小説家だから知識はうろ覚えなんじゃね?正確性とか気にしてないでしょ。
文学研究者だとプライドもあるしそうはいかんだろうが。
要は読み物としておもしろければ事実誤認でもいいみたいな?
昔読んだ記事で開高健が機関銃のフルオートは一度引き金を引いたら最後
全弾撃ち尽くすまで止まらないと言ったのを、銃マニアかなんかが
引いているときだけ連続的に出るのがフルオートだ!作家なんていい加減なもんだ。
ベトナムくんだりまで行ってなに見てんだろうなとバカにしていたよ。
でも読者はそんなのどーでもよかったりする。
954 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 00:57:18
今は、もう文学の世界にはなんにもないよ。
純文学の世界は、ある意味、ネットに移行してしまった。
売文業は、もう穢れているというか
政治的な、世論操作の工作員みたいなのの巣窟になってしまった。
漫画業界も酷い。本宮ひろしとかが本格的に
某政党とくっついて、子供のやわらかい脳みそをターゲットにして
洗脳しようとしてる。
こんなこと言うと、変に思われるだろうが、
何か大きな気づきを得たくて、読書をしているのなら、
今は、精神文化時代に入っているのもあるが
ヲカルトの類いの本に、神がかった名作が
続々と降りてきているぞ。春樹も今ふたたび精神世界にはまっているそうだしね。
その手の古文書や資料を大量に読みあさってるそうだ。
955 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 01:16:17
思うことは、
「村上春樹が好きなんです」
とか云う奴に限って、実際は春樹の作品を読んでいないということ。
というか文学作品自体を読んでいない。
とりあえず「村上春樹が好き」
と言っとけば間違いないと思っている。
故に妙に誇らしげに、そして得意気にその発言をする。
俺の友人にそういう奴何人かいて、そのたび「痛い」と思う。
しかし、それはそのまま、かつての俺自身の姿であった・・・。
956 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 01:18:26
思うことは、
高度に発達した天才(痛い奴)は馬鹿と見分けがつかないよね
>>799 タブーになんてなってないって。
福田和也があえて褒めるまで、春樹を貶す人しかいない状況だったぞ。
ノルウェイが爆発的に売れた後も。
春樹を褒めると馬鹿呼ばわりされる空気の中で、あえて褒めた彼の勇気と
したたかな戦略に驚かされた覚えがある。
柔らかいモラトリアム空間の中でさまざまな
知的意匠の断片と適当に戯れてればいいんだ
という状況をジャスティファイしてくれる世界を
提供してくれる村上春樹が重宝されていると言うわけだね。
この状況は突き詰めて考えると物凄く危険であることを
気づいてる人がいるからこそ、批判の声が上がるわけ。
でも信者はそんな居心地のいい世界から出てこれないから
見て見ぬふりをしてやり過ごすしかない。
959 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 01:26:46
>>958 俺も説明して欲しい。何がいけない?
威勢のいい奴が視野狭窄に陥って突っ走るのに比べれば100万倍
ましで、むしろ望ましい。
そういった安易な多文化主義、言い換えればルースな相対主義
がまかり通る状況のなかで、内的な論理だけで自己差異的に
分岐させている限り、ホーリスティックな構図は損なわれずに残ってしまう。
つまりは宗教的な予定調和。
そのような状態を何の疑問もなく受け入れる人々がマジョリティーになった際
近年、目覚しく発達しているテクニックは如何なく発揮される。
962 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 01:58:58
>>958 僕もその危険性解かります。
結局逃避として居心地がいいんですよね、春樹作品は。
そんでちょっと自分知的になった気がしてきて、
現実に迫っている問題から実際は逃げている。
実際はモラトリアムに依存しているだけなのに、
自分自身は高尚になったと勘違いし、正当化している。
危険ですよ、こんな若者が増えたら。
でもやっぱ弱い人間好きだし、確実にぼくもその部類ですね。
963 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 02:01:18
↑いやアナタ真剣に言ってる意味わかんないから
964 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 02:02:47
あ、ニアミスした
963は
>>961 ついでに
>>962 ハルキ読むことがたとえば何からの逃避になるのか分からないのだが?
966 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 02:04:59
社会的に安全な本て本としての価値あるの?
>>966 それ以前に、安全かそうでないかなどという基準で本の価値が決まることはないと思われ。
>>958 いやしかし、春樹の本て、世の中を崩壊させるぐらいすごいんだ。
他の人にできない芸当なんだから、そのすごさは認めざるをえないなあ。
やっぱ読んだ後に枕の下なんかにガス銃でも隠して寝たくなるようなのがいいな。
付け加えて言うと、当然村上春樹だけを批判してるわけではないです。
勘違いのないよう・・・って早速勘違いされてる・・orz
>>962 自分もえらそうに書いてるけど、残念ながらその部類の人間です。
ただ、突き詰めて考え続けることは諦めてはいけないと思ってます。
>>968 逆だろう。私的な世界を安定させるってことだよ。
不安定を描いて逆に引篭らせることが、芸でしょう。
>>944 文学者について特権的な幻想をあなたが持ちすぎているのと、
引用についての理解に問題があるのではないかな?
>>964 目の前の問題をすっとばして、世界の問題を問うこと。
大きな問題を向き合うことをアリバイにして、逃避する寸法だよ。
セカイ系っていうんですか、近頃の言葉だと。
>>971 じゃ、別に害はないじゃない?
気に入った人は放っておけばいい。
他人の服や音楽の趣味に口を出すのと一緒。
やぼなことはしないで。
複雑系じゃないかな。
もう寝たら?
害があるならすごい。
害がないなら放っておけ。
以上。
んー
ドゥルーズ=ガタリあたりの研究者が春樹を擁護してくれるとありがたいんだが、、、
いやなんとなくハクがつくっていうか。よくわからんけど。
あとラカンとかフーコー、デリダなんかの研究者も春樹の話題で
熱く語ってホスイ。なんでかって?いや小難しい人が褒めればハクがつくってもんです。
読んでないからよくわからんが。
ドゥルーズ、デリダ、フーコーなどの研究者が擁護することはありえないでしょう。
>>958,961は完全に彼らの思想の上にのっとって批判してるし。
いち早く彼らの思想を日本に輸入した浅田彰がファナティックに
批判してるのもそのせい。
あれれ、そうなんだ。やっぱオレ無知だね。怖い物なしってコトで ^^;
じゃあジョン・C・リリーでどうだ。
ティモシー・リアリーでもいいぞ。イルカがどうのとかいう連中だよ。
>>958 いや春樹自身はそれには気付いてるんじゃないかなぁ…
今は「知的な」ものに関心を持つやつ自体が
少なくなっているから、そういう社会風潮を
優しく肯定して、「自分は分かってますよ」的な態度を
取っている読者には自己肯定に浸らせる口実を
与えている点は否定できない。
しかしそれほど社会が非-知性化している、
という現実が前提としてあることは無視できんのじゃないか?
浅田が批判している理由は
「あ、くっそーっそれオレが書くはずだったんだがな。ヤラレタ。しかもうまいし」
的な僻み根性でしょ。そのうえで「憎たらしいから罵詈雑言浴びせちゃえコノコノ!」
みたいな?
984 :
958:2006/10/05(木) 03:18:02
>>982 >非-知性化している、 という現実が前提としてある・・・
勿論そうだと思います。
文学作品としてこれほどまでにポピュラリティを持ち得ている
村上春樹を切り口にドゥルーズ的視点wから、そういう社会風潮を批判してるわけです。
ファンには迷惑な話ですね・・・というわけでもう寝ます。
いや実際、浅田の批判なんて、そういう現実を無視して
「分かる奴だけが分かればいい」というスタンスだからな
どんどん影響力がなくなっていくのは仕方がない
まあ浅田は24かそこらで「構造と力」書いちゃったから
やることなくなっちゃったって感じ。
天才だとは思うけど後が続かなかった。
>>986 後を続けなかったから天才になれたんだよ
>>979 東浩紀が、春樹をセカイ系の元祖みたいなことって言ってたなあ
見事にハクを剥がした
>>974 だから、私的な世界への安住が問題だ、ってことでしょ。
気に入った人に言っているんではなくて、
私的な世界への安住を勧められた人が言っているんだよ。
たとえば、あなたはケミカルウォッシュのジーンズを履きなさい、
って言われているようなもの。
そんなのは、他人の服や音楽の趣味に口を出すのと一緒。
あるいはそれ以上のもので、やぼなことどころではない。
>>977 裏番組も見たいが、困ったことに空いているビデオが無いとかそういう。
そのとき固有名詞がどうたら都市化がどうたらを考えて、忘却するという寸法。
992 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 05:50:17
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【円貯めに】村上春樹・総合 4【ノーベルは無理】
993 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 06:05:53
【外貨獲得】村上春樹・総合スレッド 4【ノーベルは無理ぽ】
夜中に文学を語るごっこをしている人が村上を嫌うのはわかるよ。
そういうふうに言葉だけの遊びをしていて引き籠もっている人間を村上は嫌いだから。
だから人ぎらいな主人公は常に不本意ながら外に出て行かなきゃいけない、自分と向き合わなきゃいけない。
6畳ぐらいの部屋の中で、ひがな自分は世界の仕組みを知っているような勘違いには、
そうとういらいらさせられる小説だと思う
つーか浅田って小説も書けないし自分の哲学もないし
ただの思想の輸入解説者に過ぎないでしょ
996 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 07:02:18
>>994 何故かそういう人間なのに春樹が好きだ
ということは漏れはとんでもない勘違い野郎ってことか・・・
>>996 じゃああなたはそんな自分のダメなところ(失礼)も認識しながら、それも含めて自分が好きなんでは。
それってふつうじゃん。
999 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 08:08:16
>>994 いや、そういう人間こそ村上に夢中という感じを受けるんだがw
非常に狭い世界から手探りで世界へ踏み出していく
他の作家はそもそもそう言う人間を寄せ付けない
1000 :
吾輩は名無しである:2006/10/05(木) 08:10:41
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。