1 :
あげ :
2005/07/31(日) 17:40:48
2 :
吾輩は名無しである :2005/07/31(日) 21:38:59
天才作家の二階堂黎人様が
>>2 ゲットだ!
>>3 はどうしてそんなことお申しになりますの?
>>4 は、何と凄まじい告発であっただろう!
我々に与えたその衝撃は、まさに
>>5 が鳴動し、
>>6 がひっくり返る
ほどの大変動であった。白日の下にさらけ出された
>>7 は、実に凄惨、
酸鼻を極めた事柄であったことか! これは、
>>8 の言うとおり、
二重にも三重にも考え抜かれた、まさに地獄さながらの大犯罪だったのだ!
>>9 よくぞ私の正体を見破ったな、二階堂蘭子!
>>10 フフフ、ワタシハマジュツオウ
>>11 ゲドババァ!
3 :
吾輩は名無しである :2005/08/01(月) 21:22:34
age
4 :
吾輩は名無しである :2005/08/03(水) 07:27:47
age
5 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 00:10:05
「森鴎外」読了。 おもしろかった…。電車の中で鴎外を見かけたくだりがなんともほほえましい。
6 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 01:16:05
保守
7 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 01:33:32
100円全集買ったが、放置してる…… なにから読もうかな
わしも狂風記 単行本、上下各100円で猟ったんだ が3年も放置プレイ。
9 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 22:48:20
「紫苑物語」は、彼の作品では珍しく 物語の起承転結がすっきり完成している部類に はいるのではないだろうか? 文体も饒舌ではなく簡潔にひきしまって、 何となく森鴎外あたりを思わせるものがある しかし他の作品はもっとだらだら饒舌で 話の脈絡もあまりまとまりがない小説が多い
10 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 23:14:01
あのとろとろした文体、昔はかっこいいな、と思ってたけど今読むとなんか歯がゆいというか 鬱陶しいというかダルイというか…。 石川作品って新しい文庫とかでも全部旧仮名になってる? 旧仮名は読みにくいので新仮名で読んでみたいw
10 講談社学芸文庫は新仮名ですよ。お試しあれ。
12 :
吾輩は名無しである :2005/08/05(金) 12:18:10
13 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/05(金) 12:39:04
>>8 漏れも。
>>10 そんな君にはNEET時代の美しき倦怠感を思い起こして欲しい。
人間は余裕がなくなると無駄を嫌うようになる。
しかし無駄のない人生は、歩くスペースしか許されない崖道のように危ない。
14 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/05(金) 12:51:32
その危なさが返って魅力にもなる。 もう一つ付け加えると、 このスレでの馴れ合いは禁止する。 馴れ合いほど見苦しく、そして無駄なものはないからである。
15 :
吾輩は名無しである :2005/08/06(土) 07:58:03
16 :
吾輩は名無しである :2005/08/06(土) 13:50:40
角川文庫クラシックスの「斜陽」の解説が石川の「太宰治昇天」だった。 文庫の解説としてはまったく機能してないと思う…。
17 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/06(土) 17:03:43
>>16 それは一理ある。
しかし二理はない。
石川淳の文章に機能性を求めると地獄を見ることになるだろう。
彼の文章は機能美ではない。
あらゆる要素をふんだんに盛り込ませる圧縮美である。
18 :
吾輩は名無しである :2005/08/06(土) 18:14:36
いや、「太宰治昇天」はそれ自体としては名文だと思うんだけど、 文庫の解説という役割にはふさわしくないな、と思って。 だって「斜陽」について殆ど触れられてないんだよ、これw むしろ「桜桃」について語ってる。 文庫の解説は作者・作品に関する基本的な情報を提供するのが大事な目的のひとつ だと思う。中高生が「太宰治昇天」読んでもちんぷんかんぷんだろ。
19 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/06(土) 19:14:23
つまり貴方の今おっしゃったことが一理なんです。 二理を含む前回の我がレスに従って、同意します。 石川はかなりのChubbyフェチであったと推測する。 ところが活婦人は、どうひいき目の買いかぶりで見てもChubbyとは思えない。 着やせ型か? こはいかに。
20 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/06(土) 19:25:17
勿論活婦人を脱がせるわけにはいかぬ。従ってこの件については憶測の域を出ない。 そして、石川は個人情報的要素は一切作品から切り離して考えた人であり、 オフでも昔のNEET時代の事は噤んだままだった。これは恥じらいの美学ととるべきか。 こはいかに。
21 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/06(土) 19:55:50
やはりNEET時代にはかなりの痛い目に遭ったと推測せざるを得ない。 勿論推測は推測に過ぎぬのは言うまでもない。が、石川がしゃべろうとしなかったからこそ 推測せざるを得ない魅力がある。これは石川の、作品に飽きられた後の事まで見据えた策略か? こはいかに。
石川淳スレってどうして全く読解力のないお馬鹿さんが湧くのかな。
23 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 13:34:15
22みたいな馬鹿を筆頭に、馬鹿だらけです
24 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/07(日) 16:19:54
>>22 貴殿が漏れの読解力のなさを証明してからだその言葉は。わかったか。
25 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/07(日) 16:33:38
まず、石川を包括的に話せる奴のいないのが原因だろう。 読解力がないだの馬鹿だの、そんなことは誰でも言える。 大事な事はその前に論破することなんだ。
26 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 18:00:44
お前のような馬鹿に文学は語れない 論破する気も起こらない 文学をなめるな Z会でも入って特訓しろ 大学のゼミでは相手にされないから ここで書き込みしてるのか? 残念ながらここでも相手にされないようだね(爆
27 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 18:19:39
>>26 漏れは文学部ではない。それに、文学は馬鹿がするものだと思っている。
何故なら文学ほど普遍性から遠ざかること遥かなものはないからであり、
それに近づくものはもはや文学とは言えない。科学だ。
28 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/07(日) 18:24:07
どの科学も初期状態は文学的にならざるを得ない。そこから体系化させたり数式や記号などの表記に 変えて万人に開かれて行く。つまりは普遍化である。
>>27 La verite scientifique qui se demontre ne peut, a aucuntitre, se
rapprocher de la verite morale qui se sent.
Et poutant, ceux qui aiment l'une ne peuvent ne pas aimer l'autre.
30 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 18:47:09
i can't speak fucking japanese
なんか胡散臭いんだよ、この人
32 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/07(日) 20:55:53
>>31 胡散臭いのは認める。しかし胡散臭くない人とは一体誰なのか。
これがはっきりしない限り胡散臭い人を特定することはできないと漏れは思う。
何故なら作家の中に胡散臭くない人がいないようにも漏れは思えるからである。
石川は大事なところは生涯隠し続けた人である。
見えるはずのない本質的像を追い求めて自滅することなく、
敢えてそれを胡散臭さという霧で包み込んだ。
その結果としての現象が石川の文体であるに違いない。
33 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 21:44:48
34 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 23:32:35
お前らにゃ石川淳は一生わからねえよ。
35 :
でかぱい大好き少年タケル君 :2005/08/07(日) 23:37:06
>>34 君は分かっているのかね。
少なくともそれを証明しようとする努力は見せねばなるまい。
37 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 05:44:02
ちくまは文庫版全集は出してくれんのだろうか?
38 :
吾輩は名無しである :2005/09/13(火) 08:26:58
売れなそうだもんなあ
39 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 21:05:31
10年くらい前の「ノーサイド」って雑誌の読書人特集で、福田和也が石川淳について 「石川の読書は純粋な楽しみではなく、忙しい仕事のようだ」とちょっと批判的な こと書いてたな。
40 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 01:09:06
ちくま日本文学全集「石川淳」の解説「からっぽという装置」以外で 種村季弘が石川について言及してる文章って何かありますか? 知ってる人がいたら教えてください。出来れば入手しやすいものが ありがたいんだけど…。
41 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 09:33:12
丸谷才一のエッセイ&評論の愛読者としては、石川は大いに興味があるのだが、 教養のない人間には面白さがわからなさそうで怖い... 江戸文学の最小限の常識はおさえてないとだめなんだろうな。
42 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 14:42:35
>江戸文学の最小限の常識はおさえてないとだめなんだろうな だろうね。石川はすげえ極端なこといっぱい書いてるから、鵜呑みにするとえらいことになる。
43 :
吾輩は名無しである :2005/09/27(火) 18:14:36
実際、石川ほど読者を選ぶ作家もいないだろうな。 紫苑物語は読んだけど、本当に理解してるか自分でも怪しい。
44 :
吾輩は名無しである :2005/09/29(木) 12:04:01
俺は全然理解はしてないけど楽しめはしたよ?>石川淳の小説
>>38 でも岡本かの子全集くらいは売れそうな気がす・・・
46 :
吾輩は名無しである :2005/10/14(金) 12:00:44
この人の小説は、結局あの独特すぎる文体が命なんだろうな。 別に難解なことは全く無いけど、普通の小説家とちょっとリズムが違うから、 それをつかむまでちょっと苦しいのも事実。
47 :
吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 01:20:23
紫苑物語、先日、読んだけど、面白く読めた 他の石川淳の作品も読むつもり
紫苑物語はその名のとおり物語として読めば良いと思うよ。 三本の矢の意味とか、穿って読むと深いんだけど 単純に気持ち良い名文を味わって欲しい。
石川の小説には色んなところに、ひょっこりと和漢洋の古典からの引用があるからね。 そういう教養のある人が読むとすごく面白く感じるんだろうね。 自分はそういう教養まったくないけど、石川は好きだなー。 ちなみに昨日は「鬼火」「長助の災難」を読んだ。 「佳人」とかよりずっと前の二十代の石川の小説ねw
50 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 08:51:44
きのう、神田で『天馬賦』かったよ。400円。 これで、中公文庫の石川淳が7冊そろいました。 きねんあげ。
51 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 10:10:45
処女懐胎読んだが、意味不明。誰か解説プリーズ
52 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 18:34:46
>>50 おめでとう。どこのムンツェルさんですか?
オレの「文学大概」には誰かの蔵書印が押してあるのが残念です。
53 :
吾輩は名無しである :2005/10/30(日) 19:31:22
処女懐胎の解説どなたかお願いします。 出来なかったら誰も理解してないと判断しますよ。それでもいいのか?
55 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 12:33:18
>> 53 石川淳本人だって理解できているかどうか知れたもんじゃない。 それが小説。 小説を理解しようと思っている次点で間違っている。
56 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 12:42:35
そんなこと言ったら紫苑物語ですら理解できない。
57 :
吾輩は名無しである :2005/11/01(火) 16:04:48
紫苑物語、別に、理解する必要なんかない たんに、面白がればいいだけ 面白くなければ、テイストが合わないだけ
58 :
吾輩は名無しである :2005/11/04(金) 14:07:19
>>49 六道遊行で万葉調の和歌(自作だと思うが...)を登場人物に次々と詠わせたのには唖然としたな。
>>53 ヒント:ヴァレリー詩篇「巫女」
>>57 石川は得意の「戯作者」きどりで解釈など詰まらない、純粋に面白がれといって
いるが、石川の小説は面白がればいいという単純なものではないと思う。面白が
りたいだけだったら、駅にある通俗小説でも呼んでなさい。
60 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 19:59:36
あれを「純粋に面白がれ」るのは無茶苦茶教養のある人間だけだと思う。 石川の読者がかなり限定されてるのもむべなるかな。
61 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 20:02:08
もし江戸文学がみんな石川みたいなもんだったとすれば、 江戸時代はとんでもない教養主義の時代ってことになるだろうな。
62 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 20:29:55
どんなに教養があってもしゃれの分からぬお人には純粋に面白がレルこと出来ませんのでは?
63 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 20:39:14
>>59 石川の言う「面白がれ」は意味に囚われず遊んでやってくださいという意味ではありませんかな
64 :
吾輩は名無しである :2005/11/17(木) 15:03:47
>>62 古典を「笑い」抜きで理解したがるのは近代日本の病弊だよ。
(まるで丸谷才一だな)
65 :
平下流 :2005/11/18(金) 18:35:58
66 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 19:09:20
やあ、山本健吉スレではどうも。
67 :
はるか高み :2005/11/18(金) 19:43:56
面白い話題になっているなぁ。 君たち、頭ついているの。僕は約一秒で答え が解ったよ。同時に紫苑物語のなんたるかを 再確認した。 石川淳は親切過ぎだよw まぁ君たちが相手だしなぁ。
68 :
はるか高み :2005/11/18(金) 19:57:45
君たちは何も知らずに凄い知的なものを読んでいる のだなぁ。これも僕の新発見の一つだw この作品の秘密を明かせば世界の文学界は騒然とな るぜ、きっと。でもまだ明かさない、僕は。ここま で云えば解けるだろう。解いて発表しな。はるか高 みからの、夢のない君たちへのささやかなプレゼン トだよ。
69 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 19:59:39
じゃあ文芸雑誌にでも発表してよ。 「世界の文学界が騒然となる」ほどの話題について書けるなら、 一生研究者か評論家として食べていけるし。
70 :
はるか高み :2005/11/18(金) 20:03:20
>>69 僕は金も名誉も名声も欲しくないのだよ、君。
71 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:03:53
はいはい、わかったわかった。
72 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:33:06
紫苑物語とかけて何と解く
73 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:37:36
最初に触れたのが批評で、批評についての話を読んだとき 「この人は素晴らしい着眼点を持っている!この人の書く小説も面白いに違いない!」 と思って全集読んだら一行で投げ出した作家だ。
74 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:40:59
私怨物語
75 :
はるか高み :2005/11/18(金) 20:50:44
>>73 その着眼点が、この素晴らしい作品を生んだのだよ。つま
りだ、僕同様、目のつけどころが違うのだよ。
はるか高みは石川淳の前スレを荒らしに荒らしまくった奴だ。 石川淳を知ったかぶりしているが、実は紫苑物語と他数編しか読んだこと のないというずぶの素人。スルー推奨。
77 :
はるか高み :2005/11/18(金) 21:00:58
>>76 まぁその時点でスルーできてないわけだが。
78 :
はるか高み :2005/11/18(金) 21:07:22
荒らしたと云うなら消えるよ。
79 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 21:12:55
はるかwww俺はおまいのいない文学板なんて貧乳のMEGUMIみたいなもんだぞw 戻って来いよww
80 :
平下流 :2005/11/18(金) 21:16:48
81 :
はるか高み :2005/11/19(土) 10:48:30
>>79 貧乳どころか、どこにもなんにもないだろがw
悪い悪い。鍵がかけられているワ。僕はフリーパスだけれども、
君たちは「紫苑」の入り口には立てても、逆立ちしても中には
入れない。
そりゃあそうするわなw 鍵ってかい? 日本語だよ、日本語w
>>76 君たちとは目のつけどころが違うんだよw
謎があるのを前提に、仮に日本中の文学博士が「紫苑」を百万
遍読んでも何もわからないだろうけど、案外君らのようなのが
偶然何がしか発見するかもしれんけどもね。
石川淳こそノーベル賞にふさわしい至高の文学者、いつか君た
ちにもその理由がわかるかもしれないなぁ。
君たちのスレを汚してごめんよw
>>81 わけわかめのヒキコモリそっくりの文章だな。
84 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 02:24:06
石川淳って、世界的にどの位すごいんですか?
85 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 09:23:09
このくらい
86 :
膿漏人 :2005/11/20(日) 11:30:04
>>84 至高はちょっと言い過ぎたかなw。知ってか知らず
か「紫苑」って芥川龍之介と意匠は同じだしね。そ
の芥川のだって調べないとわかりゃあしないし。ま
ぁ、ホントの評価は「紫苑」の世界観次第だね。そ
の世界観だって・・・
上げたり下げたり、君たちのスレ汚してごめんw
あ、はるかちゃんだ♪ 一緒に遊ぼうよ〜〜
>>73 小林秀雄で逆をやった。
この板ID出ないんだな。駄目じゃん。
ど、どいつが謡っているのか、判りゃしねぇ。
にしても、夷斎の裾野も広いね。
90 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 13:29:16
石川淳って、友人たちが、志賀直哉にケンカ売ってたときに どのように見ていたか、ご存知の方、教えてください
91 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 13:45:09
この流れから察するに、要するにほとんど理解できないものしか書いてないってことですね
92 :
73 :2005/11/22(火) 18:00:49
批評というか「文学大概」ね。 で、肝心の小説はウンコ。 一行で嫌になり、二行でうんざりし、三行で投げ出す。 新聞に載ってる小説といえば分かるだろうか。
93 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 20:31:01
解らない事、受け入れ難い事を、それはそれとして己への響き方を楽しむ。 結果変容していく自分自身を更に面白がる。 守るべき内実の無い者に限って、とかく外壁ばかりを固くする。 若い内からそれじゃあ、アートへの適性が無いね。
94 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 21:07:07
石川淳を投げ出したぐらいで「アートへの適性が無いね」だってよ。
95 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 21:23:10
なにより
>>94 の
>よ。
に、文学向いてないと思った
96 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 21:31:23
外壁の固い奴に限って説教垂れるんですね。
97 :
吾輩は名無しである :2005/11/22(火) 22:28:11
石川淳の小説は出だしが絶妙だから、一行で嫌にというのは早過ぎるんじゃ。 長編嫌になるのは分かるが。
99 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 07:11:32
よ。 とかく他人の同意を求めたがる、きょうびのガキンチョらしい物言いだな。
100 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 13:19:08
このスレはあれかな、老人対若者ですか? 老人が頑張ってますね。 つか石川淳については批判が恐くて何もいえないのかな? たった一つの書き込みの語尾にそこまで粘着出来るのだから、石川淳にももっと粘着してほしいね。
年取ると批判の対象が若くなるのは仕方ない。 どんどん死んでいくから。
よ。 な。 両方とも同意を求めたがる物言い。 。
103 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 14:14:26
アランを読むと石川淳の作品理解が深まる(ような気がする)。
石川淳『文学大概』所収の文章論・小説論がアランの散文論をぱくってるからね。
105 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 21:00:07
>>90 志賀批判といえば、織田作之助はどう思ってたのかな?
あれも「無頼派」だし。
106 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 21:03:03
「織田と石川に交流関係はあったのか?」だな、失礼。
107 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 18:36:06
なんで石川スレに蛆が湧く。
109 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 18:50:13
「江戸戯作者の再来」の石川と 「西鶴の再来」織田作之助が同時代人ってのは面白いと思うけどね。
上方贅六の西鶴と、江戸っ子戲作者たちとを一緒くたにしてるな。 「無頼派」って括りなみに愚劣。
111 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 20:44:30
漱石でも芥川でも谷崎でも、文豪って言われてる人はみんな日本古典が どこかに反映してるけど、石川と織田の場合はそれが独特の文体に反映したって 言いたかっただけだ。 織田の場合は、自分の文体に絶大な自信があったから大阪の庶民生活っていう (常識的には非文学的な)題材について色々書けたんじゃないの? 石川でも『おとしばなし』は戦後の混乱状況の庶民生活を「あの」文体と 古典による「見立て」の力で描いているわけだし。 太宰の『お伽草紙』だってそうだろう。 (安吾や檀一雄がそうだったかどうかはわからんが)
112 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 21:19:43
てか、『おとしばなし』くらい読んでくれ...
ハテ? 『おとしばなし』は中国古典を使ってたはずですが?
だね。でもそういうツッコミはやるならもっとねちっこく。 乃至は流す。
115 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 02:11:02
石川の読者で、女性って、ほとんど聞いたことないけど 誰かいますか? 他の無頼派は、多いのにね
夷斎が好きな女。 微妙だ。
安部:……品川の方へうかがうようになった最初のほうだと思うんですが、玄関の 、 わきに部屋がありましたね。あそこにいたら、あとからまた新聞社の人ですか、 、 やってきましてね。そうしたら石川さんが応対に出て、向うがまだなにも 。 言っていないのに、いきなり、「うるさい、帰れっ」て言ったでしょう。 石川:僕が……? 安部:あれはちょっとショックでしたね。 石川:そうだったかな。そんなことは言いそうだけれども、だれにそう言ったのかは 、 はっきり覚えていない。 安部:びっくりしましたね、もう。あのときのことは今でも忘れないんですよ。 石川:君に言ったわけじゃないだろう。 安部:僕は安全だったんですよ。
118 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 03:18:03
何とも夷斎らしい。。。 おれもいってみたい「うるさい、帰れっ」。 「あ?」 通常このあとはにらみ合いになり、殴り合いに発展する。 夷斎の鼻がやや曲がっているのは、ある記者との喧嘩の痕だそうであってね。
ツツイがそれネタにしてたよな。アレ何だったか。
120 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 03:21:29
すまん忘れた。
121 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 07:41:08
はん? 文体がどうしたって? 二人は似てるとでも? だいたい近世に遡るまでもなく昭和戦前期から、説話体ってのがあってだな(以下略)。
123 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 16:24:15
織田作よりも、安吾の方がよっぽど似てる。石川が安吾節をマネした時期があった。まあ、お友達だから・・・
>>115 糸山秋子は石川淳好きらしい。
あと若い頃の金井美恵子がエッセイで石川の文章を引用したり。
作品を褒められたからか知らんが(確か芥川賞候補になったとき
石川は好意的な評を寄せてたはず)、親しんでいた様子。
125 :
KKK :2005/12/06(火) 16:31:33
安吾より夷斎のほうが恐かった。 事ある毎に、あの甲高い声で怒鳴り散らしてたそうであってね。
126 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 16:47:44
作家志望の人で石川の文体をマネしたがる者は多い。でも、単なる亜流になりやすい。 なんかそんなこと、池内紀が書いてたなあ。 それから、夷斎先生の口癖は「ばかやろう!」と「お前は無学だ!」
127 :
KKK :2005/12/06(火) 16:55:54
大酒飲みはたち悪いよほんとに。 小柄で甲高い声に鋭い眼光で怒鳴り散らされりゃ誰だってきれるよ。 自業自得。
128 :
KKK :2005/12/06(火) 17:02:09
まあ、カッコいいと思うものを真似したがる気持ちは分かる若いときは。 夷斎の真似に凝る作家志望に限らず何でもそうであってね。
129 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 17:04:24
夷斎先生はシラフでも「ばかやろう!」酒飲んでたら「ばかやろう(連呼)」どうにも 近寄り難い人物。 お友達も少なかったみたい。安吾と林達夫と他数人。年下の信者はタクサンいる けど。丸谷とか加藤周一とか公房とか。
130 :
KKK :2005/12/06(火) 17:09:38
俺の大学時代に夷斎のような据わった目つきをした小柄な先輩がいたが、 やはり大酒飲みの学校のクラスでは孤独で反骨精神旺盛な人がいた。 やはり後輩には慕われていた。 夷斎の鼻がやや曲がっているのは、無知な新聞記者にお前馬鹿だろと言って 殴られたのが原因であってね。ただ、その後夷斎がどういう行動に出たかは不明。 加藤周一なんかも相当恐れていたらしいね。
131 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 17:15:28
加藤周一は「日本文学史序説」で石川をほめすぎ。荷風を抜き鴎外の塁にせまる、だと か、芥川を抜く、とか。完全に信者です。「ばかやろう!」と云われても、教祖サマの ありがたいゴタクセンとして受け取っていたのでは。
132 :
KKK :2005/12/06(火) 17:17:38
それはあり得る。ただ、芥川は抜いている。 鴎外の塁にせまるといったのは、語彙の豊かさと文体の緊密さにおいてであってね。
133 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 17:25:17
芥川は出世がはやかった。石川は苦労人。同世代として、芥川は抜かないといかん。 正直、鴎外の著作より石川の「森鴎外」のほうが面白い。 そういう意味で鴎外を超えている・・・というのは暴論?
134 :
KKK :2005/12/06(火) 17:27:56
暴論必ずしも空論ならず。 ただ俺は『森鴎外』未読であるため分からない。 それから、石川の出世が遅かったのは意図的であってね。 苦労したというよりも、苦労をかけたといったほうがいいね。
135 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 17:36:24
アナーキストとして10年間放浪。そのへんがカッコイイな。 晩年もアナーキーな発言が目立つけど、さほど行動する人ではなかった。 それにしてもKKKさんと二人でまわしているなあ。荒れなくていいけど。
136 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 17:43:38
「森鴎外」は是非読んでくださいな。文章うわすべりだけど。あのあたりが夷斎文体 の真骨頂。マネしたくなる文体ですな。
馬鹿発生警報発令
138 :
KKK :2005/12/06(火) 17:49:11
今度読んでみるよ。
139 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 18:47:19
石川は鴎外の渋江抽斎あたりをすごく認めたけど自分ではそれに類するものを 書いてませんね。諸国奇人伝あたりが近いくらい。 売れないから? 石川の超現実的な作品もどちらにせよ売れないけど。
140 :
KKK :2005/12/06(火) 19:05:09
うーん、わかんない。ただ、 鴎外については、認めるというより、尊敬していたから。 前スレで既出かも知れないけど、電車の中でみかけたときに 鴎外の横顔にしばらくうっとりしてたくらいに尊敬してた。 だから、同類のものなど書けるわけがないとか、思ってたんじゃない。
このレベルの低さはなんだ……
142 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 19:21:00
>>134 その代わり、同世代の誰よりも作家として長持ちしたわけだろう。
あんまり早熟だとそれこそ芥川みたいに早く行き詰ってたんじゃないの?
143 :
KKK :2005/12/06(火) 19:21:25
じゃあ講義でも始めてくれ給え。
144 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 19:22:45
鴎外→荷風→石川淳だなあ。系譜としては。その言動以外に、作品的には無頼派 っぽくない。太宰安吾よりだいぶ大人だし。無頼をよそおっていただけ。韜晦。
145 :
KKK :2005/12/06(火) 19:25:32
>>142 うん、その通りだ。実際、『佳人』などで自殺未遂書いてるし。
作品とその人の人生を重ね合わせるのはどうかという議論もあるけど、
悩んでいたのは確かじゃないかな。
146 :
KKK :2005/12/06(火) 19:35:06
>>144 何かを装っていたのは日常生活においてだね確かに。
事ある毎にばかやろー連発してたし大酒飲みだし。
さすがに肺がんのときは弱音はいてたらしいけども。
鴎外と石川淳が並ぶのは「精神の運動」において。 古典の教養や文体という点もあるけどね。 >正直、鴎外の著作より石川の「森鴎外」のほうが面白い。 >そういう意味で鴎外を超えている・・・というのは暴論? 論外。 >鴎外の横顔にしばらくうっとりしてたくらいに尊敬してた。 >だから、同類のものなど書けるわけがないとか、思ってたんじゃない。 ハァ? 前賢余韻って知ってるかな? このくらいは当然だと思うけどねw
148 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 19:44:27
教師クビになって、アナーキーになって、家族からも見放されて、鬱状態から抜けた なが『佳人』『普賢』のころ。作品内で自殺をモチーフにしたのは、立ち直ったから。 冷静に自分を(自分らしきものを)かけるようになった。と思う。
149 :
KKK :2005/12/06(火) 19:44:28
うーん、わかんない。 全部読んでないし。『前賢余韻』って考証ものかな。 おもしろいか?
150 :
KKK :2005/12/06(火) 19:47:06
あと色々あったらしい噂では。 元々ボンボンだから、ルンペンの仲間に入ってもロクなことなかったんじゃない。
151 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 19:52:01
『前賢余韻』しってる。鴎外の考証だ。おれは全集もってるから。面白いかというと ・・おれはおもしろい。
>作品内で自殺をモチーフにしたのは、立ち直ったから。 どうしてそう思うの? むしろ、立ち直ったのはこの作品を書いたことによってじゃないかな。 つまり、 「わたしの樽の中には此世の醜悪に満ちた毒毒しいはなしがだぶだぶしているのだが、 もしへたな自然主義まがいに人生の醜悪の上に薄い紙を敷いて、それを絵筆になぞって、 あとは涼しい顔の昼寝でもしていようというだけならば、わたしはいっそペンなど叩き 折って市井の無頼に伍してどぶろくでも飲むがましであろう。わたしの努力はこの醜悪 を奇異にまで高めることだ。」(佳人) とあるように、「佳人」においてはじめてそれを実践して、つまり自分の醜悪を観念上 にまで高めて、その努力によって自分を自殺から救ったと考えるほうが妥当な気がするが? 反論あったらどーぞ。
>石川は鴎外の渋江抽斎あたりをすごく認めたけど自分ではそれに類するものを 書いてませんね。諸国奇人伝あたりが近いくらい。 >『前賢余韻』しってる。鴎外の考証だ。おれは全集もってるから。面白いかというと ・・おれはおもしろい。 ……w
154 :
KKK :2005/12/06(火) 19:57:29
・・・・
155 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 19:58:51
別に反論なし。書きつつ復活。太宰もそんなことやってた。
156 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 20:19:56
だって
157 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 20:24:13
前賢って、鴎外全集のために書かれたものでしょ。短いし。渋江、井沢のような江戸 の学者の考証とは性質が違う。一緒にされると石川がおこるよ。
158 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 20:24:22
精神の運動ってどういう意味?
159 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 20:26:58
石川の常套句。便利語。
160 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 20:27:59
説明になってない
鴎外の史伝って新聞連載だったよね。 >渋江、井沢のような江戸の学者の考証とは性質が違う。 ほうほう、具体的にどこらへんが?
162 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 20:34:14
それ以上の説明は学者がいろいろ書いている。でも結局、便利語。
163 :
KKK :2005/12/06(火) 20:34:22
おれも知りたい精神の運動の意味。 それは古典の教養を独自の文体で操ることという意味かね。 未だに納得のいく説明を聞いたことが無い。
164 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 20:41:37
低空飛行の意味もいまいちわからんわ。 このおじーさんよくわからんわ。
「精神の運動」の解釈は石川淳論者が色々しているが、いまだ決定的なものはでていないな。 ヴァレリー的なサンボリスムの精神とかアランの散文論とかで解釈されているが、むしろ俺は ベルグソン的な純粋持続の概念に近いと思う。努力の持続ってやつだね。
>>165 なるほど。努力の持続という説は面白いな。
名無しのなかに少しだけ話せるやつがいるなーw
痛いコテ二名は出直すことをおすすめする
167 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 20:46:56
前賢と渋江のちがうところ。 渋江、長い。登場人物が膨大。無名人ばかり。鴎外の異常な探索欲。完全に世間 のニーズを無視。 前賢、短い。登場人物少ない。有名人が主役。まあまあの探索欲。世間の鴎外好き のために書かれた。(おもてむきは)
168 :
KKK :2005/12/06(火) 20:47:09
低空飛行でも高尚な努力を忘れないってことか。 つまり、俗世間に身を浸しながらも、頑張っていこうっていう精神だな。
169 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 20:53:40
そんな単純なことなのか・・・ 誰でももってそうだけど
渋江と前賢の長短についてはどれくらい違うのだろうか? 岩波の新書版の選集でページ数を比較すると 前賢は200ページ前後 渋江は240ページ前後 無論ポイントや行数は全く同じ。 少なくともあなたの上げた諸国畸人伝よりは近いと思うが? 渋江も前賢も無名人は多い。 鴎外をここまで調べ上げる石川淳も異常な探索欲といっても差し支えないと思う。 最後については呆れてモノがいえない。
171 :
KKK :2005/12/06(火) 20:56:51
誰でも出来そうで出来ないんだこれが。 2ちゃんねるとかその典型だ。 たとえば石川淳がいたとして、同じように書けるどうかだ。 さんざん振り回された挙句ばかやろーの捨て台詞で去っていくだろう。
172 :
ゆーじょう :2005/12/06(火) 21:06:56
ばかやろー
173 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 21:10:49
石川って学者嫌ってなかったっけ?
174 :
KKK :2005/12/06(火) 21:17:51
嫌ってるって程じゃなかったような。 佐々木基一とはそこそこの仲だったんじゃない。 写真で判断するにはだが。
学者嫌いを自称しているね。<石川淳 ただ、吉川幸次郎、金谷治、ドナルド・キーン(ちなみに普賢の英訳者だよね) とかと仲良かった、というか悪くはなかったぽいし、学者という漠然とした概念 を嫌っていただけかもしれない。だから本当に学者嫌いと言えるかどうか微妙。 もしくは故意に曲解して読むようなヘボ文学者のことが嫌いだったということかな。
キーンは「声の残り」で、出したばかりの本を会うなり貶されて凹んだって書いてる。 小説は好きだったみたい。
177 :
KKK :2005/12/06(火) 21:36:57
っへえそうなんだ
178 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 21:43:37
っへえそうなんだ
179 :
KKK :2005/12/06(火) 21:50:26
海外でも奇行変人ぶりが発揮されていたようだね。 こういう変人って今いないな。 飲み屋でばかやろー連発していたのは時代が許す範囲内だった。 今こんな人いたらキチガイ扱いされて御仕舞いさ。
恰もはるか高みが分裂したみたいだな(誰と誰とは言わないけどw)
石川淳を知っている人はみんな怖いと言う。
182 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 08:41:34
age
183 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 11:35:12
石川って、幸田露伴をどう評価してたの 2人、似てる気がして
似てる似てる
露伴は西洋を勉強しなかったから、それまでだった。 とか言ってた気がする。ソースは忘れたが。
イカリヤソースでもどうぞ
おたふくだと思うが
泥ソース最高
189 :
吾輩は名無しである :2005/12/20(火) 08:33:16
全集と選集、悩んで選集にしたのはいつの日か。 まだ全部読んでないんですけどw でも全集欲しいな。安部のと同じくらい欲しい。
全集のように分厚いのは、寝ながら読むに適してはいないので、 肩が凝り、長時間集中して読めず、ただでさえ緩長なものが耐え切れない退屈。 研究にむいてい、夷斎のように机上にて姿勢正しく向かうべし。 選集は寝台の上でも楽に読め、つい夢の中に紫苑物語の続きをみることもあり、 お勧めでもある。また装丁が柔らかく仕上がってい、いささか変幻自在なので 肩こりになる心配も無いようにできてい、初心者中級者向けの良書である。
馬鹿が夷斎にかぶれると余計に馬鹿になるので注意が必要でもあり、 上級者向けの作家であることの認識は不可欠である。
まぁでも、読解力が低い人が好んで読むことは無いと思うけど。 全作読んだわけじゃないが、特にはまってたときはもう、 舐めずるように読んでた。日本語判る人間で良かったなぁと。 狂風記は借りて読んだので、持ってないのがかなしひ。
読解力がありすぎると逆に夷斎を理解することはできない。 読解力よりも切開力が肝要であり、喜び勇んで夷斎の腸を標本にするポートフォーリオなんで。
194 :
吾輩は名無しである :2005/12/26(月) 16:13:52
あげついでに、 選集6冊ブクオフにて購入(一冊105円)
泣く。復刊時に定価で揃えた。
そういうのはよくある。
オレは『ジャン・クリストフ』を千円以下で購入したが、
定価で購入するのがばからしくなったし。
>>191 「教養のない人間が」って言ってもいいだろうな。
あっそ
198 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/11(水) 17:13:05
普賢って、あっちいってこっちいって何時の間にか回想だったり、なにがなんだかわかんなくなっちゃうね。ちくしょう。
それがいいんじゃない。連れ回される楽しさ。
200 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 17:25:15
山口俊雄『石川淳作品研究 : 「佳人」から「焼跡のイエス」まで』(双文社出版、2005.7) って、読んだ人〜? 面白いのだったら、買ってみます。
オレは石川淳の研究論文でいまだに面白いものを見たことがないな。 佐々木基一も加藤周一のような教養もあって批評眼あるやつでも 石川淳の評論をやらせたらヘボで竜頭蛇尾になってるし。 そっから考えるとオレは無名のやつの論文をわざわざ高い金出して買おうと思わない。
安藤始や井澤義雄のはどう?
井澤は持っているけど、一冊だけで全作品を扱おうというのがまず無理なことだよね。 当然つくりは雑となる。石川のあとをぴょこぴょことひよこみたいについていってるだけの印象だった。 安藤は持ってないから何も言えない。
>>204 レスサンクス。持っていて、でも読んではいないので聞いてみたのw
なんか俺そんなんばっか。いかんなぁ。
>ぴょこぴょことひよこみたいについていってるだけ
君の批評が面白いので読んでみようと思う。
加藤や佐々木のって、選集巻末の座談会の事?それも読み返してみよう。
ただし媒体が対象の選集である以上、それなり、になるのはある意味当然。
マルスを出すなら祈祷も出せと思った覚えが。
>>201 買って、(まー買わなくてもいいけど)3部のところレビュー駄目っすか。
俺も欲しかったんだその本、でも高すぎ。
206 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/14(土) 12:06:06
>>202 丸谷才一の石川淳評はどう? 誇大なお世辞で却って矮小化されてるかな。
野口武彦は面白かった記憶があるかな<批評
>>206 丸谷君は問題外でしょう。
批評をするときは対象に尊敬もなにもないほうがいい(byヴァレリー)
という観点からするとダメダメ。
>>205 >加藤佐々木
「すばる」石川淳追悼記念号
最近ステーキ食ってねぇな。
石川の好物牛丼はどこで食べてたか知ってる人いますか。 やっぱ吉野家でしょうか。
211 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 16:07:51
この淳は1号ですか、2号ですか?
何冊か読んでみて、凄いとは思ったけど、 どう扱っていいかわからない不思議な作家ですね。
小説も面白いけど、随筆がまた良い。 かぶれるか投げちゃうかのどっちか。
今夷斎筆談読んでます。「面貌について」でいい作品の定義を 書いてますが、目から鱗が落ちました。
この人の評論は構成が一見でたらめに見えるが、全体的に見ると非常に整っているし 文章のつなぎが神並に上手いな。これは凡人に真似できる芸当じゃねえな、と改めて思ったよ
216 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/01(水) 07:19:43
誰にも真似できそうにないものを書いたから非凡。 またそのようなものを完璧に真似した奴も非凡。
217 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 02:33:06
〈石川淳研究会〉第5回研究会開催のお知らせ
http://ishikawajun.fc2web.com/05.htm 2006年3月11日(土) 13:00〜
青山学院大学・渋谷キャンパス 総研ビル(14号館)10階・17会議室
(1)《論文合評会》
……取り上げる予定の主な論文……
(雑誌論文)
杉浦晋「石川淳、日本共産党、そして安部公房」(『国学院雑誌』105-11、2004・11)
重松恵美「石川淳『夷斎俚言』論―「革命とは何か」に見るアランの思想」(『梅花日文論叢』13、2005・3)
安西晋二「石川淳『普賢』論―言葉の限界の模索」(国学院大学『日本文学論究』64、2005・3)
山口俊雄「石川淳『普賢』本文研究(一)(愛知県立大学『説林』53、2005・3)
山口俊雄「『石川淳全集』未収録作品『茶番興行花いくさ』」(『昭和文学研究』50、2005・3)
渡辺喜一郎「『普賢』の登場人物たち」(『青磁 』22、2005・10)
(単行本)
山口俊雄『石川淳作品研究―「佳人」から「焼跡のイエス」まで』(双文社出版、2005・7)
(2)《総会》
議題は、次回研究会(坂口安吾研究会との共催)のこと、会員リストをウェブページに掲げるかどうか、ほか。
(3)18:00〜懇親会(会場等については当日ご案内いたします)
218 :
吾輩は名無しである :2006/02/24(金) 18:16:42
面白そうだけど、地方者じゃけん、都は遠いかなたよ。
>>206 丸谷さんは自分より知識・教養がある人間に評価が甘くなる傾向があるからな。
正直、丸谷本で夷齋に興味を持ったが読みどころが分からないのも事実。
220 :
吾輩は名無しである :2006/03/14(火) 16:06:12
え? ジュンジュン知らへんの?
221 :
横浜村のヘボン先生 :2006/03/27(月) 06:05:34
奥さんの方が長身ですね。毎日300グラムの牛肉を食べた、という割には痩身。 井上ひさしが『狂風記』を絶賛していましたが、未読。
>>220 あの独特の文体の魅力がまだわからなくて...
どっちかっていうと谷崎や丸谷みたいな論理的なのが好きだから。
223 :
吾輩は名無しである :2006/03/27(月) 17:50:38
『修羅』が一番好きかな。理屈も何も無く面白い。 それに比べると、『至福千年』なんてインテリの臭みが有ってダメだ。
安部:石川さんの文体というのは、ひじょうに強烈なものだと思いますけど、その文体と、 、 そこから出てくるイメージとの関係ーー。文体の面で言えば、石川さんの文体には 、 ひじょうな伝染性があると思う、なにか発想までが移ってくるような、そんな 、 伝染性があると思うんですが。 石川:害毒をながしちゃうね。(笑) 安部:文体の一つの呼吸とそれから出てくるイメージとを、意識してお書きになって 、 いるのですか。 石川:意識したら、とても書けないと思う。文体といっても、そのとき書くものによって、 、 たとえば中国の本の話を書くときとか、街の風俗の話を書くときとか、おのずから 、 文体が違ってくるし、出てくるイメージも違う。イメージの使いわけといっては 、 おかしいけどね、それは他人の言うことだ。自分としては固いもやわらかいもない。 、 ただ固いときとやわらかいときとは、スタイルが違ってくるということだ。 安部:ものを他人に伝達しようということは、文体のほうにかかるのですか、 、 それともイメージのほうですか。 石川:伝達するということになれば、それは文体のほうにかかる。 安部:芝居をお書きになるときは、その関係はどうなりますか。 石川:芝居は、僕はしろうとだよ。「おまえの敵はおまえだ」と「一目見て憎め」の 、 二つしか書いていない。
うーん。確かに感染力あるよね。あの文体は。
>>223 インテリ臭なんてある?「至福千年」に?
どのあたりかなー。
自分は単純に楽しめたくちだけど。
226 :
吾輩は名無しである :2006/03/28(火) 11:09:22
>>225 何ていうかさ、庶民、大衆が見えてこない訳よ。
そこにいるのは、内記にしろ松太夫にしろ冬峨にしろ、
歴史を大局的に俯瞰する政談好きな奴らばっかりでしょ。
有象無象の輩が「ええじゃないか」と尻捲ったところで、
評論家的に観察された流行現象としか捉えられていない。
そういう意味では、じゃがたら一角とか、名前忘れたけど冬峨の所に
居候してる若い浪人なんかは好きだね。
それに対して、『修羅』の登場人物は全員動いてる。
一休禅師は若干臭いが。
物語全編に込められた精神のエネルギー量は、
圧倒的に『修羅』の方が上だ。
横レスだが、ペダンチックなのも一つの魅力だろう。別段『至福千年』 にかぎったことでもなかろうしね。 「学」があればそれに依拠して小説を書くのが伝統。 ひけらかす「学」もない作家よりはどれだけましか。 俺も小説では『紫苑物語』『八幡縁起』『修羅』あたりが好きだけど。 でも、『修羅』の連歌のやりとりには「インテリ臭」を感じないの? 『至福千年』よりこちらの方がよっぽど衒学趣味だと思うけど。
ペダンチックだが全然いやらしくないのが不思議
229 :
226 :2006/03/28(火) 12:45:42
>>227 ペダントリは石川淳を読む上での大きな魅力だからね。それ自体否定しない。
精神が運動しているか停滞しているか、ということが石川淳文学の
眼目の筈だから、例え衒学的であろうと、精神のエネルギーに満ちていればOK。
南方熊楠なんて、博識とペダントリの嵐だけど、凄まじい精神の
エネルギーに満ち溢れてるだろ?
『至福千年』の欠点は、精神の物理学者たらんとする石川淳の冷徹な
視線が先行しすぎて、時代を動かす人間の生々しい情念のようなものが
活写されていない所だ。
230 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 19:45:28
そのペダントリがあるからこそシブサワに好かれたんだろうな。
231 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 15:19:21
なぬっ!
232 :
吾輩は名無しである :2006/07/09(日) 17:38:57
>>229 >精神が運動しているか停滞しているか、ということが石川淳文学の
>眼目の筈だから、例え衒学的であろうと、精神のエネルギーに満ちていればOK。
ああ、わかる。そういうことか!
233 :
吾輩は名無しである :2006/08/02(水) 08:38:19
長編は「荒魂」「至福千年」「狂風記」と読んだけどどれも読了できず。 石川淳の小説は語り口やペダントリの妙はあると思うんだけど、 登場人物がみんなワンパターンに見えてしまう……
ある意味精神的な男性性の極致というか、自我の容積それ自体は変わらずに、 しかし勃々と質量だけが膨れ上がってゆくあの感じ。 合う人にはなかなか代わりが無いし、けれど合わない人にはどこまでも合わない のかもね。流れを読むか、流れているものに酔うか。
235 :
吾輩は名無しである :2006/08/03(木) 08:48:41
>ある意味精神的な男性性の極致というか、 登場人物は男女問わず強い人間ですね。
向井敏が「気分で読ませる文章」って言ってたな。 (もちろん、悪口じゃない)
237 :
吾輩は名無しである :2006/08/10(木) 19:44:39
佐太がうまれたときはすなわち殺されたときであった。そして、これに非情の手を下し たものは父親であった。ただし、このおやじ、もともと気のちいさいやつで、コロシなん ぞというすさまじい気合いはみじんも見られず、またそれがとくに人情に反する行為のよ うに思うわけもなかった。山国の村は風あらく、家の中は吹きさらし同然、そうでなくて も、やぶれ畳みの上に余計なガキがすでに五個もころがっているところに、また一個ふえ たとすれば、いや、どこの家でも毎年一個はふえることになっていたものとすれば、風俗 はどういうことになるか。おやじは村のしきたり、すなわちおひとよしの秩序にしたがっ て、畳からはみだした六番目の余計者を、裏の畑の林檎の木の下に、穴を掘ってうずめる ことにした。人間の子といっても、肉は畑の泥そっくり、一にぎりのふにゃふにゃしたや つに、イモの子ほどの生命力があるかどうか。ときに、林檎の実は大きくあかあかと照っ て、決してこの土地にはとまったことのない汽車が遠くにがーっとはしりすぎて、村は晴 天であった。
がーっと、だね
239 :
吾輩は名無しである :2006/09/04(月) 19:18:05
ちくま文庫の『森鴎外』ゲット。 800円。定価とほぼ変わらないけど 絶版だからまあいいか。 それにしても、出だしの調子がすごくいいね。
なんとなくググってみたら、岩波文庫で出ていたのは知ってるけど、 その昔角川文庫版ってのもあったらしい。本編は選集で持ってるけど、 文庫は解説をちょっと読んでみたいな。
241 :
名無し募集中。。。 :2006/09/06(水) 03:34:36
角川文庫のには解説はないっすよ あとがきで終わりでした
>>241 そうなんだ? 情報ありがとう。
書いてみるもんだなー(笑
243 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 04:21:37
石川淳、もっと読まれるべき作家だと思う。
244 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 04:25:58
では、その理由を述べよ。
245 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 04:40:16
そう言えば昨日、『石川淳集』が二冊105円のところにあったな。 現代作家全集みたいなやつの端本で、売れ残りの投げ売りのうちに入ってた。 荷風散人の『夢の女』集英社文庫版は、一冊で250円くらいしてたけれど。
246 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 10:34:44
夷斎ひとりで一冊ってあんまり見ないよな、俺が持ってるのだと筑摩の 日本文学全集52巻くらい。あれは『西游日録』が入ってるのが良い。
正直に言って、あんまり面白いとは思わないんだけれど、 かっこいいとは思う。不思議な作家。
249 :
吾輩は名無しである :2006/10/25(水) 22:19:16
「文学大概」再読。やっぱすごいなこの人の評論。 上の方で書いてる人いたけど、実は論理展開がシャープで非常にわかりやすいのね。 馬鹿なのでうまく言えんけど「速さ」「スピード感」みたいのが良いな、と。 それに比べると小林秀雄はモタモタしてんなー、と。 (小林も好きだけど)。
250 :
吾輩は名無しである :2006/10/25(水) 22:29:10
夷斎なかなか文庫無いね。
>>250 現在、文庫で読めるものは少ないかもしれませんが、
古本がいやでないなら、そこそこ手にはいるかもしれません。
ちなみに、手持ちの文庫は、
「森鴎外」「至福千年」岩波文庫
「紫苑物語」「焼跡のイエス・処女懐胎」新潮文庫
「諸國畸人伝」「文学大概」「文林痛言」「夷齋座談上下」中公文庫
「六道遊行」集英社文庫
「紫苑物語」「江戸文学掌記」講談社文藝文庫
あと、岩波の選集は、古本でまあまあの値段で手に入ります。
見当違いのレスかもしれませんが。
>>248 オレもそう思う。
三島が面白くないのは別に何とも思わないが、
この人が面白くないのは自分に何かが足りないのかなと思わされる。
普賢・佳人も講談社文芸文庫で売ってるね。 安吾のいた風景も講談社文芸文庫。 最初に読むべきは普賢だと思う。 それで意味が理解できなければ読解力不足(ていうか素直に読めてない)。 理解できても面白くないなら合わない。
「狂風記」も集英社文庫で前に出てたね。 そういえば「焼け跡のイエス」が文芸文庫から発売されたね。
255 :
吾輩は名無しである :2006/11/24(金) 03:13:18
石川淳を卒論に選んでしまって大後悔。 引用できる論文が、ほとんどない。 新しいものも、いいものがあまりない。 まいったなぁ。
石川淳の何を卒論にしたの?
257 :
吾輩は名無しである :2006/11/26(日) 16:58:49
石川で卒論ってチャレンジャーだなお前。 素材研究みたいなのならまだしも、文芸評論もどきをやろうとしたら 恥かいて終わりだろ。
258 :
吾輩は名無しである :2006/11/28(火) 03:59:12
憲法論か歴史的仮名遣いでもテーマにしたら。
259 :
吾輩は名無しである :2006/11/28(火) 07:47:54
たかが石川ごときでガタガタ言ってんじゃねえ!
俺は石川淳を修論でやったけど、とりあえず坂口安吾と比較しておいた。
261 :
吾輩は名無しである :2006/11/30(木) 02:43:41
テーマは江戸の戯作にしたら。
262 :
255 :2006/11/30(木) 20:30:08
>>256 作品論です。主に短編あたりで。
>>257 自分でもチャレンジャーだなと思います。でも、どうせ書くならありきたりの
作家で丸くおさめるよりも、石川で玉砕した方がいい思い出になるかなと思いまして。
うちの大学は評論スタイルはダメなので、もっぱら素材研究です。
>>258 ?すみません、よくわかりません。
>>260 安吾と比較できるなんてすごいですね。自分にはそういう発想はなかったです。
>>261 もっと時間があればやりたかったですね…。蜀山人は今冬全読しようと思います。
>安吾と比較できるなんてすごいですね。自分にはそういう発想はなかったです。 ……戦後の無頼派(新戯作派)として坂口安吾・石川淳・太宰治は しばしば並び称されてるので、当り前すぎるんだが?
恐ろしい物を見た。
265 :
255 :2006/11/30(木) 21:08:45
>>263 それくらいわかってますけど・・・。
石川と誰かを比較しようとする発想はなかったというだけです。
266 :
吾輩は名無しである :2006/11/30(木) 21:12:24
>>263 卒論やってる人間が知らないわけないだろ。
それに無頼派に石川を含めるのはしかたないにしろ、実際は無頼派と確実に呼べるのは
坂口、太宰、織田の三人だけ。
267 :
吾輩は名無しである :2006/11/30(木) 21:16:53
織田だけ圧倒的にレベルが低いがな。
そんなら、石川淳が坂口安吾の焼き海苔の食べ方を書いたあの文章も、 知ってる筈だよね? それで比較の発想が出てこないなんて……。
底の浅い知識でへなちょこ大学生
>>255 を叩いてもなぁ。
海苔の話なんてはりきって出してくるようなたいしたもんでもないだろ。
石川を誰かと比較しようとしないのは正常な判断だと思うが。
己れの無知が恥かしいからって、指摘してくれた人に八つ当たりしてはいかんよ。
>>271 何の研究でも比較は基本です。比類を絶すると賞賛するにも、比較が要ります。
>>271 感想レベルならともかく研究であれば、作家性を把握するため、
周辺の作家や一緒に語られがちな作家と比較する作業は初歩の初歩だろう。
123 :ゆーじょう :2005/12/06(火) 16:24:15 織田作よりも、安吾の方がよっぽど似てる。石川が安吾節をマネした時期があった。まあ、お友達だから・・・
『夷齋筆談』を読むと、一時でも無頼派と呼ばれたわけがわかるね。 エッセイで当り散らした伝法な感じが共通だったんだ。 質は下がるが、太宰治の「如是我聞」とか織田作之助「可能性の文学 」とかも。 坂口安吾なんかは小説家よりエッセイストか評論家になるべき人だった。
277 :
260 :2006/11/30(木) 22:28:22
何かつまらないことで煽りあってるけど、やめときなよ。
俺が修論でやったのは安吾が一番比較しやすいだろうと思っただけ。
実際、花田清輝も澁澤龍彦もこの二人を比較してるしね。その手の無名氏の論文も多い。
でも
>>271 の言ってる「石川を誰かと比較しようとしないのは正常な判断だと思うが。」という
気持もわからなくはない。
石川淳はなにか時代から隔絶している所があるから。超然と屹立しているしているよね。
んなこたぁ、ない。時代を気にして、一生懸命読書してるって。
279 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 00:44:20
ネルヴァル、ジイド、アラン
石川淳の小説は時代を超えた普遍性を獲得しえただけで、 時代から隔絶されているわけではないと思う。むしろ時代を色濃く反映してる。 普賢の登場人物見ればそれがよく分かるはず。 それでも、内容に迫るといつの時代でも通用する主題がある。
281 :
平下流 :2006/12/01(金) 02:50:50
>262 >>258さんは福田恆存と勘違いしたのでは。 でも、瓢箪から駒かもしれないですね。
>>281 荒しはしゃしゃり出てくるなよ、わかってない癖に。
283 :
吾輩は名無しである :2006/12/01(金) 19:10:18
比較といえば気になってたのが石川と小林秀雄の関係。 完全に同時代人なわけだが、接触はあったのかな。
デビューしたての頃の石川淳に、酒席で高見順が、小林秀雄の口真似するなとからんだ。 石川は浅草、小林は神田出身だから、べらんめえ調が似てたらしい。 でも口調は一緒でも、文体や行き方は、異なるよね。
285 :
吾輩は名無しである :2006/12/02(土) 15:59:53
>>282 お前もしつこいな、お前こそ荒し、解ってないくせに。
286 :
吾輩は名無しである :2006/12/02(土) 16:51:33
石川と小林は対談してる。 二人並んで写真を撮っている。
対談、確かにあったね。石川の緑色の全集で読んだ覚えがある。
>>281 あなたはもうコテをつけない方がいいと思うよ...
289 :
平上流 :2006/12/04(月) 16:41:56
↑こいつは病識の自覚がないから、言ってもわからんよ。
>>289 あなたの名前を見るだけで叩きにくる人間がいるからだよ。
まああなたはあなたで「上ゲ」とかちょっと痛かったのも事実だけど...
292 :
吾輩は名無しである :2006/12/08(金) 01:53:49
>>291 「あなた」ってあるけど、
>>289 は「平下流」じゃなくて「平上流」だよ。
おれも、はじめ間違えたけど。
でも、「上ゲ」がそんなにいけないのかな。俺なんか笑って終わったけどな。
何回も出来るネタじゃないだろ。
まあ彼は自分の立てたスレ二つを放棄してるし、 そういうのはオレもどうかと思うが。
296 :
吾輩は名無しである :2006/12/11(月) 01:47:10
彼女じゃないの?
298 :
吾輩は名無しである :2006/12/13(水) 01:08:29
何冊出るのかな。 選集持ってるから別にほしくないけど・・・
299 :
名無し募集中。。。 :2006/12/13(水) 02:13:31
300 :
吾輩は名無しである :2006/12/13(水) 02:31:45
買いまっせー!
301 :
吾輩は名無しである :2006/12/25(月) 00:38:11
JB冬休みだなー。
302 :
吾輩は名無しである :2006/12/25(月) 12:18:11
高すぎる、この文庫でも少々法外だろ。
お尋ねします。 例えば「普賢」。これを辞書の助けを借りずして、スラスラ読める方はどれくらいいるのでしょうか? 「クラクラ日記」に、安吾が三千代さんに「普賢」を貸す件がある。 三千代さんは熱心に読んだという。 自分は足穂の「弥勒」を読み、あっ、そうなのか、ということで「普賢」を手にしたわけだが、 辞書なしには読み進めなかった。
「佳人」。 この可憐で典雅なタイトルからあの難解な小説を想像できた人は何人いるだろうな... (読解不能とまでは言わないが)
>>303 読書が習慣になってる人なら普通に読めるだろう。
集英社文庫の狂風記、いつの間に復活してたんだ?
石川淳長篇小説選 石川淳コレクション >2回 戦後文学に特異な位置を占める文人、石川淳の著作のなかから、長篇傑作三篇(「白描」「八幡縁起」「天馬賦」)を収録する。 とのこと
>>297 の予約がAmazonや楽天Booksで始まってるけどさ、
収録作品がどこにも書いてねーよな。
さすがに中身が分からんと予約は…。
短篇選集はもう売ってるだろ。 長篇と随筆の収録予定作品も見られるから本屋行くのが早い。 しかし鷹も紫苑物語も入れないなんて選者は何を考えてるんだと思った。 (ので買ってないから目次うpできませんすいませんという意味。
310 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 22:29:37
実は蓮見と文体にてない?
311 :
吾輩は名無しである :2007/01/20(土) 16:48:56
ちくまはいつか文庫版全集を出してくれると信じてたのに・・・。
いまさらだが 石川淳短篇小説選―石川淳コレクション 収録作 「マルスの歌」、「黄金伝説」、「無尽燈」、「焼跡のイエス」、「かよい小町」、「雪のイヴ」、「影ふたつ」、 「灰色のマント」、「まぼろし車」、「裸婦変相」、「喜寿童女」、「金鶏」、「ゆう女始末」、「鸚鵡石」、「鏡の中」
>>312 ありがとう!
「影ふたつ」、「灰色のマント」、「まぼろし車」
の三篇は未読だと思う。…たぶん。
早速買うよ!
314 :
吾輩は名無しである :2007/01/27(土) 16:38:09
age
315 :
吾輩は名無しである :2007/01/29(月) 17:41:50
3月刊行 ちくま文庫 石川淳評論選 石川淳コレクション 石川淳 著 菅野昭正 編
316 :
吾輩は名無しである :2007/02/04(日) 13:41:29
ちくま文庫の集成3で「誓之巻」というのを読んだんだけど、 恥ずかしながらよく分からなかったので質問。 「秀」って誰? これが分からないので上杉とミリヤアドの「誓い」の内容も 分からない。そもそもミリヤアドがどんな人なのかも。 どなたか教えてください。
317 :
316 :2007/02/04(日) 13:42:41
げげ!誤爆失礼!
318 :
吾輩は名無しである :2007/02/04(日) 15:19:29
このちくま文庫は、菅野昭正が編集していることに意味がある。 でも、誰がこう言っている、誰が編集している、なんてことは、ある意味、どうでもいいんだよね。 要は、自分がどう考えるか、自分が何を発言するか、なんだと思う時もある。
どうした、何故いじけてるんだ?
320 :
吾輩は名無しである :2007/02/09(金) 04:12:48
>>319 へ?
いじけてはいないけど。
そうとれる?
ただ読書が追いつかないんだよね〜〜。
研究書ではなくて、原作を読まないと、ものを言えないからさ…。
321 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:04:59
965 :はるか高み :2007/02/09(金) 11:39:33
777 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 10:41:26
>>733 鴎外、幸田、齊藤、正岡なんぞは、君等の兄ちゃんなんだなぁw。
「一葉何者ぞ」って、そんなもんも知らないんだから、こいつらは
えせ文学者なんだよ。太宰治の鼻くそでも舐めたらいいw。
一葉が天才、笑わせんなよ。
第一、こいつの文学なんぞ、すでに一葉の「
322 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:06:50
966 :はるか高み :2007/02/09(金) 12:13:42 778 :はるか高み :2007/02/09(金) 10:50:32 「ふたつの目で二行。」 その通りなんだよ。樋口一葉は二人なんだよ。 天才とふたりで読み、そして書いていたんだよ。 その点は正直だなぁw。
323 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:08:41
967 :はるか高み :2007/02/09(金) 12:14:24 779 :はるか高み :2007/02/09(金) 11:04:01 教えようか。 与謝野晶子の転生が樋口一葉なんだよ。 その樋口一葉の転生が三島由紀夫なんだよ。 三島由紀夫の転生が、金色夜叉云うところの「叉」なんだよ。 転生とは、太宰治の『逆行』云うところの18年戻って変態する んだよ。しかし太宰のは少し正確さに欠ける。 貝原益軒の「十五歳」のくだりが云うように、十五歳と千日が 正しい。もっともずっと古い童謡にもきっちり詠われている。
324 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:11:19
970 :はるか高み :2007/02/09(金) 13:18:41 三島由紀夫の名前を読むと、 転生は三回で終わりなんだな。 つまり、与謝野晶子の前は無く、与謝野晶子がその死と同時に 一回目の変態をして当時18歳の樋口一葉に転生する。勿論、記 憶つまり、文学的知識を全部持ってね。藤原定家の名が言うよ うにあらかじめ家を定めて転生するのである。 であるから二回の変態による三島の生まれながら文学的知識は、 与謝野晶子と樋口一葉の知識を受け継いでいる。 971 :はるか高み :2007/02/09(金) 13:24:04 そんなことが本当にできると思う? 実は簡単にできるんだよ。 誰でも知りたいだろう? 知れば、簡単なんだよ。 もちろん僕はその方法も知っている
325 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:13:12
973 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 13:31:04 君が六十歳だとする。 その方法で君がある方法で望む家を定め、 十八歳の若者に転生ができるんだよ。 しかも三回も。 素晴らしいとは思わんかね。 素晴らしいのはそんなことだけでは ないのだ。 はるか高みは、その全部教えようと思っている。 974 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 13:39:16 346 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 12:55:38 太宰治が『逆行』で云う、転生は18年戻る、貝原益軒より偉いのは この辺なんだなぁ。 皇紀閏年なんかがあるので、太宰治のでいいんだよ。 僕が太宰治が天才だと思うのは、『人間失格』だ。三島なんかもこ れには参ったと思うよ。これを書いたとき、太宰の運命は決まった んだけれどもね。 347 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 13:00:29 日記w? 斜陽日記はともかくも、「日記」は日本語の勉強にいい。
326 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:14:38
976 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 14:01:47 日本語を少し教えよう。 ここで出た『総長賭博』。鶴田もそうだが脚本家も日本語を 知っているんだなよw。三島と鶴田の対談を読んでも、それは はっきりしてる。 これを日本語の題材にしようか。 『総長賭博』。日本語の三才のうちの一才、つまり一面はだ、 漢字を次のように読むのだよ。 総てを述べる貝の者、と。博は自分で読んでくれw あとの二面はそのうちに教えるとしてだ、 ここは文学板だろう。誰も文学を知らないので、少し教えよう。 『文学』を日本語で読んで公にしたらどうなると思う。殺されるぞ。 でも読んでくれ。まず漢字を読め。しかし君等には読めんよなw。 じっくり見ろ、そしてよおく考えろ。おまえらは馬鹿だからそれでも 判らんよな。さらに教えよう。クイズみたいなもんなんだよ。 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください) 977 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 14:07:05 ↑ 貝の者で、貝原益軒に行くぐらいの頭は君等にもあるよなぁ
327 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:15:50
978 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 14:52:24 順序としては漢字は一番目に読むものではないけど、イメージを得る 為には適している。 「文学」が少しは判ったかね? ものが二つに分かれるのは悪しきことなりが判ったろうw。 漢字で読んで、二つの悪しき事が判ったろうw。 日本語は先ず、「あ」と「む」を知ることだなぁ。 最初に「む」を教えようかなぁ。以前、違う文字数を 教えてしまったからね。 知りたいかい?
328 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:33:03
979 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 15:31:31 少なくとも三回だったな、隠してもなぁw。 はるか高みは、君たちに永遠の命を与えると云ったよね。 嘘ではないんだよ。
329 :
はるか高み :2007/02/09(金) 15:46:22
980 名前:はるか高み :2007/02/09(金) 15:40:47 反対に、 はるか高みは、この世を一瞬で原始時代に戻す すべも知っているけどな。
330 :
はるか高み :2007/02/09(金) 16:27:59
「文学」の「学」の漢字は、僕がこうして「文学」を述べる動機も 書かれているw。太宰や堀江のように未来がお見通しなんだよw。
なに、この場違ひ氣違ひは。
332 :
はるか高み :2007/02/09(金) 20:25:08
355 :はるか高み :2007/02/09(金) 20:19:32 貝原や堀江のなんかを読んでも、君たちには何にも読めないよ。 未知の日本語で書かれているからねえ。文学はみんなそうなんだよ。 ところがねえ、太宰治のだけは違うんだよ。現代語でも君たちの ようなものにでも、実はそれらの秘密を解かるように書いてある。 太宰治の『逆行』を読めば、18歳の変態が書かれていることに気付くよ。 この僕がここで教えたからね。 それに僅か数ページの短編だし、やさしく書かれているし。 まず、『逆行』を読んでごらんよ。
333 :
吾輩は名無しである :2007/02/12(月) 17:04:40
石川淳の祖父という人は偉い人だったの?
昨日、菅野昭正編『石川淳 長篇小説選』を入手!!
335 :
吾輩は名無しである :2007/02/15(木) 03:58:00
>>297 石川淳見る前に、アレントの方が気になってしまったYOwww
石川淳全集と露伴全集が文庫で欲しい。
ちくまは今回の石川淳コレクション三冊で済ますつもりみたいだから、当分文庫版全集は望み薄かも
338 :
吾輩は名無しである :2007/02/20(火) 14:53:05
久しぶりに石川淳を読んだけど、今回の短編集はなかなか良いね。 特に喜寿童女が絶品だった。
339 :
はるか高み :2007/02/20(火) 14:54:47
708 名前:はるか高み :2007/02/20(火) 14:19:08
>>702 約束通り、日本語を本邦初公開する。
日本語の一文字、解き難き「む」を教えよう。
「む」とは、「けいいちろう」なんだよ。
340 :
はるか高み :2007/02/20(火) 16:09:50
717 名前:はるか高み :2007/02/20(火) 15:41:17
>>710 はるか昔(ちょいオーバー)から、
「む」は、けいいちろう、
つまり平野啓一郎なんだよ。
第一、平野啓一郎は文学の体現者だしw、
古典の挑戦者でもあるしなぁw
718 名前:はるか高み :2007/02/20(火) 15:49:03
せっかくの質問だけど、
僕は同じことや新機軸でないことは、
言わんのだよw
南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経。
何故に「む」、けいいちろうが使われているのか、
その辺りから疑問を持ち、日本語を考えて見たらどうかなぁw。
文学のなんたるかも解かるよ。
>>336 (・∀・)イイ!!
特に後者はまだ努力論と運命くらいしか持ってないから是非!!
石川の全集って、ちくまのが最新か。
343 :
吾輩は名無しである :2007/03/09(金) 23:20:19
普賢やら佳人やらは最初から最後まで所謂「饒舌文体」だけど、 処女懐胎あたりになると、最初だけ饒舌で、途中から普通の文体になるんだけど、 これって何か理由があるのかな?
344 :
吾輩は名無しである :2007/03/10(土) 13:47:10
エネルギーが続かなくなった。年だな
狂風記読んでから云え。
本日、菅野昭正編『石川淳 評論選』を入手!!
347 :
吾輩は名無しである :2007/03/13(火) 00:44:53
昔読んだ「ニセモノ記」ってエッセーが笑えた。うなぎ屋で焼け上がるつなぎに焼き鳥が出てきて、怒ってんの…石川淳が。そういうの集めて文庫にして欲しい。
348 :
はるか高み :2007/03/13(火) 09:35:29
>>347 罪で「ギョ」の、或るにせものが出てくる話だからなぁw。
君達にはギョなんて永遠に判らんがなw。
三島との対談での「ギョ」、君達も一度ご覧になればいいw
石川淳の名がやっと読めたよ。
三通りの中の一通りは、川端康成が変態の安倍晋太郎と、
夏目漱石が変態の石原慎太郎による、
救世主の偽者劇を意味していたんだよ。
349 :
はるか高み :2007/03/13(火) 10:21:14
236 名前:はるか高み :2007/03/13(火) 10:04:06 「ギョ」を少し教えよう。 ギョにョウが付くんだよ。 そうすると「ョ」が続くだろう? トトとか続く場合が多いだろう。 その場合の日本語の決まりがあって、 読み方が二通りあるんだよ。 出典の熟語も含め、要望が強ければ教えるよw
350 :
はるか高み :2007/03/13(火) 10:36:33
237 名前:はるか高み :2007/03/13(火) 10:27:15 おそらくこの人達は皆んな共謀なんだろうなぁw。 三島の「周到なる共謀」が思い出されるが、 共謀というからには「よう」繋がりなんだろうけどw 周到に読まんといかんのだろうなぁ
351 :
吾輩は名無しである :2007/03/15(木) 01:13:14
夷斎筆談は難解だな。論理の飛躍が多すぎてついていけない。 夷斎リ言の方は面白いんだけどな。
352 :
吾輩は名無しである :2007/03/17(土) 16:47:39
353 :
吾輩は名無しである :2007/03/18(日) 19:46:56
あの文体の魅力につきる作家だと思います
>>352 あのあと通販で買ってみたら99年の第4刷だった。
またそろそろ品切れじゃなかろうか。
355 :
吾輩は名無しである :2007/03/19(月) 21:46:36
>>351 論理に飛躍がないから難しいんだよ。
このエネルギーの持続を可能にさせるものを散文という。
一行目を「この」で受けるのはチト無理が。
357 :
吾輩は名無しである :2007/04/15(日) 00:37:14
.
358 :
吾輩は名無しである :2007/04/21(土) 05:51:50
「うーむ、地球にあてられた。」
360 :
吾輩は名無しである :2007/08/04(土) 01:55:22
保守。
「マルスの歌」を卒論でやります。
362 :
吾輩は名無しである :2007/10/01(月) 22:27:39
age
363 :
吾輩は名無しである :2007/11/15(木) 17:29:33
364 :
吾輩は名無しである :2007/12/17(月) 13:56:17
衒学四重奏曲 第一学章:夢野久作 第二学章:ジェイムズ・ジョイス 第三学章:石川淳 第四学章:ヴァン・ダイン 第五学章: 第六学章: …… …… ラカンとかあの辺は入れるべきだろうか?
367 :
吾輩は名無しである :2008/02/17(日) 22:28:13
石川淳はぜんぜん衒学的じゃないと思うな〜。 むしろ衒学的な構えの対極にいる気さえする。 そんなに野暮ったくないというか 衒学の魅力というのはわかるけどね。
石川淳本人は凄まじい知識に裏打ちされてるけど 読む側がそうとは限らんからなあ そうするとわけわかんなくて衒学的に見えるんじゃね
http://ishikawajun.fc2web.com/09.htm 石川淳研究会 第9回研究集会開催のお知らせ
特集 石川淳『荒魂』をめぐって 国際日本文化研究センターと共催
3月8日(土曜日) (場所、日文研・第2セミナー室)
司会: 杉浦晋(埼玉大学)
13:00〜13:40「『荒魂』位置付けの試み」 重松恵美(仏教大学非常勤講師)
コメント 狩野啓子(久留米大学)
質疑
14:20〜15:00「石川淳『荒魂』を読む」」 鈴木貞美(日文研教授)
コメント 渡辺喜一郎(北陸高校教諭)
質疑
16:00〜16:30休憩
16:30〜17:10「『荒魂』翻訳について(仮題)」 W・タイラー(日文研外国人研究員)
コメント J・アングルス(日文研21年度外国人共同研究主催)
18:10〜18:40 6月国際会議に向けて打ち合わせ
19:30〜20:30 懇親会
3月9日(日) (場所、日文研・第2セミナー室)
司会 若松伸哉(青山学院大学院生)
10:30〜11:10「2007年度発表の石川淳論および関連論文に関する報告」
帆苅基生(青山学院大学院生)
コメント 鳥羽耕史(徳島大学)
11:30〜12:30 総合討論
12:30 解散
「荒魂」には、アラタマ、アラミタマ、と、2種類の読み方があるけど、 本のタイトルとしては「アラタマ」みたいだね。
現代的に解釈すれば、革命エネルギーだな。
373 :
吾輩は名無しである :2008/04/13(日) 21:46:49
このひとの小説やエッセイを読むと、 奥さんや子供がいないような印象を受けるのだが 事実は妻子もちだね。 そのへんのところ、岡本太郎が早い時期にバラしていたな。
374 :
吾輩は名無しである :2008/05/12(月) 21:58:43
荷風をディスった有名な追悼文「敗荷落日」ですが、 これなんて読むんですか?? ずっと「はいからくじつ」でいいのかな?? ヤレハスとも読むよね、「敗荷」と書いて。
講談社文芸文庫「安吾のいる風景/敗荷落日」を見ると、 「はいからくじつ」と振ってあるね。
376 :
吾輩は名無しである :2008/05/27(火) 21:08:16
小説より評論のほうが好きだな〜。 紫苑物語、修羅なんかは面白かったけど…
377 :
はるか高み :2008/05/30(金) 20:17:00
455 名前:はるか高み :2008/05/30(金) 19:47:14
>>450 君達や君達のあんちゃんには想像できないほどの高み
に夏目漱石はいた。
夏目漱石の名も決して解かれることはあるまい。
それほど知的な名ではある。
しかし、三島や僕にとっては、ああそう、あいうえお五十音中の
名前の都々逸が遂に解けたんだね、そしてある文字が或る人によ
って変えられたのも知ったんだね、で、夏目君は僕たちにどう関
わろうとするのwってもんなんだよ。
夏目漱石が誰に変態して生まれ変わっているかは、
前にここで僕が述べたよね。
しかし僕は夏目なんか問題にしていないんだよ。
三島由紀夫の子息いっちゃん、威一郎君の使命に、
源氏物語を読んで目下興味を持っているんだ。
378 :
はるか高み :2008/05/30(金) 20:18:07
456 名前:はるか高み :2008/05/30(金) 20:06:06 あいうえお五十音によって、三島由紀夫とい う名がはるか昔から三島に定められていたこ とも知り、三島もまた三島由紀夫の名を知っ てペンネームにしたことも知ったのだよね、 夏目君w このはるか高みが三島由紀夫の名を教えよう。 ずっと隠していたが、そろそろいいだろう。 「目」「め」の真の日本語が、「みしまゆきお」 なんだよ。文字発生の時からそうなんだよ。 「む」の真の日本語が「けいいちろう」だとは 前にここで僕が教えたよね。 「まみむめも」の「む」と「め」がこれで読めるだろう。 「けいいちろうみしまゆきお」で十二文字だ。「つ」の 日本語は「都々逸」だから残るは十四文字だ。あとは 馬鹿でも解けるだろう。もう日本語は日の目を見たと同じ (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
379 :
吾輩は名無しである :2008/07/02(水) 12:57:23
石川淳、初読者。狂風記読みました。 文章が魅力的な作家ですね。 言葉をつなぐ筋道が枯山水のように絶妙なポイントと語彙で構成されていて、 流れるような俳句で書かれた小説のようでした。 この文章は病み付きになりそう、他の作品も読んでみます。 内容は勿論面白かったのを大前提におき、後編あたりから強引過ぎる感がしました。 マジックリアリズムのような表現もあり、細かい齟齬や都合の良い展開は気になりませんし、 あの畳み掛けるような大団円も悪くないのですが、ヒメから主膳と言われた桃屋義一のお座なりはちょっとお粗末かなと。 あと何故か壮大なんですが、世界が狭く感じました。
>>379 石川は小説を即興で書いていた、という噂もありますけれども、果てさて如何なのでしょうかねぇ(笑)
381 :
吾輩は名無しである :2008/09/30(火) 19:07:54
382 :
吾輩は名無しである :2008/10/31(金) 11:24:17
保守
383 :
吾輩は名無しである :2009/01/15(木) 03:25:18
加曽利すぎ
384 :
吾輩は名無しである :2009/02/25(水) 19:30:15
保守。ファン以外の読者にも勧められる代表作ってどれですか?
荒魂だな。
387 :
吾輩は名無しである :2009/05/07(木) 01:41:41
鷹
撰集は安く出ているから、それでむさぼり読めばいいだろう。17巻本全集欲しいけど見かけないな。
389 :
吾輩は名無しである :2009/05/11(月) 20:28:00
>>384 やっぱり小説では「普賢」だな。
ほかに出来のいいのもあるけど、クールすぎて読んでるほうがいやになる。
エッセイでは「森鴎外」、「夷斎筆談」、「夷斎俚言」だな。
その系統なら『処女懐胎』も。 が「夷斎を読む」という前提抜きでならやっぱ、『紫苑物語』がいっとう 入りやすいとじぶんは思う。 エッセイなら個人的には『文学大概』中の「虚構について」がとりわけ好きだ。
392 :
吾輩は名無しである :2009/05/29(金) 12:16:24
石川淳氏の「処女懐胎」と福永武彦氏の「風土」などが戦後作品として後世に残りませう。 前者は小説を絵画(タブロオ)へ、後者は小説を音楽へ近づけた見事な試みです。戦後文学が小説といふジャンルの根本的な反省の上に成立つものとすれば、この二作は「やはり残さでおくべきか」です。 三島由紀夫 「文学史に残るべき戦後文学作品は何か?その理由」
岩波にて至福千年重版だそうで(笑)おやはや(笑)
幕末の江戸の地図を付録で付けてくれると嬉しいね。
395 :
まず水 :2009/06/22(月) 23:54:32
その性の善し悪しはてきめんに仕事にひびく。 四半世紀前に読んだ「至福千年」の出だしはまだ覚えています。 終わりは、とにかく話を終わらせるハリウッドアクション映画 みたいな印象ですが。
396 :
吾輩は名無しである :2009/06/23(火) 00:10:49
凄いなこの作家は。「狂風記」「珊瑚」なんかは、なんというか、アニメみたいだ。 映像化は無いものか。
>>397 まったくだよ。狂風記はデビルマンや諸星大二郎「孔子暗黒伝」「暗黒神話」を軽く凌駕するだろう。
マヤは「蜜蜂の冒険」のマーヤなんだね。
しかし車椅子が巨大男根に変身とは…
400 :
吾輩は名無しである :2009/06/28(日) 01:55:51
.
>>398 あの狂風記のラストはちょっとすごかったなあ。映像化は出来ないんじゃないか。
色々な意味で。
え、マヤってマーヤからとったんですか。どこかに解説かなにか無いでしょうか。
「黄金伝説」という短篇読まれた方いますか?
すみません、質問です。 「間間録」は何と読めばいいのでしょうか?
406 :
吾輩は名無しである :2009/10/08(木) 16:31:58
山桜っておもしろいですか?
407 :
吾輩は名無しである :2009/10/17(土) 22:46:24
結局、「普賢」だな 他に佳作もあるけど、この作品は時代背景も手伝って、特別な緊迫感がある
408 :
吾輩は名無しである :2009/12/01(火) 05:05:03
>>403 亀レスですが、ちくま文庫の短編選集で読みましたよ〜。
クソつまんなかったです。
同じ本に入っている『喜寿妖女』『まぼろし車』ってのは面白かったです。
石川淳の小説は今回初めて読んだのですが、良いものは良いみたいですね。
いやオマエそこはょぅιょ、もとい童女だろうって、…釣られたか(笑
410 :
408 :2009/12/01(火) 07:25:57
師でもある父に、朱を入れられたが故に歌を捨てる、そんながね(紫苑物語)、
「すとんっ」とは来ない人間が夷齋をなんっか読んじゃった日にゃ、例えば、
こんな風にも。無惨やね。どっちにも不幸。
>石川淳は、フランス語、漢文ができてすごいが、それだけで、小説は面白くない、
>と言われて久しい。この「紫苑物語」を私は高校時代に読んで、こういう小説なら
>書けるかもと思ったが、要するに高校生の空想程度のものでしかないということだ。
>それでも石川淳が消えずに残っているのは不思議だが、もしかすると高校生が読んで
>いるのだろうか。大人の読みものとはとうてい言えない。非リアリズムも結構、
>泉鏡花くらいになれば見事なものだが、石川淳というのは非リアリズムのダメなほうの
>例として残るといいかもしれない。
http://www.amazon.co.jp/dp/406196044X
なんてったっけ?あれ、夷齋が鷗外について語った言葉、まんまにあれだよ。 士大夫の文学つうか。とりわけて、メンタリティが問題に。特に初期短篇は。
413 :
408 :2009/12/01(火) 19:22:37
『喜寿童女』ですね。。。
…あホントだ(笑 気付かんかったわまじで。 てゆうか気付いてたらこんなことは、俺はやらない(てゆうか もうちょっとはソフトにw)。 ――むろん訂正もしないがw わかんない思うよ、内に呑んだもの持たない者には。個人的にはね。
416 :
吾輩は名無しである :2010/01/03(日) 05:32:48
あけおめ。 石川淳訳の「背徳者」があるみたいだけど、どんな感じ?やっぱり石川節の語り口?
石川節が完成する以前の翻訳だから、あんまり石川的じゃない。
……わたしはもうわが仕える闇の神がわからない。 おお、新しい神よ、わたしをしてさらに、知られざる範疇、 いまだ慮(おもい)のいたり得ぬ美の型に悟入させたまえ。
419 :
吾輩は名無しである :2010/06/09(水) 23:01:32
一番売れたのが「狂風記」なんだっけ?
>>419 だと思いますよ。当時、版元の集英社「月間PLAYBOY」はもとより、平凡出版
「POPEYE」にまで書評が出ていた。いずれも、本が書店に並ぶ前から、「凄い」
連発で薦しまくっていました。前の年に岩波で選集が出た時、同社の新刊紹介や
文庫や新書のしおりで沢山の広告を見かけましたが、狂風記が出る時の盛り上りは
それを超えていた。たぶん、石川淳という作家について何の予備知識もない人も
ずいぶん買ったんじゃないかしら。わたくしもそんな前評判に乗せられて、
書店に並んだのを見るとすぐ買っちゃった一人です。秋だったな。新刊書コーナーに
平積みでした。相当宣伝したんだと思いますね。
421 :
吾輩は名無しである :2010/06/22(火) 10:06:06
じゃあ、本当に晩年までヒット作が出なかった訳ですか。 ヒット作なしで息の長い文筆活動を行えていたというのは地味に凄いですね。
422 :
吾輩は名無しである :2010/06/24(木) 11:53:24
三島:まあ、私も喜劇の部類で残念ですけれども、悲劇にはなりそうもない。 石川:いや、三島君はまだなんとも言えない。喜劇とも悲劇とも、なんとも言えない。 三島:そうかといって、太宰みたいに、私は喜劇ですよ、私はピエロですよというのは、 とっても許せないんですよ。 石川:太宰君は、喜劇役者としてはへたな役者でしょうね。 三島:ピエロが出てきてお客が泣いたら、もうピエロはおしまいでしょう。でも太宰は、 おれは客を泣かせるピエロだと思っていたんじゃないですか。 石川:当人はね。だから、僕は太宰を憐れだと思うのは失敗した喜劇役者だからですよ。 三島:失敗した悲劇役者というのが僕じゃないかしら。一生懸命泣かせようと思って 出てきても、みんな大笑いする。 石川:ちょっとそういうところもないことはないな。(笑) 三島由紀夫 石川淳との対談「破裂のために集中する」より
423 :
吾輩は名無しである :2010/06/24(木) 12:45:00
丸谷に好かれてるようじゃ駄目だw
424 :
吾輩は名無しである :2010/06/24(木) 16:46:27
お前がなにを言おうとミジメなのはお前のほうだww
425 :
吾輩は名無しである :2010/06/26(土) 21:09:07
「森鴎外」が鴎外の入門書と同時に、石川淳の入門書だな
426 :
吾輩は名無しである :2010/06/26(土) 21:56:28
鴎外の史伝モノを評価し、通俗的短編を評価しなかったんだっけ?
427 :
吾輩は名無しである :2010/06/26(土) 22:30:01
>>424 お前は書評家の大森か?
文壇の底辺でも多少の知名度があるだけ、お前の勝ちだなw
せこい奴だw
お前みたいにはなりたくないもんだなw
428 :
吾輩は名無しである :2010/06/27(日) 01:21:46
>>426 史伝の評価は一部の識者の間で既に高かったようだが、
翻訳短編集である「諸国物語」を持ち上げたのは、
石川淳が最初だろう。
森銑三や渋龍なんかについてもそうですが、未踏の分野に独り乗り出していく 文学者に対して感ずるところのアツい人ですよね。 鴎外の精力とジャーナリスティックなスピードとに感嘆する部分も大きいと思いますが、 すでにスタイルも地位もある大物鴎外先生が、最晩年の明治末から大正あたまの 数年で、ありとあらゆる雑誌にドバドバととんでもないスピードであれだけの 名訳名文章を量産したのは、リアルタイムの読者淳少年にとっても、外国文学をまなんで 文筆家となった夷齋にとっても、戦慄の大偉業だったのではないでしょうか。
8月「文林通言」 講談社文芸文庫化
432 :
吾輩は名無しである :2010/07/02(金) 21:18:13
朝日新聞の連載だっけ? 選集には(抄)しか入ってないから助かる。
433 :
吾輩は名無しである :2010/07/05(月) 22:07:54
434 :
吾輩は名無しである :2010/07/05(月) 22:23:34
中公文庫なら古本屋で100円
朝日の文芸時評でしょ。中公文庫は絶版なのか・・・
436 :
吾輩は名無しである :2010/07/06(火) 01:01:49
岩波の選集だとどれくらい省いてあるのでしょうか? 現在選集を買おうかどうか迷ってます。
「文林通言」の目次は以下の通りです。アステリスクのついているものは、岩波の 選集第十七巻「文林通言抄」(撰り抜き夷斎さん)にも収録されています。 79〜80年の編集時、夷斎先生がコレを採ってアレを捨てたその理由なんかを 想像しつつ読むのも愉しいかもしれません。 44年12月森有正 稲垣足穂* 45年01月澁澤龍彦* 金井美惠子 45年02月小田晋 清岡卓行 45年03月富士川英郎 大江健三郎* 45年04月三島由紀夫* 45年05月堀田善衛* 島尾敏雄 45年06月吉田健一* 中野好夫 45年07月西脇順三郎* 水上勉 45年08月鈴木信太郎 埴谷雄高 45年09月神田喜一郎 木村孝 45年10月中村幸彦* 吉行淳之介* 45年11月今西錦司/藤澤令夫 45年12月三島由紀夫* 46年01月森銑三* 古井由吉 46年02月(私にとっての国家) 同 吉田健一* 46年03月林達夫* 46年04月野間宏 46年05月福原麟太郎/吉川幸次郎 46年06月武田泰淳 中村眞一郎* 46年07月河上徹太郎 46年08月澁澤龍彦* 46年09月大江健三郎* 幸田文 46年10月大岡昇平* 西郷信綱* 46年11月安部公房*
438 :
吾輩は名無しである :2010/07/07(水) 21:26:16
その文芸時評のなかでは、俺は石川が吉行の「暗室」を評価しているのが気に入らないな。 あんな陰気な小説のどこがいいんだか・・・・・
439 :
吾輩は名無しである :2010/07/07(水) 21:28:31
古本でも未だに高額な筑摩の全集に比べ、選集が叩き売り同然な 理由が分かった気がする。岩波のチョイスはセンス無さ過ぎ。
440 :
吾輩は名無しである :2010/07/08(木) 19:52:51
>>438 きみは陰気な小説は嫌いかい。
ふふふ、嫌いかい?
暗室は陰気だから・・・嫌いなのかい?
ふふ、それなら・・・
441 :
吾輩は名無しである :
2010/07/13(火) 10:52:35 狂風記愛蔵版 糞デカ重いが 中身がえらく面白いので かえってグッド! 小説ってページが大きいと、 想像する画も大きくなるなぁ。