1 :
◆ZIMA/Te1Pc :
03/02/15 15:45
2 :
吾輩は名無しである :03/02/15 15:46
さすが。
3 :
吾輩は名無しである :03/02/15 15:51
宣伝は余裕でオッケー。 関係者はガンガン書き込め。 でも寒い宣伝はボコボコにされるので覚悟しておけ。 じゃあおまえら書き込め!!
4 :
吾輩は名無しである :03/02/15 16:00
芥川賞の選評みて
「しょっぱいドライブ」と「イエロー」ってのを読んだ。
イエローの方がぜんぜん面白い。
題名の意味はわからないけど。
5 名前:吾輩は名無しである 投稿日:03/02/15 16:00
>>4 それは精神病患者を運ぶクルマの色だ!!
6 :
吾輩は名無しである :03/02/15 16:09
近所のCDとかレンタルビデオとかも置いてるチェーンの書店に なぜかすばるの新人賞獲った2作が積んであった。 普段、文芸書になんか全然小さいスペースしか割いてないとこなのに 2冊とも置いてあって不思議だ。しかも何冊か売れてた。 いい事じゃないか。 そうやって文芸物も販促強化商品みたいなのをもうければいいんだ。 ということでこのスレあとよろしく。
7 :
吾輩は名無しである :03/02/15 16:29
販促強化商品 「年間販促表 ○月上旬〜○月中旬 ◎◎太郎」 というのを思い描いてしまいました…。 街の本屋さんに置いてある文芸誌って限られているような…。
8 :
吾輩は名無しである :03/02/15 16:43
本に「今が旬!」と帯にあったら、ちょっと引くかも。 自分が作家なら、ちょっと青すじ立てるかも。
9 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:04
赤字「読者に訴える戦略を誤った」黒字「社員も作家もよくやった」 と決算で振り返る
10 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:18
作家が「文士」というミニコミを作ってみる
11 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:18
12 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:21
「文士の下積み時代」「文士の食卓」「文士の散歩」「文士の心得」
13 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:31
「文士と〆切」「文士と編集」「文士とカンヅメ」
14 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:35
「文士と前借」「文士と印税」「文士とケンカ」
15 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:41
「文士と批評家」「文士と七癖」
16 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:48
「新人の文士」「文士の日記」
17 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:48
「文士の曲がり角」
18 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:52
「文士のあとさき」
>10 遊歩人ってあるじゃん
20 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:56
21 :
吾輩は名無しである :03/02/15 18:14
「文士はかく解しかく味う」
22 :
吾輩は名無しである :03/02/16 00:59
今月の群像の表紙よく見るとおもろい。
23 :
吾輩は名無しである :03/02/16 00:59
俺は 「文士と掛蕎麦」
24 :
吾輩は名無しである :03/02/16 01:04
誰か、新潮3月号、笙野頼子書き下ろし「水晶内制度」読んでない? どうだった?
25 :
吾輩は名無しである :03/02/16 01:10
今月笙野の話ばっか。 ワイドショーじゃあるまいに、際物のことなんかいいから 他の話書いてくれ。
>>1 >文学的知識の深奥に触れんとする高尚なw書き込みはこちらへ
誰もそんな事やろうとして無いのに、ひとりで勝手に決め付けて、いくつもスレ立てるなよ。
「批評やるな」と言っておきながら、「批評」がタイトルに入ってるスレはオッケーで
「時評」と入ってるスレはダメらしい。アフォかと。「編集者が宣伝するためにスレ立てた」とか
ワケわからんことまで言い出して荒らす始末。ホント迷惑な野郎だな、オマエは。
27 :
吾輩は名無しである :03/02/16 21:35
「文士と焼ソバ」
28 :
吾輩は名無しである :03/02/16 22:26
斎藤環
「文士と収納代行ウェルネット」
30 :
吾輩は名無しである :03/02/17 14:57
「文士と年末調整」
「文士とカツ丼」
「文士と泌尿器科」
「文士と黒砂糖」
34 :
吾輩は名無しである :03/02/26 01:30
ねーねー小説の話しよーよー
「文士とパソコン簡単年賀状」
36 :
吾輩は名無しである :03/03/04 01:51
「鋼鉄の文士」age
文士の中の人も大変だな
「文士と確定申告」
39 :
吾輩は名無しである :03/03/06 09:21
そろそろ4月号が出るのでは? なにかおすすめがあったら教えてね。
40 :
吾輩は名無しである :03/03/06 15:02
女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。 押入れのコンピューターからふたりが覗いた“オトナの世界”とは!? でも結局覗いたのは「オトナの世界」でも何でもなかったような気がする。
41 :
吾輩は名無しである :03/03/06 16:44
すばるって必ず売れ残ってるよな。 今行っても間違いなく3月号が手に入る。
42 :
吾輩は名無しである :03/03/06 22:16
最近群像が、月の中頃か、いくと本屋に見当たらないのだが、 これは売り切れているのか、もしくは…。 どうなのだろう。
43 :
吾輩は名無しである :03/03/07 14:43
文学界4月号で村上春樹が『海辺のカフカ』について語ってました。 フォローしたくなる気持ちはわかるけど・・・w
44 :
吾輩は名無しである :03/03/07 15:29
きょうは7日か。よし、本屋にでも行くべぇか。
僕はひどい下痢をしてるので今日は行かないでおきます。
46 :
吾輩は名無しである :03/03/07 17:17
駅前の大書店に行ったら新潮がおいてなかった 純文学の文芸誌がおいてあるのは うちの地域ではこの本屋だけなのに そこにも愛想を付かされてしまったようだ 悲しい
47 :
吾輩は名無しである :03/03/07 23:42
春樹が文芸誌になんか書くのって始めて見たよ
今月は買う気無し。 今年になってからは初めてだ
>>42 メフィストの読者が買っているからでしょう。
>>46 古井由吉と高橋源一郎の対談が掲載されています。
これって昨年もどこかでやっていた気がするのですが。。。
>>47 そうなんですか? 文芸誌って最近まで読んでなかったので分からないのです。
ところでW村上の対談本って、文庫化されてるんでしょうか?
50 :
吾輩は名無しである :03/03/07 23:56
>>49 W村上の対談本については朝日新人賞スレに
詳しく書いてあるので
よかったら見てください
52 :
吾輩は名無しである :03/03/08 02:20
>>47 『神の子どもたちはみな踊る』は「新潮」連載だったはずだけど。
53 :
吾輩は名無しである :03/03/08 03:43
>>47 デビュー作の「風の歌を聴け」は群像だった筈。
54 :
吾輩は名無しである :03/03/08 08:23
>>47 「街と、その不確かな壁」は文学界だったはず
55 :
吾輩は名無しである :03/03/08 09:01
>>47 『羊をめぐる冒険』は群像。
『ねじまき鳥クロニクル』(動物園襲撃―あるいは要領の悪い虐殺)は新潮。
56 :
ザビエル遠山 ◆JEhW0nJ.FE :03/03/08 09:12
>>おれ 最近思ったんだが、かっこいいみたい。
58 :
吾輩は名無しである :03/03/10 20:18
>>49 いや、文学界すらもない。
どーなってんの。みんなマジで小説なんて読んでないな。
春秋は売れるのに。
本屋もファッション雑誌のコーナーしか人いねいよ。
どーする? 小説〜〜〜〜!!!
59 :
吾輩は名無しである :03/03/11 00:08
みんな時間が無いからな。 変な話だが葉巻なんかもみんな時間が無いから 燃焼時間の短いヤツが売れるんだそうだ。いわんや小説をや
「文士と分別ゴミ」
「文士とペットボトル」
62 :
吾輩は名無しである :03/03/15 12:37
新潮爆発
芥川賞受賞の天才作家で拓く新境地小説集! 衝撃のデビュー作「日蝕」以来、 歴史を舞台に壮大なドラマを創出してきた若き天才小説家が、初めて正面から挑む 現代日本の生そして性。
64 :
吾輩は名無しである :03/03/16 20:04
文學界にアゴのインタビューが出てるジャン。 この女ほんとアゴだな。このキャラで今から逝かないとな。
65 :
吾輩は名無しである :03/03/25 23:01
うわっ、やばい!脱兎堕ちするー
相模大野駅北口前のブックスAMIで7日に文芸誌を立ち読みしたんですが、 今日ひさびさに見に行ってみたら、1冊も売れてませんでした。 これではやばいと思い、考えた末になけなしの金をはたいて4誌纏めて購入。 通常定価に戻った小説現代と併せ、しめて4,600円でした。 『新潮』のTG&FY対談と長嶋有の新作がいいと思いました。 『文學界』は村上春樹ロング・インタビューが流石です。 『群像』は「現代小説・演習」と「怪談前夜」が好きです。 『すばる』の小林秀雄についての座談会もよさげです。 全般的にドストエフスキーと漱石の名前が目立つのは気のせいでしょうか?
豪儀だなあ
68 :
吾輩は名無しである :03/03/30 18:10
69 :
吾輩は名無しである :03/04/01 23:44
en-taxi買ったついでにトリッパーも買ってみた。 「雑誌」としては良いよな気がするけど、 この本このスレ的には文芸誌ではないのかな? くそ真面目に文学やってるのも寒いような気がしてきた
うんトリッパーはいいよ。
71 :
吾輩は名無しである :03/04/02 00:04
エンタメくせぇ。中村うさぎ(wとかが平気で書いてやがるし。
72 :
吾輩は名無しである :03/04/02 00:06
変な棲み分けがないと思えばむしろ好感が持てる。 レベルの高いのが書いてくれるようだとかなりイイ。
エンタメだけどエンタメじゃないみたいな感じかなあ。 池澤とか金井、阿部、今季号はゲンユウソウキュウの論文が巻頭。 今は大塚英志、で昔は東も書いてたけど。新人賞もレベルは他に比べ 高い人を輩出しているとは思う。
74 :
吾輩は名無しである :03/04/02 00:23
見た目きれいなのがいいよ。 群像とか悲惨だもの。文學界なんかこれ教科書か?って感じだろ。 つーか表紙開けてフィガロの広告があったのにまず驚いた。
>>69 古めかしさも新しさも両方あってこそ均衡が取れているんだと思います。
だからトリッパーやリトルモア、文藝やすばる、文學界や新潮、全部そのままでいいです。
en-taxiは気になってはいますが買ってません。装丁がSM雑誌っぽくないですか?
76 :
吾輩は名無しである :03/04/02 01:46
漏れは松浦理英子じゃないのでSM雑誌は手に取ったことないが あの表紙はそういう刺激を指向してるようにも見える。
77 :
吾輩は名無しである :03/04/02 01:46
>>66 遅レスですが、相模大野ならブックスAMIよりもくまざわ書店のほうが、
文芸誌の売れ行きは良いんじゃないでしょうかね。
「現代詩手帖」なんかが五、六冊ほど平積みされているくらいですし。
今月の文芸誌は、古井由吉の連載を図書館で読んだだけだったなあ・・・
そういや渡部直己の「群像」連載がまとまったけど、誰か読んだ人いませんか?
78 :
吾輩は名無しである :03/04/02 11:29
あ、そうだ。SMっぽいのは松浦理英子がそういう小説かいてるからだ。 いや、読む前からそうおもっとったか。
79 :
吾輩は名無しである :03/04/02 23:26
もう来月号が出そうな時期に聞いて悪いんだけど、 群像?に早川大介の小説が出てたと思うんだけど読んだどういう小説だった?
>>76 サーモンピンク×黒の色調でテカテカした紙を使っているのが、
ボンデージでビザールな印象を思わせるんだと思います。
サーモンピンク×黒の装丁といえば、『重力』01号もそうでしたが、
紙質がザラザラしていたのでボンデージのイメージではありませんでした。
あと、en-taxiにも寄稿している野坂昭如の新潮文庫の装丁もサーモンピンク×黒
ですね。なんかこう、場末の猥雑な雰囲気を感じさせる色調なんでしょうか。
ゲーテの『色彩論』にはそういう事が書かれますか?
>>76 松浦理英子と柳美男には黒のボンデージファッションで女王様になってもらい、
グンゼの白ブリーフを履いた石原慎太郎と野坂昭如と福田和也と坪内祐三と
中原昌也と町田康とリリー・フランキーをいたぶってほしいです。
美男はマゾだろよ美男は。
あ、わかった二人でレズのSMやればいいんだ、 って何がいいんだか。
84 :
吾輩は名無しである :03/04/03 01:30
新宿東口の方の紀伊国屋にU_とリリフラのサイン入りのが平積みされてたよ。 俺としてはデブのサインが欲しかった。買わなかった。
新しいもの新しいもの! と声をそろえて関係者もいうわりには、 思いっきり保守的な方向ネコまっしぐらの現日本文学界の抱えている 矛盾をどう解決すれば宵の金。
新しいものなんか求めなきゃいいんじゃないの? 一部のバカが言うことに欠いて古い古い古いと連発するから 全体が盛り下がるんじゃないかと。 小説自体古いんだから古くて何がわりぃ!!!!!!!!!!!!! と叫ばなければならない。新しいものなんか先が見えてるよ。 クラシック(w音楽みればよくわかる。
87 :
吾輩は名無しである :03/04/07 09:08
発売日age
文学界はとりあえず買うようにはしている。といっても小説や小説評 には目下関心はないので。まあ先日のICCでのゴダールのトーク セッションで浅田彰も言ってたとおり「文学はひどいことになってる」 し(それがたとえICC【NTT】スポンサーへの謝辞としてではあろう ともそれはやはり現実だし)何がやれるかといえば評価基準としての 新旧如何に問わずメディアとしての多機能性を主張することしかない わけで要するに作りの斬新さを売りにするのではなく単純にメディア の表層空間に躍り出る雑誌という意味では先日の目覚ましテレビでも 紹介されていたen-taxiはそのピンクの表紙とリリーフランキーという 俗物の登用によってのみにおいてだとしてもとりあえず成功している とはいえない気もしなくも無い。
89 :
吾輩は名無しである :03/04/07 12:16
文藝に綿矢りさの新作載ってませんでした。
90 :
吾輩は名無しである :03/04/07 12:30
群像「現代小説・演習」、今回のはまともでおもしろそう。
91 :
吾輩は名無しである :03/04/07 12:52
各雑誌の巻頭作品・作家を教えて下さい。
92 :
吾輩は名無しである :03/04/07 12:55
文藝は保坂、群像は角田光代。
保坂の特集は薄かった 編集者っていうのは頭使ってんのか ほんとに
94 :
吾輩は名無しである :03/04/07 13:32
しかも『文藝』の神山と小泉の批評があほすぎていつも萎える。 あれならたいていの文学板住民にも書ける。いや、もっとましなものが。
石川と陣野が大嫌いだ
96 :
吾輩は名無しである :03/04/07 13:41
綿矢りさはいつまで待たせるんだ!
群像は今月はやっぱ買うべきだよね。大澤真幸「未来への/からのメッセージ」 は死霊論。明快だよ。自同律の不快。特集21世紀の死霊福永信とか。 自分としては横田創は押したいので。
98 :
吾輩は名無しである :03/04/07 16:49
>>97 群像は埴谷『死霊』の未完成部分の創作ノートなんかを一挙掲載しないのかね。断片がかなりあるはず。
そしたら買うけど。
99 :
吾輩は名無しである :03/04/07 18:04
文藝に綿矢の新作なんて載ってないじゃん 嘘つき!! 綿矢はもうおしまいですか
100 :
吾輩は名無しである :03/04/07 18:32
来月の文學界に腸やの新作がのります。 それで芥三賞をとります。
101 :
吾輩は名無しである :03/04/07 21:38
綿矢がどんなクソを書いても芥川とるって決まってんだよ 石原君も今からノリノリだ 島本と違って、媚びるの上手だから
都知事はそこまで甘くない
103 :
吾輩は名無しである :03/04/08 12:17
芥川賞は野田がもらった もちろん手は回してあるから最初の投票で過半数はいただきだ
リトルモア休刊なんだね。 ちょっと残念じゃない?
105 :
吾輩は名無しである :03/04/08 15:27
>>104 まじでか
八月締め切りのリトルモア新人賞も中止かい?
106 :
吾輩は名無しである :03/04/08 15:28
>>105 ホントだよ。今月号に書いてあったんだよ。
むろんリトルモア新人賞も募集中止だってよ。
面白いのが出てきそうな賞だったので残念だな。
108 :
吾輩は名無しである :03/04/08 18:41
くだらん賞は全部つぶせ。少しは断裁部数が少なくなる。 毎月毎月、刷って配本しちゃ則返本して断裁…ゴミのリサイクルは 唱えるくせに、くだらなさすぎる本をわざわざ刷っちゃ断裁する膨大な 無駄については、誰も反省せん。なんちゅうヤクザな商売に堕したんだろ…
110 :
吾輩は名無しである :03/04/08 18:52
文学界に阿修羅ガールの批評がのってるけど。斉藤環が。 阿修羅ガールに2chがでてくる。
文芸誌って公共の場だからすべて平坦にして外部との接触を図るべき文学が フリマの形式で実践されたのは単純に大塚英志の「サブカルチャー文学論」 の続きが尻切れになってたからその発表の場というだけのことだったんだね。 文芸誌にとっての「外」との接触の場は新人賞の公募にしかないというのが 現実なんだけど大塚が文芸誌というものが文学の場の階級差別的な位相を 排除して外と接触しなければとかいうが、すべて平坦になれば新人賞の応募 数が少なくなるのは目に見えている。なぜなら新人賞に応募する人たちは 文学という外との比較の場にこそ作品を送ろうという意識に貫かれているから。 新人賞の応募数が消滅すれば文芸誌の存続というものは必然的に絶たれる。 公共というのはすべてフラットな状態を指すのではなくてある差別化された 場においてそれを含む外との連関によってはじめて成立するという大前提 を大塚は忘れることができたからこそ容易に売りあげ率からジャンルを比較 して批判をでっちあげることができたんだね。
>>111 なんか言ってることがよくわからない。
平坦とか外部との接触とかの言葉が何を言ってるのかわからない。
新人賞が何だって?
とりあえず昨日、谷川俊太郎目当てで『新潮』だけ買いました。 谷川俊太郎は『鉄腕アトム』主題歌の作詞を手がけていますが、 発売日がちょうどアトムの誕生日だったのは奇妙な偶然ですね。 『新潮』に掲載された詩の中にも「アトム」が出てくる演出が心憎いです。
>>110 『群像』にも『阿修羅ガール』の批評が出てましたよ。
『すばる』は高橋源一郎の「ナボコフ論」が気になります。
『文藝』には長嶋有の新作小説『センスなし』が載っています。
『群像』は連載評論が全体的に好きです。
『文學界』はブックスAMIで売れ切れていて未読です。
115 :
吾輩は名無しである :03/04/08 23:54
オイルどうだった?
116 :
吾輩は名無しである :03/04/09 20:35
【文藝賞受賞第一作】中村航――夏休み どうでっか
ペイーッ ペイーッ ☆ カーン ☆ デンデコ デンデコ デンデン オム マ ニバトメ ホム ♪ ♪ ☆ パーダム パーダム ♪ .☆ ペイーッ! ☆ 〃 ∧_∧ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ___\(・∀・ ) /\_/ < 田紳有楽 田紳有楽 \_/⊂ つ ‖ \_________________ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/| ‖ |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :| /|\ | 滓見 |/
118 :
吾輩は名無しである :03/04/10 00:27
>>117 それいいなあ。
ぜいたくを言えば複数人でやって欲しかった。
今月は買いたいのがない。
120 :
吾輩は名無しである :03/04/14 01:21
文學界で毎号末尾に「次号完結」とありながら 39回騙されつづけた「薔薇香處」が 今月ほんとうに完結していた。 なんだかすごい。
121 :
吾輩は名無しである :03/04/14 09:42
綿谷りさ、僕の周りでは貶す奴が多いけど、 僕は個人的にいいと思うよ。。
はいはい
123 :
吾輩は名無しである :03/04/17 23:36
「文学界」の松浦寿輝の新作、謎だった。下町で身をやつした 男が女と出会って・・・、っていう、いつもみたいな話じゃな くて、変な島が舞台で人物関係も不明瞭で・・・連作の一つ なのかな、これ?あと「群像」の大澤真幸は、相変わらずいつ もと一緒の論旨。この人って、何論じても言ってることは同じ なのね、って改めて確認した。陣野某の評論よりは明らかに刺 激的だけど。
124 :
吾輩は名無しである :03/04/18 02:44
>>123 迫村が出てくる奴?あれ連載小説としてはなかなか良いよ。
一気に読むとたぶんくだらないんじゃないかと思うけど。
125 :
吾輩は名無しである :03/04/18 13:04
立松和平って実際問題作家としてどうなのよ(読む気ないけどねw)。 ずっと旅人だと思ってた。
126 :
吾輩は名無しである :03/04/18 22:14
123
>>124 そうです。迫村が出てる小説。あれって連載なんですね。
ご教示感謝します。「巴」がそうだけど、松浦の長い小
説って部分部分で読むと結構良かったりするけど、最後
まで読むと下らない感じがしますよね。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
気になったけど高橋源一郎はペドファイルなのだろうか。 それともアブノーマルなものに興味を示す子供的感覚だろうか。 やたら低年齢の少女とセックス願望のある男の話が出てくるのだが。 マジでやってたりしないだろうな。 捕まらないか心配だ。
129 :
吾輩は名無しである :03/04/29 08:19
ロリって理解できない。 アニメヲタクとかはみんなロリコン、つーか低年齢好きだから なにか相関関係があるのは間違いないし、理論的な裏づけが出来るのも確か。 「女子高生」って言葉がなんか特別魅力的なものみたいに言う奴いるじゃん? この間もTVで弁護士が言ってるの聞いたけど、何なの? 世の中の男の何%くらいがそういう感性を持った人間なのかちょっと興味ある。
130 :
吾輩は名無しである :03/04/29 08:20
あ、ごめんおもいっきりスレ違いだった。 小説の題材として、ということで読んどいてくれ。
131 :
吾輩は名無しである :03/05/04 11:54
それにしても批評って難しいね。 なんだかんだいって、印象批評から脱する事は出来ないわけだし。 ドストエフスキーだって、大江健三郎だって、貶そうと思えば貶せるんだよな。 純文学も、もう少しはっきりとした分類を増やせばいいと思うことがある。 内向の世代とか、そういう括りじゃなくて。 ロックだって、オルタナとかグランジとかパンクとか、同じ線では語れないんだから。
132 :
吾輩は名無しである :03/05/07 13:00
発売日age
133 :
吾輩は名無しである :03/05/07 19:47
『新潮』の今月号は超お買い得だぞ!
134 :
吾輩は名無しである :03/05/07 22:10
中村文則「遮光」(「新潮」六月号)を読みました。 フェティシュの対象であったモノに徐々に意識が支配される男のお話。 でもこれって前作の「銃」と同じ展開ですね。最後に殺人で終わるの も一緒だし・・・。簡潔な文体で読みやすいのは確か。 今月の「新潮」、あとは青山真治と舞城王太郎が書いているけど、こ ちらには期待できるのかな?
135 :
吾輩は名無しである :03/05/09 02:29
文學界が手に入らん
136 :
吾輩は名無しである :03/05/09 17:54
コンビニに置いてあれば良いのにな。 キオスクとかさ。
137 :
吾輩は名無しである :03/05/09 21:02
文藝 次回 2003年秋季号は・・・特集:川上弘美
138 :
吾輩は名無しである :03/05/09 22:07
川上先生は目を大きく開きすぎ
整形二重はびっくり目になりがち。
そうなの? それは知らんかったな いつもここからが かなしいとき〜 写真を撮るとき目を大きく開ける人を見たとき〜 ってネタをテレビで見たとき あっ、川上先生のことだ!って なんだか恥ずかしくなっちゃった
141 :
吾輩は名無しである :03/05/13 20:06
『新潮』の舞城王太郎「我が家のトトロ」、 読んでてアドレナリン出たし 途中で「保坂和志の『ふり』をしてるのか?」 と思わせたり面白かったけど、これに出てきた 「愛媛川十三」のモデルって、「橘川有彌」 (橘→柑橘類→みかん→愛媛?)なんだろうか というのが気になりますた。 橘川有彌ってまだ書いてるのだろうか? 中村文則『遮光』もキレるときの心情を微分してる マッチョな梶井基次郎という感じに引き摺られて とうとう最後まで読んだ。 「酷い」が何回でてきたことやら、志賀直哉も好きなのかな。 あまりに繰り返されるので「酷く」感じられた。
…IT時代になると接待2ちゃんなんてのもありということか。 読者をなめやがって。 これだからサラリーマンは嫌いだ。
んだね。はげどう。
144 :
吾輩は名無しである :03/05/14 00:54
中村君どう?伸びそう?
>>141 はけっして中村を誉めては
いないとおもうけど。
146 :
吾輩は名無しである :03/05/14 02:25
中村の天パーはなかなかのものだ 無理に 真ん中で分けて寝かしているけど凄いボリューム もっと 爆発させればいいのに
147 :
吾輩は名無しである :03/05/14 09:47
ここで確実な伸びを見せておけば将来を期待させるのにな まだ学生でしょ、この人は。
148 :
吾輩は名無しである :03/05/14 22:14
最近は何を読んでも本を壁に投げつけたくなる。
群像は、編集長が代わってからというもの、 糸圭に笙野にと、叩かれっぱなしですな。
150 :
吾輩は名無しである :03/05/26 14:52
群像は名前が怖い ぐんぞうとひらがなにしたらどうだ
軍造 としたらどうなんだ
GUNZO
153 :
吾輩は名無しである :03/05/26 17:27
中村は学生ではないはず。たしか25、6歳? 話題になるほど若くもない。
154 :
吾輩は名無しである :03/05/26 17:28
>>149 新潮の37歳編集長が話題になってるが、
各文芸誌の編集長の年齢っていくつぐらいなの?
知ってる人がいたら教えて。
漏れの予想。 文藝の編集長はガチンコで若い。ただの物知らず。 軍造は無理して若作りに逆に加齢臭ぷんぷん。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
確かに群像ってなしだよな。 すばるは良し。(白樺派も有名だ) 新潮は普通。(新潮社から新潮という月刊誌が出ていることを世間の殆どは知らない) 文學界はまじめくさいがまあ、ありだろう。 文藝もちょっとかたぶつくさいがまあ、いいだろう。(文藝春秋からでているわけではない) 問題は群像だよ。なんだよこれ、右翼か? それとも極左? 群像って言われて、一般人は逃げるぞ。恐い。 群像新人賞ってなんだ、特攻隊の新人にやる賞か。印象悪いな。 どうにかしてくれよ。
158 :
吾輩は名無しである :03/06/06 11:51
ばかめが
159 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:54
編集長が替ったことによる変化は『群像』の場合はバカっぽさが、 やや増した(以上五字傍点)という形態を示しているが、 『文學界』『新潮』ではまだ変化はそう見えてはいない。 金井美恵子「目白雑録」 「一冊の本」六月号
161 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:56
fzf@et?
162 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:56
発売日か?
163 :
文芸誌もやってますが :03/06/08 04:08
マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?
http://natto.2ch.net/mass/kako/974/974478132.html 489 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 2001/04/11(水) 17:25
一般人なのに盗聴される、じゃなくて、「一般人だから盗聴される」んじゃないのかな?
基本的にネタ集めのためにやってんなら、有名人のネタを盗むと、有名人は告発できるし、
そんなことされても当たり前だと思われるので告発しても信じてもらえる。
そうでない人は、ここの途中の書き込みにもあったように「電波」扱いされるだけ。
ただで、ネタを仕入れるんなら、一般人に限るでしょう。
マスコミは自分らの無能さを恥じてほしいです。
ちなみに私が盗聴されはじめたのは、芸能人にストーカーされ始めてからでした。
そこからマスコミに広がって行った。
だから余計「妄想」とか思われそう。
友人に話したら完全に病気扱いされた。ストーカーって言葉がない時代だったしね。
書いておいておいた小説のネタが、他人の原作でドラマ化されたときにはきれまくっ
たなあ。(一度や二度のことじゃないけど)
164 :
文芸誌もやってますが :03/06/08 04:27
518 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 2001/04/13(金) 17:49
>>514 マスコミの範疇にはいる会社は、全部、盗聴/盗撮を利用していると
考えて差し支えない。たとえば、原作....というドラマが放送さ
れたりしますが、実は、その原作の奥に、507みたいな本当の原作が隠
れていることがある。最近のNHKの朝の連続テレビ小説や夜のドラマに
はそのようなものがあるらしい。あえて有名作家の名前を冠するのは507
みたいなアイディア発想者のクレームを封殺するため。で、アイディアを
盗用したシナリオ・ライター(作家、編集者...等)は何かの媒体で
「自分」の作品を誉めることで、間接的にアイディア発想者を誉めて、
黙らせようとする。さもしい根性だよ。
165 :
文芸誌もやってますが :03/06/08 04:29
514 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 2001/04/13(金) 14:18 489さんのまとまった文章とか小説、すっごい読んでみたいなぁ。 日本の損失ですよね。 賞に応募する、とかってのもやっぱり出版社にはバレちゃって、 黙殺とか盗作とかされちゃうんですか?信じられないなぁ…。 えげつない業界だとは聞いていたけど、文春とか新潮とかも そうなんですか? …この掲示板に転載してみるとか。
166 :
文芸誌もやってますが :03/06/08 05:50
580 名前: 556 投稿日: 2001/04/15(日) 18:43
>>559 入ってきてますよねえ。
だいたいやり方がワンパターンだから、時期もたいがい察しがつきます。
いやがらせする理由と同じ、黙らせるため。いやがらせするのは、嫉妬が入っているせいもあるようです。
あと相手に抗議されて逆ギレするとか(これかなり多いですよ)。でも一番大きい目的は、自分たちの犯
罪が、気付いている相手によって世間にバラされるのを防ぐこと。運と勢いで業界に入った人もたくさん
いて、その地位を保つためだったら、彼らは本当に何だってやる。盗聴も「何だってやる」の一つ。
黙らせるための方法は、「相手の主張を無意味化する」なんかがあります。ここで書いておけばここでは
やらないかもしれない(って書いてもこの書き込み流れた頃にやるだろうなあ…)ので、今までのケース
を参考に書いておきますね。
・盗聴される相手を「ネタを盗まれる程度の人間ではない」と故意に低くみなす。
・電波(あるいは妄想)と周り(あるいは本人)に思い込ませようとする。
・しつこく「そんな犯罪まがい(犯罪と書かないのがミソ)のことをやって何に
なる」と言いつづける。(説明してもわざと理解しない)
・同じようなケースをステレオタイプに書いてみて、そんなことは珍しくないとい
うことにする。(この場合具体例がない)
・たいしたことじゃない、気にするな、とか、もうどうしようもないことだ、と、
諦めるようにといってみる。
・徹底的に相手の論拠を崩す。(これはちょっと学がないとできない)
盗聴されている初期の頃、これをやられると、「確かに盗まれている、でももしかしたら自分
の方がおかしいのかもしれない」と、かなり迷ってノイローゼ状態になります。初期の人は気を
つけましょう。
舞城の新作ひどかったな
168 :
吾輩は名無しである :03/06/10 06:17
今月は落ち着きがあってよいね。 半期末になると新人のアクタ賞狙いのうとーしいショーセツが増え、 自意識臭が漂って臭くてたまらんよ。
169 :
吾輩は名無しである :03/06/10 07:51
今月のお勧めきぼんぬ
新潮の鈴木清剛
171 :
吾輩は名無しである :03/06/10 14:53
あ、俺もそれ気になった。
セイゴーパッとしないね。 そろそろ三島賞の威光も薄れてきた。 威光を使い尽くした星野よりはややましだが。
173 :
吾輩は名無しである :03/06/10 15:36
山田詠美が権威がどうたらほざいてるわけだが 言ってることの裏にそれと矛盾した本音が透けてて痛い。
174 :
吾輩は名無しである :03/06/10 16:57
東ベルリンで盆踊は如何
175 :
吾輩は名無しである :03/06/10 17:40
三島賞の宮本評読んだが 舞城が理解できないとぶっちゃけてる おれはお前の選評が改行だらけ隙間だらけで理解できない
176 :
吾輩は名無しである :03/06/10 18:15
島田のおちゃらけもどうかと思うが。
177 :
吾輩は名無しである :03/06/10 18:21
関係ないが、三島賞は影の福田と島田の悪党コンビが、 耄碌ジジイ(筒井さあ新作が舞城に似てるから まだ自分も捨てたもんじゃないとほざいてる老いぼれぶりが痛々しい) をおだてて操り、 真面目な学級委員コンビを笑いものにする趣味の悪さが、賞自体の品位を落としてるな。 島田はもっと謙虚になるべし。 自らを必要悪だとうぬぼれていそうだが、おまいはただのごろつきだよ。
178 :
吾輩は名無しである :03/06/10 20:56
フォーマルが似合わない奴は二流だ。 というか賞だろ?カジュアルにやってどうする。
179 :
文芸誌もやっているので :03/06/10 21:24
580 名前: 556 投稿日: 2001/04/15(日) 18:43
>>559 入ってきてますよねえ。
だいたいやり方がワンパターンだから、時期もたいがい察しがつきます。
いやがらせする理由と同じ、黙らせるため。いやがらせするのは、嫉妬が入っているせいもあるようです。
あと相手に抗議されて逆ギレするとか(これかなり多いですよ)。でも一番大きい目的は、自分たちの犯
罪が、気付いている相手によって世間にバラされるのを防ぐこと。運と勢いで業界に入った人もたくさん
いて、その地位を保つためだったら、彼らは本当に何だってやる。盗聴も「何だってやる」の一つ。
黙らせるための方法は、「相手の主張を無意味化する」なんかがあります。ここで書いておけばここでは
やらないかもしれない(って書いてもこの書き込み流れた頃にやるだろうなあ…)ので、今までのケース
を参考に書いておきますね。
・盗聴される相手を「ネタを盗まれる程度の人間ではない」と故意に低くみなす。
・電波(あるいは妄想)と周り(あるいは本人)に思い込ませようとする。
・しつこく「そんな犯罪まがい(犯罪と書かないのがミソ)のことをやって何に
なる」と言いつづける。(説明してもわざと理解しない)
・同じようなケースをステレオタイプに書いてみて、そんなことは珍しくないとい
うことにする。(この場合具体例がない)
・たいしたことじゃない、気にするな、とか、もうどうしようもないことだ、と、
諦めるようにといってみる。
・徹底的に相手の論拠を崩す。(これはちょっと学がないとできない)
盗聴されている初期の頃、これをやられると、「確かに盗まれている、でももしかしたら自分
の方がおかしいのかもしれない」と、かなり迷ってノイローゼ状態になります。初期の人は気を
つけましょう。
180 :
吾輩は名無しである :03/06/10 21:24
島田の選評が舞城の本質を最もついてる
182 :
吾輩は名無しである :03/06/12 02:40
島田が最もって言うか、福田の変だよなぁ・・・ 照る照るのが一番マシだと思った。 これってさ、つまり作家志望者を繋いどくための賞なんだろ?
てるちゃんの選評は毎回ひどい。
184 :
吾輩は名無しである :03/06/14 22:05
今月の別冊文藝春秋はどう? 中山可穂の卒塔婆小町が抜けてるように見えるけど。
185 :
吾輩は名無しである :03/06/14 22:06
>>119 携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)
このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。
この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
187 :
吾輩は名無しである :03/06/24 04:26
鈴木正剛ってにゃんにゃん
巻頭『博士の愛した数式(小川洋子著)』だが、私は遂に読了するには 至らなかった。いや一応最後まで読みはしたのだが、途中途中の、如何にも 「何かしらの文献から引っ張ってきてこねくり回した」事が容易に判る文章に 嫌悪感を抱き、ああまたか、ああまたかと、そのような箇所が来る度に 読み飛ばしてしまったのである。造作臭プンプンである。 『完璧な病室』の頃には確かにあったみずみずしさや躍動感が見受けられず、 非常に残念である。 数学にしろ野球にしろ長々と大変だったであろうが、例えば数学に関して 言えば、既に高橋源一郎の切れ味鋭い秀逸な作品がある。あれを超えろとは 言わないが、見習うくらいの潔さが欲しかった。380枚、無駄に長い。 次は『スピログラフ(鈴木清剛)』。 「テトリスっていうゲームがあるでしょ? カラフルな〜」 このような書き出しで始まる。彼は1970年生まれらしく、ということは 30を超えた立派な大人であるのだろうが、いやはや何とも幼稚極まりない。 まともな神経の三十路過ぎた作家が選ぶ書き出しがこれとは、まあ何ともはや。 とはいえ、作品自体は作者の「精神年齢」に相応しい出来ではあり、また、 このような質の作品が当世の主流であるのかもしれない。 「ヒヒーン! ヒヒーン! ブルブルヒヒーン」 作者は、俺って何しろセンスがあるんだよね、とでも思っているのだろう。 そうでなければ、臆面もなくこのような作品は書けない。だが現状では、 単なる独りよがりの自慰小説でしかないと私は思う。良く言って純粋、悪く言って 下手くそ。作家志望の諸君らは真似しないように。
前述の二作品によって、私は最初「嗚呼今回の新潮は『買い』ではなかったな、 これならデラベッピンでも買っておけばよかったな」と思ったのだが、読み進めると、 その思惑を良い意味で打ち砕いてくれる作品があった。『掌(伊井直行)』が それである。 主人公「僕」が高校生という設定に、先ず私は考えを巡らした。さて、このように 若年を主人公とした小説は現代に氾濫しているのだが、しかし、これほどまでに 地に足の着いた、読んでいて心地よくなる人物像を果たして他の者は書けている のだろうか。愛だ恋だセックスだ同性愛だトラウマだシャブだ精神病だは書けて いても、その根幹をなす、基本的な人物の下地は書けていないのではなかろうか。 未読の者もあるだろうから詳しくは記さないが、本作品によって、初めて私は 救われた気がした。興味がある者は是非。 『夕子ちゃんの近道(長島有)』には、投げかける言葉が見当たらないない。 読み始めて数行で、文学界か何かの誌面にて掲載された『30歳』が脳裏を過ぎった。 同じような形式の、似たような作品しか書けない、引き出しの少ない作家。 もし諸君らの中で彼を強く好く者があるならば、一体何処にそのような魅力を 感じるのかを教えて欲しい。
本号は、三島由紀夫賞の選考結果が掲載されていたのだが、いやはや 筒井氏の選評はそれだけで一個の立派な読物であることを改めて感じさせられた。 いわゆる凝り固まった、只年老いただけの書き手でないところに、彼の彼たる 才があるように思う。彼は何者にも束縛されずに(例えば表現の規制だとか 出版社だとか)良いものは良く、悪いものは悪いと断言できる数少ない作家の ひとりなのではなかろうか。裸の王様があまりに多すぎる昨今、だが今回 言及された事によって、第二の佐藤智加や綿矢りさ、島本理央は今後二度と あらわれなくなるだろう、と信じたい。宮本輝や高樹のぶ子の選評ではないが、 ガキンチョ作家の書くガキンチョ小説など読みたくもないのである。そんなものを 読むよりは、「デラベッピン」を読んだ方がまだましなのである。 付け加えて、舞城王太郎の受賞は妥当であったと私は思う。 P254-255には、新潮新人文学賞の応募規定及び選考委員の顔写真がある。 川上弘美女史は、変わらずに綺麗である。町田康は、変わらずに甲斐よしひろに 似ている。 とりあえずここまで。
192 :
吾輩は名無しである :03/07/03 05:24
なんだかずいぶん一生懸命書いてるな わしに言わせりゃ 川上弘美は写真を撮るときだけ目を大きく開きすぎだ びっくり目というかギョロ目が怖い 体がでかいのだし もっとマッチョなところをアピールして欲しいもんだ
193 :
吾輩は名無しである :03/07/05 03:14
舞城の「阿修羅ガール」、京極の「ルー=ガルー」のパクリっぽくね?
194 :
吾輩は名無しである :03/07/05 17:58
195 :
吾輩は名無しである :03/07/05 18:17
196 :
吾輩は名無しである :03/07/05 20:29
世相を反映しているというよりマスコミのレベルが低くなってる ニュースを見ていても良く判る。マスコミの低レベル下=権威のレベル低下 マスコミ=出版数・視聴率=低レベル志向=レベルの低下
197 :
吾輩は名無しである :03/07/07 13:19
文芸誌発売日age
198 :
吾輩は名無しである :03/07/08 03:45
199 :
吾輩は名無しである :03/07/08 06:33
筒井の「ヘル」はどーすか? これが三島の選評でいってた舞城っぽい小説なの?
200 :
吾輩は名無しである :03/07/08 07:24
これならデラベッピンでも勝って置けばよかった ってのが面白いな ヘルっていうより ヘルニアで苦しむ筒井先生でした
>>198 えー!?そう?文芸時評はまだいいとしても。
>P254-255には、新潮新人文学賞の応募規定及び選考委員の顔写真がある。
>川上弘美女史は、変わらずに綺麗である。町田康は、変わらずに甲斐よしひろに似ている。
↑さむすぎなんだけど。ごめん、てか「面白い」って言って、からかってたのか。
202 :
吾輩は名無しである :03/07/12 17:16
川上弘美は、ほんとに美人だね
203 :
吾輩は名無しである :03/07/12 17:53
川上先生に高校生の息子がいるなんて信じられません
204 :
吾輩は名無しである :03/07/12 19:53
山田詠美の世渡り上手
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
206 :
吾輩は名無しである :03/07/18 23:20
文芸誌、誰も読んでないの?
だってつまんねえんだもん。
(^^)
「群像」、立ち読みした。 反動文芸批評家・加藤典洋とサブカル屋・大塚英志の評論がそろって掲載… なんかバランスが悪すぎる。 柄谷せんせいは「群像」に戻って来られないのでしょうか。
210 :
吾輩は名無しである :03/08/07 14:19
>反動文芸批評家・加藤典洋とサブカル屋・大塚英志の評論がそろって掲載… 朝刊の広告にふたりの名前が並んでいたよ。 群像はリニューアル以後迷走がつづいている。 あるいはこれも時代の必然か。
211 :
吾輩は名無しである :03/08/07 14:22
「演習・実作」が迷走状態の一番の証拠だよね。
212 :
吾輩は名無しである :03/08/07 15:53
小説を「批評家の理屈」で書いても面白いわけないのにな。 批評家の理屈なんて後出しジャンケンで、それ以上でも以下でもないのに。 作家を大切にするつもりがないなら、それはそれでかまわないが、 評論家を自己肥大させてどーする、と。 パンがなければケーキを食べればいいのに、 両方ともないんだよ。
文芸時評で綿矢が絶賛されている!
214 :
吾輩は名無しである :03/08/07 16:10
群像よ、頼むから創作合評を復活させてくれ。 演習は読む気にもなれない。
今頃インターネットと引きこもりか
217 :
吾輩は名無しである :03/08/09 19:45
批評ってのはむしろ「あとだしじゃんけん」だからこそ面白いんだなあ。 創作合評はそういう意味で、すごく面白かった。 三人で話すという対話の形も良かったし。
218 :
吾輩は名無しである :03/08/13 12:49
『新潮』の柳美里は酷かった。やっぱ彼女才能ないわ。 平野のほうがまだましw
219 :
吾輩は名無しである :03/08/14 00:00
今月の新潮はマジすごいことになってる。 群像なんか目じゃない、いや群像がまともに見えるほどだ。
220 :
吾輩は名無しである :03/08/14 00:53
>219 じらさないでおしえれ。
甘えないでサイト観れ。
222 :
吾輩は名無しである :03/08/14 01:52
教えてよん
223 :
あんけ〜と :03/08/14 10:37
<<<<新潮最新号のご案内>>>> ●平野敬一郎渾身の220枚! 二週間外出しなかっただけで長い引きこもりだと言っちゃう主人公! カフカへの冒涜は文体模写スレからネタを拝借? ●柳mmの、あの顔でそんなこと書くなよ公害だよシリーズ! 駅のトイレでオナニーして、だから何なの!? 閉塞感? 何とでも言えるんだね! すごいね! ●2chダメ板コテハン西平秋子が糸糸山秋子として作家本格始動! でも新潮にはとりあえずエッセイね! 大衆車フィアットで「イタ車」って、さすがダメ板!
225 :
吾輩は名無しである :03/08/14 14:49
今月の新潮はひどすぎるな 平野がこんな餓鬼な文章書くとは思わなかったよ 死んだ方がいい
柳美里も相当ヒドいよ 笑わせようとしてるとしか思えない 多分真剣にやってるんだろうけど
227 :
吾輩は名無しである :03/08/14 15:29
若者に媚びるのに必死なオッサン>群像へんしうちょう 作家になめられまくりのダメだしできないワカゾー>新潮へんしうちょう 上司にするならどっち?
だんぜん、群像へんしうちょう!
229 :
吾輩は名無しである :03/08/14 23:07
どっちもやだ
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
231 :
吾輩は名無しである :03/08/17 14:42
柳美里の新作って何なんですか?舞城を意識してるの? あれが元々の作風なの?
232 :
吾輩は名無しである :03/08/17 14:52
柳美里は柳美里をパワー全開でこなしてるだけ。
234 :
吾輩は名無しである :03/08/31 03:33
あげ
235 :
吾輩は名無しである :03/08/31 04:05
ここんところ松浦寿樹目当ての文學界しか買ってないなぁ いいの無いでしょ 音楽誌みたいなつくりにしたら興味も湧くかもしれない けどそんな奴はほとんど居そうも無いな。
236 :
吾輩は名無しである :03/09/07 02:02
内容紹介よろ。
237 :
吾輩は名無しである :03/09/07 21:05
はつばい
238 :
吾輩は名無しである :03/09/07 23:32
少なくとも「群像」と「文学界」の今月号は「ファウスト」以下だな。
239 :
吾輩は名無しである :03/09/08 11:19
>>238 先月号の「新潮」は本当にひどかったが、
今月の「ぐんぞう」はもうそれ以上にひどいな。
もう平仮名表記でいいよ>ぐんぞう
いや、いっそカタカナ、半角でいいかも>クー゙ンゾ
240 :
吾輩は名無しである :03/09/08 14:29
島本 群像
241 :
吾輩は名無しである :03/09/08 18:08
嶽本野ばら先生の作品が読めるのは新潮だけ! 桜井亜美先生の作品が読めるのは群像だけ!
オマイラ・・・ 最低最低って悪口言っているが、 なら、その根拠を示せよ! 「今」と格闘している編集にたいして とても失礼だ!!!
243 :
吾輩は名無しである :03/09/08 18:39
確かに。 文句つけるのはそれなりに期待があるのだから、 どういう価値観からそれを言ってるのか書くべきだな。 ストレスで叩くのが楽な相手探して叩いてるだけかもしれないけど。
>>242 「今」と格闘してる、と錯覚してるだけなんじゃねえ?
作家じゃなくて、編集の責任かもな。
とりあえず、佐川光晴を無視するなとだけは言っておきたい
246 :
吾輩は名無しである :03/09/08 18:57
佐川光晴ってなんであんなに話題になるんだろ。 デビュー作が凄かったとかそういうこと? 二つくらい読んだけどどこにも注目するようなものを感じなかったんだよね。
247 :
吾輩は名無しである :03/09/08 20:20
桜井の小説について。 「幻冬舎文庫書き下ろし」で出せばいいような小説が、 純文学雑誌に掲載されていることが、まず疑問。 いや、完成度でいえば文庫書き下ろしでもキツイ。 あいかわらず主人公は女子高生、 村上龍の「ラブ&ポップ」から凍結したままの時代認識、 語り手と乖離したラノベ特有の自意識文体、 それでも純文学雑誌を多少は意識したのか、 散漫な私小説的エピソードを挿入するが未消化のまま。 なのにエロ描写はきっちり手慣れw 意外性もなく予定調和のラスト。 これが「ラノベの仕事」なら、プロの技だと敬意も払うが、 純文学雑誌に掲載されてることの意味が見えない。
本当に自殺するヤツの理由なんて、実は大したことはないのかも知れないが、 創作なんだからもっとちゃんとした理由が欲しい。 それが最後に自殺を回避したいという脇役の行動にもつながるわけだから。 まあな世相におもねったテーマ。
厨房の頃、一時期はまってたな。 ひさびさに読んで、びっくり。 桜井亜美っていつの間に、 こんなに「古く」なっちゃったんだろう。
きっと自分が成長したんだろ。
251 :
吾輩は名無しである :03/09/08 20:43
過剰なスピードで消費されたものは、風化するのもまた早いのだよ
252 :
吾輩は名無しである :03/09/09 08:03
age
学生時代にコソーリ憧れてた不良少女に、錦糸町のキャバクラで再会したような恥ずかしさ。
>>248 そうだね、理由はあえて書かずにほのめかす、
というのが90年代的クールだったのかもしれないが、
EX.ドラゴンの「ラブポップ」でもトパーズの指輪が欲しくなった理由については、
ただ欲しくなったという衝動のみが描かれ、行動に重点が置かれてた。
でも、いまだそれをやってるのは……
桜井亜美は最初から古かった気がするがな‥
256 :
吾輩は名無しである :03/09/10 23:36
ラノベは様式美の世界。 コバルト文庫とフランス書院文庫の文体も、 そういう意味ではたいして変わらない。
257 :
吾輩は名無しである :03/09/10 23:51
新潮の嶽本野ばらも、ラノベっていえばラノベ文体なんだが、 まさか、ですます調の小説を純文学誌で読むとは…… 古くはないんだよな。 たぶんフェイクとしの古さを作家が意識した上で、 ウエルメイドな小説を書いてる、 という点に批評性があるからだろう。
バリエーションは大事だよ。
259 :
吾輩は名無しである :03/09/14 14:17
嶽本野ばらの作品は可も無く不可も無くって感じだったな。
260 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/09/15 23:05
ラノベといえば皆さん、講談社の新文芸誌『ファウスト』は読まれましたか? イラストとノベルの素敵な融合を目指した「イラストーリー・マガジン」だそうです。 三島賞を受賞したばかりの舞城王太郎や、意外な所で飯野賢治なども寄稿しています。 ちなみにこの雑誌のコンセプトって、意外性のある判型といいポップな内容といい、 以前この板に降臨していた雑誌編集者「遠吠えパトス」氏の影をどことなく感じるのですが、 いかがなものでしょうか? 僕的にはかなりいいセンいってるように思います。 次号には、藤子不二雄やガンダムの話ができる芥川賞作家・長嶋有の起用を望みます。
261 :
吾輩は名無しである :03/09/16 01:29
ファウストが文芸誌コーナーに並んでました 工藤氏が言うようないい線までいってないと思う。ファンロードくらいの出来 まず表紙でひく。キャラだけのアニメ絵。作家ごとの落差がひどい。目次に頁数がない。ふとすぎて読みにくい。 文学嗜好のラノベヲタだけ読んでればいい。
工藤が来たとたんにレスが滞る。 さすが最強スレストッパー
264 :
吾輩は名無しである :03/09/25 20:43
昨日の毎日新聞に、りおおの新作のことが書いてあった。 「下手に心理学を学ばないほうが〜」みたいな。 そんな内容だった?
265 :
吾輩は名無しである :03/09/25 22:20
青田買いをしないのがウリの読売の時評では、 りおおどころか、桜井も野ばらも、清水までもがスルー 今月は不作だったと言わんばかり
266 :
吾輩は名無しである :03/09/25 22:30
文学だって言うだけで作品を贔屓目に見なければそんなものなのでは?
267 :
吾輩は名無しである :03/10/01 15:37
島本理生「生まれる森」 主人公の「気分」だけが描かれていて、相対化されていない。 悪い意味で志賀直哉みたい。女王様の世界。なんだかんだいって、周りがみんな主人公に 気を使って、身勝手な話を真剣に聞いてくれたりする。傷ついた父親の気持ちなど、全く 考慮されていない。「他者がいない」。
>>267 島本が不感症?だという指摘は頷けるものがあるな。
269 :
吾輩は名無しである :03/10/06 17:13
すまん。
>>267 の続き。
……と思ったが、その後、隣の桜井亜美「卒業旅行」を読んで比べたら、
島本は断然、いいではないか。
桜井は、「セックスの間は楽しいけど、離れると忘れる」と言い、
島本は、「そばにいると嫌だけど、離れると大切なものを亡くした気になる」と言うのが、対照的。
断然、島本の方が、難しい感情の領域に取り組んでいる。
…また桜井が「ダッフルコート」だの、「シャネルのなんとか」だの、
商品名、ブランド名で片付けるところを、
島本は「コーヒー」ひとつでも、「砂糖の入っていないコーヒー」、「熱くて苦いコーヒー」、「缶コーヒー」、「六割がミルクのコーヒー」と
細かく具体的に書き分けている。
この世界を微分化していく表現は、良い意味でも志賀直哉的かもしれない。
取り組んでいる。を
270 :
吾輩は名無しである :03/10/06 17:23
桜井亜美と比べられても……
271 :
吾輩は名無しである :03/10/06 23:13
おれ島本はこのまま正常進化すればいい所へいくと思うんだよね。 変に他の奴の書いた小説読んで迷ったりしないで欲しい。 まだガキだから普通に成長していく過程で仕事のことも分かるようになっていくと思う。
272 :
吾輩は名無しである :03/10/07 05:28
どっかで一回大化けしないといけないと思うんけどね。 ただ、それができる謙虚さはなさそう。 あんまり賢くなさそうだし。 世渡りベタだね。
273 :
吾輩は名無しである :03/10/08 14:08
松浦寿輝はよく仕事する人だね。
274 :
吾輩は名無しである :03/10/09 01:15
今月は新人賞関連作品の数が多いね 新潮2作、文芸3作
275 :
吾輩は名無しである :03/10/09 01:32
>>274 敢えてすばるを挙げないあなたが大好きです
276 :
吾輩は名無しである :03/10/09 07:24
アクタ山賞に向けてのラストスパート号
277 :
吾輩は名無しである :03/10/09 12:05
新潮に「古処誠二」が長編出してるで。 めふぃすと系、王太郎につづく2匹目のどぜうか? 読んだ人感想きぼー!
278 :
吾輩は名無しである :03/10/09 13:02
文章ひどいね。エンタメの作家が文芸誌にくるとアラが目立つだけ。
279 :
吾輩は名無しである :03/10/09 17:56
↑恥ずかしい書き込みするなよ つうかお前みたいな発想してる奴まだいるんだ
馬鹿をあいてにしちゃ駄目だからね
いわゆる一つの目くそ鼻くそってやつですか
古処誠二って人の「新潮」掲載作品の冒頭、新潮社のサイトで読めるよ。 べつに文章がひどいとは思わないけど、もろにエンタメ系の文体ではあるな。
283 :
吾輩は名無しである :03/10/10 11:34
浅尾大輔の「家畜の朝」を読んだら、 昔のこととか、いろいろこみあげて来て、 思い切り泣きました。 これで泣いたのは俺だけか? 他の人はどう読んだのだろう? と思いました。 世界がどのように変わろうと 私はここにいて、いつまでも泣いていたいです。 浅尾さん、頑張って下さい。
284 :
吾輩は名無しである :03/10/10 17:57
すばる、文藝の新人賞はどーよ? 反響が少ないぞ。
浅尾って新人賞のやつだろ。 珍しいね。そういうこと書いてもらえる奴は。 だいたいぼろ糞叩かれるんだが。
古処誠二の文章は非道いと思うた。 別にエンタメ系の文章とは感じなかったけれども。
287 :
吾輩は名無しである :03/10/15 11:17
群像の平野の短編はどうよ。おれは×。いや×××だな。 読めてないかもしらんが、評価するひとの意見が聞いてみたい。 文藝って新人賞作家もキチンとポートレートみたいな写真を撮るんだな。 誌面のスタイルなんだろうが、とてもハズカシイ。 まだ証明写真みたいな無骨なほうがマシと思うのはオレだけか。
288 :
吾輩は名無しである :03/10/15 11:59
証明写真も証明写真でどうかと思う。 作家は写真なんか出す必要ないよ。 顔がどーこー言われのって純文学だけだろ。それって異常。
289 :
吾輩は名無しである :03/10/15 13:30
人間性は顔に現れるものです。蔓壱なんてそのものでしょ。あと平野とかね。 その点で言えば文藝の男子高生は気取り屋。他人を見下してるような勘違い野郎に見えます。 受賞の言葉を読めば一目瞭然。あまりに幼稚で可哀相になってきました。 そもそも佐藤友哉やエロゲと何も違わないレベルでしょう。今更評価する価値がわからない。 田中康夫しか推してないようだし、田中は佐藤なんか知らなかったんでしょう。
>>287 >>288 同意。
ハズカシイ伝統の始まりのあたりは、女性誌らしい。
作家を登場させてカッコづけするようになり、
聞くところによると五木寛之などが写真露出のハシリ?
掲載写真は自分が厳しくチェックしたとか。
カッコいい写真しか出回らないようにイメージ演出した?
島田雅彦なんかその系統かも。アホだ。
カメラマンが狙って撮ったスナップなんかに人間性が出るのにと、昔の
作家の写真なんかみると思う。
最近も小沢征爾なんかがラフな素顔を撮られていて
人間味溢れる感じがするし
顔の悪い奴はイメージ演出すらままなりませんからね(苦笑
292 :
吾輩は名無しである :03/10/15 18:08
プロが撮れば、誰だってそこそこ美男美女に写るよ。 問題は、昔は自他共に認める人気作家が特権として、 イメージ演出を許されていたのに対し、 それが、今や新人の売り出し戦略の一つに堕してしまったことだろう。 五木寛之レベルならいくら写真でカッコつけても許せるが、 高校生の駄文に毛の生えたような小説しか書けない新人がカッコつけてるのを見ると脱力感に襲われる。
スレ違いの話題でageるなデブ
295 :
吾輩は名無しである :03/10/15 18:43
みんな!がんばろう!
296 :
吾輩は名無しである :03/10/15 22:55
写真といえば、「新潮」の選評で何で福田だけ写真がないの?
297 :
吾輩は名無しである :03/10/15 22:59
「新潮」の選評といえば、保坂の暴走ぶりに、ほかが引いてる感じがおもしろかった。特に町田。
佐藤友哉はここでは評価低いんすか? 読んだことないけど・・・
松浦寿輝の小説を読むのは久しぶりだったけど、良かったよ。
300 :
吾輩は名無しである :03/10/17 14:26
◎佐藤友哉「殴り殺したい他人」 @ 自己内部の暴力衝動に気付き、 A 他人もそうなのだと思い恐怖し、 B 身を守るために凄惨な暴力を行使する… ……ってこれ某国の風刺? 吉村萬一が@だけで50頁使うところを、佐藤友哉はBまで書ききって1頁!優秀だ!
301 :
吾輩は名無しである :03/10/17 14:33
◎山形浩生「小説の効用計算と文学の未来」 …というか、このひとバカ? よんでも全く「効用」なし。自分が「生産性」あげろ! …というか、いくらあげても無駄だろ? バカなんだから! 十九世紀的な人間観、世界観に、疑いもなくどっぷりつかり、 しかも新しいこと言ってるつもりなのは、これは愛嬌?芸? 評論家として存在する必要ないんじゃないか? 淘汰されてよし!
◎
>>301 の文章
短い文脈の中で「…というか」の多用がうっとうしい。
だが、「淘汰されてよし!」という結びの一文は
ある意味で古きよき時代の2ちゃんねるの記憶を呼び起こすことに成功しており、
独特の情緒が垣間見られる。
>>300-301 は、
りさスレで暴れてる香具師だよね。
箇条書きヲタだからすぐわかる。
マックで文字化けする記号を使わないでくれ。
304 :
吾輩は名無しである :03/10/20 13:42
平野の「閉ざされた少年」みたいな前後対称のやつって これまでに例はあるのかなあ? 教えてください。
305 :
吾輩は名無しである :03/10/20 16:12
前後対象ってのがよくわからない。 新潮でやってた上下対象とは違うのか?
306 :
吾輩は名無しである :03/11/06 22:17
12月号、出たな。 …ってもまだすばるしか見てないが。
307 :
吾輩は名無しである :03/11/06 23:21
要するに 前後対称とは 無駄でつまらない こうゆうような ものだ 無駄でつまらない 前後対称とは 要するに
群像は作品をよむかぎり、三球三振て感じ。 群像の森と、新潮の犬山が、「君」や「あなた」の二人称小説。 続けて読むと、犬山が圧倒してるのが意外といえば意外。 絲山のはふたつとも、「ん?」 まあファンなら楽しめるんだろうが。 新潮の小野は手堅くまとめてきてる。
新潮の島田雅彦「福田君と私」 なんか昔の文壇みたいでなつかしい空気だな
310 :
吾輩は名無しである :03/11/09 15:41
森健「鳥のようにドライ」(群像)と犬山丈「アストリッド」(新潮)は確かに好対照といえるだろう。 まず大枠では共通点が多い。二人称であること(イトヤマも「あなた」を用いてるが、これは呼びかけであり、作品としては一人称小説だ)。現在の風景を なぞりながら、その奥に隠れた歴史や幻想を浮き彫りにしていくところ。そしてそれが女に対する男の恐れのようなものに繋がるところ。 ただ森健の場合、女たらしが女に飽きてふと空しさを抱くという感じだが、犬山の場合、童貞が女に跳ね返されて得体の知れない化け物のように思うと いう感じ(実際に犬山が童貞かどうかは別)。この二作を読むと、童貞のほうが女たらしよりも、よく女を知ってるということもあるという見本のようだ。 例えば、夜遅い電車のホーム。男に送られ電車に乗る女は、男に対して可愛い笑顔と寂しそうな顔を見せる。電車が出たあと、女たらしは満足して家に帰 るだろう。しかし、車内で独り本を読んでた童貞は、そのあとの女の変化を観察するんである。すごく疲れた表情に沈んで、顔をしかめたり、ひきつらせ たり、不安そうだったり、逆にどうでもよさそうだったり。女たらしは、電車に乗る前しか見てないから、女というものは、いつも自分に甘え、優しくし てくれ、だが、所詮女だからあてにならないという程度の世界観をもつだろう。だが童貞は、女の業のようなものを、疎外された自分の痛みとともに深く 感じるんである。 「鳥のようにドライ」はこの女たらしの女性観なので、女への不信も漠然とした不安であり、向こうの世界の感触もすごくぼんやりしてて、こちらの世界 は揺るがない。だが「アストリッド」では、女の像は激しく変転し、世界の輪郭も崩れたり、歪んだりする。ここに作品の強さが生まれているように思う。
舞城の自作自演演習小説どう?俺は素直にボケーと楽しめたんだけど。
312 :
吾輩は名無しである :03/12/07 00:41
新潮の表紙の様変わりと、 群像の書評・創作合評復活&演習のいずれ打ち切りになりそうな雰囲気には 誰も触れないのでしょうか?
313 :
吾輩は名無しである :03/12/07 16:28
創作合評と侃侃諤諤が復活してた。 コレ+一部デザインの変更だけでリニューアルってのもどうかと思う そういえば去年も、合評無くして小説演習はじめてデザインを少し変更しただけで リニューアルって言ってた。大した変化も無いのに。毎年リニューアルかよ>群像 新潮も表紙様変わりってほどでもないでしょう。写真のときもあったし。
314 :
吾輩は名無しである :03/12/07 20:07
>313 まぁ、合評が復活したことを素直に喜んでおけ。
そんなことより表紙の群像二文字がおおきなったのが嬉しい 硬派だぜ、群像ちゃん
316 :
【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/12/07 20:25
すみません。やや流れ上、まずいかもしれませんが、いちおう、
>>310 『鳥のようにドライ』論として異議あり。
>>312 群像の創作合評でも、『鳥のようにドライ』が取り上げられていた。
ということで…
『鳥のようにドライ』は、実は大変な作品ではないかと思う。森個人にとっ
てだけではなく、現代文学や現代社会にとっても、書かれる必然性のある作品
だったといえるかもしれない。この作品では、「記憶」と「想起」のモチーフ
が重要な役割を果たしている。「君」は、かわいい恋人との日常の中、難しい
ことは考えないようにして生きている。だが「難しいことは考えない」という
美学を忠実に守ろうとするほど、今のライフスタイルとは異なる、自分の生い
立ちの記憶が想起され、恋人とは相容れない、自分本来の価値観が意識にのぼ
るのである。この作品ではそれが、単によく男女の微妙なスレ違いというもの
ではなく、「都市的」な消費社会の感覚に馴化された意識と、幼い頃から環境
の中で育まれた意識(「君」は山育ち)との交錯として、捉えられている。
317 :
【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/12/07 20:26
前作『火薬と愛の星』は、村上春樹との関連が話題にされることが多いが、 単なる模倣や影響というより、春樹的な世界をどう編集し改竄していくかとい うとことに、作品の核心はあったように思われる。即ち森の手法とは、春樹に ある物語的な展開を徹底して省略し、ライフスタイル的なもの、世界観的なも のの中核部分を取り出した上で、今度は逆に、春樹の場合は省略されているデ ィテイルを、いちいちそこに書き込んでいくというものではないかと思う。こ れにより、春樹作品では物語の中に融解していた、春樹的な人物像の在り方と いうものが、その胡散臭さも含めて、森作品では前景化され、意識化されてく るように見える。『新潮』(だったかな)今月号の、田中和生の書評で、この 作品は、作品に描かれるような世界自体(私の言う春樹的世界)からの解放の 物語だと指摘されていたが、鋭いと思う。
318 :
【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/12/07 20:27
『火薬と愛の星』が、春樹的「現在」から、「未来」に向けての解放を求め るものだとすれば、『鳥のようにドライ』は、春樹的「現在」により抑圧され 抹殺されてしまう、「過去」を喚起するものといえる。それを、そのままある 主題として出すのではなく、「君」の行動や思考を指定する、二人称的な語り の仕掛けを通して表現した点に、この作品の凄みがある。語り手が「君」に呼 びかけ、そういう面倒なことは考えるな、軽く楽しく生きろと命じるほど、そ の命令自体の息苦しさ重さ、窮屈さが浮き彫りになり、抑圧された「面倒なこ と」(だけど実は大切なこと)が、生き生きとした像を結び始める。こうした ニュアンスはみな、直接的な言明ではなく、微妙な表現の積み重ねにより生み 出されたものであり、群像の合評会では「わけわからん」とボロクソに言われ るような、難解さを作品にもたらしている。私もいま書いてみると、いまいち これでいいのか自信がなくなる。この作品の凄さを、きちんとわかっている人 がいてくれるといいが……と念じるしかない。
319 :
【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/12/07 20:27
こうした骨太な戦略性は、先に触れた通り、『火薬と愛の星』にも内在して いたもので、それが、『鳥のようにドライ』で前面に出てきたといえる。この 作家は、「女たらし」とか「もてない」とか、平成の春樹とか、そういう文脈 で語られるべき人ではなく、文学の在り方、またそれを通して世の中の在り方 に関する認識の刷新を、作品そのもので提起できる人だと思う。語られる内容 の軽さに反し、作品世界は、中途半端な方法論やセンスでは及ばない、たいへ んな重厚さと深まりを帯びたものであり、それはまさに、現在の文学が必要と している方向性にも沿うものかもしれない。
320 :
吾輩は名無しである :03/12/08 01:53
平野はもういいよ
平野君はスーパーアイドルですもの
322 :
吾輩は名無しである :03/12/09 16:19
〉)319 書かれてる物語世界からの開放って、 あんたが思っているよりも普通のことだよ。
>>322 単に「書かれてる物語世界からの解放」自体が凄い、という主旨ではありません。
具体的にどういう世界からの解放なのか、という点を問題にしたつもりですが…
324 :
【矢部】 ◆pIzFRdQNI. :03/12/10 06:00
トリップ間違えた。
読書家じゃない人と話してると、よく春樹きもいっていうじゃない? それはあんたの言ううさんくささを既に否定して生きているってことだよね。 そういう人を基準に考えると、そういう物語世界からの解放ってのは普通の 世界への回帰なんだし、実際にそれに近い意識で小説を書いている人って結構 いるよ。というか、今書いている人でそれを意識しない人なんてほとんどいないと思うよ。 特に彼がすごいって訳じゃないと思う。 むしろ彼の作品は春樹的世界を共有している人じゃないと解放としては意味がないし、 小説自体があまりにも春樹的な世界に寄りかかっていると言わざるを得ないと思うんだ。 別にそれはそれでいいし、試みとしても否定しないし、あんたの言っている ように、「文学の在り方、またそれを通して世の中の在り方 に関する認識の刷新を、作品そのもので提起できる人」であることも否定しないけど、 やっぱりそれって結構普通のことだよ。 彼が何か可能性の様なものがあるように見えるのは、多分彼の小説が下手で未完成に 見えるからだと思うんだけど、どうかな? ただまあ、ある程度のレベルには達してるから新人賞を受賞する事も出来たんだし。 まっとうに扱われていると思うよ。 あんたはもっと評価されるべきだと思ってるの? 合評の「わけわからん」という評価もまっとうだと思うよ。
>>325 だいたいわかりました。ただ、
@春樹を支持してるの多くは、その「読書家じゃない人」なのではないでしょうか。
本はあまり読まないけど、春樹は読むという人が多いからあれだけ売れるわけで。
そこでそういう人に受け入れられ、共感されるような、「今どきの世界」像を提供してるのが、
春樹の作品なのではないでしょうか。私が書いたことは、いちおうそういう前提でのものです。
Aまあ「認識の刷新」などというのは、フォルマリストの「文学」定義にもあるように、
文学自体がそういうものだと言えるわけですが、単に感覚にショックをあたえるだけでなく、
現実を支配する「世界」感覚の核心部分を突き、それを充分に表現として展開するのは、
きわめて困難なことだと思われます。森健作品が「わけわからん」と言われたのも、
その困難さを示すものといえるでしょう。まあ私が本当にわかってるかどうかは、
わかりませんが、少なくとも私には、その「核心」との格闘が感じられました。
認識のショックをあたえる作品は多くても、この「核心」に触れるものは少ないと思うのです。
まあ何が「核心」であるかは、いちがいに言えないわけですけど…
>>326 @については、春樹好きについてはそうなんだろうけど、
たまには小説でも読んでみるか→よくわかんねぇな、誰の読もうかな→この村上春樹って
人きいたことあるな→あ、きもい。
って人を想定して書いているんであって、潜在的な春樹好きはあまり考えてなかった。
あと、春樹が売れてるのはノルウェイの森で得たばく大な数の
お得意様を満足させ続けているのと、上記のような流れで一読してみる人がかなりの数いるからだと思うよ。
別に、「そういう人に受け入れられ、共感されるような、「今どきの世界」像
を提供してるのが春樹の作品」だからではないと思うよ。
Aについては、あんたの言う核心との格闘をしようとしているのは確かにそうかもしれないと
は思う。だけど、彼の作品から読みとれる彼にとっての世界像、つまりあんたの言う「核心」
の認識とはつまり、物語のない時代に生きる個体の切なさみたいなもので、にもかかわらず
理性で判断すると軽やかに生きることがベストなんだと思わざるを得ないことの言い様もない
ふがいない気持ちだと思うんだけど、小説を書くときにそのことを意識しない人なんて特に
純文学の分野ではほとんどいないでしょ?
あんたの言う「核心」についての認識を有していること自体はわりとありきたりなことで、 たいていの物書きはそのことを、主に書かれたテキストの内容によって表現するのが普通で、 彼の場合は小説の構造そのものとテキスト内容、つまり小説の全体で表現しようとして いる、というのはたしかにそうかもしれないし、そういう意味では彼は少数派かもしれない。 だけど、彼は下手なんだよ。 文章が下手で、彼の小説の構造はあんたの言う「核心」との格闘のためにすべて設計されていて そのために小説としての面白さ、完成度などが犠牲になっている。 またそのために、「わけわからん」という印象を抱かざるを得ない。 たぶん、その「わけわからん」という感想も、 作品の意図はなんとなくわかるけど、そのために犠牲にされた面白さや完成度がその意図の成立 つりあうものではないと感じるからでてくるものでなかろーかと思う。 でもね、あんたが「彼はすごいかもしれない」と思う気持ちは実はすごくよくわかるんだよ、 あきらかに前文の二つの要素のバランスをとることにまだ成功してはいないからね。 もし彼が文句のない傑作を書くことがあるとしたら、それはその二つの要素がつり合うときだと思うんだけ、どうかな? 以上のような理由から俺は「未知数の可能性を持つ新人作家の一人」として評価できないんだけど?
〉以上のような理由から俺は「未知数の可能性を持つ新人作家の一人」として評価できないんだけど? 「未知数の可能性を持つ新人作家の一人」として評価→× 「未知数の可能性を持つ新人作家の一人」としてしか評価
こんどの内容は自分としてもかなり納得できた。 そういう328に書かれてるような状態を、どう捉えるかという違いなんだろう。 例えば中村航などは、森よりは「二つの要素のバランス」が取れてるけど、 その分だけ、鋭さや迫力は落ちてるのでは? あえて「バランス」を崩すことで、表現されるニュアンスもあると思う。
あと自分がいいたいのは、「物語」うんぬんというのとは、なんか違う気がする。
>あんたの言う「核心」の認識とはつまり、物語のない時代に生きる個体の切なさみたいなもので、
>にもかかわらず理性で判断すると軽やかに生きることがベストなんだと思わざるを得ないことの
>言い様もないふがいない気持ちだと思うんだけど、小説を書くときにそのことを意識しない人なんて
>特に純文学の分野ではほとんどいないでしょ?
僕の言う「核心」というのは、もう少し具体的、特定的なものです。
奪われるものとしては、単に「物語」というよりは、具体的な生活様式とか生活感覚とかを想定しています。
軽やかに生きるというのも、単にそういう時代だから仕方ないというより、ある場合、
それが「軽やかに生きろ」という命令として働き、異なる生活様式、生活感覚を抑圧していく、
その痛みとか、その痛みさえ麻痺させる力とか、そういう捉え方をしています。
作家の意識はともかく、結果として作品に表現された形で見た場合、そういう力のむごさを捉えきり、
それに充分に拮抗する世界の在り方を、提示していると感じさせる作品は、ごく稀なように思います。
佐川光晴はその点で大変なものだと思いますが、森健の「鳥のようにドライ」もば、かなり凄いと感じます。
(実は『火薬と愛の星』はそれほどピンと来なくて、田中の評で初めてああそうかと思いました。)
>>330 またトリップまちがえた。
矢部さんよ、リアルで知り合ったらあんたとは友達になれそうだよ。 基本的に今回の書き込みに関してはおれも特別に言い足すことはないよん♪ お互い文学の成り行きを楽しみましょう。 文学好きって鈍い奴ばっかと思っていたんだけど、あんたみたいな人もいるんだ、と思ったよ。
あ、あと俺が書いた、二つの要素についてなんだけど、 単純化して「バランス」と「力」で表すと、 多分彼の作品は今のところ、 バランス:力 1: 9くらいなんだと思う、 これが 9: 9になれば傑作になると思うんだけど、 5: 5になるのが普通だよね、成長しない限り。 そういう意味では彼が完成度を気にし出すとあんたが例にだした 中村航みたいにこじんまりしたものになってしまうような気がするんだよなー。
334 :
吾輩は名無しである :04/01/08 02:30
二月号でたね
335 :
吾輩は名無しである :04/01/11 23:03
文学界の長島有のやつ、気合入ってるっぽかったけどどう? 誰か読んだ?
ここはとても静かですね。
337 :
吾輩は名無しである :04/01/25 20:51
福永信よかった 情感あふれる静謐な世界
338 :
名無し物書き@推敲中? :04/02/01 10:03
tye
あの、ちょっとここの住人に聞きたいんだけど、 あなたたちは純粋に作品を読むためだけに文芸誌を買ってるの? 自分は一応小説書いてるから、新人賞のときとかは読むけど、 普段はほとんど手にしない。昔、本屋でバイトしてた頃、文芸誌を 買うのは定年過ぎの老人くらいだったんだけど、今はどうなのかな? 煽りとかじゃなくて、純粋に「謎」です。教えてください。
新人賞だけじゃないもん。 その先の芥川賞も狙ってんだもん。 今回は一作を除いて、候補作がすべて自宅で読めた。
>>339 純粋に作品を読むためだけに文芸誌を読んでいます。
あなたは何故新人賞の時だけ読むんでしょうか。
新人の作品だけを読むのも不思議ですが、教えて下さい。
>>341 レスどうもです。
たぶん、いろんな作家の小説を読むことが必要なんだろうけど、
仕事の行き帰りなど限られた時間にしか本を読めないので、それなら
好きな作家の小説か自分が応募する文学賞の受賞作を読もう、という考えです。
趣味が多いので休日は遊びまわっており、その時間を読書に
あてればいいのだろう、とは思うものの、やっぱりそっちも捨てられません。
平日の帰宅後は主に小説を書いてますし。
343 :
吾輩は名無しである :04/02/06 19:33
三月号出てましたね 金原の新作、萬壱の新作・・・ まだ読んでないですけど
344 :
吾輩は名無しである :04/02/07 17:26
金原の新作読んだ人いる?
345 :
吾輩は名無しである :04/02/07 20:14
文學界3月号買って来た。お目当ては金原・綿矢両君のインタビュー。 村上龍、藤沢周が必死にいいところを引き出そうとしてるのが笑えるが 所詮は19、20のション便娘ふたり。人生経験もろくにないのだから、 面白い話になりようもなし。
綿矢のインタビューは、「広告批評」で懲りた。 うろ覚えだが 「お父さんはどんな人ですか?」 「う〜ん、しっかりしてますねえ」 「お母さんは」 「しっかりしてます」 お〜ま〜え〜は〜あ〜ほ〜か〜〜〜〜〜
347 :
吾輩は名無しである :04/02/12 00:29
藤沢周ってのも世渡りがうまいな。 なぜNHKの週間ブックレビューの司会をやっているのか。 ヒット作も代表作もないし。
349 :
ガディワッツ :04/02/13 00:21
ぐるぐるまわるすべり台 読みました。 これよくねぇ? 文学界一年買い続けて、2,3本読めればいいなって レベルの作品だよ。まじでいい、すげぇいい。中村 航。 次は必ず取ってほしい。
あ、でもタイトルはしょっぱい……。 たぶん、本屋で背表紙見ても手に取らないだろうなぁ……。
上。ごめん、やっぱり無かったことにして。 ーー102Pまでは最高のできだった。 まぁ、仕方ないね。もっと長かったら良かったのに。
352 :
吾輩は名無しである :04/02/13 02:19
前作の「夏休み」は最悪だったけど。 チョーつまらんかった。
353 :
吾輩は名無しである :04/02/13 03:08
中村って池澤と気があいそうだよね。軽いところが と思ったら今回の芥川選評で本当にそうだった
354 :
吾輩は名無しである :04/02/13 15:26
誰か萬壱の新作読んだ人いない?
村上龍、藤沢周 こいつらも小便だという前提で言わないと・・・
356 :
吾輩は名無しである :04/02/16 12:06
>>354 読んだよ。面白かった。この人どんどんよくなってる。
ただ、自分の精子を飲むシーンは激しく不自然。ネタのつもりなら
かなりつまらんかった。逆にミミズを食うシーンはよかった。
もの凄く今更なんだけど、群像12月号の「昼間の動物」ってとっても良かったんだけど。 ラストの文章なんか「ベビーカーの車輪が、淘汰淘汰淘汰淘汰と、回り続けた」だよ。 「コイビト」の方は桜井某みたいに肩すかしだった。
358 :
吾輩は名無しである :04/02/23 14:12
>>356 >精子を飲むシーン
>ミミズを食うシーン
そんなことやってるのか?
ずっとエログロ路線で行くのか?
359 :
吾輩は名無しである :04/02/23 16:29
あやや?
361 :
吾輩は名無しである :04/03/06 14:01
群像、侃侃諤諤に2ちゃんねる登場。
なんて書いてあった?
363 :
吾輩は名無しである :04/03/06 20:51
匿名コラム座談会
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ / \ / ヽ l:::::::::. | |:::::::::: (●) (●) | |::::::::::::::::: \___/ | ヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ
365 :
吾輩は名無しである :04/03/07 15:32
文學界発売age
>>357 読んだよ。最初は読点の多さと長ったらしい文章に辟易したが、我慢して読んでいたら面白くなった。
結婚は新しい袋を与えられることで、その中に何かを詰めていくという例えは「なるほど」と思ったし、夫が実家にやってきたときに姉がやってきたときのエピソードが笑えた。
367 :
吾輩は名無しである :04/03/27 11:18
123
368 :
吾輩は名無しである :04/03/27 12:19
/:::::,r'´ ヽ:::::::::l, l:::::::l_,,_ _,,-‐-: :'l:::::::::l ゝ::iィ'"`゙`t‐l´ ̄~゙i、:.l:::::::::l ゙ビ'--‐i ゙'‐-‐'': :`'´ i丿 ゙i `` : : : リノ ゙i r--‐ーッ : :r、ノ ゙i ``''''"´ : :/::l'" . ゙i、,___/: :l_ _,,(F-、, _,,-‐''''""´ !、,_ _,,,..-‐/''´::l゙`-、-V_,,,、、-‐'''"ノ;;;;;;;`゙`'‐ 、,_ ,,-‐'""´ ̄:::::::::/:::::::,rレ'´ i、ヽ--‐ 丿::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙`'‐-- 、 ,ィ'::::::::::::::::::::::::::::/_/ i : ヽ ,ィ':::::::::::::::::::l:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:ヽ r':::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r i : : l:::::::<⌒ ̄:::::::::::::::::::,i::::::::::::::;;;;;;;;;;ヽ _l;::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::i :l::::::::::::::>::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::;;;;;;;;;l ::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::ゝこヽ :l::_,,,..-‐''´:::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;l、 ::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::/:::::::ゝ ,,ィ''´::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;ヽ 「ほう……はっは! 見ろ、FOMAがPHSのようだ!!」
369 :
吾輩は名無しである :04/04/07 18:31
文学界買った なにを思ったかまず玄月を読んでしまった。。
>>366 遅レスだが、脇坂綾って同時受賞したひとたちより断然筆力がある。
考え方は古臭いけど。最優秀賞とった奴にもそれは言えるがw
371 :
8DJG7S.Zq. ◆8DJG7S.Zq. :04/04/25 09:32
文芸誌じゃなく新聞の書評だけど(今日の朝日) 町田の「侍」をゲンイチロウが取り上げてた。 あと折込ののタブロイドで「読書特集」があったよ。 金原とリリーの対談があって(もちアッシュ宣伝プロモ) 金原は小学生でエイミを、中学生でバタイユを呼んでたらしい。 こりゃかなり早熟だよな。友達も作りにくいわけだ。
372 :
8DJG7S.Zq. ◆8DJG7S.Zq. :04/04/25 09:34
あースレ違いである事に書き込んでから気づいた。スマン。 スレタイよく見てなかった。。。誰か誘導しておくれ。
374 :
吾輩は名無しである :04/05/07 18:31
age
375 :
吾輩は名無しである :04/05/07 22:09
文学界みたけど、モブって面白いね、顔が 去年までみたいに山田詠美がいたら、受賞作と佳作が逆になってたぽい 詠美はああいう、暑苦しいの、糞真面目なのはダメだろうから
あの写真、ふざけておどけて撮ったやつだと思ってた
>>376 写真はふざけてとったんでしょ
暑苦しい、糞真面目ってのは作品のこと
378 :
吾輩は名無しである :04/05/09 23:53
群像新人賞の小説二作読んだ。 受賞作より優秀作の方が迫力があった。
379 :
吾輩は名無しである :04/05/17 01:08
380 :
吾輩は名無しである :04/05/18 01:02
文學界 5000部 すばる 3000部 新潮 2500部 群像 2000部
381 :
吾輩は名無しである :04/05/18 22:06
りさたんを大特集の文藝は1000000部。 内容はほとんど写真集。
382 :
吾輩は名無しである :04/05/19 01:34
水着も何枚かありますよ。 ワンピースなんだけどビキニよりエロい感じのやつなの。
383 :
吾輩は名無しである :04/05/19 04:12
ボディラインが美しく映えるやつですわい。
384 :
吾輩は名無しである :04/05/19 18:13
新潮の古井高橋島田鼎談。 島田は朝日の文芸時評と同じことだけ喋っててワラタ 他に何かねえのかよ。
385 :
吾輩は名無しである :04/05/19 19:00
カラオケですわい。 同じことを繰り返し喋り続ける。
386 :
吾輩は名無しである :04/05/19 19:13
読みたくなったですわい。
387 :
吾輩は名無しである :04/05/19 22:40
金原みたいなブスは世にはばかるワイ
388 :
吾輩は名無しである :04/05/19 23:29
一番チェックしたい群像がいつも売ってないんだが。 もっと出回らせて欲しいものだ。
389 :
吾輩は名無しである :04/05/20 01:25
それは壊滅的に買う人がいないのだろう。
390 :
吾輩は名無しである :04/05/20 06:22
文芸誌は単行本が出せない新人だけでいいだろ。 文芸誌に載せてから単行本化ってのはもうやめない? 作家が食えない分は、国がお金を出そうよ。 制度を作ってさ。
391 :
吾輩は名無しである :04/05/20 09:50
文芸誌にベテランは書くな。
392 :
吾輩は名無しである :04/05/20 14:06
たまにはよろしい
393 :
吾輩は名無しである :04/05/20 22:53
ベテランばっかり
394 :
吾輩は名無しである :04/05/20 23:02
>>384 ちなみに島田は、日経夕刊の連載エッセイでも
同じことを書いてた。昔ファンだっただけに、複雑。
文芸誌にもっと若手や無名の書き手に掲載機会を与えろってのは たしかにそう思う。ベテランのボリュームはもっと減らしていいよ。 どうせ売上には大きな影響ないんじゃないかな?(あるかな?) 編集者の選択眼が問われるだろうけどね。 新鮮味が
『新潮6月号』の多和田作品はどう思った?>読んだ人
397 :
吾輩は名無しである :04/05/20 23:32
多和田作品は切なかった。
気付く人はどのへんで気付いたんだろ。
>>396 氏はどう思った?
398 :
吾輩は名無しである :04/05/20 23:36
記念号なんか作らなくていいねん。 高くて買えないよ。
399 :
吾輩は名無しである :04/05/20 23:54
貧乏人をハッケソしますた
400 :
吾輩は名無しである :04/05/21 01:10
文學界の月評者ふたり、なんかむかつかないか? 今までタイプの違うふたりだったと思うが、今年のは自意識が強いしふたり好みも似てる。 てめえの押し売り場じゃねーつうの
401 :
吾輩は名無しである :04/05/21 03:35
>>396 くやしかった。
しかも『容疑者』と『球形時間』しか読んでないような妹に、
「頬に口を近付けられたってあたりから分かった」と言われてなおさら・・・ort
>>396 何に気付くの?と思って再読。
そういうことか…_| ̄|○
「土木計画」なんだけど ん? あれ? は? おかしいな? と思いつつ最後になるまでわからなかったよ。。。 でも何とも不思議な作品だったな。
おかしいなと思いつつ、 こういう不思議な感じの作品なのだろうと納得してしまった。 介護ってものをちょっと、皮肉ってるんだろうなと。
405 :
吾輩は名無しである :04/05/24 22:44
新潮6月号掲載作品の話題の有無 舞城スレ〇、町田スレ×、小川スレ〇、笙野スレ〇 あとはどう?
406 :
吾輩は名無しである :04/05/24 23:54
保坂スレ○ ですた。保坂初読みの俺が話題振ったんだけど。
407 :
吾輩は名無しである :04/05/25 01:17
>>406 初読みなのにエライッ!
そういえば多和田スレは。。。?
金井スレ○(ちょっとズルだけど) たったいま書き込みあった(ナンチャッテ)
野坂スレ○ 小島スレ○ 新作があまり発表されないこともあるんでしょうが。
高村薫が書いてたでしょう。 冒頭しか読んでないけど文芸仕様の文体で嬉しい。 「地を這う虫」の時の文体と同じだった。 こうやって作家がどんどん境界超えてくれると良いんだけど。
411 :
吾輩は名無しである :04/05/25 13:20
川上さんも新潮に書いてたけど、スレ移転の際に落ちちゃった?
いみわからん。
川上スレッドがなくなってたということかな? 星野さんの作品も「新潮」にたしかありましたよね。
星野はエッセイ
415 :
吾輩は名無しである :04/06/04 13:31
星野先生は可愛い。
416 :
吾輩は名無しである :04/06/04 19:29
ほしのっと
あ、星野さんはエッセイでしたね。>414 で、7月号で待望の新作が発表になりました!
418 :
吾輩は名無しである :04/06/07 23:40
星野アルカロイド・ラヴァーズ読まれた折にはレヴューきぼん。
419 :
吾輩は名無しである :04/06/08 01:53
文學界の月評やってる前田塁って何様のつもり? 自分語りしかしてないじゃん。
420 :
クサリムナゲ :04/06/10 22:50
群像・新潮・文学界を購入。 小説は、辻仁成の「ポスト」(文学界)が割に良くて吃驚。 群像の「種を蒔く人」森健は、読んでいて面白かったんだけど 結末に向かうにつれてがっかり・・・ 新潮、星野智幸「アルカロイド・ラヴァーズ」(200枚)は 彼のファンの人、彼のどこが面白いのか教えてください。 舞城王太郎の作品が無くて残念。
421 :
クサリムナゲ :04/06/10 22:53
あと 新潮 三島賞受賞の「ららら科学の子」矢作俊彦、の冒頭を掲載。 読んでみて明日、この本買ってこようと思った。
422 :
吾輩は名無しである :04/06/11 00:07
>>419 ちょっと前に俺も同じこと書いたんだけど
ああよかった。同じ風に感じてる人がいて。
この人選て一年間続くのか?読者の好評は問わずに
423 :
吾輩は名無しである :04/06/11 00:11
半年。
>>422 前田は中島・城殿を超える電波として期待。
424 :
吾輩は名無しである :04/06/11 01:10
種、おもろかった 結末は恩名向けだね男は嫌いかも
>>422 前田塁,ヘンですよねえ。いろいろ読んでいるんだろうし,知識があることもわかるんだけど,文章があまりにも自己完結しすぎ。独りよがり。
同じように感じてる人,他にもいっぱいいると思いますよ。
426 :
吾輩は名無しである :04/06/17 06:48
>>425 ユリイカと早稲田文学で書いてたのは、月評とは違う作風だったよ。
早稲田文学のは柄谷系の、すごく普通な批評だった。
ユリイカのはたしかに電波はいってたけど。
427 :
吾輩は名無しである :04/06/18 22:20
中上健次の未発表講義が早稲文に載り出したようだが。
ところでみなさんどれ買ってる? 図書館で済ませてるのかな? おれは文学界と群像、新潮を買ってます。 すばるは図書館で読んでます。 最近、新潮は買うのやめようかなって思ってる次第。 新人賞の時だけ買うことにしようかなって。 他もそうしようかな。
429 :
クサリムナゲ :04/06/20 22:41
俺も 文学界と群像、新潮だね トリッパー、スバル、文芸は買う気が起こらない・・・ もちろん図書館でも読まない 新人賞はまったく気にしていない ちなみにトリッパー今回、新人賞だったね
430 :
吾輩は名無しである :04/06/20 22:47
早稲田文学はどうなん?
431 :
クサリムナゲ :04/06/20 22:58
>>430 忘れてた
買ってる
でも・・・・・・・
今月号とか中上と蓮実をかつぎだして
売れ線狙ったみたいだけど
つまんねーーーーーーーーーーーーー!!!
ちなみに重力は01はかったけど02はスルー
432 :
吾輩は名無しである :04/06/21 02:13
トリッパーというか朝日の新人賞の選考委員変わるんだね。 高橋源一郎は残って、阿部和重と小川洋子、重松清、斎藤美奈子。 阿部と小川は新潮の新人賞もしてるし、斎藤は文藝。 なんだかな〜
星野智幸「アルカロイド・ラヴァーズ」読んでる最中 わけ分からないけどスラスラ読めるのは何故? あと観葉植物好きなので面白いってのもある。 でもベンジャミン、緑色の汁、ださねーぞ! ゴムの仲間だそ。白だろって。 植物を飼っていると個体の概念が通用しないのが分かる。挿し木で簡単にクローンが 作れるところとか。この話には要素としてそういうものがあるのだろうかと思いながら 読み続けていく。 でも視点としてないのは微生物だ!(と乱文失礼)
434 :
吾輩は名無しである :04/07/01 18:45
新潮6月号に載ってた佐藤友哉「死体と、」を昨日読んだ。 段落無しで、視点が次々と変わって、少女の死体に関わる人々が次々と死んでいく……。 作為が見え透いている上に新しい点などひとつもなく、文章も幼いし、第一面白くない。 「身の保身」などという言葉づかいには唖然とさせられた。 作者はまだ若いらしいので、これから頑張ってほしい。
>>435 あなたの感想は新潮1月号に載ってた「欲望」を読んだときの僕の感想とかなり似通っています。
どうして新潮は彼の作品を載せるのでしょうか? 疑問です。
436 :
吾輩は名無しである :04/07/01 22:56
>>434 身の保身に笑った。
頭痛が痛いみたいな〜
>>435 「欲望」読んでないですー。
>どうして新潮は彼の作品を載せるのでしょうか? 疑問です。
この文、俺も434で書こうと思った。俺が書いたのかと思ったよ。血が出るほど同意。
いろいろな世代やジャンルから執筆者を選んだようだが、
バラエティーに富んでいるのと節操がないのとは違う、と。
438 :
吾輩は名無しである :04/07/05 18:57
「早稲田文学」5月号、柄谷「近代文学の終り」についてのレポきぼん。
439 :
吾輩は名無しである :04/07/05 19:13
今年になってから結構な数の文芸作品を読んだけれど 「蹴りたい背中」以上に心を揺さぶられる作品には出会えていない。 もちろん綿矢りさ以上の美少女にも出会えていない。 なぜ文藝は鷺沢の特集を組むのだ。 世の中は、糞まみれで死んだばばあのことなんざ もう忘れてしまっている。野沢某という脚本家もしかり。 時代が求めている作家は誰か? 答えは明白である。
440 :
吾輩は名無しである :04/07/05 22:11
>>439 ( ゚∀゚)アーヒャヒャヒャヒャヒャ
烈しくワロタ
441 :
吾輩は名無しである :04/07/05 22:16
>>435 >どうして新潮は彼の作品を載せるのでしょうか? 疑問です。
先週の土曜に早稲田の文学部で
星野智幸が司会で新潮、群像、文学界の編集長の講演会があったんだけど、
新潮の編集長の矢野優氏は佐藤友哉のことを評価してたよ。
442 :
吾輩は名無しである :04/07/06 00:00
>>441 どう評価してたのか書いてくれないと話が終わってしまうが。
443 :
吾輩は名無しである :04/07/06 00:08
答えは簡単。 源一郎と太田が推してるからです
444 :
吾輩は名無しである :04/07/06 03:50
>>442 じつのところ、よく覚えてない。
「大洪水の小さな家」をやたらに褒めてたんだけど…
なんで、褒めてたのかな?
445 :
吾輩は名無しである :04/07/06 15:34
とりあえず「死体と、」はひどいです。
446 :
吾輩は名無しである :04/07/06 17:47
子供っぽくていや。ていうか2ちゃんとかによくいる人格を想像してしまうから嫌悪を感じてしまう。
447 :
吾輩は名無しである :04/07/06 22:59
>>446 >2ちゃんとかによくいる人格
あなたのことですか?
すいません、田口賢治って誰ですか?
449 :
吾輩は名無しである :04/07/07 20:32
450 :
吾輩は名無しである :04/07/07 21:50
文藝の特集が、 鷺沢 → Cocco に変更になってた! 遺族からクレームがきたのか、 それともCoccoの新作絵本(CD付き?)を売りまくりたいのか!?
451 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:20
新潮8月号を読んだ。柄谷+福田の対談と、中原昌也と古井由吉が載っていたから買ったのだけれど、 田口賢司という人が書いた『メロウ1983』 が非常に面白かった。他にも読んだ人はいる?
452 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:26
田口けんじってすごい作家だよ。あんま有名じゃないかもだけど 「ラヴリィ」とか浅田も絶賛してたしなぁ
453 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:38
『文學界』の平野啓一郎インタビューが凄過ぎて、 『新潮』見るの忘れてた。今度読んでこよう、田口賢司。あと、 『文藝』の岡田なんとかって人の受賞第一作は面白そうだった。
454 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:38
平野信者のあなたは至急病院へゆくことをすすめる
455 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:40
信者じゃないよ 平野君イタイから面白いって 書いただけ。
456 :
吾輩は名無しである :04/07/07 23:48
平たんの面白いのは文章じゃなくて顔
田口賢司、むかーし新人類なんとかの括りで出てた人? はなはだしい勘違いかもしれないが・・・
458 :
吾輩は名無しである :04/07/09 01:44
文学界の前田塁の評論ヒドイ パワーない文学オタのナレ果てみたいな・・・・・・・ この人正体何者?
459 :
吾輩は名無しである :04/07/09 03:09
>>456 平こんのおもしろい点は、顔と自意識。
こういうひとってついパリに行っちゃうんだよね。
辻とかも一緒。なんか、日本って田舎なんだなと実感。
死んだ方がいい評論家大杉
書いてほしい評論家がどこにもいない すがチンと鎌やん外したら特にオモロないよ 新潮矢野なら何とかすると思たが
462 :
吾輩は名無しである :04/07/10 08:18
460の >>死んだ方がいい評論家大杉 大杉重男の事!?
違います! 前田とかその辺り
465 :
吾輩は名無しである :04/07/10 12:20
今度の芥川で舞城が受賞したら各雑誌が盛り上がってうるさそう。 落ちたら落ちたでカス評論家たちがここぞとばかりにしゃしゃりでてきそうでウザイ。 前田や豊崎が「絶望的」とか言うよきっと。
466 :
吾輩は名無しである :04/07/10 12:24
仲俣だろ? 前田は舞城をそんなに評価してないよ
467 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 12:02
前田の場合、佐藤に比べりゃ舞城がマシ、って評価だったよな。 それで文学板の佐藤信者に叩かれる(藁
468 :
吾輩は名無しである :04/07/12 00:34
舞城の方がましだと思いますが
469 :
吾輩は名無しである :04/07/12 05:35
舞城って文壇文学の権化見たいなイメージ持ってるから読む気にならん。
470 :
吾輩は名無しである :04/07/12 05:36
佐藤も一回読んでもう二度と読まないと誓った。 文壇だけに向けて書いてるやつって終わってると思う。
471 :
吾輩は名無しである :04/07/12 07:25
>>464 ハゲしくワロタ。
それギャグ小説?
真面目に書いてるの?
新潮的にはこーゆーのでいいの??
俺には、新潮が目指しているものがわからん……
>>469-470 いまどき、分団って プッ
お前が一番、分団を意識してんじゃねえの プププ
474 :
クサリムナゲ :04/07/12 22:06
今月の新潮は良かったですね。 田口賢司っていったら 昔々角川文庫に入っていたりした 福田和也がヨイッショ!!!!!!してた作家だけど 実際、この人は何者なの? 誰かおせーて!!
475 :
吾輩は名無しである :04/07/12 23:37
真面目な話で 文芸雑誌は面白いと思うよ 駄目?
>>474 今はスカパーのプロデューサーだそうです。
477 :
吾輩は名無しである :04/07/17 23:37
文学界八月号 宮沢章夫「秋人の不在」 面白かったです。
478 :
吾輩は名無しである :04/07/18 00:04
>>465 ほら俺の書いたとおり
豊崎婆が騒ぎ出したゾ
既出かもしれないけど群像のカンカンソクソクみたいな名前の匿名評論ありますよね。 あれ(・∀・)イイ!! 藻前らならわかるはずだ。
480 :
吾輩は名無しである :04/07/19 19:08
481 :
吾輩は名無しである :04/07/20 00:08
ああ面白かった。
482 :
吾輩は名無しである :04/07/20 00:08
484 :
吾輩は名無しである :04/07/21 10:16
*『文學界』の平野啓一郎「「文学の終焉」を越えて」って 浅田の「「歴史の終り」を越えて」を意識してんだろうな。 柄谷の文学終焉説に浅田の威を借りたのかな。 *『新潮』の田口賢司「メロウ1983」って俺にはイマイチ。 *『文藝』のCocco(鷺沢)はまあこういうのが1冊あってもって感じ。立ち読み。 *『群像』は古井と平出の対談を立ち読み。 「文芸雑誌「群像」が、エキサイティングにリニューアルしました。」って一体…
485 :
吾輩は名無しである :04/07/21 11:44
群像の赤ちゃん教育もいいような気がする
486 :
吾輩は名無しである :04/07/22 10:53
田口賢司スレ立ったね。
平野って辻並みのお馬鹿だと思ったわ
488 :
吾輩は名無しである :04/07/22 19:50
平野と辻じんは良きライヴァルになるよ
489 :
吾輩は名無しである :04/07/29 21:08
ちょっと前だけど、文学界7月号 P56 辻仁成「ポスト」。 読んでいる最中にあまりにも気になったので、読了後に数えてみる。 すると、8P程度の短編に56回使用という驚愕の結果が! ○これだけははっきりと言えることだが、〜 ○〜迷惑を被ったことは〜 ○不愉快な思いをしたことも〜 ○胸元で小さく手を振ることも〜 … ことことことこと、正に「こと」の見本市。 これが彼の求めるところの日本語のあるべき姿なのねん。
490 :
吾輩は名無しである :04/07/30 04:58
>>484 浅田彰と平野啓一朗、との間には
かつての、
フリッパーギターとサニーデイサービス
のような越えられない溝がある。
491 :
吾輩は名無しである :04/07/30 09:47
493 :
吾輩は名無しである :04/07/30 19:52
芥川賞受賞作、って文春に掲載されるのですか? 来月号?
そうです
496 :
吾輩は名無しである :04/08/05 21:09
今度の文学界にモブ・ノリオ「ダウナー大学」が載るみたいね。
今度の新潮は舞城王太郎「みんな元気。」が220枚だと。
498 :
吾輩は名無しである :04/08/06 12:41
明日発売だね。 舞城、中原、モブ以外に注目は?
>498 浅田と島田の対談があるよ。 「ふたたび、天使が通る」
対談といえば、早稲田文学7月号の蓮實重彦×渡部直己 「わたくしは生まれてから「ひとの悪口はいうまい」と 思って育っている人間なのですけれども……」 は笑えたね。 よくもいけしゃあしゃあとそんなタイトル付けれるな。
501 :
吾輩は名無しである :04/08/07 02:32
502 :
吾輩は名無しである :04/08/07 11:13
今日か。
503 :
吾輩は名無しである :04/08/07 12:15
モブ,早くも受賞第一作なんて,なかなかやるじゃん。
全部立ち読み 文學界で片山恭一が何か小難しそうなこと語ってた でも劇団ひとりのミニ特集の方が面白かった モブ、相変わらず、テンション高すぎ 平野啓一郎、ボルヘスについての講演的なもの オレ文豪、という感じ
そうそう 私の記憶が確かならば モブ、早稲田の二文と大阪芸大受かって 大阪芸大選んだ、ってなこと 語ってた
506 :
吾輩は名無しである :04/08/07 19:50
平野は批評家になったほうがいいんじゃないか?
507 :
吾輩は名無しである :04/08/07 21:59
劇団ひとりが文學界に取り上げられるとは大したもんだな。 早稲田の二文といえば、大泉芽衣子はどうなった?
508 :
吾輩は名無しである :04/08/08 11:02
>504 やっぱ文芸誌は全部立ち読みだよな〜。 買ってまで読む価値はない。
509 :
吾輩は名無しである :04/08/08 12:13
文芸誌というのは図書館で読むものだと思ってたが。
510 :
吾輩は名無しである :04/08/08 15:27
早稲田一文に、豊島ミホという作家がいる。 新潮社のR-18の賞を獲って、順調に作品を発表。 綿矢のように大学名を公表していない。 (雑誌に出るプロフィールは、都内大学在籍中。)
帝京でも都内大学在籍中になる。 ただ「大学在籍中」じゃダメなのか?
512 :
吾輩は名無しである :04/08/08 15:43
>>511 どっちでもいいけど。なんで早稲田って出さないの?しかも一文なんて、出しても恥ずかしくないじゃん。
513 :
吾輩は名無しである :04/08/08 18:51
りさたんと比べられるのが嫌なんだろ。 りさたんは教育学部なのに教員課程を辞めた変人だが。
514 :
吾輩は名無しである :04/08/08 19:26
>>513 教育学部で教職取ってるの半分もいねえよ
515 :
吾輩は名無しである :04/08/08 19:37
インタビュワー 大学ではなにを専攻なさっているのでしょうか? 綿矢 国文学です。高校の時は自分はけっこう本を読んでいる方かなと思っていましたけど、 大学の国文科に来たら読んでいる人はほんとうに読んでいるので、いまは普通かな、と思うようになりました。 というのを読んだとき、ふきだしてしまった。 確かに教育学部の国語国文科だが。(;゚∀゚)=3
ノベルス作家が文芸誌に流れ込んできているが、 ノベルスのままで文芸誌に来るのは良くないぞ。 越境するなら書き分けなきゃ。ジャンルが違うんだから。 編集者もしっかりしてください。
517 :
吾輩は名無しである :04/08/10 02:59
誰かスレ立ててくらさい。。 タイトル:文芸誌について語ろう。 本文:純文学系の文芸誌について語りましょう。 文學界/すばる/群像/新潮/文藝/早稲田文学/小説トリッパーの他、 廃刊になった 海(中央公論社)/海燕(福武書店)などについても 詳しい方がいたら教えてくださいな。
518 :
吾輩は名無しである :04/08/10 04:30
519 :
吾輩は名無しである :04/08/10 19:51
>517 あとユリイカとか 新スレ相談室で一応書いてみたら? >518 なんで?
520 :
吾輩は名無しである :04/08/13 13:38
病気で自宅療養も三年目。することもないので昔かった本や雑誌をそれとなく 乱読する毎日。 昭和54年12月号の文学界を読む。峰原緑子「夏のさなかに」を読了。 今だったらヤバくてとても使えない言葉のオンパレード。なかなか 迫力満点。
521 :
吾輩は名無しである :04/08/13 22:40
>>520 >今だったらヤバくてとても使えない言葉のオンパレード
書き出してみてくださいな
523 :
吾輩は名無しである :04/08/13 22:53
524 :
吾輩は名無しである :04/08/18 15:36
今月号の群像はやばいくらいに面白い。
525 :
吾輩は名無しである :04/08/21 08:45
今更ながらに群像5月号の松井雪子「日曜農園」を読了。 面白かった。 文章もとっても読みやすい。表現も切れている。で、くどくない。 葛藤のようなものも描かれている。救い、祈り。 でも自然を善=調和と信じるところはちょっと? 水、撒かなきゃ植物は死ぬだろう? 野菜なんて根張り、浅いし。ちなみに祖母はいらないと思う。 でもこういう風にごたまぜな内容で、祈りという無へ向かうベクトルを持った作品は好き。 漫画家もやっているというのは文体には影響してるかもな感じだけど、奥行きの深さには関係ない。 乱文失礼
527 :
吾輩は名無しである :04/09/10 15:35:56
新潮10月号の石田千「クリ」 中学校の教科書に載せたいような(いい意味で)可愛らしい作品でした。age
528 :
吾輩は名無しである :04/09/11 05:52:24
楽園の夜に、はどうだった?
529 :
吾輩は名無しである :04/09/11 08:03:18
>楽園の夜に、はどうだった? コンパで白痴的に盛り上がっている最中、 「なにこれ。ばかじゃん」と環境に対し一瞬のお寒さを覚えるも、 やっぱり周囲に同調して白痴を演じることを表現した小説。 (でも最後は思い余って振り上げた腕がヤクザにあたって刺殺される) 環境は一見はったおしたくなるほどの馬鹿なのだが (作中幾度かカワイコぶって腰をくねらせたりする)、 実はすごく狡猾で、主人公が環境に反した言動をとりかけると 強制的にかつ優しく矯正する。 主人公が環境の自明性を疑ってることが全編あからさまに綴られており、 不器用な文体と相まって、テーマが前面に押し出されている。 野心的な作と評されるように、カワイコぶって腰をくねらせてる小説だと思った。
530 :
吾輩は名無しである :04/09/12 22:04:11
文藝 冬季号 特集:俵万智/第41回文藝賞発表
531 :
吾輩は名無しである :04/09/12 22:23:27
>不器用な文体と相まって、 文下手すぎ。 っていうか、自演王消えろって感じ。
532 :
吾輩は名無しである :04/09/13 00:04:38
ほわっ?
533 :
吾輩は名無しである :04/09/14 21:04:57
中原 「なはははは」
534 :
吾輩は名無しである :04/09/17 21:57:57
新潮の横田、ざっとしか読んでいないけれど、いい感じじゃん。 前のアペティート読んだときには、こいつはどうなるんだと 心配したけれど、これは面白そう。
。。
536 :
吾輩は名無しである :04/09/17 23:12:47
くだらない小説読むよりも、「赤ちゃん教育」(群像)がぼくのこころをやわらげてくれる。
前田塁って詩んだ方がいいと思う 存在が、百害あって一利なし グッバイ馬鹿
538 :
吾輩は名無しである :04/10/08 03:53:32
前田塁って詩んだ方がいいと思う 存在が、百害あって一利なし グッバイ馬鹿
539 :
吾輩は名無しである :04/10/08 04:41:32
前田っていつも広島の野球キャップ被ってるって本当? だっせー
540 :
豚 克也 :04/10/08 19:53:14
ずばり、野崎歓「赤ちゃん教育」(群像)がいい! 大人の文学であり、こどもの文学でもある。 少なくとも青年や中年の文学の、わざとらしいいやらしさがない。 おれは、その青年や中年のいやらしさを否定するものではないが、いまどきの文学は、そのいやらしさを誇示し、そのいやらしさに甘えてるものが多すぎる。 野崎のには、その甘えがないのだ! 熟読すべし!
541 :
吾輩は名無しである :04/10/08 19:57:29
各誌が水上勉追悼特集組んでるけど、誰の文章が一番いい?
542 :
吾輩は名無しである :04/11/05 19:26:26
543 :
吾輩は名無しである :04/11/08 08:49:15
阿部ちゃん期待はずれ。
544 :
吾輩は名無しである :04/11/09 00:08:41
これから読もうと思ったのに……>グランド・フィナーレ
545 :
吾輩は名無しである :04/11/09 00:22:47
だって期待はずれなのだもの。
546 :
吾輩は名無しである :04/11/09 19:19:19
群像の新人合評オモロイ
547 :
吾輩は名無しである :04/11/09 20:39:28
松浦寿輝大爆発
548 :
吾輩は名無しである :04/11/09 20:48:48
松浦ってさ小説内の世界設定と現実の世界を地続きで考え過ぎじゃない? 人のセックスを何たらを読んでないからよく分からんが
549 :
吾輩は名無しである :04/11/09 21:20:42
>>548 それでいいんでない?
現実の世界にちょっと似てるご都合主義世界、というのはずるい気がする。
去年文藝賞をとった女が新潮に書いてると聞き、HPで冒頭を読んだが ありゃあ何だ?あれでいいのか?
551 :
吾輩は名無しである :04/11/09 23:27:50
553 :
吾輩は名無しである :04/11/10 00:15:28
>>554 新潮のサイトいってみ。冒頭部分よめるから。
556 :
吾輩は名無しである :04/11/13 15:57:54
文芸批評を精力的に載せてる雑誌ってある? 賞の総評を除いたら、文芸誌には文芸時評なんて載ってないよねえ?
557 :
吾輩は名無しである :04/11/13 16:10:59
>>556 文学界の二人と群像の合評くらいしかまともに読んでないな・・・
群像くらいのページ使ってほしいけど・・・
558 :
吾輩は名無しである :04/11/14 17:53:53
文学界の二人はなんて傲慢なんだろう。 読めないなら読めないって言えばいいんだよ、 無理矢理な解釈を当てはめなくても ところで、そのうちの一人が番号を打ってるのって何を 表しているの? A中原昌也「〜」 とか
559 :
吾輩は名無しである :04/11/14 19:20:37
順位でしょ。あいつらはほんとどうしようもない。 まず文句つけるまえに自分の批評能力にケチつけてほしい。 文字数が足りない、てんなら以前の人の中にはちゃんとやってた人もいるんだから。 もう群像みたく作家に頼んだら?無名批評家のテスト上じゃない…
560 :
吾輩は名無しである :04/11/14 19:36:33
ええ。順位なんですか。 批評内容と順位があってないような気がする。
芥川賞の選考の時の、高樹のぶ子の批評はいつも感心する。 村上龍も批評は好き。
562 :
吾輩は名無しである :04/11/14 21:09:13
<<561 自分が青春期に芥川賞選考の任にあたっていたのは、 井上靖・遠藤周作・大江健三郎・瀧井孝作・永井龍男 丹羽文雄・安岡章太郎・吉行淳之介 まさに文壇の精鋭、お歴々。羨望の眼差しで選評を熟読 した。言っちゃ悪いが高樹のぶ子・村上龍の選評を読むと 差異を感じる。
563 :
吾輩は名無しである :04/11/14 21:14:16
うええ。お爺ちゃん。 でも貴方のような方が貴重ですよ。 今回の芥川予想はいかがですか?
>>562 そりゃ差異はあると思うよ。別の人なんだから。
565 :
吾輩は名無しである :04/11/14 21:24:32
>>563 今は純文学に興味がなく、もっぱら
江戸川乱歩ばっかり読んでいる。
「陰獣」「芋虫」などの作品は
へたな純文を読むより喜楽。
>>562 差異、そう、差異ですよね。
新旧どちらの選考員の批評が良いとかではなくて、
批評の視点が、小説に求められるものが、変わったんだろうなと思います。
567 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:29:30
今更江戸川読んでる人って…
568 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:41:42
>>567 おもしろくねぇんだよ、いまの純文。
おれらの感性で心酔できるのは島田雅彦
までだね。阿部和重あたりになると、
ジェネレーションの違いがあり過ぎて
作品のよしあしより、倦怠という
メランコリーが押し寄せてくる。
要するに眠くなる。
要するに感性が古い。
570 :
吾輩は名無しである :04/11/14 22:55:32
ところで東浩紀に小説かかせようって猛者(編集者) はいないのか。松浦寿輝ごときが三島・芥川賞とって んだ東浩紀なら三島・芥川・野間新人賞のトリプル いけるだろ。
文藝誌の創作欄なんて、読む人が存在するんだねえ。 私の知人はみな、書評や評論しか読まないよ。 小説要らない。
そうですか
573 :
吾輩は名無しである :04/11/14 23:41:25
時代に追い付いてゆけないおじいさんが、完全に開き直っておりますね。 なぜここに書き込んだのか、非常に関心があります。文学関係者かな?
> おれらの感性で心酔できるのは島田雅彦 > までだね。 もう笑わせてくれるね〜
575 :
吾輩は名無しである :04/11/15 23:58:08
>>540 なかなかよかったよ。今月でおわっちゃったけど。
576 :
吾輩は名無しである :04/11/16 20:14:03
三田文学2004秋号 特集・アニー・エルノー×津島祐子対談・・・・。 いつから三田文学はこんなにやる気がなくなったんだ?
577 :
吾輩は名無しである :04/11/16 23:55:52
>>567 なにが「今更」だ
現代に、乱歩を読んでなにがわるいんだ
578 :
吾輩は名無しである :04/11/17 02:06:14
その歳になってようやっと乱歩かよと。 よくいる疲れたジジイじゃん
579 :
吾輩は名無しである :04/11/17 22:13:27
>>578 その歳? それがなんさいかは知らんが…
しかし、おまえアホやなあ
乱歩のらの字も理解できんくせに。砂粒ほどでもわかることができたならば、そんな口はきけんだろう。
愚か者よ。
まあさ、歳関係なく乱歩は面白いと思うよ 今光文社からも全集出てるしね
2ちゃんねるに不慣れな年寄りを邪険に扱うとちんぽが腫れるよw
582 :
吾輩は名無しである :04/11/17 22:58:15
581に おまえのようなやからはおんなにさぞもてんだろう すこしはてめえの短粗ちんを腫らして大きくしてなんとかブス極まりないおんなでもつかまえるのだ それでも、まあ、ばかにされておわるのだろう しつれいしました
(ノ∀`)アチャー このジジイどうやらマジらしいw
584 :
ほわっ :04/11/18 20:10:32
おいらはジジイさんの肩をもちまちゅ。 だって578とか581、583とか、いってることカスばっか。 ほんとあほそう。
あほそうw
煽りは無視するが吉ってこった。脊髄反射レスをする方が悪いぞ。落ちついて。
587 :
吾輩は名無しである :04/11/30 21:24:53
今日の朝日に載った写真が可愛かったので、本谷有希子の「腑抜けども〜」を一章まで読んだところ。 描写が多すぎ。というか、小説的な描写じゃなくて、ト書きみたいな感じというか、 正直、ウザい。不必要。ガンガンに削りたくなる類のもの。これじゃ280枚になるわな。
588 :
吾輩は名無しである :04/11/30 22:01:55
>>587 今日はその名前をいろんなとこで見るなあ。
宣伝だろうか。
589 :
吾輩は名無しである :04/11/30 22:11:04
この女が取ったら話題作りの為のやらせ感がする
590 :
吾輩は名無しである :04/11/30 22:45:47
>ト書きみたいな感じ 元々劇団か何か主催してる女だろ?
U_みたいなもんか
592 :
587 :04/11/30 23:49:35
ト書きみたいっていうのはちょっと言いすぎで、そう、克明に描写する、 「関節が鳴った」とかそういうことまで書くところが目に付いたわけです。 作者が自らを興奮させるためにその情景を残らず紙面に広げてしまおうと する行為は分からなくはないけれど、推敲という読み直しの段階で冷静に なった頭はそういう部分を削除する方向に向かうものだけれど、この人は 全般にそういう部分を残し、或いは視点の移動っぽいところも見られ、 キャラも何か漫画的だし、副詞的表現も多いし……
593 :
渡辺 ◆TmcP8S1Ogg :04/12/01 01:49:57
「腑抜けども〜」読了。 面白かったけど、面白いだけ。 純文じゃないとこで活躍したらいいのにと思った。 清深みたいなキャラは純文ではいけないと思う。 エヴァ世代な主題もつまらないと思う。
595 :
吾輩は名無しである :04/12/02 18:21:13
「腑抜けども〜」読んだ。 炭焼き兄ちゃんの嫁が、一人でエジプトへ旅行させられるのには笑った。 「おまえ、いますぐエジプトへ行け」
596 :
吾輩は名無しである :04/12/07 22:38:28
597 :
吾輩は名無しである :04/12/08 04:21:46
これは個人的な意見だけどさ、高橋源一郎って作家は、文芸誌の癌みたいなものだよね。 あの人の名前が目次にあるだけで、もう買う気が起きなくなる。
>>597 これも個人的意見だけど、島田雅彦の方がひどいと思うよ。
>>587 本谷は「群像」より「ファウスト」に書いた方が受けそうな気がしたな。
かわいいし、オタ受けしそう。
鹿島茂はやたらにヨイショしてるけど…
599 :
吾輩は名無しである :04/12/08 06:59:57
鹿島が推した人 9月は青木淳悟 10月は朝倉祐弥 11月は本谷有希子 すごくまともじゃねえ?
600 :
吾輩は名無しである :04/12/08 12:02:05
鹿島は馬鹿だけどね
601 :
吾輩は名無しである :04/12/08 12:15:28
>>599 下手な作家ばかりだね。
一見わかりにくい文章を書く若い作家のプロモーションを引き受けることで、
一大文壇勢力を築き上げ、その頂点に君臨しようとしてるのかもね。
602 :
吾輩は名無しである :04/12/08 13:07:00
>>599 文学界月評の池田が各月のNO.1にしたのと全く同じ顔ぶれだ。
島田がほめてるのもそのへんだし。
なんか組織的に動いてんのかね、文壇。
てことはそのあたりはなんかウラがあると思っといたほうがいいんだな。
芥川賞候補に顔そろえそうだ。
組織的に動かなくても、普通は
>>599 の三作になると思うが。
604 :
吾輩は名無しである :04/12/08 22:16:23
605 :
吾輩は名無しである :04/12/08 23:33:52
606 :
吾輩は名無しである :04/12/08 23:37:56
>>604 そのわりにはチョイスのセンスが悪い。
気にいったものだけを書いてるのだろうか。
柿さんには勝てないな。
609 :
吾輩は名無しである :04/12/12 19:49:47
『新潮』はひどいね〜w 創刊1200号記念だっつうのに、佐藤友哉の「子供たち怒る怒る怒る」は何? 個人的に少し佐藤友哉には期待していたのだが、この作品は酷過ぎる! こんな作品載せちゃだめだよっ。 いくら純文学の世界で変革が必要だからって、 これまでの伝統を踏まえ最低限譲れないものっていうやつがあると思うよっ。 このままだと『新潮』が『ファウスト』になっちゃうよっ。 新編集長の矢野優はやばいって♪
なんだか佐藤に過剰な期待をしているようなのよ。新潮は。 4月の「死体と、」というのが激烈なまでの糞作品だったけど、今度のもだめなのか。 矢野さん、もう諦めなよ。
4月じゃなくて6月だった。
612 :
吾輩は名無しである :04/12/12 22:00:38
佐藤に過剰な期待をした俺が馬鹿だった・・・ . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::: /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::  ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄
613 :
radiohead :04/12/12 22:14:00
村上春樹 海辺のカフカ 僕はうなずく うなずく うなずく
614 :
吾輩は名無しである :04/12/12 22:22:04
死体と。を文学界の時評は誉めてたがね。
616 :
吾輩は名無しである :04/12/12 22:42:50
新潮の表紙やっと変わったね。これ今号だけかな? オレが前表紙ダサイって書いて、それに反発したのってやっぱ関係者だったのかな
>>616 どうなんだろうね?
新年になったからなのか、1200号だからなのか?
この前の「早稲田文学」に矢野さんと「群像」、「文学界」の編集長
の鼎談が載ってたけど、佐藤褒めてたよね。
おそらくは佐藤や舞城が載ってる号の方が売れてるんだろうな
>>616 それに自分のレスが関係者を動かしたみたいな妄想はもうやめようよ。
だいたい反発するくらいなら変えないと思うけど。
佐藤が人気あるというより 舞城は群像の売りなので、新潮は佐藤でいこうとしてるんだろ。
物凄く嫌な売り方だな。
いや、舞城も佐藤も新潮、群像の両方に書いてると思うんだけど。
622 :
吾輩は名無しである :04/12/13 00:41:14
私も佐藤友哉、好きではないですね。というよりも、興味が湧いてこない、読んでも。 なんか近親憎悪っていったら大袈裟だけど、持っている感性とか教養、人生経験とかも 自分とたいして変わらない感じがするんですね。 もう少し年を重ねた編集者あたりは、新鮮に見えるかもしれないけれど、 若い世代にとっては、逆に退屈だったりするのかな、と思ったりします。
うん。新世代の若者だ!とか感じることろがあるのだろうけど 同じ世代にとってはよくいるよなあこんな奴、としか感じない。 それとも普通ぽいところがいいのか?
>>622-623 なるほど。
洩れ27歳だけど、退屈という感じはあるね。普通っぽい、というのは嫌だな。
625 :
吾輩は名無しである :04/12/13 01:49:06
前田塁は個々人の思い入れが乾いた骨のように砕かれる速度。 野村きわおは精密な鏡に現実がいいように引き回されていくといったていの不気味な言語ゲーム。だそうな。 正直、ラノベやんって気しかせん。
626 :
吾輩は名無しである :04/12/13 01:50:31
615へのレスな。 文学界の時評の佐藤の死体と、への評価。
627 :
吾輩は名無しである :04/12/13 02:45:58
作家は読者を中毒にさせなきゃ 嫉妬されちゃったらお終いだな
>>627 ミステリ板とかラノベ板に中毒者が
いっぱいいるからまだまだ大丈夫でしょ
なんだよ、スレ伸びてると思ったら、佐藤大人気じゃねえか。 読んだ事ないけど。
630 :
吾輩は名無しである :04/12/13 11:38:29
若島正(京大教授)曰く 「数学から文学に変わって、まず驚いたのは、まわりの人間の頭が悪いことだった。 数学をやっていたころには、周りの人間がみな天才に見えたし、事実ほんとうに凄い 奴もいた。ところが、文学研究ではそういう奴についぞお目にかからない。」 日本一頭のいい文学者の名言ですby「にゅるにゅるの話」『乱視読者の新冒険』所収
631 :
吾輩は名無しである :04/12/13 14:46:16
今月の「群像」源一郎・詠美対談の後半で、 「大きな賞もとったのに」「勘違いして」 「その後3作しか書けなくて」「それも全部焼き直し」と言われてる 「作家」って誰?
632 :
吾輩は名無しである :04/12/13 15:05:47
>>631 庄司薫じゃないか。
赤頭巾ちゃん気をつけて、で芥川賞を受賞して大ブームに。
その後、続編である三作を書いて沈黙。
633 :
吾輩は名無しである :04/12/13 16:02:38
庄司薫は別に勘違いはしてないだろう。 自らの実力をわかっていたはず。
634 :
631 :04/12/13 16:58:21
>632 いや、あの読んでもらえればわかるんだが、 もっと生々しい話なんだ。とても実名出せないような。 ・数年分の新人賞への応募原稿を詠美がじっくり読んであげて、アドバイス。 ・その後1作だけ成功して「大きな賞」をとった。 ・突然、天狗になって、サングラスかけて出版社を訪ねるようになった。 ・もう書けない。以後発表された3作は、昔の没原稿の焼き直し。 というようなことが、対談の中で語られてるんだ。 青来有一?
635 :
吾輩は名無しである :04/12/13 18:05:18
青来がサングラスかけて出版社とは考え難いなあ。 彼は九州在住の地方公務員だし。 青春デンデケデケデケの作者とか。 文藝賞と直木賞のW受賞だったが。
詠美が選考委員やってた賞の受賞者を探せばいいんやろう 大きな賞といえば芥川か直木 気になるけど そんなに昔ではないよね?
637 :
吾輩は名無しである :04/12/13 21:11:59
吉目木晴彦じゃない? 寂寥郊野で芥川賞とってから小説の単行本は一冊しか出してないし。 その単行本は長編だけど、短編を入れれば計3作になると思う、
てか山田も高橋も、そんなえらそうなこと言える仕事してないだろ
金城一紀か
その後の「大きな賞」に詠美が関わってたとは書いてないよ。
642 :
631 :04/12/13 22:52:28
みなさんご推察ありがとう。 639さんの線、かなり濃厚だね。 こころのキリが晴れました。
643 :
吾輩は名無しである :04/12/13 23:04:18
『GO』の帯推薦文は山田えーみ>金城 ところで、大ノーベル賞作家の新作と星野の新作が載っている 群像はどうだった? 購入を考えておるのだが。
644 :
吾輩は名無しである :04/12/13 23:08:06
金城一紀 70% 吉目木晴彦 15% 芦原すなお 10% 青来有一 5%
645 :
吾輩は名無しである :04/12/13 23:56:59
「レボリューションNo.3」と「FLY,DADDY,FLY」って同じ話なんだね。 パート1とパート2といった感じで。 それに加えて対話編とGOがある。 合計三作。 どないなもんでっしゃろ。
646 :
吾輩は名無しである :04/12/14 00:00:56
詠美姉さんからの愛のむちだな。 無視するのは簡単だがあえて注目を集めさせる。 さすが大御所。
648 :
吾輩は名無しである :04/12/14 12:04:46
>>647 そのページを読む限り、相当の読書家で勉強熱心みたいだし
8年間の投稿生活の末に現代を受賞とキャリアも長い。
そして直木賞の栄冠に二作目でありつけたというのに。
こういう苦労人が駄目になるようじゃ、やっぱり懸賞小説出身は駄目だと
コネデビュー作家にののしられてしまう。
649 :
吾輩は名無しである :04/12/14 12:33:50
タレントの世界でもそうらしいな。 ホリプロスカウトキャラバンで1万人の中からグランプリに選ばれた娘は さっさと辞めてしまう場合が多い。 逆に池袋でスカウトされた優香みたいな娘が長続きする。
651 :
吾輩は名無しである :04/12/14 22:39:23
これが文壇イレブンだ。 GK 絲山秋子 (文學界) DF 鹿島田真希 (文藝) センターバック DF 横田創 (群像) 右 DF 舞城王太郎 (メフィスト) 左 MF 青木淳悟 (新潮) 右ボランチ MF 朝倉佑弥 (すばる) 左ボランチ MF 佐川光晴 (新潮) 右 ウィング MF 島本理生 (群像) 左ウィング MF 森健 (群像) トップ下 FW 中村航 (文藝) 右 FW 中村文則 (新潮) 左 監督 大江健三郎 (ノーベル) ヘッドコーチ 山田詠美 (文藝)
652 :
吾輩は名無しである :04/12/14 22:53:36
金城だって高飛車だから書けないわけじゃないだろうに。
653 :
吾輩は名無しである :04/12/14 23:05:04
サングラスくらいいいじゃん。
>>651 例の荒らし自演野郎か?
何で森ごときがトップ下なんだ。
655 :
吾輩は名無しである :04/12/14 23:33:24
荒らしの相手をするな。スルーだ。 金城も態度がでかくなったら書けないわけじゃないさ。
金城はまだこれからだろ。オレが言いたいのは 源一郎、お前が言うな、ということ。
お前は何年書かなかったんだ!>源一郎
658 :
吾輩は名無しである :04/12/15 01:00:09
源一郎なんて群像で世に出てから10年で3作ぐらいしか書いてないだろう。 第一作が出る前に三年ぐらい経ってるし。
659 :
吾輩は名無しである :04/12/15 02:28:10
>>645 「レヴォリューション NO.3」と「フライ・ダディ・フライ」は確かに、登場人物は一緒になるけど
全く違う話し
オサーンが主人公で、その中に「レヴォ」のキャラがで出るだけ
660 :
吾輩は名無しである :04/12/15 02:32:54
98年10月 レボリューション NO.3 で受賞 00年3月 GO 出版 01年10月 GO映画化 01年10月 レボリューション NO.3出版 受賞作に現代掲載一作と書き下ろし含む 03年2月 「対話編」「フライ・ダディ・フライ」 同時発売 05年6月 フライダディフライ映画化 脚本:金城一紀
山田詠美に見る眼がなかったってことだろ? ちょっとはそんな自分に責任感じろよな ほんと自分に優しすぎなんだよ
662 :
吾輩は名無しである :04/12/15 09:08:18
しかしシマダはひどいな 相変わらずウヨクだのサヨクだの、こりこりの凝り固まってるし
663 :
吾輩は名無しである :04/12/15 11:27:42
乳首こりこりコリアンジャパニーズ
664 :
吾輩は名無しである :04/12/15 12:02:46
「数学から文学に変わって、まず驚いたのは、まわりの人間の頭が悪いこと だった。数学をやっていたころには、まわりの人間がみな天才に見えたし、 事実ほんとうに凄い奴もいた。ところが、文学研究ではそういう奴についぞ お目にかからない」 日本一頭のいい文学者 若島正(京大教授)の名言ですby「乱視読者の新冒険」
665 :
吾輩は名無しである :04/12/15 12:11:43
若島って人が乳首こりこりコリアンジャパニーズなのか。
666 :
吾輩は名無しである :04/12/15 18:27:47
☆☆☆ 恒例企画 ☆☆☆
【ちゃねらーは吉野家を救う(2ちゃんねる版・ホシヅルの日)】
吉野家。「大盛りねぎだくギョク」。2月22日(2chの日)に全国の『吉野家』
で繰り広げられたあの奇跡が、今度は2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一バ
ージョンで、「吉野家新メニュー」とともに降臨する。
【ルール】
@ 馴れ合い禁止。(一人で来る事)
A ☆☆ 吉野家新メニュー ☆☆ を頼むこと。
B 工藤伸一氏が敬愛する、星新一氏 or 阿刀田高氏の著作を持参すること。
(氏の愛読誌、「小説現代」 or 「群像」(いずれも講談社)でも可)
C 会場に指定時間厳守で現地集合。
【日 時】
平成16年(2004年)12月25日(土) 09:10 or 19:10 or 21:10
【会 場】
「吉野家 相模大野店」 神奈川県相模原市豊16−6
2ちゃんねる創作文芸板の神様、工藤伸一氏ゆかりの吉野家。
駐車場がないので交通機関を利用すること。
(てめえの近くの吉野家でも可だよ、ばかやろう)
【交 通】
小田急線相模大野駅下車。北口商店街に出、伊勢丹百貨店前の県道を西に。
BOOK・OFF前、消防署前を経て、「南文化センター前」バス停近く。
【関連レポート(2chの日)】
http://www2.mnx.jp/carvancle/yoshigyu/
667 :
吾輩は名無しである :04/12/15 21:40:08
源一郎と詠美はセックスした相手の合計が1000人。
>>667 詠美はどうでもいいが源一郎は許せん。羨ましい。
669 :
吾輩は名無しである :04/12/16 10:13:02
室井の立場からみえれば源一郎は勝手な男だ。 家にお金は一円も入れないし、 室井の金を好きなだけ使って、愛人と豪遊するのだから。 源一郎の立場からみえば室井は勝手な女だ。 源一郎が長年かかって築きあげた人脈をやすやすと奪い 最短ルートで人気作家に上り詰めた。 現在の室井の活躍は、源一郎の人脈が土台にあってこそのものだ。 それで室井が稼いだ金を俺が不倫に使って何が悪いと源一郎。 どっちもどっちだこりゃ。
X 最短ルートで人気作家に上り詰めた。 ○ 最短ルートで人気タレントに上り詰めた。 かと思ってた。
今出てるどの文芸誌を見ても、源一郎、源一郎だ…。orz いろんな人と対談しまくって、いろんな本誉めまくって、ついに文壇の王になったか…。
673 :
ハニロウたん ◆T61/rdmlFM :04/12/16 22:55:26
群像の詠美源一郎対談を読んだけど、 本屋には小説トリッパーの最新号もあって 巻頭が源一郎と加藤典の対談だった。 もてもての源一郎さんだあよ。
674 :
吾輩は名無しである :04/12/17 04:00:14
源一郎が制覇。
ナオコーラのエッセイがきもい
676 :
吾輩は名無しである :04/12/24 21:59:04
三島由紀夫賞候補になった前作『白バラ四姉妹殺人事件』に続き、 鹿島田真希長編5作目となる『6000度の愛』が 「新潮」2005年2月号に一挙掲載される。 長崎に落とされた原爆を主題とし、 内面に猛烈な渇きを覚える主婦の視点で、 長崎での行きずりの恋を描く。 M・デュラス『ヒロシマ私の恋人』『愛人』がモチーフ。 /\ /\ /:::::::ヽ____/::::::::ヽ、 丿 ::.__ .::::::::::::: __ ::::ヽ_ / /。 ヽ_ヽv /: /。ヽ ::::::ヽ -┼- 丿~~~| / / ̄ ̄√___丶  ̄ ̄\ ::::| ■ ■ -┼- /~~~~/ ━━━ | .:::::::::: / / tーーー|ヽ ..::::: ::|━━━━━━ ▼ ▼ .| 丿 | .:::::. ..: | |ヽ ::| ● ● | ::: | |⊂ニヽ| | υ :::::| \ / /| : | | |:::T::::| ! .::| \ \\ / / \: ト--^^^^^┤ 丿 \\\ \\\
文學界で恒例のベスト5なんてやってるけど、 これが見事にふたりともバラバラ。 他の雑誌でも、きっとやってるんでしょう。 で、何十人かでやればどの作品もベストにあがっちゃうんじゃないのか。 むしろそれでもあがらなかった作品を読みたい。
678 :
吾輩は名無しである :04/12/29 00:43:42
今月のen-taxiに 「サングラス」作家の答えが載っています。 急いで本屋に GO!
679 :
吾輩は名無しである :04/12/29 00:45:08
頼む、教えてクレ
680 :
吾輩は名無しである :04/12/29 00:51:57
今日、本屋で見たよ。 誰が書いてるのかな? 福田?坪内?リリー?柳? 次の三田文学は坪内っぽいと思ったんだけど。
682 :
吾輩は名無しである :04/12/29 01:35:30
鹿島田さんて「何を狙ってやりたいか」があまりにも露骨で 批評家にアピールしてるつもりなんだろうけど 小説自体が冗長でつまらないんだよなあ いっそ評論でも書けば?と思う
683 :
吾輩は名無しである :04/12/29 01:57:16
>>682 だから島田のような作家崩れ評論家にひいきされる。
うまいよなぁ
今度は三島賞取れるかな
サングラス作家も話題にしてもらえて、詠美は本当に面倒見のいいやっちゃ。
簿がボンド
↑ 太ったなぁ
690 :
吾輩は名無しである :05/01/01 20:07:01
>>678 >>681 あれを書くために、このスレに確証得に来たって
可能性はないだろうか。
となると
>>631 があやしいな。
あるいは、このスレ見てあの記事書こうと思いついたのか。
691 :
吾輩は名無しである :05/01/01 20:12:32
>>688 もっと美人な人だと思ってた。
文藝賞作家だから綿矢みたいなね。
執筆に専念されたせいか、大分太って林真理子状態だな。
鹿島田さんも貫禄充分だ。
誰も彼女を少女とはもう言うまい。
692 :
吾輩は名無しである :05/01/01 22:32:36
『顰蹙こそ文学』高橋源一郎×山田詠美対談、よくわからなかった・・・単なる愚痴じゃないの そもそも「顰蹙」がいったい何を意味するのか、そこが全く言及されていない 高橋源一郎の対談はいつもそう、「そうそう、それって結局Xなんだよ!」 そのXについての説明をしろよ あの山田詠美が教養うんぬん言ってるんだからね。そういう物言いを一番馬鹿にしている人だったのに そもそも円山応挙を知っていれば教養人なのか・・・
ん
んんんん
695 :
【大吉】 【678円】 :05/01/01 23:59:12
綿矢りさのせいで、作家が容姿で語られる傾向に拍車がかかってしまったようですね。 いろんな意味で因果な人だったんだね。 まぁ、それに呑み込まれてるほうも問題だけどw
鹿島田がすげえデブでびっくりした。 ブスだろうとは予想してたが、あんなに太った女性だとは。 林真理子の再来だな。
作家がブスだろうが、太ろうが、どうでもいいよ。
文藝賞受賞したときはそれなりに容姿がウリじゃなかったっけ?>鹿島田 J文学の才媛みたいな感じでw
699 :
吾輩は名無しである :05/01/03 00:47:59
>>692 あれは応挙を持ち出して教養云々語る詠美を皮肉な態度で受けてたんじゃないの?
応答を読む限りではそう思えたんだけど。
俺には正直言って源ちゃんの真意は分からんが。書評とかも本気で書いてるのかおちょくってるのかわからないし。
700 :
弧高の鬼才 ◆auSqARo302 :05/01/03 02:11:57
顰蹙買うぐらいのハッタリをかませないとね。 お行儀の良い、物分りの良い小説ばっかだから、駄目なんだよ、だめー。 馬鹿になれよ、馬鹿どもめ。 そんな気持ちで、執筆しましょう。
702 :
吾輩は名無しである :05/01/10 20:30:37
文藝のインタビュー 読む気にもならん
今月の文学界、佐藤友哉「子供たち〜」の評価が妙に高かった
そうかな? 評価するふりして落としてたんじゃない?
評価員、誰になったの?
知らない人。
707 :
吾輩は名無しである :05/01/12 01:33:07
評価者、誰であろうと芥川には一切関係ありませんから。 青木、朝倉、本谷が一位に推されながら候補にもならなかったのは 記憶に新しい。
とにかく文学界のエセ書評家には毎回腹を立てさせられる
709 :
吾輩は名無しである :05/01/12 22:47:43
群像は書評だけが楽しみ。 その後に小説を読む。 下手したら前号の小説を読む前に書評を読んでいたりする。
710 :
吾輩は名無しである :05/01/13 12:18:31
群像以外はクズ
711 :
吾輩は名無しである :05/01/13 21:09:12
芥川賞、群像から出たね。
しかし前田塁は酷いね。いっそ新人月評の二人に書かせたら?
713 :
名無し物書き@推敲中?: :05/01/17 12:16:43
g
714 :
吾輩は名無しである :05/01/17 12:18:18
酒井信はもっと馬鹿だけどな
715 :
吾輩は名無しである :05/01/18 10:55:49
716 :
吾輩は名無しである :05/01/18 10:58:02
螺良螺良機器危機期危機期のままママ聞き 二世羅瀬人九九九九九九九九癖瀬瀬世瀬世 巻くに世良螺良螺良螺良ら巻くんんんんん 伊神か湯祖生も瀬すし戸と知り飲む能野の 鳥栖下記小瀬良にもセラに寄席ら何水落李 野瀬無視簡素空クラ楡進化はんん母に亡き
717 :
吾輩は名無しである :05/01/19 22:17:09
前田はつまらん。酒井の月評は率直でわりとよかった。跡上の月評は、小説を評価することから逃げてるのでつまらん。
いつも対極の二人を出して、どっちかに好感もたせるようにしてる
719 :
吾輩は名無しである :05/01/23 20:10:58
絲山秋子『愛なんていらねー』は見事なスカトロ小説でした! これで芥川賞とったらぶったまげるけどな〜w
720 :
吾輩は名無しである :05/01/23 20:12:00
また、宣伝にきたのかよ。糸山は。読んでねーよ、ソンナ作品。
だから枚数少ないじゃん。愛なんていらねーは。
今更話を蒸し返すが、金城って過去の受賞暦を消そうとしてるの? なんの?
723 :
名無し物書き@推敲中?: :05/02/03 12:02:41
yur
724 :
吾輩は名無しである :05/02/10 20:51:49
芥川賞の選評も出たのに、 3月号は不作という判断か?
725 :
吾輩は名無しである :05/02/10 21:16:48
文学界、読んだ? 文春批判・・・
文春が文春を批判してるの?
727 :
吾輩は名無しである :05/02/12 17:15:32
04年度の新人小説月評担当者の座談、くそつまらねー。 結局何にも言ってないのと一緒。 日和見日和見。いつでも態度を変えられる担保。 根性無しが松浦揶揄したって吾がへたれぶりを晒すだけ。
>>727 くそつまらねー。
結局何にも言ってないのと一緒。
日和見日和見。いつでも態度を変えられる担保。
根性無しが04年度の新人小説月評担当者の座談揶揄したって吾がへたれぶりを晒すだけ。
対談している奴らの主語が「俺」だったのが気になった
俺っていってるやつのは信用しねー。文章になるとこれが私になるんだよね。
731 :
吾輩は名無しである :05/02/26 11:44:58
34t
732 :
吾輩は名無しである :05/03/06 22:10:22
明日、発売age
733 :
吾輩は名無しである :05/03/16 21:51:23
このスレ、もう死んでるのか? 今月の文學界は、黒川作品、九州芸術祭、春樹インタビュー、と 話題てんこ盛りだったと思うんだが。
今月は何も買わなかった。 先月の「群像」佐川の長篇スルーしたのが 今になったら惜しい。 「愚か者のダンディズム」だけは図書館で読んだ。
735 :
吾輩は名無しである :05/03/17 07:00:11
>>733 他人任せなレスだなあ。
おまえさんが何か書きゃいいだろうに。。
736 :
吾輩は名無しである :05/03/17 07:50:02
石坂から唐木に編集長がかわった群像はどうだね。メフィストっぽくなったかね。
738 :
吾輩は名無しである :05/03/17 09:13:04
石坂は社屋のメンテナンスをする部署に移った。
あれ、石塚飛ばされてたの? 単純に表紙が変わっただけかと思った。
石塚→石坂 失礼
741 :
吾輩は名無しである :05/03/17 16:28:40
柿玉蔵って消えちゃったの?
742 :
吾輩は名無しである :05/03/17 18:50:25
絲山さんは、自身の作品の会話部分によほど自信があるのだなあと思った。
743 :
吾輩は名無しである :05/03/18 01:02:12
おいおい、早稲田文学ってフリーペーパーなんかになっちゃうらしいな。 もう駄目だな、こりゃ。
744 :
七個 :05/03/18 01:05:18
745 :
733 :05/03/19 11:09:38
>>735 うむ、その通りだな。じゃあ、少し書こう。
黒川はヨカタ。まあ、芥川賞候補にはなるだろうな。
個人的には芥川賞は勘弁してほしいが。
九芸祭のは可もなく不可もなく。私は嫌いじゃないが、
作家志望には叩かれそうな話ダタ。
春樹インタブーは、なんか「アフターダーク」の言い訳というか
後付解釈というか、イマイチ。聞き手が春樹に阿ってる
感じが気分よくなかった。
こんなもんか。
746 :
吾輩は名無しである :2005/03/22(火) 23:50:30
死に体だなこのスレ。 文芸誌に留まらず、タイムリーな書籍を対象に 文芸時評をやったらちっとは活気づくんじゃない? 有志はトリ付けるようにしてさ。 とりあえず良かったのをあげれ。
747 :
吾輩は名無しである :2005/03/23(水) 10:26:12
勝手に趣旨を変えるな、新しいことやりたいならスレ建てろ
こないだ図書館で吉田知子の日本難民読んだが面白かった。 つっても数年前に掲載されたのだけどな 最近の文芸誌とんと目を通してない
749 :
吾輩は名無しである :2005/03/23(水) 23:43:47
町田康の「私の群像」ってどうだったの?
750 :
吾輩は名無しである :2005/03/24(木) 01:14:40
>>746 俺も全くそう思う。で、「●文芸時評@2ちゃんねる文学板●」を立てたんだけど
「文芸時評」という言葉に過剰反応するヤツ(このスレの1)がいて潰された。
別に難しい話をするつもりなんて無かったのに。
新人の(文壇人事を含む)賞獲りレースは芥川賞候補スレにまかせてさ。
文芸時評スレは新人ベテラン、文芸誌に限らず、総合的に語り合うと。
潰されたのは誰も関心がないからじゃないかw 難しい話歓迎。権威主義でも流行でも何でもいい。 いいたい奴には言わせとけばいいよ。
752 :
吾輩は名無しである :2005/04/03(日) 23:57:53
o
西村賢太いいねぇ
754 :
吾輩は名無しである :2005/04/13(水) 17:10:53
黒川はイマイチ 町田「私の群像」おもろかった
群像新人賞は糞だな。
756 :
吾輩は名無しである :2005/05/10(火) 11:05:35
少年文芸ってどうよ?
757 :
吾輩は名無しである :2005/05/10(火) 16:46:41
うんちく王で語られたうんちくの多くが『知泉(ちせん)』という本から出されていると言うことでネット上で騒ぎに なり、結果として上田が深夜放送の「うんちく王慰安会」の中で酔っぱらった 上「知識の泉と書いて知泉という本があるんですが、これを読めばうんちく王 になれますよ」とカミングアウトした。しかしその後は相変わらず「うんちく は周囲の人間から」などとお茶を濁す発言を繰り返している。 もっとも、雑学自体に著作権があるわけではなく、雑学本から知識を得ること それ自体に問題があるわけでもないため、剽窃と断言する事は難しいが、上田 の場合、複数の雑学を特定のテーマでまとめ短い文章で語る知泉のスタイルと 、編集された雑学をそのままセットの形で丸暗記してしまったという部分に、 明らかに芸人としての芸の無さを露呈したという部分がある。法的に裁かれる 事は難しいとは思えるが、うんちくのネタ元が明らかにされたという事実は、 一部の視聴者に興醒めの感を与えたであろうことは否めない。人気商売である がゆえのまずさがここにある。 このうんちくの元ネタに関しては雑誌『サイゾー』2005年2月号が取り上げた。 991 :名無しさん :2005/05/05(木) 08:01:48 上田のうんちくのほとんどが、他人の知識からのパクりだという。実は 上田のうんちくは、『知泉』という雑学本をそっくり丸暗記しただけだ という指摘があるのだ。深夜番組『虎の門』では名うての博識者を向こ うに回して、見事、上田が優勝したのだが、そこで披露されたうんちく の数々も、ほとんどが『知泉』からのパクリだったというからあきれる。 『高速道路が発明された時、“高速”が出せる車はなかった』『ラスベ ガスのホテルの窓は、ギャンブルで大負けした人が途方に暮れて自殺し ないように、開閉できないようになっている』など、内容だけでなく、 表現もほとんどそのまま丸暗記しただけというものが多数あった。
早稲田文学でちょっと批判されてしまった前田塁が、連載まるまる使ってスネてますね。 誤りながら言い訳してる。 最近評判があがってきてるけど、やはり痛い人だ。
坪田塁は面白いお
760 :
吾輩は名無しである :2005/06/03(金) 12:40:50
-
761 :
吾輩は名無しである :2005/06/27(月) 12:09:07
6
宮崎誉子って何者デスカ? コラムはつまらん、小説はあからさまに失敗してる、 よく掲載するよな。
763 :
吾輩は名無しである :2005/07/07(木) 23:18:18
前田ルイは再起不能なのか?
764 :
吾輩は名無しである :2005/09/02(金) 11:11:37
6
765 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 19:17:50
>>762 同意見、宮崎誉子いくつかの勘違いエッセイと、つまらん小説を読んであきれかえったよ
身辺雑記にもなってないやっつけエセーと、実験的な雰囲気をもくろんだだけの実は何も中身のない小説は別の意味で読む価値アリ。スカム文学っつーか
エッセイを読んだら怒りが湧いてきて「いったいどんな奴だ」と思い『群像』の筆者略歴を見たら、自意識過剰な文章(間違いなく本人記述だろー)が載ってて、なんか『群像』にまで腹が立った
今でも短編をぽつぽつ発表しているようで、たまに新人合評とかに載ってるけど、どーなんだろね。今はマシになってるのかな、少なくとも筆者略歴は改善されたようだが
今すぐ怒り心頭したい人は数年前の『群像』をゲットしに図書館へ走れ
文芸誌で勘違い作家とか評論家を見ると、ほんとゲンナリするよね
編集者は没にする勇気を持て!
766 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 20:05:24
おい、中3の女が文藝賞だってよ。 あの賞かんぜんに終わったな。
767 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 21:56:27
本当に選考委員が選んでるのかな?
>>765 それだけ無視できなくさせるってのは、作者の自意識の勝利になるのかねw
自分は新人月評で池田雄一か誰かが殊更に褒めていたのに驚きムカツいた。
769 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 21:19:30
中3って平成生まれ?
771 :
吾輩は名無しである :2005/09/07(水) 15:03:18
若島正リーダーの京大21世紀COE「翻訳の諸相」に参加している 東大院生の秋草俊一郎君が「新潮」新人賞評論部門最終候補に 残ってる 「注釈のある世界」とかいうタイトル 研究会でナボコフの「オネーギン注釈」について研究してるから ナボコフについてじゃないかな
↑ 秋草本人??w 無関係スレに貼りまくってる・・・orz
773 :
吾輩は名無しである :2005/09/07(水) 21:49:43
どなたか今は無き文芸誌『世界』の出版社を教えてください。 質問スレが見当たらなかったのでこの場を借りて…すみません。 ググってみても検索名が世界なだけに果てしなくて(>_<)
774 :
吾輩は名無しである :2005/09/07(水) 22:11:54
773です。 更に検索を重ねたら、岩波であることがわかりました。 軽率に書き込んでしまってすみませんでした。 しかも現存してるしorz
『世界』って文芸誌じゃないと思う……。
文芸誌掲載のエッセイって、かなりひくものが多いよね。 身辺雑記を「文学風に」記したようなものも今さらなんだかという感じがするが、勢いだけで中身がなかったりするものも多くてかなり驚く。 良作を書く人ってエッセイも魅力的だったりするけど、エッセイを読んでメッキが剥げる人もいるよなぁ… まあ作家って自意識過剰じゃないとできない職業だけど、その過剰さと、自己演出の仕方が露骨に出るような気がする。 正直、「誰オマエ?」って人も多いから、そこで噴飯物の記述だと、まず作品を読もうって気にはならないよな
777 :
無名草子さん :2005/09/27(火) 12:43:02
gi
778 :
無名草子さん :2005/10/19(水) 10:57:25
かなりひく
今月の群像の侃侃諤諤がよかった。おちついて、ちゃんと批評もして。 それに比べ、文學界は……。佐々木敦も前田塁もおわってる。
780 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 09:42:25
age
781 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 10:05:30
文学界の楠見の新作は、中途半端に素粒子・量子論を使ってて、げんなりしてしまった。 新人賞も要するに「人生ってこんなもん。無神経な奴が偉そうになんか言ってるのを僕は冷静に反論もせず見ていた。やれやれ」みたいな感じで、げんなりした。
782 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 10:14:40
美香の新作のほうが文学上優れている
783 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 10:15:23
一編集者として私は美香をデビューさせたい
784 :
詩ね :2005/11/14(月) 10:43:31
美香には清廉潔白凛として整然 な文学上のモラトリアムを通過 した上語尾に締めくくられる貞操帯 によしんば感情の疱瘡を見る。 美香のパンツの何色かを知る必 要の中にしか文学上の問題は隠 されておらず。美香と一緒にお 風呂に入ることによってしか美 香の貞操帯をみることはできない 美香の胎内に宿るためにはもぐり こむしか方法はないゆえの美香の こんやの勝負パンツは紫と見るの が妥当と考えられる
785 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 17:54:58
g
786 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 21:58:06
ちょっと古いけど群像8月号の前田司郎 「愛でもない 青春でもない 旅立たない」 面白かったす。作者は劇作家だそうで。そっち のほうはどうなんかね。
787 :
吾輩は名無しである :2005/11/15(火) 01:15:56
群像の本谷有希子の絶望どう思う? 綿谷が天才に見えて来るんだが。。。。
788 :
吾輩は名無しである :2005/11/15(火) 02:01:31
池田創価は釈迦を否定・侮辱した時点で、もはや仏教では無いのです。 ブッタの教え、仏教を名乗ってはなりません。 それは詐欺です。池田教と名乗りましょう! 統一協会・エホバの証人・モルモン教と同じ新興宗教=創価学会・池田教。 名目上は日蓮氏を仰ぎながら、実は「池田教学」が一番の新興宗教。 愛も慈悲も無い、イカサマ詭弁教学。3流です。 下品さと暴言・詭弁で証明されています。 悔い改めを! 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」P63 「釈迦の法はもう過去のもので何の利益もない」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P65 「われわれは釈迦仏教に縁のない民衆であることを知 らねばならない」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P67、P316 「日蓮聖人が末法の御本仏であらせれる」 「釈迦等のとうていおよぶ 分際ではない」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P93 「釈尊出世の本懐である法華経でさえも末法の今日に は まったく力はない」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P70 「(創価学会の)この大御本尊を拝む以外に末法の 衆生は基本的に幸福になれないのである。」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P303 「釈迦仏法など立てるのは去年の暦と同様で役に立た ないしろものである。これを使用するから生活に破錠 をきたすのは とうぜんである。」 池田大作監修 創価学会教学部編 「折伏教典」 P321 「俗にいう日蓮宗を代々やっていると家族に不具者が できたり、知能の足りない子供が生まれたり、はては 発狂する者ができたりして〜」
789 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 16:08:45
790 :
吾輩は名無しである :2005/12/05(月) 16:23:26
>>787 ワタヤは天才とは言わずまでも、相当意識的で技巧的。
サブカルかぶれの自意識過剰系不思議ちゃんと一緒にしちゃいかん
>>790 >サブカルかぶれの自意識過剰系不思議ちゃん
悪いけどまったく同意。
どうも本谷だけは応援する気になれん……。
応援する気はさらさらないが、綿谷より爆発力はあると思う>>本谷。 あの荒削りな文章に魅力を感じる批評家も居るみたい。 下手糞と切り捨てちまえばそれだけだが、このまま書き続けて上手くなることも あるのかね。その前に厭きるんじゃないかと。
ああ、今月の新潮が面白そう。おもいきったね。
794 :
吾輩は名無しである :2005/12/07(水) 22:25:11
今月号の群像をぱらぱら見ていたんだけど、 「侃々諤々」はいつにも増してひどかった。 作家たちに対する揶揄を通り越した悪意のかたまりで、反吐が出る。 これって何のためにあるコーナーなのかね? 作家になれなかった作家志望者たちの感情のはけ口? そもそも誰が書いてんの? 噂の真相じゃないんだからさー、と感じた。
たぶん評論家でしょ。先月はよかったんだけどな。 毎回違う人だしね。匿名だからやり逃げ
796 :
名無し物書き@推敲中? :2005/12/18(日) 12:22:23
愛でもない 青春でもない 旅立たない
今時の評論家にまともな評論を期待する方が間違ってる。 彼らは勉強不足で、見栄っ張りで、大事なことがわかっていない。 だから馬鹿なことを書いて恥を掻くんだろう。
今月の侃々諤々は最悪だった。 時評でも何でもないじゃん。小説読んでないことバレバレ。 だったら依頼断れ。作家に文句言ってる場合ではない。
799 :
無名草子さん :2005/12/31(土) 12:17:53
褒めてほしいんだ
褒めることができない奴がけなしまくるのは滑稽
801 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/10(火) 13:09:54
楽になった
802 :
名無し物書き@推敲中? :2006/01/23(月) 12:27:57
触れんとする
803 :
名無し物書き@推敲中? :2006/02/05(日) 11:21:02
うんちくの多くが
3年前のスレですか。そうですか。
805 :
名無し物書き@推敲中? :2006/02/20(月) 13:31:14
てじなーにゃ
806 :
マラ :2006/02/20(月) 15:53:09
三年ぶりにきてみれば まだおいらの書き込みがあるではないか (`・ω・´)
807 :
吾輩は名無しである :2006/03/04(土) 11:15:09
たしか早稲田文学にずいぶん前に『女三態』って小説書いてた人の名前が知りたいんですけど誰かご存知? あと『エロちゃんのアート・レポート』早くどこか刊行してよ。本当に待ってるよ。
808 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 09:56:31
あまりにもむかついたので書き込むが、 今月号の群像に載っている本谷有希子の文章は、なんだありゃ。 群像のコラムはクオリティ低いものが多いが、 これはもうクオリティ以前の問題、と言いたくなるような駄文。 こんな代物を没にできない編集部なら、文芸誌なんてやめちまえ!
809 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 11:11:17
↑同感、激しく同意する
810 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 16:35:33
仲俣ってとんでもない馬鹿だね
811 :
吾輩は名無しである :2006/03/10(金) 16:37:23
812 :
吾輩は名無しである :2006/03/11(土) 00:01:50
駄作というか、愚作だね。
813 :
吾輩は名無しである :2006/03/19(日) 10:57:54
本谷をボツにしない編集者もアレだけど、ああいう原稿を提出できる本谷もスゴイよな。 自意識過剰を売りにしてるけど、本当は自意識の欠片も無いんじゃないじゃねえのかな。
文芸誌が追いつめられてることを忘れちゃいけない。 もうじき、Sばるも、Sちょうも絶版になる日も近い。 どうしたらいいんだ。と思っているのは部外者だけ。 関係者の間には危機感を感じられない。
ばかのふり?
816 :
吾輩は名無しである :2006/03/26(日) 02:14:49
文藝春秋・文學界・群像なんていう雑誌は実際どんぐらい売れてるの?
817 :
吾輩は名無しである :2006/03/26(日) 03:46:57
文藝春秋と文芸誌じゃ、全く売り上げが違うぞ
818 :
吾輩は名無しである :2006/03/26(日) 15:30:56
819 :
名無し物書き@推敲中? :2006/04/11(火) 13:11:18
激しく同意する
820 :
sage :2006/04/11(火) 18:54:27
誰か群像の新人15人短編競作を全部読んだ人いる?
森健はもう消えたな
図書館で借りて読んでいるので 1ヶ月遅れで悪いが 小川と恩田の対談、あれ、何。 群像はどんどんレベルが低くなってゆく。
詳しく
自称小説ファン作家と予定調和オハナシ作家による妄想科学少女ワールドみたいな
825 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 01:36:07
>>824 あれもヒドカッタ。
本谷の1ページに比べればはるかにましだが。
826 :
吾輩は名無しである :2006/04/13(木) 18:35:08
本谷のエッセイってどんな内容?
828 :
吾輩は名無しである :2006/04/14(金) 00:36:35
>>826 要約不可能。知性のかけらも感じない。
書く方も書く方だが、載せる方も載せる方。
前田司郎、いい加減にしてほしい。
830 :
吾輩は名無しである :2006/04/22(土) 10:44:42
>>829 ああ、まったく同感。
なんでこの人文芸誌に書いていられるの?
831 :
sage :2006/05/01(月) 23:03:41
群像の短編、田中慎弥と蜂飼耳が良かった。
田中慎弥のは読むところがないと思ったが。 いいも悪いもなく、単に「読むとこがない」。
>群像の短編 田中慎弥は中途半端、蜂飼耳は劣化版川上弘美。 中山智幸と樋口直哉が器用に纏めてると思う。小ぢんまりと。 前田司郎もアホくさいが桜庭一樹の方が辛かった。単なる手抜きやん…
田中慎弥のはあれは?
>>831 がどこがいいと思ったのか知りたい。
自伝? みたいなものとして見れば、まあ意味は分かる。
地方名士のぼんぼんが、自分はこんなに文学的な出自ですよ、
と一生懸命主張しているだけの自伝。
835 :
吾輩は名無しである :2006/05/18(木) 12:48:16
ついでにageage
毎月文芸誌発売一週前の「読書人」を見て「今月はいったい何が掲載されるの??」とwktkしてる程のヲタだが、ここ二年くらいは買う気が全く起らん。 「新潮」が矢野になって独自色を出したあたりからかな。 ま す ま す 糞 に な っ た の は
837 :
吾輩は名無しである :2006/06/02(金) 23:10:33
本読むの好きなんで毎月一冊文芸誌読んでみようと思ってるんですが おすすめなのはどれでしょうか?? 当方25才男で流行り物ばかり読むタイプです。 ご意見よろしくおねがいします。
ファウスト
839 :
吾輩は名無しである :2006/06/02(金) 23:43:58
ニッパー犬
840 :
吾輩は名無しである :2006/06/03(土) 23:18:27
少年文芸
841 :
吾輩は名無しである :2006/06/03(土) 23:54:36
電撃hp
842 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 18:27:30
最近、積ん読してた文芸誌の小説をいくつか読んだので少し感想をば。 本谷有希子『生きてるだけで、愛』 これが噂の本谷かと思いながら読んだが、以下感想。 @文体はリズム感が一貫して崩れず、凡百の新人賞応募作などより価値があるとみられるのは当然だろう。 A自意識過剰な女が、自分がいかに非常識かを語る形式なので、読んでると「おめえのこだわりなんかにゃ、何にも興味ないんだけど」と言いたくなる。 Bいちおう、言いたいことが出てくる。他人から見たらくだらないことでも、それに対して同じセンスを持てることが付き合える相手である、ということ。あっそう。 C演劇で一定の客を持っていて、文章も読みやすいし、テーマも純文学系なので、文芸誌に掲載されるんだろうなあ、きっと。 D世界が狭すぎるし、小説としてのきらめきもない読物だが、独りよがりで難解な小説よりはマシ、というところか。
843 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 18:28:14
↑ 新潮6月号。
844 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 18:42:34
前田司郎『恋愛の解体と北区の滅亡』(群像3月号) これも演劇畑からの参入。 一定の客を持っていて、文章も面白く器用にこなすので今後も使われるだろうね。 @前半のグダグダした一人称語りはけっこう面白く、リズミカルに読める。 A宇宙人が普通っぽくて台無し、というのは秀逸。しかも宇宙人が来てるんだけど、一般人はグダグダ日常を暮らしてる、というあたりも秀逸。 Bただし、こういう設定はいかにも小劇場演劇っぽく、後半の人々との会話も小劇場演劇っぽく、急速につまらなくなる。 Cコスモ女王様を描く視線もありきたりで、ありきたりの面白さもない。 Dこの人は今後も脚本を量産する如く小説を書き、なんの小説的衝撃や小説的感動を与えることもない作品をそれなりの形で出していくんでしょうねえ、とおもった。
845 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 18:45:29
新潮45がおもしろい。 ビートたけしが毎月、 いろんな人と対談してる。
846 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 19:03:05
真梨幸子『自由研究――プライベートフィクション』 期待せずに読んだら意外に面白かった。 文芸誌で見ない名前だと思ったらメフィスト賞出身だった。唐木人脈だなあ。 @小説内小説が並行して進んでいく形式だが、よくもわるくも純文学っぽくなく、臭くはないけれど効果的でもない。たんに読んでて飽きがこない工夫にしか見えないけど、実際飽きがこなかったので成功してるともいえる。 A文章がこなれていて、しかも作者自身を貶める形式がマッチしていて、読んでて嫌味がない。 Bしかも突然殺人事件が起きるところがメフィスト賞出身っぽくて、ナイス。そういう展開は純文学育ちでは出てこない。 C面白いが物語に戯れているわけでないところが好感度高く、凄い作品ではないけど、またこの作者のものは読みたい気がする。 D中途半端な純文系作品より、こういう作品が掲載されることが文芸誌にとってはよいことなんではないかとおもった次第。
847 :
吾輩は名無しである :2006/06/06(火) 19:17:39
伊藤たかみ「八月の路上に捨てる」文学界6月号 この人も芥川賞候補の常連になりつつあるが、そろそろくるんであろうか。 この作品なんかも「地味だが、こういうのは技量がいる」とか評価される気もするけど。 @この作品は取材の跡がよくわかり、職業的なリアリティが細かなところまでよく出ていて、それは評価できる A映画脚本志望だったが、そう奮闘もなく夢をあきらめて働く男、という意外に難しい主人公の設定が生きている Bそれほど特別でもない夫婦の、しかし本人にとってはそれなりの歴史がある夫婦生活と離婚に至るまでの経過がよく描かれている。 C読んでて全然盛り上がりのない地味な作品ではあるけど、作者の手堅い技量が発揮されているのではないだろうか。 D読後感もいいし、技量をアピールしているわけでもな細やかな描写は実作者たちにはウケるんではないだろうかとおもった。
「嫌みがない」「好感度高い」「手堅い」「読後感がいい」 「設定がいきている」「特別でもないがそれなりの歴史」 「実作者にはうける」 って、こういうの読んでてほんとに楽しいのかな? と単純に疑問。
849 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 23:18:19
>>848 地味ではあるけど、小説の技術自体に興味持ってると、面白く読めるというかさ。
今日発売の群像7月号の合評でも、松浦寿輝、井口時男、中村文則ともに「うまいなあ」で感想が一致。
で、どこがうまいのかの話がいろいろ出てくるのだが、それは書く人にはためになる話で、書かない人には面白くない。
ただその合評でも「短編としては満点に近い」けど「新しい文学を切り拓く可能性はない」という評価だった。
まあ、そうだろうね。
850 :
吾輩は名無しである :2006/06/07(水) 23:21:41
そんな小説は同人誌でやれよな
851 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 00:33:07
まあ今の時代「うまいなあ」って小説でさえ希少だからね。 下手なだけの小説よりかはいいだろう。 でもそんなのばっかりだと小説は閉塞していくだろうけどね。
>>849 あおりじゃないんだけど、847の、
自分が面白いと思ったものを説明する言葉が
つまらなそう過ぎないか、ということだったんだよね。
面白かったならもっと別の理由があるんじゃないの?
みたいな。
853 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 01:03:54
>>852 あ、おれ最近小説書いてるから、純粋に技術的な面で面白かったんだよね。
もともとはもっと突き抜けてるようなのが好きなんだけど、こういう地味な巧さは新鮮だったから面白かった。
854 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 01:29:39
おれも面白かったって送ろうとしたら853に先を越された。 言われてみると、地味な面白さって最近ないな。 つーか、新しい新しいと宣伝されて、新しさに満足することに飽きた。 ベビースターラーメン、やっぱ初代が一番美味いのと同じか。 比喩の頭悪くてスマソ。
突き抜けてるのって例えばどういうのが好きなの?
856 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 01:30:54
吉川日出夫?
「うまいなあ」って凄く実感できるようなものではなくて 「地味に上手くまとめる技術はある」って感じのものが多い。 行間読ませるミニマリズム。 でもこれって日本文学には昔からよくあるもんかと。講談社文芸文庫 の短編アンソロジーなんか読むと余計そう思う。突き抜けようとするなら 短編よりも長編小説の方がいいかもね。構成グダグダになってもw
858 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 15:57:15
舞城は良くも悪くも突き抜けてる。 破綻してるだけと言う人もいるだろうけど。
文芸誌なんて同人誌に毛のはえた程度のもの。 面白くなくてあたり前。所詮赤字雑誌だから。 レベルアップさせるには季刊とかにして書き手を絞らないと。 毎月出すなんて馬鹿げてる。 自分で自分の首を絞めてるようなものだ。 そういう雑誌があってもいい。しかし、月一なんて出し過ぎだ。
860 :
吾輩は名無しである :2006/06/08(木) 18:41:25
文藝は季刊ですが
お前の好みだけ出してたら、文学は滅びるよ
純文なんていうのは絶滅危惧種。 滅びるしかないものはそうならざるをえない。 ということはさて置いてもだな、 文芸誌はあってもいいと思うが、 このままだと一気に全滅というのがビジネスの流れだな。 それを前提に、そうならない前に季刊かあるいは半年に1冊くらいが妥当なところ。 今のままだと、鬱病その他か若い娘の身辺雑記みたいなものしかなくなってしまうんだ。 新人賞に年齢制限(非公式だが公然たる事実はよく知られている)のあるものなんてのは、 文芸誌の中には入らない。(笑)
滅びる、滅びると言われながらなかなか滅びないのはなぜ? 言ってる奴は、純文が滅びて欲しいと思ってるだけだろ。 本当に滅びるならそんなことをいちいち言わなくたって滅びるんだから。
864 :
吾輩は名無しである :2006/06/12(月) 23:31:27
そうそう。 何だかんだと言っても、滅びないよ。 滅びると言われてもう何10年(三島が死んでから)も経つけど、やっぱり滅んでいない。
詩といわれるものだって完全には滅んではいない。 だから、現代(純)文学は絶滅危惧種なんだ。 現在詩と同じように。 細々とした生き延びる道を探せよ、ということなんだ。 これは衷心から出た愛の言葉だよ。
いやー、現代詩とはマイナーのレベルが違うんじゃ。 まあそういったらなんだって程度問題なわけだが。
逆に言えば、現代詩より悪いということじゃないか。 今はどうなっているのかわからんが、現代詩手帖とかという雑誌があったな。 文芸誌みたいに赤字補填してもらわないで、一応商業誌としてなりたっていたんだろう。 だったら、文芸誌よりまともってことだわな。
別に好きで赤字補填してるんだから勝手だろう。 それに文芸誌に載ってから単行本化というのもあるんだから、 文芸誌単体で採算を考えるのが適切とも言えないし。 芥川賞でも出ればかなり儲かりますよ。 まあ要するに赤字を補填してくれてるわけでもないのに赤字を心配してくれてるのは 余計なお世話ということだな。出版社の勝手だろう。
わかってないやつだな。 だから、やばくなったら真っ先に切り捨てられてしまうから、 今のうちから細々と存続する道を考えた方がいい、と言ってるんだ。 できれば生き延びて欲しい、という愛のキモチだって言ってるだろうが。
切られたらその時はその時。 その時には何か方法が見つかるだろ。それこそ現代詩だって生き残ってるんだから。 なんとでもなるよ。 そもそも、不況のなかでも切られなかったのに、なんで今更「切られるぞ、切られるぞ」と 言うのか分からない。
映画や小説は、不況のときのほうがベストヒットが出るそうだ。
プチ大塚はどこにでもいるんだな
笙野さん、出番ですよ!
875 :
吾輩は名無しである :2006/06/29(木) 12:40:36
出るそう
876 :
吾輩は名無しである : :2006/07/18(火) 13:27:36
マロン
877 :
吾輩は名無しである :2006/08/03(木) 11:48:37
いる
878 :
吾輩は名無しである :2006/09/07(木) 01:13:56
朝倉祐弥がきたから上げとく
マジでー!楽しみだ
朝倉、大胆さがなくなったけど上手くなって安定してきたな。 悪く言えば平凡。 こりゃただの上手い駄作書きになるかもしれんぞ。独特の雰囲気は かろうじて残ってるけどな。
881 :
吾輩は名無しである :2006/09/21(木) 15:24:08
>細々とした生き延びる道を探せよ、ということなんだ。 >これは衷心から出た愛の言葉だよ。 いい言葉だねえ、しみじみした。 文学なんて、数千部でいいんじゃないの。 売れようとしていいことなんて、ないんじゃないの。 と、文芸誌買わずに古本屋に金を落としてる私も横から言ってみる
882 :
吾輩は名無しである :2006/09/22(金) 00:15:07
文芸誌の編集長って前世紀の遺物だよな
遺物じゃない人がどれだけいるんだか
群像の60周年記念短編特集、読了。 いやあ、楽しかった。 全体的には平均年齢が高いせいか、「死」「病気」を扱ったものが多かった印象があるが、現役作家それぞれの「いま、ここ」での力を垣間見ることができた。 技巧的にも参考になることがいっぱいあった。 そこで全作品にABC評価をつけてみた。 A=素晴らしいと感嘆した作品 B=読んで得したと思えた良質な作品 C=プロの短編として水準以上と感じられる作品 D=普通に読み終えたが水準以下の作品 E=読んで損したと思い、やがて腹が立ってきた作品
A=素晴らしいと感嘆した作品 ●村田喜代子『惨惨たる人』 短編の名手と言われるだけのことはある。文章自体が心地よく、しかも「日本語の豊饒さによって畳に座りながらシベリア収容所を体感する」という仕掛けを堪能できる逸品。 ●瀬戸内寂聴『燐寸抄』 83歳にして、この女っぷり。キース・ジャレットのピアノを枕に急死した久世光彦の男ぶりの良さを追想するその心持ちが徹頭徹尾恋する女性の感覚であることに驚かされる。文章も良く、上品なエロスが漂っている。 ●林京子『ラ・ラ・ラ、ラ・ラ・ラ、』 戦前、上海の路地で14歳まで過ごした著者の路地っ子時代を描いた短編。匂い立つような当時の上海の路地の風景が迫ってくる逸品。 ●津村節子『木の下闇』 文章の上品さを堪能できる。同じ号の巻末は夫である吉村昭の追悼特集が組まれているが、その前に書き上げていた短編なのだろう。文章の心地よさに入り込みながら、やっぱり短編小説の醍醐味は文章だなあと改めて思わせる。 ●古井由吉『野晒』 一読して別格だと感じる。文体も感覚も言葉遣いも題材もすべてが現在最高の小説家と思わせる。「噺家」とか「女」とか「笑い声」とかいう言葉が古井作品の中で使われると全く響きの異なる言葉に感じられる。これぞ純文学の達成点ではなかろうか。 ●町田康『ホワイトハッピー・ご覧のスポン』 これぞ町田康にしか書けない小説世界。読みやすくわかりやすく、高水準の笑いと批評性を持ち、小説だからこそ効果的な内容。まことに町田康は貴重な作家である。 ●絲山秋子『うつくすま ふぐすま』 巧くて、ぶっ飛んでいて、もう素晴らしい。本気で小説に取り組み、しかもそんな素振りを作品内には出さずに完成度高い作品を黙して生み出す著者の本領が発揮されている。 ●佐伯一麦『誰かがそれを』 佐伯の読者ならかって知ったるアスベストをからめた日常のふとした音をめぐる私小説。相変わらず素の「私」を緩みなく力みなく描いていて嬉しくなる。
B=読んで得したと思えた良質な作品@ ●小川洋子『ひよこトラック』 読み始めるとすぐにその寓話的な世界に読者を引き込む力は流石である。この安定した寓話創造力は常に読者に読んで得した気持ちを起こさせる。 ●川上弘美『姉妹』 川上弘美はやはり純文学作家と思わせる一作。たとえば角田光代あたりと較べると一目瞭然なのだが、言葉ひとつひとつに対する敏感さが小説全体を支えていると実感できる。 ●松浦寿輝『地下』 かつて芥川賞を授賞した『花腐し』を読んで、史上最低の受賞作と思ったが、現在の松浦は驚くほど腕を上げている。蓮実譲りではあるが、確固とした自らの小説文体を確立し、心地よい小説時間の流れを創出しており、読みながらにうっとりするほどである。 ●モブ・ノリオ『養殖時代』 その反体制的な身振りが微笑ましくもあるが、広告の文章を題材にして反体制的な叫びをしっかりとした筆力で小説に仕上げている。これはもはやモブの大いなる個性である。 ●吉村萬壱『イナセ一戸建て』 「限りなくAに近いB」と言ってもいいかもしれない。日常的な場所からとんでもない方向へ導いていく小説的快楽を堪能できる作品。 ●藤野千夜『願い』 今回の短編集の中でも短編としての完成度はトップクラス。読みやすく、題材もよく、男女・家族の心の機微も見事に描かれており、ラストも絶妙。素晴らしい。ほとんどA。 ●阿川弘之『贋々作を書かざるの記』 かつてより短編を高く評価されてきた阿川のこの作品は限りなく随筆に近いが、読みながら何回も笑わせてくれるそのクオリティーの高さは健在。 ●笙野頼子『この街に、妻がいる』 笙野の知識が正しかろうが間違っていようが、そんなこと関係なく読ませてしまう力が笙野作品にはいくつもあるが、この作品もそう。笙野は何を書いてもまさに小説家である。
B=読んで得したと思えた良質な作品A ●島田雅彦『鉄が好き!』 日常的な風景から一挙に日本史を通観する如き年代記が開始され、読者は全く飽きることなく読了できる。著者の新たな方向性を示す短編。 ●高井有一『梅雨の晴れ間に』 文章がいい。作品のあちこちに隠れた技巧が施されており、読む側は安心して文章に身を委ねることができ、読了後も得した気分になる。 ●大庭みな子『風紋』 小島信夫が倒れて重篤状態であることを報せる文壇ニュース的な側面もある。小島夫婦と大庭夫婦の可愛げなスナップを追想するが、飽きさせない文章と可愛さが印象に残る。 ●多和田葉子『晴れたふたりの縞模様』 多和田独自のマジックリアリズムがいつの間にか忍び寄ってくる多和田ならではの作品。それを好む読者は得した気分になるが、そうでない人は本を投げたくなるかもしれない。 ●島本理生『Birthday』 前半から終盤近くまで「何でこんな中学生の作文を読まなきゃいけないんだ」という気持ちにさせておいて、終盤でどんでん返しを喰らわせる一種の叙述トリックと言っていい一作。今年半ば頃から言われる「島本は進化しつつある」ことを示しているのかもしれん。 ●金原ひとみ『デリラ』 最近好調な金原だが、今回の短編特集では唯一と言っていい濡れ場の描写が光った。金原の描写は確実に官能ポルノから純文学的な描写へと進化しており、今回は情景の相対化を試みて新しい味を出すことに成功している。 ●李恢成『冷蔵庫』 これは小説なのか何なのか。題材自体はエドガー・スノー元夫人を訪問した顛末記であり内容あるものの、小説ではない。しかし書き残しておきたいことを飄々と書いていくという著者の意志が感じられ、胸に迫るものがある。 ●桐野夏生『幻視心母』 短編の中に惜しげもなく姉妹と母の心の機微がダイナミックに描かれていて読後感は得したなあ感が強い。母の真意に気付いていくラストも絶妙。
C=プロの短編として水準以上と感じられる作品@ ●青山真治『夜警』 読み終わって損した気分にはならないが、得した気分にもならない。しかし青山真治は安定した技量を備えた小説家になったものだと感慨深い。 ●伊井直行『ヒーローの死』 途中までは非常に楽しく読めたのだが、終盤に失速してしまう。そのため読後感は不満が募るのだが、ほとんどは楽しく読めたのでC。 ●稲葉真弓『フードコートで会いましょう』 カルチャーセンターで評価されるような端整な造形の作品で、読んでいて飽きはこないのだが、インパクトも少ない。破綻がないのは良いことではあるのだが。 ●河野多恵子『魔』 「魔」というものが、最後に生かされるかと思いきや、生かされずに終わってしまい、読了後に不満が残るものの、それを狙ったようにも思える懐の深さも感じられる。 ●坂上弘『薄暮』 20年前に死んだ友人作家のことを題材にしていてなかなか読ませる内容なのだが、小説の結構があやふやで、なぜこういう形式でこういうことを書くのかと問いたくなる。 ●高樹のぶ子『懐石』 高樹のぶ子得意の三角関係物で、期待に違わず「目の前の男よりもそこにいない女と張り合う女」を見事に描く。 ●辻原登『母、断章』、 背が高く、マッカーサーのようだと言われていた母の思い出を綴ったものだが、母が夜中に川を全裸で泳ぎ、人魚のようだと言われるラストで辛うじて小説として成立している。
C=プロの短編として水準以上と感じられる作品A ●舞城王太郎『重たさ』 舞城らしい冒頭部分から始まる。その後一挙に弾けるかと思いきや、舞城にしてはするすると引っ掛かりのない文体で終盤まで進み、それで終わる。舞城が弾けないとこんな感じなのかと思わせるが、読んで損した気分にはならないところが舞城の実力を示す。 ●星野智幸『エアー』 この人は何を書いても青臭い学生っぽさが抜けないのはなぜだろうか。性器を前面に出したこの作品においても具体的描写が続くものの、どこか学生っぽさが抜けない印象がある。きっと作者自身が好青年なんだろうけど、もう少し奥深さが欲しい気がする。 ●堀江敏幸『方向指示』 地味目の世界が描かれる中に作者の観察眼が光るものの、どこか物足りなさが残る。これは好みかもしれないけど、理髪というのはエロスとタナトスの宝庫であるので、僅かにそれを示す描写があれば「読んで得した感」が出たに違いないと思うのだが。 ●原田康子『胡蝶』 隔離病棟の看護士の世界がよく書き込まれていて安心して読めるし、読後感もいい。しかも著者が七十八歳であることを考えると、この安定感は読んでいて嬉しい。 ●藤沢周『連火』 若書きの時代を経て、周りが見えてきた後、どのような描写で作品世界を作っていくべきかなかなか答えを出せずに今に至っているようだ。藤沢周ならではの文体や描写方法をいまだつかみきれていない。この停滞を抜けるのはいつの日か。 ●角田光代『父のボール』 文章自体は下手ではないのだが、今ひとつ言葉に対する感性が弱い。それは川上弘美あたりと較べると明らかで、だから常に作品自体が茫洋とした印象がつきまとうのかもしれない。やはりこの人は純文学の人というより直木賞方面でなければならなかった人である。 ●小川国夫『止島』 別にどうということはないが、本人が書いておきたい昔の風景といったところか。これはこれで味わいというものがあるのも事実。
D=普通に読み終えたが水準以下の作品 ●黒井千次『同行者』 後半どんな仕掛けが出てくるのかと期待しながら読んだが、何も出てこなかった。 ●高橋源一郎『第3回宮沢賢治世界大会に参加して』 もはやこの文体はポップでも何でもない。しかも笑えないため、単につまらないだけ。 ●竹西寛子『五十鈴川の鴨』 何も不満はないが、満足感もないという読後感。不快ではないのが救いだけれども。 ●リービ英雄『高速公路にて』 現在の中国の高速公路を走った時の風景と心象を記しただけの作文。文章も緩いし、描写も小説家の描写とは思えないほど、ありきたりな描写で逆に驚かされる。 E=読んで損したと思い、やがて腹が立ってきた作品 ●岡崎祥久『うずら』 読み終わって心底読んだことを後悔した。純文学の停滞を象徴する低水準短編。 ●高橋たか子『遠い水・近い水』 最近自殺した女の子の弔辞として書いたとのことだが、瀬戸内寂聴のような芸がなければ、その思いを読者は共有することはできない。 ●中沢けい『こきっとぽきっと』 若くして世に出た天才少女は歳を取るとここまで落ちていくのかと実感させられる。 ●中村文則『白の世界』 芥川賞授賞後は駄作を連発している著者の最新作はまたも駄作。読者を舐めてないか?
おれはまだ読んでないけど、これをざっと見ると 読みたくなるよねえ。
乙。 今月の群像は買ってないが、この評を読んで買っても好いかな、と思った。
というか、とても読んで書いた感想とは思えないのだが
群像読みたくなったが、近くの書店に置いてなかった(TT) この評読んで読みたくなったから、大きな書店まで行ってみるよ。
895 :
吾輩は名無しである :2006/09/25(月) 14:51:06
同じく。 これは読みたくなるわ。
gj
あれぜんぶよんだのか(-o-) ひまじんがいるなあ(^o^;
で、実際に買って読み始めて一番最初、青山真治。 これがプロの短編として水準以上ですか。ちょっと評は甘いですね。 安定した技量など感じないなあ。 そもそも、上記評は水準以上が多すぎるから、楽しそうに見えたのよね。 実際は、あんまり面白くないかも。掌編だし。、
ぼくはしまだまさひこしのやつしか直感てきに感嘆しませんでしたよ。 あれはなかなかいいす。 みたことないかんじっすね。 でこんすとらくしょん・りてらあちゅあっていうかんじで。
900 :
吾輩は名無しである :2006/10/06(金) 22:23:47
「たった一万部(笑)」 というだけですよ、そういうやからは。 編集長の方が、入れたがってるんだからしかたない
902 :
吾輩は名無しである :2006/10/07(土) 00:34:42
でも採算取れれば文句言いようがないだろ。 これでも採算取れてるか知らんが。
100万部売れても赤字と、きいたことあるが。
100万部? さすがにそれはないだろ。 そんなにお金がかかってるとは思えないし。
905 :
吾輩は名無しである :2006/11/07(火) 21:58:00
それにしても今月号の群像の侃々諤々は、 よくもまあこれだけつまらないことを書けるよ、 と思うくらいつまらなかった。 2ちゃんねるの書き込みを載せた方がずっと面白い。
906 :
吾輩は名無しである :2006/11/12(日) 14:15:04
平成文学全集w
907 :
吾輩は名無しである :2006/11/18(土) 15:01:20
文芸誌とダヴィンチの中間くらいの雑誌創刊すればいいのに どっちも時代からずれていると思う
侃々諤々のおかげで 評論家は捜索が出来ないことがよく判る
新潮だけ売り切れてる。 高村薫効果だな。
910 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 16:25:32
侃々諤々は今回は特につまらんかった。 いつもつまらんのが続き 時々特につまらんのが出る。 これが今の侃々諤々レベル。
911 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 16:40:42
↑いつもそこしか読んでないのか、この人は。
なぜそうなるの? そんな皮肉言う暇あるなら 手抜きじゃない仕事してくださいな
913 :
吾輩は名無しである :2007/01/17(水) 19:59:29
ここで侃侃諤諤について何か言ってるのって全く具体的でないから、特につまらん。 読んでなくても言えることしか書いてないを読まされるのはつらいね〜
いくらなんでも、仕事と2chが つまらなさでいっしょだと、まずいだろ…
915 :
吾輩は名無しである :2007/01/18(木) 10:12:58
さすが
916 :
吾輩は名無しである :2007/01/25(木) 20:10:15
>>913 おれは910ではないが、例えば金原の「プチセレブ気取ってます的な」っていう言葉を
「間違った日本語」と言ってるところがかなり馬鹿っぽい。
あと、すぐ後のページの「創作合評」で物議をかもしている『盗相』のことを
「だいたいよく書けている」と言っているところも、おれ的にツボだったwwww
間違った日本語にこだわっていると くそつまらんものしか出来あがらないっつー見本
>>916 侃々諤々が面白いというわけじゃないけど、
あの号はキャラたてて嫌みを言ってるでしょどう見ても。
ストレートに読むのは、かなり頭がどうかしてる。
侃々諤々の匿名も自己主張する時代
>>919 自己主張って、、、、、。
もう一回読んでみ? マンガと同じでしょ、あれは。
今月の侃侃諤諤は、斎藤美奈子。かその真似。 わりと爽やかで面白かった。 そして前回馬鹿にされまくった鹿島田が 合評をやっているのが見もの。 おまけに島田もいっしょw
922 :
吾輩は名無しである :2007/04/12(木) 05:14:52
あげ
924 :
吾輩は名無しである :2007/06/12(火) 12:41:34
侃侃諤諤はいい時と悪い時の差が激しいな。 匿名なんだから話題になるぐらいもっとはじけりゃいいのに。 劣化豊崎とか劣化仲俣みたいなのばっか
はじけるとそうなるんじゃ
927 :
吾輩は名無しである :2007/08/09(木) 19:17:49
ちょっと油断したら2ヶ月書き込みなしですか そうですか
928 :
吾輩は名無しである :2007/08/12(日) 17:29:48
4年半前のスレだな。 実は俺が立てた。 2年ぶりくらいに来た。 ここ来なくなってから調子が良いぞ。
胃か腰か肩か腸かそれとも、夜のお勤めの方がか。
いえいえ、精神的にですよ。 健全になりました。
931 :
吾輩は名無しである :2007/10/01(月) 08:30:12
近所の書店に全然置いてないのでどれか一冊定期購読しようと思うんだが やはり群像がよいかな?
うん
933 :
吾輩は名無しである :2007/10/01(月) 23:18:12
両方買ってね
いっそ4冊買って読み比べてみれば?
936 :
吾輩は名無しである :2007/12/05(水) 08:30:12
貧乳腰パン葉子
過疎気味だなあ。今月号のすばるはおきなわオキナワ沖縄ばっかり。 つまらん。
>937 新潮の田中-高橋-東の鼎談は読んだ?
939 :
吾輩は名無しである :2008/02/05(火) 20:54:30
>>938 937ではないけど、読んだ。
あんまりたいしたことは語られていないような。
戦争大好きバカ右翼の工作うっとうしいな。 憲法9条を改悪させようと必死の右翼。 反対意見をする、平和主義者は問答無用に左翼やら売国奴扱い。 昭和初期かよ。 そんな戦争したいならおまえらだけで殺しあいしてろよ。 実際に戦争になったらどうせ自分らは戦場に行かないように圧力かけんだろ。 ったく口だけの腰抜け右翼は死ねよ。
941 :
吾輩は名無しである :2008/02/05(火) 23:24:01
むしろ憲法1条から天皇云々削除したいんだけど
942 :
吾輩は名無しである :2008/02/13(水) 18:48:58
文学界3月号には、すでに次回芥川賞に向けて若手二人が作品を発表。 津村記久子は安定した量産タイプなので、水準以上の出来と予測。要はそこからどれだけ突き抜けるかだろう。 一方、瀬戸良枝は苦戦。どうしちゃったのか? 2作目「鸚鵡」で見せたような言葉への批評性は全くなく、あまりに安易に自己愛だのなんだの使ってる。 そこには登場人物がそれを安易に語るという戯画性も感じられず、前作と同様、後退している印象。 この人は文章自体は水準に達しているが、書くものがないんだろうな、としか言えない。 というか、実は文章自体も近代文学の恩恵を受けた月並みといえなくもないのだが、まあ最近はこういうタイプも多いわけではないので、まあいいかw それにしても、この人の作品に出てくる男は下手な理屈こねながらセックスする男ばかりだなあw
943 :
吾輩は名無しである :2008/02/13(水) 19:08:42
瀬戸良枝は「鸚鵡」が今の所一番いいね。 今回のは今までのと比べてこなれてきた印象は受けるし、 神経質で陰惨な描写と、後半のセックスシーンの生々しさとが突然に転換する 所なんかは味があってよいと思う。 しかし、「私はどうしようもなく女なんだ」みたいな前時代的な女性像は 狙って書いてるんだろうか? フェミニストが怖くないのか? まぁ川上より素養はあると思うので次回は頑張って欲しい。
>>943 おお、レスさんくす。
「どうしよもなく女」の言葉は当然狙って書いていると思う。
だって、『鸚鵡』では「愛している」という言葉の嘘っぽさを描いていたのに、今回の作品は「愛している」「愛」ということばがあまりにも頻出する。
これは、当然狙って「愛している」を多用していると思う。
それにセックスシーンでの泉の台詞もやたらと観念的な言い回しだし、それ自体リアリズムではない(笑
だからこの小説をまあ無理矢理読み解くと、「女はどうしようもなく女でしかない」という身体の中で「愛」と言い続けるしかない女の不自由さを描いた、といえなくもない。
ただし、この作品単体で見たら、そんな読み方できないかもしれんけど。
ま、そんなわけでフェミ的には問題ない、というわけ。
でも、そんな意図で書いたのだとしたら、あまり成功しているとはいえないけどね。
新作をまだ読んでないのであれだけど、瀬戸良枝といえば、 たしか奥泉光の教え子だったね。 受賞後のあいさつで、奥泉とおぼしき「恩師」に感謝の辞を述べていた。 そんなわけで >この人は文章自体は水準に達しているが、書くものがないんだろうな、としか言えない。 っていう評価は、わりと納得行くものがあるw 傾向が似てしまうんだろうね。
スレタイに惹かれて初めて書き込んでるんだけど、 見事に過疎ってますね 文学板で文芸誌話題にした意見交換期待するのは無駄なのかな〜 個人のブログ以外で、Web上で意見交換出来るようなところがあったら、紹介してもらいたいものです…
>>946 あんたが具体的に書き込んだら、きっと具体的な意見が書き込まれると思うよ。
948 :
946 :2008/03/17(月) 22:13:33
お、書き込めば人は来てくれるんですね。 でも私にはいきなりなにか書くようなこと今すぐには出来ませんわ。 小説読みながらweb上で意見交換するってこと自体やったことないので 現状どんなことがされてるのかまず知りたくて さっきみたいに書いたんです。 暇人が集う掲示板かチャットスペースみたいなところがあれば、 一章ずつとか一文ずつとかで検討できる(されてる)のかな、と ちらと思いついたまでで。無いなら無いで今は諦めます。 そのうち感想を垂れ流しに来るかも。
>948 心意気やよし。 1文ずつ検討するなんてねちっこいのは俺も趣味だ。 とりあえず4月号のなかからお題を選んでみてくれ。「群像」の13篇なんてどうだ。
950 :
946 :2008/03/17(月) 23:12:31
群像は不定期購読で今月買ってないです。 いい機会だし明日買って、時間があれば夜にでもまた書き込みますよ。 今夜中にお題を指定しておいてくれたら、 夜には斜め読みくらいはし終わっている…かも。 遅読だし用もあるので約束は出来ませんが。
951 :
吾輩は名無しである :2008/03/18(火) 20:57:57
話題になってたから「文学界」の座談会読んだけど、内容云々以前に顔ぶれが残念だね。 大体、川上もいらないが山崎なんて高校生が混ざって的外れなこと言ってるって感じで、座談会なのに読むのが辛かった。 中原なんかじゃなくて、古川日出男と青木淳吾と平野啓一郎を拉致してこいよ 女は思い浮かばない
群像買ったのでこれからどれか読もうと思います。 オフェーリアの裏庭だけ帰りの電車で斜め読みしたけど 虚心坦懐に読みなおす自信はないなー。おすすめってあります? 今座談会に参加しそうな女性作家って何んな人がいるんでしょうね。 私は不案内なんで思いつかないですわ
953 :
吾輩は名無しである :2008/03/18(火) 21:37:55
>>946 文芸誌の内容の話題ってないですね
ブログで感想書いてるのが少数ありますが、本当に少ない
僕は個人的にたいしたことはかけませんが、読者としてよみたいですね
>>951 高橋源一郎がいるのがまったくの謎です
あの人を僕は小説家とは思ってませんね
>>952 図書館でリービ英雄読んだけど面白かったよ
ちょっと俺には読みづらい文章だったけど
956 :
吾輩は名無しである :2008/03/18(火) 21:44:26
読み直し始めて思った。言葉遣いとかはまず置いておくとして 「オフェーリアの裏庭」の、冒頭のIQテストのエピソードって 昔の恋人と別れるときに「私」が考えたくだり以外で、 どこかと共鳴してるっけ?
957 :
吾輩は名無しである :2008/03/18(火) 22:04:37
自己レス。この露骨なカンニングの結果できた罪悪感が 三十路まで続いていることになってるって読めばいい、のかな… 「季節が巡っても消えることはなかった」とか、 冒頭に呼応してるのはいいけど、二十年の経過に当てるには乱暴な気もするよ
あからさまに奇妙な山奥のパワーストーンショップのことが語られながら、 冒頭と、ちょっと強引に見える「Z級映画」の筋の説明とででてくる、 畸形とそれに対する差別の存在、そこで生じるコンプレックス、 なんていうものと、 ブレッソンとあわせて語られる「相似性」の「発見」と其の後の運命への オカルト的とでもいえそうな「予感」との 二つをこの主人公は持たされているわけだ。 この二つについての思考がこの物語の中で変化するように書かれていると 個人的な趣向には合うんだけど、どうもそうではないらしい。 加えて60pの上段末あたりからはじまる飛躍がどうもわからない。 このままだと一作目で挫折だな…。
「オフィーリアの裏庭」については 教科書臭い読みのポイントなんていうのはこの作品では重要じゃなくて 意味ありげな「パワーストーンショップ」を書き出すことに主眼があったんだ なんて書いておくしかないのかな リービはこれから読みますよ
じゃ俺も「オフィーリアの裏庭」について。 「私」は、ちょっと知的にアレだと評価されてる子だったよね。 「今、この瞬間、答案をのぞき見しているという事実が、嫌な予感に追い打ちをかける」(p.50) ってのは、「ヤマグチくんとナガイくん」のような畸形ぎみの子の答案をすらものぞき見する必要にかられるぐらい、「私」はダメだったってことでしょう。 で、「私」は2人を蹴落として、畸形側から普通側へもぐりこむんだけど、 でも「オフィーリアの屋敷」に来て畸形側に呼び戻されちゃった、という話。 たとえば「ガンダーラ」が裏声で歌うときに、「それが歌であると自分が認識できている」(p.53)のは、 不思議でもなんでもない、「私」ももとは「ガンダーラ」と同じ畸形サイドの者だったからなのね(「オーラの色、わたしと同じね、同じね」(p.56))。 で、「隅っこ」の「親指ほどの小さな」「ダース・ベイダー」と「レイア」という名前だけから「スター・ウォーズ好き」だと断定してしまうぐらい(SWだったら"パワー"ストーンなんて言わなくない?)に、 「ガンダーラ」にシンパシーを抱いてしまっている「私」は、「レイア」に性交を迫られたりして、 だんだん畸形側へ取り込まれかけていく、かに見えます。
>>960 のつづき。
ところが、ここで逆転の道(「けれど―」)として、「私」は「ある一枚の写真を思い出」すんだよね。
その写真は、「半分必然」(p.60)だけど、ということは残り半分は偶然に撮影された、奇跡的な写真です。
ここから、彼は「現実における奇跡とは非現実が現実を超えるということである」
「奇跡を目にした瞬間に、人は感動したり、壊れたりする」(p.60)という洞察を導き出します。
で、彼は畸形側に取り込まれない材料として、その写真を思い出したのでしたけど、
奇跡が人を壊すものだとしたら、つまり畸形側へ入れるものだとしたら、
奇跡があっては困るよね。あったら目にした人は畸形側へ入っちゃうんだから。
ところが、ここで彼は畸形側/普通側、という彼がいままで囚われていた二分法(とそこから生じた劣等感)をぶっこわします。
つまり、「奇跡など、いまやありふれたもの」(p.60)なので、要するにみんな畸形なのです。もとから二分法は成立してなかったのでした。
だから、「ありふれた」なんて発言が、「オプティミストの私」としての発言となるわけですね。奇跡がありふれてることによって、「私」は自分が畸形でまわりが正常、という二項対立を消してしまったのでした。
だから、「耳の奥で映画館で聞いた観客たちの声がよみがえ」っても、
「私」はもう「泣いたり、怒ったり」しません。冒頭を思い出しましょう、彼は
「私のほうがそれに気づいているぶん彼等よりも上である」
という論理で自己肯定をはかったのでした。
「私」は「彼等」と違って、だれもかれも畸形側だということに気づいている。
だから「私」は自己肯定ができ、その気づきの証として、「自分の石を財布に入れ」たのですね。
最後の1行は、当然、「三角屋根」=「三角屋敷」を表しています。
世界は畸形側に人を連れ込む「奇跡」=「単なる偶然」で満ちているわけ。
と、こんな感じで
>>958 で出てた疑問に答えられるように読んでみたけど、どうですかね。
みなさんが既に読めていたことをくどくど語ってしまった気もしますが。
海猫沢めろんは『零式』のときはわりとおもしろい構造の話を書いてたので、
今回はどうかな、と思いましたが、ちょっと私小説らしさに毒された感もあります。
あと、「ガンダーラ」とか「オフィーリア」って、
スター・ウォーズに出てこないよね? 出てきたらごめん。wikipediaはいちおう見たけど。
あと『ハムレット』はちゃんと読んだことないから無視しました。
でもたしかオフィーリアって発狂するんだよね。かなりなこじつけですけど。
963 :
958 :2008/03/19(水) 07:59:51
960さん深夜三時に冴え渡ってますね… >「私」は2人を蹴落として、畸形側から普通側へもぐりこむんだけど、 >でも「オフィーリアの屋敷」に来て畸形側に呼び戻されちゃった、という話。 と書いてて、なるほどと思いました。 私の場合冒頭で、「二人を蹴落として」いたのかどうかから読み取れなかった。 「普通クラスにとけこんで」「擦れちがうたびに、後ろめたさ」ってあたり、 960さんみたいにも一度は読んだものの、 ヤマグチくん達も合格→わたしはカンニングのおかげで合格→ 露骨なカンニングをこの二人はどうして指摘しないんだろう? なんていう場合も考えてしまったなあ。 とにかくすっきりとした構図は考えられなかったから助かり?ました。 「ガンダーラ」とかはスターウォーズには出てこないと記憶してます。 「ぼんやりした不安」とかいうから芥川の「河童」は連想したけど、 わざわざ比較するのはお門違いかな? リービは読みかけで寝ちゃったのでまた今夜にでも読もうと思います。
964 :
958 :2008/03/19(水) 11:04:12
どうもまだ「オフィーリア」の事が気になるからもう一言。 >奇跡がありふれてることによって、「私」は自分が畸形でまわりが正常、という二項対立を消してしまったのでした。 って、960さんは書いている。 この作品で「私」の「まわり」にあたるものがあるとしたら、 「友人男子」「友人女子」「恋人」あとは「教師」くらいなものでしょう。 この「普通」側がはじめからあまり鮮やかに書かれていないあたりが 気になりませんか? 読者の目には最初から畸形しか存在していないように見えるとでもいうか。
965 :
960 :2008/03/19(水) 15:42:32
オフィーリアじゃなくてオフェーリアだった。ごめんなさい。
>>964 それは気づかなかった。
普通/畸形、は、凡庸/鮮やか、に対応してる、と図式的には読めますか。
「友人女子」や「恋人」たちが自らをヘンじゃないと思ってることは読み取れるし。
もし「オフェーリアの裏庭」をこの方針で改善するとしたら、読み返したときに、
「友人女子」たちもじつは畸形側だったのかも、と読めるようにする感じでしょうか。
ま、目次見るかぎりこの競作、枚数決まってたっぽいので、難しいとは思いますが。
個人的に読み落としたと思ってるのは、p.54の名前へのこだわりかな。
966 :
958 :2008/03/19(水) 17:49:19
>>965 こうやって雑誌の作品にとやかく書くときって
「この作品はこうしたほうがいいとおもう」って言う風にも
「この作品はここがよかった」っていう風にも
あらすじ紹介みたいにも落ち着かなくて困りません?
あるいは、創作合評とかも読みあわせて、一ヶ月遅れで作品読むとか?
それはそれとして、名前へのこだわりですか。
「議論の末、私は、渋々ながらガンダーラを受け入れた。」(下l5)
って、言うほど議論もしてないし、背景も説明されてないので
気になったとこではあります。
ちょっと話がズレるかもしれませんが、わたしの場合、
この議論のあたりは、読んでて主人公の思考のことは失念して、
「あら、でも上のほうからの指令だからしょうがないのよ」(l16)
あたりで、上=作者→ここは作者を引き合いに出す戯れ
程度に読んじゃいました。
でもこれ以降あからさまなメタフィクションはみあたらないんですよね。
「ガンダーラ」を取り巻く組織的なものを連想するにも
56pの下段20行目では「三人家族」っていわれていて、
「私」がこの「上」発言を考慮に入れないところで、
「上」の問題は立ち消えしてしまう。
このあたりが不可解だという印象は持ちましたです。
誰かほかにこの作品読む人出て来ないかな・・・。
読んだよ。 珍しくこのスレが機能してたから。 でも俺には二人みたいにしっかり読めてない。 三角がいっぱいあるな。って子供みたいな素直な感想を持っただけ。
新潮、群像、文学界、すばる と 小説新潮、小説現代、オール讀物、小説すばる に別れている理由は何でしょうか? 流れぶったぎってすみません。
批評感想スレで質問してどうすんの。
970 :
吾輩は名無しである :2008/04/09(水) 12:42:30
971 :
吾輩は名無しである :2008/04/14(月) 01:03:24
age
972 :
◆mav2p0o.Mk :2008/05/09(金) 17:58:10
今月号は群像以外読んだ。楊逸と円城塔のは面白かった。 先月の佐藤智加はめちゃくちゃ壺ですた。この人作品の出来にムラあるけどねー。
973 :
吾輩は名無しである :2008/05/09(金) 18:25:51
また馬鹿みたいなのが引っ張り出されたなと思ってたら、やはり東もどきのやからが分析してますなw あんなの変でもなんでもないよ。あれが今の普通。ただのキャラクター。 出てくる石屋もわかりやすい変人キャラ。全部記号的配置。だから分析君も登場できる。
974 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 00:36:37
>>972 円状の前作・・・めちゃめちゃ難解な作品(タイトルわっけた)はどうだった?
あれより良かった?
良ければ読みたいんだが・・・
975 :
( ̄ω ̄)獲らぬ狸 ◆ycr5A7VfSw :2008/05/10(土) 00:45:57
佐藤智加等もう作家としては些かと言った感じなのでは無いで消化ねぇ(笑)雑文等酷い有様でしたよ(笑)
976 :
吾輩は名無しである :2008/05/10(土) 03:22:15
佐藤智加誰? 文藝賞の人かな
977 :
吾輩は名無しである :2008/05/17(土) 13:17:42
(笑)
懲りずに新潮を買って、しばらく手をつけずにいたけど、 気が向いたからとりあえず村田沙耶香の「ギンイロノウタ」を走り読みしてみた。 肉感的な言葉が最初のほうから多いからか 漫画なり知り合いのことなり考えて、なんとなく展開が予想されながら読むことに。 ただ冒頭で「子供のころ」とあって、なんとなく調和型の話かとも期待してたから、終盤は予想外だった。 ここの住人で精読してる人はいないんか。
多くの読者は 2chなんかきて議論しないと思う
2chが手軽でつい期待しちゃうんだよ。 匿名で、かつ文章でやり取りできるのも、俺には魅力なんだけど、 多くの読者にはそうでもないんかな。 ヒマだから雑誌協会のデータ見てみたけど、母数が少ない上に、 読者の過半数は五十代以上、七割弱が男性、五割以上が年収500万未満(…年金生活含む?) とっさに女性の性をちょっと変に書いた小説はウケるだろうとか思ってしまった。 でもって数字で言うと、二十代〜三十代≒比較的2ch見そうな読者はすばる系読者なのね。 創作板のすばる文学賞スレが多少もりあがるのも無理はないのな…
>978 新潮の7月号だよね? じゃあ明日買ってくる。ところで次スレ立てといてくれないか。
982 :
吾輩は名無しである :2008/06/19(木) 00:20:58
>>980 いや、俺はこのスレは見てるし、基本的にこのスレで話題になった作品は
読むようにしてるよ。面白い作品があったら、タイトルと掲載誌を書いてくれ。
「ギンイロノウタ」も、時間のある時に読んでみる。
いちおう、掲載誌は手元にあるので。
ところで創作文芸板は、俺は見たことがない。
作家志望の住人が気持ち悪そうで、イヤなオーラが漂ってそう。
あんまりその輪には入っていきたくないなぁ。やっぱり文学板が最高。
おやおや、肥溜め文学板に期待されましてもねぇ(笑)
じゃあとりあえず次スレたてるよ。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1213807691/ 次スレの最初の一文は新潮新人賞の選考委員のコメントだけを見て、
特に背景考えずに選んだものだから、もし不快でもスルーしてね。
あと俺の場合巻頭小説に目を通すのは買った本に対する礼儀みたいなものだから
「ギンイロノウタ」を特に勧めはしないよ。
加えてミーハーというか、権威に左右されやすいというか、馬鹿だから、
「切れた鎖」を読み直そうかな、なんて考えてる。
なんにせよ、今はどんなかたちにしろ、
ここがも少し活性化して楽しみが増えること期待してるよ。
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