エミリー・ブロンテ 『嵐ヶ丘』

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1吾輩は名無しである
前スレ消費しましたので新スレ立てました

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2吾輩は名無しである:2009/12/20(日) 06:08:47
おちんちん
3吾輩は名無しである:2009/12/20(日) 09:30:55
光文社から新約でるらしいから感想よろしく
ttp://www.kotensinyaku.jp/nextnumber/index.html#02
4吾輩は名無しである:2009/12/30(水) 16:49:59
保守
5吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 13:50:12
保守しろよ!
6吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:26:31
兄のブラウンウェルが書いたという説がある。
7吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:27:00
ヒースクリフはどうやって金持ちになったのよ?これが最大の謎だな。
8吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:27:44
構成はあちこち破綻しているし、風景描写もおかしい、ストーリー上の矛盾も少なくない。
にもかかわらず間違いなく傑作という、十九世紀の大小説群のなかでも非常に特異な作品。
この特異さに匹敵するのは『白鯨』ぐらい。
9吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:28:26
聖書好きのじいさんの方がむかつくんですけど。
あいつ新で欲しかった。
10吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:28:43
俺がむかつくのは語り手のおばさんかな。
11吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:29:32
この作品はハッピーエンドとみていいのか?
最後にキャサリン・リントンがヘアトンに読み書きを教えている牧歌的な風景に出会って、ヒースクリフはこの穏やかな世界を壊そうとしたのではなく、じつは拒絶され続けていたのではないかという気がした。
12吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 14:30:17
ネリーは一体何者なんですかね?
香具師が全てを動かしているような気がするわ.
13吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:39:06
即死阻止
14吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:43:37
モームもヒースクリフがどうやって金持ちになったかは
エミリー・ブロンテにも説明できないといっている.
15吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:44:16
ヒースクリフの本当の敵は、ヒンドリーでもなくエドガーでもなく、語り手である
ネリー、あるいは「ネリー的なもの」であったのだというのが読み終わったときの
感想だったのだけれど、いま改めてゆっくり考えたら、なんだかそれも少し違う
ような気がしてきた。
16吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:45:24
ワザリング・ハイツを嵐が丘としたのは名訳だと思う。
17吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:47:35
ネリーが「悪人」と言うのは変かも知れない。
他の登場人物達も、みんな変人・悪人だし。

読者は日和見主義的かつノーマルなネリーの視点で話を追って行くしか無い。
だからキャシーとヒースクリフが相当な変人だと思わせることに大成功。
(二人は間違いなく変わり者とは思うけど)
ネリー的な視点って、あの時代に生きた作者がウザイなーって日頃
思っていた部分なんではないんかな?と思う次第。
18吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:50:02
カミュが不条理な作例として
オーウェルが「優れた悪書」として
『嵐が丘』を挙げてたような気がする。
19吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:54:12
嵐が丘はよく「幽霊が出てくる話」と言われているが、
はっきりと幽霊だと確認されている場面は無く、読者の解釈に任されている。
超常現象というなら「ジェイン・エア」の
ジェインとロチェスターの精神感応のほうがあからさまでっせ。
20吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:54:55
オレは映画から入ったクチ。キャサリンが死んだのに葬式にすら出れなくて、
夜な夜な窓を破って人知れず侵入しキャサリンを抱きしめるところなんかメ
チャクチャ泣けた。原作も読んだが、あまりピンと来なかった。訳者が悪か
ったのかもしれない。そのうち英語で読もうと思っている。

人生の全てを懸けて一人の女性を愛したヒースクリフの情熱も、現代なら
「ストーカー」の一言で片付けられてしまう可能性がめちゃくちゃありそ
うなのが鬱。
21吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:55:35
イザベラとヒースクリフの結婚がとても気になる。
ヒーたんが好きでもないイザベラと結婚したのは復讐の為なんだろうけど、
イザベラたんは当初ヒーたんに盲目的に恋してたのに、
嵐が丘につく頃には大っ嫌いになってるよね。なして??
さらに、そんな状態なのにリントンが生まれてくるのも不思議。
22吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 22:55:55
嵐が丘の第一章・第二章における
シンメトリー・コントラストをひたすら挙げていく

1 両家の家系図
2 キャサリンとキャシーの苗字の変遷
3 ヒンドリー虐待ヒースクリフ相思相愛キャサリン
  ヒースクリフ虐待ヘアトン(orリントン)相思相愛キャシー
4 ヒースクリフがキャサリンを殺し、キャサリンがヒースクリフを殺す
23吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 23:01:33
>>16
同感。
「嵐が丘」と「若草物語」(Little Women)は名訳だと思う。
24吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 23:28:48
『星の王子さま』は?
25吾輩は名無しである:2010/01/05(火) 10:07:48
ウヒョー また読みたくなってきた。
26吾輩は名無しである:2010/01/09(土) 00:10:40
>>20
映画の嵐が丘は何作品か観たけど
未だ、「これこそ嵐が丘だ」 という映画作品はないんですよね

あと、ケイト・ブッシュの曲を聴くと無性に腹が立つ
27吾輩は名無しである:2010/01/09(土) 08:41:35
映画はどれもいまいち
ただ陰鬱にすればいいってもんじゃない
小説のあの奇怪な力強さを出せる役者はいないのか
28吾輩は名無しである:2010/01/09(土) 11:42:03
どれもダイジェストになってしまうからなあ…
29吾輩は名無しである:2010/01/09(土) 12:00:55
ウィリアム・ワイラーのよりは、ブニュエルの方が面白い。
30吾輩は名無しである:2010/01/09(土) 20:36:10
>>21

ヒースクリフがエドガー・リントンの妹と結婚したのは百パーセント
リントン家の財産ねらい。エドガーとイザベラの両親は財産を兄の
エドガーではなくイザベラにすべて残した。
娘キャサリンが生まれた時にネリーが「かわいそうに今度の赤ちゃんは
余計者なんですよ。リントン家のだんな様と奥様は妹さんのほうに財産を
すべて譲ったのですから」と言っていた。
ヒースクリフにとってはイザベラと結婚して子供さえできればイザベラも
用済みだったので、妊娠するぐらいまではうまくイザベラをだましていて
その後手のひら返しをしたのだと思う。
そしてイザベラの言うようにヒースクリフは非常に狡猾で頭がよかったので
第三者からみたら、虐待されているのにイザベラのほうが頭のおかしい変な
女で、あの悪党のヒースクリフのほうが酷い奥さんに祟られている良識ある
紳士のように見えるように巧みに状況を操作してイザベラをいじめた。
だからイザベラは逃げるしかなかった、だれにもイザベラが被害者だとは
認めてもらえない状況、子供も財産のためにとりあげられ、たたきだされる
ような形でヒースクリフの元を逃げ出すしかなかった。イザベラの無念やいかに。
31吾輩は名無しである:2010/01/10(日) 22:26:48
>>23
Little Womenを若草に訳すとは・・・・・・・・・・
エッチな想像をしてしまう私は変態なのでしょうか
32吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 00:03:38
吉田喜重の映画もあるぞ。
33吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 00:34:14
花に嵐の譬えもあるぞ。
野崎歓の評論もあるぞ。
34吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 01:03:23
ケイト・ブッシュの歌いいと思ったのは俺だけか
35吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 01:11:50
36吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 01:20:30
ケイト・ブッシュの歌はヒースクリフとキャサリンのヒステリックな愛憎関係を
よくあらわしていると思うな。

ブニュエルの嵐が丘は全編ヴァーグナーの「トリスタンとイゾルデ」が流れて
気分が悪くなってくる
37吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 07:55:58
ケイト・ブッシュの歌はオリジナルアルバムに収録されてるやつじゃなくて、
ベスト盤に収録されてるテイクのほうが断然いい。声が全然違う。
38吾輩は名無しである:2010/01/12(火) 02:14:23
新スレ立っててうれしい
一応2スレ目あったんだけどすぐ落ちちゃったみたいなんだよね

エミリー・ブロンテ2
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1247655665/
39吾輩は名無しである:2010/01/13(水) 15:53:42
キャサリンが死ぬときにヒースクリフの台詞「魂無しでは生きていかれない!」が
やっぱりすごいなーと思う。
彼女(彼)は魂と言える相手に出会えるって、そうそうないだろ。
一つの魂が半端に二つに分かれて、それが身分違いの男女に宿ってたら壮絶な運命しかありえない。
40吾輩は名無しである:2010/01/15(金) 23:12:04
アンドロギュノスですか
41吾輩は名無しである:2010/01/25(月) 01:53:19
風がゴウゴウと唸りををあげてる冬の夜
我が想いはヒースの原野に飛ぶ
42吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 17:28:14
新訳どうでした?まだ買ってないんだけどこのスレの評判はいかほどだろう
43吾輩は名無しである:2010/01/27(水) 22:31:34
普通だよ普通
44吾輩は名無しである:2010/02/05(金) 22:33:35
村上春樹に翻訳して欲しい
45吾輩は名無しである:2010/02/07(日) 01:35:23
げええそれはいやだ
つか春樹が翻訳する本に選ばないと思う
46吾輩は名無しである:2010/02/07(日) 16:09:17
ペラペラの文体に訳した嵐が丘も面白いかも
47吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 15:12:05
今日初めて立ち読みで一冊読みきってきた。
漫画になってる本があったから結構読みやすかったんだけど

ヒースクリフが復習に生きているのか愛に生きたのか
いまいちまだ理解が出来てない。
理解に時間がかかる物語だから名作なのだろうか、それとも自分が子どもなのかorz
48吾輩は名無しである:2010/03/05(金) 03:05:05
保守
49吾輩は名無しである:2010/03/07(日) 02:46:50
>>10
ネリーさん否定したら話進まねえだろが…
(^ω^#)ビキビキ
50吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 03:18:22
>>47
多分釣りなんでしょうけど、一応
理解に時間がとか、名作だからとか、子供とか以前に
立ち読みの漫画じゃ理解できないと思う

版を変えて数回読んだ私も理解できてるとは思わないけど
51吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 16:44:36
>>版を変えて数回読んだ私も理解できてるとは思わないけど

理解?ハア?理解なんか出来るわけ無いじゃん
所詮は素人が書いた処女作だよ、高尚なテーマなんか無いだろ
ハーレクインロマンス感覚で楽しめば良いんだよ
52吾輩は名無しである:2010/03/22(月) 18:10:21
ハーレクインロマンスというジャンルの創造・確立という偉業を
成し遂げた。
永遠に最も新鮮なハーレクインであり続けるんだろうな。だが俺
は読んでないw
53吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 00:24:04
ハーレクインって基本ハッピーエンドだろ
嵐が丘ってハッピーエンド・・・・・・・・・・・・・・・なのか?

最後にはキャサリンもヒースクリフも亡霊になって
子供時代のように二人で仲良く荒野を徘徊してるみたいだから
ハッピーエンドと言えるんかな





54吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 12:46:48
>>21
嫌いだ愛してないとかいいながらも
そこは男だから性欲は普通にあったんでしょう
相手は若い女の子で自分の妻だし
55吾輩は名無しである:2010/03/23(火) 22:05:02
>>53
二人にとってハッピーエンドなのは明らか
56吾輩は名無しである:2010/03/28(日) 20:35:51
一人の女性の妄想の産物
57吾輩は名無しである:2010/03/28(日) 21:40:10
>>56
それを言っちゃ

ところで嵐が丘の主人公って誰になるのかな
ヒースクリフ?ヒースクリフとキャサリン?
5841:2010/03/29(月) 17:11:29
どの翻訳で読むのがいいんだろ。詳しい人、教えて。

アマゾン見ると新潮も岩波もダメって書いてる人がいる。
とくに新潮はひどいみたいだし。
59吾輩は名無しである:2010/03/29(月) 19:33:24
>>58
そいつは同じ人間だろ?ただの「原文厨」だからそいつのレビューは気にしなくていい
amazonで「原文と比べて・・・」といいだすやつのレビューはまともなのがほとんどない

しかも「初めて読んだ」やつまでつまらなかったのを訳のせいにしてるやつがいるw
新潮のでつまらなかったら他ので読んでもたぶんつまらんよ。
と言いつつ、岩波文庫のやつをすすめておく。光文社のもちょろっと見たけど岩波の方が好きかな
60吾輩は名無しである:2010/03/29(月) 20:24:34
>>57
主人公は Wuthering Heights でしょ
61吾輩は名無しである:2010/03/29(月) 22:05:20
>>59
新潮の鴻巣訳は気をつけた方が…
あまり考えずに買ってそっちで読んじゃったけど。
有名なわりにあまり読んだことの無かった訳者さんだったんだけど
最近の「灯台へ」と同じく、単語の選び方が無駄に仰々しかった。

小野寺さんは英文学ではお馴染みの訳者さんだけど
キャサリンの台詞が凄く頭悪そうだったなw
6258:2010/03/30(火) 14:27:26
>>59
>>61
Thx 岩波で読んでみるわ。
63吾輩は名無しである:2010/03/30(火) 21:17:16
岩波の社員乙w
64吾輩は名無しである:2010/03/30(火) 21:57:32
>>62
あ、でも光文社のも悪くはないと思うよ。
それに原文はかなり訛っているみたいだから、ああいう訳し方にしたのかも。
65吾輩は名無しである:2010/03/31(水) 11:39:40
一年くらい前に読んでてわけわかんなくなったから途中で放っぽりだしてたけど読むか
6662:2010/03/31(水) 19:16:41
>>64
さっき岩波買っちゃった。
すごく気に入ったら光文社も読んでみる。
67吾輩は名無しである:2010/03/31(水) 20:20:38
その前に原書を読んでみてもいいと思いますよ
翻訳読んでからなら高卒程度の英語力があれば
なんとかなるんじゃないかな
68吾輩は名無しである:2010/04/01(木) 15:56:13
まだ最初の50ページぐらいだけど面白いね。
これから話がどう転がっていくのか。
69吾輩は名無しである:2010/04/01(木) 16:30:55
映画だとレイフ・ファインズのヒースクリフが好きだ。
坂本龍一のメインテーマも合ってたし。
あと最近観た海外ドラマのトム・ハーディーのヒースクリフが意外によかった。
LaLa HDで4/03(土)の00:30〜続編だけど再放送があるので観れる方は是非…  
70吾輩は名無しである:2010/04/02(金) 10:32:17
>>67
原書の英文のレベルはどれくらいですか?
71吾輩は名無しである:2010/04/20(火) 11:15:53
保守
72吾輩は名無しである:2010/04/20(火) 20:38:41
ブンガクとは関係ない話だけど、渡辺美里の「嵐が丘」聞いてごらん、YouTubeにもあるし。
なんかブンガクの「嵐が丘」の雰囲気にぴったりなメロディだから。
それとも渡辺美里本人はこの曲を作るのにリアルで「嵐が丘」を読んだのだろか?
73吾輩は名無しである:2010/04/26(月) 00:43:35
74吾輩は名無しである:2010/04/27(火) 23:26:27
75吾輩は名無しである:2010/05/25(火) 14:35:13
私よ キャシーよ
76吾輩は名無しである:2010/06/01(火) 15:48:47
100円で売られていたから、買ってみた
綿矢りさの夢をなんたらも100円で売ってて、迷ったんだけど
面白いのかな……いま、「死の家の記録」を読んでいるから、
これ読み終わってからね
77吾輩は名無しである:2010/06/16(水) 16:50:50
78吾輩は名無しである:2010/06/18(金) 23:52:34
モンティ・パイソンの手旗信号「嵐が丘」が好きだなー、バカでw
79吾輩は名無しである:2010/06/19(土) 19:59:55
tes
80吾輩は名無しである
あい あむ ひーすくりふ!!