春樹のデビューは衝撃的だった。
それまでの瑣末な事実をねちねちと描写しつづける日本文学の暗いイメージを払拭し、洗練された都会的なイメージと大胆な空想的な世界観は、今や世界中の読者に読まれている。
2 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 15:25:11
また糞スレが。
3 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 15:33:51
村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は日本の小説家、米文学翻訳家。京都府京都市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇学科を卒業。
全共闘世代を代表する文学者である。そして、1980年代以降の日本文学、現代文学を代表する文学者である。
福田和也は、夏目漱石以降最も重要な作家と位置づけている。
4 :
特高官僚町村金五と村上春樹:2005/04/09(土) 17:29:36
ラノベ板行きなよ
6 :
吾輩は名無しである:2005/04/09(土) 21:16:41
その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらわれて居ります。
ごまかそうたって、それは出来ません。生活以上の作品は書けません。
ふやけた生活をしていて、いい作品を書こうたって、それは無理です。
どうやら『文人』の仲間入り出来るようになったのが、そんなに嬉しいのかね。
『完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね』
などは、げろが出そうだ。どうやら『先生』と言われるようになったのが、
そんなに嬉しいのかね。
この頃すこしはお金がはいるようになったそうだが、それが、そんなに嬉しいのかね。
小説を書きはじめた時の、あの悲壮ぶった覚悟のほどは、どうなりました。
けちくさいよ。ばかに気取ってるじゃないか。それでも何か、書いたつもり
でいるのかね。時評に依ると、お前の心境いよいよ澄み渡ったそうだね、
あはは。家庭の幸福か。妻のあるのは、お前ばかりじゃありませんよ。
図々しいねえ。この頃めっきり肌つや良くなったじゃないか。
また太ってきたんじゃないのか。
万葉を読んでいるんだってね。読者を、あんまり、だまさないで下さい。
図に乗って、あんまり人をなめていると、みんなばらしてやりますよ。
僕が知らないと思っているのですか。
責任が重いんだぜ。わからないかね。
一日一日、責任が重くなっているんだぜ。
もっと、まともに苦しもうよ。まともに生き切る努力をしようぜ。
明日の生活の計画よりは、きょうの没我のパッションが大事です。
男の弱さを考えろ。正直はいつの時代でも、美徳だと思います。
ごまかそうたって、だめですよ。明日の立派な覚悟より、きょうの、
つたない献身が、いま必要であります。お前たちの責任は重いぜ。
太宰?
8 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 00:00:48
まあ春樹は天才だしな…
いずれノーベル文学賞もありえるかも。
9 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 01:16:40
うりゃぁぁぁぁぁぁ
10 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 17:15:58
はるきーっく!!
11 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 22:50:13
>>1 一行目同意
二行目以下のことを言おうとするんなら、思いつく限り最低でも
池澤夏樹、片岡義男、高橋源一郎、村上龍あたり(の登場)も視野にいれんと
苦しいんじゃないかの?
12 :
吾輩は名無しである:2005/04/11(月) 22:51:35
この人の小説はこれを読んだのが初めてでしたが面白かったので
約一日半で読み終えました。
精神的なことに悩んでいる自分には共感できるところとか多くて、
良かった。
でもワタナベ君はいい感じの人ですね。こんな人が実際にいたらいいな。
でもいろんな人にすごく重たい暗い話きかされてるのに、ふーん、そう。
みたいなサラッと流している所とか笑える。そして温かいようで冷たい
というか…。でも長ーい身の上話をうん、聞くよ。みたいなところはすごい
やっぱいいな。年齢の割りにすごい落ち着きようだ。でもこんな人あんまり
いないよね。
後、この話って60年代の終わりの話でしょ?時々読んでてえ?これって
80年代(この小説が発表された時代)の話じゃないよねって思う位描写が
古くないような気がした。世の中の様子とか、人物像とか。60年代生きてない
から知らないけどね。結構現代的だったのかな…。
13 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 16:41:16
うりゃぁぁぁぁぁぁ
14 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 17:49:39
羊をめぐる冒険の神様のモデル=児玉誉士
自民党を作った児玉誉士汚は暴力団を牛耳り、日本各地に右翼団体を結成させた。また、児玉誉士汚は、文鮮明率いる世界
統一犯罪教会の信者になった。世界麻薬支配ユダヤ団体と世界統一犯罪協会が協力して、韓国でKCIAを組織した。
日本中で世界統一犯罪協会信者が犯罪を起こしてるが彼らを助けてるのは、創価テロ支援学会やチョン鮮総連などが警察
や公安にも多くの信者・犯罪者が仕事をしている。
15 :
吾輩は名無しである:2005/04/12(火) 17:56:12
1976年3月23日
ポルノ男優、前野光保がセスナ機で児玉誉士夫宅へ特攻し自殺
1978年12月28日
俳優、田宮二郎が散弾銃にて自殺
1978年7月13日
秘密戦隊ゴレンジャーのキレンジャー役の俳優、畠山麦が縊死
1979年10月25日
漫才師, Wヤングの中田治雄が静岡県熱海市錦ヶ浦から投身自殺
1981年3月
映画プロデューサー中井景が焼身自殺
16 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 20:45:53
アメリカ人の男友達が、村上さんが大好きだとかで、バレンタインのお返しに、
日本語の「ダンス、ダンス」を送って寄越しました。34歳の男の屈折かなにかで、
主人公の「僕」に自分を重ねて考えた大切な作品らしいです。
が、私は数ページで挫折。ありえない設定にも、どうでも良いとしか思えないこと、
グダグダ書いているのにも、退屈し、果ては生理的に嫌悪までもちだす始末。
(同じ村上でも、私は龍さんの「愛と幻想のファシズム」なら楽しめます)
村上違いで趣味の合わない人間同士が交際していても、何時かダメになるだけなので、
早い目に別れた方が良いでしょうか?
17 :
吾輩は名無しである:2005/04/15(金) 23:37:28
アメリカ人の男友達が、村上さんが大好きだとかで、バレンタインのお返しに、
日本語の「ダンス、ダンス」を送って寄越しました。34歳の男の屈折かなにかで、
主人公の「僕」に自分を重ねて考えた大切な作品らしいです。
が、私は数ページで挫折。ありえない設定にも、どうでも良いとしか思えないこと、
グダグダ書いているのにも、退屈し、果ては生理的に嫌悪までもちだす始末。
(同じ村上でも、私は龍さんの「愛と幻想のファシズム」なら楽しめます)
村上違いで趣味の合わない人間同士が交際していても、何時かダメになるだけなので、
早い目に別れた方が良いでしょうか?
春樹なんてどうってことないぜ!と思っていたら、友達にお前の文春樹っぽいよなと言われた。
自分としては普通に書いてるつもりだったのに。
19 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 00:28:40
こいつは多分、売れさえすればいいとなんの反省もなく思ってる
のだろう。それはそれでおおいにありえる選択肢なんだが、あえて「純文学」
のパッケージをほどこすところにこいつの我慢ならない欺瞞性がある。
早く死ねや
20 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 00:42:35
>>1 秀同!!
とくに「ねじまき鳥クロニクル」は作者にとって最も重要な作品であるばかりでなく、20世紀を代表する小説であり、無限の解釈を読むものに与えてくれるきわめて深い作品だった。
21 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 00:53:57
久しぶりにharuki先生の作品読み返してみようか、と思ってる。
どれからにしようか・・・
22 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 01:16:06
存在論的郵便的論理的合理的理知的体系的抽象的文化的芸術的貴族主義的理念的
客観的本質的普遍的論旨明快頭脳明晰理路整然流暢高尚卓越理論的散文的分析的
審美的批判的構造的知性技巧婉曲的平衡感覚聡明教授風言論絶妙正確精密的確
要領規則厳守常識的社交的用意周到平穏冷静沈着上品自由闊達象徴的美辞麗句
支配的技巧的優雅華麗余裕超然的洗練適応能力自己制御調和的民主的上流志向
形式的実質的緻密定型的絢爛清潔専門的独創的天才的欧米外資系国際的異国風
都会的西欧的北欧的仏蘭西的巴里的英国的倫敦的古代希臘風学術的哲学的科学的
数理的幾何学的確率統計的微積分的物理的古典的音楽的詩的美的絵画的文学的
法律的精神医学的金融工学的脱構築的財務主計的外交的最高裁判事的貿易商人風
批評空間的表象文化論的三浦雅士的浅田彰的柄谷行人的岩井克人的小林康夫的
蓮実重彦的宮台真司的東浩紀的孔子的孟子的漢詩的万里長城的司馬遷的四書五経的
上海風始皇帝風三国志的中華風毛沢東的中国人的森鴎外的三島由紀夫的京大法卒的
平野啓一郎的文体
10代の頃にharuki読んだときは、「何じゃこのかっこつけ」(いん歩)と思ったが
最近になって(20代後半に突入)読んだら
これは、形容詞やトホホなところをくすくす笑いながら読めばいいんだとわかった。
実際、駄目な男である彼を表現するときの「これでもか」というねちっこさは笑える。
これは皮肉じゃない。
24 :
吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 02:09:11
最近春樹さんの小説を読み始めた十代のガキです。
今のところ「ノルウェイの森」、「海辺のカフカ」の二作を読みました。
他の作品でおすすめの作品を教えて下さい。先輩方。
ちなみにこのスレを見て、「ねじまき鳥クロニクル」を読んでみようかと。
今春樹さんに夢中です。
>>24 それ以外は読まなくていいと思うよ。
年取って恥ずかしく思えるから
26 :
匿名希望:2005/04/17(日) 02:31:50
ティーンズの頃か20歳過ぎか忘れたけれど、『風の歌を聴け』を読んだ印象は
良かったな。都会的な洗練された文章が、好印象だった。
最近、再確認のために読み返したら、そうでもなかった。
『海辺のカフカ』も読んでみたけど、なにがなんだか、けむに巻かれたって
感じ!「世界で一番タフな少年」は、「世界の中心で、愛をさけぶ」と
同じくらい、意味のないたわごとにしか感じられなかった。ごめん。
27 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 04:59:55
質問ではないけど、村上春樹作品についての感想です。
ティーンズの頃か20歳過ぎか忘れたけれど、『風の歌を聴け』を読んだ印象は
良かったな。都会的な洗練された文章が好印象だった。
最近、再確認のために読み返したら、そうでもなかった。
『海辺のカフカ』も読んでみたけど、なにがなんだか、けむに巻かれたって
感じ。「世界で一番タフな少年」は、「世界の中心で、愛をさけぶ」と
同じくらい、意味のないたわごとにしか感じられなかった。ごめん。
「羊をめぐる冒険」は、なんか良かったような印象が今も残ってる。
でも、「風の歌を聴け」の二の舞だと時間もったいないから、再読は
ためらってる現在の私です。
ノルウェイの森ってそんなに面白いか?村上作品の中では果てしなくつまらん部類に入ると思うが。
ノルウェイの森こそ年取って恥ずかしく思うharuki作品だ
30 :
29:2005/04/17(日) 16:09:54
ある意味
「冷静と情熱の間」
順序で言ったらこっちがパクリか
ハルキスレ多すぎ
32 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 19:02:54
三部作+ダンスは今まで読んできた本の中で最高だ
確かに三部作とダンスは面白い。それとハードボイルドも好き。
それ以外の作品は期待はずれだなって思たよ。
34 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 20:59:43
harukiって何歳でちゅか?
35 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 21:20:16
正直「世界の終わりと〜」の面白さがまったく分からない。
カフカとノルウェイのが好きだ
36 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 21:33:11
リア厨なのですが、質問させてください。
この人の作品のほとんどには、セックス描写があります。
これは、意味のあるものだと思っています。
しかし、考え方を変えればこの描写を意味のあるものにしようと、書いているのではないでしょうか?
書いてて意味わかんなくなりました。てへ。
37 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 21:34:54
実はこの人には何もありませんよ。
セックス描写も意味なんてありませんよ。
雰囲気だけですよ。
38 :
吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 20:05:51
左翼は右翼に比べて
セックス経験が豊か。70歳まで現役の人は
大抵左翼。
39 :
吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 22:29:34
あの翻訳文体、どうですか?
軽いと見るか、特有のものと見るか・・・
40 :
吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 23:09:37
>>36 セックスそのものが象徴するものと、
作品の中でその行為が持つ意味が混ざっていくんだよ。
41 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 13:03:34
MLの犬とかいうキティなんとかならんのか
ふーん。人の好みって幅広い、と感心します。
でも村上春樹は好きでも嫌いでも読んでおくと、話題にのぼるという点だけから言っても、いいですね。
文学版で村上春樹スレがこんなに多いというのはびっくりです。
僕は文学畑の人間ではないけど、「大江がノーベル賞とれたなら春樹もありうるかも。そんなはずないか…」なんて思ったことがありました。
同じことを考えている人が文学をやっている人の中にもいるということですね。
でもなぜ「国境の南太陽の西」の話が出ないのでしょう?
「ノルウェイ」に匹敵するぐらいパワフルなのに。
春樹は、英訳で読んだほうが価値が高まるかも。春樹の文体って、「日本語の終助詞が邪魔臭いわ!」って感じに思える。
村上春樹は日本文学に破滅をもたらした
春樹スレは文学板に荒廃をもたらした
46 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 10:03:30
>>19 おまい、本読んでるのか?歳いくつ?あまりの読解力のなさに・・・・
47 :
吾輩は名無しである:2005/07/20(水) 17:01:35
都会的ではあるけど全然洗練されてないじゃないか。
むしろ回りくどい
今まで知り合った学校の国語の先生などは村上春樹肯定派なのに
2ちゃんに来ると否定派ばかりなのはなぜ?
50 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 21:42:07
お前らは紋切り型なのさ。
51 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 21:55:14
>>49 学校の国語の先生が春樹のことなんか話題にするか???
教科書に載ってんのか今は?
52 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 22:08:31
外国語ひとつできない
あほ2ちゃんねらーが何をいっても無駄
春樹の英米文学の造詣は相当なもんだな
>>51 上の人じゃないけど、11年前の教科書(中1)の頭に載ってた記憶がある。
国語教師は確かに村上春樹を勧める・・・
54 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 22:40:07
1980年生まれで似たような年代。
確か明治書院使ってたはずで
春樹なんか載ってなかったけどなあ。
55 :
吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 17:25:53
>>53 春樹さん自信、学生の頃、学校の先生から文才を認められていたって
知人から聞いた事あるけど・・・本当なのかな。ご存知ですか?
56 :
吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 18:39:57
>>24 個人的に『スプートニクの恋人』がお勧めです。
夜の太鼓のシーンの描写が大好きでした。
ほかの村上春樹の小説より恋愛モノとして純粋でクリアなイメージを受けました。
ほかのより読みやすいんじゃないかな?
あと、村上春樹は小説以外もいいですよー。
エッセイは自分の好みや感じ方に通じるものがあって気に入ってますし、
『またたび浴びたタマ』は回文カルタなんですけど、絵と文章のシュールさがツボでした(笑)
これはきっと笑って読めること請け合いです☆
57 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 02:38:27
「スプートニクの恋人」は読んで肩透かし食らったような感じだったなあ。
「何も無い」のが春樹作品だけど、スプートクはいったい何の話だったんだろう?
スプートニクに関するみなさんの評価ってどんなもんでしょう?
2ちゃんで言われるほど悪くないけど
2ちゃんで言われるほど良くもないのが春樹
そうそう
別にすばらしくはない
駄作っていうほど駄作ではない
っていうのが春樹
60 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 22:25:52
「風の歌を聴け」をリアルタイムで読んだ読者はみんなぶっとんだんだよ
とにかく今まで読んだことのない文章だった
最近読み始めた若い人達には普通に見えるかも知れないけど
それは春樹二世が日本中にあふれてしまったからなんだよね
アメリカ小説の翻訳文体って謎解きが有ったから
ずいぶん色々翻訳小説読んだなぁ
でも、春樹みたいな文章はなかった
今こんなこと云っても、当時の雰囲気は伝わらないだろーね
61 :
吾輩は名無しである:2005/07/27(水) 22:35:50
春樹の小説はあまり好きじゃないけど、彼の翻訳した小説は好きだな。
オブライエンの短編集は学生の頃何度も読み返したよ。
エッセイと短篇はいいと思う
春樹の作品は結論はないけど、
所々文章から見える部分を自分と投影して自ら答えをだすのに意味があると思う。
ある空間が解らないから、作品を理解できない人間はいて当たり前。
その存在を知ろうと思わない。それ以前に知らない。
見えるものしか見ない。
>所々文章から見える部分を自分と投影して自ら答えをだすのに意味があると思う。
こういうのは作品として逃げだと思うけどな。
借金返済のため謎本書きと提携してわざとあいまいに思わせぶりに
書いてるんじゃないかって気がする。
65 :
吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 22:14:15
靖国の英霊たちもアジアの無辜の民を殺した犯罪者であり共犯者である事実から逃れる事は出来ない。
数人の戦争指導者を連合国に裁いて貰うという怠惰に胡坐をかいて、英霊という個々の犯罪者を見逃してきた。
オウム裁判のように厄介で気の重
66 :
吾輩は名無しである:2005/08/11(木) 21:40:09
メタファーだから想像力のない人間にとっては糞に思えるかもな
>>メタファーだから想像力のない人間にとっては糞に思えるかもな
「典型的DQN発言する村上ファン」を装って荒らすのやめれよ。
68 :
吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 08:46:48
春樹は才能あると思うよ。
文章上手いし、センスもいい。
ただ、ユ―モアがなくて幼稚なだけだよ
69 :
吾輩は名無しである:2005/08/19(金) 10:39:19
才能ないよ。俺でも書けるよ、あんな文章。
主人公がスカしてるのがむかつくよ、毎回ね。
俺でも書けるとは大した自信だな。
71 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 03:19:14
>>69 春樹がまだ喫茶店やってたころ、新人賞もらったら、
常連の客がそんなふうに言い始めたんだって。
あんなのおれでも、書ける、って。
でも、そういうやつほど、なんにも書かない(発表できない)んだって。
72 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 09:28:55
ポール・セローの『ワールズ・エンド』もあったので、表題作の「ワールズ・
エンド」を椅子に座ってその場で読んでしまった。この作品は村上春樹の翻
訳なのだが、『乱視読者の新冒険』(若島正)の中の「世界の果てとハルキ・
ワンダーランド」で、その翻訳の是非を問われているのだ。帰ってから「世界
の果てとハルキ・ワンダーランド」を読み直してみたが、なるほどとあらため
て思わされた。
(『乱視読者の新冒険』は翻訳や文学に興味がある人には超お薦めです。)
73 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 11:25:41
74 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 13:07:01
初め「世界の終わりと〜」を読みました。意味が分からなくて数ページでやめました。
次に「ねじまき鳥クロニクル」の1部を読みました。
2部は読まなくていいやと思いました。
「海辺のカフカ」を読みました。上・下とも読みました。
やっぱり意味が分からないところはたくさんありましたが、なかなか面白かったです。
エッセイと短編は面白いと思うが、長編は受け入れられない。
>>75短篇はおもしろいよな。納屋を焼くが好きだ。長篇でよかったのはねじまき鳥だけだ
>>75 俺はエッセイ、短編、長編全部おkだが
インタビューは受け入れられなかった
多分相性が悪いんだろう
>>74 もうこのスレを見ることはないだろうが
俺は初心者には「羊をめぐる冒険」をお勧めしてる
「スプートニクの恋人」と「太陽の東 国境の南」は初心者にはあまりお勧めできない
「ねじまき鳥クロニクル」はちょっと特殊
78 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 22:31:54
>71
どうでもいいような本は出しても他人の時間やお金を無駄にするだけ
出さない方がえらい
79 :
吾輩は名無しである:2005/09/29(木) 22:47:40
村上は【文学界の安倍なつみ】
>>78 そういう事を言い出すと、どうでもいいお前は他人の時間や
お金を無駄にするだけだからさっさと氏ねとかそういう話に
なってしまうぞ。
81 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 06:45:36
「日時計」クリストファー・ランドンの丸谷才一訳より 創元推理文庫 1971年
・ ・・・彼は一ケ月のあいだ、ぼくにとって、他の誰よりも身近な者、すぐ背後にあって脅かしつづける影
であったのだ。ぼくは彼の声を聞きつづけ、彼の匂いを---あの、闇のなかで格闘したときの、決して忘れる
ことのできないヘア・オイルの匂いを---嗅ぎつづけた。そして終わりのころには、あの男ならこの場合こう
いうふうに考えるだろうと察知することさえできるようになったけれども。・・・
この奇妙な物語は、ジョウンが、「とても悩んでらっしゃる方なのよ」といって、一枚の名刺をぼくのデス
クにのせたときに始まる。
・「ニつのことが大事なんだよ、ジョウン。いつ写真を撮ったのかということと、子供の身長と。身長の方は、
ステビングズに訊けば判ると思う。時刻についても、彼が手がかりを与えてくれるかもしれない」
「どんな?」
「(略) 何か変なことに気がつかないかい?」
「全部おなじ点から撮ってる、ということなら判るけど」
「しかも、同・じ・地・点・(横に強調点)なんだ。ほとんど違ってない。ほら、石だたみの石の数が勘定でき
るね。どの写真でも、左からは八枚とちょっと、後ろからはニ枚とちょっとなんだ。ほかに何か、気がついたかい?」
「判らないわ」
「みんな、とても明るい日ざしのなかで撮ってある。(略) 」
彼女は窓の外を見て、「今年の夏はとてもお天気がよかったわ」
「あまりよくもなかったぜ」
「でもよかったに違いないわ」
「ぼくはそうは思わない。イギリスで撮った写真じゃないと思う。気象記録を当たってみれば判ることだけど」
ちょっとの間の沈黙。
(略)
ジョウンはゆっくりとぼくのほうに向き直った。
(略)
ぼくはひどくほっとして言った。
(略)
もう、彼女はほほえんでいた。
82 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 06:54:00
・「四ポンドくらいだろうね」とジョッシュはいった。ぼくは立ちあがって料理店(カフェ)へゆき、金を払った。
そして、もう四ポンドの借金にはぼくが責任をもつと伝えた。それから角の酒場へ行って、コールド・ミート・
パイとポテト・サラダを二人前にビールを六本買って帰った。彼がむしゃむしゃ頬ばり、二人でニ本ずつビール
を飲んでから、用談に入った。
・「ねえ、いよいよきみと喧嘩しなくちゃならなくなったよ」
「樹の上での気違い沙汰と関係のあることだったら、多分そうらしいわね」
「実は、ぼくは鳥の見張り番なんだよ......知ってたかい? 一晩じゅう、樹の上で鳥を見張ってるのさ。今夜、
それをやらなくちゃいけない。ところが、ぼくたち二人ぶんの席はないから、きみは宿屋に残しておくしかない
と思う。とすれば、きみがぷんぷん怒るだろうと思ってね」
「どういう鳥の見張りなの?」と彼女は厭味たっぷりに訊ねた。
「判らないんだ。たぶん「彼」という名の鳥だろう。それにきっと羽はないんじゃないかな」
・ぼくは雑のうを肩にかけ、彼女の腰かけている側へまわり、ダッシボードの薄暗い光のなかで、青白い卵形の
顔と、細かな水滴のせいで光っている髪を眺めた。
(略)
ぼくは窓によりかかってキスした。
・まだサンドイッチをつくる時間があった。ぼくはサンドイッチを食べながら、表通りに面している居間の窓際
へ歩いて行った。
・「ねえ、ぼくたちは宿屋へ戻って (略) 」
彼女はゆっくりと眼をあけて、眠そうに、 (略)
・「大丈夫だよ、ハリー。おれはあの金物のなかでしっかりと坐ってる。約束するよ。ちょっとばかり撒くだけさ」
「撒く?」
「うん。デルヴ油の大缶が二つ、ここにあるんだ。道をつるつる辷るようにするには、これ以上のものはないぜ」
83 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 06:55:04
1971年当時この丸谷才一の訳の文体は新しいものだったと思われる。
村上の都市性と言われているものは、実のところ欧米の生活細部描写の持ち込み(特に食べ物や飲み物)がそう見え
るという部分が大きい。それを示したのはこの丸谷才一の訳であった。
村上春樹の謎っぽさはミステリー小説調の謎であり、哲学思想とはほぼ何のつながりもない。村上春樹にあるのは
常識であり通俗的なプロット設定である。作品の謎解きをする者たちはパズル好きのようなものである。
村上春樹はパン屋である。そこには一定の価値がある。高尚・複雑なものではないが、大衆の心にとって必要な
ものである。大衆的な道徳を含んでもいる。だから文学ではないと言い切ることまではできないが、稀少な精神の
高峰というようなものではない。村上春樹のよい読者は稀少な精神の高峰、を全く望んでいない人たちであろう。
84 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 06:56:11
ウィリアム・フォークナー「サンクチュアリ」の売春館の女主人ミス・リーバ
老女
肩から落ちそうなガウンを着ている
酒をしょっちゅう飲んでいる
長いコップで飲む
ぜいぜいあえぎながら苦しげに階段をのぼってくる
部屋に染み込んだ女の濃厚な薫りと時間の堆積 化粧台や瓶
人生で出会った男への遠い記憶
犬たちが階段をのぼり女使用人を追い掛けてついてくる
村上春樹「午後の最後の芝生」の家の女
50過ぎの眠そうなとろんとした眼の女
しょっちゅう酒を飲んでいる
細長いグラスで飲む
死んだ亭主の記憶
娘の部屋 ドレッサー、化粧品、ヘアブラシ、口紅
初期の短編で習作期間中とも言えるので、めくじらをたてるほどのものではないかもしれない。
ただ、村上教徒というのはあまりに盲目であると思う。
85 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 07:04:39
レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」
親友が死に、私立探偵マーロウは事件を調べはじめる
最後にその親友はまだ生きていて、自分の行方をくらますために事件をデッチあげ友人のマーロウを利用して本当らしくみせかけようとしていたことがわかる
村上春樹「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」のいずれか
親友「鼠」のあとを追う主人公「ぼく」
最後に親友「鼠」と会った「ぼく」は・・・
86 :
吾輩は名無しである:2005/09/30(金) 07:07:21
村上春樹は誰でも知っている最も普通のものを使う。記号である。
これは文学をコカ・コーラのようにするということだ。確かに普遍的ではあり商品としての強力なるパワーを
発揮はするだろうが、個性の追究によって個人を生きた者のなかにあるひとつの普遍を見い出すという文学性を
最初からもっていない。
文学の取扱い方がちがう。確かに革命かもしれない。
みずから普遍をみつけだすのではなく、すでに生活上普遍になりどこにでも存在するものやことがらを集めて
きて強力で崩すことの不可能な「どこにでもあるものや考え方」の砦を築き上げた。
87 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 05:26:13
ラブクラフトの怪奇SF小説の地下の魚宗教の概念とムード描写
村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」はこれそっくり
88 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 10:29:13
世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドって
どう思う?
89 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 11:50:13
スンゲェ傑作だと2年くらい思ってた
ラブクラフト読んだ後は古本屋行き
90 :
吾輩は名無しである:2005/10/01(土) 11:52:43
「村上春樹は日本文学に革命をもたらした」
というより国語教育の低下が売れる本の質の変化をもたらした
どうだろうね。カリキュラムは違っても、どうせまじめに聞いてないという
点では今も昔もかわらんのではないかと。
92 :
吾輩は名無しである:2005/10/02(日) 14:17:35
93 :
吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:40:56
革命はもたらしているよ。語れ。
94 :
吾輩は名無しである:2005/12/06(火) 21:53:07
飽きられてきたみたいだねさすがに。女子大生のオモチャになったあたりから
やばいとは思っていたw
96 :
吾輩は名無しである:2005/12/08(木) 08:44:46
村上春樹は最初の数ページと最後の数ページがすべての小説化だと主緒運だけどそのへんどうおもう?????????
最初ひきつけられtえ退屈だなぁとおもてよんでてだれてくるけどっど最後で絶妙な読後感あじわえるじょね?
97 :
吾輩は名無しである:2005/12/28(水) 00:06:21
彡ミミミヽ ノ彡ミミ)
((彡ミミミミ))彡彡)))彡)
彡彡゙゙゙゙゙"゙゙""""""ヾ彡彡)
ミ彡゙ .._ _ ミミミ彡
((ミ彡 '´ ̄ヽ '´/ ̄ ` ,|ミミ))
ミ彡 ' ̄ ̄' 〈 ̄ ̄ .|ミミ彡
ミ彡| ) ) | | `( ( |ミ彡
((ミ彡| ( ( -し`) ) )|ミミミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ゞ| ) ) 、,! 」( ( |ソ < このスレはよく頑張った。感動した! 終了!
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■■■■■■■■■■惜しまれつつ終了■■■■■■■■■■
98 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2005/12/29(木) 15:18:01
>87
なにを勝手に仕切ってんだ、厨房!!
>>1 春樹が革命なら、あらゆる作家が革命だろうよ。
誰でも自分が書ける文体でしか書かないんだから。そうしか書けない、だけの話。
「絲山よ この本を読め」感想文です。
第一位「海辺のカフカ」(村上春樹)新潮文庫
読書にもいろいろな種類があって、喜読、嘆読、耐読、苦読などと私は名付けて
いるが、このHPで最も多くの方が票を投じて下さった「海辺のカフカ」は、残
念ながら私にとって「苦読」作品だった。まあ、相性が悪かったということです。
常に感じたことは「『海辺のカフカ』に書かれているこいつらは人間じゃない」
ということだった。テーマパークとしてはよくできていると思う。
それにしても「メタファー」ってコトバ、一体何回使ってあるんだろう。
せっかく選んで下さったのに、こんなことですみません。やっぱり無理な企画だ
ったのかなあ、でも嘘つくのはまずいし。ちょっと反省しています。