1 :
吾輩は名無しである:
2 :
吾輩は名無しである:02/10/29 12:15
2
また落ちるから…
4 :
ころにゃん ◆xBMFVwwC0s :02/10/29 12:26
わたしがこのスレ盛り上げてあげようか?(美香風)
5 :
吾輩は名無しである:02/10/29 12:39
美香もお前も↑勘違いしてる。
玩具のくせに。
6 :
吾輩は名無しである:02/10/29 13:43
美香って誰?
最近、室井さんあんまりイヤじゃなくなった。
本は1冊も読んでないけど、テレビでよく見てるよ。
前は大っキライだったけど、案外かわいい人かもしれない
と思うようになってきた。
7 :
吾輩は名無しである:02/10/29 14:03
>前スレが1000いかず中途半端にdat落ち
最近、スレを見かけないなと思ったらそういう理由だったんですか・・・。
>>6 なんか室井って成り上がり根性剥き出しで、見ていて恥ずかしいですけどね。
高橋の小説は『ゴヂラ』を今は読んでます。
ところどころに笑いどころがあってなかなか楽しめます。
8 :
吾輩は名無しである:02/10/29 14:38
室井の新刊、表紙が室井の裸じゃなかった?
柳美里の表紙のインパクトには到底及ばない。
10 :
吾輩は名無しである:02/10/30 00:32
正直このスレタイは変えて欲しかった。センス無い。
>>10 新スレタイで立て直しを命じる。
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
文学板憲法:文学板のスレタイは、文学板らしいセンスで立てるべし!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
消防の頃、競馬の雑誌で初めてこの人の文章読んだ。
正直いって、けっこう最近まで小説家だとは知らなかった。競馬好きで有名なタレントさんなのかと思ってた
肉体労働していた姿が想像できない。
誰か上智大の講演行った?
16 :
吾輩は名無しである:02/11/06 10:10
NHKの夜の番組に室井出るよ
18 :
吾輩は名無しである:02/11/06 11:18
11月18日深夜の「爆笑問題のススメ」に高橋源一郎さん出るみたいですよ。
19 :
吾輩は名無しである:02/11/06 13:44
高橋はいらない。
競馬予想屋、と職業欄に書いてくれるなら
タレントの一人としては認めるけどね。
>>6 同感。最初は悪い印象が多かったけど
単に素直なおばさんエッセイとしては
良質なんではないかと思うようになってきた。
役者としては、ちょっと・・・・って印象はまだ取れないけど。
何を演じても一緒だからね。
21 :
吾輩は名無しである:02/11/08 19:15
高橋の最高傑作を敢えて挙げるなら、どれ?
最高傑作流行りですなあ。
24 :
吾輩は名無しである:02/11/09 00:47
25 :
吾輩は名無しである:02/11/09 22:25
27 :
吾輩は名無しである:02/11/12 22:56
二十代の約十年(実質的には七、八年位かな?)は肉体労働と酒で
読むのも書くのもままならなかった
とか言ってる割には新人時代からスゲー教養あるよね
実は勉強や読書しまくってたんじゃないの?という疑問があるんだ
28 :
吾輩は名無しである:02/11/14 00:01
29 :
無名草子さん:02/11/14 13:35
野球がなんとかっていうタイトルの作品はオモロですか?
野球好きなもんで
『優雅で感傷的な日本野球』?
野球に関係ないと思うけど。
それに面白くないしサ。
31 :
吾輩は名無しである:02/11/16 15:00
『連続テレビ小説ドラえもん』最高。
32 :
吾輩は名無しである:02/11/16 15:01
>>31 あれを小説で書かなきゃいけない理由が分からん。
33 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:07
爆問age
34 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:10
ごめんなさい。テレビ部ロスに書いてあったのに、違うみたいです。
今の時間まで起きていた人いたらごめんなちゃい。
36 :
吾輩は名無しである:02/11/19 00:36
>>35 おいおい・・・。
夜更かしして見てた無駄な時間を返してよ( ; _ ; )
まぁ、幸田真音の話を聞いてて、
小説を書く動機がいろいろあるということは分かった。
37 :
吾輩は名無しである:02/11/19 12:20
源一郎は12月9日だってよ。
38 :
吾輩は名無しである:02/11/19 12:55
>>29 玉木正之が知人におすすめの野球小説はと聞かれて、「優雅で感傷的な日本野球」
すすめたけど、後で全然訳がわかんなかったと責められたみたいなこと書いてたな
39 :
吾輩は名無しである:02/11/19 23:12
前、爆笑問題のファンだったから分るけど
太田って源一郎の本は全然興味なさそう。
田中と競馬の話しで盛り上がるかな?
ペンギン村に日は落ちてのマスターベションの部分を使って太田と一緒に盛り上がれ・・・。
でも競馬評論とかで著名っていう感じに流れが作られるんだろうな。
41 :
吾輩は名無しである:02/11/19 23:38
現役コメディアンが評価するようなギャグセンスはないだろう。
というか、お笑いとして捉えたらあれ程寒い小説はない。
42 :
吾輩は名無しである:02/11/20 12:31
43 :
吾輩は名無しである:02/11/20 14:01
「ギャングたち」文庫本で売ってないから、まだ買えない。
高橋源一郎先生に、ぜひとも来年一月に行われる
奈良県生駒郡平群町の町長選挙に、現職町長の対抗馬
として市民派無所属候補として出馬していただきたい
と、平群町民である私は思います。
奈良と何も関係ないでしょ
47 :
吾輩は名無しである:02/11/23 00:33
ageますけど何か?
センス無いスレタイに萎えたんでsageますが何か?
52 :
吾輩は名無しである:02/11/29 00:05
「文学王」探してるんだけど、ねぇなあ。
「平凡王」はしょっちゅう見かけるのに…。
>>21 この前電車で、隣に座った人がそれ読んでた。
ちょっと驚いたよ。
53 :
吾輩は名無しである:02/12/01 01:18
フジテレビの競馬番組に今源ちゃん出てるぞ。
>>53 関西は別番組な罠…
またうるぐす復活してくれないかなぁ。
55 :
吾輩は名無しである:02/12/01 12:55
源一郎の母親、5日前に倒れて意識が戻らないらしい(今日の朝日の書評より)。
それなのに深夜に競馬番組なんかに出演してんなよ。
こんな時でもしっかり馬券は買ってるんだろうな。
57 :
吾輩は名無しである:02/12/01 17:26
58 :
吾輩は名無しである:02/12/01 19:52
昨日の競馬番組、女に囲まれてデレデレだったぞ。
演技だとしても凄すぎる。
書評家としては結構イイ線いってると思ふ…
60 :
吾輩は名無しである:02/12/02 03:16
漏れも競馬好きだから、こいつの競馬話はやっぱおもしろい、切り口が
61 :
吾輩は名無しである:02/12/02 08:50
62 :
吾輩は名無しである:02/12/02 13:29
今日 爆笑問題の番組にたかはしでるよ
皆、必見!
合掌…(−人−)
番組の放送日と被るなんてね・・・合掌sage。
でも競馬の話ばっかになりそうだなあ。
そもそも高橋源一郎を作家と知っている人は少ないんじゃないか。
彡川川三三ミ
川 / \|
川川 ◎---◎
川川 3 | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
川川 /д | < 放送age
川川 | \_____
川川川 /
半透明人間と賢者の石^^;
みのがした!
どんなこと話したの?誰かおせーて!
71 :
吾輩は名無しである:02/12/03 01:15
あげるので!
72 :
吾輩は名無しである:02/12/03 01:19
競馬とギャンブルの話ばっかでした。
三島賞の賞金100万円で単勝馬券を一点買いした話が面白かった。
73 :
吾輩は名無しである:02/12/03 01:21
しばらく見ないうちに随分白髪増えたねえ。また胃でも悪くしたのかしら。
なるほどありがとう。ところで番組公式ホムペで
>あなただったら、どちらにしますか?お食事中の方は、申し訳ありません。
というのがあったのですが・・・気になる・・・
75 :
吾輩は名無しである:02/12/03 01:28
>>74 究極の選択というコーナーで、太田が「ウンコ味のカレーとカレー味のラーメンどっちが良いか」と書いた
>>75・・・! 僕も一度は想像しましたが、まさかマジでそれとは!
教えてくれてありがとう
77 :
吾輩は名無しである:02/12/03 02:13
海辺の優等生
その「海辺の」の部分のソースをわかっている人が
誰もいなかったような雰囲気だったね。
高橋源一郎は春樹のことどう評価してんの?
>>78 あれは引いたな〜。太田は読書家気取る資格ないよ。
>>79 同意。
あくまで賢者の石はふりだったわけだ。
高橋かわいそうだった。
番組が番組なんだからベストセラーぐらいチェックしとけっての。
しかし高橋がでたおかげであのコーナーが貯めて撮ってるんじゃないってわかった。
短いからかなり貯めてると思ってたよ。
81 :
吾輩は名無しである:02/12/03 08:07
>>80 「海辺の」の認知度のせいなのか、
読書家が現代では少なくなったせいなのか。
でもその前に「賢者の石」って言ってるんだからベストセラーの「海辺のカフカ」を連想するでしょ普通。
ましてや爆笑問題は読書好きで売ってるんだし。
83 :
吾輩は名無しである:02/12/03 09:43
>その「海辺の」の部分のソースをわかっている人が
>誰もいなかったような雰囲気だったね。
え、そう?田中とか頷いて無かった?
海辺のカフカがそれほど世間で流行ってはいないということだ。
マスコミでも純文学で久々のヒットとか騒いでいたわりには。
85 :
吾輩は名無しである:02/12/03 11:41
>83
場所限定! みたいなつっこみしてたじゃん。
86 :
吾輩は名無しである:02/12/03 12:13
田中にまともなツッコミを期待するのは酷かと。
あとがきの最後で、源一郎がしたツッコミを田中が
パクってたのにはウケタ。
87 :
吾輩は名無しである:02/12/03 13:06
>>78-86 すまんが、番組見てないので、どういう流れなのか教えてくれ。
80さん
>あくまで賢者の石はふりだったわけだ。
>高橋かわいそうだった。
ってのは? お願いします。ひらにひらに。
88 :
吾輩は名無しである:02/12/03 16:22
番組内のコーナーで作家志望の素人たちに小説を書かせる、というコーナーがあり、その素人たちの書いている小説のタイトルを源一郎が「もっとインパクトのあるタイトルにしなさい」と言う場面があった。
最初の人が書いている小説のタイトルは「半透明人間」で、源一郎は「『半透明人間と賢者の石』にしなさい」と言い、これはハリーポッターのパロディだということが周囲にもわかり結構受けた。
次の人が書いている小説のタイトルは「優等生」で、源一郎は「『海辺の優等生』とかにしなさい」と言った。しかしこれが村上春樹「海辺のカフカ」のパロディだということを爆笑問題はわかっていない様子で、「場所限定ですか?」など見当違いなツッコミをしていた。
89 :
吾輩は名無しである:02/12/03 18:05
ハリガネが安保の何に当たるのかと考えてみましたが、
よくわかりませんでした。
90 :
吾輩は名無しである:02/12/03 18:18
今日高橋の母親が死んだよ。新聞の訃報欄にかいてあった。朝日だと。
91 :
吾輩は名無しである:02/12/03 18:20
まじで?
93 :
吾輩は名無しである:02/12/03 19:29
文學界巻末より
「朗読会(自作朗読)
新宿五丁目のバー「風花」にて開かれている朗読会もついに七回目となる。
12月7日午後6時半から古井由吉、高橋源一郎の両作家が自作朗読に挑む」
行く椰子はいますか? と聞こうと思っていましたら、
それどころじゃないらしいね。キャンセルだなこりゃ。
94 :
吾輩は名無しである:02/12/03 19:48
>>88 extremelyにthank youでございます。
>>93 行く予定だったんですが、やはりキャンセル?
>>93 それ、行きたいと思っていたんですが、喪中だと高橋先生は
参加されないかもしれないということですね。お母様のご冥福をお祈り申し上げます。
96 :
吾輩は名無しである:02/12/03 19:58
学会の葬式は合唱して香典全部持っていくらしいな。
97 :
吾輩は名無しである:02/12/03 20:01
そんな汚いことしないよ。
98 :
吾輩は名無しである:02/12/03 20:29
創価学会に入ろう。
綺麗な女の人がたくさんいますよ。
>>90 世間知らずなものでよくわからないのですが、高橋先生のご自宅のご住所が
そこに掲載されていますね。作家の住所って公開されるのが普通なんでしょうか?
taihendane aete musi wo hyougensurunoha
作家じゃなくても割とそういうことはある。
102 :
吾輩は名無しである:02/12/03 20:56
文学フリマ(11月3日)の行ったひと、いる?
そこで「高橋源一郎ファンブック」という、かなり面白い本が出ていました
よ。(「一億三千万人のための高橋源一郎入門」というタイトルで)。
内容も笑えた。
103 :
吾輩は名無しである:02/12/03 22:52
フリマって?そんなんあるの?
自費出版?
ソースが古いので既出ネタならごめんなさい。デビュー作『ギャング』の創作秘話
が面白いですね。締め切り日当日に横浜中央郵便局の前の喫茶店でどうにか書き上
げて郵便局の受付終了のぎりぎり2分前に投函したんですね。その後も原稿の入稿は
遅くても落とすことはないという姿勢はずっと変わらないようですw
106 :
吾輩は名無しである:02/12/03 23:00
源一郎が、団鬼六「花と蛇」の後書きを書いていて、
やっぱりそうなのか、と思った。
107 :
吾輩は名無しである:02/12/03 23:00
迷った時点で負けなんだよなあ
108 :
吾輩は名無しである:02/12/03 23:21
「海辺の光景」が最初に浮かんだ22歳です。
109 :
吾輩は名無しである:02/12/04 00:00
「原稿書いてる時も、迷って書いたのはだいたいだめ」っていってたね。
村上龍はあんまり推敲しないらしいけど、源一郎さんもそうなのかな?
ワープロが壊れたら… っていう話で、
締め切り日の夜中に、書き上げた原稿を(手書きして)ファックスしたって
言ってたけど、編集が読んで直しをいれるようなことは無いってことなの?
実は源一郎もの、書評以外まともに読んだことないのに、何故か昨日の番組見て好きになってきた俺。
110 :
吾輩は名無しである:02/12/04 00:27
>>106 >やっぱりそうなのか、と思った。
何が”やっぱりそうなのか”なの?
111 :
吾輩は名無しである:02/12/04 00:28
>>109 推敲しまくりじゃないのか?(少なくとも昔は)
でなきゃ以前は小説刊行ペースがあんなに遅かったのは
サボってただけということになってしまう。
112 :
吾輩は名無しである:02/12/04 00:52
>>106 好きだもん。源ちゃん、官能小説(本人はうまくないけどな)。
113 :
吾輩は名無しである:02/12/04 00:56
>>102 青山ブックセンターで大塚英志がひらいたイベントで、福田和也などが
来ていた。その本は限定40部ということで売られていた、熱いのか熱くないのか
わからない人たちのつくった本。
114 :
吾輩は名無しである:02/12/04 01:12
源一郎は手を入れまくるよ。
「ゴーストバスターズ」なんてほとんど雑誌連載時の原型をとどめていない。
でも最近は、もしかしたら推敲してないかもしれない。
115 :
吾輩は名無しである:02/12/04 01:23
源ちゃんが鬼六、宗薫、シミショー、沼の路線を目指しても
難しいと思うな。
ナポレオン文庫程度の物だったら書けるとは思うが
それじゃあ意味がない。
116 :
吾輩は名無しである:02/12/04 09:27
>>114 「官能小説家」は新聞連載時そのままだった。
せいぜい「噂の真実」が「噂の真相」に変わったくらい。
>>114 アサヒ・コムの「作家インタビュー」のページを読めばその辺の謎は全て氷解します。
わざわざそれで無視を表するお前は偉い
119 :
吾輩は名無しである:02/12/04 19:59
120 :
吾輩は名無しである:02/12/04 23:19
>>114
そうなんだ。あれつまんなかったねえ。
121 :
吾輩は名無しである:02/12/05 00:36
室井さんがダウンタウンの番組出てた。
出世したね。
ああ、あの視聴率5%番組か。
朝のワイドショーにも出てるよね。
123 :
>>121, 122:02/12/05 21:08
一般書籍の室井スレに逝って下さい。
もう夫婦じゃないんだし。
124 :
吾輩は名無しである:02/12/06 01:01
土曜日の朗読会、行くつもりなんだけど・・・。
やっぱりキャンセルなの?
125 :
吾輩は名無しである:02/12/06 01:03
以前に比べて最近回転速いね。
126 :
吾輩は名無しである:02/12/06 11:56
>>124 今のところキャンセルはないらしい。漏れも行く予定。
127 :
吾輩は名無しである:02/12/06 13:30
みなさん、一人でいくの?
文壇バーって良く知らないんだけど、作家が飲みに行くところであって
読者がいくところではないと思ってた。客はどのくらい集まるのだろうか。
アサヒ・コムの「作者に聞く」よみますた。
「さようなら、ギャングたち」執筆エピソードはホントに面白いね。
昔は群像新人小説賞と群像新人長編小説賞があったんだね。
128 :
吾輩は名無しである:02/12/06 19:02
イベントの時は一般人も行くんだろ。
でもチョピーリこわい。
一見さんお断りですか?
ズバリお断りです
今から行こうと思うのですが、間に合わないかも。。。
町田康を見に行ったときも遅刻でした。一見さんお断りなんですか?
それならそれで面白いです。断られに馳せ参じる覚悟です。逝ってきます。
結局、行きませんでした。まあ雨も降ってることですし、おとなしく読書でも
しながら、行った方の感想でも待つ事にします。おそらく来年もあるでしょうし。
133 :
吾輩は名無しである:02/12/07 19:44
>町田康を見に行ったときも遅刻
えっ、町田康もやったんだ、朗読。見たかった!!何読んだの?
私も自宅待機組ですが、行った人の感想待ってます。
源一郎が読むのは何だろ、短編か?
つうか、母の葬式はもう済んだのか?
>>133 僕が見に行ったのは朗読ではなくて、町田康と荒川洋治の対談です。
話の内容もためになるものでしたし、それ以前に作家を間近にするという体験
だけでも感動的だと思いました。今日は多分、古井由吉と高橋源一郎の対談も
聞けたかもしれないですから、行けばよかったです。反省しています。
誰も報告してくれないのか……、朗読会。
しょぼーん
136 :
吾輩は名無しである:02/12/10 12:35
逝ってきたよ。
由吉は群像連載中のやつ、われらがTGは「盛衰史」の「ラップで鳴らした我らが先祖」
(だっけ?)とかってやつ。
古井はひと月の掲載分まるまる読んで(たぶん)、みんなちょっと最後の方は飽きてた。
源ちゃんはできるだけ面白おかしくやろうとしてたよ。
全体的にまあ良かった、っつー感じ。
137 :
吾輩は名無しである:02/12/11 18:43
訂正
×ラップで鳴らした
○ラップで暮らした
138 :
吾輩は名無しである:02/12/13 18:56
>>136 「ラップで暮らしたわれらが先祖」っておいおい。。。
聞いてみたくはあるが。
知ってる人教えて。
139 :
吾輩は名無しである:02/12/13 22:47
大江のパロディか?
>>138 『日本文学盛衰史』は図書館で借りて、ちょうど今、読んでいるところです
ので、もうしばらくお待ち下されば説明できます。それにしても前半の石川啄木の人
生に関するくだりにはどうしても自分自身の環境を重ねてあわせてしまいます。家賃
を滞納して度重なる督促に怖れをなした啄木は、どうにかして東京での独り暮らしを
続け文学修行に専念したいとの思いから、会った事もない鴎外に手紙を出し、あつか
ましくも自作小説の売り込みと生活の糧を得るための仕事の斡旋を頼み込み、その結
果、小説を出版社に預けてもらい、朝日新聞夕刊での新聞連載の仕事までもらうので
す。その後また女や酒に明け暮れて原稿料を使い果たし、今度は中学の先輩であった
文芸評論家の協力を乞い、朝日新聞社の校正係の職を得るのですが、たびたび仕事を
サボっては小説を書き続けたそうです。それでもクビにはならなかったようです。
その間、田舎の家族からの同居の要請をかたくなに拒み続けていたのも僕に似ています。
>>136 最後のところはラップっぽく読んだの?そこが気になる
>>141 読んだ。読みやがった。
割とよかったけど。
あと、キープのボトルに漏れが知ってる人では、中上紀とか玄月とかがあったな。
143 :
吾輩は名無しである:02/12/16 21:37
源ちゃんage
144 :
避暑地のギコ猫:02/12/20 03:41
源ちゃんへ
そやからワシのゆうたとうりになったやんけ。
145 :
吾輩は名無しである:02/12/25 16:43
みんなメリクリー。
ちなみに源ちゃん今、「パートナー」いるよー。
146 :
吾輩は名無しである:02/12/25 16:49
じゃあ、風下においてやれ。
147 :
吾輩は名無しである:02/12/26 00:13
バーボン直線一気飲み!!
148 :
吾輩は名無しである:02/12/30 12:40
29日の朝日新聞にTGの選ぶ今年の三冊が載ってたね。
でも、中沢新一、鶴見俊輔、舞城王太郎というチョイスにはゲンナリなり。
149 :
140の駆動チャン、こっちの約束も果たせヨ:02/12/30 12:52
今こそ読み返せ!三島由紀夫の檄文
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1035062870/ 199 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:45
>>197 どこかで勝負しますか?
負けたほうが切腹あるいは小指を詰めるというのではどうでしょうか?
………………………………………………………………………………
200 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:47
>>199 いいよ。
………………………………………………………………………………
210 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:53
>>207 金では覚悟が足りません。あるいは来年の文學界新人賞などに
同時に応募して、負けたほうが指を詰めるという事でもいいです。
………………………………………………………………………………
211 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:55
>>209 まちがいなく駆動は負けたら逃げるよ
………………………………………………………………………………
233 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 01:17
神奈川県相模原市栄町5−16サガミコーポ203号室
ここが僕の家です。くるならこいや。
………………………………………………………………………………
254 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 13:56
>>253 しかし腹を切るのであれば大きな勝負にしたいです。
三島賞受賞を賭けるなど。参加者のなかで受賞者が出なければドローでご破算。
参加者のうち誰かが三島賞を受賞し、負け組みがこぞって公開切腹ショウをすれば
とんでもなく話題性がでます。参加者全員の作品が候補に挙がればその時点から、
「このなかの誰が腹をかっさばくのか?」と文芸ファンならずとも息を呑んで選考
の進み具合に注目する事うけあいです。こういった身を賭した文学復興への方法論
こそが、三島の心意気を受け継ぐ事にも繋がるのではないかと思うのです。
150 :
吾輩は名無しである:03/01/04 09:04
またしゃべり場でんのかよ。
151 :
吾輩は名無しである:03/01/04 21:05
しゃべり場あげ
こないだ山手線で見たような気がする。
別人だったのだろうか。
153 :
ミルヴぁートン:03/01/06 03:26
いい人だよ。高橋さんは。
最強のマイラー、タイキシャトルについて語って欲しい。
154 :
吾輩は名無しである:03/01/06 03:32
つーかいいかげん「構造」に興味を持ってほしい
いいときの奥泉バリに
一回くらい、いーじゃんねえ別に
155 :
吾輩は名無しである:03/01/06 05:40
>>154 構造って、なんの構造っすか?
小説の構造ってことでつか?
興味わいたので、教えて下さい。よろしくお願いします。
156 :
154じゃないけど:03/01/06 10:47
>>155 そうだよ。
でも源ちゃんはエクリチュールにしか興味ないみたいだけどね。
157 :
吾輩は名無しである:03/01/06 11:19
2回目のしゃべり場も、ドキュソらはキツかったけど、源ちゃんはよかったなあ。
なんであんな優しいのか。漏れだったら相手のアフォぶりに耐えられないと思う。
昔の自分見てるみたいだし。
>156
どの作品を念頭に置いての発言でしょうか?
たとえば、ゴーストバスターズにしても、結末が、
冒頭の煙を眺めるシーンに戻っていくところだとか、
十分に構造的なように思えます。盛衰史にしても、
一見ランダムに配置されたかに見えるエピソード群が、
時間軸とは別の配置をなされていることからも、それ
なりに「構造的」な作家といえる気がします。
氏にとっての問題はむしろ、エクリチュールに対する
抵抗が欠落してきていることなのではないか?という
のが私の感想です。あ・だ・る・とを著者表示なしに
読んで、文体から彼の作品とわかることができたか。
そんなことを考えました。
159 :
吾輩は名無しである:03/01/06 18:34
ラスト5行新鮮。ヨカタ。
さやか的には「あだると」が源ちゃんだとわかる方がいいの?
それともわからない点がすごいって意味?
160 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/06 21:58
さやか的には、かって、書かれたものが書かれたままに
読まれることに戸惑いと躊躇を覚えていた青年が、
あまりにも多くのものを読み、多くのものを書いた末に
それらの躓きを忘れてしまい、その「忘れてしまっている」
ことすら忘れてしまって、exetremeな出来事をさらりと書い
てみせようという、後ろ向きな意気込みばかりが前面に出ている
気がします。
>あ・だ・る・と
作家の通過点のみを取り上げて、全体を語るのはちょっと
恣意的な読みであり、あまり好きではありませんが、期待の
大きい作家だけに、もう一頑張りしてほしいというのが
正直なところ。
愚鈍に自身の血脈を扱った私小説など書いてみるのも
一興かもしれませんね。
161 :
154でも156でもないけど:03/01/06 22:40
>>158 それは「構成」であって、「構造」ではないと思う。
俺の能力ではうまく説明でないので、蓮實重彦の『小説から遠く離れて』(河出文庫)でも読んでみて。
>>161「物語」と「構造」ってちょっと違うけど
「物語」でもいい。一回でいいので
おれ、源一郎はホントはスゲー天才だと思ってるんだよ
だからなんかもったいない気がして
163 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/06 23:11
蓮実重彦…随分、懐かしい感じがしますねえ。
まぁ、お好きな読みを。
そりゃ源一郎くらい本読んでりゃ
「構造」に力点を置いた小説の一つや二つ書くのはわけないでしょ。
ただ本人がそれを自分が書くことに意味も興味も感じていないのだからしょうがない。
165 :
吾輩は名無しである:03/01/06 23:35
構造以前にそもそも「物語」を書くことに興味が無いらしいし。
最近はどうなのか分からんけど。
166 :
155 ◆ih.kcs61/s :03/01/07 06:21
エクリチュールって何ですか?
すみません、教えて下さい。
それと、extremeですよね?>さやか氏。exeではなくて。
僕はただの工房ですが、「本」になっているものは「物語」だと思っているんです。
ですので、起承転結とはいかないまでも、オチとか「で、どうなるの?」で
終わる話はつまらないと思ってます。論文だって、
最初に「こう思う」「だから、こうなって」「つまり、こう結論に達した」と、
流れがありますよね?
で、↑で語られているお話だと、「物語」や「構造に力点を置いていない」作品は、
どうなんだろう?(おもしろいのかなあ?)と思うのです。
「だから何なの?」で終わる話は嫌だというか、そんな感じです。
そりゃ、興味ある話が載っているなら別ですが、工学書や、勉強のための調べ物
のために読むわけでもないし、何気なく本屋や図書館で手にとってみて、
読んでみたいとなると、やっぱり「物語」というか「構造」って必要だと
思うのです。
どうですか? 他人がどう考えようが勝手かもしれませんが、僕の考えに
何か意見をください。たぶん、自分の考えが人にどう思われるのか知りたい年頃なので、
お願いします。
167 :
吾輩は名無しである:03/01/07 06:32
訂正っす。(カッコ)内、付け足します。スマソ。
>オチとか(盛り上がりがなくて)「で、どうなるの?」で
168 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/01/07 07:45
僕は『さようなら、ギャングたち』や『優雅で感傷的な日本野球』において
様々な視点・場面・引用といった小道具が時空を縦横無尽に飛び交いながら
展開されていく複雑な物語構造に魅了されたのです。ですから高橋源一郎の
作品が「構造的でない」とする意見は理解できません。
最近の著作は『盛衰史』しか読んでいませんが、他のも買い揃えてあるので、
これから読みます。『盛衰史』の場合、「事実」と「虚構」が織り交ぜられた
作品構造が、『現代日本文学発生の秘密を探る』という物語のテーマ性とも
相まって、独特の効果を感じさせてくれているように思います。はっきりとした
意図までは測り知る事ができていませんが、決してそれは面白おかしい話の筋を
作り出すための小細工なんかではなく、あらかじめ用意されていた構想に従って
紡ぎだされたものなんだろうと思うわけです。
エクリチュール云々に関してはデリダやバルトの本に出てくるようですが、言語学
に精通していないので、よくわかりません。ディスクールやレトリックとの違い
すら判然としないのです。もしそれが文体や修辞へのこだわりということなら、
高橋源一郎はその意識は割りと希薄なんじゃないかとは思います。とはいえ、
『ペンギン村』などの作品の場合、言語の記号的側面をうまく利用することで
読者の錯覚を狙う目的で産みだされたものではないだろうかという気はしています。
物語とか、構造とかどういう意味で使われてるのか
よくわからないけど、小説を読むことに何らかの
浄化作用ーすっきり感を望むなら、オチは必要不
可欠なものなのでしょうね。しかし、あなたが小説に
違う何かを望むなら?
少なくとも源一郎さんはその程度の意識は持って
いるでしょうね。
エクリチュールに関しては、もともと意識の高い
作家であることがうかがえます。盛衰史にしても、
書かれているのは日本文学の発生ではなく、上演性を
排除した中性的な語り手の発生を問題にしているわけ
ですから。彼の意識はあくまでも「書かれ方」に向か
っている。意地悪な読み方をすれば、さらさらと書か
れているかに見える俺の文も、少なくともこの程度の
歴史意識を踏まえつつ、そこに対する抵抗を感じながら
書いているんだぜというような、意気込みも見えなく
はない(w
好意的に見れば、作品中に作者が頻出するのは、
上演性を強調することで、かかる語り手の「透明性」を
揺るがそうという試みとも言えるのかもしれない。
それから155さん。釣られませんよ(w
誤字脱字が多いのはいつものことです。文意に関わら
ない限りやさしく見過ごしてくださいな。ときにギャ
ングは読まれていますか?その上での発言なのかなあ?
>163
「懐かしい」で済ましちゃうの? まぁ、お好きな読みを。
>166
エクリチュールは「書かれたもの」ってくらいの意味かな。
>168
ここで言ってる「構造」って構造主義とかにおける「構造」じゃないの。細部は捨象できる。
「ディスクール」は言説。レトリックは「修辞(学)」。
構造主義の入門書でも読んでみたら?
漏れは感じとしては
>>164に一番近いんですけど、もちょっとさやか嬢に聞いて
みたいのね。
「あだると」は確かに源ちゃんの作品の中ではエクリチュールにこだわらない、
最も(いわゆる)物語的な小説だと思う。エロがテーマです、って前面に押し
出してるからね。執筆当時はやってた「失楽園」や「不機嫌な果実」への
アンチテーゼっていう結構ダイレクトなモチベーションあったのよ。
だから、さやか(AV)嬢がエクリチュールに対する抵抗意識ないんじゃないの?
というのもわかる。でもさ、さやかちゃん、「盛衰史」とか「官能小説家」も
読んだ? あれらには「ギャング」とか「火星人」とはまた別の、つまり
《戸惑い》っていうニュアンスとは違う、エクリチュールに対する、んと、
なんちゅ〜か、《気負いのない挑戦》って感じのわりときっぱりとした態度
見えるんですけどそこらへんどうよ? 長文スマソ。また書くわ。
例えば、「盛衰史」だったら、前もここで書いたんだけど、普通の文章でも
ポコポコちょん切ったらそれで詩になっちゃうとか、「官能」だったら、
地の文とそれを補足するカッコの文を織り交ぜて書く文とかのあたり。
そういうのは結構エクリチュールの意識度、高くね? 良いか悪いか別に。
オレの中ではエクリチュール≒文体って感じなんで。
まったく見当違いなら正直、スマンカッタ。また明日。
173 :
吾輩は名無しである:03/01/07 19:43
>>169 なんだよそのコテは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
>159さま
たしかにいわゆる「官能小説」に対するアンチテーゼという意味合いは
あるのかもしれませんが、この作家にいつものことで、悲しいかな単行
本として発刊されたとき、主題のアクチュアリティは概ね失われたもの
としてそこにあるわけです。その遅れを問題にするほど悠長な生活は送
っていないもので、そこは申し訳ありませんが黙殺します。
「エクリチュールに対する抵抗」という言葉で私が語りたかったことは
>>160でおおむね語り終えています。語るべき「真実」があり、それを
語ったままに読み手が了解するというマジックに対する不信感のことを
指しています。そのことに対して、盛衰史では主題レベルでは触れられ
ていますが、文のレベルで実践されているというようには読めませんで
した。
あだるとは金井美恵子の文との相似を感じました。官能小説家については
未読ですので、発言を控えます。
>173
何か?最近よく周りの男の子から似ているねーと声をかけられるので
冗談交じりに使ってみたまでです。アダルトビデオの女優さんなので
すね。
175 :
吾輩は名無しである:03/01/07 23:05
age
176 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/08 11:00
皆さん、しつこい応酬スマソ。でも馴れ合ってるわけではないんで。
さやかタンへ
〉この作家にいつものことで、悲しいかな単行本として発刊されたとき、
〉主題のアクチュアリティは概ね失われたものとしてそこにあるわけです。
そうかぁ? 連載してる時はいいけど、本でた時点じゃもう古いって?
使ってる固有名詞(たまごっちとかさ)が古びるのはもちろん計算だし、
主題もたまたまいま明治とかに凝ってるけど、それこそその時代から延々と
続いている普遍的なテーマばっか選んでるわけで。
「主題のアクチュアリティは概ね失われ」ちゃうって根拠を、もちょっと。
〉盛衰史では主題レベルでは触れられていますが、文のレベルで実践されて
〉いるというようには読めません
そっか。オレは読めるとこもあったんだが、あんたがそう言うなら仕方がない。
でも、源ちゃんは昔の、意味ありげで思わせぶりな文を書くのイヤになって、
もっとわかりやすく、子供でも読める文章を目指してる、みたいなことはどっか
で言ってた。あ、三浦との対談かな?
あと、漏れが金井美恵子と似てると思ったのは「盛衰史」のAV撮影シーン。あ、でも
それって「あだると」のことか(w
「ゴーストバスターズ」の女子高生のモノローグも近いと思ったけど、「小説教室」
読むと元ネタは堕罪の「女生徒」みたいね。「小説教室」を読むと、今、いかに源ちゃんが
噛み砕いてしゃべりたがってるか、が少し伝わってくると思うよ。
177 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/08 13:23
そうですねえ。例えば言文一致にしても、既に柄谷の著作が
あったわけですし、漱石にしてもスガの考察がある。
それをわかりやすく読み解くことがこの作家の目指すところ
とは思いたくないわけです。確かに「普遍的な」テーマを選んで
いるのかもしれませんが、卑近な場所ですでに「語り尽くされた」
主題と写ってしまうのは私だけのことなのでしょうか?
批評の小説的実践というのはもっと別のことを指すのだと
思うのです。
「小説教室」に関していえば、あれ以上噛み砕き得ない、
文の内で起こる齟齬をこそ問題にしているはずで、それは
単にダッシュでつなぐとか、かぎ括弧で括るという、視覚上の
異化作用ではないはずです。あだるとに感じたのは、文をひた
すら繋いでいくという意思が、金井の存在を意識しているのか
な?という程度のものです。ですので、「小説教室」ではない
多くの金井作品に見られる地の文の特徴に相似を見たというこ
とでしょう。
古井や金井のように書くことを禁じ手としながらここまで
書いてきた作家の意識に何が起こったのかなあ?なんて
ぼんやり考えました。
178 :
吾輩は名無しである:03/01/08 14:00
180 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/01/08 17:04
>>174 読書家で堤さやか似……違うだろうとは思いますが、まさか浅田次郎のファ
ンの方ではないですよね? ちょっとそういう方の記憶がありましたもので。
>>176 わかりやすい論考で気に入りました。「たまごっち」等の流行風俗の描写は、
「すごく古い近代文学の話」をしている最中に「ちょっと古い話題」を混ぜる事で
産まれる違和感、というような効果を狙っていたというようなことですよね。そう
いえば「ペンギン村」なんかの場合、100年後の読者には通用しないのではないか
と言うのは簡単ですが、むしろ現代的なものをふんだんに取り入れたことが、かえっ
て奇書としての風格を高め、研究者の意欲をそそる可能性もあるかもしれないですよね。
あと、「子供でも読める文章を目指してる」という発言があったんですね。それは
僕も感じていました。高橋源一郎が訳したジェイ・マキナニーの本には一切、注釈が省
かれています。そういった「小説本来のあり方」を模索している部分は大いにあるのでしょう。
>>177 高橋源一郎にとっての「言文一致」は、「話し言葉と書き言葉」の問題のみに
留まるものではなく、「事実の描写と虚構の描写」を織り交ぜることによって、現代人
にしか書き得ない形での歴史小説を書く、というような意義も込められているように思います。
昔の出来事を今の言葉で書いているという時点で不自然なわけですから、言葉だけでなく
物語そのものも昔のもののなかに現代的なエピソードが含まれてしかるべきということです。
181 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/08 17:27
>>177 ちがうちがう!! 漏れが言ってるのは源ちゃんの「一億三千万人のための小説
教室」の方ね。金井美恵子のは「文章教室」でしょ? ごっちゃにしてない?
漏れの省略の仕方も悪かったけど。
>>180 誉められるのはうれしいんだけど、あんたの文はちょっとまわりくどいんだよな。
漏れ、バカだからもっと簡潔に書いて。
>すごく古い近代文学の話」をしている最中に「ちょっと古い話題」を混ぜる事で
>産まれる違和感、というような効果
ここ最近の風俗描写の方が明治の風俗よりも古く感じる、ってことは斎藤美奈子タン
も新聞の書評で書いてたね。
182 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/08 19:35
せっかく一生懸命書いたのに、改行多すぎですって
はじかれちゃいました。無粋だなあ。
えーと同じこと書くの疲れるので端折っちゃいます。
>159サン
友達にもよく「そそっかしいね!」って笑われるんです。
失礼しました>文章教室
小説教室は未読ですので、何もいえませんが、噛み砕くって
いう言い方はあまり好きじゃないです。読み手を馬鹿にして
いるようで。小説というのは、どうやっても「公共」に還元
できない私的(必ずしも作者の身の回りという現実レベルの
話ではなく)な営為の周りをぐるぐると迂回するものだとい
うのが、私の「思い込み」です。
抽象的で申し訳ないですが、小娘の戯言と軽く受け流してく
ださい。単純に私は高橋源一郎をもう少しクレバーな作家と
信じたいのです。
>180
言文一致の部分正直よくわかりません。
端的に何か別のことをお話したいのではないでしょうか?
私は決して読書家などではなく、数少ない好きな作品に
ついてあれこれ考える内に、作品を取り巻く言説にも
興味を持ったというだけのことです。浅田次郎は手に取った
ことがありません。
183 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/08 19:37
それとリンク先の写真見てきましたけど……
ありえない!でも、何かを口に含んでる写真は
正直ちょっと似てるかも…です。
何となく認めたくないなあ。
>>183 似ている・・・似ているのか・・・・・
『あ・だ・る・と』第二章は、堤さやかから始まる。(;´Д`)ハァハァ・・・
>>183 >噛み砕くっていう言い方はあまり好きじゃないです。読み手を馬鹿にして
>いるようで。
うんうん。信じてほしいんだが「噛み砕く」って自分で書いてて語弊あるなあ
って思ってたのよ。他に適切な表現が思いつかなかったから書いちまったが。
源ちゃんは、誰にでもわかる、どんなに頭の良い批評家にも、絵本をはじめて
手に取るような幼児にも楽しめる小説を書きたい、っていう志向性を、少なく
ともデビュー当時は持ってて、今は「頭の良い批評家」の方はどうでもよくな
って(大げさに言えばね)、あんまり本よまない人に小説の魅力を語りたい
という志向性の方がより強くなったのでは、というのがオレの見方。
そういう意味で、やたら啓蒙的なのが鼻につく、と言われればそこは反論できねー
部分だろうな。少なくとも、君の期待を裏切らないほどクレバーな作家だとは思うぜ。
>何かを口に含んでる写真は正直ちょっと似てるかも
マジで?(w
あんた、こういうこと書くと荒らされるぜ? 今夜エライことなるよ、きっと。
ま、マイナーな文学板だから、んなこともねーかな。一応sageとこ。
んじゃ、また明日。できれば全文読みたかったぜ。
186 :
155 ◆ih.kcs61/s :03/01/09 07:13
ご意見サンクスです。難しいですが、文学界受賞に向けて、がんがります。
187 :
吾輩は名無しである:03/01/09 11:49
>>148 源一郎もお奨めの舞城王太郎とは何者なのですか? えらく話題になってますね。
189 :
吾輩は名無しである:03/01/09 11:58
>>188 いや、ですから『世界は密室でできている』とか『熊の場所』などの著作が
本当にいいものかどうか、このスレで聞けたらなという意味だったのですが。
もういいです。スレ違いでした。
191 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/09 19:12
今日、全レスを読み返してみたのですが、文学版って随分
空気が変わりましたねえ…。2年前、まだ高校生だったころ
ベケットに興味を持って、恐る恐るこの板を覗いてみたとき、
そのレベルの高さに圧倒され、書き込むこと恐れ多く、ひた
すらROMっていたことを、複雑な気持ちで思い返しました。
そうそう!いっくん(ixionさんを勝手にこう名づけていました。
ごめんなさい。)はまだときどき書き込んでいるのですね。
ちょっと感動しました。
スレッドと関係ないですね。ごめんなさい。
このスレッドでは、ギャングについては全然触れられないんですね。
私がこの小説を読んだのは、現代詩を語ることが特権的なモード
ではなくなった90年代のことですが、ひどく興奮しながら
一晩で読みきりました。「もっとcoolなもの」はいったいどこへ
霧散してしまったのでしょう。ヴォガネット?ちがうちがう!
当時の日本で彼にしか書けない素晴らしい作品だったと今でも
思います。蹴られて「イテェ!」と声をあげてしまうような
チャーミングな言葉を今の彼の作品からは、読み取ることが
できないのです。
懐かしがってばかりでだめですね。おばあちゃんみたい。
別のスレッドで生き生きと語り始めたいと思います。
またどこかで。
こんばんわ〜、お、全然荒れてねーわ。杞憂でしたな、って
>>191 おいおいちょっと待てよゴルァ!
せっかく面白くなってきたのに勝手に感動のフィナーレにすんなよ。
さ み し い じゃねーか!!
言っとくがなあ、このスレ、パート1から含めて20パーぐらい(特に擁護派)は漏れの
カキコだからな!(w って全然、関係ねえし(w
もちろん、漏れだって全面的に源ちゃんマンセーじゃねーけどな。
あんた、かなり面白いのよ、言うことが。まだ聞きたいことたくさんあったんだからさあ。
さっきまであんたのカキコまとめて眺めてて「改めてちゃんと読んだらコイツすげえわ」
って尊敬しなおしたところだっつーの。
続く。
よーし、こうなったらパパ遠慮なくどんどん書いちゃうゾ。
例えばよー、169の
>書かれているのは日本文学の発生ではなく、上演性を排除した中性的な語り手の
>発生を問題にしている
これを読んでから、
>さらさらと書かれているかに見える俺の文も、少なくともこの程度の歴史意識を
>踏まえつつ、そこに対する抵抗を感じながら書いているんだぜというような、
>意気込み見えなくはない(w
と持ってくあたり、なるほどそうくるかスゲエなあ、って思っちゃったんだよね、
漏れはバカだからさー。たぶんこれをROMってる多くの文学な人々に言わせれば
「んなことで感心してんじゃねーよアフォが!」ってとこだろけどよー。
コピペばっかしてゴメンな、さやかタン。
>作品中に作者が頻出するのは、上演性を強調することで、かかる語り手の「透明性」
>を揺るがそうという試みとも言える
ふむふむ、あの「俺」ってフォームは「照れ隠し」なんだよな、とか一人で納得
したりさー。
でもなんで君はそれを「書き方」じゃなくて「書かれ方」って表現するのかなー、とか
素朴な疑問が浮かんだり。もっと色々聞いてみたいって。
あんたがネカマでもなんでもいいから、たまには寄ってって。
名無しでいいからカキコしてってくれよ。
源ちゃんも近いうちにまたすんげえバカやるって。去る必要ないじゃん。
一応マークしとけよ、奴は退屈しねーぞ!
194 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/09 20:38
えーと、あまり熱くならないでください(笑)
私の周りには素敵な友人がたくさんいて、とりとめもない
些事や下世話な関心は、彼・彼女たちとの会話の中で十二分に
堪能できるのです。ですから、久しぶりに覗いた文学版に
書き込んでみたのは、そこでは味わうことのできない「文学」に
関する切っ先鋭いやり取りを経験してみたかったからなんです。
別にこのスレッドを揶揄するわけではないのですが、源一郎さんの
実生活には端的に興味がないのですよ。ちょっとスレッドの流れを
無視しちゃったなあという反省もあり、しばらく離れてみようと
思ったまでです。
「書かれ方」という書き方をするのは、あまり意識したことがな
かったのですが…。「書き方」という言葉を使うと、作者が作品の
隅々までをも統御しうるという「三島的」ニュアンスが前面に出て
くるので、そこを排除したということでしょうか。それとまあ、
とってつけたようですが、書き手は同時に読み手であるという
自明の部分を強調したかったのかもしれません。あまり自己分析は
得意じゃないです。
159さんは作者本人じゃあ、まさかないですよねえ(笑)
私のどこにネカマ臭を感じたのかはわからないけれど、
ここが、書かれた言葉の上でしか人と接することのない空間で
あることを思うと、私の書いた言葉が「女性」性を欠い
ているというあまり喜ばしくない事態ですね…。何だかなあ。
195 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/01/09 20:55
>>189 舞城王太郎のよさですが、まず個性的な言語感覚に目を奪われます。
口語体の未来を予見するかのごとき様々なこだわりのものに紡ぎだされた疾
走感溢れる饒舌体による文体や悪夢を見るかのようなめくるめく物語展開の
凄みもさることながら、なんと言ってもはずせないのは、ついつい手に取り
たくなる魅力的なタイトルの付け方です。デビュー作から列挙してみると、
『煙か土か食い物』『暗闇の中で子供』『世界は密室で出来ている』
『熊の場所』『バット男』『ピコーン!』『阿修羅ガール』(『バット男』
『ピコーン!』は『熊の場所』所収。『阿修羅ガール』は未刊ですが、今月
末に新潮社から発売されるようです)といった具合で、町田康の『くっすん
大黒』『へらへらぼっちゃん』『屈辱ポンチ』『きれぎれ』にも通じる自由
律俳句的な情緒溢れるエニグマ(決して明かされ得ない謎めき)を感じます。
舞城について簡単に言うと、乱暴な村上春樹。
以上。
197 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/01/09 21:03
最新作の『鼻クソご飯』が抜けていました。このタイトルには「殺された
弟が、冗談で『鼻クソご飯』を食べるくらいに幼い年頃だった」という泣け
るエピソードへに連なる「笑っちゃうくらいの主人公の怒り」という暗喩が
込められていて、まるでそれは作者自身が「喜劇」と名付けていたチェホフ
の『かもめ』が主人公の自殺で終わるのにも似た悲喜こもごもの風合いを醸
し出しているのです。僕の『うんこ太郎』ごときはぜんぜん負けていますね。
198 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/01/09 21:07
ところで『熊の場所』は三島賞候補作だったんですね。
『鼻クソご飯』が評論家から注目されているなかで芥川賞候補に
あがらなかったところから察するに、三島賞受賞の可能性が高そうです。
舞城王太郎に「よさ」なんてないだろ。
200 :
吾輩は名無しである:03/01/10 00:27
「鼻クソご飯」は貶されてたけどね
201 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/10 10:57
>>194 >別にこのスレッドを揶揄するわけではないのですが、源一郎さんの実生活には端的
>に興味がないのですよ。ちょっとスレッドの流れを無視しちゃったなあという反省
>もあり、
オレが「マークしとけ」って言ったのはもちろん奴の「文学的」な面を、
ってことだよ。
スレタイのせいだと思うんだけど、どっちかって言うとここはアンチスレっぽくて、
しかも叩きの中心が作者の私生活ときてる。この空疎な「スレの流れ」をどうにか
したいと前から思っていた。実際パート1は途中ちょっとまともになったんだけど……。
ただやっかいなのは、源ちゃんは「ゴシップ」の魅力をも語っていたこともあるわけで、
それをただ「くだらん」と切り捨てることもできねー。「ゴシップ」って根拠がないから
いくらでも話は膨らませられるし、しかも実は「楽しい」のだった……。
>159さんは作者本人じゃあ、まさかないですよねえ(笑)
源一郎がこんな駄文かくわけねーだろ(w
まあ、少しでも疑われるだけでオレとしては名誉なこったが。
あと、ネカマうんぬんに関して。オレが男で(ま、そうなんだけど)、あんたが女
だから、という理由で、オレがあんたに固執してるという誤解が生じるのに先手を
打っておきたかっただけ。最初にAV嬢の名でコテハンデビューした時は100パー
ネカマだと思ったけど、今は、たぶんホントに女だろうと思ってる。ま、どっちでも
いいのよ。あんたの文章のキレ味に惹かれてるんだからね。
あと、駆動ちゃんもちょっとドキョソっぽいとこもあるけど、たまにいいことも言ってる。
この前冷たいこと言ってごめんネ(ハート
202 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/10 11:40
あと、さやかタンあれだ、まだhtml化されてなくてパート1読めないでしょ?
そこでけっこういろんな議論でつくした感があるかも。荒らしとかアンチとか叩き
とかひどかったけどガチンコ文学トークもたくさん出た。いつ読めるようになるか
わからんけど、なったらそこも踏まえた上でまた書いてほしいぜ。
>このスレッドでは、ギャングについては全然触れられないんですね。
『ギャング』の魅力? んなもんオレがいくらでも語ってやるよ。オレ一人で
レス1000つけたるわ(w
でも、おそらくオレよりも熱狂的なファンとかもいると思うんだけど、みんな
「『ギャング』よかった、好きだ」ってストレートに言えないんだと思うのね。
なんか小難しいこと言わなきゃバカにされると思ってビビっってんだよ。
せっかくこんなパブリックな落書き帳があるんだから、もっと自由に使えばいいのにさ。
>>201 僕の源一郎熱は早熟だったんです。最初に存在を知ったのが中学3年
の時です。ブックガイド代わりにしようと思って購入した角川文庫の『活字
中毒養成ギプス』という本の巻頭企画が、高橋源一郎と浅田彰の対談でした。
この本自体、かなり僕の文学に対する姿勢を養ってくれました。バルザックや
トルストイ、ドストエフスキーやシェイクスピア、セルバンテスやメルヴィル、
ラブレーやスタンダール、ジョイスやナボコフ、センス・オブ・ワンダーや
サイバーパンクを知ったのもこの本がきっかけでした。そしてそこで「他人と
同じ本を読んでてもしょうがないよね」と斜に構えてニヒルに語る高橋源一郎
に惚れてしまったのです。しかし僕は子供でしたから本といえば文庫しか買え
なくて、僕の住んでいた田舎町で入手できる彼の文庫本は全く見当たらなかった
のです。それから2年後に『優雅で感傷的な日本野球』をやっと見つけることが
できて、本当にむさぼるように読んだのです。「こんな文学もあったのか!」
「国語のの教科書にはこんな文学は載っていなかった!」「それにしてもなんて
面白い小説なんだ!」と感動しました。それが僕の文学の原点だったのです。
あのね、駆動ちゃん、文ながくなったら途中で改行しようよ。
もうちょっと読みやすくした方がいいって。
君の情熱は買ってるから。
工藤君、舞城と同い年なんだね。
>>205 団塊の世代のジュニアに当たる第2次ベビーブーム最後の年に産まれました。
石油ショックの年でもあります。そんな僕らは思春期の頃にバブリーなバンドブーム
やジュリアナダンスをテレビで知って憧れていて、いざ大人になってみたら不景気で
都会は殺伐としていて就職難にあえぐ若者がやる気をなくして続々とフリーターにな
っていく姿を見ながら、社会との軋轢の中でひきこもりつつ次第に怒りを増幅させて
きた、そんな世代なんです。バブリーなものに憧れつつバカにしていたりもするのです。
207 :
吾輩は名無しである:03/01/10 13:14
208 :
吾輩は名無しである:03/01/10 13:19
いま十五歳から三十五歳までのまるごと社会最下層送りになる可能性の
あるダメ世代スキルもないし購買力もないし知的生産力もないし情報
発信力もないし政治的主張もないひとことでいえばどうでもいい人たち
>>207 焦りはあるものの嫉妬はありません。
>>208 その自覚も持ち合わせたうえで、どうすべきか方向性を探っている
世代なんです。そこにはいったん心振るわせる何かが見つかれば、とたんに
一致団結してとんでもないことをしでかしかねないパワーが秘められている
のかもしれないのですよ。前の世代が築き上げ壊していったバブルの瓦礫を
うまく利用してどうにかしのいできた21世紀の金の卵たちがて同時多発的に
いっせいに固い殻を打ち破って羽ばたき始め、瓦礫の山を粉砕して新たなる
金脈を掘り当てるのは、これからなんです。高く飛ぶために沈黙しているのです。
210 :
吾輩は名無しである:03/01/10 13:44
>>209 工藤は新しい世代の一員だと自覚してるってこと?
211 :
吾輩は名無しである:03/01/10 13:46
作品の底辺に流れているのは、強烈だが理由のない敗北感だ。そして、それは
直接的には、内田樹さんが『期間限定の思想』であげている
>>208が秘かに隠し
持っている感情と共通するものだ。彼らは、この国が繁栄の果てに産んだなにも
持たない人々だ。そして、この敗北感は、時に暴力となって噴出する。しかし、
この作品の主人公たちは違う。彼らは、彼らの住む底辺から、そこにしかない
言葉を持って、世界へ立ち戻ろうとしているのである。
高橋源一郎による岡武士『世紀末ディスコ』書評の後半部分。
212 :
吾輩は名無しである:03/01/10 13:46
工藤が東京にこだわる意味って何?
214 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:01
似たような世界認識ですでに何作も書かれている。
工藤はすでに乗り遅れたんではないの?
215 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:04
工藤の付加価値ってなによ?
付加価値がないと芥川賞は受賞できないぞ。
あ、文學界新人賞でデビューすれば別か。
>>211 その方も1973年なんですね。「理由のない敗北感」という言葉は、
「敗者の魅力」を謳った寺山修司的な美学を想起させます。そういえば、
寺山修司も高橋源一郎も競馬マニアです。何か関連があるんでしょうか?
>>212 実家に帰ると宗教活動をしなくてはいけないんです。宗教を非難する
ような発言をすれば親兄弟親族全員から狂人扱いされます。そんなところに
いつまでもいたら、本当に狂人になってしまいそうです。それに僕の住んでいた
町には本屋さんが一軒もないんです。高校は本屋のある隣町でしたが、それまで
は学校帰りに立ち読みすることすらできなかったんです。修学旅行で訪れた神田
や新宿紀伊国屋書店には信じられないくらいの書物が置かれていて、高校を出たら
絶対に上京しようと心に決めたのです。
217 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:04
>>214 少なくとも賞味期限は今年一杯ぐらいまではあるでしょう。
だからなんで駆動ちゃんスレ化するのよ。
駆動ちゃんも私事、書きすぎだって。TGの話からめていこうや。
216、最初の3行でいいじゃん。
219 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:10
>>216 何で信仰を否定するの?
こっちの方がよほど文学的なモチーフだと思うが。
220 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:12
工藤の実家って、ミイラが何体かあったりするような家だったりして。
>>218 さっき話した『活字中毒養成ギプス』の対談中に高橋源一郎が「岩波
文庫の青版を殆ど読んだ」という話が出てきます。田舎の書店には岩波文庫が
置かれていることが滅多にありませんでしたから、まだ見ぬ「岩波文庫の青版」
というものをたくさん読んだということに、神秘的な知性を感じたのです。高橋
源一郎は「サンリオ文庫」も殆ど読んだそうです。すごいですよね。かくありたいものです。
>>219 池田大作の本ばかりが茶の間の本棚に何百冊も並べられている家で
育ってきたんですよ。そして毎朝毎晩、勤行題目を唱え、週に一度は御書の
勉強会をし、月に一度は池田大作の話を聴きに会館に行く。これを小学生の
頃からずっとやってきたんです。これがどんなに異常な事か、おわかりになりませんか?
馬鹿だなあ、
芥川賞欲しいなら層化だぞ。
芥川賞選考委員の層化率は高い。
223 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:41
>>221 それを異常と思えるようになった工藤の心の変遷が知りたい。
異常と思ってない人もいるわけで。
224 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:56
工藤ここは逃げずに答えてもらえんかのう。
>>223は大事なことだぞ。
工藤伸一スレ立てて、そっちでやって。
226 :
吾輩は名無しである:03/01/10 15:09
話が核心に来てるから今はちょっと待って。
工藤がなかなかレスを返さずに考えていることが彼の文学的な覚醒になるのだから。
227 :
吾輩は名無しである:03/01/10 15:11
>>226 >工藤がなかなかレスを返さずに考えていることが彼の文学的な覚醒になる
おまい頭大丈夫か?
230 :
吾輩は名無しである:03/01/11 02:40
>>216 >宗教を非難するような発言
源ちゃんの小説、というか、書かれたもの全般のテーマって、
三浦雅士との対談で言われていたこととも、少し、重なるけれど、
「死者にたいする倫理」ってことで、
それは同世代の他の誰よりも強いんじゃないかな、って思います。
戦後・現代詩のはじまりが、たぶん、そこだったのでもあるわけで。
だから、「死者への倫理」というものを、ある種の「宗教的」なるもの、
と呼べるのならば、
源ちゃんの小説、というか、書かれたものは、
ものすごく「宗教的」なんだと、言えるのではないかなあ。
>230
素敵な書き込みですね。かかる倫理の薄れが彼の
筆を滑らせているという着想を得ました。
週末にのんびり考えてみます。
宗教問題は卑近な出来事としてもう20年近く思索をめぐらして来ましたから、
そんじょそこらの宗教オタク崩れなんかに僕の考えていることが理解できるわけがありません。
20年考えてから僕にレスしてください。
233 :
吾輩は名無しである:03/01/11 04:33
ジエンはいいから、逝け、さっさと!!!!!!!!!!!
このスレも、バカ駆動のジエンすれと堕しますたw
腐って臭過ぎ
しょーもないなw
TGが舞城の『熊の場所』を評価しているというのが、すごく気になる。
上で舞城のことを「乱暴な村上春樹」って書いていた人がいたけど、実際、
猫を殺すのが好きな少年との関係を描いた「熊の場所」をとってもわかる通り、
村上・「あなたは何を抱えているの?」・春樹に似ているところがないわけでもない。
まあ、似ているかどうかっていうのはとりあえず置いておくとしても、
TGが舞城に惹かれるところがあったっていうのは、
文体とか言葉のセンスが気に入ったという以上の何かがあったんじゃないか。
今出ている「小説TRIPPER」誌のTGのエッセイ(?)で、
彼が自分のロリコン&少女買春を告白しているのを読んで、
何となくそういう風に思いました(知らなかったからびっくりした)。
で、「文章を書くこと」あるいは「書かれた文章」に対する意識っていうのは、
文章に対する責任の問題でもあると思うんだけれど、TGの場合、
それは自分という存在に対する責任の問題と強く表裏一体だったのでは。
舞城の件や「TRIPPER」誌のエッセイを考えると、
今TGは何かに向き合おうとしているのではないかという気がするし、
それがたぶん文章の変化とも関係しているのだと思います。
そんな気がする、としか書けないんですけどね。
(曖昧な表現が多くてすいません)
237 :
吾輩は名無しである:03/01/11 10:14
工藤はまた逃げたか。TGと工藤では素質が違うから同じ方向性は目指すだけ無駄というもの。
工藤はシリアスな自分の過去に素直に向き合わねば創作の源泉は見つからないタイプなのに。
あと一年で消えるからいいといえばいいが。(w
熊の場所って値段高いよ。
あれは告白エッセーじゃないだろ〜
なんでもそう思うのはどうかと。
240 :
吾輩は名無しである:03/01/11 12:50
工藤は川西蘭を3倍薄めた程度。TGを目指すのは無駄。
工藤に粘着してる奴いいかげんうざいよ。
>>241 ジエンし続けるオメエがうざいんだよ、馬鹿が(激藁
工藤は川西杏を3倍薄めた程度。不動産屋兼演歌歌手を目指すのは無駄。
244 :
吾輩は名無しである:03/01/11 16:39
工藤はTGを目指さない方がいい。これはまじな忠告。
ほっといてやれよ・・・
工藤はTGに影響され過ぎ。
247 :
吾輩は名無しである:03/01/11 17:00
TGは蓮見と対談できるインテリ。工藤はサブカルヲタクだから致命的な差がある。
誰かが工藤が高橋源一郎にも中原昌也にも成れないというような
ことを上手いこと表現していたな。
スレ違いなんで工藤ネタは雑談スレでやろうか。
249 :
吾輩は名無しである:03/01/11 17:08
工藤は信仰を馬鹿にしたのだから許せん。
なんで棄教したのかはっきりさせにゃならん。
>工藤が高橋源一郎にも中原昌也にも成れない
確かに。どう考えても届かない感じ。
工藤は良い小説を書くことじゃなくて
既成外の小説を書くことを目的化してしまってるような気がする。
自分に出来る事をやったほうがいいよ。大きなお世話だけど。
251 :
吾輩は名無しである:03/01/11 17:17
ショートショートの才能もなし。短歌はそれなりに味わいのあるものもある。
工藤は歌詠みとしてリスタートするべき。
そうだよ。TGの後を追いかけても意味無いし。
253 :
吾輩は名無しである:03/01/11 17:30
工藤が自らの信仰についてちゃんと語るならこのスレでなくてもいいが、あいつはいつも逃げるからここで待つ。
今度ばかりは逃がさん。
工藤のせいでスレが止まる。さっさと宗教問題を解決してくれ。
ひどいスレだな。
皆さんがTGという呼称を使っているので、僕も使ってみます。TGが朝日新聞夕刊
に寄せた手記によれば、TGが昨年の注目作家に選んだのは舞城王太郎、中沢新一、
鶴見俊輔だそうですね。このうち中沢新一、鶴見俊輔のふたりは宗教に造詣の深い
作家です。舞城王太郎も現実社会における事件を揶揄するような作風の持ち主とも
いえるので、社会学への造詣の深さを感じさせるところがあります。そういった
ことから、TGの宗教問題への関心度の高さは確かに伺えると思うのです。そういえ
ば、『日本文学盛衰史』の中盤、田山花袋をアダルトビデオと絡めて私小説論を展開
した後、舞台は現代に移り変わり、TG自身の私小説が始まります。彼が病気で死に掛
けた体験をもとに描かれたこのあたりの心象風景は、宗教的な考察を交えて行われて
いたようです。自分自身の病気、2度目(3度目だったでしょうか?)の離婚、そして
母親の他界という人生の大きな悲劇が重なった昨今のTGの私生活が、今後の彼の作風
にも影響を及ぼしていく可能性は考えられます。現在、TGは『群像』誌上の『同時多
発エロ』と、『すばる』誌上の『ミヤザワケンジ全集』という2つの連載を抱えていま
す。この状況のなかで『小説トリッパー』誌に発表された短編のタイトルが『唯物論者
の恋』だったことは偶然ではないのかもしれません。彼の2つの連載のタイトルは、
イスラム教徒とキリスト教徒の対立構造に端を発した「同時多発テロ」、そして日蓮系
の仏教団体・立正佼成会の熱心な信徒であった「宮沢賢治」という唯心論的なキーワード
を元に名付けられたものです。唯物論と唯心論の対立という構造にTGの関心があるのかもしれません。
257 :
吾輩は名無しである:03/01/11 23:28
草加創価そうか。
本人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!のかなぁ?
259 :
吾輩は名無しである:03/01/12 00:41
は?どこに?
260 :
吾輩は名無しである:03/01/12 00:48
近代がプロテスタンティズムの時代なんだから、
ポストモダンTGがキリスト教を相対化しようがなんら不思議はない。
そもそも「ギャング」からして
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の応用が随所に見られる。
261 :
吾輩は名無しである:03/01/12 00:54
>260
うざいよ、タバスコ
tests
全国2万人(もいねえか?)のためのTG教室
第1回 その1
高橋源一郎のデビュー作は『さようなら、ギャングたち』と思われていますが実は
そうではありません。幻のデビュー作があるのです。1981年4月、TGは『すばら
しい日本の戦争』というタイトルで群像新人賞の最終選考に残っていました。これ
は後の『ジョン・レノン対火星人』の第1章のタイトルでもあることから、その内
容をある程度想像することが可能なのですが、当時の選評者たちの評価の落差が、
作品のセンセーションを充分に物語っています。
川村二郎
「最初から思い切って調子を崩し、」「知識の玩具箱をぶちまけた具合に、情報と
妄想の氾濫を誇示している」
木下順二、田久保英夫
言及なし
第1回 その2
瀬戸内晴美
「この小説が他の選者の方々から総スカンで、中には、こんなものを読むのは残り
少い余生の時間が惜しいとまでいわれたので、まるで自分がこの小説の作者でもあ
るかのようなショックを受けてしまった。」
「ヘンな人間ばかりがいり乱れてバカバカしい会話やワイセツなことばかりするのに、
なぜか私はこの小説から物哀しいリリシズムを感じたのだ。」
「この奇妙な人物ばかりが登場する小説が面白く、登場人物がみんな魅力的で逢って
みたいように思った」
さすが寂聴ばあさん、柔軟な思考の持ち主です。文学作品として受け入れるキャパ
シティも広いのでしょう。でもオレ、あんたの小説にも説法にもまるで興味ないけど。
高校の時、修学旅行に行く前に学校側からむりやり買わされたエッセイの『古都旅情』、
未だに読んでなくてゴメンネ。
ちなみにこの時受賞したのが笙野頼子、作品は「極楽」でした。豊作の年でしたネ!
265 :
吾輩は名無しである:03/01/12 05:38
工藤は信仰の問題に決着をつけろ
266 :
吾輩は名無しである:03/01/12 05:41
>唯物論と唯心論の対立という構造にTGの関心があるのかもしれません。
そこまで馬鹿ではないでしょ。いくらなんでも。
>イスラム教徒とキリスト教徒の対立構造に端を発した「同時多発テロ」
これも通俗的なでたらめだ。TGはそこまで阿呆ではない。
結論
工藤はこのスレ出入り禁止。
工藤クン2ちゃんやってる暇があった小説かかなきゃ
いつまでも2ちゃんでいじられてるおっさんで終わっ
ちゃうよ。19才の女の子が芥川賞の候補になってるん
だよ。
269 :
吾輩は名無しである:03/01/12 14:36
工藤は焦りはあっても嫉妬はしないそうだから馬耳東風の態だと思う。
第1回ちょと訂正。
「極楽」が受賞したのはTGが落ちた時の話ね。
全国2万人のためのTG教室
第2回 その1
さて、その新人賞で落選してガカーリしたTGの元へ、一本の電話が入ります。
もう一回トライしてみないか、という担当編集者からの電話です。この人がいなか
ったら『ギャング』はこの世に出なかったわけです。この人こそ唯一、「誰がお前
をここまで育ててやったと思ってんだ!」とTGに借金の催促ができるんだと思い
ます。
そして『ギャング』で受賞。しかし、当選作ではありません。優秀作、です。だって
反対した人がいたから。
佐々木基一
「わたしはお手あげだった。」「あまりに独り云すぎるようで、わたしは自閉症の
子供とつきあっているみたいな気がした。」「いま少し自分というもの、あるいは
自分の発想とイメージを客観化してほしい」
第2回 その2
でもね、ワタシ、思うんです。佐々木タンを一体誰が責められるだろうか、って。
吉本隆明が誉めなけりゃ、はたしてこんなに注目されたでしょうか? 柄谷の言う
通り、当時はみんなが「なんだコレ?」って反応をしたんじゃないか、って。
素直に「オラ、わかんねえ」って言える勇気を持ってた佐々木タンこそが、一番正直
でフェアな態度だと言えるのでは?
少なくとも、「これに似たような世界でもがいていた時が自分にもあったような気
がしてなつかしい気分があった。」なんてズーズーしくも言ってのける大庭みな子
よりは、オレぁ、好きだぜ? 確かにあんたの「三匹の蟹」はすごかったんだろうけど。
272 :
吾輩は名無しである:03/01/12 17:24
お前勝手にTG語ってんじゃねーよ。ここは工藤が申し開きをするスレだ。
>>271 藤枝さんは何も言ってないのでしょうか?
>>269 そうか、だからダメなのかも。ふつふつと湧いては消えそしてまた
心の奥深くから湧き出る身を切るような嫉妬心。そういうものを
創造力に転化していくのも才能のうちだよ。
275 :
吾輩は名無しである:03/01/12 18:16
>>272 ハァ?お前も黙ってろ。工藤スレじゃないんだからな。
276 :
吾輩は名無しである:03/01/12 18:18
いや、ここは工藤が棄教の理由をはっきりと申し開きしない限りTGの話は出来ないことになっている。
そもそもお前らTGよりも工藤の方が楽しいだろうが。
277 :
吾輩は名無しである:03/01/12 18:26
>>276 それは雑談スレでやれ。
TGスレの住人としては工藤よりも
「全国2万人のためのTG教室」のほうが楽しい。
これ以上工藤にこだわるならお前は荒らしだ。
278 :
吾輩は名無しである:03/01/12 19:05
工藤がここで言い逃げしている以上、ここで待つしかない。
TGの話題から外れたのはあいつがはじめだし、工藤の謂いによれば信仰もTGのカバーする領域だからこれでいいのだ。
279 :
吾輩は名無しである:03/01/12 19:51
>>278 しつこい。
工藤が棄教した理由は別のスレに書いてある。
ちょっとは自分で探せ。
・・・終了。
というわけで、TGの話を続けましょう。
棄教がどうとか言ってる奴、本気でうざいなー。
281 :
吾輩は名無しである:03/01/12 20:04
ちゃんと納得させない工藤が悪い。
TGと絡めて語ればなおよし。
282 :
吾輩は名無しである:03/01/12 21:35
>>273 藤枝さんは、たしか、
わたしのようなおいぼれにはわからない、
みたいなことを、言ってましたね。
そんな「おいぼれ」が、その数年前に、
「田紳有楽」と「悲しいだけ」なんて作品を、
書いていたわけですが。
283 :
吾輩は名無しである:03/01/12 22:59
工藤は棄教した際の心境の揺れ具合を言葉で表現してみて。
生涯最高の文学になること間違いないから。
>>266 参考のために朝日新聞の記事を転載してみましょう。
以下、朝日新聞2002年12月29日夕刊
『02年を渉猟、03年の期待 書評委員お薦めの「今年の3点」』より
●高橋源一郎
(1)『緑の資本論』(中沢新一著、集英社・1800円)
(2)『回想の人びと』(鶴見俊輔著、潮出版社・2000円)
(3)『熊の場所』(舞城王太郎著、講談社・1600円)
小説が一冊しかないのは、優れた小説がなかったからではない。鼓舞され、
想像力を刺激された作品はいくつもあった。しかし、少なくとも今年に限って、
ぼくの関心は小説ではないものの方に強く引きつけられていた。
「現在」(という時代)を正確に、記述し説明することは難しい。記述し説明する
ことさえ難しいなら、それとどう付き合うのか、その処方箋(しょほうせん)を出
すことは、ほとんど不可能に近い。
たとえば、テロ・イスラム・資本主義という言葉を突きつけられた時、なにをど
うやって考えればいいのか。(1)で著者は、その問いに全力で応答している。
(1)とは異なった外観(その多くは亡き人々の回想)でありながら、(2)もま
た(1)と同じ感想を与える。そして、(3)もまた、小説という形で、「現在」と
真摯(しんし)に対峙(たいじ)しようとしているようにぼくには思えた。
285 :
吾輩は名無しである:03/01/14 08:13
佑月タソでてるね>とくだね
286 :
吾輩は名無しである:03/01/14 08:15
をいをい、佑月ヴァカっぽいぞ!?
287 :
吾輩は名無しである:03/01/14 08:18
佑月は不細工だなー
288 :
吾輩は名無しである:03/01/14 09:17
昨日の夜はろみひーに出てた>佑月
最後の方しか見なかったが自分のビル建てて、
屋上に自分の銅像を作るのが夢だそうだ。
それと昔お笑いタレントのT・S(つぶやきシロー?)と
付き合っていたことがあるらしい。
今こそ読み返せ!三島由紀夫の檄文
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1035062870/ 199 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:45
>>197 どこかで勝負しますか?
負けたほうが切腹あるいは小指を詰めるというのではどうでしょうか?
………………………………………………………………………………
200 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:47
>>199 いいよ。
………………………………………………………………………………
210 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:53
>>207 金では覚悟が足りません。あるいは来年の文學界新人賞などに
同時に応募して、負けたほうが指を詰めるという事でもいいです。
………………………………………………………………………………
211 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:55
>>209 まちがいなく駆動は負けたら逃げるよ
………………………………………………………………………………
233 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 01:17
神奈川県相模原市栄町5−16サガミコーポ203号室
ここが僕の家です。くるならこいや。
………………………………………………………………………………
254 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 13:56
>>253 しかし腹を切るのであれば大きな勝負にしたいです。
三島賞受賞を賭けるなど。参加者のなかで受賞者が出なければドローでご破算。
参加者のうち誰かが三島賞を受賞し、負け組みがこぞって公開切腹ショウをすれば
とんでもなく話題性がでます。参加者全員の作品が候補に挙がればその時点から、
「このなかの誰が腹をかっさばくのか?」と文芸ファンならずとも息を呑んで選考
の進み具合に注目する事うけあいです。こういった身を賭した文学復興への方法論
こそが、三島の心意気を受け継ぐ事にも繋がるのではないかと思うのです。
全国2万人のためのTG教室
第3回 その1
群像では、翌年の1月号で、中上、柄谷、そして「すばらしい日本の戦争」をクソミソ
言ってた川村の3人が『ギャング』の書評をしております。これは貴重なメンツ
なのでいろいろ引用したいところ。しかし紙面の限界もあるので簡単に各自のスタンス
を説明すると、
柄谷「いいじゃん」
中上「いいとこもある」
川村「全然ダミ」
こんな感じ。川村タン、やっぱり認めらんないのね。伊藤整文学賞で『盛衰史』に賞
やるかやらんかでモメたのも、きっとあんたが率先して反対派だったんだろうなー。
最後、折れるくらいに丸くはなったようだが。
291 :
吾輩は名無しである:03/01/14 11:17
>>270 1作目(これがすばらしい日本の戦争?)はクソミソにけなされたと何かに書いてあったね。
それで編集者に群像新人文学賞じゃなくて、
群像新人長編文学賞に応募するように言われたんじゃなかったっけ?
293 :
吾輩は名無しである:03/01/14 12:13
>>290 いやいや、川村タンは『盛衰史』にかなり好意的な評を寄せてたはず。
(どこで読んだかは忘れたけど・・・読売書評かな?)
「日本野球」単行本の帯には川村タンの文藝時評が載ってて、こう言ってる。
「少なくとも破片を捲き散らす運動のエネルギーは、力としての印象を
残したといわざるを得ない。単なる破壊衝動や、表と裏を引っくり返して
満足する幼稚なパロディー化の意向からは、この力は生じない。」
このへんで、どうやら川村タンは転回した模様。
>>293 こういう反応が来るのを待っていましたよ。
未知の情報を共有しあうのがこの掲示板の醍醐味。
知らなかった。サンキューです。明日、第3回その2書きます。
でもその川村タンの文章、やはりまだ「いやいやながら」の感もなくはない。
工藤はもう来ないのかなあ。
ろみひー室井ねーさんがゲストだった
つぶやきシローと付き合ってたことを告白してた
源たんはつぶやきの後釜だったのだ
赤坂真理の『ヴァイブレ−タ』解説がTGですよ。
ソフィア祭の講演で言ってた、「日本近代文学百年の孤独」についても触れてるよ!
298 :
室井スレあるって!:03/01/14 23:12
299 :
吾輩は名無しである:03/01/15 10:46
>>298 ゴシップに寛容なのはこの作家ならではってことで別にいいじゃん。
第3回 その2
中上「どれくらい意図的に多面体を作っているかというのは、ちょっと疑問」
「全編この形のままではたれ流しなんだけど、……最後の方の、ギャングが撃ち
殺される部分だけが、奇妙にある結晶度を示している。」
これなんて、僕はものすごい禿同したんですけど、みなさんはどうでしょう?
実際、途中ダレるとことかもある。そういう部分があるから一層、いい場面が際立つ。
「くだらないなあ、実際。最低だよ」と捨て台詞を残して、死んでいく「美しいギャング」。
自分の乳房の下にナイフをつきたてながら、それに応えるS・B。
次のページ。
「ほんとうにこんなの最低だわ」
次のページ。
「最低って、最低ってことなのね」
う〜ん、美しい。
↑このへんの会話って、ゴダール「勝手にしやがれ」ラスト部分の
パロディ(引用?)じゃなかったかな。
「最低」がどうのこうのと、言ってた気がする。
「最低って、最低ってことなのね」
って言葉は、たぶん固有名のテーマにつながるんじゃないか、って思う。
=「わたしって、わたしってことなのね」
=「『さようなら、ギャングたち』って、
『さようなら、ギャングたち』ってことなのね」
(←「『さようなら、ギャングたち』って、どんな意味なんだい?」)
ってことなんじゃないかって。
言葉を垂れ流す「わたし」がなんなのか、を語った部分、ここは。
だから、「奇妙にある結晶度を示している」んじゃないかと。
>>301 あんた、くわしいな。しばらくつきあってね。
304 :
堤さやか319721204:03/01/15 20:42
ちょっと間が空いてしまいました。何かまとまったことを
書こうと思って、ジョン・レノン対火星人を読み返して、
いろいろ考え込んじゃったのです。
改めて読み返してみると、「くだらない」と表せそうな饒舌
な部分(ここはかなり話し言葉に近いですね)と、つっかりが
多く軽く読み流せない書き言葉(すばらしい日本の戦争のハガキ)
、それに引用がかぶさるこの表現方法は一体何なんでしょうねえ。
ちょっとこの作家の力量を見誤っていたなと反省しています。
上でゴダールの話が出ていますが、ジョン・レノンにしてもいろい
ろと深読みすることができる。村上春樹への意識も透けて見え、セリ
ーヌという名前も浮かんでくる。そして自作ギャングをなぞるように
書かれたと評することもできる。どこかから拾ってきたような何気な
い言葉たちが、ところどころで固く切り結びあって、この作者固有の
ものとしてきらきらと輝くように「結晶」する。
うーんまとまらないですね。また少し考え込みます。
305 :
堤さやか ◆dk6T59mUrc :03/01/15 20:45
あーあ、新しくこっちにします。
307 :
堤さやか ◆dk6T59mUrc :03/01/15 20:51
堤さやか ◆FbmM8qrnbUは?
以降「堤さやか ◆B6bdsIBWYM」でお願いします。
って、私のことはイイです。ほんとそそっかしい。
スレ汚しごめんなさい。
堤さやかは良コテ
310 :
吾輩は名無しである:03/01/15 20:59
堤さやかは美香かもしれん・・・
311 :
吾輩は名無しである:03/01/15 21:00
>>300 勝手にしやがれ、より、盛衰史のラスト、森鴎外の辞世の方が似ているとおもいまつ
313 :
293=297:03/01/16 01:40
>>303 『ヴァイブレータ』買ってきたので、さっそく解説要約してみます。
『ヴァイブレータ』は傑作だ。どこがって?まあ待て。
ぼくは先日、アメリカで講演旅行をしてきた。その名も「日本近代文学百年の孤独」。
「日本近代文学」はこの百年、「言文一致体」のもとで成長発展衰亡を経て、
ついにめでたく死滅しそうだ。と論じると、こんな質問が。
「Hey! Mr.TG! 『日本近代文学百年の孤独』の中で樋口一葉はどんな位置にあるんだい?」
ぼくは答えた。「『日本近代文学』は「言文一致」で「声」を発見した。それはたしかに
『個人』的で『主体』的だったんだ。けれど一葉は気付いてた。それが『男の言葉』なんだって」
じつは「主体」ってのは、直接話法の「」に守られて存在してる。
じゃ、「」で守られなきゃ存在できないこいつはいったいなんなんだ?
「言文一致」で作られた言葉ってのは、教えることのできる言葉だ。
人々を、近代国家の国民として飼い馴らすための言葉だ。
『ヴァイブレータ』の主人公は、そんな近代の言葉を失ってしまった。
『ヴァイブレータ』は「近代以降の言葉」、失われた「声」を取り戻す物語なんだ。
こんなかんじです。うまくまとめることができなくてスマソです。
講談社文庫の新刊なので、たいていの本屋にならおいてあるはずです。
『あだると』や『盛衰史』で試された、金井美恵子文体の意味が、わかるかもしれやせん。
第3回 その3
柄谷と(この当時の)川村の意見は当然かみ合わないわけで、そこらへんのやりとり
はすごく面白いでつ。
柄谷 この間みた広告で「大胆素敵」というのがあったけど、この作品も大胆素敵
という感じなんですね。……現代詩は、そういうもの(159注:広告など)に
ほとんどくわれてしまっている。だから、詩をやるということだったら、すご
い抵抗があるはずなんです、いま詩を書くということは。小説を書くということ
である程度逃げられる。
川村 これは大胆なんだろうか。
柄谷 大胆素敵なのよ。(笑)
川村 ぼくは、大変小心という気がしちゃう。
柄谷 大胆素敵というのはそういうことです。
柄谷 サービスはしていると思うんですけどね。
川村 こっちがサービスされたと思わないんだから(笑)。
この、とってつけたような(笑)が(・∀・)イイ!! 第3回終わり
>>308 >って、私のことはイイです。
イクない!
少なくともオレは、ほとんどあなたのために書いてるようなものなんだから。
本物のさやかタンは304、306、308でよろしいか?
できれば偽者の人、違うコテにしませんか?
>>309 禿同。
>>313 ごめん! 買わせてしまった。持ってると思ったもので……。
引用もかなり参考になりますた。原文しらないけどたぶん上手に要点を捉えているのでは。
感謝ソー・マッチです。
真理タンは『蝶の皮膚の下』が一番好き。未だにそれを超える作品はない。
あそこに出てくる「近代女性」がいじらしくて可愛くて皮肉になってるから怖い。
>>315 いえいえ、はじめから買うつもりだったんで。
つけ加えておくと、『ギャング』と『ヴァイブ』を、
マイケルくんという若手日本文学研究者が英語翻訳したそうです。
出版されればきっと日本文学への見方が一転するんじゃないかな?
ただ、膨大な量の註がついてそうだ・・・<ギャング
>>311 「盛衰史」の鴎外辞世というと、「馬鹿馬鹿しい」かな?
どうなんだろ?ただ、俺が思うに、TGはあんまし鴎外をスキくない!
もちろん根拠なんてあるわけないんだけど、(w
「官能小説家」読んでみてなんとなくそう感じた。
鴎外×一葉っていうより、桃水×一葉だからなあ、あれじゃ。
「結晶」化させるような部分には、やっぱゴダールにオマージュを捧げると思いました。
ネット古書店に注文していた『朝、起きて、君には言う事が何もないなら』が届きました。
これは写真家・英隆撮影による女性たちのセミヌード写真をテーマにしてTGが掌編小説を
書き下ろすという体裁のもので、多分TGの著作の中では今では最も入手困難な本です。
>>317 それよりも『泳ぐ人』の方が入手困難だと思われ。
さやかタン、『泳ぐ人』の詩的文章もいいよー。もはや図書館で読むしかないけど。
最後のページに原文が載ってるんだけど、それを順序バラバラにコラージュしてる
「編集後」のスタイルの方がはるかにいい。
つまり、1ページ目から普通に読む方がいいってことだけど。
繰上の写真も良かったしなー。
前にウェブの古書店で見つけた時はウン万円だった。ホスィ。
両方ともヤフオクでたまに出てるよ。
運がよければ安く買える?!
全国2万人のためのTG教室
第4回 その1
『ギャング』で僕が好きなのは、木星人とのやり取りのシーン。
「地球人の言語は地球人の観念を表現するためにあるのです。あなたたちのために
あるのじゃない」
いや悪かった、と木星人は謝った。
……
「理解してもらってうれしい」とわたしは言った。
木星人は右手の小指をわたしの前に突き出した。
指切りげんまん、と木星人は言った。
ふむふむ、してみると『ジョン・レノン対火星人』ってのは
主人公のポルノ作家 VS.ムショ帰りの「すばらしい日本の戦争」
のことで、ジョン・レノン的感受性に代表される地球人と火星人との
コミュニケーションほどに困難なものであることを示してんのかもな、とか思ったり。
無為な解釈に耽るのもまた楽し。
322 :
吾輩は名無しである:03/01/17 11:37
微妙に工藤がスルーされてて可笑しいね。
>>320 ごめんなさい。なんか、いつも、159さんにレスつけてばかっりで。
けっしてケチをつけようとか、ペダンティックになろうとか、そんなんじゃないです。
ただ、おもしろいからです。
で、『ジョン・レノン対火星人』について、禿同! と言いたいところなんですが、
ちとひとつ。
アメリカのラジオドラマで「火星人襲来」とかなんかそうゆう香具師があって、
「火星人が地球に攻めてきた!」ってのをたくさんのアメリカ人たちが信じちゃって
パニックになった、って逸話があったっしょ?
「火星人」っていう、なんの実体もない、ただ言葉だけの存在が、
マッチョなアメリカ人をさえも、脅かしてしまった、そんな背景があの作品にはあるんじゃないかと。
で、話は少しずれちゃうけど、村上春樹にたいする批判で、
渡部直己も斎藤美奈子も、「他者が導入されておきながら、その他者は絶対に
主人公のアイデンティティを脅かさない」ってことをいうでしょ?
「火星人」て、そんな春樹的他者にたいする最も早い批判なんじゃないかなって思う。
じっさい、ポルノ作家も「すばらしい日本の戦争」も、互いの「他者」によって
脅かされちゃう。それを、コミュニケーションの不可能、ってくくっちゃうのは、
ちと違う、って思っちゃうんだよね。
不可能でも失敗でもなく、じゃ、なんなんだ? っていわれちゃうと、
なんも言えんのですが(w
>>317 じゃ、ぜひ「網浜直子写真集」も買ってくださひ。
TGがなにか書いてるようなので。
>>300 「多面体」というのがすでに全体的な構造の存在を前提としている
でもギャングは全くそういうのじゃないでしょう
全部横に並べられただけでずっとダレダレ
でもそれがいいところ。当時としては
>>313 >じつは「主体」ってのは、直接話法の「」に守られて存在してる。
これ、よく考えるとダウト、ってかもう少し突っ込んで聞きたいな、TGに。
なんでだろう。地の文と区別した瞬間に主体が現れる、現れてしまえる、ってことかな。
なんだか人が少なくなったような気が。
いや、スレ違いカキコが減って良かったのかも。
来週までdat落ちしませんように。age
>>318 『泳ぐ人』のデータは僕のリストから抜け落ちていました。
ご指摘ありがとうございます。
確かに見当たらないですね。
某古書店にて5年位前に1000円で出ていたことがあったらようです。
その頃にネットをやっていたら即ゲットだったんですが、残念ながら当時はネットをやってなかったんです。
買った人がうらやましい限りです。
他にも単行本未収録の雑誌掲載作品や絶版アンソロジー収録作品などがけっこうあるみたいです。
『たけくらべ』のパロディーもの『
[email protected]』、『名探偵「小林少年」』、
『アリス』、『鬼畜』、『ショートショートランドに陽は落ちて』などなど。
まちがえました。『名探偵「小林少年」』じゃなくて、『名探偵「小林秀雄」』でした。
『君が代は千代に八千代に』に「鬼畜」という短編が収められていたけどあれとは別の?
>>328 レス速いですね。今調べてみたら初出誌が同じでした。ありがとうございます。
330 :
吾輩は名無しである:03/01/19 23:14
今日の朝日の書評は最悪だったと思うのですがどうですか?
あれじゃちっとも本の宣伝にもなっていないと思うし。
本(純文学)になじみのない読者を挑発しようと
してんだよねきっと。がむばれTG(って略すのか)
>>330 あの書評の文章、「必読書150」の奥泉文に、そっくりだって気がした。
「〜じゃないですか」みたいなの。
奥泉の「我輩は猫である」推薦文なんか、たしかに最悪だったからなぁ。
「浪漫的な行軍の記録」はおもしろかったけど。
第4回 その2
でも僕が一番好きなのは、「でぶのギャング」が「ロジェ・カイヨワのように
慎ましく話」すシーン。「私たちは、ギャングであることを自由に選択しました。」
で始まる演説。これ最強。TG得意のパラフレーズで、「ギャング」を「小説家」に
入れ替えて読むと、その過剰に倫理的な態度に泣けてくる。
「私たちは、ギャングであることは相対的なものだと考えました。
私たちは、私たちの生存しているこの世界との関係の中でのみギャングであり、……」
「私たちは、一般にギャング的であると信じられている格好・様式に従いました。
私たちは、人々を当惑させるような行動をとったり、珍奇な言辞を弄することを
避けましたし、全く新しいギャングになろうとも考えませんでした。……」
前衛であろうとすることがもはや古いのだ、なんて下らない話じゃないぜ?
そんな斜に構えた若造のチープな宣言なんかじゃない。これは「哀しみ」のことを
言っているのだ。小説というジャンルを愛するがゆえに、気づいてしまったその限界の話だ。
334 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/20 10:56
第4回 その3
「物語」はこれ以上いじれない。いじれないなら、もう言葉を磨くしかない。
でも磨かれた言葉を美しくみせるためには、ある程度「物語」にポーズをとって
もらわなくちゃならない。でもそれって「真実」なんですか? その言葉って
「正しい」んですか? いやいや、そうじゃない、そうじゃないよ、だって
「でぶのギャング」は最後に言うじゃないの。「しゃべるのは苦手です」って。
「もっとちがったことを言いたかったのですが、うまくしゃべれないのです。
長い間ギャングでいると、どんどんしゃべるのが下手になってしまいます」
書くこと自体が欺瞞である世界の中で、じゃあどこまでフェアに厳密に描けるの?
ってその意気込み。トライしてみること。挑戦する姿勢って、こういうこと言うん
じゃないのかね。
まあ余計なお世話だし、そういう読み方ってあんまよくないとは思うけど、
当時のTGの実生活を思うと涙が出てきますよ、このモラリティ。
第4回終わり
335 :
吾輩は名無しである:03/01/20 15:16
TGって現在、鎌倉に住んでいるんだっけ?
337 :
吾輩は名無しである:03/01/22 15:58
朝、起きて、君には言う事が何もないなら
ブックオフで100円でしした
たいして良くないからヤフオクで転売汁
338 :
吾輩は名無しである:03/01/22 15:59
339 :
吾輩は名無しである:03/01/22 18:44
私は「さようなら、ギャングたち」を読んで、作家になるのを諦めますた。
だって、勝てないもん。ダメだよTG(と略すのね)、あんなことしちゃ。
せめてあと10年遅く登場して欲しかったです。
あと、「惑星P−13の秘密」が未だに分かりません。
「ゴーストバスターズ」も「官能小説家」も「ゴヂラ」も分かったのに
(いや、本当は分かったつもりでいるだけかもしれません)、
あれだけ未だに意味不明です。誰か解説おねがい!
このスレの人は猫田道子ってどう?
TGが小説教室で絶賛?してた。
342 :
吾輩は名無しである:03/01/28 18:34
コテいなくなったなあ。
343 :
吾輩は名無しである:03/01/28 20:30
>>340 「惑星P−13の秘密」の元ネタは
ブルーノ・ムナーリの「ナンセンスの機械」とか
カルヴィーノの「マルコ・ポーロの見えない都市」じゃなかったっけ?
かなり昔に読んだきりだから、ほとんど内容は忘れちゃってるけど。
とにかく前者の影響は大きかったと思う。でも、入手は難しいだろうなー。
>>341 源一郎ファンなら微笑ましくなると思うよ。
まさにすべてが誤字脱字。
345 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/28 23:01
久しぶりに書き込んでみます。
「勝手にしやがれ」でゴダールはまるで鏡に光を反射させて
まったく違う方向に屈折させてしまうように、あくまでも
同一の像を結ぶ事のない、男女関係における本質的な非ー対象を
描いたように私は思います。
男「まったく最低だ。」
女「最低って何のこと?」
女の最後の言葉は、別に見る者に疑問を提示するために投げかけら
れたわけではなく、男の言葉を反射するためにだけあるようにも見える。
当然そこに感傷は生まれない。
一方、ギャングにおいては…
「最低って最低ってことなのね。」
この一文には奇妙な実感が満ち溢れている。文としては、「おかしい」
とすら表せそうな単純な構造。AはAである。自明のこと。
この二つの「最低」という言葉を同一のものとして捉えると、
人の住むことのない廃墟によく似た世界が浮かび上がるのですが、
後ろのほうの「最低」を「現実」という言葉に置き換えてみると
「最低って現実ってことなのね。」
突然、廃墟の中に実感が満ち溢れ、重みを持った言葉として眼前に
迫ってくる。眼前の「現実」と最低という「概念」が、媒介なしに
切り結びあう。当然、「現実って最低ってことなのね。」という
置き換えも可能であろう。また、「クール」が現実と言葉の乖離を
表す概念であるなら、少年たちはそこから背を向け別の場所へと
歩き出すだろう。
うーん、疲れているせいか、思うようにまとまりません。
>>345 2つ質問。
1.「最低」と「現実」が無媒介に置換しうるのはなんで? 「現実」ってのは
どっから出てきたの?
2.よく「クール」って言葉を使ってるけど、「現実と言葉の乖離を表す」方向を
TGは目指していた、つーかそれを確信犯的に露呈させる、それが「カッコよ
かった」って意味で言ってるのかな?
日経に連載されたものを読んで、ただただ吐き気がしました。
エロならエロで良いのですが、エロ小説以下の軽薄もの、きわものと感じました。
こんな私は、遂に現代文学を享受することが出来ないほどに、文学精神が老いてしまったものでしょうか。
348 :
吾輩は名無しである:03/01/30 04:06
最近の小物は完全にネタ切れやね
筒井康隆に似てるなんてダメっぷり発揮
小説家として死に向かって全力疾走中
実生活も相当荒んでるんではないかと想像できる
349 :
吾輩は名無しである:03/01/30 04:49
350 :
吾輩は名無しである:03/01/30 15:47
>>347 日経に連載とは? タイトルは何でしょうか?
『官能小説家』なら朝日だけど。
>>350 朝日でしたか。ご免なさい。両方取っているもので。
352 :
堤さやか ◆FbmM8qrnbU :03/01/30 18:01
インフルエンザ恐るべし。あまりのだるさに学校休んじゃいました。
えーと、ちょっと書き方がまずかったですね。「現実」というのは
概念としての現実ではなく、まさに今眼の前にある現実です。ここで
言えば、身もふたもない死という事実。
この作品中、あくまで言葉は現実の描写に与することなく、あくまでも
概念として上滑りを続けているように見えるのですが、この場面にきて
言葉と現実が奇妙な結実を見せているように思うのです。
それは端的に「最低って最低ってことなのね」の一文を指しての
感想なのですが、ここでは言葉に先立って現実があるのではなく、
また逆に概念にはまり込む形で現実があるわけではなく、
まるで話者の中で同時発生的に、最低な現実と「最低」という言葉が
生起しているように見受けられます。
クール云々に関しては現代詩の凋落と絡めた何かが浮かんできそうなので、
ちょっと保留させてください。ごめんなさい、寝ます。
353 :
吾輩は名無しである:03/01/30 19:36
オラ159、さやか相手にしてるヒマあったら、早くTG教室の続き書けや!
354 :
吾輩は名無しである:03/01/30 19:38
>353
やめろよ、駆動。みっともない(w
355 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/01/30 20:50
いやあ、オレ今ちょっと感動してんだよね。さやかタンホントに大学生なの?
院生じゃないよね? ここまで書けるってすごいと思うなあ。批評家の才能あると思う。
つまりさ、「最低=最低」発言までの言葉たちは、ある意味、前フリで、言葉遊びで、
曖昧な概念だけがスカスカに飛び交っていると。もちろん確信犯で。で、まぎれようも
ない「死」の体験によって初めて概念が現実に追いつく。
「そうか、最低(という概念)って最低(という現実)ってことなんだ」とわかる、
それを指して中上は「結晶度」と言ったと。
で、同時にそれは「最低」という言葉をリアルに響かせるためにはここまで徹底しな
きゃダメじゃん、という現代文学全体への批判にもなっている……。
TGは講演でこう言ってる。そこらへんの小説読み始めて一行目に「ガラガラガラ、『ただいま』と
言って恵子は帰ってきた」ってあったら、TGは「恵子って誰だ?」って思っちゃう。
なんでこんなにも無頓着に透明な地の文を装っていられるの? って。
今、こういうのに意識的なのってTGと奥泉と町田康ぐらいか? みたいな勇み足もしてみるtests。
じゃ、早く風邪治してね、さやかタン。
うーんと、159さんちょっと先走り過ぎかも(笑)
特に
>で、まぎれようもない「死」の体験によって初めて概念が現実に追いつく。
ここは念入りな検討が必要です。うまく言えませんが、この場面まで言葉は
現実を映す鏡としての機能を失調しているわけです。現実は現実で勝手に進
行していくし、概念は概念で上滑りしていく。それはあくまでもパラレルな
わけで、上位ー下位の図式には当てはまっていないのですね。それが死という
出来事を通して、交差する。「最低って最低ってことなのね」この言葉は
その短い交差の瞬間を表しているように思うのです。とまあ、こんなイメージで
私は捉えています。ヘレン・ケラーが水に触れて瞬間的にwater!と叫ぶ。
一瞬だけの長続きしないそんな瞬間を非常に鮮烈に扱っているように思ったので
すね。
透明な地の文に関して言えば、阿部和重のIPもそのような意識下に書かれたものと
見なすことができるかもしれません。文章レベルではなく、話者の信憑性という
レベルで透明な地の文に揺さぶりをかけた…まあ、凡庸な読みですね。
159さんが挙げた名前より、私は金井美恵子のほうにより強い意識を感じますが、
その辺りはまた後日。
357 :
吾輩は名無しである:03/01/31 20:40
さやかハケーン
ばんわ〜、さやかタン。flu、治ったん? ホットレモンティを飲みんしゃいね。
>現実は現実で勝手に進行していくし、概念は概念で上滑りしていく。
>それはあくまでもパラレルなわけで、上位ー下位の図式には当てはまっていない
君が引用してるオレの文の「概念」と「現実」って言葉は置き換え可能で、
どっちが上とか下とかはあんまり意識してないよ。言葉足らずスマソ。
オレ、金井美恵子はね、意識はしてるとは思うんだけど、それよりもまず
「ま、おもしろきゃいいし」「いろいろ考えてる奴が偉いわけじゃないし」
みたいな、投げやりなオーラも感じるのよね。実際、下品な、または毒舌のギャグ
ありきみたいな。だから、なんちゅーか、彼女がどこまでマジなのかはよくわからん。
いや、実際、金井さん天才だからさ、「ま、面白いからいいか」って思っちゃうんだよね。読んでて。
阿部タンに関しては後日、TG教室で!
359 :
吾輩は名無しである:03/02/01 01:07
なんなの! 159ったら、さやかにばっかり優しくして! 頭きちゃう!(妬
>159さん
突っかかるわけではないのですが、
>まぎれようもない「死」の体験によって初めて概念が現実に追いつく
この部分がどうも飲み込めないのです。このように書くと、あたかも
現実が概念に先行してあるという風に読めてしまうわけです。
となると、必要以上にドラマ性が強調されてしまう。ここは私の中では、
ドラマではなく、あくまでも事件なわけですから、ちょっと違和感を
強調しておきたいところです。
金井美恵子に関しては、岸辺のない海は読まれていますか?
その上で上記のようにお考えのようなら、ちょっと根本的な部分で
擦れ違ってしまいそうです。むしろ私は昨今の高橋の著作、及び
言動に投げやりなオーラを感じてしまうのです。同じように現代詩を
通過している二人の言葉が、なぜにかくも離れてしまうのか。
そこに関して疑問があります。
あら、いたんだ。リアルタイムで初めて逢ったな。なんかドキドキ。
さやかタンは金井の目白シリーズを読んでる? それと、初期の「愛の生活」、
そうだなあ、講談社文芸文庫のやつとか。
デビュー当時のトンがった文体&内容から徹底的に知的でコミカルな目白シリーズまで
の変化の過程には、絶対に(決して悪い意味だけではないけど)「脱力」があったと思う。
吹っ切れた、って感じの。TGがミシマ賞とった直後の彼女との対談、あるんだけど
今すぐは無理だから、今度ここに書いてみます。参考になると思うから。
岸辺のない海、ね。ごめん読んでないや。読んでみます。
「事件」ってのは予定調和でない、というニュアンスだけではないのかな?
もっと正確に知りたいから、もっと正確に書いてほしい。
「ちょっと違和感を強調しておきたい」というのは、
何かオレに伝わってなさそうな論点があることを示唆してるの?
オレだって、もしかしたらとんでもなく誤解してるかもしれないしね。
言葉で理解しあいましょ。
別に思想的に決定的にすれ違ったとしてもそれはそれとして。
悲しいかな、理解者ぶってる159が一番さやかのレスを
読めない罠。
363 :
吾輩は名無しである:03/02/01 14:18
159よ、お前こそが現実と概念に無頓着なことにさやかはいらついてるのじゃないか?
飲み込み悪いならもっとちゃんと嫁。
>>362 >>363 ごめんねバカで。
オレはただ、さやかタンの言ってることを正確に知りたいだけなのよ。
でも361は今読むとすごい偉そうでムカツクね。反省します。
365 :
吾輩は名無しである:03/02/01 17:31
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366 :
吾輩は名無しである:03/02/01 17:41
159は恥ずかしげもなくよく出てこれるな。駆動といいTGのファンてろくなのがいない。
367 :
吾輩は名無しである:03/02/01 17:46
リアルで出会いのない寂しい男が一生懸命媚を売ってるみたい。
ここはキャバクラじゃないっての。
キャバクラもなにも、ここには野郎しかいないのですが。
『若手美人女流作家と飲める店』があったら、通いますか?
370 :
吾輩は名無しである:03/02/01 19:14
工藤はやめとけ。またさやかタソにバカにされて終わるぞ。
岩井しマンコと室井、笙野がいるなら通いたい。
松浦理英子は勘弁してくれ。えクンニも理屈っぽそうだ
理屈っぽい女は富岡多恵子だけでいい。ほどよくウンザリさせてくれるだろう。
山田詠美は漫画家の時の話を聞きたい。
ちなみににいうと、若手よりベテランの方が話は面白いぞ。
綿矢や島本じゃ、裏話以外そう面白くなさそうだ。
じゃあ若手男性文学者がいるホストクラブ。
>>373 そっちのほうが働き手がたくさん見つかりそうですね。
ナイーブな文士たちと飲めるホストクラブ『無頼派』店長・芥川由紀夫
ナイーブな文士たちと飲めるホストクラブ『無頼派』店長・太宰龍之介
こっちのほうがいいですね。ホストの源氏名らしくて。
文壇ホストクラブ店名案其乃壱『憂国談義』
文壇ホストクラブ店名案其乃弐『心中倶楽部』
文壇ホストクラブ店名案其乃壱『洒落河童』
377 :
切腹倶楽部『文学茶屋』:03/02/01 20:04
199 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:45
>>197 どこかで勝負しますか?
負けたほうが切腹あるいは小指を詰めるというのではどうでしょうか?
………………………………………………………………………………
200 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:47
>>199 いいよ。
………………………………………………………………………………
210 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:53
>>207 金では覚悟が足りません。あるいは来年の文學界新人賞などに
同時に応募して、負けたほうが指を詰めるという事でもいいです。
………………………………………………………………………………
211 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:55
>>209 まちがいなく駆動は負けたら逃げるよ
………………………………………………………………………………
233 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 01:17
神奈川県相模原市栄町5−16サガミコーポ203号室
ここが僕の家です。くるならこいや。
………………………………………………………………………………
254 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 13:56
>>253 しかし腹を切るのであれば大きな勝負にしたいです。
三島賞受賞を賭けるなど。参加者のなかで受賞者が出なければドローでご破算。
参加者のうち誰かが三島賞を受賞し、負け組みがこぞって公開切腹ショウをすれば
とんでもなく話題性がでます。参加者全員の作品が候補に挙がればその時点から、
「このなかの誰が腹をかっさばくのか?」と文芸ファンならずとも息を呑んで選考
の進み具合に注目する事うけあいです。こういった身を賭した文学復興への方法論
こそが、三島の心意気を受け継ぐ事にも繋がるのではないかと思うのです。
>>377 『切腹レストラン』
悲しけりゃここでおやりよ
腹を割く包丁もあるし
ねぇマスター救ってやってよ
痛みを止める介錯ですぐに
ここは切腹レストラン
国を憂える人が来るそして
今日も切腹レストラン
はらわたや生首だらけ
工藤氏、仕事ははかどってる?
秘密ならノーコメントでいいけど。
380 :
吾輩は名無しである:03/02/01 21:13
すべからくコテハン常駐スレは荒れる運命。
ところでTGが出演していた『しゃべり場』を観る方法はありませんでしょうか?
ちなみに『しゃべり場』に関するサイトを検索してみたところ、某作家の個人サイト
の日記ページが出てきまして、『しゃべり場』の女性出演者が可愛くて萌える、
なんていうセクハラチックな内容だったので驚いてしまいました。しかもその女性
出演者って作家志望みたいなので、エロ作家どもが「弟子にしてやるよ」なんつって
TGの小説に出てくる田山花袋や鴎外よろしくあわよくば手篭めにしたろうなんて
よからぬ事を考えていそうで怖いです。まあ彼らの誘いに乗ってしまえばデビュー
できてしまうのかもしれないですけど。実際、そういうことってやっぱりあるんでしょうか?
>159さん
あまり気になさらずに。私は誰かを啓蒙したいわけでもなく、また逆に
教示を求めているわけでもなく、何かしら発見があれば、それで充分で
す。TG教室について楽しく読ませていただいていますし。
この作家について何か語るたびに、現代詩のことを語りたい欲求に
突き動かされるのですが、それを語る語彙の少なさに愕然としてし
まいます。
クールという言葉をこの作家はよく使いますが、私もこの言葉が好
きです。過度の感傷を抱かず、颯爽としている。この板の現状を思
うとうんざりもするのですが、ここがすべからく開かれた場である
ならば、何もそこに流れる空気に同調することはない。私は私なり
のストライクを目掛けて、軽やかにボールを投げていきたいと思い
ます。
383 :
吾輩は名無しである:03/02/01 23:23
>さやか嬢
ナイススルー!
何と言われようとも中原昌也が早見純の劇画を読んで安心するように、
TG作品が僕を安心させてくれることは確かなのです。生きる支えにも近いものなのです。
さやかタン、カコイイね。
まあオレはあくまでたたき台でいいわけで。
366みたいなのが、ただの荒らしじゃなくて、
「こいつダセエなー。見てらんない。オレがTGについてズバッと言ってやるよ!」
という風になりゃ本望。ホントだよ。
今酔ってるからうまく書けないや。みなさん、おやすみなさい。
386 :
吾輩は名無しである:03/02/02 02:51
>159
ナイススルー!
>>341 猫田道子さんは『クイック・ジャパン』での本人の言葉にもありますように、
「志賀直哉」を尊敬している人で、「推敲」をしないで書いているんですよね。
「ジュノン小説コンテスト」落選作だった『うわさのベーコン』を出版させた
仕掛け人・枡野浩一さんによれば、「作品そのものが誤字脱字のような作品。
しかしそこには素晴らしいオリジナリティーがある」とのことでした。その
「真摯であるがゆえの狂気性」が猫田道子さんの面白さだと思います。そして
何よりも「推敲をともなわない一回性のアウラ」が秘められているのでしょう。
TGの『日本盛衰史』のなかでこういう話をしています。
漱石は初の小説『坊ちゃん』を、たった11日間で200枚、一気呵成に書き上げた。
しかも書き損じは1枚だけだった。それはまるで、ウンコの話をしながらも手を
止めることなく脳内に流れる音楽を譜面に写し取るだけで交響曲を書き上げた
モーツァルトのような書き方で、漱石はすでに頭の中で完成していた作品を原稿に
写し取っているだけでよかったのだ。作家は誰でも一度はそういう書き方を経験
するが、そのうちそれができなくなる。
TGはデビュー作『さようなら、ギャングたち』の後半部分を応募の締め切りぎりぎり
で推敲もなしに書き上げて応募したそうです。その結果、選考委員の先生方に最も
評判が良かったのが後半部分で、TGは単行本を出す前に推敲不足だった後半部分に
手を入れようとしたができなかったとも言っています。何かに突き動かされるように
して書かれた後半部分の出来が自分でも最良のものに思えたからです。つまりTGの
デビュー作もまた漱石の『坊ちゃん』と同じく「脳内の音楽を聴くようにして」産まれた
ものだったわけです。そしてそれは猫田道子さんの作品にも通じることだったのでしょう。
388 :
吾輩は名無しである:03/02/02 05:46
最近の高橋の書いてるものはうんこと同じだけど。
早く死なねぇかなぁ。
そうすりゃ自らが望む作家として殿堂入りできる・・・かもな。
389 :
吾輩は名無しである:03/02/02 09:09
159はもう書かなくていいよ。程度がはっきりした以上すっこんでろ。
390 :
吾輩は名無しである:03/02/02 10:41
>389
>程度がはっきりした以上すっこんでろ。
なら、きみも工藤も何も書き込むな(w
391 :
吾輩は名無しである:03/02/02 10:51
結局ねー、レベルの低下は避けられないと思うんですよ。
言ってみれば素人のど自慢大会。
2ちゃんってカラオケみたいなものなんすよ。カラオケ。
訓練と過程を経た人の歌を「ここがこういう具合に素晴らしい。」
と一生懸命語っていた人たちが、カラオケの登場を経て自分で歌っ
ちゃう。んで、止せばいいのに人前で歌っちゃう。人の歌聞いて、
こいつへったくそやなあってぼやきながらも、自分も歌っちゃう(w
実際、素人の歌なんて誰も聞きたくないじゃないですか。
かなり前までは、素人でもそれなりに聞かせる歌が多かったのですが、
ここ最近は嬢ちゃん・僕ちゃんの「ぼくにもできた!」のオンパレード。
工藤くん、わかってますか?ちゃんとマイク入ってるんですよ?
下手な歌を人前で歌うときの恥ずかしさ思い返してごらんなさい?
いや最近はカラオケが普及したおかげで、素人の相対的な歌唱力は上がって
いると感じるのだが。そこそこ上手い人が増えたというか。
誰も聞きたくないというのだが、何故かカラオケ大会は盛んだ。演歌の売上も
上がってきているという。「ルックルックこんにちは」という番組の水曜日に
放映されていた「女ののど自慢」は、ルックルックが潰れてもあれだけは残し
てほしいという要望が多かったというのを雑誌で見かけたくらいの人気番組
だった。
上記のような理由で、カラオケよりほかに上手い例えだったらよかったのに
と思う。
393 :
吾輩は名無しである:03/02/02 11:22
>392
たとえ話を現実の位相に移すのがお好きなようで。美香さん。
ルックルックは歌に対するリスペクトではなく、あくまでも
背景にある物語への「判官贔屓」でしょ?ここは文学版であって、
僕や私の境遇自慢ではないということをあからさまに揶揄した
だけだよ。それぐらい、読んでよ。
ほんと感性が鈍いなあ。
工藤って早見純読んでるんだね。
工藤も早見純みたいなやつ書けばいいのに。
395 :
吾輩は名無しである:03/02/02 11:34
このスレ、どうしようもない駄スレだったのに。さやか出現でちょっと
盛り返したね。こうなってくると、いっくんとさやかの絡みをみたいね。
読み応えありそうだ。こう書くと絶対書き込まないのが、へそ曲がり
いっくん。きっと読んでるだろうに(w
396 :
吾輩は名無しである:03/02/02 13:17
159だけはもうこないでほしい。
DQN丸出しで読んでるほうが恥ずかしかった。
色恋沙汰と縁のないモテナイ男という実生活の悲惨さをそのまま曝け出していた。
マジキモイからもう来るな。
397 :
吾輩は名無しである:03/02/02 13:30
確かに
>>159のレスは読んでるとゲロ出そうになるね
はやくカゼなおしてねさやかタンって何だ。
どういうつもりで書き込んでるのか意味不明
>>159は風俗行け。
>>393 自分の言う事が伝わらないのを読み手のせいにする言動は花園神社の裏だけ
にしてほしい。
それだけ例えが悪いという事だ。文学板だよというのは甘えだ。人を攻撃し
ているのに、自分だけ環境におもねるのは見苦しい。
それに、例えルックルックが判官びいきによるものだとしても、実際に
素人の歌を聴いてはいるのだ。したがって「誰も」聴きたくないという
事は言えない。
現実の位相に易々と移されてしまうくらいスキだらけな例という訳だ。
上手い例えなら、説得力があるからそんな事をいう自体控えられるものだが。
400 :
吾輩は名無しである:03/02/02 13:50
こう見るといかに159がましな書き込みをしているかよくわかるな。
いつから、全スレ雑談板になったんだ?関係ない話題は外でやればいい。
ゴジラの話は出てこないけど、あれってどうなんだろう?
ゴジラって要するに中途半端なの。飛べないの。
ゴーストバスターズのように、なんとかしようという切実さだけは伝わって
くるけど。
402 :
吾輩は名無しである:03/02/02 13:57
>401
上の叩きカキコしてた人?
そのぐらいしか書けねーくせに人のこと叩くなや。
ちがったら、まじごめん。
403 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:00
159はファンサイトでも作って閉じこもってたほうがよさげだな。
これだけファンがいればさぞ盛況でしょう。
404 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:04
つーかさー、159はずーっとこのスレの進行に沿った書き込みしか
してないわけじゃん。バカ工藤の脱線をやわらかく軌道修正しよう
としたりさ。何でそんなに叩かれるのさ?さほど高橋の著作に興味が
ないくせに、揚げ足ばかり取ってる名無しカキコは、下手すりゃ工藤
にも劣るよ。
405 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:11
嫉妬する美香がさやかにはかなわないので、159をいぢめる
スレはここですか?
406 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:12
404も何もわかってないと見た。159のしたことは犯罪的だよ。
許しがたいと思ってる人も多そうなので、しばらく出入り禁止が適切でしょ。
続きがやりたければ自分のHPでやればいいというのに賛成。
407 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:15
どの辺が葉犯罪的よ?いみわかんね。
408 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:26
つーか答えてよ。気になって落ちれないじゃん
409 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:35
>408
待っても無駄だよ。美香ランチ落ちらしいから。
あんまり付き合うと疲れるよ!
410 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:46
でも159って普通に気持ち悪くない?
411 :
吾輩は名無しである:03/02/02 14:49
ね!美香が戻ってきた瞬間にレスがつくでしょ?
以下煽りは放置でgo!
412 :
吾輩は名無しである:03/02/02 15:35
>>410 いえてる。レスもつまらないし。なんでわざわざかきこんでいるのかわからない。
413 :
吾輩は名無しである:03/02/02 16:51
予定通り糞のカキコが増えて幸いです。
キモイ。
414 :
吾輩は名無しである:03/02/02 16:52
159は責任を取れ。もう二度と書き込むな。
415 :
吾輩は名無しである:03/02/02 16:55
コテハンが我が物顔で自分のオナニーの露出ポイントに
してるとこが気味わりぃんだよ。
なにが、クールだよ。くたばれよ、おまいらは。
416 :
吾輩は名無しである:03/02/02 17:13
堤さやかの気を引くだけのために始まったTG教室ももうおしまい
になってしまった
417 :
吾輩は名無しである:03/02/02 17:16
もう再開しなくていいよ。
女コテのご機嫌取りが見え透いていやらしいもの。
同性として見るに耐えない。
日の当る坂道を自転車で駆け上りなさい。
それと、コテの人のカタカナ単語乱用は設計屋見習の子が紙工作の手伝い段階でキーキー言っている
のに近いです。声高な程にはモノにならず自分に負けてしまう人多いんです。世に出ている
人達を同部屋の先輩扱いして話してみたり、だらしない。
工藤君、舞城の新作『阿修羅ガール』読んだか?
421 :
吾輩は名無しである:03/02/02 19:52
>>388 室井氏?カキコする時間がいつも早朝ですね。
仕事はかどらないからってここでウサばらしするのはやめれ
422 :
吾輩は名無しである:03/02/02 20:35
工藤も159ももういいよ・・・
423 :
吾輩は名無しである:03/02/02 20:47
日本文学盛衰史っておもしろい?
424 :
吾輩は名無しである:03/02/02 20:53
>>423 つまらん。もうTGの話はするな。板が汚れる。
425 :
吾輩は名無しである:03/02/02 20:56
+ +
∧_∧ +
〈0゚・∀・〉<メターリシヨウヨ
〈0゚ 。〉 +
|[] | |
〈__〉_〉 +
さっぱり意味がわかりませんね、159さんが叩かれるのは。
私のことが嫌いなら、私の書き込みを無視してくれればいいのに。
そのためのコテハンなんですから。
しかし、これだけ注意深く読み込んでいるのなら、少しは作品そのもの
についての書き込みがあっても良さそうなものですが。
427 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:04
>>424 なに偉そうに命令してんだおまえ?バカか?
428 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:30
うっせーんだよ、この糞野郎。
てめーのオナニーだったら自分とこのHPでやれっていってんだろっヴォケ。
コテハン同士のくだらねぇ恥部の晒しあいがしたけりゃメールでやれ!
その自慰色過剰っぷりっが臭くてしょうがねぇっての。
挙げ句の果てに居直り無視しろとは・・・。
ここはお前ん家か?
ゴミが無視してくださいなんて自己主張するか?
掃いて捨ててやるから居直るな。
なんのための匿名掲示板じゃゴルァ。
429 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:31
誰がどう見てもゴミはあなたですねえ。
430 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:49
おまえさんもゴミだけどな。
431 :
吾輩は名無しである:03/02/03 05:01
今の若い子はこのひとの本なんて読みこんだりしてないよ。
批評を巧妙に回避しようにも、そもそも読者すらいないんだから。
このひとの言い回しを借りるなら
誰にでもわかる言葉は誰にもわからない言葉なわけ。
>>426 159さんも堤さやかさんも、どうぞTGの話を続けてください。
僕も何か言及した事があれば随時、書き込みに来ます。
>>431 確かに絶版が多いですから、TGと同年代にあたるW村上ほどは読まれていないのでしょう。
とはいえ文芸誌でTGの名前を見ないことは少なく、連載を抱える傍ら精力的に対談や座談会
といった文芸誌の企画に参加していますし、発言内容を見ても文芸誌を常に読んでいるし、
そのうえ新人作家の作品もよく読んでいて、単純に最も日本文学の未来を考えている人だと
思うのです。龍のようにタレントまがいの活動に奔走しているわけでもなく、春樹のように
自分のことだけ考えているマイペースな態度をとるのでもなく、文学に携わる人々と常に交
流しながら常に文学のことを考えている生粋の文学人はTGだけだと思うのです。
433 :
吾輩は名無しである:03/02/03 08:21
仕切り直しですな。159もコテハン変えてでてくればいいに。
434 :
吾輩は名無しである:03/02/03 10:30
俺、今年、この人で大学のゼミ発表と戦後文学の講議レポ書いたよ。
「書く」主体形成の過程と「死者」との関わり、について書いた。
だから、若い人だって読んでるよ。
21なんて若くない、と言われりゃそれまでですが。
435 :
吾輩は名無しである:03/02/03 10:43
工藤はもっと真面目にやれや。
159はおろか堤さやかにもはるかに劣るぞ。
436 :
吾輩は名無しである:03/02/03 11:55
かなりの良スレ
437 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:00
大根の千切りと同じ付きだしにあたる小イモ煮、田作りほどは出されて
いないのでしょう。とはいえ居酒屋での千切り大根を見ないことは少なく、
団体を抱える傍ら精力的に常連やカウンターといった酒の上の与太話に
参加していますし、発言内容を見ても客の入りを常に読んでいるし、
そのうえ新しい客の食べ具合もよく読んでいて、単純に最も飲食店の未
来を考えている人だと思うのです。小イモ煮のように冷凍活用に終始し
ているわけでもなく、田作りのように保存のことだけ考えているマイ
ペースな態度をとるのでもなく、居酒屋に携わる人々と常に交流しなが
ら常に居酒屋のことを考えている生粋の居酒屋人は大根の千切りだけだ
と思うのです。
438 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/02/03 12:21
議論する時にさ、Aさんの考えはこういう流れで、Bさんはこうだと。そういうのがわかった
方がいいわけじゃん。AさんBさんだけじゃなくて、回りの人にとっても。その方が思考の流れ
がわかりやすいからコテにしてるわけ。
で、オレがさやかタンにこだわってるのは、すごい面白いと思ったわけ。TGに対してエクリチュ
ールの意識が薄れてきてるなんて、そういう発想はまったくオレの中にはなかったから。
もちろん、そう思わない人もいる。そう思わない人はその話題をスルーすればいいだけ。
スルーして、別のTGの話をすればいいだけ。
ま、カラオケでもオナニーでもいいじゃないですか。低レベルだろうが高レベルだろうが、
とりあえずTGの話をしてるならOKなんだろ? ここはそういう場所なんだろ?
まあオレの頭の悪さは犯罪的らしいが(笑)。でも、どうしようかなー。今更コテ変えたり
名無しにしても「お前159だろ? 氏ね」というレスがつくだろし。
コテ同士メールしろっつっても、さやかタンはオレじゃ物足りないだろういし、
アフォのオレをフォローしてくれる人がやっぱ必要なわけで。
「開かれた場所」とはかくもキビシイ……(泣)
439 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:26
>>438 お前はこれにつけこんでさやかとメールしたそうだが、そういうのが中年男丸出しで醜いっての。
なにがさやかタンだ。キャバ嬢と勘違いしてねーか?
440 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/02/03 12:30
>>439 おっ、レス早いねー。
あんた、「ここはキャバクラじゃねーっつの」って言ってた人?
そのチープな隠喩はどうかと……。
ここに来てるくらいなんだからあんたもTGに関してなんかあるわけだろ?
TGの話、しようよ。ギャング好き?
441 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:33
>>440 お前がチープだからしょうがないっての。
高橋も報われないもんだ。こんな低脳がファンの振りして、営業妨害じゃねーか。
442 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/02/03 12:37
あ、そうなの? 「ジョン・レノン」の方が好きなんだ。
オレも好きだよ。突発性小林秀夫地獄、ワラタよね。
443 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:45
見苦しいからもう止めた方がいいってお前
444 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:48
猫なで声で呼びかけるように書き込むのがきもすぎ
445 :
吾輩は名無しである:03/02/03 12:54
気持ち悪いから叩かれるんだよね。
普通にしてたらこれだけ叩かれる事もないだろうに。
普通に気持ち悪くなければ、まあここまで叩かれる事は無い。
自演は計画的に。
447 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/02/03 12:58
お、「虹の彼方に」も好きなの? なんだ、けっこう読んでんじゃん(w
オレは「P-13」も好きだがね。
ちょっとメシ食ってくるわ。
448 :
吾輩は名無しである:03/02/03 13:00
どうもミス住のヲチャーが紛れ込んでいるような。
文学板に混乱を招いて、それをヲチするのが目的と見たが。
どちらにせよ、キモすぎだわ。
「ジョンレノン」だったら、ロブ=グリエと野間宏がどうたらこうたら、ってところにワラタなぁ。高校の司書さんに「消しゴム」取り寄せてもらって読んじゃったもん。
450 :
吾輩は名無しである:03/02/03 14:04
もっと殺伐としていこうぜ
煽れ煽れ
煽ぐぞ煽ぐぞ
451 :
吾輩は名無しである:03/02/03 14:12
もっともっと殺伐としていこうぜ
煽れ煽れ
煽ぐぞ煽ぐぞ
煽れ煽れ
煽ぐぞ煽ぐぞ
452 :
吾輩は名無しである:03/02/03 15:56
死 ん で 下 さ い。
453 :
吾輩は名無しである:03/02/03 16:02
454 :
159 ◆Ypt/l14HtE :03/02/03 16:10
あと、マジでオレがさやかタンに媚びて気を引いて、そいでオフ会とかで会って恋に
落ちて……なんてことを狙ってると思っているのか? おまいらのその想像力が怖いよ……。
風邪治った?ぐらい訊いていいじゃん。挨拶だろ。それ単独レスで終わってるわけじゃなし。
ま、しばらく退くか。さやかタンももう来なそうだしな。駆動ちゃん、あと頼むわ。
昨日のTGの書評は物足りなかったな。「ひとつの時代が終わった」みたいな懐古的なのは
オッサンの特権みたいでズリイと思う。
これからも面白い小説書いてください。がんばれTG!
455 :
吾輩は名無しである:03/02/03 16:32
159もあんまり落ち込むなよ
たまにはこういう事もあるって
456 :
吾輩は名無しである:03/02/03 16:35
ミステリ板のヲチャーが荒らしてるだけだから159は気にすることないよ。
これからもTG教室を楽しみに待ってます。
>>434さん
とても興味深い論点と思います。お手数でなければさわりだけでも
ご紹介いただけないでしょうか?おそらく「書く主体形成」というのは、
作者自身が何度か語っている「リハビリ」についてだと思うのですが、
その時の「語り難さ」が、作者の中で薄れてきているのではないか?
というのが大まかな私の視点です。
いわゆる「戦後文学」の系譜でこの作家が語られているのは目にした
ことがありません。片仮名の引用が多いせいか、見落としがちですが、
非常に多くの日本文学作品についても、作品中で言及がありますね。
武者小路実篤についてのウィルス云々は馬鹿馬鹿しくて、大好きです。
また出たよ。
コテハンだけがじゃれ合いたいなら、オープンな掲示板でやるな。
うー、キモイ。
「私の視点」なんて、ヴァカコテ共にしか興味のない話だ。
反吐がでる。
自分が対象を好きっていうだけなら3歳児にでも言えんだろ。
459 :
吾輩は名無しである:03/02/03 19:20
高橋源一郎を転向作家として見直すと、面白いですね。
かって、島田と高橋を比較した言論が多くありましたが、
二人を分かつのは日本文学に対する拘泥じゃないかなと
いう気がします。
461 :
吾輩は名無しである:03/02/03 20:14
わかったからコテハンで書けよ。
完全無視だったらメール欄につまんねーこと書く
姑息なやり方しないでさ。
いいや。オレが駄レスの総締めをしてやら。
高橋さんの小説は必ず時代の死や時間の死が付きまとっていて、時代の死がやってきたら
それを活動しそれを構成しそれを活性化してきた人々も、言葉も、死ぬように時代と同じように
消える、音を立てて無音になるようなものなのに、実際のところ人間そのものも、言葉そのもの
も、死なない、それだけじゃ死ねない生命なのかそれだけでは死ぬ事が出来ない生命なのか、
ただ、終わる瞬間に、終わっても死なない生命は初めて姿を見せる、人は人なりに言葉は言葉
なりに、その後続く永遠とも思える終わる瞬間の中でのたうちまわり砂地に血を吸わせているかや、
服を着て空気に血を薄くさせているかや、高橋さんの視点はそれを見る、音を聴く、それをどう、
高橋さんを通じてそのまま出せるか、が高橋さんの作品のカロリーなんだと思う。主要登場
人物が死んでも、主要じゃない登場のタカハシさんは死なないでしょ。虚構と現実を飛べたに
みせる雰囲気の上で、虚構の真髄であるかのような時間・時代の絶対的限定性へ突っ込んで
憤死する直前の姿も見える。高橋さんの魅力の力には物語りの重力では発揮を担当出来ない
「願い」がある。希望でもない、理想でもないすなわち公的な賛同を掬い上げようとは出来ない
死に切れない個がある。その個を公的に出すために尋常では無いエネルギーを霊的にも非
霊的にも構成して一コの作品が上がる。僕の場合は読書中や読書後にそのエネルギーを感じて
高橋さんが普通じゃないことに驚きました。そのショックが死にきらないから、今でも高橋さんを
意識します。買ったものは今は全部無いですけど、初めて見たのは古本屋で手にしたジョンレノン
で、最期はブローディガンの訳詩です。
463 :
吾輩は名無しである:03/02/03 21:16
人に読ませる努力が足らん。
しかも基本的なとこ。改行とか、全体の長さとか。
だからダレスの総締めなんじゃないの。
465 :
吾輩は名無しである:03/02/03 23:16
ここは男根なインターネットですね。
みんなイロイロ言うけどね、セクースの具合は重要なんですよ。
彼女たちもセクーズなしではつき合わなかったでしょう?
セクースがよかったから、他のこともいいんです。
だから、源ちゃんのセクースはどうなんです?
満足できたんですか?
身勝手なセクースじゃなかったんですか?
つまり、求めているのはセクースですよ。
それを飾り立てるのがスカスカの小説なわけです。
甘美な感じで盛り上がるのはセクースです。
純文学、競馬、アダルトヴィデオ、すばらしい環境です。
感度も上がるのです。
だから、源ちゃんのセクースはどうなんです?
満足できたんですか?
身勝手なセクースじゃなかったんですか?
>>459 前スレは見てました。うまいこと後続スレも舞城本の題名のもじりになってますね。
それにしてもそこの最初の方のレスを読んで脱力してしまいました。
13 :名無しのオプ :02/12/29 22:51
高橋源一郎が選んだ今年の3冊に
「熊の場所」が選ばれていたのは既出ネタですかい?
他の2冊はノンフィクションで、
小説から唯一選ばれた本が「熊」だったんだが。
14 :名無しのオプ :02/12/30 00:14
誰ですか?
『メフィスト』を毎号読んでるミステリファンなら、TGの事は知ってるはずです。
467 :
吾輩は名無しである:03/02/04 09:04
とても不幸なことは殺してくれる批評家がいないこと。
ページごとに文体を変えてみても元ネタすら誰も指摘できない。
編集者にプロがいないのも悲惨。
読書すらしないひとたちにもわかりやすく魅力的な小説を書くにはどうすればいいか。
そういう矛盾をかかえながらメガネはひたすら「作家」として悩むのであった。
>>467 そういう時代なら出版物は原稿だけで出来上がってるのではないという自明をもっと
突き進めて意識する必要も有用であると実行に移す人が出版社にいるといいね。
儲けになんないのに金かけちゃうの。約束ごとを破りまくるの。
468はまだ見てませーん。
>>468 上のはエラー。全部読まなかったぞ。実物が欲しくなったので。
読書すらしない人たちは雑誌には金をかけるので、殺す批評は差し止めて口コミする
ほうが先決なのではないのかと。批評だって、バッティングだって、他者介在の空間が
しっかり用意されてないと危なげなだけだ。
だから映画と同様、小説というジャンルそのものの衰退期を
作家として死にたがってるわけ。
もはや世間のひとたちは、「生き方」とか「人生」を学ぶために
文学を求めていない。
そのことを自覚しているのが、この人の哀しみ。
誰も本当にこのひとを愛している人がいないのよね。
>>472 いや、ジャンルとして作家として小説やモノカキがとっくに死んだように見えて
実はいつまでも死にようが無いことを死ぬまで自覚してなきゃなんない苦しみが、この人の哀しみ(笑
で、最後の行、ナニソレ?
クセエな、あんた。
世間の人たち、ってアンタのことだろ?もはやって・・・・何をいまさら。
大体小説における「人生」だ「生き方」だのの居場所などドレほどあったのかと(略
2行目、実は→実体は
とにかくジャンルと一緒に死にたいと思ってるのかね。オカシイよソレ。クセエし。
475 :
吾輩は名無しである:03/02/05 00:28
もうちょっとうまく煽れないの?
476 :
吾輩は名無しである:03/02/05 00:40
ていうか電波にレスするヤツも頭おかしいからw
見当はずれな連想かも知れないが、連作短篇集『君が代は千代に八千代に』
を読んでいて、ふとドストエフスキーを思い出した。『罪と罰』に登場する
スヴィドリガイロフなる奇怪な悪党は、「あの世」についてこんなことを言う。
「人はいつも永遠を不可解な観念として、なにか大きなもののように想像して
しまう。だが、それが大きなものでなくちゃいけない理由があるのかね。田舎
の風呂場みたいなすすけたちっぽけな部屋があって、その隅に蜘蛛が巣を張って
いる。ひょっとしたら、これが永遠というものじゃないんだろうか……」
一方、高橋源一郎の登場人物の一人、スズキはホテルのベッドで売春婦と
並んで横になったまま、黙って天井を眺め続ける。「何分も……何分も……
何分も。/永遠より長い時間が流れた気がした。/もしかしたら地獄という
ところでは時間はこうやって流れるのかもしれないとスズキは思った」(連
作のうちの一篇、ダッチワイフの「ヨウコ」をめぐる短篇より)
そう、高橋源一郎はポストモダン的遊びを突き抜けた過激さで、変態的セッ
クスからヴァイオレンスまで、危ない話題をつぎつぎと軽くポップにこなして
いるようで、じつはロシアの文豪と同じように、現代の地獄を描こうとしたの
ではないだろうか。あちらは大真面目で現実に取り組んでいるのに対して、こ
ちらは取っ組もうにも現実と自分の間に薄いヴェールのようなものが張ってい
て直に触れないもどかしさがある、という大きな違いがあるにせよ。
実際、一枚の薄い膜のようなものが自分と世界の間にあるという離人症的な
感覚は、『君が代は千代に八千代に』全体を貫くライトモチーフになっている
ようだ。例えば巻頭の「Mama told me」という短篇。これは二人
の女が互いの顔にゲロを吐き合い、それを食べ合うという変態的ポルノヴィデ
オを幼い子供たちが眺めながら、気持ちが悪くなってゲロを吐き続ける(しか
も、ポルノ女優の一人はヴィデオを見ている男の子の母親である)、というな
んともおぞましい話なのだが、その場に入ってきたヒラタという男はまるで
「長い長い醒めない夢を見ている」といった感じしか抱かず、ゲロにも不快感
を催さない。
彼は二十五年の刑期をつとめあげて刑務所を出てきたのだが、行き場がどこ
にもなく、まず精神科の医者のところに行ったのだった。すると医者は彼に、
「一枚の薄いヴェールが世界にかかっているという感じ」がするのだろう、
と尋ねる。ヒラタ自身はその診断がちょっと違うような気もする。薄いヴェール
どころではない、なにもかもに強烈なヴェールがかかっていると感じられるとき
もあれば、ヴェールなんてそもそもなくて、ただなにも感じられないだけだ、と
思うときもある。しかし、現実が現実としてどうにも感じられない、という感覚
はいずれの場合も変わらない。
「Papa I love you」には、娘が生まれて以来「近親相姦」という
言葉が頭に勝手に浮かんで困る男が登場する。この父親、あるときなどはまだ小さな
娘に向かって性的な「下劣な言葉」を連呼するまでに至る。怒った妻が彼の顔をまじ
まじと見ると、「目が虚ろだった。目の前にいるのに自分を見ていない感じがするの
だ」。そして思い出してみると、セックスをするときも、夫の「目はやはり自分を
見てはいなかった。なにかもっと別の、想像したくもないなにかに見入っている目だ
った」。
現実が現実のように感じられない、という感覚はよくわかる。しかし、「なにか
もっと別の、想像したくもないなにか」とは、いったい何なのか? 風俗的に過激
な表面を軽やかに突き抜けて、小説がそこまでたどりつくことはできるのだろうか?
いや、できないのかも知れない。そこはそもそも普通の小説には禁じられた領域
なのかも知れない。
「人生」の主人公、県人は小説家である。だから「仕事というのは小説を書くこと
だった。そのことを考えると、いつも妙な気分になった」。いや、小説を書くこと
ばかりではない。妻を抱きしめても、なんだか妙な感じがするのだ。「現実感がな
いのである……いや、そういうわけでもない。それが現実であることはわかっていた。
問題は、現実というものがどういうものなのかよくわからないことだった。そのこと
をうまくいい当てたやつはいままで誰もいないんじゃないか」。そして彼は「途中で
砂漠に消えてしまう小川みたいな小説」をいくつも書きかけては、完成させることが
できずに中断させてしまうのだ。
これは多分に高橋源一郎本人の姿と重なるのだろうが、『君が代は千代に八千代に』
は小川のように途中で消えはせず、「想像したくもないなにか」を見ようと最後まで
戦っている。巻末を飾る「鬼畜」は巻頭の短篇と同じくらい「おぞましい」と同時に
漫画的な作品で、両親や兄を切り殺すという鬼畜のような振る舞いをした過去を持つ男
が、再び世の中に出てきたものの、そこで見た異様な人々のほうこそ「狂っている」と
確信し、ついにはまた人々を切り殺し始める。そして逆説的なことに、ここである種の
倫理的な希求が浮かびあがってくる。男が狂った頭で願うのは、鬼畜が二度とのさばら
ないようにということであり、彼がその目の前の人々を鬼畜と思って切り殺すとき、現
実と自分の間にかかっていた「一枚の薄いヴェール」はいつのまにか消えているのだ。
そうだとすれば、『君が代は千代に八千代に』という作品は、現実に肉薄することを
はばむこの「一枚の薄いヴェール」を剥ぎ取るための戦いの成果だったといってもいい
だろう。だが、このように生真面目に括ってしまうと、ぽろぽろこぼれ落ちるものが多
すぎることもまた確かである。これはなによりも遊びの精神に満ちた、二一世紀に向け
ての軽やかな跳躍なのだから。ここには、高橋源一郎がこのところずっと書き続けてきた
明治文学を素材としたメタフィクション系列の作品とは一線を画す、何かふっきれたよう
な感覚がある。
以上沼野充義『君が代は千代に八千代に』評
481 :
吾輩は名無しである:03/02/05 01:19
これ、どのコテの書き込みだ?堤とは文体が違う。
有名コテ?いっくん?fishman?(二人とも以前のスレに
結構書き込んでた。)と邪推していたら、沼野かよ!
ナイスオチ
482 :
吾輩は名無しである:03/02/05 01:26
リンク先見ればわかんじゃん。
無駄。
読みやすいようにコピペしてみました。最大表示にしても小さい字だった
もので。
余計な事だったらゴメンナサイ。
>>483 いいや、何も出来ない自意識クンが一人釣れました。
競馬の本面白かったでつ。
487 :
吾輩は名無しである:03/02/06 21:09
実に宣伝っぽいいぺらぺらな文章やね。
これはこれで、いいんだろう。
>>488 つい先ほど、『ダ・ヴィンチ』誌上で読みました。
ネット上でも読めるんですね。これは泣ける話ですね。
素晴らしいです。TGのよさを分からないと言う人もこれを読めば分かるはずです。
母親が亡くなったことについてのTGの文章を読んだのはこれが初めてなんですが、
他にもそのことについて書いた文書ってあるんでしょうか?
491 :
吾輩は名無しである:03/02/08 17:36
工藤はスレを汚してるんだから謝ってほしい。
謝罪を要求する。
ところでそこのTGのコメントなんですが、
「季語がないから短歌じゃなくて川柳」
って、「俳句」と「短歌」の誤植でしょうか?
短歌にはもともと季語は要りませんし、
川柳と短歌ではそもそも文字数が違います。
493 :
吾輩は名無しである:03/02/08 17:43
工藤は謝れ。
494 :
吾輩は名無しである:03/02/08 17:46
496 :
吾輩は名無しである:03/02/08 18:53
文藝春秋にも母エッセイ書いてたよ。内容は488とちょっと違う。
>>496 情報ありがとうございます。読んでみます。
日本文学盛衰史を原宿の大患まで読み終えたのですが
これおもろいのかおもんないのかよくわからんね
ツンツンの文芸関係で鳴らす各大学方面のゼミ集がアンナ酷い出来であるので、
工藤クンはそれを踏まえて、ペンすら握れない自分を理解すると思う。
では、あんな無様な姿を晒しているタカハシさんに応えられる骨を持った香具師がいない
と、分かったので、
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\終了\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
>>490のつづきです。そこのページの管理者であるODNに
「短歌」と「俳句」を混同した誤字ではないかとのお伺いを立ててみたところ、
著者の文章どおりなので修正できないというような返事が来ました。
本当にTGは「短歌に季語が必要」で「季語のない短歌は川柳」だと書いたんでしょうか?
それを読んだ若い読者に誤った知識を与えることになってしまうので、このままでは
まずいと思うんですが、どうでしょうか?
502 :
吾輩は名無しである:03/02/12 04:35
そんなんよくあることだし、小さい誤植とか勘違い
指摘してみたとこでうざがられるだけだ。
編集者に言えば、直しておきますくらいはいうかもしれんけどな。
>>502 誤植自体は珍しい事ではないですが、
「短歌」と「俳句」の勘違いは
「コピーライター」と「ゴーストライター」の違いほどに差があります。
「コピーライターを経て作家デビュー」と
「ゴーストライターを経て作家デビュー」は全然違います。
こっちのほうが面白いですね。
転職雑誌の広告で、
「リクルートがコピーライターを募集」
と載せるつもりが間違えて、
「リクルートがゴーストライターを募集」
になってたらえらいことです。
505 :
吾輩は名無しである:03/02/12 17:45
意味が違おうが、とんでもない間違いだろうが、
組版の段階で発生する誤植も存在するんだから、
著者の勘違いということには絶対にならない。
単なる酷い誤植で終わる。
しかしおまえセンスねぇな。
大きなお世話だが、物書き目指してるならあきらめたほうがいいぞ、マジで。
ほんとACことくどうってどうしょもない奴ですね。キリ番で終わらしとけよ。
オレの先輩も工藤って苗字だけど、お前みたいなツライ呼吸しか出来ない奴とは大違いだ。
507 :
吾輩は名無しである:03/02/13 03:55
>>488 のエッセーを読んでさ、じんわりきそうだったんだけどさ、
ひとつの「?」が浮かんでしまったのね。
裏返しに紙をセットしようが、届いたからには、用紙の隅にね、
送り主のデータが出るよね、それには気がつかなかったんだろうか。
FAXについてあまり詳しくないんだけどさ、詳しい人いたら教えて。
いたずらだと思ってよく確かめなかったと、そう思ってればいいじゃんよ。
源一郎だよ?人気作家だよ?付き合ってた女からのイタズラFAXだって
あったんじゃないかなー、またあいつかよーみたいにして処理しちゃった、
とか思ってればいいじゃん。ヤボだなー。
510 :
吾輩は名無しである:03/02/15 15:35
殺伐とした後にはなんもなくなった。
終了
511 :
吾輩は名無しである:03/02/15 17:44
159帰って来いよ。TG教室を再開してくれ。
今日コンビニで”ping−pong”の総集編を買った。仕事は午前で掃けたので、上に隠れて
社用車を乗っ取り、中で一気読みをしたよ。つうか手が止まらないんだ。
松本大洋 とんでもない人間だ。
私、菊池寛賞とか、いままで活字オンリーの作品にくれてやってた賞を、こういうモノに
与えるべきだと思う。今の作家の能力では適わない「人間」の抽出をマンガ家がやっている。
マジで文芸をスノッブだと思っている汚泥はコレ読んで目から鱗落とせ。健康になるぞ。
本当に素晴らしい。通して読めば驚きと敬意が湧き出ること必至でしょう。クボヅカ映画はシカトしますが。
513 :
吾輩は名無しである:03/02/16 21:56
> 菊池寛賞とか、いままで活字オンリーの作品にくれてやってた賞
別に演劇や写真でもとれるぞ
あごめん。そうだったね。菊地寛とか書く俺がばか。でぃもさ、ってことで。さよなら。
515 :
吾輩は名無しである:03/02/18 16:05
病的な浮気者の源ちゃんは、室井に
「それでも籍さえ入れてれば、君は僕の最後の女ということになるんだよ」
とかほざいたらしいね。今週発売の週刊誌で室井が激白してた。
>>512 僕なら、松本大洋より小田原ドラゴンを推すけどな。
516 :
吾輩は名無しである:03/02/18 16:42
高橋源一郎・・・メガネの優男好み。。。(;´Д`)ハァハァ
517 :
吾輩は名無しである:03/02/18 16:42
518 :
吾輩は名無しである:03/02/18 17:14
>>515 はぁ?
自分に同情票集めたい室井の言う事なんて作ってるに決まってんじゃんw
ああいうの本気で信じてる人っているんだ〜
518に同意。
>>515 源一郎は変態野郎だからもっと凄いことも言ってるはず。
いきなり台所で料理してる室井の髪を鷲掴みにして
「舐め舐めしろ!」とか。もちろんフルチンで。
それくらいの男だ。源一郎は。
>>515 それが本当なら、
TGはMUに心底惚れこんでいるということですね。
TGは100年後も日本文学史に名を残す人物でしょうから、
その妻であることは素晴らしいことではないのでしょうか?
しょせん浮気は男の甲斐性ですから、
帰るべき場所にいる女性が最も尊いと思うのです。
>>520 舐めてムチムチ、飴と鞭ってことですね。
工藤さん、生きていたんだ(w
>>512様
当然なのです。文字言語だけで何とかしようと思っている人は、数が多いワリには
競争嫌いなので選手層がうすうすなのです。健全な淘汰がなされてないのです。
あの業界の方がよっぽど健全です。
524 :
吾輩は名無しである:03/02/18 23:57
100年後文学なんてなくなってるわな
>>512 松本大洋ならピンポンより花男の方がいいぞ。
526 :
吾輩は名無しである:03/02/19 00:18
内容云々は別にしてもいまさらですよ。
どうしてここで松本大洋なわけ?
TGも漫画はかなり読んでいますから、漫画ネタはありでしょうね。
なにしろ『日本文学盛衰史』を書こうと思い立ったきっかけが
伊藤整の『日本文壇史』に触発されてよるものではなく、
それ以前に読んだ、漫画『坊ちゃんの時代』に啓発されてだったわけです。
でも松本大洋を読んでいたかどうかはわかりません。
TGは何か書いてました?
考えてみたら小林秀雄でさえ漫画について書いてましたから、
文学愛好者が漫画に言及することは珍しいことではないのかもしれません。
>>515 捨てられた元女房が何をほざこうと・・・フッ(後略)
四方田犬彦の「漫画言論」などという例もありますが、
漫画について語ることは、どうも軽やかさに重石をつけ
るようで、若干腰が引けますが、少しだけ。
松本大洋って「文学的」ですよね。不良と呼ばれる若者
たちの日常を落書き帖感覚で描いていた頃は、詩的と評
せそうな作品でしたが、物語を導入するようになってか
らは、私はあまり楽しく読めなくなりました。
「花男」も毎回読みきりのエピソードの連続だった頃は
良かったのですが、終末に向かって急速に物語化してい
く様はちょっと。ま、あくまで個人的な見解に過ぎませんが。
松本大洋は言葉の表現がちょっと…。
絵は独特の世界観を醸し出していて素晴らしいんだけど、
登場人物のセリフやなんかが狙いすぎてて
ちょっとイタかったりもする。セリフはもっと
TGも漫画はかなり読んでいますから、漫画ネタはありでしょうね。
なにしろ『日本文学盛衰史』を書こうと思い立ったきっかけが
伊藤整の『日本文壇史』に触発されてよるものではなく、
それ以前に読んだ、漫画『坊ちゃんの時代』に啓発されてだったわけです。
でも松本大洋を読んでいたかどうかはわかりません。
TGは何か書いてました?
考えてみたら小林秀雄でさえ漫画について書いてましたから、
文学愛好者が漫画に言及することは珍しいことではないのかもしれません
松本大洋って「文学的」ですよね。不良と呼ばれる若者
たちの日常を落書き帖感覚で描いていた頃は、詩的と評
せそうな作品でしたが、物語を導入するようになってか
らは、私はあまり楽しく読めなくなりました。
「花男」も毎回読みきりのエピソードの連続だった頃は
良かったのですが、終末に向かって急速に物語化してい
く様はちょっと。ま、あくまで個人的な見解に過ぎませんが。
ジエン馬鹿のジエンスレ、完全無視で放置w
,
負け犬室井の遠吠えw
>>529 物語を導入?
読みきりのエピソードの連続も「物語」の一形態じゃん。
物語ですよ。
詩じゃなければダメとかいいたいなら頭おかしんじゃない?
週間の連載もんにお芸術を求めるなら他行けって話ですよ。
観点がおかしな人ですね。
週間は週刊だな。
>>532 単に書き足しただけじゃねーの?
>>534 >週刊の連載もんにお芸術を求めるなら他行けって話ですよ。
これも変。
週刊にも「お芸術」はイパーイある。ま、あんたの「お芸術」の定義によるが。
さやかタン、あれだな、「文学的」、「詩的」、「物語」とかの言葉を使うなら
それが具体的にどういう意味で言ってるのか多少定義づけみたいなのがないと、
わかりにくいんじゃないかな。人によって違うじゃん、そういうの。
そうですねえ、お芸術とかって括りすら、もはや有効なのかと
疑問がありますが、何をそんなに怒っているのでしょうか?
物語ー詩というずさんな二項の立て方がお気に召さなかったの
でしょうか?花男で作者が描きたかったのが、「野球をめぐる
父と子の愛情物語」であるなら、別に私も読まないだけですが、
雪が降った日の話に特徴的なように、物語からイメージなり、
シンボルなりが勝手に抜け出して、作品を多方向に開いていく
瞬間が多々見られます。描かれ読まれるであろう「ストーリー」と
外に飛び出ていこうとする無関係な「瞬間」が、不思議な調和を
持って同居している空間を、私は「花男の作品世界」として了解
していたというだけの話です。結末に向かって、すべてのエピソードが
収束していく様が、少し残念に思えたと。ただ、それだけです。
それとも、何か「正しい読み」が存在するのでしょうか?
お暇ならご教授ください。
538 :
吾輩は名無しである:03/02/19 13:23
534は美香
もしくはおさむ
もしくはタバスコ
もしくはフォローを入れるための159の布石
539 :
吾輩は名無しである:03/02/19 19:18
このスレを粘着に荒らしていたのは、昔さやかタンにばっさり
切り捨てられて、ぐうの音も出なかった美香だったのか。
妙にナットク
>>537 花男の作品世界など受け手が勝手に解釈すればよろしい。
んなもん長文でわざわざ解説していただかなくて結構。
スレ違いの話をしたり顔で講釈たれる神経がわからんまで。
内容に関してあんたと議論する気など毛頭ないのでご安心を。
541 :
吾輩は名無しである:03/02/19 19:48
上の室井とのゴシップ話より、よほどスレに沿ってんじゃん(w
野球―詩―漫画。ほれ、それなりにこの作家にふさわしい話題で
はないか。人の自己主張が気に食わない割には、己の自己主張に
は気が回らない人だね。ま、蚊のケツより小さな度量の男と真剣に
議論する気など毛頭ないのでご安心を。
>>537 逆に聞きたいんだけど、どうしてそんな自分を語りたがるわけ?
つうか特定のコテハン共による閉鎖的なサロンですか、ここは。
543 :
吾輩は名無しである:03/02/19 19:52
人は本当のことを言われたとき一番怒るものです
544 :
吾輩は名無しである:03/02/19 19:55
>542
537は別に自分のことなんか語ってないじゃん。それぞれの読みを開陳
しないで、一体何を語るというのだろう?君のように常識だの、ルール
だのを語って何か俺の実になるとでも?一生、シングルヒットしか打て
ないタイプだな、君は。
545 :
吾輩は名無しである:03/02/19 20:06
>542
わからないなら、わからないって言えばいいんよ。
そこから、お前の一歩がはじまるんよ。
546 :
吾輩は名無しである:03/02/19 20:07
>542
自分の中に語れるだけのものがないからって、嫉妬すんなよ。
潔く認める勇気
547 :
吾輩は名無しである:03/02/19 20:08
>542
大人気だな(w
>542
逃げたな!
>542
って書いてみたかっただけ
>542
の発言があながち的外れなわけでもないと思うので、この展開には失望。
おまえらのおもちゃになる義理ないもん。
急に飽きたっつうか、
こんなの相手しててもしゃーないよ。
まぁ2ちゃんらしい収束ってことで。
ようやく『日本文学盛衰史』を読了。
やっぱりこれ面白いのか面白くないのかよくわからん。
AVとかブルセラとかはまあ、思いつきなのかね?
「露骨なる描写」とかって言っても、AVはかなり作られたものだし、
実写映像で裸や性行為やグロイものを見せたところで
それが書き言葉じゃなくて現実的なイメージによってるというだけで
表現媒体としては現実に近いのかもしらんが、逆にその近さが現実との違いを際立たせるというか
その繋がりで胃潰瘍の写真とかも乗せたんだろうけど、まあ、どうなんでしょうか
写真や映像も、単に写真や映像にすぎない、現実ではないというところまで行くべきだったのか
俺もわかりませんが。
あーでもいわゆる純文学にとってそれらがどうなのか、ってことだし、間違ってるのかなあ。
あと最後の明治の文学者達の死亡記事も、かっこいいけど、んーなんか雑なような。
その雑さがいいのかもしらんが。その章かどうか忘れたが山田美妙の死に際は泣きそうになったけど。
ただし、最後は『この人を見よ』の如く「私(源ちゃん)を見よ」ってなってたのはどうか。
ああいう作品てそうならざるを得ないめんもあるけど、ゴダールの『映画史』のラストもそうだし。
ただ他の可能性も見せてほしかった。
俺的には、もちろん素人意見ですが65点くらいでした。書くのはものすごく大変そうですが。
僕はping-pong故に松本大洋は、って書き込みしたんだけど、花男になっちゃったんだね。
切れないメスで切ってみる人がいるなこのスレは。でも皆が関心を持つ事柄に貢献できてよかった
です。
室井も勇気があるなぁ。源氏の周りは政治力もった編集稼業がウヨウヨいるのによ。
>>553 ありゃ? このスレ荒れてるだけかと思って関係無いことカキコしたが
ちゃんと流れがあったのね。スマソなさい。
私が書き込むことで何度もこのスレが荒れているので、
これ以降書き込むのは遠慮します。
しかし、542さんは、このスレがどのようなスレであれば、
満足なのでしょうか?「私は」という言葉を、頻発してし
まうのは、「この発言に対する責任をできる限り負います」
という意思表示のようなもので、別に私個人の内面を理解
されたいなどとは思っていません。あくまで示したかった
のは、「読み」であり、「私」ではなかったのですが…。
書き込みに配慮が欠けていたのかもしれませんね。
いやな思いをさせてしまいごめんなさい。
ピンポンに関しては、花男の後半以降と同じ括りで、結末に
向けて収束していくお話として理解していました。より傾向が
顕著な花男を引き合いに出したのですが、切れないメスだった
ようですね。このスレでは、ROMに回り、遠くから切れる
メスの手さばきを拝見したいと思います。
長らくお邪魔しました。
巻末への収束は巻頭への拡散という技術があの漫画にみられるんですよん。しかも、
週間ペースで描かれたのに、ちゃんと計算して時間軸の各所に共鳴し合う石が置かれて
います。ただの、なぞりーな物語じゃないのよ。それが晴れやかなの。分かる?オンナ。
メスは辻斬りの為にあるんじゃないよ。メスなど持たない方がいい。
557 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:12
>542
それこそお前のちっぽけな読みじゃん。ずっと頭悪そうだし。
自分がこのスレで顔利かせたいってだけか。
あーあ、逃した魚は大きいね。
わかる?ブ男
558 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:13
ダヴィンチのやつちょっと泣けた
お役に立てて良かったよ。
荒らしとしても光栄の至り。
書き忘れたけど、557よ。
オレは556ではないし自分の読みを見せびらかす趣味もない。
2ちゃんで批評が機能するなんてキチガイの夢想だ。
561 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:19
>542
悲しい矜持だな(w
まぁ荒らしだからな。仕方ないよな。
563 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:25
おまえはあれだな、驚くほど早く逝ってしまった言い訳に、
早漏は対時間効率がよくてねなどと、頓珍漢な言葉を漏らし、
失笑を買うタイプだな。
何言ってるかわかんねぇよ
>>557 その魚が惜しかったんなら貴様が掴みにかかりゃ良かったんだよ。ちがう?
ヘタレが本当に屁をたれてるよ(w
566 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:29
鋭いレスや自分とは異なる読みに触れるだけで、神経症的に
ヒステリーを起こす、心の狭い男がいるね!
きみだ!>542
567 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:31
どうも美香やタバコスの現れる時間になると、このスレは
荒れるな(w
途端に言葉の質が落ちる。
マターク手に余る自意識ほど愚かなものは無いね。ここに来るとそう思うよ(w
みなさん高橋源一郎の話をしてくだちい(w
570 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:36
うざいよ、束糞
僕の書き込み内容は至ってまともなものばかりです。
マトモでないというなら具体的に指摘してくださいよ。
あ、ごめん。君の読み飛ばしてたから、よくわからないや。
だって、時間の無駄でしょ?
絡む人は何かにつけて言いがかりをつけるので無視しましょうね。
542は暇マンとかいう空気コテ
〜マンとか、もてない高校生男子みたいなノリはどうにかしてほしい
知っている限りで語っていますが何か?
知らないことは語っても仕方がありませんので
素直に質問していますよ。
576 :
吾輩は名無しである:03/02/19 22:48
相変わらずの電波ぶりだな束糞。どうせ何も知らないんだから、黙っておけばよいものを。
542はおさむくんだよ。この前、雑談スレでコテンパンにされた腹いせだ。
遅いようだけど、示したモノが「私」ではなく「読み」ならば、どうして流れ弾同然のレスにわざわざ
立ちはだかって被弾したつもりになってしまうの?それじゃ意地悪くされるよな。心外だったのは
別の人の方だったのかもよ?・・・以上、菊地寛ばかより。さよならん。喋りもしない文句たれ共。
あーおさむくんが逃げていくねえ。アートに関するうろ覚えを披露し
そこなり、今こうしてけつをまくります。
気に入らない奴がいた場合は荒らして消そうとするのは
テロリスト的発想ですね。
それに屈したらなおさら荒らしが蔓延します。
これからも頑張りますのでよろしく!
やあ、おさむくん。で、いつ卒業するの?
また実作から2ちゃんに逃げ込んできたのかい?
よく見かける思考回路の人ですね。
あなたはどんな役回りなのですか?
引っかき回す人?
いやあ、あなたほど2ちゃんばかりの生活はおくってないですよ。
ぼかあ、くずをくずとして認定する役回りの人です。
とりあえず、きみはくずです。
それは荒らしを正当化しているのと同じですね。
もしかしてあなたが荒らし?
あー、正当化とかいう物々しい言葉づかひ
あなたがうわさの彼でつか?荒らす気などないので、
くそだめの雑談スレに移動しますか
そんな煽りをする前に、ご自分の意見の整合性をよく見つめ直してください。
反論のための反論になっていませんか?
587 :
吾輩は名無しである:03/02/19 23:08
さっさと移動しれ!
えー、結局、抵抗勢力に屈しないということですよ。
関係者でも利害関係者でもないインディペンデントな立場から
物事を言うコテハンがツブされてしまうようではいけないんです。
以上です。
おやすみなさい
はーあ、また逃げたよ。この根性なしが。
屈しないなら、正々堂々と雑談スレでやり合おうじゃないか。
ヘターレめ
591 :
吾輩は名無しである:03/02/19 23:15
>>590 542のカキコは、589のコピペみたいだよ。
542に同情する。
彼のコテハンに対する見解は決して間違いではない。
なのになぜこんなに叩かれるのか理解不可能。
そう?542は結局、自分の否認するやり口でしか、語れなかったから
叩かれたんでしょ?しかも、書いてある内容も決してコテに及ばなか
った。コテかどうかなんてそれほど重要な問題じゃないし。
542のおかげでウザいコテハンがいなくなったんだから
これはこれでオレは良いと思う。
あとは、工藤か。
596 :
吾輩は名無しである:03/02/20 00:19
(`・ω・´)シャキーン
597 :
吾輩は名無しである:03/02/20 12:08
「松本大洋」の名前を出したヤシに死刑を求刑します。
598 :
吾輩は名無しである:03/02/20 12:14
じゃあ井上三太
599 :
吾輩は名無しである:03/02/20 13:18
結局、今の文学板って、語れない空気コテやカスコテが、まともなコテを
ひたすら叩いて、作家スレだろうが、議論スレだろうが、全部だらだらと
した雑談スレ化していくのねん×××
人が少ないとかいう見せ掛けの過疎化ではなくて、もっと本質的な過疎化に
気づかないのかね。
よくもわるくも、堤さやかはこのスレ最大の貢献者だわな。
タブロイド並みの噂話しか飛び交っていなかった、このスレが
作品をめぐる議論に、束の間とは言え変貌したんだからな。
ま、結局このスレの失敗はだ、ななしを装った束糞を駆除し
切れなかったことにつきるわな。
601 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:44
と、言う事にしたいのですね?
602 :
吾輩は名無しである:03/02/20 14:59
この前冷たいこと言ってごめんネ(♥
603 :
吾輩は名無しである:03/02/20 15:00
こっぱずかしいやつ
604 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 15:01
>600
疑わしいレスを抜き出してよ。そうしないともまいもクソスレ構成員
認定だよ
605 :
吾輩は名無しである:03/02/20 15:16
やっぱりハートのエースは出てこない。
?
608 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/02/20 15:21
?
609 :
吾輩は名無しである:03/02/20 15:29
ヲチャの仕業か!!!
それはおしえてあげられないな♣
だってスレ違いだし♠
>>552 バッハは「一生涯かけて同じメロディの変奏曲を作り続けた」と称される程に
全ての作品が相互補完的に寄り添って存在していたと言われます。
TGの作品群もまた、デビュー作「ギャング」以来、書評やエッセイの類のものも
ひっくるめて相互補完的に重なり合って大いなる協奏曲的世界を構築していると思うのです。
そういう意味では「ギャング」も「ジョンレノン」も「日本野球」も「ペンギン村」も
「ゴーストバスターズ」も「あだると」も「盛衰史」も「官能」も「ケンジ」も「エロ」も
はたまた「わかっていいかしら」も「文学王」も「平凡王」も「競馬探偵」も全てどこかしら
の世界観なり人物配置なり創作動機なりが重複していてひとつの作品の体をなしているわけです。
すなわちTGの作品は「どれ」を読んでも「それ」であり、「どこ」を読んでも「そこ」に行き当たる
というような全能的な構造の上に成立していると考えられるのです。
いま「小説教室」を読んでいるのですが、
これもまたTGの「小説」なんだろうだと思いながら読んでいます。
ここにも書かれている通り、TGは発表形式や舞台や文体を変えながらも
常に同じ「ただひとつの真実」のみをテーマとして書きつづけてきて、
そしてそれはこれからも決して変わる事はないのだろうと思うのです。
「盛衰史」の「大患」のくだりに「漱石」と「TG」を重ねあわせる描写が
織り込まれていますが、「漱石」もまた手を変え品を変えながら自分が何を
追い求めてきたのかを考え続けた人でした。結局それは「則天去私」という
言葉に収斂したわけですが、その認識が正しかったのかどうかまではわかりません。
「TG」もまたいつの日にか「漱石の則天去私」に当たる自らのキャッチフレーズを
見つけて、それを僕らに提示してみせることになる気がしてなりません。
もしかするとTGは、「分は人なり」という作者と作品の一蓮托生の関係性について
ずっと書き続けてきたのかもしれません。それが猫田道子への過大すぎるほどの評価
という形で如実に現れているのです。すなわち作者の人生だけが取りざたされていたり
作品の価値だけが評価されるようなあり方は芸術本来のありようしては間違っていて、
作者自身の生活のなかに作品の萌芽があり作品のなかに作者自身の影が常に潜んでいる
ような、仏教用語で言うところのニ而不二(ににふに=2にして2ならず・表裏一体)の
関係が最も望ましい作者と作品の素敵な関係であるということです。純文学がエンタテ
インメント小説に勝っているという自負はまさにそこにこそあるのであって、別にそれ
は面白いか面白くないかというような意味においてではなく、確固たる存在としての
全能性において物理学的に宇宙意思に連なっているということが勝っているわけです。
ピンチョンや舞城のようにエージェントを介して作者の素性を明かさないと言う手法も
またTGの如く作者と作品の乖離性を産み出さないがための方便ともいえましょう。
(詳細は「小説教室」をご参照下さい。TGにとって猫田道子さんの作品は
「気付け薬」だそうですが、猫田道子さんは文壇からは無視されています)
614 :
吾輩は名無しである:03/02/20 18:45
複数の著作が相互補完的に重なり合うというのはよくわかるが、
高橋にはあてはまらんだろ、それ。
大作を書こうとして書けず、生活に滞りエッセイで急場をしのぐというのが、
この作家の基本的なパターン。渾身のレスかもしれんが、著しく的外れ。
つーか、糞コテは雑談スレから出てこないでほしい
何度も言うけど花男とピンポンは全然別物です。ROM君たちは何時までも寄生してるんじゃないヴォケ。
じゃあ文学的とはそもそも「何的」なものなのかと。詩的とは完全に詩的平板にとどまっている
目的で謂われたことなのかと。物語性は技術によって生まれるのか、技術の無さを糊塗する為に
利用されているのか、どっちなのかと。作品は評論によって存命するという習いには逆らいませんが、
評論が自らを解体してまで市井をさ迷う理由などあって然るべきでは無いのではないでしょうか。
評論には強い視点が必須であり、ならば強い視点には作品を内側から変容する程のエネルギーが潜んで
いるものだろうと、私は考えています。もっと、繋がりを表現して欲しい。
もう幾つか踊れば、出てきてくれますか?
どうなんでしょうか、例えば文節の切り方と、文節の強弱をつける言葉の構成に基礎的な
力を持った人が、そうでない集団の中に出現したとします。その技術を呼吸する程度の認識
で、当然その人は会話を始めるでしょう。始めた会話な筈が、そうでない者の中では何か
干渉過多な印象に映ることになる。でもそういう印象を持った者はなぜ持ってしまったのか
を、基礎的な力のある人間程には自覚し得ようがない。ちょっとつらい現実といいましょうか、
実際の空間にある光景を挙げるまでも無く、強さを出すのは粗暴な無知の虚栄心なのだと
いうことを、このスレで学んだつもりです。せめて、こういう人たちによる日常での行動が、
自らを損ないに向かってない現状を見る分、まだ救われている自分を再確認出来ました。
私がこのスレに来た事は、皆様と同様、私にも不利益だったのは明白です。私は本名の世界
に戻り、効果的で有意義な行動を続ける選択をします。皆さんも、匿名性を母の胎内と見立て
かのような位置から発言するのでは無く、より自らを空気にさらし、より自らを磨けるような
環境に身を置く様努力なさって下さい。別に偉そうなつもりで書いている訳では無いですが、
これが、せめてもの別れの礼儀だと思いましたもので。 では。
620は159なのか?あまり、一過性の嵐を気にしなさんな。
無数の実体のない複数性がまとわりついた、常に文頭に
「わたしたちは」という言葉を隠し持った、七誌カキコに
比すれば、ミカだのクドウだのの、自分語りのほうが、
とりあえずの責任主体が透けているだけましかもしれんと、
最近は思い始めている。あ、別に誉めてるわけじゃないから、
勘違いしないでねシンイチくん。相対的にましというだけだから。
ま、こんな書き方じゃ、あらぬ自演疑惑が浮かび上がるだけか。
書きはしないけど、読んでるまともな奴も少ないだろうけれど、
いないわけじゃないさ。また、おいで。
つまり621が620の言う粗暴な無知の虚栄心という訳だな。
620とは618のことではないかと俺は思うのだが。
いくら煽っても、さやかは出て来ない。それは分かっとけ。
あらそう?誤読なの?
>例えば文節の切り方と、文節の強弱をつける言葉の構成に基礎的な
力を持った人
これってさやかのことでしょ?
んで
>そうでない者
これが、無数の煽りカキコのことでしょ?
別に俺は虚栄心なんかねーよ?分かっとけとかそういう
意味のわからん尊大な態度もとらねーし。謎解きだけでも
しとくれよ、620。620=622なら、笑い死ぬけど(w
624 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:02
625 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:07
逆にこれ、620=542じゃねーのか?
>例えば文節の切り方と、文節の強弱をつける言葉の構成に基礎的な
力を持った人
これがイコール542(w
おまえ、基礎的な力持ってねーよ(w
我ながらアクロバットと言える読みだ!
626 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:09
>>620 他者について何も学んでこなかったわけですよ。
内輪でしか通用しない言葉なんです。高橋さんもエッセイで書いていたでしょう?
威張るな!って・・・
627 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:12
いや、620の書き込み自体はまっとうだし、そうだねって肯くんだけど、
問題はだ、語の指示対象がどこに向かっているかだ。
いや、問題はだ、難しい(本当に難しいのか?ちょっと調べれば
すぐわかる基礎用語しか出てきてないぞ)用語が出てきた瞬間に、
恐ろしい速さで煽りレスを打ち込み始める粘着厨をどうするかだ。
629 :
吾輩は名無しである:03/02/21 23:48
雑談スレが賑わない日はこのスレも静かだね。
読解能力がないヴァカばかりで
結果自分の意図が伝わっておらず
地団駄を踏むさやかタンであった。
サヨウナラ さやかタン
この手の自演疑惑がまかり通る程度の低さに辟易して、さやかタンは去ったわけ
でしょ?少しは学習しようよ。
喜んで羽を伸ばしたのもさやかなのだが。弱いのに強がった訳で。
しかも呪詛を放ってROM宣言。
実はこれ2回目だったんだよ。
自称運転の巧いドライバー=事故率の高いドライバー=逆切れ自意識さん。
ハッキリ言って618の文意が全く読みとれないヴァカですが、
どなたか解説してやってください。
誰が何のためにこんな意味不明カキコをしてるんでしょうか。
もしかして高橋源一郎さんの引用なんでつか?
どうなんだよ618
いまテレビであたらしい映画のコマーシャルやってたけど、「ひとり足りないっ」
って超ゴエーーーーー!!
>>634 さやかって人に対してじゃないの?違うのかな?
通して読んで見たんだけどさ、
もともと堤さやかって人は漫画を語るには軽いものに重い石をぶら下げているようなもんだ、
って言明しているわけだ。
(ちなみに高橋源一郎はそんなスタンスで漫画を持ち上げちゃいないのは周知のこと)
その上で、一丁やってみますかってな感じで、マンガの話をしだした。あくまで文責を受け入
れる姿勢でね。彼女のコテハン定義。そして彼女の立位置の範疇から出ずに漫画を扱った。
その結果、彼女に不愉快を与えるレスがあった(らしい。飽くまでらしい。)。
そしたら、彼女、怒りましたわ。怒る理由が、自分の切り口が馬鹿にされたってこと。あと、
コテハン叩き風潮へのもの。
理由の前者を見るに、さやかサン、あんた随分横暴だね、とオモタヨ。軽く見ている対象を
軽いまんまで扱ってみせて、その足元を冷たく刺されりゃ被害者面ですか、とオモタヨ。
文責負う姿勢見せたようでいて、彼女、消えた。消えるはいいけど臭い屁をひったもんだ。
これって、少なくとも2ちゃんではコケにされるタイプではないのかい?
ここの住人は、こんなレスに怒るんだろうなー。
良く喋るババアにしか見えないんだけど。そんな人がアイドルだったのかな・・・
はあ、つーかさ、普通にしゃべれば良いわけじゃん。542とか、特にさ。どうして
その程度の知識と感受性でああも偉そうにできるのかが、理解できないんだよね。
どちらかと言うとさ、自分の好きなものが腐されたのに過剰反応したわけでしょ?
さやかじゃない方が。腐すっていうよりも、あくまでも彼女の中の評価を語ったわ
けだ。それを何か絶対的なものと感受して怒り狂って、粘着レスを繰り返したわけ
でしょ。自演も重ねつつ。そりゃあ、うんざりするでしょう。もまえ、大人だろ?
と、ちんぽこ生えてるんだろ?と。
640 :
吾輩は名無しである:03/02/23 02:05
>>639 おまえ159か?
さやかいなくなってそんな悔しいかw
相変わらずみみっちいやつだな、オイ。
そりゃくやしいよなー。
お前の大好きなさやかタンってば、その程度のヤツにからかわれただけで
いなくなっちゃったんだもんな。
ついでだからさ、おまえも一緒に消えちゃえよ、な。
世界は君が思うほど単純じゃないし、この板の住民も君が知っているコテの
自演ばかりではない。
>おまえも一緒に消えちゃえよ、な。
この一文の句読点一つ取っても、君が会話に値する人間でないのは
明白なので、ホンジャマカ石塚に懐石料理を振舞うような真似は
やめておくよ(w
642 :
吾輩は名無しである:03/02/23 10:49
このスレ高橋源一郎と何の関係もないな
横レスだが
「ちんぽこ生えてるんだろ?と。」
なんて書いてるひとが、句読点指摘するのは
正直おかしいと思う。
644 :
吾輩は名無しである:03/02/23 11:06
我々は一枚の本を買った。しかしこれは人気UPを意味するのか?否!始まりなのだ!
村上春樹に比べ我が高橋源一郎の売上は1/20であるにもかかわらず、今日まで作家を続けてこられたのはなぜか!
諸君!我が高橋源一郎の執筆目的が正義だからだ!これは諸君らが一番知っている。
我々は新潮文庫を追われ講談社文芸文庫扱いにさせられた!そして一握りのエリートが山積に置かれた店頭展示コーナーを支配して50余年!
源一郎を読む我々が展示を要求して何度踏みにじられたか!高橋源一郎の掲げる人類一人一人の自由のための文学を神が見捨てるわけはない!
源一郎の小説!諸君らが愛してくれた君が代は千代に八千代には販売された!!なぜだ!?
新しい時代の覇者を我ら選ばれた源一郎ファンが得るは歴史の必然である。ならば、我らは襟を正しこの戦局を打開しなければならぬ。
我々は過酷なマイナー時代を耳の糧としながらも共に苦悩し、練磨して今日の文化を築き上げてきた。
かつて、高橋源一郎は人類の革新は源一郎のファンたる我々から始まると言った。
しかしながら春樹ファンのモグラどもは自分たちが国文学の支配権を有すると増長し我々に抗戦をする。
諸君らの父も、子も、その大手の無思慮な販促の前に買っていったのだ!この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!
それを・・・源一郎は・・・新作をもってわれわれに示してくれた!我々は今、この怒りを結集し、ランキングにたたきつけて初めて真の勝利を得ることができる!
この勝利こそ、購入者すべてへの最大の慰めとなる!ファンよ!千円札をCDに変えて立てよ、ファンよ!
我ら高橋源一郎ファンこそ選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ!優良種たる我らこそ国文学を救い得るのである!ジーク源一郎!!!
645 :
吾輩は名無しである:03/02/23 11:10
クソスレですな。
646 :
吾輩は名無しである:03/02/23 11:31
高橋フォロワーって痛い糞尿しかおらんな。
堤さやかってDQNだろ?
引退したのが残念だ
確かに良い体してた
651 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:24
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ∧ ∧___ 今 日 で ┃
┃ /(*゚ー゚) /\ ┃
┃ /| ̄∪∪ ̄|\/ こ の ス レ は 終 了 ┃
┃ | |/ ┃
┃  ̄ ̄ ̄ ̄ し ま し た 2ちゃんねる ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
652 :
吾輩は名無しである:03/02/23 21:24
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ∧ ∧___ 今 日 で ┃
┃ /(*゚ー゚) /\ ┃
┃ /| ̄∪∪ ̄|\/ こ の ス レ は 終 了 ┃
┃ | |/ ┃
┃  ̄ ̄ ̄ ̄ し ま し た 2ちゃんねる ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
きょうげんいちろうが
なだちゅうがく
しゅっしんしゃであることを
しりました
まる
TGの小説巻末にて取り上げられていた藤井貞和さんの詩『詩織』。
出勤時の地下鉄都営新宿線新宿駅のホームで読んでいて、泣きそうになりました。
藤井貞和『詩織』
愛をそだて、手さぐりするあなたへ、
わたしの名まえをおしえてあげる。
あなたのところへ行こうとして、
とどかなかったわたしのからだのうえの愛を、
風俗のお店で、あなたに見せた、
わたしのうたの一部で、返すわ。
真実なら、ちょうだい。 詩織の詩で、
もうすこしましな、戦争で隠されたあなたに、
真実へ、にじりよってほしいと思うから。
そうなんだ、戦争だったから。 わたしが、
あなたのところへ行こうとして、
殺された、ということを、そこに書いてください。
愛を隠した戦争で吐いたわたしのげろ、
あなたのところへ行こうとして、
あなたのところへ行こうとして、
わたしには越えられない戦争だったから、
わたしの名まえを書いてください、そこに。
ちょっと訂正です。
藤井貞和『詩織』
愛をそだて、手さぐりするあなたへ、
わたしの名まえをおしえてあげる。
あなたのところへ行こうとして、
とどかなかったわたしのからだのうえの愛を、
風俗のお店で、あなたに見せた、
わたしのうたの一部で、返すわ。
真実なら、ちょうだい。 詩織の詩で、
もうすこしましな、戦争で隠されたあなたに、
真実へ、にじりよってほしいと思うから。
そうなんだ、戦争だったから。 わたしが、
あなたのところへ行こうとして、
殺された、ということを、そこに書いてください。
愛を隠した戦争で吐いたわたしのげろ、
あなたのところへ行こうとして、
あなたのところへ行こうとして、
わたしには越えられない戦争だったから、
わたしの名まえを書いてください、そこに。 ―詩織
「さようなら、ギャングたち」は小説ではなく詩だ。
それはもう、詩以外のなにものでもないが、エキサイティングな感覚を
与えてはくれない。そこには、あまり感動がない。
とりあえず、工藤君は雑談スレから出ないでくれ。それか名無しで参加して
反応がないので藤井貞和氏のプロフィールを少し書いておきます。
2003年01月10日、
最新詩集「ことばのつえ、ことばのつえ」にて
第33回高見順賞を受賞。
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。
659 :
吾輩は名無しである:03/02/24 00:15
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
O 。
, ─ヽ
________ /,/\ヾ\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|__|__|__|_ __((´∀`\ )< というお話だったのサ
|_|__|__|__ /ノへゝ/''' )ヽ \_________
||__| | | \´-`) / 丿/
|_|_| 从.从从 | \__ ̄ ̄⊂|丿/
|__|| 从人人从. | /\__/::::::|||
|_|_|///ヽヾ\ / ::::::::::::ゝ/||
────────(~〜ヽ::::::::::::|/ =このスレ 完 =
660 :
吾輩は名無しである:03/02/24 01:53
藤井貞和かぁ・・・『ピューリファイ!』がすき。
いい意味で、ボロボロな詩人だと思います。
そういえば「現代詩文庫」の解説、「続」のほうに源一郎が解説書いてるね。
661 :
吾輩は名無しである:03/02/24 16:37
ある短編集の冒頭作品「ママ・トールド・ミイ」読んでびっくり。
これが高名なGT? ひたすらつまんなかったぞ。
だれかあれのどこが良いのか解説きぼん。
ここにまでmjが来たか。
663 :
吾輩は名無しである:03/02/24 20:29
とにかくあれが良いという香具師解説きぼん。
664 :
吾輩は名無しである:03/02/24 20:31
mjって?
665 :
吾輩は名無しである:03/02/24 20:32
そんなことはどうでもいいから解説きぼん。
>657
>「さようなら、ギャングたち」は小説ではなく詩だ。
少し違う気がする。確かに現代詩をなぞろうと忠実なのだが、
どうしても話の筋が生まれ、心情が描写され、過剰なものが
外に向けて流れ出していく。これを小説以外の何と呼べば
いいのか?
667 :
吾輩は名無しである:03/02/24 22:55
そんなことはどうでもいいから解説きぼん。
668 :
吾輩は名無しである:03/02/24 22:58
こんな男、話題にするなって。くずだよ。
mj必死だな(プ
なんだか知らないがこいの人の小説は面白くない。
書評は、なるほど、と思わせるが、普通になるほど程度。
小説、おもろない。批評、普通。
で、いったいGTの売りは何?
異才ある人と親交を持てるとかでしょう。
あとはなんでしょう。俺は目利きだとか。
672 :
吾輩は名無しである:03/02/25 22:19
良い小説か否かは読めば分るわけだから。
読む以前ブックガイドの人と言うならばこの人の価値の分るが。。。
でも他にもいるし。。。そいつらは批評家だったりするし。。。渡部、すが。
福田も似たようなもんだろ。
673 :
吾輩は名無しである:03/02/25 22:26
月刊プレイボーイの連載エッセイにちょこっと書いてあったけど、
『Invitation(インビテーション)』っていう雑誌に源ちゃんの
顔写真(その他)が載ってます。それにしても、ちと顔がデカイ
ような気がする。
674 :
吾輩は名無しである:03/02/25 22:49
こいつってサンプラザ中野とかドリアン助川みたいなものだろ? あるいは大槻けんじ。
つまり、なんかありそうでじつはない。
675 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:14
>>674 何かありそうで何もないのは春樹だろ。
こいつは何もなさそうで本当に何もない。
676 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:18
IEとネスケの違いってどう思う?
677 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:30
わたしは今でも、春樹は、有効性ということばをを破りたかったのかな、と思っています
678 :
吾輩は名無しである:03/02/25 23:51
>>675 春樹は読み終わってからそう思うのだろ?
源一郎は・・・数行で・・・
無意味を追求するのが基本的なポストモダンの姿勢じゃなかったっけ。
少なくとも、テキストから人生においての何がしかを得るようなものでは
ない。文学から何かを得たい人が読むものではないし、そもそも何かを得
ようという姿勢を否定するものだと思われるのだが。。。
680 :
吾輩は名無しである:03/02/26 11:05
廃墟!
682 :
吾輩は名無しである:03/02/27 18:46
__
_|__|_
(´・ω・) 愛を下さい
/ l
| ̄UU
_|__|_
まあ、オマエが一生懸命ネタ元晒している諸作品に、現代をうねらせるエネルギーは
無い、ってことでしょ。現代に訴えるぞ俺の懐古趣味、じゃヒトの目は変えられない。
実相の評価としてはそんなモノかと。ポストモダンは踊り子の力次第でどうにでもなっちゃう。
終了ですね。
684 :
吾輩は名無しである:03/02/28 21:55
擁護するわけじゃないけど、文章がだめってだけなんだよね。
話の筋なんかはけっこう寓意があるんじゃない?
ポストなんたらは知らないけど、結局文章がヘボくて読んでらんないのよ。
685 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:19
我々は一冊の本を買った。しかしこれは人気UPを意味するのか?否!始まりなのだ!
村上春樹に比べ我が高橋源一郎の売上は1/20であるにもかかわらず、今日まで作家を続けてこられたのはなぜか!
諸君!我が高橋源一郎の執筆目的が正義だからだ!これは諸君らが一番知っている。
我々は新潮文庫を追われ講談社文芸文庫扱いにさせられた!そして一握りのエリートが山積に置かれた店頭展示コーナーを支配して50余年!
源一郎を読む我々が展示を要求して何度踏みにじられたか!高橋源一郎の掲げる人類一人一人の自由のための文学を神が見捨てるわけはない!
源一郎の小説!諸君らが愛してくれた君が代は千代に八千代には販売された!!なぜだ!?
新しい時代の覇者を我ら選ばれた源一郎ファンが得るは歴史の必然である。ならば、我らは襟を正しこの戦局を打開しなければならぬ。
我々は過酷なマイナー時代を耳の糧としながらも共に苦悩し、練磨して今日の文化を築き上げてきた。
かつて、高橋源一郎は人類の革新は源一郎のファンたる我々から始まると言った。
しかしながら春樹ファンのモグラどもは自分たちが国文学の支配権を有すると増長し我々に抗戦をする。
諸君らの父も、子も、その大手の無思慮な販促の前に買っていったのだ!この悲しみも、怒りも、忘れてはならない!
それを・・・源一郎は・・・新作をもってわれわれに示してくれた!我々は今、この怒りを結集し、ランキングにたたきつけて初めて真の勝利を得ることができる!
この勝利こそ、購入者すべてへの最大の慰めとなる!ファンよ!千円札を本に変えて立てよ、ファンよ!
我ら高橋源一郎ファンこそ選ばれた民であることを忘れないで欲しいのだ!優良種たる我らこそ文学を救い得るのである!ジーク源一郎!!!
686 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:27
もっと面白くて売れない作家はいくらでもいる罠。
辻原、奥泉、笙野、川上。
島田も入れてやってもいいや。
687 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:34
やる気ないキャラなら一応立ってる罠。
でも島田>GT
島田は邦・米の著名作家を食ってやるような姿勢を見せるけど、スピードはワイドショー
よりも遅いっつうか、賞味期限早いネタ扱い切れないモノばかりね。生き物臭くない。
689 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:48
本屋で島田と高橋パラパラと立ち読みすると
島田は、いつか読んでやろうって気にさせるが
源ちゃんは・・・
690 :
吾輩は名無しである:03/02/28 22:48
文章は、実はそこそこ巧いよ。わざとそういう方向に行かないだけ。
ウソだと思ったら、文藝春秋に載せたエッセイ読んでみて。なかなかグッと
くるから。
>>686 川上弘美は実力のわりには結構売れてる方だと思うが。
貰っていた時代に遅れて生まれ、貰うべき時代に生まれられなかった一人の個
を晒す。その自覚。たくさん見せる。それぞれに跨ぐ。自分はいなくとも。
売れない。
おしまい。
そもそもニセ学生に簡単に扱われて、そのままなのがオシマイな理由。
高橋源一郎を面白がることができるのは、素養といったらかなり言いすぎな、
何かが必要な気はする。でも好みというと、言わな過ぎかなあ。
697 :
吾輩は名無しである:03/03/07 21:52
この人、書評のほうが面白い。
698 :
吾輩は名無しである:03/03/07 22:30
同感。エッセーの方が好き。「さようなら」は好きだけど…あとはどうも
あまりに短期間で収縮してしまった、小規模なビッグバンベイダー。
ダイナマイトキッドのような潔さが欲しい。自分の名を冠した賞が出てくるのを望んでいるのか。
そんなお前はアニマル浜口だ。
例えがいちいちふるくさ過ぎてなんのことだかわかんね。
30以上のじじぃにしか通じないような言い様だな、ったくよ
701 :
吾輩は名無しである:03/03/08 13:11
高橋、おまえはあんな女と別れてよかったぞ。
今テレビ見ていたらバカ丸だし。
あんな室井のバカ女でもテレビに出られるとはいい国だ。
702 :
避暑地のギコ猫:03/03/09 05:05
源ちゃん へ
イギリスに行くのもエエけど、1年ぐらいで帰ってきいや。
文学者が身内の葬式でへらへらしてんのもなんやと思う出
これがっ。 ここの香具師らのためにも、なんやかんや
いうても、ここの香具師らの為にも、あんたは必要な人
なんやで。ちゃらちゃらしてテレビでんのも名前を売るんに
必要なんやろけど、また、ここらで一発おもろい作品を
かましてや、 みんな?期待してるでぇ・・・
文学における「ヘタウマ」について考えてみました。
TGは多分、長生きします。
そして40年後に脳髄解体になっても文芸誌に文章を晒すでしょう。
そうなってもなお僕はTGの小説を読むつもりです。
僕自身もその頃には70歳になっていますから、同じく脳髄解体かもしれませんが。
705 :
吾輩は名無しである:03/03/10 23:50
↑激しくワラタ
僕は人間に生れ、いろいろの生き方をしたが、皆いろいろの生き方をし、皆てんでんにこの世を生きたものだ。
自分がこの世に生きたことは、人によって実にいろいろだが、人間には実にいい人、面白い人、面白くない人がいる。
人間にはいろいろの人がいる。
その内には実にいい人がいる。
立派に生きた人、立派に生きられない人もいた。
しかし人間は立派に生きた人もいるが、中々生きられない人もいた。
人間は皆、立派に生きられるだけ生きたいものと思う。
この世には立派に生きた人、立派に生きられなかった人がいる。皆立派に生きてもらいたい。
皆立派に生きて、この世に立派に生きられる人は、立派に生きられるだけ生きてもらいたく思う。
人間らしく立派に生きてもらいたい。
どちらかというと工藤はおもしろくないひとでつね。
>>706 『GON!』に「日本一まずいコーヒーを探せ!」とかいうコーナーがありましたが、
「日本一おもしろくない小説を探せ!」って企画はないものでしょうか?
選ばれた作品の余りの面白くなさについて語り合うために日本中の文学愛好家が
競ってその本を買い求めむさぼるように読み文芸誌はその作品のことで持ちきり
となり、気が付いてみれば「日本一おもしろくないベストセラー小説」になって
いたりすればおもしろいと思うのです。
そもそも「日本一面白くない小説」って逆に読んでみたくなりそうですよね。
「逆芥川賞」や「逆直木賞」や「逆三島賞」や「逆乱歩賞」発足を望みます!
「んなこといっても本家の受賞作品が面白くないやんけ」という反論は無理です。
それならそれで「逆受賞作品」が面白いものになってしまうだけのことです。
708 :
吾輩は名無しである:03/03/11 13:00
>>707 自分のサイトでそういう企画を立ち上げてみたら?
ネット小説でこれはつまらないと思う小説を見つけてきて、
みんなでそのつまらなさを批評し合う、なんてどう?
別にクドちゃんのサイトでなくても良いね。
2chで「クソつまらねえネット小説を教えれ!」
ってスレを立てれば済む話だった。
>>708-709 それでもいいですよ。
実は僕はテレビゲームに熱狂していた中学生時代、
今で言うところのいわゆる『クソゲーハンター』だったんです。
誰にも見向きもされないようなバグだらけだったり激ムズだったり
するクソゲーの完全攻略に心血を注いでいました。
テレビゲームを殆どしなくなって頃になって、実はそういった
『クソゲー』の需要が意外にも多くあったということを知ったのです。
小説でもこういったムーブメントを起こせないものでしょうか?
711 :
吾輩は名無しである:03/03/12 00:11
駆動ってGT以外はだれのどの作品が好きなの?
赤川次郎
源ちゃんの現代芸術TはCでした。単位ありがとう。
もっともっと小説を読もう。読んだ気にならなかった翻訳本を大事に選別して読もう。
715 :
吾輩は名無しである:03/03/12 23:23
716 :
吾輩は名無しである:03/03/17 15:27
717 :
吾輩は名無しである:03/03/21 22:49
群像4月号の「同時的多発エロ」に2チャンネルがでてたな。ワラタ
お久しぶりです。
フジテレビ系列の『女の独り身』という特番に佑月さんが出ています。
「元夫のことは今でも憎んでいるから、子供には会わせたくない」そうです。
美香さんと容貌が似ているらしい矢部美穂さんも出演されています。
>>718 ちょこっとしか見れなかったけどなんかボロボロ泣いてたね。
他になんか源一郎の悪口言ってなかったですか?
720 :
吾輩は名無しである:03/03/29 03:20
『メイキングオブ同時多発エロ』より『ミヤザワケンジ全集』のほうが名作に仕上がる予感がします。
722 :
吾輩は名無しである:03/04/18 00:21
今年は新書を二冊ほど出す、ってどこかで言ってたような気がするけど、
いつ出すんだろ。最近は対談ばっかしているような・・・
とりあえず、「珍現実」の責任編集者とつるむのはやめてほしい。
723 :
吾輩は名無しである:03/04/18 16:38
84年のインタビュー記事読んでるんだけど。
年収250万で、養育費が月5万円だって(笑)。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
>>726 八千代(やちよ)にの打ち間違えです。
そんなくだらないことはどうでもいいです。
728 :
吾輩は名無しである:03/04/20 14:35
今日の工藤怒ってて怖い
729 :
吾輩は名無しである:03/04/20 14:36
工藤は2ちゃんに遺書を書き綴っているんだ。
ほっといてやれ。
そんなことより『君が代は千代には千代に』がベストセラーにならないのは
おかしいです。特に丸尾末広や山野一ねこぢる夫妻等のガロ系漫画を好む
原宿辺りのお洒落ガールズや、講談社ノベルズを耽読するミステリファンに
おすすめのエログロナンセンステイスト満載の逸品ですから、騙されたと思
って騙されて下さい。
・原宿辺りのお洒落ガールズ
・講談社ノベルズを耽読するミステリファン
大体こんな奴らにおすすめだとベストセラーにならんよな。
実は、コテハンつかった羞恥プレイなんだろ?
遺書だとしてももう少し(ry
それににしてもTGの文芸誌での活躍ぶりは相当なものです。
もし高橋源一郎全集が企画されたなら、
対談・座談会の項目だけでもかなりの冊数になるでしょう。
創作文芸板のスレに書いたものですが、こっちにも貼っておきます。
445 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/04/26 03:35
>>444 『小説教室』に描かれていた小説作法に則った創作の実践例は、
すなわち高橋源一郎本人の小説なのです。
特に、群像新人文学賞優秀作『さようなら、ギャングたち』、
三島賞受賞作『優雅で感傷的な日本野球』、伊藤整賞受賞作『日本文学盛衰史』
といった、文芸賞を受賞している作品が参考になります。
>>434にて提示した「たくさん読んで自分の小説をつかまえる」という定義に
基づいた膨大な量の読書遍歴による知識を下地にして展開される百科全書的思想や、
>>435にて提示した「小説は自由な形式である」という定義を証明してみせる
ための、「物語・ルポルタージュ・エッセイ・評論・コント・詩・戯曲」といった
ありとあらゆる文学形式を織り交ぜてひとつの小説に仕上げる手法も使われています。
734 :
吾輩は名無しである:03/04/26 09:17
>>733 買かぶりすぎ
百科全書的な知識って、笑わせるなよ
735 :
動画直リン:03/04/26 09:17
736 :
吾輩は名無しである:03/04/29 20:56
工藤は生きていて恥ずかしくならないですか?
737 :
吾輩は名無しである:03/05/04 22:47
本日の朝日書評は奥泉光の時と同様どうでもいい作家論で
またもや書評になっていませんでした。
もういい加減にしてください。
>>763 むしろ「産まれてすみません」なんて言えてしまうことが恥ずかしいのです。
かといって「産んでくれてありがとう」と言うのもむず痒いですよね。
とりあえず「産まれたからには生きとくか」とでも言っておきます。
740 :
吾輩は名無しである:03/05/05 22:37
小説の書き方
最近やたらユヅキさんが関西ローカル番組に出演するのだが・・・
今ちょうど『明石家電子台』というさんまの番組に出演中。
ユヅキ「家族で旅行いったんですよ」
さんま「あ、前の旦那さんと一緒に」
ユヅキ「うちは敵同士ですから」
高橋源一郎は小説教室で、
「小説は書くものじゃない、つかまえるものだ。
そのためにはとりあえず真似から入ればよい。
そしたらほんものの小説が書けるよ」
といいたいらしいが、
それって要するに
高橋が自分の物真似文学を正当化してるだけじゃないのかな?
743 :
吾輩は名無しである:03/05/10 12:06
>>731 >実は、コテハンつかった羞恥プレイなんだろ?
>遺書だとしてももう少し(ry
ワロタ。
>丸尾末広や山野一ねこぢる夫妻等のガロ系漫画を好む
>原宿辺りのお洒落ガールズ
「お洒落ガールズ」は山野なんか読むのか?
それとも山野を読むのが「お洒落ガールズ」なのか?
最近ネタがないね。つーことで源一郎の最高傑作と思うものを挙げようぜ
「日本文学盛衰史」
ギャングかジョン・レノンでしょう
盛衰史は、あれはなんかね、どうなんだろ・・・一般的な評価はどうなんすか?
私も「日本文学盛衰史」に一票
>>733 >「小説は自由な形式である」という定義を証明してみせる
>ための、「物語・ルポルタージュ・エッセイ・評論・コント・詩・戯曲」といった
>ありとあらゆる文学形式を織り交ぜてひとつの小説に仕上げる手法も使われています。
この考え方って高橋源一郎のオリジナルなのかな?
元ネタが何か教えてほしいです・・・
今さらながら「あ・だ・る・と」は傑作のような気がするのですが。
個人的にはさよギャンと同じくらい面白かったのです。
最近カゲの薄い高橋源一郎だが同棲中の資産家令嬢と遂に入籍との情報
>>750 「あ・だ・る・と」は確かに面白かった。
表紙がオサレ系漫画家使ってたよな。でもハゲシク売れてなさそう。
頑張れ源チャン!!
>>748 TGのオリジナルというわけではありませんが、そういう手法を用いる作家が
少なくなっているのは確かだろうと思われますので、そういう状況の中でそれを
提示してみせたTGの創作態度は新しかったといえると思います。
こういった手法は文学のひとつの流れとして脈々と受け継がれてきたものだと
思うのです。たとえばセルバンテスやジョイス、ヘンリ・ミラー、ピンチョン、
ナボコフ、バース、ブコウスキー、オースターといった海外作家や、四迷、漱石、
芥川、太宰といった近代日本の文豪達の作品で表現されてきたものですね。
日本に限定していうならば、四迷→漱石→芥川→太宰→源一郎というラインがあると考えられます。
伊藤整、大江健三郎、島田雅彦辺りもこのラインに入るのかもしれませんが、よくわかりません。
とりあえず僕の知識の範囲で言うと、まるで近年の発明であるかのような言い方を
されているメタフィクション、ポストモダンの手法が実は近代日本文学の黎明期から既に
存在していたということです。たとえば四迷の生涯最後の作品『平凡』は「こういう小説を書きます」
という能書きから始まり、最後は「面倒なのでここで書くのをやめる」といって中断されるのです。
ちなみに文学板の雑談スレのタイトルに用いた『牛の涎』はこの作品からの引用です。
『平凡』は「自然主義的私小説をバカにするために書かれた自然主義的私小説」という構造を持つ小説です。
また漱石の『猫』には『猫』が新聞連載作品であって読者から大人気であるということを、
わざわざ作中に書いてみせるという手法が出てきます。
芥川の『羅生門』には自分の文章を自己分析することでまるで読者と作者の立場が
入れ替わってしまったかのような評論めいた展開をしていたりする箇所があります。
754 :
吾輩は名無しである:03/05/13 23:28
日本文学において過去作品のサンプリングなんて
伊勢宇津保源氏の頃から当然のことなんですが・・・
>読者から大人気であるということを、
>わざわざ作中に書いてみせるという手法
なんて、モロ「源氏」に出てきますよ。
むしろ近代になって、ロマン派的な「オリジナル」なる概念が輸入されて、
↑でいってるような「そういう手法」が少なくなったはずですが・・・
すこしでいいから日本古典の勉強してみたら?
だいたいの図書館に叢書の研究論文集みたいなの置いてありますし。
とりあえず、てきとうなこと言わないでください。
755 :
吾輩は名無しである:03/05/13 23:32
あ、ごめん、ちょっとまちがえました。
「読者から大人気であるということを」前提にして書いた部分が
たくさん「源氏」には出てくるんでした。
で、最高傑作。「日本文学盛衰史」に一票。
757 :
吾輩は名無しである:03/05/14 22:04
もちろん『ギャング』だろうけど、『官能小説家』も新聞連載時リアルタイムで読んだという意味でも愛着あり。『ゴーストバスターズ』も捨てがたいなあ。『千代に八千代に』も最近再読したら意外に良かった。
758 :
吾輩は名無しである:03/05/14 22:14
ギャングたちって意外と支持されてるのね。
俺はあれは外れまくったこけおどしにしか見えなかった。
どう考えても日本野球の成熟の方が上だと思うんだが。
759 :
吾輩は名無しである:03/05/14 22:17
二ヶ月振りにきたら誰かさんのつまらなさに磨きがかかってるね
そういうバカっぽいレスが一番つまらない
評論家受けがよろしくないことを知った上で、あえて『ペンギン村』を推します。
漫画世代に文学の面白さを知らしめてみせた比類なきポップ小説の金字塔です。
漫画嫌いの文学者は漫画を出している出版社との取引をやめてしまえばいいのに。
762 :
吾輩は名無しである:03/05/15 04:12
763 :
bloom:03/05/15 04:21
>>762 完全なるオリジナルなんてものがないってことは、
読書家であれば読書家であるほど思い知ることなんですよ。
自分の書いているものが完全なオリジナリティーを持ったものだとか、
自分の読んだ本が完全に新しい作品であると言っている人は、
それに似た過去の作品の存在を知らないだけなんです。
自分で新しいと思って書いたことが、実は余り良く知られていない
海外文学を読んでみたら数百年も前にやられたいたりすることを
知って驚く事があると、新しさには定評のある筒井康隆ですら言っています。
しかし同時に彼は自分が新しいと思って書いたものがすでに書かれている
場合もあるけれど、同業者も編集者も読者も誰もそのことを指摘してくれない
ことが多いといっています。しょせん全てを知り尽くした人間などいないわけですから、
これまでに何が書かれていて何が書かれていないかなんてことは誰にもわからないものなのです。
765 :
吾輩は名無しである:03/05/15 07:06
>>764 完全なオリジナルがないというのは賛成だけど、
高橋は小説を書く手法として、真似を提唱してるわけでしょ?
積極的に真似をやっちゃおうという方法論だよね。
そんな風に積極的に真似して似るのと、
真似るつもりでなく結果的に似るのとでは、大きな違いがある。
そういう真似が手法としてあり得るのはわかるが、
そのような個人の手法を
「ほんとうの小説」などと自分で言ってしまうのはどうなのかな。
766 :
吾輩は名無しである:03/05/15 07:45
同時多発エロって小林よしのりのパクリ(まね)?
高橋くらいの才能があるからあれが成り立ってるんだよ
そんなに馬鹿の一つ覚えみたいにパクリパクリって言っても
「ギャングたち」が本当の小説であることは変わりないと思う
769 :
吾輩は名無しである:03/05/15 12:20
「積極的に真似して似る/真似るつもりでなく結果的に似る」
で別けるより、
「批評的な視点で真似る/単純な思いつきで真似る」
で別けた方が有意義だと思いますが・・・
要は、厳粛な批評眼がない限り、「真似」なる手法は止めた方がいい、
と思います。
770 :
bloom:03/05/15 12:20
どんどん真似ればいいんだよ
>>769 要するにフリッパーズとミスチルの違いってことだな。
今月のブルータスは書店特集。
高橋源一郎もお気に入りの本屋さんを紹介してます。
>>769 それよりも以前に、何にも似ていない作品なんてものはないという問題があります。
本人が誰の真似もしていないつもりいたところで、誰の真似にもなっていないなんて
ことはありえないのです。そもそも子供は大人の言葉を真似ることで言葉を覚えます。
それは文学に使われている言葉であろうとも同じことなのです。TGが言っているのはそういうことです。
真似をしていないつもりでいることはできても、それは単なる思い込みに過ぎないのです。
でも、模倣可能な部分→クセは極力排した方が良い、
と高橋自身が言明しているからね。
776 :
吾輩は名無しである:03/05/16 01:43
774って769に対するレスなの?ちっとも内容が伴ってないような。
774で言ってるのは高橋の「真似」というより古井の「死者」だろ。
777 :
吾輩は名無しである:03/05/16 13:12
>>774 なんでそんな誰でも知ってるようなことを
延々と書きつづけるんだい?
自分の教養を晒してるのかい?
>>777 工藤はたぶん、自分で書いている通り
>そもそも子供は大人の言葉を真似ることで言葉を覚えます。
という段階なんだよ。どこかで見てきたことを、
幼児が「ねえねえママ聴いてよ!僕知ってるよ!」と自慢するように、
懸命にこの板に書き連ねてみせているんじゃないかと思われ。
あまりに厨すぎて(ヒキーだから常識が無い)
そんなこたぁ誰もが知っているということすら、知らないんだ。
必死で延々と書き続けるイタさが、見ていて哀れを催すが・・・
一種のビョーキだろう、
美香とかミステリ板と同じく・・
779 :
吾輩は名無しである:03/05/16 19:20
>>777 いちおう腐っても文学板なんだからねえ。
いまさら言い古されたこと書くな、と。
十代のロックバンドじゃあるまいし、
「俺はオリジナル」なんて、誰も思ってないだろう。
ところで、噂の真相によると、
高橋は例の資産家令嬢と結婚したんだってね。
780 :
吾輩は名無しである:03/05/16 21:15
>779
>>780 しょせんウワシン。しかも一行記事
782 :
吾輩は名無しである:03/05/17 23:45
>>749 今放送中のスマステに出ています。
昔っから肩コリなんだって。どーでもいっけど(w
783 :
吾輩は名無しである:03/05/18 20:35
>>761 「ペンギン村」は別に漫画読みに人気があるとも思えないけど。
あれ読むくらいなら素人のアニパロ小説読んだ方がマシ。
そんなもん死んでも読みたくない
>>783はそういうの好きなんだろうけどさ
785 :
吾輩は名無しである:03/05/18 22:36
>>783 「ペンギン村」、俺は楽しく読んだけど傑作だとは思わない。まあ源一郎に、
漫画読みにこの小説を楽しませようなんて意図は一切無いだろうな。
むしろ、漫画世代の読者なんかナメきってるんじゃない?
ペンギンつまんないよ
デュシャンの美術館に便器と一緒。福田和也が言ってたけどコンセプチュアル・アートだよ
でもそれはギャングでやったこと
許せるとしても、ギャング以前に書いてたという意味でジョンレノンまで
一回やったらおしまいなのに
>>786 『ペンギン村』がなかったら『日本文学盛衰史』は産まれなかったと思うんです。
789 :
吾輩は名無しである:03/05/19 14:06
ていうか、日本の小説家っておもしろくないな
>789
禿同。文芸誌って、いつも図書館で少し読むだけ。あんなの買ってる人
いるのかな?
791 :
吾輩は名無しである:03/05/19 14:08
793 :
吾輩は名無しである:03/05/19 19:04
ふと思ったんだが、工藤って
とっても高橋源一郎的な人工無能だよな。
いや、別に工藤が嫌いな訳じゃないんだけどさ。
798 :
吾輩は名無しである:03/05/25 15:34
高橋源一郎なぺえじはいったいどうしたのだろう?
知ってる人いますか?
800 :
吾輩は名無しである:03/05/26 16:55
月刊PLAY BOYに連載してるエッセイって、
毎回気楽に書いてるような印象があるなあ。
801 :
◆uaYejoOYtk :03/05/26 17:20
高橋源一郎って
「作家は背徳者たれ」みたいな、ごく一面的なテーゼを拡大解釈して
人生全般に適用するとどんな結末が待ち構えてるかを身をもって体現した
作家さんって感じがする。
802 :
高橋源一郎って名門中の名門 :03/05/26 18:22
803 :
吾輩は名無しである:03/05/26 21:47
高橋源一郎なぺえじ、サーバーダウン?
それとも消滅?
804 :
吾輩は名無しである:03/05/26 22:26
>>801 いや、そこまで意図的にやっているわけじゃないと思う。しかし、安定した(?)結婚生活期と長い沈滞期、私生活のどたばたと多作(傑作含む)期が符合しているのは事実だろう、不思議なもので。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
806 :
吾輩は名無しである:03/05/30 03:13
マンガ夜話。
佐藤タマオなんかに喋らせなくていいから。源ちゃんをもっと。クソ司会め。
807 :
吾輩は名無しである:03/05/30 11:59
>>801 結局、女好きってだけの話でしょう。
>>804 彼が造船会社の御曹司のままなら、
一生、寡作だったと思う。
808 :
吾輩は名無しである:03/05/30 12:51
いつも疑問に思ってたんだか、
なんで工藤みたいな真性のバカにまともなレスしてるんだ?
809 :
吾輩は名無しである:03/05/30 20:10
>>808 あんたより真性のバカじゃないから。
あんたよりはるかに真面目だから。
あんたより偉そうじゃないから。
あんたより勉強家だから。
あんたより努力しているから。
あんたより頭いいふりしないから。
あんたよりまともな教育受けているから。
じゃなきゃこんなバカみたいな質問しないだろう?
810 :
吾輩は名無しである:03/05/30 20:11
809はなんでこんなに必死なんだ?
811 :
吾輩は名無しである:03/05/30 20:24
809が工藤美香だから
812 :
吾輩は名無しである:03/05/30 20:43
漱石>>>>>>>>>>>>>>>>>>>源一郎
何を煽りたいと思えば
>>812のような書き込みができるのか・・・
ネタがないからこうなっちゃうんだよ!とにかくなんか騙ろうぜ
「君が代は千代に八千代に」は特に屈託なくふつうの小説として読める作品が多かった。
TGってもはや文学者でしょ
クソみたい大学(?)で文学教えてるくそ学者
より遥かに。
816 :
吾輩は名無しである:03/06/05 21:37
>>↑「文学者」って、、、、、?
もはや文学者???
明らかに良い文学者だと思うよ。
彼の「文学」「言葉のもつ力」への想いはスゴイぜぃ
「文学なんかこわくない」
とってもヨカッタ!!
819 :
吾輩は名無しである:03/06/08 01:00
小説家が成長すると解脱して文学者になるのかい、クドちゃん?
>>818 ああ、なにげによかった。こいつまともじゃん、
と思った<「文学なんかこわくない」
小説はどうなんだか・・・まともに読んでから語ろう
821 :
吾輩は名無しである:03/06/08 01:29
一応カヴァーと最初の漫画きりとって捨てたよ<こわくない
>821
それって「文学がこんなにわかっていいのかしら」
もしくは、「文学じゃないかもしれない症候群」では?
まぁ「〜こわくない」も表紙はねぇ・・・
823 :
我輩は名無しである:03/06/08 10:02
小説トリッパーで連載中のんは、文体にこれまでにない密度が見られましたよ。
個人的には期待してるんですが、、、。
しかし、製本されるときに、源ちゃん大分直したりしそうで、それが嫌。
825 :
吾輩は名無しである:03/06/22 07:40
「ジョン・レノン対火星人」読みましたage
ポストモダン! って思いました。
つまんない人間でごめんなさい。
おもしろかったけど、
「さよなら、ギャングたち」を読んだときの衝撃ほどはなかったです。
826 :
吾輩は名無しである:03/06/22 07:48
小説家から文学者に進化したってか。
めでてー野郎だ。ポケモンでもやってろ
いい作家は作品以外の言動はタコのような気がする。
大江健三郎の政治的コメントがタコなのが好例。その分作品は素晴らしいけど。
高橋源一郎は批評がけっこう優れてるので
その分作品が弱まってる気もする。
生まれつき読者体質のひとが書いた小説っていう感じをうけるねどーも。
でもじたばたしてる様子は面白いね。こんなに小説書くためにじたばたし続けてる人もあんまりいないような。
じたばたし続けることが「考える」ことだって
自分でも書いて、それを実践してるよぇTGって。
死ぬまで迂回し続けるんだろうなぁ〜。
>>827 なかなか興味深いレスだし、俺も同じことを考えていた。
で、こういう事実が何を指し示すのかというと、、、
830 :
吾輩は名無しである:03/07/02 01:31
age
831 :
吾輩は名無しである:03/07/04 15:33
「現代詩手帖別冊 高橋源一郎」が
発売されたら、教えてね。
ここのところ、忙しくて
毎日、本屋へは行けないんだ。
832 :
吾輩は名無しである:03/07/07 18:19
「現代詩手帖別冊 高橋源一郎」
そんなものが
発刊されるんですかっ!!?
楽しみデスナ
833 :
吾輩は名無しである:03/07/07 23:22
この人の拠って立つ問題系(例えば政治と文学とか、詩と小説とか)
自体が、なかなか共有されにくい世の中になってきているんだろうね。
他の誰よりも80年代を象徴した分だけ、廃れるのも早いか。
ある意味時代と寝たと言えるかも。
しかし、明らかに後退しているよな、「純文学」
この人の問題(、特に「言葉」について)は
著書でのミランクンデラの引用にも
あるみたく「個人」にかかるものだものねー
835 :
吾輩は名無しである:03/07/07 23:42
高橋源一郎はただの競馬好きだろう
836 :
吾輩は名無しである:03/07/07 23:50
>834
いや、違う。そうじゃないよ。
あくまでも両者の関係に係っているはずだよ。
つーか、クンデラあたりを賞賛してほしくないわけよ、この作家には。
加藤典洋やけに持ち上げてみたり、ときどき心の底からガカーリする。
>835
面白くないから。
知らないことには口はさまないでね。
>836
そうか、もう一度読み直して考えてみます。
>加藤典洋やけに持ち上げてみたり
そういえば、「危険な読書」かなんかで
『文学の向こう側』の続きとして、
「もう加藤典洋みたいな方法しかないんじゃないか」って
言ってね。「言葉の持つ政治性」については
蓮見重彦並に気を使ってるんだなぁって思いました。
その方法として、「迂回」してるんだなぁと。
×言ってね。
○言ってたね。
すんません。
風上は勿論、風下にだって置いちゃいけない。
840 :
吾輩は名無しである:03/07/11 14:44
>>832 「本とコンピュータ」って雑誌で
鶴見俊輔と対談してたんだけど、
そのページのスミに書いてあった。
対談のテーマは「老いについて」だったかな?
841 :
吾輩は名無しである:03/07/11 14:49
>>836 >クンデラあたりを賞賛してほしくないわけよ、この作家には。
いつだったか、柄谷行人の前でクンデラを持ち上げて、
柄谷に馬鹿にされてたな(w
それで加藤のもとに走ったのか?
842 :
吾輩は名無しである:03/07/12 15:34
源ちゃん、前々奥さんと別れてから
ちっとも競馬場へ来なくなった。
奥さんがいるから気を使っているのだろうけど。
競馬好きなのは相変わらずだから、
ほんとうは競馬場で観戦したいだろうに。
843 :
吾輩は名無しである:03/07/12 20:34
つーかこの人自身である程度の批評もできちゃうから、批評家の
言葉を「馬鹿だね。」の一言で退けることができちゃうのよね。
加藤を持ち上げるのも、加藤に対して畏敬の念とか恐怖感とか
そういうのが皆無だからなワケ。
かって輝いていた作家が、世俗の垢にまみれ、地に落ちていくのを
めにするのはつらいことです。
そろそろエッセイストに看板換えしたらいかがですか?
844 :
吾輩は名無しである:03/07/12 22:37
春樹のことどう思ってるんだろ…
やっぱ意識してんのかな?いろんな意味で
845 :
吾輩は名無しである:03/07/12 23:00
80年代を一身に表象したのは、春樹でも島田雅彦でもなく、
この高橋源一郎だった。
846 :
吾輩は名無しである:03/07/13 17:58
>春樹でも島田雅彦でもなく、この高橋源一郎だった。
島田があるうるはずがないのは当然。
高橋も多いに疑問符がつくが。
あくまでも狭い領域での話しだが。
847 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:04
>>844 高橋源一郎って春樹に対するコメントは少ないしやっぱり意識しているのかも。
村上龍に関しては「だいじょうぶマイフレンド」の解説書いてたり、
対談もしたりしているんだけどね。
848 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:11
春樹については、初期に結構持ち上げてる。良かれ悪しかれ春樹を
意識しない作家などいないし、いたとしたら余計に「意識』を感じる。
>846
島田はキッチュさも含めて、80年代の一部分を表象している。
2ちゃんごときで叩かれるほど悪い作家ではない。
849 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/07/14 00:25
さようならギャングたちは春樹っぽいよ。
850 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:28
こないだ三段跳びで2億稼いだおっちゃんて、源ちゃんかい?
851 :
吾輩は名無しである:03/07/14 00:38
>>849 たしかに断章形式もそうだし、
文章自体も春樹と似ているところがなくもない。
だけど源ちゃんの「開き直り」を春樹はしないし、できない。
852 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/07/14 00:43
さようならギャングたちは多分まだ開き直ってないよ。
意識びんびんじゃないの?
>>852 意識びんびんっていうのは、でもそれは春樹に対する意識ではないよね。
それまでの「小説」というジャンルに対する批評があるという意味では、
たしかに意識的ではあるんだけど。
でも時代を切断しようとするときに開き直りのようなものが
あったのではないかと思うんだけど、勘違いかな?
今読んでもやっぱり変な小説だと思うから「意識的なだけじゃこんなもの
書けない」と思ったんだよね。
しかし小生、この点あまり自信がありませんので、反論頂けると嬉しく思います。
854 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/07/14 03:11
>たしかに断章形式もそうだし、
>文章自体も春樹と似ているところがなくもない。
>だけど源ちゃんの「開き直り」を春樹はしないし、できない。
げんちゃんの「ギャング」の文体は春樹の存在を意識していたように思います。
といっても、春樹に先にやられちゃった、って感じで、手放しで喜んでいないように感じるのです。
小説を書きなれていない人間にとって、春樹文体は非常に書きやすく、げんちゃんもやったったのではないかとおもいます
初期のげんちゃんは、あの春樹的な何かを匂わせるような文章が多く、
引用の仕方も余り意識的な「小説」批評にはなっていない様に感じます。
平たく言うと、「ギャング」はげんちゃんの野心みたいなものが見える気がします。
げんちゃんが、意識的に開き直った時期は、全作品を読んだわけではないので判りませんが、どうなのでしょうか。
だって、開き直っているにしては、今と比べてナンセンスさの欠片もない
ロマン溢れる文体だと思いませんか?
855 :
吾輩は名無しである:03/07/14 03:36
よくわからないなw
春樹の「乾いた文体」が、とどのつまり直線的に「空虚さ」へと繋がっていくものだと
したら、高橋は一体何を匂わせているのでしょう?
引用についての意識云々も初期の方が断然方法意識に富んでいて、
昨今の引用っぷりは技術的な問題に過ぎない。
ギャングについての野心は、春樹的な時代を書き表すようなものではなく、
現代詩という、作家自身にとって躓きの石となった難題を、小説と言ジャンルで
描ききろうという野心だし。
854の論法でいけば、村上龍と高橋は似ているし、同断に赤川次郎と
高橋も似ている。それは結局何も言っていないのと同じじゃないだろうか?
856 :
吾輩は名無しである:03/07/14 03:52
>>841 ソースは?
クンデラってそんなにダメかな?
857 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/07/14 04:16
春樹が別段「乾いた文体」だとは思わないし、「空虚」へ繋がっているとも
思えないけど、ニヒルな感じは似ていなくも無いとおもいます。
そして、春樹もげんちゃんも匂わせているのは「何かを」だと思うのです。
>引用についての意識云々も初期の方が断然方法意識に富んでいて、
引用は確かに、文学的な実験に思えるけれど、『「小説」というジャンルに対する批評』
とは思えないです。
初期の作品(さようならギャングたち、虹の彼方に)、、「小説に対する批評」というものがどこらへんにあったのか、僕にはわからないです。
「日本文学〜」位までくれば、なんとかわかるのだけれど。
春樹とげんちゃnについて、もれが似ているといっているのは、要は文体です。
文体は小説の命だし、表現の要でもある、ってようなことは、「日本文学〜」
でも書いてあるけど、「さようならギャングたち、虹の彼方に」は、あまりに
文体が春樹に似ているように感じます。
それ「風の歌〜」が詩的であることと関係があるのかもしれないけれど、ドラや
赤川次郎とは全然似てない(文体は)
少なくとも、いまのげんちゃんと、当時のげんちゃんの意識はかなり違うんじゃないだろうかと、
思った。
春樹も源ちゃんのことどう思ってるんだろうね?
>>858 基本的に日本の現代小説なんか読まない人だから
高橋源一郎なんてハナから眼中にないんじゃない?
860 :
吾輩は名無しである:03/07/15 06:22
村上春樹
池澤夏樹
モト冬樹
秋はいずこ?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
秋樹・・・・・・。
863 :
吾輩は名無しである:03/07/16 21:56
age
>>858 むかし「あまり読んでないので知らない」と関心なさそうに言っていた。
865 :
吾輩は名無しである:03/07/17 12:16
>864
それって、誌上などで書いてあったのですか?
それとも、講演や、直接聞いたのでしょうか?・
866 :
吾輩は名無しである:03/07/17 15:17
『さようならギャングたち』は春樹というよりバーセルミだよ。
>>865 中上との対談にて。80年代。
やっぱりこのころは糸井&高橋というようにワンセットで言及される。
868 :
吾輩は名無しである:03/07/18 01:24
>>856 湾岸戦争あたりの時期に出された群像増刊にて。柄谷と源一郎の対談
源一郎が「クンデラは西欧を誉めてますよ」とか言ったら柄谷が「いや、それはECの奴らは喜ぶだろうけど…」
とかそんな感じ。曖昧でごめんなさい。
869 :
吾輩は名無しである:03/07/18 08:48
さようなら、ギャングたち
読みました
ん〜
正直わけわらかなかった
どこがよかったか解説してホスイ
>げんちゃんの「ギャング」の文体は春樹の存在を意識していたように思います。
つーか、アメ文を「利用して」語るとすれば、春樹がヴォネガットで、源一郎
は
>>866さんが言うようにバーセルミか、もしくは良いときのブローティガン
だと思う。ちょいと方向性が違うような気がする。
統合されたもの(道徳みたいなものかな)を核としているか、それとも
(「開き直り」とまでいかなくても)核をばら撒いている一方で、基底としての、
悲しみでもいいしまぁ何でもいいんだけど、それを感じ取らせるようにして
いるか。でも源一郎はある時期からより前者の方へと傾いていってるような
気がする。
あくまで「気がする」だけだけど。
871 :
吾輩は名無しである:03/07/18 18:26
ポスト・ポスト・モダンってなんだ?
源一郎の基底がどんなものなのか、そもそもそんなものがあるのかどうかに
興味が湧きませんが、ジョンレノン対火星人のときの飛ばし方は好きです
プリーズ・プリーズ・ミー
>チキン
プリーズ・ミスター・ポストマンの方がいい、この流れなら
微妙である
876 :
吾輩は名無しである:03/07/24 19:16
現代詩手帖別冊 高橋源一郎
は、いったいいつ発売なんだろう?
現代詩手帖7月号には「近刊」と書かれていたのだけれど・・・
ふうむ
877 :
吾輩は名無しである:03/07/24 19:18
源ちゃんて普通に「現代詩」は書いてないのかな?
源ちゃんは凄い読書家なのにあまり根暗な様子受けないね。
肉体労働で鍛えられたのかな?
漫画夜話に出てたけど結構おしゃれな服着てたなあ。
群像の批評家鼎談にて源一郎の名前が再三挙げられ、
うわさの「別冊」のこととおぼしき話も少しだけ……。
加藤典洋と対談してるのね。TRIPPERでは大塚英志ですか。
880 :
吾輩は名無しである:03/07/27 17:14
みんなこんな過去の人に興味あんの?
もはや作家じゃないっしょ!この人
881 :
吾輩は名無しである:03/07/27 18:06
>>856 たぶん柄谷の「ダイアローグ」あたりに収録されてると思う。
初出は「ゴーストバスターズ」のムック本かな?
また調べとくわ。
>>877 「泳ぐ人」「朝起きて君に言うことが何もないなら」
(両方ともタイトルあやふやだけど)がいちおう、現代詩?
もう入手困難だけど。もとは「スタジオヴォイス」の連載だよね。
僕は主要な著作の中で「泳ぐ人」だけ持ってない。
あれは高すぎて、当時は買えなかった。
882 :
吾輩は名無しである:03/07/28 17:50
福田和也の作家の値打ちで点数が付いていた。
出す作品ごとにレベルが下がってる。一作目はまぐれだったのか。
さようなら、ギャングたち 91点
優雅で感傷的な日本野球 60点
ペンギン村に陽は落ちて 33点
ゴーストバスターズ冒険小説 21点
883 :
吾輩は名無しである:03/07/28 17:55
坪内の連載で読んだんだけど、高橋の娘さん、
ライターやってるらしいよ。
置いてもらわなくたって・・・
勝手に居るもん、風上の方にw
そうかぁ、キャラウェイはライターやってんのかぁーー
ゴーストバスターズの切り出しが「誰が中原中也を殺したか」というタイトルで当初出ていたことには
感動したもんだが、それが結局あの「ゴーストバスターズ」になってしまった訳だし、あの本で言いたい
ことは、もう俺を殺してくれ 早く殺してくれ という風にしか受け取れなかった。
ペンギン村にある価値不明のベッドサイドの写真にしても、ここで白けてしまうのは損か、まだ追った方が
いいのか、と迷ったのが正直な感想。福田氏の評点は安堵を呉れる良い標だな。
良識を担保にした破壊など捨てた方がいいんですよ。どうせ最後に良識のケツを嫌々拭きに回らなきゃ
ならなくなって、自滅。実績としてはブローディガンやバーセルミの足元にも及びはしない。
ブローディガン訳詩集の紙相撲のネタは贈り物としては良く機能してくれましたが(w
887 :
吾輩は名無しである:03/07/28 22:05
ゴーストバスターズは感動はしなかったけど、自分の手持ちの札を必死で
全部めくろうとしてる感じはするんだよなあ。
必死にやってるなあ、と感じたとこに付箋つけながら読んだら付箋だらけ
になった。
福田和也はこの作品については恥知らずとか言ってんだっけ。確かに引用の
仕方とか、よくもまあここまで臆面も無くと言う感じはあるけれども…なん
つか、ともかく、必死だな、と。そこに打たれる。
>>887 繋げてくれて有難う。本当に有難う。
で、そうなるとあの作品中にある女流作家の重鎮に対する名指しの呪詛がポイントになる
訳ですね。あの呪詛は本の帯にある「誰が読んでも面白い(だったっけ?」と連動している
筈なんで・・・この辺、ビシッと決めてくれたら、明日おれ、会社で下克上起こします。
>>887 恥知らず、と福出しが言ったのは、今まで評論で散々思わせぶりなこと言って期待させといて、
よくもまああんな酷いものを、様々な人々の労力使って出せたもんだなオイ、と。人様の過酷な
労働というものの価値をお前は分かっているのか、このメッキ神輿が、と。言う意味で用いたよう
に思えるが。真相は如何に。
今丁度ゴーストバスターズ読んでるんですけど
あのゴーストって結局何なんですか? 天皇?
ゴーストバスターズは、リハビリ作ということで、まあ、個人的には許せるけど。
そのあと、日本文学盛衰史とか、よかったとおもうし。
>>890 村上春樹的深遠だったり(w、一過性の作り出した亡霊だったり、彼の得意な、語りきられてないモノ・
見せ終わって無いモノだったり、あとなに。
天皇っちゃ、三島も大岡も連想できるねぇ。実物は、彼にとっちゃ存在すらしてないような気がする。
ゴーストバスターズのタイトルが始め「誰が中原中也を殺したか」だった
というのは本当なんですか?
「ゴースト」は中原中也を殺したそのものを指しているんですかね?
>彼にとっちゃ存在すらしてないような気がする
眼には見えないけど確実に存在を感じとれる何かを「ゴースト」と
名付けているんだと思ったんですが。
名前をつけることでその何かに触れることに決定的に失敗している
という気がする。まだ読んでる最中だけど
>>893 名前を付けてみたところで簡単に触れようがないだろう「アレ」に向かってゆく文学者高橋さん
の姿勢を平易な文でご紹介するのがその本の目的だったのだと思います。「そのもの」は無形です。
それが上野千鶴子女史だか曽野綾子女史だかへの啖呵として如実に現れている(上の方であったかも)。
まああの下りもパロディの範疇として扱ったかも知れませんが。
「アレ」に対する克服方は、最後に(読んで無くてもいいよね)、強く正しく生きて克服しなさいと、つまんなく
まとめてありました。ギャングとは随分違う姿勢ですねえ。老いを認めた。
>ゴーストバスターズのタイトルが始め「誰が中原中也を殺したか」だった
>というのは本当なんですか?
本当です。リテレールスゥイッチ(とっくの昔に廃刊)に乗ってます。我が家にあります。
895 :
吾輩は名無しである:03/07/30 00:51
失敗作がそうでない作品より作家の姿をよくあらわしてるということはままあるわけですが、「ゴーストバスターズ」はそういう種類の作品のような気がします。
あと、「ゴーストバスターズ」の後はこのひとはあんまり構築ということを考えなくなった(考えないようにしてる)ような気がする。
896 :
吾輩は名無しである:03/08/01 17:52
要は「日本文学盛衰史」が、この目立つもの好きな世の中でどうしてメジャーな媒体にプッシュ
されなかったかが問題だ。終わってたからか?再評価項目の中にすら挙げられてなさそうな
ただづまいだよね。
日本文学盛衰史そんなによかった?
後半なんかもうグズグズで付いていけない
最近のやつはどれもグズグズだとは思うが、
でも他の作家に無い何かがある気がして適当なとこ開いて読み返してしまう。
「まっすぐな心」をまっすぐにやってみるしかないんじゃないかな。
俊太郎翁が大往生を遂げた時にこの人の正体が陽に照らされるんだろうな。
「ズルイと言ってる場合じゃない」をテーマになんかよろしくね。
901 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/08/04 15:25
>福田和也の作家の値打ちで点数が付いていた。
出す作品ごとにレベルが下がってる。一作目はまぐれだったのか。
さようなら、ギャングたち 91点
優雅で感傷的な日本野球 60点
ペンギン村に陽は落ちて 33点
ゴーストバスターズ冒険小説 21点
こりゃありえない。
より困難な方向へ進んでいるのだから「物語り」が破綻するのはあたりまえ。
昔のキモさが抜けて、今でも源ちゃんは輝いています。
より困難な方向へ進んでいった結果消化不良起こしてるんだから。
ギャングと最近の高橋をくらべて
後者が優れてるって言うなら重症だよ
903 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/08/04 15:46
ギャングは気取りすぎててキモい。昔のエッセイもキモい。
最近はとても垢抜けてきました。そろそろ源一郎の最高傑作が書かれる予感。ワクワク
904 :
吾輩は名無しである:03/08/04 17:14
今ブローティガンの西瓜糖の日々読んでるんだが、
ギャングとよく似てるし、
源一郎はこういうのを書きたかったんだなあってのがわかる。
散文的な小品をね。
それにくらべると今の源一郎は書きたいことが分散しすぎてるんじゃないだろうか。
「君が代は千代に八千代に」の短編とかエッセイの濃縮された輝きが、
最近の中長編ではどうものっぺりと広がっているような。
905 :
吾輩は名無しである:03/08/04 17:16
906 :
吾輩は名無しである:03/08/04 22:34
>より困難な方向へ進んでいるのだから
どんな方向ですか?
907 :
吾輩は名無しである:03/08/04 22:41
おさむの形容詞ライブラリー
キモい
どうでもいい
この貧困さは一体何をあらわすのか。
908 :
吾輩は名無しである:03/08/05 01:26
>>903 「傑作」の定義にもよるけど、いわゆる「傑作」は一生書かないような気がする。
>>907 80年代にすら「遅れてしまった青年」だと思われる(もちろん冗談ですよ)
909 :
吾輩は名無しである:03/08/05 01:35
>>904 文庫で出てたから、俺も今「西瓜〜」読んでるんだけど、
同感だな〜。
あと、「影響」うんぬんではなく2作品ともチャーミングですな
>>901
河豚田が、豚なだけ
>>903 でもキモクなくなったら作家としては終わりじゃないの?
優れた作家で真に垢抜けた作家っているとは思えないけど
一応過激で実験的なことをやってるという感じではるわけだし。
最近はなんか普通になっててつまらんと思う
特に作品を支える思想的な面がというか…わけわからん感じもないし
913 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/08/05 14:16
>906
未開の土地へ冒険しようとしているんです。でも、魅力的な未開の土地は
あまりないのです。
>912・908
消化不良や実験はいずれ収穫の季節を迎えるはずです。
むしろ、ギャングの方が「普通」っぽくない?
>それにくらべると今の源一郎は書きたいことが分散しすぎてるんじゃないだろうか
これってすごくよくわかるけど、だからこそ源ちゃんの蒔いた種は豊穣の秋を迎えることができるとおもうんだ。
高橋源いちんぽ郎
915 :
吾輩は名無しである:03/08/09 21:27
なんか2ちゃんって高橋ゲンイチロウみたいだなあ
つーことは、おれたちゃゲンちゃんより
だいぶ遅れてるってことだね―w
916 :
吾輩は名無しである:03/08/09 23:23
バーセルミ+ブローティガン÷2=1990年までの高橋源ちゃん
それから脱却するためのノタウチハイズリが
ここ十数年の源ちゃんでは?
>>913 >だからこそ源ちゃんの蒔いた種は豊穣の秋を迎えることができるとおもうんだ。
種の要求する栄養分をこの無理に疲弊した土壌が供給してやれてない。共倒れ→再起不能コース。
そろそろやってくれるようですよ
「殿様」が最高傑作!
920 :
吾輩は名無しである:03/08/14 10:27
「ゴーストバスターズ」は別冊群像(?)で前半部分が発表されてから10年
以上経って上梓されたものでしょ。
後半の「正義の味方タカハシさん」とかは
文学界とかに短編として発表されたもののはず。
短編形式で発表した物を長編の一部として使用するのは別に珍しいことでは
ないけど、それが短編として成立していない上に、なぜこの短編を長編の
一部として組み込んだのかすらわからないことに非道く落胆した覚えが
あります。
「ゴーストバスターズ」の前半部分が発表された時点では、時代的にも新しい
文学の薫りが感じられていたと自分は思ったからです。
(まあ、その時点でSo−raとBa−shoは、何だコレ?って感じでした
が、それでもいずれ何らかの意味を伴うんだろうって好意的に見てました)
「ゴーストバスターズ」以降、ポストモダンは影を潜めて、迷走に入りつつ
あるように思います。
「あだると」はラストのみ小説としての結晶が微かに感じられましたが、
「ゴヂラ」「君が代は・・」はあまりにも非道い。
「君が代・・」収録の「素数」なんか、ネタ本の面白さをそのまま使っていて、
かつての「引用」ではなく「盗用」に近いのでは? と思わざるをえません。
「日本文壇盛衰史」「官能小説家」で、新しい領域への意気込みが感じられます
が、今はそれを静観するだけです。
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
922 :
吾輩は名無しである:03/08/15 22:08
源ちゃんはきっとやさしすぎるんだと思います。
「殿様」はどうよ?
2スレ読み終えた。
長かったー!!
926 :
吾輩は名無しである:03/08/19 22:48
源ちゃんは80年代で書き尽くしたんじゃないかと
【別冊】高橋源一郎V
928 :
吾輩は名無しである:03/08/21 02:23
しゃべり場に源一郎が出演してるぞ。父親は障害者らしい。
テレビ出演を言い出したら毎週日曜小倉競馬中継の司会してますが
知るか
そんな言い方はひどい
>>928 「かわいそう」って何? って言われてもね……
立場によって違うでしょそんなの。
大学落ちてキャバ勤務の男、DQNでおもしれ〜
つーかこんな歳で糖尿病って、今までどんな食生活なんだよw
これは食生活に起因する糖尿病じゃないぞ
あ、そうなの? 申し訳ない。
でも俺はこいつらのことをかわいそうとか思わないけどね。
室井の露出度増えてるね。映画レビューで筒井監督に提灯振ってたな。あの様を見て(読んで)落ち目を実感。
936 :
吾輩は名無しである:03/08/24 19:41
937 :
吾輩は名無しである:03/08/24 19:49
takahasiサイテーと、現代詩総合スレに。
また1000いかねえや。風下探して火を待つこととしましょうか。
939 :
吾輩は名無しである:03/09/01 17:02
アカヒに書評が載ってたよage
940 :
サマー・クラッシュ:03/09/01 21:49
「優雅で感傷的な〜」から、「ゴーストバスターズ」
そして伊藤なんとか賞取ったあの作品まで、こいつ
の作品のどこが良くて、なにが凄いのが全く
分からんな。
誰か解説できるかた、おマス?
「解るやつにはもう説明しなくても解るし
解らないやつにはどうしたって解らない」
みたいな言い方されるよね、TGの作品は。
っていうか本人が言ってたのかな?
942 :
サマー・クラッシュ:03/09/01 23:03
>>941 レスありがd。
源一が欺瞞だって
いうのを再認識
しまつたww
けど、解るっていうのが何を
示してんのかね?
やっぱさー煽りじゃねーけど、あんな作品が
前線に出てたっていうのが・・(涙ちょちょ切れ)
あいつの作品なんてもう実際嫁ねーよな。
これっぽちの文学的価値もなく競馬解説やってたっていう・・
そこらが限界だったんだろうな。
商売人の顔してね。堕ちろ。逝ってよし!
(前略)甲乙いずれの評価にも動じぬ点にこの作家の強みがある。
分かるやつには分かるといった確信が、
高橋の作としては中程度のこの一篇(ペンギン村)においても
その強みを支えていることだけは確かなのだが
では何を分かればいいのかというとそれが分かるようなら
こんな苦労はしないといった面持ちでそのくせひたすら
気持ちよさげに筆を動かすこの作家から(後略)
これはわたべの評だけど。
理解できないからってだけで簡単に批判していいわけないよね
×わたべ
○渡部直己
>>943 >理解できないからってだけで簡単に批判していいわけないよね
なぜ?じゃあ、あなたはなんの解答にもなってないようだけど
不満あるの俺だけ?
まあ、あなたの源一作品の読解を期待しても無理だろなこりゃwwwww
人には出来ることと出来ないことがあるしさ。
>では何を分かればいいのかというとそれが分かるようなら〜
ここらへんでしょうかねーー(あー不毛)
自分がある作品を理解できないことを
その作品のせいにするのに違和感を感じるだけ
理解できない自分に非があるかどうかは別にして。
駄目と思うなら箇所を引いてくるなりして根拠を示さないと生産的じゃない。
947 :
サマー・クラッシュ:03/09/02 00:08
>>946 言ってることはわからないでもないが、俺は「分かるやつには
わかる」といった根拠を示してくれとレスしてんだ。
「分かるやつには分かる」っていう言い方自体が
>>940とか
>>947みたいなぬるい質問を拒否してる。
だって「分かるやつには分かる」んだし
「分からないやつには分からない」んだから。
おれもこういう物言いは大嫌いだよ。TGを全肯定してる訳でもないし。
それは置いとくとしても、駄目だと感じた根拠をまず示してくれよ
ペンギン村はお堅い文芸評論家のおっさんじゃ登場人物を知らないんだから
分かるわけがない。
>>949 そのオッサンが当たる壁を簡単に越えた位置にお前さんがいるんだが。
俺には、手を替え品を替えということが分かったがな。言い切らないことが魅力か?
言い切れないことが魅力か?せめて、奴の投票主義についての批評をしてくれよ。
俺は奴の投票主義にゃ飽き飽きしているんだ。実際家じゃないことに辟易しているんだ。
サマークラッシュがなんと言うかは知らないが、お前が何を示すかに興味が沸いたな。興味。
>>950 すまんが俺頭悪いんであんたがマジレスしてるのか煽ってるのかもよくわからない。
投票主義という言葉の意味がよくわからないし、家じゃないことって何?
ちなみに俺が
>>949みたいなこと書いたのにはそれなりに伏線があって、
高橋が何かで「ペンギン村はむしろ日本のアニメ知識のない外国人に読んで欲しい」
みたいなこと言ってたんだよ。ただしどういう理由で高橋がそういうことを
言っていたのかは忘れた。まあその理由というのを俺がいまいち読解できていなかった
というのもあるけど。
てっきりスレが伸びてたから現代詩手帖関係かと思ったのに。
ていうか出たの?
みんな新潮9月号に
ゲンチャンでてるぞおおおおおおおお
別冊TGはまだみたい
955 :
吾輩は名無しである:03/09/02 20:03
>>952 「自分はバットマンのストーリーなんて知らないのに、
バーセルミのバットマン小説を楽しんで読める。
もしかするとアメリカ人以上に読めてるのかもしれない」
みたいなことを、昔、高橋は言ってた。
その理由を彼なりに論証してたはずだけど、
内容は忘れちゃったな(笑)。
あと、マニアックな固有名詞ばかり使うことを批判した
女性作家(名前忘れた)に反論してたこともあったけど、
その内容もキレイさっぱり忘れたよ(笑)。
956 :
吾輩は名無しである:03/09/02 20:08
>>904 「ゴーストバスターズ」なんか、
2人のガンマンの幽霊退治っていう設定自体、
ブローティガンの「ホークライン家の怪物」そのままだもんね。
>>955 その女性作家、このスレじゃ名前忘れられまくりだよな。笑っちゃったよ。
>>951
俺も頭わるいんで、949のレスにまさか伏線なんて潜んでるとは想像もつかなかったよ。
投票主義とは、自分の小説に登場させた過去の別作家による主人公だとか、別作家の
手法や在りようだとかを、自分の小説の中で貪欲に消化出来なかった中途半端さに残るものを、
そう名付けざる得ないからそう呼んだ。別作家への憧れとか、歩み寄りとか、要するに超えられ
ない壁を逆手に取った、(結果として)気取りの五月蝿いたあざとさを、そう呼んだ方がいいと思った。
彼の著作は後年少なくとも硬質な珍本として記録されることだと思う。その辺は三島マゾの模造人間
作家(誰だっけ?)とは明らかに違うよな。でも、吼えた割には・・起立出来なかったよな、というのが
結論。火星人の時は飛び上がったもんだぜ。感傷的な野球の時も横揺れに転がったぜ。でもな。
958 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :03/09/02 23:47
>>952 TGは脚注が嫌いですよね。翻訳の時もそうです。
わからない部分はわからないままに想像して読んでほしいと
翻訳書のあとがきに書いていましたし、自分の本も海外の読者には
同じように接してもらいたいということなんじゃないでしょうか。
>>955 富岡多恵子ね。
批評家の誰かが言ってたけど、富岡も所詮ある種の文学言語の内側に立ってるだけだと。
両者はたんに種類の違いだと。
>>985 現代詩好きな源一郎だが、68年前後(?)以降の現代詩に
脚注ありのはいっぱいあるよね。
鈴木志郎康とか入沢康夫とかが。
これも批評家の誰かが言ってたが、(スガかな?)
源一郎は戦前の詩に回帰しようとしてるらしい。
そういうのが関係してるのかも。
それとテレビ見たよ。
「伊藤比呂美の『生きた男の一部分』によって
現代詩は頂点に達しはじけ散った」
って高橋書いてたよね。関係ないかもしらんけど。
頂点に達しはじけ散ったっていうのは何が言いたかったのかな
962 :
サマー・クラッシュ:03/09/03 00:30
>>957 いやいや、恐れいりました。なるほど投票主義ですね。
>超えられない壁を逆手に取った。
そうでしょうね。成功しなかったしね。逆手にとったつもりが
なんかチープであざとい。80年代で終わっちゃったかなという
感じ。
>三島マゾの模造人間=島田雅彦といい、やはり時代の壁は超えられ
なかったかな。福ちゃんじゃないけど、カルさを良しとした80年代と
それから成熟した今の時代となっては、彼らの作品が売れず、評価され
ないのも・・
文学板って話通じてんだか通じてないんだか端から見ててわかんない度合いが
高いね。しかし。
なんかすげー難しいこと言っててよくわかんないけど……
あだるとって本、読んだ人いる?
965 :
吾輩は名無しである:03/09/03 09:38
yonnda
saigo
moeta
966 :
吾輩は名無しである:03/09/03 10:28
「ゴヂラ」読了。
「優雅野球」「テレビ小説ドラえもん」以来のバカさ加減の快作。
いい年のオヤジが必死に、こんなこと書いてるのかと思うと、やはり感動します。
「ゴヂラ」よりも「君が代」の方が、一般の評価は高めのようだが、俺の好みは「ゴヂラ」。
源ちゃんの本領は、やはり、このばかばかしいおかしさにあると改めて思った。
まあ、嫌いな人は「フザケルナ!」だよなあ。
「日本文学盛衰史」のWho is K?は面白かった。初めて聞いたよ。「K=啄木説」。
江藤淳は「漱石とその時代」で、漱石と大逆事件についてどのような考察をしているのかな?
何か気になる。
鴎外とは違い、漱石は大逆事件を題材に小説を書いていないと、
俺は思っていたからちょっと驚き。
ファンとしては、もっと売れてもいいのになあと思いますが。
何故ブレイクしないのか不思議だ。
(小声)みんな分かってないねえ。
967 :
吾輩は名無しである:03/09/03 13:43
バカさ加減て、お前「優雅で・・・」の意味解ってるのか?
968 :
吾輩は名無しである:03/09/03 14:02
「優雅で感傷的な日本野球」読了
「日本野球」は「日本文学」のメタファー以外になんか
意図があるんかな、と疑問に思った。ただ日本文学の
メタファーじゃ、ちょっとツマランかなと思った。
「W 日本野球創生きたん」の最後のほうで、
「創造や破壊はやり方が粗すぎ」るので、
交換、取り消し、抹消などをする、とあるけど、この意味が
よく分からなかった。文字通りの意味なんかな? 誰か教えて。
969 :
吾輩は名無しである:03/09/03 14:26
音声中心主義批判に乗っかって、散種としてのエクリチュールなんて
「趣向」を変奏し続けて、今度は萩原朔太郎の「何処でもない日本」、ヘルダーリンの「帰郷」か。
源ちゃんはつくづく時流にもたれ掛かってるな。
シニフィアンとシニフィエの乖離が露呈した言語の他者性が暴く
ステート(国家)とネーション(国民)の自然な合一の不可能性から
浮かび上がってくる空虚な形式としての「日本」への回帰は、
ポストポストモダニズムの中心テーマだよな。
宮台が天皇制を持ち出してきたのも、共同体を人工的につくり出すためには、
空無な形式としての「日本」の姿しかないってことだし。
970 :
吾輩は名無しである:03/09/03 14:28
>>968 >「創造や破壊はやり方が粗すぎ」るので、
交換、取り消し、抹消などをする
それは柄谷の言説のことだよ。
971 :
吾輩は名無しである:03/09/03 14:40
「優雅」のメタファーにしろ、「日本文学盛衰史」にしろ、表層の背後に
あるのは批評へのラブコールだよね。
源ちゃんの小説は単に脱構築を小説で実践しただけじゃなく、
特定の人物への「手紙」なんだよ。
TGは批評的なもののためだけにそれを書いてるって言いたいの?
煽りじゃないけど、そんな小説の読み方面白いか?
誰もそのためだけなんて言ってないだろ。
ちゃんと嫁w
重層的な構造の中に真意を隠すのは普遍的な戦略。
というか、源ちゃんが柄谷・蓮實の枠組みの中で踊ってた
というのは周知の事実で、何も目新しいことは言ってない。
>>970 さんきゅー 柄谷か。日本近代文学の起源しか読んでないや。
これまでの文学をぶち壊したり全く新しいものを創り出すんじゃなくて、
パーツを交換したりなんなりしながら新しい文学を目指すってこと
なんだろうね。
>>971 表層に背後はない。紙を大事にしろ(蓮実)……スマソ
>>972 四迷への手紙? ちゃうな(w
>>973 そんなんもありってことかね。
批評ももちろんモチーフになってるけど、TGの場合、「ギャング」
から一貫して私生活の断片が顔をのぞかせてるよね。「盛衰史」
だったら母親その他のこと、「官能小説家」だったら室井のこと。
勝手に解釈すれば、全ては私生活のモチーフを書くためのエクリチュール
とも読めるような気もします。
批評を小説に置き換えるっていう一回限りの手法を続ければ、
そりゃ飽きられるわな。
批評を読めば済むことだから。
でも
>>971さんがするみたいな言い方によって
スポイルされてしまうもの(「小説の魂」?)がある訳でしょ。
>>971さん小説を楽しんで読んでるように見えないんだよね
978 :
吾輩は名無しである:03/09/03 16:25
>>975 >パーツを交換したりなんなりしながら新しい文学を目指す。
これこれ、ここにひっかかっちゃったよ。
島田もせいこーも源一もさ、柄谷せんせーのwwww
わたしは柄谷はよくしらないので、あの挿話は
旧世代の神様はやたらとエモーショナルで派手な「物語」をやってたけど
僕らはもーそーゆードラマチックなことを真剣にやる事ができなく
なってきたんで、ワープロでの編集作業のように要素を置換したり抹消したり
して未来を目指すよ、というような風に読んでまちたが。
ってほぼ文字どおりやね。
父殺しの神話の皮肉な変奏と見ればバーセルミなんかも思い出したり。
980 :
TeeDee ◆AftiVno5NM :03/09/03 20:52
>>940 >>949 あたりに、いろんなところからの引用でのマジレスを試みたい。
(2chにはあんまり書き込まないんだが、ハンドル+トリップでの、
初書き込みをしてみるテスト、も兼ねて)
いや、単純でよい問題のたて方だなあと思ったのと、
それに自分なりに回答を与えて思考を整理すること、
その場が自分の「メモ帳」ではなく、文学板@2chにするのって、
なんとなく面白いんではないかと興味がわいたので。
引用が多くなりますが、自分がたわごとほざくより、いくらかでも、
意義が生じることを期待しますが引用もまた引用者のセンスが問われるので、
自分以外にとって興味深いことを目指して。
>>980 次スレ立ててからやったらどうですか?
スレ立てのテストもできますよ。
982 :
TeeDee ◆AftiVno5NM :03/09/03 21:04
「分かる/分からない」の定義を、簡潔と厳密の両立を目指して、
行おうとする上で、次の文献を提示したい。
『脳とコンピュータはどう違うか』
(茂木健一郎・田谷文彦 共著/講談社ブルーバックス)
この本で提示されている「クオリア」という概念があるのですが、
>「分かる」ことはすなわち「クオリアを共有できる」ことである
とさしあたって定義したいと思います。
この本から、「クオリア」に関して説明している部分を、
引用していきますね。(つづく)
983 :
TeeDee ◆AftiVno5NM :03/09/03 21:09
>>981 ありがとうございます。でも、自分的にはスレタイ、
なんとなく気に入らんのですよ。でも、源スレがあることには、
敬意を表したいので、PART1やPART2を立てられた方が、
次を立てるのを、とりあえず待って、たって内容だったら自分が、
「高橋源一郎スレPART3、源ちゃん傑作を書きやがれ!!」
とか何とか言って、たてたいと思います。でもこういうのって
スレ乱立を招いて、だめぽでしょうか。どなたかご教示願います。
(素直に、風上に置けないを、踏襲すべきでしょうか)
>>983 このスレはもう終わりだから、
「高橋源一郎スレPART3、源ちゃん傑作を書きやがれ!!」で
新スレを立てられてから、
こっちを終了にして導入URL貼れば問題ないでしょう。
このスレの最初のスレタイは、わざと貶める目的で付けられたもの、
個人的怨みでもあるふうな…。踏襲する必要はないと思われます。
「〜〜書きやがれ!!」だと、賛否両論、沸騰するでしょうし
作品を語るのに適切だと愚考します。
985 :
TeeDee ◆AftiVno5NM :03/09/03 21:24
>>982 つづき
以下、引用です
>(前略)私たちが主観的に感じているバラの花の「赤い色」の質感のことを、
>「感覚的クオリア」と呼ぶ。視覚で言えば、色をはじめとして、金属光沢、
>暗闇で光るヘッドライトのまぶしい感じ、太陽がギラギラした感じ、ガラスの
>コップの透明な感じが感覚的クオリアである。感覚的クオリアとは、すなわち、
>私たちの心に浮かぶすべてのもののうち、私たちが目を閉じると失われてしまう
>質感であると定義してもよい。一方、目を閉じても、依然として残っている記憶
>の中のバラもある。あるいは、目の前にバラがなくても、バラのことを思い
>浮かべる時に生じる「バラらしさ」もある。このように、実際にバラを見ていなくて
>も生じるバラの質感は、「志向的クオリア」と呼ばれる。バラを見たときの志向的クオリアとは、
>すなわち、「ああ、これはバラだ」という認識を支える内的感覚である。
>バラの赤い色などの感覚的クオリアが目を閉じれば失われてしまうのに対して、
>志向的クオリアとは、目を閉じても成立しうる質感のことであると考えればよい。
986 :
サマー・クラッシュ:03/09/03 21:26
なんか、後半密度が高く盛り上がってきまつたね。
TeeDee氏へ
私ごときが、あなたの問いに答えられるか、はなはだ不安
なのでありますが・・
「脳とコンピューターの違い」参考に読まさせてもらいます。
次スレを期待しております。実は源ちゃん作品は好きではなく
殆ど読んでないのですが。
あと、2ちゃん以外だとどこに書きこんでいるのですか?
987 :
TeeDee ◆AftiVno5NM :03/09/03 21:33
>>987 新スレ見ました。良スレになればいいですね。
>ほとんど2ちゃんは書き込まない。
やっぱそーですか。納得しまつた。
なんで離婚したんだっけ?
新しい女ができたからだったと思う。てゆーかまた新しい人とまた結婚したらしいが、真偽は漏れは分からん。
なんでそんなに結婚するんだろう?面倒だろうに。
室井さんのことはホントに好きだったのかな
ごめん、そういう年頃なんで
992 :
吾輩は名無しである:03/09/05 00:40
新スレあるんなら
こっちは早めに消化しようよ
漏れは源ちゃんの実生活には興味がないんだけれど、
俺にとって源ちゃんは、俺を興奮させるような文章が、
おそらくほとんど書けない人(春樹では、興奮するけど)
だから、彼の著作の『あ・だ・る・と』の
帯文の「純文学エロデビュー」なんて漏れにとっちゃ、
とんでもないコピーでジャロにでんわしたろかとか、
おもいますた。
漏れからすると、源ちゃんは恋愛感覚が、漏れにとっておかしい人で、
(源ちゃんから見れば漏れのほうがおかしく見えるだろうが)
セクースに関しては、いっつもいっつもセクースしたいとばっかり、
ほとんどそれだけ考えてる感じがしないでもない。
旧スレタイにふさわしい話題で、1000に向けて消化に貢献のつもり。
でもゲンちゃんにはリリシズムがあるのでは?
現代詩からも充分栄養を採ってると思うよ
小説に先んじて詩のほうがいち早く実験をやってきたこと
これをゲンちゃんは知っていた。
金子光晴の名前はよく出すけど
藤井貞和や鈴木志郎康などの詩から摂取してる面も多い
995 :
吾輩は名無しである:03/09/06 12:20
新スレのため以後age進行で
996 :
吾輩は名無しである:03/09/06 12:43
>>994 確かに現代詩のほうが小説よりもかなり実験性においては先んじてた
鈴木志郎康の60年代のプアプア詩でやったことを
ゲンちゃんは80年代にもってきた面もある
997 :
吾輩は名無しである:03/09/06 12:47
そこにブローティガンとバーセルミを加えたカクテルが80年代の
ギャング小説〜野球小説
だったわけかナ
998 :
吾輩は名無しである:03/09/06 12:48
「今度はぼくが話す番になった」
とかいう出だしは衝撃的だったが
それではそろそろ新スレへ
「高橋源一郎スレPart3源ちゃん傑作を書きやがれ!!」
1000
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。