海外文学を読むなら翻訳の質は気になる
こっちの訳は読みやすいとかあっちの訳は誤訳が多いとかいう情報を交換するスレ
「原書で読め」は自粛してね
2 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 00:43:04
2
3 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 00:56:19
カラマーゾフは古典新訳文庫のがいいって聞くけどどうなの?
龍口直太郎叩きスレに使えそうだな。
5 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 21:45:13
モームの人間の絆って岩波か新潮のどっちがいいんだよ
7 :
吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 23:03:23
8 :
吾輩は名無しである:2007/07/22(日) 00:50:36
龍口直太郎、阿部知二
馬鹿馬鹿しいスレ
カポーティの『夜の樹』で、川本三郎はカポーティの文章特有の「躍動感」を
表現するために原文の関係詞節とかをあえてぶった切ったりしてる。
それなのに逐語訳丸出しの龍口訳よりもずっとカポーティらしい。
今のは向井敏の本からの引用だけど、こういうのをどんどん挙げてけばいいわけね。
11 :
吾輩は名無しである:2007/07/25(水) 20:36:49
鴻巣がティファニー出せば
カポーティに関しては龍口訳殲滅?
まあそうだな。
13 :
吾輩は名無しである:2007/07/28(土) 17:56:07
龍口訳は世界遺産に登録すべき
14 :
吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 01:30:30
負の遺産
15 :
吾輩は名無しである:2007/09/13(木) 18:35:46
オースティンは(好夫じゃない方の)中野訳がやっぱり最高なの?
ちくま文庫(絶版多いくせに)高いのが嫌だけど...
17 :
吾輩は名無しである:2007/11/02(金) 03:00:51
新訳ブームに取り残されたスレッド
18 :
吾輩は名無しである:2007/11/02(金) 03:08:08
j' ai envie de rester cet amour est eternel いきなりすみません この文の和訳できる方いらっしゃいましたらお願いします
マルチ語学ヲタ釣り乙!
20 :
吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 22:57:00
ドストエフスキーの罪と罰の米川正夫の翻訳はどうなの?
21 :
吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 23:00:51
間違いだらけと浅田か誰かが言ってたな
22 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 20:55:18
ゆとりという言葉はいつすたれるか
23 :
吾輩は名無しである:2007/11/04(日) 21:12:01
不毛だよ。
もっと多様な表現が生まれる土壌をつくるべき。
携帯小説とかさあ。あんだろ!そういうのがよ!!
24 :
吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 21:32:29
>>20 向井敏の『文章読本』でもボロクソに言われてたな。
27 :
吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 15:51:28
28 :
吾輩は名無しである:2007/12/14(金) 10:41:56
29 :
吾輩は名無しである:2007/12/19(水) 23:26:45
「響きと怒り」 旧訳>新訳
「失われた時を求めて」 旧訳>新訳
「カラマーゾフの兄弟」 旧訳>新訳
「長いお別れ」 旧訳>新訳
「ロリータ」 旧訳>新訳
うしときだけ両方読んだけど、おれも旧訳が好み。
もう一回読むなら旧訳。
でもそもそも底本が違うから、千一夜物語みたいなものかもな。
ロリータ旧訳は素人目にも疑問。他は旧訳で不満なし。
だから、こうなる。
「響きと怒り」 旧訳>新訳
「失われた時を求めて」 旧訳>新訳
「カラマーゾフの兄弟」 旧訳>新訳
「長いお別れ」 旧訳>新訳
「ロリータ」 新訳>旧訳
「城」 原田訳>>>前田訳>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>新訳
32 :
吾輩は名無しである:2007/12/20(木) 11:05:51
ロリータの旧訳は誤訳が多いがかといって新訳にもなじめない
誰かもういっぺん訳し直せ
33 :
吾輩は名無しである:2007/12/20(木) 16:23:45
とりあえず
「長いお別れ」 旧訳>新訳
は全力で賛成。
失われた時は新訳もいいと思う。フランス語力という点でも。
34 :
吾輩は名無しである:2007/12/20(木) 16:43:30
新訳は読みやすいがある種の格調に欠ける。ドスト程度のものならそれで構わんが
というよりも、ああいうのは基本的に意味の文学だからそのほうが望ましいくらいだが、
プルーストともなれば意味の取りやすさよりも、より審美的な文体が望ましい。
話そのものとしてはどうってことのない作品なので。
35 :
吾輩は名無しである:2007/12/20(木) 17:09:44
フランス語力っていうのはどういうこと?
旧訳の翻訳者の方が劣るとかなら
その点を教えてほしい
>>33 思わせぶりはやめてよね。
36 :
吾輩は名無しである:2007/12/21(金) 01:01:31
野崎訳の異邦人(よそもの)について
あの有名な冒頭部に旧訳では「ママン」という言葉が使われたのには意味がある。
成人男性が母親の死を語るにあたって「ママン」と書くことは当時としては
フランス人にとっても、うわっ、きもい奴!ってな感じだった。
つまり、本来、ムルソーは異様な人間として登場してくるわけだが
そこを「母さん」としてしまうことに象徴されるように野崎訳では多くの部分で
一般化が試みられ、その意図するところは物語の普遍性の強調にあるようにみえる。
しかし、「異邦人」の最大の魅力は「白いエクリチュール」「零度の文体」などと
称されたその特異な文体の力にあって、それは殺人を含む主人公の思考や行動が
異常な人間ならではのものなのか、一般化できる問題なのかの境界上に放り出して
宙吊りにしてしまうようなスリリングなものだったはず。
当然、「異邦人」を読んで釈然としない思いを抱え込む読者は多かろうし
野崎訳では、その釈然としない部分に光をあてようとするわけで
こういう訳を望む声がそれなりに多くあったことは推測できる。
あの親切すぎる翻訳はだから一種のガイド本として評価することはできるかもしれないが、
その方針によって作品から受ける、書物から放り出されてしまったかのような感覚、
―これを「異邦人」という作品の文学的感興といってもいいと思うが―
は大幅に薄められてしまっている。
作品本来の魅力をスポイルしてしまうような翻訳を高く評価することはできない。
37 :
吾輩は名無しである:2007/12/21(金) 15:59:14
コピペ乙
38 :
吾輩は名無しである:2007/12/21(金) 22:39:22
>>36 なにをいってるんだかちんぷんかんぷん。
文学の才のないひとが文学的に書こうとするとこうなるという好個の例。
39 :
吾輩は名無しである:2007/12/22(土) 10:41:53
少しも文学的な書き方には見えないし、論旨もシンプルそのものに思えるわけだが
自演乙
41 :
吾輩は名無しである:2007/12/22(土) 11:06:15
自演じゃねーよ馬鹿
文学的な感想文というのがよく分かりませんが、無恥な文学臭だけは感じます。
それと、論旨はシンプル云々のレベルではなく、ただ浅薄なだけでしょう。
一時期流行した文学批評の受け売り、それも、その種の単語と文章を組み合わせて、
もっともらしいことを言った気になっている典型だと思います。
36の文章からは、少しも物を考えたという印象を受けませんから。
文章はそこそこうまいけど論旨は凡庸だね。
野崎訳は読んだことがないから反証をする気はしないけど。
たしかに野崎版異邦人の文章は分かりやすい反面、
説明的すぎてクールな雰囲気が損なわれている感じはある。
読者が異邦人に何を求めるかによって、評価が分かれる訳だと思う。
>>43 >論旨はシンプル云々のレベルではなく、ただ浅薄なだけでしょう。
このままだと、あんたのこういうハッタリめいた物言いからも、物を考えてない臭い
がプンプンするわけだが、ここはひとつ、浅薄である部分の説明をよろしく頼む。
俺は野崎訳を読んでないから無理ぽ。
ところで「郵便配達夫は・・・」の訳は誰の訳がいちばんいいんだろう?
原題:「The Postman Always Rings Twice 」
ハヤカワ題:「郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす」
新潮題:「郵便配達は二度ベルを鳴らす」
「いつも」はいらないと思う。
内容は新潮版しか読んでないからわからんが・・・
>>49 新潮って大久保康夫だっけ?
>>48 私は田中小実昌が好き。
と言っても、大久保訳と田中訳しか読んだこと無いけど。
尼でちょいと調べてみたところでは
新潮>田中西二郎
ハヤカワ>小鷹信光
みたいだが。つーか、田中小実昌版なんてあるのか、読みたい!
これか・・・
郵便配達はいつも二度ベルを鳴らす
J・ケイン(著)田中小実昌(訳)
講談社文庫 / 1979 年
田中小実昌、田中西二郎、小鷹信光はハメットでもかぶってる。
「血の収穫」と「赤い収穫」。
自分は小鷹好きだけどね。
小鷹の文体はクールだな
56 :
吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 02:22:17
57 :
吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 09:10:22
>>53 誰が正確かは原文と付き合わせて比べてないからわからないけど、そのものとして読んで好きなのは、俺は小実昌訳だ。
小鷹訳はきざな言葉遣いをしようとしているけど、それが板についていなくて嫌い。特にハメット。
他の翻訳スレでも書いてるの見たんだけど
翻訳関連って必ず変なのが粘着するでしょ
それってやっぱり私生活で相当なストレス溜め込んでて
かつ原文読めない人たちなんだろうね
59 :
吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 17:13:57
海外の歴史小説の和訳を読んでいるとき、
特に武人の台詞についてなんだけど、
どういう口調が一番しっくり合うのかなと思うことがある。
日本の武士の口調を訳文に使ってある場合、
「それがしは、ラ・マンチャのドン・キホーテと申す者にござる」
というふうに、西洋の中世・近世が舞台だと、
武装した農場主としての騎士と武士の類似性からそれなりにしっくりするんだけど、
それ以外の時代や地域を背景にしてあるときには、こういう口調の台詞だとやや違和感がある。
例えば、古代ローマの軍の司令官や、律令制に基づく中国の武官も、
源平以降の日本の武士とはちょっと立場が異なるし。
また、海外小説の和訳に限らず、日本が舞台の日本の作品でも、
平安時代後期よりも昔の場合には、どういう口調の台詞にするのが最も合った印象になるだろう?
古代日本史ものの漫画やドラマでは、
思い切って現代日本語そのままの言葉にしてあることが多いようだけど。
みんなはどう思う?
>>59 その疑問は特に武人の台詞に限らないと思うんだけどな。
何で特に武人の台詞について思うの?
まあ言ってみれば、作品の主要登場人物になることが比較的多いからというところかな。
なるほど。サンクス
63 :
吾輩は名無しである:2007/12/24(月) 05:04:17
>>58 まあそうなんだろうけど、そういう人たちが翻訳されたものにそこまで
好き嫌いの激しい感情を抱いているとすれば、翻訳が単なる原文の代替
物として以上の扱いを受けているということでもあるから、翻訳者冥利
に尽きるという気もする。
「私生活で相当なストレス溜め込んでてかつ原文読めない人たち」
って文言が得意げに書き込まれているのを、最近あちこちで見るんだが、
はやってんのか?
俺はまさに、私生活でストレス溜め込んでてかつ原文読めない(英語以外は)人なわけだがw
ほっといてもらいたいと思う・・・。
やっぱ日本語が楽だからなあ
66 :
吾輩は名無しである:2008/01/01(火) 15:27:09
新年新訳
67 :
吾輩は名無しである:2008/01/02(水) 04:47:07
謹賀新訳
臥針焦訳
酒は百訳の長
70 :
吾輩は名無しである:2008/01/13(日) 15:33:44
フロイトの精神分析学入門は中公と新潮のどっちがいいんですか?
どっちなんだろうな・・・
新潮は続も入っていたような
P.G..ウッドハウスの作品を翻訳したものが文芸春秋と国書刊行会から
出版されているが、文芸春秋のと比べると国書刊行会から出てるものは
ひどすぎる。
酷暑刊行会と名を変えてみたらどうかと言ってみたくなる質ってどうよ。
74 :
吾輩は名無しである:2008/01/27(日) 09:06:17
>>73 その訳は読んだことないからわからないけど、
なんだかんだ言って、文学作品の翻訳は文学畑でそれなりにトレーニン
グを積んだ人じゃないとなー、という気はしてる。一般的に。
まぁウッドハウスのはユーモア小説だけどね。
俺は筑摩の世界ユーモア文庫で出ていた『マリナー氏ご紹介』
(井上一夫訳)しか読んでないが。
ジーヴズの1巻目のやつなら両方読んだ。
でも国書が酷いとは思わなかったな。
ただ全体の雰囲気や翻訳のニュアンスは確かにかなり違うね。
たとえばバーティが黒人に紫の靴下をやるシーンでは
国書版ではとても似合うので素直に感心する。
文春版ではあまりのダサさに蔑み目線な感じ。
文春を先に読んだ人は国書のバーティがまぬけで軟弱にみえ、
国書を先に読んだ人は文春のが傲慢な気取りやにみえるかも。
要は好みの問題じゃないのかな?
あきらかな誤訳があるというのなら別だけど。
文春のブランディングス城は面白かった。
国書のはこれから読んでみる。
古典・名作の定番訳を上げていこうよ。現在入手できる出版社含めて。
ゲーテ『ファウスト』…鴎外(森鴎外全集 11 、ちくま文庫) みたいに。
ところで『源氏物語』は谷崎(中公文庫)、与謝野晶子(角川文庫)、瀬戸内寂聴(講談社文庫)のどれがいいだろうか。
今気づいたが、「海外」訳スレなのか(;´Д`)
79 :
吾輩は名無しである:2008/02/06(水) 21:46:06
赤と黒 新訳(野崎歓)>>>旧訳
>>79 そうなんだ。
『赤と黒』は桑原・生島訳(岩波文庫)と大久保和郎訳(角川文庫)を読んだけど、野崎訳も買ってみようかな。
81 :
吾輩は名無しである:2008/02/07(木) 00:23:51
野崎訳、瑞々しい訳だよy
ジュリアンの傲慢の底に、とてもきよらかなものがあることがよくわかるんだ
82 :
吾輩は名無しである:2008/02/23(土) 20:18:30
カラマーゾフの新訳はどんな感じすか?
旧訳も別に読みづらいとは思ったことないけど(陰鬱な表紙のせいで
手に取るのが遅くなった)
83 :
吾輩は名無しである:2008/03/11(火) 10:36:37
うんざりする悪訳本です, 2004/2/12
By 松浦淳 - レビューをすべて見る
『嵐が丘』でもっとも緊迫した場面は第15章だが、鴻巣のこの章の訳は、読むのもウンザリである。
彼女は男と女のこうした言葉のやり取りを理解できないのだとしか思えない。
死につつあるキャサリンを前にして、ヒースクリフは言う。
you know that I could as soon forget you as my existence! Is it not sufficient for your infernal selfishness,
that while you are at peace I shall writhe in the torments of hell?
鴻巣は、ここを以下のように訳している。
『おまえを忘れるぐらいなら、自分が生きてることすら忘れちまうさ、そうだろ!
どこまでふらちなわがままをいえば気がすむんだ? おまえがのうのうとしているときに、
俺が地獄の拷問にのたうち回るぐらいじゃ足りないのか』(P331)
ふーむ、
おまえを忘れるぐらいなら、自分が生きてることすら忘れちまうさ……か。
できの悪い高校生の訳、そのものでしょう。
死んで安らかに眠ることを『のうのうとしている』と訳すのですか? 内容を理解していないから、
こんなガサツな日本語訳をしてしまうのですね。
ちなみに、この部分は河野一郎(中央公論・世界の文学コレクション)は次のように訳しています。
『きみのことだけはどんあことがあっても忘れないってことも、知ってるはずだ! きみが平和に眠っている間に、
僕は地獄の苦しみに身もだえしなきゃならないと思えば、いくらわがまま勝手なきみだって満足だろうが?』
84 :
吾輩は名無しである:2008/03/11(火) 10:37:50
この他に、ネリーがロックウッドに向かって「こらこら」(P693)と言ってみたり
(使用人が主人に向かって「こらこら」などとは絶対に言わない。原文は、「No, Mr Lockwood」。
死に別れを生き別れと訳してしまって意味を通じなくしていたりと、鴻巣訳の『嵐が丘』は最近では珍しいほどの、
誤訳、悪訳、下手訳に満ちている。何よりも、この訳者の日本語への思い入れの欠如、
要するに言葉へのガサツな態度には呆れ返るしかない。
指摘した誤訳部分はほんの一部であり、グレイゾーンのおかしな訳は何百とある。
この新潮社文庫の『嵐が丘』を読むと、鴻巣友季子によって捻じ曲げられてしまったトンデモナイいびつな『嵐が丘』を経験してしまうことになる。
鴻巣友季子以前の訳者による訳本は、どれもマトモであるから、読者は是非ともそうした訳本を手にするように注意すべきである。
85 :
吾輩は名無しである:2008/03/16(日) 03:00:18
春樹ティファニーどうだった?
なんやかや言われてるけど鴻巣ティファニーも読んでみたい
86 :
吾輩は名無しである:2008/03/29(土) 02:00:43
>>83、
>>84 無謀にも外国語学部4年の俺が訳してみるスレ。
you know that I could as soon forget you as my existence! Is it not sufficient for your infernal selfishness,
that while you are at peace I shall writhe in the torments of hell?
「聞いてくれ!君を忘れるってことは僕自身がいなくなってしまうことと同じなんだ。
君は我がまま過ぎるよ。君が安らかに眠っている間にも、僕は地獄の業火に焼かれて続けているんだ。
それだけじゃまだ足りないっていうのかい?」
>>83の人はat peaceを「のうのうと」と訳すことに否定的だけどニュアンスはまさに「のうのうと」で合ってるんだよね。
>>84の河野訳の「平和に」より随分ふさわしい。at peaceはもちろん「平和に」と訳してはいけない。「安らかに」が一番忠実。
you knowを「知ってるはずだ」と訳すのは訳したがりの日本人。
よって「聞いてくれ!」に変えてみた。
あとは口に出して読みやすいように、文を崩して少し並び換えた。
よし、俺翻訳家になる。
87 :
吾輩は名無しである:2008/04/01(火) 15:55:32
いま、マークトェインのコネチカットヤンキーを原書で読んでいます。
でも、わからない部分の正確なニュアンスを、訳本で確認したい。
座右に翻訳書をおいて、原書と見比べたいのです。
そこで、いわゆる良訳といわれるような者があればそれを買いたいと思っています。
なにか、皆さんお勧めのものはないでしょうか?
88 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/07(月) 14:17:44
>>86 おやおや(笑)笑わせますねぇ(笑)
君を忘れるってことは僕自身がいなくなってしまうことと同じなんだ(笑)
これこそ下手な学生の悪訳ではありませんか(笑)
89 :
( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/07(月) 14:22:03
「文を崩して」訳すなどと「訳したがりの日本人」と言ったその口で仰られるとはまさに失笑ものというところでは無いで消化ねぇ(笑)
巨匠とマルガリータって今3種類のバージョンがあるけどどれがいいの?
>>5とは別人です。
モーム『人間の絆』って中野好夫訳と行方昭夫訳は誤訳の少なさや読みやすさの点でのどちらの方いいですか?
質問させて下さい。
「車輪の下」「緋文字」「白鯨」「高慢と偏見」「キリマンジャロの雪」
「クリスマス・キャロル」「ハックルベリー・フィンの冒険」
↑作品の翻訳は現在刊行されている中ではどれがベストなんでしょうか?
定説らしきものでも個人的な意見でも構わないので、教えていただけると有難いです。
93 :
吾輩は名無しである:2008/05/16(金) 02:03:30
車輪の下 選ぶのはだいぶ難しい 新潮、集英社、岩波、光文社… 本スレでも意見分かれまくり
白鯨 これも意見分かれる 岩波か講談社文芸が有力だが新潮を押す人も
高慢と偏見 これも(ry 新潮かちくまが有力 岩波を押す人も
キリマンジャロの雪 新潮一択
クリスマス・キャロル 新潮有力 岩波、光文社を押す人も
他は知らない
本スレに比較がある作品もあるので参考にしてみれば?
94 :
吾輩は名無しである:2008/05/16(金) 21:35:40
>>85 村上ティファニー読みました。
例に洩れずとても読みやすいです。
95 :
吾輩は名無しである:2008/05/16(金) 23:26:35
>>86 原文と訳文の長さが違いすぎるよ。冗長にすぎると思う。原文はけっこう
ひきしまった表現では?
イグジスタンスという名詞が使われているんだから訳文でも名詞を使わな
いとだめですよ。原作者はas の後を節にする選択肢を捨てているんだから
その意を汲んであげなきゃだめじゃない?
>>93 ありがとうございます!!
意見が分かれるということは、一長一短ということなんでしょうね。
とりあえず、教えて頂いた中で固まってそうな「キリマンジャロの雪」や「クリスマス〜」辺りを読み比べてみます。
ご丁寧にどうもです。
「緋文字」と「嵐が丘」を読みたいんだけど
新潮と岩波ならどっちが良いかな?
モーパッサンの「脂肪の塊」は新潮と岩波のどっちがいいんだ?
99 :
吾輩は名無しである:2008/05/22(木) 23:35:57
age
100 :
吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 02:16:05
>>97 個人的な感想としては、「嵐が丘」は岩波の方がクセがなくて読みやすいと思った
>>98 高山鉄男の訳は非常にクオリティが高いから岩波をオススメする
フィツジェラルドの「夜はやさし」が若島の弟子・森慎一郎の訳で集英社からでたな
春樹涙目
野崎もこてんぱんだな。このスレで叩かれる程度にしとけばよかったのに。
調子のって糞訳を乱発しすぎたなw
おや、日本語もろくに読めない人が現れましたよ
つーか、野崎の訳業についてはとっくに業界では有名な話だったけどな
107 :
吾輩は名無しである:2008/06/15(日) 12:35:09
野崎は最新のフランス文学の翻訳は悪くないよ。
ガイイなんてあのスピード感のある文体だけで充分。
いやはや(笑)誤訳満載なのでは(笑)スピード感とは滑稽ですねぇ(笑)抽象的過ぎるのですよ(笑)
該当の作家の場合、版権関係で野崎しか翻訳できず、の崎が誤訳をしていたら野崎の誤訳を読む以外術が無いのですよ(笑)
この罪深さが分からないので消化ねぇ(笑)
109 :
吾輩は名無しである:2008/06/15(日) 12:40:07
で、春樹の翻訳はどう思う?
110 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 01:08:01
響きと怒りは講談社版がベスト
111 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 01:46:09
英語ぐらい原文で読もうぜ
情けない
そりゃすいませんね。
113 :
吾輩は名無しである:2008/06/26(木) 17:41:17
>>109 基本は直訳
翻訳に対する考え方は片岡義男に近いのが意外だ
>>10 向井って新聞屋さんじゃなかったっけ?
鳥説書きモードや記者さんのコメントって意味あるのか?
らしい、ってのは情緒的な表現で何も言ってないに等しい
115 :
吾輩は名無しである:2008/06/30(月) 15:07:27
116 :
吾輩は名無しである:2008/08/01(金) 08:25:16
>>114 一応原文もつきあわせた上での話だけど。
117 :
吾輩は名無しである:2008/08/03(日) 08:53:55
工藤清一郎さん追悼age
118 :
吾輩は名無しである:2008/08/05(火) 00:46:47
ボードレールの「悪の華」なんですけど、新潮と岩波と集英社で迷ってます。
お読みになった方、いらっしゃいましたらおススメ教えてください。
詩ってあんまり分からないから、ちょっと読んだだけではどれがいいか決められなくて…
>>76 遅レスだが
国書版のバーティは貴族のはずなのに言葉遣いが下品すぎるんだよな
あと非英語圏のキャラの台詞を日本の方言に置き換えるとかいう
よくわからんことしてるし
ちなみに国書版は
ジーヴスを「執事」とする明確な誤訳もしている
wikiにも
Jeeves is a valet, not a butler;
a valet serves his employer as a person,
whereas a butler serves his employer's house.
とはっきり書いてあるのに
文春はどう訳してんの?
従僕
まあ帯は「天才執事」とか書いちゃってるがw
上にも書いてあるとおり執事は屋敷全体の仕事をする人
従僕とか従者というのは個人に付く人
従者と従僕って違うよな。
gentleman's gentlemanは従者だと思うけど。
valetは従者だね
従僕はfoot man
本文をざっと見たところ
文春版は「執事」と「従僕」で訳し分けがなされているが
国書版はぜんぶ「執事」
うーむ
国書版にまずいところがあるのは確かなんだけど、
かといって積極的に文春版が良いとも言えないんだよな。
それもそう
どっちもなんか無理に笑わせようとして滑ってる感がある
ユーモア小説の翻訳が難しいのは確かなんだが・・・
カートヴォネガッドの翻訳みたいなのは中々ないんだよね
127 :
吾輩は名無しである:2008/08/22(金) 21:02:10
アリスはどの訳者のがいいの?
さて私が翻訳でもしますかねぇ(笑)おやはや(笑)
129 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 00:14:28
あえて山形
130 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 00:18:02
岩波の虚栄の市は新訳と旧訳どっちの方がいいですか?
旧訳が名訳か新訳が欠陥品かでないかぎり
半世紀以上時を隔ててるものはとりあえず新訳でいい
132 :
吾輩は名無しである:2008/08/23(土) 16:44:01
了解しました。新訳買ってみます
>>127 私見では矢川澄子
言葉遊びの日本語変換が非常に自然
ただし自然すぎて元がどういうギャグだったのかわからないこともある
デュマ・フィスの椿姫は岩波、新潮、光文社のどれがいいだろうか?
135 :
吾輩は名無しである:2008/08/31(日) 19:36:10
夜と霧が同じ出版社から訳者違いで二種類出てるけど
なんで?
136 :
吾輩は名無しである:2008/09/01(月) 03:09:18
「日々の泡」は新潮とハヤカワ(うたかたの日々)とどっちの訳が良い?
137 :
吾輩は名無しである:2008/09/01(月) 03:41:02
ハヤカワ
138 :
吾輩は名無しである:2008/10/08(水) 02:32:30
ドストエフスキーは甲乙つけがたい名訳がそろってるよね
>>134 個人的な好みなら新潮の新庄訳。
ジャンクリストフもこの人の訳じゃなきゃとても読み通せなかった。
140 :
吾輩は名無しである:2008/11/01(土) 20:30:11
ツァラトゥストラはどれがいいですか
141 :
吾輩は名無しである:2008/11/01(土) 23:23:08
英文学くらい原書で読めよ
142 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:13:32
また原書バカ出た
143 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:14:24
伝書バトより劣る
144 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:15:18
英文学を原書で読めない奴ってwww
145 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:17:05
野崎姦はダメ。
146 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:17:08
おまえだよ
147 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:22:48
おれは「また原書バカ出た」といれ「伝書バトより劣る」といれた
すると、案の定、すぐいくつか反応がはいる
おれのいうことはおめえらていのうどもとは違うから、だからこそ目立つぜ
148 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:36:09
野崎訳ほどゴミなものはない。
149 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:41:15
ハハハ、あいかわらずバカだな、ていのうだな、
きのきいたことのひとつもいえねえ、バ〜カ、ハハハ
150 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 00:43:16
野崎訳を読む奴は全員死ねばいい。
151 :
吾輩は名無しである:2008/11/02(日) 16:21:54
通報しますた
153 :
吾輩は名無しである:2008/11/03(月) 23:11:27
154 :
吾輩は名無しである:2008/11/06(木) 00:01:23
赤と黒は断然野崎歓訳がいいね。
あの小説はジュリアンが生きているか否か、それだけが全てだからな。
海外文学の翻訳は、歴史的にも充実している。
それよりも日本文学の海外向け翻訳を充実させる必要がある。
漫画やアニメなどサブカルが世界的に受容されている一方
日本文学の翻訳や紹介は、遅々として進まない。
源氏物語1000年を期に、ちゃんと国が予算を付け
ただし運営には口を出さずに、文化事業として翻訳家を育成し
日本文学の名作をどんどん海外へ紹介すべきである。
ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」が、
以下の3社から出てますが、どれが良いでしょうか?
・群像社/法木 綾子 訳
・河出書房新社/水野 忠夫 訳
・郁朋社/中田 恭 訳
水野が無難じゃない?
つうか、同じの三種類出す前に他の作品出せと
ジェイン・エアはいくつか訳があるみたいだけど、どれが良いかな?
160 :
吾輩は名無しである:2008/12/23(火) 15:56:58
はずれの少ない翻訳者っていますか?
内容でなくて翻訳の質が
161 :
無名草子さん:2008/12/23(火) 16:15:41
オウィディウスの『アルス・アマートーリア』が岩波文庫で新訳出版されたけど、
既に何種類かの邦訳本が出ている。
同じ訳すのなら、本邦初訳の古典文学にして欲しかったな。
岩波って最近他でも読めるものが多いよね
モームとか
163 :
吾輩は名無しである:2008/12/25(木) 11:15:33
本当に作品を楽しみたいなら、村上春樹の訳は全てお勧めしない
確かに小説家ならではの良い表現が多々ある、が、
誤訳の酷さが上回る
誤訳そんなに多いのか。買うほうは、誤訳があるかより面白いかのほうが重要なんだな。
166 :
吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 14:42:53
春樹で思い出したけどカフカは誰のがいいの
前に新潮社の城読んで挫折した
カフカは池内紀訳が意訳が酷すぎるとよく言われるよ。
この酷さは、なめらかにしすぎていたり、明らかに膨らませすぎているなどで、
「いい意訳もあるんだ」というのとは別の、カフカの散文を殺すものじゃないかと言われている。
覚えていないが、池内カフカのやばさについてはいくつかブログ記事をはじめ、あったと思う。
ちくま文庫から出た新しいセレクションは、訳者として信頼できる人だろうと思っている。
昔の全集版がとりあえず最善だったとも聞くが、
ブロート編纂を経たテクストだから、新改訂版が池内に占められてしまったのは大問題だった。
たぶん、ちくまの新セレクションはその欠落に対応した動きではないかと。
168 :
吾輩は名無しである:2008/12/29(月) 15:02:46
やっぱ原文で頑張って読まないとだめだな。翻訳は危険だ。
>>166 新潮文庫と云うと前田敬作か。
決定版全集で前田を読んだとき、まともに思えたんだけど
原田義人(昔の文学全集の類は皆これだった…)が酷すぎたからかも…。
お勧めは辻ひかる(王+星)だが新刊ではない。
げんしょじょせいはたいほうであった。ずどん
172 :
吾輩は名無しである:2009/01/07(水) 15:32:24
ラテンアメリカ文学はどうよ?
173 :
吾輩は名無しである:2009/01/12(月) 21:29:22
このスレ始まって以来の漠然とした質問
野崎でスレ内検索したら
孝が一つもないのかと驚いた
175 :
吾輩は名無しである:2009/01/12(月) 23:44:31
野崎は歓に限る
ビールはサッポロと似たようなことさ
弄るのにはねw
177 :
吾輩は名無しである:2009/01/13(火) 19:05:48
とりあえず、この人の訳した作品ははずれがない
ってのを教えてくだ
180 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 00:43:50
誰でもおもしろがれる作品しか訳さない人だな。
181 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 03:41:38
ほめ言葉いただきました
真価が定まるのは二十年くらい経ってからだろうね
183 :
吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 15:58:27
生半可という言葉でもう定まってるよ。
本人が自負してる。
184 :
吾輩は名無しである:2009/01/28(水) 20:32:02
新訳も色々出てるみたいだけどヘミングウェイお願い
185 :
吾輩は名無しである:2009/02/02(月) 20:01:09
複数読んだのは「武器よさらば」だけだが
個人的には
光文>新潮>筑摩
映画に例えると、光文→吹替え、新潮→字幕のイメージに感じた。
筑摩は30年前の文学集だったせいか、表現に古さを感じた箇所が多かった。
186 :
吾輩は名無しである:2009/02/02(月) 20:29:35
上田敏、翻訳すごい。ほとんど創作と言っても良い
アンソロジー。鴎外、翻訳すごい。その外国語
知識を駆使。Deutsch Franc(セヂーユ)ais English.
188 :
吾輩は名無しである:2009/02/16(月) 01:18:00
悪魔の詩って以前アマゾンかどっかのレビューで訳が最低だって見たような
気がしたんだけど実際どうなの?今アマゾン確認したらそんなレビューなかったし
他の本と勘違いしてるかもしれないけど。
口語を翻訳した部分が微妙に「〜てなもんだ」口調で、なんというか独自の世界。
>>101 ということは、ゴリオ爺さんも岩波でイイのでしょうか?
「バルザックは表現がクドい」という知人の評から尻込みしてましたが、
モームの書評を読んで興味が湧いたので。
191 :
吾輩は名無しである:2009/04/01(水) 23:57:24
文章が格調高い訳者といえば誰
192 :
吾輩は名無しである:2009/04/02(木) 00:38:47
レビューなどで原文と比べて誤訳だと批判する人はなんですか?研究者や同業者ですか?
翻訳本読む人はわざわざ原書と比較しないと思うのですが。
つーか研究者たちでさえ翻訳に意見がわかれるのに、唯一の正解があるがごとく批判する人はなんですか?
研究者じゃなくても原文で読む連中ぐらいたくさんいるだろ
使用人口の少ない言語なら別だが(チェコ語とか)
それに原文読めても翻訳はまた別の楽しみがあるということで読む人は多い
両方を読む人にとって翻訳は「原文の代わり」だけじゃなくて、訳の妙味を楽しむことができるものだから
先に原文を読んでなくても、
訳文を読んで明らかに意味がつかめない→疑問に思って原文を読むとミスだと判明 というケースもある
「唯一の正解があるがごとく批判する」とか言われても、訳文について疑問を呈示する人はそれぞれだろう
あなたが誰をたたいているのか俺にはさっぱりわからないので、例か特定批判者を挙げて言ってね
一般的に語ってしまうと、訳文批判をする人間はみな決まってこうだ、と悪意をぶつけてるのと一緒
「レビューなどで」といってるのはアマゾンレヴューのことなのか書評誌なのか、
個人サイトやブログのことなのかわからないが、「できれば再版のときにはミスは減らしてより良い訳文に訂正を・・」
という訴えの場合だってあるので、これまた「レビュー一般」と言われては悪意と変わらない
こういうことは、どういうケースか、どういう趣旨で書いてるのかによりけり
また、多義性があることと、明らかなミスをできるだけ減らそうとすることは全く別。
多義性をどう訳注などで補記するかとかいろいろある
訳書しか読まなくても、「児童公園」なんて語が出て来たら「おいおい幼稚園の誤訳だろ、これ」とは思うわな。
ギャンブラーを扱ったあるノンフィクションに「チャンスに人生を賭ける」という表現があって、この「チャンス」の原語が`chance'でもし自分が訳者なら「偶然」と訳すところだが、解釈の違いと言われたらそれまでとは思うわなー。
「プラスチックの袋」とかw
196 :
吾輩は名無しである:2009/04/15(水) 04:25:34
格調高いといえば福田恒存
>>192 唯一の正解はあるんじゃない?著者の意図するところが正確に伝わる訳文であるかどうかでしょ。
誤訳はもちろん言葉の無用な言い換えとかね。ミランクンデラはそれが嫌で自分の本のフランス語訳を
自分で書き直したらしいよ。
198 :
吾輩は名無しである:2009/04/16(木) 20:54:19
言語と言語は1対1で語彙が対応してる場合は少ないから翻訳は野球のストライクゾーンみたいなものだと思ったほうがいいかもしれないね。
199 :
吾輩は名無しである:2009/04/17(金) 00:36:48
却下します
200 :
吾輩は名無しである:2009/04/17(金) 07:52:59
小谷野が新刊の新書で古典の翻訳について例によって独断と偏見で語っているね。
まあ、立読みで十分な内容だがおもしろかったよ。
文学@2chで拾ってきたようなネタが多いのは本人が降臨してる証拠でしょうな…(笑)
201 :
吾輩は名無しである:2009/04/17(金) 12:25:51
児童公園のなにが間違いなの?近くにあるが
実に哀れ(笑)おやはや(笑)
203 :
吾輩は名無しである:2009/04/18(土) 11:24:39
(笑)
204 :
吾輩は名無しである:2009/05/03(日) 00:32:17
ロリータは明らかに新訳の方が優れている。
文章が洗練されていて、おそらく原文にふさわしい。
205 :
吾輩は名無しである:2009/05/03(日) 09:42:20
>>200 オレもおんなじことを感じた
掲示板の書き込みで読んだような指摘があちこちにある
多少加工してあるようだが著作権はだいじょうぶなのか?
206 :
吾輩は名無しである:2009/05/18(月) 02:49:25
白鯨と魔の山はそれぞれ新潮と岩波のどっちがいい
207 :
吾輩は名無しである:2009/05/18(月) 05:41:21
どちらも新潮がいい。
208 :
吾輩は名無しである:2009/05/18(月) 14:45:59
モームとかを訳してる行方さんのは読みやすくて好きだ
209 :
吾輩は名無しである:2009/05/18(月) 17:49:36
掲示板引用加工は問題になると最後のパレードとなるぞ(笑)
210 :
吾輩は名無しである:2009/06/20(土) 01:22:45
クローニンの竹内久之助だっけ?
あいつ止めてほしい
たまたまだけど、「城砦」the citadel
を、旧かなづかゐ版で読んだことあるんだけど、(山口県立図書館にはそれしかなかった)
この人の訳はサイコーだった
で、他を読んでみようとすると、すべてこいつの訳。で、メッチャ下手。
なんで??
なんか黒歴史あるの??
なんでこんなヘボが台無しにしてるの??
>>210 いくら止めてほしいっても、かなわぬ願いでありましょう。
竹内道之助は、翻訳文学専門出版社三笠書房の創立者で、、
クローニンの全作品を翻訳し、クローニン全集を自社から出版され、
すでに28年前(1981年)にお亡くなりになっております。
日本で出版されたクローニンの翻訳本といえば、
竹内道之助氏訳か中村能三氏訳のみ、それ以外は存在しません。
あなたが読まれた本は、おそらく中村能三訳『城砦』と思われます。
今なら広島県熊野町の神鳥書店にて1000円で買えるようです。
だれかに買われる前に速やかに購入され、末永く家宝になさったら如何?
苦労人なだけに・・・・
へー、昔の三笠書房はそうだったのかー(・∀・)
新潮社 『ガラスの街』 ポール・オースター/柴田元幸訳 9/- \1,575
角川の「シティ・オヴ・グラス」はずいぶんと粗末な翻訳だったが……
ポール・オースターの英語はわかりやすいよね
216 :
吾輩は名無しである:2009/09/12(土) 00:48:49
もう英仏独西それぞれについてはずれのない訳者を教えくれよ
岩波って文学作品にはあまりすぐれた訳が無いよね。
なんでだろ。
岩波文庫は誤訳の宝庫
初訳が多いからじゃないの?
220 :
吾輩は名無しである:2009/09/13(日) 03:21:30
岩波はマジ誤訳やばい。
訂正箇所全て整理して送っても返事すら来ない。
訳者に送ったほうがいい
222 :
吾輩は名無しである:2009/09/14(月) 07:18:37
河出から出てるフロベールの訳はいい?
223 :
吾輩は名無しである:2009/09/17(木) 21:23:30
>レビューなどで原文と比べて誤訳だと批判する人はなんですか?研究者や同業者ですか?
翻訳本読む人はわざわざ原書と比較しないと思うのですが。
つーか研究者たちでさえ翻訳に意見がわかれるのに、唯一の正解があるがごとく批判する人はなんですか?
すばらしい、鋭いご意見ですね。ネットにいい加減に文章を入れているわが身を反省いたしましたぞ。
224 :
吾輩は名無しである:2009/09/17(木) 21:47:37
>>194 は、「児童公園」で何が悪いの?
は、「チャンス」って訳して何が悪いの? 機会とか偶然とかの意味も当然あるよね?
悪いのはひょっとして194の頭の中身?
最近じぶんが、ムカッときたのがこれ、こんなのに。
ヴァレーの間 →山間とでも訳せやボケがw やまあい
ピッチャー → うん。投手じゃない方の、つまりは水差しの。
ワカンネよ急に、日本語の中でしかもで
(まー当然ちゃあ当然ではあるが…)カタカナで
そんなコトバが出て来たってよおww 馬鹿めが。
やめようねむやみなカタカナ化は。馬鹿みたいよ?
>>224 >
>>194 >は、「児童公園」で何が悪いの?
原語が kindergarten だからじゃない?
>は、「チャンス」って訳して何が悪いの? 機会とか偶然とかの意味も当然あるよね?
「チャンスと必然」とか書かれても違和感ない人?
>悪いのはひょっとして194の頭の中身?
少なくとも194ではないみたいですね。
227 :
吾輩は名無しである:2009/09/18(金) 20:14:45
228 :
吾輩は名無しである:2009/09/18(金) 20:35:51
大人数で居酒屋行ったりしないの?
229 :
吾輩は名無しである:2009/09/18(金) 22:24:22
一緒に酒飲む友達もいないから翻訳にケチつけて憂さ晴らしか。
ビールのピッチャー以外では普通使わないことが問題なんでしょ
「ジャー(jar)は普通に使う、飯食わないのか?」みたいなアホなイチャモンだなw
232 :
吾輩は名無しである:2009/09/19(土) 07:29:06
ほんとなんでこんなアホなイチャモンが多いんだろう
アホほど文句がいいたくなるんだね
233 :
吾輩は名無しである:2009/09/19(土) 11:32:23
水差しをピッチャーは日常用語だろ。
世間知らずなんだな。
234 :
吾輩は名無しである:2009/09/19(土) 11:49:41
ていうか原書で読めよ。
235 :
吾輩は名無しである:2009/09/19(土) 20:00:12
と翻訳比較スレで言うお前はやばい。
しかしあまりに言葉を知らないが故に訳者を非難するのもタチが悪い。
>>233 日常生活で水差しをわざわざ「ピッチャー」などと呼ぶバカにお目にかかったことは一度もないが
237 :
吾輩は名無しである:2009/09/20(日) 20:39:53
せっけんしーらず♪
238 :
吾輩は名無しである:2009/09/20(日) 20:51:49
>>236 あなたは未成年者?
ビヤガーデンでは20年以上前からピッチャーと呼んでいた記憶があるけど…
>>238 だからなに?
水差しは水を容れるものと決まってるが?
240 :
吾輩は名無しである:2009/09/21(月) 10:49:09
↑せけんしらずぅ☆
241 :
吾輩は名無しである:2009/09/21(月) 10:53:35
242 :
吾輩は名無しである:2009/09/21(月) 18:51:53
>>239 おまえが生まれる以前から、生麦酒も注いでるよw
>>239 居酒屋に大勢で行ってビール頼むときは、20年以上前から「水差しで!」だろ。
ったく、どこの田舎モンだよ。
ピッチャーは普通にわかる。
チャンスは偶然と訳してほしい。
児童公園は、日本語としてもセンスなさすぎ。
って思うかなー
kindergartenは幼稚園なんだが
>>245 そうだったか!
児童公園は、ないなー。
247 :
吾輩は名無しである:2009/10/06(火) 19:46:19
キンダガートン・コップってあったな
248 :
吾輩は名無しである:2009/10/06(火) 21:04:36
白鯨ってどれが一番?阿部知二のは持ってるんだけど
249 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 00:17:41
それが一番さ。
250 :
吾輩は名無しである:2009/10/07(水) 07:56:00
ほんとに?
阿部訳が読みにくいと思ったことはない。
昔は岩波文庫も筑摩の文学大系もそれだったんだから。
やったー
253 :
吾輩は名無しである:2009/10/10(土) 22:02:14
阿部訳は格調高く、リズムのある日本語で、ちょっと古めかしい表現さえ気に
ならなければ、最良の『白鯨』を愉しめるだろう。
254 :
吾輩は名無しである:2009/10/14(水) 12:02:01
フォークナーって高橋正雄訳でおk?
255 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 00:20:33
彼の訳の『響きと怒り』を読んで感動したなあ。問題ない。
256 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 08:07:54
そっかありがとう
白痴って米川訳でいいの?
257 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 15:14:33
>>254 加島祥三と志村正雄も加えといてくれ。
前者は今や『求めない』『タオ』なひとだが。
258 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 18:04:16
フォーク名〜の翻訳者がこんなタイトルの本書いてるのかと驚いたな
読んでないからひょっとしたらいい本なのかもしれないけど
おれも見たよ詩文集みたいのww あんぐり。
読むトコないから買わなかったが。
260 :
吾輩は名無しである:2009/10/15(木) 19:46:40
訳の精度とかは知らんけど最初に新潮の木村で読んだから新潮版が一番好きだ
自分も『白痴』は最初が新潮の世界文学全集で、再読が決定版全集だったから
木村訳しか読んでない。取り立てて欠点はないと思うが
何となく訳文がシャープじゃないんだよね。まあ何となくだけど。
米川がどんな風にロゴージン(ラゴージン)を訳してるか
読みたい気もする。
263 :
吾輩は名無しである:2009/10/24(土) 00:57:57
木村浩の訳はどれもいまいち。
264 :
吾輩は名無しである:2009/11/23(月) 20:45:11
ラブレーのガルガンチュアを買おうと思ってるんだけど
ちくま文庫の訳はどうですか?
筑摩の全集(チョーサー/ラブレー)を読んで気に入った口なんだけど
265 :
吾輩は名無しである:2009/11/23(月) 21:31:33
>>140 岩波文庫氷上訳(岩波文庫の哲学書の中で唯一の名訳)。
注釈が欲しければ白水社版全集の薗田訳(値段は高いがこれもいい)。
中公手塚訳も悪くないが訳がちょっと温んでいる。
筑摩文庫の吉澤訳は娘婿があんなことになって気の毒ではあるが注釈が多すぎて訳が生硬だ。
新潮文庫その他はやめたほうがよい。
266 :
吾輩は名無しである:2009/11/24(火) 09:04:55
娘婿があんなことになって気の毒?
267 :
吾輩は名無しである:2009/11/24(火) 20:00:26
最近セクハラで大学をクビになった社会学者の舅。
>>265 ありがとう
岩波にしようと思って行ったら在庫なし。書店勤務なんで注文しようとしたら1、3、5は在庫なし。
残念。
>>269 うわあマジだ。
てなわけで、改めて聞いてもいいかな。
岩波の渡辺一夫訳とちくまの宮下史朗訳どっちが良いですか。
歴然とした差がないなら既刊された4までが揃え易いちくま文庫にしようかと思うけど。
>>270 個人的な感想としては、宮下訳は文末表現や文のリズムが未熟、稚拙で読み辛い。
渡辺訳を超えるものとは思われない。
■宮下史朗訳
どうやら、すじの悪いやつ(テイルリュパン)が、拙著について似たようなことをほざいているようだ
が、くそ食らえでござるぞ。酒のにおいとはな、油のにおいなんかより、よっぽど心
地よくて、楽しくて、祈りたくなるものなんだし、よっぽど神々しくて、甘美なもの
なんだぞ。かのデモステネス先生は、お酒はたしなまず、酒よりも油をたくさん使い
ましたねといわれて、これを光栄としましたが、それと同じ理屈で、わたしは、「あ
んた、油よりも酒をたくさん使ったんだね」といわれれば、それこそ、むしろ光栄の
いたりにて候。
■渡辺一夫訳
或る無頼の徒が余の書物についても同じことを申したが、糞喰えだ! 葡萄酒の香りのほうが、
油などよりも、いや全く、ずっとおいしそうだし、にこやかだし、ふらふらさせるし、はるかに
神々しいし、気持ちがよい! だから、かのデモステネスが、酒よりも燈油(あぶら)を沢山使ったと言われ
て、これを光栄としたように、私は燈油(あぶら)よりも酒を沢山使ったと言われれば、光栄といたすこ
とにしよう。
272 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 21:04:47
吉澤伝三郎は大澤真幸の舅なの?
273 :
吾輩は名無しである:2009/11/29(日) 13:33:07
『リア王』は安西訳で決まりではないか? 野島訳もよかったが。
274 :
吾輩は名無しである:2009/12/07(月) 04:05:42
吉澤伝三郎は性教育についての著書もあるから、いま生きてればさぞや、婿の
大澤真幸を叱ったことだろうw
今頃は草葉の影でくしゃみしてるよw
275 :
吾輩は名無しである:2010/01/04(月) 21:07:17
276 :
吾輩は名無しである:2010/01/15(金) 21:54:53
岩波とか他の文庫とどちらがいいかって質問する人たちへ
読みやすいほう選ぶべばいいと思う
例えば、岩波以外、できるだけ新訳
だって学問的に読むのでなければ変わらないから
また武陽辺りが発狂しそうな事を仰られるのですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
278 :
吾輩は名無しである:2010/01/16(土) 16:59:05
トーマス・マンはあえて文庫を避けた。『ブッデンブロークス』は川村二郎訳、
『魔の山』『ファウストゥス博士』は圓子修平訳で読み、良かった。
279 :
吾輩は名無しである:2010/01/17(日) 00:18:12
アメリカ文学の翻訳では、谷口陸男が好き。『日はまた昇る』『怒りの葡萄』
『夜はやさし』いずれも見事だった。
ファウストの比較ってもう出てる?
岩波・新潮・集英ヘリテetc...
ファウストは中公文庫の手塚訳
理由:読売文学賞を翻訳でとってるから
比較出せ
三連休中に暇があったら、やってやる
じゃあ、まずはファウストの例の台詞(第二部第五幕)ね。
■大山定一訳(筑摩世界文学大系)
おれはそのような人間の集団をながめながら、
自由な民と自由な土地に住みたい。
おれはかかる瞬間にむかって、
「まあ、待て、おまえはじつにうつくしい」と呼びたい。
おれのこの世に残した痕は、もはや
永劫を経ても滅びはせぬ。
そうした高い幸福を予感して、
おれはいま最高の瞬間を味わうのだ。
■手塚富雄訳(中公文庫)
おれはこういう群れをまのあたりに見て、
自由な土地に自由な民とともに生きたい。
そのとき、おれは瞬間にむかってこう言っていい、
「とまれ、おまえはじつに美しいから」と。
おれの地上の生の痕跡は、
永劫を経ても滅びはしない、――
こういう大きい幸福を予感して、
おれはいま最高の瞬間を味わうのだ。
>>284に続くメフィストフェレスの台詞。こちらのほうが両訳の違いが
鮮明に出ている。
■大山定一訳
過ぎ去ったのだ、と。馬鹿な言葉だ。
なぜ過ぎ去ったのだ。
過ぎ去ったのも、何もなかったのも、要するにおなじではないか。
永遠の創造とは、いったい何を意味する言葉だろう。
創造したものは、すべて否応なく無へ追いやられてしまう。
「もう過ぎ去った」――それに何の意味があるのか。
初めから何もなかったのと、どれだけちがうのか。
それだのに、あたかも何かがあるかのように、堂々めぐりをしている。
おれはそれよりか、永遠の虚無が好きだ。
■手塚富雄訳
過ぎ去った! まぬけたことを!
なぜ「過ぎ去った」だ?
過ぎ去ったら、何にもなくなる。それとこれとは完全に同じことだぞ。
そんなら、あの「永遠の創造」というやつは、どうなんだ?
せっせと創造しては、それを無のなかへ突き落とす。
「それは過ぎ去ったんだ」、そんな言いようが何になる?
それじゃ初手から無かったと同じじゃないか。
そのくせ、何かがあるように、創ってはこわし、創ってはこわす堂々
めぐりの繰り返しだ。
だからおれはそんなことより「永遠の虚無」というやつが好きなのさ。
自分が読んだのはこの二つ。手塚訳で十分満足してるので
いまさら池内訳とか手に取る気もない。
他の訳はどなたかフォローよろ。
それじゃ、河出版世界名作全集から同じ箇所を。
■高橋健二訳
わしもそういう人の群れを見て、
自由な土地に自由な民とともに立ちたい。
その時は、瞬間に向かってこう言ってよいだろう、
とどまれ、おまえは実に美しい! と。
わしの地上の日のあとは
永劫ほろぶことはありえない。――
そういう高い幸福を予感して
わしはいま最高の瞬間を味わうのだ。
(メフィスト)過ぎ去った! ばかな文句だ。
なぜ過ぎ去ったのだ?
過ぎ去ったことと、まったくの無とは、完全に同じだ!
永遠の創造がいったいなんになるのだ!
創造されたものを引っ立てて無に帰せしめるとしたら!
「過ぎ去った!」という文句になんの意味があるだろう?
元からなかったと同じようなものだ。
それなのに、何かあるかのように、ぐるぐるまわりしている。
それより永遠の空虚のほうが、おれは好きだ。
■森鴎外訳
己はそう云う群を目の前に見て、
自由な民と共に、自由な土地の上に住みたい。
己は「刹那」に向って、
「止まれ、お前はいかにも美しいから」と呼びたい。
己のこの世に残す痕は、
劫を歴ても滅びはすまい。
そう云う大きい幸福を予想して、
今己は最高の刹那を味わうのだ。
過ぎ去ったと。馬鹿な詞だ。
なぜ過ぎ去らせるのだ。
過ぎ去ったのと、何もないのとは、全く同じだ。
何のために永遠に物を造るのだ。
そして造られた物を「無」に逐い込むのだ。
今何やらが過ぎ去った。それになんの意味がある。
元から無かったのと同じじゃないか。
そして何かが有るように、どうどう廻をしている。
それよりか、己は「永遠な虚無」が好だ。
288 :
吾輩は名無しである:2010/06/04(金) 18:55:39
ゴンブローヴィチのフェルディドゥルェケ読んでるんだけどこの訳どうなの?
作中に一部ポーランド語の古語が出てくるんだけどそれにまんま日本の古語を当てはめたような訳だから
明治時代の古い文学でも読んでるかのような気分になってくる。
これならポーランド語そのまま書いて()内に意味と解説を書けばよかったと思うんだけど。
他にも全体的に語感や言葉のチョイスが古臭くて翻訳によって小説に無理やり違う雰囲気が与えられてるんじゃないかと
かんぐってしまっていまいち集中できない。これがフラットな訳なんだろうか。
>>224 なるほどです。ありがとう。
自動公園がおかしな日本語として叩かれてるのかと思って。
290 :
吾輩は名無しである:2010/06/05(土) 12:21:26
『訴訟』は読みにくいな。
これまでの『審判』の方がよかった。
読みやすさでは絶版だが新潮文庫が一番かな。
あと読む順序も新潮文庫の370頁にあるのが一番面白く読める。
「読みにくいのがカフカです」
292 :
吾輩は名無しである:2010/06/08(火) 10:22:10
たしかに『訴訟』は読みやすさを狙ってむしろ読みにくくなっているな。
概して古い硬い訳の方が読みやすいのはどうしてかなあ。
>読む順序も新潮文庫の370頁にあるのが一番面白く読める。
そうだろうか。
例えば…、鞭打ちを前に出す必要があると思えないのが。
『紅楼夢』読みたいのですが
松枝茂夫訳の岩波文庫版と、伊藤漱平訳の平凡社ライブラリー版どっちが良いと思います?
堅くてもリズム感のある文章のほうが読みやすいよな
正直韻文を散文訳するのはやめてほしい
295 :
吾輩は名無しである:2010/07/20(火) 00:42:31
後者の方がましでは?
296 :
吾輩は名無しである:2010/07/21(水) 21:22:09
後者って?
蝿の王(平井正穂訳)なんだが、なんか妙に読みづらかった。
単純な話のはずなのに、会話の流れも情景描写もなかなか頭に入ってこない。
原文がそうなのか、翻訳がイマイチなのか、どっちなんだろう?
中国文学こそ原書で読めよ。
高校で漢文くらい習ってるだろ。