1 :
吾輩は名無しである:
『球形時間』ドゥ・マゴ文学賞受賞おめでとうございます。
というわけでみなさん、多和田さんのスレッドです。
語ってください。
さん付けやめろよ。
独逸語で書けよ1
「たわ・だよこ」だと思ってたよ。。。ヒラメ顔が気持ち悪いね。
5 :
吾輩は名無しである:02/11/13 01:32
>>4 ほほう、あなたは一体どんな御面相なので?
「球形時間」面白かったけど、賞、か…。
どういう賞なのかな、これって。
賞獲るとは思わなかったから…。
6 :
吾輩は名無しである:02/11/13 01:34
辻仁成が獲ったやつじゃなかったっけ。
7 :
吾輩は名無しである:02/11/13 01:55
デビューの頃の作品は暗くて好きじゃなかったけど、
だんだんはじけて(突き抜けて?)きて好きになった。
「ふえふきおとこ」がマイベスト。
なんか全編をうっすらおおう糞尿の匂いが……
公園の公衆便所みたいな芳香が……
癖になりまつ。
町田も獲ってるな、ドゥ・マゴ。
10 :
吾輩は名無しである:02/11/13 02:01
>8
きたねえな(w
でも、なんか分かる。
精子と経血の匂いもただよってるな。
11 :
吾輩は名無しである:02/11/13 04:58
そう?
飛魂が好きだよ。
ゴットハルトもいい。
14 :
吾輩は名無しである:02/11/13 13:12
新しいのはどうすか
新しい。
16 :
吾輩は名無しである:02/11/13 16:01
>>10 精液って言えよ。
ドゥ・マゴって、毎年一人の選考委員でやってるんだね。
今回は荒川洋治だって。町田の時は筒井だった。
ずっとドイツに住んでいて、日本の言説空間(あーこれ嫌な言葉)から
一定の距離を保てたということが、多和田の場合、非常に良い影響をも
たらしている、という気がするな。
18 :
吾輩は名無しである:02/11/13 16:21
>>2 じゃあ「葉子たん」って呼ぼうか。
>>4 河出文庫の裏表紙にある写真、
基本的にはヴスなんだけど、ちょっと目が離せないというか、
そこはかとなく魅力がある。うまく言えないけど。
「容疑者の夜行列車」は、どう?
松浦寿輝が誉めてたけど。
本屋に置いてないんだよね、あの本。
だから立ち読みしてチェックできないんだよ。
>>18 でも、ちょっと目が離れてますよね。
ブスカワイイ、ってな感じ。
赤塚キャラだね、基本的に。
河出の写真は、東南アジアの人って感じだな。
『アルファベットの傷口』にもベトナム人と間違われて云々と書いてるけどな。
下手すると変なつぼに嵌って惚れちまうかもな。
「容儀者の夜行列車」は素晴らしいです。なんであれが賞とらないのか不思議。
連載だったからかな。あれはいいですよ。面白い。
多和田の朗読会に行ったことがある。去年。ジャズピアノとコラボレーション
だったんだけど、まあ客がおじいちゃんとおばあちゃんばっかりで参ったけど。
面白かったな。
『光とゼラチンのライプチッヒ』もよかったね。
>>21 どもども、お返事ありがとう御座います。
松浦によれば、わたしをわたしと呼ぶふてぶてしさを売り渡す話、
だそうですね。
自分のことを2人称で呼ぶ主人公。
朗読会、おじいちゃんとおばあちゃんばっかりなんですか。
それは不思議。
ジャズだからか?
それとも、朗読会だからか?
謎だ。
24 :
吾輩は名無しである:02/11/13 20:07
タワダハコ
25 :
吾輩は名無しである:02/11/14 02:36
>19
普通においてあると思うんですが
26 :
逆さまゲーム理論 ◆DHhstoVQ7. :02/11/14 12:03
>>25 うちの近所の『批評空間』も置いてあるよおなソコソコ品揃えの良い店に無かったのサ。
27 :
吾輩は名無しである:02/11/15 00:46
自分はまだ『文字移植』『犬婿入り』しか読んでいませんが、
何だか、いい感じです。笙野頼子方面から入ってきました。
28 :
吾輩は名無しである:02/11/15 01:31
>27
そのあたりが読みやすいかも。だんだんわけが…
29 :
吾輩は名無しである:02/11/15 01:36
『聖女伝説』がすごいと思う
>>27,28
『アルファベットの傷口』ならぬ『文字移植』であるわけで、その2冊は
文庫落ちしてる多和田作品だね。
個人的には『飛魂』や『ゼラチン』を落とすべきだと思うけど…、売れ
ないのかねぇ。
≪芸は身を助ける。≫の件は笑った。
ふつうの事ではないにも拘らず平然と書いてあるから面白い。
それから「あなた」「あなた」と連発されると、なんだか選択肢が一つしかない
リニアーなアドベンチャーゲームをやっているような気分にさせられて、
不思議な感情を覚えました。
32 :
吾輩は名無しである:02/11/20 17:07
あげ
33 :
吾輩は名無しである:02/11/22 00:28
何かネタはないですか?
私はありまっせん
34 :
吾輩は名無しである:02/11/22 14:05
笙野スレなどはそれなりに書き込みも多いようだが、多和田は
ネタ無しなのね。
笙野よりも多和田のほうが遙かに才能あると思うけど、といっ
てみるテスト。
35 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:17
36 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:22
だってつまんないんだもん。
読者をまったく意識せず、
批評しか意識してないから。
でもこの人の本質にあるユニークさは尊敬する。
だから、それをもう少し万人に向けて開いてみようよ。
自閉したところに文学があるなんて幻想だよ。
批評しか意識してないっつうの、その根拠を示してくださる?
38 :
吾輩は名無しである:02/11/29 00:01
つか、普通におもしろいんですが。
自閉したところに文学がある?
だれがいったの?
39 :
吾輩は名無しである:02/11/29 00:07
>>38 どこらへんがおもしろいのか、具体的にあげてくださる?
つか、フツーにつまんないんですけど。
40 :
吾輩は名無しである:02/11/29 00:16
多和田の文章にはまるかはまらないかって、結構はっきり分かれる
かもしれないね。俺ははまった方だけど。
それを自閉と切り捨てるのはちょっと違うと思うが。
41 :
吾輩は名無しである:02/11/29 00:21
「犬婿入り」はおもしろかったとおもうですけど。
42 :
吾輩は名無しである:02/11/29 01:49
>39
17ページあたりがおもしろうございました。
43 :
吾輩は名無しである:02/12/08 01:10
「犬婿入り」は、面白さが続いたのは前半だけ、という丸谷の意見に同意しますた。
でも、投げやりな所もこの小説の魅力ではあると思いマつ。
常識的じゃなく変。
川上弘美などは計算してある型におさまる程度の変してる気がするのに、
多和田氏は計算しつつも、そこから変があふれてしまう、無尽蔵に変。
変な表現ですみませぬ。
45 :
吾輩は名無しである:02/12/09 01:31
>>44 で、それがいいことと考えるのか悪いことと考えるのか、とか、
あなたの意見を聞かせておくれでないかい。
46 :
吾輩は名無しである:02/12/11 20:14
ヒナギクのお茶の場合が好きなんですけど・・
モゴモゴ
サインしてもらたことあるよ
なんかエキゾチックな服着てた
魅力的な人ですた
∋oノハヽo∈
○( ´D`)○ ヒャッホ-♪
\( )/
(ノ(ノ
彡
48 :
吾輩は名無しである:03/01/03 15:07
あげ
49 :
吾輩は名無しである:03/01/05 21:33
50 :
吾輩は名無しである:03/01/06 01:22
「犬婿いり」の頃の写真、見て、悶々としてたのだけど。
ヒラメなのか。
38才の多和田葉子さんのお尻をたんぽぽで突っつきたいです。
51 :
吾輩は名無しである:03/01/06 12:52
美少年が出てきたときは以外だったが今は辞書を行き来する人だとわかって納得
(^^)
53 :
吾輩は名無しである:03/01/22 20:02
山崎渉
54 :
吾輩は名無しである:03/02/14 06:50
「ヒナギクとお茶の場合」に収録されている
『所有者のパスワード』が面白い。
葉子たん嫌いと言っている人でもこれなら面白く読めるかと。
『球形時間』については、途中まで面白かったんだけど、最後がね。
前述だが「溢れ出してしまう」という表現、非常に適切に感じる。
「隅田川の皺男」は、どうですか。
56 :
吾輩は名無しである:03/02/14 22:37
>>55 吾妻橋の墨田区側にある吾妻橋ホールのオブジェを見るたび、
「隅田川の皺男」のなかの「龍の大便」という言葉を思い出しますね。
あまり熱心な読者ではないですが、この人の作品の、
ささやかできれいな言葉の手品を見せられたかのような読後感が好きです。
これからレスが増えますよ、このスレは。
58 :
吾輩は名無しである:03/02/28 10:59
『変身のためのオピウム』の話題が出てないね。
よくわからないながらも、読んでいてとても快感だったんですが。
『球形時間』以降、まだ何も書いてない?
新人賞選考委員にもなったことだし、そろそろ「群像」で連載もってくれないかなあ。
ドイツ語で書いた小説読んだ方いますか?
独逸語読めぬ…
61 :
吾輩は名無しである:03/03/06 21:33
多和田、笙野、松浦。
さすらいの三姉妹。
ガッツ:笙野>>松浦=多和田
才能 :松浦>多和田>笙野
自己実現度:多和田<笙野<松浦
才能の項に大いに異議あり
>>61 多和田>松浦=笙野?
多和田=松浦>笙野?
まさか
笙野>松浦=多和田?そんなバカな。
笙野は一段落ちると思うが。女筒井文体という感じで読む気が失せる。
64 :
吾輩は名無しである:03/03/07 12:55
「容疑者の夜行列車」読み始めた。
あれってめずらしいく二人称小説なんだね。
65 :
吾輩は名無しである:03/03/07 14:27
66 :
吾輩は名無しである:03/03/07 14:55
67 :
吾輩は名無しである:03/03/07 18:41
68 :
吾輩は名無しである:03/03/07 22:55
球形時間より後?
69 :
吾輩は名無しである:03/03/07 22:59
球形時間のほうが新しい。
夜行列車は連載だったからね
71 :
吾輩は名無しである:03/03/08 01:42
∧_∧
( ・∀・) ♪多和田のエロ描写イイ!
⊂ つ
( つ ノ
(/
""""""
r''^~^''、
r, , ・◇・
( (,,,´D`)
< 了
t__,.,.,.,,_j
73 :
吾輩は名無しである:03/03/28 23:45
age
74 :
吾輩は名無しである:03/03/31 09:54
多和田はいいね。
島田はしね。
75 :
吾輩は名無しである:03/04/12 11:05
さすらいのサンシマイと過ごした子供時代。
彼女らがいなければ、この世はもっと地獄だったんだよ、という意味が分かるだろうか。
彼女らは三者三様の「天才」だ。とくに、政治無風にフェミニズムが赤ガリと変わらぬように
横行し誰も異も唱えぬ日本みたいな未開社会の「革命家」だったわけ。
多和田等のサンシマイにくらべると、水村み苗の場違いさ、誰かまっとうに批評してくれよ
頼むから。
水さんは、ひとえに「政治」観の翻訳に失敗しているのと、戦略のなってなさが、日本の
社会を退行に導くね。クワバラって思う。
76 :
吾輩は名無しである:03/04/12 11:14
>75
糞婆氏ね
77 :
吾輩は名無しである:03/04/12 15:00
78 :
吾輩は名無しである :03/04/12 20:31
>>75 水村評には同意だけど、そこまで多和田を持ち上げる必要もないと思うな。
79 :
吾輩は名無しである:03/04/13 03:06
多和田が日本に知られるようになってはや十五年ぐらいか。こう世界を見渡しても、
多和田みたいな突然変異種はいない。でかい理由は、政治に小突き回された結果でない
外国語への越境=外国語を荒らし、というのを敢行し、結果同じ事を日本語にも等しく行う。この素敵すぎる
ゲリラ作家の作品をたまたま日本が読めるというのは、有り難いことだよ。
私は持ち上げてなんかいなくて、事実を述べてみた。
多和田さん火曜にNYで朗読するので、つかまえてきますね。
80 :
吾輩は名無しである:03/04/13 20:15
捕まえられた宇宙人ですが、なにか?
82 :
吾輩は名無しである:03/04/14 04:28
確かに多和田は人間離れしてる。あ、他の
「姉妹」らも同様、人間離れしてるよな
83 :
吾輩は名無しである:03/04/14 05:06
姉妹って言うのはどうかと思う。
大局的には似たようなものでも本質的には全然違うと思います。
84 :
吾輩は名無しである:03/04/14 07:36
上のほうに出てた言い表し方が採用されたまで。気に入らなければ君
何かつけろや
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
86 :
吾輩は名無しである:03/05/10 18:08
あげ
87 :
吾輩は名無しである:03/05/12 18:42
「アルファベットの傷口」→「文字移植」?
前のタイトルの方がいい。ナゼにタイトルを変えるのか…。
88 :
吾輩は名無しである:03/05/17 19:32
容疑者の夜行列車いいね。
夜行列車に乗りたくなったよ。
一度乗ったことあったんだけど。
「これ食べろよ」とかいわれて、人からのもらいもん
食べちゃだめだなと思いつつチキンをてづかみで食べてた
よくわかんなさをおもいだす。
89 :
吾輩は名無しである:03/05/17 19:37
あれはすごくいいよね。手記のようでもあるし、ちゃんと作られた
面白さもあるし。すごくいいよあれは。
90 :
吾輩は名無しである:03/05/17 20:01
多和田タンああいう旅行してたのかな。
あーあ、片言でロシア人とか言わしてるのとか面白かった。
91 :
吾輩は名無しである:03/05/17 20:07
「ちょとロシアジンと、イてもらえまスか?」
92 :
吾輩は名無しである:03/05/17 20:07
93 :
吾輩は名無しである:03/05/17 20:22
してたんだろうね。一話ごとが散文詩のような終わり方をしてて、
どこからでも読めるし、異邦人としての主人公の視点が、コーヒー
豆の件だとか、そのロシア人とのパスポートの件だとかさ、
あとはチップが大金だったりとかね、ミステリアスな面白さもあるし
でも、この作品世界の妙な静けさとあと詩として文章を堪能できる
のもあるし、面白いよね。
94 :
吾輩は名無しである:03/05/17 20:22
95 :
吾輩は名無しである:03/05/21 00:11
葉子たんおめでとう!
伊藤整文学賞に多和田氏 「容疑者の夜行列車」
第14回伊藤整文学賞(伊藤整文学賞の会、小樽市など主催)の小説部門は20日、
多和田葉子氏の「容疑者の夜行列車」(青土社刊)に決まった。
評論部門は該当作なし。賞金は100万円。
贈呈式は6月20日、北海道小樽市の小樽グランドホテルで。(共同通信)
[5月20日15時22分更新]
96 :
吾輩は名無しである:03/05/21 01:29
『球形時間』のドゥ・マゴ文学賞に続いての連続受賞とは!
ま、『容疑者』みたいなのが賞を取らなくちゃ、
ほんと、文学賞の意義なんて無いもんなぁ。
おめでとう!
97 :
吾輩は名無しである:03/05/21 09:49
ちょうど今「容疑者の夜行列車」を読んでいます。おめでとうございます〜
まだ「飛魂」しか読んだことありませんが、この人の文体はかなり好き!
98 :
吾輩は名無しである:03/05/21 13:45
この人はいいね
99 :
吾輩は名無しである:03/05/21 15:39
「容疑者の夜行列車」みたいにはいかないけど
旅行に出ようと思うヨ。
イタリア〜東欧〜ドイツあたりに行こうと思う。
100 :
吾輩は名無しである:03/05/21 15:46
>99
いってらっせい、暑くなる前に。あちこち日本人が溢れる夏が来る前に。
緑の美しい季節だ・・・チーズも美味いし
101 :
吾輩は名無しである:03/05/21 15:48
>>100 行くのは冬になるんでつ。
日本人はいつでもどこでもあふれてそうだけど。
102 :
吾輩は名無しである:03/05/21 15:49
旅行記をそれで書くといいよ。
そっか、冬でもいいやん。旅行記書こうなんてぇセコいこと考えずに
眼一杯自分の身体で味わってくるといいね、他国の風を。
車を借りてトロトロ田舎道を行けば、あまり日本人に遭わずにすむ。
思いがけない発見もあったりする。
バッグ・パッカーなら鉄道かな? 旅の友達とつるむのもいいが、
現地の人と知合うのが妙味かも。ま、楽しんで、元気でいってらっせい!
存分に楽しみ味わった旅は、
いずれ体内で醗酵して、様々な滋養になるな。
言葉にするのはそれからでも遅くない。立ち昇ってくるものを掬い取る…
そういう「時」が来る。
105 :
吾輩は名無しである:03/05/21 16:29
根拠を信じながら自分を語れますよね。
106 :
吾輩は名無しである:03/05/21 16:30
107 :
吾輩は名無しである:03/05/22 00:46
多和田さんは『飛魂』以来、ダメになってしまっていると思います。
108 :
吾輩は名無しである:03/05/22 01:16
『球形時間』では僕もそう感じた。作者の伝えたい主張とモティーフ
の比重ががたがたになってしまって、結局多和田葉子から吐き出される
言葉が使い古されてしまっているような印象は確かにあった。
多和田みたいな文体の斬新さや構成の妙、手法の手数みたいなもので
作品を構築していると以前やったことの反復が見え透いたものとして
強度を失ってしまうというようなことになるのはある程度仕方のない
ことではあるんだけど、『容疑者の夜行列車』は、そんな中でも
作者の主張というのを十分にモティーフに吸収させて動かしていく
力と、構成力(といっても断章形式というのが上手い具合に行った結果
だとは想うが)で読ませてくれたしあとは、文体も必要以上な難渋さを
捨てて極力クリアに状況を映していったというのも効果があった。
均衡の取れた作品だった。
109 :
吾輩は名無しである:03/05/22 01:53
もっとそうある通りに類型的になればいいんだ。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
『球形時間』大好きです。
まだまだ餓鬼だね、とか言われそうだけど、
今まで読んだ本の中で一番好きな本です。
あの物語に、キラキラしていて輝かしい重みを感じます。(意味わかんないですね(>_<))
だけど、伝えきれない位、あの物語に何ヶ月も執着しています。
大好きです。
112 :
吾輩は名無しである:03/06/02 23:27
枕木が一番好きだ。
113 :
吾輩は名無しである:03/06/06 03:03
「犬婿入り」は、かなり面白いね。
芥川賞に相応しい作品だと思う。
「ペルソナ」も好き。
一気に読めました。
イタリアから東欧じゃなくてインドも行きたくなってきた。
いったい葉子タンはインドからどうやってユーゴ・イタリア・ハンブルグへ
行ったのだろうか…。
どうしよう。イタリアには行かなくちゃならないけれど…。
「カタコトのうわごと」で自分の感情を言葉に翻訳していく
ことに気づいたって書いてたのがなるほどなあって思った。
いいなあ。感情をどの言語に翻訳するか。
こういう考え方で外国語を勉強してみるのも面白そう。
117 :
吾輩は名無しである:03/07/12 20:04
防止age
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
119 :
吾輩は名無しである:03/07/21 12:01
age
120 :
吾輩は名無しである:03/07/25 15:19
エクソフォニー 母語の外へ出る旅 多和田葉子著
岩波書店・08月20日・2,000円・ISBN:400022266X
ドイツ語の作家として、また日本語の作家として旺盛な創作活動を
展開する著者による、言語の越境についての革新的エッセイ集。
121 :
吾輩は名無しである:03/07/25 15:25
122 :
吾輩は名無しである:03/07/26 23:09
群像新人文学賞
芥川賞
シャミッソー文学賞
泉鏡花文学賞
ドゥ・マゴ文学賞
伊藤整文学賞
123 :
吾輩は名無しである:03/07/27 00:28
キャミソール文学賞ってなんだ?
モゴモゴ文学賞ってのも聞いたことないぞ!
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
125 :
田口ランディは盗作なんてしていない。 ◆Saru1.yJfM :03/08/29 19:22
「容疑者の夜行列車」谷崎賞受賞!!
やっぱ良い作品は評価されるなぁ。
126 :
吾輩は名無しである:03/08/30 23:23
あれおもしろいよね。
エクソフォニー図書館でゲット。今から読みます。
128 :
吾輩は名無しである:03/09/07 20:01
「飛魂」映画化してほしいなあ
美しい作品になりそうだ
129 :
吾輩は名無しである:03/09/07 20:20
変な話作るね
烏賊がしなびちゃう話読んだ
題を忘れた
でも、最後まで読んだんだからよかったんだろう
130 :
吾輩は名無しである:03/09/08 08:52
雑誌に連載されてた「聖女伝説」を読んでます。
たまたま古雑誌の中に入ってたので目をやると次から次へ。
単行本はまだもってないのですが、連載と単行本は同じなのかな。
非婚
休憩時間
夜汽車
もしかしてダジャレ女王ですか?
多和田たんのお腹に手をつっこんで内臓引き出して、
アナルからエイズウィルス感染させたい。
133 :
吾輩は名無しである:03/10/07 07:05
笙野頼子はフェミニズム関連からのラブコールがすごいが、
多和田は作風のわりには、あまり関心をもたれていないような。
この差はなんなのだろう?
134 :
吾輩は名無しである:03/10/26 01:21
いつも多和田と和多田、どっちがあってたかわからなくなるときがあるんだよ。
どうしたらいいんだよ。
135 :
吾輩は名無しである:03/10/26 23:17
三人関係読みました。
おもしろかったです。
新人賞の審査委員になったのにスレ伸びないね。
読めよ、ワナビー達よ。
137 :
吾輩は名無しである:03/11/03 22:41
なんで文庫出ないのかね。見かけないだけかね。
結構すきなんだが、球形〜読みかけて嫌になったその気分をずっと引きずってるので
他のに手を出そうという気にならない。
>>133 遅レスですまん。
フェミニズム側から笙野がそんな熱愛されてる
とは知らなかった。多和田は単に読めないだけ、とか。
139 :
吾輩は名無しである:03/11/07 06:55
ペルソナ読んでから文字移植読んだら
文章がぜんぜん違うんだもんなー
ちょっと作りすぎっぽくて残念
犬婿参りは川上弘美みたいで好きー
141 :
吾輩は名無しである:03/11/08 19:28
聖女伝説
飛魂
ふたくちおとこ
変身のためのオピウム
容疑者の夜行列車
この5つが彼女のすべて
142 :
日本雀観察協会会長:03/11/12 23:49
このひとこま犬に似てる。
中退者のための予備校の講師を務めるおれは 退職を決意して、金がなくなるので実家に戻ることにする。
おれは13回引越しをしたが、様々な女性とセックスをした。
ヒカリはレディオヘッドを聴いていると空腹も忘れるという。 おれは腹具合以外はすべてに嘘をついているのではないか。
ミカは広い部屋に住みチワワを飼っている。
イノウエタエを本屋で見かけた。 本屋はおれのアパートの向かいにあるのだが、わざわざ車で本屋に行った。
ゴールが近いと冷めるからだ。
ナンパとセックスをおれは繰り返す。 メールをとにかく送り続けて相手を離さない。
妊娠した家出娘を囲った日もあった。
ミサキから100万回生きた猫をプレゼントされる。 あなたも最後の白い猫を見つけてねと言われる。
スオミさんには23歳の首都の学生と嘘をついた。
たまたま旅行でこの街に来ている。
会う人によって自分を詐称し続けるおれ。
おれが予備校を退職したその日、生徒たちと海に行った。
それから何年か経った。
おれはプールでライフガードのバイトをしている。 みんな消えていってしまった。(了)
>>142 犬って感じする。
犬婿入りっての書いてたし。犬好きなのか?
145 :
吾輩は名無しである:03/11/19 02:19
じつは17にち18にちづけ
よみうり夕刊にて座談会を掲載。
高橋げんちゃん、加藤転用、読売の文化系のひととの。
ひとり輝く多和田でした。ほかは。。。
何が違うかといえば、多和田においては文学というか、
かくこと、ことばが現在進行中、開発中のうごくもの
であるに対し、他の連中にとっては既存のイメージを
割り振ることで語ったことになるシロモノだってところ。
ある意味ではまったくの無内容だし、
それとは別に、かなり核心をついた発言だったが、
読み手次第さ。
146 :
吾輩は名無しである:03/11/19 09:12
>>145 おっと、図書館行って読んでみよ。
ってか、まあ加藤転用がダメダメなのはなんとなく分かってたけど、
それじゃ源ちゃん、80年代にやったことは全部どっかいっちゃったのか?
真逆になってる気がするぞ!
>>146 確かに。源ちゃん、マジにボケちゃったのか…。
↑結構すさんだ生活してるみたいだからね。
歳の割に白髪が多いぼ。
誰か書き込んで
151 :
吾輩は名無しである:03/11/21 13:29
また群像の選考委員やるそうじゃねえか。
ぽこぽんぽん
多和田先生、漏れの小説をよろしくお願いします
…最終まで通過した場合は、ですが…。
153 :
吾輩は名無しである:03/11/21 22:25
こんなのあるそうです。いきたいけど遠いです。
多和田葉子×高瀬アキ/DUO「散文オペラ・小樽篇」
本年度伊藤整文学賞受賞作家でドイツで活躍中の多和田葉子さんと、世界的なジャズピアニスト高瀬アキさんのジョイントです。
■とき/11月26日(水)午後6時開場6時30分開演
■ところ/おたる無尽ビル3階ホール「遊人002」
■当日券2500円(前売り券2000円)※前売り券は文学館、道新小樽支社、ヤマハ小樽支店、おたる無尽ビル事務所で扱います。
主催/散文オペラ・小樽篇実行委員会
■問い合わせ/玉川(070-5576-3935
[email protected])
154 :
吾輩は名無しである:03/11/24 21:45
『飛魂』・・・わけわかりません。『変身のためのオピウム』も。『ふたくちおとこ』
も。
『ヒナギクのお茶の場合』、『枕木』、『容疑者〜』などが好きなわたしは
しょせんユルい読者なのでしょうか。
それでも『球形時間』はイマイチだったな。喫茶ドジンだけは、なんかおかしかったけど。
容疑者の・・・買おうと思ったら、三版、四版しか見つけられなかった、、、。
買う気しねぇえええ。
ドイツにお住まいだそうで。
おれの原稿を読むためにわざわざ来日することになりそうで、すまそ。
157 :
吾輩は名無しである:03/11/26 22:57
>153
おれがかわりに行ってきてやったYO〜。
さっき帰ってきたところ。えがった。
さすがテキストの力、2時間たっぷり、飽きさせません。
CD買って、サインももらたー。
100人ほどのお客さんで、終わった後主催者が
「皆さん〜、懇親会にドゾーどなたでも〜」とか言ってて、
思わず出ようかとオモタよ。
小樽はいいところだ。
153はホカイドーじゃないの?札幌・稚内や釧路でも公演するそうです。
うらやますぃ〜。東京でもやっとくれよ多和田さん。
159 :
吾輩は名無しである:03/11/26 23:43
ん?東京は両国でコンサートなかったか?24日あたり。
ほんとうだ!両国でやってた!ショック!!
161 :
吾輩は名無しである:03/11/28 22:48
>>154 容疑者の夜行列車や、枕木はそれこそ、汽車に揺られているようにサクサク読めば
いい。飛魂はそのような読み方を決してゆるさない。ゆっくり読みましょう。
そんなに集中しなくてもいいから、毎日数ページずつ。一週間もすればすっかり本の
世界に馴染んでいるはず。虎の道っす。
162 :
吾輩は名無しである:
12月2日付け読売夕刊8面にて
谷崎賞記念講演のまとめ記事あり。