阿部和重が小説家として示した態度は、「物語」への批判であった。
阿部は、すでに形骸化していた「物語」の説話論的還元・再構築をもくろみ、
それについての幾つかの創作や映画批評をものにしている。
ーー阿部は、従来のあらゆる「物語」がその原理として持つような、
いわゆる「型」というものを第一に批判している。
「絶えず変化する現実」のなかでおこなわれる関係において「型」が有効性を欠き、
書き手と読み手の身振りや思考を限定し束縛するのだという。しかし、
阿部自身が独自の文学として完成をめざし、あらゆる「物語」の諸要素や
特徴をとりいれ、ひとつの新たな「物語」として文学の組織化を試みたとき、
説話論的還元・再構築によって自ずと導き出される形式、つまりある種の
「型」をはらみもってしまうことをまぬかれない。
重要なのは、彼が小説家であり、同時に映画監督志望者であったという点である。
彼は「物語」にたいして、いわば「外部の視線」をもつことができたわけなのだ。
結果として彼の「物語」である幾つかの作品は、両義的な性格をもつことになる。
>>2-5関連スレはここ。
3 :
吾輩は名無しである:03/12/13 00:46
山形県民のオレが2get!
>重要なのは、彼が小説家であり、同時に映画監督志望者であったという点である。
>彼は「物語」にたいして、いわば「外部の視線」をもつことができたわけなのだ。
多分、このへんが笑うところだと思う。
いつの間に前スレ終わったんだよ
俺まだ「シンセミア」読んでねーよ…
6 :
吾輩は名無しである:03/12/13 13:50
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アメリカの夜ですね。
ああ、「アメリカの夜」なのか。
気づかなかった。
10 :
吾輩は名無しである:03/12/13 21:30
アメリカの夜はアクロバティックな私小説だよねん。
高橋源一郎の『さようなら、ギャングたち』みたいなものか?
「アメリカの夜」に出てきたブルース・リーに関するノート
読んでみたいねえ
公式サイトで公開してくれないかな
13 :
吾輩は名無しである:03/12/14 09:39
472 名前:吾輩は名無しである :03/12/13 15:45
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阿部和重 森 健
誰か教えて
今月の「文学界」以前に阿部チンとハスミンってどこでいつ対談してんの?
そんな対談あるのか?
蓮實重彦が文芸時評で「ABC戦争」を誉めたときには柄谷・蓮實両巨頭が絶賛する若手作家出現!と話題になったらしいが。
16 :
吾輩は名無しである:03/12/14 22:35
かつて「月刊カドカワ」(廃刊)で蓮實が質問状を書いて
阿部が筆記で答えたインタビュー形式のやつ?
「文豪・阿部和重様 〜〜〜」みたいな……
うろ覚え。
>16
それ知ってる。
蓮実以外にも何人も質問者がいた。
蓮実は変な質問ばかりしていたな。細かいことはオレも忘れた。
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19 :
吾輩は名無しである:03/12/15 17:47
20 :
吾輩は名無しである:03/12/15 19:34
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阿部和重 森 健
阿部ッチの小説には田舎ヤンキーがたくさん出てくるねえ。
阿部ッチ自身もかつては悪ぶっていたのかな?
高校を中退したのには学校側と激しい闘争があったりするのかな?
22 :
吾輩は名無しである:03/12/15 20:54
>>16 ほかの質問者は高橋源一郎、榎本俊二、中原昌也、青山真治
>>14 対談は初めてだが、カイエ・ジャポンの編集委員だった頃、梅本
洋一と一緒にインタビューを行ったことはある。
>>21 ブブカによると、ガリ勉ともヤンキーとも仲良かったが、
結局ヤンキー側に行って、当時中退ブームみたいな感じで、自分も中退しちゃったみたい。
現実的にも、友達の家に入り浸って学校行ってなかったから進級無理みたい感じで。
さっき中華料理屋で飯食ったとき、
週刊ポストをぱらぱらしていたら阿部っちのインタビューが!
しかも3ページも!
節操ないな
ポストの読者層と阿部の読者層が被るとは思えん
福田の週刊新潮の連載のシンセミア評は、あれ、言ってる事ぜんぶを皮肉と受けとるべきなの?
それとも、まあまあいい作品だが、でも持ち上げられすぎだよねえ…て感じなのかね?
27 :
吾輩は名無しである:03/12/16 20:00
皮肉だろうな。でも何かわざとらしいんだよな、デブチンは。
阿部チャンおめでとう!
「本の雑誌」ベストミステリ第3位!
★群像出身自作自演兄弟★
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阿部和重 森 健
ベストミステリ?
『シンセミア』が?
まあ、作者もノワールとして読むこともできると言ってはいるけどなあ。
このミス以来、大衆文学全てが
ミステリーの対象なんだから(w
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
誰か馬小屋の乙女についての意見を!
俺にはなんか60年代のアングラ気取りみたいにしか思えんかったが
34 :
吾輩は名無しである:03/12/17 13:51
苦もなく書きなぐり、おそろしくstupidな編集者を
いとも簡単にだまし原稿料を手にする佐藤、舞城に比べると、
「馬小屋」の作者は情報量やサーヴィスの面でけっして
手抜きをしないよう努めていて、たぶん言葉選びや編集で
前二者とは質量ともにまるでちがうエネルギーを費やしている。
対象読者は小ブル・outlaw? その階層の趣味人には
極上とまではいかずともけっこうな珍味。
それと「89年」製オナホールっつーのは
やっぱあれか、と。
その辺は露骨だな、と。
そうか、天皇とかそういう文学的主題はすべて作られたもんで
しょせん嘘っぱちだってことか?
しかし「文学界」の蓮実との映画対談、阿部やさしすぎ。
リンチのとこで蓮実がもちだしてくる「映画の人か、芸術の人か」とかの
どうでもいいオタクな二分法につきあってやってるし。
おれは好きだな、>「馬小屋のおとめ」
短編ならではの、「ヴェロニカハート」に匹敵する妙味が味わえると思うよ
ノ 丿 ノ ヽヽ
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ヴェロニカ・ハートには語りの構造の多層化があるじゃん。
細部が反復されたりとか、そういう工夫が。
馬小屋の乙女はそういうのがどうなんかなーと
「ヴェロニカ・ハートの幻影」は面白かったけど
「公爵夫人の午後のパーティー」はきつかった
センテンスが長めで、視覚的描写にこだわっているようだけどかといって映像的ではなく、
読みづらかった。
あれって中上健次の「千年の愉楽」の文体模写なのか?
俺は「公爵夫人邸の午後のパーティー」好きだけどな。
あの長ったらしい書き込みっぷりったらもうw
作品構造もなかなかいいし、阿部の叙述を存分に味わえる。
しかしあの長々しい書き方も、ハスミの模倣から始まったのかもしれんが、
『シンセミア』では長ったらしさを捨てたぶん、
全体のボリュームが増えたような気もしないでもないし、
阿部チャンはそれでも細部とかどうでもいいこととか心理背景とか書き込むから、
サービス精神が豊富なんだろうなと思い至るようになった。
>>40 何で中上なんだ?
公爵夫人はどう考えても金井だろ。
しかも描写は映像的ではないが映画的だったぞ
>>40 『インディヴィジュアル〜』から長々しい文体は捨ててるけど…
「インディビジュアル〜」のオチって酷くないですか
阿部ちんの場合、毎回毎回文体を変えているのに感心するよ
執筆前に霊媒で文豪を降ろしているんだろうな。
45 :
吾輩は名無しである:03/12/19 02:47
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46 :
吾輩は名無しである:03/12/19 03:00
描写しかないクズ作家
むしろ、描写でしかない、とでも言うべきか
つまり、表面すらない
映画以下
週間読書人「二〇〇三年の日本文学回顧」『シンセミア』評価。
俺の読んだ感じだと…↓
スガ秀実 ○と△の間くらい
(ただし現時点では保留――ジャンクがイメージのレベルに留まってるかららしい)
渡部直己 ◎
内藤千珠子 ◎
他の作品に比べれば圧倒的に評価が高い。
島田の三部作はボロクソでした。
貰ったユニクロ着てる奴と、自分で買ったユニクロ着てる奴の差が
はっきり出たのが今年の文学です。
阿部もユニクロの広告出てたけどね。
去年か一昨年か忘れたが。
シンセミア読了。
感想;肛門にフィストなんて無理に決まってるだろ。
52 :
吾輩は名無しである:03/12/20 04:06
>肛門にフィストなんて無理
そんなことねえぞ。開発の腕次第だ
53 :
吾輩は名無しである:03/12/20 13:41
54 :
吾輩は名無しである:03/12/20 18:12
阿部ぶさいく
ABEちんって才能あるの?
「シンセミア」つーの、なんか話題になってるから
毎晩寝床で読んでんだけど、知らない間に眠っちゃうんだよねえ。
ふむふむ、警官がスパゲッティを茹でててナントカカントカ・・・・ハァ〜眠い〜。
ABEちんよ、お前の小説を読んでやってんだから金くれよ、と言いたい・・・・・。
小説は、読んだ者が作家に金銭を要求できるようにしなければいけないと思いますた。
55はまだ変態警官中山正の実態を知らぬからそのような呑気なことが言えるのだ。
俺なんかコカコーラの瓶を見るたびに思い出してしまうぜ畜生!
変態ロリコン援交スカトロ警官を出しておいて
最後に山形県警への謝辞を書く(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
58 :
吾輩は名無しである:03/12/21 09:59
■▲▼
【8:105】2ちゃん利用してる作家って誰?
1 名前:宣言 02/08/27 08:46
晒してください
「シンセミア」読了。
面白い、に一票。
中山正はいいね。彼がいちばん人間的。
60 :
吾輩は名無しである:03/12/22 00:41
55
>毎晩寝床で読んでんだけど、知らない間に眠っちゃう
って、作者の才能とはあまり関係ないんじゃ……疲れは最強だよ。
けど、
>お前の小説を読んでやってんだから金くれよ、と言いたい・・・・・。
小説は、読んだ者が作家に金銭を要求できるようにしなければいけない
ってのは、ゴダールが『映画史』で映画のあり方について語ってるのとおなじで、
炯眼。
ゲンゴロウが朝日であんなにゲキショウしてたのに、
今年のベスト3には入れてなかったね。
中沢新一『精霊の王』
矢作俊彦『ららら宇宙の子』
平出隆『伊良子清白』
を、同い年の作品だから選んだんだと。
阿部さんって小器用な作家だね
二十代の半ばでデビュー、コンスタントに書きつづけて批評家筋とエンタメ領域双方
からそれなりの支持を集める
デビュー10年後、三十代の半ばで長編をものにする
なんだか職業作家としての規範を示しているようだよ
>63
意外に素早い対応で感心した。
65 :
吾輩は名無しである:03/12/23 15:03
すが秀実が新刊で批評空間の文芸時評の補足として
『シンセミア』を貴重な失敗作と書いてるな。
『週刊読書人』での発言もイマイチだったし、すが
の評価は厳しかったと。
鮭は勘違い君だから。
67 :
吾輩は名無しである:03/12/23 15:22
ウホッ いい男のホモ漫画の阿部か?
★群像出身自作自演兄弟★
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↑ ↑
阿部和重 森 健
スガは68年にタイムスリップしてしまった
阿部くん、連れ戻しさしあげなさいよ
70 :
吾輩は名無しである:03/12/24 01:37
「シンセミア」あれだけ面白いと思いながら読んだのに、もう細部がほとんど思い
出せない。そういえば「ニッポニアニッポン」も・・・あれ、「ABC戦争」って
何の話だっけ・・・今そんな感じです。阿部の小説って異様に忘却度が高いんです
けど。頭に残ってるなあと思うのは「無情の世界」に入ってた三篇くらい。やっぱ
短編の作家なのかなあ。
71 :
吾輩は名無しである:03/12/24 01:55
作品、少なすぎませんか?
もう、35歳ですよ。
実は意外と小粒なのでは?
10年間で単行本7冊は「少なすぎ」というほどでもないと思うが。
プラトニックンウルとかいう未単行本作品もあることだし。
それと寡作だから小粒とも言い切れんでしょう。
73 :
吾輩は名無しである:03/12/24 03:39
ガキの読む小説=「シンセミア」
74 :
吾輩は名無しである:03/12/24 03:40
阿部和重は、いったい何から影響を受けているのかね?
文学に限らず。
小粒といった基準のはですね、阿部にはエクリチュールが無い、というか、本人がどういうつもりで書いているのか分からないが、その意識は希薄だとしかおもえないわけです。
なぜなら、いくら作品を構築しようが、文体が進化しないからです。
それが「シンセミア」でもろに露呈してる気がするわけなのでした。
じゃあ何が足りないのかは問われてもよいはずです。
歴史!!!???
文体が進化しない,というのは重要ポイントです
教養がないだけでしょ、単に。
そこが阿部の本来の武器。馬鹿のほうが面白い小説を書けるという。
中途半端にブンガクしてきたやつらより。
しかしこれ、初期の話。「インディヴィ」まで。
今はブンガクをやろうとしてるから、つまらん。
「シンセミア」で決して評価を獲得したわけではないと思割れ。
77 :
吾輩は名無しである:03/12/24 21:34
舞城や伊坂のほうがよっぽど斬新で面白い。
阿部の役目は終わった。ごくろうさむ。
78 :
吾輩は名無しである:03/12/24 22:45
>70、記憶力しだい。
>74、「阿部にはエクリチュールが無い、というか、
本人がどういうつもりで書いているのか分からないが、
その意識は希薄だとしかおもえないわけです。
なぜなら、いくら作品を構築しようが、
文体が進化しないからです。」
阿部は、エクリチュール意識が特筆される書き手。
74のいう文体の進化とは。
シンセミアに歴史が足りないとかわざと逆に書いてる?
>77、舞城が「斬新で面白い」って、
そりゃオッサンのせりふ。
79 :
吾輩は名無しである:03/12/24 22:57
文庫になっている作品の解説は賛否はともあれ豪華な顔ぶれですよね
しかもおもしろいのは皆が揃って作品に対する評価は留保しているところ
その辺は74,76の言っていることに通じているのかな?
阿部の小説を読んでみようかなとおもうのだけれども解説、書評を読んでもいまひとつどのような系統、タイプなのかがつかみづらいので参考になればとおもい質問します
結局競合する同世代がいわゆる純文学にあまりに居ないってこと。
町田康あたりの40前半〜平野啓一郎の間を阿部チン一人じゃ大変だよね(w
まあ、それはいえるかもしれない
星野智幸、横田創、小野正嗣、福永信、仙田学、中原昌也、舞城なんたら
あアク禁解けてるよ・・・
↑のなかでは星野に頑張ってほしい。
そろそろ政治性、歴史性、思想などを問うような文学が必要とされている時代だと思うから。
阿部は普通にそのへんの勉強をもっとしてほしいと思う。
『シンセミア』はなんか中上の『異族』に近い気がする。スガの言う「クズ」的な意味でも。
中上は露骨に政治的主題を導入して失敗したけど、阿部も失敗しなさい。『ニッポニア』ではダメヨ
84 :
吾輩は名無しである:03/12/25 02:16
>78
エクリチュールと文体は区別されるものですよ。
そこを勘違いしては話にならない。
バルト「エクリチュールの零度」参照。
エクリチュールは転倒としてしか実現されない、言葉の濃度であり、厚みである。
阿部が意識しているのはせいぜい、現代的な言説の世界でしかない。
それが、79のいうような、いわれる批評家連のジレンマをつくのかもしれない。
だが、それは、阿部自身のジレンマでもあるのではないでしょうか?
どちらにせよ、阿部の「文学」(そんなもんあんのか?)は「操作」の世界でしかない。
そんな奴が、「近代日本文学」の伝統につらなろうとして、「シンセミア」で痛い目にあった。
4年の無駄!!!
74より
85 :
吾輩は名無しである:03/12/25 02:40
>83
本人は、『地の果て、至上の時』をかわしたことにうまくいったとおもってるのでは?
いずれにせよ、阿部が中上を導入しようとしたことは確かだとおもうよ。
「場所」の発見てやつ?
島田の「郊外」も『無限カノン』で妄想だったのが明らかになったわけだし、
高橋源みたいなのもいるけど。(知的に、「場所」への「回帰」をかわしているつもりになっている馬鹿!)
阿部のたくらみが失敗したことは確かだ。!!
そもそも「68年」は「場所」の失効を意味していたのではないか?
三島の60年代の仕事は、そのことと相即している、
どう評価すべきかは別として。
ここらで、阿部礼賛の声が聞きたいねー。
>>85 いやだから場所やその場所の歴史が成り立たない
というのがシンセミアの主題でもあるんで、そこは阿部もわかってるけど、
んでその先にあるものとして、ジャンク性とか「関係」がメインな主題なわけでしょ。
それにしては、そっち方向がたんに弱くて過剰じゃないし。壊れきってないというか。
ところで、なんで68年が出てくるのかよくわかんないが
87 :
吾輩は名無しである:03/12/25 03:34
>>86 というか、場所とか歴史を、まさに特定できる現実の固有名詞とその関係にもろに依拠しているわけで
土台として「大きな歴史」を設定していることが不満なんだよね。
それに頼ることは別にいいんだけど
それが現実ともフィクションともつかないものにはいきついていないんじゃよね。
結果、最悪の文学性にいきついてしまった気が。
79の質問のもあるように阿部がどこに位置しているのか、明らかではないこともそれと関係している。
不分明なこととジャンクなことはまったく異にする。
むりやりにでも、阿部の位置(社会的、政治的、経済的とを問わず)を規定してやる、というレスを期待したい。
プリーズ、ギブ、ミー。
「68年」についての質問なら、糸圭板でせよ。答えてしんぜよう。
88 :
吾輩は名無しである:03/12/25 03:55
>86は「場所」を単純に考えすぎてる
「文学」の「言語」と、いわゆる「言語」の関係をとうているのにのに、
いっしょくたにしてしまった
>87
たとえば、平野は、こんどフランスに日本文学を講釈しに文化庁から派遣されるらしいけれども
それと比較するなら平野はポピュリズムねらってええかっこしーけどそれにまったく鈍感
阿部はポピュリズムをメチャクチャ意識してるけど結局得られないだろうみたいなコト?
でも、阿部ってどんな生活してんの、枯れきってそーな
>>84 >阿部が意識しているのはせいぜい、現代的な言説の世界でしかない。
本当にそうだと思う。しかし、作家が批評家を意識しすぎることって
どうだろう。お互いがお互いの領域を侵食していき、違いがなくなり
小説が面白くなくなると思うんだけど・・・
作家の商売戦略としては、批評家に面白いものを書くことが有効だとは
思うけど。一読者にとっては?だと感じる。
90 :
吾輩は名無しである:03/12/25 10:03
>>89 「現代的な言説の世界」というのは、批評家と呼ばれる人々の言説だけでは、まったくない。
あらうるメディア(2チャンネルを含む)を包含しているものとして想定しなくてはならない。
「お互いの領域を侵食」するなんてことは、せいぜいそれぞれが、箱庭的な空間で、ぐちゃぐちゃやっていて、お互いが似てくるからでしょ。
四年もかけて小説かくなんてこと、「作家の商売戦略」だけでできるわけがない。
それを、ふまえたうえで、『シンセミア』が駄目なわけをきかせておくれ。
91 :
吾輩は名無しである:03/12/25 10:20
阿部はわりに鈍感で、けっこうアホだと思うよ。
批評的言説に通暁しているかのように一時は見えたけど、
あれは実は彼の鈍感さの現れでしかない。
彼にとっては「2ちゃん」も「盗撮」も「柄谷」も「蓮實」も等価なわけ。
まあそういう「鈍感さ」=「野蛮」は、ある意味で、
作家にとっては武器でなのだが。
92 :
吾輩は名無しである:03/12/25 10:40
>>91 「鈍感さ」と「野蛮」が単純にイコールでつながるわけがない。
阿部的小説エクリチュールは、「模倣」=「偽装」だと想定したい。
縁者としては、古くは三島、昨今では後藤。
三島は言表形体(文体)の「偽装」洗練に熟達し、後藤は、言表内容(物語内容)の「模倣」に執着することに、エクリチュールの基礎を設定した。
そして、阿部は、すでに終わってしまった、「近代日本文学」を反復しようとする。
それが、いかにも、反動的にみえたりする。(中上のように、あからさまに、保守本流をきめこまないが)
93 :
吾輩は名無しである:03/12/25 10:51
彼に「近代日本文学」を反復しようとする鋭敏な意志なんてないと思うけどね。
94 :
吾輩は名無しである:03/12/25 10:55
>「2ちゃん」も「盗撮」も「柄谷」も「蓮實」も等価なわけ
いや等価であって、何が悪いんだという話なんだが。
蓮實や柄谷が一時期、ボードリヤールの著作すら参考にしつつ
口を酸っぱくして主張していたことは価値の表面化・一層化という
ことじゃなかったのか。それを踏まえずに、また価値の順列化を進めようと
いうのなら、それはただの先祖返りか近代以前への遡行
>>87 いや固有明に依拠してないんじゃないの?
蓮實の「たまたま」じゃないけど、別に神町じゃなくてもいいし。
完全にフィクションとしてしか俺には読めんが。
現実的なとこってある?
>>88 だから言語と場所が結びついてないんじゃないの? それがシンセミアのポイントでは?
あと68年はなんかブームだから嫌なんだよ。
なんでもかんでもそれに結び付けるし。
96 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:08
>>94 いや、そういうディコンストラクション戦略は、
冷戦崩壊で終わった、ってのが柄谷の90年代から主張でしょ。
その「等価であって、何が悪いんだ」って発想は、
まるで80年代の浅田彰じゃねえか。
97 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:19
>>96 冷戦崩壊で何が終わったって言うんですか?むしろ価値は一元化
したくらいなんじゃないかと。俺バカなんでよかったら教えて
ください。納得しなければ、柄谷でもなんでも納得はしませんよ。
98 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:30
>>97 しかし価値の一元化ってどういう意味?
柄谷も蓮實もそんなこと主張したことあったっけ?
特に柄谷なんてそういう一元化に徹底的に逆らってきた人じゃないの?
99 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:39
>>95 「68年」については、糸圭板でモロにやってるよ。そのメルクマールのフィクション性にたいする可否を。
「言語と場所が結びついていない」っどういうこと、もっと詳しくいえよ。
「言語」と「場所」を結びつける稀有の実践としてエクリチュールを強調したいわけ。
わかってますか?
阿部は(おまえも)エクリチュールの実践をとても安易になせるとおもってるのでは?
単純に「物」=「場」に言葉をあてはめれば、または、過剰に言葉を羅列すれば、
特異性=エクリチュールが「現前」するとでもおもってるの。
いろいろ含意があって、いってんだからさー、もうちょっとよくよめ。
100 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:43
>>98 いや、だから質問に対して質問で答えないでくださいって。
価値の表層化は冷戦崩壊で終わった、ってあなたが言うから、
冷戦が終わってますます価値は奥行きをうしなって
平板で、画一的なものになったんじゃないのかな?って私が
訊いたんです、大雑把に言えば。で、あなたの回答は?
101 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:48
>>100 分かりました。その前に、「価値は奥行きをうしなって
平板で、画一的なものになった」ということを
もう少し具体的に言ってくれない?
分かった。もうやめよう。あまりにも無為な議論のような気が…
103 :
吾輩は名無しである:03/12/25 11:58
別に無為でもないんだが
104 :
吾輩は名無しである:03/12/25 12:27
>>100 >>101 終わらせないための、乱入。
「冷戦の終わり」ですら、「68年」のメルクマールの波及だと仮定してみようよ。(これにのるひとは、糸圭板にレッツゴー!)
「冷戦の終わり」っていってもその構造はアジアをはじめ世界中に隠微な形で残ってるわけだし。
「冷戦」以後のデリダの思考は、その隠微さに呼応しているからおもしろいね。
105 :
吾輩は名無しである:03/12/25 12:42
竹田セイジが「70年代のラディカリズム」と揶揄した
蓮實的ディコンストラクション戦略の空虚な記号の戯れが
瀰漫したのが80年代ね。そこに彰も便乗する形で登場し、
最もハイでありローであるのが浅田彰ではないかと、
柄谷なんかも肯定的に受けとめていたわけ。
で、阿部はいまだにその80年代的なものを「鈍感」にも、
現代風のネタをつかって反復してるだけなんじゃねえかと。
ヒデミとかナオミたちの批評を阿部チンにあてこむのは無理だよね
だって阿部チンってノンポリ気質だもん
107 :
吾輩は名無しである:03/12/25 20:24
★群像出身自作自演兄弟★
\ 2chで宣伝、お得だろ。次はお前のとこな
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ | 先輩のスレッドあげときますね
( ´_ゝ`) ∧_∧ \
i⌒ .____(´<_` ) У ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /.… …/|/ \
. | / … / | |
. __|〈《⌒》 |__⊂二__)
⊂ 丶テ........,.イ_/
ζ
↑ ↑
阿部和重 森 健
108 :
吾輩は名無しである:03/12/25 20:40
★群像出身自作自演兄弟★
\ 次は俺が反論カキコするからな
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ | 阿部の作品はつまらん…と
( ´_ゝ`) ∧_∧ \
i⌒ .____(´<_` ) У ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| /.… …/|/ \
. | / … / | |
. __|〈《⌒》 |__⊂二__)
⊂ 丶テ........,.イ_/
ζ
↑ ↑
阿部和重 阿部和重
>106
阿部ちゃんのほうから渡部・スガの批評をネタにしはじめたんでしょ。
110 :
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・):03/12/25 21:01
>>109 ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ1!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
>阿部は(おまえも)エクリチュールの実践をとても安易になせるとおもってるのでは?
なんで喧嘩腰なんだよー?
とにかく、なぜそれを「しなければならない」って思ってんの?
阿部は、そんなこと初めから全くしようと思ってないんじゃないの?
それに、スガの議論はわかるけど、なんでここでそんなに安易に68年を導入するのかわからん
俺もスガ自体は好きだけど、批評に引っ張られすぎでは?
あと平野の話も出てるが、よく知らんが平野って売れたの『日蝕』だけだよね?
だとすると、トータルでは阿部の方が売れてんじゃなかろうかね。
112 :
吾輩は名無しである:03/12/26 01:53
>>111 反応がもどってきたことに感動しております。
っていうか、あんたは阿部が嫌いなのか、いいと、思ってるのか、どっちかよくわからないんだよね。だから、いってることが、印象的なものにとどまってるわけ。
>批評に引っ張れすぎでは?
というよりも、「68年」って、いまだに、批判のほうが圧倒的に多いわけ、その主題の導入自体の可能さ/不可能さについて議論したいわけよ。切断、対、連続の単純な話に戻さないで頂戴。
阿部チンよりも、柄谷や蓮実なんかいなかったのごとく変な物語ばかり書いている
平野のほうが、オモロイヤン?
別に、作品のはなしじゃ、ないよ。
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
>>111 阿部ファンですけど。同時代性という意味でも気になる存在ですよ。
68年に関しては沈黙。
俺には具体的に芸術の問題としてしか捉えられないし。
いろんなジャンルで変なイカガワシイ作品がいっぱい出てきてオモロイ時期ではある、という感じで。
単純に知識不足でもあるというのもあるけど。
あと団塊の世代憎し!つーのもあるので。
116 :
吾輩は名無しである:03/12/27 01:36
>>115 安易な「パパ」殺し、「ママ」の腕まくらのもとで、自慰にふけるべし。
117 :
吾輩は名無しである:03/12/27 02:22
22 :吾輩は名無しである :03/09/25 16:42
宮部の作品に
学歴コンプレックスがでてるような
箇所あるかな
舞城が嫌いな人ってあの芸風が許せないんだろうね
なんか自慢たらたらの鼻持ちならない香具師っているじゃない。
「おれ頭良くて高学歴高収入だけど結構遊び人でワルで喧嘩も強くて芸術的才能もあるぜ。」
ってそんな感じ。
120 :
吾輩は名無しである:03/12/27 12:10
舞城って高学歴なの?
121 :
吾輩は名無しである:03/12/27 12:14
>>119 たんに嫌いな人はそうかもだが、
低く評価する人はたぶんちがう感じをもってる。
「早稲田文学」04年1月号の大塚英志筆
「世界がもし、舞城王太郎な村だったら。」が
ベーシックな批判。
まっとうな意見のほうが文壇では抹殺されがち?
大塚が嫌いなぼくでも、
これはきちんとしたものだと思う。
「わかり易さ」や工夫なき私語りや単調さが
「自慢たらたらの鼻持ちならない」感じとは逆の
「この作者じゃなくても誰でも同等の文章が書ける」という
書き手の凡庸さを感じさせる。なんだ、この程度っていう。
ポストモダン以降、近代文学が成立しない場所で踊り狂っているという意味では、
阿部も平野も似たようなものだと思うけどな
舞城は単に326みたいなもんだろ
>>116 安易にパパの言うこと聞いて「68年!そうそうその通り! 大事でげすよねーでへへへ」
って言ってれば? ・・・という感じなんだよ。 まあ好みの問題だけど。
68年が全く無意味だとは思ってないし。
その重要性もわからなくは無いけど、好みの問題として嫌いというだけだよ。
>>122 そうかなー? 平野って面白いって思ったこと無いよ。
平野はハッピーでしょ? 無自覚だから。図式だけで、それで満足してる感じが。
阿部は自分の限界とかちゃんとわかってる感じで、そのための悲壮感くらいはあると思う。
舞城読んだこと無いな。読んでみよう。
平野ハッピー説に賛成。あの無自覚さ(というか鈍感さとさえいいたく)
フランスに行ってしっかり熟成してきてね、と。
阿部は反対に意識しすぎなような気がする。意識しすぎて限界が見えてるというか。
昔なんかの作品ではるきと龍とまね?してみた(けど失敗した)みたいな
ことを言ってたんだが、シンセミアも固有名というか一般名詞満載なんだってね?
その自意識過剰ぶりが87の不満になるんじゃないか。
センスあるんだろうから(おそらくな)、もっと無意識にまかせてみろよーと
無責任にいいたく。まだ読んでないのでほんと無責任だが。
みなさん石田衣良とかはどうなんですか。
舞城が326ってのはその通りかもしれないが、
326の普遍性は馬鹿にしちゃいけない。
阿部チャソに足りないのはそれだし。
変にプロパー意識がある、っていうか。
要するに片山恭一先生に弟子入りしろということですね
阿部がデビューしたのって中上健次が死んだ直後ぐらいだよね
かっこいいな
そういや馬小屋の舞台も神町だが、
これからは神町サーガを書くことになるんですか?
南部とか路地みたいには、そんなに書く事なさそうだけど
書くつもりですよ。
かずしげ
正月にはけえってこいよ
人気作家に帰省する暇はないのです。
132 :
吾輩は名無しである:04/01/05 00:57
人気作家だったの?(爆笑)
うー。それはなんでも、きつい。人気はないです
よね。
でも・・…長嶋よりはイイ! 絶対。すごい漫画で最高だ。誰かに漫画化…せめて映画にしてほすいい!
たださあ、こいつの退屈な物語読むくらいなら、
エルロイとかトンプスン読んだ方がずーーーーっと刺激的だし興奮するんだよな。
思わない?
漫画には松本大洋がいるから阿部チンイらね。
ていうか新井英樹でいいでしょ
ザワールドイズマイン読めばシンセミアいらないし
シンセミア、やはり肌が合わず、最後まで読めなかったので古本屋に売ります。
さようなら、阿部チン。
137 :
吾輩は名無しである:04/01/06 23:10
図書新聞1月1日号の松本圭二の書評「ジュニアの世界」は、
前スレとこのスレで触れられたどの書評よりもよい。
傑作だ!とか盲目的に浮かれず、
愛と分析と生活臭を溶かし込んでいる。
ぼくがよく行く総合図書館で働いてるらしいけど、
文芸誌の編集部はこういう人にドカドカ仕事を
押しつけてほしいな。
ニッポニア
はやく文庫に
落としてけろ
139 :
吾輩は名無しである:04/01/09 22:32
>>137 そうかな? 松本圭二は好きだが、ずっと彼の文章を追いかけてる身としては、
最近ますます中原昌也のエッセイのようになってきて、つまらん。
そういや高橋源一郎が「自分の作品をとりあえず除けば、
ここ10年で一番良い作品だ!シンセミアは!」と言ってたよ。
140 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :04/01/09 22:39
源一郎に良い作品を書こうと言う野望はあるのかなぁ。。。
東の友達みたいだから読んでみたけど、つまんない。
東もつまんないから、仕方ないか(藁
もう友達じゃないっぽいけどね
東の友達が好きならアニメとか見れば?
なぜ「シンセミア」が芥川賞候補にならなかったのか
↑そうだ、長編だったね、スマソ(w
三島賞は貰えそうだなと思ったのですが、どう思いますか?
谷崎賞でも泉賞でもノーベル賞でもスーパーダッシュ特別賞でも
もらえるものは何でももらっておけ!!!
芥川候補に20歳以下が3人も名を連ねる時代、
いつのまにか30半ばの阿部チャンは、オジサマなのだ。
コネコネ屁理屈言ってないで、もっと必死になれ!!!
147 :
吾輩は名無しである:04/01/15 22:19
りさたんあげ
148 :
吾輩は名無しである:04/01/15 23:04
阿部ちゃん…
俺は阿部ちゃんを応援するぞ!
150 :
吾輩は名無しである:04/01/16 19:09
最近『マグノリア』見たけどかなり似てるね
ただ公開時期と連載開始時期がほとんど一緒で
シンセミアは連載開始時点でほとんど内容決まってたらしいので
影響は受けてないだろうけど。
同時代性とかあるのかな?
151 :
吾輩は名無しである:04/01/16 21:38
どちらもアルトマンの『ショート・カッツ』に影響を受けているだろうから、
そのせいでは?
マグノリアほどせこいプロットではないと思うが。
153 :
吾輩は名無しである:04/01/16 23:47
>>147 こうなりゃおいらも「りさたん」あげ!
くれぐれも「京極きもい手袋」あげはせんように(w
154 :
吾輩は名無しである:04/01/19 00:10
福田の書評で76点で結構点数いいからインディヴィジュアルプロダクション読んだ。退屈すぎた。俺が間違ってんのかと思った
IPは俺もつまんないと思う。
「アメリカの夜」が面白いからこっち読め。
156 :
吾輩は名無しである:04/01/19 16:57
鹿
金
157 :
吾輩は名無しである:04/01/19 19:33
>1は、えらく難しいことを言っているなあ。
『シンセミア』読み始めたんだけど、『神聖喜劇』を激賞
しているだけあって、文学的な「志の高さ」がまず読みとれるし、
その「志」を裏切らないだけの文学的力量を感じさせる。
習作『インジビジュアル・プロジェクション』は、無駄ではなかった。
とにかく、『シンセミア』は、面白い。
今更ですが、IPって、日付とか、人の名前とか、
オリンピックとか、内閣とか、
いろいろ仕掛けあるけど、初めて読んですぐにあれに気付いた人っていますか?
やっぱりここに来ている人は、みんなすぐに気付くのでしょうか?
俺は気付きませんでした。
159 :
吾輩は名無しである:04/01/20 13:26
阿部は今年絶対くるよ。
純文学にちょっとでも興味のある奴なら、
なんでメディアを問わずこんなに騒がれるのか
一度調べてみればいいと思う。
ミステリー、SF、ライト・ノベル、漫画、アニメから
大量の読者が流れてくるのは 間違いない。
おそらく『シンセミア』読了後は、読者自身の純文学に
対する基本的な考え方さえも変わると思う。
とにかくいままでのものとは格が違いすぎる。
阿部=新たな純文学の夜明け
って感じかな。
160 :
吾輩は名無しである:04/01/20 14:46
TGがシンセミアを
10年間のなかでナンバーワン
と言ってます
TGってトニー激安のこと?
162 :
吾輩は名無しである:04/01/20 21:03
高橋源一郎先生だよーん。
163 :
吾輩は名無しである:04/01/20 21:07
>>158 日付の仕掛けってどういうの?
そんなに大した意味ないでしょ?
そういえばシンセミアでも時刻がゾロ目ってのがいっぱいあったな。
>>163 自分が気づけないからって、
大した意味ないとしか言えないってのも
>>159 (・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
絶対くるよってそんな勢いよく言われても、よわったなあ・・・・(;´Д`)
>>165 日付にどんな仕掛けがあるの?
五一五事件を微妙に下敷きにしてるから、
5月15日からはじまるってやつ?
広告批評で高橋源一郎と対談してるよ
文章下手だと言われるが(おそらくこのスレと前スレのことだろう・・・)それは心外だと。
わざとあんなふうに書いてるのに、と言ってます。
詳しくは読んでね。
みなさん、はじめまして。
私は、大西巨人の『神聖喜劇』の解説で阿部和重の存在を知り、
今年に入って、『ニッポニアニッポン』『インディビジュアル・
プロジェクション』『無情の世界』を続けて読んでみました。
『シンセミア』は、大西巨人の新刊『深淵』を読み終えてから
読むつもりでいます。
このスレの前スレは全く読んでいないのですが、
『インディビジュアル・プロジェクション』(以下IP)の
仕掛けというか謎かけのようなものに興味を持っています。
こういうのはネタバレということになるかどうかわかりませんが、
(重大なオチや予め読者に伏せられていることなどではありません)
未読で自分で見つけたい方は、以下を読まない方がいいかもしれません。
私が気がついたのは、スパイ塾の塾生が13人で、指導者のマサキが
後に官憲に逮捕され、塾生の中に裏切り者がいるのではないかと
思われるという展開から、これはキリストと12使徒を
模しているのではないかということです。
(作者に特定の意図があるのか、単なるお遊びのようなものなのかはわかりません。)
>>158さんの
>日付とか、人の名前とか、
>オリンピックとか、内閣とか、
というのは、気がつかなかったし、そう言われても
どういうことなのか、まだよくわかりません。
差し支えなければ、どんなことなのかもう少しヒントだけでも
教えていただけないでしょうか。
5・15事件関連
日付や名前や出来事など
>>170 私は、日本の近代史をきちんと勉強したわけではなかったので、
改めて調べてみて、五・一五事件の関係者に井上、三上という
名前があることはわかりました。
「出来事」ということは事件の経過にも類似点があるということでしょうか。
もう少し五・一五事件について調べてみようと思います。
東も(元?自称?)親友で批評家であれば、
それくらい文庫解説でバラしちゃってもいいと思うのだが。
・・・あ、お気づきでなかった? 東さん。
>>171 出来事というか、内閣総辞職とかオリンピックで男女どっちかがメダル何個だとか
その程度ですよ。当時のに重ね合わせてるだけ。
174 :
吾輩は名無しである:04/01/22 12:19
阿部の作品は「深読み」してもしょうがないよ、マジ
そうすることは、やつのトリックにまんまとハマっちまうことになるw
>>173 ありがとうございます。
作者がそういったことに意味を持たせているのかどうかわかりませんが、
ちょっと確認してみようと思います。
>>174 全然意味がないことはないだろうと思うのですが、
作者が読者に対して仕掛けている罠があるのも確かなようですね。
私は、IPで、例のフィルムに映し出された時計の暗号を
まじめに解読しかけてしまいました。
そういう構造的な仕掛けを「見つけた」「見つけない」よりも
それが効果的に機能しているかどうかを見極めるのが重要だし
阿部の問題もそのへんだと思う。
要は、IPはその構造の複雑さが
作品としての魅力に結びついてないと思うのよ。
>>176 作品に何事か「仕掛け」があるとして、その「仕掛け」が
作者が作品に込めた意図とどう関わっているかを検証することが
重要だという指摘には同意します。
しかし、そのためには、なにしろその「仕掛け」を
見つけることから始めなければならないと私は考えるのですが、
いかがでしょう。
五・一五事件と関係があるというヒントをもらったので、
「インディヴィジュアル 五・一五事件」で検索してみて
↓こういう記述を見つけることができました。
http://www.mayq.net/dokusyo.html >この小説を再び手にとったきっかけは、渡部直己(文芸評論家)の
>対談本「現代文学の読み方・書かれ方」を再び手にしたことだった。
>この本で阿部和重は、「インディヴィジュアル・プロジェクション」に
>ついてかなり決定的な種あかしを正直に行っている。
(以下略)
さしあたり、この『現代文学の読み方・書かれ方』を探して
読むことから始めようと思います。
179 :
吾輩は名無しである:04/01/23 00:01
>>176 胴衣
もったいないというか、いい加減というか、中途半端というか・・
真剣にふざけて生きてるか、
適度にマジメに生きてるか。
読者の生にたいする姿勢が、結構なポイント。
前者は阿部が賢くなると疑問符を付け、
デタラメぶりやいいかげんさを増進・向上させると
「やってくれた」と喝采する。
後者は最後まで阿部にオーソドックスな
「文学」を期待し、裏切られ続ける。
傍目には、裏切られるためだけのほぼ無意味な期待。
前者は「道徳」や「生真面目」を得意とする現代人に
言葉で蹴りを入れるニーチェに親しみを覚え、
『悦ばしき知識』他を愛読する。
「われわれの理想がわれわれに要求するあの事物に超然たる
自由を喪わないために、われわれは、
あらゆる傲然たる・軽やかな・踊るような・嘲るような・
子供のような・祝福に充ちた芸術を必要とするのだ。」とか
「われれわれは道徳を超えて上に立つことが
できるのでなくてはならぬ。しかも、いまにも足滑らして転ぶのでは
ないかと怖れるような者のびくついた硬張(こわば)りを
もって立つだけでなく、さらに道徳の上を飄々(ひょうひょう)と
漂い、遊び戯れることができなくてはならぬ!」とかの部分を、
当然と思う感じ。阿部や阿部びいきは、おそらくそういう感覚。
おおざっぱすぎる(つまり間違いだ)と思うけれど。
I・Pの仕掛けは、うまくいってると思う。
最後の部分でI・Pも
『アメリカの夜』以来続いていた自分探し小説であった
かもしれないことが明らかになり、
読者は再読させられることになった結果、
その仕掛けのおかげで、
『個人的な投影』がされている箇所を確認できる
のだと思う。
まあ、あれだ。
無視してくれ。
182 :
吾輩は名無しである:04/01/24 07:51
>>180 ニーチェは、後者の「適度にマジメに生きてる」人が読む方がいいよ。
「真剣にふざけて生きてる」やつは、ニーチェさえも「道具」にしかねないからなw
そういうウザいやつをたくさん見てきた。
(その意味では、高橋源一郎や島田雅彦あたりも、もうウザいんだよね、
あ、それはもうけっこう前から言われてるかw
183 :
吾輩は名無しである:04/01/27 00:43
スプリットタンあげ
184 :
吾輩は名無しである:04/01/27 18:23
『シンセミア』(上)読了age。
誰か書いてたけど、映画『マグノリア』みたいなラストが来そうな予感…。
カエルの代わりに何が“降って来る”(あるいは飛び出す)のか、楽しみ。
ラストのことは、誰も「ネタばらし」しないでくれ。
最後は大洪水がやってきます。
186 :
吾輩は名無しである:04/01/27 18:47
>>184 阿部は読んだことないが、シンセミアに興味あり。
で、どうなの。上はおもろかった?
187 :
吾輩は名無しである:04/01/27 19:11
つまんない、武田泰淳読んだ方がまし。
188 :
吾輩は名無しである:04/01/27 19:49
>>186 『シンセミア』面白いよ。
“現代人”を、人間の精神的な退化を、人間の偸安と怯懦と卑屈を
ここまで徹底して悲観的に描いてくれると、読者としても読み甲斐が
ある。
中途半端な“救い”など、真面目な作家は描けないよなぁ。
登場人物の多さも気にならんし、よくわからんけど、良い小説だと感じる。
189 :
吾輩は名無しである:04/01/28 02:17
ああ、貧しき知識よ。
190 :
吾輩は名無しである:04/02/01 03:48
シンセミアを買ったんだけど読めてないという香具師は多いだろう。
191 :
吾輩は名無しである:04/02/01 06:36
悲観的なんですよね?
保坂は悲観的に書くのが嫌いだと言ってたのに
なぜ阿部を認めてるんだ
192 :
吾輩は名無しである:04/02/01 07:02
人に聞かず自分で考えてくれ。
阿部は全然悲観的じゃないけど
そんな感じする?
文章も下手だと言われるが(おそらくこのスレのこともあるんだろうけど)
わざとああいうヘンな書き方してるって言うけど
そうじゃなくて、やっぱり文学なんだからどうしようもなく崩れてしまったつー文章が読みたいのですが
まあそれが簡単にできないのはわかるけど、阿部はそういうタイプじゃないのかなあ
194 :
吾輩は名無しである:04/02/01 15:17
シンセミアの文章からも、ヘタとかそういうのではなく、文学的修辞から
目いっぱい遠ざかろうとする阿部の意志のようなものを感じ取ることが
出来て、そのあたりがある意味、保坂の小説が持つ方向性と通底する部分
があり、その点がたがいの共感を生んでいるんじゃないかとも思う。
「文学的修辞」=「先行作家からの呪縛」から遠ざかることで、逆に自分の
物語世界を豊饒なものにすることができると思っての試みなのだろうが、
…うーん。まだ読み途中なんでなんともいえないが、なにかダイエット
食品でも食わされてる気分なんだよね。中上や三島のときみたいな豪勢な
満腹感は無いよ。これも阿部氏の狙いなのかね。
BS−2の「週刊ブックレビュー」見た。
夜、再放送あり。
前の晩に映画評を書いていて一睡もしていない
という状態でのご登場、とのこと。
それでも冷静なアピールはさすが。
もろもろの覚悟が顔からにじみ出ていた。
聞き役の藤沢周は懸命にうまく返そうとするものの、
決まり文句しか並べられないのは、
群像新人文学賞の選評といっしょ。
マスコミ親和型だからこそのポジション。
「悪気があって、あたりさわりのない
無難な意見を述べているわけじゃ、ないんだ!」
でしょ?
196 :
吾輩は名無しである:04/02/01 17:16
生の阿部って見たことないんですが、
声とか身長とかどんな感じなん?
197 :
吾輩は名無しである:04/02/01 17:18
芥川賞取れねえ純文学作家は糞だ!(でも漏れは好きだよ♥)
再放送してても盛り上がらないねw
ヒキ面という以外ぱっとしない顔だったしねw
ファンが減ったかもねw
幻滅してさw
>197
お前は綿矢りさ読んでりゃいいんだよ。
200 :
吾輩は名無しである:04/02/02 23:45
りさタンのために200get!
201 :
吾輩は名無しである:04/02/05 19:10
619 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/12/03 14:40 ID:Qeg17yfA
化学物質過敏症でやること無いから小説書いて集英社スーパーダッシュ新人賞に送ったけど、
受賞パーティーってやっぱり受賞者は参加必須なのですかね?
出たら色々吐くかも知れないです
622 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/12/03 18:28 ID:Qeg17yfA
色々吐いた後、農薬系だと半年、たばこ系で数ヶ月、その他香水等でも数週間ほど
体調不良が続くので書けなくなるんですよね。
パーティー出たあと即引退という伝説が残せそうな気もします。
などと夢見てる暇があるので次を書いて電撃にでも送っておきます。
623 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/12/03 21:16 ID:pd2p7Mlz
一次選考発表されたぞ。
632 名前: イラストに騙された名無しさん [sage] 投稿日: 03/12/04 20:34 ID:O9jGji6G
>>619は一次はどうだったのだろうか。
633 名前: 619 [sage] 投稿日: 03/12/04 21:34 ID:N/MR1Bh8
あっ、一応通ってました
ぶっちゃけ兵庫もすけです
202 :
吾輩は名無しである:04/02/05 19:12
602 名前: 兵庫もすけ [sage] 投稿日: 04/01/10 21:47
えっとですね。SDの二次に引っかかったので。
メールで応募原稿のテキストファイルを送らなければならないのてすが、
引きこもり歴の長い私はどう返事を返して良いか苦悩しています。
本文なしの添付ファイルだけを送りつけても良いものか、それとも万が一最終に残ることも考え、
病気(化学物質過敏症)のことを相談して置いた方が良いのか。
どうしたものでしょうかね?。
603 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 04/01/10 22:27
>>602 おめ。
結果と指示が郵送されて来たのなら、本文だけでいいのかどうかをメールすれば
いいんでは。住所と本名入れてれば本人の問い合わせと判るだろうし。
病気の事は審査に関係ないんだろうから相談してもいいと思うけど、
相談してそれで落されたと思うより受賞式の案内が来てからでもいいのでは。
604 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 04/01/10 22:34
わかんないことは、編集部にちゃんと聞こう。
別にそれで評価が下がったりはしないし、何より確実。
それに個人同士の会話ができるチャンスでもある。
審査中と考えたら、あんまり余計なこと話すのも何だけど、
社会常識の範囲内で色々話すといい。
おめでとう。
というか、君は本当にカッコいいな。
203 :
吾輩は名無しである:04/02/05 19:13
620 名前: 兵庫もすけ [sage] 投稿日: 04/02/04 10:58
えっと……。
2日の10時頃に電話がありました。
内容ですが――3次を通過しました。最終が終わったら連絡します――でした。
あと、最終選考に残った人は審査用に冊子を作るそうなんですが、
送って貰えるようなことを言ってました。ちょっと楽しみです。
何となく公式の更新を待ってましたが、たいした内容でもないですし、
先に書いちゃうことにしました。
621 名前: 兵庫もすけ [sage] 投稿日: 04/02/04 11:09
>>616 29歳です。
受賞したら30歳からの社会復帰です。
ちなみに小説を書き始めてから4年ですね。
最初の駄文に2年、山田飛鴻に2年……かかってます……か。
まあ……体を壊した時期を除けば、半分以下に短縮出来るんですが、
体って勝手に壊れる物ですからねー。
204 :
吾輩は名無しである:04/02/05 19:13
605 名前: 兵庫もすけ [sage] 投稿日: 04/01/10 23:04
レス、ありがとうございます。
そうですね。
審査中ですし無難に送っておいた方が良いかもしれませんね。
病気に関しては説明しても簡単に伝わるものではないですし。
降りるか行くかは三次選考が終わってからでも遅くないですしね。
体を壊し引きこもってから訪れた久しぶりの社会との接触でちょっと狼狽えましたが、
何もこれが唯一最後のチャンスというわけでもない、ですよね、たぶん。
駄目なら駄目でその時!。
ちょっと吹っ切れました。
執筆環境と体調を整えながらとりあえず来月の発表を待ちます。
606 名前: 名無し草 [sage] 投稿日: 04/01/11 01:21
2chワナビの期待の星、兵庫もすけ。
ガンバレ。
607 名前: 兵庫もすけ [sage] 投稿日: 04/01/12 10:44
>>606 ありがとうございます。
体調整えるとか言っといて風邪ひいたりしてますが
こじらせないようにガンバリます。
去年は無理して喉を膿ませちゃって、逆に電撃に間に合わなくなったので。
しかし。
送るために三ヶ月ぶりに確認すると。
あるわあるわ、誤字脱字に意味不明な描写。
笑っている場合じゃないのに笑っちゃいましたね。
寝かし期間にしてはちょっと短いので他作に挑みますが
ドキドキしている場合じゃなさそうです。
205 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:53
三流作家だね。漫画や映画と大差ない。
文学とは、現実をリアルに生生しく描くことである。
そこの生の真実が浮かび上がるようなテキスト。
より真実が見えてくるための虚構を作り上げなければ
いけない。安部には、文学の才能がない。
村上龍の直系的三流大衆作家だろう。
206 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:56
まあ、村上龍が人気作家として存在している
日本で、うまれるべくして生まれた偽者の三文小説家
だろう。
207 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:59
はやく映画でも撮ってもらいたいね。
二度と小説は書かないでいいように。
柳ミリや辻の方が、ずっといいね。
208 :
吾輩は名無しである:04/02/05 21:31
このスレ読んでると、むかついてくる。
209 :
吾輩は名無しである:04/02/05 21:32
このスレ読んでると、むかついてくる。
211 :
吾輩は名無しである:04/02/05 21:58
文学とは、現実をリアルに生生しく描くことである。
生の真実が浮かび上がるようなテキスト
↓
勃起した。
阿部和重『シンセミア』(上・下)
大西巨人『深淵』(上・下)
ジャンフィリップトゥーサン『愛し合う』
フェリックスガタリ
鵜飼哲『応答する力』
215 :
吾輩は名無しである:04/02/06 00:10
『シンセミア』読んでるぞ〜
面白いぞ〜 あと100ぺーじ。
読み終わるのが、惜しい。
実現は、いろいろと難しかろうが、もしテレヴィで、
連続ドラマ化(半年24回で)されれば、毎回かかさず、
楽しみに、テレヴィの前に、おいらは鎮座するだろう!
216 :
吾輩は名無しである:04/02/06 02:29
海外では、評価されないよ。
安部といえば、「公房」に決まってるからね。
217 :
吾輩は名無しである:04/02/06 07:17
そんな理由で評価されない、などということはなあい。
評価とは関係ないけど一応、インディヴィジュアルプロジェクションは
仏語翻訳されているらしいね。(リトルモア福永信との対談参照)
テレビ化ってのはいい案かも。IWGPよりもいいんじゃないかな。
内容的にエロ過ぎて無理。
フィスト・ファックとか警官が中学生の肛門に鼻つけたら鼻にウンコついてたりとか無理。
220 :
吾輩は名無しである:04/02/06 10:47
サド、ジルドレ、ボードレール、バタイユの
フランスで、フィストファックとか肛門のエロが
評価されるわきゃーない。
村上春樹や阿部公房、小津安二郎は高く評価され
村上龍は、糞扱いの、おフランスをなめてもらっちゃ
こまるね。
ただ阿部の作品には、最近の日本の小説には珍しい心理小説的な細かな心理
描写がされていて、阿部はものすごい数の登場人物たちの間を自由に行き来
しながらリアリティを持たせて描いている。
彼の心理描写etcを手放しで評価するつもりはないし、過去のフランス
の作家などと比較した場合物足りないものも確かにあるが、今の日本
では貴重な作家なのではないか?ある意味、日本はこんなところなの
かもしれない、と改めて考えさせられた。(あ、シンセミアのこと)
>>220 なめててすみませんでした。あ、お宅おフランス様の関係者ですか?
たとえば「夏目、谷崎、三島、大江の日本で」なんて言い方はできない。
読み方も評価も個々で千差万別のはず。
そんなの読んだことなーい、って声も特大。
「いま若者から絶大な支持を受けている」といった
不正確な紋切り型と同種。
疑問。「過去のフランスの作家などと比較した場合」って、
無数の作家の無数の作品があるんじゃないか。
阿部のシンセミアってさ、なんか宮部みゆきものっぽくない?
同じ臭いがした気がした。
現代日本のミステリ小説的なストーリー運びは「シンセミア」の構成要素としてあるよね。
つまり「シンセミア」は、宮部みゆきでもあり、「マグノリア」でもあり、
フォークナーやガルシア=マルケスでもあり、中上健次や大江健三郎でも
あり、村上龍でもあり、それに付属する要素として創世記、ノアの箱舟から
テロリズムの風景描写を織り交ぜ、太陽フレア活動、電磁波による磁気荒らし、
そしてオーロラの出現といったSF的な要素まで網羅するまさに、「無常の世界」の
終末論から21世紀という時代の最先端をいく破格のリミックス小説
と言えるんじゃないかな。
訂正すまそ:「無常の世界」→「無情の世界」
面白い小説だとは思うけど、読み味は薄い。
ひとつにはあの薄っぺら〜な文体のせいもある。
またひとつには感情移入し難い登場人物のキャラのせいもある。
「長さを感じさせない」というのは、ことシンセミアにおいては
その面白さを指すのではなく、その読み味の薄さを指すものだ。
友達にシンセミア貸したら、三日で読み終わった、と言って返された。
面白かった、とは言うのだが、いくらなんでも早すぎる。
聞いてみると、会話のとこだけ読み進めたという。
それ聞いて、阿部和重をそんな読み方したのかよ!と腹が立った。
そこらのライトノベルとは違うんだ、と。
でも、そういう読み方が出来てしまう小説なんだよなあ。
文章も軽いし。
もしかしたら、軽く読んでしまうべき小説なのかしらん。
229 :
吾輩は名無しである:04/02/06 23:12
たださ、例えば金原の蛇なんかの場合、それを「今の若者の現状」なんていわれても
、所詮特殊な世界の特殊な人たちの感性でしかなく若者の自分も全然共感できなかっ
たんだけど、シンセミアの場合、例えば警官の中山なんてある意味特殊な男だけど、
妙にリアリティがあって、なんかありえるなーと思った。(男と女の違いだけでは
ないと思う。)
あのポロリと現れるネット的な一見下手糞な文章も、逆に文章にリアリティを
持たせてるような気がした。 ってかいかぶりすぎ?
>>229 文章はワザとああ書いてると源一郎との対談で言ってたが
おれは週間読書人でスガが言ってたことにちょっと共感した。
内容レベルではクズとかジャンクな話なのに文章はまだ書き手の捜査の意識が前面に出すぎて
壊れきってない。文章がクズになっちゃうとこまで行ってほしい。
歴史性も初めから薄くて中上やフォークナーみたいに文章や構造でそれが壊れていく、って感じになってほしい。
対談でシンセミアは三部作の一作目だといってたので、次作、次々作に期待。
続編を出すというのは、あの内容じゃ嫌でも歴史性を強めざるをえないだろうし。
231 :
吾輩は名無しである:04/02/07 00:14
ホモとか少年愛の話がはいってんの?
そんなのもう飽き飽きだよ
232 :
吾輩は名無しである:04/02/07 00:28
宮部みゆきには、フィストファックなんて出てこない!
だから阿部の勝ち!
僕は十二分に今回の登場人物たちには「感情移入」できたと自負できるけれど
(まあ「感情移入」というのが実際どのようなものなのかは個人の文学観の
違いにも現れてくるものだし、「できる/できない」で揉めてもしょうがない
事柄ではないか、という気もするけれども)仮に「できない」という人の意見
もわかる気はなんとなく、する。あちこちで言われていることだけれど、
阿部作品の登場人物っていうのは「外見」のディテールよりも「名前」とか
人格的な説明が多くなされるというのは一つ事実としてあるとは思う。
要するに、人物がそれでいて作品内に立たされるべき要素がその人物の
身分証明書的なスペックによって表示される、ということなんだと思うね。
つまり作者によってあらかじめプロファイルされた要素が人間の身体的な
ものからズレてしまう、ということがそこで起きる。しかも、その登場人物
たちは会話の中でひたすら自己の内面と対話するかのように、妄想に掻きたてられ
ながらの心情吐露に終始する、という始末だ。人物の内面を露骨に抉り出す
会話と、地の文で繰り出されるスペックの提示による人物の立たせ方、
内面に対して、「外見」があるのではなく、内面に対してスペック=記号(
あるいは文字)という対比で、それはあるいは極端な対比かもしれないが、
これは読み手が「人物」を一個の独立した存在として捉えるには障害として
機能する場合も否定できないとは思うね。ただ、「人物」に感情移入する場合
というのが、その新しい試みをまったく否定してまで、従来の文学あるいは
小説のありうべき方法に沿ってしまわなければならない、というのも一つの
停滞ではないか、と思う。かたち、というのは無数にあるわけだし、文学の
表現が人物描写のリアリズムにあるというならば、その「かたち」こそまず、
疑われてしかるべきではないか、とも思うしね。
234 :
吾輩は名無しである:04/02/07 03:03
>>219さん
>(『シンセミア』のテレヴィ化は)内容的にエロ過ぎて無理。
>フィスト・ファックとか警官が中学生の肛門に鼻つけたら鼻にウンコついてたりとか無理。
あまりに今のテレヴィが「ウジャジャケテ」て面白くない
から、『シンセミア』のテレヴィ化を期待したい。
もし実現すれば、日本のテレヴィ史の画期となること、請け合い!
「鼻にウンコ」を見たいわけじゃないんだけどね。
いわば、今のテレヴィドラマ人を全員失業させたいだけ。
235 :
吾輩は名無しである:04/02/07 05:33
234って馬鹿丸出しだな
236 :
吾輩は名無しである :04/02/07 11:13
テレヴィ?平野啓一郎か?
わざわざテレヴィと書くのであれば、テレヴィジョンもしくはTVとなぜ書かない?
といつも思うのだが。
237 :
吾輩は名無しである:04/02/07 11:40
>>233 >「名前」とか 人格的な説明が多くなされるというのは一つ事実としてあるとは思う
人格的な説明(背景を含めて)は多くされているよね。ただ自分が思うのは、
各個人の人格にそった行動様式がすでに作者により厳密にプロファイリング
されているという感を拭えない事。そういう意味で宮部みゆきなんかを彷彿
とさせる。
そういう意味で、心理描写が細かくなされているようで、実は大雑把かな、
という気がした。
結局、語りに工夫が無い(魅力が無い)ことがこの小説を
スポイルしているんだと思う。1600枚を破綻なくまとめた
執念には敬意を払うが。言われているように、物語の円滑な進行を
阻害するかたちで人の描き分けがなされている、という印象は俺も
持った。妙に律儀すぎて、窮屈だ。それは言い換えれば、語りに
問題があるということだ。
239 :
吾輩は名無しである:04/02/07 14:05
そう、律儀すぎるんだよね。型にはまってるっていうか。
それでいて文章を破綻させようと試みている。で、ちぐはぐな印象を与えている。
それが魅力といえないこともないが、あの小説の場合、むしろ地の文は、クラシック
すぎるくらい丁寧に(例えば青来のように)書きこんだほうがまだよかったのではな
いかな、という気がした。
240 :
吾輩は名無しである:04/02/07 14:11
でもよくあれだけのことを書きこんだな、と思う。
やっぱ貴重な作家なり。
241 :
吾輩は名無しである :04/02/07 17:08
今シンセミア上の205ページ目なんだけど、あまりにも都合主義というか、
いろんなことが繋がりすぎるような気がする。中山の彼女(梨佳)の友達
(春子)が梨佳を好き(恋愛として)で、そのために中山の少女趣味を
梨佳に伝えられなかったり、また中山が目をつけた少女が春子の従妹
だったり。
その前のページでは中山が拳銃を所持した少年と偶然出会ったり。
小さな町のこととはいえ、現実にはこれだけ多くの人物が有機的に
繋がることには無理があると思うな。それに春子は同性に恋愛感情
を抱いているんだけど、田舎の共学の中学で、そんなことは非常に
まれなことでしょ?
読んでておもしろいんだけどね。
242 :
吾輩は名無しである:04/02/07 17:17
三流作家が、適当に書きなぐった
ヘボ小説をまじめに読んでどうするって
感じだね。
243 :
吾輩は名無しである:04/02/07 17:34
>適当に書きなぐった
とても計算されていると思う。むしろ計算されすぎてる感じ。
244 :
吾輩は名無しである:04/02/07 19:42
阿部和重の『シンセミア』が、本当に「三流作家が、適当に書きなぐったヘボ小説」であるなら、批評家がこれだけほめるわけがありません。
もちろん、批評家を妄信しているわけではありません。
「三流作家が、適当に書きなぐったヘボ小説」というのは、多少なりとも文学をやってきた人間なら、一読してクソだとわかるのです。
たとえば最近売れている「Deep Love」という小説は、漱石から中上までのコンテクストをある程度おさえた人ならば、一読してクズだとわかるはずです。
私の言うことが間違いであるなら、漱石から中上までの日本の正統な文学史が「Deep Love」によって転倒されることになります。
それでもよいと言うならば……いいでしょう、『シンセミア』を「三流作家が、適当に書きなぐったヘボ小説」と呼びなさい。
しかし、あなたはこれからずっと「Deep Love」を正統な文学作品として称揚し続けていかなければならないという責め苦に苛まされるでしょう。
そして、いつかあなたが漱石からの文学史を見直す日が来ても、それはもう遅いのです。
皆、あなたが「Deep Love」を称していたことは忘れません。
それが嫌ならば発言を撤回するべきです。
これを断るというのは勇気ではない、単なる我執です。
シャリメ。
>>241 俺はすこし大きな町に住んでるけど、
さまざまな年代の人と会話を重ねると、
ひょんな人間関係がボロボロ明らかになる。
知り合いになった女の子が数年前
実習にいった保育園の主任が
俺の叔母だったり、とか。
「いろんなことが繋が」っていなければ、それは、
ドゥルーズ/ガタリの言葉を借りると、
使用される材料はきわめて雑多ながら
「なんとなくまとまった星雲状のもの」ではなく、
ただの「雑音」。それは「芸術」じゃない。
で、「田舎の共学の中学」に女性同性愛者がいることは、
「まれ」じゃない。
そもそも、書く対象は「まれ」でも「まれ」じゃなくてもいいじゃない?
連載開始時点でほとんど内容決まってたんだから
適当に書きなぐったということはないよ。
248 :
吾輩は名無しである:04/02/07 21:36
>で、「田舎の共学の中学」に女性同性愛者がいることは、
「まれ」じゃない。
俺の田舎じゃものすごい稀だけど。
249 :
吾輩は名無しである:04/02/08 00:49
金原バースト登場! 阿部タンブブカ負けちょるぞ!
もっと冒険をすることが必要だったのでは?
251 :
あげ屋さん ◆P1AWcg9OTs :04/02/08 18:38
(・∀・)age!
(・↓・)sage!
253 :
吾輩は名無しである:04/02/08 23:57
安部は、共産主義の左翼思想がルーツだよ。
254 :
吾輩は名無しである:04/02/08 23:59
そうなの?左翼ってどんな?
255 :
吾輩は名無しである:04/02/11 12:15
もう左翼とかどうでもよくなってるんじゃないの?
256 :
吾輩は名無しである:04/02/11 18:33
関係あんじゃい!!
安部のつるんでる奴を見てみい〜!
柄谷、東、浅田、みんな共産主義思想やんけ!!
「安部公房」の話が出て以来、
「安部」と「阿部」の区別がもうどーでもよくなってきてる……。
>>256は、語勢(形式)と誤認(内容)のミスマッチが、
スレ史上類を見ないユーモアの効果を、生んでいる。
259 :
吾輩は名無しである:04/02/11 21:17
阿部和重は、単に「べっちょ」でいいのでは?
260 :
吾輩は名無しである:04/02/11 21:20
べっちょ?
べっちょとは?
261 :
吾輩は名無しである:04/02/11 21:51
あべっちょ。→べっちょ。
263 :
吾輩は名無しである:04/02/12 04:12
べっちょしてっか?
264 :
吾輩は名無しである:04/02/12 17:13
阿部ちゃん、新しいのなにか書いてるNo?
266 :
吾輩は名無しである:04/02/15 19:36
蓮実重彦は「昭和」における「小麦粉」について、少し書いていたけれど、阿部和重
は"小麦粉"ということで、"空虚の中心"が念頭にあった?
『シンセミア』から『レディ・ジョーカー』の影響を感じたのは私だけだろうか。
私は、スガ秀美のように無駄(?)に登場人物が多いとは思わなかった(スガ秀美
はそのことを"評価"していたのだが)。要は面白いかどうかでしょ?三島賞に
ノミネートされたらエンターテーメントとしての出来栄えを筒井康隆が"採点"して
くれるでしょう。
267 :
吾輩は名無しである:04/02/16 01:53
ノ 丿 ノ ヽヽ
ノノ丿ノ ノ ヽヽヽ
彡ミ丿(G) (G)ヽヽ / ̄朝日新聞社から出ている
ノノミ丿 Д ノミミ < 「シンセミア」は朝日新聞に
彡彡ヽ/ソ ミミ人 \ べたほめされてるぞ、読めや! 素人ども!
ソソ丿  ̄ ̄ 彡 \________________
/  ̄ ̄ \
| | | |
| | | |
|⌒\| |/⌒| ←阿部
| | | | |
| \ ( ) / |
| |\___人____/| | 2chで宣伝して何が悪い!!!
( )
268 :
吾輩は名無しである:04/02/16 01:57
>>266 まだ三島賞レベル?
もう谷崎賞でいいだろ?
269 :
吾輩は名無しである:04/02/16 13:57
プラスティックソウルはどうした。
>>269 なかったことにしましたので忘れてください。
271 :
吾輩は名無しである:04/02/16 16:15
っ
て
か
売
れ
て
な
い
じ
ゃ
ん
272 :
吾輩は名無しである:04/02/16 16:59
シンセミアって結局どのくらい売れたの?
273 :
吾輩は名無しである:04/02/16 21:34
274 :
吾輩は名無しである:04/02/16 22:25
プラスティックソウルってデビッド・ボウイのコンセプトでしょ?まあでも、
阿部和重の小説読んでても恥ずかしくはならないよな。島田雅彦『夢使い』の
柄谷=安吾的(っていうかそのまんま)な「あいだがふるさと」(って書いて
なかったっけ)という言葉やいとうせいこう『ワールズ・エンド・ガーデン』
の柄谷=クリプキを意識した、「固有名」について書いたラストを読むとこっちが
恥ずかしくなっちゃうもの。本人も言ってるように、『アメリカの夜』は『探求』の
文体模倣らしいけど、かなりカッコいいよ。
275 :
吾輩は名無しである:04/02/17 08:41
デビット・ボウイって。これだけで十分恥ずかしいすぎる
276 :
吾輩は名無しである:04/02/17 08:48
おっさんはな
277 :
吾輩は名無しである:04/02/17 10:00
「恥ずかしい」ってのは、元ネタを若い頃に崇めていたことへの反動だね。
278 :
吾輩は名無しである:04/02/17 10:05
デビット・ボウイって。
これだけで、三流大衆作家の存在とわかるね。
279 :
吾輩は名無しである:04/02/17 10:48
いいんだよ。阿部は、おまえみたいな三流大衆読者に向けて書いてんだから
280 :
吾輩は名無しである:04/02/17 10:54
三流大衆読者に向けて書いていて
さっぱり売れないんじゃ、悲惨極まりないね。
281 :
吾輩は名無しである:04/02/17 10:58
アメリカの夜にでてくる「〜の人」っていうのは何かの引用なんですか?
『彼は「読書の人」になった』とかでてきますよね。結構笑えたんですけど。
>>274 プラステックソウルはだれかがストーンズに対して言った言葉じゃなかったっけ?
そういう話ではない?
283 :
吾輩は名無しである:04/02/17 11:03
ストーンズって。恥の上塗りだね。
284 :
吾輩は名無しである:04/02/17 11:27
フリオは恥ずかしくないぞ
>>274 >本人も言ってるように、『アメリカの夜』は『探求』の
文体模倣らしいけど、かなりカッコいいよ。
コレ何? 柄谷的問題を蓮實文体のパロディで、とかじゃない?
で、本人じゃなく東浩紀か誰かが言ったことじゃない?
「歴史偽造」(大西巨人)の故意犯?
まあ笑えるからいいよね。島田とかは笑えない(失笑はするけど)
アメリカの夜を最初に読んだときは、「何だ、これ。もろ蓮實重彦じゃないか。恥ずかしい文体だな」と思った。
その後、浅田が「私はかつてジャーナリスト専門学校で講演したとき、阿部和重を含む聴衆に、「田舎者のひとつの定義は『蓮實重彦に幻惑される人間』だ」と言ったことがある」と書いているのを読んで笑った。
つまり阿部ちゃんは敢えて田舎者のレッテルを自らに貼ったわけだ。
かっこいいね、阿部ちゃん。
289 :
吾輩は名無しである:04/02/17 18:26
歌いぃ流がぁ〜シテ
くぅ〜れぇ〜
290 :
吾輩は名無しである:04/02/17 20:59
>>285 少なくとも、冒頭は『探求』のパロディだ、とは渡部直己との対談で言ってた。
「小春日和」(批判)は「柄谷的問題」というより、『近代日本の批評』で
頻繁にでてきた言葉でしょ。イマジナリーな閉域(=小春日和)の破砕と
リアルなものの露呈とかなんとか。この「リアルなものの露呈」がすなわち「秋分の日」
である、と単純に指摘する気がおこらないのが阿部和重の小説のよいところ。プラステックソウルが
デビット・ボウイだということはロッキング・オンを読んでる人なら誰でも知っている。
>>289が中島みゆき「歌姫」だとはわからないだろうけど。
羽田圭介君17歳の『黒冷水』も買ってね!
風間健が筒井道隆の親父だって今知った
あぼーん
>>293 いわゆる「講談社ノベルス」レベルだな。芸も知性もなさすぎ。
文学板なのに……。
>>266 三島賞での筒井康隆の採点って、こんな感じですか?
少し褒め過ぎになるが、小生はむしろガルシア=マルケス+中上健次という感銘を得た。
……伝説と現実の混淆、多彩な登場人物、
これらを評して「不整合」「ごたごたしている」という意見があったが、
昔、小生が松本清張との対談で「あんたの小説、
ごたごたし過ぎていないかい」と言われた時に、
「現実がごたごたしているのであり、他の小説が
整合性に富み過ぎているのです」と反論したことを思い出した。
このごたごたの熱気が何より快感を与えるのであり、
その熱気の中から、最後に近く、……が感動的であり、……成果と言える。
宮本輝委員も……、同意見であった。
……警官が、その前任者同様に、のんびりと違反をし、
そこでは選挙違反も日常的に行われ、ときには犯罪まがいもあるのだが、
それは見過ごされ容認されていく。
最後には県警がやってきてちょっとした騒ぎにもなるが、
それを含めてまさにこれは日本の縮図である。
阿部和重……が、日本を書こうとして……、
これはその点でも成功している
296 :
吾輩は名無しである:04/02/21 19:21
蓮実のテキストをはじめて読んだ。
ちくまのオズ論。
全く評価できない。文体も内容も三流評論のレベルだね。
297 :
吾輩は名無しである:04/02/21 20:02
別にお前に評価されなくてもいいんじゃね?どうでもいいけど
>>296 何が一流か知らないくせに。読書歴浅いくせに。
基準もわからないんだろ。
300 :
吾輩は名無しである:04/02/21 20:35
私にとっても一流の評論というのは
ベンヤミン、アドルノ、バフチンあたりを指すのだ。
彼等一流クラスのレベルと比べると
蓮実の評論は、まさに三流以外のなにものでもない。
301 :
吾輩は名無しである:04/02/21 20:52
さらに言うと、私にとって一流の作家とは
ドストエフスキー、カフカ、ポーあたり
なのです。阿部は、かろうじて三流か
あるいは、4流クラスにしかならないのである。
302 :
吾輩は名無しである:04/02/21 21:22
まったく読む気がしない。新聞小説?? 感受性が死んでるね。
303 :
吾輩は名無しである:04/02/21 21:33
ホントの一流の仕事を知らないと
三流の作家もわからない。
一流を見慣れていると、
三流は、一発でわかるようになる。
芸術とは、わかる奴にはわかる世界なのだ。
阿部って悪人だよね。目つきも悪いし。悪人顔。
305 :
吾輩は名無しである:04/02/21 22:16
三流は、一発でわかるって。。。
306 :
吾輩は名無しである:04/02/21 22:42
↑ぷっ(笑。
ベンヤミン、アドルノ、バフチンの名前を出したからって
あんたが「一流」(笑)の人間になれるわけじゃない
それこそ「三流」のやることだろう。
虎の威を借るミジンコだね
308 :
吾輩は名無しである:04/02/21 23:15
三流の仕事が、三流とわからないのは、三流しか
しらないからさ。
309 :
吾輩は名無しである:04/02/21 23:18
芸術には、5流、6流から超一流まで
ある。芸術は、わかる奴にしかわからないものなのさ。
ベンヤミン、アドルノ、バフチン好きで、
ドストエフスキー、カフカ、ポーファンなら、
『凡庸な芸術家の肖像』や『反=日本語論』あたりが
ストライクゾーンど真ん中じゃないか。
って、みんなこのへん愛好してたりして……
蓮實作品ひとつしか読んでない某氏は、
たぶんぜんぜんわかってない。芸術も世の中も書き方も……
311 :
吾輩は名無しである:04/02/21 23:41
>>299 私もやっぱりこの事件を知って『シンセミア』を思い浮かべた。
しかし、この程度では同書が"未来を予見"していたことにはならないわな。
>>311 青山の「ユリイカ」には敵わないってか?
313 :
吾輩は名無しである:04/02/22 08:13
なにいうねん。>310
ベンヤミン、アドルノ、バフチンは、他の研究者の
論文に引用される回数が非常に多い男だ。
蓮実なんて名前は、非常に少ない男だ。
>>313 研究論文なんて、みんなイヤイヤ書いてるんだぞ。
拷問的一人まちがい探しゲームみたいなもの。
んなもんへの引用回数の多寡は、参考にならない。
しかもその四人はいわば非研究者。
むしろクリエイター。
たとえばドゥルーズ研究者・江川隆男の
『存在と差異』(知泉書館)は研究論文。
ここまで徹底的におもしろさを取り除くのが「研究者」の使命。
で、こんな意味もなく退屈さを追究した代物を
みんなで褒めてあげるのが業界。
やっぱ「研究」なんてアテにしちゃダメ。これ現実。
315 :
吾輩は名無しである:04/02/22 16:52
もう
売れない作家の話は
やめにしないか?
売れに売れてるしょーもない出版物のアレコレに
心を痛めてる、まともなヤツらが
集うしゃべり場じゃないのか? ちがうか?
売れてる作家の話がしたいなら
よそに行けばできるよ
318 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:26
>>316 阿部の小説を読んでるのが「まともなヤツら」
という見解もちょっと倒錯してるよ。阿部はけして「メイン」をいく
タイプじゃない、やっぱり(良い意味での)傍流だよ。
今は(もうずっと?)「メイン」の位置が空白だから、
相対的に和重のような作家がクローズアップされてる。
>>318 >阿部の小説を読んでるのが「まともなヤツら」
という見解
……それは過剰な読み。そうは書いていない。そう思わんし。
個人的には、メインは春樹じゃなかろうか。
ノーベル文学賞受賞者候補として。
現実に対して無批判なところが、japanのメインイベンターって感じ。
320 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:22
ただの文学オタの知識開陳に過ぎない。感動できない。安部なんとかは。
321 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:23
三流大衆小説が売れない。
これほど悲惨なことはないね。
作家にとっても本屋にとっても市場にっとても
流通にとっても消費者にっとても。
322 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:25
文学とはそんなもんじゃないんだ。
理論は所詮後ズけなんじゃ。
書くこと。無意識で自分の感覚で自分の鉛筆で
書くことだけなんじゃ!!
理論なんかに惑わされてどうする。!!
そんなもん読むようになったら作家なんか辞めろ!!
才能がないんだからな。作家は評論家より偉いんじゃ!!
常に偉いんじゃ!!評論家なんかとつるむんじゃねえ!!
323 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:27
年が同じなんで、ちょっと気になる存在なんだよね。
安部とか吉田とか柳ミリは。
作家とは、自分の腕を使って書けばいいんじゃ!!
書いて書いて書くことだ。評論は、自分の死後20年くらいに
いい物がでてくればいいのだ。わかったか!!馬鹿ども!!
糞どのが。バカヤロウ!!
324 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:29
同感ですが、なぜ作家の方が偉いのか説明できます?
325 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:30
自分の目と耳と頭を使って書くことだ。
ドストエフスキーが、バフチンを知っていたか?
ノーだ。シェークスピアが、マルクスを知っていたか?
ノーである。評論とは、作家にとって必要なものじゃない。
読者にとって必要なものなんじゃ!!
評論なんか金輪際読むんじゃねえ!!
いいか!!
しかし阿部の映画批評もなあ・・・
秀才クンのお勉強の発表じみててつまらんなぁ。
青山と意見別れると「その映画より青山クンの映画のほうがいいし・・」
みたいなこといって関係ケアしとくのはやめてくれよう。
なんか自分に言い聞かせるように書いてる方がいますが、
和重は「阿部」で、「安部」は公房です。
「じゃ!!」の人は、阿部が特定の批評家たちと親交が厚い
かのように書いてるけど、それはたんなる思い込みで、実際は
まるきり疎遠なんじゃないか。
批評は、やり尽くされたことに時間と能力を費やさないためにも、
目を通す必要がある。せっかく書くんだから。
328 :
吾輩は名無しである:04/02/23 13:52
元々警察官になりたくて勉強してんだよな確か
>容疑者はいくつかの職を転々としたあと警察学校に入り
>その後巡査になっている。警察官は、「警察官」をはじめから
>目指すような人物なのかという思いこみはここでは
>ずいぶんちがう印象になる。「警官にでもなるか」と男が考えたとするなら、
>つまり、「国家権力にでもなるか」ということであり、
>こうして出現する「軽さ」が、「権力」の持つ重苦しさとバランスを欠いてどうにも奇妙だ。
って宮沢章夫 がいってんだけど
>>296 浅田彰に田舎者って呼ばれなくてすむよ。
よかったね。
そのかわり土人扱いされるw
330 :
吾輩は名無しである:04/02/23 18:29
阿部の収入って月給にすると15万くらい?
331 :
吾輩は名無しである:04/02/23 19:00
18万
カンヌ青山は本物のクズだと思う。
あんな恥ずかしい自意識垂れ流しの日記を
よくも、まあ、書けるなあと。
あの段階で褒め上げちゃった浅田さんなんかよりも
柳下の方がよっぽど見る目あると思う。
「つきあい」ってのもあるとは思うけど、ちゃんと
人間性とか考えて行動した方がいいと思われ。
青山の人間性はどうでもいいけど
青山の小説に関しては
もしあれを本気で書いてるとしたら唾を吐きかけてやりたい
335 :
吾輩は名無しである:04/02/23 20:47
純文学系作家は、みんな貧乏だ。
結局シンセミアはどのくらい売れたんだろうか
アマゾンでのランキング
シンセミア(上) 3121位
シンセミア(下) 1606位
ちなみに、
書きあぐねている人のための小説入門 741位
私生活 7907位
表層批評宣言 52213位
隠喩としての建築 定本 柄谷行人集(2) 4050位
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 2285位
338 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:19
339 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:21
純文学云々よりもなによりも退屈。取材ばっかしてる作品はつまらない。
頼るべき感性がない証拠。
340 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:28
「頼るべき感性」って何ですか?
341 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:31
>>340 感性ってのは描写力に影響する。けど、こいつの描写は大体において借り物であって
自らの喉を通ってきた唾液混じりの言葉になってない。
ただの、説明小説。
342 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:34
>>341 阿部は十分自分の文体をもっているよ。しかもかなり緻密な文体。
それを見極められないのはおまえさんの感性が鈍いせい。
そのことは「自らの喉を通ってきた唾液混じりの言葉」なんていう表現にも
よく表れている。
直接メールでも送れよ
344 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:37
唾液混じりの言葉、、、難しい言い回しですね
>自らの喉を通ってきた唾液混じりの言葉
何と瑞々しい感性に満ちた言葉であろうか!
346 :
吾輩は名無しである:04/02/24 01:48
綿谷レベルは超えてるな、すげえ。
347 :
吾輩は名無しである:04/02/24 02:20
いやでも阿部の「軽薄」(意図的であっても)な文体には少し問題あるよ
348 :
吾輩は名無しである:04/02/24 02:37
>>347 例えばどんな? 軽薄だからダメってか?
349 :
吾輩は名無しである:04/02/24 02:39
意図的であってもというより、意図的であるがゆえ問題だ!
まあおもろけりゃいいんだけどよ
350 :
吾輩は名無しである:04/02/24 02:52
龍 「 売れない作家は辛いね、13歳の〜で二億かせいだよ 」
351 :
吾輩は名無しである:04/02/24 03:02
やつはムカつくほど商売上手だね
その点阿部は商売に関してはウブっぽくてイイ
要するに和重のマーケッティング能力は拙いと言いたい。
352 :
吾輩は名無しである:04/02/24 03:04
ただ春樹も商売ヘタそうだが、小説はいつもバカ売れしてる
まあそれが阿部と春樹の力量の差か
はあ???というと失礼か。
ただ阿部とW村上はそもそも狙いどころが全然違うじゃん。
春樹は商売上手いよ。自分を神格化したりとか。
リーダブルな文章とか。
354 :
吾輩は名無しである:04/02/25 03:24
年収いくらやねん
355 :
吾輩は名無しである:04/02/25 13:08
自らの喉を通ってきた唾液混じりの言葉
なかなかいいね。ようするに、言霊が宿った言葉のことだね。
今、これが実に難しい。自分の肉となった言葉。
357 :
吾輩は名無しである:04/02/25 20:36
『シンセミア』においては、阿部和重はもっとストーリーテーラーに徹して
欲しかった。オレはこの小説をエンターテーメントとして読んだし、またそのように
書かれてもいる。たとえば、『アメリカの夜』について、もっと"面白く"して欲しい、
というのはヘンだけど、『シンセミア』については、そのようにいっても
いいんじゃないか。
シンセミアは何回読んでも難解や。
360 :
吾輩は名無しである:04/02/26 00:40
阿部って何を描こうとしてるの?
春樹が描こうとしてるのは虚無とか無意味とかそういったことだと
思ってるんだけど。
361 :
吾輩は名無しである:04/02/26 00:41
>>359 何回も読めないと思う。長いから。
もし本当に読んだのだとすれば君はマゾだ。
362 :
吾輩は名無しである:04/02/26 03:14
阿部 「 『シンセミア』売れたかったなあ・・・ 」
363 :
吾輩は名無しである:04/02/26 03:16
長すぎるんだよ。
364 :
吾輩は名無しである:04/02/26 03:39
omoshirokattayo.
365 :
吾輩は名無しである:04/02/29 20:07
10%ぐらいは参考になるレスがあって乙っす。
『インディヴィ』『無情の世界』『ニッポニア』
あたりから読めばいいでしょうか?
366 :
吾輩は名無しである:04/02/29 22:07
作品とベッチョの顔がイメージ的にもろ合致していて、
怖いほど。。
>>365 『アメリカの夜』『ABC戦争』『公爵夫人邸の…/ヴェロニカ…』
『I・P』『ニッポニア』『シンセミア』でいいよ。
無情の世界はいらんよ。それだったら『プラスティック・ソウル』の方がマシ。
ニッポニアまでは数日で読めるよ。短いのばっかだし。
それを更に絞るとすれば、
『アメリカの夜』『シンセミア』
の二冊で良い。
370 :
吾輩は名無しである:04/03/01 01:15
『プラスチック・ソウル』はいつ頃
単行本化されるのでしょうか?
待ち遠しいです。
ありがっd。これから読みます。
加藤『テクストから遠く離れて』(タイトルいやらしい・・・)
のニッポニア論はどうでしょうか?
sin-semillasを辞書で見つけれなかった・・・。
373 :
吾輩は名無しである:04/03/09 22:08
ぶっ殺すぞ、このやろう!
374 :
吾輩は名無しである:04/03/10 02:21
アメリカの夜のポイントは何?
ギャッ、チャリンチャリン、やめろよ、中山、死んじゃうよ、いやああああ
ギャッ、チャリンチャリン、やめろよ、中山、死んじゃうよ、いやああああ
ギャッ、チャリンチャリン、やめろよ、中山、死んじゃうよ、いやああああ
ギャッ、チャリンチャリン、やめろよ、中山、死んじゃうよ、いやああああ
ドピュッ
ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー
376 :
吾輩は名無しである:04/03/11 23:29
バカヤロウ! この糞やろう!
377 :
吾輩は名無しである:04/03/12 00:55
ベッチョしてっか?
「バシュッ」を「ドピュッ」に書き換えるというこの俺の高度な批評的実践へのリアクションは無しか
昨日から『シンセミア』を読み始めました。
380 :
吾輩は名無しである:04/03/13 00:52
>>378 あ、ほんとだw
ABC戦争の合言葉覚えてる人いる?
なんか最後のほうの、先輩が聞き取れてなかったあたりが
めちゃめちゃ面白かった。
ABC戦争の最初のページで谷崎とどこかの野球チーム(失念)を
からめて言及していた文章があったのですが、
それについてどなたかご説明いただけないでしょうか。
野球について無知で、よく理解できないまま読み進めてしまい、
図書本だったため返却してしまいました。
380みたら急に思い出して気になってきた。
>>381 今、手元の文庫でざっと『ABC戦争』の最初の何ページかに
目を通してみたのですが、おっしゃっているのは、
「谷崎=ホークス主義宣言!」という部分のことでしょうか?
>382
それです。
わざわざありがとうございます。
谷崎潤一郎とそのホークス(ダイエーですよね)ってのが
どういう意味で掛けられているのか気になるのですが・・・
なかなか釣れませんね
>>383 打率がクソ高いとか、その程度のことだよ、どうせ。
ハワード・ホークスっていうメジャーリーガーの打撃のことも
いくらか関係してるんだろ。
それよか固有名詞批判『アンチ漱石』だよ。大杉重男。
386 :
吾輩は名無しである:04/03/17 00:21
蓮実まんせーで蓮実から評価を受けても意味ねーじゃん!!!馬鹿かこの作者は・・・
ハワード・ホークスは来日一週間で自打球で右足首やっちゃって
ハタリ!っと笑顔でアメリカ帰っちゃったよ…マヂムカツクゼ!
そのときまるでリオのカーニバルにいるかのようにブラボー!って挨拶しやがんだぜ。
あかん俺センスないわ
388 :
吾輩は名無しである:04/03/17 23:51
阿部ちゃん
シンセミア買いました
しかも上下
つまらなかったら殺します
390 :
吾輩は名無しである:04/03/18 08:03
『新潮』の加藤典洋のシンセミア論読んだ人いますか?
なんか、前置きだけで唐突に終わった感じがするんですが……
おれは『無情の世界』文庫版の加藤典洋の解説を立ち読みして、
あやうく本を床に叩きつけるとこだったよ。ちゃんと購入して、家に帰ってから叩きつけた。
俺は、火付けそうになったよ。
私は、「なんでこんな文章を『解説』として収録しちゃうかなぁ?」
と思いました。
395 :
吾輩は名無しである:04/03/20 02:14
やった!!
「文藝」2004年夏号の特集は、阿部和重。
396 :
吾輩は名無しである:04/03/20 02:33
ブラボー!!
397 :
吾輩は名無しである:04/03/20 03:02
阿部はもう芥川賞候補になることはないかな
春樹のように…
398 :
吾輩は名無しである:04/03/20 03:19
>>397 ないと思うよ。あんなクソ賞、いらないよ。
399 :
吾輩は名無しである:04/03/20 03:35
あれあ新人賞だからもう無理かもね。
オレも今の芥川賞はクソ以下だと思うが、過去の面子は凄いからね。
安部・大江・中上なんかと並ばせてやりたかったが・・・
まあ馬鹿女×2にやる賞なんてもう過去の遺物か。
綿矢が100万部超えて、金原も50万部か。
大西巨人の「神聖喜劇」は何万部?
資本主義ってほんと怖いな。
401 :
吾輩は名無しである:04/03/20 04:45
>>400 チミイ!失礼な事言うな!
大西巨人先生の「神聖喜劇」は何千部だ!萬ではなーい!!
まあ馬鹿ばっかりだから偽者が売れるのしかたないけどな。
歌だってスマップやタッキーが売れてるんだぜw
出版業界だけではない。
ちなみに綿谷は消えるね。あんなの一作に一年でしょ…
とても職業作家には無理だろ。
金原はしぶとく生きてそうな悪寒。
402 :
吾輩は名無しである:04/03/20 05:53
すいません。
だれか前スレウプして頂けませんか。
三月二十日 雨
>>392-394 きみらは鍛錬が足りないな。おれは毎日鍛錬しているから
叩きつけそうになる衝動をクールに押さえることができたよ。
まあ今日は映画館の仕事を休んで5年間の記憶を辿り直しているんだが
ところでプルトニウムの隠し場所を誰か知らないか?
「神聖喜劇」全五巻は単行本・文庫をあわせると部数(セット数ではなく)
は万単位になりはしないか。
怖いのは資本主義というより、
大衆とマスコミの終わりなき接吻<エンドレス・キス>ではないか。
>>404 >終わりなき接吻<エンドレス・キス>
ハァァあ?
406 :
吾輩は名無しである:04/03/20 21:22
マスコミとの接吻だとか言うが
お前らだって評論家の言葉や雑誌見て阿部を知ったんだろ
うまく騙されてるなw
408 :
吾輩は名無しである:04/03/20 21:39
綿矢 「 貧乏人について語るスレはここですか? 」
>>407 なぜ俺の名前がわかったんだ?
高踏塾で情報収集の訓練をしてたおかげか…
>>409 もちろん高踏塾での『IP』読書セミナーによる鍛錬で
それくらいの情報収集は朝飯前だ。
それからどうやらマサキが刑務所で殺されたらしい。
(゚听)おまいら禿しくツマンネ。
412 :
吾輩は名無しである:04/03/21 17:29
/\
/ 神 \──ひろゆき
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 神官 \──管理者
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 貴族 \──削除人
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 平民 \──コテハン
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 賤民 \──名無し
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 奴隷 \──DQN、厨房
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 畜生 \──基地外
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ 糞尿 \──
>>1
いつまで縦社会なんだ……
をい、文芸批評家ども、てめえらオレ様の納得するような『シンセミア』論はやく書けよ。
蓮實も渡部もすがも加藤もみんなダウトだよ。
柄谷、そろそろ真面目に本業に復帰しろ。
たしかにいま勝負しよう思っている文芸批評家は『シンセミア』にどう取り組むか
が試金石のような気がするなあ。
要するにこれで優れた批評をかけた奴はブレイクできるということだな、多分。
416 :
吾輩は名無しである:04/03/21 22:23
文芸批評家 「 長すぎて読む気せえへんねん、200字に要約して・・・ 」
417 :
吾輩は名無しである:04/03/21 22:30
シンセミア面白かった?
図書館いっても常に貸し出し中です。
だれるとこもあるけど、総じて面白かったよ
「おもしろくもあり値打ちもあるのが、小説の理想的な姿と
信ぜられる。」と大西巨人は、ある時、書いた。
『シンセミア』やJ的な多くの若手の書くものには、
「値打ちのある」(≒タメになる)部分が、事実少ない。
小説はジャンクでよい、クズがぶちまけられていれば
充分、との主張もある。これは時代・若さのどちらにも
調和・適合する。その場合、値打ち・人間的成長としての利益等は、
端から期待されず、ポップスを聴く際のように、
調子の具合や受ける快感などが、主要な評価項目となる。
『シンセミア』やJ的な多くの若手の書くものには、
人間的なだらしなさや短所や弱点のほうが、立派さや長所や強みより、
はるかに多く描かれている。読者は日ごろ見慣れた風景に
飽き飽きし、辟易する。
小説において、「値打ちのある」(≒タメになる)部分の多寡は、
読み応えにかかわる。自由時間の少ない現代社会において、
読書がたんなる暇つぶしでないとすれば、
小説に「値打ち」のないことは、絶対的なハンディキャップのはずだ。
大西巨人作『深淵』(光文社)に描かれる仮構世界は、見慣れないが、
「値打ち」が充満していて、ズルい。教養満載小説は、
クズ満載小説より、必然的に、
読書に濃厚さをもたらせるので、ズルい。
『シンセミア』や他のいわゆるJ文学を読むことで、
人間性を高めることは不可能に近い。大西の書くものは、
人間性の向上までもたらせるから、単純に得だ。
若手はその種のことを初手から放棄しているのに。ズルい。
420 :
吾輩は名無しである:04/03/22 13:00
これって鮭(みたいな字の批評家)だよね?
「シンセミア」も「深淵」も、ともに時代的なものってことかな。
阿部の小説世界ってあんまり「暖かみ」を感じないが、
それはいいことなのか?好みの問題だろうけども。
阿部の小説は、癒し系ではないからな。
殺伐としてるのがいいんだ
まあ彼は開きなおってるよな。
424 :
吾輩は名無しである:04/03/22 17:32
アメリカの夜でデビューした時には少し注目したけど
この作家はもうだめだね
彼には本当の意味での批評性は無いよ
しかし、阿部の小説より、柄谷の書物の方に「暖かみ」を
感じてしまうオレはヘンか?
柄谷は小説書いてるわけではないからな。
そこで「暖かみ」といわれても、比べにくいよ。
>>422 あと、オレの求めてる「暖かみ」は、
とうてい癒し系などからもたらされないものだが。
説明になるか分からんが、柄谷より阿部の方が、
ずっと「頭がいい」気がしてしまうわけ。
阿部からは、何かを完璧にコントロールしようとする
「冷たい」意志を感じとってしまう。
431 :
吾輩は名無しである:04/03/22 17:49
彼は物語の批判から始めたけど、それが意味を持つのは物語が信じられている
時だけです。未だにそういうことをやっているのは自家撞着にならざるを得ない。
432 :
吾輩は名無しである:04/03/22 17:50
でも物語なしには小説は書けないでしょう?
433 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:01
彼は物語の批判から始めたけど、それが意味を持つのは物語が信じられている
時だけです。未だにそういうこと(物語の批判)をやっているのは自家撞着にならざるを得ない。
434 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:03
だから物語なしには小説は書けないでしょう?
435 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:04
書けないよ
436 :
吾輩は名無しである:04/03/22 18:06
物語の批判って物語りつつ、それを崩していくようなものだよ
未読ですが、
朝日『小説トリッパー』最新号に、大西巨人氏による『シンセミア』書評!
どうでした? 滑稽小説風でヌルいけど期待はもてる、とかか。
俗情と結託しすぎ、とかか。
まじでか thx!
「滑稽小説」ってあんまり聴きなれない言葉だけど、言いえて妙だな。
ノワール風だの中上健次的サーガだのといった形容よりも
『シンセミア』の作風をよく表しているよ。
440 :
まいぺーす:04/03/22 21:02
>>437 「「本年度最大の収穫作」とすることに、俯仰天地に愧じず同意する。」とあるように、大西巨人は、
基本的に高い点数を『シンセミア』に与えています。「語の選択・使用・排列に関して、難を覚える」
ものの、「保守的均斉」を避け「変革的表現」を試みる阿部に、大西は、「芸術犯」という名を与え、
「なにしろ、「芸術犯」阿部和重という若い有力な共犯の出現に遭遇し得たことは、実に冥利で
なければならない。」と書評を締め括っています。かなり積極的な評価ですね。
「芸術犯」…
かっこいい。
阿部チヤンいい呼称をもらったな。
やはり大西さんはよくわかっている。。。
ナイス、まいぺーす!
期待してた。手紙は、宛先に届くもんだな。
>>385 遅くなってスイマセン。有難うございました。
445 :
吾輩は名無しである:04/03/23 02:55
「芸術犯」って・・・アホだなw 子供でも笑うぞw
「芸術犯」・・・大西巨人的でイイ!
権威に弱いガキどもだな〜
まったく変革的じゃないじゃん。
阿部は大西の真似なんだからよく分かるのは当たり前。
ただならぬ論理性をもつ大西の文ではあるが、
447みたくそれに「権威」を感じることはあってはならない。
「阿部は大西の真似」というのは、識別能力の問題か。
独断・偏見が何に由来するのかは謎。
芸術犯ってほかに誰がいるんだろ
古井せんせいあたりか
俺は大西巨人は小説家としては好きだし批評家としても博覧強記で独自の視点もあってものスゲーと思うけど
ただ実際作品全体の評価のしかたというのは、あんまり好きじゃない。
大江の諸作品がものすごく低評価で『シンセミア』が良いってのもよくわからん。
『シンセミア』も良い作品だけど、やっぱり大江の方がいいと思うし。
大西ってわりとキッチリ構築された作品が好きなんだよね。
それだけ『シンセミア』がぶっ壊れてないということで。『シンセミア』は全三部作の一作目ということなので
次作、次々作に期待。
451 :
吾輩は名無しである:04/03/23 18:33
おれは別に権威を感じてないよ。
お墨付きをもらうと嬉々として書き始める奴がいたから言ったまで。
真似というのは言い過ぎだろうけど大西がいなければ阿部は今のような
作家にはなっていないのは確かだろ。
と言うか、大西虚人に権威なんかないだろうが。
権威を感じていたのは451さんだけでした
454 :
吾輩は名無しである:04/03/23 23:46
口を聞かぬおまえの
寂しさだけは私にも聞こえる
>>454 ちょーしのんなYO!
んで阿部は今何してるんですか?
456 :
吾輩は名無しである:04/03/25 05:48
ドンキー柄谷
プラスティックソウル マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
『20世紀』もね!
「ニッポニア」の文庫化どうなったんだよ
460 :
吾輩は名無しである:04/03/25 23:43
阿部和重以降、だれか新鮮な作品を書く人はいますか?
教えてくださいな。
どいつもこいつも安易に物語に回帰していて、新鮮な作家は見当たりませんね。
462 :
吾輩は名無しである:04/03/26 00:45
いませんか、、
でも阿部氏が小説を書いている場所というか、あそこの場所で書くという事自体が
もう作品の価値を先取りしているような、すこしズルいよーっていう気もしましたが
そんなことは気にならないほどアメリカの夜は面白かった。昨日今日の二日間で読めたし。
あそこの場所?
関係ないがシンセミアは上下巻にするより
活字を二段組にして一冊で出したほうがカコイかったと思う。
>>464 その海賊版、高額取引決定ですね。
『小説トリッパー』の『シンセミア』評で、大西巨人は、
阿部の他の作品の実験性を評価すると同時に、
語の選択の的確さにおいては『シンセミア』のいくつかの箇所よりは
むしろ『公爵夫人邸の午後のパーティー』のほうがよいのではないか、
という趣旨のことを、書いている。(雑誌が手元にないので、不正確だけど)
かつて蓮實重彦が、『ABC戦争』執筆により
阿部が一発屋でないことが証明された、
と新聞に書いた時、
浅田彰と田中康夫は「憂国呆談」で、
むしろ一発屋だったことが証明された(浅田)わけだし、
公爵夫人邸のなんとかパーティー(田中)はむりやり
芸術性を出そうとしている、と笑い飛ばしていた。
(単行本捨てたから、これも不正確。誰か添削して)
この時代に『午後のパーティー』の語の的確さを
褒めるなんて、アイテムを嗜む者としての芸術愛好家である浅田・田中と比べ、
性根の据わった「芸術至上主義者」は、やっぱずいぶんプログレで、
非保守的で、ぶっ飛んでるなと感じる。
>>465 単行本『憂国呆談』では、
阿部は『インディヴィジュアル・プロジェクション』で
少し持ち直した、と加筆されている。
信州馬鹿に若手の小説を批評する資格はないよな。
なんちゃっておじさん
>>465 浅田や田中が笑い飛ばしているように読める場合、実は、蓮實が褒めたのにちょっとビビって、おれたちは貶さなきゃ、みたいに思ったとも考えられる。
その可能性がなきにしもあらずなのが、文壇政治の怖いところ。
>>465 それなんか読んだような気もするけど…忘れた。
浅田にとっては『ABC戦争』は「いかにも」蓮實虫全快過ぎっつーことかね?
高房ヤンキーの抗争とか活劇的なところとかがあって批評的な要素以外の部分もあると思うが。
『公爵夫人邸…』が「芸術云々」というのはよくわからんなー。
金井のパクリみたいな小説ということかな? 内容は違うけど。
話をそらしちゃって申し訳ないのですが、阿部ってコーネリアスと今どういう関係なんですか?
渋谷系と二人とも言われてた以外によくわかりません。
472 :
吾輩は名無しである:04/03/29 03:29
アメリカの夜を買ったが、20ページで頓挫。
あまりにも下らん、クドい。
まるで中学生が書いた新書の真似ごとのよう。
あと、頭の悪そうなひらがなの使い方にも拒否反応が。
もしかしたらこの後おもしろくなるのか?
>>472 >頭の悪そうなひらがなの使い方
どんなの?
ひらがなの使い方に頭の良し悪しがあるとは知らなかったな。
>>472 別にいきなり面白くなりはしないよ。
蓮實の文体で柄谷の論考を自伝的な物語に乗せて書いた、というような小説だし。
そういう高等な芸をやってのけたから、評価されたわけよ。
476 :
吾輩は名無しである:04/03/29 17:39
物語の復権を願う俺に阿部は癌だ
>>476 いや、阿部はむしろ健康なほうで、
芥川・直木両賞に象徴される、野暮で退屈な「物語」あふれる文芸業界こそ、
疫病(無素養読者をアテにせねば倒産の憂き目という資本主義の現実ないし
現行システムをウイルスの発生源とする)に苦しんでいるのではないか。
478 :
吾輩は名無しである:04/03/29 23:19
活きのいい、あるいは活き活きとした癌ってことだろ。
問題はむしろ、癌と呼ぶほどには阿部はいまの日本の文学界にとって
脅威になっていないという点だろう。
阿部は別に物語嫌いじゃないよ
そもそも物語批判は物語好きでないとできない。
482 :
吾輩は名無しである:04/03/30 23:47
477みたいなのってリアルにキモイだろうな
目もあわせたくないって感じ
おまえがな。
484 :
吾輩は名無しである:04/03/30 23:58
485 :
吾輩は名無しである:04/03/31 00:29
『無情の世界』面白いですね。
この人って狂気とか病的なものを語るのうまい。
んーいや下手なんじゃないかなあ
そういうのを文学的な装置として使うのは得意だと思うけど
なんかリアリティないよ。
だから悪いっつーことはないですが。
487 :
吾輩は名無しである:04/03/31 11:46
リアリティなんて言葉を簡単に使う奴は信用できない
そういやひらがな多いね。
なんでかね?
489 :
吾輩は名無しである:04/03/31 20:56
『無情の世界』の加藤の解説、だれか書き換えてくれない?
オイディプスとスフィンクスの話以外は「だめだこりゃ」でした。
加藤って言うと、大江の「万延元年のフットボール」もこいつが解説だけど、本当にクソすぎる。
読んでても何が言いたいのか、さっぱりわからなかった。
なぜかレヴィ=ストロースの話が出てくるんだが、このやろう、完全に誤読してやがる。
その誤読したレヴィ=ストロース理論を基に読解するもんだから、それもそのはずなんだよ。
つまり、語彙がないやつと話してて、話が行き違ってるのと同じ。
まさに小倉優子並。つーか、美少女なだけ、小倉優子の方がまし。
491 :
吾輩は名無しである:04/03/31 23:56
加藤の解説はダメってのには異論がなさそうだね。
で、『無情の世界』の「トライアングルズ」評で
目潰しした「先生」がオイディプスってのはいわずもがなだし、
語り手「わたし」が小学六年生でなければならない、と書いているけど
あの文体と言葉づかいは普通に考えて「先生」自身だと思うんだが。
>読んでても何が言いたいのか、さっぱりわからなかった。
それ、加藤の解説が悪いわけではなしに、読者の側に原因があるんじゃないの
『万延元年のフットボール』以降の大江作品の構築性を語る際にレヴィ=ストロースを
参照するのは妥当でしょ
あの解説は『万延』以前の作品の牧歌的な叙情性や、
『万延』以後の作品がロジック先行の構造をもつがゆえの欠点について指摘していて、
かなり良い文章だよ
ま、『無情の世界』の解説は確かにひどいけど
たしか「無情の世界」の語り手が小学生を擬態した先生だ、という読みをしたのは高橋源一郎だよね。
494 :
吾輩は名無しである:04/04/02 00:07
レヴィ=ストロースの論理は、トートロジーに陥ってる。
だから、彼の論理は、常に正しいのだ。反論を許さない。
まさにマルクスの論理のようにね。
レヴィ=ストロースはどうでもいいが、
『無情の世界』解説を矢部氏にお願いしたいな。
496 :
吾輩は名無しである:04/04/02 01:06
>語彙がないやつと話してて、話が行き違ってるのと同じ
日常生活で相当高級な会話をしているんですね
小倉優子に対する解釈の甘さに君の底の浅さが見えるよ
497 :
吾輩は名無しである:04/04/02 16:38
チョコボール向井と一緒に逮捕されたAV女優が
『インディヴィジュアル・プロジェクション』が好きだって言っていた。
東浩紀が落ちぶれた今、阿部和重・加藤典洋のコンビは最強のツートップだよ。
「インディヴィジュアル・プロジェクション」ってテキスト批評論者たちに対する宣戦布告なのかしらん。
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
501 :
吾輩は名無しである:04/04/07 13:29
文藝発売age
阿部って不思議な男だよな。
どういうキャラなのかいまいちつかめん。
目立ちたがりのようで、わりに地味な表情してるし。
ま、だからおもしろいんだが。
おお!いいメンバー揃ったな。
出そうかな、新潮。
>>503 阿部が審査員…違和感あるなあ
実践派のイメージがあるし。
阿部はなんか自分と似たような作家には露骨にXをつけそうだね。
阿部はああ見えてかなり野心家だからなぁ
509 :
吾輩は名無しである:04/04/07 22:53
スーパーダッシュ新人賞の方はどうするのかな
510 :
吾輩は名無しである:04/04/08 10:45
で、結局シンセミアはおもしろいのか?
あらすじを読むと、万延元年のフットボールのパクリにしか見えないのだが。
512 :
吾輩は名無しである:04/04/08 14:01
『文芸』で阿部特集abe。
なんか阿部のプライベートを掘り下げるという感じだけど。
批評的にレベル高いこととかはなんもやってませんが、ファンにとってはまあまあおもろいよ。
513 :
吾輩は名無しである:04/04/08 14:03
あ『文藝』か。
ゴメンナサイここをROMってる阿部さん。
たしか今年の二月あたりに「ニッポニア」が文庫落ちすると
どこかで読んだのだが、その後の音沙汰がないのはどうしたことだ。
515 :
吾輩は名無しである:04/04/08 16:05
文学界より新潮のほうが面白くなってきたな。
浅田なんかと一緒だと阿部も緊張するだろうなあ。
516 :
吾輩は名無しである:04/04/08 16:36
浅田なんていらねえのにな
517 :
吾輩は名無しである:04/04/08 18:21
阿部は彰に「NO」を言えんの?
町田とかはハッキリ言えそうだけど。
大丈夫か、和重。
519 :
吾輩は名無しである:04/04/08 19:28
何必死になってマジレスしてるの?
おや、文藝読んだね。
「何必死になってマジレスしてるの? 」
ってのも、べつの意味でのマジレスなわけ。
本当は、そんなこと言う必要もないのだから。
>>518 言う前にボコるから大丈夫。
彰の眼鏡を割る勢いでね。
痛いやつは単純に放置すればいいんだからさ
阿部がボコるって言ってますよ、って彰に伝えなき。。
>520
あんたエライね。ちゃんと受けとめてくれましたな(w
その返礼として、EYESCREAMっていう新雑誌知ってる?
阿部っちのエッセイが載ってるよ。ネットについて語ってる。
無職で明日食う飯も…ヤバ!という状態なのに
衝動的に『文藝』を買ってしまった…意味わからん。
526 :
吾輩は名無しである:04/04/08 20:57
阿部のあのふてぶてしいまでの面構えが良かったんじゃないのw
ところで、阿部は結婚してたんだね。
知らなかった。何となく印象が変わる。
子供はいないのかな。
528 :
吾輩は名無しである:04/04/08 23:14
阿部も中原も結婚してるんだもんな。
何だかんだいって、奴らは器用で世渡り上手なんだよ。
世渡り上手というか、たんに普通の奴らということだろ。
作品からは(社会から)逸脱してるような印象を受けるけど、
本気ではずれてんじゃなくて「戦略」みたいなところがあるんでしょ。
高橋源一郎もそういう「戦略」に「あえて」舞い上がってみせたりも
してるわけで、まあシニカルな世の中なんでしょう。
いやただたんに結婚してるってだけだろ…?
普通も世渡り上手もないと思うが…
何なんだキミタチ?
ちょっとだけは文脈読もうね(藁
532 :
吾輩は名無しである:04/04/09 07:47
>>529 そういう「戦略」をナチュラルにみにつけたところに現代性あり。
高橋・阿部は、すぐ「戦略」とかいってしまうねら〜(シニシズムなる環境ホルモン
の蓄積量、無視できず)よりは
ぜんぜん情熱的で熱い。
阿部と中原を映画を撮るべきだ
それで小説家の撮る映画は珍作ばかりというイメージを払拭してくれろ。
535 :
吾輩は名無しである:04/04/09 14:54
誰が撮るの?
龍が撮らずに誰が撮る
阿部ちんと中原の仲が良いと知った時は意外に思ったものだ
東とはもう疎遠なの?
別に疎遠ではないけど、東が実は
小説の読めない人間だということが世間にばれたからな。
阿部ってインテリなの?
英語できるの?
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
阿部と中原は中卒だよ
阿部がほんとうに映画を撮ったら、キアロスタミみたいな作品になるだろうな
「文藝」での「ツインピークス」がらみの質問をかわしてしまうあたりに
ハスミンの弟子としてのプライドみたいなものを感じた
豊崎とかいう三流ライターの文章が痛すぎて続き読む気が失せて今コレを書いている
>>546 僕もこの人の文にはかなり驚かされた。東京って、こんなのでメシが食えるの?
体言止めと語尾の「のです」のコンビネーションが読者に最後まで襲いかかる。
こんなひどい書評はなかなかない。違う意味でみんなに読んでほしいよね。
文藝って何?
文藝読んだんだけど、阿部と中原、微妙に保坂に喧嘩売ってない?
阿部と中原は保坂とは合わないだろーな・・・。
「僕より保坂さんの方が悪人だってのは変わらない意見ですよ。
対談で本人に言ってますから、「保坂和志こそ悪魔です」って。
僕は素直に露出してるぶん善人なんですよ」って言ってるね。
あの対談読んだけど、保坂って自分が善人のツラかぶってることに気づいてないよね。
で、識者ヅラして、阿部の悪いところを指摘してんの。ロリ気質なところとか。
阿部は勿論そんなの分かってやってるんだけど、変なエクスキューズはせず、
逆に保坂の隠蔽気質をさりげなく指摘したりしてる。
でも、保坂は全然気づいていない。というかそれが悪いと思っていない。
その鈍感さに苛ついてる、ってのはもしかしたらあるかも知れないね。
551 :
吾輩は名無しである:04/04/11 01:51
>>549 つーか保坂は二人とも認めてるじゃん
阿部だってそうだろ
552 :
吾輩は名無しである:04/04/11 01:55
分かったから、風邪引いて外に出れない俺にその対談を要約してみせろ
553 :
吾輩は名無しである:04/04/11 02:04
>>546-547 ここでもでたか豊崎!
やつは新人賞メッタ切り?って本のことでも別スレで叩かれてる。
この本のサイト見たら、なれあいに笑うよ。自分にいい内容しか載せないでやんの
豊崎とかいうアホの綿矢擁護の身振りがなぜかキモいのだがw
555 :
吾輩は名無しである:04/04/11 12:53
>547
体言止めとか「のです。」とかって
使っちゃいけないの?
いけなくないけど、そういう文体から醸し出される豊崎のキャラが鬱陶しいんだろ。
557 :
W ◆RABK4KAJgA :04/04/11 21:33
この作家読んでるとアントニイ・バージェスの
『時計仕掛けのオレンジ』あたりを思い起こすなあ。
阿部はよく「吐き気」ってのを使うね。
558 :
吾輩は名無しである:04/04/11 21:39
新潮新人賞選考委員おめ!
559 :
吾輩は名無しである:04/04/12 21:09
阿部は好きだが、阿部に審査されたくない。
激同w
映画覚書(1) 阿部和重著
文藝春秋・05月下旬・2,100円・ISBN:416365920X
スピルバーグ、あるいは「マトリックス」からゴダール、北野武まで。
映画の現在と可能性を縦横無尽に論じた骨太な評論・対談集。
(´-`).。oO(「ニッポニア」の文庫はどうなってるんだろう?)
文庫版「ニッポニアニッポン」は、解説を誰に振るかが決まらないんだよたぶん。
俺が書くよ。
いや、私が
565 :
吾輩は名無しである:04/04/13 18:34
いやいや僕が
566 :
吾輩は名無しである:04/04/13 18:35
浅田どうよ
567 :
吾輩は名無しである:04/04/13 18:36
柄谷行人でもよい
浅田が断んの?
阿部が断るの?
渡部直己じゃありませんように。
◎ 斎藤環
○ 渡部直己
△ 保坂和志
文藝ではじめてこの作家の姿を見た。
ガキみたいだな。がっかり。
俺はこんな人の書いたものを読んでいたのか。
572みたいな奴って死ねばいいのに
「死ねばいいのに」なんて台詞を安易に出すのはどうかと思う
575 :
吾輩は名無しである:04/04/14 18:26
『アメリカの夜』はハスミを読んだことの無い人には
どういうふうな印象を与えるんだろう?
DASH村に住んでる人でしょ?
(・∀・)阿部ッチFC(・∀・)
阿部和重はたとえば「アメリカの夜」において
「物語」=「型」への批判的視点を持っていたけれど、
そういう視線自体もパロディとして扱うようなところが面白いし
単に外側からの「物語批判」が虚しいことを知ってると思う。
だから見掛けよりも複雑さがなくてストレートさのほうが印象的。
『アメリカの夜』って知的なんだかストレートなんだかわからんというか
両方あるのがすごい。
本当のバカでも本当のインテリでもあれは書けんなーと思った。
そんなに教養の無い人間が一生懸命考え抜いて書いたっつー印象がある。
もちろん才能もすごいのだろうが。
581 :
X ◆sJh8mwqDUo :04/04/25 00:04
たしかに『アメリカの夜』などにはそういう二重性が感じられるね。
批判的精神をもちつつもあっけらかんとしたところがあるような。
「型」を崩してしまっては何も書けないことを知りつつも
「型」にはまってしまって書くことはできないというような。
でもそれでいてどっちつかずの宙ぶらリんになるでもなし、
ダブルバインドにもがいたりするでもないところがいい。
『アメリカの夜』は蓮實をからかってるんじゃないかと最初は思った。
582 :
吾輩は名無しである:04/04/25 03:44
トキのユウユウとメイメイのあいだに子供が生まれたよ!
なんか嬉しい。
583 :
吾輩は名無しである:04/04/25 22:17
584 :
吾輩は名無しである:04/04/26 14:12
日本で一番輝いてる中卒のひとり
アベのインテリ度あいがよくわからん
586 :
吾輩は名無しである:04/04/26 17:21
インテリではないね、間違いなく。
文章やお話の作り方から、一生懸命お勉強してるのは伝わってくるけど、
知性・教養は感じられない。いい意味でも悪い意味でも。
その上、ひらめきを感じさせないし、直感力も弱そうだし…。
ただ、そこを強みにしてしまう処が、非凡って言や非凡なのかな。
587 :
吾輩は名無しである:04/04/26 20:42
こいつルックス最悪。体格とファッションで見せてるだけ。だから必ず真正面から顔は映さない。
これが好きなやつって、カッコイイとか思うの?萌える?ウホッ
588 :
吾輩は名無しである:04/04/26 20:42
あらあら偉そうなレスなこと
589 :
吾輩は名無しである:04/04/26 20:45
中卒なの????
591 :
吾輩は名無しである:04/04/26 20:57
中卒なの????
592 :
吾輩は名無しである:04/04/26 21:00
学歴なんかどーでもいいじゃん。
少なくとも平野啓一郎よりは男前だよ
594 :
ジュンノスケ:04/04/27 00:38
35,6歳にもなってオレンジ色のジャージとはいい御身分ですな〜
とりあえず学歴とか顔とかファッションはどーでもいいんだが、
『ABC戦争』のハスミの解説は誉めすぎではないだろうか。
ハスミがここまで持ち上げるのは意外だったな。
蓮實の批評ははったりが売りなのであんなもんでしょう。
597 :
吾輩は名無しである:04/04/27 09:10
言われてみればラッキー池田に似てるかも
ラッキー池田ってアーノルドシュワルツネッガーにやかん踊り教えた人?
599 :
吾輩は名無しである:04/04/27 21:12
シンセミなんとかは売れたのか?
柄谷や蓮実の批評にある程度通じていないと阿部作品は理解できない、
という誤った印象を払拭しないといけません。
阿部ちゃんの自業自得なんだけどね。
龍・春樹以降の作家では最重要人物なんだから、
もうちょっと読者を獲得するためにがんばって。
602 :
ジュンノスケ:04/04/27 22:23
ヤンキー山形君は映画好きなら自分で撮ったらいいじゃん
自分の小説では撮らないとか言ってるらしいけど、この際
思ったほど売れなかった「シンセミア」で
603 :
X ◆sJh8mwqDUo :04/04/27 22:47
>>601 『インディヴィジュアル・プロジェクション』や『無情の世界』なんかは
何の予備知識なしに読んでも楽しめる作品だね。
登場人物の視点だけじゃなく、語り手の視点にも妄想があってイイ。
ただ『アメリカの夜』は蓮實を読んでたほうが楽しめるとは思う。
604 :
吾輩は名無しである:04/04/28 19:34
島田に朝日新聞で褒められて種。
605 :
吾輩は名無しである:04/04/28 19:40
test
606 :
吾輩は名無しである:04/04/29 10:34
中原との合作小説、綿谷りさのパロディ(?)が出てくるね。
やっぱ2人とも読んでんのね。って当然か。
ぁゃゃ
609 :
吾輩は名無しである:04/04/29 13:02
こいつモーヲタだったのかよ
マジキモイ
阿部は己の顔がそれなりにいい感じであることを自覚しているから
あややについて薀蓄を垂れることがシャレとして成立するんだ
たとえば、春樹みたいな顔の奴にはとても真似できないだろう
阿部のこの余裕が腹立たしいなあ
写真をみると女にもてそうな雰囲気をかもしだしている。
614 :
吾輩は名無しである:04/04/29 16:22
んなーこたない(AAry
>>614 アンチのわりには、ちゃっかりリンク貼ってくれてありが?ォ
蓮實ってなに読んだらいいの?
映画評論みたいなのしか観た事ないんだけど。
618 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:00
619 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:12
あややが大好きなの。
阿部ちゃんは。
620 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:15
ガキなんだな、早く大人になれよ和重、35だろ?
621 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:28
UPというところはコンサートスタッフが作った事務所だから
社員を食わせるために
そこのタレントはドラマや映画よりも
地方のどさまわりをする運命にある。
622 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:45
623 :
吾輩は名無しである:04/04/29 18:51
阿部が、佐々木敦のサイトに寄せてる文章、痛いもんな。
ゴマキやあややのこと書いてる方が、ずっと生き生きしてるよ。
624 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:03
そうそう村上春樹もさっさとマコヲタなのを暴露しちゃった方が良いよ
625 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:43
こういうのってさー東んもそうだけど
奥さんどう思うんだろうね。
キモイとか思わんのかね
特に萌え萌え言ってる東はキモイだろ、嫁からすりゃ。
阿部よ、この際、もっと開きなおれ。
628 :
吾輩は名無しである:04/04/29 19:58
全然キモくないよ
630 :
吾輩は名無しである:04/04/29 21:25
つまんねえ↑
631 :
吾輩は名無しである:04/04/29 21:29
お前がな↑
632 :
吾輩は名無しである:04/04/29 21:29
大の大人が「ごっちん」「あやや」て・・・
あの文体からして諧謔に決まってんだろうが
いやいや、けっこうマジだと思うぞ。
ネタにしては熱意が感じられるしマジにしては妙に捩れた文体。
つーことで、ネタなのかマジなのか分からんところがイイ
それがポストモダン以降のユーモアなんだよ。
637 :
吾輩は名無しである:04/04/29 21:49
どう読んでもマジとしか思えないが。
無理矢理なフォローが痛々しい
638 :
吾輩は名無しである:04/04/29 21:54
て か そ れ よ り な に よ り 小 説 面 白 く ね え よ 。
何かにつけキモイキモイと腰がひけるのが常識人、
それって退屈だ、もっと、趣味を、政治的にブッ放してこーぜ、
ってのが乱暴者・狼藉者かつ立法者たる芸術家。
常識人の恥じらいは、はじめの一歩をおのれに禁ずるための口実。
阿部の小説を読んでいると思わず頬が緩んでしまうのは
2ちゃんねらーをモデルとしたような妄想癖のある登場人物が出てくる。
登場人物たちは自分の思い込みが妄想であることに気づかない。
その妄想に必死にしがみついている可笑しみは阿部の作品ならでは。
良くも悪くも、これが阿部和重なんだと思うよ。
彼もいろいろ無理してんじゃないのかな。
本質は、素朴なまでに大衆文化に近い人なんじゃないか?
642 :
吾輩は名無しである:04/04/29 22:20
あやや好きでもないみたいで、
内容もあんまだった。
ゴマキ評みてみたい。
どこかにのってるんだろうけど。
さすが、モーヲタってゴキブリの如くあちこちからワラワラ集まってくるんだなw
644 :
吾輩は名無しである:04/04/29 22:29
ゴマキ評どこにのってる?
645 :
吾輩は名無しである:04/04/29 22:33
>ハロー!プロジェクトにおける私の一推しは、ごっちんこと後藤真希であるが、
>ごっちんが脱けたあとのモーニング娘。の各公演も継続して観ているし、
>他のユニットにも注目している。そしてもちろん、あややこと松浦亜弥もまた、
>ハロプロ好きの私にとっては決して無視できない存在だ。
もう寒気がするわ
ゴマキいうな
>645
お前が文盲だからだろ(プゲラ
648 :
吾輩は名無しである:04/04/29 22:59
後藤真希の秋のコンサート・ツアー
「2003秋〜セクシー!マッキングGOLD〜」が
九月六日から始まった。わたしは九月十三日
の東京厚生年金会館・大ホールでの夜公演を
見てきたわけだが、期待以上の内容だったと
ここで報告しておこう。(翌日の公演はさらに盛
り上がっていたらしいが)。ショー全体の演出においては、
今や伝説と化した「6・8」の春コン夜公演と比べても
引けを取らぬどころか、照明や衣装や曲構成の面では
むしろ質的に上回っていたように思う。確かに「赤い日
記帳」を聴けなかったことは大きな欠落ではあるし、
春コンにおける山場の一つだった「LIKE A GAME」が
うまく機能しきれていなかったものの、秋コンの演出は
展開の速度と密度をより効果的に高めることに成功し
得ていたとわたしは受け止めた。何より色彩設計が
素晴らしいライブだったと言える。
649 :
30代ハロプロマスター:04/04/29 23:03
阿部くんのエクリチュールには強度こそ感じられるものの、肝要であるあややに関する恍惚感が
乏しいのはいかにも残念であった。
今後とも精進して欲しい。
650 :
吾輩は名無しである:04/04/29 23:09
651 :
吾輩は名無しである:04/04/29 23:21
きょうの朝日の文章、阿部が今まで書いたもの(小説含む)の中で
カート・コバーンについて書いたものの次に面白い。
筒井康隆作品の登場人物の行動原理である妄想癖を
表象に引きずり上げると阿部作品になるのだね。
653 :
吾輩は名無しである:04/04/30 00:38
>今や伝説と化した「6・8」の春コン夜公演
知るか
>確かに「赤い日記帳」を聴けなかったことは大きな欠落ではあるし、
>春コンにおける山場の一つだった「LIKE A GAME」が
>うまく機能しきれていなかったものの、
確かに、ってモーヲタしか分からねえよ
>秋コンの演出は展開の速度と密度をより効果的に
>高めることに成功し得ていたとわたしは受け止めた。
もうあまりにアホらしくて・・・
>>653 ポストモダン流の修辞も知らん無学な野郎は文学板から出て行けよ(プゲラ
はてなとかに沢山転がってるモヲタサイトよりはましな文章じゃん?
まぁプロだからか
後藤のライブはマジですげぇよ
J-popに全く興味なくても一度は見とけ
657 :
吾輩は名無しである:04/04/30 02:06
ポストモダン流の修辞ってなに?
658 :
吾輩は名無しである:04/04/30 02:22
だからさあ、「文学者」である阿部和重が「ポスト・モダン」がすでに終焉を迎えた21世紀に、
「松浦亜矢」を考察した「修飾過多」の文章を「朝日新聞」に掲載するという出来事が、、
彼の上の「世代」に属する「中森明夫」をはじめとする「新人類」を完膚なきまでに
葬り去るための試みであるということに気づかない人間は文学板に来ては駄目よマジで。
659 :
吾輩は名無しである:04/04/30 02:34
ね、なぜ阿部和重が「あやや」のコンサートについての観覧記を装いながら、
そのなかで「ゴマキ」の擁護をしているか、そこに気づかない奴がまさか文学板住人に
いるわけはないと思うけど、とりあえずヒントを与えるとすると、「あやや」をアニメ、
「ゴマキ」をドキュメンタリーになぞらえているのはいかにも象徴的であって、
つまり阿部は「全てが虚構でしかない」アニメ=あややに対して、「出来事の総体」を
捉えつづけるドキュメンタリー=ゴマキの優位性を主張してやまないわけでしょ?
これはまさに阿部和重の文学観に呼応しているのだから、これを指摘するのは文学板
住人の責務というものだぜ。違うかい?
660 :
吾輩は名無しである:04/04/30 02:45
>>658 >>659 ねえねえこれってネタなの?本気で言ってそうで怖いんだけど。
ネタか本気かわからないのがポストモダンとか言わないでね。
662 :
吾輩は名無しである:04/04/30 03:05
ポストモダン流の修辞なんですか、へぇ〜。
ポストモダンとはかかわりたくないもんですねw
ポストモダンってのは言ったもん勝ちだからさ。
オマエラさ、モー娘。そんなに嫌いなの?
全然なんとも思わないけど
意外と固いんだな
665 :
レトリック:04/04/30 09:30
666 :
吾輩は名無しである:04/04/30 10:07
>>664 モームス嫌いじゃないよ。
ただコンサートの風景とか見てごらん。
異様にキモイよ。
>>666 モー娘のコンサート実地で体験してないヤツには分かるまい!
はたからみてるからキモくみえるわけで。
傍から見ると確かにキモイかもしれんけど
自分もそこに身をおいてみるとそれどころじゃなくなる
身をおきたくねーな。
>>658「ポスト・モダン」がすでに終焉を迎えた21世紀
……何かを鵜呑みにしすぎ。
「松浦亜矢」→松浦亜弥
「修飾過多」というほどではない。
「朝日新聞」……ザ・マスコミ。大企業的凡庸。
彼の上の「世代」に属する「中森明夫」をはじめとする「新人類」を
完膚なきまでに葬り去るための試み……デタラメ。
に気づかない人間は文学板に来ては駄目?
>>659「ゴマキ」→ごっちん
「全てが虚構でしかない」アニメ=あやや
→虚実の混同的な実感を齎す…二重のあやや像…あややは「二人」いる
ドキュメンタリー=ゴマキの優位性を主張してやまない
……主張していない。
これはまさに阿部和重の文学観に呼応している
……対応関係にあるのは、むしろ虚実混交的なほう。
文学板住人に気づかれ、指摘されたいあなたのために……
違うかい?
672 :
30代ハロプロマスター:04/04/30 13:18
あややとごまきだったら、明らかにあややのほうが優れている、これが世界の真実なんだよ
どーでもいーよー
阿部は好きだがモー娘なんてまったく興味ない…
みんなすきなのか?
どーでもいーよマジで
好きだよ
676 :
こんな奴が何言っても・・・:04/04/30 15:06
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
>ハロプロ好きの私にとっては
文学板て本ばっか読んでるのか?
もっと興味が多岐にわたってるとおもってたのに。
678 :
吾輩は名無しである:04/04/30 16:20
モームスの興味がないと文学一辺倒人間にされちゃうのかよ・・・_| ̄|○
まぁ青臭い文学至上主義者が多いなここは
680 :
吾輩は名無しである:04/04/30 16:56
ホントだよ、お前等娘。で抜いた事ないの?
681 :
吾輩は名無しである:04/04/30 17:02
娘で抜くのと、「あやや大好き!」と言いコンサートまで行って
変な踊りをするのとでは、ずいぶん距離がある気がするのだが・・・。
682 :
吾輩は名無しである:04/04/30 17:16
阿部がごっちんで抜いてないとは言わせない
カラオケ行ったらハロプロ関係だけ大熱唱
やれやれな流れだな、
面白いと思ったけどな
あの文体で映画評やるとなんだかなぁって感じだけどハロプロ批評に用いると味わい深いものがある
なんせこの分野(っていえるのか微妙だが)は蓮実も中原もいないからのびのびやってる感じ
モーオタは専用の板に行ってろ。
臭うスレだな
688 :
吾輩は名無しである:04/04/30 17:58
本当に固いな、君ら
文学様の話しようぜ
690 :
吾輩は名無しである:04/04/30 18:06
モームスを理解したふりをしとけばかっこいいらしい
691 :
吾輩は名無しである:04/04/30 18:13
2年くらい前の話だな
692 :
30代ハロプロマスター:04/04/30 18:56
うるさい馬鹿どもが
モー娘と文学を接続して語ることのできない白痴はここから出て行け
693 :
吾輩は名無しである:04/04/30 19:29
モー娘と文学が接続してる画像キボン!
吾輩は名無しである :04/04/29 22:17
良くも悪くも、これが阿部和重なんだと思うよ。
彼もいろいろ無理してんじゃないのかな。
本質は、素朴なまでに大衆文化に近い人なんじゃないか?
695 :
吾輩は名無しである:04/04/30 19:32
赤川次郎は天才というより奇才だ。
うおおおおおおおおおおおおおあああああ
よよよおおおおおお!!!!!
Mステにミニモニ。が来たあああああーーーーーーーーーーーーー
697 :
吾輩は名無しである:04/04/30 20:39
次はあいぼん論ですか?
勘弁してくださいよ・・・
ののたんいいよののたん!!!!
>>694 吾輩は名無しである :04/04/29 22:17
良くも悪くも、これが阿部和重なんだと思うよ。
彼もいろいろ無理してんじゃないのかな。
本質は、DQNなんじゃないか?
700 :
吾輩は名無しである:04/04/30 20:52
.ガッ___〃@ノノハ@
| | (‘д‘ )
.=| |==○○= ヽ
|__|
( `Д´)
>>697
702 :
吾輩は名無しである:04/04/30 21:41
なんか阿部って人、サッカー選手っぽい。
いそうだよね?
後藤とか松浦とか結構行ってるけど阿部ちゃん見たことないな
目撃談もきかねぇし。
しかし、今回の松浦論は惨いね文学界の後藤の方はよかったけどさぁ
阿部ちゃんはファースト・デート未体験者みたいだね、SSAで説教してやる!!!
一つだけ言っておく。
顔の良い奴に文学者は務まらん、以上っ!
705 :
吾輩は名無しである:04/04/30 22:25
カミュは?
706 :
吾輩は名無しである:04/04/30 22:30
顔はいいけど21にして禿てます
>>704 どうですか?
707 :
吾輩は名無しである:04/04/30 23:22
>>704 どこか(モ娘。?)のコンサートに行ったらダフ屋に「ラッキー池田」に
間違われたと、最近出た「文藝」に書いてあったYO
708 :
吾輩は名無しである:04/04/30 23:23
こんなのでかっこいい扱いされるなんて、小説家の顔のレベルって随分と低いんだな。
710 :
吾輩は名無しである:04/05/01 16:44
>>704 なら、俺以外の文学板全員が文学者になる資格あり!
711 :
吾輩は名無しである:04/05/05 18:05
『シンセミア』ほどの大作書いたのにこの廃れよう・・・。
誰も読んでない。
713 :
吾輩は名無しである:04/05/05 19:25
>>712 うーん、このスレの人は結構読んでると思うんだけど。
現時点の代表作だと思う。
>>713 マニアだけだな。
普通にシンセミアおもろいよつー話きいたことないぞ。
>>714 確かに俺も聞いたことない。
ってか友達誰も小説読まないから参考になるかわかんないけど、
読んでて、マニア以外の受けはかなり悪そうな気もした。
シンセミアおもろいよ
ネタではなく。まだ半分くらいしか読んでないけど
やな気分になるけど読み進んでしまう感じです
717 :
吾輩は名無しである:04/05/05 21:17
あややがどうとかいう小説か
読む気しねえな
シンセミア今読んでる というか去年の年末から読んでいてまだ最後まで
読んでない 何故かと言うと 小さな声で言うが
つまんねー
719 :
吾輩は名無しである:04/05/05 21:29
おほほほほ
720 :
吾輩は名無しである:04/05/06 01:51
結論としてシンセミアはつまんない、話題にならない、売れない。
ごめんね阿部ちゃん。
じゃあ俺、読むのやめとこ。
阿部ってやっぱ『アメリカの夜』でデビューしたことはその後の作家生活に大きな影響を与えてるねえ。
『さようなら、ギャングたち』でデビューした高橋源一郎がいろんな作風を試せることと同じ意味があると思う。
吉本隆明がそんなこと言ってたな
高橋はいつでも「ギャング」にもどって来れるけど、田中康夫は無理だろう、とか
高橋ってギャングに戻ったけど、やっぱりダメだったんじゃなかったw
阿部チャンじしんが「新潮新人賞」の選者コメントでそんなこと云ってたよ。
「デビュー作にはあらゆるネタをぶち込め」みたいなこと。
でシンセミアってどのくらい売れたの?
阿部和重って新人賞の選考やるの?
なんとなくまだ若手という感じがしていたけど、もうそんな立場に回るのか。
728 :
吾輩は名無しである:04/05/08 02:12
阿部 「 金がないから必死です 」
シンセミアは3万部くらい?
730 :
吾輩は名無しである:04/05/08 07:26
阿部 「 月16万ほどっすよ 」
やっぱそんなに売れていないということか
でもグッチ好きなんでしょ?
いろんな所にお出かけもしてるし…
嫁さんは群像の評論部門の新人賞とか取った人だっけ?
働いてるのかな?
733 :
吾輩は名無しである:04/05/08 12:31
グッチ・・・祐三?
断言します。
阿部和重は平成の夏目漱石であります。
おそらく10年後にはこれが定説となっていることでしょう。
>>733 ちがうがな! 高級ブランドのグッチやがな!
『文藝』の阿部特集号で友達が言ってたがな!
つーことはそれだけ金持ってるってことやがな!
小金を溜め込むような真似はしないでほしいね。
やっぱり映画に手を出して散財すべきだよ。
737 :
吾輩は名無しである:04/05/08 20:00
阿部 「 そんな金ない 」
作家でこんなにカッコイイ僕でもモー娘。好きなんだよ。
つーポーズはいかがなものかと・・・。
739 :
吾輩は名無しである:04/05/09 02:21
阿部 「 とにかく話題がほしい、必死すぎ? 」
740 :
吾輩は名無しである:04/05/09 03:03
>>738 ほんとにポーズなのかなぁ、、、
なんか本当に「シンセミア」の中山みたいな人なのかも。
まんまじゃなくても、中山スレスレっていうか。
まぁ小説家としては凄く好きだから全然構わないけど。
さすがに犯罪に走るようなことはしなさそうだし。
741 :
吾輩は名無しである:04/05/09 03:14
>735
でも、グッチ裕三好きの方が面白くね?
742 :
吾輩は名無しである:04/05/09 03:35
743 :
吾輩は名無しである:04/05/09 10:13
こんだけサブカルに書いてるのになぜ売れませんか?
744 :
吾輩は名無しである:04/05/09 10:16
745 :
吾輩は名無しである:04/05/09 10:29
つーか特にそんなにかっこいいわけでもないよ。
ポーズではないだろうけど、アイドル好きな小説家ってことを充分に
利用しようとしてるんだろう。ここ最近のわざとらしい程の発言を見ると。
といってもうまく利用できてるかは正直微妙だが。
アイドルのことをわざと小難しく書こうとすること自体が阿部っちのオナニーだろ。
阿部はどんな文学がすきなんだろう
好みの映画監督についてはよく語っているけど(増村保造とかゴダールとかベルトリッチとか)、
小説家の名前はあんまり出てこないな
中上健次や大江健三郎の名前が発言の中で出てくるけど、特に好きだと言っているわけじゃないもんね。
『無情の世界』を読みました。阿部さんの本は初めてです。
「鏖」がおもしろかった。
バットで殴られて血まみれのソーンが頭に浮かんできて、
なんとなくタランティーノの「レザボアドッグス」を連想してしまいました。
(血まみれくらいしか共通点はないんですが、なんとなくです。すみません。)
とにかくおもしろかったので他の作品も読みたいと思います。
×ソーン→○シーン
失礼しました。
そうですね。
自分はどちらかと言うと、『パルプ・フィクション』を思い起こした口ですが、
たしかにシークエンスのつなげ方などにタランティーノ作品に通じるものがあると思います。
「鏖」を気に入られたのなら、文庫版『ABC戦争』所収の「公爵夫人の午後のパーティー」
と「ヴェロニカハートの幻影」をおすすめします。
754 :
吾輩は名無しである:04/05/11 22:23
阿部和重は小説家として『アメリカの夜』というそこそこの作品と
『インディビジュアル・プロジェクション』というまぁまぁの作品を遺した。
他の作品は読まなくてもいいだろう。読むとすればこの2作品だ。未完の大作
と言われた『シンセミア』は駄作だった。阿部の才能はもの凄い勢いで枯渇して
しまった。でも阿部は本当にいい人だった。
756 :
吾輩は名無しである:04/05/12 03:51
阿 部 ち ゃ ん 面 白 い の ま だ ?
>>753 751です。
読んでみます。ありがとうございます!
759 :
吾輩は名無しである:04/05/13 20:26
おめでとさん、この賞知らないケド・・・
760 :
吾輩は名無しである:04/05/13 20:41
歴代の受賞者はなかなか錚錚たるメンバーだと思うけど↓
大江健三郎・秋山駿・三浦哲郎・日野啓三・川村二郎・小川国夫・池澤夏樹・
津島佑子・桶谷秀昭・柄谷行人・井口時男・加藤典洋・河野多惠子・
川上弘美・四方田犬彦・中沢新一・高橋源一郎・三浦雅士・多和田葉子
伊藤が嫌いだからという理由で断った人もいたよね
762 :
吾輩は名無しである:04/05/13 22:23
>>760 このメンバーのなかにモーヲタがまぎれ込んでしまうのか_| ̄|○
おめー。
やるねえ、にくいよ阿部君。
今後は谷崎賞、読売文学賞、てか?
766 :
吾輩は名無しである:04/05/15 18:55
阿部って背デッカいの?
767 :
吾輩は名無しである:04/05/15 20:20
金入って良かったね
95万
阿部くらいの仕事量で食っていけてグッチの服買えるんだったら
幸せだろうな…
769 :
吾輩は名無しである:04/05/15 22:26
芥川・三島賞を逃している割に、じつは阿部は渋い賞を着実に集めているぞ
油断するな
最近、朝日新聞に松浦亜弥について書いたものが載ったと
思うんですが、何日付か教えてください。
すみません解決しました。上のほう読んでませんでした。
773 :
吾輩は名無しである:04/05/17 12:52
これで伊藤整賞の格も上がったかもしれんなあ。
774 :
吾輩は名無しである:04/05/17 14:44
モーヲタも受賞できる賞ってかw
「モーヲタ」という言葉しか知らない人間が一人いるらしい。
こういう人間はよくアベの小説に登場してて、思わず笑みがこぼれる。
たしかにそうだなw
能のないカキコしかできないアホは、阿部作品の登場人物を思わせる。
ああ、伊藤聖賞か。
『日本文学盛衰史』が受賞した時にはいかにもという感じだったけど、
『シンセミア』となると意外であるがゆえにかえって「なるほど」と思わせるな。
778 :
吾輩は名無しである:04/05/18 12:14
映画論集が出るらしいけど、発売日や出版社など教えて。
阿部作品の登場人物はどうして妄想にとりつかれた変な人が多いんだろう?
そろそろ頭のいい人間も描いたらいいのに。
妄想にとりつかれた変な人を叙述することは楽だからさ。
手抜きなんだよ。
782 :
吾輩は名無しである:04/05/18 13:36
手抜きでも面白ければ許されない?
784 :
吾輩は名無しである:04/05/18 20:11
>阿部作品の登場人物の「妄想にとりつかれた変な人」
もしかしてもしかすると2ちゃんねるを閲覧して
サンプルモデルを抽出しているかもしれないなあ。
あるいはヒントを得るぐらいはしてるかもよ。
785 :
吾輩は名無しである:04/05/18 20:17
阿部はイケメソだから許されるのか。。
漏れなんか(ry
786 :
吾輩は名無しである:04/05/18 20:22
>>785 別に落ち込むこたぁないじゃないか。
歳をとるごとにイケメソかどうかは問題じゃなくなるさ。
別の要素(人間味とか渋さとか)が重要になってくるんでね。
いかりや長助だって晩年はかなりいい味出してた。
それに阿部は確かにイケメソだが、それに勝る感性と可能性を持ってるよ。
ルックスにこだわってる連中は、中学生ですか?
小説が読めないやつに限って、ルックスあたりに目がいくわけw
788 :
吾輩は名無しである:04/05/18 23:08
>妄想にとりつかれた変な人
妄想=モームス
変な人=阿部
という解釈でよろしいでしょうか?
789 :
吾輩は名無しである:04/05/18 23:17
>>788 まず小説を読んでみなさい。そうすればわかるよ。
もしもわからなかったら。。。
>788
みたいな奴に阿部先生のエクリチュールは高級すぎるよ
島田雅彦でも読んでなさい
791 :
吾輩は名無しである:04/05/20 20:07
蓮實の稚児みたいな感じがこれほどいつまでたっても抜けん奴もいないな。
小説はまあ置くとしても、阿部の書いてる映画批評なんて蓮實と多少の違いがあっても、
いかにもそれは全く同じじゃ芸がなさすぎるからアクセントつけてるだけで
結局映画を論じてるんじゃくて蓮實の批評惑星を論じてるだけの、蓮實惑星をぐるぐる回ってるだけの奴に思えるね。
きっと蓮實ファンにはこういう田舎くさいところが親近感抱かせるのだろうな。
最近は友達の中原昌也とカイエ派と蓮實の間に挟まれて二股、三股膏薬張ったようなことばっか書いてる。
ちょっと可愛そうだね。
792 :
吾輩は名無しである:04/05/20 20:18
膏薬張った
阿部は蓮實調でないと評論もエッセイも書けないんじゃないの?
(エッセイはさ、蓮實調を封印すると、中学生みたいな文章になる)
794 :
吾輩は名無しである:04/05/20 20:34
795 :
吾輩は名無しである:04/05/20 20:40
要するに少々違う事言っても結局蓮實批評から絶対はみ出さんように阿部が境界線引いてる制度的な閉塞空間のことだろ。
796 :
吾輩は名無しである:04/05/20 20:48
>>795 あえて境界線を引いて「制度的な閉塞空間」に閉じ篭ってるってこと?
797 :
吾輩は名無しである:04/05/20 21:40
蓮實っていうお父さんにどっかでいつまでもくっついていたいんだろ、阿部は
。でも子供のおつかい程度には外に出るし、ちょっとわがままも言いたがるけど、
結局蓮實ってお父さんが怖いんだよ、阿部は。
いつまでたっても蓮實チルドレン、そのモラトリアムさが親近感呼ぶんじゃないのかね。
798 :
吾輩は名無しである:04/05/20 21:54
阿部の小説に蓮實の影を見出してしまう奴ってホント頭弱いよねw
まんまと阿部の策略に嵌っているよww
こういう奴を「説話論的な磁場」に呪縛されている、「自由と不自由を取り違え」たまま悦に入っている、「脳軟化症のかかった」ウスラバカというんだろうねwww
じゃあ蓮実的批評を相対化し得るエクリチュールとして阿部作品を既定しよう。
阿部と蓮實の映画批評ってぜんぜん違うじゃん。
そういう風に、あえてやってんだろうけど。
んで圧倒的につまんないけどね。やっぱ阿部は小説家だよ。
浅田みたいに政治的、思想的な主題を深く読み取れるわけでもないし
中原みたいに開き直ってもいないし。
つーか映画一度撮ってくれよ。
つーか阿部イケメンかなあ? 普通でしょ。
文学好きはよほどブサメンが多いのか?
801 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:04
阿部の小説には別に蓮實云々は思わんが、批評はモロ蓮實の真似だよな。
誰も阿部の小説にはそう言ってないんでは?
その程度のことを読み落としてる奴のことを頭弱いウスラバカと言うんじゃないの。
802 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:21
>>799 そのほうが本質に近いよねw
しかも小説作品より阿部の映画評こそ蓮實的なエクリチュールからもっとも遠く離れているじゃんww
阿部はフィルムの「意味」や「物語」に肉薄することを怖れていないもんねwww
蓮實どころかむしろ小林秀雄的な強度を持つ、自己表出性の高い文体だよwwww
阿部チャンは映画を撮ると小説を書けなくなるタイプだと思うよ。
根拠はないけど。
別に「w」は付けなくていーYO!
荒れるし。
つーかこういうのはつい阿部本人に思えてしまう…
確実にこのスレはROMってるし。
をっ、ちょっと微妙な雰囲気もあるけど、盛り上がってるねェ。
>>804 1行目は同意だけど、
3行目以下の妄想的推測はやめようよ。
807 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:33
意味や物語に肉薄することなんか誰でもやってるんじゃないですか。
それを敢えてやったら蓮實から遠いなんて思うような人がまあ阿部よりも蓮實寄りの人間でしょうね。
こういう人が意外に結構いるから阿部もいつまでも守ってもらえて生き長らえていくんでしょうね。
しかしあの下ぶくれのモグラみたいな顔がイケメンとはね 藁
>>799 『アメリカの夜』なんかはたしかにそういうところあるねェ。
別に「藁」は付けなくていーYO!
荒れるし。
誰もがやってるが蓮實がやってないことをやってるから蓮實から遠いでいいのでは?
知らんが。とにかく阿部の映画批評はおもんない。
それで良いと思うよ。
阿部は下ぶくれどころか輪郭はシャープだよ。でもそんなにイケメンじゃないよ。
狐顔だな。
>806
でも、妄想は豊かさを産むんだぞ。
「制度的な閉塞空間」「説話論的な磁場」
「蓮實的なエクリチュール」「小林秀雄的な強度」
とかって語彙が今日は見られるんだけど、
こういう言葉づかいで蓮實をパロディってる?
812 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:47
>>803 わかるよw
阿部の小説は映画に対する憧憬から産み落とされているからねww
その憧憬が解消されてしまうと書くことの必然性が同時に消えてしまいそうだねwww
でもそういうふうにかんがえること自体、阿部の仕掛けた陥穽に嵌ることと同義なのかもしれないから注意が必要だwwww
>>804 それは面白いけど危険な思考だよw
2ちゃん上のDQN的カキコと阿部作品の妄想的な登場人物に近似性があることは確かだけどねww
>>810 その妄想を言語表現でコントロールできれば
きみも阿部和重になれるっ!
それから、「ブンゲイ」見たけど、
他の作家に比べれば結構イケメンなほうだよ。
阿部はイケメンというか「今風」の顔なんじゃないの。
京極とかハンサムかもしれないが、「今」の感覚で言えば
少しもカッコいいとは思えない。
815 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:55
かわいいって言ってるのに、『えっ美人じゃないじゃん』とか言う馬鹿に似てる
イケメンだって顔が美形である事が十分条件じゃないだろうに
いろんなものを包括している
816 :
吾輩は名無しである:04/05/20 22:59
エクリチュールの話と作者の顔の話が同時に語られるw
このポリフォニー性をこそ肯定しようww
『シンセミア』よりよほど重層化ているねwww
>>816 そうだね。バフチン的ポリフォニーかもしんない。
でニッポニアとシンセミアはその重層化に成功したか否か。。。
こんなものはポリフォニックでもなんでもない。
このスレの起爆剤は「モー娘」「作者の顔」「蓮實重彦」ですね。
>>818 わかってるってば。
さて、そろそろ作品について。。。今年も新作出るかな?
少し前に、今度は知的な登場人物を書いて欲しい、ってのがあったけど
確かにこれまでとはかなり異なる路線の作品を読んでみたい気がする。
神町サーガはたぶん一生をかけての仕事なんだから、
まあ焦りなさんな。
あぶすとらくとなゆーわく、超最高、超つまんない、源一郎曰く、偉大な失敗作だとか・・。
しかし阿部は本当に寡作だね。
大江健三郎なんて、35までに
短編やエッセイ、評論も含めて
ものすごい量の本を書いてるぞ。
826 :
吾輩は名無しである:04/05/21 00:12
本当のイケメンはモーヲタになったりしませんw
827 :
吾輩は名無しである:04/05/21 00:29
安部がロリコンだってのはよく分かったけど、小説は面白いの?
おれはシンセミア上巻で挫折しちゃったけど、、
安部に詳しい人いるみたいなんで、この小説は何が言いたいのか
教えておくれ。おおざっぱでいいので。。。
828 :
吾輩は名無しである:04/05/21 01:10
>>827 それは公房だってw
まず作者名ぐらいは正確に書きましょう。
『シンセミア』、
要するにもう物語から逃れるのは止めるぞ、という阿部の宣言、
そんでこれから後の阿部の仕事の根幹になる作品、
たぶん大江健三郎なんかとは別の意味で文化人類学的な興味が働いているのだと思う、
つまり田舎の人間をいかに体系的に把握するか、という。
830 :
吾輩は名無しである:04/05/21 01:53
831 :
吾輩は名無しである:04/05/21 02:08
>>825 そうだねw
でも大江も構築性の高い作品を書くようになってからは遅筆になったからねww
一概には比べられないんじゃないかなwww
>>827 『アメリカの夜』がポスト・モダン的な批評を相対化しえる作品だったように、『シンセミア』は大江・中上的サーガを(装われた)猥雑な手つきでくみ上げた作品だと捉えるといいんじゃないかなw
でも合わないのなら無理に読む必要はないと思うよww
>>829 そうだねw
『ABC戦争』が田舎の不良生徒の生態をレヴィ=ストロース的に纏め上げることを意図していた作品であると阿部自身が語っているからねww
『シンセミア』では更に大江的神話世界がジャンク化してゆく過程を描いているとも言えると思うよwww
参考になるこのスレ。
批評的でありつつ主題性が重要な作品にしたいのに圧倒的に主題性が薄い印象がある。
政治や歴史などの本を読み漁れ!
834 :
吾輩は名無しである:04/05/21 13:09
www付の書き込みの人は阿部の自作自演
みんな知ってるよ。
836 :
吾輩は名無しである:04/05/21 13:19
こんなとこで自己擁護しなくちゃならんって阿部も大変だな。
いや、妄想は意外と、楽しい。
あくまでも、現実との接点を失わずにいられるならば、という条件付だが。
839 :
吾輩は名無しである:04/05/21 17:54
>837 そういうお前も引きこもり
もし本当にwwwの人が阿部本人なら、そうとう低脳だぞ。
>840
そのカキコしているお前が相当低脳だぞ。
阿部和重は無意識を憎んでいるのかっ!
古井由吉にはならないのかっ!
はあ?
夜に比べて、昼間の書き込みのなんとレベルの低いことか
阿部ってひきこもりの連中から嫌われてそうだよね。
846 :
吾輩は名無しである:04/05/22 01:38
仲間割れしてる場合じゃないのにね
847 :
吾輩は名無しである:04/05/22 04:01
『シンセミア』、文庫になった時、誰が解説書くんだろうね。
書きたそうな奴、いっぱいいそうだし、
自称批評家たちにとっていいダシになりそうだからね。
848 :
吾輩は名無しである:04/05/22 04:26
阿部 「『シンセミア』買ってから言ってくれ、頼むから」
849 :
吾輩は名無しである:04/05/22 04:49
>>847 柄谷の解説とか読んでみたいな。
あと浅田の現時点での評価(ABC戦争のころと
変わったかどうか)も知りたい。
あとは…金井美恵子なんかもどうかな。
>>849
浅田はシンセミアは模範回答すぎて、読むのは快楽じゃなく労働と
言ってました。
851 :
吾輩は名無しである:04/05/22 13:05
阿部はひきこもりにこそ好かれてるよ。
特に蓮實にひこもってる奴等によって支えられてる。
852 :
吾輩は名無しである:04/05/22 13:07
訂正 ひこもってる→ひきこもってる
訂正 ひこもってる→ひごもっこす
訂正 ひこもってる→みごもってる
855 :
吾輩は名無しである:04/05/22 18:25
訂正 ひこもってる→それもってる
856 :
吾輩は名無しである:04/05/22 18:29
なるほど。確かに阿部応援してる奴って蓮實寄りの物書きばっかだもんな。
蓮實ひきこもり軍団ってわけか。
857 :
吾輩は名無しである:04/05/22 18:40
「蓮實寄り」というカテゴリーを捏造したうえで阿部の仕事を理解しようとする、あんいな物語に嵌った奴って馬鹿だよねw
こういう馬鹿を啓蒙するためにも阿部にはポスト・モダン以後の作家としてそれを相殺する作品を書きつづけて欲しいねww
独り合点(ひとりがてん)にwつけて一丁上がり……コレげんなり。
851が自滅してサンドバック状態でつね(w
860 :
吾輩は名無しである:04/05/22 19:42
まず思想ありきの小説なんておもしろくない
>>850 どこで言ってたの?
>>856 阿部は、柄谷と蓮實のや彼らの小犬達だけでなく福田までべた褒めだよ。
あとJ文学だなんだからも祭り上げられけっこー死角がない。
グッチの服も買えるし。
>>857 阿部さんがんがれよマヂでよ
862 :
吾輩は名無しである:04/05/22 20:18
お、またwwが出てきたぞ。
この過剰反応からするとどうやらこいつが一番蓮實のひきこもりだな。
阿部はここまでひどくない。
863 :
吾輩は名無しである:04/05/22 20:23
wwの人はハスミのひきこもりが阿部を支えてるって書かれたら、イチイチ反応してやがんの。
自分がそうですって言ってるようなもんだよ。
阿部もかわいそうな奴に守ってもらってるな。
阿部が一番迷惑してそう・・・・。
をっ、また盛りあがってるネ!
>>831 なかなか面白いレスなんだけど、そこまで大げさかなぁ、って気もするh
阿部はやっぱ小説家だからそれほどの思想的文脈はないだろうしm
「ポストモダン的な批評を相対化」しようというよりもさh
読書を「クスッ」と笑わせたかったんだと思うよm
『アメリカの夜』や『ABC戦争』にしてもh
これほどニヤニヤしながら読める作品はそんなにないm
つづき
>(装われた)猥雑な手つきでくみ上げた作品
これはまさしくそうで阿部には猥的=Y的エクリチュールがあるh
行ごとにWを追加してゆく増殖型W的エクリチュールm
これもまたなかなか愉快な感じもしてきたんでh
対抗してhとmを交互に語尾に付けてみたm
いやむしろ猥的=Y的エクリチュールを回避するためのパロディかもh
というのも、まず「M」と「H」というアルファベットが重要になるからm
>>819で指摘されたこのスレッドにおいて最近表象されているh
「モーオタ」と「ハスミ弟子」という凡庸なる言説の頭文字をとってm
M的言説とH的言説と名づけてみたいからなんだh
M的言説とH的言説についてはね、阿部自身が既にして
『ABC戦争』の中でM市とH市との戦争を描く際に予言もしていたのであって
この「M」と「H」というアルファベットに対する絶え間ない注視こそが
猥的=Y的な悲劇を回避しうるはずであろうこともまた予言されているのだっ。
この「Y」というのは、もちろん「山形県」を暗示もしてるんだけどね。
868 :
吾輩は名無しである:
ニッポニアニッポンは今年文庫になるんかな?