1 :
吾輩は名無しである :
03/09/19 14:27 信者もアンチもゆっくり語りましょう。 僕自身はすごい人だと思っています。 同じ文章を何度読んでも新しい発見があります。 この人の言葉の持つ力はどこから来るのでしょう。
これで3つ目だぞ。小林秀雄好きは頭悪いのしかいないんだな。
50歳過ぎても小林秀雄だ、夏目漱石だと言っているのは 平凡な文学ヲタだそうだ。
「今世紀の…」スレの次スレとして使っていただければと思ったのですが。
>>1 早く削除依頼してこいよ。
リンクも張らないで言い訳するなよ基地外
10 :
吾輩は名無しである :03/09/19 15:46
妹の高見澤潤子さんの文章はきれいだね。
こういう勘違いやロウがレス付けはじめるんだよな
>>1 早く削除依頼だしといて
「今世紀の」スレも「全集」スレも進展がないんだから新スレでいいんじゃないの。 「文藝別冊小林秀雄」も出たことだし。
ハァ? バッカじゃねーの? スレ変えれば進展すんのかよ(プ
14 :
吾輩は名無しである :03/09/24 07:27
次スレage
フランス文学の研究者だった小林秀雄がなぜ徒然草、西行、平家物語、実朝など 日本の古典文学を絶賛し、のめりこんでいったのか原因、理由を教えて下さい。
16 :
吾輩は名無しである :03/09/24 17:26
>>15 小林が古典にのめりこんでいった原因は、日本が軍国主義色を強めていった事と関係するんじゃないかと
思うが。
ちょうど石川淳が「江戸に遊学する」といったのと同じようなことなんだろうと。
まぁ、漏れも良く分からんから、誰か詳しい香具師、レスキボンヌ。
ちなみに、小林は「フランス文学の研究者」として振る舞ったことはなかったんじゃないかと思う。
たしかに、フランス文学についての批評と卒業論文はあるわけだけれども。
17 :
吾輩は名無しである :03/09/24 18:58
>>6 でも初期のうちはやはり小林秀雄を精読してほしい。
最近の新進作家は本当に小林の著作を読んでいるのだろうか?
>>16 ありがとう。
軍国主義色が強くなってきたことと関係するとのこと。
その時代のことはよく知りませんが、鬼畜米英なんて言葉があったように
日本こそアジアの盟主、日本の文化こそ最高だ、日本の古典文化をたたえて親しもう、
という動きに小林秀雄も呼応したということでしょうか。
フランス文学の研究者と言ってしまったのはたしかにまちがいでしたね。
ランボーの強い影響とともに志賀直哉の崇拝者という面もあったし。
19 :
吾輩は名無しである :03/09/26 08:40
>>18 16ですが。
日本こそアジアの盟主、日本の文化こそ最高だ、日本の古典文化をたたえて親しもう、
という動きに小林秀雄も呼応したということでしょうか。
↑
そういうことも言い得るとは思う。ただ、当時の日本の状況に対する失望などといったことから、小林は古典世界の
ほうへと没入したとも考えうるかと。
記憶違いでなければだけれど、『近代の超克』、それから雑誌『近代文学』での対談(小林の有名な発言、「僕は
馬鹿だから反省しない。反省したい奴はたんと反省したらいいじゃないか」「国民は黙って戦争へ行った」なんて
いう発言のある号。たしか、2号か3号だと思う)を参照したら、何か分かるかもしれん。
16さん、ありがとう。 >当時の日本の状況に対する失望などといったことから うーん、そうか。これもあるかなと思っていたのですが。 だとすると小林はけっして好戦的だったのでなく、戦争状況にむしろ批判的であった。 そのことがなぜ古典世界への没入へとなるのかいまいち解らないが、時代の影響を強く受けてのことだということですね。
続きです。 「近代の超克」座談会は戦争当時の小林の気持が披瀝されていて貴重な資料ですね。 手元に本がないのであやふやですが、西洋文学をとことんやって限界を見て、これからは 日本の古典にはいっていくという発言がありました。 この座談会は重要なのだけど全集に収められていません。冨山房百科文庫にあります。 「僕は馬鹿だから反省などしない。利口な奴はたんと反省するがいい。」 有名な「コメディ・リテレール」座談会での発言ですね。 戦争を肯定しているかのような発言ですが、小林の真意は解りません。でも覚悟を決めた生き方 をしている人間にしか言えない言葉のように思えます。 これは全集に収められていますね。 「シイザアの『ガリア戦記』について」という作品も重要だと思いますが、いずれまた。
もう一つの方の荒れ果てたスレを読んでからこっちに来ると、 まっとうな議論がされていてほっとする。
23 :
吾輩は名無しである :03/09/28 11:37
>>21 戦争を肯定しているかのような発言ですが、小林の真意は解りません。でも覚悟を決めた生き方
をしている人間にしか言えない言葉のように思えます。
↑
「覚悟を決めた生き方をしている人間にしか言えない言葉」、これはナルホドと思った。そうかもしれない。
「シイザアの『ガリア戦記』について」は、情けない事に漏れはまだ未読。これについては15さんからむしろ
教わりたい。
昭和17年から18年の戦争中に小林は「当麻」「徒然草」「無常という事」「平家物語」「西行」「実朝」 と日本の古典文学を対象とした作品を次々と発表したのですが、どういう動機でそういう気持になったのか をあらわしているものは実はあまり見当たらない。 最晩年の「本居宣長」に到るきわめて重要なターニングポイントだと思われるのだけど。 「シイザアの『ガリア戦記』について」は昭和18年に発表されている。 「ガリア戦記」の翻訳本が出たのを機に有名なこの本を初めて通読したが、実に面白かった。 目の前に生き生きとローマの戦闘場面が現出した。近ごろ珍しく理想的な読書体験だったというようなことを 言っています。 そのあと唐突に、この1年ほど骨董に我ながらあきれるほど魅了された、ということを書いている。ここが見逃せない個所だ と思うのですが、手元に本がなく、また書きます。
「この1年ほど、ふとしたことがきっかけで、造形美術に異常な執心を持って暮らした」 ふとしたこととは一つの壷との出会いであったようです。 言葉を禁止された視覚と触覚だけの世界=造形美術の鑑賞 それまでは文学という言葉の世界から美術というもう一つの言葉の世界へ遊びに行っていたようなものだった。 こちらの想像とか解釈とかを全く受けつけず「自ら足りているような」造形美術。 シイザアの「ガリア戦記」を読んでなぜ小林がこんなことを書いたかというと、「ガリア戦記」にも造形美術に共通する 古代の美術品のような「自ら足りている」感じを持ったからのようです。 かつての文学には古美術のようなたしかな形があった。 石に刻まれたリ、レンガに彫られたり、筆で写されたり、昔の文字は今よりよほど「目方のかかった」ものであった。 日本の中世文学にも小林はそういう魅力を感じて批評の対象にしたのではないかと思われます。
26 :
吾輩は名無しである :03/09/30 10:00
小林秀雄が太宰治をどう評価していたか知りたいのですが、何か太宰に言及した発言はありますか。
>>26 『今度死んでニュースになってるんで
太宰って人の初めて読んだんだけど、ありゃヒステリーですな
あの人は馬鹿じゃありませんよ、でもヒステリーだな。』
誰とだったか忘れたけど、対談で。
まったく小林ってのはいい玉だな。文芸誌隅から隅まで眼を通してたくせして
こういう事を抜けぬけと言う。
小林について語るのにもっとふさわしい人は居るだろう
29 :
吾輩は名無しである :03/09/30 10:49
>>27 ご教示ありがとうございます。三島が死んだときの発言に比べて随分冷淡ですね。
30 :
吾輩は名無しである :03/09/30 10:51
>>28 吉本隆明「悲劇の解読」に入ってる小林論は結構面白い。
>>30 あんまり聞いたことないなあ・・・
前田英樹や三浦(雅士)のなら知っているけど。
小林は太宰について、女をよく知っている作家だと評価してるね。
33 :
吾輩は名無しである :03/09/30 20:41
確かに小林は、人を食うこと事を臆面もなくする人だね。 ある雑誌の編集者が原稿頼みにきたときに、本人が出て、 「小林は留守です」といった話を読んだときは笑ったよ。
34 :
吾輩は名無しである :03/09/30 21:26
夏目漱石は居留守を使っても来客を撃退できないとき、みずから 玄関に出て行って「いないと言ったらいないよ」と怒鳴ったそうだが。
35 :
吾輩は名無しである :03/09/30 21:28
そういえば、「家に送られてくる同人誌は風呂の焚付けにちょうどいい」と発言して 同人誌作家たちの怒りを買ったのも小林秀雄だったな。
小林秀雄の傑作ベスト3を考えてみよう。 漏れは、 1.人形 2.蛸の自殺 3.中原中也の思い出
↑ 難しいことをいう。 1.様々なる意匠 2.モオツァルト 3.美を求める心 「宣長」、「ゴッホ」などの大作はまだ読んでない。
>>37 「美を求める心」を選んでるのが面白いね。
子供向けに絵の見方なんかを書いたものだったかな。探してもう1回読んでみるよ。
39 :
吾輩は名無しである :03/10/03 11:13
青山二郎
>>38 一般向けに書いたものだと思うよ。
わかりやすい言葉で深いところを突いていて、
読んでいて涙が出てきたことを覚えてる。
42 :
吾輩は名無しである :03/10/03 13:39
>>25 あぁ、それ思い出した。未読とばかり思ってた…。
言われるように、そういう点に魅力を感じて、批評の対象としたってこともありうるかも。
>>42 レスありがとう。
分析や解釈にびくともしない造形美術のような古典文学に魅力を感じて自分の批評文学の
対象にしていったんだと思います。
>>40 「美を求める心」を読んだ。
「考えるヒント3」(文春文庫)に入ってた。子供向きでなく一般向けだったね。
わかりやすい口調で語られてるけど、言ってることは小林秀雄の一番大事な思想だと思った。
美は言葉で安易に片づけてはいけない。
花を見て「ああ、すみれの花だな」で済ませては見たことにならない。
画家は言葉を介在させずに自分の目で見たものを描いている。
そういう絵を見るときに画家の名前や画題を見て安心していては鑑賞したことにならない。
音楽も同様。
見ること、聴くことには訓練がいる。
美を本当に感じ入ることは難しい。
詩についても同様の言及があった。
小林秀雄BEST3 俺的には 1位 ドストエフスキイ75年祭に於ける講演 2位 ランボオT、U、V 3位 当麻 (次点)地獄の季節(翻訳)
46 :
吾輩は名無しである :03/10/08 15:02
外的条件に眼も触れず、ひたすら自己修練に励む生き方をした人のように思うが、われわれもそういう生き方を見習うべきだろうか。
>>46 資産あるか?
鎌倉に家買ったか?
ならそういう生き方を堪能すべし
48 :
吾輩は名無しである :03/10/08 16:02
小林英夫と対談させてみたかったな。 「誤訳ってありがち」って題で。
49 :
吾輩は名無しである :03/10/08 22:51
作曲家の小林秀雄と間違えられた話ならしていたが。
>>47 小林秀雄はそんなに資産家じゃなかったはず。
渋沢龍彦のようなお坊ちゃんとは違う。
自分の力で生計を立てていた。
文藝春秋に埋め草原稿を書いたり、ジイドの翻訳を売ったり、
「文学界」の編集者になったり、創元社の編集顧問になったり。
生活には結構苦労してたのでは。
鎌倉の家も楽をして買ったわけではないと思う。
51 :
吾輩は名無しである :03/10/09 12:33
>渋沢龍彦のようなお坊ちゃんとは違う 澁澤だって別に資産家ではないよ。確かに澁澤榮一の 実家の本家筋だが、父親はただの銀行員。 しかも若くして父親が亡くなった上、当人は結核で まともに就職できなかったため、老母と妹3人を抱えて 生活には苦労していたらしい。 ちなみに北鎌倉の家は、金のためにカッパブックスの俗悪本を 書き下ろしてようやく手に入れた。
>>51 知らなかった。すまん。
渋澤龍彦は富裕な家の子で遊んでても暮らしていけたと思ってた。
渋澤龍彦に対する認識を改めました。ありがとう。
53 :
吾輩は名無しである :03/10/09 13:09
まぁ澁澤自身、生活苦と無縁なランティエというイメージを 意図的に演出していたフシはあるよね。
54 :
吾輩は名無しである :03/10/09 17:30
澁澤って、東大入るのに二浪か三浪してるから、裕福な家の子とばかり 思ってたわ。
55 :
吾輩は名無しである :03/10/09 18:16
「快楽主義入門」。 そうだ、おれもカッパブックスで一冊出して家建てよ!
56 :
吾輩は名無しである :03/10/09 19:44
「快楽主義の哲学」だよ。
57 :
吾輩は名無しである :03/10/09 20:37
小林秀雄の雪ノ下の家って、山の頂上みたいな変な場所にあったようだな。行ったことある奴いる?
太宰とは交錯しそうで、するのかな?いろいろ道具立てはある。 小林は芥川を認めない。太宰は芥川の熱烈な支持者。 小林の文学の公的師匠は志賀直哉。太宰は志賀をクソミソにけなして自死。 (ちなみに志賀も太宰を認めない) 小林は三島の才能を誉めているが、三島は太宰と近親憎悪の感 (ちなみに美の問題については三島も小林も近親感あり。どちらも故郷と伝統の 喪失という時代診断がら出発する) 両者ともに女を知ってることにかけては他の追随を許さぬ自負あり。 両者ともに戦時中に実朝論を書く。
志賀も太宰を→芥川を、に訂正。
そうだ、 両者とも女がらみで自殺を敢行。 両者とも酒癖が最悪。
追加。 両者ともルックスはハイレベル。
ちなみに15の問題はもっと原理的なレヴェルで考えるべきだと思う。 外国文学を捨てて国文学にはしったというのではなく、彼が多用する 「経験」を「表現」するのに、結局日本語を選んだということ。 言葉の問題については、彼は狭き門を採用した。無論、そこからもれてくるもの、 例えば海外文献を晩年にいたるまで精読していたことや、宗教の問題、そういうのは 全て読者には伏せて、自分のうちにしまってしまった。 連載中の本居宣長にはユングの話が盛りだくさんだったのに、本にしちゃったら一切を捨象してしまった。 とにかく彼は良く捨てる。切り捨てる。 あれほど隣国フランスのモラリズムに精通していたのに、最後には理想的なドイツ人読者を求めたニーチェに似てなくも無い。 とにかく、キーワードは言葉と経験、そしてこの間にあるある種の「深淵」だと思う。
63 :
吾輩は名無しである :03/10/10 09:19
>>62 いい事書いてるね。
日本語を選んだ、これ言えてる。
経験主義者だというのも当たってるだろ。
女をよく知ってるというのはちょっと疑問。この点では太宰にかなわない。
ちなみに小林と太宰は共通点も接点もあまり感じられない。
小林は三島とはよく似てると思う。「葉隠」好きとか。
64 :
吾輩は名無しである :03/10/10 14:47
小林が「経験主義者」だというのはそのとうりだけど、それだけでは >彼が多用する「経験」を「表現」するのに、結局日本語を選んだということ の説明がつかないんじゃない。なぜ母国語でなければいけないのか? これは古代の言霊信仰にもつながることだと思うけれど・・ この人の思想はほとんど禅の観法だと思うけれど、禅自体はすごく ユニバーサルなもので母国語を話す人間だけにしか理解できない ものでもないしねぇ。 あと、この人ほど近代の文学者全体に共通する、肉体的なもの に対する一種の蔑視を強く感じる人はいない。夏目漱石と並んで。 二人とも神経症病んでるし。 これは自分の偏見にすぎないかもしれないけれど。
65 :
吾輩は名無しである :03/10/10 15:48
当時、小林のルックスの程度はどうだったの?
66 :
吾輩は名無しである :03/10/10 16:10
>>64 >この人の思想はほとんど禅の観法だと思う
わからんな。的はずれじゃないか。
>この人ほど近代の文学者全体に共通する、肉体的なものに対する一種の蔑視を強く感じる人はいない。
どういう意味?
>>66 イデオロギーを排し日常生活に密着した思想という意味で両者は非常に
似ているような気がしたんですが・・
あと例えばこの人の「無私」とか「美は沈黙である」とかいう有名な言葉。
それに「本居宣長」で「考える」という言葉の語義に触れて、この言葉の
本来の意味を「迎える」こと、つまり対象と自身が一つになることである
ことを強調している。対する禅でいう「悟り」も本来の意味は「差取り」、
彼我の差を取り払うこと、つまり「考える」ことと基本的な意味は
同じですね。
後のことは作品読んで感じた個人の単なる感想です。
説明しにくいです。読み込みが足りないように思います(汗)。
つまり
肉体的なものを蔑視した代償として、彼には、言葉そのものが肉体として現れたのではないかな。 まさに意は似せやすく、言は似せがたい。 言葉のないところに伝統はない。しかしこの伝統の生き生きした生活感情の喪失によって 言葉ははじめて言葉として、彼には経験されてくる。本居宣長の前に書かれた忠臣蔵というエッセイ あれは、武士道という生き生きした生活感情がもはや単なるイデオロギーにすぎなくなってしまうところに、 江戸の武士階級の苦悩を見ているね。同じことが宣長にも投影され、そしてそれは同時に、小林自身の姿でもないのか、 と思うのだ。
こう考えていくと、私小説という日本独特の文学的背景から出発したということが 案外後を引いてる気がするねぇ。
70 :
吾輩は名無しである :03/10/11 06:43
71 :
吾輩は名無しである :03/10/12 03:48
慎太郎『我が人生の…』にでてくる小林秀雄はうすっぺらい。 作品を踏まえない作家の人物論は、いかにも慎太郎だな。
72 :
吾輩は名無しである :03/10/12 04:07
どっちに近いかと言えば明らかに右
>>67 サンクス。
>イデオロギーを排し日常生活に密着した思想
そのとおりでしょうね。
四の五の言わずに懸命に生きろと。
単純な思想だけど美しい。
為政者にとってはこれほど都合よい思想もないわけだけど。
75 :
吾輩は名無しである :03/10/14 10:08
>>74 為政者も、平民感覚にあわなければ選挙で落とされるよ。
>>72 思弁家だとは笑止。思弁家こそ小林が嫌ったものでしょ。
これを読んで右とか左とか言いたくなるというのも問題だね。
俺は厳粛な気持になる。
>>76 厳粛な気持ち
とかこういう言動が権威主義そのものだな
78 :
吾輩は名無しである :03/10/14 21:33
79 :
吾輩は名無しである :03/10/14 23:59
厳粛な気持ちか・・・ やっぱ、小林大先生にはこういうアホのミーハーがたかるってこった。
80 :
吾輩は名無しである :03/10/15 00:01
>>77 、79
そういうことを言う人間は読まぬ方がよい。
争いの種が増えるだけ。
81 :
吾輩は名無しである :03/10/15 00:06
おーえらそうに、エエカッコシがw 2ちゃんにふさわしいのおーwww
82 :
吾輩は名無しである :03/10/15 00:17
初期の評論はほとんど唯物史観の悪口を言っているだけのような 木がする 骨董品を買ってだまされた話はちょっと面白かった
83 :
吾輩は名無しである :03/10/15 00:24
小林先生、なにも感涙するこたぁない。あの頃はあきらかに文学者代表で提灯もってた。 「反省する奴は・・・」発言は、戦後のにわか民主主義に対して言っただけ。 『新日本文学』は共産主義者が乗っ取って「戦犯」呼ばわりしたのよ。 先生は『モォツアルト』書き上げてたから意気軒昂ですよ。 つまり小林の戦争観は投げやりだが、かっこよくはない、少なくとも漏れにとってはな。
84 :
吾輩は名無しである :03/10/15 01:55
どうして小林板には煽りがひそむのか。
板っていうな コヴァ板のことかと思っただろ
86 :
吾輩は名無しである :03/10/15 07:17
書き違いにかみつくなよ。
「三つの放送」について語ってみろというから、厳粛な気持になったと正直に言ったまで。 読めばわかるけどあれはすごいリアリズム。 12月8日の朝から実際に自分がいた気になる。 批判や反論は今の時点だから言えること。 あの時あの場に自分が置かれていたら何ができる? 権威主義なんてむしろ逆。権威に対する恐怖を覚えるよ、俺は。
76は小林にとっては「事変に黙って処した」民草の一人なんじゃねえの? ま、それでいいなら止めないけどね。
小林は赤紙来る年でもないし、身内で徴兵されたヤシもいない 空襲で焼け出されたわけでもない 戦争についてそう考えたわけでもないだろ。 杭州あたりの酒場で、もてないもんだから俺は金持ちだとあの女に言ってくれって 連れに頼んだりしながら、うろうろしてるうち原爆落ちて戦争終わっちまったってとこだろ。
戦争問題とは関係ないんだけれど、 講演テープの中で天皇についてどう考えているか という事について答えているのを聞いた事がある。 そのとき小林の天皇観の核心、それに文化の伝統 の重みに触れた感じがしてすごく厳粛な(w)気持ち になったことがある。 詳細はかなり前に一度聞いただけなので忘れて しまったけれど。
>>89 >戦争についてそう考えたわけでもないだろ。
平和ボケだな。
92 :
吾輩は名無しである :03/10/15 13:54
俺たちゃみんな平和ボケなんだよ、この真性ボケ野郎が〜 おまいドラかよ。 小林先生は平和な時代に戦争を語るのはマヌケだとおっしゃっとる。
93 :
吾輩は名無しである :03/10/15 13:59
戦争中には、戦争のことなど語れない。言論統制。特高に引張られて 拷問されて虐殺される、非国民として。 平和な時に戦争への蠢きを察知して戦争を語り、抑止する方法を模索し いざという時の行動の目途までも胸中に育てておく必要がある。
ブッシュはヤバい。 軍需産業をバックにして出てきた。 好戦的なのは親父の代から。どんどん戦拡の方向に舵をとっている。 ブッシュになってから、臨界前核実験の回数もうなぎ昇り。 新帝国主義的軍事国家へアメリカが変貌したら 日本なぞ飲み込まれて意のままに繰られかも、ボケてる時ではない
95 :
吾輩は名無しである :03/10/15 14:04
「おふえりあ遺文」を読んだけど、面白くなかった。 狂気の女性心理を描いたのが当時は画期的だったのか。 言葉使いが江戸っ子調になったりオフィーリアがどうもおかしい。 太宰だったらきれいな日本語で女らしく色っぽく書いてくれたろうに。
太宰の独白体もネカマっぽくて好きじゃない(笑)。 以前「小林の『本居宣長』は天皇について語っていないから駄目だ」 という内容の文章を読んで非常に違和感があったんだが、 こういう事を語る人ってこういう問題を抽象的にしか捉えられ なのかなあ。 小林にしても太宰にしても天皇制度なんて抽象的なものよりも、 生きた天皇自身、脈々と受け継がれてきた天皇一族に対する 自然な愛着があったと思う。それを拡大すれば文化の伝統に 対する子が母親に対して持つような愛情ともいえると思うけど。
>>83 >あの頃はあきらかに文学者代表で提灯もってた
すみません。小林が積極的に軍部の提灯持ちを
していたことを裏付けるような作品もしくは客観的記録
が残っているいるのでしょうか、あれば教えてください。
小林の天皇好き今更言ってもなぁ 進講もしてるし。
99 :
吾輩は名無しである :03/10/15 21:03
あげまつ。 小林の日本回帰は、どなんでしょ?
100 :
吾輩は名無しである :03/10/16 00:03
100
一番キモイのは90のように 小林の持っていた「自然な愛着」とやらに転移して他人を腐す態度
102 :
吾輩は名無しである :03/10/16 08:19
>>97 提灯もちは表現としてネタだ。
まあ作品ではカワしているけど「文学銃後運動」に積極的だったのが痛い。で日米開戦後の「三つの放送」のノー天気となるわけだ。
負けるという理由で反対した軍人、知識人、学生は少なくなかったろう。
あの状況下で、たぶんモレたちなんか負け戦をひそかに憂える位がせいぜいの度量だろっての。
しかし、少ないながら、ゾル(軍人)を嫌い、抵抗を、沈黙や最小限の言動にかえて戦中をすごした二十歳くらいの連中がいたのも事実。なにしろ共産主義まで当時の旧制高校は育くんだんだから、いろいろだ。
大人たちの虚言を根底から疑い、すくなくとも世間的体裁くらい捨て去る度量をもったヤシの言辞しかモレは重んじない。
小林はけして体制側にくみしたわけではないと思う。だが全てを擁護する必要などないし、それこそ「教祖の文学」じみる。
なにより作品をちょいと舐めたくらいで代弁者を気取る野郎をモレは警戒する。
おまいさんがそうだと言ってるわけじゃないがな。
103 :
吾輩は名無しである :03/10/16 09:51
「三つの放送」を読んでノー天気と受け取る人というのは、思想や人格がどうというのでなく、 基本的に読解力がないのだね。文章を読み取る力が弱い。
提灯もちがネタならノー天気もネタでしょう(w)。
>>102 丁寧なレスどうも。個人的にはそのときの文壇(特に大御所と言われて
いた人たち)が、どの程度情勢を把握し、関心があったかに興味が
あったんで勉強になりました、
ありがとう。
作品を読めた(つもりになる)ことと、代弁者になることはかなり 違うことじゃないのか?どこからそういう話になるのか分からんけど。 作品の解釈はある部分からは“創作”であるし、作者の意図を通り越して 作品を云々することは無益な迷路で彷徨って遊んでいるような気がする そういうタイプの文言が「文学的」(学問的な?)だと言うのなら、漏れには もう何も言うことはない。しかしたぶん小林ひでおは作品を「読めた」とか そうでなかったかとかを気にする人だったとは到底思えないけど。 小林ひでおが共産主義(者)を嫌っていたのはきっと確かだろうが、その小林の 言論を同じように「教祖の文学」として批判したのが坂口安吾だったのじゃないのか 小林が天皇という権威を擁護したのは、やはり自分も分け持っている(あるいは自分も 同一化したいと思っている)ある種の“権威”を保守したかったからのように思えるんだが。
>やがて、真珠湾爆撃に始まる帝国海軍の戦果発表が、僕を驚かした。僕は、こんな事を考へた。 >僕等は皆驚いてゐるのだ。まるで馬鹿の様に、子供の様に驚いてゐるのだ。だが、誰が本当に驚く >ことが出来るだらうか。何故なら、僕等の経験や知識にとつては、あまり高級な理解の及ばぬ仕事 >がなし遂げられたといふ事は動かせぬではないか。名人の至芸と少しも異るところはあるまい。 ここらへんは、ほとんど冗談か皮肉の言葉のようにしか取れないのだが。
107 :
吾輩は名無しである :03/10/16 21:27
アンチが流れてきた。 スレタイどおりなわけか。
108 :
吾輩は名無しである :03/10/16 23:33
でも小林は凄かったらしいね。 宮本顕治が「改造」の1等とちゃって自分が一番って思ってたから 発表の前にたらふく飲んで遊んだらしいじゃん・・・ そしたら2等だったって。まあこの人らしい武勇伝だけど。
109 :
吾輩は名無しである :03/10/17 00:36
「事変に黙って処した」って言ってもなんにもやってない。 死ぬときがきたら死ぬか、程度のことだろう。
110 :
吾輩は名無しである :03/10/17 02:23
ユリゲラーをホンモノと言い切っちゃうってのは、どうなの? それはいいとしても、「ホンモノと認めない人には素直さがない」とか、 えらく押し付けがましいじゃん。 ソ連についても、視察の後で「それなりに素晴らしい国だということが分かった」とかさ。 「ソ連なんてロクな国じゃねえ」とでも言ってくれたら、この人らしかったのに。
111 :
吾輩は名無しである :03/10/17 09:37
>>106 あなたが引用した個所はたしかに問題だと思います。
真珠湾攻撃が名人の至芸と変わらない、と言っている。
このあたりは軍部への配慮、おもねりが感じられます。
でも子供のように本当にそういう感想を持った、だからその通り書いた、
と考えることもできます。
正直、よくわかりません。
>>111 「子供のように」はありえない
そういう感想は小林におもねることになるのではないか。
113 :
吾輩は名無しである :03/10/19 13:24
すみません、小林は今の親米ポチの前身なんでしょうか?
114 :
吾輩は名無しである :03/10/19 13:27
秀雄は千代田区生まれの誇り
小林がなにもかもあきらめて繰り言いってる 横町のご隠居さんだって事がどうしてわからないんだろ。
116 :
吾輩は名無しである :03/10/19 14:43
わからないというよりむしろ そういう感性が死滅したのだと思う。 小林を面白いと思うあまりに小林的態度を取る者のなかにも、 こうした事情を「わからない」がゆえに、 小林のテクストという物心を崇拝する恐れもあるだろう。 ある文芸作品が時代を超えようとするときには、 必ずこうした葛藤が生じる。 小林秀雄がこの先生きのこるかどうか?
117 :
吾輩は名無しである :03/10/20 09:29
>>115 わかってないのは君の方だよ。
小林秀雄はあきらめてなんていなかった。
日本の現代エセ知識人に最後まで戦いを挑んだ、と思う。
「ホンモノ」の知識人? 自分で「本物、本物」と吹聴するたびに だんだんウソ臭く聴こえてくる
>>118 小林秀雄は自分のことをホンモノの知識人だなんて言ってない。
身にそぐわないイデオロギーや流行の知識をまとって知ったような顔をする知識人を警戒していた。
若い頃からよく意匠(衣装)という言葉を使っていた。
本当にしっくり来る衣装を探し求めていた人なんだと思う。
120 :
吾輩は名無しである :03/10/20 11:05
相手をニセ物呼ばわりするには、ホンモノが何か?という認識を持たない とダメなのでは? 小林さんは直観がするどかったようで、かつその直観が実に的確だった ので、理論というのを組み立てる必要がなかったんだろう。 しかし、時代時代の意匠には、なにかその時代の実情・実態を映す 真実がある、というのが俺の意見。 意匠を馬鹿にするのは簡単だが、意匠にどっぷり浸かることで 見えてくる真実もある。
121 :
吾輩は名無しである :03/10/20 11:35
そうそう。 「私は、何物かを求めようとしてこれらの意匠を軽蔑しよう としたのでは決してない。ただ一つの意匠をあまり信用し過ぎない 為に、寧ろあらゆる意匠を信用しようと努めたに過ぎない。」と 小林自身が言ってるじゃん。
>寧ろあらゆる意匠を信用しようと努めたに過ぎない。 これは小林一流のレトリックでしょ?小林があらゆる意匠を 信用しようとしてきたって?しらじらしく聞こえるレトリックだなぁ… こんなのを真に受けてたらだめなんじゃないの?逆に、小林があらゆる 意匠に手を染めてたら、それだけで信用はガタ落ちしたと思う
123 :
吾輩は名無しである :03/10/20 12:47
>これは小林一流のレトリックでしょ こういう言い方はよくされるけど、例えば芥川なんか の非常に主旨が明快なレトリックと小林のそれとは 明らかに性質が違うでしょ。小林の場合どこまでが レトリックでどこからがそうでないかよくわからない ところがある。それにそのレトリックを用いて何が 言いたいのか不明瞭な部分が多い。むしろ彼が自分の 立場を正確に語ろうとしてこういうまわりくどい言い方 をしてしまったように感じるが・・ >小林があらゆる >意匠に手を染めてたら、それだけで信用はガタ落ちしたと思う 当時の代表的イデオロギーだったマルクシズムに彼が かなり通暁していて、彼なりの見解を持っていたこと。それを あなたはどう説明するの?それが聞きたい。
124 :
吾輩は名無しである :03/10/20 12:49
小林は韜晦によって深さを演出していた。
>65 加藤周一によれば(大学生時代だが 小林は雰囲気のあるイケメンだったとのことです。
126 :
吾輩は名無しである :03/10/21 11:49
横レスですまないけど、小林はそのときどきのほとんどのイデオロギーに通暁していた。 その深さは驚くべきものだったと思う。初期の文芸時評など読むとマルクスもエンゲルスも実に読んでいる。 あらゆる意匠を信じようと努めたというのはそういう小林だからこそ言えたこと。 科学的知識に強いことも小林の強み。理系的なところもある。 反撃しようとしても非常に手ごわい存在だよ。泣かされた人もずいぶんいるみたい。
127 :
吾輩は名無しである :03/10/21 12:28
良く分からないままで発言するけれど、ある意匠を「信じる」ことが出来たら、とても生き易い。 小林はあらゆる意匠を信じようと努めながらも、それが出来なかった。これはワリと不幸なことなのではないかと。 ある意味では、漱石の『行人』に似た面が『様々なる意匠』にはあるんじゃないかと思うんだけど。
>>127 そう、小林はどの意匠も信じることができなかった。
特定の宗教を信仰することもなかったようだ。
しかし、信じる体系を持たないことは不幸なのか。
かえって裸の頭で自由にオリジナルの思想を創ることを楽しめて、こんなに幸せなことはないのでは。
>漱石の『行人』 死ぬか 発狂するか 入信するか ってやつね。そしてどこにもいけない。 だから小林好きだ。
130 :
吾輩は名無しである :03/10/21 17:31
>>128 なるほど、「幸せ」って見方もできるね。
漏れとしては、こういってイイのかどうか、自信はないけれど、突出した近代人の不幸って、信じることができない
ことなんじゃないかって考えていたもんだから。
付け加えれば、その信じることができないって不幸を、どう突き抜けるかが、近代文学のテーマかなって。
小林っていうのは驚くべき独学の人なんだよねえ。 学生時代には授業にほとんど出ず、たまに出てきた と思ったら「辰野金貸せと」と。 大学では歴史の講義を受け持ったりしているし、 しかも非常にスリリングでおもしろかったらしい。 型破りだけど、自分がやるべきことはきちんとやって、 器が大きくて本当に優しい一面もある。人間として 本当に魅力的な人だったと思うよ。
>131 帝大仏文の担当教授が語った話にあった。 教授の蔵書を借りては、煙草で汚して返却してくる。 授業に出ないから試験はできない。が、 とりあえず読んでくれ、と文句無しに優れた論文を提出してくる。 なにかこう、ギリギリの洒脱さがある。
>>131 一高落ちて妹になじられて大泣きしたあげく
浪人までして学歴にこだわる型破りがいるか
法科から転じてきた秀才、中村光夫に対するコンプはひどかったらしい
大岡が書いていたが、中村は或る種の美男でその女運をうらやんで
一時はストーカーまがいの事やっていたらしいぜ。
晩年になっても泰子との関係を誰も聞きに来ないと編集者にぐちってた
誰が聞きに行くかっての。そんなもの、くだらん。
聞きにくれば答えるのかといわれて
喋るさ、最初に関係したのはいつどこでか、とまで言ってる。
あんまりおだてられて、ふつうの神経じゃなくなってたんだろうな。
131みたいなヤシはやっぱりあれかね
金正日の肖像が道端に無造作にかかってると泣き出す美女軍団のたぐいかね
噴飯ものの小林像でっち上げる妄想スキルは何というか………
134 :
吾輩は名無しである :03/10/21 20:49
『平家物語』を高校の授業でやったことがあるけど、 この人の断定的な論調がなんだか読んでてムカムカした。
>>133 だから、人の弱点ばかりあげつらって他人を
貶めようっていう君みたいな根性は彼には
なかったって事が言いたいんだよ。
座談会で柳田国男が晩年言い残したかったことについて
話が及んだ際、大岡が柳田が全国の民話
を弟子から掠め取っていたことを柳田が気にしていた
と言ってるけど、小林はそういうものではないと言ってる。
ヨットの堀江さんについても同じだよね。
>>135 小林は非常に狭い処にこりかたまる男なんだな
足尾鉱毒事件に関心を示した志賀直哉を論じた
安岡章太郎の志賀直哉論などには不快感露わにしてわざわざイヤミ言いに来たらしい。
志賀直哉といえば夢殿の無記銘の救世観音で問題はその感受性だけ
あとは見たくも聞きたくもない。
結局、自分が気持ちよけりゃいい反省はしたいやつがたんとすればいい。
>>136 君も非常に狭い処にこりかたまる男なんだな
>不快感露わにしてわざわざイヤミ言いに来たらしい。
ここら辺の書き方がかなりあいまいで、正確な様子が
よくつかめない、そもそも安岡氏自身の志賀論をよんでない。
よって判断は無理。
そもそもそ嫌味を言われた安岡本人が小林の死後、
彼のドストエフスキー論を基に作品を書こうとしているのは
どういうこと?「小林さんは私の『流離譚』を目を腫らして
読んでくれた。私にとっては大先輩です」って言葉はどうなる。
仕事には誠実な人だったんだよ。
>志賀直哉といえば夢殿の無記銘の救世観音で問題はその感受性だけ
>あとは見たくも聞きたくもない。
ここら辺の書き方も投げやりで誤解を招く。「感受性だけ」って
書いているけど、志賀は小林の大事な文学上の先輩だよ。小林は
志賀の弱点もよくわかってたし「志賀さんは無知だ」と言っている、
それでもやはり志賀に対する尊敬はずっと消えなかった。そう
考えたら不自然かな。
138 :
吾輩は名無しである :03/10/21 23:19
>>137 志賀は小林の大事な文学上の先輩だよ。小林は
志賀の弱点もよくわかってたし「志賀さんは無知だ」と言っている、
それでもやはり志賀に対する尊敬はずっと消えなかった。そう
考えたら不自然かな。
↑
不自然じゃないよ。
事実、そういうことだったんだもの
>>131-132 >器が大きくて本当に優しい一面もある。人間として
>本当に魅力的な人だったと思うよ。
>ギリギリの洒脱さ
いい表現。まさにそうだな。本物の知識や教養というのは
そうしたもの。「アタシは何を読んだの」「あの本はどうだこうだ」てな
レベルではない、完全に消化し自分の身についた先人の知恵は、
その個人を真実豊かにし、他者から見ても人間として実に魅力的な人格に
育てる。
小林は講釈師なんだな 骨董は講釈で持つ世界と自分で言ってるが死物相手に吹いている分にはいいが なま物に色気出すと『太平洋ひとりぽっち』のように ゴーストライター作を青春文学の傑作と持ち上げちまう これじゃ頼朝公9歳のしゃれこうべそのままだ。 サガンの『悲しみよこんにちは』評もずいぶん変だ 文は人なりとか真贋だとか、さんざんはったりかましたもんだったが 小林にホンモノニセモノ見分ける眼が無かったことは間違いない つまり青山二郎の言うように手つきだけなんだな。 典型的な香具師なんだ。
141 :
吾輩は名無しである :03/10/22 00:12
>>140 小林秀雄に相当批判的なようだけど、かなりの作品を読んでるようだ。
どうしてそんなにきらいになったのか。
小林が山師かハッタリ屋のように言うけど心底そう思ってるのかな。
俺自身はべつに熱烈なファンじゃないが、寝ころがって小林全集を読むのは非常に楽しい。
常に勉強になるし奥が深いよ。
>>140 かなり個人的な…小林トラウマがあると見た・・。
その辺りの心理が興味深い。小林=香具師説に
目覚めた契機とかもしあれば、語ってもらいたいもの。
小林を参照点にすると知性が腐るよ。 死屍うずたかく積み上がる批評家どもがこのことを示している。
144 :
吾輩は名無しである :03/10/22 02:29
>>143 それについては、頷けるところがあるけれど、「知性が腐る」というよりは、呑まれてしまって出られなく
なるっていうほうが適切かも。
145 :
吾輩は名無しである :03/10/22 02:31
小林秀雄のような批評家はもう出てこないだろうね。 後、第二バイオリンと呼ばれた河上徹太郎みたいな批評家も。
146 :
吾輩は名無しである :03/10/22 04:34
147 :
吾輩は名無しである :03/10/22 09:16
お前はナイーブすぎる あまりにも ナイーブすぎる
>>130 近代人にとって一番難しいのは自分をコントロールできるかどうかということだと俺は思っています。
自分をコントロールするためにはいつも何かを信じていなければならない。
小林秀雄だって特定のイデオロギーも宗教も持たなかっただろうけど、何かを信じていたはず。
何を信じていたかははっきり俺にはわからないけど、人間の良さは信じていたと思う。
その割りに目に入る人はだれでも敵だと思って 蹴落とすのに必死だったヒデオちゃん。
>>145 河上徹太郎は自分の手をまじまじ見つめ
『生涯働かざりし手ここにあり』と言ったそうだが。
小林はそういう真摯さとは無縁の男だった。
151 :
吾輩は名無しである :03/10/22 13:19
河上徹太郎が第2ヴァイオリンと言われてるとは知らなかった。 弦楽四重奏団みたい。面白い! ヴィオラとチェロは誰?
なんか平明に小林秀雄を説明した文章ってありますか?
153 :
吾輩は名無しである :03/10/22 14:03
平明で、かつ深く鋭い小林論、そんなものがあったらほんとに読みたいものだ。 池田晶子さんにお願いしたい気がする。
155 :
吾輩は名無しである :03/10/22 14:22
半端な哲学エッセイストの解説より本人の文章読めよ よりによって池田とは驚いた
どうせなら白州正子と青山二郎でも読んどけ 小林初心者には最適
158 :
吾輩は名無しである :03/10/22 14:32
160 :
吾輩は名無しである :03/10/22 15:41
>>140 青山二郎が言ってるのは、小林は座談の時は抜群に面白い話をするのに、文章になると
その面白さが出ていない、魚が釣れていない、ということだね。
青山二郎は、どうして会話の時のいきいきした良さが出せないんだ、と小林を責めるようでいて
激励してるんだね。
>>157 青山二郎を小林初心者に薦めるのか。
俺は青山の方が難解に感ずるんだが…。
初心者には安吾の「教祖の文学」がいいかもしれん。
小林の晦渋な文章に比べれば随分と低俗に見えるかもしれないが、
長所短所の理解に余すことない。
>>161 なんか信者っぽいから
骨董にでもハマってもらおうと思って。
たしかに安吾の批評は、
小林秀雄を冷静に捉え直す上で必読。
白州正子なんて家柄以外価値ない人間の最高峰だろ…
小林秀雄はそういう能なしのプライドを慰撫するところがある
165 :
吾輩は名無しである :03/10/23 11:19
青山二郎が小林にどういう影響を与えたか教えていただければありがたいのですが。
>>148 >近代人にとって一番難しいのは自分をコントロールできるかどうかということ
>自分をコントロールするためにはいつも何かを信じていなければならない
よくわかる。信じられる何物かがなければ、自分を規制すべき
ものがないわけだから、健全な自己形成も行われない。自分を
輪郭づける骨格がないというのは結構深刻な問題だと思うのだが・・・
若年期の小林青年にとって信じられたものは、特に金銭的な問題、 経済的に逼迫した状態が彼を無理やりにでも現実に 引き戻したと思うんだけど。 「引きこもり」なんかの現代的な問題ともリンクしてそう。
168 :
吾輩は名無しである :03/10/23 16:03
近代以前は押さえつけられていて、上に従っていればよかったから、かえって楽だったわけだね。 不平不満も体制に文句を言えばよかった。
>>168 こういうこと言う奴が近代以前に生きていたためしがない
170 :
吾輩は名無しである :03/10/23 16:50
>>169 いや、いたかもしれない。
王や大名にならなくてよかった、と。自分で自分を規制することのつらさを想像できた奴が。
・・・・・・・・・・・・・ (´・ω・`)
>>170 いや、こういう問題を自分で設定して、自分で現実に架橋
しようとした姿にすごくリアリティーを感じるんだけど。
そうじゃないと、非常に求心的な、痛いような感動を帯びた
彼の文章の調子が説明できないからね。
まあ俺の中での小林像はこの点を踏まえていないとピント
がボケることになるな。
>>172 〉痛いような感動を帯びた
こっ小林にそんな文章あったか。
モーツァルトの甘っちょろさは高橋悠治に
40過ぎたいい大人が書く文章じゃないと酷評されたが
島木健作や富永太郎の追悼文なんかはまさにそれで
死者をダシに歌っちまう神経なんとかならんかね。
明石屋さんまは自分の出演してるテレビ見て
「さんまちゃん最高」とつぶやくそうだが
小林もそういう陶酔癖ありそうだ、小説家が自分の描写に酔うのはよくあるそうだけど
批評家が他人をダシに陶酔してちゃ距離もとれまい。
174 :
吾輩は名無しである :03/10/24 02:01
>>173 痛いような感動を帯びた文章というのは言えてるよ。
小林が本当に書きたかった批評文は自分が真に感動した対象を論じるものだった。
論じるというより感想文だと小林は言ってるけどね。
モーツァルトが甘っちょろいといっても本当に好きなものを書いて甘いと言われても
小林は平気だろう。陶酔してるような感じが文章に出るのもむしろ当然。
小林は、言わば熱したヤカンに一瞬触れて、熱ッって手を引っ込める。 そしてその後は、ヤカンから逃げるようにその手だけ見つめてモノを書くんだ。 人によってはヤカン無しでヤカンを論じているようにも見えるけど、本人は いたって本気なのさ。彼は、本当に人を感動させるものにはそう長いこと 正面から向き合うことができないって思っている。陶酔なんてもんじゃない。 美とは怖いものだという言葉は、彼には比喩でもなんでもない。
その例えいいな
意味が分からんww しかしあえて言っておけば、 1.それが小林による"美"についての「権威主義」だったのだと言ふこと。 2."美"というのは、存在そのもの(それ自体)が美しいのであって、 手垢の付いた手で触りまくることによってその美に説明が補足されたり、 謎が解明されたりするようなもんじゃないよということだ。 畢竟、小林は美を愛していたということだ。
179 :
吾輩は名無しである :03/10/24 10:19
>>176 そうかな。
小林は陶器でもなでまわすように文学でも絵画でも音楽でも肉体に触れるように美を実感していたんだと思っていたけど。
また、そういう味わい方に耐えられないような作品はどんどん対象から除外していったんじゃないかと。
180 :
吾輩は名無しである :03/10/24 14:21
安吾の「教祖の文学」を読んだけど安吾は面白い人だね。 これほど小林に噛みついた人はほかにいないんじゃないか。 生きた人間を相手にしない小林は出家した坊さんのようなものだ、文学を創造するのは現実の生きた人間だ、 小林は死んだ人間や歴史を相手にするが、死んだ人間も生きてるうちはとんでもない奴らだったんだ、と。 小林がやってることは文学の創造じゃなく鑑定だ。 気持のいい啖呵を切ってる。
181 :
吾輩は名無しである :03/10/25 01:31
柄谷が言ってるように、小林を文学者、批評家という枠だけで捉えるのはどうかと思う。 また、大江の意見だが、(要するに哲学者である)小林の作品は時系列で充分に玩味 しないと、後年の作品をもとに過去の文献から矛盾を見出すのは容易であり、無意味 な気がする。晩年に科学の学説や記号論理学が気になって勉強してたというから、 例えばその歴史観にしても流れとして動的に考察した包括的意見であってほしい。
>>181 >小林がやってることは文学の創造じゃなく鑑定だ。
確かにそうだ、その域内だ、創造としての批評ではない<小林
本人には批評家意識は希薄だったのだろう、むしろ
自分の感覚に引っ掛かる対象を通じて己れを表現するという趣き・・。
それにしては方法論に欠けるというか、恣意的にすぎるというか、
あまりに感覚的に偏りすぎるというか・・・
実際に触れて撫で回したかったのは対象ではなく自分自身だった?と
思わせるような
183 :
吾輩は名無しである :03/10/25 02:07
あなた、学校の先生でつか?
184 :
吾輩は名無しである :03/10/25 02:28
>>182 その意見はずいぶん昔に語られ、言い古されてやしないか?
青山次郎だっけ。釣りをするのに魚を獲るのが目的じゃなくて釣りの手付きを見せるだけだ、
とか言われ、小林が泣いたってエピソード。大岡昇平が証言者だったかなあ。
(記憶がカナーリあやしいですが)
トータルな小林論として、悪いけど幼稚で低俗すぎる感アリ。
これだけ様々な意見が出てくるということは小林は最高の釣り師
中也の愛人を釣ったんだろ、釣られたのか?
187 :
吾輩は名無しである :03/10/25 03:51
>>180 安吾の有名なエッセイやね。昔、漏れもこれ読んで同様に「気持ちのいい啖呵」だと思ってた。
けど、最近、日本近代文学の評論を、明治期から順に読んでいたら、どうも小林の批評は
やっぱり「鑑定」じゃなくて「文学の創造」だったんだなと言わざるを得ないなぁと思った。
小林以前と小林以後では、明らかに批評の世界は一変してる。小林以前が「鑑定」という意味での
「批評」だったんだって言わざるを得ない。
具体的に説明できんのが歯がゆいところだが。
188 :
吾輩は名無しである :03/10/25 08:26
明治期から〜って 例えば誰だい
189 :
吾輩は名無しである :03/10/25 13:29
>>188 や、具体的に誰ってわけではないよ。
『近代文学評論大系』や『昭和批評大系』を読んでみたらそう思ったってことね
もっとも、漏れが読んだこれらの大系が良いものかどうか分からないわけだけれど。
>>189 認識における「遠近法的倒錯」ってやつを疑った方が良い。
それら大系の編者が小林批評以後の世代なのだから。
>>173 「モオツァルト」が甘っちょろいというのは確かに言える。
思うに彼は作品に自分の問題を持ち込みすぎたんだな。
混乱した彼をコントロールするものとして
静かに、安定した“美"というのが必要になったとも考えられるし。
ただ自分自身の問題があまりに投影されてしまった作品が、結果として
読者が距離をとれない、無私に憧れながら無私には成れなかったもの
になってしまった点は小林自身の甘さに起因するのかもしれない。
小林のマルクスの読みは国内はもちろん 世界的に見ても抜群だったっていう柄谷の論拠はどこにあるんだよ。 少なくともモーツァルトの孵化には完全に失敗してるぜ ドストはありゃ駄目だと自分で言ってるし大宅荘一に引用ばかりして 原稿料ただ貰いするなとからかわれて法学部コンプ爆発させてる これから10年かけてマルクス読むと言って書いたのは本居宣長なのはよく知られているし 時間かけたのは全部駄目なんだな 『ドストエフスキーの生活』のつまらなさはほんと大げさでなくあっけにとられる これは同意者多いと思うよ
193 :
吾輩は名無しである :03/10/25 21:11
>これから10年かけてマルクス読む この言葉詳細求む。
194 :
吾輩は名無しである :03/10/25 23:08
「マルクスの悟達」か? 詰まらん文章だったな。
原稿料ただ貰いで引用しまくりならゴッホ論のほうだと思いますが。 正確な情報を書いてくださいね。
稚拙なレスでスレの流れをとめてしまったみたいなんで 責任を感じる。 小林が近代文学で一番愛着を持ったのが泉鏡花だったこと。 その割には志賀論、白鳥論はあるのに彼に関しては 「鏡花の死其他」で手放しに近い絶賛を している他、まとまった鏡花論が書かれていないこと。 そこら辺の事情に詳しい人がいればご教授願う。 スレを汚してしまって申し訳ない。あげとくわ。
197 :
吾輩は名無しである :03/10/27 10:40
166氏がスレの流れをとめたとは特に思えないけどね。 気軽に小林のことをなんでも書けばいいのでしょう。 泉鏡花についてまとまったものは小林にないみたい。 古い文芸時評で批評してるのを読んだ記憶はある。敬意を払った書き方だったと思う。
198 :
吾輩は名無しである :03/10/27 13:46
>>196 煽りが少ないスレだから、流れが止まったように見えるだけだと思うが。
それに166さんのレスも稚拙ではないし
199 :
吾輩は名無しである :03/10/27 13:58
「実朝」という作品は感動的なんだけど、むずかしい。 内容自体はむずかしくないんだけど、実朝の生涯について予備知識を持ってなければわけわからんということになるのでないか。 「吾妻鏡」の古文の引用がいっぱい出てくる。これらの小林の解説、感想は見事なんだがいきなり読むだけでは意味がつかめないと思うのだが。 ともあれ、源実朝という悲劇の将軍、天才歌人への小林の愛情がこれを書かせたことが伝わり、引かれた実朝の和歌の解釈も納得できるもの。 国文学の先生の書いたものなんかこれに太刀打ちできないのではないか。
200 :
吾輩は名無しである :03/10/27 14:03
小林の名言を教えてよ。
>>199 「実朝」は特に時代背景を理解する必要がある。
それぞれのキャラに別の意味を込めているから難解なんだよ
201補足 小林がその文章を書いたときの時代背景。な。 批評はそれを書いた日時から切り離しがたいわけです。
>>201-202 小林が書いた時代というと昭和17年頃だったっけ。
それぞれのキャラに別の意味というと?
暗殺した公暁とか?
よろしければお教えください。実朝と実朝の和歌を愛する小林の気持にしか思い至らなかった。
>>200 「淋病は治らない。治るような奴は馬鹿だ」
205 :
吾輩は名無しである :03/10/27 17:27
「淋病がなんだ。利口なやつはたんと反省すればいいじゃないか」
206 :
吾輩は名無しである :03/10/27 18:16
207 :
吾輩は名無しである :03/10/27 19:35
>>200 月給が50円から100円になるのはいい事だ
208 :
吾輩は名無しである :03/10/27 19:39
名言といえば、こんなのなかったかな。うる覚えだけど 善良なニヒリストというのは救い様のない人種である。
210 :
吾輩は名無しである :03/10/28 06:13
アシルと亀の子は27歳くらいかふざけた若造だな。
211 :
吾輩は名無しである :03/10/28 09:25
良心は、はっきりと命令もしないし、強制もしまい。本居宣長が見破っていたように、おそらく良心とは理知ではなく情なのである。 彼は人生を考えるただ一つの確実な手がかりとして、内的に経験される人間の「実情」というものを選んだ。では、なぜ彼はこの貴重なものを、あえて「はかなく、女々しき」ものと呼んだのか、 それは個人の「感慨」のうちにしか生きられず、組織化され社会化された力となる事ができないからだ。社会の通念の力と結び、男らしい正義面などできないからだ。 「物のあわれを知る心」は、その自発的な力で生きていれば充分な、何かである。
212 :
吾輩は名無しである :03/10/28 09:37
確かに、モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる。 空の青さや海の匂いの様に、万葉の歌人が、その使用法をよく知っていた「かなし」という言葉のようにかなしい。
>>211 小林にとっても「人生を考えるただ一つの確実な手がかり」=最終的に信じられるものは
「物のあわれを知る心」=「日本人の心」だったみたいだね。
でも俺にはどうして「日本人の」と日本に限定するのかわからない。
「人間全般の物のあわれを知る心」じゃだめなのかね。
214 :
吾輩は名無しである :03/10/28 10:57
読者に保守が多かったし、マルクス主義者が嫌いだったし、 「日本」をつけとけばいいと思ったんじゃねえの?
>>214 そんな便宜的なものじゃないような。
「物のあわれを知る心」は日本人にしかないように小林が思ってるようなのが気になるんだが。
>>215 やつが嫌われる一番の原因。だがそこがファンにはたまらん。
思うに小林は、
本居宣長(および同時代のヨーロッパのロマン主義者)の、
言語がそれぞれの民族の魂や運命と密接に関連するという考えに浸っていた。
いわゆる言霊(あるいはGenie of language)説。
詩歌に慣れ親しむと、この考えに抵抗するのは難しい。
つまり日本語で「物のあはれを知る心」と書かれている時、 それを知るのは日本語使用者なわけだが、 真に日本語を操るには日本文化にも通暁していなければならず、 以下無限に続く。 この議論では、 日本語を学んだ外国人や、 海外生活が長い日本人は「物のあはれ」から遠ざかることになる。 これは「日本人論」でさんざん議論された話でもある。
>>216-217 鋭くて深いレス。感謝。
小林が何よりもよりどころにしたのは日本語だったということですか。
小林は「日本語主義者」とも言えますね。
でも「物のあわれを知る心」と言っても、それは何かというと、思いやりとか優しさとか心配りとか要するに
そういうものでしょう。
ならば「物のあわれを知る心」は世界中どこの人間も持っているのでないか、俺はそう思うのです。
なにも日本人限定にして誇らしげに言うものではないのでは。
219 :
吾輩は名無しである :03/10/28 14:52
>>218 当然英仏独にも、
SpiritやらEspritやらGeistを盾にした文化論が多数あります。
221 :
吾輩は名無しである :03/10/28 15:22
思い込みをドグマにまで昇華したのが小林。 ドグマには根拠はいらない。ただ歌えばいい。
222 :
吾輩は名無しである :03/10/28 16:10
>209 「善良な不平家」な。
223 :
吾輩は名無しである :03/10/28 17:45
くまを歌う?
224 :
吾輩は名無しである :03/10/28 18:25
小林の「もののあわれ」って、フーコーの「言葉と物」批判でしょ。 違いますかね?
225 :
吾輩は名無しである :03/10/28 19:04
善良な不平家のどこが救いようないんだか
226 :
吾輩は名無しである :03/10/28 23:05
>>218 言葉が心を生んだと考えるか、心が言葉を生んだと考えるか。
前者が小林で、後者が218氏、のような気がする。
「国語」というものが何処まで普遍的であるのか。
個別を通じて普遍に至る、と考えれば、
日本語という個別的な情意の体系を通じて、
218氏の言うようなより普遍人類的な情意の体系に至る、
ということか。
言語学及び小林秀雄にまったく疎いので、
稚拙なことを書いてしまいました。
>>225 物事を達観して斜めに見てる自称ニヒリストのシニカルな態度が
実は常識という名のぬるま湯につかっているだけの中途半端な態度であるために
その言行不一致の甘ったれた似非インテリの矛盾をついてるのだと思われます。
>>227 善良な不平家=物事を達観して斜めに見てる自称ニヒリスト
ってことになるけと゜ぜんぜんちがうんでないかい。
善良な不平家っていうと孟子のような人の事だよ
>>226 言葉が心を生んだ、心が言葉を生んだ、どちらとも言えないと思う。
言葉というものは不思議なものだね。
自分の言葉にとらわれすぎると人とうまくコミュニケーションを取れなくなるし、
人とうまく付き合おうとばかりしていると自分が馬鹿のように感じられて自分ならではの言葉がほしくなる。
言葉はコミュニケーション・ツールでもあるし自分との対話のためのツールでもあるのだろう。
話題がそれてしまったみたいだけど言葉と心とは不可分なものでそういうものとして自然に受け入れるのがいいというのが俺の考えです。
それで、日本語を使うものにしか日本人の心はわからない、フランス語を使うものにしかフランス人の心はわからない、というのが 小林の考えであるとすれば、それはそれで正しいかもしれないと認めてもいい。 しかし、各国の国語の中に心を限ってしまい、わからんやつらには言っても無駄だというような排他性は否定したい。 言葉はあくまでもその時代その社会に生きた人々が作った「生き物」なのだから、自分達の心がわかってほしいと思うなら、 わかってもらえるような言葉が生み出されるはずだ。
232 :
吾輩は名無しである :03/10/30 14:51
日本の伝統を重んじた人だね。 「お月見」だったかに山の上に月が上がったとたんに 一同が月を眺めたのをスイス人が不思議に感じた話 があるけど、それが小林をよろこばせた。 たいして面白い話とも思えないけど。
233 :
吾輩は名無しである :03/10/30 19:45
しき嶋のやまとごゝろを人とはゞ朝日にゝほふ山ざくら花 小林の日本に関する膨大な駄言はこの1編の歌に如かない
234 :
吾輩は名無しである :03/10/31 19:56
>>200 『自己嫌悪はある種の自分への甘え方だ
もっとも逆説的な自己陶酔の形式である。』
なんかポアンカレみたいだね。
確かに小林の著作で読んだけど、どの道パクリだと思うよ
ただネタ元がわからない。
ポアンカレがそんな自己韜晦じみたことを言うかね? 偉大な数学者に対して失礼だよ。
236 :
吾輩は名無しである :03/11/02 09:46
でもホント、うまいこと言う人だよ、小林秀雄は。
うまいことを言う能力が買われて、それで暮らしていたからな 今は大学で教えてないとこういうポジションは成立しないよ
238 :
吾輩は名無しである :03/11/02 18:05
小林秀雄は明大で教えていただろ。
239 :
吾輩は名無しである :03/11/04 13:26
「批評とは無私を得んとする道なり」と小林秀雄が書いた色紙の写真を何かの本で見たが、 この「無私」とはどういう意味なんでしょう?
240 :
吾輩は名無しである :03/11/04 15:11
自分でも意味がよく分からない言葉を意味ありげに使うのは 小林秀雄の癖だからね…
241 :
吾輩は名無しである :03/11/04 21:06
ダレカ「私の人生観」細かく解説してくれ
242 :
吾輩は名無しである :03/11/04 21:33
>>239 小林一人に限らないと思うけれど、近代文学って、「自意識」との格闘がテーマの一つにあると思うから、
「自意識」をどう乗り越える、もしくはどう付き合っていくかということが、「無私」ということと関わるんじゃないの?
243 :
吾輩は名無しである :03/11/05 00:12
池内紀の小林評、面白いよ。いっぺん読んでみ。
244 :
吾輩は名無しである :03/11/05 00:53
>>239 客観性の事ではないでしょうか。。
己の定規で物事をはかるのではなく、客観的な尺度で厳しく見つめなければ
万人にうなづいてもらえる批評は書けない。
そんな所からかなぁと考え込みました。
245 :
吾輩は名無しである :03/11/05 00:58
批評ってもともと主観からしか行い得ないものだろう。 客観的な批評って何だ。
>>244 贔屓の引き倒し。
尊敬しているのはわかったけど、その理解はあんまりだ。
>>243 >池内紀の小林評
なんていう本に収録されているのですか?
248 :
吾輩は名無しである :03/11/05 10:03
「無私」というのは誰か人物及びその作品を徹底的に読み込みながら対象と自分が初めは格闘する、 そうしながら次第に対象が見えてくるというか対象の自然な姿と一緒に生きられるようになる、そういう 状態になったときの初めに対象と格闘していた自分が消えた状態、なんてね。よくわかんないけど。
249 :
吾輩は名無しである :03/11/05 11:21
こういう具合に、言葉の使い方がいちいち曖昧で 論理的な正確さに欠けるのが小林秀雄の語法である。 この悪文ぶり故に、小林秀雄の文章はしばしば 現代国語の入試問題に採り上げられてきたといえる。
>>245 ,246
自分の個人的な思い込みかもしれませんね。
こんな風に考えている為です。
例えば、「あなたの読書史における10選リイシュー」というスレがあります。
読書家の方は、あの本は10選に入るな・・・と思い当たる作品がある、そんな方も少なくないのでは
ないでしょうか。万人それぞれの10選があると思います。
数々の本を読み、30年に渡り徹底的な吟味をしたという男がいたとして、ついにカキコに及んだとする。
万人にうなづいてもらえるでしょうか。
自分は、そうは思いません。それは、その男の己の定規(主観)で選ばれた10選だからです。
ある意味では、批評には適さないお題というものがあり、万人にそうだと頷いてもらうには
自分の10選は門外不出に徹さねばならない。そういう事が言えるのではないでしょうか。
主観的ではない、無私(*意味:私心・私欲のない事(さま)/大辞林 第二版参照)に徹し、自分が好きだから
この10選ね・・・ではない、客観的な態度で批評に臨めるお題を、俎板に乗せ推敲を重ねる。
でなければ万人に得心がいく批評は書けないのではないでしょうか。
>>249 論理的正確さに欠けるというより、古来の日本語の用法に近いだけかも。
外堀から埋めていってそのものずばりは言わないタイプの昔のスタンダード。
それを小説じゃなくて批評や評論でやってくれちゃうから小林秀雄なのであって、
ゆえに人によって心酔もすれば困ったちゃんとも映る。
252 :
吾輩は名無しである :03/11/05 12:44
なるほどね。志賀直哉の作品を外国語に訳すと、外国の読者にとっては ほとんど意味不明になってしまうらしいが、小林秀雄についても 同じことが言えるかもしれない。
253 :
吾輩は名無しである :03/11/05 16:39
でも読むと面白いよ。勉強になるし。
254 :
吾輩は名無しである :03/11/05 16:42
要するに、小林秀雄の評論は文芸作品として価値が高いが 論文として読むと意味不明な面が多いといえよう。
255 :
吾輩は名無しである :03/11/05 16:45
>>250 客観的批評なんてはなからあきらめた方がいいものだと思う。
どれだけ説得力のある批評かが一番大事だよね。
>>255 横レス失礼。得心がいく批評=説得力のある批評 同義語では?
では、逃げます。
257 :
吾輩は名無しである :03/11/05 18:50
小林の評論で一番面白いのは結局アシルと亀の子なんだよな
258 :
吾輩は名無しである :03/11/05 20:14
259 :
244,250 :03/11/05 20:17
「どれだけ説得力のある批評か」、大事だと思います。
また、批評を1本書き終え、自分では納得がいく出来に思えたら、
客観的に見たらどうなの?と見つめ直す作業は必要だと思うんです。
どう思いますか?
>>255
244は小林の一ファンなのか、 評論を書こうとしているのか、どちらなのだろう? その答えによって、 求められる「客観性」の質が大きく変わってくるはずだ。
261 :
244,250 :03/11/05 20:52
263 :
244,250 :03/11/05 21:24
そうですか。意味が分からなくて。ごめんなさい。
262=260?
>>262
264 :
吾輩は名無しである :03/11/05 21:25
265 :
吾輩は名無しである :03/11/05 21:48
あなたが言ってることは正しい。けど当たり前すぎるかも。 すぐれた批評作品はだれもが納得行く客観性も具備していますね。 たとえば小林の「ランボオT〜V」を読んだことありますか。 ランボーの生涯、人物、詩についてただ主観的な感想が書かれてるわけではない。 時代、社会、人間がものすごいリアリティで描かれている。 リアリティがあるということは客観性も持ってるということですよね。 説得力がある批評かどうかは作者の対象への愛情に一番かかってると思うが、 そういう好きな対象を大切に書いていけば客観性も欠いていないものが出来上がるのでは。
↑
>>259 へのレスでした。入れ忘れた。すみません。
268 :
244,250 :03/11/06 13:01
>>255 レスありがとうございます。
「ランボオT〜V」読んでますよ。260さんが一ファンなのか?と言っていましたが、
自分はその通りただの一ファンです。「無常という事」を読み「徒然草」は教科書で
触れ面白かったし、いずれ読むぞと思うような・・・。
だから、「無私」って何だろなと単純に気になっているだけの者です。
思い込みに付き合せてしまってすみません。
しかし、凡人ゆえ、今一番気になっているのは下記の事です。
今週の日曜の町内一斉清掃・・・。朝もはよから8:30・・・。起きられるだろうか。
269 :
吾輩は名無しである :03/11/06 14:19
8:30で朝もはよからとは!起きられるだろうかと言うに及んでは怠慢のそしりを免れまい。 俺は子供の少年野球の準備のために4::00前に起きたことが今年あった。 いや、さてもさても町内一斉清掃お疲れさんです。
>>255 リアリティーと客観性は別物だろ?
リアリティーなき「客観性」を小林が嫌っていたことを忘れてはならない。
そしてリアリティーは、傍目には「主観性」と区別しがたい。
俺は小林評価には留保を付けたいが、
彼の批評はリアリティーを主観客観から区別して考える試みだろうと思う。
271 :
吾輩は名無しである :03/11/06 14:51
>>270 同意。「無私」という言葉を小林が単なる飾り
で用いていたとはどうしても思えない。江戸時代
の国学者たちの学問に対する態度に無私の精神の
理想をみているのも確かだろう。
批評上の無私の体験とは、古人の言葉が時代的制約を超えて
小林自身の切実な問題として甦るような体験だったと推測する。
こういう体験は本人にとっては激しく主観的であると同時に
正しく客観的でもあっただろう。
>>271 なにが同意なんだい?
「激しく主観的」なことがどうして「正しく客観的」でありうるの?
言葉の矛盾じゃない、ばっかじゃねーの?
>>272 は騙りです。271氏はわかってくれると思いますが。
小林の批評の諸問題は、
「科学的批評」(当時のマルクス主義)をどう捉えるか
というところに端を発しているわけです。
個人的に小林に留保を付けたいのは、
たとえ最終的には虚妄であるにせよ、
文学に対して「客観的に」迫るアプローチを、
早々と「唐心」として葬り去ってしまった部分。
具体的には、
単なる文献学に対する統計的アプローチにとどまらない、
構造主義批評の最良の成果が日本に根付いていないという現状。
本来その役割を果たすべきだった柄谷・蓮実世代よりは、
小林その人の方が構造主義の成果を良く把握していたように思われるだけに、
俗受けする左翼系知識人批判に筆を費やしすぎたという感が否めないわけです。
274 :
244,250 :03/11/06 20:03
>>269 ねぎらいの言葉ありがとう。
休みの日位は少し朝寝坊したいのよ・・・
しかし、4:00って早いですね。へこむ。(スレとは関係ないのでsage)
275 :
吾輩は名無しである :03/11/06 20:36
『敗北の文学』が小林に与えたショックは大きかったと思うよ 陳腐っていえば陳腐なテーマを引っ張っていく華麗なレトリック 小林の意匠はほんとうにくすんで見える 梶井基次郎読んでこんなうまいヤシがいるんじゃと作家あきらめたのは ごっそりいるらしいが、小林もそのくらいの衝撃受けたのは 想像に難くない。
276 :
吾輩は名無しである :03/11/06 21:22
批評も創造というなら『敗北の文学』のような美しい花を咲かせねばなるまい 小林のゴッホもドストエフスキーも単なる奇怪な解説であって創造とは言い難い 「カーにいるような等身大のドストエフスキーは小林のそれにはいない。」江藤淳 いや全くそのとおりで ランボーもモーツァルトもなんだかさっぱりはっきりしないんだよな 感動がないんだな。 大宅にからかわれたときに 「君はドストエフスキーがわからないならはっきりそう言うべきなんだ。」とほざいたが 小林がわかるというんならそれこそはっきり書くべきだと思うよ。 思うに小林には読者に解る様に書こうという赤心がないのか 実は自分でも全然解ってないかどちらかなんだな。 漏れは後者だと思うよ。 大体江利チエミを誉めるのに日本語の発音の正確さもちだすってのも変わってるよ。 ごまんといる江利チエミファンで彼女の日本語の正確さ故ファンになったのは小林一人だろう。
オサーンくさい
>>277 68歳だ
じゃなくて68年うまれだ
十分おっさんだ。自分じゃ青年だと思ってる禿げてるけどね
279 :
吾輩は名無しである :03/11/07 09:29
江利チエミの日本語の正確さでファンになるのっていいと思うけどね。 小林秀雄の音楽好きはとても無邪気で罪がないよ。 「蓄音機」なんか読むと本当に楽しんでるのがわかる。
280 :
吾輩は名無しである :03/11/08 21:13
255は常駐の煽りマン 自信が無いから、名前欄のナンバーを統一せずカキコ。 頭の悪い奴を相手にしてもつまらんぞ。 時間は大切にw
281 :
吾輩は名無しである :03/11/08 21:22
宣長に民主主義=下克上ってのがあるよね いまひとつよくわからんので、だれか解説してくれ
282 :
吾輩は名無しである :03/11/09 01:24
>>281 今ってさ、例えば大学院とか行くとわかるけど、
学者は二世三世が当たり前なんだよ。
そいつらは何もしないでも知的財産において圧倒的な優位にあるわけ。
政治家や医者も、二世三世と世襲化しやすい職能。
建前上彼らには「能力」があるから跡を継いでいるのだが、
これが能力に無関係に世襲化したら「貴族」のようなものだ。
もしここで彼らを「上」、一般人を「下」と呼ぶことが可能なら、
一般人から学者、政治家、医者になるような奴は
下克上。
こういう逆転の可能性が広く開かれているのを民主主義と呼ぶのは、
そう間違ってはいないだろ。
けど「文化」が色々な蓄積を前提とする以上、
どうしても完全な民主主義者は少なくなるし、
小林もそのへんはシニカルだろうけどな
>>282 サンクス
漏れなんか民主主義って云うと、多数決連想しちゃうからね
284 :
吾輩は名無しである :03/11/11 02:36
“烏のいる麦畑”偏愛した複製画は碧が強いせいか、妙に和風味あり
s
今ってさ、例えば大学院とか行くとわかるけど、 学者は二世三世が当たり前なんだよ。 そいつらは何もしないでも知的財産において圧倒的な優位にあるわけ。 政治家や医者も、二世三世と世襲化しやすい職能。 はぁぁ?
287 :
吾輩は名無しである :03/11/15 02:19
>>284 そういえば、絵画も小林は批評の対象としていたわけだけれど、小林の絵画の批評眼(鑑賞眼)は
どれほど正鵠を得たものなんだろうか?
すまんがどなたか『本居宣長』の魅力を ひとつかふたつわしに教えてくだされ
290 :
吾輩は名無しである :03/11/16 01:42
>>286 >そいつらは何もしないでも知的財産において圧倒的な優位にあるわけ
この点を除けば、
282氏の意見が特に珍妙なものとは自分には思えないんだけど、
>はぁぁ?
ってどういうことかな?
291 :
吾輩は名無しである :03/11/16 02:41
>>287 日本で最初のゴッホの展覧会が開かれたのが1953年。
小林の「ゴッホの手紙」の連載が始まったのが1948年。
書かれた年だけみてみると、ゴッホが日本で大きくクローズアップ
される前に作品に着手していたことになる。
鑑賞眼があったかどうかはわからないけど、目をつけるのが非常に
はやかったことは言えると思う。
292 :
吾輩は名無しである :03/11/16 02:50
>>291 >鑑賞眼があったかどうかはわからないけど、目をつけるのが非常に
>はやかったことは言えると思う。
そうか?
棟方志功が「わだばゴッホになる」って上京したのが1924年(大正13年)
だぜ。それより二十年以上遅いじゃないか。別に早くないよ。
293 :
吾輩は名無しである :03/11/16 02:55
付け足して言うと、ゴッホの絵を見ていて、目に捉えられるという ようなことはホフマンスタールも書いていた記憶がある。 「帰国者の手紙」のなかだったかな。 当時は一介の文芸批評家が画家論を書くのも相当勇気がいったろうから、 よほど感動がつよかったんだろうね。
294 :
吾輩は名無しである :03/11/16 02:56
それに1937年(昭和12年)にはすでに棟方は新文展で特選とってるよ。 これも小林連載の十年以上前。 まあ、本ばっかり読んでないでたまには別のジャンルのことも勉強しなってことだ。 もちろん、文学者の中でははやかったのかもしれないけどね。そういう意味でだったら ごめんね、あげあしとりで。
295 :
吾輩は名無しである :03/11/16 03:14
>>292 >棟方志功が「わだばゴッホになる」って上京したのが1924年(大正13年)
>だぜ。それより二十年以上遅いじゃないか。別に早くないよ。
こういうレスをもらえると嬉しいです。
批評家による最初のゴッホ論が書かれたのが何年かも教えてもらえると
勉強になります。
>>294 〉文学者の中でははやかったのかもしれない
白樺派の金持ちドラ息子は大正期にゴッホの『ひまわり』買い込んで
あろうことか、火事で燃やしてしまったぜ。
297 :
まぐ@携帯 :03/11/20 07:08
無私とか日本回帰とか ヘンにおさまっちゃった 晩年は 面白くないし ズルイ感さえある ランボーに犯られて 吼えていた彷徨える個をやっていた頃のほうが断然 魅力的
命名して平凡におさまっちゃった君は面白いテレビゲームでもしてなさい 君の理解不能なランボウにやっつけられるにも大きな才能が必要 君のようなひょうたんはいつまでも彷徨ってください
民主主義=下克上 ?? でもくらしい=下克上 でしょ
これまた香ばしいお方が……
301 :
まぐ@携帯 :03/11/21 02:21
人にアヤつけてくんなら もちっと 器用に踊ってみせな この乞食野郎
302 :
吾輩は名無しである :03/11/21 11:57
「小林秀雄全作品」の最新刊で「匹夫不可奪志」を読んだ。 この中で小林が言ってることはかなりわかりにくいけど、論語の言葉は胸に染みた。 小林秀雄は古典への道先案内人として価値が大きい。
匹夫不可奪志 自分が匹夫か?はたまた君子か?誰が知ろう........ 「ただわたしは自分の絶望の独創性を信じるしか.....」 >300 おまえはバカだよ
「ゴッホの手紙」新潮文庫に入れてよ。
>>305 「ゴッホの手紙」は角川文庫で出てたようです。
新潮文庫では「近代絵画」も手に入らない。
文庫版小林全集みたいのもあれば便利だけど、今出てる「全作品」は軽くて柔らかい体裁
なので結構持ち運べる。
307 :
吾輩は名無しである :03/11/26 17:19
>>306 え、新潮文庫ではもう『近代絵画』手に入らないの?
7〜8年前なら、確実に手に入ったんだけどなぁ…。
308 :
吾輩は名無しである :03/11/26 17:53
「骨董」再読。上で小林の‘美’についての考えについて議論が 交わされていたみたいなんで、その中で触れられていない部分が あるように感じられたので追加しときます。 この作品の中で、小林は利休とトルストイを援用して自分の‘美’ についての所見の一端をのべています。 @利休にとっては、美しい茶器を見ることと、茶器を使用すること自体 に区別はなかった。つまり日常性を離れて美は存在しなかった。 Aたとえ‘美’がある人の心に強い感動を齎したとしても、それが何らかの 形で行為を誘発する契機とならなければ、それは不健康なものであると いわなければならない。 B小林にとっての‘美’とは人の行為を規正し、秩序づけることによって、 愉快な自由感を与えてくれるものである。 これらは、‘美’の問題だけではなくて、文学や思想なんかに対しても この考えは一貫してるように思う。彼には日常生活から遊離したどんな 高級な文学、思想も信じられなかった。プルーストやジョイスを「厭世家」 の一言で切り捨てたりしているしね。まぁ、これには人それぞれ意見がある だろうけれど。
A それは読み違い。そういうトルストイの主張をトルストイの「おそるべき 頑固さ」によるって、そう書いてるでしょ
>>309 >トルストイの「おそるべき頑固さ」による
自分が読んだ限りではそんなことは言ってませんが?
あなたが単眼的に要約した@〜Bはなんてつまらないんでしょう。 その要約の仕方には感心いたしません。 まるで中学生の国語の答えみたいにつまらないと感じますね。 ならば、クロイツェルのあの切り込んでいくような曲相をトルストイも著者 も本気で不健康なものと考えているとお考えですか? そうじゃないでしょう。 ベートーベンのクロイツェルソナタに大きく心動かされたんでしょう。 (続く)、じゃまた。 もっと複眼的です。
つうかよ、小林が「日常」という言葉を使うとき、 それってすでに非日常じゃねえの? このへんのねじれをどうにかするのが批評家の努めだろうよ。
「美しい花がある。花の美しさというようなものはない。」 小林秀雄には知識人の詭弁、言葉の戯れに激しく異を唱えようとする傾向がある。 日常性から離れたどんな美も存在しないと言うとき、それは外国から得た知識を自慢げに ふりかざす日本の知識人に矛先が向けられていると思われます。
>>1 小林こそが詭弁の批評なんじゃないのかな。
彼はあまり意味の無いレトリックを多用するでしょ。
単に言葉の順序を入れ替えて遊ぶようなところ(勿論そういうのばかりじゃないけども)
がある。
「美しい花がある。花の美しさというようなものはない。」
これもそのひとつだと思う。
それはお洒落で、当時としては新鮮でもあるけれど、深読みして
味わえるテクストかっていうと、どうかなあ。
勿論、既成の美を疑おうという彼の姿勢は高く評価しつつ。
315 :
吾輩は名無しである :03/11/27 13:40
巨乳の小池なんたらに似てる
>>314 小林秀雄のテクストは意味が読み取りにくいかもしれないけど、けっして詭弁とか
無意味なレトリックというものは無いですよ。
「美しい花がある。花の美しさというようなものはない。」 は、
僕流に解釈すると、
美しい花という自然は現前にたしかに存在する、しかし、花の美しさというものが語られるとき
それは抽象的な問題であり、人間の頭の中でだけ存在するものだ、したがって、花の美しさという
ようなものは如何様にも解釈できる問題で、そのようなものはあってもなくてもかまわない、
目の前にある自然(美しい花)に比べれば取るに足らないものだ、
こういうことを言いたかったのだと思う。
だからそんな「自然」に訴える論法こそ詭弁だっつうの ファンはそこを楽しめ 小林が「具体的」だなんて未だ信じているのはイタイぜ 高校生のうちにその辺はくぐり抜けておくべきだ
>>314 >>317 不感症で生まれつき語感の感受性を欠く
それはどうしようもないことだけど
人を指導したがる口調には誰も指導されたがらないってこった
生徒会やサークルの頭にでもなってなさい
なんで突然ぶち切れているの。
>>317 とは別人なんだけどね。
でも>不感症で生まれつき語感の感受性を欠く
とまで言われちゃもう何も書く気になれない。あんたにレスしようかと思ったけどもうやめる。
こんな幼稚で品の無い1のいるスレはごめんだ。
>>318 「語感の感受性」とは
感感俺俺だな(w
賢治?宮沢? 隣町に記念館ありですよ。 つまらないもので。愉快?仲間? この掲示板では「突然ぶち切れ...」ることをポリシーにしてるもので。 「語感の感受性」とは..重複した言い回しが不自然でくどいとでも? そのとおり。くどい言い回しだね。でもって、変な語感だね。 それが君にふさわしかろうて
上記の1さんと僕とは別人であリます。念のため。 「語感の感受性」という言葉はなんとなくわかります。 詩を理解する力を持っている人を「語感の感受性」を持っている人だというのでしょう。 宮沢賢治を愛する人ならそういう人だと思うけど。 宮沢賢治で思い出しましたが、坂口安吾が「教祖の文学」で賢治の詩を紹介していましたね。 亡くなる直前の詩で、題名忘れてしまったけど、あれを小林批判のために持ち出したのは なぜだったのか僕にはよく理解できなかった。安吾という人は自分をさらけ出す文学が好き だったので、小林にももっと自分を出せと言いたかったのか。
323 :
吾輩は名無しである :03/11/28 11:01
常駐の煽りマンも、突然ぶち切れてたな。 煽りじゃないよ。 ポリシーの同一を感じただけ。
糞スレ
>>322 紛らわしい名称、失礼。変えました。
坂口安吾の「教祖の文学」について、後日、お二人が対談しております。
内容がつまらないものだという点で二人は同意しております。
「あれは何でもない........」
対談は最初からさいごまで噛み合いません。
それをお互い感じているような........
小林批判ではなく、自分の木枯らしの夢を語った。
>>325 小林秀雄は本質的に受動的な人間だろうと思われます。
「自然と歴史という巨匠」ということを言っています。
自然と歴史を「巨匠」と見るということは、人間には到底超えられない大きな
力と感じているということです。
歴史は必然である、黙って受けとめるしかない、これが小林の生き方なのでしょう。
対して坂口安吾は、歴史はその中で生きる人間が作っていくものだと考える。
二人の大きな歴史観の違いがあります。
安吾にしてみれば小林のようなすぐれた批評家にはもっと現実を対象に書いてほしい、
骨董や古典文学を大事にしてひっそり生きるような行き方はやめてほしい、
そういうもどかしさがあったのでしょう。
小林は小林ですごい頑固だから、二人はかみ合いませんね。
エリオット、ヴァレリーに通じる「内的革命家」 だから非常にニヒリスティックで激しいものがあるのか、 で、内的革命って....何?! だから、その著作は自分自身を向くようにいざなう。 で、自分自身ってのは、...不明で曖昧で、不得要領で、 わけがわからず、それが基盤であるOSのように非表示で、 謎で、...模範解答はなく、まぼろしのようにとりとめがなく、 はっきりせず、リキッドで、...........
>>327 小林秀雄を「内的革命家」と呼ぶのは初めて見た。
僕はランボーこそ「内的革命家」というにふさわしいと思うけど。
わけのわからない自分自身を描く言い方面白かった。
329 :
吾輩は名無しである :03/12/04 00:33
読んだ感想・・・・・ ム ズ イ 以上 失礼しました
評判よろしくないけど 考えるヒント なんかは解りやすくて短くて読みやすいよ
331 :
吾輩は名無しである :03/12/05 02:38
小林秀雄のスタイルには必然性があったかも。しかしその一方で、 意味もなく難しい言い方をするのを「カッコイイ」と思ってしまう馬鹿を 増殖させたことも否めない。
小林秀雄はむずかしい、たしかにそうですね。 言い回しが下手だったということがあると思う。 青山二郎によると、座談では面白いことこの上なく話の内容も生き生きして いるが、文章になるとそれが出てこないとのこと。 文章表現が下手だったんですね。 僕の感想では、 初期の作品は見慣れない漢語など多用し表現は一見むずかしいが、内容は そうでもない、わりと単純。 「考えるヒント」あたりからの後期作品は容易な言葉使いでわかりやすそうな 文章なのだが、内容は深くひねってあってとてもむずかしい。
333 :
吾輩は名無しである :03/12/05 11:06
フランス語は明晰さを尊ぶ言語なのに、小林秀雄はフランス語の美質を充分に会得できなかったらしい。
>>333 それは言えるかもしれません。
小林秀雄のフランス文学の先生であった辰野隆の文章などは
とてもわかりやすくて味わい深い。
ボードレールを研究した福永武彦の文章も明瞭。
小林秀雄はフランス語を学んでもチャキチャキの江戸っ子気質から
来る簡潔、あいまいな言い回しから抜け出せなかったのかもしれません。
335 :
吾輩は名無しである :03/12/05 14:32
小林は英語は話せたけど、フランス語ははなせなかったよ。 卒論の面接のときも「ランボーランボーグランポエ・・・」ていどで終わり。 英語は、飲み屋でアメリカ兵を泣かせるくらいできた。
>>335 グランポエはgrand poet偉大な詩人?
英語が話せたとは知らなかった。
>>335 カタコト英語で故郷の話をして泣かせた、って話だったような?
338 :
吾輩は名無しである :03/12/05 16:33
小林秀雄は大岡昇平と一緒にポオの「メルツェルの将棋指し」を和訳したことがあったね。 二人とも仏文だから、ひょっとしたら仏語からの重訳かもしれないが。
酒場にて考古学者が「保田與重郎はでたらめ」と発言。 小林ブチキレ、考古学者の首をしめる。
340 :
吾輩は名無しである :03/12/05 17:13
酔っ払って芝居を見に行ったところ、あんまり一人で野次を飛ばしまくったため 劇場からつまみ出された話もあったねw
341 :
吾輩は名無しである :03/12/05 17:17
鎌倉帰りの電車の連結部で立小便。
342 :
吾輩は名無しである :03/12/05 17:21
>>338 大岡昇平はE・S・ガードナーやフィルポッツの推理小説の翻訳を
創元社から出したこともあり英語には堪能だったはず。
大岡と共訳したのならやはりポオの原書からだったのでは。
ボードレールが仏訳した本からの重訳ならそれはそれで面白いですが。
344 :
吾輩は名無しである :03/12/05 17:50
小林の伝説なんて半分はデッチ物だぞ 当人否定も肯定もしないというのがミソ
345 :
吾輩は名無しである :03/12/05 18:07
大岡昇平は俘虜時代通訳の仕事をしてたから英語はかなりできたはず。
347 :
吾輩は名無しである :03/12/05 19:56
348 :
吾輩は名無しである :03/12/05 22:50
かっこいいのは否定も肯定もしない 鎌倉の家に右翼の壮士が日本刀持って乗り込んできて 何もせずそのまま帰ったのは、寝顔があまり綺麗だったからとか いや起きてジロリ見上げた眼があんまり怖くて右翼がブルったからだとか 満州かどっかで右翼の親玉の頭叩いて「お前は偉い」とやって子分が怒って 殺すと息巻いたのを、いやあの人は日本に必要な人だからと同行の新聞記者が必死に止めたとか どっから出たか解らんかっこいい伝説にはだんまり決め込んでる。
349 :
吾輩は名無しである :03/12/06 06:53
小林秀雄ってどちらかというと右寄りじゃないかと思っていたけど、違うのか。 >右翼の親玉 誰? 頭山満?
350 :
吾輩は名無しである :03/12/06 18:34
>>349 名前、忘れた草柳大蔵が書いていた
鎌倉の話なんか警察よんだわけでもない
自分で言い触らしてあとだんまりだろほんと妙なヤシだよ小林は
351 :
吾輩は名無しである :03/12/06 18:43
>>335 そのアメリカ兵の話もそうとう怪しいな
小林は英語で面倒な話はできないと自分で言っているし
敗戦後で日本人が卑屈になっているからと
そういうたぐいの話はやたらデッチ上げられた。
真実は酒場でたまたま泣き上戸のアメリカ兵と隣合わせに座った位の事だろ。
>>328 >>336 続き、
或る男が、我々のために、我々の数々の企業と産業との彼岸に身を置き、
ただ見るという使命を身に帯びた
「あんまり気を奪われないような仕事を見つけて頂くようにお願いしては置きましたが、それ というが、思索に相当余裕のある時間が欲しいからです。」
….それと言うのも、前以てそれを掴んでいるのではなく、 口に出す間際になって始めてそれと知るのだから
一年以上も前から人並みな生活から足を洗いました。このなんて申していいか分からぬ アルデンヌの片田舎に始終閉じ籠って、人と往来するでもなく、一つの恥ずべき、くだらな い、根気の要る、不可思議な仕事に没頭して、口汚ない、意地の悪い質問やら、呼びかけ などには、ただ沈黙だけでそれに答え、
>>語感の1 ◆PXh7AWqOEQ 自己陶酔の発作が相当キツイようだけど、いい薬紹介しようか?
理解できなかったら 黙っていなさいね ハルシオンでも飲んで!
語感の1氏の書き込みは「見者」ランボーの気持を書いているようですね。 恥ずかしながら落ち着いて読んだらようやくわかりました。
359 :
吾輩は名無しである :03/12/10 15:56
隠棲したエルキュール・ポアロみたいだね ほめすぎかな。
360 :
吾輩は名無しである :03/12/10 16:20
巛彡彡ミミミミミ彡彡 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 r、r.r 、|::::: | r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | |_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| ハァ? |_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ | ) ヽノ |. ┏━━━┓| | `".`´ ノ ┃ ノ ̄i ┃| 人 入_ノ´ ┃ヽニニノ┃ノ\ / \_/\\ ┗━━┛/|\\ / \ ト ───イ/ ヽヽ / ` ─┬─ イ i i / | Y | |
rejpy> jat@ejdq>
362 :
吾輩は名無しである :03/12/10 21:31
山下清は精薄だから美がわからんそうだが 倫理的でない美はない、はいいにしても 精薄児には倫理感がないってか 小林は精薄について少しは勉強したのかね ゴッホみたいなガイキチにはずいぶん入れ込んでるけど 知障は嫌いなのか
>>362 美術にしても音楽にしても、よせばいいのに、と思うところが小林秀雄にはあります。
ジャンルを広げすぎて失敗した評論は多い。
有名な「モオツァルト」もモーツァルトの本当の魅力が浮かび上がっていないし、
「ゴッホの手紙」も面白くない。
山下清についてはけなしているのとほめて書いているのとがありますね。
小林秀雄の美術批評、音楽批評は趣味の延長という程度の捉え方でよろしいかと思うのです。
岡本太郎が小林秀雄の家に行ったら骨董品を見せられた。 岡本太郎が簡単にコメント言ってたらそれが当たる。 それで小林秀雄は嬉しくなってどんどん見せる。 けど岡本太郎はそんな小林秀雄を哀れみの目で見ていた。
「全作品」で新しく出た「モオツァルト」の巻を読んでいます。 「コメディ・リテレール」の座談会は今読んでも非常に面白いです。 これだけ小林秀雄が心情を披瀝した場はないのでは。 囲んでいる人々の質問が鋭いのも読み物。 平野謙の発言が特に良い。
366 :
吾輩は名無しである :03/12/16 00:39
>>365 くだらない垂れ流しや全レスがしたいだけなのなら、
独り言板やなんでもあり板などに移住して欲しい。
弁証論法のように、一体系の結論だけを求めてるのなら、
個人でサイトでも作って、仲のいい人とでも探求していてくれ。
コテハンが住み着いた作家スレほど、つまらないものはない。
>>366 意見交換が活発なら黙っているのですが。
あなたも文句だけ言わずに小林秀雄について何か発言したらどうですか?
これまでも1は、 まともな批判を煽ったりなど、 ろくなことをしていない。
>>313 >>外国から得た知識を自慢げにふりかざす日本の知識人
これ、「外国」を「書物」に変えれば君に当てはまりすぎじゃないかw
>>367 小林秀雄を利用して自分の利巧さを騙るのと、小林秀雄を語るのとは大きく違うね。
371 :
吾輩は名無しである :03/12/16 11:55
>>370 お前の態度、小林をダシにした自分語りだよ
>>371 あまりにくだらなくて…
「ダシにした」という言い方自体耳タコ。恥ずかしくないのかな。
373 :
吾輩は名無しである :03/12/16 15:07
>372 ここは便所じゃないから。 だれもあんたの排泄物見たくないの。 わかるでしょ? 誰か一人でも「うんうんそうだね」って同情してくれると思ったの? あんた一人が我慢すればいいことなのにどうして他の人にまで 不快な思いをさせるの? それが正義なの?不満をぶちまけることが何かを生み出すの? 今回の件だって、あんたのせいじゃないの? なに被害者面して書き込みしてるの? どうして前を向いて歩けないの? あなたの世界はこんなちっぽけな掲示板の中だけなの? お願いだから・・・ もうこんなことやめて・・・
>>373 不快を感じたならどの書き込みがそうか言ってほしい。
「コメディ・リテレール」の座談会が面白いと言った辺りか?
通りすがりだけど2ch のスレはぜんぶ便所みたいなもんだろ、いやマジで。
377 :
吾輩は名無しである :03/12/17 15:44
2ちゃんにはいろいろな板やスレがあるが、人間はやっぱり当人の知性にふさわしい 板やスレを覗く傾向があるみたい。 つまり便所の落書きレベルの知性しか持ち合わせていない人間は、それ相応の 板やスレしか知らないということです。
>>363 関心しない書き方です。内的demandなくしては、親近感ももてないでしょう。
>>364 そんなことはどこにもなかった。出店と根拠は?でたらめです。
>>365 「心情」?それは何でしょう?自己分析しつくした人でしょう。
>>366 あなたはつまらないから他所に行ってくれ
>>367 でも、本当になにかがわかるっていうのは、自分だけを向いてでしょう?
その合間にこんなところに書き込んでみるだけさ!
>>368 低脳なふっかけ
>>369 文学趣味に座礁した自意識!
>>370 ほんと、顔の見えない「誰か」には、何にも言い返す言葉も無いもの
>>371 中途半端な理解ぶった言葉
>>372 でっぱる者はきっと「モカツク」んでしょうよ。自分に自信がないからかな?
>>373 こういう書き方が2chの流行だね。愚昧。
>>374 相手は「コメディ・リテレール」の座談会なんか読んだこともないよ。
巷で小林秀雄がもてはやされる。が、自分にはピンとこない、
だから悔しい、が、読んでも理解できずに途中で本を投げ出す。
そういうことをやってきただけ。不毛、
>>375 愚劣
>>376 気楽に書ける分、また、匿名は卑劣を呼ぶ
>>377 「知性」?難解な言い回しができること?あるいは、口論好きということ?
>>372 出っぱる者、まっすぐ意見を言う者はきっと見ていて
「ムカツク」んでしょうよ。自分に自信がないからかな?
381 :
吾輩は名無しである :03/12/19 23:17
>>378-380 小林秀雄のスレに書き込むにしては、文章力が無さすぎる。
せめて主語と述語の関係ぐらいはハッキリさせましょう。
382 :
吾輩は名無しである :03/12/21 18:41
冷静な頭で物事考えるのは人間最大の娯楽であるとか言ってたが とぼけるんじゃないよ 旨いものばっかり食いやがって 人間最大の娯楽は美食である、が本音だろ 自己洞察というものがないねヤシは。
>>381 残念!その程度の言い回しでは、こっとは腹も立たない。
誤字があるのは認める。
キーを叩きっぱなしでみなおさないからな。
>>382 あんたは、思想と実生活、正宗白鳥との論争でも読みなさいね!
そこに答えの暗示があるから。
こっちは......だよ!!!!
385 :
吾輩は名無しである :03/12/21 22:03
>>384 君は人のカキコを頭ごなしに否定できるほど文学に見識のある人みたいだから、
一つ聞いとくわ。
前に小林を、>エリオット、ヴァレリーに通じる「内的革命家」
と位置づけているよね?ってことは最低エリオットやヴァレリーを一応
は精読しているってことだよな。
ということで質問。両者の具体的な作品名をあげて、
その作品のどこが君の言う内的革命家と呼ばれるものなのか説明してほしい。
>>378 で他人のカキコに出典と根拠を求めているんだから、君にそれを求めても
いいよね。
>>385 こりゃまた、まるであなたの口ぶりは、
学級委員長にめでたく当選なさった、
つんけんしたおねえさんみたいな口調ですね。
それとも落ちぶれた社会党党首!!?の口調か。
こっちの言葉尻の失策と弱点を、 じっと息をこらして
発見してやろう.......という、小動物じみた目を感じますよ!(笑
とても小市民的。
筑摩書房のヴァレリー全集の7と10。ここいらがいいかと。
マラルメの独特なる高弟ですからね、あの人は。
T・S・エリオット は『キャッツ』だけじゃないってことでしょうかね。
エリオット評論選集 /臼井善隆訳でも読んだらどうだろう?
そうすれば、「ないてきかくめい」の「な.....」くらいまではおぼろげながらその雰囲気めいたものが
漠然とながら感じられるのでは..........、いや、あんたみたいな「焼き上がってしまった壷」には無理かな?
ま、あんたみたいな奴は、俗悪な蓮見柄谷か、でなけりゃ、
本田勝一. 貧困なる精神第15集 でも読んで、納得してなさいってことで......
387 :
吾輩は名無しである :03/12/22 14:24
>>386 「内的革命家」って言葉はそうとう恥ずかしいのは間違いない
語感は悪いと見た
自戒をこめてコテに語感を入れているのか
388 :
通りすがりですがね :03/12/22 16:01
>筑摩書房のヴァレリー全集の7と10。ここいらがいいかと。 これはいいとして。 >マラルメの独特なる高弟ですからね、あの人は。 これは単なる事実。 >T・S・エリオット は『キャッツ』だけじゃないってことでしょうかね。 これは単なる無駄話。 >エリオット評論選集 /臼井善隆訳でも読んだらどうだろう? これもまあいいとして。 >そうすれば、「ないてきかくめい」の「な.....」くらいまではおぼろげながらその雰囲気めいたものが >漠然とながら感じられるのでは..........、 こりゃ何なのさ。(藁)雰囲気めいたものが感じられる?はぁ? これで答えたことになるの? >両者の具体的な作品名をあげて、 >その作品のどこが君の言う内的革命家と呼ばれるものなのか説明してほしい。 具体的な作品は挙がってるけど、どこが内的革命家と呼ばれるものなのか という説明が全くないね。 この程度のレス力しかないのに、偉そうに他人を見下して・・・。(藁) 恥ずかしいなあ、実に、実に恥ずかしいね。
>>386 >とても小市民的
小市民的でおおいに結構!君はいつまでも高踏派を気取っていたまえ。
結局具体的なことは何一つ書けなかったようだな。
ヴァレリーやエリオットを苦労して読んだ人間が「内的革命家」なんていう、
そこらへんの道端にでも転がっているような陳腐かつ低劣な呼称を用いる
筈がないもんな。
>信者もアンチもゆっくり語りましょう。
この規約に従えないのなら、ここに書き込むのをやめてくれ。
いい加減独りよがりで内容空疎な駄レスを読むのはうんざりした。
なあ、余所でやってくれないか もう小林秀雄とは何の関係もないだろ 文壇BARに行ってくれよ
>>385 「内的革命家...」ってのはエリオットかヴァレリーを論じた文で
小林先生が、実際に書いている言葉ですよ。どこだったかな?
詳しい人がいたら指摘してください。
全集を全部しらべるのは大変だから
自分が語る言葉の因習的な曖昧さを気にかけること
つまりは自分の思考を根本から検討しなおしたいという欲求
一種の不信。
「実に雑多な言語習慣上の意味に関する曖昧きわまる暗黙奈妥協...」
そういうものに対する嫌悪
ここいらへんが、革命前夜の自分自身ならびに自分以外の者に対する
ぬぐえぬ印象か!でもどうだろう?385さん!
こんなふうな会話はあんまり、あんまり、微妙すぎはしないでしょうか?
結局は一種の告白精神なのだろうとは思います。
他人を説得することなんかが問題じゃないのでしょう。
やれやれです。 やっとみつけたよ。 「近代絵画」ピカソ-6- 「......内的革命家という余計物なのである。...........」
余計者!!
394 :
吾輩は名無しである :04/01/14 22:37
結構こわもてだよね小林秀雄って
「地獄の季節」訳詩 「考えるヒント」くらいだな読んでるのは。 改造の懸賞では宮本顕治に負けてるな。
396 :
吾輩は名無しである :04/01/23 05:23
すいません質問です。 「花の美しさなんてものはない、あるのは美しい花だけだ」 みたいな文章がのってるのってどの作品ですか?
397 :
吾輩は名無しである :04/01/23 10:47
当麻
当麻?ってなんですか?
399 :
吾輩は名無しである :04/01/24 13:40
たいま の事
400 :
吾輩は名無しである :04/01/24 20:15
たえまのような気がする。 俺の勘違いかな。
401 :
21世紀文学・革命評議会高田馬場支部。 :04/01/24 20:17
のぞみ・かなえ・たまえ。(爆笑)
そんな書名の本あるんですか?
403 :
吾輩は名無しである :04/01/25 00:28
>>397 当麻・・・知っているよ。15年ほど前に、吹奏楽部の先生が女子生徒
とマジで羽目どりビデオを作製して部室に保管してたら、女子生徒の
男の後輩たちがズリねたとして持ちかえって抜きまくって世間にばれ
て、先生がアボーンした中学校の名前だったね。
北海道の奴以外はしらねーと思うが・・・。
404 :
吾輩は名無しである :04/01/25 13:35
新潮文庫「モオツァルト・無常という事」所蔵
405 :
吾輩は名無しである :04/01/25 13:46
ああ 死んだ中原 例えばあの赤茶げた雲にのっていけ
406 :
☆キキ+キ゚Д゚ ◆qpmo.OOqAo :04/01/25 14:41
哲板最強のカリスマ・☆キキ+キ゚Д゚♪が満を持して再登場!
物事に表面上の美しさを求めるな、
深く掘り下げれば真実が見えてくる、、、
そんな☆キキ+キ゚Д゚♪の哲学HPはココ↓
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8862/ 僕の哲学は、学問ではない。
人間が生きていく中、背負うべき道徳なのだ。(HPより抜粋)
孤独を越え、闇から光を見出した☆キキ+キ゚Д゚♪だからこそ言える!
もう何も迷う事は無い、、、
☆キキ+キ゚Д゚♪に触れ、明日への一歩を踏み出すのだ!
ドストエフスキー論、『百年のヒント』の木田氏の紹介だと、 何だか面白そうだな。
408 :
吾輩は名無しである :04/01/26 01:19
とても、おもしろいですよ。
今ごろになって、『百年のヒント』で、水道橋の体験を娘さんの 思い出話なんかで読み直して見ると、小林にもそれなりの喪失体 験はあったわけだな。一見、母親の死と敗戦は偶然重なったよう にも見えるが。
小林の言うことを理解したけりゃ、小林と一緒にランボーを読むことだ、 とか、いろいろ言ってみたりw シンタローの思い出話は小林のランボー観が 良く分かりやすいんだが。
411 :
吾輩は名無しである :04/02/02 01:00
かんがへるヒント
412 :
痔郎 ◆oYo4g5x7Sc :04/02/05 21:58
小林秀雄に怒られてびびっておしっこが出なくなっちゃったっていう作家って誰だっけ? そのエピソードって何で読める?
413 :
吾輩は名無しである :04/02/05 22:43
>>412 確か安岡章太郎の紹介で小林に会わせてもらったけど、
猛烈に怒られてガクガクふるえていたっていう話を
安岡氏が書いていた。その話かな?
414 :
痔郎 ◆oYo4g5x7Sc :04/02/06 01:18
>>413 それって何に書いてあるか分かります?
それともう一つ質問です。
秀雄たんが影響を受けた思想家って誰ですか?
教えて君ですみません。
415 :
痔郎 ◆oYo4g5x7Sc :04/02/06 01:19
>>415 しかし見ず知らずの人に猛烈に怒るなんて面白すぎ。
↑自分にレスして面白い?
417 :
吾輩は名無しである :04/02/06 11:50
418 :
吾輩は名無しである :04/02/15 22:54
ひとりの詩人として読んだ方が小林は面白い あと質問なんだが、結果的にポストモダンを牽引することになってし まったフランス現代思想の流れについて小林がきちんと言及しているの を見たことないのだが、実際何を思っていたのか気になる。 構造主義や、68年以降の特にフーコーやドゥルーズ、デリダとの距離について。知っている方いたらぜひ教えて頂きたいのだが。
>>414 影響を受けた思想家
ベルグソンと一応は意っていいけど。
氏自身、影響を蒙るなんてバカでもできると放言しているところが難しい。
ドゥルーズに関しては談話で 「この人の書いたベルグソニズム」は面白いといっている。 (郡司著、思ひ出)
421 :
吾輩は名無しである :04/02/20 23:35
21日の朝日のBeは小林引用してるけど もう小林なんかいいかげん忘れてやれよ
422 :
吾輩は名無しである :04/02/22 19:16
小林秀雄ってドゥルーズ読んでたの? 知らんかった・・・。
フランス語でな。 まあ「感想」の時期の新刊だし。
424 :
吾輩は名無しである :04/02/22 20:44
コバヤヒヒデオ
425 :
吾輩は名無しである :04/02/22 22:24
あの断定調はなかなかいいよ。
426 :
吾輩は名無しである :04/02/25 19:00
あげ
427 :
吾輩は名無しである :04/02/29 03:42
428 :
吾輩は名無しである :04/03/09 18:05
小林秀雄は珍米保守どものバイブル的存在!許すまじ!!
429 :
吾輩は名無しである :04/03/20 20:54
誰か、「失敗した」ベルグソン論『感想』を語ってみない? 俺にはこの本難しすぎだぁ。
431 :
吾輩は名無しである :04/04/04 02:32
小林秀雄スレもう一ケあるみたいだけど、どっちも、全然はやらないね。 一時期は小林秀雄を批判することが現代のインテリとしての建前みたいな ところがあったが、生誕百年を過ぎた今では小林秀雄をバカにすることさえ バカにされるようになってしまった、ということなのか・・?
ただ単に忘れられていくだけ
自分の力で生計を立てていたというのは本当の話なのか?
何が聞きたいのかよくわからんが、大学の学費は自分で出してたよね 詩の翻訳とかで小銭を稼いでたらしい 考えるヒントかなんかに書いてあった
435 :
吾輩は名無しである :04/06/10 19:57
「解釈を拒絶して動じないものだけが美しい」
436 :
吾輩は名無しである :04/06/21 01:09
三浦雅士が「ホントは小林より中也の方がすごいのではないかと最近 思うようになった」と言っておりました。 、、、違ったっけな? 山城むつみだっけな?
437 :
吾輩は名無しである :04/06/21 12:38
秀雄の物まねを練習しています。 彼のテープ何回も聞いてけっこううまくなりました。 年末に社内のかくし芸大会で披露しようかと思います。
誰もわからない物まねをしてどうする。
439 :
吾輩は名無しである :04/06/22 02:33
先日、鎌倉にある小林秀雄のお墓を見てきました。 墓石も小林秀雄の骨董趣味らしい味のあるものでした。 実際、小林秀雄が関西の骨董屋で見つけた鎌倉時代の墓石だそうです。
440 :
吾輩は名無しである :04/06/29 10:51
>>436 小林より中也の方がすごいって、そんなの比較してどうするの?
中也がいた時代のあとの小林の道のりが長いし、成果も豊かでしょう。
小林は思ったよりも好きになった。 というのも、もっと、気難しい、権威的な人だと思っていたけど、 案外、年をとっても、血気盛んなことを言ってる。そこに、好感が もてる。ヒットラーと悪魔なんか、とてもいいね。 「悪魔を信じていないものが、どうして天使を見ることが出来ようか。」 この言葉には、かなり、衝撃を受けました。
442 :
吾輩は名無しである :04/06/29 15:20
小林の骨董趣味より、小林の盆栽のほうが、いかにも小林らしい味わいがある。
443 :
吾輩は名無しである :04/07/02 00:57
親友の河上徹太郎はどうなの?
444 :
吾輩は名無しである :04/07/02 01:05
>>444 君が比べてみろ。
小林秀雄には「夏よ去れ」くらいしか詩はない。
446 :
吾輩は名無しである :04/07/03 02:25
小林秀雄の文章はすべて詩
447 :
吾輩は名無しである :04/07/03 02:34
>>445 死んだ中原とかいううんこみたいな詩があんだろ
448 :
吾輩は名無しである :04/07/03 02:46
きれぎれに 惑う我かな
449 :
吾輩は名無しである :04/07/03 03:27
>>440 ソース足らずですまんな。
確か、「小林は批評の神様と呼ばれているが、
実は中也の方がスゴイのではないかと思うようになった」
とかいう単純な比較でないニュアンスだったと。。。
ちゃんと探してみるよ。
450 :
吾輩は名無しである :04/07/03 14:25
いきなりヒデオ伝説のこーなー 石川九楊著「書の交響」筑摩書房より 入手した良寛の「地震後作」の軸を、 吉野秀雄に贋作だと指摘されて、 即座に名刀・一文字助光で斬り捨てたこともある。 とのこと。 しう゛い。
良寛の書と云われるものには贋作が多い。 いまでも好事家の間で多数取引きされているが、ほとんどは贋作。
452 :
吾輩は名無しである :04/07/03 17:12
良純のチョと云われるものには曇りが多い。 いまでも好事家の間で多数取引きされているが、ほとんどは良純。
453 :
吾輩は名無しである :04/07/05 16:56
逆説・ハッタリの王者こばやし
454 :
吾輩は名無しである :04/07/06 00:49
>>449 のソース
現代詩手帖2003/10
吉本隆明特集
討議:三浦雅士・瀬尾育生・高橋源一郎
注:下記に抜粋するけど図書館でちゃんとよんでね。
要約すると、
吉本隆明の抽象的な詩「日時計篇」の部分に、可能性の萌芽が
すべてある。資質が全開状態になっている。
比喩すると詩人から批評家への、あるいは思想家への移行と言ってもいい。そういう意味で小林より中也の方が貴重なんじゃないかと思う
ようになってきています。
>>454 三浦雅士の言いたいことが何となく分かってきました。
詩人から批評家あるいは思想家へ移行する資質という点で
小林より中也の方が上だったのではないか、という意味ですね。
中也の文章を見ると批評家的資質があるのはたしかに分かります。
厳密で慎重な学者的態度は小林の方が上だと思いますが。
456 :
吾輩は名無しである :04/08/03 19:24
文春文庫『考えるヒント』新装版発売記念age。 新潮社『小林秀雄全作品23 考えるヒント・上』の発売にぶつけてきたのか。
457 :
吾輩は名無しである :04/08/03 20:17
小林訳のランボオ詩集って、みんな本当に理解できたの。 漏れはぜんぜん訳が分からなかったから、 一番新しい宇佐美斉の訳で読み直すつもりだが…。
ランボー詩集はたくさんの訳がある。 比較して読むと興味深い。 もちろん、まずは原文で読むべきだけども。
459 :
吾輩は名無しである :04/08/03 22:53
この人って、なにかにつけて天才とか、現人神の様に云われてない?
ランボーは粟津訳がいいよ
461 :
吾輩は名無しである :04/08/04 01:28
>>460 粟津訳(集英社文庫)は品切れなのよね(近所の書店ではまだ売っているが)。
福田恆存歿後 10年記念―講演とシンポジウム
日時:11月20日午後2時30分 ¥2000
場所:サイエンスホール 地下鉄東西線竹橋駅より7分
公開:福田恆存未発表講演テープ「近代人の資格」(昭48)
講演:山田太一 一読者として
講演:西尾幹二 福田恆存の哲学
シンポジウム:西尾幹二・由紀草一・佐藤松男
主催:現代文化会議
Tel. 03−5261−2753(夜)
http://blog.livedoor.jp/nishio_nitiroku/
463 :
吾輩は名無しである :04/08/06 10:42
>>456 情報Thanks!
「考えるヒント」はわかりやすい文体だけど、内容はかなり手ごわいね。
「考えるヒント」は古書店100円棚によくある
465 :
吾輩は名無しである :04/08/09 16:59
あゝ 夏よ去れ 心明かすな 棲みつかぬ 季節よ 失せ行け 切れぎれに 惑ふわれかな
466 :
吾輩は名無しである :04/08/10 10:58
好きだけど、 M.ウェーバーのが好き。 あんま関係ないか。
いろいろあって、やっと昨日23巻手にしたぜー! 秀雄タン(*´Д`)ハァハァ
469 :
吾輩は名無しである :04/09/04 05:41
三浦雅士って昔から阿呆だと思っていたが、岩井克人との対談の中で ソカール事件の話題になって、ゲーデルの不完全性定理自体が怪しい んじゃないかって無根拠に(多分、証明なんて追ってないだろう)断 言して、岩井を絶句させてたな。あれでこいつはやっぱアホだと確信した。
470 :
吾輩は名無しである :04/09/04 12:53
猪瀬直樹は小林秀雄を 「小林は戦前のものはいいが戦後は売れてない。 大衆に読まれていないんですよ。基本的に大衆に売れてないのは 信用しなくていい。大宅さんの方がずっと先をいってる」 と偉そうに言ってた。
考えるヒントはそれなりに売れたんじゃねえかと思うけど。 あれは、小林の本格的著作物ではないと言われればそれまでだが。
472 :
吾輩は名無しである :04/09/04 19:06
考えるヒントは後半から読んだ方が わかりやすいかも。
473 :
吾輩は名無しである :04/09/07 22:02
小林秀雄って美空ひばりみたいだね なんか祭り上げられて 戦後は妙なものばかり書いて
474 :
吾輩は名無しである :04/09/08 00:28
安置は黙れ。 小林秀雄は天才だ。
475 :
吾輩は名無しである :04/09/08 03:36
>>325 その対談読んだけど、お前バイアスかけすぎ。まぁ小林信者だから仕方ないだろうが、、
安吾はあれで小林秀雄を褒めている。小林にしてみれば目障りなヤツだったんだろうな。
終始、押されてる。
柄谷が日本の最高の批評の一つとして教祖の文学をあげているのは知ってるか?
476 :
吾輩は名無しである :04/09/08 07:34
小林秀雄対福田恒在
477 :
吾輩は名無しである :04/09/08 07:53
小林秀雄は馬鹿だから、評論は賢い奴に任せればいい。
478 :
吾輩は名無しである :04/09/08 10:44
小林秀雄の音楽批評は凄い下らない。
若い頃、納豆御飯ばっかり食べてたんだって。
そんで部屋を散らかしまくって「こんな所に住めるか」
って引越しを繰り返したらしいね。
>>476 小林秀雄の啖呵とハッタリ勝ち(反則技)。
480 :
吾輩は名無しである :04/09/08 11:57
>>470 今でも小林の戦後の著作は売れているが、大宅の著作は今では売れてない
>477 それは「俺は馬鹿だから反省なんかしない」と混同してないか?
482 :
吾輩は名無しである :04/09/08 22:39
小林秀雄はきよ田の鮨が大好き 勘定は他人持ち
483 :
吾輩は名無しである :04/09/09 01:22
鎌倉までの電車の連結部分で放尿したとの。。。。
484 :
雪駄 :04/09/11 12:57:34
(下)出ましたね
485 :
吾輩は名無しである :04/09/12 14:49:33
『モオツアルト』のディスコグラフィーを、小林研究者にはちゃんと作ってほしいね。 頭の中でト短調が鳴った、なんて臭いハッタリかましてるけど、SPレコードかFM放送で聴いた演奏が脳内レピートしただけのことなんだから、せめて指揮者の名前だけでもはっきりしてほしいよね。
486 :
吾輩は名無しである :04/09/12 14:55:59
小林にとって指揮者が誰かということに何の意味がある? あなたが知りたいというなら、それは別問題だが。
いろいろあって、やっと昨日24巻手にしたぜー! 今日出海タン(*´Д`)ハァハァ
488 :
吾輩は名無しである :04/09/12 15:28:46
>>486 こういう安手の信者を見れるのも、小林秀雄ならでは。
489 :
雪駄 :04/09/12 17:42:08
>>488 ダサイという修飾がぴったりな「安手の信者」という言葉。
どこで覚えてきたのかな?
490 :
吾輩は名無しである :04/09/12 18:45:45
>>489 小林のいい加減な部分まで擁護するのは信者だろうが。
ハンドルからして腐れ日本文化フェチだろ?
491 :
雪駄 :04/09/12 18:52:34
>>490 弁護してるんですか?
そうは読めませんな。
日本語で言うと馬と鹿の取り違いについて丁寧にお答えしているように
読めますが。
ところであなたのご宗旨はなんですか?
>>491 モオツァルトを擁護するのは無理があるんだよ
最終的には「一流」に頭を下げる秀才君に( ゚д゚)、ペッ
494 :
アドルノ :04/09/13 08:01:43
>>小林にとって指揮者が誰かということに何の意味がある? 楽譜が読めない小林秀雄にとって、指揮者が誰かということは、モーツアルト解釈に決定的な意味があります。
495 :
吾輩は名無しである :04/09/13 09:45:07
岡俊雄というオーディオと映画の評論家が以前「ステレオサウンド別冊」 で、小林秀雄が聴いたト短調の演奏はリヒャルト・シュトラウス指揮ベルリン ・フィルだったろうと推理してたことがあります。根拠は、当時日本で聴けた この曲のSPはこの演奏のものくらいだったはずだというものです。
若い頃ヴァイオリンやってたんじゃなかったっけ? 音符読めないってことはないんじゃないの。
ヴァイオリンじゃなくて、マンドリンでは?
498 :
吾輩は名無しである :04/09/13 12:06:57
努力家だから楽譜読めたでしょ。 「モオツァルト」の原稿に楽譜挿入したくらいだし。
499 :
吾輩は名無しである :04/09/13 12:11:55
当時は、今よりかは楽譜読める奴多いよ
500 :
吾輩は名無しである :04/09/13 12:18:41
楽譜を読めない私は小林を理解できないのですか?
501 :
吾輩は名無しである :04/09/13 12:29:12
>>500 さりげなく500ゲットですか。
俺も楽譜読めない。
でもクラ好き。
502 :
吾輩は名無しである :04/09/13 22:45:34
小林秀雄が楽譜を読めたかどうか、どのSPレコードを聞いたかどうか、アカデミックな研究者がハッキリさせりゃいいんだよ。 これは案外いい研究テーマだと思うよ。
そんな研究に値する程の人なの?
一口に楽譜読むったっていろいろ多様なレベルあるんでね 調べてわかるもんじゃない
505 :
雪駄 :04/09/15 07:47:07
もうちと楽しい秀雄オタちゃんねたで行こうよ。 楽譜読めたかどうかなんか小林秀雄の本を楽しむにはどうでもいいよ
雪駄ウザイ
507 :
吾輩は名無しである :04/09/15 09:49:19
楽譜の引用なんて、はったりだろ。 楽器できないのに、楽譜読めるはずがない。 輸入楽譜をどこかで見つけてきて、こりゃいける、とふんだんだ。 それくらい、批評家として、当然。 こけおどしも、ときには必要。
こけおどしが多いから、のちのち嘲笑されるんだが
509 :
吾輩は名無しである :04/09/15 15:51:28
保守あげ
510 :
雪駄 :04/09/15 17:11:45
>>506 もうすすこしまともな返事しろや
単にウザけりゃ放置すりゃいいだけだろ
>>507 俺の家族、誰一人として楽器やってないけど楽譜読めるよ。
あんまり使われない速度記号とかは知らないけど。
『きよ田』で、小林の為にとってあった新子を開高が 盗み食いして、『きよ田』出入り禁止くらって 小林にも以来そうとうイビられたらしい。 激怒した小林に「あんただって料理屋の冷蔵庫勝手にあけて 鮨握ったなんて話で小銭かせいでるじゃねーかバカヤロー。」と啖呵きったらしい。 こういうところは、いかにも関西人だね。
514 :
吾輩は名無しである :04/09/20 08:20:12
小林は、楽譜云々はともかく、耳は悪くないんじゃない?
515 :
吾輩は名無しである :04/09/20 16:53:43
この世の真実を陥穽を構へて捕へようとする習慣が身についてこの方、 この世はいづれしみったれた歌しか歌はなかった筈だったが、その歌 はいつも俺には見知らぬ甘い欲情を持ったもののように聞えた。で、 俺は後悔するのがいつも人より遅かつた。 これよりかっこいい文章をここに書き込んだらゆるしてやる!
>515 深夜、壁を舐めたことがある。
517 :
吾輩は名無しである :04/09/21 12:04:17
>>515 たしかにかっこよすぎるくらいかっこいいね。
これらの言葉が上っ面のものでなく腹の底から出ているのが
すごいと思う。
ランボーを訳したころの文章で、 ちょっと詩を感じなくもないが、 何だか嫌味を感じるぞ、オレは。
519 :
吾輩は名無しである :04/09/21 16:35:37
確かにものすごく嫌味っぽいね。 いまどきこんな文章書いても馬鹿にされるのがオチだと思う。
>>515 中途半端な文章だな
そのしみったれた歌の一つでも書けたら記憶に残る文学者になれたかもしれないが
結局、書けなかった。
521 :
吾輩は名無しである :04/09/21 17:36:10
言っている意味が解ってないから嫌味とか感じるんだな。
522 :
吾輩は名無しである :04/09/21 17:43:59
これは意味わかる云々の問題じゃないでしょ 文章自体の問題
戦後にこの人が書いてることは最初から最後まで自分の驚きと感動なんだと思う。 なんか今の知識人を見てもうらやましいとは思わないんだけど、この人の書斎にいる写真とか見るとすごくうらやましくなるよ。 自分の好きなことだけをしてほんとに贅沢な一生過ごした人なんじゃないかな。
524 :
吾輩は名無しである :04/09/22 10:32:10
>>523 表面的にはそうでも、書いたものを読むと、かなり醒めた人だと思うよ。
525 :
吾輩は名無しである :04/09/22 10:50:01
>>524 「ランボオT」とか「悪の華一面」とかはかなり熱いと思うがな。
戦後だと「罪と罰についてU」なんかもけっこう熱い。
創作とも批評ともつかない奇妙な文章だが、俺は好きだな。
526 :
吾輩は名無しである :04/09/22 11:50:53
>>525 >創作とも批評ともつかない奇妙な文章
言えてる。
皆、小林の文章で、無条件でイイと思うのは何? 「無常といふこと」の諸作なのかなぁ。
無条件というのは一つもないなあ。 調べるとアラが目立つ。 ただ批評対象の読書のきっかけになったことがけっこうあって、 そういう時は役に立ったと心から思う。
529 :
吾輩は名無しである :04/09/22 18:33:14
ランボォの翻訳
>>527 「モーツァルト」「ベルグソン論感想(冒頭部分)」「本居宣長補記」かな。
伝記を真面目に書けばツヴァイクくらいにはなれたのに あのとりとめない哲学趣味みたいのなんとかならんかね
532 :
吾輩は名無しである :04/09/22 20:55:39
中原中也の思い出かなんかで 海棠の桜の名木の間断なく散る花びら 散るんじゃない散らしているのだなんていうような 俗っぽいお膳だてと描写は冴え渡る瞬間もあるのになんか独りよがりの極端な省略で 全体的にはぼやけちゃうんだよな 結局才能不足で息切れしてる感じだな でもまぁ小林ファンってのは実はその臆面ない俗っぽさが大好きなんだよな
533 :
吾輩は名無しである :04/09/22 21:00:31
人生しゃくだん家ランボォとは吹いたもんだな 辰野隆があわてて河上にしゃくだんってなんだと聞いたそうだが 河上もわからず河上が小林に聞きに行ったら………
534 :
吾輩は名無しである :04/09/22 21:21:27
俗受けしたからこその地位だろう。 潜在的な実力は保田の方が遥か上だと思う(ただし最高到達地点の高さね)
535 :
吾輩は名無しである :04/09/23 06:59:16
小学校入る前に音楽やったことないやつって、たいてい貧乏育ちだよな。
高度成長期以前の日本というのは、 一部の人を除いて貧乏だったんだよ。 戦前は、大学に行きたくても行けない人が 大勢いた。皆、衣食足って礼節を忘れた。
小林の父親って日本ダイヤモンドの偉いさんだったっけ?
小学校はいる前から音楽やってる男って大体マザコンだよな。
マザコンを克服したなら その努力だけは認めてやろうではないか。
マザコンを克服したかは自分では分からない。
541 :
吾輩は名無しである :04/09/25 08:39:42
サガンが死んだけど、小林がサガンについてちょこっと 書いてた。どの本(文庫)に入っていたかわかる?
542 :
吾輩は名無しである :04/09/27 10:04:01
>>541 昭和30年に書かれたエッセイ「民主主義教育」に
サガンと「悲しみよ、こんにちは」について言及あり。
543 :
吾輩は名無しである :04/09/27 13:16:36
ママンが死んだ
544 :
541 :04/09/28 09:30:19
545 :
吾輩は名無しである :04/09/28 21:15:03
>>542 早速、読んでみた
いいなぁ、このスレ
好きだ
546 :
吾輩は名無しである :04/09/28 21:37:22
無視大好きの小林秀雄大先生が サガンとはねえ、本家フランスで批評大賞取ったとなると色目も使いたくなるってか 女ラディゲ位には見えちゃったのかな しかし妙な感想だよ誤訳がどうのこうの
547 :
吾輩は名無しである :04/09/29 11:55:55
「民主主義教育」は角川文庫「常識について」に収められてます。
548 :
吾輩は名無しである :04/10/08 00:32:46
骨董について語ってる文章はないですか? 「無情」以外で。
549 :
吾輩は名無しである :04/10/08 11:45:43
「無情」で骨董について語ってたか?
550 :
吾輩は名無しである :04/10/08 22:18:13
文庫の「モオ無情」に収録されている以外で、ということで。
551 :
吾輩は名無しである :04/10/09 16:36:25
「真贋」
白州正子
553 :
吾輩は名無しである :04/10/20 12:14:09
デザインの本かと思ってブクオフで様々なる意匠を買っちゃったよ。 100円だったからいいけど。
554 :
吾輩は名無しである :04/10/20 13:58:29
小林の体質ってのは結局啓蒙家なんだけど 現実が進んで自分でもなにがなんだかわからなくなっちゃっだよな
特に晩年な。 新潮社とかの大衆路線に引きずられたんだろう。 説教保守っぽく見えるのは明らかにプロモーションの問題。
556 :
吾輩は名無しである :04/10/21 16:09:21
啓蒙家っていう意見は初めて見たな。 いろいろ教えてくれるという意味ではそれも当たってるだろうけど。
常識じゃないの?
558 :
吾輩は名無しである :04/10/21 16:22:19
戦争がなければ小林は文学史の大家に、 大岡はただの書生崩れに終わってたのかもしれない。 なーんて、ね
559 :
吾輩は名無しである :04/10/21 16:33:22
>文学史の大家に 明治大学の講師をやってたから?
560 :
吾輩は名無しである :04/10/26 10:39:28
●福田恆存歿後十年記念――講演とシンポジウム――
日時――平成16年11月20日(土)午後2時30分開演(会場は2時)
会場――科学技術館サイエンスホール(地下鉄東西線竹橋駅7分)
特別公開――福田恆存未発表講演テープ「近代人の資格」(昭和48年)
講演――西尾幹二「福田恆存の哲学」/山田太一「一読者として」
シンポジウム――西尾幹二、由紀草一、佐藤松男
参加費――2000円
申し込み――電話(03−5261−2753 *午後5時〜10時)
または電子メール(氏名、住所、電話番号、年齢を明記=
[email protected] )で、
現代文化会議まで
561 :
吾輩は名無しである :04/10/26 15:50:43
福田は旧かな、正字づかいを断固として主張していたけど、 小林はそれほど固執していなかったな。
すいません。 新潮の百年のヒントって、いつ出たか分かります? ググッても、全然ヒットしないんですよ。それらしいのが。 まだ買えるかな?
563 :
吾輩は名無しである :04/10/28 06:51:16
若い頃は女の尻ばっかり追っかけてたんだよ 中村光夫ほどはもてなかったらしいが 藻前らも文学やるなら女のケツ追っかけるのはいいが 東大だけは行っとけよ中退でもいいからな。
若い頃の小林って近鉄の梨田監督に似てね?
565 :
吾輩は名無しである :04/11/10 00:19:23
朝日新聞の丸谷による小林喝破はおもろかった
新古今集オタが新古今集嫌いにナンクセつけてるやつ?
小林秀雄は一度書いたものを隱したり改稿したり、中々卑怯でイヤな奴なんだよな。
568 :
吾輩は名無しである :04/11/11 01:45:09
>>567 小林だから卑怯なのか、卑怯だから小林なのか考えるのはいいことだ。
569 :
吾輩は名無しである :04/11/11 19:38:08
なんだぁ?よくわからんなぁ 卑怯とは何かをまず語ってから偉そうなこと言ってくれ
570 :
吾輩は名無しである :04/11/11 20:09:36
もう死んだ人よ
571 :
吾輩は名無しである :04/11/12 00:19:40
>>558 その可能性はあながち否定できない。
運命とはかくも・・・
572 :
吾輩は名無しである :04/11/12 03:37:54
小林っさんは戦前、慶応大学の小部屋で学生と討論会やったんだとよ。 そん時、藻舞らみたいなタカビーなヴァカばっかし集ったもんで、 同席してた安岡章太郎が小林の隣で煎餅ばっかムシャクシャ食ってたんだとよ。
573 :
吾輩は名無しである :04/11/12 04:31:09
>>572 ん? 良く意味がワカラン。
小林が戦前、慶応に行った、これは分かる。
でも、何で安岡が同席してんだ?
これって、安岡がまだ慶応の学生の頃の話ってこと?
574 :
吾輩は名無しである :04/11/12 08:09:52
>>569 小林の著作をそれほど読んでないのかな。
568は、小林の逆説好き性向と「〜するのはいいことだ。」という
小林によく見られる一文を組み合わせた、2CH的無意味的レスなのだが。
575 :
吾輩は名無しである :04/11/12 21:04:29
全作品26買ったぞぉ ベルグソンをまず読もうかな
576 :
吾輩は名無しである :04/11/12 21:09:58
2ch的だから無意味なのか、小林だから無意味なのか考えて見るのはいいことだ。
失敗作読んで、たのしいか? 『全作品』なんて新かなだしさあ。
578 :
吾輩は名無しである :04/11/12 22:32:03
>>573 戦後の間違いですた。
安岡が隣に座ったんは偶然なんよ。
一緒にソ連行く前から小林は「海辺の光景」とか評価してて、その後二人はホモになりますた。
安岡が慶応の学生時代に小林が講演に来て、「啓蒙だか科学だかは詰まらん」と言ったもんだから、台湾の留学生が「そんなこと言ったって台湾では美女を生贄に捧げるなんて蛮行をやっているだ。」と抗議したら、 小林先生が「美女を生贄に捧げるなんて、そんな美しいことないじゃないか。」と言ったというエピソードを書いてたよ。
580 :
吾輩は名無しである :04/11/14 21:50:59
>>579 小林の科学に対する劣等感は大変なものだ
科学がつまらんなんて言うはずはない
>>570 小林は文壇事務次官だから死んだら忘れられちゃうんだよね
581 :
吾輩は名無しである :04/11/14 21:53:03
賛否両論あるにしても小林抜きに日本の批評を語ることはできないしなあ。 もう少しおれも読まないといけないかなあと思った今日この頃。 しかし、私小説論や様々な意匠あたりの小林はエネルギッシュだ。
582 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:08:29
>>581 小林が日本の批評の創始者だなんてのはフィクションだよ
これは江藤淳や吉本みたいな四人組がでっちあげ
蓮や柄が補強した
大真面目に読むようなもんじゃない
583 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:15:25
>>582 小林抜きに日本の批評は語れない、ということを
小林が日本批評の創始者だ、と誤訳することの短絡さ。
584 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:27:31
>>583 いや意図的な議論のすりかえだとすればたちが悪いとも読める
>>582 四人組とは江藤淳・吉本隆明のほかに誰のことか?
ともあれ小林秀雄を近代批評の創始者とする「神話」は、
吉本・江藤以前に、敗戦直後の『近代文学』派、平野謙や本多秋五らに既に見られる。
創始者云々については小林自身が書いてるね。 そういう言い方は小林にとってなんの特にならない言い方なわけで、 そういうことを言うのは、小林のお面を借りて、自分を賞賛してるわけです おれはさらに偉いぞと言ってるようなもんです
587 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:42:22
>>585 四人組というのは毛沢東を持ち上げることで自分達を権威
づけようとした連中のたとえ、4人どころの騒ぎじゃない
>>582 蓮實重彦は、「小林が日本の批評の創始者」なんてのは信用できない、と書いたが。
蓮實重彦「批評とその信用 初期小林秀雄の姿」高橋康也編『批評の創造性』〈21世紀 文学の創造〉岩波書店・2001年3月
>>586 >創始者云々については小林自身が書いてるね。
どこで?
少なくとも、小林は自身の脱神話化に成功してないし、
江藤淳の小林論への資料提供などからしてむしろ神話化を助長した気味があった。
つまり仮に本人にその気は無かったとしても、教祖たることに安住してしまった事実は否めない。
>>587 は
>>582 ですか?
特に代表的なのが四人ってわけでもないのに四人組って譬喩は不適当でしょ。
だいいち、小林を近代批評の創始者として「でっちあげ」たのも先行者がある以上、
>>582 の挙げた江藤・吉本は「でっちあげ」たのではなく補強者に過ぎません。
同時代を生きた坂口安吾が、小林が批評の創始者と遠回しに言ってたけどな。 蓮見なんてウンンコじゃないか。
592 :
吾輩は名無しである :04/11/16 08:36:02
まあ小林もお前らの千倍は優秀なんだから安心しる!
593 :
吾輩は名無しである :04/11/16 10:14:44
小林秀雄は野村證券
594 :
吾輩は名無しである :04/11/16 17:23:42
小林秀雄さんには、常任には到底理解し得ない程の美の感性を鍛え上げた人だという 印象がします。
↑それを理解できる自分は常人並みでないってことか。(笑)
結局、小林の悪口言っている連中(ここも、文壇も含め)って、 小林を乗り越えるほどの能力もないから、悪口言うしかないというような感じだね。 的外れか、感情的な批判しかしてないし。
そもそも小林秀雄評価に、的外れでなく、感情的でないものが、無いんだからなあ。 世の小林秀雄論は、小林に感染したものばかりで物足りない。
小林の何がそんなに素晴しいのか、ちゃんと説明してほしいものだ。
スター性がある。
説明になっとらんな。個人崇拝かよ。
601 :
吾輩は名無しである :04/11/17 23:21:18
>>598 社会がどれだけ左翼に汚染されたり、軍国化しようとも自分の内心さえ強ければ
世の中がどうなろうと気にしなくなれる。逆に気にする奴は心が弱い奴だという
印象。
「説明してほしい」やら、なんやらばっかりで、場の言説に 貢献しないで、かまってくれとばかり周りに要求する例が上の人。 そういうの「からむ」っていうんだよ。
604 :
吾輩は名無しである :04/11/18 18:55:36
山本七平も晩年にこの人の生き方に帰依したそうだな。 もう日本教とか空気とか どうでも良くなったのかな。
ゲーテの詩の誤訳を翻訳家に指摘されて激怒して ビリビリに破ったらしいね。
606 :
吾輩は名無しである :04/11/19 11:14:19
>>605 誰の話?
小林がゲーテの詩を訳したことなんかあったっけ。
608 :
吾輩は名無しである :04/11/26 18:33:12
皆さん!哲学板の池田晶子スレでヘンな奴が暴れています! 助けに来て下さい!お願いします!
>>608 書き込みに釣られて晶子女史のスレ覗いてきたよ。言われているのは
343=以前このスレで池田晶子、池田晶子と叫んでいた人の事かなと
思いながらザーッと目を通したけど、同じ人かなと思うくらい書いている
内容が濃くなっていたからすごく吃驚した。
>『本居宣長』において、小ざかしい理屈を越えた宣長の純粋さを称揚し自らも
>それに倣うとしながらも結局は「絶対的に純粋な宣長」のイメージをバックに
>したがえた高みから読者を「説き伏せてしまう」という振る舞いの「矛盾」が
>問題にされている
上の書き込みなんかは読んでて結構感心した。まあ343が小林スレでは
まともに会話が行われていないと批判している割には、本人の主張が
一方的にまくしたてるような感じで、そこに矛盾を感じないわけでもないが。
池田の『新・考えるヒント』読んだやついる? ここのやつらの感想をちと聞いてみたい。 ちなみに俺は未読。
611 :
吾輩は名無しである :04/11/28 13:22:49
小林はすごいのかもしれない でも、小林が実際に何を言っていたかなんて 専門の学者が研究すればいいことで、一般の 僕らが、小林に付き合う必要はないと思う 現代の学問の世界では、小林的な、詩的文学的評論は 通用しない
似てるね。
「考えるとは、合理的に考えることである。合理的である ことと効率的であることを取り違えるな」ってさ。
614 :
吾輩は名無しである :04/11/29 01:26:57
実際小林なんて信者だけが読むべき物で はっきり言って定説オヤジとたいして変わらんよ 定説です 常識です こんなもの高校生に読ませるなんてのは 毛沢東語録生徒に配る教師と精神構造は同じ
そういう言い切りたがりって、よっぽど「毛沢東語録を配る教師」 (そんなのいるんだ、知らないけど)の精神構造と、 単純さにおいて近いと思う。
小林関連のHPを見ていると、 小林に好意を寄せてる人って結構純粋で真面目な人が多いように思った。 自分も小林のヒステリックで恍惚とした不安定な文章に 翻弄されているうちに、自分自身の感覚が小林の文章に侵蝕されて枯死 していくのを実感したから読まなくなった。 小林が読者のナイーブさにつけこんで文章を書くような姑息な人のようには どうしても思えないけどね・・・
>>616 小林から離れてその日本語では、どうやらろくなものを読んでこなかったようだな。
618 :
せめてこう書いたらどう? :04/11/29 22:43:50
「その日本語では、小林から離れて以来ろくなものを読んでこなかったようだな。」 ちゃんと書くならこうかな? 「小林から離れてもその程度の日本語しか書けないようじゃ、どうやらろくなものを 読んでこなかったようだな。」 他の案も求む!
小林から離れたところで、その文章を見る限りではろくなものを読んでこなかったらしいな。
小林秀雄のドゥルーズへの言及は、1979年11月の河上徹太郎との対談 「歴史について」(『文学界』)。当時小林は77歳。 発言は以下の通り。 「ドゥルーズという若い人がいてね、この人の『ベルクソニスム』という本は なかなかいい。ベルクソンの影響された当のものは、プラトンしかない、 と言っているんだな。つまり『持続』なんだよ、要するに、こう流れる、 これは『歴史』なんだよ」 1958年から1963年まで6年間におよぶベルクソン論『感想』を、 「書きましたが、失敗しました。力尽きて、やめてしまった。 無学を乗りきることが出来なかったからです。大体の見当はついたのですが、 見当がついただけではものは書けません」という述懐とともに中断してから、 13年後の上記の発言。 小林は非論理的だとかってよく言われるし、確かに飛躍の多い文章では あるんだけど、小林の頭の中ではちゃんと(論理的に)つながってるんじゃ ないかと思う。それに、やっぱすごい勉強家だよ。 ベルクソン論で挫折して、本居宣長へと逃げた(日本回帰した)って言う 評言も多いけど、そんなに単純なことだったとは思い難いなあ。
いやいや、逃げは逃げと認めるべき。 その上で遺産を見積もろう。 じゃないとウザイ信者しか残らなくなる。 ていうか今すでにそうなりかかっている。
ベルグソンならノリナガよりアツタネに近いって風だな。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ 一本とられたぜ
>>616 恐らくろくなものを読んでこなかっただろうし、
もともと頭が弱いから読んでいてもあまり効果ないかも。
確かに616のレスは文章として意味不明なものだね、ごめん。
まあ、ネット上の小林論を色々読んでると、
小林の文章の字面をまじめに受け止めすぎて、或いは個人的な思い入れから
その批評スタイルに忠実であろうとしすぎて、その人独自の発想の
面白みなんかがが制限されてしまっているのが多いなと感じたんだよ。
自分も最初は小林の多用する逆説表現なんかが単なるレトリック
に見えなくて、もっと積極的な意味があるに違いないと思っていたけど、
自分で色々考えた結果、結局小林は長いセンテンスを必要とする思考が
できなかったんじゃないだろうかと思うようになって。そこで複雑な
解説を必要とする主張をする段になるとある程度までは丁寧に語りながら
最後はアフォリズム的になって、言葉で説明する労を省いてしまい、
読者に深いことを言っているという印象だけ残そうとしたんじゃないかと。
これは見方によっては悪意ある故意の言い落としとも取れるわけで、
まあ小林がそんなことをするような人ではないと信じたい、
と言いたかったんだけどね。
荘子の牛刀使える感じの人ではあるけどね。
小林はそんなことをする人だよ。 だって売文者としての矜持があったんだから。 真理を追究する学者の無能さを叩く以上、 彼が使う言葉は、常に機能するものでなければならなかった。 本来は善意の人に冷や水浴びせるのが彼の批評だろう。 よって、実直一辺倒の小林信者がいる事自体、 彼が過去の人になった証拠だ。
>621 言われてみればそうかも知れないね。 小林を盲目的に崇拝するんじゃなくて、マイナス面はそれとして 冷静に吟味した上で、「遺産を見積もる」という姿勢は正しいと思う。 一方で思うのは、小林の場合「本居宣長」にしても、やっぱり西洋的な視点から 見た「日本」なんじゃないかということ。 その意味で単純な「日本回帰」ではないように思える。 これもありふれた見方だし、個人的な感想に過ぎないけどね。 それとこれも平凡な意見だけど、小林が好きなら徹底的に小林信者になって みる時期があってもいいと思う。いくら深く影響されたところで、 個性をなくすことなんて不可能なんだから、いずれその人なりのものの見方や 考え方が出てくるものでしょう。 個人的には小林秀雄は好きだけど、ワン・オブ・ゼムに過ぎないし、 他にも面白い人はいっぱいいるからさ。 何にせよ、何かを「理解」すること(例えば1+1=2)ばっかりは、 他人まかせに出来ない訳で、色々な考え方を出来るだけ広く理解する ように努めることは、面白いことだと思うよ。 真面目なカキコになっちゃって気恥ずかしいけど、まあ個人的には そんな感じです。
俺的には、戦後の日本にこんなアタマのキレる人物がいたって だけでオドロキだね。
小林を頭のキレで判断するのって根本的におかしい キレてるのはあんた
じゃ、どんなところに魅力を感じる?w
631 :
吾輩は名無しである :04/11/30 06:16:29
恐らくろくなものを読んでこなかったのは628だな 〉戦後の日本にこんなアタマのキレる人物 大きくでたなと誉めてやりたいが ドストエフスキーにでも出てきそうだな、乞食一歩手前で 酒場で散々吹いて 『歌うなよ。』とこずかれて椅子から転げ落ちそのまま寝込んじまうような 孤独な典型的愚物のオダを彷彿させる。 コテで大真面目かもしれんが笑わせてくれる。
632 :
吾輩は名無しである :04/11/30 16:02:17
小林に匹敵するようなキレの良い思索の出来るヤツが 他にいたら、是非♪
・・・哲板のストア派のスレで書いてて思ったんだが、ストイックな 生活態度は抽象思索を嫌うからともかく議論も事実をはっきり指差 して推し進めようとする。独自の「断定調」ってのは、そういう理 由かって、ちょっと考えたり。
>>631-632 オマイラにゃ、ちょっと難しいか?w
18 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/11/30 14:45:51
件の本、論理学についての解説で、一般論的な経験命題を
重視するアリストテレス論理学に対して、事実を命題とし
て重視するストア派の特徴を指摘してたりして、初心の頃、
結構、参考になったんだがな。
19 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/11/30 18:42:54
両者の対立を普遍論争に重ね合わせて、ストア派の論理学を唯名論的な
立場で理解しようとしてたりもする。フランシスカンで敬虔主義的な
オッカムと修道僧的なストア思想は、自ずと中味が似てくるせいだろうな。
639 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 22:53:20
そんなにムキになるような問題かね? 吉田の文章に難癖がつけたいということ? それとも、この問題を作成した人間に何か言いたいのかな? おいおい、それが「理由」でいいのかよ、というツッコミ所は あるにしても、その選択肢の中で探すなら答えは明らかだぞ。
それが私にとっては明らかでないわけで・・・。
641 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 23:01:45
あれ、解答速報比較表なんてのがあるけど・・
642 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 23:07:25
世も末ですね・・
たぶん。
644 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 23:17:22
ホントにマジで聞いてるなら、ちょっと待ってください。ヒント作ってるから。
645 :
吾輩は名無しである :04/11/30 23:20:25
まじで? 4がひっかけ、正解は5に決まってるじゃん。 阿呆ちゃう?
646 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 23:31:05
余計なものを剥いでみよう。 芸術は人間が生きていく上で最も基本的な条件に属する。芸術は、ちょうどわたしたちが 食べたり着たり、住んだりするもの、そういうところを必要とするのと同じように、私たちに とって欠くことのできないものなのである。私たち、食事をする場合、どんな味がしても かまわないといって食べるだろうか?私たちのなかに何かがあって、あるものを選ばせたり、 ある種の食事の仕方を、ほかの仕方より、してみたいという気特にさせるのである。 家を建てる場合、食べものを決める場合、身につける衣装を選ぶ場合、どんなときにも、 私たちのなかには、ある選択の原理が働いている。芸術はそれと同じ根から生まれる。 私たちの内部にあるところの一つの「針」が、あるものは受けつけ、あるものは避けようと するのである。 吉田も悪いといえば悪い。奴のいつものクセだ。
647 :
せめてこう書いたらどう?の私です。 :04/11/30 23:37:41
ちょっと剥ぎ過ぎか、もっと剥いでもいいか・・ま、もう、いいか(笑)
朝日新聞で吉田と小林の関係について円谷才一が文を書いていたな。 二人とも鎌倉に住んでて、小林が吉田の家に風のように現れ、「君、出たよ」と 『本居宣長』を置いて行った。そしてその後吉田が小林の家を訪ねた際、「私には難しくて分かりませんでした」 と言った、と吉田が書いていたらしい。吉田は小林を評して、「義理に厚く、その性格は彼の啖呵を切ったような文章に良く表れている」 とも書いていたそうな。 モレは単純に写真を見て吉田の方が好きだ。が、突き詰めれば両者ともどうでもいい存在だw。
649 :
吾輩は名無しである :04/12/01 00:24:42
>が、突き詰めれば両者ともどうでもいい存在だw。 小林のメーリングリストに参加しておいて、よくそんなことが言えるなw。
41=3 42=5 43=3 44=2 45=5 但し、44は「オ−エーイーウーア」の方が、選択肢にはないけど、 文の流れはスムースだと思う。
あ、問45だけでよかったのか。ごめん。 んじゃ、答えは5に決まってるじゃん。
それにしても、小林の愚弄者ってのは孫引きしかしない輩が多いと思わんか?
いや、「小林の」は要らないな。
>まじでサン 小林秀雄とも吉田秀和とも全然関係ないけど、 ちょっと面白いクイズがあるんで、そういうの好きだったら どうぞ。 ・今日、ジェーンは友達に「私、一昨日まで13歳だったけど、来年はもう結婚できる歳 (16歳)になるのよ!」と言った。 ジェーンの誕生日と今日は、それぞれ何月何日なのだろうか? ジェーンは嘘はついていない。
ゲーム理論か・・最近流行ってるね
ベルグソンの「純粋持続」とかの概念、鈴木大拙の禅エッセイの 影響あるのか知らないが、全体的には第一次大戦前の楽観的進歩 思想の系譜なんだよね。人類こそが進化の最終目的だ、だとか、 今じゃまともに聞いてられない素朴な言説で。仏教的な無常観の ようなものは、そこにはない。敗戦と同時に起きた崩壊体験を絡 めながら、若かりし頃のベルグソンへの愛着から何かを引き戻そ うとしながら、「無知を乗り越えられなかった」と敗北宣言をし て未完に終わったその心境は推して知るべし、かな。
>656 ベルクソンも鈴木大拙も小林秀雄も原典全然読んでないな。 安部なつみならご愛嬌だがな。
>>656 >鈴木大拙の禅エッセイの影響
大拙かどうかはわからないけれど、禅の影響は感じる。
「頭寒足熱」を座右の銘にしていたぐらいだし。
>全体的には第一次大戦前の楽観的進歩思想の系譜
じゃあ小林に先行する楽観的進歩思想家ってだれだろう?
>人類こそが進化の最終目的だ
こんな軽率なことを書いている文章あったけ?
上で頭の切れ云々と書いておきながら、
>今じゃまともに聞いてられない素朴な言説??
処刑ライダーが小林に対してどういうスタンスをとっているのかがわからない。
>>658 >大拙かどうかはわからないけれど、禅の影響は感じる。
>「頭寒足熱」を座右の銘にしていたぐらいだし。
ほぅほぅ、面白い話だな。
>じゃあ小林に先行する楽観的進歩思想家ってだれだろう?
俺が言ってるのはベルグソンの方。
>処刑ライダーが小林に対してどういうスタンスをとっているのかがわからない。
赤の他人。
安倍なつみ的な匂いのする頭の悪さだな。 反論に返す言葉も結局、同語反復的なものだし。
ぺ。 そういや、「頭寒足熱」の話、ぼんやり記憶にあるような気も するな。 >こんな軽率なことを書いている文章あったけ? 『創造的進化』の、「人間性」の項目の人間万歳論とかさ。
禅の影響があるから直感主義的なんだけど、自己限定がないから ショービニズムに陥りやすいかな、ベルグソン哲学。で、ナチが イデオロギーに利用したり。
考えてもらってどうもです。
ベルグソンについては、時々、言ってんだけどね。外はうっすらと、 雪景色・・・。
小林ってランボーの影響で偽悪的なとこあるから、 「反省なんかしないよ」とか言ったり何だりして、 保守主義の受けも良いんだけど、薄っぺらな論壇 保守の範疇で理解できるような人じゃないよなw
>666 おめえランボーを知らないだろう? 偽悪的? バカいってんじゃねえよ
まぁ、ねw しかし、ランボーは保守主義でも近代進歩思想の 擁護者でもないのは確かだろ?w
669 :
吾輩は名無しである :04/12/01 23:40:31
たまにはageましょう!
>668 なに寝惚けたこと言ってるんだ? ランボーはランボーだ 主義も思想も糞くらえ! だ。 わかる?
そんな乱暴な・・・。
話に割り込むようで悪いんだけど、小林をエックハルトやベーメ、あるいは グルジェフ、ウスペンスキーなんかのミスティシズムの文脈で読んでる人 っているかな?いたら何か書いてくれると参考になるんだけど。
乱暴=ランボーだ それで正解! w
『感想』は、旧体制の崩壊の後での、神話的なるものの 個人的再生の試みだった、と言えないでもない、かな?
すんません、ここは文学板だったな。質問取り下げます。 失礼しました。
676 :
吾輩は名無しである :04/12/02 01:26:40
>>634 >じゃ、コイツってヤツの良い文章うpしてみてくれw
って、おまえなぁ、子供のケンカじゃないんだから…(苦笑)。まんま
>>632 のいう揚げ足取りじゃん。
そもそも小林に関して毀誉褒貶様々な評価があるにしても、「頭がキレる」っていう認識自体一般的じゃないんだから、
もしキミが「小林=頭がキレる」って言いたいんだったら、どう「頭がキレる」のか説明するのが先でしょ?
それさえできずにひとりでキレまくってても、「はぁなにこいつ馬鹿?」と思われて終わりでしょ。
つかキミ、一言二言からかわれただけで荒れまくってるけど、
それってまさに
>>631 の言う「酒場で散々オダ巻く孤独な典型的愚物」の言動だってこと、気付いてる?
677 :
池田スレの343=上の676 :04/12/02 02:06:02
>>609 つか、名乗りおくれましたが池田スレの343です。
「以前このスレで池田晶子、池田晶子と叫んでいた人」とは別人です。
書き込みに感心してもらったようでどーも。といいたいところですが、
>>609 さんがコピった
私の文章はハスミの小林評を自分の言葉でまとめただけのものです。まぁでもほめてくれてありがと。
ところで、
>343が小林スレではまともに会話が行われていないと批判している
ということですが、俺が書いたのは
>小林スレ漠然と見てて思ったんけど、コバ信者って話の流れにカンケーなく一見気がきいてるように見える
>き込みを繰り返すだけで全く他の人との対話にならないんだよねー。
で、「小林スレには会話がない」ではなく、小林「信者」ってヘンに周りを見下すばっかで対話にならんね、
いということです。
>>634 みたいな人を念頭に置いてたんだけどね。
まぁでもそれって小林信者に限らず「信者」あるいは糞コテ一般の問題かもしれませんね。
>>676 いや、肥大した自己意識を土台に口先三寸で批判するのは
簡単だからw
679 :
吾輩は名無しである :04/12/02 02:48:22
> 667 :吾輩は名無しである :04/12/01 23:19:40 > >666 > おめえランボーを知らないだろう? > 偽悪的? バカいってんじゃねえよ > 668 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/01 23:39:07 > まぁ、ねw しかし、ランボーは保守主義でも近代進歩思想の > 擁護者でもないのは確かだろ?w 「まぁ、ねw」…こいつがランボーをよく知らずテキトーに誤魔化してるのは間違いないw
680 :
吾輩は名無しである :04/12/02 03:08:30
処刑ライダー=糞コテ決定w
682 :
吾輩は名無しである :04/12/02 04:33:32
処刑ライダー=糞コテ決定まちがいないな
683 :
吾輩は名無しである :04/12/02 04:58:50
処刑が得意げに書いてたストア派スレのぞいてきたけど、 まったく相手にされてなかったぞw
684 :
吾輩は名無しである :04/12/02 06:30:32
他のスレでは通用したかもしれないけれど、 仮にもここは小林秀雄スレだぜ。 生半可な知性では我々には太刀打ちできんのよ。 覚えときな。処刑ライダー。
686 :
吾輩は名無しである :04/12/02 07:10:05
というわけで処刑ライダー君には小林秀雄が三木清に言った次の言葉を贈ろう 『お前の文章はまずい、特に心理的な部分がな。』 ちょっともったいないが、これを持って故郷へ帰れ。
文学板最高の知性が集うスレ、 それが、小林秀雄スレ。
688 :
吾輩は名無しである :04/12/02 10:26:41
とは思えないけど。。。
スレ進行が無駄に早い。
中味のない煽り多いね。
山崎がいるからだね。
とは言え、らげみたいな哲板からの出張コテがいなくなって少し淋しく 感じていたところだったから、処刑ライダーにはらげの抜けた穴を 少しでも埋めてもらいたい。 ところで、哲板のベルクソンスレにあなたの書き込みがコピられて 散々バカにされています。行ってあなたのベルクソン理解の正しさを 証明してきてください。逃げないで頑張ってね。( ̄ー ̄)ニヤリッ
693 :
吾輩は名無しである :04/12/02 15:42:15
694 :
吾輩は名無しである :04/12/02 15:56:17
もう語尾のwも無くなって力つきそうな
>>690 w
695 :
吾輩は名無しである :04/12/02 16:05:31
>>694 >>695 こういうレスが小林スレの知性なのか? さすがだ!
たしかに深遠なる思想に裏打ちされた知性がにじみ出ている!
まったく感服したよ。脱帽だ!
なんだよ、前後の脈絡、全く抜きで貼ってあるだけじゃんか。 馬鹿のやることだろ。あー、確かに西洋哲学史、読み返して 見ると反合理主義批判はしてるけど、ナチが直接採用したと は書いてないな。ソースは他だった可能性もあるから、最終 判断は留保しとくけど、反合理主義のバイタリズムだから、 どっちにしろ取り扱い注意だな。今時分の非・理性的な政治 情勢の言い訳にはピッタリだろうが。
米軍のファルージャでの虐殺、嗚呼、あれこそは エラン・ヴィタールである! ・・・とかさ。
『感想』、抜粋読んで見ると「ベルグソンは世界は生の跳躍(エラン・ ヴィタール)であるとも持続であるとも書いていない」とか、かなり 強引な弁護しようとしてるよな・・・。
処刑ライダーは馬鹿だな。 ヴィタリスム=非合理主義なんて、 マルクス主義=秩序の敵ぐらい粗雑な煽りだろう。
「活力主義」って訳すべきだと思うね、俺はw 昔から 言ってるけど。
いや、ラッセルの『西洋哲学史』じゃ、実際、ベルグソン哲学は マルクス主義の革命論に利用されもしたって書いてあってさ。
旗印は何でも、ともかく「エラン・ヴィタールだ!」って 叫べば、それで何でも通るって寸法なわけだろ。
福田の阿呆が中心になって、小泉体制下で『感想』、解禁にした 狙いも、そこら辺にあったんだろうがなw
「り限る得し達の想思」 (れ帰に代時ラセトメ名原) 作 ウヨシ・ドアナアバ 昭和10年頃の岩波文庫持ってるけど、古き夢の時代の記憶だなw
707 :
吾輩は名無しである :04/12/03 00:55:04
708 :
吾輩は名無しである :04/12/03 00:56:51
処刑ライダーってのなんかペテン師みたいな香具師だな
709 :
吾輩は名無しである :04/12/03 01:07:15
> 701 名前:吾輩は名無しである :04/12/03 00:17:51 > 処刑ライダーは馬鹿だな。 > ヴィタリスム=非合理主義なんて、 > マルクス主義=秩序の敵ぐらい粗雑な煽りだろう。 ↓ > 703 名前:処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/03 00:24:17 >いや、ラッセルの『西洋哲学史』じゃ、実際、ベルグソン哲学は >マルクス主義の革命論に利用されもしたって書いてあってさ。 だからなんなんだ!? 全然話がつながってない。話そらしてるだけだもんな。
じゃ、ヴァイタリズム=生命主義って訳して、 「生命」って何だと思う?w
残念!
おまいら、時代はギター侍。
>>707 思い違いだったとしても、言うべきことに変わりはないよ。
713 :
吾輩は名無しである :04/12/03 10:10:17
小林秀雄をちゃんと読んでない奴、まじめに読む気ない奴。 他へ行け。
小林秀雄を「悪用」したら遺憾。
715 :
吾輩は名無しである :04/12/03 19:00:31
愛読は不可能だろ 小林の追悼文ってなんか格好つけすぎだよな 「愛してるんだな君は自分ってものをとっても 死者をダシにして見得をきるほど。」と言ってやりたくなる 時々、人間性の欠落感じさせるような文章書くよな
716 :
吾輩は名無しである :04/12/03 19:09:04
>>715 お前の機嫌とる必要ねぇだろ。ぼけ。
てめぇら、全員、鎌倉行って、謝ってこい。
718 :
吾輩は名無しである :04/12/03 19:19:43
小林なら年配の読者もいそうなもんだけど 年輪というか深い含蓄や洞察かんじさせる書き込みまるっきりないね 年齢も不詳だし なんとかライダーだっけ、ああいうのはまったくつまらんね。
丸谷の「文章読本」の大日本帝国憲法を徹底的に批判する くだりは小林を念頭においていたのでは、と思われるほどで 小林秀雄 = 大日本帝国憲法 丸谷才一 = 日本国憲法 というあほな妄想をしてしまった。w
720 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:13:25
> 636 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/11/30 21:33:26 > ・・・哲板のストア派のスレで書いてて思ったんだが、ストイックな > 生活態度は抽象思索を嫌うからともかく議論も事実をはっきり指差 > して推し進めようとする。独自の「断定調」ってのは、そういう理 > 由かって、ちょっと考えたり。 これって小林のことを言ってると考えていいの? 「ストイック」という言葉の語源にストア派が関係あるのは事実として、 「ストア派が抽象思索を嫌う」としても「ストイックな人」が抽象思索を嫌うわけではない。 全く関係ないw。ベルグソンナチ説といい、どうやったらこんな勘違いができるんだw だいたい小林の「断定調」は「事実をはっきり指差さずに」飛躍するところに特徴があるんだが。 つか文の流れを見ると「小林=ストイック」って考えてるのか?ww 短い文の中によくこれだけのデタラメを詰め込めたものだなwwww
721 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:19:38
嗚呼、情けない超劣等民族朝鮮人! 南朝鮮は日本のパクリで メシを食っている寄生虫国家だ! 嗚呼、情けない超劣等民族朝鮮人! 南朝鮮は日本のパクリで メシを食っている寄生虫国家だ!
722 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:20:08
> 668 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/01 23:39:07
> まぁ、ねw しかし、ランボーは保守主義でも近代進歩思想の
> 擁護者でもないのは確かだろ?w
> 670 :吾輩は名無しである :04/12/01 23:56:45
> >668
> なに寝惚けたこと言ってるんだ?
> ランボーはランボーだ
> 主義も思想も糞くらえ! だ。 わかる?
> 671 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/02 00:13:38
> そんな乱暴な・・・。
上でもさら晒されてた「小林はランボーの影響で偽悪的説w」の続きだが、
>>670 の書き込み実はがランボーを説明しているのがまったく理解できていない
>>671 wwww
わざわざ「わかる?」と念押しまでされてるんだがw
>>720 そういう出鱈目を詰め込める才能はあるみたいなんだけどねぇw
725 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:22:38
ライダーさいのうあるよライダー
726 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:24:56
以後このスレは処刑ライダーの才能に感心するスレに変わりました
727 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:28:23
>>660 > >処刑ライダーが小林に対してどういうスタンスをとっているのかがわからない。
>
> 赤の他人。
子供の言い合いかw
>>718 こんなところで年齢を明らかにする奴のほうが気持ち悪い
729 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:33:10
>>698 > あー、確かに西洋哲学史、読み返して見ると反合理主義批判はしてるけど、
> ナチが直接採用したとは書いてないな。
「ナチが直接採用したとは書いてない」
じゃあなんて書いてあるの?w西洋哲学史には?w
> ソースは他だった可能性もあるから、
「可能性」…w
素直に間違い認めろよw
730 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:36:27
> 705 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/03 00:28:06 > 福田の阿呆が中心になって、小泉体制下で『感想』、解禁にした > 狙いも、そこら辺にあったんだろうがなw 「『感想』は小泉体制の陰謀説」来ましたw
>>720 連結器に小便かけたり、泥酔して芝居小屋で野次とばしたりする人間
のどこがストイックなのかね。と問うてみる。
732 :
吾輩は名無しである :04/12/03 20:46:21
ベルグソンスレで暴れる処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2w
733 :
720 :04/12/03 20:49:49
734 :
吾輩は名無しである :04/12/03 21:15:07
「ベルグソンナチ説」に続き、 「アメリカのイラク攻撃はベルグソン説」 「九条改憲ベルグソン説」もきましたよ。 ベルスレ、ひどいことになってますね。
ベルスレ貼って。 小林スレの賢人たちで、ベルスレの住人を助けてやろうぜ。
736 :
吾輩は名無しである :04/12/03 21:31:08
つかライダーこっちにもなんか書けや 「でたらめ書いてすいませんでした。ほんとはばかです」ってあやまれ 逃げたんか?
途轍もない通行者、処刑ライダーはもはや伝説。
次スレ 【途轍もない通行者】小林秀雄2【処刑ライダー】
739 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:38:56
ライダーすげーよ。マジはぁと(ウソ)。落合信彦かと思ったもん。
740 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:40:47
いや、次スレ 【ベルグソ】小林秀雄2【ンはナチ】
741 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:41:52
もしくは 【ランボー】小林秀雄2【は偽悪的】
742 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:47:42
ライダー様降臨しろ〜
743 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:48:28
744 :
吾輩は名無しである :04/12/03 22:51:21
ドッカン ドッカン ☆ゴガギーン .______ . | | | ∩∩ | | | ∩∩ | | | | | | | | | | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ,,) | | | (・x・ )<おらっ!出てこい、処刑!! / つ━━"....ロ|ロ . | l |U \___________ 〜( / | | |⊂_ |〜 し'∪ └──┴──┘ ∪
( ´Д`) <はぁー 名コテにもほどがあるよ
【ライダー様が】小林秀雄2【見ている】
747 :
吾輩は名無しである :04/12/03 23:20:51
ハァハァ ライダー様…
ウルトラ・エゴイスト
749 :
吾輩は名無しである :04/12/04 00:51:00
ライダーもっと踊らせとけやW
750 :
吾輩は名無しである :04/12/04 06:38:39
いろいろ言い訳がましい事かいてるが ドストエフスキーどうのこうのいってるわりにはロシア語読めないんだろ小林
日本人でも日本語読めない奴がいっぱいいるけどな
>>750 ランボーの翻訳を読めばわかるように
小林がたとえロシア語できたとしても
結局は自分語りに終始するよ。
ごめん何か変なこと言ってるな俺…
>>753 文章が多少おかしくても、意味はきちんとわかるからいいんじゃない。
しかし、ベルクソンスレではあれだけ思弁的な性質を帯びる処刑ライダーが、
このスレでは単なるネタキャラとしてしか機能しないところに、
俺は改めて一切の知的性質を無効化してしまう秀雄の凄みを感じたな。
昨日のベルスレでのライダーの一連の書き込み読んでいると、
ベルクソンは全体主義による国家統制に利用されやすいよ説や、
アリストテレスは無神論者だよ説は省くとしても、
>神学は理性に属するものか、信仰に属するものか、
>って言う議論はあるね。俺はどっちかっつうと後者の立場。
>神学って何だろうってことだが。
>信心のないヤツは、基本的に論外って風かな? 型にはまった信仰で
>ある必要は必ずしもないだけだが、「宗教なんていらない」とか、乱暴な言説
>を振り回して偉そうなツラするようなのは相手にするつもりはない。
という発言は気になった。うえの「神学」を「国学」に代えれば、
小林スレの文脈に置き換えることも可能だし。ライダー
の小林に対する関心もそこらへんにあるのかなあと思ったり。
あくまで漠然とだけど・・・
755 :
吾輩は名無しである :04/12/04 22:40:28
>>754 ベルクソンスレでも単に他人の意見の受け売りなだけですよ。>ライダー
756 :
吾輩は名無しである :04/12/04 22:42:51
でも、ライダーはおもしろいことを言うよ。 ときには、真理を身体からえぐり出すような鋭利な言葉を吐くこともあるしね。 例え、それが受け売りだとしてもね。 スレの活性化にもつながるし、たまには遊びに来てもらいたいよ。
758 :
吾輩は名無しである :04/12/05 01:51:06
>>757 〉真理を身体からえぐり出すような
そんな言葉を吐いたヤシは日本文学史上一人もいないのだが
ということは、ライダー様は、そのはじめの人となるのか。。 ( ´Д`) <はぁー 名コテにもほどがあるよ
>>685 こういうの、「トラの威を借る狐」というのの典型。
なんで小林秀雄スレにいることが自分の知の証しになると考えるのか
全く不明。自分と自分が語っている相手との区別が付かない、危ない奴。
ネタにマジレスするなよ、童貞君。
763 :
吾輩は名無しである :04/12/05 21:47:45
>>744 >>755 受け売りというより解説書を抜き書きしたような内容。
しかもその解説書レベルの内容も理解できずに珍妙な説を得意げに披露。
764 :
吾輩は名無しである :04/12/06 00:41:16
>>754 ベルスレのライダーも別に思弁的ではないよ。
「スコラ神学」「普遍論争」「唯名論」「対象化(客体化)領域」「観念実在論的」などなど、
いかにも小難しい言葉に目をくらまされてるだけだよ。基本的な思考能力や論理能力に決定的に欠陥がある。
哲学の著作の引用もコケおどし。あんな程度の香具師にだまされてちゃダメ。
>信心のないヤツは、基本的に論外って風かな? 型にはまった信仰で
>ある必要は必ずしもないだけだが、「宗教なんていらない」とか、乱暴な言説
>を振り回して偉そうなツラするようなのは相手にするつもりはない。
「信心のないヤツ」イコール「『宗教なんていらない』とか乱暴な言説を振り回すヤツ」ではない。
自分が宗教信じてなくても他人の信仰に寛容な人間はいくらでもいるし、信心があっても異教徒の宗教は
「いらない」なんてヤツはいくらでもいる。まったく問題の次元が別。
文章の前半と後半がライダーの頭の中でどういう風につながっているのかが大きな謎だw。
「ストイックの語源はストア派」→「ストア派は抽象思索を嫌う」→「ストイックな人は抽象思索を嫌う」
というライダー流の珍妙な3段論法が上の方でもやりだまに上げられてたけどね。
765 :
吾輩は名無しである :04/12/06 00:57:53
ちなみに
>>656 の処刑の書き込み、↓
> ベルグソンの「純粋持続」とかの概念、鈴木大拙の禅エッセイの
> 影響あるのか知らないが、全体的には第一次大戦前の楽観的進歩
> 思想の系譜なんだよね。人類こそが進化の最終目的だ、だとか、
> 今じゃまともに聞いてられない素朴な言説で。
>>658 は小林について言われてると勘違いしたんだよね↓
> 上で頭の切れ云々と書いておきながら、
>
> >今じゃまともに聞いてられない素朴な言説??
>
> 処刑ライダーが小林に対してどういうスタンスをとっているのかがわからない。
×「(小林には)ベルグソンの「純粋持続」とかの概念『や』鈴木大拙の禅エッセイの影響がある」
○「ベルグソンの「純粋持続」とかの概念『は』鈴木大拙の禅エッセイの影響がある」
という風にひと文字入れれば誤解されることないんだけど、まぁ処刑の文って典型的な悪文だよね。
766 :
吾輩は名無しである :04/12/06 01:03:54
> 665 :処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 :04/12/01 22:58:25 > ベルグソンについては、時々、言ってんだけどね。外はうっすらと、雪景色・・・。 「時々、言ってんだけどね」 苦笑。哲板では結局バートランド・ラッセルの『西洋哲学史』程度しか読んでないことがバレてたね。 「外はうっすらと、雪景色・・・。」w
767 :
吾輩は名無しである :04/12/06 01:28:36
768 :
吾輩は名無しである :04/12/06 01:35:34
うう
769 :
吾輩は名無しである :04/12/06 01:37:02
764−767は精神異常者
770 :
吾輩は名無しである :04/12/06 01:40:09
(^▽^)< ライダーこいや ゲラゲラゲラ
「げらげら」とか「童貞」とか、二ちゃん内部の価値観に基づく 罵りが、書き込む人間全員に有効だと思っているバカさは最高に見苦しい。 こういうネット以外の言葉も知ってる人間が多い場所ではせめて そういう紋切りの罵りを垂れ流すのは慎んでほしい。
772 :
吾輩は名無しである :04/12/06 08:15:25
小林みたいな典型的我利勉エゴイストは嫌いです 小林にはとりえがないよ才能がないちょっと読めばわかるだろ
774 :
吾輩は名無しである :04/12/06 15:09:36
おやのおん 尋常二年男 小林秀雄 私のきものは、お母さんがこしらへてくださつたのです。 学校へくるのは、お父さんやお母さんのかげです。 うちでは、私はかはいがつてくださいます。このおんをわすれてはなりません。 おんをかへすのには、お父さんやおかさんのいひつけをよく、 きいておやにしんぱいをかけないやうにして、 学校ではせんせいのおしへをまもるのです。それでおんはかいせるのです。
775 :
吾輩は名無しである :04/12/06 15:30:50
>>754 小林のいう「国学」は、「理性」か「信仰」か?というような西洋的な対立を超えたもの。
776 :
吾輩は名無しである :04/12/06 15:53:51
らいだあは、死にました。
777 :
775 :04/12/06 16:00:14
信心 「動物が子を慈しむように慈しみ、親を慕うように慕う」という例えはどうでしょうか。
778 :
775 :04/12/06 16:00:52
信心 「動物が子を慈しむように慈しみ、親を慕うように慕う」という例えはどうでしょうか。
779 :
吾輩は名無しである :04/12/06 16:41:42
-― ̄ ̄ ` ―-- _ , ´ ......... . . , ~  ̄" ー _ ブッブー _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、 ブーン , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ キキー ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/ と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く (´__ : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ  ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: :●::::::::::::::::::::::: : : :_> ,_ \:::::_| ̄ ̄ |_::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´ (__  ̄~" | 処刑 | )) ̄  ̄◎ ̄◎ ̄
>>760 完全にライダー隔離スレになってるな。
書き込んでるのはライダーと粘着のみ。
781 :
吾輩は名無しである :04/12/08 15:46:34
「本居宣長」の全作品版がもうすぐ出るね。読みやすくなっていることが 期待できる。楽しみ。
全作品は9巻ぐらいから買ってないな…
783 :
吾輩は名無しである :04/12/09 11:15:43
寝ころびながら全作品の一冊を適当に開いて読み始めて、 そのうちハッとする言葉や文に出会ってものの見方が変わることが よくあります。
別の本も読んだ方が良いと思うぜ そこまで座右にする価値あるのかどうか?
心が傷つくという事はなかなか大した事であって、 傷付き易い心を最後まで失わぬ人は決してざらに いるものではない。 ほんと言えば作家としてほんものであるか、いかもので あるかという事は、こういう心の一種の誠実のみにかかる といっても過言ではないと私は思う。 大概の心は傷付くまでにふて腐れちまうか、 泣き出すかどちらかである。 これなんかいいなあ。
全然だめじゃん 小林が自分を救い出している言葉だ 中也などと比べて見れ
>>786 自分を救い出してる言葉がなんでダメなの?
本当は小林も「大概の心」に属しているのに、 それをフィクションで覆い隠すから。 そして読者も同じ構造にはまる。 始末が悪いのは、それが単なる娯楽だということに気付かなくなる事だ。
>>788 最後の一行が意味不明だけど、
上の三行は、
>>788 の体験談?
その「読者」ってのが、馬鹿なだけなんじゃないの?
785みたいな香具師の事だよ
791 :
吾輩は名無しである :04/12/09 13:17:23
>>785 激しく同意。
傷つきやすい心、誠実、こういうものを大切にした
のは小林秀雄の核心だと思います。
ところで、何の作品からの引用ですか?
たしかにそういう要素を強調しているけれど、 核心じゃあないだろう。
793 :
791 :04/12/09 13:36:45
>>792 いや、核心だと思います。
だから好きです。
ま、あんたみたいな読者を獲得できたんだから、 感傷たっぷりの文体も幸いしたんだろうね。
795 :
吾輩は名無しである :04/12/09 13:46:00
>>785 最後の二行はいったいなんなんだ
大概の心ってそりゃお前以外の誰の心なんだよ
他人の心がわかるのか
人間ここまで傲慢になったらおしまいだ
少々傲慢でも、とにかく導いてほしい庶民の心をつかんだのが、 小林秀雄が成功した理由。
>>791 誠実なんぞというものはこの世に存在しないのだ、
とトニオは申しております。
798 :
吾輩は名無しである :04/12/09 14:06:08
>>794 小林秀雄は感傷たっぷりの文体なんて使ってないですよ。
799 :
吾輩は名無しである :04/12/09 14:16:55
ほんものの信心とはなかなか大した事であって 本当の信心を最後まで失わぬ人は決してざらに いるものではない。 ほんと言えば信心がほんものであるか、いかもので あるかという事は、お布施の誠実のみにかかる といっても過言ではないと私は思う。 大概の信心は裸になるまでにふて腐れちまうか、 泣き出すかどちらかである。
800 :
吾輩は名無しである :04/12/09 14:34:07
801 :
吾輩は名無しである :04/12/09 14:51:54
一輪の花の美しさをよくよく感ずるという事は難しい事だ。 仮にそれは易しい事だとしても、人間の美しさ、立派さを感ずる事は、 易しい事ではありますまい。又、知識がどんなにあっても、 優しい感情を持っていない人は、立派な人間だとは言われまい。 そして、優しい感情を持つとは、物事をよく感ずる心を持っている人ではありませんか。 神経質で、物事にすぐ感じても、いらいらしている人がいる。 そんな人は、優しい心を持っていない場合が多いものです。 そんな人は、美しい物の姿を正しく感ずる心を持った人ではない。 ただ、びくびくしているだけなのです。 ですから、感ずるということも学ばなければならないものなのです。 そして、立派な芸術というものは、正しく、豊かに感ずる事を、 人々に何時も教えているものなのです。
僕の仕事である文学が、全く、それと同じだ。 美しく見せるための一行があってはならぬ。 美は、特に美を意識して成された所からは生まれてこない。 どうしても書かねばならぬこと、書く必要のあること。 ただ、そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ。 ただ「必要」であり、一も二も百も、終始一貫ただ「必要」のみ。 そうして、この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。 実質から要求を外れ、美的とか詩的という立場に立って一本の柱を立てても、 それは、もう、たわいもない細工物になってしまう。 これが、散文の精神であり、小説の真骨頂である。 そうして、同時に、あらゆる芸術の大道なのだ。
ここは、庶民の心をつかみそこなった 元文学青年が小林に嫉妬するスレですね?
意味わかんね
庶民の心なんかどうでもいいだろ 本を買う金、すなわち財布を掴む事が保守主義の要諦です。
807 :
吾輩は名無しである :04/12/10 03:49:55
>>803 誰の文章かしらんが屋上屋を架けるというが
〉そのやむべからざる必要にのみ応じて、書きつくされなければならぬ
〉この「やむべからざる実質」がもとめた所の独自の形態が美を生むのだ。
を実現した美なり散文なりを生んでみせてくれっての
こんなわかりきった事を得々と書き散らしてそこでおしまいでは
ずいぶんお気楽な話でないかい
まっまさかこの陳腐な文章がその体現だと言い出すんじゃあるまいな
大体こんな物誰に読ませようってんだろ
こんな説教聞かされた日にゃほんと普通の人間なら怒るよ
その必要とやらが芸術に血道をあげる自分自身の為の大義名分や自己弁護にはなっても
他人に聞かせるようなもんでもあんめえよ
天才ランボーは17にして芸術の不要無力を悟り労働へ向かった
ランボーに憧れた小林秀雄という石潰しはいくつになってもふんぞりかえって
旨いもの食い漁り悟りの悪い青少年にハッタリかまし続ける
>>807 >こんな説教聞かされた日にゃほんと普通の人間なら怒るよ
しかし坂口安吾の読者は怒るどころが有り難がってるんだよな。
秀雄教祖のご託宣(お筆先?)を崇める小林信者と、いい勝負さ。
809 :
吾輩は名無しである :04/12/10 09:12:54
>>807 >いくつになってもふんぞりかえって旨いもの食い漁り悟りの悪い青少年にハッタリかまし続ける
中傷だね。
小林秀雄が気の毒。
>天才ランボーは17にして芸術の不要無力を悟り労働へ向かった 違うぜ、幸福の魔法を読み解いたのさ、芸術じゃあない どだいランボーに芸術への志向はない 純粋に生への志向だ
811 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:11:23
小林秀雄って、 ことあるたびに学者を馬鹿にして、 その反知性的なポーズで読者人気を集めていた。 しかし少し調べるとわかる当然の事だが、 学者の本を読みまくり。 ようするに文筆業だから読者受けを狙わないと駄目なんだよな。 そのからくりを知った上でファンならいいけど、 知らないで「学者先生たちは馬鹿だけど小林先生はいいよな〜」 とか言っている信者的読者は、やっぱり馬鹿だ。 高校教師に一番多いタイプ。
812 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:12:47
音楽とか絵画、骨董を論じた文章だと、 特にそういう構造が透けて見えるし、正当な批判も多い。
813 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:15:38
>>811 程度低いね、君は。読者受けを狙ったとか笑止だよ。
814 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:25:04
>>813 君はまさに俺が言ったタイプの読者。
「小林先生に限って〜」ってやつだろ?
815 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:27:52
小林が読者受けを狙うという指摘が 彼の品位を落とすと考える奴は馬鹿。 むしろ小林秀雄本人は、 読者受けを取るためにハッタリも辞さなかったことを、 誇りにしていた。 なぜ学者を馬鹿にしていたかというと、 その最大の理由は「筆一本で食っていない」から。 このへんにはボヘミアン的文人像がある。
小林秀雄も全然、筆一本では食ってないが。
817 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:40:04
けど学者に対してはそういう仕方で啖呵を切っていた。
小林の評論には当然フィクション性があって、 自伝小説のような構造を持っている。
つまり言行不一致で口だけ、と。学者ち一緒だね。
>>817
820 :
吾輩は名無しである :04/12/10 11:53:00
>>814 ちゃんと小林秀雄を読んでるのかな?
批判の仕方がまじめに読んだ人間の言うことと思えなかった。
んなこたあ当然で そのうえでの議論なんだろう? 糞もしないスターあつかいでもするのか?
言行不一致で筆一本では食ってけてないのは小林秀雄も学者と同じ。 だのに小林秀雄はエラくて学者は馬鹿にするんだとさ。
中也ですら馬鹿にしてたようなので 学者がなんだい!
おまいらバカだな。小林秀雄もわかんないのかよ。ふんじゃな。アバヨ。
弁証法的煽りは通用しないのかい?
827 :
吾輩は名無しである :04/12/10 13:14:25
>>822 >「まじめに」読むほどのもんか?
ほどのものです。
まじめに読んでない奴は批判する資格ない。
小林秀雄をふまじめに読む つうのも粋だなぁ…
小林秀雄を「ちゃんと」「まじめに」読むなんて不粋で、野暮だよな。
830 :
吾輩は名無しである :04/12/10 17:31:41
やっぱりその程度だったんだな。批判してる連中は。
中味はないが、反撥心だけが顕著な言葉。↑
それはあたかも小林秀雄のべらんめえ調の罵りにも似て……。
>>827 >まじめに読んでない奴は批判する資格ない。
小林秀雄は、書き出し数行だけ読みゃあ良し悪しはわかると放言して
酷評した某女流作家に恨まれたものだが。
834 :
吾輩は名無しである :04/12/10 18:19:38
>>833 恨まれてはいないだろ
パーティーで抗議されたが陰湿な展開にはならなかった
しかしあの評論の明晰な分析が結局は文壇村に
閉じこもった30年後の小林自身と読者の関係にそのまま適用できるとは
夢にも思わなかっただろう。
秀雄にコンプレックス抱いている馬鹿ばっかりだね。 たまに良心的な名無しが馬鹿に囲まれていて気の毒。 四面馬鹿ってとこだな。 逃げ場がないよ。
836 :
吾輩は名無しである :04/12/10 22:27:55
真面目に読む気のない連中が小林秀雄に関心を 持ってるというのはなぜなんだろう。
スレの流れが変わってきたようなのでついでに。 小林の作品には「モオツァルト」に代表されるイメージ先行の 空論に走ってしまったようなのもあるけれども、そうじゃない作品も たくさんある。上に挙がっている吉屋信子批判の文章とかね。 そういう作品をもっと俎上に載せて議論して欲しい。
小林秀雄は「エライ」んじゃなくて「頭がいい」んだよ。 しかし世の中には何故か、「誰それは頭がいい」ってことを (自分もそう感じているにも関わらず)無視し、ひたすら 「偉くない」という次元での議論ですませたがる人がいるよね。 それは何故だろう。とわざと言う。
たまに冴えたこと言った位では、空論愚論の罪は帳消しにならんよ。
>>837 小林秀雄はエラくもないが、頭もよくないよ。気合だけ。
>>838
>>839 そして気合いでなんでも済ます君は浜口父ですか?
それは確かに小林秀雄読んでも面白くないだろう。
いや気合やハッタリで何でも済ますのは小林秀雄だろ。だからつまらないんだよ。
842 :
吾輩は名無しである :04/12/11 09:38:47
>>834 >恨まれてはいないだろ
怨まれたよ。あんな嵩に掛かった傲慢な切り捨て方されれば当然だ。
>しかしあの評論の明晰な分析が
どこがよ? 結局、吉屋信子は通俗だって安全な前提に立っての攻撃に過ぎぬ。
むろん吉屋信子は俗悪だ。だがそんな文壇常識をなぞった評論に何の意味がある。
と、小林秀雄を批判すれば、文壇の常識に逆らうことになると思って、 気分がよい>843が申しております。 批判というより悪口になってしまうのが、かれの悲しい知性なんですが。。 彼にもいつか知性が備わりますように。。
845 :
吾輩は名無しである :04/12/11 10:44:04
小林批判は別に文壇の常識とは関係ないと思うよ。 無謬だとでも思ってるのかな?844は。
あやや、こっちもかよ \______________/ . \ 0 / \ 0 o / \ o / \ 。 ./ \/ || || || || || !! . -=ニ二⊥二ニ=- ジョニクロ切らしちまってるんだ。オリーブもないんだが、 とりあえずスピリタスのきりきりに冷えたのがある。ドゾ! こういう話は酒ぬきじゃあ、まずいな。
俺には
>>843 が何を求めてるのか分からない。朝日新聞みたいな言い分じゃないか。
切り捨てたり、切り捨てられて恨んだり、 それくらい文章書くなら当たり前のことで、 それは芸であり読者へのサービスなんだから、 なんでいちいち「言いかたがひどい」とかなんとか 読者が本気で言うのか、気が知れん。
849 :
吾輩は名無しである :04/12/11 18:01:37
いったい何をめぐって言い争ってるのかいまいち良くわからんのだが、 @小林は「誠実」「頭がいい」 Aいや、小林は「はったり」「カマシ」 Bいや、「読者受けを取るためにハッタリも辞さなかった」→「あえて」派 C(あいだを取って(?))空論もあるが冴えたことも言っている D冴えたこと言っても空論愚論は空論愚論。小林氏ね。 論点としてはこんなところかな?ではそろそろライダー様呼びますか?
850 :
吾輩は名無しである :04/12/11 18:52:57
| |________ | ̄ ̄ ̄|| ∧∧ | | | ̄ ̄|≡(*゚ヮ゚) | えっ?呼んだ!? | |__|.|⊂ |) | | |=(O ノ _| |___|.≡.(/.. |_____ / がらっ ↑ 処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2
851 :
吾輩は名無しである :04/12/11 18:59:34
|| Λ||Λ ( / ⌒ヽ | | | 処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 → ∪ / ノ | || ∪∪ ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (,,^o^) < 死んでますけど.. ./ | \_____________ (___/ /
853 :
吾輩は名無しである :04/12/11 23:07:37
やっぱ切り抜きは駄目だな。馬鹿がしたり顔でレスしてしまう。 2ちゃんねらーの悲哀か。
>>853 この>851、てめえのおかげで>853様に怒られちゃったじゃねーか
もれは花の美しさってあると思いますけれども、
そこんとこはいかがなんでございましょうか。
ご高説を伺いたいもんで。
>>854 おまえ、馬鹿か?
花の美しさなんてものはない、
美しい花があるだけだ。
ちゃんと嫁。
>>855 >851、お茶でもお出ししろ!
ありがとうございます。
ところでですねえ、美しい花の美しいってえのは
どっからきたんでございましょうか?
美しいなんて、ただの言葉だよ。 馬鹿な人にはそれが分からんのです。
花の属性に美しさというのものはない。 我々が美しいと感じるだけだ。 分かったか。 馬鹿。
>>858 花の属性ってのがあるんですね?
そこに美しいって属性はないわけだ。
どんな属性があるんでしょ?
我々が、とおっしゃいますが、具体的にはどなたなんでしょ?
美しいと感じる、とおっしゃいますけど「我々」全員が同じように
美しいと感じるんでしょうか?
美しいというのはなぜ感じるんでしょうかねえ。
860 :
吾輩は名無しである :04/12/12 00:47:34
つまり非常に即物的なことしか信じていなかった人だった。
>>860 >858様=>860様、なんでしょうか?
それは小林さんのお弟子さんとも思われぬものの言い様の気もいたしますが...
>>854 >もれは花の美しさってあると思いますけれども、
まずこれを説明しろ。
抽象概念としての「美しさ」は存在する、 として特に矛盾を生じませんからねえ。
概念と事物を結びつけるのは人間
>>864 で、>859についてはお答えおできにならないんでしょうyか
君が小林の論理の飛躍についていけないようだから、 余白を埋めてあげた。 後は小林の該当する箇所を読めば分かるだろ。 >864は>863への答えだ。
概念から出発して物を分析するか、 物から出発して言葉を分析するか、 どちらなんでしょうかねえ?
868 :
吾輩は名無しである :04/12/12 01:59:33
>>807 えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや、のいい例だな。。
>>868 それはどういう意味なんでしょうかねえ?
山崎行太郎さん、ここで偉そうに荒らしを続けるのはやめてください。 あなたは小林秀雄を飯の種くらいにしか考えていないのですか?
「美しい「花」がある」云々の「花」っていのは、 能を観た時の話で、世阿弥の云う「花」のことだよ。 確か「当麻」ってタイトルだったと思う。
だから例えば「華のある女優」とかって言うじゃん。 で、その女優の舞台を観て「たしかに華があるなあ」って感じると するじゃん。で、「美しい「華」がある、「華」の美しさという ようなものはない」と書いてさ。何も問題ないじゃん。
要するに866、867の言葉を借りて言えば、ここで小林が言ってる 「花」っていうのは、もともと抽象概念としての「花」なんだからさ。 小林は「華のある「華」がある、「華」の華というようなものはない」 あるいは「美しい「美」がある、「美」の美しさというようなものはない」 という意味のことを言ってる訳で、当たり前じゃんっていう反応はあり得ても (同義反復だから)、867のような疑問は生じ得ないはずだよ。 横から連投すまそ。
>867さんと>869さんではないのですが、 意図は>871さんのおっしゃるとおりですが、 >872さんのコメントがありだとしてもですね、 ・・・ものはある、という意見に反論できないでしょう と言っているわけでして。 >873さん、同語反復ということを、小林が考えていたということですか? 物事の本質=宿命の主調低音のパラダイムではないようですが、 ご主張となる根拠をご教示いただきたいですね。 疑問は生じないはずだ、というのは姿勢としていかがなもんでしょうか。 小林に左袒されているわけでしょう?
>846さん 「連投すまそ」と書いたように、871〜873は自分です。 『当麻』の「美しい「花」がある」云々の箇所の解釈で、 ここでの「花」を「具体的な物としての花(桜とか菫とか)」として捉えることから 混乱が起きているように見受けられたので、871を書いた次第です。 で、もしかして871だけでは説明不足かも知れないと思い当たり、 くどいかなとは思いつつ、872、873を投稿した訳で、『当麻』の当該箇所を読むと いうことに限って言えば、僕としてはこれ以上の説明は不要だと思います。 以下ご質問にのみお答えすると、 >・・・ものはある、という意見に反論できないでしょう これは、『当麻』の外からの疑問だと思いますし、 哲学的には「実在論」と「唯名論」の対立のヴァリエーションだと 言えるでしょうから(大雑把ですみません)、当然そうした意見ないし 疑問はありだと思います。
>同語反復ということを、小林が考えていたということですか? 「美しい「花」がある」の箇所は同義反復(トートロジー)だから、 それ自体としては「正しい」ということです。 >疑問は生じないはずだ、というのは姿勢としていかがなもんでしょうか。 ここは、『当麻』の当該箇所における「花」を具体的な事物として捉える ことから起こる疑問に対して、『当麻』の「花」は世阿弥の云う抽象概念 としての「花」なのだから、そうした「読み」のうえでの疑問は生じ得ない、 という意味です。 >小林に左袒されているわけでしょう? 僕は、『当麻』の「美しい「花」」云々は、上述871〜873のように 読むのが、文脈的にも自然だろうと言っただけで、特に小林秀雄に加担している 訳ではありません。 以上、お返事は一回きりということでご勘弁下さい。 後は、846さんが自分で考えて自分で納得されるのが一番いいことだと思います。
テクストに外在した批判とテクストに内在した説明だから喧嘩になるんだよ。 世阿弥の花とは勉強になった。
878 :
吾輩は名無しである :04/12/12 13:32:09
世阿弥じゃなくて、むしろカント『判断力批判』だろ
ていうか、ソシュールの言語論をふまえてれば、 こんな馬鹿なこと言えないよね?
ソシュールの言語論を要約して、どこがどう「馬鹿なこと」なのか 人が分かるように説明してみそ。 無論できないだろうがな。 なぜなら、それをやればそのソシュール理解はおかしいって反論が必ず出てくるし、 それで可愛い自分が傷つくのが怖いからだ。
じゃー、お前も、 ちゃんとカントの判断力批判の要約してみろよ。 無論できないだろうがな。 なぜなら、それをやればそのソシュール理解はおかしいって反論が必ず出てくるし、 それで可愛い自分が傷つくのが怖いからだ。
うるせーよ。 ソシュールじゃなくて、カントだよ。
>>879 では、そのソシュールさんの言語論なるものを
勉強したいので著書をご教示いただけると
ありがたいのですが。
>846 あのさあ、ご教示下さいはいいけどさあ、その前に馬鹿丁寧に返事くれた 人に礼くらい言ったら?
ソシュールに著書はない。
>>884 2chで第三者に礼を強要されるとは思いませんでした。^^;
あなたも私に礼を述べるんでしょうか?いや、不要ですけどね、念のため。
もうレスは付けないと言っているわけだし、疑問はいっかな解決していません。
禅問答ならいざ知らず、って疑問もありだと思いますが。
>884 下らないレスを頂き恐縮の至りです。 有難うございました。
888 :
吾輩は名無しである :04/12/12 15:50:58
846は馬鹿ってことで終了
>>888 まあ、閉めてもいいけどね。
もれも小林好きなんだが、孤高の評論家で不連続な気がするんだよね。
原点に立ち返って同好の士がどう考えているか知りたかったんだが...
シェイクスピアでも、ジュリエットに
バラをなんと呼んでもその香りはきえやしないって言わせているくらいだし。
>885の言うとおり、>876の丁寧なレスに感謝しよう。ありがと
890 :
吾輩は名無しである :04/12/12 17:01:12
だんだん成長して多くの本を読み、いろいろな作家を読むにしたがって得られるのは さまざまな人生観である。しかし他人の人生観からこの経験が得られるのは ただ「修養のための読書」によるばかりだ、と人は普通考えているかも知れません。 だからシェイクスピアやゲーテやドストエフスキーやトルストイやフロベール その他多くのりっぱな作家たちを勉強すれば、こういうよい結果が得られる、 と人は思っている。そうして娯楽をめあてにするその他の読書は時間つぶしにすぎない、 としている。しかしいちばん大きい、しかも意外な影響を与えるのは、まさに 「娯楽」のために「快楽だけを目的として」読むものだ、と皆をびっくりさせる ようなことを私は言いたいのであります。知らぬ間にやすやすと感化を及ぼすのは、 骨折らずに読む本だ。それゆえ、大衆小説や、現代生活を写した芝居の影響は綿密に 調べなければならない。多くの人たちがこの「快楽だけを目的として」 まったく受け身のかたちで読むのは、主として現代文学なのであります。
個林のイストワールを可能にしたエピステーメーはなんですか?
892 :
吾輩は名無しである :04/12/12 18:52:11
890 ああ、だから現代文学はくそなのね。
つまらん
894 :
吾輩は名無しである :04/12/13 06:41:32
>>873 読解間違ってるよ。
『華のある「華」』は同義反復(A=A)→だから「華のある華」が「ある」ということは単に「A=華=美しさ」が「ある」
ってことになっちゃっていいの?小林は「美しさ」は「ない」っていってるんじゃなかったっけ?
『美しい「美」がある、「美」の美しさというようなものはない』!!?「美」はあるのに「美しさ」はない!!!???
かなり面妖な解釈をしてると思いますよ。
「当麻」の当該段落において、小林は現代人たちが抱く「無要な諸観念の跳梁」を戒めている。「美学者」に代表されるような「知」
に対して、いたずらに言葉を費やさずとも良いから世阿弥があらわす美をただ単に見よ。と説いているわけです。
もちろんそれは具体的な「美学者」に対する批判ではありませんが。
「花がある、美しさはない」という文は、「観念」について不必要に「頭を悩ます」近代的知性に対するレトリカルな批判です。
哲学的に深いことを言っているようにも思われるがそうではない。
「ゴチャゴチャ理屈ばっかいっとらんとなぁ、能書きたれんと美しさっちゅうもん素直に感じたれや!どないや!?」ってことです。
乱暴にいうと。
『当麻』にはルソーの「内面」に対して能の「仮面」というたとえも出てきますが、とにかく小林は「唯名論vs実念論」というような
西洋哲学的伝統からは離れたところで考えようとしています。
世阿弥の「花」について語っている文脈の中にさらりと現実の「花」についての思弁的な一文を忍ばせる。
その軽やかな飛躍はたしかに「芸」たりえていますね。
895 :
吾輩は名無しである :04/12/13 06:54:33
☆補足☆ 「当麻」の文脈と切り離した「花はある、美しさはない」について。 「花」は物質のレベルで「存在」するが、それに対して「美しさ」は概念であり物質と同じレベルでは「存在しない」。 「じゃあその「美しさ」ってものを目の前に出してくれ」と言われてもできないわけですね。 しかし「美しさ」それ自体は存在しないとしても「美しい花」が存在するなら「美しい花」を分析・記述することにより「花の美しさ」は語れるんです。 良かったですね。めでたしめでたし。
>「花がある、美しさはない」という文は、「観念」について不必要に「頭を悩ます」近代的知性に対するレトリカルな批判です。 >哲学的に深いことを言っているようにも思われるがそうではない。 >「ゴチャゴチャ理屈ばっかいっとらんとなぁ、能書きたれんと美しさっちゅうもん素直に感じたれや!どないや!?」ってことです。 なるほど。テクストに沿って読むとそうなるのね。
「美しい花はある」を「花はある」に言い換えているのはずるいが、あえて
目をつぶるとして。
>>895 と同じ論法で花は存在しないということもできる。
>>895 の論は、花は具象的存在、美しさは抽象的概念という区別を
前提にしているが(こっそり「物質のレベルで」なんて言葉を補っている)、
物質と同じレベルの「花」など存在しない、
よって「花はある、美しさはない」という言は錯誤である、
ともいえてしまう。
読者が楽しめたなら飛躍でも芸でもいいが、
>>894 の解説を読むと、
小林の文章はやはりペテン芸の一種だったのだな、と思たよ。
>>895 は後半部分も激しく違和感があるが(分析・記述したとしても
それは「美しい花」ではなくソレを美しいと感じているワタシの分析でそ?)、
スレ主題から逸脱なので略。
898 :
吾輩は名無しである :04/12/13 09:37:52
テクスト論的分析ではどんどん本当の理解から遠ざかる文なのだと思う。 「美しい花がある。花の美しさというようなものはない。」 このとおりなので、他の事は何も言っていない。 つまり確かなこと以外は言うことはできない、言いたくないということ。
>890 モームだろ、それ。
900 :
吾輩は名無しである :04/12/13 21:09:48
つらつら読ましていただきましたが つまり小林の文章は、本来訳の分からん無駄なものであって 小林自身は無駄にはちがいないが、もっと無駄なものが五萬とあるから これくらいは勘弁しろと思ってるって事でいいんでしょうか。 本当はモーツァルトやゴッホのように掛値なしの美を提出したいんだが 生憎才能もないので、原稿料くれるって言うから工夫した雑文書かしてもらってます それこそ考えるヒント位にはなると 別にセールスかけてるわけじゃなし文句ないだろみたいな。 問題は、そんな一寸の虫にも五分の魂的心がけで感想文書いてる男が なんでこんなに祭り上げられてしまったのかって事にあるんではなかろうか。
あの、中也の女を奪っただけでも賞賛に値する。
902 :
吾輩は名無しである :04/12/13 22:12:56
>>900 そうやって一生小林秀雄の真価をわからずに終わる人が多いのだろな。
みんなで読書会やろうよ。
904 :
吾輩は名無しである :04/12/13 23:47:53
>>902 900はごく正当な小林評価だろう?
あんたが信者寄りなだけ。
読書会はよいな。 どうせ年末、みんな暇だろ。 何か一冊決めて、アンチと信者で討論やろうゼ。
>『美しい「美」がある、「美」の美しさというようなものはない』!!? >「美」はあるのに「美しさ」はない!!!??? @「「花」=美」は端的に「「花」=美」以外の何ものでもない。即ち「美しい」 としか言い様がないものである。従って『美しい「美=「花」」がある』は同義反復。 A「「花」=美「の」美しさ」と言った場合、端的に「美」であるもの「の」美しさの について云々することになる。従って、『「「花」=美」の美しさという様なものはない』 『当麻』のこの箇所で、小林は、世阿弥が「物数を極めて、工夫を尽くして後」、 ついに「美のイデア」であるところの身体の型や身振りに達した、ということを 述べている。と俺は思うよ。
907 :
吾輩は名無しである :04/12/14 01:20:30
>906 お前ホント馬鹿だな。当麻は「観念」(=イデア)批判でしょ? そして「身体の型や身振り」はイデアの対極。いっぺん死んだほうがいいぞ?
>907 「あらゆる観念=イデア」と捉える方がどうかしている。 「物数を極めて、工夫を尽く」さなければ、「身体の型や身振り」は 「美のイデア」を現すものにはなりえないだろうに。 「不安定な観念の動きを直ぐ模倣する顔の表情(=美のイデアの体現を阻害するもの) のようなやくざなものは、お面で隠して了うがよい」という一文をよく読んだ方がいい。 イデアは「不安定な観念」などではない。 世阿弥の「花」を「美しさ」に置き換えて、 「美しい「美しさ」がある、「美しさ」の美しさという様なものはない」とすれば、 ことは明瞭だろ。
909 :
吾輩は名無しである :04/12/14 01:53:40
処刑ライダー ◆.EDMOUBKE2 哲学板のヤスパーススレに登場中
910 :
吾輩は名無しである :04/12/14 02:07:47
>>908 >>「あらゆる観念=イデア」と捉える方がどうかしている。
普通にイデアを日本語にしたら観念だろ?イデア=観念、という意味なの!(笑)
「不安定な」なんて勝手にっくっつけるなよアフォが。
当麻は美の「イデア」って考え方を批判してるんだって。
「世阿弥の美のイデアが〜」なんていい始めたら
小林は「そんな事はいいからまず虚心に見なさい」っていうと思うよ(笑)?
ただ、 >ついに「美のイデア」であるところの身体の型や身振りに達した と書いたのは、誤りだったということは認めるよ。 それともちろん「身体の型や身振り」をいかに工夫し洗練させようと、 「身体の型や身振り」自体が「美のイデア」それ自体であるわけはない。 ただ、「美のイデア」を想起させるものに無限に漸近できるだけだ。 従って先の一文は、 「ついに限りなく「美のイデア」を想起させるところの身体の型や身振りに達した」 という表現に訂正するべきである。ってとこでよろしいでしょうか? (多分よろしくはないだろうな 笑)
>910 「不安定な」は俺が勝手にくっつけた訳じゃない。 原文にそう書いてあるんだって(笑) こと芸術の鑑賞に関して言えば、小林はプラトン主義的だよ。 あんまり解説書的な先入観に囚われないほうがいいと思うけど。
>普通にイデアを日本語にしたら観念だろ? もちろん。但し、プラトンの言うところの「イデア」という事に 限って考えた場合、どんな観念だって「イデア」になる訳じゃない。 それは分かるだろ? >「世阿弥の美のイデアが〜」なんていい始めたら >小林は「そんな事はいいからまず虚心に見なさい」っていうと思うよ 俺もそう思う。「虚心に見て、見て、見抜いて、ついに「美(のイデア)」が はっきりと君の精神の中に現れるようになるまで見ることだ」と続けるんじゃないかな(笑)
914 :
吾輩は名無しである :04/12/14 09:04:12
>>913 小林だったら「虚心に見ることだ。僕はそれ以上何も言わない」とするだろうね。
「見て、見て、見抜いて」なんて演歌みたいな暑苦しい言いかたはしないと思うよ。
「ついに「美(のイデア)」がはっきりと君の精神の中に現れるようになるまで見ることだ」これもナシでしょ。
(↓「真贋」より引用。若い骨董屋の主人が扱う茶碗にさっぱり値がつかなかったが)
「彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなった事は言う迄もない。
では美は信用であるか。そうである。純粋美とは比喩である」
小林はそのいかがわしさを十分承知した上で骨董に魅了されたことを自ら標榜した人間。
「虚」と「実」という対立軸を超えた場から美に対しているのであって
「イデア(=美の真実)」という発想とはあんまカンケーなし。
特に「当麻」は観念=イデアを云々することに対する批判としか読めないでしょ。
「『花』の観念の曖昧さに頭を悩ます現代の美学者」に対して
「無要な諸観念の跳梁しない」時代の世阿弥が美をとらえた、ってちゃんと書いてあるし。
「イデア」もしくはそれに類する「絶対的なもの」に対する「無限の漸近」というような
記述は少なくとも「当麻」に関する限りひと言もない。
>>913 が勝手に読み込んじゃってるだけだよ。
>こと芸術の鑑賞に関して言えば、小林はプラトン主義的だよ。
実際になんか例あるのかな?
915 :
894=895(上も) :04/12/14 09:38:52
>>913 >@「「花」=美」は端的に「「花」=美」以外の何ものでもない。即ち「美しい」
>としか言い様がないものである。従って『美しい「美=「花」」がある』は同義反復。
>A「花」=美「の」美しさ」と言った場合、端的に「美」であるもの「の」美しさの
>について云々することになる。従って、『「「花」=美」の美しさという様なものはない』
やっぱり何がいいたいのかさっぱり理解できんな。まず「当麻」には「世阿弥の花」=「美」とは書いてない。
むしろ反対に現代の美学者が「『花』の観念に頭を悩ま」してるって書いてるぐらいなんだから、「花」イコール「美」と単純に
結びつけられるもんではない。
それにだいたいなんでわざわざ小林秀雄が「白い白」「馬から落ちて落馬した」のような『リアル鬼ごっこ』みたいな文書かなあかんの!?
えーと、
@「美しい美」「白い白」が同義反復なのはわかるがそれ(「美しい美」「白い白」)が「ある」ってのはどういう意味?
単に「美がある」ってこと?なら同義反復せずにそう書けばいいじゃん?
A「美の美しさ」「白の白さ」という文が「美」や「白」であるものの「美しさ」「白さ」について云々している、
というのうのはわかる。でも「(美しさや白さを)云々する」→「従って」「美しさ」「白さ」がない、ということになるのはなんで!?
「云々する」=「ない」ってこと!!!??
ところで
>>894 >>895 での「美しい花が〜」読解に大しては疑問はないよね?
その読解ではダメなの?
916 :
894=895 :04/12/14 09:43:27
917 :
894=895 :04/12/14 09:57:05
連書きしつれー。
つかさーーー、誰も「当麻」読んでないワケ!?しかも読んでるやつは激しく勘違いだしさ。
たった4ぺーじだよ!?新潮文庫だよ!?
>>835 >>853 >>855 >>857 >>858 みたいに態度だけはデカイのにロクな発言できない馬鹿とか
ライダーとかさ、ロクな読者いないんかな秀雄って?
918 :
894=895 :04/12/14 10:05:02
>>908 >「不安定な観念の動きを直ぐ模倣する顔の表情(=美のイデアの体現を阻害するもの)
>のようなやくざなものは、お面で隠して了うがよい」という一文をよく読んだ方がいい。
上の「不安定な観念」は不安定な「心理の動き」というような意味での「観念」しょフツーに。
哲学的美学的意味ぢゃなくて。
(プラトンの「イデア」に比べたら不完全な)「観念」て意味ぢゃないー。
世阿弥の時代の人間のアタマん中に「観念」なんて発想があるわけにゃあだろ。
919 :
吾輩は名無しである :04/12/14 10:29:50
>>917 >ロクな読者いないんかな秀雄って?
母集団が縮小すれば水準も下がる。
これは読者だけでなく研究者にもあてはまる。数が減って水準も暴落した。
だからこそ、山崎行太郎のような「読解力のない評論家」(小谷野敦)が
小林秀雄研究の専門家ヅラして大学に潜り込んでいられる。
920 :
894=895 :04/12/14 10:54:06
>>919 俺は山崎はどうでもいいんだけどさ。
でも読者数多いとはいえない後藤明生深沢七郎笙野頼子スレとか見るとDQNや煽り皆無なんだよね。
まぁマイナーだから自然と読者も選ばれる→馬鹿がこないってことなんだろうけど。
特に笙野なんか本人のキャラから荒れまくったスレ想像したらみょーに整然というか淡々と。
深沢スレはレベル高し。後藤スレは「本が手に入らん」って話が多いねw
小林の場合、教科書にのってたりして変にポピュラーなのが馬鹿読者が集まる理由なんだろうな。
「ストイック(by処刑)」「孤高の文人」みたいな勘違いなイメージ持っちゃって。
921 :
吾輩は名無しである :04/12/14 11:27:47
『小林さんこの美とはいったいどういう事になるんでしょうか。』 小林秀雄 『うーん、なになに。美しい……… なんだ、えらい悪文だな こんな物に意味なんかあるもんか。えー漏れが書いた、うーん。いやすっすかりわすれちまったよ まぁ書いたときはそう思ったんだろうねぇ。』
922 :
吾輩は名無しである :04/12/14 12:04:33
ろくな読者がいないんじゃなく、こういうところで解釈を求めるのが だめなんだよ。 自分で読んで得心できなければだめ。解説本もだめ。 「当麻」はみんな読んでるよ。
923 :
吾輩は名無しである :04/12/14 12:09:41
「得心」とか言い出すファンが良くないのだと思う。 そういう断言は、自分の無知をも覆い隠すから。
924 :
吾輩は名無しである :04/12/14 12:33:56
言葉尻捉える書き込みが多いね。情けなくなる。 2ちゃんねるで小林秀雄の言ってることを云々するのは無理だわ。 情報交換にとどめるべき。
>>924 仰るとおり、
みんなで墓の穴を掘りあうのは
そろそろ止めた方がいいと思う
悲しいけど、そうかもね。 誰か、秀雄の講演集のCDを持ってない? ( ゚д゚)ホスィ…
小林秀雄の講演CDいいよね。 古今亭志ん生の落語を聞いて練習したとも云われる 語り口も味わい深いし、当意即妙の質疑応答も面白い。 ちょっと高いけど、何回聞いても飽きがこないし、 小林が好きなら、奮発して買っても損はないと思うよ。 雲仙での講演(「文学の雑感」「信ずることと考えること」 「本居宣長」「現代思想について」)が内容充実してると思う。 >926 知人だったら貸してあげられるんだけどな。 2ちゃんの悲哀っていうか、それは出来ないからさ、残念に思うよ。
928 :
吾輩は名無しである :04/12/14 22:31:27
>>922 の「得心」もそうだが
>>924 、
>>925 みたいなのがダメってことだろ。
具体的なことは何もいわず(いえず)になんとなく「小林=孤高=偉大」ってイメージだけを曖昧に共有する。
「得心」「2chで小林の言ってることを云々するのは無理(
>>924 )」
「そうやって一生小林秀雄の真価をわからずに終わる人が多いのだろな(
>>902 )」
こういう物言いで相対的に自分をオリコウに見せてるだけで実質的なことは何も言っていない。
それどころか、こういった「自分は小林を理解している」とでも言いたげな連中が
実際には
>>908 のメチャクチャな説明に疑問も抱かないわけだ。
俺は小林信者でもアンチでもないけどこの手の発言をする連中は間違いなく馬鹿だと断言します。
さらに上へ逝くばかが…
「自分を表そうとする人はどこか狂的です。これは昂じればすぐ病院に 行かなきゃならんです」って小林が講演CDで話してて、笑いを取ってたけど、 存外そうかも知れないな。 俺も気を付けよっと。
講演集の質疑応答というと、印象深いのは、マジ切れぶち切れの小林秀雄w 失礼な態度をとったか質問が馬鹿げていたかの学生にたいし、 小林秀雄は言う。 「きみ!哲学をやればいいじゃないか! ウダウダ言ってないで、哲学をやればいいじゃないか!」 最初は穏やか〜な口調だったものの、 何度も何度もこの言葉を口にするうちに、 段々とテンションがあがってきたようで、 次第次第に口調は厳しくなり、 最後には怒鳴る始末w 昔、散歩中に、このやりとりをウォークマンで聴いて、 いてもたってもいられなくなり本屋に飛び込んで、 ありったけのプラトンを買い集めたという想い出があります。
933 :
吾輩は名無しである :04/12/14 23:05:15
プラトンを読んでから小林じゃねえ? ふつう… 小林を呼んでからプラトンじゃ ソープへ逝ってからプラトニックラブをするようなもんだ
>>930 自分が自分のまま社会で受け入れてもらえない場合、
自分を現していくしか生きていく道がない場合、
表わしていく他ないんじゃないの?
なんで狂人なの?狂ってると他人を決めつける心が
まさにヒトとして狂ってるのではないのかな?
どうもコバヤシってヒトはうさん臭いんだよね…
権威主義でしょ?このヒト?
そう言えば「小林先生は天皇制についてどう思われますか」という質問に 「僕はそういう浅薄なる質問には答えない」とかって冷淡に答えていたことも あったな。「ルノアールが好きですが、最近の絵は分かりません」って言った 学生さんは、「そりゃ君、ルノアールが好きだなんて言ってるけど、 ルノアールの目玉から見れば、君の目なんて赤ん坊みたいなもんなんだよ」って 結構厳しいこと言われてた。 でも、大体において、小林秀雄は質問には丁寧に答えてるよね。 いつの間にか全然違う方向に話が流れていくことも多いけど。 伝説の酒席での文学者たちへの「しごき」は多分あんなもんじゃなかっただろうな、 とは思うけど、根は優しい人だと思うし、やっぱり何より魅力のある人だよ。
このヒトって力はあるけど 謙虚さがないんだよ、傲慢 ザ文壇人って感じ
そうそううまく読書の順番を運ぶことはできないでしょ。 計画的な読書をするのはなかなか難しいよ。 ただの趣味人としてはね。 それに、プラトンを読んだ後に小林という方向もよく分からんよ。
>938 プラトンを読んでないな? w
テープで聞いたけど、声が高くないか?>小林 イメージ狂ったよ。
プラトンは、『パイドン』の 「プラトンは病気だと思います」に感涙した。 あれは文学だった。
>935 その箇所を少し紹介すると、こういう文脈での話です。 「批評とは無私を得んとする道だとおっしゃいましたが、これについて詳しく」という 学生さんの質問に対して「それはなかなか難しいなあ」といいながら、 「「何も「私」を加えないであなたが出てくるってことがあるんだよ。 あなたがね、自分を表そうなんて思っても現れやしないよ。 自分を表そうなんて思って自分を表している奴は、これは気違い。 だいたいね、自己を主張している人はみんな狂的ですよ。あれは昂じればすぐ、 ほんとに病院に行かなきゃなきゃいかんのです。大体はそうですよ、よく観察してご覧なさい。 自己を主張しようとしてる奴はみんな狂的です。 それでそういう人は自己のをするものが傷つけられると、人を傷つけます。 これは狂的なんです。だけども、僕を本当に分かってくれるときは、僕が無私になるときです。 僕が無私になったら、僕の言うことを聞いてくれます、人は」 (『文学の雑感』CD−2:7「無私を得る道」)
訂正(すまそ) 「それでそういう人は自己の主張するものが傷つけられると、人を傷つけます」
文学の雑感だけ持ってないんだよ。 欲しいなぁ。。
>>940 そうだね、声が疳高い。それに結構饒舌。
寡黙な賢人という感じはしないね。
>>942 私はいわゆる性同一性障害者ってやつなんですけど
(結局、理解してもらうために便宜的に障害者にされるのを甘んじてる)
自分なんか主張したくないですよ
それに主張する勇気があっても
自分を説明できないんですよ?
自分をどう理解してもらえばいいかわからない
それに別に社会にも何か特別なこと求めてるわけじゃない
ただ存在を認めてほしいだけ
でも認めてもらえない
だから主張するしかない、表にでていくしかない
ひっそりしていたいけど、そういうわけにもいかない
何も言わなければ、狂ったヒトだと思われてしまう
何もしなけれな、人間扱いされないまま死ぬしかない焦り
歳はどんどんとっていくし、、、、これまで同じような先天的苦しみを
抱えていたヒトは一定数いたにも関わらず、ほとんど皆
黙殺され死んでいき、遺書さえ書けなかった。
自殺の理由さえ推測されるのを恐れた
自殺の理由さえ理解してもらえないのだから
こんな人間の苦しみを
こんな苦しみをべつに理解しろなんて傲慢な気持ちはないです
でも社会的に義務を果たし、モラルを遵守して
つつましく生きているのだから、存在したいをあざ笑わないでほしい
ただそれだけ
947 :
吾輩は名無しである :04/12/15 00:39:33
小林の言う無私ってのは世間でいう無私と全然ちがうものだな
江藤淳『小林秀雄』はホントつまらない。
無知こそ差別だと思います ただありのままを知って、存在を正しく認識してくれるだけで救われるのに 性同一性障害は異性愛者。ゲイ、同性愛者とは全く別の存在なのに 同一視されたりもする。どんなに喉をつぶして声の限り説明しても こんなことでさえ誤解されたまま前に進まない… 人前で話すのも苦手で文章を書くのも苦手だけど 自分が前にでていかないと 自分もダメになるし、同じ苦しみを抱いているヒトたちも 前に進めない。 精神科で自分史を書かせられる 自分が女だと言う証明をしろと言われる あなたがたに自分が男だと自分が女だと肉体以外をつかって証明 できるヒトがいますか? 目に見えない心を精神を証明しろと言われるのですよ? 実験させられ、研究材料にされ 精神科医にたらい回しに弄ばれて、そこまでして行き着く先が あなたはめでたく精神障害者として認定されました。ですよ? でも便宜的にそれを受け入れるしか方法がないから 前に進むためにボロボロになっても行けるところまで 行かなくちゃならないのです。 現代にもまだこういう存在って残っているんですよ。
>>949 さん
真夜中で気持ちが高ぶっているのはわかりますが
あくまでここは小林秀雄について語る場なので
落ち着いてください
差別だの賠償だの、弱者をウリにして社会にたかってる 輩がいる現代社会において、我々のような存在は 益々存在を歪められ、誤解とレッテル貼りに遭い 偏見の檻に閉じこめられたままです。 歩み寄って同情の罠をしかけてくるのは、宗教団体、 在日、人権屋、共産党、公明党、、、 こいつら糞ですよ、我々の存在をメタファーとして利用したいだけ 保護され同情されて洗脳され、吸収された仲間も沢山います。 この人間扱いさえされない苦しみ 生まれてこのかた幽霊みたいな人生 自分がないんですよ、親にも認識されない 偽れば偽るほど、生きる力が四方八方吸い取られて、 からっぽになっていきます。 誰とも生(性)を共有できない苦しみ 社会にはまだ色々な人間がうごめいています 性別でさえ曖昧です 決めつけることの罪をわかってください
ヒトは一人では生きていけません だから他人を拒否したくないんです だから自分を説明しなくちゃならない 逃げられない 自分でも自分のことをうまくまだ説明できないけど 説明しなければ、自分を奪われてしまうんです 文字を使ってただ隠喩だの暗喩だの知能をひけらかし 社会をややこしくしてるだけの人間は軽蔑します 言葉って文学って本来そういうものじゃなかったはずです ここは、必死な人間の叫びを寒いだの恥ずかしいだの言って 目を背けるようなそんなヒトばかりじゃないですよね? 別に理解を求めてないです。存在を認めてください。 こういう存在もいるのだと、ただそう認識してくれるだけで ただそれだけで終わるんです。
必死だな(笑)
>>950 ごめんなさい。つい高ぶってしまいました。
来月、たった一人でタイでSRS(性転換手術)です。正直、不安なんです。
恐いですよ。なんでこんなことまでしないとって思いますよ。
性別変更やら法律勉強したり、なんでこんなことしないとって
思いますよ、仕事だって人一倍努力して受験だって頑張った
人付き合いだって上手だし、料理もうまい、本だって沢山読む
テレビは見ない、品行方正優等生なのに
ただ性自認と肉体がチグハグな、ただそれだけで
宇宙人ですよ?どこに叫んでも誰もふりむいてくれない
こんなスレ違いの場所で唐突に叫んでるなんてほんど馬鹿だと思う
笑ってスルーしてください
もう疲れ果ててぼろボロなんです。
スレ違ひ。
よく分からんが、がんがれ。
957 :
吾輩は名無しである :04/12/15 09:31:45
全作品版の「本居宣長」、注釈は地名、人物の説明などやはり助かる。
958 :
吾輩は名無しである :04/12/16 02:39:22
けっきょく908もトンデモか。 ライダー様といい真夜中で気持ちが高ぶった人といい、 小林スレは名コテの宝庫だな。
959 :
吾輩は名無しである :04/12/16 02:53:01
そろろろ次スレ?
「小林秀雄をこえて」も痛かった あそこで柄谷が持ち出した『交通』ってのは一体なんなのか 誰かわかりやすく説明してくれよ
まだまだ色々な人間がいるものですな、興味深い
小林秀雄全集の編輯はクソ。
963 :
吾輩は名無しである :04/12/24 01:56:39
小林秀雄全作品は買いですか?
964 :
吾輩は名無しである :04/12/24 10:12:39
小林秀雄はソシュール知らなかったらしいよ
>>965 脚注のある6次全集はビギナーには魅力。
ただ、対談・座談が戦後のものしかないのは、編集方針としてはおかしい。
戦争協力者とか言われたくないから逃げたんだろ
968 :
吾輩は名無しである :04/12/25 12:53:57
>>966 脚註のあるのは「全作品」であって「全集」ではない。
編輯方針がをかしいのは、對談・座談だけでない。問題だらけ。
全集未收録集を出したら賣れるかもね。著作權者が許すまいから裏本でさ。
單行本や全集でだいぶ自分に都合好く改稿してゐるから、初出によった校本でもいい。
970 :
吾輩は名無しである :04/12/25 18:07:25
恆存ヲタか。
>>969 >脚註のあるのは「全作品」であって「全集」ではない。
『全作品』は別名『第6次 小林秀雄全集』ですよ。
974 :
吾輩は名無しである :04/12/26 18:14:40
975 :
吾輩は名無しである :04/12/26 19:16:55
CDを聞いていたら天皇についての質疑応答の中で「アンティミティ」という言葉が出てきました。 話の内容でなんとなく理解できるのですが、いざ辞書を引いてみたが見つかりません。 というか綴りがよくわからずantimityとかuntimityとかやって英語の辞書を引いたのですが、 ありませんでした。 どなたか、「アンティミティ」の綴りわかる方、教えてください。 フランス語はからっきしなんで、もしかしたらフランス語なのかしら。
すみません。 「intimité」 どういう文脈で使われているかわからないのですが 内奥・内面という意味かもしれません。 英語ではintimacyよりprivacyに近いかな?
980 :
吾輩は名無しである :04/12/28 11:14:26
アンティミテは「親密さ」でよいのでは。 日本人は天皇に普通に親近感をおぼえるという意味ではないかと。
981 :
975です :
04/12/28 23:42:58 >>976 >>977 >>980 みなさんどうもありがとうございます
言葉的には英語intimacyに対応する仏語なんですね。
ちなみに手元のロングマンによるとintimacyはこう説明されています
a state of having a close personal relationship with someone
もやもやが解消できてうれしいです
ちなみにCDとは「小林秀雄講演第一巻」です。「ある親しみ、親近を感じる」とも言ってますが、
これを「アンティミティ」と言ってるんですね
ありがとうございました