1 :
吾輩は名無しである :
03/12/06 22:53 スレッドが無かったので…今凄く興味ある人であります。 ちなみに読んだ事がないので、皆さんのおすすめ本教えて
2 :
吾輩は名無しである :03/12/06 23:03
快楽主義の哲学
3 :
吾輩は名無しである :03/12/06 23:13
「がきデカ」
「博覧強記」を詰め込んだ、空っぽの器。
先ず読めよ。w
6 :
吾輩は名無しである :03/12/07 11:36
「思考の紋章学」が最強でしょう。
>>4 はある意味で正しい視点かも。
7 :
吾輩は名無しである :03/12/07 12:23
美術好きなら「幻想の肖像」(ほか「幻想〜」シリーズ) 映画好きなら「スクリーンの夢魔」
8 :
吾輩は名無しである :03/12/07 13:09
マルキ・ド・サドの翻訳。
エッセイと翻訳は本当に上手いと思う でも小説は・・・ 晩年の「高丘親王航海記」はよかったけど 亡くなられる直前はバリバリ仕事入れて、「『航海記』のようなものをもっと書きたい」と 周囲に漏らされてたんだよね 例の裁判とか、つまんない雑誌の創刊とか、身過ぎ世過ぎの仕事もやらされたかわいそうだった この人は「ライスワーク」はまだ少ないほうだけど
10 :
吾輩は名無しである :03/12/07 18:46
>>1 澁澤については1000レスまで行った過去スレがあるのですが、
現在消息不明です。
11 :
吾輩は名無しである :03/12/07 19:20
「黒魔術の手帳」「毒薬の手帳」「夢の宇宙誌」
12 :
◆mooN.KttY. :03/12/07 19:28
狐のだんぶくろ
>>4 >「博覧強記」を詰め込んだ、空っぽの器。
というのは、内容ではなく形式(紋章)に重きをおき、
思想家ではなくスタイリストとしての姿勢を守り抜いた澁澤氏にはふさわしいかもしれない。
コレクター
『澁澤さん家で午後五時にお茶を』を読了。 種村氏ならではの澁澤論、かなり楽しめたヨ! 種村氏によるベスト3は 「夢の宇宙誌」「思考の紋章学」「高丘親王航海記」 とのこと。
16 :
吾輩は名無しである :03/12/09 23:18
博覧強記もヤブ医者の誤診には かなわなかった
17 :
吾輩は名無しである :03/12/10 22:25
父親は街中で脳出血を起こして倒れたとき、おバカな警官に揺り動かされて 還らぬ人となったんだよね。 父子ともに他人の不注意のせいで死ぬ羽目になったのは、因縁と言えなくもない。
18 :
吾輩は名無しである :03/12/11 00:58
藪医者のエピソードきぼんぬきぼんぬ〜
19 :
吾輩は名無しである :03/12/11 01:02
蒐集家だよね、結局。 でも高棒の時は、マジハマッた。おかげで全集も買っちまった。
澁澤から読書の世界が拡がらない?
信者になっちゃうからね、広がらない。
22 :
吾輩は名無しである :03/12/13 09:26
おれは信者にならなかったから、広がったよ。
23 :
吾輩は名無しである :03/12/13 23:41
フローラ逍遥 悪魔のいる文学史 少女コレクション序説 これでどうでしょう。
24 :
吾輩は名無しである :03/12/13 23:47
「毒薬の手帳」「黒魔術の手帳」は実生活に役立つかも。
25 :
吾輩は名無しである :03/12/14 11:07
『胡桃の中の世界』は個人的に外したくないんだがねー 球のなかに球があるという入れ子構造!
同窓会の写真で、周りがみんな年相応に老けてるのに、この人だけ若々しいの見てワラタ
27 :
吾輩は名無しである :03/12/14 23:46
うん、笑ったというか驚いた。周りに比べて年齢差が30歳ぐらいあるような感じだったね。 観念の世界で気ままに遊びながら生きていると老けにくいのか?
28 :
吾輩は名無しである :03/12/14 23:55
永遠の少年というのはあこがれるな
矢川は「不滅の少女」と呼ばれてた
30 :
吾輩は名無しである :03/12/17 21:12
東西不思議物語が好き
>>31 つまり保存する価値無しと判断されたわけだ。
33 :
吾輩は名無しである :03/12/17 21:41
澁澤龍彦集成が良いよ。 手帳シリーズ、サド研究、エロティシズム研究、翻訳作品などが巻ごとに分かれていて、 どれも面白い。 本のデザインも黒地に緑のデザインでグッド
35 :
吾輩は名無しである :03/12/18 09:15
「三島由紀夫おぼえがき」(中公文庫) 三島論というには思い入れが強すぎてちょっと甘いかもしれないけど、 やっぱいいよね。ま、三島へのラブレターと思って読めばいいんじゃないか? あと、三島以外の日本文学に関するエッセーも切れ味いいね。 新潮文庫の野坂「エロ事師たち」の解説なんか最高だよ。 意外なことに、渋澤とは対極にあるような私小説作家 川崎長太郎へのオマージュなんかもある。
昔の中国で科挙に落ちて志を得られず 小説書いてた人たちはこんな感じだったのかな 三島と親しかったけど、作家としては三島とはかなり遠い存在だったような 三島が人間の情念をあの美文で塗り固めて熱いままデスマスク化するならば、 澁澤は同じく塗り固めるんだけど、芯は冷やして空洞化の方向へ向かうような… あーなんか、訳ワカンネ。スマソ
37 :
吾輩は名無しである :03/12/20 22:51
彼が解説文を寄せた、酒井潔「悪魔学大全」復刻記念にage
「ヘリオフィル」って、澁澤龍彦氏の造語だったけ?
あれから十年私は、ついに天竺についたようだ。 もちろん彼の肉も同じ、真珠は地中深く封印した。 しかしこの世にはあの仏法が深く浸透している。 かの少女はもはや原型にあらず。 われわれもいずれは水へ帰るであろう。
40 :
吾輩は名無しである :03/12/25 02:03
前から気になってたんですが、河出、矢川澄子の存在を意図的に隠匿しようとしてません? 今年出たムックの年譜なんて、矢川のヤの字もなかった。結婚してた事実もなかったことに しようとしてるのか。 知らない人がみたら、澁澤の妻は生涯龍子夫人ただ一人きりだったと思ってしまうんじゃない でしょうか。 遺族の希望なのか、編集側の意図なのかは分からないけど、「小町の家」時代の澁澤に萌え てる者としては不満。
41 :
吾輩は名無しである :03/12/25 20:37
・娼婦を連れて帰宅し、矢川澄子さんに3Pを強要した事実 ・酔っ払って、火のついた煙草を龍子さんの鼻柱に押しつけ、大ヤケドさせた事実 こんなのも年譜に入れるべきだ。
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
43 :
吾輩は名無しである :03/12/25 23:13
けっこうオレサマ系だもんね、澁澤氏(笑
44 :
吾輩は名無しである :03/12/25 23:16
澁澤の妹の回想によると、小さい頃よくいじめられていた澁澤は 家に帰ってくると妹に八つ当たりしてウサ晴らししていたらしい。 なさけない男だ。 森茉莉から「女の腐ったような男」と批評されたのも無理はない。
45 :
吾輩は名無しである :03/12/25 23:25
小町時代は、妹を階段から蹴落として怪我をさせた事件もあったな。 強い者に対する暴力ではなく、弱い者に対する暴力であるところが みっともない。
46 :
吾輩は名無しである :03/12/26 00:15
へえー、お茉莉そんなこと言ってたんだ。 詳しく教えてくれ。
47 :
吾輩は名無しである :03/12/26 00:26
ギリシア語について質問があったから、澁澤に手紙を送ったのに 完全に黙殺された。それで茉莉が感情を害したらしい。詳しくは 「ドッキリチャンネル」に書いてある。
48 :
吾輩は名無しである :03/12/26 12:35
>>40 矢川澄子著『おにいちゃん――回想の澁澤龍彦』(筑摩書房:1995年)は、読みましたか?
澁澤との記憶の一切をこの一冊に封じ込めたのではないかとさえ思われるエッセイ集です。
中でも、1994年7月-9月に書かれた「《澁澤龍彦》の成立まで」は面白いですよ。
彼女によると、1954年の『新人評論』に「澁川龍児」なる人物が「革命家の金言――
サン・ジュスト箴言集」を寄せている。これが、ただ一度だけ用いられた、彼のもう一つの
ペンネームなのだといいます。同じ1954年に白水社から出版されたコクトオの『大股びらき』
の翻訳では、「澁澤龍彦」が用いられていたようですから、この記述は興味深いですね。
当時、無名の文学青年であった「澁川龍児」は、サン・ジュスト刑死の年齢と同じ26歳。
矢川氏によれば、「革命家の金言」の「澁川龍児」氏は、かなり硬派で学術的であり、
後の「澁澤龍彦」氏とは、異なったキャラクターであったようです。
すなわち、右手のサド=澁澤龍彦コンビは(裁判が幸いして)、プラスの方向に動き、
左手のサン・ジュスト=澁川龍児ラインは短命に終わってしまったということらしい…。
彼女は巌谷國士氏の言葉をひいて、「澁澤龍彦とは生涯かけて《澁澤龍彦》になりきろうと
していたひとではないか」と書いています。
それにしても、矢川澄子氏に「澁川龍児」の名前を思い出させたのは、この1994年7月に
「サン・ジュスト1994事務局」(現サン=ジュスト研究会)が開催したイベントにおける
笠井叡氏の舞踏公演への招待状であったようですから、「サン=ジュスト研究会」をめぐる
2chの世界史板の最近の騒動を思うと、感慨深いものがあります。
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/whis/1068722541/
>48 読みましたとも!! 暴露的であるとして批判する向きもあったようですが、私は名著だと思いました
50 :
吾輩は名無しである :03/12/27 16:22
>>47 そんなことが…。
ドッキリチャンネルは斜め読みしただけだから見落としたのか(汗)気づかなかった。
ドッキリチャンネル連載時っていうと、おスミさんとの離婚後?
茉莉は矢川さんとお友達だったから、そういう意味でもいろいろ思うところあった
のかもしれないね。
51 :
吾輩は名無しである :03/12/27 16:24
つうか澁澤ってギリシャ語できないのでは? 誰だかに旅行先のギリシャから送ったハガキに「私は古代ギリシャ語しか知らないので 言葉が通じません」とか書いてあった記憶が。うろ覚えだけど。
52 :
吾輩は名無しである :03/12/27 20:02
古代ギリシャ語も出来ないよ。 渋沢が出来たのはフランス語と英語だけ。 ドイツ語は見え張ってる。
54 :
吾輩は名無しである :03/12/28 06:57
大学ではラテン語も取っていたはずだが。
>>51 つうか、茉莉が質問したとすれば古代ギリシャ語のほうに
決まってるではないか。
澁澤さんは、古代ギリシャ語、ラテン語ともによく読まれてました。
あとは、ドイツ、イタリアの本も基本的に原書でしたね。
56 :
吾輩は名無しである :03/12/28 17:54
仏語ができるならイタリア語を読むのも難しくない。 辞書と首っ引きでタッソーの詩を読む話も書いていたな。
57 :
吾輩は名無しである :03/12/28 19:13
赤テントを語らせるとよかったね
58 :
吾輩は名無しである :03/12/28 19:30
あれ? ラテン語は苦手だったはずだよ。 「夢の宇宙誌」のラテン語名をどうつけたら分からず、矢川氏に調べさせたって聞いた。 >56 Tasso.S名義でコクトーに手紙だして返事もらったこともあるみたいね。
59 :
吾輩は名無しである :03/12/28 19:38
そうだったっけ? 稲垣足穂が「ヰタ・マキニカリス」の題名を付けるとき 澁澤に教えてもらったという話をしていたけど、本当は澁澤を介して 澄子さんに教えてもらったのかな。
60 :
吾輩は名無しである :03/12/28 21:05
>澁澤さんは、古代ギリシャ語、ラテン語ともによく読まれてました。 >あとは、ドイツ、イタリアの本も基本的に原書でしたね。 うそくさ〜。プリニウスも「ポリフィルスの狂恋夢」も、仏語訳で読んでんじゃん。 他には、ホッケもドールスも仏語訳だったはず。 古代ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、イタリア語を原書で読んでる例って 「辞書と首っ引きでタッソーの詩を読む話」以外で教えて?
61 :
吾輩は名無しである :03/12/28 21:17
そもそも澁澤は旧制浦和高校でドイツ語のクラスだったのに、出口裕弘 ともどもドイツ語の成績があんまり悪いので仏語クラスに移った「前科」が あるからな。 もって、澁澤の独語力は推して知るべし。
62 :
吾輩は名無しである :03/12/30 01:15
ま、仏文が専門なんだからドイツ語ができなくても許してあげようよw フランス語もけっこう誤訳があったりするけど。 「それがまた良い誤訳(?)でねえ〜」とは某仏文学者の談。 澁澤が過去に訳したものを手がけるときに、誤訳を正しく翻訳し直したにもかかわらず 「こいつ、澁澤先生の訳と違う! 間違ってる!」と思われてしまうそうだ。 恐るべしシブサワ。
63 :
吾輩は名無しである :03/12/30 11:57
種村季弘は独文だけど、仏語もちゃんとできます。
64 :
吾輩は名無しである :03/12/31 02:42
一応学者だからね〜。澁澤は自分は学者じゃないって言い切ってますな〜。
65 :
吾輩は名無しである :03/12/31 02:46
商事会社みてえなもんだからな、渋澤ってのは。
66 :
吾輩は名無しである :03/12/31 03:32
雑学の総合商社。
67 :
吾輩は名無しである :03/12/31 05:46
まあ、もともと親戚に日本資本主義、株式会社制度の創設者がいるからね。
変態風味のする凡人ですよね。
69 :
吾輩は名無しである :04/01/01 13:21
三島のヌードはいいとしても、澁澤のヌードはいただけない。 あんな貧弱な裸体は、人さまにお見せするような代物じゃないと思う。
70 :
吾輩は名無しである :04/01/01 14:00
どちらのヌードもイクナイ!!
プリニウスはラテン語で読んでるよね。
サド研究とか小説よりも、個人的には「東西不思議物語」とか 「奇人妖人列伝(だっけ)」のようなタイプの本の方が楽しかった気がする。 まぁ、まだ文庫本数冊と全集一巻しか読んでない俺が言うのもアレだけど。
東西不思議物語は俺も好きだ
「血と薔薇」の復元版をネット書店で買いました。 今から届くのが楽しみ。
77 :
吾輩は名無しである :04/01/05 00:49
血と薔薇はやっつけ仕事じゃん。 サンデンステッカーも酷評してた。
78 :
吾輩は名無しである :04/01/05 11:01
サイデンステッカーは三島について「松も知らないほど 樹木に無知だった」と発言して、澁澤に反論されたDQNおやじだろ。 吉行淳之介についてあまりに的外れな酷評を繰り返すので 吉行が「サイザンスカ」と茶化したらそれが当人に伝わり、 サイデンステッカーが対談で「近頃、私のことをサイザンスカと 言っている人もいます」と発言、それを読んで吉行が苦笑いしたこともあった。
>1 手帳三部作と「夢の宇宙誌」は読んでね…と思ったら、既出でした。 最近、ややドキュな雑誌で特集を組まれていたのがちと悲しかったです(笑
80 :
吾輩は名無しである :04/01/10 22:49
なんの雑誌?
81 :
吾輩は名無しである :04/01/11 00:01
推測するにエロ雑誌だな。
82 :
吾輩は名無しである :04/01/11 02:18
エロなら可。ファッション誌とかだったらちょっとへこむ。
83 :
吾輩は名無しである :04/01/11 21:10
この人は痛キモ?かっこいいけど。
ゴスロリ誌ですよ>特集
>84 その通り! ゴスロリとは言え、ファッション誌で特集というのは、 いちファンとしては残念な感じがします。 でも、前々から若い頃の写真に引かれて読む女子は多かったですよ(苦笑 そういう人達の大半は、内容が肌に合わん、なんて言ってましたが(笑 エロ雑誌での特集は、なんだか似合っている気がいたします。
86 :
吾輩は名無しである :04/01/12 02:03
澁澤のルックスがカッコ良くなったのは70年代以降。それ以前は 宇宙人みたいだった。
87 :
吾輩は名無しである :04/01/12 07:41
ゴスロリ誌…(泣)
澁澤は、サングラスがないとやばいね。
痩せたゴスペラーズのボーカルだから・・・
90 :
吾輩は名無しである :04/01/13 10:08
鎌倉の海岸で澄子さんとトランプをしている写真で 澁澤の横顔を見ることができるが、びっくりするほど 鼻がでかい。 ひょっとしたら、あれで意外に巨根だったのかね。
91 :
吾輩は名無しである :04/01/13 18:58
92 :
吾輩は名無しである :04/01/13 20:12
ゴスロリか…………… そういやエコール・ド・シモン展にもゴスロリ少女が来てたなあ(遠い目) >巨根 少なくとも包茎ではなかったようだ。
>92 玩物草紙(だったかな?)に、あそこ絡みの話がありましたね。 被せるとかなんとか言って…w 以下略
94 :
吾輩は名無しである :04/01/14 20:13
>93 そうそう、それそれw 実は見栄だったら笑えるけどな
ドラマ化の際は、ぜひシブタツ役に大学の後輩のふかわりょうを
96 :
吾輩は名無しである :04/01/17 23:54
ふかわじゃ淫靡さが出ない。 ルックスだけで言うなら、同じひらがな芸能人のみうらじゅんだろw
こんなおにいちゃんが欲しかった
恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐ・・・(w
>>95 はあ?
澁澤は東大文学部。ふかわは慶応だけど。
東大文学部出身の芸能人というと小沢健二ぐらいしか思い浮かばない。
100 :
吾輩は名無しである :04/01/18 10:44
>>99 漏れも最初同様の突込みをしようと思ったんだけど、
>>95 の先輩がふかわなんじゃないの?
101 :
吾輩は名無しである :04/01/18 10:45
香川なんとかていう俳優東大の社会学かなんかじゃなかったっけ?
広辞苑第五版って「サド」は載ってるのに「澁澤龍彦」は載ってないんだね。 足穂や乱歩、久作ですら載ってるのに、何だかなぁ。
103 :
吾輩は名無しである :04/01/18 19:11
大江健三郎も東大仏文だった気が。 あと太宰治とか(卒業してないけど)。芥川も仏文? 死んだ伯父の若い頃の写真を見たら、澁澤に似てて驚いた。 体型とかもそっくり。 そして、やはり60を前にして癌で亡くなりました…。 ああいう小柄で華奢な人って早死にするのかしら?と思ってみたり。
>104 失敬
澄子さんの本読んだけどなんかすごいねあれ 微妙な皮肉とかがちくちく怖い
>>102 前にそういう事言ってる人、どっかで見たな。
漏れは載ってる方がおかしいと思うが。
108 :
吾輩は名無しである :04/01/19 03:08
中井英夫は載ってるのかね。
>>107 成る程、それもそうか。
そういえば澁澤って岩波文庫の「夜叉ヶ池・天守物語」の解説を書いているけど、
他にも岩波で何か書いていたっけ?
110 :
吾輩は名無しである :04/01/21 21:40
昔の東大仏文は小林秀雄、福永武彦、太宰治、中村真一郎、大江健三郎、隆慶一郎、 澁澤龍彦、立花隆など多くの作家を輩出したが、なんで今はダメになっちまったんだ。
111 :
吾輩は名無しである :04/01/22 15:24
同じ仏語仏文をやるにしても今は文学部より教養学部のほうが ステイタスが高く、教養学部出身者は文学部出身者を馬鹿にする 傾向が強い
112 :
吾輩は名無しである :04/01/22 18:14
澁澤は東大仏文といっても、渡辺一夫のことなど書いてないだろう? 東大の学風に馴染めなかったんだろうね。 卒論は提出したけれど、「後顧の憂いをなからしむるために」、 卒業後取り返しに行って破棄したと、どこかに書いてるのを読んだことある。
113 :
吾輩は名無しである :04/01/22 19:37
渡辺一夫とじゃウマは合わないだろうな。「偽序」事件以来、 渡辺の非常識ぶりには三島も呆れていたようだ。 ちなみに太宰の「如是我聞」で「イヒヒヒの先生」と批判されて いたのも渡辺一夫だね。
114 :
吾輩は名無しである :04/01/23 01:29
東大のヒエラルキーって庶民にはよくわからん そんな漏れは早大仏文。井伏鱒二と野坂昭如が先輩だが二人とも卒業しておらん
115 :
吾輩は名無しである :04/01/23 02:03
澁澤って大学院に在籍してたよね?
116 :
吾輩は名無しである :04/01/23 02:35
うそ 学部卒じゃないの?
117 :
吾輩は名無しである :04/01/23 02:49
で、お前等澁澤が好きなん?
118 :
吾輩は名無しである :04/01/23 08:59
あまり研究室に顔を出していたかとは思えないが、大学院にも 在籍していたらしい。修士号を取ったかどうか分らないが。 当人は「映画館に行くとき学割が使えるから」などと説明していた。
119 :
吾輩は名無しである :04/01/23 13:45
澁澤はファンが多いね。 浄智寺のお墓に行くと今でも錚々たる顔ぶれの人たちが 卒塔婆を立ててるよ。 あんな例はあまりないだろう。
120 :
吾輩は名無しである :04/01/23 22:44
錚々たる顔ぶれって、池内紀とか横尾忠則とか?
121 :
吾輩は名無しである :04/01/26 14:57
池内紀、高橋睦郎、巌谷国士、金子国義、松山俊太郎、種村季弘、 四谷シモン、平出隆、出口祐弘など
122 :
吾輩は名無しである :04/01/26 15:04
123 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/26 15:06
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓ (キキキの即興ピアノ演奏あり!)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
>>121 本当に「いつもの面子」という言葉が良く似合う・・
125 :
吾輩は名無しである :04/01/27 04:59
そういった、所謂澁澤を卒業されたかたがたは、何を読んでいるのでせう。
>>125 最近は浅田次郎とか読んでますよウルセーナ!w
澁澤にはまってたころ(高校生くらい)は
変な気取りがあって「こんなの読めるかペッ」とかいう態度を取ってたけど、
(「ハリウッド映画?プ」みたいな、いけ好かない感じだよ)
最近は何でも読むようになったな・・・。
読書趣味が広がるし、いいことなんだとは思うけど
同時に何となく寂しいのはどうしてだろう。
127 :
吾輩は名無しである :04/01/27 19:19
128 :
吾輩は名無しである :04/01/27 19:32
武田秦淳のこと褒めてたよね
130 :
吾輩は名無しである :04/01/28 23:49
水上勉や太宰治には隠し子がいたが、澁澤にはいないのかね。
131 :
吾輩は名無しである :04/01/29 00:00
>>130 何人も堕ろさせてる。
おスミさんもさー、対策しなよ。と、同じ女としては思う…。
当時だって避妊具くらいあったのに。
132 :
吾輩は名無しである :04/01/29 06:56
愛人に産ませた子供がいたら面白いのに。
133 :
吾輩は名無しである :04/01/30 01:06
この人の妹の「イスタンブール〜」は読んだことがある。
134 :
吾輩は名無しである :04/01/31 00:05
妹に産ませた子供がいたら面白いのに。
135 :
吾輩は名無しである :04/01/31 00:10
妹さん、おにいちゃん大好きみたいだよね
136 :
吾輩は名無しである :04/02/02 05:01
日本、欧米で他に澁澤さんみたいな本をかいてる人は誰になりますか?
「みたい」とはまた大雑把な・・・ どういう部分をもって渋澤みたいとするか、君の持つ渋澤的なもの、 それを説明してくれないことには出せないね。 まあたぶん単なる頭が弱くて説明できない渋澤ファソなんだろうけど。
138 :
吾輩は名無しである :04/02/02 06:41
>>137 あなた性格わるいですね。
少し頭を使って想像力を働かせればいわんとしている事が理解できるのではないですか。
あなたみたいに普通の人より頭のいい方であれば
139 :
吾輩は名無しである :04/02/02 10:05
>>138 やめときな。
>>137 みたいなのは否定的な方向にしか
頭が働かないの。書いてる文章も破綻してる。
↓ナニこれ?
>君の持つ渋澤的なもの
おそらく黒めがねだろ>澁澤的なもの
他人の想像力まかせかよ
ネタ的なことを言ってるんじゃないかな?
143 :
吾輩は名無しである :04/02/02 21:41
バルトルシャイティスとか?
男根ダンスだろ
生田耕作も男根ダンス
「少女コレクション序説」が好き。『フロイトによればウンヌン…』にはちょっと 時代を感じてしまうが。萌え系アニメとかシブタツ先生に見せたかった。
147 :
吾輩は名無しである :04/02/03 02:21
ジャンプにゴッドサイダーってマンガが昔あったけど 見せたいといえば見せたい つーか生きてたし でもTVさえ相撲しか視ないオッサンだろ〜
でも今生きてたら生きてたで、当時よりもヘンなカリスマになるのかな…。 87年に亡くなったというのが、ギリギリのラインって感じもする。 うまくできてんのかなあーって感じだ。
149 :
吾輩は名無しである :04/02/03 11:05
黒魔術の手帖が今月、文春文庫の新刊リストに入ってますね。 なぜだろう? 澁澤作品の発刊は続くのかな?
150 :
我輩は名無しである :04/02/03 13:12
あとがきは嶽本野ばららしい。
151 :
我輩は名無しである :04/02/03 13:16
あとがきじゃなくて解説ですね。失礼しますた。
152 :
吾輩は名無しである :04/02/03 16:24
野ばらかよ! いつものメンツでないだけましだが… 佐藤亜紀とかさあ 高野史緒とかさあ 他にいないの?
>>152 結局そっちかよ!
もう少し学があって、
かつ文章がうまい奴が現れないと…
澁澤っぽく知識を貯えている奴はいっぱいいるんだけど、 (澁澤に憧れてって向きもあるかも) 彼のように、何だかかる〜い感じで書ける作家っていないかなぁ。 軽いって、「軽薄」じゃなくて「淡白」「身軽」って感じ。 澁澤の「オレ語り」はウザさがない気がしない?
155 :
吾輩は名無しである :04/02/03 18:45
渡辺一夫のことはある程度評価してたんじゃない?
156 :
我輩は名無しである :04/02/03 20:10
野ばらじゃなくて美輪かも。
157 :
吾輩は名無しである :04/02/03 23:55
美輪じゃ いつものメンツの部類じゃね?
何で今になって文春から澁澤の著作が出てるの??
「黒魔術〜」は、河出からすでに出てるのに、いまさらどういうつもりなの?
160 :
吾輩は名無しである :04/02/04 23:10
野ばらは嫌だなあ。 吉屋信子の次は澁澤か? いい加減他人の褌で相撲をとるのはやめれと言いたい。
162 :
吾輩は名無しである :04/02/04 23:35
どうせなら、河出で品切れになってるものを出してくれ。
福武の「ケンロウ都市」とか「マルジナリア」とかね
黒魔術の手帖,落丁のある本もってる。真っ白なページが6ページも! 呪いかと思ったが珍しいのでとってある。
166 :
我輩は名無しである :04/02/05 23:23
160!!野ばらが紹介することによって澁澤に興味を持つ若い読者が増えるのです。野ばらがんばれ!
167 :
吾輩は名無しである :04/02/06 01:28
でもお〜野ばらの挑発に乗る「若い読者」って…けっこうイタタ系じゃないの? こわいよう
昔っから好きなもの欄に「澁澤龍彦」と書く奴はイタタっ子です。 大体 「澁澤。バロウズ。クリムト。ノイバウテン…」 って続いてなかった?w
169 :
吾輩は名無しである :04/02/06 12:58
たとえ澁澤を愛読していても人前では絶対にカミングアウトしない。これが正しい態度だ。
170 :
吾輩は名無しである :04/02/06 13:23
澁澤幸子の生年月日を御存じの方はいらっしゃいませんか。
>>168 お前のチョイスもオサーン臭くてイタイ
大抵の場合、
「〜ってイタイよな」
と言う奴が勝手に持っている通俗的イメージが一番イタイ。
当人は色々読書しているうちに学ぶ可能性があるが、
あんたみたいに嘲笑していると成長すらしないからな。
具体的に言うなら、クリムトからノイバウテンという
連想が馬鹿っぽい。
澁澤厨を煽るならもっと的確に叩け
>>171 15年くらい前のリア厨ってこんな感じだったよなwというイメージ…
つまり当時の俺そのものを書きますた…。
しかもこれ、卒業文集か何かに書いた覚えがあります…。
痛い少年でした…
さよなら…
173 :
吾輩は名無しである :04/02/06 17:28
まさにそんな感じのプロフィールを書き連ねた痛いページが…
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~sasah/profile.htm 好きな日本作家(公式見解) 筒井康隆/大原まり子/福永武彦/長野まゆみ/澁澤龍彦 etc.
好きな日本作家(私的溺愛) 鈴木いづみ/稲垣足穂/三田村信行/小林泰三/高橋源一郎 etc.
好きなマンガ家(公式見解) 萩尾望都/坂田靖子/手塚治虫/ますむらひろし/三原順 etc.
好きなマンガ家(私的溺愛) 高橋葉介/楳図かずお/諸星大二郎/初期の星野架名/伊藤潤二 etc.
好きな画家(公式見解) グスタフ・クリムト/ポール・デルヴォー/ボッシュ etc.
好きな画家(私的溺愛) 鳥山石燕/蕗谷虹児/高畠華宵 etc.
好きな音楽 公式にも私的にもドアーズ。誰が何と言おーとドアーズ。思いつくままに好きな曲を列挙。
Moonlight Drive/The Crystal Ship/When The Music's Over/Five To One/Wild Child
Soul Kitchen/Spanish Caravan/Yes,The River Knows/The Spy......切りがない。
174 :
吾輩は名無しである :04/02/06 17:36
佐々宝砂のプロフィール 佐々宝砂(ささほうさ) 経歴 1968年1月22日15:06 清水市生まれ (しかし清水市は静岡市になってしまった!) 静岡県掛川市在住 某県立高校卒業 書店員・スーパー店員・総菜屋・ラーメン屋等を経て化粧品会社で顕微鏡撮影に従事。 その後、2000年3月末日で勤務を離れ、フリーランス・ライターとなったものの、 ただいま仕事があまりにないのでバイトで暮らしをたてている(哀号)。自称徒手空拳の詩人。 自称でなくとも徒手空拳。誰か仕事ください!! 〆切厳守しますよー。 お仕事のご依頼は佐々宝砂(ささほうさ) まで。 私的なプロフィール知りたいひとはこっち。 イタタタ…
175 :
吾輩は名無しである :04/02/06 18:38
今後の文春の澁澤関係出版予定はどうなってますか? 知ってる人教えてください。
176 :
吾輩は名無しである :04/02/06 22:22
近所の本屋で、澁沢の文庫が置いてあったのが一気に買われてた。
>>176 それ俺。
ゴスロリ女を落とすために予習中。
まじですか? いくらあの手の雑誌で特集していたとしても、 ゴスロリ女が読んでいるとは限らないですよ。 「こういう本を読んでますのよ」みたいなポーズだけの子も多そう。 (昔、そういう女の子が結構いたんですよ…私も一応女ですが。 ネタだったらすいません。
まじですか? いくらあの手の雑誌で特集していたとしても、 ゴスロリ女が読んでいるとは限らないですよ。 「こういう本を読んでますのよ」みたいなポーズだけの子も多そう。 (昔、そういう女の子が結構いたんですよ…私も一応女ですが。 ネタだったらすいません。
二重カキコになってしまった…スレ汚しごめんなさい。
あぼーん
182 :
吾輩は名無しである :04/02/12 03:24
ネコババのいる町でっていう本をやたらとブックオフで見かけますが、あれは澁澤となんか関係ありますの? 確か澁澤幸子っていう名前のお人だったかと。
183 :
吾輩は名無しである :04/02/12 03:27
>>168 うるせーばか。Studio VoiseとかCasa Brutusuとか読んでるよ、漏れ。雑誌にしては高いけどね。
184 :
吾輩は名無しである :04/02/12 04:35
185 :
吾輩は名無しである :04/02/12 16:23
澁澤幸子の『イスタンブール、時はゆるやかに』(新潮文庫)を読みましたか?
186 :
吾輩は名無しである :04/02/12 21:47
>>182 >>184 ネコババは瀧澤美恵子さん。赤の他人です。
第一シブサワじゃなくてタキザワだよ…。よく見ておくれ…
古本屋でサイソ本ハケーンしますた。ただ、持ち主だった香具師の名前が書いてあるんだ なー。価値あんのかな?
ねえねえ、文庫本で読めない澁澤の評論ていっぱいあるのかな? たとえば全集でしか読めないような。
190 :
吾輩は名無しである :04/02/16 20:22
キモイキモイ
191 :
吾輩は名無しである :04/02/26 09:25
age
澁澤氏の最初の夫人である矢川澄子氏の「おにいちゃん 回想の澁澤龍彦」と いう本を探してるんだけど、ミツカラナイ。書簡に『…最近マゾっ気のある 女性と交渉あり、乗馬ムチを探していますウンヌン』の女性って矢川さん? 鞭打たれながら「ああっおにいちゃあ〜ん!」と叫ばれるのはそりゃあたまらん モンがあると思うが。
193 :
吾輩は名無しである :04/02/28 17:39
>「おにいちゃん 回想の澁澤龍彦」 絶版なのかなあ。たまにヤフオクで見るよ。
ホラー・ドラコニア買ったんだけど、これどうなんだろう… ファンとしてはいいのか?
195 :
吾輩は名無しである :04/03/02 23:38
>193 絶版です。 私は図書館で借りたのコピーしました。 上の方で、海辺で2人がトランプしてる写真が、、、って レスあったけど、これ花札に見えるんだけど・・・
196 :
吾輩は名無しである :04/03/03 03:13
>>195 その写真、私が見た本には「七里ガ浜でコイコイに興ずる澁澤夫妻」て
キャプションがついてた。
197 :
吾輩は名無しである :04/03/03 21:40
すいません、コイコイってなんすか?(無知
198 :
弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :04/03/03 21:45
ねむり姫の翻訳はなんともいえずまどろっこしくていいなあと思う。
199 :
吾輩は名無しである :04/03/03 21:54
「おにいちゃん 回想の澁澤龍彦」を近所の古書店で1,200円で買ったんだけど ヤフオクに出品したら幾らくらいで売れるのかな? 矢川の書いたものって、ちょっとアイタタな感じがするのは私だけでしょうか?
200 :
吾輩は名無しである :04/03/03 22:04
>199 かなりイタイと思う…。なんというか、自意識過剰だし被害者意識も強い。 嫌いじゃないんだけどね。 ヤフオクどうだろ。落札されないってことはないと思うけど。だいたいいつも入札されてるから
本当に被害者だったんだから仕方ないだろ 澁澤の副産物
204 :
吾輩は名無しである :04/03/04 21:48
205 :
吾輩は名無しである :04/03/04 23:30
>>201 いや、澁澤の事に限らず。
親友だった多田智満子も、矢川の自虐癖にはうんざりさせられたと言ってる。
癌で入院していた多田の見舞いに来た矢川が、あとになって
「あなたは病気になっても死ぬときは死ぬがよろしく候とばかりに泰然としてて、
私はあてられっぱなしだった」(うろおぼえだが)
と非難するような手紙を寄越したのでびっくりしたそうだ。
>>205 だからそういう歪みは澁澤との生活の産物だろう。
澁澤というプロジェクトの副産物としてのノイズ。
当人にも問題はあるんだろうが、澁澤の性格から言っても、
関係性の病であることは間違いない。
>>207 まあ澁澤との結婚生活で助長されちゃったってのは否めないかもね。
谷川雁とうまくいってればまた違ってたのかな。
209 :
吾輩は名無しである :04/03/05 23:02
>>204 この間見たらヤフオクに出品されてたよ。
210 :
吾輩は名無しである :04/03/08 11:44
百瀬博教と澁澤は交流があったんですか? あんな強面の格闘技界の裏ボスと。 なんか百瀬が澁澤の家で絵をみせてもらったらしいけど
211 :
吾輩は名無しである :04/03/08 16:32
実物はぶさいくだったらしいよ
212 :
吾輩は名無しである :04/03/09 11:41
澁澤の初版本や原稿が神保町の靖国通りのカバン屋の隣あたりの古書店 の表に飾ってあった。 なかなかかわいい字だった。
213 :
吾輩は名無しである :04/03/22 01:32
ちょっとすみません。 桃源社って何年に無くなったのか、ご存知の方いましたら 教えていただけないでしょうか。
このスレタイ良い! この形式にフォーマット化すればスレが乱立することも無い。
215 :
吾輩は名無しである :04/03/22 13:57
河出から、別冊宝島風の澁澤特集本でてるけど、立ち読みしたらレベル低過ぎだった。 あれは買わないほうがいい。
アーメン系の大学なのに図書館に全集があった。いいのか?
>214 文壇BAR(0001-1000) とか?
218 :
吾輩は名無しである :04/04/09 23:59
あふぉか? 植田祐次はアホ学の教授だったが おおっぴらに翻訳してたぞ
>>218 そんなもんなんだ・・・
俺、いきなり礼拝研修とかさせられたから
魔女狩りでもあんのかと思ってた・・・・
220 :
吾輩は名無しである :04/04/10 00:10
キリスト教概論の教授が 学生にケリくれるしね…
>>199 オークション統計サイトで調べたところ、
3000円以上で売れてましたよ。
222 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/04/19 00:46
澁澤龍彦語録 《嘘の真実。それはワイルドよりもずっと後に私が知った、ジャン・コクトーの説く ところでもあった。書かれた途端に真実になる嘘もあれば、逆にまた、書かれた途端に 嘘になる真実もある。何ごとであれ、私たちにそれを真実と思わせるのは、文章の力 のみであって、それ以外の何ものでもないからだ。》
223 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/04/21 01:56
澁澤龍彦語録 《もうずいぶん前にフランスから届いたのだが、そのままほったらかしにしておいた ホセ・V・デ・ピナ・マルティンスというひとの『ジョバンニ・ピコ・デラ・ミランドラ、 ユマニスムの知られざる肖像、その「推論」のきわめて稀なる版』という本を取り出して、 ページを切ってみる。・・・(略)・・・ もとより私はルネサンス精神史の研究家ではないから、必要があって、こんな本を 買ったわけではない。ページは切ったものの、あらためて読む気もしない。それでは、 なぜわざわざ二百フランも出して注文したのかというと、この本の扉に、私の大好きな ピコの原色版の肖像画がはいっているのを知っていたからである。やはり買って損は しなかったと思う。 赤い帽子をかぶって、ふさふさとした金髪を肩に垂れ、黒のバックに鼻の線をくっきりと 浮き出させたピコの横顔は、すでにいろんな本でお馴染みの構図のものだが、これに色が ついているとなると、また格別の趣きがあるといわねばならぬ。唇がぽっちりと赤いのも いい。私はいずれ、この肖像画を切り取って、懇意の画廊に頼んで額に入れてもらおうと 思っている。ピコの肖像を書斎に飾っておくというのは、悪い思いつきではあるまい。》
224 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/04/27 03:28
澁澤龍彦語録 《しかし人間というのは気まぐれなもので、人間の遊びは、決して玩具によって 百パーセント規定されるものではないのである。これは大事なことだと思うので、 とくに強調しておきたいが、玩具のきまりきった使い方を、むしろ裏切るような 遊びを人間は好んで発明する。そもそも遊びとは、そういうことではないかと 私は思うのである。》
225 :
吾輩は名無しである :04/04/27 12:24
>>224 矢川澄子や澁澤龍子を使った遊びの意味はそういうことだったのですね!
226 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/04/28 02:29
澁澤龍彦語録 《現在があるから記憶があるのではなく、むしろ記憶があるから現在があるのであり、 記憶は現在に先行している。・・・(略)・・・ 体験とはすべて一種のジャメ・ヴュ(未視感)にすぎない、という印象を私は 最近にいたって、ますます深めつつある。つまり隠れた記憶が先行しているので、 それは或る種の操作によって、容易にデジャ・ヴュ(既視感)に転換するであろう。》
227 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/05/07 12:59
澁澤龍彦語録 《舞踏家は幸いなるかな! なぜかならば、彼はその肉体において、私たちの 分裂し背反した生の終末、すなわち私たちの渇望の的であるところの、永劫の 未来のアンドロギュヌスを先取りしなければならないという、少なくとも明確な オリエンテーションをもって、現在只今の秘儀に推参すべき、選ばれたる種族に 属しているからである。》
228 :
吾輩は名無しである :04/05/07 13:49
河出の「ユートピアふたたび」 内容はたいしたことないけど、表紙の髑髏持ってる澁澤の写真かこいい
229 :
モア ◆kb9mia0s8Y :04/05/07 13:53
澁澤龍彦語録(抄訳) ピコ・デッラ・ミランドラ『人間の尊厳について』より 《この私たち人間のカメレオンぶりを感嘆しないものがあろうか。それともこれ以上に 感嘆すべきものが他にあるだろうか。みずから変貌しうる、このカメレオンにも比すべき 人間の性質を理由として、アテナイ人アスクレピオスは秘儀における人間をプロテウス として示した。ヘブライ人やピュタゴラス派のひとびとのあいだでよく知られた、 あの転身という観念もここから生じたのである。》
230 :
吾輩は名無しである :04/05/07 14:00
「人形愛序説」が好き 俺は北鎌倉の自宅にあがってお茶飲んだことあるよ お前ら、うらやましいだろ?
231 :
吾輩は名無しである :04/05/07 18:34
いや 聞いた話では楽勝で入れるんだろ?観光地みたいなもんだよ まあ あんなウチや書斎に憧れるようなガキは無害に違いないしな
232 :
吾輩は名無しである :04/05/07 18:58
>>231 龍子夫人が住んでいるんだから、ちゃんとした人の紹介がないと入れないよ。
俺は龍彦氏自身に招待されたんだけれどね。
233 :
吾輩は名無しである :04/05/07 23:34
と いつものメンツの一人は 羨ましがられたいんだとさ
234 :
吾輩は名無しである :04/05/08 11:47
>233 ん? いつものメンツ? 俺は232だけど、このスレに書き込んだのは初めてだよ。もちろん230とは別人。 龍子さんとは仕事の打ち合わせで何度も会っているし、お宅へ伺ったこともあるが、 別に羨ましがらせたいとは思わない。龍彦氏が生きておられた頃とは、インテリアも だいぶ変わってしまったので、実際に中へ入ってみるとがっかりするかもしれないよ。 そういえば、龍子さん、澁澤のファンらしい若い人が家の周りをうろうろしているので、 「中へ入ってお茶でもどうぞ」と声をかけたことがあるとは言っていたかな。それでも 迷惑であることは間違いないし、怪しげな人は絶対中へ入れないとも言っていた。 それよりも、この話をリアルですると、どんな話をしたかとか、龍彦氏はどんな印象 だったかとか必ず聞かれるものだが、さすが2ちゃんだね。「羨ましがらせたい」とは…。 あまりにも低俗な反応なので思わず笑ってしまった。
以前、中田耕治氏と会ったときに、澁澤家を訪問したときの話をした。そのときは、 中田氏は何も言わなかったが、後日、著書を送ってくれた際、短い手紙がついていて、 「僕は澁澤さんが亡くなられてから、しばらくは文章が書けなくなってしまった。」 と書いてあった。それをを読んで、俺は涙がとまらなくなってしまった。 2ちゃんでは文学者を揶揄することが常識のようだが、相手を馬鹿にしたところで、 自分の株があがるわけではないだろう。別に意見するつもりではないが、こんな 「知られざるエピソード」があることも伝えておきたいと思って書き込んだ。
236 :
吾輩は名無しである :04/05/08 12:32
すごく好きな作家さんです。
この人が存在していなければ、私の人生
こんなに変わってないと思えるぐらい。
一度、鎌倉にある御自宅を拝見してみたい
けど、やっぱり迷惑なのかな?
>>232 さんがすごく羨ましい。
>236 一度、手紙を書いて、龍子夫人のお返事を待ったらどうですか? (住所がわからなければ出版社宛で)熱心な手紙には必ず良い反応があると思いますよ。 書斎はそのままにしておられるようですし、龍子さんは「私は専業未亡人」と 常々言っておられますから、澁澤氏への想いが伝われば、家を見せてくださると 思います。でも龍子さんもお忙しいようだから、期待しすぎないように…。
>232 手紙ですか?すごく恐れ多くて緊張しますね。 御返事がなくても一度御手紙の方は書いてみたいですね。 「私は専業未亡人」だなんて素敵です。 あの書斎の空気を感じる事が出来たらきっと泣いちゃますね。 色々と教えてくださって有難う御座います。
239 :
吾輩は名無しである :04/05/08 17:33
思いきって記念館にしちゃえばいいのになー。 もっともドキュソな鎌倉市議会・行政を通すのは難しいだろうし、 それにあんな閑静な住宅街に人が押し寄せたら近所は迷惑だろうが。
>>234 >「羨ましがらせたい」とは…。 あまりにも低俗な反応なので
最初に「お前ら、うらやましいだろ?」と言ったのは自分なのに・・・
いい年こいて、2chで自慢話してるこの人も、どうなんだろ・・・(w
240
マジレスしますが、本当に230と俺は別人なので・・・。
俺は編集者だから、作家の自宅は結構知っていますよ。
230さんが、どういう経緯で澁澤邸でお茶を飲んだのかは知りませんけれどね。
俺は2chで自慢話などしたくないです。ただ、澁澤氏の生きた気配の残るあの家を
「楽勝」とか「観光地みたいなもん」などと決め付ける
>>231 のレスに反撥を感じた
から書き込んだだけです。
澁澤龍彦氏は、自分の生きている「時間」を大切にする人でしたよ。ただの酒飲み
とか、無駄な会合のために時間を裂いてくれることは決してありませんでした。
直接会って、話を聞くことのできた俺は本当にラッキーだと思います。230さんは、
澁澤氏が亡くなってから、澁澤邸に入る機会があったのだろうなと思いましたが…。
242 :
吾輩は名無しである :04/05/08 22:50
低俗ついでに 235の 中田氏 → 中出し と連想してスマッタ…
243 :
吾輩は名無しである :04/05/08 22:59
龍子夫人に中出し!
>>241 澁澤氏の書斎のキャビネットにはまだドクロとか貝殻とかありますか?
245 :
吾輩は名無しである :04/05/09 00:40
昨日は澁澤の76才の誕生日 私のプリニウスだ
>>244 髑髏や貝殻の入ったキャビネットは、書斎ではなく、居間にあったと思いますよ。
確か、階段の脇に置いてあったと記憶しています。現在はどうなっているのかな…。
俺が最後に澁澤邸へ行ったのは、たぶん1995年だったと思いますが、居間の様子は
だいぶ変わっていて、以前は無かった可愛いぬいぐるみや額絵が飾られていたので、
ちょっと驚きましたね。そのときキャビネットを見た記憶があまりないので、
龍彦氏が亡くなられてから、書斎へ移したのかもしれない。
247 :
吾輩は名無しである :04/05/09 01:17
夫人もウゼェ!キモイ!って思ってたんだろーな
248 :
吾輩は名無しである :04/05/09 15:26
鎌倉紀伊国屋で夫人よく見るよ 上品な鎌倉マダムって感じですよ
249 :
吾輩は名無しである :04/05/09 17:01
夫人と やれば シブタツと穴兄弟ってことになるよな!
やれやれ・・・ふぅ〜。
251 :
吾輩は名無しである :04/05/20 02:41
思考の紋章学刷って下さい河出さん。 だめなら文春さんお願いします。
胡桃の中の世界もおながいします。
253 :
吾輩は名無しである :04/05/21 23:04
フローラ逍遥が美しいよなあ…宝物だ。
254 :
吾輩は名無しである :04/05/21 23:51
うつろ舟大好き
255 :
吾輩は名無しである :04/05/22 01:12
おまいら、ブクオフ地道に探せ。 ちゃんと見つかるから。 漏れも「思考の紋章学」入手した。
256 :
吾輩は名無しである :04/05/22 01:35
>>255 俺の住んでる街のブクオフには澁澤一冊もないです…
257 :
吾輩は名無しである :04/05/22 07:10
小笠原豊樹と何で仲違いしたの?
258 :
吾輩は名無しである :04/05/22 07:30
そういえばなんでだろう。>257
259 :
吾輩は名無しである :04/05/22 16:28
260 :
吾輩は名無しである :04/05/22 16:55
/⌒⌒⌒⌒⌒⌒ )) ∨ ( 从 ノ.ノ ( ./  ̄ ̄ ̄ ̄\ |:::::: ヽ 丶. |::::.____、_ _,__) (∂: ̄ ̄| ・ー |=|・ー | ( (  ̄ )・・( ̄ i ヘ\ .._. )3( .._丿 / \ヽ _二__ノ|\ /⌒ヽ. \__/\i/\_| わたしの勝利だ! チョッパリざまあみろ! 小泉から経済制裁しないとの確約を取った! そして1000万ドルとコメ25万トンを取った!
>253 自分が持ってる本の中で一番好きな装丁だ。 あの箱大好き。 買った時めちゃめちゃ嬉しかった…。
所詮は大量生産の装丁。
263 :
吾輩は名無しである :04/05/30 15:04
「詩を殺すこと」って本ありますか?
264 :
吾輩は名無しである :04/06/07 22:11
イコノエロティシズム注文しました!
高山宏、野坂昭如、澁澤龍彦のみわけがつく人いますか?
266 :
吾輩は名無しである :04/06/07 22:59
つくよ
つくけどね。そら
268 :
吾輩は名無しである :04/06/07 23:39
土曜日に高円寺の古書店祭り行って来たんだが、 たしか「解剖学者 ドン・ベサリウス」だったけかな。 2月頃に某書店で万引きしたヤシがいるそうな。 「お心あたりのある方ご連絡下さい」と張り紙してあったぞ。 稀覯本なのか? このスレに絶対いると思うので、正直に名乗り出ろ!
269 :
吾輩は名無しである :04/06/08 02:02
澁澤の部屋の内部が載ってる本があるんだけど、部屋をあんな感じにしたい です。でも家具屋にってもイマイチ理想とするものがみつからない。
ホラー・ドラコニア5巻で完結してしまったようだけど、 若いアーティストを引きこみながらのこのプロジェクトは まだまだ続けて欲しいと思った。 編集者のフリートークも、アメリカンなものにほとんど関心を寄せなかった澁澤 とデビッド・リンチを強引に並べて見せたり、刺激的に感じた。
271 :
吾輩は名無しである :04/06/08 20:58
三島曰く、澁澤は一月に30冊以上分厚い本を読むらしい。 TVを見るのは一年間で10分〜15分、高校野球の決勝か大相撲の優勝戦らしい。 あれだけ書いて、これだけ本読んでればTV見る時間なんてない罠w
272 :
吾輩は名無しである :04/06/08 21:27
澁澤以上に読んでたのが野沢協だっけ?
273 :
吾輩は名無しである :04/06/08 22:08
澁澤一族の誰かの本で(多分華子さん) 親族にこんなに美しい文章を書く人が いることを誇りに思うって書いてあったよ 飛鳥山の渋沢栄一記念館にあった 龍雄(本名)は本家ではない子孫らしい
思考の紋章学、アマゾンで引っかかる奴だとだめなの?
275 :
吾輩は名無しである :04/06/10 16:28
>271 映画とかは結構みてそう
ハマープロのドラキュラとか「生血を吸う女」みたいなジャンルホラー 好きで観てたみたいですね。
277 :
吾輩は名無しである :04/06/10 19:48
タルコフスキーとビスコンティが好きだったらしいね 邦画は北鎌倉繋がりで小津好きだったらしい 以外なのは軍歌好きなところw
278 :
吾輩は名無しである :04/06/11 09:21
279 :
吾輩は名無しである :04/06/11 09:25
>>235 澁澤自身は磯田光一が亡くなった時そういう状態になったらしいね
280 :
吾輩は名無しである :04/06/11 09:27
>>234 澁澤の読者には結構変なのが多いようだ。
生前、澁澤自身も「頭のおかしな読者から意味不明な手紙や
変なものが送られてきて困る」と発言していたね。
282 :
吾輩は名無しである :04/06/11 12:59
283 :
吾輩は名無しである :04/06/11 13:05
284 :
吾輩は名無しである :04/06/11 13:17
どっちでもいいw
285 :
吾輩は名無しである :04/06/11 19:04
澁澤の鎌倉小町の元家行ってきた 近所に北条なんとかの切腹跡があった 気味悪いとこだったけど川が透き通って魚がいた ちびっとクリビツだった
286 :
吾輩は名無しである :04/06/11 19:51
287 :
吾輩は名無しである :04/06/12 05:23
隠し子はいるのか
288 :
吾輩は名無しである :04/06/12 07:47
>>287 男気のある人だけど優しい人だから相当モテタらしい。
堕ろすことはあったかもしれないけど子供はいないと信じたい。
子供嫌いのフリしてたけど本当は子供大好きなんだよ。この人。
もしかしたらできなかったのかもしれない。天才だから。
289 :
吾輩は名無しである :04/06/12 10:46
彼は石川淳の文体をパクってるね
290 :
吾輩は名無しである :04/06/12 10:46
でも山田美年子にはふられたんだよね
>>290 かなりコアな話題持ってきましたねw
龍彦さんって素敵なんです。何もかもが・・・
292 :
吾輩は名無しである :04/06/12 11:29
澁澤にとってのネコは三島にとっての園子に匹敵する
出口さんの弔詩は何度読んでも涙出る 「君のおかげで、日本の戦後は、十分、面白かった。ありがとう、澁澤、さようなら。」
294 :
吾輩は名無しである :04/06/12 13:10
涙なんか出ねーよ!バ〜カ
しかし、世間が戦後民主主義に浸っている中、澁澤ほどポジティブに軽く生きていた 人も少ないな。
296 :
吾輩は名無しである :04/06/12 19:43
フローラな人だからね いい意味でいいかげんなB型人だと思う
297 :
吾輩は名無しである :04/06/12 19:53
澁澤ってB型だったの?
298 :
吾輩は名無しである :04/06/12 22:36
『人形塚』面白かった
299 :
吾輩は名無しである :04/06/13 20:28
神保町の玉瑛堂に直筆原稿45万で売ってたよ。 ブルー万年筆で丁寧に書いてあった。 でも誰が買うんだろ?
300 :
吾輩は名無しである :04/06/13 22:15
漱石の自筆原稿は書き損じ一枚50万円ぐらい普通にするらしいが
301 :
吾輩は名無しである :04/06/17 18:18
小泉氏は、サドの趣味があり、よく相手の首をしめてプレイするという。それで一度 死にそうに相手がなり、半死の状態になってしまった。驚いた 飯島秘書官が500万円を支払い、示談にしたことがあるという。 新橋の芸者の小はんという女性が、小泉とつきあっていたが、そのときに、なぞの死 をとげている。これは自殺として処理されているのだが、別に悩みもなく、人気もあ り、死ぬ理由も動機などなかったという。自殺であるという処理であるから「首吊り」 として処理されているのかは知らないが、後で浜田幸一元代議士が、小泉に対して「 この芸者殺し野郎!」と代議士仲間の前で、ののしったことがある。 3人子供を生ませて、離婚をしているが、その離婚の動機も、妻が、小泉の殴る蹴る のドメステイックバイオレンス・家庭内暴力に耐えられずに離婚をした。 政権をとってから、「国民に痛みを与えるから耐えろ」と絶叫するばかりで、「痛み」 だけを与える政策ばかりである。 自衛隊をイラクに派遣をして、日本人を戦争に導き、戦争という、最大の「痛み」を 与える前段階の準備をしている。 都市銀行や、大会社が倒産するととてもうれしそうに「成果が出た」と満面の笑みで 喜ぶ。 彼が就任してから倒産は戦後最大であり、失業率も 戦後最高である。これも国民に必要な「痛み」であるので国民はたえなければいけな いと主張している。
302 :
吾輩は名無しである :04/06/18 14:17
池田満寿夫と親友だったらしいね ふたりとも笑顔が素敵です♪ 大好き!
303 :
吾輩は名無しである :04/06/18 16:05
ますおの笑顔はキモイだろ…
あじさい寺でもいって来るかな、以前鎌倉在であったが一度も 行かなかった。北鎌倉って山手?もっとも鎌倉は山ばっかだけどね。
305 :
吾輩は名無しである :04/06/18 21:41
「旅のモザイク」再読した。昔の印象より面白いな。 理由はイラク&イランが今いろいろニュースになってること。それにサッカーで南イタリアの話題をよく目にするようになったこと。 70年代、シチリアでは馬車が主要な交通機関だったとは・・。 「貧しい南イタリア」ってやつだね。
306 :
吾輩は名無しである :04/06/19 00:33
吉行淳之介が山下洋輔との対談で「イランを旅して旅行記を書かないかと 某誌に依頼されたが、断った。その後で、自分の代役に立てられてイランへ 行った人の連載を読んだけど、道が悪くて車が揺れてケツの皮が剥けて ブツブツブツと書いてあった」と発言しているけど、その代役って澁澤のことだね
307 :
吾輩は名無しである :04/06/19 13:59
澁澤は吉行編集長の下で校正のバイトしてたんだよね
308 :
吾輩は名無しである :04/06/19 14:47
校正のバイトは岩波のほう。 吉行編集長の下では久生十蘭「だいこん」の担当をしていた。 ほかにフランス小噺の翻訳など。
309 :
吾輩は名無しである :04/06/20 19:41
みんな詳し杉w
310 :
吾輩は名無しである :04/06/21 00:55
そこそこ有名な話だよ
311 :
吾輩は名無しである :04/06/21 18:16
オドラデクとはカフカの持ってたバイクの名前だったそうだ。 そのバイクが壊れて、「オドラデク」を書いた。
大学の卒業論文で、澁澤龍彦をあつかってもいいですか?
313 :
吾輩は名無しである :04/07/03 17:56
314 :
吾輩は名無しである :04/07/03 21:55
立命館だかの日文だか国文だかに澁澤で卒論の女がいたらしい その後 京大や青学の18世紀仏文ゼミあらしになったとさ…
315 :
吾輩は名無しである :04/07/04 13:38
サドや澁澤を読む女はムチでしばかれるとウットリするようなタイプなのか
いいえ、ムチでしばいてウットリするようなタイプです。
317 :
吾輩は名無しである :04/07/04 23:00
加賀まりこはサドと澁澤の読者だが、明らかにSタイプだな
318 :
吾輩は名無しである :04/07/05 07:49
澁澤が好きだった作家はだれですか?
自分で調べなさい。何の為のネットですか
321 :
吾輩は名無しである :04/07/05 13:39
サド コクトー ブルトン ゲーテ 三島由紀夫 石川淳 花田清輝 山田風太郎
322 :
吾輩は名無しである :04/07/06 06:10
澁澤って、小柄と書かれていることが多いけど、いったい、身長どのくらいあった のか知ってる方いますか。
323 :
吾輩は名無しである :04/07/06 07:06
170cmだったと思う
324 :
吾輩は名無しである :04/07/06 09:07
170あったらあの世代では大きい部類。あの三島から小さいと思われていたぐらいだから160以下じゃないか?
325 :
吾輩は名無しである :04/07/06 12:58
三島と中井英夫と澁澤が一緒に写っている写真を見た限りでは、身長は「中井>三島>澁澤」のように思える。 ちなみに三島の身長は163。
326 :
吾輩は名無しである :04/07/06 22:47
澁澤龍子さんは、澁澤の子供を産んだのですか。澁澤って、たしか子供いなかったような。 矢川澄子と離婚したあと、すぐに、澁澤龍子さんと再婚してるけど、たしか40代 くらいだから、子供つくれない年じゃないでしょう。 なんで、子供つくらなかったんでしょう。経済的に無理だったというのが、矢川澄子 さんの本で書かれてましたが。
327 :
吾輩は名無しである :04/07/07 03:58
「子供は作らない、結婚しても入籍はしない」ということはかなり早いうちから決めていたらしいよ。 入籍の方は妥協したけど、子供については妥協しなかった(らしい)。
328 :
吾輩は名無しである :04/07/07 04:08
女にとっては、酷すぎる。矢川澄子が自殺したのもわかる気が。 女にとって、中絶は、体を傷つけるわけだから。 女に生まれることって、子供生むという生物的意味が、澁澤にとっては、 精液を出すための意味しかないとしたら、そりゃないよね。 でも、そんな、澁澤との生活が、充実してたといっている矢川も悲しすぎる。 やっぱ、最後は、自殺しかなかったってこと?
329 :
吾輩は名無しである :04/07/07 09:10
あの年齢での自死って、なんなんだろう? 矢川に限っては、単なる老人性欝とは思えない。
330 :
吾輩は名無しである :04/07/07 19:12
>>321 ありがとうございます!
ゲーテも好きなんでしたか
331 :
吾輩は名無しである :04/07/08 01:53
ええ畜生、夢精しちまった! ええ畜生、ほんに残念無念! 詩画集「女と男」 画・池田満寿夫 詩・ヴェルレーヌ 訳・澁澤龍彦 より一部抜粋
偏執的フェミニストみたいなことはいいたくないが、なんで昔の男性文学者(だけなのか 一般人もそうなのかもしれないが)って、どんどん中田氏してバコバコ中絶させてる 例がままみられたのか。 武田泰淳然り、中野重治然り。
333 :
吾輩は名無しである :04/07/08 14:52
女性文学者は中田氏できないからな
最近でこそ、子どもは重宝されているけど、その昔平気で間引きされていたしな。
335 :
吾輩は名無しである :04/07/09 20:26
渋さんてバイ?
336 :
吾輩は名無しである :04/07/09 20:58
バイっぽいけど、出口裕弘は「澁澤も私も、同性愛の傾向は全くない」と言ってるね
337 :
吾輩は名無しである :04/07/10 11:29
いやわからんよ タルホに師事してたからw
338 :
トリック・トリップ :04/07/10 11:44
肉体的にはともかく(そんなこたあわたしゃ興味ないんだが) 精神的には両性具有的かつ天使的な存在たらんとしたところがある。
339 :
吾輩は名無しである :04/07/12 01:48
澁澤っていうと、サングラスでおなじみだけど、なんで、サングラスを掛け始めた 理由しってる人いますか?
340 :
吾輩は名無しである :04/07/12 01:49
サングラスの澁澤コレクションシリーズというのをサングラスメーカーで 作ってくれないでしょうか。 いいアイディアだと思うのですが・・・・・
341 :
吾輩は名無しである :04/07/12 05:20
サド裁判の時からだから恥ずかしかったんじゃない?
342 :
吾輩は名無しである :04/07/12 20:41
サドのハリウッド映画のクイ−ルスで刑務所の女(タイタニックのケイト・ウインスレット熱演) とサド公爵のエピソードの サドが彼女に恋をしていたために彼女にたいしては、手をださなかった。(本当に恋していない相手 であればレイプしていたが)というのは、本当にあった話なのですか? 本当にこういうエピソードがあったら素晴らしいですよね。 関係ないけど有名なAV男優の加藤鷹は、妻になるAV女優に初めて会って仕事の撮影で絡む時 に他の女優ではありえないのに、一目ぼれをしてしまった彼女に対してだけは、ペニスが立たなかったという エピソードが あるらしいです。
343 :
吾輩は名無しである :04/07/12 23:07
>343 あんがと! 素ん晴らすい!
345 :
吾輩は名無しである :04/07/13 00:00
>>328 ク ク || プ / ク ク || プ /
ス ク ス _ | | │ //. ス ク ス _ | | │ //
/ ス ─ | | ッ // / ス ─ | | ッ //
/ _____ // / //
/ l⌒l l⌒l \ )) ____
. / / ̄| ,=| |=、| ̄ヾ / ____ヽ
/ ̄/ ̄. ー'●ー'  ̄l ̄ | | /, −、, -、l ))
| ̄l ̄ ̄ __ |.  ̄l ̄.| _| -| ,=|=、 ||
|. ̄| ̄ ̄ `Y⌒l__ ̄ノ ̄ (6. ー っ-´、}
ヽ ヽ 人_( ヾ ヽ `Y⌒l_ノ
>〓〓〓〓〓〓-イ /ヽ 人_( ヽ
/ / Θ ヽ| /  ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
/ / Θ ヽ| /  ̄ ̄ ̄ ヽ-イ
346 :
吾輩は名無しである :04/07/15 02:32
345ムカツク! 澁澤様の掲示板にクスクスとは、許せんヤツや。
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
348 :
吾輩は名無しである :04/07/16 23:22
澁澤作品何をよみましたか?
『高丘親王航海記』
350 :
吾輩は名無しである :04/07/16 23:47
岸田秀: 30年前渋沢龍彦の帯につられて買ったのが運のつきでした。詐欺師だったなんて…
1.学歴詐称(詐欺横領) 2.セクハラ 3.剽窃(盗作)と三拍子そろった 「究極のハレンチ教授」 岸田秀
岸田秀 学歴詐称の基礎知識
http://www.geocities.com/kishida_shu/ 岸田秀 は 「私はセクハラ教授だ!」 と自慢している。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou0329.html (リンク先にセクハラ証拠写真あり) これのもっと大きな写真、関連写真ありませんか?
>>> 岸田の「自己嫌悪の効用」(「ものぐさ精神分析」文庫本、収録)は良い文章だね。
「自己嫌悪とは、つまり、「架空の自分」が「現実の自分」を嫌悪している状態である。」
まさか岸田がこんな面白いこと考え付いたはず無いので例によってソースを示さずに剽窃してる訳だが、これを言ったのは誰ですか?
Laing, R. D. (1965). The Divided Self. Baltimore: Penguin.かなと思うが、この本がいま手元にありません。<<<
以上の様に2月に書いたが最近、岸田が剽窃しているソースが解った。
岸田が述べている事はフロイトが1917年に発表した「Mourning and Melancholia」(原文はもちろんドイツ語)そのままの様だ。
岸田は「自己嫌悪の効用」の中で、
>>「自己嫌悪とは、つまり、「架空の自分」が「現実の自分」を嫌悪している状態である。」
というフロイトの説を 自分(岸田)が考えた事だとシツコク、前置きした後で剽窃(盗作)している。
しつこい前置きの一部:(自己嫌悪について)「フロイドの」(言ってる事を応用しても)「何の説明にもならない。」
「以下は、自己嫌悪に陥ったときの折にふれての断片的考察を「ものぐさ精神分析」を書くこの機会に一応まとめてみたもので、わたしの自己嫌悪に関するわたし自身のものぐさな考察であり、」
ただし、岸田を学者とすれば「剽窃」「盗作」という事になるが、岸田を単なる漫才師・売文家と考えれば、ソースを示さずに他人の言説を自分のものの様にして商売するのは当たり前という事になる。
352 :
吾輩は名無しである :04/07/17 12:44
晩年の澁澤の同窓会の写真はワロタ。 普通のオサーン(ジイサン)に混じって、あの顔が。
>>353 コピペに返してもあれだが、剽窃は澁澤のお家芸じゃん。
林達夫の「いわゆる剽窃」でも嫁。
354 :
吾輩は名無しである :04/07/19 10:41
澁澤はクリストファー・リーのファンなんだね。 ロードオブザリングスといいスターウォーズといい今大活躍のリー爺さんを 澁澤にみせたかった。
リングズだと思いま〜す!
356 :
吾輩は名無しである :04/07/19 12:58
>>354 リーと澁澤は同じぐらいー年齢?
長生きはするもんだな
357 :
吾輩は名無しである :04/07/19 13:38
白州正子さんと澁澤さんは何か接点ありますか? おふたりが私の人生の師です。
358 :
吾輩は名無しである :04/07/19 17:43
359 :
吾輩は名無しである :04/07/19 20:03
矢川澄子さんの上品な笑顔が印象的だったなぁ
360 :
吾輩は名無しである :04/07/27 14:19
百瀬博教は澁澤の家で絵を見せてもらったことがある
361 :
吾輩は名無しである :04/07/27 19:48
362 :
吾輩は名無しである :04/07/28 20:01
妹さんの澁澤幸子「澁澤龍彦の少年☆世界」おもしろかった。 ノーマルなお兄ちゃんだったんだね。
363 :
吾輩は名無しである :04/07/31 15:05
>>361 百瀬のプライドの怪人という本に書いてあった
893百瀬が澁澤のファンで無理やりに・・・・・・多分
百瀬はエリック・クラプトン 藤原ヒロシ 安西水丸など意外な人とも仲良し
アントニオ猪木や893だけではないよ
364 :
吾輩は名無しである :04/08/03 18:55
妹は「澁澤は常識人だった」と強調しているが、娼婦を連れて帰宅して妻に3Pを強要したり、 その妻に離婚されたら昔の2ショットをことごとく半分に切り裂いて送りつけたり、酔っ払って 二番目の妻の鼻柱に火のついた煙草を押しつけて大怪我をさせたりする男は普通「常識人」とは 呼ばないものだ
365 :
吾輩は名無しである :04/08/03 19:59
最初の奥さんが大好きだったんだよ。 嫉妬に狂うなんて素敵な常識人じゃん。
366 :
吾輩は名無しである :04/08/04 03:46
掃除機が嫌いで掃除機をかけ始めるとブチ切れてコンセントを はさみで切ったらしい(おそらく一度ではない)。 しかし彼が常識人である必要は無いと思う。サド研究家で常識人じゃあ 面白くないし。大体、文学者なんて常識人じゃ駄目っしょ!? 子供も何度も堕ろさせたらしいね。矢川も嫌ならくっつかなきゃよかったのさ。 子供は要らないって合意だったんでしょ? ハニヤユタカも何度も奥さんに堕ろさせたらしいね。それは呉智英が男らしく ないって言ってたよ。
367 :
吾輩は名無しである :04/08/04 09:35
掃除機のコンセントぐらい切りたきゃ勝手に切ればいいさ。どうせ澁澤の金で買いなおすなり修理に出すなりするわけだし。
>文学者なんて常識人じゃ駄目っしょ!? それは幻想だろう。 文学者に「常識人」があまりいないことには同意するが、かならずしも等号で結びつくわけでもない。
369 :
吾輩は名無しである :04/08/04 14:38
まあ変態ではあったって事で
変態に憧れたって解釈は?
371 :
吾輩は名無しである :04/08/04 20:49
レトリシャンも実生活はドロドロなわけね
>>366 サドは想像力逞しい常識人でございましょう?
373 :
吾輩は名無しである :04/08/04 23:53
>>372 十分、実行したんじゃないの?
だから牢屋に入ったのでは?
サドが監禁状態にあったのは親族の謀じゃなかったっけ?
ちょっと調べただけでも「遊興と筆禍のため生涯の大半を獄中ですご」す とか書いてあるよ。あと「1768年女性虐待事件以後、スキャンダルを繰り返す」 、「大革命とともに1790年釈放、恐怖時代に再び下獄」云々と書かれておりまする!
376 :
吾輩は名無しである :04/08/06 00:04
サドは犯罪者だろ。 親族の謀では無い。 狂宴をやったんだろ。 女に鞭打ったり、薬飲ませたり。 文学だけではここまでの名を残せない。 悪逆の限りを。
377 :
吾輩は名無しである :04/08/06 02:50
澁澤も猥褻罪前科一犯の刑事犯罪者
379 :
吾輩は名無しである :04/08/07 10:38
サド裁判を知らぬか
黒魔術の・・・
381 :
吾輩は名無しである :04/08/08 15:05
寺山修司の「一寸法師の宇宙詩」は澁澤のマネだな 本文中にも胡桃の中の引用してるしw
382 :
吾輩は名無しである :04/08/08 18:53
「寺山は澁澤を意識していたのに、澁澤は寺山を無視しようとしていた」という意見があるが本当かね。 土方巽の葬儀で澁澤が読んだ弔辞には寺山の名前が出てくるが、著作には一度も寺山の名前を 出したことがなかったように思う。
383 :
吾輩は名無しである :04/08/08 20:15
寺山は土着的だが澁澤は都会人だからね 澁澤は大衆迎合タイプじゃないインテリ
384 :
吾輩は名無しである :04/08/09 13:31
385 :
吾輩は名無しである :04/08/09 14:26
386 :
吾輩は名無しである :04/08/09 21:21
加賀まりこが初めて自分の金で買った本は 澁澤のサド選集らしいね
澁澤は寺山とは直接接点なかったと思う。 おそらく同じ東北人の土方巽を通しての関係だったのだろう。
388 :
吾輩は名無しである :04/08/10 01:04
389 :
吾輩は名無しである :04/08/10 08:54
390 :
吾輩は名無しである :04/08/11 23:54
武満徹とは交友あったの?
391 :
吾輩は名無しである :04/08/12 19:03
あったでしょ 天才同士は必ずどこかで繋がっているものですよ
澁澤は天才ではないと思うが・・・
393 :
吾輩は名無しである :04/08/12 20:33
澁澤美学は下町デカダンスです
394 :
吾輩は名無しである :04/08/13 00:23
生まれた高輪も育った駒込も下町じゃないだろ
395 :
吾輩は名無しである :04/08/13 00:36
この人ってヨーロッパ専門なのかと思ってたけど 意外に和人なんですよね 明恵上人とか京都寺院とか仏教系も詳しいんだよね
396 :
吾輩は名無しである :04/08/13 00:37
澁澤の東洋回帰は三島自決以降だけどね
397 :
吾輩は名無しである :04/08/13 00:54
>>396 澁澤夫婦が欧州旅行に行く前に、三島が別れを言いに空港まできた話しが好き。
本人は三島自決で何か内面が変わったのかね?
398 :
吾輩は名無しである :04/08/13 01:17
三島の死を境に澁澤の書くものが変わったのは明らかだけどね。 当人も「もう絶対主義はうんざり。老荘思想のほうがずっといい」と語っていた。
歳くえば誰でも行き着くのは老荘でんがな
400 :
吾輩は名無しである :04/08/13 01:22
三島のあの思想内容じゃ、どうしたって畳の上では死ねないな
401 :
吾輩は名無しである :04/08/13 12:41
三島の死について澁澤が書いた文章は浅田彰がメチャクチャこけにしていたわけだが。
403 :
吾輩は名無しである :04/08/14 01:38
浅田彰が何と言おうがレベルが違うだろw 「構造と力」なんて100円でも売れないのに・・・w 坂本教授にも捨てられたしw
404 :
吾輩は名無しである :04/08/15 18:06
「フローラ逍遥」読んだ。牡丹の項が特に好き。絵もいいなあ。八坂安守って人 はよく知らないけど、よくあんなに収集したね。河出文庫ばかり見ていてこんな 面白い本にいまさら出合った。影響されて時計草買ってきちゃった。
405 :
吾輩は名無しである :04/08/16 00:30
406 :
吾輩は名無しである :04/08/16 02:37
>>405 青弓社「澁澤龍彦の時代」
近代日本の批評、天使が通る、ミシマ模造を模造する
407 :
吾輩は名無しである :04/08/16 15:18
404氏 龍子夫人も、澁澤の著作の中で「フロ−ラ・・・」が 一番お好きらしい。 愛犬の名前は牡丹。専属のトレーナーもいる、立派な犬だそう。
408 :
吾輩は名無しである :04/08/16 16:11
愛ウサギの名はウチャ もういない
409 :
吾輩は名無しである :04/08/16 20:41
愛車はシトロエン
410 :
吾輩は名無しである :04/08/16 22:43
澁澤 「私は昭和20年8月15日から団体行動は一切しないと心に決めた」
浅田彰ってえらい三島を目の敵にしてるようだが、澁澤に対してはどうなの?
412 :
吾輩は名無しである :04/08/16 23:06
>>411 憧れている事の裏返しだろうな
浅田は「逃げろ逃げろ」だけだもんなw
話しにならんよ
ラベルが違い杉だw
>407 レスどうもです。手帖シリーズや夢の宇宙誌などより、狐のだんぶくろっぽい 落ち着いて読める作品ですよね。(犬の)牡丹の種類はなんだろう。チョト気になる。
414 :
はじめまして :04/08/17 01:47
渋澤龍彦氏のスレがある〜 私は高校時代に始めて知ってのめり込みました その後離れて最近再び戻ってきましたねえ 娘さんが旅行記みたいのを出してますね
415 :
吾輩は名無しである :04/08/17 01:50
娘なんかいねーよ
416 :
吾輩は名無しである :04/08/17 01:51
>>402 どういうことですか?
浅田は澁澤ファン?
ルックス似ている
417 :
吾輩は名無しである :04/08/17 04:05
癌で入院中、看護婦さんに痔が見つからないように苦心していた澁澤さん萌えw
418 :
はじめまして :04/08/17 10:04
あ プロフィール見なおしたら 「妹」だった 勘違いゴメン 今気付いて良かった
419 :
吾輩は名無しである :04/08/17 12:26
>417 それ、どこに書いてあったの? 手術後に目覚めていきなり看護婦さんの手にキスした澁澤さん萌えw
420 :
吾輩は名無しである :04/08/17 14:31
浅田(+島田雅彦)に言わせれば「澁澤はしょせん高度成長時代の産物。過去の遺物。」
421 :
吾輩は名無しである :04/08/17 14:36
はいはいw
422 :
吾輩は名無しである :04/08/17 15:41
つまり 自分たちは澁澤氏を越えた作家だ って言いたいの?
423 :
吾輩は名無しである :04/08/17 16:11
浅田+島田も立派な過去の遺物なわけだが・・・
424 :
吾輩は名無しである :04/08/17 17:43
425 :
吾輩は名無しである :04/08/17 18:51
>419 どこにも書いてないと思いますよ。澁澤さんの周囲の人はこういう話は 鉄壁のガードかけてると思うので。編集者から聞いた話ですので真偽は 不明、ってことで。
鉄壁のガードのどこから漏れたのか...w ついでに興味のあることが。「滞欧日記」であえて削られた部分が少しありますよね。 発表前提じゃないのだから当然と言えばそうなのだけれどナニしてたんだろう。w たいてい一日の終わりの所なんだけど。
427 :
吾輩は名無しである :04/08/17 23:54
娼婦を買ったり、龍子さん相手にムチを振るったり、いろいろやってたんだろう。何しろ好奇心旺盛な人だから。
428 :
吾輩は名無しである :04/08/18 02:31
「現代の若い人たちのあいだでは、おそらく、口淫はちっとも珍しいことではないのでは ありますまいか。統計的にみても、教養のあるインテリほど、こうした行為に なんの偏見もなくおもむくようです。」(快楽主義の哲学) 「・・・南方熊楠の度はずれたエロ話好きをどう解釈するかという問題がある。 おもしろいことに、博物誌家的資質をもったエンサイクロペディストは、(中略) どういうものかエロ話がはなはだ好きなようである。」(都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト) ...オマエモナーと申し上げたい。w
429 :
吾輩は名無しである :04/08/18 11:52
「ボマルツォの怪物」は傑作
430 :
吾輩は名無しである :04/08/19 16:21
島田雅彦は、過去というか流行ったときすらない。 ただ高みに登って見下してるつもりなだけさ。 自慰的だね。村上春樹についても妬んでる。 良い文章はもちろん、読者をつかんでこそ作家なのに。
浅田彰は人に与える印象が澁澤と近いことを自覚していたので 必要以上に貶していたのかもしれないな。 一種の近親憎悪。
432 :
吾輩は名無しである :04/08/20 16:09
どなたか浅田が澁澤について言及した著作を教えてください。 どちらがいいととか言うのではなく好奇心として。
>>432 浅田彰+島田雅彦の『天使が通る』な(新潮文庫で入手可能なはず)。
434 :
吾輩は名無しである :04/08/20 23:06
浅田彰+ ってよく見るような気がするんだけど。
435 :
吾輩は名無しである :04/08/20 23:08
>431 >人に与える印象が澁澤と近い 却下
436 :
吾輩は名無しである :04/08/21 19:29
437 :
吾輩は名無しである :04/08/21 21:13
似てないだろw
似ているとしたら、頭の大きさと首から下の肢体とのバランスが マッチ棒的ということだけ。 感性やらスタンスは似ていない。
439 :
吾輩は名無しである :04/08/21 22:01
浅田と澁澤の決定的違いは ズバリ「育ち」 こればっかりはどうしようもないのだ!
440 :
吾輩は名無しである :04/08/21 22:07
浅田は澁澤ファンなの?
441 :
吾輩は名無しである :04/08/21 22:12
妬んでるんでつ
442 :
吾輩は名無しである :04/08/22 12:21
浅田は本当のホモで 澁澤はホモに興味がある
443 :
吾輩は名無しである :04/08/22 18:21
島田もゲイの洗礼を受けたって著作に書いてあった。 ただ島田のゲイ体験はオトコスキーってより 文学者として義務感を感じてやった気がする。 こういうのを見ると島田の文学って秀才文学って思っちゃう。 根底のところで楽しんでないというか…。 そーいうとこ、三島由紀夫ちゃんに、そっくり!とかって思っちゃう。
444 :
吾輩は名無しである :04/08/22 19:32
>ゲイの洗礼 って何?聖水のかわりに精子ぶっかけるの? あと浅田氏はホモだったんだ。澁澤スレなのに知らない事ばかり書いてあって ある意味参考になる...かな?
>>444 おそらく、肛門性交じゃないかな。
島田のヒコクミン入門だかに書いてあった。
浅田については知らない。ただソースがなければ
信用できんな。島田の場合は自分の著作に書いてあったから
俺は述べたまでです。
446 :
吾輩は名無しである :04/08/22 21:06
テスト
ヒコクミンになるには肛門性交をしろってこと? なんだかよくわからんけど、ただでさえ作家と言う職業でそういうことをしたら ソッコーで「ぢ」になりそう。w
448 :
吾輩は名無しである :04/08/23 09:55
島田雅彦もホモためしたの、まじっすかー? 根性あるなあ!?
449 :
吾輩は名無しである :04/08/23 20:49
でもさあ、 >文学者として義務感 て、「ジュネもやってるしぃ〜」なんてミーハーで試したのかな。それとも アウトサイダーとしての、「尋常ならざる者」としての、疎外感とか そういう感覚を味わおうというのならば、今ではあまり意味ないのでは? いつのことか知らないけど。妻子あるときだったら、おとっさんがそんなこと してたら嫌だろうなぁ。 て、いつからホモスレに。w
>>445 > 浅田については知らない。ただソースがなければ
> 信用できんな。
浅田は、
『現代思想 臨時増刊 総特集 レズビアン/ゲイ・スタディーズ』
で、自分はバイだからストレートからもゲイからも
叩かれちゃうといっている。
451 :
吾輩は名無しである :04/08/23 21:35
島田雅彦もホモかあ凄いねしかし・・・・・
452 :
吾輩は名無しである :04/08/23 22:45
そろそろ澁澤さんの話題にしようよ... 「滞欧日記」とか、好き。 いつか、お金持ちになったらあのルートで旅してみたい。 氏の愛用カメラはミノルタCLEだったらしいよね。40mmレンズの。 それもまねして、ついでにラテン語の碑文とか読めるようにしておかなくては。 サドの城ってまだあるんですか?
453 :
吾輩は名無しである :04/08/24 00:49
カメラヲタかてめ〜
まあ、否定はできませんが。w でもちゃんと著作に書いてあるよ。 それよか、サドの城についての詳細きぼん。あのへんの記述の一人称だけ 「オレ」になっているんだよね。かなりナーバスになっているみたい。 そりゃ、あの城にいた香具師の翻訳して前科ついたんだもんなぁ。
455 :
吾輩は名無しである :04/08/24 09:42
浅田って男の恋人今いるの? エイズ大丈夫かあ?
456 :
吾輩は名無しである :04/08/24 20:41
ヒニングツケテレバダイジョウブダトオモウヨ
457 :
吾輩は名無しである :04/08/26 23:21
ほもの話題で盛り上がっている所申し訳ないのですが、 「滞欧日記」持っているひと、P105の「バーゼルの景観」と言う写真を見て下さい。 手前の廂みたいなものと遠景の塔を組み合わせて撮っているのを発見して、 チョト面白く感じたので。エロティシズムの専門家らしい写真だなと。
458 :
吾輩は名無しである :04/08/27 22:33
サッカーの中田英寿もホモなんだよな
459 :
吾輩は名無しである :04/08/28 10:27
ホモって生物的に欠陥品だよな? だって子孫残していけねーし。
460 :
吾輩は名無しである :04/08/28 21:53
「簡単にいってしまえば、同性愛のセックスは不毛で、子どもが生まれるという ことがないので、この弱点を精神的文化的な領域での仕事によって補償しよう という欲求が、無意識のうちに彼らを動かしているのではないかと思われる。」 (都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト)
461 :
吾輩は名無しである :04/08/29 13:08
河出から出ている「澁澤龍彦を語る」を読んだ。 出口さんが辛口でしたねw 「澁澤の文章は借り物で葛藤がない」とか・・・ 私は全集に全ての発表物を入れたことよりも、友人の方の暴露裏話の方を 封印して欲しかった・・・ どう贔屓目にみても嫉妬にしか感じなかったです。
460で引用されてるみたいなこと書いてるから、 > 「澁澤の文章は借り物で葛藤がない」とか 言われるのは当然でしょう。単なる知ったかぶり。 だいたい澁澤は近代文学的な意味での小説書けないし。 でもだからいけないというのではない。 暴露裏話くらいで澁澤が駄目だと思うなら、それまでのこと。 澁澤の面白さは、葛藤とかいうものとは別のところにある。
お坊ちゃんだからねw 本人には葛藤はあったと思うけど本にはしなかったんでしょ 「胡桃の中の世界」は、すべて下敷きがあったらしいね 彼の本業はクリシェ翻訳ですよ 「大股びらき」がベストですね
464 :
吾輩は名無しである :04/08/30 15:35
>>457 見ましたよ。上の写真のほうですね。
エロティックかどうかは分かりませんが
面白く撮ってますね。
どうもでつ。 >エロティックかどうか って短刀直入にいえば塔が廂をファックしているように見えませんか? 氏なら無意識で撮っても不思議じゃないけど、あれは、絶対確信犯だと思う。 「写真の撮り方は自分なりに考えてみた事はある」て書いているもん。
466 :
吾輩は名無しである :04/08/31 20:26
澁澤龍雄(本名)のペンネーム変遷 渋川龍児 蘭京太郎 TASSO・S 澁澤龍彦
あと、薔薇澤之介
なるほど、そう言われるとそうですな。しかも塔の先端が 全て見えないのは刺さっているようにも見えますねぇ。 ドラコニアの少年皇帝は、おいたばかりしますな(笑)
469 :
吾輩は名無しである :04/09/02 02:12
470 :
吾輩は名無しである :04/09/02 22:05
澁澤の兄貴も良かったんじゃないかな? あっちでの話し相手できてさ・・・・
471 :
吾輩は名無しである :04/09/04 08:25
「澁澤龍彦がはしゃぎだしたら、世界は簡単にひっくりかえり 酒は飲めどもつきない。夜は限りなく続いた。」 池田満寿夫「思考する魚」より
472 :
吾輩は名無しである :04/09/05 12:48
酒飲んで軍歌を朝まで・・・ 俺は無理だw
473 :
吾輩は名無しである :04/09/05 16:05
軍歌知らないし。
474 :
吾輩は名無しである :04/09/05 20:04
矢川澄子「おにいちゃん」を読みました。 なんか中絶の話しか印象に残らなかった。。。 由比ガ浜でトランプしてるふたりの写真が美しい。
475 :
吾輩は名無しである :04/09/05 22:40
若い女にも澁澤好き多いの 2004年でも
476 :
吾輩は名無しである :04/09/07 00:32
矢川澄子みたいな女性ってどう思う? 実際、会ったわけじゃないし、今は、故人ですけど。 龍子さんと澄子さんどっちが好きですか。 なんか、比べたくないですけど。
477 :
吾輩は名無しである :04/09/07 00:39
矢川さんは常に誰かの陰にいようとした人だな。 ちょっとズルいところもあったんじゃないかな。 矢川さんの方が好きだけれど、生き方を全面的に肯定はできない。
478 :
吾輩は名無しである :04/09/07 00:57
残念ながら二人とも文才はないね 澁澤が愛した女なんだから博物誌に残したい程の人なんだろうが・・・
澁澤は男としては駄目なんじゃん…。 谷川雁の方が良さそうだ。 矢川さんはオリジナルは駄目だが、翻訳は良いと思う。
480 :
吾輩は名無しである :04/09/07 10:37
BSの番組で石川に叩かれてたぞ澁澤。
481 :
吾輩は名無しである :04/09/07 16:11
石川誰?叩かれの詳細きぼんぬ。
482 :
吾輩は名無しである :04/09/08 13:04
死人を叩いて空しくないのかね
483 :
吾輩は名無しである :04/09/10 14:08
484 :
吾輩は名無しである :04/09/10 20:06:27
澁澤ってなるしすと
>>483 こんなとこまで出てくるなよ、立川。
てめーんとこの自作自演にはウンザリさせられてんだよ。
486 :
吾輩は名無しである :04/09/11 13:53:42
土方巽の舞台「澁澤さん家の方へ」は プルーストの「スワン家の方へ」からとったんだってね ナマで見たかった。。。
487 :
吾輩は名無しである :04/09/11 14:18:31
池田満寿夫は第一印象で澁澤を「せむし」と決め付けた それをエッセイに書こうかどうしようかと迷い、澁澤に電話をかけた 以前、エッセイが原因でヘンリームーアと絶交している苦い経験があったからだ 澁澤「せむしとは面白い表現じゃないか。むしろ僕は好きだよ」 と笑い転げた
488 :
吾輩は名無しである :04/09/11 14:22:21
池田満寿夫「澁澤さんはフランス語を随分訳しているけど、本当に フランス語に熟達しているの?」 澁澤「フランス語なんてできやしないさ。ただ日本語がうまいだけなんだ」 と笑い転げた 澁澤が友人との会話で本気で怒ったのは、三島がコケにされた時だけだった
489 :
吾輩は名無しである :04/09/11 16:48:41
渡辺一夫の話が出たときもムキになって渡辺を罵倒していたらしい。 東大仏文の研究室でよほどいじめられたのか? 澁澤自身は大学の教員になる意志があったにもかかわらず 結局どこの大学にも就職できなかったのは、ひょっとしたら渡辺一夫に睨まれていたためでは、とも勘繰りたくなる。
490 :
吾輩は名無しである :04/09/11 16:56:26
渡辺一夫といえば太宰治が「如是我聞」の中で「イヒヒヒヒの先生」と批判したのも渡辺一夫じゃなかったか
491 :
吾輩は名無しである :04/09/11 19:24:52
でも『悪魔のいる文学史』で渡辺一夫のことほめてなかったか?
492 :
吾輩は名無しである :04/09/12 00:39:05
澁澤の論文指導ってどんなんかなぁ…
493 :
吾輩は名無しである :04/09/12 08:32:46
卒論「サドの現代性」を提出したら、鈴木信太郎教授に「もっと論文らしく整理して書くように」とたしなめられた
494 :
吾輩は名無しである :04/09/13 20:15:33
495 :
吾輩は名無しである :04/09/16 11:15:34
あげ
496 :
吾輩は名無しである :04/09/22 10:15:14
河出の「天使たちの饗宴」いいね これって全集には入ってないもの集めたの?
497 :
吾輩は名無しである :04/09/22 10:18:10
渡辺一夫は大江健三郎の恩師
498 :
吾輩は名無しである :04/09/23 18:44:09
池田満寿夫美術館に行ってきました。 澁澤に捧げる<天女乱舞A> を見てきました。 しばらく感動して動けなかった・・・ 友情っていいなぁ(涙
499 :
吾輩は名無しである :04/09/23 19:19:53
グラさんとったらみれない顔。 ちゅーやん??
500
502 :
吾輩は名無しである :04/09/30 19:12:44
泳げなかった澁澤は 土方巽夫婦に浮き輪につながれて遊ばれたらしい
503 :
吾輩は名無しである :04/09/30 21:25:12
土方の暗黒舞踏のポスター貼りも手伝ったらしいねw 澁澤の一番の親友は土方ぽ
504 :
吾輩は名無しである :04/10/01 00:28:36
種村季弘さんが最近亡くなったのを知って すごくショックでした。 偉大な人が段々居なくなる。
505 :
吾輩は名無しである :04/10/07 06:09:29
河出から新しいのでるよ
506 :
吾輩は名無しである :04/10/07 07:57:52
お勧めは、思考の紋章学を推す。まぁ、澁澤の代表作だが彼の碩学と独自の読み、解釈がおもしろいだろう澁澤好きなら当然読むべき本。
507 :
吾輩は名無しである :04/10/07 10:15:38
快楽主義の哲学読んだけど読みやすくてなんか爽快だった。思考の紋章学って 難しい?
シブサワに難しい本なんてないです。
509 :
吾輩は名無しである :04/10/07 11:10:56
難しくはないが、ある程度の日本文学、仏文学等の読書量、知識がないとついていけないかも。ま、読めないことはない。
池田万寿夫の「楼閣に向かって!」すごい好き 「幻想の画廊から」夜想のユートピアがお勧め。
511 :
吾輩は名無しである :04/10/09 23:24:15
日本文学なんてだせーーーよ
512 :
吾輩は名無しである :04/10/10 07:15:42
快楽主義の哲学は光文社の編集者が朱筆を入れまくって出来上がった本。厳密には澁澤の著書とは言えない。
513 :
吾輩は名無しである :04/10/26 10:36:40
澁澤って鼻が高かったからチンポもでかかったのかな
514 :
吾輩は名無しである :04/10/26 14:52:39
澁澤は大衆作家だからどれも読みやすい
515 :
吾輩は名無しである :04/10/26 22:26:36
大衆作家というか基本的にジャーナリストだな。 その意味で、「東大入学前の2年間の白線浪人時代に編集者生活を経験していなければ 澁澤の生き方は全く違うものになっただろう」という出口裕弘の指摘は正しい。 『モダン日本』編集部での日々がなければ、(ちょうど出口がそうしたように)素直にアカデミズムの道へ 進んでいたのではないか。
シブサワは評論家っていうよりかエッセイストでしょう。まぁ当然のことですけど。 暇潰しなんかにオススメですね。いくら読んでも飽きないので。正しいことをいっているかどうかは、別にね。 確か出口が、テラヤマとシブサワは一流のエンターテイナーだった、とか言ってましたけど、蓋し至言でしょうね。
517 :
吾輩は名無しである :04/10/31 21:28:07
良スレだな
蓋し良スレだ
澁澤の本はどれも装丁が抜群にイイ(・∀・)ね!
520 :
吾輩は名無しである :04/11/14 01:30:15
521 :
吾輩は名無しである :04/11/14 03:19:40
522 :
吾輩は名無しである :04/11/15 04:17:12
小笠原「「サングラングラン」を、ぼくは澁澤君に借りて家に帰って、
四苦八苦しながら何とかかんとか読んで、「面白かった」と言って返して。
一か月ぐらいたつと、また見たくなって、「貸してくれない?」と言うと、
「ああ、いいよ」と持って来てくれる。そういうことを三回か四回繰り返したの。
そうしたら彼が、「これは君が持っていたほうがいいんじゃない?」と言って、
くれた。いまでも持ってますよ。」
ttp://www.furugosho.com/shibusawa/ecart.htm 飯島耕一もアポリネールの『一万一千の鞭』原書を
「これは君が持っていたほうがいいんじゃない?」
と澁澤に貰ったと話していた。
この人随分気前が良いね。
私は本に関しては恐ろしくけちんぼって言ってたような・・・
524 :
吾輩は名無しである :04/11/17 00:23:07
ただ単に、その本に興味なかったんでしょ
525 :
吾輩は名無しである :04/11/17 00:40:15
河出文庫の本を4冊読んだだけだけど、 題材選びのセンスはいいと思うけど、つっこみが浅いと思う。 もっと深く知りたいのに。
526 :
吾輩は名無しである :04/11/17 00:47:12
>>525 あれ以上つっこむと学術書になっちゃうんだよ。
あの妄想の入ったバランスのいい浅さが、澁澤美学なんですよ。
527 :
吾輩は名無しである :04/11/17 12:04:05
>>526 なるほど。そういわれるとそうなのかも知れない。
>>523 『エロスの解剖』の<オルガスムスについて>でそう言ってるね。
>>525 所詮、知識の方は、種本の写しでしかないから、それ以上深く書こうにも書けない。
澁澤龍彦って赤瀬川源平の贋札裁判で、被告人の証人として出廷してるよね。 澁澤さんの方の資料では読んだ事ないが。 誰が澁澤さん呼んだんだろうな。
92 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 2001/07/05(木) 13:11
「異端の肖像」に限らず澁澤龍彦の本はどれもこれもフカシとデタラメが多くて大顰蹙。
澁澤なんて田舎のスノッブ小僧が読む本だ。
やつはしょせん種村季弘になれなかった男。だったら最初から種村季弘読んだ方がずっと身になるよ。
93 名前: アマノウヅメ 投稿日: 2001/07/05(木) 14:34
>>92 今は、結構種本の邦訳でてますから、澁澤龍彦が原資料読んで書いてるんじゃない事は
わかりますよ。
しかし、なんかの本から孫引きしてるわけでしょう。根拠となるものはあるんじゃ?
『異端の肖像』のなかの「恐怖の大天使 サン・ジュスト」は、オリヴィエの
要約でしたからね。(こちらは学生時代に必死で読んだ)
語学ダメとわざわざ断ってるのは、そういう意味です。
94 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 2001/07/06(金) 07:36
>しかし、なんかの本から孫引きしてるわけでしょう。根拠となるものはあるんじゃ?
そんなに信じたいんなら、どうぞ。とめませんがね。
澁澤の本を真にうけて恥をさらす若い衆はいまだに絶えないよ
それ、何ていうスレですか?
ガイドブックみたいなものだな。澁澤の本って。
柳生操は澁澤のお蔭で飯が食えるんだな
そういえば、なぜ文学板には種村季弘スレがないの?
536 :
吾輩は名無しである :04/11/28 03:15:15
>>530 美学校つながりでしょ。
澁澤も短期間あそこで教えていたから。
原資料って・・ そんなの澁澤が、近代のフランス語と英語しか読めないのに、ヨーロッパ中の こと語って
ることからも、わかるじゃん。 てか、研究者だって、いちいち全てのことに原典に当たってるわけじゃないよ。
539 :
吾輩は名無しである :04/11/28 11:26:46
装丁が美しい本は必ずブームになるねぇ ブームが終わるのも早いけど
540 :
吾輩は名無しである :04/12/06 15:50:17
澁澤ってやっぱ狂ったエピソードとかたくさんあるんですか?
541 :
吾輩は名無しである :04/12/11 11:01:35
誰でも狂う時はある。 特に恋愛情事において。。。 人が一番かわいいのは愛を求めている姿。
542 :
吾輩は名無しである :04/12/14 22:35:33
シブタツの名前って今まで天声人語に載ったことあんのかな?
毎日の「余禄」なら何度か見たけど。
544 :
吾輩は名無しである :04/12/15 19:18:11
澁澤にそっくりの医者を見たことがある
545 :
吾輩は名無しである :04/12/15 20:49:00
>>541 男が狂うぐらいならよほどいい女なんだろうな
546 :
吾輩は名無しである :04/12/18 19:03:56
「うぜえ」なんて言葉使わないで、澁澤スレらしい台詞を吐いてよ。 「きもい」なんて言わないで、その嫌悪感を快感に変えてよ。
548 :
吾輩は名無しである :04/12/20 23:39:51
549 :
吾輩は名無しである :04/12/28 11:03:43
平成6年5月15日に教育テレビで放映された「日曜美術館」が澁澤龍彦の世界だったよね。 あれは、非常にうまくまとまっていた。45分でわかる澁澤龍彦って感じで。 あの澁澤邸の書斎には憧れるなあ。 俺の部屋もあんな風にしてみたい。 置いてある人形は四谷シモン作。 澁澤は四谷の恩師なんだよね。 最近、押井監督のイノセンスみて、数年前澁澤に傾倒した頃の自分を思い出したよ。
スワンベルクって、ググってもほとんど出てこない。 そうとうマイナーな画家だったんだろうね。
551 :
吾輩は名無しである :04/12/28 17:34:00
アリシア・キーズ>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>澁澤
何かの雑誌で澁澤龍彦のヌードを見たことがある。
>>86 はげしく亀レスなんだが、サド裁判の頃の映像を見ると、澁澤ってなんかいかにも東大出のモヤシガリ勉男みたいな感じだったが、
グラサンかけてカッコよくなったのはどういうきっかけだったんだろうね?
554 :
吾輩は名無しである :04/12/31 01:09:52
グラサンがかっこよかっただけとかw
555 :
吾輩は名無しである :04/12/31 18:33:58
天声人語 シブタツの名が載ったと思ったら種村も載った
556 :
吾輩は名無しである :05/01/07 11:21:20
557 :
吾輩は名無しである :05/01/07 12:21:39
サングラスをかけだしたのは、矢川澄子と離婚した六八年の四月から。 それまでは日常的に人前でサングラスをかけることなんて無かったらしい。 その姿が凄く痛々しく映ったと矢川澄子が語ってます。
558 :
吾輩は名無しである :05/01/07 13:07:29
でも、そのサングラスが結果的にはルックスの向上に貢献したんだね
559 :
吾輩は名無しである :05/01/07 15:43:44
昭和50年代に撮った小石川高校の同窓会の写真があるが、周りはみんな爺さんなのに 澁澤一人だけ異様に若々しく、三十歳以上年下に見えるので笑える
560 :
吾輩は名無しである :05/01/07 18:07:55
ヅラだったりしてなw
澁澤ってバツイチだったのか・・・。知らなかった。 澁澤龍子(だったか?)ってあの未亡人の奥さんは再婚した人なの?
そうだよ。 元は新潮社の編集者だったかな。
563 :
吾輩は名無しである :05/01/10 00:37:44
早稲田の自動車部出身で芸術新潮の編集部にいた人だね
564 :
吾輩は名無しである :05/01/10 22:30:27
澁澤龍子さん、早大なのかぁ。 専攻は?
565 :
吾輩は名無しである :05/01/10 23:05:09
566 :
吾輩は名無しである :05/01/11 20:56:17
どちらも辰年生まれ?
567 :
吾輩は名無しである :05/01/11 23:45:13
そうだよ。ちょうど一回転しているんだよ。
568 :
吾輩は名無しである :05/01/11 23:46:33
澁澤龍雄と澁澤龍子というとおかしな気もするが、高橋和巳と高橋和子(たか子)という例もある
矢川澄子は加藤郁乎とやっちゃったからなぁ
570 :
吾輩は名無しである :05/01/12 12:39:39
あの本によると加藤郁乎は白石かずこともやったことになっているが、本当かね
ホント。
572 :
吾輩は名無しである :05/01/12 23:08:23
三島は小柄な体格に似合わず巨根自慢だったそうだが、澁澤はどうかね
三島はホモ(というか少年愛者)だよ。 それより、若い頃の澁澤はヒョロ眼鏡のヤサ男って感じで晩年の姿と比べるとなんか笑える。
574 :
吾輩は名無しである :05/01/13 09:03:29
575 :
吾輩は名無しである :05/01/24 21:09:08
瀧口修造コレクション:夢の漂流物 同時代アーティストたちの贈物 1951-1979 2005年2月5日(土)〜4月10日(日)
スワンベルクって日本で画集とか出てるんですか? 私はかなり探したんですが(輸入モノも含めて)全然見つからないですねー。
昔河出から出た。今はないなぁ
578 :
吾輩は名無しである :05/01/25 13:19:47
Swanbergのファーストネームは?
マックスワルター・スワンベルクだっけ?
580 :
吾輩は名無しである :05/01/25 16:40:51
フランスの文学や哲学にくわしい日本人って昔からいっぱいいるし、 国内ではちやほやされるけど、海外では何の評価もされないね。 日本人の西洋へのあこがれをたくみに利用して商売にしてきた 明治以来の脱亜文化の系譜、ってところ。
582 :
吾輩は名無しである :05/01/27 15:10:10
澁澤は日本の古典にも造詣が深かった。 日本回帰以後の澁澤の小説は単なる西洋かぶれには書けないよ。
澁澤の残したエッセイでは酒井抱一くらいしか知らないんだけど、他にもある?
西洋人という知的奴隷がいろいろ考えてくれるんだから、 俺たち王様は、おもしろがってればいいんだよ。
585 :
吾輩は名無しである :05/01/28 02:21:16
誰か澁澤のアスキーアート作れよ
>>584 つまり澁澤は運送業者もしくは営業担当ってことか
運送業者ワロス
こんなスレがあったんですね。私も澁澤大好きでした。 「澁澤龍彦という個性―或いは卵型のペルソナリテ」、私の大学 卒論タイトルです。教授が「確かに日文なんだけどね……」 と苦々しい顔をしてたのを思い出します。 当時は(今も)、私小説的描写なくばブンガクにあらずみたいな 雰囲気で、『幻想文学』誌上ですら彼は叩かれていました。 「高丘〜」なんて、実に、限りなく、私小説的であると思っていた んですが、どうにもこうにも話にならず。 スマソ。記念カキコ。
589 :
吾輩は名無しである :05/01/29 22:21:58
おまい こいつじゃないだろうな
>>314 :吾輩は名無しである :04/07/03 21:55
立命館だかの日文だか国文だかに澁澤で卒論の女がいたらしい
その後 京大や青学の18世紀仏文ゼミあらしになったとさ…
590 :
吾輩は名無しである :05/01/29 23:12:46
591 :
吾輩は名無しである :05/01/30 04:06:04
うろ覚えなんだが、 ぼ、ぼ、ぼくがこんなふざけた詩を書いたのは、 お、お、おとなたちを不快にさせるため、 ま、ま、まじめな人たちを怒らせるため。 シャルル・クロス『燻製にしん』にこんなような一節があった。 おぉ澁澤めいている、と思いこれだけ忘れられない。忘れかけてるけど。
澁澤っつうより山下清じゃん。
澁澤っつうより甲本ヒロトじゃん。
愚問、晒しアゲ。↓ 964 名前:吾輩は名無しである :05/01/31 02:38:44 渋澤龍彦が渋沢栄一の息子だという話はマジ?
595 :
吾輩は名無しである :05/01/31 04:53:41
澁澤榮一の「分家筋」の子孫だと信じている奴は多いけどね
息子なわけねーだろ、ヴォケが。 孫とかいうやつもいるしさ。何もわかってねーな。 分家とかも、なんでそういうこと言うかね。 ひ孫に決まってんだろ、ひ孫に。
龍彦の曾々祖父と栄一の父親が兄弟なわけだが。 まあ遠い親戚だわな。 『玩物草紙』所収のエッセー「家」を参照のこと。 有名な文章だと思ってたが、このスレでも知らないやつ多いんだな。 一族のことはたしか妹さんの幸子さんも書いてる。
598 :
吾輩は名無しである :05/01/31 23:26:36
ネタにマジレス乙
599 :
吾輩は名無しである :05/02/03 20:29:49
矢川澄子が捨てられたんだと思ってました。 だのに病的にそれを信じ切れずに、あたし達は双子だから離れていたって平気だものね、 と思い込んで 著作に多数、結婚していた頃の話が出てくるんだと思ってました。 単に河出にひねり潰されていただけなんですね。 ところで、この間友人から高橋たか子が澁澤の生涯の愛人だった ときいたのですが、裏がとれません。どうなんでしょう?
600
601 :
吾輩は名無しである :05/02/04 00:24:58
澁澤が矢川に娼婦を交えての3Pを強要するなど異常な行動を取る ↓ 嫌気がさした矢川が不貞を働く ↓ 澁澤激怒 ↓ 離婚 という流れではないのか
子供の頃、妹を階段から突き落としたりしてすげえ虐めてたのに、その妹はお兄ちゃん大好きだったり、良くわかんない理由で龍子さんの鼻面にタバコおしつけたり、澁澤は萌える伝説には事足りませんな。
>602 あ、事欠かない、か。
604 :
吾輩は名無しである :05/02/04 09:39:20
妹を階段から突き落としたのは小町時代だから、その頃はもう大人になっていたような気がする
>604 余計すげえ。
606 :
吾輩は名無しである :05/02/04 11:18:59
>>602 離婚の直後、矢川澄子とのツーショットをことごとくハサミで真っ二つに切断して
澄子さんに送りつけた一件もある
607 :
吾輩は名無しである :05/02/04 11:37:53
サド裁判のとき、表向きは強がっていたが、内心はビクビクものだったようである。 20代のころ共産党を応援してビラ撒きの手伝いをしていたこともあるのに 自分ではそのことに決して触れなかった。政治などという下司な世界には 関わったことがないようなポーズを貫き通した。 60年代に仲間内で催した黒ミサパーティではBGMにビートルズをかけていたが、 後になってから雑誌のアンケートに答えて「ビートルズなんて聴いたことないです」と シラを切り通した。要は後になってから自分で築き上げた澁澤のイメージを守るための行動である。 澁澤自身そういう生き方を窮屈に思うことはなかったのかね。
>>607 澁澤にとっては自然に排除できた記憶で、窮屈にも感じなかったんでは。
多分当人はそんなに気にしてない。ま、いい加減なんです、要は。
609 :
吾輩は名無しである :05/02/05 04:27:25
「神聖受胎」の頃は反体制的なポーズが明瞭なんだけどな。
610 :
吾輩は名無しである :05/02/05 06:00:51
トロツキーの自伝も訳していたしね。 はっきり政治嫌いになるのは三島自決以後だ。
共産党の活動を手伝ったとしても、そんなの所詮、秘密結社好きと同じ程度。
612 :
吾輩は名無しである :05/02/05 10:54:33
父に若死にされた上、澁澤自身も結核でまともに就職できず金に困っていたから 左翼思想に共感する下地はあったけれどね
>>612 貧困だから左翼にゆくってか。あんまり単純すぎる左翼的な経済還元論だなあ。
614 :
吾輩は名無しである :05/02/05 11:02:38
60年代には評論の中で「天皇制は廃止して皇居の跡地を民衆に開放せよ」とアジっていたこともある
615 :
吾輩は名無しである :05/02/05 11:04:04
>>613 人が特定のイデオロギーに向かう動機はたいてい単純なものだ
その辺は高山宏や浅羽通明も指摘してたな。 つまらん口真似だね、澁澤も青かった。
まあ左翼思想に引きつけて澁澤を読んでもちっとも面白くならないんだから、 澁澤龍彦がそこから脱却したのは本性を活かす上でも正しかったね。 でもその点は種村季弘の方が初めから一枚上か。
618 :
吾輩は名無しである :05/02/05 11:13:35
三島がああいう思想に傾いた理由を「風流夢譚事件で右翼に狙われた恐怖心の反動」とあっさり断定したのは 三島の弟の平岡千之。硬直したオツムの持ち主は「あんまり単純すぎる」と非難するところだが、人が或る思想に 傾く理由などえてしてそんなものだ。
620 :
吾輩は名無しである :05/02/05 19:35:23
三島の罪は「金閣寺」なんて小説を書いたこと。 それによってどれだけの人間が鹿苑寺金閣を「金閣寺」と思い込んだことか…
621 :
吾輩は名無しである :05/02/08 23:07:30
最近高橋たか子を集中して読んでるんだけど ところどころにシブサワを思わせる登場人物が散見できる。 リアルタイムの読者は二人の間柄を知って読んでたのかな。 下世話でスマソ。
622 :
吾輩は名無しである :05/02/09 18:46:51
『少女コレクション序説』が好き。『悪魔の中世』も良いと思う。 何かにつけて衒学的なとこがいいなぁ、とか。
623 :
吾輩は名無しである :05/02/20 17:52:39
浅田彰の親戚?
タモリに似てる。
にてない
澁澤訳のバタイユ・エロティシズムを手に入れたんだけど、抜群に読みやすいね。 これ、文庫にしてくれないかなぁ。
あれが読みやすい???
え、読みにくい?
澁澤らしからぬ直訳調な気がする。
明らかに難渋しまくっている。
631 :
吾輩は名無しである :05/03/08 23:04:55
翻訳だけど「ボマルツォの怪物」は面白かった
632 :
吾輩は名無しである :05/03/09 11:50:51
まともに勉強するつもりなら、 今時澁澤訳の「エロティシズム」読む人はいねーだろ。
つうかまともに勉強するつもりなら 〜訳がいいとかいうことはない。 素直に原書嫁。
つーかアレはコレクターズアイテムみたいなもんだろ。
つーかバタイユがすでにそもそもあれだ。
だよな。バタイユを真面目に「勉強する」って時点でアレだね。
637 :
吾輩は名無しである :2005/03/27(日) 21:27:05
澁澤は大の万博嫌いなのに、その彼を兄と慕う荒俣は万博好きで愛知の宣伝までしてるね。
638 :
吾輩は名無しである :2005/03/27(日) 22:50:03
高山宏やみうらじゅんとかならともかく、荒俣みたいなブサに兄と慕われたくないよな。
好きと迫られるなら兎も角、 兄と慕われるだけなら別にブサでもいいだろw
荒俣って母語の他は英語しか読めないのに、博学ぶってる。 澁澤は、英仏は確実で、あと羅が少々? 高山宏は6ヶ国語読めるって講義で言ってた。
641 :
吾輩は名無しである :2005/03/31(木) 11:27:50
高山宏って、ほとんど目が見えないんじゃなかったっけ?
悪いだけで、本は読めるでしょ。点字じゃ出版されてない奇書とか読みまくってるじゃん。
hoshu
644 :
吾輩は名無しである :2005/04/07(木) 00:33:49
澁澤龍彦って、湯浅卓に似てるような気がしませんか?
645 :
吾輩は名無しである :2005/04/09(土) 20:11:21
誰それ
ぐぐったかぎりじゃ似てないなぁ……。もっと童顔な気がする。
647 :
吾輩は名無しである :2005/04/15(金) 23:30:08
撲滅の賦 や犬狼都市をまとめた文庫が五月にでるらしい。 読んだことないので楽しみ。 あと胡桃とか思考の紋章学とか刷ってくれると嬉しいな河出さん。
ぐぐったら湯浅卓全然似てなくてワラタ この人俺と中高大同じぽいな
649 :
吾輩は名無しである :2005/04/15(金) 23:45:59
会社の後輩が似てる。 ちなみに、別にかっこいい人ではない(かっこわるくもないが)
相変わらず馬鹿しかいない板だな
2ちゃんで知性を求めるのがまちがってる
皆さんはこの方の本をどう楽しんでいます? 知らない情報ばかりで読み辛いです。 『悪魔のいる文学史』なんかも どうやって入手するのか分からないような本ばかり出てきます。 『黒魔術の手帖』ってのも予備知識がないと分かりそうもありません、 当時の雰囲気は楽しめますが。
そーなんだー、へー、ふーん、って感じで読んでる。 で、「あ、澁澤ってこんなところを面白いと思ってるんだね。ふふふ」って楽しんでる。
655 :
吾輩は名無しである :2005/05/06(金) 15:01:01
>654 別に文章うまいわけじゃないし、いろんな文化人の交流がハナにつくこともあるけど、でもこの奥さんだから澁澤龍彦の晩年があったんだなあと思った。 ひとがらの出たよい回想、追悼です。××××の「×××ちゃん」なんかよりはるかによい。
>>599 親戚だったんじゃなかったかな。母方だかのいとことか。
いずれにせよ二人とも語学力はあるみたいだね。
657 :
吾輩は名無しである :2005/05/11(水) 03:08:07
スレ汚し失礼致します。 澁澤さんの創刊した「血と薔薇」に横尾忠則が寄せた 神風少年の絵の正式な名前をどなたかご存じありませんでしょうか? 特攻隊員と思しき少年が日本刀を片手に、 自分の局部を貫いた直後の情景が 鮮やかな色彩で描かれているものなのですが…。 以前、三島由紀夫さんのことを調べていたときに 開いた文献に載っていたもので記憶もおぼろです。
658 :
吾輩は名無しである :2005/05/11(水) 23:27:37
また河出からでたね
小林容疑者が少女コレクションしていた件に付いて。
>655 >××××の「×××ちゃん」なんかよりはるかによい あれは復讐のニオイがしたね。 でも、彼女のことはどうしても嫌いになれないんだわ…… 不憫でね。 >657 手持ちの「血と薔薇」見てみた。 「神風恍惚切根之図」とあります。
661 :
吾輩は名無しである :2005/06/09(木) 09:57:21
そうなんだよねえ・・・不憫>660 夫の名前で発表する原稿に「ねんねえ」なんて絶対シブサワじゃないボキャ使ってみたり、最後の「アナイス・ニンの少女時代」でも「ぼ○兄弟」っていうボキャ出してみたり・・・ このひとの意識は「あの時代」の男尊女卑ワールドの「不良少女」(不良少女というものはがっちりした「体制」「学校」「社会」なしにはありえない)から1ミリも出なかった。 「艶笑風流的」な性のゆがんだ笑い飛ばし方(そのくせ関心だけは非常に濃い)は、ニンとも、むろん澁澤ともちがうものだった・・・。 リアルでやりあった高橋たか子ってすごいよなーーー。
「ねんねえ」って何?
663 :
吾輩は名無しである :2005/06/09(木) 21:02:21
昔の流行言葉で「(特に性的な)経験のない、未熟な、ものごとがわかっていない」人に対する、年長者からのからかいや揶揄の含まれた かなり俗っぽい呼び名です。 矢川氏はこれを少女クレオパトラに対して使ったんです。 ・・・日本語で歌われるシャンソンが戦後大流行して、その中に「ヘイバンビーノ(イタリア語で「お子チャマ」の意味)、おまえのような ねんねえは・・・」という歌詞があります。 また「○ぼ兄弟」のほうは、九州方言で性的に同じ女性を(同時に、かどうかはともかく)性的に共有するにいたった男性同士が自分たちの ことを揶揄し卑下していう言葉。本来は他人に言われるすじの言葉ではないものです。 矢川氏はアナイス・ニンの複数の恋人たちがニンを争っていがみあうことがなかった(少なくとも彼女の日記上では)ことを指してこの言葉を 使っています。 父上は九州出身でもしかしたら不意に子供の前でこんな言葉を使っていたかもしれません。高名な教育学者でしたが晩年は完全に電波系。 「なにごとでも自分に都合の悪いことがおきると『委員会の差し金だ』と決め付けていた」ということです。
>>663 662です。ありがとうございます。
むかし「ネンネ」と言う言葉は聞きましたが(「あんたはまだネンネだからねェ」とか)、
意味は同じ様ですね。
「○ぼ兄弟」と言う言葉はやはり九州地方の言葉でしょうか。
俗に「あな兄弟」などと言う言葉は聞いたことがあります。
澁澤龍彦の周辺の人々の想い出語りの中で点景のように登場する矢川氏に漠然と
抱いていたイメージとちょっと違うので驚きました。
いずれにせよ矢川澄子の作品はひとつも読んでいないので、たいへん参考になりました。
665 :
664 :2005/06/11(土) 01:05:55
訂正です。 >「○ぼ兄弟」と言う言葉はやはり九州地方の言葉でしょうか は余計でした。 663さんがちゃんと説明してくれてました。スミマセン。。。
昔プロレスラーのボボ・ブラジルが九州巡業では改名させられたって、有名な逸話がある。
関東で言う「オ○○コ」ですね。>「○ぼ」
おまえら「おまんこ」とか「ぼぼ」くらい伏字にするなYO!w
669 :
663 :2005/06/14(火) 10:02:17
・・・ごめんよいくじなしなんだよ〜〜>伏字
670 :
吾輩は名無しである :2005/07/10(日) 21:36:09
この人って今はあんまり有名じゃないよね
そうか? 今でも信者がいるのが凄いと思うが。
生前から「誰でも知ってる」というヒトでもなかったでしょ。 一部のコアなファンから強く支持されるタイプというか。 そういう意味では、没後にも支持者数は減ってない方なんじゃ ないかな。
今年もまた命日が近づいてくる
674 :
吾輩は名無しである :2005/07/15(金) 00:08:50
このスレ見て『高丘親王航海記』買ってしまったwwwww ジュゴンの話しと、鳥の話し読んだけど、スゲー面白い。 「子どもの二つの玉を手につつみこみ、手のなかで鈴のように ころころと動かしたりする」←これいい!!
薬子萌え、ですか? パタリアパタタ姫もいいですよ。
676 :
吾輩は名無しである :2005/07/18(月) 20:09:09
なんだかここではあんまり 澁澤の小説人気ないのかなぁ´・ω・) 『唐草物語』の「金色堂異聞」なんかは おれたまらなく好きなんだが。 特に元ネタ云々はともかく、 藤原秀衡が貫禄のあるタクシー運転手で、 ビールを飲みながら黒いストッキングを 履いた女子学生が好きなんて、 澁澤しか書けないと思うw
677 :
吾輩は名無しである :2005/07/19(火) 01:29:21
>>675 そこ昨日読んだ。バクのペニスをフェラするって、スゲー発想だな
>>676 「金色堂異聞」はいいね。
「唐草物語」中の短編はどれも面白いけど、冒頭の「鳥と少女」はあのラストがなんとも言えず好きだ。
初期の短編でも「エピクロスの肋骨」や「人形塚」などはことに味わい深い作品で好きだなあ。
澁澤は評論やエッセイがおもに注目されるけど、小説も味わい深いものがあるんだがなあ。
スレでもあまり話題に上らないみたいで、上ったとしてもすぐにエッセイの方に話題が移っちゃうよね。
「撲滅の賦」のリズム感の良さが忘れられない
本業が小説家ではなかったから仕方がないのかもしれませんが、 多分普通の作家だったら一生懸命に書くような話を、 飄々と茶化しながら、それでいてテンポよくまとめてしまう、 そんなイメージ、やっぱりセンスなんすかね? わかりにくくてすんません。
682 :
吾輩は名無しである :2005/07/22(金) 23:43:38
失礼、ageさせていただきます。
683 :
吾輩は名無しである :2005/07/23(土) 01:54:39
どうしてこんなに難しい言葉を使うのかと 頭にくる。現実にこの人の言葉を日常会話にもりこんでもよほど文学に 習熟しているひとでないと通じない。 また文章がうまいとも思えない、あれは学者の文学だと思われる。 根強いファンがつくっていうのは衒いの強い人間がいかに多いかという 反証でおよそ『澁澤心酔者』は女にもてない、断言できる。 女にもて、かつ頭がよくおもわれるためには機知がすべて。 知識ではない。 澁澤を読む暇があったら、田辺聖子をよめ!! そして田辺聖子の文調をマスターしたら実践で使え!! どういうわけだか優しそうとかいわれて女にもてるぞ!! ただし、怪物めいた容姿のあなたは別。
>>683 なんか田辺聖子の顔見てたら読む気失せるんだよな・・・・
徹子の部屋に出てるの見たけど、そうとう変わり者っぽいし
澁澤程度の文章が難しいと言っている奴には田辺聖子あたりがお似合いだろうな それはそれでいい 乞食にフォアグラの味が分からないからと言って笑うのは可哀想である
>現実にこの人の言葉を日常会話にもりこんでもよほど文学に >習熟しているひとでないと通じない >女にもて、かつ頭がよくおもわれるためには >田辺聖子の文調をマスターしたら実践で使え >どういうわけだか優しそうとかいわれて女にもてるぞ 馬鹿女にモテるためのアクセサリーとして澁澤を使おうとしたが 頭の悪さが災いして読みこなせなかったんですね(´,_ゝ`)プッ そんな浅ましい男が相手にされないのは当然。 君自身のお脳の悪さに対する腹立ちを澁澤に転嫁するのは 八つ当たりもいいところだと思います。
自分のヌード写真とったりするところとか、なんかよくわからん人。
三島のマネだろ
689 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 17:42:58
あれは矢川澄子さんが撮ったんでしょ?>ヌード 昔は中学生も読んだんだよ〜あのくらいの文章を。 私はシブタツと知らないで「O嬢」読んで、あまりの美しさに驚いたよ〜〜
澁澤が撮った矢川澄子のヌードもどこかにあるに違いない
澁澤はむしろ分かりやすく書くことを心がけていたし、そうすることに成功していたと思うけどね。しつこいかsage
>>683 が難しいと思った言葉は何だったんだろうな
雅語が嫌いだったらそもそも文学書など読まないのが正解だ、スポーツ紙でも読んでろ
三島ほど自分の肉体に固執する性格でもないだろうし、 ひょろひょろの手足と出た腹でヌードを撮ろうと思う心情が分からんよ。
>>692 レスの流れだと日夏のことを言っているのかな、と思えたが、
違ったんだよね。
日夏の詩や散文が難解なのはある程度諒解できるが、
澁澤のきわめて平易な文章が「頭にくる」というのは解せない。
あと澁澤心酔者には女性が多いと思うのだが、どうだろう。
>>683 のような奴は日夏耿之介という名前も「読めない! 難しすぎる! 知識を衒うな!」と憤慨しそうだw
>>683 のような奴は日夏耿之介という名前も「読めない! 難しすぎる! 知識を衒うな!」と憤慨しそうだw
683が釣りならなかなかお見事。 というか釣りだと信じたい。本気で言ってるのだとしたら色々絶望的だ。頭の中身とか。
日夏耿之介って前から思ってたけど素敵な名前。 でも変換に出てこない。ヒナツコウノスケでいいんだよね?キョウノスケ?
700 :
吾輩は名無しである :2005/08/01(月) 21:31:34
こうのすけだよ スレあるよ
701 :
吾輩は名無しである :2005/08/06(土) 10:48:52
河出文庫のカヴァーのデザイン(背表紙のフォーマット)が またかわるみたい。 すでに新しいのも出回ってる。 今後あらたに文庫化されるものは仕方ないとして 既刊もので現行のカヴァーで欲しいなら急いだ方がよさそう。
702 :
吾輩は名無しである :2005/08/26(金) 13:33:47
この人の蔵書目録が出るんだってね。
703 :
吾輩は名無しである :2005/08/26(金) 13:48:10
著述家のレベルとしてはかなり低いね。 海外の異端的、高踏的作家の紹介も単なる翻訳に過ぎないし。 本人も頭悪いし。
訳:よくわかんなかった。つまんな〜い。
705 :
吾輩は名無しである :2005/08/26(金) 13:58:49
渋沢たんは、あの独特の世界がいい。 きもい。えろい。くらい。ねちこい。 なんかカビ臭い。
706 :
吾輩は名無しである :2005/08/26(金) 16:46:54
田辺聖子とは意表を突いてるな。 日夏耿之介の翻訳、ルビつけてくんないとマジ読めませんから。 ってか、読めても意味不明ですから。 日夏や斎藤磯雄の翻訳を名訳と言えたらトレビアンな本物の渋沢ヲタだな。
707 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 15:51:55
澁澤龍彦 懐かしいですね。 中学、高校にかけて貪るように読みました。 あの人って、それぐらいまでの役目というか。 せいぜい20代半ばくらいではないですか。 20代半ば過ぎて、今だにファンだ、影響受けたとかいう 人たちと話したことがありますが、 逝っちゃってる妄言スノッブが多かったです。 特に絵画系、画廊系の連中。女性は仕方ないな〜、まぁ勝手にやってて というかんじですが、男性に至ってはキモイのが目立ちます。 ナルシストが多いというか…w
妄言、スノッブ、ホメ言葉じゃん。 w
ごめんなさい、29にもなって未だに澁澤様を崇めています。 たぶん一生崇め続けるでしょう。 でも、職業は国Uの田舎の出先勤務・・・ 澁澤先生が一番侮蔑するであろう職業です。
>>707 太宰じゃないけど、それでもこのスレを覗いて、レスまでしてるんだからw
それはなぜ?
>男性に至ってはキモイのが目立ちます。
ナルシストが多いというか…w
>>709 澁澤はホントは教師という職業を?下的には考えてなかったと思うけどな。
特に高校までの教職は。
ただ教師という仕事は本気でやると大変な仕事でしょ。
昔から聖職の一つに数えられるくらいだもの。
徒や疎かにつける仕事じゃないと思う。そこを澁澤も感じてたんじゃないかな。
まっ個人的な意見ですが・・・
漏れは一応論文書くのが商売なんだが、 若い頃、澁澤氏の本をどれだけ裏文献(書誌・註で言及しない本)として 使ったかわからんよ。 彼がネタ本にしてるフランス語文献をつきとめて、 そのネタ本の方を出典としてあげる。 ほんとは澁澤氏への敬意を評して、彼の本の名を挙げたいところだが、 論文や発表レジュメでそんなことしても 何のプラスにもならんからんね。 高山&荒俣の両宏先生の本もそうだね。
確かにネタ元、あるいは興味の派生元としては 未だに影響が残っていると言える。
713 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 01:05:40
メールしてる45歳の男性が澁澤ファンです。私は春樹フリークなのですが この先、どうしたらよろしい?
__ _、_ |ミ)__( ,_ノ`) ζ |ミ| / \□ヨ |ミ|/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ..___|ミ|(__ニつ/ B l a c k/__ \/____/  ̄ __ _、_ |ミ)__( ,_ノ`) |ミ| / □ヨ ズズ |ミ|/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ..___|ミ|(__ニつ/ B l a c k/__ \/____/  ̄ __ _、_ |ミ)__( ◎E、 |ミ| / | |ミ|/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ..___|ミ|(__ニつ/ B l a c k/__ \/____/  ̄ __ _、_ |ミ)__( ,_ノ`) |ミ| / \ |ミ|/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ..___|ミ|(__ニつ/ B l a c k/__ \/____/ □ ガチャ  ̄
715 :
無名草紙さん :2005/09/09(金) 15:45:31
オレにとっては中村真一郎とならんで戦後最高の評論家・エッセイストだな。
澁澤のおかげで、どれだけ読書の幅が広がったことか!
>>716 そだね。ユングとかバシュラールとかマリ・ボナパルトとか
澁澤が引用していたのが面白くて読むようになったよ。
信じがたく単純なこの現代哲学解説書を読んで感じるのは、浅田彰というのがたかだかバブル期までの批評家だったということだ。 市民社会のタテマエがそれなりにしっかりしていたから、それにちょっと背を向けてみせれば「スキゾ・キッズ」を気取ることができた。 それに、ヨーロッパがまだまだ遠く、洋書を手に入れるのも難しかったから、あの程度でも素人は眩惑できたという事情もある。 だが、さすがに僕の世代ともなると、浅田彰が面白いというのはよほどナイーブな人間ということになった。 (同時に、浅田彰も「スキゾ」を気取るのをやめ、ポストモダンの<美>が砕け散ったあとの、市民社会衰退化の<綺>の世界を素直に語るようになる。 その<批評>は、かつてのような力みがなく、読んで恥ずかしいということはなくなったが、これはつまり毒にも薬にもならないということに他ならない。) こうして浅田彰が素直に消え去っていったあと、依然としてふてぶてしく居すわり続けているゾンビ、それが柄谷行人なのである。
↑「澁澤」「三島」の部分を「浅田」「柄谷」と代入しても普通に読めてしまうのは笑えるな。 浅田は澁澤をかなり意識していたんだろう、実は。 でなければわざわざ後付けの脚注で批判的な言及などしないだろうと、当時思ったものだ。 しかも彼が著作で澁澤に言及したのはこれ一度きりだった。
>>719 著作じゃないが、鼎談でも、徹底的に軽蔑すべきとか言ってる。
とにかく、必死すぎるよね。
80年代の読者は、澁澤、浅田を近いものとして読んでいたと思う。
>>720 そうだったね。
それまでに澁澤を読んでる者には、なんか澁澤の若い時に似た奴が出
てきたって感じだった。あの浅田の若くて戦闘的な威勢のいい文章は。
それにあの小柄で痩せっぽちな体に、トロンとした感じの細い目とか、
身体的にも澁澤に類似してたからね。浅田自身当然自覚してたんだろうな。
でも自分たちは先行世代とは違うぞと、彼らを直接批判することで
その影響関係を変えたかったんだろうな。
それから20年が経った現在、当時批判した連中と同じ立場に立たされてると。
ごく当たり前の帰結だ。
浅田は没後20年経っても読まれてるかなぁ…あと50年は生きそうだけど
浅田の場合は刊行されてる著作にしても、批評空間の討議上のスタンスにしても 一貫して紹介、解説、補足というMC的なものだから、死後20年、30年経て読まれ るかというと微妙な気もする。 実際一度読んでしまうと、読み返そうという気にならないからなあ、浅田の本は。 澁澤の魅力は単に西洋文物の紹介者や解説者のそれではなく、知識と教養に 裏づけされた文章家としてのエッセイや、小説それ自体が魅力的だからなあ。 そこが澁澤と浅田の違いだと思う。 ドロリとしたものが出てない物書きのものは、やはり面白くないってことか。
724 :
吾輩は名無しである :2005/09/22(木) 19:38:21
オリジナリティを否定しながら長く読まれているのはやはり凄いよ。
725 :
吾輩は名無しである :2005/09/24(土) 09:43:34
726 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 01:10:15
血と薔薇、文庫化するね。
>>726 ホントかね?
血と薔薇を文庫化するとは思わなんだ。
ぶっちゃけ買う人いるの?
729 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 13:06:35
730 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 13:19:18
ゲイ専門誌?
「ソドム120日」、別人の訳を読むと、澁澤の翻訳家としての才能が改めてわかった。 「
732 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 15:35:36
「
733 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 15:38:07
>>719 >浅田は澁澤をかなり意識していたんだろう、実は。
俺もそう思う。
はすみんの「黙れ、隠れユング」はいい得てると思う。
734 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 15:42:28
1 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2005/09/29(木) 12:59:32 ID:9e+V0Ten0 大学に読書好きな人募集って張り紙があった。文芸同好会みたいなサークルだった。 前期でサークル入りそびれてそこは後期からも募集してたらしいので行ってみた。本好きだし。 好きな作家をきかれて賀東招二って言った。誰だか奴らはわからなかったらしい。 だからフルメタルパニックって小説を書いている、ロボット物だと言った。爆笑された。 俺は泣いた。
735 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 20:12:03
全集集めた人いる??
少女コレクション序説は必読。
翻訳全集は持ってる。
739 :
727 :2005/10/01(土) 05:44:47
>>729 別に疑ったわけじゃないんだが、いや情報ありがとう。
しかし、河出文庫もいい値段つけるようになったものだな。
文庫に¥1000以上の値を付ける出版社は倒産して欲しい。
そしたら禄でもない出版社しか残んないよ
幻冬舎くらいしか残らないんじゃない。
そんな禄でもない出版社から 血と薔薇が¥1000未満で出ますように…
耽美
746 :
吾輩は名無しである :2005/10/10(月) 20:14:55
血と薔薇どう?やっぱ抄録なん?
>>747 本屋行ってみたけど売ってなかった。
田舎だからこんなもんかorz
文庫版「血と薔薇」GET。 1号から3号までをほぼ収録しているみたい。 一部、著作権の関係等で収録していない図版もあるらしい。 1200円なんだから買ってもいいと思われ。
ギギギ 白順社の復元版買ったのに・・
751 :
吾輩は名無しである :2005/10/11(火) 21:33:19
澁澤って 澁澤栄一とかと関係ある人?
>751 あるよ。 澁澤一族の本家の人。栄一は本家じゃなくって分家の人。 詳しくは佐野眞一の「渋沢家三代」(文春新書)をお読み下さい。
753 :
吾輩は名無しである :2005/10/12(水) 21:09:22
『中井英夫戦中日記』&『澁澤龍彦との日々』刊行記念トークショー
《昭和を貫いたダンディズムの光芒ー中井英夫と澁澤龍彦ー》
“昭和”も遠くなった21世紀。だが、いまだに多くの読者を獲得し続けている二人の作家がいる。・・・
中井英夫と澁澤龍彦。・・・彼らの時代を超えた幻想と耽美の魅力に迫る!!
日時:10月18日(火曜日)午後7時〜9時30分(予定)
会場:東京神田古書会館地下ホール
定員:80名 (要整理券・この欄の下記をご参照ください)
入場無料
http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/
754 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 18:14:25
↑トークショー行ったよ。龍子夫人、さっぱりした素敵な人だった。幸せな結婚だったんだね。羨ましいかも。
755 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 18:26:11
中井英夫のほうが迷走ぎみだったので、龍子さんの話よかったね。 東さんのインタビューが絶妙!!
756 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 18:45:13
ゴスロリ風の二人の女が雰囲気壊してたな。 気持ちは分かるが、ああいう場所では目立たない格好してきてね。w
757 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 19:35:27
>756 あの二人は質疑応答の内容も含めて、子どもが来ちゃったな、という感じだったな でも「髪の毛梳かしてから来い!」といいたくなるような人が結構居て、個人的にはそっちの方が痛い気がしたよ
758 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 19:44:36
9割はおじさんだったかも。アキバ系が年取って40とか50になるとあんな感じになるのかな。 ちょっと濃い空間だった。
759 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 01:54:33
確かに年齢層、高かったよーな。 齋藤愼爾、澁澤龍子さん含めw
760 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 02:15:41
>>756 でもゴスロリ2人以外にも若い女性結構いたよね
ゴスロリ2人は、素材が服に合ってればよかったのにw
今の若い澁澤読者ってほとんど女性じゃないの。 男はほんとに本読まなくなったし。
762 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 13:06:17
澁澤と中井の読者ってかぶるのかな? ビミョーにずれるような。
>>761 そだね。澁澤だけ読んでいるようだとマズい気もするけど
とにかく読んでいるだけマシ。
なんで男はこんなに本を読まなくなっちまったんだ。
764 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 18:43:44
東大生の男は読んでるよ あらゆるジャンルで二極化が進んでるだけだ しかしあのゴスロリ金髪は矢川澄子のことも知らないで 婦人に質問してたのかな? なんだかなぁ・・・・
まあ、東大ってのは例外だから。 総計常置あたりの大崩壊ぶりときたら…。
766 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 18:58:54
>764 学歴と読書傾向はあんまり関係ないとおもうけどなあ ゴスロリの質問に関しては自分も同じこと思った。 龍子“様”と呼ぶ前にもっと気遣うことがあるだろう、と言いたくなったよ。
ううう。十八日のイヴェントに行かなかった俺は蚊帳の外ですかそうですか。
例え読んでいてもゴスロリで不躾な質問してる時点でお馬鹿丸出し、崩壊してることに変わりはない・・・
>>767 蚊帳の外なんて言うなよw
トークショーで、一番前にゴスロリ二人が陣取ってたんだよ。
その一人が質疑応答のときに
サド裁判の頃の澁澤について質問したが(法学部で卒論のテーマなんだと)
もちろん婦人と知り合う前の頃だし、答えようがなくて困ってらしたよ。
>>769 ありがとうございます。そういうことでしたか。
なるほど、サド裁判と龍子夫人との結婚の前後関係は
年表をみれば5秒でわかることなのですから
質問する前に確認しておいてほしいですね。
そういう場で卒論云々とか言われると興ざめですし…。
それなら齋藤さんの方に聞けば良いのに。これだからゴスロリは
772 :
吾輩は名無しである :2005/10/23(日) 22:35:23
澁澤賞を設定しないのですか?という質問もあったね。 澁澤自身はそういうの嫌いだと思うけどな。
773 :
吾輩は名無しである :2005/10/24(月) 01:34:05
>>772 ま、アホなファンだと思うけど、澁澤ファンてその手のミーハー読者がおおいと思われ。
中井ファンはさらに濃度の高い鬱陶しい読者がおおいだろうけど。
774 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 01:41:02
中井ファンは平均年齢高そうだったね。いかにも編集者って人多かった。
775 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 01:58:09
T遠H美ってのがお世辞丸だしの龍子夫人邂逅記、書いてるね。 T遠って、昔「幻想文学」で乱歩のD坂のこと、乱歩自身が団子坂がモデルだっての書いてるの知らなかったくせに、 そう書いていたヤツのことを「私小説的発想、笑ふべし」とか書いてた大マヌケなやつだぜ。 東もチェック入れてやればいいのに、気の毒だったナー。馬鹿丸出し。ハハハ。
>>769 法科の学生でゴスロリって、なんかすごいなw
ゆくゆくはゴスロリの格好で検事か弁護しやってたら
褒めてやろうよ。
澁澤も幽冥界で面白がるかもしれない。
777 :
吾輩は名無しである :2005/10/29(土) 13:22:08
講談社新書の四谷シモンの本には 澁澤さんの事がたくさん出てきますね。 状況劇場時代の話は楽しめますた。
778 :
吾輩は名無しである :2005/11/02(水) 22:32:44
当時の取巻きは、澁澤は神か?とか言ってたらしいが・・・ そんなわけねえだろ。 未だに澁澤に寄生してる連中をどうにかしてくれ。
だれ?
780 :
吾輩は名無しである :2005/11/02(水) 23:55:55
澁澤が生きていたら、今回の母親毒殺女子高生について、何とコメントしただろうか。
782 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 00:18:08
783 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 14:29:32
784 :
吾輩は名無しである :2005/11/03(木) 20:52:26
シモキタのビレッジバンガード、澁澤本かなり力入ってるね。三島本もコーナー作ってるし。 若い読者が初めて読むのも面白いだろう。
>>780 毒殺魔の70パーセントは女性で、しかも告白したがるとコメント
するのではないかと思うが、どうだろう。
>>785 おもろ。思想模写だな。
むかしタモリがやってた
寺山修司の(言ったことではなく)言いそうなことを言うという芸みたいな。
787 :
吾輩は名無しである :2005/11/05(土) 10:04:17
言いそうなこと、じゃなく、そのとおり「毒薬の手帖」に書いてるし。
未読ですた。orz
時事ネタにはほとんど関心を示さなかったし、リアルタイムの事件には苦笑して黙っていそう。 澁澤にとってああいうのはあくまで頭の中での遊びに過ぎなかったんだし。
790 :
吾輩は名無しである :2005/11/05(土) 16:09:26
>時事ネタにはほとんど関心を示さなかったし、 横浜のドキュンガキによる浮浪者襲撃事件には妙に熱くなって怒ってたけど。
澁澤は時事ネタやリアルタイムな事件に関心を持たなかったわけではなくて、 それらについて直接言及するという事を70年代以降は好まなかっただけだよ。
792 :
吾輩は名無しである :2005/11/08(火) 09:44:33
矢川澄子ってかわいかったんだね。写真見ると、細くて妖精のようだ。澁澤の美意識がよくわかる。 自殺なんかして欲しくなかった。
793 :
吾輩は名無しである :2005/11/12(土) 11:43:25
矢川澄子は澁澤の最後の時に会えたんだろうか。凄く気になる。
794 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 01:11:06
795 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 16:21:37
澁澤の小説みたいなどろどろした日本的幻想文学って他にありますか?
日影丈吉
797 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 23:08:44
澁澤龍彦はどろどろしてないっての。
>>795 幻想文学賞の選評で「もっと幾何学精神を!」と苦言を呈した人だよ。
799 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 23:27:58
そうそう。どろどろとは程遠い。クリアで明晰。読めばすぐわかる。粘っこいのは嫌いだったからな。
>>795 澁澤が自分のお気に入りの短編を集めた「暗黒のメルヘン」でも読んでみたらどうだい。
ただ
>>798-799 も言ってる通りどろどろとは程遠いラインナップだが。
801 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 13:25:36
澁澤の本は単行本で読め 文庫で読んでも良さはわからない
803 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 15:07:21
804 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 18:22:49
龍子さんの回想録よいね
805 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 18:25:44
りゅうこさん不細工かわいい
金魚に嫉妬する短編ってなんだっけ?
あれって明らかに埴谷雄高「意識」を意識して
809 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 10:57:40
>>792-795 加藤郁乎は矢川澄子が好きだったんだね。
でも後方見聞録を書いた時は、矢川澄子がすぐ後に自殺するとは想像もしてなかつただろう。
でも、そもそもは澁澤が高橋たか子に誘惑されて浮気したのが、すべての始まりだったんじゃないの?
あれじゃ矢川澄子が浮かばれない。
810 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 10:57:52
811 :
吾輩は名無しである :2005/11/23(水) 12:38:59
ぞうさんババールが矢川澄子訳、と知って驚きました。 矢川さんが日本に紹介した外国児童文学って、みんな名作だね。 もっと文学者として高く評価されていい人だと思う。
>>797 >>809 そのへんの事情は
高橋たか子の『誘惑者』を読むと
なかなか面白いね。
明らかに澁澤がモデルになった作家とその妻(矢川がモデル)が出てくる。
いや、その点は別としても、この小説はいいよね。
813 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 09:01:59
>>794 >>809 読んでみたんだけど、この加藤イクヤって男どうなのよ?
澁澤の親友らしいけど、奥さんに横恋慕した話を、澁澤の死んだ後にヌケヌケと思わせぶりに回想録に書く神経って。
結局、この男、澁澤の持ってるものがなんでも欲しかっただけじゃないの?最低の男だ。
矢川澄子が、自分のダンディズムで、一言も言い訳しないで墓場まで持って行こうと思ってた話に違いないのに。
矢川はあれ読んだらすごいショックだったと思う。私だって自殺したくなるかも。
>>812 高橋たか子って澁澤龍彦の親戚じゃなかったの?
815 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 09:18:45
作家の高橋和巳の奥さん。本人も作家・詩人。
816 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 10:25:26
美形いないかな 美形・・
817 :
吾輩は名無しである :2005/11/24(木) 12:49:34
なんともおーじょう
>>813 >この加藤イクヤって男どうなのよ?
高橋睦郎と仲が悪い
819 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 09:50:51
>>813 矢川は赤坂ですぺらで行なわれた、加藤イクヤの『後方見聞録』文庫本出版バーティに出席してるよ。
黙認してたんじゃないの?
820 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 13:50:29
河出文庫の品切れを重版してください。 おねがいします>河出書房さん
821 :
吾輩は名無しである :2005/12/03(土) 20:43:19
思考の紋章学をとにかく刷ってくれ
822 :
吾輩は名無しである :2005/12/04(日) 20:39:42
ブクオフ池
たしか澁澤の「リゾームについて」って文章あったよね 球根とか根っことかについての博物誌的記述を 色々紹介して「これらは皆リゾームである」とか締めくくるやつ これって浅田が澁澤をくさした後で書かれたのでしょうか? >詳しい人
824 :
吾輩は名無しである :2005/12/06(火) 23:49:24
未だ終わらない「石榴の国」の夢が続いているというのは、 このスレッドでしょうか?
>>823 たぶん浅田が澁澤批判する前だったと思う。
当時浅田らがドゥルーズ=ガタリを信奉して紹介していたわけだ。
そこで澁澤は「アンチオイディプス」で盛んに使われてるタームとし
ての「リゾーム」を、イメージから実体の根茎として語ったわけ。
もちろんすでに澁澤は邦訳される前に「アンチオイディプス」は読んでいたらしい。
アンチオイディプス読んでたのって本当かなあ どこかでそう言ってるの? ちゃんと通読はしてなくて、拾い読みして「読んだ」 とか言ってるんじゃまいかというきがす。 出口がどこかで、澁澤(と自分)はドゥルーズや デリダは読めなかったけどフーコーはいけた、 って言ってたね。全集の月報、松浦寿輝との 対談だったかな。
>>826 >ちゃんと通読はしてなくて、拾い読みして「読んだ」
>とか言ってるんじゃまいかというきがす。
いや、その通りのことを澁澤自身がエッセイで書いてるよね。
しかしそれが字義通りなのか、それとも澁澤一流の韜晦なのかは
われわれには判らないでしょう。
それと「アンチオイディプス」の邦訳は書斎の写真に写っていたね。
これはかってな想像だけれども、原書と邦訳版とを対照させて読んだ
んじゃないか、そんな気もするね。
いずれにせよ、読んでいるからこそリゾーム=根茎であのエッセイを
書いたんじゃないだろうか。
当時はそう思ったし、だからこそあのエッセイは面白かったんだけどね。
出口氏の話は確かフーコーには語りがあるから澁澤好みだったとか、
そんなニュアンスのことを言っていたね。
それはその通りだったと思う。フーコーはエッセイでも何度か取り上げて
いるけれど、ドゥルーズは上記のエッセイの一度きりだった。
>>827 詳しいですなー。どうもありがとうございました。
829 :
吾輩は名無しである :2005/12/12(月) 14:27:41
全集を文庫で出してくれ
830 :
吾輩は名無しである :2005/12/15(木) 11:20:50
しぶたっちゃん
831 :
吾輩は名無しである :2005/12/19(月) 15:35:43
出口フーコー
入り口ハァハァ
833 :
吾輩は名無しである :2005/12/22(木) 08:07:31
押井守のイノセンスのOPのCGに下半身が二つ結合したような人形のイメージが出てくるのはハンス・ベルメールへのオマージュですかね。
>>833 だろうね。押井にはかなり澁澤の影響があると思われるし。
つか押井の場合はただの衒学趣味だろ
つか澁澤の場合がただの衒学趣味だろ
837 :
吾輩は名無しである :2005/12/23(金) 16:34:07
学を衒うのが衒学 押井の場合は衒学ですらない
>>833 っていうかクレジットにもベルメールの名が出てくるし、
ご丁寧にもベルメールの本を眺めるシーンも
あったろうに。あからさますぎてあざといくらい。
839 :
吾輩は名無しである :2005/12/23(金) 19:43:51
種村季弘のスレはないの?
探しても無ければ、無い。
841 :
吾輩は名無しである :2005/12/24(土) 08:36:33
>>838 ベルメールの名前がクレジットに出てきたのは気がつかなかった。
四谷シモンの名前があったのは憶えてるけど。
842 :
吾輩は名無しである :2005/12/24(土) 15:29:57
出口裕弘のスレがないのは寂しい。
844 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/12(木) 19:25:22
澁澤の本は俺の好みにジャストフィット! 秘密結社の手帖とかタイトル聞いただけでワクワクしてくるぜ!
845 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/15(日) 01:17:41
このスレにですぺら常連はいますかね?
846 :
大股びらき :2006/01/22(日) 19:01:37
澁澤龍彦の全集を集めていたのですけれど、最終巻が別冊として二巻出たのです。 終ったと思ったら、翻訳全集が始まり、これも集めました。種村季弘が生きていた内に、 全集を出せて解題もちゃんと揃い好かったですね。 文庫で殆ど、読んでいましたので全集は飾りのようなものかな〜〜。 河出書房にとっては大変な稼ぎ頭ではないでしょうか?
? 稼ぎ頭→カモ
? 稼ぎ頭→一番お金を稼ぐ人 カモ→馬鹿みたいにお金を出す人
849 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/22(日) 22:36:23
全集=稼ぎ頭 全集を買った人間=カモ
72 名前:吾輩は名無しである[] 投稿日:04/02/27(金) 12:57 バブル時の澁澤全集で負った巨大な負債を 綿矢程度で帳消しにできるわけがない。
全集なんて慈善事業だよ・・・所詮
いや、マジで河出の倉庫には未だ澁澤全集山積みになってるらしいぜ。 どうしようもない不良在庫で河出の頭痛の種らしい。
853 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/23(月) 08:07:24
割引すればいいのにな それなら買うよ
割り引きできないよ。法的に。
855 :
大股びらき :2006/01/23(月) 13:26:50
全集を買ったカモだが。そんなに売れなかったのだろうか? 澁澤龍彦関連の本では矢川澄子、澁澤龍子、澁澤幸子と三人の著作もある。 写真が多いのは澁澤幸子の本。何しろ妹だからだ。 矢川澄子の本は良く分からなかった。自殺しなくても良かっただろうに。
856 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/25(水) 23:25:25
澁澤龍彦の本は難しい気がするのですが、澁澤龍彦自体は幾何学的精神が文学を志すには必要だ、と言っている。 澁澤さんは旧制浦和高等学校でも数学に関しても優秀であったとか。
澁澤が難しいって? あんな読みやすくしてあるものを。
858 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 11:52:36
読みやすいよな そこが気に入っている
859 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 13:07:40
「夢の宇宙誌」は難しいよ。「胡桃の中の世界」前後から優しい表現になっている。 数学を引っ張り出してきたのは、澁澤さんはどの科目も出来たという。 新潮文学アルバムは知っていますか?全甲なんだ。出口裕弘さんによれば、数学もかなり出来たらしい。 数学と音楽は関係が近いらしい。文学は関係ないけれども、知識があるにこしたことは無い。
860 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 14:37:09
ダサい人でした。 外国籍の本にある異端的作家の紹介文を日本語に訳して 適当にまとめて本にしただけの人でした。 研究も何もしていません。好事家以外の何者でもない無能でした。
861 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 14:40:37
>>860 >適当にまとめて本にしただけの
誰にでもできることじゃないよ
862 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 15:16:36
>>860 貴公。澁澤龍彦とどういう関係ですか?関係者なのか?
異端的作家とはサドのことのようだが。
ダサい人とは何がダサかったのですか?
863 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 15:18:58
グラサン外せよブサイク
>>860 澁澤の博識は研究者もはだしで逃げ出すほどのレベルにあったと思うよ。
おそらく三島より上。
石川淳以降の小説家で一番の碩学が彼じゃないかな。昭和の芥川という感じ。
あと、グラサン外しても結構オトコマエだよ。少なくとも野坂よりは。
>>864 おまい・・・比較対象を考えろw
グラサン外したら年相応だなーとオモタ。まあ当たり前なんだけど。
>>864 專門研究者から見れば浅薄な知識だし誤謬も指摘されてますが? 偶像化してはいかんよ。
全集の解題でいろいろ指摘されてたね
衒学風味の面白読み物を書いたから偉いんだよ。 学者ではやりにくいこと。
869 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 22:39:48
若い時には読めたんだ。でも、西洋。西洋。というのに飽きてしまった。 白人の世界も青年時代までだな。中年を過ぎると和食が好きになる。 だから、澁澤さんは晩年、小説や何かで楽しみ方を変えたんだと思う。 日本が好きになり、また高丘親王にしても日本人だしな。「うつろ舟」とか。 日本回帰なんだ。俺も西洋よりも日本が好きになった。若い内に色々本を読んでおいて良かった。
870 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 22:41:51
渋沢竜彦と書いちゃダメですか
871 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/26(木) 22:48:42
良いと思います。ただ正字で書くと澁澤になるし、渋沢は御本人が使わなかっただけ。 意味が分かれば良いの。
872 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/27(金) 11:33:54
高丘親王航海記は傑作だよなー
873 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/27(金) 12:20:51
>>872 晩年の澁澤さんは、小説が書きたくて仕様が無かったんだと思う。
美術出版社が死後に出した「夢の博物館」にも「玉虫物語」という構想のメモの写真が載っている。
ところで、パイプで煙草吸うのは旨いのだろうか?澁澤さんは常にパイプをくわえていたが。
>>873 パイプは喉に悪いよ。澁澤も晩年は葉巻に変えていたね。
手遅れだったわけだが
葉巻だったら喉にいいってワケでもなかろ。
877 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/28(土) 11:31:25
葉巻の発ガン率は高いかもしれない。 フロイトも葉巻の愛好家だったので口中に白板症(ロイコブラキア)からガンになった。 但し、葉巻は吹かすだけで肺にはいれない。 四谷シモンは澁澤さんがガンになったから煙草を止めた。
穴ノアル肉体ニコト 最初に読んだ時はビックリした。
879 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/28(土) 15:34:35
思考の紋章学ってもう売ってないんですか
880 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/28(土) 15:49:54
売ってない
881 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/29(日) 16:57:50
>>879 河出文庫の棚には無いか?有るはずだが。
882 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 10:40:28
評論・エッセイ集でどれか一冊選べと言われたら、「思考の紋章学」か。
883 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 19:56:02
澁澤の翻訳の代表=コクトー・サドなどなどで、力を入れているのは、サド。 「サド侯爵の生涯」が夢中になれた。コクトーは色々出ているが。 サドがサディズムの語源になるほど変態ではなく、ちょっとしたいことをした。 というのが当時の犯罪になってしまった。大したことしていない。
>>866 学者だと専門分野にとらわれるというか、専門分野の中で閉じこもっている
のがよしとされたりすることがあるから、澁澤は院を中退して学者になるのを
辞めたんじゃないかな。
そのかわりに翻訳で食べながら、自分の好きなものを好きなように、縦横無尽に
語る方法を作り出したんだと思う。
仏文学者と比較するよりも、林達夫のような人と比べるべきじゃないかな。
>>868 同意。
>>884 澁澤は院中退じゃないんだけれど、学卒後、生活上の要請もあってとりあえず
翻訳で食っていく事に決めたんだね。
浪人中にはアルバイトで編集者や校正の仕事もやってるし、澁澤は東大に入る前に
すでに現実の社会を見ちゃってるんだ。
そんな経緯もあって、澁澤の中に意地でも学者・教師にはなるまいという強い意思が
生まれたんだろうけど、そのあたりの事情を、種村季弘は後に出口氏との対談で、
澁澤がいわゆる学者・教師にならなかったのは、2度東大にすべったからだと喝破した
んじゃないかな。それは強ち穿った見方でもないと思う。
じっさい澁澤もかなり負けず嫌いなとこがあるしなあ。
しかしこういった曲折があったればこそ、あの澁澤龍彦が生まれたんだろうね。
>>883 林達夫は自他ともに認める「学者」なんですが?
アンカー間違えたorz
888 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/31(火) 18:07:25
古本屋にて渋澤龍彦を特集した月刊誌太陽(1992年12月号)をGet!!
「太陽」は持っていないけれども、その後特集が沢山組まれたでしょう? 俺には最近のことのように思える。太陽休刊。「太陽別巻」は毎月発刊されていますね。 平凡社のコロナ・ブックスには「澁澤龍彦事典」(¥1600)というのも出ている。
>澁澤の中に意地でも学者・教師にはなるまいという強い意思が そんなもんないよ。専門が特殊だったためもありアカポスが見つからなかっただけ。 出口裕弘の本を読め。
2浪したことは大学の教員にならなかった(なれなかった)こととは関係ないだろう 3浪早稲田の吉村作治だって教授になれたんだし
そうでしたか?でも良い。「太陽」持って無いから。 ところで、NHK の日曜美術館で澁澤を取り上げた番組みましたか? 四谷シモンが訪れたが、意外に小さな家の作りでしたね。
ある対談で吉行淳之介が「ある雑誌から『アラビアンナイトの国に行って紀行文を書かないか』と誘われたので 何かと思ったら、これがイランイラク。結局ことわったけど、俺の後に引き受けた人の文章を読んだら、 『山道を自動車に長時間乗せられてお尻の皮が剥けてブツブツブツと愚痴ってあった」と発言していたが、 これはどうやら澁澤が『太陽』に載せた紀行文のことだったらしい
本の題名は「滞欧日記」でしょうかね。
>>890 ,891
>そんなもんないよ。専門が特殊だったためもありアカポスが見つからなかっただけ。
>出口裕弘の本を読め。
出口裕弘の澁澤についての発言はある意味貴重だが、首を傾げたくなるところが多々あるんだよ。
>2浪したことは大学の教員にならなかった(なれなかった)こととは関ないだろう
二浪したことだけを理由のすべてと考えれば、そりゃそうだね。
確か異端のサド(今では正等ですが)の研究に行った原因が二浪したことによる、 という文脈だったはずです。
2浪して同級生より歳を食ってしまったコンプレックスが澁澤を異端に走らせた、と言っては実も蓋もないか
●国書刊行会2006年の刊行予定、発表! 『澁澤龍彦 書物の宇宙誌』 澁澤龍彦が遺した全蔵書を徹底調査、ファン垂涎の驚愕の蔵書目録。 カラーを含めた図版も多数収録した書物のミクロコスモス。 ドラコニア王国の心臓部がここに。 6月刊予定。予価9000円。 だとさ。
>899 おお、絶対買う
サド コクトー ブルトン バタイユ フロイト ユング カフカ ポー ボルヘス バルトルシャイティス バタイユ エラリー・クイーン 山田風太郎 三島由紀夫 南方熊楠 物集高見 などなど
澁澤龍彦で900超えるとはな。結構好きな香具師多いんじゃまいか。 広辞苑にも載ってないのに。
元祖ひきこもりで内弁慶だから同類として2ちゃんねらーにアピールしやすいのだろう
千、超えたら、新しいスレッド立てるのですか?これで終わりかな?
悪徳の栄え裁判の時も、グラサンにパイプ片手にフカブカと腰掛けて余裕の表情 だったが、内心カナーリびびってただろうな。
見栄っ張りだから弱音はふかないけど
ビビッテなかった筈だ。何しろ空襲で焼け出され、焦げ付いた死体を目の前で見て 生きてきたのだし。可なり楽しんでいたそうだ。遅刻はするし。
持たざる者の破れかぶれの糞度胸と、功なり名をとげてから生ずる保身の心とは、 同一人物であっても全く性質の異なるものだ。
↑らしい。
澁澤は見栄っ張りだから ・空襲が怖かったこと ・運動神経が鈍くて小さい頃いじめられていたこと ・背が低くて体格が貧弱で惨めだったこと ・親友は現役で東大に受かったのに自分だけ二浪して寂しかったこと ・就職に失敗して大学の教員にもなれず悲惨だったこと ・サド裁判で怖い思いをしたこと ・最初の奥さんを親友に寝取られて惨めだったこと ・晩年は癌でさんざん辛い思いをしたこと ・自由業で何の身分の保障もないので心細かったこと こういうことは絶対に書かなかった。 最晩年にポロリと「君らはいいよなあ、毎月きちんと給料がもらえて」と出口たちに言ってしまったのは 当人にしてみれば千載の痛恨事だったに違いない。
澁澤に恨みでもあるんですか?
龍彦かわいいよ龍彦 龍彦浄智寺行ったよ龍彦
914 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 00:27:58
915 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 01:48:19
澁澤A型?
916 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/06(月) 10:33:49
最晩年の頃は印税でうはうはだったんじゃねーの?
晩年は「河出文庫」の印税が入って暮らしが良くなったそうだ。
それでシトロエンを買ったのか
三島がちょうど市ヶ谷に突っ込む頃になってようやく初めての海外旅行に出かけたけど、 あれって、やっぱ裁判の被告人だったせいでパスポート取得できなかったからなの?
それもあるし、サド裁判以前は本当に貧乏していて海外旅行どころじゃなかったということもある。 その意味じゃサド裁判は澁澤の名を宣伝する絶好の機会だったと言える。罰金は7万円取られたが (今の貨幣価値で50万ぐらいか?)、澁澤にとってはその何十倍何百倍もの経済効果があったはずだ。
>>918 澁澤龍彦は車の免許は持っていなかった。何しろテレビのつけ方も知らなかった。
その時間を読書や執筆に使っていたと、龍子さんの本に書いてあったようだ。
いかにも文学者らしい文学者。 悪く言えば、虚弱で世間知らずでひきこもりで夜郎自大で頭でっかち。 でも好きだよ。
澁澤は完全に三島を越えたな。
924 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/08(水) 21:33:06
東大は三浪してます
二浪だよ
どうでもいいが、この板の住人はどうしてこんなにも学歴を気にするの?
学歴コンプレックスがあるんじゃないのか?俺もそうだが。
928 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 13:37:09
三浪だろうが二浪だろうが、ナンバースクールの旧制中出身でなかった時点で相当マイナスだろ。 三島もそれがコンプレックスだったらしいし。
929 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 15:46:11
貴族趣味の三島にとってナンバースクールの如きは関心の埒外。 学習院をトップで卒業して天皇陛下から恩賜の銀時計を賜ったことすら自慢でも誇りでもなかった。 時局柄、東大法学部を推薦で無試験入学したことも本人にとっては当然の成り行きで格別の事ではなかった。 大蔵省入省も親父に泣きつかれたからそうしただけ。 IQの異常に高かった三島にあったのは学歴コンプではくて階級コンプと肉体コンプ。 己ほどの貴族的美意識の持ち主が華族階級出身ではないと云う事が人生の一大痛恨事だった。
930 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 17:53:29
一言で言うと、三島はチビ
三島ってつまらん男だなw 若い頃の澁澤はこんな奴の子分だったのか
932 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 19:03:54
三島平民だもんな士族ですらない。 荷風は士族だけど
934 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/10(金) 21:33:35
この人つまんない
やっぱ中上健次だよな
936 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 00:01:14
>>931 まあ、海千山千の新人のデビュー作に推薦文寄せてくれたんだから、子分にもなるわな。
937 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 00:04:32
「少女コレクション序説」買ってきたけど、1行目から距離感を感じた。 このタイトルいいか?
距離感を感じた…センス茄子。w
939 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 00:38:06
>>933 三島は大身旗本出身だった祖母の階級意識の影響で小学校から学習院だから一高なんか受けねーよ。
ただし、官僚になれと云う親父の厳命で大学だけは東大。しかも学業超優秀につき法学部に無試験入学。
940 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/11(土) 00:46:10
>>938 センスの有無って、自分とセンスが似てるかどうかって意味でしかないよね。
自分が好きなものを好きだって言ってる人を見つけたら「お前センスいいな!」ってなる。
ばかっぽい。
感を二つ出してる時点でセンス茄子。
>>939 何も知らないのに「受けねーよ」と断言する厚かましさには恐れ入る。安藤武が書いた三島の伝記ぐらい読んだらどう?
確かに三島が学習院初等科に入れられたのは祖母夏子の意向によるところが大きいが、三島は中学受験で
開成に、高校受験で一高に、就職に際して日本勧業銀行にそれぞれ落とされている。ただし虚栄心の強い三島は
生前このことを決して口外しなかったため、三島の両親や実弟千之・実妹美津子などごく少数の人間しか知らなかった。
なお三島が在学した当時の学習院に大学は存在しない。
三島由紀夫は二十九歳のときにこう書いている。
「私は法科大学へ試験を受けて入ったのではなかった。その年に限り内申制度によって、各高等学校の推薦で入った
のである。そこで私は今まで受けた資格試験と言っては、小学校へ入ったときのメンタルテストを別にすれば、高等文官
試験だけしか知らないのである」(『学生の分際で小説を書いたの記』)
また昭和三十五年にはこう書いた。
「私は今までの半生で、二回しか試験を受けたことがない。幸いにしてそのどちらも通ったからいいようなものだが、
一つは学習院初等科の入学試験であり、一つは最後の高等文官試験であった」(『社会料理三島亭』)
しかし、三島は学習院初等科卒業時に開成中学校を受験して落ちており、学習院中等科卒業時には第一高等学校を
受験して落ち、大学卒業時には日本勧業銀行の採用試験に落ちているのである。こうしたことは彼の生前には彼の両親など
ほんの一握りの身内にしか知られていなかったから、彼は一般読者向けにはこのように嘘がつけるのであり、こうした
仮面的テクストを作成できるのである。
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~Eugene/
ここはいつから三島スレになったんだよ。澁澤がかわいそうだろw
澁澤ってすたいりっしゅだけど、オンナにもてたのかな?
946 :
吾輩は名無しである :2006/02/13(月) 22:30:20
ミューゼアム・オブ・カタクリズム
>>945 校正の仕事で岩波書店に出入りしていたとき矢川澄子をナンパしたらしいが、
あんな耳が大きくて宇宙人みたいな顔をした病弱でキザな小男に惚れる女がよくいたものだと思う
948 :
吾輩は名無しである :2006/02/18(土) 11:43:09
澁澤も一時期夢中になる人はなって、その後忘れちゃう熱病系の作家。
>>1 は今でも澁澤に夢中なのかな?
自分が一時期はまってたってだけで何をいってるのか
ナンバースクールの意味をわかってないやつがいるな。
951 :
吾輩は名無しである :2006/02/19(日) 01:09:55
もうとっとと埋めて次スレ行こうぜ。 『高岳親王航海記』だけは、普通に傑作。
umeeeeeee
953 :
吾輩は名無しである :2006/02/27(月) 01:34:28
これでぼくもついに尊敬している澁澤さんと同じ二浪になりそうです。 いや、二浪で終わるかもわからないし、二浪でも東大は入れるかわからないんですが。
五浪して澁澤を超えるんだ。
大学はどうでもいい。卒業後、澁澤のような意義のある仕事が出来るかが問題。
でも澁澤の親友は出口・巌谷・野澤・中井・種村・三島・松山などやっぱり東大が多い
958 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 15:48:51
「快楽主義の哲学」 中途半端だった・・澁澤自身、快楽主義者になりきれなかった感じ。
959 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 15:58:32
大学はどうでもいいので
960 :
吾輩は名無しである :2006/03/02(木) 16:14:03
晩年は病気のせいもあって、明らかに濃厚さがなくなってます。勿論 シブサワ・ワールドにおける濃厚さという意味です。「私のプリニウス」 など、70年代の当人が読んだら、絶対に単行本にはしなかったでしょう。 盟友の生田先生も、嘆いていましたからねえ。当人も神格化された事に 勘違いしちゃった感は否めません。 一番のショックは、文庫になったことです。ハードカヴァーのしっかり した活字で読むのとは、正直印象はまるでちがいますから・・・
>>960 禿同。
>一番のショックは、文庫になったことです。
含蓄のある言葉。
思うに澁澤は少数の読者に愛されて、大事に大事に読まれた方が良かった。
変に祀り上げられるべきではなかった。
少数の読者にしか読まれなかったら北鎌倉に家なんか建てられなかったし
何より
>>961 みたいなミーハーは一生澁澤を読む機会がなかっただろう
「快楽主義の哲学」(カッパブックス)や著作の文庫化の おかげで澁澤は収入がよくなって、亡くなるまで好きなテーマで 仕事ができたので結果的にはよかったと思っている。
カッパブックス執筆は元光文社のタネさんの縁だろうな
>>964 そうだろうね。
あと、裏表紙に解説というか識者のコメントみたいのが載っているんだけど
三島由紀夫が書いていた。
「友情に篤いことで有名な…」とかいうあれか
>>960 >晩年は病気のせいもあって、明らかに濃厚さがなくなってます。勿論
>シブサワ・ワールドにおける濃厚さという意味です。「私のプリニウス」
>など、70年代の当人が読んだら、絶対に単行本にはしなかったでしょう。
>盟友の生田先生も、嘆いていましたからねえ。当人も神格化された事に
>勘違いしちゃった感は否めません。
やはり作家もその時代とともに生きてるんだと思います。
澁澤もある時代の雰囲気の中で出てきた作家でしたし、60年代まではあえて
あの「澁澤龍彦」をよそおってた節もありますし。
あと年齢や経験というものも、やはり変化をもたらしていると思います。
70年代後半以降の作品群は60年代までのそれと比べると表面上は濃厚さが
薄れて、さらりと淡白に見えるけれども本質は変っていないような気がします。
脱皮とか変態を経て進化するようなイメージですか。
それと澁澤が神格化されて勘違いしちゃったという事も無かったと思うんです。
一見そう受け取られるような、80年代的言動もあったでしょうが、作品を読むと
とても勘違いしてる作家の書いた物とは思えませんでした。
澁澤が書くものは三島の死を境に変わったと言われているが 70年代後半以降?
>>968 そうだと思います。
「思考の紋章学」に収められている一連のエッセイから顕著な気がします。
さて970だが…次スレは必要か? このレスの少なさを見ると、もう要らないような気もする。
新スレ落ちてるし
スレが無いのは寂しい 990を越えたあたりでいいんじゃない、次スレ
もう話題がない
そうかな 作品やテーマについてとかいくらでもあると思うが・・・
975 :
吾輩は名無しである :2006/03/05(日) 12:35:08
>>973 今までの常連以外の新しいファンが、新しい話題を書き込んで
くれる可能性が大きいので、常に新しいスレが必要だと思う。
976 :
吾輩は名無しである :
2006/03/05(日) 19:10:27 バタイユ『エロティシズム』翻訳は酒井健訳と比べてどこが違うの?両方読んだ方に聴いてみたいね。