2 :
吾輩は名無しである:02/09/29 00:58
をい。モノリスちゃんの立場はどーなるの?
ナンバリングの哄笑を見届けたい。
3げと
4 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:00
つまんないことするなあ<1
5 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:01
5
6 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:13
なあ、本のオビ「おれは本来、俳優なのである」だったじゃん。
間違ってるよ?
って、初めに「役者」で提案したのはおれなんだが。
ゴメソ。そして採用してくれてありがとう。
さらにモノリスの1もおれだったりするんだ(ほんとに故意じゃないんだよ)。
大迷惑野朗だな。逝って来るよ。
あ、ちなみにこのスレの1はおれではありません。
>>1さん乙。
9 :
吾輩は名無しである:02/09/29 16:39
『悪魔の辞典』はいつ発売なの? 『笑犬楼の知恵』には9月に発売って書いてあったけど。
来年か……
11 :
吾輩は名無しである:02/09/29 18:02
『筒井版・悪魔の辞典』10月8日発売だってさ。
1年ちょっとか……。
14 :
吾輩は名無しである:02/09/30 00:00
河出文庫の筒井作品、
1番が『驚愕の曠野』で3番が『筒井康隆の文藝時評』なんだけど、
2番は何だったのですか?
今日本屋で目録見て非常に気になりますた。
15 :
吾輩は名無しである:02/09/30 00:06
多分
筒井康隆+柳瀬尚紀「突然変異幻語対談」
じゃないかなあ
前スレの終わり方が激しく筒井的で感涙。
『残像に口紅を』『驚愕の曠野』ときてやっぱり最後は『虚航船団』のナンバリングで。
素敵。
18 :
吾輩は名無しである:02/09/30 02:35
なんつうか、こうしてみると筒井康隆の小説の終わり方って印象的だよな。
ナンバリングの成功を祝して、乾杯!
私も、前スレラストの見事な決まり方には感動しますた。素晴らしいです皆さん。
そして新スレ乙です。>1
ちなみに前スレのエンディングには「急流」も参加していたことを忘れないでほしいな。(w
「あれよ」「あれよ」ね。本当は「急流」の設定では2000年以降はどうどうと時が流れ落ちてるんだけど(w
前スレのラストはレスを見るだけでも楽しかった。このスレもいいスレになりますように。
(作者傍白)
┌┐
/ /
./ / i
| ( ゚Д゚) <そんなバナナ!
|(ノi |)
| i i
\_ヽ_,ゝ
U" U
「驚愕の荒野」もよかったぞ。
モノリスの方に書いたのをこちらに改めて。
この間ブコフで「美藝公」を手に入れ、まだ読んでないんだが、
このスレでもまだあまり話題になってないようなので誰か語ってください。
ちなみにその時「メタモルフォセス群島」も買いますた。
あの〜(恐る恐る)、
ここに何度か出てきたモノリスって何ですか?
もちろん「2001年宇宙の旅」は知ってますけど。
>24
美しいお話、かな。日本映画が廃れずむしろ世界一になっている世界の話。
『美藝公』好きですねえ。SF板でピリリング(配役)やってたけど
穂高美藝公にハマる役者って現代日本ではいないような気がする。
それはともかく、横尾忠則の挿絵(映画のポスター)皆さんはどう
思われますか。私はなんかイメエジが限定される気がするんですが。
28 :
吾輩は名無しである:02/10/01 20:59
お宝鑑定団にでてるお
谷文晁の水墨画?
29 :
吾輩は名無しである:02/10/01 21:01
30 :
吾輩は名無しである:02/10/03 01:20
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!
「東西。秋の銀杏は突風の舞い」
ん、この茶色い霧は何だ?ウッ、臭いッ!
a
「エンガッツィオ司令塔」の一部か?
>>30 とまあ、筒井スレではコピペ荒しでも筒井の話題に持っていける(w
あの単行本の北朝鮮パロディ、今是非みんなに勧めたいよ。
35 :
吾輩は名無しである:02/10/04 22:04
これ2ちゃんではAAもできてるほど有名なグロ画像なんだが
//vagina.rotten.com/motorcycle/motorcycle.jpg (グロ画像:顔が破壊している。通称モーターサイクル)
実写版「顔面崩壊」なのか?さすがに見る勇気ない…AAもかなり怖いし
>>35 2chに来初めの頃見てしまったが、こういうのを好む人間の精神構造がわからん。
>>36 マジで顔面崩壊してた?こんな感じだった?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
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〕 く.◎ノ:::;;;;;;;;〆;;;::\◎...ゝ__ 〕
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38 :
吾輩は名無しである:02/10/05 06:12
顔面崩壊は言葉だから面白いんだよなあ。
39 :
工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/10/05 06:28
>>38 映像は想像におまかせだから、どんなに微細な表現で描かれていたとしても
想像したくない場面はほどほどに想像することができますよね。これが小説
のいいところですよね。眉村卓さんのショートショートに、「空腹になると
ものすごく形相が変わる大学教授」の話がありまして、それもどんな形相なのか
はっきり描かれていないからこそ面白いのだと思いました。
「定年食」を読んでの感想。
ニンニク臭い息は嫌だが、人肉臭い息はもっと嫌だ。
(駄洒落です。すいません)
「最高級有機質肥料」を読んでの感想。
ウンコ臭い息も嫌だ。
42 :
吾輩は名無しである:02/10/06 21:40
定年食ってなんかほかの人の作品でも読んだような気がする。昔からある人口爆発・高齢化社会ネタだけどね。
43 :
吾輩は名無しである:02/10/06 22:17
>42
ほかの人の作品に似たのがあるなら「定年食」のパクリでは。
また、あの作品には独特なペーソスがあって、単なる「人口爆発・高齢化社会ネタ」
に終わってないんじゃないかな。
「御厨木工作業所」
45 :
吾輩は名無しである:02/10/07 00:01
定年食(゚д゚)ウマー
46 :
吾輩は名無しである:02/10/07 04:12
>>43 もちろん筒井独特のペーソスというものは存在するけど、ジャンルとしてそういうのはあるな、と言っただけです。
なんか記憶では似た作品って星新一編集のショートショートの広場かなんかに収録された作品かも。
>44
文学界ですな。「筒井康隆」より「厨」の字に先に目がいってしまった…
>47
え、今文学界に筒井の作品載ってるの?
立ち読みしようか本になるのを待とうか悩む・・・
>49
情報サンクスコ
筒井だけ枚数書いてないのね。短編は短編だよね、きっと。
大いなる助走かぁ。なつかスィ。
映画は佐藤浩市主演だったよな確か。筒井の長科白を思い出す。
51 :
吾輩は名無しである:02/10/07 23:43
藤子不二雄のまんがで「定年退食」っていうのもあったね。
藤子不二雄「定年退食」1973年
筒井康隆「定年食」1975年
そういう時代だったんだろうか?
52 :
吾輩は名無しである:02/10/08 01:15
生まれてないので推測でしかないんですが、日本では1970年に65歳以上の割合が7.1%になって
いわゆる「高齢化社会」というものが大きく取り上げられたのでその影響ではないでしょうか。
ちなみに高齢化社会ってのは65歳以上が7%以上、高齢社会ってのは65歳以上が14%以上の社会です。
今は当然14%越えてます… 今こそもっとブラックな小説を書いて欲しい…
53 :
吾輩は名無しである:02/10/08 16:21
悪魔の辞典買った人いるかアゲ
もう出たのか「悪魔の辞典」。
今日は本屋に行ったけど、売ってなかった。
見かけなかった。
ネット書店では在庫切れ。
どうなっておるのだ。
57 :
吾輩は名無しである:02/10/08 23:35
講談社ですか。そういえば、
いまだに「群像」には作品載せてないんじゃない?
筒井さんの嫌っていた匿名コラムは
もうなくなったはずだけど、他にもわけがあるのかな。
編集者とけんかしたとかさ。
>>58 講談社って筒井との「協定」を結んでないんじゃないの?
平成12年2月の日付がある「エンガッツィオ司令塔」のあとがきでは、
覚書を交わしてない出版社として
(集英社、河出書房新社、光文社など)と書いてある。
など、という部分が引っかかるが
おそらく「協定」は結んでいるはず。
それに、翻訳といっても著作に変わりは無いしね。
61 :
吾輩は名無しである:02/10/11 10:17
実際には筒井本人は翻訳をしていないって聞いたけど?
下訳を別人にやらせて、筒井はそれを彼独自の日本語に直すという作業だったんじゃない?
作家による翻訳なんて大体そんなものです。
英文科出身の吉行淳之介だって下訳なしではヘンリー・ミラーを訳せなかったほどなのに、大学に入ったときの英語の成績が200点中20点だった筒井じゃあアンブローズ・ビアスの原文を読みこなすのは困難です。
63 :
吾輩は名無しである:02/10/11 23:45
それで肝心の訳の方はどうよ?文庫本でもでてるのに2000円は高いし、これまでも大学教授が訳してきたような本でしょう。
宣伝じゃ、今までの本より面白くてよくわかるって書いてるけど。
20点か。中学1年ぐらいの英語も満足にできないんじゃないの?
64 :
吾輩は名無しである:02/10/12 00:28
>>63 俺も筒井康隆と同じで英語が苦手だから、できることはこうして本を写すことだけだ。
これを種にぜひ語っておくれ。
筒井康隆訳:
ABASEMENT【卑屈】名 金や権力を前にすれば、自動的にこういう穏やかな心構えになるのは
当然のこと。よく見る実例は、社長に対する従業員の口のききかた。
ABATIS【逆茂木】名 敵の侵入を防ぐために茨の枝などで作った柵であるが、砦の外の敵も屑で
あり、中の味方も屑であり、だからこの逆茂木も所詮は屑である。
原文:
ABASEMENT, n. A decent and customary mental attitude in the presence of
wealth of power. Peculiarly appropriate in an employee when addressing an employer.
ABATIS, n. Rubbish in front of a fort, to prevent the rubbish outside from molesting
the rubbish inside.
プロジェクト杉田玄白訳:
ABASEMENT [卑屈] n. 強大な力を前にしたときの慣習的で適切な心構え。
特に、従業員が雇用主に話しかける場合にふさわしい。
ABATIS [鹿砦(ろくさい)] n. 砦の前面にあるがらくたのことで、
砦の外部にあるがらくたが内部にあるがらくたに乱暴を働くのを防ぐ。
>砦の外の敵も屑であり、
>中の味方も屑であり、だからこの逆茂木も所詮は屑である。
この辺いかにも筒井っぽいね。
>砦の前面にあるがらくたのことで、
>砦の外部にあるがらくたが内部にあるがらくたに乱暴を働くのを防ぐ。
こっちの方がより辞典のパロディっぽくて好みだなぁ。残念ながら。
66 :
吾輩は名無しである:02/10/12 01:41
ちなみに岩波文庫の西川正身訳:
卑屈 (abasement n.) 富ないし権力を前にしてとる礼儀にかなった習慣的な心の姿勢。
使用人が雇主に向かって話かける場合にとくに向いている。
abatis は載っていない。
西川訳に採用されていない理由でもあると思われるが、逆茂木とか鹿砦とかいわれても
普通何のことか分からんよな。
それを「砦の前面にあるがらくたのこと」といわれてもどういうもののことかピンと
来ない。
Rubbishが説明の先頭に来ていることを適切に意訳したのは筒井訳だと思うな。
しかも人間を椰揄するのに「がらくた」では駄目だ。
67 :
吾輩は名無しである:02/10/12 07:57
だいたい筒井自身が30年以上前に「乱調文学大辞典」の中で「『悪魔の辞典』の項目の大半は今日では使いものにならない」と認めているのに、それを今さら訳そうという気持ちがよくわからない。
「悪魔の辞典」の原典そのものが、とっくの昔に古くなったギャグや皮肉のオンパレードなのだ。
今でも鋭さを失っていない項目はごく僅かに過ぎない。
それなのに…
68 :
吾輩は名無しである:02/10/12 14:04
筒井の笑いが最先端だったことは一度もないのでは?
好きだけど。
69 :
吾輩は名無しである:02/10/12 17:48
11月の新潮文庫の新刊で、筒井の自選傑作選(ホラー1・2、ドタバタ1・2の計4冊)が出るのだとか。
短編集の絶版続きは、この準備だったのかなあ。
で、傑作選からもれてる作品は、そろそろ第U期がでそうな「筒井全集」を買って読め、ってことか?
シンチョーシャもアザトーイ
話題違いスマソ
しかも次の大辞典に『乱調』からの使い回しも入るんだろ?
アウトサイダー、密造の清涼飲料水。とか。旨いけどさ。
あと最近思うのは、狂犬樓の逆襲、書くこと無いなら止めちゃえばいいのに、と。
笑犬樓の頃は基本的に一年中怒ってて、
それがエッセイに吉害じみた迫力を齎してたけど、今はもう何も無い。
やれ俳優の仕事が忙しい、やれあの映画の犯人は実はわしなのである……
小説は「作風が円熟味を増してきた」という評価が(たぶん)できると思うけど、
断筆解除後のエッセイは絶対的につまらなくなってると思います。
年取ったっちゃあそれまでなんだけど。
断筆解除後は小説も……俺だけかなあ
72 :
吾輩は名無しである:02/10/12 18:17
>>70 禿同。真性ツツイストの俺ですら最近のエッセイは読む気なくす。
『文学外への飛翔』は特にひどかった。
「狂犬樓の逆襲」で今回の悪魔の辞典の訳を紹介してたときもひどかったな。
あれで原稿料取るつもりなんだろうか。
まだ青山の住まいのローンが若干残っているので駄文だろうが何だろうが書く機会があれば書きます。
74 :
吾輩は名無しである:02/10/12 18:25
やっぱり「無人警察」の件で各方面からいじめられ、揉みくちゃにされた経験が相当こたえたらしいな。
>>74 そんなことで書くものがつまらなくなっちゃ困りますよ。
76 :
吾輩は名無しである:02/10/12 18:37
あの断筆騒動をめぐって私怨どろどろの面白い小説が書かれるのではないかと期待していたのだが、どうやら買いかぶりだったようだな。
77 :
吾輩は名無しである:02/10/12 18:52
そのテーマで死ぬまでに書き上げて欲しいものだ。
『被差別図鑑』刊行キボン
実録小説「断筆」というのを書くと、
インタビューで言ってました。
(もちろん本気じゃなかったんでしょうが)
80 :
吾輩は名無しである:02/10/14 11:18
>>74 それはない。断筆中に書かれた「邪眼鳥」「RPG試案」は会心作だろーウ?
それ以外はどうなのかというと、正直、アレだが。
『文学外への飛翔』が最悪であることには同意。
しかし彼はもう68歳、いい加減、全盛期の筒井レベルの作家が一人も出てこないことが問題だろ。
81 :
吾輩は名無しである:02/10/14 12:45
全盛期っていつ? そしてその頃の作品って?
82 :
吾輩は名無しである:02/10/14 13:39
しかし「旅のラゴス」も「驚愕の荒野」もそれ以降に書かれたものじゃなかったっけ?
毛色は違うけど。
84 :
吾輩は名無しである:02/10/14 14:57
むしろ虚航船団以降がすばらしいと思うのは俺だけか?
というか「虚航船団」以降断筆以前。
86 :
吾輩は名無しである:02/10/14 20:49
ま、諸説あろうが、せいぜい「敵」までだろうな(w
個人的には「虚航船団」以降「敵」あたりまで、と思うのだが
「虚航船団」以前もリアルタイムで読んでいたならまんまと
ハマったのではないかと思ったりする。リア厨くらいの年齢で。
そのへんは、好みなんでしょうなぁ。
今は終わってるというのはほとんどの方が思っていることなんでしょうが。
88 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:47
70近くになって、かつての作風や力量を求めるのはどうかね…
既にエッセイを多く書くようになってから、一つのアイデアをドタバタに仕上げる気力をなくしているようだし。
89 :
吾輩は名無しである:02/10/14 22:10
ただ石川淳なんて90歳くらいで
ポンと大作だしたりしてたから
まだ見捨てちゃいかん罠。
でも最近のをみてると見捨てたくなる罠。
昔のものを何度も読み返すよ。
「クチュクチュバーン」とか読んで
これは筒井の落とし子の書いた作品だなぁとオモタヨ
筒井自身は枯れてもその意識は文学界に残ってる
それ以前にしりあがり寿かもしれんけど(w
>>89 石川淳は90まで生きとりませんが。
おそらく『狂風記』あたりのことを言っておるのだろうが、あれはポンとできたようなものではなく、
10年にわたり書き継がれたもの。ちなみに筆者70代から80代にかけてのこと。
今の筒井にそれだけの体力があるかどうか。アイデア一つも作品に昇華することなくまとめちゃう
くらいだからなぁ。
93 :
吾輩は名無しである:02/10/15 14:02
最近のもそんなに悪くないと思うが、
筒井ファンには物足りないのも確かだね。
公認サイトどうなっちゃうんだろう…。
95 :
吾輩は名無しである:02/10/15 22:06
もうだめだろう。
管理人が逆ギレしてるし。
96 :
吾輩は名無しである:02/10/15 22:11
>ちなみに筆者70代から80代
そうでありましたか。
しかし、それでも十分凄いんでは?
それにそのあと長編2.5冊(1.5冊だったっけ?)
出してるし。
>>96 2.5冊だね。
絶筆となった『蛇の歌』が書かれたのは88歳のとき。筒井さんにもこれくらいまで
現役でやってもらいたいもんだが。
>>94 そもそも本当に公認なの?
筒井が「文豪」と題されたサイトを認めるとは思えんのだが。
少なくとも1度も見たことがないに10000ミクリヤ。
99 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:02
そもそも何を以って「公認」とするんだろう?
「筒井さんのHP作っていいですか?」
「いいよ」
で「公認」になるのか?
「SF作家」と題されたサイトなら認めるに3,000ベラルゴシ
100 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:19
100
101 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:22
「俳優」と題されたサイトなら認めるに221パプリカ。
>100
そこでニヤリと笑ってくれないと。
>101
>「俳優」と題されたサイトなら
漏れもそれに221ムウロメツ。
103 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:32
「ホリプロ所属俳優」と題されたサイトなら認めるに9千9百億エンガッツィオ
104 :
吾輩は名無しである:02/10/15 23:35
「作家の筒井康隆を演じている筒井康隆」と題されたサイトなら認めるに221クォール
105 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:15
106 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:17
メタフィクションスレでこの3作品に興味をもったのですが、
「虚人たち」「虚構船団」「驚愕の曠野」
どういう順番で読み進めるのが正しいのでしょうか?
「にぎやかな未来」「俗物図鑑」「メタモルフォセス群島」
108 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:47
>>106 その順番じゃないですか。
発表順だし。
読みやすさを考えると逆だろうけど。
109 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:48
「夢の木坂分岐点」「パプリカ」
この2作品を続けて読むと総白髪になります。
110 :
吾輩は名無しである:02/10/16 01:53
>>106 メタフィクションに興味があって読むのなら、「虚人たち」の前に「脱走と追跡のサンバ」を
読んでおくと楽しいかも。
111 :
吾輩は名無しである:02/10/16 02:28
>>106 >メタフィクションスレでこの3作品に興味をもった
のなら、この逆の順番に読んだ方が良いかも...
あ、当たり前過ぎてあそこでは挙がらなかったけど、
「唯野教授」もあるよ。
>110
むしろ必須では。
「虚航船団」の後は「朝のガスパール」をおすすめする。
113 :
吾輩は名無しである:02/10/16 16:15
前に「大いなる助走」を読んだんだけどあれってどのぐらい真実なの?
なんか実際に作家達のモデルがいて執筆してる時も「唇の厚い」作家から圧力がかかった
って書いてあったけどマジ?モデルになってる作家達って誰なの。
114 :
吾輩は名無しである:02/10/16 16:19
松本清張、村上元三、瀧井孝作、川口松太郎、源氏鶏太。
115 :
吾輩は名無しである:02/10/16 21:13
やっぱ掲載誌で笑えるな、「大いなる助走」は。別冊文春だもん。よく載せたよな。
あと、「文学部唯野教授」のへるめす(=岩波)も笑えるかも。
レスありがとうございます。
で、「虚人たち」から順に読んでみようと思って読んでいるのですが、
まだ全然最初なんですけど、意味が分かりません。
何故金属職人さんは詳細を知っているにもかかわらず喋ってくれないんですか?
それと主人公が誘拐されたはずの妻と娘と喋っているのは何故ですか?
初手からつまづいてますな(w
そこから話に入っていけないとなると読み進めるのは厄介かもなー
うーん。(-_-)
筒井康隆は短編に関してはだいたい、というかほとんど
全作品網羅するくらい読んだんですけど。
もしかして長篇は初めてかもしんないです。
何故か読点も無いし。
最後までないよ。
120 :
吾輩は名無しである:02/10/16 23:42
後期短編集でもサクサク読めるような人間じゃないと、虚人たちは簡単には読めないだろうな…
漏れも筒井からメタフィクションに入ったのでガンガレ
ただ、筒井流メタとピンチョンとかのメタとではまた何か違和感を感じて
未だに両者が繋がってないんだけどね
122 :
吾輩は名無しである:02/10/17 00:48
そうそう。読点がないんだよね。
それで何となく思い出したのが北村薫。「円紫さんと私」シリーズでは「私」の名前が
最後まで出てこない。そして「覆面作家」シリーズでは、一人称の語りでありながら
一人称代名詞が出てこない。
123 :
吾輩は名無しである:02/10/17 01:11
>>116 「着想の技術」ってエッセイ集(新潮文庫)は
もう入手出来ないのかな?
「虚人たち」に関してはあれ読んでからの方が良いよ。
だから
>>111 って書いたんだよ...
124 :
吾輩は名無しである:02/10/17 04:04
誰だ?
善上線引…
雑上掛三次…村上元三
明日瀧毒作…瀧井孝作
鰊口冗太郎…川口松太郎
坂氏疲労太…源氏鶏太
海牛綿大鑑…海音寺潮五郎
石坂洋次郎・大佛次郎・源氏鶏太・今日出海・柴田錬三郎・中山義秀・松本清張・水上勉
125 :
吾輩は名無しである:02/10/17 05:07
「虚人たち」読解は、「着想の技術」もだけど、あのあたりの短篇(だいたいは
「エロチック街道」に入ってる)をよんどくのがよい。
126 :
吾輩が名無しである:02/10/17 06:27
一週間ばかり前、図書館から『エンガッツィオ司令塔』を借りてきて
読み始め、昨夜その最後の作品「首長ティンプクの尊厳」に辿り着き、
一気に読み終えた。
いつもなら大笑いするところなのだが、あまりにピッタリのタイミング
というか……。何か不謹慎な感じがして心底から楽しめなかった。
奥付を見ると、「文學界」平成10年8月号に発表とある。4年前。
筒井や文藝春秋もよくこういう作品を出せたなあと思う。これがイスラム
国家のパロディだったら、ラシュディの例もあることだし、とても出す
勇気はなかったろう。
4年前だからよかったので、もし現在のように深刻な事態になった時点で
出すとなったら、さすがに発表は躊躇したのではなかろうか?
と、こんなことを言うと、筒井は断筆宣言騒動のときみたいに、自主規制
怪しからん! とかまた怒るのかな(w
とにかく、いささか後味の悪い読後感だった。勿論作品のせいではなく、
読んだ時期が悪かったということだけどね。
127 :
吾輩は名無しである:02/10/17 17:22
>>126 大丈夫。覚書を交わした出版社は規制できないから、筒井が書く気さえあればイスラム風刺もできる。
それに不謹慎とかで小説を楽しめないのはどうかな。小説は小説。
>>127 だから筒井ヲタは困るよ。
バカばっかりだな。
「首長ティンプクの尊厳」は確か、最初は断筆中にネット上で発表したものではなかったっけ。
『天狗の落し文』「越天楽」などもそうだけど、てかだからどうというわけではないが。
126のような感想をもつことも大事だと思うよわしゃ。
てか、あの作品の後味はいつ読んだとて良いものではないという気がする。
むろん、いい意味で。
130 :
吾輩は名無しである:02/10/18 00:53
しかしまあ、不謹慎とかそういう目で小説を捕らえるのはどうかと思うね。
小説を読む姿勢として、小説を楽しむことを念頭に置かないのには異論がある。
131 :
吾輩は名無しである:02/10/19 22:24
>>130 禿堂。
そんなこと言ったら筒井作品は一年中不謹慎。
むしろ先取り感に驚くべし。
132 :
吾輩は名無しである:02/10/20 08:34
一年中不謹慎って表現いいな。
133 :
吾輩は名無しである:02/10/20 21:26
既出だろうけど悪魔の辞典の翻訳出すってね。ビアスたんと筒井さん、ハァハァハァハァ
あ、1ヶ月前の話題且つ既に販売されてるじゃねぇか
鬱だ死ぬ前に筒井作品で最も感動且つすげぇと思っ
たのは天狗の落し文P68の二本目の奴ですねまぁ
ほんとは富豪刑事の決して書かれないサブエピ
ソードなんですがまぁどうでもいいですね
ったく、発狂したような文を書こうと
すると本当に発狂しそうになるから
不思議だ、節穴な目だ、不謹慎だ。
もうやんなっちゃうよほんとに
経理課長の放送じゃないん
だからまったくでもここ
まで書くと荒らして
荒らして荒らさな
い事にはいけな
い使命感がわ
いてくるの
だアハハ
ハハハ
ハハ
ハ
>133を読んだとき「オイオイ」と思ったが
>134を読んで
やるじゃねぇかオイ
つかもっとここに書きこみしろよゴルア>134
SF板の筒井スレも見れやゴルア>134
あんた面白いよ。
いやぁだって久し振りに文学板に戻ってきたばかり、
だってお前等馬鹿。つまり馬鹿と言う奴は馬鹿という論理に則ると、
俺馬鹿、お前馬鹿、俺馬鹿、お前馬鹿、俺アカ、お前娑婆、
俺多摩、お前千葉、俺カバ、おカマ、俺カバカバ、お前ガバガバ、であり、
あぁ、やっぱり今日も畸形糞尿血肉散乱性病インキン乱れ飛び大博覧会で終らせるのですね筒井先生。
役者はいいんですがね、いやむしろ素晴らしいっ!素晴らしいのだっ!失礼しました、
何でしたっけアレ今度映画になるとか主演女優募集するとか今時無茶な事言う、
ってこれ見て「あ、こいつ俺のスレなのにタイトルを覚えてないのだ」なんて愕然としてみたりしないでェッ!
えーと、あの作品で途中いきなりズッカだか雑貨だか何だかいきなりブランド名でてきた所、唐突過ぎて頂けません。
というかあの作品自体…と僕は沈黙するのですがむだなかきこもひかえめにこれからかきこんでいこうかとおもいます。
6ねん3くみ またなべなおみ
137 :
吾輩は名無しである:02/10/21 05:27
一般書籍板の筒井スレで、
夢の木坂が解らないって言った人に
リーマソ経験がないから解らないんだ、その程度の「知的レベル」では他の筒井作品も読めん。
と言った香具師がいた。人を見下した態度の鼻持ちならない野朗だった。
『夢の木坂分岐点』って、サラリーマンの方が楽しめるの?そう思った人いる?
俺はそれは誤読だと思うんだが。
138 :
吾輩は名無しである:02/10/21 06:27
世の全員が理解できるものなどない
139 :
吾輩は名無しである:02/10/21 11:09
世の全員に理解できるものなどないが
誤読する自由は誰にでもあるもので。
140 :
吾輩は名無しである:02/10/21 11:22
理解できないこと自体が面白かったりすることもあるわけで
141 :
吾輩は名無しである:02/10/21 12:07
判断停止
142 :
名称未設定たん:02/10/21 15:24
『幾度たびもDiary』だったか何かで、『夢の木坂分岐点』執筆中に「サラリーマンの生理が
思い出せず苦労した」というような記述があったけど、それを根拠にしたんじゃないの?
私は学生時代に読んで衝撃を受けたけど、今読めばまた違った感興を得るに違いないと思う。
リーマンだからどうとか、こうとかいうもんじゃないように思うけどね。
ところでやあああっっっと「デマ」が読めた。感激。
あれえっ。「幾度たび」だって。「幾たび」ですた。(鬱
「夢の木坂」は工房時代に読んだけど面白かったよ。
小説読んで朦朧としたのは後にも先にもこれ一作。
「夢の木坂」は中学の時に読んで、たしかに他の作品に比べて飛ばし読みした
気がする。
ところが結構評価が高く、また「サラリーマン経験云々」というのも複数目に
した記憶がある。
今一応サラリーマンやってるし読み直してみるかな。
>>145 あなたは未来からやってきたのですか?
あっ、どこからかラベンダーの香りが‥‥
時越半四郎やもしれぬ
149 :
吾輩は名無しである:02/10/22 21:37
サホたんアゲ
150 :
吾輩は名無しである:02/10/23 21:54
151 :
吾輩は名無しである:02/10/25 21:51
筒井訳「悪魔の辞典」どうでした?
わたしは立ち読みでパラパラと見たところ、自分の持ってるビアスの方が良いなと思って
やめてしまいました。。。すみません、構想9年でしたっけ。
でも、嫉妬の項はビアスが「愛の裏側」としてるのに対し、
筒井訳「能なしが持ってる競争心」としたのは巧い!と思いマスタ。
でも、あれって原文を筒井康隆が訳したものなんですよね?
同じ原文なのに訳が相当違っていたと思ったのは私だけ???
ちなみに私がもってるのは完訳悪魔の辞典(創土社)の真っ黒い奴です。
恐れていたとおりつまらない
153 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:22
ENVY, n. Emulation adapted to the meanest capacity.
ですよ。「愛の裏側」なんて訳になる筈はありませんが・・・。
訳者として最適任であり他の訳よりは断然よいと思うが、筒井康隆の
新作と思うとつまらないのには同意。
分からないのは原語のABC順なのに、ページ上の見出しが訳語になってること。
154 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:28
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
155 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:39
構想9年かよ…。
そんなに時間かけるんなら、訳じゃなくって、
乱調文学大辞典のような
フルオリジナルを書いてくれたほうが100倍マシだったのに。
悪魔の辞典を訳すことに対して
よっぽどこだわりでもあったんかな?
すみません。【嫉妬】JEALOUSYの訳でした。
うちの本のENVYは【妬み】最も見劣りする能力に適した競争
となってますた。逝ってきます。。。
157 :
吾輩は名無しである:02/10/25 22:52
JEALOUS, adj. Unduly concerned about the preservation of that which
can be lost only if not worth keeping.
しかないような気が・・・。
158 :
吾輩は名無しである:02/10/25 23:24
159 :
吾輩は名無しである:02/10/26 00:20
>>158 なんかそこいらの書店じゃ売ってない雑誌らしいね。
ウワシンで言ってたけどよく覚えてねえ。
>>154についてのご無礼のお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
161 :
吾輩は名無しである:02/10/26 00:30
悪魔の辞典が遺作になるのかな。
162 :
吾輩は名無しである:02/10/26 00:38
遺作って、まだそんな年じゃないと思うけど。
悪魔の辞典は、なんか買う気がしない。
昔けっこう好きで読んでいたのにな……。
163 :
吾輩は名無しである:02/10/26 01:44
元ネタが古すぎるし文化も違うから、
どんなに面白い訳者がどんなに突飛な言い回しにしようが
たいして面白くはならないんじゃないか
164 :
吾輩は名無しである:02/10/26 09:14
うちはド田舎で、未だ本屋に並んでいないのだが、文庫版や
きちんとした学者の訳がでているのを、2000円の単行本
で売り出した度胸はアンビリーバボーだな。
悪魔の辞典は知られすぎてるからな。
166 :
吾輩は名無しである:02/10/28 23:32
筒井さん、インクをニガヨモギの汁にするのを忘れたんじゃなかろか。
167 :
吾輩は名無しである:02/10/28 23:50
11月に新潮文庫から
パプリカ
懲戒の部屋 ―自選ホラー傑作集 1―
驚愕の曠野 ―自選ホラー傑作集 2―
最後の喫煙者 ―自選ドタバタ傑作集 1―
傾いた世界 ―自選ドタバタ傑作集 2―
が出ますよ。
七瀬シリーズも表紙の装いを新たにしての再版、お財布が寒いところです。
単行本未収録作品があるなら買う
詳しくは知らないが、朝のニュースで「私のグランパ」が映像化
(映画化?)される模様というのを端っこだけ聞いた。続報求む…。
筒井先生も出られるのでしょうか。期待。
170 :
吾輩は名無しである:02/10/29 07:45
ホリプロからオーディションのお知らせ
目黒区内で東京予選大会あり!!
グランプリ受賞者は映画「わたしのグランパ」(筒井康隆原作)のヒロインとしてデビュー
もう決定してる
171 :
吾輩は名無しである:02/10/30 13:47
新潮文庫自選ホラー傑作集1に誤植ハケーン
P8 5行目 「喫茶店だったししたので」
172 :
吾輩は名無しである:02/10/30 14:13
>>168 皆無(泣
どうやら『将軍が目醒めた時』『メタモルフォセス群島』『エロチック街道』
絶版のエクスキューズに過ぎないのではないだろうか。
>>171 俺も本屋でハッケソしたYO!
あと新しい『エディプスの恋人』、
読んだことないし古い方を持ってるわけでもないんだけど、
扉の何かが弾けるような絵が無くなっているじゃないですか!
字でかくて読みづらそうだし。
あと「驚愕の曠野」、
物語部分の文字の組み方が普通じゃん!バカ!
>『将軍が目醒めた時』『メタモルフォセス群島』『エロチック街道』
あと『宇宙衞生博覽會』も追加ね。
あともうひとつ。
ノーベル物理学賞の小柴さんの会見で、彼の研究について、
「何の役に立つんですか」と訊いた記者がいたらしい。
小柴さんは「役に立たない」と即答したらしいが、
俺は何だか「火星探険」の電車の乗客たちを思い出した次第。
174 :
吾輩は名無しである:02/10/30 23:04
ワツとしては、「家」「遠い座敷」「エロチック街道」が一冊にまとまってる本が
ほしかった。自選集「驚愕の曠野」は、そういう内容になると思ったんだがなあ。
>、「家」「遠い座敷」「エロチック街道」
確かにこの2作は一連のもの、って気がするなぁ。
「中隊長」も入れてもらいたいけど。
3作、のまちがい。スマソ
177 :
吾輩は名無しである:02/10/31 00:25
つかぬ事をお伺いしますが筒井康隆の全盛期っていつからいつまで?
178 :
吾輩は名無しである:02/10/31 21:58
>>177 筒井氏が死んでからでないと、総括はできまい。
今から最全盛期がくるかもよ。イカレ老人モノとかで。
179 :
吾輩は名無しである:02/10/31 22:45
今日、職場にあったYouを読んでたら、堀井憲一郎(だったよな)が、「ホーム&アウェイ」を
「筒井康隆原作」(もちろん冗談で)と書いてた。
なるほど、と思った。
あのような状況下で当然起こるだろう不条理への恐怖という物が描けていたらカルト的人気程度は出ただろうにな。
そこがミポリンのちょっと困った顔で終結されるから1クールだらだら続くストーリー上の一設定で収まっちゃうわけで。
あ、そんな事やったら世にも奇妙な〜送りになっちゃいますかそうですか。>179
新潮文庫が弾けてます。
先月の七瀬三部作再版次ぎ、今月は自選傑作集およびパプリカを中央公論より移植。
ばななと言い筒井と言い、最近は中公→新潮が流行っているのでしょうか。
新刊ガイド曰く「筒井康隆[初]体験フェア」だそうです。「ツツイ中毒必至の傑作作品集!」
>>167の目録順に書くと
戦場は夢の中。現実と無意識が交錯する、前代未聞の脳内サスペンス長編!
逃げ場なしの悪夢と次々に襲いかかるどす黒い狂気。身も凍る恐怖の連続!
身の毛もよだつ残酷譚から悪夢のファンタジーまで、これは新次元ホラー!
ドタバタと全身が激しくケイレンするほど笑えます。中毒必至の大爆笑!
正常と狂気の深〜い関係から生まれた猛毒ユーモア。名作だけを超厳選!
私は『懲戒の部屋』収録の「顔面崩壊」が最後まで読めませんでした。
解説の大槻ケンヂは20年前も今も通読できないそうです(まだ生まれてない……)
183 :
吾輩は名無しである:02/11/01 21:42
一体、虚構の虚構による虚構の為の虚構論はどうなったんだ…
184 :
吾輩は名無しである:02/11/02 11:47
紫綬褒章受章 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━ニ!!!
>184
感 動 し た !
186 :
吾輩は名無しである:02/11/02 11:52
187 :
吾輩は名無しである:02/11/02 11:52
「あんな奴に紫綬褒章やるんじゃなかった」と、
思わせるような滅茶苦茶な作品を書いて欲しいな。
188 :
吾輩は名無しである:02/11/02 11:58
>>187 20年位前なら「そんなものいらん!!」って言ってそう。
189 :
吾輩は名無しである:02/11/02 12:15
そだな。いまとなっては
>>188みたいな反体制なところも
>>187みたいなハチャメチャなところも無くなってしまったなー
筒井も年取ったなー。
賞は昔から喉から手が出るほど好きだったというのが私の筒井像です。
>>190 そうなのですか。私の筒井像は、
「反体制」「革新」「実験」
なのですが、賞は好きなのですか?
192 :
吾輩は名無しである:02/11/02 12:32
「おれは本来、俳優なのであなる」
193 :
190ではないが:02/11/02 13:02
>>191 直木賞を貰えなかった経験が「大いなる助走」を書かせたわけで、
やはり文学賞は昔から欲しかったのでしょう。実際幾つか貰ってますね。
ただ、国から勲章を貰うのは
それとはちょっとニュアンスが違うとは思いますが。
194 :
吾輩は名無しである:02/11/02 14:01
>>192 そうなんだよ、「俳優」なんだよな。
スレタイを間違って提案したのは俺。スマヌ
>>190 まさに「賞なんかほしくないもん」と言いつつ内心欲しがってる、子供のような感じだよな。
でもまあ、筒井が国家に認められるレベルの作家だということが俺には何よりうれしい。
196 :
吾輩は名無しである:02/11/02 19:11
>>172で
あと「驚愕の曠野」、
物語部分の文字の組み方が普通じゃん!バカ!
って書いてあるんですけど、
今までの「驚愕の曠野」ってどんな感じなんですか?
もっと凄いんですか?
この自選集で初めて読んで普通にびっくりしたんですが・・・
197 :
吾輩は名無しである:02/11/02 22:55
>>196 172じゃないけど、単行本では文字の組み方が、
全編こんな感じになってた。新潮文庫版の冒頭
部みたいなもの。確かにあの方が「天井まで届
くほど積みあげてあったご本が、半分近く、こ
っち側へきてるのよね」っていう部分なんかは、
納得しやすかったかな。おねえさんが読んでる
のは、こんなふうに、1ページあたりの文字数
が少ない本なんだろうなあ、なんていうふうに。
河出版の文庫は、もってないのでわからない。
ちなみに、わしの単行本はサイン入じゃあ。
わはははははははははははははははははははは。
198 :
吾輩は名無しである:02/11/03 00:28
河出版「驚愕の曠野」は文字の組が単行本のように
なっています。
>196
あなたがうらやましい。
きっとお若くていらっしゃるのでしょうね。
若いころに筒井作品を文庫などで知って、衝撃を受けて、
改めて「驚愕の曠野」をハードカバーで読む。
私にはもう体験できない、そんな幸福を
これから体験できるあなたが、ほんとにうらやましい。
いや、憎い(w
200 :
吾輩は名無しである:02/11/03 01:15
で、筒井は賞を受け取ったのですか?
201 :
吾輩は名無しである:02/11/03 01:17
「驚愕の曠野」を読んだときのこと。
いまから二十年近く前。場所も、時間も、まわりの風景も、なにもかもいまだに
はっきりと覚えているくらいにすげえ面白かったんですたい。
202 :
吾輩は名無しである:02/11/03 02:17
漏れは最初は「文藝」の立ち読みで読んだな、そ言えば。
203 :
吾輩は名無しである:02/11/03 09:41
204 :
吾輩は名無しである:02/11/03 23:35
驚愕の曠野って20年位前にあったんだよなあ。
虚航船団を読んだ時は、家の本棚にずーっと前からあることは知ってたから
なんて勿体無いことをしてたんだ、もっと早くに読んどけばよかった、って思った。
「驚愕の曠野」は出来れば単品で復刊して欲しかった。
あるいは「イリヤ・ムウロメツ」との二本立てという手もあったかも。
「イリヤ」って復刊してもあまり売れそうにないから、
割と人気の高い「驚愕の曠野」と抱き合わせにしたら良かったんじゃ?
イリヤ・ムウロメツってあれはどういうジャンルの作品なの?
読んでてもよくわからなかった…挿絵は手塚治だし、意図が掴めない。
ロシヤの民話。
208 :
吾輩は名無しである:02/11/06 00:02
「驚愕の曠野」&「旅のラゴス」のカップリング
これ最強
209 :
吾輩は名無しである:02/11/06 01:05
みなさん質問にやさしく答えてくれてありがとうございます。
早速河出文庫版『驚愕の曠野』を購入することにしました。
アマゾンが古書を扱うようになってたので、チェックしてみたらありました。
朝からかなり嬉しいです!!
211 :
吾輩は名無しである:02/11/09 22:18
>>210 なんか文庫版は絵が入ってるよね。
単行本にはなかったんだよ。
212 :
吾輩は名無しである:02/11/09 22:48
ああ、アマゾンの古書って便利なものなんですね。
ライブハウス(名)生きている家のこと。
独りよがり(名)一人でよがること。つまりオナニー。
紫綬褒章(名)遠まわしな引退勧告。
214 :
吾輩は名無しである:02/11/16 09:52
星雲賞ならいっぱいもらってるよ。
>>215 ↑とまった…。
約12時間か。さすがというべきか。
217 :
吾輩は名無しである:02/11/20 01:08
218 :
吾輩が名無しである:02/11/20 07:56
「嘘人たち」でついに挫折〜〜!(鬱
筒井作品を読んでいて初めてだ。
「脱走と追跡のサンバ」(だっけ?)のときも読むのが辛かったけど、
何とか頑張って最後まで読んだ。しかし、「嘘人たち」は…。
こちら読者側の気力の問題ですかねえ…。
>リアル版イチゴの日です。
ワラタ
投票した
『首長ティンブクの尊厳』はパロディじゃないな。
しまった! 221番をひとつ違いで逃してしまった。密かにねらっておったのに。クヤシイ・・・
223 :
吾輩は名無しである:02/11/21 19:56
>>218 「着想の技術」を読んでから「虚人たち」を読むと、
驚くほど分かりやすくなるのでそれ読んでみるといいかも。
何をやろうとしてたのかを全部書いてあるから。
でも「脱走と追跡の〜」もダメだったって書いてあったし。
あれがダメなら「着想〜」読んでもダメかもなぁ。
つか素養ナシであの「脱走〜」読んで理解できなければ
(理解まではいかずとも面白いと思わなければ)
筒井ファンである資格はないと思うがどうか。
ただ読むのがつらかったと書いてあるだけじゃん。
そういう見下したような発言は止めとき。
>>223 アドバイス、ありがd。「着想の技術」近々読んでみます。
そもそも「嘘人たち」なんて書く奴に、「虚人たち」を読む資格は
ないのかも(自嘲
因みに、「虚航船団」は異常に面白かったです。
何が「因みに」かよく分かりませんが(w
>>218さん、虚航船団が楽しめればもう、我々の仲間ですよ!
仲間っていうか、同類っていうか(以下略
本屋に行っても新潮文庫周辺を見ることがなかったので、
七瀬の改版やら短篇の傑作集やらの存在をやっと今日知った。
この傑作集のせいか、新潮文庫の絶版が軒並み増えたような・・・。
『宇宙衞生博覽會』まで絶版にしてしまうのは犯罪に近いと思うのだが。
どんなアンソロジーだろうが、あれ以上に粒揃いの短篇集など在りえないのに。
234 :
吾輩は名無しである:02/12/02 22:59
あげ
235 :
タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/02 23:11
他のスレでもちょっと書いたけど、筒井短編集で一番いいのは『エロチック街道』(新潮文庫)だと思う。
「寝る方法」「歩くとき」といった、ごく日常的な動作の仕方を克明に説明した小説(?)。
旅情とSFが見事にマッチした「エロチック街道」。
その他、はずれのない作品ばかり。
筒井の短編を一つ挙げろと言われれば、「エロチック街道」にします。
エロティック街道の辺りから前衛化したと見ていいのかな。
>>236 年代順に詳しく読んでいないので、どこからSFから前衛に変わったかは分からないけど、
『エロチック街道』に入っている短編には、後の長編(夢の木坂など)に繋がるものがたくさん入っているね。
そういう意味では結構重要な短編かもしれない。
「また何かそして別の聴くもの」で烈しく笑った。
俺もエロチック街道好き。
239 :
吾輩は名無しである:02/12/03 01:04
>>237 あの当たりの作品は、漏れ的には、
「宇宙衞生博覽會」正統派の傑作
「バブリング創世記」あれ、何か変な香りが…
「エロチック街道」何じゃこりゃ
という感じですた(いや良い意味で…)
やっぱ「裏小倉」「また何かそして別の聴くもの」「早口ことば」あたりが…。
大好きなんだが。
240 :
吾輩は名無しである:02/12/03 02:32
>>236 「脱走と追跡のサンバ」「家」を発表した頃から、筒井は前衛化しつつあったようにも
思うなあ。
いずれにせよ、「家」「エロチック街道」を含め、雑誌「海」に発表した諸作は、ど
れも前衛的で、そして傑作だと思う。
241 :
吾輩は名無しである:02/12/03 13:16
「海」の諸作は傑作という意見には非常に同意。
しかし最高の短篇集というと
「バブリング創世記」か「馬は土曜に蒼ざめる」か「将軍が目醒めた時」か。このへんをプッシュ。
242 :
吾輩は名無しである:02/12/03 18:55
傑作短篇集ってことでは、『原始人』も忘れがたい!
「筒井康隆の作り方」「不良世界の神話」「怒るな」「屋根」
そして「読者罵倒」!読んでてくらくらしてくるYO!
243 :
吾輩は名無しである:02/12/03 22:44
短編集を3つ選ぶなら
「将軍が目醒めた時」「おれに関する噂」「夜のコント・冬のコント」を推しモウス。
ただ、「冬のコント」を除くと、表題作はあまり好きじゃないんだけど。
244 :
タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/03 22:57
ある男が田舎の村の祭りに迷い込んじゃう短編って、何ていう名前だっけ?
「なんじょれ、熊の木」(記憶曖昧)とかいう歌を歌って祭りを盛り上げるんだけど、
その男が歌ったら、それは絶対に歌ってはいけない節で、近々日本に大災害が降りかかるという小説。
その短編も好きなんだよね。
筒井の旅情SF物(「エロチック街道」もそう)はとてもおもしろいと思う。
>244
「熊の木本線」でつ。
漫画「宇宙家族カールビンソン」なぞでもパロされてたなぁ。
(マイナーすぎ?)
「なんじょれ熊の木かんじょれ猪の木」
コレ以上は恐ろしくて歌えない・・・・・・ブルブル
「トラブル」「マグロマル」など中公文庫「ベトナム観光公社」に収録されている短編もいい。
ベスト短編集は「宇宙衞生博覽會」、その次は「ベトナム観光公社」かな、個人的に。
今日の長編ベスト3・・・
「脱走と追跡のサンバ」
「虚人たち」
「旅のラゴス」
その日の気分で変わるんだよなぁ。選びがたい。
>>245 そうそう。「熊の木本線」。どうもありがとう。
249 :
吾輩は名無しである:02/12/09 07:40
断筆後はイマイチって意見が多いから断筆後に出たのは全く読んでなかったんだけど、
「邪眼鳥」「RPG試案」かなり良くない?(正確には断筆後の作品ではないらしいが)
個人的には「虚人たち」「夢の木坂」にも引けを取らない出来だと思うのだが、
全くでてこないなぁ。
250 :
吾輩は名無しである:02/12/09 07:45
家!
251 :
吾輩は名無しである:02/12/09 13:08
>>249 その二作品だけな。あとはかろうじて「乖離」あたり。
252 :
吾輩は名無しである:02/12/09 16:19
253 :
吾輩は名無しである:02/12/09 16:44
「RPG試案」っての読んだけど、サッパリですた。
全然ストーリーが無いし最後もコケカケカカクキケクキとか言って全然意味不明。
筒井って全部こんな感じなの?
「RPG試案」だったら何処に注意して何を楽しめばいいのか教えてくだちい。
それとも俺の気づかなかった何か隠された謎とかあるの?
断筆後は変化していると思う…。
一時期のドタバタとは違った楽しみがあるのではないかと。
それなりに楽しめました。
「敵」ぐらいしか傑作はないし、「虚構船団」には劣ると思うが
これは仕方ないでしょう。
>>253 もしかして初めて筒井作品に触れました?
「バブリング創世記」なんか読まれると面白いのでは、と思います。
音読するといいかも。
256 :
吾輩は名無しである:02/12/10 01:57
膣的馘首あげ!
257 :
吾輩は名無しである:02/12/11 20:52
>>254 いやあ、「敵」だけでなく、ほかにも傑作はあると思う。ドタバタも「エンガッツィオ」なんて
相当なものではないか? でも、昔に比べて、「死」の陰は濃くなったと思う。
まもなく死ぬのである。筒井もぼくも、そして君も。あはははははははははははははははははは。
258 :
吾輩は名無しである :02/12/12 00:52
RPG試案は訳わかんないところが魅力だと思う。
意味不明というのは筒井作品の重要な要素です。
フル・ネルソンが凄い。
259 :
吾輩は名無しである:02/12/12 01:01
RPG試案の後半は全部森の中のバーチャル博物観で
夫婦でRPGゲームをしていたって解釈でいいのかね?
260 :
吾輩は名無しである:02/12/12 12:56
>>260 何かよくワカランがそこまで言うんだったら
一般的な解釈を教えておくれ。
やっぱ「座敷ぼっこ」はいい短篇集だなぁ・・・
群猫、わが良き狼、遠い座敷、秒読み、北極王、禽獣、母子像・・・・
>>254 「天狗の落し文」がかなり好きなんですが。
>>257 「魚」みたいな怖さが無くなった気がしますね。
意味不明という意味がある。ケケケケケケ
265 :
吾輩は名無しである:02/12/15 09:09
22票 旅のラゴス
19票 七瀬シリーズ
17票 虚構船団
11票 霊長類南へ 驚愕の荒野
10票 残像に口紅を
9票 パプリカ 家
627 名前: 集計2 投稿日: 01/11/04 23:24
8票 エロチック街道 朝のガスパール 脱走と追憶のサンバ 夢の木坂分岐点
7票 薬菜飯店 俗物図鑑 我が良き狼
6票 薬菜飯店 エロチック街道 関節話法 トラブル
5票 敵 走る取的
266 :
吾輩は名無しである:02/12/15 09:10
↑↑↑ SF版からコピペ
どうですか?
267 :
265&266:02/12/15 10:34
上の方にも、似たような質問があったけど、
筒井康隆で、これから1、2冊読むなら、
「旅のラゴス」と、「驚愕の曠野」or「虚航船団」or「霊長類南へ」でいいかな?
268 :
タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/15 11:07
>>265−267
おもしろいコピペをどうも。
SF板という理由かも知れないけど、前衛作はあまり上位には来てないようだね。
文学板でもアンケート(投票)をとってみたらどうだい?
SF板とは違う結果がでておもしろいかもしれない。
(その際は短編・長編と分けた方がいいと思うのだけど)
ちなみに、真ん中に「627 名前・・・」が入り込んでるのはなんなのでしょう?
8票と6票に「エロチック街道」が二つ、7票と6票に「薬菜飯店」が二つ入っている。
また、「脱走と追憶のサンバ」ではなく、「脱走と追跡のサンバ」です。
269 :
吾輩は名無しである:02/12/15 12:29
270 :
吾輩は名無しである:02/12/15 17:53
「虚人たち」が4票かぁ・・・
もう少し上位に入っていてもいいだろ。
何気にラゴスは人気あるよな、私も一番のお気に入りだし。
『パプリカ』(単行本)を再読していたら、乾氏はノーベル賞候補ではあったが、
乾氏の開発した理論を応用した科学者に与えられたというくだりがあった。
田中氏を見ると現実は逆だった・・・。
皆さんが初めて読んだ筒井作品って何ですか?
私が初めて読んだのは「虚人たち」です。
「虚人たち」でハマったんで
>>265の結果にはちょっと不満かも。
でも「虚人たち」の他には、まだ「虚構船団」しか読んでないんだけど…
自分が初めて読んだのは「将軍が目醒めたとき」。
『乗越駅の刑罰』って人気ないの?話題に上がらないし自選短編集にも入ってないし。
274 :
吾輩は名無しである:02/12/16 04:02
現国の先生が筒井康隆好きだったらしくて、筒井康隆が断筆した時に
断筆問題とあわせて授業で「無人警察」を読んだのが初めて。
その時は筒井康隆を大して面白いとは思わなかったけど、
その後に友達から借りてなんとなく読んだ「虚航船団」で「凄い!」と思い
その後「虚人たち」で完全にはまって今に至る。
個人的には「虚人たち」「虚航船団」「夢の木坂分岐点」「邪眼鳥」が好き。
次は「脱走と追跡のサンバ」を読むつもり。
>273
新潮の自選ホラー傑作選に入っとるわい。>乗越駅
276 :
吾輩は名無しである:02/12/17 17:23
277 :
タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/17 22:52
じゃあ、文学板でも筒井作品の投票をしてみましょうか?
長編と短編で分けて投票しよう。
まず、僕から。
【長編】
虚人たち 1
【短編】
エロチック街道 1
次の人は上のリストに投票する作品名を書いてコピペしてください。
すでにリストにある作品の場合は、後ろの数字(投票数)に1を加えてください。
できれば投票数が多いものが上に来るように、順番を入れ替えてからペーストしてください。
【長編】
虚人たち 1
残像に口紅を 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
天狗の〜と延々一人でほざいてた漏れですがまだ票が取れそうなギコ猫で行きまふ。
279 :
吾輩は名無しである:02/12/17 23:14
ノーベル田中氏に「俺に関する噂」をよませたいですな。
280 :
吾輩は名無しである:02/12/17 23:37
【長編】
虚人たち 2
残像に口紅を 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
281 :
吾輩は名無しである:02/12/17 23:45
【長編】
虚人たち 3
残像に口紅を 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
長編は他にも好きなのは沢山あって非常に悩んだけど、
やっぱ「虚人たち」が一番凄いと思う。
「点景論」はなんとなくカフカの「ブルームフェルト」を思い出させるので。
【長編】
虚人たち 3
残像に口紅を 1
虚航船団 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
傷ついたのは誰の心 1
好きな人の家で初めて筒井を本格的に読み始めたのがこれ
【長編】
虚人たち 3
残像に口紅を 1
虚航船団 1
ロートレック荘事件 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
傷ついたのは誰の心 1
なるほどこれならわかりやすいですね
【長編】
虚人たち 3
残像に口紅を 1
虚航船団 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
傷ついたのは誰の心 1
薬菜飯店 1
私も…。
【長編】
虚人たち 3
虚航船団 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
傷ついたのは誰の心 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
投票だけでなく簡単に投票作品について一言ほしい。
287 :
吾輩は名無しである:02/12/18 15:36
【長編】
虚人たち 3
虚航船団 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
【短編】
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
傷ついたのは誰の心 2
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
他の実験作も捨てがたいが「幻想の未来」ほど
壮大なスケールの物語を読んだことが無い。
ただ長編としては少し短いかなという印象。
虚航船団くらいの長さで読みたい。
お、スマソ。
「傷ついたのは誰の心」をトップに持ってくるの忘れてた。
俺がそれやると混乱しそうだし意味のないレスになりそうなので
次に投票する人が書きこむ時、できたら入れ替えておいてくださひ。
289 :
吾輩は名無しである:02/12/18 15:49
「インタヴューイ」って非常にシュールで個人的には大好きな作品なんだけど、俺以外にあれを評価するヤツはおらんのか。
290 :
吾輩は名無しである:02/12/18 21:02
ベトナム観光公社
291 :
吾輩は名無しである:02/12/18 21:57
【長編】
虚人たち 3
虚航船団 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
夢の木坂分岐点 1
【短編】
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
家 1
「夢の木坂分岐点」ほど何度も読みなおした小説はないです。
292 :
吾輩は名無しである:02/12/18 22:37
【長編】
虚人たち 3
虚航船団 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
夢の木坂分岐点 2
敵 1
【短編】
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
家 1
断筆解除後では『敵』が一番かな。
293 :
吾輩は名無しである:02/12/18 22:52
【長編】
虚人たち 3
虚航船団 3
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
夢の木坂分岐点 1
【短編】
傷ついたのは誰の心 2
家 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
「虚航船団」には筒井の全方面が凝縮されてると思う。
「家」は、独特の香りが漂っていて素晴らしい!
ワースト長編、短編投票も同時にやってほしいな。
面白そう。
295 :
吾輩は名無しである:02/12/18 23:34
「旅のラゴス」と「驚愕の曠野」は、あえて投票してないのか?
SF版の集計を見て、昨日この二冊を買ってきてしまったよ・・・。
今さらながら筒井なら「長編」「短編」ではなく「長篇」「短篇」
ではなかったかと思うのだが漏れも今気づいたことだしまあいいか。
297 :
吾輩は名無しである:02/12/19 01:48
>>295 それも非常に面白いんだけど、長篇一本しか選べないとなると、
どうしても「虚人たち」「虚航船団」「夢の木坂」辺りに票が集中してしまうかと。
ベスト長篇3本とかなら沢山入ってくると思うんだけど。
298 :
タバスコ ◆aWFfCao0Sk :02/12/19 21:19
>>295 SF板と文学板での傾向の違いも見てみたくて、投票を提案したのです。
だから、「旅のラゴス」などが上位に入ってなくてもがっかりする必要はないでしょう。(おもしろいから)
やっぱり今のところ、SFと文学では傾向が違うかな、という感想ですね。
『美藝公』を再読して切ない気分になり、
その辺がとても好きな作品ではあるがベストにはいれづらいね。
300 :
吾輩は名無しである:02/12/21 15:46
>>294 【ワースト長篇】
恐怖 1
【ワースト短篇】
ムロジェクに感謝 1
301 :
吾輩は名無しである:02/12/21 19:14
【ワースト長篇】
恐怖 1
俺の血は他人の血 1
【ワースト短篇】
ムロジェクに感謝 1
偽魔王 1
302 :
吾輩は名無しである:02/12/21 22:20
「騒春」の雰囲気が好きだった。
303 :
吾輩は名無しである:02/12/22 05:20
偽魔王がつまらんと言うか。面白いと思うがなあ。
【長編】
虚航船団 4
虚人たち 3
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
夢の木坂分岐点 1
敵 1
【短編】
傷ついたのは誰の心 2
家 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
迷ったけどやはり「虚航船団」は凄すぎ。
「原始人」は筒井の死生観みたいのが現れてて共感できる。
305 :
吾輩は名無しである:02/12/22 22:25
【ワースト長篇】
恐怖 2
俺の血は他人の血 1
【ワースト短篇】
ムロジェクに感謝 1
偽魔王 1
トラブル 1
「恐怖」は筒井康隆にしては普通すぎてびっくりした。
短編は、初期のギャグ漫画を小説にしたようなドタバタは基本的に全部嫌い。
306 :
吾輩は名無しである:02/12/22 22:25
【長編】
夢の木坂分岐点 2
虚航船団 4
虚人たち 3
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
敵 1
【短編】
家 2
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
――――――
ああ、迷うね、やはり。
長編は「虚航船団」「虚人たち」と迷いながらも
同じようなテーマを扱いながらもっとこなれた「夢の木〜」かな。
短編は、まだ出てない「中隊長」と「遠い座敷」に入れたかったが
「家」はそれらの集大成っぽかったのでこれにした。
どれも選びがたい。
ジャンル別ならまだなぁ。「一番笑えた短編」とか「これで人生変わった
長編」とかね。
ちなみに前者は「関節話法」後者は「文学部唯野教授」だ(w
308 :
吾輩は名無しである:02/12/23 02:59
>>驚愕の曠野 ―自選ホラー傑作集 2―
この中に入ってる驚愕の曠野の意味が分からないんだけど
(裏面)って何だ?
本来綴じてあったはずだがばらばらになり紙片となった書物の、
(裏面)ということ。
310 :
吾輩は名無しである:02/12/26 00:34
【長編】
夢の木坂分岐点 2
虚航船団 4
虚人たち 3
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
敵 1
驚愕の曠野 1
【短編】
家 2
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
最後の伝令 1
ううむ、やはり「驚愕の曠野」が好きだ。「虚構船団」とか凄かったとは思うけど
おもしれー!とは思わんかった。短編はいっぱいあって決めらんないからでつ。
最近読み返して面白いと思ったので。
あ、×構→○航、でした。逝くか…。
【長編】
夢の木坂分岐点 2
虚航船団 4
虚人たち 3
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
敵 1
驚愕の曠野 1
【短編】
家 2
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
最後の伝令 1
嘘は罪 1
「嘘は罪」は「男たちが書いた絵」収録策です。
本当は一冊丸ごと投票したかったんですけど、連作短編ではないので。
313 :
吾輩は名無しである:02/12/27 00:47
あ、あの…「家」好きの厨房ですが、
「家」って291、293、307で3票じゃ…。
314 :
吾輩は名無しである:02/12/27 08:21
>>313 そうかも。ってことで
【長編】
虚航船団 5
虚人たち 3
夢の木坂分岐点 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
敵 1
驚愕の曠野 1
【短編】
家 3
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
最後の伝令 1
嘘は罪 1
邪眼鳥 1
自分は「虚航船団」と「邪眼鳥」にそれぞれ一票。
315 :
吾輩は名無しである:02/12/27 13:12
あ、邪眼鳥って短編なのか。
じゃあ邪眼鳥にしとけばよかった。
316 :
221の元住人:02/12/27 16:32
【長編】
虚航船団 5
虚人たち 3
夢の木坂分岐点 2
残像に口紅を 1
ロートレック荘事件 1
パプリカ 1
幻想の未来 1
敵 1
驚愕の曠野 1
脱走と追跡のサンバ 1
【短編】
家 3
傷ついたのは誰の心 2
エロチック街道 1
群猫 1
秒読み 1
点景論 1
薬菜飯店 1
バブリング創世記 1
原始人 1
最後の伝令 1
嘘は罪 1
邪眼鳥 1
睡魔のいる夏 1
睡魔はほんとに好きです。
お笑い系なら「経理課長の放送」にするんですが・・・
長編は「夢の木」大好きですが、あえて最初にはまった「脱走と追跡」に1票
あ、「脱走と追跡」入ってなかったのか。意外…かも。
「虚構と饒舌の戦記」は入らなさそう、と予言しておく(w
(第1位にはなりにくい。好位置をキープしそうではあるが)
>>318 失礼…。事前に公式HPでチェックしておくべきであった…。
320 :
吾輩は名無しである:02/12/28 11:35
>>319 公式よりはここがいい。宣伝に非ず。
www.ex.biwa.ne.jp/~sasaki/list_index.html
321 :
吾輩は名無しである:03/01/08 21:55
あげ
322 :
吾輩は名無しである:03/01/09 00:30
で、結局ベストは
【長篇】「虚航船団」
【短篇】「家」
なのかな。別に異議はないが。
323 :
吾輩は名無しである:03/01/10 14:13
とったところでちっとも面白くない統計だね。
324 :
吾輩は名無しである:03/01/10 17:43
>>323 「統計」なら、さぞかし面白くなかろうな。
325 :
吾輩は名無しである:03/01/10 18:45
へぇー、SF版ベストの「旅のラゴス」は一票も入ってないんだね。。
ベストだワーストだってまだつづくのか?正直…
327 :
吾輩は名無しである:03/01/13 01:42
夢系作品集めた幻想小説集キボン。
もちろん、悪書の最たるものとしての函入本で。
328 :
吾輩は名無しである:03/01/13 04:16
>>328 「家」「遠い座敷」「中隊長」は外せないでしょうし、
「ヨッパ谷への降下」「屋根」「家具」なんかも。
あと、「上へ行きたい」「十二市場オデッセイ」
「谷間の豪族」「魚」「鍵」なんかも、夢のテイスト
が溢れてて、好き。
330 :
吾輩は名無しである:03/01/13 21:47
「ヨッパ谷への降下」
これのよさがイマイチわかりません。誰か解説おながいします
331 :
吾輩は名無しである:03/01/14 14:09
>>330 ヨッパグモの幻想的なイメージと
谷の底でヨッパグモが沢山死んでるところ。
332 :
吾輩は名無しである :03/01/14 22:50
>>330 途中、物凄いトリップを体験した。
夢がグチャグチャになるところ。
CLICK CLACK
夢をそのまま作品化したものだから、夢の持つ雰囲気を味わえばいいかと。
(^^)
335 :
吾輩は名無しである:03/01/23 02:12
336 :
吾輩は名無しである:03/01/26 02:37
文学界2月号の「昭和は遠く平成すでに十五年」って特集に書いてる松尾スズキの文、
「昔はよかったなあ」に似てたよ。面白かった。
337 :
吾輩は名無しである:03/01/30 00:43
そろそろ第U期全集が出てもよさそうに思うけど、装丁は第T期と同じなんだろうか。
あの装丁、あまり好きじゃないんだがなあ。
338 :
trinity:03/01/30 12:27
あまり注目されないが
短編『新宿コンフィデンシャル』がけっこう好き。
どこかからの「指令」で新宿紀伊国屋書店前で三味線持って立つ・・とか
新宿コンフィデンシャルの実体が最後まで不明・・とか(うる覚えだが
あのシュールさはナイスセンス!だと感じたぞ。
今にして思えば、あの作品はカフカを意識してるのでしょうか。
エロ面もすごい。七瀬シリーズ(『エディプスの恋人』だったかな)の中で
「永遠に続く射精」みたいなくだりがあって、当時厨房の俺は
むちゃくちゃ興奮した覚えがある。
以前誰かも書いてたが、彼がどうしようもなくディレッタントであることは
その通りだと思う。それが彼の欠点、嫌味だが、まあご愛嬌でもある。
ハイデッガーの『存在と時間』を講演したテープには笑った。
339 :
吾輩は名無しである:03/01/30 15:14
「自選ドタバタ傑作集」と「笑うな」を読んだけど
おもしろくなかったなぁ。自分が生まれる前に書かれたものが
ほとんどだったから、時代が違うのかなぁと思った。
あれほど「爆笑必至」みたいに書かれてるとなおさら冷める。
でも、筒井語るには知らない作品が多すぎるので
今度は長篇にチャレンジしてみます。
340 :
吾輩は名無しである:03/01/30 15:22
341 :
吾輩は名無しである:03/01/30 15:29
北原白秋と竹下夢二の共通点と相違点知ってますか?
>>337 よくわからんのだが、全集というもの、第一期が絶版になっている場合、
第二期が出たときに第一期も再販されるということはあるのかね?
おれ第一期持ってないんだけど、古本じゃなくて新品で欲しいんだよなあ。
343 :
吾輩は名無しである:03/01/31 07:55
>>339 筒井康隆を読む以前に読んでいた本や、好きな作家など、教えて下さいませんか?
それによって、おすすめ小説をチョイスしてあげたいです。
344 :
吾輩は名無しである:03/01/31 09:58
「おれは本来、美少年のモテモテ中学生だったのである」
これは全くの事実である。この過去を知っている人が少ないのが残念だが。
しかもアベの「密会」の如く、当時は小さい女の子にもモテていたのである。
年をとると、吉田修一のごとく色々と変わってしまうのも
これまた生姜無いのである。
345 :
吾輩は名無しである:03/02/03 01:03
>>342 第一期の再刊は禿しく希望したいが、装丁を変えて、中身も充実してほしい。
初期の短篇を読んでドラえもんに似てると思ったのはおれだけ?
347 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:38
>>346 えっ? ど、どれが?
ガクガクブルブル
348 :
吾輩は名無しである:03/02/03 03:40
漏れはひそかに、徳間ベストの表紙写真は、バカボンのパパに似てると思っているのだが…
>343
ありがとうございます。
最近読んだのは「砂の女」「夕べの雲」「死の棘」です。
今はとにかく色んな作家の作品を読んでいるので
好きな作家を限定するのは難しいのですが・・
町田康は面白かったです。安部公房も好きです。
筒井の短篇の中で安部公房の名前でてきましたけど
交友関係あったんですか?
安部公房は「諸家寸話」にも登場したような気が。多少は交際があったんじゃないか?
351 :
吾輩は名無しである:03/02/04 22:46
諸家寸話には安部公房は出てこないよ。
352 :
吾輩は名無しである:03/02/05 02:40
「虚人たち」に出てきた安部公房の作品ってなんだっけ?
短編のみだったら「お紺昇天」がいい。
古い作品だが今読み直しても切なくて泣けてくる。
356 :
吾輩は名無しである:03/02/10 23:19
俺が泣けたのは「わかれ」。
357 :
吾輩は名無しである:03/02/11 01:40
すいません、映画「大魔神」リメイクってことなんですが、脚本はアレなんでしょうか?
358 :
吾輩は名無しである:03/02/11 08:31
アレでしょう。
まさか?
アレか!?
丸木戸佐渡たんハァハァ
>>357 佐々木主浩は出るんだろうか・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
362 :
吾輩は名無しである:03/02/16 18:10
>>361 あーありえるねー。
その手の話題作りはやりかねんからな、角川は。
363 :
吾輩は名無しである:03/02/22 19:43
SF板の筒井スレ見たら、公認サイドで内輪もめがあったらしいぞ。
364 :
吾輩は名無しである:03/02/22 21:36
…。
365 :
吾輩は名無しである:03/02/23 23:29
「TO BE TO BE TEN MADE TO BE」ってどの作品に出てきたフレーズだっけ。
タッキー&翼のアルバムタイトルになってたよ。
先日発売の『イブニング』誌に、今後掲載予定の作家陣として、
筒井康隆の名が出ていた。
原作者として? まさか、漫画家として?
367 :
吾輩は名無しである:03/02/24 20:38
>>366 うおっ、まじで!
今月号は買ってなかったから知らなかったよ。
月二回発行化の目玉商品か〜!
368 :
吾輩は名無しである:03/02/24 22:43
そうか、サンクス。
ジャニオタは思いもよらんだろなぁ。
またあのキモイ漫画復活きぼんぬ。
映画・わたしのグランパのTVスポット見ますた。
373 :
吾輩は名無しである:03/03/12 01:01
あげ
激しく既出だろうが
彼は舞台やTVより
朗読の方がいいと思う。
同意。
376 :
吾輩は名無しである:03/03/12 18:42
すいません、誰か家ってどれに入ってるか教えてください・・
でももう手に入りにくいよね。
清朝者がゼパーンにしやがったから。
380 :
吾輩は名無しである:03/03/13 20:07
筒井康隆?断筆宣言して置き乍ら駄文を書いて金稼ぐ莫迦.
381 :
吾輩は名無しである:03/03/14 22:02
筒井は予言者的存在
作風から一見軽く見られるが、作品も芸術的価値が高い
382 :
吾輩は名無しである:03/03/14 22:04
一冊も読んだ事無い。虚構船団ってのが評価高いんだけどね。なんか長編だったから
やめた
筒井康隆が主演するとしたら
どんなのがいい?
いま筒井さんが30代なら、三谷幸喜作品の、ぺてん師くさい脇役をやってもらいたい(w
あの頃の筒井さん、いい男だったなあ。
いまの筒井さんがお好み焼き屋のオッサンを演じる、実写版じゃりン子チエがあったら、
ぜひぜひ見てみたい。そしてアントニオJRが中島らも。文士劇の感ありだが。
涙もろい役をこなす筒井さんと、あいかわらずボケーっとしたらもさんのかけあいが見たい(w
通俗スマソ。
筒井康隆が金貸しの
『夜逃げ屋4』
つまんなそうだなあ。
きのこです。
蒲鉾か!
ハッパもだろ。>387
393 :
吾輩は名無しである:03/03/30 07:37
ジーザス・クライスト・スーパースター
でも体力的には無理でしょう。
それなら太宰の『駆け込み訴え』を
朗読してもらおう、筒井康隆に!
395 :
吾輩は名無しである:03/04/02 13:32
徹子の部屋age
396 :
吾輩は名無しである:03/04/02 13:45
なにげにテレビを見たら
筒井のおっさんが出ていた。
顔つくりすぎ・・・
397 :
吾輩は名無しである:03/04/02 13:54
大阪弁の詐欺師か、
徹子もたまには
乙なこというな。
398 :
吾輩は名無しである:03/04/02 14:13
徹子の部屋見逃した・・・。
見逃した・・・。
400 :
吾輩は名無しである:03/04/02 17:34
402 :
吾輩は名無しである:03/04/06 18:50
文壇なんて言葉がすらっと出てくるんだから変わってるよ
狂気の9年を代表するヨシダトモコさん検索してみよっと
403 :
吾輩は名無しである:03/04/06 18:52
漢字は「吉田知子」ね。
いちお芥川賞作家なんだけど。
404 :
吾輩は名無しである:03/04/06 18:54
てかグランパ今日からだろ。
405 :
吾輩は名無しである:03/04/06 18:58
今日じゃなくて昨日か。
406 :
吾輩は名無しである:03/04/07 00:30
もまえら「富豪刑事」はどうですか?おれは好きだ。
∩
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`)// < 先生!こんなのを発見シマスタ!
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http://saitama.gasuki.com/saitama/ __| | .| | \
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \_____________
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,rn
r「l l h. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 、. !j |
ゝ .f _ |
| | ,r'⌒ ⌒ヽ、. │
http://www.saitama.gasuki.com/korea/ ,」 L_ f ,,r' ̄ ̄ヾ. ヽ. │ こんなのあったニダ
ヾー‐' | ゞ‐=H:=‐fー)r、) |
| じ、 ゙iー'・・ー' i.トソ |
\ \. l ; r==i; ,; |' .人_
\ ノリ^ー->==__,..-‐ヘ___
\ ノ ハヽ |_/oヽ__/ /\
\ / / / |.
y' /o O ,l |
409 :
吾輩は名無しである:03/04/10 10:30
「小説のゆくえ」発売あげ
410 :
吾輩は名無しである:03/04/13 02:18
>小説のゆくえ
読んだあげ
411 :
吾輩は名無しである:03/04/13 09:07
鍵と案内人しか面白くない
412 :
吾輩は名無しである:03/04/13 09:11
413 :
吾輩は名無しである:03/04/16 22:43
414 :
吾輩は名無しである:03/04/17 09:34
>>413 横光利一の『機械』を結構いい感じで朗読してるので
あれをもっと切羽詰まった急き込んだ感じにしてユダの
心情を縷縷と語ってほしいものです。ハマリ役だと思います。
415 :
吾輩は名無しである:03/04/18 19:18
小説のゆくえ。
町田康「夫婦茶碗」解説、やっぱり、
「的を得ていて」は「的を射ていて」に直されてたね。
的ゲッツ (σ・∀・)σ
417 :
吾輩は名無しである:03/04/19 04:21
いま映画「マルコビッチの穴」みてて、「トラブル」を思い出しました
418 :
吾輩は名無しである:03/04/19 04:32
「しゃっくり」じゃないのか。
さてと。
久しぶりにガッツリ筒井さんのを読みますか。
…。
どれからにしよう?
「脱走と追跡のサンバ」
「虚人たち」
「残像に口紅を」
「パプリカ」
「敵」
>419
まずは「脱走〜」で若さゆえの暴走を。
次に「残像に〜」で失うものへの切なさを。
最後に「敵」で自らが老いることへの恐怖を。
>419
いいね、その順。
もう少し提案を待とう。短篇読みながら…
あ、「美藝公」もいいな。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
423 :
吾輩は名無しである :03/04/22 02:46
今日、某ディスクウニヲンで「家」と「バブリング創世記」のレコードを見つけた。
たしかどっちも3800円だった気がするが自信ない。
買わなかったが。
424 :
吾輩は名無しである:03/04/22 05:09
バブリング創世記おもしろかったけど
意味がわからない話もあった
425 :
吾輩は名無しである:03/04/22 05:28
「鍵」ってどうなることを恐れて叫びながらドアをあけたんですか?
あと旅の話、最後に「上手いですね」っていってたと思うけど
なにが上手いんだろう?
>>423 いいなー。欲しいなー。
マニヤにはたまらんですよ。
>>424 いま「バブリング」が手元に無くて。どの話ですか?
>>425 「鍵」のラストは、大風呂敷で語るなら、「自己の来歴の遡航=無意識への接近」と言えなくもないような気がする。
でもさ、筋だけで考えても、相当恐くない?
多分、「エロチック街道」みたいな、「夢をそのまま記述する文学」のひとつだと思ってるので、共感できないのはある程度作品自身のせいだとは思うけど。
>425
>「鍵」ってどうなることを恐れて叫びながらドアをあけたんですか?
過去に放り投げておいて、忘れたいと思っていた事柄が、
ふと現実の自分に対して牙をむいてくるって経験、ない?
過去のつけを精算しろって、迫られたことない?
漏れはものすごく恐ろしい話だと思うよ。
「乗越駅の刑罰」も同種のテイストだな。
鍵が筒井作品で一番怖い
429 :
吾輩は名無しである:03/04/22 21:17
「鍵」は怖すぎて最後まで読んだことがない
「鍵」は怖すぎてタイトルしか見たことがない
>>430 ちょっと笑った。
それじゃ左京の親分じゃん!
なるほどーー
ラストはそれほど重要じゃないってことですね。
ありがとうございます
>>432 中に入ったら、もう出てこれないという確信があったから。
ラストの数行前に書いてあるやん。
>>433 何故「戻ってこられない確信」があったのか?
そこんとこどうなんでしょ?
一度納得しといてなんなんですが
私もその具体的なこと分からなくて気になってます。
436 :
吾輩は名無しである:03/04/23 22:51
鍵は怖くない続き読みたくなるだけ、二度死んだ少年が怖かった
私は、最後の数行は既に発狂が始まっているものと読んだ(誤読した)。
だから戻って来れないというのは「正気には」ということだと思って、怖かった。
こんな誤読はいかがですか。
ら抜きスマソ・・・
ええんちゃう
小説のゆくえ即ゲットしたが、正直買わんで良かった…。
ただの寄せ集めだ…。
>>440 「寄せ集め」って、エッセイ集に何を求めているんだ。
「小説のゆくえ」見つからない!どこなら売ってるんだ?
これだから田舎はイヤだ…
>>442 こんなとこに来てるんだったら
ジェイブックでも丸善でも紀伊国屋でもググッて見たらば?
携帯からなんだよぅ。
携帯用ぐぐーるできないかなぁ。
「健康増進法」だって。
「受動喫煙の防止をはかる」んだって。
いよいよ「最後の喫煙者」の時代に突入か…
そういや、俗物図鑑からも30年経つんじゃない?
山下洋輔も紫綬褒章ですよおまいら。
>446
渡辺淳一もね(w
筒井と彼が同列とは。
>>441 エッセイ集はいつから寄せ集めになったんだ(プ
449 :
吾輩は名無しである:03/04/29 02:08
エッセイ「集」の意味がわからない盲がいるスレはここですか?(ププ
ちなみに盲はめしいと読んで下さいお願いします
451 :
吾輩は名無しである:03/04/29 02:19
寄せ集めです
中央公論から出る筒井のエッセイ集は「言語姦覚」の頃から寄せ集めだよね。
>>449 でも、「笑犬樓よりの眺望」みたいな、ひとつの連載をまとめたものもエッセイ集って言うでしょ。
まー、買う前に内容を確かめましょう、ってことで。
だから、「小説のゆくえ」っつうタイトルが不味かったね。
>>440が即ゲット→落胆というのも無理はない。
なんか小説について一冊通して語ってそうなタイトルじゃん。
中身としては、「悪と異端者」の続きって感じだね。俺は好き。
……買ってないけど。
↓「あ」が失われました
455 :
吾輩は名無しである:03/05/02 18:04
あいーん
456 :
吾輩は名無しである:03/05/02 18:07
『残像に口紅を』ネタでつね。
457 :
吾輩は名無しである:03/05/02 20:59
「案内人」読んだんですけど、意味がよくわかりませんでした。
結局源さんは何がやりたかったのでしょうか?
>>457 ハア?
質問が的はずれすぎ。馬鹿すぎ。
あなたは筒井康隆読まない方がいいと思う。
筒井の短編って世にも奇妙な物語でたまに映像化されてたよね。
460 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:03
いきなりでなんだが、
「虚航船団」の中で好きな文房具は誰(どれ)?
俺は輪ゴムと伝玄墨汁。
とくに伝玄の方は、硯が殺した鼬の死体を犯しまくるシーンが好き。
461 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:12
筒井は確かに一定の凄さを備えていると思うが、それでも持ち上げられすぎの
感は拭えない。
虚航船団の第二章にはほとほとげんなりさせられた。ほとんど歴史の教科書の
文体そのままだし、その歴史も虚構と言うより現実のパロディにしかなっていない。
で、それが何らかの効果を生み出しているのかと問われると、第三章で破壊され
まくる鼬どもの失ったものの大きさを認識させる・・くらいしか役立っていない。
あの密度の濃さは相当なものだし、本人や読破したものは途轍もない達成感を
得られるだろうが、やはり歴史の教科書を読んだ、くらいの感想しか出てこない。
462 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:15
>やはり歴史の教科書を読んだ、くらいの感想しか出てこない。
筒井によれば、その読み方は決定的に正しい。
463 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:16
正直第二章は、俺も途中で挫折しそうになった。けど、第一章と第三章には
それを補って有り余る面白さがあると思う。
三章で筒井本人の私生活が紛れ込んでくるのにはさすがにひいたが・・・。
465 :
吾輩は名無しである:03/05/16 22:52
漏れは歴史の教科書も大好きだが、残念ながら教科書には、あのように素晴らしい
最後の一行がない。
コココココココココ
ホチキスが好きだ
コココココココココ ココ コ
467 :
吾輩は名無しである:03/05/16 23:39
中身が本体の大和糊だな
鬱々悶々と抑圧された性衝動のメタファーたる文房具。
なんという魅力的なキャラクターだろうか。
肥後守正常ってなんの文房具なの?
> 三章で筒井本人の私生活が紛れ込んでくるのにはさすがにひいたが・・・。
そこが面白いんじゃないかッ!
473 :
吾輩は名無しである:03/05/18 01:13
噂の真相の連載で書いていたが、
今、「ヘル」という長編小説を書いてるそうだ。
「パプリカ」よりも読者の精神に深く入ってしまうような作品らしい。
474 :
吾輩は名無しである:03/05/18 09:31
>>472 信者は何でも肯定か? アレは流石にひくだろ、普通のテンションで読んでたら
>>446 ワラタ。
なにげにいいテンポだね、ここ。
だれでも貰える勲一等
だれでも貰える紫綬褒章
>>474 いやいやマジで楽しめたよ。俺は。確かに賛否両論あるみたいだが。
「朝のガスパール」で作者が出てくるところもお嫌いか?
479 :
吾輩は名無しである :03/05/19 19:09
>普通のテンションで読んでたら
お前の普通を押し付けないで下さい。「俺は嫌いだ」でいいじゃないですか。
面白くないことを客観的な事実として他人に認めさせようとする目的は何ですか?
480 :
吾輩は名無しである:03/05/19 23:07
↑
結局、好みの問題に突入してしまうわけだ。誰の普通とかじゃなく、
「普通のテンション」意味わかんないかね。
482 :
吾輩は名無しである:03/05/19 23:12
筒井、性格は地味に悪そうだけどね
483 :
吾輩は名無しである:03/05/19 23:18
性格のいいやつが小説なんか各科よ
484 :
吾輩は名無しである:03/05/19 23:20
>>483 「性格悪い」
一言で言っても色々なタイプがある
まあ、もまえたち、もちつけ。
喧嘩も煽りも筒井流でやれ、せめて。単純だとおもろないw
この馬鹿どもが。ココココココ
あっ。あっ。言ったな。この。馬鹿とはなんだ。馬鹿とは。
くそ。馬鹿と言う奴こそ馬鹿だと学校で習わなかったか。
488 :
吾輩は名無しである:03/05/20 01:02
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
ココココココココココココココココココココココココココココココ
「だれでも貰える勲一等」を知りませんか。
若い人だったら、仕方がないけど。
492 :
吾輩は名無しである:03/05/20 23:14
>「普通のテンション」意味わかんないかね。
解らんので説明してくださらぬか
>>491 星新一さんの「きまぐれ博物誌」の「SFの友人たち」にあるのだけど。
星新一、小松左京、筒井康隆、豊田有恒、平井和正、矢野徹、大伴昌司、
といった人たちが交遊していたようです。
よく麻雀をしていて、星さんが「だれでもあがれる緑一色(リューイーソー)」
という文句を作りだしたそうで、このエッセーの締めくくりが、
「だれでももらえる勲一等」といった感じである。 となっています。
筒井さんの著書には、「狂気の沙汰も金次第」があります。
新潮文庫 山下洋輔『ドラバダ門』300円で購入。
前に同じブックオフで、けっこう豪華な装丁の単行本を見たので、
あれを買っておけば良かったな、なんて思いました。
文庫本の表紙はダサい。解説が筒井で良いんだけど。
ドバラダ門、でした。
497 :
吾輩は名無しである:03/05/26 00:12
>>495 サイン入りで持ってる>ドバラダ門のハードカバー
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
499 :
吾輩は名無しである:03/05/28 21:53
>>494 「きまぐれ博物誌」を本棚から引っ張り出してきて読み返してみたら、
確かに書いてあった。SF作家どうしでよく麻雀やってたってのは、筒井の短編
「われらの地図」からもわかるよね。
500 :
吾輩は名無しである:03/05/28 22:02
「急流」激しくワロタ
502 :
吾輩は名無しである:03/05/30 22:47
「最後の喫煙者」。最近身につまされる。
筒井の予言が現実となって俺の前に立ちはだかっている。
こう禁煙運動が幅をきかせるようになると、圧力加えてる奴らを
糾明したくなるなあ。あんな死に方だけはしたくないが・・・・・・。
いや、煙草を吸う香具師らの体なんかどうなってもいいが、
俺が煙を吸いたくないだけ。
あと道に棄てる香具師らは死んだほうがいい。
>>503 おまいにそんなこと言われる筋合いねーよ。始末はちゃんとしてるし、
喫煙場所もわきまえてるが、何か?
それにそんなこと話題にしてる訳でもなし。
おい、おまい!!締め切った三畳間に俺と二人で三時間いようぜ。
たっぷりと二次煙害の洗礼を味わってみるかい?
>>504が激しくいいがかりにしか見えないのはMMRの電波のせいか?
健康増進法なんて、審議してることすらしらなかったしなぁ。お、その中ポンだ、ポン。
まぁ、どうせCIAの陰謀に違いないんだが…よし、その中ポンするぞ。ん?さっきポンしたか?まあいいや。もう一回ポンだ。
しかしなぁ。こうやって麻雀してる間にも、いつのまにか…ドーン!当たりぃ!メンタンピンドラドラだ!ん?俺?ポンしたか?いいじゃねえか。当たったんだから。
ガラガラガラジャラジャラジャラ。
こうやって麻雀してる間にも、いつのまにか煙草が吸えなくなるんだろうなぁ。
あれよ。あれよ。あれよ。あれよ。あれよ。あれよ。…
>>504 ずいぶん被害妄想的で露悪的だなあ。
俺が君に何を言ったというのだ。「煙草が嫌いだ」としか言ってないだろ。
君が始末をしてるのなら「死んだほうがいい」は君には関係のない言葉だ。
ひどい奴いるじゃん。そこいらへんに棄てて平気なの。
それに、俺だって「煙草を吸う人間の健康は本人が管理すべき」という観点から
「健康増進法」には反対してるんだぜ。
508 :
吾輩は名無しである:03/05/31 19:56
しかし、SFってのはジャンルじゃないよな。
あと、形式でもないな。
ホラー、アクション、サスペンス・・・辛うじて形式を持っているが、SFは違う。
これはまがい物だと思う。
宇宙が出てくるとSFなのか。まあ、それもそうだろう。
近未来社会について書かれていたらSFなのか。まあ、そうだろう。
だが、これはあくまでも「題材」に過ぎない。ジャンルとは、もっと別のものだ。
ヒューマンドラマがジャンルでないのと同様、SFもジャンルではない。
未来のことを語っているといっておきながら、「〜でした」と過去形に縛られる。
これは一種のいい訳だ。「この物語は、本当に起きたんです」という。
それならば、初めからSF作家などと名乗らなければいい。
509 :
吾輩は名無しである:03/06/01 18:59
510 :
吾輩は名無しである:03/06/01 21:27
俺、富豪刑事好きだな、、
そういや富豪刑事って2時間ドラマかなんかになったことある?
513 :
吾輩は名無しである:03/06/02 10:25
>512
ない。
一度ショーケン主演で映画化という話があったが断った。
『笑犬樓よりの眺望』読みなされ。
>>366 載ってましたな。ただし、おまけの『ギャグイブ』に。
筒井原作・漫画「客」が。
あのふにゃふにゃしたきもい線でしたよ。
他には「天才バカボン」「がきデカ」「ハレンチ学園」なんかが。
516 :
吾輩は名無しである:03/06/02 18:33
エス・エフ【SF】
(1) 倒産した卸売デパートの店名。
(2) ガソリンスタンドでよく見かける広告。
(3) 早川書房刊「SF入門」を読め。
(広告代よこせといいたいところだが、どうせくれない)
つかSF板でやれ。
519 :
吾輩は名無しである:03/06/03 23:28
藤田正吉か船井聡。
521 :
吾輩は名無しである:03/06/04 19:05
522 :
吾輩は名無しである:03/06/04 19:44
俗物図鑑に出てくる片目の評論家のモデルってタモリかな?
バーで灰皿にウンコするところ読んでそう思った。
509はいかにも筒井作品に出てきそうな奴だな。
と今更ながら釣られてみる
>>523 「歌と饒舌の戦記」にもタモリ出てたよね。
>>476 禿同
はなしは変わるけど、携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)
このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。
この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
いきなりこんなこと言い出してすまそ…
GBAとくらべてみてどうなんですかね?(シェアの事は抜きで)
>527
話変わりすぎw
以前このスレかどっか別の筒井関連スレに、
「家」に出てくる歌詞の意味を読解したものがありましたが
「遠い座敷」に出てくる「ごんの節」はどんな意味なんだろう。
海の方へ行くとどんどん野卑になってゆくやつ。
531 :
吾輩は名無しである:03/07/07 12:30
『ヘル』読了。
532 :
吾輩は名無しである:03/07/07 12:34
終了
533 :
吾輩は名無しである:03/07/08 19:13
>>513 「富豪刑事」は、西条秀樹主演の予定だったんじゃなかったっけ?
上で話題になってる「最後の喫煙者」も、昔、長谷川ゴジ監督が映画化しようとしてたな。
オムニバスの中の一話として。
534 :
吾輩は名無しである:03/07/09 00:00
筒井氏、殺人報道に関して、
「自分だって一歩間違えば人を殺してしまう可能性がある」
という想像力が働かないマスコミ連中を批判してたが、
俺は殺人よりも性犯罪にそのことを強く感じる。
一歩間違えば痴漢。おおこわい。
>>535 「自分だって一歩間違えば人を殺してしまう可能性がある」
という想像力が働 くと、どういう報道になるんでしょう?
>>535 それ、マスコミ批判じゃないよ。そんな想像力すらない作家どもを批判してたんでしょ。
永山則夫の一件で。
538 :
吾輩は名無しである:03/07/12 00:30
「そんなひとが入会してきたら怖い」って言ったのは曾野綾子?
>>538 曾野綾子はそんな事言わないだろう。河野多恵子じゃないかな? 確信は無いが。
540 :
吾輩は名無しである:03/07/12 23:08
>>530 「遠い座敷」好きだなー。ごんの節の意味はわからないが。
無理矢理でもいいから解釈キボン。
541 :
吾輩は名無しである:03/07/14 22:23
>>539 「文学者としての彼女は尊敬している」って筒井さん言ってたよなあ。誰だろう。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
お聖さん?
河野多恵子みたいよ
545 :
吾輩は名無しである:03/07/15 22:03
皆様「ヘル」を読まれましたでしょうか。
この小説を読むと、生きるのが楽になりますよ。
546 :
吾輩は名無しである:03/07/16 20:31
>>545 現在読んでる途中だが、死ぬのも楽になりそうな。
関係ない話スマソ
この板の美○とか○香論とかその他の書き込み見てると
「大いなる助走」を思い出すんだよなぁ
とくに美○の逮捕騒動の時は
終盤の取り調べ場面を思い出してしょうがなかったよ
すまんねホント関係なくて
18の俺に「敵」は暇すぎた。
だが10日かけて読みきった。
苦痛だった。
「減る」で花輪由美子につきまとう山形寿々男のモデルって
むかし筒井邸にやってきたマルキの女なのかしらん。
全然違うだろ。
>>548 敵は19の時読んで面白かったよー。
やはり、人それぞれだなあ。
>>550 全然違うことはないと思うんだが。
性別をひっくり返しただけで。
筒井氏のエッセイなり小説なりで、
繰り返されるモチーフってのはあると思うよ。
ネタ切れってこともあるかもしれないが。
だから、ドタバタに飽きたっていうのも、
人生経験の蓄積があったからで、いつまでも固執していても
何もならんな、と感じたと思うんだな
実際面白くないだろうし。
554 :
吾輩は名無しである:03/07/21 15:26
1ステージ10万とか言った勘違い作家のスレですか
555 :
吾輩は名無しである:03/07/24 10:57
俺が日本列島七曲りを読んだのは14歳、思春期
真っ只中だった。
正直、凄まじいショックを受けた。
『眠気を操る本』読んだ。巻頭と章の頭に小文書いてます。
眠気を誘う小説としてバブリング創世記、眠気を覚ます小説として問題外科が収録。
あとは眠気を誘う/覚ますための食品だのツボだのおまじないだのいろいろ。
ヘルを読み通せません 逝ってきます
ヘル、途中1/3だけ文体が都々逸の調子になってるのは何か意味があるんだろうか
気になる・・・
筒井全集売って馬券を買ってハズした。
>559
私も気になってました。
意図がつかめない・・・
誰か解説キボンヌ・・・・
意図も何も饒舌に付き物のいつもの事じゃん。
そうだそうだ
都々逸といえば「脱走と追跡の産婆」のラストも圧巻。
あれこそ声に出して読みたい日本語。
誰か舞台化してほしい。
565 :
吾輩は名無しである:03/08/03 14:15
「家族八景」にシチュエーションがよく似ているのでカキコしますが、
うちの母親がサトルの化け物です。
昔から異常に勘が強くて神がかっていていぶかしく思っていたのですが、
最近白状しました。
最近精神に異常をきたしはじめたのですが、
「こうなることは分かっていたのよ」と。
私をここまで追い込んだのはお前じゃ、と。
肝心なことは何も知ろうとしないくせに
大事なときになったら考えを読んで先回りして、
好きな人との関係もなにもかもぶち壊す。
私のこの20年はなんだったのだ。
人の心を壊すなんて、簡単だ。
566 :
吾輩は名無しである:03/08/03 15:39
題は忘れたけど平家物語のパロディあったな。
敦盛と熊谷次郎直実が一緒にひよどり越えのうどん屋で
あつ盛をたべるんだけど、最後、敦盛が直実の分も払おうとしたのが
いけなかったのね。
直実の抜いた太刀に敦盛の首はポーンとはねられるの。
「おごる平家は久しからず」
まあ、こういう落ちなんだろうな、と思ってそのとおりになると最低限は
満足するわね。
関わると水撒かれるよ。
569 :
吾輩は名無しである:03/08/05 02:44
>>566 「こちら一の谷」。
鵯越がどちらかで山陽電鉄とどっかの駅員が言い争いするのが好きだった。
570 :
吾輩は名無しである:03/08/06 00:30
義経が出っ歯かどうか判らないので入れたり出したり、とか
夜だか昼だかはっきりしないので空がちらちら、とか、爆笑を禁じえませんでした。
571 :
吾輩は名無しである:03/08/07 03:29
このひとって学生デビューですか?リーマン経験とかないんですか?
572 :
吾輩は名無しである:03/08/07 06:27
リーマン経験有り。腹立半分日記でも、読んで。
573 :
吾輩は名無しである:03/08/11 02:57
人格形成に大事な思春期の時期に筒井康隆に熱中して、人格が曲がった奴は多いだろうな。
まあ俺はそんな自分が気に入ってるけど。
生活板で夢の木坂みたいな人ハッケン
314 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:03/08/07 14:22 ID:ei0pYpCN
いつも決まった場所5〜6箇所に行き
普通に生活する、そのときの自分の年齢もまちまち
夢の中で「ああ、またここに来たのか・・・」
と思いながらも、その時の役柄にあわせてふるまう
子供になって、舗装してない道を友達とアイス食べ
ながら歩いたり。40代位になって自転車で買い物
してマンションに帰ったり。
超地味・・・
多数のヒット作品をだしているトラウママンガブックスより『パプリカ』が
発売されます。筒井康隆原作のサイコサスペンス、漫画版では未刊となって
おりましたが遂に完結いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『パプリカ』
http://www.fukkan.com/sell/?mode=detail&i_no=13983105 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
【著者】原作:筒井康隆 漫画:萩原玲二
【発売】英知出版
【判型】B6判
【頁数】560頁
【発送時期】8月下旬
【定価】1,600円(本体)
SF界の大御所・筒井康隆原作のサイコサスペンスがついに完結しました!
原作は「マリ・クレール」に1991年から1993年まで掲載され、その後
中央公論社、新潮社で単行本化されました。同時期に原作者が発表して
いた「朝のガスパール」が日本SF大賞を受賞しましたが、翌年の投票で
はその得票数を「パプリカ」が上回るという結果で、いわば「幻の日本
SF大賞」といえる作品です。
マンガ版の初出は講談社「ミスターマガジン」1994年からの連載です
が、1995年の単行本化を最後に未完となっており、今回の100p以上も
の描き下ろしを加え完結版としての刊行になっております。講談社版の
2冊分と小説版第2部を合わせ、さらに巻末には原作者・筒井康隆と、漫
画家・萩原玲二の対談が収録され、総ページ560ページの豪華バージョ
ンとなっています。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『英知出版』 復刊特集ページ
http://www.fukkan.com/group/?no=1023
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
>>574 夢の木坂みたいな人いいなあ。
そういう体験に妙にあこがれる。
578 :
吾輩は名無しである:03/08/18 19:37
文学部只野教授ワロタw
つーか筒井の文学理論の説明すごすぎ・・・
やっぱり勉強したんだな・・・
只野ダターラ例の特命係長だろが
580 :
吾輩は名無しである:03/08/21 07:13
風貌が違う。
581 :
吾輩は名無しである:03/08/21 12:07
筒井康隆の著書と付き合うときは、
「早く先を読みたい」という興奮と
「技術のひけらかし鼻につく」という不快感を上手に乗りこなさなければならない。
582 :
吾輩は名無しである:03/08/21 16:35
´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
http://www.gals-cafe.tv ´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
夏なのにカノジョがいなくてこまってるそこのアナタ!
同じくカレシのいないなつきちゃんに会いにこないっ?
一週間の間、10分間はカクジツにさんごはあなたのもの♪
え?それ以上?それはぁ・・・えへっ(≧▽≦)~~*
アナタがなつきにもっと会いたくなってくれたら、かな☆
ここで待ってるから、必ず来てね!来てくれないなら…おしかけちゃうぞ♪
´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
http://www.gals-cafe.tv ´*:;,. ★ 〜☆・:.,;*
筒井作品は、センテンスの技巧に酔いながらも、リズムの良い文体によって
「先についつい読みすすめてしまう」享楽との戦いであろう。再読・三読どんと来い。
男が男に向ける憎しみや嫉妬を書く事に、非常に長けた人なんだなあ、と。
『虚航船団』を読み返して、前はただのウザイおっさんとしか感じていなかった
下敷きというキャラクターが気になって仕方ない…
>>573 同意、自分もサラリーマンをやっているが、陰口は「誉め言葉」として受け取っている。
>>584 筒井作品全てを読んだ訳じゃないが、
>男が男に向ける憎しみや嫉妬を書く事に、非常に長けた人なんだなあ
男が男に向ける憎しみや嫉妬を書く事も、非常に長けた人なんだなあ
と思う。
ところで、筒井氏は江戸川乱歩によって、作家として日の目を見たとされているが、
筒井氏が発掘した人材というのはいるのだろうか? 自分は文壇にはうといので、
ご存じの方、ご教授下され。
>>585 川上弘美は?
確か「神様」にパスカルナントカ賞あげたよね。
あと、「塗る」では夢枕とかんべ、だっけ?
587 :
吾輩は名無しである:03/08/31 22:54
>>585 発掘っていうわけじゃないが、町田康に選考委員が筒井一人の
「ドゥマゴ文学賞」を与えて褒めまくってましたね。
589 :
吾輩は名無しである:03/09/03 16:57
直接デビューに関わったのは夢枕獏、かんべむさしがネオヌルから。
あと、パスカルからは川上弘美、長嶋有、森青花(ファンタジーノベル大賞)、上田早夕里(こないだ小松左京賞に決定)など。
ただ、筒井康隆の場合、直接デビューに関わらなくても、彼がエッセイや書評で褒めることでぐんと知名度を上げる、ということも多かったので、間接的に「発掘」した人は多いのでは?
590 :
吾輩は名無しである:03/09/04 00:49
「パプリカ」を読んだあと2,3日現実世界が虚構なのか
夢なのか錯綜したことがあった。
「朝のガスパール」を併読してたのが一因あったかも
間接的に「発掘」した人といえば文壇じゃないけど
タモリもそうだったんじゃないかな
赤塚不二夫らと一緒に
591 :
吾輩は名無しである:03/09/04 11:50
>>590 まあ、タモリは山下洋輔が「直接的に」発掘して東京に連れてきたわけだが。
おれが中南米の作家を読むようになったのはあきらかに筒井康隆の影響だな。
大江健三郎も筒井康隆を通過したあとでずいぶんわかるようになった。
タモリといえば今度の世にも奇妙な物語で「鍵」やるらしいね。
593 :
吾輩は名無しである:03/09/08 01:03
9月17日のトリビアの泉に品評員で
筒井氏登場だよ
594 :
吾輩は名無しである :03/09/09 01:30
>>593 あんまり叩かないだろうね。タモリ並に。
タモリとの絡みはあるんだろうか?
595 :
吾輩は名無しである:03/09/09 01:31
iyada
筒井飽きたので、今日新潮文庫中心に40冊くらい売り飛ばしてきた。
残ったのは8冊。
文庫など売り飛ばしても2束3分でしょうが。。。
せいぜい40冊 40円ぐらいやろ
ハードカバーやったらもっといくでしょうけど・・・
断筆10周年です。
599 :
吾輩は名無しである:03/09/10 11:26
ハードカバーも最近ずいぶん値が下がったね。数年前には異様に高騰してたんだが。
おれは『かいじゅうゴミイ』のオリジナル初版(箱付き)が欲しい。
600 :
吾輩は名無しである:03/09/11 11:12
「ヘル」11月発売決定age
601 :
吾輩は名無しである:03/09/12 23:32
>>601 ウワシンは何周年かしたら休刊するって
前前からオカドメが通告しとったんじゃないかな
てゆうかスレ違い
ツツイのコーナーあるけども。。。
オイオマイラ皆さんこんにちわコンニチワ
今から皆さんをトリオセ・メンデフラに処す
虚航船団が出版されたばかりの頃(1984)
小松左京が筒井康隆に虚航船団の映画化の権利をくれと言った時
筒井康隆がアニメでやるのですがと聞いたとき
小松左京が実写でやると言って
筒井康隆が実写でできるのか怪訝に思ったことを書いたことがあったが
今ならば出来るね。見てみたいな。
>604
できる・・・のか?
SFXの技術がうんぬんというより
擬人化された文房具たちをどう視覚化するか、
という意味で「実写化不可能」と言ってたんだと思うけどな。
604って頭悪いね。
今ならできるでしょ。
こないだも酔った消しゴムと下敷きがコンビニの外でケンカしてたよ。
605のような頭のかたい莫迦が筒井読者とはな・・・
609 :
吾輩は名無しである:03/09/14 20:54
自分的に「驚愕の荒野」を映画化してほしい
>608
ふむ。605ですが、頭かたいかな。確かに結構な歳だし、そうかも。
よければどのへんが頭かたいか、もう少し具体的に教えてもらえませんか。
>>608 ツツイの読者には、頭カタイのや、ヤラコイのや、
オツムテンテンや、キ印、あほ、アル中、ヤク中、莫迦,等等
よーさんおるで
とゆーか、あれを視覚化するのって
想像力を限定するようで萎えると思う。>虚航船団
コンパスのトイレの儀式がどう映像化されるかだけ興味ある。
614 :
吾輩は名無しである:03/09/14 23:43
確かに映像化してほしくないところもあるな。
>>608 実は605が筒井氏本人だったりするという
ワナが。。。あぁぁ
どうする>608
616 :
吾輩は名無しである :03/09/15 02:53
ココココココココココ
↑これをどう表現するのかも興味あり
>>617 そりゃさすがに表現しきれんだろ
フツーにホッチキス針が飛んでいく映像に3000タウタウタウ
619 :
吾輩は名無しである:03/09/17 06:26
映像化するのなら、「バブリング創世記」を期待したい。
620 :
吾輩は名無しである:03/09/18 21:46
今、「世にも奇妙な物語」に筒井康隆でてたよ!
621 :
吾輩は名無しである:03/09/18 22:48
筒井の役はどうでもいいけど、「鍵」やってたのかよ!見逃した!!
622 :
見逃した人:03/09/18 22:52
数か月したら、ツタヤでビデオレンタルされるかな?
623 :
吾輩は名無しである:03/09/18 22:56
>>621 やってた。見た。
筒井康隆の役は「鍵」のじゃなかった。
別なストーリーの「精神科医」役。またベタな役柄を…。
まぁ似合ってましたけど。
「鍵」は,実は筒井康隆原作だと知らなかったんだけど,
「な〜んか筒井康隆が書きそうな感じだなぁ」
と思ったらビンゴだったので驚きました。
624 :
吾輩は名無しである:03/09/18 23:03
鍵は原作と全然違ってたし、なによりつまらんかった。
625 :
見逃した人:03/09/18 23:23
「死にかた」とか世にも奇妙なでやってホシ
筒井作品、結構「世にも〜」でドラマ化されてたな、
という印象があったけど、具体的にどの作品なのか
思い出せない・・・「ユリコちゃん」はあったよね?
他に覚えてる人います?
>>626 おれが知ってるのでは
「おれに関する噂」
「時の女神」
「最後の喫煙者」
「熊の木本線」
テレビよりラジオドラマにする方がいいと思うな〜もしくは朗読
昔FMでやった「ジャズ大名」はホント面白かったよ
筒井もクラリネットで出演してたし、筒井ゆかりの人たちも多数出てた
演じる役者のイメージなんかでブチ壊されるってのもあまりないし
筒井さん、役者はもうしなくていいです
627に付け足しで「自殺志願」(ドラマでは「自殺悲願」)
今出てる人間国宝桂米朝との対談でもこの作品について触れてますた。
みなさまレスサンクスです。
スッキリした。
「時の女神」なんかはいかにも映像化しやすそうだね。
見たかった。
しかし昨日の「鍵」はありゃ無いだろ(つД`)
631 :
吾輩は名無しである:03/09/19 21:02
トリビアに出てたのか<筒井
見逃した
世にも奇妙なは見たけどね
>>631考えすぎてあんまりしゃべれなかったっぽい感じでした(笑。
633 :
吾輩は名無しである:03/09/20 12:06
考え込んでる筒井御大ハァハァ・・・
初めて筒井康隆の小説読もうと思うけど
オススメってありますか?
637 :
吾輩は名無しである:03/09/22 19:59
>>634 「驚愕の荒野」か「脱走と追跡のサンバ」
638 :
吾輩は名無しである:03/09/22 20:04
大いなる助走はなんで絶版なの?
面白いしヒット作なのに。
何気に635が1番親切だな。
>>638 もしかしたらだが
直本賞選考委員が実在の誰かを想像させるから
何らかの圧力があったのかもしれない。
641 :
吾輩は名無しである:03/09/23 02:54
>>640 ハードカバーはその圧力のせいで初版の部数が抑えられたらしいけど。
文庫も絶版なの?
小説新潮になんか載ってる
(ハッピーバースデー・・・ヤスタカ・・・)
69歳には見えないよね。ほんと、素敵なお人(ポッ♪
645 :
吾輩は名無しである:03/09/25 21:53
筒井を読み終えたあとに残るかすかな充足感と、を上回る
「圧倒的に何かが欠けている」というキモチ。
前者は筒井作品でよく後半に繰り広げられる推定風速40米の物語的高揚を構成する
に相応しい残酷な言葉に心打たれるからだが、
「しかし、絶対的な欠落が存在している」
例外なく感じざるを得ない正体不明のこの感情、由来はどこか。
ファンの皆様、そんなものは見たことも聞いたこともない、とは言わせません。
誰かこの正体を解き明かして見せて。
646 :
吾輩は名無しである:03/09/26 10:07
まわりに筒井読者があまりいない
自分は18だけど、二十年前の作品も笑えた。こういうのは馬鹿だと思われそうだけど
筒井作品ははずれがない。
てか周りの同世代のやつらとか春樹読んでりゃいいとか思ってて癪だ
筒井の方が100倍面白いじゃん!
文学部の癖に本をろくすっぽ読んでない奴らばっか、つまらん
平成15年現在の十代は相当やばい。
スレをロクに読まず勢いで掻き粉したため話題から逸れてたらすまそ
647 :
吾輩は名無しである:03/09/26 11:08
>645
「何かが欠けている」という気持ちは、正直感じないなぁ。
小説の技巧に対して過剰なほど意識的なところをそう感じるのでしょうかね?
>646
筒井作品の愛読者が減っている、というか筒井氏を取り巻いていた熱狂は醒めつつあるよね、確かに。
ただ、それは個人的に嫌じゃないんだけどさ。
断筆騒動以後、筒井氏の立場が変化しているのは確かだと思う。
断筆期間中に売れ筋作家としての地位が後退したのもあるけど、文壇内でのやっかみ半分のバッシングもかなり影響しているのでは?
おそらく筒井氏本人の中に「やり尽くした」という思いと、文壇に対する強烈な失望感があるのではないかと思うけど、どう思う?
それと役者としての活躍(?)が、氏の創作にかかわる欲求を満たす代替となっていることもあって、なかなか執筆に向かっていないこともあるように思う。
要は、作家としての活動が少なくなりつつあることが、そうした結果につながっているような気がする。
とはいえ、文学史的な筒井氏の評価はもっと成されるべきでしょうね。
文学部の学生にも、是非読んでもらいたい刺激的な作品がかなりあります。
646さんには「文学部唯野教授」(テリー・イーグルトンの『文学とは何か』を下敷きにした文藝評論の講座が秀逸)や、岩波文庫から出てる「短編小説講義」、文藝時評をまとめた「筒井康隆の文藝時評」などもオススメします。
氏の小説に対する姿勢がよく理解できるかと思います。
筒井氏が中期に盛んに提言していた「感情移入理論」(『文学部唯野教授』でも触れていたが)なども魅力的です。
「ヘル」未読だけど楽しみ。
氏はまだまだ枯れてないはず。
石川淳のように老いてますます過激な作家となると期待しています。
648 :
吾輩は名無しである:03/09/26 12:00
>>641 たしか松本清張は怒ってたって言ってた。
650 :
吾輩は名無しである:03/09/26 16:08
>>646 春樹は要領がいい秀才って感じだけど、筒井はIQ178あるのだよ。
651 :
吾輩は名無しである:03/09/26 16:28
IQだけならシャロン・ストーンにすら及ばない
652 :
吾輩は名無しである:03/09/26 18:22
>>646 狂おしいくらい禿同!!!!!!!!!
俺は法学部18歳だけど筒井はマジで神すぎるっ!
春樹はにわか文学青年むけ。
今どきの文学青年(w がちゃんと筒井を読んでくれてるとは
頼もしいものだ。じゃんじゃん他人にも薦めてくれい。
筒井から文学に目覚めた俺としては、春樹なんざ漫画としか思えん。
って筒井と春樹両方好きな人ごめんなさい。(いるのか?
654 :
吾輩は名無しである:03/09/26 21:19
ここは盲目的な信者ばかりか?
筒井ファンって結構そういうところがある気がするんだが、客観的に見て
「神すぎる」領域にはまるで達していないよ。
無論、春樹程度とは比べようもないけど。
あのさあ、IQって年齢で変わるんだよ(失笑
656 :
吾輩は名無しである:03/09/26 21:23
>>656 その通り。年齢をある値に変換して、それを算出数式に当てはめます。
>>654 "ここは盲目的な信者ばかりか?"
はいそうです。
だって筒井の批判を書こうもんなら
皆からの一精射撃を受けるもんで。。。
660 :
吾輩は名無しである:03/09/26 23:39
では実験してみよう。
筒井のブンガクなんぞ俺の足元にも及ばん。
662 :
吾輩は名無しである:03/09/27 01:56
正直実験作品を批判できるほどの力はないが、
わたしのグランパなんざちーとも面白くないと思う。
ところでこの前、1960年代の別冊宝石が出てきて
筒井俊隆という人の作品も出てきたんだが、この人は誰?
固有名詞でつづる年代史とかいうのにも、見た覚えのない名前だけど赤の他人かな。
663 :
吾輩は名無しである:03/09/27 06:20
弟さんです。三男のかた。
664 :
吾輩は名無しである:03/09/27 09:14
あぁ!一緒にSF同人誌を作っていたという弟さんか。
じゃ年代史に名前出ているはずですね、きちんと見てみよう。
筒井氏の一人息子さんは俊輔さんというお名前だったはずだけど、
弟さんから一文字借りたんだろうか。なにはともあれ、663さんありがとうございました。
間違えました、伸輔さんですね。
あと「十五歳までの名詞による自叙伝」という作品に、俊隆さんの名前も発見しました。
重ね重ねすみませんでした。
>>653 両方好きだが…
まぁ、あたっているから許す
667 :
吾輩は名無しである:03/09/28 01:55
筒井 康隆
●● ○●
12 4 1112
総運39◎ 強い運気を持ち、困難を乗り越えて成功をつかむ。女性には強すぎる運勢。
人運15◎ 早くから社会で成功。華やかで魅力的。抜群の活動力を持つ
外運24◎ 生涯、物質的金銭的不自由はしない運勢。堅実で誠実な環境が○。
伏運38◎ 他の運数が悪いと事故にあう兆しがあります。
地運23◎ 活気、隆盛、成功運。
天運16○ 受け継いだ財産でより発展繁栄していく家柄。
陰陽 ◎ 理想的な配列です。
668 :
吾輩は名無しである:03/09/28 02:10
おまえら余計なお世話じゃないですか?
671 :
吾輩は名無しである:03/09/30 00:34
「(なんとか)を読みながら椅子に立ったり座ったりするの
はとても素晴らしいことです」
って筒井さんですよね?違いましたっけ?なんという作品で
したっけ?
「敵」
学校で風の谷のナウシカの事を考えながら〜
673 :
吾輩は名無しである:03/09/30 20:13
文学部只野教授は面白かった。
674 :
吾輩は名無しである:03/09/30 20:47
とりとめのない駄スレへの道へと突き進んでいるかに見えるが・・・
文学部唯野教授はその多くの欠点にもかかわらず尚も擁護されなければならない唯一の
理由は、作者の複数性を受け入れているということに尽きる
村上春樹作品、好きだなあ。
筒井さんがよく引用してらっしゃるノースロップ・フライの言葉を借りるなら、
オトギバナシに戻った人、というふうに受け止めています。
でもスレ違いだから反論には先に謝っておきます。ワシがまちごうてた。
筒井作品から受ける「圧倒的な欠落感」というのを時々目にするけど、
それは作品と読者の間にあるコンセンサスにあるのではないだろうか。
というのは私の説ではなくて、筒井さん自身がおっしゃっていることでした。
作家のうちなる感動を完全に読者へ提示するのは不可能ではないか、と、
たしか「玄笑地帯」で書かれておりました。今ふうに言えば「バカの壁」となるのかな。
その内側へのコミットメント(おお、村上春樹みたいだな俺)を、不可能であると知りながら、
粉骨砕身、できうるところまで描写しよう、と試みている作家の作品であるからこそ、
その「伝えきれないかもしれない」という作家の本心が、読者をして感じられる、
という結果に繋がっているのかもしれないなと思います。
自分には、その「欠落感」が感じられないので、そのへん、ちょっと嫉妬しますな。
おお、何言うてるのかようわからんようになってきた。呉れ明け糞の肉の花。
676 :
吾輩は名無しである:03/10/01 00:17
全然関係ないけど、筒井さんって自作の『俗物図鑑』の映画化作品には
出ていたっけ?
出てない。
679 :
吾輩は名無しである:03/10/01 03:28
役者でもいいんじゃない!?
色んなことを挑戦してさ。
体験したことないのに、批判はできないし。
筒井さんは体験したことしか書かない作家ではない
………SF書いてるし。(釣
682 :
吾輩は名無しである:03/10/04 11:04
言葉を疑え
684 :
吾輩は名無しである:03/10/04 12:25
ギャグ作品を比べるなら筒井とひさしってどっちがおもしろい?
685 :
吾輩は名無しである:03/10/04 12:42
うをーなんだこのスレ。俺も筒井大好きだ。大学つまらんから本ばっか読んでたらたまたま筒井の
俗物図鑑読んでもうそっからハマりまくり。筒井がこんな本読んだっおすすめの本エッセイで紹介
してくれてたから読む本の幅が広がったし。
世にも奇妙な物語に出てたんですか・・。見逃した。トリビアは見た。
686 :
吾輩は名無しである:03/10/04 14:48
「笑犬樓」で出てくるビニール蛙って糸圭秀実のことだったんだね。
687 :
吾輩は名無しである:03/10/04 18:21
いま「愛のひだりがわ」読んでるんだが、想像してたのと違ってた。
児童書かと思ってたら、楳図かずおのマンガのようだ。
愛やサトルや、荒んだ描写など楳図の絵がピッタリな気がする。
まあ結構面白い。
そいや、筒井さん「わたしは真悟」傑作だって言ってたっけ。
|⊂⊃;,、
|・∀・) ダレモイナイ…オドルナラ、イマノウチ!
|⊂ノ
|`J
♪ ,,;⊂⊃;,、
♪ (・∀・∩) カッパッパ♪
【( ⊃ #) ルンパッパ♪
し'し'
♪ ,,;⊂⊃;,、
♪ (∩・∀・) カッパキザクラ♪
(# ⊂ )】 カッパッパ♪
`J`J
♪ ,,;⊂⊃;,、
♪ (・∀・,,,) ポンピリピン♪
((⊂#((⊂)】 ノンジャッタ♪
し'し'
カパァー...
♪ ,,;⊂⊃;,、
♪ (,,,-∀-) チョーット♪
((と__つつ)) イーキモチー♪
690 :
吾輩は名無しである:03/10/06 02:55
特命係長只野仁>>>>>>文学部唯野教授
691 :
吾輩は名無しである:03/10/07 03:43
692 :
吾輩は名無しである:03/10/07 10:22
693 :
吾輩は名無しである:03/10/07 10:22
( ´_ゝ`)フーン
695 :
吾輩は名無しである:03/10/07 10:32
パゾリーニ賞って何?
権威あんのか?
696 :
吾輩は名無しである:03/10/07 13:43
賞というもの自体が権威だから、それにも権威はある。
じゃあおれが小学生のときに貰った「クラスで一番まじめなひと賞」にも権威があるんだな、よかった
698 :
吾輩は名無しである:03/10/07 16:11
パゾリーニって映画監督のパゾリーニか?
699 :
吾輩は名無しである:03/10/07 22:20
「短編小説講義」とかいうのどこにも売ってない。
アマゾンにも無い。
アレ本当に売ってるの?
>>699 そんな本は無い。 「短篇小説講義」ならあるが。
701 :
吾輩は名無しである:03/10/07 22:34
そんな意地悪いっちゃって!
いや、筒井読者なら「編」と「篇」の違いにはこだわるもんだ。
それに『短篇小説講義』だったらちゃんと検索結果も出る。
ま、どっちにしろ絶版なわけだが(w
僕は難しい文学理論やその手解きが理解できないおばかさん
ですが、筒井康隆をおもしろおかしく読まさせて頂いており
ます。いいでしょうか?
704 :
吾輩は名無しである:03/10/09 03:02
大いなる助走の加瀬庄二って誰かわかる?
>>703 俺もだよ。
「虚人たち」も「虚航船団」も実験的なことの
意味は分からないが、とにかく笑いながら読んだ。
安部公房然り。
706 :
吾輩は名無しである:03/10/09 14:12
厨房な質問ですみません。
吉本隆明が,筒井康隆を思いっきり批評批判している有名な論文って
どこに載っているのですか。
707 :
吾輩は名無しである:03/10/09 16:02
関節話法を読んでたらおもしろくて、大学の授業中おもわず400人教室のド真ん中の席
で爆笑。マジ身体障害者見る目つきで見られた。。
>>706 文芸時評をまとめた「空虚としての主題」のことかな?
709 :
吾輩は名無しである:03/10/10 13:52
最近「遍在」とか言う短編を読んで、
アラン・レネとロブ・グリエの「去年マリエンバートで」を思い起こした。
何か影響あんの?
筒井康隆は普通にルイスブニュエルとかフェリーニとか
40年〜60年代のヨーロッパ映画の影響はかなりあると思う。
トリビアにまた出るらしいよ。噂真より。
小説、特に文庫本の売上低下による収入減のところへ持ってきて、
へぇへぇ叩いてるだけで高額なギャランティをもらえるのだから、
まことにありがたいものである、とのことです。
712 :
吾輩は名無しである:03/10/11 00:03
>>710 「アンダルシアの犬」よりも手塚の影響が大きい。
714 :
吾輩は名無しである:03/10/11 23:14
ロブ=グリエやデュラスのことは高く評価してたんじゃなかったっけ?
文学界11月号に「フリン伝習録」というオペレッタ台本が掲載されている。
山下洋輔とのコラボレーション作品。
716 :
吾輩は名無しである:03/10/14 08:40
>>711 文庫本ってなんで未だに大量に書棚に飾られているのか
わからない存在だな、特に文学関係。
今頃自分の家の書棚に並べてなんぼってもんでもないし、
インターネットも一般的に利用できる世の中。
よほど好事家でもない限りは図書館で用を済ませると思う。
漫画もそうなってきたねえ。立読みと漫画喫茶で購入せずに済む。
筒井氏は俳優業とタレント活動で今やりたいことに精一杯だし
経済的にも充実してるし忙しいんでないの。
〉704
加瀬については推測だけど大正時代に「地上」?でデビューして大ブレイク
するも自らを天才と過信して消えていった島田清次郎のことではないでしょうか?
島田清次郎、通称シマセと呼ばれていたそうです。
くわしくはググってみて。
719 :
吾輩は名無しである:03/10/16 10:21
ものすごい遅レスになっちゃうけど、
筒井作品を読んだ後に感じる決定的な物足りなさ、というのはとても同意だよ。
なんというか、ある時期(唯野教授の執筆時期くらい?)を境にして、
あまりにも技巧が勝ちすぎる人になったというか。
小説を一本きっちり作るのに過不足ないだけの題材があるだけで、
過剰なものがなくなってきている感じはします。
とても技術的な「過剰」=ワザとしての饒舌や狂気の演出、
をポイント投入してるだけじゃないか、と。
「経る」の都々逸なんて、まさにそういうものだと思ったし。
(単に、一人の多作な作家を追いかけ続けているないものねだりなのかもしらんけど)
個人的な彼のピークは、「虚人たち」「夢の木の坂」あたりになってくるなあ、と思ってしまいます。
あのレベルの強烈な冒険作は、もう望めないのでしょうかね…。
漫画「幽遊白書」で禁句のテリトリーを使う敵を蔵馬が打ち破る話を読んで
これは「残像に口紅を」のアイデア(アレンジはしてありますが)をパクッたなと思った。
別件ですが「残像に口紅を」の袋とじを破らず読まなかった人っているのかな?
>>720 古本屋で買ったやつは袋とじがそのままだった‥w
あとJOJOの「薬菜飯店」ネタも有名ですな。
>>720 本当の筒井信者以外が購入した場合は
まず最初に袋とじを破って最後を
読んだと思われ。
ん
筒井康隆は袋とじなどの面白い仕掛けや試みを行うので楽しい。
例えば、虚人たちの空白のページや虚航船団の1回転する文字など。
「虚人たち」といえば途中で「脱走と追跡のサンバ」の内容が入ってくる所が良かった。
おまいら、sageすぎ。
726 :
吾輩は名無しである:03/10/22 17:10
>>724 「ロートレック荘事件」のトリック(小説手法)もだな。
唖然てゆうか、卑怯というか。。。
>>725 ageといた
無能作家。それに尽きるな。
728 :
吾輩は名無しである:03/10/22 22:13
>727
を見て、自分の頭が自然に即座にスルーしたとき、
自分は筒井=天才と当たり前に考えていると分かった。
他の作家だときっと何かしら反論等思っていただろう。
>>729 ただ単に2ちゃん馴れしただけじゃない?
>730
2ちゃん暦は6年ほどになる。
最近ではSF板で星新一が
「労働者でも読めるレベルが低い本」と書かれてるの見て
ちょっとむかついたな。
732 :
吾輩は名無しである:03/10/23 07:54
727が股鍋やビニール蛙だったら・・・
>>731 6年前、2ちゃんねるは存在していませんでしたが。
「症候群」の管理人見かけないね。
>733
ネオ麦前からだと6年ほど前にならんか?
いや、ならないんだったら自分の記憶が間違ってたでいいんだ、
間違えてすまなかったねってことで。
どうでもいいんだ。
ネット内にはあらゆる人間の存在が許されます。
(中略)
あらゆる種類の人格破綻者の存在が許されます。
(筒井康隆『小説のゆくえ』より)
>737
考えているってのは「無意識に」である、だから「分かった」のである。
笑え笑え。
740 :
吾輩は名無しである:03/10/25 00:31
>>731 「星新一の書が・・」、じゃないの
文脈見てると星新一氏がSF板にツツイに対しての
批評をカキコしてるように思えるが。。。
もう鬼籍に入られていますが
>>740 読解力なさすぎ。おまいこそ文脈を見れ。
ロータリークラブについての小説を書く予定であることをエッセイに書いていましたが
発表してませんよね?見逃しているだけ?
「七瀬ふたたび」のTVドラマで筒井康隆が
悪役の透視能力を持った超能力者を演じていましたが
(役柄上仕方ないのですが)
七瀬役の水野真紀の胸を触りまくっていたのが羨ましかった。
「七瀬ふたたび」は度々TVドラマになっていますが自分が見たのは七瀬役が
多岐川裕美(NHK)、水野真紀(放送局記憶になし)、渡辺由紀(TV東京)で
自分の小説の七瀬のイメージに一番近いのは渡辺由紀でした。
ただし一番ドラマに衝撃を受けたのはNHK放送の時です。
この時は原作の筒井康隆を知りませんでした。
筒井康隆の本で初めて読んでのは「48億の妄想」で
TVドラマ「七瀬ふたたび」の原作が筒井康隆と知るのはその後です。
そうだったんですか。実に驚きました。
水野真紀のチチ触れるなんて
役得ですな
筒井さん
もう70近いのに・・・
自分から名乗り出たんじゃねーのw
もしくはそれがドラマ化の条件だったとか
>>747 どこかおかしいか?
作家・筒井康隆が契約したわけじゃないんだから。
そのへん何か書いてたんじゃなかったけ?
文化人枠だと栗本慎一郎とどうたらとか
-
文化人扱いだとギャラが低いからタレント扱いにしてもらったって、2ちゃんのスレだったかテレビだかで見たけど
実は今日「下の世界」って短篇読んだんだが
とんでもない傑作だった。
753 :
吾輩は名無しである:03/11/09 11:28
「邪眼鳥」は完成度高い傑作だろ。
754 :
吾輩は名無しである:03/11/10 14:34
>>751 いや、たしか文化人部門だとクリモトと同じになるのでそれが嫌だったとどこぞで書いてたが。
756 :
吾輩は名無しである:03/11/11 15:45
バーーーカ
757
名古屋
コアラがおるがね〜♪
760 :
吾輩は名無しである:03/11/12 15:12
パーでんねん。
「ヘル」買ったよ。
完成度低い傑作
文庫だと思い込んでた。
ヘル、文學界を買って読んでたんだけど、半分くらいで投げちゃった。
歌と饒舌の戦記に並ぶつまらなさだった。
ヘル、評判よくないなあ。
漏れは面白く読んだばかりか自分の死というものも
気楽に考えられるようになったりしているんだけど。
断筆解除以降では、指折りの傑作と思う。
767 :
吾輩は名無しである:03/11/20 15:58
トリビアのキンタマ話ワラタ
768 :
吾輩は名無しである:03/11/20 18:26
おれも「ヘル」はいいと思うけどなあ。
ドタバタとかギャグを期待すると肩透かしを食らうけど。
死を描いた幻想文学という感じ。
>>767 あれは吉行淳之介が筒井の文庫本に書いたあとがきにある話だ。
要するにパクり。
大元は「狂気の沙汰も金次第」の「睾丸」の回じゃ…
ヘルはいいよ。
生きている上での蟠りや後悔やら苦痛、死んだら全て笑い飛ばせるかもしれない、
と思ったら人生が楽しくなった。なんでもやってみようじゃないか。
読んだ後しばらくは現実と虚構の境界が曖昧になったりもしたけどね、マジで。
単行本の装丁は、横尾氏が作品を読んだ上で書いたのだろうけど、
そういえば最近の氏の作風と似ているところがあるなあと思った。
でもあれを読んで何より驚いたのは「をたく」という表記だな。
昭和時代じゃあるまいし
いまさら筒井にドタバタ期待しているようなファンはいない。
ヘルは現代文学としての面白みを期待して読んでも
なお面白くないというのが問題なんだよ。
断片化と輻輳する筋立,都々逸調の後半。
どれもこれもとってつけた感が否めない。
少しはあるギャグもすべってる。
各断片に新味があるかというとそうでもない。
テキストそのものにイメージを刺激して飛翔させる旨味がない。
70歳近くになった筒井がさらに新しい文学に挑戦している姿が伺えるだけで
ヘルのできはやはり良くないとしかいいようがない。
邪眼鳥もつまらなかったが,まだヘルよりはましだ。
筒井康隆先生の次回作をご期待ください
ヘルは筒井が設定している現代文学の三つの条件をクリアしていますか?
>>773 邪眼鳥は結構好きだけど、ほぼ同意。
「死を怖がらなくなった」確かにそれはあるかもしれない。
でもそれは小説の面白さということではない。
死を楽に考えたかったら瀬戸内寂聴の説法でも聞いてりゃいいし。俺は聞かんけど。
まあ最後まで読んでないのだから何とも言えんが。
筒井氏、ラジカリズム減退は年齢のせいで仕方ないとしても、
あなた本当にそれでいいんですか、と尋ねたくなることしばしば。
>>769 筒井読んでりゃ誰でも知っとるわ。
777 :
吾輩は名無しである:03/11/22 16:42
今だ!セクースしながら777ゲットォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
(゚Д゚ ) (´´
アアン ! ∧∧⊂ ヽ/ (´⌒(´
⊂(>o<*⌒ `つ つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
し' ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´;;
∧∧∧∧ (´;;
〃 (>_<*)Д-)
〃 ⊂(。(。 つと| グィッ
〃 > y ) /〜))
.し'し' U
何見てんだゴルァ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
パ ∧∧ ∧∧ パ
ン (n。n*)゚Д゚) ン
(.ノ(し⊂ニノ ))
ミナイデェ > y ) /≡〜
.し'し' U
うろ覚えなんだけど、筒井さんのエッセイか何かで小説は声に出して読める事が大事、って言ってたのなかった?筒井さんが言ったんじゃなくて、引用文かもしれないんだけど…。この前から気になっちゃって。
780 :
吾輩は名無しである:03/11/23 17:59
>>779 それは知らんがね、かなりずれてしまうけど、
三島由紀夫がハラ切る直前にやった演説の滑舌の悪さを指摘したことはあったはず。
「おれは本来、役者なのである」ところの筒井さん的には発声は大事のことよ。
筒井の作品すべてが音読しやすいかといえば、そんなことはないとは思う。
ただ、ヘルの不可解な七五調も、音読すると面白かったりはする。
あと、筒井本人による「エロチック街道」朗読はゼピーン
782 :
吾輩は名無しである :03/11/23 22:09
どう読んだら良いのか作者自身も判らないのもあるもんね。
783 :
吾輩は名無しである:03/11/23 22:51
筒井はまだ作家だから、最近の自分の作品のデキに
悲嘆して自殺しそうな気がする。
>>783 そういえば昔ダ・ヴィンチがやった「自殺しそうな作家ベスト10」
という失礼極まりない企画にランク・インしてたなあ。
それにしてもこういうレスを付けるってことは、
あなた自身に悩み事がある証拠ですよ、がんばれ!
つうか
書いたもの読んでれば、自殺とはほど遠い作家だと分らないか。
たしかに>783はヤバいかもな。
>784
>785と同じく、信じられない。
むしろ殺しても死ななそう…ってのは言い過ぎだけど。
あと、そのランキング他の9人教えてください。
>>782 でも書きながら音読してみることはよくあると以前エッセイで書いてた。
>>786 「自殺が似合う作家」の間違いだったかもしれん。意味あんまし変わんないか。
家のどっかに当時のダ・ヴィンチあったらランキング調べとくね。
>>787 某所で筒井の原稿を見たことあるが、清書後に直しを入れてるのは、
ほとんどが語尾。たぶん、一度朗読してみて、リズムの確認、調整
してるんだろね。
虚航船団は同時代ゲームの影響を受けているのであらうか?
>>790 ともに歴史を扱ってるけど、スタンスも違うし、
影響ってことはないと思うけどなあ。
でも同時代ゲームを読んで衝撃を受けた後に完成した作品であることに変わりはない。
筒井は同時代ゲームを40代に読んだ小説ベスト10に入れてる。何位かは失念。ソースも失念。
そのレベルの影響なら、それこそ数え切れないんじゃないの。
俺も「影響」ってほどじゃねえよなあ、とは思います。
当時はああいう小説が流行ってたんですね。吉里吉里人とか。
裏声で歌へ君が代とか。
おれさー
筒井って断筆宣言のとき本当にぷっつんしたんじゃないかと思うんだ。
その後発表した作品ってなんか集中力欠いてるような気もするし
脳に障碍がきてるような感じもするんだよね。
796 :
吾輩は名無しである:03/12/02 08:53
「わたしのグランパ」のビデオを見ました。
>>795 そうかなあ。
おれは、昔のような一種アクロバティックな部分はなくなったとは思うが、
それはスタイルが変わったからだと思う。
今は以前よりもっと幻想文学の世界に接近しているのでは。
しかもそこに死の影が常に色濃く入っている。
断筆後の諸作も十分楽しんでいるけど
「家」や「遠い座敷」「エロチック街道」なんかに漂ってた香気のようなものは、
失われちゃった気がする。やっぱりアレって、作者自身の色気の一種なのなあ。
800 :
吾輩は名無しである:03/12/03 09:44
今だ!セクースしながら800ゲットォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧
(゚Д゚ ) (´´
アアン ! ∧∧⊂ ヽ/ (´⌒(´
⊂(>o<*⌒ `つ つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
し' ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ
ドッコイショ・・・・・・・・・
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ (´´;;
∧∧∧∧ (´;;
〃 (>_<*)Д-)
〃 ⊂(。(。 つと| グィッ
〃 > y ) /〜))
.し'し' U
何見てんだゴルァ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
パ ∧∧ ∧∧ パ
ン (n。n*)゚Д゚) ン
(.ノ(し⊂ニノ ))
ミナイデェ > y ) /≡〜
.し'し' U
>>797 原作の方は読んでいないので、あくまでビデオでのみの感想ですが、
もしあなたが1.かわいい孫がいる、もしくは欲しいと思っている
2.一人でヤクザ事務所に殴りこむというような
任侠ナルシシズムに酔える
3.年配者が年少者に対して、毅然と礼儀などを
指導するべきだと思っている(しかし自分ではしない)
これらの条件に該当する人々には、それなりに気持ちの良い幻想を与えて
くれると思います。浅野忠信とか出てますけど、若い方はあまり期待しない方が
いいかと。テレビドラマみたいな大衆作品でも十分楽しめるような人には
おすすめかな。きちんとしたつくりになってるし。始まって10分もしないうちに
ラストがなんとなく予想がついちゃうぐらい典型的なプロットでした。
>始まって10分もしないうちにラストがなんとなく予想がついちゃう
さすがにそれは無理だろw
朝のガスパール大好きです。
804 :
吾輩は名無しである:03/12/06 00:32
フリン伝習録初演あげ
>>790 筒井氏のエッセイ集「着想の技術」の中で
同時代ゲームと吉里吉里人と百年の孤独について検討やってるね。
虚航船団はラテンアメリカ文学の影響を受けているとも思う。
「緑の家」とか。
806 :
吾輩は名無しである:03/12/07 20:23
家族八景(σ゚д゚)σゲッツ
今日のトリビアに筒井出ますよおまいら
>803
私も。
808 :
吾輩は名無しである:03/12/10 21:24
トリビアage
809 :
吾輩は名無しである:03/12/10 21:24
キタキタキタキタキタ━━━━━━((((((゚∀゚))))))━━━━━━!!
810 :
吾輩は名無しである:03/12/10 21:42
筒井全然喋りませんね
筒井の好きそうなネタだ、「乳」。
富士山を赤く塗ろうとするアメリカ軍とそれを阻止するべく奮闘する「おれ」を描いたドタバタギボン
813 :
吾輩は名無しである:03/12/11 20:52
>>811 めちゃくちゃ、にやけてたね。
絶対、筒井はメグミの乳狙ってるな。
ウワァーン虚航船団読み終わらないよ〜…
何かちょっとづつ読んじゃうんだよね。
クラクラしてくるよね>虚構船団
816 :
吾輩は名無しである:03/12/16 15:53
自分も虚航船団は読み終えるのに数日かかりました。
(速読する性質で大抵の小説は一日で読み切るのですが。)
圧縮されているような文体なので、やはり少しずつしか読めませんでした。
817 :
吾輩は名無しである:03/12/16 20:05
虚航船団の二章は飛ばして読んだ。
おお、なんともったいない。
なんかさ、作者にゃ失礼かもしれないが、じっくり読んでも飛ば
して読んでもそれぞれに面白く読めるよね。そんなこと無いです
か?買いかぶりですか?
『玄・笑・地・帯』読んでいます。むちゃくちゃでおもしろい。
821 :
吾輩は名無しである:03/12/20 02:22
家族八景(・∀・)イイ!!
やっと読み終わったよ…>虚航船団
イヤハヤ…いろんな意味で凄いの一言。しかし疲れた!
最期の方なんか狂いまくってますね。
終わり方も不思議な感じ…
823 :
吾輩は名無しである:03/12/21 01:00
七瀬三部作読んでみようかなと思うのだが、結構前の作品だよね。
今読むには古臭い?
それとも全然いける?
>823
そういう下らん質問を書き込んでいる暇があったらさっさと本屋に行け!
>823
全部面白いし、3作ともタッチ?が違う。
個人的には『七瀬ふたたび』が良い。
相川age
電脳筒井線は買う価値ありますか?
勿論個人的な意見で良いのでお聞かせください。
ご存知のとおり、これはASAHI−NET掲示板の過去ログを集めたものだから、
たくさんの人が入り乱れていて、2ちゃんの原型を見る思いだよ。それだけでも楽しい。
でも。
朝のガスパールが、リアルタイムに読者の意見を反映する小説だ、という認識を持ち、
なおかつこれから朝のガスパールを読もう、と思っているのなら、もっと楽しいよ。
いや、むしろ朝ガスとセットで読むべき書籍だと思う。その方が確実に威力を増す。
「参加したかったなあ」と、ちょっと残念になるきらいはあるけど、それが興を殺ぐ
ものではない、と個人的には思います。
ロートレック〜の
邸見取り図見ても犯人に気づかない奴って相当ヴァカだと思う
>「参加したかったなあ」
はげどう・・・。
834 :
吾輩は名無しである:03/12/29 08:10
こんにちは、筒井道隆です。
この作家さん?僕の名前パクってますね。
ほんと困るんですよね。
と言う訳で、どうしちゃいましょうか?罰しちゃう?
新春からつまらないもの見せるなボケ
筒井道隆がドラマデビューしたころ、新聞のテレビ欄に小さい囲み記事が載った。
『父親は作家の筒井康隆氏。「作家の息子だけ会って台詞覚えがいい」とスタッフに評判』
などという、とんでもない嘘が書かれてあった。訂正記事もなく、俺はしばらく騙されていた。
>>836 正月早々暇つぶしはやめようよ、スガセンセイ。
841 :
吾輩は名無しである:04/01/04 22:44
「虚航船団」読了。
次は「虚人たち」か「朝のガスパール」読もうと思うが、どっちが良い?
842 :
吾輩は名無しである:04/01/04 23:08
今日、本屋に行ったら「パプリカ」が新潮文庫から出てたんですね。今まで気付きませんでした。自分としては中央文庫の「パプリカ」表紙のデルブォーの絵があまり好かないのです。新潮もアニメチック過ぎる感もありますが。まあ、中身は同じなんですが。
旅のラゴスとロートレック荘事件読んだ。
まあよし。
>>842 洩れは中公文庫のデルヴォー表紙好きっす。
あと、置くと箱みたいに角張ってるでしょう。あの質感がなんとも。ツルツルだし。
新潮のは安っぽくなっちまった印象!
845 :
吾輩は名無しである:04/01/05 08:58
>>844 確かに、キリコやエルンストが「パプリカ」の表紙になるよりは良いかも。「邪眼鳥」も完成度高い作品だから、中央文庫のツルツルの表面で出てほしかった。
中央じゃなくて中公ね。
847 :
吾輩は名無しである:04/01/05 12:20
848 :
吾輩は名無しである:04/01/05 19:40
849 :
吾輩は名無しである:04/01/05 23:27
文学部唯野教授に出てくるフランス文学やってる奴の名前、「暮」の「日」の
部分が「虫」という漢字に目と続いてるのはあれ、なんて読むの?
あと
http://www2s.biglobe.ne.jp/~ant/tadano.html で
「どこかはもう忘れましたが、インターネット上には、『文学部唯野教授』に
出てくる理論のひとつひとつをつぶさに注釈してくれるサイトがあります。
書き手は大学の先生です。」
という記述を見つけたんだけど、これがどこだか知ってる方いますか?
850 :
吾輩は名無しである:04/01/05 23:29
ひきめ
ひきがえるのひき。
851 :
吾輩は名無しである:04/01/05 23:41
>>849 そのリンク先、1998年の文章みたいだし、問題のサイト残ってるかどうか。
ぐぐっても、『文学部唯野教授』関連ってやたら多いから、探す気も失せるね。
本文中でヒキメと書かれてたが。
853 :
吾輩は名無しである:04/01/06 09:25
「驚愕の荒野」「家」「パプリカ」は傑作だった。「虚航船団」は2章が要らない。今、「虚人たち」を読み始めた。
854 :
吾輩は名無しである:04/01/06 18:09
「家族八景」はジョイスの意識の流れの手法を取り入れて描いたっぽい。
855 :
吾輩は名無しである:04/01/06 19:44
>>853 あの教科書みたいな第二章がなきゃ虚航船団が虚航船団たりえない!
筒井は世界史を書いたのだよ。
856 :
吾輩は名無しである:04/01/06 23:20
おれも最近の筒井康隆には痛し痒しの感じを持っていた一人なんだけど、
やっぱり同じように考えている人がある程度いるようですね。
個人的には、「虚構」だとか言い出してた頃の筒井康隆は、
十代の自分にとって現代文学への絶好の案内役になってくれたと思っているので、
それだけでも十分に恩人なんだけどさ。
リョサもガルシア・マルケスもバーセルミも大江健三郎も、
田舎の公立高校でシコシコしてたショボい文学ファンだったおれにとっては
筒井康隆が入り口だったから。
ああいった紹介業って、今でもやっているのかな?
上にも出ていたけど、着想の技術について触れてたエッセイ集とか、好きだったんだけど・・・
857 :
吾輩は名無しである:04/01/07 09:17
筒井がインタビューで文学の衰退について聞かれた時、最近の作家の描くものは外国人とのセックスみたいなものばかりで下らない(明らかに山田詠美、ちなみにエイミー全盛時)と言ってた。
858 :
吾輩は名無しである:04/01/07 20:36
筒井さん、噂の真相の連載でずいぶん前に、村上龍の新作を読んだりで忙しいとか、
最近は福田和也みたいにケンカっぱやいのが出てきたから
おれもウカウカしてられんとか書いていたけど、
この2人からはボロクソに言われているよね。
どう思っているんでしょ。
つーか、あの連載もあと数回なんだね。
どっか掲載誌移して続けるのかな?
859 :
吾輩は名無しである:04/01/07 20:48
福田が虚人たちを高評価してるから読んだが
イマイチだった。筒井にしてみれば、ね。
やりたいことは分かるんだけどやってみただけって感じ。
もっといいのたくさんあるよね。筒井
860 :
吾輩は名無しである:04/01/07 22:14
>>858 断筆宣言の時にマスコミやアンチから叩かれた時に比べたら、何とも思ってないでしょ。
むしろ、恨んでるのは浅田彰、大江健三郎、吉本隆明、渡部直己、桂秀美、そして新聞記者。
861 :
吾輩は名無しである:04/01/07 23:07
なんで大江を?ソースきぼん
862 :
吾輩は名無しである:04/01/07 23:26
>>861 筒井が純文デビューする「虚人たち」を発表する切っ掛けを作ってくれたのは大江だから、そこは感謝してると思うが。断筆解禁宣言の時のインタビューで言ってた。
863 :
吾輩は名無しである:04/01/08 19:02
>>862 そうだよね。井上ひさしともども仲良しだよね。
なのになぜ「恨む」などという……?
864 :
吾輩は名無しである:04/01/08 21:59
>>863 井上ひさしは断筆の時に擁護してたが、大江は批判してたよ。本人は「恨み」はしてないはずだが。
865 :
吾輩は名無しである:04/01/08 22:18
大江健三郎が異様に「いい人」になってしまったことには違和感を抱いているらしい。
数年前、大江健三郎がTVで「なぜ人を殺してはいけないのか、という疑問を持つこと自体が恥だ」と発言し、
筒井康隆がそれに対してどこかで「どうしてああなっちゃったんだろうなあ」と書いていたよ。
>「なぜ人を殺してはいけないのか、という疑問を持つこと自体が恥だ」
俺は同意です……スレ違いなのでsage
そのソースは読んでないが、別なとこで、「小説家なら、自分もいつ人を殺すかわからない、
というぐらいの想像力は必要だ」みたいなこと言ってなかったっけ。
868 :
吾輩は名無しである:04/01/09 23:36
>>867 それはあちこちでかなり言ってた。
例の永山則夫がらみでの日本文芸家協会脱退のころじゃなかったかな。
自分もいつ殺人犯になるか分からない、というのは確かにそうだけど、
それは「なぜいけないのか」という問題とはまた別だと思う。
大江は「絶対に殺してはいけない」という考え、
筒井は「いけないけど、殺しちゃうかもしれない」という考え。
対立する意見ではない。
870 :
珍満腹 ◆LpB0apFrxs :04/01/10 02:11
筒井康隆からすれば「なぜ殺すことが悪なのか」ということを問うことが、現代の文学において
非常に大きな命題であると考えているのだろう。
これは突き詰めれば「悪とは何なのか」ということで、大きな哲学的命題でもある。
しかし、大江健三郎のその発言は、「悪」を追及することをはなから放棄してしまっているかの
ように取れる。そこに筒井康隆は違和感を感じたのではないかなあ。
『フリン伝習録』を観に行った人はいないのかな…
872 :
吾輩は名無しである:04/01/10 05:46
>>871 いったよー。
ソプラノが巨乳。バリトンが鈴木健二。
オケ含めて超絶で官能的で楽しかった。
山下洋輔と筒井両方好きな人は行くべき。多分当日券あるんじゃないかな。つうかおれ明日も行こうかな。
873 :
吾輩は名無しである:04/01/10 11:05
>>869 作品読むかぎりでは、殺す事が悪だと思ってる感じはひとかけらも伝わってこないと思うがなぁ…
874 :
吾輩は名無しである:04/01/10 12:39
筒井のギャグは(というよりブラック・ユーモア全般は)、
社会的な倫理の枠をどうはみだすかが基盤になっているから、
殺すことが悪じゃなくなるとまったく切れ味がなくなっちゃうんじゃないかな。
875 :
吾輩は名無しである:04/01/10 13:34
>>874 その通り。しかし、自分が言いたかったのは、表現として悪かという事。作品と作者の人格は基本的に違うから(特に筒井の場合)、筒井が人殺しを容認するような人物だとは思わないが、作家としては倫理感を扱うというより、無内容を表現してるんじゃないかと思う。
言葉足らずだった。「虚人たち」にも無内容という言葉がちょっと出てきたけど、世間の倫理にアンチテーゼをとなえるというより、そういう事が無効になるような作品を描いてると思う。例えば夢ってのは脈絡が無いでしょ。
そういえば例の慈慶医大病院の手術ミス(?)の裁判のニュース
観て、こりゃ問題外科だなと思った。
筒井がああいう医者を肯定しているわけではもちろんないよな。
>877
手術中に笑い声のアレでしょ?
私も即連想したよ。リアル問題外科。
>>860 やはり、渡部・スガ・浅田あたりは本気で恨んでそうだな。
880 :
吾輩は名無しである:04/01/14 01:04
浅田はともかく、渡部とスガは筒井にさんざん罵倒されたことで有名になったところがあるから、
本当は垂水にも原宿にも足向けて寝られないはずなんだがなw
以前文学板のどこかのスレで、「(漫画家のやくみつるとスガと山田美保子は同類項だ」という意味の書き込み見て、笑った覚えがある。
882 :
吾輩は名無しである:04/01/15 14:54
883 :
吾輩は名無しである:04/01/15 20:32
井上ひさしはに暴力亭主、
884 :
吾輩は名無しである:04/01/17 10:13
で、筒井とすが、どっちが勝ったの?
>854
カメレスだけど意識の流れは「エディプスの恋人」じゃないの?
886 :
吾輩は名無しである:04/01/17 13:24
今更ながら「大いなる助走」を読み始めた。
偶然にも図書館にあったもんだからさ。
胸糞悪くなるほどの凄まじい風刺だね。
反核運動署名にしてもそうなんだが、筒井さんは大江さんが
「正義の伝道者」のような行動を取ることに疑問を呈しておられるんじゃないかな。
恨む、というようなところは無いと思う。
ねえねえ、それよりさーブンガクしようよねーってばー(´・ω・`)
っていうような感情じゃないかな。
>>856 今月の「狂犬楼」はごらんになりましたか。一部疑問は氷解すると思いますよ。
まあ、さみしい気分にはなりますが、これも浮世のさだめなのでしょう。
888 :
吾輩は名無しである:04/01/18 05:06
60とか過ぎたら、次の世代に何が残せるかとか考えるんじゃないかね?
大江さんの場合はサイードと仲良かったし。
サイードは私が発言しなければ誰が発言する?死ぬまで発言してやるという感じだったし、
社会に対して貢献しとこうという気になったのではないかと。
内容のよしあしはあれ、サイードの態度自体はカッコいいなと思うなぁ。
890 :
吾輩は名無しである:04/01/21 01:21
サイードって誰?
891 :
吾輩は名無しである:04/01/21 04:00
age
>>884 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|残念ながら、ビニール蛙はボッシュートです。|
\_________________/
チャラッチャラッチャーン ミヨヨヨーン
|||||||||||||||
__,,,,,,
,.-'''"-─ `ー,--─'''''''''''i-、,,
,.-,/ /::::::::::::::::::::::!,, \
_( ,' i:::::::::::::::::::::;ノ ヽ-、,,/''ー'''"7____
/| `''| |:::::::::::::::::::::} ``ー''" /
/ | ! '、:::::::::::::::::::i /
/ | '、 `-=''''フ'ー''ヽ、::::::::::/ヽ、-─-、,,-'''ヽ /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
894 :
吾輩は名無しである:04/01/22 13:19
>>890 パレスチナ問題について発言してる人で、去年亡くなった。
ポストコロニアルの超代表選手だよ。
『オリエンタリズム』とか『文化と帝国主義』とか、おさえといたほうが
いい本いっぱい書いてる。
895 :
吾輩が名無しである :04/01/25 08:23
今日夜9時からのNHK教育テレビ/N響アワーに筒井氏ゲスト出演です。
ま、音楽話ばかりで、文学話は殆ど出ないだろうし、いつ収録された
のかも分からないので期待薄ですが、ひょっとしたら、最年少芥川賞受賞
の二人について、何かコメントがあるかも、、、
野次馬としては、「小娘どもは文学なんぞとほざく前にわしのクラリネット
を拝聴しろ」くらいの一喝を期待したいところ(w
896 :
吾輩は名無しである:04/01/25 21:04
N響アワー出演中age
897 :
吾輩は名無しである:04/01/25 21:19
ミテル━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
マイヤーはCDで持ってるが、他と比べて早い。
899 :
吾輩は名無しである:04/01/30 00:28
クラリネット言語 読了(?)age
900!
901 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/01 12:17
「ヘル」を読破。
筒井康隆の新作がベストセラーリスト上位から消えて久しい。
20年前は言うまでもなく、10年前でも筒井康隆の新作といえば
出ればベストセラーの常連という感じだったのだが、まさに隔世の感あり。
「ヘル」の場合も、既にブックオフ等の店頭に出回り始めているし、
首都圏にあるいくつかの図書館の在庫・予約状況を調べてみたが、
在庫有又は少し待てば読める程度の予約状況である。
全体的に筒井人気の衰えといったものを実感する。
りさタン&ひとみタンの芥川賞受賞を見て、「文壇にカントリー娘を作ってどうするねん!」
と批判の声を上げた筒井先生だが、
御自身の本が、最早、若人(わこうど)の支持を受けていないのは否定することが
出来ない事実かと思う。
筒井みたいな文体はもはや十代の子供には読めないよ。いわんや大江や中上をや。
現代語訳で出したら若者にも人気出るかも。
読んでるよ。
高2です。
904 :
吾輩は名無しである:04/02/01 22:02
最近やっと時間的経済的余裕ができたので以前から興味を持っていた筒井康隆を読もうと思うのですが何から入ればよいでしょうか
ちなみにパプリカだけは読みました。家に置いてあったんです。面白かったですよ
パプリカの次は朝ガスで決まり!
906 :
吾輩は名無しである:04/02/02 08:59
「朝ガス」じゃわからんだろう。
新潮文庫の「朝のガスパール」ね。
このスレで好評なのは同じ新潮文庫の「旅のラゴス」「七瀬ふたたび」あたりです。
おれも一昨年まで10代だったけど、そのとき楽しく読んでいた
908 :
無名草子さん:04/02/02 10:30
この人って、多分<左翼>ギライなんだろうけど、
石原とかのそれとは違う感じがする。
そうは思わないか?
>>908 右翼も左翼も創価も部落も天皇もちゃかしてるよ。
しかし、文庫が絶版なのはいたいな。
最近、読み出した人は最新刊はともかく、
それ以外は古いのから読んだほうがいいよ。
>>909 今は絶版のも古本屋で比較的簡単に手に入るからたいていのものは
大丈夫でしょ。
912 :
吾輩は名無しである:04/02/02 19:10
筒井康隆のエッセイについてのレスがあった
177 名前: 169 投稿日: 04/02/01 13:58
噂の真相買ってきたぞ
要約するとだ、読者や評論家は新たな刺激を求めて
新たなる書き手(新人)を求める、ということらしい。
技術的に未熟だとしても。
で、ベテランの書き手は方向性が固まり、
その方向へ深化していくから、いくら技術が素晴らしくても
読者には飽きられてしまう。
評論家もベテランの書き手は方向性が同じだから、今までの批評で
事足りてしまう。だからあまりベテランへの批評をしない。
新たな批評言語を生み出す必要のある新人を多く批評するようになる。
以上のような事が書いてあった。
抜けがあったら誰か適当に補足してくれ。
丸山健二も、技術は進歩しているが読者には飽きられ始めているということなのかもしれない
913 :
吾輩は名無しである:04/02/02 19:11
179 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 04/02/01 23:07
>で、ベテランの書き手は方向性が固まり、
>その方向へ深化していくから、いくら技術が素晴らしくても
>読者には飽きられてしまう。
それはまさに筒井自身の事だと思うのだが。
183 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 04/02/02 19:09
>>179 筒井は自分では実験的な作風だから一定の方向に
深化することはないと言っていたよ。
最近では「お助け爺さん」としての立場を意識しているらしい。
「お助け爺さん」というのは、何でも屋みたいなものらしい。
なんだか嫌な流れですね。よく分からないけど。
たった今「文学部唯野教授」読了。
面白かった。この手の話には元から興味あったし(昔話の形態学が
棚においてあるくらいだしな。積んでるけど)ダイジェスト式とはいえ
それなりにわかりやすくてよかったよ。
というか、単純に笑えた。下手なギャグ漫画よりずっと笑える。
やたら源ちゃんの名前出してたね。
916 :
吾輩は名無しである:04/02/03 08:17
917 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/03 12:51
各時代における多くの若人の支持を常に得ていたのが筒井作品だったのだが…
これも平成初期で終わったように思う。
断筆宣言解除後の「敵」「エンガッツィオ司令塔」「魚藍観音記」「恐怖」等、
自分は、どれも面白く読んだが、同時代に生きる若人の大部分はスルーしている。
SF界におけるりさタン&ひとみタンの登場が望まれるところだ。
マルッチマルッチ
919 :
吾輩は名無しである:04/02/03 21:18
筒井、男の風上にもおけな
いイタチ野郎だ。盗作。
920 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:34
基本的には短篇の名手かと思う。
初心者も多いようだが、最近の筒井作品に馴染めない若人には、
以下の作品を、是非手に取って見て欲しい。
1 時をかける少女(ジュブナイル)
今でもラベンダーの香りを嗅ぐと、美少女のイメージとタイムトラベルの感覚が
蘇って来る。
ラベンダーがあるガーデンを覗き込んで、不審者扱いされてこそ、
真の筒井ヲタといえるであろう。
2 ベトナム観光公社
時代を感じさせる部分はあるが、べッ観光には笑った。
ベトナム戦争を題材にした過激なパロディ。
あの時代だからこそ書けた、書くことが許された作品。
ある意味「無人警察」より問題を孕んでいる作品である。
3 最高級有機質肥料
全盛期の筒井氏の筆力の凄さを感じさせる佳作。
まさに「糞そのもの」である(w 一読すれば、この意味がわかるかと思う。
4 末世法華経
個人的にはとても好きな作品。ポリニチレン(w
創価学会と日蓮の思想性の違いをシニカルに描いている。
5 母子像
なんとも不気味なホラーで、忘れ難い印象を残す。
SF出身の作家の手になる作品(短篇)では、小松左京「隠居所の碁打ち」と
並ぶ傑作。
921 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/04 21:35
6 老境のターザン
ターザン映画というか、ヒーローというものの実態をパロディ的に描いて間断する
ところがない。チーター(*水前寺清子ではない)は既に剥製。
7 乗越駅の刑罰
後半、エスカレートするサディスティックな展開がたまらない。
筒井作品では地味な印象があるが、不条理を描いてカミュ作品に劣らない出来栄え。
8 睡魔のいる夏
小品ながら、日本SF史上に残る傑作。テーストはニューウエーブそのもの。
行きずりの少女と共に死を迎える主人公は2ちゃんねらー好みかも(w
9 顔面崩壊
まあ、これは面白くて凄いとしか形容しようがない。
10 12人の浮かれる男(戯曲)
裁判員制度導入にあたり是非読んでおきたい一編。
(描かれているのは、陪審員制度だが、法に関するアマチュアの裁判参加の問題点
を考える場合のテクスト足り得る)
勿論、シドニー・ルメット監督による名作映画のパロディとして秀逸なのは言うまで
もない。
短編なら『秒読み』が好きだ。あのオチがグッときたね。
高校のころ筒井の作品をむさぼるように読んでました。
>919
改行が特殊だな。で、
どこをタテヨミすればいいのか。
>923
筒井いイタチ具合
>>920 短篇の名手ということには禿同だが、おれとしては「家」「遠い座敷」
「エロチック街道」「ヨッパ谷への降下」あたりの夢系作品も勧めたい
なあ。あの雰囲気は格別だ。
ここは文学板だけど、若い人は筒井さんの初期作品とともに、
星、小松、眉村、光瀬、半村とかの日本SFの巨匠の
作品も読んでみたらどうかな。
優れた作品が一杯あるから知らないひとは驚くと思うよ。
928 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/05 12:37
草創期のSF界は、
小松左京→長編得意のマエストロ
筒井康隆→短篇の鬼才
星 新一→S・Sの天才
等々
得意技が異なる才人が目白押し、あの時点で「文学」と認知されていればなあ。
直木賞から完全にシカトされたのがイタかった。
ミス住さんのレスはやっぱり文芸板が一番受け入れられやすいみたいだね。
SFヲタや一般書籍厨にはレベルが高すぎるのかな。
ツツーイは言葉に聖域を作らないからな〜
いくらレベルが高くてもマルチは嫌いだなあ
コテハソも嫌いであります
>>929 マルチの上にジエンかよ!
どこがどう受け入れられているというのか・・・
934 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/05 19:59
>>929=
>>933 見え透いた誉め殺し、使い古された荒らしの手法よのお(w
この板では未読の者が多いだろうが、
「ロートレック荘の殺人」は、叙述トリックを使用したミステリの傑作。
ジャンルを超えた限り無い才能には脱帽せざるをえない。
しかし身障者ネタはまずいような。
この人は、病気や障害には少し無頓着過ぎる部分があるかもしれない。
>>934 部屋の間取り図で名前が二行(二段?)になっているところで解った。
ラストに作中で解説しているのは書いてる本人が浮かれていて寒い。
>ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE
なんであんたはマルチするの?
>身障者ネタうんぬん
( ´,_ゝ`)プッ
938 :
吾輩は名無しである:04/02/05 20:35
朝の連ドラ出演age
940 :
吾輩は名無しである:04/02/06 14:30
不愉快だからとりあえずミステリ板に帰ってくれない?
やたら偉そうだし。何様?>934
いや、文学板で引き取ろう。
こんなの他板に出したら迷惑だ。
どうせ文学板には害吉も多いし。
使途使途
ついでに言うと、ミス板には筒井スレはない
945 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/06 21:17
自選文学板的筒井康隆長編ベスト3
1 大いなる助走
作家志望者には理解可能な「狂気」の世界。とても他人事ではなかろう。
2 文学部唯野教授
純文学プロパーの作家が遂に書けなかった大学教師の、これもある意味「狂気」
の世界。戦慄の一言。
3 敵
日常に潜む「狂気」を描いて間断するところがない。
断筆宣言解除後では最高傑作。
947 :
吾輩は名無しである:04/02/06 22:18
1虚人たち
2パプリカ
3家族八景
自選というからには・・・ミステリ板住人=筒井だったのか
畏れいったわ、こりゃ
2004 3/9
今日
>>945が本当に死んだ。
思い起こせばそれは数多くの誤解が招いたことだった。誤解はあ
まりに無自覚で、無垢だった。彼らは皆「2ちゃんねる」という
巨大掲示板において当然取るべき、そして取られるべき態度にで
きるだけ即し、レスの応戦を試みた。参加者全員がそういった作
法のようなものを心得ていたし、また必要な技術も持ち合わせて
いた。
誰かが誰かを罵倒すると必ず他の誰かがやってきて、知らない誰
かのために弁護し非難し仲裁した。ある誰かはそれは釣りだと言
い、違う誰かは誰かの母ちゃんを名乗った。あるいはそれは本当
に誰かの母ちゃんなのかもしれない。
そうした一連の流れはとてもスムースに行われ、スレは独特のエ
レガントさを醸し出しながら進んだ。俗に言う「良スレ」の登場
である。良スレの中で彼らは自分達の技術に更に磨きをかけた。
次々と最新の煽りを産み出し、効果的にスルーした。彼らはプロ
だった。プロの2ちゃんねらーだった。
しかし、そんな彼ら2ちゃんねらーが想像もしなかったことがつ
いに起きた。
>>945の現実の「死」だ。
949 名前:吾輩は名無しである メェル:sage 投稿日:04/02/07 00:17
>>945 しつこい。死ね。まじで。
このレスを残した
>>949にしても、どこまで本心だったのだろう
か?レスの後半部分には確かに「まじで。」とある。ということ
はマジだったのであろうか?死という漢字に何らかの当て字、ま
たは伏せ字を使っていないところからも949の945に対する「死」
への願いを強く感じ取ることができる。やはりマジだったのであ
ろうか?だとすると一体何故それほどまでに
>>945の死を望んだ
のか?
しかしどちらにしろ945の死という現実はもう動かない。もう
945はこの世にはいないのだ。彼は今日死んだのだ。多くの謎
(ミステリー)を残したまま。
>>949のレスと
>>945の現実での死。ここに何らかの関連を見つ
けだすことはもはや不可能である。945はすでに誰にもレスす
ることは出来ないのだから。
>935
ものすごく鋭いやつなら、タイトルから推測してるかもな
953 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/07 13:24
2ちゃんねるオフィシャルガイドで、古き良き2ちゃんねるの雰囲気を残している
(つまり「陽性の狂気」とでも称すべきものが充満しているということか?)
と高評価された文学板、住人は誇りに思っても良いかと思う。
代表コテには、美香嬢と白石さんが紹介されている。
学識・発言数等を総合的に勘案して評価しても、妥当なジャッジメントと言えよう。
ちなみに、我愛するミステリ板は、同書により過疎板と断定されてしまった(泣・・
紹介されているコテも、
ねつてつ(博覧強記のミステリの鬼)、上智(稀代の生けるトリック・メ―カー)と
物故者ばかりなのが、何気に悲しいものがある。
馴れ合いの横行による低レベル化が招いた悲しい末路と言えようか。
ある意味で、一貫して「狂気」というものをメーン・テーマに据えている筒井作品、
まさに文学板御用達の作家と言い得るのではないだろうか?
りさタン&ひとみタンの芥川賞受賞に際しての、文学板住人諸氏の壊れぶり拝見するにつき、
こういう感を強く持った。
955 :
吾輩は名無しである:04/02/07 14:18
>953
>一貫して「狂気」というものをメーン・テーマ
君ってぶっ壊れた発言を飄々と書くよね。笑えるからもう来るなよ。
「藻前らキチガイ、最高!」っていわれたところで何をどうしろ、と?
ミステリ板住人は、なによりもまずちゃんとした文章の本を読みなさい。
文章が劣悪すぎる。そしてその文章の劣悪さで隠蔽されているが文意も相当に粗末だ。
「作家志望者には理解可能な「狂気」の世界。とても他人事ではなかろう」
文壇にあこがれるただの素人だよ、これじゃあ。嵩じると「水撒き女」になるぞ。
とりあえずアーサー・ミラーの「セールスマンの死」をお勧めしときますよ。