1 :
吾輩は名無しである:
遠藤周作・海と毒薬が卒論のテーマなんです。期限は後1ヵ月…行き詰まった漏れにハッとするようなアイディア、批評キボンヌm(__)m
>卒論のテーマ
それについて2ちゃんで聞こうなんて卑怯者に近いぞ。
自分の手に負えないテーマを選んだとしたら、ただのバカ。
その上、何をどこまで調べたのか、自分から書けない者にアドヴァイスするバカいるか?
ま、釣りでしょうけどね。
4 :
吾輩は名無しである:04/11/07 20:15:28
ファルロス満々か
5 :
吾輩は名無しである:04/11/08 01:03:03
1が女なら一発やらせてくれ
そしたら協力してやる
6 :
吾輩は名無しである:04/11/08 01:31:45
1が男ならケツ貸してくれ
そしたら協力してやる
7 :
吾輩は名無しである:04/11/08 22:48:06
生きてる人間を切り刻む話しなら、k君に関する
スレでも、のぞいてみたら?
あんまり、参考にはならないかもしれないが。
8 :
吾輩は名無しである:04/11/08 23:14:38
いいから黙ってケツ貸せやゴルァ
ということで、このスレは
ジ・遠藤
10 :
吾輩は名無しである:04/11/08 23:42:25
痔・遠藤
レポートじゃなくて卒論かよ!
最悪市ね__>1
>>1 とりあえず悲しみの歌もセットで。一応続編なんで
13 :
吾輩は名無しである:04/11/10 22:38:15
あの作品は、なんで、海と毒薬というタイトルなんだ?
内容と、何か、からんでたっけ。
14 :
吾輩は名無しである:04/11/10 22:53:40
で、1はケツ貸したのか?
15 :
吾輩は名無しである:04/11/10 22:54:29
>>13 なに別人のフリして質問しようとしてんだよ
16 :
吾輩は名無しである:04/11/10 23:15:06
>>14 やけにケツにこだわるんだなあ。えんどが、雲刻斎だからか?
17 :
吾輩は名無しである:04/11/10 23:26:26
まあてきとーにかけよ
18 :
吾輩は名無しである:04/11/11 22:48:46
なるようになるよ!
19 :
吾輩は名無しである:04/11/11 22:51:23
遠藤レス・LOVE
20 :
吾輩は名無しである:04/11/13 20:43:07
<13
海とは神、または逃れられないせまりくる運命のこと。
21 :
鬼天狗:04/11/14 11:04:33
のんのんのん
象徴的に出てくる海は心情の揺れる波であるのだよ です
22 :
吾輩は名無しである:04/11/16 14:53:41
海って汎神性を表してるって誰かの評論で読んだよ。
23 :
吾輩は名無しである:04/11/16 15:11:18
解釈と鑑賞10月号臨時増刊「文芸批評の方法」っていう本の中の、
イメージ論的批評の方法っていう項目に、海と毒薬のイメージ論的批評が載ってるよ。
僕はこれを読んで興味を持ったから、海と毒薬を読んだ。
24 :
吾輩は名無しである:04/11/17 22:37:37
病院の敷地にある木を小間使いか何かが切り倒すじゃん。あの木はポプラの木だから、キリストを表してるらしいよ。ポプラは死と復活の象徴、磔の十字架の木だからね!
25 :
吾輩は名無しである:04/11/17 22:39:48
「海と毒薬」って、意外に短い分量の本だね
26 :
吾輩は名無しである:04/11/17 23:27:34
27 :
吾輩は名無しである:04/11/17 23:53:22
21くらいでイイんじゃねーか
28 :
吾輩は名無しである:04/11/18 00:37:26
シンボリズムとか古臭いよなぁ。
29 :
吾輩は名無しである:04/11/18 01:52:29
私、卒論が「深い河」でした。
氏の葬儀にも足を運ぶ程、氏の作品に魅せられた学生時代を送っていました。
もう8年くらい前の話ですが…。
遠藤周作が残した一連の作品って、
本人自信が人生の中で「魂探し」をする課程だと感じました。
遠藤が、人生の中で初めて帰属感という心理を体験する事となる
母からのカトリック教育。
その礎の中、成長した自分がカトリックの教えとは全く別の次元で
見聞きし、経験してきた事柄。
それらが遠藤自身の「人生」でどのように、迷いと同時に失望と希望を与えるのか。
遠藤が己の生涯を通じて咬み砕き、はじき出した答えは、
自信のみならず、人間という存在は皆
それぞれが理想と現実の葛藤を繰り返し生きていくということ。
人が産まれ、その後、一生を掛けて経験を得ていくという作業は、
人が存在する上で未来迎合繰り返していく。
一人の「人」として、自らが経ていく営みを綴ってくれた。
結果的には、そんな位置づけの作家だと感じました。
遠藤が人生の中で明らかにせんとしていたと感じる上記のようなは、
全ての作品の根底に存在すると、私は思います。
「海と毒薬」にも感じるのですが、
>>1さんはいかがでしょうか。
こんな俗物
虫酸が走る
32 :
擦れ主:04/11/27 17:40:24
29
そうですね。
人間は、現実と理想の間を泳いでいる小舟
遠藤氏の作品の登場人物は、その狭間で苦悩している。
33 :
吾輩は名無しである:04/11/27 19:26:31
その独尊的な悲劇根性がゲスなんだよな。
勝手に独りで不幸に酔ってくれって感じ。
こういう人道的欠陥品は、目障り。美意識的に不快だが、
自然が淘汰してくれよう。
声をあげることもなく、涙を流した夕暮れの娼妓を思うべし。
34 :
吾輩は名無しである:04/11/27 20:03:47
そうそう 遠藤信者って
>人間は、現実と理想の間を泳いでいる小舟
ってステキ☆てな感じで、舟酔いしちゃった作品人物の
おえぇっっっオエエエエエエエエエエ助けてぇぇぇぇ・・グォボッ
びびびびぢぢぢぢゃゃゃゃゲブブぶぶぶべゲフェェェェおおえっ
げえええええええええグボボボボボボボボげげげべべっべべべべっっ
って描写をいっしょうけんめい読んで、うんうん頷きながら
「そうそう、小舟で酔うとこんな気分になるのよねえ」
とか言ってる、かなりオツムの弱い方達なんだよな。
で、案の定、遠足のバスに乗れば、車内でゲロぶちまいて、
皆から白い目で見られる。いたたまれなくなって
「ワタシのこと分かってくれるの臭作センセだけだわ」
とか、思いつめていく。
そういう思いを繰り返しながら、
弱者救済という美名のもとの「逆優生保護」思想に凝り固まっていく
35 :
吾輩は名無しである:04/11/27 20:21:09
クラスメイトは、ちゃんと
トラベルミン飲んだり、エチケット袋用意したりしてるのに。。。。
オツムが弱いから、そんなこと想像もつかない(w
「クラスでわたしだけわたしだけ」って意識が
悲劇のヒロイン妄想をかきたてる。
周囲は「酔い止め飲まねえお前が悪いんだろ」と思ってるが、
誰も口にしない。軽蔑がミゾを生み、ミゾが孤独を深める。
孤独を慰めるのは、妄想だけ、、、、
肝要は、遠藤自身が
そういうオツムの弱い輪をかけたノー天気者だったということだろう。
愛人バンク嬢とのかねてからの買笑疑惑が持ち上がる。
「これは汚名だ! 晴らさねばならぬぁい」
しょーもない三文小説を上梓する。
「私は見事、筆の力によって汚名を晴らした。見よ、この読者の賞賛ぶりを!
しかし、私を含めた誰にも姦淫への潜在的希求はあることを認めようではないか。
それは母なるものへの胎内回帰願望なぬでぁる」
・・・その陰で、誰が知ろう。
「高名な作家の大先生にたいへんな汚名をかぶせてしまった・・」
と、静かに涙をながす娼妓の姿があったことを。。。
この涙の尊さを遠藤は、生涯理解することは叶わなかった。
涙を流した? その根拠は?
という人に文学は楽しめません。
37 :
吾輩は名無しである:04/11/27 22:19:54
なんだ。遠藤ってやな奴なのか?
38 :
吾輩は名無しである:04/11/28 13:52:15
がんばれー遠藤オタ
なんか言い返せー!
39 :
吾輩は名無しである:04/12/01 14:51:30
>>34遠藤が
家畜人ヤプーを偏愛した
変態だったことに由来する。
>>34 本読んでるときも常に強がってなきゃならないの?
時に自分弱いなあ・・・とか思って、また立ち直るために遠藤周作読んでる。
「母なる神」のテーマに安心したよ。
今はそうでもないけど、昔はキリスト教=「何々をしたら地獄行き」な所が
あったから、そんな時代にこういうテーマを発表するのは勇気がいると思う。
世の中模範信者ばっかりじゃないと思うし。
でしゃばってすまない。
ROMに戻ってブックチャームで首吊って来ます。
41 :
吾輩は名無しである:04/12/14 04:56:48
どうも俺は34のような弱者をバカにする
ような態度が不愉快で堪らないな…
その割に、また時には「俺も弱者」みたいな
ずうずうしいカキコを書いておいて
開き直って居直るみたいな態度も
見ていて幼稚極まりないし。
典型的な二枚舌(ダブルスタンダード)のゴミ。
43 :
吾輩は名無しである:05/01/13 23:29:48
馬鹿にされること覚悟で「人間の弱さ」を描き続けた遠藤は偉い
とりあえず、先週「白い人」「黄色い人」を読みました。
今、「海と毒薬」を読んでいるところです。すいませんすいません。
45 :
吾輩は名無しである:05/01/19 16:25:46
海と毒薬今から読みます
毒薬今から飲みます、に見えた(ノд`)
文庫がどっかいっちゃったよ
age
49 :
吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 22:45:15
悲しみの歌、は海と毒薬の続編ですよね。悲しみの歌がとても好きです。
50 :
吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 22:49:44
続編というより、誤解をとくために書かれたのだ。
51 :
吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 13:09:50
これ、映画もあったな
01.作詞:七梨さゆり/作曲:中野雄太/編曲:田辺恵二
02.作詞:桜並あかね/作曲:原田理花/編曲:金子善次郎
03.作詞:山崎淳也/作曲:川井憲次/編曲:三池崇史
04.作詞:桜並あかね/作曲:大谷靖夫/編曲:大谷靖夫、田辺恵二
05.作詞:黒田洋介/作曲:三池崇史/編曲:籠島裕昌
06.作詞:羽海野チカ/作曲:ゴツボ×リュウジ/編曲:YANAGIMAN
07.作詞:尾崎将也/作曲:高瀬志帆/編曲:川井憲次
08.作詞:桜並あかね/作曲:桑原秀明/編曲:ゴツボ☆マサル
09.作詞:山崎淳也/作曲:原田理花/編曲:三井辨雄
10.作詞:堀江貴文/作曲:星野靖彦/編曲:池田大介、石塚知生
11.作詞:キムラノボル/作曲・編曲・ストリングスアレンジ:中野雄太
12.作詞:七梨さゆり/作曲:徳永暁人/編曲:籠島裕昌
13.作詞:烏丸あおい/作曲:栗林誠一郎/編曲:三池崇史
14.作詞:猪口邦子/作曲:佐藤ゆかり/編曲:高瀬志帆
15.作詞:桜並あかね/作曲:河下水希/編曲:田辺恵二
16.作詞:亀井静香/作曲・編曲:藤代健
17.作詞:桜並あかね/作曲:三好誠/編曲:ゴツボ☆マサル
18.作詞:華屋敷めぐみ/作曲:原田理花/編曲:徳永暁人
19.作詞:尾崎将也/作曲:ササキオサム/編曲:城島正光
20.作詞:桜並あかね/作曲:佐藤ゆかり/編曲:中野雄太
21.作詞:小池百合子/作曲:多胡邦夫/編曲:鴨下一郎
22.作詞:松井五郎/作曲:川井憲次/編曲:籠島裕昌
23.作詞:桜並あかね/作曲:小林憲司/編曲:金子善次郎
24.作詞:亀井静香/作曲:藤井裕久/編曲:徳永暁人
25.作詞:キムラノボル/作曲:ササキオサム/編曲:ゴツボ☆マサル
26.作詞:猪口邦子/作曲:栗林誠一郎/編曲:籠島裕昌
27.作詞:佐藤ゆかり/作曲:原田理花/編曲:鴨下一郎
28.作詞:桜並あかね/作曲:三井辨雄/編曲:田辺恵二
29.作詞:尾崎将也/作曲:栗林誠一郎/編曲:YANAGIMAN
30.作詞:桜並あかね/作曲:介錯/編曲:小西貴雄
31.作詞:桜並あかね/作曲・編曲:ゴツボ☆マサル
32.作詞:森浩美/作曲:島田智哉子/編曲:三井辨雄、小林憲司
01.作詞:黒沢哲哉/作曲:里見脩二/編曲:水島康貴
02.作詞:筒井哲也/作曲:湯汲哲也/編曲:小澤正澄
03.作詞:原陽子/作曲:古賀潤一郎/編曲:都築譲
04.作詞:宮崎哲弥/作曲:徳永暁人/編曲:ichtys
05.作詞:香山リカ/作曲:洲崎春海/編曲:七海慎吾
06.作詞:平野貞夫/作曲:弓削勇人/編曲:伊賀大介
07.作詞:山崎聡/作曲・編曲:香山昌彦
08.作詞:長谷川圭一/作曲:多々納好夫/編曲:葉山たけし
09.作詞:Kanone Hilbert/作曲・編曲:Maes Hughes
10.作詞:都筑道夫/作曲:梅澤春人/編曲:ichtys
11.作詞:鎌田さゆり/作曲:小澤正澄/編曲:藤島康介
12.作詞・作曲:ichtys/編曲:ichtys、徳永暁人
13.作詞:前田たかひろ/作曲:田村謙治/編曲:ゴツボ×リュウジ
14.作詞:宮崎哲弥/作曲:大野愛果/編曲:麻井寛史
15.作詞:山田あゆみ/作曲:真山巧/編曲:鮫島達夫
16.作詞:江田五月/作曲:瀬口たかひろ/編曲:安倍吉俊
17.作詞:大石尚子/作曲:伊藤達也/編曲:江藤真也
18.作詞:桜並あかね/作曲・編曲:河内和泉
19.作詞:岡田克也/作曲:川端達夫/編曲:前嶋康明/コーラスアレンジ:割田康彦
20.作詞:桜並あかね/作曲:大野愛果/編曲:内田哲也
21.作詞:竜騎士07/作曲・編曲:渡辺秀臣/ストリングスアレンジ:村山達哉
22.作詞:仮谷佳未/作曲:川端達夫/編曲:鳴海清隆
23.作詞:MIZUE/作曲:オオヤギヒロオ/編曲:カサヰケンイチ
24.作詞:関えり香/作曲:大島永遠/編曲:古井弘人
25.作詞:土屋キリエ/作曲:直嶋正行/編曲:小澤正澄
26.作詞:森田忍、Dr.Betty/作曲:森田忍/編曲:Dr.Betty
27.作詞:深見真/作曲:遠藤海成/編曲:朴晟佑
28.作詞:桜並あかね/作曲:川島だりあ/編曲:古井弘人
29.作詞:渡辺なつみ/作曲:渡辺未来/編曲:森田忍
30.作詞:羽海野チカ/作曲:森元康介/編曲:徳永暁人
31.作詞:山崎淳也/作曲:岩田重吉/編曲:藤原カムイ
32.作詞:千葉克彦/作曲:赤人義一/編曲:高木義明
01.作詞:桜並あかね/作曲:栗林誠一郎/編曲:明石昌夫
02.作詞:二ノ宮知子/作曲:杉村太蔵/編曲:原田憲
03.作詞:安倍なつみ/作曲:田村謙治/編曲:小林憲司
04.作詞:桜並あかね/作曲:川島だりあ/編曲:石浜真史
05.作詞:花本修司/作曲:春畑道哉/編曲:小澤正澄
06.作詞:中野独人/作曲:竹本祐太/編曲:黒星紅白
07.作詞:長島忠美/作曲:栗林誠一郎/編曲:杉村太蔵
08.作詞:桜並あかね/作曲・編曲:笹倉綾人
09.作詞:桜並あかね/作曲:高河ゆん/編曲:鈴木直人
10.作詞:佐藤ゆかり/作曲:杉村太蔵/編曲:松原聡
11.作詞:世耕弘成/作曲:栗林誠一郎/編曲:明石昌夫
12.作詞:桜並あかね/作曲:大槍葦人/編曲:笹倉綾人
13.作詞:桜並あかね/作曲:田村謙治/編曲:葉山たけし
14.作詞:龍居由佳里、長島忠美/作曲:松原聡/編曲:徳永暁人
15.作詞:たかしげ宙/作曲:高河ゆん/編曲:金子善次郎
16.作詞:桜並あかね/作曲・編曲:尾崎未来
17.作詞:世耕弘成/作曲:大谷靖夫/編曲:竹本祐太
18.作詞:桜並あかね/作曲:森田忍/編曲:小林憲司
19.作詞:桜並あかね/作曲:二ノ宮知子/編曲:明石昌夫
20.作詞:龍居由佳里/作曲:栗林誠一郎/編曲:鈴木直人
21.作詞:桜並あかね/作曲:尾崎未来/編曲:笹倉綾人
22.作詞:世耕弘成/作曲:織田哲郎/編曲:金子善次郎
23.作詞:桜並あかね/作曲:大槍葦人/編曲:大槍葦人、黒星紅白
24.作詞:中野独人/作曲:徳永暁人/編曲:鈴木直人
25.作詞:二ノ宮知子/作曲:羽海野チカ/編曲:大槍葦人
26.作詞:桜並あかね/作曲:川島だりあ/編曲:明石昌夫
27.作詞:桜並あかね/作曲:河下水希/編曲:尾崎未来
28.作詞:龍居由佳里/作曲:高河ゆん/編曲:徳永暁人
29.作詞:桜並あかね/作曲:藤川祐華/編曲:黒星紅白
30.作詞:たかしげ宙/作曲:山本春光/編曲:金子善次郎
31.作詞:桜並あかね/作曲:河下水希/編曲:笹倉綾人
32.作詞:桜並あかね/作曲:森田忍/編曲:黒星紅白
王妃マリーアントワネットで、「カリオストロ」の誤植発見!
「カリオトスロ」になってる〜
文庫本上巻281ページ・新潮社平成4年の25版
56 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 23:04:56
おっしゃるとおり
57 :
吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 07:27:00
>>29さん、洗礼を受けて10年くらいしたらわかることがあるよ。
遠藤周作がわかっているようで、全然わかってない、と思う。
遠藤は好きだが邪宗門は嫌いだな
59 :
我輩は名無しである:2005/11/18(金) 02:50:29
はっきし言って、映画のほうがよかったよ。監督熊井啓・主演奥田英二・渡辺謙・田村高広など。
比較するようなもんでもないと思うがな〜
いきなり映画見たら、単なる猟奇ルポだと勘違いするんじゃないか?
小説の方も反戦平和食が強すぎるが、伏線も張られてるし、
奥行きがあると思うが
遠藤保守
62 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/29(日) 01:29:21
最近読まれてないっぽい。
おお、こんなスレがあったんだ・・・
厨房の時から遠藤周作氏中だけれども、
海と毒薬では勝呂医師が好きだった。
後に「悲しみの歌」で
「疲れていたんだ」という彼がすごくリアルだった。
厨房からまだ10年少ししかたたないけれども、
「疲れていたんだ」・・・こう何度かいって独り涙したことが何度あったろう。
雨ふるなか、鳩が羽を膨らませているなか、
人々が彼を追い出した・・・の繰り返しの描写(もうこれは「悲しみの歌」のほうだけれども)
も好きだった。
好きだけれども、いやだからこそあまりうまく語れないし、語ることなどできない。
自分のなかのやわい部分のいじるようなものになってしまう。
ただ、独り言のようで申し訳ないのですが、
私が遠藤周作氏に一番魅せられたのは、彼のお母様に対する愛着です。
自分が12歳で母をなくしているので、いまないもの、
水が飲みたいのにコカコーラが・・・という彼の話し方も好きです。
てんでちりぢりでごめんなさい。
でも、最近だけでなくずーっと読んでる人もいますよーということで。
ちなみに一番すきなのは・・・沈黙でしょうか。
エッセイ論では「死について考える」かな・・・。
手に入る限り、またKOメディアセンターで読める限りは読みました。
おそらく死ぬまで本が手に入る状況であれば読むでしょう。
こっちを2スレ目にするか!
65 :
吾輩は名無しである:2006/03/16(木) 22:37:15
世間では「遠藤周作はクリスチャンが読むと喜ぶもの」と思っているようだが
私の周囲のクリスチャンは嫌悪してる。三浦綾子は勧めるけどね。
遠藤周作はノーベル文学賞候補に上がったけれど審査員に熱心なキリスト教徒がいて
落とした、という噂を聞いたことがある。
キリスト教という一流ブランドを隠れ蓑にした
粗悪なカルト資質を見抜いたのだろう。
67 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 18:39:55
ちなみに繰り返すけど遠藤周作は気持ち悪い。彼の指摘のいくらかは人間の本質を
付いている部分があるだろうけれど。
なんでこんなに人間の気持ち悪いこと・醜い感情を、深く深く突き詰めてえぐりだそうとする人が、
サドを研究しようという人が、いつまでもしつこくキリスト教徒と名乗っているのか、
私には想像が付かない。
そんなに苦しむ信仰なら、捨ててしまえばいいのに。
リヨンの黒ミサにでも行ってたんじゃないの、ねぇ。
まっちゃんの感想「なんで遠藤周作が自殺しなかったかが分からない」に同感。
68 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 18:46:14
「なぜ自殺しなかったのか」
答えは「時代」だよ。
第三の新人にとって戦争は他人事でしかなかった。
二十歳を過ぎていたにもかかわらず、だぜ!
遠藤が大岡昇平たちと同じ世代だったらもう少し状況は変わってるよ。
69 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 18:54:16
時代がそうさせた? はぁ?
なにイカ臭いこと言ってんの
70 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 18:57:53
遠藤みたいな変態嗜好が
自殺するわけねー
死ぬまで、変態のかぎりをつくすためにも、
死ねるわけねー
71 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 19:04:06
余談だがW
禁欲的なカトリックの姿は、サディストをいたく性嗜好を刺激するみたいだね。
五年くらい前にカトリック孤児院の少年性虐待の告発が連続したこどあったね。
ロリが高校教師になりたがるのと同じだろう
余談だが
子息はフジテレビ制作局のえらいさん。
カソリックに自殺は許されない。
遠藤の信仰は極めて個人的なもの、小説に書いたのは信仰ではなく自分の
生という一元。
73 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 19:18:11
息子がテレビ局員? なんか意味あんの?
74 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 19:18:18
そうだろうか、『沈黙』とかはそうだけども。
余談にからむバカもいまいに
76 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 19:23:19
答えは時代だよ。
だから禿げた
77 :
吾輩は名無しである:2006/04/21(金) 21:04:53
>>75 余談にからむバカにからむお前がいちばん
情けない
ワラ
78 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 00:31:14
>>67 遠藤周作は筋金入りのカトリック信者であり、人生肯定型です。
自殺するわけがありません。
79 :
吾輩は名無しである:2006/04/23(日) 00:49:07
きょうは遠藤順子夫人にもご出席いただく予定でしたが、
風邪をひかれてしまい、欠席されました。 楽しいお話をうかがいたかったので、残念です。
例えば若いころの夫婦げんかの話で、奥様が家の窓を開けて、近所に聞こえるように
「皆さん、この人は書いていることとやっていることがまったく違うんですよ」
と怒鳴ったとか、おもしろい話がたくさんあるんですよ(笑)
80 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 02:44:13
順子夫人にはガッカリさせられたことがあります。
堕胎を反対するラジオ講演で、
「何百万と殺された者の中から、アインシュタインのような偉大な人が出てきたかもしれない」
と発言されていた。無教養なのかカトリックが根についてないのか。
彼女の本はそれ以来読む気がしません。
遠藤周作氏はこんなスキのある発言は絶対にしませんでしたからね。
>>80 噂の真相」を自信たっぷりにソースとして出せるきみにリスペクト(w
わたしとしては、そういう浮気を遠藤さんにしていてほしいというのが本音。
でも、遠藤さんはマザコンだから女の中に「母性」以外のものを見たがらなかったのでは?
奥さんの遠藤順子さんにもだいぶ甘えていたみたいだし。
うーん、「テレーズ」なんか実際の女に比べたらガラス細工なわけ。
それに浮気をしていたら「スキャンダル」のように「まずい」小説は書かなかったと思う。
ところで遠藤順子さんすごいね。いやはや言葉もない。
小説まで書いているでしょ。「遠藤周作夫人」というブランド……。
ほんと愛人ネタとか、どこかで暴露してくれないかな。
美しい夫婦愛とか胸がむかついてくる。息子もエリート社員で幸せ家族か(w
82 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 17:59:04
まじこいつきもいんだけど
83 :
吾輩は名無しである:2006/04/24(月) 19:06:22
ほんとにきもいわ。この腐女子。
84 :
吾輩は名無しである:2006/04/28(金) 04:16:31
>>81 作家は身持ちが悪く、貧乏で、不幸でなければ良い作品は書けないはず。
それなのに遠藤周作は違う。それが気に入らないんだろう?
85 :
84:2006/04/28(金) 04:21:55
>>81 「満潮の時刻」を読んでご覧よ。遠藤周作も苦労してる。
カトリックだから不幸ではないけどね。
あなたに勧められて読んだ「私が愛した小説」はとてもよかった。
どうもありがとう。
86 :
うりぼう:2006/05/11(木) 02:06:21
遠藤周作の作品は嫌いな人は嫌いだろうなと思うな。私はすきですけど。
奥さんはだんなさんが死んだあとに小説を出したことは私も少しがっかりでした。
まぁ読んでないけど
87 :
吾輩は名無しである:2006/05/21(日) 21:55:16
ダヴィンチコードみました!
88 :
吾輩は名無しである:2006/05/29(月) 00:19:00
遠藤氏はSMクラブに足を運んだりしてたのかな。
月光のドミナなんてフランス留学時代にそういう
場所にいったようなこと書いていたけどね。
そういう趣味のあった人なのかな。
89 :
うりぼう:2006/05/31(水) 05:30:05
そういう趣味はないんじゃない?作家っていろんなことするじゃん?
経験として行ったんじゃない?好奇心旺盛な人だし。まぁにしても
真昼の悪魔とか生々しいけど(@−@)
90 :
吾輩は名無しである:2006/05/31(水) 17:03:28
なるほど、経験としてならわかるね。
91 :
吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 16:24:55
>>88 噂の真相」を自信たっぷりにソースとして出せるきみにリスペクト(w
わたしとしては、そういう浮気を遠藤さんにしていてほしいというのが本音。
でも、遠藤さんはマザコンだから女の中に「母性」以外のものを見たがらなかったのでは?
奥さんの遠藤順子さんにもだいぶ甘えていたみたいだし。
うーん、「テレーズ」なんか実際の女に比べたらガラス細工なわけ。
それに浮気をしていたら「スキャンダル」のように「まずい」小説は書かなかったと思う。
ところで遠藤順子さんすごいね。いやはや言葉もない。
小説まで書いているでしょ。「遠藤周作夫人」というブランド……。
ほんと愛人ネタとか、どこかで暴露してくれないかな。
美しい夫婦愛とか胸がむかついてくる。息子もエリート社員で幸せ家族か(w
92 :
吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 20:39:49
>91
基本的に雑誌噂の真相に書かれてあることは本当の話だからねぇ・・・
遠藤氏は正直な人物だったし、好奇心も旺盛のお方、あとあらゆる方面で
評判も良かったしね。ただ、少し人間的に軽いところはあったかもしれない。
あれだけの受賞受けるほどだったんだからもっと重厚な作家だったらまた
違った結果が生まれていたかも。それこそノーベル賞をも夢ではなかったかも
しれない。
93 :
吾輩は名無しである:2006/06/01(木) 20:48:09
>>80 教養とかもそうなんだけど、
・・・・堕胎はいけないというなら、安易な行為に走る男もいけないわけで。
堕胎問題に関しても、他人がとやかく言えることではないでしょう。
その行為を直接する医師と女性だけを責めても始まらない。
勝呂医師を書いていた遠藤周作なら、仮に腹で思っても言わないでしょうね、
そういうことは。
凡人なら死んでもまァ仕方ないってとこなのかよって考えてしまうよ。
大江健三郎より、遠藤周作にノーベル賞を与えるべきであった。
96 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 19:17:48
遠藤さんは正直な人物だったけど、軽いところがあったからね。
その分、ある意味損してたのではないかな、川端、大江、三島は
ユーモア小説やエッセイは書かないからね。
97 :
吾輩は名無しである:2006/06/02(金) 20:30:08
公文式の教材にもなっているよね。
98 :
吾輩は名無しである:2006/06/08(木) 16:15:18
遠藤氏と開高健氏とは親しいかったそうですが
作家としてはどちらがうえなのでしょうか。
ちなみに開高健氏のスレッドはたってないですよね。
ちょっとタイトルが思い出せない作品があるのでここで質問させてください。
妻が末期癌か何かで入院していて、そこに夫が見舞いに行くという内容だったと記憶しています。
何故か急に思い出し、無性に読み返したくなってきたので質問させて頂きました。
スレ汚し失礼しました。
101 :
吾輩は名無しである:2006/06/28(水) 17:42:40
遠藤さんの一見、ユーモア小説は結構深く沁みるよ。
「さらば夏の光よ」「私が 捨てた 女」とかね。後期の歴史もの「侍」などより有る意味
深いよ。
彼は勉強家だったけど、エリートではなかったよね。
>>100 夫が入院だとたくさんあるが、
妻ならやはり「深い河」じゃないかな・・?
遠藤訳「テレーズ・デスケルウ」、読みました。
ニコチン中毒で、自分が(田舎では)頭が良いという意識にとらわれていて、
実際にそこそこ頭が良いテレーズ。
なんで夫を毒殺しようとしたのか。
この夫は、俗物だろうけどそれなりに「いい人」じゃないか。
夫の財産は、テレーズにとって小さい問題ではなかっただろう。
でも理由が財産だけだとキリスト教も遠藤周作も寄り付く余地がなくなってしまう。
続編の「夜の終り」を読まないとだめですか?
これ、入手が難しそうですが。
104 :
吾輩は名無しである:2006/07/22(土) 22:59:52
日経新聞の文化面に、遠藤氏のことが載ってたよ。
やはりノーベル文学賞の候補に上がってるって書いてあった。
いい人だったと書いてあったよ。
私が棄てた女読んだ。
何あの切ない話。
物凄く泣きそうになった。
106 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 14:12:58
ノーベル文学賞って追贈できないって聞いたけど、
本当ですか。
107 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 21:55:38
この人ってキリスト教徒だったの?それともカトリック?
108 :
吾輩は名無しである:2006/08/29(火) 22:07:18
>>107 「噂の真相」を自信たっぷりにソースとして出せるきみにリスペクト(w
わたしとしては、そういう浮気を遠藤さんにしていてほしいというのが本音。
でも、遠藤さんはマザコンだから女の中に「母性」以外のものを見たがらなかったのでは?
奥さんの遠藤順子さんにもだいぶ甘えていたみたいだし。
うーん、「テレーズ」なんか実際の女に比べたらガラス細工なわけ。
それに浮気をしていたら「スキャンダル」のように「まずい」小説は書かなかったと思う。
ところで遠藤順子さんすごいね。いやはや言葉もない。
小説まで書いているでしょ。「遠藤周作夫人」というブランド……。
ほんと愛人ネタとか、どこかで暴露してくれないかな。
美しい夫婦愛とか胸がむかついてくる。息子もエリート社員で幸せ家族か(w
さくらももこが離婚すること、この人当てたよね
超能力とかに興味あったようだけど
そっちの才能のがあったかもね
多方面に興味示して実践しまくってた人って印象が強い
111 :
うり坊:2006/09/14(木) 04:09:42
そうそう。さくらももこが結婚の報告したら、
将来あの男に泣かされるよ・・って言ったんだよね。
さくらももこのエッセイに書いてた。
しかも明日電話しなさいって東京ガスの電話番号渡されたんだよね。。。
112 :
吾輩は名無しである:2006/09/14(木) 08:47:21
THE 遠藤
>>71 イエスの磔刑で勃起できる人間はごろごろ居るからな。
114 :
吾輩は名無しである:2006/10/03(火) 11:27:44
黒ん坊って作品を読んだ人いる?戦国の頃の話しなんだけど。
沈黙なんか読んだ後でこれを読むと、く、くだらねえ・・・、と絶句することうけあい。
くだらなすぎて面白いんだけどね。
ドック、イズ、マイ、ティーチャー
犬こそ我が師。諸君、わかるか。
115 :
吾輩は名無しである:2006/10/04(水) 08:07:47
黒ん坊って前半に散々おちゃらけて、後半に雰囲気が一変してシリアスになるよね。
まあ最後までウンコにはこだわってたが。そういう意味では作品として破綻してたな。
116 :
吾輩は名無しである:2006/10/10(火) 22:37:27
東宝が王妃マリー〜を叩き台にして失礼なミュージカル作ってる
すんげー薄っぺらな設定
117 :
吾輩は名無しである:2006/10/15(日) 14:50:39
このスレ、レベル低くね?
age
118 :
吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 15:38:32
遠藤自体もレベル高くないし、第三の新人も戦後派(第一次、第二次)に比べると頭のキレは劣る人間が多い。
ただし、遠藤氏は人間力があったことは、対談とか読めば分かる。
あらゆる人に対して差別せずに、話をしてるのが分かる。
120 :
吾輩は名無しである:2006/10/29(日) 18:39:37
この人が大学入試に落ちた時、釘で答案を書いてたらしいけど、おそらくキリストの磔の釘をイメージしたんだろうね。
カトリックの作家は意外と多い。
遠藤周作、小川国夫、曽野綾子、井上ひさし・・・
井上はカトリックの養護施設で育ったというだけで、作品や人物はカトリックとはかけ離れてるけど。
122 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 01:01:40
私が棄てた女って文庫化されてますか?
読んだ覚えはあるが、今もあるかは知らん。
『わたしが・棄てた・女』遠藤周作でググれ。
124 :
吾輩は名無しである:2006/11/03(金) 07:51:33
わたしが・棄てた・女
映画は見た
胸糞悪くなる救いのない暗さが充満してたな
男はみんなゲスの塊で
主人公のなんといったかなあの女は
あの卑屈さは一体なんなんだ馬鹿じゃないの
見ないほうがいいよ
125 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 16:35:47
『沈黙』に関しては、まったく無名な頃にグレアム・グリーンから手紙が来て感激したと言ってた。
ポーランドで文学賞をもらった時の前年の受賞者がグリーンだったとか。
127 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 16:53:25
>>1 生体解剖をしたわけだが、「チャンコロ」の肝臓を食べたという
猟奇性あたりを追求したら?
普通、医師にとっては患者は自然科学の対象で食欲とは結びつかないはず。
128 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 17:29:05
患者とセックスする医者はいるけど
129 :
吾輩は名無しである:2006/11/04(土) 17:31:31
130 :
吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 20:01:18
三島由紀夫が死ぬ数日前にホテルニューオータニの酒場で考え込んでる三島に出くわしたらしい。
話しかけると、三島には珍しく弁解したらしい。
三島が死んだあとに武田泰淳が「三島君もノーベル賞を川端さんにとられなければ自決はしなかっただろうに」と言ってたとか。
131 :
吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 21:47:50
大岡昇平もドナルド・キーンに同じようなことを言っていた。これは川端が死んだ後だけどね。「三島君がノーベル賞をもらっていれば、彼は死ななかった。川端さんは賞をもらってなければ死なずにすんだ」
132 :
吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 22:00:39
美香とかいう馬鹿が貶してたね。。。。。。。。。。
でも、三島周辺に関する著作なんか読むと、川端がとらなくても、遅かれ早かれ自殺してただろうとは思うけどね。
遠藤のエッセイによると、大岡は堀辰雄の文学が嫌いらしい。
『野火』と『風立ちぬ』を並べれば、当たり前といえば当たり前ではある。
134 :
吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 22:50:39
噛み付き昇平ですから
135 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 10:41:05
遠藤って死ぬまで呆けた顔してたんだな。
卑屈まみれだttけど幸せだっただろう。穂ほほ
136 :
吾輩は名無しである:2006/11/15(水) 16:08:00
男版瀬戸内って感じ。
しかし、日本人と信仰の問題については真剣だった。
137 :
吾輩は名無しである:2006/11/17(金) 00:45:59
海と毒薬って話に整合性がないよね。
139 :
吾輩は名無しである:2007/01/30(火) 22:49:57
海と毒草で遠藤周作が問うたものって何ですか?
海で象徴するものは結局何なんですか?
カトリシズムの信仰との関係は?
題名も間違うようではレポートは不可だな
メンドがらずにちゃんと通して読みんさい
「哀しみの歌」も読むとよくわかるようになるよ。
海と毒薬での勝呂医師の不気味さが悲しみの歌では薄れてる
今の高校生の推薦図書ってなんなの?
俺の時代は「沈黙」やら「野火」で、今思えば、こんなの工房に読ませて、どうする
文部省(旧名)って思う。俺は工房時代に2回ずつ読んだが、感動もしなければ、イミフだったよ。
今の学生は本なんか読まない。まず、読書の面白さを満喫できる本を薦めるべきだ。
ここまでは余談だけど、そもそお>1は、「海と毒薬」を読んで、感動や思うところがあったの?
もしあったらなら、その感動の原因を考えて、その原因と合致する適当な切り口を借りてきてま
とめればいい。
うん。確かに「沈黙」は遠藤文学の頂点だし海外に誇れる作品である。
でもなー、読まされる高校生はたまったもんじゃないわな。
もうちっと人生の酸い・甘いを味わってから読ませてやりたい。
「母なるもの」がいいんじゃないかな?
分かり易いし、歴史・比較文化としても興味を惹くと思う。
非行も減るかも知れん。
>>143 高校生でも、親友の彼女と浮気したような奴と
好きな女に告白すらできなかった奴を
自分や身近な人間に置き換えられると問題ない。
そんな人間模様は絶対存在するからな。
学校一の才色兼備がそこいらのチンピラにヒーヒー言わされてる必ずどこかに存在する現実でもいい。
もちろん読者はその女の子の正体を知らずに純粋に惚れている不条理を抱きながら・・
145 :
吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 11:28:45
「深い河」をブックオフで105円で買って、1年ぐらい読んでいなかったのを
少し時間ができて、たまには小説でも読むかという気になって読んだ。
遠藤の経歴(満州引き揚げ、リヨン留学、フランス文学、キリスト教への
葛藤)を、登場人物に写した、私小説的なものなのかと、最後に載っていた
年譜をみて思った。遠藤はカトリックにとどまり続けながら葛藤している
軟派な煮え切らない作家だと思っていたのだが、そういいきってしまうのも
もったいない作家なのかとは感じた。人間社会の中でどうしても発生する
罪や死、破壊的な情念、などをキリスト教的な枠によってさえぎられずに、
できるだけリアルに書かれている点で、よく書いてくれたとは思う。しかし、
ガストンや大津といった方にみられる広い意味でのキリスト者としての生活
が、リアルに書くとあそこまでおとしめなくてはならないほどのものになる
という点に、納得させられると同時に、遠藤の無責任さも感じられる。
それは、イエスが人の罪を背負って、彼の言葉を信じるものに救いを与える
というキリスト教の無責任な構造にもつながるものだ。イエスの基本的
人権はどうなるのだ?あるいは、彼を信じる人の現実的な尊厳は?
霊の喜び、神の国へ行けること、最後の審判で救われることなどの
概念装置で、支えようとはするが・・。
人に罪を背負わせる、いけにえにする、という救いのありかた自体の無理
を、やはり感じさせる小説だと思った。最後に大津が危篤で終わるという
ことに、彼の微笑みを遠藤が描けなかったことに、リアリズムと共に、
真正のキリスト者として生きることの悲劇を感じざるをえない。
146 :
吾輩は名無しである:2007/03/25(日) 11:58:02
>>142 そもそも推薦図書とか言って読む本を指定するのが間違いなんじゃね?
厨房のころ、読書の課題図書一覧を見て、俺の読みたい本が無かった。
一応トットシリーズより良かんべと思って「路傍の石」をイヤイヤ読んだ。
イヤイヤ感だけが残ってあれから10年経った今も山本有三を読む気がしない。
路傍の石とか、真実一路とか、
死ぬほど詰まらんからねぇ・・
山本有三は確実に忘れ去られるでしょう。
あっ、戯曲が有名らしいけど、どうなの?
148 :
吾輩は名無しである:2007/03/27(火) 21:53:01
>>145 >イエスの基本的人権はどうなるのだ?
それはローマ法王庁へ問い合わせていただきたいものです。
全体は大変興味深く読ませていただきました。
149 :
吾輩は名無しである:2007/04/04(水) 19:15:13
海と毒薬の冒頭部分を読むと眩暈がしてくる
150 :
吾輩は名無しである:2007/04/04(水) 23:35:32
人に薦められるがまま、深い河という本を読んでえらく感動してしまった。
遠藤ファンのみなさまはこの本は好きなの?
日本文化チャンネル桜は、平成十九年三月三十一日をもってスカイパーフェクTV!Ch.767における
24時間放送を休止し、同Ch.241「ハッピー241」の夜の時間帯で放送を続けることになりました。
※「ハッピー241」での放送時間(4月1日?)は、以下のとおりです。スカイパーフェクTV!
の受信環境があれば、どなたでも無料でご覧になれます。
【月?金】18:30?21:30/23:00?24:00
【土・日】21:00?24:00
http://www.ch-sakura.jp/index.html
152 :
m:2007/04/12(木) 14:54:56
海と毒薬。のような、暗い話最高です^^? 作者はかなりのクリスチャン!?
9条は改憲してはならない。日本の為にならない。
日本人ではない朝鮮総連や民団でさえ、日本を心配して改憲への反対運動を行ってくれている。
私は日本人だが、「改憲すべき」などという者は、日本人として彼らに恥ずかしいと思います。
Q.中国から身を守る為、戦争に対する抑止力が必要では?
A.前提から間違っています。そもそも、中国は日本に派兵しようと思えばいつでもできました。
なぜなら、日本は9条があるため、空母や長距離ミサイル等「他国を攻撃する手段」がない。
つまり、日本に戦争を仕掛けても、命令をだした幹部の命や本国の資産は絶対に安全なのです。
にも関わらず、中国は、今まで攻めずにいてくれたのです。
Q.日米安保も絶対ではないのでは?
A.いえ、絶対です。
知り合いの韓国人の評論家もそう言っていますし、私も同じ考えです。
そして日米安保が絶対なら、日本を攻める国はなく、改憲の必要はありません。
米国と戦争をしたい国はないからです。
Q.9条が本当に平和憲法なら、世界中で(日本以外に)1国も持とうとしないのはなぜか
A.誤解を恐れずに言うなら、日本以外のすべての国が誤っているとも言えます。
「敵国に反撃できる手段を持つ国は攻められづらい」というのは、誤った負の考え方です。
(もっとも韓国や中国の軍に関しては、日本の右傾化阻止の為でもあるので例外ですが)
さらに日本の場合、隣国が韓国・中国・ロシアと、GDP上位の安定した国ばかりです。
「憲法九条を守ろう」「平和主義を安倍首相は憎んでいる」毎月9日に改憲阻止ハンスト
ttp://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1175991624/l50 【調査】NHK調査では9条改憲すべきが25%、必要なしが44%
ttp://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1176167609/l50
154 :
吾輩は名無しである:2007/04/13(金) 06:47:52
155 :
吾輩は名無しである:2007/04/16(月) 22:47:03
>>154 わかっているところをみせてくれたまえ。
156 :
エコノミスト:2007/04/17(火) 22:25:05
韓国や中国が経済安定してるなんて笑止千万
IMFにお世話になってること知ってます?
157 :
吾輩は名無しである:2007/04/21(土) 12:14:52
158 :
あや:2007/05/14(月) 15:33:07
どなたか!!!
意見をください・・・涙
海と毒薬のレポートで、題が『生態解剖実験に勝呂が参加する前に置かれる
おばはんの死。その意味は?』なんですが。。。
全く考えが浮かばなくて、、、
どなたか、助言をください(;(;・д・;);)
お願いします><
159 :
吾輩は名無しである:2007/05/18(金) 16:38:03
卒論で白い人をやることにしました。
スレ見てる人いたらアドバイス等お願いします。
仏留学のときの日記にも目を通さねば。
全集に入ってるので良いのかな。
160 :
吾輩は名無しである:2007/05/27(日) 01:17:04
ノシ
自分も卒論でイエスの生涯とキリストの誕生やる。
とりあえず周作全部読め。エッセイも。先行考論文漁れ。
ttp://www.eiga.com/buzz/070525/04.shtml スコセッシ監督、次回作「沈黙」を来年夏日本で撮影
マーティン・スコセッシ監督が第60回カンヌ国際映画祭で、次回作は遠藤周作原作の「沈黙」になると正式に宣言した。
この企画は「クンドゥン」の頃から同監督が熱望していたもので、島原の乱以後の17世紀の日本を舞台に、
隠れキリシタンのために布教活動をするポルトガル人宣教師の受難を描く物語。
大半はカナダのバンクーバーで撮影される予定だが、同監督は「08年夏にも、部分的に日本で撮影したい」と語った。
またスコセッシ監督は、古い映画のフィルムを恒久的に保存し修復する
国際的な機関「世界映画財団(World Cinema Foundation)」を設立すると発表した。
同監督が、ジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ、クリント・イーストウッドらと
90年に立ち上げたアメリカの映画財団(The Film Foundation)を前身にして結成されたもので、
今後はアメリカ国外の映画も対象にしてフィルムの保存と修復に務めていくらしく、
既に、スティーブン・フリアーズ(イギリス)、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(メキシコ)、
ウォン・カーウァイ(中国・香港)らの協力を取り付けているという。
スコセッシ監督は、フィルムの褪色問題を4半世紀前から訴えてきており、
毎年、ゴールデン・グローブ賞の母体である外国人記者クラブからの寄付金を元にフィルムの修復してきた実績がある。
今年はイギリス映画「赤い靴」のテクニカラーが修復された。
163 :
吾輩は名無しである:2007/05/29(火) 02:07:16
>>162 白い人担当者です。ありがとうございます。
罪の意識の西欧的解釈を考えなさいってことですか。
そのうえでの遠藤さんとの違いを比較しる、と。
>>163 賢い。きっと良いものが書けるでしょう。頑張って。
以下、書き出しやネタに困ったら使ってください
I was born.とは受身形である。成る程西洋の人は当為を得た表現をする。
たしかに出生について私は努力はしていない。お母さんありがとう。
だからずっとその後に続く言葉はby my parents だと思っていたが・・・・
私は眼をしばたたきながら垢と尿の臭いの混じった糞スレを閉じた・・・。
1に限らず1冊の本でなんとか卒論すませようってさ、それってただの読書感想文なんじゃ・・・・・
167 :
吾輩は名無しである:2007/08/16(木) 21:19:48
しぃ〜っ!!
それは言っちゃだんめ
168 :
吾輩は名無しである:2007/08/17(金) 03:25:05
遠藤周作って大江健三郎の弟子みたいな感じ・・・
169 :
吾輩は名無しである:2007/09/03(月) 17:14:56
どの辺が?
遠藤は急速に忘れ去られつつある作家なのに卒論か…
将来子供に卒論で遠藤やったと言っても誰それ?だろうな恐らく。
死後も忘れられてない作家…太宰、安部、三島、中上等
死後忘れられつつある作家…井伏、遠藤、大岡等
いずれも生前は存在感があった作家だと思うんだが
違いはどの辺にあるんだろうか。
171 :
吾輩は名無しである:2007/09/12(水) 13:32:13
愛のない人が増えたからじゃまいか
172 :
吾輩は名無しである:2007/10/05(金) 22:51:36
キャラが立ってるか否か
173 :
吾輩は名無しである:2007/10/09(火) 05:06:44
174 :
吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 13:26:01
175 :
吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 13:44:02
>>174 恐らくは在りものの格言・名言を彼流に解釈したものかと。
‥でも暇な企画だなあ。
175の言うとおりの本だよ。
酷い本だ
この人のエッセイってすごい馬鹿っぽいよね。
「白い人・黄色い人」の後に「周作塾」読んだらなんじゃこれって感じだったw
178 :
吾輩は名無しである:2007/10/16(火) 21:43:41
www
179 :
吾輩は名無しである:2007/10/31(水) 18:55:00
白い人、黄色い人は初期作品のはずだけど、
それが代表作なの?
それじゃ、デビュー作特有の勢いで終わった人か
180 :
吾輩は名無しである:2007/10/31(水) 20:02:10
>>179 まさか。少なくとも遠藤は自分の棺の中に『沈黙』と
『深い河』を収めさせたと聴く
181 :
吾輩は名無しである:2007/11/07(水) 09:41:16
>>170 忘れられていません。適当な事言うなよ。
いい加減、×や△パスの強弱を使い分けられるようにして欲しいよ
せっかくPS2以降、ボタンの押した強さの判定が出来るようになってんだから、強く押したら中田みたいな速いパスで、チョン押しだと従来どおりのパスみたいな感じで
もっと言えば、強中弱で3段階あったら嬉しいけど
今のは絶妙のタイミングでまたぎスルーしても、パスが弱くて後ろの選手まで届かないとか萎えまくり
もし操作が複雑になりすぎて初心者にとっつきにくくなるとかの懸念があるなら、プレイヤー設定のとことかで、従来と同じ操作のシンプルなモードと上のような複雑なことが出来るモードを選択できるようにすれば良い
これよろしくコナミさん
184 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 00:50:45
沈黙、海と毒薬、深い河を読んだけど次なに読んだらいい?
185 :
吾輩は名無しである:2007/12/05(水) 08:09:39
>>182 忘れられ「つつある」な。
三島や安部に比べ読者を減らしてるのは間違いないだろうに。
>>184 エッセイとか、ここらで息抜きして「おバカさん」なんてどうでしょう。
イメージ変わるかもだけど。
>>185 この人も考察しだしたらかなり面白いと思うんだけどね。
「美」に欠ける点が時代から忘れ去られつつある理由な気もする。
187 :
吾輩は名無しである:2007/12/12(水) 11:56:34
吉村昭の遠い日の戦争を読んだですが、海と毒薬は日本民間人を大量に虐殺した戦争犯罪人という視点が無さ過ぎませんか?
憎むべき敵だけど、処刑や解剖はダメだよねっていう事なら罪悪感の問題をリアルに描けてると思うけど
何も考えずに捕虜を食って喜んでる軍人、出世のために仁を捨てた医者、ただそれにつき従う助手、看護婦とか
ただそれだけでいいんですかね?状況の全てを描き出せてるんですかね?俺は何にも描き出せてないと思うが
アメリカのやった戦争犯罪の全てをその捕虜に押し付けるというのかい?
189 :
吾輩は名無しである:2007/12/12(水) 17:07:56
>>186 「美」ですか。
その切り口も面白いとは思うのですがもっと単純に
ハッタリのきくというか押し出しの強いというか
そうした作風が後世に残るには有利なように
私は感じていたりします。
遠藤のみならず井伏でも大岡でも、死後急速に読者を減らしつつある作家というのは
三島や安部や太宰に比べたら、やはり圧倒的に「地味」ですよね。
>>187 「海と毒薬」の主題に関係ないがな。
吉村昭の「遠い日の戦争」はそういう主題やがな。
「海と毒薬」を「戦争小説」とか「告発小説」とか「ノンフィクション」とか、
戦争小説は全体的に書かなきゃならないとか、
そんな風に考えてない?
他の作家の本を読み感心もするんだけれども、
結局はこの人に帰ってきてしまうな。
自分が中学の頃に耽溺していたこと、死んだ母親への執着とキリスト教なんかもあるのかもしれないが。
モーリアックの訳も遠藤ならではで素晴らしかった。
「侍」や「悲しみの歌」では敗れ去るものの哀しさ・価値が切々と唄いあげられる。
書き出したらキリがないが、「人間の救済」ということにかけてこの人が成した業は絶大だと思う。
「私は君のために祈っているよ、停車場でかわした約束は決して忘れない」
最近「女の一生」を読み返してまたコルベ神父が自分のなかでその影を深くした。
192 :
吾輩は名無しである:2007/12/25(火) 10:43:52
>>1さんと同じく卒論でこの作品をやるんですが、
勝呂の人格(性格)というテーマでなるべく多くかきたいんです
でもなかなかまとまらなくて・・・
もしよかったら手伝ってくださいm(__)m
レスお願いしますm(__)m
遠藤の 沈黙や深い河って、何冊くらい刷ってるんですか?
遠藤がどれくらい売れてるのか気になったので。
古本屋行くと臭作くんのとこだけやたら多いんだよな
本人も嘆いてたね
イエスの生涯とキリストの誕生読んだら、一晩怖くて
眠れなかった。
197 :
吾輩は名無しである:2008/01/13(日) 19:13:57
井上ひ○しは、平和を唱えながら
奥さんを半殺しにした素晴らしい左翼ですね(笑)
199 :
吾輩は名無しである:2008/01/26(土) 17:02:18
勝呂って、時代と周りの流れに逆らえなくて無気力のまま流された人
って感じがする。
狐狸庵先生のネスカフェCMが見られるとは思ってもみなかった
嬉しいな。
>>200 そ、そんなのやってるの?
普段テレビ付けてないから全然分からないんだけど…
ゆく年くる年以来つけてないテレビ付けるからよければ教えて下さい…
202 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 19:12:09
203 :
吾輩は名無しである:2008/02/19(火) 19:45:30
>>198 憲法9条が必要なのは井上の家庭じゃねぇのか?
205 :
吾輩は名無しである:2008/02/24(日) 12:19:55
沈黙よんだんだけどめちゃくちゃ心が痛くなるほど緊迫感があってよかった
その前に、白い人よんだけど、沈黙のほうが日本が舞台ということもあってよかった
深い河とか侍とかキリストの生涯とかありますがベストはどれですか?
206 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 00:30:00
「鉄の首枷(小西行長伝)」は価値あり。
初期の本で後の「宿敵」「反逆」「決戦の時」等の歴史物の下地的な感じ。
戦国時代にキリスト教と多かれ少なかれ実際に関わった者達の生涯が興味をそそる。
207 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 00:47:58
線香臭い話かとおもいきや読み出すと止まらない。
208 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 01:38:26
遠藤氏自身が行長にあてはめた感じはあるが、
その生涯の中で希望の光的なものを探ろうとした感じもある。
209 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 05:51:29
「鉄の首枷(小西行長伝)」ですか
日本の歴史に宗教絡めたものを読んで見るかな
210 :
吾輩は名無しである:2008/02/25(月) 15:43:29
小西行長って最初聞いたことなかったけど、
堺の出身で石田光成らと同じ主計将校の部類で秀吉の家臣として
従っていた人である。
確か最後は関が原の戦で光成と同じ西軍側で敗戦し京都で処刑されたが
首枷は市中引き回しの時にはめられてたことだろう(キリスト教とは関係ないが)
信仰がなかったと思われる行長が死を前にして神に祈ったかどうかを
なにか問いてるような気がします。
遠藤氏と同じ親がクリスチャンであって、早い時期に洗礼を受けた境遇が
興味をもち行長を取り上げたのだろう。
211 :
吾輩は名無しである:2008/02/29(金) 17:21:15
「母なるもの」「イエス巡礼」もいいよ。
「海と毒薬」の洋服屋の人形について
213 :
吾輩は名無しである:2008/03/04(火) 23:11:54
「落第坊主の履歴書」
「怪奇小説集」
214 :
吾輩は名無しである:2008/03/04(火) 23:57:09
「異邦人の立場から」
Korean先生
216 :
吾輩は名無しである:2008/03/10(月) 18:16:48
我が青春に悔いあり
217 :
吾輩は名無しである:2008/03/13(木) 21:34:38
CMに出てたんですね
あのCMのロケーションは本人の別荘で、
あそこで珈琲と煙草を飲みながら小説を読むことが、
楽しみであると自身の本に書いてた様な気がします。
勘違いならスマン。
219 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 00:09:40
コリアン先生?
220 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 00:11:18
孤哩庵先生…
221 :
吾輩は名無しである:2008/03/19(水) 00:30:52
今日は別荘でモーリアックを読んでましたよ。
222 :
吾輩は名無しである:2008/03/20(木) 14:51:56
223 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 11:03:50
海と毒薬読んだよ
この本読んで満洲夫のくだりが一番心に残った
最後に満洲夫の産着を抱くところ
割とありふれた事柄なのにね
悲しみや罪悪感の大きさに普遍性なんてないのかもね
224 :
吾輩は名無しである:2008/05/17(土) 23:17:27
40年目のリニューアル。
225 :
吾輩は名無しである:2008/06/02(月) 17:35:25
「沈黙」読了し、2年後の今日「海と毒薬」読みますた。
取り扱った題材のせいか、書くべきところの取捨選択がはっきり現れている作品だなぁと思いますた。
その筆致から、さぞ明晰な頭をお持ちなんだろうなぁと推察しますた
あと、読む順番間違えたね
226 :
吾輩は名無しである:2008/06/09(月) 04:04:54
「沈黙」も「海と毒薬」も「フランスの大学生」も読んだけど
なんか好きになれないんだよな。もうこれ以上わざわざ
読む気にはならないというか。
227 :
吾輩は名無しである:2008/06/09(月) 11:04:43
遠藤周作の作品で一番好きなのは「王国への道ー山田長政ー」だな〜。
228 :
吾輩は名無しである:2008/06/09(月) 11:51:33
狐狸庵先生シリーズが面白い。
キリスト教でコリアンだし、てっきり在日韓国人かと思っていた。
229 :
吾輩は名無しである:2008/06/09(月) 16:37:14
このおっさんはエッセイとか対談とかがおもしろいよ
小説は微妙というか堅苦しすぎる
230 :
吾輩は名無しである:2008/06/11(水) 06:00:54
深い河には遠藤周作の言いたいことが全部詰まってる気がする。
いいとこ詰めっていうイメージ。
終わり方には不満があるが、個人的には最高傑作だと思う。
これが合わない人には、遠藤周作は合わないかな。
231 :
吾輩は名無しである:2008/06/17(火) 11:07:35
勘違いかもだけど『海と毒草』と『人間失格』って似てない?
「海と毒薬」と書きましょう。似てないと思います。
233 :
吾輩は名無しである:2008/06/17(火) 14:59:59
ググったらやたら[海と毒草]で出るよな
234 :
吾輩は名無しである:2008/06/18(水) 02:22:17
海と毒薬
が正しい
そんなことは知っている
俺は今日初めて知ったよ
237 :
吾輩は名無しである:2008/06/19(木) 02:20:55
人間失格って読んだ事ない
238 :
吾輩は名無しである:2008/06/23(月) 00:13:12
地下室の手記と不良少年とキリストを読んでいればおk
あー歯がいてぇ
遠藤周作の「深い河」には「創作日記」というのが残っています。
読むと、けっこう「あざとい」んです。一章で妻を亡くす男を書いたら、
読者は感動するだろう、そんなことが書いてある(w 焼き芋屋さんの
声を入れるのは、我ながらうまい小道具の使い方だな、とか(w
>>239 本音かギャグか分からないけど、そういうところが狐狸庵先生らしいな。
実際、その通り感じました。
241 :
吾輩は名無しである:2008/08/20(水) 12:31:14
読んだことないんだけど『スキャンダル』って、そんなにポルノ紛いの小説なんですか?
242 :
吾輩は名無しである:2008/08/22(金) 12:24:18
突然レスが付かなくなった…
つまり
>>241の質問は遠藤周作ファンにはタブーなんだ
244 :
吾輩は名無しである:2008/08/30(土) 23:23:43
たまにまともなレスがあるが、
もう少しまともな周作のスレってあんの?
245 :
吾輩は名無しである:2008/09/05(金) 11:32:44
>>241 そんなことはない。
主題は、当時の遠藤の随筆や対談にしょっちゅう出てきている。
246 :
吾輩は名無しである:2008/09/22(月) 17:29:41
遠藤周作はいつも悪と善の対極から
人間と神とを浮き彫りにしていました。
善の観点からのストーリーは受け入れられて、
悪の観点からのストーリーはポルノだ、俗悪だと拒絶される場合が
多かったのではないかと思います。
彼の善悪の両方からどちらを肯定も否定もせずに真実を見極めようとする
姿勢はずっと一貫していて、人生をかけて彼はその主題のみを追いかけ続けたと
いってもいいかもしれないです。
ポルノとされてもかまわないかもしれません。
問題は何を読み取るかだと思うんです。
>>1 助けてあげましょう。拙宅へ来なさい。
タイムマシンに乗って。
>>1 海と毒薬の続編って位置づけの
悲しみの歌っての読んでみな。
沈黙読みました!凄く良かったです
250 :
吾輩は名無しである:2008/09/27(土) 09:56:27
>>1 高校生の時の読書感想文で、本作を題材にして提出したよ
「白い巨塔のパクりみたいなもんだ」って書いといたけど、
何も言われなかったから、大丈夫だったのだろうね
沈黙かあ・・懐かしい。高三の国語の教科書に載ってたけど、当時は特に思いいれはなかった。
この人の描く人物像に自分を重ね合わせて、親近感を覚えたのはそれから十年近く後だった。
252 :
吾輩は名無しである:2008/09/28(日) 22:03:13
>>241 それって、遠藤のキリスト教に対する考えを受け入れることが出来なかった
ノーベル賞選考委員のことではないのかな。
253 :
吾輩は名無しである:2008/10/21(火) 20:54:25
遠藤周作って語呂がなんとなくカッコ良くて、
悲しみの唄って語呂がなんとなくカッコ良くて、
読んでみましたが、これは続編なんですね。
先に海と毒薬読みたかったなぁ。
今から、海と毒薬読もうと思うのですが、前後してもいいですかね?
2008/11/30(日) 08:17:03 ID:???0
★ 生体解剖、九大で元学生証言 真相知り本当の反省を
戦時中、九州大(福岡市、当時は九州帝国大)の教授らが米兵捕虜を生きたまま解剖し、
故遠藤周作さんの小説「海と毒薬」のモデルになった事件の現場に居合わせた福岡市の
医師東野利夫さん(82)が29日、九州大医学部で講演、当時の教授らが捕虜の内臓を
摘出した様子などを証言し「真相を知り、本当の反省をしなければならない」と訴えた。
講演は同日から始まった日本生命倫理学会の一環。九州大医学部はこれまで生体解剖
について「本学部としては直接関係がない」(「百年史」)との立場で、公の場で取り上げ
られる機会はあまりなかったという。
当時、医学部の学生だった東野さんは1945年5−6月、計4回行われた解剖手術のうち
2回を目撃した。講演では現場の再現図などを示し、血液の代用として食塩水を捕虜に
注入した実験の様子などを証言。
米軍の本土上陸の不安が高まっていた当時の異常な雰囲気を指摘し「戦争は悲惨と愚劣
しか残さない。戦争の苦しみを2度と味わいたくない」と強調した。
255 :
あや:2009/01/09(金) 13:58:39
故遠藤周作さんの小説「海と毒薬」についての論文がありますか。教えてください
生体解剖は賛成だけどな
期待に胸を膨らませて、海と毒薬を読み始めたけど、つまらない・・・
何なのこれ?
258 :
(o`.´o)materialist:2009/03/21(土) 00:24:52
戦時中で鳴く場問題で生姜、戦時中に米兵捕虜をで焼死(笑)刺すれば米国は戦時中に核実験と放射能が人体に及ぼす影響と称し日本に原爆をこれでもかと馬鹿り二発も投下しており増すけれども〜(笑) 未だ謝罪も賠償も放棄しており増す〜(笑)
259 :
吾輩は名無しである:2009/03/21(土) 21:35:56
牛とか豚を殺して食べてるんだから、生体解剖くらいで騒ぐことないだろ?
しかも戦時中にアホか
260 :
吾輩は名無しである:2009/06/07(日) 21:37:30
外国人捕虜の瞳を、片や「碧い眼」、片や「鳶色」としたり、
片や「人懐っこい微笑み」、片や「おどおどした」としたり
勝呂と戸田では捕虜への観察が異なるのは、何か意図があってのこと?
ただのミスじゃないですよねぇ
芥川の『藪の中』みたいに、同じ事件に対しても主観によって認識が異なる、
ということでは?
262 :
吾輩は名無しである:2009/06/08(月) 01:11:23
>>261 わかりやすい説明、どうもありがとうございました
戸田だもんね
>>260 あれは自分はドキュメンタリー、ルポタージュの形式を借りた表現だと思う
西洋的な神の視点からの三人称でなく、
日本的な独白の集合体としての奇妙な連帯感のズレみたいなのを描こうとしたのでは
264 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 19:07:16
わたしが・棄てた・女
が実は隠れた最高傑作です。
異論は認めない。
265 :
吾輩は名無しである:2009/08/27(木) 22:02:13
遠藤周作は芥川賞を受賞したあとも、父親の経済的援助を受けていた。
言ってしまえば、かの作家は貧乏なんて経験したこともないのである。
だのに、遠藤はエッセイで青年期の貧窮をことさら強調する。
通りすがりですが、随分前にエッセイで読んだ話。
人間はどのくらい排便を我慢できるかとういう実験をし、1ヶ月我慢したのち
やむにやまれず排便をすると、便器にビール瓶のようなものが突っ立っていた。
っていう内容の文章、本人だったのかそれとも
他の作家仲間のことだったかどうしても思い出せない。
便秘するたび気になってしょうがない。年に1回ぐらいだけど。
268 :
吾輩は名無しである:2009/09/23(水) 14:00:15
「私が・棄てた・女」の最後のところ、
何度読み返しても繰り返し泣ける。
気持ちが洗われる。でも数時間後には
現実に戻ってしまう。
やたら自意識の高い猫好き男の子?が父親と喧嘩する話のタイトルが思い出せません。
どなたか分かる方いらっしゃいませんでしょうか?
すみません、自己解決しました。別の著者でした。
>>263 大変遅くなりましたがどうもありがとうございました
気味が悪くなったわ
私が棄てた女はほんとに名作だなあ。
最後の殉教者とこれがおもしろかった自分に何かおすすめあったら教えてください。
「私が・棄てた・女」、ここ覗くまですっかり忘れてた
「だから、そのお前に頼むのだ。」だっけ
短編では「役たたず」が印象深い
雲をつかむようなことを言うばかりで、具体的な利益を、救いを、なにひとつ他人に与えられない「私」
その悲しみを、遠藤氏は、彼のイエスにも重ねたんだろうか
>>273 あるかもね。
あの小説家は本当はもっと、少なくとも表面上は、筋の通ったことがいろいろ言えたと思うんだけど
言わないんだよな。あの無抵抗さはしかし読んでてつらいものがあるw
275 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 05:19:51
>>272 「女の一生 一部・キクの場合」
読み終ってすぐにまた初めから読み始めた。こちらも最高傑作ではないかな。
276 :
吾輩は名無しである:2009/11/26(木) 06:43:12
コリアンって朝鮮人代表みたいな作風なんですか?w
277 :
吾輩は名無しである:2009/11/27(金) 00:11:17
278 :
吾輩は名無しである:2009/11/27(金) 19:20:00
「十項だけ読んでごらんなさい。十項たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。」の、『手紙』って単語を『メール』に変えたら、まんま現代でも通じる
遠藤先生、凄すぎます
279 :
吾輩は名無しである:2009/12/03(木) 21:08:39
この人が云うキリスト教は甘えであると良く批判されるけど
同じような視点を持った宗派はないの?
280 :
吾輩は名無しである:2009/12/03(木) 21:13:52
スコセッシの映画についての話題は出た?
海と毒薬はよかったどすなあ。
勝呂がブドウ糖を食べ過ぎたオバハンを張りますところ、せつなかったどすなあ。
この切なさだけで、海と毒薬は後世に残る作品になりましたどすなあ。
勝呂がオバハンを張りましたところのような切なさ、これが遠藤文学を
遠藤文学たらしめている。正味のところ、キリスト教思想というのは遠藤文学
の核心ではない。キリスト教が遠藤の人格形成において重要な役割を果たした
としてもだ。
この切なさは他の作品にも通底するものだが、海と毒薬の上記の場面ほど
心に迫ってくるものはない。これこそ坂口安吾のいう文学のふるさとという
ものなのだろう。
張りますって何…?方言?
張ります=ぶつ
285 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 05:59:41
>>282 >キリスト教思想というのは遠藤文学の核心ではない。
いや、核心だよ。全作品にキリスト教の視点を感じる。
286 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 08:18:49
コリアンはユーモアのセンスないな。彼のエッセイはひどいもんだ。
ガチクリからすりゃでも、異端でね?
288 :
吾輩は名無しである:2010/03/06(土) 09:04:36
遠藤は自分が偽善者だという事をよく知っていた
落第坊主を売り物にしながら
上智で仮面浪人してまで慶應に潜りこみしかもその事を
生涯ひた隠しにして生きた
つまりこの作家としての破滅を賭けた
二重性こそ遠藤の最大の文学的テーマなのである
つまり学歴社会の転びバテレンでありながら
信仰を貫いた英雄であるかのように振る舞い続け
狐狸庵物や浪人物での落伍者へのシンパシーの正当性を担保した
そして母にお仕着せられたという宗教はこんな自分にも
神は沈黙するのかという第2のテーマなのである。
289 :
吾輩は名無しである:2010/03/30(火) 20:59:21
戦時中の食糧難の補完食として葡萄糖をカロリーメイトのように
齧ってる描写が印象に残ってるな〜
って、そんなとこしか印象に残ってないw
290 :
吾輩は名無しである:2010/04/09(金) 01:27:27
沈黙のwikiに
「弱いものが強いものよりも苦しまなかったと、誰が言えるのか?」
とあるがなんだこれは?
手元に本はないが強いと弱いが逆だろう
291 :
吾輩は名無しである:2010/04/09(金) 16:00:27
侍
松原の遠藤の家に遊びにきてあまりのみすぼらしさに
プロレタリアートねぇと嘆息した女子大生達も
もう70婆さんなんだな
295 :
記憶喪失した男:2010/05/02(日) 08:45:05
「沈黙」 遠藤周作
47位/181作品。日本語小説。
傑作であった。江戸幕府に弾圧される宣教師を描いた歴史小説である。
大名の狡猾な弾圧と摘発により、死を覚悟して布教しようとするサスペンスが、
すごく面白かった。終始、はらはらどきどきしていたし、背後にある神学哲学も、
面白かった。ゆえに、「こころ」や「万延元年のフットボール」より高い評価となった。
遠藤周作は、日本文学を代表する偉大な作家だと思う。
296 :
吾輩は名無しである:2010/05/23(日) 13:02:56
ttp://www.asahi.com/culture/update/0522/SEB201005220015.html 遠藤周作の未発表小説か サディズム通し「悪」描く
2010年5月23日10時4分
作家遠藤周作(1923〜96)の未発表とみられる小説の草稿が、
長崎市東出津町の遠藤周作文学館で確認された。
「われら此處(ここ)より遠きものへ」と題され、
B5判のノート80ページにわたって青い文字が並ぶ。
同館は遠藤の日記をもとに1958年ごろに執筆されたと特定。
開館10周年を記念して、22日からノートと日記の公開を始めた。2012年5月まで。
草稿に解説などを加えて刊行し、今年度中に同館で販売する予定という。
物語は、フランスを訪れた日本人留学生が、
サディズムの語源となったサド侯爵を研究していく話と、
フランスの対独抵抗運動に参加した黒人男性が、
秘密国家警察に拷問される話の二つが交錯して展開する。
同館学芸員の池田静香さん(34)は「サディズムや拷問を通して、
初期の遠藤文学のテーマである人間の『悪』を見つめている」と解説する。
ノートや日記は遠藤の家族が同館に寄託していた。
池田さんが08年ごろ、草稿に気付き、全集や単行本などに掲載されていないと確認した。
他に既出の可能性がないかの調査を続けている。
草稿が完全なものかも不明で、池田さんは「今後、細かく調べていく」と話している。
「海と毒薬」を読んだけど
戸田や看護婦など実験に関わった人間の人生や人となりを紹介するなら
手記の形よりも本人の回想形式の方が良かったと思った
手記ってのが人に読ますこと前提なのなら余計なこと書き過ぎだと思う
特に看護婦の方
「王妃マリー・アントワネット」読んだ。
ネタは良いと思うが、
作者の創作人物の動きが説明的過ぎる気がなきにしも非ず。
この作家はねちっこい独白体のほうが合ってる気がした。
自分の中の、森田ミツのイメージそのものの女の子を見かけた。
中身まではわからないけど…。
「悲しみの歌」は自分にとって最も好きな作品の1つです。
なんで遠藤周作ってもっと有名にならないんですか?
301 :
吾輩は名無しである:2010/07/22(木) 21:22:19
王国への道が好きです
302 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 07:07:55
『沈黙』の先行的作品として坂口安吾の『イノチガケ』があるんだろうな。
303 :
吾輩は名無しである:2010/07/29(木) 21:04:19
悲しみの歌、女の一生、彼の生き方、灯のうるむ頃あたりが一番好き。
ほとんど読んで大好きで3年くらい前まで読みふけったけど、今日
久しぶりに買ったけど読んでなかった協奏曲読んだら面白くなかった。
好みが変わったのかな。今まで面白くない遠藤周作はなかったのに。
304 :
吾輩は名無しである:2010/08/04(水) 19:19:12
ぐうたらシリーズが好きです
ぐうたらしてーずら。
306 :
吾輩は名無しである:2010/08/19(木) 15:05:34
ルックスで損してるよね
髪あったら違った評価だったかも
評価は高いと思うのだが
誰かが西のアランドロン、東の遠藤周作と書いていたよなw
最近、海と毒薬を読み返たとき、まず思ったのが、
昔の日本人はかくも心が弱かったんだなあと。
今どきこの程度で、思考停止して実験参加など、ヘタレカスの極みと足蹴にされよう。
太陽が黄色かったからとは、ちと違うもんな。
日本人、それなりに成長してるんじゃないだろうか。狐狸庵はなんと言うかな。
キリスト教的罪の意識が希薄だから平気で人体実験をする
つまり、道徳的主体性がないから付和雷同的に行動する
というのが狐狸庵先生の見解だ。
>>309 おっ、ありがとう〜!
ここでキリスト教という切り口が浮かばないといけなかった訳か。ナルホド。
勉強になりました。次はがんばるわ。
>>310 実際、遊び相手の看護婦を孕ませて
だまし討ち同様の手口で人工堕胎をしたバカ医者が最近いただろ?
狐狸庵先生の視点はまだ有効なんだよ。
海と毒薬に出てくるあの血まみれの胎児というのは
イエス出生におけるヘロデ大王の幼児虐殺みたいなもので
この世の悪を前にして無力な人間の生をあらわしているわけさ。
そこで“信仰”という問題が出てくる。
信仰を通してこの世の“悪”を考えたのが狐狸庵先生の生涯で
モーリアックの問題意識を正しく継承したわけだよ、この極東の島国で。
だから、その葛藤たるや並大抵のものじゃない。
一見軽妙なエッセイも精神のバランスをとるための手立てさ。
またまたありがとっす。
じっさい狐狸庵文学とキリスト教の方程式はオイラにゃ難しいよ。
しかし香油瓶持ってたらマグダラのマリアみたいに、
胎児(子供?)ときたら、嬰児虐殺みたいな鍵があるのかなとか。
次回読む楽しみが広がるやね。
ひとり息子さんは現在
フジテレビのエライさん(常務取締役)です。