アメリカ現代詩を原文で読みましょう。

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1アメリカ現代史大好きさん
アメリカ現代詩を原文で読みましょう。
2吾輩は名無しである:03/04/14 21:14
car sex is my daily activity
it makes me fly high
but car is sitting on the ground
where I am ?
in the sky ?
on the ground ?
in your cunt ?
car sex takes everywhere
so thet I like it
3吾輩は名無しである:03/04/14 21:23
訳:カーセックスは愛のあるセックス
お前とやりたいぜ
せくせくせ〜くす
ららら〜ららら〜ら〜
強気でいこうぜ ぼーいず あんど がーるず〜ya
4吾輩は名無しである:03/04/15 18:20
僕の日課はカーセックス
高く飛んでる気持ちになる
でも車は地面の上
僕はどこにいるの?
大空の中?
地面の上?
君の膣の中?
カーセックスはあらゆる場所へ連れてってくれる
だから僕は好きなんだ
5吾輩は名無しである:03/04/15 18:29
カーセックスは私の非常に高揚した日記です。
私に天ぷらを揚げてくれます。
しかし、車は大地に排便します。
私は何処に?
空の中に?
大地の中に?
あなたの性器の中に?
カーセックスは誰でも楽しめます。
私は絶対それが大好きです。

大マジで訳した工業高卒のオレ。
6吾輩は名無しである:03/04/15 18:33
自動車性別はそれが私にする私の毎日の活動です、
高く飛ぶ、
しかし、自動車は上に座っています、地面、
どこで、I、である?
空の中で?
地面で?
あなたの女性の性器の中で?
自動車性別はどこでもとります。
だから私はそれが好きです

テキスト翻訳、一部改
(1タン つづり間違えんなよ)
7吾輩は名無しである:03/04/15 18:47
>>6
詩人だ
8吾輩は名無しである:03/04/15 18:50
So we beat on boats against the current borne back
ceaselessly into the past.
9吾輩は名無しである:03/04/15 18:58
>>8
訳:SEX中、邪魔するな!
10工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/16 00:42
今日も愛車で君とセックス
天にも昇る気持ちよさだけど
愛車は今もガレージの中

ここはどこですか?
天国? 地獄?
よもやおっかさんの子宮の中?

僕の愛車で何処へでも行ける
だからクルマは最高なんだ!
11吾輩は名無しである:03/04/16 00:45
サンクス工藤。
実は密かに工藤が幾つ感嘆符をつけるのか楽しみにしていた。

予想は3つだった。
12吾輩は名無しである:03/04/16 04:22
>>4
正確な訳だけど、言葉が単調。
13吾輩は名無しである:03/04/16 04:39
カーセックル?毎日やってますが何か?
とっても(・∀・)イイよ!!
でもさー車が地面の上にあるとすると
じゃあ漏れはどこにいんの?
空中かよ!
地上なの?
それともオマンコでつか・・・
まあとりあえずカーセックルでどこにでも逝けるなんて
めでてーじゃねーか、おい!
14吾輩は名無しである:03/04/16 04:55
>>13
それだと飛んでる感覚と、地上の車の繋がりがでてない。
1513:03/04/16 05:04
確かに二行目の失敗は致命的だった。
16吾輩は名無しである:03/04/17 21:40
読んでる詩が下ネタじゃないですか。
もっと有名な詩人の作品を読みましょうよ。
17吾輩は名無しである:03/04/18 01:39
で、結局>>2は誰の詩だったんだ?
182:03/04/18 02:43
思いつきです。
こんなことになるとは思わず、戸惑っていました。
文法の間違いがありそうで、
それを指摘されるのを恐れていたのですが…。
というより、てっきり「アフォか!」となるものだと…。
19吾輩は名無しである:03/04/18 02:45
いや、良く出来ていると思うよ。
20吾輩は名無しである:03/04/18 04:04
文法の間違いと、スペルの間違い、
それに意味不明の行もあるけど、
まあ、詩なんて正確な文法は必要ないからな。
21bloom:03/04/18 04:11
22吾輩は名無しである:03/04/19 01:34
>>8
フィッツヲタ ハケーソ
23今度はエミリー・ディキンソンの詩を読もう。:03/04/19 14:47
465

I heard a Fly buzz--when i died--
The Stillness in the Room
Was like the Stillness in the Air--
Between the Heaves of Storm--

The eyes around--had wrung them dry--
And Breaths were gathering firm

For that last Onset--when the King
Be Witnessed--in the Room--

I willed my Keepsakes--Signed away
What portion of me be
Assignable--and then it was
There interposed a Fly--

With Blue--uncertain stumbling Buzz--
Between the light--and me--
And then the Windlows failed--and then
I could not see to see--

Exciteで翻訳しても良いけど、もうちっと日本語らしい日本語で和訳してちょ。
あと一行一行の細かい解釈なんかにも、力をいれてやっていきたいな、と思います。
24吾輩は名無しである:03/04/19 15:48
I heard a Fly buzz--when i died-- 蠅の飛ぶ音がした--私が死ねば--
The Stillness in the Room      部屋は静かになるんだ
Was like the Stillness in the Air-- まるであの空気を行きかう静寂
Between the Heaves of Storm--    あの嵐のうねりの合間の--
  
The eyes around--had wrung them dry-- 視界を広げて--絞って乾かして--
And Breaths were gathering firm 呼吸が深く覆っていた

For that last Onset--when the King  最後の兆候のために--王様が目撃された--
Be Witnessed--in the Room-- その部屋で--

I willed my Keepsakes--Signed away 私の形見を--私の一部をどこに
What portion of me be        譲り与えるべきなのか、署名して
Assignable--and then it was     引き渡すのを望んだ--形見は
There interposed a Fly--      蠅の仲裁に入ってそこにいたまま

With Blue--uncertain stumbling Buzz-- 青を以って--不確かにつまづいて五月蠅い
Between the light--and me--      光--と私--の間で
And then the Windlows failed--and then そして窓は曇った--見ていた物が
I could not see to see--        分からなくなった

できた!
25今度はエミリー・ディキンソンの詩を読もう。:03/04/19 21:36
>>24
お疲れ様ですm(_ _)m
細かいところはあとでチェック入れてみるっす。
よろしくお付き合いください。
26山崎渉:03/04/19 22:31
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
27吾輩は名無しである:03/04/20 23:38
マズはちょこちょこっといってみましようか。

>>24氏が訳した第1スタンザ。
I heard a Fly buzz--when i died-- 蠅の飛ぶ音がした--私が死ねば--
とあるけど、何故「死ねば」と条件風に訳したのかな?ここは単純に「死んだとき」
でいいのでは?「私に死が訪れた時」とかね。

The eyes around--had wrung them dry-- 視界を広げて--絞って乾かして--
And Breaths were gathering firm 呼吸が深く覆っていた

The Eyes around--っていのは、「目の回りにあるもの、すなわち、第1スタンザ
で出てきた空気」のことなんだと俺は思う。死の静けさが詩人を取り巻いている
ような書き方をしているでしょ。第1スタンザは。

And Breaths were gathering firm 呼吸が深く覆っていた
これは、死が近づいてくる瞬間を、呼吸のあいまあいまの間隔がどんどん狭まって行く
イメージで表しているんじゃないかな。

とりあえず今日はここまで。
2824:03/04/20 23:57
おいっす!そこはいろいろ悩んだところでなぜ条件法かというと
やはり死ぬ前と死んだ後でこの詩自体を俯瞰する私が2人いるんだ
というところでどっちに視点を傾けたらいいのかというところで
迷いました。

で自分なりに「私」の気持ちになってみて詩の情感をかもし出すように
語りの流れを作る意味でも「死ねば」とするところでいろいろと、
心理状態のマブシ(塗し)というものが表せるのではないかと思った。

でもこの詩はとにかく死んだ自分を覆う空気を俯瞰する神(わたし)が
いる詩であるのはよくわかった。とりあえずそれが了解事項ということで。
29吾輩は名無しである:03/04/21 00:15
じゃ俺も2節目まで。

1匹の蠅がブンブンと飛んでいる音が聴こえた−−私が死んだ時
その部屋の静けさは、
嵐の合い間の、
あの大気の静けさのようだった。

私を見つめる周囲の眼々は−−涙も尽きて乾ききり
呼吸もしだいに落ち着いてきていた。



30吾輩は名無しである:03/04/21 00:41
ちょっとやらせてね――


虫の羽音を耳にした−−わが終焉のとき
静寂はあの部屋に満ちて
それは嵐の襲いくるあいだの
あの風の静寂にも似て

まなざしに取り囲まれ−−どれもみな
涙はもはや枯れていたけれど
それでもまだ息の方は繰り返されていた、着実に


*「羽音」は「うなり」とどちらにするか迷いました.
*2連目は,この解釈で当たっているかよく分かりません.

31吾輩は名無しである:03/04/21 00:45
「涙はもはや枯れていたけれど」より
「涙はもはや枯れていたものの」の方が
耳障りがいいかなー?

意味が合っていればの話ですが――.
32吾輩は名無しである:03/04/21 00:57
じゃ、最後まで。
言葉は洗練されてないけど意味が通じるようにした。

1匹の蠅がブンブンと飛んでいる音が聴こえた−−私が死んだ時
その部屋の静けさは、
嵐の合い間の、
あの大気の静けさのようだった。

私を見つめる周囲の眼々は−−涙も尽きて乾ききり
彼らの呼吸もしだいに落ち着いてきていた。

その最後の到来のために−−あの王が
目撃された時−−その部屋にて−−

私は望んだ、私の形見が−−分け与えられることを
私のどの部分が
譲渡されうるのか−−その時だった
1匹の蠅が邪魔に来たのだ

蒼く−−ゆらめきよろめくようにブンブンと−−
その光と−−私の間に−−
そしてその時に窓々は崩壊し−−そしてその時に
私は見ることもできなくなった

*WindlowsというのはWindowsのつづり間違いと解釈した*

33みなさんお疲れ様です。:03/04/21 02:15
ここまで盛り上がるとは思わなかったです。正直。みんななんらかの関係で
アメリカ文学と関わっているのかな?ハテハテ。

誤字があったようなので、もう1度正しいテキストをカキコするっす。

I heard a Fly buzz--when I died--
The Stillness in the Room
Was like the Stillness in the Air--
Between the Heaves of Storm--

The Eyes around--had wrung them dry--
And Breaths were gathering firm

For that last Onset--when the King
Be witnessed--in the Room--

I willed my Keepsakes--Signed away
What portion of me be
Assignable--and the it was
There interposed a Fly--

With Blue--uncertain stumbling Buzz--
Between the light--and me--
And then the Windows failed--and then
I could not see to see--

それから、この詩はあくまでの女性によって書かれた詩だということに注意してください。
訳にもそれが反映されればいいのだけど。
34みなさんお疲れ様です。:03/04/21 02:18
一つだけ間違いがあったのでもう1度カキコするっす。汚してごめんね。

I heard a Fly buzz--when I died--
The Stillness in the Room
Was like the Stillness in the Air--
Between the Heaves of Storm--

The Eyes around--had wrung them dry--
And Breaths were gathering firm

For that last Onset--when the King
Be witnessed--in the Room--

I willed my Keepsakes--Signed away
What portion of me be
Assignable--and then it was
There interposed a Fly--

With Blue--uncertain stumbling Buzz--
Between the light--and me--
And then the Windows failed--and then
I could not see to see--

大文字も小文字も↑のとおりっす。なんでこんな書き方したんだろう?まぁそれはいいや。
35吾輩は名無しである:03/04/21 05:24
>>34
英語の詩では強調したい単語などは大文字にする技法もあるからね。
36吾輩は名無しである:03/04/21 10:03
ディキンスンの場合は後ろにある横棒にも含みがあるらしいね
3730:03/04/21 10:46
36さんが言うように,「――(ダッシュ)」ですが,昨夜,1連めを訳して
いて,3行目,4行目にそれを書き加えたいのをガマンしたのです,実は….
で,今朝,岩波文庫の対訳にこの詩は入ってなかったかなーと思い,ほっ
くり返してみて納得.やっぱりダッシュは当該部分に入っていました.

それから,33さんアップお疲れさまです.
でも,もうひとつ大事なことが…w.
この詩は,4行×4連で構成されています.よって,2連めも4行つな
がっています.なるほど,そうでないと意味がつながってこない.

つまらなくなっちゃうかもしれませんが,対訳も一応アップしますね.
ただ,日本語としてはまだまだ何とかできそうな訳だと思います.
訳者・亀井俊介氏の著作権が切れているかどうか分からないので,
とりあえずまずは2連のみ.
3830:03/04/21 10:47
蝿がうなるのが聞こえた――わたしが死ぬ時――
部屋の中の静けさは
空の静けさのようだった――
烈しい嵐と嵐の間の――

まわりの目は――涙も乾きはてていた――
息はじっとつまっていた
あの最後の攻撃を待ちうけて――王なる方が
部屋の中に――目撃される時の――
39みなさんお疲れ様です。:03/04/21 16:12
何度も何度もごめんなさい。今度こそ決定版のテキストですm(_ _)m

465

I heard a Fly buzz--when I died--
The Stillness in the Room
Was like the Stillness in the Air--
Between the Heaves of Storm--

The Eyes around--had wrung them dry--
And Breaths were gathering firm
For that last Onset--when the King
Be witnessed--in the Room--

I willed my Keepsakes--Signed away
What portion of me be
Assignable--and then it was
There interposed a Fly--

With Blue--uncertain stumbling Buzz--
Between the light--and me--
And then the Windows failed--and then
I could not see to see--
40吾輩は名無しである:03/04/21 16:15
僕の日課はカーセックス
高く飛んでる気持ちになる
でも車は地面の上
僕はどこにいるの?
大空の中?
地面の上?
君の膣の中?
カーセックスはあらゆる場所へ連れてってくれる
だから僕は好きなんだ
411:03/04/21 16:23
僕も「対訳ディキンソン詩集」買いました。乗ってますね、この詩の訳が。

蝿がうなるのが聞こえたーーわたしが死ぬときーー
部屋の中の静けさは
空の静けさのようだったーー
烈しい嵐と嵐の間のーー

まわりの目はーー涙も乾きはてていたーー
息はじっとつまっていた
あの最後の攻撃を待ちうけてーー王なる方が
部屋の中にーー目撃される時のーー

わたしは形見の遺言をしたーー
わたしの譲れる部分は何もかも
署名して譲り渡したーーその時だった
蝿が割り込んで来たのはーー

憂鬱なーーあやふやでにぶい羽音とともにーー
光とーーわたしとの間へーー入って来たーー
それから窓がぼやけてきたーーそれから
見ようとしても何も見えなくなったーー

>>30さん
著作権の問題はむずかしいですよね。でも、亀井さんの訳を更に良くしよう
という意志が僕等にある限り、彼の訳をUPするのは許されるのではないかな、
と僕は思います。

それから、みなさんにお聞きしたいのですが、ディキンソンの詩をあともう
2つやっても良いでしょうか?それから次の詩人の作品を読んでいきたいな、と思ってます。
42吾輩は名無しである:03/04/21 22:56
William Staffordの『Traveling Through The Dark』より

Traveling through the dark I found a deer
dead on the edge of the Wilson River road.
It is usually best to roll them into the canyon:
that road is narrow; to swerve might make more dead.

By glow of the tail-light I stumbled back of the car
and stood by the heap, a doe, a recent killing;
she had stiffened already, almost cold.
I dragged her off; she was large in the belly.

My fingers touching her side brought me the reason--
her side was warm; her fawn lay there waiting,
alive, still, never to be born.
Beside that mountain road I hesitated.

The car aimed ahead its lowered parking lights;
under the hood purred the steady engine.
I stood in the glare of the warm exhaust turning red;
around our group I could hear the wilderness listen.

I thought hard for us all--my only swerving--,
then pushed her over the edge into the river.
4330:03/04/21 23:28
>1さん
訳詩のアップありがとうございます.

>でも、亀井さんの訳を更に良くしようという意志が僕等にある限り、
>彼の訳をUPするのは許されるのではないかな、と僕は思います。
「あっ,いいな」と感じ入りました.仮想サブゼミのノリで,
スレが伸びることを期待します.『蝿がブンブン〜』の詩のつづき,
トライしたいのですが,今夜はちょいグロッキーなので,また後日.
文庫本は買ってパラパラ見たことがありましたが,エミリーに
こんな詩があったっけ…と発見の喜びです.
息絶えて霊魂が体を離脱したあとに,死の瞬間を思う詩――という
ことで,大変魅力を感じています.紹介ありがとう.

エミリーはすでに古典名作の域かと思います.
ネタとして,バーバラ・クーニーという米国の絵本界のゴッドマザー
とも言うべき人が,『エミリー』という絵本を作っていること,ご紹介
しときます.ほとんどの図書館の児童室には入っていると思います.
エミリーのヒッキー生活と子どもたちとの交流を,繊細な筆致で描いた
佳品です.
このクーニーという作家の絵本は,決して幼児向けではなく,大人の
鑑賞に堪え得るよう社会的メッセージをもっています.機会あったら
見てみてください.

42にまた,いいのが上がってきました.
エミリーに始まり,個人的にはルー・リードぐらいまで辿りつきたい
気がしています.



44吾輩は名無しである:03/04/22 17:18
昔、ディキンスンを訳した時、「1行ずつ訳すな」と
言われたのを思い出した。

ところで夏目漱石もディキンスンの詩を訳してるんでしょ?
誰か知らない?
45吾輩は名無しである:03/04/23 23:42
Traveling through the dark I found a deer 闇への旅路でシカに出会った
dead on the edge of the Wilson River road. ウィルソンリヴァーロード-その端っこの道路が切れる場所
It is usually best to roll them into the canyon: 峡谷へ転がり落ちるのにはうってつけだ
that road is narrow; to swerve might make more dead. 道は狭く ハンドルを切ればもっとヤバイことになる

By glow of the tail-light I stumbled back of the car 後部ライトの白光で車の後ろで躓いて
and stood by the heap, a doe, a recent killing;   ポンコツのそばに立つ.そこにはメスジカ-目下の獲物
she had stiffened already, almost cold.     彼女はすでにカチカチでほとんど凍ってた
I dragged her off; she was large in the belly.  僕は彼女を引き摺りだした/彼女は胃がでかかった

My fingers touching her side brought me the reason--僕の指が彼女に触れて判ったこと
her side was warm; her fawn lay there waiting,   彼女のわき腹は温かかった;彼女の子ジカがそこで眠っていたんだ
alive, still, never to be born.   生きていたのに、もう二度と生まれてはこない
Beside that mountain road I hesitated. 私が休みを取ったあの山道で

The car aimed ahead its lowered parking lights;パーキングライトを落とし車は前方へ向かった
under the hood purred the steady engine. 愛しきエンジンを清めるボンネットの下で
I stood in the glare of the warm exhaust turning red;赤く変わった排気ガスの暖かいぎらぎらした光の中でたっていた
around our group I could hear the wilderness listen.我々の周囲の野生の声に耳を澄ますことができた

I thought hard for us all--my only swerving--,我々には荷が重かったのだ--私の単独の寄り道--
then pushed her over the edge into the river.それから川の端っこに彼女を落とした

   できた!
4630:03/04/24 21:33
虫の羽音を耳にした――わが終焉のとき――
静寂はあの部屋に満ちて
それは嵐の襲いくるあいだの――
風の静けさにも似て――

まなざしに取り囲まれ――どれもみな涙はもはや枯れ――
それでも息の方は繰り返されていた、着実に
最後に襲いくるときを待って――それは臨終の支配者が
立ち現れるとき――あの部屋へと――
4730:03/04/24 21:34
私は形見の品を言い伝えた――紙葉に署名して
残る人に分かてるものを譲りわたす
――ああ、そのとき
虫がやってきたのだった――

陰鬱で――ぼんやりと覇気のない羽音を立て――
光と――わが身のあいだへと――
そしていよいよ瞳の窓は閉じたのだ――
視界は闇に閉ざされた――(β)

  *   *   *
おそらくは日をあけず「死」を想い,密やかで凛然とした
死を望んでいたであろうエミリーの感じが出ていれば
いいのですが――.
48吾輩は名無しである:03/04/24 23:15
優良スレ認定  ○ ぺったん
49吾輩は名無しである:03/04/25 21:08
ここだけだよ、今の文学板で癒されるのは・・・。
次に期待してます。
50吾輩は名無しである:03/04/26 00:34
42の訳を調べてきました。


闇の中をドライブしたとき、ウィルソン川沿いの道路の端で
私は死んだ鹿をみつけた。
普通こういうものは谷あいに転がし落とすのが最善だ。
その道は狭く、よけて通ればさらに死を招くかもしれない。

テールランプの光を頼りにわたしはよろけながら車の後ろにまわり、
その塊、死んでまもない牝鹿のそばに立った。
牝鹿の体はすでに硬直し、ほとんど冷たくなっていた。
牝鹿を引きずっていくと、腹が大きかった。

指で腹に触ってみてそのわけがわかった―
牝鹿の腹は温かかった。赤ん坊がなかで待っていたのだ。
小鹿はまだ生きていたが、決して生まれ出ることはない。
山道の脇でわたしはためらった。

下がった駐車灯は前方に向いたままだった。
ボンネットの下でエンジン音が鳴り続けた。
わたしは赤く色のついた生温かい排気ガスの光のなかに立っていた。
鹿とわたしのまわりでは、自然が耳を澄ましているのがわかった。

よけるだけではすまない。わたしはみんなのために懸命に考えた。
そうして、牝鹿を道路の端まで押していき川へ落とした。
5132:03/04/26 09:21
久々に覗いてみました。
だれかまだ日本語訳が出ていない詩をアップしてくれませんか。
52吾輩は名無しである:03/04/26 16:41
>>43
まだかー?
5343:03/04/26 17:01
>>52さん

訳は46-47で上げたのですが,新たなお題は頂戴したいもの.
死後50年たっていて未邦訳の詩って,どうやってさがせば
いいんでしょうね?

でも,そんなのが3日と日をあけずに貼り付けられ,
意地になって訳にトライしていたら,睡眠不足でヤられ
ちゃいそうです.
54吾輩は名無しである:03/04/26 17:14
Here Follow Several Occasional Meditations
by Anne Bradstreet (没後、350年経ってると思う・・・)

1
By night when others soundly slept,
And had at once both case and rest,
My waking eyes were open kept
And so to lie I found it best.
2
I sought Him whom my soul did love,
With tears I sought Him earnestly;
He bowed His ear down from above.
In vain I did not seek or cry.
3
My hungry soul He filled with good,
He in His bottle put my tears,
My smarting wounds washed in His blood,
And banished thence my doubts and fears.
4
What to my Savior shall I give,
Who freely hath done this for me?
I'll serve Him here whilst I shall live
And love Him to eternity.

訳でてたらごめん。でもこの人ってアメリカで初めて
詩を書いた人じゃなかったかな・・・ミスったらごめんなさい。
55吾輩は名無しである:03/04/26 17:16
うわ、ごめんなさい。現代詩だったのね
56吾輩は名無しである:03/04/28 13:42
>>42
『闇夜をぬけて』

闇夜をぬけて車を転がしながら、シカを1頭、目にとらえた
ウィルソン・リバー・ロードの路肩で死んでいやがった
普通なら死体ってやつは谷底へ転がすのがベスト
道は狭いんだし、切り返せばこっちがオダブツよ

テールライトを光らせて、えっちら車のうしろに回る
ブツのそばに立つと、メスジカで、ちょい前にヤられたばかり
でももう硬直してて、すっかり冷えきっていた
引きずってやると、腹がふくらんでるのに気づいた
57吾輩は名無しである:03/04/28 13:50
指で横っ腹に触れて、合点がいった
生あったかかった、仔が出てこようとしてたとこなんだ
まだ生きていやがる、外に出るなんてことは絶対ねえのに
その山道で、おいらはビビった

前方の足元を照らすパーキングライト
フードの下でエンジンはブーンと確かな音を刻んでやがる……
強い光の中でおいらは立ち尽くした
生あったかい車の呼気(エグゾースト)が生み出す赤い光
おいらたちの周りに広がるは、野性の呼び声

必死に考えたともさ、おいらたち生きとし生けるもののこと
――それがおいらなりの寄り道――
それでもってから、路肩越しにそいつを川へと転がしたのさ
                        (β)
      *    *    *
ちょっとブクっぽくやった方がいいと思った.
読み込むとすごいね,この詩.
エンジン音と仔鹿の心臓音が響き合っている.

58吾輩は名無しである:03/05/07 03:43
おお。2chではじめてまともなスレを見つけたかもです。
あとで参加しよっと♪
59吾輩は名無しである:03/05/07 11:07
>>57
>エンジン音と仔鹿の心臓音が響き合っている

そして、辺りを包む闇の深さ広大さと、わずかに車のランプが
スポットライトのように浮上させる場景…
まだ生きている仔鹿の温もりと、死んだ母鹿の冷たさ…
五感総動員だな

>必死に考えたともさ、おいらたち生きとし生けるもののこと
>――それがおいらなりの寄り道――

いいね。
60吾輩は名無しである:03/05/08 12:34
>>45 も >>50 も >>56-57 も、それぞれ良し。

原詩うpしてくれたのは >>42。 
61吾輩は名無しである:03/05/20 15:10
age
62吾輩は名無しである:03/05/20 15:11
63山崎渉:03/05/28 09:07
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
64吾輩は名無しである:03/05/30 14:12
>>25さん

エミリー・ディキンソンの原詩をUPしてください。
おながいします! 
6556-57:03/06/01 01:10
ジャマイカ出身でハーレム・ルネッサンスの先駆けとも言われて
いるらしいClaude Mckay(1890-1948)の『If We Must Die』です。

If we must die,let it not be like hogs
Hunted and penned in an unglorious spot,
While round us bark the mad and hungry dogs,
Making their mock at our accursed lot.
If we must die―oh,let us nobly die,
So that our precious blood may not be shed
In vain;then even the monsters we defy
Shall be constrained to honor us though dead!
Oh,Kinsmen! we must meet the common foe;
Though far outnumbered,let us show us brave,
And for their thousand blows deal one death-blow!
What though before us lies the open grave?
Like men we'll face the murderous,cowardly pack,
Pressed to the wall,dying,but fighting back!

6656-57:03/06/01 01:21
ディキンソンがいいなら、同時代人のメルヴィルの有名な
『Misgivings』(1860)も――

When ocean-clouds over inland hills
Sweep storming in late autumn brown,
And horror the sodden valley fills,
And the spire falls crashing in the town,
I muse upon my country's ills――
The tempest burning from the waste of Time
On the world's fairest hope linked with man's foulest crime.

Nature's dark side is heeded now――
(Ah! optimist-cheer disheartened flown)――
A child may read the moody brow
Of yon black mountain lone.
With shouts the torrents down the gorges go,
And storms are formed behind the storms we feel:
The hemlock shakes in the rafter, the oak in the driving keel.
67吾輩は名無しである:03/06/01 15:34
>>65
あつい。

>>66
うまい。無理に訳さない方がいいかも、
折角のリズムと押韻をそっくり訳文に反映できるならべつだが。
68tar baby ◆7pcTvobAhE :03/06/02 23:16
>65
いいねー。しばらくニラメッコしてみようっと
69吾輩は名無しである:03/06/10 19:50

【難解?】現代詩総合スレッド【尖鋭?】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1055224022/l50     
             
70吾輩は名無しである:03/06/23 19:07
>>59

そこから、続きなのか。あとは宣伝コピペ。
71吾輩は名無しである:03/07/11 05:42
age
72_:03/07/11 05:42
73山崎 渉:03/07/15 09:01

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
74吾輩は名無しである:03/08/01 17:44
75吾輩は名無しである:03/08/01 22:52
76山崎 渉:03/08/02 00:36
(^^)
77吾輩は名無しである:03/08/05 17:22
からageが多いみたいだな。。。
78山崎 渉:03/08/15 10:14
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
79 ◆MldXE5qcRE :03/09/23 01:33
test
80吾輩は名無しである:03/09/27 10:51
すげーマニアックなスレだな 落ちそうだからあげてみよ
81吾輩は名無しである:03/09/28 18:59
マダムが訳するのにあきただけさ>落ちそう
82ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :03/10/08 00:06
■民主連立の7つの政権公約■
1.自衛隊は公安に統合し、軍事力を核技術へ移行します。
 海外の拉致被害者も、金正日に逮捕状を出して強制上陸します。
 (逮捕に失敗したときは、迷わず核兵器を使用します。)
2.治安重視型の国連を再建し、日米安保の一極集中的なリスクを分散します。かつ、自衛隊を統合
 した公安が国連とPKO活動に従事します。
3.国債赤字の解消のために、赤字国債を発行限度額にまで達している米国への依存型国家を脱却し、
 沖縄政府に非天皇制の共産経済特区を認定し、沖縄の国会議席数を4倍に増やします。
4.思想の自由競走を保護し、計画的な国民性を育てるために民放規制法案を成立し、
 有害なメディアの情報を法的に分類化し、放送時の情報危険度の明示を義務化します。
 A:国民の生命、および財産に直接的に関する、最低必要な事実だけを伝えるもの
 B:多彩な出来事を元に、編集されているもの
 C:様々な観点から、解説を織り込むもの
5.闇金・パチンコ等有害資本規制法案を成立し、過剰な広告や刺激から、精神的
 道徳を尊重します。
6.自国民の死刑制度を廃止し、新たな犯罪者の創出を予防する手段として、
 超法規的処置を審議する社会環境評議委員会を設置します。
7.義務教育における英語に、韓国語と中国語を加えて自由選択とし、海外で活躍する
 将来の人材の活動範囲を広げます。

旧自由党党首だった小沢一郎氏は「日米安保にいつまでもしがみついているような自民党のやり方では、いつまでたっても日本は世界に認められない。
我々は本当に、独立国家なんだということを、沖縄と一緒に考えていきたいと思う。」と述べた。
写真:http://darkelf.dip.jp/img/yuta2.jpg
83吾輩は名無しである:03/10/11 19:06
オーデンを原書で読みたいんだけどどれくらいの英語力が必要ですか?
僕は偏差値70くらいです。
84吾輩は名無しである:03/10/11 21:49
@@
85吾輩は名無しである:03/10/12 18:15
>>83
文学は偏差値で読むわけではない、それは英文であっても同じ。
いくら英語力があっても、表層の字面しか読み取れない者も居る。
とりわけ詩はそうだ。しのごの言ってる間に自分で原文にあたってみるのが
一番早いと思われ。その上でこれ↓も読めばどう?
『オーデン詩集』W・H・オーデン著沢崎順之助訳編・思潮社(海外詩文庫4)
86吾輩は名無しである:03/10/13 01:18
>>85
ハハハ
  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ^∀^)< こんなレス見たことねー
 ( つ ⊂ ) \_________
  .)  ) )
 (__)_)
87吾輩は名無しである:03/10/13 20:38
ブコウスキー
88吾輩は名無しである:03/10/29 03:51
おでん揚げ
89吾輩は名無しである:03/10/29 04:17
ギンズバーグきぼんぬ
90吾輩は名無しである:03/10/29 07:35
英語ができるやつはおらんのか
91吾輩は名無しである:03/10/29 07:39
>90
ネタふりして
92吾輩は名無しである:03/10/29 22:01
エズラパウンドのキャントーズ全訳して。
93吾輩は名無しである:03/10/29 22:06
William Carlos Williamsの「詩」っていう詩。


Poem

As the cat
climbed over
the top of

the jamcloset
first the right
forefoot

carefully
then the hind
stepped down

into the pit of
the empty
flowerpot
94挑戦1?:03/10/30 08:51
猫みたいにね、
のりこえようよ
あのてっぺんのある

ジャムクローゼット、
最初は右の
前足で

注意深くね、
今度は後ろ足
蹴って降りれば、

くぼみの中へ、
向かうよ 空っぽ
植木鉢
95吾輩は名無しである:03/10/30 08:56
この詩の意味って詩を作る時の韻踏みの模様なんですかね?

[訂正]蹴って降りれば、←蹴って降りればの後ろの点はいれない
96挑戦君2:03/10/30 13:28




っていうのは猫が、
食器棚の
てっぺんに

のぼって、
最初に右の
まえあし

注意ぶか〜く
うしろあしを
ふみおろして

からっぽの
植木鉢のなかに
はいること


漏れはこの詩はウィリアムズが彼の詩学を伝えようとしてる詩だと思った。
catっていうタイトルだったら何とも思わないけど、
poemでしょ?「こんな猫の動きが詩なんだ!」っていう
主張じゃないかしら。
97吾輩は名無しである:03/10/31 02:21
良スレあげ
98挑戦1?:03/10/31 07:07
Jamclosetですが、壁に打ち付けてある作り置きのボードで奥行きが
ジャム瓶を置ける程度しかないのを想像したんです。大きな猫なら
結構俊敏に動かなくてはならない(描写は前足後ろ足1歩づつの歩みしかないし・・・)
あとclimb overなんですけど、「乗り越える」でジャムクローゼットを
step downするまでの1連の動きとしてかかってるように思いました。

この詩は最後のinto the pit of〜はすごい良いですよね。ストンと気持ちよく
決まった場所に残される感じがあります。で、韻ふみかと思ったのですよw
99吾輩は名無しである:03/11/04 09:45
挑戦3はあらわれないの?
挑戦1も2も結構楽しんで読んでたんだけど・・・。
どっちの解釈も面白いよね。
100吾輩は名無しである:03/11/04 14:35
よし、さりげなく100げと
101挑戦2・5:03/11/07 00:05
ぽえむ

猫タンが
茶箪笥登って

右足そろ〜り
後ろ足ぴょんと

からっぽ花瓶へ
すっぽり着地
102吾輩は名無しである:03/11/07 09:58
2.5が一番良いね
103ver.3.3:03/11/07 13:15
詩片

ほら、それは猫らしく
てっぺんに
よじ登って

ジャム棚の上にさ
初めの一歩は
前の右足で踏み出し

慎重にさ
それでもって
後ろ足で飛び降りる

水なし花びんの
すみかめがけて
そんなもの

*****
p音のかわりに「さ」行を意識
104吾輩は名無しである:03/11/07 14:59
あぁ、なるほど・・・>p音のかわりに「さ」行

なんかリズムよりも音を大切にしたくなりますよね
105吾輩は名無しである:03/11/08 09:31
正確な意味がどうなのよ?as
106吾輩は名無しである:03/11/10 20:25
3.3が正確。
107吾輩は名無しである:03/11/10 21:23
正確かどうかってことじゃなくて、
いろんな意味がかかってて、断定できないところが
この詩の面白さだと思うが。
asはasであって、それ以外のなにものでもないでしょう。
108吾輩は名無しである:03/11/11 00:04
だって粘着してんじゃん・・・鬱
109吾輩は名無しである:03/11/11 05:02
as君粘着な奴なんだ…欝
110吾輩は名無しである:03/11/11 15:21
(´ー`)y-~~ as君って誰?
111吾輩は名無しである:03/11/16 15:35
次どうぞ
112吾輩は名無しである:03/11/21 17:59
>>66
からやりませんか?
113吾輩は名無しである:03/11/22 14:43
>>66は現代詩じゃないから却下
114校長が強盗:03/11/22 19:22
この事件は報道されていません。教育委員会も校長を処分しません。
 皆様の力でこの事件を広めてください。
被害者先生のサイト
 http://www.geocities.co.jp/NeverLand/8595/
 事件究明を求める署名サイト
 http://chiba_273.at.infoseek.co.jp/
   ∧_∧
  (  ^^ )< ひろめよう
ここはまじめなサイトです。事件をひろめるために
 このコピーをあちこちにはってください。<(_ _)>
115吾輩は名無しである
>>113
じゃ、藻前、振ってよ