1 :
たまたま前スレの1:
乙
3 :
吾輩は名無しである:03/11/05 15:09
見ろ!とんだソラマメだ!
4 :
吾輩は名無しである:03/11/05 15:55
女でも立ち小便するんですか?
(決してセクハラ発言ではなく、太宰の作品からの意見です。)
5 :
吾輩は名無しである:03/11/05 17:14
まあ、あのスレ使うわけにはいかないよな
>>1 乙
6 :
吾輩は名無しである:03/11/05 18:25
>>1 あなたの文学はきらひです。大きらひです(一割の憎悪と九割の恥じらいで)
7 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:19
死のうと思っていた
8 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:19
ことしの正月
9 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:20
よそから着物を一反もらった。
10 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:20
お年玉としてである。
11 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:21
着物の布地は麻であった。
12 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:22
鼠色のこまかい縞目が織り込められていた。
13 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:31
罪のアントは?
14 :
吾輩は名無しである:03/11/05 22:05
だれか満願の解説してくんなまし
漏れには禁オメコ解禁の話としか思えんのだが
違うと強硬に言い張るヤシがおるのだ
15 :
吾輩は名無しである:03/11/06 00:33
>>14 「満願」については
>>1にリンクしてある最初のスレ「太宰治。」の
433あたりからと、467あたりから、なんかでいろいろ話されてます。
結構、紛糾してますけど……。
そのほかの過去スレでも話されてるかもしれないので、検索してみてください。
16 :
吾輩は名無しである:03/11/06 01:04
>>1 乙カレー!
よかった…あのスレ使うのかと思ってドキドキしてたさ。
18 :
吾輩は名無しである:03/11/06 18:31
太宰は永遠。
おしっこよ
20 :
吾輩は名無しである:03/11/08 17:57
修っちゃあ!
21 :
吾輩は名無しである:03/11/08 18:11
「僕も画くよ。お化けの絵を画くよ。地獄の馬を、画くよ。」
22 :
吾輩は名無しである:03/11/08 18:12
「不良?僕はいつ不良になったんだい?叔母さんこそ不良じゃないか。
なんだい、チョッピリ女史のくせに。」
23 :
吾輩は名無しである:03/11/08 21:23
みな、無学である。暴力である。弱さの美しさを、知らぬ。それだけでも既に、私には、おいしくない。
何がおいしくて、何がおいしくない、ということを知らぬ人種は悲惨である。私は、日本の(この日本という国号も、変えるべきだと思っているし、また、日の丸の旗も私は、すぐに変改すべきだと思っている。)この人たちは、ダメだと思う。
主人の愛国心は、どうも極端すぎる。
先日も、毛唐がどんなに威張っても、この鰹の塩辛ばかりは誉めることができまい、
けれども僕なら、どんな洋食だって食べてみせる、と妙な自慢をして居られた
エキサイト翻訳で「shit」を翻訳する。
次に「shit!」を翻訳する。
そのまま!を一つずつ増やしていくと・・・!
26 :
吾輩は名無しである:03/11/08 22:02
>>25 shit 糞
shit! 脱糞してください!
shit!! 脱糞してください!!
shit!!! 脱糞してください!!
shit!!!! 糞!
shit!!!!! 脱糞します!!!!!
shit!!!!!! 脱糞します!!!!!!
shit!!!!!!! 脱糞します!!!!!!!
shit!!!!!!!! 脱糞します!!!!!!!!
27 :
3は学割野朗 ◆BJ3GET/Ezc :03/11/08 22:40
>>25 shit 糞
shit! 脱糞してください!
shit!! 脱糞してください!!
shit!!! 脱糞してください!!
shit!!!! 糞!
shit!!!!! 脱糞します!!!!!
shit!!!!!! 脱糞します!!!!!!
shit!!!!!!! 脱糞します!!!!!!!
shit!!!!!!!! 脱糞します!!!!!!!!
28 :
吾輩は名無しである:03/11/08 23:14
だれだ、ヌ速にリンク貼った奴は?
29 :
吾輩は名無しである:03/11/08 23:41
ニュー速から記念パピコ
31 :
吾輩は名無しである:03/11/09 00:11
shit!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
=脱糞してください
32 :
吾輩は名無しである:03/11/09 00:12
shit!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脱糞してください
33 :
吾輩は名無しである:03/11/09 00:13
shit!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
脱糞する
記念パピコ
35 :
吾輩は名無しである:03/11/09 00:41
ぐっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ
人
__ノ (__) | _
| | (___) | ノ\__ヽ
ヽ二二 (____) | \ノ(◎)
_____/ミ / \ /|ミ____|
/ / 6 ` ´ 」` |∩ \
| |/ \ ー / ノ ウンコー \
.\ヽ、∠___ノ\\ \
.\\::::::::::::::::: \\ \
37 :
吾輩は名無しである:03/11/09 02:26
田辺あつみ love
38 :
吾輩は名無しである:03/11/09 02:34
「おい、壇君。待つ身がつらいかね、待たせる身がつらいかね?」
39 :
吾輩は名無しである:03/11/09 02:40
「モチよ。」モチとは、勿論の略である。
40 :
吾輩は名無しである:03/11/09 02:46
志賀「まったく最近の若者ときたら、モボだのモガだの
なんでもかんでも略しおってからに。」
41 :
吾輩は名無しである:03/11/09 03:57
世間とは君のことじゃないか。
42 :
吾輩は名無しである:03/11/09 03:58
夏の花火
43 :
吾輩は名無しである:03/11/09 04:07
山下清「お、おにぎりでも腹いっぱいたべれば悩みは
消えてなくなるんだな。」
太宰「プッだぜ。」
44 :
吾輩は名無しである:03/11/09 07:47
幸福は一夜おくれてやってくる。
兄弟はどこでどうしているやら。リアルで。
ひらめのおっかさんの事あんまり悪く書くなよ
太宰って敬老精神がないね
47 :
吾輩は名無しである:03/11/09 15:55
お茶目。
48 :
吾輩は名無しである:03/11/10 05:52
ほんとだ。なんでこんな糞スレと化してるの?
50 :
吾輩は名無しである:03/11/11 00:10
太宰ってどうしようもねえな
否、太宰師匠はほんとすばらしい。永遠。
読みやすいって言えば読みやすいけど・・・何も残らんよ。
53 :
吾輩は名無しである:03/11/11 00:25
逆行だっけ?
農民の酒盗んで殴られまくるやつ
アホだと思った
それとも最初からギャグなのか
54 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 00:28
>>52 それ、志賀直哉のぱくりだな。太宰は如是我聞で反論してるから読め。
へ?読んだけど・・・男のくせにチマチマしてんだもん、太宰って。
56 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 00:40
>>55 読んでいてどうしてそんなレスなんだ? 読んでないんだろ?
無意味に強がるな。男のくせに。
お殺せなさいますの?
志賀直哉のほうがよっぽど女々しいよ。
57 :
吾輩は名無しである:03/11/11 00:41
太宰って明るいんだよな。
58 :
吾輩は名無しである:03/11/11 00:43
いやあ絶対に一人だって女学生は。
何者なんだろう?太宰って・・。
>C
だから人間失格(岩波)に入ってるやつでしょ?読んだよ、
ネチネチしてて記憶にねーって。じゃ、寝るぞw
60 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 00:49
>>57 明るさと暗さが極端なんだよね。
『走れメロス』も書いてるわけで。あれも読み方によっては辛い読み物だけど。
『人間失格』なんかはあれで救われたり希望を持てた人間って
凄く多いと思う。あれ、最後の最後で
こんな俺でも生きててよかったんだばかやろう
って言ってる小説だもんな。しかもそれを女の人に代弁させるという(笑
常に、希望を書いているんだよね太宰は。それが読めない奴には
「女々しい」ってことになるんだろうけど。
三島もどうせならちゃんと読んでから批判して欲しかったよ。
61 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 00:52
>>59 検索すりゃわかることだけ書いて逃亡ですか。男らしいことです、おやすみ。
はぁ・・・
63 :
吾輩は名無しである:03/11/11 15:58
>C
読み返したよ>如是我聞
うん、爆笑。明るいっていうか自我の弱い人のような気がする。
ついでに、「人間失格」の頁に自分が線を引いてたのでそれを昔に読んだ
証拠として書いとく。(証拠にならん?かw)
世間とは、いったい、何のことでしょう。人間の複数でしょうか。
どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ
強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きてきたのですが(略)
「世間というのは、君じゃないか。」(P88)
はっとしましたよ、この部分に当時。
>>63 同意。世間ってのは社会全体じゃなくて、
自分の知ってるごく少数の人だったのね
65 :
吾輩は名無しである:03/11/11 21:37
太宰ってスーフリの和田みたいなヤシだったんだろうな
表面、道化で。
太宰は塀の外側に落ちたけど。
66 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 21:42
>>63 いわゆるアフォリズムというか警句では
芥川が一歩も二歩も上手だけど、
ちょっと視点をずらさないと見えてこない真実に関して、
太宰は鋭い見方を示していることが多いと思う。
それに一人称の文体では
太宰より巧く書けている人ってほとんどいないんじゃないかな。
大江健三郎も自分へと連なってゆく作家の系譜に
太宰の名をあげていたけど
(そして三島や川端は入っていなかったけど)
それもよくわかる。
内容はともかく、
太宰のほうが大江より明らかに優れている点は
文章のリズム感、これに尽きるよ。
ここらへんを「読みやすいから非芸術的」なんて
勘違いする奴も多いんだけど。
太宰の言う「心づくし」を理解できない頑迷な阿呆はね。
67 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/11 21:58
>>65 馬鹿だなあ。逆だよ。おまえ何もわかってないのな。人生の機微っていう奴を。
68 :
吾輩は名無しである:03/11/12 00:03
なんで金木の家は誰もすんでねーの?
アフォリズム、芥川と太宰どちらが上手かは判断つかないけど、俺は太宰のほうが心に残るね。
読み易いってのも大きいが。
俺の好きなやつ
なんだ、みんな同じこと言っていやがる。
ひとこと口走ったが最後、この世の中から、完全に、葬り去られる。
そんな胸の奥の奥にしまっている秘密を、君は、三つか四つ ― 筈である。
70 :
吾輩は名無しである:03/11/12 05:29
主観丸出しな意見ですが
私は皆さんの勝手な言い分を十分に
認めてあげようと思います
意見ってそういうものですからね
73 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 14:00
>>69 「兵法」っていうのが俺は好き。文章所作に関する考察。
>>70 馬鹿だなあ。そういう俺のお得意さんになってる自分を棚にあげて。
>>72 そんな君の意見を俺は認めないがな(笑)
74 :
吾輩は名無しである:03/11/12 16:06
>72
大人
>73
子供
他人の意見を、何でも馬鹿にして、尊重することも出来ないお馬鹿さん。
他人の意見を尊重しないと、自らの意見も尊重されないのが分からないんだね。
だから、君は他人に馬鹿にされるのだよ。アハハ。
人間は、顔がちがうように、指紋が違うように、
ひとりひとり感じ方も考え方も、違っていて当然。たとえ
「同じだ!」と言っても
その微細な内容は、微妙にちがっている。
だからこそ、自分はどう感じどう考えたかを、できるだけ他者に理解して
もらえる文章にして、レスを書く。・・・
もしも、それを読んだ誰か見知らぬ人が、
「あ、自分もそんな感じしたよ」等と言ってくれれば素晴らしいし、
「俺は違う。逆にこう思ったけど…」と書いてくれても、
なるほど、そんな感じ方もあるんだなあ、と新しい発見ができる。人間は
多種多様なんだ…実人生の中では出遭えないほどの種々の人間を知るのは
文学の中だし、そのことについて語りあうBBSによって
さらに「現実の」多様な人間を知ることができる。
折角の場だから、浅薄で狭隘な自分だけの見方を他者に押し付けようと
それぞれが我を張って
無意味な喧嘩なんかするのは、とてもばかげたことだと思うよ。
76 :
吾輩は名無しである:03/11/12 16:46
>人間は、顔がちがうように、指紋が違うように、
>ひとりひとり感じ方も考え方も、違っていて当然
これは正しい。
けどね、これを言う必要があるってのは
これを分からない人がいるからなんだよね。
議論ではなく、勝った負けたの論争がしたいお馬鹿さんが。
誰とは言わない。
2chでは、馬鹿レスは完全無視しないと、まったくの時間ロス、
て、俺もしてるじゃん、ロス。bye
78 :
吾輩は名無しである:03/11/12 16:51
>>77 時間だけは、いくらでもあるようなヤシらの溜まり場だからw
当然、馬鹿なわけで、喧嘩でもいいから構ってくんw
ひっきーだから友達いねーしw
79 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 17:19
>>74 他人の意見を尊重するんじゃなく尊重すべき意見なら他人のものでも
尊重するな俺は。価値判断もできない精神っていうのはまさに赤ん坊
だと思うから。君は発想が幼すぎるよ。子供の道徳、語るなよ。
>>75 意味があるか無いかは個人が決めればいいことだろう。君のご意見は
拝読するが「浅薄で狭隘な自分だけの見方」なんて書き方に君自身の
傲慢な価値判断は否応無く現れる。君だって無意味な喧嘩をしかけて
いるが自分を棚にあげているだけなんだ。しかも幼稚な道徳で相手を
一方的に切り捨てておいてね。くだらない倫理はよしてくれ。
>>76 >>77 >>78 有象無象。パス。
小僧の道徳で無頼を語るな。もっとてめえ一人で生きてゆけ阿呆ども。
80 :
吾輩は名無しである:03/11/12 17:40
C ◆7sqafLs07sは独善主義者だな。
他人の意見は頭から否定しようとする姿勢が読みとれる。
>尊重すべき意見なら他人のものでも尊重するな俺は。
と言うが、君はこのスレに措いて他人の意見を
馬鹿にしているようにしか感じられないがどうか?
尊重とは否定することなのかね?
それとも、このスレには、自分よりも劣った人しか
いないとでも思っているのかね?
もし、そう思っているならば、君は慢心している。
81 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 17:55
>>80 まず独善は独善であって主義という言葉には繋がらない。
そういう日本語の使い方を知らないくせに背伸びするアホ、
つまりおまえのような奴には阿呆と言う。
慢心って言葉のもそういう文脈では用いないんだよ。
それに幾つかの正当な根拠ある書き込みに対しては俺とて
それが自分の意見と異なっていても否定していないぞ。
日本語を勉強し人の文章を把握できるようになれよ。
好き嫌い以前の問題だ。
82 :
74=76=80:03/11/12 18:18
君は自分の文章を読み返すのかね?
君の文章には「アホ」、「阿呆」、「馬鹿」という悪態語、
「読んでないんだろ」などの、
端から他人を決めつけてかかる文句が踊っている。
他人がその文章を読めば不愉快になることを理解できていないのかね?
それとも、自分のことで精一杯で他人に対する配慮がないのかね?
君は議論をしているのではない。論争をしているのだ。
勝った負けたと、いつまでも下らないことに固執する君の文章はつまらない。
83 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 19:15
>>82 言葉狩りがしたいのか?
アホにはアホと言う。阿呆には阿呆と。
日本語の使い方も知らなければ
小学校の道徳みたいなことだけで偉そうに語っちゃう
幼稚な奴にはな。
そして最初のレスをした相手が
如是我聞を読んでいないのはほぼ事実だ。
何故なら正面から反応していない。
読みもせず否定するような奴は最悪だろうが。
決めつける根拠があるんだよ。
逆に、おまえには何もねえじゃねえか。
何一つ、根拠などない。当たり前だ。
そんなもんあるわけない。ただの八つ当たりだもんな、おまえ。
勝った負けたなどはてめえが言い出したこと。
自分のけつくらい自分でふけ。
つまるつまらない以前の問題だ。
配慮と言うなら死んだ作家への配慮もしろタコ。
太宰の愛読者達への配慮はねえのか?
くだらないな。
じゃあ、議論とやらしてみろよ。無理だよ、おまえには。
「論」なんてもの皆無だもんよ。
論争っていう言葉もな、
とりたてて否定的な意味を持つ言葉じゃねえんだよ。
戦争かなんかと勘違いしてるんじゃねえのか?
84 :
74=76=80:03/11/12 19:21
君は本当に人の文章を読んでいないんだね。
自分のことで精一杯なんだね。
>言葉狩りがしたいのか?
>アホにはアホと言う。阿呆には阿呆と。
>日本語の使い方も知らなければ
>小学校の道徳みたいなことだけで偉そうに語っちゃう
>幼稚な奴にはな。
>そして最初のレスをした相手が
>如是我聞を読んでいないのはほぼ事実だ。
>何故なら正面から反応していない。
>読みもせず否定するような奴は最悪だろうが。
もう一度繰り返します
「他人がその文章を読めば不愉快になることを理解できていないのかね?」
そして、君は僕に「おまえには何もねえじゃねえか。」と言うが
僕は他人から馬鹿されるようなことは発言していない。
つまり、君が僕を馬鹿に出来る隙を見せていないのだ。
85 :
74=76=80:03/11/12 19:30
>配慮と言うなら死んだ作家への配慮もしろタコ。
>太宰の愛読者達への配慮はねえのか?
君は、このスレに措いて志賀直哉などに対し配慮をしたのかい?
女々しいは配慮かね?
>くだらないな。
そうだね君は。
>じゃあ、議論とやらしてみろよ。無理だよ、おまえには。
>「論」なんてもの皆無だもんよ。
君と議論をすることは無理なのだ。議論は一人では出来ない。
君が人と争おうとする意志を捨てないかぎり。
>論争っていう言葉もな、
>とりたてて否定的な意味を持つ言葉じゃねえんだよ。
論争。言い換えれば「煽り合い」。
煽り合いには罵詈雑言しかないじゃないか。結果として残るのは憎しみだ。
>戦争かなんかと勘違いしてるんじゃねえのか?
君が勘違いしている。
86 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 19:33
>>84 繰り返しならもう結構だよ。半べそかきながら争うことでもないぞ。
俺はおまえが不愉快になろうがアホにはアホと言う。それだけだ。
そしてそのことに何ら問題を感じていない。なぜならアホはアホだ。
それとおまえは隙だらけだ。隙そのものと言ってもいい。気づけよ。
はやくおまえの「論」とやらを見せてみろよ。ここは太宰スレッドだ。
スレ違いのくだらない道徳論をする場所じゃねえんじゃねえのか?
87 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 19:37
>>85 君が幼い正義感の持ち主なのはよくわかったから粘着しないでくれ。
ただ相手の言葉をそのまま返しても「口喧嘩」にしかならないよ。
俺はあちこちで議論をしている。しかしな、おまえの言うような幼稚な
話じゃ議論もなにもできねえんだよ。俺は太宰の著書やその中身を
あげて相手の不備をついた。そのことに対しておまえが持ち出した
くだらない正義感はおまえの自由だ。でもそれはおまえが守ればいい。
俺には俺の正義があるよ。おまえの論理で言ってもそうなるだろうが。
必要な憎しみなら引き受けて生きる。それが人間ってものなんだよ。
それこそ人はみんな違うんだから争いなんかは日常的に起こるんだ。
君の子供じみた道徳じゃ、ちっぽけな正義も守れないんだよ。考えろ。
88 :
74=76=80:03/11/12 19:39
C ◆7sqafLs07s が僕と論争しようとするかぎり終わらないよ。
君は僕に対し論争で勝つことは出来ないよ。
なぜなら、僕は発言をしていない。
雄弁は銀、沈黙は金の諺の通りの行動さ。
君は雄弁すぎた。そして、その雄弁には突っ込めば崩れる隙がありすぎたのだ。
そして、僕がその雄弁の隙に突っ込んだ。そして、見事に君は崩れた。
孫子もいう、彼を知り、己を知りば百戦危うからず、とね。
君は自分のことで精一杯だから。議論は出来ない。
議論がしたいのならば、先ず自分を見つめ直せ。
89 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 19:45
>>88 なんだ気違いか。馬鹿は訂正する。君は気違いだ。
気違いと議論してもそりゃかなわない。可哀想にな。
>88
土俵に乗った以上、きちんとした意見を出してみてはどーよ?
俺は軽はずみすぎたんだけどね(w
91 :
74=76=80:03/11/12 20:59
>55
何が聞きたいのか僕に言ってくれませんか?
土俵に乗った以上と言われても、僕の乗った土俵は
C ◆7sqafLs07s のつまらない論争に対する追究をする土俵だからねぇ。
だから、あなたが僕にどんな土俵に乗ればいいのか教えてください。
長文うざすぎ
93 :
74=76=80:03/11/12 21:03
>92
このスレに長文なんてないぞ。
全部、短文だ。
94 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/12 21:37
>>90 変に煽るな。
>>91 君は自分ひとりでは何も決められないのか?
本だって読んでなければ
議論なんかできやしないんだろう?
逃げてばかりいて何を守れると言うんだ?
もっと色んなことを見つめたらどうだ。
世界そのものを。
如是我聞についてはどう思ったんだ?
知らないんだろ?どうせ。
たぶん中高生だろ。いいかげん相手にすんなよ。
96 :
74=76=80:03/11/12 22:16
>如是我聞についてはどう思ったんだ?
>知らないんだろ?どうせ。
知らないないが、それがどうした?
そうか。
君は知っているのか、ならば教えてくれ。
如是我聞を。
詳しく説明してくれ如是我聞を。
出来ないわけないよな。
>>74-96あたり
議論のための議論がしたいなら別の板へ。
レスが増えてる!と思って見てみたら、太宰とぜんぜん関係ないじゃん……。
本文を知りたいなら、青空文庫でも文庫本でも読めますよ。
98 :
74=76=80:03/11/12 22:36
>97
これは失礼しました。
ということで
C ◆7sqafLs07sちゃん。
もう終わりまちゅからね、バイバイ。
99 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/13 02:40
>>95 中高生ならなおさら、ちゃんと言い聞かせないといけないだろ。
>>96 知ってるから聞かせてやろうか。っていうかもう引用してるんだ。
このスレッドを読む奴らのほとんどはわかってるはず。
お殺せなさいますの?
この変な日本語は太宰が『如是我聞』の中で志賀直哉を批判
しようとして志賀の文章を引用した箇所なんだ。
だから、それを引いているだけで、読んでいる奴には理解され、
おまえのような恥さらしだけがアホを見るんだよ。
わかったか?
>>98 幼児語使ってアホはよけいアホに見える。もっと勉強しろ。色々。
さあ、そろそろ落ち着いて太宰師匠を語ろうぜ!
太宰好きな椰子(俺も含め)はこんな諍いの間もさまざまな太宰作品に触れ、或いは思い返し、また新たな発見をしてるんだ!
ほら、何処かで貢をめくる乾いた音がしてる。
そろそろ落ち着いて太宰師匠を語ろうぜ!
諍いの間にも太宰好きな椰子ら(俺も含め)太宰の作品に触れ、或いは思い返したりして、新しい発見をしているんだ!
ほら、何処かで貢をめくる乾いた音がしてる。
さあ、そろそろ落ち着いて太宰師匠を語ろうぜ!
ほら、何処かで貢をめくる乾いた音がしてる。
創生記ばんざい!
100ばんざい
100ばんざい
創生記ばんざい
100ばんざい
105 :
吾輩は名無しである:03/11/13 17:46
優しいという字は人に憂いと書く、ってのはどの小説に出てるんでしょうか?
また、昨日武田鉄也が「子どもより親が大事」ってテレビで解説してて桜桃読んでみたけど
親は戦ってるんだ、という武田が言った言葉は桜桃にはなかったのですが・・・。
武田の解釈かな?
106 :
吾輩は名無しである:03/11/14 13:22
『人間失格』って、どこまで太宰の自伝になってるんですか?
>>106 100%虚構
綿密に考えられたフィクション
>>107 そうなんだ。
それはそれですごいですね。
東北の金持ちの子供っていう設定が
自分のことをイメージしてるのかと思ったんですが、
太宰はああいう子供じゃなかったわけですか?
109 :
吾輩は名無しである:03/11/14 14:27
>>108 100%虚構ではないよ。でも事実でもないね。
70%は本当だと思ってた<人間失格
111 :
吾輩は名無しである:03/11/14 19:59
>>107 太宰には葉蔵が最低の卑劣漢だという自覚はあるんだろうね
112 :
吾輩は名無しである:03/11/16 09:47
高校の頃は人間失格読んで太宰にはまったけど、
今は太宰より志賀直哉のがいいね。
小僧の神様とか赤西蠣太とかおもしれーよ。
113 :
吾輩は名無しである:03/11/16 12:30
志賀直哉はじじいうけがいいらしい
>>112 はじじい
114 :
吾輩は名無しである:03/11/16 15:59
俺は太宰の作品の雰囲気が好きだよ。
もうだめぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
堕ちるうううううううううう
こんな感じ。
如是我聞の最後の方の破れかぶれみたいな感じもいいね。
お前ら全員氏ね、みたいな。厨房がさんざんいじられて
発狂したみたいな壮絶さがある。
好きだよ、太宰。
116 :
吾輩は名無しである:03/11/16 17:47
>115
太宰についてどう思いますか?
>>116 2ちゃんねらーと同じでカスだね。ププ
お前も2ちゃんねらじゃないか・・・・・・・・・
119 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/16 22:33
>>112 どこらへんがおもしろいのか書かないと説得力が無いな。
書名挙げるだけなら検索すりゃできることで。
俺は「剃刀」っていう短編は好きだ。志賀直哉だったら。
太宰が言った「背負い投げ」でも無かったし。
太宰ってむしろ自我が強いと思うけどね。
一見引いてみせているようでいて、
「自分は悪くない。世の中がいけないんだ。」と自己正当化している手合いだよ。
121 :
吾輩は名無しである:03/11/17 08:38
津島美知子さんの、「回想太宰治」を読んでみたい。
小学館から出ている、「太宰治」に断片が載ってるのだけれど
端的に太宰というひとがどういう人だったか、太宰がなにを望んでいたのか
というのが文体も含めて描かれてるようにおもいまちた。
122 :
吾輩は名無しである:03/11/17 10:23
まあ太宰をきっらいな人は大嫌いだよねえ。ハハハ
大江さん、ごくろ。
124 :
C ◆7sqafLs07s :03/11/17 13:59
>>120 自我と自意識は違うと思うが、まあ言いたいことは理解しよう。
評価は個々の自由だけど、読みが浅いと思うな。なんていうか、
太宰一流の「フェイク」に引っかかってしまっている手合いだ。
125 :
吾輩は名無しである:03/11/17 19:14
富士山には月見草が良く似合うと思ってる人いますか。
俺は富士山を見た事がないからわかりません。
月見草なら、そこら辺に大量に生えてます。
月見草って、みたことないんですが、ぼそっ。
あんまり、似合うとはおもわなかったけれど、だいたい花にたいしての
感性が足りないかもね。
僕がね。。。。
あまり、わぁっという風ではなかったような気がする。月見草。
バブル時代を通して、今日という時代に毒されてるのかと、おもって
みたりして。
130 :
吾輩は名無しである:03/11/17 19:51
富士山と月見草については、富岳百景という小説に出てくるんですけど
まじれすお願いします。
131 :
吾輩は名無しである:03/11/18 00:25
「富嶽百景」より。
> 「おや、月見草。」
> さう言つて、細い指でもつて、路傍の一箇所をゆびさした。さつと、バスは過
> ぎてゆき、私の目には、いま、ちらとひとめ見た黄金色の月見草の花ひとつ、花
> 弁もあざやかに消えず残つた。
> 三七七八米の富士の山と、立派に相対峙し、みぢんもゆるがず、なんと言ふの
> か、金剛力草とでも言ひたいくらゐ、けなげにすつくと立つてゐたあの月見草は、
> よかつた。富士には、月見草がよく似合ふ。
実際の月見草は白い花。
ここに書かれている「黄金色」の花とは、オオマツヨイグサのことらしいです。
以前、朝日新聞の「花おりおり」でも書かれてましたが。
太宰は知っててそう書いたのか、知らなかったのか……。
しかし、富士山と黄色い小さな花の対照はとても鮮やかで、すがすがしい気がします。
見つけたHPを参考に。↓月見草、オオマツヨイグサの写真も載ってます。
http://homepage1.nifty.com/rikashitu/K_TUKIMISOU.htm
富士山には月見草が良く似合う。
太宰と恩師の井伏鱒二だね。太宰はかなり私小説的なものを書いているから、
興味がある人が読むと余計に笑えるんだね。
133 :
吾輩は名無しである:03/11/18 03:18
相対峙だなんて無神経な表現でイヤだね
だから三島なんぞに馬鹿にされるんだ。
『人間失格』もすんなり読めたけどやっぱりあれかね小説とは言えない代物なんだろうね。
主人公にはひた走る真空地帯を、現実との衝突も転機もない。
迷惑振りまき弱者踏みつけてその点『金閣寺』の溝口よりはるかにタチ悪い。
同じ破滅への叙事詩にしても失格の主人公の程度低いのは太宰が三島より
いやらしいヤシだったって事になるのかね。
134 :
吾輩は名無しである:03/11/18 19:45
>>131 どうもありがとうございました。
俺も月見草とオオマツヨイグサを間違えていました。
富士山は写真で見ても大きさとかがよくわからないので
いつか見に行きたいです。太宰の色彩感覚やセンスは
文章だけではわからないので。
136 :
吾輩は名無しである:03/11/19 01:27
富士に「世間」を、月見草に自己を投影したものとも思われ
137 :
吾輩は名無しである:03/11/20 12:23
爆笑の太田が一番好きな本は右大臣実朝って言ってたよ。
これ読んだことないけどどうなの?
138 :
吾輩は名無しである:03/11/20 13:45
俺は無職のできそこないです。生まれてきてすいません(´・ω・`)(´・ω:;.:...(´:;....::;.:. :::;.. .....
右大臣実朝は22000円とあったぞ。
140 :
吾輩は名無しである:03/11/20 22:03
何でこの頃の作家は自殺したがってたの?
>>140 既成事実であるかのように話すあなたの言葉には閉口します
142 :
140の母:03/11/21 10:14
>>141 140の母です、息子は出来そこないです。産んですいません。
143 :
吾輩は名無しである:03/11/21 10:23
なんで大江は自殺しないの?
144 :
吾輩は名無しである:03/11/21 10:26
正直 太宰が文学の歴史に名前を残すほどの作家とは思えん。ずっと疑問に思ってた。
なぜ?どこがいいのでしょうか?
146 :
吾輩は名無しである:03/11/21 14:36
>>145 読んでて普通に面白い
文才がある
構成力がある
あがき、苦しみながら生きてることに共感する
147 :
吾輩は名無しである:03/11/21 15:55
hagesiku
doui
148 :
吾輩は名無しである:03/11/21 16:08
>>146 面白いのはけっこうだが
弱者踏みつけにする人間性が最悪
弱者を踏みつける事で自分を保っているんでしょう
150 :
吾輩は名無しである:03/11/21 23:26
>>145 歴史に名前を残してる事実がある以上、
おまえが太宰の魅力をわからないのは、
おまえ自身のせいであって、太宰のせいではない。
151 :
吾輩は名無しである:03/11/22 03:17
150ツルピカ禿げ同
現実には絶対の説得力がある。ということでよっしゃ
漏れもそう思う。150は坂口安吾好きと見て終わる今日といふ日
152 :
吾輩は名無しである:03/11/22 05:45
あのね、讀んで面白くない小説はね、
それは、下手な小説なのです。こはいことなんかない。
面白くない小説は、きつばり拒否したはうがいいのです。
153 :
吾輩は名無しである:03/11/22 06:03
日本だけではないやうである。また、文學だけではないやうである。
作品の面白さよりも、その作家の態度が、まづ氣がかりになる。
その作家の人間を、弱さを、嗅ぎつけなければ承知できない。
作品を、作家から離れた署名なしの一個の生き物として獨立させては呉れない。
154 :
吾輩は名無しである:03/11/22 06:04
自己辯解は、敗北の前兆である。いや、すでに敗北の姿である。
なんで北が負けると書いて敗北なんでしょう
156 :
吾輩は名無しである:03/11/22 16:27
中学校の頃に初めて読んだ「人間失格」は共感できることが多くて、
すごく面白かったのに、高校に入ったら全然理解できなくなったんですが、
なんででせうか。
158 :
吾輩は名無しである:03/11/22 19:56
>>153 〉作家から離れた署名なしの一個の生き物として獨立させては呉れない
署名なしの一個の生き物として獨立してないんだからしょうがない
>>150 おまえが金日成の魅力をわからないのは、
おまえ自身のせいであって、金日成のせいではない
160 :
吾輩は名無しである:03/11/23 10:27
そしてお前らが俺の魅力をわからないのは、
お前らの無知であって、俺のせいではない。
こうしてこのスレも太宰から離れて行き、
その乖離にまた、太宰は苦悩する。アーメン
161 :
吾輩は名無しである:03/11/23 22:48
>>111 に、
「太宰には葉蔵が最低の卑劣漢だという自覚はあるんだろうね」
とありますけど、太宰は葉蔵を批判すべき対象として描いたんですか?
あと、太宰は葉蔵に自分をまったく重ねてなかったんですか?
>>161 まぁ何というかあれだ・・・
「本当のところは本人しかわからない」
てことだ
精一杯の妥当な推測しか我々にはできない
>>162 ありがとうございます。
では、現在の「精一杯の妥当な推測」は、
どんな感じになってるんですか?
または、皆さんのご意見をお聞かせ願えたらと思います。
164 :
吾輩は名無しである:03/11/24 00:09
>>163 個人的には
葉蔵は自分の投影、という部分はあったとは思っている
でも批判の対象、というところまでは分からない
ただ自分に似た人物を書いて、自分の作品に酔ってたのか
それとも、「駄目だなこんな男は…w」などと、半ば自分でも
呆れながら眺めていたのか、あるいはその上で
ちったぁしゃんとしやがれコイツは、と厳しく見る
心持ちを持つ余裕があったのか、
あるいは、批判と諦観という思いを抱きつつも
実は問題意識はそれほど大きくはなくて
実際にはどうでもよかったのか、
それとも、葉蔵に関わってくる女の子をどう描くか、
実はそっちの方に関心があったのか、
あるいはもっと他の態度があったのか…
最後の「神様みたいにいい子でした」というのが結構重要な気がするのは俺だけ?
>>164 なるほど、ありがとうございます。
>>165 あれは、なかなかインパクトのある終わり方ですね。
外側から「神」みたいに見える人っていうのは、
内側では人間を失格したような苦しみを抱えている人だ、
ということでしょうか。
>>165 どういう意味合いを込めて言ったのか、
そういうことも考えてしまう。
「(今はともかく、昔は)神様みたいに〜」
なのか、「(昔からずっと)神様みたいに〜」
なのか。まぁ文脈からすればはっきりしてるんだろうが。
それに、「神様」と言う言葉もどういう意味なんだろう。
単に「優しさ」とかそういう言葉を指しているのか、それとも
他人に向かっていき、楽しませ笑わせてくれるけど
自分は何も望まない、という、ある意味自己犠牲的な存在として
彼を見て取っていたのか。
>>167 「お酒を飲んでも〜」だから、今でも神様みたいにいい子なんだろうと思う。
今本が手元にないから分からないけど、現在の消息は不明なんだっけ?
「太宰にとっての神」というテーマはかなり深く議論できそう。
キリスト教の影響は多分に受けてるのは間違いないんだけど・・・
169 :
吾輩は名無しである:03/11/25 00:31
神
という言葉を使ったことに対して
小説的効果以上にどれだけ恣意的であったのかはちょっと疑問
太宰がキリスト教に多大なる関心をもていたのは間違いないんだろうけど
あそこの
神
に、何か太宰の神に対する特別な思想、嗜好があったようには読めない
今のところ・・・
170 :
吾輩は名無しである:03/11/25 02:49
ちなみに、「神様みたいな〜」は、最初「神様」と書き、その後いったん「天使」に直し、
最後にまた「神様」に戻したのが、自筆原稿を見ると分かる。
何かヒントになるのかな。
171 :
吾輩は名無しである:03/11/25 03:08
堀木とヨシちゃんの件がよく判然としないのだが
ヨシちゃんは何で堀木とヤッたの?
172 :
吾輩は名無しである:03/11/25 03:08
紙のように薄っぺら
173 :
吾輩は名無しである:03/11/25 03:10
>171
女性器に男性器を突っ込んでヤッた。
私は、あの「神」という言葉に、「赦し」の問題があるのかと思いました。
葉蔵は、他人から何か言われたとき、断れない人間だったわけですよね。
>>168 「神様みたい」と言ったバーのママは、葉蔵の手記を読んで、
「ああなっちゃ、おしまいね」というようなことを言っていたと思うので、
葉蔵の内面を知ったとき(または、手記として、その終着点を知ったとき)、
彼はもう「神様みたい」ではなくなったんではないでしょうか。
175 :
吾輩は名無しである:03/11/25 15:35
「神様」は太宰の最終的な自己弁護だよね。
176 :
吾輩は名無しである:03/11/26 04:08
177 :
吾輩は名無しである:03/11/26 12:59
>>176 「自分は神様みたいないい子でした。」オバちゃんを介して、
最後の最後の謙虚な自己弁護
178 :
吾輩は名無しである:03/11/26 13:45
結末に、さりげなく
解釈が分かれるような文を入れるところがいいね
でも、俺的には人間失格もいいけど、
禁酒の心みたいな下らない短編もいいな
同じ神様ネタなら、
「女神」の終わり方のほうが図太い感じでいいな…
私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。
私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい
事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。
走れ! メロス。
私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。
悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。
メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるように
なったではないか。ありがたい!私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が
沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。
正直な男のままにして死なせて下さい。
181 :
太宰治(だざい・おさむ; 1909 -1948):03/11/28 01:47
「人間失格」「斜陽」など数々の名作を残し、39歳の時に愛人と心中してこの世を
去りました。それから50年以上たった今でも人気は抜群で、太宰治の文庫本は1500
万部以上も売れています。文筆家としてはまさに天才型で、口述筆記を得意とし、
彼の口から出る文章は句読点から括弧にいたるまで、そのまま出版できたといわれ
ています。名文といわれる彼の文章はすべてとはいわないまでもほとんどは頭の中
だけで完成させていたようです。太宰治はそんな優秀な頭脳の持ち主ですが、境界
型人格障害であったようです。
そう思われる理由の第一は、自殺未遂を繰り返したことです。自殺というと、うつ
病を連想する方が多いと思いますが、太宰治のように何回も繰り返したり、慢性的
に「死にたい」といっているような場合は、むしろ境界型人格障害のことが多いも
のです。26歳の時には入社試験に落ちたことを苦に首をつろうとしています。プラ
イドの高い彼には落ちたことがとてもショックだった、と説明されていますが、
境界型人格障害に特有の、自分が見捨てられたと感じると激しく落ち込むという反
応であったとも解釈できます。
それから酒やドラッグに溺れやすいのも境界型人格障害の特徴です。太宰治は一升
くらいすぐに飲んでしまうくらい酒好きだっただけでなく、パビナールという鎮痛
薬の中毒になり、精神病院に入院したこともあります。このときの病名は「慢性パ
ビナール中毒症」ですが、病名そのものは薬物やアルコールの中毒や依存症でも、
その原因は境界型人格障害だということは今でもよくあることです。
入院治療の甲斐あって、退院後の太宰治は次々に名作を発表していきます。それで
も彼は、自分を入院させた師や友人を恨んでいたといいます。人に頼るかと思うと、
急に手の平を返したように非難・攻撃するというのが境界型人格障害の対人関係の
パターンです。太宰治は津軽の大金持ちの生まれで、そのことに反発して実家の兄
たちを困らせながらも実際にはとても頼っていたということも、これに関係がある
かもしれません。現代の境界型人格障害の人は、家族、友達、医師に、依存するか
と思うと強く非難するというパターンをとることがよくあり、安定した対人関係を
続けられないことが多いものです。
182 :
太宰治(だざい・おさむ:03/11/28 01:50
言葉や態度で周囲を振り回すことも、対人関係の崩壊につながっています。
太宰治はとても嘘つきだった。実社会でもまるで自分が主役の演技をして
いるようだった。彼は井伏鱒二を尊敬し、井伏鱒二の前では決して膝を崩
さなかったという意外な面を持っていますが、その恩師に対しても嘘が多
かったことは、井伏自身が述懐しています。26歳の時の手紙に、「タバコ
やめました。注射きれいにやめました。酒もやめました。ウソでございま
せん」と書いていますが、その後に酒もクスリもまた始めています。
この手紙を書いたときは、彼は本気で全部やめるつもりだったのかもしれ
ません。境界型人格障害の人は、自分自身のことを深く洞察していて、そ
れだけ理解していればもう大丈夫とまわりに思わせることがあります。
ところがまた同じことを繰り返す。そうすると結局はウソをついているの
と同じことになる。その結果信用を失っていき、人は去ってゆき、境界型
人格障害の人のもっとも恐れている「人に見捨てられる」という恐怖が現
実的なものとなり、ウソや自殺行為はさらにエスカレートする、という悪
循環に陥りがちです。
自殺未遂にしても、まわりの人を困らせたり脅迫したりするためにわざと
やっていると思われることがよくあります。太宰治は自殺未遂を少なくと
も4回し、5回目についに死んでしまったのですが、未遂の4回は完全に
ポーズだったという説もあります。たとえば21歳の時には人妻と服薬・投
身心中未遂をし、相手の女性だけが亡くなっていますが、この時に太宰治
の飲んだ薬はたいした量ではなく、投身も実際にはしていないというかな
り信頼できる研究があります。
183 :
太宰治(だざい・おさむ:03/11/28 01:50
もちろんいまとなっては自殺未遂の真相はわかりませんが、ひとつだけは
っきりしていることは、彼は最後は本当に死んでしまったということです。
自殺未遂を繰り返すと、周囲の人は「またか」いう感じであまり関心を払
わなくなり、何回目かに実際に命を落としてしまっても、ご家族は「本当
は死ぬ気はなかったんだと思います」とおっしゃることがほとんどです。
死ぬ、といって実際に死んだ人はいないなどという俗説もあります。そん
なことはありません。女にすぐ死にたい、殺してくれ、と言っていた太宰
治が自殺したのは、決して例外的なことではありません。一度は命に別状
がなかった方法でも、二度目もそうだとは限らないのです。
>181-183
文学の「ぶ」の字をわからん厨房が
浅薄な知識で、とうとうとくっちゃべるなやw ちゃんちゃら可笑しいぞw
をまえの居場所であるメンタルヘルス板へとっとと逝ってよし!
★太宰の特徴は自殺未遂ではない、ズバリ「心中」である。
「あなたとなら死ぬわ」と言ってくれる女が一人でもいれば、男冥利に尽きると
いうもの。太宰には3人もいた。最初は未遂、二度目は女だけ死に、三度目で
情死を完遂。鎌倉心中については猪瀬直樹が新説を披瀝したばかりで皆周知だ。
・・それより、厨房でもいいから「情死」の意味をちっとおべんきょしなw
>>183 ★太宰の薬物中毒は医師の処方から。
盲腸の手術をした時に打たれた鎮痛剤パピナールが発端。医師に責任があるな。
時代的にも、普通の人間がヒロポン中毒になったりするような頃、
君のようなひきこもりのクスリ中毒なんぞとは、まるきり意味が違うw
★性格障害? そうでない作家なんぞ、古今東西一人もおらんわw 本質的に
異端でなければ文学なんぞやっておれないw もう少し文学を嫁w
★太宰治は、文学に生き文学に殉じた。他のことは、どーでもいいんだ、
素晴らしい文学のために生まれ、生き、死んだ。天才。
186 :
吾輩は名無しである:03/11/28 16:21
はすれメロズ
なんか長いね
181〜183って、コピぺだろ?
自作自演だろうか。。。。
境界型人格障害を解説してるHPでみたことがあるような。
どうも、大江の自作自演らしい。
189 :
吾輩は名無しである:03/11/28 16:46
はすれメロズ
191 :
吾輩は名無しである:03/11/29 16:07
192 :
吾輩は名無しである:03/11/29 18:27
太宰の作品を津軽弁に訳したら面白いかも。「駈け込み訴え」とか。
トカトントン
いっしょだ_| ̄|○
194 :
吾輩は名無しである:03/11/30 18:36
shimeko
195 :
吾輩は名無しである:03/11/30 18:48
神官「堕罪文学の芸術性がわからぬものたちよ、
いますぐこのダ−マ神殿から、退ち去るがよいっ!」
196 :
吾輩は名無しである:03/11/30 20:53
新郎、面白いと思う人いない?
197 :
吾輩は名無しである:03/12/01 02:42
198 :
吾輩は名無しである:03/12/01 03:22
太平洋戦争開戦で浮かれるドキュソ夫婦の話か。
199 :
吾輩は名無しである:03/12/01 07:35
坂口安吾が、「不良少年とキリスト」のなかで太宰について書いてる。
200 :
吾輩は名無しである:03/12/01 09:11
不良少女のクリトリス
201 :
吾輩は名無しである:03/12/01 23:33
202 :
吾輩は名無しである:03/12/01 23:34
>>196 あれ、結末が意味分からん。馬車に乗りたいだとか
文学としての評価が定まらないなか
毎年夏の文庫本キャンペーンでトップ10入りしてるの不思議
太宰って鬱だったのかな?
204 :
吾輩は名無しである:03/12/06 21:15
「○○上手な花屋がいる。目障りだ。」
太宰さんかな?
出典が全然分かりません。
花屋も何屋か微妙です。踊り上手なだったような・・・
花きちがい、大工、邪魔
「葉」太宰
206 :
吾輩は名無しである:03/12/07 05:32
花きちがいの大工がいる。邪魔だ。
>>205-206 ありがとうございます。すっきりしました。
自分は作品を読んだ事ないのに、どこで聞いたか見たのか記憶にありません。
近いうちに読みます。楽しみが一つ出来ました。
208 :
岡崎ワールド:03/12/07 11:51
私のように太宰の新潮文庫を小6から中1の間に読破した者はいまい・・
当時は(現在でも文学部のくせに本読んでない人多いからまだ合わない。春樹
信者ばっか)
誰にも太宰のこと話せなかったよ。2chもなかったし
同年代で太宰のこと話せる人欲しい。7年間の読書人生でいまだ太宰にかなう
作家はでてきてないぽ
リアルだと太宰を語るのが恥ずかしい
なぜかそう思ってしまう・・・
うわ名前消し忘れた
>>210 お、起きてる人いたの。
昔からそう思ってはいたけど、そろそろ話したいかも。
でも2chで話すのがベストなのかもなあ。
リアルだと胸がもやもやする会話になりそうだよね。
兄弟5人あって、みなロマンスが好きだった。
太宰スレなんてあったのですねー。
じっくり読もうと思います。
>>211 うん、起きてた
太宰を読むとまるで自分と会話してるみたい
それを他の人と共有とすべてを曝け出してるようで恥ずかしい
僕の場合ね
>>181 その引用元は知ってるけどさ。
>入院治療の甲斐あって、退院後の太宰治は次々に名作を発表していきます。それで
>も彼は、自分を入院させた師や友人を恨んでいたといいます。人に頼るかと思うと、
>急に手の平を返したように非難・攻撃するというのが境界型人格障害の対人関係の
>パターンです
精神病院ってところは、薬のきつい副作用に耐えなければならない苛酷な環境だよ。
昔なら尚更、その傾向が顕著だったのではないかな。
心の休息を求める状況ならば、安息と抱擁、少なくとも安全な場所でなければならない。
境界例でなかったとしても、無理やり、精神科に入院させられたら、
そりゃ周囲を恨むことも、むべなるかな、と思うのだが、どーよ?
晩年っていろいろな短編が集まってるけどさ・・・何言ってるのかわかんないのが多い・・・
晩年、玩具とか好きだけどね。未完短編って感じだね。
これ一冊で文学者として終わる、本当にそう思ったのかもね。
217 :
吾輩は名無しである:03/12/08 23:48
晩年に入ってる盗賊がかなり太宰のユーモアの才能を
あらわしてると思う。自意識の書き方もうまいし。
218 :
吾輩は名無しである:03/12/09 01:21
トカトントンって暗い?明るい?
219 :
吾輩は名無しである:03/12/09 03:31
>>218 暗い明るいで判断できるものじゃないかと。
でも読んだら、自分もトカトントンの主人公みたいな気分に
なるなあとは思うと思います。
220 :
吾輩は名無しである:03/12/09 21:21
>>214 実際、だまして入院させたんだよ。井伏鱒二とかが。
以前の書き込み(以前のスレも含めて)にも出てたはず。
評伝なんか読めば書いてあることだけど。相馬氏のとか猪瀬氏のとか。
221 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/09 21:39
こないだ、モヤモヤしてる気分の時に太宰読んでしまいました。
そういう時に太宰読むと、作品の自虐さを心地よく「自分に重ねて感じようとする」自分がいない?
オレはすかさずギターを弾いてやりすごしました。あぶないあぶない。すげえ作家だ。
222 :
吾輩は名無しである:03/12/10 02:10
俺もそうなる時あるかも・・・。
223 :
吾輩は名無しである:03/12/10 02:40
今日なぜか今頃、大道珠貴の芥川賞受賞いんたびゅーを読んだんだけど、
影響を受けた作家は太宰って言ってた。
まさに
>>221の言う、世の中の風に違和感を感じて、
太宰の世界が気持ちいい、みたいな話だった。
綿矢や島本も、太宰に影響受けたといってたけど、
いまの女性作家の源流は、みな太宰なのか?
224 :
吾輩は名無しである:03/12/10 03:47
……というか、太宰くらいしか読んでいないだけでは?
悪いけど、彼女たちが、海外も含めて、いったいどれだけ文学や哲学を読んでいるか……。
たいした勉強もせずになんとなく作家になれちゃった組という気がする。
大江とか源一郎とかと比べても仕方ないけど。
225 :
吾輩は名無しである:03/12/10 04:10
島本は読んでるそうだが…
たいした勉強もせずになんとなく芥川賞とっちゃった彼女はある意味天才だね。
227 :
吾輩は名無しである:03/12/10 04:45
>>226 あのう…「読んでる」って、勉強してるって、いってるんですけど…
…あと芥川賞はとってないし…
(こないだのは野間新、芥川は前々回に候補になっただけ)
>>227 =225?
いや、
224へ返答したつもりなんだが・・・
説明不足だったようでスマン
229 :
吾輩は名無しである:03/12/10 05:52
>>228 224では「彼女たち」(大道、綿矢、島本)だけど、
あなたの226は、「彼女」て特定してるから、
直前の225を受けて、「島本」だけをさしてるとしか読めなかった。
…ところでここ、太宰スレだろ?もうやめないか。
太宰って、そんなに影響力あるんだ。
目が離せないって感じはあるけど。
太宰のすっとこどっこいから、いろんなものを学んだという
感じはあるけど。そのすっとこどっこい加減が、人をひきつけたり
するのかな。霊的な感じもするよね。
チバユウスケです。
232 :
吾輩は名無しである:03/12/10 23:16
読めば書けるってもんじゃないよ。
うちの大学の教授はみんな才能って口揃えて言ってる
233 :
岡崎ワールド:03/12/11 03:30
>>230 目が離せないといえば、中村うさぎも目が離せません。
「親友交歓」をよんで鬱になりました。
やっぱ太宰は中期の短編が良い。
後期の暗い話はどれも鬱々して私はだめだ。
「ヴィヨンの妻」とか「桜桃」とか。
235 :
吾輩は名無しである:03/12/11 13:51
三島と太宰のエッセイを読み比べると、
太宰→天才
三島→秀才
だと思った。
別にどっちが優れてるとかじゃなく。
三島の文章も凄いし、太宰もやっぱすげぇや。
太宰はなんというか、バトル物のアニメとかでよくあるように、
一回死の淵まで逝ってそこから蘇ってきたら以前より数倍強くなっていた
って感じだな。
237 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/11 19:01
>>222 ああ、オレだけじゃなかったのか。なんか良かった(笑
関係ないけど、たとえば一人の部屋でこっそり泣いてしまったりする時(長い事そんな経験ないですが)とかって、
「泣いてる自分に対して同情」する気持ちが、心の隅にちょっとあってよけい泣けちゃったりする様に思うんです。んで、ちょっと気持ち良い。
泣いてすっきりする。なんていう現象は、その辺が関係してると思うんですが。あれ、ちょっとナルシス入っちゃうんだろうね。
太宰の作品(たとえば『人間失格』傾向のもの)というのは、読むことで作品と自分を重ねてがちになってしまう。取り込まれるというか。
似たような気持ち良さを味わってしまいやすいんだろうなと思います。
とりあえず、凹んだ時に読むには、『ライ麦畑〜』についで危険な作家じゃないか。などと最近かんがえたりしています。
>>223 ああ、それ読みました。文学界ですよね?
同誌の芥川賞インタビューで、
吉田が「自身の作品について」語っていたのに対して大道は「自分の生い立ちについて」語っていた。
ちょっと稚拙だなと思いながら、読んでいました。
238 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/11 19:02
239 :
吾輩は名無しである:03/12/12 01:06
最晩年の短編群に異常に惹かれる。
もうこれ以上は開き直れなかったんだろう、多分。
つい、そんなことを思ってしまう。
240 :
吾輩は名無しである:03/12/14 13:44
昔は文学青年の登竜門だった太宰が、
今じゃすっかり村上春樹に読者を奪われてしまったな。
村上春樹が文学かどうかは別にして。
241 :
岡崎ワールド:03/12/15 19:45
登竜門太宰治でずっと留まってる私・・・
村上春樹はいまいち。
242 :
吾輩は名無しである:03/12/15 22:13
太宰って、口ではキザったらしいことを言いながら、
なんだかそれをはにかんでいる様な、そんな感じがしますね。
243 :
岡崎ワールド:03/12/16 21:01
そのはにかみが、ツボ。狙ってるのかな。
真顔でキメ台詞を思い浮かべてみて、自分でそれにツッコミを入れて、
や、やっぱ今のナシナシ!ハハハ・・・って。
自分の脳内で思考を逡巡させるだけで、
結局、口には出さないようなイメージ。
太宰が好きなやつはドストも好き?
自分は好き。
漏れもドストも好き!地下室の手記たまらん 空回り加減と陰鬱さの中で勝手に自己世界つくって、おちゃらけちゃってみえるところがたまらんよぉヽ(´ー`)/ そして自分とかぶる。読み終わった時の気持ち太宰師匠の作品と同じ。
漏れもドストも好き!地下室の手記たまらん
空回り加減と陰鬱さの中で勝手に自己世界つくって、おちゃらけちゃってみえるところがたまらんよぉヽ(´ー`)/
そして自分とかぶる。読み終わった時の気持ち太宰師匠の作品と同じ。
247 :
吾輩は名無しである:03/12/17 00:26
俺も太宰好きで、ドストエフスキーも好きだよ。今、賭博者を読んでる。
太宰はドスト好きだったのかなあ
249 :
吾輩は名無しである:03/12/17 15:40
「人間失格」は明らかにドストエフスキーの「地下室の手記」から影響を受けているだろう。
250 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :03/12/18 23:45
太宰文学の源泉は「満願」にあるとおもっていますが、諸君はどう思います?
251 :
吾輩は名無しである:03/12/20 16:51
ドストも読んでいるけど、漏れはやっぱ太宰の方が好き!
太宰の作品の方が断然読み易い。
252 :
吾輩は名無しである:03/12/20 17:11
翻訳ものは訳文に左右されるからね
ノノハ
´ム` ミ
ヽ ̄〃
: : ::i/::::::
254 :
吾輩は名無しである:03/12/20 23:45
太宰はあのばからしさが好きだな。
ドストはあの深さ。
ぜんぜん違うようだけど、
心の琴線に触れてくるのはどちらも同じ。
255 :
吾輩は名無しである:03/12/21 13:43
つか、太宰は自分の思想なりを完成した小説にする
「体力」がない。
短編、随想、いくつか繋いで、ようやく見えてくるものがある。
所詮、ボンボンのスネ者ですから。
256 :
吾輩は名無しである:03/12/21 13:44
太宰はなぜ『お伽草紙』で『猿蟹合戦』をあげなかったか?
『浦島』や『カチカチ山』や『舌切雀』などを扱ったのに。
257 :
吾輩は名無しである:03/12/21 17:20
芥川が
258 :
吾輩は名無しである:03/12/23 23:39
太宰って、ある種、飯島愛が賢い作家になったって感じだな。
259 :
吾輩は名無しである:03/12/24 00:00
飯島愛? わけわかんねーw
260 :
吾輩は名無しである:03/12/24 00:14
だって太宰の作品って、自分を題材にしたの多いじゃん?
飯島愛がプラトニックセックスで廃人ぶりを披露したように、
太宰治も幾つかの小説で己の廃人ぶりを披露している。
煽りにしてもひどすぎるが、一応言っておくと、日本には「私小説」というものがあります。
意味は辞書等で調べてみてください。
260は2ちゃんねる文学板のレスで己の廃人ぶりを披露しているw
260死んだほうがイイよ。
飯島愛を馬鹿にすんなよ。
それに、「飯島愛が賢い作家になった」とちゃんと太宰を持ち上げているだろ。
大学卒業しなかろうが、心中しようが、貧乏暮らししようが、
そんなのより飯島愛の告白の方がショックだ。しかも、女性が言ったということに意味があるし。
プラトニックセックスのタイトルは
プラトニックアニマルのパクリで、
芸がなさすぎる。
266 :
吾輩は名無しである:03/12/24 19:39
飯島愛と太宰を並べて語るのは
やっぱり見識がないとしか言いようがない
コジツケを展開して
何とか自分の言葉を守ろうとしてるようにしか
見えません
268 :
吾輩は名無しである:03/12/25 12:21
メリイクリスマス
269 :
吾輩は名無しである:03/12/25 13:39
飯島のあれは、ゴーストライターが書いたんじゃないの?w
270 :
岡崎ワールド:03/12/25 20:21
飯島愛を引き合いに出すのなら、
中村うさぎのほうがまだ近いじゃないか。
271 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/25 22:06
中村うさぎも、どうだろう。
ナルシシズムはあっても、あんな羞恥心のない太宰はイヤだなw
『新釈諸国噺』が 発表されたのは太平洋戦争只中の昭和21年の1月。
収録の『遊興戒』は享楽の末に落ちぶれ、意地があるから友達の施しもうけられない男の話で、
これは一見「ほしがりません〜」的な「遊興への戒め」を題材とした国策小説ですが
この溺れる男ってのがいかにも太宰自身で、告白小説としての色が強いんだろうなと感じる。
メタ的というか、「こんな事言ってるけど、オレおぼれちゃってるんだよね〜。ダメだね〜」
なんて控えめな声が聞こえるようで、ちょっと可愛いw
あれ読んだ時、「太宰さん、あの時期にようこんなもん書いたな。」
とバカバカしくて、なんか好感を持ってしまいました。
んで、太宰にはそういう風な「自己否定のカタルシス」
みたいのが根本にあって、単なる陶酔型のナルシストではないと感じる。
オレ、それこそが太宰の特徴じゃないかと。思います。
だとすると、上の二人ともやたらと自己肯定しちゃってるし。ちょっとな〜♪
じゃあ最近のでだれが似てるよ。と言われたら、思い浮かばんのですがw
272 :
吾輩は名無しである:03/12/25 23:23
風邪薬で発疹が出て、皮膚と心を思い出しました。女心をよく分かってるなあ!
273 :
吾輩は名無しである:03/12/26 00:13
みんな何を根拠に太宰の「自己の投影」とか「告白」だとか言ってるわけ?
なんとなくの感触じゃないの?
走れメロスの解説に人間失格は地下室の手記より深いと書いてあった。
275 :
吾輩は名無しである:03/12/26 01:46
>>273 いや、太宰の年賦と照らし合わせれば一目瞭然だろう
そもそも東京八景やらなにやら
私小説というよりエッセーに近いものが多いし
実体験が小説に骨子になっていることはすぐわかるぞ
276 :
吾輩は名無しである:03/12/26 03:28
一目瞭然、というのは何の証明にもなってないよ。
「自己の投影」やら「告白」やらと、事実との符合はぜんぜん意味合いが違うと思うけど。
太宰、というか津島修治自身が、小説のままであって欲しいって言う願望が出てるだけじゃないのか、
と言ってるわけ。
とにかく、作者を気にしすぎなのは確かでしょう。なぜ作者にそこまで還元しなきゃ読めないんだろう。
別に作者が作中人物とぜんせん違う人だって、小説的感動は得られるでしょ?
別に煽りってわけじゃなくて、テクストとしての事実性云々よりも、どうして太宰の場合、
当然のように作中人物=作者として読みたがる人の割合が多くなってしまうのか、
ということこそが気になるので。
デリダの差延やらを持ち出しても不毛だとは思うけれども。
太宰の書簡集を読め。作者と作中人物の類似性がよく分かる。
278 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/26 05:08
>>276 ご存知の通り文学の中の一ジャンルとして私小説というものがあり、
太宰がその優れた書き手であったという事は、オレがしたり顔で説明するまでも無い事だと思います。
『人間失格』はもちろん、『桜桃』『葉』から『斜陽』まで、多くの作品が彼の身辺を題材にしているんですが、
その辺は、
>>275の言われるとおり年賦を参照してもらう方が良さそうなので、深く触れません。
太宰の場合は、確かにむしろエッセーに近いものも多いので、わかり易いと思います。
そしてもう一つ、太宰私小説の「私」がメタを多く含むそれだったという事が、問題なんだろうかと思います。
処女小説集『晩年』が砂子屋書房から出版されたのは昭和十一年の六月ですが、
太宰の場合はこの処女短編集の時点で既にそうだった。
最初の小説集につける題名が『晩年』です。これ目にした多くの読者は、
「最初で最後の作品集のつもりだという、メッセージじゃないか?」と読解するんじゃないかと思います。
でもこれは、人によっては「深読みだろー」と言っちゃう事かもしれない。「そんなメッセージ織り込んじゃいないよ」と。
んで、これに対しては「文学ってそういう事をするもんなんだ」としか言い様がないんですな。
いくら言ってもそれを作った人じゃないから、作者の意図は実証できない。
メタの部分について、一例だけ抜粋しておきます。以下、短編『鴎』より。
[私は今は人では無い。芸術家という、一種奇妙な動物である。
この死んだ骸を六十まで支えてやって、大作家と言うものをお目にかけようと思っている]
これは随筆じゃなく、小説の中の一文です。
あきらかに自身の創作姿勢についての告白をしていますが、これも「深読みだろー」と言われたら
「文学ってそういうのを織り込んだりするもんなんだ」としか言いようがない。困る。ふつうは。
279 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/26 05:09
ただ、太宰についてはちょっと例外です。
ここまでひっぱっておいてナンですが、実は、太宰自身が「ありゃ。そのつもりでした」とネタ晴らしちゃってるんですな。
んで、加えて『晩年』については、最初で最後の作品集のつもりだったから
それまで書いた二重数編から選りすぐった十四作以外はすべて焼き捨てた。なんて事まで書き残していたりします。
詳しくは、後年の随筆(これ重要)『東京八景』『他人に語る』あたりにも告白文があるので、参照してみてください。
ちょっと手が、つかれました。
280 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/26 05:13
上の2レス、改行そろえてないので読みにくい事になってますが、勘弁してやって下され。
おやすみなさい〜。
「恥」みたいな短篇もあるね。作中人物と作者を同一視した読者が
「あんな破滅型の語り手が出てくる小説ばかり書いているんだから、
作者も生活破綻者に違いない」と期待して作者の家を訪れてみると、
あにはからんや作者自身は至って折り目正しい健康な生活を送っていた
という物語。
ただ実際には、太宰自身は本物の破滅型作家だったことが
伝記的事実によって証明されてしまっているわけだが。
282 :
吾輩は名無しである:03/12/26 14:14
>>276 作者が作中人物とぜんせん違う人だって、小説的感動は得られるよ
そりゃそうだ
太宰をそう読んでも何の問題もないと思う
ただね、事実と作品との符号が多いから、太宰の作品は「自己の投影」なんだよ
そして、「告白」が多く見受けられ、太宰自身の願いや思いが誰が見ても明らかなほどに詰め込まれているんだ
そういう作品を読み解く上で作者自身の人となりに関心が行くのは別に普通のことだろう
テキストを単にテキストとして読みたいのであれば、それは個人の自由だけど
テキストの影に作者を感じながら読むのもまた自由だと思う
太宰の場合は作品と作者の人生の性質上、後者の読まれ方が自然多くなるってことじゃないのか?
283 :
吾輩は名無しである:03/12/26 16:02
自分の思い通りにいかなければ、被害者ぶって世の中がいけないことにする、
そうやって自己正当化をする、
突き詰めると、所詮太宰ってそんな奴。
そういったことを突付かれると、いや、太宰は俺はもっと立派な考えがあって
と言って逃げる。
一見、自分を貶めたり、美しい名目を唱えても結局それ。
結局自己中で幼児性の強い弱虫。
284 :
吾輩は名無しである:03/12/26 17:20
>283
だから何?
>283 そんな事太宰自身が一番よくわかってたと思うよ。
「何を言つたつて、君、結局は君の自己辯護ぢやないか。」
ちがふ! 自己辯護なんかぢや無いと、急いで否定し去つても、心の隅では、まあそんな事に成るのかも知れないな、と氣弱く肯定してゐるものもあつて、私は、書きかけの原稿用紙を二つに裂いて、更にまた、四つに裂く。
287 :
吾輩は名無しである:03/12/26 19:02
その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらはれて居ります。ごまかさうたつて、それは出來ません。生活以上の作品は書けません。ふやけた生活をしてゐて、いい作品を書かうたつて、それは無理です。
「人間失格」「走れメロス」に続いて、「お伽草紙」読んだら面白かった!
289 :
吾輩は名無しである:03/12/27 00:26
>>278-280 長々と書いていただいた後で申し訳ありませんが、私は太宰治全集を所持してお
りまして、全部読了しております。もちろん、「東京八景」その他、内容は了解
しております。
たぶん、あなたのおっしゃる「自己の投影」と、私が上のいくつかの書き込みを
読んで理解したそれの意味合いとが微妙にずれてるんだとは思いますが、それは
いいとして……。
太宰の作品って、葛西善蔵的ないわゆる「私小説」ってことになってましたっけ?
むしろそれを否定する方向に研究は進んでいたような気がしますが……。
たとえば「姥捨」の虚実が問題となったりとか。
メタ小説としての問題も、たとえば「猿面冠者」「道化の華」などに見られる
「私」への言及や脱構築的な手法なんかが出てくるのは、シェストフや横光利一
「純粋小説論」他、昭和十年前後の「自意識の不安」とか、あるいは文芸誌上で
言われていた「文芸復興」とか、そういうコンテクストに回収可能なはずです。
というか、まずそういう時代の流行があったということを踏まえなくてはいけませんし、
それが現代から見ると私小説的に見えるだけなのでは、という疑いはさしはさむ
べきだと思うのです。
それと、276にも書いたように、実際に作中人物=作者なのか、ということを問
題にしたいのではなく、どうして読者はそのように読みたがるのか、ということ
が気になる点なんです。太宰の方法の勝利、と言ってしまえばそれまでですが……。
しかしどうも、「文学とはそういうものだ」とか
>>282の方も「誰が見ても明ら
か」とか、そういう書き込みを見ても、ここが、「感触」だけで楽しく読みましょ
う、それで別にいいじゃないか、という場だったことを踏まえずに書き込んだ私
が空気の読めない奴だったようです。失礼しました。
>>289 何を言いたいのかよくわからない
あなた、何のために小説を読んでるの?
と、聞いてみたい
太宰の作品群が自己の投影じゃなければ何なんだ?
太宰は自己の苦しみを小説に詰め込んでいったんだよ
そういう作品、あるいはそこに流された作品が多いんだ
だから、読者は太宰の作品の影に太宰本人を感じるんじゃないのか?
>>289 もうひとつ聞きたい
なぜに太宰は時代を超えて、ここまで支持されていると思う?
292 :
たまにしか来ない人 ◆x0quQQ79Sc :03/12/27 01:32
太宰の文章は断片だけでも読めば分かるが、自意識でウジウジした
作家の姿が手に取るようによく分かる。まるで読んでいる者が
自分のことのように錯覚するくらいに。不器用な生のあり方を
そのまま“文学”に移殖することのできた極めて稀有な例。
>>292 太宰批判の典型例だよね
太宰を批判することで自分がマッチョなんだとだと勘違いしてないかい?
本当に太宰を読んだのかい?
>>292 「太宰の文章は断片だけでも読めば分かる」
あなたは生きてさえいればいいんです。
名前を空欄のまま書き込んでしまいました。すみません。
>>289は、別に太宰の作品に太宰本人を見出そうとすることを、
いいとも悪いとも言ってないだろう。282はそうムキになるなよ。
あなたにとっては自明のことかもしれないが、
「どうして読者はそのように読みたがるのか」という問いには意義があるよ。
あと、
>>278-280は知ったかで有名な(?)コテハンです。
>>289でも書いてあるけど、不思議といつも意味合いが微妙にずれてしまう人です。
>>281 そうだ。『恥』だ!
最近太宰の手紙を使ったについてちょこちょこ調べていたのですが行き詰まり、
他にもあったように思ってたのですが。助かりました。蔵書にあるので再読します。
あと、なんか作家同士の交流を描いた書簡小説もあったと思うのですが、
みつからないので現在本棚を漁り中。
>ただ実際には、太宰自身は本物の破滅型作家だったことが
>伝記的事実によって証明されてしまっているわけだが。
同意。あれは虚構ですな。
>>296 初耳です。
>>289 >私は太宰治全集を所持しておりまして、全部読了しております。
>もちろん、「東京八景」その他、内容は了解しております。
ありゃ。それは失礼。
ちょっと再読されてみてください。年賦と照らし合わせると、なおわかり易いかと思います。
>太宰の作品って、ないわゆる「私小説」ってことになってましたっけ?
>むしろそれを否定する方向に研究は進んでいたような気がしますが……。
葛西善蔵的かどうかは別として、太宰作品がいわゆる私小説である事自体は間違いありません。
たとえばアンチテーゼ的にそういう言論をする人もなかにはいるのかもしれない。
ただ、それは太宰が私小説作家であるという確固たる位置付けの裏返しでしょう。
オレは論文等も趣味として読みますが、
「文学史の認識について、太宰作品が私小説であるという事を否定する方向に進んでいる」
という話を聞いた事はありません。
>実際に作中人物=作者なのか、ということを問題にしたいのではなく、
>どうして読者はそのように読みたがるのか、ということが気になる点なんです。
後述します。先に次の一文を
>太宰の方法の勝利、と言ってしまえばそれまでですが……。
これは、そうなんだろうなと感じます。
ここで言う太宰の「私」はあくまで太宰自身の目を通した「私」であり、
実際の太宰と、作中のそれとは、やはりかなり違う部分もあったようです。
うろ覚えですが、自殺の件も、実際は茶屋の娘にふられた直後であったような話を、聞きました。
「人間失格」の葉はあくまで「私」を投影した虚構なんでしょう。当たり前ですが。
太宰はそれをだと読者に感じさせ、なおかつ読者が主人公と自身を重ねてしまうほどの
「筆力」(方法じゃないと思います)をもった作家であった。という事は確かでしょう。
たとえば『斜陽』これは、太宰のお妾さんの日記を元にして作られた私小説です。
全虚構でなく、かずこや母(のモデル)が実際におり、生活を下地に書かれた物語であるわけです。
このかず子が成長し、父の跡を追って太田治子という作家になった。
随筆『母の万年筆』の中で太宰に触れています。手元にあるのでレスを見て読み返してみました。
この随筆の中の「太宰」像はかず子の目を通した「太宰」像であり、やはりちょっと感触が違う。
ただ、読んでいてかずこの母が生前語ったという述懐の一つに目が止まりました。
以下、抜粋します。
「太宰は、口からでまかせもよくいったけれど、根元のところではウソのつけない人だったと思う。
人をあざむくことも、自分をあざむくこともできなかった」
単なる小説として読むのも、作者の吐息を感じようと深く読むのも自由でしょう。
その上で、自分と異なる読書姿勢を「君達は深読みだ」「いいや、君の読み方は底が浅い」
と否定してしまうのもどうだろうかと思います。
>>282の言われている事は、的確かと思います。
太宰はどちらの読み方をしても楽しめる、非常に質の高い作家であったと個人的には思っています。
オレ自身が、作家太宰に興味を持ち、人間太宰に惚れ、太宰の作品に酔いしれる所以です。
>「文学とはそういうものだ」とか
>>282の方も「誰が見ても明らか」とか、
>そういう書き込みを見ても、ここが、「感触」だけで楽しく読みましょう、
>それで別にいいじゃないか、という場だったことを踏まえずに
そんな単純な気持ちでもないだろうと思います。
オレ自身、マジレスには知り得る限りできちんと返信するべきだと考えています。
そのつもりでの
>>278-280の眠い目こすっての夜中の返信であり、今晩の長文レスです。
>書き込んだ私が空気の読めない奴だったようです。失礼しました。
太宰全集をすべて読まれているとの事。充分ここで語る資格をお持ちだろうと感じました。
そう言われずに、また機会があれば、お話しましょ♪
連続投稿、失礼。
問題提起そのものは面白いが、273=276=289は「差延」「脱構築」
「純粋小説論」「自意識の不安」「文芸復興」などのキーワードを
バラ撒くだけで
>「自己の投影」やら「告白」やらと、事実との符合はぜんぜん
>意味合いが違う
>太宰、というか津島修治自身が、小説のままであって欲しいって
>言う願望が出てるだけじゃないのか
という主張の論拠を具体的に説明できていない。
なぜ君がそう考えるに至ったのかを、まず説明したまえ。
>>296 >>289の最後の人を小ばかにした言い方が許せんのだ
そこまで言うんならきちんと説明してくれと言いたい
303 :
岡崎ワールド:03/12/27 12:50
太宰治さんは、そんな複雑なこと考えてたのかなあー?
つれづれなるままに書いたら、なんとなく自分ネタになっちゃった
だけじゃないのー?
作中人物は太宰本人プラス観察した人々プラス願望プラス自嘲
のミックスだろうと思います。
事実と符合しなくたっていいじゃん。
事実に即していたっていいじゃん。
おもしろければ。
304 :
吾輩は名無しである:03/12/27 14:25
太宰治の「人間失格」が凄く面白かったです。
それ以外の太宰作品のオススメを教えてください。
太宰以外の作家でもオススメがあれば教えてください。
お願いします。
随想集「もの思う葦」を読め。
306 :
吾輩は名無しである:03/12/27 16:55
斜陽と人間失格では作品世界が違いすぎる。
このスレに書き込む人間の半分は、
斜陽が駄作だと思っている気がする。
309 :
吾輩は名無しである:03/12/27 19:35
地下室の手記を読んで、ドストワールドにいった方がいいよ。
駄作かどうかはさておき、あの太宰にしては異常に不器用な作品であることは間違いない。
312 :
吾輩は名無しである:03/12/27 22:09
というか、それ以前に、太田静子の日記そのままなわけだし…
313 :
吾輩は名無しである:03/12/27 23:19
>>311 不器用なのか・・・
むしろ太宰にしてh珍しく小説らしい小説の体をなしてるような感じがする
俺には
314 :
276=289:03/12/27 23:51
>>298 「私小説」かどうか、という点ですが、むしろ私は太宰が私小説作家である、と
いう確固とした位置づけを示すような論文を読んだことがないのですが……。
「自己の戯画化」なんていいう表現は古臭〜い解説書なんかで見かけますけどね。
というか、私の言っている「私小説」の意味は、淳一氏のおっしゃっている「私
小説」と、これまた意味が違うのかも……。これに関してはこれ以上やっても不
毛になりかねないので、やめときます。
それと、私は深読みはしていいと思いますし、むしろすべきだと思ってるんですよ。
これはたぶん
>>301への回答にもなると思いますが、もはやカビの生えた(と私
は思っている)奥野健男的読みのような次元から脱出するには、深読みが必要だ
と思うので……。要するに、「差延」の解説書的な定義そのままですが、
私たちは作者の当初の意図の痕跡を読んでいるにすぎす、決して作者が今もそこ
にいるものとしてのテクストを読むことはできない(それは読者となった作者自
身も含めて)、つまり作者のもともとの意図に誰も近づくことはできない、とい
う立場に立っていますので、私たちはつまるところは自分なりに深読みをしたり、
執筆当時の時代状況を調べて考慮に含めたり(「純粋小説論」やら「自意識の不
安」やらはその例として出したつもり)、などして、「新しい解釈」を生み出し
ていくべきで、そのことにこそ文学を「読む」という行為のアクチュアリティが
あるのだろうと思うのです。たとえば漱石の研究者などは、漱石が大逆事件を描
いたかどうか、描いたならそこにはどのような文学的な・政治的な・社会学的な
意味合いがあるのか、ということを語れるわけで、それを通して漱石の現代的な
意味合いを模索するという点で、有意義ではないかと感じます。
315 :
276=289:03/12/27 23:52
だから、現代のコードというかコンテクストというか、時代の縛りのなかにいる
私たちが、太宰を読み、彼が作品のままの人であって欲しいと願うとしたら、そ
れは何を意味しているのか、という問いは、彼がそのように読まれ続ける限り、
いつまでも新しいテーマであり続けるはずですし、それは恐らく、上記のような
「新しい解釈」を生み出すための重要な要素になり得るのではないかと、しばし
ば考えていたんです。
しかし太宰の作品を「自己の投影」とか「告白」とか言うにしても、あまりに
「感触」的で、「そんな印象」という意外に「事実」とどのように結合させられ
るのかが不明な(年譜との一致や生前を知っている人の証言は、作中人物との符
合を実証する上では有効でも、現代の私たちがそこに何を読み取るかは前述のよ
うに後からの理屈付けでしかないわけで)、理論化されずていない書き込みが多
いと感じたので、前にも書いたように空気の読めてなかった私は、ちょっと苛立
ち気味、煽り気味に書き込んでしまいました。余計なお世話ですよね。すみませ
ん。
要するには、太宰作品の新しい顔を求めて行くべきだ、と一言いえば済むことな
のかも知れませんが……。もちろん、そのためのバネとして、書簡やエッセイを
「作者自身の証言」として活用することはもちろん重要だと思いますよ。
「脱構築」などという言葉を出したのは、今では批判ばかりされている感じの小
森陽一氏が数年前に、「道化の華」を、バルトもデリダもいないのに脱構築を
なしとげてしまった作品、と評価していたこと、「猿面冠者」も、これは中村三
春氏だったと思いますが、従来の小説手法の脱構築的作品と解していたことをふ
と思い出したので、書いてみただけなのですが、そういう新しい視点、あるいは
批評の方法を、もっと導入すること(日本の作家でも、研究は盛り上がってるの
に漱石研究なんかと比べるとそのへんが遅れてるように感じるので)で、何か太
宰に、「思春期のはしか」みたいな未だ根強い批判に対抗できるテクストのアク
チュアリティが見つけ出せるんじゃないかなどとぼんやり考えていた次第です。
しかし、こんなことは私が勝手に考えているだけで、作品を作者に引きつけて読
もうが読むまいが、それは読む人の自由ですよ。それは。
うまく言えてるかどうか自信がないですが。
長文書き込み、失礼しました。
>>314 >>315 >>316 つまりこう言いたいわけだ
現代の我々は現代の価値観、感性で物を見ているのであり
当時を生きていた太宰の感性そのものを純粋に感じることは出来ないと
これが前提になっていて
その上で、現在の価値観、感性によって太宰を読み解いていくことは無価値ではない
ただし、前提をもっと意識しなさいよと
だけどね、太宰の作品を「自己の投影」や、「告白」(と、まで言うのには俺もちょっと抵抗がある)
というのが、単に「感触」で、「そんな印象」というところに寄り辺を置いて言っているのか?
あなたも言ってる通りに
>年譜との一致や生前を知っている人の証言は、作中人物との符
>合を実証する上では有効
なわけだよ
そして、それを勘案して
どうも太宰という作家は自分の思いや苦しみ、願いをストレートに作品に埋め込んでいく傾向があった
と読むのが普通なんだよ
素直に読んでいけばそういう結論になるんだ
だから
「誰の目から見ても明らか」と言ってるの
俺はね、文学を読むっていうのはその作者と対話をする
って行為と多分に重なると思ってるんだ
文学を読む一番の醍醐味ってそこなんだと思ってるの
俺はね
>>291で
なぜに太宰は時代を超えて、ここまで支持されていると思う?
って聞いたよね?
それは何でかというと、あなたのロジックではそれに答えられないと思ったからなんだよ
太宰の作品には時代を超えて人々を魅了する力があった
その謎を解き明かせないかぎりは、決して太宰を論じることに成功しているとは思えないからなんだ
つまりね、あなたの感覚、アプローチは間違っていると言いたかったの
あなた、論文がなんちゃらって話を良くするけど
その論文だってあなたが言うとおり、その時代の感性で書かれたものであって
なおかつ論文と言う性質上命題と答えがあるように体裁を整えられてると思うんだ
そして、この感性と体裁を整えなければならないことが足かせになって
太宰の本質を結局はつかめなかったような気さえするよ
それをよりどころにして、しかも上から人を見下したような態度で言われても
説得力が無いいんだよ
答えは出ましたか?
というより出せるんですか?
出せるとしたらどういう答え方になるの?
最後に
>太宰作品の新しい顔を求めて行くべきだ
と言ってるけどさー
それは読む側のアプローチがあって成立するものではなくて
太宰の作品に力があるから成立するわけでしょう?
読むに足りない作品は淘汰されていって
新しい顔を求めて行く
作品たり得ないんだよ
なぜ太宰が「新しい顔を求めて行く」作品たりうるのか
そこの考察が足りないんじゃない?
>>322 ガキは黙ってろ
悔しかったら俺が何を言いたいのか
推察してまとめてみな
全然噛み合ってない・・・。
個人的に思うのは、現在って案外、浪漫的なものが素直に受け入れられるよね。
276=289の関心を引くような新しい読みがあるのかどうかは知らないが、
たとえば佐藤・「弱い」・友哉とかの(一部熱狂的な)受け入れられ方と比べてみても
おもしろいかもしれないって気はする。
でも問題提起としては面白いよ、276=289が言っていることは。
現代の太宰治は久米田康治。まぁちがいない
328 :
吾輩は名無しである:03/12/28 16:09
改蔵はおもしろいよ
330 :
吾輩は名無しである:03/12/29 14:58
私の自殺は、ひとつきのびた。
結局終始スルーだ
文学学バカがいつまでもいつまでも
知ったつもりでいるんだろうよ
ばからし
>>331 325も言ってるように、あなたのカキコがぜんぜんズレてるだけのことでしょ?
わたしでもスルーするね……
それと、知ったつもりでいるのはあなたも同じでしょ。
そんなにいうほどずれてるかね?
学会で説をまとめる仕事をしてるわけじゃないんだ
少々レンジを広くとってもいいじゃないか
なんか言うことくらい出来るだろう
334 :
吾輩は名無しである:03/12/31 18:26
横から入ってきて悪いけど、だったら282は
>>322の質問に答えなきゃいけないんだよ。
ちっともガキの質問じゃないよね。
君の言ってる。「本質」とか「作品の強さ」とかいうのは、どうやったら明らかにできるの?
特に「本質」のほうは?
君が書いてることは、ちっとも反論になってないってこと。
だから「噛み合ってない」って言われてる。
君は、時代をも超越する「本質」なんてものがあると信じてるんだろう。
そう思うなら、そんなことは信じていない276=289に対して、まずそんなことが有り得るのか、
どうやったらそれが分かるのかを書き込まなきゃいけない。
もちろん、太宰の作品に限定してでいいんだから。
学会でなくても、論理性はある程度必要だと思うよ。
>>334 あほか
>>322 なんか端で頭の良さげなことを言って煽ってるだけじゃないか
俺のいうことに一本スジの通ったロジックがないのは認めるけどさー
俺の言わんとしていることを理解しようとする人間の発言には思えんよ
人のあげ足とって自分が頭がいいと思ってるだけじゃないか
そんなものかまってられるか
ばからしー
336 :
吾輩は名無しである:03/12/31 20:22
太宰「だけ」読んでる奴は、ばからしいよ。
太宰「だけ」読んで文学とか言ってられる奴は、おめでてぇな。
俺が言いたいことは
>.275
>>282 >太宰の作品が自己の投影であるのは明らか
ということだよ
太宰に作品に詰まっている太宰の痛み、苦悩、思い、願いが読み手の心を揺らすから
太宰の作品は評価され続けているのだと思う
それが太宰を語るうえではずせない本質だと思う
もちろんそれは太宰の人格ではなくて、太宰の文才の勝利なんだろう
ところが
276=289
は「太宰の作品が自己の投影」という意見を「感触だけで語ってる」
と一蹴にするんだ
これは普通に読めば
「太宰の作品が自己の投影」ではない
って意見に読めるだろー
そうすると、太宰に対するアプローチが180度違ってしまうわけだよ
だから
あなたのアプローチでは太宰の本質には届かないのじゃないのですか?
と聞いているのだ
さらにいってしまえば
276=289
の意見が文学学をやっている人間のひけらかしに読めて腹が立つんだよ
それも非常にうすっぺらいひけらかしだ
安っぽいよ、むかつくよ
だから挑発してみせてるんだよ
以上だ!
俺の言ってることをわかってくれ、とそういうことでしたか。
それはわかってるんですよ。その上でみんな沈黙してるんだよ。
あんたの言ってることなんて、痛い太宰ファンがいいそうなことでしかないんで。
とにかく、334で書いてることには答えられないわけね。じゃ、そういうことで、よいお年を…
俺の言ってることをわかってくれ
とは言ってない
文学を語りたがる奴なんか大体口が達者だから何とでもいえるんだ
何を言っても何とでも言い返せるの
だから、
>>322みたいなやつは相手にしてられないといっている
ついでに俺は
>時代をも超越する「本質」なんてものがあると信じてるんだろう。
なんて言っていない
現実問題太宰は時代を超えて愛されてるだろ?
それだけ太宰の文学には力があるといっている
それから悪いけど
>痛い太宰ファン
なんてステレオタイプで片付けたがるあたり底が見えるよ
文学で心を動かすというのは多かれ好くなかれ恥ずかしくて痛いんだよ
そんなことは前提じゃないか
すかすなバカ
342 :
吾輩は名無しである:04/01/01 00:43
すぐに我を忘れて夢中になってしまって、冷静でいられなくなってしまう
のは、太宰の熱烈なファンなのか、己を完全な物としてとらえているのか、
いずれにせよ、厨房ってことでいいか。
だいたいなぁ、暑苦しいんだって。
正月なんだから初詣いけよ。
俺はこれから、海に行って初日の出見てくる。
>>342 暑苦しいのがいやなら文学板なんかくるな
346 :
吾輩は名無しである:04/01/01 00:46
あ、それとな。
テキストの裏側に作者の象をもとめる考え方と、
テキストに作者の介入を許さない考え方と、
テキストによって作り上げられた作者像をとらえるやり方と、
まあいろいろあるけれど、どれがいいか解らんよ。我には。
トレンドって奴でしょ、その時代の。
テキストから遠く離れて、でも読んでみてくれ。
>>346 >テキストから遠く離れて、でも読んでみてくれ。
ってどういうことだ?
何が言いたい?
349 :
吾輩は名無しである:04/01/01 00:56
あ、ごめん。
加藤典洋 って評論家(太宰賞・群像新人の選考委員、ちょっとイカレテル)
のテキスト論だよ。
350 :
吾輩は名無しである:04/01/01 00:58
とりあえず、あけましておめでとう。
>>346 加藤典洋の「テクストから遠く離れて」?
あれって面白い?
まだ読んでないや……
とにかく、282みたいな、単なる文学ファンを、あまりいじめちゃいけませんよ。
276=289が書いてる程度のこと(ごめん)を「文学学」なんて言って貶めてるつもりなのが
笑っちゃうけど、温かく見守りましょう。
というか、そろそろ別の話題に移りませんか?
太宰の作品で何か新年を書いたものってありましたっけ?
352 :
吾輩は名無しである:04/01/01 01:03
面白いかどうかは、あれだな、疑問です。
きちんと大学行って専攻したような人にはつまらないだろうな、きっと。
僕は楽しく読めましたよ。
>>350 よくもしれっと・・・
死ぬまで笑ってろ
354 :
吾輩は名無しである:04/01/01 01:10
おまえはほんと、あの吉野屋でぶち切れてるゴルゴ並だな。
>>354 ばか言え
こんだけ言われりゃ腹も立つぜ
とはいえ俺もやりすぎた
終わりにするよ
久しぶりに来てみたら、ずいぶん議論の水準が低下してしまったみたい。
358 :
吾輩は名無しである:04/01/01 19:29
トリビアで、浦島太郎がおじいちゃんになった後に鶴になった、というのがあった。
太宰はお伽草紙で浦島太郎も扱っていたけど、鶴になる話はしなかったから、
太宰は知らなかったのかな?
知ってたけど敢えて書かなかった、
ということには留意しないのですか?
361 :
吾輩は名無しである:04/01/02 19:29
>>359 鶴になるエピソードは、私が子供の頃に読んだ絵本「浦島太郎」には普通に書いてあった。
書いてあるものとないものがあるってだけだろうけどさ。
それに、「浦島さん」のラストを読むと、鶴になるエピソードは不要だしねぇ。
>>360 なぜそんな煽り気味の口調なのだ?
太宰さんは面白い。森さんよりもすきになりそう。
364 :
吾輩は名無しである:04/01/03 07:52
はじめまして。突然ですが皆様にお聞きしたいことがあります。
「人間失格」を読んでいてずっと考えているのですがいまいちつかめないことがありまして。
「人間失格」において「恥」とは何を指すと思いますか?
なぜ「罪の多い生涯」ではなく「恥の多い生涯」なのでしょう…。
誰に対しての「恥」なんだろうっていつも考えてしまいます。
あと、あの手記をマダムに送った理由もよくわかりません。
本当にマダムに手記を読んでもらいたかったのか、それとも…?という感じです。
よろしかったら皆様の意見をお聞かせください。
365 :
吾輩は名無しである:04/01/03 10:52
罪は千年、恥は万年
わざわざ
ネタバレ禁止
>>364 東洋は罪よりも、恥の文化。
恥のために、死ぬ。
西洋は恥よりも、罪の文化。
罪のために、死ぬ。
と、三島由紀夫氏。
369 :
吾輩は名無しである:04/01/04 22:05
人間失格以上に戦慄を覚えた作家、作品ってある?
>>369 大江健三郎の初期の作品
ドストエフスキー「悪霊」
371 :
吾輩は名無しである:04/01/05 22:14
村上春樹を読んでから太宰治を読み直すと、太宰はなんて天才なんだと思う。
煽りじゃなくてマジで。やってみろ。
大江と太宰を行き来してみるのもいいよ。
良くも悪くも太宰治を俯瞰できる。
>>369 阿部公房とか。戦慄と言うよりはグロテスク(でも惹かれる)という感覚だったかなあ。
『女生徒』って外国語に翻訳されてますか?
ガイシュツだったらすみません。
おまいら1月16日が楽しみですね
死ぬのか?
>>368 まあ、「菊と刀」は今では評判悪いけどね
畜犬談おもしろかった〜
380 :
吾輩は名無しである:04/01/13 22:58
1/16(金)テレ朝 21:00〜 「永遠の恋物語」
みましょう。
蓄犬談、今読み返してみたけど、大江が好みそうだね。
でも、人間とはあんなものなんだろうか。
いろいろ含みがある作品だね。
>>379 どんなところが、おもしろかったですか?
世の中のひとは、あのように蔑視の目の連続で生きてるのだろうか。
大江に言わせれば、それは「犬」にたいしての目だといいそうだけれど?
いやー恐ろしい作品だ。
それにしても、余談だけれど、犬に噛まれて
他の所の犬も毒殺しかねないってところは、すごいね。
今もそういうひといるからね。なにか人間の本質をもってるのだろうか
というか、あらわしてる?のでしょうか?
と、384にしたいがために、話してみる。
ま、そういうところが太宰にあったという証言はあるけれど
ま、ひとつの演出であるんでしょうね。リアリティーをもった。
もう一個踏んどこ。
でも、そういう蔑視のなかで私達は生きてるのだということは
知っておかなければいけないなぁ。知りすぎてもよくないような
気もするけど。どうなんだろうね。わからないや。
てか、太宰は左翼だったから
雇い主が主人公の太宰で、雇われるのが犬という風にもしたかったのだろうか。
389 :
岡崎ワールド:04/01/14 18:23
>>380 わー、情報サンキュー。
最近テレビ見ないからテレビ番組情報に疎くて。
テレビ欄もみないしね。
太宰さんはなんか、うんざりです。
次は川端さん読んでみます
畜犬談をユーモア溢れる小説としてしか
読めない私は馬鹿ですか?
畜犬談、はじめの方で犬について熱弁してるのがおもしろい。
読みながら声出して笑ってしまった。
「三七、二十一日」って何度も出てくるのも良い。
太宰は笑いのセンスあるね。
ダス・ゲマイネの太宰自身の描写は面白い!
「頭は丸坊主。しかも君、意味深げな丸坊主だ。悪い趣味だよ。」
あと、カチカチ山の狸もいい!
「目鼻立ちはいいほうなんだ」
394 :
岡崎ワールド:04/01/15 06:44
ユーモアあふれる小説だと私も思う。結構たくさん。
本人、プ、とかふきだしつつ書いてるんじゃないかと思った。
神妙な顔して文学者ぶる他者や自分へのアンチテーゼ、みたいな。
まじめくさった存在そのものがおもしろいって、ユーモアの王道だよね。
395 :
岡崎ワールド:04/01/15 06:45
おちゃめさん。太宰。
396 :
吾輩は名無しである:04/01/15 09:15
>本人、プ、とかふきだしつつ書いてるんじゃないかと思った。
神妙な顔して文学者ぶる他者や自分へのアンチテーゼ、みたいな。
プ ワラタ
太宰の心中のドラマがあるね。
女の方は、高木美保。男は知らない。
398 :
吾輩は名無しである:04/01/16 04:44
>>380 >>397 「永遠の恋物語」って公式HPもないのね。
詳しい情報が探せない。
まぁ、見れば済む話だけど。
399 :
吾輩は名無しである:04/01/16 08:47
全集5千円で売ってた。
これは買いか?
400 :
吾輩は名無しである:04/01/16 09:21
畜犬談ってルサンチマン擁護の臭いがする
ナウシカと太宰のドラマどっち録画しようかな〜?
何やら悲壮な雰囲気をたたえた人に描かれてたな
それにしても美知子さんの気苦労はいかばかりか・・・
微妙ですたな。 太宰師匠てあんな風に思われてんのかな。
微妙ですたな。
太宰師匠てあんな風に思われてんのかな。
どんな風に描かれてたのですか?
あの飲み屋のおかみさんと一緒に撮った写真などがあるけど
あのヤクザな感じのポーズのとりかたからして、ちっとも悲壮な感じは
しないのだけれど。晩年の太宰は良い顔してますよね。
太宰ファンなのに今日の放送を
見逃してしまい酷く後悔している(ノ∀`)アチャー
409 :
吾輩は名無しである:04/01/17 05:11
>>407 「死ぬ気で恋愛してみないか」とか「僕はダメなんだよ〜」とか、素で言ってました。
要するに、作中人物=現実の津島修治、という受け取り方で描かれてました。
野平健一と野原一夫らしき二人に編集者も出てきてました。
音楽が「シンドラーのリスト」でした。
ちなみに、オープニングがモーツァルトの交響曲第40番を編曲したもの。
小林秀雄を意識してるのかと思ったのは考えすぎでした。
エンディングテーマはエルザの「t'en va pas」でした……
間違い二つ。
「十も年が離れている」の「十」と「じゅう」と読んでましたけど、「とお」と読むのが
正しいですよね?
あと、『斜陽』が、太田静子の「書簡」をもとに書かれたと言ってましたが、「日記」の誤りですよね。
411 :
吾輩は名無しである:04/01/17 14:45
太宰役は古尾谷雅人に演ってほしかったなぁ
さっちゃん役は広田レオナに演ってほしかったなぁ
放送後は 太宰ファソ・アンチ入り乱れておまちゅり騒ぎかと期待してたのに
ドラマ板でもここでもカラッキシだーね。
ま、太宰に興味ない人にはつまんないドラマだっただろうし
太宰に興味ある人にはヲイヲイヲイな内容だったし しかたないか。
でも割とアンタッチャブルなテーマを題材にしたテレ朝の
ガッツは認めます。
だれか思い切って映画にしてください。作って、うまい人!
それにしてもあの描き方じゃ太田家には酷だと思った。
それを言ってしまうとミティコさんもさっちゃんもみんな気の毒だけど。
太宰コノヤロウ(・ё・)
412 :
吾輩は名無しである:04/01/17 20:54
「道化の華」について意見をお願いします。
413 :
吾輩は名無しである:04/01/17 21:00
>>412 ゴメン・・自意識過剰さが鼻について私にはだめです。
414 :
吾輩は名無しである:04/01/18 04:09
>>410 「書いた」って何ですか。他人の研究成果をもってきて適当につなげただけでしょ。
一部ではそういうのをパクリと言いますが。
あと、芥川賞はあくまで新人賞。「日本文学において最高の賞」だなんて、スポーツ新聞的な誤りは恥ずかしいですよ。
416 :
吾輩は名無しである:04/01/18 18:31
>>415 横光の言う「第四人称」を先取りしたと言ってください。
417 :
吾輩は名無しである:04/01/18 23:49
最近太宰にはまっている工房なのですが、
ダス・ゲマイネで最後に佐野次郎が死んだというのに、
なぜ馬場はあんなあっさりしているのでしょうか?
こばんわ。はじめまして。最近また太宰を読み始めました。
私には三島が太宰嫌いであったのが、(三島を考えるにおいて、ですが…)
太宰のせい、三島が太宰にあわなかったせい、
あるいは三島が太宰を十分に理解できなかったせいのいずれでもなく、
もっと深い意味が隠されているのだと思えるのです。
そして太宰を理解できないふりをしなければならなかった三島の必然、
それを考えることで逆に太宰の本質に迫ることができるのではないかとか
思ったりもするのですが色男みたいになってきた…(汗)
ごめんなさい。まだ答えは出ていません。
>>417 みんなかっこつけだからです。
419 :
吾輩は名無しである:04/01/21 14:06
>>418 私は、逆に三島の文章が好きになれないです。
三島と太宰は、人間的にまったくタイプが違う。
三島のような感覚の人には、太宰は理解できないでしょう。
軍服を着て抗議→切腹の出来る人。主張のために命を捧げることの出来る人。
太宰は、女と一緒に死ぬ。強い主張を持って、死んだわけではない。
好き嫌いもあるでしょうが、それ以前の精神構造が違うからでしょう。
あれ、三島って堕罪が嫌いなんだったっけ?
421 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:00
綿谷りさは太宰を超えてるよ。しかも19歳で…
末恐ろしい娘だ。
蹴りたい背中の描写力は凄い。太宰が子供に見える。
422 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:04
423 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:10
>>421 漏れは、蹴りたい背中はつまらなかったがね?
太宰どころか、村上龍すら超えてなさそうだよ。
描写の生々しさなら、色川武大(阿佐田哲也)の方が上だよ。
いや…、マジレスされても…
425 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:25
胸の奥の白絹にかかれている文字とはっ……?
426 :
吾輩は名無しである:04/01/21 16:36
>>425 その白絹を、どろべちゃに汚してやりたいっっ!
綿矢の白絹を・・・
427 :
吾輩は名無しである:04/01/22 02:12
黒い布に泥をかけても大して変わらない
428 :
吾輩は名無しである:04/01/22 02:18
人間失格が一番衝撃を受けた。
もうどんな本を読んでもこれを超える作品はないだろう。
私の精神にひどく影響を及ぼした作品はこれだけだ。
429 :
吾輩は名無しである:04/01/22 18:34
人間失格はたしかに面白い。
だが、この作品だけで「太宰=暗い」というイメージを
持たれるのは残念だ。
でも、三島は晩年、太宰について
自分も太宰病にかかってたようだと
太宰を認めるような発言をしているようですが
それはどうなんですか。
詳しい事を知ってる人、情報キボンヌ。
>>419 私は太宰も好きですよ。どちらも面白いと思う。
文体はだいぶ違うけれどもそれぞれいい味を出しているし。
しかしやはり好みの問題はありますね。太宰嫌いの三島好きも多そう。
三島は太宰を理解できないふりをしていたけれども、
本当はかなりの理解者ではなかったろうかと思うんです…最近。
三島はたいていの場合、物事を相対的、多角的に見ているのに太宰についてだけ
ムキになって否定します。無茶苦茶言って。珍しい現象です。
これは、逆に全肯定の場合ですが彼の切腹好きと通じる面があります。
やはり三島は太宰に自分の何かを見出した、つまり同類だったのではないでしょうか。
よく忘れたけど本人そう言ってたし。
…とにかく、三島を必死にさせるくらい太宰の魔力はヤバイってこった。長文ゴメンネ
つまり
「太宰なんて嫌いだもん、あんなやつ知らないもん」
などと言いながら滅茶苦茶気になってたと。
いわゆる小学生の心理だったと。
私は三島を読んだことなかったですが、今になって読み始めています。太宰読んですごく落ち込んじゃって、それから三島読み始めたって人もいます。
自分は太宰病に罹りました。でも明るい作品もあります。正義と微笑とか。自分は明るい話だと思うけど・・
435 :
気取った苦悩:04/01/22 20:19
なんだか、最近おれの耳にもトカトントンが聞こえてきたよ。
トカ トン トン
トカ トン トン
トカ トン トン
正義のために42.195キロ走っとくか・・
てか、三島も太宰も自意識過剰だよ・・・
太宰とか読んだあと、『暗夜行路』読んだら、時任悩まなさ過ぎて
ええんか〜いwと思ってしまう。
三島が太宰をどう思っていたかは
小室直樹の「三島由紀夫が復活する」に少しでてるよ。
そのなかで防衛大卒の人間に文学論をふっかけられて
三島「太宰は人間の弱い面を出しすぎる」
防衛大卒の人「でも人間の弱いところを出したほうが文学者らしいのでは?」
と言われて、三島が耳に痛いことを言われたというくだりがあります。
三島と太宰はちんことまんこのようなもので対になるものではないでしょうか?
三島は昔太宰の「ダスゲマイネ」を読んで感化されたと言ってたしなぁ。
太宰を否定することが「三島由紀夫」に必要であると三島は思ってたんじゃないかな。
ちびでホモの三島は、
長身で女好きの太宰にコンプを抱き続けたんだよ。
>>437 そうなんですか。例えはさておき(笑)同感ですね。
しかしどちらも道化(三島の場合は仮面か)でありますし、
なんだか小説にいい意味で計算高い感じがあります。
>>438 それはない(笑)石原慎太郎に抱いても。
むしろ「あー太宰と俺ってかぶってるかも…」っていうコンプレックスなら
不道徳講座の「弱いものいじめをすべし」とかいう章で
太宰という作家が弱くてもいいんだみたいな悪い概念を広めたって言ってました。
弱い人にはきつく言わなければ、特に自殺したいとか言う奴には。
「僕なんか駄目なんだ、死にたい」「じゃあ市ね!」
「君がそう言ってくれるのは僕のためなんだね…」「早く氏ね!」
「君はそう言って僕が氏ににくいようにしてくれるんだ…」「うるさい氏ね!」
「ありがとう、君はいいやつだな」「氏ね!」
この場合どちらが弱者ですか?…みたいな感じでした。
この本は三島の中でも非常に面白いものなので初心者におすすめですが、
とにかく冗談めかしても太宰を使うことは忘れないなんて、
本当に太宰が好きなんだなあって思ってしまいます。
本まで薦めてしまった…太宰スレの燃料として三島ネタを投入してみたんですが
あんまり広がらないネタだね、特にこれは…
442 :
吾輩は名無しである:04/01/24 03:53
俺はねー、「正義と微笑」のお手伝いさんを笑うところが好きだな。思わず爆笑してしまった。
ロマンスに滑稽さはは禁物である。みたいなとこ
トカトントンは、太宰の人生の総決算。。。。。
なんだか大江は必死だな。
三島が太宰を嫌いなのは、コンプレックスというか
理路整然としてないところが、嫌だったんじゃないですか?
だから、蓄犬談を分析してやったんだけど。
てか、人が書いたもので弁証してるなよ。三島とおまえとは
考え方が違うだろ?つまり、ズレがあるだろ?なんで、都合のいいところだけ
拝借してるんだよ。
てか、あげとくか。
うわああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああ
またへんなことを書いたか。
447 :
吾輩は名無しである:04/01/24 20:21
三島は太宰のうじうじ感がいやで批判していたわけで、なぜいやかというと
本来青っ白い文学青年だった自分自身をそこに見ていたからではないでしょうか。
その文学青年特有の頭でっかちな自分から逃れる為にそこから真反対のことで
後年は体を鍛えたり自衛隊に体験入隊、映画出演などという手段でで世の中と
かかわっていったのでは?
そんな三島は太宰に自分自身のいやな姿をみて毛嫌いした、と。
あの太宰の田舎臭さもいやだったらしいが。
448 :
吾輩は名無しである:04/01/25 01:05
ダイソーの人間失格読みやすい
ちょっとお尋ねします。
永遠の恋物語のオープニング(モーツァルトの交響曲第40番)
あの編曲しているのは、発売されてるんですか??
教えてください
450 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/26 00:11
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓ (キキキの即興ピアノ演奏あり!)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
453 :
吾輩は名無しである:04/01/30 01:46
age
太宰の遺書全文誰か貼ってくれ
読みたい
ぐぐったけど出てこなかった
455 :
吾輩は名無しである:04/02/01 13:11
上げ忘れた
ageったらage!!!
上げる!
俺はこのスレをageるぞー!ジョジョーーー!!
456 :
吾輩は名無しである:04/02/01 16:22
太宰と二人力を合わせ〜
呼べば〜
来たぞ〜 来たぞ〜 志賀直哉
走れ〜 走れ〜 森鴎外
「−簡単に解決可−信じ居候/永居するだけ/皆を苦しめ/こちらもくるしく/かんにんして被下度/子供は凡人にても/お叱りなさるまじく/筑摩新潮 八雲以上、三社にウナ電」
「太田といふ女あり、なんにも金銭の約束なし 山崎といふ女あり仕事の上にも病気の上でも世話になりけり、長居するだけみんなを苦しめこちらも苦しいかんにんして下されたく、子供は凡人にてもおしかりなされまじく」
「皆、子供はあまり出来ないようですけど陽気に育てて下さい あなたをきらいになったから死ぬのでは無いのです 小説を書くのがいやになったからです みんな いやしい欲張りばかり 井伏さんは悪人です」
(太宰 治の遺書 −線個所の字句は不明)
-------------------------------------
昨年発見された遺書より。
「皆、子供はあまり出来ないようですけど 陽気に育ててやってください たのみますずいぶん御世話になりました 」
「いつもお前たちの事を考へ、さうしてメソメソ泣きます」
「美知様/誰よりもお前を愛していました」
(恐らく何回か書き直したものと思われる)
なんだ、みんな同じことを言っていやがる。
459 :
吾輩は名無しである:04/02/02 01:00
太宰って、サルトルなんか読んでたのかな。
周囲の文学者は読んでたりするけど。
460 :
吾輩は名無しである:04/02/03 10:59
「惜別」に少しドイツ語使ってたな。
>>459
太宰は蔵書をしなかった、と奥さんの回想記で読んだ。
461 :
吾輩は名無しである:04/02/03 11:15
ダスゲマイネとか、書いてるだろ。
いろいろ、ドイツ語は出てくるよ。
462 :
吾輩は名無しである:04/02/03 11:15
>>460 そういえば、芥川竜之介のように、本に埋もれてる太宰治って、見たことないな。
463 :
吾輩は名無しである:04/02/03 12:09
机の上に4、5冊置いてあっただけのような・・ルバイヤート、あと
鴎外の作品・・忘れたけど。小さいころはまわりに本がたくさんあって
読み散らしたとか言ってた気がする。
464 :
吾輩は名無しである:04/02/05 14:05
安芸
465 :
吾輩は名無しである:04/02/05 19:27
希望という地盤が無いんです。
この言葉好き
466 :
吾輩は名無しである:04/02/06 20:54
太宰はオサダって書いてたなあ>阿部定
太宰は近代ヨーロッパ文学かぶれかと思ったら、
意外と日本の古典かぶれなのかな?
470 :
吾輩は名無しである:04/02/07 17:32
エッセイは下手じゃない?
471 :
吾輩は名無しである:04/02/07 17:43
太宰好きにはエッセイも十分楽しめるけど、、
そうでない人には、ちょっとだるい。
俺はむしろエッセイのほうが好きかも。特に前期の支離滅裂なやつ。
エッセイは結構本音で書いたんだと思う。
太宰好きにはほんと、たまらないけどねw
474 :
吾輩は名無しである:04/02/08 16:50
エッセイといえば、三島が面白い。
475 :
吾輩は名無しである:04/02/08 17:56
太宰治は天才だと思いますか?
佐藤春夫先生の仰るごとく、彼の文才は
素晴らしいと思います。彼を超えるような
文章を書ける人は見たことがありません。
私は稀有の天才だと思っています。
いつの世も、自堕落・気が弱い人はいて、
その時代、その時代の太宰論を読むと
世の、弱者(?)に対する考え方が分かる
ような気がするほどです。
全集でも、ちょくちょく開くのは太宰だけ。
文章も巧みで、美しい日本語を操れる。
笑わせる才能もある。
彼の生活については、好きではないけれど
作品は大好きです。
間違いなく、百年後も愛読者が存在すると思います。
476 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/08 18:12
>>474 三島ですか〜。エッセイは未読です。
お勧めの本の題名がわかれば、教えていただけませんか。
>>458 百年後も読まれていて欲しいですね。
太宰の『人間失格』には、わけのわからん捨て身の「力」が確かにある。
こういう猛烈な腕力を持つ作品は、これからもそう多くは出ないと思います。
477 :
吾輩は名無しである:04/02/09 14:52
>>476 「不道徳教育講座」 三島由紀夫
確か、太宰の悪口も書いてる。
三島はやっぱ頭がいいから、
エッセイは面白い。
小説はあんまり好きじゃないんだけど。
478 :
吾輩は名無しである:04/02/09 17:05
俺は小説は三島、エッセイは太宰の方が好き。
三島のエッセイは道化に徹しきれてない。小説の緻密さには驚く。
太宰は小説がそのままエッセイぽいな。
479 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/09 20:22
>>477 ありがとう。助かります。
太宰の悪口言ってるというのは、そのエッセイでの事でしたか。一読の価値はありそうですね。
三島の思考回路にもちょっと興味があるので、探して読んでみる事にします。
>>478 >太宰は小説がそのままエッセイぽいな。
同意。
480 :
吾輩は名無しである:04/02/09 21:52
どこかに書いてあったと記憶しますが、太宰治の作品は
「読者は、著者がひっそりと秘密を打ち明けているかのような感触を持つ」
というような事が書いてありました。
これが太宰作品の最大の特徴だと思います。
この「魔力」を使いこなせている作家は数少ないでしょう。
私は太宰以外に思い当たりません。
『駆け込み訴え』はその一例。
奥野健男っぽいな。
メロスには政治がわからぬ。
だって馬鹿だから。
あぼーん
「柳樽」が蔵書の一つだったというのは何処かで読んだな。
485 :
吾輩は名無しである:04/02/10 16:50
>>478 太宰はセンスだけで小説書いてる部分がある。
三島は逆に、頭脳をフル活用して書いてるな。
それにしても、どっかのスレで
太宰の小説がヘタウマって言ってたけど、
言い得て妙だな、これは。
486 :
吾輩は名無しである:04/02/10 17:08
だから三島は面白くない
487 :
吾輩は名無しである:04/02/10 22:25
三島さんて、どうして太宰治を意識せざるを得なかったのかしら。
いちいち「嫌い」なんて書かなくっても。
2人の目指す方向というか、そういう物が全く違う気がするのに。
三島本人にしか分からない共通点でもあったのかしら。
488 :
吾輩は名無しである:04/02/10 22:27
綿矢りさ以下の馬鹿作家。
489 :
吾輩は名無しである:04/02/10 23:47
↓この痛い
>>1と住人の爆笑バトルが、新・Mac板で現在進行!!
文学板住人なら分かる面白スレ♪
http://pc.2ch.net/test/read.cgi/mac/1074924037/l50 655 :>>1:04/02/10 22:16 ID:kSpX8c8/
まさかWINはWINDOWS以外知らないというおバカさんではあるまいな?
658 :名称未設定 :04/02/10 22:21 ID:bEIQjSGO
winnyの事を言ってるのかね?
君のような知った被りは
実は思考力が悪いのだよ!!
660 :>>1:04/02/10 22:25 ID:kSpX8c8/
WINとは勝利の意味だ。
>>487 確か、自分の中のロマンチスム的な部分が太宰と共通しているのではないか、
というような自己分析を三島はどこかで書いていたはず。
太宰の様な弱さを自分の中に持ってはいたが、それを表に出さなかったというだけ。
491 :
吾輩は名無しである:04/02/11 12:51
太宰という先駆者がいたから、二番煎じになるのを恐れて
苦肉の策でああいう方向性を見つけ出して行ったんじゃないの?
三島がやりたかったことは、太宰が先にやってしまったと。
493 :
吾輩は名無しである:04/02/11 16:34
太宰に比べたら村上春樹は小学生の作文。太宰に比べたら綿矢りさは便所の落書きに近い
494 :
吾輩は名無しである:04/02/11 16:42
>>493 ぷ。
今回の件で
綿矢りさ >>>>>>>>>> 太宰治
という図式がはっきりしたのに何いってんのドブス。w
495 :
吾輩は名無しである:04/02/11 17:12
>>494 そうだよなあ。
太宰治が死ぬほど欲しがっていた
芥川賞を綿矢りさは受賞してしまったんだからな。
よって、
綿矢>>>>>>>>>>>>>>太宰
であるわけだ。納得。
あぼーん
497 :
吾輩は名無しである:04/02/11 22:45
>>494-495 \ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ そんなエサで俺様がクマ――!!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====
〈 __ノ ====
\ \_ \
\___) \ ====== (´⌒
\ ___ \__ (´⌒;;(´⌒;;
\___)___)(´;;⌒ (´⌒;; ズザザザ
(´⌒; (´⌒;;;
否、冷静に今の芥川賞と堕罪師匠が欲しくてたまらなかった芥川賞は質が違うやろ。
よって、
堕罪師匠>>>>>>>>>越えられないてか触れることさえ出来ない壁>>>>>>>>>>>>>>>>綿矢
である。
みんな冷静に作品読めや。
三島は近親憎悪でしょ
>>499 そういうありきたりなことは十分に分かった上での話だと思いますが。
501 :
吾輩は名無しである:04/02/12 03:26
>>498 冷静に読まなくてもわかる。
冷静に読まなきゃわからない、おまえはry
単純に、冷静に読めない方々への忠告なんやけどね‥
文学は常に冷静であるべきなんやないかな。
おっさんは(・∀・)カエレ!!ってことだな
堕罪師匠>>>>>>>>>越えられないてか触れることさえ出来ない壁>>>>>>>>>>>>>>>>綿矢>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>異次元の壁>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>2ちゃんねる文学板住民
釣られてやりたいのはやまやまだけどさ・・・
あの・・人間失格を読み返していたのですが
最初の方に下男下女に酷い仕打ちをされて犯されたと書いてありますが
どんなことをされたのでしょうか?レイープでしょうか?
507 :
吾輩は名無しである:04/02/13 13:00
いたずらだよ
508 :
C ◆7sqafLs07s :04/02/13 17:07
>>502 太宰を弁護するためにトーマス・マンみたいなこと書くなよ(笑)
筋違いだろ。
509 :
吾輩は名無しである:04/02/13 20:51
空を飛ぶ鳥を見よ、播かず、刈らず〜
っていう聖書を引用したフレーズが良く出てくるけど、そこまで生活の心配をしてたのかね?
それともこのフレーズを頻発するのは、何か他の事情があったのだろうか?
510 :
吾輩は名無しである:04/02/13 22:09
マイコメディアン
511 :
吾輩は名無しである:04/02/13 22:22
川端康成へ
↓
>>506 下男下女の前で自慰をさせられた。
下男と下女の交合を見させられた。
以上。
513 :
吾輩は名無しである:04/02/13 22:56
王道の人間失格を読みたいのですが、
数頁読むと必ず吐き気をもよおします。
他にこんな人いますか?
514 :
吾輩は名無しである:04/02/14 00:08
マイチェーホフ
吐き気を催すほどインパクトがある小説は滅多にあるものではない
516 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/02/14 02:13
>>512 マジですか。ひでえ。
>>513 大衆だけど、大槻ケンヂの『くるぐる使い』かなあ。夢野の『ドグラマグラ』もくる人はくるかも。
オレは『人間失格』は吐き気じゃなく涙でしたが。十代だったからだろうか。
『眉山』をひさしぶりに再読しました。あれはちょっと卑怯ですなあ。
「二十歳の女の子を使ってあんな小説かかれたら、そりゃ感情もゆれるわい」と言いたい。
それでも、上手にてのひらで躍らせてもらった快感が、やっぱりちょっと気持ち良い。
ん〜。お見事。
517 :
岡崎ワールド:04/02/14 23:54
綿矢さん、もっともっと太宰治を宣伝してください。
読んだ事もないくせに太宰治を暗い辛気臭いと断じて、
―いや、太宰治ばかりか、そのほかの昔のひとが書いた
物語といふものを、まるで、学校の教科書か何かのやうに、
ありがたい、いえ、まじめくさって、きどった、
道徳ぶった面白くもくそもない話であるとはなから決めて
かかり、一冊も読んだこともない人たちのなんと多いことか―
さうして、本当は、本当は、本などというものはいっとう
好きでもなんでもないのに、本が嫌いなどと謂ふと、文化人
としての品性をうたがはれます。それで何々賞とやら、
なにやら仰々しい賞と帯、電車の中吊り広告、あおり文句
華やかな、本。そういった宣伝文句を適宜つぎはぎすれば、
もっともらしい薀蓄をお喋りできるような、本。それらばかりを
選出し、何々賞を取った文学を読む自分にうっとり酔いしれて
神妙な顔をしているひとびとが、どうも、ごまんといるのです。
ああ、ああ、あなたはわかっているのでしょう?
自分に課せられた使命を。いや、いや、恐縮しないでください。
あなたにはわかっているはずだ。あなたは、謙虚なお人です。
―あなたこそ、文学界の救世主(メシア)である!―
どうか、もっと太宰治を宣伝してくださいまし。このとおりで
ございます。私はあなたを応援しているのです。本当ですよ?
その証拠に、ホラ、あの、あなたと同期に受賞した、あの、
何といいましたっけ?ああそんなことはどうでもいい。
その人にはこんなことをお願いするつもりはないのです。
あなたとあの人では、雲泥の差だ。月と鼈。ピンとキリ。
あなただけに、こんなことを、おねがいするのです。
どうか、わかって、ください。お願いしましたよ?
綿矢さん、もっともっと太宰治を宣伝してください。
518 :
岡崎ワールド:04/02/14 23:56
綿矢りさファンクラブスレに書き込んでみたものを
ここにもコピペしてみた。お目汚し失礼しました。
しかし、今の正直な気持ち。
519 :
吾輩は名無しである:04/02/15 01:29
>>516 眉山いいよね・・・。
トシちゃん・・・。
太宰治は、あの頃には珍しく女性の「性欲」を敏感に感じてた人だと思う。
女性の交流関係が派手なわりに女性不信的
なのは、そのためだと思う。
・・・って仮説はどうだろう。
訂正
「女性の交流関係」
を
「女性との交流関係」
521 :
岡崎ワールド:04/02/15 13:28
「メリークリスマス」
傑作。
「佳日」
傑作。
「男女同権」
傑作。
「女神」
傑作。
523 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:38
わたしも太宰を読んで、綿矢さんみたいになりたいです。
524 :
岡崎ワールド:04/02/15 13:41
墓の前で泣けるかどうかは微妙
525 :
岡崎ワールド:04/02/15 13:49
ろまん燈籠
途中でちょっと泣けてきた
どうしてこの人はこんなに女の気持ちがわかるんだろう
これはもしかして女特有の感情ではないの?
526 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:49
え?太宰の墓の前で綿矢りさが泣いたの?
528 :
岡崎ワールド:04/02/15 13:50
>>526 2ちゃんで、そういううわさだったけど。
529 :
吾輩は名無しである:04/02/15 14:02
太宰の墓の前で「濡れた」噂なら知ってるけど・・・
泣いたのは初耳。
530 :
岡崎ワールド:04/02/15 17:32
>>529 へ〜。濡れたってのは、初耳。
しょせん2ちゃんの噂だからね。
真偽はわかりません。
531 :
吾輩は名無しである:04/02/16 00:05
太宰の墓の前で割腹なら知ってるけど。
532 :
岡崎ワールド:04/02/16 03:57
い、いろんな噂があるんだ・・・
(ちょびっとでもへー、って信じた私がバカでした)
全部ガセネタって気がしてきた。。。
墓の前で出産、とかまで出てきそうだ・・・
533 :
吾輩は名無しである:04/02/16 04:53
534 :
吾輩は名無しである:04/02/17 06:08
もっと語ってくれ
「風の便り」で大泣きして、その後笑いが止まらなかったです。
そんなのは私だけでしょうか?(笑)
sage入れ間違い、スマソ
537 :
吾輩は名無しである:04/02/17 21:36
紫色の蛾
羽田圭介君17歳の『黒冷水』も買ってね!
539 :
スメルジャコフスープオカワリ:04/02/18 04:57
男女同権
わたくしの、顔のパンの中には、パンが入っておりますので、私は、パンパ
ンマンと呼ばれております。こんな、下品な名前に生まれてしまい、今まで、
私は、女の子に全くモテず、苦労してまいりました。どこの女の子が、「あた
しの彼って、パンパンマンなんだぁ?。」などと、言えるでしょうか。しかし、
それも、ただの言い訳で、私などは、たとえ、キムタクパンマンに生まれたと
しても、全然モテず、ただ気持ち悪がられるだけのことでございましょう。
しかし、それにしてもあのアンパンマンなぞよりは私は……だいたいアンパ
ンマンなんか……初期のアンパンマンのお話の中に(あの頃君は、四頭身でし
たね)砂漠で倒れている男に、パンを食べさせるお話がございますが。その時
私も、その場にいて、全部見ておりましたが、アンパンマンが砂漠で倒れてい
る男を発見し、突然パンを食べさせましたが、私は、砂漠で倒れている男に、
どうして、水か何かを飲まさずに、パンを食わせるのか、と言おうと思いまし
た。しかし、私は世間の事など何も知りません。しょせん、私が間違っている
のでございましょう。確かに、男はお腹がすいたと言っておりましたし、その
後、元気にアンパンマンに御礼を言っておりました。それにしても…………
また、私は、泣叫びながら逃げまどう、小麦アレルギーの子供達に、無理矢
理、自分の顔を食べさせている、アンパンマンを見て、自分の、パンの原材料
を、米の粉にかえましたが、そうすると、思いがけず、コメコパンマンなどと
言う、人に悲しい連想をさせる、これまた下品な名前で呼ばれ、それでも、小
学校低学年以下の子供達に、「パンパンマン! コメコパンマン!! 」と、
絶叫される事もございまして、それ以外の人達には、完全に軽蔑されておりま
すが、男子中学生には、たまに、名前を呼ばれる事もございます。少し前の事
でございますが、名前を呼ばれて、行ってみましたら、「パン買ってこい。」
と、言われました。 窓?…… 濁り目に白き雪の映りて云々
初期のアンパンマンの事はうる覚えなので、どこか間違っているでしょう。
男女同権の真似をしてみたけど全然ダメだ。全部ダメだけど、特に細部が全然
ダメだ それに、太宰はこんな下品な事は書かない。治ちゃんゴメン。
540 :
スメルジャコフスープオカワリ:04/02/18 06:19
読み返さないで書き込んだから変なミスが多い。
まったくもって
541 :
スメルジャコフスープオカワリ:04/02/18 18:47
>>535 笑いが止まらなかったと言うのは、井原の最後の言葉を読んで?
542 :
岡崎ワールド:04/02/18 20:40
>>539 わ、笑った・・・
「コメコパンマン」!
すごく感情移入できます。
543 :
吾輩は名無しである:04/02/18 20:45
544 :
吾輩は名無しである:04/02/19 00:20
545 :
スメルジャコフスープオカワリ:04/02/19 01:36
「うる覚え」はミス。ほかにもございます
いいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。
スメルジャコフスープオカワリ さんへ
535です。
ご指摘の通りです。
最後に一つだけ、〜笑ったね。までの部分ですね。
ボロボロと泣いて、最後の「笑ったね。」で、何故か笑いが止まらなくなりました。
やられた!と思いました...
眉山でも泣きましたが、泣いて、その直ぐ後に笑ったなんていうのは他にはありません。
549 :
スメルジャコフスープオカワリ:04/02/22 07:02
私も、風の便りが、大好きです。全文学作品の中で、一番好きです。
私は、風の便りが、嘘の天才太宰、の作品の中で、一番正直なものだと思って
います。
私も、今まで、散々小説を読んできましたが、木戸の最後の手紙などは、他に
くらべられるものが、一つも無いくらいです。
そして、あの流れの最後に、天才とは〜笑ったね、の一文が出てくれば、天才
じゃ無くても笑います。私も苦笑しました。あれには、殆ど思い出せないくら
い久し振りに、微笑みました。読み返しすぎて、新潮文庫のきりぎりすが、壊
れました。しかし、新潮文庫はもろくて、すぐに壊れて、困りますね。
眉山は、私は泣きませんでしたが、読んで、かなり悔しくなりました。これも
素晴らしい作品ですね。計算され尽くされていると、分かっていても、悔しく
なるのですから。
風の便りを読んで、いい加減、ごまかしている場合じゃない、と思いました。
私は多分、2chには二度と来ないと思います。
550 :
吾輩は名無しである:04/02/22 08:33
30にして初めて人間失格と斜陽を読みました。好きとか嫌いとかなく只シンパシーを感じました。
しかし、女に慣れてるわけでもなく、学があるわけでもなく、また道化になりきれるわけでもありません。
ほんとに自意識過剰から来る羞恥心、疎外感、犯罪者意識とでもいう罪悪感、劣等感と優越感の葛藤、
薄れ行く万能感を感じているわけであります。
ただいっさいはすぎてゆきます。しかし、此処にひとつだけ根本的に違いがあり私は不幸だと感じております。
こんな複雑な感情をもちつつストレスを感じながら自殺という選択肢をとらず(できることならそうしたいが、
それだけは許されない行為だと思うし勇気も度胸もない)現実と戦うか逃げるの2者択一以外に方法はないものでしょうか?
<ただ楽になりたくて書きました。スレ違い気味なのでスルーしてください。しかし、人間失格はかなりの劇薬であり、
プラス思考の人間形成をする上では、読むべき本ではなかろうかと思います。まぁ読まなくても私みたいになる人も
いるのでしょうが。>
551 :
吾輩は名無しである:04/02/22 08:48
人間失格は全く純粋な喜劇にも読めるんですよ。
例
私は空腹を感じた事が無い、、、象徴でも比喩でもなし、、、んな馬鹿な
スメルジャコフスープオカワリさんへ
535です。
安堵に似た感じの純粋な涙、救われたという感謝の涙、
してやられたと言う気恥ずかしさから出る堂々とした素直な笑い声、でした。
私も実は、太宰作品で一番「風の便り」が好きです。
同じ感覚であれを読んでいた人に会えてすごく嬉しいです。
「作家は仕事をしなければならぬ」〜「この傑作意識の犠牲者が多いようです」
辺りの戒め(?)には、まったく、「いい加減、ごまかしている場合じゃない」と
私も痛感しました。その部分はテキストに打ち込んで、しょっちゅう見ています。
もう2チャンネルへは来ないとのことですが、とても残念です。
折角、似た感性の人に会えたのに・・・
でも、そういう風に読んで感じていた人があったと思うだけでも嬉しいです。
はにゃ?より。
550様
漏れと似てる。
けれどやはり決定的に違うのは、漏れは不幸だとは思ってないというところです。そう思わない大半の要因は堕罪師匠の作品と幼くして出会えたことだと思います。
もともとかなり堕罪師匠に似た気質だった漏れにとって、生きてく術を与えてもらえました。
なんかあなたのもっと深く話したいです。
554 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:54
太宰君の斜陽というのを読んだけど、閉口したな。。
555 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:55
貴族の娘が、山出しの女中のような話し方をするし。
556 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:55
もう、ちょっと真面目にやったらよかろう、という気がするね。
557 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:56
どうも、評判のいい人の悪口をいうことになって
困るんだけどね。
558 :
吾輩は名無しである:04/02/22 19:56
僕には、どうも、いい点が見つからないね。
559 :
吾輩は名無しである:04/02/22 20:15
すいません、ぜんぜん無知な人間の質問なんですが、
太宰に近い(タイプが似てる)作風の作家は、他にどんな方がいます?
560 :
吾輩は名無しである:04/02/22 21:59
>>559 漏れも、知りたいのであるが、
一向、見当たらないのである。
誰か、存じている方は、ゐないか?
561 :
吾輩は名無しである:04/02/22 22:03
太宰が影響を受けた作家から読めばいいのでは?
文体はやや固くなるが、芥川からはかなり影響を受けてると思う。
562 :
吾輩は名無しである:04/02/22 22:13
563 :
吾輩は名無しである:04/02/22 22:46
あの位、恥ずかしげもなく
自分の事を書ける人間は少ない。
意外に人間て、自分の体験したこと(感情)しか書けないもののように思います。
想像などで補っている部分ていうのは、おのずと分かるような気がします。
寧ろ、太宰は丸ごと披瀝しているようで、実はところどころに作為があって、
けれども、肝腎な箇所(心の機微など)は晒け出している・・・
気取った台詞、下品な口調、過剰な卑下、すべて無意識のうちにも
計算されているように感じられます。
固過ぎず、ただ何もかもを告白しているようで作られていて、
他に、こんな作家を私は知りません。
ちょっと褒めすぎましたか?(笑)
>>559 >太宰に近い(タイプが似てる)作風の作家は、他にどんな方がいます?
三島由紀夫
魯迅
ヘルマン・ヘッセ
アンドレ・ジード
綿矢りさ
遠藤周作
566 :
吾輩は名無しである:04/02/22 23:26
人間の掘り下げならドストエフスキーの方が断然上。
567 :
吾輩は名無しである:04/02/23 01:19
>>559 似てないけどオススメは葛西善三
あと、甘いけど福永武彦「草の花」
あと、トーマス・マンの短編集(岩波文庫)もオススメですよ。
569 :
吾輩は名無しである:04/02/23 19:31
『右大臣実朝』だけはどうしても
読破できましぇーん。
あれ面白い?
570 :
吾輩は名無しである:04/02/24 00:00
>>564は偉い
印象の正確、感情の正確、あとはほとんど嘘
>>570 564です。偉くはないでつが、これでも太宰が好きなんでつ(ワラ
言葉遣いとか文体を上手く使った目線の転じ方とか、上っ面ばかり
どんなに真似しても、それだけでは越えられないすごいものを持ってると思いまつ。
>>571 殆の小説家は、近似を使うのに対し、妥協しない時の太宰は(たびたび妥協する)
普通の人間より遥かに怪物的感傷家の自分の印象や感情を、正確に平凡な読者に
も伝える事ができる、性格の天才。危険。
573 :
吾輩は名無しである:04/02/24 00:35
ヘッセとは似てるかも。
ただ、三島や遠藤にはまったく、、、、てか、三島 遠藤は、とにかく嘘くさく
うさんくさくて、あたしわ好きくない。
570さんへ
564です。
危険、確かに危険ですが、やっぱり作品は好きです。
(作品の)学問的な分析は得意ではありませんが、
単純に、好きか嫌いか、それだけの話で言うと、好きです。
動かされます。立ち上がって歩こうという気力が出ます。
564さん
そうですね。本当に好きか嫌いかだけですね。小賢しい事を書きました。
負けました。
570さん
564です。
上のレス、思わずクスッとしました。ほんのりしたと言う意味です。
自分の周りに太宰を読む人が少ないので、話ができて楽しかったです。
グッスリと眠れそうな優しいレス、ありがとうございました。
ドナルド・キーン訳 No Longer Human を
読んだら「お汁粉」が「ゼリー」になってますた。
人間失格、の
この人、早く帰らねえかな
で、爆笑。
579 :
吾輩は名無しである:04/02/24 19:56
駄目人間が書いた小説が面白いのはなぜですか?
私自身駄目人間だからに決まってるだろ
富嶽百景の中にある、
「モウパスサンの小説に、どこかの令嬢が、貴公子のところへ毎晩、河を泳いで逢いにいったと書いて在ったが、着物は、どうしたのだろうね。まさか、裸ではなかろう。」
という部分なのですが、
モーパッサンの何と言う作品でしょうか?
綿矢りさの作品読んだら、太宰の臭いがあった。
「風の便り」でふざけた内容になりました、
と書いている宿での出来事の描写とかかなり笑えるんだが。
ユーモアセンスもあるよね、太宰は。
「臨終間際のひとの耳もとで卑猥なことをささやいて、笑い転げたい」
というのもものすごく印象的だ。
他人を見下しているような視点
言葉遣いとか文体を上手く使った目線の転じ方とか、上っ面ばかり
何の臭いも感じない。底が浅い。
でも、日本語の使い方は上手だと思う。
587 :
吾輩は名無しである:04/02/25 08:09
太宰スレには
>>582みたいなアホしかいないの?
綿矢自身が太宰好きだって前から言ってんじゃん
588 :
吾輩は名無しである:04/02/25 08:44
臭いを感じたのがアホですか? 構って欲しいんですね。
589 :
吾輩は名無しである:04/02/25 10:17
どうでもいいけど、シェイクスピアの、下ネタの連発をなんとかしてください。
太宰は弱者の味方
∧_∧
( ´・ω・) ∫ <お疲れ様。お茶どうぞ。
( つ旦
〜( ̄ )
U  ̄U U
∫∫∫∫∫∫∫∫∫
旦旦旦旦旦旦旦旦旦
591 :
吾輩は名無しである:04/02/25 12:36
587は事前情報がないと何もかぎわけられないアホなんだよw
だから知っているかいないかを最重要視している。
592 :
吾輩は名無しである:04/02/25 13:40
何しるでえ!
しつけぇな
太宰が今存在していたら、きっとねらーになっていたにちがいない。
「レスを。
レスを下さい。
>>1はさまざまの屈辱を思い受けて、ひとりで呻いています。
ジサクジエンをしているのではありません。絶対にそうではありません。
お願いいたします。
>>1は恥ずかしさのために死にそうです。
誇張ではないのです。
毎日毎日、レスを待って、夜も昼もがたがたふるえているのです。
>>1に砂を噛ませないで。
壁から忍び笑いの声が聞こえて来て、深夜、床の中で転転しているのです。
>>1を恥ずかしい目に逢わせないで。
姉さん!」
「斜陽」より
……ぜんぜん面白くないね。
志賀直哉Uzeee
1 :太宰治 ◆zl9DazAI/m0 :48/06/02 23:00
逝ってよし
2 :吾輩は名無しである :48/06/03 00:01
余裕で2Get
3 :吾輩は名無しである :48/06/03 00:20
じゃあ3
4 :吾輩は名無しである :48/06/03 01:34
糞スレ建てんな
>>1 5 :吾輩は名無しである :48/06/03 06:09
>>4 は志賀直哉
6 :三島由紀夫 ◆3siMmAYa// :48/06/03 10:42
>>1 漏前のほうがUZeeeee!!( ´,_ゝ`)プッ
2月初頭、NHKのラジオ深夜放送で、「きりぎりす」
を朗読していた。
女性アナウンサーの朗読であったが、本を読むより
ずっと良いと思う。
だが、やはりこれは男性の手によるものに他ならない
のではないか、ということを考えたのだが。
「きりぎりす」好きなんだが、なぜタイトルがきりぎりす?
童話の「アリときりぎりす」から?
601 :
吾輩は名無しである:04/02/29 11:54
太宰好きだな。
太宰治ってアメリカやヨーロッパなど欧米で人気ないからね。
そこが好き。
602 :
吾輩は名無しである:04/02/29 12:32
欧米で人気ある日本人作家なんて一人もいないよ
603 :
吾輩は名無しである:04/02/29 12:44
比較的って話だよ。
604 :
吾輩は名無しである:04/02/29 12:45
太宰の暗く悲しく湿っぽく自虐には合理主義の西洋人には理解できないさ。
605 :
吾輩は名無しである:04/02/29 13:02
人間失格や斜陽を読んでみて太宰が気に入らなかったが、
「新樹の言葉」という短編集を読んでハマりました。
なんか作家って損だね。
一つ二つの作品をその作家の象徴として扱われて
それによって作家の色を固定化させてしまうってのは。
太宰治がただの駄目人間ってところだけ強調されて
本当の太宰の力を覆い隠されていると思う。
606 :
吾輩は名無しである:04/02/29 13:56
人間失格だけが本音に満ちている。ほかのはつまらん。
607 :
吾輩は名無しである:04/02/29 13:58
人間失格の他、読んだの?
駆け込み訴へは本当に名作だと思う。
ユダの裏切りを描きながら、歴史小説ともあいならず、
いつもの太宰節を見事に加えて、二度も三度も楽しめる作品だと思う。
天才。走れメロスなんか目じゃない。
609 :
吾輩は名無しである:04/02/29 16:42
私は太宰治を愛読しておりますが、
「人間失格」「斜陽」はその他の作品
よりも優れている訳ではないと思います。
で?
やっぱトカトントンだな
613 :
吾輩は名無しである:04/02/29 19:56
小品だけど「新郎」が好き。軽い感じだけど妙にハイ?な所が。
戦争が始まる前ってこんな風なのかな?
あまり太宰らしさはないが、正義と微笑が最高と言い続けて3年。
615 :
吾輩は名無しである:04/02/29 20:58
>>614 私も「正義と微笑」スキ。これって傑作だよね!!
616 :
吾輩は名無しである:04/02/29 21:18
>>600 ちなみに「きりぎりす」はこおろぎのことだよね。
617 :
吾輩は名無しである:04/02/29 21:23
太宰ってなんだろなぁ。高校の時真剣に読んで、これまで(約10年間)封印してきたけど。いま読むほうが逆にヤバい気がする。
618 :
吾輩は名無しである:04/02/29 23:18
「15年間」でしたっけ。太宰はわりと真面目に文明批判みたいな作品を書くと
精彩を欠くことが多いですね。あと理屈っぽい「女の決闘」なんかも面白く
無かった。
620 :
吾輩は名無しである:04/03/01 01:14
あの時代に「女の決闘」みたいなタイプの作品自体が少なくない?
神西清が誉めてたけれども。
「メタ小説」なんて言葉はまだ入ってきてなかったろうが、素手でスタイルをつくり上げていく感じ。
そこがいい。
621 :
吾輩は名無しである:04/03/01 08:47
一億総太宰計画ってどう?
622 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/03/01 08:52
じゃあ一億総三島計画ってどう?
>>623 同性愛の楽園では子供ができず、やっぱり滅びます。
625 :
吾輩は名無しである:04/03/01 12:26
道化の華いいねぇ。
626 :
吾輩は名無しである:04/03/01 17:52
魚服記
ごめん。これなんて読むの…
627 :
吾輩は名無しである:04/03/01 18:00
クロニクル
>>626 それ、同人誌『海豹』で発表された奴ですよね。『雨月物語』みたいな。
『ぎょふくき』。
629 :
吾輩は名無しである:04/03/01 18:35
>>628 サンクス
ぎょふくきでいいのか…
まさかそのままの読みとは…
なんか捻りがあるのかと疑ってたんだよね
いえいえ。
631 :
吾輩は名無しである:04/03/01 23:10
正直「トカトントン」良く分からない?
主人公の悩みは何となく解るけど、作家の回答は?って思った。
太宰は何を表現したかったのでしょうか。
頑張って何かしようとしてるけどダメですって相談してる人に向かって
頑張れって言ってるような感じがしますね。
やっぱ太宰は卒業しなきゃいけないって本当なんだろうな・・・。
やはり、文学は算数とは違うようにおもいすが。
ステレオタイプにならないと安心できないのは、
マニュアル世代の特徴でしょうか。
感慨は、唯一無二で千差万別。
635 :
吾輩は名無しである:04/03/02 10:24
「トカトントン」読者は憧れの作家に真剣に悩みを相談してるんだけどネ。
相談される側の作家にとっては鬱陶しいし迷惑な話なんだろうね。
何ともいーかげんな回答しかしなかった。
作家(小説家?)なんて一見苦悩者ぶってるけど単なる売文業でしかない。
実態なんてこんなものさ。そんな事を言いたかったのかな?
小説と云ふものは、本來、女子供の讀むもので、いはゆる利口な大人が目の色を變へて讀み、しかもその讀後感を卓を叩いて論じ合ふと云ふやうな性質のものではないのであります。
小説を讀んで、襟を正しただの、頭を下げただのと云つてる人は、それが冗談ならばまた面白い話柄でもありませうが、事實そのやうな振舞ひを致したならば、それは狂人の仕草と申さなければなりますまい。
あらゆる小説は太宰の風体に始まり
太宰の風体に終わるのでしょう
小説と云ふものは、そのやうに情無いもので、實は、婦女子をだませばそれで大成功。
その婦女子をだます手も、色々ありまして、
或ひは謹嚴を裝ひ、
或ひは美貌をほのめかし、
或ひは名門の出だと僞り、
或ひはろくでもない學識を總ざらひにひけらかし、
或ひは我が家の不幸を恥も外聞も無く發表し、
以て婦人のシンパシーを買はんとする意圖明々白々なるにかかはらず、
評論家と云ふ馬鹿者がありまして、それを捧げ奉り、また自分の飯の種にしてゐるやうですから、呆れるぢやありませんか。
僕は、貴族です。
(拍手)。やって参りました太宰治をけちょんけちょんにしましょうアワー!
名付けて「僕は、貴族です」。
恥ずかしいセリフ。恥ずかしいったらない。何を措いても恥ずかしい。
あの手紙の末期が「僕は、庶民になります」となると、いきなり漱石ですが。
私ならどう書くか? 僕は、外道です。僕は、無道です。織田無道です。
なあに? 太宰が恥ずかしい科白を敢えて言うところが文学的だ。
なある、その芸術コンプレックスに1点。
なあに、「あの高貴な魂の持主が一生をかけて言った言葉を評価できないあなたは人間が安い!」ですと?
ようし、その喧嘩買った!
第一に、一生を懸けて言ったあの言葉の吐き主は藤原氏の末裔のつもりか何か知りませんが、
おーい、ミシマくん! ちょっと説明してやってくれたまえ。
ミシマ:「はじめましてミシマです。あの、台本がないんですけれど。」
台本は本棚のどこにあるかわかんないんだよ! ちゃちゃっとやっちゃって。
「はい、まずですね、台所を『お勝手』などという華族は存在いたしません。太宰の日本語は滅茶苦茶です。
高貴な母上は庭で立小便ですか。私は笈を負って東京で一旗上げます根性の田舎モノが嫌いです。」
君も根性悪いねんなあ。他に何かあったろう。
「ええ。私は太宰の目の前で『私は先生の作品が嫌いなんです』と言いました。
そしたら太宰は酔っ払って『嫌いということは好きなんだ!(笑)』などと抜かしおったのであります。」
それはあるよなあ。アンチ巨人も巨人ファンのうちという議論が常に通るとしても、
オレが巨人ファンに「俺は巨人が嫌いだ!」と真面目に言っているところに、「君は好きなんだ」とか言われたら、別に面白くも何ともないもんね。
どっちかっつーと礼儀知らずだよね。ご苦労さん、ミシマくん。
「ついでですが、あなたに頭が悪いと言われる覚えはありません。」
あーそーかよ、さっさと消えろ。・・・さて太宰本人はどうかっつーと、東北の豪農の息子で東大。
これを一生かけて貴族なんて、つましい貧しい日本ですなあ。
あれなに、右大臣実朝? ひどい文章の上、もう歴史的に敗北したよね、天皇制崇拝と、
何より存在しなくなったショウトクタイシ崇拝! こんなのが日本の貴族かよ。
精神の貴族を気取るなら、そんな狭い範囲でせせこましいことやってんじゃねえよ!
おおっとあなた、太宰が自殺? それで買ってるなら違いますよ、入水じゃない。
井伏がきちんと書いている通り、女に絞殺されてから一緒に水に沈んだだけです。クスリに溺れたり、立派な人生だ。
女の決闘はまあまあ。
さて走れエロスにいきますか、メロス? どっちでも同じ。あんなのはね・・・まあ書いちまうよ。
ヤクザの若大将ながら早稲田出て芥川賞を取った作家の地元に伝わる有名な解釈があります。
自分を「えらい男」などと自分の妹にうそぶくメロスって、えらいんだ。遅れたって寝過ごしただけじゃん。
要するに、あれは太宰のあらゆる他の妄想と同じく、ウソっぱちのやっすいイデーだっての。
ただ。そんなメロスを誰より求めたのは、人を信じられず、愛せず、殺しに走る王様だった。
つまり、ひとつの論理的な形式はきちんとできている。
メロスのような虚構に頼る男、イコール、王様同様の病いに苦しんでいる人間ということだ。
っつーんですが、じゃあ、ニーチェにツァラトゥストラは、バタイユの言うように惨めな失敗作か?
こんな他の問題に繋がる普遍性は、太宰には全くないんですよ。せせこましい男。
太田光:「女に殺されるディカプリオはだめです。私が松田優作なら(なんでだよ)、絶対に女を殺します」。
ところで私、グッド・バイは読んでいません。なんとなく、つまんなかったんで、太宰って教養のために読むだけでした。
ああ、エロスは小学校時代に読んで、全然面白くねえと思った。この感想には今も自信があります。
はいはい。これだから後知恵で困るんですが、補追を。
『斜陽』のいいところはね、2つあるんですよ。
全部最後です。死んだ弟が「貴族」にね、確かに成るんです。論理的に。
「これは弟が、或る女のひとに産ませた子ですの。」といつかあなたの前で言わさせてもらいますと、
姉が、情夫への恨み状で綴る。この瞬間に、弟は二重の意味で貴族になる。
まず相対的に。作家ふぜいは不能のはずの内面の強度(姉=弟)を機能させる道具に過ぎないのよ、と言うことで。
もう言っちゃってますが、近親姦で絶対的に。
でも太宰のひどさに変わりはありません。一応。
「どれ、書見でもいたさうか」
太宰話がしたかったのに廃墟・・アゲときますね・・
646 :
吾輩は名無しである:04/03/05 09:41
トカトントンの最後の文章、
「身を殺して霊魂をころし得ぬ(以下略)」
このイエスの言葉に霹靂を感じたら、幻聴がやむらしいんだけど、
皆さんはどう解釈してますか?
書き込みしてる間も耳元でトカトントンと鳴り響いてるのですが、
書きました。
蛇足(だそく)、あるいは盲腸(もうちょう)、
つまりあってもなくてもどうでもいい所。
よって、解釈なぞ無意味。
作家から「ネコ、にゃんにゃん」という
回答があった、でよろしい。
ふざけんな、ぼけ。
651 :
吾輩は名無しである:04/03/06 10:51
さすがに太宰の作品は読まなくなったけど、評論?のだぐいは買っちゃうね。
「ピカレスク」も今更と思いながらも読んだら面白かったしね。
太宰は語り尽くしたって言われてるけど、まだまだ語り合いたいよ。
652 :
吾輩は名無しである:04/03/06 12:46
「蟷螂」だっけな。間違えてたらごめん。下駄屋のさきこさんが男の海水パンツ
万引きしちゃうやつ。面白くって好きですよ。
ここは、工作員ばかりだな。ま、いいけど。
あ
もう一個踏んどこ。
>>653 >ここは、工作員ばかりだな。ま、いいけど。
ひがみ工作員のひとり芝居
658 :
吾輩は名無しである:04/03/06 13:35
新宿、中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻、吉祥寺、三鷹 等
太宰作品に頻繁に登場しますね。太宰は中央線作家だね。
中央線沿線の住民なので親しみが湧きます。
>>657 ひがみ工作員って僕のことか?
>>653-657 について言ってるなら、それ僕だよ、全部。癖癖。
ってことで
>>657は一連の大江工作員決定。
なんで、こういうことするんだろうね。
660 :
吾輩は名無しである:04/03/07 15:35
>>646 高橋源一郎が何か書いてた。「文学王」だか「文学がこんなにわかっていかしら」だったかで。
最後の部分は小説の構成としてはいらない部分だけれども、太宰はそういうスケールで
作品を考えていなかった、破綻を気にせず、あえて書いている、みたいなこと。
解釈に触れていたかどうかは忘れたけど……。
一説には、引用している聖書の言葉を太宰が誤解している(文語だから)ともいわれてる。
綿矢りさが「太宰さん作品の、この書き方は上手だなあ」とか
考えながら読んだそうだが。
「なんか、書き殴ってるようでも、やっぱりそうじゃないんだな」
と感じたんだろうか。小学生で。
高校生、中学生でもいいか、
入試での問答を想定して、太宰さんの作品を読むのだとしたら・・・
「走れメロス」はまだ載っているのだろうか。
感性まで鋳型にはめ込むようなバカなマネはしていらっしゃらないと、
学級崩壊なぞでみてると、安心してしまうのですが。
いかがでしょうか、現役諸君。
663 :
吾輩は名無しである:04/03/07 22:52
ものっそい亀レスだけど
>600
なんで好きなのにタイトルの所以がわからんのか
作中に思いっきり、きりぎりすの声の描写があると思うんだが…?
665 :
吾輩は名無しである:04/03/09 23:05
僕は貴族です。
666 :
吾輩は名無しである:04/03/10 00:00
何度もいいますが、僕は貴族です。
667 :
吾輩は名無しである:04/03/10 04:14
>>664 だから、なんで背骨の中で鳴くように聞こえるのが取り分け「きりぎりす」じゃないと
いけないのかってことじゃないの?
元ネタは歌舞伎か何かだっけ?
>>641 なんかびっくりするくらい文章下手くそですね。
669 :
吾輩は名無しである:04/03/10 16:04
お便所の匂いがする。
>だから、なんで背骨の中で鳴くように聞こえるのが取り分け「きりぎりす」
>じゃないと>いけないのか
正解だとおもいます。
671 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :04/03/10 18:35
『晩年』再読。さすがに遺書のつもりで書いただけあって、クオリティーが高い。
表題作の爽やかさは、傑作『パンドラ〜』に通じ、『彼は昔の彼ならず』は心のひだにビタリとはまる。
二人称を使ってこれだけ上手い作品はそうそう見ない。マジでこれが処女作かと。
「私はこの一冊を創るためにのみ生まれた」なんて本人はおっしゃってるが、やっぱ気合入ってる処女作は良い。
最近、『惜別』で萎えちゃってたので読んで良かった。太宰はやはり偉大だ。
晩年は読んでて疲れるんだよ。
「晩年」読みながら寝たら金縛りにあった。
674 :
吾輩は名無しである:04/03/11 21:23
675 :
吾輩は名無しである:04/03/12 05:16
>>671 『晩年』の「表題作」ってどういう意味?
表題作はないが。
676 :
吾輩は名無しである:04/03/12 17:21
くどいようですが、僕は貴族です。
↑知能障害を起こしている人
678 :
吾輩は名無しである:04/03/12 19:29
はぁ? なにいってんのこいつ
>>676 は貴族だよ。もうちょう貴族、ほかになんと形容したらわかんないけど貴族。
ちょうちょう、ちょー貴族? 貴族。
679 :
岡崎ワールド:04/03/12 19:49
独身貴族のこと?ありきたりでごめん。
680 :
吾輩は名無しである:04/03/12 20:10
むぅ・・・
俺は「眉山」が好きだな。解説のおっさんも書いてるけどホント読んだ後に
地団駄踏みたくなるよ。
眉山読んで「こういうシチュエーションあるよなあ」って切なくなった。
未完だけどグッドバイが好き。
誰か続き書いてくれよ。
太宰にしか書けないですよ>グッドバイ
というお決まりのレスしかできない私は死んできますね
684 :
吾輩は名無しである:04/03/13 03:39
275 :平成の太宰治 :04/03/11 23:39 ID:kUFjAqqL
私の、好き1位は、
トランジション
数多いコルトレーンの曲の中でも、これが最高です。
音の密度が尋常じゃ無いです。
タイナーのピアノもエルビンも凄い。
ピアノソロの後、エンデングまでの徐々に高まるテンションがたまらない。
好き2位は、
ジャイアント・ステップス。
いわずもがな。
ライブ版が有れば、聴いてみたいものです。
ピアノは、、、ご愛嬌。
テナーの切れ方が、常軌を逸している。
好き3位は、
マイ・フィヴァレイト・シングス。スタジオ版。
ヨーロッパライブ、ニューポート他、日本でのライブも含め、
初出のスタジオ版が、一番落ち着く。
コルトレーンがインタビューで、
「もっとプリテイな音を出したい、、」
と話していたが、多分、この曲で、それは実現してると思う。
685 :
平成の太宰治 :04/03/13 03:54
>>684 ちょっとコピペ勘弁はしてくださいよw
最近は、ヨーロッパでのライブのボックスを主に聴いてます。
いいですよ。
ドルフィーとが参加してる「インプレッションズ」なんかは、
ピアノレスなんですが、凄まじいです。
重金属ジャズ、
僕はそう評してます。
揚げ足取りに近いが、取り敢えずここは文学板なので。
助詞 「は」 の位置が違うだけで意味が分からなくなった例。
>ちょっとコピペ勘弁 は してくださいよw
687 :
吾輩は名無しである:04/03/14 17:10
堀木の放った色魔って言葉が、厨房だった俺に、凄い鮮烈な印象を与えたのを憶えている。
688 :
吾輩は名無しである:04/03/15 00:23
姉さん、僕は貴族です。
斜陽族
689 :
岡崎ワールド:04/03/15 00:24
私もつい昨日まで「走れメロス」あんまおもしろくない・・・
って思ってたんだが、あれ、どういう心境で書いたのかな。
血迷ったの?それともものすごくわかりにくい皮肉なの?
もしも・・・セリヌンティウスが、「女」だったら・・・・
「メロス!何でもっと早く帰ってこなかったのよ!?信じられない!
私がどんなに不安で惨めだったか・・・あなたにはわからないわ!
大体、そもそも、何で私が人質なわけ?そりゃ、あなたに頼まれた
から、引き受けたんだけど、でも、私、女なのよ?ちょっとは、
考えてよ!・・・もう!もう!もう!バカっ!ウワァ〜(滝涙)」
メロス:「・・・・・・・・。」「・・・・ご、ごめんなさい・・・・。」
メロスは矢継ぎ早に、それも一方的になじられ、脱力してただもう呆然と
立ち尽くしたのでした。もう、なにもかもがどうでもいいのでした。
トカトントン
みたいな結末かしら?などと妄想を膨らませてしまい、
もう一度走れメロス読んでみよっかなぁ〜・・・なんて思いました。
690 :
平成の太宰治:04/03/15 04:44
エロス、
そう、彼の妻ですね。
彼女が、彼の音楽を駄目にした。
僕はずうーっと、そう思ってるんです。
あの、陰々滅滅とした、あのピアノは、
聴く鑑賞に値しません。
セリヌンティウスも、雑音にしか聴けません。
しかし、最後の「エクスプレッション」
このサックスの音は、どうだ。
この切れ方は、何なのだ。
電気処理でもしてるかのような、
カリカリした、エッジの立った音は、
平常では無い。
オグンデ、
悲しすぎる。
691 :
吾輩は名無しである:04/03/15 17:37
待つのが辛いか待たせるのが辛いかってことで書かれた作品ですよ
692 :
吾輩は名無しである:04/03/15 22:33
太宰治って本当に奥が深くて天才だと思う。
今はいろいろ読んでるけど、どんどんはまっちゃうような毒があると思う。
693 :
吾輩は名無しである:04/03/15 22:35
私は、暴君の王に意味がある気がします。
意見として考えてください。
694 :
岡崎ワールド:04/03/15 22:37
中毒本。
いきなり強烈な毒性のあるものを読むと拒絶反応がおきがちだが、
ライトな短編とかで徐々に耐性をつけられると、どんどん
中毒がすすんでく、みたいなね。(わーなんかイケナイ表現だわ)
695 :
吾輩は名無しである:04/03/15 22:40
最初読んだときは、WMINEMに通じるものがあると思った。
中毒が進行して、行き着く先はどうなるのでしょうか。
末期症状の方、レポートお願い致します。
697 :
吾輩は名無しである:04/03/15 23:45
>>689 っていうか、親友を人質にするっていう時点でも、かなりひどいやつだよ。
メロスは。
だいたい、うそつきなんだよ。あの男は。本文参照。
698 :
吾輩は名無しである:04/03/16 00:00
「走れメロス」みたいに、真意を誤解されてなお且つ
教科書にまで載っちゃうってのが(・∀・)よね。
699 :
吾輩は名無しである:04/03/16 00:12
走れメロスだけ授業で習って、太宰の人なりを聞き学んで
とんでもないやつだ、こんなやつの読みたくもないと思ってた。
しかし他の作品を読み、メロスのほうが異色作、でそれが教科書に載ってるという滑稽さ、もう今では大好きさ。
メロスは闇金屋にいちゃもんをつけ殺されそうになった。しかしどうしても妹の結婚式でいいかっこうがしたい。そこでメロスは考えた。
「私の親友、セリヌンティウスを担保に100万貸して下さい。3日後に必ず返してみせます。」
「そのかわり、3日後、入金がない場合は、かわりにそいつをしばくぞ」
メロスは100万を借り、無事妹の結婚式を済ませる事が出来た。このままばっくれれば金は返さずに済む。しばかれるの嫌だしな。このままとんずらしよーかなー…。でもそれはいくらなんでも悪いよな…。
しょうがない。返すか。
メロスは日雇い労働をして、四苦八苦して金を作った。
その途中で、過労の為ダウンした。
いかんいかん!俺がここで倒れたらセリヌンティウスは殺されてしまう!
メロスは自分に鞭打ち、猛烈な勢いでセメント袋を運び出した。
そして、無事100万を稼ぎ、親友の待つ闇金屋へと走った。
メロスは言った。
「俺をどついてくれ。一瞬魔がさした。このままばっくれようかと思った」
セリヌンティウスはどついた。メロスの歯が折れた。
セリヌンティウスも言った。
「俺もどついてくれ。お前が高飛びすると思った。まあ当然やけどな」
メロスはどついた。セリヌンティウスは血を吐いた。
闇金屋は言った。「3日でよう100万も稼いだな。まあええわ、勘弁したるわ」
そして二人は友情のもとに抱き合った。めでたしめでたし。
冷や汗、冷や汗f^_^;
702 :
岡崎ワールド:04/03/16 07:15
>>691 ありがとうございます。そういや中学の国語の先生も、
ちらっとそんなこと言ってたかも。でも、あんまり
「言わんとすること」を求められなかったな。
さらっとした取り上げ方だった。
>>693 いい年して王のくせに、
人間不信に悩んでるあたり。困った人だよね。
>>697 あらすじがあまりにも有名すぎて、あんまりちゃんと本文読まなかったな。
じっくり読んでみるね。
703 :
岡崎ワールド:04/03/16 07:16
>>699 >教科書にのってる滑稽さ
だね。
小学校の頃、アニメの「走れメロス」をビデオで道徳の授業で見せられて
担任の先生(40代後半、女)が、ひどく道徳的に授業してたのも、
今思えば滑稽かも。
教科書にのったことを知ったら太宰治は一体どう思うだろう。
太宰治のことだから、ものすごいわかりにくい皮肉のつもりか、それとも、
メリイクリスマスやろまん燈籠みたいないい感じの話を書こうとして失敗したのか、
どっちなのかなぁ〜って思ってね。
>>700 すごい。やくざだ。
>>689書き込んだ後、
妄想がもう、暴走してとまらなくなって、日記に妄想でメロスを・・・
http://d.hatena.ne.jp/grim/ 太宰治って女の人にこういう印象を持ってる気がするんですけど、
どうでしょうか。違うかな。全作読んでるわけじゃないから間違ってるかも。
704 :
岡崎ワールド:04/03/16 07:27
>>702 あ、702に言葉足らずな部分が。
いい年して人間不信に悩むのは別に困った人じゃないね。
人間不信で、傍若無人な振る舞いをしてるのが困った人なんだ。
王だし。
705 :
吾輩は名無しである:04/03/16 19:42
最近、「朝生」でも見かける某K森先生は、「メロス」は「太宰の政治論」だと言ってましたよ。
706 :
岡崎ワールド:04/03/16 22:15
>>705 どんなところが政治論なのでしょうか。
「政治論」ってどんなものか知らないけど聞いてみる。
「走れメロス」って檀一雄とのエピソードとセットで面白いと思う。
708 :
岡崎ワールド:04/03/17 07:35
>>707 わー、読みたい。エピソード。探してみようかな。
ありがとう。
「きりぎりす」 は 「新・事件 −断崖の眺め−」早坂暁著
(NHK同名ドラマの書籍版)と 対。互いに毒が消される。
マイナーで ごめん。
710 :
吾輩は名無しである:04/03/17 22:56
>>706 K森先生のことだから、為政者はどうあるべきかみたいな問いかけと解したのでは。
「ユリイカ」の特集だったか、「座談会昭和文学史」だったか、どっちかでの発言でした。
ほんとにちらっと言ってただけ。
711 :
吾輩は名無しである:04/03/18 00:09
黄金風景:身につまされる。一応ハッピーエンド?だけど。
現実はこうはいかないもんねー。
712 :
岡崎ワールド:04/03/18 02:26
>>711 黄金風景、私も大好き。泣けるよね。
負けたって歩くところ、すごく、つらいね。
幸せについて考える。
713 :
岡崎ワールド:04/03/18 02:28
>>710 情報ありがとう。
ユリイカ、最近読んでないな。
鼠などお殺せなさいますの?
おはよう日本(この番組名、GMAのパクリだよね、植民地だ!)。志賀直哉です。
上は志賀に酷評された太宰治が面白がって3回くらい続けざまに書いていました。
716 :
吾輩は名無しである:04/03/23 01:58
かなり前のスレで既出だけれども、『斜陽』のような言葉遣いはしないこともなかったらしい。
志賀だって学習院の出だっていうだけで、貴族ってわけじゃないもんね。
>>700 3日で100万稼げるなら最初から闇金で金借りるな
718 :
吾輩は名無しである:04/03/24 00:04
一晩でめちゃくちゃ下がっていた。上げ
719 :
吾輩は名無しである:04/03/24 00:32
次兄・文治さんのご子息、津島康一さんが亡くなられたそうだ。合掌。
この人の名前は知っていたが、俳優さんだったとは知らなかった。
テレビとか出てたのかな?
720 :
おしゃれ童子:04/03/26 03:25
笑った。大好き
721 :
吾輩は名無しである:04/03/26 03:59
晩年を読みました
ロマネスクと道化の華がよかった
いくつかの作品は何が言いたいのか意味が分からなかった。(未完)とかなんでやねん、って
全体的に、読んでて疲れました
722 :
吾輩は名無しである:04/03/26 11:11
リア厨なんですが、人間失格を読み終わって斜陽を読んでる途中なのですが、
死にたくなりました。
過去ログでは希望が見えるとか言ってたような気がするんですが本当でしょうか?
723 :
吾輩は名無しである:04/03/26 20:54
死んでみれば?
724 :
吾輩は名無しである:04/03/27 00:56
俺も厨房のときにはじめて触れた太宰の作品が人間失格だったけどあの頃は何を言いたいのか分からず読んでて苦痛でした
725 :
吾輩は名無しである:04/03/27 12:24
太宰なんか読んで死にたくなるなら、死んだ方がマシだろうね。
726 :
吾輩は名無しである:04/03/27 12:38
そんなことはないと言いたいけど
やっぱりそうだろうね
727 :
吾輩は名無しである:04/03/27 19:38
ダスゲマイネ 意味わからんけど非常に面白い。
728 :
吾輩は名無しである:04/03/27 22:50
>>722 いやあれ読んでるとまじで鬱になり死にたくなるよ。
折れも最近10年ぶりくらいに読んだがそんな気になった。
良い作品だが危険だ。
人間失格なんか笑えるんだがなぁ。
729 :
吾輩は名無しである:04/03/27 22:56
ダスゲマイネ、いいですね
あれ大好きです
730 :
吾輩は名無しである:04/03/28 21:20
>>722 リア厨なら普通の反応だと思います……
最初は真に受けるもので、うがった読みなんかなかなかできません。
というか、中学生で文学を読んでるのがえらい。
私が講師をしている塾の生徒たちは、たぶんタイトルも知らないと思います。
731 :
吾輩は名無しである:04/03/28 23:02
私は高校生の時人間失格読んで太宰が好きになりました。
面白きゃ何書いてもいいんだなと文学に開眼?しました。
暗い気持ちになんかならなかった。自虐的でかえって面白かった。
私が変なのかな?
逆に一番辛い作品は男女同権です。男なら多少なりとも同感なのでは。
女の方はこれ読んでどう思われました。感想聞かせて頂いたらうれしいです。
732 :
吾輩は名無しである:04/03/29 00:24
太宰の代表作が「人間失格」っていうのが問題あり。
こういう賛否の分かれやすい作品が代表作だと、死ぬほど嫌いになるか死ぬほど好きになるかの両極端にしかならない。
三島由紀夫にしても代表作が「金閣寺」ではなんとなく難しい感じを与えやすい。
太宰なら「正義と微笑」「走れメロス」、三島なら「午後の曳航」「潮騒」を代表作といいたい。
なぜ比較的入り込みやすい作品を選んだかというと、「代表作」というときは
大抵その対象が文学の初心者の場合が多いから。
玄人には代表作も糞も関係ないだろうし。
733 :
岡崎ワールド:04/03/29 04:11
>>731 男女同権、面白かったよ。
かちかち山もね。
女のイヤなとこ、よくみてるな〜ってニヤニヤしました。
(女は、自分にもきっとそういうところあるんだと思うが、
自分はいくらなんでもこれよりゃマシでしょ!?
という根拠のない自信もある生き物ですので、
アハハおもしろーい、ってかるーく読めると思う。)
相当いやな目にあってるんだなって。誇張してるのか
寄せ集めて書いてるのかしらないけど。
くらたまの「だめんずうぉ〜か〜」と対比して読んでみたり。
734 :
吾輩は名無しである:04/03/29 11:52
わざわざ
735 :
吾輩は名無しである:04/03/29 21:54
さて、私はしがないギタア弾きで、誰をと思うこともなく、
ただウヰスキイのきくにまかせ、こうして書込みなどするわけです。
すると、なに、なにやら、難しい言葉で多くの方が、
難しそうな言葉でより多くの方が、議論などされ、私はニイと笑い、
またグラスがからっぽになるのです。こんな事じゃあ嘘だ。
そう思い、また、訊ねたく思います。
音楽、絵画、むろん文学、そういった、なにか大変だがやらずにいられぬ、
ひどく時を知ってしまった油のような、そういったものにとりつかれ、
また、やっている方はいませんか。また、もしあなたがそうならば、
あなたは、「きりぎりす」という短編を、どう思うでしょうか。
私は、頭の隅、この頭のどこかとても摩擦係数の高い、
ギシギシとした場所から、この代物がはなれません。
↑酔って書くのは良くないと思います。
737 :
吾輩は名無しである:04/03/30 01:50
絵と音楽、小説は違うと養老猛司は言う。
絵画の美を小説で実現しようとしたところに、三島由紀夫の危うさがあったと解釈する。
絵はほとんど瞬間にその美を認識させるものであるが、小説音楽は時間軸が入り
時間経過した後その美は認識される。よって脳の別の分野の働きになり、絵画の才能
に優れた人必ずしも、音楽、小説でも優れた才能があるとは限らず。絵画的美を、
音楽、または小説に生真面目に求めようとすると、自己破壊の危険に陥る。
下に同じく。
そして読点が不自然に多すぎます。
735の文さ、読点もっと減らすなら
どーゆー風に減らす?どーゆーのが心地よい区切り方なんだろ。
私なら、
音楽、絵画、むろん文学、そういったなにか大変だがやらずにいられぬ、
ひどく時を知ってしまった油のような(、そういった)ものにとりつかれ(、
また)、やっている方はいませんか。
かな?
↑読点の量とは直接的関係はなさそうですね。
要するにこういう事が言いたいの?
----------
私は芸術家、とはいえしがないギタリストなのですが「何か大変だがやらずにはいられない!」
という気持ちでやってます。
音楽ではなく絵画ではありますが、芸術家を描いた作品としての「きりぎりす」については
皆様どの様な感想や解釈をお持ちでしょうか。
----------
きりぎりすについては私はこんな風に考えました。
女は勝手な芸術家像を男に投影して(;´Д`)ハアハアしてたけど実は男はしたたかな俗物でした。
自爆同然の幻滅の結果、女は勝手な&ナルシーな理屈をこねくりまわした挙げ句逃亡を図りました、
っていう話だと思います。まあ、所詮芸術家なんてそんなもん。
よくわかんないけど共依存関係が破綻したって感じ?
743 :
吾輩は名無しである:04/03/31 00:46
太宰の方がもっとしたたかっだったかも知れません。
二度目の奥さんもらってからも、いろいろいそがしかった太宰は、
度が過ぎて、道連れの浮き目に逢ってしまったわけですが。
その忙しい最中にちゃんと、細君へのプレゼントも忘れなかった、
それが「きりぎりす」です。
男の手による女性へのプレゼントであって、御婦人の書いたものでは
ありませんので御注意。
>>737 三島の風景描写、静物描写ってそんなに破綻きたしてるか?
文学を右脳的芸術へと昇華させるとなると
自然ああいう形になると思うんだが・・・ここは太宰スレか・・・
あるいは養老氏自身の、文章を映像化する「脳力」の欠如が原因?
746 :
吾輩は名無しである:04/04/02 11:05
心が弱っているときに太宰読むと落ち着くよね。
747 :
吾輩は名無しである:04/04/02 13:38
三島が三流なだけ
748 :
吾輩は名無しである:04/04/02 16:14
鬱になりました。
死のうと思いました。
『畜犬談』『春の盗賊』・・・
愉快になりました。
笑おうと思いました。
750 :
吾輩は名無しである:04/04/02 19:00
太宰のユーモアって笑える。
「女神」とか笑う話じゃないのかもしれないんだけど相当おもしろかったぞ。
「お兄さんに会いに行く前に私たちのお母さんに会いに行きましょう」
みたいなセリフとか。
751 :
吾輩は名無しである:04/04/02 19:08
私は、その話の最後に、太宰さんが奥さんにその出来事を話しても
なんだかお母さんみたいな感じで興味なさそう、っていうか、
あまり関心を示さない感じが印象的。
753 :
吾輩は名無しである:04/04/02 19:58
普段もそのような突っ込みをし、空気を読めない奴だと思われている
>>752
太宰って読点を多く使うよね。読んでてたまにアレ?と思うときがある。
755 :
吾輩は名無しである:04/04/02 20:52
>>750 漏れは、語り手が友達を殴りつけたい衝動に駆られながらも、それを
抑える場面にワラタ。
「しかし私の勘定は十二であった。」
ここが好き。この冷静なツッコミがいいね。
太宰治って、映画解説の淀川長治と同じ年の生まれなんだね。
へえ〜。
よぼよぼなおじいさんになった太宰はちょっと想像できん。
760 :
吾輩は名無しである :04/04/04 19:28
太宰の声が聞いてみたいけど、音声って残ってるの?
教えてくれたらうれしい。
761 :
吾輩は名無しである:04/04/04 23:36
>>760 かなり以前コンピューターで太宰の声を再現してそれを電話で聞けるサービス
をしてるのをTVで観ました。太宰の知人もビックリするぐらい似ているらしいです。
聞いたところちょっとダミ声みたいでイメージが違っちゃうかも。
青森県か金木町の役所のサービス?かなにかだったと思います。
問い合わせてみたら良いと思います。
人間失格読んでよかった
↑
見つけちゃった
764 :
吾輩は名無しである:04/04/05 07:02
>>760 すみません。ちょっと訂正します。
太宰の声ダミ声みたいとゆうのはチョット違いました。
なにぶんだいぶ前の事なので。
昔、刑事コジャックって有りましたね。あれの吹き替えした森山さんの声に近い感じ
でした。いわゆる渋い声のタイプに属したと思います。
765 :
吾輩は名無しである:04/04/05 09:07
>>758 「死は人間卒業、自殺は人間廃業です。」
by淀川長治
・・・だそうです。
∧∧∧∧∧∧
< >
< ト >
< の カ >
< 予 d >
< 感 d >
< !! >
∨∨∨∨∨∨
γ γ
∧_∧ ・・・ γ
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.(○::::::: ) .::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::........
~"''"""゛"゛""''・、 ...:::::;;/\___/ヽ;;;:::::.......
"”゛""''""“”゛゛""''' "j' ...::::;;;'/ ::::::::::::::::\'';;;::::::.........
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骨格から再現するって言う声があるね。
津軽の銅像があるこどまりの記念館。
なんか、甲高い声だったような記憶がある・・・
けど、実は渋いのか。
さああんまでもすっか。
太宰の小説に出てくる好意的な少女がいい
なんか、妙な作為的なものを感じないんだよね。
771 :
吾輩は名無しである:04/04/06 23:18
令嬢アユの女の人好き!!
772 :
吾輩は名無しである:04/04/07 01:51
今このスレ初代から読んでてホントむかついたのが、其の一の468=…=505の奴。
「太宰は大人になって再び読むと違って見える」とかよく言われるけど、こういう馬鹿はいつまでたっても
こうゆう馬鹿な読みしかできないんじゃねえか、と思う。
そんだけ。失礼しました
773 :
吾輩は名無しである:04/04/07 01:56
厨ですまんのですが、メロスがいう
「何だかわからない恐ろしいものに動かされてるのだ」
ってあるじゃないですか。もうちょっとで街につくってところで。
それってなんなんでしょう?単純に強い友情ですか?
そうとも思えないんですが、かといって答えもでず
774 :
吾輩は名無しである:04/04/07 02:24
>>773 たしかによく分からんけど、あのスゴイ文章の流れのなかでは妙に納得させられる。
「…何だかわからない恐ろしいものに動かされてるのだ…」 ああ、そうだろうな、そうだろうな、って。
僕が思うには、こういう納得のしかたは筆者の意図したモノに近いんでは、と思う。
775 :
岡崎ワールド:04/04/07 19:29
>>773 私の勝手な解釈では「自己陶酔」かなって。
それにランナーズハイまで加わって、脳は快感物質でまくりのような。
776 :
吾輩は名無しである:04/04/08 09:13
>>773 遅刻しそうになって猛ダッシュで駆けている自分を想像するとよく分かります。
777 :
吾輩は名無しである:04/04/08 19:22
走れメロスのラスト裸同然のメロスに少女が衣服を差し出す場面を教育上好ましく無い
為か?教科書で削除された事が有ったらしい。太宰治シンポジュウムで
吉本隆明さん達が憤慨してた。
>>772 過去スレ見てみて笑った。
そういうお前さんは476とか490とか506とか514とか(あるいはそのどれか)に書き込んでる人ってわけか。
相手の書き込みに対して反論となるような解釈を書くわけでもなく、自分は批判を恐れて、
それにさらされないところに立ち、「馬鹿」とののしるだけ。
そういうのを単なる「煽り」というんだよ。
何より、3年近く覚え続け、今になって蒸し返してくる根性がすごいね。
>>777 今でも削除されてるよ〜。
すべての出版社のを調べたわけじゃないから、全部ではないのかも知れないけど。
メロスで、俺だったら嫌いな奴を人質にして、そいつを一生忘れてのうのうと暮らす
あーだめだな俺って
>779
その話を太宰調で書いてほしい。読みたい。
781 :
吾輩は名無しである:04/04/08 21:56
俺は厨房んとき、3年前ぐらいだけど
メロスやったけど、そのシーンもあったよ
ダメロス
784 :
岡崎ワールド:04/04/08 23:33
多感な思春期に走れエロスと見間違うような
紛らわしいものを読ませてはいけないざます。
785 :
岡崎ワールド:04/04/08 23:36
裸シーンカットだけでなく、題名と名前のメロスも、
玉三郎などの日本名にすべきですわ。
>>781 いや、自分も「まさか」とは思うけどね。
でも772の、「馬鹿」というだけで、なぜ「馬鹿」なのかを書かないあたり、
反応の仕方が似てるからさ。同一人かと。
個人的な好奇心では、ぜひ「満願」の解釈を聞いてみたいけどね。
もともと多様な解釈ができるように書かれてるんだから、それに対して「偉そうに
解説するな」とか「お前の言ってることなんか大したことじゃない」とか、
あげくの果てに「親のしつけがなってない」とかw、ぜんぜん見当違いだと思うんだよね。
それも、全部が同じ人の書き込みではないのかもしれないけど、こういうくだらない反応の仕方が
一番ムカつくんだよ。書き込むなら、意見をはっきり言えと思うわけ。
それで批判されたっていいじゃないか。別に。
少なくとも、自分には卑怯に見えたね。「馬鹿」としか言わない奴らは。
「心の中で分かってればいい。しゃべるな」って……だったら2ちゃんなんかに来るなよって感じ。
其の一の514のレスは、そのまま書いてる本人に言いたいね。
思わず3年近く前のやりとりに熱くなってしまいました。失礼しました。
鳴り響け、僕のメロス!
788 :
吾輩は名無しである:04/04/09 19:17
走れニャロメロス!
巨根の春。
晩年は重すぎて未だに読破できてない。
>>780 「そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市に志賀某という作家がおります。
あれを、人質としてここに置いて行こう。私がここに帰って来なかったら、彼を絞め殺して下さい。たのむ、
そうして下さい。イヒヒヒ。」そうして、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。
(酒、酒だ!今宵は祝い酒だ!)自宅に着くなり、大酒をあおり、メロスはひどく赤面した。
月日は流れ、彼は頬杖をついて、庭の野良猫の脱糞の様子なんかを、ぼんやり眺めたりして、
執筆活動に精勤しています。酒を飲むと、ときおり、志賀某の面影が脳裏をかすめるのだそうですが、
彼は「まあ、気のせいでしょう。近ごろ、めっきり酒に弱くなって、いけない。」などどつぶやいて
ニヤニヤ笑っています。「ウイスキイのドブロクもいけない、うう、・・ムニャ・・・」
お尻をポリポリ掻きながら、そうして、彼は、いつものように眠ってしまいました。
彼には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます。
メロス=D某作家という設定で書いてみますた(・∀・)
うーん、なりきれてはいないな、やっぱ。惜しいけど。
793 :
吾輩は名無しである:04/04/10 20:59
今回のイラクで人質になった方達の家族は酷すぎる!!
何だあの態度は!!救援されて当然だとゆうような舐めた態度には腹が立つ!!
太宰が生きてたら怒り狂ってただろう!!・・・たぶん。
うるせーな他でやれよ
>>793 太宰なら怒り狂っていた、などというレトリックをつかってまで、
よく肉親が殺されかけている人のことを悪くいえるもんだ。
息子や兄弟が殺されかけている時に、遠慮のない態度をとったところで、
なんで責められなきゃいけないんだろう。むしろそれが当たり前に思えるが。
そのくらい、よく考えて、理解してあげられないと。
「太宰なら」、大目に見てあげる、などという態度をとるのさえ躊躇したと思うな。
797 :
吾輩は名無しである:04/04/11 09:37
子供より親が大事、
まったく太宰はバカだよなぁ、こんなこと言っちゃうなんて。
死んで正解だな、こんなゴミ作家は。
「子供より親が大事、と思いたい」なんだけど。
799 :
吾輩は名無しである:04/04/12 19:18
>>795 確かに太宰うんぬんは余計だったかも。
でも北朝鮮の拉致家族には共感できるけど今度の家族(カメラマン除く)
には全然同情できない。
春よ!800とらずにいられないわ〜〜〜〜ヽ(゚∀゚)ノ
お前たちをぶん殴らずにはいられなくなってきた。
802 :
吾輩は名無しである:04/04/12 21:09
走れメロス以外は糞。
メロスは感動大作。
これまた極端な
804 :
吾輩は名無しである:04/04/13 13:36
御伽草子読んでるけどめちゃめちゃ面白いな。
中でも「新諸国噺」が俺的に最高
こういう分野もあるんだよねぇ。太宰は。
805 :
吾輩は名無しである:04/04/13 15:58
いわゆる中期の作品には秀作が多いよね。
初期とか晩年の方が有名だけど。
806 :
吾輩は名無しである:04/04/13 17:53
走れメロスは中期の作品なり。やはり中期最高。
晩年 なんて糞
やっぱ後期だわ。
中期も秀作の連発でいいんだけど、
人間失格や斜陽みたいなのが読みたいんだ。
宰治も青春時代の瑞々しい感性で書いた「走れメロス」は傑作だけど、自殺直前
に書いた「晩年」になるともう見てられないよね。感性がジジィ化してて。この人、
芥川賞取ってからダメになったと思うのは自分だけ?
「おど!」
810 :
吾輩は名無しである:04/04/14 10:39
>>808 貴方様へのお返事を書きながら、ふと、気づきました。
ネタだよな。
811 :
吾輩は名無しである:04/04/14 11:33
「おが!」
「新潮」 昭和十五年五月号
背景 榊山潤 129〜151頁
走れメロス 太宰治 152〜163頁
地球 稲垣足穂 164〜183頁
巷の早春 丹羽文雄 184〜198頁
むすめ 真杉静枝 199〜227頁
813 :
吾輩は名無しである:04/04/14 16:14
戦争は体験したくないけどリアルタイムで太宰を読みたかった。
当時の空気とか。戦前まではほぼ無名だったんでしょう?
時代の寵児に登りつめる過程を肌で感じたかった。
雑誌で読むと又印象が違うんでしょうね。
今でも無名ですよ( ̄ー ̄)ニヤニヤ
816 :
吾輩は名無しである:04/04/14 23:18
あれ?青くなってる
太宰治論集 同時代篇 1〜10 ゆまに書房
818 :
吾輩は名無しである:04/04/15 12:26
イタチの糞をまぶしたみみずのマカロニ
819 :
吾輩は名無しである:04/04/15 18:12
俺は「おさん」が好き
820 :
吾輩は名無しである:04/04/15 22:22
風よ、どんなに荒く吹いてもいいけど、
あの月と星とだけは、吹き流さないでおくれ。
∧_∧
( ・ω・) ジーンときた・・・
( つ旦 O
と_)_)
822 :
吾輩は名無しである:04/04/18 00:42
山崎富枝のスレ立てて良いかな
823 :
吾輩は名無しである:04/04/18 00:53
ロマネスクのコメディ調が好きだ
825 :
吾輩は名無しである:04/04/18 07:56
ダス!!ゲ!!マイネ
満願を初めて読んだ時ちょっと震えた。
827 :
吾輩は名無しである:04/04/18 11:54
828 :
吾輩は名無しである:04/04/18 21:32
I CAN SPEAK なんてお嫌いですか?
なんかいい話しですよね。
姉と弟とゆう関係もいいもんですね。
>>826 満願初めて読んだ時は意味が解らなかったです。
かなり後に解説読んでちょっとショックでしたね。
できれば満願の意味教えてよ
「満願」は過去のスレで何度も話題になってますよ。
>>1からどうぞ。
831 :
秀樹 210-20-51-213.home.ne.jp:04/04/19 04:44
小山初よ
田部あつみ
石原美智子
太田静子
山崎富栄
みんな誰がいい?
俺はあつみちゃんが写真見た限りじゃ一番可愛いと思う
バッキャロー、メガネっ娘がサイコーなんでぇー!
よってスタコラさっちゃん最強。
激しく同意!
佐ッちゃん可愛いよね
玉川上水情死行という本買ったよ
835 :
吾輩は名無しである:04/04/20 05:32
御伽草子は太宰治本人が作ったもので
もとからあったものを変えたのではないって聞いたけど
本当かな?
本当。舌切り雀もかちかち山も、太宰が創作するまでは存在しなかった。
ほんとうかい?
>>837 いいですか? これは確実な事ですが、しかし、当分は秘密にして置いたほうがいい
でしょう。民衆の誤解を招いてもつまりませんからね。
839 :
吾輩は名無しである:04/04/20 23:06
八十八夜の笠井さんは何者?
840 :
吾輩は名無しである:04/04/20 23:07
知るかよ
841 :
吾輩は名無しである:04/04/21 16:39
冷や汗冷や汗・・・
わざわざ
843 :
吾輩は名無しである:04/04/22 01:00
戦闘、開始。
>>843 そこ、いいよな。最高。
「おわかりにならなかったら、……殴るわよ。」
俺はここが一番好きだ。
845 :
吾輩は名無しである:04/04/23 14:30
>>844 私はこんな奇妙のレスを、一度も見たことが無かつた。
846 :
吾輩は名無しである:04/04/23 16:20
あっ
「津軽」、今80ページくらい読んだけど、
なんかあんまおもしろくないな。
引用文のところは飛ばして読めよ
>>848 やっぱりそうなんだ。
引用文周辺は読むのがなんかかったるくなったんだよね。
太宰の旅行記部分はかなり楽しいんだけど。
津軽出身の私はすごくおもしろかった。
わかる!ってことが多くて。
851 :
吾輩は名無しである:04/04/24 01:01
「芸術家は、もともと弱い者の味方だったはずなんだ」
ここ数日、この言葉が身にしみます。
こういう意思を持っている作家がまだいることにもほっとしました。
852 :
吾輩は名無しである:04/04/24 01:07
「女神」の「ここに書くのがはばかりのあるくらいの、大偉人」な…
…あれ、俺のことだぞ( ´,_ゝ`)y─┛~~ ……
853 :
吾輩は名無しである:04/04/24 22:14
こないだデリヘル呼ぼうと思って一人でラブホ行った。
ホテルの有線に“文学”ってチャンネルがあったんで合わせてみたら
『駆け込み訴え』の朗読やってたよ。面白かった。
そしてやっぱり太宰はリズムが良いんだなぁと思ったのでした。
854 :
吾輩は名無しである:04/04/24 23:27
おれも太宰ぐらいモテてみたいもんだ
なんだかんだいって太宰はイケメンだからな
池面なのか?味のあるいい顔だとは思うが。
856 :
安置サロン:04/04/25 00:28
とりあえず「グッドバイ」の続き読みたかったな。
見るたびにその想いは切実なものになってくる
858 :
吾輩は名無しである:04/04/25 10:54
すみません。初心者でち。桜桃忌っていつですか?教えてくださいな。
桜桃忌って僕みたいなただの1読者も行っていいもんなんですか?
862 :
858です:04/04/25 14:30
859様、ありがと〜ございました〜。って、今、斜陽館に着きました〜。今回は無理なんで、桜桃忌はこの次にしますです〜。
863 :
吾輩は名無しである:04/04/25 15:39
今までのスレをすべてつなぎあわせて、卒論を書きました。
指導教授は「ヨチヨチ歩きだけど、まあいいだろう」と言って「A」を
つけてくれました。皆様、ありがとうございました。
864 :
秀樹 210-20-51-213.home.ne.jp:04/04/25 17:44
>>855 年取ってからはそうでもないけど
20歳くらいの頃の写真もの凄い美貌じゃなかった?
大学入ったら俺も斜陽館行きたいな
修っちゃより長男の方が遥かに美男子でしょ
867 :
吾輩は名無しである:04/04/27 21:33
うんうん。美男子でしたね。
太宰治の写真がたくさん載ってる本見ましたけど
かなり美男子です。整ってるし。
背も高かったみたいなので当時としては珍しかっただろうし
頭もいい、人あたりも良いと来たらそりゃもてるでしょうね
868 :
吾輩は名無しである:04/04/28 01:57
太宰の弟はブサー気味だったなぁ
869 :
吾輩は名無しである:04/04/28 12:32
太宰は美貌とゆうより写真映りがいいんだよな。当時はモノクロだし。
870 :
吾輩は名無しである:04/04/28 13:56
最近初めて『人間失格』を読みました。かなり好きでした。次に読むのは何がお勧めですか?初心者なのでご指導願いますm(_ _)m
イライラ
873 :
吾輩は名無しである:04/04/28 19:52
人間失格が一番読みやすいよね
874 :
吾輩は名無しである:04/04/28 23:31
875 :
吾輩は名無しである:04/04/29 00:12
山崎富栄は太宰を愛してたんだろうが
太宰はどうだったんだ実際
>>870 走れメロス
876 :
秀樹 ◆n8NP3JvnJg :04/04/29 00:24
そりゃ好きだったでしょ
サッチャンの本買ったけど
あんなに太宰に尽くして面倒見て
最後まで付き添った人はいないよ。
877 :
吾輩は名無しである:04/04/29 00:26
皆さんありがとうございます。走れメロスは小学校で授業でやったので、もう一度読んでみようと思います。富嶽百景も読んでみます。
878 :
吾輩は名無しである:04/04/30 03:15
太宰、手塚治虫にネタにされていた
『日本発狂』って漫画に出てたね
880 :
吾輩は名無しである:04/04/30 23:20
881 :
吾輩は名無しである:04/05/01 01:59
>>880 「太宰さん、あんたが生き返ったって、どうせ自殺するだけでしょう?
あんたは死んでりゃいいの」
自殺なんかしねえよボケが
手塚お前が死ね(もう死んだか・・
883 :
吾輩は名無しである:04/05/01 14:19
太宰治はこち亀でもネタにされてたぞ。
884 :
吾輩は名無しである:04/05/01 15:53
うそ?!なんて?
885 :
吾輩は名無しである:04/05/01 19:20
太宰=うじうじじめじめ 退廃美
ってパブリックイメージ確立しちゃってるからな
勝手にしやがれ
太宰の死体は水死体にしては水ぶくれしてなくて、綺麗だったってよ。
水死する前に死んでたからな
888 :
岡崎ワールド:04/05/01 21:03
女神 ダス・ゲマイネ デカダン抗議 めくら草子
読了。
短いのはさらっと読めていいね。
今日のお気に入りは、ダス・ゲマイネ。
口真似をしてみたのは、女神。「わるくないわ」
889 :
吾輩は名無しである:04/05/01 21:27
890 :
吾輩は名無しである:04/05/01 21:46
おおっとあなた、太宰が自殺? それで買ってるなら違いますよ、入水じゃない。
井伏がきちんと書いている通り、女に絞殺されてから一緒に水に沈んだだけです。
クスリに溺れたり、立派な人生だ。
891 :
吾輩は名無しである:04/05/01 22:17
>>890 入水じゃなくても、自殺は自殺じゃないか?
892 :
吾輩は名無しである:04/05/01 22:47
今回のイラクで拘束された日本人3人や、
爆弾お土産にしようとした五味(感じ忘れた。記者)が報道された時さ、
「本を書くな!」って反応があったじゃん(いや、個人的に上の二つを同一視はしていないよ?)。
太宰ってまさにそういう拒否感を抱かれる作家なんだろうね。
売りものにすべきもんじゃないのを売っている。書いている。
だから同じ作家に嫌われるんだろうね。
893 :
吾輩は名無しである:04/05/01 22:55
僕は、貴族です。
(拍手)。やって参りました太宰治をけちょんけちょんにしましょうアワー! 名付けて「僕は、貴族です」。
恥ずかしいセリフ。恥ずかしいったらない。何を措いても恥ずかしい。
あの手紙の末期が「僕は、庶民になります」となると、いきなり漱石ですが。
なあに? 太宰が恥ずかしい科白を敢えて言うところが文学的だ。なある、その芸術コンプレックスに1点。
なあに、「あの高貴な魂の持主が一生をかけて言った言葉を評価できないあなたは人間が安い!」ですと? ようし、その喧嘩買った!
第一に、一生を懸けて言ったあの言葉の吐き主は藤原氏の末裔のつもりか何か知りませんが、おーい、ミシマくん! ちょっと説明してやってくれたまえ。
ミシマ:「はじめましてミシマです。あの、台本がないんですけれど。」
台本は本棚のどこにあるかわかんないんだよ! ちゃちゃっとやっちゃって。
「はい、まずですね、台所を『お勝手』などという華族は存在いたしません。太宰の日本語は滅茶苦茶です。
高貴な母上は庭で立小便ですか。私は笈を負って東京で一旗上げます根性の田舎モノが嫌いです。」
君も根性悪いねんなあ。他に何かあったろう。
「ええ。私は太宰の目の前で『私は先生の作品が嫌いなんです』と言いました。そしたら太宰は酔っ払って『嫌いということは好きなんだ!(笑)』などと抜かしおったのであります。」
それはあるよなあ。アンチ巨人も巨人ファンのうちという議論が常に通るとしても、オレが巨人ファンに「俺は巨人が嫌いだ!」と真面目に言っているところに、
「君は好きなんだ」とか言われたら、別に面白くも何ともないもんね。どっちかっつーと礼儀知らずだよね。ご苦労さん、ミシマくん。
894 :
吾輩は名無しである:04/05/01 22:57
・・・さて太宰本人はどうかっつーと、東北の豪農の息子で東大。
これを一生かけて貴族なんて、つましい貧しい日本ですなあ。
あれなに、右大臣実朝? ひどい文章の上、もう歴史的に敗北したよね、
天皇制崇拝と、何より存在しなくなったショウトクタイシ崇拝! こんなのが日本の貴族かよ。
精神の貴族を気取るなら、そんな狭い範囲でせせこましいことやってんじゃねえよ!
おおっとあなた、太宰が自殺? それで買ってるなら違いますよ、入水じゃない。
井伏がきちんと書いている通り、女に絞殺されてから一緒に水に沈んだだけです。クスリに溺れたり、立派な人生だ。
女の決闘はまあまあ。
さて走れエロスにいきますか、メロス? どっちでも同じ。あんなのはね・・・まあ書いちまうよ。
ヤクザの若大将ながら早稲田出て芥川賞を取った作家の地元に伝わる有名な解釈があります。
自分を「えらい男」などと自分の妹にうそぶくメロスって、えらいんだ。遅れたって寝過ごしただけじゃん。
要するに、あれは太宰のあらゆる他の妄想と同じく、ウソっぱちのやっすいイデーだっての。
ただ。そんなメロスを誰より求めたのは、人を信じられず、愛せず、殺しに走る王様だった。
つまり、ひとつの論理的な形式はきちんとできている。
メロスのような虚構に頼る男、イコール、王様同様の病いに苦しんでいる人間ということだ。
っつーんですが、じゃあ、ニーチェにツァラトゥストラは、バタイユの言うように惨めな失敗作か?
こんな他の問題に繋がる普遍性は、太宰には全くないんですよ。せせこましい男。
太田光:「女に殺されるディカプリオはだめです。私が松田優作なら(なんでだよ)、絶対に女を殺します」。
ところで私、グッド・バイは読んでいません。なんとなく、つまんなかったんで、太宰って教養のために読むだけでした。
ああ、エロスは小学校時代に読んで、全然面白くねえと思った。この感想には今も自信があります。
895 :
吾輩は名無しである:04/05/02 00:35
トカdd
896 :
吾輩は名無しである:04/05/02 11:46
太宰治の小説って、結構複雑だよな……
太宰治の人間失格にこういうくだりがある
(それは世間が、ゆるさない。)
(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう。)
(そんなことをすると、世間からひどいめに逢うぞ。)
(世間じゃない。あなたでしょう?)
(いまに世間から葬られる。)
(世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう。)
・・・省略・・・
(世間とは個人じゃないか)
898 :
吾輩は名無しである:04/05/02 12:18
皆さん、LBBS(ロリータBBS)で画像交換をしませんか。
LBBSは、「誰でも気軽に画像交換」をモットーに、常にユーザーを第一に考えた掲示板です。
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(注意!)全て半角で入れること!!
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サーバーに負担がかかるのでご遠慮下さい。
その他のローカルルールはLBBSトップページに記載されていますので、
それに従って下さい。
23:00〜02:00の時間帯は混雑していますので、
なるべく避けるようお願いします。
899 :
吾輩は名無しである:04/05/03 03:29
お前、間違っていませんか。冗談じゃないかしら。
901 :
岡崎ワールド:04/05/03 06:06
「マツ子。おまえは、おまえのからだを大事と思っているか。」
902 :
吾輩は名無しである:04/05/03 12:22
>>898というのは、あいつは、オシの鳥なんだってね、と言うと、たいていの人は、
おや、そうですか、そうかも知れませんね、と平気で首肯するので、
かえってこっちが狼狽して、いやまあ、なんだか、そんな気がするじゃないか、
と自身の出鱈目を白状しなければならなくなる。
903 :
吾輩は名無しである:04/05/03 22:11
>>900 殴られぬ内にそのレスをアボーンするがよろしい。
>>887 ジブリ美術館に行く時にバス代の200円ケチって三鷹駅から玉川上水の沿いを歩いたけど、
めちゃくちゃ浅かった。よくあんなところで死ねたよな
905 :
吾輩は名無しである:04/05/04 01:25
それはね、雨が降ってないから。
太宰治の本の最後に書いてあった評論にもそんな事が書いてあったのを思い出したよ。
すり鉢上になってるから一度落ちたらもう上がれない、とかも書いてあったが
うちの近所にあるんだが、夜とかコワイコワイ……真っ暗だし、何にも見えん。
……他殺説もありますが
906 :
吾輩は名無しである:04/05/04 18:21
疑問がある。
例えば、有名な「人間失格」だけど、
最近では「こころ」に抜かれたらしいけど、売り上げ1位らしいな。
ということはだ。
人間失格を読みたいと思って買う人間が多い=人間失格の太宰の精神に共感したい人間が多い
ということか。
それとも、人気作品なので買ったとか、読書感想文みたいな感じでまとめ買いが横行したか。
どうなんでしょうね。
当然だけど、作品として面白いのもあるかな。(面白いという表現はどうかと思いますけど)
ハリー・ポッターが売れるのは理解できるけど、「人間失格」が売り上げ一位はなんだか不思議です。
高校生に、三島って知ってる?って言えば知らないが
太宰なら知ってる。それで売れてるだけじゃないか。
なんか、有名だから
とりあえず初心者中高生が手をつけてみる作者って、
夏目、芥川、太宰辺りがやっぱり主なんじゃないかな。宮沢賢治もかな。
あとは最近の世界の中心で〜周辺の今売れてるところか。
まあやっぱその作者のいちばん有名な作品だからって選ぶんだろう。
俺も初めて読んだ本は人間失格だったし、
それで新潮から出てる太宰作品をまず一気に読んだからね。
>>908 中高生が手をつける、ぐらいなら春樹、ちょっと突っ込んで龍って感じ。あとらもとか。
基本的に、現代小説以外読んでるやつ見たことないよ。
910 :
岡崎ワールド:04/05/05 00:34
>>908 その、登竜門的作家でずうっと足踏みしっぱなしってのは・・・
いろいろ手を出してみたけどホームポジションみたいに
太宰に帰ってきてしまうのは・・・なんなんでしょう。
>>909 あと、司馬遼太郎と星新一とか。
(最近はそうでもないのかな。)
>>910 うーん、見たことないよ。
司馬は現代文の先生が面白いって言ってた。
「みんなは知らないかもしれないけど〜」っていうことで言ったのか
単純に面白いからなのかはわからないけど。
本を読むかどうかっていうのは、素直に偏差値に比例してると思う。
進学校ほど読んでるようには見えるし。読解力がつくから〜とかそういう
理由の人もいるけど。電車なんかでは、俺はよく知らないんだけど
表紙にアニメの絵みたいのが書いてある小説読んでる学生しか見たことない。
俺が偶然にもそんな人しか見たことないだけで、色々読んでる人もいるのかなあ?
>>906 他の作品を読んで共感したとかじゃなくて、題名のインパクトで買ってるだけだと思う。
913 :
吾輩は名無しである:04/05/05 02:31
太宰、芥川、宮沢あたりは
読んだことない人なんていないでしょ
そっからファンになるかどうかは別として
小説を読み始めるきっかけは
やっぱり有名どころとして昔読んだ太宰とか
芥川を選んでしまうんだと思う
かくいう俺も初めて小説買ったのは
「我輩は猫である」だし
つまんなかったけど
>>911 >本を読むかどうかっていうのは、素直に偏差値に比例してると思う。
>俺が偶然にもそんな人しか見たことないだけで、色々読んでる人もいるのかなあ?
あたし中卒の金パで馬鹿だけどw古いのとか、色々読む(´∀`)
というか主に携帯の青空文庫読むから古いのばっか・・
>>914 あ、あくまで全体の印象だよスマソ。
俺の知り合いで一番本読むやつも、底辺高行ってやめちゃったような人とかだし
916 :
吾輩は名無しである:04/05/05 20:58
結局、太宰治は教科書に載ってるので本に興味の無い人も知っている。
それで、「本を読んでみようかなあ……」と考えてみた人が題名のインパクトに
つられて人間失格を買っちゃうのだと思いますね。
ま、読み始めはもうちょっと普通の人から入った方がいいと思うんだがなぁ……
917 :
吾輩は名無しである:04/05/06 00:22
現代の太宰といえば萩原舞だろう。
918 :
吾輩は名無しである:04/05/06 01:41
読書が好きな人でも、太宰とか教科書以外で、読んだこと無い人とか周りにいたよ。
自分の子供が生まれて、それなりの歳になったら子供に太宰を勧めますか?
太宰は教師や親の立場から子供に薦める類のものじゃない気がする
例え好きであっても。
ある時期が来たら子供が自分で手に取るべきもの(手に取らないの
ならそれもまた良し)なような気がする。
>>919 太宰に限らず自分の趣味は強要しない。
勝手に選ばせる。自分もそうやって音楽やスポーツや本を見つけて選んできたし。
>>918 だって最初の出会いが、メロスで、だいたい二番目が人間失格だもの。
ここであるイメージが出来上がってしまう。
私も、かちかち山を知らなかったら、読まなかったかもしれない。
>>919 もちろん。ちょっとすすめてみる。中学生の時期に。が、強要はしない。
でも、ただ「家にある」ってだけで、違うと思う。
悩みや孤独を抱える時期に、太宰治は真剣に悩む事と、
人の弱さと滑稽さと、
ユーモアと哀しさと、
俗っぽさとの微妙なバランスのとり方を教えてくれるような気がする。
人に対して優しくなれた気がしたから。読んでほしいな・・・。
>>920 教師、控えめにすすめてたような。
授業でメロスが終わったあと人間失格じゃなくて
「駆け込み訴え」をすすめてたのは、(個人的に)
あれは、正解だったなぁと、今、思う。
で、廊下である生徒が「僕はかちかち山が好きです」と
その先生に言って、先生は思わず「ブッ」と声を殺して
笑って「うんうん。あれは何とも言えず・・・ねぇ」と。
そのやりとりを見て、私は太宰治の「かちかち山」
に出合った。幸せな出会いだった。
>>921 エライな。親の鑑だね。
私もそうやって自分の好きなもの選んできたな、そういえば。
でも、つい薦めちゃいそうだな、私。
923 :
吾輩は名無しである:04/05/07 00:41
太宰の一部の作品は読ませちゃ駄目でしょ。
その一部の人間失格とかさ、こういうの思春期に読むってどうかな。
便宜上言わせて貰えば、もっと健全な作家を多少読んで、そのうえ、
太宰みたいなうんこちゃんもいるんだよ、と自覚させなきゃいけないと思うね。
正直女から見て太宰はどうなんだろ
結構好きな読者多いよね、やっぱ若い頃美男子だったからかな。
925 :
吾輩は名無しである:04/05/07 00:48
「人間失格」を十代のうちに読んで、一度真に受けて欲しいという気もする。
だけどその後、「もうだめ」となって太宰を読まなくなる可能性も高いけど。
926 :
吾輩は名無しである:04/05/07 00:56
いや、文庫で出てるのばかり厨房のころ読んだけどさ、
ああこいつはエンタメ志向だなって思ったね。
もっと陰々滅々とした堅苦しいのを想像してたんだけど
結構読者を意識してんだなって拍子抜けしたよ。
太宰が叩かれる理由がわからないんだけど。三島とかにも、退廃を
人に売りつける狡猾な男、とか言われてたみたいだけど、
退廃って美しくないか?弱い儚い脆いものって。
928 :
吾輩は名無しである:04/05/07 01:28
太宰読んで為になる?
こいつは読者に人間の汚い部分を叩き付けるだけ叩きつけて、
それで自分はそれを解決せず(その姿勢も見せず)、死んで逃げた卑怯者だよ。
こんなのは文学じゃないね。遺書に毛を生やしたのが太宰の作品。
っていうかね
基本的に太宰はエンターテイナーでしょ
三島が狡猾とか言ってるけど
そこまでずる賢くないね。
っていうか誤解を恐れずに言えば賢くない。
小説と云ふものは、本來、女子供の讀むもので、いはゆる利口な大人が目の色を
變へて讀み、しかもその讀後感を卓を叩いて論じ合ふと云ふやうな性質のものでは
ないのであります。小説を讀んで、襟を正しただの、頭を下げただのと云つてる人は、
それが冗談ならばまた面白い話柄でもありませうが、事實そのやうな振舞ひを
致したならば、それは狂人の仕草と申さなければなりますまい。
太宰治「小説の面白さ」昭和23年
>>930 同意。
本はためになるもので、
道徳的ないわんとすることを汲み取らなくてはならない、
という誤解が、本離れをひきおこすと思うのだが。
大体ゲームや漫画にはまると眉をひそめられて、
本にはまって徹夜したりすると「えらいわねえ」などど
親戚のオバちゃんから猫なで声で言われると「????」
だったわけで。
>>928 「小説の面白さ」に
作者の人となりや器用さや社会性などは
あまり関係がないことを太宰治の本によって知った。
奥さん、大変だろうナー、こういう人との結婚は
ごめんこうむりたい、とは思っても、
自分は、他人の「読者」なので、ただ面白ければ、
それでいいんでゴザイマス。
そういう、「なんだー、本って、娯楽じゃん。おもしれー」という
良い意味の力抜け感を味わってほしいために、
自分の子供にはすすめたくなってしまうざます。子供いないけど。
>>930 俺はそんなに詳しくないので下手なことを言うかもしれないが、
太宰なりに二つにわけてたんじゃないか?
メロスなんかは確かにそうだが、人間失格とかああいうじめじめしたのは
女子供の読むものっていう印象は受けなかったけど
太宰の発言なんかフェイクだよ。
太宰の言葉を真剣に受け取っちゃいけない。
人間失格でも、罪と罰のテーゼを考えていただろう?
太宰の色々な作品を読むと、人間の汚い部分だけを書いていたわけじゃないと思うよ。
汚さを知ってしまったゆえ、逆に、人間の純真を求めるというか、
探し出しているような感じも文中にけっこうあると思う。
メロスが良い例。綺麗すぎる
太宰が一番好きだって人いるの?
27歳以降は死んだものとしてるんでしょ。
んじゃ、メロスとかの綺麗な人間性は、
れいの”お道化”になるね
>>936 一番好きだよ、その中でも人間失格が一番好き。
940 :
吾輩は名無しである:04/05/08 16:33
人間性はともかく、作品は一番好きだよ俺も
どの作品か忘れたけど、赤ん坊の純粋は嘘の純粋であって、
真の純粋というものは、世の中の汚さを知り尽くし、
それに染まり切った後で初めて身に帯びる資格が生ずる、
と書いていたのを思い出した。
結局何だかんだ言っても太宰が一番好きだな、私も。
恥ずかしいのであまり人には言えないけど、
何度も何度も暗記するほど読み返してしまうのは太宰だけ。
全然恥ずかしくないでしょ。
ヴィヨンとかさ、文明の果ての大笑いが出るような場面が好き
「太宰が好き」だなんて言っちゃう人は、第一印象は暗いやつだろうね。
いや、そうでもない。
だからちょっと恥ずかしいんじゃないか、
いい大人だし。
実際社交的で明るいけど、実は根暗っていう人が一番面白いんだけどね
949 :
吾輩は名無しである:04/05/09 22:47
俺は暗い奴ぶってるけど根は明るい
暗い明るい、と、「臆病」の関係について考えてみる。
951 :
吾輩は名無しである:04/05/10 22:25
暗い明るい、と、「ワザ、ワザ」の関係について考えてみる
952 :
吾輩は名無しである:04/05/11 02:57
太宰治ってただのヘタレの甘ちゃん?
953 :
吾輩は名無しである:04/05/11 10:09
ヘタレなら自殺できねえだろ。
954 :
吾輩は名無しである:04/05/11 10:37
彼女が辛ちゃんだったんだろうね。
955 :
吾輩は名無しである:04/05/11 11:13
太宰は本当は”ねあか”なんでねーの?
でもそんな自分がイヤで”ワザ、ワザ”ネガティブになっていったとか・・
ナルシスト特有の。
そういえば、太宰って当時は評判悪かったって彼自身も言ってるけど、
こんなに有名になったのっていつ頃なの?
956 :
吾輩は名無しである:04/05/11 12:39
いやー確かではないんですが江戸末期には有名人でしたね。
青森県では斜光土器に次ぐ人気者。
斜陽土器。つーか、遮光土器。
959 :
吾輩は名無しである:04/05/12 00:02
自殺未遂は何度もあったらしいし、
最後にはほんとに死んでしまった、
ってオチじゃないの?
なんか、崇高してる人もけっこういるけど、
実物はほんと駄目人間だったりしてな。
まあ、ただの予想。
960 :
吾輩は名無しである:04/05/12 00:12
生まれてきてすいません。
961 :
吾輩は名無しである:04/05/12 01:13
不良とは、やさしさのことじゃないかしら。
自己マネジメント能力とでも言うのでしょうか。
作品よりも作者、というか、津島修治としての人生にこれだけ注目を
集めてしまう彼。
作家と呼んでいいのでしょうか。
やつは晩年で自分が芸術品と書いてたよ
964 :
吾輩は名無しである:04/05/12 08:52
まあ、なんて蝋人形なお人なんざましょ。
たとえ自殺しなくても、人間失格書かなくても、太宰の作品は好きだったと思う。
(「おい。へんなものが、ついてきたよ」
「おや、可愛い」
「可愛いもんか。追っ払ってくれ、手荒くすると喰いつくぜ、お菓子でもやって」
れいの軟弱外交である。小犬は、たちまち私の内心畏怖の情を見抜き、
それにつけこみ、ずうずうしくもそれから、ずるずる私の家に住みこんでしまった。)畜犬談
こういうの(・∀・)イイ!
太宰の肉声を聞いてみたい
想像もつかんけど
「葉」が一番いいな。
970 :
吾輩は名無しである:04/05/13 14:20
秋まで生きていようと思った。
よい仕事をしたあと一杯のお茶をすする
咲キマスヨウニ、咲キマスヨウニ
974 :
吾輩は名無しである:04/05/13 23:10
文明の果ての大笑いが好き
「なんだかおかしくて笑ってしまいました」
太宰、近代の作家では一番好きだけど、死んだ作家の中でいちばん
自分にとりついてほしくない作家(霊)だなーw
太宰ひさびさに読んでみるかなー。
何から読もう。
新潮のきりぎりすに入ってるのをばーっと読んで寝るか。
977 :
吾輩は名無しである:04/05/14 11:01
私は津軽通信がスキです。
ところで
戦闘開始。 ってセリフのある話って何のタイトルだったかわかる方教えて下さい。
斜陽じゃなかった?
979 :
吾輩は名無しである:04/05/14 14:56
太宰の「眉山」「親友交歓」「トカトントン」など、
20年ぐらい前に読んだのに今でも新鮮に記憶に残ってます。
太宰で思い出すのは「赤面」という言葉。
これがキーワードでしょう。
980 :
吾輩は名無しである:04/05/14 15:43
威張ってすみません。
すいませんですむかぼけ
978さん、ありがとう。
いま、確認しました。斜陽でした。
威張るな。という言葉ほど難解で晦渋で
脅迫めいた響きを感じさせる言葉は、無かったのです。
985 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :04/05/14 16:42
檀一雄「小説 太宰治」
いつも内面から太宰を覗いていたが、この本には檀一雄を通
しての、則ち外面から太宰が見られる。外面から見た太宰に
俺は初々しさを感じたのデアル。
「竹青」もいい。
読み終わった後、バンザイっていう気持ちになった。
987 :
純文学団長 ◆xyX.vGXBSY :04/05/14 16:48
太宰で一番の短編は「満願」じゃないかな。
太宰作品の中でもかなりの完成度だ。
確かに。
>>982 ゴメンと言っても足りない
すみませんと言っても足りない
死にますと言っても、もちろん足りない
あゝ人間とわ悲しきものかな。
人間とわなんぞや?
太宰作品を読んでいると、そんな気持ちになります。
991 :
吾輩は名無しである:04/05/14 20:42
威張るな。
押し入れに酒が隠してあるのはお見通し。
ばーれーたーかー
私、相原コージの「コージ苑」のダサイ先生大好きなんだけどどーよ。
そろそろ次スレですね。スレタイは、
太宰治。其之六
でいいんでしょうか。
ソロソロ、オ約束ノ1000ゲト、ナンノ意味モナイ、
ズイブンスグレタ1000ゲトナノニ、ワカラヌ奴ニハ、死ヌマデワカラヌ。シカタノナイコト。
1000とらなければ死ぬ、この言葉は自分にとって脅しのように感じられました
さっさとゲトっちまえよw
ソレデワ、我、千取得ス
走れ♪
メロス〜♪
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。