虫瞰図。云い換えるなら、ただ一本の木として、森を見るとでも。
その内容の如何に関わらず、思想を持つ、何かを貴しとするってのは常に、
他を低くみることと同義だ。他人を見下す、そんな自分の醜い様から
逃げ出そうとするは、イコール己をそんなところにまで追いやった、
正しく考えることを自分に強いた何かから、逃げ出すことに他ならない。
…つうか、そもそもがもう、これ自体が嫌なんだろうけどね(苦笑、
だれもがひとでなしになれる訳じゃない。
うん。なんかだんだんと腹が立ってきたよ(笑
誰にもある弱さを超え鳥瞰するその精神と、能力とは、悪いものなのか?
あくまで“人間の弱さへの視線”を徹底した先に、小田の全体への、
政治への思考はあった筈なんだ。目の前のひとりに対するのと何ひとつ
変わるところのない、全ての人間への思い。――そうして“彼ら”が、
その者にとり決して観念の中だけの存在ではないのなら、どうしたって
ひとは、政治的たらざるを得ないと俺は思うのだが。
もっと云うなら、認識にはあなたも、わたしもない。
あるものを、ただあるがままに見取るだけ。
そこに無意味なバイアスが掛かるか掛からないかってのは、
強いか弱いか以前に、まずは能力の有無なのだな。
人間は決して平等には生まれてこない。出来るのはただに、
生涯後ろめたさを感じ続けることだけだ。
「お前が言うな」って言いたくなるような正義を唱えるのがマスコミと政治家。
「俺の中にもたしかにそれはある」と悪や弱さを認めたうえで
それを乗り越えるためのヒントを見つけるのは文学者。
小田はとっくに政治家だよ。
何を読んでの感想?
というか、別に馬鹿でもいいから、文学者は。
最低限、害悪(ナショナリズムで大衆を煽ったりとか)を
撒き散らさないでくれさえすれば。
113 :
吾輩は名無しである:2008/01/13(日) 22:04:24
朝鮮民族のナショナリズムを煽るようなことを書いた小田実は?
114 :
吾輩は名無しである:2008/01/13(日) 23:25:34
豚みたいな顔で嫌い
それと、巨大さ、強大さへの嫌悪ってのは、まぁ極端に走ればだが、
本質的にはクメール・ルージュ的なものと変わらないんじゃないか?
徹底してひとたらん意志とする知性だけが、ひとを、よりひとらしく
進化させると俺は信じている。
ひとたらん意志とする知性 =×
ひとたらんと意志する知性 =○
118 :
吾輩は名無しである:2008/01/14(月) 05:35:48
比較的後期?の中上健次との対談があるね。中上は全体小説家としての小田実を評価していた。小田の『ベトナムから遠く離れて』は確か全4巻で一冊数百頁ある。長けりゃいいってもんでもないだろうが、ただ、中上は小田の力量は評価していたな。
ただ、この対談、1990年前後に『群像』に掲載された後、単行本には収録されてないと思う。
119 :
吾輩は名無しである:2008/01/14(月) 13:56:53
小田の考え方でまた印象に残るものとして、三島由紀夫の死後、『人間として』同人である高橋和巳、開高健らとやった座談会がある。あそこで小田が何を喋っていたかを読み返すと、まず座談会のタイトルが、これは小田が考えたのだろうと思うが、
「生き続けることと三島氏らの死」となっている。小田はそこで、クーデターを訴え、失敗して切腹、頓首、というのは自分の死後の政治的効果を狙った行為であり、今後、何が心配かといえば、三島的な行動パターンに魅せられる人間が増えていくのではないか、
ということである。死による政治的効果の波及を狙うこと、それへの恐れを語り、で、小田が三島的な政治的行為に対置するのが、とにかく生き続ける、死ぬときはなるたけ畳の上で死ぬ、三島のような、人間社会が解らなかった人間にあれこれ言われる筋合いはない。
率直なところ、政治的にもライフスタイル的にも敵である人間、敵が死んだ、という感想を持っている…。当然のことながら、小田のこのような見方には異和感が向けられ、特に開高健は三島にたいして、実人生では仮面しかなかった、
また、文学的には後半、現実との緊張感の失せたホンコンフラワー的作品しか残せなかった、と喋っている。
今、この座談会を読み返すと、小説家としてのまともなことを喋っているのは全共闘運動からの影響を指摘する高橋和巳と、
傑出した才能を認めながらもやはり作品は意識的に過ぎて面白みに欠けるとする開高健である。ただ、読んでいて、小田という人は、三島にたいして文武は解っても作や商は解らなかった、とするあたり、生き続けることに価値を置くあたり、吉本隆明とは違う道で、
いわゆる「普通の人」が権力を左右する方法を模索さた人間に思えた。ただ、小田の場合、「普通の人」といっても、それは小田のタームでいえば<市民>であり、<大衆>ではない。つまり、政治的にも社会的にも問題意識をある程度以上に持った人間のことであり、
それが小田のいう<普通の人>または<市民>である。石原慎太郎だったか、「誰も小田実のことを“普通の人”だなんて思っていない(笑)」と言っていたが、そこのところに一つ問題がある。
だからだよ。
虫瞰図ってのは、まぁ本人はあれやこれやと云ってみせてはいたけれど、
その本質は自身への、戒めの言葉だったのだろうなと。鳥として、
生まれ持った高い能力とたゆまざる意志の力で先へ先へと進もうとする
己を、なんとかしてひとのあいだに留めおくがための。
三島については、これ半分は自己語りになってはしまうが、要はやっぱり、
観念か生かってことでしょう。あくまで徹頭徹尾、今この瞬間を生きる、
生き抜くために闘う全ての、生の側から自分はものを見、ものを考えてゆく
とする信念の発露が、そんなかたちで。
…そしてここからはカンペキに自己語り(苦笑
原則開かれているとはいえ、実質的にはその対象が非常に限定されている
(読まれているか否かではなくて)文学、芸術というものよりも俺は常に、
ひとの生を上に置く。したがって俺にとっては三島は完全にマイナスの存在
であり、まただから肯定的にであれ否定的にではあれ、どこまでも観念の
内でだけで三島の死を弄ぶ連中の愚かさと、なによりその酷薄さ(人間存在に
対する)を、自分はこころの底から軽蔑しているんだ。
無論それ故に読まないということはないが、正直なかなか、再読する気にも
なれないのだな、三島由紀夫。不幸な話。
それと「大衆」と「市民」についてはねぇ…、始めると長くなりそうだしw
まぁひとつだけ云うなら、小田は徹底して民主主義者たらんとした人間だが、
石原含め政治家はおろか、世の大半のひとびとは、そうではない。
そうして、結局のところ斯様にして俺は他人を切り捨ててしまう性質の人間
なのだが、けれど小田実は違った。
素晴らしい一生だったと思う。
122 :
吾輩は名無しである:2008/01/16(水) 05:48:06
>>119 >小田の場合、「普通の人」といっても、
>それは小田のタームでいえば<市民>であり、<大衆>ではない。
分からないではないが、阪神大震災においては、彼は<大衆>と共に戦ったよ。
「ここは人間の国か!」と言う彼の告発は、<普通の人>=<大衆>を代表してのものだろう。
震災で両親を亡くし、家を無くした俺にとって、
小田をあれほど身近に感じたことは無かったね。
ところで明日で震災から13年、厚かましいお願いだが、
震災死者のために、一瞬でも良いから思いを馳せ祈ってはくれまいか。
123 :
吾輩は名無しである:2008/01/16(水) 11:12:45
>>122 >
>>119 > >小田の場合、「普通の人」といっても、それは小田のタームでいえば<市民>であり、<大衆>ではない。
>分からないではないが、阪神大震災においては、彼は<大衆>と共に戦ったよ。「ここは人間の国か!」と言う彼の告発は、<普通の人>=<大衆>を代表してのものだろう。
解るんだけども、小田実の場合、<市民>は、柄谷行人風に云えば、倫理的なんですよ。柄谷がNAMを立ち上げる時に彼は「未来の他者への倫理」ということを強調したでしょう。小田の言う<市民>というのはそっちに近いという気がする。
我々は普段は、柄谷がどう解説しようが、まず<未来の他者への倫理>など気にしないで生きている。ただ、震災のようなことがあると、その中で住民が生活の建て直しをはかることが、<未来の他者への倫理>と繋がって見えるところがある。
あくまでも住民は自分たちの生活の建て直しをはかるだけでしょう。ただ、そのことが震災のような時には、未来を狙う共同性を担っているようにも見える。住民運動にいろんな活動家が寄ってくるのはその辺の事情によると思います。
もちろん、住民の人達にとって、小田やその他の活動家が様々に手助けしてくれることはないよりあった方がいいし、それ自体を否定すべくもない。だけども、小田と被災住民の間には実は微妙なズレがあると思う。その微妙なズレは重要です。
無名の<大衆>がいつか歴史に参加してしまうこと、そこには、それは、逸れてしまうことなんだ、と吉本は言う。逸脱なんで、そっちに最初から価値をみようとはしない。だから逸脱である。逸脱だけど、逸脱が避けられないことがある。
逸脱せざるをえない瞬間はある。そういう意味でしょう。
そこで改めて小田の言説を顧みると、<市民>に倫理的色合いが込められている限りで、価値は無名の、歴史には登場しない、歴史には自主的には関わらない<大衆>に置かれていたのではない、と思える。そこは小田の思想を振り返るときに、出てくる問題だと思う。
そこは俺にとって、大きな問題です。
それをどう呼ぼうが、民主主義の国においては、
有権者一人一人がこの国のあるじである事実に変わりはない。
ひとに愚かなままでいる権利などない。当たり前の話だと思うが。
125 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 01:29:12
権利は義務を伴うとか、
議決された事には従うとか、
そういう民主主義の倫理的側面が
市民運動の連中によって守られたためしはない。
声がでかいだけの甘ったれた駄々っ子集団。
>>123 …とまぁこんな感じに一周してしまう訳、あなたの考えを演繹してゆくと。
差異の否定は、ひとが生み出してきた様々な優れたもの、美しいもの、
また人類全体に益するものの存在を否定することに他ならない。だから
問題は常に、何のために、ひとはその能力を用いるかでしか、ないんだよ。
あなたが許したがっているそれは、実に多くの場合、己を省みる力もまた
意志もない、こんな者たちの跳梁跋扈を許すことでもある。
いついかなるときであれ、ひとがひとである限りは常に、愚かさは罪なんだ。
127 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 10:54:50
>>122 >震災死者のために、一瞬でも良いから思いを馳せ祈ってはくれまいか
遅れちまったが、黙祷。
128 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 14:53:17
『何でもみてやろう』は、日本人にもこんなやつがいるんだ!と思わせてくれたな!
あとの活動や思想が深まらなかったのが残念!
129 :
吾輩は名無しである:2008/01/20(日) 20:25:21
>>126 いや、2ch.で中傷に奔走している人達、というのは色々いると思いますけど、小田スレで中傷に走る人というのは、<大衆>といっても、やや知的に上昇しているタイプが多いでしょう。
自分の生活にのみ、或いはそれと関わるところでのみ世間に関心をもつ<大衆>とは違いますよ。殆んどの<大衆>は、小田実が誰か、とか、柄谷行人が何をやっている人か、などに関心はないはずです。また、持つ必要を感じないでしょう。
その手の話題に首を突っ込むのは、やや知的に上昇し、政治的問題に関心を持っている、思想的な関心を持っている、上昇したがっている人達だけです。小田がやっていた運動が、どんなに庶民的にみえ、或いは彼がそう標榜していたとしても、知識人の運動である。
集まったのも知的にそこそこ上昇している人達である。それは小田自身がよく自覚もしていたと思いますけどね。ただ、同じように運動をする人間の中でも、小田の運動は広がりを持とうと努力もしたろうし、良いところもたくさんあったろうと思いますよ。
そのことまで否定しようとは思わない。
ただ、俺は、実際に小田が話すのを間近で聴いて、これは使い古された言い方だけど、<制度>というかな。政治的人間特有の狭量さを感じたのでね。政治的人間の中では小田はかなりマシな人間で、政治思想としてもマシなものだと思いますが、
それでもやはり政治運動家特有の胡散臭さはある人間だと直感しました。もっとはっきり言えば、大事なことはこの人とは、或いはこの人の取り巻きとは語れないだろうと思いました。もっと言えば、これに巻き込まれていくと、より大切なことを失う。
という気さえした。僕は小田の書く本が好きで、ずっと読んできたけども、そこが離れ目だった。政治運動家としての小田は優秀だったろうけども、俺が知りたいことや追究していきたいことは、この人に突っ込んでも出てこない、という直感ですね。
そこで俺にとっては分かれ目だった。
>自分の生活にのみ、或いはそれと関わるところでのみ世間に関心をもつ<大衆>
本人の関心が何処にあろうが、ひととして生まれ生きること、生産し消費する
そのプロセスには必ずや、力が伴う。いくら彼もしくは彼女がその力に対し
無自覚・無関心ではあれ現実に、その存在は力であり、既にして政治なんだ。
だから例えば、我々が納めた税金で購われた爆弾により奪われたひとの生に
ついては、当然に、自覚の有無にかかわりなく、我々に(も)その責がある。
そうしてそれは爆弾が、燃料であっても全く同じ。何ひとつ変わりゃしない。
また、俺は今でも、ふとしたキッカケで噴出する己の中の差別意識に唖然とする
ことが、それこそ日常的にあるのだが。――無論俺の理性は、己がそんなである
ことを決して許さない(でいてくれると良いのだが、いつまでも)が、だがしかし
俺が「一緒くた」にした、彼らにおいてはどうか。
俺は己が理性の力によって、とまれこの点においては、自身を救うことが出来る。
けれどあなたは、彼らにはそのままに、一生涯呪われたままでいろと云うのか。
愚かさは罪。
“無垢なる”大衆などというものはない。ただそこには、責任はおろか、己が
罪をさえ引き受けようとはしない、あさましきものがあるばかり。
要するにね、前にも書いたけれど、誰もがひとでなしになれる訳じゃない。
ひとでなしにはひとでなしなりの責任の取り方というか、腹の括りかたが
あるんじゃないの? …っつーのが自分の主意なんだが、なんというか、
長々と付き合わせて申し訳なかったっす(苦笑
133 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 21:15:34
134 :
吾輩は名無しである:2008/01/22(火) 22:59:52
135 :
吾輩は名無しである:2008/01/23(水) 10:05:45
小田実で読んだのは『何でも見てやろう』『世直しの倫理と論理』『「問題」としての人生』の3著作だけだったな。
市民運動家のイメージが強いが、受験塾の英語講師のイメージもある。
この前、NHKhiで特集番組を見たけど、初めて彼の小説を読みたくなった。
死の間際まで小説を作ることをやめず、病床で口頭で物語を語っていた。
大学で古代ギリシア哲学を学び、古典ギリシア語からの翻訳も続けていた。
彼の市民主義の根底には空襲での焼け跡体験とともに、ギリシアの市民社会があったのだろうな。
今さらながら黙祷。
136 :
吾輩は名無しである:2008/01/24(木) 15:59:19
>>135 馬鹿?w
ギリシアの市民概念なんて小田クンら左翼の幼稚な市民概念と対極のものだよ。
大体何、市民「社会」ってw
>験塾の英語講師のイメージもある
ずばり『小田実の受験教育』(講談社文庫)なんて本もあるね。
解説(古藤晃。なんでも受験英語の大家みたい、知らんけど)のタイトルも
「予備校講師としての小田実」。自前(英国風でも米語でもなくて)の英語
とかなんとか云っちゃってて、ちとワロタw
138 :
吾輩は名無しである:2008/01/25(金) 21:46:13
庶民の感情におもねって、
国民を市民へと換骨奪胎させる力を持っていた。
こんなタイプの左翼は知識人には滅多にいない。
ほとんどの左翼知識人は公的発言の外側では
ブルジョアのインテリ気取りで差別意識の塊だからな。
140 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 18:23:52
141 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 18:38:49
小田の生前最後の新書『中流の復興』を読むと第5章は「古代ギリシャから考える
民主主義と文学」となっていて、ロンギノスの『崇高について』という著書を高く評価
してるな。民主主義に修辞学は不可欠なのに、日本は修辞学を排除してきた。それ
は近代国家ではあっても民主国家ではないと言っている。
142 :
吾輩は名無しである:2008/03/05(水) 23:03:05
NHK・ETV特集「小田実 遺す言葉」
3月9日(日)22:00〜23:30
まさに、さようなら小田実だな。
小田先生の授業によって
韓国の英語名(コリア)をはじめて教わった(知った)学生も?
144 :
吾輩は名無しである:2008/03/06(木) 15:41:52
>>140 北朝鮮のピョンヤンに小田の言う『市民』とやらは存在するのかね?
145 :
売国企業マル半:2008/03/06(木) 16:14:07
146 :
吾輩は名無しである:2008/03/07(金) 14:29:29
NHKは保守の論客が死んだ時には特集を組まないなぁ・・・
市民(笑)
148 :
吾輩は名無しである:2008/03/09(日) 23:39:18
本読んでみたくなった、魅力ある人だ
149 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 00:18:22
売国奴
150 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 07:09:06
>>141 今やネットではこんなにも百家争鳴なのにね。
151 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 12:02:07
小田実先生の涙ながらの遺言
戦後日本は自由主義と民主主義に平和主義を付け加えた。
平和憲法、憲法9条が危ない。
「残された国民の皆さん、どうか平和憲法を守って下さい」
152 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 13:38:32
【NHK特集 小田実 遺す言葉 08年3月9日放送を見て】
●空母イントレビットの脱走兵4人には優しかったが、ベトナム難民40万人には冷たかった。
●サイゴン陥落時、共産側に立って「勝った」「喜ばしい事だ」と、手放しで賞賛。
・・・・共産勢力に懐疑的だった開高健の方が賢かったか?
●旧東西ベルリンを訪問。壁を越えようとした墓標に涙する。
・・・・200万人の戦死者を出した東アジアの38度では泣かれましたか?
●ワイマール憲法からナチスドイツ憲法への移行を批判。
・・・・では戦後、ドイツ憲法が何回改正されたのか? その事には触れず。
●25%以下の低投票率で独裁国家を批判。
・・・・それは北朝鮮がピッタリ当てはまるでしょう。しかしながら先生の言葉から
・・・・北朝鮮の世襲独裁批判は最後まで聞けませんでた。
●「何人も兵器を用いてその使用を強制されない」と、ドイツ憲法を評価。
・・・・NATOのコソボ紛争にはドイツも参加。平和維持活動(KFOR)には3000人の軍隊を
出していますけれど。
153 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 14:34:50
トレビアンおばちゃん女優 岸恵子とやったことがあったらしい。
154 :
吾輩は名無しである:2008/03/11(火) 14:08:39
それは初耳。
昔は(『なんでも見てやろう』を書いた頃)は自分でモテタと自慢してなぁ・・・
155 :
吾輩は名無しである:2008/03/11(火) 19:00:33
小田実が入院してたとき、『なんでも見てやろ』を読んで感激した岸恵子
がお見舞いに来たらしい。でも、小田実は岸恵子を知らなくて、帰ってから
病院のひとにあの人は誰ですか、ってきいたらしいよ。
そのあとしばらく付き合いがあったらしくて、その時期だけ小田実の身なりが
よくなったと、事情にくわしい女性が書いてた。
156 :
吾輩は名無しである:2008/03/11(火) 23:15:22
小田実と開高健は共著もあって、
駆け出しのころからの知り合いだったようだけれども、
彼らの友情はどんなもんだったんだろう?
こういう個性の強いもの同士は、
友情の決裂で終わってしまう不幸な例が多いけれども、
彼らも例外ではなかったのかな?
157 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 00:04:25
作家はみんなお山の大将
批判されてる事も取り上げないと、
仲間内の顕彰番組にしか。
ETVやNHKのお里が知れる。
159 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 14:03:58
批判に関しては完全にスルーでした。
まぁ、小田自信の今までの人生がそんなもんだから。
160 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 18:35:25
小田は50過ぎてから結婚してあんなかわいい娘さんを遺せたのか。
うらやましい。
161 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 18:53:05
・・・歌を歌う人かと思ったYO・・・
162 :
吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 19:08:51
>>158 何しろソ連のアフガン侵攻に関して質問された時に
「そんなにアフガン人が心配なら君が反対運動でも組織すればええやろ」と言い放ったからな
163 :
吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 14:23:11
ブレジネフ時代のソビエトで週刊プレイボーイに『ソビエトにも自由がある。』と、書いてなぁ
・・・・そりゃ、ディスコでデートやドライブやバカンスの自由はあるでしょうが、
赤の広場前で反戦のプラカードを掲げて声を揚げる自由はあったでしょうかね?
先生様の言う『市民』とやらはモスクワには居たのでしょうか?
164 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 05:06:35
>>162 それは一概に批判さるべきことではないだろう。
「言いだしっぺがやる」と言うのはべ平連創設時からのポリシーだから。
ゴタゴタ理屈こね回す暇があるんやったら自分でせえや! と言うこと。
165 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 13:35:17
>>165 意見を聞いただけの相手に言う台詞じゃ無いだろ
要するにマトモな解釈が出来ないと露呈しただけじゃん
166 :
吾輩は名無しである:2008/03/15(土) 13:44:58
いいえ、ほんの自演です
168 :
吾輩は名無しである:2008/03/16(日) 12:39:34
なんだかんだいっても、面白い人だったよ。
いまは、内向的な作家が増えたので、市民運動したり、
テレビで議論したりするのは、俗だとおもってるのだろうか。
つまんねえよ。
お前がやればいい
アフガン問題はさておき、
朝まで生テレビでかな、作家で歴史家の井沢さんが、
北朝鮮の体制を賛美したかどだかで、同じく番組に出てた
小田実を批判したことがあったような?
小田は反発したが、キム・ジョンイルが北朝鮮のトップを後継したら、
反省意見を言うみたいなこと言ってたような?
ジョンイルが正式に国家主席についてないのか、ついたのか知らないけど、
結局反省めいたこと言わずに逝っちゃったような?
なぜそうも俗物は、ただの一つの手前ら持参の踏み絵ごときで、
人間その“全体”の、価値が測れるなどと糞つまらない、傲慢をかますのか。
――しかもまたその秤がまた、(自覚なき)借り物ときている。
笑止。
174 :
吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 14:25:35
要は、なるべくその踏み絵を踏む事なくやり過ごし、全体といわれる本質、性根を見破られたくない訳です。
175 :
吾輩は名無しである:2008/03/17(月) 14:27:28
よくある進歩的左翼知識人のスタンスですか?
サヨクの頭の悪さを象徴するような男だったな
177 :
吾輩は名無しである:2008/03/18(火) 16:57:31
>>173 なぜそうも俗物は
このへんに彼らの奢りと言うか、冷酷が感じられますなぁ・・・ウン、ウン。
178 :
吾輩は名無しである:2008/03/18(火) 17:42:42
思想は与太話のレベルだったがともかくおもしろい男だったな。
朝日記事「志と悲しみの巨人」
大きい悲しみの人でもありました <大江
180 :
吾輩は名無しである:2008/03/21(金) 14:56:27
そんなに持ち上げてどうする? ・・・・あっ!大江か!仕方ないなぁ〜。
181 :
吾輩は名無しである:2008/03/22(土) 12:57:59
>176
小田実の文章で一番マヌケだったのは
阪神大震災の後で書いたコラム
「戦後の土建屋政治による公共事業の乱発が活断層にダメージ与えたのは創造に難くない」
コイツ完全にイカレてると思ったよ。
182 :
吾輩は名無しである:2008/03/24(月) 15:47:31
>>179>>朝日記事「志と悲しみの巨人」・・・・
「反米の志と傲慢の巨人」の間違いだろ。
183 :
吾輩は名無しである:2008/03/27(木) 14:40:55
KGBから金をもらってたんじゃ、ソビエトのアフガン侵攻には反対できねぇよな。
184 :
吾輩は名無しである:2008/03/27(木) 15:13:13
ギリシア語の字引から引用して、時の権力者、世をときめく人を笑いのめす、
それが文学だと言い切る。
だったら、アメリカだけでなく北朝鮮もソビエト・ロシアも笑いのめしてほしかった。
北朝鮮やロシアを笑うのは他の人の仕事とばかり、自分は擁護ばっかりしていたよな。
185 :
吾輩は名無しである:2008/03/27(木) 19:49:33
エスタ〜ブリッシュメントが形成されつつあるよね。(実)
186 :
吾輩は名無しである:2008/03/27(木) 21:38:24
文学板のくせにニュー速のノリでしか小田実を語れないとは…
三島由紀夫が嫌ったのは、
蟹と小田実だったとか?
188 :
吾輩は名無しである:2008/03/28(金) 14:37:55
>>186 小田のどこに文学性があるのかね?
まさか格調高い文学と言うつもりか?(藁)
189 :
吾輩は名無しである:2008/03/28(金) 14:39:12
三文文士の末席にも座らせてもらえないだろうな。
190 :
吾輩は名無しである:2008/03/28(金) 14:59:18
開高健なら評価するが。
191 :
吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 11:18:58
>>186 しょうがないだろ。
小田実自身が文学と政治と思想は切り離せないと言ってるんだから。
晩年の小田は社会主義は全体として失敗した。社会主義国にすばらしい人は
いなかった。北朝鮮は支配層一派の権力維持のために様々な人権弾圧、生活
の抑圧を行っていると言ってるな。もちろん資本主義もアメリカもダメと言ってるけど。
作家(笑)
193 :
吾輩は名無しである:2008/03/31(月) 13:16:59
>>191 晩年の小田のそんな言説は聞いた事ないなぁ・・・
だったら、『オレは間違ってた』と言うべきだろう。
194 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 11:41:10
>>193 生前最後の本になった『中流の復興』(生活人新書、NHK出版)に書いてるよ。
216ページから220ページまで。
195 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 14:11:35
>>・・・社会主義国にすばらしい人は いなかった・・・・
生前、金日成をあんなに持ち上げていたのになぁ?
196 :
吾輩は名無しである:2008/04/05(土) 15:11:51
結局、この人は死ぬまで謙虚さがなかった。
自分の論理をゴリ押しして、自分と相反する者たちを見下していた。
そんな人間の書く文学なんぞたかが知れてるわい。
197 :
吾輩は名無しである:2008/04/09(水) 14:20:13
所詮、文学なんぞ「ひとりよがり」ですから。
大江健三郎を連れて行ってくれないかなあ
199 :
吾輩は名無しである:2008/04/14(月) 14:23:44
あの自虐三文文士はまだ死なないだろうなぁ
世直し〜 オモロい
バカな私でもスラスラ読めた
>>196 それは逆。
謙虚すぎるほど謙虚な人だったし客観性も持ってた。
あんた、小田の本読んでないだろ?
意見が対立する人とも逃げずに面と向かって対話してたのこの人ぐらい。
202 :
吾輩は名無しである:2008/04/17(木) 17:46:00
ネトウヨはシネ
>>201 対話なんかしてないよ。
大声上げるだけ。
お前が聞く耳持てば対話に聞こえるさ
205 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 13:20:28
小田の場合は立て板に水で相手に話す隙を与えないからな
対話というよりディベートの巧者って感じか
206 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 14:08:01
>>201 ベトナム難民に対しては『わしゃ、知らん』と、トボケタぞ。
ソビエトのアフガン侵攻には黙殺したぞ。
そんなステレオタイプの進歩的左翼知識人が謙虚ですか?・・・片腹痛い。
207 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 14:16:00
「何でも見てやろう」というのは嘘だったよね。
右翼よりは誠実で謙虚だったのかも知れないが。
208 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 15:59:57
その左にネジ曲がった目玉で北朝鮮のモデルハウスを見て、『やがて北も韓国の経済を凌駕するだろう』と、言ったけ?
ホント
>>201の言う通り客観的だったよなぁ・・・(笑)
209 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 16:16:40
:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん :2007/08/13(月) 15:50:05 ID:AskHPwLf
★市民運動家の二面性
・2年前に本欄に書いたことと同じことをまた書く。理由は2つ。その1つは、8月は終戦の
月だからだ。
私は40年前の学生時代に、ある本でこんなことを読んだ。「〔帝国主義間の戦争である〕
日露戦争はそうでない側面ももっていた」。「太平洋戦争は…最後は徹底的な敗北で
終わったが、西洋に対して戦をいどみ、曲がりなりにも緒戦においては勝利を収めた
ことである。この事実は、今日、人々はまったく無視して語らないが、日本人(あるいは、
西洋以外の他の国々、ことにアジア・アフリカの諸国の人々)に大きな自信をあたえた」。
日露戦争でアジアの新興国日本が大国ロシヤを破ったことはトルコなどを力づけた。
太平洋戦争(大東亜戦争)も、結果的には敗北であったが、日本の奮闘はアジア・アフリカ
諸国の励みになった。この事実を、戦後わずか20年の当時「人々はまったく無視して
語らない」と著者は慨嘆するのだ。
私の周囲にも「この事実」を語る人はいなかった。この本は『日本の知識人』(筑摩書房)
である。「断」に拙文が載ると、著者から礼状が届いた。自分を単純な“反戦派”として批判
する輩が多くて困る、自分の本を読んだ上での批判なら歓迎だ、というようなことが
書かれていた。著者は、小田実である。
7月30日未明、小田が亡くなった。自民党の参院選大敗が決まった頃だ。朝日新聞は
追悼記事で、これと関連づけるかのように小田の市民運動の“偉業”を讃えた。来月の保守系
論壇誌には小田の“単純な反戦派ぶり”を皮肉ったものが並ぶだろう。だが、大東亜戦争の
二面性を40年前に強調した小田の二面性も忘れてはならない。私が同旨の文章を本欄に
再び書く第2の理由は、死者の業績を正しく伝えたいからだ。(評論家・呉智英)
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1186835900/255 ■ 小 田 実 先 生 の 遺 言 ■
http://jp.youtube.com/watch?v=G2MQSDe9LgQ
>205
そう言ってるお前はどうなのさ?
212 :
吾輩は名無しである:2008/04/18(金) 21:22:21
>>209 呉智英が小田の『日本の知識人』を読んでたとはね。
『インテリ大戦争』の問題意識とどこかで通じるものがあるわけだ。
読みは酷いけどなw むしろポスコロじゃんそれ。
214 :
吾輩は名無しである:2008/04/27(日) 17:37:36
長野での聖火ランナー周辺での騒動を見てふと小田実ならどう思うかなと考えた。
デモを直接民主主義の手段として大いに肯定していたから、
案外どんどんやれという立場だったかもしれない。
生前、猫を題材の小説を書いてたけど、あれはいつごろ
出版されるのかな?それとももう出てたけか?
216 :
吾輩は名無しである:2008/04/28(月) 13:10:52
「終わらない旅」読了記念カキコ
218 :
吾輩は名無しである:2008/04/29(火) 10:22:18
『河』という小説全3巻の内の第1巻が6月に集英社から出るみたいだけど、
これは未発表の作品なのかな。
219 :
吾輩は名無しである:2008/04/29(火) 10:28:27
岩波書店 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
222 :
吾輩は名無しである:2008/05/07(水) 13:50:40
小田に思想なんぞあるかい!!
ウヨじじいは黙ってろぃ!
224 :
吾輩は名無しである:2008/05/08(木) 14:17:36
サヨ坊主は小田の本でセンズリこいてろぃ!
実ちゃんの悪口言う人はこのアタシが許さないわ!
226 :
吾輩は名無しである:2008/05/21(水) 14:48:44
あの世で「市民」とやらと戯れるがいい。
227 :
吾輩は名無しである:2008/07/11(金) 15:04:52
東大でマルクス教に感染すると人類の敵になるという見本。
この国の未来が見えてきた!
親が死んだニートたちはフリーターとなる。
老後のフリーターたちは低年収ゆえに子供が
いないので介護者がおらず、金が無いのでヘ
ルパーもつけられずに孤独死。
企業は新卒至上主義の考えを変えず相変わらず
フリーターたちに雇用を提供しない。しかし供給
される新卒も少ない。少子化だからだ。つまり人手
不足だが、奥田は人手不足を移民でまかなう。
移民が増えると、ますます現在のニートや
フリーターたちの居場所がなくなってしまう。
そしていざワープア固定・孤独死者大量発生、
が現実になろうとする時、その現状に憤りを
抑えられないものたちは暴動を起こすだろう。
それは警察や自衛隊までも巻き込んだクーデター
となり、新国家が樹立されるのだ!
229 :
吾輩は名無しである:2008/07/18(金) 15:26:11
>>それは警察や自衛隊までも巻き込んだクーデター
>>となり、新国家が樹立されるのだ!
本気でそう思っているなら病院へ逝け
230 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 16:11:01
>奥田は人手不足を移民でまかなう。
>移民が増えると、ますます現在のニートや
>フリーターたちの居場所がなくなってしまう
移民は経済効果を全くあげません。アメリカを見れば分かるだろ?
日本の社会や生活習慣を移民たちに教えて日本社会にとけこませるのに
どれだけ時間と金がかかるとおもっとるのか?
ニートやフリーターどもを戦力にしたほうが楽だし
手っ取り早いに決まってる。
231 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 16:12:54
祖父ちゃんが小田実の本もってた
もう死んだけど
232 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 17:12:18
何でも見てやろうを今の若者が読んで
感動するってことはもうないだろうな。
233 :
吾輩は名無しである:2008/07/20(日) 23:36:44
「何でも見てやろう」のどこまでが本当で、
どこからがハッタリなんだろう?
234 :
吾輩は名無しである:2008/07/29(火) 17:34:32
小田実さんて行動の人だったんだね。NHKの特集見て知りました。
神戸大震災のあとにも
自然災害の被災者救援法を市民で作ろうと運動の先頭に立って
ものすごい数の署名集めて国会も動かして
本当に立法化を実現させたんだって、初めて知ってびっくりした。
歳をとっても行動して
病気になっても末期ガンの病床でも書き続けて、信念を貫いて、すごいと思う。
大昔なのに東大からハーバード大に留学して世界を放浪して
だからとても広い視野をもてたんだね。
やっぱ自分の足で世界を歩かなくちゃだめなんだ…
235 :
吾輩は名無しである:2008/07/29(火) 17:44:55
テレビでは
2007年7月30日に亡くなったっていってたよ。
明日が命日です。なむなむ
ベトナム戦争のときに米軍の脱走兵を皆で助けたそう。
脱走兵といってもはっきり反戦の意志を表わしている人たちで
小田実さん達は彼らの主張をビデオに撮ってマスコミに流して
ちゃんとアメリカという大国とも戦ったんだよ。
4人の脱走兵の人たちの真剣な表情が
印象的だった。みんな20代始めくらい。…すごいよ。
まぢめに生きることって、大変だけどすごいね。感動的でした。
236 :
吾輩は名無しである:2008/07/29(火) 17:52:16
アマゾン見たら小田実さんの本たくさんあったから
夏休みに読もうと思います。
旅行もするから、本もっていくかも。世界を見よう!
「何でも見てやろう」
237 :
吾輩は名無しである:2008/07/30(水) 19:54:26
「金正日は若者の代表だと思っていいんじゃないかなぁ・・・」朝ナマでこう言いよった
ときは、呆れたな・・なにかのドグマに嵌まったらこうなる典型的な奴だった。人間
こうはなりたくはないわな。
238 :
吾輩は名無しである:2008/07/31(木) 00:00:00
小田さんに誓うよ
この日本をよい国にすることを
日本の社会をすみよい社会にすることを
そして、世界を平和にすることを
クライミングブーツを履いて脱走兵を蹴る作品を出した
大江の方が当時としてはラジカルだっただろうな
240 :
吾輩は名無しである:2008/07/31(木) 14:27:04
>>238 その前に北朝鮮の市民とやらを何とかせんといかんな。
241 :
吾輩は名無しである:2008/08/02(土) 15:36:06
242 :
吾輩は名無しである:2008/08/09(土) 16:44:45
243 :
吾輩は名無しである:2008/08/09(土) 17:31:45
文学好きな奴が草なんか生やす訳ない
244 :
吾輩は名無しである:2008/10/17(金) 01:23:47
あげ
245 :
吾輩は名無しである:2008/10/19(日) 06:01:15
>>234 だれにとっても身近でだいじな法律なのに運動の経緯などあまり知られていない。
247 :
吾輩は名無しである:2008/12/09(火) 21:46:10
君らね,まともに読んで,小田の文章の意味が取れるか?
何市の思想なんか,もう意味不明だよ。
北朝鮮大好きの,よぼよぼ老人をなんでここまで持ち上げるのかわからんな。
一種の,売国奴だよ。日本という,清潔でレベルの高い環境で金もうけしながら,
その悪口をいうんだからな。
60過ぎると完全に頭固くなっていて,思考できないレベルだったとおもうよ。
一回,朝生でみたが,井沢元彦に突っ込まれて,まったく答えられなかった。
あたまわるい爺さんだなと思った。
248 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 11:56:30
私は作家として三島由紀夫とは何んの接点もなかった。そう言っていいにちがいない。
彼がすぐれた文学者であったことは私にも判っている。なみなみならぬ、ケンランたる才能の持ち主であったことも心得ている。
たとえば、「自決」前年の「蘭陵王」――ああいう作品はなかなか書けるものではない。
しかし、人間には好みというものがある。文学の好みにおいて、私は彼と接点がなかった、そう言えばいいだろう。
(中略)
とにかく好みというものがある。私には読んでいるとお尻の下がむずがゆくなって読み通せない作家がある。
いい作家かも知れないが、それを重々判っていても、駄目だ。三島由紀夫にはそんなことはなかった。けっこう読めた。
小田実
「三島由紀夫との接点」から
249 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 11:57:00
思想家としての接点はどうか。
…考えてみると、彼はあのころ大学の時計塔にたてこもった「過激派」の学生にいたく共感し、学生は学生で、彼が「自決」したとき、われわれは負けたと言ったものだ。
…そこでも私が彼と接点がなかったことは、彼の「自決」後、ある雑誌のインタビューで、私は彼の死についてしゃべった――
そのインタビュー記事の題名は、「私は畳の上で死にたい」。それがすべてを言いあらわしている。
小田実
「三島由紀夫との接点」から
250 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 11:57:30
しかし、接点がひとつあった。確実にあったと思う。
私はそのころベトナム反戦運動に精を出していた。
…私はこの「ただの市民」の運動を自分で考えてやり出し、自分でそれなりに力も時間も金も出してやった。そして、小説もとにかく書いていた。
三島も「楯の会」で同じことをしていた。彼は「楯の会」を自分で考えてやり出し、力と時間と金も出し、小説も書きながらやっていた。
それが二人の接点だった。そのころも私はそう思っていたし、今も思っている。
ついでにもうひとつ言っておけば、そうした意味での接点を私が感じとったのは、あとにも先にも、彼ひとりだ。
小田実
「三島由紀夫との接点」から
政治的党派を批判して<市民運動>を展開した一人の作家の行き着いた先が、
<市民>の存在を許さない北朝鮮の政治体制への賛美であったとは・・・。
彼は、戦前・戦中の天皇制ファシズム批判、あるいはスターリニズム批判から
何を学んだのだろう?
252 :
吾輩は名無しである:2009/01/29(木) 20:03:02
ぶくぶく太ってきたのが嫌だ
253 :
川俣軍司 ◆kapwcKvnKE :
小田実も石原慎太郎も同じだ、とか三島由紀夫が言ってましたね。