なんで筒井康隆じゃなくて大江がノーベル賞とったの?
1 :
吾輩は名無しである:
筒井の方が面白いのに
2 :
吾輩は名無しである:04/06/21 00:29
|:: /三 | 三|:| そうかな?
|:: | ト‐=‐ァ' |:|
/:: | ` `二´' |:\
|:: /三 | 三|:|
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|:: /三 | 三|:| そうかな?
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|:: /三 | 三|:|
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/:: | ` `二´' |:\
3 :
吾輩は名無しである:04/06/21 01:53
安部にやろうとしたら死んじゃったから大江に回ったらしい。
4 :
吾輩は名無しである:04/06/21 01:55
5 :
吾輩は名無しである:04/06/21 01:59
なってねーよ。
つか、外国で読まれた筒井作品って、時かけと唯野教授くらい?
この二作しか読まなかったら、筒井って何者だかわけわからんよな。
6 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:02
大江の政治力でしょ
大江も殆ど読まれてないと思うけど…
7 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:20
他に候補になったことのある作家は、谷崎、三島、遠藤、井上といったところか。
8 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:24
筒井はやっぱり候補になってないのか
星新一も駄目だったのかなあ
9 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:30
純文学しか対象じゃないだろ。
星は海外でも読まれているが、そもそも対象外。
10 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:38
>>9 海外でも純文学とエンタメみたいな区別はあるのですか?
海外にも純文学というジャンルがあるとしたら、
それは日本と同様に私小説中心なのでしょうか。
11 :
吾輩は名無しである:04/06/21 02:42
聞く前に自分で読め。
カミュとかヘミングウェイとか、手に入りやすいものたくさんあるだろ。
海外にだって文学とエンタメの区分けくらいあるが、日本みたく私小説が
発達した国はあまりないよな。
大江読む位なら筒井を読んだ方がいい。
以前、筒井のインタビュー集で社会党の無能さを言い当ててたのは
すごいと思った。2chができる何年か前に。阪神大震災を経験してる
からそれは当然かもしれないが。
筒井か…昔は神とあがめてたが。
なんか筒井には越えられない壁がある気がするですよ。
その壁の中では充分凄い人だと思うけど。
14 :
イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/06/26 19:32
明らかに致命的な瑕瑾を持ってる人(多分自分でも気づいてるだろう)
「我が良きウルフ」読んで確信した(洋楽にもあるよな。あ、これ違うっての)
それがどんなものかってのは酷だから省く(まぁ簡単にいえば阿頼耶識関係)
この怪物から直木賞を必死に守り通した審査員は偉大
とりあえず筒井は死ぬ前にちゃんと謝っとけよ
バカなことやりすぎた
天才的な笑いのセンスと創造力は認めるが、お前がやったことは絶対に否定する
筒井氏が泣いて喜びそうな…スレタイだねえ。
たしかに、面白いし幅が広いし独特さや変幻自在度では右に出るものがいない。
だが、
>>13さんが言う通り、
彼自身が最初から壁の中で遊ぶことを選びそれを楽しんできた、無意識に。
芸術は、やろうとしてやれるものではなく
いわば宿命的に担わされてしまう類のもの。芸術としての文学も、そうだ。
大江と筒井の決定的違いはそこにある。
筒井文学は、読者大賞には値しても、ノーベル賞の対象ではない。
大江はロビー活動の成果
つぎは息子に
たけみつ賞(笑)でも取らせるんじゃない?
17 :
吾輩は名無しである:04/06/26 20:41
筒井ってそんなに面白いかな。
俺も初期の作品は好きだけど、それでも大のオトナが褒め称えるようなもんではない。
初期の作品に限っては鬱屈した中高生の密かな神みたいな存在なんじゃないの。
酒鬼薔薇みたいな欲望を、その技術と発想でエンターテイメントとして仕上げているわけで、筒井は暗いガキのわけのわからない衝動をうまく言葉にあらわしてやっているとも言える。
俺も昔筒井を読んだ時、「わかっている大人」の存在を感じられてすごく嬉しかったのを覚えている。
もちろん残酷な笑いだけの話ではなくて、その世界観全てがそういうものだった。
ただ、結局それは本当の意味での水準の高さとは異なるものだし、筒井的な「子供の欲望」の昇化は文学的な高みとは相容れないものだ。
純文学志向となった後期のものについても、文学的な面白さではなくて、単に落語的な言葉遊びを徹底させた極めて保守的というか伝統的な感覚に没入しているのに過ぎない。
それは文学的なレベルで過激さも感じないし、いわゆる「深み」のようなものも感じさせない、予定調和の落語的な洗練でしかないと思う。
筒井の笑いのセンス?んなもんあるか?
19 :
名無しさんの主張:04/06/27 10:21
筒井は変に持ち上げられて文豪気取りになつたのがよくなかった。
日本のスティーブン・キングか、ボネガットであるべきなのに
20 :
吾輩は名無しである:04/06/27 14:35
彼は文豪のパロディを体現しているんだ
顔までパロディw
21 :
吾輩は名無しである:04/06/27 15:59
それではきくが、大江は筒井より凄いのか?
22 :
吾輩は名無しである:04/06/27 16:06
>>19 まあ、最近はちょっと文豪/インテリ気取りだねえ。
断筆騒動でちょっと色々あったからな。
でも、筒井さんはそういう気取りがあってもむかつかないけどな。
なんつーかそうしたものも自分に上手く取り込んでるし。
自分から決定的に遠く離れた天才だから、別に何とも思わん。
筒井よりもジミー大西のほうが上だろ
25 :
吾輩は名無しである:04/06/27 20:14
OAケンザブローは嫌いだが、筒井のマンガ文学は
さすがにノーベル文学賞の範疇じゃないだろ
26 :
吾輩は名無しである:04/06/27 20:14
大江の作品を訳した人が一枚噛んでいるようだね。
ロビー活動なら大江健三郎。
安部公房死んでよかった、よかった。
筒井は頭良すぎるんじゃないかね。
大江も頭いいんだろうけど、ある意味ホームラン級のバカで、そこが逆に作品の迫力になってる。
筒井の小説は理論を精緻に作品化してる感じだけど、大江の小説は、本気で現実を言葉で書き換える事ができると信じてるみたいなわけのわからん迫力を感じます。
28 :
吾輩は名無しである:04/06/27 21:30
筒井は芸術家じゃなくて芸人なんだよな
29 :
天才ハンシンドローム:04/06/28 00:58
スタニスワフ・レムからみれば
筒井なんて児童文学(w
30 :
吾輩は名無しである:04/06/28 01:04
筒井ってラノベの元祖だろ?
「ジュブナイル」にこだわりがあったわけだし。
筒井文学と言えるものがあるというのが前提の話になるけど、
それら一連の作品は、結局は「日本語」であることを、過剰に意識した上で成り立ってるわけじゃん。
「虚人たち」とか「残像に口紅を」なんて、英語化されるとしたら、それこそありえないほどの作業を必要とするわけじゃん。
筒井文学の文学性は、日本語であること自体に大きく依拠してるわけだから、世界的な賞に値するかって言ったら難しいよ。
「虚構船団」「夢の木坂分岐点」あたりだけで評価されるとしたら、それはそれで筒井がかわいそうだしね。
ま、仕方ないんじゃないの。
32 :
吾輩は名無しである:04/06/28 04:52
31の理屈は成り立たないよ
そもそもジョイスとかどう考えるんだよ
あー。ジョイスのことは確かにチラリと頭をよぎった。あれは日本語では読めないな…
恥ずかしながら、「ユリシーズ」の文体の遊びについては、「お厚いのがお好き」で初めて知ったくらいの知ったかっぷりなので、ジョイスがどれくらい評価されてる作家なのかはいまいちよくわからん。ノーベル賞とったの?
たださ。
スレズレを誘発しそうだが、何だかんだ言ってジョイスは英作家だってのも重要じゃん?
34 :
吾輩は名無しである:04/06/28 11:17
いやいや、そもそも詩はその言語の固有性をまず引き出さないと駄目だったりするし
これはドイツ語だろうとペルシア語だろうと同じ。
英語には限られない。
31の意図を汲みとり直すと、こうかな?
筒井は日本でしか通用しない「慣習」に寄りかかりすぎていると。
ジョイスなどは逆に、
英語全体を作り替えてやるぐらいの迫力がある。
そしてその力が英語圏以外の人間にも伝わるんじゃないかな。
筒井の話芸は、
例えばポルトガルのお笑い芸人に日本人が興味を持ちにくいようなものでは。
>>34 別にオイラはノーベル賞なんかどーでもいいけどね。
慣習云々なんて言うけど別に俺はアメリカ人じゃないし。
面白い作品を作って頂ければ結構、と思ってる。
んなことをこのスレで言われても。
37 :
エイチドット@喫煙中:04/06/28 23:39
38 :
吾輩は名無しである:04/06/29 00:38
>>30 筒井がいつジュブナイルにこだわったんだ?
無名の頃は生活のためにウケねらいでジュブナイルを書いた
が、売れてからはまったくといっていいほど書かなくなった。
ここで筒井批判してる人って初期のドタバタしか読んでないんじゃ・・・
日本語で読んでないだろうからね。
41 :
吾輩は名無しである:04/06/29 02:25
>>38 角川文庫「時を駆ける少女」を見よ。
売れてからっていつから?
「日本語を作り替える」ようなアプローチは、確かに筒井にはないねぇ。「日本語を解体する」のは大好きだけど。
ところで、このスレで大江の話題がほとんど出てないのにこれだけ筒井の話が続くってこと自体、俺を含めた筒井ファンが粘着だって証拠なんだな、と、接客しながら思ったさw
粘着ではないが、作品は全部読んでいるから一応ファンのはしくれと言える…かな。
で、書かせてもらうと
>>27 うまい評価だと思う、特に大江評は至言。
>>34 に大筋で同意ですがね
日本語という言語を話芸的に繰る手腕を誇ってきたのはたしかだし。
ただそれだけには納まらないところが筒井でしょう。
『幻想の未来』と『柿ノ木坂交差点』と『敵』を並べてみても
量的だけではなく質的にも、見るべきものはある。ノーベル賞は論外だとしても。
44 :
吾輩は名無しである:04/06/29 07:41
>>38 時かけを見てどうすんの?
あれって仕事がなくてやむなく書いた作品だよ。
ジュブナイルを書かなくなった時期は、年譜見りゃ分かるでしょ。
45 :
吾輩は名無しである:04/06/29 08:04
いままでSF出身でノーベル賞とった奴いるのか?
46 :
吾輩は名無しである:04/06/29 08:13
44は41へのレスだった
>>45 「ソラリスの陽のもとに」のスタニスワフ・レムが候補になった
事があるらしいが・・・ガセかもしれん。
48 :
吾輩は名無しである:04/06/30 00:39
時かけも最初の単行本はまったく売れなかったんだけどな。
大江も筒井も両方読んでる人ってけっこういるのかな。
私は中坊のまでは筒井フリークで、筒井の書評を入り口に大江を読んだ。最初は「?」だったけど、何年かして読みなおしたら今度は大江にハマった。
SFだけではなくて、ジャンル小説を書いてるかぎり
ノーベル賞には
選ばれない
はず
51 :
吾輩は名無しである:04/06/30 22:55
>>50 ノーベル賞は作品だけでなく、作者の人格も問われるんだよ。
だから、候補者は極秘に素行調査されるらしい。
化学賞の田中さんだってSMクラブとかに通ってたら
取れなかったはずw
そういう意味で、ある時期から大江がすごく丸くなったのも頷けます。
いや、おれは、筒井&大江ファンだけどさ。
筒井は「腹立ち半分日記」なんて読む限りじゃ、
人格者ではないでしょう。笑える日記だけどね。
筒井康隆は,居心地の悪さをもてあそんでいる。
大江健三郎は,居心地の悪さを括弧にくくって作家活動をしている。
だから,世間としては,
大江健三郎の方を権威としたほうが
通りがいいからじゃないのかな。
やっとわかった。
「飼育」で捕虜にしたのが黒人兵だったからだな。
筒井は、「歌と饒舌の戦記」で白人殺したからダメだ。
そうか。そういうことだったのか。
54 :
吾輩は名無しである:04/07/01 19:12
筒井は人格者じゃないだろうけど
秘密倶楽部に通ったり 万引きしたり 女子高生のスカート覗き込んだり
愛人倶楽部で愛人を買ったり(愛人はいるかもしれないが、もっと公明に選んでると思う)
女性編集者にセクハラしたり 若い編集者を陰険にいじめたりとか
そういうエゲツナイことはしてないように見えるけど? 実際どうなのかな?
55 :
吾輩は名無しである:04/07/01 20:00
ノーベル文学賞賞候補となった日本人
谷崎潤一郎
三島由紀夫
井伏鱒二
安部公房
遠藤周作
芹沢光治良
井上靖
中上健次
筒井のオススメある?
58 :
吾輩は名無しである:04/07/01 21:02
フランスだと
筒井の翻訳:時をかける少女、夢の検閲官、唯野教授
大江の翻訳:主立って後期のものばかり。初期の短編は皆無。最高傑作の
万延1年のフットボールもpas encore
59 :
吾輩は名無しである:04/07/01 21:47
ベタだが夢の木坂
56
旅のラゴス
56
富豪刑事
63 :
吾輩は名無しである:04/07/05 06:41
大江が評価、あるいは批評している筒井作品って何?
教えて下さいませ。
「家」「遠い座敷」「エロチック街道」そして「夢の木坂分岐点」と連なる筒井の
お座敷宇宙は、大江の谷間の村より深くて広い。
65 :
吾輩は名無しである:04/07/06 01:15
「遠い座敷」は元々「エロチック街道」に入ってたけど、いまは講談社文芸文庫
「戦後短篇小説再発見」の「表現の冒険」が一番手に入りやすいように思うよ。
「家」は短篇集「将軍が目醒めた時」所収だったけど、新刊書店じゃ無理かな。
67 :
吾輩は名無しである:04/07/06 03:23
「家」が入手困難だなんて、嘆かわしいことだ。
68 :
吾輩は名無しである:04/07/06 06:42
>>66 サンクスです。
ちなみに、ネタ振りもこめて、お奨めの理由は?
ごめん。「遠い座敷」は、新潮文庫の「驚愕の曠野」に入ってた。
こっちの方が楽だよね、安いし。ごめん。
つうか、
共に認め合う仲だぞ<大江と筒井
71 :
吾輩は名無しである:04/07/18 18:52
>>70 へー、大江と筒井って仲良かったんだ。
知らなかった。
72 :
吾輩は名無しである:04/07/18 20:23
俺は筒井が大江を褒めてるの読んで大江に入ったのに
73 :
吾輩は名無しである:04/07/18 21:55
例のソシュール問題で筒井が叩かれていた時、大江が手紙かなんかで「気にスンナ。あれでいいと思われ」
というやり取りがあったて筒井が書いていたよ。
すまん、ソシュール問題から解説してくれるとありがたい
「文学部タダノ教授」のソシュールの説明のところに対して、「筒井はでたらめ」みたいな批判を一部の人間がした騒動のこと。
ちょっと、引用してみるわ。文学部唯野教授のあとがきより。
「シニフィエ騒動というのがあった。猫という言葉が、シニフィアンで、実際の猫がシニフィエであると書いたところ、
そうではないとう批判がでて、間違いだ間違いだと大合唱となり、寝小便癖のある某批評家などは大喜び、あちこちへ都合二、三十は書きまくって書きまくって稼いだのではあるまいか。
(中略)、大江健三郎氏も「気にするな。あれで構わない。」とハガキをくれ、ついにはソシュール記号論の大家の丸山圭三郎大先生までが「あれでもよろしいのでは」と言いながら出てきたりして…」
はは
「寝小便癖のある某批評家」って誰だ(w
大江が、筒井にラテンアメリカ文学読んだらって勧めて、
それで筒井は虚構船団みたいな作品書き始めたらしいよ。
「虚人たち」なんて全編過去形未来形なし読点なし。
筋はあるけどドロドロフワフワ。
相当文学理論勉強しようとしたらしいよ。その頃の大江見習って。
しかし柄谷、はすみに言わせるとそもそも大江が文学理論誤読する人で。。。
唯野教授、あれも作者より頭いい登場人物出してみたら・・・
って実験みた様なもので、試みとしちゃ面白いけど、
なんか舞城と被るんだよな・・・
もちろん彼が筒井になんだけど。
>>大江が、筒井にラテンアメリカ文学読んだらって勧めて、
正しくは大江の友人の文芸誌「海」の編集長塙氏が
筒井にラテアメ文学勧めた。
で、海誌に「中隊長」「遠い座敷」と発表して
「虚人たち」連載開始。
が連載途中で塙氏死去・・・・゚・(ノД`)・゚・。
この辺の事情は筒井の「着想の技術」やら、全集最終完の大江の
解説やらで読めるよ。
今や俺のライバルは大江健三郎だけである。
84 :
吾輩は名無しである:04/07/26 17:39
85 :
吾輩は名無しである:04/07/26 17:41
ふふふ
筒井康隆かあ
学生の頃夢中になったなあ
面白かった。
今は読んでないけど今はどうなんだろ
87 :
吾輩は名無しである:04/07/30 15:04
もう筒井もおじいちゃんだね。
髭が「文豪」ぽくていい
>>83 それ、なんの本で言ってたっけ?
三島由紀夫論のある、あれか。
「ダンヌンツィオに夢中」だっけか?
文豪気取りっていうのは違うような気がするな。
「こんな邸宅にすんで、ひげ蓄えて、着物なんかきて・・・」
って自嘲気味に話すぐらいだから、やはりそのへんもパロディ。
そういう行動を含めて、
ノーベル賞作家とは真逆のベクトルだよな。
それがいいんだが。
91 :
吾輩は名無しである:04/09/04 00:59
10年前「諸君」に出た浅田彰のインタヴュー
による筒井康隆のぶった斬りが面白かったな。
2流のSF作家が3流の純文学作家になれ果てた
とか。
>>91 ホントにどうしようもないね、浅田信者は。
筒井って、確かフランスかどっかの文学賞取ったんじゃなかったっけ?
5年ぐらい前に。
95 :
吾輩は名無しである:04/09/12 22:48:17
fさdふぁs
よく解んないで語ってる香具師、最低限烏賊は読んでから語れ
アフリカの爆弾 霊長類 南へ 虚構船団
夢の木坂分岐点 朝のガスパール 残像に口紅を
97 :
吾輩は名無しである:04/09/12 23:27:33
大江慎也?
うん。異論はあると思う。おれが挙げた中に「それは余計だろ」とか。
ただ、SFでしょ、とかドタバタで食わず嫌いの奴が多過ぎる、と。
100 :
罧原堤 ◆..EuzNK.q6 :04/09/12 23:49:25
100
101 :
罧原堤 ◆..EuzNK.q6 :04/09/12 23:52:40
102 :
罧原堤 ◆..EuzNK.q6 :04/09/12 23:53:23
虚船船団だし。
103 :
吾輩は名無しである:04/09/13 00:01:34
阪神たち
104 :
吾輩は名無しである:04/09/13 00:36:53
虚航船団
「新潮」読んだけど、小説壊したい壊したいって言ってたな。
「エロチック街道」あたりの頃は、充分壊れてたと思うんだが。
105 :
吾輩は名無しである:04/09/13 04:31:13
アフリカの爆弾はつまんなかったな。
ドタバタものって入れるか入れないかで面白さが両極端。
ドタバタとは違うけど、2組の夫婦が一つの家に同居する話は
爆笑だった。オチも最高。読んでるのが電車の中じゃなくてよかった。
みんなは、筒井作品のどれが一番笑えた?
106 :
吾輩は名無しである:04/09/13 07:57:18
なんか訳の解らない事ばかりする宇宙人のやつ笑った。
最近職場にいる中国人がこんな感じなんだが・・・
107 :
吾輩は名無しである:04/09/13 08:26:06
108 :
吾輩は名無しである:04/09/13 09:33:09
筒井より小松左京の方が遥かに偉大な作家です。
筒井はあれほど有名であるにもかかわらず、代表作がない。
一番有名なのは「時をかける少女」だがこれを代表作といわれると
筒井もかわいそうだろう。
いろいろと、実験めいたことはやってみたが、どれも、ヌーボーロマン
と同じくちゃちなものでいまや誰にも読まれていない。
小松には「日本アパッチ族」「復活の日」「果てしなき流れの果てに」
「日本沈没」「さよならジュピター」他の長編、何百という短編が
代表作としてあげられ、それぞれ何百万部と、筒井とは比較にならないぐらい
売り上げ、世界レベルの作品を残している。
小松叩きが現れたようだな
文学賞なんて、賞の中でも一番どうでもいいもんじゃ
>>109 108って叩きなんだ?
まあたしかに小松左京って、
読者の世代交代に失敗した印象がある。
111 :
吾輩は名無しである:04/09/13 11:44:28
でも小松って短編とかショートショートは駄作が多いよ。
筒井は、断筆前に限れば短編も長編もほとんど駄作はない。エロチック街道
とかの実験的作品でもきっちりエンターテイメントしているのは驚異的。
どんなにムチャクチャを書いても小説の形に整ってしまうと新潮で嘆いてい
たけど、それって筒井が天才と呼ばれていた理由でもあるんだけどな。
112 :
吾輩は名無しである:04/09/13 11:54:59
113 :
吾輩は名無しである:04/09/13 21:01:46
お紺昇天が泣けた
大江慎也?
115 :
吾輩は名無しである:04/09/14 13:02:23
筒井は晩年の作品も悪くはないんだけど、それだけなんだね。
物語作家として失敗しちゃってるんだね。
実験めいたものばかりやっていて、結局、読まれるべき作品を残せなかった。
「敵」なんてこれから読まれると思うか?
他も同じ運命をたどるだろう。
筒井以降に現れた作家は常に表現の限界とその突破を試みた筒井作品から逃れられない
のではないかと思う。少なくとも物語形式や言語表現について敏感な作家ならば。
もちろん、それ以外の文学の豊穣について否定しているわけじゃなく、従来の文学に退屈
さを感じている自覚的な作家にとっては無視できない位置に登り詰めたことは認めてもいい
のでは?
って、あまり誉め過ぎるとマンセーって感じがするのでこの辺で止めとくが、最近の枯れ方
は皆どう思っているのだろう?
晩年まで走り続けた石川淳のような突き進み方はもう筒井には見られないのだろうか。
まあ、そうだとしても彼の作品の功績が損なわれるわけではないけれどもね。
117 :
吾輩は名無しである:04/09/14 14:17:21
>最近の枯れ方は皆どう思っているのだろう?
作家としてはちょっとさびしいとは思うが、豪邸に住んで、好きなときに
小説を書き、若い頃に目指していた役者の活動もして、中原や町田みたい
な若手作家の旗手からラノベ作家に至るまで幅広く尊敬を受け・・という
のは70過ぎの老人としては幸せすぎる老後だと思う。
118 :
暇人:04/09/14 14:22:40
筒井は作家としてより三流役者としてグダグダ生きて行くのが良いんだろうな。
もう書く事に意義を感じてないんじゃないかな?
119 :
117:04/09/14 14:44:11
書こうとしても中原昌也みたいに壊れた作品が書けないからもうあまり
書かない、と言ってた。
でも70過ぎて、中原に嫉妬したり、ラノベを読んだり、「動物化する
ポストモダン」を読む感性の若さはすごいと思う。普通はできんぞ。
だから、個人的には小説家としての能力が枯れたのなら、筒井には評論家
として活躍してほしい。
今の状態でも福田とか東よりは目利きとして信頼できると思う。
勉強量が大江並。つまりすごい。本当頭が下がる
売れた小説家の老後なんて想像しても無駄だよ。
だって俺たち、売れた小説家じゃないもん。
123 :
吾輩は名無しである:04/09/14 18:34:38
何が翻訳されてるの?
124 :
吾輩は名無しである:04/09/14 23:52:03
おまいらの底の浅い「筒井論&文学論」なんかよみたかねーよ。
筒井はりっぱに仕事したが、もう終わった作家なんだから。
そんなことより、どの作品が面白かったか書け。
1000行くまでに、2ちゃねらが選ぶ筒井作品を発表するぞ。
>>106 「最悪の接触」ね。
おれも大好き。
>>112 あ、笑った、笑った、それ。
「ソレ、トツゲキー!!」ってくりかえすやつね。
125 :
吾輩は名無しである:04/09/15 02:02:52
筒井が敬愛する横光利一は、同時代の人たちには異端視されていたが、死後にようやく正当な評価を得た。
筒井はそうなるのか、それとも…
何で大江みたいなヘボ作家がノーベル賞取れたのか未だに分からん。
小説の内容以前に、文章下手すぎるだろ。
127 :
たわこう:04/09/15 02:32:17
メタモルフォセス群島…。
128 :
たわこう:04/09/15 02:33:57
メタモルフォセス群島…。
129 :
たわこう:04/09/15 02:35:07
メタモルフォセス群島…。
130 :
吾輩は名無しである:04/09/15 02:36:09
連打すみませんm(_ _)m
131 :
吾輩は名無しである:04/09/15 08:04:24
>126
翻訳者の腕次第で、文章の下手さはごまかせる
大江は、美しい日本語の観念そのものを異化しているのだよ。
まあ、あと数百冊まともな本読めば、
おまえらにも少しはわかるようになるよ。
>>126 俺にはすこぶる筒井のほうが下手というか、凡庸でどうでもいいように思えるのだが。
俺は大江の文章はじめてみたとき、心の中がざわめいたよ。
>>126 プロモート。そもそも『万延元年』とか未訳だし。
135 :
吾輩は名無しである:04/09/15 13:15:56
>>134 いや、ちゃんと訳されていますよ。
題はTHE SILENT CRYに変わっているけれども。
ま 叩きに必死なのも虚構船団なわけだが
137 :
吾輩は名無しである:04/09/15 16:13:20
「エンガツィオの司令塔」のモデルは学生時代の大江なんだとか・・・
大江粘着はマルチすんなw
>>137 ふうん。読んでみるか。
単に叩くんじゃなくて、こういうネタ頼むよ。
それをクレクレ君と言うのだよ
141 :
吾輩は名無しである:04/09/16 11:44:31
「ホホーイ」などと言いながらスレをageた。
142 :
吾輩は名無しである:04/09/17 01:31:50
みんな分かってないなあw
だいたい文学賞はおおまかに大陸持ち回り、アジア方面にも順番がある。
欧米での発行部数とかその他もろもろデータを揃えて、その時に初めて審査員も
名前知る作家だっている。で、日本の場合国際ペン大会の議長やった人にしとけば
国内から文句も出んだろう、という事で決まるんだな。川端も大江もそんなもんで
文学性などほとんど加味されとらんし認知されとらん。
>>142 大体当たってるが、肝心な点に触れていない。
ノーベル文学賞は、各国の文化人(誰かは明かされていないが
研究者・名のある批評家・過去の受賞者など)の推薦に
よって決まる部分も大きい。
だから、作品の文学的価値が吟味されていないとはいえないよ。
ちなみに、日本では大江が推薦権を持ってることは間違いない。
クンデラとかリョサとかを推薦してるっぽいけどな。
>>133 >心の中がざわめいた
うん。いいね。大江の表現よりイイ
145 :
我輩は名無しである:04/09/17 21:42:12
>>55 詩人の西脇順三郎って、ノーベル賞候補になってなかったっけ?
間違えてたらすまん
146 :
吾輩は名無しである:04/09/17 22:49:21
三島は?
147 :
吾輩は名無しである:04/09/17 23:01:53
もう20年前に読んでうろ覚えだが、印象深い「鍵」をあげておく。
148 :
吾輩は名無しである:04/09/17 23:17:12
149 :
吾輩は名無しである:04/09/17 23:20:37
要約じゃないと書けないでしょw
>>148 たしか最近、民放のTVドラマになってたよ。
現代的に書き換えられてたけど。
当時工房の俺だが、相当辛い話だったな。
150 :
147:04/09/17 23:25:44
そういえば、この板のちょっと下にある吉本隆明の文体をまねた短編があったね。
151 :
吾輩は名無しである:04/09/23 18:32:56
ぱくりの帝王ですよね。残像に口紅を、とか寺山修司の詩からぱくってるし(寺山も、短歌や俳句ではいろいろぱくってるが)
エンタメだからね
オリジナリティーに価値を見いださなくてよい
その代わり芸術とは見なされにくい。
無理ではないが限りなく認められにくくなる。
この前、久しぶりに「大いなる助走」を読んだ。
同人誌の講評会?のシーンを読んだとき、なぜか慣れ親しんだ感覚を覚えた。
同人誌なんかに参加したことないのだが。
あぁ、これは2チャンネルだ。
パクリではなく、パロディと言って欲しいの。
ちょっと上げますね。
155 :
吾輩は名無しである:04/10/31 06:34:58
わたしもいたいです
わたしはまいこちゃん
わたしはわるいこまいこちゃん
わたしはおしおきされてころされて
いすにすわったまいこちゃん
あけたのせなかにおににふす
くてくにくさってただれてる
いおなあとにうしろをふりむくと
ふかいいどのしにんがうつる
あ
さ
ん
お母さんに殺されたまいこちゃんの言葉です
これを読むと、三日以内にまいこちゃんが肩を叩くそうです
それでその時振り向くと、背中の皮膚を剥がされて殺されるって
156 :
吾輩は名無しである:04/10/31 07:16:30
怖いけど面白い文章ですね。読んでしまったのでこれから亀に変身いたしまする。
面白いんだけど、たて読みとしては微妙にズルだよなあ。
俺の目の黒い内はSFには賞は取らさない、て言った文壇会の大御所がいたらしいけど。
そいつって誰?
フー・マンチュー
160 :
吾輩は名無しである:04/12/07 02:29:45
筒井って テレビで事件があると 適当な事を言う心理学者や精神科のインチキを 今から三十年前から見抜いてたんだね。その点はご立派
161 :
吾輩は名無しである:04/12/07 05:59:29
大いなる助走の作者が、三島賞の選考会をホリプロの営業で欠席とは。
おまえもか、筒井!
162 :
吾輩は名無しである:04/12/07 06:20:05
大江は反日活動家として受賞したんだよ
じゃあ反日活動家はみんなノーベル文学賞もらえるんだ。
164 :
吾輩は名無しである:04/12/07 07:09:59
はいはい
筒井の本何冊か読んだけどメチャクチャくだんなかった。
あんなの赤川次郎と一緒じゃん。
筒井のはくだんないのもいくらもあるよ。
選択が悪かったのだと反省すべき
夢の木坂分岐点が筒井の最高到達点だって事、知ってるよね?
背伸びして純文学作家って位置づけしなくてもいい
それなりに実験性のつよいエンタメ作家
いや、筒井康隆は純文学作家だと思ってる。
背伸びとかじゃなくて。
それなりに実験性のつよいエンタメ作家としては一流
純文学作家としては二流
エンタメ作家としては三流
そうかもね。
邪眼鳥や夫婦RPG試案(だったか)なんかは純文学作品としても一流だと思ったけども。
173 :
関場 ◆d2Ik1ktUFk :04/12/08 07:36:29
筒井ってフランスで何かもらったみたいだけど、海外に多少は紹介されてるの?
紹介されててほしいな。
しかし一部の作品は翻訳難しそうだな。
米amazon見たら"What the Maid Saw "(家族八景)にひとつだけ賞賛コメントがついてた。
寂しいな。
>174
作品が評価されたんじゃなくて、言葉狩りに対して、断筆宣言した事が評価された。
浅田彰がフランス(の文壇)に対して、あんな2流の作家に賞なんかやると賞の価値が落ちるからやめた方がいいって忠告してた。
浅田も粘着だよな
阿部公房が死んだからじゃないのか?
180 :
吾輩は名無しである:05/02/26 21:46:19
筒井のファンって意外と多いんだな。
あんなのただのだだっこじゃん!
182 :
吾輩は名無しである:05/02/27 09:57:49
次に日本人でノーベル文学賞をとるのは
丸山健二という噂もあるけどな。
彼は才能あるし。
翻訳されてないんじゃないの丸山健二。
大江健三郎のノーベル賞受賞講演ー日本への呪いー
http://www.geocities.jp/s060630/Domestic.htm 谷沢永一氏がすでに詳説しているが、大江健三郎著書「あいまいな日本の私」(岩波新書)
を購入し、ノーベル賞受賞講演を通読してみて、改めて驚愕し、呆れ果て、そして怒髪天を突く
思いに駆られた。以下は講演のサワリの箇所を解説する。
彼の晦渋な表現には辟易するが、そこに読者を煙にまく落とし穴がある。
「近い過去において、その破壊への狂信が、国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじった
歴史を持つ国であり、現在もまた文学や哲学によってでなく、電子工学や自動車生産のテクノロジー
ゆえに、その力を世界に知られているのが、わが国の文明だ」と。
▼▼大東亜・太平洋戦争(=西部邁氏の愛用語)が勃発した理由は、日本の中に破壊への
狂信者集団がいて、彼らが国内と周辺諸国の人間の正気を踏みにじったそうだ。ここまで空想の
翼が広がるとは流石小説家だといいたいが、精神鑑定をしてもらったらどうか。
不戦の誓いを日本国憲法から取り外せばアジアと広島、長崎の犠牲者たちを裏切ることになり、
さらに高いところに絶対的な価値を置く旧憲法を支えた市民感情が、リアルに現在もなお行き続けて
いる・・・
▼▼彼の天皇(制)嫌いはチョー有名だが、不戦の誓いを憲法から外せば、魑魅魍魎どもが蠢きだす
ぞよと曰う彼の強迫観念には呆れるほかはない(cf.Massmedia 朝日新聞「瓶のふた論」。
彼の講演内容をすべて解説する余裕はないが、上記の日本悪行への呪詛と対比し、諸外国の
人々はすべて善意に満ちているような仕掛けになっている。この講演で彼が褒め称えた日本人
といえば、師と仰ぐフランス文学者渡辺一夫と彼の息子の光くらいかな。
下記の大江語録にもあるように、大江は外国に対しては飛び切りゴマをすり、賛辞を述べ、わが国
に対しては国を貶める発言のオンパレードだ。他人の不幸は鴨の味。選考委員がウハウハ喜んだのも無理ない。
2004・4・6
真・スレッドストッパー。。。( ̄ー ̄)ニヤリッ