908 :
無名草子さん:04/02/02 10:30
この人って、多分<左翼>ギライなんだろうけど、
石原とかのそれとは違う感じがする。
そうは思わないか?
>>908 右翼も左翼も創価も部落も天皇もちゃかしてるよ。
しかし、文庫が絶版なのはいたいな。
最近、読み出した人は最新刊はともかく、
それ以外は古いのから読んだほうがいいよ。
>>909 今は絶版のも古本屋で比較的簡単に手に入るからたいていのものは
大丈夫でしょ。
912 :
吾輩は名無しである:04/02/02 19:10
筒井康隆のエッセイについてのレスがあった
177 名前: 169 投稿日: 04/02/01 13:58
噂の真相買ってきたぞ
要約するとだ、読者や評論家は新たな刺激を求めて
新たなる書き手(新人)を求める、ということらしい。
技術的に未熟だとしても。
で、ベテランの書き手は方向性が固まり、
その方向へ深化していくから、いくら技術が素晴らしくても
読者には飽きられてしまう。
評論家もベテランの書き手は方向性が同じだから、今までの批評で
事足りてしまう。だからあまりベテランへの批評をしない。
新たな批評言語を生み出す必要のある新人を多く批評するようになる。
以上のような事が書いてあった。
抜けがあったら誰か適当に補足してくれ。
丸山健二も、技術は進歩しているが読者には飽きられ始めているということなのかもしれない
913 :
吾輩は名無しである:04/02/02 19:11
179 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 04/02/01 23:07
>で、ベテランの書き手は方向性が固まり、
>その方向へ深化していくから、いくら技術が素晴らしくても
>読者には飽きられてしまう。
それはまさに筒井自身の事だと思うのだが。
183 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 04/02/02 19:09
>>179 筒井は自分では実験的な作風だから一定の方向に
深化することはないと言っていたよ。
最近では「お助け爺さん」としての立場を意識しているらしい。
「お助け爺さん」というのは、何でも屋みたいなものらしい。
なんだか嫌な流れですね。よく分からないけど。
たった今「文学部唯野教授」読了。
面白かった。この手の話には元から興味あったし(昔話の形態学が
棚においてあるくらいだしな。積んでるけど)ダイジェスト式とはいえ
それなりにわかりやすくてよかったよ。
というか、単純に笑えた。下手なギャグ漫画よりずっと笑える。
やたら源ちゃんの名前出してたね。
916 :
吾輩は名無しである:04/02/03 08:17
917 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/03 12:51
各時代における多くの若人の支持を常に得ていたのが筒井作品だったのだが…
これも平成初期で終わったように思う。
断筆宣言解除後の「敵」「エンガッツィオ司令塔」「魚藍観音記」「恐怖」等、
自分は、どれも面白く読んだが、同時代に生きる若人の大部分はスルーしている。
SF界におけるりさタン&ひとみタンの登場が望まれるところだ。
マルッチマルッチ
919 :
吾輩は名無しである:04/02/03 21:18
筒井、男の風上にもおけな
いイタチ野郎だ。盗作。
920 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:34
基本的には短篇の名手かと思う。
初心者も多いようだが、最近の筒井作品に馴染めない若人には、
以下の作品を、是非手に取って見て欲しい。
1 時をかける少女(ジュブナイル)
今でもラベンダーの香りを嗅ぐと、美少女のイメージとタイムトラベルの感覚が
蘇って来る。
ラベンダーがあるガーデンを覗き込んで、不審者扱いされてこそ、
真の筒井ヲタといえるであろう。
2 ベトナム観光公社
時代を感じさせる部分はあるが、べッ観光には笑った。
ベトナム戦争を題材にした過激なパロディ。
あの時代だからこそ書けた、書くことが許された作品。
ある意味「無人警察」より問題を孕んでいる作品である。
3 最高級有機質肥料
全盛期の筒井氏の筆力の凄さを感じさせる佳作。
まさに「糞そのもの」である(w 一読すれば、この意味がわかるかと思う。
4 末世法華経
個人的にはとても好きな作品。ポリニチレン(w
創価学会と日蓮の思想性の違いをシニカルに描いている。
5 母子像
なんとも不気味なホラーで、忘れ難い印象を残す。
SF出身の作家の手になる作品(短篇)では、小松左京「隠居所の碁打ち」と
並ぶ傑作。
921 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:35
6 老境のターザン
ターザン映画というか、ヒーローというものの実態をパロディ的に描いて間断する
ところがない。チーター(*水前寺清子ではない)は既に剥製。
7 乗越駅の刑罰
後半、エスカレートするサディスティックな展開がたまらない。
筒井作品では地味な印象があるが、不条理を描いてカミュ作品に劣らない出来栄え。
8 睡魔のいる夏
小品ながら、日本SF史上に残る傑作。テーストはニューウエーブそのもの。
行きずりの少女と共に死を迎える主人公は2ちゃんねらー好みかも(w
9 顔面崩壊
まあ、これは面白くて凄いとしか形容しようがない。
10 12人の浮かれる男(戯曲)
裁判員制度導入にあたり是非読んでおきたい一編。
(描かれているのは、陪審員制度だが、法に関するアマチュアの裁判参加の問題点
を考える場合のテクスト足り得る)
勿論、シドニー・ルメット監督による名作映画のパロディとして秀逸なのは言うまで
もない。
短編なら『秒読み』が好きだ。あのオチがグッときたね。
高校のころ筒井の作品をむさぼるように読んでました。
>919
改行が特殊だな。で、
どこをタテヨミすればいいのか。
>923
筒井いイタチ具合
>>920 短篇の名手ということには禿同だが、おれとしては「家」「遠い座敷」
「エロチック街道」「ヨッパ谷への降下」あたりの夢系作品も勧めたい
なあ。あの雰囲気は格別だ。
ここは文学板だけど、若い人は筒井さんの初期作品とともに、
星、小松、眉村、光瀬、半村とかの日本SFの巨匠の
作品も読んでみたらどうかな。
優れた作品が一杯あるから知らないひとは驚くと思うよ。
928 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/05 12:37
草創期のSF界は、
小松左京→長編得意のマエストロ
筒井康隆→短篇の鬼才
星 新一→S・Sの天才
等々
得意技が異なる才人が目白押し、あの時点で「文学」と認知されていればなあ。
直木賞から完全にシカトされたのがイタかった。
ミス住さんのレスはやっぱり文芸板が一番受け入れられやすいみたいだね。
SFヲタや一般書籍厨にはレベルが高すぎるのかな。
ツツーイは言葉に聖域を作らないからな〜
いくらレベルが高くてもマルチは嫌いだなあ
コテハソも嫌いであります
>>929 マルチの上にジエンかよ!
どこがどう受け入れられているというのか・・・
934 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/05 19:59
>>929=
>>933 見え透いた誉め殺し、使い古された荒らしの手法よのお(w
この板では未読の者が多いだろうが、
「ロートレック荘の殺人」は、叙述トリックを使用したミステリの傑作。
ジャンルを超えた限り無い才能には脱帽せざるをえない。
しかし身障者ネタはまずいような。
この人は、病気や障害には少し無頓着過ぎる部分があるかもしれない。
>>934 部屋の間取り図で名前が二行(二段?)になっているところで解った。
ラストに作中で解説しているのは書いてる本人が浮かれていて寒い。
>ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE
なんであんたはマルチするの?
>身障者ネタうんぬん
( ´,_ゝ`)プッ
938 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:35
朝の連ドラ出演age
940 :
吾輩は名無しである:04/02/06 14:30
不愉快だからとりあえずミステリ板に帰ってくれない?
やたら偉そうだし。何様?>934
いや、文学板で引き取ろう。
こんなの他板に出したら迷惑だ。
どうせ文学板には害吉も多いし。
使途使途
ついでに言うと、ミス板には筒井スレはない
945 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/06 21:17
自選文学板的筒井康隆長編ベスト3
1 大いなる助走
作家志望者には理解可能な「狂気」の世界。とても他人事ではなかろう。
2 文学部唯野教授
純文学プロパーの作家が遂に書けなかった大学教師の、これもある意味「狂気」
の世界。戦慄の一言。
3 敵
日常に潜む「狂気」を描いて間断するところがない。
断筆宣言解除後では最高傑作。
947 :
吾輩は名無しである:04/02/06 22:18
1虚人たち
2パプリカ
3家族八景
自選というからには・・・ミステリ板住人=筒井だったのか
畏れいったわ、こりゃ
2004 3/9
今日
>>945が本当に死んだ。
思い起こせばそれは数多くの誤解が招いたことだった。誤解はあ
まりに無自覚で、無垢だった。彼らは皆「2ちゃんねる」という
巨大掲示板において当然取るべき、そして取られるべき態度にで
きるだけ即し、レスの応戦を試みた。参加者全員がそういった作
法のようなものを心得ていたし、また必要な技術も持ち合わせて
いた。
誰かが誰かを罵倒すると必ず他の誰かがやってきて、知らない誰
かのために弁護し非難し仲裁した。ある誰かはそれは釣りだと言
い、違う誰かは誰かの母ちゃんを名乗った。あるいはそれは本当
に誰かの母ちゃんなのかもしれない。
そうした一連の流れはとてもスムースに行われ、スレは独特のエ
レガントさを醸し出しながら進んだ。俗に言う「良スレ」の登場
である。良スレの中で彼らは自分達の技術に更に磨きをかけた。
次々と最新の煽りを産み出し、効果的にスルーした。彼らはプロ
だった。プロの2ちゃんねらーだった。
しかし、そんな彼ら2ちゃんねらーが想像もしなかったことがつ
いに起きた。
>>945の現実の「死」だ。
949 名前:吾輩は名無しである メェル:sage 投稿日:04/02/07 00:17
>>945 しつこい。死ね。まじで。
このレスを残した
>>949にしても、どこまで本心だったのだろう
か?レスの後半部分には確かに「まじで。」とある。ということ
はマジだったのであろうか?死という漢字に何らかの当て字、ま
たは伏せ字を使っていないところからも949の945に対する「死」
への願いを強く感じ取ることができる。やはりマジだったのであ
ろうか?だとすると一体何故それほどまでに
>>945の死を望んだ
のか?
しかしどちらにしろ945の死という現実はもう動かない。もう
945はこの世にはいないのだ。彼は今日死んだのだ。多くの謎
(ミステリー)を残したまま。
>>949のレスと
>>945の現実での死。ここに何らかの関連を見つ
けだすことはもはや不可能である。945はすでに誰にもレスす
ることは出来ないのだから。
>935
ものすごく鋭いやつなら、タイトルから推測してるかもな
953 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/07 13:24
2ちゃんねるオフィシャルガイドで、古き良き2ちゃんねるの雰囲気を残している
(つまり「陽性の狂気」とでも称すべきものが充満しているということか?)
と高評価された文学板、住人は誇りに思っても良いかと思う。
代表コテには、美香嬢と白石さんが紹介されている。
学識・発言数等を総合的に勘案して評価しても、妥当なジャッジメントと言えよう。
ちなみに、我愛するミステリ板は、同書により過疎板と断定されてしまった(泣・・
紹介されているコテも、
ねつてつ(博覧強記のミステリの鬼)、上智(稀代の生けるトリック・メ―カー)と
物故者ばかりなのが、何気に悲しいものがある。
馴れ合いの横行による低レベル化が招いた悲しい末路と言えようか。
ある意味で、一貫して「狂気」というものをメーン・テーマに据えている筒井作品、
まさに文学板御用達の作家と言い得るのではないだろうか?
りさタン&ひとみタンの芥川賞受賞に際しての、文学板住人諸氏の壊れぶり拝見するにつき、
こういう感を強く持った。
955 :
吾輩は名無しである:04/02/07 14:18
>953
>一貫して「狂気」というものをメーン・テーマ
君ってぶっ壊れた発言を飄々と書くよね。笑えるからもう来るなよ。
「藻前らキチガイ、最高!」っていわれたところで何をどうしろ、と?
ミステリ板住人は、なによりもまずちゃんとした文章の本を読みなさい。
文章が劣悪すぎる。そしてその文章の劣悪さで隠蔽されているが文意も相当に粗末だ。
「作家志望者には理解可能な「狂気」の世界。とても他人事ではなかろう」
文壇にあこがれるただの素人だよ、これじゃあ。嵩じると「水撒き女」になるぞ。
とりあえずアーサー・ミラーの「セールスマンの死」をお勧めしときますよ。