ユートピアについて語るスレ

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1名無しさん
トマスモアのユートピアについて語ろう。
2吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 00:09:47
ユートピア文学(またはディストピア)も含めよう
3吾輩は名無しである:2005/09/21(水) 00:29:22
ニートの楽園ニートピア…


なんでもない。忘れてくれ。無職の独り言だ。orz
4& ◆/p9zsLJK2M :2005/09/21(水) 00:45:51
ユートピアって天国みたいな理想郷のこと想像してた・・・
全く違って驚き。
5吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 04:51:33
age
6吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 12:49:48
保守
7吾輩は名無しである:2005/09/22(木) 17:23:27
即死★防止
8吾輩は名無しである:2005/09/23(金) 12:40:55
age
9吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 03:47:32
age
10吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 04:43:46
岩波の叢書たけー
11吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 15:46:52
age
12吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 16:06:54
即落ち防止をかねて、ユートピア文学のリスト(1)
邦訳で読めるものを中心に。

プラトン『国家』岩波文庫
――『ティマイオス』岩波文庫
――『クリティアス』岩波文庫
トマス・モア『ユートピア』(1516年)中公文庫/岩波文庫
13吾輩は名無しである:2005/09/24(土) 23:53:03
age
14吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 01:01:35
一人で頑張っていて大変そうなのでお手伝い

ユートピア文学の系譜
19世紀末から現代までの主な作品

1872
「エレホン」 サミュエル・バトラー 岩波文庫
山脈を越えて入り込んだ世界は、機械を所持することや病気を患うことが罪になるユートピアだった。

1888
「顧りみれば」 ベラミ 岩波文庫
西暦2000年を舞台にした「ユートピア文学」の古典的作品。小説の中の理想的社会と
    来年2000年を迎える現実の社会との隔たりに読者はどう思うか。

1890
「ユートピアだより」 ウィリアム・モリス 岩波文庫

1895
「タイム・マシン」 H・G・ウェルズ 岩波文庫ほか
80万年後の人類の未来とはいかなるものであるかを描き出した不朽の名作。

1898
「モロー博士の島」 H・G・ウェルズ 早川文庫ほか
絶海の孤島を舞台に科学の発達とその倫理および進化論の妥当性をめぐって展開する名作。

と続くリストを発見した。
リストはこのあと、クビーンの「対極」、ブリューソフの「南十字星共和国」、シェーアバルトの「小遊星物語」
と続いてゆき、カリンティ「エペペ」なんて作品まで挙がっているので、SFや幻想文学が好きな人が作った
リストと思われる。
URLを貼っちゃまずいかもしれないので、 ユートピア文学 リスト でググっちゃって下さい。
リストのトップに出てきます。
15吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 01:03:18
エペペは違いすぎないか?
1614:2005/09/25(日) 01:21:51
ディストピアってことになるのかな?
ディスコミュニ ケーションを描いた文学の1つの極であることは間違いないけど。
17吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 01:48:08
フランシス・ベーコン『ニューアトランティス』
ジョージ・オーウェル『1984』
ザミャーチン『われら』
フェヌロン『テレマックの冒険』
カベー『イカリア』
チェルヌイシェフスキー『何をなすべきか』
クラーク『都市と星』
カンパネルラ『太陽の都』

あと、川端香男里の『ユートピアの幻想』も優れた読書案内。

しかし、よくよく考えれば、すべての文学作品は、
多かれ少なかれユートピア文学であるようにも思う。

いまのとこ、史上最高のユートピア文学は、
日本国憲法かも知れない。
18吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 02:22:28
ttp://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/X/026091+.html

とりあえず日本語で読めるリストならこれも要るだろ
19赤い猫:2005/09/25(日) 03:56:34
http://soejima.to/(副島隆彦の学問道場)

http://geopoli.exblog.jp/(地政学を英国で学ぶ)
http://amesei.exblog.jp/(ジャパン・ハンドラーズとアメリカ政治情報)
http://www.aynrand2001japan.com/index1.html(藤森かよこの日本アイン・ランド研究会)

http://www.tkataoka.com/(片岡鉄哉のアメリカ通信)
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/(株式日記と経済展望)
20吾輩は名無しである:2005/09/25(日) 04:25:15
板ちがいだ、>>19
向こうでやってくれ
21紫苑 ◆asFxDSUhcg :2005/09/26(月) 00:08:56
おもしろそうなスレができてますね。

>>4
たしかに。モアの『ユートピア』にしてもプラトンの『国家』にしても
ほとんど優生学みたいな考えが出てきます。けっこうおぞましい…。
陶淵明の『桃花源記』みたいなのは、あまりヨーロッパにはないかも。

モリスの『ユートピアだより』(岩波文庫の訳はよくない。晶文社の
ウイリアム・モリス・コレクションが装丁もきれいでオススメ)は、
例外的に幸福なユートピア物語ですね。

>>10
『ユートピア旅行記叢書』ですよね。実はわたし持っています。古本で格安で買いました。
でもぜんぜん読んでいません orz
22紫苑 ◆asFxDSUhcg :2005/09/26(月) 00:15:00
>17
>川端香男里の『ユートピアの幻想』も優れた読書案内。

あれは名著です。でも潮新書版も講談社学術文庫版も品切で
あまり古本にも出ません。

網羅的に紹介した本で、いま買うなら
クリシャン・クマー『ユートピアニズム』(昭和堂?)もいいです。
クマーはたしかW.モリス全集の校訂者だった気がします。

>いまのとこ、史上最高のユートピア文学は、
>日本国憲法かも知れない。
たしかにw
23吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 02:52:13
hosyu
24吾輩は名無しである:2005/09/26(月) 08:44:21
hosyu
25吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 02:20:00
>>1
どこまで風呂敷を広げていいの?
例えば、シャルル・フーリエなんて名前を出すと、ある種の社会主義者も
芋ズル式に登場してくるだろうし、風の谷のナウシカ、アップルシードって
名前を放り込むと更に広がってゆきそうだ。
まあ、マンガは含まないって話になりそうだけど。

日本文学では小島信夫の「島」とかも、ユートピア文学の系譜に含まれ
なくはないと思うし。

トマス・モアがどんどん見えなくなってゆくw
26吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 13:44:32
>>25

>>2ということなので、話題はかなり広げてもいいのでは?
アナーキズムなどもふくまれると思います。
この板で建ったスレだから、リアルな政治としてどうこうというより
文学として読むことになるわけだけど。
27吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 13:46:38
hosyu
28吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 15:23:37
というかモアオンリーならあっという間にこのスレ落ちるぞ
29吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 20:16:32
hosyu
30吾輩は名無しである:2005/09/27(火) 22:03:21 ID:0
age
31吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 00:23:01
フウイヌムの国
32吾輩は名無しである:2005/09/28(水) 00:40:29
↑「ガリヴァー旅行記」だよね。
あれもユートピア/ディストピア文学の傑作だ。
33吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 14:47:18
age
34吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 14:48:32
age
35吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 23:28:05
age
36吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 01:02:23
 ∩∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヽ(;゚Д゚) < びっくりするほどユートピア
   \⊂\  \_______
    O-、 )〜 
      ∪
37吾輩は名無しである:2005/10/09(日) 23:38:01
ネットもユートピアだね。
38吾輩は名無しである:2005/10/10(月) 01:56:13
ネットピア
39吾輩は名無しである:2005/10/12(水) 00:27:56
宇宙にうかんだ小さな地球もユートピアにするよ。
40吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 04:39:28
age
41吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 05:09:14
age
42吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 08:02:34
ゴムひもを顔面で受け止める芸人のスレですか?
43吾輩は名無しである:2005/10/31(月) 09:17:43
>>42
おっさんふる杉
44吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 02:33:42
>>42
ワロタ
このネタが分かる奴、このスレ/板に何人いるんだw
45吾輩は名無しである:2005/11/01(火) 11:15:02
よろしく・・・ねっ!
46吾輩は名無しである:2005/11/10(木) 07:56:48
age
47吾輩は名無しである:2005/12/03(土) 21:48:42
hosyu
48名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 02:17:34
トマス・モアの『ユートピア』
読んだら、100人中99人が
ユートピアいやになると思う。
>>48
日本人に限ればね…
米人も同じとは思えない…
50名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 12:21:19
JASRACって相当ディストピア的だよな
51名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 22:36:06
>>49
言われてみればその通りですね。
留学とかされていた方ですか?
52名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 23:26:12
アメリカ人が読もうが似たような感想だろうよ
53名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/30(金) 04:28:29
澁澤龍彦のエセー「ユートピアの恐怖と魅惑」(『神聖受胎』所収)は必読。
54吾輩は名無しである:2006/02/14(火) 04:10:05
hosyu
55吾輩は名無しである:2006/03/04(土) 15:02:15
ネット上にユートピアを作ろうとしてる人たちっていないのかな。
発想が平凡なわりに見たことない。
56吾輩は名無しである:2006/03/08(水) 19:02:41
◆utopia/Um.:#z4k擒~亶
◆Utopia/J9A:#=;c|[C}逐
◆UTOPIA.Cuo:#=襖疳rY閠

トリップどぞ
57吾輩は名無しである:2006/05/03(水) 12:16:07
ほ〜ら、春先小紅〜ユートピア〜見に来てね〜♪
58無名草子さん:2006/05/07(日) 23:02:56
あんちょこ程
59吾輩は名無しである:2006/06/05(月) 10:39:54
hosyu
60吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 02:43:44
誰かドイツの「みどりのとう」って知らん? 
      
         
61吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 02:56:13
<緑の党>って文学と関係あるのか?
62アラン.カルディック:2006/06/10(土) 04:14:28
いいアイディアですね。ネット上にユートピア!素晴らしい!!
63AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2006/06/10(土) 06:13:49
ユートピアを描いた文芸作品というのは、どうしてこう好ましいんだろう。
けれど理想郷に生きているひとたちの笑顔が、どこか凍りついて見えるのは残念だな。
閨房の交わりに至るまで統制される社会だから、まるで血の通わぬ人造人間のように
ぎこちなくなってしまうのは已むを得ないんだろうか。

たとえばカンパネッラの『太陽の都』では、運動するときは全裸でなければならない。
これは教師たちが、誰が性交不能者か、誰がどの女性に相応しい肉体をしているかを
知るためだという。交わるのは三日毎とされ、また事の時刻までもが決められている。
「私の知っていることは、太陽市民は女性の献身を共有しているばかりか、寝床でも
女性を共有しているということです。しかし、いつもいつもというわけではなく、
ただ子づくりのためだけです。」(『太陽の都』近藤恒一訳)
まあプラトーンの『国家』にも女性共有論が謳われてるけれど、共通するのは著者が
男性だというだね。女性作家によるものだと、このあたりの事情はどうなるか。

ところで、サドの『アリーヌとヴァルクール』が挙がってないのはなんでだろう。
64吾輩は名無しである:2006/06/10(土) 18:16:47
ネット上に、というのとはまた違うけど、シーランド公国ってのがあったな。
65吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:03:49
>>63
素敵な外観だな。日当たりもいい。こだわりがある。
66吾輩は名無しである:2006/07/31(月) 23:16:01
我が祖国は風の彼方/中島みゆき

我が祖国は風の彼方 我が祖国は時の彼方
誰に尋ねん 風の住処(すみか)を
 
我が祖国は水の彼方 寄方(よるべ)のない波の彼方
誰に尋ねん 国の在り処(ありか)を
 
国の名は幾百
名付け主の名は幾百 限りもなく
 
我が祖国は水の彼方 寄方のない波の彼方
誰に尋ねん 国の在り処を
 
いつの日にか帰り着かん 遥かに
いつの日にか帰り着かん 遥かに
 
我が祖国は砂の彼方 我が祖国は空の彼方
誰に尋ねん 空の道標(しるべ)を
 
血の色は幾百
旗印の色は幾百 限りもなく
 
我が祖国は風の彼方 寄方のない風の彼方
誰に尋ねん 国の在り処を

遥か辿る道は消えても 遥か名乗る窓は消えても
遥か夢の中 誰も消せるはずのない
空と風と波が指し示す天空の国
 
いつの日にか帰り着かん 遥かに
いつの日にか帰り着かん 遥かに
67 :2006/10/04(水) 13:33:08
68吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 06:14:24
保守
69吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 06:33:39
そうさね。
70吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 17:23:07
老子、荘子が究極のユートピアを描いた本なのでは
71吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 19:58:44
さて、ボブ・ディランのゴーイング・ノーホェアでも聴くか。
72吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 20:40:53
>66
中島みゆきが吉田拓郎嬬恋コンサート?ライブに出てた。
おばさんかと思ったら若かった。かっこいい出方、引っ込み方。
73吾輩は名無しである:2006/11/08(水) 20:41:57
>>71
ボブ・ディランって天才でそ
74吾輩は名無しである:2006/11/09(木) 00:11:31
>>73
自伝を読んでみると天才というより天然という感じだけどね。
75吾輩は名無しである:2007/01/10(水) 21:08:11
嘘でもいいから、フーリエのファランジュは住んでみたい。
愛の新世界が刊行されたことだし!!
76吾輩は名無しである:2007/04/10(火) 16:00:46
77吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 03:34:02
hoshu
78吾輩は名無しである:2007/05/04(金) 08:32:15
コールリッジのXanaduは『キサナドゥ』と『ザナドゥ』、英語式発音はどちらが正しいんですか?
79吾輩は名無しである:2007/06/10(日) 13:27:54
80吾輩は名無しである:2007/07/27(金) 16:14:48
81吾輩は名無しである:2007/09/14(金) 09:30:13
82吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 05:08:21
83吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 09:53:45
ユートピア文学を語るには、文学畑出身者よりも政治思想史畑出身者の方が適任。
最低でも、福田歓一の「政治学史」は読んでおいた方がいい。政治思想史上の位置
づけを理解していないまま「太陽の都」や「ユートピア」を読んでも、その価値は
良く分からないと思う。

蛇足だが、上に出てきたフェヌロンの「テレマックの冒険」は君主の鏡論の傑作で、
ベンサムに多大な影響を与えた。
84吾輩は名無しである:2007/10/08(月) 12:24:04
今世界で一番ユートピアに近いのはデンマークだな。
その次は国民皆保険制度のある日本。ただ自殺が多いけど。
85吾輩は名無しである:2007/11/05(月) 15:01:55
86吾輩は名無しである:2007/11/09(金) 02:11:25
>>70
 停滞した社会像という事でなければ、心の問題という事になる
>>83
 確かに社会思想の潮流の写し絵にもなり得るな。
反ユートピア文学は風刺として評価されるけど、時代を描くカリカチュア
>>84
ニッポンをそう想ってくれている日本人は今、どの位いるかな?
保守系ブンカ人の活躍も目覚しく、愛国心も旺盛だけろうけど、寧ろ
もう後は‥の想いが強いだろうな。
87吾輩は名無しである:2007/11/23(金) 22:45:45
ソ連=限りなく地獄に近いユートピア
88吾輩は名無しである:2007/11/24(土) 00:50:23
俺はなんとはなしに、アイスランドに憬れている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89#.E8.BB.8D.E4.BA.8B

“電力供給の約80%を水力、約20%を地熱から得ており、火力・原子力発電所は一切ない”そうだ。
やれば出来るんだよやる気にさえなれば。
89吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 15:26:21
>>87
 だったら、将軍様の治めていらっしゃる国かと。
天国に一番近い国、は請け合い。
>>88 
 でも、出来ないな。利権が絡み過ぎた‥
90吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 17:16:01
左翼が嫌いな国は現実的にユートピアが多い
91吾輩は名無しである:2007/11/29(木) 22:11:18
富める者とってだけの、な。
金で貧者をアゴで使う、そういった連中にとってだけの天国。
モナコとか。

馬鹿めがw
92吾輩は名無しである:2007/11/30(金) 00:53:17
涙を流すほどの共感を強要する精神的合一を目指すようなユートピアは嫌だな。
好ましい政治制度の充実したユートピアは実現するかもしれないけど。
93吾輩は名無しである:2007/11/30(金) 03:36:14
…よく国士様が大江スレにコピペする、涙を流してテレビ観たってやつ
あるじゃん? あれと、今読んでいる『思想の現代的条件』(真下信一)
の中で引用されていた(悪く云えばだが、非常に「陰湿な」かたちで。
初出誌や正確なタイトルは明記されているもののそこに書き手の名前は
なく、ただ、ある中国文学者とだけ。だから自分もタイトルでググってみて、
初めて著者名を知った次第)竹内好の「大東亜戦争と吾等の決意(宣言)」、
似てるんだよなー、その「調子」が、実に良く。――ちなみに真下自身、
“いきなりその書き出しの一節のところで私はひどい勘ちがいをした。
これは一九四五年(昭和20年)八月十五日直後の誰かの実感の吐露かと
真実おもった。それこそはまさに八・十五の私の実感でもあったからである”
なんてことを書いている。

んで。
これもやっぱり岩波新書(なに、今ちょうど俺んちじゃ新書の棚の整理を
やっている最中でしてw)、平野謙は『昭和文学の可能性』において広津和郎の
「みだりに悲観もせず、楽観もせず」(散文精神について)や大江の「決して
絶望せず、しかも決して過度の希望をもたず」(ヒロシマ・ノート)と並べ
自身のモットーである「破滅もせず、調和もせず」という言葉を掲げていて、
まぁそんなことを俺は、上記の本を読みながら。
94吾輩は名無しである:2008/01/11(金) 20:15:29
95吾輩は名無しである:2008/02/03(日) 03:55:22
やる気のあるユートピア(コミューン)って日本に今でもあるの?
96吾輩は名無しである:2008/02/08(金) 06:34:58
ユートピアなんてものはいらない
97吾輩は名無しである:2008/03/08(土) 21:34:31
ユートピアの修正
98吾輩は名無しである:2008/03/09(日) 15:44:11
>>95
フリーメイソン日本支部とかじゃねw
99吾輩は名無しである:2008/03/12(水) 15:56:18
ディストピア、アンチユートピアとも呼びユートピアの正反対で極端な規制された管理社会
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2
100吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 14:39:49
>>99
wikiなんて貼られてもつまらないね。もっと熱く語ったマイナーサイトが欲しい(・∀・)
101吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 23:51:27
理想郷とは、見つけるものではなく造り出すもの
http://www.geocities.com/genitolat/Utopia/index.html
102吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 16:37:52
女性共有論はありえない。
人間の嫉妬心を無視してる暴論
103吾輩は名無しである:2008/03/30(日) 01:28:53
嫉妬については男女差が多分にあるぞ
風俗産業に従事する女に嫉妬する男はあまりいないと推測する
『そんなものだ』と社会常識が認めればそうなってもおかしくないだろう

ただどこかに自分だけの女を隠し持っていた男が他の男から袋叩きにされるという現象は充分に予想される
男の嫉妬はそういう形で発露するのだ
104:2008/04/01(火) 20:46:29
すいません。スレ違いだと思うのですが、詳しい方教えてください。

”ここではないどこかにユートピアがあって、そのには永遠の幸せが待ってるはず”・・・
的な小説を求めています。
また、そのような物語を得意とする人を教えてほしいです。

詳しい方ヨロシクお願いします★
105吾輩は名無しである:2008/04/05(土) 01:09:27
>>103
長い間、継続的に接することで、相手の女性の人格を深く愛するように
なってしまった場合、その女性が他の男と寝るのを知ったとき、狂おし
い嫉妬心に駆られるのは自然なことでしょう?

しかし社会生活の場において、男女をそれぞれ別の場所に隔離し、その
ような男女間の人格の交流の機会をなくし、男は女の外見だけで相手を
選び、気に入った相手とセックスしたあとはすぐにその相手と別れる、
女は求められればいつでもいろいろな男と寝るし、全ての男は女がその
ように振舞うことを教育によってあらかじめ刷り込まれている、そうい
うふうであれば、嫉妬心はなくなるかもしれないね。しかしそうなると
、愛情によって増幅されたセックスの快感が地上からなくなり、性器の
機械的な摩擦による快感だけが存在することになる。それは味気なくは
ないか? 禁断の性感を求めて禁忌を犯す人々が大勢現れるだろう。は
じめのうち彼らは火あぶりにされたり磔にされたりするだろうけど、次
第に彼らの数は優勢を占め、革命が起こり、男が特定の女を所有する今
の状態へと進歩(後退)することになる……。と思ったりしてw
106吾輩は名無しである:2008/04/05(土) 09:20:11
>上段
うーん、どうだろう。お互い様だと思えば、それほど嫉妬心なんか燃えないような気もするが。
そういう社会なら始めから貞操に対する信頼関係なんてないわけだし。
男が女の『人格』を愛しているのなら、その女が他の男と何をしようと愛は揺るがないんじゃないかね。
嫉妬は独占欲と大きく関係しているが、『肉体』は自分も味わえているし、
他者の『人格』なんかそもそも独占できるものではない。

それにさ、女は別の男を使って意中の男の心を試すようなところがあるでしょう。
その男が嫉妬するかどうかで、自分に対する関心を量ろうとするところがある。
あまりにもあからさまにそれをされると、男は嫉妬するより憎悪するんだよね。その女を。
むしろ当て馬にされている男に同情と共感の念が湧く。
当て馬役の男がその女に惚れていたら尚更よ。可哀想になる。
無論、同時に優越感がくすぐられることも否定はしないが。

異性共有制で問題になるのは、男の『独占したい』欲よりも女の『独占されたい』欲の方だろう。
だって、現在の自由恋愛よりも更に勝敗がはっきりしてしまうんだぜ? 女にとっては。
俺が女だったら絶対に反対するわ。もてすぎても、もてなすぎても、やってらんね。
女が自分から攻めていくことも当然だという社会常識ができていたなら、話はまた別になるだろうけどね。
107吾輩は名無しである:2008/04/07(月) 01:21:10
>>106
とても説得力のある意見のように思えるけど、なんとなく腑に落ちない
……。他の人たちはなぜ沈黙してるんだろう? 他の人の意見が聞きた
いな。
女性共有論が不器量な女にとって不利というのはその通りだと思う。
そもそも男は女に飽きやすくできているわけだから、婚姻制度は男を縛
るために、女の利益を守るためにあるのかなという気がする。
一夫一婦制を破壊しようとする運動が男の利益を取り戻すためなのであ
れば、そういう理想主義者たち(プラトン、カンパネラ、モア、ベーコ
ン、ルソー)の自由へのこだわりと、彼らのポテンシャルの無際限の発
揮を望む気持ち(俺には彼ら天才たちはいつでも凡人の存在を無視して
そのように振舞いたがっているように思える)を考えれば、彼らがそう
主張するのはとても納得がいく。
108吾輩は名無しである:2008/04/07(月) 01:21:41
106とのずれは、俺が独占欲が強くて嫉妬深く、106がパートナーの性的
逸脱に対して寛容であるということに尽きると思う。あと、同性に対し
て優しいね。俺は同性を侮りがたい競争相手とみなしがちだから。
多くの人たちが106のようであれば、社会はうまくいくかもしれない。そ
して、ほとんどの若い人たちの間には、垢抜けのした、こだわらない、
落ち着いた人間になることが、立派なことだという暗黙の了解があるよ
うに思える。早い時期に洋服や異性との交際に興味を持ち、度重なる失
敗にも関わらず努力を続ける意思を持ち、労働を通して社会の中で自己
実現を図ろうとする人たち。
思うに、社会の中に存在すべきなのはこういう人たちだけだろうな。そ
して、そういう人種は「なる」ものであって、はじめからそういうふう
であることはできないわけだから、オタクやひきこもりのような、そう
「なる」意思を持たない人たちは、非難されても文句は言えないという
ことになるわけだな。あ、話だいぶそれたな。
109吾輩は名無しである:2008/05/08(木) 12:34:24
110吾輩は名無しである:2008/05/21(水) 09:14:53
ちょっとスレ違いですいませんが、

ユートピア旅行記叢書〈第12巻〉/ニコラス・クリミウスの地下世界の旅・テリアメド (単行本)

という本に挿絵がついてるかどうか知りたいんですがわかる人いませんか?
111AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/21(水) 14:16:10
岩波版の挿画は4葉。以下に各挿画のキャプションと参考画像の URL を示す。

* 「地底の太陽と、ナザール星へと落下するクリミウス.上辺には地上のノルウェー,
地表の裏側には上から右まわりにクアマ,メゼンドロス,マルティニアの諸国がある」
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_01.jpg >
* 「ポチュ人」
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_02.jpg >
* 「鬘を着けたマルティニア人」
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_03.jpg >
* 「教会の管理人となったクリミウス.底本(フランス語版,1741年)の扉絵」
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_04.jpg >

ちなみに現行の岩波版は全訳ではなく、第9章と第11章は「要約」となっている。
邦訳の底本は、モヴィヨン Eléazar de Mauvillon によるフランス語訳1741年版。
112AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/21(水) 14:32:54
いちおう書いておくと、マイエ『テリアメド』に挿画は付されていない。
訳出も全6章のうち第1章と第6章のみで、残りは「要約」。
113( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/21(水) 21:43:09
おやおや、AmiLaLa :)さんが久しぶりに文殊スレッド以外に来ておられますねぇ(笑)
ニコラス・クリミウスの地下世界の旅と言えば澁澤龍彦がよく言及する書物ですねぇ(笑)ちと値段は張るようですねぇ(笑)
114吾輩は名無しである:2008/05/21(水) 22:31:19
>>111
ありがとうございます!
しかし、現行の岩波版は全訳ではないのですか・・・
115吾輩は名無しである:2008/05/21(水) 23:42:42
>第9章と第11章は「要約」となっている。

ということは、原書と比べて大幅に短縮されているわけではないんっすかね?
116( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/22(木) 11:34:07
調べてますと「地下世界」の方も縮小訳、となっておりますが、実際は如何なんでしょうかねぇ(笑)
117( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/22(木) 11:35:30
>>111
「要約」ですかねぇ(笑)岩波も杜撰ですねぇ(笑)今後翻訳される可能性も少ない本だというのに全訳を行わないとは、如何なっているのでしょうかねぇ(笑)
118AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/22(木) 19:18:13
ホルベリ & マイエ『ニコラス・クリミウスの地下世界への旅 テリアメド』
多賀茂・中川久定訳、〈ユートピア旅行記叢書〉第12巻、岩波書店、1999年。
ISBN: 9784000261029 < ttp://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0261020.html >.

この〈ユートピア旅行記叢書〉第12巻には、
ルードヴィック・ホルベリ『ニコラス・クリミウスの地下世界への旅』多賀茂訳、
ブノワ・ド・マイエ『テリアメド』多賀茂・中川久定訳の2作品が収められている。

>>111 に書いた内容は『ニコラス・クリミウス』についてであり、
>>112 は『テリアメド』について。

凡例では、挿絵と「要約」についてもかんたんに触れられている。

* 叢書第12巻全体の凡例
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/iwanami_coll_utopia_12_rem.jpg >
119AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/22(木) 19:19:50
1作品目の『ニコラス・クリミウス』の邦訳は、
フランス語訳版の訳者モヴィヨンによる序文、および本篇全16章からなる。

『ニコラス・クリミウス』の全体では、表題の中扉や挿画を含めて188ページ。
訳出が「要約」となっている部分である第9章には6ページ、
第11章には3ページ(実質内容はほぼ2ページ分)が費やされている。

* 『ニコラス・クリミウス』岩波版の目次
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_cnt003.jpg >
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_cnt004.jpg >
120AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/22(木) 19:22:27
本書では『ニコラス・クリミウス』が完訳でない理由には特に触れられていない。
また、訳者はこのようにも記している。

「ラテン語版より先にデンマーク版語による草稿があったことが確認されているので、
将来ホルベリの草稿から原典を批評したうえ、
再度日本語訳が行われる機会があることを祈っている」(多賀「解説1」、上掲書、312)。

* 『ニコラス・クリミウス』――訳出されている第8章の末尾(右)と
「要約」となっている第9章の冒頭(左)
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/nicolai_klimii_ja_ch09_pp074-075_fr.jpg >

* Holberg, Ludvig. Nicolas Klim's Underground Journey. Trans. Dennis List. I-XI. 2001-2004.
< ttp://www.dennislist.net/klim.html >.

* Holberg, Ludvig. Nicolai Klimii iter subterraneum. I-IX.
< ttp://www.intratext.com/IXT/LAT0899/ >.
121AmiLaLa :) ◆V0C09R5Pg. :2008/05/22(木) 19:24:15
2作品目の『テリアメド』の邦訳は、献呈文、著者略伝、序文、そして本篇全6章からなる。
このうち訳出されているのは、>>112 に記したように第1章と第6章のみであり、
残りはすべて「要約」となっている。

* 『テリアメド』岩波版の目次
< ttp://uk.geocities.com/nfodb/images/telliamed_ja_cnt005.jpg >
122吾輩は名無しである:2008/05/25(日) 13:39:08
なんとかゆいながらこのすれまだあるんですね
123吾輩は名無しである:2008/06/16(月) 23:37:27
Holbergてホルベリが正しい発音?
ホルベルヒ、ホルベルグなどとも訳されてるけど・・・
124吾輩は名無しである:2008/07/25(金) 16:26:28
125吾輩は名無しである:2008/08/31(日) 13:15:18
126吾輩は名無しである:2008/10/23(木) 03:53:49
127吾輩は名無しである:2008/10/29(水) 02:50:48
あげ
128吾輩は名無しである:2008/11/25(火) 13:59:22
ユートピアって、ディストピアと表裏一体の観念だよな。
西洋人の中では、理性で隅々まで計画・管理された人工的な世界、
経済基盤的には共産主義、政治的体制には全体主義の世界に対する
憧れと嫌悪が交互に現れてきたんだと思う。
でも、共産主義、全体主義に幻想を見いだせないことがはっきりしてきた近代以降は、
ほぼディストピア一辺倒に黒く塗りつぶされて来たって感じかな。
文学としては、ポーの「鐘楼の悪魔」とドストエフスキーの「地下室の手記」あたりが
ユートピア=ディストピアを宣言した作品なんじゃないか。
それまでの作家は、自分ではユートピアを描いてたつもりなのに、結果的にはディストピアに
(後からすると)なってたような気がする。
サドもユートピア文学のパターンを反転させただけだし。
129吾輩は名無しである:2009/01/06(火) 06:14:37
130吾輩は名無しである:2009/01/24(土) 14:21:33
(´・ω・`)
131吾輩は名無しである:2009/01/25(日) 22:25:00
トマスモアの描くユートピアには奴隷がいるんだな
132吾輩は名無しである:2009/02/19(木) 05:32:58
133吾輩は名無しである:2009/04/06(月) 05:15:17
134吾輩は名無しである:2009/07/21(火) 23:06:42
135吾輩は名無しである:2009/09/29(火) 16:58:34
136吾輩は名無しである:2009/10/21(水) 20:21:09
ウートポス
どこにもない場所
137吾輩は名無しである:2009/10/25(日) 12:46:36
ルートビア
樹皮や根で作った飲み物
138吾輩は名無しである:2009/10/25(日) 15:46:16
ひろさちや
楽器でゆーとピアノよりむしろディジェリドゥ
139吾輩は名無しである:2009/10/25(日) 16:47:54
ちなみに、ふつーはノンアルコールのピールモドキのことじゃない?
ルートビア。厨房のころたまにランチに飲んでたがペリエの方がすきじゃった
140吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 13:03:30
141吾輩は名無しである