■■2007年度ノーベル文学賞について■■

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1吾輩は名無しである
2007年が始まり今年も10月の某木曜日にスウェーデンの
アカデミーから授賞者が発表されます!
昨年はトルコの作家オルハン・パムク氏に決まるまで文学版の
スレでも春樹やパムクやその他にも多くの名が挙がり熱い意見
で盛り上がりました・・。自分は意見を読み感動した一人です。

さあ皆さん、また大いに語りましょう!!
2吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 00:02:06
今年こそ春樹かな。
3吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 00:06:23
うんこって人どうなったの?
4吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 00:07:36
今年こそ石原慎太郎かな。
5吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 00:08:26
韓国人だったっけ?
6吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 00:08:45
うんこは、津南のスキー場で雪がないって怒ってたよ。
7吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 05:01:20
今年はアドニスだろう。
いいかげんに与えないともう歳だし、死ぬぞ。
8吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 05:56:49
クンデラにあげてもらえると俺の
卒論の価値がすこしはあがる。
9吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 06:00:39
>>8「存在の耐えられない軽さ」を映画で観たけど良かったよ。
10吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 06:15:01
チェコは1984年に詩人のY・サイフェルトが授賞して以来、授賞者が
出ていないからM・クンデラだと23年振りで可能性有りだね。
11吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 08:15:26
そろそろ島田雅彦じゃないかな?
12吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 09:33:14
クレジオクレジオクレジオクレジオクレジオクレジオ
13吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 10:36:17
そろそろ辻仁成がきそうだね
14吾輩は名無しである:2007/01/02(火) 20:33:23
いや、ピンチョンだろう
15吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 07:51:35
ピーター・ケアリーかも
16吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 08:56:16
>>9 おれもみた よかった きおくがらすとしぃんだけワラ
17吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 13:36:04
今年はブッカー賞最終候補常連のカズオ・イシグロで決まりだろう
18吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 17:14:45
そろそろ年齢的に射程に入って来たなってことで、

ヤスオタナカ
19吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 23:38:42
今年から国連事務総長が韓国人になったけど、同国韓国の詩人の
高銀(コウン)氏は有望かも。詩人は1996年のV・シンボルスカ以来、
10年受賞者が出ていないし高銀氏はここ数年有力候補だと言われて
いるようだ。

20吾輩は名無しである:2007/01/03(水) 23:49:24
>>19
シンボルスカはいいね!
あーゆう詩人なら大歓迎だなぁ。アドニスとか高銀読みたいわ。
21吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 01:23:26
ウンコ
22吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 18:54:21
北朝鮮から亡命、脱北して反体制の姿勢で過去のノーベル文学賞
受賞者にも匹敵する内容ある作家っているかな?
今年は北朝鮮に向けて文学賞選考委員会が何か刺激を与えるような
気がする・・。
昨年のトルコのパムクの選考も政治的な意味合いが感じられたし、
物議をかもしたイェリネクの場合も体制に反発した作品が持つ根源的
力が評価されたようだったな。
23本自体の力かぁ:2007/01/04(木) 19:32:19
角度違う話だけれど、北朝鮮はゆるされると思うけど、核開発を。そして使うことなく解体していくと思っている 大江が200年生きればいい笑
24吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 21:31:41
大江氏の場合は「苦悩に翻弄される現代人の状況描写」が授賞理由
に盛り込まれたね。
過去の授賞理由を辿っていくと「作品の力強さ」「現代の状況反映」
が多いけど、北朝鮮には1970年のソルジェニーツィンのように体制
を痛烈に批判し人間の尊厳を擁護する「道義的力強さ」を持った
人物はいないだろうか?俺が知らないだけかも・・。 
25吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 21:41:48
>>24
北朝鮮国内だったら発禁処分どころか、とっくに処刑されてるよ!
26吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 21:58:35
24 えっそれ初耳、盛り込まれたのはいつ?大江は日本における悪魔ばらいじゃなかったすか?
25 そこを言わなくてもいいんじゃない? そんなに嫌いか…ワラ
27吾輩は名無しである:2007/01/04(木) 22:11:25
道義的力強さかぁ 読んでみたい
28吾輩は名無しである:2007/01/05(金) 09:07:09
昨年のパムクは「新たなる文学的象徴を見出した」とされていて、
選考には作品の持つ力と強い個性が重要。
29吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 10:34:21
春樹が有力か。
30吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 10:35:43
アドニスかも
31吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 10:47:49
イスラエルのイェホシュアも翻訳されたのは小粒だった
32吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 23:02:57
>>31 イェホシュアは翻訳されただけでも吉と考えるべきでは?
「道義的力強さ」と「作品の力強さ」両方を兼ね備えた作家としては
莫言が真っ先にあげられると思うけど、どう?
33吾輩は名無しである:2007/01/06(土) 23:56:26
>>32
作家の道義が信頼に足るものかどうかという点においては、
それが必ずしも真面目人間の道義という意味ではなく作家ならではの
道義ということで考えてみると、信頼に足るものだという判断は
ついた。

けど、あの私小説的短篇2篇だけでは、「イスラエル市民」としての
自覚を読み取るのが精一杯で、「詩人一般」ひいては訳者の言う
「イスラエル社会としての立場」まで読み取るには弱い。
それが見えてくる普遍的広がりのある長篇でも出ると、莫言的な
力強さも感じられるのかね。
34吾輩は名無しである:2007/01/07(日) 01:13:30
>>32
莫言はただのつまらない田舎小説だろ。
常識的に考えて。
35吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 00:29:15
確かにイェホシュアは長編も読みたくなる作家だな。
アモス・オズやグロスマンの作品も含めてイスラエル文学はもっと
翻訳される価値があると思う。
36吾輩は名無しである:2007/01/08(月) 01:56:19
モンドセレクション>ノーベル文学賞
37吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 00:44:07
今年はバルガス・リョサかも。
38吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 02:44:35
■欧州
ミラン・クンデラ (チェコ)
イヴァン・クリーマ(チェコ)
ウンベルト・エーコ(イタリア)
アントニオ・タブッキ(イタリア)
ヴィズマ・ベルシェヴィッツア?(イタリア???)
サルマン・ラシュディ(英国)
ジョン・ファウルズ(英国)
アラン・ロブ=グリエ (仏国)
J・M・G・ル・クレジオ(仏国)
ミシェル・ビュトール(仏国)
ミシェル・トゥルニエ(仏国)
フィリップ・ソレルス(仏国)
ジュリアン・グラック(仏国)
イヴ・ボヌフォア(仏国)
トマス・トランスローマー(スウェーデン)
ヒューホ・クラウス(ベルギー)
ハリー・ムリシュ(オランダ)
セース・ノーテボーム(オランダ)
ミロラド・パヴィチ(セルビア・モンテネグロ)
イスマイル・カダレ(アルバニア)
フアン・ゴイティソーロ(スペイン)
ヤーン・クロス(エストニア)
39吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 02:45:28
■北米
ジョン・アップダイク(米国)
ジョン・バース(米国)
フィリップ・ロス(米国)
ドン・デリーロ(米国)
ジョイス・キャロル・オーツ(米国)
ウィリアム・ スタイロン(米国)
トマス・ピンチョン(米国)
ジョン・アーヴィング(米国)
J・D・サリンジャー(米国)
ノーマン・メイラー(米国)
カート・ヴォネガット(米国)
マーガレット・アトウッド(カナダ)
40吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 02:46:18
■南米
マリオ・バルガス=リョサ(メキシコ)
カルロス・フエンテス(メキシコ)
アントニオ・ロボ・アンツネス ?(ブラジル?)

■中東
アドニス(シリア)
アハロン・アッペルフェルド(イスラエル)
タハール・ベン=ジェルーン(仏モロッコ)

■アフリカ
●チヌア・アチェベ(ナイジェリア)

■アジア
オルハン・パムク(トルコ)
プラムディヤ・アナンタトゥール(インドネシア)
莫言(中国)
鄭義(中国)
金芝河(韓国)
高銀(韓国)
村上春樹
大岡信
41吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 03:59:36
>>38>>39>>40
ご苦労様。
>>35
最近、「悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事」読んで、グロスマンとか読みたいな〜と思ってる。
ガッサーン・カナファーニーも。何かいいのあります?


42吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 12:42:01
物故作家も何人かいるような・・・
43吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 12:58:01
おまけにアジアのトップは一番最近とった人ですね
44吾輩は名無しである:2007/01/28(日) 13:11:28
欧米以外が取るのがものすごく難しい賞なのに、日本に受賞者が二人もいて
しかもそのうち一人は現在も生きている。
これはすごいことだな。
45白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/01/28(日) 15:22:18
 ボブ・ディランはー?
46吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 00:46:58
スタイロンとプラムディアは亡くなっているな。
でもこうやってみると、フランス人って結構名前挙がっているけど、
誰もとりそうにないな。ビュトールやソレルスは今更って感じでしょ。
クレジオぐらいかな、とりそうなのは。
47吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 02:47:56
ピンチョンとサリンジャーって同一人物でしょ?
48吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 09:35:29
>>40
アントニオ・ロボ・アントゥネス  は ポルトガル
49吾輩は名無しである:2007/01/29(月) 15:15:49
マリオ・バルガス=リョサはペルー
50吾輩は名無しである:2007/02/23(金) 19:54:44
そろそろ女流作家かな。
51吾輩は名無しである:2007/02/24(土) 01:04:51
例えば誰?
ってゆうか、最近受賞したイェリネクって女性じゃなかった?
52吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 19:46:18
>>40
何故、大岡信が・・?
53吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 19:57:01
不思議なことだけど、大岡は海外では多少は知られてるらしい。
大江のときのように、文壇における政治力がノーベル賞には大事だし。
54吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 21:46:05
三田の受け売りによると、大江は南米文学の「神話的構造」とサルトルの解体する「私」、つまり「構造」と「実存」の両面を備えているらしい。
だから、ノーベルとるのも当然なんだとさ。
それなら、バルガス=リョサの方を先に受賞させろよって思うけど。
取り合えず、春樹が取る前には、ヴォネガットとサリンジャーが取るのが順番ってものだと思う。
55吾輩は名無しである:2007/02/25(日) 21:50:13
東南アジアの作家
56吾輩は名無しである:2007/02/26(月) 01:00:32
>>54
大江はパクるのがうまいんだよな。それもまた才能だから
57吾輩は名無しである:2007/03/06(火) 22:54:58
今年は高銀が有望。それとも「欧米か!」-タカ&トシ
58吾輩は名無しである:2007/03/06(火) 23:23:47
毎年、ウンコが有望だがw
59吾輩は名無しである:2007/03/06(火) 23:59:44
正直、東南アジアの作家でノーベル獲りそうなのはいない。
60吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 00:59:55
アナンタトゥールが死んじゃったし
61吾輩は名無しである:2007/03/07(水) 17:59:48
大江じゃないかな
62吾輩は名無しである:2007/03/09(金) 13:58:36
平野にでもやれば?
63吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 20:48:08
やっぱりSF作家やミステリー作家が受賞することはないのかな?
64吾輩は名無しである:2007/03/29(木) 00:19:14
純文学の賞だからな、まあSFなら多少可能性があるが
65吾輩は名無しである:2007/03/31(土) 11:40:34
ハルヒが有望だな。
66吾輩は名無しである:2007/04/01(日) 13:37:05
ベン・オクリ(ナイジェリア・イギリス)あたりどう?
67吾輩は名無しである:2007/04/06(金) 23:42:48
>>66は有力かも。
68吾輩は名無しである:2007/04/06(金) 23:51:23
アフリカの英語作家だとクッツェーがとったばかりだから、どうかな。
今年はそろそろ南米が来るんじゃないかと思ってるんだけど
69吾輩は名無しである:2007/04/07(土) 11:19:27
「今年こそはなんとしても…」と

はや念頭から気張っていたな…朝日の出版局…
70吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 00:32:21
>>68さん、南米だとバルガス・リョサ辺りかな。
71吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 01:38:38
>>69
既に再た、ムックの企画があるという噂
72吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 21:49:23
万年候補といわれていたグラスやナイポールが受賞しているので、リョサや
クンデラ、アップダイクやエーコなんかにもチャンスあるかもね。個人的には
今年はイスマイル・カダレかセース・ノーテボーム、ハリー・ムリシュが
受賞しそうな気がしていますが・・・
73吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 22:01:23
アジアでは谷川俊太郎じゃないの? 春樹より近いと思うけどなあ。

個人的にはバルガス=リョサにあげてほしい。
理由が難しいけれど。
あとはカルロス=フエンテスあたりか。生きてたっけか?
74吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 22:38:52
まだ生きてるよ。リョサ、フエンテス、マルケスみんな年取っても
結構いい作品書いてるよね。今年はとれないと思うけど、今年
ハヤカワから2冊翻訳出版されたヤスミナ・カドラと中国の閻連科
は、近い将来ノーベル賞とれるかも知れないと思う逸材でした。
75吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 23:11:00
今年はアメリカ大陸。
北米か南米かは判らんが、とにかくアメリカ大陸の番です。
76吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 23:29:29
>>69
パムクの後だから政治的ニュアンスを避けて
本命村上春樹で決まりだとの読みのようだが、日本のマスコミが
去年のように下手に現地まで取材攻勢かけて前騒ぎするのはいかがなものか。

かえって逆効果になるだけ。
77吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 23:44:50
村上春樹は何が賞の対象になるの?
78吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 23:46:49
村上が旧帝なら可能かも知れない。
学者の推薦がないと取れないからな。
79吾輩は名無しである:2007/04/09(月) 23:55:18
>>76
マスコミ全般自粛すべきだが、朝日に念を押した方がいいんじゃね?
80吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 00:53:25
>>76
>パムクの後だから政治的ニュアンスを避けて

意味がわからん。
イェリネクもピンターもパムクも左寄りな発言が決定打になったのに。
81吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 23:09:42
北朝鮮から亡命した文学的才能溢れる反体制作家はいるかな?
いるとすれば選考委員会が有力候補として検討に入っていると
思う。
今年の候補者の推薦も各国からの推薦状が締め切られていて
これからいよいよ検討に入るね。
あと半年後には2007年度の文学賞受賞者が決まる。楽しみだ。
82吾輩は名無しである:2007/04/11(水) 22:31:55
今年はボブ・ディランやろ
83吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 18:48:53
>>81
パムクに引き続いての政治色はさすがに選考委員会も避けると思われ。

それよりも韓国詩人の高銀(コウン)氏が
数年来活発な賞ねらい活動を展開している模様。高銀氏の全集を出した版元が
目一杯力を入れてると思われ。

「村上春樹全作品」を出した講談社も、負けないように頑張る必要があると思われ。
講談社インターナショナルなんかあるんだから世界的に動けるはずと思われ。
84吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 20:16:56
>>83
村上春樹も騒ぎすぎだが
韓国の場合はそんなことばっかりやってるからファン・ウソクとかが生まれちゃうんだよ
科学か文学で取ることが国家の悲願らしいから、何でもいいからさっさとノーベル賞取ってとりあえず落ち着けw
で、その詩人っていい詩人なのか?それなら別に韓国人だろうが北朝鮮人だろうが構わないんだが
85吾輩は名無しである:2007/04/12(木) 20:45:06
>>83
いや、パムクだけじゃなくて、ここ3年間政治的な受賞が続いたんだから、
今年も政治色があると考えるのは別におかしくない。
それに、ウンコも韓国の民主化に対する活動をしてたんだから、
>>83の理屈ならウンコは今年、受賞しないでしょ。
86吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:18:38
2007年度ののマンブッカー国際賞の候補者が発表されたよ。
残念ながら日本人は含まれていませんね。
Chinua Achebe
Margaret Atwood
John Banville
Peter Carey
Don DeLillo
Carlos Fuentes
Doris Lessing
Ian McEwan
Harry Mulisch
Alice Munro
Michael Ondaatje
Amos Oz
Philip Roth
Salman Rushdie
Michel Tournier
87吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:30:48
ヴォネガット亡くなったんですね。合掌・・・
88吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:34:32
>87
誤爆? かと思い移しておきました。
89吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:40:34
>>86
前にも思ったがこの賞を獲ることはノーベル賞獲得に向けて有利なのか不利なのかな。
90吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:42:37
>>83 高銀氏の詩。

『休戦線』 高銀作 (金應教/佐川亜紀訳)


過去五十五年間に感謝する
韓半島の休戦線六百里
その非武装地帯
昔の持ち主たち
寝て起きては地団駄踏んでやきもきした土地
誰も管理しない草
草虫たち

木々
動物たち 小さい生き物 細菌たち
君たちのためにどうか永遠なれ
休戦線

こちら側もあちら側も広げて行きなさい
休戦線
東北アジアの亡霊のような希望よ ここに来い
広げて行きなさい
広げて行きなさい

        ーーーーーー『南と北』(2000年)所収
91吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 00:53:41
>>88
誤爆ってわけじゃないとおもう。
ヴォネガットもノーベル賞候補と目されてたこともあるから
92吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 01:56:03
>>90
いいね。
93吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 08:22:04
>>90
なんかちょっと発想が平凡だな
率直とはいえるんだろうが深さを感じない
94吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 09:12:05
平凡というか…、どうしたってそこに捉われざるを得ない
彼らにとっての現実に、「なにか」が押し付けられているとは感じるが。


木々

のくだりがキモ。『竹とその哀傷』…、というよりは
オールディスの『地球の長い午後』のイメージで。にょきにょき。
95吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 17:23:04
意外にもカナダからは出てないから、
順番からいってもそろそろカナダに回ってきそうな気がする。
となると、アトウッドかマンローなんだが、
マンローは作風がノーベル文学賞って感じじゃないから、アトウッドかな。
96吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 17:33:31
キムジハッ
97吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 17:37:26
  ☆ チン

        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  平野さんのノーベル文学賞受賞まだー?
             \_/⊂ ⊂_)_ \_______
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |           .|/
98吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 23:43:18
春樹やろ
99吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 13:29:31
ヴォネガットの代わりにアメリカからピンチョン、アップダイク、バース、アービングとかに
100吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 14:01:24
もう一度大江氏にあげてほしい。
2度ノーベル文学賞を受ける価値があるから。
101吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 14:06:36
ラシュディかリョサを希望。春樹みたいな中途半端な者じゃなくて
本物のストーリーテラーに与えられるべきだ。
102吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 19:39:17
春樹とか、韓国中国人とかにやる必要ないだろ
地域的バランスとかアホなこと考えすぎるとレベル低くなりすぎる
川端は大江や三島とかと違って偉大だから良かったけどな
103吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 20:41:07
大江さん次は平和賞だよ。
化学賞、平和賞のポーリングみたいにダブル。
104吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 21:46:04
そろそろ詩人が授賞かもな。
105吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 22:31:27
詩人はいやだ!外人の詩なんて日本語で読むきにならないだろ。
っていうか、日本人のでも読まないのに。
106吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 22:47:18
9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。

Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
  なぜなら、日本には9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
  つまり日本に戦争を仕掛けても、本国の、命令をだした幹部の命は9条により絶対に安全なのです。
  にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。

Q.それは日米安保によるものでは? そして、その日米安保も絶対ではないのでは?
A.なぜ中国の良心を信じないのですか? そして、日米安保は絶対です。
  知り合いの韓国人の評論家も「絶対だ」と言っていますし、私も同じ考えです。
  そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。
  更に、米国は日本を守る為に戦いますが、(9条で)日本は米国を守る為に戦う必要がないのです。

Q.9条が本当に「平和」憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか?
A.これは、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
  「敵国に攻撃が届く国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
  (もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
  更に日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安心して命を預けられる国ばかりです。

安倍首相は「平和憲法を守る」と明確に伝えよ−アジア諸国に警戒感を抱かせるな
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1176162040/l50
【庶民】庶民として9条守らなきゃ、三国連太郎さん…赤旗
ttp://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1176384469/l50
107吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 22:52:52
>>104は何故かというと1990年代は1992にウォルコット、1995に
ヒーニー、1996にシンボルスカと詩人が三人授賞しているからさ。
2000年代はまだ一人も出ていないから今年辺り詩人が来そうだな。
108吾輩は名無しである:2007/04/14(土) 23:24:40
そういえば、今年のカフカ賞はボンヌフォワだったみたいね
109吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 00:57:37
>>90
>>107
高銀より谷川俊太郎の方が100倍才能あると思うけどな
100億光年の孤独とかかなしみは有名だけどここらへんもすごいと思う
http://www.poetry.ne.jp/zamboa_ex/tanikawa/2.html
http://www.poetry.ne.jp/zamboa_ex/tanikawa/3.html
http://www.poetry.ne.jp/zamboa_ex/tanikawa/6.html

ノーベル文学賞の選考員は谷川俊太郎読んでるのかね
110吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 01:03:06
>>108のイヴ・ボンヌフォワは詩人でフランス人で83歳
ということで有力かも。2001年に候補に取り沙汰された。
フランス人は昨年亡くなった1985年の授賞のC・シモン
以来22年間出ていない。
ちなみに1980年代も1984のサイフェルト、1987のブロツキー、
1990のパスも詩人だったから、2000年代も一人位は詩人の
授賞はあると思うな。
111吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 01:46:25
仮に今年は詩人の可能性があるとして、吉増剛造は、どうなんでしょう。
112吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 09:00:48
>>109の谷川俊太郎さんはユニークで柔軟な作風、
>>111の吉増剛造さんはカッティングの鋭い硬質な作風
と門外漢の自分は調べて特徴付けましたが、数ヶ国語
に翻訳されていて世界の人達に普遍的なアピールが
あるとすれば候補として有望だと思います。
日本人三人目は詩人もいいですね。
113吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 09:05:42
1970年代なんて1971のネルーダ、1975のモンターレ、
1977のアレイクサンドレ、1979のエリティス、1980の
ミウォシュと半分は詩人だぜ。
114吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 10:21:45
詩人の可能性大なら、マイケル・オンダーチェあたり有力じゃない?>>107
しかもカナダだし>>95
115吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 11:47:52
ここで哲学者受賞
116吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 14:00:58
オンダーチェは詩人としても小説家としても優れているので、
近い将来ノーベル獲る可能性大だね。ほとんどの小説が翻訳されて
いるめずらしい作家です。必ずしも読みやすいわけではないのにね。
117吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 14:51:47
>>115の哲学者関連ではオイケン、バーナード・ショー、ベルグソン、
ラッセル、カミュなど数人授賞したけど、1964のサルトルが辞退して
からピタリと止んだ。以後フランスも20年間冷遇され、歴史家や政治
家からも出ていない。世界の人々にとって理想的で普遍的な思想を
アピールできる哲学者の登場により、選考委員会の姿勢に変化が起きる
といいね。
118吾輩は名無しである:2007/04/15(日) 15:01:03
サルトルもカミュも哲学者としてではなく、作家としての評価だと思うぞ
119吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 22:25:01
チャーチル以後の受賞は純文学に限るとスウェーデンアカデミー発表している
ので、サルトルもカミュも作家としての評価だね。
因みにサルトルの受賞理由は「豊かな思想に富み、自由の精神と心理の探求に
より、我々の時代に大きな影響を与えたその作品に対して」です。
120吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 23:28:52
>>117
そう、だから哲学者関連としたのだよ。
サルトルの「嘔吐」は二十歳の頃に作中人物ロカンタンに
感情移入して読んだものだな・・。
「明日ブービルには雨がふるだろう。」のラストに
それまで読み続けてきた内容の回想と静かな
余韻に浸り、ささやかな生への希望へとつながった。
サルトルが「文学的見地から出来る限り力を注いだ作品だから、
世界の多くの若者に読んでもらいたい。」が読むきっかけだった。
121吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 23:49:08
きもーい
122吾輩は名無しである:2007/04/17(火) 18:30:18
サルトルなんて今じゃ哲学科ではほとんど読まれないからな。実存主義(笑)って扱いだし。
今ノーベル文学賞取れるような哲学者なんていないだろ。ポモなんかは問題外だし。
123はるか高み:2007/04/17(火) 20:46:05
672 :はるか高み :2007/04/17(火) 20:16:56
『雪国』の冒頭を五秒ほど読み、
僕にもくれよとノーベル賞を嘲笑いながら本を閉じた。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」。
こっきょうではないなぁ。
川端康成も大江健三郎も、
「くにざかい」の何たるかを解いたからノーベル賞をもらったんだよ。
「くにざかい」を解けなければノーベル賞はもらえないのだ。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」
しかし、真の日本語を知っている文学者でもこの句は解けないなぁ。
これにてノーベル賞は終わるけれども、
このはるか高みがこの一句の入り口を教えよう。

トンネルを穴と読まない限り、この句は絶対に解けないのだよ。
つまり、穴でいいんだよ。そうするとこの句は敗れるな
124吾輩は名無しである:2007/04/17(火) 22:39:29

脳みそが膿んでるw
125吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 07:48:21
詩人の高銀氏か。
126吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 07:54:48
プルーストやジョイスに授与されなかった文学賞に何の価値があるんだか。
127吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 08:00:55
プルーストはしょうがないと思うがジョイスにあげなかったのは不思議
128吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 08:13:42
プルーストは高級娼婦や男色が出るから?



本当にノーベル賞選考委員って無感覚な連中の集まりなんだな...
129吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 12:51:59
>>125
文学を政治利用するなクズ
130吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 14:14:46
自天王
131吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 15:30:21
リョサ
132金原文則 ◆jG/Re6aTC. :2007/04/20(金) 16:23:58
大岡信は?
133吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 16:51:10
>>129
 歴代の受賞者を観れば、政治の観点は外せないよ。その意味では
選考委員会は正にその敬称こそ相応しいかもしれん
134吾輩は名無しである:2007/04/20(金) 22:33:14
てか>>129自身にこそ相応しいだろう
135吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 00:14:51
ノーベル文学賞を受賞した人の小説って・・・具体的にどうすごいんです?
正直な話、有名な小説家たちがなぜあんなに有名なのか全くわからんのです。
読んでて面白けりゃいいってわけでもないんですよねぇ。
136吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 03:29:53
クンデラクンデラクンデラクンデラクンデラクンデラクンデラクンデラクンデラクンデラ
137吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 08:17:17
>>135
過去の授賞者たちの作品はまず数ヶ国語に翻訳されていて、
現代人の状況描写に優れ問題提起ともなる資質を持つもの
と分析してみました。
「ノーベル賞文学全集」主婦の友社刊は1901-1974の授賞者
の選考経過と作品の一部が載っています。今は絶版ですが、
ネットオクに時々出ているようです。選考委員がどのような
観点から選ぶに至ったか、どう重要であるかが多少解ります。
138吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 14:54:00
>>137
ノーベル賞文学全集… そんな本があったとは知らなかった。
139吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 15:08:25
>>137
 それがノーベル賞選考の立場からの説明ですね?
でも至極曖昧だなあ
140吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 15:36:49
>>135
選ばれた作家が、どう凄いかは相対的です。
人により評価が分かれます。
まずは過去の授賞者の作品を古本でもいいから読んで
みることを御勧めします。
僕はトーマス・マンの「ベニスに死す」を読みました。
主人公が若作りのために髪を黒く染めて雨の中で色落ち
して笑う場面に自分も普段同じことをしていて思わず
泣き笑いしてしまいました。(ただし女うけのため)




141吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 17:15:22
そうなんですか。
文学批評ってもう確固たる学問になっているんですかね?
まあ、僕も受賞者の作品を読んでみることにします。
ありがとうございました。
142吾輩は名無しである:2007/05/16(水) 07:49:14
詩人のボンヌフォア
143吾輩は名無しである:2007/05/16(水) 13:18:22
村上春樹は一生取りませんように
くだらないだけじゃなくて、取った後のバカ騒ぎが嫌だ
144吾輩は名無しである:2007/06/15(金) 17:26:44
やっぱりサルトルは立派だ
145吾輩は名無しである:2007/06/15(金) 22:40:05
年齢的にみると、パムクが獲れるなら春樹も獲れる年齢なんだな。
146吾輩は名無しである:2007/06/15(金) 22:47:48
チウナ・アチュベ、アリス・マンロー、フィリップロス、
アンドレ・ブリンク、パー・オロヴ・エンキスト
147白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/06/15(金) 23:08:33
>>40

 今気づいたけどマフフーズ忘れてますですよ。

■中東
ナギーブ・マフフーズ(エジプト)
148吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 00:26:36
149白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/06/16(土) 00:41:12
>>148

 ごめんなさいわたくしが根本的に間違っておりました。
150白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/06/16(土) 00:42:40
 というわけで>>39

■北米
ボブ・ディラン(米国)

って事で。
151吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 11:50:27
村上春樹が取れるならシドニー・シェルダンだって取れる
152吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 11:56:08
>>147-149
受賞してる上に死んでるって、二重に凄いな
153吾輩は名無しである:2007/06/16(土) 14:53:18
大江だって取れるのだから俺だって取れる
154白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/06/16(土) 14:59:01
>>152

 二重に勘違いしてた。
155吾輩は名無しである:2007/06/22(金) 17:07:47
勲章もとったし、ラシュディーは?といってみる
156吾輩は名無しである:2007/06/26(火) 09:37:20
ラシュディーについては過去には1980年代後半にユーレンステン文学賞
選考委員長が辞任したりと騒動があったみたいだけど、もし今年の授賞
者に選ばれたら選考委員を皆殺しにしたり授賞式を破壊したりとただでは
すまないだろうな。
157吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 12:12:36
ラシュディは獲る時機を失した気がする。パムクのように、事件の後すぐに
あげないと、政治的な意味合いは薄れてしまうからね。
それと、実質的な処女作である「真夜中の子供たち」以上の作品を書けて
いないのも選ばれていない理由かもね。
158吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 20:53:54
そろそろ日本人にも詩人で受賞者を与えてほしい。
大岡信とか。いちおう世界での権威は、詩>小説なんだし。
159吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 21:56:28
権威(笑)
160吾輩は名無しである:2007/06/27(水) 23:00:42
そろそろ韓国人にも文学賞受賞者を与えてほしい。
高銀とか。いちおう世界での権威は、韓国>日本なんだし。
161吾輩は名無しである:2007/06/28(木) 09:40:10
>>157のラシュディーは常にイスラム世界からの暗殺の恐怖に
付きまとわれて落ち着いて創作に取り組めないのかもしれないな。
162吾輩は名無しである:2007/06/28(木) 09:57:51
>>160
>いちおう世界での権威は、韓国>日本

爆笑(笑)
163吾輩は名無しである:2007/06/29(金) 01:15:33
>>161
そんなことはないんじゃない?その後も作品を発表してるし。
もっとも、日本の出版社がビビッてるのか翻訳は殆ど出てないけどw
164吾輩は名無しである:2007/06/29(金) 22:05:48
扱い小さいのが不思議だったが翻訳者が殺されたのは酷い事件だったな
165吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 20:14:35
今年の授賞者発表まで約3ヵ月だな。
166名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 19:21:42
◆選考実務は、スウェーデンアカデミー会員5人でつくる
「ノーベル委員会」が行う。いま一人が病欠中とかで、
実質4人による選考。
◆委員長は、国際ペン会長もつとめた
作家のペール・ベストベリイ氏(72)。
97年にアカデミー会員になり、
翌98年から文学賞の選考にかかわっている。
◆ノーベル財団の公式サイトによると、
委員会メンバーは次の5人。
全員がスウェーデンの詩人・作家。

ペール・ベストベリイ(Pär Wästberg, Chairman),
ホーラス・エングダール (Horace Engdahl, Secretary),
シェル・エスプマルク (Kjell Espmark),
ラーシュ・フォシェル (Lars Forssell),
カタリーナ・フロステンソン (Katarina Frostenson)
167吾輩は名無しである:2007/07/29(日) 21:33:16
まず、数百通の推薦依頼を
世界のペンクラブ、作家協会、大学、受賞者などに送り、
推薦された200〜300人のリスト
を年初にまとめる。
事務局の手を借りて4月までには15人に減らす。
5月には5人の候補者に絞りアカデミーの春の最終会合に提出する。
アカデミーは独自の判断で名前を入れ替える権限もある
168吾輩は名無しである:2007/07/29(日) 21:33:58
夏の3カ月間、委員会のメンバーは5人の作品を読み、
それぞれにリポートを作る。
「5人の候補者はいずれも賞に値する作家ばかり」。
会員全員が読めない言語の作家のときは、英独仏語訳で読み比べる。
場合によってはわざわざ翻訳してもらい、
極秘に専門家に論文を求める。
9月に委員会のリポートをもとにアカデミー全体で決める。
169吾輩は名無しである:2007/07/29(日) 21:47:48
ここ数年の授賞者発表はエングダール氏が行っているね。
数ヶ国語操って記者の質問にも的確に答えているようだ。
170吾輩は名無しである:2007/08/02(木) 09:40:14
高銀、ボンヌフォアなど今年は詩人が有望かも
171吾輩は名無しである:2007/08/06(月) 23:47:01
今年か来年あたり、話題のあの人が取りそう。
172吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 01:36:43
あの人受賞→辞退に一票
173吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 02:28:22
受賞→辞退→辞退撤回→受賞撤回→賞廃止
174吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 02:42:54
インタビュアー
「辞退撤回の理由は?」
175吾輩は名無しである:2007/08/07(火) 19:19:33
176吾輩は名無しである:2007/08/08(水) 23:55:48
ノーベル賞なんて単なる記号だね。
だって、候補であるミラン・クンデラやル・クレジオと受賞者である大江を比べてみろよ。
どっちが作家として後世に残るかなんて言うまでもないだろ。
ジョン・アップダイクにしたって、春樹はほとんど師匠ぉぉぉとばかりに頭を垂れている感じだろ。
同じ候補でも対等じゃないよ。なのに、下馬評では春樹の方がまだ受賞に近いっていうんだから。
177吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 01:10:44
選考作業のために集められた本は、
蔵書20万冊ほどの「ノーベル図書館」におさめられる。
日本人作家の本は、この記事によると
「英訳、仏訳、独訳、スウェーデン語訳など、300冊をこえる」。
多い順に大江・三島・川端・井上靖……という感じだけれど、
受賞者と物故者をのぞくと、
朝日の記事は次のような蔵書数リストを報告している。

トップが村上春樹の18冊。うち英訳が13冊。
大岡信11冊、小川洋子10冊、
よしもとばなな9冊、村上龍7冊、大庭みな子5冊など。
ほかにも阿部和重、池澤夏樹、奥泉光、川上弘美から
谷川俊太郎、多和田葉子、辻仁成、津島佑子、
古井由吉、町田康、山田詠美、吉増剛造、柳美里など幅広い。
日本文学の翻訳が急増している仏訳が多い。
178吾輩は名無しである:2007/08/11(土) 23:56:31
日本人で3人目のノーベル文学賞は、村上春樹、大岡信のどちらかだね。
4人目は誰だろう?吉本ばなな、小川洋子あたりが最有力かな?
でも女性が取るの難しい賞だから、町田康、阿部和重かもね(海外で評価されてないけど)
179貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/12(日) 01:00:27
村上春樹でもまだまだ難しいだろう
ばななとか町田康とか……

遠藤周作はいつになったら取れるんだ
180吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 01:41:32

村上春樹→吉本ばなな→平野啓一郎

谷川俊太郎→小川洋子→平野啓一郎
181吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 02:05:54
>>180
平野は将来有望だからな
可能性は高いだろう
182吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 02:33:11
平野(笑)
183吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 07:05:39
>>179
遠藤周作は故人で授賞の可能性は既に無い。
生存中は真摯なカトリック作家として海外で評価が高かったらしく、
ノーベル文学賞の日本人候補の一人に挙げられていたみたいだよ。
184吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 07:07:46
今年はボンヌフォアで決まりだな。
アドニスとクンデラはもう無理かもしれん・・・
185吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 07:12:22
アナンタ・トゥール亡くなったんだって!
六年後のアジア枠は春樹かも(鬱
186吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 08:16:20
>>185
いや、ウン・コがまだ居る。
187吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 08:20:58
80年代の島田雅彦「私に言わせれば、村上春樹はくだらないファンタジーだ。」
188吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 11:02:30
ノベール文学ってけきょくノーブルな文学しか選ばないよ。これ決定。
これ決定的欠点でしょ。
189貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/12(日) 12:54:26
そもそも文学賞である前にノーベル賞だということが前提にあるからね
偽善的にさえも平和に対しての活動や啓蒙が関わってくる
と思う
そこら辺が日本人の受賞が難しい所以

しかしながら平野さんならきっとやってくれるに違いない
190吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 15:38:34
平野ってなんか書いているのは分かるけど、何を書いているかは全く知られていないよね
2ちゃんで叩かれているのだけは知られている。
191吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 16:50:55
平野はレミパンの発明によって化学賞にノミネートされる予定
192吾輩は名無しである:2007/08/12(日) 22:06:21
あと30年で平野に何ができるのか。
193吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 00:13:07
村上春樹は『賞には興味ない』って言ってるから、あげなくてもいいんじゃないかな?
たとえ受賞したとして、社会貢献の実績はないし、興味を持ってるとは思えないし。
大岡信のほうがまだ、知識人・文化人としての役目をきっちり果たしてると思うよ。
作品だけの純粋な評価としてなら、今後カフカ賞がノーベルの分を引き継ぎ発展すればいい。
ノーベル文学賞の選考はあくまで平和賞と歩調を合わし、人道主義、理想主義であるべき。

中韓の利益にしか動かないような大江とかは論外だけど。
194吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 00:43:18
>>192
そういや、平野ってもう30超えてるのか・・・
195吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 00:55:34
流しのボブ
196吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 00:56:32
ディラン
197吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 02:02:01

今年は欧米から受賞者が出るだろう。
最近イェリネクが取ったので女性は不利か?

◎イヴ・ボヌフォワ(2007年カフカ賞)
◎フィリップ・ロス
○ミラン・クンデラ
△マーガレット・アトウッド
△ジョイス・キャロル・オーツ
×アドニス
×ハルキ・ムラカミ
×ウン・コ
●リシャルト・カプチンスキ(死去)
●プラムディヤ・アナンタトゥール(死去)
198吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 03:09:58
ロスもカフカ賞取ってたな。
199吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 03:26:10
>>197
カプシチンスキー亡くなってたのか・・・合掌
200吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 05:13:08
将来、日本の若い世代で候補に期待できる人っているかな?
村上春樹で最後になるんじゃないかと危惧している。
201吾輩は名無しである:2007/08/13(月) 05:21:39
ねえ自分で書いたエッセイって作品になるのかな
202貧楽亭空財布 ◆xck4WKYHvE :2007/08/13(月) 14:43:35
>>200
平野さんならきっとやってくれるだろう
権威大好きだから

ノーヘル文学賞授賞者って母国の政府やなんかと対立的な人多いよね

やはり平野さんならやってくれるに違いない
まだ石原批判くらいしかないけど

203吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 01:41:18
今年こそクンデラに取ってほしい。
204吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 02:42:08
デリーロやピンチョンはないだろうか
205吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 03:30:03
今年こそ平野
206吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 06:25:40
どこかで、筒井康隆もノーベル文学賞候補になったって聞いたよ。
207吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 06:54:36
筒井康隆ですか
つーか候補なんて発表してないだろ。
作家に失礼だよな、候補で落選なんて。
地元新聞とかが興味本位で書くんでしょう。
208吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 09:08:47
韓国もこういう賞を取るべき時期が来たんじゃないか?
たしか、あの国には科学界にも有力な人物がいたよな。
ファン・ウソク?だっけ?クローン人間かなんか作った人。
日本人もうかうかしてられんよ。
209吾輩は名無しである:2007/08/14(火) 09:19:21
>>206-207
痛い筒井信者が流布した真っ赤な嘘
210吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 08:18:15
あと2ヶ月か
211吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 10:32:40
ここでまさかの大岡信
212吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 12:00:45
1996年のシンボルスカ以来、詩人の授賞者は出ていないから
今年は11年振りに詩人の可能性が高い。
ボンヌフォア、ラーマン、>>211連詩の大岡信はもっと先だと思う。
213吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 12:16:54
クンデラクンデラクンデラ
214吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 12:34:37
>>208
ファンウソクって詐欺で捕まった人でしょw
215吾輩は名無しである:2007/08/15(水) 15:49:10
古井って日本でだけ評価されてんの? 日本で評価されてんのか
どうか知らんが。
216吾輩は名無しである:2007/08/18(土) 03:24:33
池田先生が取れば面白いと思う。
217吾輩は名無しである:2007/08/19(日) 14:49:39
辻仁成が取ったら笑える。海外で評価高いらしいよw
218吾輩は名無しである:2007/08/23(木) 22:33:34
>>217
絶対ないから
219吾輩は名無しである:2007/08/24(金) 09:48:56
25年後くらいなら、辻の可能性もあるかも。
あるいは平田オリザとか。
220吾輩は名無しである:2007/08/24(金) 10:01:02
あるいは三谷幸喜も。w
221吾輩は名無しである:2007/08/25(土) 20:52:03
25年後には小川洋子さんが取るので問題ないです。
222吾輩は名無しである:2007/08/25(土) 23:33:31
今年こそボヌフォアで決まりだよ。
発表が待ち遠しいね。
223吾輩は名無しである:2007/08/25(土) 23:51:00
良質な評論家にとらせたい、けど、それはないんだよな。
224吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 16:00:22
>>222俺もそう思う。2007年は詩人の年だ。
225吾輩は名無しである:2007/08/26(日) 22:03:00
>>223
チャーチルで最後だったのかな。
今後は無理だろうね。
226吾輩は名無しである:2007/09/01(土) 22:22:08
25年後は平野さんに決まってるでしょ。
227吾輩は名無しである:2007/09/06(木) 00:09:42
今さらボヌフォアっていうのも新鮮味がないような気がする。
クンデラやロスやエーコも同じ。

あっと驚くような、意外な人選ってないものかねえ。
選考委員のマーティンソンとユーンソンがダブル受賞した時(74年)
みたいに。

クリントンが「自伝」で取るとか、
死者に出してしまうとか。
228吾輩は名無しである:2007/09/10(月) 17:14:13
D作先生がアップを始めたようですw
229吾輩は名無しである:2007/09/10(月) 20:07:56
翻訳された長嶋の有子ちゃんの近道が全世界で激賛→一気に受賞候補→受賞
230吾輩は名無しである:2007/09/12(水) 05:08:44
これから20年くらい東浩紀が小説を書いたらやっぱ可能性あり?
231吾輩は名無しである:2007/09/12(水) 05:17:33
>>230
チョンだからな東は
可能性アリ
232吾輩は名無しである:2007/09/13(木) 21:59:15
ひらのくんと つついさん は無理
233吾輩は名無しである:2007/09/13(木) 23:26:34
人間革命w
234吾輩は名無しである:2007/09/14(金) 11:37:10
あ・じゃぱんとららら科學の子と悲劇週間が翻訳されれば矢作は獲れる
と妄想してみる
235吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 04:12:46
>>212
詩人の可能性
236吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 04:31:15
去年は村上春樹がちょっとだけ話題になったけど。

今年はやっぱり「キャラクターズ」の東浩紀だろな。
237吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 08:13:00
もうあと十年はアジア園から出ないよ
238白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/09/15(土) 10:19:50
 ボブ・ディランの受賞作はやはりこれになるかと。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=xO0gSJGJ7Fs

 わくわく。
239吾輩は名無しである:2007/09/15(土) 13:52:05
>>237
アジア園なんてできたのか
ハウステンボスみたいなやつなのかな
行ってみたいから場所教えて!
240吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 00:08:17
川端から大江まで26年。単純な比較は出来ないが、今後15年以内に日本人が
受賞する可能性はあるだろう。村上ではない。恐らく、意外な人物が受賞する。

アジアに限れば、今後20年で3人程度受賞する。
まだ出ていないインドネシア語作家などの可能性はあるだろう。
241吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 00:13:01
「恐らく、意外な人物が受賞する」
        ↑
      誰なの? 小川洋子とか? まさかH野啓一郎。w
      辻仁成じゃないよね。島田雅彦は?
242吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 03:42:05
インドネシアねぇ。
プラムディヤ・アナンタ・トゥール死んじゃったけど、
他にも取れそうな人はいるの?
243吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 03:48:56
小説なんてだれでも書けるが、詩は普通の人は書けない。よって、
詩>>>>>>>>>>>小説>>>>エッセイ


244吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:06:38
ジャンルの優劣より作品の質にこだわるべきでないの。

とマジレス。

詩も小説も誰にだって書ける。
だが、優れた作品は誰にだって書ける訳じゃない。
245吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:25:12
          ____   
       / \  /\  キリッ
.     / (ー)  (ー)\      
    /   ⌒(__人__)⌒ \    
    |      |r┬-|    |      詩も小説も誰にだって書ける。
     \     `ー'´   /       だが、優れた作品は誰にだって書ける訳じゃない。
    ノ            \
  /´               ヽ              
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))



          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|    | (⌒)/ / / // お前ごときが言うなおwwwwwwwwwwwwwwww  
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/   
|     ノ     | |  |   \  /  )  /
ヽ    /     `ー'´      ヽ /    /    
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l   
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、    
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
246吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:39:01
別にそれは誰でも言っていいと思うけど。
247吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:43:12
超悔しそうw
248吾輩は名無しである:2007/09/16(日) 12:59:12
インドネシアの人口は日本より多いわけだから、日本で知られていなくても
国内では広く活躍している大家や中堅作家って確かに沢山いると思うんだよね。
インドネシア語が読めない人にはフォロー出来ていない大物が。
そんな中の誰かに英語圏の出版社がひょっこり目をつけて急激に知られる
ようになり、その7,8年後にノーベル賞受賞ということもあるのでは。
249白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/09/16(日) 15:02:38
>>248
 そうだよね。読んでみるよ。
250白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/09/16(日) 17:01:59
>>241
 鳥山明さんとかじゃないの。浦沢直樹さんとか。
251吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 12:10:15
なんか今年はいまいちもりあがってないね。
252吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 12:51:19
>>247
え、別人だけど。普通のことでしょ?
絵は誰でも描けるけど誰でもいい絵が描けるわけじゃないとか、
あたりまえ。君、言葉に関して小心過ぎだよ。
253吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 14:52:28
>>1
小説家ごときに文学賞?ちゃんちゃら可笑しい。
ノーベル歴史学賞を創設しろ。
創設しないなら文学賞を歴史学者に出せ。
ただし大きな文明史論の法螺吹き学者はいらねえ
254吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 15:40:59
「不都合な真実」のゴアなんかが有力な気がす
環境問題系
255吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 15:49:44
今年は日本人で決まりだよ。

作品名『カーボンナノチューブ』
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070917-00000061-san-soci
256吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 16:47:50
今年は10月11日か18日いずれか木曜日に文学賞の
発表予定だ。
>>253過去には「ローマ史」で有名なT・モムゼンが
1902年に授賞している。優れた歴史著述の芸術性が
評価された。近年では祖国の歴史的背景や文化を
織り交ぜた作品を著す作家、詩人が少なからず授賞
者にはいると思う。歴史は確かに作品に確固たる
骨組みを与える重要な要素だね。


257吾輩は名無しである:2007/09/17(月) 18:03:58
>>252
ん?悔しかったの?w
258吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 22:55:46
詩人が有望
259吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 22:59:51
【雰囲気】ふいんきが誤用ではなくなるらしいぞ!ねらー涙目w【ふいんき】
教育・先生板
http://school7.2ch.net/test/read.cgi/edu/1189304851/

9月18日、文部科学省が日本語の誤用として広く浸透している雰囲気の読み、確信犯の意味の誤用を正式な日本語として登録すると発表した。
雰囲気の正しい読みは「ふんいき」だが、「ふいんき」と読まれており、日常会話での誤用率は80%を超えている。
また、確信犯の本来の意味も、道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪(大辞泉抜粋)と定義されているが、
間違ったことを知りながら行動に移すこと、の意味で使われていることが非常に多い。

日本語において、誤用がそのまま定着した日本語は少なくない。
例えば、山茶花はもともと「さんざか」の読みであるが、「さざんか」と誤読され、そのまま定着したものである。

文部科学省は来年春より、雰囲気、確信犯の2つの誤用を正式な日本語とみなすと発表している。
260吾輩は名無しである:2007/09/18(火) 23:53:41
詩人が10年以上取ってないからそろそろ詩人に与えるというのも変な話で、
小説家に優れた人が多いのなら堂々と今年も小説家に与えればよい。
ボヌフォワにしろ高銀にしろアドニスにしろ、今まで何度も取るチャンスがあったのに
取れなかったというのはやはりそれだけの人ということなのだろう。
ノーベル委員会は、国籍や地域バランスなんて一切考えず、本音で
選んでほしい。結果としてイギリス人やアメリカ人だらけになったとしても、
それはそれで構わない。
261吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 02:33:28
じゃあ、ずっとスウェーデン人だな
262吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 08:18:06
フランス人は、サルトルが拒否したんで、選考委員に嫌われてるらしいね。
263我輩は名無しである:2007/09/19(水) 08:23:37
>>257
お前は狼にこもってろよ。
264吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 17:02:22
三島と川端の自殺も日本人に対する心象を悪くするのに貢献してしまったかもね。

ところで、高行健はフランス人枠で取ったの?
265吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 19:33:44
>>263
君みたいなキモ面能無しヲタが籠っているべきだよ(失笑
266吾輩は名無しである:2007/09/19(水) 19:39:34
お前を見ていると黒くなる
267吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 00:22:13
春樹フリークの小川洋子が受賞したら皮肉なもんだよなぁ
268吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 01:53:52
小川洋子は可能性あるね。女性ってのが強みだね。男の日本の作家は無いよ。
269吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 07:02:04
小川洋子は狙ってるよ。
芥川賞選考委員、三島賞選考委員、太宰治賞選考委員で国内は制覇。
『薬指の標本』がフランスで映画化されたあたりから天狗になってるみたい。
親しい編集者にはあとはノーベルだけだって言ってるらしいよ。
スウェーデン大使館主催のパーティーで目撃情報あり。
270吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 09:41:41
大学生の頃、大江健三郎が学内に講演に来たことがある。
80年代の終わりだったのだが、いろいろギャグを言って笑わせてくれた。
光さんが朝潮(現高砂親方)のファンなのだが、「朝潮のファンというのは
−−−−、辛いんですねえ。北勝海のファンなら、安心なんですけどねえ。」

ノーベルネタでもギャグを語った。文壇のパーティで井上靖と談笑していたら
某編集者がやってきて、「大江さんがノーベル賞を取らせたい作家は誰ですか」
と聞いたらしい。その編集者は大江氏が「井上さんですね」と言うのを期待していた
らしく、それを記事にしようとしたのだが、大江氏は「ミラン・クンデラです」
と答えたらしい。井上氏は憮然としていたとかしていなかったとか。
その編集者はまさか数年後に大江氏が取るとは夢にも思わなかったのだろう。
271吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 10:22:07

若手でノーベル狙ってるのは
Hの啓太郎の他に誰かいないんですか?
272吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 10:30:10
W矢が狙ってるらしいよ。
A賞じゃ満足できないみたい。海外で通じない。所詮新人賞とか言ってるらしい。
スウェーデン大使館主催のパーティーで目撃情報あり。
273吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 15:15:58
韓国の詩人はいつか取りそう
274吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 16:33:30
>>273
高銀だね。
275吾輩は名無しである:2007/09/20(木) 18:55:54
>>273
ウンコだね。あ、間違えた。コウンね。ギャハハハハァ。
276吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 07:37:41
今年は春樹の話題が少ないな
277吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 09:08:18
今年はスウェーデンというのは、あながち侮れない予想だと思う。
スウェーデン人でとるとしたら、パー・オルヴ・エンキストだな。
あと詩人でも名前わすれたけど有名人がいたと思う。
それか、ハリー・ムリシュやセース・ノーテボームかな。
278吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 16:13:47
>>277
北欧の授賞者はここ30年以上も出ていない。
1974年のユーンソン、マーティンソンのスウェーデン
の両氏以来途絶えている。
279吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 16:25:18
>>278いや、だからこそだよ
280吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 17:57:07
明治維新100周年(1968年)に川端、
コロンブスのアメリカ到達400周年(1992年)にカリブ海のデレク・ウォルコット、
万が一こういう事があるとすると、7の付く年に関連する地域の誰かということも。
281吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 17:58:38
メッタ斬りにあげなければ文学の未来はない
282吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 21:12:00
突然、ぼくって何? の なんていう人だったか忘れた、ほんとに忘れちゃった、
の ワセダの先生やってる 一応作家なひとが取る なんてことは
まちがっても ないのかな?
283吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 22:53:28
>>282
三田誠広さんだよ。「僕って何?」は俺も読んだことがある。
宙ぶらりんの主人公の日常や都会での孤独は非常に共感を呼ぶ。
過去のノーベル賞作家ではソール・ベロウの作風に似ていると思う。
ただ三田さんの作品が各国語に翻訳されていて、「マサヒロ・ミタ」
として少なからず読まれているとしたら可能性はあるんだが・・。

284吾輩は名無しである:2007/09/21(金) 22:58:52
>>276
パムクが取ったばかりだからな。アジアに回ってくるのは当分先だよ。
285吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 06:03:40
出来レースだが、ボヌフォワ、ロス、クンデラの三つ巴戦でFA
ここらで大御所にやらないと賞の権威ってもんが・・・
286吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 08:46:38
第1回でトルストイにやらなかった時点で、もう終わってるんだよ
287吾輩は名無しである:2007/09/22(土) 22:48:30
あえて裏をかいて二年連続アジアだったりして。
そのくらいのはぐらかし方をしてくれると面白いのだが。
ずばりアドニスだったりして。
288吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 01:02:14
今年はリョサだよ。
289吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 07:15:31
二年連続なら韓国に決まってるだろう。
290吾輩は名無しである:2007/09/23(日) 09:26:28
文学賞の発表は10/11か10/18の木曜日の夜8時頃
291吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 10:00:00
来年はロスかオーツかリョサ。

将来的には玄侑宗久。現時点ではまさかと思われるだろうが、仏教僧だというのは
大きい。
292吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 14:32:02
僧にやるなら泰淳にやっとくべきだったな
293吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 15:42:17
オッズまだ?
294吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 16:22:47
>>277
スウェーデンから輩出するなら詩人のトランストロメル氏も有望かも。
他の国では韓国の高銀氏、フランスのボヌフォア氏、シリアのアドニス氏
辺りの詩人が今年は可能性高いと思う。
295吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 20:12:00
ボヌフォアにはいいかげんに与えとかないと死んじゃうぞ。かなりじいさんだし。
296吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 23:34:00
ボヌフォワは1923年生まれ、三島由紀夫より二歳年上。
にもかかわらず、三島は40年ほど前に候補になり、ボヌフォワは今候補に
なっている。文学者にしろ政治家にしろ、最も注目される年齢、時期は人によって
まるで違うということだね。
297吾輩は名無しである:2007/09/24(月) 23:46:04
もう5人には絞りこまれているんだろ。詩人に焦点があてられているか、アメリカ
・フランスといった地域に焦点があてられているかでノミネートされるメンツが
違うな。でも、最後はどっちにしろボヌフォアか。
ベルギーの詩人は何て名前だっけ。
298吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 01:19:25
地味だが玄侑宗久はありえる。
299吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 03:36:20
まあ泰淳の足元にも及ばないがな
300吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 08:37:02
詩人といえば、吉本隆明がいるけど。

当然、最終選考に残っているよな。
301吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 15:29:32
ところで



何 を 俺 達 は 熱 く な っ て い る の だ ろ う ?
302吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 16:28:08
もっと熱くなってください。色々な人の意見、考え、文学感を
知ることができて有意義なスレだと思います。
昨年のスレなんて大変に熱くなっていて、ノーベル文学賞に一層
興味を持ちました。
303吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 19:42:55
去年受賞したパムク、それほど優れているとは思わないんだな、正直。
彼の場合、政治性が買われたんでしょ。
俺はあれでちょっと萎えた。だから、今年は燃えない。
304吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 19:52:37
去年に限らず、イェリネクやピンターもそうじゃん
305吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 21:07:50
俺はイェリネクとかクッツェーは良かったと思うんだけどな。
306吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 22:21:36
過去最低の受賞者はパールバック。選考委員も認めてるし。
307吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 23:08:38
いや、パール・バックはノーベル賞に最もふさわしい大作家。
「大地」だけを取ってみても、大傑作だと思う。とにかく面白い。
当時の選考委員に対して今日の選考委員の立場でいろいろ言うのはナンセンス。

308吾輩は名無しである:2007/09/25(火) 23:42:01
パムクいいと思うけど。
309吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 01:42:31
まさかの大西巨人が受賞……ンナワケナイが。
それにしても『神聖喜劇』の英訳がないってのはあんまりだ。
310吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 04:28:37
英訳ないのか、ひどいな…
『抱擁家族』はあるのかな?
『仮往生試文伝』は?
『富士』は?
311吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 07:55:54
>>307
パール・バックは「大地」により中国の自然とそこに暮らす民衆
の生活描写を欧米人の目を通して初めて作品に仕上げたことが
当時評価されたみたいだね。
「大地」に暮らす農民の収穫の喜びや自然の猛威、貧窮生活の
凄まじさ、ぎくしゃくとした家族関係に富を得た後の堕落振り
など人間の本質を時には醜悪部まで表出して三部作の叙事詩に
まとめた。
バックは1938年の授賞者だけど70年経った現代で選考の誤りだと
するのはベストセラー小説の女流作家への偏見も少しはあるのだ
ろうと思う。
312吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 08:54:00
過去最低の受賞者は大江健三郎だろ。やつが何を成し遂げたよ?
北朝鮮賛美の帰国事業で平民を強制収容所に送り届けただけじゃないか。
三島や安部が生きてればこんなクズが受賞しなくて済んだと思うぞ。
313吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 09:51:04
「抱擁家族」「暗夜行路」「占星術殺人事件」「ドグラ・マグラ」等、
まだ英・仏・独いずれにも訳されていない名作100点あまりを選んで
いずれかに訳するプロジェクトが開始されたと一年くらい前の朝日新聞に
載っていたような気がする。
韓国文壇がノーベル文学賞の獲得を祈願としていて、欧米へ
さかんなアプローチをかけているのに触発されたとかされないとか。
314吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 10:10:47
優れた作家というのとノーベル文学賞にふさわしい理想主義的な作風の作家
というのは必ずしも一致しないし、それでいいのかもしれない。
職業作家ではなく、未完の大作だらけのカフカ、一作品のみを書き継いだプルースト、
言語があまりにも独創的すぎて専門家以外にはとても読めないジョイスなどは、20世紀最高の
作家ではあってもノーベル文学賞は無理だろう。ボルヘス、ナボコフ、三島、安部、村上、
いずれも取れない要素があったような気がする。フォークナーが取れたのが不思議なくらい。

大江、パムク、モリスン、ウォルコット、高、ケルテースなどはやはり取るべくして
取った作家なのではないか。
315吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 10:54:23
>>313
でも韓国文学の量産型の翻訳は質が悪いって有名なのよね。
こっちは素材は良いわけだし、しっかりやって貰いたいものだ。
316吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 11:43:23
そんなの文化の違いもあるのに、
初めから向こうの人に読んでもらおうと思って書いたのでなかったら
どう訳しても受けないと思われる。
違和感を感じる所に一々注釈でも付ければ別だが現実的に見て不可能。
恐らく全然違う捕らえられ方をされると予想される。
どんな風に読まれるかは興味深い。
317吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 12:13:35
元来西洋人が作った賞だから、ね。
そこんとこ忘れちゃ駄目だよなァ。
318吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 13:05:33
ドグラマグラは期待できそう。
319吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 14:19:38

今年はジョイス他、アメリカ勢が有力みたい。
ソースは韓国の新聞(笑)ボヌフォワは避けると思われ。


ピンチョン
ノーマンメーラー
ジョイスキャロルオーツ
ルクレジオ
エンツェンスベルガー
ヘルタミュラー
アドニス
320吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 14:36:31
やっぱりアメリカかよ・・・
321吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 15:01:48
ピンチョンが獲ったらウヒョー
322吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 15:29:42
ピンチョンもルクレジオも獲ってねえのかよ
ノーベル賞なんてどうでもよく思えてくるな
323白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/09/26(水) 15:36:37
 ボブ・ディランは入ってないのか?
324吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 15:41:36
>>323
万年入ってるけど絞り込む段階で落されてますw
325吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 16:27:54
もう最終選考の候補5人に絞り込まれていて、あれこれと
吟味している最中だろうな。
326吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 17:33:56
ピンチョンだけはないだろう。ノーベル賞にふさわしい作家とはいえない。
寡作家だし、キワモノだし。

スタインベック、ベロー、シンガー、モリスンとくれば、
次はロスかオーツだろう。
327吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 18:12:44
本命ボヌフォア、対抗ロス、大穴バルガス・リョサか。

他にクンデラ、スウェーデンの詩人のなんとかさん、ベルギーのなんとかさん。
328吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 18:15:57
モブ・ノリオは?
329吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 18:20:00
イギリスでは勿論賭けの対象になってるんだろうけど
オッズは誰が高いのだろう。
330吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 21:18:55
Ladbrokesのオッズはまだ出てないよ
331吾輩は名無しである:2007/09/26(水) 22:28:22
今年こそ春樹
332吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 12:47:36
平野(笑)
333吾輩は名無しである:2007/09/27(木) 15:41:31
ああそうか、もうそういう時期だよね
俺はル・クレジオの単勝1点買い
334吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 06:44:20
>>313
こらこら、「抱擁家族」は英訳があるぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/field-keywords=Embracing+Family+Kojima
Amazonによれば、1990年には出ていたらしい。
335吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 09:55:43
詩人に決まり
336吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 10:39:19
ハロルド・ピンターが取った時も、詩人が有利って言われてたよね。
有利であっても決め手を欠けば取れない可能性があるということ。
今年も小説家の可能性はかなりある。
337吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 10:50:34
世界中に目が向けられるようになった結果、アメリカ、フランスをはじめとする
欧米、それも大国の実力者が長年待たされるようになっているのは皮肉。
ショインカ、大江、ケルテース、パムクらが実力者であるのは明らかだが、
グラス、クンデラ、ボヌフォワ、ロスらより上かと言うと難しいものがある
だろう。
村上がオースター、イシグロより上かと言うとこれもまた難しいし、
小川洋子がジョイス・キャロル・オーツやマーガレット・アトウッドを
差し置いて取るというのも変な話かもしれない。
338吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 13:16:08
雨にも恨み 風にも呪い
雪にも夏の暑さにも妬む
丈夫なエラをもち 慾は果てしなく
決して静まらず いつも大声でどなってゐる
一日にコーリャン四合とキムチと少しのコチジャンを食べ
あらゆることを自分の勘定に入れ
半ば見聞きし分かったつもりになり そしてすぐ忘れ
半島の禿山の陰の小さな萱ぶきのあばら家にゐて
東海に日本の竹島あれば行って旗を立てて威張り
西に宗主国あれば行ってそのご機嫌を伺い
南に死にそうなベトコンあれば武器を向けてこわがらなくてもいいと殺し
北に旱魃や飢饉があればつまらないものですがと日本の米を送り
日照りの時は謝罪を求め 寒さの夏は賠償を求め
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 尊敬もされず
そういうものに ウリは なってるニダ                   
                         
        ∧__∧   ________ 
      <丶`Д´>/ ̄/ ̄/ 
      ( 二二二つ / と) 
      |    /  /  /  
  __  |      ̄| ̄ ̄   
339吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 16:09:52
>>337
グラスは取ってるじゃん
340吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 16:49:01
パムクは大江とは比較にならないよ。ぱくり作家。平野レベル。
まあ、賞がこの程度なら、平野が取れる可能性もあるかもね。
341吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 17:12:12
グラスが取ったのは1999年。
年少の大江やモリスンやショインカに先を越されているし、ほぼ同世代のガルシア・
マルケスには17年も遅れている。90年代に急激に有名になったサラマーゴにも
先を越されている。ドイツ人であることが裏目に出たのは間違いないだろ。
342吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 17:19:40
多くのアンチが出る大江健三郎はそれだけ大作家だということ。
いかに多く読まれ、議論の対象になっているかということである。
アンチが騒げば騒ぐほど、大江に対する注目度は高まる。
その点で確実に三島、安部を凌駕している。
343吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 17:36:23
アメリカ人ノーベル賞何回とりゃ充分なんだよ……
344吾輩は名無しである:2007/09/28(金) 21:01:43
芥川龍之介や夏目漱石はノーベル賞とってるのか
黒澤明もとってないだろう
345吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 03:19:29
■西欧
サルマン・ラシュディ(英国)
ジョン・ファウルズ(英国)
ギッタ・セレニー(英国)
イアン マキューアン(英国)
ジャネット・ウィンターソン(英国)
ジュリアン・バーンズ(英国)
アラン・ロブ=グリエ (仏国)
J・M・G・ル・クレジオ(仏国)
ミシェル・ビュトール(仏国)
ミシェル・トゥルニエ(仏国)
フィリップ・ソレルス(仏国)
ジュリアン・グラック(仏国)
イヴ・ボヌフォア(仏国)
パトリック モディアノ(仏国)
アッシア・ジェバール(仏国/アルジェリア)
346吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 03:20:34
ヘルタ・ミュラー(ドイツ)
ウンベルト・エーコ(イタリア)
アントニオ・タブッキ(イタリア)
クラウディオ・マグリス (イタリア)
ヴィズマ・ベルシェヴィッツア?(イタリア???)
ヒューホ・クラウス(ベルギー)
ハリー・ムリシュ(オランダ)
セース・ノーテボーム(オランダ)
フアン・ゴイティソーロ(スペイン)
アントニオ・ロボ・アントゥネス(ポルトガル)
347吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 03:21:20

■北欧・東欧
インゲル・クリステンセン (デンマーク)
トゥマス・トランストレーメル(スウェーデン)
エーヴァ・キルピ(フィンランド)
Willy Kyrklund(フィンランド)
ミラン・クンデラ (チェコ)
イヴァン・クリーマ(チェコ)
リシャルト・カプシチンスキ(ポーランド)
アダム・ザガイェフスキ(ポーランド)
オルガ・トカルチュク(ポーランド)
ミロラド・パヴィチ(セルビア・モンテネグロ)
イスマイル・カダレ(アルバニア)
ヤーン・クロス(エストニア)
348吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 03:24:38
■北米
ジョン・アップダイク(米国)
ジョン・バース(米国)
フィリップ・ロス(米国)
ドン・デリーロ(米国)
ジョイス・キャロル・オーツ(米国)
トマス・ピンチョン(米国)
ジョン・アーヴィング(米国)
J・D・サリンジャー(米国)
ノーマン・メイラー(米国)
ボブ・ディラン(米国)
コーマック・マッカーシー(米国)
ウィリアム・H・ギャス(米国)
ポール・オースター(米国)
マーガレット・アトウッド(カナダ)
349吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 03:26:44
■南米
マリオ・バルガス=リョサ(ペルー)
カルロス・フエンテス(メキシコ)

■中東
アドニス(シリア)
アモス・オズ (イスラエル)
アハロン・アッペルフェルド(イスラエル)
マフムード・ダーウィッシュ(パレスチナ)
タハール・ベン=ジェルーン(仏モロッコ)

■アフリカ
チヌア・アチェベ(ナイジェリア)
350吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 06:24:33
■アジア
綿矢りさ(日本)
351吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 07:15:55
>>350
ハルキ・ムラカミも入れてよ
352吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 07:18:12
発表はたぶん10/11か10/18の夜だ
353吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 07:24:46
>>350
高銀(韓国)もお忘れなく
354吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 09:45:28
リシャルド・カプシチンスキは昨年の発表後間もなく死んだよ。
フォローするなら正確に。
355吾輩は名無しである:2007/09/29(土) 22:44:11
パヴィチにとって欲しいと思ってるのって俺だけ?
356吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 00:09:09
『ハザール事典』しか読んでないがパヴィチいいな
357吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 02:47:34
■アジア
莫言(中国)
鄭義(中国)
北島(中国)

金芝河(韓国)
高銀(韓国)
ジェラルド・マーナン (オーストラリア)
村上春樹
大岡信
358吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 04:01:07
よくもまあ、こんな話題で盛り上がれるもんだ。
そんなの、誰が穫っても変わんないでしょ?ただの勲章なのに。
359吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 04:21:45
>>358久しぶりに中二らしい中二を見た。
360吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 04:36:42
>>358
そうですね、エリカ様
361吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 08:37:31
高銀か
362吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 09:40:33
2011年、辛亥革命100周年に台湾の作家受賞の可能性も。
SF的作風の人とかいろいろいる。
363吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 09:43:03
ここでまさかのアーヴィング
364吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 11:16:55
情報筋によれば、いしだいら
365吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 11:21:00
ありえん
366吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 14:39:19
下馬評では高銀らしいな
韓国の新聞だけでなくロイターとかも報じてるしな
東洋から詩人出てないし、詩ならどうせつまんなくてもバレないしなw
367吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 18:46:07
詩人のボヌフォアかも
368吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 19:49:03
インドが東洋かはおいとくとして、タゴールが取ってる
369吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 20:12:14
俺もイヴ・ボヌフォワだと思う。
370吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 22:27:32
バングラデシュの詩人のシャムシュル・ラーマン
371吾輩は名無しである:2007/09/30(日) 23:37:30
バングラデシュの詩人たちの
プロフィールと写真はこちら。
シャムシュル・ラーマン氏のインタビューもこちらで読めます。
ノーベル賞に届くかどうか…
ttp://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/kaiko/kouen15_talk.html
372吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 00:57:17
ラーマンは去年亡くなってるよ
ttp://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/5260442.stm
373吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 01:51:39
234 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2007/10/01(月) 00:14:22
外国での評価
紫式部>>売り上げではダントツの村上春樹>三島>川端>漱石>公房>>遠藤>ノーベル大江>>>古井、中上
374吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 04:33:42
春樹がらみで講談社の株でも買っとくか
375吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 05:10:26
村上春樹より、角川春樹だろ。HAIKUでもいいよな?
376白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/10/01(月) 06:43:38
>>366
 タイの国民芸術家、詩人のナワラット・ポンパイブーン(Naowarat Phongphaibun/เนาวรัตน์ พงษ์ไพบูลย์)
http://www.amazon.com/exec/obidos/search-handle-url/105-3809956-0850048?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=books&field-author=Naowarat%20Phongphaibun
も調べたら十冊もアマゾンドットコムでひっかかりましたですよ。

 英語圏でどの程度読まれているのかはわかりませんが。

 ちなみにナワラット先生、朗読はもちろんのことMCや笛もお上手。
http://jp.youtube.com/watch?v=iYo8sNLPDNM
37701です:2007/10/01(月) 07:06:00
>>375日本人としてHAIKUが認められたらうれしいですね。
さあいよいよ発表の月となりましたよ、皆さん。
ここまでの書き込みを読んで色々な人の意見が挙げられていて
興味深いです。今年の授賞者も現代社会に潜む様々な問題を表出
したり、苦悩に翻弄される現代人の限界状況を描くなど決して
明るいばかりではない文学観の作家や詩人が紹介されることでし
よう。
ベケットの「道端でずっと待ち続ける浮浪者」
ソルジェニーツィンの「収容所で一杯の雑炊に喜ぶ囚人」
ベルの「死が待つ戦場にやるせない気持ちで向かう帰還兵」
など過去の授賞者の主人公は人間の尊厳を保ちながら日常を
何とか生きていて、今でも心打ちます。
今年はどんな人間像が覗えるのか楽しみです。
どうか皆さん、このスレに色々な意見を書き込んでみてください!!
378吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 13:55:29
俳句とHAIKUって違うの?
芭蕉を中心に俳句なら十分認められてると思うけど、高浜虚子以降だと自由律で山頭火とか放哉とか
でも今の俳句はまるで茶道や華道みたいになってるんで俳句から出るのは無理でしょ
379吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 15:33:22
村上龍「愛と幻想のファシズム」
村上春樹「アンダーグラウンド」
梅原猛「隠された十字架」
の争い
380吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 16:41:08
リョサかクンデラに取ってほしい
381吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 17:39:41
だから、角川春樹なんでしょ。魂の一行詩ですよ。
「100年前の正岡子規以来の俳句革新運動である」らしいけど。
382吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 17:50:38
地震止められるんだから取りたきゃ自分で取るだろう。
383吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 23:10:43
オッズ出たぞ

Claudio Magris 5/1
Les Murray 6/1
Philip Roth 7/1
Thomas Transtromer 7/1
Adonis 8/1
Amos Oz 10/1
Haruki Murakami 10/1
Hugo Claus 10/1
Joyce Carol Oates 10/1
Ko Un 10/1
Antoni Tabucchi 20/1
Cees Nooteboom 20/1
Margaret Atwood 20/1
Milan Kundera 20/1
Thomas Pynchon 20/1
Assia Djebar 25/1
Bei Dao 25/1
Don DeLillo 25/1
Jean Marie Gustav Le Clezio 25/1
Mahmoud Darwish 25/1
Peter Carey 25/1
Alice Munro 40/1
Carlos Fuentes 40/1
Gitta Sereny 40/1
Harry Mulisch 40/1
Herta Muller 40/1
Ian McEwan 40/1
Inger Christensen 40/1
John Updike 40/1
Pramoedya Ananta Toer 40/1
384吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 23:11:35
Willy Kyrklund 40/1
Chinua Achebe 50/1
Cormac McCarthy 50/1
David Malouf 50/1
Mario Vargas Llosa 50/1
Michel Tournier 50/1
Umberto Ecco 50/1
A. B. Yehoshua 100/1
Adam Zagajewski 100/1
E. L. Doctorow 100/1
Eeva Kilpi 100/1
F. Sionil Jose 100/1
John Banville 100/1
Julian Barnes 100/1
Mary Gordon 100/1
Michael Ondaatje 100/1
Patrick Modiano 100/1
Paul Auster 100/1
Salman Rushdie 100/1
William H Gass 100/1
Bob Dylan 500/1
385吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 23:31:27
オッズの顔ぶれ見ると、案外今年こそ高銀なのでは。
それとも北島か。
386吾輩は名無しである:2007/10/01(月) 23:36:34
春樹村上より上位候補は10人くらいだね。
と言うことは、あと10年くらい死ななかったらホントに受賞しそうだな。
387吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 00:04:52
上位の連中は60代後半から70代、それも詩人が多いな。
やはり下馬評通りということか。
欧米の実力者はなかなか50代ではチャンスがまわってこないね。
パムク、ガルシア・マルケス、ショインカ、いずれも欧米人だったら
取れなかったかも。
村上はまだ60になってないし、10年後くらいにチャンスはあるな。
388吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 00:10:33
Ananta Toerは去年も死んだぞって指摘されたのに、今年も載ってるなw
389吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 00:48:26
今年アジアから受賞者が出たら、去年パムクを出したトルコは大喜びだな
「俺たちは欧米枠にはいれたんだ!」ってw
390吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 01:36:29
>>389
考えすぎ
トルコ人は自分たちの文化に自信持ってるから
東ローマ帝国、オスマントルコの中心地だったしな
391吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 03:06:47
>>383
Claudio Magrisの作品て有名なのかな?
392吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 03:54:35
>>391
近年数々の賞を獲得
欧州では著名ですがなにか?
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Claudio_Magris
393吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 06:23:02
>>378
野暮を承知で突っ込むが、芭蕉は「俳諧の発句」は作っているが「俳句」なるものを作ったことはない。
394吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 06:45:58
春樹にとってほしい
そしてもっと世界中に春樹小説を読んでもらいたい
そしてそれを読んだ人たちに新しい小説を書いてもらいたい
395吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 09:07:08
今年は詩人が有望か・・。しかも欧米かっ!!
396吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 12:27:12
>>394
万が一将来春樹が取るようなことになったら
世界の人々に申し訳が立たない。
397吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 12:49:53
ところでサリンジャーってまだ生きてる?
398吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 12:58:01
生きてるよ。
数年前に、私生活上でスキャンダルがあって話題になったような気が。

でも、サリンジャーって一発屋だろ? ライ麦だけじゃ無理だよな。
399吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 13:33:26
有名で売れてるのはライ麦だけど、サリンジャーの読者からは大工よとかナインストーリーズの方が評価高いだろ
400吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 15:35:51
今年はオーストラリア、カナダ、北欧、ベネルクス、イタリア、イスラエル
などの年ということか。
401吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 16:27:36
>>400
 大雑把だな。少なくともアジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカ
は無いという理解で宜しいか?
402吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 17:37:01
今年のカフカ賞は誰がとったの?
403吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 17:40:30
>>402
ボンヌフォワ
404吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 17:53:38
いい加減ボヌフォワにあげないと死んじゃう
405(笑):2007/10/02(火) 19:00:07
高銀だろ
詩人だし、東アジア人だし、現代哲学から仏教まで精通した知性、植民地支配への抵抗、従軍慰安婦など人権問題への関心、国家的悲願でもあるしな
406吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 19:33:52
>>404
簡単なプロフィール(PHつき)
ttp://www.letempsquilfait.com/Pages/Auteurs/Bonnefoy/Bonnefoy.html

ボンヌフォワは詩人であるだけでなく非常に懐が深く広い文学者。
神話研究でも凄い仕事をしていて
1000ページを超える『世界神話大事典』は(値段も2万円超えたと記憶)
邦訳もされている。それに
ボンヌフォワ監修の「観念と思考」叢書には多彩な良書が入っている。

その一冊の『細部−近接美学史のために』で注目されたダニエル・アラスの
『モナリザの秘密−絵画をめぐる25章』が白水社から今年出たばかり。
同じ著者の『なにも見ていない―名画をめぐる六つの冒険』も良書。
407吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 19:36:06
年齢的なことを考えればボンヌファワが先に取るべきかもな

村上春樹はいつでも取れる
楽しみは先に延ばしてIT時代の灯台ともなるような作品を書いてもらいたい
408吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 19:42:25
恥ずかしいから村上春樹にだけは獲ってほしくないねw
409吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 19:53:33
ブックメーカーで低い倍率を出した作家が受賞しても恥ずかしくないだろ
それだけ大勢の賢人に認められているということになるんだから
410吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 19:58:16
>>405
高銀は吉増剛造との対話集で
なじみになった日本人が多いでしょうけど…年齢はたしか70代ですね。
その対話本も「高銀詩選集」も藤原書店刊行で…
もし高銀受賞だとパムクに続いて藤原書店さんが…(^^;;
良い出版社なので繁栄してもらいたいですけど。

>>407
村上春樹の作品はもう集成されていると思います。
最近は翻訳が多いようですけれど
新しく創作を書かれるなら、なんか再生というか…全く新しい物に
なるのではないでしょうか。

411吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 20:02:14
>>410
高銀 74歳
ボンヌフォワ 83歳
村上春樹 58歳             村上春樹は仕事しろ! w
412吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 21:52:24
戦前の受賞者はともかく、カミュの44歳、ブロツキーの47歳というのは
驚異的な若さだよな。
三島が候補になったのが41歳と43歳、どう考えても受賞は無理だったと言えよう。
生きていれば、昨年あたりに取った可能性もなくはないが。
413吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 22:58:47
2位だれだよ>Les Murray
ググっても葵マリーしか出てこねーよ
414吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 23:25:09
>>413
綴りからフランス人かな?間違ってたらゴメン
415吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 23:50:44
こいつじゃね?
オーストラリアの詩人
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Les_Murray_%28poet%29
416吾輩は名無しである:2007/10/02(火) 23:55:59
>>406
「世界神話大事典」はたしか、監修しただけだよ。
項目は書いてないはず。そういった監修とかの能力を買われたみたいね。
俳句の研究もしてたはず。
417吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 00:49:06
スウェーデンの詩人のトランストロメルが有望
418吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 02:09:17
そういえば、トランストロメルが『Häfte』夏季号で
石田衣良のことを絶賛してたね。
419吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 03:57:25
★★★村上春樹氏に11倍のオッズ★★★
世界最大規模のブックメーカー(賭け屋)、英ラドブロークスのストック
ホルム事務所は1日、今月発表のノーベル文学賞受賞者を予想するオッズ
(掛け率)を公表、日本の作家、村上春樹氏を11倍とし、6番目に名前
を挙げた。昨年は34倍で、同社は今年、村上氏の評価を大きく上げた。
「1番人気」はイタリア人の作家クラウディオ・マグリス氏の6倍。米国
のフィリップ・ロス氏らが続き、計5人が10倍以下の有力候補。韓国の
高銀氏ら4人が村上氏と同じ11倍で、6位グループとなっている。
同社は昨年、受賞者となったトルコの作家オルハン・パムク氏に4倍をつ
け、最有力候補に挙げていた。[2007年10月2日10時53分]
420吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 04:17:05
Claudio Magris 5/1
Les Murray 6/1
Philip Roth 7/1
Thomas Transtromer 7/1
Adonis 8/1
Amos Oz 10/1
Haruki Murakami 10/1
Hugo Claus 10/1
Joyce Carol Oates 10/1
Ko Un 10/1
Antoni Tabucchi 20/1
Cees Nooteboom 20/1
Margaret Atwood 20/1
Milan Kundera 20/1
Thomas Pynchon 20/1
421大江健三郎が2chを工作しようとしている。:2007/10/03(水) 04:48:23
ノーベル賞?この賞汚れちゃったよw だれかさんのせいでw
422吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 06:19:09
ふつう、高銀でしょ。
423吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 07:18:16
今年はやはり詩人なのかな。1996のポーランドのV・シンボルスカ
以来出ていないしな。
424吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 07:30:11
誰かミャンマーの反体制作家、詩人で国内で自宅軟禁中か亡命
した文学的素養に優れた人物を知っていたら教えてください!!

ノーベル文学賞選考委員会が政治的配慮で世界の世論を喚起する
ために、光を当てる可能性も少なからずあるのでは?と最近思うよう
になりました。タイムリーですからね。
425吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 07:56:47
「アサヒる」って新語?  
426吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 09:41:10
イタリア人の受賞はないような気がするなあ。
ダリオ・フォからまだ10年目だし。

トランストロメル、ロス、高銀あたりは今年取れなくても今後5年以内に取るのではないか。
427吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 09:50:27
専門家は別として、日本の一般の読者が高銀の名前を広く知るようになったのは
7年前の南北首脳会談で金大中に同行し、晩餐会で自作を朗読する姿が画面に
映し出されてからだったと思う。
今回はまさか同行していないとは思うが、なんとなく風が高銀に吹いている
ような感じがする。
428吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 10:14:28
ハルキ・ムラカミ
429吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 10:32:41
まさかのウエルベック
430吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 10:35:20
Ryu Murakamiはどこ?

同じムラカミでも、日本でだけ態度のでかい村上龍のオッズは?
431吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 10:38:36
「不治3KKKる」なら昔からあるよ
432吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 12:55:24
ウン・コはロビー活動が成功すれば取れる
433吾輩は名無しである:2007/10/03(水) 20:46:59
村上りゅう?ただの取材詰め込みエンタメなんて誰でも書ける

やまだきとよことかそこいらのレベル
434吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 00:59:39
俺は小説読んだことないけど白い巨頭とか面白いと思ったよ
435吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 10:47:41
英語圏の作家がノミネートされる事が多いのは賞の性格上仕方ないかもしれない。
日本で同じような賞があったら、住井すえ、大西巨人、浅田次郎、北方謙三、
北杜夫、大岡信、谷川俊太郎、村上龍、津島佑子、丸山健二、別役実あたりも
オッズ100倍以内に入る可能性はあるでしょう。
436吾輩は名無しである:2007/10/04(木) 10:48:06
村上春樹
437吾輩は名無しである:2007/10/05(金) 07:24:53
トランストロメルだろ
438吾輩は名無しである:2007/10/05(金) 10:17:40
2005年のオッズではアドニスが2倍になっていた。
この年も詩人が有望と言われたが大穴ピンターに落ち着いた。

トランストロメル、高銀、クラウなど、何年も候補にのぼり続けている
ベテラン詩人には決め手に欠ける何かがあるような気がする。
イェリネックやパムクが受賞した事を考えると、今年が村上という可能性も
ある。
439吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 00:44:25
やはり村上春樹かな
440吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 00:51:19
今年村上受賞ならありがたい事態だな。
業界全体が活気づく。春樹作品を抱えていなくとも
関連でなんかかんか出せるし、読書界そのものが生き返る。

安直なブログ延長やケータイ小説のおこちゃま遊びに
喝を入れるには一番効果的だわな。
441吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 03:09:53
>>418
マジ?
442吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 07:52:38
>>439
もし村上春樹に決まると、数十億円からの経済効果が
見込めるだろうね。出版界や関連グッズにも波及して
少しは消費を押し広げることになると思う。
443吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 08:22:54
お前ら出版業界の人間かよ
たとえ村上が取っても日本文学にとっていいこととは限らないね
444吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 08:53:21
大江のときは世の中は冷め切っていたけどね

あ、そうなの?読んだこと無いけど

って感じでした
445吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 10:22:05
そこは読まれてる作家と読まれてない作家の違いだな
今最も広く読まれてる作家である春樹が受賞したら
日本中が春樹ブームに沸き返ることは間違いないと思われる
考えただけで不快だが
446吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 10:33:48
大江はなんだかんだでノーベル賞で復活したでしょ
ほとんど読まれなくなって、文化人になってたんだから
谷沢永一の大江批判書がベストセラーになったり副産物も生まれた
447吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 11:54:00
そんな読むのって負け組のへんなオヤジぐらいでしょ
448吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 12:02:59
そこまでいわんでも
449吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 14:24:13
「宙返り」「取り替え子」「憂い顔の童子」、いずれも面白かった。
アナベル・リィはこれから読む。

大江は、作風が誰にも似ていない。
私小説でありながら、普遍的な共生の思想にまで昇華させるという離れ業を
演じている。
安部は大江以上の大作家ではあるが、作風を彷彿とさせるような作家は欧米に
何人もいるし、読んでいて勇気よりもどちらかと言えば虚しさを感じさせられる。

どちらがノーベル賞にふさわしいかと言えば大江。
450吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 14:44:55
大江も海外文学も詳しくないが、
大江って日本の作家でも特にヨーロッパや南米の小説から
強い影響受けてるんじゃなかったか?
保坂とか福田あたりに揶揄されてたような覚えがあるんだが
451吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 15:32:35
大江は日本の作家では群を抜く読書家だから、影響を受けている作家は
確かにとてつもなく多いな。古今東西の古典から現代ものまで、
ありとあらゆる作家のものをフランス語か英語で読んでいるし、
彼らからいろいろなものを学んでいると思う。

でも、その結果出てくる小説が明らかに大江が書いたと分かるものなんだよ。
ハロルド・ピンターが取った時も「普通の言葉で書かれているが同じような
ものを書く作家がまったく見当たらない」といった趣旨のことを選考委員が
述べていたと思うけど、大江にも当てはまると思う。
452吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:09:45
>>449
「私小説でありながら、普遍的な共生の思想にまで昇華させるという
離れ業を演じている」は確かに1994の文学賞選考のポイントだったん
だと思う。そういえば当時の発表をニュースで観たけど、「大江氏を
選んだ理由は?」と傍らの記者に質問され、選考委員のアレン氏は
一言「重要な作家だからです。」と答えていた。現代に生きる人達
にとって何かしら参考になる文学素養をきっと持っているんだろうと
大江氏の作品を読んだことの無い自分は当時思った。
しかも川端康成氏のように連綿と続く日本の伝統を汲み、香り高き
文体の作品とも異なるだろうと・・・。





453吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:22:35
受賞理由「大江氏の作家活動は、日本における悪魔払いの行為」
結局、これが一番だよ
西洋は日本の経済発展とかが気にくわなかった、そこで日本人と日本社会を徹底的に批判する大江に賞をあげた。
三島が大江のことを「東北の山奥から出てきた小娘が上野駅で女衒にかどわかされて淫売屋に叩き売られるみたいに、あいつは四国の山奥から出てきて、渡辺一夫という女衒にかどわかされて、岩波楼っていう淫売屋に叩き売られたんだよ」
とバカにしたが、納得。
454吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:25:06
カミュってノーベル賞?
455吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:33:31
本日NHK教育午後7時30分から10分間、「あの人に会いたい」で
谷崎潤一郎のインタビューが放送されるから録画しようと思う。
谷崎は生前に何度もノーベル文学賞に推薦されていたようだ。
パール・バックが強く推していたらしい。川端氏同様に日本
の伝統文化を汲み、いささか耽美的なエロスに傾いた作家
でもある。1970年位まで生きていれば日本人として第一番目
のノーベル賞作家になったかも知れない。
456吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:47:54
サルトル、ボーボワール夫妻は日本に来たとき谷崎に会ってみたかったらしいが死んでた
ノーベル賞も間に合わなかった
457吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 17:49:31
>>454のA・カミュは1957に授賞理由
「真摯に鋭く現代人の良心についての諸問題を照らした彼の重要
なる文学作品により。」44歳で授賞している。
458吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 20:10:20
>>455観たよ。谷崎は「性」が活力の源みたいな発言してた。確かに「性」
が省かれた作品なんて古今東西問わず奇麗過ぎて生命力に乏しいかもな。
459吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:00:33
谷崎なんてただの小説家じゃん
詩も書けない
460吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:30:00
大江の実力を一番良く理解し、羨望の念を抱いていたのが三島。
岩波楼の話は有名だが、大江が自分の枠を越える作家になりつつある事を
いやが上にも認めざるを得なかった三島特有のジョーク。

三島は人の才能を見抜く天才。自分がノーベル賞に届く作家ではない
という事に自分自身で気付いてしまったのだと思う。
天才三島をそこまで脅かした鬼才が大江。
461吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:40:25
たしかに三島にあげるならまだしも大江かも知れないなぁ

個人的には大西巨人の神聖喜劇こそノーベル賞ものと思うけど
翻訳されてないんじゃ仕方ない

462吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:41:58
谷崎は惜しかったよね。1968年、選考委員会からの諮問に伊藤整は
「谷崎を推したかったが亡くなってしまった。今となっては川端」と答え、
ドナルド・キーンは「川端か三島だが、どちらかと言われれば川端」と答え、
結果として川端に決まったとされている。
あと3年生きていたら、谷崎だった可能性は極めて高い。
463吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:51:06
結局現在の世界的な評価では三島、川端、谷崎の順で、大江なんてほとんど評価されてない
ノーベル賞なんて所詮それだけの価値ってことだ
歴代ノーベル賞作家も半分以上は読まれず忘れ去られてる
クンデラなんて受賞しようがしまいがもうほとんど関係ないしな
464吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:52:08
たしかに三島にあげるならまだしも谷崎かも知れないなぁ

でもこの人の作品の凄さは翻訳でどこまで伝わってるんだろう
465吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:53:25
歩留まりが半分なら凄い文学賞と言えるのでは?

だって使い捨てぶりで言ったら芥川賞とか酷いもんだよ
466吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 21:56:36
三島は谷崎のことをかなり尊敬してた。
467吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:00:53
三島の小説は文学作品と思って読んだことはない
という橋川文三の評言に三島本人も「ようやく知己を得た思い」と
むしろ喜んでいたからなぁ

自分がオリジナルのコピー、というか
オリジナルすら見失った模造品であることの悲哀を自覚している三島を
日本を代表する文学者と持ち上げること自体どうかと思う


468吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:03:02
まぁそれでも天人五衰のラストシーンは世界文学屈指の幕切れと
言ってあげても良いけどね

そこから出発して真面目に小説書けば良かったのに
469吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:12:56
だいたい漱石なんて
三島が政治狂いで死んじゃう四十台後半からの短期間に
鬼気迫るような傑作を遺して逝ってるのにね

日本文学舐めすぎでしょう、三島は
470吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:22:37
年齢論は意味なし。40代で作家デビューしたやつもいる。
早いと 偉いとかまったく関係ない
471吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:25:00
三島は割腹自決したという事実だけで、既に「小説家」としては負けだな。
最後の最後まで言葉で伝えるべき「小説家」、それもノーベル賞を本気で狙っていた
「小説家」が、書くという行為をすべて否定してしまう行為をした責任はあまりにも
大きい。
海外での評価も、日本での若いファンも、小説そのもので評価するのではなくて
「割腹自決」という事実から好奇心で出発している事が多いだろう。俺もそうだった。
でも、本来文学はそんな先入観を持たずに文字だけで読まれるべき。
それを許さない行為をしてしまった三島は、いかに優れた小説を書いて
いようとも「小説家」としては谷崎、川端、大江、村上、井上、遠藤、
安部、井伏らに劣る。
最後まで生きて、小説を書き続けて欲しかった。才能がある人間には
責任もあるのだから。
472吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:44:57
>>470の馬鹿さ加減が哀れを誘う流れだね
473吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 22:58:51
ドナルド・キーン氏によると1968年当時、すでに谷崎は亡くなっていて
川端と三島が日本人として授賞者にふさわしいとされていた。
確かに三島は海外でも作品が数ヶ国語に翻訳され、前年1967年の授賞者
アストゥリアスに迫る段階まで選考が進んだらしい。何せ当時の日本
の学生運動の動乱振りがストックホルムにも伝わり、「三島=若き左翼」
と短絡的に判断した某デンマーク人の進言をまともに選考委員会が受け
取り、無難な川端にどうやら落ち着いたらしい。何とも皮肉な結果だな。

川端の授賞や三島の1970の自殺の頃に青春時代を送った村上春樹が、
当時の動乱・挫折・何事も無かったかのように妥協していく人々や
社会の有様を自身の写し出す鏡のような感性で作品に仕立てていった
ことは少し因縁めいていると思う。
474吾輩は名無しである:2007/10/06(土) 23:03:49
後半は為にする牽強付会?でいただけないね
475473:2007/10/06(土) 23:12:17
確かに後半は取って付けた様な考えでした・・。
476吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 00:03:13
全く今年の授賞者発表日はいつなんだろうな・・。
477吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 00:26:06
11日か18日だ
478吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 02:36:17
才能がある人間には責任がある
ってあんたの持論を死人におしつけるなよカス
479吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 03:00:51
>>473
その因縁はさらにさかのぼることができるぞ。

夏目漱石の死に直面した時、芥川龍之介は24歳だった
芥川龍之介の自殺に衝撃をうけた太宰治は18歳だった
太宰治の情死が大きく報道された時三島由紀夫は23歳だった
そして三島が割腹自殺した時、村上春樹は21歳だった

同じ時代の同じ日本の空気を吸っていて
事件の衝撃をまともに受けた因縁の糸は、文学の命脈を通低している。
480吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 03:20:07
>>477
それって日本時間?
481吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 03:51:12
現地の昼間に発表するから、日本だと夜でしょ
482吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 06:44:01
ロビイストがとるとは まだ決まってないだろ
483吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 09:12:33
時間的な前後関係を因果関係だと思いこむのは知能の低い証拠です
484吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 09:32:23
歴史に仮定の話はタブーかもしれないが、それを承知で考える。
三島が生きていたら、村上春樹にも嫉妬しただろうな。
村上は「アンダーグラウンド」でもインタビューした被害者の印象に「若く見える」
という言葉を連発している。「若さ」に文学的価値を置く作家であることは確か。
若者の生態を分かりやすい文章で描き、ごく自然にトライアスロンにチャレンジ
し、アメリカに住んでアメリカの出版社と信頼関係を結ぶ村上は、三島のやろうとして
やれなかった事をやっているように見える。
485吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 09:36:17
>>484
ん〜、村上の「若い」雰囲気に三島が嫉妬する、というだけの
思いつきの意見にしか聞こえないなー。
全然方向性の違う作家でしょ。
486吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 09:36:47
426 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:2007/10/06(土) 10:24:34
三島が生きていたら村上春樹の才能に嫉妬しただろうな。
「老いの恐怖」をいともやすやすと潜り抜ける村上文学は、三島が書こうとして
ついに書けなかった文学だから。
487吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 09:45:01
あまり説得はされないなぁ

もう少し頑張りましょう、という感じですw
488吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 10:44:02
ボヌフォアはやはり避けられるのかな・・・
選考委員はカフカ賞と関連されるのを否定しまくってるし。
489吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 11:19:00
去年のハルキ周辺の異常な盛り上がりが原因かもね

カフカ賞受賞=ノーベル賞という流れがこのまま定着したら
ノーベル小委員会の権威も糞もないもの
490吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 12:40:45
村上春樹の作風として、
「平易な文体で高度な内容を取り扱い、現実世界から非現実の異界
へとシームレスに(=つなぎ目なく)移動するという手法は後に
「春樹チルドレン」と呼ばれる作家たちを生むなど諸外国にも影響
を与えている」といった記事を以前読んだことがある。
 彼の作品は読んだことが無いが、今年ダメでもいずれはと期待を
持ってしまうな。
491吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 12:54:37
あんな糞エンタメごときがとるわけない。今回は韓国の詩人に決まってる。あほは携帯小説でも読んでろ
492吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 13:10:01
確かに 詩と小説をくらべてどうする。ただの散文やろうがとるわけないだろ
493吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 13:10:55
高銀か
494吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 13:12:03
いやトランストロメルだろ
495吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 13:37:37
>>490
>彼の作品は読んだことが無いが、今年ダメでもいずれはと期待を
>持ってしまうな。

いくらノーベル賞スレとはいえ笑った。
読んだことないのに期待するっていうことは同じ日本人だからってことか?w
そんなにノーベル賞って凄いもんか?
496吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 13:40:13
ここでコウンの詩が貼られてる

最高の詩人は誰?
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poetics/1171294855/400-402
497吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 14:44:16
>>490
シームレス言いたかっただけちゃうんかと。
498吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:35:34
ボヌフォア
499吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:37:08
シームレスは春樹だけでも無いだろう。
500吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:38:43
今年の発表は10/18辺りかな
501吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:44:04
>>479
そう並べられると
村上春樹の日本文学史における位置付けが見えなくもない


>>489
朝日がはしゃぎ過ぎた コラ朝日!二度と同じ徹を踏むでないぞ
できれば三島が選考委員会宛に書いた川端康成推薦文(英文)のように
日本文学を代表する誰かがきちんと推挙すりゃいいんだ

大江が書かんならあとは…誰がおる? 手を挙げる椰子は…
あ、いま思いついた、狭い範囲で考えるこたないんだ、居るじゃん
カズオ・イシグロ! イシグロが推薦文書きゃいいんだよ!
欧米を見据えて、絶対必要な援護射撃だぞ
イシグロにとってもプラスになるわな     …今年はもう遅い 来年だな
502吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:50:06
ノーベル賞を取った作家でも埋もれた人は沢山いる、よってノーベル賞を
取ったか取らないかなんてどうでもいい、そんな意見もあるようだが、それは当たらない。
埋もれたと勘違いしているだけの事が多い。日本の書店に並んでいるから読まれている、
日本の書店に並んでいないから埋もれた、それはあくまで日本の素人の基準。



503吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:55:53
三島は今ごろあの世で、村上春樹が受賞するかどうか固唾を呑んで
見守っているな。三島は結構俗っぽい人。文学賞のお祭り騒ぎに関心が
ないようなふりをしつつ、実は一番関心を持っていた人。
そんな俗っぽさも三島文学の魅力なのだが。
504吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 16:59:26
>>501
時代錯誤w 極東文学が 
おずおずと羽織袴で世界舞台に初登場した川端の時代とは
まーーーったく違う状況でそ。
ハラキリMishimaが
さむらい文化の印象を世界に刻印した時とも
全然ちがっている。

「ハルキ・ムラカミ」はすでに世界レーベル。
欧州の田舎のねーちゃんも上海のあんちゃんもこぞって読む。
放っておいてもノーベル賞とるのは決まってる。
あとは順番待ちでそ。忍耐が肝心。
ハルキ・ムラカミはそれまで坐禅でも組めがいいと思われ。
505吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 17:05:44
>>503
川端康成も三島由紀夫も、それぞれ
自分が担った役割を、キッチリはたした

個人的欲得で動いたのではない
日本文学に資するという根底の使命感があったからこそ
芸術創造にとってはどーでもいいノーベル賞にも関わった
2人とも、世界における日本文学を捉える視角を具えていた
個人文学レベルに終始する数多と違い、傑出した存在だったんだ

天命というものが、あるんだ
506吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 17:18:19

では、村上春樹の天命や如何に?

507吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 17:30:54
まあ村上春樹は日本でも西洋でもバカにする層と安易に食いつく層がいるわけでw
フランスやドイツの本物の芸術家が評価するとは思えんなあw
508吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 19:21:18
天命w ヘソ茶。
509吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 20:56:21
スウェーデン・アカデミーは7日、今年度のノーベル文学賞を、
『海辺のカフカ』『ねじまき鳥クロニクル』などの作品で知られる日本の作家、
村上春樹氏(58)に授与すると発表した。
日本からの同賞の受賞は、
68年の川端康成氏、94年の大江健三郎氏に続いて3人目である。

同アカデミーは授賞理由を、
「巧みな構成力、示唆的な会話、分析的な明敏さ、
豊かな音楽性を持つ多声的な表現で描いた作品を数々発表し、
現代社会の陳腐さや抑圧が生む不条理を見事に暴き出した。」
と説明している。同時に、
「日本固有の歴史・社会的風土に深く根付いた作品でありながら、
読み出すと止まらない普遍的面白さを備えており、
形而上的な幻覚を顕現させるような幻想的作品」とも評価し、
夢に似たその“語り”を、
三島や谷崎の過熱気味で確固としたリアリズムというよりも、
安部のシュールリアリズムにより近い、と示唆する。
510吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 20:57:06
村上春樹氏は1949年1月、京都府京都市伏見区で、
住職の息子で国語教師でもある父と、大阪の商人の娘である母との間に生まれた。
兵庫県立神戸高等学校卒業し、一浪して早稲田大学第一文学部演劇学科に入学。
大学在学中に陽子夫人と結婚。
結婚後、国分寺市に転居し、大学に在学しながらジャズ喫茶を開業する。
大学を7年かけて卒業後,閉店後の店でこつこつと小説を書き、
1979年『風の歌を聴け』でデビュー。
1981年には作家専業で生きていく決意を固め、ジャズ喫茶を廃業。
1987年『ノルウェイの森』が、日本国内で空前の大ベストセラーとなり、
その後、出せば必ず売れる作家の1人として、
日本の国民的作家・文豪夏目漱石以降で、
最も重要な日本文学・現代文学を代表する作家と位置づけられている。

79年、『風の歌を聴け』で第22回群像新人文学賞を、
82年、『羊をめぐる冒険』で第4回野間文芸新人賞を受賞。
85年には『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』で第21回谷崎潤一郎賞、
96年には『ねじまき鳥クロニクル』で第47回読売文学賞と、
日本で最も権威ある文学賞をそれぞれ受賞している。
91年にはプリンストン大学に客員研究員として招聘されたほか、
06年『海辺のカフカ』で第3回フランツ・カフカ賞を受賞。
511吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 21:13:06
つまんね
512ノーベルの遺言:2007/10/07(日) 21:17:35
「文学賞は理想主義的傾向を持つ最も顕著な作品を書いた人物
に授与して欲しい。」
513吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 21:26:06
春樹に理想主義的傾向はないな
514吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 21:46:17
自分はカフカ賞を2002年に授賞したチェコのイヴァン・クリーマ氏を
挙げたい。
ユダヤ人で少年時代に過酷な強制収容所生活を体験して成人になって
からもこの世界での生をしっかりと見つめていこうとする姿勢を崩さ
ない。厳しさと思いやり、力強さと繊細さを併せ持つ作品は人間の孤
独や相互理解の難しさを描いている。
「プラハの春」後の作家活動の抑制のために清掃員の仕事などに従事
してかろうじて自作の海外出版での印税で生き延びている状態らしい。
今年で76歳になりチェコは1984年の詩人サイフェルト以来23年間も
文学賞の授賞者が出ていない。ノーベルの「暮らしに困る夢見る人」
の遺言に当てはまり同国のクンデラよりも地味な存在だが、文学賞に
ふさわしい作家の一人だと思う。
515吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 21:48:35
ノーベル賞を

ノーベル純文学賞(今回はアドニス)
ノーベル大衆文学賞(今回はハルキムラカミ)

に分割すれば無問題
516吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 22:07:37
>>509
日本に根差してるなんて微塵も感じないんだが
ネタにしても陳腐だ
517吾輩は名無しである:2007/10/07(日) 23:48:40
誰か村上春樹のノーベル賞受賞記念講演をうpして
518吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 01:09:23
美しい日本の私
曖昧な日本の私
ポップな日本の僕
519吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 01:22:53
春樹が受賞して一番喜ぶのは早稲田のお偉いさん
520吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 04:56:28
春樹が受賞して一番喜ぶのは?

島田雅彦、浅田彰、蓮実重彦、大江健三郎、渡部直己、だよな。
521吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 05:07:33
前回春樹がとるって騒いで
結局とれなくて、受賞した時の記事書いてたのにって
愚痴ってた評論家ら、もう見ていて最悪だった
522吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 05:07:44
>>510
つまんねえよ、ちびハゲ野郎。
福田和也なんかの文章を
適当に切り貼りしただけじゃねえか、馬鹿が。
523白石昇 ◆VJQ7nZOkww :2007/10/08(月) 06:47:47
>>515
 純文学なんて概念、日本にしかないのに。
524吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 09:54:36
でも外国でもシドニー・シェルダンとアービングとか、ユーゴーとデュマとかは区別されてるでしょ
525吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 10:03:52
読まれているという事と普遍的な価値があるという事とは重ならないことも多いな。

フォーサイス、シェルダン、キング、浅田次郎、北方謙三、
皆それぞれ大江やロスやモリスンより読まれている作家だが、
流行作家の域は出ないだろう。
526吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 10:07:54
受賞者が無難な人なら今週発表だな。

オーストラリアの詩人さんだったら来週か。
527ジーン・ターゲッティング法:2007/10/08(月) 19:07:23
毎日新聞によると文学賞の発表は10/11の午後8時頃らしい。
今年の生理学・医学賞はイタリア、イギリスの3名に決定した。
ノックアウト・マウスちゃんの開発に貢献した人達さ。
528吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 19:22:24
ミックウェッテン・ニューズによれば石田衣良らしいが。
529吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 19:23:26
530吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 21:30:23
オッズの下位が受賞するのはいつもの事だし最後まで分からないよ。
ただ現状だとアメリカや詩人が有利なのは間違いなさそうだが。
531吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 23:56:48
なんだまだ発表日未定じゃねーか。
532吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 00:04:33
浅田次郎なんてのは通俗極まりない、どうしようもない平凡な作家だよ
50年後には消えてる
イシダイラも同じ
533吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 00:09:20
政治少年はいつ書籍化するの?
534吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 00:11:23
おっと誤爆した
535吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 00:11:46
ノーベル賞協会です
今年の受賞はアドニスです
日本人及び特定アジアからはあと15年出さないように決まってます
来年はタブッキです
536吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 00:16:23
こんなことになるんだったら春樹のピンボールに芥川賞やっとけばよかったな
537吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 01:12:07
村上だな
538吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 01:26:10
(ある選考委員の発言)
昨年は盛り上がりすぎたんで、わざと春樹をはずしたんです。
落ち着いてる今年、あげます。
539吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 01:57:23
>>531
11日の日本時間午後8時までに発表することが決定した、とどっかにあったが?
540吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 02:36:57
>>539
これか
ttp://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2294646/2219049

こうやって3人の写真が並ぶと
中のどの1人かが取りそうな気になってくるのは不思議だ。
文字情報よりもPH、特に人間の写真は
見る者に与えるインパクトが別次元の感がある。
541吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 02:57:30
ttp://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2295058/2222841

>ある編集者は匿名を条件に、スウェーデン・アカデミーは既に選考を終えたと語った。今年は早い時
>期に選考を終わらせており、これはかなり有名な人物が受賞することを示唆しているという。「予想外
>の人物ではないと思う」と、この編集者は述べた。
542吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 03:37:27
なんだロスかよ。
つまらん。
543吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 03:51:18
>>541
オッズが出ている人物は全て「予想内」。
発表前の下馬評は盛り上げネタにすぎない。

一足先に医学生理学賞決定。
ttp://www.time.com/time/health/article/0,8599,1669204,00.html?xid=rss-topstories


544 ◆SfMh.xQRf. :2007/10/09(火) 04:05:18
今から受賞をあてるよ

アドニスだね

アドニスだね

アドニスだね

アドニスだね

アドニスだね

アドニスだね

アドニスだね
545吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 04:21:30
うんうん、オリエントから2年連続なら確かに意外性ある。
546吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 08:08:36
なんとなくロスだと思った。
547吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 08:54:45
ノーベル財団のHPによると発表は
Literature - Thursday, October 11, 1:00 p.m. CET
(at the earliest)
とあるから明後日の午後8時頃だな。
548吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:02:21
なんだ高銀か
妥当すぎてつまんね
549吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:03:07
今年の生理学・医学賞は特定遺伝子の欠損したノックアウトマウス
ちゃん関連に決まったが、もし今年の文学賞が該当者無しだったら
賞の行方をあれこれと予想している世界中の人達がノックアウト
されちまうだろうな!!
550吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:04:27
つまんないギャグにノックアウト
551吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:06:04
ロスかトランストロメルで決まりそうだな。
552吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:08:55
韓国では詩が売れていて、アジアン屈指の文学レベルのお高い国だから
もちろんとるのは高銀
553吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:09:10
ウンコ先生だけはない
5542007医学賞授賞者:2007/10/09(火) 09:09:59
>>549
カペッキ(完璧)!
555吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:23:13
2007、2008、2009、2010、2011と、
高銀、トランストロメル、ロス、アドニス、村上のうちの3人は
どの年かに取るだろう。
556吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:37:00
浅田次郎を通俗極まりない平凡な作家と切って捨てる素人は、
「あなたは通俗極まりない平凡な人だからやめてね」といつか首になる。
557吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 09:37:23
なんで散文しか書けない むらかみはるおがとれるんだよ
558吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 10:41:33
オズとロスはユダヤ人
このところユダヤが目立ちすぎるから、ユダヤ以外じゃ…
559吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 12:12:23
浅田次郎?それはさすがに、、ただの起承転結作家でしょう。お話しにならない。
560吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 12:20:00
文学からユダヤ人を抜いたら世界文学の半分は消える
プルースト、カフカ、、サリンジャー
561吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 12:42:23
>>559
ネタにマジレスは……

今年はリョサにとってほしい。絶版になってる著作が復刊する機会は
それ以外ないだろう。復刊ドットコムはあてにならん。
562吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 14:00:28
>>560
ケルテース、ピンター、パムクとユダヤ人ばかり
ユダヤは文学の純血ですね
563吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 14:44:06
パムクはユダヤ人?トルコ系ユダヤ人?
564吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 14:46:22
今年は ボヌフォアかトランストロメルの詩人だろ
565吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 19:17:46
ワロッタ>>563
トルコ系イスラエル人なら、もしかしたら将来あり得るかもしれんが、トルコ系ユダヤ人はないわな。
566吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 19:19:11
赤川次郎先生に決まってるだろ!
567村上春樹:2007/10/09(火) 19:50:52
ノーベル文学賞を下さい!
568吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 20:25:04
>>567
今からでも遅くないので頑張って平和活動してください。
文学賞は無理です。
569吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 20:37:56
アラビア語のアドニスとトルコ語のパムクとヘブライ語のオズを一緒くたに
するのも無謀だよな。
570吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 23:08:15
カフカ賞はロス、クリーマ、ピンター、イェリネクとユダヤ系ばっかりなんだよな
571吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 23:20:50
ユダヤ的思考に一家言ある内田樹氏もハルキムラカミを高く買ってるようですね。
572吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 23:22:56
今年は書店で「村上春樹ノーベル賞とっちゃうかもフェア」やってないな
毎年やられても困るが
573吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 23:40:02
内田樹さんは去年も今年も、
新聞だか雑誌だかに依頼されて、
春樹がとったとき用のオメデト原稿を用意しているらしい。
574吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 00:35:53
じゃあ匿名で愚痴ってたやつは内田だな
575吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 01:43:48
Philip Roth 7/2
Claudio Magris 6/1
Haruki Murakami 7/1
Thomas Tranströmer 7/1
Amos Oz 8/1
Joyce Carol Oates 8/1
Les Murray 8/1
Adonis 10/1
Thomas Pynchon 10/1
Ko Un 14/1
Yves Bonnefoy 16/1
Cees Nooteboom 20/1
Margaret Atwood 20/1
Tabucchi 25/1
Milan Kundera 25/1
576吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 07:30:28
いよいよ発表明日じゃねーか。
577今年は詩人:2007/10/10(水) 07:34:44
33年ぶりにスウェーデンの詩人トランストロメル
22年ぶりにフランスのボヌフォア
韓国初の高銀

578吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 07:43:53
ミャンマーに優れた作家、詩人はいるかな?
ピンターやパムクの選考にも少なからず影響した政治的配慮
を用いると今は注目を集める時期だからね。

579吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 07:55:16
そこでスーチーさんですよ
580吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 08:26:24
そういえば村上春樹もユダヤの血が入っていたね
581吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 09:35:50
34年ぶりのオーストラリア人、
42年ぶりのイスラエル人、
14年ぶりのアメリカ人、
初のカナダ人(ベローを含まなければ)、オランダ人
メーテルリンク以来のベルギー人
など、誰が取っても久々づくしだな。

13年ぶりの日本人、10年ぶりのイタリア人の可能性は低いだろう。
582吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 09:51:16
誰もが知る大物作家か初めて授賞者を出す地味な作家・詩人
583吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 11:08:46
コウンさんの詩は正直失笑ものの出来。
これでノーベル賞は・・・
584吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 11:18:29
おれノーベル賞選定委員の一人だから
団鬼六を推薦しといたよ。
人間の性への限りない探究心と可能性を切り開いた功績から、って言葉を添えて。
受賞式には拮抗縛りされながら出てほしいね。
受賞講演では「スケベで変態な日本の私」でスピーチするよ。
585吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 14:49:41
あーいえーおーいえーおれ大江
586吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 14:52:48
どうでもええわ。
おまえらアホか。
587吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 14:53:41
いえてる。
こんなこと書いてるバカが二本の文学をだめにしている張本人。
くだんねぇ。
588吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 14:55:40
二本じゃなくて、日本でしょ。
おまえもアホか。
他のやつらもチンカス野郎か、
知ってることを言えばいいというもんじゃないのよ。
だっせー奴らだなー。
589吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 15:06:53
オッズ見てるとやっぱりアメリカ悠里なのかな?
まずないと思うが、ピンチョンが獲ったらノーベル文学賞を見返す人が多くなるのに
590吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 17:08:11
春樹が指名されませぬように
591吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 17:51:47
>>590

24時間以上早いって。
592吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 18:19:47
やっぱ角川春樹かな?
593吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 19:27:55
第一報はいつごろになるん?
594吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 20:08:01
595吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 20:25:43

>>444-514
まともなレスも混じっていて
面白く読めた。thX

596吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 20:53:26
正直に言ってコウン氏はどうですか?
文学的に見てノーベル賞に値するんでしょうか?
(韓国人であることは除いて)
素人目にみて、とてもノーベル賞とは思えないんですが…
でもオッズにノミネートされるということは、文学的価値があるんでしょうね。

597吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 20:57:03
598吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 21:53:41
そういえば昨年もこんなスレにカキコしてたような気が・・・
599吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 22:16:02
>>596
排泄物に与える賞はありません
600吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 22:20:29
春樹のどこが評価されてるのかさっぱりわからん

死後評価ががた落ちする作家なのは分かるが・・・
601吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 23:12:29
世界中に春樹の熱心な読者がいるだろ。
それで充分。死後も読まれ続けるだろう。
「どこが評価されてるのか」は文学研究者が研究すればよい。
素人にはそんなのは求められていない。
602吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 23:13:01
詩を読解できない
ゆとり教育の申し子たちがなにかのたまっていらっしゃいますね。
603吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 23:42:57
谷川俊太郎は可能性ゼロなのか?
604吾輩は名無しである:2007/10/10(水) 23:55:20
限りなく透明に近いゼロ。
605吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:09:46
ついに文学賞の発表日が来ましたね

去年は焦らされたからな
606605:2007/10/11(木) 00:11:26
今オッズ見てきたらハルキ2番人気だな

もしかするともしかするかもしれんな
607吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:20:35
春樹がとっても別にいいけど
大騒ぎするのかと思うとうんざり
文化勲章貰う貰わないみたいなのも
608吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:20:55
あのオッズはあてにならんだろ
今は削除したみたいだけど、亡くなったAnanta Toerを候補に挙げてたし
未だに、タブッキやエーコの綴りを間違えてたりと、いい加減すぎ
609吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:31:02
春樹はベストセラー作家だが、出来れば賞金によりこれまでの労苦が
報われるようなあまり知られていない作家・詩人に決まるといいな。
それこそ「賞は暮らしに困る夢見る人へ与えて欲しい」というノーベル
の遺言に沿うから・・。
610605:2007/10/11(木) 00:34:38
でもハルキみたいないい作家が売れるのはいいことだよ
611 ◆SfMh.xQRf. :2007/10/11(木) 00:35:38
受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス
612吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:39:17
クンデラが取れれば死んでもいい
613吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:39:50
今年の自然科学3賞はアメリカ優位ではなく、ドイツ、フランス
イギリス、イタリア出身者が入り例年と違ったバランスとなって
いる。関係ないかもしれないが、未だ授賞者の出ていない国や何
十年振りといった国の人物の可能性も捨てきれない。
614吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:41:23
>>612
おいおいw
北杜夫や大西巨人、古井由吉あたりにしとけよw
615吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:43:25
日本人はノーベル賞を有り難がりすぎるからな
ノックアウトマウスで受賞した人の日本人奥さんにまで取材にいってるみたいだし
アメリカなんて毎年3,4人取ってるから大して報道もされないだろうし、名前も覚えてられないな
クンデラなんて貰わなくても名誉も十分だろうし、ノーベル賞の格が逆に上がるくらいじゃないか?w
616吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:51:45
確かに日本はノーベル賞を神格化しすぎ
それに釣られて韓国はそれ以上になっちゃてるしw
617吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 00:56:17
なんだかんだ言いながら、このスレに来てるってことは
ノーベル賞が気になってるんだろw
618吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 01:14:25
>>604
それを言うなら、
「限りなくマイナスに近いゼロ」だろ?
619吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 01:16:38
限りなくマイナスに近いブルー
620吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 01:27:24
自然科学系ノーベル賞の国籍別受賞者数(1901〜2004)

国名      物理学  化学 医学生理学   計

アメリカ     75     52   86     213
イギリス     21    26   27      74
ドイツ       22    27   15      64
フランス     11     7    7      25
スウェーデン   4     4    8      16
スイス       3     6    6      15
旧ソ連      10     1    2      13
オランダ      8     3    2      13
日本        4     4    1       9
デンマーク     3     1    5       9
オーストリア    3    1    4       8
カナダ        2    4    2       8
イタリア       3    1    3       7
ベルギー      0    1    4       5
オーストラリア   0    0    3       3
アルゼンチン   0    1    2       3
中国        2    0    0       2
イスラエル     0    2    0       2
621吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 01:44:06
今年はアメリカ大陸
しかもカナダ
てことで、アトウッド
622吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 02:50:51
今年はアゴタ・クリストフの名前が出てないようだが・・・

もちろん期待してないが
623吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 02:59:46
去年もクリストフの名前がないとか言ってた人がいたけど
候補にもなってないんじゃない?
624吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 09:35:03
http://up.nm78.com/obj/39977
村上春樹間違いないらしい
625吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 09:37:21
ありえないだろ、ただの散文作家がノーベルなんて
626吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 09:38:55
村上春樹氏、ノーベル文学賞獲得なるか?

今年のノーベル文学賞は11日に発表される。文学賞は誰が受賞するのかをめぐり憶測が高まっている。
ほとんど無名の予想外の候補者か、それとも長年有望視されてきた人物か、昨年のようにブック
メーカー(賭け屋)の予測通りの結果が出るのか。その答えは間もなく明らかになる。

スウェーデンの文壇では、依然として様々な憶測が飛び交っている。これまで何度も候補として名前が
取りざたされている村上春樹氏の著作、『海辺のカフカ(Kafka on the Shore)』は、スウェーデン最大手の
書店チェーンAkademibokhandelnの窓際の、ひときわ目立つ場所に陳列されている。

しかし、地元のイエーテボリブックフェア(Gothenburg Book Fair)主催者の1人Gunilla Sandin氏は
「今年のノーベル文学賞は村上氏より知名度が低い、例えばフランスの詩人、マリーズ・コンデ
(Maryse Conde)氏、エストニアの作家で詩人のヤーン・カプリンスキ(Jaan Kaplinski)氏などが
受賞する可能性が高い」と語る。

ブックメーカーの英ラドブロークス(Ladbrokes)は昨年、トルコの作家、オルハン・パムク
(Orhan Pamuk)氏を1番人気として、予想を的中させたことから信頼度を急上昇させた。今年は、
イタリアの作家、クラウディオ・マグリス(Claudio Magris)氏を5倍の1番人気に挙げ、次いで
オーストラリアの詩人レズ・マリー(Les Murray)氏と、頻繁に受賞がささやかれる米国の作家、
フィリップ・ロス(Philip Roth)氏を2番人気と予想した。

ロス氏は、スウェーデン・アカデミーが選考する候補者5人の名簿に毎年名前を連ねる常連作家の
ひとり。候補者は選考委員会が何度か協議を重ねたのちに5人に絞られ、名簿は通常8月から
10月に行われるアカデミーの本協議の場に提出されるが、名簿は厳重に守られ秘密とされる。

ある編集者は匿名を条件に、スウェーデン・アカデミーは既に選考を終えたと語った。今年は早い
時期に選考を終わらせており、これはかなり有名な人物が受賞することを示唆しているという。
「予想外の人物ではないと思う」と、この編集者は述べた。
627吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 11:49:52
フィリップ・ロスが取ったら、素晴らしいアメリカ野球や乳房になった男が再販されていいなあ
628吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 12:17:30
>>618
その通り
629吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:25:05
 「君に詩が来たか」(抜粋・編集部)(作・コウン)

いまからアメリカ帝国主義と闘うために
一緒に組もうと

ブルデューが私に言った
彼は私より三歳上

フランスの過去と
韓国の現在が一塊りとなって
今日の顔を作りだす

おお 偶然の絶対

その時
ガラス窓の外に
一羽の四十雀が飛んでいった
630吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:25:47
ブルデューが尋ねた
いま 君に詩が来たのか

(鳥が飛んでいったから間違いなく君に詩が来たはずだ)

そうだ 詩が来た


二つは一つになってわっはっはと笑った
泣くと
一つは顔と首の皺がひどく多かったし
一つはてんで目がなかった

ブルデューはその足で日本に渡り
藤原書店主催の記念講演をしてパリに帰っていった
しばらくしてこの世を去った
私は藤原書店のブルデュー・ライブラリー14巻をあれこれ見た
その後 デリダとサイードの弔辞を読んだ

静かに また詩が来た

ttp://www.fujiwara-shoten.co.jp/book/book663.htm
631吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:27:35
今日の顔→キム・ジョンイル
632吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:29:40
「大同江のほとりで」
ttp://www1.korea-np.co.jp/sinboj/sinboj2000/sinboj2000-6/sinbj000628/sinboj00062851.htm

【詩】独島
http://www.chosunonline.com/article/20050315000055

私の祖先の胆嚢
独島
長らくお前の胆汁で
私はあらゆる波の人生を歩んできた
あの傾き揺れる子午線を越えて生きてきた
独島
お前のよって
お前によって
この排他的恍惚はいっそこの上なく苦い
私の祖国の孤独
お前によって
私は寝返り打ちながら南アメリカへと向かう
骨と肉が擦りむけるほど
春の夜、北斗七星へと向かう
行って
必ず戻ってくる
私が私の子孫となり
お前のところへと戻ってくる
私の子孫の胆嚢
独島
633吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:33:41
>>高銀は行動の人であった。「朝鮮語抹殺政策とともに強行されたのが

創氏改名である。

(中略)国民学校の一年生だった私の名前は高林虎助だった」

ウンコー
634吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:34:55
「ふくろう」
真昼のふくろう
目をむいて
何も見られない
待ちなさい
君の夜が来る 必ず

「ぞうきん」
風が吹く日
風に洗濯物がはためく日
私はぞうきんになりたい

卑屈ではなく ぞうきんになりたい

我が国の汚辱と汚染
それがどれほどか問うまい
ひたすらぞうきんになって
ただ一ヶ所でも謙虚に磨きたい

ぞうきんになって 私が監房を磨いていた時
その時代を忘れまい
私はぞうきんになりたいね
ぞうきんになって
私の汚れた一生を磨きたい

磨いた後 汚れたぞうきん
何回でも
何回でも
耐えられなくなるまで濯がれたいね
新しい国 新しいぞうきんとして生まれ変わりたい

ttp://d.hatena.ne.jp/gati/20070703
635吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:35:32
韓国が生んだ大詩人。
高銀詩選集
いま、君に詩が来たのか
解説=崔元植・辻井喬
青柳優子・金應教・佐川亜紀訳
金應教編

凄まじいほどの有為転変を繰り返し、自殺未遂、出家と還俗、虚無・放蕩・
耽美の末、労働者の惨状に抗議する全泰壹氏の焼身自殺を契機に歴史と社会に
向き合う。投獄・拷問を受けながら、民主化・統一に生涯をかけ、朝鮮民族の
運命を全身に背負うに至った詩人。虚無・耽美の詩風から、やがて仏教精神の
静寂を、革命を、民衆の暮らしののどかさを、そして民族の歴史を、宇宙を歌
い、遂に、ひとつの詩それ自体となった、その生涯。
A5上製 264頁 3780円

636吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 14:43:56
フランスの某通信社によると「村上春樹」内定らしいぞ
地元スウェーデン最大の書店チェーン店の書棚に村上春樹コーナー
が設置されたらしい。
去年のトルコ風呂国作家受賞前と同じ光景らしい。
ちなみに英国賭けやのオッズでただいま2番手。
Philip Roth 7/2
Haruki Murakami 5/1
Amos Oz 6/1
Claudio Magris 7/1
Yves Bonnefoy 7/1
Joyce Carol Oates 9/1
Les Murray 9/1
Thomas Transtromer 9/1
Thomas Pynchon 10/1
Adonis 14/1
637吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 15:02:46
>某通信社

なぜ伏せる?w
638吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 15:08:43


                   /\        /\
                   /:::::::ヽ____/::::::::ヽ、
                  丿 ::.__  .:::::::::::::  __  ::::ヽ_
                 / /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ  ::::::ヽ
 -┼-   丿~~~|     / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\  ::::|           ■ ■
 -┼-   /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ     ..::::: ::|━━━━━━  ▼ ▼ 
  .|       丿      | .:::::.  ..: |    |ヽ        ::|            ● ●
                | :::    | |⊂ニヽ| |   υ  :::::| \
              / /| :    | |  |:::T::::| !      .::| \ \\
             / / \:    ト--^^^^^┤      丿 \\\ \\\

639吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 15:43:05
またデマか
640吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 16:09:10
イブ・ボヌフォアにあげてやれ。
641吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 16:11:38
ボヌフォアにあげたら「春樹空気嫁」になる
642吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:02:06
今日の日本時間8時ごろに発表だっけ?
643吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:03:09
授賞式が無駄になるけどピンチョンが授賞したりして
644吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:17:36
まだかよ遅せえな
645吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:22:09
日本時間でいつよ? 俺はトランストロメルに一票
646吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:22:45
どこを見てるのが一番情報早い?
647吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:27:02
648吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:29:26
公式が早いんじゃないかな
http://nobelprize.org/
649吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 17:37:40
ここで公式発表のライブ映像を見ることができる。
ttp://nobelprize.org/prize_announcements/literature/live.html
650 ◆SfMh.xQRf. :2007/10/11(木) 18:02:46
受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス

受賞はアドニス
651吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 18:17:51
アメリカ人はあと十年我慢しろ
652吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 18:26:01
春樹の次はよしもとばなな、辻人成、小川洋子
653吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 18:33:04
たしかに文学賞の発表日時は「木曜日」としかなっていなかったが、
今年は最初から11日とされていてびっくりした
(普段はもう1週間遅い)。
誰も文句もつけようがなくかつ政治的意図もない超大物が
受賞ということだろう。
654吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 18:46:42
>政治的意図もない超大物

去年の受賞者は「トルコ政府は、アルメニア人100万人を組織的かつ計画的に虐殺したことを認めろ」と言い放って大騒ぎになっちゃったからね。
そういうインセンティブは当然考えられるね。
655吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:00:42
656吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:00:45
ロスかな・・やっぱ。
657今年は詩人:2007/10/11(木) 19:04:18
いよいよ一時間後に発表だな!!
トゥーマス・トランストロメル(スウェーデン)
イヴ・ボヌフォア(フランス)
俺は二人のいずれかだと予想する。
658吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:19:48
今発表あった
ピンチョン
659吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:23:02
しかし今年は静かだな
660吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:28:17
あと30分だ
661吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:28:48
春樹来い
662吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:33:35
ニュース速報
http://up.nm78.com/obj/39977
663吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:35:03
ボヌフォアキタ――(゜∀゜)――!!!!
664吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:39:37
文学賞は平和賞より政治的でないといけない
665吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:41:10
穴は瀬戸内寂徳
666吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:42:56
今、ライブ映像に何か映った!
667吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:44:44
タブッキキタ――(゜∀゜)――!!!!
668吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:44:51
去年も結局は最初人気だったパムクだから
今年もロスの可能性がなんやかんやで高いだろうな
669吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:45:55
アメリカのジョンアップダイク
670吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:45:57
チラッと見えたが、「はるき」と書いてあった
671吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:46:23
オーツキター
672吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:47:29
韓国のウンコきた
673吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:49:34
Ko Un 20/1
Margaret Atwood 20/1
Mario Vargas Llosa 20/1
Assia Djebar 25/1
Cees Nooteboom 25/1
Don DeLillo 25/1
John Updike 25/1
Mahmoud Darwish 25/1
Milan Kundera 33/1
Aime Cesaire 40/1
Antoni Tabucchi 40/1
Bei Dao 40/1
Eric Elmsatr 40/1
Gitta Sereny 40/1
Harry Mulisch 40/1
Herta Muller 40/1
Hugo Claus 40/1
Ian McEwan 40/1
Inger Christensen 40/1
Peter Carey 40/1
Willy Kyrklund 40/1
Alice Munro 50/1
Carlos Fuentes 50/1
Chinua Achebe 50/1
Cormac McCarthy 50/1
David Malouf 50/1
Michel Tournier 50/1
Umberto Ecco
674吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:50:04
675吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:51:32
ライブ中継見てるとドキドキするな
676吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:52:03
音声キター!
677吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:53:32
まさか俺の名前が
678吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:54:16
うぐいす色の背広きたおっさんがやけに目立ってるな。
679吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:56:01
平野「ついにきたぜwwwww俺の時代がwwwwww」
680吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:56:35
まじでもうすぐだ
681吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:57:23
亀田負けろ
682吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:57:36
これ接続が悪いぞ?

映像が荒れる
683吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:57:53
ライブ中継重くなってきた
684吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:57:59
ライブ映像見れない。
685吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:58:18
実はまた来週とか。
686吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:58:33
>>682
10分前に比べ、どんどん接続が悪くなってきている・・・
687吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:58:39
映像重すぎんだよ!!
688吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:58:47
くるな
689吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:59:13
韓国人だな
690吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:59:25
日本で一番早い速報お願い。
691吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:59:54
オーツキター
692吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 19:59:55
まだか
693吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:00:38
おもすぎw
694吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:02
バッファ処理中て
695吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:06
ドリス・レッシングか
696吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:12
2ちゃんも重くなった?
697吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:15
何言ってるかわからない
698吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:17
8時になった瞬間ライブ映像止まったw
699吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:29
Doris Lessi
700吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:31
Doris Lessing
United Kingdom
b. 1919
(in Kermanshah, then Persia)
701吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:49
that epicist of the female experience, who with scepticism, fire and visionary power
has subjected a divided civilisation to scrutiny"
702吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:02:14
またイギリスか
703吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:02:31
Doris Lessing!
704吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:03:01
つまんねーの
705吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:03:25
ライブ映像は重過ぎて結局観れなかった
706吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:03:41
英語圏で女性ならアトウッドにしとけよ
707吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:04:02
80代後半?
凄い高齢の受賞だな
708吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:04:40
The 2007 Nobel Prize in Literature
T
he Nobel Prize in Literature goes to Doris Lessing
"that epicist of the female experience, who with scepticism,
fire and visionary power has subjected a divided
civilisation to scrutiny".
709吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:06:09
ガッカリしたようなホッとしたような…
まあ俺が文学の掲示板をのぞくのはまた来年だ。
710吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:06:20
授賞式までに死ぬだろうな
711吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:06:25
レッシングは読んだことないんだが代表作はなに?
712吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:07:10
ノーベル文学賞はドリス・レシグのものになります。(「叙事詩-者」は懐疑論、炎、および空想家のパワーと共に精査にかけられたa分割された文明を持っています)。2007年のノーベル文学賞T、彼、「女性の経験のその「叙事詩-者」。」
713吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:07:39
ドリス・レッシング(1919−)
 Doris May Taylerは10月22日、旧ペルシャ(現イラン)で生まれ、旧南
ローデシア(現ジンバブエ)で育つ。両親はイギリス人。19歳でイギリス人
官僚と結婚するが、左翼運動に没頭し離婚。1945年、レッシング氏と再婚
。49年、離婚し、息子を連れロンドンへ移住。Jane Somers名義での著作も
ある。

 Novels +++
#1The Grass is Singing (1950)
『草は歌っている』 山崎勉・酒井覚(訳) <晶文社・1970>
Martha Quest (1952)
 Children of Violenceシリーズ第一巻。
A Proper Marriage (1954)
 Children of Violenceシリーズ第二巻。
A Ripple from the Storm (1958)
 Children of Violenceシリーズ第三巻。
童話作家に決定
714吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:08:08
ヤフー翻訳使ってるのにこのスレにいるのか?
715吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:08:26
日本語訳


「なんといったって猫」 深町 眞理子 (単行本 - 1980/1)
「シカスタ (上)」 大社 淑子 (文庫 - 1986/2)
「シカスタ (下)」 大社 淑子 (文庫 - 1986/2)
「アフガニスタンの風」 加地 永都子 (単行本 - 1988/10)
716吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:08:27
レッシングの写真とプロフィール、著作などなど

http://www.answers.com/topic/doris-lessing
717吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:09:28
やっぱ地域持ち回りとか全然無いじゃん
純粋に作品性のみだな
718吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:09:37
ドレッシング(一番乗り?)
719吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:09:53
ハルキじゃなくてよかった
720吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:11:01
>>716

1919年10月生まれ・・・88歳直前!!!!      春樹は負けるわ
721吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:11:32
ブックメーカーとか倍率とかもうバカらしいな
722吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:11:40
最高の誕生日プレゼントじゃないか
723吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:14:15
>>716
2006年のPH見るともう今年あげなきゃ
来年は居ないかもと思える。
724吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:15:38
つまんねえ結果だな
予想は外れるし、大物じゃないし、春樹でもないし、ウンコでもないし
かといって、全く無名というわけでもない。中途半端すぎる
725吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:15:42
この人の倍率どのくらいだったの
726吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:17:15
727吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:17:53
ベルサイユ条約の頃に生まれたおばあちゃんじゃん。
本人だって今更賞なんていらんだろ。
ちなみにこの人オッズ何倍だったの?
下馬評、あてんなんねぇ〜。
728吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:19:32
おばあちゃんはオッズの対象外w
729個人サイトからの感想コピペ:2007/10/11(木) 20:20:20
生存者の回想
ドリス・レッシング(サンリオ 1984/7)
 終末のロンドン。緩慢な死を迎えつつあるその都市に、“私”と少女エミリ、
そして一匹の獣、ウィクターがいる。無法化していく世界の中で、大人の女
に成ろうとするエミリと、私とのあいだに、さまざまな葛藤が生まれる……。

 ドリス・レッシングは、ペルシャに生まれ、ローデシアに育ち、現在は
イギリスに住んでいる、メインストリームの作家。あまり、日本では知ら
れていないが、高名な文筆家でSFにも理解があり、シカスタを初めとす
る五部作が、少し前に紹介されたこともある。けれど、“理解ある”事と内
容とは、必ずしも一致しない。本書もまた、SFの風味を感じさせる作品
だが、本質的には、やはり別物だろう。描かれる終末は、あくまで風景で
あり、対象ではないからだ。 (もちろん、出版社側も、そのことはよく分かっ
ていて、何処にもSFと表記していない)。

 物語の私が感じる惑い、エミリへの気持ち――罪悪感は、そのまま、
作者の若い世代に対するわだかまりにつながる。レッシングの言う、
“自伝の試み”とは、あるいは、そういうところにあるのかもしれない。

730吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:22:25
ソルジェニーツィンより2ヶ月ほど早く生まれてるから、
生存しているノーベル文学賞受賞者では最高齢になるな
731吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:23:13
本国の英国の賭けリストには名前すらない。
ドイツでは26番目にランクされてる。
この作家もノーベル作家というだけで世界文学史には残らない部類だろう。
732吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:27:05
>この作家もノーベル作家というだけで世界文学史には残らない部類だろう。

まさにその通り。
733吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:28:33
あー、「破壊者ベンの誕生」は読んだことあるな…
734吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:29:54
いや、これをきっかけに評価が一気に進むということもあり得る。
こういうことがあるからノーベル賞は面白い。
735吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:33:56
自分が88歳だったら、評価や名声よりも
静かで平穏な余生を送りたいと思うと思う。
736吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:33:57
>>734
いえてる
737吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:36:02
別に評価は変わらんでしょ。
英語で書いてて、既にそれなりに知られてるわけだし
738吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:39:07
最高の結果じゃん。
オッズが候補にも上げなかったなんて楽しすぎる。
これで地域持ち回りは崩れた。面白くなった。
来年が一層楽しみになった。
高銀、トランストロメル、ロスはもうないかもしれない。
739吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:40:56
ノーベル賞サイト
http://www.almaz.com/nobel/

化学生理学賞はじめ全ての賞が、人類全体に大きく寄与するような業績に対して
与えられてるんだな。
それを見ると、文学賞は人類全体の精神分野(心)に対して貢献するような
すごい賞なんだよ本当のところ。
漏れら春樹ハルキと身近な感じで騒ぐけど、愛読する著者がノーベル賞取るなんか
めったにあることじゃない。べつに今年でなくてもいいよ。
740吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:46:19
分かってるのはクンデラが獲ったら俺はこの世に思い残すことはないってことだ
741吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:51:24
平和賞は不都合な真実のゴアなのか?
742吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:54:25
ドリス・レッシングの写真とプロフィール、
著作などなど
詳しい(英文)

http://www.answers.com/topic/doris-lessing

743吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:56:35
文学板第一報は>>695

>>695 :吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:01:06
>ドリス・レッシングか

GJ!

744吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 20:58:21
朝日はもう村上春樹のコメントをとっただろうか…
何も喋らんか、レッシングに関してのコメントを聞きたいもんだ
745吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:01:38
モムゼンの85歳を超える史上最高齢の受賞。
素晴らしいじゃないか。最高の人生だよ、この人。

平穏な余生云々とケチをつけてる人がいるが、88歳になった事の無い人に
88歳の気持ちは分からないだろう。素直に褒め称えればいい。

今回の受賞がなければ俺みたいな文学畑ではない人間がこの人を知る事は
なかったはずだ。選考委員会にも素直に感謝する。
746吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:03:04
レッシング大物じゃないとかどこのゆとりだよ
読んだことない作家を過小評価できる世界の狭さに脱帽。
747 ◆SfMh.xQRf. :2007/10/11(木) 21:05:51
受賞はドリス・レッシング
748吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:09:07
>>747
遅ーーーーーーーーーーーーーーい!
このスレの初報は>>695

ドリス・レッシングDoris Lessing
英国のウィキは詳しい
http://en.wikipedia.org/wiki/Doris_Lessing
749吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:09:08
>>745
>今回の受賞がなければ俺みたいな文学畑ではない人間がこの人を知る事は
>なかったはずだ。選考委員会にも素直に感謝する。
いくらなんでもこの意見は馬鹿すぎるだろ。
お前にレッシングの名前を知らしめるために選考委員会はあるんじゃない。
7502007ノーベル文学賞:2007/10/11(木) 21:09:46
ドリス・レッシング(イギリス)1919-
「懐疑、熱情、空想力を伴い、文明間の隔たりを詮索的に晒した
女性ならではの経験を持つ叙情的作品により。」
751吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:10:31
Doris Lessing のナマ声が聴ける
BBCのインタビュー録音サイト

http://www.bbc.co.uk/bbcfour/audiointerviews/profilepages/lessingd1.shtml
752吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:11:35
ドリス・レッシングの写真とプロフィール、
著作などなど
詳しい(英文)
http://www.answers.com/topic/doris-lessing
753吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:12:57
何で止まるんだ?
知らんのか?
754吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:13:27
賢人ナータンの人とは血縁関係なのかな
755吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:22:16
ドリス・レッシングの著作
復刊投票中です。ご協力をよろしくお願いします!

http://www.fukkan.com/fk/GroupList?gno=4858
756吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:22:54
>>750を読んでいると文学賞選考委員は2004のイエリネクのように
 挑発的に現代社会の問題に挑んでいく姿勢を評価したのかなと
 ふと思ってみる・・。
 ドリス・レッシングの場合は物議を醸した作品はあるのだろうか?
757吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:24:00
>>751
UPd
2つ聴いた。なかなか頭の良い女性のようだ。
758吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:33:50
さて、そろそろ2008年の予想でもするか
759吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:43:23
749は真性のバカだね。
世界中の読者にノーベル委員会の考える最高の作家を紹介するというのも
ノーベル文学賞の大事な役割の一つだ。
受賞によって一般の読者はその作家の名を知り、とりあえず手に取ってみる。
そこから無限の可能性が拡がっていくんだよ。
760吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:49:35
21世紀になってから、英語作家とそれ以外の言語の作家が交互に取っているな。
46年生まれのイェリネック、30年のピンター、
52年のパムク、19年のレッシングとくれば、
来年は49年生まれの村上だな。59歳、奇しくも大江と同じ年での受賞か。
761吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:50:22
1行目は余分だね

我慢できず書いてしまうのは、その人の愚かさの指標でしかない
762吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:51:53
>>759とりあえず手に取ってみる。
そこから無限の可能性が拡がっていくんだよ。

88歳の女性の作品か読んでみたくなったな・・。

763吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 21:55:43
来年は普通にボヌフォワかな
764吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:04:02
文学賞は残念だったけど、平和賞は池田先生の可能性があるから。
765ドリス・レッシングの翻訳本 1:2007/10/11(木) 22:14:16
●ドリス・レッシングの翻訳本●
ノンフィクション
『アフガニスタンの風』加地永都子訳 晶文社 2001/11
小説
『生存者の回想』大社淑子訳(サンリオ文庫1984/7/30
『シカスタ -アルゴ座のカノープス』大社淑子訳 サンリオ文庫 1986
『破壊者ベンの誕生』上田和夫訳 新潮文庫1994/9/1 
『夕映えの道 -よき隣人の日記』篠田綾子訳 集英社2003/9
『草は歌っている』山崎勉/酒井格訳 晶文社 1970 
『黄金のノート -Free Women』市川博彬訳 英雄社 1983/10
『ラブ・アゲイン』山本章子訳 アストラル刊 2004/4 
『なんといったって猫』深町眞理子訳 晶文社 1980/11 1987/6
短編集『一人の男と二人の女』行方昭夫訳 福武文庫1990/12/14
    「陰の女」「わが友ジューディス」 「一人の男と二人の女」「あまり愉快でない話」
766吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:14:57
ノーベル文学賞、英女性作家ドリス・レッシング氏。
同アカデミーは授賞理由として「女性特有の懐疑、情熱、想像力、生理現象
によって文明の対立を描いた」と評価した。
レッシング氏は、英国人の両親の間にイランで生まれた。
幼少期、家族でアフリカのジンバブエに移住したが生活は苦しく、14歳で学
校を離れて乳母や電話交換手・土木作業員として働く。
第二次大戦後、離婚して引き取った息子と共にロンドンに移住。アフリカでの
経験が人種問題などへ鋭い視点を向けた小説を書くきっかけとなり、白人の農
場主夫人と黒人の召し使いの不倫・妊娠中絶を描いた「草は歌っている」
(1950年)で作家デビュー。
性差別にも関心を寄せ、女性運動をテーマにした「黄金のノート」(62年)
、ビートルズ音楽に陶酔する若者を風刺した「糞垂れの天国」(66年)等
様々に作風を変えながら息長く活動してきた。
英国の共産党員として、核兵器廃絶の活動を展開。アフガニスタンの難民支援
活動に従事するなど、文明の対立がもたらす悲劇に目を向け、その視線から執
筆活動を続ける。

767ドリス・レッシングの翻訳本 2:2007/10/11(木) 22:16:06
>>765の続き
短編集『ドリス・レッシング傑作選』岡田誠一訳 朝日出版社1975/4
 〃 『ドリス・レッシング短編集』窪田憲子訳 ロングマン現代作家シリーズ1996/10
 〃 『ドリス・レッシングの珠玉短編集 -男と女の世界』羽多野正美訳 英宝社2001/3
短編
「イサーク・バーベリ讃歌」柴田元幸訳ーー『超短編小説・世界篇』文春文庫1994所収
「たとえばなし」吉野源三郎訳 ー山本有三編『日本少国民文庫 世界名作選1』所収 1998新潮社
「愛の習慣」小野寺健訳ーー『20世紀イギリス短編選』岩波文庫所収
「黒いマドンナ」小津次郎訳ー集英社『現代の世界文学ーイギリスの短編小説』所収
「二匹の犬の物語」岩元巌訳ーー『ドッグ・ストーリーズ』新潮文庫所収 1994/1/25
「歓び」 澤村灌訳 −−白水社『笑いの遊歩道ーイギリスユーモア文学傑作選』所収1990/3/5
「老女と猫」大社淑子訳ー国書刊行会『猫好きに捧げるショートストーリーズ』所収1997/11/20
「アイザック・バベルに敬意をこめて」市川博彬訳ー集英社『世界の文学」5 -イギリス4』所収
768吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:19:40
>>759
そうかな? そもそも「無限の可能性」って何?
>88歳になった事の無い人に88歳の気持ちは分からないだろう。
とか、
>最高の人生
とか、>>745はどうもいちいち厨っぽいんだが。
受賞者の気持ちは、受賞者本人しか分かるわけない。
769吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:21:57
>英国の共産党員として、核兵器廃絶の活動を展開。アフガニスタンの難民支援
>活動に従事するなど、文明の対立がもたらす悲劇に目を向け、その視線から執
>筆活動を続ける。

あーあ
770吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:23:13
『一人の男と二人の女』だけ持ってた。
読んだ記憶が無いけどw
771吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:23:32
>>745
上から目線ウザス
772吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:30:26
>>765-767
翻訳本もずいぶんあるんだな。活動もすごいな。
日本でも知られている人なんだな。昔の人たちには。
文学部の人で特に英文科の人は知ってるんだろうな。
773吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:32:34
>>731
おまいが無知なだけで・・・
774吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:42:58
本国のイギリスの賭けオッズ
Awards - Nobel Literature Prize
2007 Who will be awarded the Nobel Literature Prize
54名の作家群に名前すらない。
ノーベル選考委員が故意にはずし意外な作家を選定した。
彼女も含め過去11名の女性が受賞してるが文学史に残ってのは
パールバック位だ。
ドリス・レッシング受賞は英語という言語の強みだろう。


775吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:45:58
自国の長老作家なので逆バイアスがかかったのであろう

別段喋々すべき瑕疵でも無い
776吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:48:46
>>751
うp乙。…なんかなぁ便所の落書き2チャンネルのスレで
速攻でノーベル賞の声が聴けるんだもんな

驚いてまうわん
777吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 22:55:53
ここにバラバラにupされてる
レッシング関係情報を
まとめてスレを立てればどうよ。
778吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:00:21
どうせ盛り上がるのは今日だけ
明日からは、また過疎スレ
779吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:01:43
おい貧乏人ども!!
ノーベル文学賞という世界最高の価値ある文学に触れろよ。
下記サイトでドリス・レッシングの本購入せえよ。
それからだ議論は。
http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=author&ARGS=%83h%83%8A%83X%81E%83%8C%83b%83V%83%93%83O
780吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:04:48
文学板の皆さ〜〜〜ん、
こっちの方が文学らしいネタではありませんかああああ?

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/awards/?1192101714
ーー路上生活児からノーベル賞学者へーー
 2007年ノーベル医学生理学賞受賞博士のすっげええ人生ーーー
781吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:06:42
いまこのスレのぞいたけど、
ドリス・レッシング知らないやつが多くて驚いた。
文学板なのにな。
782吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:07:37
結局、>>733しか読んだことがある奴がいなかったなw
783吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:09:24
これから知っていくもん!!
784吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:11:48
>>783
同士よ!! がんがろうぜ!
785吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:16:03
只今入りました情報によりますと
朝日新聞社出版局の「残念飲み会」はおおいに盛り上がり

「いくらなんでも米寿の婆さんには勝てない!!」の叫びが
エコーしたそうであります。丁稚イガラシが一番酔っ払ってるそうだ。
786吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:23:17
2001年 V・S・ナイポール
2002年 ケルテース・イムレ
2003年 ジョン・クッツェー
2004年 エルフリーデ・イェリネク
2005年 ハロルド・ピンター
2006年 オルハン・パムク
2007年 ドリス・レッシング

こう見ると旧植民地を含めて英連邦が隔年でとってるな。
787吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:23:42
>>780
すごいな「不可能なことはなにもない」  おまいはナポレオンかよっ

ブッシュの椰子がまた宣伝に利用すんだろな
「自由とチャンスの国アメリカ、全ての人の前に道は開かれている」
とかなんとか。他の国の自由は認めないくせに。
788吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:24:55
まだまだ尻の青い奴に取れるか!
789吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:25:50
>>780
モレとしてはドリス婆ちゃんより
その博士に一票!
790吾輩は名無しである:2007/10/11(木) 23:27:28
>>785
講談社の連中はもっと悔しがってんじゃねぇの?
791吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 00:11:38
<<770
おれも、本棚見たら、『一人の男と二人の女』があった。
792吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 00:20:17
レッシングといえば、まずは「ミンナ・フォン・バルンヘルム」とか「賢者ナータン」の作者のほうを思い浮かべてしまうな。

ちなみに、今回もイランとかアフガンとかを絡めた政治的配慮があったように思うんだけど、
どうなんだろ?
793吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 00:27:09
http://park8.wakwak.com/~w22/425.htm
>夕映えの道 よき隣人の日記
>私たちにとっては初ドリス・レッシング本です。レッシングはイギリスで、
>人気作家ではないけれど、押しも押されぬ大作家ってタイプで、
>ノーベル文学賞の候補にもなったのだそうな。
794吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 00:45:47
>770>791
むう、こないだの日曜日に古書店巡りして買った中にレッシングがあった……。
やはり福武版の「一人の男と二人の女」。
経歴の面白さに引かれて買ったようなものなんだけど、
こういう偶然もあるんだなあ。
795吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 00:57:11
文学板なのに読んでる人って全然いないんだな。
春樹ぐらいで文学文学騒いでるのが可愛いと言えば可愛いな。
796吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 01:12:39
来年あたり、
半世紀にわたり朝鮮半島の南北分断の悲劇を描きつづけた、
キムなんとかという北朝鮮の作家がとるかな。
797吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 01:14:15
だれだ、このババア?
798吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 01:25:15
何だかんだで、
大学の授業で読んだ
the fifth child が
一番面白かった。
799吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 01:33:40
ドリス・レッシングって、イギリスの共産党員だろ。
毎回のことながら、ノーベル文学賞って、
ほんとうに政治的に偏向してるよな。
平和賞と文学賞は、事実上の政治賞。もうやめたほうがいい。
800吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 01:50:37
もし春樹がとってたらバカにしてたのに
それこそバカみたい
801女子厨:2007/10/12(金) 02:00:30
ドリス・レッシングさん、此の度はノーベル文学賞受賞おめでとうございます。
もしかして最高齢受賞ですか? たいへん感動しました。
酷寒の地、冬のスウェーデンでの受賞講演、たのしみにしていますね。
それと余計なお世話ですが、日本現役最高齢作家・石井桃子さんも、あとちょっとですが頑ってください。
>>799
右翼作家にはしばらくチャンスが巡って来そうにありませんね。
コウンさん、ファイト!です。
802吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 02:45:49
どちらも2流のSF女流作家ということで、ドリス・レッシング と アーシュラ・K・ル=グウィンを混同していた。

http://en.wikipedia.org/wiki/Doris_Lessing
American literary critic Harold Bloom called the academy's decision "pure political correctness.
Although Ms. Lessing at the beginning of her writing career had a few admirable qualities, I find her work for the past 15 years quite unreadable ... fourth-rate science fiction."[14]

小谷野が好きなWikipediaだが、Doris_Lessingの項目、日本語がない。 日本では人気がないのだろう。

小谷野のコメントきぼん。
803吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 03:23:46
>>792
自分は「賢人ナータン」つぎに、ローレンスレッシグを連想してしまった
804吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 09:39:07
>>795
文学板を覗いている人は文学を趣味にしている人なんだよ。
自国の作家以外あまり読んでいないからといって恥ずべき事は何一つない。
そういう人を見下すと、自分がどこかで見下されるよ。
805吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 09:48:44
ノーベル文学賞が面白いのは、政治ショーとしての側面を持っているから。
「作家としての実力だけで決めろ」という人は、文学が様々な社会的要因と
結びついて成立しているという事にもっと敏感であってもいい。
実力があっても取れない人がいるのはあたり前。むしろ、誰に与えられたのか
を考える事で、時代を読み解く色々なヒントを与えてもらえる。
それが楽しいから、私は毎年注目している。
806吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 09:49:41
春樹に実力は全くない
807吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 09:51:52
自分の書こうとした事を先に書かれてしまったので逆恨みしている761さん。
808吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:04:47
アイリス・マードックと同じ年か。
人間、やっぱり最後は長生きした方が勝ちだな。
809吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:17:54
サリンジャーも同じ年だな。
まだ生きているからチャンスあるぞ。

来年は、村上という前評判を裏切って北米から。
アリス・マンローあたりか。
810吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:28:02
カルヴィーノもナボコフも受賞して無いじゃんwどうなってるんだろうかね。
811吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:33:19
ドリスばあちゃんが記録を塗り替えたから
これからは80歳をすぎないともらえません
812吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:37:24
一説には
賭け屋の跋扈を叩いてくれと
イギリス政府が裏面で動いたという…  まじかよW
813吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 13:41:21
まじじゃないだろうねえ
814吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:15:16
今年の受賞者は、まあ妥当だな
日本でも文学好きには、よく知られた作家だしね
815吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:18:25
Wikipediaもないしmixiにコミュすらないし。
よく知られた作家なんてよく言えるな。
816吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:28:49
どんな基準なんだ?
引きこもりか?
817吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:37:26
まあ、よく知られた作家ではないわなw
818吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:47:03
選考委員自体、ナボコフなんて読解できないでしょ
819吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:49:45
まあ、日本の小説しか読んだことのない奴には、よく知られた作家ではないわなw
820吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:49:52
>>818
 でも世間では好く知られた名前だし、案外ときちんと
読まれてもいる
821吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 14:57:20
文学好きでも知らんだろw
このスレでも読んだ奴ほとんどいないし。
822吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 15:11:01
レッシングでもゴットホルトなら翻訳もwikiもあるし、
割と有名だが、18世紀じゃな。ドリスって、始めて聴いた。
早晩翻訳も出廻るだろうが
823吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 15:31:29
結局おまえら誰が受賞しても叩いてたんだろw
春樹でも読んでろ
824吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 15:36:37
はいはナボコフボルヘスカルヴィーノゴンブロヴィッチシュルツカルペンティエルコルタサルドノソキシュ谷崎潤一郎安部公房。
見んな読書通なら読んでる作家。それなのにみんなノーベル取らずに死んじゃった。
これが全ての実態です。
825吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 15:43:08
はいはいナボコフボルヘストルストイブルガーコフバーセルミトウェインエレンブルグチェーホフザミャーチンベルンハルトカルヴィーノゴンブロヴィッチシュルツカルペンティエルコルタサルドノソキシュ谷崎潤一郎井上靖三島由紀夫安部公房。
みんな読書通なら知ってるし読んでる大作家。それなのにみんなノーベル取らずに死んじゃった。
これが実態です。
826吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:01:03
いきなり受賞した感じだけど、
昔、ノーベル文学賞候補にあげられたことがあったらしい。
827吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:11:27
うーん、あの歳まで生きてやっと間に合うのか‥。
828吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:39:33
アイリス・マードックが生きてれば、、、
けど、ここの住人はマードックも知らないか
829吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:45:12
来年は日本のおばあちゃん作家です
830吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:47:33
>>828
小谷野乙






とつっこめばいいのか?
831吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 16:51:46
大丈夫、知られている作家よりも知られていない作家のほうが多いのは当前のことです
832吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 17:31:09
1945年以降に英語で書かれた小説ベスト13(英国書籍委員会)

ジョージ・オーウェル「動物農場」
イヴリン・ウォー「名誉の剣」
ウィリアム・ゴールディング「蝿の王」
エリザベス・テイラー「天使」
キングスレイ・エイミス「きみに似合いの女の子」
ソール・ベロー「ハーツォグ」
ポール・スコット「支配」
アントニー・ポーウェル「時の調べに合わせての舞踏」
グレアム・グリーン「名誉領事」
アイリス・マードック「海よ、海よ」
ウラジミール・ナボコフ「ロリータ」
J・D・サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」
アイビー・コンプトン・バーネット「召使と侍女」
833吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 17:55:22
ノーベル賞を取れなかった大作家が沢山いるのは事実。
その事を引き合いに出してノーベル文学賞を批判する輩も多い。

でもね、ノーベル賞を受賞した人たちもね、あなたが読んでいないだけ、
あなたに見る目がないだけで、大作家揃いなんですよ。
選考委員はね、日本の一般的な素人が読んでいるかどうかなんて俗っぽい
レベルで選んでないんですよ。分かるかな、そこんとこ(笑)。
選考委員はあなたとは比べものにならないくらい世界中の作品を読んでいて、
判断力も少なくともあなたよりはあるんですよ。

ナボコフ、カルヴィーノ、三島、安部、ボルヘス、いずれも大作家だよね。
でも、これらの作家の愛好家を名乗る人には時々質の劣る人がいるから、
注意を要する。

彼らが受賞出来なかったのは確かに残念だ。
でも、ノーベル賞を取った作家に、読んで損をするような人はいない。
834吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 18:44:21
>>828
なにをおっしゃるウサギさん。
我が国には
『日本アイリス・マードック学会』があり
毎年総会を開きニューズ・レターを発行しています。
ttp://www.ne.jp/asahi/iris/murdoch/index.html
835吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 18:45:44
>>822
翻訳本とっくに出回ってるようですが何か?

既出 >>765-767 ミロ
836吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 18:57:42
というか、とっくに取っていたものかと…
837吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 19:29:05
TVのニュー速で流れた?
過去のマルケス位しか世界的なベストセラーとして読まれている作家はいない―かな
838吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 19:30:39
>>833
三島w
839吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 21:02:49
三島は若くして普通に候補になってるが?
なんだかんだで大江なんか問題にならないほど評価されてるしな
スウェーデンの新聞にも、今後獲るだろう予想されてたし
実際には自殺せずに長生きしても、その後の反動的な行動で敬遠されただろうけどな
840吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 21:34:14
三島と大江じゃ似たもの同志でしょう

病んでるレベルも同程度
841吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 21:38:52
三島のインパクトはとてつもなく大きい
あの人生は世界中の作家が知っている
842吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 22:01:00
>>840
ありえんw
843吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 22:06:39
ドリス・レッシングさん、おめでとうございます。
あなたの名前を知ることが出来て光栄です。
これからあなたの作品を読んでみます。
844ドリス・レッシング:2007/10/12(金) 22:17:20
お前らみんなしね
845吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 22:28:00
ドリス・レッシングが受賞したのか
わりと有名かと思ってたけど、みんな知らないのか(´・ω・`)
まあ意外な人だったけどね
846吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 23:10:52
ドリス・レッシングは「ラブ・アゲイン」が2番目にいい。
1番の傑作は残念ながら絶版。
847吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 23:16:38
ノーベル賞って死んだらもらえないの?
848吾輩は名無しである:2007/10/12(金) 23:42:12
>>846
お願いします、1番はなんですか?
生存者の回想ですか
849吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 00:18:46
>>848

846じゃないけど、一番は『黄金のノート』(The Golden Notebook,1962)だと思う。
850吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 00:40:37
2ちゃんねらーからノーベル文学賞を輩出する本部
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1184232784/
851吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 00:42:23
ノーベル賞受賞者を2ちゃんねらーにするほうが早そうだな
852吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 00:47:19
前回受賞者を佐藤亜紀というやつが誉めまくってるから
こいつはバカということでいいな
853吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 01:11:02
「ロンドンのフラットに女たちは二人きりでいた…」という、
いたってシンプルな描写とともに、レッシングの最高傑作
『黄金のノート』(The Golden Notebook,1962)は始まる。
全知的視点からの描写部分と、ヒロインである小説家アンナ・ウルフ自身が
4冊の異なる日記に書く内容、そしてアンナが書く小説の原稿部分、
とから構成され、これらが織り合わされた物語は、
個人の意識と特定の文化的状況とをきっちり捉えながら、
ジョイスの『ユリシーズ』(Ulysses,1922)にも通じる、多層的な奥行きを漂わせ、
政治運動、性の実験、子育て、女性同士の友情、作家であること、
これらすべてが、真の自己を求める苦闘の中に組み込まれていく。

レッシングの小説では、社会的な出来事が個人史を形作る―時に暴力的な形で。
そして、レッシングの恐るべき才能は、我々みんなが抱えている、気の滅入る、
しかしあまりに人間的な要素に目を向けて、虚飾を剥いでそれを吟味し、
読者の眼前に突きつける点にある。
854吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 01:58:43
>>835
たぶん、ここがソースなんだろうな>翻訳書目リスト
ttp://homepage1.nifty.com/ta/sfl/lessing.htm

しかしWikipedia(日本語)未編集だったのかよ…
さすがに英語のは充実しているけど。
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Doris_Lessing
855吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 06:42:59
知り合いの韓国人が「高銀がノーベル賞取れなかったらノーベル賞の権威が落ちる」と言ってたが、高銀とはどんな人ですか?
856吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 08:08:31
高銀ってけっこう反政府的な詩人だよな。
ノーベル賞取っても韓国政府は素直な歓迎メッセージを出せないだろうな。
日本の大江のとき以上に。
857吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 08:45:52
>>855
こういうの見ると
「高銀がノーベル賞取ったらノーベル賞の権威が落ちる」の方が合ってるような気がする
>>629>>632>>634
858吾輩は名無しである:2007/10/13(土) 09:51:37
反政府といっても、それは韓国が民主化する以前でしょ。
859吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 00:45:37
『黄金のノート』復刊キボン!
860吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:07:40
>>765-767
去年の受賞者パムクに思いを至しつつ
その経歴と著書群を眺めると、

ドリス・レッシング受賞の鍵になったのは
80年代に書いたノンフィクション
『アフガニスタンの風』ではないのか?

中東の戦渦なお拡大し、世界が昏迷の一途を辿りつつある今
作家自身による戦争の現場報告が、ノーベル賞選考にあたって
にわかに再注目されたのではないのか?
861吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:10:03
>>853
オリジナル解説でつか?
862吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:11:23
>>860 『アフガニスタンの風』内容(「BOOK」データベースより)

ソ連軍のアフガニスタン侵攻から7年目の1986年、
ひとりの女性作家がパキスタンの国境の町を訪ね、
アフガニスタンの人々のなまなましい声を聴き取った。
 乏しい武器で闘うレジスタンスの兵士たち。
 イスラムの掟にしばられ、全身をすっぽり布で覆った女性たち。
 住み慣れた土地を逃れ、何年もキャンプ暮らしをする難民たち。
「だれもが隊長で、だれも家来にはなれない」―多種多様な民族があつまった、独立自尊の民。
超大国の圧倒的武力を相手にしたとき、この国に何が起きたのか。
人類をとらえつづける戦争という病を考えるための、重要な報告がここにある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何故9・11テロが起きたのか…
その謎を解くヒントになる内容。
863吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:19:47
ノーベル賞受賞レッシングへの
日本作家達のコメント等は
もうどこかに出てるの?
864吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 01:52:29
某作家のコメント

レッシング? 私英語読めないから知らなかったや・・・
865吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 02:32:43
レッシングを読んでなかった作家の名前をあげよう(笑)。
866吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 02:49:11
翻訳ずいぶん出版されてるのに
867吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 02:54:29
っていうか、このスレの奴の大半は知らなかったじゃん。
他のHPからの転載ばっかだし、実際読んだ奴も殆どいないし。
知ったかぶりしてる奴はいっぱいいるけどさw
868吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 03:21:44
あれ?今年のノーベル文学賞もう発表されたの?
869吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 03:28:45
平野のブログも反応なしだから、やっぱり読んでなさそう。
870吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 06:49:48
>>868
10/11の夜、ドリス・レッシング(88)に決まりました。
871吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 11:59:56
この人の作品、映画になってるのあったよね?
872吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 17:04:50
>>833
焦点が段落ごとにずれているため、採点不能。もう少し頭を使いましょう。
873吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 19:17:17
>>853
いっくん?
874吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 19:23:57
誰か話題にしてやれや・・・
ttp://park8.wakwak.com/~w22/425.htm
875吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 19:28:20
やだ
876皆さん、どうもです。:2007/10/14(日) 21:19:16
 皆さん、今晩は。このスレを建てた者です。
途中スレの伸びが鈍ってましたが、皆さんのおかげで900近くまで
発展しました。本当に有り難うございます。

私は現在地方の小さな町で自営業しているので、ノーベル文学賞
の世界とはかけ離れた生活をしています。ノーベル文学賞との出
会いは二十歳の頃、あるテレビ番組でノーベル文学賞選考委員の
一人が会話中「文学とは人間存在の究極的目標を探っていくもの」
と言っていたことに感銘を受けたことから始まりました。

ノーベル文学賞は1901年の詩人シュリ・プリュドムから始まり今年
のドリス・レッシングまで100年以上の歴史があるので、老いも若き
も誰かしら過去の授賞者に思い入れがあったりするものです。
しかも今年は誰なんだろう?と予想してみるのも楽しいですね。

今年のレッシングの授賞について新聞記事に「作風は幅広く、変幻
自在」とあり、日頃決まりきった自分の生活態度も変幻自在にして
みようと思います。

スレを読んでいると御年配の方から私のような中年や文学に興味の
ある若者まで幅広い人の語り場になったことが何よりもうれしいで
す。まだ1000までありますから、どうぞ色々な意見を書き込んでく
ださい。私も次回は一昨年亡くなったフランスのクロード・シモン
氏(1985年度授賞者)の講演会に行き、実際彼に握手してサインを
書いていただいた18年前のことを書き込んでみようと思います。

877吾輩は名無しである:2007/10/14(日) 23:25:45
>>876
書き込み、お待ちしています。
878吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 01:02:54
このスレを見て俺はノーベル文学賞に詳しいんだぜ的なブログ書いた俺がきましたよ。
879吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 06:55:04
過去の授賞者で好きな作家・詩人はいるかな?
880吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 07:45:28
>>879
 もう此処まで来た事だから別スレ立てた方が宜しいかと
881吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 09:59:32
>>876
>「文学とは人間存在の究極的目標を探っていくもの」

勿論ですとも。文学板に来る人は厨房でも承知していることです。

>日頃決まりきった自分の生活態度も変幻自在にしてみようと思います。

変幻は現実に生身の身体を伴うものでなければなりません。
なぜなら人は脳内では如何なる妄想も可能で
うっかりすると脳内変幻のみに時を費やす傾向が顕著だからです。
882吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 10:01:25
選考委員会は素晴らしい選考をしていると思う。
クンデラ、エーコ、ピンチョン、ロス、バルガス・リョサ、オースター、
村上、マキューアンらは世界的なベストセラー作家。放っておいても皆が
読んでくれる。
本当にいい仕事をしていても商業主義にはなかなか乗ってこないような
素敵な作家や詩人も沢山いる。そういう人にスポットライトを当てるのが
本当にうまい。
来年はハンガリー系イギリス人のギッタ・セレニー、アルバニアのイスマイル・
カダレ、エストニアのヤン・クロスあたりか。あるいはカフカ賞組の
イヴァン・クリーマ、ペーテル・ナーダスあたりか。
それとも大穴でアメリカの大ベテランか。
883吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 10:14:37
>>880
次スレをたてられるなら
今年の受賞者関係の情報をまとめてほしいです。
884吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 12:43:11
>>853の続き

戦慄的な小説『破壊者ベンの誕生』(The Fifth Child,1988)では、
恐怖は幸福な家庭の中から出現する。
この作品は、ベンという5人目の子供の誕生によって、
まるで幸福のモデルのようだったある一家が、次第に崩壊していく、
多少ホラー的雰囲気を持った現代の寓話であり、
ストーリー・テラーとしてのレッシングの本領が発揮された作品である。

1960年代の半ば。同じ系列会社に勤めるハリエット・ウォーカーとデイヴィッド・ロヴァットは、
同世代の同僚たちの快楽主義に挑戦するかのように、たくさんの子供たちに囲まれた、
幸福な家庭を築き上げる夢を共に抱いて結婚する。
二人は、ロンドン郊外に、ヴィクトリア朝時代の大きな家を、
彼の裕福な父親の援助を得て購入する。しかも、未亡人である、
ハリエットの母親の家事万端にわたる手助けによって、
いよいよ幸福な家庭生活へ向けてスタートする。
早速、決めていた出産計画通り、次々と4人の健康な、可愛い赤ん坊を授かる。
クリスマスやイースターや夏休みには、一族の連中が、世界の各地から、
このヴィクトリア朝時代の幸福な家庭を絵に描いたような家に集まり、
食堂の大テーブルのまわりで、楽しいひとときを過ごして行くのであった…。
885吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 12:44:20
やがて1973年。これまでにない苦しい出産にもかかわらず、
ようやく5番目の子供ベンが生まれる。が、彼は人間離れした、
北欧神話に現れる怪物かゴブリンのような、身の毛もよだつ、
醜悪な奇形児で、兄姉たちからも、親戚からも、親たちからさえも、
嫌われ、憎まれる子供に育っていく。
ベンは、単なるダウン症とも、知恵遅れとも違うようだ。
幼児のようにも、また大人のようにも見える。
そもそも、ベンは人間なのか?異星からやってきたエイリアンではないのか?
あるいは先祖返りか?やがてベンは、奇形児だけを収容する施設に隔離されるが、
死の一歩手前で、ハリエットによって救い出される。
これを契機として、兄姉たちは、祖父母のところへ、あるいは親戚の家へ離散し、
デイヴィッドも、ハリエットと部屋を別にし、結局、
ハリエットとベンの二人だけが取り残され、かつては一族の羨望の的であり、
夢の象徴だった幸福な家庭は崩壊してしまう。

しかし、ハリエットにとって、ベンはいまなお、
単なる破壊者としての奇形児ではなく、ひょっとしたら、かつて氷河時代に、
地底の奥深い洞窟に住んでいたネアンデルタール人の再現かとも思われ、
絶望からにせよ、希望からにせよ、来たるべき人間世界を予兆するものではないかと、
黙示録のごとき夢想に耽りつづけるのであった…。
886吾輩は名無しである:2007/10/15(月) 22:00:02
>>882
まさしく。ノーベル賞とらんかったら俺もケルテースやイェリネクを読むことはなかっただろうな。

予想の中に挙がってる中ではカダレしか読んだことない。
東欧は良質な作家が多いわりに翻訳少ない(クンデラのぞく)から、
ノーベル賞で未訳作家が紹介されると嬉しい。
887吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 18:12:23
こっちも気になる
http://www.themanbookerprize.com/

マキューアン2度目の受賞なるか?いよいよだね。
888吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 23:43:34
>>876
>「文学とは人間存在の究極的目標を探っていくもの」

文学板の冒頭に掲げたらいいような言葉…。
少しは変な関係ない厨が
来なくなるかもしれないですね。



889吾輩は名無しである:2007/10/17(水) 09:53:16
マキューアン、残念でしたね。
ブッカーを二度取れるくらいになるとクッツェーみたいにぐっとノーベル賞に
近づくんだろうけど。
890吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 10:32:11
クンデラはもう取れないのか・・・
891吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 18:08:48
クンデラが今後取れる可能性は低いと思う。
タブッキ、ノーテボーム、ル・クレジオ、マキューアンなども同様。

逆に可能性が高いのは、イスマイル・カダレ、イヴァン・クリーマ、
ペーテル・ナーダス、ダーウィッシュ、ジェバ−ルあたり。
生きていれば、ヤン・クロス、ギッタ・セレニー、シオニル・ホセなども。
892吾輩は名無しである:2007/10/24(水) 22:56:07
カダレいいね。『ドルンチナ』好きだ。
ノーベル賞受賞して未訳作品が翻訳されると嬉しい。
893武陽陰士 ◆ATDF4vFZys :2007/10/25(木) 00:18:51
クンデラのどこが凄いのか、私にはさっぱり分からない。
翻訳じゃ消えてしまう部分に何かあるのか?
いったい往年のクンデラバブル(うじゃうじゃ翻訳が出た、あれね)
はなんだったのか。
誰か教えてくれ。
894吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 00:30:39
日本も女性の受賞者が出てもいい頃だと思うな。
村上じゃなくて小川洋子が取れば面白くなる。
895吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 01:04:46
日本の女から出るなら小川よりばななだろ
896吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 16:10:28
ばななよりは小川にとってほしいでしょ。
897吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 16:47:24
88歳でノーベル賞。
おめでとう。
良く生きた人はすごいね。
898吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 16:57:52
小川洋子ってちょくちょく名前が挙がるけど、それほどの作家かなぁ。
大江健三郎とか村上春樹なら、好悪はともかく、受賞には納得できるのだが。

ところで、桐野夏生って受賞の可能性はないかな?
899吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 17:28:23
>>897
世界レベルは全く違うね。

業界の隅をゴキブリのように這い回って死ぬ狭隘卑小な人間には
到底理解もできないだろうね。
900吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 17:29:41
韓国人最初の受賞者が高銀でも金滋河でもなく、
日本語で創作活動をする在日の作家から選ばれるなんてこともあるかもな。
20年後の柳美里とか。
901吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 17:41:54
小川さんみたいな作風は欧米人には珍しく見えるかもしれない。
言葉で説明するのではなく、ホワホワーンと暈しまくるような作風は、
音楽で言えばドビュッシーか武満か。
902吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 19:39:28
>>900
柳美里はいくかな〜。ちょっとノーベル賞はハードルが高い気もする。
それより、>>898に書いた桐野夏生は世界レベルの作家といってもいいと思うのだが
皆の意見はどうだろうか?

>>901
そういうところが外国人に受けてるんだろうね。
実際に翻訳も多いしね。
903吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 19:47:57
桐野はあくまで大衆文学だし、無理でしょ
904吾輩は名無しである:2007/10/27(土) 20:14:09
やっぱりそうなのかなぁ。
確かにエンタメ作家ではあるんだが、
エンタメの枠を軽く飛び越してるように思えるのだが。
実際、純文学誌に書いたり、純文学の賞の銓衡委員をやったりもしている。

海外では、日本人の作家としては知名度はトップクラスだから、
ひょっとしたらあるかも、と思うんだけどな。
905吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 04:02:08
ここ数年の活動を見るとばななより小川のほうが勢いがある。
906吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 09:52:36
桐野にあげてもポリティカルなインパクトがあまりないと思う。
ばなな、春樹も同様だが。

昔の住井すえなら資格があったと思うが、彼女の見ている「差別」が欧米の文脈
では全く理解できない種類のものではあるので、目にとまらなかったのだろう。
907吾輩は名無しである:2007/10/28(日) 23:02:52
ドリス・レッシング。
以前から気になる作家だったけど、この春に
『夕映えの道』を読んでから手に入る本は買いあさってた。
ノーベル賞を受賞したのでびっくりしたよ。
これを機会にあれこれ復刻してほしいね。
908吾輩は名無しである:2007/10/31(水) 19:52:03
いちど大衆作家のレッテル貼られるとノーベル賞は難しいよ。
909吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 16:39:15
意外だけど、高村薫はほとんど翻訳されてないんだな。「マークスの山」
でさえ英訳もされていない。桐野が評価されるのなら、高村も評価されても
よさそうなのにね。
910吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 19:34:13
外国の読者に売れるかどうかというのは本国人にはなかなか分からないと思う。

文学から離れてしまうが、海外の熱心な黒澤映画ファンに「ほとんどの日本人は黒澤映画を見ないよ」
と言うと「まさかそんな事あるわけが無い。冗談言うな。」という反応が返ってくる。
あれと同じ。
911吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 20:05:44
黒澤も昔はかなりヒットさせてたが、後期は入らなかったからな
912吾輩は名無しである:2007/11/03(土) 23:30:32
>>909
そうか、高村薫は翻訳がほとんどないのか。
ひとつの理由として、高村薫のほうがこねくり回した日本語を使っていて、
西欧の言葉に直しにくい、直してもニュアンスが伝わりにくい、
というのはあるかもしれないね。
913吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 09:56:42
2007年度ブッカー賞(Man Booker Prize)の受賞作が16日、ロンドンで発表され、
アイルランドの作家アン・エンライト(Anne Enright、45)の『The Gathering』が受賞した。

同賞は、英語で書かれた長編小説を対象に、その年に出版された作品の中から最も優れたものに贈られる賞。
受賞したエンライトには5万ポンド(約1200万円)の賞金が贈られた。

受賞作となった『The Gathering』は、エンライト4作目の小説で、
ある家族の性的苦痛や3世代にわたる償いを描き、どのようにして記憶がゆがみ、
家族の秘密が傷口を広げていくかを描いている。

審査委員長のHoward Davies氏は、
「アン・エンライトは力強く、読む人を安心させない、
そして時には怒りに満ちた小説を書いてきました。彼女は印象的な作家だと思います。
彼女の今後の作品を楽しみにしています」と語った。
「この作品は迫力があり、読者をひきつけ、結末も素晴らしい。
これまでにわたしが読んだ本の中でも、最高の結末です」(Davies氏)
 
最終候補作には、ニコラ・バーカー(Nicola Barker)の『Darkmans』、
Mohsin Hamidの『The Reluctant Fundamentalist』、
ロイド・ジョーンズ(Lloyd Jones)の『Mister Pip』、
イアン・マキューアン(Ian McEwan)の『On Chesil Beach』、
Indra Sinhaの『Animal’s People』も名を連ねていた。
914吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 22:36:35
マキューアンはいずれ二度目を取るだろう。
「アムステルダム」は個人的には傑作だと思う。
「贖罪」も優れているが。
915吾輩は名無しである:2007/11/06(火) 20:55:41
春樹がとれないわけがない。さっさととって、ふた桁目指したいところだな。21世紀中にふた桁いかないわけがない。
日本の文学はレベル高いしね。
916吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 08:07:49
娯楽小説が取れるわけ無い。文学なめんな
917吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 08:10:38
日本の文学は過小評価されてるね。英語圏じゃないってだけで。
918吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 09:43:54
20年ほど前、黒人として初めてショインカが受賞した時に、
「アフリカに独自の文学賞を設けて、100年目くらいに白人に初めて受賞
させたら皆さん話題にするんでしょうかね」といった趣旨の皮肉を述べた。

ノーベル文学賞の機軸にあるのはやはりヨーロッパの文学観だろう。
それはそれで構わないのだと思う。その視点で毎年優れた作家を選んで
いることは確実だから。日本に限らずアメリカも中国もアラブ世界も
なかなか評価の対象にはなりにくいが、それは別の賞や視点に任せれば
いい。
919吾輩は名無しである:2007/11/11(日) 20:52:51
ノーベル文学賞候補だったノーマン・メイラーが亡くなりましたが、何か?
920吾輩は名無しである:2007/11/11(日) 22:34:46
ノーマン・メイラーが小名浜に住んでいたことがあるというのは福島県人としては
嬉しい。
921吾輩は名無しである:2007/11/12(月) 01:36:12
922吾輩は名無しである:2007/11/12(月) 11:57:24
ノーマン・メイラー死んだの?マジで!?
923吾輩は名無しである:2007/11/12(月) 13:19:35
wiki
>2007年11月10日、急性腎不全のためニューヨークの
>マウントサイナイ病院にて死亡。享年84歳。
924吾輩は名無しである:2007/11/12(月) 21:27:09
ノーマン明良さん亡くなったか・・

また一人偉大な日系人作家が鬼籍に入った
925吾輩は名無しである:2007/11/18(日) 07:57:54
新潮文庫に破壊者ベンが復刊してるな
926吾輩は名無しである:2007/11/18(日) 23:23:51
早速買った。面白そうだ。解説もきちんとまとめてある。
927吾輩は名無しである:2007/11/19(月) 20:52:53
>>924
日系だったか?
928吾輩は名無しである:2007/11/23(金) 21:30:44
レッシング結構再販されるみたいだね。
でも一番翻訳されてほしい「黄金のノート」が翻訳されることはないんだろうな・・・
929吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 10:12:01
黄金のノートは10年以内には日本語訳が出るのではないか。
イギリス文学専攻の大学院生や研究者は沢山いる。今回の受賞で、レッシングで修論や
紀要論文を書く人は最低でも100人は現れるだろう。

それと比べると、他言語には不運な例も多い。ダリオ・フォの戯曲を一冊も訳さない
イタリア文学者。なんとかしろと言いたい。
930吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 10:53:21
ヒント:売れない
931吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 14:58:33
ノーベル賞なんて瞬間風速なんだから、一年もすればレッシングなんて
忘れ去られてるだろ。再版も一時的なもんだし
ダリオ・フォーの訳を出したいと思っても、出版社が見つからんだろ

大体、研究者はノーベル賞取ったからその人を研究するわけじゃないし
932吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 21:03:08
ここ10年で歴史に残るような受賞者ってグラスとクッツェーくらいでしょ。
933吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 21:47:22
ナイポール、ピンターも忘れないでくれ。
934吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 22:28:28
パムクもいいと思うけど。
この人はまだ先もあるし。
935吾輩は名無しである:2007/11/25(日) 23:50:37
誰が文学史に残るかというのは同時代人には絶対に分からないよ。
ただ、この10年の間に受賞した人たちがいずれも大作家であることには
何の疑いもない。ケルテス、高行健、サラマーゴ、レッシング、イェリネック、
受賞に疑問符が付く人は一人もいない。英訳はされているが、日本語には
訳されていない名作も沢山ある。

ちなみに、レッシングは英文学畑の人なら誰でも知っている。今回初めて
名前を聞くような作家ではない。
ノーベル賞受賞者を研究対象に選ぶ大学院生は沢山いる。
936吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 00:02:53
ショーロホフはどーかな
暴露したのはソルジェニーツィンだったかな
後者もおめおめと帰国した
亡命者として他国で果てた詩人達が素敵過ぎる
ご都合主義者の文学は腐っとりますです はい
937吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 01:15:05
ダリオ・フォやイェリネクなんて受賞したときから、ケチつけられてたじゃん
ピンターやパムクの受賞は問題ないにせよ、政治的な理由で選んでると批判されてるし
ノーベル賞受賞者を研究対象に選ぶ院生はたくさんいるけどさ、それはたまたま受賞者だっただけでしょ
研究対象を選ぶときに、ノーベル賞を取ってるか否かで判断してるような奴はおらんだろ


938吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 02:23:15
ショーロホフ本人はしらんが、『静かなドン』は充分に傑作。
受賞には値するでしょ。

そりゃまあ、『巨匠とマルガリータ』とかのがさらにすごいし、
それを表彰できなかったのは痛恨だとは思うけどね。
939吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 02:51:18
936が言ってるのは「静かなドン」の盗作説のことだよ、多分。
その説をソルジェニーツィンが支持したことで、国際的に話題になった。
だけど、たしかショーロホフの下書きとかが発見されたり、文献学的に検証されたり
したから、ショーロホフの真作で間違いないと思うけど。

ショーロホフの受賞の背景として、パステルナークにやってソ連が反撥したり
サルトルがノーベル賞のそういった政治的な姿勢に対して受賞を拒否したと言われたり
したことも考える必要はあると思うが
まあ、別にノーベル賞なんて取っても取らなくても評価が変わるわけじゃないし
940吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 09:46:05
研究者を目指すのではなく、修士だけ取って教師か編集者になるつもりの
大学院生は、修士論文のテーマを選ぶ時に、ノーベル賞を取った人だから
やってみたいと希望を出すことは沢山あるよ。





941吾輩は名無しである:2007/11/26(月) 10:13:58
ノーベル賞はベスト作家コンクールなのではなく、ノーベル財団の考える
理想主義にふさわしい作家を選ぶもの。政治思想が文学作品の中でどのように
咀嚼され、内容的に高度なものに昇華されているかは当然重要な選考要素に
なる。
バトラーやイリガライらの主張を文学の世界でやればイェリネックの
ような作家の作品になるだろうし、ヨーロッパの歌劇場で最近流行りの
読み替え演出(ローエングリンの舞台をギムナジウムの教室にしてしまう
コンヴィチュニーのものなどその最たるもの。)の精神を戯曲にすれば
ピンターやダリオ・フォのような作家の作品が評価されるだろう。

942吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 04:08:49
こんなとこでノーベル賞語られてもな。
943吾輩は名無しである:2007/12/08(土) 10:43:49
ドリス・レッシングの作品、続々と復刊されてるね。
一番読みたい『黄金のノート』がまだだけど・・・

この人の作品、読みにくくて大衆受けされてないみたいだけど、
こんなに読みやすいノーベル賞作家の作品ってないと思うんだけど・・・
944吾輩は名無しである:2007/12/08(土) 11:01:46
復刊されてんの?初耳
何が復刊?
945吾輩は名無しである:2007/12/08(土) 11:20:57
『破壊者ベンの誕生』新潮社
『なんといったって猫』晶文社
『草は歌っている』晶文社
『暮れなずむ女』水声社
『生存者の回想』水声社
946吾輩は名無しである:2007/12/08(土) 19:01:02
ドリス・レッシングは今頃ストックホルムに滞在していて、記念講演
をもう行ったかも知れないな。
高齢だから、体調を崩さなければいいが・・。
947(o^v^o) :2007/12/08(土) 20:11:18
3人でちんぽ舐めあいながら地下足袋だけになり持って来たいちぢく浣腸を3本ずつ入れあった。
しばらくしたら、けつの穴がひくひくして来るし、糞が出口を求めて腹の中でぐるぐるしている。
おっさんにけつの穴をなめさせながら、兄ちゃんのけつの穴を舐めてたら、
先に兄ちゃんがわしの口に糞をドバーっと出して来た。
それと同時におっさんもわしも糞を出したんや。もう顔中、糞まみれや、
3人で出した糞を手で掬いながらお互いの体にぬりあったり、
糞まみれのちんぽを舐めあって小便で浣腸したりした。ああ〜〜たまらねえぜ。
しばらくやりまくってから又浣腸をしあうともう気が狂う程気持ちええんじゃ。

948吾輩は名無しである:2007/12/08(土) 23:56:51
俺も「黄金のノート」読みたい。
復刊してくれないかな?
949吾輩は名無しである:2007/12/09(日) 12:52:16
>>945
このなかでどれがおすすめですか?
逆に駄作はあります?
950吾輩は名無しである:2007/12/11(火) 02:32:52
さて、来年はどうなる??
951吾輩は名無しである:2007/12/11(火) 23:19:06
ジュリアン・グラックにやってくれ。
最高齢受賞記録をさらに更新。
952吾輩は名無しである:2007/12/13(木) 07:30:34
>>946
ニュース読め。結局ドクターストップがかかって行かなかった。
953吾輩は名無しである:2007/12/23(日) 15:11:41
>>950
エーコさんが受賞
954吾輩は名無しである:2007/12/24(月) 00:20:05
>>934
パムクは文学史というか、(内外から見た)国民作家として残るでしょ
日本=カワバタだったように「この国の文学を読んでみよう」と思う人が初めに手に取る作家
マイナー国はそういう面では有利
955吾輩は名無しである:2007/12/24(月) 00:24:29
ノーベル賞は本格ミステリがとらないから糞
956吾輩は名無しである:2007/12/24(月) 12:10:05
具体的に君がノーベル賞を取るに値すると考える本格ミステリのタイトルは何?
957吾輩は名無しである:2007/12/25(火) 16:09:22
京極
綾辻

宮部
乙一
米澤
958吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 04:25:52
日本で将来獲れそうなの小川洋子だけ?
若い世代だと平野とか綿矢になるの?最悪だね・・・
959吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 07:47:41
若い世代だから将来わからないんじゃない?w
960吾輩は名無しである:2007/12/30(日) 18:22:46
>>958
阿部和重とかは?
もうちょっと積極的に書いてくれれば、十分あるとは思うけど。
961吾輩は名無しである:2008/01/05(土) 01:08:41
>>956
ジム・トンプスンとかパトリシア・ハイスミスとか。
死んでるけど・・・
962吾輩は名無しである:2008/01/05(土) 01:12:02
>>949
「破壊者ベンの物語」は素晴らしかった。
様々な解釈が可能というか、文章に潜む鉱脈が広大というか。
963吾輩は名無しである:2008/01/05(土) 01:26:23
大江的でつまらんだろ
964吾輩は名無しである:2008/01/10(木) 10:39:59
ドリス・レッシング、いくつか読んでみたけれど、「シカスタ」は大傑作だと思った。
79年といえば大江さんの「同時代ゲーム」と同じ年。
絶版になっていたのが信じられない。
少なくとも、「百年の孤独」クラスかそれ以上の作品。
「アルゴ座のカノープス」シリーズは全て翻訳を出してほしい。
この20年くらいの受賞者では最高の実力者かもしれない。

マーガレット・アトウッド、トニ・モリスン、ジョイス・キャロル・オーツ、
イアン・マキューアン、カズオ・イシグロなどの作品が、レッシングの蒔いた種の上
に育ったものだということがよく分かる。
965吾輩は名無しである:2008/01/10(木) 11:06:22
日本人作家、日本語文学作家で今後受賞する可能性があるのは次のような人。

大岡信もしくは谷川俊太郎(無難に評価されているのはこの二人)
多和田葉子(ドイツ語と日本語による創作活動が出来るのはこの人だけ)
リービ英雄(日本語で執筆するユダヤ系アメリカ人はこの人くらい)
河野多恵子(第三の新人の系譜。コロンビア大学での活動。谷崎の後継者。
      大ベテラン女性作家。様々な顔を持つ)
金子とうた(東アジアの詩人を対象としたスウェーデンの某文学賞の二人目
      の受賞者であり、俳人。一人目は宗左近だったが死去。
      三人目はコ・ウン。コ・ウンより金子の方が評価が高い。)
小川洋子(川端にも言えるが、欧米のどの作家にも似ていない。神秘の
     日本などと勘違いされて評価される可能性が最もある人)
柳美里(在日韓国人女性。私小説。プライバシー訴訟。ある意味大江を
    彷彿とさせる。ただし、30年くらい先。)
966吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 04:09:25
2006年はドン・デリーロ受賞だと思ったんだけどなあ。
9.11で逆に受賞しにくくなったのかな
967吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 09:55:55
>>966

なぜデリーロだと思ったの?
2007年には9.11に関する新作Falling Man出してるわけだけど。
968吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 10:05:46
アンダーワールドでリンクし合う世界を表現していたし、世界貿易センターが象徴的に描かれているし(表紙でw)。
新作Falling Manは知らなかった。おれ勉強不足ですね
969吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 17:00:10
イシグロ読んではぁ?としか思わなかったけど
期待しないでレッシング読んだら、感動してしまった。
ストーリーではなく、書きっぷりの凄さにね。
イシグロはストーリーだけだった
970吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 18:04:30
>>968

アンダーワールドでは中身の方でも、WTCをゴミの山ごしに見て表紙以外でも既にWTC崩壊を予見していたね。
リンクし合う世界というのはコズモポリスのサイバースペースを取り込んだ世界感でも表現されていた。
昨年5月出版のFalling Manはまさに9.11のテロから血塗れで生還した男が主人公の話。
アメリカの視点とイスラムの視点を交差させて、宗教的な問題に最も踏み込んだ作品だからぜひ読んでみて下さい。
971吾輩は名無しである:2008/04/16(水) 19:35:54
>>948
ttp://www.eddyfor.co.jp/
復刊したようです。このサイトにアクセスすれば買えますよ。
(ちなみに私は購入しました。届くのが待ち遠しいです。)

この会社に問い合わせたところ、なかなか置いてくれる本屋さんがないので困っているようでした。
名作なので、沢山、置いてくれる本屋さんが見つかることを願います。
972( ̄ω ̄)みちるの友 ◆nCkADzKG8Q :2008/04/16(水) 22:36:32
>>961
>ジム・トンプスンとかパトリシア・ハイスミスとか。
確かにこの二人辺りはもう少し評価されても、と言った感じがしますけれどもねぇ(笑)
973吾輩は名無しである:2008/04/19(土) 01:38:15
>>971 「黄金のノート」ならある程度は売れると思うのだが・・・
974吾輩は名無しである:2008/04/24(木) 23:07:22
>>971 それで、もう読んだ?読んだら感想きかせてよ!
975吾輩は名無しである:2008/05/01(木) 18:53:19
日本人はやはり翻訳の問題があるので、並行して翻訳家を育てないとだめでしょ。
976吾輩は名無しである:2008/05/28(水) 22:41:22
そうだね。
977吾輩は名無しである:2008/05/29(木) 00:14:24
翻訳するのは相手方の国の人だと思うんだけど、
素朴な疑問なんだけど、どうやって育てるの?
交換留学生を増やすとか?

978吾輩は名無しである:2008/06/07(土) 02:50:55
村上が駄目なら小川だろうな。
979吾輩は名無しである:2008/06/07(土) 11:37:05
そろそろ莫言じゃないか?
980吾輩は名無しである:2008/06/08(日) 05:07:12
平野さんですってばw
981吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 09:40:19
大岡信
谷川俊太郎
村上春樹
小川洋子
よしもとばなな

ノーベル図書館に置かれてる冊数からして
この5人の中からで間違いないだろう。
982吾輩は名無しである:2008/06/13(金) 10:42:54
ノーベル賞は世界に貢献しないといけない。
「独自の文化」枠は川端、「唯一の被爆国」枠は大江。ほかに特に枠はないから
日本人作家がとる必然性がない。
983吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 04:59:44
>>982
激しく同意。
984吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:15:10
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985吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:15:38
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986吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:16:12
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987吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:16:55
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988吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:17:37
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989吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:18:29
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990吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:19:03
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992吾輩は名無しである:2008/06/14(土) 05:20:12
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