1 :
吾輩は名無しである:
書店に大藪コーナーがなくなって久しい。
オーヤブ文学は死んだのか?
3 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:19:51
どうしてスレ違いなのか?
きっちり文学論として説明してみ。
純文以外認めないいてこともなかろ?
5 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:00:40
>>4 キミは頭悪いな。
俺は「大藪賞」の対象分野が何であるかなんぞは尋ねていない。
この板に、大藪がふさわしいかどうかを尋ねている。
それに関してはどうな訳?
論点をずらした上で、侮辱するなんて 頭が悪い上に見下げ果てた奴だね。
>5
漏れは
>>2ではないから
オーヤブに文学性があるかどうかなど
興味はない
あるかないかと聞かれたら
カケラもない、とは思わない
7 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:25:49
俺は大藪の魅力は文学性だけではないと
思っているが、あなたの思う
「カケラほどの文学性」って何?
あなたの「あつみ」を問う質問ですよ。
>7
それを語るに相応しいのは何処の板だろう?
程度の意味だよ
9 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:32:43
また
論点のすり替え。
どうして正面から立てないのですか?
わ、うぜえ展開。
11 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:34:22
で…捨て台詞ですたこら逃げるって展開ね。
もう判った。
よろしい。
放免してあげる。
>11
健闘を祈る
13 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:38:44
次のお客はこないかな?
ソーセージ1`をオレンジジュースで流し込め。
話はそれからだ。
こないね〜
16 :
吾輩は名無しである:05/02/05 22:45:12
糞尿譚とSM、殺戮。そのほかに大藪に特徴があるか?
17 :
ファルロス満々の幽霊:05/02/05 22:48:15
おまえらわかってねーな
>>1 さあ早く、エンジンブロックのナットを常人の力では締め付けれない位スパナで締める作業に戻るんだ。
19 :
悠 ◆ZwODOp2nPE :05/02/06 23:23:30
大藪春彦のスレッド出来てたんですね。上げますね。
前に雑談スレッドに大藪春彦とクリスティはほぼコンプ、と書き込みましたが、
まだ自分でスレ立てる勇気はないです(^^;
文学的パンチラスレも好きでロムってたんですが、いつの間にかなくなってる。
その中に、パンツのシミが出てくる文学作品はないかという質問がありましたが、
大藪春彦作品にはありますね。今すぐ思い出せないんだけど。
じゃあ今日はこの辺で。明日からまた月曜日。帰りは午前様の平日だ。
>大藪春彦とクリスティはほぼコンプ
藁
こんなスレいらん
板違いスレは削除
どして場違いなのー
文学板から外す根拠は何ー
業界受けでも悪いのー
23 :
吾輩は名無しである:05/02/07 17:57:49
>>19 パンツのシミって ありましたっけ?
太ももはバターを塗ったような…とか
直裁に「大洪水」というのは よくあったけど…。
さあ、このみっともなさそうな流れを変えられるか
このスレはかろうじて生き残ったっぽいから、おいおい書き込むとして、
シバレンスレに燃料投下しとかんといかんだろうな。
26 :
吾輩は名無しである:05/02/17 22:51:33
ミス板に、おいで。
公務員の人来ないかな。
28 :
吾輩は名無しである:05/02/18 00:47:14
>>21 丼飯を5杯完食して煙草を3本同時に吸ってから出直してこいw
板違いスレをageるなや・・・
30 :
吾輩は名無しである:05/02/18 12:43:27
板違いとかいう人いるけど読んだことあるのかな?
たとえば「暴力租界」とか「餓狼の弾痕」とかの前衛作品はどうみても純文学ですよ。
あの暴力とセックスと強奪の繰り返しの実験感覚は世界的に見ても希有なすぐれた文学です。
ラベルの「ボレロ」は反復の音楽ですが、それを文学で実現して「反復と差異」の美学を完成させたのですよ。
ぜひとも文学板でその「美」について論じられるべきですよ
32 :
吾輩は名無しである:05/02/19 03:47:09
>>18 フフ・・流石だな・・
「アスファルトの虎」かい?
違ってたらごめんよ。
>>32 正解。 景品は靴底に2枚に折って入れれる身分証明書です。
>>33 フフ・・ありがとうよ
大事に使わせてもらうぜ・・
と、言いたいが復讐を誓った俺には必要なさそうだ・・
今夜が無事に終わったら、また会おうじゃないか・・
こんばんは。平日この時間に帰ってこられるのは珍しい。
久しぶりに覗いてみました。
>>23 休日にでも調べて=再読してみますね。(^^
>>23 「パンツのシミ」について:
『非情の掟』の中に出てきます。
主人公グループが囮に使った女に関して、
<夢中になって札束に頬ずりしている絵理は、ミニ・スカートがまくれ、シミのついたパンティが丸出しになっていた。>
という表記がなされています。
すみません。なかなか2ちゃんする時間なくて遅くなりました。
ちなみに、僕の持ってる文庫だと71ページです。
他のコテハン見てるとすごいですね。
文壇BARスレなんて、とても入れませんよ。
どうして僕みたいなのがコテハンになったんだろう。
まさに、はずみというか、勘違いというか、勢いというか(^^;
なんだこのひ弱そうな兄ちゃんはw
>>38 ですから勢いというか、はずみでコテハンになってしまって(^^;
>>23 件の「パンツのシミ」について、
>>36に続けて補足しますと、
『非情の掟』にもう一カ所ありました。
<拳銃を口にくわえ、淑子の両足を掴んで逆さにぶらさげた。スカートがまくれ、シミのついたパンティが見える。>(328ページ)
他の作品では印象薄いのですけど、妙にパンツのシミが印象的なのです。
性描写も、他の作品に比べても過激というか、秀逸ですね(^^;;
大藪作品の魅力の第一は、車と拳銃=(暴、権)力の描写、とらえ方に本質があるとは思いますが。
工業高校で鳴らした俺達大藪部隊は、アフォしぃに大藪を侮辱されたが、
高校を中退し、家に隠れた。
しかし、家でくすぶっているような俺達じゃあない。
大藪侮辱すれば命次第でなんでもやってのける警察知らず、しぃを虐殺しアフォしぃを
皆殺しにする、俺達、大藪野郎2ちゃんチーム!
俺は、リーダーモララー。通称伊達さん。
ハードキルと虐殺の名人。
俺のような大藪愛好家でなければヒッキーどものリーダーは務まらん。
俺はモナー。通称ヤッピー。
自慢の肉体に、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、サリンからトマホークまで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。私こそレモナ。通称ハッピートリガー。
処刑人としての腕は天下一品!
ネカマ?本当に大藪好き?だから何。
クックル。通称軍曹。
殺しの天才だ。糞虫をぶっ殺してみせらぁ。
でも暴力租界だけはかんべんな。
俺達は、大藪を認めない世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、大藪野郎 2ちゃんチーム!
大藪を読みたいときは、いつでも言ってくれ。
電波はいらねぇよ
工業高校で鳴らした俺達大藪部隊は、アフォしぃに大藪を侮辱されたが、
高校を中退し、家に隠れた。
しかし、家でくすぶっているような俺達じゃあない。
大藪侮辱すれば命次第でなんでもやってのける警察知らず、しぃを虐殺しアフォしぃを
皆殺しにする、俺達、大藪野郎2ちゃんチーム!
俺は、リーダーモララー。通称伊達さん。
ハードキルと虐殺の名人。
俺のような大藪愛好家でなければヒッキーどものリーダーは務まらん。
俺はモナー。通称ヤッピー。
自慢の肉体に、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、サリンからトマホークまで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。私こそレモナ。通称ハッピートリガー。
処刑人としての腕は天下一品!
ネカマ?本当に大藪好き?だから何。
クックル。通称軍曹。
殺しの天才だ。糞虫をぶっ殺してみせらぁ。
でも暴力租界だけはかんべんな。
俺達は、大藪を認めない世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、大藪野郎 2ちゃんチーム!
大藪を読みたいときは、いつでも言ってくれ。
パンツのシミについて、続きです。
『日銀ダイヤ作戦』(S45.8.25)にも一カ所。
<リンダの赤みがかった金髪は乱れ、まくれあがったミニ・スカートから、小水のシミがついたパンティが見えている。>
捕らわれ、拷問される前の女性が恐怖のあまり小水をもらしたシミです。
女性の「パンツのシミ」について表記された、この『日銀ダイヤ作戦』は、
奇しくも
>>36>>38の『非常の掟』と同じ年に発表されています。
昭和45年の大藪春彦は、女性のパンツのシミに関心があったのでしょうか。
(ちなみに、当時まだ僕は生まれていません。でも、今読んでも全然古くないのです)
あと、作品中、男性のアンダーウェアは、「パンツ」と表記するのに、
女性のそれは、「パンティ」と表記しています。
これは大藪全作品通して一貫しているようなのですが、なんだかやらしくてよいですね。
悶々としちゃいますね。キャーーーーー(^^;;;
虐殺いいな 殺れたないいな
糞しぃ、ちびギコ殺りたいけれど
みんなみんなみんな殺らせてくれる
有名小説家叶えてくれる〜
「しぃをぶっ殺したいな」
「はい!ワルサーP38」
あんあんあんとっても大好き大藪えもん
45 :
吾輩は名無しである:2005/04/20(水) 20:24:37
>>43 ハレンチ学園の少年ジャンプ掲載開始は
確かS43年。
関係あるかい?
46 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 01:55:48
>>30 「暴力租界」とか「餓狼の弾痕」とか、なんかスゴそう。読んでみるね。
“大手”に流されず、ここはマイペースでいいね。
孤高のローンウルフ・大藪春彦を語るにふさわしい静謐さだ。
大手はダメだ。
すっかり慣れ合いになっちゃって、さっき「おばさんの話」してるヤツいたよ。孤高のローンウルフ・大藪春彦と“おばさん”は、まったく関係ないのに。
また来るね。
「大手」って何ですか?
あっごめん。
チェックメイトだった。
工業高校で鳴らした俺達大藪部隊は、アフォしぃに大藪を侮辱されたが、
高校を中退し、家に隠れた。
しかし、家でくすぶっているような俺達じゃあない。
大藪侮辱すれば命次第でなんでもやってのける警察知らず、しぃを虐殺しアフォしぃを
皆殺しにする、俺達、大藪野郎2ちゃんチーム!
俺は、リーダーモララー。通称伊達さん。
ハードキルと虐殺の名人。
俺のような大藪愛好家でなければヒッキーどものリーダーは務まらん。
俺はモナー。通称ヤッピー。
自慢の肉体に、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、サリンからトマホークまで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。私こそレモナ。通称ハッピートリガー。
処刑人としての腕は天下一品!
ネカマ?本当に大藪好き?だから何。
私は、死刑執行人のガナー。通称山猫。
処刑は、針とボーガンで、お手のもの。
クックル。通称軍曹。
殺しの天才だ。糞虫をぶっ殺してみせらぁ。
でも暴力租界だけはかんべんな。
俺達は、大藪を認めない世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、大藪野郎 2ちゃんチーム!
大藪を読みたいときは、いつでも言ってくれ。
いいなぁ。
51 :
吾輩は名無しである:2005/04/21(木) 15:48:06
俺は予備校時代にやたらオーヤブ読んだなぁ。
40も過ぎた今では読む気がおきない。
オーヤブを必要とする層は
確実に存在するんだけど
昨今、書店に見なくなったねぇ。
残念な話だ。
さあ、今晩も5本の煙草を肺にして眠ろう。
53 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 20:48:04
>>51 >オーヤブを必要とする層
どんな人たちなのか具体的に教えていただけないでしょうか?
実は、好きな人が大藪春彦ファンなので私も読もうと思ったのですが、
「あれは女性が読むものじゃないからw」
と言われました。
上のレスを読んで、エロス度が強いからかなと思ったのですが……。
54 :
吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 20:59:43
コーヒーにバターをぶち込んで飲む。・・・洗うのがたいへんだ。
ボローニアソーセージと牛乳を一気に流し込む・・・腹ゲリスピー。
脂のはぜるステーキに山盛りのフライドポテトにバドワイザー・・・これは良し、
ただ、その後のバーボンラッパのみ半ボトルは試合放棄。
55 :
吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 00:20:41
>>53 不屈の精神で自分の人生を切り開いていくタイプの人たちです。
>>45 「ハレンチ学園」は知りませんが、
子供のころ、従姉妹のお姉さんから借りて、
「愛と誠」というコミックスを読みました。
主人公の不良学生が女の人の足を持って逆さ釣りにして、
女の人のパンツが丸見えになった場面を覚えています。
逆さ釣りにされた女の人が醜い形相で、ぞっとして、
あんなパンツじゃ欲情「しません」でしたね(^^;
57 :
吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 11:45:35
>>55 納得しました!
どうもありがとうございます
58 :
吾輩は名無しである:2005/05/30(月) 13:52:39
>>57 おいおい 納得するなよ!
オーヤブはね
下宿のせんべい布団にくるまり、安酒飲んだり
チンポコいじくりながら読むモンだ。
暴力やスピードへの渇望
権力や女への愛憎ない交ぜの複雑な感情
まぁ さえないニーチャンが読むモンといえば読むモン。
(俺も さえないニーチャンだったのだけど)
劇画家の池上遼一がオーヤブのファンだったそう。
彼は若い頃 大阪のペンキ屋に住み込みで働いていて
金はない、女はいない、将来もない、ケンカも弱い、…で
腐っていたそうですよ。
で、ある日 同僚がペンキ屋の親父をぶん殴って 店の金を持ち出して
そのまま やくざの舎弟になったそうだ。
その同僚の部屋に残されていたのが オーヤブ本の数々。
オーヤブと出会ってしまった池上青年は その後マンガ家への道を歩む…と。
60 :
吾輩は名無しである:2005/05/31(火) 11:48:25
↑
じゃ 池上青年の同僚で
ヤクザの舎弟になっちゃった人は?
ヤクザ社会で出世したんじゃない?という
つっこみは不可。
>>53 >オーヤブを必要とする層
世間への鬱屈を溜め込んでる若者ってとこでは?
>あれは女性が読むものじゃないから
徹底的に男の趣味で染め上げられた世界ですから女性にはしんどいんじゃないかと。
62 :
hikky:2005/05/31(火) 23:49:47
>>53 >オーヤブを必要とする層
大藪ワールドの世界観はシンプルだ。
「ハンターである自分以外の他者は全部獲物」
人間関係に絶望した者にとっては、そのような割り切りは清々しく感じる。
従って、大藪春彦は究極の癒し系であると言えるw
63 :
hikky:2005/05/31(火) 23:50:04
>>53 >オーヤブを必要とする層
大藪ワールドの世界観はシンプルだ。
「ハンターである自分以外の他者は全部獲物」
人間関係に絶望した者にとっては、そのような割り切りは清々しく感じる。
従って、大藪春彦は究極の癒し系であると言えるw
65 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 13:47:12
オーヤブは究極の癒し系
うまいこと言うね
66 :
吾輩は名無しである:2005/06/01(水) 17:29:50
癒し系だとは思ってもみませんでした。
このスレって文体がハードボイルド的ですね。
流石です。
すみません。
僕に力がないばかりに、ここが荒れてしまって。
書き込まない間、何も考えていなかったわけではないのです。
たとえば、主人公、登場人物に自分を反映させる作家と、そうはしない作家について考えていました。
大藪春彦は、後者ですよね。
(゚Д゚)ポカーン
69 :
吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 11:12:08
おいおい。
ここは文学板だろ?
大藪に文学性を見出すに際し、「暴力租界」とか「餓狼の弾痕」ってのは
全くの逆位相だろうよ。
とんでもない話だ。
大藪の文学性は、云われ尽くされていることではあるけど、矢張りデビュー
の「野獣死すべし」の情念、「汚れた英雄」の吹っ切れたムードの中に見出
せるんじゃないか。
俺個人としては、短編の「雨の露地で」が、文学性としてはかなり高いと思う。
あれは、もう「詩」だ。
70 :
吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 22:29:32
「若き獅子の最期」も走馬灯のような青春を描いた名作だと思うよ。
71 :
hikky:2005/06/04(土) 01:33:41
まあ、文学とは何ぞいや、ということを論ずると、
その定義にはいろいろあろうが、「生きるということはどういうことか?」ということを問うことが文学であるとすると、大藪作品にあって「生きる」ということは「狩りをすること」であった。
大藪作品の主人公はその結末で死ぬにせよ、生きのびるにせよ、徹頭徹尾ハンターでありつづけた。
作家には作品ごとに異なったテーマに挑むタイプと
生涯にわたってあるテーマを深化追求させるタイプがある。
大藪は典型的なテーマ追求型の作家といえようw
>>69 >大藪に文学性を見出すに際し、「暴力租界」とか「餓狼の弾痕」ってのは
>全くの逆位相だろうよ。
そうでしょうか。
僕が大藪ベスト10を選ぶとしたら、『野獣死すべし』と『餓狼の弾痕』は外せません。
あと、『汚れた英雄』と『戦いの肖像』ですね。残り6選に悩みます。
>「野獣死すべし」の情念、「汚れた英雄」の吹っ切れたムード
それは、『汚れた英雄』より、むしろ『アスファルトの虎』の方です。
『汚れた英雄』には作品世界で大藪の目指そうとした完成形――完成されているかどうかはともかく――
が窺えます。
詩に近いリフレイン、それは、『餓狼の弾痕』にも顕著です。
晩年の作品では、ここまで行き着いたのかと……
「情念」については、言葉の定義から、よくわからないんですよね。
『餓狼の弾痕』は、僕、ものすごく面白かったです。
だって、読んでると、実に楽しく高揚した気分になってくるでしょう。
研究的視座を離れて作品世界に没入して読む――それができる小説だと思います――
すると、悪徳金満なる社会上層の人間には、鎖骨の下にリモコン爆弾が埋め込まれていて、
そのスイッチを世見月(主人公)、つまり主人公に投影されたところの読者は握っているわけです。
これは、究極のエンターテイメントではありませんか。
大藪ってすごいですよねv(^^)v
ああ、『餓狼の弾痕』については、こんなに早く語るつもりじゃなかったのに。
『餓狼の弾痕』は大藪の晩年の作品だし、このスレッドの最後の方で書こうと思っていたのですが……
(゚Д゚)ハァ?
77
78 :
吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 13:13:21
オーヤブにブンガクセイなんて
求めることは人の勝手だけど
オモロイって事が一番だよね
79 :
吾輩は名無しである:2005/06/06(月) 14:43:51
>>78 >オモロイって事が一番だよね
そうは言っても、大藪はデタラメを書き流しているわけではないんですよね。
デタラメでは、「オモロイ」になりません。
デビュー作も、ほとばしる怒りを書き流した、というほどおめでたいものでしょうか。
大藪の発言=ポーズを信じ過ぎることは、本質を見えにくくさせます。
つまり、「デビュー作は、同級生を脅して同人誌に作品を掲載させたのだ」など。
それを伝説にしたのは、大藪本人の発言が出所なのですが、伝説に意味はあっても、
それが作者のポーズであることも見逃してはならないと。
大藪作品に、ナルシズムは常識だが・・・。
>>80おまいさんも、相当ナルちゃんみたいだなw
「お兄さまこそアポロン」とかって言われてる?
>>81 僕ならダフネを逃がしませんよ。
あなたはアドニスやヒヤシンスのようですか。
ごめんなさい。男には興味ないんですよね(^^;
ははは。
84 :
吾輩は名無しである:2005/06/08(水) 16:34:08
>>80よ。
俺は
>>78だが 正直キミの思考が理解できない、
2ch特有の揶揄ではないよ。
本当にわからないんだよね。
なぜ急に「デタラメ」云々が 話題に出てくるか理解できないし
「青炎」に発表した当時のオハナシが出てくるのもワカラン。
一体どうしちゃったの?
さらに言えば
>>81の発言も 輪をかけてワカラン。
どうして、
>>80の書き込みがナルシズムの話になるのだ?
>>84 私は81。
ま、俺の件に関しては、アンカーを>80とした点が、分かりづらさを招いて仕舞った
んだと思う。アンカーは>悠 ◆ZwODOp2nPE の積りでのレスだったんだ。
彼のこれまでの書き込みから、結構ナルシズムを散見したように思ったのでね。
一言加えるなら、スタイリッシュなナルシズムは、ハードボイルド文学全般に、また
殊に大藪作品全般の底流の一つなので、決して悪いと思ってもいないのだが。
で、>80の書き込みについて、俺なりの汲み取り方を書けば、エンタテインとしての
完成度は、勿論ストーリーテリングによる物語の虚構性の説得力に負う部分が大きい。
その意味で、大藪作品は「オモロイ」のだが、虚構性を説得するに足る事実としての
作者本人の武勇談的エピソードも豊富であり、かつそのエピソード自体、そもそも
虚構性のちりばめられた、一種の伝説として伝えられている。
そこに、大藪本人のポーズが在る。
だから>80が言いたかったのは、「でっちあげだけのエンタテインには限界があり、
『オモロイ』ものにはそういうものも多いのだが、大藪の場合は、自身の逸話に
裏打ちされた説得力がストーリーの迫真性を増しているので、単にでっちあげ、
荒唐無稽の域を超えて『オモロイ』し、説得力の基盤たる自身の逸話をすら、
「ポーズ」によって裏切らないケレン味で満たしているから、更に『オモロイ』
のだ」ということだと理解した訳。
後は>80本人の言を待ちたいが、俺も大藪にどっぷり嵌り込んでいた10代後半の
頃、大藪に関してそういうことを考えていたので、分かったような気がしたのだよ。
それから、>81の発言の捕捉だが、上記で触れた「ポーズ」。
伝説的逸話の数々は、大藪のナルシズム的ポーズの所産であるとも思う俺は、
>80発言の中に、大藪のナルシズムに目を付けているであろう>悠 ◆ZwODOp2nPE 氏
の感性を感じ取り、「お兄様こそアポロン」で、少しからかいがちに、そこを
くすぐった訳だ。
>私は81
まで読んだ。
保守
最近、自分の中に住んでいる野獣を押さえきれなくなりそうだ。
89 :
hikky:2005/07/19(火) 22:42:42
最近初期作品の
「絶望の挑戦者」
を読んだが、「復讐」が主人公が闘う理由付けにあることによって、
「大藪度数」の純度が低くなっていることは否めないねw
90 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2005/07/28(木) 00:08:01
えぇっと、大藪作品って云うのはある意味
エンタテイメントなんですよね。
だから、読む人が楽しめれば良いのではないか、
と思いまふ。
91 :
吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 20:18:56
丸山健二とくらべてどっちが凄いと?
>>91 大藪の前に大藪無し。
大藪の後に大藪無し。
比べる事自体がナンセンス。
待たせるのは僕の本意ではなかったとわかってもらえるでしょうか。
大藪春彦の描く主人公たちは、表でサラリーマンの仮面をかぶりながら、
裏で(陰で)虎視眈々と野望の牙を研ぐ。そんな伏線を持っていますが、
現実の宮仕えは厳しいものです。
ここに書き込まないときも、大藪作品は繰り返し読んでいまして、
気付いたことなど、これからはmemoしていこうと思います。
書いておかないと、忘れてしまうんですよね(^^;
公の場に書いておけば、あとで探すのも楽ですし(^^;;
------
まず、「週刊新潮」2500号(平成17年6月9日号)の、
「2500号で「5回摘発」された連載小説の「ワイセツ表現」」(の再録)
ここで取り上げられた中に、『血の来訪者』の一節もあります。
当時、当局側にどういう思惑があったものか、今となっては何が問題で
あったのか理解に苦しむ箇所ではありますが、(摘発当時、昭和35年11月)
くだんの一節を文庫で当たってみると、見事に伏せ字に(削除)されている(^^;
ありえない(^^;;
と思う以上に、問題(とされた)箇所を伏せ字に(削除)するにあたって、
文庫テキストには、さらに余計な一文(↓)が挿入されているのです。
<処女の声は恐れと期待に震えていた。>(光文社文庫p271)
大藪春彦は、決してこんな湿った表現はしないでしょう。
誰が加筆したものか、著しく大藪テイストの妨げになっています。
僕を待ってくださってるのはわかるのですが、明朝も早いんですよ。
今夜は寝かせないよ、ってくらい語る材料はあるのですが。
きゃー(#^^#
結局、考えすぎると書けなくなるし、書き込みのスタンスを空けないためにも、
自分にノルマを課さなければなりませんね。
いや、これを自主的にやるのは難しい。
人生は一行の大藪春彦にもしかない。
昨夜、とてもよいことを思いついたんですよ。
だけど、睡魔に負けてmemoしなかったら、起きたときには忘れていました。
何だったんだろう。
大藪春彦はギリシャ悲劇を超えた作家であることを証明できたはずなのに。
気を取り直して行きましょう。
>92にもあるように、「大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし」、
ファンの間ではよく言われると思いますが、これはどういうことなのか、
なぜそうなのか、今いちど考えてみる必要があるのではないでしょうか。
手垢にまみれて一人歩きしているところがね、どうも気になるのです。
まず、「大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし」とはどういうことか。
よく言われるのは、大藪の作品は、他の誰にも真似することができない、
ということです。
<継承不能なマグマ>という表現を使ったのは、舟戸与一だったでしょうか。
文学作品の創作・造形は、模倣から始まり、模倣されて継承されていく。
オリジナリティはその間にこそあるのです。(by 悠)
ところが、大藪の作品を模倣すれば、それはただの陳腐な偽物になってしまう。
――継承不能。
なぜでしょう。
夕食前で、ピザ饅頭を食べたところです。
ランチはおいなりさんでした。
大藪ファンなら、せめて鶏の唐揚げくらい食べたいところですが、
実は、頭脳労働には蛋白質より炭水化物なんですよね(^^
そういえば、大藪春彦の描く主人公たちは、蛋白質摂取に、実にどん欲でした。
ところで問題は、「大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし」。
大藪の作品(世界)とは、模倣することの出来ない<継承不能なマグマ>の奔流
であるが、それはどうしてなのか。
これも、よく言われるのは、敗戦体験という大藪のバックグラウンドです。
国家、権力への憎悪と反発の根底に、朝鮮からの凄絶な引き揚げ体験がある。
体験したものにしか知り得ない過酷なサバイバルを通して得た
筋金入りのアナーキズムは、真似しようとして出来るものではない。
だから、才能だけでは大藪春彦にはなれないのだ。仮に同じ才能があっても、
誰も第二の大藪春彦にはなり得ないのだ。
とまあ、まことしやかにそう言われてきたわけですね。
しかし、僕はそこに、さらなる疑問を投じたいわけです。
珈琲でも入れましょうか。
大藪ファンなら紅茶かな。
うん、紅茶にしようっと(^^
一人暮らしなので、パスタのストックを切らさないようにしています。
今日のパスタは、ペンネです。
パスタを固めに茹でて、湯は流し捨てずに、洗い桶の中にこぼしておく。
パスタを茹でた鍋にハインツのアラビアータ缶を開けて、パスタと一緒に
ひと煮立ちさせたら、いとも簡単にペンネアラビアータが出来上がります。
使用する鍋はひとつ。
後の皿洗いには、パスタを茹でこぼした湯を使えばよいので、洗剤はいりません。
食器汚れは麺の茹で汁(デンプン)で落ちる、って知ってましたか。
さて、大藪春彦の描く主人公たちの食事シーンとは、えらくかけ離れたものになってしまいましたが(^^;
>才能だけでは大藪春彦にはなれないのだ。仮に同じ才能があっても、
>誰も第二の大藪春彦にはなり得ないのだ。
ここに、さらなる疑問を投じたいというところから、前回の続きです。
実は僕、カメラの知識はないのですが、写真を撮るのは上手いんですよ。
それは素人上手だろう、ってまあ、そうなんですけどね。
どういう風に上手いかといいますと、構えてあれやこれや角度や効果を考えて、
時間をかけて一枚を撮るような上手さではないんです。
何人かで一緒に、週末に高尾山へ登る――たとえばね。
その道すがら、とくに足を止めたりしないで撮影して、
帰ってきてから、それを現像して見せると、みんなに、
「どこにこんな(いい)景色があったんだ」って、言われるんです。
そう。友人ですからまあ、仮に僕と同じくらいの才覚があって、
まさに同じ体験を、この場合は登山をしているわけですよね。
でも、そのときに見た風景、心に映した景色は、まったく違うものなのです。
それを瞬間的に構図として切り取ってしまう僕という人間。
ですからね、僕が言いたいのは、
才能と経験が同じなら同じ(ような)作品が描けるとは限らないということです。
大藪に匹敵する才能があっても、凄絶な敗戦体験を経た者でなければ、
あの作品世界は描けない。――そんな簡単なものでしょうか。
比べるのはおかしいにしても、過酷というなら同じくらい過酷な体験をした人なら、
他にいくらでもいるのではないでしょうか。
そして、文才のある人も、おそらくは。
しかし、描けない。誰にも、あの世界は描けない。
ちょっと待ってくださいよ。
ここで、食後のデザートに冷やした洋梨の缶詰を開けて、ついでにワインを(^^
先週土曜日の夜は、ワインを飲んだら寝てしまいました。(^^;
翌日曜日は、アスファルトの虎14巻を読んだんですよ。久しぶりの再読です。
序盤の筋トレシーン(影響されたなあ)、質素な、しかし内容充実した主人公の食事シーン、
(「いりこ」が念入りに描かれているところなど、大藪の伝記と重なります)
マシンの唸りと銃器の炸裂する中盤、終盤にかけての濃厚ラブシーン、
食事は洒落た都会風のそれへと変遷を遂げ……
大河ドラマというより、一遍の交響詩のような趣です。
あまつさえ、音楽にたとえたサブ・タイトルが付けられている(^^
ワンレスを長くすると、スレッドの容量が1000まで保たないのですよね。
往年の伊達邦彦(役)が、NHK大河ドラマでニヤけた平安貴族に(扮して)ねえ……。
才能だけでは大藪にはなれない。
そのバックグラウンドに、敗戦からの凄絶な引き揚げ体験が必要であった。
しかし、それは望んでも得られるものではない。だから、誰も第二の大藪春彦にはなれないのだ。
「大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし」
という時を経た定説に、しかし才能とバックグラウンドだけで、「そう」なれるものか、
と疑問を呈するのが僕の立場です。
>>100-101
するとね、(文学の)才能って何でしょうね。
結局、それは人間性ではないのか。
才能=人間性。ならば、人間性って何だろう。
そんなことを、考えています。
銃器についての知識を補填していたら、眠れなくなってしまいました。
いけないな。ストイックな男は自分の生活をコントロール出来なければ。
108 :
吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 15:15:28
ここもすっかり基地外隔離スレになっちまったな。
漏れは 悠 ◆ZwODOp2nPE とかいう自分語りのアフォは見えない設定しているので
まったく問題はないわけだが。それにしてもまともなカキコがないな。
いるよ。……バカだな。
111 :
hikky:2005/11/03(木) 23:15:28
> いけないな。ストイックな男は自分の生活をコントロール出来なければ。
大藪作品の主人公はストイックじゃないよ。
むしろ快楽主義者といえるんじゃないかな。
大薮作品の主人公たちは、実は非常にストイックですよ。
それは、目的に向かって計算し(尽くし)た計画をやり通す、意志の力と言い換えてもいい。
肉体鍛錬の仕方にしても、そのひとつでしょう。
……ストイックの概念を、「禁欲」という日本語に、ひいては性欲抑制と置き換えて誤解、
あるいは理解して「しまって」いませんか。
他人の言説を「うのみ」にするほど、決して僕はお目出度くはないのですが、
大藪春彦の描くストイシズムを、
<無駄な贅肉を削ぎ落とした肉体と精神の極限的にシンプルな状態>
と表現した亀和田武の意見には賛成しておきます。
(物質的には、もちろん違うと思いますが)
それから、今すぐには思い出せないのですが、大藪春彦自身が、自分の描く主人公たちを
「ストイック」と称していたこともあったかと。
もちろん、作者が言えばそれが「正しい」、とは限らないことを前提にした上でですよ。
まあ、大藪の書く主人公のセックスは、手段としてのものが結構あるのは確かだ。
つうか、あのつまらない性描写がストイシズムを表現している、と読むこともできる。
おっと下らん深読みをしちまったぜ。
114 :
hikky:2005/11/04(金) 22:36:47
>>112 > 大藪春彦の描くストイシズムを、
ストイシズムとは何ぞいやという話はある。
それを仮に「節制、抑制」とする。しかし、実際は
飲食→食は肉はキロ単位、飲むのはガロン単位
性 →美形の女性は精神的に好きでなくても、犯すのがデフォ。
抑制のかけらも無し。ましてやプラトニックラブはありえない。
戦闘→セスナからの爆撃、建物にダイナマイトをしかける、遠距離からライフルで狙撃、
必要とあらば女性でも拷問あるいは麻薬漬けにし、
口封じに無抵抗の者でも容赦なく射殺するなど、基本的に手段は選ばない。
「節制、抑制」とは真逆であることがわかる。
> <無駄な贅肉を削ぎ落とした肉体と精神の極限的にシンプルな状態>
> と表現した亀和田武の意見には賛成しておきます。
ふーん。文盲の作家もいるんだね。
115 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 00:50:52
気をつけろよ
刺すような毒気が無けりゃ
男稼業もおしまいさ
困ったな。僕のははったりじゃないんだけど……。
名前でも、変えてみようか。
「名のない男 ◆ZwODOp2nPE 」なんちゃって。
ダメだ、眠たいや...zzz
>ましてやプラトニックラブはありえない。
作品中、「プラトニックなだけのラブ」というのは、思いつきませんが、
「プラトニックでも」女を愛していた件はありますよ。
『復讐に明日はない』の鳥羽とかね。
あと、主人公(殺し屋)の奥さんがコバルトブルーの瞳のステラで、
子供がフランクとリズっていうのは何でしたっけ。
思い出せないのって気持ち悪いな……。
作品中、自分で自分を守れない女=主人公の愛する女性ってのは、
悲惨な殺され方しちゃうんです。はあ……。
『長く熱い復讐』では女房同然に愛していた女がいないことには、
モチベーションの一端ははじまらないわけですし、
『傭兵たちの挽歌』にいたっては、言うまでもなく。
ああでも、大藪作品にキッドナップがない、というのは嘘だな。
その名も、「誘拐」という作品があるもの。
昨日の書き込みに補足。
>>117で出てこなかった作品のタイトルは、『骨肉の掟』です。
一晩寝たら、すっと思い出せました。
やはり、眠たいときは脳内の記憶検索機能も、おやすみモードなんですね。
121 :
hikky:2005/11/06(日) 00:33:48
>>117 > 『復讐に明日はない』の鳥羽とかね。
復讐ものだけど、女にだらしなくて女に油断して何回もピンチに陥る。
表層は「復讐」であっても、主人公の行動原理に快楽追求があることの証左といえる。
快楽追求とストイックは相反する。
悠君だけじゃないが、大藪作品を読んで「ストイック」との評価が出るのは不思議だ。
単に「ストイック」と言いたかっただけなんとちゃうんかと。
122 :
hikky:2005/11/06(日) 00:46:22
>>118 > 『長く熱い復讐』では女房同然に愛していた女
姉妹ドンブリやってるし。
また、ヤクザの何の罪も無い娘を「権利がある」などと訳の分からないことを言って犯しちっゃたり。
と快楽追求に余念がないんだよね。
女で破滅することはない主人公たちですけどね。
<邦彦のなかにある戦闘的ストイシズムは、邦彦を孤独の猟野へと駆りたてた。>
>女で破滅することはない主人公たちですけどね。
自分で言ったそばから、ですけど、「女猫」みたいな例外もあります(^^;
>>116 すみません。
そのHNは私が使用してます。
>>121 >快楽追求とストイックは相反する。
→「快楽追求のために、ストイックに邁進する」
ではないでしょうか。
>>125 えっ(^^;;;;;;
そうですか。ごめんなさい。
余談ですけど
>>118>>122で話題になっている、『熱く長い復讐』について。
タフな大藪主人公たちの性行為時間の中で、最も短いのは、この作品中にあります。
角川文庫だと、下巻のp.135<ゆっくり味わいたいところだが、さっきのヘリコプターによって、
敵がすぐ近くまで迫っているにちがいないことを鷲尾は知っていた。だから、猛烈なスラストで、
五分も掛からずに終えた。>
hikkyさんの言う、
>ヤクザの何の罪も無い娘を「権利がある」などと訳の分からないことを言って犯しちっゃた
後のことですね。
『熱く長い復讐』は、シリアスなストーリーで、僕が注目したのは、
決して主人公の性行為時間ではありません。
大藪独特の乾いたユーモアセンスといおうか……
主人公の復讐対象の妻がですね、あろうことか、切羽詰まった絶体絶命の場面で、こうですよ。
<「嚇しには乗らないよ。私はね、今こそ令夫人面してるがね、昔は横浜(ハマ)で鳴らした
ズベコーだったのさ。度胸の据りかたが、そこらの女とちがうんだよ」>p.117
ここ読んだときは僕、ストーリー展開そっちのけに笑い倒れてしまいました。
大藪のユーモアセンスって、独特なんですよね。
たとえば、デ○ィ夫人(をモデルにした)らしい女性は、複数の作品に登場しますが、
『黒豹の鎮魂歌』の中では、その名も、「ビディ・パン・スケーノ」って、ねえ……(^^;
>>129-130 はじめて読んだの、大学入った年だったかな。
なつかしいな。
性行為の知識は、すべて大藪作品から得ました。
びびったけど、読んでて楽しかったんだなあ。
もちろん、自分で実行したことはありませんけど。
アダルトビデオとか、雑誌とか、見たこともないんですよね。
132 :
hikky:2005/11/06(日) 22:49:38
>>126 > →「快楽追求のために、ストイックに邁進する」
いわゆる「ゴルフの後おいしいビールを飲むためにあえて水を飲まないでおく」
というわけだね。
とうていこれを「ストイック」とは言えますまい。
>大藪独特の乾いたユーモアセンス
これは同意。
戯画化も魅力のひとつだね。
「餓狼の弾痕」がいまいちなのは、悪役に魅力がないからだ。
人大杉って、書き込みのモチベーションに差し障りますね。
<大薮の前に大薮なく、大薮の後に大薮なし。>
すっかり一人歩きしてしまった、このフレーズの、初出について触れておきましょう。
昭和49年11月を初版とする角川文庫版『骨肉の掟』解説の、平井和正によるものです。
この解説自体は、昭和49年時点での、という意味において、また平井の大薮に対する
思い入れの深さと、自身の作家としての自負が邪魔をしていて、今では、かなり読みづらい内容です。
「知ってるよ、そんなの」(知識に関して)、「嫌みな人だな、あなた」(その、もったいつけすぎた書き口調に)
と随所に口を挟みたくなります。
現に、大薮作品の中では、『復讐の弾道』を死ぬほど好きだ、
と言うあたり、明らかに趣味が悪い。
(『復讐の弾道』は、「大薮作品の中では」変にねちねちしたものです)
それに、<死ぬほど好き>なんて、文筆のプロが書きますか。
しかし、<大薮の前に大薮なく、大薮の後に大薮なし。>
このフレーズで、大薮フリークの勇に列せられる。
風邪気味で、申し訳ありません。
今日は番外で、世田谷文学館常設展示大藪コーナーの報告です。
今週――もう先週のことになりますが、晩秋の枯葉舞う中、行って来ました。
大藪が最後に身につけていたという、セイコーのダイバーズ・ウォッチなど、
ファンには胸に迫るものがありました。
決して、大きなスペースではないのですが、展示されていた愛用の腕時計は3点。
セイコー2本と、ロレックスのデイトジャスト黒文字盤。
原稿書きに用いられていた筆記用具は、「ボールPentel」(商品名)でした。
肩こり対策からも、書き味の滑らかなペンが必需品だったとか。
あの1本百円くらいの水性ボールペンが、これも愛用の机上小物入れ(木製)に、
10本ほど、おそらくは在りし日のように並べられたまま、展示してありました。
(机の展示はありません)
「ボールPentel」をGoogleで検索すると、なかなかの名品のようですね。
あんなにモノ(の描写)にこだわる作家が、いわゆる高級万年筆ではなく、
水性ボールペンを選んだところがたまらない。
大藪のモノを見る目が、好きなんです。
大藪作品から、いつも感心させられるのは、地理感覚の的確さ、です。
東京生まれの東京育ちの僕をして、その市街描写には驚かされるものです。
戦時中に海外で生まれ、引き揚げ後は地方で育った人が、大人になって東京に出てきて、
こんなにも東京という街を掌中にできるものでしょうか。
大学生活を、東京で送ったという要素は大きいかも知れませんが、他の作家では、こうはいかない。
その大藪が、棲み家に選んだ街です。
まあ、松原から文学館は、かなり離れていますけどね。
世田谷って、そんなに棲み良いですか(^^;
まあ、だからその辺は好みの問題もありますよね。
それだけではないかも知れませんが。
僕の好みはちょっと違いますよ。
矛盾するようですが、大藪生前の頃――そんなに昔のことと思わないのに――とは、
東京の市街事情もずいぶん変わりました。
せっかく基地外を隔離しているんだから、良スレに呼ばないでくれよ。それでなくても
書斎がちょっかい出してウザイんだから
>>139 ありがとうございます――あの、僕に仰ってくださってるのでしょうか。
実は、文学板以外のところには、あまり行ったことなく、もちろん書き込んだこともなくて……
そちらは、一般書籍板というのですね。
今のところ、そのスレッドの内容は読んでいません。
読むと、いろいろ突っ込みたくなりそうで、空気を乱したら悪いですし。
それにね、大藪ファンは孤独を愛するものです。
静謐を知る男のゴールドブレンド。
うーん、マンダム。(CMを見たことはないのですが、武論尊のペンネームで知りました)
>>140 書斎の問題では、僕も本の収納にいろいろ工夫しています。お互い大変ですね(^^;
>>138で、大藪の地理感覚の的確さを指摘しました。
ヨーロッパやアメリカを舞台にした作品でも、それは言えます。
でもまあ、舞台を日本にした方が、現実と照合しやすいですから、
あえて挙げるなら、女豹シリーズなんて、その的確さがわかりやすいですよ。
読んでいても、作品世界の地理的背景が、風景が、映像のように鮮やかに目に浮かんできます。
言うまでもなく、女豹シリーズは大藪作品で唯一、女性を主人公にしたものです。
これは、読者の好みの別れるところみたいですが、僕は好きですね。
言うなれば、倒錯の悦楽。作品世界のハードさ、非常さも、他作品に引けを取りませんよ。
むしろ、エスカレートしている(^^;
女性の主人公に関する話題を出したところで、
>>53の話題(疑問)に触れておきましょう。
>女性が読むものじゃないからw」
これについては、
>>61さんの言う、
>徹底的に男の趣味で染め上げられた世界ですから女性にはしんどいんじゃないかと。
というのは、もっともなようで、実は――。
ああ、言いたくないな(^^;
でも、言いかけたので、言います。
大藪作品は、女性に読まれると、男にとって都合が悪いんです。
たとえばね、精力的なヒーローが、女性に奉仕する場面=性行為について。
もちろん、生理的な欲望や、征服欲を満たすための行為には違いないけれど、
毎度毎度、これでもかこれでもかと女性を昇天させ続けて奉仕するわけです。
その充実した性行為描写ったら、やらしくなくてすごいですよ。ハードですし。
これには、『アスファルトの虎』シリーズは、実によい例なのですが、長いので、(14巻)
『凶獣の罠』(『アスファルトの虎』後日番外篇1巻、角川文庫)でよいでしょう。
たとえば、女性から、p30〜,p96〜,etc...を指して、
「こんな風にしたいんだけど」
なんて言われた日には、男としてはどうしたらいいんです(^^;;
女性に読んで欲しくない大藪。
「女には読ませるな」と言いたくなる大藪作品について、
もう少し書いてみようと思います。
147 :
吾輩は名無しである:2005/11/30(水) 19:51:58
「処刑の掟」
>>147 あの、その書きこみ方、家に帰ってきたら、肉の塊が黙って(メモもなく)
玄関先にぶら下げられてあった、って気分なんですけど(^^;
>>147 置きっ放しでは腐りますから、料理してもよろしいでしょうか。
違う食材を用意していたのですが、いただき物でディナーのメニューが変わる、
というのも乙なものです。
シュッシュッ(包丁を研ぐ音)
150 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 21:48:26
むなしいひとりあそび
だれもみていないのに
151 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 21:51:02
153 :
吾輩は名無しである:2005/12/04(日) 22:06:28
「荒らす」なんて、とっても大藪文学的な行為
じらしたようで、申し訳ありません。
大藪的には、「まとめてかわいがってやるぜ」でしょうか(^^;;
<
>>147の(作品名と解釈してください)両脇の下に両手を差しこんで寝室に引きずっていく。
百三十キロの
>>147も、射ち倒した四百キロを越えるエルク大鹿(ワビテイ)を一人で引きずったことが
しばしばある>悠<には、そう重いものではなかった。タバコを横ぐわえにして引きずる。>
――ああ、なんて格好いいんでしょう。
『処刑の掟』について言えることは、徹頭徹尾、男の領分だということでしょうね。
甘さの入り込む隙間のない――その上、飽食している。
この作品を読むことは、成獣の雄肉を喰らう趣があります。
サビは、角川文庫でいうとp.158の、
<「俺か?俺は弱肉強食のアスファルト・ジャングルのハンターさ。
権力という狩猟ライセンスは持っていないが、暴力という武器を持っている。
俺が復讐を誓った連中を狩りだしてなぶり殺しにしてやる。俺の猟場には、
禁漁区も捕獲制限も無いんだ」>
この部分です。
よく言われている、p75の部分ではありませんよ。
あの、今、BSでベートーヴェンのPコン聴いてるんですけど、後でいいですか。
大藪はクラシックも作品に登場させますから、ね(^^)
そういえば、僕が調べかけているのは、『戦士の挽歌』で恋人とベルリン・フィルを聴きに行く場面。
本当に、当時のプログラムはヴァーグナーだったのか、です。
では、また後ほど。
屑が。
160 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 06:48:35
「非情の掟」
卵食ってその気になってる頓馬ちゃん。
162 :
吾輩は名無しである:2005/12/05(月) 23:41:39
悠 ◆ZwODOp2nPEとかいう奴は自分がみんなから注目されていると思ってここを日記代わりに
してるんだね。自分に惚れてると妄想して女性とか追いかけ回すのも奴みたいなタイプだよな。
青春は生き恥を超えて
女性に読ませ(読まれ)たくない大藪(作品)について
書こうとしていたのですが、まだその流れでいけるかな。
『処刑の掟』を持ち出されたので、少し書きましたが、この作品は、
僕としては適切な例として持ち出す予定ではありませんでした。
これは、料理にたとえるなら、一流レストランが合格ラインで
まとめ上げて出した、という程度の作品です。
大藪の作品テイストを、ひと通り網羅して水準以上に仕上げて出したら
こうなる。しかし、真髄はこんなものではない。
先行論を鵜呑みにする程度にしか読めない人はいるわけでね。
この作品が、実質以上に褒められる傾向にあるのは、
角川文庫の解説によるところも大きいかな。
もちろん、大藪作品というのは、「凄い」のだけど、
それを代表する、これぞ醍醐味といえる作品は、『処刑の掟』ではない。
導入はおざなりだし、復讐の動機付けは薄いし、
類似作品に比べて、スケールもどうかな。
たとえば、
>>160でタイトルだけ出ていますが、そう。
『非情の掟』に見られる、有名なあの丹沢山塊潜伏の描写。
『処刑の掟』のサバイバルシーンは、それに劣ると言わざるをえないでしょう。
しかし、大藪作品の魅力たる要素をソツなく網羅してはいる。
これぞ男の領分。女に入られてたまるか、という。
銃、猟奇性、飽食したモノの描写――どれをとっても、満足できるものでしょうね。
突拍子もないと思われるでしょうけど、
実は先週、夢に(としか言いようがないので)大藪春彦が来たんです。
それ以来、クリアに筋立てていた僕の理論を書こう(キーボードを打とう)
としたら、眠たくなったり、頭痛がしたり、手が重たくなったり、
逆に思いもかけないことが、すらすら書けたり、変なんです。
今も、変です。どうしたんだろう……。
(いっぱい、続きはあるのに)
お腹に来る風邪をひいたみたいで、本調子ではありません。
今日は、ちょっとだけ。
>>156で、『処刑の掟』という作品を、成獣の雄肉の趣と評しましたけど、
その時点でもちろん、それに対(比)すべき作品のことは頭にありました。
若いしなやかな肉の甘みを供してくれる作品について――。
『唇に微笑 心に拳銃』
甘美なこの作品を、何度繰り返し読んだことか。
他人には、教えたくない――そしてまさに、女には読ませたくない世界。
実際に、女だましのテクニックも満載されているので(^^;
この作品を、男のメルヘンだとか『蘇る金狼』『戦いの肖像』と
たんに関連づけることで終わらせることは出来ません。
導入部の美しさは他作品に例を見ない。
全体を流れる、どこか浮世離れしたトーンも、
<今に世界中の富を俺の懐に捩じこんでやる。>
と明確に記された目的――目的を持たない目的――とのアンバランスさも、
危うく、そしてしぶといまでに矛盾の均衡を保っている作品世界。
大藪春彦はかつて、若き日の理想を、
<外面の繊細さと内面のしぶとさ>と著したことがあります。
そこで、作品のタイトルを思い出しててみると、どうでしょう。
『唇に微笑 心に拳銃』――<外面の繊細さと内面のしぶとさ>
これほどまでに、大藪の理想を表現した作品タイトルは、
全作品を通して他にはありません。
このことを指摘するのは、僕が初めてです。
引用される際には、悠 ◆ZwODOp2nPE氏の指摘による、と書いてくださいね。
風邪をこじらせて、酷いです。
でも、負けないぞ。
今日は、戦士の休息です。
本題からちょっと離れて、大藪triviaでも。
具合が悪く、本調子ではないので、
あまり頭を使わなくていい話題でいきたいと思います(^^;
第一問です。
もうすぐお正月ですが、大藪春彦は初詣は毎年どこと決めていたでしょうか。
第2問。
大藪春彦が、思想の他に、作家の(生)命として大切だと考えていたものは何でしょう。
第3問。
大藪春彦自身の言葉を信じるなら、大藪文学とはどこから出発しているでしょうか。
漢字二文字で。(「怒り(憤怒)」ではありません)
軽く行くつもりが、案外本質に迫っていますね(^^;
本当に、大部は読んでいるのですが、今から僕も解答を探しますので。
だいたいどこにあるか見当は付いているのですが、なかったらどうしよう(^^;;
引用の際、文献のページを記すのは、大学の専門で勉強したときに身に付いているからなんです。
一般の人は、そういうのない方を「ふつう」だと思うようなので、(「普通」って何でしょうね…)
最近は意識して、「ふつう」の書き方に合わせているのですが。
では、また後ほど。
>>175の回答です。
第1問:高尾山
毎年初詣は高尾山と決めていたのに、ある年、違う土地の神様を拝んだら、
数ヶ月後に拳銃不法所持で逮捕された、と書いています。
(すると、「ある年」というのは、昭和40年のことですね)
第2問:文体
<僕は文体こそ作家の生命であると信じる。――(中略)――署名を伏せた
一ページを読者が読んで、その文を誰が書いたか分らないようでは、それを
書いた者は作家でなくライターにすぎない。>
※同様のことを、何度か書いています。
第3問:絶望
朝鮮抑留からの凄絶な引き揚げ体験、帰国後は、よそ者扱いされて闘う日々、
高校入学後の脊椎カリエス再発による闘病――<青年にしてもう廃人かという
絶望……、そのときからですね、夢中で文学書に没頭しはじめたのは。僕の
文学は、そういう意味でも絶望から出発している>
訂正)→解答
扁桃腺にきた風邪をこじらせて、悲惨なクリスマスです。
もう少し、大薮triviaを続けようかな――。
(まだ、本調子ではないので)
訂正)→大藪
ああ、体調のせいにしたくないし、こういうミスは落ち込むな……。
問題です。
大藪春彦と夫人のなれそめは、当時編集者だった夫人が、原稿取りに来ていて、
ということのようですが、そのとき夫人が担当していた作品は何でしょうか。
ヒント:名作ですよね。初期の作品です。
ではまた、後ほど。
おやすみ前に、解答を書いておきます。
答え:ウィンチェスターM70
おやすみなさい...zzz
別スレであったけど 戦士の挽歌の石川に
陣内孝則のイメージを重ねて読んでみたが
これがなかなか (・∀・)イイ!!
ただあの顔に小橋健太の体がついているのを想像すると
吹き出したけどw
大藪ファンと望月三起也ファンはかぶってそうだ
186 :
:2006/02/14(火) 23:23:30
短編でイイのはありますか。教えてチョ
サンクス。探して読みます
191 :
吾輩は名無しである:2006/04/03(月) 23:06:07
「掟破り」ね。
ピンとこなかったのでネットで検索かけた。
時代劇の奴ね。思い出した。
ハメットに チョンマゲ乗せるとこうなる…という感じ。
クロサワの「用心棒」の方が 翻案はうまく行ってんじゃないの?
楽しむべきは 火縄銃の弾丸を片手で持った金属の盾で弾いたり
(つまりは原始的な火縄銃の弾丸だからこんな芸当がギリギリ許容できる)
という、ガン&スウォードのアクションなんじゃないかな。
敵同士を競わせて二つの組織を潰すっていう筋かな。
宍戸錠主演の清順映画の原作(大藪)もそんな感じだったな
それは大映の『赤い手裏剣』? なら田中徳三−市川雷三のはず。
清順−錠のゴールデンコンビは日活だと思う。
銃火器に関してディティールに拘る大藪春彦に対して「連発コルトのジョー」は凄い。
いくらオートマチックといったって、マガジンの換装もないのに三十発ぐらい一気に
撃っちゃうんだからね。もっとスゴイのは清順の演出で、発射回数より銃声のほうが
多いんだ。場面の中で、敵も見方もみんなで走ってるシーンなのに「バーン、ババン、バババーン、バンバン、ババン、バババーン、バーン、ババン、バババーン、バーン、ババン、バババンバン、ババン、バーン」、
ずーと鳴ってるからね。やっぱり(B級)アクション映画はこうでなくちゃ。
清順−錠といえば、やっぱり『殺しの烙印』か。数年前、清順を慕うスタッフに
担がれて『ピストルオペラ』を監督したけど、あの脚本を書いたのは伊藤和典といって、
かつて押井守とよくコンビを組んでいた人物。『パトレイバー』とかテレビでもやってたけど、
面白かったなぁ。
あまり大藪と関係ないけど、銃(ガン)繋がりってことで。
荒川「後藤さん。警察官として自衛官として、俺たちが守ろうとしているものってのはいったい何なんだろうな。
前の戦争から半世紀、俺もあんたも生まれてこのかた戦争なんてものは経験せずに生きてきた。……平和、
俺たちが守るべき平和。だがこの国の、この街の平和とはいったい何だ?
かつての総力戦とその敗北、米軍の占領政策、ついこの間まで続いていた核抑止による冷戦とその代理戦争。
そして今も世界の大半で繰り返されている内戦、民族衝突、武力紛争……そういった無数の戦争によって
合成され支えられてきた血塗れの経済的繁栄。それが俺たちの平和の中身だ。戦争への恐怖にもとづく
なりふりかまわぬ平和。正当な対価をよその国の戦争で支払い、そのことから目をそらし続ける不正義の平和」
後藤「そんなキナ臭い平和でも、それを守るのが俺たちの仕事さ。不正義の平和だろうと、正義の戦争よりよほどマシだ」
荒川「あんたが正義の戦争を嫌うのはよく判るよ。かつてそれを口にした連中にロクな奴はいなかったし、その
口車に乗って酷い目にあった人間のリストで歴史の図書館は一杯だからな。……だがあんたは知ってる筈だ。
正義の戦争と不正義の平和の差は、そう明瞭なものじゃない。平和という言葉が嘘つきたちの正義になってから、
俺たちは俺たちの平和を信じることができずにいるんだ。
戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む……。
単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実態としての戦争によって埋め合わされる……、
そう思ったことはないか?
その成果だけはしっかり受け取っていながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方
に過ぎないことを忘れる。いや忘れたふりをし続ける……そんな欺瞞を続けていれば、いずれは大きな罰が下される、と」
後藤「罰? 誰が下すんだ、神様か」
荒川「この街では誰もが神様みたいなもんさ。いながらにして、その目で見その手で触れる事のできぬあらゆる
現実を知る……なにひとつしない神様だ。
神がやらなきゃ人がやる。……いずれ判るさ。俺たちが奴に追いつけなければ、な」
(『機動警察パトレイバー2 the Movie』)
あれ、キチガイはどうしたんだ?w
196 :
吾輩は名無しである:2006/04/13(木) 02:43:10
東宝からDVD出るね
野獣死すべし
野獣死すべし復讐のメカニック
野獣都市
拳銃よさらば
既に出てる「野獣の青春」は傑作
198 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 17:38:20
>>197 映画はおもろかったが
原作はたいしたことなかったね
こんばんは。
トリップ、これだったかな。
年明けからの事情は、また後ほど。
正月三箇日は、大藪春彦漬けでした。
一日に十冊以上、読んでいたのですよ。
すると、見えること、見えること。視界360度全開の境地でした。
そこまでは、絶好調だったのですが。
それから、あっという間に、4月。
掴んだ内容が多すぎると、書けないものです。
もとい、書かせまいとする力が働いているようでもありまして。
大藪春彦は、まちがいなく、僕のところへ来てます。
50冊以上読んだくらいのところで、やられました。
実に快調に加速しながら読み進んでいたのですが。
(もちろん、再読だということもあり)
やられたというのは、来たのです。
説明するには、時間が必要です。
ああ、それにしても。
大藪春彦の作品群がいかに再読に耐えるものであるか、思い知りましたね。
202 :
主治医:2006/04/25(火) 18:43:04
退院おめでとう。でもパキシルは毎日きちんと飲むんだよ。
203 :
hikky:2006/04/27(木) 00:12:27
「アスファルトの虎」を読んだご感想はいかがかな?
204 :
吾輩は名無しである:2006/04/27(木) 17:49:46
うっくつするとこのある人は
なんにせよ
オーヤブ読むといいね。
>>203 大藪衰えたり、を象徴する愚作だった。
本を漁ったデータと己の趣味を羅列しただけで、あれほど読者を愚弄した作品はない。
ジジイになってからの大藪は、カ ス 作 家。
206 :
hikky:2006/04/27(木) 22:03:22
>>205 >
>>203 > 大藪衰えたり、を象徴する愚作だった。
たしかに自分も10年前に読んだ時は
「なんじゃこりゃ」と呆れかつ途中で投げ出した。
しかし、今10巻まで読んだけど、
「これもありだな」
と思えるようになった。
いやひょっとしたら、最高傑作かもしれん。まじで。
『アスファルトの虎』はすごいですよ。
大好きですね、僕。
ああっ。そこは、こんなに早く話すところじゃないのに。
すごい理由は、ハイレグのレースクイーンの陰毛処理について、書かれてあるからではありません。
ヒーローがフレグランスを使う場面が出てくるからではありません。(他の作品で、そういうシーンありましたっけ)
スーパースペシャルウルトラデラックスビルドゥングスにもかかわらず、
大長編の終始一貫、大京町のマンションシルヴィアに主人公が居をかまえているからでも、
もちろんありません。
いちばん印象に残っている美女は、6巻ラストのソーニアでしょうか。
でもそこ、寒そうな舞台で嫌なんだな。
マサルが関係した女の数えてみましたか。
桁外れの稼ぎをしているくせに、なんだ。由紀ちゃんの給料は少なすぎるじゃないかあああっ。
って、叫びたくなりませんでしたか。
僕のHN、優と音が同じだって、気付いていましたかV(^^)Vきゃー
ああっ
何を言っているんだ、僕はあああああっっっっっっっっっっっっっっ……(頭をかきむしる)
訂正)→世界を股にかけたスーパースペシャルウルトラデラックスビルドゥングス
訂正)→新宿大京町のマンション・シルビア
(正確には、ラスト近く、結婚後にロンドン・メイフェア地区へ移るのですけどね)
訂正)→関係した女を数えて
214 :
吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 18:03:29
世の中には
病んだ人が多いなぁ
真面目なスレッドなので、上げない方がよろしいかと……。
落ちない程度で。
216 :
205:2006/04/28(金) 21:18:05
>>206 アスファルトのタイガーは、名作「汚れた英雄」の二番煎じであるとういことが、分からないわけだww
大藪衰えたり、の俺の意見に間違いない。
では、さようなら。
>二番煎じであるとういことが
訂正
二番煎じであるということが
スマソ
>名作「汚れた英雄」の二番煎じである
そういうの、聞き飽きてますけど、手垢の付いた評価に殉じる姿勢というか……
むしろ、あれだけ時事的な作品が、今読んでもまったく古くさくない点について。
考えさせられるわけです。時代の淘汰を経て残る普遍性のようなもの、ね。
故意に物理的に抹殺しようとしても(版を重ねない、など)
読んだことある者の心から消し去ることは出来ない作品世界。
いつも僕は、その点については考えてきました。
大藪春彦は衰えていません。
三島由紀夫の死を、「書けなくなったからだ」と喝破した(もっともらしい研究者諸子からは聞いたこともないでしょう、こんなの)偉大な天才は、
文字通り、書き続けて死んだのです。役者が舞台の上で死ぬように。
最後まで、凄まじいまでの戦いぶりだ。
いや、大藪春彦に最後などない。
221 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 02:15:03
>>219 あ、そう?
俺はリアルタイムで読んでたけど
その段階で古くて古くて困ったなぁ と感じてた。
223 :
主治医:2006/04/29(土) 07:25:50
スレが進みすぎている。ちゃんと薬を飲んでいるかね?
224 :
吾輩は名無しである:2006/04/29(土) 08:27:23
昔、農家をやってる友人宅の物置から古い「週刊プレイボーイ」を
発掘したことがあった。確か昭和四十年頃のものだと記憶している
けど、その中で三島由紀夫と大藪春彦の対談が載ってて面白かったよ。
対談は和やかな雰囲気で進行するものの、大藪が好意的に語り出した
<太宰治>を「ダメだあんなものは!」と三島が即座に否定して場
が引きつり、しばらく沈黙するのだけど、結局三島は自分と似た者
同士の大宰を意識しているってセンで話が落ち着いたようだった。
この頃では文芸書を読んでもくだらない対談ばかりだからだね。
先生ヅラこいた馬ヅラようなのやら、出てくるヤツいつも同じだし。
>昔、農家をやってる友人宅の物置から
よく見る慣用句ですが、何か意味があるのかな。
対談は、週刊「プレイボーイ」昭和43年1月9日号と聞いています。
>結局三島は自分と似た者
>同士の大宰を意識しているってセンで話が落ち着いたようだった。
いや、そんな話だったでしょうか。
対談の中で、三島は、<太宰がきらいなのは、青年の欠点を甘やかすということ>
だと言っていますが……。
対談が面白いのは、事実です。子供みたいだもの、二人とも。
>>221 >俺はリアルタイムで読んでたけど
>その段階で古くて古くて
リアルタイムで読んでたなんて、すごいなあ。
その頃はまだ、ほんの子供でしたよ、僕。
おそらく、あれだな。
「ブルック。○ールズの最初の男は優ちゃんじゃない。
ジョージ・マイケルだああっ」とか叫びながら読んでたんでしょうね。
でも、そういうの、古いって言うのかな(^^;
余談ですが、後日、ジョージ・マイケルは、ゲイをカミングアウトしましたが、
これにしても、どこが悪いのか、さっぱりわからないな。
困ったなあ。
いや、終盤で真面目に書こうと思っていたのですが、
僕も怠惰だから、何かに急かされているのかもしれないぞ。
つまり、言いたいのは、繰り返しの美学についてです。
大藪の真価がわからないなまくらどもには、
かの大バッハに学べ、とでも言えば、ひれ伏すのでしょうか。
かくいうバッハだって、当時は忘れられた作曲家で、
それが急浮上したのは、19世紀にメンデルスゾーンが「マタイ受難曲」を初演してからですよ。
もちろんリストなどは、ことあるごとに平均率を採り上げて演奏しましたし、
わかるものには、わかっていたのですけどね。
そのバッハの作品たるや、同じ主題の使い回しも、ここに極まれり。
ブランデンブルクとヴァイオリンコンチェルト、(一部)あれ全くおなじ楽譜でしょ(^^;
でも、名曲なのです。
フレーズだけピックアップしたら、きりがないほど、あちこちで似た曲、同じ曲ばかりですよ。
あの時代に!
コピペをテクニックとして拾得していたなんて、すごい!
ctl+c→ctl+vのない時代に、大藪も同じことをしていたのだ。なんて、すごいんだ!
このことを指摘するのは、僕が初めてです。
引用される際には、悠 ◆ZwODOp2nPE氏の指摘による、と書いてくださいね。
愛はバリエーション。
229 :
↑:2006/04/29(土) 10:52:29
本物の病人だな
>>225 当時、汚い本や雑誌を手元に残して置く考え方ができなかったため
いつのまにかどっかにいってしまったのだけど、持っていればよかった。
僕の記憶の中で、誰かの評論とごちゃごちゃになっているのかも知れない。
パソコン通信時代からの論客ですか。(^^;
悠って大介じゃねーの?
233 :
主治医:2006/04/30(日) 12:46:12
連休中も薬は欠かさず飲むんだよ
234 :
吾輩は名無しである:2006/04/30(日) 12:49:32
オマエガナ
悠君、まじめなのに……。
悠君!悠君!
悠君はね、本当はね♪
239 :
吾輩は名無しである:2006/05/02(火) 22:25:30
悠君!悠君!パキシル飲んだあ?
240 :
hikky:2006/05/02(火) 23:45:33
>>227 > つまり、言いたいのは、繰り返しの美学についてです。
うまいこと言うね、君。
目から鱗だよ。マジで感心したよ。
まただ。
書こうとする内容があるのに、カードを並べようとしたら、
頭の中のカードを、誰かに無理矢理シャッフルされるような……。
僕に書かせまいとする、何か。
目に見えない、この外部からの力というのは、何だろう。
仕方ないから、気分転換に、とりとめもないことでも、書いてみましょうか。
大藪作品文庫本の表紙について。
版が変わると、同じ版元でも表紙(カバー)デザイン変わってますけどね(^^;
さあ、どれがいちばんエロいでしょう。
どれにしても、本が片づかなくて廊下にまで並べてると、
大藪作品については、外見が問題だからひっこめろ、
と家族から苦情がくるのですけど(^^;
そうだな、エロい表紙。
僕は、角川文庫の『輪殺の掟』じゃないかなと、思うのだけど。
あの女体は、さすがに冷静な僕としても鼻血でそうです(^^;;;;;;;;
>>240 恐れ入ります。
本当は、もっといろいろ、その。
でも、いきなり言うと話が成り立たないので。
また。
いや、言いかけたままだと気分が悪いな。
後半期の大藪文学は2拍子だということについて。
行進曲は2拍子なんですよね。
うむ。
2拍子も、日本の祭囃子の2拍子ではなく、行進曲の2拍子。
バタ臭いでしょ。作品中の女性の好みにしても、大藪って。
うわあ!
誰かが僕の頭を叩いている。やめて。
やはり、話題を変えないとならないようです。
はあ……。
悠君はクリスティと大藪しか読んでない、という設定だったけど、さすがにもう無理があるな……。
249 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 14:38:55
「2拍子」は けっこう発明だと思う。
もちっと そのセンで頑張ってくれ
250 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 14:42:22
>>248 まあ、メインのバーチャルのほうばかりだったからね。
この前も某スレでさりげなく探り入れてきた人いたけれど。
251 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 15:21:42
実は、このスレ内だけでも辻褄合っていない致命的なところがあるんだが、
こっちの設定表を無くしたのか?
なんだなんだ?
>>250 メインのバーチャルって何ですか?
253 :
吾輩は名無しである:2006/05/04(木) 21:50:12
>>250 いったいなんでしょう?
わし等の方がヘンなのだろうか?
いいですか?
virtual charaとしての「悠」君に生命を吹き込むのだったら、
もっとしっかりと綿密な設計図を組みたてなければならないということなんですよ。
だって自然界の坩堝には絶対に敵うわけないじゃないですか。
blueprintのまま提示されても、僕たちだって鼻白むばかりです。
カフカ君からは活き活きと輝いた息吹を感じられるのに、
ナカタさんからはぎこちない影絵のような動きしか観られないとあっては台無しですよね。
mainのcharaのようにparanoiacに徹してくださいよ。
「悠」君だって泣いてます。可哀相ですよ。マジで。
255 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 07:51:15
悠君はかわいそうな子なんです。
256 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 07:53:26
>>255 だったらなんで放置するんだ?
mainだけじゃなくこっちもちゃんと世話してあげろよ
257 :
吾輩は名無しである:2006/05/06(土) 19:12:16
悠君は本当にかわいそうな子なんです。
じゃあ大介と一緒だね♥
mainというのが、さっぱりわからなくて興覚めだねw
悠君は、内輪受けのなあなあ君なんかじゃないからね。
これだけは、はっきりさせておくけど、悠君はその、何とかいうのとは別人ですよ。
そうです、別人ですよ。実存としては。
ぼくもその先は皆まで云いたくありませんからね。
けれど同じ量の愛情を悠君に注いであげていないのは確かでしょ。
うっざw
263 :
我輩は名無しである:2006/05/07(日) 15:45:58
よもたいぬひこハ如何シタ?
悠君はかわいそうな子なんです。いまは大藪を読んでいるときだけがしあわせなんです。
お願いですからだれか相手をしてあげてください。
265 :
我輩は名無しである:2006/05/09(火) 07:43:34
悠君、早く出てきて意味不明の独り言を聞かせてよ……。
酒やたばこに取って代わって、男たちの間でチョコがブームなのですって。
それを聞いた、僕の女友達は何といったでしょう。
「ふざけないでよ。男はこっち(の世界)に来ないで!」=男がチョコ食べて喜ぶなんて、許せないっ!
ブラ〜ボ♪
これです。まさしく、僕らが言いたかったのは(^^)
大藪春彦=男の聖域。
だから、女はこっちに来るな。
でも、男がチョコ食べたらダメですかね。
あんなに、美味しいのに。そりゃあ、ないよ(^^;
ってこと。
これはね、実に深い問題なのだな。
僕、大藪春彦の作品で、これを延々と語れます。聞いたら快哉を叫びますよ。(保証付♪)
納戸の本棚(下2段)が、重みで崩落しましたw
廊下が、本の洪水です。
たすけてw
部屋はすでに本で埋まっているので、
あふれ出した本を、部屋に入れることもできませんw
ハードな毎日が続いています。
こんなときは、大藪春彦作品の主人公たちに会いたいな……。
269 :
恵美:2006/05/15(月) 06:50:57
> 大藪春彦=男の聖域。
引きこもり男のくせにバカなこと言ってるんじゃないわよ。私のほうがずっと大藪を理解してるわ。
どうせ親に食わせてもらっているんでしょ?
270 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 02:11:38
>>269 思い入れを相手にぶつけてるだけじゃ、
悠くんとあまり変らないんじゃないかなぁ?
271 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 20:55:55
つまらないスレだな。
大藪は語るのではなく、実践しないとな。
ただ語るだけの奴は、尾崎豊のような軟弱者と同じだよ。
裸で生まれてきて、裸で死んでいった尾崎。
彼は、そのすべてで芸術を生きたのだ。
悠君を待ちながら
274 :
吾輩は名無しである:2006/05/18(木) 22:47:08
>>272 うむ。
もっとも尾崎豊が死んだときに裸だったのは、覚醒剤中毒者によくある裸になって身体を掻きむしる、
という行動をしたせいらしいが……
最近、自動車のTVCFで尾崎の『I love you』が使われているが、あれはおかしい。
オリジナルではなく他アーティストのカバーだが、吐き気を催すほどの違和感を感じる。
音楽に受ける印象をことばに置き換えるのは難しいが、尾崎版では、まるで黒人霊歌の
独唱のような厳然とした響きを感じるのに比べ、CFカバー版では、戦後民主教育に洗脳
されたセックスしたいだけのチャラ助が甘ったれているだけといった風情なのだ。
オザキの歌唱は魂の告白だ。つまりこの二者には、発声法(声量)と呼吸法が異なる
ことによる趣の違いが拭い難く、冒頭の悪感情を僕にもたらすのだ。だいたい、
二人が身体を寄せ合えば「ハートマーク」が完成するあのペアルックが決定打だ。
あれこそがすでに<オザキ>ではない。
画面の下隅に表示されるミュージシャン紹介があまりに短すぎるため、見落とす視聴者があるやも知れぬが、
あんなモノを聴いて尾崎豊の『I love you』が曲解されやしないか、憂慮がつのる。
コピペなんだろうけど、
尾崎は確実に戦後生まれじゃないかとか
大体尾崎はスレ違いだろうとか色々気になってしまうな。
っつーか尾崎って格好だけだよな。もっと体鍛えろよ。
っつーか、もう死んでいるから体を鍛えることはできない。
そうだな。
279 :
恵美:2006/05/19(金) 19:23:17
>>271 > ただ語るだけの奴は、尾崎豊のような軟弱者と同じだよ。
あなたを含めてここにいる男どもみんながそうでしょ? 去勢された男に興味はないわ
_, ,_
('A`)
ノヽノヽ =3
>>279 くく
281 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 21:14:03
うんこ
282 :
吾輩は名無しである:2006/06/29(木) 19:37:30
>>30 遅レスだけどボレロに例えるの爆笑した
だんだん薄く弱くなっていくんだよなあ
283 :
吾輩は名無しである:2006/06/30(金) 19:12:12
尾崎紀世彦か、懐かしいなぁ〜
284 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 15:25:49
「野獣死すべし」復讐編だっけ?
取り澄ましたツンデレ女を最後は拳銃で肩の肉片を削って
大暴れさせて失禁させて気絶させてしまう伊達邦彦。
女って結局惨めだな
285 :
↑:2006/08/06(日) 22:01:03
ああいうことを書くには、かなりの精神的エネルギーを必要とする。
大藪の直接の死因は肺や肝臓の繊維症ということなのだが、
彼の内面に蓄えられた負の・・・
286 :
吾輩は名無しである:2006/08/06(日) 22:07:20
大藪春彦に影響を受けたのモロバレなの書いて文学賞に送るなら、
ドコがいいのだろう。
男のオバサン化、メス化する自然、が始まって久しいけど、
潜在的な重要はまだあるはずだ!
287 :
吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 17:49:03
頑張って英語で書いて
海外の賞に送ったらどうでしょ?
288 :
吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 17:52:49
289 :
吾輩は名無しである:2006/08/11(金) 18:44:04
?
大藪春彦と国防軍隊と、どのような関連があるのだ?
冗談としてもいまひとつキレが悪いな。
290 :
吾輩は名無しである:2006/08/24(木) 12:49:44
大藪小説はアメリカ人に受けるかどうか?
それ何かで読んだな。誰が書いてたか思い出せん。
平岡正明だったかな?
とにかく結論は理解出来ないだろう。って書いていたな。
291 :
hikky:2006/08/26(土) 22:28:38
>>290 > 大藪小説はアメリカ人に受けるかどうか?
> それ何かで読んだな。誰が書いてたか思い出せん。
主人公が女をレイプしたり、
警官や一般人を平然と殺戮するところが、
モラルを重んじるとうていアメリカ読者に受け入れられない
とか読んだ記憶があるなあ。
292 :
吾輩は名無しである:
平井和正だったっけな?
仮にオーヤブが英語で書かれていたら欧米の読者に
大いに受け入れられただろう…とか
いずれは 言語のバリアーを破ってオーヤブは
世界に受け入れられるだろうとか、後書きだかエッセイだかに
書いてあったような記憶があるね。