1 :
吾輩は名無しである:
結局作者は何を主張したかったのか。
2 :
吾輩は名無しである:02/11/07 17:21
春樹スレはもういいよ・・
3 :
吾輩は名無しである:02/11/07 17:22
Kの怨念
4 :
吾輩は名無しである:02/11/07 17:22
い じ め ら れ っ こ美香
∧_∧
( ´∀`) ∧_∧
/ ⊃( ̄ ̄'""’ヾ__(・∀・ )
 ̄ ̄ ̄ ̄~':;:, ミ ,.'';:ヾ ∪ ̄∪ ̄ ̄
,.'';:ヾヾ ,.'';:ヾ
.,ヽ :," ヽ ,.'';:ヾ
ヽ :,"゚;;-゚) ,.':ヾ
ヽ |;;⊃|
|| (ヽ;);) ( ̄◎
)UU |~~~|
⊆=⊇  ̄゛
5 :
吾輩は名無しである:02/11/07 17:23
てか、激しく既出!!!!!!!!
KKK
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| /, −、, -、l /、 ヽ
_| -| ・|< || |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O===== |
`− ´ | | _| / |
| (t ) / / |
「こういうの糞スレっていうんだよね」 「2chがつぶれそうになるわけだね」
8 :
吾輩は名無しである:02/11/07 17:57
9 :
吾輩は名無しである:02/11/07 21:45
俺が文学に目覚めた作品だな。
十代の頃に。
10 :
吾輩は名無しである:02/11/07 21:51
結構面白いと思うが。どこがどう面白いかは分からないが
11 :
吾輩は名無しである:02/11/18 19:41
精神的に向上心のないものは馬鹿だ
12 :
吾輩は名無しである:02/11/18 19:42
なんで時代や留学のせいで鴎外と並べられるの?
舞姫がこころほど面白いとはどーしても思えん。
馬鹿だ。僕は馬鹿だ。
15 :
吾輩は名無しである:02/11/18 19:57
>>14 どーーーーーしたーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!????????????????????
>>14 もうその話は止めよう
止めてくれ・・・。
17 :
吾輩は名無しである:02/11/18 20:54
精神的に甲状腺がない者はバカですよ?
18 :
吾輩は名無しである:02/11/18 21:18
僕はこの本にかなりの衝撃を受けました。
よく思うんですけど、漱石の作品て、ホントに「純愛」って感じですよね。
ああ、kの、死にいたるほどの精神状態を想像すると、胸が詰まる思いです。
世界が、kのような人間にとって住み良い場所であったらよいのに!
19 :
吾輩は名無しである:02/11/18 21:37
そうかなぁ、かなり屈折してると思うけど
20 :
吾輩は名無しである:02/11/18 22:39
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
うつの薬がない時代の話だね。
屈折してるのは漱石の文体だと思うんですけど。
僕は、漱石は小説ごとに違った書き方をしてるって印象がありますね。
テーマは中期ぐらいから徐々に固まってきたように思える。大きな流れで言えば。
でも小説を書く事、表現する事に対する抵抗感を持っていたんじゃないかな。
まあ誰でも持っているものだと思いますけど、漱石って文章をこねくり回して
小説を書いてるように感じます。
ナイーブな部分と、ちょっとニヒリスティックな部分の間で小説を書いていた人
なのかなって思ってますけど。
24 :
吾輩は名無しである:02/12/02 03:53
半年ごとに読み返します。大好き。
25 :
吾輩は名無しである:02/12/02 07:26
漱石全集岩波書店版10000円で買った。
26 :
二代目は短命:02/12/04 01:48
Kと先生が美青年だったら、萌えますね★
27 :
吾輩は名無しである:02/12/04 01:50
漱石って実際の人物は
人格者でも何でもないんだよ。
28 :
吾輩は名無しである:02/12/04 01:53
Kを体でつなぎ止めておかなかったのが先生の罪
29 :
吾輩は名無しである:02/12/04 01:57
「さあどうだ、おれのきんたまだあ」
Kの昇天
31 :
吾輩は名無しである:02/12/04 02:01
君たちわかってないなあ
同性愛小説なんだね『こころ』は。
32 :
吾輩は名無しである:02/12/04 02:10
馬鹿だ。僕は馬鹿だ。
33 :
吾輩は名無しである:02/12/04 10:19
もっと早く死ぬべきだのになぜ今まで生きていたのだろう
34 :
吾輩は名無しである:02/12/04 13:58
俺もびっくりしたんだけど。こころって男色ものという解釈ができると
きいた。読んだときはそんなことまったく思わなかったんだけど。
そういわれるとそうかもなと思ったり。詳しい方詳細きぼんぬ。
35 :
吾輩は名無しである:02/12/04 14:05
>34
確かに面白そうですね。
そうやってあること無いこと解釈しちゃうのは好きですね。
36 :
吾輩は名無しである:02/12/04 14:11
面白そうというか愚劣ですよ ワラ
先生とKが念友だったとしたらKが自殺するのも先生が長年苦しんだ末に自殺へむかうのも
わかりやすいでしょう?
はい、愚劣です。
37 :
吾輩は名無しである:02/12/04 14:21
こころは女が男をつかってもてあそぶ残酷なゲームでもあるんだ。
38 :
吾輩は名無しである:02/12/06 02:51
えーーと、こころに一瞬でてきて、先生と一緒に海で泳ぐ人が
ラフかディオ・ハーンだときいたんですが、本当ですか?
39 :
吾輩は名無しである:02/12/06 02:56
向上心のないやつは馬鹿だ
に尽きるとおもふ
40 :
吾輩は名無しである:02/12/08 00:39
それってさ、先生とKの話なん?>同性愛。
先生と私なんじゃないの?・・ってネタ?!
やばっ
41 :
吾輩は名無しである:02/12/08 03:23
先生と私じゃ、あまりにも工夫が無さすぎる。
42 :
吾輩は名無しである:02/12/08 22:45
先生の手紙=遺書をふつうにしたためたら、かなりの枚数になる、って話題はまだでてないね。
Kはどうして自分の矛盾を指摘されたくらいで自殺するような
弱い人間なのか。
強い自我を持ち、精進を目的とし、家からも縁を
切られるような目にあっても志を変えなかったんだろ?
まるで、いつもは坂本竜馬なんかを口に出すような求道者なのに
大リーグボールを打たれたくらいで絶望しきって
既存の変化球を覚えることも考えない星飛雄馬みたいだ。
44 :
吾輩は名無しである:02/12/12 20:36
あげ
あるネット関連会社の社長は、「いずれにしても2ちゃんねるは
資金が底をつけば終わり。あまり知られていないことだが、
2ちゃんねる内部関係者によると今、大手通信会社系が調査費名目で資金提供している。
だが、それが止まれば続けてはいけないだろう」と証言する。
2ちゃんねるが判決によって力を失った場合、資金提供の打ち切りも予想される。
http://ascii24.com/news/reading/causebooks/2002/07/01/636911-000.html 以下、別の記事のキャッシュ
http://memo2ch.tripod.co.jp/article.html 2ちゃんねるに近いあるインターネット関連会社の社長は、2ちゃんねるの幹部から得
た話として証言する。「2ちゃんねるは、運営者や幹部などがそれぞれ別々に会社を
作りカネの流れを見え難くしているが、実際の資金源は複数の大手通信会社系からの
調査費名目のカネ。月額で計約700万円と言い、年間にすれば1億円近く。額はともあ
れ、これは通信会社系的には、ぼう大なトラフィックを調査すると言う表向きの理由
が一応は立つ。自社系に都合の悪い書き込みがされた時に優先的に削除してもらうこ
とも期待している」と前置きし「通信会社系の削除の期待も含めて、2ちゃんねるは
総会屋と同じになっている」と言うのだ。
その具体的な理由として社長は、こう話す。「2ちゃんねるはボランティアの削除人
が書き込みをチェックして、好ましくない書き込みを一所懸命削除している、という
ことになっているが、あれはウソ。削除人には給料が支払われ、その給料の原資と
なっているのが、まずいことを書き込まれた企業が削除要求とともに渡す裏金。これ
はまさに、総会屋の構図そのものだ。これまで裁判になっているのは金額で折り合え
なかったり、裏金を出さない強い態度の企業とだけだ」
46 :
吾輩は名無しである:03/01/04 22:28
これどんな話しなんですか?
あらすじをぱ〜とおしえてくださいませんかね?
47 :
吾輩は名無しである:03/01/04 22:39
うろ覚えだけど
先生と呼ばれる人が友人Kと女を取り合って
ネチネチ意地悪したもんでKが自殺しちゃう
で、先生はKへの後ろめたさから結局その女も愛せず
あと「私」という登場人物も出て来るけど何したかは忘れた
先生の奥さんとチョメチョメしてたのかも
48 :
吾輩は名無しである:03/01/12 08:47
なんか密かに私と先生の細君との後日談を想像してえろーんな気分になったよ
49 :
吾輩は名無しである:03/01/12 09:07
「私」が女学生だったら萌え萌えだった(w
50 :
吾輩は名無しである:03/01/12 09:19
誠心がないやつには分からんよ
51 :
吾輩は名無しである:03/01/12 10:17
低俗な感想しか浮かばない
1.「私」はきっと親の死に目に会えないぞ。その後悶着すること必至
2.時代を考えると、父なし子で夫も選べず、嫁にくれと言った頼みの夫が自殺では
残された奥さん(=お嬢さん)が気の毒すぎ
3.手紙なんか残したらあとで何が起こるかわからんぞ。やっぱり奥さん気の毒すぎ
4.あの手紙は巻き手紙だろうか? 懐に入れられるほど薄いのか?
5.よく効くうつの薬がある時代だったらよかったのにね
6.小人閑居して不善をなす
7.でも働かなくて生活できるなんてかなり羨ましい
私のその後については当初書く予定だったけどいっぱいいっぱいになって
書くの止めちゃったんだよね。
恋は罪悪ですよ。これに尽きます。
54 :
吾輩は名無しである:03/01/13 00:20
>>51 >1 真面目な学生だった「私」が「先生」のような高等遊民(無能者)的生き方に
なりつつある危うさを感じるんだよね。
>2 穀潰しが一人減って、出費が減るぞ。そもそも食うに困らないのが前提になっているんだよ。
>>12 向上心を発揮する事柄が精神的なのでしょう。理解できますか?
学問の道を究める行為とは、換言すれば「頭を鍛えること」でしょう。
これは「精神的に」と言えますよね?
それに対して、徹底的に体を鍛えて、たとえば三段跳びで世界記録を目指す、
というのは「肉体的に」と言えますよね。
55 :
吾輩は名無しである:03/01/13 01:01
>>54 食うに困らなくても、男っ気のない家は物騒なんですよ。
いくら美人でも再婚するには条件悪いしな。
戦死なら聞こえがいいけど、あの時代に自殺ってのはキツい。
残された奥さんも偏見の目でみられちゃうだろう。
56 :
吾輩は名無しである:03/01/13 01:05
あ、でも、乃木将軍の後追いだってことにすればいいのか。
そう解釈できる遺書があれば、だけど。
文学の目的の一つに人間性の開放みたいなのがあると思うんだけど
抑圧されてた時代or人間の書いた作品のほうが面白いのが多いよね。
という感想を持つ私はただの平和ボケなんでしょうか
58 :
吾輩は名無しである:03/01/13 01:14
59 :
吾輩は名無しである:03/01/13 01:26
>>55 あのさ、誰も君の意見を否定していないんだけど。
君にしたり顔で吹き込まれなくてもそのくらいの事はわかっていますが、なにか?
>59
かわいい人だね
61 :
吾輩は名無しである:03/01/13 12:32
Kの自殺は新聞に載ったんだよね。先生の自殺も新聞に載ったんだろう。
きっと「殉死」として。
残された奥さんは財産もあることだし美人らしいし再婚したんじゃないかな。
実は「私」と再婚してたりして。
レスを読まないでカキコ。
「明治天皇と同じ年に生まれた漱石は
明治天皇が崩御した時、『自分の人生も終わった』と思ったらしい」
このまえ小論文の先生がそう言ってたんだけど
これって本当かな?
63 :
吾輩は名無しである:03/01/18 22:59
>>62 「こころ」の解説にもそんなことが書いてあったようななかったような。
ショックだったのはたしかでしょうね。だから「こころ」で先生を殉死させているし。
ほんとは自分も死にたかったのかも。
>>62 乃木大将の自決に大きな影響を受けたらしいですね。
(^^)
66 :
吾輩は名無しである:03/01/28 22:47
「下 先生の遺書 35」で、Kは私の部屋との間の敷居に立ったまま私にはなしかけています。
お寺の息子としてこれはありでしょうか?
そこで考えられること
1 漱石はKを、世間の常識に頓着しない人間であることを強調するためにわざとそうした。
2 敷居の上というのは、あくまで概念としての境界線のことであって、実際は敷居の上に足はない。
3 敷居の上に立ってはいけない、というマナーはもっと後に作られたもの。
漱石の時代にはそんな習慣はなかった。
4 漱石自身が、実生活では常識のない人だった。
皆さんはどうお考えですか?
特に、いつも授業で教えてるはずの高校の国語の先生!
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
68 :
吾輩は名無しである:03/01/30 21:51
敷居に立つのってマナー違反なの?
69 :
吾輩は名無しである:03/01/30 22:02
「敷居」についての吾輩の推測である。
昭和のある時期まで、地方に住む日本人の多くは、
ワンルームの日本家屋に住んでいたと思われ。
従って、敷居といえば、屋外と屋内をむすぶ唯一の境界。
ここに泥足で立てば、当然、泥が詰まって、立て付けに影響しまつ。
だから、地方の農家で「敷居を踏むな」と言われていたしつけが、
都会生活をする人々にも援用されたのではないかと…
全くの推測なり。
70 :
吾輩は名無しである:03/01/30 22:18
1と2のコンビネーション、かな。
敷居を踏むなんてDQNのやることです。
1と2は相反するとおもふ
どちらかに帰結すると」思われ…
ああ、ごめん。
実際は1で、観念としての敷居の意味も含んでいるかな、と。
地方の農家でなくても、敷居や畳の縁は踏んではいけないものでした。
最近はそういう躾はされないのだね。
>地方の農家でなくても、敷居や畳の縁は踏んではいけないものでした
そうおっしゃるあなたの根拠はなんですか?
(敵対的な発言ではなくて、確認のためです。念のため)
74 :
吾輩は名無しである:03/01/30 23:07
年配者の常識というか。私は三十代だけど。
お茶でも習いますよ。
高校のころ、国語のテストで
「私の父親の言う、明治天皇と共に逝ってしまった『明治の精神』とは何か。
簡潔述べよ」
結局今も分からずじまいなんだけど、答え分かる人いる?
すいません、日本語がおかしい
高校のころ、国語のテストで
「私の父親の言う、明治天皇と共に逝ってしまった『明治の精神』とは何か。簡潔述べよ」
という問題が出たのですが、結局今も答えが分からずじまいなんです。
だれか答えを教えて頂けませんか?
78 :
吾輩は名無しである:03/01/31 10:27
>>66 これから死のうという人間にマナーのことを考える余裕はなかった。
79 :
吾輩は名無しである:03/01/31 10:55
>>78 勘違いしてるよ。
下の35回では、Kはまだ私にお嬢さんの話すらしていない。
81 :
吾輩は名無しである:03/02/04 05:13
306 :無名草子さん :02/03/29 15:29
現国の授業のために買わされた夏目漱石の「こころ」
無駄な部分が多すぎる
いや。
「こゝろ」は実に無駄のない漱石の最高傑作です。
後から推敲のできない新聞連載なのに
これだけの構成力を示せるところは
まさに文豪の名にふさわしい。
83 :
吾輩は名無しである:03/02/05 10:03
漱石の同性愛的傾向というのは、割とホモっけのある俺にはよくわかる。
あくまでも精神的な意味での同性愛ね。この傾向は総合失調症の患者が、潜在的に
持っているものだそうだ。
漱石の三角関係を主題にした小説って、男女間の関係ではなく、男同士の関係が軸だと
考えると、また違った読み方ができるよ。
「こゝろ」
今読んどります。
85 :
吾輩は名無しである:03/02/06 22:12
Kはお嬢さんとデートしてたみたいだけど、結局深い付き合いじゃ
なかったのかなあ?お嬢さんはKと先生のどっちが本当は好きだったんだろ。
86 :
吾輩は名無しである:03/02/06 23:51
>>85 俺は、正直「考えてなかった」というのが正解だと思う。
先生が奥さんに「お嬢さんを下さい」と迫ったとき、
「本人が不承知のところにやるわけがない」
なんて言っているし、かと思えば先生がいないとき、
お嬢さんとKが一緒の部屋に二人きりでいたり……。
そんな事より「私」よ、ちょいと聞いてくれよ。もう漏れ自殺しちゃった
んだけどさ。
漏れが大学生の頃、Kの部屋に行ったんです。Kの部屋。そしたらなんかめちゃくちゃ暗くて何も見えないんです。
で、よく見たらなんかティッシュが散乱してるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、お嬢さん如きで普段やらないオナニーなんかしてんじゃねーよ、ボケが
。お嬢さんだよ、お嬢さん。なんかハァハァ言ってるし。今夜のおかずはお嬢さんか。おめでてーな。
キタ━━━━(・∀・)━━━━!!お嬢さん萌え、とか言ってるの。もう見てら
んない。
お前な、漏れがおかずになってやるからお嬢さんで萌えるなと。
漏れの恋愛ってのはな、かなり殺伐としてるんだよ。いつホモの道に走ってもおかしくない、喰うか喰われるか、そんな雰囲気なんだ
よ。女なんて奥さんしか知らねーよ。
で、やっと明かりがついたかと思ったら、Kが、お嬢さんハァハァ(;´Д`)、
とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、きょうび(;´Д`)ハァハァなんて流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、お嬢さんハァハァ(;´Д`)、だ。
お前は本当にお嬢さん喰いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰
めたい。
お前、(;´Д`)ハァハァって言いたいだけちゃうんかと。
オナニー通の漏れから言わせてもらえば当時、通の間での最新流行はやっぱり、
アイコラきぼーん!、これだね。お下品板のリンクをクリック。これが通の萌え方。
アイコラってのは刺激が半端じゃない。その代わり生身ではない。これ。
で、それをパソコンの前で楽しむ。これ至福の一時。
しかしこれを繰り返すと業界にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、「私」は、厨房で萌えてなさいってこった。
>>87 おまえつくずく馬鹿だと思うけど、感心した。えらい!
目からウロコが取れたね。
今まで「私」や「K」が「お嬢さん」ネタにマスをかくって発想した奴は
いなかったんじゃないか?
たぶん漱石だってそこまでのシチュエーションは考えてなかったろう。
だけど、現実には、これは避けて通れない問題だよな!
「K」はお嬢さんのことを思ってオナニーしたか?
これは「こゝろ」研究の永遠のテーマの一つとなりうるぞ!
89 :
吾輩は名無しである:03/02/15 21:04
>>86 > お嬢さんとKが一緒の部屋に二人きりでいたり……。
ある意味女の作戦なんじゃないのかな?
先生に嫉妬させるための。
90 :
吾輩は名無しである:03/02/15 21:34
「K」は誰を指しているのかという問題についてですが、
幸徳秋水とか石川啄木とかキングとか金之助とか、いろいろと説がありますね。
珍説では、ヨーゼフ・K、松本金太郎(=七代目幸四郎)など、笑わせてくれます。
ですが、これは単純に、「こころ」のローマ字読み「KOKORO」の頭文字でしょう。
91 :
吾輩は名無しである:03/02/17 02:18
>>89 でも、奥さんは「先生」とお嬢さんを二人きりで(女中はいたけれど)
家においておく、なんてことはしなかったじゃない。
となると、どうなのかなぁ、と。
92 :
吾輩は名無しである:03/02/17 11:35
恐らくお嬢さんは「K」のことなんて眼中になかったんじゃないかな。
それは奥さんも同じで、だから「先生」とお嬢さんは二人きりで家に
おいておくことはなかったけど、「K」とならほったらかしだった。
お嬢さんは「先生」のこと好きで、というか「先生」がお嬢さんに気がある
ということにお嬢さんは気付いてて、そしてそのことを奥さんも気付いてた
っていうのがほんとのところだと思うけどなあ。
というか、奥さんとお嬢さんは最初から結婚する気でいたんだろう。
先生がなかなか渋ってるだけで
94 :
Madam.:03/02/18 01:43
" Yogozansu,Sashiage mashou! "
95 :
吾輩は名無しである:03/02/18 01:49
四十九
私は突然Kの頭を抱えるように両手で少し持ち上げました。私はKの死顔が一目見たか
ったのです。しかし俯伏しになっている彼の顔を、こうして下から覗き込んだ時、私はす
ぐその手を放してしまいました。慄としたばかりではないのです。彼の頭が非常に重たく
感ぜられたのです。私は上から今触った冷たい耳と、平生に変らない五分刈の濃い髪の毛
を少時眺めていました。私は少しも泣く気にはなれませんでした。私はただ恐ろしかった
のです。そうしてその五分刈の恐ろしさは、眼の前の光景が官能を刺激して起る単調な恐
ろしさばかりではありません。私は忽然と冷たくなったこの五分刈によって暗示された五
分刈の恐ろしさを深く感じたのです。
96 :
吾輩は名無しである:03/02/18 09:34
97 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:47
こころを読み返してます。ところでどうして「こころ」という題名
なの?
>>97 基本的すぎて、かえって答えづらい…
「こゝろ」出版当時の漱石自身のコメントを読めば、
かえって分かりやすいかも?
調べてみな?
十人十色、10×10=100ゲト
101 :
吾輩は名無しである:03/02/23 17:30
生徒「先生、孟子くんがまたでかい態度で口げんかしてます!」
先生「なんだ、また君か。みんなと仲良くしなさい」
孟子「もうしません」
孔子「こうし なさい」
孔子「顔回タソ、ハァハァ。」
荘子「そうします」
墨子「ぼくし ます」
子思子「うっししし」
孫子「損します」
王維「お〜い」
淮南子「え?何時?」
王陽明「お嫁 に来ないか」
杜甫「トホホ…」
白居易「はっきょ〜い、のこった!」
102 :
吾輩は名無しである:03/02/23 17:31
そんな事より「私」よ、ちょいと聞いてくれよ。もう漏れ自殺しちゃったんだけどさ。
漏れが大学生の頃、Kの部屋に行ったんです。Kの部屋。そしたらなんかめちゃくちゃ暗くて何も見えないんです。
で、よく見たらなんかティッシュが散乱してるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、お嬢さん如きで普段やらないオナニーなんかしてんじゃねーよ、ボケが
。お嬢さんだよ、お嬢さん。なんかハァハァ言ってるし。今夜のおかずはお嬢さんか。おめでてーな。
キタ━━━━(・∀・)━━━━!!お嬢さん萌え、とか言ってるの。もう見てら
んない。
お前な、漏れがおかずになってやるからお嬢さんで萌えるなと。
漏れの恋愛ってのはな、かなり殺伐としてるんだよ。いつホモの道に走ってもおかしくない、喰うか喰われるか、そんな雰囲気なんだ
よ。女なんて奥さんしか知らねーよ。
で、やっと明かりがついたかと思ったら、Kが、お嬢さんハァハァ(;´Д`)、
とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、きょうび(;´Д`)ハァハァなんて流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、お嬢さんハァハァ(;´Д`)、だ。
お前は本当にお嬢さん喰いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰
めたい。
お前、(;´Д`)ハァハァって言いたいだけちゃうんかと。
オナニー通の漏れから言わせてもらえば当時、通の間での最新流行はやっぱり、
アイコラきぼーん!、これだね。お下品板のリンクをクリック。これが通の萌え方。
アイコラってのは刺激が半端じゃない。その代わり生身ではない。これ。
で、それをパソコンの前で楽しむ。これ至福の一時。
しかしこれを繰り返すと業界にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、「私」は、厨房で萌えてなさいってこった。
103 :
吾輩は名無しである:03/02/25 16:21
こころってBL小説だよね。
104 :
吾輩は名無しである:03/03/05 23:17
最近、「こんな先生は嫌だ」スレに完全に押されてしまってますな。
105 :
吾輩は名無しである:03/03/07 13:36
私がageて以来押されてしまってる
>76「私」の父親じゃなくて、「先生」のほうのやつ
なんですが、「明治の精神」は「自分より大きなもの
のために生きる生き方(漢学の精神)」と、ウチの
ガッコでは習いました。Kの道に全てを捧げる生き方
とか、先生の「他人はダメでも自分は立派な人間」で
あろうとする生き方のことを言ってるんじゃないです
かねぇ。うーん。違うかな。
それにしてもずいぶん難しいテストですね。
「こころ」は良いよなあ。
先生の言った台詞全てが格好良く見える
108 :
吾輩は名無しである:03/03/30 21:31
あげ
109 :
吾輩は名無しである :03/04/06 21:42
お嬢さんは、Kに恋心を抱いていたと思う。
ただその当時は、恋人=結婚相手ではないからね。
経済力のある「先生」と結ばれるのは、
自然な成り行きだったのでしょう。
せつないなぁ。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
111 :
吾輩は名無しである:03/04/22 21:19
こんな「先生」いたらいいよなあ。
明治時代にこの人物像を創造した漱石はすごい。
お嬢さんが、女のいやらしさ満点のところも面白い。
森鴎外とか、ちょっと女性を神格化して書いちゃっているんだよね。
それって歌舞伎の流れを受け継いでる感じで(ドイツロマン主義の影響かもしれないけど)、
いい意味でも悪い意味でも古い。古雅なので好きではありますが。
男女7歳にして席をおなじゅうせずの時代に、
どうして漱石は、女を生身の人間として見ることができたのだろう。
もしかして潜在的ゲイだったのかという疑惑はやっぱり残る。
女より男を神格化している感じがある。
こころを好きな女子生徒が多いのは、
このあたりに起因するのか。
>女より男を神格化している感じがある。
瞠目に値する意見だ。潜在的ゲイ…その視点も面白い!
113 :
吾輩は名無しである:03/04/23 22:17
さんきゅう。
114 :
吾輩は名無しである:03/04/23 22:21
女のいやらしさといえば、
お嬢さんは、Kでも「先生」でも、どっちでもよかった気がする。
コナかけてくれるのを待っていたというか。
積極的に「好き」という感情をもつと、
フラれたりしたときプライドが傷つくから、
ずっとどっちかずの態度を自分でも気づかないぐらい深く暗いところで
とっていた。……イヤな女だよなあ。
そのイヤな女像と、
中年になった今の「奥さん」の品のよさが今いち結びつかない。
うーん。もっと読み直してみよう。
115 :
吾輩は名無しである :03/04/24 18:29
>そのイヤな女像と、
>中年になった今の「奥さん」の品のよさが今いち結びつかない。
「若かりし頃の奥さん」をイヤな女とまでは思わないけど、男性に
対して軽はずみな所があるのは事実。
それが計算なのか、無邪気なだけなのかは、???
それに比べて、「中高年になった奥さん」は別人のように貞淑デス。
116 :
吾輩は名無しである:03/04/24 18:43
でも最後が不思議な終わり方だよな。
なんていうかもう少し先まで書いて欲しかったというか。。。
117 :
吾輩は名無しである:03/04/25 00:31
それは行人にも言えますな。
「私は淋しい人間です。ことによると貴方も淋しい人間ぢやないですか。
若いうち程淋しいものはありません。
119 :
たったこの程度の言葉で・・:03/05/07 20:51
・花の季節に上野公園でカップルを見て
私「仲が好ささうですね
先生「君は戀をしたことがありますか
「戀をしたくはありませんか
「したくない事はないでせう
「きみは今あの男と女を見て、冷評しましたね。あの冷評のうちには
君が戀を求めながら相手を得られないといふ不快の聲が交つてゐませう
「・・・戀の満足を味わっている人はもつと暖かい聲を出すものです
僕はばかだ。
121 :
吾輩は名無しである:03/05/17 08:42
「よござんす、差し上げましょう。」に尽きる。
122 :
吾輩は名無しである:03/05/17 17:27
君も馬鹿だ
123 :
吾輩は名無しである:03/05/17 17:28
「DQSは逝ってよし!」と言ったら本当にKが逝ってしまった
124 :
吾輩は名無しである:03/05/19 09:56
お願いです。
今、大学で
夏目漱石が書いた手紙が彼の病や著書に与えた影響 を調べて
いるんですが、
このテーマについて、語ることができる方、
レスおねがいします。
125 :
吾輩は名無しである:03/05/19 10:37
漱石の極美復刻本が古本屋で一冊千円で売っていたので、
主要作品を買い揃えたのだが、
趣向を凝らした装丁が素晴しく、
ほとんど芸術品といっていいくらいだった。
同時代の作家はさぞかしうらやんだことだろうな。
126 :
吾輩は名無しである:03/05/19 16:39
うらやましすぎる。どこの古本屋?
むかしの本の装丁って素晴らしいよね。
127 :
吾輩は名無しである:03/05/19 16:43
124>>
>夏目漱石が書いた手紙が彼の病や著書に与えた影響
って、
夏目漱石自身が、自分の書いた手紙や病に影響を与えられていたってこと?
影響を与えるって、他者に何かを投げかけたかときに使われる言葉の
ような気がするけれど……。
もう少し詳しく教えてくださいますでせうか。
128 :
吾輩は名無しである:03/05/19 17:27
129 :
吾輩は名無しである:03/05/19 19:21
>>126 大きな店を気長に探せばけっこうでてるよ。
あくまで復刻版だから、口の悪い店主に言わせれば
「まあ、おもちゃみたいなもん」だってさ。
でも機会があったらぜひ手にとって見るといいと思う。
口じゃ説明できないほど凝った造りだから。
>おもちゃみたいなもん
ゲッ!
その玩具版『こころ』を8000円出して買いますた。
とりあえず「思い出す事など」を読んどけ
132 :
吾輩は名無しである:03/05/20 20:59
おもちゃでいいじゃないですか。
こんな楽しいおもちゃってないです。
あぼーん
めぞん一刻は「こころ」よりも「三四郎」チック
135 :
吾輩は名無しである:03/05/23 22:32
帰依子じゃなかった美彌子でしたっけ・・・
「STRAY SHEEP. 解って?」
「私そんな生意気そうににみえますか?」
と年上の女性に誘惑・・・・、ぅっ!(三四郎)
「ハアハア み、美彌子さん・・・・美彌・・子さん・はあはあ、
いっく、 み みえこ・・・・僕いくう・・ソコ、ツボぉぉぉ」
三四郎は美彌子に覆い被さると上気した耳元に舌をはわせた。
そして次第に柔らかな重力を持つ美彌子の胸元をその青年の手が確かめた時
美彌子は意に反して甘い声を上げた
「三四郎さん、ああ、駄目です。ダータファーブラになつてしまいますよ、ああ
(こん子上手いわ)」
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
139 :
吾輩は名無しである:03/06/09 09:40
思春期特有の妄想、過剰自意識、自己愛、エゴイズムやらがこんがらがった結果の優柔不断を露骨な言い訳で塗り固めたもの。 オナニーショウもここまでやりゃ芸術か。
若者かよ
141 :
吾輩は名無しである:03/06/20 05:08
>>31 高橋源一郎もそう書いてたね、確か。
同性愛小説にしては不徹底だし、
文章は上手いけど全部読んでも(´,_ゝ`)フーンて感じ。
143 :
吾輩は名無しである:03/06/20 05:54
144 :
吾輩は名無しである:03/07/10 23:27
孫である房之助氏の著書を読んだら
漱石がロンドンに住んでいた時、鏡子夫人にあてた手紙というのがあって
なんと言うか、情愛たっぷり、頭悪い表現だけど「超ラブラブ」という感じで
見たこっちが照れてしまう位。
だから先生とKが同性愛という設定とか
漱石に潜在的ゲイの性質があったというのには違和感を感じる。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
147 :
吾輩は名無しである:03/07/18 01:55
文庫版の「こころ」は、新潮とかいろいろ持っているのですが、
ハードカバーの「こころ」って、あるのでしょうか?
あれば、買っておきたいのですが。
148 :
吾輩は名無しである:03/07/20 15:55
149 :
吾輩は名無しである:03/07/20 16:17
読書感想文で原稿用紙に5枚書かなければならないのですが、アドバイスを頂けませんか?
先ず本を読め。
>>149 「完全自殺マニュアル」を援用して、Kの自殺がいかにはた迷惑だったかを
論じるといい。
>>149 九割をストーリー説明。最後に一言「かわいそうだと思った」
誰かいますか?
いたら「こころ」について語りましょう。
今読み終わったばかりです。
154 :
吾輩は名無しである:03/07/28 14:51
155 :
吾輩は名無しである:03/07/31 17:22
数日かけてやっとよみおわった。ふーんという感じ。今は自殺がべつにめずらしくないせいか、
おれの年齢がいきすぎているからなのか、センスがないためか、得るものが少なく
時間の無駄だったかもしれない。この国民的名作をあじわえないのはくやしい。
何回か読めば、味わえるのだろうか?
鬱病になればよく分かるんじゃないか。
157 :
吾輩は名無しである:03/07/31 21:35
こころって大正3年の文章のわりにものすごくよみやすい。
158 :
吾輩は名無しである:03/07/31 22:12
>今は自殺がべつにめずらしくないせいか、
おい
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
161 :
吾輩は名無しである:03/08/15 19:13
私がもし「向上心の無いやつは馬鹿だ」っていわれたら
「馬鹿で結構!!」 って言い返す
162 :
吾輩は名無しである:03/08/16 19:32
>>149 ――--、..,
:::::::,-‐、,‐、ヽ.
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、
/. ` ' ● ' ニ 、
ニ __l___ノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ _ | i < 那須さん働かなきゃ
|( ̄`' )/ / ,.. \____________
`ー---―' / '(__ )
====( i)==::::/
:/ ヽ:::i
>>161 そうやって開き直るところが馬鹿だって言ってるんじゃねぇの?
堕落論でぎゃくしゅー
165 :
吾輩は名無しである:03/08/19 00:21
>>163 死ぬよりまし
てか、「恥ずかしながら・・・。」といいつつ生きているほうがなんかいい。
166 :
◆gHwx39mdgE :03/08/20 10:27
こころを書いていた頃多分大正3年ごろでしょうか、この頃の漱石さんの健康状態が
知りたいのですが。
167 :
吾輩は名無しである:03/08/20 11:07
>>166 前年(大正2年・47歳)は、1月から数ヶ月間強度の神経衰弱を再発。
3月末から胃潰瘍で臥床、連載中だった『行人』も一時擱筆。
この年、大正3年、1月『行人』出版。
4月〜8月『心』を連載。10月『心』出版。10月、胃潰瘍で1ケ月ほど
臥床。
翌年大正4年も、3月末に旅先で胃潰瘍のため臥床。
*持病の胃は明治42年頃から悪くなり、43年に入退院と
例の修善寺大喀血。44年にも潰瘍で入院、痔も悪くなる。以来
胃潰瘍は毎年のように起こっている。
大正5年にはリューマチ、糖尿病も。そして
11月末から胃潰瘍で臥床、2度の大内出血ののち、1
大正5年12月9日午後6時50分に逝去(50歳)。
168 :
◆gHwx39mdgE :03/08/20 11:28
>>166 実生活でずいぶんつらい状態なのにいくつもの作品を
発表されているんですね。
彼のこころ模様とか、心の旅路というかいろいろ考えさせられました。
ありがとうございました。
人は欲しいものがどうしても得られないと分かった時に自殺するのだと思います。
これ読んでマジですげぇと思ったのは、フィクションであることかな。
初めて読んだのは高校の時の教科書だったけど
面白くて全部読んでしまった。(教科書に載っているのは第三章の一部)
でもな、これがフィクションだったと聞かされたときはびびったね。
さすが、千円札って感じがしたよ。
スレ違いスマソ。
「こころ」には日本人の心があると思うんですよ。
まぁ、小説ということで多少、脚色されている部分はあるんですが
本質の点では真意に変わりありませんね。
ですから、日本人とは何たる者かを知りたがる異邦人に対し
私が差し出す著書がこの「こころ」である訳です。
172 :
◆9sneUA9XTo :03/08/23 01:53
すいません、「こころ」の
上・中と下の関連を原稿用紙1枚程度で述べよとか
言われちゃったんですがどんなこと書けばいいですかね?
遺書の内容は物語内のテキストなので
メタ関係にあるとか
メタ関係って何ですか?
(´ー`)サンペイノ チョット イイハナシ
176 :
吾輩は名無しである:03/08/25 01:43
俺が先生だったら全く同じ行為をしてたな・・・
鬱病がさらに発展しただけだ・・・
177 :
吾輩は名無しである:03/08/26 13:00
こころのストーリーってどこか不自然じゃないです?
178 :
吾輩は名無しである:03/08/26 14:37
先生はKと手を繋いで歩きたかっただけなんじゃないか・・・ホモなんかじゃなく
女の子同士が手を繋いだり抱き合ったりするように・・・
179 :
吾輩は名無しである:03/08/26 22:17
私は家で手紙読んでたら汽車に乗らずにすんだのに
先生の人生観ってどんなものだと思います?
181 :
吾輩は名無しである:03/08/27 01:34
これってどれくらいで読み終わります?
あと二日で原稿用紙2枚感想文書かないといけないんで
みんな凄いなー
読んでも何も感じなかったよ
185 :
吾輩は名無しである:03/09/02 18:25
186 :
吾輩は名無しである:03/09/02 18:40
すいません、明日提出の課題でてるんですけど助けて下さい。
「こころ」を呼んで“人を疑うこと”について原稿用紙3枚なんですけど…
何書けばいいんでしょう?
読みなさい。
↑全く同意。
189 :
吾輩は名無しである:03/09/02 23:59
「Kと先生の自殺の要因」って何すかねぇ?
読みなさい
191 :
吾輩は名無しである:03/09/03 14:58
何回も読み返しましたよ!
でも「要因」って具体的にどんなこと書けばいいかわからんのですよぅ。
思ったままに書きなさい。的外れでも良いじゃないか、人間だもの……
テーマが人を疑うことについてで1200字以内の感想文がどうにもならなくて
困ってます。。読んでないし。。
誰かてきとーにやってくれませんか??もちろんお礼します♪
世の中は金で渡れるほど甘くはない。
自分で嫁。苦しんで書け。さもなくば零点もらって恥をかけ。
けち。。
とりあえず読みます。。
結構、素直で良い子だと思われw
私は、先生の「こころ」が知りたいのですっ!
僕は管理人のKさんが好きなのです
無事課題提出完了。掻い摘んで読みました。
先生って親を大切にしろって本気で思ってるのか疑問なんですけど。
親の話は果たして重要なのかなぁ?
201 :
吾輩は名無しである:03/09/06 19:19
書き捨ての新聞連載小説を
なに熱くなって語ってるんだ(w
すいませんウチの先祖です、明治に死んでるんですけど…
、 引き取って墓場に閉じ込めますんで…
(-_- )-C< ゚д゚)Ξズルズル ←
>>201
204 :
吾輩は名無しである:03/09/07 15:40
お嬢さんが可哀想でなりませぬ…(;;)
時を戻す魔法が僕に使えたらもう絶対に君を傷つけたりしないのに
こころを読んだのはかなり前だけど、
一人称が房総の海水浴を真っ黒になるまで楽しみつくした絵が
印象深い。
先生に出会ったのも湘南あたりだったっけ。
当時は皆フンドシでしょ。
フンドシの日焼跡しびれるぜ!
フンドシ野郎の物語です。
こころはさ、ゲイ小説ですよ。ゲイの俺が認めるよ。
Kの欲しがるものを興味もないのに横取りした。
そういう意味のジェラシーノベルだよ。
206 :
吾輩は名無しである:03/09/07 19:40
滅びるね。
207 :
吾輩は名無しである:03/09/07 19:51
>>66 Kが生と死の境界線上にあることを暗喩しているのではないかと思われ
そうだと仮定すると、この時点でまだKの死は確定的でなく、ここでの「先生」とのやりとりでKは死を決めたことになる。。。
日本は。
滅びるね。日本は。このままじゃ…
みんなで『こころ』を嫁!
人類はね。
人類はね。
212 :
吾輩は名無しである:03/09/07 20:17
滅ぼしておめでとうございます。
地球はネズミとゴキブリにまかせましょう。
214 :
吾輩は名無しである:03/09/08 00:43
学校の課題で読めって言われたけどそんなに面白いの?
俺もともと長編小説が苦手(面白くないと途中でやめる)でコレも途中途中飛ばして読んだんだけど
しっかり読んだほうがいいかな。
そんなに面白くないよ
ぶっちゃけ時間の無駄
先生の自殺の描写が変にリアルだから
怖がりは読まない方がいいかも。
217 :
吾輩は名無しである:03/09/15 13:11
先生の自殺?先生ではなくKの自殺では?
218 :
吾輩は名無しである:03/09/16 19:19
両親と私について一言
何かどうぞ
俺片親だわ・・・
220 :
吾輩は名無しである:03/09/16 23:43
>>219 かわいそうに
>>218 わたしが冷たすぎるような気がした
今にも死にそうな、でもまだ意識のある父親を見捨てて、勝手に自殺した他人のところに向かうなんて…
信じられん
221 :
吾輩は名無しである:03/09/17 00:20
親の話は果たして重要なのかなぁ?
222 :
吾輩は名無しである:03/09/17 04:22
「こころ」の先生の年齢がいまひとつはっきりしないと何かに書いてあったな
そのへんはどうなのかね
いやもちろん漏れは読んでない
近頃すっかり小説ってものが読めなくなってね
223 :
吾輩は名無しである:03/09/18 22:30
どこもかしこも三章ばっか
こゝろの真髄はニ章にあるということがまだ分からんのか
224 :
吾輩は名無しである:03/09/19 10:47
昨夜、「こゝろ」をやっと読み終わった。
表紙は夏目漱石のドアップ。(角川文庫クラシックス)
夏目漱石ってめちゃくちゃハンサムだとオモタ
先生 って実は結構若い
226 :
吾輩は名無しである:03/09/22 12:32
「こころ」を大島渚が映画化したら・・・
土俗的で旧日本人の代表・心情の父である実父から
都会的で近代人の代表・理性の父である先生のもとへ向かった
という流れはとても面白い。
そして理性が持つ矛盾や苦しみのさきがけとなった先生。
まさに近代的自我の時代の到来を小説化した名作なり。
私はばかに違いないのです。
230 :
吾輩は名無しである:03/09/25 17:34
金だよ金
231 :
吾輩は名無しである:03/09/25 18:33
ノルウェイの森ってこころのぱくり?
232 :
吾輩は名無しである:03/09/25 22:47
>228
何なんだ。224じゃないが気になる
>>234 エリア漱石に年齢考察の論文があるからよめ。
レポート提出のため漱石研究読んだけどつらかった。
なんだ世同性愛って。
小森が括弧の位置は関係ないと言ってるのに何でそんなにこだわる石原とか。
お互いで感想言い合ってろ。
テキストと矛盾しない限り知ったことか。
235 :
吾輩は名無しである :03/10/01 02:48
ひさびさ読み直しました。
何度読んでもせつなくなりますね。
236 :
吾輩は名無しである:03/10/03 21:51
>>227 その分析は、面白いですね。漱石自身の出自の様々な要件とも
重なったりして・・・?
238 :
吾輩は名無しである:03/10/03 21:58
>>237 ずっと昔に使い古された解釈だが・・・?
>227
>そして理性が持つ矛盾や苦しみのさきがけとなった先生。
>まさに近代的自我の時代の到来を小説化した名作なり。
Kが自殺して、先生はその原因が
自分とお嬢さんのことに関連していると考えた。
しかし、漱石は恋愛において、
一人の女を複数の男が頑張って争う時代が到来しつつあることを予感し、
意図的に、(失恋により?)死んでしまうようなKを描いたといわれているのも
そういう理論のうちかもね。
240 :
吾輩は名無しである:03/10/11 20:55
通読した直後の感想としては「内容を引っ張って引っ張って、ネチネチ書くな・・。ストーリー
展開は大したこと無い割りに」とか「そもそも何故、先生にそうして惹かれて追いかけたのか」等
納得させられる説明がなく、荒が多く目についた。
でも、細部に矛盾に目をつぶれば、小説のその場面がリアルに想像できちゃう程、濃い作品である気も
してきた。結局は漱石に文章の上手さで名作にしたんだとは思う。
241 :
吾輩は名無しである:03/10/14 16:03
中の
13章
・来なくていいとおいう先生の電報はなぜか?
・なぜここだけ「父」ではなく「病人」となっているのか?
17章
・「明白に物語る自由を得た」「失われてしまう世間的の自由」とは
・「利用できるときに利用しなければ・・・・永久に逸する」と思うのはなぜか?
18章
・母と兄宛の手紙にはなんと書いたのか
・先生の手紙を読む気持ちは
・なぜ父を放って先生に行ったのか。なぜ実の父より先生を選んだのか?
これらの質問に対する答えがわかりましたら教えてください
友情ってテーマがすでに近代の代物だよね。
古来日本人に友情なんてないんだ。
というか友という価値がないってところ。
寂しい人やね
244 :
吾輩は名無しである:03/10/23 07:47
オマエのこころモナ━━━━━━( ´∀`)━━━━━━!!
245 :
吾輩は名無しである:03/10/23 17:35
246 :
吾輩は名無しである:03/10/24 00:45
247 :
吾輩は名無しである:03/10/25 03:18
>>723 いいんですよ荒木先生、このコメントは荒木ではなく武井に発せられたものではなかったか?
細かくてスマソ
248 :
吾輩は名無しである:03/10/25 03:45
主人公の「私」というのは、先生の死後、ひとりぼっちになって誰も頼る者がいなくなって
しまった「奥さん」と結婚するって本当?
しかも、実は先生はインポ・・・というか、いざという時(挿入しようと)にKの顔が浮かんで
きて、チムポが立たなくなっちゃって、それで全然性交渉を持てなくなった。だから子供もいない。
先生の言う「天罰だから子供が作れないのさ」とは、上記のKの存在によって性不能にさせられた事
を意味してる・・・って本当?
奥さんは、だから処女だったって本当?
神秘のベールに包まれてますな、こころは・・・・
250 :
吾輩は名無しである:03/10/29 15:39
>>249 「こころ」 第四章 奥さんと私
私は夜汽車の中で先生の遺書を一息のうちに読みほした。すぐさま先生の家に行くと
すでに死後から6日経った先生の遺体は荼毘に付された後であった。私は奥さんには
先生からの手紙を決して目にされぬように細心の注意を払った。もちろん奥さんは私
に何故ここへ来たか、そして先生の死を知っていたのではないかのような疑問を投げ
かけてきた。私は迂闊に事の本末を、その全ての事実を何気ない内に気づかせてしま
わぬか不安を覚えた。しかし健気な奥さんには不要の心配であり取り越し苦労でもあっ
た。そう思うと今度は急に現実が見えるようになるもので、この世に只一人取り残され
てしまった奥さんが不憫に思えてきたのだった。私は遺影の暗がりで震える奥さんを
庇うようにそっと抱きしめた。奥さんも私にもたれかかるように抱いてきたが、その時
和服を着た奥さんの普段ははわかり得なかった、豊満な胸のふくらみの感覚が直に伝
わってきたのだった。この時初めて私の中に熱いものがこみ上げ、今まで隠れていた本能
がキッともたげてくるのがわかった。間近でみる奥さんの顔。雪のように白い肌を持った
美顔にはえる、ほの赤い唇を奪うのはもはや自然だった。深い接吻の後、どちらからともなく
裸になった。初めて見る奥さんの裸。真っ白い肌に大きな胸。細くくびれたウエスト。
私は決して焦らず奥さんの体を愛撫して堪能してから挿入を試みた。しかしなかなか入らない。
私は初めての体験である。まさか、そう奥さんも初めての体験だった。あうんっ、という奥さんの
悩ましい喘ぎ声と共にズブリと僕の息子が深く挿入されていくのがわかった。腰を動かし、お互いに
絶頂を迎え、果てた。布団には少し赤い血が滲んでいた。私は奥さんをもらう事に落ち着いた。
>>251 > 私は奥さんをもらう事に落ち着いた。
ワロタ 展開早すぎ
結局先生が自殺したときの年齢はいくつなのか。奥さんもいくつなのかわからない。
どうもこれが引っかかって・・・
具体的な数字としてはわからないものなのでしょうか?
255 :
吾輩は名無しである:03/11/03 22:32
「失われてしまう世間的の自由」とは
他の疑問は全部解決したけど、この疑問だけまったくわからない
誰か、こうなんじゃないかって、意見教えてください
どこよ?
257 :
吾輩は名無しである:03/11/04 16:33
主人公は最初、見ず知らずの先生に何故惹かれたのか
いまいちわからん。
258 :
吾輩は名無しである:03/11/04 21:59
>>43 だから志を貫くために死んだんだろ。志に反して生きるよりは敢えて死を選んだ。
それだけ強く愛していたのでもあるな、お嬢さんを。
どこかの漱石研究本には、先生の年齢は「私」より十数歳上だろう。と書いてあったぞ。
それなら、奥さんとは、それ程歳が離れてるわけでもない。
261 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:28
先生と言うよりお兄さんみたいな感じだな<10歳
262 :
吾輩は名無しである:03/11/05 20:31
10歳なわけねーだろ。
そん本のタイトルは「夏目漱石 こころ研究」だったか? 以前図書館で借りた。
著者は 盛忍 という中国人みたいな名の日本人。
その本の中には確かに「先生の歳は、私より10数歳上くらいだろう」と書かれてある。
264 :
吾輩は名無しである:03/11/07 12:24
>>263 そういう本読んでると、
「ブンガク研究」というものが如何に下らないかわかる。
んだんだ。
266 :
吾輩は名無しである:03/11/09 08:31
さっき読み終わった
一日目 一章を読んで眠くなって寝る
二日目 二章を読んで眠くなって快眠
三日目 三章を呼んで眠れなくなって今に至る
最後のほうの、Kがお嬢さんをスキだというあたりからの迫力がすごかった。
その前も、Kと女の取り合いになるんじゃないかとちょっとハラハラするような感じで、刺激的だった。
純粋な奴のこころの動きが怖かった。ホラー小説(w
一章、二章は、布石と二度目のためって感じなのかな。
267 :
吾輩は名無しである:03/11/09 23:03
「To Heart」
俺的には第一章が好き。その章だけ何遍も読みたくなる。
第三章は、書き方が雑というか、もっと丁寧に書いてあればいいのに、もったいないと思う。
ま、遺書なんだからしょうがないと思うけど。大事な部分がさらりと出てくるので、うっかり
見落とすような感じでね。せめて行替えくらいして欲しいって思う。
「突然Kからお嬢さんに対しての愛を聞かされた時の気持ちを想像して下さい」とかの意味の文の
所とか。
269 :
吾輩は名無しである:03/12/13 21:13
age
K「覚悟?」「覚悟・・覚悟ならないこともない」
一行で覚悟って3回もいってるゥゥゥゥ。
読んでた時は自然だったけど読み返してみると変な文だ・・。
そこはけっこう長い時間をかけて言っているって解釈していいんじゃない?
覚悟?(10秒・・・)覚悟・・(7秒)覚悟ならないこともない
みたいに。
273 :
吾輩はウマシカである:03/12/24 00:36
全体主義が崩壊して、古い社会に関心を示さない若者達が新しい社会を作りつつあります。
でも、ちゃんと自己本位じゃないと相互理解できなくなるよ。
古いからって見放して、自由だって言って社会を構成しないで。
相手を理解してるつもりかもしれないけど、それは単なる側面に過ぎないんだよ。
そんなことしてたら、相手だけじゃなくって自分もわからなくなるよ。
って、言いたかったんだとおもう。
274 :
吾輩はウマシカである:03/12/24 16:51
精神の発展段階は時に、その退廃段階に酷似する。
それは模索しているだけなのに。
勘違いして、Kを追い詰めた先生は有罪。
自分の方が、精神的向上心がなかったんだって、気づいたのさ。
275 :
吾輩は名無しである:03/12/24 16:59
で、Kは秋水なのか乃木なのか?
276 :
吾輩は名無しである:03/12/24 19:57
『こころ』と『それから』の共通点て何?
恋愛物
シェイクスピアに似てると思ってしまった。
279 :
吾輩は名無しである:04/01/08 23:06
襖の開いてた意味教えてくだつぁい。
280 :
吾輩は名無しである:04/01/09 15:24
遺書を真っ先に読んで自分についてのことを書いてないか確かめてから
鮮血に気づくあたり・・・人間のエゴだなぁって思う。
281 :
吾輩は名無しである:04/01/13 22:19
本の感想としてではなくて、ちゃんと(って言葉も変か?)研究してる人って
ここにいないのね。一応学問の項目にあるのに。
だーっと見たけど小森・石原等の名前を出してる人、一人しかいなかった。
ちなみに自分はホラーより恐いホラーだと思う・・・
282 :
吾輩は名無しである:04/01/13 22:53
「こころ」ってあの朝の連ドラ?
283 :
吾輩は名無しである:04/01/14 00:12
>281
お前もな。
しょぼい感想だな。
しかも「自分は」って軍隊かよ。
284 :
しょぼさ鑑定団 good jobしてますね〜:04/01/14 00:24
激しく281<283
283=オバサン
それより明暗について語ろうぜ
286 :
吾輩はウマシカである:04/01/14 03:58
先生・・・全体の状態を安定させつつ実行することで、自分の行為を正当化。きわめて受身的。このままがいい、つまり向上心がないわけだが、本人はそのことに気づいていなかった。
K・・・・自分の行為をする上で全体の状態がいったん崩されることを容認し、両立を図った。しかし先生に、向上心ないよお前、バーカ。と言われ自信をなくし、また自分には両立し得ない不安から自殺へと追い込まれる。
明治の終わり・・・古いモラルは新しいモラルの発展を抑制し、また、自らも発展性を持たない。必然的に終焉を迎える事になる。
287 :
吾輩は名無しである:04/01/20 00:01
関場守良が一番
289 :
吾輩は名無しである:04/01/20 14:37
岩波と新潮、どっちがいい?
290 :
吾輩は名無しである:04/01/20 15:14
角川
瀬戸内晴美
292 :
吾輩は名無しである:04/01/20 17:08
浅草のこころいきを描いたドラマの原作ですね
293 :
吾輩は名無しである:04/01/20 17:11
先生。
最後に遺書が発見される・・・
心の中の告白。
感動的だった。
だが、あれでいいのだろうか。
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
295 :
吾輩は名無しである:04/01/22 15:07
>294
ニ回言え
296 :
吾輩は名無しである:04/01/22 20:50
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
297 :
吾輩は名無しである:04/01/22 21:09
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
298 :
我輩は名無しである:04/01/22 23:55
読んだ。
「先生」って純粋な人だなあ、と感じた。
大体、ここまでKの死を気にする人は居ないんじゃない?
「もしかして・・・」と思っても、大方は適当に理由つけて「悪くない」と開き直って奥さんと幸せに暮らす、または忘れる。って感じだ。
やはり自分が後悔するような生き方をしては駄目だ、と思ったよ。
自分の心が一番この世で誤魔化せない絶対の存在なのだろう。
「k」の自殺は先生のせいでは無いかもしれないけれど、
先生は「kを裏切った」という良心の呵責に耐えられなかったんだね。
全体的にせつない話だねー。奥さんも可愛そう。先生もせつない。
それより最後に「先生」の手紙を読んだ主人公は、これからどうする(どうなる)んだろう。
「私」だけにその手紙は託された訳だし、「私」はこれから先、ずっと「先生」の告白を一人で
胸に収めて生きて行かなくてはならないのだろうか?
先生の奥さんが嘆く姿を見ても、それを告白する事は出来ないと思うし・・・
10代の頃にも読んだけれど、その時とえらく(自分の)解釈が違うのに驚き。
299 :
吾輩は名無しである:04/01/23 04:29
>>298 自分はKへの良心の呵責で自殺したというより
先生が忌み嫌っていた「裏切り行為」を自ら犯してしまったことで
理想と現実のギャップに苦しんだ結果な気がするな・・・
「こころ」は「私」の遺書ともとれる。
今までのいきさつ等は口頭では語られず、文面にのみ残して伝達しているから。
しかも一人に向けて、死ぬ間際に。(私の遺書(先生の遺書(Kの遺書)))こんな感じ。
で、「こころ」では裏切りが大きな要素を持ってるけど
上の説の場合、私は誰(何)を裏切ったのだろう・・・
それにしても感じたままだけにしないで色々構図書いて
国語的見方すると文学って面白いよね。
300 :
吾輩は名無しである:04/01/23 04:30
301 :
吾輩は名無しである:04/01/23 04:32
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
精神的に向上心のない者は、ばかだ。
302 :
吾輩は名無しである:04/01/23 04:35
304 :
吾輩は名無しである:04/01/23 11:00
>>299 ははあ〜なるほど、我々が「私」の遺書(膨大にページ数の)を
読んでいるわけですな?
道を極める事を最優先とする、真宗の仏門に生まれ、
その道こそが唯一価値有るものであるという、
生来よりカルト宗教漬け状態であったK。
しかも、そのカルトの教義に「道か、しからずんば死か」とある。
この時点でマトモな人間の幸せは放棄ケッテイ。
お嬢さんを好きになった時点で、道と恋との間の葛藤が発生。
人生=道であったKは、お嬢さんに惹かれ道を外れていく不甲斐ない自分自身を、
まざまざと見せ付けられたのでした。
虚無という闇の穴が、意識の中にいつしか生まれ、その領域を着々と占めていきました。
その穴の縁より身を乗り出して、真っ暗な奥底を覗き込むたびに、
昔の偉人達もまた同じような穴を心に持っていたのだろうか、
この穴はどのくらい深いのだろうか、
穴に湯を張って、湯屋にしたら儲かるかなぁと考えます。
東京はこれからどんどん大きくなる。湯屋に通う人数もさぞ増えることだろう。
そうしたらお嬢さんと結婚して、番台をお願いしようか。
と考えているうちに、先生とお嬢さんの一件が耳に入りました。
そのとき、虚無の穴は完全に成長して意識を埋め尽くしました。
Kは虚無の穴に飛び込んでしまうことに決めました。
P.S.
先生も、遂には虚無に足を捕られてしまいました。
とっぴんぱらりんのぷう
306 :
吾輩は名無しである:04/01/26 16:19
Kは浄土宗だっけ。仏門ということで武田泰淳と比べられるね
307 :
吾輩は名無しである:04/01/26 18:59
Kは浄土真宗。文中にある。
浄土宗とは違うのココロ
真宗系にはカルトがあるよ。
昔、古い友人に勧誘されて、ヤバイ!と退却しようとしたとき、
駅の改札口でシャツの袖を引きちぎられた事がある。
308 :
吾輩は名無しである:04/02/06 19:11
age
309 :
吾輩は名無しである:04/02/06 19:31
先生は怠け者だったのさ。
働いていれば幸せだったのさ。
Kへの後ろめたさとかなんとか言ってるけどよ、
それは自分の苦悩を美化したいからそう言って誤魔化しているだけで、
本当は、ただ働いていなかったから、人生がつまらなかったんだよ。
事実、看病(誰を看病してたかは忘れたが。)してた時は、
苦しまなくてすんだって自分でいってるじゃねえか。
310 :
吾輩は名無しである:04/02/06 20:35
学問をさせると人間がとかく理窟っぽくなって不可ない。
313 :
吾輩は名無しである:04/02/09 08:02
漱石がいい例。
314 :
吾輩は名無しである:04/02/09 13:31
主人公の父の死にいたるまでの記述がすごくリアルでこわー
315 :
吾輩は名無しである:04/02/11 19:30
要するに人間の罪っつーのは何なんだ?単なるKへの罪の意識か?
無知ということの罪。先生が苦しんでいるのは、
K、奥さん、お嬢さん、誰も自分だけが知っているこのことについて知らなかったから。
そして自分がもはや、この自分だけが知ることについて打ち明けることが出来ないから。
「こころ」にいつもつきまとっているのは無知という言葉だと思う。
それが具体的に現れているのが「私と両親」で、父親の病状を楽観的に見る母親や、
いままで私が兄弟などの知らなかったところなどが理解されていくところ。
最後に先生が私に手紙を出し、そのすべてを打ち明けるところに、
こころが今まで背負っていた「無知」ということの解決、物語の結が見て取れる。
317 :
吾輩は名無しである:04/02/15 13:43
先生の遺書の中で、先生がKに「精神的に向上心のない者はばかだ」の台詞で
Kの恋心を打ち砕こうと頑張った日、先生が穏やかに眠ってた真夜中に
Kが襖を少し開けて話しかける場面がありますよね?
あの場面って必要なんでしょうか?
何だか無くても良いような気がして。
次の日の朝にKが先生に「近頃は熟睡できるのか」と尋ねてたのも意味不明。
Kは何を考えて、あんな事したんでしょう?
先生も不思議だと文中で言ってたが、私も不思議だ。
>>317 他(ひと)から見たら余計なことのようにも解釈できましょうが、当人にはまた
当人相応の要求が心の中(うち)にあるのだからやむおえないともいわれるでしょう。
とまあこれだけではなんなので。
その前に似たような場面があり、そことの対比。
先生がKにおいと声をかけて、まだ寝ないのか、と訊ねる。
そのとき先生は暗いなかでますます目が覚めてくる。
Kはこのとき生返事。
ついでにいうと、
この二つの寝床シーンはのちのKの自殺を印象付けるところでもある。
ただ、意味がどうというより、構成的な問題だと思うよ。
こゝろの構成は似たような部分の対比が大半。
ところで俺にはどうしてもこれがホラーとは思えないな。
そんなに怖いとは思わないというか、ホラー作者特有の怖がらせたいという
意思が感じられない。なんといえばいいのだろう、昭和の人間にとっては
ひどく日常的というか、ごく自然な感覚がある。
319 :
吾輩は名無しである:04/02/20 22:29
>>1 人間は弱く、利己心で生きてるということだよ。
先生もKももっと要領よく生きろよ、命落とすほどのことかよ?と
思いますが、それができないのが人間らしさ。
「こころ」は好きな作品だな。
320 :
吾輩は名無しである:04/02/20 23:07
Kも先生もちょっとカッコつけすぎたんだよね。
Kの遺書とかみてもそうだし。
だけどそれだと普通すぎてつまらないか。
321 :
吾輩は名無しである:04/02/20 23:16
3章で先生は「妻の生きてるうちはこのことを他言しないでほしい」と書いている。
1章でわたしは「奥さんはいまだにこのことを知らないでいる」と書いているので奥さんは存命。
「こゝろ」は書簡体であるからわたしが誰かにこの事実を伝えていると考えられる。
↓
わたしは先生の信頼を裏切っている!!
人に嫌われるとこころを思い出す…
「こゝろ」で大事な部分は、「先生と私」と「両親と私」。
新聞連載ということを考えても、話の重要なこと、考えていることは
すでに最初に詰め込んでおくはず。
だから「先生の遺書」は話のまとめであって、深い意味はない。
Kと先生の関係に全体のテーマを持ち込むのは間違っている気がする。
極論、「先生の遺書」は全体のテーマを考えるうえでは、すべて切り離していい。
>>323 「先生の遺書」が一番はじめにできたんですよ…
「先生の遺書」って下じゃなかったか?
326 :
吾輩は名無しである:04/02/25 12:19
ストーリーの展開を考えれば、
>>324のとおりでしょ?
確かに「先生の遺書」は下だけど。
327 :
吾輩は名無しである:04/02/25 13:58
328 :
吾輩は名無しである:04/02/27 01:19
私にはどうしても奥さんが純白におもえない。
先生は自分とKの魔について語ってるけど、
一番魔物なのは奥さんだと思う。
きっと、この人全部わかってたよ
>>328 「奥さん」って、お嬢さんのこと?
俺は、お嬢さんの言動に魔物は感じなかったなぁ。
たぶんお嬢さんは自分の心に素直で、とても無邪気で子供っぽい人
なんだと思った。
たとえば、先生の留守中にKの部屋で話をしているお嬢さんって、
俺は、お嬢さんがKから先生の話を聞いていたんじゃないかと思ったよ。
その行動が、Kに恋愛感情を抱かせるなんて連想は、これっぽちも
持たない人のような気がする。
そして鈍いKは、奥さんから先生との結婚の話を聞かされた時に初めて、
お嬢さんの先生への恋心に気が付いたんだと思う。
まぁ、明確な根拠はないけどね。
でもKの自殺は、自分は人の心を感じられない愚物だという絶望が
無くちゃいけないと思うから、俺はこんな推測をしながら読んでた。
もしも「奥さん」が、お嬢さんの母親の事なら、確かに魔物かも。
奥さんは人の心をスパッと見抜きすぎるからw
age
331 :
吾輩は名無しである:04/03/07 18:39
高校の時の先生がさ、
「私」と「奥さん」は実はデキてるんだとか言ってたんだけどさ、
本当かな。
332 :
吾輩は名無しである:04/03/07 18:43
奥さんと私がその後、結ばれるのは自然な展開で漱石もそれを意図したと思われる。
333 :
吾輩は名無しである:04/03/07 18:47
というかそれを最初に発見したのは小森陽一という人なのか?
Kが襖を開けて寝ている先生に話しかけたのが、まだ気になる。
お嬢さんをくださいと先生が言った日に、何も知らないKが
帰ってきた先生に病気は治ったのかと聞いたところが哀れ・・・
お嬢さんを主役にした話を誰か書いて欲しい。
お嬢さんがKに対してどう意識していたか、それが一番気になるから。
多分「ちょっと変わった先生のお友達」程度だったと思うけど。
336 :
吾輩は名無しである:04/03/29 12:18
現国の先生はこころをべた褒めしてて気持ち悪かった
337 :
吾輩は名無しである:04/03/29 12:44
で、お嬢さんはどっちが好きだったの?
ほんとはKと結婚したかったのかも
338 :
吾輩は名無しである:04/03/29 23:52
先生ぢゃねぇの
339 :
吾輩は名無しである:04/03/30 01:10
>>337 お嬢さんは、どっちにでも良かったんじゃないの。
どちらも好き。
アプローチの強い方になびいたと思われ。
若い男が自分の家に下宿して、好意を寄せられ、舞い上がってたんだろう。
そんな若い娘に確たる芯はないと思われる。
340 :
吾輩は名無しである:04/04/08 05:07
やっぱり昔の人だから自分の意志で相手を決めるって言うのは
難しかったのかなあ<お嬢さん
でもKみたく仏道修行ひとすじで真面目一本槍みたいな人は
ちょっと窮屈すぎて私がお嬢さんだったら
たとえKに先に求婚されたとしても嫌かも。
341 :
吾輩は名無しである:04/04/08 17:25
私の父はいつ死んだのですか?
342 :
吾輩は名無しである:04/04/09 03:31
オレもお嬢さんはなーんも考えてない悪く言えば今時の女という感じじゃないの。
時代じゃなく、そういう年頃なんでしょう。
発情した雌にその匂いを嗅ぎつけた雄ニ匹。
たまたま先生がゲットしたまでだろ。
343 :
吾輩は名無しである:04/04/09 04:44
>341
死んでないよ。
死ぬ寸前で「私」は先生を選んだ。
お話はそこでおしまい。
この行為で「私」は語り手から小説的人物へと
変貌を遂げたと思う。
「私」もある意味エゴイストなんだよ。
先生と同じで。
その人間のエゴイズムを描くことこそ
「こころ」の主題なんじゃないかな。
344 :
吾輩は名無しである:04/04/09 06:18
あの後、私は家族の人から非難されなかったんだろうか…と
気が気じゃない。
現実にこういう事があったら絶対大顰蹙だよね。
345 :
吾輩は名無しである:04/04/09 07:34
>344
大顰蹙だろ。
だからエゴイストなんだ。
346 :
吾輩は名無しである:04/04/09 15:52
>>343 いや先生が自殺したその後恐らく死んだでしょうから、
それを漱石に問い詰めたいのです、小一時間(ry
347 :
吾輩は名無しである:04/04/09 17:12
「私」は、30過ぎで自殺するのではないかと思った。
初めて読んだときに。
348 :
吾輩は名無しである:04/04/09 17:17
349 :
吾輩は名無しである:04/04/09 17:43
こころはホモ小説か?
お嬢さん(もう妻と呼びましょう)はノケモン。
350 :
吾輩は名無しである:04/04/09 17:59
前半は、コメディっぽいシーンもあるよな。
352 :
吾輩は名無しである:04/04/09 21:34
中ほどの、父親の病気で帰ったら
「大学卒業できてよかった良かった」って言いまくるシーンあったやん。
「みんな卒業してるんですから、別に対した事じゃないですよ!」
「いや、俺が死ぬ前でよかったって意味で…」
(;´Д`)
あそこはなんとなく、シティボーイズっぽくて笑える。
卒業証書を出したらグシャグシャだったとか、あの変の気まずさは
普通にシチュエーションコメディだよな。
354 :
吾輩は名無しである:04/04/09 23:29
>>353 そう?
私はあのシーンは逆に涙そそられた。
卒業証書グシャグシャ、たいしたことじゃない
=まだ若い「私」
卒業して結構
=もうすぐ死ぬ父
「死」という事実にたいする覚悟の象徴みたいで。
グシャグシャかきちんとした覚悟か。
355 :
吾輩は名無しである:04/04/10 01:18
>>353 でも俺は同じようなこと思ったぞ。大学卒業したとき。
「この紙切れが何の役に立つんだろう」って。
「大学くらい出たってたいしたことはありません」って。
けれども、苦労して大学を出してくれた両親のことを考えれば、
両親が健在のうちに大学だけでも出られてよかったな、って思った。
356 :
吾輩は名無しである:04/04/10 18:42
おまえ最後まで読んでんのかよ←フェラがへたすぎて
最後までイケないんです。
雰囲気作りもテクもないからですね。
店変えます
357 :
吾輩は名無しである:04/04/11 02:07
教科書の「こころ」読んだだけじゃ
「Kは恋に敗れて自殺したんだー」と思われそう。
(3章の一部しか載ってない)
kの言う「覚悟」とはホントはなにを意味していたのか?
僕は「死ぬ覚悟」に思えてしょうがないんだが。
そういう意味で彼の言う「薄志弱行で行く先の望みが
到底ないから自殺する」というのは、嘘ではないと思うんだ。
どうでしょう?
358 :
吾輩は名無しである:04/04/12 17:38
>353
そう思って読み返したら笑えた
359 :
吾輩は名無しである:04/04/12 17:44
360 :
吾輩は名無しである:04/04/12 23:35
>>358 こころ読んでワラタことはないなぁ。
猫なら笑った、笑った。
特にとん子、すん子、坊ばの朝食シーン。
「公等の他をあつかう事、坊ばの茶碗と箸をあつかうが如くんば、
公等の口へ飛び込む米粒は極めて僅少のものである〜」
361 :
吾輩は名無しである:04/04/13 11:48
あの悲しさが笑えるって言うのは理解できなくもない
シティーボーイズとか言ってるし、その辺の笑いが好きなんだね
362 :
吾輩は名無しである:04/04/14 23:13
「私」は先生の安否を確かめるべく
先生の家まで行きつくのだろうけど、
そこで奥さんに会ってなんというつもりなんだろう?
遺書のことは内緒=先生が死んだことを知らないはず
なのに、
363 :
吾輩は名無しである:04/04/18 21:41
>>362 どうも「私」と先生の奥さんがくっつく気がしてならない。
364 :
吾輩は名無しである:04/04/28 03:14
この小説のテーマは利己心と利他心の衝突だろ?
どちらを優先するか・・・
当時西欧から資本主義の精神が流れ込んできて、
資本主義は基本的に利己心を満たしあう事で成り立ってるから
そのときの日本の文化とは相いれないものだったんじゃないかと
365 :
吾輩は名無しである:04/04/28 03:30
こころの先生は今の時代の人から見たら
相当なエゴイストだよ、だってお嬢さんに
「汚したくないから」って何十年も手をつけないで
終いには自殺しちゃうんだから。
今だったら処女じゃないからいやだって言ってる奴と
同じだじぇ・・・と言ってみるテスト
若きW・・・
いつの時代の若人も
367 :
吾輩は名無しである:04/04/28 03:36
368 :
吾輩は名無しである:04/04/28 03:38
>>366 まあただそれだけ純粋だった、とも言えるけど
369 :
吾輩は名無しである:04/04/28 13:05
江藤淳か中野重治が失敗作って言ってたらしいんだけど、なんでだろう?
370 :
吾輩は名無しである:04/04/29 03:06
なんでだろうー?なんでだろうー?
371 :
吾輩は名無しである:04/04/30 07:08
?( ゚д゚ )
( ゚д゚)?
ヽ( ゚∀゚)ノ
372 :
吾輩は名無しである:04/05/02 02:13
先生の時代に2ちゃんねるがあったらなんて
カキコしてただろうか
「恋は罪悪です。」
とカップル板とか独男板とかで書きまくり。
「こんな顔をして、こんなに弱っていては、いくら日露戦争に勝って、
一等国になってもだめですね。」
と言って極東板でウヨ房釣まくり。
「滅びるね」
「熊本より東京は広い、東京より日本は広い、日本より…」
「日本より頭の中のほうが広いでしょう」
「とらわれちゃ駄目だ。いくら日本のためを思ったって贔屓の引き倒しになるだけだ」
誰か書き込んでみ。
376 :
吾輩は名無しである:04/05/03 11:27
釣りなんて先生結構暇なのね(´Д`;)
377 :
吾輩は名無しである:04/05/04 03:16
今読む方がせつないね
こんな時代だから
378 :
吾輩は名無しである:04/05/05 06:11
どうでもいいかもしれないが、
坊ちゃんを初めて読んだ時、主人公はテロリストだと思った。
379 :
吾輩は名無しである:04/05/05 23:17
あはははは。
そだね。
380 :
吾輩は名無しである:04/05/07 02:56
お嬢さんと奥さん(=お嬢さんの母親)はグルで、
資産を持ち 将来性もある先生に求婚させようと企む策略家だった、
と小谷野敦がどっかで言ってたな。
381 :
吾輩は名無しである:04/05/07 04:27
利己主義を徹底できない明治時代の遺物「先生」と、親の死に目も省みず尊敬する先生のもとに
駆けつける事ができる新しい時代の人「私」の物語だろ
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
by草枕
なぜ先生が利己主義に「徹底しない」ことがKへの贖罪と思わないかな。
もう一度、全てが対比関係にあると思って読んでみれば分かると思う。
明治時代の遺物的存在であるがゆえに、自己が対立していることを自覚してしまう先生と、新時代の副作用として、対立する自分に無自覚な私。
・・・もしかしたら俺が考えすぎですか?そうですか。
対比と言えば、私が先生の呼び名について
「堅苦しい(よそよそしいだっけ?)頭文字で表現する気になれない」
とか書いてるんだよね。
これはKの事を意識してるのかなーとか色々思った。
385 :
サビ猫 ◆BvkHETL8Cc :04/05/13 18:47
岩波書店の漱石全集第九巻「心」を買いました。
(文庫本は、各社のを何故か何冊も持っています)
巻末の注が結構詳しく、図や写真が入っています。
奥さんの家の内部構造の想像図も入っていて、
今更ながらに、「おぉ!」と思いました。
これから、じっくり味読しようと思います。
他にも持ってるヤシ、居ますかね。
386 :
吾輩は名無しである:04/05/13 18:54
387 :
サビ猫 ◆BvkHETL8Cc :04/05/15 23:37
漱石全集、いい感じで読み進めています
布張りの製本も、触り心地が良いです
全集というから、全部揃えたくなりますね
>>385 激しく見たい>奥さんの家の内部構造の想像図
389 :
吾輩は名無しである:04/05/22 17:58
[S]ETV特集
2004年5月22日 22:00〜23:30 NHK教育
「夏目漱石・夏目房之介が探す祖父“猫”誕生百年」
発見された文学論・第5編原稿▽なぜ破棄されたか▽留学時に構想された文学論▽“猫”執筆[出]小森陽一
390 :
吾輩は名無しである:04/06/06 02:43
結局、Kは何で自殺したのよ?
391 :
吾輩は名無しである:04/06/06 05:28
「こころ」の先生=「ウェルテル」のアルベルト
392 :
吾輩は名無しである:04/06/06 07:32
Kが自殺したのは先生に裏切られたからではないでしょうか。遺書にはそのことを
書かなかったのはKの立派な人格によるものだと思います。
393 :
吾輩は名無しである:04/06/06 19:54
漱石が一貫して追求してきたのは、知的だがリアルな現実とうまく関われない
人間の苦悩なんだ。
だから、先生の人生には現実感がなくて、直感的には言動が理解できないのさ。
「こころ」のプロットを常識的に理解しようとするのは無意味だよ。
394 :
吾輩は名無しである:04/06/07 01:30
構成とかを考えると、変な小説だと思うのだけど、
脂汗の滲むような三角関係を経験したことのある人間にとっては、
これは面白いとか面白くないという次元を超えて、
生々しすぎる小説だよね。
395 :
吾輩は名無しである:04/06/07 05:56
あの奇態な構成はシャーロック・ホームズものの長編に倣ったものではあるまいか
と思うのだけれど。既出かな?
>>395 鋭いね、
阿刀田高が「ミステリーのおきて102条」って
本で、漱石のこころはその謎の提示法を熟察すると
これはミステリー小説だぞと思ってしまうと
述べている。まさに漱石の留学した時代に
探偵小説、コナンドイルなどの台頭期だったとか。
でも研究家のあいだでもあまり語られる事はない
とテーマだと書いていた。
「小説というものは、本来的に読者の前に謎が提示され
、それが深まり、からみあい、やがて一つの解決に
到達して終わる、そういう構造となじみやすいのだ」
今の作家なら、最後に「私」が先生を裏切るっていう展開にするだろうな。
398 :
吾輩は名無しである:04/06/17 20:59
先に告白してたらどうなってたかな?
399 :
吾輩は名無しである:04/06/18 21:03
K :恋と道の間で葛藤し、最終的には道に殉ずる。それは先生がそうしろといったから。
実際、彼は開き直って「(道からはずれる)覚悟は出来ている」と言っている。
彼の、一度、道からはずれ、自分を再構築しようという試みはなされることはなかった。
先生:実際の自分の感情よりも役目を重く見る、旧時代的な考えをKに押し付けてしまった責任を悔いている。
最終的には、自分にも「妻にこの事を打ち明け、Kにも謝罪したい」感情より「夫である」役目を果たすことを選択させる。
妻に「真っ白で純粋」でいて欲しいというのは、彼の「夫である」という役目の維持のためである。
私 :父の危篤時に先生の所まで行ってしまうなど、自分の役目を認識できていない。
当然、葛藤もなく、ただ自分の意志のままに動く自由な存在である。
だが、その分、社会全体の幸福を生むようなことは不可能であり、役目を捨て利己主義に走りそうなのは、先生の妻に先生の手紙を見せそうな最後の雰囲気が示している。
私の父:私に役目を押し付けるはずの彼は、危篤状態が示すとおりあまりその役目を果たせていない。
私が卒業証書をボロボロ?にしてしまったのも、私が自己の役割を父により認識できていない証拠である。
新時代の父親は、役目や道を息子に教えることが不可能であることを示しているのだろう。
Kは道と自分との葛藤の中、その副作用で死んでしまった。
先生は無意識に道に生きてしまう自分を認識し、道のもたらす悲劇(Kのこと)が繰り返されないよう、道の思想の根源の一つたりうる自分を殺した。
私は、道により束縛されることはないが、それは人々が利己主義に走り、全体的幸福が否定されることを意味している。
Kの自殺は、道と自分の葛藤を昇華して、全体的にも個人的にも幸福をうみだせる状態になることが難しく、一歩間違えれば破滅を呼ぶのだということを示している。
・・・ってな感じで解釈してみましたが、どうでしょうか?
だれかー、せめて此処が変だとか何だとかいってよー。
自分で考えているだけじゃわかんないんだよー。
>>399 なんか「役目vs利己」で全部済まそうとしてるって感じだなぁ。
先生が奥さんに打ち明けないのはエゴイズムだと思うし、
「私」に葛藤がないとも思えない。
あと、道=役目みたいな書き方してるけどそれも乱暴。
Kは道のために養子としての役目を蔑ろにしたのではありませんか。
402 :
吾輩は名無しである:04/06/24 19:28
でも、書かなかったからこそ余計に罪悪感は増したょね
60 水先案名無い人 sage 02/12/21 23:58 ID:uYzGIqvN
この前友人が恋路の邪魔をしたんですよ、初めてね。
で、生まれて初めてそいつを蹴落としたわけですわ。
正直最初は蹴落とすのって簡単だと思ってたのよ。みんな普通にしてるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは人がするもんじゃない。鬼だね、鬼畜がするものだよ。
最初にKが喋る時さ、めちゃめちゃ他流試合みたいに注意して、
理想と現実の間をふら〜ってしてるKの心の要塞の地図をずら〜っと眺めてたのよ。
数分くらいかけてさ。でなんか緊張して自分見失っちゃったのさ。
そしたらKただ漠然に「どう思う」とか言うの。
二度は無い機会を逃さないのが俺よ。
だから言ったのさ。えぇ、そりゃもう言いましたとも。全てを忘れて言ったよ。
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」
Kの下宿を世話したのは自分だとか、己の卑怯さとか色々忘れてね。
「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」
だってKがどう思うって言ったからね。
そしてら数週間後エライ事になった。
もうすごい展開。すごい自殺。乃木大将くらい。俺なら妻は置いてく。
それで後ろ振り向いたら血がすごい勢いで襖に飛び散ってんの。ホントごめんなさい。
正直「男ならお嬢さんと結婚だぜ!」なんて見栄張らないで素直にKに譲っときゃよかったと思ったよ。
心の底から結婚した事を後悔したね。
でも葬式の後友達に「何で自殺した?」と聞かれたら書き置きの内容をそのまんま言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ人間。
妻が生きている以上は、すべてを腹の中にしまっておいて下さい。
404 :
ガディワッツ ◆wCv9l5YJ26 :04/07/14 06:10
ビッグコミックスペリオールという漫画雑誌で、こころの連載が始まりました。
絵も綺麗で(少女漫画みたいだけど)先生の空気に合っていると思います。
一年ぶりにこころを読み直してみましたがやっぱりいい小説ですね。
406 :
吾輩は名無しである:04/07/15 21:54
今の作家で漱石先生並に文章が上手い人教えてください。ばかっぽいカキコごめん(:_;)
407 :
吾輩は名無しである:04/07/16 00:46
>>404 その作者好き。他の作品も哀愁漂う雰囲気の心理描写が豊富なもんが多い
時代設定を現代に移して、しかも「K」がアンドレになってた
408 :
吾輩は名無しである:04/07/16 09:35
Kがアンドレ?Kの方がかっこいいじゃん。
若い頃の先生滅茶苦茶金持ちだぞ。
410 :
ガディワッツ ◆wCv9l5YJ26 :04/07/16 14:55
>>407 Kとアンドレは原作と同じ扱いのようですよ。
411 :
吾輩は名無しである:04/07/17 01:45
こころ・・教科書ですごく印象に残った。
以外に長い話だった
412 :
吾輩は名無しである:04/07/18 21:56
三角関係が題材の小説は、西洋文学では腐る程たくさん書かれてるけど、
日本の小説で、他に、面白い三角関係の小説あったら誰か教えてくれ。。
武者小路実篤の友情
414 :
吾輩は名無しである:04/07/19 13:59
>>413 浪人中に読んですげーへこんだ記憶がある。
誰か長めの粗筋が載ってるサイト知りませんか〜?
書生時代の奥さんがかわいすぎます
何年も前に買ったままだったのを
やっと昨日読んだ。
当時の天皇崩御と乃木将軍殉死の影響があるんだろうけど
話が暗い、
人物も十代・学生時分にしても理屈っぽい、
奥さんにいちいち突っかかって
ああ言えばこう言うのが読んでて好い気はしないし
こころにも響くものがなかった。
それでも
いろんなところで評価され、札にまでなってるからには
俺には見つけることが出来ない凄い部分があるんだろう。
煽りでもなんでもなく
漱石を評価できる人は
俺よりも文学センスが鋭いんだろうなぁと思った
419 :
吾輩は名無しである:04/08/29 18:38
漱石の『こころ』を読んでいて、疑問に感じたことがあります。
「私」(上・中での)は「先生」のことをとても尊敬し、好意を持っていたと思います。
このことは誰にでも分かると思います。
「上 先生と私」最初の方で、「私」は、「先生」の呼び方(物語中での表し方)について
「余所々々しい頭文字などはとても使う気にならない。」と書いてあり、頭文字を使うことについて否定的だと思います。
しかし、「先生」は、「下 先生と遺書」で、自分の親友のことを「K」という頭文字を使って表しています。
「私」は「先生」の遺書を読んだあとに『こころ』冒頭の部分を書いているはずなので、
「先生」のこと、というか、「先生」と「K」の関係を否定しているようにしか思えないのです。
なんかとても文章が拙くて、自分自身何を言いたいのかわからなくなってしまっているのですが・・・
とにかく、「私」のこの書き方は、「先生」の遺書を批判しているともとれると思うのです。
「先生」を尊敬しているはずなのになぜでしょうか?
また、「先生」から、この過去の出来事について、「妻」が生きている限り腹の中にしまっておいて下さい、と言われていたはずなのに、
「妻」が生きている間にこの『こころ』という作品を書いたという設定になっています。
これは「上 十二」の場面で、「奥さんは今でもそれを知らずにいる」と書かれてあることからわかります。
『こころ』冒頭で「これは世間を憚る遠慮というよりも・・・」という書き方や、「私」は「筆を執って」「書く」と書いてることから(『こころ』冒頭)、
「私」は特定の誰か、ではなく、何人か、もしくはそれ以上の誰かに読んでもらおうとしています。
つまり、もしかしたら「妻」=「奥さん」「お嬢さん」に、過去にあった出来事が知れてしまうかもしれないのです。
これは、「先生」への裏切りともとれる行為だと思います。
以上のことから、「先生」への「私」の気持ちがよく分からなくなってきてしまいました。
一見、「先生」のことをとても慕っているのに・・・
みなさんは、このことについてどう考えますか?なにか意見を頂けたらうれしいです。
読んでくださってどうもありがとうございました。
420 :
吾輩は名無しである:04/08/29 22:24
こころに関しては、源一郎の日本文学盛衰史で紹介されてた
漱石の実験(松元寛)の説に感激した。この本はあまり本屋に
なさそうだけど、内容は日本文学盛衰史の「WHO IS K 4」に
書いてます。立ち読みしてみて下さい
>>419
一般書籍板の漱石スレにもきてね。
422 :
吾輩は名無しである:04/08/30 20:38
親譲りの助兵衛根性で小供の時から性交ばかりしている。
小学校に居る時分売春宿の二階から飛び降りたわけでもないのに一週間ほど腰を抜かした事がある。
なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。
新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、
いくら威張っても、そこの女を全部満足させる事は出来まい。虚弱者やーい。
と囃したからである。小使に負ぶさって帰って来た時、
おやじが大きな眼をして抜かずの二発くらいで腰を抜かす奴があるかと云ったから、
この次は抜かさずに逝かせて見せますと答えた。
親類のものから西洋製の張型を貰って奇麗な竿を日に翳して、女達に見せていたら、
一人がでかい事はでかいが濡れそうもないと云った。
濡れぬ事があるか、何でも濡らせてみせると受け合った。
そんなら君の穴を濡らせてみろと注文したから、
何だ穴ぐらいこの通りだと俺の尻の穴にまっすぐに突っ込んだ。
幸い張型が大きいのと、尻穴が柔らかだったので、すぐに尻穴は開発された。
しかし切痔は死ぬまで治らぬ。
423 :
吾輩は名無しである:04/08/30 21:28
漱石の実験いいよね
424 :
吾輩は名無しである:04/08/31 10:28
硝子戸の内を読んだことある方いますか?
今から感想文を書くんですが手伝ってください
425 :
吾輩は名無しである:04/08/31 20:28
「漱石の実験」の視点に自分の妄想解釈を足して、「こころ」を
読んでみると、こんな凄い小説書けるやつ滅多にいない、と思った。
小説は適度に謎を残したままにすると、何かの拍子で突然化けるの
かもしれない。漱石みたいなリアルで頭がいい人が作者だと、そこまで
計算ずみだと考えても、あまり不自然じゃないし。
426 :
名前はいらない:04/08/31 21:28
「漱石」はいいとおもいます。
明るく素朴な 人柄。
427 :
吾輩は名無しである:04/08/31 21:46
『漱石の実験』には何て書いてあるの?
ググッてみたけど、メタ小説とか入れ子構造だとか??
「私」「妻」「先生」「K」の代名詞となんか関係があるんでしょうか・・・
428 :
吾輩は名無しである:04/08/31 22:11
>>427 うん、ググッても全然出てこない。源一郎の本を見るのがはやい。
「松元さんは、「こころ」で最も違和感を感じるのは、先生の自殺の
動機であるとする。・・(略)・・「それならば先生の自殺を不可避と
する決定的な動機とは何だろう。結論を先に言えば、私という青年
との出会いである。それは、あまりにも日常的なものに見えるけど、
先生の生活は私という青年の登場によってはっきりとそれまでと
異なる方向に進行しはじめるのである」・・・・
私が先生を見たように思うのは実は私が若き日の先生だからだ。
そして先生が若き日のKだからだ。・・・・」
はしょりまくったので、実物を読んでみて。
ども。おおお、なんか分かってきました。
たしかにそうだとすると人物名を入れずに代名詞ばかり使ったのも納得がいきます。
他の研究者もこういうことを言っていたのでしょうか?松元さんが最初?
けど本当にそういう実験小説なんだろうか、とも疑ってしまいます・・・・・う〜ん
>>429 漱石の論文は星の数ほどあるから初出を探すのは難しいよ
でも、目玉論も語りの構造論も10年ほど前に流行してるな
記号論はその少し前から
ただ、いずれも「なぜ」というアプローチは排しているから、松元某の論は少しノーマルな作品論に近くなっているかな
まあ、興味があったら論文を読んでみるといいよ
最新版の漱石必携でも買えば手頃な論文がリストアップされてるよ
>>429 それから「実験小説」なんてとらえ方はナンセンスだよ
そこにはあくまでも「作者の意図」を汲み取ろうとする前近代的なスタンスがある
目玉論も構造論もあくまで表現の結果の解釈であって作者に還元すべきものではない
そこをごっちゃにすると本質を見誤るよ
バルトの例を引くまでもなく作者は死んでいるのだから
432 :
吾輩は名無しである:04/09/03 21:47
すみませんちょいと疑問
こころの登場人物の先生ってどこの大学出身って設定でしたっけ(;´Д`)
>>432 東京帝国大学
つーか、あの頃東京で「大学」って言ったらあそこしかないような。
私立は固有名詞で呼ぶし、専門は専門名で呼ぶし。
>>177 めちゃくちゃ遅いけど、自分も読んでて違和感を感じました
何か不自然ですよね…
435 :
吾輩は名無しである:04/09/19 01:15:54
>>431 「作者の意図」を汲み取ろうとする前近代的なスタンスがある
これって近代的なスタンスではないかったか
小説家って伝えたい事や表現したいことがあるから小説で
表そうとするんでしょ、作者の意図を汲み取るのがダメだって
言う考えがよくわからん。
作者の意図を無視すれば当然違った解釈がなりたって
それはそれでいいんだけど、
作者の意見を汲み取ろうとするのも読者の勝手だろ。
437 :
吾輩は名無しである:04/09/22 07:34:48
>>436 一行目がとんでも発言だということに気づこうね
438 :
吾輩は名無しである:04/09/28 13:23:43
439 :
吾輩は名無しである:04/09/29 22:51:01
この小説やっと読み終わった・・・・
感想。もっと自分の命大切にしようぜ。
440 :
吾輩は名無しである:04/09/29 23:28:47
「先生」は超かっこ良かったよ
惚れた
441 :
吾輩は名無しである:04/09/29 23:32:53
登場人物間の心理戦の描写が凄いと思った
知人が国語の授業で読まされたとき、
一体どういう読み方をしていたのか
ただ単に興味がなかったのか、
語り手の「私」を女性だと思っていたそうです。
先生の家を訪ねるシーンで
「若い娘さんがおっさんとはいえ男の人のおうちにそんな気軽に
上がったらあかんやろ」
と思ったらしいです。
443 :
吾輩は名無しである:04/10/02 18:58:21
オレを○○先生、と呼ぶ奴がいるんだが。
どうやら、この小説の「先生」とひねくれ方が同じらしい。読んでみたら確かに。
・・・鬱だ。
444
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまで読んだ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
446 :
吾輩は名無しである:04/10/04 08:35:23
「それから」と「虞美人草」は物凄い好き。
「こころ」より「友情」(武者小路実篤)の方がより重く感じた。
447 :
吾輩は名無しである:04/10/04 09:11:59
Kは先生が好きだったんじゃないのかな?
俺も無理矢理女のことを好きになろうとして
やっぱりダメで自殺のことばかり考えてたな。。。
恋しても振ることも振られることもできないから
恋をした時点で絶望してた。
女は抱けないし、男にも抱いてもらえないし
孤独だったよ
わりとルックスが良かったから
女に告られることが多くて辛かった。
傷つけないように断ることばかり考えてたけど
傷つくのはいつも自分の方だった。
だから彼女のいるフリとかして防御してたけど
そうすると友達とも遊べないし孤独地獄だった。
やっぱり自殺するしかないのかもな・・・
>>447 海外の日本文学研究者の間では
私→先生、K→先生 ていう同性愛的解釈があるらしいですよ。
あなたのさりげない自虐的自慢は必要ないけど。
449 :
吾輩は名無しである:04/10/05 02:48:46
>>448 >あなたのさりげない自虐的自慢は必要ないけど。
warata
研究者って、無理やり紡ぎ出すようなことするから嫌いなんだよね。
作者が意図してないことを、ああだこうだとやりすぎる。
>>447 52歳で性転換して女になったアメリカの大学教授、おったな。
絶望する前に、勇気出して何でもやってみるこった。
人生は一度限りだから、遠慮するこたない。自分の人生は好きに使えや。
ネタにしては真情が滲み出ているようだから、ま、ヒトコト
>>449 そんなあなたにバルトから一言
作者は死んだ
>>451 そんなあなたに俺から一言
バルトは死んだ
自慢でもネタじゃないんだけどな…
小学3年生の時に結婚とか老後のこととか考えて
どうしたら心を悟られないか
日々びくびく毎日毎日何十年間も考えてるような人生を想像できますか?
ただの一日も生きてないんです。すべての人間との出会いが無駄に
過ぎていきます。
死にたいんじゃなくて、もう死んでるんだと思います。
自殺したいんじゃなくて、たぶんもう一度
生まれ変わりたい、生まれたいって感じです。
こんなこと書くのもかまってほしいんじゃなくて
こういう存在もいるんだということを
こころの片隅に認識してほしいからだと思います。
>>451-452 例会の発表で「作家は死んだ」と言った奴がいて会場中が大爆笑したのを思い出したよ
「作者の死」って大卒以下のレベルでは案外常識ではないんだな
455 :
吾輩は名無しである:04/10/17 00:04:15
いやはや、面白かったよ。もう一回読むべきですな。
456 :
吾輩は名無しである:04/10/20 12:17:46
>>446 俺も『友情』、好きだな。
浪人中に読んでものすごく鬱になった。
神云々の議論のあたりは好きになれないが。
457 :
吾輩は名無しである:04/10/20 22:27:37
この時代の天皇に対する人々の考えってどうだったの?
458 :
吾輩は名無しである:04/10/21 22:46:57
459 :
吾輩は名無しである :04/10/21 22:55:54
>>436 同意。
※458はタイプミス(抹消希望)
激しくワロタ
見事な誤爆ですね
>>459 本気で言ってるとしたら相当古いよ
いまや教育界ですら作者の意図を排除している
暢気に「作者の意図を汲み取る」なんて言ってるのは戦後まもない頃に教育を受けた化石級の人間たちぐらいのものだろうな
古いだの教育界だの、そんなことを気にして読書してるとは・・・。
>>463 意見する前に過去ログをちゃんと読もうね(はぁと)
わかってないか。
>>465 はい、分かりません
他人の読解力を責める前に自分の表現力を反省しようね(はぁと)
結局「お嬢さん」=「妻」なのか?
ぜんぜんわからん。
そうだよ。お嬢は妻だよ。書いてあっとよ。
>>457 「明治」とは「明のように治める」ことを目標としてつけられた名前です。
世界史を勉強したことがある人ならわかると思いますが、
中国にかつて存在していた王朝「明」は、中央集権化を押し進めた
所謂絶対王政的な国家です。
文明開化の音がする、といって日本人の多くはすき焼きや散切り頭を
楽しんでいましたが、実際に西欧諸国との差はかなりの開きがあり、
その差を縮めるにはまず中央集権的な国家を作っていこう、と日本政府は考えたのです。
そして、内閣を組織し天皇の神格化、近代の始まりに欧州で用いられた
王権神授説のような考え方を適用したのです。
つまり、その後1945年にいたる経過を見てもわかると思いますが、
天皇制の強化が押し進められ富国強兵を目指していた時代といえるでしょう。
漱石は小説の中でそのようなことに疑問を投げかけていますね。
詳説で表現せざるを得なかったんでしょうが。
470 :
吾輩は名無しである:04/10/23 00:38:21
>>469 頭良いですねー☆すごくわかりやすくて感動
471 :
吾輩は名無しである:04/10/23 00:42:16
王権神授説って何?
472 :
吾輩は名無しである:04/10/23 04:31:28
高校の教科書に載ってた記憶があるが、あのページ数で
は無理だよな。記憶違いか。
いや、一部抜粋で載ってるよ。
僕は小学六年生です。
先日、こゝろを読みました。
先生の名前は何といいますか?教えてください。
おまいら石原千秋の『漱石と三人の読者』(講談社現代新書)買った?
477 :
吾輩は名無しである:04/11/19 15:31:34
結局、なんでKは死んだのかね?
たぶんまともな名前つけてもらえなかったのをはかなんで
480 :
我輩は名無しである:04/11/20 11:09:57
久しぶりに読みましたが、本当に日本の近代文学が誇る傑作ですな。
小学校とかで読書感想文で選ばれるのも、わけがないわけじゃないのだね。
いや、漱石って本当に偉大だなぁ。明暗よりも好きかもなぁ。(明暗読み直して続明暗読まなきゃ)
それにしても、島田の彼岸先生は現代のこころを書こうとして、結構面白いところまで行ったけど、
やっぱりこの高みまでは終に辿り着けなかったんだな。まぁあいつにははなから期待しても駄目か。
うぅーん。叩かれるかもしれないけど、こころは浪漫的なのかな。浪漫という空気が今(現代)にはないのかな。
なんて思ったり。
浪漫というより純心さだろ。
理想の自分でないから自殺するなんて、今の何でもありの世の中じゃ、
「ちっぽけな男プ」で終わりだからな。
482 :
吾輩は名無しである:04/11/23 16:02:07
友人の恋人を取ってしまった何て有りそうな話だから、主人公が罪悪感で
悩むのは理解できたが自殺なんてする必要ない、ラストの部分には共感でき
なかった。
もし榎本ナリコ版『こころ』の「先生」の回想が戦後昭和だとすれば、
乃木将軍の殉死の代りに三島由紀夫の自裁を持ってくる手もあるな。
何だかひところ柄谷行人の言ってた明治45年=1970年説を想起した。
でも、パロディーとして二度目の笑劇にしかならんか。
まあ、Kはお嬢さんと先生の縁談話があろうがなかろうが、
いつか自殺する人だったと思うのでつ。
あと、おじに騙されて財産分捕られた割には働かずに暮らして
いける先生ってなんなんでしょ。だから先生も自殺する羽目に
なったんでせう。暇だからあれこれ悩んでしまったのでつ。
ところで私は何を先生の遺書から学んだのでせう。
も一回読んでみまつ。
そりゃ汽車の中で手紙読んで動体視力の鍛錬
>>480 >久しぶりに読みましたが、本当に日本の近代文学が誇る傑作ですな。
そりゃ単にあなたの個人的な感想だよね?
全然傑作だと思わない人間だって沢山いるわけだし
傑作だと思わない人間が、みな馬鹿だというわけでもない。
>小学校とかで読書感想文で選ばれるのも、わけがないわけじゃないのだね。
そりゃガッコのセンセイとかが好きそうな作品だからだろう。
漱石の小説には基本的にエログロが無いし、
分別のある(つもりの)大人が子供に読ませたいと思う作家なんだろう。
>>482 読んだのは、かなり前だけど自分もおなじような感想だった。
この主人公って異様に内向的で、異様に悩みやすい奴だなと感じた覚えがある。
一言で言えば、特殊な人間の物語という感じで、
「こいつアホちゃう?」と突っ込みたくなることも多く、
ぜんぜん傑作には思えなかったな。
ま、明治時代の人間の恋愛感とか男女関係の感覚では、
ものすごく奇妙というわけでもないのかもしれないけど。
ま、漱石というのは、(現代じゃ当たり前だけど)人間の内面を
率直に描くという点で、当時としては非常に新しいタイプの作家だったと
聞いたことがあるから、当時としては、この小説は衝撃的といういか、
面白いと思う人が多かったのかもね。
>>487 >そりゃ単にあなたの個人的な感想だよね?
と大上段に構えている割にはあなたの意見も「個人的な感想」ですね。
>>489 まあ個人的でない意見など存在しないわけだが
デュハァ!そう来たかぁ〜!
Kが自殺する直前に私が進もうか迷っていた事って、
Kに謝るかどうかという事なんでしょうか?
493 :
吾輩は名無しである:04/11/28 19:51:55
まあ、明治時代じゃけんね。
そんところも、射程に入れんとね。
494 :
吾輩は名無しである:04/11/29 18:16:33
:::::::::::/ ヽ::::::::::::
:::::::::::| ば じ K i::::::::::::
:::::::::::.ゝ か つ ノ:::::::::::
:::::::::::/ だ に は イ:::::::::::::
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\_ ,,-'
――--、..,ヽ__ _,,-''
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:::::_|/ 。|。ヽ|-i、 ∠_:::::::::
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ニ __l___ノ |・ | |, -、::
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|( ̄`' )/ / ,.. i '-
`ー---―' / '(__ ) ヽ 、
====( i)==::::/ ,/ニニニ
:/ ヽ:::i /;;;;;;;;;;;;;;;;
495 :
我輩は名無しである:04/11/29 21:11:05
しかし絶望とはあのように形成されるのであり、
またそれは人間を死に到らしめるのだという
ある真実を描ききった作品であるわけですよね。
やはり日本が世界に誇る名作ではなかろうか?
>>495 日本の中では名作と思う人もいるだろうけど世界的に見たら全然ダメだろ
>>495 海外googleで検索してみ。
英米をはじめ各国で意外とファンが多いよ。
e-textで完全英訳まで出ている。
結局私の父親はどうなったんだろうか。
出てった後すぐに死んだのかな。
Kってなんつーか正直すぎるというか・・。
現代人の感覚で言うと有り得ない。
学校でこころ(Kの自殺部分だけ)を習ったけど、衝撃を受けたわ。
今まで読んだ文章の中で一番印象が強い作品だった。
先生や、Kの気持ちを考えると考え方が変わったわ・・・。
只今文庫版読書中。
あれは実は別人でKは死んでないんだよね。
やべ、ネタバレしちゃったw
この話をさあ、中学生とか高校生が読んでわかるんだろうか。
わかんねーよな。つーか読ませないほうが良いよ。もったいない。
教科書に使うなんてもってのほか。
502 :
吾輩は名無しである:04/12/06 19:27:03
先生と私の似ているとこってどこ?
503 :
吾輩は名無しである:04/12/06 19:27:45
先生と私の似ているとこってどこ?
Kはあれくらいの事で自殺するようなら、今の平成の現代社会はとうてい生きて
いけない。会社勤めはできない。先生もそう。
まあ、こんな事を書く俺もヤボだが。
自殺する奴は何時の時代もいる。
仕事しないで「自由人」のような生き方する奴もいる。昔「高等遊民」今「ニート」
そういうのがいるのは仕方がない。だが少数派でいいんだ。
某週刊誌によるとW大卒のフリーターが増加とか。鵜呑みにするわけではないが、
「何やっとる」と言いたい。この板にもいるようだがな。とにかく頑張れや。
>>504 君は批判者を気取っているみたいだが、
他人の心情を理解する能力に欠けているね。
高校の教科書で興味を持って読んでみたら
「両親と私」のほうがせつない。
父が「うまいものでも食って死ななくっちゃあ」っておかき食べてるのを
寂しく見てる主人公、の場面とか。
>>501 エゴイズムがテーマだからが戦後民主主義の風潮に
合ってるということで採用されたらしいが
教科書にふさわしい作品ではない。
定期テストで「Kの気持ちで正しいものを選べ」とかいう
問題なんて、もうバカかとアホかと。。
508 :
吾輩は名無しである:04/12/13 18:54:01
>495 :我輩は名無しである :04/11/29 21:11:05
>しかし絶望とはあのように形成されるのであり、
>またそれは人間を死に到らしめるのだという
>ある真実を描ききった作品であるわけですよね。
>やはり日本が世界に誇る名作ではなかろうか?
書いた人には悪いけどこの文章大ッ嫌い
吐き気を催すくらい気持ち悪い
509 :
吾輩は名無しである:04/12/13 19:01:46
先生の心の内に、私が徐々に迫っていく
そんな緊張感がドッキドキ
510 :
吾輩は名無しである:04/12/14 19:32:47
そういえば
海外のamazonの書評で
「ジスイズアゲイストーリー。ウウウウウウウウウウウ!」
ってかかれてたよ(英語で)
>>510 別に外国語に出典を求めなくても
普通に論文としてあるわけだが
>501
これくらいは読んでおいた方がいいと思うのだが
513 :
吾輩は名無しである:04/12/16 03:36:34
>>508 同じ感想。
二重三重の意味で気持ち悪い。
>>501 人の心理をあそこまで文章化したこの小説を読んで
「ふ〜んそんなこともあるんだ」じゃあ、読んで”知る”じゃあ、
もったいないんだよね。既に心の中にあるものがこの小説によって
照らし出されて、形作られるその瞬間が醍醐味なんだよね。
515 :
吾輩は名無しである:04/12/19 15:26:33
おれは好きだな、この作品。
Kってのは漱石作品ではかなり特徴的な人物
似てるのは「行人」の一郎くらいかい?
516 :
吾輩は名無しである:05/01/01 23:48:23
つまり、男が男に近付くのは、女に近付くための手段ってことでしょ。
それを「先生」は知っていたんだ。
何回か「私」に対しても指摘しているよね。
最後、「私」は汽車の中で遺書を読むわけだが
「私」はどこへ向かおうとしているのか?
それは残された「奥さん」のところ。
作中、「私」と「先生」と「奥さん」で
子どもがいないことについて会話する場面があるけれども
そこで「奥さん」は「先生」ではなく「私」に向かって
『あなた』と呼んでいる。
これをどう解釈するか。
「こころ」には、様々な仮説や考察があるけれども
その一つに挙げられるであろう
“恋愛は三角関係なくしては成り立たない”
という仮説はとても重要だと思う。
「先生」と「K」と「奥さん」
「先生」と「奥さん」と「私」
わたしとあなたと第三者
517 :
516:05/01/01 23:52:08
奥さんとお嬢さんがごちゃ混ぜになっちゃった
スマソ
わかるべ?
518 :
吾輩は名無しである:05/01/02 01:47:28
教科書に載せるのは正解だと思うよ
そりゃ専門家とかみたいに、明治の精神やら
なんやら難しいことはわからんかもしれんけど
中高生なりに感じるものは間違いなくある
高校時代、いつもは授業中ぐうぐう寝てるクラスメートが
こころの授業の時だけはしっかり聞いてたのを覚えてる
>>516 俺的には、その「男が男に近付くのは、女に近付くための手段ってこと」という
のがよくわからない。
その辺の事はむしろ吉行淳之介なんか明確に答えてくれそうな気がするが、男が
女に近づく前に「男」に先に近づくという”無意識の”行動パターンというのは
あるのだろうか? 自分を振り返ってみるとそんなの無かったからなア。
むしろ男の存在が邪魔になった。
明治や大正のような硬派な時代の男、それと現代でも非常に奥手の男、こいつらは
女性に近づく前に「男」と仲良くするような気がしないでもないが、あくまでも想像
でしかない、俺の。
誰か答えて欲しいな。初めて女性と付き合う前に、まず男の近くに行っちゃうんもんかね?
書き忘れたが、もし、「男が男に近付くのは、女に近付くための手段ってこと」
の意味が、その「お近づきになった男」の周辺にいる女性(例えば妹とか)を
狙うのが目的だとかいうなら、それはもう平成の現代には当てはまらない程せこく
保守的な考えで、ペケだよな。
つくづく俺には漱石の書いた意味がわからない。
>>520 先生としては慕ってくれる私を信用できない訳。
色々と理屈をこねて裏切られないために自己防衛してる。
重要なのはそこ。
女に行く前に男に行くとかそんなことは人それぞれじゃないの?
実際君には当てはまらないようだし。当てはまる人も居るだろうし。
>>516 は曲解しすぎでしょ。
>>521 人それぞれか。
俺はすぐ行動しちまうからなア。フットワークは軽い方。そしてあまり悩まない。
こういう俺みたいなタイプは小説書くには向かない、と読んだ事がある。
ま、俺は商社で数十年働いているのだが。
先生の死は何を意味するのか?
単なる自責の念か
それとも人間(自分も含めて)への絶望か
先生は私に自身を投影したんじゃないのかな?
自分の腹の底を話せる人間を見つけたから、もう生きる必要が無くなったんだよ。
乃木のマネしただけ。
先生嫌い
527 :
吾輩は名無しである:05/01/13 03:42:56
yohp
528 :
吾輩は名無しである:05/01/13 12:10:32
お嬢さん(静さん)は幸せだったのかな?愛って何だろう?そんな事を最近考える。
”愛とはもっともエネルギー効率のいい燃料である”
板垣恵介
530 :
名無し物書き@推敲中?::05/01/17 01:01:59
fii
Kっというのはどういう人間ですか??
先生詳しくよろ。。。
532 :
吾輩は名無しである:05/01/25 21:18:39
「私」の母の名前教えて下さい。お願いします。
533 :
吾輩は名無しである:05/01/25 23:30:37
「おみつ」じゃなかったか?
静で衝撃的な展開
535 :
吾輩は名無しである:05/01/26 23:01:45
漱石は三角関係をテーマにするのが好きだったのか、いろいろなパターンを
試していますね。
「こころ」・・・親友の告白にあわてて先回りして好きな女を手に入れる
「それから」・・親友の告白に同情して女を譲るがあとで取り戻そうとする
「門」・・・・・親友の女を奪って結婚し、ひっそりと二人で暮らす
「彼岸過迄」・・主人公が見聞きしたさまざまな「カップル失敗談集」
「行人」・・・・妻と弟の関係をうたがう兄
それと「三四郎」もメインテーマとしては描かれていませんが、
ミネコをめぐる男たちの物語として読み取ることも可能ですし。
536 :
吾輩は名無しである:05/01/27 02:32:46
>>535 そう、まったくその通り。
「坊ちゃん」のマドンナとうらなりと赤シャツもそうだ。
まるで主題と変奏のように作品を変えて繰り返される。
俺は大塚楠緒子と小屋保治と漱石の関係が元になっていると
見ている。
537 :
吾輩は名無しである:05/01/27 03:35:24
トンクスw
「精神的に向上心のないものはばかだ。」
ああ、僕は馬鹿だ
何か授業でやってものすごく大好きになってしもた('A`)面白いなぁ…こころ。しかし「私」は「K」の事が好きだとしか思えん。
541 :
吾輩は名無しである:05/02/01 21:16:16
この作品好きだ。
私もこういう人間だ…と自分のエゴイズムをみせられた。
授業でやったってことは高校生?
私は高校でやってうまい先生だったから理解が深まった。感謝している。
>540
『私』が『K』を好きなの?
先生とKとか私と先生がどうこうはよく聞くけど。
どこらへんでそう思ったのか気になる。
>542「私」は「先生」の事でつ。先生って書けばよかた。スマソ。>541漏れ今工房でつ。現文の先生がかなりわかりやすくて好きになった。今こころ読み返してる。頭悪いから理解するのが遅いよ自分…OTZ
544 :
吾輩は名無しである:05/02/02 15:43:43
彼岸過迄の方が好きだ
>543
ああそうか下では先生が私だったか。忘れてた。
自分も現文の先生の説明が良くて好きになったよ。
Kの時々する微笑ましい行動が好きだ。帽子飛ばされたり。
>545同意。確かにKの行動は微笑ましいものがあるw(´∀`)
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【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
548 :
吾輩は名無しである:05/02/03 10:13:15
>>496 むしろ父親を捨てて先生のもとに向かうあたりの表現は西洋人のほうが
理解しやすいのでは?この作品はエゴイズムより個人主義的な視点で
見たほうが解りやすい。
549 :
吾輩は名無しである:05/02/03 12:46:15
親をぶっ殺したい!!
だって普通に産んでくれてたら
こんな思いすることなかったじゃないですか。
お金も時間も全て無駄なことに思えてしょうがないんです。
何で戸籍の性別ひとつでこんなに神経すり減らして、
無駄な時間ばかり過ごさなくちゃいけないんですか!!
辛いのは解るって言ったって、
親って言っても所詮は他人事だから、
考えてくれてるようにはとても思えないし…。
そういうのが積み重なると「お前のせいだ」って思っちゃいます。
今までどんだけ自分を演じてきて、
苦しんで、悩んで、死にたいほどの思いを抱えて生きてきたのか。
もう…悔しい!!!!!!!!!!
親に憎んでも何にもならない。
ましてや、殺しても何にもならない。
あなたの人生の不条理は、やはり不条理でしかない。
いったんとことんまで絶望したほうがいいと思う。
自分が他の人たちは違うのだということを絶望する。
絶望が足りないのだ。
絶望とは、現実を直視することだ。そのことに苦しむことだ。
その苦しみの気持ちが治まれば、強さに変わることを気づくだろう。
551 :
吾輩は名無しである:05/02/03 13:01:24
夏目漱石は人を書きたかったのさ
人の内にあるこころを書きたかったのさ
552 :
吾輩は名無しである:05/02/03 13:02:02
こんな悩みで強くなってもしょうがない。
悩んだって女の体に変化するわけでもなし、、
人生が始まってない感じなんだよ、土台がない感じなんだよ
幽霊みたいな感じなんだよ
どうせわかんないだろうけど…
553 :
吾輩は名無しである:05/02/03 17:03:13
人は不幸を背負い、ときにはともに生きなければならない。
人間みんな持って生まれた性分のままに生きているわけではないし。
程度はどうあれ、少なからず演じている苦しみはあるはず。
だから、そういう自分への苛立つ気持ちはわからんでもないよね。
554 :
吾輩は名無しである:05/02/03 18:49:51
『こころ』って色んな読者を惹き付けてやまない作品ですな。
>550
不覚にも涙ぐんでしまったよ。
通りがかりで悪いんだけど、お礼を言わせてくれ。
有難う
>>550 自分もなんか感動した。
言いかたがカッコイイ。
557 :
吾輩は名無しである:05/02/04 13:24:16
・・・ ┐(´ー`)┌
>>548 父親よりも、先生への愛が勝ったんだな。
Kも先生への愛が報われなかったから自殺した。
魔性の男、先生。
>558確かに。先生は魔性の男だな。Kはその毒牙にかかってしまったのか…。
560 :
吾輩は名無しである:05/02/06 02:51:33
>要因
山崎正和の「淋しい人間」(河出書房新社 )で考察されてるのが、一番納得した。
そもそもあの話で書かれたのは、エゴイズムを題材にした自己の不安定さだ、と。
若さ故の物足りなさだとか金や恋で、人はころっと変わってしまう。本当の自分はどこだろう。
我を張れば張るほど淋しくなる。だから欲を抑えたり馴れ合いを拒んだり、Kから続く自己抽出の道へ進んだ。
そんな生に疲れながら責任感だけで生きていたところに、「私」という後継者となりうる人物が現れ、全て押しつけて自身は死に逃げた。と。
マジレスすまんです。本当に自分の中でストンと収まって感動したもんで。
561 :
560:05/02/06 02:54:12
あ、要因↑って先生の死の、です。重ねてすまん。
562 :
吾輩は名無しである:05/02/06 20:13:05
「私」は「先生」の何を継いだわけ?
563 :
560:05/02/06 21:53:14
先生の、「自己とは何か」みたいな疑問っすね。
継いだというか、「後はお前が考えてくれ・・!」的に押しつけた感じ。先生が自分じゃ答えを見つけられそうにないもんだから。
そもそも先生はんなこと知ったこっちゃないって人だったんだけど、Kの死でそんなこと考えさせられちゃって、こりゃ自分には答えを見つける責任があるんじゃないかと。
でもそれもしんどくなったから、ちょうどいい所にいた「私」に、後は任せたー!とポックリ。
>>557 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ / \
(^Θ^;)おれも
565 :
吾輩は名無しである:05/02/06 23:45:39
22歳でこころを読むのは遅いでしょうか?
566 :
吾輩は名無しである:05/02/06 23:59:49
人によるんじゃない?
>565別にどうしても読まなきゃいけない本じゃないし、遅いとか心配しなくても大丈夫では?人によるかと。(・∀・)
568 :
吾輩は名無しである:05/02/07 12:10:38
569 :
吾輩は名無しである:05/02/07 23:30:53
遅かったかどうかは読んでから決めろ。
570 :
吾輩は名無しである:05/02/07 23:42:18
何に対して遅いかの問題だろう。
人による。以外言えないなぁ
572 :
吾輩は名無しである:05/02/08 17:46:28
余韻を残すからいいね。
「私」が親を捨てて先生に会いに行ったのは、
実は静のことが気掛かりだったからでは?
っていう解釈をしてるお偉いさんもいるみたいだけど私はそうは思わなかったなぁ。
実際、「私」自身何度も「先生の方が実の親のよう」みたいなこと言ってたし。
結局は先生のエゴが一番大きい気がする。
静がどんなに先生のこころを開かせようとしても「静に純白でいて欲しい」って思ってる限り
先生はあの過去から救われないわけだし。
575 :
吾輩は名無しである:05/02/10 23:41:13
Kが死んだのは先生がお嬢さんを略奪(?)したからではないと思う。
「精神的に向上心のないやつは、馬鹿だ」
って言ってるけど、恐らくそれをK自身で追究していくうちに、
自分が一番嫌いな、向上することのできない立場ににいるということに、
生きる希望を見出せなくなったというのが実のところでは。
でも、お嬢さんを嫁にもらった先生にとって、
Kの死は自分に非があるものだと感じてしまったんだろうなぁ。
つまり。
K→自身のポリシーに反することに絶望して自殺
先生→それを勘違いして良心の呵にあい、自身も責任を取って、
明治の中に死んでゆく
という落ちでは…?
576 :
吾輩は名無しである:05/02/10 23:54:18
こんなとこで論じるよりこころについての論文嫁よ
こころについての論文で読むに値するのは俺の卒論だけ。他の奴のは全部ゴミ。
579 :
神田千軒:05/02/12 04:04:34
「こころ」の中で多くを語られない重要人物「静」がひとつのカギ。
彼女は意識して(母親の入知恵とか)か無意識かはわからないが、
三角関係を演出して、なかなか煮え切らない先生をプロポーズ
に踏み切らせた。母親だって同じエリートの帝大生でも、一文無し
のK(しかもネクラ)より、働かなくてもいいくらいは資産があ
る先生(当時は快活だった)のほうに、このさい婿に来て欲しい
と考えていたはず。
通俗すぎるかも知れないが、この作品には「女の人生、大誤算」という
テーマも隠れている。つまり静がわからこの物語全体を見直すと面白く
なる。「三四郎」でもミネ子がわから物語を再編すると読みが深まるし
文学仲間でも話が盛り上がる。
>>577 つまらん文学仲間だな。
通俗どころかオタク思考に過ぎん。
確かに策を弄する女が嫌いな記述もあったが敬意はあった。
ただでさえ明治期の女は謙虚で控えめだったんだ。
漱石が現代のモテナイ男みたいに「女の人生、大誤算」で嘲笑するか?
結果的にお前の性格がそう解釈しただけ。
しかも、そう読み直すことのどこがおもしろい?????
あと、Kがネクラってのもおかしい。
奥さんの好みはともかく先生と比べて
どちらが男性的な魅力があるか明白だろう。
今学校でこころやってるんだけど難しくてわかんないぽぃ!!
誰か課題研究を手伝ってください!(・∀・)
「先生の殉じた明治の精神とは何か」というのが課題のテーマです!
。・゚・(ノД`)難しすぎるよこのテーマ・・。
585 :
吾輩は名無しである:05/02/12 17:14:07
んなもん答えなんかねーんだから、てきとーに書け。
586 :
吾輩は名無しである:05/02/12 17:26:39
Kは♂?
Kはどう考えても男だろ!!
K=♀説!?
K=幸徳秋水説よりも刺激的なので、是非発展させたいものですな。
589 :
吾輩は豚である:05/02/12 20:57:35
>>漱石が現代のモテナイ男みたいに「女の人生、大誤算」で嘲笑するか?
「こころ」のテーマではないが、それ以前に「嘲笑」しようとしたことが
あった。
漱石は一度「虞美人草」で自分から男にアプローチする女の破滅を描こう
としたが、プロ作家としてのデビューということで力みすぎてかえって藤
尾を魅力的な女性にしてしまったという経緯をふまえる必要がある。
その失敗は漱石自身認めている。
>>ただでさえ明治期の女は謙虚で控えめだったんだ。
「控えめな女」が何の打算も欲望もない「純真な聖女」であるという
誤解をしているのなら、結局そういう女性理解はKや先生と同じ明治
の男(女性と隔離されて思春期を過ごした)と同一レベルでしかない。
結婚して何年もたつ妻をいまだに「純白」とか「汚れを知らない」とか
表現するしかない先生の「愛」には、大人の男ならむしろいかがわしさ
を感じる。
むしろ漱石はそういうリアリティーのない、女性を生身の人間としては
理解できない男のいう「愛情」の破綻を「こころ」で描いていると解釈
してもよい。
590 :
吾輩は豚である:05/02/12 22:09:47
>>奥さんの好みはともかく先生と比べてどちらが男性的な魅力がある
か明白だろう。
奥さんの好みというか、選択はもう明白だったのでは?
母親が先生から唐突に「お嬢さんを下さい」と言われたとき、
二つ返事でOKを出したのは、すでに娘の気持ちを知っていた
と見るのが自然。そうでなければ、いくら明治の軍人の家庭でも
「当人の気持ちを聞いてみます」という返事をしただろう。
Kと先生のどちらが「男性的」魅力があったかは明白に描かれてはいない。
だが、Kに先生以外の友人がいない様子、自分で経済的な算段ができず
(養家と実家と両方から勘当されたとしても、臨時の仕事なり書生の口
を探すなりして、自活を試みた形跡がない)、それでいて同郷の先生に
面倒をみてもらって平然としている(少なくとも表面上は)性格からし
ても、Kはプライドが高くて非社交的な人物として描かれている。
本当に先生がいうようにKがずばぬけて優秀な学生だったら、当時の
帝大生として教官や同学の先輩と何らかの交流があるのが当然なのに、
そういった活動も見られない。
作品では経済面の行き詰まりだけが言及されているが、こういう学生
は学業面でも何かのきっかけで行き詰りがちなタイプ。
長文を書き込むときはレスを分けろ。
>>589-590 「純真な聖女」なんぞ考えても無いよ。
おれが言う謙虚さは、明治と言う時代に身を削りながら慎ましく生きる女に対してだよ。
当時、砲弾1発が民の年収に値するほど当時は貧窮に耐えていた。
その時代では女性は家父長制度の中で個を忘れ沈黙を余儀なくされてたんだ。
正直そんな言葉を持ち出されて驚いたな、、、。
>結婚して何年もたつ妻をいまだに「純白」とか「汚れを知らない」とか表現するしかない先生の「愛」には、大人の男ならむしろいかがわしさを感じる。
先生と妻の関係はそういう意味か?????
妻に対しての「純白」とは人生的な破滅を経験してないことにあって、
無垢さや純粋のスケールではないはずだぞ。
リアリティーがないことに(当然おれはあると思う。その深刻さゆえにこの小説に引き込まれる)
不快感があるみたいだが結婚したら汚れると言う本人がむしろロマンス的な考えに思える。
>奥さんの好みというか、選択はもう明白だったのでは?
それはどうかな。
先生がいい返事をもらえるのは大体予測できていたんだよ。
じゃあ仮にKが先に告白したらどうだったか。
経済面の背景がなくてもKの方にいったかもしれない。
わからないけど。
この母親とのやり取りだけで明白になる問題ではない。
Kは結果的に他力本願であったかもしれない。
おれはKの中に鉄の意志と実直さと武士道とを感じるけどな。
人を疑わずに少し間の抜けた感じなんか男らしいと思うよ。
593 :
もも:05/02/13 14:49:30
お嬢さんはKのことを好きになっていたような気がするのですが、
先生に対してもはじめから好意を持っていたように感じます。
お嬢さんの気持ちの移り変わりがよくわかりません。
先生と結婚して、何にも打ち明けてもらえずに、不安な気持ちで暮らしていたお嬢さんは、
果たして幸せだったのでしょうか。
先生にとって静の存在、愛の存在とはどのようなものだったのでしょう。
594 :
吾輩は名無しである:05/02/13 14:56:29
よくいわれているけど、Kと先生の(一種の)同性愛的な葛藤みたいなのもあるかもな。
596 :
吾輩は名無しである:05/02/13 16:29:14
先生って冷ややかで他人を観察する人だよね。
お嬢さんに対してもKにも奥さんにも書生にも。
書生は都会的な先生にあこがれて惹かれていくぽぃ。
自分の父親と先生を比較してるし(田舎者と都会人として見てる)
でも都会に憧れてるけど書生は先生とは違うとこがある。
冒頭で書生は頭文字を使う気にはならず、先生と呼ぶみたいなこと書かれてる
けど、先生は親友であるにも拘らず「K」とイニシャルで呼んでいる。
お嬢さんが先生を選んだというのは当時女性に夫婦になる男性を選ぶ事など
出来なかっただけでは?・・・関係ないか。(゚Д゚;)
>>597 >けど、先生は親友であるにも拘らず「K」とイニシャルで呼んでいる。
いや、だからさ、
>>595のリンク先が参照してる藤井淑禎の注釈によると、
その当時は頭文字それ自体には「余所々々しい」感じは無かったんだってさ。
>>597 >けど、先生は親友であるにも拘らず「K」とイニシャルで呼んでいる。
いや、だからさ、
>>595のリンク先が参照してる藤井淑禎の注釈によると、
その当時は頭文字それ自体には「余所々々しい」感じは無かったんだってさ。
>>597 >けど、先生は親友であるにも拘らず「K」とイニシャルで呼んでいる。
いや、だからさ、
>>595のリンク先が参照してる藤井淑禎の注釈によると、
その当時は頭文字それ自体には「余所々々しい」感じは無かったんだってさ。
友達を出し抜いたのも、自分を罰するみたいに死ぬのも同じことだよね。
いつだって自分を通すのが一番大事・・・
先生が死んだのは自分が信じられなくなったからだと思う。
お嬢さんも叔父もKも信じてはいなかったが自分だけは信じていた。
だけどKの自殺をきっかけに自身も信じられなくなったのさ。
自分さえも信じられない世の中なんて生きてる価値ないよな。
でも死ねずに何年も生きてきてしまった。絶対的な孤独の中で。
書生に過去を話したのは唯一先生が信じられる人だから。
604 :
吾輩は名無しである:05/02/14 22:41:41
いま、高校で「こころ」教えています。
やっぱり、こういう問題は現代の高校生の悩みみたいなものに通じるように感じます。
生徒もわが身に置き換えて読んでいるようです。
ただ、90年もたっている小説のため、どうしても言葉の意味の説明に時間を要します。
すでに生徒には、古典の世界かもしれません。
ただでさえ国語の授業は数学みたいにはっきりとした答えがない。
解釈が多岐にわたる「こころ」は教えるのが難しいでしょう。
それでも、教える側での「こころ」。
何故か羨ましい。
生徒から論破される恐怖もありますが。
606 :
吾輩は名無しである:05/02/15 20:06:15
>>603 先生はなぜ書生を“信じられる人”と考えたのですか?
>>606 見た目がガチムチでタイプだったから。
「あ、Kにちょっと似てるかも、萌え。」
609 :
吾輩は名無しである:05/02/20 16:32:58
>>604 教材に使うのは構わんけど「教える」なんてことはしないように(笑)
文学なんてものは教えるもんじゃなくて、
読んだ者それぞれが自分なりに受け取ればいいだけのものだからね。
読んで感動するも良し、下らんと思うのも良し、
つまらんと思って途中で読むのをやめるのも良し。
典型的な受け入り論理はいい加減聞き飽きた。
幾ら自由にに読んでも、語彙力、読解力が低かったら
どうしょうもない.
それぞれが自由に読んで、それについて考え、議論すればよろしい。
その後では教えるも良し。
「受け入れ」だと思われ。
なんでもかんでも、よっしゃ、よっしゃと、認め、受け入れてしまう、みたいな。
おお、そうそれ。
「受け売り」なら下に論理とかつけない。
受け入り論理=受け売り がまだ近いな。
受け売り以上に、論理(持論)に対しても強調したかったし。
>614
何か独りよがりすぎてわかりにくい。
このスレに書いてあることが受け入り(?)論理ってこと?
それとも上の教材に使うってことに関してなんかな?
616 :
吾輩は名無しである:05/02/22 01:14:16
多分
>>609の、
>読んだ者それぞれが自分なりに受け取ればいいだけのものだからね。
>読んで感動するも良し、下らんと思うのも良し、
>つまらんと思って途中で読むのをやめるのも良し。
という意見に関してだろ。
617 :
吾輩は名無しである:05/02/22 05:43:42
>>610 典型的な文学好きの馬鹿だな。
語彙力、読解力が低かろうか高かろうが、そんなことはどうでもいいんだよ。
そんなものに興味のない人間は一杯いる。
そして、それは何も悪くない。
腕立て伏せ100回できない人間もいる。
因数分解の出来ない人間もいる。
まったく絵がヘタクソな上に上手くなろうともしない人間もいる。
そして、それは何も悪くない。
漱石も「こころ」もまったくつまらない思う人間もいる。
読んだこともなければ、まったく興味さえない人間もいる。
そして、それは何も悪くない。
「受け入り」、「受け入れ」、「受け売り」といった言葉を使いこなせない馬鹿もいる。
それもどうでもいい。
大切なことはもっと他にある。
たぶん
>>610は東北訛りがきついかなんかで
イの段とエの段とが区別つかないんでしょ。
「受け入り」なんて言葉は、無い。
>>617=609??
>典型的な文学好きの馬鹿だな。
はあ?おれは教師側の立場で言ってるんだが。
正確に物事を理解しろよ。おかげで、対応しにくい。
そもそも語彙力、読解力が低くてもいいとかはおまえの意見だろ。
どんな人間もいるんだと言う割にはおまえが押しつけすぎだと思わないか?
作り手もホラーで出したのにサスペンスだと思われたら失望するぜ。
多方面に目をやらないおまえの意見は責任性が感じられない、ただの自己満足に聞こえる。
それに、どんな人間も認めるならおれも認めることができるはずだろう?
だったら馬鹿とか言うなよな。
んん?「受け入り」を使いこなす?おいおい
>>618 まさか、「受け入り」を辞書かネットで調べたのか?w
「受け」+「入り」なんだがね……。
あ!入りの後に、論理がくるのが気に入らんのか?
わかりやすく「卵4個入りパック」と同じ使い方。はい、さよなら
こいつらは変則な表現を嫌い、文学も神経質に読むんだろう。
620 :
吾輩は名無しである:05/02/23 04:55:05
t
621 :
613=616:05/02/23 06:57:22
>>619 ま、第三者として一言。
確かに
>>617の口調はいささか攻撃的・不穏当な面もあるが、
その意味では、あなたのレスはもっと過激。もう少し穏やかに語ろうや。
で、「受け入り」の意味がまだよく分からない。
「受けねらい」or「受けねらいの入った」くらいの意味?
622 :
吾輩は名無しである:05/02/23 10:03:47
受け入り=受け入れる
>>622 じゃあ「受け入り」はおかしいな
普通に「受け入れ」と言っとけばいいわけだし
変則表現っていったって、自分のなかで表現として完成しててちゃんと意味があっても
周りの人には理解し難くて、うまく伝わらないんじゃ意味がないし
ただの自己満足や馬鹿と思われても仕方ないと思う。
626 :
吾輩は名無しである:05/02/23 13:35:04
>>616じゃないが
>読んだ者それぞれが自分なりに受け取ればいいだけのものだからね。
>読んで感動するも良し、下らんと思うのも良し、
>つまらんと思って途中で読むのをやめるのも良し。
という意見に対して、
>幾ら自由にに読んでも、語彙力、読解力が低かったら
>どうしょうもない.
という610の反論はそもそも理論的に成立していないな。
「受け入れ」を「受け入り」と誤記する語彙力、表現力の低さはどうし(略)
>>621>>624 ……そう思う。それがこの展開にした元凶だ。
>>626 ?
>読んだ〜 から上を読めよ。
>>623>>627 「受け入れ」を論理に乗せると論理を受けるだけじゃないか。
「典型的な受け入れ論理はいい加減聞き飽きた」←受け入れただけ。
これだと受け売りの意味にも遠くなる。
受け入れるんだよ。
「受け入り」は影響を「受け」た上のものを論理に「入れ」るんだよ。
>>628 手作り弁当を手作れ弁当というか?
>>630 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
>>629は日本語が母語ではないのかもな。ここまでひどいとは。
>「受け入り」は影響を「受け」た上のものを論理に「入れ」るんだよ。
「入れ」るのか。ならば、ますます「受け入れ」でないと誤りだ。
もし「受け」なるものが入ってるのなら、「粒入りジュース」みたいに「受け入り」もあり得るが
そもそも「受け」って、客の受けとか攻めに対する受けとかでもないと名詞にならん。
610は言語学板で複合動詞について習ってこいや。
そんな国語力でよく漱石が読めるナ。
>>629 屁理窟こねて意地を張らずに、正直に言ったらどう?
意味もあやふやなまま「受け売り」と「受け容れ」をごっちゃに混同してただけなんだろ?
とにかく「受け入り」論理は意味不明・理解不能。
何かを「受けて」、それが「入っている」論理って意味なのかもしれないけど、
そもそも主語がないから訳がわからない。
あと
>>614に論理(持論)てあるけど、論理≠持論じゃないのかな?
2ちゃんは便所の落書きだからまあいいにしても、こんな言葉
自分の頭の中だけで使ってるのがいいと思うよ。
637を訂正。目的語も入ってない。
>>634 「受け渡し」は?「受け取り」は?どーしますか
おれはちゃんと質問に答えてるが
まともに答えてくれよ。
>>619と
>>629の返答を。
名無しで大勢がいるように見せてるけど、卑怯極まりない。
>>636 受け売り使うなら、論理を下に置かない。二度売ることになる。
>>637 主語?
>>609さんへとか書かないとわからんのか?
(彼の持ってる)論理だから=持論だよ。
なんでも言えばいいと思ってない??
>>638 ?常に会話に目的語とか必要なのか
だんだん理由なしの中傷が多くなったな。
こころのスレで「卑怯」な人間がこんなにいるとは。
アンカーと文体で同一の奴がいるのはわかるけど。残念……。
>>639 どうして素直に間違いを認めないかなあ
この世に「受け入り論理」なんて言葉はないの
君の造語だとしても妥当でないから認められないの
どぅーゆぅーあんだぁーすたん?
とりあえず勉強して出直してきなさいね高校生君(はぁと)
おれはちゃんと質問に答えてる
おれはちゃんと質問に答えてる
おれはちゃんと質問に答えてる
おれはちゃんと質問に答えてる
>>639 「受け入り論理」なんて論理も言葉も一般的にはないし、意味も不明だから、
誰が(主語)何を(目的語)受けての論理なのか説明しなきゃ
決して=(彼の持ってる)持論にはならない。
>>639 >「受け渡し」は?「受け取り」は?
どっちも複合動詞「受け渡す」「受け取る」の連体形。
「受け」を渡したり取ったりするわけではない。馬鹿も休み休みにしてね。
610は
>>624の意見に同意したんだから(
>>629)、
「ただの自己満足や馬鹿と思われても仕方ないと思う」はずなんだが、まだ自覚が無いのか。
文学を教材にする前に国語(狭義の)のお勉強が必要だね、
ってことでいいかな。
>>640>>642 今まで答えてきたのが馬鹿らしくなった。
「間違い」「妥当でない」とか「意味も不明」とか肝心な部分は
結局ぼかしていて中傷そのものが目的だもんな。
>>644 複合動詞
「わらいだす」(動詞+動詞),「食べ歩く」(動詞+動詞),「計算する」(名詞+動詞)など。
名詞が上についてもよし。
うけ‐わたし�【受(け)渡し】
[名](スル)1 受け取ることと渡すこと。
↑ ↑
>どっちも複合動詞「受け渡す」「受け取る」の連体形。
動詞じゃねーし。
やはり「受け渡す」を辞書で調べたらありませんでした。
>>644 だから混乱するような表現はもうしないよ。
それでも間違いを正すのがいけないことなのか?
わかったよ、もう来ないし、このスレも読まない。
>>646 610は、動詞が連体形により名詞化することすら知らないのか?
「漢語名詞+する」は複合動詞としては異例で、サ変動詞と見るべきものだし。
>>646 >それでも間違いを正すのがいけないことなのか?
「正す」とは、自分は間違ってないと言張ることではないよ。
どっちにしろ「受け渡し」は、受け且つ渡すこと、受けたり渡したりすることで、
「受け」なるものを「渡す」ことでは絶対にないわな。
ましてや「受け取り」は。
「受け入れます」とは言っても、「受け入ります」なんて言葉は無いんだし。
651 :
吾輩は名無しである:05/02/25 00:11:34
こころのテーマは天皇です。
明治天皇の崩御と乃木大将の殉死のエピソードがなかったら、
後世に語り継がれる名作とはならなかったでしょう。
この小説の偉大さは抽象的な「私去」でなく、「明治天皇」という実体に則ることを描いたことにあります。
それも、無神論者で天皇制にも批判的だった作者によって・・・
天皇とか殉死なんてのはとってつけさ。
「こころ」なんかさア、漱石に新聞連載でセカセカ書かせるんじゃなしに、もっと
じっくり腰をすえさせて書かせたかったよなア。
再読すると荒っぽさが目立つもん。
654 :
吾輩は名無しである:05/02/25 12:05:46
現代文の先生が「襖にほとばしっている血潮」のところを抜き出して、
Kは襖を開けて西枕で眠っている先生を見ながら首を切ったって言ってました。
呼んでみると確かにそんな感じで、鳥肌が立った。
自己の心を捕らへんと欲する人々に、人間の心を捕へ得たるこの作物を奨む。
657 :
お嬢さんの名前は静:05/02/26 15:55:28
☆☆☆質問です!☆☆☆
こころの、先生と遺書、のところの(私の本では196n)『私は手もなく魔の通る前に立って・・・』
の、『魔』とはなんでしょうか??
皆さんの意見をおまちしておりmasu.
☆☆☆回答です!☆☆☆
宿題は自分でやれ。
せいぜい学年末試験で赤点を取らないように勉強しろ。
659 :
吾輩は名無しである:05/02/27 00:58:39
☆☆☆回答です!☆☆☆
犯人は執事。
☆☆☆回答です!☆☆☆
ヒロシdesu.
>>657 4Eの方ですよね
同じ問題に悩みココに来ますた。。。
4Eとは限らないか^^;とりあえず4年の人よね。
664 :
吾輩は名無しである:05/03/01 21:35:54
俺は3B
『こころ』のKと『行人』の一郎。
この二人は漱石の作中人物の中でも異色だ。
666 :
吾輩は名無しである:05/03/02 18:40:23
こころを実写化するとしたら配役は誰がいいと思いますか?意見が聞きたいです
『こころ』の映画って過去にないのかい?
>667映画では無いけど、十年ぐらい前にドラマスペシャルでやってたらしいよ。漏れは見てないけど…見たい…('A`)
あれだけの文字を要して表現した人の内面を映像媒体で
再現しようって発想。それはもう実験映画とかサブカル的な
小さな所でひっそりやるようなもんで、2時間に抑えての商業目的で
良く作つくろうと思うよね。そんな無駄なもん。金の無駄、エネルギーの無駄、
時間の無駄。愚かさに乾杯。
>>671 ついつい年間300本は観てしまう無類の
映画好きな俺に対してよく言うぜ。
673 :
吾輩は名無しである:05/03/07 00:04:06
「私」がKが自殺しているのを発見した後、『夜明けを待ち焦がれた』のはなんで?!
>>672 年間300本?
それで多いつもりかい?
その程度の映画好きなら吐いて捨てるほどいるよ
まあ好きだからと言って理解できているとは限らないけどなw
『......向上心のないものは馬鹿だ』
人はときに運命に恋をする
『精神的に向上心のないものは馬鹿だ』
ときとして言葉は恋を運命にする ←字幕
あのころ私はある人間と出会った。
あの日手紙を受けた私は列車に飛び乗った。
その人はすでに死んでいるのかもしれない。
その人は出会う前から死んでいたのかもしれない。 ←歌+ナレーション
過去が遠ざかるほどに覚悟は重さをましてゆく。 ←歌+字幕
「こころ」
この春、あなたはもう一人の自分を知りますか? ←字幕
原作 夏目漱石
「こころ映画制作委員会」
>675(・∀・)イイ!映画になったらそんな感じなんだろうな…。
読んだ。
心 先生の遺書 三十一から四十。
>>678 そういや,教科書で見たことのある部分もあったな。この中に。
読んだ。
四十一から五十。
>>675 漏れもいいと思う。映像が浮かぶ。
で,配役は誰がいいんだろう・・・。
先生は沢村 一樹はどうだろうか。
あまり顔色が良ろしくないので鬱状態で力を発揮しそう。
奥さんは清楚なイメージの人がいいなあ
>あまり顔色が良ろしくないので鬱状態で力を発揮しそう。 ワロタ
沢村 一樹もいいが,もう少し年をとらしてみては?
小林薫くらい。
>682同意!!沢村一樹(・∀・)イイ!先生じゃ無い方の「私」は誰が良いかね??
奥さんは…夏木マリ…ダメ??
>>684 夏木マリよいね。ショパンのCMでも貴婦人の感じがよく出てる。
軍人の未亡人なんか適役だなあ。
実は自分が言ってた奥さんは先生の妻のことだったけど(w
「私」はどうしょうか。
浅利陽介はどうだろう。
去年の大河ではなかなかいい演技をしてた。
>>684 夏木マリいいですね。
Kは先生より背が高いことになっているが,そこまで忠実でなくとも良いか・・・。
Kはフィーゴみたいな濃い顔じゃないと納得できん
漏れのダチが、「Kは品川庄司の品川が良いんじゃないか。」と言っていたような…。
つい最近現国でこころを習った工房なんだけど、
なんか教科書では「私」=「先生」だったんですが・・・('A`)
え?私と先生は別人なの?
原作読んできますorz
>>689 マジレスすると
教科書に載っているのは『こころ』の中の「先生と遺書」という部分
つまり、「先生」が書いた「遺書」が本文なのだから、その中の一人称「私」が書いた本人である「先生」と一致するのは当り前
それまでの部分=「先生と私」「両親と私」は「先生」とは別の人間である”私”が語っている
だから「先生」と”私”は一致しない
まあ、読めば分かるから最初から最後まで読め
691 :
吾輩は名無しである:05/03/15 11:28:23
>689そうだべ。原作読めば全てが分かるよ。教科書だけだと話が分かりにくいからね…('A`)
あ…ageちゃったよOTZ
>>690 わかりやすい解説dクス!これは読むっきゃないな。
今日、本屋の夏目漱石コーナー探したけど「こころ」だけ無かったと罠(´・ω・`)
>>693 たぶん漱石コーナーじゃなくて、よく読まれてるコーナーにあるよ
配役だが、妻は鶴田真由がいいような気がした。
和服も洋服も似合うとか、一人娘のイメージだな、なんとなく...
面白くねーヤツ
昔の小説だから読みにくいかと思ったけど、読んでみたらほぼ現代
の小説と同じ感覚で読めた。読みやすい。昔の人も今の人と大して
変わらない事考えていたんですね。
でも最後、終わり方が急すぎてびっくりでした。で、先生は死んじゃったの
か?私の父親は死んじゃったのか?それがすごい気になる。
それと、冒頭の方で、私が先生の顔に見覚えが有る、とか言ってたのはなん
だったの?それで今思えば納得がいく、というようなことも言ってたし。
そこが謎。でもいい話だった。でもむなしくもなる。
699 :
吾輩は名無しである:2005/03/23(水) 18:56:03
<698
先生と私の出会いは偶然ではなくて定められた運命だったってことじゃないか。
それか、私は先生の中に自分と似ている部分(エゴイスティックな部分)があることを感じとったからとか
700♪
701 :
吾輩は名無しである:2005/04/03(日) 07:08:11
問題を出す。
「こゝろ」の登場人物で、名前が明らかにされている人物を三人挙げなさい。
703 :
701:2005/04/03(日) 20:55:53
>>702 いや、実在の人物じゃなくてね。
名前を呼ばれている、あるいは、名前で呼ばれている作中の人物のことなんだけど。
>>703 あっ、ちゃんと突っ込んでる
ということは宿題とかじゃないんだな
じゃあマジレス
静、作さん(関さん)、御光
705 :
701:2005/04/05(火) 01:15:09
関さんって作さんとも呼ばれてたのか。
今知った。ありがとう。
関さんは「私」の妹の旦那で、作さんは「私」の親父の知人じゃなかったっけ
707 :
吾輩は名無しである:2005/04/07(木) 15:17:58
ほしゅ
スレ違いかもしれないけど、
ビッグコミックスペリオールでやってたこころが単行本化するらしい
709 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 12:53:22
u
710 :
吾輩は名無しである:2005/04/27(水) 19:46:48
Kが「祝いたいけど金が無い」といったのを聞いたとき泣いた。
711 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 13:53:15
had t; hat/)
712 :
吾輩は名無しである:2005/04/30(土) 19:23:53
さいきん初めて読んだ
…すげー感動した
作品のタイトル「こころ」ってのはドンピシャだと思う
人間の精神の深淵にかなり迫った
713 :
吾輩は名無しである:2005/05/01(日) 09:14:02
ニートって昔からいたんだね
20枚程度の論文で
1章
2章
3章 明治の精神に殉じるっぽいテーマ
こんな感じの章立てにしよう思ってんねんけど
3章に上手く繋げれるテーマどんなのがいいやろね。
ネタでもマジレスでも
715 :
吾輩は名無しである:2005/05/02(月) 23:31:15
一章 戦士ライアン
二章 武器屋トルネコ
716 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 00:12:56
先生の手紙って、長すぎw
あれ手紙だよね?
400字詰め原稿用紙で何枚分?
>>714 一章 先生とK〜精神的穴兄弟〜
二章 お嬢さんの色気
三章 明治の精神に殉ずる兄者
718 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 01:03:56
719 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 01:20:26
1章
2章 Kの死(死関連)
3章 明治の精神に殉じるっぽいテーマ
マジレス
Kは書きやすいだろう
720 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 15:52:27
漏れはK
721 :
吾輩は名無しである:2005/05/03(火) 18:42:20
上のほうのレスで「なぜKが自殺をしたのか」って言うのが出ていたけど、
俺は先生に対する復讐だったと一人合点して読んだ。
「おれが死んだら、お前は絶対におれを忘れないだろう。ずっとおれのことを考え続けろ、苦しめ」
っていう怨念が、動機の全てではないにしろ、あったのではないかな、と。
実際、先生は最期までKのことを忘れられなかったわけだし。
……ますますホモ路線一直線な解釈の気もするが。
>>721 復讐心はねーな。つーか復讐心から死んでやろうと思うような、
卑しさが無かった、あっても認められないから死んだ。
kを殺したのはk自身とお嬢さん。先生はあんま関係ないな。
つくづく女は怖いもんだ。
723 :
吾輩は名無しである:2005/05/04(水) 12:36:23
>>721 復讐というほどじゃないけど、まぁ嫌がらせだね。
ただ死にたいだけなら、なるべく人に迷惑かけないように
富士の樹海にでも行って死ねばいいのに、
わざわざ見せ付けるように死んでる。
荻野目洋子だったかの恋人(不倫相手)が
もの凄い嫌がらせ的な自殺をしたのを思い出した。
荻野目洋子じゃなくて荻野目慶子だったか?
お姉さんの方ね。
その前に、Kは本当に自殺したのでしょうか?
他殺説?
なんか、高校のときの国語教師がそんなようなことちらと言っていたなぁ。
「他殺だとしたら誰が殺したんだと思う?」とか生徒に真顔で訊いてた。
訊かれた生徒は困惑していたわさ。
727 :
吾輩は名無しである:2005/05/05(木) 10:55:41
他殺何て言ってる奴はただのけちつけたがりやさん。どうかんがえても自殺だろ
>>726-727 自殺でも他殺でもないかもしれない
とすると・・・
論文一本書けそうだなw
Kは生きている!
「遺書」=先生の捏造創作物、という驚愕の事実
>>730 実際問題として「捏造」は疑えるよ
10年くらい前の、ちょうど語り論が全盛のときの論文に、「私」が「先生」の遺書を写し書きしているという物語構造を指摘しているものもあったし
その際の正確性については充分考える余地がある
「先生と遺書」の筆記者としての「私」についての考察とかね
まあ、あれから10年近く経つからその後の論文がどうなっているか分からないが
作中作が出てくる場合には大概叙述トリックだっていうのが常套だからねぇ。いや、ミステリの話だけど。
まあ、それは邪推しすぎとしても、「こころ」ってある意味ミステリ的な読み物だともいえるのかな。
第三章で謎が解き明かされるっていう構造だから。
ところで文学にはトリックは必要ないと言ったのって誰だっけ?
まあ我が輩としては現代文学に殉死することは出来ない訳さ
734 :
吾輩は名無しである:2005/05/11(水) 05:06:25
735 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 01:29:25
>>43 お前馬鹿だ死ね。先生に裏切られたんだローが、Kは。
しね。
736 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 01:49:16
端から無関係なんです
737 :
吾輩は名無しである:2005/05/12(木) 02:06:51
Kってカフカ?
738 :
吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 10:31:47
忌み嫌われた黒猫だろ
739 :
吾輩は名無しである:2005/05/20(金) 04:35:40
「こころ 坊っちゃん 文春文庫―現代日本文学館 ¥459」
これ買おうと思ってるんだけど、二つの作品で478pはちょっと短くない?
一つの作品しか載ってない岩波文庫版とか新潮文庫版とかと比較してどう違うの?
文字の大きさとかルビの有無とか?
「こころ」の漫画読んだ。結構イメージ通りで良かった(・∀・)
「坊ちゃんの時代」って奴?…きっと違うな。
啄木ちゃん可愛い。
742 :
吾輩は名無しである:2005/06/12(日) 12:08:17
r
>>740 あの漫画版で先生が結婚してないのはどう思った?
俺は先生が静さんと婚約解消して別れられる人だったら、あんなに長い間悩まずにさっさと自殺してると思ったんだが。
別れるよりも結婚してしまった原作の方が先生には辛かったはずだし。
>>743 うん、確かに、今更自殺、って感じはした。
で、自殺するきっかけも、原作では乃木大将の殉死だったけど、
マンガではいまいちよくわからず。
でも全体的によかったよ。現代に持ってきても不自然じゃなかった。
若い頃の「先生」が、どこにでもいそうな普通の大学生っぽくて良かった。
あと、主人公のにーちゃんも。
気になったのは、静子の服装。いちおう回想話で、80年代の女の子が、
デニムのミニスカってのはどーかいな。マリンルックとか長スカとかのが
リアルだと思う。
先生に、「今は男の人もこーゆーの着るのよー」って、ギンガムチェックの
シャツ出してたのはぴったりなんだけど。
745 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 00:47:38
高校の授業でKの死の要因は?の問いにクラスメイトはほぼ
「失恋・先生の裏切りによる絶望」と書いていて、
普通に考えて失恋で自殺までしないと思ったけど、それ以外を書こうとすると
哲学やら自己美学のエゴの自己完結とか上手くまとまらんかった。
確か2時間くらい割いて解説してたけどよく覚えてない…。
「うまくいかない自分の人生を悲観して」では駄目なのかな?
747 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 10:52:50
Kは自殺じゃない、殺されたんだよ。
もちろん犯人は先生。
748 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 11:12:29
先生の自殺がわかりません。誰か教えて下さい。
それほど、悩んでたらなんで奥さんに相談しないの?
当事者の奥さんだけ蚊帳の外。
先生の思考がもう分からんと言うのは
私が昔の日本人の思考方法が全く理解できんってこと?
>>748 本当に先生は自殺したと思ってんの?
もう一度下を読んでみろ。
自殺じゃなくて殉死ってことですか?
>当事者の奥さんだけ蚊帳の外。
>先生の思考がもう分からんと言うのは
>私は昔の日本人の思考方法が全く理解できません。
感想同じ。
751 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 17:01:24
今でも家族残して自殺するじゃん。
それは老若男女とわずしてることではないかな。
752 :
保毛田保毛男:2005/06/22(水) 19:09:02
>1
>> 結局作者は何を主張したかったのか。
「人の心は不思議なものである」と言いたかったのでは?
もちろん、それでは結論になり得ないけれども。
「K」は、依怙地だが求道的な若者として描かれる。「先生」は、「K」の自殺の
ことで、生涯良心の呵責に苛(さいな)まれ続ける。こうした要素から、
この小説は「まごころ」を扱った作品と思われがちだ。
しかし、書名は「まごころ」ではなく「こゝろ」である。漱石も含む現代人は、
「まごころ」なんてものは無いことを知っている。そんなご立派なものが
存在するならば、例えば心理小説などは成立しない。
作品前半の「私」の疑問が、後半の「先生と遺書」で謎解きされる……と
いうのは見せかけに過ぎず、実は解明されていない。「K」に自殺するほどの
理由は無いし、「先生」がその後の自分の人生を捨ててしまうほどの理由も
無い。高が恋の抜け駆けのエピソードなのである。
また、多くの評者が指摘するように、「奥さん」(お嬢さん)は生きた人間として
造形されていない。三角関係の恋愛沙汰をきっかけとする筋立てでありながら、
「女」を描けていない小説と言われる。
753 :
保毛田保毛男:2005/06/22(水) 19:14:09
『こゝろ』はホモ小説としても読める。
象徴的なのは、初めて「私」が「先生」に出会った場所が、夏の海水浴場と
いうことである。「先生」は「私」という若い男の肉体を見初めた。昔、「K」は
「先生」とのホモ関係のもつれから命を絶った。「お嬢さん」(のちの奥さん)は
刺身のつまに過ぎないと考えれば、「先生」と「奥さん」に閨房の営みが全く
ないらしいのも、辻褄が合う。「私」は自覚のないホモで、「先生」に惹かれながら、
「先生」のことを始終不思議がっている。
それにしても、人はなぜホモるのか。分からない。ヘテロ(異性愛)は子供を
もうけられるから、不毛ではないというのか。ホモにせよ、ヘテロにせよ、なぜ
人は人を好きになるのか。裏切ったり、絶望したり、自殺したり、抜け殻として
生きたり、またもや自殺したり……。すべて、人の心のなせるわざである。
「明治の精神に殉ずる」という自殺理由に、深い思想的意味はないだろう。
当時の流行を作品中に取り入れたに過ぎないと思われる。今日び、ネット
心中の練炭自殺が流行るようなものだ。
漱石は、登場人物の心理を犀利に描写した挙句、最後は謎を謎のままに
読者の前へ投げ出す。結論はない。人の心は不思議なものである……。
「記憶して下さい。私はこんな風(ふう)にして生きて来たのです」。
754 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 20:13:53
何で「わたし」は先生にひかれたんですか?
外人がそばにいたから?それでも何日もストーカーして
近づくほどの理由にはならないと思うんだけど。
755 :
保毛田保毛男:2005/06/22(水) 20:15:47
訂正のお知らせ。
>>752の
>1
>> 結局作者は何を主張したかったのか。
を、
>>1 > 結局作者は何を主張したかったのか。
に訂正します。
さて、「漱石は活動期間が短く、未完成の作家」、「本格的な小説と
言えるのは、未完に終わった『明暗』だけ」と評する人もいる。
「『こゝろ』を読んでみたまえ。漱石は小説が下手だろう? 女を
描けていない」と。確かに、上手く書けていない。
しかし、この作品ではホモセクシュアルが隠されたテーマであり、
「奥さん」(お嬢さん)は、芝居でいう「書き割り」のようなものとも
言える。
保毛(ほもー)という不毛の愛を描くことにより、「人の心の不思議さ」が
ますます際立つという効果を挙げているのである。
756 :
保毛田保毛男:2005/06/22(水) 20:28:53
>>754 > 何で「わたし」は先生にひかれたんですか?
「私」は、自分では気付いていないが、「ふけせん」の嗜好を
持っていたから。
757 :
吾輩は名無しである:2005/06/22(水) 22:37:00
>>745 何年も前に読んだから、うる覚えだけど。
Kが自殺した主たる要因は
お嬢さんを略奪されたからではない。
自分の信念を貫けず、
お嬢さんを好きになってしまったため、
自殺したのでしょう。
普通ならこんなことでは自殺しないだろうけど、
Kの異常なまでのストイックぶりはあちこちで描写されている。
758 :
吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 00:04:31
Kの自殺は自分と対峙する個人主義に敗れたため。
先生は他人と対峙する個人主義に敗れた。
>>752 >また、多くの評者が指摘するように、「奥さん」(お嬢さん)は生きた人間として
造形されていない。三角関係の恋愛沙汰をきっかけとする筋立てでありながら、
「女」を描けていない小説と言われる。
こういった指摘はよく目にするけど、本質は逆じゃないかと思う。
ある意味当時の女性を描くことが漱石の眼目でもあったんじゃないか。
ただしそれを写真のネガのように、または透かし絵のようにして。
女一人に二人の男という設定の多用は意図的だし、ひとつの場所を二人が占めることはできない
と言うテーマは繰り返し採用されてる。これは近代人の個人主義と欲望を現すテーマでもあるけど。
そこでは男たちは女性を媒介として男達だけの悲喜劇を演じるわけで、女性は単なる誘引物のように
描かれているけど、これも実は意図的じゃないかと思う。
「こころ」がホモ小説として読めるというのも良くわかるけど、ここはやはり当時のエリート層に
色濃くあったホモソーシャルな共同体意識を反映させてると思うんだが、どうだろう。
この見方は以前、別スレにも書いたんだが、いわゆる旧制高校的な意識で、江戸時代の
武家階級から持ち越されたエリート意識の現われでしょう。
漱石はそういったホモソーシャル的男たちの世界の影で、それでも現実に生きている女性にもちゃんと目配りをしていたんじゃないか。
それを描くのには当時ああいった体裁の書き方しか出来なかったんじゃないかと・・・
「明暗」になるとはっきり変わってきたのが判るけど。
761 :
吾輩は名無しである:2005/06/23(木) 20:39:16
漱石、特にこころが好きです。俺は読んだあと奥さんを好きになりますよね。
ただ漱石を読むと東大に行けなかった俺としては少し悲しい気持ちになります
今は一橋の一年ですけど
八橋はうまいよな。
お茶菓子としても最高だ。
763 :
吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 00:41:51
学校のテストでKの自殺理由を50字程度で書けと言われてるんですが、どんな理由があげられると思いますか??
宿題はてめえで考えろ(w
>>763 自分で読んでみて、思ったことを書けばよろしい。
たいていはマルをくれるよ。できた教師なら・・・
766 :
吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 03:12:41
ちょっと前、モックン(本木雅弘)が夏目漱石やってたけどどうだった?
767 :
吾輩は名無しである:2005/06/24(金) 21:22:29
『こころ』に出てくるKと梶井基次郎の『Kの昇天』のKとは
同一人物だという噂は本当なんですか?
768 :
吾輩は名無しである:2005/06/26(日) 15:25:14
夏目漱石VS平野啓一郎どっちがすごい?
769 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 05:45:16
>>752 >>759 うーむ、なかなか興味深いこと言ってくれるね。
ぶっちゃけ文学好きって自分では頭が良いと思ってる本当はバカな人間とか
偏屈で独りよがりな見方ばかりしてる人間とか
知ったような理屈をこねるばかりで薄っぺらいことしか言ってない人間とか
ともかく、つまらなくて、ロクでもない人間が多いと思ってたけど
あなた達の言ってることは、とても面白いし聞いてみたくなる感じだ。
770 :
吾輩は名無しである:2005/06/28(火) 00:16:37
>>763 信仰に破れ、恋に破れ、自堕落に悲観したんじゃない?
771 :
吾輩は名無しである :2005/06/29(水) 23:34:56
ってか、こころのKとか行人のHって誰のことなんだろう?
773 :
吾輩は名無しである:2005/06/30(木) 20:56:36
「こころ」は駄作だな、もし。
773が駄人間という事はわかった、もし。
大体なもした何だ。菜飯は田楽の時より外に食うもんじゃない
776 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 19:28:30
「こころ」は日本人の甘えを書いた小説だ
777ゲット
776は釣り? でも甘えって何か気になる
778 :
吾輩は名無しである:2005/07/01(金) 22:50:33
ごぞんじ、三島と太宰は犬猿の仲で、始終論争ばかりやっていた。
そんな彼らにも見解が一致することがあった。
漱 石 は 俗 物 だ
779 :
シリウス:2005/07/05(火) 12:43:01
石にくちすすぎ、流れに漱す
780 :
吾輩は名無しである:2005/07/05(火) 12:51:59
Kの遺書と先生の遺書を比較したらどうなるんでしょうか?
宿題ですか?
782 :
吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 13:23:52
いえいえ。前のスレに比較文学(?)みたいな事が書いてあったので、それじゃあ遺書を比較したらどうなるのかと思ったんです。私の読解力だと限界があったのでこの板の方に聞いてみたくて…
783 :
吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 13:46:23
↑間違えた。`レス'かな?
初心者でごめん
784 :
吾輩は名無しである:2005/07/06(水) 23:40:24
こころの漫画ってどこ出版?
785 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 10:51:19
小学館。作家は榎本ナリコ
786 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 10:53:09
俗っけのある人って漱石好きが多いようなキガス
787 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 19:06:37
年を取ると漱石が解ってくるという事は、人は加齢とともに俗物化してゆくのだろうか?
788 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 19:17:26
見栄が無くなるのだにゃー。
本当に俗っぽい人間は漱石読んでもピンとこないもんじゃない?
790 :
吾輩は名無しである:2005/07/07(木) 19:25:22
本当に俗っぽい人間は聖人だからにゃー♪何も読まないのじゃ。
人間を描いてなんぼの小説は元々俗っぽいものでしょう。
何を今更・・・
792 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 00:11:57
精神的に向上心の無い者は馬鹿だ
793 :
吾輩は名無しである:2005/07/08(金) 17:27:09
友への裏切りは恋を得たあともずっと尾を引いているということでしょうか
学校のテストで出たなこれ。
後半部も2学期中間で出そう。
厨房にわかるものか
榎本ナリコ版のこころってどうでしたか?
>>796 絵も綺麗だし、話のまとめ方も上手いし漏れは結構クオリティ高いとオモ。まずは読んでみては?
798 :
吾輩は名無しである:2005/07/16(土) 11:33:29
Kと先生の友情についてどう思いますか?
静タソに萌えますた
801 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 12:34:22
ホモっていっても、プラトニックなものかと。
802 :
吾輩は名無しである:2005/07/23(土) 13:43:09
>>801 同意。
友情の境界を越えてる気がするけど、恋愛感情なわけじゃないしな
『心』はちょっと話しの展開に無理があるように思う。
804 :
吾輩は名無しである:2005/07/26(火) 13:17:26
Kの自殺の原因
先生の行動を知り、三角関係を自覚して、恋愛感情が友情をも破壊する力のあることに気付き、それを否定した
(50文字)
>>805 先生の裏切りよりも、自分の今までの人生観を否定するような考えを持ったことに死のうと思ったんじゃないの?
裏切りを知る前の先生に人生観について責められたときに、覚悟(=自殺)ならあると言っていたし。
807 :
吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 00:08:55
■■■■■■■■■■■■■■■■
■ ■ 違う板にコピペすると、四角の枠の中に
■ ■ メッセージとURLが現れる不思議な絵。
■ ■
■ ■ (その仕組みがリンク先に書いてある)
■ ■
■ ■ この原理を応用ぬるぽ、まったく新しい
■ ■ コピペが作れる予感。
■■■■■■■■■■■■■■■■
808 :
吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 18:45:45
809 :
吾輩は名無しである:2005/07/31(日) 18:54:24
先生と妻は性交したと思いますか?
スレ違いかもしれないけど質問
夏目漱石の小説で円覚寺の山門をくぐると両側に杉がたっていてうすぐらくなっているっていう描写があると思うのですが
実際山門をみてみるとそんなにうすぐらくなってないですよね?
あれは山門前の石段の描写と思えばいいですか?
>812
夏目漱石の小説にでてくるいくつかの鎌倉の描写を写真に収めたくて調べているのですが
やはりあれは山門へ至る階段のことですよね。たしかに階段は薄暗くなっています。
ここのカットは階段の下から門を仰ぐ形で撮ろうと思います。
今日は祭り(盆踊り?)のためのチョウチンがたくさんぶらさがっていました。
リンクのしたやつの1枚目のがそんな感じでしょうね。
胸のつかえがとれました!
レスサンクスでした!!
残念ながら鎌倉じゃなくて横浜住まいですが
あの雰囲気が好きなので週4回ほどいってます。
かなり暇人ですので。
夏目漱石が愛した鎌倉はやっぱりいいですね。
「こころ」だと先生と私がであった由比ガ浜がありますね。
(北鎌じゃないけど…)
リンクの写真見事っす。
おととしは冷夏、去年は台風であまりいい紅葉は見れませんでしたよ。
816 :
吾輩は名無しである:2005/08/16(火) 21:41:47
それより、先生の奥さんが先生のことを「先生」って呼ぶのはなぜ?
「先生」って「私」が呼んでた通称でしょ?
小さい子どもがいる家庭で、母親が父親のことを「お父さん」と呼ぶのと一緒でしょ。
先生と妻の間に子供がいたらいいのに…
子供に『次は自殺に追い込まないでね』とか『精神的向上心のない奴は馬鹿だ』とか言わせてみたい
820 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:03:16
>>749 上の四に「それが先生の亡くなった今日になって、始めて解ってきた。」という記述があるが。もう一度最初から読んでみろ
821 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:14:48
110 文責・名無しさん New! 04/12/14 02:31:48 ID:tcvA1o35
なわけないだろw
でもマスゴミ関係者の家庭にテレビがない
もしくは、テレビを見ない、子供に見せないってのは多いぞ
金持ちインテリ層は(在日成り金とかは別)子供にテレビを見せないし
カネもやらんからね。
自分達の既得権を守るための洗脳放送、奴隷操縦放送を
自分達の子供には見せ驍椡にいかないからね。
家庭の幸福は諸悪の根源とはよく言ったものだな。
それにテレビなんてのは奴隷が見るもの。
奴隷をコントロールするためのツールだと思ってるから
まともには見ないよ。
部屋にかえると無意識にテレビつけて寝るまでつけっぱなしなんて
完全に奴隷にされてる証拠だし
家族の食卓で無言でテレビ見てるのなんてまさに
支配階級の思うつぼだな。
822 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:16:15
>>815 港区民ですが、北鎌倉駅で降りて鎌倉遊びを週1でやってます。
好きな街の一つですな。
823 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:20:42
品川駅から北鎌倉駅への切符を買うときが楽しい。
そして初乗りの切符を買う。
北鎌倉で乗り越し料金を払うためだ。北鎌倉駅が好きだから。
そして、駅に到達する。料金を払おうにも誰もいない駅。
なんと気前がいいものか。
こうして私はここちよく鎌倉の地へ降りる。
824 :
吾輩は名無しである:2005/08/17(水) 18:21:20
キセル文学の誕生です
こころ〜アナザーストーリー〜(適当に)
私は東京につくとすぐさま先生の家に向かった。
先生の祭壇に手を合わせた。
奥さんが小さく見えた。
私は自然に奥さんの唇を奪った(
>>251の流れ)
しかし私は何か重要な事を忘れているような気がした。
先生の遺書にあった『純白であってほしい』ということばを思い出すと同時に私は罪の意識に苛まれた。
先生の想いを裏切ってしまった、純白を汚してしまった。
やがて大正の時代が終わり戦争に入る。
やがて日本は敗戦し軍国主義は終わりを迎えた。
私は日本文化、精神の終わりと共に殉死する。
826 :
吾輩は名無しである:2005/08/18(木) 19:31:49
「K」と「私」人柄や性質についてどぅ思う?
なんだかんだ言って先生についていってるのと精神的向上心のなさは共通じゃない?
828 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 16:23:12
前半の方で、「先生」の葬儀かなにかのシーンがあって、
「私」は奥さんに、物語の最後で受け取る遺書の内容について
告げなかったみたいな描写があったと思うんですが、
探しても見つかりません。
わかる方、段落番号等教えてもらえませんか?
829 :
吾輩は名無しである:2005/08/21(日) 17:04:20
>>828 はて?そんな箇所がありましたか。
十二章は割とそれに近い気もしますが、葬儀ではないし・・・・。
>>829 まさにこれです!葬儀ではなかったですね・・・
ありがとうございます。
831 :
829:2005/08/21(日) 17:30:32
>>830 とんでもない。いやあ、うまい具合に見つかってよかったです。
何よりですな。
漱石ファンは優しいね
「こころ」で、先生と出会った時の主人公の年齢って何歳くらいですか?
>>833 「私」が帝大生なら、21〜23歳くらいと考えていいんじゃないだろうか。
835 :
吾輩は名無しである:2005/08/24(水) 12:39:18
836 :
吾輩は名無しである:2005/08/25(木) 23:30:26
悪いわからん
___ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/´∀`;::::\ < 卒論やるんだけどこの論文は見とくといいよ!ってのない?
/ /::::::::::| \_______
| ./| /:::::|::::::|
| ||/::::::::|::::::|
Kが死んだ理由が最近わかった。
答え 鬱病
俺が考える選択肢
1、女などくだらないと思っていたのに、
お嬢さん(女)に恋してしまい、自分の信念の弱さに気付いたから
2、自分の恋心を打ち明けた先生に裏切られたと考えたから
841 :
吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 00:26:33
[自由と独立と己とに充ちた現代]ってどこにでてくるか教えていただけませんか??
かなり探したのですが見つけられなくて…orz
海外では同性愛小説として読まれているらしい。
三島由紀夫がゲイの作家として知られているのと同じなのかな。
>>840 3、自分がただのオジャマ虫でしかない事に気付いたので、自ら駆除
>>841 既に見つけたと思うけど、14の最後。
「かつてはその人の膝の前に跪いたという記憶が、
今度はその人の頭の上に足を載せさせようとするのです。
私は未来の侮辱を受けないために、今の尊敬を斥けたいと思うのです。
私は今より一層淋しい未来の私を我慢する代りに、
淋しい今の私を我慢したいのです。
自由と独立と己れとに充ちた現代に生れた我々は、
その犠牲としてみんなこの淋しみを味わわなくてはならないでしょう」
844 :
吾輩は名無しである:2005/09/01(木) 15:45:17
>>843タソd楠です!!全然見当違いなとこばかり真剣に探してました…バカだ…orz
>837
テーマは?
漱石総合スレってありますか?
ここは「こころ」スレですよね、
自分が2ちゃん検索したかぎりでは総合スレは見つからなかったので
もしあるなら教えてください。
847 :
一尺八寸 尽 ◆287cUd/qCQ :2005/09/02(金) 07:14:48
先生の自殺法ってなんだったんだろう
Kは、自分の頚動脈を掻っ切った。
同居人に、すぐ発見されるような場所で。
先生は、遺書に「ひっそりと死ぬ」って書いてた。
誰にも見つからないように、ひっそりと死ぬ方法が思い浮かばない。
床下に潜り込んで餓死する。
>>848 例えば霧の摩周湖で湖面に氷が張る直前に入水自殺するとかかな。
それはさておき、「ひっそりと死ぬ」
これは乃木将軍の死を念頭に置いた言葉だとも思うけど。
もちろん、Kのあからさまに死を見せ付ける死に方に対する言葉でもあるだろうし、
奥さんに対して配慮ある死を選ぶという意味にも受け取れるとも思う。
多様な読みや見方を示唆する一文だとは思う。
851 :
吾輩は名無しである:2005/09/10(土) 00:53:30
明治の精神とは、開拓の精神ではないか
しかし、Kの死ぬ理由も分からんなぁ・・・
同居人にむごい死に様を見せようって気持ちが。
先生の裏切りに対する憎しみだったのなら、その対象は先生だったんだろうけど。
でも、あんな性格のKが、そんな考えであんな自殺するとは思えないんだよなぁ。
お嬢さんや、奥さんのことは憎んでなかっただろうし。
そう考えると、自分の信念の弱さ・・・ってことに。
それでも、お世話になってる家の自室で死ぬ理由がやっぱり分からん。
先生に一番始めに発見して貰いたかったんじゃないかね
なるほど・・・そういう考え方もあるんだな
他にも淋しかったとか、死ぬことで先生に何かを残したかったとか考えられる
856 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 12:29:15
改めて名作だ
今の小説家に、これほどまで真剣に人の「こころ」を掘り下げた人がどれだけいるのだろう
名作だよな。
ただ文末に載っていた吉永みち子の「鑑賞」がクソ過ぎた。
いきなり先生の奥さんが全てわかっているとか言いだして、
「先生は奥さんが何も知らないと信じているおめでたさ」とか言ったり、
先生の過去を受け渡された私がインテリ症候群にかからないか心配したり、
妄想がウザくて読後感が薄れた。
「奥さんが未だに処女である」って、
解釈をどっかで見たんだけど、なんでだろう。
先生は、子供の出来ない理由を「天罰だからさ」って言ってた。
これって奥さんと夫婦の営みをして中田氏もしてるけど、
「Kへの裏切りによる天罰」があるから子供ができないんだよ。
って意味に取ったんだけど、俺は。
それとも、Kへの罪の意識を感じて、
申し訳ない気持ちになって、奥さんとヤル気になれない、とか?
結果セックスもせず、奥さんは処女と。
「天罰だからさ」
この一言もいろいろ考えさせるね。
ひょっとすると、奥さんを愛したくても愛せない
状態になってしまったのかも・・・とかね、身体が。
つまりインポになったと
しかし・・・
「子供でもあるといいんですが」
という奥さんを前にして、
「天罰だからさ」
と、(私と奥さんにとって)意味不明な発言して
はははと笑う先生って、無神経というか、なんというか。
このシーン、奥さんにとっては、結構つらいもんがあると思う。
特に女性として。
>861
いや、先生もつらかったはずだ。もちろん奥さんは可哀想だけど。
あのシーンの先生、妙にハイになってて怖かった・・・。
>858
「妻を純白のまま・・・」「妻は何も知らないのです。」という言葉からでは。
私も奥さんは処女のような気がする。先生も経験無しのような気が。
そーいえばKが登場する前にお嬢さんって男(先生じゃない)と一緒に部屋にいたって描写があった記憶が。
まぁお嬢さんの時分に処女はとっくに…
864 :
吾輩は名無しである:2005/09/15(木) 20:47:32
こころと地下室の手記って似てませんか??
似てないな。
地下室は自分で自分を落としいれて不幸に酔っている感じだけど、
こころは自分の行為に対して後悔している。
むしろ電車男を見たときに、地下室に似ていると思った。
最後はてっきり作り話でしたで終わるんだと勘違いしていた。
866 :
吾輩は名無である:2005/09/17(土) 00:53:25
空気読めてないカキコで悪いんだけれども、
「私」の実家に帰ってるシーンで卒業証書について書き表してるところありますよね?
そこで卒業証書って何らかの比喩っぽいと思ったんですけど、それは考えすぎかな?
意見求む!!
比喩と言うより「親子の感覚の違い」として普遍的に存在してた現象ではないですか?
子=青年は、卒業証書なんかただの形式で紙切れだと思う。
(実際、証書を紛失しても卒業が取り消されるわけではない。)
しかし親は、我が子が一人前になった証であり、粗末にするのは論外と考える。
近年は親子のこのような感覚のギャップは、なくなってるのかな?
>>866,867
俺も大学卒業の時、卒業証書に「私」と同じような感情を覚えた。
今でもあることはあると思いますよ。
869 :
吾輩は名無しである:2005/09/18(日) 00:21:38
あげてみる
870 :
吾輩は名無しである:2005/09/19(月) 20:21:59
最近これ読んで思い切り鬱になった。
自分の学生の思い出によく似てるし。俺はフラれる方だったけどな。
orz
871 :
吾輩は名無しである:2005/09/20(火) 04:12:20
872 :
・、・チ・ホ・゚・・><input TYPE=hidden NAME= value=:2005/09/21(水) 20:08:17
。・66。・67。・68
サ荀筅ケ、テ、エ、、オ、、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ。ェ
。ヨツエカネセレスラ、ホーユフ」、ケ、・ネ、ウ、タヒ、ト、、、ニ。「
、ノ、ハ、ソ、ォーユクォ、コ、ア、ハ、、、ヌ、キ、遉ヲ、ォ。ヲ。ヲ。ヲ
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シォハャ、ヌ、篩ァ。ケケヘ、ィ、ソ、ホ、ヌ、ケ、ャ。「フ、、タ、ヒ。ヨ、ウ、・タ。ェ。ラ、ネ、、、ヲ、隍ヲ、ハ
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、ノ、ハ、ソ、ォホマ、゚、キ、ニイシ、オ、、。ェ、隍タキ、ッ、ェエ熙、、キ、゙、ケ。ェ。ェ
873 :
イチノミヤ:2005/09/21(水) 20:13:44
>866>867>868
私もすっごい気になりました!
この小説に登場する、「卒業証書」の意味するところについて、
どなたか意見を頂けないでしょうか・・・
意味というか、何に対しての比喩なのか。
私には、この「卒業証書」が意味深に思えて仕方ないんです。
自分でも色々考えたのですが、未だに「これだ!」というような
答えに行き着けません。
どなたか力を貸して下さい!よろしくお願いします!!
漫画の「こころ」を注文してみた。
とりあえず期待はしていないけど、感想は追って報告するかも。
うっひゃあ・・・。
マンガ版、先生と娘さん結婚してないじゃん。
頑張って少ないページにまとめた感はあるけどやっぱり変更点多いですね。
それにしてもマンガの方が風景もあるし表情まで解釈の助けになるのに
小説に比べて情景も心情の描写も薄っぺらいのが不思議だ。
何度も読み直した小説だから自分のイメージ以外は受け付けないのかな?
>>875 まあマンガ作者のフィルター通して描写されてるわけだからね。
「K」っていうのは、「金之助」(漱石の本名)の「K」で、漱石自身なんじゃないかな?
漱石は、お兄さんの奥さん(漱石が大学にいた間に死んでしまう)に恋していたらしい。
「精神的親族」という言い方を江藤淳は使っていたようだけど、自分自身の親族との三角関係の経験が、創作のヒントになっているんじゃなかろうか?
誰かがもう同じような仮説を立てているかもしれないけど。
>>877 >「K」っていうのは、「金之助」(漱石の本名)の「K」で、漱石自身なんじゃないかな?
>漱石は、お兄さんの奥さん(漱石が大学にいた間に死んでしまう)に恋していたらしい。
>「精神的親族」という言い方を江藤淳は使っていたようだけど、自分自身の親族との三角関係の経験が、創作のヒントになっているんじゃなかろうか?
>誰かがもう同じような仮説を立てているかもしれないけど。
あなたが最後に言ってる通り、それらは以前に評論家や研究者がすでに指摘している。
三角関係云々などは、漱石の作品を考察する上では常識の部類に入る予備知識でしょう。
で明治の精神ってなんなの
明治は江戸から続く古い思想・習慣の破壊を熱望した時代。
すなわち「明治の精神」とは、旧弊かつ無能な抵抗勢力に御退場願う事、
今で言う「構造改革」。
明治の精神とかいう言葉曖昧すぎね。
論文とかであれやーこれやー語るほど意味含まれてる?
長文になりそうな悪寒ですが、今現文の授業でこころをやっているのですが、
『(Kの恋を諦めさせようと私が精神的向上心のないものは ばかだ。と
Kに残酷な言葉を突き付けた後、やめるだけの覚悟を問う場面の少し後の)
二人はそれきり話を切り上げて、小石川の宿の方に足を向けました。
わりあいに〜(略)なにしろ冬のことですから、公園の中は淋しいものでした。
ことに霜に打たれて蒼みを失った杉の木立の茶褐色が、
薄暗い空の中に梢を並べてそびえているのを振り返って見た時は、
【寒さが背中へかじりついたような心持ちがしました】』
とあり、先生(現文の教師)は黒板に、この、【寒さが背中へかじりついたような心持ちがしました】
というのは「Kを裏切っていることへの後ろめたさ」を表現していると書いたのですが、それでいいんでしょうか?
先生のはとても適切ですが、私はなんというか、後ろめたさと言うよりは
【自分が大切な友人を貶めるためにこんなにも残酷なことをしているということに対して少しの良心が震えている】
【自分がこんなに残酷な存在に成りあがってしまっていることに寒気を覚える】
とかそういうことなんじゃないかなぁと思って、頭から離れないんです。
Kを思っているんじゃなくて、自分を思っているんじゃないかと。
その前にある、
>霜に打たれて蒼みを失った杉の木立の茶褐色が、
>薄暗い空の中に梢を並べてそびえているのを振り返って見た時は、
というのは私の心の中にある、Kを大切に思う気持ちが残酷な冷たい思いに浸食されていって、
それを外から(客観的に)見た時にはもう残酷な気持ちが背中にひっついて離れなくなっていた、と言う、
今の私の心中を風景に重ねて表現しているんじゃないかと思ったんですがどう思われますか?
多分間違っているし、変な深読みのしすぎだと思うんですが。…分からない。(;´Д`)
ここの人頭がいい人がたくさんいるので教えてほしいです。
>>882 >先生(現文の教師)は黒板に、この、【寒さが背中へかじりついたような心持ちがしました】
>というのは「Kを裏切っていることへの後ろめたさ」を表現していると書いたのですが、それでいいんでしょうか?
あなたの先生が自分の読みとしてそう解釈する事に関しては何の問題もない。
しかし、もし先生が自分の読みを生徒にも押し付ける様であれば、それはちょっとおかしいでしょう。
文学や小説は多様な読み方、受け取り方があっていいのだから、あなたは自分の読み方を深めて
いけばよいと思う。
それを受け入れない教師がいたとしたら、その教師の方がダメなので、まあ放っておきましょう。
あなたの示した場面のあなたの読み方については、別に間違ってるとも変だとも思わないよ。
あと解釈に関することではないのだけれど、ひとつ指摘させてもらうと
>【自分がこんなに残酷な存在に成りあがってしまっていることに寒気を覚える】
この場合「成りあがる」という表現は適切ではないので、もし使うなら「成り下がる」
の方でしょう。
まじめに勉強されてると思ったので、お節介ついでに。
884 :
吾輩は名無しである:2005/10/05(水) 19:48:19
結局Kが自害した理由は何だったのだろうか
遺書やそれまでの挙止動作から、Kは先生を恨んではいない(少なくとも頭では恨もうとしていない)と取れる。
Kは「覚悟…覚悟ならないこともない」と発言している。
その覚悟とは、お嬢さんに告白する覚悟だったのだろうか、それとも己の道へ戻る覚悟だったのだろうか。
私は、この覚悟とは道へ戻る即ちお嬢さんを諦める覚悟であったと解釈している。
しかし、Kの中にはお嬢さんへの愛が依存し続けた。
Kは道へ戻ることができず、自殺を選んだ。
この見解について、意見をお願いしたい。
Kといえばカフカの「審判」もなにやらKが出てくる。
886 :
882:2005/10/10(月) 00:48:25
>>883 レスありがとうございました。
変じゃないですか??よかった!!
>文学や小説は多様な読み方、受け取り方があっていいのだから、あなたは自分の読み方を深めて
>いけばよいと思う。
なんかこれはすごく心に染みました。自分の思う通りに解釈していいんだー!!って嬉しくなります。
ありがとうです。
先生は多分、考えを押し付けはしないでしょうが、やっぱりテストに出た時は模範解答をしないと
×か△だと思います…。なんか現文のテストや授業ってそういう意味ではとても束縛されてしまいますね。
不自由だなぁ。教師の枠の中に押し込められる感じがして窮屈です。
わぉ、恥ずかしい、その場合は「成り下がる」ですね。指摘をありがとうございました!
>>884そうだなぁ…私もKは先生を恨んではいないし、先生とお嬢さんが結婚すると聞いたから自殺した
のではないと思う。
その前に「近頃はよく眠れるのか」と先生に聞くところがあるけど、そこはもう、自殺という手段が
胸に息づいていたからそんなことを聞いたと思う。(先生が起きていると自殺を止められる恐れがあったから)
お嬢さんを残したまま死ねなくて、それが唯一最後に思い残したことであったけれども、先生と結婚すると聞いて
むしろKは安心して死ねたんじゃないかと思う。それが微妙に引き金になってしまったかも。
「覚悟…覚悟ならないこともない」の覚悟というのはこの時点で【死】じゃないかと私は思います。
Kにとって今まで積み重ねてきた過去は今のKを支えている支柱となるものであるのに、お嬢さんのことばかりを
考えている。Kは強情で正直な男だから自分の矛盾を指摘されるのが耐えられないという旨の文章がありますが、
Kはその矛盾を常に抱えていた。どんな時も払拭することができなかった。
じゃあその矛盾や自分の道を裏切ることへの不安など、全てを払拭し得る最終手段は何かというと
やはり【死】ではないかな、と考えました。
888 :
吾輩は名無しである:2005/10/22(土) 21:26:59
最後先生はどこでどのように自殺したのか?教えてください。
「私」の語り(上・先生と私」で、『先生の亡くなった今日になって、始めて解ってきた』
という文があるけど、これって
先生の死亡=死体を確認したって考えていいのかな。
遺書を読んだだけだと、『先生の亡くなった今日・・・』って文はでにくいと思う。
単純に「私」は、遺書の「もうこの世にはいないでしょう」を信じたってことかな。
・・・とすると、遺書を読んだ時点で先生の死を確信して、『先生の亡くなった今日』
と言ったのか。
ならば、「上・先生と私」での「私」の語りは、「下・先生と遺書」のすぐ後の回想ってこと?
漱石の最初の計画では、「下」はもっと短かったはずだから、「上」を書いた時点では、私の語りの時点は「下」の後(東京に到着して、先生の死を確認、その後の処理含む)だったのだろうと思います。
連載終了後にその辺の手直しはやっていなかったと思います。
891 :
吾輩は名無しである:2005/10/23(日) 22:06:09
この小説漱石が言いたかったことって
なんでしょうか?いろいろな意見があると思いますが。
気になります。
892 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 00:59:12
先生から私宛の遺書、長過ぎー
小説の一部になる位長いよね。
893 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 02:08:33
皆さんどうかお願い致します。今日こころが試験範囲になるんです。
どういう内容か具体的に教えて下さい。
ちなみに先生と遺書のKが出てくる直前までは内容がわかっているのでそこからでいいです。
また、先生と遺書の50から56が一番大切と先生が言っていたのでそこはかなり具体的にお願い致します。
できれば皆さんのその部分に対する考察もお聞きしたいです。
問題を予想してくださる方がいたらお願いします。
夜遅くすいませんでした。
>>893 >今日こころが試験範囲になるんです
よく分からんが、今日テストってこと?
なら、あきらめよう。まず間に合わん。
というか、「こころ」という作品がどういうストーリーになってるのか
わかってる?ある程度はわかってないと、ここで考察聞いても理解しにくいよ。
あと質問するならもうちょっと内容をまとめた方がいい。
「お願いします」などが多くて読みにくい。
>>894 マルチしてるような奴だから相手しない方がいい。
896 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 03:27:36
>>894一応先生と遺書のKが出てくる直前までは読みました。
897 :
吾輩は名無しである:2005/10/24(月) 03:54:44
・
国語のテストなら普通出題範囲でわかることしか聞いてこない。
900
901 :
吾輩は名無しである:2005/10/28(金) 00:26:29
恋愛小説と思っている人がいるらしいのは驚いた作品。
自分はてっきり日本における「罪」の意識をテーマにしたものと
思っていた。
先生は、日本というキリスト教もない、つまりはカソリックに
おける告白のような許しがない世界において、結局は古来の
切腹と変わらない、自殺においてしか罪を償うことができなかった。
「私」に告白しても神ではない故に許されるわけではない。が、
やっぱり人に打ち明けたいのことってあるよね。
902 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 14:34:54
>>901 なるほどね。
自分もてっきり恋愛小説だと思ってました。
「罪」のおかげでさらに読みに力が入りそうだ。
・・・・・。
こういう理解の仕方にうんざりだから
自殺するんじゃないかなと思った。
905 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 21:48:17
「こころ」を青春文学っていうのは勘弁してほしいわ
906 :
吾輩は名無しである:2005/10/29(土) 21:49:57
中学生に「こころ」読めって言うの無理があるよな...
中学生ってまだ心ないよね。
色んな経験を積んだ大人が読むと、登場人物がやたらグジグジしてて、
「バカじゃねーの?」と思えるようなところが多々ある小説だし。
誰が読むと興奮するんだろうか。
思春期でモンモンとしてる童貞君あたりには面白いかな?
909 :
吾輩は名無しである:2005/10/30(日) 01:55:44
>>908 とりあえず、お前の感性が腐っている事は知っておいた方がいいw
俺高校の頃読んだけど「こころ」のよさはよくわからんかった。
いたるところで言ってるけど「坊ちゃん」の方がいいよ。
>>910 いつも不思議に思うんだけど、テーマが異なる作品を比較して
優位付けするのは何故なんだろう。
作家はそれぞれの作品にそれぞれのメッセージを込める。
テーマや「良さ」が掴めていないのに「〜より〜がいい」、なんて
言うのは適当に読みすぎか、読書量が足りないんじゃないかなあ。
>>911 それもそうだな。じゃあ
こころのよさがよくわからなかったけど坊ちゃんのよさなら
わかる気がするから坊ちゃんの方が好き、って書き方ならおk?
「坊ちゃん」は確かに「こころ」よりできがいい気がする。
というのはおいといても、
>>911 が、両者を「テーマの異なる」と言い切るのは結構すごいと思う。
人間はそうそういろんなテーマは持ってない。
>>909 ごめん、なにか気に障っちゃったかな?
君の反応、モンモンしてて心に余裕のない童貞君みたいだよ。
もう少し余裕を持とう。
いや、横レスだけど、感性腐ってる人の発言って
誰にとっても気に障るもんだよ。まあ余裕があるのであえて
気に障るといわないですますってことはあるかもしれないけど。
>>915 大人になるのと心を病むのは同義語ですよ。おめでとうございます。
いや、915は大人じゃないから。
919 :
吾輩は名無しである:2005/11/02(水) 01:31:34
坊ちゃんよりこころの方が人の心情をよりよく表現していて、
読んでいて先生等の性格を推測することができ、
想像力をかき立てる作品だと思う。
坊ちゃんは人と人との皮肉がテーマだがダラダラ書いている感じがしてマジつまらなかった。
こころは展開がどんどん変わって行くので先が気になり興味をそそる性質を持っている。
だが夏目漱石は本当に高等遊民がお好きなご様子で、
漱石の中で手にとって読む気になったのはこれだけそれ以来自分の中のベストスリーに入ってる不思議な作品
>>914 「こころ」と「坊ちゃん」はまるでテーマが異なると思うが。
比較対象となる類似点がどこにあるかを聞きたい。
漱石の書くペースも全然違ったらしいよね。
『坊ちゃん』は1日で50枚くらい書けたらしいけど、後年の『こころ』とかを書くのにはすごく苦労したらしい。
923 :
吾輩は名無しである:2005/11/05(土) 22:47:26
夏目漱石のこころについて、皆様が疑問に思われるとこを書いていただけたらうれしいです!お願いします。皆様の意見がききたいです。
>>921 たかが十年とかそこらに一人の人間が書いたものについて
そういう読み方をするのはちょっとおかしいと思わないのか、
それがむしろ不思議。
925 :
鼎:2005/11/05(土) 23:29:04
芥川が心理主義といわれているでしょ。心理学ってのもある。でもそういうときの、心っていう字は、心よりむしろ意識、言い換えれば、頭の中で生まれては消えていくものを指してるような気がする
926 :
鼎:2005/11/05(土) 23:36:39
ソウセキの(こころで表現しようとした)心はそれとは異質な何かのような気がする。鴎外は渡欧したとき言葉にはしがたい、日本とは違う雰囲気を感じたそうですが、こころの世界にも現代日本とは異質な雰囲気があるような
>>919 俺はそこがいいと思ってしまったわけで。
人っていつの時代も変わらんもんなのね、なんてな事を
しみじみ感じた思い出深い作品なのである「坊ちゃん」は。
928 :
鼎:2005/11/05(土) 23:40:39
そして、そういういわゆる心理主義的ではないこころを描こうと懸命だったんじゃないかな、そうせき
929 :
鼎:2005/11/05(土) 23:49:22
少年や若者を主人公にした物語は大きく二つにわけらる、主人公が成長するかしないかによって。成長するなら教養小説。成長するってことはある人間がその所属する社会の規律を内面化するということ
930 :
鼎:2005/11/05(土) 23:54:28
でもこの塵界が普遍的善を備えているとは言い難く。ゆえに物語内で成長しない主人公の方が魅力的だったりする、坊っちゃんもそうだし、ハックも、漫画だけどルフィもそうだし
931 :
鼎:2005/11/06(日) 00:03:41
めるす君をはじめ、坊っちゃんがいいという人はモトモト建前と本音の使い分けというか、偉い人の言う欺瞞的な言説に対して違和感を持っていて、それを代行する坊っちゃんに共感するのではないか、なんて言ってみる
「言ってみる」って、それ別に普通の読み方だと。
933 :
鼎:2005/11/06(日) 00:22:42
普通の評を受けたところで先を続けます。こういう成長しない主人公をうまく形にしてしまった小説家って以降書けなくなったりすることが多いじゃん、サリンジャーもマーク・トウェインも欝になっちまうし、なぜそうなるかは省略するけど。
934 :
鼎:2005/11/06(日) 00:26:31
にもかかわらずその後ちょっと実生活では欝っぼくなるもののその苦しみを作品に昇華しようと書きつづけたソウセキは偉いってはなしですよ、なんて言ってみる
>>931 でも「坊ちゃん」つまらん、て人も結構いる事に俺はびっくりしたわけで。
高校生とかが読むと共感する人が多い作品だと思うんだけども。
サリンジャーといえば、彼がモデルの人物が出てくる映画があったような。
シューレス・ジョーがなんたらっていう。
いや多分坊ちゃんて高校生には分からないよ。
あれ一応就職してからの葛藤だし。
社会人としての挫折の話だから、社会人として挫折しなけりゃ
当然分からない。
あと逆に、社会人になる前にそういう挫折があり過ぎた人も
分からないかもしれない。
>>936 大人というか周りの建前とかが嫌になるのって高校位ではなかろうか。
社会人だと、もうそういう感覚に慣れてるもんなのでは?
939 :
鼎:2005/11/06(日) 00:35:17
坊っちゃんは文句なしにおもしろいっすよ。誰か評論家がソウセキが坊っちゃんと猫しか書かなかったら日本文学の現状はもっと違うものになっていただろうっていってたのもウベナルカナ。映画の方は初耳、今度見てみよう
>>939 シューレス・ジョー.ってのは本の名前で
映画は「フィールド・オブ・ドリームス」
だったのである。間違えてしまったのである。
941 :
鼎:2005/11/06(日) 01:14:35
フィールドオブドリームスにそんなのでてきたっけ?まあこれ以上追求してもスレ違い二なりそうなので俺の中の良識をフル稼働してそれについて雑談したい気持ちをぐっと押さえてみますよ、なんて月並みの俺が言ってみますよ
>941
うろ覚えであるが、「今はビデオを作ってる」といってた
何だか暗そうな黒人が小説でのサリンジャーに該当する
のではないかと…
>>めるす
スレに沿った話をしろよ。
あちこちで思いついたことを並べてるだけじゃないか、くだらん。
そんなものは雑談スレだけにしてくれ。
946 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 02:36:31
学生の時に読んで衝撃を受けたけど、
最近になって、実は先生とKと奥さんとの三角関係(Kは先生のことが好きで
奥さんにとられて自殺した)という新見解があるのをきいて、
別の意味でまた衝撃をうけた。
948 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 11:20:30
夏目漱石のこころで疑問に思うところはどこですか?いっぱいおしえてください。資料の参考にさせていただきます。お願いします。
>>947 多分946をバカにしてるんだと思うが、
そんなにいうほどバカなレスではないと思うよ。
950 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:30:02
最近、評論家や読者に対して色々と疑問が生じる・・・。
作家が作品に込めた主張を越えて後世の人間が新たに色々と意味や解釈を
与えたがるのはどうしてなんだろうか。
「こころ」はそんな陰約的でもないし、読者はそれに対して多岐亡羊で
あるべきではないんじゃないか。
重箱の隅を楊枝で穿ることは新たな発見に導くものでもあるけど、
小説を古文書なんかを見るように読んではいけない・・・。
951 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:42:34
古典や正典を批判していく作業が学術ですよ。
952 :
吾輩は名無しである:2005/11/06(日) 12:48:14
>>951 哲学や科学においては脱構築は大きな意義がある。
だが多くの小説においてはそうではない。
>>950 「作者が作品に込めた主張を越えて」と
言い切れる人間は、ものを知らないか、漱石並みの知性と思想の持ち主であるか
どちらかだよ。
>>950 まわりの人間だって古文書同然だよ。それを
感じなくてすんでいる君の幸せに文句つける気はないけどさ。
955 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 00:17:20
こころの作品は私にはまだまだ謎が多い。みんな疑問に思うヶ所はどこですか?教えてください。ほんとに頼みます
>>955 随分シカトされてるな〜。
研究本に出ていない情報なんかをこんな所で聞いても中々見込みは少ないよ。
第一人に聞いて日々を過ごすより自分が感じたその謎を掘り下げた方がいいよ。
それにしても、こういう質問には
>>952のような人間は答えないだろうが
>>953-954の類の人間は助け船を出してあげないのかい。
いや、別に疑問ないんだよね。
名作ってのは疑問がないもんだよ。説得力に満ちているから。
958 :
ヤマ:2005/11/07(月) 01:15:43
[メモ]から とりあえず最初の部分
日本近代文学大系27巻43ページ//扉絵の意味。
私はその人を常に先生と呼んでいた。//先生は確か思想家だったが・・
私が先生と知り合いになったのは鎌倉である。//私のこの時の年齢。
「暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書を受け取ったので、」//この友達は以後登場しないがどういう関係なのだろうか?何か怪しいといえば怪しい。
「私がすぐ先生を見付け出したのは、先生が一人の西洋人を伴れていたからである。」//この西洋人も怪しい。
その西洋人の優れて白い皮膚の色が、掛茶屋へ入るや否や、すぐ私の注意を惹いた。//たしかに目立つと思うが・・
猿股一つで済まして皆なの前に立っているこの西洋人がいかにも珍しく見えた。//やけに日本に馴染んだ西洋人。
「一言二言何かいった。その日本人は砂の上に落ちた手拭を拾い上げているところであったが、」//誰かが言っていたが、先生の動作は何か身体的に中途半端な、意識の劣等性を感じさせる所が多い。
扉絵の意味ってw「こころ」がどんだけ出版されてると思ってるんだ
そんなの出版社に聞けよ。
要するに958は、これらの疑問点から
だから「こころ」ホモ小説だ、といいたいのだろうか?
なんかよく分からないレスだな。
961 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 01:37:40
955です。私なりにも疑問点はいくつかございますがもっと疑問をさがしたい。そして自分なりに解読したい。疑問を下さい。。
962 :
ヤマ:2005/11/07(月) 02:12:00
わかちゃいないなぁ。書き方も悪かったが、「先生が?縁側に座って外を見ている?」初版本にもある有名な版画?のことだよ。
ちょっと本文を読めば「これは?」というところがいくらでも出てくるだろう。すこし本文に対する疑問の例を挙げただけだよ。
「疑問疑問」と言っても、とにかく自分で考えなくては…
>955 殿
人名がほとんど明らかにされていないのに対して
地名に関してはきっちり書いてあるのはなぜか。
これが私のとっての謎の一つです。
964 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 09:06:27
じゃあ962サンはどーいったところが疑問におもわれているのか聞きたい!
自分が疑問に思ったことを聞くのが普通で、
人に「あなたの疑問はなに?」と聞いて回るのは変質者。
966 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 12:39:45
変質でもぇぇから君以外の人でおしえて下さい。
>955
さんは、こころ を取り上げて論文を書こうとしているのだよ。
そのテーマ探し・・
968 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 14:43:55
そうです!だからめんどくさい人はいいんで協力してくれる人お願いします!
うるせーなー。お前みたいなやつは漱石読むな。
中多に秋宏でも読んどけ。
970 :
吾輩は名無しである:2005/11/07(月) 17:27:47
Kの怨念
971 :
鼎:2005/11/07(月) 17:56:51
いや、論文のネタ探しなら最初にそう明記しておいた方がよかったんじゃないですか?
973 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 00:09:56
本当は漱石が主題にした何やらかにやらよりも、
現出がたのしいわけでもないのに、
何が楽しくて、私は楽しんでいて、
なにがあるからよむのだろうか?
「現出」?
理由は分かんないけど私は「こころ」分かっている、
といいたいのだろうなあ
ということは分かった。そんな内容はもっと普通に書いてくれ。
975 :
吾輩は名無しである:2005/11/08(火) 09:35:55
私は先生とできてたの?
976 :
鼎:
無理してそう読む必要はないと思うんだけどなあ。あれは理想と恋愛の板挟みになるからこそ悩みも深くなりついには解決不可能な場所に転位するんであって、もし三角関係の話と読み替えたらへたすりゃ単なるゴシップに堕しかねないと思うんだけど。