというのがいる。
「記章」という短編を読んだが、『日曜日の妖精たち』という
長編を読みたいものだ。
177 :
吾輩は名無しである:2010/10/08(金) 18:21:23
『楽園への道』とか『フリアとシナリオライター』とか代表作以外も評判がいい
作家志望向けのエッセイなんかも書いててそれも評判がいい
なにを書いてもクオリティ保ててるのはやはり一流の作家だよね
ジョサ、の方がしっくりくる俺がチョットだけ通ります
リョサに関連する映画は何がある?
「フリアとシナリオライター」はキアヌ・リーブス出演、「アンデスの聖餐」はリョサが脚本。
両方見たことないのでこれを機会に放送されないかな。
180 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 02:11:07
木村榮一のラテンアメリカ小説10作
百年の孤独、世界終末戦争、石蹴り遊び、蜘蛛女のキス、アルテミオ・クルスの死、
夜のみだらな鳥、光の世紀、伝奇集/エル・アレフ、精霊たちの家、交流。
>>179 アンデスの聖餐って実話のやつだっけ、人肉食べて生き伸びるっていう
この時代放送は無理そうでない?
182 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 14:38:24
交流の作者を教えてください
183 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 15:31:47
「交流」はオクタビオ・パスの評論。
184 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 20:45:55
『世界終末戦争』長らく積読のままだったが、
これを機に読んでみようかな?どう思う?
この機会を逃すと
次に「読んでみようかな」って機会が来るのが
いつになるか分からんから(死んだときか……?)
ぜひ読むべし
186 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 21:25:54
緑の家って良作ですか?
リョサに興味をもったんで読んでみようと思ったんですが
187 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 21:45:13
傑作だ。是非読むべし。
緑の家あと1セットしか残ってなかったから思わず買ってしまった
良い判断だ。是非読むべし。
地元の図書館、
リョサの本15冊あるらしいけど、
『官能の夢』しか貸し出されてない。
191 :
吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 23:56:12
どうして?
盗まれるから、表に出してないとか?
リョサをラテン素人が読むとしたらどの当たりが良い?
193 :
吾輩は名無しである:2010/10/10(日) 00:52:43
『フリアとシナリオライター』
>>191 田舎だからかノーベル賞発表とか全然影響ないのかなあ。
『楽園への道』『フリアとシナリオライター』とか最近の出たのは棚にあった。
『世界終末戦争』とか『ラ・カテドラルでの対話』とかは裏にしまってあるようだ。
自分の地元もそんな感じだけどね
19冊あって貸出中は「世界終末戦争」と「緑の家・上下」の3冊だけ。
>>192 ラテン素人なら「世界終末戦争」じゃない?
読みやすい、分かりやすい、面白い、登場人物魅力的。
書いてある事その物をうけとればいいんであって、裏のメッセージとか深い考察とか特にないし。
ただぶあつい。持ち歩きは難しい。
>>194 「フリアとシナリオライター」「緑の家」地元の図書館置いてなかったな
池澤夏樹責任監修の「楽園への道」他のリョサ作品はただいま絶賛貸出し可能
地方だからこんなもんかね
198 :
吾輩は名無しである:2010/10/10(日) 16:31:50
パンタレオン大尉
緑の家〜世界終末戦争とよんだ俺は次なに読むべきか
まず世界終末戦争を格安で出品します
20円でどうだ
1月予定
マリオ・バルガス=リョサ 『チボの狂宴』
(作品社 予価4800円)
たっけー!
前も出てたな
ノーベル賞効果で売れるのだろうか
高いからしばらくしてから評判見て買おうと思ってたけど、品切れになると面倒だ
だが、これまた効果でいつもよりは沢山刷るのかな
205 :
吾輩は名無しである:2010/10/11(月) 01:09:41
『世界終末戦争』格安20万ウォンで買わないか?
206 :
吾輩は名無しである:2010/10/11(月) 01:50:57
早く復刊しろよ
いつになったら出るんだよ
207 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/11(月) 02:43:37
小説論を出せ。小説ばかり翻訳されても困る。
説明書ですね、わかります。
209 :
吾輩は名無しである:2010/10/12(火) 00:31:16
『緑の家』の訳者木村榮一が読売朝刊にバルガス=リョサのノーベル賞の意義を
書いていた。その締めくくりが良かった。「作品を通して読者に感動と喜びを
与えている…これこそが文学の何よりの贈り物であり、…」と。
あっ…そういえば『緑の家』の単行本、20年前新本で買ってから、まだ読んで
なかった。急いで読まなくっちゃ…。
210 :
吾輩は名無しである:2010/10/12(火) 00:37:59
売れないから高い⇔高いから売れない
外国文学はこの繰り返し。
211 :
吾輩は名無しである:2010/10/12(火) 07:01:57
緑の家買ってきて読み始めたんだけど、ガルシアマルケスほど読み易いってわけでは無いのね。
今のところリズムとか情熱をあまり感じ無い。
まだ20ページぐらいしか読んでないけど。
緑の家は最初の20ページが一番読みづらいし戸惑うと思う。
これを過ぎるとだんだんリズムが分かってくるよ。
>>30 『ブラス・クーバスの死後の回想』読み終わった。
最初はだるいけど
途中から結構面白くなる。
ただ内容は独身貴族の心のつぶやきみたいな感じで(多少高尚ですが)
今の時代だと多分ブログかツイッターに書き込んでるな。
214 :
吾輩は名無しである:2010/10/13(水) 00:26:35
『緑の家』新潮社単行本1800円だった。
岩波文庫の方が高い!
215 :
吾輩は名無しである:2010/10/14(木) 00:45:30
新潮社のは絶版でしょ?
216 :
吾輩は名無しである:2010/10/14(木) 08:39:09
>>214 当たり前だろ!
岩波ブランドだぜ。
おまえはな、ヨーカ堂の2階と日本橋三越と、
同じ値段でものが買えると思ってんのか?w
217 :
吾輩は名無しである:2010/10/14(木) 10:37:50
ブランド(笑)
岩波は買い切りだしな
219 :
吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 13:42:21
文庫も高くなったという話。
220 :
吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 14:26:38
今日、とうとう『世界終末戦争』読み始めた。
旦敬介の訳は読みやすく、安定感があるね。
さあ、この落ち着いた出だしから
どのような怒涛の展開に移行していくのか、
楽しみだ。
221 :
吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 16:35:04
>>214 いま新潮社の新刊で出したら2,000円以下はありえないよw
222 :
吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 19:24:04
『世界終末戦争』今、岩波文庫から出たら、4分冊4000円はするな。
このスレの人はチリの件を見て感じるところがあるんじゃないか?
224 :
吾輩は名無しである:2010/10/15(金) 22:07:10
チリといえば、ドノソだな。
『夜のみだらな鳥』はすごい小説だ。
ギターとか結婚とか浮気とか政治利用とか失業とか英雄化・映画化、書籍化?
実にラテンアメリカ文学的な事件ではないですか
>>224 まったく同感。あれは話が進むにつれて圧迫されるような一世一代の傑作。
ドノソもあれだけ読めば、他のはいらない感じ。
誘拐の知らせ
ガルシア・マルケス 著 旦 敬介 翻訳
ちくま文庫 文庫判 432頁 刊行 11/10 定価1,050 円(税込)
228 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 00:58:57
それは小説ではない。食指が動かない。
230 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 12:28:11
『世界終末戦争』読書中…
わくわくしながら本を読むのって、久しぶりだ。
まだ途中だが、いい小説だねえ。
231 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 17:59:20
おれも読みたい。何とかしてくれ。
図書館にあるか調べたら?
うちの地域は相互貸し出ししていて、予約したらわりとすぐきたよ。
233 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 19:14:05
予約で何人も待ちの状態。トホホ…
234 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 01:06:59
図書館で借りて読むのは嫌
鼻くそほじった手垢ついてたりポテチが残ってたり髪の毛あったり
お前らよくそんなん借りる気になるな
おまけに期限つきだぞ
バカにするにも程があるわ
復刊するの待て
235 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 01:57:29
700ページを2週間で読み切れるか?
1日50ページか。学生ならともかく、社会人には厳しいな。
確かに、図書館の本は汚いが、無料だから仕方ないね。
さて、いつ復刊するのか?新潮社は何作も出版しているが、
全て復刊するのか、一部だけか?
236 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 02:12:33
鼻毛切り落としながら読むのが好きだし頭掻くからフケと髪の毛もおちる
あとから読むひと、さぞ嫌な気分でしょうな(哄笑)
237 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 02:33:09
数十ページにわたって鼻毛がくっついていたことがあった。
犯人はおまえかあー…
238 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 05:22:01
>>235 貸し出し延長すればいいだけの話じゃないか
ちまちま読むと登場人物の名前を忘れたり、
内容が頭に入ってこないことがあるから土日で一気に読む
で世界終末戦争は二段組みなんだけど、2段組って普通より読むのに時間かかるから、
多分2週間じゃ読めないな俺は
ボラーニョが生きてたら何か書いたかもね
241 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 13:27:46
俺社会人だけど会社から帰ってから200ページくらい読めるぞ
人間なんて一日三時間寝れば生きていけるんだからもっと夜更かししろ
はい。
あんまり睡眠時間削ってると寿命が縮まるし痴呆を招くぞ
速読自慢の流れか
十冊読む人と、十回読み直す本を一冊持っている人とどちらが幸福か知らない
246 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 23:39:16
新潮社は早く復刊しろよ
247 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 00:29:12
予約待ちがいると延長できないんだよな。
図書館は結構不便だ。
やっぱり買おう。でも、今1万出して古本買うと、損しそう。
だから、復刊を待つしかないか。
しかし、復刊しないかも…
スレの前半で安いから買っとけみたいな事を言ってた奴らは
予知能力でも持ってたんだろうか
249 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 01:02:07
ノーベル賞効果で、リョサの小説図書館で予約ついてるかな?
と思ったら全然で笑った
世間じゃ南米文学人気無いのなorz
さらに『パンタレオン大尉と女たち』調べたら
台東区と荒川区の図書館は所蔵してないらしい
はじめからそうだったとは思えないから古本として放出しちゃったのかな
250 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 01:06:01
だから絶版の嵐なんだ。仕方ないね。
251 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 23:59:12
もう復刊ないだろ。
緑の家が採算とれなきゃどこも出すとこない
そのうち何か出るでしょ。まあ気長に待とうや。
253 :
吾輩は名無しである:2010/10/19(火) 01:01:19
めぼしい本はもう手に入れたからどうでもいいけどね。
これから一冊ずつじっくり読んでいこう。
254 :
吾輩は名無しである:2010/10/19(火) 01:26:49
>>224 「夜のみだらな鳥」もすごかったな
たしか昔ブームになったよな…と思ってラテンアメリカ文学読み始めたら
興味深い作品・作家多くて、圧倒されてばかりだ
>>249 東京同士は区を越えて相互貸し出ししてるよ。
うちは文京区だけど今調べたら4冊余ってた。
リクエスト・レファレンスかけてみたら1週間くらいでつくと思う。
256 :
249:2010/10/19(火) 18:36:38
>>255 わざわざ調べて教えてくれてありがとう!
優しい人だなぁ
いや、私も実は文京区住みなんだよw
で、文京区でパンタレオン検索したらあんまり借りられてないなぁ
と思ったから他の区も調べてみたら
そもそも所蔵してない区があるのかとびっくりした次第。
東京の相互貸出制度いいよね
文京区図書館の在庫結構優秀だから未だ使ったことはないけれど
257 :
吾輩は名無しである:2010/10/19(火) 23:33:21
ガルシア・マルケスを初めて読んでみたけどあんまし文学って感じじゃないよな
258 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 00:14:47
『世界終末戦争』ってどこで買えますか?
できるだけ安く。
>>257 逆に聞きたいんだけどさ、どういうのがいわゆる「文学」?
やっぱフォークナーとか?プルースト?
260 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 02:07:34
私見だが作品の構成が甘い点が挙げられる
特に初期の短編の構成はむちゃくちゃだし、描きたいテーマが一貫してない作品が多い(たとえば、少女の遺伝的な美をテーマにしてるのかと踏んで読んでたらいきなし何の脈絡もなく死後の輪廻っぽい展開になっちゃってたりして一作品に一貫性がなかったりする)
評価の高い『百年の孤独』はまだ未読だけどね
261 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 02:12:34
正直なところ文学の定義はできないがG・マルケスのは軽い読み物感な感じしか受けない
262 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 03:27:37
>>261 259じゃないけど定義できなくてもいいから
「私にとってこれぞ文学」っていう代表例を何個か挙げてみて欲しい
煽りとかじゃなくて興味として
構成の細部が甘い事、軽く感じられる事、等は口承神話の本質的な要素だし
G=マルケスに神話的な要素を持った作品が多い事を思えば妥当な感想かもね
30年前の話題だな。
初めて読む人が通る道か
マルケスがダメなら中上健二を嫁
>>262 俺もちょっと興味あるなあ。
>>257みたいな人はフアン・ルルフォ、ボルヘス、プイグ、コルタサル等、
他のラテンアメリカ作家をどう読むんだろう。
268 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 19:53:28
269 :
吾輩は名無しである:2010/10/20(水) 19:55:01
テンション上がり漢字間違えた
終末ね
今日失恋した俺にも朗報
>>271 おう、大変だな。あまり気を落とすなよー。
>>268 ヘルメス文書とか3年くらい待ってるんだけどね
こっちはノーベル賞効果で多分復刊されるだろうけど
そんな時こそ文学ですよ
目の前で飢えている子どもも救えない文学が失恋した俺を救えるのなら
目の前で飢えている子どもは難しいが失恋した
>>276なら・・・。
278 :
吾輩は名無しである:2010/10/21(木) 00:23:44
『世界終末戦争』何刷までいったんだろう?
279 :
吾輩は名無しである:2010/10/21(木) 00:30:37
>>276 文学は
それでも有効であると
思いたい
by大江健三郎
280 :
吾輩は名無しである:2010/10/21(木) 01:01:20
>>262 261だが、私的に文学と考えているものは「既成概念の異化」を著しく促してくれる作品(主観を伴ってしまうだろうけど)。
たとえがベター過ぎるかもしれないが、カミュ『異邦人』、アップダイク『ウサギ四部作』、シャーウッド・アンダーソン『ワインズバーグ・オハイオ』など。
『異邦人』のような不条理のテーマは昨今よく言われてる、各個人の中の「今ある世界を掌握したい欲望」を相対的に示してくれようし、
『ウサギ四部作』の決して共感できない主人公やアンダーソンのグロテスク思想には、やはり既成概念の再認でなく異化を促すという点で私的にこれらの作品を「文学」と呼んでる。
ちなみにラテンアメリカ分野は新潮全集のG・マルケス『落葉』『悪い時』『予告された殺人の記録』とプイグ『蜘蛛女のキス』『南国に日は落ちて』『天使の恥部』『この書を読む者に〜』しか読んだことがない。
ボルヘスやバルガス・リョサも読みたいと思っているが、他にお勧めなラテンアメリカ作家の作品があれば教えてください。
281 :
吾輩は名無しである:2010/10/21(木) 01:05:24
カルロス・フエンテスとアレッホ・カルペンティエールがお勧め。
283 :
262:2010/10/21(木) 05:04:44
284 :
吾輩は名無しである:2010/10/22(金) 13:21:46
『世界終末戦争』はまさに20世紀に書かれた『戦争と平和』だな。
この圧倒的なボリューム、悠々たるリアリズムの叙述、
多彩な登場人物の描き分け、読後の深いカタルシス。
トルストイのように文庫にして古典として読まれ続けてもらいたい。
285 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/10/22(金) 13:33:30
ふむ。
もう我慢できない。来年の春までに復刊来い!コノヤロー。
ハードカバーで来い!コノヤロー。
288 :
吾輩は名無しである:2010/10/22(金) 16:26:40
とにかく物凄い小説であることは間違いない。
リョサの作風は『世界終末戦争』や『楽園への道』のような
歴史を題材にした小説と、『フリアとシナリオライター』や
『都会と犬ども』のようにちょっと下世話な話とに分かれる。
『世界終末戦争』は確かにすごいんだけれども、この機会に下世話な
話の躍動感にも目を通して欲しい。『フリアとシナリオライター』
なんて一度に10本くらいの小説を読んだようなお得感があるし。
>>278 持ってるのは初版だった。重刷してないんじゃない?
290 :
吾輩は名無しである:2010/10/22(金) 22:16:30
初版のみだと、世に出回っているのは3000部程度か?
291 :
吾輩は名無しである:2010/10/22(金) 22:31:18
なんかこのスレいいね
純粋に小説好きが語ってる感じが
リョサもマルケスも好きだからなんか嬉しい
バルガス・リョサの下世話っぽい小説なら「継母礼賛」と続編「官能の夢」も面白い。
リディア王を題材にした章の「我が妻の尻・尻・尻」みたいな描写はなんなんだとw
293 :
吾輩は名無しである:2010/10/22(金) 23:39:46
ノーベル賞の受賞理由を見ると、対象になったのは
主に『世界終末戦争』だろうね。
>>293 それならなおさら早く復刊してほしいもんだ
復刊されたら今回は値段は考えずに新刊で買うつもりの気分だしなあ
295 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 00:55:38
「個人の抵抗と反逆、敗北のイメージを鋭く描いた。」
世界終末戦争の値段ひどいなあ
297 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 02:53:16
復刊になったら、ハードカバーでも文庫でも5千円は覚悟せねば。
298 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 05:52:32
>>291 馴れ合い呼ばわりされそうだけど同意
このスレ読んでたら『世界終末戦争』すごく読みたくなってきたよ
Amazonマケプレで12000円とかどういうことなの。。。
299 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 12:10:46
ネットの日本の古本屋には一冊も在庫がない。
やはり部数が少ない割に読みたい人が多いんだな。
図書館か持っている人から借りるか復刊をひたすら待つしかない。
300 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 12:19:58
「自分はカヌードスの人間の役に立てるだろうか?変に謙虚になること
なしに言えば、政争に鍛えられ、一生を革命に捧げてきた自分なら役に
立てるだろう。ことに、ある種の決定を下さねばならない時や、戦いの
際に。さらに言えば、この経験は貴重なものとなるだろう。世界じゅう
の革命家たちに伝えられればなおさらだ。」
>>278 重版はしていないのではないかと思う
増刷するくらい売れ行きに勢いがあったのなら
そんなに簡単に絶版にはならないから
>>290 海外文学で初版のみだと、刷り部数がそもそも3000で
そのうち実売は好意的に見て1000〜1200ってとこだろう
(1500行ってれば新潮社は万々歳だ)
売れ残りは断裁だから、世に出回った分は3000もない
誰かの書棚に眠っている分を引いて、現在古書店などに
流通しているのは多くてもせいぜい200ってところだろう
需要も本の絶対数そのものも少なかったので、
そこへ「ノーベル賞?なら読んでみたいかも」って人が
多少なりとも出てきたらそれだけでバブル状態
>>291にあるように、知ってる人から見れば
「そんな値打ちものだったっけ?」と思うような
とんでもない値段が突然つけられるのは
自然な流れであって不思議なことは何もない
303 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 12:50:23
おれは数年前どうしても欲しくて約6千円はたいて古本を買った。
読んで大感動。大枚はたいただけの価値はあった。
最近でも部分的に読み返したりする。宝物だね。
>>284 手元の「昭和44年刊行 ユリイカ バルガス・リョサ特集」で
「戦争と平和」との比較論みたいなのが載っている。
リョサ自身が「戦争と平和」を15歳の時1週間寝食忘れて読みふけり、
その後の何日かは1日タバコ3箱開けながら狂ったように物を書き続けた。
リョサ本人は「世界終末戦争」と「戦争と平和」を結びつけるような軽率な発言はしていないけれど
やはり執筆に当たって意識はしただろうな、ということだそうだ。
…しかし15歳で1日タバコ3箱か、すごいなペルー。
306 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 14:26:53
1990年頃都内の大型書店に行くと、たいてい『世界終末戦争』が売れずに
棚に置きざらしになっていた。あれらは結局ぞっき本となって古本屋に
流れていったのだろうな。高値で売れて古本屋は儲かったと。
307 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 14:32:56
3刷までいってたか。すると5千部ってとこか。
全国の図書館にもあるし、個人所有本は気に入って手放さないから、
流通しているのは数百部ってとこか。
ふつーに新刊書店でふつーに買ったきり積読状態にしてる俺が申しわけなってくるようなレスが続いてるな…
309 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 15:11:22
実は俺も『都会と犬ども』『緑の家』は新本のハードカバー買ったまま
読んでいない。『世界終末戦争』と『ラ・カテドラルでの対話』は読んだ。
304です。訂正です。
×昭和44年刊行
○平成2年刊行
昭和44年は別の年月だった。
いくらなんでもそんなに古いわけないな。
312 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 18:27:16
『世界終末戦争』は1981年に原書が出版されている。
1969年に同作を論じられたらすごい予知能力だ。
本棚から古いユリイカ引っ張り出して読んでたら、
ホコリで鼻炎になってしまった。
314 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 22:23:31
そんなことはいいから何か感想を。
315 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 22:31:19
新潮社は村上春樹の糞みたいな作品を売ることしか頭にないよ。
編集者のレベルも地に落ちたものよのう。
316 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 22:40:19
出版社も企業だから利益を追求するのは当然だ。
しかし一方で文化に貢献するという社会的使命も忘れないでもらいたい。
両者のバランスが重要だ。
「カバがおれたちに言った。兵舎の裏にめんどりがいるんだ。」
リョサってイケメンだよね。
古いユリイカに出ている世界終末戦争あらすじで、あきかに間違いが書かれているのが気になる。
戦闘終盤の花火屋アントニオの行動が、近眼の記者ってことになっている。
あと大佐がパジェウの弾丸に倒れたと紹介されているんだけど、誰に撃たれたかなんて書かれていたっけ?
世界終末戦争はもし復刊されるとしたら1冊でまとめるか、せめて上下巻くらいにしてほしいなあ。
あのハードカバーの分厚さが内容の厚さに合っているし、
時系列がごっちゃで、読んでいる途中で前の記述を確認するから、あまり巻が分かれると探しづらい。
319 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 23:03:19
みんなリョサって書くけど、バルガス=リョサで苗字だからな。
ジョージとかいてホルヘと読む。
G・ガルシア=マルケスだっってイケメンだと思うよ
というかラテンアメリカ系って顔の彫りが深くて濃い。
アジェンデも美人だと思う
322 :
吾輩は名無しである:2010/10/24(日) 01:08:52
ラテアメの文庫、期待できるのはもう岩波だけだな。
永遠の歴史復刊されてたの知らんかった
いろいろ読んでみようと思うので、
皆様の知ってる限りで一番マニアックな著者や作品を挙げてもらえませんか
「ワイルダーの手」
ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ
327 :
吾輩は名無しである:2010/10/25(月) 00:28:11
モヤの『崩壊』
328 :
吾輩は名無しである:2010/10/26(火) 01:05:23
『世界終末戦争』読書中。
すごいな、これ。なにゆえに絶版?
読みやすいし、中身は濃い。
これぞ文学だ。いやあ、久しぶりに参ったわ。
ルルフォ『燃える平原』/サルドゥイ『コブラ』
レイナルド・アレナス『夜明け前のセレスティーノ』
カルペンティエール『時との戦い』『この世の王国』
フエンテス『聖域』「チャック・モール」
オクタビオ・パス『大いなる文法学者の猿』「波との生活」
アベル・ポッセ『楽園の犬』/ブラウリオ・アレナス『パースの城』
アストゥリアス『マヤの三つの太陽』
リスペクトール『G・Hの受難』/サバト『トンネル』
カサーレス『脱獄計画』/モンテロッソ(モンテローソ)「ミスター・テイラー」
ガイドブックや翻訳家のエッセイ等参考にしつつ、
俺が未読のもの含めて評価の高い作品を適当にリストアップ。
単なるたたき台なのであまり信用しないように。
>>329 ラテンアメリカ初心者としてはかなり助かる!thx
331 :
329:2010/10/26(火) 20:15:53
>>330 鼓直、野谷文昭といった翻訳家、風間賢二みたいな外文オタクの一部の著作は
なかなかガイドとして有用なんではないかね。
パスは『大いなる〜』はベースが紀行文で面白いけど、
詩論と詩はノーベル賞を取ることになるような意義は別としても
あんまり小説読者には勧められない。あとは「波〜」と「天使の首」くらい。
上にあげなかった作品でも現代企画室の知名度低い本なり『アマゾンの皇帝』なり
評価高いヤツはあるけど、自分で探したりこのスレの他の人間に聞いたりしておくれw
332 :
吾輩は名無しである:2010/10/26(火) 21:14:12
誰?
晒す意味がよくわからん
マルケスやボルヘスだってしょっちゅう批判されてるんだし。
つぶやいた本人じゃねーかな
336 :
吾輩は名無しである:2010/10/27(水) 00:37:34
新潮社、なかなか復刊を発表しないな。
337 :
吾輩は名無しである:2010/10/27(水) 01:32:16
今日新宿紀伊国屋に行った。そしたら書店員がこんな風に書いたのがあった。
「『緑の家』のように『世界終末戦争』も文庫で是非」
よくできた書店員だ。
339 :
吾輩は名無しである:2010/10/27(水) 02:03:23
書店に『世界終末戦争』を買い求めに来る客が少しは
いるんだろうか?そんな情報も知りたいな。
新宿紀伊国屋はピクウィッククラブとかいう
文学好き書店員軍団を結成して、
海外小説のわりと良いフェアをやっている。
言っとくけど自演じゃないぞw
341 :
吾輩は名無しである:2010/10/28(木) 01:27:58
このスレ、荒らしが来ないから穏やかだね。けなし合いがないもの。
文板クオ
アデライダ・ガルシア=モラレスも入れて!
ちょっと少女小説っぽいけど
344 :
吾輩は名無しである:2010/10/29(金) 00:30:55
<<343
329じゃないけれど
ガルシア=モラレスって誰かと思ったら
『エル・スール』の著者の人かぁ。
この本
野谷文昭さんが訳に加わってるからよさげかと思いながらも読んでなかった。
ちょっと気になる。
343的にはオススメ?
>>344 アジェンデのように快活な主人公達はいないし、感動する、とかは全くないけど沁みる。
そういう部分は女性的だなと思う。繊細というか・・
ラテンアメリカ文学と強く言えるほど濃い色はないけど、自分は好きだ。
エルスールってハガキ職人いたな
347 :
吾輩は名無しである:2010/10/29(金) 15:11:03
ネルーダの詩を読んだ人はいるだろうか?
野谷さんの『マチュピチュの頂』くらい。
パスの詩より好きだけど、小説好きにはすすめづらい。
やや難解かなあ。数年後に読み直したら印象変わる鴨。
349 :
344:2010/10/30(土) 10:04:47
>>345 教えてくれてありがとう
女性的な感性の話は結構好きで
興味が湧いたので今度読んでみるわ
350 :
吾輩は名無しである:2010/10/30(土) 16:22:26
おい、新潮社、復刊まだか?
世界終末戦争読み始めた人たちはそろそろ読み終えるかな?
読んだら感想投下してほしいな。
352 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 00:43:30
まだ当分読み終わらない。200ページあたり。気長に待っておくれ。
第七連隊が壊滅したところでなんかだれてきた
ページ数的にこれ以上盛り上がるのか不安
354 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 22:35:16
新潮社何やってんだよ
とっとと決断しろよ
355 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 22:54:26
356 :
吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 00:01:09
『調書』復刊時は何カ月かかったかなあ?
357 :
吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 01:07:55
慎重社
>>353 それでもまだ半分残ってるよね。つくづく濃い小説だなあ。
確かに真新しい展開では前半のほうがスリルと楽しみがあるけれど、後半は登場人物の心情描写が結構好きだ。
世界終末戦争を読んだ感想としては
話としてはそんな面白くない。
序盤でキャラクターを立たせるためとはいえ、
レイプさせたり、人を殺したりしすぎだろ。
安易すぎる。
360 :
吾輩は名無しである:2010/11/02(火) 01:40:00
そうではない。これほど端正な小説はない。
リアリズムのお手本だよ。
361 :
吾輩は名無しである:2010/11/02(火) 06:13:54
世界終末戦争を駄作呼ばわりする輩は許さない
殺人とかレイプとか、暴力が頻発してこそラテンアメリカ文学だという
イメージがあるのは俺が読んだ作品が偏ってるだけだろうか
思い出してみると、そんな作品はさほど多くないような気もするけど、
最初に読んだのがフアン・ルルフォだったせいかなぁ
キャラづけのための安易なレイプや殺人のどこがリアリズムなんだよ。
世界終末戦争は単なるキャラクター小説だよ。
歴史的事実を題材にしたキャラクター小説。
司馬遼太郎の本とかわらんよ。
なんか海外文学スレって住人の評価軸かなり厳しいよな
大傑作クラスでも頻繁に上のレスみたいにボロクソ言われる
桐野夏生なんて2ちゃんでまったく批判出ないのに
例え偉大な作家であろうと
全て文句なしの傑作ってことはあり得ないしな
そんな事はない!と反論しようと思ったが世界終末戦争読んだことなかった
早く復刊してくれ
368 :
吾輩は名無しである:2010/11/03(水) 00:02:39
別にリアリズムとはっきりとしたキャラクター造形とは矛盾しない。
リアリズムの意味を間違って解釈してないか?
木村榮一はバルガス=リョサをリアリズムの作家といい、
『世界終末戦争』で現代に騎士道小説をよみがえらせたと書いている。
んなの知ってるよ。プラトンの国家篇以来からの問題だからな。
現実を描写するにしても、極端にキャラクター造形に走りすぎて
描写に瑕疵がある、損なってるっていってんだよ。
コンセリェイロのカリスマ性を高めるために、どのキャラクターも
造形が短絡的に誇張されているんだよ。キャラクター描写に深みがないの。
バルザックなんかと比べたら天と地の差。
『世界終末戦争』リアリズムとは言えない。
>>362 独裁者小説がジャンルとなるくらいに政情や治安が不安定で、身分や種族による差別が当たり前、
知識人として社会的地位はあるはずの作家自身も、収容所に入れられたり亡命せざるを得なかったり、
身内が殺されたり政権賛美文章を書かされたりの社会背景だから
暴力や虐殺やレイプ描写が多い印象になるよね。
それでもどんなに陰惨な描写がされていてもなぜか読後はそこまで鬱にならない作品が多いのがラテンアメリカ文学という気がする。
371 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 00:10:35
キャラクター描写が深かろうと浅かろうと、
それはリアリズムの成否を決めはしない。
作品の出来不出来は決めるがね。
そういうキャラクターが現実にいるならともかく
戯画化されたり、デフォルメされたり、誇張されてるなら、
それはリアリズムとはいえない。
373 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 02:05:11
ディケンズは代表的なリアリズム作家といわれるが、
その作中の人物造形の誇張たるやすさまじい。
えーーー
リアリズムってそういう意味だっけ
リアリズムってのは同時代の社会を観察して、
現実世界をそのまま客観的に映しだすことだから
そもそも歴史小説である「世界終末戦争」は
リアリズムではない。
筆致によって鮮明に描写し、強調するのがリアリズムであって、
短絡的にレイプや、殺人といった背景を付け加えることでキャラ造形をするのは
リアリズムではない。
もしリアリズムってのがお前のいう通りのものなら
大して価値のあるもんじゃないね
っていうか文学であるかどうかも怪しいな
『世界終末戦争』がリアリズムとは言えないってのは
リョサとその作品の偉大さを表す言葉としてたぶん正しいわ
世界終末戦争は偉大でもなんでもないよ。
ちょっと面白い、単なる歴史的事実を題材としたキャラクター小説。
新しいことはやってない。コンセリェイロという人物の焦点をぼかして
周辺を誇張して描くことで、相対的にコンセリェイロのカリスマ性を強調するという
手法をとってるだけ。そこで現実とはかけ離れた歪みが生じるわけだ。
そこで失敗してるんだよ。
稚拙なんだよ。エピソードを短い段落ごとにわけて
焦点を散らして、飽きさせないようにして読ませるのはとても上手いと思うよ。
でも、世界終末戦争は焦点を散らすことで
キャラクターそのものの描写をなおざりにしてしまってる。
キャラクターそのものが色鮮やかなものになってない、血が通ってない。
そうなると共感という面で薄くなるし、憧憬を抱いたり、感情移入したりできない。
ただ物語は流れていく。読み終わったあとに、面白かったという感想以外残らない。
少なくとも、読後に心を激しく揺さぶられるような作品ではない。
自分はそのような作品を偉大と呼ぶことはできない。
自分の感性との兼ね合いもあるだろ、共感なんてさ
>短絡的にレイプや、殺人といった背景を付け加えることでキャラ造形をするのは
確かに一般的にはその通りなんだが、これは実話が元であり実際に虐殺や集団暴行はあったわけだからなあ
一概にキャラ付けのためだけに悲惨な状況を創作したともいえないんじゃないかと。
382 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 00:38:07
評論家はいらないから出て行けやクズ野郎
383 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 00:48:09
375も376もリアリズムという概念を狭く解釈している。
これはもっと広い意味の言葉で、理想化しない人間の真実を
ありのままに描写しようとする立場を指す。
「同時代」かどうかは関係ない。
384 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 02:08:29
トルストイは何十年も前のナポレオン戦争を題材に『戦争と平和』を書いた。
これはリアリズム小説といわれている。
現実にはありえない出来事を描くファンタジーの反対概念で、
現実にありえることを描く手法はほぼリアリズムに当たる。
『世界終末戦争』は立派なリアリズム小説だ。
385 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/11/05(金) 02:35:10
いや、この論争で分かるのは「リアリズム」という言葉がいかに良い加減な、大味な代物でしかない、ということだ。
386 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 14:56:04
378・379は『世界終末戦争』に対する個人的意見として聞いておく。
しかし、その見方が絶対ではないわけで、
現に俺は誇張したキャラクターの造形は感じない。
バルガス=リョサのもっとも円熟した傑作だと考えている。
そうかあ?わかんないなあ。どこがいいのかわからないな。
戦争の話にしても、もっと臨場感のある戦争文学はあるし、
キャラクターにしても、とってつけたようなキャラクター造形だし。
他の文学を読めば、もっと印象深いキャラクターはいるし、
思想的にも、何か深いものがあるわけでもないし、
心に刻まれるほど、印象深い台詞があるわけでもないし。
どこか飛び抜けて良いというものは感じ無かったな。
どこが良かったんだ?
これを読まずに死ねるかと言う本でもないだろ。
388 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 18:44:23
一言でいえば、バランスが取れているということかな。
もっと激しい情熱やドキュメンタルな感覚を望む人には
物足りないだろう。短い断章を積み上げていきながら、
戦争の様々な面を描き、全体像を築くという点に、
バランス感覚にあふれた作家の目を感じる。
389 :
吾輩は名無しである:2010/11/06(土) 00:37:33
なんか久しぶりにきたら論争起きてて熱いw
みんなどんどん読んで書き込んだら盛り上がるね
そのためにも早く復刊してくれー
俺は読んでないから作品そのものについては何とも言えないが、
「ロシア文学を求めてラテンアメリカ文学に手を出したら期待外れだった」
という感じなのかな。あと、俺は戦争を経験してないんで戦時下の人間のリアルも判断しえない。
391 :
吾輩は名無しである:2010/11/06(土) 11:13:56
俺は小説に深い思想性は求めない。その小説オリジナルの時空間が
構築され、文学的リアリティという手応えを感じさせるかどうか
が評価のすべてといっていい。手法としては、リアリズム、
ファンタジー、マジックリアリズム、どれでも構わない。
ん?なんであの寺尾隆吉様のスレがないんだ?立ててくるかな。
【さるきち】寺尾隆吉【マジキチ】
こんなんでいいか。
393 :
吾輩は名無しである:2010/11/07(日) 19:14:46
>>392 ちょっとワロタ
フェリスの学生か卒業生かな?
自分は卒業生だから分かるけど、確かに酔っ払った時は(酔っ払ってない時もかもだが…)マジ○チかもしれんけど、気の弱い人なんだよ、許してやってくれw
394 :
吾輩は名無しである:2010/11/08(月) 02:34:28
『世界終末戦争』は旦敬介の翻訳で読んでいるのだが、バルガス=リョサの
文体のみならず、この訳者の文体も読んでいることになる。そこで言える
ことは、平明で落ち着いた文体からかすかな官能の香りを感じるという
ことだ。こういうかすかな感覚もこれだけ長大な作品を読み続けると、
結果として、読み手に相当大きな影響を及ぼすことになるわけだ。
この作品はいい訳者に恵まれたと思う。
395 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/11/08(月) 02:44:48
本当っぽい、整合性がとれている、のがリアリズムなんじゃないの?
書かれていることが嘘八百でも。
嘘くさいし、まったく話が繋がらないけど、その小説世界では「リアルなこと」として受入れられているのがマジック・リアリズムだと思ってる。
397 :
吾輩は名無しである:2010/11/09(火) 01:02:37
読者にとってリアルに感じられるかどうかが文学作品の評価基準だろう。
つまり方法ではなく効果だ。方法は異なるが、『百年の孤独』と
『世界終末戦争』はどちらも傑作だと思う。
世界終末戦争は、映画脚本から発生した小説というだけあって頭に映像が浮かんでくる。
ノーベル賞記念で本当に映像化して欲しい。
>>394 訳者は確かにいいよね。
ジョアン・アバージの少年時代からジョアン・サタンからアバージになるまでの記述や、
ジョアン・グランデが過去を想う場面とか、文体に身を任せるのが心地いい感覚を味わえる。
あとがきも作品や作者、実際のカヌードス反乱について分かりやすく余韻に浸れるし。
399 :
吾輩は名無しである:2010/11/09(火) 21:14:26
400 :
吾輩は名無しである:2010/11/09(火) 22:46:13
100年の孤独のような笑える一つの土地、空間を舞台にした
魔術的リアリズムの傑作ないですかね?
フェンテスとか
402 :
吾輩は名無しである:2010/11/10(水) 00:25:36
つまらないなら、オクに1円から出せよ
図書館で借りて読んだってのはなしな
403 :
吾輩は名無しである:2010/11/10(水) 01:44:53
面白かったから、『世界』は絶対手放さない。貸しもしない。
404 :
吾輩は名無しである:2010/11/10(水) 09:41:12
>>403 本やCDは貸し借りするもんじゃない。
俺も高校生の時にゲーテのウェルテルを友人に貸したら
とうとう戻って来なかった。
もっとも俺が別の友人に借りた文庫本も未だに返却してないがw
>>400 同じ作者の「族長の秋」
一つの土地を舞台ということでルルフォ「ペドロ・パラモ」とか。
406 :
吾輩は名無しである:2010/11/11(木) 00:00:41
>>403 おまえじゃなくて、否定してるアホに言ってんだよ
駄作ならさっさとオクに出せや
407 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 12:25:32
バルガス=リョサはフローベールに心酔しているが、
やはりその端正な文体が特徴といえるだろう。
過剰なバロック的文体がラテンアメリカ文学の代名詞に
なっているなかで、かなり異質ではある。
へー
俺スペイン語読めねえから分からんわ
409 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 13:47:33
ベンキョーしろよ
410 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 23:05:40
411 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 23:35:19
原文読めるかよ
新潮社まだか
412 :
吾輩は名無しである:2010/11/13(土) 01:12:07
復刊しないのか…
413 :
吾輩は名無しである:2010/11/14(日) 07:34:59
ラテンアメリカ文学にはまってから
いつかはスペイン語勉強して原語で読みたいと思うようになったけど
スペイン語ってどんくらいむずいのかな?
ポルトガル語なみに難しいって聞いたことがあるぜ
俺の学部のスペイン語コースは地獄だって聞いたことがあるぜ。俺はドイツ語だった。
416 :
吾輩は名無しである:2010/11/15(月) 00:48:56
俺はフランス語だった。
ドイツ語かフランス語が安全牌だよね。
418 :
吾輩は名無しである:2010/11/15(月) 01:10:53
ドイツ語とフランス語で約7割を占めていた。あとはスペイン語
や中国語かなあ。30年前の早稲田大学法学部の話。
大学でラテン語をずっと履修して、今も少しずつラテン語のテキスト読んでるけど
こういうことやってるとスペイン語って、やっぱり学びやすいの?
第2外国語はドイツ語だったしなあ
二外がどれでも意味はない
結局原書で読めるだけの語学力ねえしな
英語でさえ読めないおまえ等が何寝言言うてんのや
わらかすな
全くその通りで。英語を結局10年近くやって身につかなかった自分の不甲斐なさを呪うばかり。
バルザックごときをリョサとならべるな
424 :
吾輩は名無しである:2010/11/16(火) 00:46:20
バルザックの方が偉大だ。
そりゃな、影響力が違う、ドストエフスキーにだって影響与えてるし。
リョサに影響うけてる作家なんてほとんどいないんじゃないか。
影響とかどうでもよくない?
後世に影響あたえまくっても、その性で陳腐化しまくってるのもあるし
歴史的価値はあるかもしれんが今読んでどれだけ心を打つかの方が大事
市民ケーンだって影響でいえば映画史上最高クラスだが
今の目で観たらたいしたことないしな
いや、文学史的には誰に影響を与えたか、のほうが重要だろ。
文学の技芸としての側面、文芸としての側面のほうが大きい。
心を打つかなんてのは大衆文学にだってあることだし。
> 今の目で観たらたいしたことないしな
歴史に対する不遜な態度。
429 :
吾輩は名無しである:2010/11/17(水) 00:24:54
バルザックは今読んでも心を打つ作品が多いけどな。
ただ、日本ではバルザックの影響を受けた作家が少ないね。
バルガス=リョサも好きな作家だが、バルザックとは比較しようとは思わない。
430 :
吾輩は名無しである:2010/11/17(水) 00:28:04
新潮社のボケ、まだセカシューを復刊せんのか!
431 :
吾輩は名無しである:2010/11/17(水) 01:34:43
このまま日本では稀覯本としての運命を歩み、
一冊3万円で取引されるのもいいんじゃね。
私は新潮社が嫌いになりました。頑張れ!岩波文庫。
433 :
吾輩は名無しである:2010/11/17(水) 16:51:38
スペイン文学は語りの入れ子式が露骨で好きだな
セルバンテス自体がカッコよすぎるからね
434 :
吾輩は名無しである:2010/11/19(金) 01:49:53
訳者の旦敬介が頑張ってどこかの出版社から出せばいいんだよ。
岩波きてくれー
436 :
吾輩は名無しである:2010/11/19(金) 02:02:04
うるせえな、岩波、岩波って。
と新潮社が申しております。
438 :
吾輩は名無しである:2010/11/21(日) 02:46:14
おおありがとう。
個人的には同じフエンテスの「純な魂」や、同じ木村栄一訳のリャマサーレス「黄色い雨」の
翻訳のリズムが好きだから、もしラジオや朗読してもらえるならこれが聞きたいなと思っている。
440 :
吾輩は名無しである:2010/11/22(月) 01:57:42
フエンテス『アルテミオ・クルスの死』が好きだなあ。
読んでいる人少なそうだけど。
世界終末戦争借りてきた、まだ少しだけしか読んでないけど読み易いね
知らず知らずにページが進んでいるというか
>>440 あの重層的な感じはすごいけど、圧倒されて疲れた。
『聖域』だったかの犬になる話が変態でよかった。
443 :
吾輩は名無しである:2010/11/23(火) 14:16:09
>>440 『アルテミオクルスの死』は俺も442と同じでかなり読むのが大変だった。
でもいい小説だと思う。
読み終わってずいぶん経つけどまだ読んでる時の独特な感じが思い出せる。
>>427 いやそれは研究者にとって大事なだけだろ
文学だって作品なんだからそれ単体の出来が最重要
心打つのは大衆小説にもあるっていうけど
だったらその大衆小説は超傑作なんだよ
心打つ大衆小説と心打たない文学なら
後世に名作として残るのは前者だよ
シェークスピアとかそうだろ
文学は文学史のお勉強の材料出はないからな
心打つ大衆小説も後世に残れば古典になる
てかバルザックもリアルタイムでは大衆娯楽小説だろ
漱石の小説なんて、新聞連載だからな
>>444 学者の間で共有されてる作品が文学だってことを知らないのか。
美的機能ってのはそういうもんだ。大衆性と文学性とは根本的に異なるもの。
それで、それを担保してるのは、技工性。
ジャズだって、最初は酒場や売春宿で聴かれた、大衆芸術として出発したが、
その技巧性により芸術として評価されるようになった。
語源から言っても、芸術、つまりアートの語源はテクネーであり、技芸。
それにシェークスピアが大衆小説だと思ったら大間違い
シェークスピアなんて技工の塊だよ。
449 :
吾輩は名無しである:2010/11/24(水) 00:40:01
同時代人の心を打った大衆小説はいつの時代、どこの国にもあるが、
それらは時とともに忘れ去られていく。
時代を経ても残るのが、古典であり、芸術作品なのである。
スペインの大衆的な騎士道物語は今日もう読まれることはないが、
そのパロディとして書かれた、風刺精神あふれる『ドン・キホーテ』は
古典として不滅の輝きを放っている。
450 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/11/24(水) 00:45:53
「ハープと影」馬鹿にする奴が多いが俺は好きだな。あのレオン・ブロワは燃える。
つ、つられないぞ(笑
452 :
444じゃないけど:2010/11/25(木) 12:24:16
>>448 大衆性と文学性が根本的に異なるという認識は間違いなんじゃないの。
今古典文学として残ってる作品も出版当時は大衆的に読まれたんだから。
。
453 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/11/25(木) 12:53:52
若い奴ほど、技巧技巧連呼する傾向があるが、それは必ずしも正しくない。技巧だけで作られた作品ほど面白くないからな。
>>452 大衆性と文学性は異なるが両立するだけって話にすぎないな。
>>453 そりゃただ悪しき技巧欲がでてるってだけの話だな。
良きもののあるところ悪しきものも出てくる。
大衆性というものは物語の内容が面白い、ただそれだけで成立するもの。
文学性というのはどのように語られてるかとか、視点はどうなってるかとか
どこに焦点があたってるかとか、物語の仕掛け、技巧性を見る、多面的に見る。
テクストの豊穣性を見る。テクストを味わい尽くす。
しかし、物語の内容が面白く、技巧が優れている、というのは両立する。
逆に、物語の内容が面白くても、技巧に走り、物語の内容を損なうこともある。
457 :
444じゃないけど:2010/11/25(木) 19:52:48
大衆性と文学性が両立するなら
文学的かつ物語の内容も面白い小説があるってことでしょ。
で、444は単に文学的な作品よりも
そういうのがいいって言ってるんじゃないの。
456の人はやたら文学史的に大事な作品を重視するみたいだけど
それこそ444が言うように、そういう文学史的位置づけは
一般読者はそこまで気にしなくていい気がするけど。
>>455うん…老子だね。『生ある所、死もある』阪大で有名な教授。
459 :
鈴木:2010/11/25(木) 21:10:42
∧_∧
ピュー (´・ω・`) <これからも鈴木。鈴木を応援して下さいね。ちゅうかん小説ものこるんだよね〜一時的には
=〔~∪ ̄ ̄〕っv
= ◎――◎
460 :
吾輩は名無しである:2010/11/27(土) 01:04:33
都会と犬ども
マリオ・バルガス=リョサ 訳:杉山 晃
出版社名 新潮社
発売予定日 2010年12月10日
予定税込価格 2,940円
世界終末戦争
マリオ・バルガス=リョサ 訳:旦 敬介
出版社名 新潮社
発売予定日 2010年12月10日
予定税込価格 3,990円
世界終末戦争12月に出るみたいね
どうせなら文庫で出してほしかったが
462 :
吾輩は名無しである:2010/11/27(土) 01:39:41
>>460 うおおおおおおおおおおおおおお!
遂に遂にセカシューが復刊するのか!!
うぎゃああああ、小便と糞が一緒に漏れそうじゃあああああああ!
ああああああああああああああああああああああ!
こんばんは、水嶋ヒロです。感謝!
>>460 意外と早かったなというか早過ぎるわ
2週間後かよw
安いな
「チェッ」って思ってるのは俺だけじゃないはず
『密林の語り部』は出ないのか
今まで情報なかったけど唐突に出たなw
値段もこの手のものにしちゃそこそこかな?
過去の版と値段がパーセントで見るとあまり変わってないな
文庫だと値段が昔の倍以上になってるのもあるけど
新潮社悪口言ってすまんかった
470 :
444じゃないけど:2010/11/27(土) 14:53:07
めでたい
しかしもうすぐ発売なんだったら
もっと早くに情報出しても良かったろうにw
471 :
吾輩は名無しである:2010/11/27(土) 14:55:09
まさか釣りじゃないよね?
情報ソースはいずこ?
釣りでした(^^;)
釣りっぽい
475 :
吾輩は名無しである:2010/11/27(土) 20:09:24
474さんありがとう!
そして予約締切明日とか予約させる気あるのかw
おお、ちょうど今都会と犬どもを読んでいるところだ。
478 :
吾輩は名無しである:2010/11/28(日) 01:32:06
新潮社はまだ正式には発表していない。遅いな。
479 :
吾輩は名無しである:2010/11/28(日) 01:39:22
さて、装丁やいかに?素敵な表紙にしろよ、新潮社。
480 :
吾輩は名無しである:2010/11/29(月) 02:10:30
アマゾンにはまだ予約来てないな
普通の大型書店行けば買えるかな?
出版関係者?もツイートしてるから確実だろうな。
マケプレの出品数と値段上がっててワロタw
それにしても今年は海外文学ファンにとっては大収穫の年だなぁ。
483 :
吾輩は名無しである:2010/11/30(火) 01:32:03
『世界終末戦争』これは言葉の真の意味での官能的な傑作だ。
これを機に大いに読まれてほしいね。
この前高い金出して買ったばかりだが、復刊を期に幅広く読まれる事を望むよ
古本で手に入れた後に復刊されたり、手に入れた直後に文庫になったりすると
いつもはクソって思うんだけど
新潮社に聞いたら『世界終末戦争』は3990円、『都会と犬ども』は2940円
世界終末戦争予約完了
(ネタバレ含んでいます。未読の人は飛ばしてください)
世界終末戦争終盤で、男爵が女中に対して行為に及ぶのが女の私にはよくわからない。
解説にも色々描いてあるけれど…。
男性読者からすれば納得の行動ですか?
「世界終末戦争」何部くらい刷るのだろう?
ここで買っとかないと、2、3年したらまた入手困難になったりして。
3000部ぐらい?
家の近所の書店はそんなに大きくないけどガルシア・マルケスのハードカバーシリーズがズラッと並んでるし、
リョサも楽園への道と緑の家は置いてあるから普通に入荷するだろうと甘く見ているが予約した方がいいかな
■『チボの狂宴』
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68314526&tr=s ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】マリオ・バルガス=リョサ 著/八重樫克彦、八重樫由貴子 翻訳
【発行】作品社
【予価】3,990円(税込み)※予価の為、価格が変更する場合がございます。
【発送時期】2011年1月上旬
1961年5月、ドミニカ共和国。31年に及ぶ圧政を敷いた稀代の独裁者、
トゥルヒーリョの身に迫る暗殺計画。恐怖政治時代からその瞬間に至る
まで、さらにその後の混乱する共和国の姿を、さまざまな視点から複眼的
に描き出す、圧倒的な大長篇小説!
――――――――――――――――――――――――――――――――――
□『世界終末戦争』『都会と犬ども』とならぶ、リョサの代表作!
「予約しとかないと買えない」と言うことは無いと思うが、数年後も版を重ねてるかはわからないね。
ずっと待ってた人は金欠でも早めに買うだろうから、数年後は需要頭打ちかも。
今回を二版(部数抑え気味)としたら三〜四版ぐらいはいくかもね。稀少価値は無くなるだろうね。
つか、「百年の孤独」だけ何故あんなに版を重ねるのかと。
>>492 値段下がったなw
いつも思うんだけれど、
海外文学の発行部数って初版2000部とかだと、
翻訳者のギャラって10%もらってても40万円。割に合う仕事じゃないな。
出版社だってたいした利益ないだろうし、ほとんどボランティア感覚なんじゃないかなと。
だから大学から身分を保障されて金の心配をしなくていいような先生がやるんでしょう。もっとやるべき。
>>495 印税率10%ってのはそこそこ売れてる著者の場合。
しかもそれだって一応の業界標準ってだけで、
それ以上でもそれ以下でもあってはならないという
決まりがある訳じゃなく、個々の契約によって決まるから
翻訳物でしかも売れ行きもたかが知れてるとなると
訳者に支払われる印税率は6%や7%も普通だよ。
どの程度売れるか(どの程度しか売れないか)が
大体分かってれば、部数と定価を掛けて
最終的にいくらになるかも先に概算ができるから、
「この本1冊訳したら翻訳料○万円」という
買い切りのような形で払われることもある。
それが後になって思わぬベストセラーになって泣いた
子門真人のような翻訳者もいるとかいないとか。
まあ、どうあがいても儲からないので、翻訳プロパーで
食っていける優秀な翻訳者なんて出てこないのも当然だな。
あと出版社が大した利益もないのにやるのは
「俺たちゃ文化事業の担い手なんだ」という意地がかろうじて残ってるから。
そのために漫画や雑誌やアホみたいなタレント本の上がりを注ぎ込むわけで、
クソみたいなJPOPとかで儲けておいてクラシックのCDを出すレコード会社も同じ。
だからエイベックスは全否定できないんだよ
あんなのヤクザのフロント企業じゃん!とか、警察官僚を天下りさせてやりたい放題やりやがって!とか、
売れ線のエイベのポップスはマジでヒドいな!とかあるけど、一応文化事業の一翼を担っているんだよな。
「チボの狂宴」は12/25発売でアマゾンでも予約できるようになってるけど、
「世界終末戦争」はまだみたいだね。
俺としては復刊ではないけど「パウリーナの思い出に」を待っているのだけれど...
ずっと待ってますパウリーナの思い出に
いつまで延期するんだ 国書だから仕方がないけど
503 :
吾輩は名無しである:2010/12/02(木) 17:31:22
『世界終末戦争』『都会と犬ども』装丁まだか〜?誰か〜
多分ほぼ同じ装丁、それほど準備期間があったとも思えないし。
もし変更してても結果がグダグダになってないか怖い。
>>502 版面変えたってことか。
短期間のやっつけ仕事で誤植がなければいいが。
同じ装丁は嫌だな。まぁ内容が良いからいいや
つうか、単なる重版じゃないのか?
『弓と竪琴』 来年1月 岩波文庫化
>>507 初版が1988年らしいが、その時代だといわゆる写植
いまはほぼ完全にDTPに移行しているので、
当時の版下が残っていなかったり(どうせもう使わないからと
印刷所や出版社がどんどん廃棄している)、
残っていても印刷所がもはや写植に対応していなかったり
という事情があるので、10〜15年以上前の本は
そっくりそのままの形で重版するのが物理的に不可能になり
DTPで一から新版を作り直さざるを得ないことが多い
(写植どころかいまだに活版で重版している
侠気のある出版社もあることはあるようだが)
あ、509だけど
今書いたのは一般論であって
『世界終末戦争』もそのパターンかどうかは
もちろん分からない
>>509-510 へぇーそうなんだ。教えてくれてありがとう。
上のページを見るとページ数も変わってるみたいだし、ほぼ新版で間違いなさそうだね。
>>508 マジか。
岩波文庫、最近はやるなあ。
いいぞもっとやれ。
絶版で売れそうな本をひととおり復刊したら、
一気に電子書籍化したりして。
あるいは、すでにその準備でテキストデータ化してあったので、
今回の復刊がスムースだったとか?
>>512 > あるいは、すでにその準備でテキストデータ化してあったので、
> 今回の復刊がスムースだったとか?
電子書籍化の準備でデータ化してあったというより
ワープロ原稿を保存しといたフロッピーディスクが
訳者の机の引き出しの奥から発掘されたとか
そういうパターンじゃないかと俺は思うな
世界終末戦争 表紙すごい
本好きにとっては、グロ過ぎて直視できません。
リョサって物語のアイデアを聞いた限り
ではおもしろいけど、いざ読んでみると生真面目
な克明描写で意外と平板に感じるんだけど、どう
なんでしょう。
とすれば、中途で読まなくなったのも必然性あり、
と。
うん。
何で世界終末戦争のカバー発表されないんだよ?
>>509 岩波文庫のように、復刊に際して元の版を写真製版しているところもあるね。
あれって、字面は擦れた鉛活字なのに、ツルツルでどうしても馴染めない。
活版印刷は手触りが生命だわ。
522 :
吾輩は名無しである:2010/12/04(土) 20:43:52
>>519 これは朗報!
まじどれだけ待ったことか。。。
国書さんありがとうございます
>>519 おお、待っていました。
長編でも、まだ訳されていないものが有ったと思うので、今後も国書刊行会さんには期待しています。
もちろん現代企画室さんにも。
524 :
吾輩は名無しである:2010/12/04(土) 22:44:10
アマゾンに世界終末戦争と都会と犬どもの予約来てるよ
くそ、エラー出て予約出来ん
8日にでっかい本屋に行く。世界終末戦争楽しみだなぁ
ラテアメ文学はいまプチバブルなのか?
近年ガルケスとバルガスリョサがノーベル賞取ったからまたブームになってる感じだな
ガルケスって何だよw
マルケスのノーベル賞は30年前だぞ
「ラテンアメリカ文学のブーム―一作家の履歴書」あたりを復刊してほしい
ガルケスw
ガルマルってのもあったな
木馬に特攻かけそうな
ガルケスに対して省略されなかったバルリョサ
アマゾンでは8日になってるが
8日か10日、どっちが正しいの?
あとやっぱり都会と犬どもも買うべきか?
新潮が更新遅れてるだけかもしれんが、このままだと10日に書店覗いてみるかな。
無くなりはしないだろうし、どうせ積読だから急がない。
マケプレ価格が下がってきてますなw
現在4000円が最安値、10000円だった業者は9500円に改定。
復刊決定後にヤフオクでも見かけるようになったりで、必死さが伝わってくるw
装丁をはやいとこ見たいね
装丁は新しくなってるはずだな。
祝!ノーベル賞受賞みたいな帯が付いてるだけだったり
パウリーナの表紙がすでに出回ってる紫のヤツだったら泣く。
装丁は変わらないという情報が……
543 :
吾輩は名無しである:2010/12/06(月) 00:42:32
『調書』復刊の時は変わってたが。
装丁そのままはありえないだろ
さすがに新装してくれよ
545 :
吾輩は名無しである:2010/12/06(月) 00:47:57
俺は旧版を持っているが、今回の新版発売は何故かわくわくするね。
別に訳が変わりはしないから、買うわけではないんだが。
『火山の下』は旧訳持っていたが、新訳買った。
あとがき・解説等の付録を期待したのに頁数がアレだしな。
表紙は前のでも良いんだが、欲を言うなら函付きが良いな。新装するなら函をくれ!
箱付きの本は最近出しづらくなってるみたいだ、と村上春樹が書いてた
彼の「世界の終りと〜」も、前は箱入り、10年前からは箱なしに変更
548 :
吾輩は名無しである:2010/12/06(月) 01:41:51
訳者のあとがきの追加くらいは載せてほしいな。
549 :
吾輩は名無しである:2010/12/06(月) 01:57:42
『チボの狂宴』楽しみだなあ。
『世界終末戦争』とどっちが面白いかなあ。
>>536 都会と犬ども、まじオススメ
うまいし、青春
バルガス=リョサ、カサーレスと買うもの多くていいなあ
金はない
金が欲しい
装丁きたー
『世界終末戦争』
新潮社のHPだと12/10発売とか言ってるけど
もう4日後だっつうのに表紙画像も出てないし
Amazonで予約もできないしでどうも嘘くせーな
>>555 いや新潮社に確認したら10日発売って言ってたよ。表紙については聞いてないけど、
>>556 本当だ……
旧版と同じ「バルガス・リョサ」や
「バルガス=リョサ」では出てこないけど
「バルガス リョサ」だと出てくるのか
相変わらずAmazonの検索機能はダメだな
装丁なかなか良いな。
おおう都会と犬どもと装丁揃えてあるのか
思わずどっちも買っちまいそうだ
装丁はシンプルにまとめてきたな。
これ上製かな
並製だったらいやだな
装丁はシンプルがベスト
>>562 まず無いだろうが、流石に平製だったら泣くわw
表紙デザインの画像見る限り悪くは無いが、紙と加工次第ですげぇ野暮ったくなりそう。
落ち着いた感じで個人的には一安心だが・・・。
個人的にはジョサのがしっくりくるが世間的にはもはやリョサなんだな
世界終末戦争、
341ページ辺りでナトゥーバのレオンが死んだと勘違いしたのは自分だけかな
あとメートル法を導入してはならない理由が知りたかった
567 :
564:2010/12/08(水) 03:04:49
訂正orz
○並製
×平製
アマゾンでは今日発売
569 :
吾輩は名無しである:2010/12/08(水) 16:08:29
アマゾンではもう売り切れ。入荷も未定
10日に扱ってそうな店に行くしかないな
アマゾン昼過ぎまで予約受付中だったが
今は「この本は現在お取り扱いできません。」って出てる。発売日も日にちが消えてるな。
1500部刷っただけだからな
そのうち七割しか流通してない
俺はジュンク堂で予約してるから手に入る。本の予約久しぶりだ
とりあえず、楽天ブックスにはまだあるみたい。
1500部というのは少ないのか?
いや素人目にはかなり少なく感じるけど
外国文学系だと一概に少ないとは言い難いけど、
今回は一応、マイナーなジャンルである外国文学の中でも
そこそこ名が売れていた上にノーベル賞受賞ほやほやの作家の代表作の一つだからなあ・・・
といっても、やっぱり世間的にはノーベル賞受賞しようが買って読むようなもんでもないのかな
579 :
吾輩は名無しである:2010/12/09(木) 00:43:28
8日、新宿ブックファーストへ行ったら、復刊2作とも売ってたぞ。
『都会』は訳者あとがき追加があったが、『世界』は逆にあとがきが
一部省略され、加筆もなく、短くなっていた。そして、紙が薄くなり、
700ページなのに分厚くないんだ。装丁は良い感じだ。
薄いのか
いいなあ
文学界に長く浸かってると、ふとした時世間の基準ってのが解らなくなることあるよね。
いわゆる一般人てどんだけ本読みたいって思ってるんだろとかさ
多分、思っている以上に一般人は読まない
特に文庫版も出ていない「古典」でもない外国文学なんぞ知りもしないと思う
でも、本読んでないだろうなと思ってた人が実は読んでることはたまにある
ネットのおかげで以外と情報に触れる機会がそこらに散らばったし
>>581 最近よくテレビに出ている元NHKの池上彰が、バルガス・リョサのことを知らなかったと
書いていたのはびっくりした。
そもそも571のいう1500部って本当かなあ
ソース無しにはちょっと信じられん
刷り部数があまり少ないと却ってコスパが悪いから
新潮社くらいの大出版社なら売れ残るのを承知で
もうちょっとたくさん作るはずなんだけどなあ
585 :
吾輩は名無しである:2010/12/09(木) 01:23:41
モヤの『崩壊』を買ったら、奥付に1500部と書いてあったよ。
売り切れれば、増刷すればいいんだし、少なすぎるとは思えない。
それが翻訳文学の市場規模ってことか…
恐ろしいな
日本の海外文学のコア読者は、日本全国で3000人とか
前に国書の人が言ってたらしいしな
588 :
587:2010/12/09(木) 01:52:45
>>579 もう発売されてんだね。明日近場の本屋回って無かったら新宿ブックファースト行きますかな
590 :
吾輩は名無しである:2010/12/09(木) 02:00:07
旦敬介は一切ノーベル賞には触れようとしなかった。
旧版のあとがきではヘミングウェイ賞に触れていたのに。
田舎の朽ち果てたような古本屋にすら
朽ち果てかかったような海外文学の単行本が大量にすっ転がってるというのに
所有者があの世に旅立ってるからすっ転がってるんじゃね?
593 :
吾輩は名無しである:2010/12/09(木) 02:24:00
「パウリーナの思い出に」は福武文庫のラテアメアンソロジーに入っている。
今まさに読もうとしているところだ。
「パウリーナの思い出に」そのものだけなら
白水単行本/uブックスの『ダブル/ダブル』にも収録されてる
ネットで在庫数載せてるとこ見てまわる限り、1500はないだろw
ちなみにサンリオ文庫の「エバは猫の中」にも入っている
まあこれは一部を除いて「美しい水死人」とほぼ同じ内容のようだが
訳は変わっているんだろうな、新しいから
>>585 いや「売り切れれば増刷すればいい」って簡単に言うけどね、
例えば初版第1刷1500部が売り切れて1000部増刷で計2500部だとすると
はなっから3000部刷るより金かかる可能性すらあるんだよ?
市場規模が3000人だそうだけど、全員買う訳じゃないから
売り切れるどころかどっちのやり方でも余るのは明白。
ただし、2000部弱しか売れなくても前者(少しずつ増刷)なら赤字、
後者(一括で印刷)なら黒字ってことも充分ありうる。
そんなこと百も承知の新潮社が「売り切れれば増刷すればいい」なんて
デタラメな営業戦略を立てるかな?って話をしてるの。
あなたが言う多い少ないとは別の意味で少ないのは確かなんだよ
モヤの『崩壊』が1500部?
だから例えば第1刷1000部+第2刷500部なんて無駄金使うのが馬鹿らしいから
売れ残るのを覚悟の上でまとめて1500部作ったんでしょ、同じことだよ
初版1500ってのは海外文学の常識でしょ
なんとなく売れそうなのは二倍の3000からスタート
それが海外文学出版のスタンダード
改めてニッチなものなんだなと思い知らされるな
よく翻訳してくれるものだとつくづく感心するな
まだ購入報告がないな
今さっき近所の本屋で見つけたが
・・・金がなかった
ここ来るのって「持ってるから購入しない人」多数なんじゃねえの?
普通に売ってたけど美術コーナーにちょっと寄ったら財布の中がすっからかんになってた
尼で予約して発送準備中らしいからまだ届かない
売ってた?近場の大型書店三軒回ったけど、明日発売だって言われたし、明日入荷もない、だって
それ本当に大型書店なのか
都内最大級の池袋のジュンク堂は、8日午後の時点で置いてなかった。
まああそこはなんでも遅いが。
京都だが、ジュンク堂に入荷して明日取りに行く
>>601 渋谷Book1stで本日購入しました。
報告が遅れてスミマセン
611 :
吾輩は名無しである:2010/12/09(木) 23:55:39
たとえば、結果的に2500部売れたとする。その場合、最初から3000部刷った方が
1500部+1500部より安上がりなのは当然だ。
しかし刷る段階でどれくらい売れるか分からないから、3000部で行く場合と
1500部で行く場合に分かれるわけだ。
もし1000部しか売れないなら、1500部刷りの方が利益が大きい。
今回はこっちだと判断したのだろう。
そんなに急いで買ってもどうせ…
大型書店に入ってこないような本が1000部限定とかで売られて完売する事を思えば、
海外文学スゲーな。俺も含めて此処の住人コア過ぎるだろw
>>598の言う「スタンダード」って本当なのか?WEBで二〜三店舗みてまわるだけで在庫表示の合計が200冊超える。
結構な勢いで減ってるから、本当なら早めに行かないとヤバいな。
614 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 01:16:36
財布がすからかんって、そんなにビンボーなのかよ。
たかが4千円ぽっちで…
10冊買っといて、絶版後アマゾンで売ろうかな?
失敬な!4000円を馬鹿にしちゃいかんよ
4000円がありゃMDMAが一錠買えるんだよ!!
617 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 01:53:57
この前、樋口一葉を一枚寄付した。
40000円が欲しい
MDMA10錠売ればいい
▀▀▀▀▀▀▀▀▀▀▀▀███████ ▀▀▀▀▀▀▀▀
▅▆▇ ██▀▂ ▀▊
◢█▆▃▂ ▀▌▓▓▍█▃▂
▐〓● ▀█▇▆▆▅▅▆▇▇█ ▓▓▎███▇▇▆▅▆▇█▀ ●〓▊
◥◣▃◢◣▂ ▀■▀▀ ◢◤▀〓▀▋▀◥◣ ▀▀■▀ ▂◢◤▄◢▀
▀◥◣▃▂▂▃◢◤▋ ▂▊ ▐▅▃▄▂▂▃◢◤▀
◥▌ ▃〓
██████████ ▐▆▃ ◥◤ ▃▌
█████████▉ ◢▉ ◥▍ ▼
█████████▉ ▐▀█◣▃〓▂ ◢▍
█████████▊ ▲ ▌▂▍ ▄▲
█████████▊ ▀〓▀◣▃◢▀▌
█████████▋ ▋▂▲▌▃▅▍
█████████▋ ▌▍▆▓▓▼
622 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 12:38:04
『チボの狂宴』早く読みたいなあ。
世界終末戦争買ってきた 。読むの楽しみ
624 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 17:05:50
旧版よりコンパクトでしょ。
>>607 二階建てとか三階建てだから多分大型。因みに川崎市
渋谷ブックファーストに行きます
>>579 旧版もっているけれど、本文も変更ありですか?
百年の孤独みたいに、旧版と最新版の翻訳がかなり違うようなら買おうかなと思って。
627 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 22:20:36
『都会』は訳者が手を加えたとあとがきに書いている。
『世界』はあとがきの加筆がないので、訳文に変更が
あるのか分からない。まさか旧版を書店に持って行って、
本文を読み比べるわけにもいかないしね。
628 :
吾輩は名無しである:2010/12/10(金) 22:35:40
ノーベル賞決定からわずか2カ月での出版だから、変更があっても少ないだろう。
世界終末戦争やっぱり今日から並んだ
買ってきた・・・今月出費多くてきついのに目にしたら思わず手に取り買っていた・・・
>>579 >>627 あとがきの省略ってどのくらい?
ノンブルのフォントが本文と違うから、だいぶ手を加えて(削って)いるようだけど。
こっちも買ってきたよ
はぁもったいなくて読めない
みんな年収いくら?俺は百万くらい。泥棒で。
633 :
630:2010/12/10(金) 23:49:09
あ、いや御免。フォントは勘違い。
忘れてください。
634 :
吾輩は名無しである:2010/12/11(土) 00:04:52
男のサラリーマンの年収の中間値くらい。
独身だから、本代は月数万は使える。
都会の感想求む
えっ500万もあるの?扶養家族はいる?
>>635 寄宿舎の子供たちのシビアな現実。
報われないこともあったけれど、案外読後感はすっきり。
細切れセンテンスで語り口調を三人称、荒々しい一人称など文体を変えて表現。
時系列もそんなに錯綜していない。というか、これは過去、これは現在とちゃんと分かる。
まあバルガス・リョサらしい仕掛けもあるので、解説などを先に読むことはお勧めしない。
…前半通りすがり扱いの人物が、後半急に深く書き込まれたのが不自然だった気もするが。
638 :
吾輩は名無しである:2010/12/12(日) 01:11:25
思えば、リョサの受賞で
世界終末戦争の復刊あるんじゃないの
639 :
吾輩は名無しである:2010/12/12(日) 01:13:04
やっぱしてたのね
640 :
吾輩は名無しである:2010/12/12(日) 01:17:11
扶養家族なし。一人暮らし。マンション所有。以上。
いいなあ。でも不動産はやばいよ。東南海大地震が来るまで気をつけた方がいい。
今日本屋に行ったら世界終末戦争売り切れてた。
それは最初からなかっ
644 :
吾輩は名無しである:2010/12/13(月) 02:29:35
旦敬介はなぜかくもそっけないのか?
つ旦~
翻訳の文体がそっけないってこと?
充分情緒を感じるけどな。
解説でもカヌードスの反乱のこととか丁寧に説明してくれてるし。
加筆が無かったことじゃないかな
積読するつもりで「世界終末戦争」買ったが、出だしだけと思ってチラッと頁めくったら
止まらなくなった。読み終わるまでちょっと職探し中断するわ。
648 :
吾輩は名無しである:2010/12/14(火) 00:04:41
あとがき加筆がなかったこと。
「俺が昔翻訳した作品がノーベル賞効果で復刊したぜイェーイ」とか書きづらいだろ・・・
650 :
吾輩は名無しである:2010/12/14(火) 01:45:50
『都会と犬ども』の杉山晃は加筆してるだろ。
あの程度は書いてほしいのだよ。
「都会と犬ども」に手を加えるのはこれが最後だろう
って、ペドロ・パラモでも同じようなことを書いてるね
652 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/12/14(火) 12:44:30
おい、普通に復刊時加筆する訳者は少ないぞ。
653 :
吾輩は名無しである:2010/12/14(火) 14:34:08
ホセ・セラはいいぞ
ホセ・セラもラテンの雰囲気を感じてかなり好き。
二人の死者〜の冒頭の書き出しなんて最高だ。
杉山からは何か職人の心のようなものを感じる。
>>566 推測なんだけど…。
メートル法はフランス革命後の政権で採用されたからかな?
ブラジル政府はフランス革命推し、でもカヌードスの人たちは「ジャコバンの犬!」とか言ってなかったっけ。
杉山といえば、ペドロ・パラモがもう品切れになってる
早っ!
656です。
追加。
カヌードスでは結婚とは神父に仲介してもらう神と人間との約束だったけれど、
フランス革命政府では、神に誓うのではなく人と法律で定まる結婚法を取り入れていた。
そんなこんなでカヌードスではフランス革命は受け入れられないってことか。
まあポルトガル王室について勘違いしていた面もあるから、何かよく分からず反対していただけかもしれないけど。
>>657 アマは切らしてるが書店は結構持ってる。
660 :
吾輩は名無しである:2010/12/15(水) 15:23:30
世界終末戦争
やたら厚くて高いなぁ
複刊したようです
いつかね、リョサは尊敬する作家のひとり
惜しげもなくその手の内を公開した点で
661 :
吾輩は名無しである:2010/12/17(金) 13:40:53
>630
あとがき削除は3〜4ページだね。
訳者の個人的な体験がばっさり削られている。
旧版の取り柄はその部分が読める点かな。
チボの狂宴って、amazonじゃ25日発売とあるが、
今日本屋で普通に並んでるのを見てちょっと笑ってしまった
早すぎだろw
663 :
吾輩は名無しである:2010/12/18(土) 00:08:54
そうか。じゃあ、買いに行こうかな。
楽天でももう売ってるね
665 :
吾輩は名無しである:2010/12/18(土) 02:13:55
『世界終末戦争』今年中にはとても読みきれない。
10月から読み始めたのに。まだ400ページ手前、トホホ…
666 :
630:2010/12/18(土) 07:36:35
え、そんなに難解なの?
今日から読み始めて年内に読み切ろうと思い
出勤前にカヴァーかけて鞄に入れたところなんだけど
あと2週間では無謀か。
>>661 ありがとう。あまりたいした内容じゃないという判断なのか
それとも掲載してはまずい内容でもあったのかな。
巻末の広告が多いから頁が足りないからというのでもなさそうだし。
668 :
吾輩は名無しである:2010/12/18(土) 11:29:16
いや、難解なわけじゃなくてね、他に8冊ほど併行して読んでる
もんだから、つい手が回らなくて。
>>666 2週間もあれば読める、内容はただのエンタメ小説で
RPGみたいに仲間を集めて、あとは、おつかいするってだけの中身の薄い小説だから。
670 :
吾輩は名無しである:2010/12/18(土) 13:07:43
>667
若かりし頃の思い出話が気恥ずかしく思われたんじゃないかな。
671 :
吾輩は名無しである:2010/12/18(土) 17:42:13
中身が薄いかどうか、復刊されたから、多くの人に読んでもらって、
書き込んでもらおう。おれはこの作品を支持する方に一票。
>>656>>658 どうもありがとう
なるほどフランス革命か
反対した理由はきっとそういうことなんだろうな。
メートル法だけ理由を書いていなかったのが気になった、
というかコンセリェイロがどんなトンデモ理論で撥ねつけるのか知りたかったんだけど、
もしかしたらこれだけネタ本に書いてなかったのかもしれないな。
>>672 フランス革命はカトリックの否定、「理性崇拝の宗教」の押し付けだからね。
グレゴリオ暦を廃止して例のテルミドールだのブリュメールだのと云った
革命暦に変更したのもそうだし、メートル法もその一環として捉えられたんだろうね。
674 :
吾輩は名無しである:2010/12/19(日) 02:24:20
フランス革命の影響を受けたアメリカはいまだメートル法が普及していない。
675 :
吾輩は名無しである:2010/12/19(日) 13:30:57
『石蹴り遊び』って、期待したほど面白くなかった。
これに感動した人いるのかな?
そりゃあ、その期待がどの程度のものだったかにも大きく左右されるからねえ。
ぼくは感動したよ。
これこそ電子本にして一発で読む順番が変えられるようにしてほしい。
677 :
吾輩は名無しである:2010/12/19(日) 14:12:52
はっきり言って、読む順番は読者が決めても一向に構わない作品だよね。
>>676 ああ、電子本か。まさに、最先端文学だったな。
679 :
吾輩は名無しである:2010/12/21(火) 01:01:00
『チボの狂宴』本日書店にて購入。バルガス=リョサの邦訳本で最も美しい
装丁だと思う。大型書店だったが、3冊しか店頭になかった(稀少本?)。
その近くには客がもはや(早くも)手に取ろうともしない水嶋ヒロの
チープな装丁の処女作が数十冊もうず高く積まれていた。
680 :
吾輩は名無しである:2010/12/21(火) 01:22:36
「チボの狂宴」を見ると「かわうそ君」が頭に浮かぶ俺が通りますよ。
681 :
吾輩は名無しである:2010/12/21(火) 01:29:14
別に書くことないなら、通らなくていいって。
682 :
吾輩は名無しである:2010/12/23(木) 03:11:37
マーケットが狭いから大型書店で3冊しか出てなかったとしても不思議ではないよ。
後々、稀少になる可能性はあると思うが今のところ普通に手に入る。
本当に稀少な本は大型書店にも並ばないんじゃないかな。
あと、このスレで「水嶋」という単語を目にするとは思わなかった。
「チボの狂宴」を見ると「かわうそ君」が頭に浮かぶ俺がまた通りましたよ。
683 :
吾輩は名無しである:2010/12/23(木) 23:38:08
>>682 ラテンアメリカじゃないけど
10月に出たセルビアのゾラン・ジフコヴィッチの本も当初は出版社直接注文のみで
先月末にやっとAmazonにのるようになったもんなあ
684 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/23(木) 23:56:18
「チボの狂宴」3800円は糞本で症ね
おや?それはなぜだ
686 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/24(金) 00:53:48
3800円は高杉増すねぇ〜(笑) 1800円が打倒(笑)死かしそれでは赤字で少子(笑)ゆえにわたくし率的には糞本(笑)
笑かしますねぇ
予定ではもっと高かったのである
689 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 02:01:05
3800円は貧乏人には高いけど、俺には安いんだな。
690 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 10:49:03
弥生書房から出ていたブローク詩集も大型書店にすら置いてなかった。
もちろん今や絶版品切れで入手困難になっている。
691 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/24(金) 12:46:50
689
藁貸し増すねぇ〜(笑)バカカス=リョサ謎は20年前の作家で今やホコリをかぶった酔うな糞本がノーベルに寄り新装新たに新刊と死て出したところでその勝ち謎どう変わるものでも無いで笑止ねぇ〜(笑)
金持ちと言う寄り単なる阿呆(笑)餅論、ノーベルに寄り注目は或るで症が(笑) 糞が金に鳴る謎(笑) 魔差にノーベルは芥川症動揺に錬金術と家抹消かねぇ〜(笑)
692 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 13:15:26
↑
糞貧乏人奴笑わせるな
693 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 22:52:34
このスレにも蛆虫が湧いてしまったな。
694 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 22:53:46
原書だとペーパーバックっていう選択肢があるのはうらやましいな
大事にしたくてきちんとした装丁の本を選んでもらうというより、
単に高い金だしてありがたがらせるようにしか思えない出版社が多すぎる
ところでこのスレの皆様が一番高値で買った本ってなんですか?
アンダーワールド上下巻
古書店で1万だった
ビブリオマニアからすれば安いだろうけど…
>その勝ち謎どう変わるものでも無いで笑止ねぇ〜(笑)
俺の『終末戦争』(旧版)の価値は変わらないのか。よかった。
697 :
吾輩は名無しである:2010/12/24(金) 23:48:21
ディケンズ『ドンビー父子』25000円
>>694 このあいだ出た『マラルメ全集1』
2万円出してお釣りが50円……
稀覯書ならともかく、
普通の新刊書でこれ以上高額の本を
俺が買うことはもう無いような気がする
>>697は何でそんなに高いんだ?
699 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 00:33:10
この翻訳は滅多に入手できない稀覯本だからね。
古本ありなら30万で黒死館殺人事件
恒例の岩波新刊情報
岩波文庫『弓と竪琴』 オクタビオ・パス/牛島信明・訳
解説=松浦寿輝・山口昌男
1月14日発売 定価1197円
岩波新書『ラテンアメリカ十大小説』木村榮一
2月18日発売
702 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/25(土) 01:42:48
696
糞本『世界終末戦争』謎は1890年代ペル版「黙示録」なのか?どこが面白いのか説明願い増すよ〜(笑)
703 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 01:46:31
十大小説か。180とラインナップは同じかね。「交流」は小説じゃないから、
当然入れ替えるとして、他はどうなんだろうね。
まさか岩波はこのスレッドを見て、木村榮一に執筆依頼したんじゃないよな。
マテリアリストがちょっと本気だ
705 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/25(土) 13:53:18
なぜ糞なのか少し馬鹿り屁理屈を述べて置き魔性かねぇ〜(笑) リョサ文学論エッセイに曰く(笑)「売れることを考えるな」(笑)書きたいことを賭けというので症が(笑)
リョサの糞文を観れば読者無視の不在の感が死増すけれどもねぇ〜(笑) 続いて曰く(笑)「小説は嘘ゆえに真実味のために説得力が不可欠」(笑)これには異論は無いですねぇ〜(笑)
そうして「説得力のための文体」論へと続く訳ですけれどもねぇ〜(笑)
底でそのリョサのいう「説得力のための文体」を糞本『世界終末戦争』から観て観ましょう化ねぇ〜(笑)
「女はまだ二十歳だったが、苦しみのあまりまるで老婆のように老け込んでいた」 藁貸し増すねぇ〜(笑)
「広い額は夢想家であることを示しており、くぼんだこめかみと平らなうなじは、恨みが深く、けちで怒りっぽい精神の持ち主であることを表していた」偏見藁貸し増すねぇ〜(笑)
「土地、文化、平等への権利を否定している権利とは何者なのか?それはやはり、共和国政府なのではあるまいか?」チーフ過ぎて 藁貸し増すねぇ〜(笑)
リョサは1936年生まれの74歳(笑)ゆえか思想は古く(笑)1890年舞台の糞本『世界終末戦争』文章は時代遅れで消化ねぇ〜(笑)
リョサはこうも逝っており増すねぇ〜(笑)
「語りかける世界の中に、読者が生きている現実の世界に関する意見や考えが述べられてなければ、その小説は読者にとって無縁で近づきがたいもの、自らの経験を通しては理解することの
できない作り物になってしまう」
これ謎はリョサに言い得て妙ですねぇ〜(笑)
「現実と結びついていない小説は説得力を持たないでしょうし、読者を魔法にかけ、誘惑し、そこで語られていることを真実だと信じ込ませ、小説の中の出来事を自分が実際に
体験しているかのように感じさせることはできない」
異常(笑)長々と屁理屈を延べ増したけれども(笑)、要はわたくし率的には、台詞が面白くない(笑)登場人物に魅力が無い(笑)というのが致命的ですねぇ〜(笑) 藁貸し増すねぇ〜(笑)
706 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/12/25(土) 14:18:10
>>703 そういえば、木村は篠田一士の影響を受けているからな。
ちなみに幻想文学誌上では、すでにラテンアメリカ10大幻想小説を選んでいた。他の雑誌でも選んでいるかもしれないが。
707 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/12/25(土) 14:19:04
>>705 うむ。片言隻句を捉えて批判すると藁貸しのように馬鹿をやらかす訳だ。
このスレで十大小説選ぼうぜ
709 :
(o`.´o)materialist ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/25(土) 18:54:44
花のノーベルダムに感激死ておる(笑)かの間抜けマグ名軍曹とわたくしの文学感が逢う訳は無いです殻ねぇ〜(笑) 藁貸し増すねぇ〜(笑)
ちなみにフリオ・リャマサーレスはここでいいのか?
711 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 19:56:49
違うだろ。
俺もこのスレで存在を知ったけどラテアメではないよな
チャトウィンの『パタゴニア』は?
714 :
710:2010/12/25(土) 20:14:33
木村榮一訳だし、もしかしたら、と思ったけど違うよな。
悪くはないけど、柴田元幸の言う「小説の奇跡」みたいなのはなかった。
715 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 20:22:14
海外文学総合スレッドのほうへどうぞ。
ラテンアメリカ文学解説雑誌など出ないのかな。
「ユリイカ」や「世界の文学」みたいなので。
717 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/12/26(日) 03:16:11
ふむ。十選か。厳しい。
やはり翻訳の個体数も少ないし、こちらの読書量が足りていないのもある。やはりコルタサルか。
アマゾンの皇帝
ハープと影
天使の恥部
このページを読むものに永遠の呪いあれ
愛しのグレンダ
すべての火は火
遊戯の終わり
脱出計画
ボルヘス、オラル
七つの夜
クリスマスプレゼントで図書カード貰ったから、緑の家、都会と犬ども、世界終末戦争、チボの饗宴買ってきた
どの順番で読めばいいかな?
719 :
吾輩は名無しである:2010/12/26(日) 17:44:52
ラテアメ作家10人ならどんな面子?
ガルシア=マルケス
バルガス=リョサ
コルタサル
ファン=ルルフォ
プイグ
フエンテス
アストゥリアス
カルペンティエール
ドノソ
ビオイ=カサレス
辺りかな?ってか俺の知識じゃ後5人位しか出てこない
ロベルトボラーニョが抜けてる
ボルヘス涙目
ボルヘスは当然いるよなぁ
オクタビオ・パスもいるか。
教科書的には
ルベン・ダリオとパブロ・ネルーダも重要
726 :
吾輩は名無しである:2010/12/26(日) 21:42:33
ボルヘスってインポだったらしいな
所詮は短篇作家。
サルドゥイがいないじゃないか
いなくていいからだろ
アルフォンソ・レイエスも涙目
>>713 チャトウィンのパタゴニアは「ラテンアメリカを舞台にした紀行文学」であって
「ラテンアメリカ文学」ではないだろう
傑作だけど。
732 :
吾輩は名無しである:2010/12/28(火) 10:05:12
パウロ・コエーリョの「アルケミスト」はラテアメ文学?
燃える平原、怖い・・・
シャモワゾー『カリブ海偽典』は?
735 :
吾輩は名無しである:2010/12/29(水) 12:29:34
ラテンアメリカ文学ではないだろうね。
736 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/12/29(水) 12:46:48
ペドロ・パラモ、燃える平原ともに読んだがこの作家はどうもつかみどころがないような気がしていやだな。
マグナといえば同人誌
738 :
吾輩は名無しである:2010/12/31(金) 01:47:25
739 :
吾輩は名無しである:2010/12/31(金) 12:46:00
Chi Chi Chi! Le Le Le!
740 :
吾輩は名無しである:2010/12/31(金) 17:19:12
ルルフォはボルヘスと比肩できるほどの作家だな
ペドロパラモは読み終わった後すぐに頭から読み返したくなる構造になってるな
中編と言っていい量だからしんどくないし
742 :
【豚】 :2011/01/01(土) 12:56:06
今年は積んであるカルペンティエール読みたいなあ
今月か2月かにでるらしい
エベリオ・ロセーロ 『顔のない軍隊』
八重樫克彦・八重樫由貴子 訳
税込価格(予価): \2,310 (本体 : \2,200)
ガルシア=マルケスの再来と謳われるコロンビアの俊英が、母国の僻村を舞台に、今なお止むことのない武力紛争に翻弄される庶民の姿を哀しいユーモアを交えて描き出す、傑作長篇小説。 スペイン・トゥスケツ小説賞受賞! 英国「インデペンデント」外国小説賞受賞!
作品社はもうひとつバルガス・リョサの作品を出せるらしいね
書店に行ったら、スウェーデンの推理小説「ミレニアム」の帯に”ノーベル文学賞作家 バルガス=リョサ氏の愛読書”
などという宣伝文句で笑ってしまった。
その帯に釣られて買おうという読者がいるんだろうかw
ごめんなさい
きゃあ変な意味では。
ラテンアメリカ文学好きなら気に入りそうな感じですか?
一頃、日本でも話題になったから、ggrば一通りの情報は出るとおもうけど、今更感タラタラかな。
まあでも、そのリアクションはちょっといいね。
世間と微妙に隔絶してる感じが微笑ましくて。
750 :
吾輩は名無しである:2011/01/07(金) 12:16:03
ドン・キホーテの後篇一
モンテシーノスの深い洞窟の件は相対論的夢話
単なる夢話なのにイカレ話に摩り替えられているところは笑える
おそらく酸欠で昏睡しただけなのであろう
ティラン・ロ・ブランだったかな?
それも「日本向け序文バルガス・リョサ!」って強調して売られてたよ
まさか序文目当てにあんなに高い本を買う人はいないと思うんだけど・・・
752 :
吾輩は名無しである:2011/01/08(土) 23:26:05
みんな『世界終末戦争』新版読んでるか?
>>752 今朝4時半に読了。
訳文がこなれていて読み易かったものの、結局3週間かかりました。
754 :
吾輩は名無しである:2011/01/09(日) 13:08:58
で、肝心の感想は?
『世界終末戦争』は長いだけの駄作
上のほうの話題のループか。
なんで世界終末だけ執拗に貶す人がいるんだろう
百年の孤独や緑の家や石蹴り遊びなんかはここまで嫌う書き込み無いよね。
面白いんだけど心揺さぶる傑作かと言われたら違うな。
エンタメとしては一流だけど
『世界終末戦争』も駄作だけど『石蹴り遊び』も駄作。
前評判に釣られて嬉しがって買って読んでも無駄骨。
駄作なんて言葉で作品を片付けた気になられてもね。
『世界終末戦争』の現場にいるかのような敗北感、
絶望が読み取れないなら、小説読まない方がいいんじゃない?
『チボ』面白かったよ。
スカトロもあるよ!
bk1のパウリーナ刊行予定いつの間にか4月になってやがる
国書・・・
いつものことだけど
766 :
吾輩は名無しである:2011/01/13(木) 17:13:59
セルバンテスの時代には大砲も火縄銃もあったんだね
地雷まで
767 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 21:49:59
『チボの狂宴』買ったが、読む暇ねえ。
お前んちじゃ2ちゃん見てるのを忙しいって言うのか?
2ちゃんを見なきゃご飯が食べられないじゃないか
2ちゃん見ながら晩飯?
当然、独りで、だよな?
ごめん、泣いていいか?
所謂メシウマ的なやつじゃないの
書くまでもないかもしれんけど
今回の岩波文庫版『弓と竪琴』はちくま学芸文庫版が底本
ただし、ちくま学芸文庫版所収の「訳者あとがき 文庫版によせて」を割愛、
山口昌男の「オクタビオ・パスと文化記号論」(『現代思想』⇒『文化の詩学』所収)を追加
オクタビオ・パスの短編小説が読みたいなあ・・・
774 :
吾輩は名無しである:2011/01/15(土) 02:20:55
「波と暮らして」読めよ。
あれは凡作。
776 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/16(日) 00:24:59
あれはそこそこ面白い。だが半分詩のような部分もあるよな。詩の良さは翻訳では分かりにくい。
オカンポとかが日本で紹介されにくいのはそういう部分も多いのではないか?
>>774 「ラテンアメリカ五人集」に載ってるのも読んだけど、もっと読みたいんだ
778 :
吾輩は名無しである:2011/01/20(木) 22:22:29
test
779 :
吾輩は名無しである:2011/01/22(土) 19:36:20
デ・ラ・マンチャのKYぶりに取り巻きが喜びを覚える
なんてなこちらも喜びを覚えるわけでして
とても楽しいひと時
あと少しでよみおえてしまうなぁ
780 :
吾輩は名無しである:2011/01/25(火) 00:13:17
782 :
吾輩は名無しである:2011/01/26(水) 18:04:57
デ・ラ・マンチャの死、とりまきに貰い泣きうぅうぅ
あのちょっとおききしたいんですが、
マルセロ・チリボーガって誰ですか・・・?
784 :
吾輩は名無しである:2011/01/26(水) 22:57:24
おお、サンチョのハタメタ諺連発が懐かしいぞよ
『頭が痛ければ膏薬を膝に貼れ』
ビンゴビンゴォ〜ッ
効くね確かにw
785 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/26(水) 22:58:42
なんというかラテンアメリカ文学好きは半可通が多い印象だな。どうしようもなく痛い奴が多い印象だが。
カフェブルーとか言う奴はうぜぇw
786 :
吾輩は名無しである:2011/01/26(水) 23:09:11
おまいがうぜんだよ
臭い立つ粕漬けさんよw
787 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/27(木) 00:14:03
カフェブルー乙。
788 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/27(木) 00:27:00
ttp://www.cafebleu.net/blog/archives/2006/03/post-187.html 特に傲慢極まるのはこの記事だよな。
>私は長い間、こういう「真実ではないもの」に対する仮借ない批判を全身全霊で語るようなドイツ文学を好んでいたと思う。
>それは若い頃、とても自分が強かった頃だと思う。
>現実にさらされ、弱った心にはこういう過酷な作品に向かい合うには気力が足りず、
>かといってお気楽な小説にも向けず、後ろ向きな話なのに、何故かポジティブな変なアメリカ文学にはまっていたりした。
>そこからとんでもなく遠くへ遠くへと行けるラテンアメリカが好きになり、多分、今ある意味ではまた強くなれているんだろう。楽しめる余裕が出来ている気がする。
自意識を晒されてもなwあとドイツ文学でもない作家をそれで括られても、といった感じなのだがw
789 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/27(木) 00:29:35
”とんでもなく遠くへ遠くへと行ける”とかその文学の一面だけを捉えるのも馬鹿のすることだろ。
連投ageするやつにロクな奴はいない。
791 :
吾輩は名無しである:2011/01/29(土) 21:04:33
今日『顔のない軍隊』買ってきた。
コロンビアって、今も政府軍とゲリラの内戦が続いているんだな。
792 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 00:13:42
amazon見るとチボの狂宴もう品切れ?
793 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 00:37:20
そうらしい。古本の値段の高さに笑った。
早くもかつての『世界終末戦争』をほうふつさせるな。
794 :
679:2011/02/03(木) 00:54:32
最初から幻の本だったか。部数300部だったりして。
いちはやく買っておいてよかったよ。
795 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 03:02:41
チボの狂宴
もう在庫ありましぇーん。
さいならー。
書店には普通にあるだろ
797 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 11:22:51
作品社ってエリアーデ作品集とかナボコフ短編集とか
すぐに品切れるね
ネットに回す分が少ないとか?
システム知らずに言うが・・・
実店舗でもジュンク堂池袋本店は在庫なし。
ここで炊きつけられて買うのも嫌なんだが
実際、外国文学は機会を逃すと‥という危機感もあるので
さっきリブロで買ってきた。どうせ買うつもりだったし。
池袋のリブロはあと3冊店頭に出てる。
AmazonとかBK1のは取次在庫
801 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 00:41:50
もうどこにもないなあ。くすん。
増刷されるでしょ
他の作品も出るみたいだし、一緒に増刷されそうだね
804 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 01:37:12
初版ほしー
五冊入荷してるさいたま図書館は頑張ってるのかしら
806 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 12:13:26
図書館が買いすぎて一般人が買えないwww
一般人が買えないような本を図書館に置くべきなのに
本末転倒もいいところだよな
現時点で無いとか騒いでる奴はどうかしてるぜ
重版するってさ>チボ
810 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 21:59:55
重版でなく、初版がいい。
811 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:13:42
新潮社の本は読みにくいな
812 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:34:26
どうして?
813 :
吾輩は名無しである:2011/02/05(土) 19:50:28
ドノソのラテンアメリカ文学のブームを400円で手に入れました
いいなあ・・・
815 :
吾輩は名無しである:2011/02/06(日) 02:30:49
ブームって?
っていう名前の本なの
817 :
吾輩は名無しである:2011/02/09(水) 21:52:07
ワールドカップの頃か、ノーベル賞の頃か忘れたが
サッカーと南米
みたいな感じのタイトルの本復刊させろって言ってた人いらっしゃる?
著者名教えてくれ
『サッカーと11の寓話』カミロ・ホセ・セラ
はスペインだから違うかな?
まあまあ面白かった記憶がある。
>>818 多分それだと思う!
ありがとうございます
『顔のない軍隊』は誰か読んでないの?
821 :
吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 01:24:29
買ったけれど、まだ読んでないな。
芥川賞2作読んでいる。そのあとキシュの『庭、灰』を読むつもりだし。
当分読まないね。読む時間がもっと欲しい。
芥川賞2作なんて1日で読めるだろw
823 :
吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 09:59:34
芥川賞2作読むなんて相当な閑人だな。
それを書く823もこれを書く824も閑人だな。
賢太くらいは読んでおいてもいいんじゃないの
コネゴリ押しの人の方はともかく
826 :
吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 11:48:30
1日で読むなんてもったいない。サッカーの雑誌ならそうするが、
文学の場合、文体を咀嚼しながら読むので、あまり速読はしない。
『世界終末戦争』も去年からいまだ読み続けている。
今回の芥川賞は2作とも秀作だと思うね。俺は閑人ではない。
週5日ちゃんと正社員として働いている。
朝吹のはいいけど、西村のはかなり落ちる感じだな
828 :
吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 14:16:47
ああ、そう。逆の意見が多いんだけどね。
今後、大作家になる可能性を秘めているのは朝吹だな。
スレチだったね。
『屍集めのフンタ』は誰か読んでないの?
出てたの知らなかった
オネッティはこのスレで話題になることほぼないけど、評価は大変高いみたいだね
『屍集めのフンタ』買おうかな。
けどラシュディも出るしなぁ。
昨日「文藝春秋」買ったしw
オネッティは『はかない人生』を読もう読もうと
いつも思っているだけで。
とりあえず書店で見てからにする。
『チボの狂宴』また店頭に並び始めたが、2月20日発行の初版第3刷になってる。
第2刷なんていつ出してたんだ?w
初版と2刷が年末年始合併号だったのでは?
834 :
吾輩は名無しである:2011/02/17(木) 10:10:41
緑の家 岩波文庫上下巻がブックオフにあった
新潮社文庫版もってるけど買いかな?
中身同じだろ
正確な表現は忘れたが、少し修正がしてあると書いてあった。
話者や時間・場面の変化で解釈を変更している可能性がある。
『顔のない軍隊』よかったよー
でもガルシア・マルケスぽくはないよね?
まあね
売るときにヒキが必要だから
『チボの狂宴』2刷は2月上旬に出ている。ちょっとずつ刷っているみたい。
>>448 語るに落ちてるよw
ジャズも最初は通俗扱いされたけどレベル高いから
後世では芸術の仲間入りしたんでしょ
だったらいま大衆小説と低く見られてる作品だって
ハイレベルなのは後世で名作文学になってるってw!
>>449 じゃあ映画史に残る傑作に大衆娯楽作品が多いのはなんで?
黒澤もヒッチコックもジョン・フォードスピルバーグも
岡本喜八もチャップリンも基本は大衆娯楽作家だよ
『駅場所』『バックトゥザフューチャー』『ジョーズ』『エクソシスト』
『七人の侍』『ワイルドバンチ』『サウンドオブミュージック』
『雨に唄えば』『カサブランカ』『大脱走』『ブレードランナー』
『ダイハード』『サイコ』『カッコーの巣の上で』
これらみんな大衆娯楽映画やんw
溝口やブレッソンとかアンゲロプロスみたいなもろ「芸術」な作品だけが
映画史に残る傑作扱いされてないじゃん
アナロジーってどこかに嘘が混じるから。
横レスだが、なんで小説の話をしてんのに映画の話をするかね
だから、その論法が詭弁なんだよね。
アナロジーを論拠に自説を主張する奴は信用してはいけない。
映画は基本的に娯楽だね。
大学で文学ほど研究されていない。
歴史が浅いし、まだ古典かどうかを論じるのは早い。
個人的には、スピルバーグよりドライヤーが好きだがね。
文学も発祥は娯楽に入るところもあんだろ
俺も映画は嫌いじゃないが、深い思索をするには向いてないメディアのような
木村さんの『ラテンアメリカ十大小説』はどうなの?
半可通の浦島馬鹿太郎はスルーがよろし
めくるめく世界を推す。
読んでくれ。
アレナスは開き直ったような底抜けた明るさがいいね。壮絶すぎて明るくないと生きていけない人生が作品に昇華されている。
「夜になる前」にで「めくるめく世界で描いた主人公の放浪生活を自分自身が送ることになろうとは」
って言っていてまた感慨深い。
ムヒカ・ライネス『ボマルツォ公の回想』がえらくおもしろい件
今『ラ・カテドラルの対話』と『石蹴り遊び』購入。箱入りのハードカバーのやつ。併せて1500円
他に同じ集英社のシリーズでプイグ、オネッティ、ビオイカサレス、ライオス
>>851のやつ、ラテアメ女性作家(名前失念)などが1000円以下で有ったよ
神保町の三省堂の四階の古書館です
石蹴り遊びは文庫の下巻しか無かったから嬉しい
さすがに高価な『夜のみだらな鳥』はなかったか。
端本を買い集めるより揃いで買った方が安上がりじゃないか
さすがに『夜のみだらな鳥』は無かったね、あるかと期待したんだけど
揃いだといくらになんの?3万〜5万くらい?
いや、安いとこだと2万でお釣りが来るよ
アレナス、『夜明け前のセレスティーノ』もおすすめ。
もはや「夜のみだらな鳥」とそのおまけ達な感じの金額だな
859 :
吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 14:44:58.78
あれは筒井があちこちで褒めたから、信者が探しまくって、高騰したんだよな。
まあでも実際すんごい本だと思ったけどね
なぜか読了後下痢したw
2年かそんくらい前にマケプレで900円くらいで買ったんだけど、
いつの間にやら高騰してんんだな夜のみだらな鳥
俺も900円で買った、10年以上前に。
ブクオフで100円で買ったよ、集英社の世界の文学シリーズで
そういや最近はあまり端本そのものを見なくなったなー
でもみんな「みだら」ちゃんと読んで理解してるのかね
百年の孤独よりぐっちゃぐちゃだよね
同じフリークス小説でも「ブリキの太鼓」とは扱いが違いすぎる
コルタサルの『遊戯の終り』も比較的高いね。
>>863 筒井氏経由で知って読んだ方の感想が聞きたいですね!
これ比べるとしたら百年の孤独より族長の秋のほうがしっくりくるかな
とりあえず・・・訳者さんおつかれしゃんでした
866 :
吾輩は名無しである:2011/03/06(日) 11:33:06.86
荒涼館のように復刊を祈る
遊戯の終わりは、表題作は面白かったな
東京には古書店腐る程ありそうだが関西にはみかけないよ
残念だ
『夜のみだらな鳥』
復刊ドットコムで100票超えたな。
『世界終末戦争』がやっと復刊されたと思ったら、
早くも次はこれだ。先は長い。
売れるわけないじゃん
それより未訳の作品を出してくれる方がよほど嬉しいよ
売れるかどうかは関係ないよ
俺が買いたいだけだ
873 :
吾輩は名無しである:2011/03/07(月) 23:21:03.05
んだんだ
買いたいよお
著者は死んでしまったからノーベル賞はありえない。
復刊は絶望的だな。
筒井がノーベル賞とれば「筒井康隆氏絶賛」って帯ついて復刊されるな
とれるわけないだろww
harukiより先に取らせてもいいな
どっちも無理。
また復刊か
波が来てるなこれは
881 :
吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 20:24:19.76
同じ作品ばかり復刊しないで未訳の傑作を
早く翻訳してくれんかな。たとえばフエンテスは
代表作の翻訳がない。ドノソも「別荘」の翻訳なし。
それから俺の好みのアストゥリアスの緑の三部作が
たしか一作しか翻訳なし、じつはラテンアメリカは
翻訳がまだまだ追いついてない。
『パラディソ』も出てないしな
『三頭の淋しい虎』
「世界終末戦争」が文庫化される日は来るのだろうか??
もう、読書体力が落ちる前に買うしかないかな・・・・
図書館も他からの取り寄せの相互貸借(返却まで2週間限定)しかない
辺境の地に住んでいて、2週間で読み切る自信なし。
885 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 11:24:25.55
夜のいやらしい鳥さっさと復刊してよ
887 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 11:28:27.16
まあ文庫になると嬉しいけどな
さっと取り出して好きなとこ拾い読みとか出来るし
888 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 11:59:42.15
新潮はヨーロッパ系、南米系の未文庫化の現代文学たくさん持ってるでしょう。
どしどし文庫化すれば日本文学に資するところ大だと思われるがのう。
889 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 13:01:19.76
貢献より儲けなんだろう
ほんとどんどん文庫化しろよなー
受注生産体制とか上手く作れないもんかねえ
文庫化して少しでも裾野を広げたほうがどう考えても得策だよなあ
一冊2500〜4000円のハードカバー買っていっちょラテンアメリカ文学でも読んでみますか、なんていう初心者がいるとは思えない
そうかなあ
読まないヤツは安くしても絶対に手に取ることはないし、
読むヤツは高い金を積んででも読むし、
金がなかったら図書館で借りるなりするでしょ
牛丼じゃないんだから、安くすれば客が入るもんとも違うと思う
われわれにしてみりゃ、安い方が助かるのは間違いないが
百独のような入門書的なものは文庫化したほうがいいと思う
ジュノ・ディアスはラテアメ文学のなのか英文学なのか
集英社がかつてラテアメ小説をどかっと文庫化したことがあった。
しかし、…売れなかった。今やそれらは絶版だ。
結局、安い本作っても、買う奴は限られているってこと。
文庫化しろというのは、自ら何のリスクも負わず自分の得だけ考えてるにすぎない。
出版社はまず利潤を追求するのが企業として当然だ。
俺は別業種だが、社員としてはそう考える。
今の出版社の状況じゃ文庫かなんてとてもじゃないができんだろw
海外文学なんて1000冊2000冊単位で商売してるらしいしな
>884
四の五の言ってないで、買えばいいだろ。
本当に読みたいなら、4千円払っても惜しくないはず。
趣味に金を惜しむなよ。
安ければもっと趣味を楽しむことができる
3000部を出せればとりあえずペイするとか見たことあるけど
>>900 そもそも3,000なんて刷ってないものもあるだろう。
海外文学は80年代でも初刷2,000を売り切れば上等だったと聞く。
いまはもっと市場規模を小さく見込んでるだろうね。
夜のいやらしい鳥早くううううう
おまえらも復刊投票してね
今は1000から2000の間だね。1500というのが一般的。
『夜のみだらな鳥』持っているが、復刊投票してあるよ。
「夜のみだらな鳥」最近読んだけど、読んでる途中からずっと丸尾末広の「少女椿」がグルグル回ってた
丸尾さんが漫画化してくれねーかな
906 :
吾輩は名無しである:2011/03/11(金) 22:05:18.84
へぇ、そんなに高騰してるのか
筒井康隆の影響力はまだ強いんだ
ドノソに限らずラテンアメリカの作家は
吉祥寺バサラブックスの店頭で800円位で売られていたけどな
もちろんドノソもあったよ。
全集割れだから一律800円とは無知な値付けだね
「夜のみだらな鳥」はちょっと前早稲田で500円で売ってるの見かけた
908 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/03/11(金) 22:21:39.98
夜のみだらな鳥は岩波文庫化されてもいいだろうこの流れならば。
筒井康隆が新聞にかくまえから高いというか、入手しづらかったけどね
でも地道に古本屋探せば安く買えそうだよね
87:吾輩は名無しである 2006/10/14(土) 16:40:18
わー、集英社の全集18巻揃いで一万八千円。
88:吾輩は名無しである 2006/10/14(土) 17:20:26
それ、3分の1はドノソについてるみたいな値段だなw
910 :
884:2011/03/12(土) 08:39:58.65
>>886 あ・・・
図書館主義だったのに那覇に出て来た勢いでジュンク堂で
買ってしまいました。
ここ数年で最も高い書籍の買い物だった。
その直後に巨大地震が起きていました・・・
本は有るうちに買っといたほうがいいよ。
見つかるまでの手間賃を考えたらハードカバーは安い。
いい買い物したんじゃないかな。
バルガス・リョサがノーベル賞とったのだから、
ラ・カテラドルでの対話復刊すれば良いのに、
なぜ族長の秋なんだろうか。
アンデスのリトゥーマ読みたいです
『ラ・カテドラルでの対話』は人気がない。さして面白くない。
復刊しても売れそうにない。儲からない。企業として当然の判断。
企業としてが万能の言葉だと勘違いしてる中学生がまた来てるのか
でもラ・カテドラルの対話よりは儲かる
kagerouの方が儲かる
kakikomi.txtのほうが
921 :
884:2011/03/15(火) 23:17:46.96
>>911>>912 暗い話題が続く中、鼻の奥が熱くなるコメント
ありがとうございます。
全ての本好きが
灯りの下で物語に気持を集中できる日々が早く戻りますように・・・
停電になったら積んでるラテアメ本読もうと思ってるけど
暗い中で本読むと目悪くなるのよね
最近、どっかのスレッドでその話題が。
デジャヴュ?
人はそれをミームと呼ぶ
最後のひとりの生き残りのひと?
夜のいやらしい鳥読めずに死んじゃうのかなあ
もう読むのあきらめなさい。
読むだけなら図書館でいいべ
豚の戦記を読み始めた。
『世界終末戦争』なかなか読み終わらない。
ここはお前のTLじゃないんだけど
いいだろ、好きにさせろ。
はあ?
このスレ、好きにしていいってこと?
なら、色々活用させてもらうけど
↑すぐ極論に走るバカ
あーあ、なんでこう身勝手なやつが増えたかね
前スレにおつむの弱い輩がわいて以来、スレの劣化が激しいな。
938 :
吾輩は名無しである:2011/03/20(日) 18:07:30.77
sFっぽいのな〜い?
ビオイ=カサレス『モレルの発明』はSFっぽいよ
940 :
吾輩は名無しである:2011/03/21(月) 18:10:04.81
それは何か短編で読んだことあるど
ラテンアメリカ文学とヨーロッパの文学って、世界の潮流というか、巨視的に見れば
どっちが評価されてるの?
早く夜のえっちな鳥が読みたい
944 :
吾輩は名無しである:2011/03/22(火) 23:32:47.47
そういやよく考えたら電子化してとっとと復刊したらいいんだよな
コストはかなり安くつくだろ
>>943 俺も読みてえよ!あらすじ読むだけでたまらん
ラテンアメリカが電子化されるのって最期の最期になるような気がする・・・
「百年の孤独」が電子化されるまで
紙の本を読み続けるぞっと。
この前NHKでやってたけど、絶版本のデータを本屋のコピー機みたいなやつに
差し込んだら、その本を製本してくれるみたいなサービスがあるらしいぞ。
確か200頁で1000円とかだった気がする
電子化なんて簡単に出来るだろうに
ドノソそんなに期待しない方がいいと思うが。個人的には合わなかった
夜の「らめぇぇ!」な鳥読みたす
夜のみだらな鳥の粗筋?
ありゃひどい粗筋詐欺だよなw
5年くらい前に図書館で借りて急いで読んだけど、
ストーリーとかあったんだろうかあれ
954 :
吾輩は名無しである:2011/03/24(木) 02:01:34.67
世界終末戦争を誰か褒めてみて。二部でもう疲れた。
>>954 リョサは登場人物が多いから疲れるのは
よく分かる。
それが有機的に繋がって躍動する大きな
絵になるところが魅力。あきらめないで!
>>954 『緑の館』に比べれば、とりあえずは直線的な展開だし
話題の中心が一点に集中しているから読み易いはずなんだがな。
>>955が
>それが有機的に繋がって躍動する大きな絵になる
と言ってるが、まさにそのとおりで
それそれの過去を負った人々がコンセリェイロに惹かれてひとつに繋がり
無関係な断片でしかないと思われた物語も統合された相貌を見せるに至る。
或る意味で通俗的な(それ故だろう、上のほうにいたように嫌う人もいる)つくりでは
あるのだけれど、それでも見事と言う他はない。
簡単なメモでいいから人名と、その人物や出来事について詳しく書かれた頁を
チェックしながら読み進めるといいよ。
夜の卑猥な鳥早く電子化して
958 :
吾輩は名無しである:2011/03/25(金) 23:13:54.29
ラテアメを読むときに聴く音楽は何がいいかしらあ?
サン・ラーの『ライヴ・アット・モントルー』
>>956 単に間違えただけだと思うけど「緑の家」だよね、リョサだったら・・・
張り切って買って、暑くなるのを待って積んであるので
気になってコメントを見ています。
メモしながら読破します。
エグベルト・ヂスモンチ
なんか怖いから、ラテンアメリカ文学には近づかないようにしてきたのだが、
何の因果かこのスレを覗いてしまい、だんだん吸い寄せられている気がする。
ラテンアメリカ文学史の概論みたいなの、新書で出ないもんかな。
とりわけブームが去ってのちの状況が門外漢からするとほぼ暗黒時代だわ。
>>954 時系列が入り組んでいるから、最初に結果(誰かが死ぬとか)が語られ、
後になってそのときの描写が詳しく書かれるという書き方なので、話の前後が繋がった時の爽快感は格別。
>簡単なメモでいいから人名と、その人物や出来事について詳しく書かれた頁を
>チェックしながら読み進めるといいよ。
確かに。読みながらふと「コンセリェイロに帰依した順番はどうなってるんだ?」とか気になったな。
ベアチーニョ→ジョアン・グランデ→レオン→マリア・グラドラード→ジョアン・サタン→商人アントニオ
パジェウは放浪時代もいたっけ?マカンビラ一族はカヌードスに落ち着いてから合流だよね。
ブラジルの歌姫イリアーヌのボーカルを聞きながら、
プイグの『赤い唇』を読むと良い。
>>964 んーと、ジョアン・グランジとベアチーニョは逆じゃないかな。出会ったのはベアチーニョが先だけれど
・ベアチーニョ、ボンバルにてコンセリェイロに出会う。従う巡礼は6人(17頁)。
・ポンバルのはずれでジョアン・グランジ帰依(40頁)。
・ベアチーニョ、7ヵ月後の再会時に帰依(18頁)、巡礼の中にジョアン・グランジの姿あり。
で、その後は
・ナトゥーパへの三回目の宣教、レオン帰依(124頁)。巡礼は30人以上。
・ペドラ・グランジにてヴィラノヴァ兄弟、声をかけられる(98頁)。20人ほどの巡礼の中にジョアン・グランジとレオン。
・モンテ・サントにてマリア・クアドラード帰依(56頁)。巡礼の中にレオンの姿。
・ロザリオにてジョアン・サタンと遊撃隊との銃撃戦(80頁)。
・銃撃戦の後(数年後?)ジョアン・サタン帰依(81頁)。
・同じく銃撃戦の後、アレジャンドリーニャ・コレア、ジョアキン神父と同棲、三人の子をもうける(146頁)。
・クンベにて数年にわたり宣教。アレジャンドリーニャ・コレア帰依(148頁)。
・カヌードス到着。アントニオ・ヴィラノヴァ帰依(101頁)。
パジェウの名が最初に出るのが24頁、1877年の旱魃の話の流れだけれど
帰依したのがいつなのかについては、あえてぼかしてる感じですね。
>>963 気持ちは分かるが、この前の木村栄一さんのが
出ただけでも快挙だろう。
まとまってはいないが、野谷さんのハードカバー
でもブーム以降について若干触れられてた気がする。
968 :
吾輩は名無しである:2011/03/27(日) 11:09:26.88
ラテンアメリカ文学のブーム―一作家の履歴書
>>966 ありがとう〜!
終盤でジョアン・グランジが「帰依してから15年以上」って言っていたから、
この物語自体が15年ほどの年月を書かれているわけですよね。
パジェウはかなりはじめから出ているし、もともと悪名高くあちこちお使い出て行動範囲も広いのに、
帰依の状況とか深層心理とかあえて触れられていない感じですよね。昔の仲間が「天使に触れられた」って言っているだけで。
このへんの掘り下げ方と、ぼかし方が想像力書き立てられてまた好きなんですが。
>>969 それぞれの物語は帰依よりも前からだから、15年以上前に遡りますね。
・ジョアン・グランジの事件は「もう二十年もたっている」(338頁)。
帰依までの逃亡期間が、曖昧にしか描写されていないけれど5年以上?
・ジョアン・サタンがカンガセイロになる切っ掛けとなった事件が12歳の時(75頁)で
それが「すくなくとももう三十年前」(681頁)。
・マリア・クアドラードの裁判からは「二十年、二十五年もたっている」(510頁)。
彼女のモンテ・サントへの巡礼は、無期懲役の期間を計算に入れると10年位前?
1877年には「コンセリェイロはすでにひとりではなく、人を従えて遍歴していた」(23頁)とありますが
主要人物の中で20年前に既に帰依していた者はいないようですね。
ちなみに
・ジョアン・サタンとカタリーナの結婚は「四年前、それとも五年前?」(221頁)
ですから、それ以前にジョアン・サタンが帰依しているのは間違いないけれど
マリア・クアドラードとどちらが先かは微妙。
パジェウについては、470頁の「彼女の名前も知らないじゃないか、どこか来たのかすらも」と云う台詞が
373頁と大きく矛盾しており、そのため感情移入を難しくしているように思います。
今日本屋行ったらチボ4刷りだったわ。
誰だ?世界終末戦争みたいにレア化するって言ってた奴
でも1刷ごとの部数は少ないよ。
多分最初が1500部で、そのあと500部ずつだね。
合計3000部にすぎない。
これで絶版になったら、将来レア本になるよ。
973 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 06:58:44.10
スペイン語がわからん。
>>972 ホントかよ〜?ジュンク堂×丸善じゃ結構置いてたぞ?
世界終末戦争はまだ初版だったが。
>>970 花火屋アントニオが「コンセリェイロにくっついて十年」(新潮社旧版6689頁)と言っているから、
少なくとも銃撃戦の時にはいたのかな。彼も何気に古参信者ですね。
パジェウはジェレーマがケイマーダスから来たってことは直接聞いているから矛盾してますね。
名前に関しては、初めて会った時にはガイドの妻ってだけで興味ない、
その後も名前を呼んでいないから、求愛した時も名前を知らなかったくらいじゃないかと思っていました。
(私の旧版だと、ケイマーダスから来たと聞いたのが385頁、「彼女の名前も知らない、どこから来たのかすらも」は485頁になります)
>>975 > 「コンセリェイロにくっついて十年」(新潮社旧版6689頁)と言っているから、
大著すなぁ…
製本技術の超限界だね
あーバベルの図書館に置いてあったわ
広辞苑で約三千頁だぜ
欲しいわ、その本
>>975 373頁と書いたのは「おまえさんがジュレーマだな」と云う台詞の箇所です
(これはパジェウの台詞とも、そうでないとも取れそうですが)。
ケイマーダスから、とジュレーマが答えているのはその前の頁になりますね。
「どこから来たんだ?」 旧版385頁、新版372頁
「彼女の名前も知らないじゃないか」 旧版485頁、新版470頁
「コンセリェイロにくっついて十年」 旧版689頁?、新版672頁
再版かと思ったら、どうやら組版を変えたようですね(新版は24字×22行×2段)。
100頁につき3頁くらいずれているのでしょうか。
(巻頭図版の2頁分が新版ではノンブルに参入されていますが、旧版は別丁では?)
ひょっとして部分改訳も施されているのかな。
>>976 つっこみすみませんorz
>>981 ああ、確かにその台詞がありましたね。この物語最大の矛盾だな。
私の持っているのは1988年発行ので、段組はやっぱり24字×22行×2段。
本編開始「男は長身で〜」が11頁からで、第1部が160頁まで。
本編終了が706頁で、あとがきが732頁までです。
そういえば、コンセリェイロの生まれ年が後書きだと1835年頃と書かれ、ググったら1830年と書いてあるところもあった。
そして1897年9月死亡。
コンセリェイロは享年62歳か(1830年生まれだとすると67歳)。
小説では4〜50代の印象だったな。