1 :
吾輩は名無しである:
3 :
吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 10:03:48
どもです。
メイソン&ディクソンって
日本語の字面がいいですね。
はやく『インヒアレント・ヴァイス』が読みたい。
逆光が出た後の半年がキツい。
ヴァインランドは世界文学全集で買っちゃったんだけどなあ
7 :
吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 13:05:08
つーかなんでこんなに出版が相次いでるのw力入れてるなー
ピンチョン読んだことないのだけど作風はリアリズムなのか幻想的なのか明るいのか暗いのかおしえてw
8 :
吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 13:11:34
自分的にはどっちもが混ざってる印象だなあ
M&D買ったわ、装丁が素晴らしすぐる。
たぶん読まないけどw
>>9 おいらも欲しくなってきた
たぶん読まないけど。
11 :
吾輩は名無しである:2010/07/06(火) 20:53:17
おれも買うな
たぶん読まないけど
俺も買ってしまいそう。
たぶん読まないけど。
>>9-12 インテリアにするには、上下巻足すと高すぎるだろw
6畳一間のおまえん家じゃあるまいしw
15 :
吾輩は名無しである:2010/07/07(水) 11:54:21
M&D18世紀
次に出る奴19世紀
以下〜
できれば書いた順に出して欲しいが
こういう順番もありか。
ボルヘスには負けるが脚注大杉なんだよなぁ。
読んでて全然乗れない。
この程度で脚注多過ぎってどんだけゆとり
むしろ少ないくらいだ
俺教養ないから、もっとないと分からない
「ゲゲゲ!」
「うぅ、」
こういうのにも註を付けといてほしいな。
何でこんな鬱陶しい訳をしてるのか、是非知りたい。
「Ge、Ge、Ge!!!」
「Uuh〜〜」
21 :
吾輩は名無しである:2010/07/08(木) 07:28:47
>>16 ボルヘス読めるならこれはちょろいでしょう
ガツガツ食えるよ。
うまいもう一杯!
まあ、注が本文にくっついてると
多少見づらいというのはあるけどね。
原文は18世紀の英語で書かれてるらしいから、
翻訳するんだったら井原西鶴とか滝沢馬琴みたいな
文章でやっても良かったのではないか
ユリシーズの丸谷みたいのは勘弁。
まあちょっと高いけど、買うか。
文学好きの税金みたいなものかな…。
まあM&Dはいいんだけど、次の逆光が問題だ
ピンチョン最大の長編だから、予価2730円〜5040円の5040円が確実にこれ
揃えると10000円に迫る
全部文庫にしろ
文庫にしろ!
28 :
吾輩は名無しである:2010/07/08(木) 20:48:12
一万円払って読めば
そりゃ衝撃も受けた気になるわな
占いタコのニュースでポインツマンを思い出した
文庫にしろ!
重版するくらい売れているなら、もっと値段下げろ!
エッセイをおまけで入れてくれ!
いつのまにか公式が充実してる・・・だと?
天の川の長い流れの中で時間も空間も消えてしまう
宇宙的なオルガスム、または機械的運動の開花
35 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 06:43:34
M&D面白いかなり面白い。
引っ張るものがないように思えるのに
どんどん読み進む。
しかもほかの作家の小説が
倍の速さで読めるようにもなった
これで高価というのは
ある意味贅沢なものいいだよね
やめてよ金ないのに買っちゃうじゃないか
アマゾンのレヴューがまだないな。参考にしたいのだが、誰も読了してないのだろうか。
仮にAmazonのレビューがバカの絶賛コメントだったら買って、バカの貶しコメントだったら買わないのか?
俺が今からもっともらしい文章で★2つのレビュー書いてこようか?
山形さんレビューお願いします。
>>38 よろしく。「参考になった」にたくさん票入れてやるよw
山形さん、お願い!
山形さん、ガリガリくんあげるから書いて
43 :
吾輩は名無しである:2010/07/12(月) 16:31:54
話芸とアイデアだけでお腹いっぱいな自分は
もともと評価する資格がないような感じだな
もののけ以降の宮崎もん全然OKみたいなさ。
44 :
吾輩は名無しである:2010/07/12(月) 16:41:17
すべてのエピや登場人物のリンクなんて把握できないから
自分は気に入った箇所をピックアップして収集してる
そもそもなんか小説というより辞書みたいなもんだと思ってる
ヴァインランドはCK(栗とカント?)女装で窓抜けの話が好き
M&Dは図書館に予約 皆さんリッチですね
45 :
吾輩は名無しである:2010/07/12(月) 22:32:18
このスレを見て猛烈に欲しくなって
書店に行ったら上巻3,600円!
泣く泣く諦めて松屋のうまトマハンバーグ定食に満足した昼下がり。。
「メイスン&ディクスン」は読みやすいね。語りの構造がそれほど複雑じゃないし、
大きなストーリーで引っ張っていく感じだから、これは普通に小説好きなら読んじゃう本。
むしろ、次の「逆光」が、棚の飾りになりそうで怖いわw分量が多過ぎる。
風聞(除山形)的にも、「逆光」は評価が曖昧だから、正直モチベーションが保てるか不安だわ。
「V.」から「重力の虹」を経て「ヴァインランド(楽しくて好きだ)」までを熟読して、
「スローラーナー」と「逆光」は外して、「インヒアレント・ヴァイス」は読んでみる、ってのも手だな。
47 :
吾輩は名無しである:2010/07/13(火) 10:45:43
てっきり誰かが希望してるような
日本の古典小説みたいな
文章や仮名遣いかと思ったら
そうでもなく、読んだ感触はいつものピンチョン節炸裂だね。
怪しさというのか胡散臭さは強化されとる。
年食っても装飾過多と遊び心が変わらず満載なのは
嬉しい。
ロックの人みたいなルーツ〜原点回帰とかじゃなくてひと安心。
重力の虹を執筆してたときのピンチョンの思考を1時間ぐらいで追体験したい
発狂するやもしらんけど
49 :
吾輩は名無しである:2010/07/15(木) 13:58:22
全小説ってうたいはきついなあ
逆光以降に分厚いのはもうないってことか
こりゃ後回しだな
?
何がきついのかよく分からん
20秒ほど熟考したけど俺にも良く解らん
まだこれから生涯最高傑作が出るかもしれないのに って意味じゃないかな。
生前に全集が出る作家についていつも言われること。
53 :
吾輩は名無しである:2010/07/15(木) 15:48:19
そういうことです。
メイスン&ディクスン読むかぎり
まったく衰えなし。
こういうのいくらでも欲しい
現時点で全部の小説が入ってるシリーズ物だからタイトルに偽りはないが
これから凄いのが出るかもしれないから「全小説」と呼ぶのがきついとな
ピンチョンが死んで「もうこれ以上は出ない、本当にこれで全部」というのが
確定するまで企画を差し控えてほしかったわけでもあるまいに
>>54 「作品集」「全集」「全小説」「全仕事」「全作品」などと銘打ったシリーズが複数存在(生前刊行も含む)し、
それぞれがまだ流通してるために、全作制覇をはじめようとする読者を惑わせてる、
そんな作家(故人)の例を一つもご存知ない?
作風激変、亡命、被災、大病などのために区切りがつきやすい作家の場合は
「第一作品集」などのように出るから混乱しないんだけどね。
それはつげ義春のことかね。
貸本期にデビューした漫画家ならもっといるな。
小説は……しらないorz
>>55 はあ?
そんな作家と今の話題となんの関係があるの?
ピンチョンの「作品集」だの「全仕事」だのという
存在すらしていない類似品にお前は惑わされちゃうの?
突然そこまで必死になって話題を逸らしたくなった理由を聞かせてくれ
仮に全仕事だの作品集が出たところで、今日日ネットで調べりゃ
収録作品くらいあっという間にわかるという
新潮社としては、今後ピンチョンの新作が出たら、同じ装丁で「全小説」に
加えていく積もりなんじゃないかな。
ピンチョンが没するまで継続する企画なんだよ、きっと。
(希望的観測)
新訳にして全部出し直すんだよ、きっと。
もうすぐ奥泉光の『メイスン&ディクスン』評が朝日新聞に載る模様
63 :
吾輩は名無しである:2010/07/18(日) 20:45:25
ミッチーなんたらのうっとしいスレも埋まって良かった
佐藤良明氏の新訳類大いに期待中
しかしくれぐれも「シンデルロ」とかそういうのだけは勘弁
他はほとんど最高ですので
シンデルロは意地でも変えません
>>62 どうせ絶賛でしょ。
あと「ピンチョンは難解と言われているが、実はユーモラスで笑いながら読める」とか
そんなところでは。
こんな売れてない作家批判しても仕方ないじゃん。どう褒めるかに批評家の技量が問われるでしょ。
68 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 17:16:54
M&D頭痛いんですけど、そこまでして読む必要があるのでしょうか
69 :
吾輩は名無しである:2010/07/19(月) 19:07:39
ないでしょう。
私は面白いから頭痛くても読む
それだけ。
なんか 仕事サボってクーラー効いた部屋に引きこもって昼間から酒を飲みながらザッパとかを掛けてソファでダラダラ読みたい感じだな。で次の日内容を全然憶えてなくて頭が痛くてもう一日休ませて下さい。
71 :
吾輩は名無しである:2010/07/20(火) 13:44:06
>>64 それは残念ですがまあいいでしょう
逆光もやってほしかったなあ
..........?
i might be going to montana soon....
>>72 gonna be a Dental Floss tycoon...ってか
俺も何となく
>>70の気持ちは分かるぜ
「ピンチョンが現れた!」
75 :
ズロースロップ:2010/07/22(木) 00:08:16
ピンチョンの文章のノリは日本語には絶対に置き換え不可ですがなもし
76 :
ズロースロップ:2010/07/22(木) 00:13:51
クラプトンのソロを三味線で真似るようなもんですがな
しょせん「それっっぽくきこえる」程度です。
でもその野望と努力は買いますけれど。
77 :
吾輩は名無しである:2010/07/22(木) 12:27:41
石川淳を英訳してもうまくいかなさそうみたいな?
78 :
吾輩は名無しである:2010/07/22(木) 17:33:43
M&D買ってきた
たぶん読まないけど。
79 :
吾輩は名無しである:2010/07/22(木) 18:07:30
M&Dそんなおもしろいかなあ・・
面白くないよ。今までみたいな謎もないし。
アフリカが面白さのピークだったな。まだ上巻読み切ってないけど。
81 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 06:32:08
読み終わった。
思ったより面白かった。
思いのほかわかりやすいし
使い捨てかと思うキャラとかアイデアが意外と長く
主人公と絡んでくれたり。
まあ隠喩とか専門用語とか一切とばしての感想。
相当に好きな部類なのでもっとギャーギャー言いたくもある。
82 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 17:13:41
自分は隠喩目的で読んでるから楽しめなかった
下巻の射影の話はちょっとよかったけど・・
83 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 18:22:05
下巻 p148-149
84 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 22:04:09
85 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 22:14:19
M&D読みやすいけど、面白いとはとても思えない
ピンチョン小説じゃなくて、
エンターティメント小説だと思えば面白いんじゃね?
88 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 23:37:26
ピンチョン売れすぎ
89 :
吾輩は名無しである:2010/07/24(土) 01:07:54
翻訳が悪いんじゃない?
90 :
吾輩は名無しである:2010/07/24(土) 21:16:13
所詮この世は様態
近所の小さい本屋に4冊も積んであるのだが1冊も売れてないくさい
本屋の親父気合い入れすぎ
欲しいなあ。マジで金がない。
近所に住んでるんだったら貸してあげられるのにねえ
親切な人だなあ。ありがとうございます
買って所有することに意味がある本だろ
読まれることに意味がある本だと思うのですが…
その通り
98 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 05:55:14
「たぶん読まないけど」くんか。
人それぞれとは思うけど、ことさら方々で言ってまわるほどの事ではないね
最後まで読み通せなくても、読もうとする意思くらいは持っててバチは当たらないだろうに
どれくらい売り上げてるの? >M&D
102 :
吾輩は名無しである:2010/07/31(土) 14:32:57
白人ヤッピーコースが、2年の軍隊生活で色んな階層をみてきたっていうけど、貧困層の描写はカス
女の描写が中2止まりという指摘がフェミからあったと思うけど、そんな感じ
別にその程度だから、その程度でいいんだけど
きかんしゃトーマス
104 :
吾輩は名無しである:2010/07/31(土) 18:21:53
M&D読了、満腹だがもっと読みたくなって
Vとかも持ち出してパラパラめくる。
どのページ開いてもズルズル読んじゃうね。
M&Dの船の出てくるあたりって
Vとかの楽しさ再びって感じだね。
M&Dの船ってどのへん?
106 :
吾輩は名無しである:2010/07/31(土) 22:02:21
書き方が変でしたね
メイスン&ディクスンの
上巻70〜90ページあたりの船員に関する記述が
V.を想い出させるなあという話でした。
無論、Vにしろこれにしろ、それ以外のネタも最高なんだけどね。
「存在するのは、時に相矛盾する物語の流れだけである」というのがポストモダン主義の主張です
「われわれが行動を起こす時には、まず、自分たちなりの現実を作るのだよ。 そしてあなたがその
現実を研究してる間に、われわれはまたしても次の行動を起こして次の新しい
現実をつくるのだすのさ」これを読んで、私はポストモダン思想の見解を、もう少し真剣に受け止め
アメリカ人は真実の探求に特に関/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\心があるわけではないからです、情報
\ 味するよりも出来合いの大雑把| うるさい黙れ |なメッセージをそのまま受け止め
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \_______/  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∨ (゚∀゚ )
<⌒/ヽ-、__ノヽノ |
/<_/____/ < <
108 :
吾輩は名無しである:2010/08/03(火) 22:10:24
エリーゼのためには、ラブレターをポストに投函するんじゃなくて、
ポストに直接(細かい字で)恋文を書くような印象を受けた
バッハは、酔っ払い神父がくだまきながら説教してる感じでした
ショパンは、キレタ陶芸家が気に入らない作品を割りまくってる感じ
この際一番汚いモーツァルトを弾いてほしいです
109 :
吾輩は名無しである:2010/08/06(金) 11:21:58
さてと、はやく次のが読みたいな。
M&Dおもんない でした
111 :
吾輩は名無しである:2010/08/10(火) 09:24:34
「逆光」表紙楽しみだ
112 :
吾輩は名無しである:2010/08/12(木) 04:40:33
M&Aおもしろかった。
M&Dを書店の店頭で各章の冒頭をざっと流し読みしてきたんだけど
現代の「白鯨」を狙ってるんですかね?
何気に傑作の予感がするんですが、読了したみなさん如何でした?
ぱっと見、毎度毎度のピンチョン節が炸裂しているわけですが
結構、細部の話まで理解できるかで面白さが変わってきそうな気がするんですよね。
M&D面白くなかった・・
どのへんが白鯨なの・・
ピンチョンって現役だったんだなぁ。もうとうに故人と思ってたわ…。
М&D読了。
Vと競売とスローしか読んでないが、初めてピンチョンツマンネと思いました。
M&Dもうちょいで読み終わるけど、これはアメリカ人にとっての
弥次喜多珍道中。
だから、中山道といってアメリカ人がよくわかんないように、
当時のフィラデルフィア〜ニューヨークあたりがどんなだったか
漠然とでも分かってないとつらいんじゃないか。
平賀源内がフロッピー作ってドクター中松と容量で対戦、みたいな
時間を超えたネタもあるし。
М&D
二人がアメリカに渡るまでの話が無駄に長い
読んでいて疲れる
M&D、発売直後に購入して一ヵ月半、漸くアメリカに入った。
その間、池澤の短篇コレクションとか、M.レリスの『幻のアフリカ』とか
フーコーの『ピエール・リヴィエール』とかに浮気してたから、遅々として進まない。
場面場面は面白いと思うところも多々見受けられはするんだが
他に脇目を振らせない、圧倒的に引き込むだけのものがないんだよなあ。
ピンチョン以前に訳の文体が鼻につくのが大きいからかもだが。
M&Dとスローはないわ
121 :
吾輩は名無しである:2010/08/14(土) 08:00:27
普通に最高。
記憶消しても1回読みたい。
訳の「良し悪し」まではわからないが
洋画の字幕で芸人監修の受け狙ったのとか
そういうの苦手な俺はちょっと気になる部分があったけど
まあ、興味のないネタで期待しなかったのも良かったのかなぁ。
>>114 アメリカ建国と宗教的背景を
珍道中記という体裁で多面的に書いているのでは?と感じたんで。
そういえば高橋源一郎がピンチョンの先んじて
「ゴーストバスターズ」という珍道中記を書いていたなあ…
123 :
吾輩は名無しである:2010/08/15(日) 09:30:45
ゴーストバスターズは終始思い出しながら読んでた
高橋源一郎は意識面を重点的書いているんだけど
たぶんルソー流のデマルカシオン(境界分割)による
異界の分割(=戦争)を正義/悪、正気/狂気で描いていこうとしていると思うんだ。
20世紀末のポスト冷戦という状況下(そして9.11前夜)にこんな物語を出すなんて…
やっぱり読む事にしました。たぶん稀に見る傑作でしょう。
「柴田元幸さんが訳しているのだから読みやすくて面白いに違いない」
「よくわかんないけどみんな騒いでるし天才作家というならハズレはないだろう」
「ピンチョンっていう変な名前を単にtwitterなどで発してみたい」
等の理由で高いのに手を出してみたものの
さっぱり分からんツマランという奴が結構多数いるものと思われる
M&Dがアレなんで、重力の虹読み直してるけど、断然こっちだろう
127 :
吾輩は名無しである:2010/08/15(日) 17:46:33
傑作だとか駄作だとか、あれよりこれとか
どうしても優劣になっちゃうのかな。
学校じゃ読めないものがつまってるから面白いのに
M&D
機会鴨とフランス人シェフのやりとり
つまらんというよりなんじゃこりゃという‥
129 :
吾輩は名無しである:2010/08/17(火) 11:07:52
M&D読了
適当に言えば、感動巨編のヒューマンドラマ
読み進めるのがきついときもあったが、最後はどんどんおもしろくなっていって満足
単純な語りで、だらだらとあんなに長いのが読んでる最中は意味不明だったが、
読み終えて見れば、その長さが良かった気がする
俺も白鯨思い出した
そして、おそらくドン・キホーテ、
それもナボコフの解釈したドン・キホーテの狂気も念頭にあるのだろう。
しかし、この狂気に対するピンチョンのまなざしは
「巨匠とマルガリータ」の作者が描いたものに近いのだと思う。
風水にこだわる中国人読んで荒俣宏を思い浮かばない
クウェーカーといってもアメリカのオートミールしか思い浮かばない
恩寵=熱死
49年のゴールドラッシュ以外にも意味があったのか
おれも49ersのことだと思ってた
♪ And his daughter Clementine ・・・
137 :
吾輩は名無しである:2010/08/30(月) 20:51:08
重力の虹は苦労する甲斐もあろうが、M&Dにはそれを感じない
21世紀のヴァインランドを書いたんだから、重力のそれを書く可能性はないのだろうか
この爺さん、何気にtwitterに登録してないか
幻の郵便切手と聞いてサザーランド切手の話を思い出した
サザーランドは幻じゃないから。
逆光の頁数が両巻とも予定を百頁超えてきたぞ!
46判変型/ハードカバー/上864頁、下848頁
嬉しいやら大変やら
1700ページってw 凶気になる分量だぞ
ピンチョン最大の長編って聞いてたけどここまで長いとは
つーか置く場所もバカにならないな
そんだけ書くのはもの凄い体力ですね。後期高齢者だというのに、絶倫。
あらすじ読むとファンタジーっぽい気がする。逆光。
しかし日本で売れなくて発売中止になる悪寒
ピンチョンの言葉遊びは英語圏内でしか受けないし
「フィネガンズ・ウェイク」が翻訳されて
しかも文庫になったぐらいだから
言葉遊び云々で発売中止になることはないと思う
でも初版の発行部数はどんどん減っていくだろうなぁ
英語圏でもさほど受けてないとかなんとか聞いた記憶があるな
実際のところ、ピンチョンの読者ってどんくらいいるのかね
数万人ってところじゃないですか?ゴタールと同じでしょう。
年収は2500万くらいってmyspaceに書いてあった
何で稼いでいるんでしょうか?
印税。
じゃあ売れてるんだ。読まれてないってのは嘘なの?
お前な、これだけの世界的作家だぞ
でも1ヶ国で年に3000部、30ヶ国で翻訳されてるとしても
やっと十万部だ。二千五百万円に届くかな?
芸術奨励金とか企業からの補助が主じゃないの?
名家の出だから、その絡みの不労所得が結構あるんじゃないだろうか
初めてピンチョンを読むとしたらどれが良いでしょうか
地元の図書館に『スロー・ラーナー』『ヴァインランド』『重力の虹』『競馬ナンバー49の叫び』が
あるみたいなので、どれか読んでみたいなと思うのですが…
>>158 『競馬ナンバー49の叫び』か『ヴァインランド』オススメ
まずは短編で雰囲気を垣間見たいなら『スローラーナー』
『重力の虹』は気力体力充実してないとムリ
160 :
吾輩は名無しである:2010/09/06(月) 07:49:51
inherent viceのまだoneしか読んでないけど、やたら超ノリノリで明るいのに、
なんともいえない暗さも感じるのは気のせいか?
161 :
吾輩は名無しである:2010/09/06(月) 10:11:34
>>149 ネオティヴの人でもまず読んでない作家さんだよ
っていうか これ普通に読めないでしょ
>>159も競馬になってわろた
というか、読みは「けいばい」じゃなくて「きょうばい」じゃないの?
「きょうば」で入力しても競馬は出てこないし
inherent viceがあからさまに競売49の続編なんですが
普通に読める英文なのに、5W1Hがつかめない
工学部出身のやつが、まともな英文書けるとは思えない。
>>163 法律用語では競売(けいばい)
一般には競売(きょうばい)。
どうでもいいけど「競売ナンバー49」って不自然な訳だね。
説明的に訳したつもりかもしれないけれど
「49番ロット」とか「ロットナンバー49」でいいんじゃないの?
ピンチョンを知った時に競馬って誤読して、読んで暫くしてからも
勘違いが継続してた事を思い出した
思い込みって怖い
>>166 当然だよ。日本人が造った人工言語なんだから。
福沢諭吉もはじめはカナ漢字交じりの表記を普及させようとしたんだけれど五十音は彼らには難しすぎて教えられなかった。
そこで諭吉の弟子である井上角五郎が母子音あわせて半分以下の二十四種類で済む(そう。アルファベット26文字より少ない)ハングルを、
紀元前の日本人が使っていた神代文字を基に考案したんだ。
これによって世界一知能の低い朝鮮人と(むろん朝鮮人同士の間でも)言語による意思の疎通が可能になった。
もっともそれで話が通じるかどうかになるともう一段高いハードルがあるようだけど。
スルー検定実施中。
本の分厚さといい、工学部って感じだよね
理系と言っても、抽象度の高い理学部ではない感じ
171 :
吾輩は名無しである:
mdは1ヶ月半かかったから次のは1ヶ月で読めるよう頑張ります