200文字で完結させる小説

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1吾輩は名無しである
ある少年が映画を見に行った。
彼は呟いた「面白くないな」。
彼は不思議がって隣の人に話しかけた。
やっと気づいた、彼は見る映画を間違えたのだった


200字という制約の元で
「小説」を完成させる

たった200字の中で
一単語ずつが物凄い意味を持つように考えて作る

極短小説という本が売ってるので
それを参考にしてみるのもいいでしょう
2吾輩は名無しである:04/04/15 06:22
天才作家の二階堂黎人が>>2ゲットだ!

>>3はどうしてそんなことお申しになりますの?
>>4は、何と凄まじい告発であっただろう!
我々に与えたその衝撃は、まさに>>5が鳴動し、>>6がひっくり返る
ほどの大変動であった。白日の下にさらけ出された>>7は、実に凄惨、
酸鼻を極めた事柄であったことか! これは、>>8の言うとおり、
二重にも三重にも考え抜かれた、まさに地獄さながらの大犯罪だったのだ!
>>9 ゲドババァ!!
3吾輩は名無しである:04/04/15 10:39
 小説家が死んでしまって小説家として死が語られ小説家として死んだことに
なってしまう彼女が、小説で語られた彼女の人生をその死の間際に巡らせた
かどうかは誰にもわからない。でも僕には解る。

 そういって彼は私の横で小説を書いている。

 そんな彼のことがわかりたくて私は小説を書くかというと、そんなことはない。
 私は小説よりもあなたが大事だから。

                                         Meu amor e
4吾輩は名無しである:04/04/15 22:23
>>1の言う極短小説を読んでみたけど
物凄い上手いね、文の作り方が上手

それに伝えたい事をできるだけ上手く伝えようと
そうやって努力することが次へつながるし

一度読んでみるべし
一度書いてみるべし
5吾輩は名無しである:04/04/15 23:14
ああ、あの新潮文庫で売ってる本か。
ちょっと買おうかと思った
6吾輩は名無しである:04/04/16 12:29
面白そう、読んでみたいので買おうかな。
7吾輩は名無しである:04/04/16 18:04
>>6
立ち読みしたら?
短いし一日5ページずつぐらい読んだりとかいいんじゃないかな
ただ、読み始めたら絶対5ページじゃすまないけどねw
8吾輩は名無しである:04/04/17 07:58
人気でないなぁ・・・
200字で小説を考える事が難しい
200字に収める事が難しい
200字で読み手に衝撃を与えなくちゃいけない

やっぱ大変だな
9tar baby ◆7pcTvobAhE :04/04/17 12:07
読者と共有する言葉が必要だから凹凸のない文になるか、
読者の想像力にまかせて幻想的になるか。

アメリカじゃ1ジャンルだけど、面白いのにあたること
あんまりないな。
10吾輩は名無しである:04/04/17 12:09
あ、200字じゃない>アメリカじゃ1ジャンル
11吾輩は名無しである:04/04/17 14:54
とにかく文をとことん考えつくすのは面白い
12吾輩は名無しである:04/04/18 09:55
僕には幼馴染が居る、彼女との夢を果たし宇宙飛行士になった。
無事離陸し、第一声をあげた「青い…」。
すると管理センターから声が来た
「やっほー来ちゃった、通信はこの赤いボタン?」。
僕は宇宙の藻屑となった。
13吾輩は名無しである:04/04/18 10:05
金もらわないのに書けと。
閑話休題先生はお怒りです。
14吾輩は名無しである:04/04/18 10:23
200字ってのがわからん。1レスでいいじゃないの。
もしかしてそれが200だった?
15閑話休題 ◆K9kCbDNrVU :04/04/18 10:26
はあ?
(スルーするべきですか)
16吾輩は名無しである:04/04/18 10:37
は?じゃねぇよ どこに現れてもはったりだけの野郎だな
17吾輩は名無しである:04/04/18 11:08
カルシウム、とれよ
18吾輩は名無しである:04/04/18 12:25
今日はいつも以上に頭がさえてる。
機嫌よくコンビニでバイト中だった。
総額表示となりピピピってとったら777円、1000円を出してきたので
物凄い勢いで333円を返した。
余りの速さに客も口が開きっ放しだ。
19吾輩は名無しである:04/04/18 12:27
ボブと地下の賭博所へ行った。
ロシアンルーレットをやる為に集まった仲間達。
彼は僕に耳打ちした「これは空弾だから安心しろ」
安心したかったけど、
その弾丸ってさっき僕が渡した実弾?ターン
20吾輩は名無しである:04/04/18 12:29
今の流行はJOJO、間違いない。
殴ってディスクが出る真似とかブレーク中。
友達の一人は本気で信じてるらしく
円盤を頭に押し付けてくる。
その日帰らぬ人となった
21吾輩は名無しである:04/04/18 12:48
あ、オレオレ
22吾輩は名無しである:04/04/18 12:56
友達の家のインターホンを鳴らす。ピンポーン
妹が出てきた
「どちら様ですか?」
『警察と伝えてください』
友達の妹がトトトトっと階段を上った。
次の瞬間ガシャーンと言う音が近所に鳴り響いた。
23吾輩は名無しである:04/04/18 13:42
4こまマンガのネタみたいだね
24吾輩は名無しである:04/04/18 20:37
>>16
来てくれなくなったらどうするですか。
25吾輩は名無しである:04/04/19 06:07
>>24
まぁまぁ
そういわずに200文字でつくってみようぜ
26閑話休題 ◆K9kCbDNrVU :04/04/19 20:04
「やめてあなた」
ヴィクトリアが切なげに喘ぐ。
「何をやめてほしいのか言ってごらん」
デイヴィッドの口調はあくまでも優しい。
「そこは」
「そこは」
「端っこよ」
朝食時。
卵焼きの端は二切れ出来るから、
一切れずつ分けようという約束が
新婚の当初からなされていた。
それを、今日は出来心から
両端とも我が箸にかけてしまったのだ。
ああこれで。
3時のおやつに焼くパウンドケーキの端っこは、
どちらも分けてもらえないに違いない。
27吾輩は名無しである:04/04/19 20:27
太宰の「もの思う葦」にチョコチョコ書いてあったやつ。あれは評論文か。
28吾輩は名無しである:04/04/19 22:35
「何を信じろというのだ」
2時間余りにわたる<ご説法>を聞いた末である。
知能不足だろうか?勉強が?経験が?

あんな取り繕ったお芝居の、どこが<真実>なのだろう。
「この物語はフィクションです」という断り書が無ければ、
ここの連中は、本当に何でも信じてしまいそうだ。

<善人>たちはふたたび目を輝かす。
午後のお祈りが始まるところであった。
29吾輩は名無しである:04/04/21 17:09
ぼっきあげ!
30吾輩は名無しである:04/04/22 07:39
今回のマックが2787円で買えたことを200文字でまとめてみようぜ
誰か頼む、よろしこ
31吾輩は名無しである:04/04/23 00:39
布団の上で可愛い女の子の写真を見てオナニーしていた。
そろそろ逝きそうって時に僕の部屋に向かってくる足音がしたので
いそいで布団を被った。布団の中で射精してしまい、布団が汚れた。
32吾輩は名無しである:04/04/24 07:58
ワラタw
33吾輩は名無しである:04/04/25 08:26
えぇい
なんでもこい
34吾輩は名無しである:04/04/25 19:07
俺は便器に座った
よく考えたら和式だった
35吾輩は名無しである:04/04/25 20:01
「聞いたか、最新式マックが2787円だってよ。」
「ちっ、若けぇ奴はいいよな。
かつて俺たちも、マックだマックだって脚光を浴びたのに、
それが今や、ジャンク屋の片隅で、1000円の値札が
埃まみれというわけさ。え?だれも驚きやしねぇ。」
「まあな。どのみち俺らは用済みさ。
中にはひっそり現役の奴もいるらしいが…」
「何の因果かね」
そのとき一人の客が、このご老体を、ひょいと持ち上げた。
36吾輩は名無しである:04/04/25 22:33
>34
わら
37吾輩は名無しである:04/04/26 19:14
>>34の形式なら俺もかける!

小説を立ち読みした
よく見たら官能小説だった
勃起した
クラスの女子にみられた
38吾輩は名無しである:04/04/29 08:10
考え事をしていたら、桜餅を喉に詰まらせた。死ぬ。
動転した僕は、気付けば掃除機を銜えていた。ゴゴゴ、スポーン!と餅は飛び出し、と、落ちた餅の下に何かある。見ると、探していた結婚指輪だ。
急死に一生を得た。
39吾輩は名無しである:04/04/29 09:33
ワラタw
40吾輩は名無しである:04/04/29 19:11
なかなかむずかしいよな
41吾輩は名無しである:04/04/30 22:16
あげ
42吾輩は名無しである:04/05/01 13:05
インターネットのショッピングサイトで、最新型DVDの価格の
ケタを誤って10分の1の1万円と表示し、約2,000台の注文が
殺到した。
社長は笑顔で会見し、
「注文分には、その値段で応じましょう」と男気を見せた。
控え室にいた女子職員たちは、笑顔で拍手を送った。

社長は軽く片手を上げると、更に奥の部屋に待っていた担当職員の
元に向かい、「てめえ分かってるのか2億円近いんだぞお前の一生
なんかじゃあ全然まったく少しも問題にならないんだよ顔上げて
聞きやがれこのクズ
43吾輩は名無しである:04/05/01 15:25
きしむベッドの上で優しさをもちより

きつく体抱きしめあえば

それからまた二人は目を閉じるよ

悲しい歌に愛がしらけてしまわぬように
44吾輩は名無しである:04/05/01 17:01
女性器はイヤラシイ形をしているが、個人的にはもっともっとイヤラシイ形を
していてほしかったと思う。一例を挙げると性的に興奮したら女性器から最長
3mぐらいまで伸びるような触手を出して男性器に絡み付き、膣内に引き込む
といった機能が備わっていてもよかったのではなかろうか。し実際に女性器にそうした機能があったとしたら、私は小学6年生ぐらいの
色白で髪が長くて大人しい、赤いリボンとフリフリフリルの可愛い服が
トレードマークの学校一の人気者の美少女小学生に生まれ変わりたい。
そして学校で授業中エッチなことを考えたために、自分の意に反して膣内から
触手がうねうね出てきて、最初はスカートの上から膣口を手で押さえ込もうと
するが、押さえつけようとしている手の脇から触手がはみ出してきて、
ついにはスカートの裾まで進出し恥ずかしい粘液まみれの触手が生々しい臭気を
周囲に漂わせながら斜め前の席に座っている好きな男子の股間に伸びてゆく場面を
クラスメイト全員に見られてしまい、赤面した顔を両手で押さえて
泣きじゃくったあげく、遠い街の学校に転校したい。
45閑話休題 ◆K9kCbDNrVU :04/05/01 22:59
【てぶくろを買いに:外伝】
昼下がり。
総武線のロングシートに腰掛けた二人の老婦人。
和やかに談笑を交わしながら、
一人がハンドバッグからキャンディーを取り出す。
もう一人の婦人は会釈しながらそれを受取る。
何事でもないような一連の動作。
途切れることなく会話を続かせながら。
車窓を流れる木漏れ日。
そのときふと、
自分を見つめる目前の子供の眼差しに気付いたのか、
老婦人は美香にもキャンディーを渡した。
見知らぬ狐の子にも、手袋を渡した父のように。
46吾輩は名無しである:04/05/02 11:43
昨日、いつもの通りで野良犬を見た。
よぼよぼの老犬で、死んでないのが不思議なくらいだった。
僕はそいつにむかって心の中で話し掛けた。
(お前は生きる事に何の意義を見出した?)
すると、犬は答えた。
(お前にくらべれば、私はしがない老犬であり卑しい野良犬だろう。だが、私自身にとっては私の生涯は美しく、慈愛と暖かさに満ちているのだ。……お前は卑しい人間に過ぎぬ)
僕は、不快だった。そして、途方も無い嫌悪を抱いた。
47吾輩は名無しである:04/05/03 14:40
二百文字ってなかなか難しいものがあるな……
48吾輩は名無しである:04/05/03 15:51
ブラインド越しに、隣家の室内が見える。籐の椅子と机、足元に置かれた大きな熊のぬいぐるみ。
3歳くらいの男の子が窓に向かって突進してくる。
窓ガラスを小さな手で叩いて、こちらに向かって何か叫んでいる。
見ているのがばれたのかと思い、気まずくなって慌てて奥に引っ込む。
昼過ぎに買い物に行こうと玄関を出る。少し歩いた所でふと家の方を振り返る。
とそこには、近所の家が立てたと思われる巨大な鯉のぼりがたなびいていた。
49吾輩は名無しである:04/05/03 22:12
一つの単語で物凄い威力を発揮させなくちゃいけないからねぇ
50吾輩は名無しである:04/05/03 23:28
ほくを取り上げた産婆が、その瞬間に言ったことを今でも覚えている。
「この子はどうしようもない子に育つね」
母は、羊水に焼けているほくの肌を撫でつつ、「それでもいいんです。わたしのところに来てくれただけで」
と答えた。それを聞いて、ほくははじめて泣いた。それが産声だった。
51吾輩は名無しである:04/05/04 00:22
>>50です。

ああ、文字と改行が変になってる。
打ち直します。


ぼくを取り上げた産婆が、その瞬間に言ったことを今でも覚えている。
「この子はどうしようもない子に育つね」
母は、羊水に焼けているぼくの肌を撫でつつ、
「それでもいいんです。わたしのところに来てくれただけで」
と答えた。それを聞いて、ぼくははじめて泣いた。
それが産声だった。

52吾輩は名無しである:04/05/04 00:35
うまいな……詩的なところがまたイイ
53吾輩は名無しである:04/05/04 01:16
唐突に「今でも覚えてる」って書かれると自慰臭いけどな。
シチュエーション次第でいけてるかも知れん。
54吾輩は名無しである:04/05/04 14:05
自慰臭いってなに?
55吾輩は名無しである:04/05/04 14:39
>51
すごく良かったと思います。うろ覚えですが「あなたが亡くなったら
又あたしが生んであげる」という話を思い出した。こういう母親の
元に生まれたい気持ちになります。
56吾輩は名無しである:04/05/04 14:41
ひぃとみぃを とぉぅじてぇ きぃみぃをー えがぁくよぉー
そぉれだぁけでぇぇーいぃいぃぃー 
たぁとぉえー きせぇーつぅが ぼくぅぅを のぉこしてぇぇー 
すぅぅぎさろぉぅとしぃぃてもぅおぉーー


しぃてもぅおぉーー



--------------世界の中心で愛をさけぶ---------------


57吾輩は名無しである:04/05/04 19:45
age
58吾輩は名無しである:04/05/04 20:19
>>35>>51イイネ。
5951:04/05/05 01:09
「好きです。卒業式の日に、美術室の前で待ってます」
その手紙を僕が見つけたのは、三年生に進級したその日の朝だった。
僕宛じゃない。いくらおくての僕だってわかる。
けれど、この手紙がここにあると言うことは、待ち人は彼女の前に現れることはなかったということだろう。
春。
桜が咲き、散る。その間、ここで眠っていた手紙。
捨てるに捨てられなくて、それを毎日眺めているぼくは、いつのまにか、誰とも知れない人に恋をしている。



ぴったり200字です。
>>52,>>53,>>55,>>58
>>51をほめてくれてありがとう(^^。
なんかうれしかったです。2作目は、ちょっとだめ?(w。
60吾輩は名無しである:04/05/05 02:16
>>59
説明てきなところを削って、具体的な風物描写を増やしてみたらどうよ。
「その手紙」の「その」は手垢を感じる。文面から入るなら、スパッと
「手紙」と言うていい。といった感じで推敲してみるといいよ。
6151:04/05/05 04:01
>>60
なるほど、勉強になる!
ありがとん!
62吾輩は名無しである:04/05/05 11:58
遊びでやってることなのに。。。

63吾輩は名無しである:04/05/05 12:31
まあまあ、
勉強してる人もいるんだよ。。。
64吾輩は名無しである:04/05/06 11:45
でも勉強してても
出てくるネタがすくないね・・・
65吾輩は名無しである:04/05/06 19:09
>>64
書いてみて〜。
けっこうたいへんなんじゃない?
俺は書けないから、よくわかんないけど。
66吾輩は名無しである:04/05/06 20:27
>>65
俺を誰だと思ってる
和式便所書いたヤツだぞ

いや、なに
すごいだろとか言ってませんよ
むしろ自虐ですあれ・・・ごめんなさい
悲しいのに涙が出てこないや
67吾輩は名無しである:04/05/06 21:15
美しく輝く白刃が、俺の手の中にある。19
細く研ぎ澄まされた刀身に月光が注ぐのを見るのは、中々荘厳だった。32
戦場を明日に控えた野営地の中で、しばらく俺は輝きに見入っていた。32
夜の帳に包まれた俺を見下ろすのは、ただほの青い月ばかり。29
(何が欲しくて俺はこんな所に来たのだろう)21
刃を手の中ではらりと舞わせると、剣閃の軌跡が円を描いた。28
この刃が肉へと突き刺さる時、命が一つ絶たれる。23
俺はその時、生きているのだろうか……18
68吾輩は名無しである:04/05/06 21:16
しまった!文字数消し忘れ!
69吾輩は名無しである:04/05/06 21:48
和式便所ってなに?
(いや、ほんもののほうじゃないよ)
7051:04/05/06 22:15
お母さんが行方不明になってから、トイレの掃除はぼくの当番。
きれいにしておかないと
「おばけがでるんだぞ」
って、お父さんがおどかすんだ。でも、おばけが本当に出るんだって知らないんだよね。
ぼくはもうへっちゃらさ。どっちかっていうと、おばけと遊んでみたい。
ゴシゴシみがいて、カンペキ。あれ、ちょっと残ってら。
ま、いっか。たまにはお父さんをおどかさなくちゃね。
びっくりするぞ、お母さんにそっくりのおばけなんて。



これも200字ちょうどです。
子ども向けにやってみました。


>>67
かっこいい!
71吾輩は名無しである:04/05/07 21:42
>>67
読みやすい文を書くのってむずかしいね
72吾輩は名無しである:04/05/07 22:03
時は移ろいゆきて 物は皆失われ 心に浮かぶ風は草の想い
文学板の皆さん!この↓スレに「ありがとふ」とレスしてやってください。
お願いします!
http://etc.2ch.net/test/read.cgi/phs/1077353516/l50
73吾輩は名無しである:04/05/08 00:09
>>67
って、ストーリーにもなんにもなってないよね?
74吾輩は名無しである:04/05/08 00:47
しっ
7567:04/05/08 12:35
今見返してみれば、確かにその通りだ……orz
しかし、200文字だと短くて詩と小説の境目が曖昧になっちゃうのも否めない。
もっと精進します
76>>34をパクってみた。:04/05/08 15:46
俺は成田に着いた。
よく考えたら羽田だった。
77吾輩は名無しである:04/05/08 20:29
 
>>76
笑いの取れる小説もいい。
7951:04/05/09 16:11


得意先の若い社員が粗相して、彼にジュースをかけてしまった。
「なに、香りもおしゃれですよ」
おろしたてのスーツだったが、粋がってみせた。
染みを落とそうと公園の水道に立ち寄ったら、甘い香りにつられて、蝶が寄ってきた。
「へえ」彼は微笑んだ。
一匹が二匹、二匹が四匹。
やがて、数え切れぬ大群が彼を覆い尽くした。
「助けてくれ!」
跡には、幾千匹の蝶の群れが残った。蝶はスーツを着て立ち上がると、次の営業先へ向かった。

80吾輩は名無しである:04/05/10 08:07
やっと中学3年で卒業旅行という事で修学旅行だ。
前日までに身支度をして前の日からドキドキが止まらず眠れなかった。
朝になり朝食とウンコをして向かいバスで3時間…


先生「君達はBR法に基づき候補に選ばれた」
81吾輩は名無しである:04/05/10 20:06
保守
82吾輩は名無しである:04/05/11 04:48
>>80
なんだそりゃ。
83吾輩は名無しである:04/05/11 21:44
>>82
だめだこりゃ。





次行ってみよ〜
84吾輩は名無しである:04/05/12 09:08
さる連続殺傷事件の初公判が始まった。
被告、原告、証人、弁護士、検事らに続いて、
血糊のついた凶器が続々と法廷に運ばれた。

その時、事件は起こった。

それらの凶器が、傍聴人含めた全員に一個ずつ配られたのだ。
「貴様!動くな!」逃げようとした紳士を屈強な警備員が取押えた。
景色騒然の中、裁判官が現れ、打槌した
「静粛に!只今よりBR法第4条に基づく…」
85吾輩は名無しである:04/05/12 13:42
>>84
なんだそりゃ。
86吾輩は名無しである:04/05/12 15:44
>>85
「バトル・ロワイヤル」のパクリです。
87吾輩は名無しである:04/05/12 16:46

争いの絶えない国があった。
焦土と化した街で独り、夜空を仰ぎ
亡き家族に想いを馳せる少女がいた。

「人は死んだら星になるんだよ」
父の言葉を思いだした彼女は、地をしっかりと踏み締め
星たちに願いを託した。
「どうか全ての人々がこの苦しみから解放されますように……」

願いは届いた。
夜空を彩る光の一つが瞬き、消えた。
やがて光の破片は尾を携え一つの星へと軌道を描いた。
間もなく、地球上からあらゆる争いがなくなるだろう。
88吾輩は名無しである:04/05/12 18:11
>>79
星新一を思い出した。
8951:04/05/12 20:59
>>88
星さん、中学生の頃にたくさん読みました〜。
たぶんネタはかぶってないはずですが(w、星さんになぞらえてもらって嬉しかったです。
筒井さんのデビュー作が「お助け」でしたね、そういや。

>>87
争いもなくなるけど、その元も。
すげえ。
>>87
綺麗で、とても二百文字とは思えない……
よし、俺もぼつぼつ次作を投下せねば
91吾輩は名無しである:04/05/14 16:15
ここは森の奥深く
そして人気メニューはナポリタン
92吾輩は名無しである:04/05/14 18:36
文章はいいけど内容があやしいんだけど
93吾輩は名無しである:04/05/14 19:00
「そんな事を言うなら瞳一人だけで宇宙飛行士になればいいだろう」
「過去が僕をどれだけ苦しめたか!夢をあきらめた僕の気持ちなんて解らないだろう!?」

僕は──なんて酷いことを───

あれは断じて、自分であきらめただけの人間が、あきらめざるを得なかった人に対して言っていい言葉じゃない。
心臓病のことを知った時、彼女はどんな気持ちだっただろう。
94吾輩は名無しである:04/05/14 19:18
補足すると
宇宙飛行士になるにはまずコミュニケーション力として語学力
そして数学の次に物理学が必要になるんだけど
もちろん多大なGにも耐えられる身体が必要になる

けど彼女は心臓病のせいで宇宙飛行士をあきらめざるを得なかったと
「なあ、この納豆、大丈夫なのか?」
「ん……何ヶ月か前のやつだな。でも、腐ってるから平気でしょ?」
奴が二つの納豆を冷蔵庫から取り出したのが、十秒前。
脳裏に、薬代の余裕もない財布と、無くしてしまった健康保険証が瞬いた。
パックの中の物体は、俺の顔まで届く嫌な臭気を放っている。
「なあ……やっぱやめとこうぜこの……」




顔をあげると、彼はもうとっくに食っていた。


取り返しのつかない事に、今更ながら俺は気付いた。
96吾輩は名無しである:04/05/14 22:04
ワラタw
97吾輩は名無しである:04/05/15 00:39
風邪引いたからにがり水のんだ














死んだ
98吾輩は名無しである:04/05/15 00:52
>>97
筒井康隆に「落下」というタイトルだったか、
地球がぺしゃっとつぶれて、次に他の惑星、そして太陽、やがては銀河がぺしゃっとつぶれた。
というショートショートがあった。宇宙は一丸となって落下してたのだ、というオチなわけだが、
それを読んだ星新一が
「このぺしゃって音は誰が聞いたんだ」
と言ったそうだ。

1行目はあきらかに一人称的文章だが、では、
「死んだ」
は誰が確認したんだ? と星先生。
99吾輩は名無しである:04/05/15 03:45
「なぁに?」「なんでもない」
「なによ」「なんでもないよ」
「いいなさいよ、幸孝」「・・・」


幸孝。それは、浮気相手の名前だろう。
100吾輩は名無しである:04/05/15 03:55
怪しい男がいた。

「ご職業は?」「探偵です」
「ご住所は?」「さいたまです」
「失礼ですが、身分証は?」「ここに」

「・・・ほほぅ。・・・なるほど。それにしても、
 こんな夜遅くに。ここへは何の用事で?」

「えぇ・・・。この辺に偽警官のふりをして、
 身分証の複製をする窃盗団を摘発にするためにね・・・」
なるほど!
……しかし二百文字だとちょっと短く感じるかな?
ところで、二百文字ってのは句点や読点、はたまたスペースや改行はどうなるのか?
そこらへんの基準をきちんと決めといた方が後々いいと思うんだが。
103吾輩は名無しである:04/05/15 21:26
>>102
>>1が参考にしろという「極短小説」の場合は、

句点、読点、かっこ、空白は1文字として数えるが、
改行は数えてない。
いままでの作品も見てみるとそれを守ってる。

>>87などは
ぴったり200で信じられないほどだ。
104我輩は名も持たぬ:04/05/16 16:30
なるほど……参考にします
105吾輩は名無しである:04/05/16 18:29
昨日憧れのあの子から源氏パイを貰った。
それを一口食べようとしたその時。
源氏パイの形をヒントに俺はある事を思いついた。
源氏パイはハート型、きっと愛の告白だった。間違いない。
そして今日、僕は桜の木の下に彼女を呼んだ。
昨日の事について話す為だ。
僕はOKを出した。殴られた。
106吾輩は名無しである:04/05/16 20:23
ギター片手に若者がジャカジャカと駅前で酔いしれる。
酔いしれる彼を見て昔に酔いしれる自分がいる。
いつの間にか右目から涙がポトリ…
前が滲んで見えない。

自分も20年前にこの駅でギターを弾き語ってた。
その時はギターが珍重されてみんなが私を見てくれてた。
フィニッシュを決めたときの快感と拍手と歓声がこだまする。

調子に乗りすぎて弦が切れて左目を・・・
107吾輩は名無しである:04/05/16 21:00
作るからには
”最後の一行”で決めたいですよね
でもそれが難しい、絶対途中で結の部分を読まれる
108吾輩は名無しである:04/05/17 03:27
>>79
カエアンの聖衣を思い出したよ
109吾輩は名無しである:04/05/17 08:24
最近通り魔が出てきて怖いねぇ
などと車検などを扱ってる工場に勤務している友達と話しながら夜道を歩いていた
彼はビビりまくって俺の後ろについてガクガクブルブルしてる
俺は気を利かせて「大丈夫、俺がいるから心配するなよ」と怖がってる事など億尾も見せず明るく振舞った

そしてやっと口を開いたかと思ったら
「君も結構優しいところがあったんだね」ドゴッ
俺はハンマーでやられた
110吾輩は名無しである:04/05/17 17:47
こうして毎日森を歩くと、たくさんの動物と出会う。
優雅な肢体の鹿、狡知に長けた狐、好奇心に満ちた小動物など種々様々だ。
最近私は、彼らと共に語り合い、議論を交わす事を日課としている。
あるいは湖畔のほとりで、あるいは夕日の沈みゆく山頂付近で……
なぜ私は今まで、友と――この毛深く純真な友たちと語り合わなかったのだろう。


今更気付くとは、皮肉な事だ。


私のまわりは今日も、一面の緑と純粋な動物達であふれている……
111吾輩は名無しである:04/05/17 18:11
>>110
途中から先が読めたけどワロタ
112下手の縦好き:04/05/18 18:12
雨の日の自転車ほど嫌なものは無い。
右手に傘を持ち、自転車を操作しつつ少年は考えた。
(……暗くて見通しが利かない、危険だな。)
所々地肌の見える道には、街灯も少ない。
ただでさえ安定の無い状態だ。前方が確認出来なければ更に危険だろう。
彼はライトをつけるべく、右足を伸ばした。

ガッ!

瞬間、少年の足が前輪に挟まり、虚空へと放り出された。



ガガッ!!ギャキキィィ!!ズザァ――ドンガラガッシャ―ン!!



絶叫が響いた。
113吾輩は名無しである:04/05/18 20:54
話が落ちてない。
114吾輩は名無しである:04/05/18 23:29
ガガッ!!ギャキキィィ!!ズザァ――ドンガラガッシャ―ン!!

笑っちゃった。
115吾輩は名無しである:04/05/18 23:59
琥珀色に染め上げられた教室の中で、彼女は机に腰掛けながら、外を眺めていた。
窓から吹き込む風が、臙脂色のタイと、膝丈まである紺色のスカートを揺らしている。

廊下から覗いている僕に気付くと、こちらを向いて、
「またあしたね」
微笑みながらそれだけ言って、窓の外に視線を戻した。
黒髪が光を浴びて、湿っているみたいだった。

彼女は一週間前に死んでいた。
僕は俄かに瞬く星を見上げると、いつもより時間をかけて家に帰った。
116115:04/05/19 00:01
ぴったり200文字だけど、我ながらキザったらし過ぎる。

字数制限は難しいですね。
廊下から〜の部分を削るか、最後の行を削るか迷って、前者を削りました。

実はこういう文章書くの初めてだったりします。
117下手の縦好き:04/05/19 16:01
>>113
元々三百文字以上あった文章を縮めに縮めたんで落ち方が弱くなっちゃったんです……
118吾輩は名無しである:04/05/20 07:59
今日はとても疲れた、目の前がボヤけて見える
こういう日は風呂上りのコカコーラに限る

何故か酔って爆睡した
119吾輩は名無しである:04/05/20 09:01
>俄かに瞬く星
昼と夜の微妙な境界線がいいな。
久々にぞくっとした。
120吾輩は名無しである:04/05/20 15:37
エロ本を見つけた少年時代の話とか聞きたいな
121吾輩は名無しである:04/05/20 18:28
やぶの奥にいっぱいあるぞ

K君が僕らを先導して歩く。蝉の声ににじんだ太陽に肌をひりひりと焼かれ、僕らの気持ちは更に昂ぶった。

大量のそれを見つけた僕らは、一人一冊、服の中に仕舞いこんだ。
妙な恥ずかしさから、しばらく無言が続くと、誰からともなく駆け出した。

と、藪から転がり出たところで、女の子が目に入った。僕の好きな女の子だった。知らず顔が火照った。

その後、みんなでかき氷を食べた。ざくりと奥の虫歯に沁みた。
122吾輩は名無しである:04/05/20 18:28
>>120
書いてみたらすごい事になった。許して。
123吾輩は名無しである:04/05/21 02:36
学校の裏山にエロ本が散乱していた。
「汚いなあ」
純真なK君は単純にそう思った。
「よし、僕が片付けよう」
ちなみにK君は美化委員でもある。
「あ、そうだ、チリ紙交換に出そう」
あくまでK君は純真である。
ちょうどそこに回収車が通りかかった。
「すいませ〜ん」
124吾輩は名無しである:04/05/21 02:38
途中で送信してしもうた・・・_| ̄|○
125吾輩は名無しである:04/05/21 05:46
学校の裏山にエロ本が散乱していた。
「汚いなあ」
純真なK君は単純にそう思った。
「よし、僕が片付けよう」
ちなみにK君は美化委員でもある。
ちょうどそこにチリ紙交換が通りかかった。
「すいませ〜ん」
「はいよ〜。坊や偉いね。はいティッシュ。」
晴れやかな空の下、
汚物を積んだ車は何事もなく、軽やかに走り去った。
純真なるK君の心は、決して惑わされることは無かった。
126吾輩は名無しである:04/05/21 08:04
>>121
オチが弱い
何でみんなでカキ氷を食べたのか解らないから
その女の子に黙ってるようにカキ氷を奢ったとかなら意味が通じそう

>>123-124
もうだめ、腹痛いw
127吾輩は名無しである:04/05/21 12:24
>>126
そうか…?太陽の描写とか年齢設定からして、
「その後、みんなでかき氷を食べた。ざくりと奥の虫歯に沁みた。」
と続いて締めってのは自然な流れに思えたんだが。
128吾輩は名無しである:04/05/21 14:51
と、藪から転がり出たところで、女の子が目に入った。僕の好きな女の子だった。知らず顔が火照った。

その後、みんなでかき氷を食べた。ざくりと奥の虫歯に沁みた。

この二つの関係が弱いってこと
129吾輩は名無しである:04/05/21 19:02
>>128
「火照った」からカキ氷食わせたんでしょ。
#エロ本探索→見つけて興奮→探索成功祝いにカキ氷"という流れがまずある。

「僕の好きな女の子だった。知らず顔が火照った」
これは「僕」だけの感情だから他のやつらにゃ関係ない。
奥歯が虫歯で沁みてるのも「僕」だけ。そう考えれば繋がるけど。

ところで>>1にある極短小説、読んだよ。
それで凄く面白かったのが、日本人にこういうのを書かせると(つまりこのスレね)
情感的なもの(>>51>>115>>121などなど)がさらりと出てくるのに、
元ネタである極短小説はネタが仕込んである遊びの側面が強いんだよね。

恐らく元ネタの著者達は「いかにしてオトすか」が念頭にあって、
このスレの人たちは「いかにして表現するか」が念頭にあるからなんだろうけど、
文化の違いというか、考え方の違いを感じてしまった。
130吾輩は名無しである:04/05/21 19:47
グチャ
向かいのビルにはまだ灯が点っている。
蛾は淡い光さえ宿命と熱をもった光源に羽ばたいている。

君は蛾だ。
蝶になって羽ばたくことを神に拒まれた害虫だ。
鶏が鳴く頃には蝶になっているだろうか。
131吾輩は名無しである:04/05/21 21:02
>>130
ちょっと酔いすぎ
132130:04/05/21 21:50
>>131
ごめんなさい
133吾輩は名無しである:04/05/21 23:49
わらたw
134吾輩は名無しであ:04/05/22 21:24
「あれ誰?」

「あれは、フンバレドウンバレドデルベルト=ショウペンハウワー
 ショベンバッカー=ウンコフンデラミシェルクンデラ=ミシェルフーコー
 ムシェルブーコ―=ネルネルネルネラネルロフィーア3世君だよ」

「そうか。フンバレドウンバレドデルベルド=ショウペンハウワー
 ショベンバッカー=ウンコフンデラミシェルクンデラ=ミシェルフーコー
 ムシェルブーコ―=ネルネルネルネラネルロフィーア3世君か」

「コピペしたろ」

「してないよ」
135吾輩は名無しであ:04/05/22 21:42
F共産主義国の大臣は悩んでいた。
F共産主義国には農地が少なく、生産力不足に悩まされていたのだ。
何かいい知恵はないかと考えていると悪魔が現れた。

「願いを叶える。お前に農地をやろう」
だが彼は悪魔。何か代償を求めるに違いない。

「いいえ、私は農地なぞいりません。
 悪魔さんが共に働いてくれれば本望です」

哀れな悪魔はF国の国民となり毎日畑を耕した。
だが悪魔はそれに疲れそのうちA国へ逃げていった。
136吾輩は名無しである:04/05/23 13:57
>>134うまいw
137吾輩は名無しである:04/05/23 17:04
>>134
言われて初めて読んだけどワラタw
138吾輩は名無しである:04/05/23 17:36
みんなうまいなあ。
139吾輩は名無しである:04/05/23 17:59
>>135
素でワラタんだけどw
140吾輩は名無しである:04/05/24 12:40
ほぜーん
141吾輩は名無しであ:04/05/24 17:13
ある火事場にスーパーマンがやってきた。

「スーパーマン。取り残された子供を助けてください」
「残念ですが、それは消防局の仕事です。」

「スーパーマン。じゃま邪魔な車を動かしてください」
「残念ですが、それは警察の仕事です。」

「…何しに来たんですか?」
「近所だから見に来たんですよ」
142吾輩は名無しであ:04/05/24 17:15
電車で男が話しかけた。
143吾輩は名無しである:04/05/24 17:18
>>141
こういうの待ってたw
すごいね
144吾輩は名無しであ:04/05/24 17:41
淫乱と姦淫は地獄に送られた。

だが、彼等は地獄の鬼を誘惑し
毎日のように行為に励んでしまったのだ。

これを見かねた神様は地獄に右腕のルシフェルを送り込んだ。
だが、彼もまた地獄で女を漁り、天国の地を捨ててしまった。

この噂が天国へ伝わると、天国の人々はこぞって地獄へ行った。
退屈な天国より刺激的な地獄の方がよっぽど魅力的だったのだ。

いつしか地獄は人々で栄え、天国には誰もいなくなった。
145吾輩は名無しである:04/05/24 18:15
あぁん
鬼ーさん
大きいのね
146吾輩は名無しである:04/05/25 01:58
暑い。
照りつける日差しが、肌を焼き、喉を焦がす。
朦朧とした意識をふりほどき、五体に鞭打ち、
ようやく我が家へ辿りついた。
いざ至福へ。
台所の隅で唸りを上げる白い筐体をあけ、
ドアポケットに、こげ茶色のボトルを見つけたときは、
ああ
あのとき私は、神を見たのかも知れない。
急いでボトルの栓を開け、喉を潤した。



めんつゆだった。ゲホッ。ゴホッ。ゴホッ。
147吾輩は名無しである:04/05/25 11:36
麦茶≒めんつゆってのは時々聞くネタだが、ワラタw
表現とオチのギャップが凄い
148吾輩は名無しである:04/05/28 01:52
高名な魔術師がさる王女に何かの薬を贈った。

人々はそれを秘薬である噂し、
「あれは不老不死の薬だ」とか、
「暗殺用の毒薬だ」という憶測が飛び交った。

気になった王様が問いただしてみても王女は答えようとしない。
国家問題に発展しかねないので、とうとう王様は魔術師を呼んだ。

「魔術師。君は王女に何を贈ったんだ?」

「新型の便秘緩和剤です。
 便秘が治ったか聞いてみてください」
149吾輩は名無しである:04/05/28 01:54
高名な魔術師がさる王女に何かの薬を贈った。

町の人々はそれを秘薬である噂し、
「あれは不老不死の薬だ」とか、
「暗殺用の毒薬だ」という憶測が飛び交った。

気になった王様が問いただしてみても王女は答えようとしない。
国家問題に発展しかねないので、とうとう王様は魔術師を呼んだ。

「魔術師。君は王女に何を贈ったんだ?」

「新型の便秘緩和剤です。
 便秘が治ったかどうか聞いてみてください」
れんげを買って
べんてん通りを下り
るりの花を摘んで
河川を越えた。

おとぎ話にあったように
ちを添えて墓石に備える。
てふてふが花弁に集って、
るりの花は腐れた。

「気をつけなぁあかんよ。
おとなしくしていても大御神は
つまらぬ馳走を嫌うからね。」
けれども何も起きやしない。
よるになって村へ戻ると
うたに詠まれる花と娘が、色を失い、死んでいた。

縦横無隅の
横臥褶曲。
無明長夜の
人身供犠。
151吾輩は名無しである:04/05/28 04:49
じゅうおうむじん、の、じんは、尽 です。
あなたもレベルがおちてるようです。
152吾輩は名無しである:04/05/31 07:57
保守
153下手の縦好き:04/05/31 20:57
ある夜の事、僕は屋外でぼんやりとしていた。
月が綺麗な晩で、夜の闇の中を月光が照らしている。

その時だった。白い何かが近づいて来る。
ああ、また幽霊か。思うともなしに考えた。
昔から霊感はあったが、最近になって力が増していたのだ。
とはいっても、見えて話せるだけで、それ以上の事は出来ないが。

「……何か用?」

不機嫌な表情で僕は話しかけた。

「こんばんは。……あなた新入り?」

こいつは頭がおかしいのだ。僕は思った。
154吾輩は名無しである:04/05/31 21:44
桜が連なる神田川に携帯を落とした。
運が悪い、としか言えなかった。
昨日彼女が亡くなった病室で見ていた窓の景色は
厚ぼったい雲の群れが流れていた。
多葉粉に火をつけてすこし咳き込んだ。

「うちに会いにくる前に沢山の景色を見てきてな」
と笑いながら言った。

もう桜も新緑にかわり季節も巡った。
ひとりで観る街並みは意味を持たない。

君の世界は悲しみがありますか?
155下手の縦好き:04/05/31 21:54
(つA`)悲しい……
156吾輩は名無しである:04/05/31 22:01
そこは汚らしい場所であった
さまざまな怒号が飛び交い
かと思えば
自慢話をしている輩もいる
男も女もそこにいる者たちは
世間から離れた奇妙な奴ばかりだ
お前は一体なぜここにいるのだ
出て行け
夜の雨に打たれるがいい
月の明かりに肌を晒せ
そのときお前は
自分が何者だったかに気付くであろう
157吾輩は名無しである:04/06/01 01:59
>>153
>>154
すばらすぃ!
158吾輩は名無しである:04/06/01 20:20
今日、帰りに本屋へ寄った。

 文庫の棚の背表紙を目で追う。
「えーっと、ドスト、ドスト、、、罪と罰(下)、、、悪霊(上)、、、カラマー
ゾフの兄弟(中)、カラマーゾフの兄弟(下)、叶姉妹 ゴージャス、、、、、、」
 、、、二十一世紀にも梶井基次郎はいるのか、、、

 家に帰ると、無名ではあるが、地上でただ一人尊敬する作家に、やけで送った手紙の
返事が来ていた。

  ――貴下の手紙を拝読いたし、度胆を抜かれました。
  御存じでしょうか? 貴下は天才です。
  近い将来、顔とケツの区別もできない評論家や、世の俗物どもを貴下の愛が救って
  くれるのが、今から楽しみです。それと三十万円程貸して頂けないでしょうか、こ
  れは芸術家から芸術家への――

 ここまで読んで、千古の殺気こもる手紙から、引き出せるものを、全て引き出し
分類し、寝た。
159吾輩は名無しである:04/06/01 20:24
「、」ではなく三点リーダ「…」を使うといいですよ。
っていうか、正直内容がよくわからうわなにすrやめあswでfrgthyふじこおl;p@
160吾輩は名無しである:04/06/01 20:44
ある火事場にアンパンマンがやってきた。

「アンパンマン。取り残された子供を助けてください」
「ふざけるな! 私は食品だ!!」
161吾輩は名無しである:04/06/01 22:07
>>153
はイイですね

あと、前にあった蝶の話も良かったな。
162吾輩は名無しである:04/06/01 23:21
ギャーアァァァァ!!!面白!面白!面白!!!!
163吾輩は名無しである:04/06/02 19:32
「三万でいいよ。安いよね?」
妹の手に握られたデジカメには
女装して自慰に耽る僕の姿が納められている。
「お父さんに知られたら絶対追い出されるよ」
弄ばれるカメラが指の隙間からこぼれ落ちそうになる。
「大体なんで女装?見た瞬間噴いちゃったよ」
妹がわざとらしく笑い声をあげる。
僕は深呼吸してそれが収まるのを待ってから、言った。
「親父は僕のキャミソール姿に目が無いんだ」

妹は引きこもった。
デジカメは明日修理に出す。
164吾輩は名無しである:04/06/02 22:30
>>153は鼻につくな。それっぽいだけ。
>>154も最後の一行で台無しだね。

>>159
君は詩的表現を学べ。
165吾輩は名無しである:04/06/02 23:08
>>164 それを言えば、世の中の小説の殆どはそれっぽい、文学っぽいだけなん
だからしょうがない。154の最後の一行は論外。
164、君は詩が解るの。

>>158の「近い将来、」という所はいらないな。抑制の姿も又恥ずかしい事と知れ。
166158:04/06/03 00:06
>>165 言うのは簡単。その前に「君は詩が解るの」をどうにかした方が良い。
「近い将来、」という所はいらない、というのは当たってる。
167吾輩は名無しである:04/06/03 02:35
>世の中の小説の殆どはそれっぽい、文学っぽいだけなん だからしょうがない。
スレ違いなんで長々と書くのは控えるけど、厚顔無恥だねえ。
168158:04/06/03 07:48
>>167
それよく言われるよ。でもまぁ変質者だけど、良い変質者だから、ね?
169165:04/06/03 07:49
↑間違った165
170158:04/06/03 19:07
何か荒らしたみたいになっちゃった。
俺の文なんてクソ同然だから、気にしないで続けて下さい。
171吾輩は名無しである:04/06/03 19:25
愛のキューピッドが現れた。
付き合いたい奴の名前を言え、と言う。

「クラスのマドンナ、M子さん」
「残念だが、君の容姿では無理だ」

「性格の良い、F子さん」
「残念だが、君の性格では無理だ」

「幼馴染の、K子ちゃん」
「残念だが、もう彼氏持ちだ」

「・・・何しに来たんだよ」
「おまえの頭を冷やしに来たんだ」
172吾輩は名無しである:04/06/03 19:52
笑わせつつうまいw
173吾輩は名無しである:04/06/04 03:35
スーパーマンとキューピッドの形式を借りて、下らないけどあげ代わりに。
数々の疑惑を抱えた議員の会見。

「一連の不正資金問題の責任をとって辞職するお考えは?」
「有りません、それは秘書がやりました」

「過去の政治資金流用問題の責任をとって辞職するお考えは?」
「有りません、それも秘書がやりました」

「しかしこれだけの疑惑があるんですよ?」
「全て秘書がやった事です。絶対に辞職はしません」

その後、過去に包茎手術をしていた事が発覚し辞職した。
174吾輩は名無しである:04/06/04 05:52
形式は服と同じですね。

詩的な200文字を作るのは難しいかな?
175吾輩は名無しである:04/06/04 20:50
難しいよねぇ
176吾輩は名無しである:04/06/04 20:59
丁度5年前から貯めた500円貯金

段々重くなって振れば最初はカランカランと鳴った貯金箱も
ギシッギシッと鳴るようになる

5年分の季節を帯びた貯金箱は
少しだけぼやけた色に変わってきた

貯め始めたあの日を昨日の様に思い出す
中学を卒業して大人の階段を昇り始める自分へ

そしてついに入りきらなくなった500円貯金箱を手に…


父「よくやった、えらいぞ」
177吾輩は名無しであ:04/06/05 21:08
世界で一番よく見える目玉を持つ男がいた。

男の目玉は生き物のように意思を持ち、
男の反応に関らず見たいものをなんでも見た。

だがそのうち、目玉は男の体が窮屈になって、
自由気ままに外へ飛び出してしまった。

「帰ってきてくれ!!」


目玉の無くなった男は死んでしまったが、
男の目玉は今でも成層圏をさまよって、
宇宙飛行士を驚かせているのだそうだ。
178吾輩は名無しである:04/06/05 21:14
シュールな作品ですな。
179吾輩は名無しであ:04/06/05 21:21
猫と犬が喧嘩した。

「猫よ。お前はいつも猫かぶり。そんなに主人が恋しいか」
「犬よ。お前はいつも従順で、そんなに主人が恐いのか」

だが、今度はそこに鳥が入ってきた。

「犬と猫。何がそんなに不自由か。飼い犬飼い猫、牙は無し」

そこへ、豚がしゃしゃりこんだ。

「牙を無くした犬と猫。口先ばかりの餌付け鳥。」

これには、流石の犬と猫と鳥も憤慨し、
人間に豚を食べろと炊きつけた。

おかげで豚は一足先に死んでしまったが、
犬と猫と鳥は今日も元気に口論しているそうだ。
180吾輩は名無しであ:04/06/05 21:48
「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」
「 ジュリエット・ビノシュ です 」

「鏡よ鏡、世界で二番目に美しいのは誰?」
「 トキワ・タカコ です」


「…あたしは何番目なのよ」
「 三番目ぐらいなんじゃないですかねぇ 」
181吾輩は名無しである:04/06/05 22:08
ワロタw
182吾輩は名無しである:04/06/06 07:21
わしならオチを、
「最後じゃありませんよ」
とするなあ。
183吾輩は名無しである:04/06/06 08:07
そっちの方が良さそうですね。
184吾輩は名無しである:04/06/06 20:05
じゃあそれで決まり
185吾輩は名無しである:04/06/07 17:06
「艦長!前方より、ぬるぽ軍艦が襲来してきました!」
「おのれぇ。ここで逢ったが百年目。
 一撃必殺のガッ砲をお見舞いしてくれるわ!」
「艦長!敵艦が捕虜の交換を申し出てきました」
「何!?誰と誰を?」
「今すぐ美香の身柄を引き渡せば、
 節約ママを解放すると言っております」
「…かまわん、撃て!」
「はっ!」
186吾輩は名無しである:04/06/10 10:30
age
187吾輩は名無しである:04/06/11 19:17
ぷりきゅあー
188吾輩は名無しである:04/06/12 22:07
掌編職人さんカモーン
189吾輩は名無しである:04/06/13 21:00
球場全体が息を呑み、彼に注目しているのがわかる。

次の彼の投球如何によって、両チームの明暗は決するのだ。

彼の見据える先には白い本塁ベースがあり、バッターが今か今かと待ち構えている。

そんな中、彼はいつものように振りかぶり、無造作にボールを打ち出した。


次の瞬間――


打者のスイングは宙を切り、白球は見事にミットに納まった。

球場が歓声に割れ、解説者が叫びをあげた。

あの瞬間、彼はまぎれもなくヒーローだった。
190吾輩は名無しである:04/06/14 18:51
次の一球ですべてが決まる――誰もがそう思った。
あの時ファウル・チップは、底を尽いたのだろう。
スタジアムが静まり返った、その瞬間、
ついに最後の白い矢は放たれた――

――歓声。大歓声。

130試合ぶんの思いを込めた球は、
真っ直ぐに、ミットの中へ飛び込んでいた。
191吾輩は名無しである:04/06/14 20:54
野球は瞬間のスポーツ。
観戦してるのが好き。
192吾輩は名無しである:04/06/14 21:49
>>189-190
なんの捻りも無いな。
193吾輩は名無しである:04/06/15 15:24
>>192
捻りがあればいいってもんでもない。
194吾輩は名無しである:04/06/15 21:04
だからといって>>189>>190はかけらも面白くない。
195194:04/06/15 21:05
日本語おかしすぎ俺。
196吾輩は名無しである:04/06/15 22:59
ひねりのかけらもなくて面白くないってことだろ
文学板住民をなめんな
197吾輩は名無しである:04/06/16 01:06
>>194
前に>>129も指摘してたことなんだけど、

このスレの前半は散文に近い200文字小説がずいぶんある。
しかも、中にはずいぶん良いデキの物がある。

それとは対極に落ちを主眼に置いたジョークに近い200文字がある。
これは落ちのために描写を犠牲にせざるを得ないものだ。

だから、両方が出てくればいいし、
自由に色々やってみるのは決して悪いことではないと思う。

それなのに、どうも100超えてからジョークが偏って出すぎてるから
>>189みたいな描写を基本にした考えの文章は有意義だよ。

まぁ、ひねりが無いと言って切り捨てず、
ひねりがないことを尊重しれってことだ。
198吾輩は名無しである:04/06/16 01:16
ちなみにひねりを追求したものは意外と身近にある。
200文字のジョークはいわゆる「小説」の領分ではないのかもしれない。

------------

男「カメラ付き携帯で人を撮るときは声をかけるのがマナー
  そうすれば相手も快く応じてくれます。
  すいません、撮っていいですか?」


女「あっちいけ」


男「嫌なときははっきり断りましょう」
 
 ドコモ
199吾輩は名無しである:04/06/16 02:49
>>115あたりは両方兼ね備えてて上手いと思う。
200吾輩は名無しである:04/06/16 16:57
隣家の窓に婦人の細い足が揺れている。
ああまたはじまったか…呆れて目をそらすが気になってしょうがない
動きは激しさを増し悦楽の嬌声が漏れ聞こえ始める。
「もうやめてくれ!」我慢できずに窓を開けて発した大声も
アップテンポのダンスミュージックに空しくかき消されただけだった。
201吾輩は名無しである:04/06/17 16:31
何時からか分からないが、気づいた時に彼女はそこにいた。
どことなく、死んだ恋人に似ていて、僕はどうしても抱きたくなった。
いきなり肩越しに腕をまわすと、白いうなじに軽い接吻を。
顎が上がり、そこに手をかけ此方を向かせ、唇に唇を重ねた。
左手は肩を滑り、胸を揉みしだく。
右手は顎から胸を通過して腰を迂回し、尻を擦る。
舌を執拗に絡ませ、今度は左手を胸から下へ。
太ももを撫でようとして・・・・・・空を切った。
202吾輩は名無しである:04/06/17 16:45
な、なにがあったんだ!?
203吾輩は名無しである:04/06/17 19:28
足が無いから幽霊って事?
204吾輩は名無しである:04/06/17 19:37
幽霊でも幻でも好きにとりゃーいいじゃないか
205吾輩は名無しである:04/06/18 01:32
反響があると嬉しいものですね
206吾輩は名無しである:04/06/18 07:43
なるほど
何があったんだじゃなくて
無かったのか
207愚劣庵:04/06/18 16:27
二一が二、二人が四・・・七七四十九、七八五十六・・・
裕子は眠る時に羊の数を数えるのではなく九九算をする。
その前の日、八x九までを覚えている。父親とつまらない諍いを起こしたので
眠るまでに結構な時間がかかった。
その日は三四十二で眠った。
夢の中で裕子は、その日初めて順一とのデートに行った公園と同じ公園をやはり
順一と二人で歩いていた。
ただひとつ違ったのは、夢の中では順一の社会の窓が全開であったことだった。

サハヤカ〜〜〜〜!!
208吾輩は名無しである:04/06/18 20:58
文学者が言った。
「文学は、時に激しく、時にゆるやかに我々の魂を揺さぶる。文学こそが人間を豊かにする」

哲学者が言った。
「哲学こそが真理を追究し、真実を発見し、あらゆる学問の礎となった。哲学こそが人間を豊かにする」

科学者が言った。
「科学は、世界を解明し、謎を解体し、我々に至便な生活を齎した。科学こそが人間を豊かにする」

農夫が答えた。
「それより、上等な茶葉が手に入ったんだ。誰か、ケーキを買ってきてくれ」
209吾輩は名無しである:04/06/19 12:25
>>208
(´∀`)ワロター
210エイチドット@喫煙中:04/06/19 16:42
歩くのが好きである。とくに秋のおわり、公園の木々の中を、枯葉を踏んでゆっくり
歩くのはこのうえなく楽しい。
もみじやいちょうの湿った葉を、踏み、踏み、踏み、歩くのである。
ある日、公園まで来て木々の中を歩いた。
また枯葉をゆっくり踏もうとすると、枯葉が一枚、のそりと立ちあがって、言った。
「踏まないでください」。
驚いて、出した足を引っ込めた。立った枯葉を見直すと。枯葉はぱたりと倒れた。
それから枯葉は二度と立ち上がらなかった。私も同じく、声も出ない。
211吾輩は名無しである:04/06/19 17:46
 穴の中を行ったり来たり、ときには両手でしごかれて、気付いてみ
れば白い汗。仕事は楽じゃあなかったけれど、期待に応えてきたつ
もりです。息子であること、それがぼくの存在理由でした。
 しかし気づいてしまった。あの手術によって新たな世界を手に入れ
たのは、父さんだけではなかったのです。闇に慣れた目に、光はあ
まりに眩しかった。その魅力に抗うすべがないのです。
 どうか、独り旅立つ息子のわがままをお許し下さい。

タイトル:「青いティムポ」
212吾輩は名無しである:04/06/19 19:09
 どこから逃げ出したのか覚えていない。しかしそれは些細なこと。
今は濡れた翼を乾かさねばならないのだ。男は眼下に広がる海を一
瞥すると空高く舞い上がる。高く飛びすぎてはいけない。翼の蝋が
溶けるから。気をつけるべき点は誰かに教わった。

 理想の高度を得ると男にはもうすることが無い。ふとつぶやく。
「私はどこに向かっているのだろう?」
男は墜ちていく。どこまでも、どこまでも、自分の名も思い出せず
に。

タイトル:「イカロスの憂鬱」
213吾輩は名無しである:04/06/19 19:57
>>210>>212
すばらしい!
214吾輩は名無しである:04/06/19 20:07
>>213
どこがWW 女子中学生の作文、中1くらい。せいぜい。
215吾輩は名無しである:04/06/19 20:17
>>214
お前は書けないんだから黙ってろよ。
216吾輩は名無しである:04/06/19 21:24
煽り騙り叩きは無視ね
別に誰がとは言ってないので
そうじゃない人は気にしないでください
217吾輩は名無しである:04/06/19 23:39
>>208
太宰の味噌汁がどうたらこうたらという言葉を思い出すな。
218吾輩は名無しである:04/06/20 00:29
男性が「わたし、悪魔なんですよ」と、言った。

それを聞いた青年は、「嘘をつくな」と、すげなく追い返そうとした。
「では、証明して見せます」男性はそう言いながら、道行く女性を呼び指した。
「彼女を見ていてください。車に轢かれます」果たして、その通りになった。

「馬鹿な」青年は首を振りながら、「偶然だ。悪魔なんているはずがない」

男性が訊いた。
「何故そうも強情なんですか」

青年が答えた。
「おれはユダヤ教徒なんだ」
219吾輩は名無しである:04/06/20 01:56
ユダヤ教には悪魔がいないの?
220吾輩は名無しである:04/06/20 01:59
悪魔はキリスト教から。
221吾輩は名無しである:04/06/20 10:15
ユダヤ教において、「悪魔」に該当するのは、
「試す者」として、神の配下にあるんだよ。

222吾輩は名無しである:04/06/20 19:22
キリスト教の「悪魔」は堕天使のことだかんね。
ユダヤ教やイスラームとは違う。
223吾輩は名無しである:04/06/23 14:51
200文字でホラーとかつくれない?
達者(だるま)とか
224吾輩は名無しである:04/06/23 18:03
文字制限で厳しそう……
225吾輩は名無しである:04/06/23 20:58
>>223

どんなホラーを望んでるか、ってことになるわなあ。
次から次へ怖いことが起こるってのなら、
>>224の心配どおり、文字数が足りないし。
一発で怖いってのなら、今後出てくるかも〜。
226吾輩は名無しである:04/06/24 18:39
俺は後ろを見た


マラマラマラマラ
227吾輩は名無しである:04/06/25 03:15
マラマラマラマラ

が、ヘリコプターの音に思えるんだよな、俺。
マラマラマラマラって飛んでくる。
228吾輩は名無しである:04/06/25 11:27
マラマラはチンポヘリの音
229227:04/06/26 08:08
やっぱりそうなんだ(w
230話の筋は借り物ですが:04/06/26 09:26
こんな時間に誰だろう?

男が玄関の扉を引くと、見覚えの無い奇妙な老人が
大きな箱を抱えて立っていた。

この箱を開けてお前の望みを唱えるがよい。
お前の願いは叶えられよう。
ただし、この世の人が一人、死ぬことになるだろう。


果たして男の望みは叶い、知人には亡くなった者もおらず、
その夜のことなど忘れかけてきた頃、
老人は再び尋ねてきた。

「いったい誰が亡くなったんですか?」
男がふと尋ねると、



それは、お前の前に箱を開けた者だ。
231& ◆/5cXhXx11Y :04/06/26 09:30

推敲してたら200文字超えてた。204文字だけど許して。

もとネタは、
「老人の答えに男は旋律しました。さて老人はなんと答えたでしょう?」
というクイズで、人から聞いたものです。
232吾輩は名無しである:04/06/26 21:22
>>229
あえて取るとしたら「見覚えの無い」になるのかな。

うまいホラーですね。
233吾輩は名無しである:04/06/27 00:56
じょうず〜。

234我輩ハ名無しであルカ:04/06/28 02:25
煙草を取り出して、火をつけた。
肌に感じられない微風に煽られ、紫煙はゆらりと流線を描いた。
夜の森を背景にした闇の中、蛇のように泳ぎ、それは彼女に寄りついた。
彼女は、ふっ、と息を吐いて白い蛇を霧散させる。
「…今どき煙草を吸うのがかっこいいとでも思ってる?」
月よりも鋭く、夜よりも深く、そして毒花のように甘い声。
まるで煙草のようだ、と思い苦笑する。
「得難い刺激だよ。自分を感じるには何があれば良いと思う?」
235吾輩は名無しである:04/06/28 08:25
>>230
>この箱を開けてお前の望みを唱えるがよい。
この文章が上手い
236吾輩は名無しである:04/06/28 17:11
>>234も情景が目に浮かぶ。
237吾輩は名無しである:04/06/28 23:31
俺は今落とし穴を作ってる。
落とし穴といっても砂場にあるような柔なものではない。
木を加工してまでしっかりと作りこんでるんだ。
おっと時間だ、早く支度しないとまた団長に怒られる。

俺はオーケストラの一員さ、一番前の席に座ってる。
その分団長には目が光るように見詰められて怖いのが本音。
と、思ってる矢先また怒られた。
むかついたからスイッチを踏んだ。

団長「ぐわっ!」
ドスン
238吾輩は名無しである:04/06/29 09:26
>>237
「話が落ちてないぞ」
「いやちゃんと落ちてる」

という話ですか?
239吾輩は名無しである:04/06/29 16:40
>>234は自慰臭すぎかなあと思う。
240吾輩は名無しである:04/06/30 20:08
描写、というものを勘違いしているからではないかなあ。
と思うよ。

>>237
は、
>団長「ぐわっ!」
の、ト書きのように出てくる”団長”が無ければ、笑えたんだが。
241吾輩は名無しである:04/06/30 23:03
うーん、難しいですね。
とっさに思いついたネタでチョイチョイと考えたんですけど
中々人を笑わせるのは大変だぁ
242吾輩は名無しである:04/06/30 23:09
200文字だから
じゅげむみたいな意味での面白さは作れないね
243吾輩は名無しである:04/07/01 08:05
>>134はじゅげむみたいと言えばじゅげむみたいじゃない?
しかも面白い。
244吾輩は名無しである:04/07/01 14:25
なるほど
ワラタw
245吾輩は名無しである:04/07/01 20:48
別所から転載ですが、200文字以内だし張ってみる

 妻は言った。

 「誕生日のプレゼントに、あなたから真珠のネックレスをプレゼントしてもらう夢を見たわ。
 これって何を暗示しているのだと思う?」

 「今夜分かるさ」夫は言った。

 その晩、夫はなにやらお土産を持って帰宅し、それを妻に手渡した。

 妻は大喜び。
 さっそく袋を開けると、中には「夢占いの本」が入っていた。
246吾輩は名無しである:04/07/02 23:07
うん。いいかも。
247吾輩は名無しである:04/07/03 08:44
>>230>>245
すごい面白いね
何度読み直しても楽しめる
248吾輩は名無しである:04/07/04 02:03
「俺、お前に隠してたすごい能力があるんだ」

『はぁ?何だそれ、やってみろよ」

「俺には予言が出来るんだ、次にお前が何を言うかとか」

「お前は”JOJOかよっ!"という」
『JOJOかよっ!』

『ハッ!』
249230:04/07/04 23:56
かなり好評のようで嬉しい限りです。
文章など初心者なので何度も読み返すとやはり拙い表現などもありますね。
玄関の扉を「引く」なんて日本の家ではありえませんし。欧州では見かけますが。

最後の行が重要なのは同感ですが、それがいきなりその小説を決定付けるもの
>>230>>245みたいに)でなくてもいいと思います。
オチによって文章自体は華麗だったり巧みでなくても褒められてしまうのは
この板やスレ的にはどうでしょうか。
>>51>>59>>154のようなものをもっと読みたいです。
250吾輩は名無しである:04/07/06 10:05
「何であんたは、何時も何時も楽天的なの?」
「性分だからね」
「今どういう状況か判ってるの?」
「ちょっと待って」
僕は、煙草を取り出しで火をつけた。
「ばかー!!」
断崖絶壁。見る見るうちに水面が……。
251吾輩は名無しである:04/07/06 10:09
「お迎えに参りました」
「間に合ってます。お向かいにいってよ」
「分かりました……」

――向かいのじいさん、もう年だもんな。
天井からぶら下がったロープに僕は、首を突っ込んだ。
252吾輩は名無しである:04/07/06 10:12
今日は、初舞台だ。
上手く出来るよ多分。
手のひらに人の字を書いてとっ。
人を飲みこめばいいんだ……。

シャチのエルグは見事な初舞台を踏んだ。
253吾輩は名無しである:04/07/06 10:36
唐突に、運命の瞬間が訪れた。

白髭を蓄えた老練そうな男が死神だと名乗り、碁石がここに有るから
握った碁石から白を選べば見逃すという。
……聞いた話だな。確かあなたの開いた手の反対の石を選ぶという話しだったな。

「じゃあ、あなたの選んだ反対の色で」
男は、悲しそうな顔で言った。
「折角、見逃そうと思ったのに」
男の両手には、白い碁石があった。
254吾輩は名無しである:04/07/06 11:10
昨夜、片思いの女の子にふられた。

気持ちを詰め込んだ手紙は
一度目を通しただけで捨てられた。

俺が九州男児だからいけないのか?
ろくに文章を書けないからいけないのか?
自問自答は長時間にわたった。

手紙を読み直すと
「スキたい!」が
「ヌキたい!」になっていた。
255吾輩は名無しである:04/07/06 11:15
「地球の滅亡が早いか、人類の滅亡が早いか」
このテーマは、不滅の疑問であったが、とうとうその瞬間が来た。
視聴率は、すさまじく跳ね上がった。
全自動化された配信システムで放映される映像に、固唾を飲む。

「神様、私の勝ちのようですな。人類は、自分の住む土地を貶めるほど馬鹿じゃなかった」
男は、そのまま息絶えた。
「負けたのはいいけど、誰に払えばいいんだよ」
256吾輩は名無しである:04/07/06 11:23
>>254以外の五連発どうでしたでしょう。好評ならまた……。
  
                         ― 創作文芸住人
257吾輩は名無しである:04/07/06 11:39
俺の名前は旦。
正月に生まれたからこの名前がつけられた。

今日は母親と外出中である。
しかし、おいてかれてしまった。

それにしても夏は暑い。
冬生まれは暑さに弱いと聞くが
まさにそれである。
二度と夏を体験したくないものである。

  旦(生後6ヶ月) 駐車場にて
258吾輩は名無しである:04/07/06 13:12
>>256
創作文芸板に帰りなさい。
259吾輩は名無しである:04/07/06 13:27
>>256悪くはない。
260吾輩は名無しである:04/07/06 18:26
嘘だ!そんなことがあるか!
最初に分かったのは、確かパスポートを作りに言ったときだ。
何故俺の名前が戸籍に無いんだ!
まさか、住民票も無いなんて。
もしやと思ったが、会社の名簿にも俺が載っていない…
実家にかけた電話には違う人が出た。
まったくどうなってんだ!

あまりの理不尽さに顔を歪めて座り込む俺を
ソファーに寝そべりモニターで見ている男がいる。
「がっはっは。神様といってもこんなことぐらいしか楽しみがないわ」
261吾輩は名無しである:04/07/06 18:33
>>260ワロタw神様ひでぇな
262吾輩は名無しである:04/07/06 23:22
>>260
パクリ乙。
263吾輩は名無しである:04/07/07 02:20
最近の10代は話し言葉に毒されすぎてるな。
それに反発して平野啓一郎みたいになられても困るが・・・。
264260=230:04/07/07 07:17
>>262
これは昨日ベッドで10分ぐらいで考えた寝たで、自作です。
でもなんか似たようなストーリーがあってもおかしくないと思う。
これと似た本を読んだことあるならタイトルと作者を教えて。読んでみるから。
265吾輩は名無しである:04/07/07 07:51
「神様オチ」は、よくあるネタ。
それを如何に引っ張って最後まで読ませるかが勝負どころ。
>>260
前半の畳み掛けとオチのセリフで、成功。
266吾輩は名無しである:04/07/07 07:59
>>230 もついでに読んでみた。
うまいオチだ。
ショートショートの呼吸が掴めている。
267262:04/07/07 12:34
>>264
あるサイトのショートショートにのってた最後のセリフがそっくり。
もしかして本人かと思ったくらいだよ。
カマかける意味でレスした。

そのサイトのURL探してるんだけど見つからないんだ、申し訳ない。
全部で15編くらいあって、バックが白にテキストを置いてるだけのごくシンプルなサイト。
どの作品もレベルが高かったのを覚えてる。
誰か知ってる人いないかな。。。
268吾輩は名無しである:04/07/07 13:13
>>266
200文字こえてるな。却下。
269吾輩は名無しである:04/07/07 13:16
>>256
全然だめ。時間の無駄だから止めた方がいい。
>>254
お笑いネタとしてはいい。
270たあけ:04/07/07 13:45
ショートショートとかいってる馬鹿ども
ココは極短小説のスレだ。
勘違いするな馬鹿
ココ見て勉強でもしろ
ttp://akryoshi.kir.jp/kaisha/data_source2.php?id=1577
271吾輩は名無しである:04/07/07 16:54
>極短小説という本が売ってるので
>それを参考にしてみるのもいいでしょう

参考までに極短小説であって
あとは人それぞれが自分で思う事を書けばいいと思う
272吾輩は名無しである:04/07/07 21:24
天の川を見上げながら散歩をしていると、向かいの道から彦星くんが駆けてきた。

「どうしたんだい、彦星くん」
「おりひめから、逃げてきました」

へええと目を丸くして、
「でもそれじゃあ、見上げた夜空が寂しかろう」
「少しくらいなら、怒られません」

つい、とおりひめに目をやれば、おや、寄り添う星と、仲睦まじげ。

「きみは誰だい」「彦星です」
「じゃあ、あれは誰だい」「あれも。彦星です」
彦星くんは、短冊を書き書き答えた。
27351:04/07/08 01:20
おひさです〜。
>>230
 >>249、ありがと。

新作です。ちと不振。



「誰か、そこにいるの?」
 ドアを開ければ、ベランダに通じるサッシが見えるようなこんな狭い部屋で他人の気配がする。
 勇気を振り絞って、ベッドの下を覗き、カーテンを捲り、トイレのドアを開ける。
 誰もいない。
 なのに気配は絶えない。
 幽霊とか、そんなのきらいなんだけどな。もしかして、鏡になら映るかも。
 私は鏡台の前に座りこんで、そして息を呑んだ。そこには私ではない人が座っていて、私はその背後におぼろげに浮かんでいた。
274吾輩は名無しである:04/07/08 03:23
>>272
最低な織姫と彦星だな
275吾輩は名無しである:04/07/08 09:45
「織姫と彦星みたいに、ずっと一緒だよね、私達」

「いや、宇宙量子力学の見地から考えるに
 織姫と彦星は宇宙の拡大と共に離れていくので
 ずっと一緒であるとは考えにくい。」
 
「・・・何がいいたいのよ」

「気にすんな」

276吾輩は名無しである:04/07/08 09:46
「願い事は?」

「あなたの願いが叶いますように・・・って」

「奇遇だな。
 僕はM子の願いが叶いますように、だ」

「・・・M子って誰よ」

「気にすんなって」
277吾輩は名無しである:04/07/08 17:17
>>272.>>275.>>276ワロタw
良作ラッシュの予感
278吾輩は名無しである:04/07/08 23:48
良作ラッシュというかネタラッシュだな。
個人的にはもっと多分に文学的で読み応えのあるのが欲しいんだが。
>>51
う〜ん…最後の一行に頼りすぎるのもどうかと思うが。>>59のように
最後にたどり着くまでの連続を大切にしたいですね。
279吾輩は名無しである:04/07/09 04:38
さーさーのーはーさーらさらーと子供達の歌声が二日酔いの頭にがんがんと響いて頭にきた僕は
手元にある文庫本を壁に叩きつけてその反動で跳ね起きて顔に冷水をぶっかけて着の身着のまま外に飛び出した。

アパートの階段を転げ落ちながらまだ聴こえる歌に頭の中で輪唱を重ねて思う。
僕は今、五色の短冊を埋めることができるだろうか。

すれ違う人たちが驚いて振り返る。いつの間にか声に出して歌っていたらしい。
金銀砂子。
金銀砂子。
280吾輩は名無しである:04/07/09 08:47
>>279

いいなあ。
281吾輩は名無しである:04/07/09 19:13
>>279
しかも200文字ぴったりだね。このスレレベル高いな。
282吾輩は名無しである:04/07/09 23:25
荒れ狂った波を掻き分け掻き分けひたすらに巨大な船が進む。
その巨大さたるや見上げても果てが見えないほどである。
濃霧をものともせず分厚い雲を突き抜けて成層圏まで届いているのだと言われればその可能性を捨てきれまい。

船は塔であった。
海に浮かぶ塔は流れに身を任せ世界を巡り巡った。

妖精と妖怪と人間と神がいた。
彼らを乗せた塔はやがて世界の終わりの滝へ呑まれた。
その後で滝はひとつになり消えた。世界は球体となった。
283吾輩は名無しである:04/07/10 01:39
家の横には用水路が有る。
縁にかがんでのぞきこんだ幼い日。水面は間近だった。
空が透き通る日には光の帯を織り交ぜゆらめき進む水流。
太陽の日には輝きの反射が水面を覆う。
鉛の雲が降りる日にはコンクリートにはりついた苔が重たく湿り気を帯びるのだ。
そして夜には暗黒が。

藻が水底からじっとこちらを見据えている。

今よどみの中
ひきこまれそう。
ああ、水の底からは
空が歪んで見えるのか。
284吾輩は名無しである:04/07/10 10:55
>>283
表現がすっと頭に入ってこない。
285吾輩は名無しである:04/07/10 13:29
>273、275,276,279,282、 全くだめ。時間の無駄。

>282 表現に凝ったつもりで何も語っていない。自己陶酔。国語の勉強をし、
読書をたくさんすること。
286吾輩は名無しである:04/07/10 13:31
俺は283はいいと思ったぞ。ちとありがちな語の並びだけどな。
287吾輩は名無しである:04/07/10 18:12
出窓に顎を乗せ外を眺める夏の昼。
庭にはつりがね草。
あのちぢれたもみじは色素が乾いてしまっている。

透き通る柚子の若葉に、浮き立つ葉脈の美しさ。
しかし、土から吸い上がる養分がいつか
葉を厚く濃く濁らせていくのだ。

御影石に水がたらたらと細い筋を引く。
池に浮かぶ睡蓮に、雲が映ったあの日を静かに思い出す、夏の庭。
288吾輩は名無しである:04/07/10 19:35
>>287>>283?ごてごてした表現が暑苦しいです。
289吾輩は名無しである:04/07/10 21:39
285は無駄なものを読んだと早めに切り上げられなくてコメントしてしまった時間の無駄をした人
290吾輩は名無しである:04/07/10 21:44
春の終わり。夏の始まり。
出会いを過ぎて二人は恋に落ちた。
かすかな光が窓から降り注ぐ。

駆け足で去っていった日々に、
二人の思い出を重ねていく。

なぜだろうもう泣かないと誓ったのに
君を思い出すだけで・・・。

君は許してくれますか?
僕は今でも君が好きです。

忘れなくてもいいですか?
僕の心はまだ君と共に。

=============================================================
不思議な力を持つ少女に出合った主人公は
また彼女に会うチャンスを手に入れた。
もう一度彼女と過ごす時間。
「Chance...」
絵:オレ
音楽:オレ
ストーリー:オレ
中途半端なエロ満載
近日公開!
291吾輩は名無しである:04/07/11 02:16
詩と小説の区別をつけましょう。
その区別は、主観で決めるべきものですが、
にもかかわらず、
やっぱ、これは詩だろう、というのはやっぱやめましょう。
292吾輩は名無しである:04/07/13 00:32
香水をつけてみた

甘ったるくて安っぽく品のない人工的な俺が嫌悪したあの匂い

「あいつの趣味は相変わらずひどいな」とため息をつく

窓から入る夏の風、緑の吐息、そして夕立ちが去った後のあのえも言われぬ薫り…


あれから3年になる

また季節は夏になった



墓石に可愛らしい香水の小瓶を置くのも悪くないんじゃないかと思う

線香と菊と肩を並べて居心地の悪そうな彼女の姿を想像し、つい笑ってしまった

293吾輩は名無しである:04/07/13 06:52
>>292
ストーリーもいいけど巧妙な表現と読みやすさのバランスがうまくとれてて好き。
>>60に書いてあるような推敲でもっとよくできると思う。
294吾輩は名無しである:04/07/13 12:22
>>283 表現に凝ったつもりで何も語っていない。自己陶酔。国語の勉強をし、
読書をたくさんすること。

>287 >290 >292 女子中学生感傷ノート。
くだらない無駄書きは即刻止めて、多くのホンモノの文学を読め。以上。
295吾輩は名無しである:04/07/13 13:11
>>294
いやあスパッとした辛口だね。
でも、ここで採点して何になるわけ?w
296吾輩は名無しである:04/07/14 02:23
「作家は、その作品に対して何のアドバンテージも持っていない。」
とお前の好きな村上春樹が言っていたよ。
「w」とか気持ちの悪い記号つけてないで人の批評はきちんと認められるといいね。
297吾輩は名無しである:04/07/15 17:11
喧嘩腰になるなよ
298吾輩は名無しである:04/07/15 18:39
俺に命令するな
299吾輩は名無しである:04/07/16 10:06
俺に命令してくれハァハァ
300吾輩は名無しである:04/07/17 14:37
>>299なんか書け
301吾輩は名無しである:04/07/17 20:01
村上よりバックだな
302吾輩は名無しである:04/07/20 16:46
作品マダ―?(AAry
303吾輩は名無しである:04/07/20 23:51
ぬしが書け
304吾輩は名無しである:04/07/21 09:04
うだるほどの熱さの都心を離れ僕は、東北に寒村に疎開した。
夕暮れには、都心じゃあ手に入らない西瓜を食べ蛍の灯りを楽しめた。
しかし昨日までの静寂は、空襲警報と共に消え去った。
数ヶ月前の地獄絵図が脳裏に甦る。
お盆中だと言うのに……。
防空頭巾を被りおばあちゃんを連れ川岸へ逃げる。
彼岸には、おいでおいでする様に死者の姿が。
305吾輩は名無しである:04/07/22 20:22
極短小説読んだが、このスレの印象とずいぶん違うな。

別に違うことから 良い/悪い が言いたいわけじゃなく、
ずいぶん違うことが何故か考えてみようと思ったわけだが、
国民性と技術と年齢なのかなと思ったり思わなかったり。

ただ、ああいう極短小説集に入って何の遜色の無いものがいくつもあるし
若さと実験精神はあったほうが100倍いいな。

俺も何か書くか。
306吾輩は名無しである:04/07/22 20:33
死者が瓦礫の上で踊っていた。
死者を弔わねばならない。

「いい踊りだ」

僕は死者たちに聞こえるように言った。

「何故、お前は踊らない」

「俺は踊るような死者じゃ無い」

死体の山と死体の山と死体の山と死体の山。
蝿と回虫の卵の中で、腐れた子宮から押し出された胎児が泣く。
307吾輩は名無しである:04/07/22 20:47
じゃあここいらで、みんなの気に入った一篇を挙げてみようぜ。
308吾輩は名無しである:04/07/22 21:18
お笑い芸人と哲学者を較べて「人類に役立つ人NO1」を選ぶ奴はいない。
必要なのは統計じゃなく、一つ一つに対する感想だと思う。
309吾輩は名無しである:04/07/22 21:43
いや、別にそんな肩肘張らずに、これが良かったっていう感想を、ってつもりだったんだけど。
310吾輩は名無しである:04/07/23 15:28
深夜の通勤電車に揺られ、遊園地の吊り広告をぼんやり眺めていた。
「恒例・お化け屋敷。今年のテーマは八つ墓村!」
凶器を振り上げた、殺人鬼のイラスト。殺戮に酔う、狂った笑顔。
なのに疲れた私には、広告の意図とずれて、純粋に嬉しそうな顔としか見えないのだ。
おい、あんた。心底楽しそうで結構だな?
『ああ、楽しいさ。お前だってやりたいだろう?』
確かに。何人かの顔が浮かんでしまい、私は思わず微笑んだ。
311吾輩は名無しである:04/07/23 18:23
うまい
312吾輩は名無しである:04/07/24 11:01
都会の電車は純粋だ。一両に100人余り、これは8両編成だから、大方、千人はいるかもしれない。だが、それらは私の知らない他人で満たされている。私はこの町に住み、働いて、もちろん天涯孤独ではない。それを限界まで希釈するに余りある人間が、都市には飽和している。
駅に停まる。人が一斉に入れ替わる。新たな他人達の補充。
「あれえ?偶然ですねえ」声を掛けられた。その他人でない人間は、不純物。
313吾輩は名無しである:04/07/26 13:03
都会は他人性で満ちている。
いてもいなくてもいい、自分にとって価値のない他人の群れ。
俺はそう思っていた。
数日前から新聞の1面は、都会での連続通り魔殺人事件の話題で占拠されている。
被害者に共通項はない。あるとすれば他人だということだけ。
今回の連続殺人事件で、俺は価値がないと思っていた他人に価値を見出した。
世界が楽しくなった。
314吾輩は名無しである:04/07/26 20:52
ヒロインが変質者に襲われ、犯される。偶然ではなく敵役が仕向けた罠、といった筋書きだろう。僕を部屋で待つ間、恋人が熱心に観ていた流行のドラマ。
「下品な話だ」
僕の侮蔑にも構わず、彼女はテレビから視線をそらさない。べとつく音楽も加わり、まるでテレビから汚水が漏れ出している不快を感じた。
美しい蝶が、不似合いな汚泥から盛んに水を吸う画を、いつか見たことがある。
「君が下水を啜る女とは思わなかったな」
315314:04/07/26 21:24
すみません、若干の推敲を許してください。

****

ヒロインが変質者に襲われ、犯される。偶然ではなく敵役が仕向けた罠、といった筋書きだろう。僕の帰りを待ちながら、恋人が熱心に観ていた流行のドラマ。
「下品な話だ」
僕の侮蔑にも構わず、彼女は画面から視線をそらさない。べとつく音楽も加わり、まるでテレビから汚水が漏れ出している不快を感じた。
美しい蝶が、不似合いな汚泥から盛んに水を吸う画を、いつか見たことがある。
「君が下水を啜る女とは思わなかったな」
316吾輩は名無しである:04/07/27 00:26
おまえら、メル欄に年齢を書き込んでいけ
317310、312、314-315:04/07/27 00:39
何故に年齢?まあいいけど。30前半ですよ。
318吾輩は名無しである:04/07/27 11:55
10代だらけなのかと思ってね。
319吾輩は名無しである:04/07/27 15:43
30だろうが10代だろうがおもしろければそれでいい。
320吾輩は名無しである:04/07/27 16:31
文章がガキくせえって馬鹿にされてんだろ?
321吾輩は名無しである:04/08/01 15:23
保守
322吾輩は名無しである:04/08/02 20:46
つまり、バカの1つ覚えのような小難しい言葉使いの理屈っぽい中身のない文章を書けばいいのだな。
OK

↓がんばってくれ。
323吾輩は名無しである:04/08/02 22:38
>つまり、バカの1つ覚えのような小難しい言葉使いの理屈っぽい中身のない文章を書けばいいのだな。
その発送が正にガキだな。
324吾輩は名無しである:04/08/03 07:04
「スルメを見てイカがわかるか」という言葉がある。
どういう事かというと、
イカは動き続けるシステムなのに対してスルメは止まっている情報だという比喩である。
しかしここで一つの考えが思い浮かんだ。
イカを見てもスルメは解らない。
これは今までにない新発想だ。
今夜俺は乾燥機を買ってそこら辺の人を家に招こうと思う。
325吾輩は名無しである:04/08/03 12:00
>>324
イカからスルメは作れるけど、逆はできない。
326吾輩は名無しである:04/08/09 21:08
本人は核心突いたと勘違いしてるだろうから一言。
スレストッパーの才能あるよ。
327吾輩は名無しである:04/08/20 19:19
あなたはスレストッパーの神ですか?
328吾輩は名無しである:04/08/20 20:12
あーくそネタが思い付かない。
二百文字でまとまってなおかつきちんと落ちるやつを考えるのって大変だ
329吾輩は名無しである:04/08/21 02:23
夕暮れ時、女のひだのように濡れた道。
長い黒髪の剥げた女の頭を撫でる。
火傷の跡に唾液をぬりながら。

月の無い夜、足の欠けた卓袱台を壊す。
のこぎりと木目の激しい悲鳴。
女が体をくねらせる。

狼の鳴く晩、ベッドの上で絡みつく。
蝉と蛙のけたたましい合唱。
女の足を食いちぎる。

太陽の無い朝、血に濡れた口をゆすぐ。
さび付いた蛇口と混濁水。
割れた鏡に紫色の水死体がうめく。
330吾輩は名無しである:04/08/21 02:44
「殺し屋っていると思うかい?」
「思うわ」

「どうして?」
「私がそうだから」

そうか、と相槌を打つ前に男は女を撃った。

「狭い世の中だね」

男は雇い主に連絡を入れると、
殺しと身辺警護の報酬を受け取って、家に帰った。
331吾輩は名無しである:04/08/21 12:22
332吾輩は名無しである:04/08/22 07:21
久しぶりの極短age
333システム ◆mg6VqeIz0. :04/08/22 16:50
「あたし男なの」
「俺も男だ」
「あら、私も男よ」
「いや、僕は男だ」

「最近は、男が流行なのね?」
「来年はオカマかしら?」

「問題ないわね」
「そうだ、問題ない」

ここは精神世界、肉体のない星・・・火星
334吾輩は名無しである:04/08/27 15:19
山道を友人と共に歩いている間も、私は金の事だけを考えていた。

明日の食事さえもおぼつかないほど貧乏な私は壮大な景色を見ていても終始憂鬱だ。

切り立った崖の頂上まで来てから私達は少しだけ休むことにした。

青い空が私を見下ろし、灰色の岩群すら私に貧乏を実感させているようだった。

ふと彼が話し掛けた。

「そういえば、この前貸した三万円だけど」

気がつくと、私の体は勝手に動き、彼を谷底へと突き落としていた。
335吾輩は名無しである:04/08/29 19:16
保守
336吾輩は名無しである:04/08/30 23:28

             ,ハ,_,ハ  サワヤカー
             ,; ´∀`';/^l
           ,―-y"'っ旦O |  
           ヽ   ´ ∀ ` ゙':' 休憩するもさ〜
           ミ': ,.,...,..   ,.,ミ.,  
          ミ  ミ..,;,,.,.,)旦(,.,ミ
           ミ;         :;ミ
            ミ゙゛';:, ~)     ~)   
           `゙ "`'''~^"~'''゙"''"   
337吾輩は名無しである:04/09/02 07:28
>>330
面白い。
338吾輩は名無しである:04/09/16 11:57:34
ある八百屋さんでの出来事だった。
俺もよく覚えていけどしっかり聞いてくれよ。

その八百屋は不思議なことに午後5時になると沢山の人でごった返る。
俺もいつも通り5時に八百屋へ行ったんだが、
その日はヒョンな事に気が付いた。

少年が人ごみを縫って歩いてる。
もしやと思い彼の腕をつかんだ、
すると…彼の腕がボロっと落ちたのだった。
そうか…だから彼は人ごみを縫うように歩いたのか。

次の日から妙なめまいと熱にうなされ始めた
339吾輩は名無しである:04/09/18 08:27:16
保守
340吾輩は名無しである:04/09/18 17:32:42

魚は「向こう」に行きたかった。
魚の「世界」は狭すぎた。 
魚はいつも「果て」にぶつかった。
魚は常に「向こう」を夢見た。

魚は「向こう」に行きたかった。
魚は考えた。
魚は努力した。
魚は死に物狂いになった。

魚のひれは地をつかんだ。
魚の呼気は肺が担った。
魚の鱗は強くなった。
魚は進化した。

魚は「果て」を超えた。
魚の「世界」は広大だった。
魚は「そこ」にいた。
魚は言った。

「神よ!感謝します!!」


題は「ダーウィン考察」
字数はちょうど200のはず
本当は題も入れて200字にしたかったけど、今回は妥協します。
二段目の形、ちょっと気に入らないがそれも妥協。
341吾輩は名無しである:04/09/18 20:08:17
あんた、なかなかやるな……
342吾輩は名無しである:04/09/26 07:45:36
保水
343吾輩は名無しである:04/09/26 19:12:36
ジョーは酒場で論理学の教授と知り合った。
「論理学ってのはどういったもんですか?」
「やって見せましょうか。お宅には芝刈機があります?」「ありますよ」
「ということは、広い庭があるわけですね?」「その通り!うちには広い庭があります」
「ということは、一戸建てですね?」「その通り!一戸建てです」
「ということは、ご家族がいますね?」「その通り!妻と2人の子供がいます」
「ということは、あなたはホモではないですね?」「その通り!ホモじゃありません」
「つまりこれが論理学ですよ」「なるほど!」



深く感心したジョーは、翌日友人のスティーブに言った。
「論理学を教えてやろう。君の家には芝刈機があるか?」「いや。ないよ」「ということは、君はホモだな!!」
344吾輩は名無しである:04/09/26 20:50:17

僕は思わず目を細めた。
彼女の文章はある文豪を賞賛しており、それと同時にさりげなく自画自賛を含み、それを照れ笑うかの様に語尾にwとだけ付けて終わっていたからだ。


ぬるぽ!

捻りもオチもないじゃん!


そう感じたのも束の間、僕は思わず失笑した。



さっきまで読んでいたスレが脳裏に残っていたのだ。
345吾輩は名無しである:04/09/28 06:57:11
>>344
詳細キボン
346吾輩は名無しである:04/09/28 22:47:31
母が部屋に入ってきた。
「なんだよ!勝手に入ってくんなよ!」
「ごめん、ごめん。だって、知らなかったから」
 いったん閉まりかけた戸から一枚のタオルが差し出された。
「最近ティッシュがすぐなくなるから、これ使って」
「いいから早く出てけよ!」
「毎日洗濯しとくから、名前も書いといたから、ね」
 俺は立ち上がって、タオルをひったくると、戸を閉めた。
 広げたタオルの端には、油性マジックで「お兄ちゃん用」と書かれていた
347吾輩は名無しである:04/09/29 15:00:55
ウェアロタ
348吾輩は名無しである:04/10/05 18:12:44
そして時は動き出す...
349よに:04/10/05 23:56:51
夢をみた。

その夢は、いつもの夢だった。
僕はガラスの球体の中で、必死に外へ出ようともがく。
ガラスはまるで、熱を伴わない溶岩のように僕を包み、僕の動きを吸収する。
いつしか僕は諦め、跳ねながら転がる球体の行く先を眺める。

そこには、同じように球体に包まれた、無数の人間が転がっていた。
球に入った人間達は、一つの洞穴に雪崩れ込んで行く。
そして一人ずつ、空高く飛んでいく。

目が覚めた。
今日も、僕はパチンコへ行く。


…句読点含めて200字ぴったりの…はず。
思いのままに書き、締め括りました。
当方18歳、高校生。パチンコやったことないですw
350よに:04/10/07 12:58:40
「女は結婚するまで処女でなくてはいけない」という、
今時にしては珍しい主義を持った女がいた。
彼女はその主義を貫き、また相手の男性にもそれを求めた。

やがて女は、理想にかなう男性と知り合い、彼と結婚した。
その男は、およそ容姿がいいとはいえない顔だったが、彼女にとって
そんな事は問題ではなかった。

その男には、柔道・珠算・将棋・書道などの心得があった。


そしてそれら全てが、初段であった。
351よに:04/10/08 22:37:21
どなたかレビューお願いしますm(_ _)m
よりよい作品づくりのために。
352吾輩は名無しである:04/10/08 22:53:07
指示語が多すぎて垢抜けない。リズムも悪い。

どうもこうも、純粋にへたくそ。既存の文章をちゃんと読んでください。
353吾輩は名無しである:04/10/08 23:02:03
>>349は何となく意表をついてて良かった。
内容もまとまっているし。
>>350は……ようわからん。
354よに:04/10/09 02:52:05
>>352
厳しい指摘ありがとうございます。
>>353
>>350は、「処女」と「初段(ダン=男)」で
ひっかけてみたんですが、無理があるかもですね…。難しい。
355吾輩は名無しである:04/10/09 13:58:58
小説以外の文章を書くといいよ。
356吾輩は名無しである:04/10/11 18:13:55
二百字にしてはまとまっててよかったけどな
357吾輩は名無しである:04/10/11 20:36:34
ある青年がテレビを見ている時。
時間と空間を切り裂いて時をかける魔人が現れた。

「なんですか、あなたは」

「時と空間を移動する、魔人だ」

「何の用なのです」

「・・・先週見逃したドラマを見に来ただけだ」
358よに:04/10/12 00:40:36
みんな、私の前に現れ、そして去って行った。

私には、いつも一緒にいるほど仲の良い、
二人の友達がいたが、二人に対しては人々は関心を抱き、
二人の目つきや、その存在に注目した。

私は二人に負けないよう、相手にそれとなくウインクをしたり、
気をひこうとするのだが、それでも駄目だった。

私とその二人の、一体何が違うのかと日々悩み、それでもいつかは誰かが、私の事を気にかけてくれるのを信じ、待ち続ける。


私は信号の黄色。




…句読点含み200字丁度。
どうですやろか;
359吾輩は名無しである:04/10/13 18:45:15
着眼点がいいですね。
「信号の黄色」からここまで想像できるとは……。
360吾輩は名無しである:04/10/13 22:12:25
逆に、>>349でもそうであるようなネタじゃなく、それ自体で勝負できる小説・・・・・・ってこれは200文字じゃ無理か。
361」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 05:29:02
TITLE『ドライブ』

 彼女が言った。「不思議がる事もないじゃない?」
僕は頷いたのだった。
そして次の道を左に曲がる。
僕たちの来た道を右に曲がる、それで正しいはずだった。
 「私が間違えたと言うの?」
僕たちの未来は分裂したのだ。

 彼女が、僕の知らない顔を誰かに見せた。
それが僕たちの知っている過去を引き裂いた。

 彼女は僕に言う。
「何か不思議な事ある?」僕は首を横に振る。不思議はない。
僕たちの恋以外は。
362」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 06:02:32
TITLE『変化』

 変わらないことを愛する青年がいた。
何一つ変えたくないんだ。口癖だ。
彼は髪型を変えず、服装を変えず、ひげ剃りの刃さえ変えなかった。
彼はどんな道でも歩き方を変えず、誰にでも話し方を変えず、夜も挨拶はオハヨウだった。

 彼の死の後。
ある時、旧友が集った場で彼の話題。
誰も彼の名前を思い出せなかった。
ただ、あいつは変わらなかったんだよな、と一人が呟く。
そして一人が思い出した。
「均」だ。
363」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 06:15:35
TITLE『戦争』

 空をゆっくり飛ぶ雲が見える。
私は小さく深呼吸する。青い空。晴れている良い日。
 私は洗濯物を軽く叩いてTシャツのシワをのばすと、ベランダからリビングに入る。
息子が小学校に行ってきますしたそのままの形で朝食が残されている。
パパは出張だ。
今は何処であの低い声を響かせているのかな?

 私は、大きく深呼吸すると次の家事に取りかかる。
お風呂場に向かう。
戦争は始まったばかりなのだ。私は戦士。
364」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 07:02:18
TITLE『刹那』

 今、彼らの目の前に開かれた景色がそれ独特の光線を形成する。
反射された光が脳裏にイメージとなり記憶される。時の旅人が限られた眺めを横切り消える。
彼らが揺れる。
彼らが、何か、知られたことの無い、踏み込まれていない、秘密の空間に新しい体温を追加する刹那。
 私は飲み込んだ!
私が飲み込んだのは何だったか?私がこれまで試行錯誤した七転八倒の人生はどの様な価値が?
奇跡は起きる。運命と呼べる、今。
365」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 07:17:33
TITLE『国内旅行』

 海外旅行は初めてなの。そんなに英語はしゃべれないの。けど
私が行きたい場所に行きたいの。それがしたいの。

 私が買いたいものを買いたいの。何の疑問の余地もあり得ないし、買いたいのは買いたいの。

[期待がいつも叶いはしない。君の辿る道はカード破産かもしれない。]

 次の着替えを済ませたらバスタイム。夕焼けを見ながら海岸を散歩するの。
それが私のしたいことなの。
ねえ聞いている?私の願い。
366」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 08:36:58
TITLE『無題』

 階段を降りる。
行くべき場所は無く。我は死にゆく者。
この左手が震えている、それは、恐怖では無い。
 階段前を歩く男の横を過ぎた。
懐には研ぎ澄まされた冷たい金属がある。右手に触れる感触は堅い。

 「終わり」までにはまだ時間がある。

 そして闇に消えた。


 数十分後──
駅前公園で一人の男が死んでいるのが見つかった。
彼の死因は泥酔でした。皆、飲み過ぎには気をつけよう。
367」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 08:59:05
伝達

「単にさ会いたいんだよ」
「誰に?」
「君にだよ。無論」
「それで許されると信じてる訳?」
「信じてない。ただ会いたいと思ったんだ」
「はぁ?あなたは何のつもりか知らないけど、私が聞きたいのは常にあなたの本音。建前はいらない」
「いや……ああ分かった。わかった。白状する」
 すると、彼は小さな箱から指輪を出して、電話の向こうの彼女に差し出す様にして言う。
「君に会いたい」
「それは本音?」
368」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 09:27:05
プレゼント

 クリスマスに雪が降ってきた。
私は一人電車に乗る。
曇る窓。
携帯電話使用禁止の車内放送が流れる。
優先席付近で携帯mailに集中してる女の子がいる。私は注意しようか迷う。
でも、何故この子はそれが悪だと気がつかないのだろう?
それとも、ただ優先席の近くにいるのに気がつかないのか?
いや、知ってて無視してるのだろうか?けど何故?

 私がサンタクロースならば、彼女にmailを届けるだろう。
369」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 09:46:31
対話

 「てゆうかマジちょーやばくない」
会話の意味が分からない。わしらの若い頃は、戦争が全てじゃった。
敵兵ってチョーヤバくないとか言える雰囲気じゃなかった。
出入り口前の地べたに座り込む神経は図太いというか何というか…
太股を出し若さを安売りしてるのかな?

 わしは杖を握りしめる手の甲を眺める。
そこにある無数の皺とシミは、老い先長くないわしの年輪か。
「もう明らかに最悪だよー」
笑い声。
370」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 10:10:09
海に行く。


 わたしはあるく。
わたしの前に不自由はない、げんきだもん。
わたしはずんずんゆく。ハチの巣や小川もこえて、ゆくゆく。
そして海に出た。
 小さなぼうえんきょうで遠くをのぞいてみる。おかしなおふねの雲。
砂をつみ上げて、くずす。ほり下げて、うめる。
わたしはげんきだもん。

 わたしは小さな貝がらの中で眠ってしまう。波の音が近くに聞こえる。


 わたしは五才の女の子で、夢の中。
371」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 10:48:25


 二十歳の誕生日を迎えた時私は、意外な人と会っていた。
それは言葉には表現できない人で、何だか幽霊みたいな方だ。
彼と話し合う間じゅう私は自分が透明人間になった様な気がしてた。

 私は彼と有意義な議論をした。
彼は最後にアドバイスをくれた。
「クールにタフであれ!」だって。私はとりあえずうなずいといた。

 それから私は随分経つけれど、今でも彼のことは忘れない。
私は確かに、闇に会ってた。
372」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 11:16:42
でっぱなし


 俺は外に居なければ落ち着かない性分だ。
四六時中何処此処構わず出回っている。
家には散乱した衣服とカビの生えたパンしかない。寝に帰るのはたまにかな。
 そんな俺の憧れはいわゆるひきこもりだ。そんな極限状態に耐え得る忍耐力が欲しい。
 俺の家出に理由はねぇ。ただ、落ちぶれたんだ。

高くそびえる都庁を見上げて今日も考えてる。

ホームレス様はでっぱなしだ、ってね。笑うか?
ははは!
373」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 11:39:55
無題


 それでも君はいいって言うんだね?

はい。

本当のホントウに?

はい。

 そして私は嘘で身を固める。

私は遊園地のぬいぐるみの中身。
374」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 11:46:35
無題


 笑いながら一緒にいたよね。
どんな時もあなたとなら笑ってられる。

 泣きながら二人でいたよね。
どんな悲しみもあなたとなら乗り越えられるから。

 ずっとふたりでいたい。
そう固く誓い合った。


 私達の約束は破れ去ることはない。
そう信じられた。あなたを忘れない。

中学校卒業文集より
375」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 12:21:03
六代目総長の解体


 解体された六代目の総長が言った。
「われわれは既に解体されているが、だからといって諦めてはならない」と。
政治に関心ある子分が口出す。それでは安保条約はどうなるのです?
 解体された六代目の総長が言った。
「われわれは既に解体されているが、だからといって諦めてはならない」と。
経済に関心ある子分が言った。三位一体改革の将来性に油断はなりませんぞ。
 六代目総長が解体された。
376吾輩は名無しである:04/10/19 16:45:53
◆m0yPyqc5MQ
ミュンヘンオリンピックと名づけます。勝手に。
377吾輩は名無しである:04/10/19 17:18:47
では私は>>376に 縛孫 と名づけよう。
378吾輩は名無しである:04/10/19 18:30:20
男は世界征服を目論んでいた。
莫大な財産とコネが必要だったが実業家としての成功でそれも解決した。

計画は今日も順調に進んでいるはずだ。
ノックする音がして秘書が入ってきた。

「社長、例の地区の買収がすみました」
「そうか」

男は窓から足元の風景を眺めた。何も無い砂利の平野に足場が作られている。
ここにドームを建てて木を植えるためだ。

(火星移住法案が国会を通過すれば、空気を持っている私が支配者だ。)
男は笑った。
379吾輩は名無しである:04/10/19 19:18:25
全体として凄く質が高く、いいですね。
ただ、>>373,>>374は完全に詩。
380吾輩は名無しである:04/10/19 21:07:40
文章がへたです。
381г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 23:09:32
月夜

 空から見ると、町はあたかも多様な触手を伸ばした細胞群だ。
灯が点る窓辺に近づく。そこには小さな花が置いてある。
家の中から聞こえてくる家族の笑い声の元にひそやかに、花は限定された憂いに沈み込んでいるみたいだ。
 視点は花が顔を向けている夜空を眺める。
無数の星くずがこちらを照らしている。
 家族は夕食を今、終えたようだ。花のある寝室の明かりが点く。

 花は小さなため息をつき背伸びする。
382г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/19 23:45:11
小説

 小説なんか何の役にも立たない。
ある人の言葉を借りるならばそれは「自己治癒のささやかな試みに過ぎない」。
この遠大な大宇宙の前で、人は圧倒的に弱い。
わずか百年の寿命も保てず、体はいつでも病気の住処だ。医者が儲かる理由さ!
 遙かに広がる──今だって膨張する──偉大な宇宙。愛に満ちた時空。そこには
私たちの暮らす星があり、希望と別れがある。
人間は考える葦である。最も弱いが、強く生きる。
383г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 00:03:57
継続

 ゴミ収集車がやってくる。
いつも通りの道順を辿り、機械的な作業工程に沿って反復運動する車体。
[無理にでも]モチベーションを高める為、たまに「ぶるん」と身震いする。
人間達がわめき散らした残りクズを俺っちは何度でも飲み込んでく。
 運転手の佐々木さんが昨日言ってくれたんだ。いつもいつもご苦労様って、ね。
 俺っちは今日も「ぶるん」と鳴らし、都会の闇を駆け抜ける。
たとえ雨でも行ってやる。
384г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 04:06:35
男は笑う。


 死んでしまう。
やがて人は死んでしまう。

何を戦い勝ち取る?地位、名誉、金、幸福、愛、夢、希望、セックス、自由、勇気?
それが何だって言うんだ。必死な顔して闘って、誰に勝つって言うんだ?
どうせ人は死ぬのに。

 そして男はジンを飲む。バーは静まり返っている。

 何を信じる?神?科学?自分?
人の行く場所は「死」ひとつに決まっているのに。
満足か?生まれて来て競争して戯れて…
385г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 04:22:47
清明


 行きずりの女と寝た後いつも悩まされる偏頭痛が来る。右手の痺れが止まない。
さっき殴ったものの感触がまだ、左脳の奥をノックする。鳴り響く重低音。
ケータイが呼ぶ。カン高い声で嘆く様に歌う女の流行歌が聞こえる。
探り寄せるとスパムメールの束だ。全てが消滅すれば良い。
 ハイヒールの音が近づく。どうせ合い鍵で入ってくるんだろう。
ギィィバタン。扉の前の空き缶を蹴り跳ばす音。
光が部屋に指す。
386г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 04:25:51
I love you


 神秘だ!
僕は君が好きなんだ。
そんなにおかしなもんに出会ったこた無い!
 君はおかしいと思わないの?こんな変さって無いじゃないか?
僕は君が好きなんだ。
あるいは君が僕を嫌いだとしてもね。そこに一縷の救いの光栄が差し込み得るとするならば、僕は
君が好きだという話なのさ!何てテラブル!わお!
ワンダフルでいずを君と過ごすべき今は目前なのさってばよ!
え?
ヤだって?
Ok知ってる。
387г ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 04:52:53
NEW YORK


 エンパイアステートビルの展望台から眺める景色はまるで目を醒ました怪獣だ。
これからどんな成長を魅せてくれる?ワクワクする。
君は地下鉄入り口前の交差点で海を思う。広く広く、長く長く、地球を満たす海を。
そして深海に潜む奇妙な生命体を想う。妖艶な肢体をクネらせ彼女は住処に還りゆく。
色とりどりのtaxiがコンクリートジャングルを演奏場に変える。
 涙が優しい雨になり、人々の上に降り注ぐ。
388吾輩は名無しである:04/10/20 09:17:00
ミュンヘンうざっ
389吾輩は名無しである:04/10/20 14:16:40
ミュンヘンさま

どれも「小説」になっておりません。
主人公の回想のほかに時間経過はなく、
一瞬の思いのみが言葉になっています。
詩というより、ポエムって感じ。
体言止めの多用と
「?」による読者への呼びかけの多用もいただけません。

ご精進ください。
390「 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/20 21:55:23
ゆっくり歩け


 私は生まれつき不器用だった。
他の人の当たり前にこなしている事が、人の倍の時間をかけてもまだできない。
そして人並みの幸福を手に入れる事ができなかった。

 神様が言う。
「あなたはとても不器用な方でしたね」
はい。
「あなたは生涯を通して、普通の人の三分の一程度の業績しか残せずじまい」
はい。その通りです。神様。
「それでもあなたは辛抱強くガンバった」

 遠い天国でのお話。
391」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/22 03:43:36
人生


 人生は「戯れ」だ。
地球星にウヨウヨ湧いたウジ虫の戯れを人生と呼ぶ。
所詮、戯れと分かっているから、迷わず悩まず生きていける。
 人生で至極重要なのは『仕事』である。
仕事が人生に実質をもたらす唯一の物だから。
仕事が深遠・広大で、時空に即し、智徳高ければ、人類を前進させる。

 人生を戯れと悟り、たゆまなく仕事に勤めるならば、人間は人類の一員として十全に成るだろう。
私はそう考えた。
392」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/24 20:47:24



 空から降下する──地から舞い上がる。

 私はenergy。人は、私を神と呼ぶ。
393吾輩は名無しである:04/10/25 14:00:45
お前のお陰でスレが死んだ。責任を取ってお前が(ry
394」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/26 04:29:07
価値


 たとえば君の望みが一つだけ叶うとして、何を願う?
君はゆったりした雲に乗って大空で昼寝したい?
それとも世界中の金を手に入れて爆買いしたい?
あるいは君は世界の美女[もしくはイケメン]達とハーレムで戯れる生涯を選ぶだろうか?
…え?
君は、世界中の子供達が飢えなくなることを望むのかい!

分かった。君の望みを叶えよう。
その代わり…君は永遠に命を失うんだよ。それで良いね?
 私は肯く。
395」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/26 04:43:11
夜とネコ


 すたすたすた。
彼女は塀の上をムーンウオークで歩く。
秋刀魚のお刺身に[なんて新鮮だったろう!]体中が痺れてんだ。スゲー幸。
そして彼女はクルルルすたっ、と、隣家の庭に降り立つのである。
 ネコがつぶやく。
「吾が輩は猫である」。そしてニヤリと笑うと、闇のどこかでキラリと光らせた。目を。

 しばらくすると土の中からミミズ君が出てきた。
彼はあくびをしてからちょっと運動するみたい。
396」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/26 05:58:45
雷雨


 近づく雷雲。
旅慣れた様子の若者バス停へ避難。バックパックを下ろす。
雨。
田舎ほったて小屋に、大量の水落下。息を潜め、悪しきものが通り過ぎるのを待つ。
 BUSが入る。ピー。PI-.扉開閉。
雨時アスファルト臭が辺りに満ち、降りた人達間に染み込む。

 雷鳴。若者はトトロが出そうだな、とふと思う。
 雨上がる。空に大きな虹が出る。若者、小屋を出る。
若者は光の中を次の目的地に向け歩き出す。
397」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/28 00:27:23
ニートへ


 色んな道がある。
君はそう思うかもしれない。
そんな事は無い。君の可能性は限られ続けている。人生の残り時間は少しずつ減っている。
とりあえず目標を定めたらそこへ向けて全力疾走してみろ。なるだけ簡単な目標でいい。
今は大きな目的なんか無くてもいい。
とにかく、今すぐに、自分独りの力で歩き始めてみろ。
 自分には何が不可能なのか?そこから考え始めるんだ。
できることは限られてる。行け。
398」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/28 00:33:48
さあ冒険だ


 三人の少年がいました。
一人はそばかすだらけのやんちゃ坊主です。
二人目は少しおデブちゃんのおっとりboyです。
一人は分厚いメガネの博士みたいな知識君です。
 おしまい。
399」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/28 00:51:56
COOL


 ふわふわした風船がお空からゆっくりと落ちて来ました。
やさしくそれを抱き締めます。まるで何か、弱くて小さい動物を体で温める様に。
 彼氏は彼女の横でそれを眺めていましたが、次第に
退屈になってベンチから立ち上がり、どこかへ行ってしまう。
彼女がふと気がつくと、横にはもう誰もいない。それはちょっと寂しい気分でした。
 後にはホットコーヒーの空き缶が置いてありました。触れると、冷たかった。
400吾輩は名無しである:04/10/28 04:04:29
頭悪そうな作文が続いてますね。
401吾輩は名無しである:04/10/28 19:41:01
詩ではなく小説を……
402」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/30 02:33:29
at dawn


 バックパックを担ぎ、家を出ます。

 こんな早起きは、ぐったり疲れ昨夜ぐっすり寝たから。
昨日は仲間と町中を冒険しまくった。
お風呂に入って歯を磨くと、アッと言う間に睡魔がきた。
お父さんお母さんにお休みを口にしたら少年は深い、静かな眠りに落ちて行った。

 今日は新しい旅に出る日です。
少年はワクワクして自然に目が覚めたのでした。

朝日が、世界を新鮮化してる。少年は旅立ちます。
403よに:04/10/30 10:45:12
テスト終わったら新作書きます。
お楽しみ…に?
404吾輩は名無しである:04/10/30 13:34:26
「あ、婆ちゃん? 俺だよ俺。今大変なんだ。借金作っちゃって。今すぐ百万円必要なんだ」
「……一月前にも同じような電話があってね」
「え、それ俺じゃない。それってオレオレ詐欺? 俺は本当に本当の孫のタカシだよ」
「その時に貯金全部を渡しちゃって、お金が一銭もないんだよ」(嘘だけどね。まあタカシなんて孫は私にはいないし……)
老婆は実は呆けていたため、友人宅の留守番中だったとは、最後まで思い出せなかった。
405吾輩は名無しである:04/10/30 13:58:40
「三つの願いを何でもかなえます。引き換えに、あなたの魂をいただきます」
「じゃあ、誰も飢えることのない平和な世界」
「今の日本程度の水準でよろしい?」
「それよりは上でないと。餓死者は出たし、アメリカだの北朝鮮だのあるし」
「了解。では飢餓撲滅と平和で願いを二つ」この願いがかなってしまったのは予想外だった。三つ目は何かと五月蝿い奴に「お前は永遠に消えろ」。俺の魂の行方は誰も知らない。
406イギ− ◆od0qY8Ss/. :04/10/30 15:05:24
『新人作家と一流作家の憂鬱』

私は図書館で小説を書いている。

拝啓、村上春樹さま、貴方の小説読みました。
でも何がいいのか全くわかりませんでした。

なかなかセンセーショナルな冒頭だ、と一人微笑する。
ふと背後に人の気配を感じ何気なく振り向くと
本人が立っていた。
407吾輩は名無しである:04/10/30 18:52:25
>>406
おまえすげえなあ。それ本気で書いたの?
408吾輩は名無しである:04/10/30 19:43:34
「眠い」「眠いの?」「眠いんだよ」「大丈夫?」「だから眠いんだってば」「チョコを食べたでしょう?」「うん」「歯を磨かないで寝るの?」
「眠れないことはないよ」「眠るのね?」「こう考えよう」「?」「僕は眠っていたんだよ」「?」「ずっとずっと前から眠っていたんだ」「何言
ってるの」「Zzz...」
409吾輩は名無しである:04/10/30 20:40:45
>>408
おまえ日本文学科の学生だろ。
410吾輩は名無しである:04/10/30 21:10:52
>>404ちょっと好き
411吾輩は名無しである:04/10/30 22:57:48
子どもが笑っている。
ベッドの周りをぱたぱた走り回っている。
そのうちベッドの上をぴょんぴょん飛び跳ね始めた。子どもの体重だから、
大した揺れではないけど、金縛りがきつくて動けないのが辛い。
――そこで目が覚めた。
起きた後も揺れは続いていて、NHKの地震速報のテロップによると震度三。
地震が見せた明け方の夢か?
布団の上に人形が落ちているのを見つけてしまって少しブルーになったけど、
潔く忘れて二度寝することにした。
412」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 02:24:57



 終電に間に合うよう急いで会計を終える。いつも通り割り勘だ。お釣りが310円。
200円を彼にその場で渡すと、私は駆け出す。

 駅の階段で酔っぱらいが道を塞いでいる。
私は[のけおっさん!]と内心思いながら駆け上がる。ホームに音楽が鳴ってる。
思わず飛び乗ってしまう──扉が閉まる音。間に合った!
 私は比較的明るい場所に腰を下ろす、バッグから本を取り出す。

 彼女は始発電車に間に合ったのだ。
413」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 02:42:29
>>408興味深いよ、ホントに
414:04/10/31 02:45:00
深夜2時、少し遠くでたくさんのバイクのエンジン音が響いている。
本当にゴットファーザーのテーマをあのラッパみたいな音で鳴らしていたから、少し笑った。
「カツラと覆面は?」「オーケー。」
「エアガンとナイフ」「オーケー。」
「今は二人だけだな?確かか?」「1ヶ月働いたんだ。確かだ。」
「よし、じゃ行くか。」「外国人訛り、忘れるなよ。」
そんな夜に、こうこうと光るコンビニの蛍光。
「動くな!レジから金を出せ!」
おれの外国人訛りの変な日本語が、蛍光の下、響く。
415」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 05:41:16
やせ我慢


 「飛べない鳥はただのchickenだ」。
河沿い。ブレる景色。波打つ鼓動と、流れた血の海。
「娯楽だよ。生きてくみたいに」。
足音が遠のいてゆく。草のニオイ、土の味。月明かり。
『それで?』
諭す。
『それでお前は何を得た?』

 江戸川区、江戸川の土手で昨夜大規模な喧嘩があった。若い男性が倒れているのを
jogging中の女性が発見。AM:4頃。大量の血を流し、瀕死状態だった。犯人グループは以前…
416」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 05:43:39
>>411
君、りさじゃないの。
>>414
君、ななじゃないの。
417」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 05:47:52
>414
なな=ひとみ

418」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 06:02:37
>>414がひとみだとしたら、それでいいんだけどね。ただ、気になったんだ。無駄レス済まぬ。
419吾輩は名無しである:04/10/31 12:32:12
今日もママとパパはいない。だから自分で冷蔵庫から食べ物を出して、
レンジでチン。
(舞は強い子だ。一人でも大丈夫だよな)
でもパパ、一人のご飯はおいしくない。あ、お客さんだ。誰かいますか
って聞いてる。
(知らない人が訪ねて来ても直接お返事しちゃ駄目よ)
うんママ。このボタンを押すのよね。
「助けてください。水も食料もありません」とパパの声。
お客さんは叫んでいる。
「奇跡です! 災害と暴動から半年。生存者が!?」
420吾輩は名無しである:04/10/31 13:45:33
>>419ちょっとね…
>>414「ウゴクナ」のほうが委員でない?
421」 ◆m0yPyqc5MQ :04/10/31 23:19:47
TUTAYA


 浜崎あゆみが新曲を発売した。
最近はあまり好きではないのだけれど、それでもやはり買いに行ってしまう。
CD shopの店頭に並んだ歌詞折。一番初めに冬のソナタが目に入る。
私は既成概念を完全に叩き壊す。なぜなら苛立ったからだ。
 近くの公園で購入した音を聴く。
甘声がうだる。
私は猫とホームレスを一通り眺めてからうちに帰る。
 しばらくしたらまた新譜が出るだろう。そして私はいつか死ぬのだ。
422吾輩は名無しである:04/11/01 10:54:35
1号室「ふざけんなこのやろう」
2号室「ふざけんなこのやろう」
3号室「ふざけんなこのやろう」
4号室「ふざけんなこのやろう」
5号室「ふざけんなこのやろう」
6号室「ふざけんなこのやろう」
7号室「ふざけんなこのやろう」
8号室「ふざけんなこのやろう」
423吾輩は名無しである:04/11/01 10:55:39
>>409
違うよ
424」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 17:50:05
>>422
ミニマリズムですね。悪くないと思いました。
425」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 18:28:35
まあある種の人に小説と呼んでは駄目だと言われるだろうがね。
 小説と詩の差異ってなんだ?各々の定義は?

小説は物語でなくてはならない、ということだろうか。
では童話は小説か。
物語的詩は小説か。
詩的なイメージを喚起し、物語性を脱構築した小説は小説かい?
 君たちの意見はどうだ?
そんなのなんとなく、適当かい?
いや、中庸かい?
426」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 18:48:34



 おじさんがお嬢ちゃんくらいの年の頃だね、おっきな爆弾がね
落ちてきたんだ。おっきな
おっきな爆弾が、おじさんの家の近くにね、落ちた。
 おじさんは逃げようと思ったらその場で消し飛んだ。原子爆弾の威力は筆舌に尽くしがたい。
お嬢ちゃんはさ、戦争が嫌いかい?おじさんは好きだよ。だって私は死ぬのが怖いから。
殺される前に殺す必要があった。

 お嬢ちゃん。
大きくなったら平和をつくりな。皆と。
427」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 18:49:47
料理


 ねじをみじん切りにする。

ねじをみじん切りにする。
ねじをみじん切りにする。
青年の首を斬るな。
 ねじをみじん切りにする。

ねじ
ね青年の首を斬るな。斬るな。斬るな。斬るな。斬るな。

貴様の
貴様の
貴様
貴様の

青年のをみじん切りにする。
みじん切りにする。みじん切りに。
青年の首を斬るな。

青年の首を斬るな。アルカイダ。青年の首を斬るな。斬るな。斬るな。斬るな。斬るな。
428」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 18:54:58
シーラカンス


 広い広い海の中。深い場所にあたしは生きてる。
見渡す限りの暗闇の何処かに潜んでる。

 音は無い。シンとして、ゆるやかな水の律動だけがつと耳に触れる。
 何もない。

 あたしは海上の世界を夢見る。
あたしはあなたとの時間を思い出したりしている。古い、古い記憶の底であなたと会う。
ゆっくり呼吸して、地球が止まるのを待っている。
あなたとの思い出が永遠へと変わるのをただ、静かに。
429吾輩は名無しである:04/11/01 19:44:05
おまえは単純にカスだ。オナニーだ。自分のノートに書いてろ。
430吾輩は名無しである:04/11/01 20:27:45
嵐に反応イクナイ(AA略)
431吾輩は名無しである:04/11/01 21:47:08
690 名前:」 ◆m0yPyqc5MQ 投稿日:04/10/29 10:36:17

僕は文学artに興味ある者として、
[まあ僕と同年齢という個人的な条件もあって]
綿矢りさという作家さんには注目していようと思ってます。今後も造り続けるならね。

樋口一葉が5000円札の顔になったみたいですが、
そういう立派な女流作家に育って行ってくれるといいなと思うんです。
ちょっと期待し過ぎかもしれないけどね。

僕は美少女オタク君たちとは別の観点、文学、artという観点から
綿矢りささん、金原ひとみさんという二人の作家を生きてく中で眺めていようと思います。

僕は名前も出ない、何の文学作品も世に出してない ただのひとりの男に過ぎないのだけれども、
文学artに関わり続けるならば、いつか、綿矢りさという人や金原ひとみという女の人たちに
生き方や作品を対置させられると思うんです。

書き続ける、造り続けるならば、
僕は一人の作家として、綿矢りさという同じ日本出身の作家を応援してゆきたい。
同じレースを──どこか違う場所で──走り続ける限りは。

【毛抜き】綿矢りさファンクラブpart9【Vゾーン】
432吾輩は名無しである:04/11/01 22:01:42
お前が書いているものが「200文字の小説」でない5つの理由。

小説:文学の一形式。散文体の文学。
  散文:韻律・字数・句法などに制限のない通常の文章をいう。
詩:(1)(漢詩・賦など)韻を踏んだ文。
  (2)(詩や和歌・俳句など)韻律を整えた文。

1.何万字も書けるなら多少の押韻は構わんが、200文字で押韻すれば確実に詩である。

(>>435)
a.童話は物語であり散文なので小説である。
b.物語的詩はすでに「詩」と銘打っているので小説ではない。
c.物語性を脱構築したといえるほどの構築性をお前の文章は備えていない。
  それは詩と呼ばれる部類に分類されるべきものか、単なる羅列である。
2.上記a〜cを判断できないお前がまともな文章を書いているとは思えない。

3.お前の文章が小説という分野における何らかの新境地を見ているとしても、スレの空気に沿っていない。
4.お前の文章を住人が読みたがっていない。
5.お前の独壇場となっている点がマナーの上で好ましくない。

以上。
433吾輩は名無しである:04/11/01 22:02:51
>>425じゃん。
200文字の遺書書いて死んできます。
434吾輩は名無しである:04/11/01 22:10:27
つまり、お前はピアノの発表会で書道の作品を見せてるようなもんなんだよ。
理屈じゃなくて。ぶっちゃけお前の文章とかはっきり言ってどうでもいいんだよ。
できあい的だろうが脱構築だろうが、関係ない。
スレと住人がお前にうんざりしてるんだよ。
よそでやってくれれば認める人もいるだろうから、頑張ってくれよ。な。
435」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 23:18:32
夏の国


 トンネルを抜けるとそこは南国だった。
 私は窓から見える光景にいちいち心動かされている。新鮮で、いたいけで、さりげなく暑い。
唐変木みたいなヤシの奴らがこちらを見下ろしている。
サーファーの肩に反射した日光が網膜に夏の刺激を描く。

 駅に着くとすぐさま飛び降り、駅員に片道切符をやる。
海岸線には延々と国道が走ってた。すぐに着替える。言わずもがな泳ぐ為。
 してザブーン!スイスイム。
436」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/01 23:26:43
>>432-434
 注意はしています。
 私の非才の問題だと思います。
 書いたものが汚いなら、また私の尽力と推敲が足りないのです。
 迷惑なのは、私自身のArtistic直観の鈍さのせいです。精進以外に道はありません。
437吾輩は名無しである:04/11/02 00:34:29
「起こしちゃったか、悪い。いや怖くて眠れなくて」
「あ? ああ……」
「何か思い出しちゃってさ。俺、警備員のバイトやってたんだけど、
夜の学校ってマジ怖いんだよ。がらんと広くて暗くて」
「……」
「洒落にならないことが一回あってさ。プールで溺れているガキを
見つけて、驚いて助けようとしたら、手を思い切り引っ張られて
……生きているガキのはずなかったんだ、冬だったもん」
「わかった、わかったから成仏してくれ!」
438吾輩は名無しである:04/11/02 01:12:04
>>436
だからここはてめーの日記帳でも練習帳でもねえの。
書くにしても、今まで書いたすべてから一篇選んで書き込むくらいにしろ。
439吾輩は名無しである:04/11/02 07:48:03
>>436
>推敲が足りないのです

わかってんじゃん。
いいかい? 思いつきをボツにするのは、推敲の第一歩だよ。


>>437
幽霊でしたネタはしないほうがいいけど、
ミュンヘン嵐のあとだからだろうか、オチへの意思が心地よかった。

440吾輩は名無しである:04/11/02 10:57:12
第2の駆動だ…
441吾輩は名無しである:04/11/02 12:45:20



 「期待外れだな」『ホントね』「奴の心の内なんてあの程度なのさ」
『何がノーベル賞よ?ふざけんじゃないわよ』
「ははは…あんな堕落した人間は、栄誉を身につけたって豚さ」
『そもそも人間の器が小さすぎる訳よね』「うん。庶民なんだよ。奴は」
『まったく呆れた。今まで積み上げてきたものも一気に崩壊するわね』
「終わりだよ。作家生命のね……」『クスクス……』「あははは……」

 二人は闇に消えた。
442」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/02 13:13:35
process


 階段の踊り場に男が立っている。彼は私を見下ろしてる。
陽光が窓から射し込み、直線の影を足下に形作る。
 彼を見上げて、私は、次の段階に行きたいと思う。
 反対側、下りの段は深い闇だ。一箇の蛍光灯が静かに、粒子を空の間に送っている。
私にはそちら側を降りて行けば確実に死ぬことがわかる。
男は何も語らない。
男は私自身だ、そう気がつく。私は次の段階へ進める。
私はもう語ることができる。
443」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/02 13:28:21
 私は小さな小さなヌイグルミを抱いている。それは
とても、とても大切な物で、命に代えても惜しくない。私は
ヌイグルミが涙を流せば慰める、ヌイグルミが笑えば一緒に笑う。
私にとってそれは赤ちゃんとイコールで、どんなことがあっても傷つけてはならない。
 ヌイグルミが時々、話しかける。「なぜ僕が大切なの?」
私は答える。『あなたが大好きだからよ』
 ヌイグルミは死んでしまった。それから私は彼氏ができた。
444吾輩は名無しである:04/11/02 13:30:41
>>437
面白いけど、風物描写を多少入れたほうが“効く”かな。
そして情感的な作品も読みたいこのごろ。
445」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/02 13:57:52
 空から町を眺める。中くらいの工場に注目する。近づく。
窓から作業員がいっしょけんめい働くのが見える。カンコンテン。リズミカルな機械音が聞こえる。
一人の若い女性に近づく。彼女は流れてくる金属部品を摘んで、小さな箱に詰める作業をしている。
黙々と仕事をこなす。ときどき腰が疲れるのか、背伸びをする。
チャイムが鳴った。今日の分は終わりのようだ。
同僚に笑いかけて、彼女は休憩室に去る。
カンコンテン。
446吾輩は名無しである:04/11/02 17:58:25
小説でもなければ、詩でもない。
ありがちな慣用句が全体をだめにしている。
起承転結とか、序破急とか、知ってる?
447」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/02 22:28:54
>>446百点満点の小説を書いてみなさい。

破格の美を追求するのはあなたの好みに合わないという事実がある。
448吾輩は名無しである:04/11/03 02:16:23
少しは空気読みなよ・・・
君のサイトの掲示板ってわけじゃないんだからさ
449吾輩は名無しである:04/11/03 02:58:58
>>447
百点満点の小説など誰も求めていない。
しかし、また同様に
零点の小説もどきも求めていない。

破格と言う言葉を都合よく使うな。我田引水とはこのことだ。
450」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/03 07:11:30
>>448では次に書き込む作品以降、発表を自粛しましょう。
>>449そうですか。

私の小説を待っていてくれた方には、とても申し訳なく思います。すみません。
451」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/03 07:12:35
夜明け


 夜明けの光が町に新しい日の始まりを告げる頃、ひとりの女の子が家から出て来た。
ハンドバッグに今し方閉めた扉の鍵を仕舞うと、アパートの階段を早足で掛け降りる。
目の前の通りはシンと静まり返る。犬と散歩する人がひとり。
 コンビニでおにぎりを買い、近くの公園でほうばる。歯磨きは学校ですれば良い。
始発にはまだずい分時間がある。
彼女はケータイのメールチェックを終えたら、駅へと歩きだした。
452吾輩は名無しである:04/11/03 10:26:37
>>」◆m0yPyqc5MQ

http://book3.2ch.net/poem/
こっちへドゾー
453吾輩は名無しである:04/11/03 19:19:14
出番を待っていた。果たしていつ来るか解らなかった。来ないかも知れなかった。
いつもベンチから声を張り上げていた。それなりの事はやっているつもりだった。
ある日、ふと気付いた。僕は本当に野球が好きなのだろうか。本当に自分で好きだからやっているんだろうか。
それから、練習の意欲が少しづつ減退していくのが解った。
またある日、ふと気付いた。
というか、悟った。足りなかったんだ。全てが。
でも、気付いたのは少し遅すぎたようだった。
454吾輩は名無しである:04/11/05 01:43:49
尖った三日月の夜に四ツ辻に立ち、にわか仕立ての魔女になる。
彼の心を私だけのものにするために。
ベッドの下にピアスを落としていった、あの女になんか渡さない、
やさしく私を抱く手も腕も。
だから私は秘薬を作り、闇にまぎれて呪文を唱える。

「本を交換で済む話じゃないわよ! 『これで彼を一人占め』する方法の
ページがごっそり抜けていたなんてひど過ぎ……間違ってかけた『男を
インポにする呪い』、効いちゃったし……」
455よに:04/11/05 03:23:46
僕は縄で足をくくられ、逆さの状態で
得体のしれない溶液のなかに沈められていく。
全身が燃えるように熱い。もうだめだ…

夢から覚めた。起き上がろうとすると突然、
目の前を恐ろしい形相の兵士達が駆け抜けて行った。激しい銃撃戦。
一人の兵士が僕に気付き、銃口を向ける。
もうだめだ…


「夫は毎日を仕事に追われ、いつも辛そうに生きていました。
あの事故で彼は植物人間になってしまいましたが、これからは悩むこともなく、
毎日素敵な夢を見続けながら生涯を全うするのだと思えば、
この事故はいいことだったのかもしれません。」


夢から覚めた、すると今度は…


@@@@@@
久々の投稿です。削るのが難しくて、どうしても
200字に抑えることができませんでした;
ご指摘お願いします。
456吾輩は名無しである:04/11/05 21:03:50
会社を辞めた。
妻とも別れた。
慰謝料も払った。
いきつけの店で呑みくさる毎日。
刺激が欲しかった。

あなたのためならどこまでも
そんな女房が欲しかった。
そんな想いを噛み締めながら、行きつけの店でカラオケを歌う。

親切な老人がいた。
紙をくれた。宝の地図だという。「南の島」の。

気が付けば、成田にいた。馬鹿馬鹿しいとは解っていても、足が勝手に動くのだ。
飛行機に乗った。
行き先は

南の島だ!
457吾輩は名無しである:04/11/05 23:57:06
夏の朝、明け方に聞こえる、軒先へ水を撒く音が好きだった。
隣家に住む老婆の、私が生まれる前からの日課だった。
刹那に響く、清々しい、弾ける、優しい音だった。
それは私にとって、夏を告げる報せだった。

老婆が亡くなったのは、今年の春のことだ。
梅と桜が散り始める頃、静かにこの世を去ったという。

二月もしないうち、隣家は取壊された。じきにマンションが建つという。

西の空が白む。今年も夏がきた。柄杓の音は聞こえない。
458吾輩は名無しである:04/11/06 03:03:37
>>457
良い感じなのに、細かい部分がちょっと・・・・・・。長文で読みたいな。
459吾輩は名無しである:04/11/06 18:23:51
>>458
後から読んだら酷い出来で直したいくらいです。下司の後知恵って奴ですね。
46051:04/11/06 23:21:15
>>459
直してOK(^^。

さいごは「聞こえる」のほうが好きかな。
自分(語り手)と、もしかしたらその周囲の人たちにも。
そのほうが希望が持てるかなあ。と。

わたしも、そろそろ次書かないと・・・。
461吾輩は名無しである:04/11/11 02:04:53
煙は消え、炎が上がる。
二百ページ目にあったしおりは、いま八ページ目にある。
"何かの屍骸だったモノ"が道路にシミの様な影だけを残している。

「不安はあるけど」
「寄りを戻さないか?」
山彦を待つ沈黙。
「無理よ」
「悪かったと思ってる。一つ一つのことが。考え直してくれないか?」
「考えてみたわ、一つ一つ。」
「でも、駄目だった。戻せないものもあったの」

「終りね」

扉が閉じた後の沈黙。
それだけがどこまでも不変だった。
462吾輩は名無しである:04/11/11 19:06:54
463吾輩は名無しである:04/11/11 23:41:05
>>461はミュンヘンくさい。
464吾輩は名無しである:04/11/12 17:36:46
ビートルズの曲「Ob-La-Di, Ob-La-Da」が、インターネット上で行なわれた。
『Worst Song Ever(これまでで最悪な曲)』投票で堂々の1位に輝いた。
ビートルズは、“駄作”として悪名高きギャザ&リンディスファーンの
「Fog On The Tyne」やステップスの「5,6,7,8」を上回る票を得てしまった。
465吾輩は名無しである:04/11/13 21:50:27
「私は幸せでした。ありがとう。
あなたはあなたを幸せにしてくれる女性を見つけて。
それが私ならよかったのだけど」
発信日付は一年前。彼女が亡くなる直前だが、彼がメールを
受け取ったのは昨日。
「誰かに頼んで一年後に届くよう手配してたのかも」
「しかし君にプロポーズしたその日に届くなんて。彼女は
僕達を許すと言いたいのか? それとも……」
「私はどちらでも構わない。大切なのは、あなたが自分を
許すかどうかなのよ」
466吾輩は名無しである:04/11/13 22:30:17
200字小説っておもしろいな。
詩と俳句の関係の小説版みたい。
これを深くやるとジャンルとしても十分成り立つ気がする。
467吾輩は名無しである:04/11/13 23:54:51
詩や俳句と勘違いして叩かれてる“誰かさん”がいるからねぇ。
“あなた”はそういう認識は改めた方がいいよw
468吾輩は名無しである:04/11/14 00:23:03
Subject: Re: 会いたいの
>こんな可愛い娘がこんな事やあんな事…
http://www.xxx.yyy.jp/~ero-nyan/?id=xx

こちらのリンク先に私の娘が写っていました。ホクロの位置や見覚えのある
服装から、他人の空似ではないと断言できます。
フェチのHPは結構ですが、まだ十七歳の娘の写真を使用し、父親の私に
メールで知らせる理由は何ですか。
また、私の部下の女性の写真も見つけましたので、彼女についての詳細も
お尋ねしたい次第です。
469吾輩は名無しである:04/11/14 01:29:01
初孫は女の子と知らされた幸造は、以前から考えていた名前を息子夫婦に
告げた。が、若い二人は気まずそうに顔を見合わせるばかり。

既に決めた名前があるのかと聞けば、それはないと答える。画数も問題
ないし、奇を衒った名前でもない。
(私は煙たがられていたのか?)
心に吹いた隙間風が、ため息となって口から漏れる。

夫婦は夫婦で、どう説明するか悩んでいた。彼らは文学板の常連で、幸造が
言ってきた名前は「美香」だったのだ。
470吾輩は名無しである:04/11/14 01:40:34
ちょっとだけ笑った。素直に「嫌いな人と同じ名前なんです」って言えばいいじゃん。
471吾輩は名無しである:04/11/14 10:25:12
>>470それは言い過ぎだけどな。
472吾輩は名無しである:04/11/14 10:27:50
>>470それは言い過ぎだけどな。
473吾輩は名無しである:04/11/14 10:49:32
>>432
ほぼ押韻してないけどな。
>427「料理」以外
474471〜473:04/11/14 10:50:53
二重書き込みスマン
475よに:04/11/22 18:33:45
僕の魂は体を離れた。
魂は光速をも超え、宇宙の果てまで行き着いた。
期待や不安の入り混じる中、僕はそれを越える。

その瞬間、背後の宇宙は歪み、数々の惑星が「果て」を越え、散っていった。
原形を留めない宇宙の全ては、全ての方向へ消えていった。


こうして、
銀河系と呼ばれる分子を構成する、地球と呼ばれる原子の中で、
人間と呼ばれる生命体による「化学実験」という反応が起こり、
彼らが「原子」と呼ぶ、一つの宇宙が消えた。



@@@@@
久々の投稿です。スケールを大きくすると、文字制限に苦しみますね…。
一応200字ぴったりの筈です。皆様、ご指摘のほどよろしくお願いします。
476」 ◆m0yPyqc5MQ :04/11/24 07:13:52
talent


 一面が光った。
遠い音。自動車の後部座席から空を眺める。厚い雲が見渡す限りすべてを覆い、隠している。

語り得ないことはいつでも涙になる。
そして私達は記憶の一部に溶け込んでゆく。

 車が止まった。目的地に着いたのだ。無機質な表情で私を出迎えてくれる建物。
数十分後、彼はいつもの道化師になって、カメラの前で相方とおどける。仕事だ、
自分にそう言い聞かせながら、また今日が行きすぎる。
477吾輩は名無しである:04/11/24 18:38:33
あげ
478電紫 ◆8INi2UXZjM :04/11/27 04:54:26
永遠不滅にいたる道。
魔術師はその秘密を解きあかし、自ら永遠不滅の存在となった。
何者も彼を傷つけることができないので、外界に関心をもたなくなった。
もはや心を砕くべき怖れもなく、かつてのように思索に耽ることもない。
自他の境界も意味を持たなくなった。
やがて宇宙の膨張が終わり「時間」と「空間」がなくなった。
それでも不滅である彼は存在する。
失われることのない「無」であった。

479電紫 ◆8INi2UXZjM :04/11/27 05:13:58
推敲しました。
------------------------
 永遠不滅にいたる道。
 魔術師はその秘密を解きあかし、自ら不滅の存在を目指した。
 彼を傷つける物がなくなったので外界に関心をもたなくなった。
 もはや心を砕くべき怖れもなくなり、思索に耽る理由もない。
 自他の境界も意味を持たなくなった。

 やがて宇宙の膨張が終わり、時間と空間が失われた。
 それでも彼は不滅である。
 失われることのない「無」であるのだから。
480電紫 ◆8INi2UXZjM :04/11/27 05:24:45
数日前、このスレを覗いてみて、>>51にショックを受けて挑戦してみました。
481吾輩は名無しである:04/11/27 08:41:09
>>479
13点

宇宙望遠鏡の由来から、
現在の観測成果まで、おさらいしましょう。

落第だ
482吾輩は名無しである:04/11/27 12:22:55
>>481
まあビッグバンモデルであれインフレーションであれ、
不滅になった時点で「宇宙」に概念としてだけでしか存在しえない
「無」になったか、すでに宇宙と「無」関係になったとかいう
解釈でいいんじゃないの?
または膨張がとまろうがとまるまいが、すでに「無」なんだから
宇宙の限界の向こうにすでにいたるような何かになっていたとか。
あえて「膨張が終わり」というのも分かりやすいと思うけど。

まあ作者の考えたことはようわからんけど。
483吾輩は名無しである:04/11/27 23:25:40
>>475
>>479

ともに、ストーリーを感じられないのが、「小説」でないように思うんですよ。
>>480 で電紫 ◆8INi2UXZjM さんがショックを受けたという>>51は、それでもストーリーがあるように思うんだよね。

どこが違うかと言うと、はっきりとはいえないんだけど、
バフチンのいう「対話」(ダイアローグ)が感じられるかどうかだと思う。
もちろん、クリステヴァがいうような「ポリローグ」を目指したっていいんだけど、
それじゃ文字数がきついと思う。

ん。青臭いな オレ_| ̄|○
484電紫 ◆8INi2UXZjM :04/11/28 00:37:43
>>481
難しいものですね。
精進します。
>>482
はい、そんな感じです。
多分、「不滅」なんてものは概念でしかこの宇宙には存在できないだろうと。
なので「不滅」を達成した時点ですでに宇宙とは関係なくなってるのだろうなあと。
>>483
なるほど。勉強になります。
確かに、字数にまけて独善的というか、イデオロギー的になってしまうと
詩になってしまいそうですものね。
485吾輩は名無しである:04/11/28 13:00:59
     「過去をさがす双眼鏡」

彼女は女優。彼は発明家の卵だった。
「わたしはかもめ…キミはすごいね。僕は相変わらずさ。
最近の失敗作がこれ」
彼は小さな双眼鏡を差し出した。
「何でもよくみえるようにしたんだ。子どもにも安心なようにさ。
太陽を覗いてごらん」
「あら私達が見えるわ。私は舞台にいて、あなたは土手のベンチで
昼寝してる。どういうこと?」
「太陽まで到達したわれわれのちょっとした過去だよ。宇宙には
それらが飛び交っているらしい」              (了)198文字
486吾輩は名無しである:04/11/28 13:26:27
age
487吾輩は名無しである:04/11/28 13:37:00
>>485は電紫さんに捧げます。
気に入ってもらえたかな?

勉強がんばってください。ごきげんよう!
488電紫 ◆8INi2UXZjM :04/11/28 18:35:47
>>487
>>487
どうもありがとう。
自分も宇宙を観測することが宇宙の過去を観測することであって、
それが宇宙の創造のまで遡りうるものだというようなことは
浅学ながら知ってますが、それをこのような表現で読ませるのが
技術なのだなあと勉強になりました。
拝読させて頂いて、拙作において反省したことはやはり
表現の拙さでした。

拙作において自分が表現したかったのは、普通、単語としては時間と
不可分の概念であるところの「不滅不変」というものは、じつは
時間や空間とは関係を持てないものであろうとういうことで
(全ての時点において不変であるものはもはや時間と関係を
失っているといえますし、また空間的座標的に不変である
いうことはこの宇宙空間においては有り得ないか完全な意味で遍在しているかの
どちらか)、そのようなものを表現するにおいて「宇宙の膨張」とか
あろうことか時間、空間が失われた、などという言葉を用いたのは
無能のなせるところでした。

そして、小説として成立させるにはもう一つ、その「不滅不変」ということが
では人物にとってどのようなものであるのか、などというところにまで
踏み込まなければ成らないのだろうなあとも。

いや、いろいろ勉強になります。

自分としては
489487:04/11/28 19:09:23
>>488
ていねいな感想をありがとう。
そこまで真剣に読んでもらえて、冥利につきます。
たのしい勉強して下さい。

ごきげんよう
旅にでてきます。
490吾輩は名無しである:04/11/28 23:26:45

彼女は女優。彼は発明家の卵だ。
「わたしはかもめ…キミはすごいね。僕は相変わらずさ。
最近の失敗作がこれ」
彼は小さな双眼鏡を差し出した。
「何でもよくみえるようにしたんだ。太陽を覗いてごらん」
「あ!目っ、目がっ!」
突然、彼女が蹲る。
「ははは、馬鹿だなあ。太陽をレンズ越しに見るなんて。
でも僕は君のそんな処が好きなんだ。さあ、手を出し…」
懐から指輪を出そうとする彼の顔面に
彼女の綺麗な左ストレートが炸裂した。
491吾輩は名無しである:04/11/29 00:24:57
      上、      /⌒ヽ, ,/⌒丶、       ,エ
       `,ヾ   /    ,;;iiiiiiiiiii;、   \   _ノソ´
        iキ /    ,;;´  ;lllllllllllllii、    \ iF
        iキ'     ,;´  ,;;llllllllllllllllllllii、    ナf
         !キ、._  ,=ゞiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!! __fサヘ.
       /  `ヾ=;三ミミミミヾ仄彡彡ミミヾ=`´  'i、
       i'   ,._Ξミミミミミヾ巛彡////iii_    |
       |  ;if≡|ヾヾヾミミミミヾヾ、//巛iiリ≡キi  |
        |  if!  |l lヾヾシヾミミミ川|ii//三iリ `キi  |
      |  ,if ,f=|l l lヾリリリリリ川川|爪ミミiリ=t、キi  |
        |  ;iナ,サ |l l l リリ川川川川|爪ミミiiリ キi キi  |
        |   iナ ;サ |l l リリリリ川川川川l爪ミミilリ キi キi  |
       |  iサ ;サ, |リ リリ川川川川川l爪ミミiリ ,キi キi  |
       |  iサ ;サ, | リ彡彡川川川川|爪ミミiリ ,キi :キ、  |
        ,i厂 iサ, |彡彡彡彡ノ|川川|爪ミミリ ,キi `ヘ、
      ,√  ;サ, |彡彡彡彡ノ川川|ゞミミミリ ,キi   `ヾ
     ´    ;サ,  |彡彡彡彡川川リゞミミリ  ,キi
         ;サ,  |彡彡彡彡リリリミミミシ   ,キi
         ,;#,    |彡彡ノリリリリミミミシ    ,キi
        ;メ'´    !彡ノリリリリリゞミミシ     `ヘ、
       ;メ      ヾリリリリノ巛ゞシ       `ヘ、
      ;メ        ``十≡=十´         `ヘ、
                 ノ    ゞ
492吾輩は名無しである:04/11/30 20:49:11
ひぎゃあああぁぁ……
493吾輩は名無しである:04/12/01 03:08:32
ところで
>>1は出入りしてるのか、ここ?
494吾輩は名無しである:04/12/03 22:06:45
してないんじゃねーかな。
何となくだけど。
495吾輩は名無しである:04/12/07 19:37:59
あげておこう
496吾輩は名無しである:04/12/07 23:17:34
俺の呼び名はこうだ
上に松茸を植える男

意味はまだ無い
保守です
497吾輩は名無しである:04/12/08 05:21:49
スレイブ、スティンク、ビッチ14
いろんな英単語がカタカナになって僕に向けられる23
さらに僕の嫌いなところをきめ細かな視点で列挙していくクラスメイト32
野鳥の会も目を見張るほどの鋭い観察力だ、と素直にそう思う28
お腹の辺りに分厚い衝撃が走る14
誰かが僕の腹を蹴ったのだ12
みんな素手で殴るということはしない17
僕と直接肌と肌が触れ合うのが嫌なんだそうだ21
やられる方としては蹴りより殴られた方が痛みが少なくて助かるんだけどね34
そう思い通りにはいかない世の中だ16
そうこうしている休み時間中に、僕は永遠の意味をおぼろげながら悟った33
498吾輩は名無しである:04/12/08 20:19:50
文末の数字も「作品」として読んでしまいました。
そして、そのほうがこのいじめられっ子くんの
分裂していく様を表現できているのでは、と思いました。

惜しむらくは、最後の1行。
この33文字はいらないと思います。読者に預けるべきところでした。


499吾輩は名無しである:04/12/08 23:34:45
池があって、横に男が立っている。
暖かそうなコートを着込んでいて、白い息がなかなか消えない。
男は前触れもなくいけに飛び込んだ。
頭から飛び込み、水草をかき分け真っ直ぐ底を目指した。
岸の近くにもかかわらず想像以上に深いらしい。
水草の異常繁殖は問題にされているが、それでも減りつつ
あったメダカなどの魚は近頃、増え始めているらしい。
小魚が増えれば大魚も増える。
池の環境も最近の風潮から、かなり変わったらしい。
500吾輩は名無しである:04/12/09 09:36:33
>>497は半分程度良い。
>>499はじいさんの感慨か? だめ。

で、500ゲト
501」 ◆m0yPyqc5MQ :04/12/12 17:59:32
地球散歩


 日常を繰る指。
終わり無き道を歩む旅人が君だ。
君はアスファルト上を進む、進む、進む。目的地は無い。広がる空の下で、どこまでも行くつもりだ。
 携帯を片手に誰かと話しながら行く人が見える。犬を連れてゆく人。君に挨拶する。返す。
太陽が消えて落ちる前に、私に会いに来ることができるだろうか?
私は月になって、君の冒険を眺めている。

 その町に日が暮れる頃、私は君に出逢うことができる。
502吾輩は名無しである:04/12/17 18:24:05
求む
503アタリ:04/12/17 22:17:27
 突然の光。それは渺茫たる大海の果てから、矢庭に僕を突き抜けた。
肉体的な痛みを恐れた為、一瞬目をつむつた。が、微塵も感じさせることはなかつた。
軈てひとつの点から無限な空となり、濃厚な液体のやうにぼとぼとと海面に向かつて
零れ落ちた。些かも服膺することなく、踝程の海面に起伏を生み、絡み付き、身じろぎも
出来なかつた。光は僕のなかで若干の悲しみを謳った。
504吾輩は名無しである:04/12/17 23:55:28
最後だけ「っ」
505吾輩は名無しである:04/12/18 01:10:54
>>503
むつかしい
506吾輩は名無しである:04/12/19 00:16:44
からまわりしてるなあ。
「語り手の感覚」だけ書いたんじゃ、小説とは呼べないよ。
語り手が理解し切れない他者も同時に描こう。

ミュンヘンは言っても言ってもわからないらしいが。
507吾輩は名無しである:04/12/19 00:25:14
>>503
だらしない。寝小便たれ流し状態

俳句や短歌の習作してみたら?
アタマ使ってないでしょ
508吾輩は名無しである:04/12/19 01:45:52
>>506あなたにとっては自省という概念が身近ではないのでしょうね。

分を越える生き方はあなた自身の自由を奪うばかりでしょう。
509吾輩は名無しである:04/12/19 04:06:42
自由を自ら放棄して義務を引き受ける。
510吾輩は名無しである:04/12/19 13:08:32
>>508
ミュンヘン自演乙
511吾輩は名無しである:04/12/19 13:52:20
>>510
508がミュンヘンだとしたらさ、
奴こそ、
>自省という概念が身近ではない
のだろうね(w
>分を越える生き方
をしてるのはミュンヘン



ってか、オレが自演くさいなw
512吾輩は名無しである:04/12/21 10:49:34
>>509
それがエーリッヒ・フロムの、いわゆる「自由からの逃走」だ。
ただしそれは放棄ではなく、自由を享受する上での制約であるととらえる。

たとえば、自分のオナニーを人に見せて他の人に迷惑をかけない、とかな。
ミュンヘンは自戒、じゃなくて自制か、自制せよ。
もう来ない、って言ったのは自分だろ?
513吾輩は名無しである:04/12/21 11:49:39
>>512
自粛である以上、撤回は自由でしょう。

君の>>512レスもまた、自慰に見えるがね。
514雄介 ◆m0yPyqc5MQ :04/12/23 22:45:28
夕日


 夕日が流れて落ちるのを眺めています。私は海岸沿いのデッキチェアーに腰を掛け、あなたに手紙を書いています。
時間はとてもゆっくりとしていて、深呼吸をすると潮の香りがします。
目の前には生き物たちを育んできた海が広がっていて、私は波と音になっています。[わかるかな?]
 夕日が沈むと私はホテルに帰って温かいベッドに沈み込み、深い、緻密な眠りと一つになります。
みんなが幸せになりますように。
515吾輩は名無しである:04/12/25 12:28:26
朝目覚めると、豚になっていた。
荷台に揺られながら、
いつもの、なつかしい町並みを眺めていた。
「これが最期の見納めか…ちくしょう!なぜ…?」
車は赤で止まった。
「助けてくれ!誰か!」
その時、どこか見覚えのある通行人に、ふと目を留めた。
「あれは、僕だ!」
彼、いや、私?はまったく私の叫びにも気づかず、
そのまま、とんかつ屋の中に入っていった。
車はふたたび動き出した。
516我輩は厨房である:04/12/26 21:15:26
船乗りどもは私を見つけるや否や、
その手に持った―――速金(はやがね)と呼ばれる武器の引鉄を引いた。

それは金属で出来た先の尖った槍を打ち出すもので…。
私は詳しくは知らないが、皆速金と呼んでいるので私も速金と呼んでいる。

私はその槍を避けて、自分の持っている小刀を船乗りの一人の喉元めがけて投げつけた。

517吾輩は名無しである:04/12/28 22:22:19
俯きながら歩いていたせいか、躓いて転んでしまった。
受け身をとろうとしたが、うまくいかず地面が急激に迫ってくる。
ぶつかりそうになった瞬間、僕は眼をゆっくりと瞑った。
……驚きと、多少の痛みから回復し目を開ける。
そこには青く、深く、自由な空が広がっていた。
燕だろうか。ヒラヒラと家の軒先を忙しそうに出入りしている鳥がいる。
頭を横に向けると、塀の下のアスファルトから名前も知らない花が春の風と戯れながら力強く咲いている。
僕はしばらくその花を見つめていたが、「よいしょ」と掛け声と同時に立ち上がり、シャツとズボンについた泥を払うとまた歩き出した。
今度は前をしっかりと見つめて。

テーマが分かりにくかったらごめんなさい。
200文字って難しい…
518吾輩は名無しである:04/12/28 22:41:16
200字ってここまで書けるんだなぁ
禿乙
519517:04/12/28 22:53:33
てか余裕で200字以上あるね。OTZ
精進してきます。
520吾輩は名無しである:04/12/28 23:05:01
もうすぐ300文字ってところだなw
がんがれ超がんがれ
521」 ◆m0yPyqc5MQ :05/01/04 22:34:02
生活


 どことも違う光が満ちる。
君は原風景に佇んでいる。辺りに人影は見えない。新しい経験の1ページだ。
 脳裏に色彩が浮かんでは消える。消えては現れ、また違う顔を視せる。開き、閉じる。
君は死の中に居る。

 いつものように──扉をノックする。
とん、とん、とん。
返事は無い。緩やかな時間の束だけが存在している。
扉が開き、私が出て来る。そして君は、私と出会う。

人が生きている事を知った。
522吾輩は名無しである:05/01/04 22:42:45
ばーか
523吾輩は名無しである:05/01/04 23:27:09
乙ナイス
524吾輩は名無しである:05/01/05 12:48:20
>>521
ちょっと好きかも
525吾輩は名無しである:05/01/05 17:51:32
小説になってない。
526吾輩は名無しである:05/01/06 01:24:57
>>507
いくらなんでも中傷しすぎ。こういう人って友達少ないでしょ?
527吾輩は名無しである:05/01/07 11:20:30
m0yPyqc5MQは
最近いちばん気持ち良かったオナニーを報告してくれてるんですね?
よかったねえ。よく出たねえ。
528吾輩は名無しである:05/01/10 16:53:21
m0yPyqc5MQは哲板にかえれ(-^- /
529吾輩は名無しである:05/01/10 18:05:46
激しく床に叩きつけられ、内臓に鈍い痛みが走った。

「どうした!立て!村井!あと十五本!」

全身の筋肉が悲鳴を上げている。
気力を振り絞って体を起こそうとしたけれど、もう限界だった。

「馬鹿野郎!立たんか!」

部長が血走った目で怒鳴り、僕を掴み上げた。
脳震盪にでも起こしたのか、焦点が定まらない。
打撲と炎症が痛みを体中に送り出している。

僕は、苦痛を必死に耐えて顔を上げた。
だけどそこには、暗闇しか見えない――
530吾輩は名無しである:05/01/10 22:06:19
>>528は、小説というよりも、1シーンだな。
200字という短い中に、物語の首尾がなくてはな。
531若輩は名無しである:05/01/15 21:35:43
僕の所属する文芸部の締め切りは一週間後だ。
ちょうど今、第一稿が出来上がった。あとは文章を推敲したり編集して完成だ。
一週間も早く出来上がったのだけれども、実はこれでいいかどうか悩んでいる。

他の部員は冬号だという事で、冬関連の話を書くらしい。
だのに、僕の書いたのは夏の話なのだ。浮くかなあ……
書き上げた直後に悩むなんて馬鹿らしいと思いながらも、部員の一人にメールしてみた。
「冬号の原稿、どんな話書いた?」
すぐに返事が返ってきた。



「明日締め切りだよね。何Pになった?」





その夜僕は寝ないで編集する羽目になった。
532吾輩は名無しである:05/01/16 04:54:16
変な行開きは無いほうがいいよ。
それと、最後の一行も無いほうがいいね。その後のどたばたは、読者の想像にまかせよう。

最初の「僕の所属する」もいらないかな。「ちょうど今、」の一文が最初で、その次に「文芸部の」とあるほうが、動きが出るね。

「編集して」ってのはいらないかな。
どの程度の本かってことだけども。つまり、コピー誌だからそれぞれが編集するのか、それともどっか印刷会社に頼むのか(わたしが所属してた文芸部[高校]は印刷会社に頼んでた)。
それくらいのことは伝えなくてもいい。話の筋には関係無い。短さが勝負なのだから、削れる。

「他の部員」が「冬関連の話を書く」と知ってるのに、「どんな話書いた?」と聞くのも少し矛盾。
他の部員が何を書くか知らなくても、今度のは冬号だし夏の話は変かな、って思っても不自然じゃない。
ということは、「他の部員は・・・」の一行は削れる。
「馬鹿らしいと思いながらも」とは考えないのが普通だと思う。書き上げた直後なら、どっちかっていうと、書き上げたことのほうが嬉しいよ。
「部員の一人」なんて言い方も具体的じゃないね。先輩の○○さん、とか、○○部長、とか具体的な名前出してもいいよ。そのほうがリアル。

「だのに」は「なのに」。
533531:05/01/16 13:30:48
>>532
ありがとうございます。
やっぱ難しいなぁ……
534吾輩は名無しである:05/01/20 23:23:24
他人の文章だが、>>531=533が推敲するつもりがないみたいなので、
>>532のわたしがいじってみる。
段落の一文字落ちもふくめてぴったり200文字。

 締切って来週だっけ。あと五日か。
 骨組みに少し文章がついたって感じではできてるけど、読み返すとあちこちおかしいな。 けどストーリーはいい、はず。直す余裕もあるし大丈夫。
 それより。問題なのは、冬号だってのに夏の話ってことだ。いいのかな。部長に聞いてみよう。
「もしもし、部長ですか? あのぉ」
「締めきりは伸びないぞぉ。明日だからな」
 もう一度カレンダーをみる。五日後……締切じゃなくて校了日じゃん!


原案にある若々しさがなくなってしまった_| ̄|○
来月35歳_| ̄| (((((○
535吾輩は名無しである:05/01/29 16:23:03
 男は恋人とドライブに来ていた。
 彼女はわがままで疑り深かった。
 そんなところも男は好きだった。
「Y子。俺と結婚してくれないか」
「絶対に裏切らない証が欲しいわ」
 そう言って彼女は、崖下を指す。
 男は頷いて、飛び降りてみせた。
 それを見て彼女は悲しみ、言う。
「私をおいて逝くなんて、酷いわ」


==============
創作文芸スレ探して迷ってたら良スレ見つけたんで記念パピポ。
16文字×9行の144文字です。
536」 ◆m0yPyqc5MQ :05/01/29 20:37:42
理由


 ある日、雨が降っている。
雨どいに津波が起きた。
部屋の中女一人。年齢は27。
 彼女はどんどん降る滴の間に想像を埋め込んで行く。係わることのないそれぞれの憂うつ。
隔たった地ではたくさんの叫びが起きた。まごうことなき悲劇が起きた。

 …時が流れ、陽が射す。
私は新時代にサーフしようと思う。それしかやれることはないのだ。それがやるべきことなのだ。
窓辺に咲く花が揺れている、揺れる為に。
537吾輩は名無しである:05/01/30 00:38:35
>>534
ガンガレ

>>535
おもしろかったけど、そんなに頻繁に改行しなくてもいいんではないか。最初の3行とか。

>>536
プ
538吾輩は名無しである:05/01/30 01:32:50
ネットゲーム


森の中で、少女は一人戦っていた。
来る日も来る日も戦いに明け暮れ、彼女の手甲は血塗られる。
ある日一人の少年が森を通りかかった。
彼は何も言わずに彼女を癒した。
翌日も彼は現れた。そして無言で彼女を癒した。次の日も、また次の日も。
ある時、少女は戦いの手を休め、礼を言おうと少年の方を振り返った。
少年は居なかった。一瞬前まで確かにあった癒しの力ごと彼の気配は森に消えていた。
少女は木漏れ日を浴びながら、泣いた。

>>>
題名抜きぴったり200。結構難しいなあ。
539吾輩は名無しである:05/01/30 02:25:52
ある日、テレビを見ていると僕が映っていた。
沢山の人たちが僕を見下ろしている。僕はぐったりと横たわっていた。
ある人は僕を見て泣いている。またある人は十字を切っている。
暫くするとテレビの映りが悪くなってきた。僕はどうすることもできなかった。
ただそれを見ていたら泣けてきたんだ。まるで僕が死んじゃったようだったから。
540吾輩は名無しである:05/01/30 04:05:54
>>538
あらすじにしか見えないなあ。
たった200字しかないんだから、「少女」「少年」「彼女」は可能なかぎり減らしてみてはどうでしょう。
それと、2行目の現在形の文末がとつぜんで気味悪い。

>>539
ラストの一文がわたしは好き。だけど、そこまででくどいところが多いように思います。「僕」を減らそう。
最初の「ある日、」はなくてもいいですね。
2行目は前後が逆です。一行目ですでに視点は「テレビ内の僕」にあるわけですから、また「人たち」から地面の「僕」へ視線が移動するのは、ちょっと。
直すと次の行へもうまくつながりますね。
3行目は「ある人は」という、英語的な(先頭)主語を使わないで、動詞に直接くっつけてもいいと思います。
  泣いている人がいる。おばさんが額の前で十字を切っている。
4行目の「暫くすると」が浮いてるので「そのうち」。
5行目「泣けてきたんだ」の「んだ」はいらない。いきなり読者に語りかけられても。70年代末の文体みたいです。

と、こういう直すところがあっても、最後の1文で全体の緊張感がいっきに逆波たててくるね。気持ちいい。
541539:05/01/30 05:34:03
>>540
大変解りやすい添削ありがとうございます。
できるだけ簡単に、カッコつけずに書きました。(書いたつもり)
英語になおして考えるのも良い方法ですね。
542吾輩は名無しである:05/01/30 15:35:26
朝起きると、まず妙な突起物が目に入った。自分の意思で立ったとは思えない。なぜなら俺は今の今まで寝ていたからだ!俺はわけがわからないまま、その突起物をつかんで前後に動かしていた。何かに操られていたんだ。
543吾輩は名無しである:05/01/30 22:21:01
俺の自説だけど、たってると小便でなくなるじゃん?
あれはオネショ自衛システムだと思うんだよ。
だから、子供がオネショしなくなったってことはまあたつようになったって事だと思うんだ。俺は。
544吾輩は名無しである:05/01/31 00:11:14
君等、とりあえず「ジアコモ・ジョイス」を読むんだ。

絶対今よりはいい作品書けるようになるから
545吾輩は名無しである:05/02/01 22:08:34
>>544
それどんな人……?
ググってもよくわかんなかった。
546吾輩は名無しである:05/02/02 01:47:35
ジョイス知らんのかい。ユリシーズやフィネガンズ・ウェイク書いた人だよ。

ジアコモ・ジョイスって今読めるのかね。俺は世界の文学(絶版)でしか持ってない。
ジョイスじゃなくスヴェーヴォ目当てだったんだが、どれも良い作品だったよ。古本屋で見かけたら買っとけ。
547吾輩は名無しである:05/02/02 07:00:12
ジェイムス・ジョイス、な。
548吾輩は名無しである:05/02/02 16:34:34
>>547
それはどういう意味で言ってるんだ?
549吾輩は名無しである:05/02/02 22:27:58
たぶん、ジアコモ・ジョイスではなく、ジェイムス・ジョイスだと言いたいんだと思う。
俺もそう思う。
550吾輩は名無しである:05/02/04 17:48:34
君はいつも八分遅れてやってくる。ごめん、すまない、なんて毎度お決まりの言葉。
置いていける程嫌いになれない。待てる程好きでいられない。
事故?緊急事態?そんな心配、もうし飽きたよ。
風が吹いた。お気に入りのスカートが翻った。
君が来るまであと、三分。
空を見上げて白い溜息、三つ分。
551吾輩は名無しである:05/02/04 18:52:35
>>550
1970年代さだまさしの歌詞みたい。
552吾輩は名無しである:05/02/05 23:27:18
>>550
すごいいいと思う。ちょっと感動した
553吾輩は名無しである:05/02/05 23:32:38
>>550
ショートショート書いてみたらいいんじゃない?
554吾輩は名無しである:05/02/05 23:38:48
 夢見てる。あなたに会えること
バカ見たく、言葉が舞う。
冷たい時計がカチリと言い、手元の携帯が震える。
 電話をかけたら、嫌うだろう
明日は、好きではある男性に会う。
 目の前にあることだけに一生懸命なればいい
なるだけ重く、言葉を発す。なんども発す。
555吾輩は名無しである:05/02/06 15:12:18
かわいい顔して笑う
カバンは赤く光る
おばちゃん、私のこと好きでしょ?
彼らは心でそう信じ、疑わないずうずうしさ
ああ戻りたい

 送り出した女は男にそう言い、
 男は悪い男だから無理だと知ってて
 笑みを浮かべ言う

ここへきなさい
556吾輩は名無しである:05/02/06 15:19:18
 苛めてやりたいもっと
食堂でうどん食べてるあいつ
(きれいな首だね、絞めていい?)
心で思う、だから、近づけない。

友達の席。
「どこみてるの?」
知ってて聞く。
あいつは食べ終わる。
心に鉛が落ちる

行かないで
557吾輩は名無しである:05/02/06 16:34:16
命トリK
あなたの自信
サイコーに格好いかったよ。

 現在。発展しないのに、もらう告白。
 彼らは決してねない。
 「愛する人としか…」
 必ずそう言い、キスだけで去る。

 飲み会の人からメールが届く。
 もし返したら、繰り返す。
 何も起きないまま、去っていく。

 (足の間のあれって、見間違い?)

 私だってねたいわけじゃない。方法がわからないんだ。不器用。

置いてきてしまった物語は停止したまま。
一人を好きだなんて、感傷だと人は言う。理屈も言うから。
男性には話さない逸話は、
どこまでも御伽噺。

ねえ、尊敬ならKだけ。
ほっとするのもKだけ。

まだ私を嫌ってる?
558吾輩は名無しである:05/02/06 22:26:41
>>560

二行目 : ガッ
五行目 : ガッ

最終行 : ガッガッ
559吾輩は名無しである:05/02/07 07:06:11
>>549
ジアコモ・ジョイスは作品名。文脈から分かるだろ。
560吾輩は名無しである:05/02/07 07:36:59
>>559

>>546を見る限りは人名に思えるが。
561吾輩は名無しである:05/02/07 08:28:16
>>560
全然見えない。

「ジアコモ・ジョイスって今読めるのかね。」
この一行で「作品名なのかな?」と少しも思えないなら、読解力が無さすぎる。
そして気付いた後に検索しないのなら、ネットを活用する力が無さすぎる。
562吾輩は名無しである:05/02/07 20:44:01
よく残ってたな、このスレ。

久しぶりになんか書いとく
563吾輩は名無しである:05/02/07 21:02:40
「みみこ、ぱぱが一番好き!」
「パパも、みみこのことが一番好きだよ」

「嘘、パパはママのことが好きでしょ?」
「ははは、みみこの方が好きだよ」

「本当?みみこ、パパのお嫁さんになる!」
「みみこだったらいつでももらってやるぞ」

そう言ってパパは出て行った。

「あ、ママ?パパだけどさー、あたしの方が好きだって。
 そろそろお店頂戴よ。あんたなんて年増、そろそろ引退時だってさ」
564吾輩は名無しである:05/02/07 21:29:17
凄腕の怪盗が現れるという犯行予告が○×署に送られ
予告先の屋敷に二人の警官が派遣された。

「怪盗ってどんな奴なんでしょうね」
「颯爽と盗品を盗んで行く奴なんじゃないか?」

「変装してるのが常ですよね」
「警官仲間に変装してるものだな」

「もしかして先輩が怪盗かも」
「あはは、そんな冗談言うものじゃないなー」

その物陰に声を殺して潜む怪しい男。


「昇級試験とも知らずに私語の多い二人だ・・・」
565吾輩は名無しである:05/02/08 00:34:38
>>563
>>564
オチが効いてる。でもちょっとそれだけ?な気分。
嫌いじゃない。むしろ好きな感じです。

私のにレスが返ってこない。
ひどいこと言われそうだけど、
書かれないのもさみしいな。
566吾輩は名無しである:05/02/08 01:57:25
>>554
>>555
だれかみてよ。
567吾輩は名無しである:05/02/08 02:07:54
スレのレベルが落ちたな。
>>79みたいなのが読みたい。
568吾輩は名無しである:05/02/08 02:13:25
>>79みたいな話が「悪魔の詩」にあったような。
一糸まとわぬ裸に蝶を着ているみたいな。
569吾輩は名無しである:05/02/08 02:29:19
>>79
うん。なんかイイ。不条理。
ちなみに私は浅い人間なのでこんな質問してみます。
 蝶は何の象徴ですか? 
本当は自分で考えなきゃだけど、作者いたら、もしくは考えのある人よろしく。

かなり好きなタイプの小説書く人かも? この人の短編くらいの読んでみたい、まじで。
570吾輩は名無しである:05/02/08 02:31:06
age荒らしウザイ
571吾輩は名無しである:05/02/08 02:36:00
いや、自分の読んで欲しいから。ごめんよ。
572吾輩は名無しである:05/02/08 18:11:16
>>554>>555の感想が欲しいのか?
なんつーか……
詩っぽくはあるんだけど意味がストレートに伝わってこない。
スレタイのように、二百文字で起承転結をつける「小説」ではない。
独特のセリフ回しは少しよかった。

感想は運が良かったらもらえるぐらいで考えといたほうがいいよ。
573」 ◆m0yPyqc5MQ :05/02/19 20:46:10
深海


 深海へ進む。正しい方向へ。
太陽の愛から遠く離れ、静かに、静かに流れる、川の奥。
地底から噴き出すマグマに揉まれて、大気の料理に因って、惑星の子供たちが産まれる。
 日々が繰り返すリズムと夢を繋ごう。そして命はカタチになる。
 母胎──。優しく包み込む暖かな水の中に安心する。波がやって来る。去っていく。明日になり、昨日が往く。
もう恐れる事は何もない。あとは眠ればよいのだ。
574」 ◆m0yPyqc5MQ :05/02/19 20:47:10
天地創造


 月の裏に辿り着いた光が孤独を噛みしめている。
 貧乏でも温かい気持ちと、裕福な豊かさを比べて、悩んでる馬と鹿。
困るなあ。
そんなに喧嘩したい犬猿は世界が困るなあ。君だよキミ。まったく
いい加減にしてくれよ天。
 雨降りの毎日で、灰色が空を覆う。カミオカンデと交渉して、また銀河系の果てのあなたへ会いに行こう。
ついに愛が破壊された。がっくり、それからの道は人類の未来が決めるから地。
575吾輩は名無しである:05/02/20 00:29:03
視線が合って、中途半端に笑ってみせる。
笑う。二人、笑う。
口付ける。触れる、撫ぜる、髪を梳く。
そこにある全てが本物で、全ては紛い物。
熱の無い愛の世界のなんて眩しさ。
音を消して。
熱すら感じない偽物でも、この恋を受け止めてくれる君と一緒に居たい。
だけど。
「寝てるの?」
君の声が僕を呼ぶ、ただそれだけの事がたまらなく幸せに感じる愚か者なので。
「−−君、起きて」
この瞼を持ち上げてしまうんだ。
576吾輩は名無しである:05/02/20 02:18:28
「MY詩集」と「詩とメルヘン」を思い出しました。


自家中毒警報が発令中です。
577545:05/02/23 21:01:32
>>545,549,560
限りなく遅レスになってしまったんだけど、なんか論議になってたので。
解釈的には546とか556あたりが正しい。
「ジアコモ・ジョイス」は作品名。
自分の中で、ジェイムス・ジョイスっていう作家はすでに深く浸透してるもんだと
思ってたのが悪かったのか
578」 ◆m0yPyqc5MQ :05/02/26 23:19:40
風の歌


 不思議な曲。
韻律に合わせ色濃く自分自身の思い出が移動する。「何?」私は考える。
「この想いは何の跡?」

 向こうの階段からゆっくり降りてくる影がある。闇の者、世界に不必要な実在。
卑猥な俗事の一部に紛れてテリトリーを拡充し、幾重もの扉の果てに潜む。かすかに息を繋ぐ。
世界のどこかに隠された悪魔。

 私は地球の風の歌を聴こう。この街が正しくなるまでの間、静かに耳を澄ませていよう。
579」 ◆m0yPyqc5MQ :05/02/26 23:26:21
ダイヤモンドは永遠に


 女が右を向くと男は左を向いた。違う世界で生きていくことにしたのだ、とにかく、結局。
人は言った「同じ価値観なんてある?」二人は
『そういう問題じゃないのよ[ないんだ]』。
 翌日から男の職場で人間関係がギクシャクしだし、女は料理中買い忘れに気付く回数を増やす。
無口な雲が寝室を覆い、玄関の靴はまるで同極の磁石みたいだ。

 ありきたりの二人にでも等しく、婚約指輪は語る。
580吾輩は名無しである:05/02/27 00:32:23
>>1orALL
板違いのスレは誘導しますよ。

創作文芸板
http://book3.2ch.net/bun/
581吾輩は名無しである:05/02/27 00:37:39
或る日のことなんですが、浴槽が札束でいつぱいになつてゐたんですね。
やにわにわたしは吃驚して、なにかの嫌がらせなのかと思つたんです。
わたしは食道から歸つて來たばかりで、すぐにでも風呂に這入りたかつたのですが、
これじゃあ無理だと思ひまして、大家さんに言いに行つたのです。
併し、家に戻ると、あんなにあつた札束がないんです。またわたしは吃驚して
下宿の階段から転げ落ちてしまつたんです。
それから先の記憶がないんです。夢でも観てゐたんでせうかね。
582吾輩は名無しである:05/02/27 00:49:39
Jは、なんかカッコつけた文章で、言葉に使われている感じだな。
必死で良いものを書こうとしているせいで、それは逆効果になっているような
気がする。
素直な文章を書くように心掛けた方が良いでしょう。
583吾輩は名無しである:05/02/27 01:45:25
普通に出会い、まあ情熱の時を過ごし終わりが訪れた。
記憶は在るが今はいない。
はて?彼女は幻だったのか?

今新たに出会い隣にいるのは・・
恋人!

ならば未来は?
誰がいるかは分からない。
しかし何に出会ったのだ?
人でもあり、恋でもある。

ああそうか、これは小説だったのか・・
584吾輩は名無しである:05/02/27 02:40:54
>>1orALL
板違いのスレは誘導しますよ。

創作文芸板
http://book3.2ch.net/bun/
585吾輩は名無しである:05/02/27 10:18:06
勃っちゃったもんはしょうがないから最後まで使えばいいじゃない
586吾輩は名無しである:05/02/27 14:52:09
夢から覚めると、空に浮いていた。
その夢からも覚めた僕がベッドから起き上がると、どこからか視線を感じた。
自分が消えていくのが分かる。
そうか、主人公は僕に視線を向けた彼だった。
587吾輩は名無しである:05/02/27 15:28:16
どうでもいいから謝罪と賠償をw
588吾輩は名無しである:05/02/27 15:36:12
自分を翻弄する力の正体。
あなたは「それ」を構成する適当な一パーツに過ぎなかった。
そして自分もまた。
589吾輩は名無しである:05/03/01 01:15:44
僕とKは問答を始めた。
「どうなんだろうか、これは?」
「なかなか、おかしな事をおっしゃいますね」Kは言う。
「何がおかしいんだい?」
「だってそうでしょう、貴方は何も解らないのよ」
「無知を笑うのか?」不機嫌になり答えた。
Kは言った。
「いいえ、まだ何も話し合って無い事がよ」
そういえばそうだった。
590吾輩は名無しである:05/03/05 18:41:09
俺は知り合いに声をかけた。
「よう、ヤリマン!」
よく見たら違う女性だった。


それから交際が始まって今では俺の妻。
591吾輩は名無しである:05/03/07 19:08:10
すまん新参者で悪いんだが、>>87 の作品解説してくれ。
なんで争いがなくなるのかわからん( ´Д⊂ヽウェェェン
592吾輩は名無しである:05/03/07 19:39:58
爆発して滅ボーン
593591:05/03/07 20:11:06
連鎖反応でなくなっちゃうってことでいいのか。
星がなくなるから、死んだ人が蘇るという方向も考えたがw
594吾輩は名無しである:05/03/07 21:00:55
世界中に流れ星が流れて平和になるとかいうメルヘンだと思ってた
595吾輩は名無しである:05/03/08 16:43:37
 彼女は何時も図書館にいた。僕は彼女の細い指と低めで甘い声が大好きだった。
 彼女は告白に頷いてくれた。彼女と居る時間は甘く、快かった。
ある日、彼女の家に招かれた。心臓が破裂しそうな僕を家に入れて鍵を締めると、彼女は僕の首を掴んだ。そして暗闇に向かって云った。あの美しい声で。
「餌の時間よ」
596吾輩は名無しである:05/03/08 17:58:43
>>593
星の欠片が流星に→隕石だー!→どっかーん☆
597吾輩は名無しである:05/03/10 20:03:20
テレビを消すと僕がいた。後ろには見知らぬ妖精もいる。
見つかっていないと思っているようだ。
こんな時に限ってカメラを修理に出している。
いつもこうだ。衝撃スクープを撮り損ねる。
だが、ダイアナ妃を撮ったパパラッチみたいにはなりたくない。
だから仕事がないのだ。ワンルームのボロアパートに住んでいる35歳には誰もよってこない。

いつのまにか妖精は消えていた。残っているのは妖精の金色に輝くうんちだけだった。
598吾輩は名無しである:05/03/10 21:52:25
>>597
支離滅裂にしようとしてなりきれてない。
最後を下ネタで無理矢理しめたのもいただけない。
599吾輩は名無しである:05/03/11 02:43:54
論評するほどのものじゃないだろうよ
600吾輩は名無しである:05/03/11 11:38:58
申し訳ありませんm(__)m
601吾輩は名無しである:05/03/11 20:04:25
旅人の前に四人の女神があらわれた。

「これは赤の剣。手にした者は修羅の如き力を持つ騎士になる。」
「これは青の剣。手にした者は冷静沈着な世紀の学者になる。」
「これは黄の剣。手にした者は世界を股にかける大商人になる。」

そして、それぞれの剣を地面に突き刺して言った。
「さぁ、どれを選ぶ?一本だけあなたにあげましょう。」


旅人は少し考えたが、
おもむろに赤の剣を手にとって女神達を斬り殺し、全ての剣を手に入れた。
602吾輩は名無しである:05/03/12 01:17:59
>>601
次の部分は削ってもいい。

「そして、」
「少し考えたが、」
「おもむろに」

閉じかっこ(」)の前の。は省けます。
?マークのあとは通常1マス空白を開けます。
行開きにあまり意味が見うけられません。

四人なのにどうして三本しか剣が無いんだろうという疑問と共に、昔子どもの頃に読んだ謎かけの本を思い出しました。
603吾輩は名無しである:05/03/13 18:48:09
キノの旅あたりが好きな中学生っぽいな。
604」 ◆m0yPyqc5MQ :05/03/18 00:20:21



 青空がどこまでも広がっている。主体は降下し、一人の男を捉える。
幅のある河に沿った土手を散歩する60代半ばくらいに見えるオジサン、足元はnikeの白いスニーカー。
気持ち良い風が深呼吸を誘う。
主体は、心の中を聴く為に彼の体内へ入ってみる。心臓内部で声が聞こえる「私も生い先長くは無い」
ドクン、ドクン「私は三人の子を育てた。妻を養い、今日まで共に生きてきた」
太陽が微笑み、穏やかな陽光を注ぐ。
605吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 17:48:27
わからない


「実のところ僕には君がわからないんだよ」
 と、男はいった。
「僕は君に何不自由ない生活をさせてきたつもりだ。そのうえ浮気だって
したことないんだぜ。僕には君が何を考えてこんな事を言い出したのかわ
からないよ」
「……本当にわからないの?」
 黙って聞いていた女が口を開いた。
「そう、あなたは何もわからないのよね。わかろうともしないんだわ。だ
から私はあなたと離婚したいのよ」
 男には最後まで女の言っていることがわからなかった。
606605:2005/03/26(土) 18:27:00
すまん、>>605だが、冒頭の大事な一文を忘れていた。無粋を承知で訂正。


わからない [訂正]

 テーブルの上には一枚の離婚届があった、
「実のところ僕には君がわからないんだよ」
 と、男はいった。
「僕は君に何不自由ない生活をさせてきたつもりだ。そのうえ浮気だって
したことないんだぜ。僕には君が何を考えてこんな事を言い出したのかわ
からないよ」
「……本当にわからないの?」
 黙って聞いていた女が口を開いた。
「そう、あなたは何もわからないのよね。わかろうともしないんだわ。だ
から私はあなたと離婚したいんです」
 男には最後まで女の言っていることがわからなかった。
607吾輩は名無しである:2005/03/26(土) 21:10:51
>>605-606

会話に少し無駄が多いけど、わたしは好きですね。心当たりのある女の人は、共感すると思う。
ところで、605で入れ忘れたという冒頭の一行は、冒頭じゃないほうがいいと思う。
次のように直してみてはどうだろうか(いくつかの言葉を削除してあります。すっきりするので)。




「実のところ僕には君がわからないんだよ」
 男はいった。
「君には何不自由ない生活をさせてきたつもりだ。そのうえ浮気だって
したことないんだぜ。君が何を考えてこんな事を言い出したのかわから
ないよ」
「……本当にわからないの?」
 黙って聞いていた女が口を開いた。
「そう。あなたは何もわからないのよね。わかろうともしないんだわ。
だから私はあなたと別れたいんです」
 テーブルの上には離婚届があった。
 男には最後まで女の言っていることがわからなかった。


608605:2005/03/26(土) 22:28:46
>>607
あー……、なんかちょっと感動した。2chのレスでこんなに嬉しかったのはじめてかもしれん。
丁寧な修正してくれてありがとう。冒頭の一行の位置には心から納得しました。
ところで「僕は〜」「僕には〜」が削られていたんだけれど、
男の台詞には自我の強さを出すためにわざと繰り返させた部分もあったんだよね。
でも、やっぱりうるさかったみたいだね。これからの参考にします。
609607:2005/03/27(日) 00:37:20
>>608
あーなるほど。自我の強さか。
でも「僕」とは言わないで「君が」「君が」と押しつけてるほうがよいかな、と思いました。
610吾輩は名無しである:2005/03/27(日) 22:13:28
むしろ離婚届の一文自体無くていいと思う。
611吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 00:37:02
離婚届の一文を無くすと切実感が半減されるような気もするが
自分はあったほうがいいと思う
612吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 03:37:28
離婚届の一文があるかどうかで、
この別れ話が「恋人同士」のものか「夫婦」のものかがわかる。
ほかに入れる場所がない以上、作家が「離婚」を前提とした話として造ってるのであるならば、
この一文は必要である。

むしろ、もの書き志望の我等としては
「離婚届」という記号表現シニフィアンから、どのような記号内容シニフィエを取り出すか、
または作り出すか、ということが大事だ。
613605:2005/03/28(月) 04:20:01
>>609->>612 どうも。色々と参考になります。
新らしいものを書いてみました。どんなもんでしょう。


こわいもの

「誰にでもね」と、彼女は続けた。「怖いものってあるで
しょう? たとえば高所恐怖症。何が怖いのかさっぱりだ
けど、本当に怖がっているのは理解できるわ。ふふ、高い
所でその人の背中にぽんと触れたらどうなるのかしら。ね
え、考えただけでぞくぞくしない?」
 彼女は僕を見ていたずらっぽく微笑んだ。
「……で、あんたは何が怖いの?」
 僕はいまだ彼女とどこにもデートをすることができない
でいる。
614吾輩は名無しである:2005/03/28(月) 10:09:48
前作と同工異曲ですねえ。悪くは無いけど新味も無い。

構造的に、

・語り手は、主人公であり、視点は内的一人称。
・構造は、彼女の行動→主人公の混乱。

ただ、ストーリーの一部ではなくて、ちゃんと終わらせようとしてるところは好感。
終わらせるって意味がわかってない投稿が多いからさ(詩的終了は小説的終了ではないってこと)。

今度は、三人称で、会話無しってのをしてみてはどうでしょうか。

615605:2005/03/28(月) 22:30:45
>>614
うは、リストしてくれた構造とほとんど同じものが自分のテキストエディタにメモしてあります。
改行や人称を変えてごまかしたんだけれど、やっぱりバレバレなんだな。反省。

詩的終了と小説的終了に関してですが、実のところ私には小説的終了しか
書けない思っています。恥ずかしながら詩を理解できないんですよ。
理解できないから書けない。結果、どんな文章にでも“オチ”をつけてしまう。
狙ってそうしているのではなく、そうすることしかできない。これは自分では短所だと考えています。
でも、好感を持っていただけたのは素直に嬉しいです。

次は、会話なし三人称に挑戦してみます。よろしかったらまた読んでやってください。
616吾輩は名無しである:2005/03/29(火) 03:18:30
楽しみにしてます。
617605:2005/03/29(火) 18:18:59
会話なし三人称。結構、本気汁出して書いた。


あくび

 午前四時には誰もが寝ている。
 男はひとり、あくびをかみ殺した。目の前の履歴書と睨めっこをして何時間経ったことか。
大部分は文字で埋まっていたが、「趣味」の欄だけが未記入だった。
 ――この歳でリストラされたあげく趣味のひとつもありゃしない、なんとつまらん人生だ。
 つくづくそう思う。考えあぐねながら、ふと、幾度目かのあくびを吐いている自分に気が
付いた。
 男は含み笑いとともに、
 あくび
 と、大きな字を空白に躍らせた。
618607:2005/03/29(火) 22:04:36
諧謔味がありますね。すげぇいい!ではなくて、悪くない、という感じ。

「大部分は文字で埋まっていたが、」はいらないように思います。これだと「趣味」の欄以外にも空白があることを感じさせてしまう。そうすると自文中で矛盾するでしょ。
また「〜〜いたが、」というのは理由づけで、たいていこういう部分は作者が書くときになんとなく出てくる部分。削ってもかまわないし削ったほうが、その理由のあとに出てくるほんとうに言いたいことのほうが強くなります。
それに、ここで「文字」と出ないほうが、最後の文の「大きな字」が生きると思います。

「この歳で」という部分、ぼかすより「○○歳」としたほうが切迫感は出るかも。

「考えあぐねながら」は言葉としてはちょっと変。「あぐねる」というのがすでに「経過」を表す言葉だからです。「あぐねて」でいいと思う。

「自分に気が付いた」は慣用句的です。手垢がついたものなので、もっと別の言い方にしてみてはどうでしょうか。

でも、以上は瑕瑾(わずかなきず)です。

「空白に踊らせた。」というところがいいですね。
実際に「書いた」ことと、その書いた「心もち」と両方が一度に出ている。
説明ではなく描写がちゃんとできているってことですね。

619605:2005/03/30(水) 01:06:07
607さん、丁寧なアドバイスありがとうございます。ご指摘を参考にして以下のように直してみました。

 午前四時には誰もが寝ている。
 男はひとり、あくびをかみ殺した。目の前の履歴書と睨めっこをして何時間が経ったことか。
いまだ「趣味」の欄だけが未記入だった。
 ――この歳でリストラされたあげく趣味のひとつもありゃしない、なんとつまらん人生だ。
 つくづくそう思う。考えあぐねて、ふと気付くと、幾度目かのあくびを吐いていた。
 男はにやりと口元を歪ませた。そうして含み笑いとともに、
 あくび
 と、大きな字を空白に躍らせた。

「この歳で」のところも具体的な年齢に直したかったのですが、私は就労経験のない学生でして、
一体いくつぐらいが適当なのか判断がつきませんでした。一往「男」は35歳程度と設定していました。
その年代でリストラとかありえるのかしら、と今になって不安に思います。

ところで、私の小説の投稿はこれでひとまず終わりにします。
投稿したものも含めて20作程度を書いてみたところ、表面は違えども形式は同じようなものばかりになりました。
似たような作品の投稿は読む方が面白くないでしょうから、しばらくは自分一人で練習をしてみたいと思います。
自分の小説を他人に読んでもらって(まともな)意見をいただく、ということが正直初めての経験でしたので、
非常に嬉しく、また参考になりました。2chでこのようなやりとりができるとは考えていなかったです。
ありがとうございました。
620607:2005/03/30(水) 03:24:23
>一往「男」は35歳程度と設定していました。
ぐはっ。私だ(w。
この歳でリストラってのはありうるけど、「趣味のひとつも無いとは」とは思わない年頃だと思う。
ぼんやりとでも時間をすごせるものは持ってる年齢層ですね、30代は。50代以降だと思われます。

直された文章で「口元を歪ませた」は「含み笑い」と重なるので、元のでいいかと思います。

さて、投稿これで最後とのこと。ご苦労様でした。愉しませてもらいました。
ぜひ長い作品にチャレンジして、どこかの賞へ投稿されてみてはどうでしょうか。
お勧めは6月に「坊っちゃん文学賞」というのがあります。
学生さんに有利な賞と思いますし、下世話ですが賞金が魅力的です(w。
(もちろん、おもしろい作品じゃないと通りにくいですけどね)。

こちらの世界でお待ちしております。
621605:2005/03/30(水) 15:55:44
わわ。実は、607さんが編集者さんや作家さんだったらどうしよう……、
と、ずっとドキドキしていました。これだから2chは恐ろしいw

お勧めしてくださった「坊っちゃん文学賞」のサイトを拝見しました。
この賞が求めているような小説を今の私に書けるのかなあ、というのが正直な感想です。

私は、文学と何の関係もない分野を専攻する大学院生です。
このままいけば、社会に出ることなく、大学という狭い世界で過ごすことになりそうです。
そのような私には、自分と同姓で同年代、同環境の人物しか書けないのではないかと思います。
当スレでの投稿作のように短いものだったら誤魔化しもきくかもしれませんが、
長い小説だと経験不足ゆえの拙さを露呈してしまいそうです。

いつか、多くの経験を積み、山ほどの本を読みまくり、自信がついてから、
そちらの素適な世界のことを考えてみたいと思います。
(でも、賞金にほんの少し【いえ、かなりw】心動かされたことを告白します)

長文の私事、失礼しました。
短い間でしたが、お忙しいと思われるなか、お相手していただいて嬉しかったです。

それと住人の皆さん、(すっかり過疎スレですが)スレを独占してしまってすみませんでした。
622吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 18:12:31
作品の投稿も最近少なめだし、
少しくらい独占したって別にいいさm9(^Д^)プギャー
623吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 20:40:46
最近稀に見る大人なやりとりであった。ためになった。
624吾輩は名無しである:2005/03/30(水) 21:01:29
神の降臨
 剽げ者 

「やはり釈明されたほうが」
 進藤修理は、歪な黒茶碗の中に泡立った茶を飲み干した。
 織部は静かに茶筅を漱いでいる。
「百箇条は読まれたか。あれは抛筌殿から伝授されたものゆえ」
 修理は、はてと気づいた。
 ──これは、死ぬ御積りか。
 近頃織部は書写した抛筌斎──利休譲りの伝授書を、知己の大名や数
寄者に与えていた。
 利休殿は太閤様の命で腹を召された。織部殿もまた──。
「修理殿」
 子に諭すように、織部は語気を強めた。
「師と同じゆう死を賜るとは名誉なことではあるまいか」
 織部はそう言うと、凛と、茶筅を畳の上に立てた。


(253)
626吾輩は名無しである:2005/03/31(木) 01:37:56
>>625
ローカルルールは「200字以内」です。
削りましょう。
627吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 01:31:46
*質問から回答へ

「二〇代以下は前頭葉が発達していないため大脳辺縁系の影響で反社会的行動を起こしやすい。エロは排除するべきだ」男が言う。
「映画や漫画は?」と、青。
「排除だ。問題を惹起する恐れのある物質は全て排除」
「では紙やペンも排除ですね。ネットは?」
「排除だ」
「そういう世界があるとしたら、住んでみたいですか?」
「安全な世界だろうからね」
 青は引き出しを開けた。
 男は泣きながら、今まで言ったことは冗談だと早口で訴えた。
628吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 01:56:51
*平和を求めて

 彼は人間に悪影響を与えうるものは全て悪だ、という考えを持つ空想的平和主義者だった。法律さえなければ、銃の弾圧も、危険動物の抹殺も可能なのに。
 やがて法律は悪だという考えに至った。
「法律は悪だよ」と彼は言った。
「いや、法律がないと大変なことになる」
「なぜだい?」
「だって、皆好き勝手にできるんだぜ?」
 こうして彼は、危険性のある人間は悪だ、という考えに至った。
 そして行動した。
 彼は名をヒトラー二世といった。
629吾輩は名無しである:2005/04/06(水) 02:02:38
 温暖化は生態系に異常をもたらす。人間に
とっても問題であることは紛れもない。
 男は温暖化をもたらす原因は何だろうかと
考えて、ある結論に至った。そして、温暖化
を食い止め、全てを解決する唯一の方法を思
いついた。
 彼は名をヒトラー三世といった。
630吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 04:22:26
>>627はおもしろかった。

>>628-629は、ラストの一行で全てぶちこわす。ネタか?
631吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 16:57:46
ネタでした。
実は四世五世と続けかけたが、アフォらしいのでやめた。
632吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 20:29:37
結婚相手の両親を家に招くとき
料理を用意するのは礼儀です。

いつもは台所にも立たないジャックも
珍しくシチューを作りました。

娘夫婦の家に遊びに来たメリーの両親も
その心遣いに大喜び。
ジャックのシチューを何杯も食べます。

「君たち夫婦がうまくいってない、と娘が泣いて言うから来たんだが
 そんなこともなかったね」

「はい。
 食べたくなるぐらいうまくいってますよ」
633吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 02:09:53
ぐわあああ今度のアニメは錬金術の世界を愚かにも侮辱しまくった例のハガレンかよ!
しかも以前夕方にやってたのと同じ内容じゃねえか! アホくせえ!
時代考証がなってない! 服装とか行動とかっていうか世界とか全ての!
錬金術の基本思想を完全に無視している!
精神とか精神とか、あと精神や精神などをもっと重要視しろバカチンがッ!
「国家錬金術師」なんて作りすぎも程があるだろ!
なんだよ魔法陣みたいなへんてこなもん使いやがって!
錬金術は魔法じゃねえええええ!

ざけんなクソTBS!!!!1!!!11!!!
あんなもんうっちゃっておけ!
「メルクリウスプリティ 錬金術師の憂鬱」でもアニメ化したほうが百億倍マシだぜ!
ちなみにこれ小説! 描写が全然足りねえけど! ライトノヴェルは嫌いだけど!
634吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 02:15:17
誤爆したが俺は謝らない!

「神様なんて曖昧なもの、信じちゃいないのさ」
ざけんな馬鹿エルリック兄!
錬金術師は神の元に自ら近づかんとするために頑張っているのだ!
聖書だって重要視している! 何が得意な顔して「曖昧なもの」だ!
ざけんなクソTBS!!!!!!!!!!1!!
635吾輩は名無しである:2005/04/08(金) 16:22:34
えー、お恥ずかしいレスをすみませんでした。
がんがってください。適当に。
636吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 20:26:40
↑実に微妙な空気を吹き込んでくれるんだな、君は。
637吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 21:58:44
待って! いまゆうこりんこスレ見ながら彼氏とハメハメしてるから!
638吾輩は名無しである:2005/04/16(土) 22:00:29
あげわすれ
639吾輩は名無しである:2005/04/23(土) 22:56:10
ゆうこりんの名前を出すことで自分を小倉優子と関連付けさせようとしているブスに違いない
640吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 07:40:06
「その扉を通るにはお金が必要ダヨ」
振り返ると扉の前に立ちすくむ俺に語りかける影が浮かんだ。

「その扉を通るにはお金が必要ダヨ」
振り返ると僕に語りかける影が居た。

立ちすくむ僕をよそに俺は扉を進んだ。
641吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 10:29:19
>>640
状況がわからない。小説への意志が認められるのに、これじゃ読者を拒んでしまう。
カフカの「掟の門」を読んでみて(すごく短いけど、カフカの中じゃ有名な問題作)。
642吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 15:05:13
>>640
「ぬばたまの」ってSF知ってる?
いや、知らなきゃいいんだけど
643吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 18:34:14
【笑い女】

 ある日、突然、目が見えなくなった。
「もうすぐ夕食ですから」
 これは私の妻の声。
 ――見えないのに?
 なぜわかるというのか。急に不安にかられた。
「お前は、本当にお前か?」
「あたしがあたしじゃないんなら、あたしは誰なのよ?」
 耳慣れぬ甲高い哄笑が響き渡った。
 次の日、やはり突然に目は元通りになった。ふと見れば、妻は妻でしかなかった。
 しかし、あのとき笑った女は確かに別の女だったのだ。
644吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 19:32:53
>>643
うん、雰囲気が作れてていいと思う
状況もそれなりにわかりやすい
645吾輩は名無しである:2005/04/25(月) 22:21:50
「その生扉を通るにはお金が必要ダヨ」 
振り返ると扉の前に立ちすくむ俺に語りかける影が浮かんだ。 

「その生扉を通るにはお金が必要ダヨ」 
顔を戻すと足元では太りじしの青い猫が笑顔なのかにらんでいるのかわからない表情で前を見つめていた。

俺と僕はかさなりあいながら、その扉を蹴倒した。
646吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 00:44:59
>>642
眉村さんだっけか。
647吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 08:13:40
>>646
そう。
別れる僕と俺でちょっとそれ連想した。
648吾輩は名無しである:2005/04/26(火) 20:30:54
>>644
ありがとう。感想もらえるとやっぱり嬉しいです
649吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 00:12:04
なんとなくあげてみる
作品読みたいよ
650吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 00:14:40
感動した
65151:2005/04/28(木) 01:58:05
>>51 >>59 >>70 >>79です。
久々に書いてみました。10分くらいの荒いものですが。。。



無地のカンバス

絵が描けない。油絵科に進んだのはいいが、凡庸な俺は少しづつ駄目になっていた。
今日はサボって近所を歩いた。小学校前の文具店がつぶれていた。
店にはいつも老婆がいた。必ずここで文具を買った。いま俺の使う道具なんて売ってない。だから寄らなくなってしまっていた。
懐かしいな。
少し暗い店内。おばあちゃんの笑顔。
ふと、小学校のチャイムが鳴った。
そうだ。この店を描こう。俺の絵はここで買った道具から始まったのだから。

652吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 03:30:16
>>651 うーん・・・、最後の動機に共感できるだけの必然がない感じ
653吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 08:44:31
「泣ける話」に通じる人工甘味料の香りがする
654吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 18:51:54
>>凡庸な俺
のところ、少し分かりにくいかも。

俺もまた書くかな……
今までに十個くらい投下したけどなかなか満足できたものがないし
655吾輩は名無しである:2005/04/28(木) 19:39:44
読むから書いてよ
656651:2005/04/29(金) 02:05:39
>>652-654 感想をありがとう!

たしかに、最後のところがだめっぽいですねえ。むしろ、チャイムが鳴ったところで終わらせれば良かったかも。
>人口甘味料
あ、それだ、わたしの弱点かも。

ありがとねー
657吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 02:46:27
「もう疲れたよ。会社は仕事ばかり増やして給料は上げない。
家族はそれを理解してくれないで、好き勝手ばかり言うんだ」
男はそう言ってグラスをあおった。

「大体あいつらはおれのありがたさを分かってない。
そりゃもちろん家族の支えもあってこそだが、その支えもないんじゃどこにもたれかかれって言うんだ?」

そこで聞き役に徹していた男が一瞬目を落とし、窺うように話し始めた。
「仲の悪い家族がいたんだ。父親は妻のだらしなさと息子のわがままさ、
妻は夫のふがいなさと息子のなまいきさ、子供は両親の理解の無さと頑固さに不満を持っていた。
あるとき彼らは大喧嘩したんだが、その翌日から入れ替わりに体調を崩してしまった。
それで仕方なく、お互いがお互いの看病をすることになった」

「なるほど。そうやって看病をするうち、愛情を取り戻したんだね?」
「三ヶ月だけね」
658吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 10:59:45
>>657
スレタイ読め。八〇字オーバーだ。
659654:2005/04/29(金) 19:05:15
A国とB国は長年同盟国としてC国と小競り合いを繰り返してきた。
そしてつい先日、A・B国連合とC国との間に宣戦布告がなされたのである。
そんな折に、A国宛てにB国から密書が届けられた。
「計画通り、互いに協力して邪魔なあの国を滅ぼしましょう。」とあった。
A国はB国の心遣いに喜び、C国打倒に燃えた。
しかし、その直後にもう一度B国から密書が届けられた。
「さきほどの親書は手違いです。C国に出すつもりが、A国に出してしまいました……」
660吾輩は名無しである:2005/04/29(金) 20:43:35
>>658
20×10を間違えて20×20にしてた。妙に多いと思ったら。
661吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 05:04:55
>>659
久しぶりのネタオチ。結構好きな感じ。
でも、最後の一行にたどり着くまでがちょっと退屈かも。
662654:2005/04/30(土) 14:35:49
>>661
(ノ∀`)タハー 痛いところを。
状況を説明しよう説明しようとするのがまずいか。
663吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 15:01:17
A・B・Cの三国を同列に扱って説明しないで、
一国を主役に据えて物語を展開したらどうかな(この場合はA国だろうね)。
それで説明的ではなくなると思う。
664654:2005/04/30(土) 16:08:50
m9(・∀・)ソレダ!!

みんな指摘ありがとう
今後もぼちぼち書くよ
665吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 20:44:33
200字オーバーとは言え>>657は結構秀逸だとおもたよ。
666吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 21:38:10
面白そうな話だったので、>>657を200字以内(198字)にしてみた。
勝手に弄ってごめんよ>657


「家族の奴らはなんにもわかっちゃいない」
 男はグラスをあおった。
「おれが倒れでもしてみれば、有難味もわかるだろうよ」
 それまで聞き役に徹していた男が一瞬目を落としてから、口を開いた。
「とても仲の悪い家族がいたんだ。あるとき彼らは計ったように順番に体調を崩したことがあった。そこで仕方なくお互いの看病をすることになったんだが……」
「ふむ。それをきっかけに愛情を取り戻したってわけか」
「三ヶ月だけね」
667吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 18:57:54
少し気になったのですが、なぜ三ヶ月なのでしょうか?
668吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 19:06:04
甘い蜜から口を離した姿が妙に艶かしい。
初めから誘っていなかった事ぐらい分かっていた。

しかし君を初めて見た時からトリコになってしまった事も分かっていた。

シルエットにすれば美しいライン。
君の心を映し出すように…

僕の心をかき乱す黒くそそり立つ君の角はいつも僕をにらむ。

「おやすみ」
そういって僕はカブトムシに挨拶した。
669657:2005/05/02(月) 22:57:01
>>657を200文字に縮めて作り直してみました。
出来がよくないのでやめようかと思ったんですが、せっかくなので貼り付けておきます。

「会社も家族も、おれを使い捨ての道具だと思ってるんだ」
男はグラスをあおって言った。

「お互い様ってことを分かってないんだ。
おればかりしゃかりきになっても、だめにきまってる」

そこで、聞き役の男が躊躇いがちに口を開いた。

「仲の悪い家族が居てね。いがみあっているなか、あるとき互いに身体を壊し、看病しあったんだ」
「そして反省しあったってわけかい。うん、似た話を前にも聞いた気がするな」
「なにしろ五回目だからね」

>>667
ひとつの季節すら乗り越えられないということです。四季のある国限定ですね。
670吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 18:53:04
>>668
なんか妙に読後感がいい。変に面白かった。(褒めてる)
おれなら最後キスさせるかな。どうせなら、もっと狂ってほしかった。
671吾輩は名無しである:2005/05/06(金) 22:10:06
>>641
亀レスですが、
「その扉」を通るにはお金が必要で、”俺”はお金を持っていないので入れなかった。
次に”僕”が来てやはりお金が無いので扉を抜ける事ができなかった。

”僕”が来てくれたおかげで”俺”は”僕”を代価にして扉を抜ける事ができた。

という話しです。
様々な矛盾点はあるでしょうがそこをまたミステリアスに受け止めてくれるとうれしいです。
というかストーリーが伝わってないようで文章力の無さが情けない。。。
672吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 00:15:41
>>671
>そこをまたミステリアスに受け止めてくれるとうれしいです。

読んでくれる人ひとりひとりにそう言って歩くことはできないよね。
ということは、そう言わなくても「受けとめてもらえる」ようにしなくちゃいけない。
それが文章力ってものです。
673吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 21:13:22
最近の若手フランス料理人と珍しく対談する機会を得た。
彼は少々傲慢だが、確かな実力を持ったシェフだった。

彼の料理は複雑だが盛り付けはシンプルでとても品のある料理だった。
味はとても軽やかでありながら”日本風”に言えばコクのある味付けだ。

お礼に私は彼に日本料理を作ってあげた。
次に云う彼のセリフにフランス人の傲慢さが伺えた。

「盛り付け方はフランス料理に似ているね」
674吾輩は名無しである:2005/05/07(土) 22:47:35
>>673
ちょっとわかりずらい気もするけど、面白い
どっちが傲慢か(ニヤリ ね
675吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 01:03:51
>>674が何を言ってるのかが一番わかりずらい気もするけど
どっちが傲慢ってどっちが傲慢だと思ってるの?
676吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 01:43:56
づらい
677吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 16:01:24
>676
わかりずらいはづらいも可
国語辞典引いてみ
678吾輩は名無しである:2005/05/08(日) 17:03:12
ずらならズラとかけられるしな
意味無いか
679吾輩は名無しである:2005/05/09(月) 12:37:24
「え、え〜とね、じゃあ4五歩!」
『あっ、それ置けねんじゃね?』
「えぇ〜、なんでよ」
『な、なに。んだって二歩じゃん』
「あ、あっそっか」
「『じゃんかじゃんk(ry』」
680吾輩は名無しである:2005/05/10(火) 13:18:36
アンガールズが出るとチャンネルを変えるのは俺だけではあるまい。
681吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 08:45:17
いくつかできたんではってみる



今日は私の誕生日。
彼氏はいないけど、親友が家に招待してくれた。
彼女は白い服を着て、まるで天使。
「一生懸命作ったんだヨ♪」
真っ白なケーキがでてきた。
「いただきまーす」
天使の作ったケーキは最高の味。

……なんだか気持ち悪くなってきた。
たまらずその場に横になる。
「ケーキに毒を入れたの」
彼女の声だ。
「あなたが死ねば、次の社長はあたしよ」
白いスカートの下から彼女の下着が見えた。
それは悪魔の瞳のように黒かった。
682吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 08:46:51
「おとうさん、あそぼーよー」
娘の甘えてくる姿、すごくかわいかった。
しかしその娘は殺された。犯人は逮捕されていない。
娘を殺した奴を、俺が殺してやりたい、そう思い続けてきた。
そして今、その時が来た。
俺は奴に銃口を向けている。
引き金を引けば、一瞬にして犯人はあの世へ行く。
一つの命を奪うことにはためらいもある。
しかし…、
俺は決心し、引き金を引いた。
自分のこめかみに銃口を向けて。
683吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 08:48:15
今日はお見合いパーティー。
この日のためにしっかり準備した。
肌のお手入れして、ダイエットして、メイクの研究も。
そのかいあって、肌は白くなって、
しっかり体重も減った。
これでバッチリ!
あとは服だわ、どれ着て行こうかな。
クローゼットを開けて衣装合わせ。
鏡を見る。
そこには、白骨化した骸骨がいた。

684吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 08:49:51
ふと目覚めて、時計を見る。もう7時だ。
今日遅刻したら単位がもらえない。
急いで着替えて玄関を開ける。
そこには父がいた。
「何やってんだ?もうすぐ晩飯だぞ」
685吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 08:51:18
死んだ人は、星になると言う。
「お母さんもあの中にいるのかな」
夜空を見上げてそう呟いた彼女の眼から、一粒の星がこぼれ落ちた。
686吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 09:43:25
四つ葉のクローバーを見つけた。
「いいことありそう♪押し葉にしてしおりでも作ろうか」
早速文房具店へいく。その途中、事故にあった。
救急車で病院へ。命は大丈夫だが、骨折してる。
「なんだよ、いいことなんか無いじゃん」
そう思った。
でも今は違う。
結婚し、子供ができて、幸せに暮らしてる。
あの時の病院の看護婦が、今の妻だ。
クローバーのしおりは、母子手帳に挟んである。
687吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 09:45:45
臨海学校の自由時間。
カワイイと評判の女子が海から上がってくるのが見えた。
一人で歩いてる。よーし……。
後ろから彼女に近づき、突然水着の肩紐を片方だけずり下ろしてやった。
「キャッ!」
短い悲鳴をあげた彼女は、僕を睨みつけた。
ドキッとした。
濡れた髪、少しだけ見える胸の谷間、そして何より、肩紐の所だけ日に焼けていない白い肌。
彼女は肩紐を直すと、無言で歩いて行ってしまった。

僕が彼女に恋をするきっかけだった。





以上、681-687までです。
688吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 10:24:43
681です。ひとつ追加。200文字でってのは難しいもんだな。
この作品は単なるあらすじになっちゃったかも。





私は幸せの水を手に入れた。
これを飲むだけで幸せになれる。
早速飲んでみた。

その後の人生、不幸続き。
会社ではミスをし、イジメの対象になった。
しかもその後クビに。
借金まで抱えた。
おまけに事故で入院。
幸せなんかじゃなかった。

しかし私は気付いた。
数々の不幸をバネにして、本当の強さを手に入れた自分に。
そして、不幸を乗り越えるために、私たち家族の絆は強くなった。
あれは確かに、幸せの水だった。
689吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 18:55:35
ダイジェストっぽいのもあるけど何作かは素晴らしい出来。
>>684>>686が面白かったです
690吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 23:26:54
あらすじっつーか文章が全部死んでるかなあ。

>>676
読み方逆だと思う。
691吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 05:54:58
>>680
俺も書いては見たがアンガールズは嫌いだ。
かなり嫌いだ。相当嫌いだ。かなりとても良く嫌いです。むしろヤバイぐらい死ぬほど恐ろしく嫌い。
オチはないけどね。
692吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 05:59:00
俺も>>686がいいな。
>>683はその骸骨が誰なのかわかると楽しいな。白骨ってだけで全然楽しくないかもしれんが。
693681:2005/05/12(木) 21:02:32
>>689
ありがとう。ほめられると嬉しいもんですね。

>>690
文章が全部死んでる?
わかるようなわからないような。
できたら具体的にお願いします。

>>692
686が好評のようですね。

683は、
肌が白くなった
ダイエットして、体重減った

白骨化した

とゆー話なんだけど、わかりにくかったかな。





引き続き感想募集中。
694吾輩は名無しである:2005/05/13(金) 04:06:49
>>690に同意。
文章を練っていない感じ。
使われている語句が本当にそのストーリィを語るにおいて適切なのか、疑問をおぼえる。
あと、口語文や「♪」に稚拙な印象を受けるかな。

発想自体はいずれも結構面白いと思う。
695690:2005/05/13(金) 20:06:49
>>694の意見に加えて、文章の流れが悪い。数をこなすか本を読むか、とにかく経験が足りなさそうな印象を受けた。
具体的に取り上げると「救急車で病院へ。命は大丈夫だが、骨折してる」は分かりやすいかな。読んでみて引っ掛からない?
その中にも「その後の人生、不幸続き」「彼女は白い服を着て、まるで天使」みたいに気取った文体があって鼻につくね。

ぼろくそに言ってしまったが、別にこんなもん気張って書く必要も無いと思うので、適当に受け取ってください。
696681:2005/05/14(土) 19:06:43
>>694-695
発想はいいが、文章はいまいちってことかな。
たしかに、思いつきで書いただけで、起承転結考えず、推敲もほとんどしてない。

> 経験が足りなさそうな印象を受けた
は図星。
読み書きの絶対的な量はまだまだ少ないと自覚してる。
時間が欲しい。。。
しかしたったこれだけの文章でそんなことまでわかるんだなと
ちょっとびっくり。
文章の流れの悪さなんて自分の文章読んでもぜんぜんわからん orz
690は出版業界の人?

> 読んでみて引っ掛からない?
自分で読んでみても引っ掛かりは感じられない。
量をこなせば感じられるようになるのかな。

> 彼女は白い服を着て、まるで天使
は、その後の、「黒」「悪魔」という語句と対比させるために使った。
のだが、その事が読み手にうまく伝わってなかったってことですね。


自分の文章を客観的に読むのって難しい。
人の意見は参考になります。
697吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 16:39:59
>>696

つまりはアイディアメモみたいなんだよね。
アイディアは悪くないものが多い。
でも生かしきれてない。
生かしきれていない原因は他の人たちが言っているように文章に対する配慮の低さ。
>696の返答を見るに、指摘されて読んでみても引っかからないということは、
文章力はこう言っちゃ申し訳ないが低めってことなのだと思う。
量をこなすのは書くことだけではなく、読書量を増やさないとどうしようもないと思う。

救急車で病院へ。命は大丈夫だが、骨折してる

はホントメモ的な、言いたいことはわかるけど日本語として変、という文章なんだけど、
そう言われてもわからない?
「命は大丈夫」部分だけでも変だよ。

本読んでください。無駄と思っても文法の勉強をバカにしない方針でお勉強してください。

アイディアはいろんな人に褒められてるんだから、
ガンガレ
698681:2005/05/16(月) 21:19:29
「命は大丈夫」を、
「命に別状はない」とか、「命の危険はない」
などとしたらどうなんだろう。
gooの辞書に「命に別状はなさそうだ」という例文が載ってるから、
「命に別状はない」が正しいかな。
「大丈夫」をgoo辞書で調べると、
「危険や心配のないさま。」とあるから、これでもいいような気もするんだけど、
なぜ駄目なんだろう。
単語の意味をしっかり理解できてるのかどうかも不安になってきた orz

> 文法の勉強
主語、述語、修飾語といった基本的なものが理解できてないんだろうか。
というより、そんなもの全く気にしてなかった。

誰か気が向いたら、オイラが書いたものを、
日本語として適切なものに書き換えてみてもらえないかな。
もしかしたら、今はまだ違いがわからないかも知れない。
でも、それがわかるようになれば、文章力の向上を実感できると思うから。

文章力向上に役立つお薦めの本があれば教えてください。
それから読み方も。
これまで、起承転結とか、ストーリーの面白さとか、
そういったことに注意して読んでいたけど、
文法とか、適切な語句とか、
そういったことは全く気にしてなかった。
だから、どんな読み方をすればいいのかがわからない。

これまで大海を知らなかった蛙が、その存在を知り、
井戸の中から出ようとしている。
それが今のオイラの状況ですね。
699吾輩は名無しである:2005/05/16(月) 23:37:27
>698
何でそこまで要求できるんだおまいは……
ってまあ気が向いたらって書いてあるけど

気が向いた奴やってやってくれ

ちなみに「命は大丈夫」でぐぐったら数点(つか、まあそれなりに)あった。
使うやつはいるんだね。

意味は通じるからそういう登場人物の会話で使うのは、ありとしてみよう(それでも読んでる時に、
俺はそういうキャラなのか作家の日本語がおかしいのか引っかかってしまうだろうけど)
でも、俺には地の文に使うにはおかしい日本語と思えて仕方がない。
何度も言うけど、言わんとしていることはわかるけど、変、なんだ。

俺のその感覚の方が変と思うやつもいるかもしれない。
いたら指摘して欲しい。
700吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 03:21:50
てめーのスレじゃねー

一つだけ言ってやるが、注意云々以前におまえは本を読んでいない。目で追っているだけだ。
701吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 03:28:13
気が向いたから>>686をリライトしてやろう。200字って制限も継続してみる。構成も変える。アイデアだけ同じ。


「何これ? 少女趣味?」
財布から四つ葉のクローバーを見つけて妻が笑った。
「それ摘んだ途端、車に轢かれたんだ」
「ご利益無いじゃない」
「あるよ。その入院でお前に会えたんだ」
俺を見つめる妻の瞳が潤んだ。
ひどい事故だった。
命はとりとめたものの、看護師だった妻の支えがなければ生き続けようと思わなかっただろう。
「これ、こっちに挟んどこうね」
妻は涙を拭いて母子手帳を閉じた。
新しい幸せがやがて我が家にやってくる。



ぴったり200字。
702吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 05:41:11
>>698
つーか、話の作り方や読み方が漫画のそれに近いと思った。
698は今までいったいどんな本を読んできているのかな。
名作と呼ばれている作品を読んでみてはいかが?
それくらいしかあなたには言えない。

>>701は普通にうまいから参考になるね。
ワンシーンを描いているんだけど、文章の運びと構成のおかげで
前後にある時間の存在を読むものに感じさせてる。いいリライトだね。
703吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 09:39:02
ぢつは「命はとりとめた」もちょっと変だけどね。
「一命はとりとめた」なんだけど。

と突っ込みつつ701でちょっとほろりとさせられた俺
ぴったり200字っていうのも俺好み(これは本題に関係ない話だけどw)

>698、いろいろ突っ込まれてるけど、アイディアはお前さんのもんなんだぜ
(オリジナル性を褒めるほどではないけど、その発想がでることは誇っていいんじゃないか)
704681:2005/05/17(火) 20:04:38
どうやらROMに戻るべき時がきたみたいだね。
これを最後のレスにしようと思う。

今後は、読書量を増やして、読み方も変えようと思う。
ストーリー構成や話の面白さだけじゃなく、正確な日本語というものを意識して読んでいくつもり。
変な日本語を変だと感じられるように、文法の勉強、日本語の勉強をしていく。
ジャンルも、これまではエンタメ系ばかりで、純文はほとんど縁がなかった。
これからは純文も読んでみようかな。

オイラのカキコミへのレスをエネルギーにして、一歩ずつ進んで行く。
長所は伸ばし、短所は改善する。
一朝一夕で変わるもんじゃないだろうが、時間がかかっても前進します。
レスくれたみんな、ありがとう。
705吾輩は名無しである:2005/05/17(火) 22:51:01
おーい、リライトしてくれた>>701に対して何も言うことはないの。
お前が言い出したんだぞー。
706吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 00:46:48
とりあえず「オイラ」は止めれ。
707吾輩は名無しである:2005/05/18(水) 02:26:29
別にオイラでもいいじゃん(´ー`)y-~~
708681:2005/05/19(木) 19:24:28
再登場。

>>706-707
どっちなんだYO

>>705
> レスくれたみんな、ありがとう。
に含めたつもりだったんだが、やっぱり具体的にレスしたほうがいいね。

>>700-701
> てめーのスレじゃねー
言いたいことはわかるが、乱暴な言葉遣いはいただけないな。
おまいはまず深呼吸してもちつけ。冷静になれ。
感情的になってもお互い得することは無いぞ。
> リライト
ぴったり200字か。やるな。
701の文がうまいかどうかは今のオイドンにはわからん。
でも、時間を割いてくれてありがとな。
702の
> ワンシーンを描いているんだけど、文章の運びと構成のおかげで
> 前後にある時間の存在を読むものに感じさせてる。
ってのを読んでみると、確かにその通りだなと思う。
こーゆーことを自分で感じられるようにガンガルよ。

オイドンがこの台詞書くの2回目だが……、
これを最後のレスにしようと思う。

じゃ。
709吾輩は名無しである:2005/05/19(木) 20:34:06
>>708
オイドン、乙(正直ちょっとワラタ)

あなたの文章まじめに酷評します
ttp://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112693039/l50
批評聞きたかったらここ行ってみれ。
集中攻撃されてこりたかもしれんが、また読みたいと思う
710吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 21:38:31
知り合いに似ててちょっとむかつく。
711吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 13:00:55
止まっちゃったね
712かくれんぼ:2005/05/24(火) 17:57:34
「もおいいかい」
「まあだだよ」

「もおいいかい」


「まあだだよ」

「もおいいかい」



「…まあだだよ」

「もおいいかい」







………
713吾輩は名無しである:2005/05/24(火) 22:48:33
>>712
意味が分かったとき笑ったw
714吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 23:59:02
どういう意味?
馬鹿なのか、俺にはわからん……
715吾輩は名無しである:2005/05/26(木) 09:01:16
かくれんぼの鬼が自分で友達がどんどん遠くへ行ったから返事が遅くなった。
最後には声の届かないところに行った(おそらく帰った)って事だと俺は理解した。
716吾輩は名無しである:2005/05/27(金) 03:23:29
なるほど、サソクス
言葉の謎々かとおもって、「もお=喪男?」とか
どうでもいいこといろいろ考えてたわw
717吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 08:08:17

彼はあまりに強大な自尊心と正義感を持ち合わせている消防士である。
「どんな大きな火だって俺が消してみせる」
それが彼の口癖だった。

しかし彼が消防士になって3年間、街は平和に過ぎた。
ボヤ騒ぎ程度の火は出たものの、世間を揺るがすような大火災は一度として起こらず、
だから4年目の夏を待たずして、彼は何者かに魅入られたように放火した。
一つ理解ったことがある。自分でつけた火の方が消すのは楽しい。
718吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 12:50:15
どこにオチがありますか?
微妙に面白いんだけど、痒いところに手が届かないもどかしさ
719吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 18:58:45
オチが無くても面白かった。
ただ、どこかにもどかしさを感じる
720吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 00:19:03
>717
わりと好き。
でも、作品として統一感がないような感じがする。突然視点が変わるからかな……
序盤は神視点だったのに、彼の視点に着地するよね。
うまくやればそれもいいと思うんだけど、なんか不器用な印象を受けた。

最近投稿少なくてつまんないな。このスレ好きなのに。
721吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 00:23:07
>>717

最初の3行が実は不用意なんだよね。
残りの行だけで、彼の世界が築かれているのに。
その3行を、残りの行の中に散りばめてみるといい。

>>720
駄作以下のものをどんどん投稿されていたころより、
ときどきでもこんなふうに、おもしろいものが出てくるほうがいいよ。
俺も、このスレ好きだ。
722717:2005/06/03(金) 01:04:14
10分くらいでぱぱっと書いたんだけどやっぱダメっすね
200字難しいわ ホントは正義感とか自尊心の部分を
もっと端的にセンスよく70字くらいで書かなきゃならん

視点変更は狙いました
もどかしい、不器用って感じてくれたのは嬉しかった
723吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 02:01:43

寂れた映画館で西部劇を見ていた。
白人がインデアンをやたらめったら撃ち殺していた。
僕の隣に座った男が、こういった。
「下らない映画は退屈で、毒にも薬にも風見鶏にもなりません」
確かにそうだ。男はさらに続けた。
「実は私、来月に結婚します。だからこんな映画を見ています」
「慣れるためにね」

映画館を出てからずっと、僕は婚約者の歯並びの良さに
何処か漠然とした不安を感じていた。
なかでも、とても、綺麗な犬歯。
724吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 15:29:22
>>723
よくわからないけど、雰囲気がいい。
ただ、セリフがだれのかわからない。
最初の、「下らない・・・」は隣の男。
次の「実は私、・・・」は、続けたとあるから、隣の男。
では「慣れるためにね」は?
かっこが別れてるから、僕?

だとしたら、最後の3行に対して、すこし矛盾しないだろうか。
「慣れるためにね」と自分がいうということは
映画館に入る前からずっと、婚約者に不安を感じていなくては。

最後の一行、とても好き。
725717:2005/06/03(金) 17:22:10
>>724
慣れるためにね、は男
「実は私、来月に結婚します。
 だからこんな映画を見ています。慣れるためにね」
これでもいいかなと思ったけど、インパクトがない。
かと言って増やすと200字オーバー、説明入れてもくどい。
だから外しました。分かりにくかったですか。すいません。

最初400字くらいの削りまくって、これで200字ギリ。
やっぱ難しいっすよ、200字。
でも推敲の訓練にはなるかもしんないですね。
726717:2005/06/03(金) 17:29:18
映画館で映画を見ている 起
男と下らない映画の話 承
男と結婚の話 転
僕の不安 結

でいいのかな。200字で起承転結ってマジ難しいよ。
727717:2005/06/03(金) 18:10:15
−光合成−

長野県郊外の廃屋で、若い男女が惨殺死体で発見された。
僕と彼女は深夜バンに乗って当地に向かい、
埃だらけの屋内で床にこびりついた血液の匂いを嗅いだ。

「幽霊ってホントにいるのかしらね」
「さあ?」
「いるなら見せてやりましょうよ」

僕等は崩れかけたソファの上で向かいあい一つになった。
板切れの隙間から、月が僕等に光を与え、死者が僕等の愛液から生を吸い取る。
死者の涎を想像し、人は光合成のように貪りあえる。

195〜200字
728717:2005/06/03(金) 20:24:00

−テロリストがやってくる−

彼は人の恐怖を餌にする戌だった。享楽を愛さず、死を抱いた。
右ポケットに狂想をいっぱいに詰め、左ポケットに人間への懐かしさを隠した。

彼は囚人のように黙し、怯える人々の心を渇望する。
艱難辛苦の時を経て、今、ようやく願いが叶えられようとしていた。
やがて彼は大きな会場にたどりついた。
壇上の中央に降り立ち、息を呑む観衆に向かって、こう言った。

「私の初めての公開作です。ホラー映画に、愛を込めて」

190〜200字
729吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 21:18:31
まぁどうでもいいけど名前欄に数字入れるのやめようや。
730吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 21:58:41
なんで?別にいいじゃんよ
731吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 22:03:42
>717
最初のが一番よかった。
あとの三作は酔いすぎで、何が言いたいのか伝わってこない。
それも狙いのうちかもしれないけれど、あまりよい効果は生んでいないと思うよ。
732717:2005/06/03(金) 22:16:24
>>731
どーもー。分かりやすくした方がいいのかなぁ。
自分的には2作目が好きで1作目うんこと思ったけど
印象違うんですね。ズレがあるんだよなぁ。
まーなかなか楽しめました。それでは。
733717:2005/06/03(金) 22:51:16
>>728
大きな会場→映画館にすれば意味が通じるかな・・・
書いたらオチバレだと思ったが、そのままだと確かに分かりにくいわ
すまん 彼=ホラー映画の監督 です

今度こそさようならー
734吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 23:04:36
>>733
いや、そのあたりの展開は大体推測できるのね。
もっといえば、わかろうとする気のある人間ならわかるものだと思う。
ただ、それを読者に求めるのか?ということが言いたかったの。
展開に直接影響しない酔ったような描写が俺には作者の独りよがりに感じたわけ。
それをやるなら、あと少し状況の説明が欲しいな、と。

あと、>731でちょっと言いすぎかな、と思ったこと。
二作目は意味がよくわからないけれど、わからないなりに、結構いい効果を生んでいるかも。
後付けみたいで悪いけれど、二作目、俺も嫌いじゃないと思ったよ。

長々とスマソ
735吾輩は名無しである:2005/06/03(金) 23:14:12
>>734
基本的にはテロリストもホラー映画の監督も
一緒ということが言いたかったんです。
だから描写はいると思います。一番言いたかったのはそこです。
テロリストだとしても通じるように。もっと言えば、
こいつホントにテロリストなのかな?ってところも欲しかったけどこれは難しい。
説明不足の部分は確かにそうですね。そこはダメですね。
読者に多くを求めてはいけない。

二作目は自分の考えそのままです。
三作目も一緒。心霊スポットでエッチした時の感想。
そういう場所でエッチするのって
普通にやるのと違う感じがするよってだけかなあ。
736吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 00:33:58
ホラー系で

−祖父は笑う−

ふと気づくと、離れで汗だくだった。
隣の仏壇が目に入り、見上げれば梁に飾られた写真の祖父が笑顔で暖かく包んでくれた。

記憶。両親の結婚は反対されており、二人は駆け落ちした。
祖父は娘の晴れ姿を知らぬまま死に、産まれた私は親戚に悪魔の子と罵られた。

突然風鈴が鳴った。この世界は嘘だ、と思った。やはり目が覚めた。自分の部屋だった。

仏壇に線香を供えたが、祖父は厳粛な面持ちで私達を見下している。

200字
737吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 09:02:01
>>727
>>728
>>736

どれもアイデアメモでしかないように思います。
とくに、>>736はホラーではなく、ただの心象風景。
738吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 11:14:39
俺は面白かったよ ホラーと言えばホラーかな
739吾輩は名無しである:2005/06/04(土) 11:53:28
結婚の話がいいね。光合成も自分はいいと思った。
740681 ◆Po3MdzvKBc :2005/06/08(水) 20:32:32
2度あることは3度ある。
これを最後のレ(ry

709が紹介してくれたスレに投稿してみた。
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/bun/1112693039/550
興味があったら読んでくれ。
感想も書いてもらえると嬉しい。もちろん向こうのスレに。
じゃ。
741吾輩は名無しである:2005/06/09(木) 09:52:35
スレタイ通り酷評されてますね
742吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 12:41:40
32階を通過する頃、中学時代に好きだった娘のことを思いだした。
髪が長くて、色が白くて。
でも同窓会で会ったときはショックだったな。

25階を通過する時に、また上司の事を思いだした。
最後までつきまとう気か、あの野郎。
早く忘れたいのに。

11階を通過する時、ストーブを消したかどうか心配になってきた。
もうどうでもいいんだけど、迷惑かけるのは嫌だなあ。

地面に激突するまでの短い時間、僕はその事ばかり気にしていた。
743吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 16:25:20
あっと思った時には、遅かった。僕は紙とペンを前に、途方にくれた。

嫌な病気だ。突然発作が起こって、記憶が飛んでしまう。
しかも忘れてしまったという事実だけは覚えているから、尚更たちが悪い。
今だってそうだ。何か大切なことを書こうとしていたのに。

なぜこんな苦しい思いをしなくちゃならないんだ。
こんなことなら…

その時、僕は思い出した。何を書こうとしていたかを、だ。
ほっとして、僕はタイトルを記した。

「遺書」と。
744吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 07:15:42
ふたつとも、構造とオチが同じという稀有な例ですな。
最後の行まで「自殺中」または「自殺志願」というのがわからんように書くほうがいいのでは。
もっとも、ひきこもり厨房工房の思いつきそうな作品で、あまり新鮮味がなかった。
745吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 12:41:43
>>742
字数オーバーしてるよ

最後までつきまとう気か、がいらないと思う
もうちょっとぼかして書いた方がネタバレしなくていいかも
締めの文章はいいと思います
746吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 15:23:03
>>742,743
面白かったよ(゚∀゚)
747742:2005/06/13(月) 23:21:48
>>744-746
感想ありがとう。
なかなか難しいですね。
字数オーバーしてましたか。
まあお目汚しの駄文ですのでよしなに。

ただし>>743は別の方が書いたものです。
連作ではなく、まったく別個の物です。
僕は自殺願望は皆無ですので、念のため。
748吾輩は名無しである:2005/06/17(金) 10:59:04
俺の陰茎をおいしそうにしゃぶる。
しかし俺はとりわけ”たつ”わけでもなく弄らせる。

いくばか時間が過ぎると中に入れようとし始めた。
ちょ、まだ早いだろう?そう言って抑える。

しかしもはや限界らしい。
このまま中に入るのもいいかもしれないな…
そう思ってしまう俺もいた。

しかしもう遅かったらしい。
鍵を掛けられた。
もう出れない・・・
ウホッ
749吾輩は名無しである:2005/07/11(月) 09:43:18
さびれましたなあ
750吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 08:32:43
誰か頼む
751吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 08:56:16
【ロジカル・キラー】

「常に論理的に物事を考える訓練をしているんです」
 男の表情は、口調とは裏腹に静かなものだった。
「そうすればいかなる議論にも負けることがない。
……でも、勝って勝ち続けて、時折ふと思うのです。
まるで自分が犯罪者になったようだ、と」
「……なぜ?」
「なぜって、わからないんですか?」
 私の問いを受けてククと笑う顔には、
見紛う事なき勝利の酔いが浮かんでいた。
「つまり、これが合法的に許された殺人だからですよ」
752吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 08:00:07
>751
ちょっとわかりにくい
753吾輩は名無しである:2005/07/19(火) 10:02:58
>>751
御剣を思い出した
754吾輩は名無しである:2005/07/21(木) 02:45:49
>>752-753
感想どうもです。御剣って逆転裁判というゲームのキャラ?
似てんのか、まずいなぁ。>751は今書いている小説の登場人物なんだよなぁ……
755吾輩は名無しである:2005/07/22(金) 20:46:38
見慣れぬ露天商を見かけた。

「何を売っているの」
「感動を」
「ふむ、ではひとつもらおうかな」
私は満足ゆくまで感動して、その場を去った。

次の日も、露天商は同じ場所にいた。
「今日は何を売っているの」
「今日は悲しみです」
「ひとつもらうよ」
私は一頻り悲しんで、その場を去った。

また次の日になると、露天商は居なくなっていた。
「君、ここに居た男を知らないかな」
「彼なら亡くなったと聞きました。どうやら自殺だそうです」
756吾輩は名無しである:2005/07/24(日) 17:42:16
>>754
いや、全然似てないよ。
むしろバッサバッサと斬る捨て有罪判決を得る為に生きてる。
そういう検事が逆転裁判に居ただけです。
757吾輩は名無しである:2005/07/29(金) 22:15:43
「あ、すいません」
「あ、いや、こちらこそどうもすみません」
「こちらの不注意でどうも……」
「いや、私がちゃんとしてなかったのが悪いんですよ」
「いえいえ、私のせいですよ。本当に申し訳ありません」
「そんな、あなたのせいじゃありませんて。私のせいです。どうもすいません」
「いや、こちらが悪いんですよ」
「いえいえ、悪かったのは私です」

「じゃ、間をとって私が悪かったということに」

「それがいいですね」
「どうぞどうぞ」
「ではあなたのせいで」
「あなたが悪かったという事でここは一つ」
758吾輩は名無しである:2005/08/10(水) 22:34:52
ダチョウ倶楽部を思い出した。
759吾輩は名無しである:2005/08/16(火) 08:55:37
懐かしいな
760吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 02:06:29
うつくしくない女

彼女は自分を醜いと信じていた。
その証拠にいつも暗い部屋に押し込められている。
「私を人に見せるのが恥ずかしいんだわ」
だというのに、なぜか年に一度彼女は無理やりに引っ張り出された。
すると、大抵大勢の人がいて、自分を指差し笑うのである。
見世物みたいなことは、もうごめんだと彼女は思った。
その年も彼女は無理やりに暗い部屋から連れ出された。
小さな少女が彼女を見て笑った。
「お母さん、お雛様ってきれいねえ」
761吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 02:25:02
>760

素直にうまいと思った!
762吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 02:28:23
面白かったけど、「彼女」が多いのが気になる
763吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 10:17:33
話はおもしろいんだけど、お内裏様はいないんだろうか、と思った。
お雛様一体だけだとこういう心境にもなろうかと思うが、お内裏様がいると違うのでは。
ペア、というか、つがいだしw。
764吾輩は名無しである:2005/09/12(月) 11:12:22
>760
うまいな!
なんか久しぶりにおお!と思った
765760:2005/09/13(火) 12:31:52
>761-764
感想や意見をどうもー。嬉しいです。参考になります。

最近、ここ寂れていて悲しいね。往時の盛り上がりが懐かしい。
766吾輩は名無しである:2005/10/21(金) 01:08:16
一ヶ月以上放置あげ
767吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 01:02:08
もののみごとにさびれましたなあ。
768吾輩は名無しである:2005/10/27(木) 18:57:46
文学板だしな
769吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 00:07:59
机のうえに直樹が乗っているんだけどなんか奇妙だ。足が両方とも正方形のように見えるのに、同時にものすごくひん曲がっているみたいにも見えるのだ。
でもそれはぼく側の視点に連れて変化しているってわけじゃない気が、とてもしている。こう立ち止まっていても変化は続いているし……。
突如、机のなかから銃弾が数発発射された。直樹はたこ踊りをするほど慌てている。
770吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 06:42:04
>>769
シュールではあるけど、このスレの主旨にあった小説にはなってない。
帰結のない情景だけだ。

それと、これだけ短い文章なのだから、
同じ単語は変形させよう。
771吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 06:51:25
今ふたば見てたら楽しいのがあがってたので剽窃して掲載。

「クララが立ったー!」
そこで欲も出た。
「ならば飛ぶ事も?」
谷底へ転がり落ちていくクララを見て、はっと我に。
772吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 10:04:46
タイトル/「黙り女」
(ガキの頃聞いた話を短くしたんでオリジナルではありません)

「母さんが死ぬ」

自閉症の娘が突然こんな事を言った。
次の日、妻がベランダから落ちた。

何日かすると娘が言った

「弟が死ぬ」

息子は下校途中に鉄骨に潰されて死んだ。

それから娘が口を開く度に家族は死に、家にはついに私と娘の二人になってしまった。

部屋で震えていると娘が入ってきて叫んだ。

「お父さんが死ぬ!!!!!!!!!」

そして、彼女は窓を指差した。

窓の外では隣の米屋が燃えていて、逃げ遅れた主人が炎に包まれていた。
773吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 16:58:50
アメリカンジョークってやつか
774吾輩は名無しである:2005/11/14(月) 22:24:42
天気の優れない日であった。
私はテニスコートで先生と次の大会に向けての練習に励んでいた。
「随分と上手くなったじゃないか」
何度目かのラリーの後、先生は柔和な瞳を細め私を誉めてくれた。頬が微かに赤くなるのを感じる。私は先生に恋をしていた。
「でもここは──」
先生が手本を見せようとすると、突然強い風が吹いた。次の瞬間私の目の前には先生の頭から吹き飛んできた頭髪が広がった。

私の恋が終わった瞬間でもあった。
775吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 22:03:47
ワロタw
愛ならば尽きないかもしれないが、
恋ならば終わってしまうよな。。。w
776吾輩は名無しである:2005/11/16(水) 22:25:28
その男の体型をあえて言うならば、ピザを食べながらコーラを飲んだ後とでも言えばよいだろうか。
777名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/08(日) 01:10:27
新年なのであげてみるよ<まるちぽすと
778名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 12:42:27
銃弾を下腹部にくらった兵士が死ぬ。
彼はあと五分も生きてはいないだろう。
血の付いた胸ポケットから煙草をとりだし、朦朧とする意識の中、最後の一服。
煙草が消えるのが先か、
息が止まるのが先か。
779名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 15:28:32
200字小説は、はじまりがあって終わりがあるもののほうが良い。

>>778は、物語の一部分。惜しい。
780名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 17:55:03
「ブッシュはアホだ!」と
叫ぶ特徴のない男が警官に連行された。

罪名は「国家侮辱罪」ではなく、「国家機密漏洩罪」だった。

という書き込みをした俺が
逮捕された。
著作権侵害だった。
781名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 22:42:33
>>780
はけっこう好き。
1段目はよく見かけるジョークだが、2段落ちしてるところがよい。
782名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 23:33:18
銭湯の女番台さんは、歳の頃三十次手前か。
男湯と女湯の見渡せる台座に座布団をこしらえ、ゆっくりと客が来るのを待っている。
よく見るとこの番台さん、妊婦である。
男が産まれるか女が産まれるか、その真ん中に座っているのである。
783鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:37:01
海の音


 君はやさしい海からの風に吹かれて、美しい旋律に耳を澄ませている。
きっと世界には未だ知られていない場所がある。行ったことのないところへいける。
そして五月雨が降る。君はしとしと濡れていく。空が曇り、風が吹く。
君は美しい野生の花になって、その場にゆっくりと座っている。
「海が好きだ」
君はそう思う。そして波の音に抱かれて、明日をずっと想っている。
784鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:42:18
ショッキング・ハッピー


 何だ、そういうことなんだ。私はそう思う。そんなカンタンなことだったんだ。
掃除をしている彼の後姿はまるでうちの召使さんだ。
こうやって上手くおだてて何でもやってもらえれば、もっともっと楽チンなのだ。
そうすると彼がくるりと振り向いて言う。
「君と結婚する夫はかわいそうだね」
785鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:45:11
涙の渇き跡


 外は雨。今は外出したくない。
テレビをつけると、退屈な司会者がお昼のバカ騒ぎを続けている。
ヤケにつまらない。どうしようもない。
ピンポーン。
誰か来た。そしてインターホンを省略してのぞき穴から誰かを見る。
そこには涙の渇いた跡だけがあった。
私にはそれが分かる。
786名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 23:45:24
鈴木はつまらん
787鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:46:35
>>786
 いいじゃないですか。つまんなくて。

エンタメ志向なら綿矢さんも金原さんもいるし、充分じゃない?
知らないけど現代文壇の方向なんてw
788名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 23:51:16
鈴木のはセンスないな。
なにも感じないし
意味が分からない。
エンタメにもなってないし
エンタメの人に失礼だ。
この程度だったのかと
正直唖然としました。
789鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:53:38
インターネット・スパイダーマン


 我々は空から次第に下降し、この街の血脈を上ってやがてそこに着く。
男女二人。オフィスビルの一室。辺りには誰もいない。時間は深夜、明日は休日。
女の方から服を脱ぐ。我々はそれを少し斜め後ろから見ている。
男も真正面からそれを見る。やがて男は女の腰に手を回す。
「ここから先は有料です」
790鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:55:38
>>788
 そうでしょそうでしょwww
たぶん文壇の99%の人も同じこと言いますw

前衛とはそういうものですから。
そして若者は僕を尊敬し、やがてヒーローに祭り上げる。
未来の人達だけが僕を畏敬し、しばしば崇拝さえもするものです。
そういう運命ですからww
791名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/09(月) 23:56:22
インターネットスパイダーマンって何!
おまえ大丈夫か?
792鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/09(月) 23:59:56
>>791
 いいでしょ。分からないなら正直にそういえばw

ああ気持ちがいいなあ。ばかを化かすのはw
とぞ元の本[村上春樹の意思]にありける。我成其弟子。
793鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:04:00
 前衛は叩かれるものです。
そしてやがて彼が主潮になるんです。
だから「新潮」に出すんです、一応。
794名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:08:40
そうか。頑張ってね。
795鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:13:09
>>794
ええ。
いいんじゃないですか。それで。
重要な思想や表現を看過して、安心して。いかにも大衆らしい行動ですし。
たぶん、権威もそうするかもw
ということは彼らは俗物なのかな?だって重要な問題に気がつかないのだから。
あ、やっぱり鈴木って」 なんだ。すぐわかったよ。つまんないから。
797鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:24:46
>>796
そうですか。
じゃあもうやめた方がいいですね。

やめましょうかね。小説なんて書くのは、二度と。
せっかく書いた処女作も必要ないからゴミ箱にポイしますよ。
それがいいでしょ。どうせつまらないし、誰も必要としないから。
僕が自分を救えれば十分だったんでしょうね。
 新潮も楽だし、よかったよかった。
798名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:32:00
可哀想だがそういうことだな。
現実は厳しいね
799鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:32:11
 これでよかった。
編集者もいちいち下らないものを読む必要をなくして、誰もが平和ですね。

>>796さんは民衆代表として、僕の命を込めた処女作を消去した、
と考えてくださって結構です。素晴らしい英雄じゃないですか?
人類を救うために書いた何か、
宇宙の真理を奏でるために書かれた誰も知ったことの無い何かを、
くだらない愚痴のために消失させた名誉は永遠に人類史に残るでしょう。

まぁ来世で僕にでもなって、この流れを変えてください。
そうすれば平成日本文壇も少しは純文学を高められたはずですからね。
よかったよかっためでたしめでたし☆
800鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:37:21
>>798
 さぁ筆も無事ボッキリ折ったことだし、
もう僕はこの板からも2ちゃんねるからも永劫に去るでしょう。

よかったですね798さん。あなたの思い通りになってw
現実は甘かったじゃないですか。よかったよかったこれで苦労も減るし一石二鳥w
 まるで人類文学史の最良の破壊者ですね☆


では
続きの戯れ
どぞーーー↓
面倒になったからって人を利用して投げ出すなよ。どこの中学生だお前は。
802名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:45:28
>もう僕はこの板からも2ちゃんねるからも永劫に去るでしょう。

約束したな。男に二言なしだ。
803鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:50:10
>>801
 心配しなくとも大丈夫ですよ。
そんなの僕の遊びですから。もう誰も読めないWWWW

>>802
 ええ。未来に。
804名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 00:52:17
鈴木君。現実でがんばれよ。
じゃあ。
805鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 00:57:28
>>804
 どうもさよなら。
現実は物語ですから。
あなたも生きてくだされ。
806名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/10(火) 02:39:59
ミュンヘンうざい。
807鈴木大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/01/10(火) 02:43:16
オリンピック


 さあ行くんだ!君は走り出した。
どんなに苦しくとも決して止まらないで突っ走る男だ。
やがて日が暮れる頃、君は使者としての役目を終えて眠りに着く。
嫌な事でもあったんだろう
そっとしておいてやれ


俺は鈴木みたいな奴、嫌いじゃないぜ
809名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 14:13:12
グッと来る200文字誰か頼む
>>760が一番うまい。
ある日のことでした。
岩山にハイキングに行った家族が心中しました。
脱いだ靴の中に各自手紙が入れられていました。
「炭鉱閉鎖につき一家心中をここに果たす。」
「天国で会いましょう。」
「お父さんごめんなさい。」
「実はあなたの子じゃないの。」
812名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/11(水) 22:40:24
 何度中途採用の面接に赴いてもいっこうに採用されない三十路を過ぎた俺。
 新聞で見つけたある営業の会社の面接を終え「失礼します」と力のない声で一礼しドアノブを回し廊下に出た。

「あれ」

ドアを開けると、今退席したはずの面接官のいる部屋にまた来た。
 疲れているのかと思い、また引き返そうと部屋を出るとまた同じ部屋が。

面接官は表情を崩さずに俺を凝視し、「どうぞおすわりください」と声をかけた。

俺の転職活動は終らない。
>>812
最後の一行がなければよかった。
いい感じ
815名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/13(金) 22:28:42
少年は必死に走った。
ただひたすらゴールを目指して………
一人抜かした、また一人
ただひたすらゴールを目指して走った。
あと少し………

しかし少年は一位になることは出来なかった。
少年は最後の最後の転んでしまった。

しかし少年に悔いはない。
少年は自分の力を出しきったのだから………

816少し変更:2006/01/13(金) 22:42:35

少年は必死に走った。
ただひたすらゴールを目指して………
一人抜かした、また一人
ただひたすらゴールを目指して走った。
あと少し………

しかし少年は一位になることは出来なかった。
少年は最後の最後の転んでしまった。

しかし少年に悔いはない。
自分の力を出しきったのだから………
ジャポニカ学習帳に書いておけ
818名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 00:57:42
だめでしたか。。。
>>816
やっぱり自分の足が速いことを認識してる子供が
ゴール目前で転んだら悔しいとおもうよ
少年が満足してるのはやっぱりちょっと変なきがする

なにかの暗喩かなぁともかんぐってみたけれども
そうとひっかけ感じさせるような言葉もないから
やっぱり文章そのままの意味だとおもうしのう
820名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 03:18:42
>>816です
いろいろありがとうございました。
821名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:01:20
>>816を改変。

少年は必死に走った。
ただひたすらゴールを目指して………
一人抜かした、また一人
ただひたすらゴールを目指して走った。
あと少し………

しかし少年は一位になることは出来なかった。

一周足りなかった。
822名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:04:54
あほくsあ
823名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:10:35
運動会に少年がいましたが少年には足がなかった。
徒競走ではいつもびりけつ。
昨年のリレーでは五人抜きされて、
クラスは一気にどべっけつになった。
このときは担任生徒ふくめ親兄弟までその少年を責めた。
クラス会議が開かれ、有罪判決が下される。
刑は両腕切断。公開処刑となった。

翌日朝礼時、少年の父親率いるギャング集団のベンツが数台運動場へ。
乗り込み。女、子ども、教員校長その他もろもろすべて射殺しましたとさ。
ちゃんちゃん♪
いくら冗談でもセンスがなさ過ぎるとおもう。
825名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:44:34
いくらこの世の見たくない現実を見せ付けられたからって
そんな言い方はただの逃げ口調にしか聞こえないぜ?
そうか、せめて逃げ口上って言葉を覚えてくれ。
827名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:50:16
同じ意味だろ?
828名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:54:21
>>823

争いごとの尽きないこの世の本質を見事に抉り出した秀作だな。
829名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 11:56:49
825は恥ずかしいな。

今頃顔マッカ!マッカッカ!
>>823
この作品は民主主義に疑問をもちまたそこで生きる今の己の人間生命の危うさを
少年に准え、救いの手をギャングヤクザで持ち出し一切合切を合一の帰結に解決。
そこには余裕さえ感じられるところは凄みさえ感じる。最後は権威でやっちまえ。
831名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 12:09:04
>>829
いくら秀作を書き込んだとはいえ、そういう言い方は自分を矮小化させるだけだぜ?
832名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 12:19:01
秀作を書き込んだ後というのは人を見下してしまうものなんだ。
自分以外のすべてがあほに見えてしまう。
833名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/14(土) 13:52:41
そんな態度が見えた時点で絶対に認められないけどな
2ちゃんねるはそういう場所
なんかいつにもましてレスが多いんだけど
どっかに晒されたの?
835名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/15(日) 04:37:17
僕はいつも学校に行くためにバスに乗ってるんですけど、
そのバスは右に曲がった
そのいつも乗ってるバスで、ある日おかしな事があったんです。
だって、いつものような、おばあさんもがいるから、
最後まで行ったんです。痛いから。
それで、そこまでは別に良かったんですけど、めちゃくちゃ
大きい紙袋の紙じゃない版みたいなのがあって、
ボールみたいなのもあって、シルクハットをかぶってる人も
いっぱいいたんです。
おかしいですよね?普通の道を通ってるのに。
それでもバスはずうっと普通に進んでたんですけど、
ある道を左に曲がった所で、いきなり急ブレーキをしたんですよ。
それで、本当に急にキー−−−って止まったんで、
中に乗ってた人が、バランスを崩してこけそうになったんです。
僕は席に座ってたんで大丈夫だったんですけど。

でも、本当におかしい事は、学校に行く直前に起こったんです。
そのバスはいつも、大きな公園の横を通って行くんですけど、
その頃、ちょうどそのいつもの道は工事してたんで、
ちょっと遠回りして、トンネルがある方の道から行ってたんです。
それで、そのトンネルのちょうど真中ぐらいまで通ったところで、
そのバスが”ガチャ”とか言いながら止まったんです。
僕はもちろんおかしいな、と思いました。
で、気づくと、バスは既に学校前のバス停に着いてました。
僕は、あれ?おかしいなぁ?とか思いながらバスを降りて、
その日も普通に学校に行きました。
そのバスに乗ってた人はもうみんな死んだんですけど。
836名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/18(水) 18:31:23
お母さん

顔面神経痛になった少年がいた。
顔の半分が斜め上に引っ張られたようになってしまうのだ。
驚いた母親は、すぐさま医者に連れて行った。
坊主や神主、果ては霊能者にも見せてみたが、いっこうに治らない。
母親はとても疲れていた。
最後の望みと、有名なカウンセラのもとへやってきた。
「あのね」
少年がわきの母親をうかがいながら、おずおずと語りはじめた。
「僕の隣にいつもお母さんがいて、ぎゅっと引っ張っている気がするんだ」
837あほアフォ:2006/01/19(木) 00:17:20
ヤヤは生まれてから一度もしゃべらなかった。
両親は、医者やカウンセラーや祈祷師などあらゆる人のところへヤヤを連れていき、
診てもらうが、誰もが匙を投げた。
それどころか、話そうとしないヤヤに苛立ち怒ってしまうばかり。
ついには多額の治療費をつぎこんだ両親も疲れ、ヤヤを激しく叱った。
ところが、ヤヤはある日突然話し始める。
「あなた、ヤヤがしゃべりましたよ」
「本当か!何て?」
「それがね、ずっと怒ってるんですよ」
838名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 02:13:50
>>836が199文字。>>837が200文字ぴったり。

>>836のほうが好きだな。
>>837は前半が整理されてない。
839名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/19(木) 20:15:16
今日は、私がオーナーになる300階建てのトリプルタワー「faund earth」の建設現場に下見に行ってきたわ
オーナーじきじきに、朝礼台の上で威厳をみせたあと、ふと催した私は工事現場の仮説トイレで用をたしていたの。
このあとのスケジュールはサ店でくつろぎながら、PCSVでネットサーフインとしゃれこもうかしら、などと考えていると。
いきなりドアがあけられたわ。
わたしったら、鍵をかけるのをわすれてたみたいで、ウンチングすたいるをさらしてしまったわ。
私は
「いやーん、みないでん」
と色っぽくお尻を振ると、そのドアをあけた作業員は興奮のるつぼと化してしまったの。
作業員は個室のなかに入ってくると、ニッカポッカをおろして六尺ふんどし姿になったわ。
ふんどしにおさまりきれないぐらいに怒張したペニスが、天をむいて私の目の前に。
ああん、我慢できない。
840あほアフォ:2006/01/20(金) 00:33:11
838さんへ
リアクションありがとうございます。
整理?ですかい、、、むううううん。
前半にちと甘さは残るような気がしてました。
もし、もし、よろしければ、整理の一例でもお示しください。
勉強さしてもらいます。。。
841838:2006/01/30(月) 00:20:54
>>840 亀レス申し訳無い。
>整理の一例でもお示しください

 この作品、重要なのは最後の3行だ。なのに、そこまでの部分がト書きになってる。つまり小説の文章ではない。だから整理されてない、と思ったのね。

1 ヤヤは生まれてから一度もしゃべらなかった。
2 両親は、医者やカウンセラーや祈祷師などあらゆる人のところへヤヤを連れていき、 診てもらうが、誰もが匙を投げた。
3 それどころか、話そうとしないヤヤに苛立ち怒ってしまうばかり。
4 ついには多額の治療費をつぎこんだ両親も疲れ、ヤヤを激しく叱った。
5 ところが、ヤヤはある日突然話し始める。

という順番は、時間経過であって、効果的ではない。ここは、154と進むといいと思うし、23は繰りこめる。
しかも状況じゃなく、その一日(つまりヤヤが喋ったその日)の出来事だけを書くのがいいと思う。
うまくいくかどうかわからんけど。

 ヤヤは生まれて一度も喋らなかったが、七歳のある日突然言葉を発した。
 妻は電話を切って、あわてて夫を呼んだ。
「あなた! ヤヤがしゃべったって」
 二人は実家に急いだ。喋らない我が子に苛立ち、怒鳴りつける日々だった。
そんな自分たちに愛想がつきて、ヤヤを実家に預けた矢先のことだった。
「おお、来たか」
「お父さん。ヤヤが喋ったって本当ですか」
「ああ」
「何て喋ったんですか?」
「それがな、ずっと怒ってるんだ」
842名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/30(月) 01:21:13
http://blog.m.livedoor.jp/doraemon_vip/index.cgi

これも一つのネット文学の形か…
これを書いたのは高校生だとよ
843あほアフォ:2006/01/30(月) 23:02:49
383さんへ
えらいずいぶん変わってしまいましたね、
でも、むむむむむ、、、たしかに作品の完成度としては上がってます。
とにかく物語りに動きがつきました。
いい、例をお示しくださり、ありがとうございました。
この短さならもっと効果を前面に押し出すべきなのですね。
いい勉強になりました。
844名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 01:12:51
>>843 お役に立てれば幸いです。

>>839
きみ、力あるよ
846名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 15:46:12
ヤヤが喋り始めた理由は私にも夫にもわからない。
生まれてから五年間彼女は一言も言葉を発しなかったし、
自らの空腹を示すための泣き声すら上げたことがなかった。
私と夫は医者や専門家への相談、はたまた祈祷師に至るまで考えうる限りの手を尽くしたが
結局その理由は誰にも分からず最終的に私たち夫婦は匙を投げた。
金銭的な事もあったし、何より喋らない我が子に対する怒りに疲れたのだ。
しかし今怒っているのはヤヤの方だった。
>>846
オリジナリティのかけらも無い駄文。
848名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/01/31(火) 19:40:09
>>847
オリジナリティもなにも>>846>>837から会話文を省いただけだろ
別に癖もないし特徴もないけど、駄文ではないな
849846:2006/01/31(火) 20:39:41
ま、こういうやり方もありますよってことで
元ネタが分かってればいいけど>>846だけじゃ分かりにくすぎる。
ある日カバが小学校に現れた。
唐突だった。気付いたらプールに悠然と泳いでいたのだ。
先生はこう言った。
「きっと趣味で飼ってた人が、大きくなりすぎて捨ててしまったんだね」
でもそんなはずはない。先生も云うように、カバはワゴン車みたいに大きいのだ。持ち運ぶにはレッカー車がいる。
誰にも気付かれずにレッカー車で学校のプールに侵入するなんて可能だろうか?
僕は思う。
カバはきっと空から降ってきたのだ。
その大きな口を開けて。
僕を食べに。
>>846の文章だと続きが必要になるよね
853あほアフォ:2006/02/02(木) 02:01:07
ヤヤは新しい遊びを覚えた。
こうして怒って言葉を発してさえいれば、父をはじめ誰もが温かく接してくれるのだ。楽しいと思った。
しかし、母だけは違った。母だけが自分を見て涙を流した。
もちろんヤヤにその涙の意味は理解できない。
ヤヤも涙を流そうと試みるが、母のようにポロポロと涙は落ちなかった。それでも続けるうち、一粒二粒の涙を落とせるようにはなった。
それを見た父が叫んだ。
「おい、お前、ヤヤが初めて泣いたぞ!」
854名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中:2006/02/02(木) 15:53:24
同じ世界を続けたんじゃ、200字で完結させる意味がないのでは?
俺は音速を超える。
今日はもう五回目の挑戦だ。
果たして超えられるか。
いくぞ・・・。
出る!!







どぴゅ
856吾輩は名無しである:2006/02/23(木) 02:35:56
死に直面してなお深い生の力を蔵し、厳しい熱意と誠意に燃えながら観照し、思索し続けるスティーヴィ・ワンダー。
ベッドに仰向けになりながら、ホテル内のあまりの静けさにまるで身が刻まれるかのような深甚な孤独をおぼえている。
彼の男根は尚、天井を向いていた。美智子はやってこない。彼女は、ひとりの女神となったのだった。
857吾輩は名無しである:2006/04/15(土) 07:04:05
人生に意味があるのだとしたら僕はそれを見つけた数少ない一人だろう。
この世に神がいるのだとしたら僕はそれに出会った数少ない一人だろう。

 退屈な人生にピリオドを打ったのは一つの約束。それは半年前の奇妙な記憶。
誰もいない6月のビーチを眺めていた。突然横から声がして驚いて横を見た。
7歳くらいの少女がいてその子と少し話をしたんだ。そして一つ約束もした。
その時のことはよく覚えてない。
でも、それはたいした問題じゃない。あの約束だけは色褪せることなく残ってる。
今日がその約束の日なんだ。そろそろ行くよ。バスに乗るのは好きじゃないんだけどね。
僕の人生はここから始まる。






ある少年の日記『2000/12/5』より
     


858吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 11:43:20
「ameriKa」

森は生い茂り、自然と人とが密接な関係を持っている時代

私の日課は毎朝散歩を兼ねて、新鮮な果実を摘みに行くことだ。

軽い朝食を終えると大抵は小川へ釣に出かける。

太陽が真上を通り過ぎた頃には籠には河鱒が5匹は入っているのが常である。

小屋に戻り、愛犬チャールと午後を楽しみ魚と穀物の夕食を取る。

そして陽が沈むと共に床に着く。これの繰り返しが私の人生だ。
859だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/15(木) 12:01:32
にっぽん


 ぼくは海辺をあるいています。空にはきれいなお月さまの浮かぶ夕べ。

 となりにはきれいな人がいます──だれだ?このきれいな人は──とおもったら、
ぼくの奥さんでした。
宵の風に吹かれて彼女は、まるで月の精に生まれ変わったのでした。

 潮風があたりを満たしていきます。

山の端(は)にあたたかな夕日が沈んだころ、ふたりはちいさな粒になって
大宇宙の一点として消えてしまいました。
860大介 ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/15(木) 12:36:53
文明の光陰


 つまりは単純なことなのだ。
「こうして世界はつづく」
 君は都庁の展望台から東京の光景を一望している。
無際限な迄に広がっていく都市──中心のない、成長へのやむなき渇望。
「わるくない」


 僕は海の向こうから君をねらう狙撃手(スナイパー)だ。
君の燃える様な瞳が遠望鏡のなかに観える。
君が絶望を知らない若者であるのを僕は悟る。
『永遠などありえませんよ』
僕は、にやりと笑う。
861702:2006/06/15(木) 20:55:29
>>858-860

ミュンヘン。
どんなにがんばっても君に小説は書けない。
どうして気がつかないのか。
君の文章は印象的なポエムを作ろうとしている。
そうではないのだ。
ここに求められているのは、ポエムではなくストーリーなのだよ。

862吾輩は名無しである:2006/06/15(木) 23:27:04
文学板だからねここ
863ちょうじん ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/16(金) 09:06:17
よしよし……と


本日の釣果
自己中二匹、と

まずまずか
W
864吾輩は名無しである:2006/06/16(金) 21:38:09
もう三度目になる。
見慣れたつもりでいたけれど、そうでもないらしい。
年老いた木を見つめながら、そんなことを考える。

「満開の頃にまた、二人で来よう」

ありふれた、でも、たった一つの、遠い、遠い約束。
一人で来るのは、約束破ったことに、なるのかな…。

見上げた頬が、ぽつりと濡れた。
降り始めた雨が、静かに花びらを運んでいく。
春が終わり、やがてまた、春が来る。
願わくば、この老木が、いつまでも…。
865吾輩は名無しである:2006/06/19(月) 22:56:47
薄暗い地下室。極度の緊張と、ある種の興奮…。
手の中には、一丁の拳銃。
ズッシリとした感触。黒光りした胴体は、想像以上に重い。
抑えきれない震えは、今や誰の目にも明らかだ。
意を決し、ゆっくりとこめかみへと持っていく。
六分の一の、死…。

目をつぶる。
引き金が引かれた。
乾いた音と鈍い痛み。
「…えっ?」
胸から流れる、大量の血。
なんて場違い。
向かいの女の笑みが、やけに綺麗だ。

――偶然はいらない、殺るなら確実に。
866吾輩は名無しである:2006/06/19(月) 23:58:09
空は快晴、海は凪。遥か前方、青い境界。
まだ見ぬ世界に、夢見る冒険。
心躍らにゃ、なにが男だ。
荷物を積み込め、全部積め!
水に食料、香辛料。
忘れちゃいけねぇ、酒樽よ!

グズグズするな、声を出せ!
風の気まぐれ、待たせちゃなるめぇ。
勝どき上げろ、帆を揚げろ!
陸におさらば、恋しき海よ。
女房の涙は悲しいけれど、こちとら海の男ども。
まだ見ぬ世界に、夢見る冒険。
心躍らにゃ、なにが男だ。
碇を揚げろ、出港だっ!
867吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 22:21:23
もう、どれほど歩いただろう。
無骨な砂丘は陽炎を生み、風と熱砂が肌を焼く。
喉はしきりに渇きを訴え、息をするだけで肺が軋む。
こみ上げる嗚咽は血の臭いがした。
…無様だ。
濁った思考に、見知った顔。
泣きじゃくり、反対し、また泣いた。引き止める手の温もりが、癪だった。
意地になっていた。
どこで間違えたのだろう?
…俺は彼女を、見ていなかった。
軽い浮遊感と鈍い衝撃。ざらついた感触。
伝わってくる熱に、涙が、零れた…。
868吾輩は名無しである:2006/06/20(火) 23:12:43
眠い…。
顔を洗い、ご飯も食べずに出勤。
電車を三本。短編小説にはちょうどいい。
途中、野菜ジュースと雑誌を買う。
ふむふむ、今日の運勢「可もなく不可もなく」
なんだそりゃ。

上司のハゲ頭を尻目に、電話対応。
お昼はもちろん野菜ジュース。
猫なで声にも疲れ、帰りの準備。
またハゲ頭。
スイング。土日はゴルフか。
…そういえば猿も道具を使うらしい。

夕食を済ませ、お風呂に入る。ん〜極楽ごくらく。
さて、明日も一日何をしよう?
869吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 21:56:57
抜けるような青空に、不快な音が響く。
和やかな空気は一変し、氷の如く張り詰める。

――敵襲。
思考する間もなく、身体が即座に反応する。
ついてない。朝から気が滅入る。
相棒と目配せをし、廊下に飛び出す。

観葉植物に似せた警報器が、大音量で唸る。
…職員の健康増進が聞いて呆れる。

唐突に、銃声。三発。
思考が加速する。ドアへと飛び込み銃を構える。

…背後に、銃口。死の、感触。
「…悪く思うな」
低い、聞きなれた、声――。
870吾輩は名無しである:2006/06/21(水) 22:34:57
目が覚めると、全身は汗だくで、シーツはびっしょりと濡れていた。
悪い夢か…いや、覚えていない。
気がつくと呼吸は荒く、気分が優れない。
眩暈がするというよりは、すでに吐き気に近い。
…風邪か。薬でも飲もう。
起き上がろうとし、不意にバランスを崩した。
「あっ…」
咄嗟に支えようとしたが、間に合わない。
ドスンという衝撃に、遅れて体が崩れ落ちる。
首無しの死体が、鮮血に染まる。
視界は赤。
闇に浮かぶ眼は、何も語らず…。
871吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 00:36:09
ポエミー
872吾輩は名無しである:2006/06/22(木) 22:09:32
「頼みがある」
唐突に始まった電話は、唐突に終わった。
都合のいいときだけ頼りやがって…。
文句を言いながら靴を履く。
大体、そっちから来るのがスジだろう。
無視してもいいが、恩を売るのも悪くない。

呼び鈴を鳴らす。友人ヅラがいた。
「上がれよ」
無言で続く。
廊下の正面、大きな木製の扉。
促されるままノブを回す。

「誕生日おめでとう!」

響くクラッカー。迎える笑顔。
――なんて裏切り。
人は、こんなことでも泣けるのか…。
873吾輩は名無しである:2006/06/23(金) 01:42:51
「会社、辞めたよ」
奥でマスターが、視線をよこす。
氷の音が心地よい。
「そうか」
それだけ言うと、クっとバーボンを呷った。
理由も聞かず、引き止めもしない。そんな男だ。
談合、癒着、不正経理…見知らぬ文書。押し付けられた。
「小さな喫茶店でも開けたらと思う」
「そうか」
BGMが変わる。悲しげなクラシック。
沈黙は不思議と苦にならない。
不意に、グラスが差し出される。
彼の意図を理解し、それに習う。

「乾杯」
「…乾杯」
874だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/25(日) 00:41:30



 ああ月のきれいな夕べだ。
あのお月さまに感謝しなくちゃな、ときみは思う。
だってきみは彼女によって慰められ、また彼女によって癒やされるのだから。
それが地上に暮らす魂たちの運命なのだ。

 やがてなにもない海原へと彼女は落ちる。
次の夜が来るまでの間、お色直しをしてくるのである。

 きみは海辺に咲いた枯れ野のすすきだ。
そして夜空に連なる天の川を眺めて、はるかなる宇宙に想いを馳せている。
875だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/25(日) 00:53:32



 何のために生き残ったのだろう?
ああ人よ。
お前は何を目指して彷徨(さまよ)うのか。
 死する体が言う。
「我が世界のために」
死に絶えるために生き残る。
世の中にこだまする無明の声よ!鎮まりたまえ。

 きみはそう唱え終わると修道院を出た。
快晴。
きみは手のひらを太陽にかざしておもう。
『眩しい』
 よし生き延びた御霊よ。その光を心ゆくまで称えよ。
栄光の道すがら、迷い、悩むがいい。
876だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/25(日) 01:03:02



 私は、女である。
そうして産まれたからには仕方がない。
だから女を演じてもう二十年になる。随分長い年月だ。
 私はゆたかな乳房を湛えて、しばしば男どもを誘惑する。
或いは子どもを宿す為に血を流す。だが、それがどうした?
 私は遂には老いるだろう。
艶やかな髪の毛は萎れ、肌の張りはしわくちゃになり、あぁそして絶える。
それでも私は愛する為に産まれた。愛されるべく生き延びる。
私は女である。
877だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/25(日) 01:17:48
大和


 滝のすぐ傍に咲いた一輪の菊。
あなたは今その花にとまったアゲハ蝶である。
黒く、凛々しい羽を水しぶきにかるく湿らせながら、あなたはそこで何をか想う。

 すると旅の者が道を通りかかる。
儚くも哀れ翼を捕まえて我が儘にしようとせん時、ハッとあなたは飛び去る。
蹟には綺麗な虹ができた。
旅人はしばし立ち止まり、奇跡の偶を観じて占める。

 滝は騒々しくも落ちる。
菊の花は朝日を受けて輝く。
878だいすけ ◆m0yPyqc5MQ :2006/06/25(日) 01:31:00
流れ星


 「地球に暮らすのって楽しい?」
僕は答える。「まぁね。下らないよ」
と──宇宙でんわの代金がちょっと気になりだす。
幾らAUの家族割とは言え、まだまだ安くはないのだ。
「そろそろ行かなくちゃ」
「あらもう仕事?」
「うん、ちょっとね……」
「最後に一言だけ聞いてもいい?」
うん、と僕は頷く。

「貴方の星での暮らしって、本当に幸せなのかしら?」
僕は押し黙る。
「……またね。バイバイ」
879吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 07:18:04
青年は両親が嫌いで 習慣のように毎日喧嘩していた。
自分を産んでくれた事に対する感謝の念も忘れ、罵倒する毎日だった。
ある日 友人がお前のうちにとめてくれと言った。
事情を察した青年は泊めてあげたかったのだが 自分と両親の喧嘩をみせて機嫌を損なわせてはいけないとおもい、知り合いのトムの家を紹介した。

次の日、青年は友人に聞いた。
「彼の家は心地よかった?」
「ああ、愉しい夜がすごせたよ」
トムはその日欠席していた。その時青年は両親に深く感謝した。
880吾輩は名無しである:2006/07/12(水) 22:24:08
>>879
逆説的でいいね。
ちとわかりにくいが。
881吾輩は名無しである:2006/07/13(木) 15:50:24
>>879うほっwwwwwwwwwwwwwww
882吾輩は名無しである:2006/07/18(火) 05:50:48
小説板IDありにしてくれねーかなー
>>605-624みたいな自演見てると吐き気がする
883吾輩は名無しである:2006/07/20(木) 13:10:43
自演はID無し板の宿命
884去年の夏はぁ・・・:2006/07/26(水) 10:09:53

                     /⌒彡:::
                   /冫、 )::: モウ…夏カ…
                  __| `  /:::
                 / 丶'  ヽ:::
                / ヽ    / /:::
               / /へ ヘ/ /:::
               / \ ヾミ  /|:::
              (__/| \___ノ/:::
                 /    /:::
                 / y   ):::
                / /  /:::
               /  /::::
              /  /:::::
             (  く::::::::
              |\  ヽ:::::
                |  .|\ \ :::::
          \    .|  .i::: \ ⌒i::
          \   | /::::   ヽ 〈::
              \ | i::::::   (__ノ:
              __ノ  ):::::
            (_,,/\
885吾輩は名無しである:2006/08/20(日) 06:53:43
>>879
アッー!アッー!
886(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/08/23(水) 02:49:48
ユニバース


 闇が明けて、光が射す。
朝がやって来たのだ。

 だが、私にとってそれは「追いかけられる恐怖」に等しい。
新たな曙が昇る度、重い心を引きずって競争社会へ戦いに出なければならない。
なぜだ?

 朝日は何も語らずに地表を等しく照らし出す。
海上のさざ波が誰の為でもない風の曲をうるわしく奏でる。
深海で息をする君は、まだ光を手にすることを望みはしない。
地球は黙々と太陽を周り続ける。
887(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/08/23(水) 03:09:13
かぐや姫


 一匹の猿が都会に降り立った。
彼女は「赤い星」からやって来た使者である。地球の程度を調査する為、派遣された研修要員だ。
 東京、New York、北京、London、Berlin、Paris、地球中の主要な都心を次々回遊する。
そして彼女はひとつの結論を得た。
「青い星の文明は、我々のそれより遥かに低い」と。

 彼女は迎えに来た宇宙船に載り、地上に別れを告げた。
「どうか、この儚い文明が永久(とわ)にあれ」
888吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 01:11:38
去年のクリスマス、病院に駆け付けたときには、すでに彼女の意識は失いかけていた。僕は彼女の手を握ると、彼女は目を開けて言った。「ごめ…んね……、私…って…やっぱドジ…だったね…」
彼女は微笑み、目を閉じた。
誰かの声がする。目を開けると、そこに彼女がいた。当日のままの姿だった。
「もう私の事で苦しむ必要なんてないよ。私は平気だから…」そう言って彼女は消えた。外は朝になっていた。目から涙が流れた。
889吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 01:16:13
「当日のまま」ってなに?
890吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 01:20:40
>>886 >>887
悪いことは言わないから、もうやめとけ。
その手の文章書く才能ないよ。
891吾輩は名無しである:2006/08/25(金) 01:38:30
>>889
あっ…ミスった。
当時です。
892吾輩は名無しである:2006/08/26(土) 02:59:26
ためつすがめつ十二分にあたしを視姦した後、
少しく口を開いて外気にさらされたクリトリスをめがけ、
アイツはふぅっと、息を吹きかけてきたんだ――

――せめてその時に、アレがあたしの目の前に無かったなら、
私達二人とも、いまだに処女なんかやっていなかったはず。
893吾輩は名無しである:2006/08/26(土) 17:44:59
面白そうなスレ発見俺もやってみる

「靴下」

彼女の脱いだ靴下が目の前にある。
俺は当然のようにそれを手に取り、そしてきわめて優雅な動作でそれを口に当てた。
まるで母なる大地を慈しむかのように目をほそめ、おもむろに靴下越しの大気を吸う。
森林浴でもかくやというほどゆっくりと、雄大に、仰々しく。
それは太古の昔から決定されていたかのような約束の香り。

トロロコンブの匂い

ため息.。感動の余り心中が口から清水のように溢れ出してくるのだった。

(´-`).。oO(比喩がくどいな・・・・・・)
894吾輩は名無しである:2006/09/03(日) 16:50:46
此処は情景や心情を書くスレじゃなくて
200文字にどれだけ話を詰め込めるかってスレだとおもうんですぅ
895吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 13:58:23
そんなこと言ったらこのスレ小咄板に移動しなきゃ
896吾輩は名無しである:2006/09/12(火) 18:04:58
小咄板ってあるの? 教えて?
897吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 00:56:36
200ってあっというまだな…
898(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/23(土) 01:24:57
『瞳(ひとみ)』


 空模様は穏やか。
理沙は休日を利用してお台場にやって来た。
 まだ誰もいない。早朝の海浜公園にはホームレスもいない。
孤独な烏(カラス)の影だけが、頭上をはすかいに横切った。

「なぜわたしはここへやってきたのだろう」
潮風は、秋の始まりに染まって紅(くれない)に瞬く地平線を、ゆっくり渉(わた)っていく。
「ダイちゃんはどこなの」

 暫くすると、雲間から一個の太陽が昇る。
女の輝く一対の目に。
899吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 01:35:31
だいちゃんは ディープインパクトみたいやな

ディープインパクトは御飯食べるときもおっとりとゆっくり
はぐはぐしながら食べるんやて。
他の馬がばばっと大急ぎで食べてしまうのに、生まれた時からマイペース。
でも走りにかけては誰にも負けへん。
天賦の力をまっすぐに出して、信じられない力を出す。いい馬や〜
900吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 02:45:08
>>898
校正

・「休日を利用して」→「休日に」
・「〜だけが〜」は削除。「孤独」もひどい。烏は群れないもの。
・「なぜ」以下は理沙が「思った」のか、「言った」のか。
・「潮風は」→「潮風が」
・「紅に瞬く」削除。意味不明。
・最後の2行削除。意味不明。太陽は雲間から昇らないし。

お前文才なさすぎ。

作家になりたいのかもしれんが、たぶん、無理。
901(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/23(土) 02:56:24
クププ(^艸^)


説明描写主義しゃ
哀れすぎ鱒wwww


 いまさら「言った」か「思った」か区別しよえとふんばってる時点でれヴえる低すぎwwwwwyyxxw



あれか
はるきち=小説家最後の残党www

deconstruction真剣に知らずばればれw
902(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/23(土) 03:25:51
hint

 形容詞は文語そのものの形容につかってもいいはずだよ。
なぜなら、しょーせつ内の形容とは、しょせん「もでりんぐ=肉付け」の一種にすぎないから。
 なら、文語そのものを肉付けしてもやはり、形容は『文章的に』成立するよ。
元来、形容詞はある文章にだけかかるから。


分析てつがくをちょっとづつでもまなぶべきだよ。
でりだのかんたんなかいせつ本とかよむといいよ。
 3ぷんでわかる!でりだ
みたいなのでも、けっこうえっせんすは抽きだせるもんや
903吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 06:03:08
>>902
898みたいな悪文ごとき添削するのに、デリダだの分析哲学だのがどうして必要なんだ?
小学校出とけばいいだけの話でしょう。
せっかく900が的を射た指摘してくれてんだから真摯に受け止めたほうがいいよ。

ついでに900を補足させてもらうと、

・「空模様は穏やか」は、みっともないから消せ。
・「やって来た」→「やってきた」と開け。
・「まだ誰もいない」のだから「ホームレスもいない」は必要なし。
・「烏」→「カラス」でいいんだよ、はじめから。
・「はすかいに」も垢抜けないから消せ。
・ カッコ内のセリフも気色悪いから消せ。

というザマだからさ、根本的に考え直したほうがいい。
904吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 06:52:30
>>903
◆m0yPyqc5MQは、このスレのみならず板全体から、
文才のない愚か者と認定されている。
ほぼ嵐認定だ。

相手にするな。
905(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/23(土) 09:35:33
webじょうでは反論できないけど

いちまいもにまいも上手なのはあきらかにぼくだよw

 現実にあいてが目の前にいたら、徹底的に反論できる自信あるもん。
ぼくにはぼくの文章感覚があるんだよ。

かってにじぶんの規範おしつけるな(`□´)なちすめ
906(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/23(土) 09:39:11
いっこだけ指摘すると


 ぼくは「潮風」などという無生物主語を、しばしばいわば生物等価的に扱います。
なぜなら、それが日本だから。
 どっかのやばん国みたいに、いぬやねこをモノあつかいするなんて以て他ww

だからぼくの文章ではよく、花鳥風月が主体的に話したりあそんだりするよ。
ぼくはものごとを『客観写生』してるんだよ。



 がんばれがんばれ
907900:2006/09/23(土) 09:55:40
>>903 フォローありがとう。
ちょっときつい書き方をしてしまったので勘にさわったのかもしれないが、
マジに自分の文章を見直したほうがいいよ>>905

君のカキコもときどき面白い。とくに評論っぽいのはなるほどなって思う
ことがあったりもする。
でも、>>898のような文章になるととたんに馬脚をあらわす。
文章はまず、「読みやすく、わかりやすい」っていうのが基本。感覚だの個性だの
はその後の話だよ。
君の文章は非常にわかりにくい。書こうとしていることはなんとなくわかるんだけどね。
そのわかりにくさ、もっといえば品のなさ(たぶん、田舎者なんだろう)、ピントのずれた
気取りぶりなどと自分の文体だ!とかって思ってるなら一生ダメなような気がするよ。
君が馬鹿にしている綿谷リサの文章でもちょっと研究してみたらどうだ?w
908吾輩は名無しである:2006/09/23(土) 10:01:10
>>906 言いたいことはよくわかるよ。

でもね、カッコワルイの、ほんとにw

まじにカッコワルイんだよ!(爆笑)

かーいそーだからもうやめとくが、言われているうちがハナだぜ。
909903:2006/09/24(日) 02:03:46
>>904
ご忠告さんきゅです!

>>907&908
うちらは純然たる親切心で指導してあげただけなんだけどね。
なんだか逆恨みされちゃったみたい。残念です。

>>906
意地を張るのはかまわないけど、もしほんとにがんばりたいなら、
等身大の自分をちゃんと見つめたほうがいいな。
あとね、他人の忠告もよく聞くこと。だめなもんはだめなんだから。
がんばれよ。まじで応援してるから。
910吾輩は名無しである:2006/09/24(日) 14:42:32
スルーもできないお前らキモスwwww
911(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/25(月) 02:32:10
秋分


 待ちわびた朝焼けがやって来る。
世界は薄紫。未だ肌寒い中をハツは自宅の方へ帰る。
 京都の一日がやって来た。
露地に撒かれた打ち水が蒸気を揚げて、秋晴れの空へ溶けていく。

 随分と太陽が昇っても、蜷川は布団を出ない。
カーテンの隙間から生暖かい陽光が射し込んでいる。
だが、湿っぽく散らかった部屋には、寝息以外に変化はない。

 りさはベランダに出て、東京の街の良くはない空気を吸った。
912(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/25(月) 02:49:20
配偶(coupling)


 あなたが好きなのよ。
「仕方ない。一緒になろう」
夜景の美しいリストランテでdramaticにやり交された指輪のにぶい色。
 お待たせしました。
給仕が運んできた赤いワインの底へ沈没するふたりが出会った世界で今、新曲が流れだす。
「ほんとに私でいいの?」
君じゃなくちゃだめなんだ。
 秋の夜空は天の川を映して星々に魔法を要求してる。
「おめでとう。これからもよろしく」
913909:2006/09/25(月) 03:47:03
>>910
だって可哀想じゃんw

>>911-912
相変わらず他者や外部の欠落したオナニズム満載の文章だね。
あまりに憐れだから精神分析してやるよ。
自己実現は人間の基本動機のひとつであり、自我の像をどう表現するか、どう抱くかが対人行動の規定因子となるんだよね。このとき他者との関係が相互作用的に自己へとフィードバックされるわけだ。
しかしリビドーが内側に向けられているナルシストの場合、自己の夢を満たす情報は受容しやすいけれど、矛盾する情報は無視してしまう。

すなわち君は、文章が下手クソという真実を突きつけられたにもかかわらず、
自分の胸に手をあてられない、いわゆるヘタレなわけよ。
もっと勇気を持てよ。油じみた顔してるからって、自分の殻に閉じこもるんじゃねえ!
おれはいつも応援してるから、がんばれよな!
914(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/25(月) 14:59:35
ちがうよww


批評には『適切な根拠』があるかないかが大切なんだよ。

根拠のない批判はたんなる断定的な趣味判断にすぎないから無視してよろしい。十人十色。

一方で、きちんとした「美学的な=芸術史学的な」文脈に基づいて、伝統との対比如何を語る文章。
これだけが考慮に価する高級な批評であり、自作を修正するに値するadviceだよ。
915913:2006/09/26(火) 03:52:12
>>914
おれは根拠をはっきりと提示してるじゃん。
外部と他者の欠落した文章しか書けないからだめなんだよ、と。
こんなこというと可哀想だけど、文章が下手なだけでなく読解力もゼロだね。

だいいち、よく考えてごらんよ。
「適切な根拠」さえあれば批評が成り立ち、なおかつ印象批評まで認めるというなら、
きみの文章なんざ、文学理論におけるあらゆる批判に抵触しちゃうぞw
たとえばロシアフォルマリストに「異化がない」といわれたら、
大急ぎで書き直さなきゃならなくなるw
十人十色という言葉に依拠して、駄文ばかり垂れ流してるくせに、
なまいきにクリティークの定義なんて持ち出すと、
自縄自縛におちいるぞw

とにかく無知まるだしで気の毒すぎるね。
ま、文学語るふりしたいなら、せめてイーグルトンぐらい読もうや。
おれからのレクチャーは今夜で終わりね。
これからはもう少し素直な気持ちでがんばろう。
では。
916吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 07:49:41
汗かいちゃったね、シーザリオ

http://c-docomo.2ch.net/test/-/keiba/1158142644/1-
917(o^v^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/09/26(火) 09:14:55
 愚者の批評一考にすら値せず。

 作品は天分の由なり。
而して根拠は規則への史的論理的展開への傾注にのみ存す。感性への批判は成立せず。

創造を見誤る勿かれ。
それは模擬とは絶対立する破壊なり。
918吾輩は名無しである:2006/09/26(火) 18:41:20
>>917
>作品は天分の由なり。
お前の天分ゼロだよ、このドヘタ。


イモw
919吾輩は名無しである:2006/09/27(水) 05:26:28
毀誉褒貶ありしとて、すべて受け入れず、己が信念と称して戯言ばかりほざく輩。
創造に及ばぬ愚かな文言垂れ流し、天分とはまた笑止なり。
そが持論は敗れたり。

>>917
擬古文作るんなら、これくらい作れ。
「値せず」ではなくてこういうときは「価せず」だし、
「而して」の使い方は間違ってるし、「への」とか「それは」とかいきなり現代文だし、
現代文としても、一文に「への」を3回も入れるし。
おまえが愚者じゃ。

920吾輩は名無しである:2006/09/29(金) 18:00:25
本格的に避難されたら来なくなったね。
あいつはいつもこうだ。
921吾輩は名無しである:2006/09/29(金) 21:52:50
自レス

避難てw。非難または批難が正解。
922吾輩は名無しである:2006/10/06(金) 17:57:04
ほんとに来なくなったな
923吾輩は名無しである:2006/10/07(土) 03:50:57
そんなこと書くと喜んで来ちゃうよw
924(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/05(日) 13:55:27
趣味の相違如何とも為し難しw


伝統?
それは破格する為に設らえられたふるぼけた基礎だ。
925吾輩は名無しである:2006/11/06(月) 02:39:42
うわ
趣味の違いに逃げたぞ、こいつ。
926(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:12:31
走れメロス


 涙が流れていた。
私は人間というものをもう信じていなかったのに、なぜ?

「あ」と私は言った。
実際それ以外にどんなことばも出なかったのだ。
 物語が静かに終わったとき、私は大きな感動にうちひしがれていた。

観客はみなスタンディング・オベーションを贈る。
私は立てなかった。
脳裏には劇中のヒロインの台詞(セリフ)が繰り返し、回っていた。

「着いてこい!フィロストラトフ」
懐かしい記憶がよみがえった。
927(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:14:47
東京より


 日本橋を過ぎて甲州街道を渡り、浜離宮の側にあるお気に入りのcafeでcoffeeを飲む。
向かいの席に座った女の手元に『ティファニーで朝食を』がある。

 しばらく街を散歩して、排気ガスに嫌気がさしたころ彼は
フェリー乗り場で待人(まちびと)に会った。
「あまり時間がないわ」と彼女は言った。
「急ぎましょう」

 そして僕らは羽田空港から旅に出た。
月の輪が頭上に浮かんで、地球の文明を見下ろす夕暮れ。
928(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:16:34
休日


 南向きの障子越しにあたたかな陽光が射し込んでいる。
縁側へ出るとうちの猫がいる。
私は彼とたわむれて早い午後の時を過ごした。
 平凡な一日はこうして暮れてゆくのよ――はかなけり。

 夕暮れ前に外へ出て、近くのコンビニへ行った。
レジの子が新しい。
「1,252円になります」と、彼女は礼儀正しく言った。
 かなり肌寒くなったから押し入れから出したばかりのマフラーを巻いた。
ちょっとカビくさいけど我慢。
929吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 16:25:36
もっと自分を突き放したほうがいいんじゃない?
意図はわかるが、その意図が文章を損ねとる
930(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:27:05
いみふめいw
931(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:30:18
ぼく、私しょーせつと写生ぶんとにもう区別つけへんよw
たんなる人称代名詞の置き換えだもん

なんでそこにこだわんのwふるくさ
932吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 16:32:24
ナラティブっつーかなんつーか、
方法として安易に過ぎると思うけどねえ。
933(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/11/23(木) 16:51:53
新規方法にきょーみなしwww
未発表『青い星の物語』でとりあえずかなりやり尽くしたw
あれはヤバいw
いちおー今世紀最大、手法の博物館

まあ、かなり新しいことやってますよ、上のでも
気づかないほど自然なだけでw
日本橋から浜離宮とかいみわからんしw


 いまは上品にきょーみあんだよ
実験性段階はとおりこした
 完成度が目的かな
934吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 17:04:25
所謂文学的方法じゃなくて、語り口の問題
春樹が師なんだろ? 自分だけのものを語りたければ、自分の言葉で語れ
って言ってんじゃん。まあ言ったのはSFだけど

たとえば、あるひとつの概念を小説という形式に還元しようとした時、
その方法はもちろん人それぞれだろうけど、読者ってのは、妙に一義的
解釈に流れる傾向にある。それを踏まえたうえで、なお語り続けるには
思ったことを語るという段階を超えなくちゃいけない
のではないかと思ったものだから
気に入らなければスルーで
 
935吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:12:10
男は今日も駅前のコンビニへ入った。
レジにパンと缶コーヒーを置く。レジには今日も彼女がいる。
男は釣りを数える彼女を見ながらぼんやり考えていた。
…今日も言えなかった。来週のクリスマス、この子は誰に抱かれているんだろう。
男は目を伏せて、早くこの店を出ようと商品を受け取った。
その時、無意識に声が出た。
936吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:25:48
もう一寸で切腹しなくてはいけないというのに
彼は腹を掻っ切る心構えがつかない。
主君は目の前に、介錯人はすぐ脇にいる。
辞世の句も既に詠んだ。だというのに彼は小便がしたくなる。
937吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:36:00
「200文字か。難しいな」彼は呟いた。結局彼は塾考ののち、原稿用紙にこう書いた。「200字」。一応完成。
938吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:37:49
塾工→熟考 だな。
939吾輩は名無しである:2006/11/23(木) 18:39:01
蟹工 でもいいか
940(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 01:22:07



 私は大きな自信を持って自律している。

 たとえば人類がそうだ。
私は地表を見下ろして、彼らが社会を築きあげる所を永らく、観察してきた。
たとえば地球がそうだ。太陽が分裂して君たちを創ったのを見た。
 それでも知られていない世界はある。
私は大きな自由を以て、銀河の運びを眺めている。
それはとても幸せな気分だ。

 私は神であり、すべての事物に内在し、あらゆる事象を形成する。
たとえば君も含めて。
941(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 01:31:56
待ち合わせ


 「君がわるいんだろ」と、ぼくは言った。
「何言うのよ」いけないのはあなたじゃない。
 雑踏に紛れる恋人同士の去り気ない会話に混じった冬のかおり。
ぼくは尚もつづける。
「だってさあ、約束したじゃん」
「何を?」
「結婚」
 わたしは赤くなる。
事実、彼が好きだった。
そして一緒になるならこの人だけだ、と決めていた。
「もうちょっと待って」

 クリスマスツリーにきらめく街の色に、信号機の点滅が重なった。
942(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 01:38:11
イヴ


 海の香りがする。
オープンカーを国道沿いのparkingに停めると、二人は遥かな地平線を眺めた。
夏休みの旅。それが最後の思い出だ。

 「何を考えてるの?」
なんでもない。もう、過ぎたこと。
「真剣に選んでよ」
わかった。ああ、これなんていいんじゃない。君によく似合うよ。
「もう、ぜんぜん真剣じゃないじゃん。いいよ、今日は」
…じゃあ、これからちょっとdriveに行こう?
僕にはよく知った場所がある。きれいな海のみえる場所だよ。
943(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 01:45:57
ちいさな世界


 向こう岸に見えるのは彼岸花だ。
死という事実は隈無く人類を捉える。
ほぼ例外なく、彼らは老年になりようやくその恐怖にさいなまれるのだ。

 雪溶けがまばゆい。
深く閉ざした雨戸を開けると、凍るようにつめたい空気と一緒に真っ白な光が溢れ込む。
「良い天気だ」

 沖縄の浜辺を散歩する少女の、艶めく黒髪に一輪の花が差してある。
波の音の隙間にカモメの声が、遠くから大切な時間を運んでくる。

 やがて太陽が昇り、すべての命を包み込む。死に、生まれ、遊ぶ。
それで地球は回る。
944吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 02:20:50
相変わらずド下手でほほえましいね。


オープンカー!


オープンカー!!!!!!!!!!!!!!!!!


沖縄!


散歩する少女!

945(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 02:55:13
審美観の問題だ
946吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 03:12:01
大ちゃんに決定的に欠けてるモノ

それはセンスだよ
947(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 03:13:19
あんたのセンスよりゃましよww


くやしかったら書いてみ
ダサダサ子さんwぷ

くーるだもん(^O^)v
948吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 08:03:55
少し・長い・ウソ



クリスマスなんて嘘っぱちなのを、
君はよく知っている。

キリストは普通に復活などしないし、
多神教だかなんだか知らないけど、
催眠術で集団幻想でも見せられてるみたいにみんなが浮かれているのは、すごくうそくさくて、すでに恥ずかしい感すらある、とか思ってもいる。

でもね、もしそうだとすれば、今君が感じている、

その寂しさだって、嘘だ。


嘘?と僕は聞いた。
嘘とは何だ?この寂しさが嘘だとしたら、僕の存在自体が嘘じゃないのか。
僕よりも、少し長い髪の彼女はこう言う。



嘘だけど、メリークリスマス
949吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 09:35:29
日曜日になれば彼女が来る、裸足で、少し眠たげに目をこすりながら。欠伸をしそうになるのはこっちなんだ。いつも逆光で、さ。マジ綺麗なんだ、あの子。誰? 安藤さんさ。安藤さんか。何、妬いちゃったの。バカ言え。グー。安藤さんがやって来た、土曜日の夜だった。
950吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 09:38:05
審美眼、ねえ(苦笑)
951(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 10:26:02
さむーwww

寒気する

自分が気障な台詞言えてると思い込んどるばかw
952おれびょうきだったんすね:2006/12/24(日) 11:49:26
光亡き暗闇へ疑うことなく突っ込んで行く、鉄の針を持ったハリネズミ一一ナンバーガールにはそんなイメージがある。恐らくそんな印象は、ごく普通の何処にでもある空間をつんざき、意味を持たせてしまうという
953吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:51:36
、殺伐としたサウンドの影響だろう。向井秀徳のアルミニウムのヤスリのようなシャウト、田淵ひさ子の引き合ったり、反発し合ったりを高速に繰り返す、磁力の様な手法のギターカッティング。
954吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:53:44
海の底の微かなプレートのずれを描いた様なベースライン。背筋首筋を引っ掻くようなドラムス。そんなバンドありのままを、3台の16ミリカメラは固定アングルではなく、一定間隔でずらしていく
955吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 11:55:59
ように収めていく。ナンバーガール初のDVD作品は、ライヴ映像だけじゃなく、『男はつらいよ』の寅さんみたいな口調の向井氏の、哀愁感漂うユーモアあり、バンドメンバーの奇々怪々な暴露話あり、
956じぶんでわらえてきた:2006/12/24(日) 11:58:48
事前に向井氏からの電話で集められた、観客とのライヴ後の交流記録あり。素のナンバーガールがアフレテイル。そして何より疑いようもないのは、やはり彼らのライヴが最高ということ。彼らに沈黙はない。
957吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 13:09:25
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
958吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 15:18:16
沈黙というひとつの音色を奏でよう。
騒音雑音無駄な遠吠えは単なる弱者の虚勢に過ぎない。
心に七色の虹が架かるなら、言葉もそれを渡るよう、
ゆっくりと螺旋の大円を登って、夕暮れ時に静かに降りて行けばいい。
静寂の儚さは今でも僕の胸を打つ。しかしそれはいつでも混沌を含んでいる。
澄み渡る晴天が、何の前触れも無く嵐に変わる様子を見ていると、
僕の内面がその外界にピタリとシンクロしたような気持ちになる。
悲しみに暮れた世界は、何故だか僕の慰めを誘う。
こんな日曜の真昼の只中で、仮象の僕という造花が笑う。 
生きている。 死んでいる。 生きている? 死んでいる?
背中で泣いている。 夜中に泣いている。 遠く聴こえるジングルベルが響いてる。
沈黙というひとつの音色を奏でよう。
夜という真実の世界の中で。光を倦みだす孤独の中で。
959吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 15:52:33
さすがです
960吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 16:09:53
小説になっていない。詩ですらない。

ゴミ=958
961(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 16:22:39
すごい詩だなあ

壮大な
962吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 18:17:10
名も無き友よ 君は死んだ
名も無いままで 二十歳で死んだ
ぼんやりと ただぼんやりと 僕は君を想い出す
死というものはいつでも突然に
死というものはあまりにも唐突に 訪れる 
まるでこの生が一瞬の徒夢であるかのように
砕け散って 弾け飛んで 形は溶けて 灰と化す

真夜中 僕の背中を 時々誰かが 冷たい指先で
凍てつくほどの 氷の指先で そっと撫でる
ゾクリとした 僕は 後ろを振り返る
君が立っていた ただただ 氷の微笑を浮かべて 
君が立っていた 瞬きをすると 
君は消えていた 僕は気付いた
死は生の外側に 在るのではなく
生の内側に   いつでも在るのだと
君は生きていた 夜闇の僕の 小さな空白の中で 
963吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 18:36:04
田舎に住んでいた頃は、友達も家族も皆言った。
「東京なんか人の住むところじゃないよ。」
もちろん僕もそう思っていた。
ところが東京に出てきてもう三年。僕の心は東京色に染まっていた。
非人間的なコンクリートの路上は、いつでも僕を突き放す。
洗練された大理石で出来たビルの壁は、僕を冷徹に遠ざける。
彼らと僕の間に共通なことは、ただ僕が「在って」、彼らが「在る」ことだけだ。
いつしか僕は、そこにこそ安らぎを、そこにこそ安心を、覚えるようになっていた。
反ヒューマニズム、暖かさとは真逆の感覚。
人はそんな僕を軽蔑し蔑み罵倒するだろう。
しかし僕は、人間のその愛情の曖昧さを、信頼の浅薄さを、隠蔽された偽りを、
総て剥ぎ取った彼らの中にこそ居場所を見出す。
曖昧ではない、偽りではない、本当の愛を僕に与えてくれる人が居れば、
僕はその人を掴んで放さないだろう。
僕は愛に対して臆病なんだ。僕は愛の理想が高すぎるんだ。
行きづらい世の中だ。歳を取るだけ汚れてく。美しいものが消えていく。
僕は知っている、本当は君たちは美しいということを。
名もなき君たちへ愛を込めて、この一砂のトルソーを捧ぐ。
964吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:00:49
『溜め息の日曜日』

僕の部屋の愛鍵を彼女に渡したけれども、 残念なことにその鍵では、
僕の内部奥深くに潜む 秘密の鍵穴までは開けられないらしい。
それは眼には見えない悲しみのブラックホール。 手を出したなら、
飲み込まれ、吸い込まれ、消えていくだけの、凝縮された闇の塊。
物質化された鍵達が開けて覗くことが出来るのは、
予め見ることを赦されている、建前上の秘密でしかない。
本当の自分なんて、愛している人にほど見せることは出来ないものだ。
「貴方のこと愛してる。」裕美子は云った。
「・・・僕もだよ・・・。」僕は答えた。
その度に僕の心の内壁は強固にその扉を閉ざし
不可視の秘密の鍵穴はその暗闇の濃度をさらに増していくのだ。
「それじゃあ、またね。」
「ああ。気を付けてな。」彼女は僕の部屋から出て行った。
僕は彼女を見送ると、部屋の戸を閉め、内側からしっかりと鍵を掛けた。
大きな溜め息を一つ付いて、ソファにズボリと腰を降ろすと、
独り佇む1DKの奇妙な空白が、僕の出口無き心象風景として、ひっそりと湧き上がっていた。
965吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:11:13
じょうずね
966吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:16:04
ここは文学についての話題を扱う、学問カテゴリーの掲示板です。
学問系でない作家や小説については【一般書籍】、自作の小説等については【創作文芸】でお願いします。
また専用の板がある場合、スレ立てはそちらで行ってください
967吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 19:45:57
なけてきた・・・
968吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 20:52:29
958,962,933,934,を書いたのは同一人物なんですが、
結構マジで書きました。
僕は作家になりたいと思っているのですが、
正直な感想教えてください。
969吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:01:49
間違えました。958,962,963,934でした。
970吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:02:59
また間違えました。958,962,963,964でした 苦笑
わざとじゃないです。
971吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:07:42
笑 ちょっとあんしんしました笑 てゆーかほんとうにかんどうしましたよぉ〜!!
972吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:12:34
970>>
本当ですか?有難う御座います!
964は他の板でも載せたんですけど、完全スルーされて悲しかったんで・・・苦笑
自分の能力とか感受性とかって、自分では未知数なんで、こうやって
一人でもひとさまに感動して頂けるとこっちが感動します!!
973(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:17:11
いいんじゃないですか
すむーすで
あまりガツガツしてないかんじがしますね


 ま
書いてる方がぼくの知り合いみたいなニオイがするのが気になるところですがw
とるそーとか言ってますからね。彫刻科の友人、というか親友じゃないかと思うよ
974吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:08
973この人だれ?
975吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:17
973>>
一応答えると、全く違います。僕は某大学文学部の4年生です。
976吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:20:18
ナルだな
977(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:30:34
そーですか


 彼が参戦してくるにはまだ時間がありますね
みやざわけんぢが好きらしいですがw



あなたの場合は、会話がちょっとうそくさいかもしれませんよ。
ぼくの勝手な意見だけどw
なんだその演技、ってかんじがしますよ
 演じさせるならえんじさせるで、もっとハツラツとさせたらいい
気の抜けたコーラみたい
978吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:32:54
↑お前がいうな、お前が、まじに。
979吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:36:38
>>972 よかった。俺映像やってるんだけど、なんかいいインスピレーションを与えられたよ お互いがんばろうぜ がんばって!!
980(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:36:51
ぼくの作品の会話は、ドラマの世界ですから

『明暗』とシェークスピアに影響うけとるw
981吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 21:41:09
不気味やわ
982(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:43:29
そうかね
983(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/24(日) 21:53:45
いま読み返したけどさー
>>941とかけっこういいんじゃないのww

なんか幸せな気分になるよ

まぁあれやね
好みやから


ぼくは幸福な話のほうが好きやからね
984吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 22:19:03
いいねこのスレ
985吾輩は名無しである:2006/12/24(日) 23:07:58
>984
DIEちゃんをアボンすればな
986吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 05:57:40
>>941
ひでえなコレ。何人称なんだ? 視点とかばらばらだしさ、小学生以下じゃねえか。
吐き気がするわ。
987(o^-^o) ◆m0yPyqc5MQ :2006/12/25(月) 09:07:31
わざとに決まっとるw
前衛なめんな(^O^)v


近代小説破格しとるもん
988吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 09:13:09
前衛だってさ
かわいそw
989吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 09:21:53
958,962,963,964の作品は、もちろん、好みの問題もあるだろうけど、
文章がしっかりしてるから好感が持てるね。
個人的に応援したいな。
990吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 14:24:34
最近は人に吐き気を催させる文章を前衛と呼ぶのか。
991吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 15:05:01
恋をしているのよ・・・笑
992吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:31:28
春樹の自演ですか?
993吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 21:33:20
ほめ殺しだらけw
994吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 22:27:42
「クリスマス翌日」

いくつかあったグラスの中の気の抜けたビールに浮いたピーナッツの皮は、
すっかりふやけていた。幾本も押し込まれた灰皿には、口紅のついたたばこがあった。
そういうものを全部ながしにまとめ、スポンジで洗うと、近所の子供が弾くピアノの音が聞こえた。
それから床を掃き、よく絞った雑巾で拭いた。
ふと時計を見ると、もう昼過ぎだった。
だから私は外に出た。映画でも観ようと思ったのだ。
外は雪が降っていた。
995吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 22:37:11
うつくしい・・・ あたし以外のひとがいたなんて。。
996吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:01:32
「クリスマスもあと少し」

職場を出て、歩いて帰った。風は少し吹いていたけれどマフラーは要らない。
前を行くカップルは手を繋いでいて、すぐ横の女の子は音楽を聴きながらすたすたと歩いていた。
そんなものを見ながら、しばらく足を進めた。
やがて交差点にさしかかると、信号が変わりかけているのが見えた。
僕は足を止めた。
相変わらず手を繋いでいるカップルも、音楽を聴いている女の子も、足を止めた。
車はライトを点しはじめていた。風が少しだけ吹いていた。
そんな時、ティッシュ配りが微笑んだ。
だから僕は、ありがとうと言った。
997吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:07:37
どこの東京ですか笑
998 ◆PdvkW.xCnU :2006/12/25(月) 23:30:52
>>997

キラー通りから246に抜ける交差点だよ。
ハーゲンダッツとか花屋が角っこにあるとこ。
…あれ、そういうことじゃなくて?
999吾輩は名無しである:2006/12/25(月) 23:39:26
そういうことじゃなかったですね、あなたの教えてくれたのは嬉しい。そして自分が言いたかったのは、なんだかB級映画的だなぁとおかしくてたまらなかったのです。(俺ってイヤな人・・・)
1000 ◆PdvkW.xCnU :2006/12/25(月) 23:49:38
ぷっ
ということで
終了
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