1 :
吾輩は名無しである:
2 :
吾輩は名無しである:03/03/16 01:05
2
「其之四」は「其之肆」のほうがよかったんでしょうか。
前スレでどなたかが書いていた「盗賊」の表記ですが、『解釈と鑑賞』の昭和58年6月号で、
「『盗賊』の人名表記」というタイトルで長谷川吉弘さんという研究者の方が考察をされています。
「しかし、文章を熟読してみると、〈――フロオベエルはお坊ちゃんである〉から、
〈さうして死んだのである〉までが、フロオベエルに関した文章。〈傑作の幻影にだまくらかされ〉から、
終りまではボオドレエルに関した文章なのだ。本来ならば、ここは改行すべきであろう。」
とし、言うまでもないですが、〈日本一のフランス文学者〉のモデルは辰野隆で、この人はボオドレエル
研究で著名な人であり、同時に太宰自身も作中でよくボオドレエルに言及していることから、
「やはりここは〈フロオベエル〉ではなく、〈ボオドレエル〉。」と結論づけています。
詳しくは上記論文をお読みください……
4 :
吾輩は名無しである:03/03/16 16:46
ボードレールと太宰…ヤク中同士気が合うんだろう
5 :
吾輩は名無しである:03/03/16 19:40
『正義の微笑』っておもしろいと思うんですけど・・・
6 :
吾輩は名無しである:03/03/17 04:30
>>5 『正義と微笑』やね。
自分が面白いと思ったなら、自信もてばいいのに。
>>6 もう、題名間違ってるあたりで自信もてません(泣
でも、いつも卑屈な文章ばっかり書いてるような人なのに、
『正義と微笑』はどんな気分で書いたんでしょうね。
>>7 どんな気分で書いてるのかまで考えては読まないなぁ。
適当に読み散らしてるだけやから。
俺は『喝采』が好きですわ。
「水仙」が好きだなあ。
最後に水仙の絵を破るところが特に。
10 :
吾輩は名無しである:03/03/18 05:20
>>7 >でも、いつも卑屈な文章ばっかり書いてるような人なのに、
それも大きな誤解だと思われ……
ところで、前スレなんで流れてるの?
1000にはもうちょっとあったし、だいいち、流れるほど下がってなかったのに。
中途半端なところで倉庫行き。そんなこともあるんですか。
10さんの意見が聞きたいです。
どうしても私には卑屈な人にしか見えないのですが。
12 :
吾輩は名無しである:03/03/18 14:33
ダメだダメだと連呼してた作品はどれだったっけ。
13 :
吾輩は名無しである:03/03/18 15:48
>>11 その前に、あなたが「卑屈」という時の定義と、どんな文章がそれに当てはまるのか、
また具体的に太宰のどの作品についてそう言えるのか列挙してみてくださいな。
言葉の意味合いを確認しなかったためにどこまで行っても平行線の議論へと陥る、
というのは2ちゃんねるによくあることなので……。
14 :
吾輩は名無しである:03/03/18 16:30
折口信夫
吉行淳之介
丸谷才一
星新一
小林信彦
綿矢りさ
太宰好き(あるいは元太宰好き)を公言している有名人は、他にどんな人がいる?
高橋源一郎とか。
16 :
吾輩は名無しである:03/03/18 19:10
井上ひさし
武田泰淳
竹内好(『惜別』まで)
柳美里
いとうせいこう
江角マキコ
原千晶
17 :
吾輩は名無しである:03/03/18 19:11
>>13 何やら難しい事を聞かれてしまいました。
定義といわれましても・・・。
私が何冊か読んだ太宰作品の印象です(人間失格やら斜陽やら)。
ずいぶん前に読んだので内容は大して覚えてないのですが、
常に「どうせ俺なんて・・・」って言っているように感じるんです。
私がしっかり読み込んでいないからかもしれません。
その中で『正義と微笑』は、その俺なんて文体でなかったので
新鮮だったわけです。
18 :
吾輩は名無しである:03/03/18 19:19
正義と微笑ヨイネ。私も好きです。
巻き込まれた。
三鷹市
20 :
吾輩は名無しである:03/03/19 00:22
>>17 なるほど。『人間失格』や『斜陽』ですか。
でも『斜陽』は直治の手記や遺書の部分だけでしょ?
「どうせ俺なんて……」という感じでない作品は、中期のものに多いですよ。
「女生徒」とか「満願」とか、「右大臣実朝」なんかもそうかな。
ちなみに『正義と微笑』は実在の人物の日記をもとに書かれてます。
(この作品に限ったことではないですが……)
あとあくまで「卑屈」っぽく書くのも太宰の方法論だと思って読んだほうがいいと思います。
『人間失格』なんか、最後には「神様みたいないい子」ってことになってるし。
21 :
吾輩は名無しである:03/03/19 00:23
水仙。嫌いです。
理由きぼーん。
23 :
吾輩は名無しである:03/03/19 00:26
読んでて吐きそうになりました。
もう太宰は読めません。あの作品から。
24 :
吾輩は名無しである:03/03/19 10:43
>>20 うーん、太宰治を評価するには読んだ冊数が少なすぎたって事ですね。
ちょっと中期の作品を読んでみたいと思います。
作品から作者の人間性を見出すのはむつかしい・・・。
余談ですが、この間テレビに太宰の娘(?)が出てました。
ソックリでビックリ!
日本だけではないやうである。また、文學だけではないやうである。
作品の面白さよりも、その作家の態度が、まづ氣がかりになる。
その作家の人間を、弱さを、嗅ぎつけなければ承知できない。
作品を、作家から離れた署名なしの一個の生き物として獨立させては呉れない。
------ 太宰治「一歩前進二歩退却」1938 ------
26 :
吾輩は名無しである:03/03/19 15:05
書簡集を読めば、太宰がパンクだってことがよーくわかるYO!
27 :
吾輩は名無しである:03/03/19 15:09
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけのもっともらしさ(偽善)に騙されるな!!)
●とにかく神経質で気が小さい、了見が狭い(臆病、二言目には「世間」(「世間」と言っても、一部のA型を中心とした一部の人間の動向に過ぎない))
●他人に異常に干渉して自分たちのシキタリを押し付け、それから少しでも外れる奴に対しては好戦的でファイト満々な態度をとり、かなりキモイ(自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされるとカッと怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けていることが多い)
●権力・強者には平身低頭だが、弱者に対しては八つ当たり等していじめる(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザく、とにかく否定的(例え10の長所があっても褒めることをせず、たった1つの短所を見つけては貶す)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格が鬱陶しい(根暗)
●何でも「右へ習え」で、単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質・異文化を理解しようとせず、あるいは理解を示さず、排斥する(差別主義者、狭量、視野が狭い、多数派=正しい と信じて疑わない)
●集団によるいじめのリーダーとなり皆を先導する(陰湿かつ陰険で狡猾)
●他人の悪口・陰口を好むと同時に、自分は他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(自分がそうだから容易に他人を信用できない、ポーズだけで中身を伴っていない、世間体命)
●たとえ友達が多い奴でも、いずれも浅い付き合いでしかなく、心の友達はいない(心の感度が低く、包容力がなく、冷酷だから)
●頭が硬く融通が利かないためストレスを溜め込みやすく、また短気で、地雷持ちが多い(不合理な馬鹿)
●たとえ後で自分の誤りに気づいても、素直に謝れず強引に筋を通し、こじつけの言い訳ばかりする(もう腹を切るしかない!)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
28 :
吾輩は名無しである:03/03/19 15:42
作家は作家。
パンクロックはあくまで音楽。
無関係。
29 :
吾輩は名無しである:03/03/19 17:25
俺もいまいち「パンク」「ロック」という比喩には
馴染む事が出来ないんだけど...
それは、そもそも「パンク」「ロック」という
語に対する一般的なとても安定した概念が確立されてなく、
その語を使ったという事は結果的に個人的な解釈を発露したという事になる・・・
だから俺にとってこの比喩は晦渋なのかな?
30 :
吾輩は名無しである:03/03/19 17:40
三島ってロックだよね。
と言われりゃそんな気がするなぁ。
春樹はロックじゃあないね。
オルゴールって感じ。
村上龍は廃れたニューミュージックかな。
31 :
吾輩は名無しである:03/03/20 00:26
>>29 >それは、そもそも「パンク」「ロック」という
>語に対する一般的なとても安定した概念が確立されてなく、
まったくその通りだと思う。
そういう曖昧な表現で、そういうことを書いた本人が期待するほどの意思の疎通なんて、
実はぜんぜんできない。
……けど、そういうことを言いたがる人ってけっこういるよね……。
もっとも、太宰に関しては、奥野健男がそのレベルの印象批評で太宰観を固定させて
しまったからねぇ。
文庫の解説で「現代で言えば横尾忠則的な……」なんて言い方してるの見た時には、
それこそ「閉口」したよ。
といって、2ちゃんねるはあくまで雑談の場だと思うので、そういう話をすること自体を
悪いという気はないけれども。
32 :
ヽ(*゚Д゚)ノガォー:03/03/20 05:29
面白い漫画やドラマの条件に、優れたキャラクターってのがあると思うけど、太宰は、作家である自分自身をキャラクターにする事に成功してると思う。
ちょっとずるいような気もするけど、俺はやっぱ好き。
読者を楽しませるという事に付いて、一生懸命で誠実な作家だと思う。
あぼーん
あぼーん
>21
の水仙嫌いさんは「嫌いな作家」スレの1か…?
太宰みたいなタイプの人とは友達になりたくない、とか言ってた人。
36 :
吾輩は名無しである:03/03/20 14:26
>>35 そりゃあ、自分の人生を小説のネタにされりゃあ嫌にもなるでしょ?
実際にネタにされたわけじゃないし…。
友達になる可能性があるわけじゃないし…。
少なくとも、
友達になりたくないタイプの作家だから
という理由だけで作品を読むのを止めたりはしないな。
38 :
吾輩は名無しである:03/03/22 16:16
寺山修司も太宰を読みこんでたんでしょうな。
39 :
吾輩は名無しである:03/03/22 23:41
「歩け、メロス」とかね。
寺山はかなり痛烈な批判者だよね。
誰か葉蔵の考えたトラコメゲームをやるスレ立ててよ。
>>40 そういう春樹ファンみたいなことはしたくありません。
42 :
吾輩は名無しである:03/03/24 01:06
誰かダザイの携帯番号教えて
個人情報は晒せません。本人に教えてもらえば?
44 :
吾輩は名無しである:03/03/24 01:28
こないだ新宿のゲーセンで見たよ。メダルゲームに熱中してたんで声掛けらんなかッタ
45 :
ヽ(*゚Д゚)ノガォー:03/03/24 03:15
..今度の戦争で、生家に疎開したって聞いたよ。
まず奥さんの実家の甲府に疎開したはず。
で、そこも空爆に遭ったんで、金木の家にうつったそうです。
子供が日本海を大きな水溜りとしか思ってくれず、不満だったようです。
47 :
吾輩は名無しである:03/03/25 14:59
日本海は大きな水溜り…ある意味事実だわ。
48 :
吾輩は名無しである:03/03/25 23:56
『美少女』読んだ。勃起した。
50 :
吾輩は名無しである:03/03/26 14:43
太宰そっくりの女の子ってかわいそう。
51 :
吾輩は名無しである:03/03/26 14:50
津島祐子ね。
52 :
吾輩は名無しである:03/03/28 14:15
ホンマかわいそう。
太田治子は可哀相じゃないのか。
54 :
吾輩は名無しである:03/03/29 16:08
似てるの?
55 :
吾輩は名無しである:03/03/30 12:57
太田治子は太宰にそっくりだよ。
昨日「恋のから騒ぎ」で太宰の言葉が引用されてたよ。
「人は本当に愛していると、かえって愛の言葉など白々しくて言えぬものである。」
ってヤツ。(間違ってるかも。)
どれに出てくるんだっけ??
>55
「古典風」のCの部分に、似たような文章があったと思うよ。
57 :
吾輩は名無しである:03/03/30 17:55
そっくり。太宰に、そっくり。
58 :
吾輩は名無しである:03/04/01 12:20
戦闘、開始。
戦闘、開始。
59 :
吾輩は名無しである:03/04/01 15:58
>>58 その文がイヤで、斜陽のオレ的評価は著しく低い。
60 :
吾輩は名無しである:03/04/01 16:02
>>59 そうか、オレはアンバランスな感じでかなり好きだが
61 :
ガイシュツ:03/04/02 12:49
62 :
吾輩は名無しである:03/04/02 12:50
太田治子
www.nhk.or.jp/book/book_img/021124_ps02.gif
63 :
吾輩は名無しである:03/04/02 22:26
多分初期の作品だったと思うんですが
窓から漏れる四角い月明かりが、枕もとに落ちていて、
それが白い封筒に見えて、慌てて手でかき寄せると只の月光で
「わたしは月から手紙をもらった」といって主人公が恐れおののく、
というシーンがある作品のタイトルを
ご存知の方お教えくだちい。
昔読んでここだけ凄く印象に残ってて、
読みたいんですがタイトルがわからない。
>61
如是我聞好きです。読むと癒される。
64 :
吾輩は名無しである:03/04/02 22:33
財布は路のなかに光ってた。在るにきまっている。
「富嶽百景」好きだなあ。
何で今まで読まなかったんだろ。
富士が、よかった。
66 :
吾輩は名無しである:03/04/03 01:22
>>61 それってあれだろ、太宰が2chに書き込んだやつだろ。めっさ2chにはまってるそうだ。
67 :
吾輩は名無しである:03/04/03 15:08
映画「佳日」の撮影現場で山田五十鈴や志村喬と撮った写真が
印象に残っている。
山田五十鈴に太宰の印象を聞いてみたいもんです。
>65
懶惰の歌留多だったんですね。
何度か読み直していた作品だったのに、
何故か忘れていたみたいです。
ありがとうございました。
久しぶりに読んだら面白い。
生きることにも心せき感ずることも急がるる
戦地へ行く兵隊さんを見送って、泣いては、いけないかしら
がとくに好きです。
69 :
吾輩は名無しである:03/04/06 11:12
夏目、宮沢、太宰のこの3人は今だに現役の作家並に
売れてるんだよ、太宰の文学はやっぱりどっか光ってるよ
70 :
吾輩は名無しである:03/04/06 11:20
人と生きてこそ宝石か…
友情の宝石が一つでも持てたら
生まれてきた甲斐がある…
ちきしょう…長生きしてぇ、、(人間合格より
71 :
吾輩は名無しである:03/04/06 11:22
ビヨンの妻最高だね
72 :
吾輩は名無しである:03/04/06 12:33
まったくの横レスですが昨晩、太宰治の人間失格に刺激されて
生まれてはじめて小説っぽい物を書いてみました。自分は
文学ということに関しては今は全くの無知ですがそれなりに
出来上がったこの作品を皆様に評価してもらいたいのですが
どこか良い場所知りませんか?
73 :
吾輩は名無しである:03/04/06 15:27
>>72 「作家でごはん」とかは?投稿して、意見がもらえるよ。
74 :
吾輩は名無しである:03/04/06 15:38
太宰の亜流か。まぁ読まなくても大体想像はつくな(苦笑
76 :
吾輩は名無しである:03/04/06 15:51
太宰治とジョニー・ロットンて似てるよな。
>>72 もし酷評されて泣きそうになったりした場合は、
太宰の「猿面冠者」でも読んで元気出してください(w
芥川龍之介と所ジョージって似てるよな。
79 :
吾輩は名無しである:03/04/07 19:56
>・・・酔いがまわるうちに中也は太宰にからみ、太宰はやりこめられる。
>「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって。全体、おめえは何の花が好きなんだい」
> 太宰は閉口して泣き出しそうな顔で口ごもったという。太宰は断崖から飛び降りるような思いつめた声で
>「モ、モ、ノ、ハナ」
> と言い、悲しいうす笑いを浮かべながら、しばらくじっと中原の顔を見つめていた。
>すると中也は、「チェッ、だからおめえは」と言って、あとは乱闘になった。
( ´,_ゝ`)プッ
81 :
吾輩は名無しである:03/04/10 03:46
トカトントン…トカトントン…トカトントン
トカトントントカトントントカトントントカトントン
トカトントン
82 :
吾輩は名無しである:03/04/10 03:53
ツスマスウジ…
あぼーん
あぼーん
あぼーん
86 :
吾輩は名無しである:03/04/10 19:51
三島由紀夫ってほんとに太宰治嫌いだったのかな。
両方の小説読んで、似てるって思ったんだけど・・・。
似ているから嫌いだったんだろ。三島自身もそれは認めているよ。
88 :
吾輩は名無しである:03/04/11 11:24
S極とS極は反発し合うものだべせ。
89 :
吾輩は名無しである:03/04/12 22:54
岩波新書の細谷博著『太宰治』ってどうですか?
猪瀬直樹や相馬正一氏や安藤先生の本は読みましたが、こっちは買う価値ありですか?
90 :
吾輩は名無しである:03/04/13 16:18
河出書房新社から出ている太宰の批評本を天牛堺で300円で買った。
>>81タンのすぐうしろに、かなり多量の犬の糞が!
92 :
吾輩は名無しである:03/04/16 01:38
>>90 批評本……って、文芸読本のことじゃないよね?
93 :
吾輩は名無しである:03/04/16 01:54
いきなりで何ですが、「走れメロス」を鎌倉〜室町時代あたりに
翻案した脚本を書こうかと考えてるんですけど、映画かドラマに
なったら見たいと思うヤシっていますか?
>93
配役次第。
ラスト近くのメロスの全裸シーンは、どういう感じに処理すんの?
下半身は撮らなかったり、後姿のヌードだったりって感じですか…?
95 :
吾輩は名無しである:03/04/17 00:10
>>93 学校で教わるような、「愛と信頼」の物語としてドラマ化するのなら見たくないです。
レスどうもです。
古代ギリシャなら男の裸もハマるでしょうが、舞台が日本だと
どうですかね?そこは演出におまかせしたいです。
翻案を思い立ったのは、原作では省略されている
ディオニス王は何故人間不信なのか、という視点から
少し物語を拡げてみたいと思ったからです。
97 :
吾輩は名無しである:03/04/17 01:10
グッドバイの続き読みたいよね…
あぼーん
99 :
吾輩は名無しである:03/04/17 15:16
1000
懶惰の歌留多の続きも読みたい。
あそこでわざと終わってるんだろうけど…。
氏ねよ!太宰!!
イ`!太宰!!
104 :
吾輩は名無しである:03/04/19 00:24
太宰とも関係のあった青山光二が最高齢で川端賞受賞だってね。
織田作も喜んでるでしょうか。
105 :
吾輩は名無しである:03/04/19 11:15
>>92 見てみた。文芸読本だった。
で、この本の評価ってどうなのよ?
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
107 :
吾輩は名無しである:03/04/20 14:27
>>105 評価……っていうか、太宰のもっとも初歩的な入門書の一つだよ。
しかも、「文芸読本」と「新文芸読本」と2種類あるけど。古いほう?
「研究」以前の論考を集めてるだけなので、入門書の古典という感じでしょうか。
いろんな作家で出てるよ。漱石、芥川、啄木……
スゴイ。俺スゴイ。まじでヤバイよ、マジすごい。
俺ヤバイ。
まずひとり。もうひとりなんてもんじゃない。超孤独。
「ある朝虫になっていた男くらい?」
とか、もう、そういうレベルに到達してないけど。
何しろオタク。すげえ。なんか本が友達なの。何冊とか数量の概念超越してる。棚から溢れて床になってる。
しかもまだ増大してるし。ヤバイよ、一冊が人との1メートルだよ。
だって普通の人はいらない本捨てるじゃん。だって読みもしない本で寝るとこなくなった困るじゃん。来客が部屋見て超帰るとか困るっしょ。
そればかりか本の重量だけで床抜けて、初めて話した階下の人に対する第一声が「申し訳ありません」とか泣くっしょ。
だから普通の人は本とか溜めない。要領を心得た人たちだ。
けど俺はヤバイ。そんなの気になるけど、すごく気になるけど、本買いまくり。止まらない。活字中毒。
オタクって言ったけど、趣味的にはそうじゃないかもしれない。でもマトモって言うには
「他人のたった一言一言に嘆き悩み苦しみ、裏を探って一言も発せなくなるような対人恐怖症だろお前は」
って内なる声が絶えない。分かって欲しい。誰にも理解されて放置されたい。でもそれも寂しすぎる。
あと超小声。聾唖者通り越して最近おしの症状まで出てきた。ヤバイ。大江的後天性おし。家族とかよく見えすぎる。怖い。
極めつけに超何もない。超ガラガラ。人を疑いののしる自分をののしる毎日。自傷癖まで。小学生のころから兆候があった。
なんつっても生きる資格は凄い。俺には到底満たせない。
俺らなんて無限に広がる宇宙の前では塵芥に過ぎないとか逃避口を見つけた先から、だが社会からは逃れようがない現実に立ち返ったりして、
逃避した自分の弱さは俺自身扱いきれない。そんな俺とは関係なく流れ行く世情に絶望して、見えない壁であがくように、
嗚咽混じりのため息を吐く。
とにかく貴様ら、坂口とか太宰とか読んで自分の命だけが軽いと実感してるつもりのイタい俺を見ないでください。
こんなヤバイ世界で生きてるあんたらとか超偉い。がんばれ。がんばって。どうか、がんばってください。がんばれえぇぇえーえええ……
109 :
吾輩は名無しである:03/04/20 23:17
太宰を激しく嫌う人って、たとえばどんな作家を好んでいるんだろう?
志賀?
>>108 実際に活字中毒でも、こんなやつは滅多にいない。
このコピペを考えた人こそ妄想入りすぎ。
112 :
吾輩は名無しである:03/04/21 06:22
12歳代から漱石とか読んでいた。太宰の「人間失格」を
一度読んで、とても暗い気持ちになった。
それ以来「太宰の小説は暗い」という意識が身につき、
読まなくなっていった。しかしあれだけはまっていた
漱石も飽きてしまい、外国文学へ転んだ。
それから13年たって、太宰の「駆け込み訴え」を手にし
た。そして「なぜ今まで読まなかったんだろう」と思った。
文章自体は巧いとは思わないが、人物造形は凄すぎ。
物語も面白すぎ。
113 :
吾輩は名無しである:03/04/21 06:25
漱石を今更貶すわけではないが、漱石は文章表現の上では
巧いが、太宰のような深みが欠けている気がする(今更)
「太宰は子ども向けの文学」という人もいるが、逆だと
思う
今、晩年から読み返していますが、やはり太宰はいいですね。
日本語のポテンシャルを最大限に引き出せる、達人だと思います。
最近三島に浮気してましたが、文字を追ってるときの高揚感は
比較にならないものがあります。太宰は若気の至りで夢中になる文学と
言われますが、少し歳を取ってから読んだほうが、太宰の諦念がよく理解できると
思います。
晩年所収の短編では、ロマネスクが好きですね。
やっぱ「眉山」でしょ
116 :
吾輩は名無しである:03/04/22 15:35
パンクですから。
117 :
我輩は名無しである:03/04/22 20:00
「津軽」もいいYo。
太宰が自ら生まれ故郷の津軽を訪れ、故郷に向き合うといった、
風土記みたいな異色の作品です。正直、土地について書かれた部分は
どうでもいいとこが多かったけど、
自分の故郷に対して筆を執ろうとするその態度、
ラストシーンのタケと何十年かぶりに会うシーン、
最後の一文にはじわじわーっと爽やかな感動を覚えました。
読んでなければ是非。
118 :
吾輩は名無しである:03/04/23 02:27
「津軽」で思い出したけど、太宰研究者の相馬正一さんのバスツアーに行ったら、
金木のなんでもない分かれ道で、「はい、ここでタケさんは右に、太宰は左に曲がったために
二人はすれ違ってしまい、太宰が運動会の会場に行くまで再会が遅れたんです」
などとめちゃくちゃ細かい解説を方々でしてくれたと、小森陽一先生が話してましたよ。
さすが。相馬氏の情熱が伝わるエピソードです。
>>117 ちなみに、ノンフィクションといえども、事実通りに書いてあるわけではないそうです。
そういうことに詳しい方がここには他にもいそうですけど。
119 :
吾輩は名無しである:03/04/23 12:05
>>118 限りなくノンフィクションに近いフィクションというわけですな。
長部日出雄のテキストによると、竜神様に行くタケさんのあとをつける
太宰の風体が異様だったので周りの老婆や主婦が「あいつはアメリカのスパイでねぇか」
と言ったそうな
>101
もし「懶惰の歌留多」が最後まで書かれてたら、
マニア向け太宰グッズとしてしょーもないカルタが作られてそうだな(w
122 :
吾輩は名無しである:03/04/29 02:45
太宰の娘とかって何してるの?知りたい。三鷹にいるの?
123 :
吾輩は名無しである:03/04/29 13:31
現在どのような生活をしてるのか知らないけど、父親の太宰に良く似た顔立ちだそうです。
124 :
吾輩は名無しである:03/04/29 14:27
綿矢りさちゃんは太宰の再来だと言われています。
ヲタの皆様、いかがですか?
>>122 太田治子と津島佑子ね。
本妻の方はあの後山梨に引き上げた。
127 :
吾輩は名無しである:03/05/01 01:05
128 :
吾輩は名無しである:03/05/01 01:28
129 :
吾輩は名無しである:03/05/01 05:11
127〜8さんありがとうございました。津島ゆう子さんも小説家なんですか?
最近ファンになったので、何も知らなくて…またいろいろ教えてください。
あぼーん
太宰、いい男だよねv
個人的に「皮膚と心」が好きだナー。
女性視点で書かれた作品が妙にキュンとくる。
132 :
吾輩は名無しである:03/05/02 04:04
女生徒もイイね(・∀・)!
133 :
吾輩は名無しである:03/05/02 04:08
(・∀・)晩年!!
あぼーん
I can speak(だっけ?)を読んで感動しますた。
メロスも好きです。
太宰は中学生の時に読んで大感動、
もう生き方まで変わった気がしました。
大学生の今読んでみると、「うわー青クサ!」っつー気分になります。
文章は美しいと思うけど。
晩年が一番好きです。特にアフォリズムの「葉」。
終わり方が最高です。そういえば、あの言葉は今でも僕の心の支えになっています。
大学生の今、もう一度読み返してみようと思います。
137 :
吾輩は名無しである:03/05/07 14:52
人間失格とグッドバイが
138 :
我輩は名無しである:03/05/07 16:23
津軽もいいよ。特に最後の場面が・・・。
139 :
吾輩は名無しである:03/05/07 16:39
杉森久英「苦悩の旗手 太宰治」も、このスレの住人にとっては必読であろう。
140 :
吾輩は名無しである:03/05/07 18:16
今、頑張って「斜陽」読んでます。現在、戦闘、開始。した辺りです。
あと、ピカレスクのDVDは買いですか?
あぼーん
142 :
吾輩は名無しである:03/05/07 23:54
評伝ってたいがい読んでるけど、細部を覚えてなくて、うっかり間違った書き込みをしたら、
「基本的な評伝くらい読んでから来い」とかって偉そうに言われた。
そういう住人、まだいるのかな。
大学時代太宰を読破して嫌いになったものがありました。
「偽善」
評伝読んでから来いなんて言う人、いたのか……
太宰の姿勢から何も学ばなかったのかな。
145 :
吾輩は名無しである:03/05/08 13:35
「斜陽」から入って一通り太宰を読破、最近太田静子の「斜陽日記」を読み
「オサムちゃまってばパクり過ぎw」と失笑した私です。
それはそうと静子さんの娘・治子さんの「心映えの記」を読みました。
20年前の作品ですが、静子さんとの強く哀しい絆に涙。
当時独身の治子さんの焦燥感が赤裸々に語られていましたが
ネットで検索するかぎり 現在はご結婚され一人娘さんもいらっしゃるよう。
他人事ながらホとしました。
治子さんとご主人様の馴れ初めをご存知の方 いらっしゃいますか?
146 :
吾輩は名無しである:03/05/09 14:57
パンクをなめんな!
147 :
吾輩は名無しである:03/05/10 03:30
世の中にアンチテーゼを掲げるために
自分自身を壊した、けれど上手く行かない
途中はギャグになってた、あのダメ人間さ、
もう、これはパンクでしょう?十分に
絵に書ける生涯!!なんてステキな事なんだろう
148 :
吾輩は名無しである:03/05/10 04:04
やっぱり俺は斜陽が好き
149 :
吾輩は名無しである:03/05/10 07:37
お前の人生が斜陽だからな!
150 :
吾輩は名無しである:03/05/10 07:47
太宰治?
ああ、中原中也にやりこめられた人ね。
151 :
吾輩は名無しである:03/05/10 23:18
>>147 こういう人は、評伝を読んだほうがいいのかも……。
いいかげん、奥野から離れようよ。
152 :
吾輩は名無しである:03/05/11 15:06
>>151 漏れは奥野を知らんが、太宰はパンクだと思っている。
>>145 「パクリ」というような下品で下劣な行為は、最近のノータリンもの書きの
やること。太宰の『斜陽』は太田静子の日記がもとだが、日記そのものを
どれほど大量に印刷して売ろうと、誰も鼻もひっかけん。ただの日記だか
らだ。自分のHPに得々として日記を載せ、それで「何かを書いた」気で
いる馬鹿が溢れかえっているが、それと同じ。他者にとっては、クズと
一緒。それを、太宰の才が、文学へと昇華させた。
同じことは『女生徒』にも『正義と微笑』にもいえる。前者は読者の妹の
日記がもと、後者はたしか堤重久の弟だったかの日記がもと。タネはタネに
過ぎず、そこから文学を紡ぎ出すのが、作家の力量だ。
芥川の『羅生門』にもモトネタがあり、
近年では古井由吉の名作『仮往生伝試文』なども、古書がもとになっている。
モトネタから始めて、完全に自身の作品を織り上げている。
発想の手掛りやネタから、文学への距離は、途方もない。その間に
深い淵が横たわっているからだ。淵を跳べる力量のないものが
ネタだけをいじくり回した挙句、
無惨に墜落したザマを「パクリ」と呼ぶ。盗作だ。クズだな。
155 :
吾輩は名無しである:03/05/11 16:52
斜陽日記は、日記というにはもったいないようなすばらしい小説だと私は思いました。
斜陽は競作であり、盗作だと思います。
久しぶりに太宰の全集を全部読んだ。
んで、感想。
個人的にはやはり日本人作家では3本の指にはいるぐらい好きかも。
特に文章技法の嗜好は各人あるとは思うけど、日本でここまで「優しい」文章
がかける作家はそういないと思う。
川端が三島の太宰嫌いに少し呆れて、あの太宰の文体は技巧では真似できない
、好悪はあるけど・・・と軽く諫しめたのもわかる気がする。
個人的には初期・後期より中期のフォークロア系の小品群に彼の才能に賛嘆さる
せられるけれど、その時期が丁度ガンガンの戦時中ということを考えると、一番
本人が精神的に安定していたからかな、と勝手に想像し納得してしまう。俺は
精神分析学を専攻しているから、彼のような人物の、例えば夢分析なんかをやれると
資料的な面は抜きにして願望として聞いてみたいと思う、それぐらいある意味
カリスマ性のある稀有な作家と思う、まっ、そんな奴はセラピーなど断固拒絶
するだろうけど・・・。
>>152 奥野を知らなくても、147みたいな太宰観は奥野が捏造したものの亜流に過ぎないんだよ。
>>156 太宰の文体は、天性のもの、天才的だな。三島はそれを充分に知っていた。
精神分析の対象としては、実に興味深いぞ<太宰
大金持ちで貴族院議員の父親と、病気がちの母親の間に4男として生まれ、
超豪壮な邸宅で、つききりの乳母を母親かと思うほど、実母とは遠い育ち方、
特異な出自と成育歴が一つ。
幾度かの心中未遂、とりわけ相手だけ死なせてしまった鎌倉事件のPTSD、
が二つ。
生まれた長男が障害児であった事実、が三つ目。
159 :
吾輩は名無しである:03/05/13 00:39
そういえば、長男正樹のことを絡めて論じてる人ってあまりいなくない?
というか、それが作品に影響してくる前に太宰自身が死んでしまったのか……
160 :
吾輩は名無しである:03/05/13 01:50
あ
161 :
吾輩は名無しである:03/05/13 22:57
人間失格の劇場版に、主役で河村隆一が出てたね。
あの人も、ニヒリスティックな所は太宰に似てるよなぁ
162 :
吾輩は名無しである:03/05/13 23:26
>>161 ぶっちゃけ似てない。
河村はただのアホ
163 :
吾輩は名無しである:03/05/13 23:31
>>156 「優しい」文章って表現いいね。
確かに太宰の文章って三島みたいに小難しくなく、スラスラ読める。
んでもって中身もちゃんとある。
村上春樹なんか文章は優しいが、中身がすっからかんだからなぁ。
やはり役所タンに演じてほしいよ…。
こむずかしく無く、わかりやすい文章で読みやすい。
「水仙」いいなあ。好きだなあ。
「畜犬談」、面白かった。
彼の憎しみと怒りが増大すればするほど滑稽に…w
>>166 文章でどうやったら人を笑わせることが出来るかってのを
すべて心得てる作家だなーとオモタ
最後にほろりと来るところも良いねー。
この作品とか「カチカチ山」とか落語にリメイクして
誰か噺家さんがやってくんないかな。
168 :
吾輩は名無しである:03/05/14 14:00
太宰は少年時代に「花子サン」という作文で友人たちを大笑いさせていたらしいが、この「花子サン」はどこかで読めるのか?
169 :
吾輩は名無しである:03/05/14 15:10
瘤取りがよい。ちょっとした「砂の城」状態。
170 :
吾輩は名無しである:03/05/15 22:52
636 :吾輩は名無しである :03/04/20 22:23
鏡花の引用はマズかったね。
これで、太宰の作品がインストールのベースになってたことがモロバレ。
637 :吾輩は名無しである :03/04/20 23:09
鏡花の引用て?
638 :吾輩は名無しである :03/04/21 08:54
インストール中でりさたんは鏡花の作品から台詞を引用してるんだけど、
まったく同じ台詞を、太宰も短編中で引用してるんだよ
639 :吾輩は名無しである :03/04/21 12:58
>>638 ただの偶然では?
640 :吾輩は名無しである :03/04/21 13:00
偶然?
171 :
吾輩は名無しである:03/05/17 02:50
もうすぐ桜桃忌ですね。
172 :
吾輩は名無しである:03/05/17 09:29
杉森久英「苦悩の旗手 太宰治」を読んだんだが、この本に出てくる「太宰が杉森をモデルに書いた短篇」って何だろう。
編集者と作家が対話する話らしいのだが。
173 :
吾輩は名無しである:03/05/17 10:56
(´し_、` )プッ
あぼーん
>>157 わしは太宰パンクス説を支持してるが、
>>147と同じではない。
あんたはどうやらパンク=破滅的という固定観念を持っているようだが、
シドアンドナンシーの見過ぎではなかろうか?
パンクとは変わり続ける意思だ、と言ったのはジョー・ストラマーだが、
太宰の作風の変遷はまさにそれと一致してはいないだろうか?
176 :
吾輩は名無しである:03/05/21 17:14
太宰治<中原中也
177 :
吾輩は名無しである:03/05/21 19:37
「右大臣実朝」読破した人いるのかな
178 :
吾輩は名無しである:03/05/21 20:56
武者小路実篤こそパンクだ!
あぼーん
>>175 むしろ私は「パンク」というものに関して何の固定観念もありません。
固定観念が出来上がるくらいの共通認識が一般にあるのなら、賛成にせよ不賛成にせよ
何も言いませんよ。
定義できない曖昧な表現で、太宰に限らず何かを言い表せると思っている点と、
しかもそれと同じことを前スレでも言われているにも関わらず繰り返し書き込みを
し続ける点を不快に感じているだけです。
っていうか、175の
>パンクとは変わり続ける意思だ、と言ったのはジョー・ストラマーだが、
>太宰の作風の変遷はまさにそれと一致してはいないだろうか?
これがどうして太宰に関してだけ言えると思うのかが分からない。
漱石だって鴎外だって横光だって谷崎だって大江だって、方法や視点なんかを
作品ごとに意識的に変えてくる作家にはみんな言えちゃうことだと思うんだけど。
182 :
吾輩は名無しである:03/05/22 16:23
えー、私は本来ハードロック、つまりはパンク以前のロックスターへの
アンチテーゼとして降臨したパンクロックに、文壇の大ボスとして君臨していた
志賀直哉に敢然と喧嘩を売った太宰を重ね合わせて見ていただけなのですが、
ここはそっちの立場に立っちゃおう!
要するに、その変わり方が、文壇に向けてのものか、一般大衆に向けてのものか、
という違いではなかろうか。
横光はよく知らんのですが、森なんかはだいぶ変わってるが、それは
ツェッペリンがアコースティック路線に走ったのと似ていると思う。
大江に関しては、アイアンメイデンかメガデスかというぐらい変わってないと
思うのですが。
ファンクやスカ・レゲエを取り入れたクラッシュは、まさに時代にマッチした
太宰にぴったりではなかろうか、と思います。
>大江に関しては、アイアンメイデンかメガデスかというぐらい変わってないと 思うのですが。
変わらないねーw
184 :
吾輩は名無しである:03/05/23 00:21
太宰好きの人なら知ってることだとは思うけれども、
「敢然と」志賀直哉批判をはじめたのは太宰じゃなくて織田作。
「可能性の文学」ね。
死んでしまった織田の意思を継承するかのように(もちろん、太宰は太宰で、
戦中から志賀には疑問を持っていたけど)、「如是我聞」をはじめた。
太宰もさっさと死んでしまったけれども、追悼の意味も込めて坂口安吾も賛意を示した。
「志賀直哉に文学の問題はない」「不良少年とキリスト」なんかで。
いずれも志賀はあまり相手にしてなかったけど。
185 :
吾輩は名無しである:03/05/24 12:19
直哉の随筆「太宰君の死」によると、直哉は太宰からの反感を知っていた由。多分「津軽」を読んでいたのであろう。
そのために「文藝」誌上の座談会での発言も悪意がこもったものになったということを、自分で認めている。
彡 ミ
( _ひ)<志賀直哉イッテヨシ!
187 :
吾輩は名無しである:03/05/24 23:44
あのお、おもいっきり叩かれるのを覚悟して書き込みますが、
「斜陽」でかず子の子供は死産でしたよね。で、離婚の原因になったと。
誰の子だったんでしょう?
キスで子供はできないし、夫婦仲は冷めてたみたいだし、
わからんのです。
ちょっと気になったもので。
だれか、教えてくださいませんか?
あぼーん
189 :
吾輩は名無しである:03/05/24 23:48
前から思ってたけど、↑こういう宣伝する業者は、なんでいつも見え透いた伝聞口調なんだろう。
十分な教育を受けていない為です。
>>187 もちろん、そのときに結婚していた相手の子です。
あぼーん
わーい。2ちゃんで初めて返事してもらった。
(TдT) アリガトウ。
そうですよね。普通に考えれば。
でも、そしたら、切ないですねえ。
ちょっと、打算が働けば金に苦労はしなかったのに。
こういう、無垢さ純粋さが愚かではあるけどめちゃめちゃ美しいですなあ。
太宰は「美しいもの」を書きたかったんだよ、終生。
何がいったい本当に美しいのか…について、
峻厳で繊細な感性をもっていた。
座右には聖書があった。イエスという「人間」の存在が
頭から離れなかった人だな。
195 :
吾輩は名無しである:03/05/29 23:41
>>193 あなたさぁ、ちゃんと『斜陽』読んでるの?
結婚当時のかず子は、無垢だの純粋だの以前の単なる世間知らずとして書いてあるでしょ?
そんな彼女が、「ヨイトマケ」だの、自活だの母の死だのを乗り越えて、目覚めていく過程を
描いてるのがあの作品じゃないか。
太宰はただの無知を「純粋」だなんて呼んだためしはないよ。
むしろ醜いものを知った上で清らかさを持ち続けていることこそが素晴らしいんであって、
子供の「純真」なんてのも否定してるじゃないか。
196 :
吾輩は名無しである:03/05/29 23:55
〜〜〜〜〜〜〜〜〜(ノ゚∀゚)ノ
197 :
醜いブンガク厨を差別する会:03/05/30 00:04
いちばん吐き気がしたのは「斜陽」と「富嶽…」だな
「人間失格」<「ヒューマン・ロスト」
アフォ!
>197
いちばん吐き気がするのは
鈍すぎる感覚で一生をモグラのように暗黒で生きる、
眼があっても何一つ見えない醜悪なクソ厨房なんだよ、
アフォがw 逝ってよ〜〜〜〜し!
200 :
吾輩は名無しである:03/05/30 11:01
太宰って、何型だったんだろう。。。「人間失格」ではO型かなと邪推したけど。
201 :
吾輩は名無しである:03/05/30 23:44
>>199 それだけじゃわからないよ。
「桜桃」以外でどのへんに?
>>200 「O型かな」って思うことが「邪推」ですか……。
202 :
吾輩は名無しである:03/05/31 15:02
203 :
吾輩は名無しである:03/05/31 16:04
>>202 大高洋夫・・・誰? しらない
「桜の園」を近藤サト、
「宮沢賢治短編集」を出川哲朗が朗読って、おかしい、もう終わってるけど
斜陽族ってどういう意味ですか?
>200
ABじゃなかったですか?
ウロ覚えですみません。
206 :
吾輩は名無しである:03/06/01 19:08
>>203 三谷幸喜の処にいる役者さんじゃなかったかなあ。
昔、CXの深夜枠でやってた「子供ほしいね」で
工藤夕貴の旦那役してたカックンではなかろうか。
うろ覚えなんで間違ってたらすまんね。
207 :
吾輩は名無しである:03/06/02 01:10
能見正比古によると、太宰はAB型だったらしい。遠藤周作もAB。
208 :
吾輩は名無しである:03/06/02 22:57
メロスの激怒
209 :
吾輩は名無しである:03/06/02 23:20
桜桃忌行く人いるンすか?
210 :
吾輩は名無しである:03/06/03 14:04
211 :
吾輩は名無しである:03/06/03 17:37
まだっしょ・・・
太宰さんには、
「どうしようもない」怠け者の部分、
あるでしょうか?
働きたくないとか、めんどくさがりとか。
確か悶々日記に、自分で生活費を稼ごうなど、ゆめにも思うたことなし、とか書いてありました。今年から東京に引っ越したので桜桃期行ってみたいな
あぼーん
215 :
吾輩は名無しである:03/06/05 23:56
>>212 これも既出ですが、小説家としての仕事振りに関しては、むしろ勤勉です。
まるで漱石や春樹のように、午前中にせっせと仕事を済ませていたそうです。
無頼派という言葉のイメージからすると昼から酒をあおっていたような感じがしますが、
遊びさえ計画的にしていたようです。
216 :
吾輩は名無しである:03/06/06 09:43
如是我聞読みたいんだけど、どこで売ってる?
探してもないよ。
218 :
吾輩は名無しである:03/06/06 10:27
グッドバイも人間失格も持ってるしなぁ。
インターネット上で拾って印刷して読むとしよう。
>>215 晩年は、「夜一人で仕事をしてると誰かに背後から見られている
気がするから」昼間に仕事をするんだ、と人に語ってたそうだ。
芥川も晩年はそんなことを言っていたらしい。
220 :
吾輩は名無しである:03/06/06 21:58
太宰に影響されて共産主義に染まっているヤツがいそうだな。
221 :
吾輩は名無しである:03/06/07 10:42
筋金入りの共産党員から見れば、太宰など単なるブルジョワの暇人に過ぎないだろう。
222 :
吾輩は名無しである:03/06/07 10:58
212の質問者です。
いや、彼、大学を何度も留年したりしているでしょ。
こうなんというか、事態を全て問題化するのではなく、
過度の熱情(この場合はマイナスの)に捉われることなく、
それこそ(政治家の言う)「粛々と」処して行けば、
特に問題なく過ごせたように思うのですが?
こんなことを言ってのける私は或いは全くの幸福人なのかもしれませんが。
ところで如是我聞をみても。
想いはある。表現が問題だ。とかいっておきながら、
この人は全く天性の表現者だなあと思うのですが、
でそこがまた、悪趣味で、まったく、というところなのですが、
志賀さんを攻撃する彼に、志賀さん(の才能その他)に対する嫉妬、
一分も無かったと言い切れるでしょうか?
223 :
吾輩は名無しである:03/06/07 11:05
志賀直哉の才能に嫉妬していたかどうかは知らんが、直哉の財産や家庭環境に嫉妬していたことは充分ありうる。
太宰は津軽の多額納税貴族院議員の息子で、自分自身を貴族と同一視していたが、直哉は戦前の学習院出身で妻は公家の出身だった。
太宰が直哉に「斜陽」をこき下ろされて逆上したのは、直哉が太宰より遥かに本物の貴族に近い立場にいたからである。
本物の貴族を知らない人間から「斜陽」を批判されても、あそこまで取り乱すことはなかったに違いない。
>本物の貴族を知らない人間から「斜陽」を批判されても、
あそこまで取り乱すことはなかったに違いない。
取り乱した(=うろたえた、狼狽した、自身気付かなかった、
自身の盲信・阿呆さを他人に指摘されて、いわば恥部を触られたと思った。)
のでしょうか?志賀さんの批判は太宰さんの恥部を触ったでしょうか?
僕はそうは思わない。もっとも現代の私は貴族を見たことが無いから、
太宰さんを含めた当時の人々一般の貴族階級に対する意識まなざしはわからないけど。
いや、人間性はともかくとして、
志賀さんの文学的才能。
芥川さんを尊敬していて、その芥川さんは、
志賀さんの才能に脱帽?していて?
三角関係。自身かつてあこがれて尊敬もし且つ好きだった志賀直哉。
225 :
吾輩は名無しである:03/06/07 11:35
太宰が尊敬する芥川も一目置いていた直哉に酷評されたから、あそこまで理性を失ったんだろう。
「君についてうんざりしていることは、もう一つある。それは、芥川の苦悩がまったくわかっていないことだ」という一節がそのあたりの事情を物語っている。
226 :
吾輩は名無しである:03/06/07 12:31
太宰って志賀直哉との罵りあいに負けて、自殺したんでしょ?
2ちゃんねるで1000とれないからってバスジャックするような
もんだなw
227 :
吾輩は名無しである:03/06/07 13:19
いや、むしろ体調不良や文学的な行き詰まりなどの理由で自殺する覚悟が固まっていたから、直哉を口汚く罵倒したのだ。
228 :
吾輩は名無しである:03/06/07 14:06
井伏さんは悪人でつ…
229 :
つしましゅうじ:03/06/07 17:43
志賀直哉逝ってよし
230 :
吾輩は名無しである:03/06/08 00:14
『如是我聞』きちっと読んでから、語れ。
出版されている数多い評伝の一冊でも、読み通せば、
意味のある疑問も湧く。それを解くには、別の視点で書かれたものが
必要になる。そうやって、多面的に見ていきながら、
作家であり同時に激動の時代を生きて死んだ一人の人間の
39年にわたる生涯を辿らなければ、
浅薄すぎる言をゴミのように書き散らしても、文字通り便所の落書き、
毛ほどの価値もない。くだらん。
語れなければ、黙していろ。
あるいは、読んだ作品について確かに語れることだけを、
誠実に自分の言葉で語れ。
真摯に書かれた作品は、少なくとも真摯に読んで
賛否は問わずマジに語らなければ、
この板に書き込む自覚が欠如しているということだ。
ここは、マンガ板でも厨房板でもない、文学板だ。
232 :
吾輩は名無しである:03/06/08 01:58
>>222-225 「如是我聞」発表当時は、死とも重なって様々な反響を呼んでますが、
擁護側は一緒になって志賀批判をしていて、一方、批判側は
「本当は誉めて欲しかった志賀にけなされた故の激情」だと言ってますね。
小田切秀雄は、太宰も「十二月八日」みたいなものを書いてるんだから志賀の
「シンガポール陥落」だけを責めることは出来ない、と両方を批判して、
志賀とも太宰とも仲の良かった尾崎一雄は太宰が志賀批判をするきっかけを考察しつつ、
やはり錯乱説を取っているという具合。
しかし「太宰治の死」という座談会で、福田恒存が志賀の太宰批判に言及して、
「志賀さん、相変わらずですね」と発言してるので、織田作や太宰に限らず、
志賀には痛い目に会った人は多いのかも……。
そんな中で、「敗戦」が太宰に与えた衝撃が、志賀批判となって表れている可能性を
指摘してるのは徳永直だけ。(それとも、それはあまりに自明のことだったのかも)
志賀批判は1年間続くはずだった「如是我聞」のほんの取っ掛かりにすきなかったはずだと思う。
233 :
吾輩は名無しである:03/06/08 05:57
>>231 『如是我聞』について「確かに語れることだけを、誠実に自分の言葉で」きちっと語ってからゴタクを並べてみろ( ´,_ゝ`)プッ
235 :
吾輩は名無しである:03/06/08 09:17
234さん、ご苦労様です。
例えば僕が疑問に思うのは、小僧の神様を批判しているところ。
明らかにおかしい。人におごるという行為の、
難しさは、志賀さん自身よくわかっていると思うのは、
この「神様」を読めば瞭然だと思う。
太宰さんは、一体何を批判しているのか、よくわからない。
だから僕も上に出ていた「錯乱説」に一部くみしたい。
236 :
吾輩は名無しである:03/06/08 10:29
ここの書き込みはそうであって欲しいって言う希望的観測が多いな。
太宰ヲタども視野が狭いぞ。
237 :
吾輩は名無しである:03/06/08 11:57
>>236 意味不明。批判的な意見を述べるのはいいが、具体的な根拠を示さないと当人だけ納得し満足しているだけのオナニー文になる。お前のはその典型w
238 :
吾輩は名無しである:03/06/08 14:24
239 :
吾輩は名無しである:03/06/08 14:31
240 :
吾輩は名無しである:03/06/08 15:08
太宰ヲタ
太宰のように
野垂れ死ね
241 :
吾輩は名無しである:03/06/08 15:11
>>237 それってお前らのことだろ?
太宰の書いたことなら盲目的に全てを信じるんだもんな〜。
太宰もお前らも負け犬だから、桜桃忌も近いし、お前らもそ
のまま死んじゃえよ。
242 :
吾輩は名無しである:03/06/08 15:13
太宰ほど作品と作者がリンクしている作家はないよね。つまり、作品では
成り立たないと言うことか。
太宰は稀代のお話作りの名人だと思うけどなぁ。
なんで私小説的な感じでしか読まれない(評価されない)んだろうか。
244 :
吾輩は名無しである:03/06/08 17:34
桜桃忌の前にこのスレ潰してやるからな。
自殺しろ、落伍者ども。
ホホ
>>243 評価されてる。お話し作りと天性の文体。天才的作家。
>243
具体作挙げてほすい
248 :
吾輩は名無しである:03/06/09 15:57
御伽草紙は?駆け込み訴えは?女生徒は?パンドラの箱は?正義と微笑は?右大臣実朝は?惜別は?走れメロスは?魚服記は?太宰が想像力に乏しいというなら芥川も森鴎外もそういうことになると思うのですが。作者の物腰だけで作品判断したりすんなボケ
芥川は想像力に乏しいことになってるじゃん。
翻案でないと書けないって。
250 :
吾輩は名無しである:03/06/11 14:19
>>112 12歳の頃から文学を読み、太宰の文章を巧いとは思わない程のあなたが
>人物造形は凄すぎ。物語も面白すぎ。
などという稚拙な表現しかできないことに疑念を抱きました。
亀レススマソ。
>>250 感覚的な言葉の使い方をする人もいるだろう。
それに、その書き込みから皮肉な意味を読み取れないのかい?
252 :
吾輩は名無しである:03/06/11 16:09
↑ DQNな発言して突っ込まれる度に、別人のふりをして、「皮肉だ」とか
「そんな皮肉も読み取れないのか」とか書いてフォローしようとして墓穴を
掘っていく奴が一人いる。
・・・はっきし言ってキモい。
253 :
吾輩は名無しである:03/06/11 16:11
太宰治って、東京帝国大学仏文科に入学した理由が「無試験だから」ってのは本当なの?
254 :
吾輩は名無しである:03/06/11 16:39
本当でしょう。高校生活後半は堕落してたそうですから。
255 :
吾輩は名無しである:03/06/11 16:40
実際は完全に無試験というわけではなく、一応試験はあったらしい。
256 :
吾輩は名無しである:03/06/11 22:14
そんな申し訳程度の試験で帝大に入れたのか?
当時の大学事情にあんまり詳しくないもんでスマン
257 :
吾輩は名無しである:03/06/11 23:53
入れました。
ちなみに太宰が入学する前年は定員割れのため本当に無試験だったはず。
太宰が入学した年も、定員400名に受験者414名とかそういう感じで、
殆どの人が合格したはずです。
たぶん、一高に入るほうが試験も倍率的にもずっと難しかったのではないかと。
258 :
吾輩は名無しである:03/06/12 00:24
太宰治は明治42年生まれ。
当時は、小学校にさえ満足に行けない庶民の方が大多数。
(自分の祖父母や曽祖父を調べてみれ)
高等小学校→旧制高等中学校(or高等女学校)→旧制高等学校(or女子専門
学校)→帝国大学or私立大学(早稲田、慶応義塾など)
旧制高等学校へ進学するには、経済的にも恵まれた家庭の子弟で
成績優秀、健康状態も良好でなければ、とても困難だった時代。
貧しくても優秀な者は、成功した故郷の先輩の家に「書生」として
住み込んで、家庭教師や秘書役などやりながら、高校→大学と進んだ。
旧制1高〜7高や、弘前高等学校など、全国の高等学校生全部合わせても
ごく少数で、超エリートだった。教育内容も今とは違うエリート教育。
社会の中枢となる人材を育成する目的の教育がなされ学生もエリート意識を
もっていた。
旧制高校から帝国大学へは、専攻の選り好みさえしなければ、ほとんど
進学できた。当時の大学生は特別な存在。卒業すると「学士様」と
呼ばれ、即、政界、官界、実業界の中枢へと入ることができた。それだけの
実力をつけさせる教育が、徹底されていた。
いまとは、全く違う。
259 :
吾輩は名無しである:03/06/12 07:13
今とは全く違うっつーか、旧制高校が新制大学になり、旧制大学が新制大学院になったと、大雑把に言えばそういうことだろ。
今でも東大大学院は(無試験同様とまでは行かないが)学部に比べればかなり入りやすい。太宰は今風に言えば「弘前大学から東大大学院中退」という感じになるのでは。
260 :
吾輩は名無しである:03/06/12 15:16
>>232 小田切秀雄とは誰か知らんが、
「十二月八日」を書いた太宰は志賀の「シンガポール陥落」を批判はできないと
いうのは間違いです!
志賀と違って、太宰は戦後になっても、最近のにわか阪神ファンのように
「私は戦争には反対だった」などと言ってはいない。
>>260 その通り。
太宰の戦争に対する姿勢は、みごとなほど一貫していた。
ふらふら動いた連中とはちがうし、
実際に戦場で辛酸を舐めた作家達とも違う、
空襲で家を焼かれて逃げ惑い、混乱する列島を幼い子供連れの一家で
縦断して疎開するなど、一般国民としての立場で、戦争を見つめた。
空襲警報の鳴り響く中で書いた『御伽草子』は、象徴的。
262 :
吾輩は名無しである:03/06/12 17:35
太宰、いいよな。
ベタかも知れないが、「待つ」「富岳百景」「人間失格」が好き。
文章のリズムが最高。
あの時代であれだけリズミカルに読める作家はいないよな。
極上のテンポだよな。多分海外版とかじゃ太宰の良さは
半分も伝わらないんじゃないかな。
漱石、良くないよな。
人物の内面描写部分での薀蓄が長すぎ。読み飛ばしたくなる。
俺が頭悪いからかな?そうでもないと思うんだが。
「あーまた来たよー。自分の知識ひけらかしてんじゃねーよ。」
と思っちゃう。文章の割に中身が薄いような気がする。
煽り?
漱石は中身が薄いよりもひらめきが読者に求められるかも
>>260 私もそう思います。
ただ、私の場合は、「十二月八日」が戦争賛美の作品ではないという読みに
賛同するという意味で、ですが。
266 :
吾輩は名無しである:03/06/13 01:05
太宰の血液型知ってる人は教えて下さい。
またその出典も併記して下されば、なお嬉しいです。
ちなみに僕はB型説とAB型説を聞いた事がありますが、出典がはっきりしません。
267 :
吾輩は名無しである:03/06/13 15:56
著作権保護は作者死後50年ということは
太宰の作品って、例えば漏れが勝手に出版しても
よかとですか?
>>267 まぁ…法的には問題ないんじゃないかな…。
ついでに肖像権も被写体の死後50年だったかと思うので、太宰の
写真と文章が入った本を個人が勝手に刊行してもいいことになるな…
269 :
吾輩は名無しである:03/06/13 17:30
>>267 第三書館の「ザ・漱石」「ザ・賢治」などの「ザ・作家」シリーズは、確か著作権切れの作家だけを特に狙って出版されたものではなかったっけ。
だから作者の遺族に金を払う必要がなくて、第三書館は大儲けしたそうだ。ちなみにこのセコい案を思いついたのは辻元"恥の総合商社"清美チャンだったらしい(第三書館の社長が辻元の情夫だった)。
でもあんまりそういうの見かけないよね〜
それは単純に、えげつない商売は控えてるっつうか、
それぞれの持ち場を尊重してるっつうか
そういうことなのかな?
一方、読者からすると、第三書簡みたいに全部見れるやつとか
いろんな収録のパターン、企画で出してほしいってのはあるよ。
>>268 写真も、撮影者が著作者で、死後50年みたい。
(撮影者が不明なものは、公表後50年)
肖像権は明確な規定はまだないモヨウ
272 :
吾輩は名無しである:03/06/13 22:48
今日は命日だったのか。
273 :
吾輩は名無しである:03/06/13 22:49
行かなかったよ。普通に忘れてた。
274 :
吾輩は名無しである:03/06/13 23:57
>>270 斉藤孝の「声に出して読みたい日本語」なんかはもろにそういう商売ですけど。
漱石全集、太宰全集を繰り返し出して儲けてる岩波や筑摩もね。
(太宰全集は著作権切れの後一度しか出してないからましか)
というか単に売れないからかな。。。
というか売り尽くして出回っているから。
文庫本で重版、家庭の本棚、図書館、町の文庫、古書店、
どこにでもある、読みたければ。
それはちょっと本末転倒のような。
買う人は自分の本にしたいから買うんだよ。
図書館にあるから買わないかというと、そんなことは無いよね。
まあでも家で親とかが持ってたらそれ読むかやっぱ。
そういう家がもう多いのかな。うちはそうじゃなかったけど。
でも俺なら、くわしい解説つきで、新しい趣向をこらした本が出れば
そっちの新しいほう買うけどな。
おれは自分で買わなきゃ気が済まないタチだな。
どうせなら自分の手垢で汚れるまで読みたいものだ。
280 :
吾輩は名無しである:03/06/15 02:22
他人の手垢はやだよな。ところで「走れメロス2」はいつ発売ですか?
281 :
吾輩は名無しである:03/06/15 02:43
太宰に感銘を受けて本を読むようになった。その後、読んだので好きな作家は、
大岡昇平、夏目、芥川、ドストエフスキー、スウィフト、安部公房、埴谷雄高…かな。
あと、嫌いな作家は、志賀直哉、遠藤周作、武者小路実篤、三島、村上春樹…
次何読むといいだろう?
武者小路実篤を理解できないやつに勧めるものは無い!
284 :
吾輩は名無しである:03/06/15 11:28
>>281 谷崎と川端
私は三島好きだが太宰も悪くはないと思う。
夏目、芥川、太宰、ドストエフスキー、、
典型的な厨ですな
厨はドスト読まんだろ…
287 :
吾輩は名無しである:03/06/15 20:27
主人公に感情移入するのが物語の読み方っていう人には太宰は陰鬱な作家に見えちゃうかもね。
すごいユーモア作家なのに。ファーゴを見てていたたまれない、という人に似てる気がする
>>286 いや、厨レベルだよ
森鴎外とかなら厨には理解できんだろうが
厨はトルストイよりドスト
大人はドストよりトルストイ
290 :
吾輩は名無しである:03/06/15 20:58
半角文字列か二次元かどっちかに、ドストのスレあるから見てみw
あまりに「難解」の権威を与えられたものは逆に大衆に受け入れられるというこの
知ったかぶりさんが出てきていますね
まるで自分は全て分かっているかのように振る舞い
どうにも曖昧とした物言いでもって他者を容赦無く裁定し
判断し、そうして悦に入る輩というのは、実に厄介で迷惑です
なだめようが何をしようが、こうした半畜生共は
聴く耳をもたないのでしょう
まことに哀れです
一個の人間を、どうしたら理解できたと言うのでしょう
それは確かに(億劫の為省略
どこを縦読みするの?
むかし日活で太宰の映画やってた
男が岡田由貴子たぶらかしたヤシ
女がお葬式のデカケツ
295 :
吾輩は名無しである:03/06/16 02:12
296 :
吾輩は名無しである:03/06/16 10:58
つーか、小説なんか読んでいる段階で厨決定。
といちいちこのスレに来てまで煽りに来る
>>296なのでした
298 :
吾輩は名無しである:03/06/16 13:40
299 :
吾輩は名無しである:03/06/16 13:48
300 :
吾輩は名無しである:03/06/16 14:28
あなたの人格のくだらなさを、私はこなひだも或るひとから、さまざま承りましたが、
でも、私にこんな強さを興へて下さったのは、あなたです。
私の胸に、革命の虹をかけて下さったのはあなたです。
生きる目標を興えて下さったのは、あなたです。
私はあなたを誇りにしてゐますし、また、生まれる子供にもあなたを誇りにさせようと思つてゐます。
私生児と、その母。
けれども私たちは、古い道徳とどこまでも争ひ、太陽のやうに生きるつもりです。
301 :
吾輩は名無しである:03/06/16 14:36
どうか、あなたも、あなたの闘ひをたたかひ続けて下さいまし。
革命は、まだ、ちっとも、何も、行はれてゐないです。もつと、もつと、
いくつもの惜しい貴い犠牲が必要のやうでございます。
いまの世の中で、一ばん美しいのは犠牲者です。
302 :
吾輩は名無しである:03/06/16 14:44
お酒をやめて、ご病気をなほして、長生きをなさつて立派なお仕事を、
などそんな白々しいおざなりみたいなことは、もう私は言ひたくないので
ございます。「立派なお仕事」などよりも、いのちを捨てる気で、所謂悪徳生活をしとほすはうが、
のちの世の人からかへつて御礼を言はれるやうになるかも知れません。
犠牲者。道徳の過渡期の犠牲者。あなたも、私も、きつとそれなのでございませう。
革命は、いつたい、どこでおこなはれてゐるのでせう。すくなくとも、
私たちの身のまはりに於いては、古い道徳はやつぱりそのまま、みぢんも変わらず、
私たちの行く手をさへぎつてゐます。海の表面の波は何やら騒いでゐても、
その底の海水は、革命どころか、みじろぎもせず、狸寝入りで、寝そべつてゐるんですもの。
303 :
吾輩は名無しである:03/06/16 14:51
私には、はじめからあなたの人格とか責任とかをあてにする気持はありませんでした。
私のひとすぢの恋の冒険の成就だけが問題でした。そうして、私のその思ひが完成せられて、
いまでは私の胸のうちは、森の中の沼のやうに静かでございます。
私は、勝つたと思つてゐます。
マリアが、たとひ夫の子でない子を生んでも、マリアに輝く誇りがあつたら、
それは聖母子になるのでございます。
私には、古い道徳を平気で無視して、よい子を得たといふ満足があるのでございます。
あなたは、その後もやはり、ギロチンギロチンと言つて、
紳士やお嬢さんたちとお酒を飲んで、デカタン生活とやらをお続けになつていらつしやるのでせう。
でも、私は、それをやめよ、とは申しませぬ。それもまた、あなたの最後の闘争の形式なのでせうから。
この世にまたと無いくらいに、とても、美しい顔のやうに思はれ、
恋があらたによみがへつて来たやうで胸がときめき、
そのひとの髪を撫でながら、私のはうからキスをした。
かなしい、かなしい恋の成就。
上原さんは、眼をつぶりながら私をお抱きになつて、
「ひがんでゐたのさ。僕は百姓の子だから。」
もうこのひとから離れまい。
「私、いま幸福よ。四方の壁から嘆きの声が聞えて来ても、私のいまの幸福感は、飽和点よ。
くしやみが出るくらゐ幸福だわ。」
上原さんは、ふふ、とお笑ひいなつて、
「でも、もう、おそいな。黄昏だ。」
「朝ですわ。」
弟の直治は、その朝に自殺してゐた。
待つ。ああ、人間の生活には、喜んだり怒ったり悲しんだり、いろいろの感情があるけれども、
けれでもそれは人間の生活のほんの一パーセントを占めてゐるだけの感情で、
あとの九十九パーセントは、ただ待つて暮してゐるだけではないでせうか。
幸福の足音が、廊下に聞えるのを今か今かと胸のつぶれる思ひで、待つて、からつぽ。
ああ、人間の生活つて、あんまりみじめ。
生まれて来ないはうがよかつたとみんなが考へてゐるこの現実。
そうして毎日、朝から晩まで、はかなく何かを待つてゐる。みじめすぎます。
生まれて来てよかつたと、ああ、いのちを、人間を、世の中を、よろこんでみたうございます。
はばむ道徳を、押しのけられませんか?
306 :
吾輩は名無しである:03/06/16 15:37
>>299 反応のレベルの低さから知能程度が知れるな( ´,_ゝ`)プッ
>306 >307
荒らすな、厨房どもが。
>>280 んじゃ、ブック・オフ通いの漏れはどーせいっちゅうの?
「走れメロス2」じゃない、次に出るのは「歩けメロス」。
時代がそう要請汁。
309 :
吾輩は名無しである:03/06/16 21:26
太宰とアーネストヘミングウェイて感性が似てると思う。
生死を追及してるあたりが。
ちょっと違うだろうという気がする。
生死を追求してるわけじゃなく、
人生を追求しているのだ。
311 :
吾輩は名無しである:03/06/16 21:41
>309
二人とも戦争とか実家とか外的要因で
自己を失ってったから
人生を追求しちゃったのかもね。
誰も死を追及して生きる者はいないよ。
死もまた、生の一部なのさ
うむ始めてきました文学版 太宰ですか。駆け込み訴へと女生徒 がすきですね。
314 :
吾輩は名無しである:03/06/16 23:24
いや、太宰はユーモアを追求しているんですよ。
悲劇としてしか捉えられなかった人生という問題を。
最後には自分の実人生までも演劇にしちゃって自殺。
最高の戯作作家だと思うよ。
5年ぶりくらいに太宰の短編集読んだけど、
かなり上手いね、この人。
村上春樹を読む気が失せる。
比べることないけど。
かなり上手いね、ってナメトンカオンドリャ
↑そんなファンなの君?ナメテネーヨ
318 :
吾輩は名無しである:03/06/17 18:04
春樹も文章うまいよ。太宰と比べたら厨房並だけど
319 :
吾輩は名無しである:03/06/17 18:15
太宰も太宰ファンもザコだ多いね。
太宰を精神的支柱にしてるやつがいるけど、そんなヤツは
太宰みたいに死んじゃえよ!
320 :
吾輩は名無しである:03/06/17 18:25
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
ザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いねザコだ多いね
転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス!
転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス!
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転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス!
転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス! 転べメロス!
いやいや、転んだくらいじゃすぐ立ち上がるだろw
323 :
吾輩は名無しである:03/06/17 21:40
I can speak
皮膚と心
葉桜と魔笛
好きです
ぬぬひゃく
おそれいりまめ
も、好き
324 :
吾輩は名無しである:03/06/17 21:44
>>323 これこれが好き、だけの小学生感想文は書き込まないで結構・・・・
ここは教養人が深遠な議論を交わす太宰スレッドだ・・・・・。
325 :
吾輩は名無しである:03/06/17 21:49
>>324 同意。みんなもっと有用なレスを心がけて欲しいne!
317は馬鹿
>>326 そういう下等なレスは謹んでいただきたい。スレ汚しだ。
317はその精神性が病理の域にまで達しておられます。
こだわってるのは316?
319のほうが痛くない?
332 :
吾輩は名無しである:03/06/18 00:41
トカトントンを読みました。
不条理系で面白かったです。
こういうのも書いていたんですね、この人。
トカトントン。
最後の手紙、聖書の勉強不足のためか良く分かりません。
だれか教えてくれませんか?
いやです
無理して理解しなくてもいいよ
336 :
吾輩は名無しである:03/06/18 13:02
つーか低レベルな一言感想は書き込まなくていい。まじで太宰スレのレベル下げんな
338 :
吾輩は名無しである:03/06/18 13:09
いや、俺は最初のほうにん真面目に書き込んでるよ。七誌でw
バカらし
だから何だって感じ
340 :
吾輩は名無しである:03/06/19 01:33
ワッハッハ、ワッハッハ
今日は祭りでつか?
追悼 あげ。
343 :
吾輩は名無しである :03/06/19 05:10
桜桃忌、記念カキコ。
なんか…青森(ん?三鷹もそうなのかな?)の方では、
遺族の希望で「生誕祭」って呼び方になるらしいね。
遺族は「子より親が大事」って文章がイヤなんじゃないかな?
「と思いたい」と続くからいいんじゃない?
そこんとこ、ちょっくら津島佑子に聞いてくらぁ。
346 :
吾輩は名無しである:03/06/19 20:10
つーか、太宰は人間としても作家としても超低レベルなクズなので、
何書いても太宰スレのレベル下げにはならんよ。
記念カキコ。
いまの俺とっていやし系。
ただどうやって元気になればいいものか
348 :
吾輩は名無しである:03/06/19 22:32
桜桃忌行ってきた。太宰は作家としては日本で三指に入る文豪だ。これ間違いなし。太宰の芸術がわからない不毛な連中は逝ってよし。
349 :
吾輩は名無しである:03/06/19 23:10
↑何時間くらいかかった?
去年行ったけど、結構オタクみたいな人がいて嫌だった。
『雀こ』はどうでした?
350 :
吾輩は名無しである:03/06/19 23:34
今日中にカキコしよ。
ビバ太宰。トカトントン♪
351 :
吾輩は名無しである:03/06/19 23:46
俺は太宰ファンだが太宰は嫌いだ。
あぼーん
353 :
吾輩は名無しである:03/06/21 04:01
花燭
葉桜と魔笛
浦島さん
がたまらない。
「個人英雄」「聖諦」
とか太宰の造語が僕は好きッス。
354 :
吾輩は名無しである:03/06/21 04:01
355 :
吾輩は名無しである:03/06/21 11:36
20年位前に各週刊誌で、太宰が田辺あつみを実は心中すると見せかけて殺していたと言う報道がされたらしいけど、これってどうなの?
356 :
吾輩は名無しである:03/06/21 11:49
>>355 本当だよ。
ピカレスクでやってたもん。
358 :
吾輩は名無しである:03/06/21 13:14
「太宰治の殺人」を読め。
あぼーん
あぼーん
361 :
吾輩は名無しである:03/06/21 14:37
意外に面白い「賭け込み訴え」
変な宗教にはまってるトンデモさん達に読ませたい
彼の作品って身辺雑記みたいなものが
結構あると思うんですが
本当に彼って、あっちこっちに飲みに行き
そうでなくとも家で毎晩の様に酒を飲んだりしてたんですか?
363 :
吾輩は名無しである:03/06/21 21:09
↑あれを本当に私小説風に読むのかどうかはちょっとわからないけど、結構生活は乱れていたと思う。
>>363 なにが乱れていた、だ。
毎日キチンと仕事をして、それから外へ出るのが常だった。
三鷹下連雀の家へ訪れる編集者や会いにくる若い人たちを連れて、
なじみの店「千草」へ案内して、文学談義・・・。別スレから↓
558 :吾輩は名無しである :03/05/25 15:26
「千草」のおかみ増田静江さんは後年書いている
「太宰さんは、よく若い人たちをお連れになりました。学生さんなんかと、
お酒を呑みにというより話をしに、どこか語れる場所をといった様子で、
若い人たちとの交際を少しも苦になさらず、むしろ
いろいろ気を遣っていらっしゃるような太宰さんでした。お話の上手な、
優しい、ちょっと助平な、和服のよく似合う小説家・・・」
365 :
吾輩は名無しである:03/06/22 00:43
太宰は私生活を実際より大袈裟に書くことが多かった。作品を面白くするためだろうと思う。彼の作品はどんなに私小説的な作品であってもいたるところに虚構がみられる。
366 :
吾輩は名無しである:03/06/22 02:10
>>365 短篇「恥」の中では、文学者の私生活にまつわる虚構を真に受ける読者の愚かさが徹底的に揶揄されている。
もっとも太宰の私生活は、「恥」に登場する作家に比べればはるかに乱れていたようだがw
367 :
吾輩は名無しである:03/06/22 02:45
駈込み訴へ(「駆け込み訴え」ではない)
お伽草紙(「御伽草子」ではない)
といったあたりがよく誤入力しやすいタイトルでしょうか。
「駈込み訴へ」→「駆込み訴え」に関しては、新字・新仮名で統一
したと考えれば間違いという程でもないんでない?
新字新仮名の是非は置くとして。駆「け」の送りさえ注意すれば。
369 :
吾輩は名無しである:03/06/22 13:33
好きな作品
「ダス・ゲマイネ」 巷に雨が降る……。 ラストの佐野次郎が電車にはねられるまでのシーンは小気味いいくらいの鮮やかさ。
「新 ハムレット」 なんだい、それあ。へんな言葉だ。いやになるね。 好きなのはここだけだけど。
「HUMANLOST」「二十世紀旗手」「創世記」 狂いっぷりがよい。
「親という二字」 じいさん哀れすぎ。
「蓄犬談」 冒頭が神。
しかし、一番読みたいのは、「女生徒」のネタ元の日記!
どっかで読めるのかな。
「春の盗賊」も、彼のヘタレっぷりが垣間見る事ができて良い。
「畜」の字を間違えた…。
玉川上水に飛び込んできます・・・。
372 :
吾輩は名無しである:03/06/22 18:06
>>368 新潮文庫その他、現在出ているものは全集以外はもちろん新字ですが、
それでも「駈込み訴え」ですよ。「駆」の字はどこも使ってない。
細かい突っ込みで失礼。
>>369 「女生徒」の元ネタ「有明淑の日記」は青森県近代文学館が翻刻を出して、
全国の主要な図書館に配布してます。
都内だと、国会図書館はもちろん、都立中央図書館にもあります。
刊行当時は1000円で買えたみたいですけど、もう残部はないとのこと。
373 :
吾輩は名無しである:03/06/22 18:30
有明淑の日記はwebで一部分が読める。検索してみ。
>>372,373
情報ありがとうございます。さっそく検索してみます。
375 :
吾輩は名無しである:03/06/23 21:24
クソスレ乱立している厨がいる、あげ。
フォスフォレッセンス・・・。響きがめちゃくちゃいいよな。一時期、メアドに使おうと思ったほど。
小説自体も、味わい深いというか、なんというか。らしいと言えばらしいけど、らしくないとも言える作品だね。
言葉のファンタジスタ、太宰は素晴らしい!!
phosphorescence?
378 :
吾輩は名無しである:03/06/25 21:04
人間失格読みました。あれってコメディですよね?
379 :
吾輩は名無しである:03/06/25 21:14
コメディです。
「奥さん、キスしてあげよう」を連発するところがつぼにはまる。
「黄金風景」で、お慶が暴力を受けたシーンを読むといつも
初代ガンダムのアムロの「あのセリフ」を思い出す…。
肩を蹴ったはずなのに、お慶が頬をおさえたくだりでは
「おまいらはコントをやっているのですか?」と突っ込みたくなった。
そういうのは置いといても、「黄金風景」は好きな作品だ…。
>>381 鎌倉で死んだ彼女が、太宰にとってのララァかもな。
382 :
吾輩は名無しである:03/06/26 17:51
漏れはありがちながら「おチンポ」って所で爆笑しますた。
383 :
吾輩は名無しである:03/06/26 18:09
(脱線 脱線)っていう先生に対するしつこいツッコミが
好きだ。
あんな古い時代なのにギャグセンスが今でも通用する。というか
太宰自身はギャグを意識してるのか?
>>383 太宰はそれを「道化」といった。
おれは「牛乳」の反対が「臓物」ってとこが好き。はじめはなんのこっちゃわかんなかった。
385 :
吾輩は名無しである:03/06/27 14:58
最初に笑えて最後にちょっと泣ける畜犬談はサイコー
ってことでよろしくって?
386 :
吾輩は名無しである:03/06/28 09:37
高校の国語の先生が富岳百景には作者が自殺を
ほのめかす部分があるといいました。誰かわかる人いませんか?
387 :
吾輩は名無しである:03/06/28 11:11
志賀直哉をこきおろしてるの呼んだけど
おもろかったな。
388 :
吾輩は名無しである:03/06/28 11:51
若き日の太宰が別人名で発表した短編「彼」が、太宰の作品として正式に認定
されたわけだが。
>>386 私はある人から意外の事実を打ち明けられ途方にくれた・・・
390 :
吾輩は名無しである:03/06/28 15:40
>388
早く読んでみたいです。
391 :
吾輩は名無しである:03/06/28 16:39
>>388 詳細きぼんぬ。
新潮の文庫に収録されてないヤツですか?
392 :
吾輩は名無しである:03/06/28 17:24
393 :
吾輩は名無しである:03/06/28 17:26
>遺族から、東氏は小説などを書くタイプではなかったという証言を得た。
東氏の立場は
395 :
吾輩は名無しである:03/06/28 18:08
まあしかし、これでオレの所有する筑摩の「太宰治全集」は不完全なものと言うことに・・・
>392
>初期の代表作「晩年」中の短編に「彼」と同工異曲のエピソードが登場する
>同人誌のビラを50枚も張って歩いたことなどが描かれ
ここだけ読むと、「猿面冠者」の元ネタっぽいような…。
「猿面冠者」自体が、習作を焼き直しした体裁で書かれているし。
398 :
吾輩は名無しである:03/06/28 21:51
みんな新約聖書って読んだ?
400 :
吾輩は名無しである:03/06/28 23:50
>>396 自分もそう思った。
それと、だいぶ前に安藤宏が論文で、「猿面冠者」は「細胞文芸」の出版と挫折の体験を元に
書かれたのではないかって推測してたけど、当たってたんだなと思った。
>399
まぢか。。
勉強しなおしてきます。。。
聖書読んでないのが、僕の中で引っかかってたの
つーか、基本だよねやっぱり、明日中に読んどきます。すんませんでした
太宰は、大好きです
ただ、思うのは、先生は自惚れすぎだとおもうのです
僕は、太宰治先生、本気で尊敬しています、が、
先生はご自身を、何よりも愛していらっしゃる、はずなのに。。。
たしかに「傑作意識」は、かんじられません
聖諦についても、われわれ愚凡のものどもには・・・
先生は「諦」という字を、お上手に使われる
しかし投げ出す必要が無いのに捨ててしまわれます
僕は太宰治を日本一の作家だと存じます
おやすみなさい
402 :
吾輩は名無しである:03/06/29 02:29
入れ歯すれば太宰になれるよ
あぼーん
404 :
吾輩は名無しである:03/06/29 05:26
どうして、作品の語り手=太宰治って思い込んでる人ばかりなの?
いや、そうでない人もいるだろうし、前のほうにもこれと似たようなことは書き込まれてるけど。
文学板に来る人でもそんなもんなのね。
太宰の方法論の勝ちってことか……。
キミのほうが思い込んでるんじゃない?
>>405 勘違い工房はほっとけ。この年齢は自分が賢いって信じて疑ってないから
>404
客観的な見地から立場を離れると実に迷惑な読書感想文に陥りやすいよね
408 :
吾輩は名無しである:03/06/29 13:15
>>401 わしは読まんぞ。新約聖書なんか。
何回か読んだが、気分悪くなった。
生理的に受けつけんのでしょうな。
旧約で気分が悪くなる人は多いが、新約とは。ヨハネ黙示録でも読んだか。
旧約は殺人・陰謀・近親相姦・性倒錯・裏切りなどのオンパレード。でも新約は概して退屈なだけ。おまけに同じエピソードの繰り返しが多い。
「駈込み訴え」も好きだが
太宰によるキリスト一人称の小説も読んでみたかったな。
感想文書くなら、何がイイですかね。
新約聖書は読んでます。
ていうか、教会通ってるよ。
女子なら女生徒で
>>411 教会に通っている?
あなたどこかへ行きなさい
414 :
吾輩は名無しである:03/06/30 06:33
「富士には月見草がよく似合う」
僕は、女のいないところへ行くんだ
416 :
吾輩は名無しである:03/06/30 10:27
515 名前: へへへ 投稿日: 02/03/01 12:13 ID:p3m8shmo
<盗用訴訟>早坂暁さんの謝罪掲載で和解 京都地裁 (毎日新聞)
2002年2月21日(木)21時0分
作家の早坂暁さんに著作を盗用されたとして、京都市の男性医師が早坂さんに謝
罪広告掲載と慰謝料100万円の支払いを求めた訴訟は、無断引用した小説が掲載
された新潮社発行の雑誌「新潮45」に早坂さんが謝罪文を載せることで、京都地
裁で和解が成立した。これを受け、18日発売の同誌3月号に謝罪文が掲載された。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
盗作事件がつづくということは、今日も誰かの私生活がネタとして盗聴されている
と言うことだ。早坂暁は才能のある部類のライター。彼が盗作事件を起こしてしま
うほどだから、才能のない連中は、生き延びていくために盗聴/盗撮/盗作にすが
ってしまう。「一発屋」と言われるミュージシャンがいる。特に「パクリ」で大ヒ
ットを飛ばしたアーチストは一発屋が多い。パクリで当てても、もともと才能がな
いから2発目3発目が続かずに、忘れられてしまう。他人のアイディアを盗んで
成功したアーチストを待っているのは、頭を絞っても絞ってもアイディアが湧き
出てこない凡才を隠しながら続けていかねばならない、苦痛に満ちた地獄の創作活
動だ。才能はほんの一握りの人間にしか与えられず、凡才は才能の不足分を盗聴で
補おうとする。凡才にとっての盗聴は不良債権のための低金利に似ていて、無関係
の個人の平穏な生活を乱し、やがては、社会や文化全体を蝕んでいく。
あぼーん
古本屋で50円で買った人間失格を読んで「太宰いいなぁ。青春万歳」と思い、同じ古本屋においてあった斜陽、晩年、津軽をゲット。
一応斜陽も読んでみた。
太宰って凄いねぇ。
巻末の解説にもあったが「読者に語り掛けるような」独特の書き方のためか、簡単に読めるのに色々と伝わってくる。
主に黒いものが。
主人公の繊細さや変な賢さ、卑屈さも良い。
これを機に、文学作品をいろいろと読んでみようと思うのだが、お勧め作品とかある?
420 :
吾輩は名無しである:03/07/01 22:36
421 :
吾輩は名無しである:03/07/02 03:35
「風の便り」を読んで思ったんだけど、
実際のところ太宰は、例えば井伏氏や佐藤氏といった先輩作家から、
あのような激励叱咤の言葉を受けたことがあるんだろうか?
全集にはそういった書簡が載ってるの?
もし知ってる人いたら教えて。
426 :
吾輩は名無しである:03/07/03 16:16
428 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:07
411はカコワルイ勘違い君・・・
429 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:07
430 :
吾輩は名無しである:03/07/03 22:19
7月5日BS2にて
こまつ座「人間合格」井上ひさし作
やりまつよ。。
>>409 旧約は読んだ事ないが、とっつきにくそうですな。
>>431 純情なのですね
ウブなあなたを殴ってやりたいです
つーかアレよ、新約聖書からは共産党宣言とおんなじ臭いがする!
お初ですが何か。太宰批判者は玉川上流へどうぞ。
435 :
吾輩は名無しである:03/07/09 00:36
>>433 気落ちした時に共産党宣言を読むことがあります。
元気付けられます。
>>435 わたくしは吐いたことがあります。
今ではそれほどでもないが。
体が拒否反応を示していたんでしょうか。
437 :
吾輩は名無しである:03/07/09 14:37
>>436 頭がついていけなかったのだと思われます。
>>436 あなた文字読んで吐いたの?
異常者ですね・・・
何処かへ逝って下さい
っていうか、共産党=悪と刷り込まれた世代の生き残りでは?
今時共産党っていうだけで過剰反応するなんて時代遅れもいいところだね。
でも、
>>435に全くツッコミが入らず408イジリが続くと、それはそれで
コミュニストの過剰弁護みたいな空気が漂う。
441 :
吾輩は名無しである:03/07/09 20:23
んなこたない。共産党宣言は俺も好き。
私は共産党員ってわけじゃないですよ。
共産党宣言って、何かを頑張って立ち上げようって時の気分の高揚が
伝わってくるじゃないですか。
それでなんかこっちも熱くなれる、みたいなw
まるで「プロジェクトX」が好きな人みたいで恥ずかしいけど。
ところで資本論はどうなんですか?
444 :
吾輩は名無しである:03/07/10 14:33
小林よしのりの「個と公論」によれば、共産主義の下地には、
キリスト教的な世界観があるらしいが、太宰が聖書を愛読していたのは、
やっぱり共産主義への未練がどっかに残っていたということなのでしょうか?
ほんの少し目をはなしたスキに
政治屋が混じってしまいました。
そんなわけで、ここは「太宰治」スレです。よろすく!
そして
>>442さん、
ぼくはそれを頭脳警察のファーストアルバムの一曲目
「世界革命戦争宣言」からは感じ取れます。
なんででしょう、共産主義は嫌いなのに。
赤軍派は、共産主義とは違うのでしょうか。
あぼーん
448 :
吾輩は名無しである:03/07/10 20:28
とりあえず、太宰マンセーは共産党員になれ!
408は自演屋か?
408は何だかうざったく感じてきた訳であるが
451 :
吾輩は名無しである:03/07/11 02:13
>>444 っていうか、初期のクリスチャン(聖書が書かれた頃)は非常に原始的な意味での共産主義生活をしてたんだよ。
できた作物をみんなで分け合って食べましょう見たいな。
それにだいたい、西欧の思想がなんであれ聖書から影響を受けてないほうがおかしいでしょ。
>>446 なんでそんなに共産主義が嫌いなの?思想が嫌なの?人が嫌なの?
太宰は資本論の勉強会を開くほど一時期熱心に研究してたけど、そんな太宰はOKなの?
人間失格って、英文に訳されてる?
太宰って海外で人気ある?
教えて厨のうえ、話の流れに沿ってなくて
すいません。。。
osamu dazaiとかでググってみたら?
454 :
吾輩は名無しである:03/07/12 01:22
455 :
吾輩は名無しである:03/07/12 14:59
456 :
吾輩は名無しである:03/07/12 22:24
太宰論でいいのありんこ?
中村三春
458 :
吾輩は名無しである:03/07/13 00:02
>>457 「フィクションの機構」は持ってるけど……いい?かな?
459 :
吾輩は名無しである:03/07/13 14:19
太宰の初期習作(晩年以前のもの、辻島修二とかの時代)を読みたいんですけど、
6000円弱もする全集を買うしか、読む方法はないんでしょうか?
出来れば手元に置いておきたいので、図書館は最後の手段として。
あぼーん
あぼーん
462 :
吾輩は名無しである:03/07/13 17:11
>>459 ないです。
でも古い全集の習作の巻だけバラで売られているのを探せば、6000円もしないと思いますが。
坂口安吾は「太宰治も探偵小説が書けるよ」と云っていたそうである。
太宰の書いた探偵小説はどんなものになっていたのだろうか。
>>465 さすがって・・・何が・・・(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
467 :
吾輩は名無しである:03/07/14 04:49
太宰治の肉声って、聞くことはもうできないの?
「もうできない」ってことは
以前はできたが、何らかの事情で
その手段が断たれたってことですか?
前スレに太宰自身がラジオで朗読やったとかあったような…
ところで
『夜桜と魔笛』って新潮文庫のどれに入ってるか教えてくだちい
前に朗読会で聞いたが太宰の作品だとは知らなかった
(病弱な妹の手紙を姉が密かに読む、という話だよね?)
>>469 そんな作品は知りません
『葉桜と魔笛』なら知っていますが
471 :
吾輩は名無しである:03/07/14 16:27
>>470 タイトルの間違いくらいスルーできないのか、ということと、
>>469 『新樹の言葉』だけど、新潮文庫くらい書店で目次を捲って探せばいいのではないか、
YAHOO!で検索したって出るだろうに、
というようなことを思った。
失礼しました。
473 :
吾輩は名無しである:03/07/14 20:07
>>468 まあ、太宰が存命中なら可能だったわな。
人間失格は、結局
人を信頼したい、愛したいと思いつつ
そんなことは実現できないという話ですか?
475 :
吾輩は名無しである:03/07/15 19:46
476 :
吾輩は名無しである:03/07/16 00:12
>>474 人を信頼し愛そうとしたために傷つき、人間失格したと思い込んでいる主人公は
結局ちっとも人間失格などしていなかったという話です。
>>469 >前スレに太宰自身がラジオで朗読やったとかあったような…
ま、まさか・・・
>>474 人を信頼し愛そうとしたために傷つき、人間失格したと思い込んでいる主人公は
結局ちっとも人間失格などしていなかった
だからこそやはり彼はその一点で人間失格している、という話です。
479 :
吾輩は名無しである:03/07/16 04:26
トカトントンってオレはおもしろかったよ。
480 :
吾輩は名無しである:03/07/16 16:33
>>469 もう調べられたかしら?
「葉桜と魔笛」は、新潮から出ている短編集「女生徒」に入っていますよ。
女性の一人称で書かれた作品ばかりを集めた短編集です。
「東京八景」が何故かわからないけど、すき。
はー、なるほど。
人間失格って、なんか悲しくなるけど
やっぱり、希望の話の気がしました。
>>480 上のほうで新潮文庫の『新樹の言葉』に入ってるとも聞いたので
早速ネット書店で注文しました。
『人間失格』は最初に読みました。
太宰の作品を読むにつれ、「無垢の信頼心は罪なりや」という言葉に
ますます考えさせられます。
483 :
吾輩は名無しである:03/07/16 23:24
480さん
「女生徒」は角川文庫ですよ。
484 :
吾輩は名無しである:03/07/16 23:52
ウンコのアントニムって何?
485 :
吾輩は名無しである:03/07/17 08:55
カレー
マウス(パソコンの)のは?
487 :
吾輩は名無しである:03/07/17 11:17
488 :
吾輩は名無しである:03/07/17 11:20
489 :
吾輩は名無しである:03/07/17 11:26
───────────────────┐
┌──────────────────┴┐
┥┌──────────────────┴┐
┝┥┌──────────────────┴┐
│┝┥┌──────────────────┴┐
││┝┥┌──────────────────┴┐
│││┝┥┌──────────────────┴┐
││││┝┥┌──────────────────┴┐
│││││┝┥Microsoft Saitamaの終了 [×]|
┤│││││┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━| \カチ
└┤│││││┌───―┐ ´||`| カチ
└┤│││││ -( ゚ ∀゚)- | このプログラムは │ カチ
└┤││││、∧∩∧/、| 応答していません。 │ カチ
└┤│││゚∀゚).'(゚∀゚│そんなことより さ い た ま ! | カチ
└┤│└────┘ | カチ
└┤ [ さ い た ま (s)] | カチ
└───────────────────┘
2ちゃんのアントは?
491 :
吾輩は名無しである:03/07/17 15:39
>>482 >無垢の信頼心は罪なりや
オウムがでてきた今となっては、罪でしょうなあ。
>>487 ありがとう。
でも実はシノニムと勘違いしてた・・・。
>>490 現実。
つーか、アントが反意語だっけ。俺も忘れた。
494 :
吾輩は名無しである:03/07/17 23:53
>>491 つまり、あなたにとって「罪」のアントは法律なんですね。
495 :
吾輩は名無しである:03/07/18 02:30
無垢の信頼心とか、キリスト的なそういうロマン主義は、
まじ罪だと思うよ。生の上昇志向を根こそぎ摘み取ってしまうような
宗教じみた甘えた言説をいつまでも信用してたら、
どんどんどんどん生活自体もみじめになっていくんでしょうなぁ。
太宰氏の生活のように。
文学は作品に意味があるんじゃなくて、よりよく生きることに意味があるのです。
よりよく生きるのに他者を押しのけて生きることは、どのような道徳的原理から
否定されなくちゃいけないんですか?そのような道徳的原理があるのであれば
まさに人間冒涜であり、それがもしキリスト教的倫理なのであれば、それは否定されるべきだ。
キリストを崇拝する太宰氏は甘えている。
他者を押しのけることや、自分の快楽を追求するというのは人間の最大の悦びでもあるが、
最大の苦しさ、しんどさでもある。
その行為自体に「罪」という言葉を押しつけ自らその苦悩に飛び込むことを巧妙に逃げていった太宰氏。
しかし今では、それらの最大の悦びを追い求める苦しさ、しんどさに耐えられなくなった
ニヒリストや弱者、出来損ないどもに崇拝されている事実。それはまさに宗教であり、邪教である。
彼は崇拝されるために、自殺という殉教を演じた。それも無意識に。
彼はその意味で、根源的徹底的に甘えていたのである。世の中はもっと訳の分からぬ物だ。
そういう不条理を否定し、キリストの愛を信じればどうにかなるという甘えた言説が、
彼の全てなのである。
>>495は興奮しながらこの長い文章を書いたに違いない
そういう文体を意識して書いたんよ。
太宰はけっこう好きだからね。
498 :
吾輩は名無しである:03/07/18 11:10
子供の頃は495みたいに思ってたけど、
最近太宰の作品が身にしみる四捨五入40代の入り口の私でつ。
あぼーん
あぼーん
501 :
吾輩は名無しである:03/07/19 00:22
>>495 太宰はキリスト教倫理など描いていないというのがまず一点。
だいたい、太宰はキリスト教徒じゃないし、思想的にも程遠い。
それと、太宰が自殺だったかどうかは未だに分からないというのが二点目。
「よりよく生きるのに他者を押しのけて生きること」を太宰が否定したことなど
ないというのが三点目。
などと、マジレスさせていただきました。
>>501 太宰氏がキリスト教の倫理を書いていないって?
すくなくとも生き方に於る道徳の原理をキリストに求めていたのは事実のはず。
太宰氏がなぜあそこまでキリストに言及する必要があるか考えたことはあるのですか?
第二点の反論。私は一般論を述べている。広辞苑や国語の教科書には自殺と出ているから、
そう述べたまでのこと。
第三点の反論。
文学とは、作品に意味があるのではなくいかによりよく生きるかを模索する営みのことである。
その意味で太宰氏はよりよく生きれたはずである。
太宰氏はあえて自己否定的な、自虐的な生を志向していたとは一般的にいえまいか?
他者を押しのけて生きること、すなわちエゴイズムであるが、この人間のエゴイズムを否定するような
アナーキズム的な桃源郷を太宰は志向していたのは周知の事実である。(冬の花火参照)
というか、そこにこそ太宰氏の特異性、個性がありひとつの文学として突出しているとはいえまいか?
それをも相対化して、「他者を押しのけて生きることの否定」など太宰氏が述べていないと云うなら、
太宰氏の文学としてすばらしさって、あなたは一体なんだと考えているの?
人間失格でいえばまず「堀木」が、人間のエゴイズムの表象として、無意識の裡に
主人公を追いつめているプロットがあり、その主人公が人間のエゴイズムに追いつめられ、
最終的に廃人になる。しかし読者には主人公が廃人ではなく神々しく映るのは、
「エゴイズムを捨て去る=聖人」みたいな構図を太宰氏が意図的に創作しているからである。
最後のあとがきのマダムの言葉もまた然り。
つまりエゴイズムを超越したい(否定し乗り越えたい)という願いが、
太宰氏の文学にはあったとはいえやしまいか?
そしてその道徳原理こそがキリストではないのだろうか。
503 :
吾輩は名無しである:03/07/19 08:24
文学板らしくなってまいりました。
初期はともかく中期以降の太宰は本気でエゴイズムを否定した桃源郷なんか目指してないよ。
少なくとも「人間がエゴを捨て去れたら苦労しねえよなあ」って誰よりも頭では分かっていたからこそ、
周囲の人間のように潔癖症的性格と現実生活の間に妥協点を見出せない自分に対する自嘲が生まれるわけでしょ。
もしエゴイズムを捨て去れればそりゃ立派な聖人だけど、現実に於いては、聖人君子のキリスト様ですら俗人ユダが
世話してやらなきゃ今日食うパンにすらありつけないじゃないか、って話もあったでしょ。
人間失格にしてもあの話の本当のキモは、どれだけ文学の世界で美化しても、キチガイはキチガイなのよねって事だと思う。
太宰がエゴイズムを超越したがっていたのは同意だが、その方法論としては「否定し乗り越える」のではなく
むしろ「肯定し乗り越えられる」ようになることに永遠に憧れ続けていたのが彼の小説ではないだろうか。
505 :
吾輩は名無しである:03/07/19 16:14
太宰治の「リイズ」ってラジオ放送用に書かれた作品らしいが、誰が朗読したんだろうね。
506 :
吾輩は名無しである:03/07/19 17:26
斜陽はトラで
人間失格は実はコメなのかな?
2ちゃんはトラ
ヒッキーになる者数知れず
マイコメジアン
510 :
吾輩は名無しである:03/07/19 18:21
>>504 エゴを「肯定し乗り越えられる」ようになることに永遠に憧れ続けたのであれば、
どうして現実生活に於いて、健全に堂々と自己肯定し、よりよき生活を営もうとしない?
何度もいうが、文学は書くことに意味ががあるのではなく生きることに意味があるのだ。
虚弱であった、とするならばそれもわかるが、一般的に意識してそのように
演出している部分が大いにある。
>>周囲の人間のように潔癖症的性格と現実生活の間に妥協点を見出せない自分に対する自嘲が生まれるわけでしょ。
自嘲するくらいなら、なぜその妥協点を見いだす努力をしない?
なぜその「現実生活」という、堅くて大きな生活から目を逸らし、
悟り澄ました顔で、キチガイはキチガイなのだから、ということで済ますのだ?
どのような人間でも同じような世界に済んでいる限り、妥協するというようなことは
甘えでしかない。それが虚弱ゆえであるというのならば、致し方ないのでもう何もいうまい。
しかし、太宰氏はけっして精神世界に於て弱者ではなかったと信じている。
彼は人間の美や強さに憧れていたから。
美や強さとは、人間のエゴイズムなくして語り得ない。
太宰氏はそれを乗り越える方法として、自分が人間のエゴイズムを嘆いてみせるという
僧侶的な方法を用いた。それは宗教的な狡猾さなのである。
宗教的な狡猾さが、一つのより良い生のモチベーションとして機能しているのならば、
文学として評価に値するが、(三浦綾子や遠藤周作など)太宰氏のそれは
退廃的な現実逃避なので、単に狡猾なのである。
495は古いステレオタイプの決め付けが多いな。
太宰を読んで人生の素晴らしさを知った人間も多いよ。
せめて「自分にとってはそうだ」というレベルに止めてくれ。
512 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:51
>>510 文学に定義はありませぬ。
あるとしても文学は個人宗教を生み出す媒体と言ったところが妥当ですよ。
よりよく生きるために必要なのも文学などではなく思想ですよ。
513 :
吾輩は名無しである:03/07/19 20:55
それにあなたの主観では太宰はよりよく生きれてないらしいですが。
私は太宰は太宰らしく「太宰にとって」よりよく生きれたと思います。
自己肯定うんぬんより「人」のすべてを肯定することのほうがはるかに難しい。
514 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:05
批判することはたやすい、、か。。
ま、太宰は嫌われる作家だわな。
515 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:09
ヘソのゴマのアントニムは?
516 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:10
鼻水
>>511 自分にとって太宰はそうだから、弁証法的に太宰理解が深まればそれでいいんじゃない?
まるで太宰とはこうだから、それ以外の古いステレオタイプの発言はするなみたいなことがいいたいの?
>>512 確かにそうですね。こうあるべきだ、などというものは文学にはない。
わたしの太宰批判は、一種の個人宗教批判なのかもしれないです。
よりよく生きるために必要なのは、その作品の核になる思想です。
作品なんていうのはあくまで手段なのだと言うことをいいたかったです。
>>513 僕の主観ではなくて、一般的な事実としてね。
美しいとか醜いとか、富んでるとか貧しいとか、優れている劣っているとかいう
価値判断がある中でそれと同じように、判断して下さい。
518 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:22
>>517 >作品なんていうのはあくまで手段なのだ
私にはそう思えない。。価値観の違いですかね。。
519 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:37
ケツ毛のアントは?
>>495 他人のことはいいから、自分のことを語れということ。
キミは自分を出来損ないに含めていないだろう?
>しかし今では、それらの最大の悦びを追い求める苦しさ、しんどさに耐えられなくなった
>ニヒリストや弱者、出来損ないどもに崇拝されている事実
521 :
吾輩は名無しである:03/07/19 21:40
フケ
495にかかると全て「事実」になるんだな・・・
ちょうどいいんで、こんなスレ立て代行依頼してもいいかな?
【題名】対義語(アントニム)を繋げていくスレ
【名前】
【メール】
【本文】罪
また新たな兵が現れました
>>520 自分を出来損ないに含めることに何か意味があるのか?
自分を語らないと太宰は語れないとでも言いたいのですか?
526 :
吾輩は名無しである:03/07/19 22:54
・・・また厨房同士の掛け合い漫才か・・・
527 :
吾輩は名無しである:03/07/19 23:03
>エゴを「肯定し乗り越えられる」ようになることに永遠に憧れ続けたのであれば、
>どうして現実生活に於いて、健全に堂々と自己肯定し、よりよき生活を営もうとしない?
>自嘲するくらいなら、なぜその妥協点を見いだす努力をしない?
出来ない人間に「なぜしない?」って言う事ほどおろかな事は無いな。
他のいかなる手段をもってしても健全な生活者になれなかったからこそ、
自己肯定と妥協点を見出す為の努力を小説を書き続ける事の中にしか見出せなかったのが
太宰だろうが。「しない」のではなく「しよう」と必死に抗っている姿こそが
彼の文学そのものなのだ。
>どのような人間でも同じような世界に済んでいる限り、妥協するというようなことは
>甘えでしかない。
太宰にとっては精神世界に逃げ込みその中で己の思想を美化することこそが逃げであり弱さであって、
エゴイズムに妥協し続けてでも現実を生き抜く覚悟をもつ事が真の強さであったと思う。
彼の小説の中で本当に美しいのは、生活者として虚弱であり不具であるお母さまや大庭葉蔵ではなく、
貴族的脆弱さが持つ偽りの美からの脱却を成し遂げ、革命と恋に生きるかず子であり、
人非人であっても生きていさえすればいいじゃないの、と言える強さを持った彼の妻の方だろう。
>>502に関して
太宰が傾倒したのはキリストというより「聖書」でしょうね。
「キリスト教倫理」というのは、西欧の神学によって作り上げられたものだっていうことは
分かってるんでしょうか。
太宰は「一問一答」の中で「最近の欧米人のキリスト教は実にいい加減なもの」だって言ってますね。
さらに詳しい太宰のキリスト教観を知りたければ、「世界的」というエッセイを読んでみてください。
太宰の聖書理解は、かなり個人的な・自由なものです。聖書も文学として読んでいる節があります。
ましてや信者ではありませんね。教会へも結局一度も行きませんでした。ですから、
あなたが517で書いているように、太宰を通して「宗教批判」などできるわけがないのです。
遠藤周作や曽野綾子のような洗礼を受けて、神学も理解して、どんな形であれそれを作品に反映させている
ような作家とは明確に一線を画す必要があります。
第二点について、自殺に関しては一般論でそう言われてるから、という反論では、
あなたが495で言っていること自体、成り立たないということになりますが、まぁそこは深入りしません。
第三点に関してはあなた個人の『人間失格』の読み方ですから尊重はします。
賛成はしませんが。
529 :
吾輩は名無しである:03/07/20 01:47
>>519 ケツ毛のアントは、君、少年にきまつてゐる。
530 :
吾輩は名無しである:03/07/21 01:01
太宰を読んでいると、他の人に比べて「天才」っていう言葉を多用しているように感じるんだけど、
彼は天才に対して、憧れやコンプレックスみたいなものがあったんだろうか?
531 :
吾輩は名無しである:03/07/22 09:34
単に自意識過剰だっただけ。文学者にはよくある。
あぼーん
533 :
吾輩は名無しである:03/07/25 01:29
「駆込み訴え」を友人が
「これは素晴らしいキリスト教作品だ!!」とかなんとか
訳知り顔に語っていて、あきれた。
あれってそうなのか?
>>533 素晴らしいキリスト教作品かどうかはわからないけど、チョト意外だなとは感じたよ。
何より、聖書でユダはいったい何を考えていたのかが生々しく描かれているし、
単純に悲喜劇として楽しくテンポよく読める、まあ名作だとは思った。
太宰のユダ解釈が、胸がすうっとするくらい極端に歪曲され過ぎて(?)
かえって納得がいった。というか納得させられたw
だって、キリスト教を題材にしてるじゃない。
新約聖書の新しい解釈としては良作だと思う。
ユダを単なる裏切り者として扱っているのではなく、真にキリストを理解した故の苦しみというか・・・
あと、「キリスト教は日本人でこそ正しく理解できる」みたいなことを言ったのって太宰だったけ?
違ったかな?
537 :
吾輩は名無しである:03/07/25 13:52
538 :
吾輩は名無しである:03/07/26 14:30
キリスト教の正しい理解って何だろうね。
539 :
吾輩は名無しである:03/07/26 22:40
良スレage
あぼーん
541 :
吾輩は名無しである:03/07/26 22:48
太宰のユダ観はとても太宰らしくて面白いね。
でも実際あんなところではなかろうかと思う。
人間の心理を巧みについた太宰ならではの作品だと思う。
キリスト教(神)を信じようとしながら時折もたげる自分への疑問、
そういったものをユダの心理に重ねて書いたんじゃないかな。
ユダは、何故に自殺しなければならなかったか・・・
それはキリスト者には解けない、文学でなければ踏み込めないネタ。
太宰は生粋の作家だった
543 :
吾輩は名無しである:03/07/27 00:41
映画「アマデウス」を見て「駆込み訴え」を連想した人も多いらしい。
>>543 「アマデウス」は明らかに福音書のキリストとユダの関係を下敷きにしてるしね。
まぁ、聖書は欧米ではいろんな物語の原型になってるわけだから、現地の人に
とっては当たり前なのかも知れないけど……。
ただ、両者に共通するのは、ユダに人格を認めてる点でしょうね。
キリスト=善、ユダ=悪、として切り捨てないで。
それも、キリスト教の教えに染まらずに聖書を読むと、ユダにも葛藤はあったろうと
想像つくわけで、「駈込み訴え」発表当時は「凡作」みたいな評価をした人もいた……
そのわりに、短編であれだけの作品に仕立て上げた人は日本には他にいないけどね。
545 :
吾輩は名無しである:03/07/27 15:48
>「駈込み訴え」発表当時は「凡作」みたいな評価をした人もいた
マジ? そのお馬鹿な批評家の名前が知りたい。
あぼーん
547 :
吾輩は名無しである:03/07/27 19:58
>>545 今は初出のコピー等が手元にないのですが、「国文学」の99年6月号から引くと、
石坂洋次郎が、「ユダの解釈にも新味がない。題材がいけなかつたと思ふ」と書いてます。
要するに、ああいったユダの葛藤はプレテクスト(聖書)に内包されているという考え方。
それに対して林房雄は非常に高く評価してます。でも、「この主題は、思想としては、
決して新しいものでも珍しいものでもないが」という言い方で。
それ以外はおおむね評価は低いですね。
548 :
吾輩は名無しである:03/07/28 09:06
思想的な角度からの批評はさておき、あの語り口のリズム感と、日本語としての完成度の高さは非の打ち所がないと思う。
あぼーん
ちんぽがはみ出てるやつは最強。
551 :
吾輩は名無しである:03/07/28 10:16
>>548 そんな彼の文章を、吉田健一はハッキリと「これまで日本の作家達が苦心して積み上げてきたものを
使いこなしているだけに過ぎない」と言ったわけだが。
そんなふうに言った吉田健一の側から見れば、太宰の「日本語としての完成度の高さ」を評価するにはちょっと…
むしろ「日本語としての完成度の高さ」を言うのならば、芥川のほうが完成度高いのではないでつか?
552 :
吾輩は名無しである:03/07/28 10:21
あの悪文家の吉田健一ごときにそんなことを言われる筋合いはないなぁ。ちなみに芥川の日本語は欧文直訳ふうで不自然だから却下。
553 :
吾輩は名無しである:03/07/28 10:46
太宰治『如是我聞』
> 分(ぶん)を知ることだよ。繰り返して言うが、君たちは、語学の教師に過ぎないのだ。
>所謂「思想家」にさえなれないのだ。啓蒙家?( ´,_ゝ`)プッ! ヴォルテール、ルソオの受難を知るや。
>せいぜい親孝行するさ。
554 :
吾輩は名無しである:03/07/28 12:45
>>552 それは単なる思い込みじゃないかなぁ
吉田健一の翻訳モノ読めば、吉田の小説や評論の文章が悪文ではなくて、一つの戦略として採用された
文章なんだということが理解できるはずなんだが。
芥川に関しては、そういう見方もありかもね
555 :
吾輩は名無しである:03/07/28 12:47
>>553 よりによって『如是我聞』かよ…
一番太宰のダメなところが出てる随筆だよな。
坂口安吾にまで、駄目出しされた奴
556 :
吾輩は名無しである:03/07/28 13:06
でも2ちゃんねる的で面白いと言えば面白い。恥さらしには違いないがw
557 :
吾輩は名無しである:03/07/28 17:07
太宰はちょっと文章センスのある素人って感じがする。漱石や賢治、
三島、大江の様に勉強して得た幅広い知識背景や本当のプロを感じさせる
圧倒的な文章表現力がある訳ではないし。何か文章が薄っぺらくて弱々しい。
彼の人間的な魅力かな。彼が毒を吐いても何か憎めない。いつもはらはら、
びくびくしている感じを可笑しさを持って書いているところなんかが、みんなの
共感を得るんじゃないかな。ただ一部の太宰崇拝者で、頑張ったり努力したり
出来ない怠け者が、彼を盾にして、一生懸命生きている人や人生を嘲笑したり
否定したりしているのはみっともない。少なくとも太宰は必死で生きていた様に思う。
あぼーん
559 :
吾輩は名無しである:03/07/28 18:00
美知子さんと結婚するとき、仲人の井伏鱒二に「この結婚生活までを破綻させてしまうようでしたら、
以後は私を廃人として葬り去ってください」という手紙を書いていたんだよね。
後年の運命を思うと、いたたまれない気がするけれど。
>>559 そして最後には井伏をオンレコードで悪人呼ばわり。この依存症具合は相当なもんだね。
>>551 その人の中原中也評はボロクソの評価を受けたのだが。実際読んでみて下心しか見えなかった。むしろ電波。
562 :
吾輩は名無しである:03/07/29 00:15
「駈込み訴へ」は一気になされた口述筆記なのは有名だけど、ある評者は、作家でもないユダが
あまりにうまく書いた(喋った)のではリアリティがないから、わざと酒を飲みながら口述することで、
素人っぽくなるように文章に傷をつけたのだ、とか言ってた。
そう言われてみるとそんな気もする。
563 :
吾輩は名無しである:03/07/29 02:46
>>557 こういう捉え方する人初心者に多いね。たぶん死ぬ前の有名な何作か読んで判断している。中期の無名な短編読めば、太宰がどれだけ意識的ですごいかがわかる。すぐわかるから読んでくれい。
564 :
吾輩は名無しである:03/07/29 04:01
まったく。中期の完成度もさることながら、太宰はデビュー当時から
方法意識ありまくりですよね。
既にほとんど出来上がっていたっていう感じ。
数年前の習作時代ものとのレベルの差はいったいどこから出てきたのか、
研究者の間でも明確には分かってないし。
原稿用紙一万枚を没にしたっていうのも嘘じゃないんでしょうね。
あと557に反論したいのは、太宰は勉強家だったってことね。
奥さんも証言してる。ただ、平易な文章だからいかにも「勉強しました」って
感じにはなってないだけ。
文章はうますぎると大江健三郎が言ってたのはちょっと笑った。
あぼーん
566 :
吾輩は名無しである:03/07/29 09:03
もっとも大江健三郎は極端に文章が下手なんだがなw
あぼーん
あぼーん
569 :
吾輩は名無しである:03/07/29 14:20
>>548 酒を飲んだいきおいで、奥さんの口述筆記で作った作品らしい。
あぼーん
20世紀旗手すら読んでない人がここに来て書き込んでる。自問能力が無い人っているんだなと、
勉強になりました。557。
572 :
吾輩は名無しである:03/07/30 02:01
つーか別に書き込んでもいいよ。
それほど読んでなくたって……
573 :
吾輩は名無しである:03/07/30 07:16
>>572 禿同。
>>571みたいな人間が、一番恥ずかしい……。
そして、そんな彼をスルー出来ない俺も又、恥ずべき。
もうカキコしません。さらば。
あぼーん
575 :
吾輩は名無しである:03/07/30 16:32
>>571 どっちにしろ「20世紀旗手」あたりじゃ、漱石や賢治、三島、大江には
太刀打できんな。弱すぎる。
576 :
吾輩は名無しである:03/07/30 17:06
「フォスフォレッセンス」「竹青」「水仙」あたりだったら太刀打ちできるであろう。
ランディ>堕罪
578 :
吾輩は名無しである:03/07/30 22:44
政治的に右翼・タカ派思想なのにダザイストのヤツっている?
俺はコテコテの右よりなんだが・・・
このスレの奴らはみんな左翼思想か?
恥ずかしい書き込みですね
580 :
吾輩は名無しである:03/07/30 23:21
( ´,_ゝ`)プッ 右翼・タカ派思想…
( ´,_ゝ`)プッ 左翼思想…
581 :
吾輩は名無しである:03/07/31 01:16
*「ここは はずかしい インターネットですね。
はは〜ん、お前らってみんなサヨンボだな?
死ねよ売国奴
583 :
ちょっとおしえて臭い:03/07/31 09:57
「思い出」、初恋の「みよ」に関するくだりの中で
太宰が弟の気持ち(弟もみよに恋していたこと)に気付きますが
あれはなぜ(どの瞬間に)気がついたのですか?
弟が単語帳か何かを2,3枚落とした、その辺りのニュアンスが
どうも掴めなくて・・・
読解力の無いアテクシに、どなたか親切な解説をしていただけないでせうか。
あぼーん
右左分けるのが好きなやつはたいてい右。
太宰の髪は右側分け。
ちんぽは右向き。
手淫は右手。
クンニも右手。
後は自分で答えを出せ若造!
ダザイストの憲法や自衛隊に対するスタンスは?
俺は現実派だから改憲派。そしてちんぽは左向き。
クンニは口でするもんだよ。少なくとも太宰クンは童貞じゃなかったなぁw
童貞といえば、太宰の童貞喪失は何かに書かれてる?
590 :
吾輩は名無しである:03/07/31 22:31
太宰の童貞喪失は女中とだろ?
591 :
吾輩は名無しである:03/07/31 22:55
『人間失格』には下男にオナニーを教えられた話が出てくるが、童貞喪失についてはどうだろう。
クンニって口でするものなの?
勲二等瑞宝章
594 :
吾輩は名無しである:03/08/01 00:23
太宰もオナニーしてたの?
恥ずかしい奴
>>591 弘前高等学校の時に、茶屋通いをしている。後に妻にする初代と出遭った
のもそこでだが…。
女中たちは大勢いたんだから、もっと早かったか…。
ん? 作品の中での話か…? あったかな
596 :
吾輩は名無しである:03/08/01 09:15
今で言えば大学生が風俗に通って風俗嬢と結婚するようなものか。
太宰はDQNだな。
太宰は太宰だな。
初代さんとの初セックルの件は東京八景に書かれてる。
おちんぽひょろ長そう。
600 :
吾輩は名無しである:03/08/01 15:17
>けれども自分の本性は、そんなお茶目さんなどとは、凡(およ)そ対蹠的(たいせきてき)な
>ものでした。その頃、既に自分は、女中や下男から、哀(かな)しい事を教えられ、
>犯されていました。幼少の者に対して、そのような事を行うのは、人間の行い得る犯罪の
>中で最も醜悪で下等で、残酷な犯罪だと、自分はいまでは思っています。
>しかし、自分は、忍びました。これでまた一つ、人間の特質を見たというような気持さえ
>して、そうして、力無く笑っていました。もし自分に、本当の事を言う習慣がついていた
>なら、悪びれず、彼等の犯罪を父や母に訴える事が出来たのかも知れませんが、
>しかし、自分は、その父や母をも全部は理解する事が出来なかったのです。人間に訴える、
>自分は、その手段には少しも期待できませんでした。父に訴えても、母に訴えても、
>お巡(まわ)りに訴えても、政府に訴えても、結局は世渡りに強い人の、世間に通りのいい
>言いぶんに言いまくられるだけの事では無いかしら。
>>591 ああ、これってオナニーのことだったの?
つまりあれかね?太宰は自分のオナニーを女中や下男のせいにしていたということかね?
>>600 いや、オナニー行為ごときを罪に見るなら売文など出来ませんよ。
あんたもっと、グチャグチャしなさいよw
602 :
吾輩は名無しである:03/08/01 19:14
でも「女中や下男から」とあるからねぇ。
上記の引用文が童貞喪失のことだとしたら、大庭葉蔵は下男にア○ルを犯されていたということ?
太宰先生も天国(地獄?)からこのスレを楽しく見守っておられます。
煉獄が相応しいと思ふ
今はもう罪を清めて天国へ昇ってらっしゃるのかも知れないが
605 :
吾輩は名無しである:03/08/01 22:27
オナニスト太宰
あぼーん
太宰が出てくる夢をみたことがある。
当時の服装そのままな太宰が、浦島太郎よろしく突然現代に現れて、漏れが渋谷とか原宿を案内する。キョトキョトしてた。和服で。
印象に残ってたのは、池袋の芳林堂で自分の文庫本を見てあっけにとられる姿。よく覚えていない。
608 :
吾輩は名無しである:03/08/01 23:09
他人の夢の話ほどつまらんものはないな。
(^^)
渋谷とか原宿とかしか案内出来ないんですか?ろくでもない性能の現代人ですねw
その、地味な大学生なので・・・
漏れは太宰の夢に出たことがある。
↑もう少しひねれ
614 :
吾輩は名無しである:03/08/02 22:52
太宰治ってムシケラのように死んだな
青森イタコにふさわしい
617 :
吾輩は名無しである:03/08/03 15:19
太宰みたいなカスは死んで当然だろ?w
お前らも死んじゃえよ
>>614 仮名遣いなどから太宰の作品だと思われるから載せる、っていうのが気に入らないな。
あぼーん
622 :
吾輩は名無しである:03/08/03 19:43
>>618>>620 マウスポインターをアドレスの上に乗っけたら、「また君は騙されたわけだが」
と出たが?残念だったな(プケラ
カス
623 :
吾輩は名無しである:03/08/04 22:08
624 :
吾輩は名無しである:03/08/06 21:25
太宰太宰太宰
625 :
吾輩は名無しである:03/08/07 11:11
おい、喪まいら!満願いいでつよね?
626 :
吾輩は名無しである:03/08/07 15:48
太宰さんとファミリーレストランで食事してたんです
太宰さんの軽快なトークを楽しみながら食事してたんですが。
ふと奥の席に目をやると、ガラの悪い連中がこっちを見てニタニタしてるんです。
デブでロンゲパーマの太宰さんと、青白い顔したもやしっ子の僕。
たぶん目をつけられたんでしょうね。
太宰さんは「そろそろ出ようか」と言って、さりげなく伝票を取りました。
僕は一応財布を出したんですが「いいよ、奢るよ」と言ってくれたので
「ごちそうさまです太宰さん」というと太宰さんはなぜか「ブッ」と
オナラをしてから笑ってました。
太宰さんが伝票をレジに出したその時です。
さっきからこっちを見てた連中が来て「俺らもごちそうさまです〜」と言って
一緒に伝票を出してきたのです。
僕はどうしようと思って太宰さんを見てると太宰さんは連中を無視して店員さんに
「会計お願いします」と言ってました。
すると絡んできたうちの一人が「無視すんなよデブ!」と言って太宰さんのお尻
を蹴り上げたのです。と同時に太宰さんのお尻から「ブーッ!」という音が
聞こえました。ガラの悪い連中は爆笑してました。
しかしです。笑っていた連中が突然「うー!」とか「ぐー!」と奇妙な声をあげて
苦しみ出したんです。それから最後に「ぐぎゃー!」と叫ぶと黄色い煙になって
消えてしまいました。
僕が「太宰さんがやったんですか?」と聞くと太宰さんは
「君は何も見ていない。君は何も見ていない」
と言ったので「太宰さん、わかりました」と言って店を出ました。
あれはなんだったんだろう?
屁のような妄想だな。
628 :
吾輩は名無しである:03/08/07 23:17
>>625 過去スレでさんざん語ってるけど、まだやる?
629 :
吾輩は名無しである:03/08/08 10:21
太宰って凄く美男子だね。
実家が大金持ちで、頭が天才で、東大卒で・・。
俺の人生と交換してくんないかな。
東大は中退だったと思う。
631 :
吾輩は名無しである:03/08/08 10:40
>>630 そうだった。実家に対する引け目の一つだったんだよね。
おお、俺と共通するところがあった!俺はなんとか卒業したが・・。
632 :
吾輩は名無しである:03/08/08 12:23
人間失格の最後のほうの「ただ、一切が過ぎていきます」という言葉を、
数十年にわたり「一切が他人事のように過ぎていく」と勘違いしていました。
無知は恥ですね。
633 :
吾輩は名無しである:03/08/08 17:22
>無知は恥ですね。
この一行に貴方の隠れた優越感が滲み出ています
全くあなたは酷い人ですね
いちいちこんなこと書くなんて
いったい人間を何だと思っているのですか
あなたは、悪人です、悪鬼です、嫌みったらしい餓鬼です
氏んでおしまいなさい
「無知は恥です」と延々叫びながら焼かれてしまいなさい
635 :
吾輩は名無しである:03/08/09 00:20
>>632 っていうか、要するにどういう意味だと思うの?あなたの解釈では。
>>632 え、俺もそういう風にとらえてたけど…違うのか?
637 :
吾輩は名無しである:03/08/09 00:44
自分を卑下して悦に入ってる
>>632は
とても慇懃無礼に見えます
「私って全然理解してない」などと思いつつも
心の中では「私は分かっている、完全に分かっている」などと信じ、
いや実際そうなだろうが、だからこそ私は
>>632を永久に許さない。
お前、本当はその解釈で合ってると思っているんじゃないのか?
思ってるんだろ?いや違うのか?どうなんだ?
もう一度私たちをこっそり見下してみろ、悪魔め。
638 :
吾輩は名無しである:03/08/09 00:52
>>632 僕はそういう風に捉えていました。
物事や人をもはや傍観している、
そのような事態を信じた人間をして
「ただ一切は過ぎていきます」と言わしめたのではないか、
そのように解釈していたのですが、違ったのですね。
太宰の、どうやら真の理解者
>>632さんに
心から敬意を表したいと思います。
639 :
吾輩は名無しである:03/08/09 00:58
>>632 全ては自分に関係し、起こっており
そしてまぎれもなく自分でそれを行い、処理してはいるのだが
意味も意義も何も見出すことができず、あるいは見出さず
ここまで来て、「ああそうか、ただ物事は過ぎてゆくだけ、人もあるだけなのだ」
と思った、ということでしょうか。
御教授願います。
ごめんなさい。本当に勘違いしていただけなんです。「幸も不幸もありません」と
いうのを「幸も不幸も単なる他人事」だと考えていたので勘違いしてました。あと
無知は恥ですねは当然ながら私自身のことですよ。
気にしなくていいですよ。
太宰自信はあんなにお茶目で可愛げのある文章を書く人なのに、
このスレッドはくだらない事にぐちぐち熱中する気色悪いやつが多いな。
残念だ。悦に入ってるのはどっちだよ。
642 :
吾輩は名無しである:03/08/09 13:55
言葉の真意の究明なんて、そんな野暮なことはするな。
ただ、そこにあった寂寥を、ひしひしと感じ取ることができたなら、
それで十分、それでよいではないですか。違いますか?
軽く楽しもう。
小説とは、そうあるべきだと、思っております。
643 :
吾輩は名無しである:03/08/09 16:18
おちんぽにワラタ
>>637-639のほうがウザいよね。はっきり言って。っていうか笑える。
>>640 何か新鮮な読みがあるのかと思って、釣られたのかなとか思いつつ聞いてみたんですが、
つまりどういうことなのか、640で言ってることもどこが勘違いなのか未だにすっきり
わからなくて夜も眠れなさそうなんですけど、もうちょっと詳しく説明してもらえませんか。
主人公自身が幸福でも不幸でもないと感じているんではないって意味?
あぼーん
646 :
吾輩は名無しである:03/08/10 16:43
>>644 太宰本人も、深い意味など考えずに、
ただ、思いついたままに、筆が動くままに、さらっと書いただけだと思うよ。
天稟の感性から生まれる言葉のリズム、それに理由付けるなんて、どうもなァ……。
太宰本人に「一体どういうおつもりで、あの箇所をお書きになったの?」なんて聞いたら、
さぞ彼も、狼狽するでありましょう。
647 :
吾輩は名無しである:03/08/10 17:30
ダサイの語源になった作家ね
ううん。
>>646 >太宰本人も、深い意味など考えずに、
>ただ、思いついたままに、筆が動くままに、さらっと書いただけだと思うよ。
それ、いくらなんでも作家の仕事を馬鹿にしすぎ。
一般の読者って、作家の創作をそれくらいのものにしか思ってないんでしょうか……。
そりゃ、その程度の作家もいないことはないでしょうけど。
「人間失格」の末尾にしても、「神様」にするか「天使」にするかなんていう、
微妙な部分で3回もの書き直しのあとが草稿には残っていますよ。
「どういうつもりで」と聞かれて答えられないような創作はしていないと思いますが。
それと、今時「作者の意図」がどうの、なんていう読みは笑われるだけですよ。
読みは作者の意図の範囲を超えて一向に構わないはずです。
そりゃ、あまりにDQNな読みというのも、中にはありますけど。
>>649 うーん、言い方が悪かったみたいですね。
>太宰本人も、深い意味など考えずに、
>ただ、思いついたままに、筆が動くままに、さらっと書いただけだと思うよ。
これは、あくまで
>それに理由付けるなんて
の部分を、強調したいが為に、書いたのです。
でも、やっぱり、太宰に「この作品のこの箇所は一体どういうおつもりで〜」などと、
「口頭で」聞いたら、答えられなくはないだろうけど、
きっと、かなり戸惑ってしまうと思うんです。
ところで、人間失格の草稿なんて、どこで見れるんです?
651 :
吾輩は名無しである:03/08/11 14:04
死ぬほど推敲は重ねてるとは思うけど、ここで時々あるような変なこだわり方とは
違ってるということでは?
つまんないことでムキになるなよ、637みたいな奴・・。
>>650 「人間失格」の草稿は三鷹で数年前に開かれた太宰展で見ました。
「国文学」でも取り上げられています。
最新の全集にも翻刻が収録されていると思いますが。
太宰なんて読んで喜んでいる奴こそ人間失格(´,_ゝ`)プッ
654 :
吾輩は名無しである:03/08/11 18:08
>>653 太宰とエッチしたいとか言ってたくせに。
>>653 幼稚な意見だな。じゃあ誰を読んでたら合格なんだよ。
658 :
吾輩は名無しである:03/08/14 10:18
太宰安易な批判する奴は必ずといっていいほど「お伽草子」や「竹青」
「ろまん燈篭」や「津軽」・「パンドラ」などの渋い作品は読んでいない・・。
みんな太宰以外の作家で誰をよく読む?
俺はなぜかフォークナー。あのよどんだ暗さがたまらん・・。
659 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/08/14 13:31
なぜかほぼ全作読んで〜る。
『パンドラの匣』は名著
べたかもしれないけど、女生徒が好きだなぁ。何とも言えない。
魚服記は素晴らしい。
「愛と美について」「リイズ」
両作品ともお母さんのラストの台詞がイイ
>>658 僕は安部工房と村上春樹です。
文学は得意分野じゃないけどこの二人は好き。
あぼーん
>>664 そんなくだらないことをして、楽しいかい?
>>664は待っていたのである。
>>665が、いや彼でなくてもよい、
とにかく誰かのレスが欲しかったに違いないのだ。
>>664よ、君は勝った。しかし、君はやはり下らないのである。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
ドストが好き。
国木田独歩と、中島敦とか好きです。
中高生っぽい意見でソマソ。
669 :
吾輩は名無しである:03/08/16 01:01
なぜこんなギリギリまで下がっているのだ?
書き込みのないスレより下に……
不思議だなage
670 :
吾輩は名無しである:03/08/16 03:25
太宰にはがっかりだろ
いくらよどんだ暗い鬱な自虐的は話を書いたところで
しょせん、ボンボンのもてもての書いた物語だろ
真に鬱な生い立ちの暗い人生を描いた物語ってなのか?
そこまでの境遇にいる人だと
書く気がそもそも起こらないと思われ
>>670は太宰文学の玄関先に通されただけで、
もう、その大きな屋敷の内部を知悉したつもりになっている、実に恥ずかしい人間。
こういう人間が、偉そうに、見当外れな文学論を弁じたりするんだろうな。
しかし、世間一般の見解としては太宰イコール暗い、鬱っぽい、ということになってるのは事実だよなあ
太宰ほど真面目に、正直に生きようと思わせる作家はいないと思うんだけど、
なんでそういう固定観念を植え付けてしまったかね?
やっぱ自殺(?)したのがマズかったのかな?
674 :
吾輩は名無しである:03/08/16 23:34
675 :
吾輩は名無しである:03/08/17 01:00
出版社側のイメージ戦略っていうのもあるんだろうね。
たとえば中原中也なんか、文庫のカバーについている写真の目が
少年っぽい感じを出すために大きな目に修正されているっていうし、
逆に梶井基次郎にいたっては写真自体が載っていないとかw
太宰の場合は以前の新潮文庫、表紙が黒の模様だしね。
「人間失格」はそのまま彼の自伝ってことで了解されちゃってるし。
本人は冗談で他人を笑わせてばかりいたような人だったっていうのに。
本人はあの世でほくそえんでいるのかも知れないね
『人間失格』でさえ本編の最後にはヘノモチンで笑かしてくれる。
感性が優っているのだろうけれど、文章は明晰。ユーモアも抜群。
なのに作品に暗鬱なイメージが必要以上につきまといすぎてるようで、ちょっと残念。
この人の作品って、どちらかと言えば滑稽でくすっと来る
作品が多いと思うのだが…
特に自分を戯画的に描く術に長けていたように思える。
例えば「鴨」などは、読んでて「あんた自分を卑下しすぎw」
とか思って笑ってしまった。
なんでもアントニムとシノニムを考えてしまいます
680 :
吾輩は名無しである:03/08/17 19:09
681 :
吾輩は名無しである:03/08/17 22:24
683 :
吾輩は名無しである:03/08/18 00:01
じゃあ、鼻毛のアントは?
まつ毛
太宰治虫
686 :
吾輩は名無しである:03/08/18 09:42
687 :
吾輩は名無しである:03/08/18 22:53
>>686 チンカスは食えないけどマンカスは食えるからアントだよ
罪のアントは愛。
個人的に。
689 :
吾輩は名無しである:03/08/19 10:25
>>687 私はチンカス好きよ。
ぺろぺろしてあげちゃう。
690 :
吾輩は名無しである:03/08/21 22:48
で、「彼」を読んだ方はいますか?
>>690 「で」の意味がよく分からないので
質問にはお答えしません
692 :
吾輩は名無しである:03/08/22 15:41
太宰の作品って一般的に暗いイメージなのか・・。
自分はあんま小難しいの読みたくないとき(太宰が探偵小説を読むようなときにw)
太宰の文庫持ってくけどなあ。
笑えて、文章力抜群だからスラスラ読めて、そして所々泣かせて・・・。
最高に楽しい。
本人に自殺のイメージがつきまとってるからだと思うけど、最後の自殺は身体も本当に
調子悪かったみたいだから、いわゆる前期のデカダン自殺とは全く違うと思うわけだが。
693 :
吾輩は名無しである:03/08/22 17:22
>笑えて、文章力抜群だからスラスラ読めて、そして所々泣かせて・・・。最高に楽しい。
そりゃ戦時中の作品だろうね。「新釈諸国噺」とか。
時期によってあれほど作風が変わった作家も珍しい。
694 :
吾輩は名無しである:03/08/22 21:37
>>693 いやいや、「ダスゲマイネ」だって「晩年」の諸作だって基本的にそうだと思う。
笑えるというのとはちょっと違うけど、もう「思い出」からしてひどく読みやすい。
音読するとリズムやテンポの良さが分かる。こういう部分も計算して書いてるのかね?
696 :
吾輩は名無しである:03/08/22 23:22
計算どころか実際に自ら音読して聞かせるので、それに付き合わされて困った人が
何人かいたようです。デビュー前後頃の話のようですか。
697 :
吾輩は名無しである:03/08/23 12:00
というかどういう文章力してんだ、この人は。
中一の妹が太宰作品で読書感想文を書こうとしてますが何がお勧めですか?
700 :
吾輩は名無しである:03/08/26 09:19
ぬぬひゃく
>>699 どうもです。
「女人訓戒」良いですね。
702 :
教へてスマソ m(_ _)m:03/08/28 21:09
「ヴィヨンの妻」に出てくる奥さんってやっぱり美智子さんがモデルなの?
だとしたら当時としては飛びっきりの才女である実際の美智子さんと、作中の
屋台の娘ってイメージが違い過ぎることない?
まさか 椿屋のさっちゃん = スタコラさっちゃん ではないよね・・・。
現実と作品を、混同するな
モデルというのは、単なる「型」にすぎない。
君をモデルにすれば、
真面目だがちょっとミーハーで早とちりの女子中学生…
大人の世界に興味津々の夏の終わりに
ネットで話題の「2ch」に繋いでみたが・・・てな小説が
いくらでも描けるわけだ
704 :
吾輩は名無しである:03/08/28 21:33
>698
「女性徒」「新ハムレット」「眉山」なんかが、良いかとおもわれる。
「新ハムレット」のオフィリアなんか活き活き描かれてるし
「眉山」は泣けます。この3作品は特に太宰的というわけでもないし
だれでも、おもしろくよめる^^
>702
屋台の娘ってのが、肩に力がはいってるかんじじゃなく、
いいんじゃないかな^^才女だからって、屋台の娘が似合わないって
わけじゃない。太宰は、彼なりに女性の自立について考えてたんじゃ
ないかな。自分が死んだあとの奥さんについても考えてただろうし。
705 :
吾輩は名無しである:03/08/28 21:46
女性の自立だって。。。けっ。。。
自分で書いてて赤面したw
>703 >704 ナルホド、ナットクです!
ついでに・・・
美智子 → ×
美知子 → ○
でした。
707 :
吾輩は名無しである:03/08/28 22:51
第一私はこの人の顔が嫌ひだ。
第二にこの人の田舎者のハイカラ趣味がきらひだ。
第三にこの人が、自分に適しない役を演じたのがきらひだ。
708 :
吾輩は名無しである:03/08/28 22:56
三島さん!生きてたんですか!?
「葉」が一番好きです! 白状し給へ。 誰の真似なの?
「葉」が一番好きです!
白状し給へ。
誰の真似なの?
712 :
吾輩は名無しである:03/08/31 02:53
喧嘩の常套句って・・・いつの時代の?
713 :
吾輩は名無しである:03/08/31 02:57
文芸部
キスしちゃうぞ!
715 :
吾輩は名無しである:03/09/01 19:04
死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。
着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。
これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。
716 :
吾輩は名無しである:03/09/02 00:01
罪のアントは嘘である。
個人的に。
ちょっと議論してみようぜ!
嫌なのだ。
718 :
吾輩は名無しである:03/09/02 03:12
お茶目
>>716 シノニムじゃん?
聖書にうそはつくなって書いてあるじゃん。
どうにか、なる。
どうにか、なる。
「罪」のような、人それぞれで捉え方が
全く違う単語の同意語、反意語を探すのが、そもそもの間違い。
万人が納得する答えなんざ、永久に出てこないYO。
723 :
吾輩は名無しである:03/09/07 15:35
すいません、どなたか太宰と中原中也が喧嘩をした時の
一部始終を書いていただけないでしょうか。
中原が太宰を泣かせたセリフと、
太宰が泣く間際につぶやいたセリフがとても印象的だったような気がしますが、
アホなことに失念してしまいましたので。
724 :
吾輩は名無しである:03/09/07 16:21
罪のアントは密。嘘は罪だろ。
太宰並にギャグのセンスがある作家はいますか
726 :
吾輩は名無しである:03/09/07 19:47
モモノハナ
727 :
吾輩は名無しである:03/09/08 02:03
堕罪オフ会しようよw
吉祥寺か三鷹がいいな
728 :
吾輩は名無しである:03/09/08 02:04
恥じてください」
>>729 集合場所は国防上の理由からお知らせできません。
731 :
吾輩は名無しである:03/09/10 00:50
>>723 中也に「青鯖が空に浮かんだような顔しやがって」と罵られたあと、
「全体てめえはどんな花が好きなんだい」と詰問された太宰。
すっかり怯えて、「断崖から飛び下りるような思いつめた声」でようよう
吐き出した言葉が、「モ、モ、ノ、ハナ」
そして悲しい薄笑いを浮かべて中也の顔をじっと見ていた。
その後、「ちっ、だからてめえは」と中也にぶん殴られた。
732 :
吾輩は名無しである:03/09/10 01:24
なんだなんだこのケンカは。
なぜけんかしたんだ。
晩年のガチンコ!のような有り得なさだな
734 :
吾輩は名無しである:03/09/10 12:55
壇一夫が、ケンカしたんじゃなかったの?
「モモのハナ」といったあとで、太宰らしいやとかなんとか
太宰を小ばかにしたあと、中也が壇に、太宰の子巾着と言って
壇と中也が殴り合った。太宰はその場から逃げてしまった。
↑
と、「火宅の家」?だっけかな、の映画でみたような記憶があるけど。
太宰らしいやと言ったのは、壇かな。壇が太宰をかばったのかも。
735 :
吾輩は名無しである:03/09/10 14:05
檀一雄と中也では、とうてい中也に勝ち目はなさそうだが。
>>733 その時、青白い顔をした腺病質な文学青年が講師・太宰に衝撃の一言を!
「あなたの文学はきらひです。大きらひです」
737 :
吾輩は名無しである:03/09/10 22:48
トリビアの泉で太宰ネタage
738 :
吾輩は名無しである:03/09/10 23:17
あんなのでいいのか、トリビア
文学ネタかたっぱしから送ってみようかしらん
お金もらえるかも
739 :
吾輩は名無しである:03/09/11 01:00
トリビア何やったの?
740 :
吾輩は名無しである:03/09/11 02:29
>>740 そうそう、映画では中也なぐられまくりだった。
>739
「太宰治は芥川賞を下さいと必死に頼み込んだ事がある」
佐藤先生に必死に懇願する手紙が紹介されていた。
その後、太宰が川端先生に電波手紙を送ったのはトリビアされたのかな?
743 :
吾輩は名無しである:03/09/11 16:05
21世紀のバラエティ番組で醜態を晒されてしまう太宰萌え
>>743 サンクス。
世間一般の人は太宰治賞ってのがあることも知らなそうだ。
ゴールデン進出してからのトリビアの泉は
「めざまし調査隊」と「探偵ナイトスクープ」で既出のネタがほとんどだ。
・∀・)つ〃∩ トカトントン
748 :
吾輩は名無しである:03/09/12 01:12
太宰は偉いよ。真面目すぎて、からまわりしたったのね。
749 :
吾輩は名無しである:03/09/14 13:28
あげ
750 :
吾輩は名無しである:03/09/14 13:51
太宰のうそつきだって証言するひといるけど、本当なのだろうか。
うそつきだっていう事例は、酒を止める酒を止めるって言っといて
酒を止めなかったみたいなことが書かれてたようにおもうのだけど。
それは、ただのアル中じゃないかと、おもえたのだけど。
ただ、文章がちょっとかわってるよね。はっきりいって変だよね。
でも、文章をいったら致命的だけど、小説の構成力とか
吐き捨てる言葉だとか、今でも全然通用するものばかりですよね。
751 :
吾輩は名無しである:03/09/14 17:22
ほぼ50年近く書かれた文章にもかかわず
難解なこともなく
気持ちよく読み進めていける
文章のリズム、文体、視点etc.
何が特徴なのかはよく分からないけど
天才であったのは間違いないと思う
とかく扱ったモチーフや人格、人生で語られるが、
一小説家として歴史的に優れている
752 :
吾輩は名無しである:03/09/14 17:23
753 :
吾輩は名無しである:03/09/14 17:25
歴史的に優れている
変な言い方だ
日本文学史上類まれな才能の持ち主といいたかった
754 :
吾輩は名無しである:03/09/14 19:25
太宰なんてカスみたいな人間だもんな〜
俺だったら間違いなくいじめてるね。
「もし自分だったら太宰みたいなカスに××するのに」
などと臆面なく書ける読者って、
たぶん「恥」を未読なんだろうな
756 :
吾輩は名無しである:03/09/14 22:51
井伏鱒二の「黒い雨」というのがありますよね。
読んだことないけれど、大江健三郎が言うには、最後の方のシーンで
広島の上のほうにある町の工場に勤めている若い男のひとが
広島とつながってるはずの、小さい小川で、小さいどじょうが
下流の(つまり広島の方から)泳いでくるというのを、印象的に描いて
広島の苦しみや、可能性を描いているようだと、どこかの文章で
書いてあったけれど、、、太宰も「メリークリスマス」というのを
書いてますよね。そこでは、まだ「原爆」という言葉は使われてないのだけど
最後のところで、「東京は相変わらず、以前と少しも変わらない」
というのが、印象的ですよね。つまり、悲惨なことがおこってしまった
広島と、日本の中心であるあいも変わらずの東京とを、印象的に照謝
しあわせて、東京、日本を批判してるのですよね。
もしかしたら、井伏さん、太宰のこのような感覚から拝借したのではないかと
無礼にもおもいました。井伏さんは太宰のことわすれてはいなかったのでは
ないかと。。そんなセンチメンタルな想像をしたりして。
757 :
吾輩は名無しである:03/09/15 00:48
>>756 実は「黒い雨」のその部分は元ネタとなった重松静馬の日記に出てくるのです。
「黒い雨」の大部分は元ネタそのままらしい……。
758 :
吾輩は名無しである:03/09/15 13:59
>756
興味深い話ですね。
>757
どじょうの話もですか?
759 :
吾輩は名無しである:03/09/16 22:21
斜陽館ってなくなっちゃたの?
一度行きたかったのに
760 :
吾輩は名無しである:03/09/17 03:02
761 :
吾輩は名無しである:03/09/17 22:41
井伏なんてパクリ魔じゃん。
762 :
吾輩は名無しである:03/09/18 15:13
太宰のメリイクリスマスで最後にうなぎ屋で死んだシズちゃんの母の分も頼みますよね。
あそこは 自分は「亡くなった人を挟んでの注文」って感じを受け取ったのですが、
そのことを知人に言うと、「お前は太宰をわかってない!!」とか散々言われたのですが、
皆さんは あそこはどういういったニュアンスを受け取っているのですか?
教えてください。
763 :
吾輩は名無しである:03/09/18 23:00
764 :
吾輩は名無しである:03/09/20 15:48
太宰治は「芥川賞をください」と必死に頼み込んだことがある。
765 :
吾輩は名無しである:03/09/20 15:49
既出だった。
766 :
吾輩は名無しである:03/09/20 20:56
既出以前にこのスレの人はそんなこと知ってると思うけど
そうだな、20代の頃…。東大仏文科卒業のはずなのに、
大学逝かずに小説書いて仲間とつるんでいて卒業どころではない、
故郷の実家の手前、なんとかしなきゃなんないが、
都新聞の入社試験にも落ちる。第1回芥川賞の候補になりながら
石川達三にかっ攫われる。選考委員の評は、太宰の才能を認めながら
「生活に暗い雲あり」とかなんとか、いちゃもんをつける。
第2回は該当なし。第3回はなんとしても取りたかった、
貴族院議員だった父親は亡くなっていたが、跡をついだ長兄が
実家経営の銀行の頭取でもあり県会議員でもあり、
4男坊の太宰にとってはおっかない存在だった、仕送りを止められない
為には「芥川賞」という文壇の入場券が欲しかった。・・・・
何度もガイシュツだが、知らんタコもいるよだから
768 :
吾輩は名無しである:03/09/21 04:34
ダーゼイン治。
769 :
吾輩は名無しである:03/09/21 11:10
芥川賞選考委員三島由紀夫>>>>>>超えられない壁>>>>>>>芥川賞乞食太宰治
770 :
吾輩は名無しである:03/09/21 12:08
俺は23の会社員で学生時代までは、W村上くらいしか読まなかったんだけど、
最近になって「いい加減に所謂純文学でも読もうかな〜」と思い立ち、太宰にしようと
決めました。太宰は教科書に載っていた「走れメロス」しか知りません。
(それすら印象に残ってません)
こんな私にお薦めの太宰作品を教えて下さい。
やはり「斜陽」や「人間失格」のようなメジャーから入っていった方がいいので
しょうか?(ちなみに一昨年にも文学を読もうと試みた際に、漱石の「こころ」を
読んだのですが、「全く面白くない」と結論を出してしまいました。
初心者でも分かりやすく集中できる作品が良いのかもしれません)
771 :
吾輩は名無しである:03/09/21 12:17
「こころ」は陰惨な暗い小説で、漱石の作品の中でももっとも
いやな小説です。なにか文学とは無関係なところで読者がつてしまい、
わりにみんなが読むものだから、頭のわるい文学好き気取りが訳もわからず
読んじゃあ感心したふりをしてる。
>>770さんが「全く面白くない」という結論を下されたのは正解です。
その意味では太宰は漱石より作者として一枚うわてなので、なにを読んでも
大丈夫。てあたりしだいに読んで面白いことうけあいです。
>>770 エッセイ面白いよ。
新潮文庫の「もの思う葦」はいい。
773 :
吾輩は名無しである:03/09/21 12:41
新潮文庫だと「新樹の言葉」「ろまん燈篭」あたりが
軽く読めて面白い作品が多いと思ふ。
774 :
吾輩は名無しである:03/09/21 12:46
「如是我聞」随筆だけどある意味サイコー。志賀直哉を罵倒してる。
これの連載最終回が太宰の絶筆。あっ、まあ。グッドバイも絶筆か。
ま、ああいうひとなんで、絶筆がいくつあってもいいでしょう。
775 :
吾輩は名無しである:03/09/21 12:55
如是我聞キショイ
ん
777だけ頂き。
>>774 あれは凄いね。
太宰が現役時代にいかにこっぴどくいじめられていたかが良く分かる。
こんな2ちゃんのプチ虐めの100倍くらいひどかったんだろうなって思うよね。
小説を将棋とすれば志賀の小説は詰将棋っていうのは今見ても当たってるし、
言いたい事言ってるなという気がしたよ。
779 :
吾輩は名無しである:03/09/21 17:56
>>774 ま、ああいうひとなんで、絶筆がいくつあってもいいでしょう。
ワロタ
>>779 いや、でも如是我聞第4回はほんとの絶筆でしょ。
口述筆記した新潮社の野平氏によると、
6月4日に小料理屋で徹夜で筆記したという話だし。
その後に太宰が原稿の手入れして新潮社に送ったのは
自殺する直前の日付だったというよ。
まあ、「桜桃」も「グッドバイ」も「人間失格」も、
もっと言えば774さんの言う通り全作品が絶筆でも別にいい訳ですけどw
なんで「走れメロス」だけが一人歩きして行ったのかが分からん。
783 :
吾輩は名無しである:03/09/23 14:32
太宰の本を読んで引用された作家を読んでます。
例えば、31歳の俺にはカラマーゾフの兄弟は書けない。
とあって、新潮文庫のドストエフは全巻読破したつもりです。
彼は、誰を師匠と仰いでいたのでしょうか?
もし、お分かりの方がいたら教えてください。
彼の自省に関しては尊敬しますが、日本以外の世界観が見えてこないのは自分だけでしょうか?
運動に参加したのは知ってますが、それでもあやふやな気持ちしか見えません。
自分の目が肥えてないせいも十分承知してます。。
784 :
吾輩は名無しである:03/09/23 14:43
>>770 長編は後に回したほうがいいと思う。特に「人間失格」は。
短編集を買って、面白そうなものから読むのが良いかと。
個人的には「お伽草紙」「新釈諸国噺」がおすすめ。
>>781>>782 俺はなんとなく暗いイメージがあって太宰を敬遠してたんだけど、
「走れメロス」で太宰を見直したよ。
力強く、疾走感のある文章で、一気に読ませて感動もさせる。
素直にうまいと思った。
786 :
吾輩は名無しである:03/09/23 23:42
>>784 中野好夫。
既出のような気もするけど、「イヒヒヒヒ」の先生は渡辺一夫。
大江健三郎の師匠だね。
ちなみに原文では「イヒヒヒヒ」ではなく「イヒヒ」。
787 :
吾輩は名無しである:03/09/24 00:19
「もの思う葦」
買ってきた
まだ最初のうちだからか話が若い
早く読みすすめたい
人間失格って今じゃ代表作みたいに言われるけど、
実際にはどうなんだろ。
やっぱり初期から順番に読み進んでいくと、
少し衰えというか前期の焼き直しというか、
自己模倣がかなり入って来てるような気がするなあ。
本人にとってはそんなのどうでもよかったかもしれないけど。
むしろ中期の満願〜富嶽百景〜メロスの時期が
作家的には一番あぶらがのってたんじゃないのかな?
初心者には人間失格じゃなくむしろこちらから読んでほしい。
789 :
吾輩は名無しである:03/09/24 02:29
( ・∀・)つ〃∩トカトントン
791 :
吾輩は名無しである:03/09/24 06:09
>>771 >「こころ」は陰惨な暗い小説で、漱石の作品の中でももっとも
>いやな小説です。なにか文学とは無関係なところで読者がつてしまい、
>わりにみんなが読むものだから、頭のわるい文学好き気取りが訳もわからず
>読んじゃあ感心したふりをしてる。
頭のわるい文学好き気取りはあなたでは? 「明治の精神」だの「殉死」だのといった
通俗的なキーワードは、「こころ」という作品のアリバイに過ぎません。ミステリアスな
謎解きの楽しみこそが「こころ」の魅力であることは、虚心坦懐に読めば明らかです。
そのミステリアスな雰囲気を「陰惨」「暗い」としか受け取れないのはあなた個人の
感受性の貧しさによるもので、作者の責任ではありません。ましてや、文学作品の魅力を
自分が分らないからと言って他人も本当は分っていないと断ずるに至っては小説の読み手
としては愚の骨頂、もはや論外と言えるでしょう。
792 :
吾輩は名無しである:03/09/24 07:14
>>791 陰惨といったのは、全体的に滲み出ている作者の精神のトーンのことです。
「明治の精神」だの「殉死」なんか関係ありません。つまんねえ評論の読みすぎ
なんじゃないの?手ぶらで作品に向かい合えるようにならないと、いつまでたっても
なにを読んでも本当に味わうことができなくなっちゃうよ。
793 :
吾輩は名無しである:03/09/24 07:59
>>791 ミステリアスな謎解きだって、
\ わ っ は っ は ! /
\ /
∧_∧ ∩_∩ ∩_∩ ∧_∧
(・∀・ )(´∀` )(・∀・ )( ´∀`)
|  ̄| ̄ ̄U| ̄U ̄U ̄U| ̄U ̄U| ̄U ̄U ̄|\
| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|\|
| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|\|
| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|\|
>>770さんが「全く面白くない」という結論を下されたのは正解です。
正解って……。おいおい。
796 :
吾輩は名無しである:03/09/24 22:05
漱石って、確かに自分も最初、つまらなかった。(ただし、自分の場合は
「こころ」だけは面白かった)
でも最近はかなり面白くなったよ。
「道草」なんか、高校生の頃読んでても、ぜったい退屈したと思うけど、
漱石のテクストの豊かさっていうのか、そういうのを、だまされてるのかも
知れないけどいろんな人の評論や論文を読んで知ると、自分なりに深読みが
できて、読むのが楽しくなってくる。
きっと太宰の作品にもそういう側面はあると思う。
「走れメロス」をまったく違う作品として読みかえられるような……。
797 :
吾輩は名無しである:03/09/25 21:22
ある程度小説を読み込んでいけば、かつて退屈でしかなかった作品が歳月を経て面白く思えるようになったり、
昔は夢中になっていた作品が下らなく思えたりするようになるのはよくある経験なんだけどね。
>>771=
>>792のような人間は読書歴が浅いため、そのような経験すらしたことがないのであろう。
俺は本との出会いに恵まれていたのか知らないが、
昔好きだった本がくだらなく感じたことは一度もない。読み返した時に、より深く味わうことができた本がほとんど。
やっぱり本は子供でも読めるような簡潔な文体で書かれていて、
それでいて行間に大人になっても深く味わえるような含みがあるものが名作。
太宰は本当にそういう作品が多いと思う。
799 :
吾輩は名無しである:03/09/26 11:35
大学生の時、文学部の同級生で
「太宰治は女の立場からみて最低の男です」
なんてことを得意げに言ってたフェミ女がいたな。
逆に守ってあげたい感じ<太宰
801 :
吾輩は名無しである:03/09/26 14:25
罪の反意語は死
( ´?キ`)<斜陽族れす
俺は弱い、馬鹿だ、情けない、などと
面白おかしく告白するってのも何かずるいな
逆に自分を守ってることにもなりはしないかな
805 :
吾輩は名無しである:03/09/26 20:03
>>803 言ってることが良く分からない。
もっと詳しく。
>>805 「守ってる」っていう表現は、これで良かったか少し迷うな。
いやまぁつまり何を言いたかったかと言うと、
人に指摘されるとヘコむもんだけど、先に自分から言っておいた方が
人から言われても「そうでしょ、いや本当にダメですよね俺ってw」
などと自嘲気味に、あるいはネタみたいにして語れる余地が生まれる場合も
あるんじゃないかと。
あるいは、本当は自分にいくらか自信があるからこそ
それをあからさまに人前で言ったりすると
いわゆる生意気だとか、自分でそんなこと言うな、
などと言われて厄介事になるので
わざと普段から「自分は駄目」と言っておくとか、
そういう心性を太宰に感じている訳です。
807 :
吾輩は名無しである:03/09/26 21:16
太宰のどこがかっこいいのさ?
あいつの顔大嫌い。
>>806 太宰は、「自分は駄目」とも言っているが、
同時に「自分は凄い」と言っている個所も結構あるような。
809 :
吾輩は名無しである:03/09/26 22:29
太宰は常に、
「俺は気取り屋でずる賢く、弱いダメ人間だが、
世の中にはびこっている不誠実な人間よりかは遥かにマシ」
というスタンスを取っていると思う。
810 :
吾輩は名無しである:03/09/26 23:04
>>806 そういう批判のされ方は現役時代から沢山あっただろうね。
で、太宰はそれに対して如是我聞っていう文章で反発してるんだけど、
自分のヴィヨンの妻っていう作品を読んで「作者は内心イヒヒヒヒと笑っている」
っていう批判をした学者がいたもんだから、それにもの凄く怒ってる。
如是我聞の第2回目をよく読んでみるといいよ。
分かっています。
ただやはり、「頑張ってるけどやっぱり駄目」
という、その最後の「駄目」の部分に
「この人ってずるいな」という、僻みのような
あるいは卑屈な眼差しを向けてしまうのです。
この人って本当はありあまるくらい自信があるんじゃないのか、
自分のスタイルに酔いしれてるんじゃないか、
とか考えてしまう。
実際に太宰と付き合いを持てれば
もしかすると彼の人格もいくらかは分かったのかもしれませんが…
文章のみが残されているのは悲しいです。
812 :
吾輩は名無しである:03/09/27 13:01
>>811 文章が、全て。
人生と作品、混同すべからず。
>>811 「イヒヒヒヒの学者」だけにはなるなよ。
スレ汚し、まことに相申し訳ありません。
精進します。
真正面からモノを見ることにします。
でも
>>812-813は悪人です。
>>814 なんだお前は?
他人を不愉快にさせやがって。
俺が悪人なんじゃなくって、
お前が善人すぎるんだよ。
分かったかこの善人。
>>815 すいません
お言葉、心に染みました
正直に生きていきます
これは卑屈な煽りではありません
私、生まれ変わります
まっとうで堂々とした人物になるつもりです
ありがとうございます
ジエンはうざい
( ´v`)<生まれてすいませんれす
820 :
吾輩は名無しである:03/09/27 21:04
「葉ちゃん、そりゃあ、似合わない」
821 :
吾輩は名無しである:03/09/27 23:38
如是我聞に書いてある先輩ってやっぱり井伏?
822 :
吾輩は名無しである:03/09/28 00:25
>>821 いや、ちがうよん。だれだったか忘れちゃったけど。
823 :
吾輩は名無しである:03/09/28 00:31
>>813 イヒヒの学者は偉い人だよ。
多分、この人になら理解してもらえるというおもいがあったのじゃ
ないかな。それが、批判されたものだから、少しカチンときたのかと
おもう。おもえば、志賀直哉も太宰の若いころの希望の的だったそうだ
し。「犯人」とうい志賀直哉の書き方を真似て書いたのに、それを
見当はずれに批判されたからと、長谷部さんがいってたような。
以前に初心者向けの太宰作品を教えて欲しいと書き込んだ者です。
実は、どなたかが最初に読むべきではないと指摘された「人間失格」を
一番初めに読んでしまいました。正直なところ当初「当惑」しました。
「恐ろしい、恐ろしい」とこの人(葉蔵)は何をこんなに恐れてるんだろ?って
ところが段々慣れてくると文体がリズミカルで読みやすいこともあってか、
あっという間に読み終えました。ただ、もっとセンセーショナルな内容なのかと
思っていた(それを期待していた)ので少し肩透かしを食らった気がしました。
今は短編集の「きりぎりす」を一日に一編、二編づつ読んでいます。
いや〜これは面白いですね。私にはどの辺がどのように面白いかを
書く識がないのですが、単純に読んでいて面白いです。
「蓄犬談」なんて最高ですね。
「人間失格」も太宰を読み込んでからの方がより深く読めた気がします。
一通り読み終えてから再度挑戦したいと考えてます。
人間失格は作品よりもイメージのほうが有名になっちゃってるね。
「人間失格? 読んだことないけど、なんか暗いやつだよね」って何度言われたことか。
>>824 >>788で人間失格を最初に読むべきでないって書いた者だけど、
あれは正直代表作と呼べるような作品ではないよね。
「きりぎりす」もそうだけど、富嶽百景〜メロス当たりの中期の作品群が
作家的には一番頂点にあったのではないかと思うよ。
人間失格はむしろ一番最後に読むべき作品じゃないのかな。
「葉蔵」っていう名前の由来(初期の作品に出てくる)を分かって読むだけでも
だいぶん感想が違ってくると思うよ。
827 :
吾輩は名無しである:03/09/30 20:24
女生徒、最高。
828 :
吾輩は名無しである:03/10/01 03:51
>>821 先輩作家全般を指してるけど、主に志賀直哉のことだよね。
というか、話題がループしてきた気が。
829 :
吾輩は名無しである:03/10/01 10:59
>>828 いや、そうじゃなくて、
志賀直哉を批判したことで付き合っていた先輩全部と気まずくなった、
というその「先輩」じゃないの?
>>821じゃないから分からないけど。
その「先輩」だったら佐藤春夫と井伏鱒二は当然入るでしょうね。
830 :
吾輩は名無しである:03/10/02 08:21
831 :
吾輩は名無しである:03/10/02 21:34
お礼をしたいのだ。
832 :
吾輩は名無しである:03/10/06 16:25
ただの、甘えん坊の、永遠のガキだろ・・・意味なし
833 :
吾輩は名無しである:03/10/06 16:33
ピーターパンだよ
834 :
吾輩は名無しである:03/10/06 19:07
聖者じゃなくて
小説家だからな
人格を求めるものじゃない
稀代の作家だと思う
835 :
吾輩は名無しである:03/10/06 19:34
太宰は随筆で「漱石は俗の中の俗」と言って鴎外をより評価してるけど、
漱石のどの辺が俗に感じられたんだろ?
まあ、太宰は知識信仰を日本で最初にぶっ壊した作家だから、
漱石の知識信仰が残ってる部分がいやだったっていうのは何となく分かるけど。
まったく評価しないってのも面白いなと思って。
836 :
吾輩は名無しである:03/10/06 19:39
837 :
吾輩は名無しである:03/10/06 20:57
>>835 太宰って、案外身近な人間関係に左右される作家だったように
おもうから、そう言う人達に向かっていってる言葉だったのかも。
太宰にとって、最も嫌った人達は「人間失格」にでてくるような
堀木のような存在かとおもうけど、彼らを裏から支えてたり
するものが、漱石のような本流に生きてる作家だったんじゃないかと。
>>837 ちょっと、ちがったな。わかってて、載せちゃった。
本流=日本の潮流=日本の強い人達。だから、鴎外が本流でないと
いうことではないのだけど。そんな、ふきでものみたいのを
考慮にいれないのならば、太宰も漱石を悪くは言わなかったでしょ。
関係ないかもしれないけど、
私は太宰好きで、漱石の文章は読めない。
走れメロスの中で、門番に「お前の友は死んだんだから、お前はもう走る必要はない」
と言われて、メロスが
「それだからこそ走るのだ、もはや人の命は関係ないのだ、
私は何か恐ろしく大きなもののために走っている」
という一節を読んだとき、中学生のときの俺は
「うおーーーーーーーーーーーーっ」
って思ったんだよ。
これだ、これなんだ。ってただひたすらうなづいていた。
841 :
吾輩は名無しである:03/10/07 15:46
どこの全集が良いでしょうか?
書簡、文壇デヴュー以前の作品まで網羅しているものが欲しいです。
842 :
吾輩は名無しである:03/10/07 16:53
ものおもう葦のどこかで、僕はドストエフスキーはもちろん偉いのだろうけど、
ドストエフスキーやトルストイよりも、チェーホフやプーシキンを敬愛してると
言ってますよね。漱石が嫌いってのも、そんなのと関係しているようにおもうのだけど
文体が嫌いだっていう、話し、なんか聞いたことがあるような気がしますね。
843 :
吾輩は名無しである:03/10/07 16:56
中期?の作品では、解説ではあまり評価がよくなかったような記憶があるけど
「故郷」という作品がすきです。
あれは、「故郷」だったかな。最後、兄弟が一つの部屋に、だれがどうと
いうわけでもなく集まるシーンが印象的。
844 :
吾輩は名無しである:03/10/07 16:58
お姉さんが、そっと寄り添う感じなんですよね。
845 :
吾輩は名無しである:03/10/07 17:13
846 :
吾輩は名無しである:03/10/07 19:35
>>841 どこの、といいますと、大昔の八雲書房や創元社版の全集を含めてということでしょうか。
しかし習作や書簡まで収めた太宰の全集といったら、筑摩書房以外からは出ておりません。
できれば平成元年版か最新版がいいです。「猿面冠者」に出てくる高校時代の英作文まで
載ってますからね。ただ、そうなると当然、高価ですね。
それ以外でも習作や書簡は収められてますけどね。私は昭和51年刊行のものを持ってますが、
これは1万円で買いました。
>>846 俺も昭和51年版の全集持ってるよ。
神田で9500円で買った。
848 :
吾輩は名無しである:03/10/08 17:37
畜犬談の犬はミニチュアダックス
かわいいじゃねーか
>>846-847 うらやますい。
欲しいと思っていても、突然古本屋で出遭うとかのきっかけがないと
なかなか入手まで至らない。チャンスがあれば
買っちまった方がいいね、ホントに。多少高くても価値あり。
1万円以内なら買い得ですわな。
>>846 情報ありがとうございます。
学生の分際ですので古本屋まわってみますよ。筑摩ですね、筑摩。
>>850 私はネットで検索して買いましたよ。
「日本の古本屋」だったか。EASY SEEKだったかも。
同じものでももっと安く売ってますね。
試しに検索してみたら、4000円台からありました。
もちろんこの場合は、状態がどうか、よく書店に確認しないといけませんが。
>>852 そうですね、ネット購入の場合はメールで確認した方がベター。
送られた後でがっかりするのは、なんとも残念です。
でもまあ、状態はともあれ、内容が良ければ…
本というのはそこがネット購入向きではあります
854 :
吾輩は名無しである:03/10/09 22:48
質問!『虚構の春』に書かれてある手紙は、実際受け取ったものをそのまま
書いているのでしょうか?それとも、いくらか手を加えて、あるいは創作して
書いているのでしょうか?
855 :
吾輩は名無しである:03/10/09 22:52
去年、古本屋で、太宰の八雲書店からの全集が全部100円で売られてた。
20冊近くあったけど、その中の2冊だけ買った。
856 :
フロム沖縄:03/10/09 22:56
「人間失格」最高だと思いました・・・
858 :
吾輩は名無しである:03/10/10 15:06
>857
いくらか手を加えてですか?それとも全くのの創作ですか?
861 :
吾輩は名無しである:03/10/10 19:39
ねぇねぇ、太宰ってなんで、心中に失敗したの?
しらねぇ。。。猪瀬にでも聞けば。
自殺も道化
作家の狂言心中っていったら、
某ミステリ作品(ネタバレになるのでメール欄)を思い出すな。
みんなに心配されて、構って欲しかったからわざと失敗するように自殺したんだと思う。
866 :
吾輩は名無しである:03/10/11 13:22
いざとなったら”自殺”すればいいという逃げを用意してたんだろ?
本人死ぬつもりなかったけど、山崎富江に殺されたの。
867 :
吾輩は名無しである:03/10/11 13:50
山崎富江との心中は本気だったとおもうよ。
人間失格といい、諸作品をおもえば。
グッド・バイは、13回でおわってるし。
>>864 あの歌人は太宰がモデルかも、って思ったことあるよ。
二回心中に失敗して、相手の女二人を死なせ、最後は自害だっけ?
869 :
吾輩は名無しである:03/10/11 14:21
高校生に人気がある。尾崎豊聴いて太宰読んで人生を考える。
870 :
吾輩は名無しである:03/10/11 21:25
走れメロス読んで泣きました。今人間失格読んでます。
走れメロス、って以前に読んだ事あるけど
全集に手を出して本格的に太宰を読み始めてからは
絶対に読み飛ばしてしまう。
ディオニスにもっと悪い報いが起こればいいのに、
などと思って、読後感があまりすっきりしなかったからね。
俺は、メロスの妹についてもっと描写してくれ、
メロスと妹をどんどん会話させてくれ、
そのへんが太宰の他の小説と比べて物足りん、
と思いつつ読んでたよ。
読後感は、最後の数行が大好きなんで、まあまあ。
874 :
吾輩は名無しである:03/10/12 21:26
>>869 はあ?最近の高校生は尾崎なんつーのは聞きませんが。
>869はネタもしくはアンチ太宰
前に「メロスを戯曲か映画の脚本にする」とか言ってた香具師いたけど
どうなった?
「佳日」が昭和十九年夏に映画化されたそうですけど、
見たことある人います?
878 :
吾輩は名無しである:03/10/13 18:04
>>876 メロスは映画になってるだろ。アニメで。
879 :
吾輩は名無しである:03/10/15 19:10
太宰の人生って憧れるよねー
嫌だな
881 :
吾輩は名無しである:03/10/15 22:01
>>879 薬物中毒になったり
あちこちに借金こしらえたり
不倫したり
自殺未遂したりしたいのか?
883 :
吾輩は名無しである:03/10/16 01:31
『晩年』読んで、なんでこんな馬鹿なことばっかり書けるんだろうと
しみじみ思った
「葉」もちゃんと読んだのでしょうか?
読んでいて「バカな事」という貴方は、堕罪読まないほうがいいよ!なにもわからないから。
「葉」もちゃんと読んだのでしょうか?
読んでいて「バカな事」という貴方は、堕罪読まないほうがいいよ!なにもわからないから。
「人間失格」には、ボードレールも読んでみたほうがいい。
887 :
吾輩は名無しである:03/10/16 09:09
なにかをわかるために読むものなのかい
くだらねー奴
>>884
太宰なあ。当時の作家にしてはすごく読みやすい作風で、良いと思うなあ。
普段本読まない人にこそ読んで欲しい。明るい奴を。
オレ的には、『パンドラの匣』が太宰の最高傑作だと思うのだけど、いかがか。
>読んでいて「バカな事」という貴方は
↑
このように言う人にたいして、
>>884はいってるのでは。
ん?なに?オレに言ってるってこと?その矢印は。
第三書館のザ・太宰治読んでます。どこがいいのか知りたいと思って。
なんというか、主人公(太宰)、みんな、死にながら生きてる感じですね。
全作を貫くテーマは自意識だと思うんだけど、「今、僕はこんなに
つらい境遇にいる」みたいなシーン、たくさんありますよね。普通は、
そういうとこ、臭くて読めない。失恋して泣いてる人と同じで。
でも太宰の主人公は、そこも軽く、道化で覆ってしまっている。どこ
までもネタであることを自覚してるような気がする。だから、臭くない。でも
匂う人は匂うのかもしれない。
人は誰でも仮面かぶって芝居してるけど、太宰の仮面は、普通の人が
1枚のところを、5枚くらいかぶってるんじゃないか。そんな気がしてます。
892 :
吾輩は名無しである:03/10/16 11:54
けっきょく主題だけで好き嫌い判断しちゃってる奴多いな。
文体の砕き方とか、諧謔の入れ方なんかの思想詩人的な部分って、
やっぱ見落とされがちなんだな。
表面的にヘラヘラしてるようにみせかけて、
実は内奥で剛直に真理を言い切っちゃってるのって、正直この人だけじゃん。
ヴァレリーの文学論とかの影響が凄く濃いよね。
走れメロスってレ・ミゼラブルっぽいよね。
894 :
吾輩は名無しである:03/10/16 16:14
太宰みたいな女っているよね(フォルテシモ
887→何かをわかる(得る)為に読むのでなくしたら、何の文学(堕罪)ぞ?
889→その通りです。ありがとうございます。
否定しない者にだけ、あの「葉」の行間の本当の意味がわかるんだと思います。
堕罪サイコー。。。
896 :
吾輩は名無しである:03/10/17 09:27
>895
マンセーは控えろよ
897 :
さすが太宰:03/10/17 16:51
君、からだを頑健にして置きたまえ。作家はその伝記の中で、どのような三面記事をも作ってはいけない。――「もの思う葦」
猪瀬の映画はどうだったの?
ふと思ったんだが、町田康ってモロ太宰の文体だよなあ。既出かな。
DAZAI in 大阪 Oh Yeah!
900 :
吾輩は名無しである:03/10/21 23:24
My name is Bond, James Bond.
901 :
吾輩は名無しである:03/10/22 14:56
インターネットを使って太宰を普及させたい。
文学板を飛び出して広める必要があるが、
なにか有効な方法はないか?
902 :
吾輩は名無しである:03/10/22 15:01
いまさら広める必要など全くない、皆無。
太宰ほど、各時代の広い年齢層に読まれている日本文学も珍しい。
青春期に読み「もう卒業した」と離れていっても、
人生の節目節目で戻ってきては、新たな魅力を発見したりする。
もともと青春の文学だが、息長く読み継がれている。
904 :
吾輩は名無しである:03/10/22 20:47
u
905 :
マイ・コウシャクシ:03/10/22 22:24
こたつは人間の眠り箱
906 :
マイ・コウシャクシ:03/10/22 23:07
セリエAはコメ プレミアはトラ リーガはコメ
竹一>葉チャン
908 :
グリエルミンビエトロ :03/10/22 23:40
こわい神サマ観たことある人?
909 :
吾輩は名無しである:03/10/23 00:19
>>901 吉野家コピペみたいな有名なコピペを作ればいいんだよ。
男女同権と千代女に同感した。
青空文庫の立場が無いよな…。
912 :
大塩平八郎 :03/10/23 00:32
米騒動はトラ
漱石さん、あなたはしょせん政治家デス。
914 :
吾輩 は名無しである :03/10/23 01:19
日本海は墨絵だと想う。
915 :
ガタピシいっチャン :03/10/23 01:36
女のいない所に、行くんだ。
916 :
吾輩は名無しである:03/10/23 01:39
ママ!僕を叱ってください!
917 :
ガタピシいっチャン :03/10/23 01:44
井伏さんは、酒のみです。
918 :
ガス・クサイネ :03/10/23 01:50
猪瀬さん、あなたも聖二かです。
919 :
吾輩は名無しである:03/10/23 01:55
太宰の文で思い出す酷い場面。
居酒屋に入ってテーブルに座り
「姐さん、あついの一本つけえておくれよ」
と粋に注文したつもりが
「お客さん、東北のひと?」
酷いなー。w
920 :
マイ・コウシャクシ :03/10/23 01:56
ハロ−!メリ−クリトリス。
921 :
マイ・コウシャクシ :03/10/23 02:09
堕罪ラ−メン>木久蔵ラ−メン
佐渡のつまらない旅して、俺はいつもこうだのセリフが好き。
923 :
シブ地価 :03/10/23 02:24
マイ・ゴルゥディアン。
924 :
吾輩は名無しである:03/10/23 02:32
>>903 でも、太宰の生家を旅館にした「斜陽館」は廃館になっちゃったわけでしょ
むかしは太宰ファンがひっきりなしに訪れてたらしいのに。
太宰ファンは着実に減ってるよ。
925 :
924追記:03/10/23 02:39
多くの人の共感を呼ぶ作家だけど、
いまの人はそもそも太宰を読むキッカケがないとおもうね。
いまこそファンが布教活動しないと、
文庫版1冊か2冊くらい絶版になりかねない
926 :
12時のシンデレラ :03/10/23 02:40
富士には俺様が似合う。
927 :
吾輩は名無しである:03/10/23 03:29
>>925 布教活動なんてナンセンスだし、逆効果だよ。
じぶんが太宰にハマッたきっかけを思い出せばすぐ分かるはず。
「この作家はじぶんにしか分からない」と誰にも思わせる部分が太宰の本質とすれば、
これを布教なんかで伝えるのはさいしょから無理だよ。
それに、斜陽館の廃館を太宰ファンの減少と結びつけるっていうのは、
いくらなんでもこじつけが過ぎる。
かんべんしてください。
928 :
吾輩は名無しである:03/10/23 05:37
無職板に太宰スレできてました
援軍お願いします
姉さん!
教科書にも載ってるし、
なんだかんだ、読む機会は結構あると
思いますが・・・・。
932 :
吾輩は名無しである:03/10/23 20:40
>>924>>927 おいおいおい、斜陽館がいつ「廃館」になったんだよ?確かに旅館ではないがな。
今日、仕事さぼって盛岡から青森まで行って見てきたぞ。見学客は平日なのに結構多かった。
確かに広大な豪邸で、部屋数も多いけど、だからといって安直に「旅館」にしちゃった
連中の神経を疑うよ。ベーブ・ルースのバットで草野球するようなもんだ。
来館者用のノートを覗いてみたら「冥土の土産にしたい」などといった年配の人の声から、
「今度読んでみたいと思います」(おいおい…)といったものまでいろいろあったけど、
長年の懸想していた場所に来られて夢のようだ、というコメントが目立っていた。
流行り病のように、太宰に牽かれる時期は誰にでもあると思う。この板に来る人なんかね。
ただ、太宰は一過性の流行りものではない。時間を措いて何度も、何度も戻ってくる。
まあ、東北に来たことが無い人は、一度行って見るといいと思う。
東北、こと青森ってところの独特の空気が分かれば、太宰や寺山修司といった人たちの
コアの部分が見えてくるきっかけになると思う。
933 :
吾輩は名無しである:03/10/23 23:43
>>932 「懸想」という言葉を誤用してはいませんか?
934 :
吾輩は名無しである:03/10/24 07:31
おいおい。所詮よ堕罪なんてブルジョア趣味の田舎っぺだぜ。
935 :
吾輩は名無しである:03/10/24 07:45
懸想
異性に思いをかけること。恋い慕うこと。
「窃かにお鈴に―して/薄命のすず子(お室)」
三省堂提供「大辞林 第二版」より
「恋い焦がれる」という意味は充分通じるわけだが。
というわけで
>>933は知ったかの低学歴。文盲。知障。
お前は本を読むこと自体やめろ。
124 :吾輩は名無しである :03/10/07 15:39
ちえっ、ざまあ見ろ。
アンリ・ベックだの、アンドレア・デル・サルトだの、生意気なこと言っていても、
駒が岳を見て、やあ八が岳だ、荘厳ねなんて言ってやがる。
八が岳は、ね、もっと信濃へはいってから、この反対側のほうに見えるのです。
笑われますよ。これは、駒が岳。別名、甲斐駒。
海抜二千九百六十六米。
どんなもんだい、と胸の奥で、こっそりタンカに似たものを呟いてみるのだが、
どうもわれながら、栄えない。
俗っぽく、貧しく、みじんも文学的な高尚さが無い。
124 :吾輩は名無しである :03/10/07 15:39
ちえっ、ざまあ見ろ。
アンリ・ベックだの、アンドレア・デル・サルトだの、生意気なこと言っていても、
駒が岳を見て、やあ八が岳だ、荘厳ねなんて言ってやがる。
八が岳は、ね、もっと信濃へはいってから、この反対側のほうに見えるのです。
笑われますよ。これは、駒が岳。別名、甲斐駒。
海抜二千九百六十六米。
どんなもんだい、と胸の奥で、こっそりタンカに似たものを呟いてみるのだが、
どうもわれながら、栄えない。
俗っぽく、貧しく、みじんも文学的な高尚さが無い。
938 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:07
富士には、ケシの花がにあう。
939 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:36
猪瀬くん、桜桃日には、香典もって来るように。『ケチるな!』
940 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:43
マルクス共産主義者、故,青木雄二先生に合掌。
941 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:49
『イヒヒヒヒ・・・・』
942 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:52
ブルジョアって、今で言う、セレブのことなのか。
943 :
吾輩は名無しである:03/10/24 08:59
富士には、貴乃花が、似合う。
944 :
吾輩は名無しである:03/10/24 09:02
富士には、いとうせいこうの髪型がにあう。
945 :
吾輩は名無しである:03/10/24 09:32
太宰『AB』型における、共通項:あまのじゃく、疎外感、偽善者に対する嫌悪。感情の起伏が激しい。体育系が苦手。体力不足。上下関係において、平等に接っする。
946 :
吾輩は名無しである:03/10/24 09:51
富士には、ハイランドがある。へえ〜。3分咲き!
947 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:00
ハロ〜!メリ〜栗山千明。『ヤッチマイナ!』
948 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:03
富士には2羽、庭には2羽ニワトリがいる。
949 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:07
富士には、立川談志の不自然な茶髪が似合う。
950 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:13
富士には、北千住のイブゥちゃんのパ〜マが似あう。
951 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:20
今こそ叫ぼう!『天皇陛下万歳!!』
952 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:35
ダザイ『美知子入れてもいいかい。』美知子『はやく入れて‥‥アハ〜ン。』
953 :
吾輩は名無しである:03/10/24 10:43
今こそ叫ぼう!「つんくは落ち目」。
954 :
吾輩は名無しである:03/10/24 11:15
田中英光「先生、私は奥様にキスしちゃいました。」太宰「いや〜冷汗!冷汗。ハハ‥‥」
955 :
吾輩は名無しである:03/10/24 11:25
竹一78才危篤『‥ワザワザ〜‥ワザワザ〜』孫たち『ジイちゃん!』ワザワザってなに?
956 :
吾輩は名無しである:03/10/24 11:32
今こそ叫ぼう!『国債暴落!』
957 :
吾輩は名無しである:03/10/24 19:29
進「僕はAV男優になろうと思ってるんですが。」
ヒラメ「本気で、そんな事をいっているのいですか?いまのこの世の中に、
たとい帝国大学校を出たって、、、」
958 :
吾輩は名無しである:03/10/24 19:32
普通の学校にすら登校拒否のひきこもりが
無理して背伸びすることはない
田中英光の小説ってどうなんですか?
>>959 読んでみれば?
特徴としてはやたらと物を落としたり無くしたりする。
>>960 おすすめをキボン。
作風は太宰チックでつか?
>>961 何だこの甘えっ子の夜更かしさんは。
田中はムキムキマッチョのくせに作風は何かカワイイ感じだ。
取り敢えず青空文庫に出てるやつ全部読め。
ちょっとあなたが好きです
964 :
吾輩は名無しである:03/10/28 05:19
962さんと963さん、なんかかわいいねぇ。漏れも仲間に入れれ。
962さんすき
965 :
吾輩は名無しである:03/10/28 05:19
962さんと963さん、なんかかわいいねぇ。漏れも仲間に入れれ。
962さん、すき
我も962さん、すきw
嗚呼、暇
必ず喰ひつかれるであらうといふ自信である。
私は、きっと噛まれるにちがひない。
自信があるのである。
よくぞ、けふまで喰ひつかれもせず無事に過ぎて来たものだと不思議な気さへしてゐるのである。
967 :
吾輩は名無しである:03/10/28 20:47
選ばれてあることの
恍惚と不安
二つ我にあり
968 :
吾輩は名無しである:03/10/28 21:38
age
969 :
吾輩は名無しである:03/10/29 03:33
老人ではなかった
せっかちぴんちゃんみたい!
ねぇねぇ太宰師匠って背高かったよね?
ワラタ
973 :
吾輩は名無しである:03/11/03 16:46
新橋は喜劇名詞、品川は悲劇名詞。
974 :
吾輩は名無しである:03/11/03 20:00
えのけん?
975 :
吾輩は名無しである:03/11/03 20:38
えのけん?
976 :
吾輩は名無しである:03/11/03 20:40
ゴ−ゴ−三鷹
977 :
吾輩は名無しである:03/11/03 20:46
>>971
高かった。ダンディーだった。
978 :
吾輩は名無しである:03/11/03 20:54
★サラり−マン桃太郎★わたしはサラリ−マンである。役職はまだな
い。そんな私の一番の楽しみは、昼時の愛妻弁当である。
しかし、同僚の手前、ニヤニヤして食うのは、卑しい感じがして、
いかにも、不味そうに食べ、虚勢みたいに呟く言葉は「会社の幸福は、
諸悪の本。」 追記、夏目房之助、曰く、「私は、漱石の孫です。」
>>977さんありがとござります。
やっぱ高かったよね。185cmくらいあったんよね!なんかで読んだ気がしたが(『服装について』かな?)…
あと鼻もでかかったよね!
わーいわーい!太宰師匠素敵すぎるぜよ!
>185cm
そーすきぼんぬ
981 :
吾輩は名無しである:03/11/03 23:38
185もあったら、当時なら巨人だろ。
結構太宰のことを書いてある評伝読んだりしてるが、
第一印象に体の大きさを挙げている人間は一人もいない。
せいぜい175前後じゃないか?
しかも猫背だったというからな・・・
982 :
吾輩は名無しである:03/11/03 23:57
太宰の身長はタブー
中原中也と同じ位
983 :
吾輩は名無しである:03/11/04 07:06
田中英光でも180はない
その肩あたりまでだから大体150前後のチビスケ
頭が大きいから体型は痩せた田中康夫の4頭身思い浮かべればよいだろう
玉川上水でもまたぞろ自分だけ逃げるつもりだったが
前歴知る富栄に羽交締めで引きずり込まれた
最後はチビの悲しさで悪運つきた
984 :
吾輩は名無しである:03/11/04 08:22
学校の教師に太宰がメチャ嫌いな奴がいるのですが
そいつ曰く
・太宰は生前は作品が売れずマイナーな作家で、死後売れ出した。
・上のような理由の為、太宰が死んだとき新聞にはすごく小さい記事しかでず
読んだ人も「太宰?誰それ」っていう反応だった。
・どこかの大学の教授が太宰を有名にさせた。
・ほんとは狂人のフリをしていただけ。
ということらしいのですが、本当なのですか?
けれども私の身長は五尺六寸五分(五尺七寸以上と測定される事もあるが、私はそれを信用しない。)であるから、街を普通に歩ゐても、少し目立つらしいのである。
『服装に就いて』より抜粋。
て五尺六寸五分てどんくらいかよくわからん。一尺て33cmじゃなかたっけ?あれ?
>>984 「太宰治情死」って見出しの記事なら
見たことあるけど、結構大きな記事だった
顔写真入りだった
987 :
吾輩は名無しである:03/11/04 15:11
>>984 >・太宰は生前は作品が売れずマイナーな作家で、死後売れ出した。
死よりも前に「斜陽」は版を重ねていました。しかし情死によって話題となり、
直後に出た「人間失格」ともども急激に売り上げが伸びたのは事実です。
もちろん文学青年の間ではよく知られていましたが、一般に知られるようになるのは
確かに死後でしょうね。
「情死」と「人間失格」「グッド・バイ」という言葉のイメージの重なりはかなりインパクトがあったようですよ。
>・どこかの大学の教授が太宰を有名にさせた。
奥野健男のことでしょうか。彼が太宰研究に火をつけたのが確かですが、それはあくまで研究者の
中での話。一般に人気が出るのが一大学教授の影響なんて、ちょっと考えられませんね。
上に書いたように死と、出版社のイメージづくり、それに作品の魅力にひかれてというのが本当のところでは。
>・ほんとは狂人のフリをしていだけ。
太宰がいつ「狂人」の「ふり」をしたんでしょうね。作中人物=作者、という誤った認識がその教師には
あるのではないですか。確かに死に近い頃は周囲から見ても痛々しい部分はあったようですが、
「狂人」になったといったような評判は聞いたことがありません。
だいいち、作中人物=作者という認識を持っていなければ、
>>984のような理由で「嫌う」というのはおかしいですね。
作品と関係のないことばかりですから。
988 :
吾輩は名無しである:03/11/04 15:26
そうだ! 作家というのは書く事ができる以上、狂ってはいない。
でも、死んでからでも売れるっていいよね。
990 :
吾輩は名無しである:03/11/04 15:55
死んだから売れたのかもと考えるとせつないけど。
誰か新スレ立ててちょんまげ
>>987 詳しくどうも。
あの教師の言ってる事は大袈裟だったようですね。
まぁあそこまで嫌いだともう何言っても聞く耳もたないのだろうけども。
なんか作品も人間性も嫌いとか言ってたなぁ。
僕は太宰好きです。
993 :
吾輩は名無しである:03/11/04 21:05
>>992 いや、その先生は作品も人間性もじゃなく、作品から作者の人間性を推測しているだけ
だと思いますよ。太宰を読むと陥りやすい錯覚です。
作中人物=作者ではない、とわざわざ言ったのはそう感じられたからです。
>>993 なるほど。
実際、僕も太宰の小説の多くは太宰の生活のノンフィクションかと思ってました。
私小説っていうんかな?
でも、やはり作品と著者とは切り離して考えないといけないのですね。肝に銘じます。
995 :
吾輩は名無しである:03/11/04 21:51
サマセット・モームも同じ信念だったですね。
作品と作家の生活とは無関係と。
996 :
吾輩は名無しである:03/11/04 21:54
○
.∵ ○ ノ
':. | ̄
_| ̄| / >
太宰はねえ
ほんとにねぇ
やさしいの、1000get
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。