1 :
吾輩は名無しである :
02/06/18 22:35 前スレが落ちてしまったみたいなので再び立てました. 「ロリータ」など長編、そして短篇群・・・・。 この「言葉の魔術師」について語りましょう.
「白い呪術師」は私のことだが、用はあるか?
3 :
吾輩は名無しである :02/06/19 00:34
ノニータ…、その否定語にも似た響き…。
5 :
吾輩は名無しである :02/06/21 01:25
ベンドシニスター、読んだ人いる?
6 :
吾輩は名無しである :02/06/27 01:31
盛り上がらないがあげ
7 :
吾輩は名無しである :02/06/27 01:40
鼻血見るロボコップ
9 :
吾輩は名無しである :02/07/05 18:13
『ロリータ』表現が回りくどくてなかなか読めない。
11 :
吾輩は名無しである :02/07/05 23:32
作品社の短篇全集って2で終わりなの?
集英社版世界の文学のナボコフ集「キング、クイーン、ジャック」「断頭台の招待」収録を100円で購入。
13 :
吾輩は名無しである :02/07/11 21:27
age
煽りではなく本当に疑問なのだが、 どこが読み応えあるのだ? この作家。
15 :
吾輩は名無しである :02/07/11 22:09
ロリータとセバスチャンナイトしか読んでない。 何がお勧め?
16 :
吾輩は名無しである :02/07/16 22:28
「ランス」かなあ・・。
17 :
吾輩は名無しである :02/07/16 22:31
短編読んだけどまったくわからんかった
英語であれだけ稠密な文章を構築出来るのかというくらい。 もっとも大久保訳のロリータしか読んでないのだが。
ブックオフで『道化師をごらん』つう作品を 見つけたが...。立風書房のやつね。 まだ読んでおらんがナボコフの遺作で、自伝的 小説だと。
"The Gift"最高。ロシア語読めないけど、英語も大半はナボコフ節だから良い。 ナボコフの良さは、表現を積み重ねる凄みだと思う。
21 :
吾輩は名無しである :02/07/23 20:44
今日「愛のエチュード」(ダサい!)というチェスプレーヤーの映画を見ました。 まあまあだったのですが、これは原作にどの程度忠実なのでしょうか。 ジョン・タトゥーロとエミリー・ワトソンが出てたので期待して借りたのですが、 女性の方はワトソンでなくても良かったように思います。
22 :
吾輩は名無しである :02/07/24 19:55
age
映画ファンっていないんですかね。 「ロリータ」の映画版見たヒトがいたらご感想を。
24 :
吾輩は名無しである :02/07/27 23:03
自分が洗練されていると勘違いしている 田舎者ヲタがありがたがって読む作家と ゆーこと
25 :
吾輩は名無しである :02/07/27 23:20
26 :
吾輩は名無しである :02/07/28 00:25
>>24 小説を読んだり書いたりする事は田舎者の仕事です。
28 :
吾輩は名無しである :02/07/31 22:36
「記憶よ語れ」は大好きだ。 短編集「ナボコフズ・ダズン」とか「ロシア美人」も面白い。
29 :
吾輩は名無しである :02/08/05 18:59
誰も答えてくれないんだが・・・。 ベンドシニスター、読んだ人いたら感想聞かせて。
ナボコフの場合、何度も再読してしまう。 『フィアルタの春』『ランス』『セバスチャンナイト』 『ディフェンス』が特別に好き。 小説の再読って、ものすごく非生産的な行為かもしれないけれど、 ナボコフの作品を読んでると、ものすごく豊かな気持ちになれます。 すごく贅沢しているみたいで。 書いてある内容は結構「暗いこと」が多いのですけど。
そーいえば、若島正さんの『乱視読者の帰還』は面白いですね。 読まれました? 私が最近買った本では飯島正さんの『映画のなかの文学 文学のなかの映画』と ともに面白さでは2強でした。読んでない人はぜひ!
32 :
吾輩は名無しである :02/08/18 00:02
俺も買った。だがまだ読んでない。若島の前作のエッセイ集(タイトル忘れた) はどう?
33 :
吾輩は名無しである :02/08/23 19:44
age
34 :
吾輩は名無しである :02/08/29 23:39
age
35 :
吾輩は名無しである :02/09/20 22:36
だれか書き込んでくれ・・・ 落ちてしまう
36 :
吾輩は名無しである :02/09/21 01:27
こんな板に書き込みしてる暇があったら、 「青白い炎」と「道化師をごらん!」と「ベンドシニスター」 と「ナボコフ自伝」を読み給え!! 美しすぎて、眩暈がするのだ〜〜 でも、ほんまは短編のが好きなんだけどさ・・・
37 :
吾輩は名無しである :02/09/21 19:22
38 :
吾輩は名無しである :02/09/22 00:20
>>36 >>37 『ヨーロッパ文学講義』と『ドンキホーテ講義』
を拝読してカフカやプルーストについて学び、
『絶望』と『青春』と『マルゴ』で肩慣らし、
『アーダ』上下、『賜物』上下に突入!
・・・これで、2002年は暮れてゆくぞ
39 :
吾輩は名無しである :02/09/22 15:58
死ねーーーーーーーーーーーーーーーーグサリ
40 :
吾輩は名無しである :02/09/22 22:58
短編集のなかでは、私は、 「ベルリン案内」「ロシアに届かなかった手紙」 などが好きです。 描写のひとつひとつが光っていますね★
「道化師よごらん!」立風書房 。。。絶版ですよね、どうしても入手できません。 「ベンドシニスター」よりも「マルゴ」よりもイイ! と、友達がゆうのですが。。。
ていうか絶版多すぎ。 手元でじっくり何度も読みたいんだよ!俺は!
44 :
吾輩は名無しである :02/09/24 20:05
古本屋で買うしかないな。やれやれ。
45 :
吾輩は名無しである :02/09/24 22:11
ナボコフ全集ってどこかで企画しないんじゃろか。 出版社バラバラすぎて追いかけづらい。
『青白い炎』、筑摩の世界文学大系に入ってるけど、 (頭のオカシイ詩人の詩の、狂った注釈・・が脱線して、 自伝・告白小説になってゆく、フシギ小説)、 3段組の小さい字で、とても鑑賞・堪能できん!! 美しい装丁で、復刊してくれぬものか・・・ オンデマンドリクエストしてみるかな〜〜〜
「ベンドシニスター」みすず ・・・なんて美しい独裁国家小説だろう!! ザチャーミンの「われら」岩波 より、ずっとイイよね!
48 :
吾輩は名無しである :02/09/25 12:36
>42 作品は別として、翻訳が悪いというのはよく聞きます。
保全
>出版社バラバラすぎて追いかけづらい。 そーいえば図書館で、基本的にはロシア文学の棚に置いてるけど アメリカ文学の棚にも置いてるんだよね。このへん亡命者っておもしろい。
51 :
吾輩は名無しである :02/10/12 04:21
あげ
52 :
吾輩は名無しである :02/10/24 16:07
保全あげ 前スレはまだHTML化されないのか〜
53 :
吾輩は名無しである :02/10/27 20:26
age
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ♪旗を掲げ、隊列を組んで。 \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ♪突撃隊の足取り確か \__ ______ ∨ | , /■\∩⊂⊃ ⊂´⊃ ( ´D` ) / , .| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | !⌒!!⌒!つ ,-=- | ♪戦友よ!アカと反動どもを撃てよ 〔〕 ||,─、(⌒)─、 | | \_ ________ /■\|||o ( ○ )( ○ )||.| |/ ( ´∀`||| / `ー ´ `ー- /へ ( つ/|||ゝ ∩/■\ > / へ゜> ._ . (´∀` ) し´し´ 非 ┌┴--っ ) /■\ .// | [|≡(===◇ ( ´∀`)ハ_/Cハ /■\ `(_)~丿 ⊂ .) 呂~/ .(´∀` ) ∪ .) .(__.) θ、⊂ ) _/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (_/\_.) ⊂二(\/ \ ♪我らの行進、意気高らか . し \|/ \__________ ./|
55 :
吾輩は名無しである :02/11/08 16:29
∧_∧ ( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。 人 Y / ( ヽ し (_)_)
56 :
吾輩は名無しである :02/11/08 21:40
∧_∧ ( ;´∀`) まんこ濡れてきた。 人 Y / ( ヽ し (_)_)
いよいよ『透明な対象』出ますね。
58 :
吾輩は名無しである :02/11/10 03:58
ついでに絶版・品切れになったやつの復刊と ロリータの改訳もだしてくれ
59 :
吾輩は名無しである :02/11/13 20:41
ロリコンの語源ですか?
ぶひ
保守
62 :
ixion ◆ySh2j8IPDg :02/11/26 11:16
これは上げて書かねば。 『透明な対象』(国書刊行会)が出ました。 訳は若島さんらしく、あくまで硬質で正確です。 この作品の冒頭は、ナボコフ諸作の中でも特に素晴らしいと俺は思う。
63 :
吾輩は名無しである :02/11/26 11:20
イックん推薦でつか。んじゃ買おうか。
あーナボコフの名前見て思い出した。 キューブリックの「ロリータ」の中にピーターセラーズ扮する 仮装趣味の変態さんが出てこなかったっけ? あれを考えると「アイズワイドシャット」って「ロリータ」直系の 作品だよな
65 :
吾輩は名無しである :02/11/26 11:25
イックんはナボコフの作品どれが好き? あと、この前ヤフオクでペンドシニスター落とし損ねてなかった?
ナボコフで好きな作品って、うーん…長編なら: もちろん『アーダ』は大好き。『青白い炎』は、良いと思うがそれほど 好きじゃない。あの系統なら『オネーギン 訳と注解』の方が面白い。 あと長編なら、『賜物』と『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』を 選ぶ。偏ってるけど。 >ヤフオク 今、ナボコフの諸作品の和訳を比べてみよう、という長期計画を 練っていたりするので^^;
『ベンドシ二スター』読了。 綺麗だあ。思わず溜息が出ますね。
イックんナボコフの邦訳集めてるの? 古本光○価格で集めたら大変なことになりそうだ。 「青白い炎」か「アーダ」かで迷ってたけど、「アーダ」から読んでみようかな。 私も「セバスチャン・ナイトの真実の生涯」好きだよ。 佐藤亜紀が作中の人物に「プリズムの刃」読ませてて、俺にも読ませろーって思った。
手に入る分だけ集めて、比べてみるつもり。ただし、ロシア語はほとんど
(全くに近い^^;)できないので、その点が長期計画なのよ。
>佐藤亜紀が作中の人物に「プリズムの刃」読ませてて
確かに、佐藤亜紀の『バルタザールの遍歴』は、『セバスチャン・ナイトの
真実の生涯』を下敷きにしているよね。それをさりげなく分かるようにしている
のは、いかにもナボーコフ好きらしいやり方だと思った。
そういえば、今日マーティン・エイミスの『ナボコフ夫人を訪ねて』をさらっと
読んでいたんだけど、いつの日か"The Original of Laura"を読める日は
来るのかなぁ…。
ttp://www.libraries.psu.edu/iasweb/nabokov/wlaura.htm
お前ら、お金持ちですね。 ナボコフの古本高すぎ!! 福武文庫『賜物(上、下)』1万円以上だったよ!!
71 :
吾輩は名無しである :02/11/29 23:51
ルイ・マルの映画地下鉄のザジの原作はナボコフだそうですが 誰か読まれた方はいらっしゃいますか?
>>71 おまえさあ、そういうのもうやめろよ…
白々しい、というかそれ通り越して不愉快なんだよな、、、マジで。
ザジはレイモン・クノーだよう。翻訳もあるよう。ちょっと調べようよう。 小説も映画もとってもおもしろいけど。スレちがいだよう。
『賜物』、売ろっかなぁ^^;<一万円 しかし、国書あたりが一気にナボコフの総改訳・全集出版でもいつの日か してくれないだろうか…無理だけど。
「透明な対象」 T へのこだわり。いいなあ。
77 :
吾輩は名無しである :02/12/05 02:04
透明な対象
『透明な対象』読んだよ! ほんま、美しすぎる! “めくるめく”っていう感じ。 最後なんか、涙出たよ。 それにしても、『道化師よごらん』復刊しないかな。 『ナボコフ自伝』『ベンドシニスター』は復刊されたのにね。 『青白い焔』って、いま絶版かしら??
79 :
我輩は名無しである :02/12/06 22:03
透明な対象? たいしたことねーじゃんか。
>>70 あり得ない、数年前普通に駅前の書店で買ったぞ。
>>80 ある古本屋がクソみたいな高値をつけている。
チミはラッキーだったね(^。^)
保守
84 :
吾輩は名無しである :02/12/15 02:25
a
85 :
吾輩は名無しである :02/12/20 20:45
b
86 :
吾輩は名無しである :02/12/21 00:24
87 :
我輩は名無しである :02/12/21 21:41
若島正って訳がひどいんじゃないか?
厳密さを重視するあまり、ガチガチすぎる部分はあるね<若島訳 でも、ナボコフもあまりに生硬/精巧で、決して美文とは言い難い文章を 書いたりするよ。『透明な対象』に関しては、訳者のこだわりがよく分かる 訳文になっていた。もちろん、英語で読んだ方がより「透明」ではあるが。
89 :
我輩は名無しである :02/12/22 16:14
たしかにあの訳はどっちかって言うと不透明だよね。 だから対象もよく見えんわな。
90 :
我輩は名無しである :02/12/22 18:06
訳者のこだわりだかなんだか知らないけど、 その結果日本語として破綻しているようではなぁ。 大前提はそっちだろ。
破綻している、というのは?>90さん 具体例を挙げてくれれば、英語と比べて検討してみるけれども。
92 :
吾輩は名無しである :02/12/23 20:53
ナボコフがソ連政府をマジ切れさせたのは、「ロリータ」を書いたからではなくて、 パステルナークを研究したから、と言う話なわけだが、、、
93 :
吾輩は名無しである :02/12/27 01:18
サンリオの『ベンドシニスター』、2,000円ならお手頃?
94 :
吾輩は名無しである :02/12/27 02:45
95 :
吾輩は名無しである :02/12/27 13:13
>>94 そうなんだ。スパシーバ。
ヤフオクは高いというイメージがあったけど、なかなか安いものもあるんだね。
96 :
吾輩は名無しである :02/12/27 14:01
『ベンド…』同じ訳者でみすずから改訳が出直してるから、稀少価値は薄れていると思われ
97 :
吾輩は名無しである :02/12/30 15:20
保守カキコ。 「セバスチャン・ナイト」読みますた。おもしろかった。
フィッツジェラルドの『夜はやさし』上下に『ラストタイクーン』も つけるから(いずれも新品同様、カバー金ピカ角川リバイバル・コレク ション)、誰か『賜物』か『アーダ』を放出する人はいないかと思わ ないでもないage。 それにランペドゥーサ『山猫』をつけてくれる人がいれば…。 別に<成り上がり>より<貴族>が好きという話ではない。
100 :
吾輩は名無しである :03/01/16 11:31
100
今日、偶々『アーダ』見つけた。 あるところにはあるんだなぁ、と思った。
「ふん。あんたはやっぱり超能力者か」と 思わず書き込みたくなるw。 気を取り直して、お小遣いがあれば誰でも 手に入れられる『透明な対象』でも読むと するか…ふん。
103 :
吾輩は名無しである :03/01/19 16:42
ハンバート・ハンバートも、自分のロリータを啓発しようとして、いっしょに旅行をしたり、本を贈ったり・・・いろいろ努力したが、ロリータはどれにも乗ってこなかった。
104 :
吾輩は名無しである :03/01/19 16:47
「私の愚かな娘は、私が差し出した不思議の国よりも、最も陳腐な映画、最もうんざりさせるような作り話のほうを喜んだのである。ハンバーガー(Hamburger)とハンバートのもの( Humberger)とどっちがいいか、と言われれば、彼女はー絶対に間違いなくーいつも前者を選ぶのであった」。
105 :
吾輩は名無しである :03/01/19 16:50
それに対して、ナスターシャはすべてのハンバートにとって夢のようなニンフェットであった。熱心で、従順で、忠実で、感謝の心を忘れず、しかもハンバートたちを恋してくれるのだから。
106 :
吾輩は名無しである :03/01/19 16:56
もしも彼の望みがかなうなら、かなえさせてあげたい、と思う。私抜きで。私は彼を失望させると思う。
107 :
103-106 :03/01/19 16:58
関係ないけど、この本に出てくるヘイりー・ミルズ。「クーラ・シェーカー」のクリスピアン・ミルズの母親?前から気になってしょうがない。激しく板違いだけど・・・
或いは、この人は今、どんな事を思っているんだろう。確かに私は、自分の気持ちに素直ではないかもしれない。でも、自分の嫉妬の感情と、羞恥(そう、恥ずかしいと思うこと!)に関しては、目をそむけてばかりではいないと思います・・・
朝日に山形浩生センセの『透明な対象』の書評が出たね。 バージェスの言葉を引き、「風景や人物やストーリーをありのままに 描き出す作家」「何を描くかよりもことば自体をどういじるかに関心が ある作家」と作家を(ただの)二分化した説を提示した上で、前者は 映像に駆逐されるが、ナボコフは後者のヒーローで小説の真の可能性を 実現できる、小説の未来へと通じた作家である…と。 感情移入する読者は、本書で最大級の不愉快な目にあわされる…と。 きちんとした反論を貫く自信は正直ないけれど、議論のきっかけに でもなればと思って書いてみると―― (1)映像をはじめとする他のジャンルとの拮抗で、ナボコフのような 屹立した個性の作家の特徴を描くのは、書評としてベストの方法 じゃないのではないか。 (2)(ズレるが)映像表現が多様化した現在においては、そのジャンル 自体のなかにも、「可能性」を描くだけのものと「不可能性」に 挑戦するものがあると思う(単純な二分化には、疑問が残るが)。 ありのままに描き出した絵の連なりを「映像」とひと括りするのは、 ちいと雑な気がしないでもない。 (3)さまざまな小説技法に言及した本や文章にも読者が興味深く取り 組む今の読書事情のなかで、「主人公への感情移入」を検討するのも 物足りない印象。感情移入の対象として、というか作家の表現への 共感として、「作家の言語的遊戯」や「錯綜するイメージの再現」 を挙げるぐらいに日本の読者も啓蒙されてきているのではない だろうか。 (T・T)って顔文字と水脈を同じにするね…なんてことを交えながら、 批評の未来を踏み出すような文体で書いてほしかったなー。 たまにここに降臨する方にはw。
103〜107はよく意図がわからない書き込みであるが、少女に そそられるがババアも捨てたもんじゃないwという意味?
>>111 違います。
>>105 の「それに対して」の引用が曖昧だったので、誤解を生んだかもしれません。ロリータと噂された少女にも、いろいろなタイプの少女達がいた、ということです。
>>112 こっちこそ浅い理解ですみません。「ニンフェット」だもんね。
『魅惑者』は読んだけれど、『ロリータ』って何か読む気に
ならないもんで…。
(^^)
「お認め」ありがとうございます。 この方、有名人なんでしょう? 他板もずいぶん選んだ上で、 ハンコ押しまくっていた。
単なるスクリプト荒らしだよ。いちいち反応すんな。
117 :
吾輩は名無しである :03/01/22 16:51
119 :
trinity :03/01/25 21:13
『ロリータ』大好きっす。 文体が硬質で知的なので好きです。 (といっても大久保康雄訳で読んだだけですが) もっとも気に入ってる場面は 道中のホテルのおけるH・Hとキューと会話(最初の接触) 「あんたは、いったいあの子を、どこでひろったんですか?」 「え、なんですって?」 「雨があがりそうだと言ったんです」 「そのようですね」 「あの子は、あんたの何なんです?」 「娘ですよ」 「嘘言っちゃいけない―あれが娘なもんか」 「なんですって?」 「七月は暑かったと言ったんですよ、、、」(以下略) 上手いですよねえ。ほとんどハードボイルド小説的な粋さ。 作品そのものもさることながら、ナボコフがこの小説を発想した時の いきさつが、また泣かせるじゃないですか― ある朝新聞で、絵を描くことを覚えたチンパンジーの記事を発見、 チンパンジーが描いたのは、目前の檻格子だった、、、という。 この小説は、そういったナボコフの感受性=「優しさ」が 根底に流れてますね。 ※キューブリック版は幻滅だけど、A・ライン監督版はわりと 原作に忠実で、まぁ許せる。台詞もかなり原作から 採っていた。とくにラストは小説同様、あの感動的な 一節で締めくくっていた― 「胸に突き刺さる絶望的な悲哀は、ロリータがそばにいないからではなく、 その協和音のなかに彼女の声がまじっていないからだった」 ※最近『マーシェンカ』(ココですらほとんど話題にならない)を 読んだが、見事につまらなかった・・・。
>>117 こういう書評を書ける人が以前はこの板の住民だったんだよねぇ・・・(しみじみ)
>上手いですよねえ。ほとんどハードボイルド小説的な粋さ。 そこはおそらくハードボイルドとは関係ないと思います。というのは、 その場面はナボーコフ一流の「言葉遊び」だからです(翻訳ではやはり 出ていないですが)。粋、というなら、彼の言語に対する感覚の鋭さを こそ称揚すべきでしょうか。 "Where the devil did you get her?" "I beg your pardon?" "I said: the weather is getting better." "Seems so." "Who's the lassie?" "My daughter." "You lie - she's not" "I beg your pardon?" "I said: July was hot. Qの台詞を口ごもるように言ってみれば、こういう「ごまかしとしての聞き違え」 が理解できると思います。ちょっと空耳アワーなみにきついかもしれないけど^^; 『ロリータ』は、確かに感受性に満ちていますが、それは「感情」を描き出す ものでもあり、また大いに「言葉」自体を描き出す感受性でもあるのです。 まぁ、ナボーコフ自身はもちろんポオを下敷きにして「聖なるニンフェット」 を造形したのではありますが…。
122 :
trinity :03/01/26 10:46
>121 ありがとうございます。なるほどなあ。 繊細な読み取り方、とても啓発されました。 まあ「ハードボイルド風」はちょっと自分でも筋違いだとは 思ったのですが、よく言われる彼の言語遊戯って こういうところなんですね。 やはり彼の作品は原書で当たらなければ本当ではない かもしれないですね。 ロシア人が英語で小説を書く、という時点で かなり「言語」に対して意識的にならざるを得ない んでしょうね。メタ言語の地点に立脚せざるを得ない。
>やはり彼の作品は原書で当たらなければ本当ではないかもしれないですね。 「私にとって、文学は美的快楽としてしか存在しない」みたいなことを言って いたナボーコフですが、残念ながら翻訳はその「美的快楽」とはほど遠いもの も多いようです。 今初めて『青白い炎』の訳書を読んでいますが、これもひどい。特にシェイド の詩は、英語も同時に載せているだけ訳のまずさが目立つ。復刊するなら、 改訳して欲しいぐらい。 言葉のひとつひとつをピンセットで埋め込むようにして書いているナボーコフ なんだから、訳もそれ以上に慎重にやって欲しい。 ということで、若島さん、もしくは、まだここ見てるなら山形さん、訳し 直してくださいな!!
音や文字に対し意識的な例文を紹介されると、原語の味読って楽しそうだと 思う。同時に、文学的記憶や背景が豊かな人を本当に羨ましいと感じる。 絶版本はバカみたいに高い。むやみな物を買うことはナボコフの美感に そぐわない気がする。翻訳の評判が悪いなら、いっそ英文で読んでみようかと 手に取るものの、これは、転び方も習っていないのに、いきなり高い雪山の 頂にリフトで運ばれるようなものかと苦笑して棚に戻す。もっとも、高い処へ 連れていかれても、丁寧にボーゲンで滑ればたいていは降りてこられると 知っている。頂上からの眺めは神聖で、染み入るように美しいことも…。 (ナボコフの小説で素敵だと思うことの一つに、スポーツがよく描かれて いる点も挙げたい。フットボール、テニス、スキー…かなりの技術がなければ 書けない描写も見受けられる。運動者の能力が高められるとスポーツが芸術に 転化して「美」をもたらす瞬間があることを、この人は熟知している。) 「ことばをどういじるかで勝負した作家」的な話の流れになるとき、哀感 めいたものがつきまとってしまう。邦訳のみの印象は意味なきこと。 けれども、ロシア時代の作を読んでいると「言語的遊戯」は少ないように 感じる。むしろプロットや設定の洒脱さ、面白さが読後に残る。 母国語で書きつづけていれば過剰なまでの遊戯は少なかったのだろうか。 「芸術」や「美」は別の形をとっていたのではないだろうか。 ――母国語との別離というものに、悲しみを感じとってしまうのだ。 実際、亡命者たちが懐かしいものに出合ったとき、それをロシア語で表現する ようなシーンに行き当たることもあるし…。むろん「別離」なければ「新たな 芸術」は始まらなかったわけだろうが。
言語は民族の歴史や文化を表す。 たとえば「ペーチカ」という言葉は、家屋を宇宙の小モデル的に作る上で 大きな意味があるし、民話や諺の生まれいずる場所だったという。 そういうものと切り離された処で創作に立ち向かうに、何が可能だったのか。 大作家の運命に憐れみを感じてしまう己の愚かにうんざりしつつ、それでも 「これとは異なっていただろう芸術のあり方」に思いを寄せずにいられない。 哀感はまた、ある種の作家たちが持ち得た「感性の繊細」に対しても つきまとう。ささやかな生活の場で、どれだけ美しいものに胸を震わせ、 どれだけその体験を抱え込みつづけながら(何回も記憶を反芻しては、自分 なりの言葉に置き換え醸成していく)「文学」という形に定着させようと どれだけもがいたか(「遊戯」のカルヴィーノより、この点でカポーティと 通じ合う気がする…と書くと、ぶったたかれそうw)。 「環境や遺伝をさぐっても私という道具を作り上げた本当の道具は、(中略) どこにも探し出せない」と、あなたは書いている。「個人の元となった一粒や 萌芽を問うのは無意味でしょう」と私は語りかける。「だからあなたは、 経験と記憶で今ここに至ったご自分という集積を、客観的に描かれたの でしょう? お得意の言語遊びというきらびやかな衣装をまとわせて」と 続けようか。「ナボコフ先生、確かにあなたのおっしゃる通り、人生を 楽しく生きていくためには、想像を楽しみすぎてはいけないようです。 あなたの文を読むことにより美感を磨くことも、現実への失望を増やす ことになりかねません。しかし、この傷みを私が愛していることも確かです」 ――なんちゃって。
山形さんが見る可能性があるなら私も書いておこう。 ウルトルザウルスや島田裕己をぶったたくだけの雑文なんか ネットにのせるのよしてください。 ああいうので「美感」を疑ってしまうのです。
127 :
吾輩は名無しである :03/01/30 00:19
白水社の「新しい世界の文学 44」の『賜物』(訳・大津栄一郎)借りてきたんだけど、
これも原書で読んだほうがよい?
まあ、ほとんどの作品は原書で読んだほうがよいのだろうけど、
>>121 で触れられてるような言葉遊びの妙が味わえるかどうかをお聞きしたいです。
大塚訳はあまり評判が芳しくないようです。
129 :
山形ではないが :03/01/30 00:39
マダムB、「美感」とは何だ? またえらく抽象的だな。どこまでも文学的だ。 恐らくお前さん特有のロマンティシズムがお前さんを支配してるんだろ。 だがな、曖昧な言葉ばかりを羅列されると正直吐き気がするよ。 心理学と精神分析との違いみたいなもんだ。 精神分析はアートとしか言いようがないが、お前さんはアートにしがみつく糞だ。 俺はアートが好きだ。が、アートの世界にばかり浸るのは単なる糞だ。 お前さんはアートの世界にのみ生きている印象がある。気持ち悪いよ。
130 :
吾輩は名無しである :03/01/30 00:52
>>129 禿げどぅ
マダムBは頭のいい工藤て印象。スレ違いスマソ。
131 :
吾輩は名無しである :03/01/30 00:55
>>127 頭でっかちのマダムBが持つのは、ロマンティシズムではなく、
凡庸なナルシシズム。
マダムBの書き込み素敵じゃん。くらくらと幻惑されそうだあね。 工藤は頭の悪さゆえ工藤なのであって、頭がよくなればまったく 別の存在でしょう。 良コテを卑近なカスコテに引き付けて語らないでほしいなあ。 少なくとも今のこの板でマダムB並みのことを語れる人って そういないよ。
>>132 幻惑してやろうと意識的なのがマダムB。その辺の小賢しさがキモ。
イっくんは男性的なのか、時々は好き嫌いをはっきりさせるからキモくない。
マダムBは始終ダラダラ。
134 :
吾輩は名無しである :03/01/30 01:32
それって個人的な嗜好でしょ? 否認ではなく、否定してこそ文学版(w
135 :
吾輩は名無しである :03/01/30 01:34
>>134 クダラン突込みしてスレ違いを加速させないでよ〜(w
>>132 それがクサいんだよ、丸見えなんだからさ、マダムB。
マダムBは45,6歳。
139 :
吾輩は名無しである :03/01/30 01:48
いや、美香は否認と否定の使い分けは出来ないよ。
で、ナボコフの話はまだ〜?
>白水社の「新しい世界の文学 44」の『賜物』(訳・大津栄一郎)借りて >きたんだけど、これも原書で読んだほうがよい? といっても、その場合ロシア語が原書だから、俺はわからん。 英訳に関しては、ナボーコフ自身序文でこういってます。 「かなり多くのロシアの詩人/詩神(ミューズ)がこの小説の編曲 (オーケストレーション)に加わっているので、翻訳は特に難しい。 私の息子のドミトリ・ナボーコフが第一章を英語で完訳したが、 彼自身の仕事に迫られてその先を続けることができなかった。 その他四章はマイケル・スキャメルにより翻訳された。1961年の冬、 モントルーにおいて、私は全五章の翻訳に対し慎重に校正を行った」 まぁ、英訳でさえナボーコフによれば大変なんですから、和訳はさらに 難しく慎重な作業になるはずなのに、どうやら大津訳はそれほど良い 訳ではないようです。 また、途中でベールイの話をしたり、詩の説明をしている部分は、 やっぱり英訳でも辛いところだなぁ、と感じました。
>>129 「美感」広辞苑→美の感じ。美に対する感覚。三省堂・新明解国語辞典→
何かを見たり聞いたりなどして美しいと感じること。また、その感覚。
アートにしがみつくのでなく血肉としたいと思っている。創造者たり得ないが
鑑賞能力を高めたい。幸福のため…。「印象」と「実体」は異なる、大いに。
>>133 イッくんと比べられても…ねえ。私も1ファンだからw。
>>138 はずれ!
ナボコフのスレなんだから自意識過剰風に書くの、面白いなーと思ったのに。
>>131 おれも、同意。
マダムBのレスは(毎度のことながら)長いだけで凡庸。
文学板に「こいつは本物だ!」と
思えるコテハンが登場することをつとに願う。
145 :
吾輩は名無しである :03/02/01 13:35
>私は全五章の翻訳に対し慎重に校正を行った ナボコフは英訳に関して「死体をよみがえらせるのではなくまだ息のある 体に可能性をわずかに吹き込む」ことでこの「わずか」が大変だった ようです。英訳することでロシア語にはなかった作品の受容力の広がり (確かに土台のロシア語の原作を英訳はそれ以上のものにカバーしなくては ならないし他人が訳しているということもあるでしょう) を楽しんで欲しいと書いていますね。 日本語への訳もそれなりに楽しんで読めばいいのではないでしょうか。
ただ、日本語版はナボーコフが校正しているわけじゃないからなぁ…。 そういえば、trinityさんが言っていたナボーコフの「感受性」について だけど、Lectures on Literatureの中でこう言っています: "Beauty plus pity -- that is the closest we can get to a definition of art. Where there is beauty there is pity for the simple reason that beauty must die: beauty always dies, the manner dies with the matter, the world dies with the individual." 「美に加えて憐憫 ―― それが芸術の定義に可能な限り最も近づいたもの である。美があるところに憐憫がある、というのも、美は消え去らねばならない という単純な理由からだ。美は常に消え去り、様式は物質と共に消え去り、 世界は個人と共に消え去るものなのだ」 『ロリータ』なんかは、確かにこうしたbeauty/pityやmanner/matterに 満ちていますね。
>日本語版はナボーコフが校正しているわけじゃないからなぁ… まぁね(笑)
このスレナボコフ賛美者ばかりでキショいね。 みんながみんなしたり顔で。 皆さん気付いて下さい。大したセンス もない方々がナボコフにならって美的 独白?とやらを書き連ねるのは非常に 醜悪ですよ。ある意味犯罪スレスレで すのでご勘弁を。
最近ixionは暇なのかな。
>>148 確かに、公民館主催の「文学セミナー」に
間違って同席してしまったような気恥ずかしさを感じるな。
>>149 暇じゃなけりゃ、こんなとこでコテハンなんか名乗らないでしょ。
<ランティエ>またはバルトの言う<貴族的な読者> そのようなixionが「時間」の持つ意味を考えないかのように ナボーコフを語るのは、いかにも似つかわしい。
イっくんは育ちが良さそうで、それはいいことだと思うんだよな。
>>151 >>152 というか自作自演はもういいよ。
どうでもいいけど、イっくんとかいう馴れ合い体制ももうやめて欲しい。
まともなコテハンはいないの? ここ。
>>148 >皆さん気付いて下さい。大したセンス
>もない方々がナボコフにならって美的
>独白?とやらを書き連ねるのは非常に
>醜悪ですよ。
少なくともおれは気付いてるよ。
>このスレナボコフ賛美者ばかりでキショいね。 別に賛美してない。ただ好きなだけ。 >確かに、公民館主催の「文学セミナー」に >間違って同席してしまったような気恥ずかしさを感じるな。 それを気恥ずかしいと思うなら、結局あなたは周りの人を馬鹿にして 生きている人なのでしょう。 大体、センスがない、って言うけど、ナボーコフの「美」のセンスなんて 論じたら切りがないし、別にナボーコフのセンスを共有していないと読めない という排他的な美でもない。まあ実作に触れずにグダグダ言う奴は単なる 阿呆なんだろうけどさ。 ナボーコフのThe Art of Literature and Commonsenseでも読んでから、 「センス」とかいう言葉使ってみれば? あといちいち「自作自演」とか言うのは、阿呆の丸出しだからやめといた ほうがいいよ。そんな面倒なことしません^^;
155 :
吾輩は名無しである :03/02/02 23:34
>>154 >それを気恥ずかしいと思うなら、結局あなたは周りの人を馬鹿にして
>生きている人なのでしょう。
と言いながら、
>まあ実作に触れずにグダグダ言う奴は単なる
>阿呆なんだろうけどさ。
って馬鹿にしてるの自分じゃん。
カルヴィーノスレの
>>157 も言ってるけどさ、
なんであんたといい、マダムといい、こんなにも排他的なんだ。
あんたらの事を2ちゃんで少しばかり持ち上げる人がいるからって
勘違いしないで欲しい。そして、あんたらのいうことを批判する人間
だっているってことを許容して欲しいよ。
単なる釣り師でしょ。いちいち反論とは律儀だな。 英語は苦手だしセンスもよくないがベンドシニスターには痺れたな。 俺が「いい」と思った、それこそが真実なんだ。
ぐだぐだ書いたけど私の言いたいことはこれに尽きます。 「何様のつもりなんですか?」
愉快犯が煽ってると思ってたらマジで厨房の方でしたか。こりゃ失敬。 「 何 様 の つ も り な ん で す か ? 」
揚げ足取りキターーー! 美の基準なんてひとそれぞれじゃん、って言ってしまえば終わっちまうけど 他人の嗜好を腐してみたところで、なんの進歩もないよーん。
メタレベルに立って「この論争は不毛だ」とかいうのもな。
>ナボーコフの「美」のセンスなんて >論じたら切りがないし、別にナボーコフのセンスを共有していないと読めない >という排他的な美でもない。 ああこの一文はとても気に入った。 >まあ実作に触れずにグダグダ言う奴は単なる阿呆なんだろうけどさ。 この一文もとても気に入った。 イッくんも普通の人なんだね。当たり前か。
ixionなんて自作自演で生き残ってきたにすぎないんだから
まともに相手すんな、
>>155 。
俺はこの人がスレに来るとすぐに逃げ出すようにしてる。
イックン自作自演に必死だな(ワラ
いや、たまにつられてみるのも面白い>156 別に、何様でもないけど。単に文学好き。だから、ある作家が好きでそれに 情熱を注いでいる読者がいるとして、その読者が何かを話しているのを 「公民館のセミナーみたい、プッ」なんて言う態度に腹を立てているだけ。 だいたい文学は実作が全てです。文学について何かを考えるとすれば、全て が実作の細部から始まるはず。なのにナボコフを「読む」ことをせず、傍から 「こいつら馬鹿じゃない」みたいに茶々を入れるのは「阿呆」だと言っている だけで、別に「排他的」でもなんでもないと思うが。自分の意見批判される のは大歓迎です。ただし、それは実作に即した議論であるべきで、意味もない 人格批判であるならばナボーコフスレでやる必要はない。 どうでしょう、私の意見はこんな感じですが?>157
167 :
吾輩は名無しである :03/02/02 23:46
ixionが本音を書いたのはいいと思うよ。その調子で書いたらいいんだ。
だいだい、こんなマイナーなスレに短時間でこんなにレスが付くかよ(w。 ixonの育ちはいいねえ(w。
>俺はこの人がスレに来るとすぐに逃げ出すようにしてる。 OK,さっさと逃げ出してくれ。
163のカキコは素でミスったのか、ixionの罠なのか、ixionの罠にみせかけた 155の陰謀なのか微妙なとこだな。
はい、もう終わり。ここはナボコフスレですよ。
163 :155 :03/02/02 23:43
ixionなんて自作自演で生き残ってきたにすぎないんだから
まともに相手すんな、
>>155 。
俺はこの人がスレに来るとすぐに逃げ出すようにしてる。
うーん、何だ自分が自作自演していただけなのか…。
>>169 じゃ、そうさせてもらうわ。別に荒らしたいわけじゃないし。
名なしとコテハン使いわけて忙しそうだね、ixon。
174 :
吾輩は名無しである :03/02/02 23:53
>ただし、それは実作に即した議論であるべきで、意味もない >人格批判であるならばナボーコフスレでやる必要はない。 それはそうだ。でも2ちゃんなんだからある程度仕方ないよ。 何をそんなに怒ってんだ。もちつけ。
すくなくとも 俺(=156) ixion 155 3人はいるよ。 匿名掲示板でそんな詮索にどんな意味があるかは分からんが。 つうか、ねえだろ。コテハンに絡んでみるテストだろ? 荒らしたくないなら何か実のあることを書き込めばいいのに、 とも思うが、まぁ俺も別にすごいこと書けるわけでも無いし(藁 透明な対象を読み終えてからだな。
いや、落ち着いてるんだけどね。ていうか、何でこのスレにこんなに集中して 書き込みがあるのか。人格批判とかどうでもいいから、ナボーコフについて その調子で書いてくれればいろいろ議論できるだろうに^^; で、「むりやり」ナボーコフの話に引き戻す: 上で挙げた「文学芸術と常識」ですが、それと問題となっている「センス」 「排他性」に関して、こんな一節があります。 「信仰、ネクタイ、目、思想、風俗、言語の色合いの違いは、いつかどこかで 必ずやその独特の色合いを憎む大衆の致命的な反逆に出会うだろう」 ナボーコフという貴族作家(と、思い切って言っちまおう)が、ある程度の 大衆憎悪を持っているのは分かりますが、例えばトゥエインもまた別の意味で 大衆憎悪を持っている。憎悪している対象はどちらも、おそらく言葉に対置される ような盲目的な暴力なんでしょうね。
そうだね、あんたは貴族だもんね(w。
>人格批判とかどうでもいいから、ナボーコフについて >その調子で書いてくれればいろいろ議論できるだろうに^^; そういうことはわざわざ書かなくていいんだよ。
>>何でこのスレにこんなに集中して >>書き込みがあるのか。 あなたに良心はありますか?
ありゃ、なんか流れ的にイクシオンを叩いているみたいになっちまったぞw 別にそんなつもりはないので。
>>177 のようなつまらない揚げ足とりは気にしない方向で。
そう読まれると思った(苦笑)>177 俺じゃないよ。貴族が何で日曜も働かなきゃいけないんだ…。 その「貴族」ナボーコフですが、こと「創作」となると非常に「良心」的 になる。これも同じく「文学芸術と常識」から: 「人生は魂の連載物の第一回分にすぎず、個人の秘密は地上的なものが 崩壊しても失われることはないというのは、楽天的な憶測以上のもの になる」(野島秀勝訳、上も) 人生以上のものを個人の秘密としての創作に認めるところは、ナボー コフが嫌うフォークナーとも結局通じるわけですね。 (ところで、この板ってもうID導入しないのかねぇ…毎度「自作自演」 騒ぎで疲れるぞ^^;)
184 :
吾輩は名無しである :03/02/03 00:22
ナボコフってフォークナーが嫌いなの?初耳。
あれ、俺の記憶違い? 何かでフォークナーを貶していたような覚えが。 ウィルソンとの書簡だっけな…。
イッくんもたまにはケンカしないと…。 今日のイッくんはいい具合だ。85点。
早く寝んで、誰にとっても無色透明な 深い意識の底に舞い下りた方がいい。
このスレの85パーセントはイクシオンのレス。 スレの私物化おつかれ〜。
ほらまたはじまった。よっぽど嫌われてるな^^; Easy, you know, does it, son.
>>189 ほぉ?
眠りは仮死のようなものだろう。
目覚めたときの再生を祈りながら、目を閉じよ。
もういいよ、イクシオン。 つまんないから早く寝てくれ。
>>185 日本語版は今年の4月に発行みたいなので、それまで待ちまつ。
イッくん、面白いね!!
祈らずとも明日は来るという確信に満ちた幸福。 または、夢遊病者に添い寝して、夜中に殺され かねない運命をあずかり知らぬ幸福。
>>197 似たような状況に置かれた経験あるけど寝たよ。
>>198 それが幸福だったか否かは本人より知る由もなし。
ナボーコフの「美」のセンスを個人がどう感じるかと
いうこと同様。
すっかり糞スレになりましたね、誰かの自演のせいで(w。
>>199 そりゃそうだ。でもナボーコフの著作を祈りながら読まなくてもいい。祈ってもいいけど。
えー、久しぶりの喧嘩をしてスレを糞と化してしまったので、私はこのスレ (全てのナボーコフ関連)にはこれ以降、二度と書き込みません。 最後に: 168 :吾輩は名無しである :03/02/02 23:48 だいだい、こんなマイナーなスレに短時間でこんなにレスが付くかよ(w。 ixonの育ちはいいねえ(w。 177 :吾輩は名無しである :03/02/03 00:05 そうだね、あんたは貴族だもんね(w。 200 :吾輩は名無しである :03/02/03 01:22 すっかり糞スレになりましたね、誰かの自演のせいで(w。 全て「w)」の後に「。」を書いていますが、癖ならば直したほうがいい ですよ。文体で自作自演がばれるのは面白くないでしょうから。 失礼しました。
203 :
吾輩は名無しである :03/02/03 01:33
そんなこと一々書き込まなければいいのに。
またイクシオンの悪い癖が出たよ。粘着の煽りなんかスルーすればいいのに。
>202 過疎板の過疎スレが荒れたごときで気にしなさんな。 また何か書き込め。 君も何かナボコフ関係の事を書けよ>「w)」の後に「。」を書いている人
イクシオンは書き込めば書き込むほど、株を下げるねえ。今日は暴落したな。
なんだかなあ。
208 :
吾輩は名無しである :03/02/03 01:50
今日のixionは他スレでもあたふたしてる
で、ここはナボコフスレなわけなんだが。
粘着の煽りなど、ぐるりぐるり釦のような 一点の暗闇の泡へと葬るのが本来のixion。 自分を葬ってどうするというのか。
インテリほど煽りへの対応は下手という罠
イクシオンがインテリだなんて思ったこと無いけどな
>だいたい文学は実作が全てです。文学について何かを考えるとすれば、全て が実作の細部から始まるはず。なのにナボコフを「読む」ことをせず、傍から 「こいつら馬鹿じゃない」みたいに茶々を入れるのは「阿呆」だと言っている だけで、別に「排他的」でもなんでもないと思うが。自分の意見批判される のは大歓迎です。ただし、それは実作に即した議論であるべきで、意味もない 人格批判であるならばナボーコフスレでやる必要はない 煽りと取るかどうかは自由だが、何もナボコフの実作に触れていないわけでは ない。触れているからこそ、逆に君らの会話に歯が浮きそうになる。わかんだ ろ。中途半端に語るぐらいなら、むしろ胸の奥にしまって独りで大事に育ん でやるべきじゃないのか?
このスレの役割って結局
>>155 のこの名言に尽きるんじゃないの?
これから、イクシオンがつべこべ言いだしたら、この言葉を贈ろう。
「何様のつもりなんですか?」
このスレ読んでいて歯の浮くような会話をしているのは主にマダムだとおもう。 イクシオンは聞かれたことにしか反応してないだろ。 「何様のつもり」とは確かにな。インテリぶるやつは嫌われるぞ。
>触れているからこそ、逆に君らの会話に歯が浮きそうになる。わかんだ >ろ。中途半端に語るぐらいなら、むしろ胸の奥にしまって独りで大事に育ん >でやるべきじゃないのか? じゃ、2CHに来んな、つーの なんつーかさ、おまえ、絶対バカ。 見ててただの「権威付け」に過剰反応してるだけ
218 :
吾輩は名無しである :03/02/03 16:26
粘着コテハン煽りがここ何日か色んなスレで見かけるけど、何者? 文学板で文学を語ろうとする者の「醜さ」を罵ろうという「醜さ」に 決して気づくことのない自意識の持ち主はそう多数存在しないように 思うが。
218はマダムか? そんなバカみたいなレスすればするほど荒れるからやめときなよ。 そんなレスするオレモナーなんだが。オマエモナーてレスは胸にしまっとき。
マダムではないけれども。 単に醜悪なレスでスレがつまんなくなっていくのを見るのが嫌なだけです。
インテリとは元々「知識階級」を指すが、転じて今は、 単に「知性を備えた人物」の呼び名のようだ。 しかし、抽象的に思考できる者こそが真のインテリ。 intelligentsiaの方でなく、intelligenceという名詞の方には、 「霊的存在」という意味があり、それはangelと同義に使われる こともある。ナボーコフの知性はそっちかもしれん。 ところで、このスレには、ixion以外「ナボーコフ」と音引き で、作家を尊重し、こだわりの表記をする者がいなかったが、 それのみ考えても未明の喧嘩の損失は大きい? 自作自演ではないぞよ(w。&^^;
>>221 どうみても、イクシオン。
今度は「天使」だってさ。
おまえの自意識、マジでこわい。「何様のつもりなんですか?」
どうか変な宗教開かないでね。文学板で成熟してない人ほど
はまるから。
それと、コテハンを批判する者を単純な荒らしと呼ぶのもどうかと
思うよ。おまえらが成熟してないのは棚にあげて。
>>213 のいう「歯に浮く」という表現はそういったことを言ってるんだよ。
もう一度、勉強して出直して来い!
223 :
吾輩は名無しである :03/02/03 22:44
イクシオンは悪質な荒らし(w。
224 :
吾輩は名無しである :03/02/03 22:46
>>222 そうやってコテハンに粘着する君の精神も十分未成熟だと思えるのだが。
お前ら寝言いってんじゃねえよ、イクシオンさんは天才だろ^^;
荒らしは放置。バカは放置。
ixionのような俗物の阿呆に「美」なんか分かるわけないと思うけど 一応知識だけは豊富だから、テキトーに躍らせて自由に書き込み させてれば、我々にとって少しは有益でないこともない。 馬鹿とハサミは使いようだよ諸君。
ixionはそう使えばいいと思うけど 粘着煽り君はどう使えばいいだろう?
>229 アフォには放置が効きます
>>228 君もしつこいな。そんなに気に食わないなら本人にメールでも出せばいいだろ。
コテハンが自作自演で1000目指すスレというのはここですか?
234 :
吾輩は名無しである :03/02/04 20:41
&&rllo;てすと &rlo;てすと
235 :
1@CLIE ◆GodOnnFcO. :03/02/04 20:43
&rrlo;test &rllo;test
>228 なんか痒いな、おまえ
ixionみたいな小物を相手にして何が楽しいんだか。 適当に読書感想文、書かせときゃいいんだよ。
238 :
吾輩は名無しである :03/02/08 22:01
age
「アーダ」上下合わせて1500円でゲット! しかし、あまりに細かすぎる細部描写にはやくも ウンザリ!後期のナボコフってなにゆえかくもく どいわけ?
>>239 ネットオークションに出せ。
1マソ以上で売れる。
241 :
吾輩は名無しである :03/02/11 00:07
あげ〜
242 :
吾輩は名無しである :03/02/12 02:03
>>239 途中から読みやすくなるから(・∀・)ガンガレ!
243 :
吾輩は名無しである :03/02/13 22:46
書簡集はどうだろう? 詩のやりとりやそれに対するコメントとか書かれてあって面白いんだけど。
244 :
吾輩は名無しである :03/02/16 02:08
『透明な対象』の宣伝に >ナボコフ一流の仕掛けが二重三重に張り巡らされ・・・ と書いてあるけど、たとえばどんな仕掛けがあるんでしょうか?
245 :
吾輩は名無しである :03/02/16 09:46
見え透いた仕掛けだよ。どってこたぁない。
246 :
吾輩は名無しである :03/02/16 13:46
>>244 まあそれは、なんというか、自分で探すんだな。
247 :
吾輩は名無しである :03/03/09 04:52
若島正のおかげでせっかく透明だったもんが不透明に なってしまった・・・。 個人的なかんそーだけど、若島ってもしかしてナボコフ に携わった翻訳家の中で最悪では?大久保康雄がああまで 言われているというのに、なぜ若島がバッシングゼロなんか もよくわからん。原書読んでないからしらんが、誤訳がないのかも ね。ただ、どの道ひどいのはあの稚拙な文章構成能力と乏しい語彙。 カブレラインファンテの訳者にダメだしするひまあんだったら自分 の文章どうにかしろOR自分の絶望的な文才のなさを理解して、ナボコフ 翻訳から手をひいてくれ。話自体はナボコフらしくていいのに、もどか しくてしょーがない。 「透明な対象」ねぇ。タイトル、得意気だね。 でも、別に和訳しなくてもいんでねえの?
煽りじゃなくマジに 具体的にどこいらへんが不透明だったのかを訊きたいんだが。
逃げたか・・・
250 :
吾輩は名無しである :03/03/11 20:27
>249 いや、逃げたというか、247でわりと具体的に書いてるだろ。
251 :
吾輩は名無しである :03/03/11 20:36
↑247?
252 :
吾輩は名無しである :03/03/11 20:39
YES、Sir
253 :
吾輩は名無しである :03/03/11 21:26
何一つ具体的に書いてないじゃないか。 前の方でも若島翻訳にケチつけてた人がいたな。 ixionが原文と比較するよ、と言ったら出てこなくなったけど、同じ人じゃないだろうね。 俺は文章がつたないとか、別に思わなかったけどな。 「喩えようもない痛み」とかもト・タイの音のこだわりかな。 こういうの他にいくつ見つけた?おれは全然見つからなかった。
254 :
吾輩は名無しである :03/03/12 17:28
??????????????????
255 :
吾輩は名無しである :03/03/12 17:43
結局透明な対象ってなんだったの?と聞きたかったのだが↑
256 :
吾輩は名無しである :03/03/12 19:48
飛ばし読み一回しただけだから、あんまし 突っ込んだこと訊かないで寝。
257 :
吾輩は名無しである :03/03/12 20:30
>>253 またもや溶けた時間(タイム)
てのがあったけど、なんだかなあ・・・
キング、クイーン、そしてジャック!
透明な対象、 「3P」から、真剣に読み始めた。
260 :
吾輩は名無しである :03/03/15 14:12
>253 不透明と言ったけど、それは要するに訳文が悪いというだけのこと。 ぎこちない文章のせいで、素直にナボコフの物語を享受できない。 TRANSPARENT THINGSもナボコフ氏の他の中篇の例に漏れず、相当に 奥が深そうなのだが、残念ながら再読する気になれない。 でも「傍点トル」は笑わせてもらった。 私もその手の業界なもんで。
247=260だよな? だから、なんで原文読んでないのに ぎこちない文章とか若島のせいで不透明とか言えるのよ? 原文を忠実に訳してるって可能性もあるだろうに。 具体的に言えっつうのは、 君が読んで感じたことを具体的に書くんじゃなくて 何ページの何行目の文章を、どういう理由で不透明と思ったか書け、てこと。 俺も原書読んでないんで偉そうなことはいえんが このスレには原書読み込んでるやつもいるだろ。 君の「若島のせいでダメになった」という主張が正しいかどうか 対照してくれる筈だ。
262 :
吾輩は名無しである :03/03/15 19:37
?????? だから、冒頭からラストまで全部。
262は放置で。
単なるアホでした。
265 :
吾輩は名無しである :03/03/15 22:35
チャンチャン。
266 :
吾輩は名無しである :03/03/15 23:22
>260 「素直にナボコフの物語を享受できない。」 ヴァカですね。ナボコフの小説は、ハリポタとはちがって素直に物語を 享受するようなものじゃないぞ。脱線と不自然なこじつけを能動的に 実践するものだぞ。
267 :
吾輩は名無しである :03/03/16 10:56
??????? もしやW.T御本人?
一人粘着がまじってるなw
釣りでしょ。
>>23 レーザーディスク版をもっていますが、主演のスーリオンは、
アメリカ映画界の慎重な配慮で、当時16才原作とのギャップは大きい。
(キネマ旬報には、14才とあるが誤り。)
濡れ場はほとんど描写されていない。
関根恵子の幼な妻の方がよほど際どい表現・・・今なら法律を侵してしまう。
ドミニク・スウェイン主演の、New Versionはみていないが当時14才らしい。
ところで、ナチスに刺青を入れられた可憐な思春期の少女がヒロインの映画の題名ご存知ないですか。
2,3年前TBSハイビジョンで放送されていて釘付けになっみていたのですか。
たしか、1950とか年号のようなタイトルだったような
「パステルナークは?」と私はたずねた。 すぐさまナボコフは早口になった。「『ドクトル・ジバゴ』はいんちきで、 メロドラマで、へたくそだ。歴史から見ても、芸術から見ても、間違って いる。登場人物たちは人形だし、あのどうしようもないヒロインは ばかげている。こう言ってはなんだが、どうもロシアの女流作家が書く 小説を思い出すね。パステルナークは詩人としては悪くない。だが 『ジバゴ』では低俗だ。単純だし。美しい比喩を取ったら、後には何も 残らない。詩でもそうだ。あの行を憶えているかい、ヴェラ? 『女であることは偉大な一歩だ』とさ。まったく話にならんよ」。 彼は笑って、うちひしがれたように見えた。 (『インタヴューズ』若島正・訳) ジバゴの映画は結構好きだけどね。観たのは、ナボコフを読んだことの ない20年近く前のことだったけど。 確かに女であることは「偉大な一歩」というのとは違う。「災厄のなかの 昂揚」か、「虚構のなかの微笑」か―― そういうのが表現できると詩人になれるわな。
訂正:詩人になれるわな→詩人であれるわな
273 :
吾輩は名無しである :03/03/17 10:55
バルザックもドストもマンもフォークナーもみんなインチキ。 ナボコーフさん、いったいあなたは誰が好きなんですか?
それを、「V・シーリン」と答えてしまうところに、 5流の自意識過剰では真似できない「凄み」がある。
>>274 ナボコフさん、あなた自身とV・シーリン以外の作家でおながいします。
276 :
吾輩は名無しである :03/03/17 20:20
ジョイス、スティーブンソン、ゴーゴリ、ロシアのなんとかかんとか。(講談社 文芸文庫から上下で一冊出してる人)、あとはポーとか。
277 :
我輩は名無しである :03/03/17 20:25
あんがいひねりないのね。ナボコフさん
278 :
吾輩は名無しである :03/03/17 22:03
シーリンって誰?
>>276 それって、「ペテルブルグ」のベールイ?
279 :
吾輩は名無しである :03/04/11 19:28
亡命時代のペンネーム=V・シーリン氏が影響を受けたという 『ぺテルブルグ』――この音楽的な言葉遊びがたっぷりの実験的 文体による象徴派作品について,どなたか露文関係者,語って いただけないですか.
280 :
我輩は名無しである :03/04/11 23:48
文芸文庫で発売中だぞ。嫁。
281 :
吾輩は名無しである :03/04/15 01:15
前スレhtml化記念age やまがた先生がトリだったのか
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
結局「透明な対象」の語り手って誰なの?
>283 解説に書いてなかったっけか?
ナボコフの「ロリータ」(本)をネットで注文して今日届いたのですが ネットの商品画像と今日届いた本の表紙が違うのです。 ネットでは映画の写真だったのに、文月信という人が描いた絵になってるのですがどうしてなんですか? 商品画像って普通、本の表紙を載せてますよね、なのでまったく理由が分かりません。 知っている人がいたら教えて下さい。 ホント厨房ですみません。
注文先に問い合わせるべし
ロリータを読み終えました。
文章は綺麗で、凄いなぁって驚きましたけど、
難しくて、よくわかんない所も多かったし、
ロリータを連れ去った人が誰か、一体何処ででてきたのか、
さっぱりだし、というか人がたくさんでてきて誰が誰かよく
覚えられなかった。ロリータがその人の名前を告げるとこに、
「抜け目のない読者なら、とうに推察できたはずの名前を。」
と書いていたけど、全然解らないし、連れ去った人の名前を聞いても
そんな人一体何処ででてきたのか、さっぱりだし、
「そうだ、私にもっとも敵意をいだく読者でさえいま味わうはずの、この
論理的認識の満足感による異様な黄金のやすらぎを生み出すことこそ、
その特殊な、倒錯した意図だったのだ」と言われても、そんなの読者である
僕には生み出なかったし、結局連れ去った人、よくわかんない人だし。。。
ほとんどでてきてないでしょう??僕はマクーだと思いましたもん。
>>121 の台詞がキューって人って書いてましたか?
ま、その台詞がキューでも、その英語が書かれてないと、微妙な会話が
わかんない。とても重要な箇所なのに、僕はこの箇所はハンバートの幻覚
だと思ってましたもの。だって、日本語だと、まるっきり違うじゃないですか。
「あんたは、いったいあの子を、どこでひろったんですか?」
「え、なんですって?」
「雨があがりそうだと言ったんです」
「そのようですね」
ね、これじゃ、さっぱりだ。幻覚だ、睡眠剤で眠っているロリータが
部屋にいて、これから其処はと行こうか、どうしようかという苦悩に
よってハンバーグの頭がおかしくなっちゃったとしか思えなかったもの。
ま、なんていうか現実なのか幻想なのか、これはフィクションなのかノンフィクション
なのか、これを書いているのは、ナボコフなのか、ジョン・レイ・ジュニアなのか、
もしくはジョン・レイ・ジュニアが、実はハンバートなのっていう落ちなのか、
なんだかとにかく不思議な感覚に陥ったのは確かです。
288 :
吾輩は名無しである :03/05/01 15:46
287は本当の中学生かな? あの小説、そこまで筋自体を読むのに困難を要するものではなかったと思うけど。 とりあえず分かるまで読み返してみることを勧める。 もしくは、だいたいの粗筋をどっかで頭に入れておいてから読み直す、とか。 ちなみに、ドリーを連れ去った男の名前自体は、ごく初期に出てくるし、作中 なんどもほのめかされてるよ。ドリーがそいつは女だって嘘ついてるところもある。
>288 いえ、年令は言えません。恥ずかしいし。。 皆さんは、すぐにわかりましたか? やっぱし国語力不足かなぁ。
290 :
吾輩は名無しである :03/05/14 20:34
『魅惑者』も確か河出だったような覚え…文庫化期待age
白水社さん、小笠原豊樹訳の『四重奏/目』をuブックスで出してください。
292 :
仲良し文学板 :03/05/27 00:21
ナボコフはリルケをカフカとくらべて 「味気ない聖像」と例えたみたいだけど、 無名のカフカをはじめに評価したのはリルケだぞ!!
あぼーん
あぼーん
あぼーん
296 :
吾輩は名無しである :03/05/28 09:56
これからも動物Aを応援してくださいね(^ー^)♪
ほしゅ
『マルゴ』1967年初版が廉価で買えてうれしい。
若島さんのサイトで、「青白い炎」が文庫化されるという話があった。 本当だろうか。
300 :
吾輩は名無しである :03/07/14 08:36
300をmate!
あぼーん
302 :
吾輩は名無しである :03/07/16 20:04
reraise-reset-retake
303 :
吾輩は名無しである :03/07/16 20:05
『青白い炎』復刊してくれないかな? むかし、筑摩の世界文学大系で読んで、むっちゃよかったんだけど、 いま絶版だし、あのサイズは読みにくいぜ。 単行本化してほしい
復刊するらしいよ。ちくま文庫。
>305 せっかく来たのなら何か語って帰りゃいいのにね<Pale Fire,Tell Fair!
(^^)
309 :
吾輩は名無しである :03/08/05 14:35
age
310 :
吾輩は名無しである :03/08/05 16:19
ロリータ、柴田氏あたりで新訳してほしい。
311 :
吾輩は名無しである :03/08/05 16:50
312 :
吾輩は名無しである :03/08/05 16:53
どろしーへいず はんばーとはんばーと
ナボコフはまってしまった。原書読んでみようかな。
>ロリータが小説の途中で実は死んでおり、小説のかなりの >部分がハンバートのでっちあげた虚構だとする説 こんな説どうやって証明すんだろ?
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
317 :
吾輩は名無しである :03/08/16 01:49
ロリータの新訳の出版ってのは、やっぱり新潮社でなきゃできないの?
318 :
いうまでもありませんが :03/08/16 07:22
>>291 ナボコフの短編は、すべて、
ほぼ、かつての訳者のまま、
『ナボコフ短編全集』で読めるのだ(作品社)
ちなみに、『ナボコフの1ダース』も『ロシア美人』も
『ロシアに届かなかった手紙』も、収載。スンバラシイ!!
>>318 短篇全集には『目』は入ってないの。訳も小笠原訳はもう少しやわらかい感じ。
320 :
吾輩は名無しである :03/08/21 23:42
『アーダ』の上だけゲトーしますた 上だけって意味ねえなあ、と思いつつ それでも買っとかなきゃいつまた出会えるかわからんので。
何の蝶々だろ?
325 :
吾輩は名無しである :03/09/27 07:07
age
ロリータという作品をありがとう
327 :
吾輩は名無しである :03/09/28 02:01
328 :
吾輩は名無しである :03/09/28 02:02
日本のナボコフ=鳩山邦夫
329 :
吾輩は名無しである :03/09/28 09:25
>>327 面白いものをありがとう。
そうか、納博科夫って書くのか(苦笑)。
330 :
吾輩は名無しである :03/10/01 21:26
331 :
吾輩は名無しである :03/10/01 23:17
『ロリータ』でロリコンのおっさんがなぜ少女を好きなのか説明する箇所。 きっと独自の生理的、感覚的、美学的、変態的なロリコン哲学を開陳してくれる のだろうと期待したら、子供のころ同年輩の少女への恋が満たされなかったからだとよ。 ケッ、くだらねえ。こんな月並みな理屈しか言えねえのか。詐欺だ、金かえせー。
『青白い炎』思いのほか早いね。 近づいたらまた、チェックよろ!!!
ポオを読んだら何がわかるんだい。
>子供のころ同年輩の少女への恋が満たされなかったから 独自の生理的、感覚的、美学的、変態的な「執心」ではあるね。
|⊂⊃;,、 |・∀・) ダレモイナイ…オドルナラ、イマノウチ! |⊂ノ |`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・∩) カッパッパ♪ 【( ⊃ #) ルンパッパ♪ し'し' ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (∩・∀・) カッパキザクラ♪ (# ⊂ )】 カッパッパ♪ `J`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・,,,) ポンピリピン♪ ((⊂#((⊂)】 ノンジャッタ♪ し'し' カパァー... ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (,,,-∀-) チョーット♪ ((と__つつ)) イーキモチー♪
|д`)
>>333 Annabel Leeってなにがいいんだか
全然わからん
海外ではどうか知らないが日本じゃ幼女・少女趣味こそが 右・左問わず体制なのれす。 熟女趣味の方がよっぽどラディカルなのであります。
340 :
吾輩は名無しである :03/10/16 00:37
341 :
吾輩は名無しである :03/10/24 07:47
342 :
吾輩は名無しである :03/10/24 19:28
わたくしの極美未使用二千円札と『青春』交換してくれる物好きな方いませんか。 田舎だということもあるのですけど、図書館にさえ見たことがない。 一体どういった内容なのか、ちょっと知りたいですね。そもそも『青春』なんて本あるんですか。
343 :
吾輩は名無しである :03/10/24 19:36
すみません、この辺で澁澤スレ見ませんか?
>>342 『青春』新潮社・1974年5月刊、渥美昭夫訳・定価1200円
帯のことばに、「革命を逃れロシアを亡命してイギリスで学生生活を送る青年マルチン
の前に出現する魅力ある浮気女ソーニャ。マルチンは彼女に限りない愛を注ぐ。
だが、やがてソーニャの裏切りを知るに及び、潔くすべてと訣別したマルチンは
無償の行為に駆られ幻の「ズーアランド」へ旅立つ。栄光に包まれた青年像を描き、
青春の真の姿を伝える長編。」とある。
青年青年青年ってうるせーなー
346 :
吾輩は名無しである :03/10/26 00:32
ズーアランド収容所群島。
347 :
吾輩は名無しである :03/10/27 01:56
ナボコフ伝(1) B・ボイド著/諫早勇一訳 みすず書房・11月中旬・7,000円・ISBN:4622070715 ナボコフの創作の「謎」を解き明かす評伝。アメリカへ亡命するまでのロシア時代、 英語作家に転じる以前の人間ナボコフを描く。第2巻同時刊。
7000円って、一冊だけじゃないよな。 た、高いよー。 うわーん、でも読みたいよー。
例の古書店で「プニン」が35000円だって。それに比べりゃ安いやね・・・(悲)。
ああ、古書闇雲堂ですね。 しっかし、ベラボーな値段だなァ。 ちくま文庫あたりで、早急にナボコフ選集(新訳ないし改訳)を 出して戴きたいものでありますな。
352 :
吾輩は名無しである :03/11/02 13:32
agetoku
ペール・ファイアは14日が発売日だが、今週末ぐらいには 店頭にならぶのだろうか。
354 :
吾輩は名無しである :03/11/07 20:39
pnin読んでるんだけど、1時間に2ページくらいずつしか進まない 確かに無茶苦茶面白いけど、知らない単語多すぎ 単語力不足でしょうか・・・ セバスチャンナイトは邦訳出てるから、原文と突き合わせて先にそっちから読もうかしら
356 :
吾輩は名無しである :03/11/21 17:18
「青白い炎」出たのにさして盛り上がってないな。 「プニン」は邦訳で読んだけど、ナボコフとは思えないくらい 読みやすくて笑える。(原文は自信なし)
ナボコフ伝も出たね。
『ナボコフ伝』、今回のは上下でロシア時代だけなんだなあ・・・。 続篇のアメリカ時代もいつか出るんだろうか。 個人でそろえるのはちょっと高価だね。図書館にリクエスト出しとこ。
359 :
吾輩は名無しである :03/11/26 12:02
俺も原書読んでみようかな 原書ではどれが読みやすい?
帰ってくれ!(プンスカ
>356 プニン買ったんでつか?
364 :
吾輩は名無しである :03/11/26 13:20
>>360 アマゾンのレヴューを読むとかなり難しそうなのですが
素人はナボコフなんか読まないでハリー・ポッターでも読んどけ
ってことですか?
ハリポタは小学生の読む本
今はまだ二巻で刊行されている短編の全集が比較的容易に入手可能だけれど どうぜ数年後には品薄になってるだろーと思う。 だからこの機会に翻訳本を横目に原著にあたって游訳ってのはどうかなと。 楽しいんじゃないかなーと。親しむってことで。 そういや、1500円で「ロリータ」のDVDがリリースされるみたいだね。 ありゃひどい出来だって留保はつくが、セラーズの演技は最高です。
「アニータ」
368 :
吾輩は名無しである :03/11/26 21:59
研究社小英文叢書286 『ナボコフ短編集』 はどうでしょうか?
ナボコフ伝のボイド氏が来日して 7日に京大でアーダの講演するみたいだよ。
京大じゃなくて、同志社。新町キャンパス尋真館2F。
新町キャンパス…まだ使われてるのか。 なつかしい。
あぼーん
ボイド氏の講演会、行ったかた、いらっしゃいますか? どうでしたか?
374 :
吾輩は名無しである :03/12/16 10:02
375 :
Lolita映画X2 :03/12/16 16:03
Lolita映画は2つとも良い。原作に忠実なのはLyneのほう。アメリカでは劇場公開できなかった。 こちらの方は5回くらい見たかな。
376 :
Lolita映画X2 :03/12/16 16:07
P.S. Kubrickのほうは母さんShelly Wintersの方が娘よりかわいいから見ていて実感がわかない。
377 :
吾輩は名無しである :03/12/16 19:55
『賜物』上下計200円で入手age
>>377 私は文庫で出たころにリアルタイムで買いましたが訳の酷さに途中で挫折しました。
紹介されて「青白い炎」買いました。 ナボコフってロリータしか知らなくて、こんなに実験的だと思わなかった。 とても面白いです。他の作品もイイの?
381 :
吾輩は名無しである :03/12/21 03:19
>>380 『青白い炎』とはまたずいぶんと尖鋭なやつを。『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』なんかも
素晴らしいですよ。
「ナボコフ伝」むちゃくちゃ面白いんだけど、詳細すぎて先進まねえ。 やっと第1部まで読んだ。父ちゃん活躍しすぎ。 年少期のナボコフについて様々な事実がかなり細かく記されているけど、 あの美しい本「自伝」を補足することはあれ、 損なうことがまったくない書き方に好感が持てる。 後の作品との関連にも折々触れられていて、 また再読したく思わせられるし。年末年始、時間がいくらあっても足りんよ。 家系のくだりに触れると特に「アーダ」が読みたくなる! 復刊せい!!
383 :
吾輩は名無しである :03/12/21 10:51
>>382 うわー! それ読みたいよ! …でも高い 。・゚・(ノД`)・゚・。
父ちゃんって決闘で死んだんだっけ?
ねえ、ナボコフってホモなの?
385 :
吾輩は名無しである :03/12/21 15:34
ナボコフの弟が同性愛者だったとう話は聞いたこと歩けど。
(犬とぼんち揚げは今いずこ・・・) (おさむは勧めるとすぐに読んでくれるな・・・)
387 :
吾輩は名無しである :03/12/21 22:49
>>382 テロリストに暗殺されたんじゃなかったっけ?
388 :
吾輩は名無しである :03/12/21 23:24
ナボコフの短編全集買ってきて、一日数編ずつ読むことに決めた。 ナボコフの作品はロリータしか読んでなかったんだけど、 それとはまたイメージが違って驚きました。 個人的に結構好き。 読み終わるのが楽しみ。
389 :
おさむ ◆UvGJoaFDw6 :03/12/22 00:24
>>387 あ、そうか! 決闘で死んだのはセバスチャン・ナイトの父ちゃんのほうでした。
現実と虚構がごっちゃになってた。…イッテキマツ。
391 :
吾輩は名無しである :03/12/23 01:02
392 :
吾輩は名無しである :03/12/23 22:58
前スレってどこにあるの?
393 :
吾輩は名無しである :03/12/24 00:53
キューブリックの「ロリータ」みた。全然萌えなかった。
394 :
Lolita映画X2 :03/12/24 10:25
Lolita映画は2つとも良い。原作に忠実なのはLyneのほう。アメリカでは劇場公開できなかった。 こちらの方は5回くらい見たかな。 Kubrickのほうは母さんShelly Wintersの方が娘よりかわいいから見ていて実感がわかない。 あれだったら母さん取るね、ということで、Lolita映画X2はロリコン度の検査に使えるかも。 Lolitaみたいな難しい本がなぜそんなに売れたんだ?と疑問だったが、Kubrick版みて疑問が解けた。 Lolitaは推理小説なのね。だから「犯人が知りたい」てことで当時の人はいまSteven King感覚で読んだんだ。
>>>現実と虚構がごっちゃになってた。…イッテキマツ。 私の頭の中もずっと混乱してます。 PushkinがOnegin書いた。(Oneginの中にPushkinも登場する。) NabokovがLolita書いた。それをAppelが注釈した。 NabokovがOneginの注釈した。 Nabokovが「KinboteがShadeの注釈した」書いた。それをBoydが注釈した。
396 :
吾輩は名無しである :03/12/24 11:15
>>394 Stephen Kingですよ。
なぜ知らないのにカナ表記しないの?
(ロリータが生きていれば・・・来週69歳になる・・・)
キューブリックのロリータはピーター・セラーズの 扮装をみるための映画ですから
ここは文学くわしい人がいるから質問させていただきます。 (この件については丸谷才一が随筆を書いているはずと思うのですが。) Nabokov「Lolita」は「唯野教授」と同じくらい面白かった。 Pale Fireは少し難しい。(日本語訳が文庫で出たのでそのうち見てみます) 日本語の小説で「Lolita」のようにパズルを解くような面白さの ある(Allusive=文学知ったかぶり)小説はあるのか? 折口「死者の書」は難しすぎる。 私は辻邦生「風越峠にて」が好きですが、内容が重すぎる。 「猿丸幻視行」は軽すぎる。
4〇〇
>>373 >ボイド氏の講演会、行ったかた、いらっしゃいますか? どうでしたか?
こういう講演は、質疑応答の部分だけ通訳が入るんですよね?
通訳やったことあります。
君はプロの通訳か?
403 :
吾輩は名無しである :04/01/02 11:07
通訳とはまた実にナボコフ的な職業だな。 ぜひ、その立場からナボコフの文学を語ってくだされ。
404 :
とりあえず :04/01/06 13:11
「Lolita」の最初の方(パリ)でフランス語がいっぱい出てくるが、 これは日本語訳でもフランス語のままが良い、と思う。
405 :
吾輩は名無しである :04/01/07 01:19
フランス語がわかる読者にとってはね。 英語でも、そういう読者しか相手にしていないんだが 日本じゃ無理だろう。 しかし大久保訳のフランス語のカタカナ表記はひどい。 オーティユって何だ。
406 :
吾輩は名無しである :04/01/07 20:43
おれも青春の通過儀礼として「ロリータ」読んだくらいだったんだけど、 一昨年「透明な対象」読んで、こんなに面白かったのかと驚きました。 で、それ以来本屋行く度に捜してみるんだけど、全然ないんですよね。 かろうじて、新品で買えたのは「セバスチャン・ナイト」くらい。 これも非常に面白く読みました。 他に、現在書店で手に入る翻訳では、どんなタイトルがあるんでしょうか? あるいは、文庫に落ちているものってどんなのがあるんですか? 「透明な対象」の役者あとがきで触れられていた遺作って、 現在日本語で読めるんでしょうか?
407 :
吾輩は名無しである :04/01/08 01:26
遺作は絶版中なので、図書館を探してくだされ。 現在書店で手に入るナボコフは(たぶん)以下の通り。 取りあえず買うべきなのは、研究社から全2巻で出てる『ナボコフ短編全集』。 『ベンドシニスター』がみすず書房から、自伝の『記憶よ語れ』が晶文社から、 『青白い炎』がちくま文庫から、『ディフェンス』が河出書房新社から。
>買うべきなのは、研究社から全2巻で出てる『ナボコフ短編全集』。 作品社ね。
>406 >青春の通過儀礼 正しい処方は「おやじの通過儀礼」かと思われ
ちくま文庫から前出てたナボコフズ・ダズンはもう手に入らないのか・・・。 まあ短編全集に収録はされているんだろうけど。
みなさん、ありがとう〜。 いろいろ貪ってみます。
>>411 あれは既に品切れみたいだね。時折、古書肆の100円コーナーにまぎれ込んでる
ときがあるけどね。
>>407 あと、小説ではないけど、みすずから出ている『ナボコフ書簡集』全2巻は
まだ絶版ではないよね。
作品社の『ナボコフ・ウィルソン往復書簡集』ももうすぐでるみたいだし。
ついでに平凡社ライブラリーの『ニコライ・ゴーゴリ』も手に入るかと。
415 :
吾輩は名無しである :04/01/08 22:31
国書から『透明な対象』も出てますよ〜。
417 :
吾輩は名無しである :04/01/15 15:16
>>404 「Lolita」の最初の方(パリ)でフランス語がいっぱい出てくるが、これは日本語訳でもフランス語のままが良い、と思う。
前後から内容が大体わかる。 外国にいて言葉が解らぬ感じを出してるのだと思う。
418 :
吾輩は名無しである :04/01/16 02:18
ロリータの新訳、頼むから出してくれ。
419 :
吾輩は名無しである :04/01/16 15:27
ナボコフは、翻訳で読んでも一切意味無いです。読むぐらいならデープラブ読んだ方がましです。 原典の英語を堪能しなければ、ナボコフ読んだ、とはいえません。ixionも同意してます。
420 :
吾輩は名無しである :04/01/16 21:05
421 :
吾輩は名無しである :04/01/16 21:37
第二種言語の小説はそんなもんだろ。
他者に対して「ナボコフ読んだ」と言うためでなく、自分の楽しみとして 読む分であれば、翻訳でも楽しめる要素は多々あると思う。 だって、言語的実験を抜きにしても、ナボコフが作る物語は十分に魅力的だし、 こういうことをこのように表すのは素敵だと感じられる部分もふんだん。 記憶が幻想にスイッチする美しい場面にも触れられるから…。 そういった魅力というのは、たとえ英語が堪能でも、感覚として読み取れ ないことってあるんじゃないかな。パズル解きばかりに熱中して、本意の 読み取り不十分であれば、逆にナボコフ読んだとは言えないのではないか。
423 :
吾輩は名無しである :04/01/17 23:50
キューブリックのロリータはいまいち。 ラインのロリータはかなり良かった。
425 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/20 18:39
さてと飯も食ったし、副作用で「自殺企図」のある精神安定剤「ジプレキサ」 でも飲んで寝るか、、はは 「自殺企図」か、、、(´・ω・`) お や す み(^o^)丿
426 :
吾輩は名無しである :04/01/20 22:17
自殺すれば解放されるなんてな甘いんじゃないか? 意識だけは死後も残ってて、ものすごい苦痛にさいなまれる ということだってあるかもしれない。 その辺のことも考慮したうえで自殺自殺ってのたまわっている のかい?
427 :
吾輩は名無しである :04/01/21 00:20
美 香 Q N W 語 録 「オイディプスの両目潰しはいつか真似してみたい」 ( ゚д゚)・∵.
428 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/21 16:07
今日、精神科行ってきました ジプレキサの投薬が2倍になりました 次回は血液検査。
430 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/22 15:16
今日フリーの就職情報誌をもらってきました アルバイトは30歳くらいまでがほとんどだね、、、〜。 俺に今できそうなことは清掃スタッフくらいか、、〜。 35歳過ぎて未経験で雇ってくれそうな場所はないし〜。 運転手関係は週休1日が多いし、、〜。 俺、社会復帰できるかな、それとも逝ったほうがいいでしょうか?
>>430 とりあえず、将来のことなんか考えるな。
病むぐらいなら、思考停止の方がよほどいい。
選り好みしなければ、37歳なら社会復帰できる。
俺の知り合いだって、高給取りから薄給までいるが、
それぞれ、体か家庭を壊している(笑)みんな一緒だよ。
37歳無職童貞自殺志願者 っていろんなスレで見るけど コピペだと思う なんなんだよいったい
けっこう特定の人が出没しそうなスレに貼り付けている ような気がする。気のせいかもしれないが…。 もう少し貼ってくれると読解できるような気もする。
434 :
吾輩は名無しである :04/01/22 20:53
このすれで自殺の話するのはもしかするとおもろいかもよ。 ナボコフ好きは個性的な人がおおいから、いろんな見解きけるかもしれん。 アラシではないです、はい。
>436 426なんていきなり霊的存在へ飛んでいたもんねー。 ナボコフ的だと思った。
437 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/23 19:35
さてと飯も食ったし、副作用で「自殺企図」のある精神安定剤「ジプレキサ」 でも飲んで寝るか、、はは 「自殺企図」か、、、(´・ω・`) お や す み(^o^)丿
438 :
吾輩は名無しである :04/01/23 21:46
>437 金縛りにかかったことある? 変な感じなんだ。体は明らかに寝てるのに起きて立って動いてる という感覚もまた確かにあるんだ。金縛りにかかった後の反応の仕方 って人それぞれらしいんだけど、俺はなぜかいつも戦ってんの。邪悪な こなきじじいみたいな、すんごい重たいやつと。 で、まあそれはいい。 なんだかさ、そういう逝っちゃった体験を繰り返してるとさ、 どうも精神はそれ自体の肉体を有しているような気がすんの。 死ぬ、つまり体が精神の抜け殻になったらすべてから解放されるなん てほんとかなって気がしてくるわけだ。 あんまし自殺に安易に頼らないほうがいいよ。第一誰がそんなこと言っ たんだ。死にかけて生き返ったやつはいるけど、本当に死んでからよみがえる やつなんて人類史上一人もいないと思う。だから本当に死の向こう側を知る 人間などいないわけだ。わけわからんものだからこそ、人がカフカを読んで あれこれ解釈するように、そこに願望を投影することもできるだろう。 しかし死に楽園を見るなんて生きてる人間の勝手な解釈だよ。貧乏が金持ちに あこがれたりするのと一緒。 死んだらどうなるかなんて、ほんとうにわからない。だから安易に死ぬって 考えは無謀だ。 と、コピペにマジレスする俺ってかっこEよね?
マジレスするところまではかっこいい。 しかし、それを自分でかっこいいと思ったらかっこわるい。
440 :
吾輩は名無しである :04/01/23 22:04
かっこEのEがとてつもなく()÷E
441 :
吾輩は名無しである :04/01/26 03:22
>>422 他者に対して「ナボコフ読んだ」と言うためでなく、自分の楽しみとして読む分であれば、翻訳でも楽しめる要素は多々あると思う。
同意。たとえば柳瀬尚紀くらいでも、どの程度 Nabokov読めてるのか疑問だ。
「英語で読まなきゃ意味ない」とか言うアフォはもちろん英語で読んでないし、
日本語でも楽しめないから単に嫌がらせ(すっぱいブドウ)を言ってるだけ。
(ちなみに私は英語でのみ読んでいる。)
Lolitaなんて数時間以内で一気に読んではじめて面白さが解る。
442 :
吾輩は名無しである :04/01/26 16:14
武田泰淳もナボコフを褒めてた。
443 :
吾輩は名無しである :04/01/26 21:54
英語でなきゃ意味がないって誰が言ったんですか? 私もいくつか英語で読んでみたけど、まぁ文のリズムや ナボコフ特有の語呂合わせなどはじかに原書で読んだほう わかるかもしれません。 けれどもあんましナボコフを韜晦だとか晦渋だとかいって もったいぶるのは正直?です。言葉遊びやほかの文学作品 からの引用っていうのはそれほどナボコフの核心ではない のではないでしょうか?気づいたなら気づいたでいいし、 気づかなければ気づかないでいい。そういうものだと思います。 また、そんなところに核心を持つ程度の陳腐な作家ではありません。 彼は、ハイ。 最近伝記や比較的初期の「キング、クィーン」などをちらほら読んで て感じたのは、意外にナボコフというのは単純な人物で、その 作品もわりかし単純(単純というのは一寸語弊があるかも…)なのでは ないかということです。貶めてるのではありませんよ。特に初期などは けっこーピュアですよね。かなり風変わりなpurityですが。 主人公も歪なくせに妙に爽やかだし。 まぁ要は、楽しんで読めればいいんですよ。翻訳しか読んでいないから といって他者に読んだといえないなんてこともないし、まして原書で 読んでるからエライとかより深いなんていうのもありえませんです。
いや、でも『透明な対象』の苦心惨憺な駄洒落訳を読んでいると、やっぱり原書で読めたほうが楽しいかもって思うよ。 こんな気持ちは『鏡の国のアリス』(だっけ? ジャバウォッキーとか出てくるやつ)を読んで以来だなあ。 ナボコフに限らず翻訳海外小説全部に言えることだけど、原書で読める人が羨ましい。
445 :
吾輩は名無しである :04/01/26 23:09
あ、あれはたしかに・・・W氏の? 「駄洒落訳」っていうのは言いえて妙ですね。 「青白い炎」が出るというのを知ったとき、 私は顔面が若干蒼白になりました。もしや、また W氏がしゃしゃり出てきて、得意満面でその駄洒落 訳をひけらかすのではくるのではないかと。 ナボコフも墓場から飛び出すぐらいの出来ですから。 でも富士川義之だったので安心しました。 W氏がナボコフものにすべて手をつけてしまったら、 (そうしかねない変な勢いがありますからね) 今はまだナボコフを知らずともナボコフファンに なりうる傾向を持っている人たちがナボコフに興味 を抱かないまま通り過ぎてしまう可能性が多々あると 思うのです。 だから単純にそういう意味合いで言うなら、 ちょっと首肯せざるを得ない・・・です・・ね。 でもこないだ読んだ佐々木直次郎訳の黒猫や ウィリアム・ウィルソンなどは原書と比べても ほとんど違和感なく読めましたけど。ほかにも 平井肇訳のゴーゴリものだとか。 ナボコフが特別日本語に置き換えにくいというの はあるのかもしれませんが、訳者によるところも 大きいのでしょうか?
446 :
吾輩は名無しである :04/01/27 12:04
いろいろコメントありがとうございます。
>>443 英語でなきゃ意味がないって誰が言ったんですか?
Shakespeare、Nabkovなどについて これ言う馬鹿な奴は多いと思いますが、ここでは、
>>419 ナボコフは、翻訳で読んでも一切意味無いです。読むぐらいならデープラブ読んだ方がましです。
>原典の英語を堪能しなければ、ナボコフ読んだ、とはいえません。ixionも同意してます。
>
>>420 >>419 同意。わかってないやつ多すぎる。
デープラブとは何? ixionて誰?
447 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/27 18:03
今日、4回目の意見書を取りに病院に行ってきました そこには「安全面を考えると職種を選ばなければならないが 定期通院しながらの就労は不可能ではない」と書かれていました。 おいおい就労不可の意見書なのにこれじゃ打ち切られちゃうよ(´・ω・`) 総合受付に行って異議申し立てました、それで本来2月に通院予定を 急遽変更そいて今週金曜日に予約取り付けました、医師に相談してみるつもりです。 まだ字も自分で書けず家族に代筆してもらってること 指の痺れが残っておりどこまで回復するかわからず自動車の運転もできない うつ病のほうでも投薬が続いており精神面でもまだ立ち直れそうもないこと 以上の理由により最長1年半の就労不可の意見書をお願いしますと言ってみる つもりです。
448 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/27 18:07
最近鬱がひどくてまともにDVDみれません ライブDVD見てても「俺、いい年こいてこんなの見て何やってんだろう」 と自己嫌悪に陥ります、そろそろモーヲタ卒業かなぁ
>>447-448 まったく板違いにスレ違いだな。
どうしてもこの板で何か相談したかったら
「何でも相談室」というスレで聞くように。
450 :
37歳無職童貞自殺志願者 :04/01/29 16:18
今日、病院行ってきました、やはり先生の話だと怪我は順調に回復してて 職種によっては就労可能という判断しか下すことはできないとのことでした 鬱の話もしたら精神科のほうでも相談されたらとのことでした。 来週精神科の通院があるのでそっちで相談してみます。 「先生、形成外科で傷病手当打ち切られそうなので鬱のほうで傷病手当 もらえませんか?」と。それで駄目なら自殺未遂前に通院していた 怪しげな精神科医に相談してみます。
>>445 あ、誤解されてるかもしれないから釈明しておくけど、若島さんの訳全体を
指して「駄洒落訳」と貶しているわけじゃないですよ?
単純に駄洒落の翻訳は難しいことであるなーぐらいにとっておいてください。
日本語って韻を踏むのにあんまり向いてないんじゃないかと個人的には思っているので。
452 :
吾輩は名無しである :04/02/05 22:00
ナバァカフ読むやつはクズ。俺がこのスレのルールだ。
クズと呼ばれても好きで読むからまるで平気!
454 :
吾輩は名無しである :04/02/10 17:47
文學界に佐藤亜紀によるボイド『ナボコフ伝』の書評が載ってる。
あぼーん
456 :
吾輩は名無しである :04/02/10 20:48
>>454 ボロクソにけなしてたね。
最初にナボコフ読むんなら、
ヨーロッパ文学講義かロシア文学講義なんかが
いいと思うけど。
>456 どういう切り口でボロクソ?
458 :
吾輩は名無しである :04/02/11 21:27
ボロクソっていうより、小説家佐藤亜紀ではなくひとりの熱心なナボコフ読者による ボイド著の隔靴掻痒の感を述べた文章であると私は読んだけどなあ。
459 :
吾輩は名無しである :04/02/12 03:28
トゥートゥートゥマシェリーの人?
460 :
吾輩は名無しである :04/02/29 02:12
ロリータ読み始めたけど、第1部、1の書き出しの数行に、しびれた。 「ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむ。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。 舌のさきが口蓋を三歩進んで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。 朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ四フィート十インチの彼女はロだ。 ただのロだ。スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。 しかし、わたしの胸に抱かれるときの彼女はいつもロリータだ。」 これはかなりの名書き出しではないか? しかし、この人の文章は繊細というか緻密というか偏執狂的というか、 映画から入ったんで、とにかくこの細かさにはまいった。 ちょっと読んでいくのがしんどそうだ。
461 :
吾輩は名無しである :04/02/29 02:57
>>460 デイヴィッド・ロッジが『小説の技巧』で取り上げてますね。
その冒頭だけでも、原文を参照してみるとよいかも。
ナボコフの魅力の一端が窺えると思います。
僕は佐藤亜紀先生の講義にもぐりたい。
あそこでは、ナボコフの美味しいいただき方が、
教授されているはずだ。(年度にもよるだろうが…)
462 :
吾輩は名無しである :04/02/29 11:58
>>460 そこ、ポーの詩をもじってるらしいですね。
若島正の本にそう書いてあったと思います。
ところで、ナボコフってポーを評価してるんですか?
詩人としては三流とも言われてますけど。
ポーがロリコンだからこの小説に使っただけ?
>詩人としては三流とも言われてますけど。 言われてますけど、じゃねーよ。 言われてるから軽々しく三流なんて暴言吐けるわけだ。 そんな奴がナボコフスレ、いや文学板にだって来るなよ。
まじめな話、金原ひとみとかワタヤリサよりも 面白い作家なのですか?スレを見てるうちに 興味が湧いてきたのですが、カルト作家でしょうか? 今度本屋で探してきます。
465 :
吾輩は名無しである :04/02/29 21:57
綿矢にはかなわないけど、金原とはガチ。 まあああいう系だよ。
466 :
弧高の鬼才 ◆W7fyJoqOQ. :04/02/29 22:02
映画のロリータはまるでだめ。 詩的なものを詩的にとっちゃいかんのよ。 たとえば、町田康原作の映画が一貫して退屈なのも、その原理と関係している。
467 :
吾輩は名無しである :04/03/01 10:16
>>463 たとえば、川本 皓嗣 「アメリカの詩を読む」(岩波セミナーブックス)のP53.
<ポーの詩では往々にして、ロマンチックな「効果」を上げるためでしょう、
テーマやイメージや詩語があまりにもおどろおどろしく、
脚韻や頭韻やリズムがしつこく耳につきすぎるという難点があります。
意図的な計算が、ときにわざとらしさを生むわけです。
そして、イギリスの読者にはどうしてもそれが気になるようです。
イギリスの作家オルダス・ハックスレーは『文学における下品さ』という文章で、
フランスでのポー人気に触れながら、「エドガー・アラン・ポーは大詩人だったのか。
英語圏の批評家ならば、夢ともそうとは思うまい」と書いています。
ポーの内容は洗練されているが、下品なのは形式だ。
「どんなに繊細で高尚な人間であっても、五本の指全部にダイヤをはめているのは
許しがたい」というのです。
468 :
吾輩は名無しである :04/03/01 10:18
これが、アメリカ詩人ポーの払った代償です。しかし、逆に言えば、 ポーの詩は外国人にとって、英詩のさまざまな魅力が捉えやすく、 味わいやすいという点で、格好の入門書の役割を果たしているとも 言えるでしょう>
469 :
吾輩は名無しである :04/03/01 10:22
以上、
>>462 でしたけど、昨日の書込みの中の
>若島正の本にそう書いてあった
は間違い。富士川義之「ナボコフ万華鏡」(芳賀書店、P.46)でした。
470 :
吾輩は名無しである :04/03/01 10:46
ポーの詩が理論から組み立てられたものでありながら近代詩とはなりえず また華美に過ぎるってことくらい定評だろ。問題はてめーがそれをさも 既成事実のように「らしい」なんていい加減な引用して肯定してる事だよ。 そんなんでほんとにナボコフの研究成り立つのかよ。
>470 言い草がしつこく耳につきすぎて下品です。
的は射てるけどね
473 :
吾輩は名無しである :04/03/01 12:35
>>470 『詩人としては三流「とも」言われてますけど』
って書きましたけど、これで肯定してることになるんですか?
にしても、どうしてそんなに喧嘩ごしなの?
それより、ナボコフのポー評価を教えてくださいよ。
らしい 言われてます 教えてください おまえの研究姿勢はまさしく引用の引用の・・・・・・・だな。
475 :
吾輩は名無しである :04/03/01 22:01
age
476 :
吾輩は名無しである :04/03/02 00:16
「フィアルタの春」、美しい。
>465 綿矢にはかなわないけど、金原とはガチ。 まあああいう系だよ。 昨日書店でナボコフの本見つけたんで少し 見てみました。まだ詳しく読んでいないので わからないのですが、金原をもう少しややこ しくしたような作家なんですか? あの時代に「ロリータ」を主題とする大胆さは たしかに金原における「スプリットタン」と 同じようなセンセーションだったんでしょうね。 それにしてもロリータって、かなりエロそう(笑) 今度、勝ってみようかと。
>464,477 天然?
>478 いや、特に天然ではないと思いますが。どの辺が おかしいのですか? 本もよく読みますし。外国の作家も好きで、フォー サイスとかクランシーなどの、難解なやつも最近読みは じめていますよ。 でもナボコフはこれからです。(ウラジミールなんで 英語ならUladimeerと書くのかと思ったら、頭文字は Vなんですね。ちょっと意外(藁 では。
480 :
我輩は名無しである :04/03/07 14:38
フォーサイスとナボコフを同列で語るってのが 斬新だわな
>481 ???ちょっと心外です。自分としては、 個人的情報を披露したにすぎないからです。 頭悪いとかいいとかすぐ決め付けるのは、 いわゆる『大人』だけだと思います。 果たしてナボコフはそんな『大人』だった でしょうか?
>>482 失礼しました。
それよりポーの詩を下敷きにしたナボコフのように
>>479 の文章を改変して、コピベしていいですか?
あちこちで使えそう。
484 :
我輩は名無しである :04/03/07 15:42
>>482 つっこみどころ満載だな、お前。
というかつっこみどころしかねぇよ。
あー、ナボコフが久々にあがってると思いきや、 ダメじゃん。
482ものすごい面白いなあ
>486 持ち上げすぎです
488 :
吾輩は名無しである :04/03/07 19:07
若島いい加減にしろよ
482にコテOの匂いがぷんぷん
490 :
吾輩は名無しである :04/03/08 19:53
491 :
吾輩は名無しである :04/03/08 23:00
つまり464の言ってることは↓ということでいいですか? いや、特に天然ではないと思いますが。どの辺が おかしいのですか? 本もよく読みますし。日本の作家も好きで、浅田 次郎とか京極夏彦などの、難解なやつも最近読みは じめていますよ。 でもハニワユタカはこれからです。(ハニワなんで 漢字なら埴輪と書くのかと思ったら埴谷、そして 本名は般若なんですね。ちょっと意外(藁 では。
>>483 いえ、こちらこそ失礼しました。ちょっとムキになってしまったようで。
こんなことに目くじら立てるようでは、僕もいわゆる『大人』になって
しまいますね(遠い目線)。
>>491 ちょっと呆れています(笑)・・
正直天然扱いは腑に落ちませんが、まあかまいません。その手の煽り
はスルーさせてもらいます。
ところで今日大学の図書館でロリータを借りてきました。読み終わ
り次第感想を書こうと思います。
香ばしい奴がきましたね〜
492は糞喰らって寝てろや
天然なのかどうか一番気になる箇所は
>>477 あの時代に「ロリータ」を主題とする大胆さは
なんだけど。ここ、上手いな、と思ってたんけど・・。
実はものすごいインテリがバカを装っている可能性を 俺は未だに排除できずにいる…。 わざとバカな書き込みすること、みんなもやるでしょ?
しかしここまでやるのがインテリ故なら、 そんなインテリにはなりたくないなあ。ストレス多そう。
文学板は、いや文学界も、さして頭の良くない人でも バカぶる人が多いことが問題だと思います。 まだバカが悧巧ぶる方が許せると思いますが、 ナボコフが気取り屋と非難されたこと同様、 賢明なる諸兄はどうお考えでしょうか。
499 :
吾輩は名無しである :04/03/10 21:53
頻出する『大人』てのが妙に気になるんだけど。 こいつアホだろ
500 :
吾輩は名無しである :04/03/10 22:06
>500 あり得ないだろ
ソローキンにすんごい退屈な作家よばわりされてたな。 ナボコフ、ソローキンみたいな流行作家の評価にまけるなよ!
503 :
吾輩は名無しである :04/03/12 20:37
>>502 マジで?ソースはどこですか?
ナボコフ嫌いはマジだったとしても、ソローキンの「ロマン」
はかなりよかった。
ロリ面白いな。 読んでてゲラゲラ笑っちゃうよ。 ハンバート・ハンバートって名前からしてギャグだし 最高だな。
青白い炎でしたっけ 左ページが英語ですが 読まなきゃだめですか
506 :
吾輩は名無しである :04/03/16 14:29
ナボコフ短篇全集がブックオフで売ってたのだが買いですか?
>>503 『ロマン』はいいよね。
『四人の心臓』とかも訳してくれないのかな。
509 :
吾輩は名無しである :04/03/16 14:43
「ロリータ」は、最初読んだとき悲劇かと思ったけど 『ドンキホーテ講義』を読むと、 小娘にたぶらかされる中年男をバカにして読むものなのですね。
511 :
吾輩は名無しである :04/03/17 00:11
>>508 でも完全なナボコフ嫌いじゃなさそうだな。
昔はあこがれたけど今は違う!みたいなノリとみた。
>>510 悲劇と取るか、喜劇と取るか
それはその人のロリ度次第ということです。
513 :
吾輩は名無しである :04/03/19 03:09
「ドンキホーテ講義」もっと読まれてイイと思うけどなァ
でも絶版になっちゃったね。
ロリータ読了記念あげ。 読むのは大変だったけど、なんというか、深いです・・・ 純愛ですね。
516 :
吾輩は名無しである :04/03/21 13:57
The Last Lover in Lolita
464に爆笑。
>517 好きな作家が幅広く愛されていくって、嬉しいことだよね(ニガワラ
519 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 18:29
鯖移転にともない、スレのならびが不規則になったようで、このスレが下から50に入っています。 たぶん大丈夫だとは思いますが、念のため、あげておきます。
>518 このスレの方たちは歯にものが挟まったような言い方ばかりですね。 一体、感想を述べることの何が爆笑だというのでしょう? ロリータですが、あれは紛れもない純愛だと思います。 そしてハンバートの悲劇は、成人が子供を恋することを禁じられた 国にいたことに起因します。もしもハンバートにもう少し想像力 があれば―たとえば今の日本のように性の規制の少ない国へ逃げた ならば、ハンバートとロリータの二人の恋の結末はまったく違った ものになっていたでしょう。結婚し、いつも笑いの耐えない幸せな 家庭を築いていたにちがいありません。その辺がむしょうに悲しい です。 この物語の根底には、国によって制度や法律の違うんだぞという、 なんというか深い、難しいテーマが秘められているようにも思えるの ですが、果たしてこの考えは穿ちすぎでしょうか。 ああ、いい恋してー!!
521 :
吾輩は名無しである :04/03/24 22:22
>464 ウン、穿ちすぎだね
522 :
吾輩は名無しである :04/03/24 22:52
>520 つか、ローはハンバートに全く恋してなかったし…… むしろ弄んで利用してただけだし……
>>520 すいません、やっぱり爆笑します。
ロリータ読んで、これほど読めないなんて...
厨房って言葉が心の底から浮かぶのが久しぶりです。
ネタだったらすいません。
やっぱナボコフ読みって選民意識が強烈だね
>>524 いやいや、464は稀に見る誤解野郎。
>成人が子供を恋することを禁じられた
>国にいたことに起因します。
子供に手を出すなってあったりまえだおい。大丈夫か。
ハンバートは日本に来たってかわんねーよ。問題はハンバートにあるんだから。
いや、仮にハンバートが日本に着たとしたら、オタクまっしぐらで終わりな気もするが。
526 :
吾輩は名無しである :04/03/25 09:40
アイン・ランド 『水源』がもうすぐ出るらしいけど、 どんな感じの作家なんすか? ナボ信者なら詳しいと思うけど。
amazon.co.jpで山形がレビュー書いてるよ。<ランド Fountainhead
やまがたのレビューより引用。 「本書を読んで感動し、ランド支持者となる多くの人は、 自分こそはこの優秀な側の人間だと思っています。でも実際には、 多くの人は自分が思っているほどは有能ではなく、社会的な評価の低さも 実は単なる分相応だったりする場合がほとんどです。 本書を絶賛する人は、いったい自分がランドの世界で どこに位置づくかをよく考えてみるべきでしょう。」 これ出版されたとき、けっこう楽しみだな。 だれがどんなレビュー書くのか。
>だれがどんなレビュー その節はぜひ464さんにここに書き込みを願いたいものです。 あー、楽しみ
464さんにはネタだとしても、そのキャラぜひ貫いてほしい ものです。 途中から急に「オレは実は文学知ってる、知識ある」みたいに 書き込み出したバカ雑談コテがいて、えらく失望しました。 韜晦の徹底が素敵です。
なんか
>>464 は、憎めない奴だけど(ネタで書いて無いとして)
>>523 のような奴の方が腹立つなぁ。
むしろ、
>>523 の方が厨房って言葉がぴったり。
そこまで言うなら、オマエがロリータついて語ってみろと。
533 :
吾輩は名無しである :04/03/25 20:25
ほめられてるのか貶められているのかよくわかりませんね。 ちょっと心外です。 まじめな話、僕の見解に対する意見を述べてもらいたいところ です。これでもいちおうミステリ板でコテやる(やっていた、 ですね。今はやってないので)ぐらいなので、読みには相応の 自信があるつもりです。
もてなそうなオタク学生みたいなのばっかだな
もういいよ、つまんないし。 話題を戻そう。
537 :
吾輩は名無しである :04/03/25 22:22
532路線はシカトが一番。 ナボコフといえば記憶記憶とこぞって言われるが、 彼はなぜあんなに記憶に固執するのか、この辺の 問題が実に粗雑に扱われている気がする。 たとえばナボコフ万華鏡では、富士川氏は 「過去を再創造するためである」と述べている。 でもこれって、要は何も言ってないに等しいよ。 何じゃそりゃ?って感じだ。記憶の先に彼が何を 見てるか?まったり話し合いたい。
538 :
吾輩は名無しである :04/03/26 00:50
>>535 え、俺?25だけど。
つーか、レス返せない
>>523 =
>>537 ?がなんか憐れですねw
自分の意見を述べないで、人を見下す事しかできない
523に464を貶す資格は無いでしょ。例え464の意見が稚拙だとしても
まあまあ、ここでインテリ気取っていきがるしかする事ない暇な人たちですから。
540 :
吾輩は名無しである :04/03/26 19:54
watashi,Lolita to mousimasu
一応ミス板でコテやるぐらいなら、ナボコフわからないのはともかく 綿矢や金原が面白い純文学の代表みたいな言い方しないと思う。 やっぱりネタ(ry
そんなに見当違いなことを言ってますか? 解釈の仕方はいろいろあって、どれか一つが 絶対的に正しいということはないと思います。 根拠もなく、稚拙とかいうのは幼稚園児のする ことです。僕の敬愛する歌手は決してそんな事 はいいません。それに、僕はよく周りからは 「鋭い男」と呼ばれたりもします。自分では何 我鋭いのかよくわかりませんが。 でも、まだ一つしか読んでいないのでカルト (カルトだけに藁)作家ナボコフの全貌を掴み きれていないというだけかもしれないです。 時間があれば、別のものも読んでみたいと、思う のですが、何か、ビギナー(バンドだっつーの!) にお勧めの作品はありますか。
> そんなに見当違いなことを言ってますか? はい。ものすごーく。 >解釈の仕方はいろいろあって、どれか一つが >絶対的に正しいということはないと思います。 はい。ただ一般性のない解釈というのはあるし、見当はずれ の解釈というのもあるのです。絶対的に正しいものはなくても、 92%くらいまちがってる解釈というのはあります。あなたのは それです。 >根拠もなく、稚拙とかいうのは幼稚園児のする >ことです。僕の敬愛する歌手は決してそんな事 >はいいません。 よほど暇な歌手か、あるいはバカは相手にしないだけでしょう。
>それに、僕はよく周りからは >「鋭い男」と呼ばれたりもします。自分では何 >我鋭いのかよくわかりませんが。 たぶんあなたは「周り」の人間を選んでいるのでしょう。 無意識のうちに。 >時間があれば、別のものも読んでみたいと、思う >のですが、何か、ビギナー(バンドだっつーの!) >にお勧めの作品はありますか。 (バンドだっつーの!)のあたりのあほさ加減にはほほえましいもの があります。ナボコフは作家のための作家と言われることが多く、 そもそもビギナーが読むものではありません。 どうしてもというなら「青白い炎」をお勧めします。というより 現在これ以外になかなか入手しやすいものがありません。
あと「セバスチャンナイトの真実の生涯」 若島正おすすめのナボコフ入門。
>解釈の仕方はいろいろあって、どれか一つが
>絶対的に正しいということはないと思います。
こういうことを言う奴は間違いなく利口じゃない。
利口じゃない俺が言うのもなんだが、
そんな風に全否定するんなら一言も発するな。
それに、価値観というレベルで語る事ができるのは一握りの人間だけだと思う。
俺はそのレベルまで達していない。間違いなく
>>464 も。だから黙っとけ。
>>545 だめだよ、そんなわかりやすいもの勧めちゃ。「青白い炎」で
464が目を白黒させたあげく、どんなことを書いてくれるかが
見所ではないの。
スマソ
>547 しっ! 「目を白黒」なんて書くと 逃げちゃうよ。たのしみを 奪わないで!
「青白い炎」でしょ? あれほど心を締め付けるラブストーリーもないと 思うんだけれどな。故郷ゼンブラへの愛と、失われた恋人のへの愛を胸に 秘めて失意の日々を送る主人公。ぼくは読みながら涙が止まらなかった。 朗々と歌い上げられる一片の詩から謎があらわれてくる様は、ミステリー小説の 謎解き的要素もあるし、ラストで明かされる衝撃の事実は、赤川次郎にも負けない ものだと思う。それにやっぱり、あの小説の社会性は重要でしょう。もし主人公を 追い立て、恋人と生き別れにした戦争さえなければ、二人はどんな 生涯を送ったことだろう……そういう意味では、悲痛な反戦文学ともなってい るし、いまのイラン戦争の状況も連想させて深く考え込まされる。 やっぱ Love & Peace! 戦争反対! 自衛隊はイランにいくのはダメ! そういう意味でナボコフ文学の白眉といえる作品だと思う。
そろそろボロが出てきた予感。
いつからここはネタスレになったんだ?
けっきょくかれはおさむけんごはんですか?
554 :
我輩は名無しである :04/03/28 14:00
別人なのか。
>544 >ナボコフは作家のための作家と言われることが多く、 そもそもビギナーが読むものではありません。 そうですか。僕も一応は作家(志望ですが、間もなくなる つもり)なので、だったらむしろうってつけだと思います。 「青白い炎」ですか。猟奇的なにおいのするタイトルですね。俳優の 佐野史郎とかに似合いそう。こんど見つけたら買うかもしれません。 でも「セバスチャンナイトの真実の障害」のほうがとっつきやすいのですかね? >553 おさむけんごはん・・? 言葉の意味がわかりません。その言葉はチャネラー用語ですか?
春ですね。
bebe
>557 胸が切ないです。
560 :
吾輩は名無しである :04/04/14 20:00
きぐしねいです
561 :
吾輩は名無しである :04/04/14 20:31
ホラー版のロリータを構想中の作家志望ですが 何か要望はあるますか?
562 :
我輩は名無しである :04/04/15 23:38
ならまず冒頭部分書いて見れ
563 :
我輩は名無しである :04/04/15 23:40
ナボコフの美的悦楽というのはいわゆる「大洋感情」 であると考えていいの?
564 :
吾輩は名無しである :04/04/15 23:42
朝はレースの縁取りのあるカップに、あなたの血を注いで 絞り立てのミルクと一緒にいただくの。
565 :
我輩は名無しである :04/04/15 23:49
それって冒頭?
なんかワロタ
>564 くちびるをすぼめてひとくちすすると鉄の香りがして、うん、これなら きょうは血圧が上がって貧血でくらくらしないわって思えちゃう。
568 :
吾輩は名無しである :04/04/16 19:47
あさましきは、 人間の血を欲しがるとは。 でも、座った電車のシートから立ち上がれない。 朝の低血圧、 通勤電車。 もうすぐ、目的の大手町駅に着くのに。 このまま乗り過ごしたら、 わたくしはわたくしは、 会社に遅刻してしまう。 目前の女子よ、 尻にピッタリフィットしたズボンに、 パンツの線がくっきり浮き上がっている。 そこな婦女子よ。 ふり向くでない、バックシャン。 わたくしよ、 目を釘付けにせよ。 血圧を上昇させるのだ。
569 :
吾輩は名無しである :04/04/16 19:49
ホラーロリータ路線でがんばったつもりだが 何か違ったような気がする。
春になり、女性の薄着も目にまぶしいこの頃。 形のよいバストラインに、引っかかり引っかかりしながら、 「いやいや寄せてあげているのかも知れぬ」 うぬぬ、素で見せてみやがれと冷静にもの思う自分がいる。
571 :
吾輩は名無しである :04/04/16 21:41
↑ ホラーロリータ?
572 :
吾輩は名無しである :04/04/16 21:49
寄せてあげるとは小賢しい。 足のラインから目線を上げていって、 首の上に達する勇気があるか君には。 その顔以外は合格に近い女は。 顔よ。 顔なのよ。 ごめんね、君はとてもいい人。 顔が嫌いなの♪
573 :
吾輩は名無しである :04/04/16 21:49
↑ ホラーロリータ?
574 :
吾輩は名無しである :04/04/16 21:56
↑↑ ホラーロリータ??
575 :
吾輩は名無しである :04/04/16 22:05
>>563 >ナボコフの美的悦楽というのはいわゆる「大洋感情」
>であると考えていいの?
瀬戸内海のような内海は汚いから
桂浜で太平洋を望み
いと高らかに人生を嘲笑せよ
(ああそれじゃ美香と一緒だ)
やめた
朝の痛勤電車で
女性の曲線に耽美せよ
人生は芝居だ
と思ううちに沸々と湧きあがる感情
それだよ
576 :
吾輩は名無しである :04/04/16 22:15
↑ ホラーロリータ?
577 :
我輩は名無しである :04/04/17 02:01
ブルージーロリータもみてみたい。
愁いに沈んだ顔でトイレから出てくる朝。 華麗な排泄行為を追及し続ける朝。 朝は必ず来る。 明けない夜などない。 夢見る朝。 探し続ける朝。 腸を洗い流すようなすがすがしい朝。 強制してはならない。 薬に頼ってはならない。 ふんばってふんばって、 華麗に洗い流す朝のすがすがしさ。 文学は排泄行為ではない。
579 :
吾輩は名無しである :04/04/17 10:55
バカだ。 向上心のないものはバカだ。 食の細いものは文学に向かない。 声の小さいやつは文学に向かない。 食え。 食わないやつはだめだ。 と教授は言った。
俺はハードボイルドなんだぜ。 と白石徹は言った。 あらでも卵は3分30秒きっかり茹でるのね。 それって半熟だわ。 今日からハードボイルドにするさ。 ばかね。 ハードボイルドなんて子供味よ。 バカ猿を見ると礼儀を教えてやりたくなるのが 北川恵美子の欠点であった。
581 :
吾輩は名無しである :04/04/17 10:57
↑ ブルージーロリータ?
582 :
閑話休題 ◆pfBNin7rJs :04/04/17 11:00
快食快眠快便は文学の基本である。
創作文芸板のゴミは消えろ。クソが。
584 :
吾輩は名無しである :04/04/17 11:40
↑ ブルージーロリータ?
manse-
みんな楽しんでるね、ニヤニヤ
587 :
吾輩は名無しである :04/04/22 23:05
セバスチャンナイトを読み始めました。ナボコフの小説は、初めてです。
Nowhere manって新しい小説知ってる? 「ナボコフの再来」と各誌で絶賛され、 島田雅彦も手放しで褒めてた。 俺も読んだけど、確かに似てる。細部の 記憶に対する偏愛、執拗な言語感覚、 全体主義に対する冷淡さ、無関心。 ドストエフスキーやフロイトを鼻で笑う点、 何気ないところに暗号を見出そうとする 描写。似てるというか、パクリ?でもパクリにしては クォリティーは高い。でも素直に称賛する気 に一向になれないのはなぜだろう? まだ全部よんだわけじゃないが、何か腹立たしささえ 感じる。皆さんの意見聞きたい。
589 :
吾輩は名無しである :04/04/23 18:45
>589 そう、ヘモンだ。一読の価値はあるかとも思うよ。 そのリンク先チラ見したらナボコフやコンラッド と比較してあったみたいだけど、コンラッドはないな。 ヘモンはあざといくらいナボコフです。
591 :
吾輩は名無しである :04/04/23 23:47
邦訳もナボコフ作品並みに問題あるということはないのか?
>>590 うーん、そうか。ますます読みたくなってきたよ。
>>591 なんだ、翻訳が出てたのか。情報ありがd!
594 :
我輩は名無しである :04/04/26 20:19
で、464は?
>594 4月はいそがしかったようですね。
596 :
吾輩は名無しである :04/05/08 13:29
最近、大江健三郎のナボコフマンセーっぷりが凄いな。
597 :
吾輩は名無しである :04/05/08 21:52
若いころはオレは違うとつよがっても、年取ると ロリーター根性のおとこども...
598 :
吾輩は名無しである :04/05/08 23:21
漏れもインポケットの大江インタビューで見た。 アーダとか読んでるって。
600 :
吾輩は名無しである :04/05/09 12:43
今月号の新潮の巻頭エッセイもナボコフマンセーですよ。 アーダを「古本屋で見掛けることもあるけどちょっと高い」と書いてるのを 見たときは、さすがノーベル賞作家と思ったけどね。 あれはバカ高いが正解かと。
ナボコフという、いまや二十世紀最大の小説家と書かれた広告を見ても あまり違和感のない大作家に、しかし正面から向き合ったのは、五年前からだ。 『ドン・キホーテ』についての篤実かつ奇矯な講義をおさめた大きい本を プリンストンの書店で見つけ、つい買ったのに始まって、いまでは鱗翅類の 研究をめぐっての本を除き――当然のことながらロシア語の本も除く―― それ以後目についたものを手に入れなかったことはなく、読み通さなかったこともない。 まだ学生だったはずだが、『ロリータ』の翻訳を読んだことは確かなのに、 むしろそれが災厄をなして、私はナボコフを軽視してきた。このようにして ナボコフを熟読するようになってから、私は信頼するロシア語の専門家の女性を 新聞社のパーティーで見かけ、そういうところも自分の子供じみたところだが、 早速ナボコフの話をしようとして、敵意のこもった反応を引き出した。そのこと自体が、 彼女への敬意を、複雑なかたちにであれ深めることにもなった。つまりは歴史のなかの ナボコフの一筋縄でゆかないところをよく知っている人にちがいないのだから。 『ロリータ』にしても――その翻訳の新潮文庫がなお生きている以上、ここで そうしたことを書くのは礼を失しているが、続々現れている優秀なナボコフ研究の 若手によって訳し直されることを望む――私はアルフレッド・アッペル・ジュニアの 註釈付きテキストを手に入れて、初めて心から楽しむことができた。 活字が大きく老眼鏡がいらないので、水泳のクラブに行く電車のなかで読む本 にしていたが、隣り合わせて座った若い人がひとりならず怪訝な表情を示すので、 手製のカヴァーをかけたものだ。 「難関突破(ブレックスルー)」 大江健三郎 新潮6月号
602 :
吾輩は名無しである :04/05/12 22:52
オーケン、また文体変わってきたかな?
603 :
吾輩は名無しである :04/05/13 22:35
新訳を出して欲しい、という部分には同意。
いい翻訳仕事できる人いるのかな?ナボコフって日本語翻訳者には 恵まれてないかも。翻訳で読むなっていわれそうだけど・・・。 最初に買ったナボコフが翻訳最悪の「賜物」だったんでよけいそう思う。
http://www10.plala.or.jp/transparentt/maruya.html 丸谷才一
「樹影譚」 『樹影譚』所収 文藝春秋 1988年
そこで、樹の影をあつかつた、ナボコフの作だと思ふ短篇小説のほうだが、うろ覚えで言ふとこんな筋だつた。
主人公は中年の小説家で亡命ロシア人。壁に映った樹の影を見ると異常に感動するたちである。自分のこの癖ないし趣味は何に由来するのかといふのは、長いあひだ彼の関心事だつたが、いくら考へてもわからなかつた。
それから話がいろいろあつて(このへんはきれいに忘れてしまつた)、多年、欧米を流浪したあげく、どうしたわけか故郷の家に帰り、なつかしい子供部屋にはいる。
### 実はまだまだナボコフについての話は続いていきますが、この辺で。上に引いた部分ですでに存在しないナボコフの短篇をひとつ作ってしまっているわけですが(はるかに遠い出典は『ベンドシニスター』の一節ではないかと思います)、
この作品はナボコフへのオマージュであるとともにナボコフ論でもあり、ナボコフ的に凝っていて、ナボコフに関するところを抜き出しているときりがありません。未読の方はどうぞ作品をお読みください。
607 :
吾輩は名無しである :04/05/24 00:25
『ロリータ』の中でセックルはしてるんですか?
セックスはしてるけど愛のあるセックスはできてないよ。
609 :
吾輩は名無しである :04/05/24 21:07
実際、12歳とできるもんなんですかね? 入るの?痛くないのかな?
610 :
吾輩は名無しである :04/05/25 00:08
処女じゃないし。 でも翌日がにまた歩きしてた。
歴史的に見たら女の子が12才でセックスなんて当たり前のこと。
この写真を見たら納得できるでしょう。
ソースに画像あり
http://eizo.tea-nifty.com/ganbare/2004/05/post_22.html 学校の卒業式に着ていったドレスの露出度が高すぎるという理由で、少女が卒業式から追い出された。
彼女の通っていたのはカトリック系の学校だった。
追い出されたのはダニエル・フクアちゃん(13歳)で、「私の着ていったドレスが悪いなんて少しも思わないわ。
なのに校長先生に露出しすぎ!と言われて家に帰るように言われたの。それで泣きながら家に帰ったの。」と話している。
彼女の母親は、「あのドレスが私が買ってあげたのよ。おかしいところなんてないわ。
ダニエルが歳の割には成熟してるから、”見せすぎ”と思われたに違いないと思うの。」と話した。
さらに、「確かに・・胸の谷間が見えてるわ。でもね、ダニエルは大きいから
・・そればっかりは私にはどうしようもないことだわ。」と付け加えた。
これに対し、学校側関係者は「私達はカトリック系の学校なのです。あのドレスは露出度が高すぎて卒業式には合わない服です。
ダニエルさんを追い返したのは間違った判断とは思っていない。」とコメントを発表している。
また家族宛に、「カトリック系学校は服装に独自の基準を設けています。
我が校では、胸の谷間が見えてしまう服装は着てはいけないことになっています。」という内容の手紙を送った。
セクシー過ぎたダニエルちゃんは、「学校は過剰に反応しすぎだわ。わざと卒業式にも出られないような、
禁止されているデザインのドレスを着ていくわけないじゃないの。」と訴えている。
ソースに画像あり
http://eizo.tea-nifty.com/ganbare/2004/05/post_22.html
612 :
吾輩は名無しである :04/06/12 02:06
コーラを飲んだ感想を文学的に表現しようスレで文体模写をしたんだけど 誰も気づいてくれないみたいでさみしいので本家ナボコフスレに自主転載。 158 :コカコーラ・コカコーラ :04/06/08 20:28 コーラ、わが心のともしび、わが肉のほむら、わが罪、わが魂。コ、ー、ラ。舌の上を はぜるように口蓋をふるわせ、三秒後に軽く歯に沁みる。コ。ー。ラ。 朝、ソックスを片方だけはきかけて立って飲む350ccの彼はコだ。ただのコだ。ゲップを はくとコーだ。アメリカではコークだ。正式にはコカ・コーラ。しかし、私の胃をもたれ させるときの彼は、いつもコーラだ。 彼はなにかの麻薬なんじゃないだろうか?そう、たしかにそうだ。じっさい、ある夏、私 があの最初の炭酸飲料を愛さなかったら、コーラは、まったく存在しなかったかもしれない。 海辺の、ある公園でのことだ。あれはいつのことだろう?そう、あのときから、コーラが生 まれるまでに、ほぼあの夏の私の体重分だけ肥満した計算になる。デブというものは、かな らずこのようなひねった文体をこねまわすものと思っていいだろう。 消費者のみなさん、販促物件第一号はかの暗黒液体が_あやまり伝えられているかの安価で 謎めいた製法をもった暗黒液体が、かねてうみだしたものである。このかなりつきでたお腹を 見ていただきたい。
ハンバート・ハンバートだな。やるね。
614 :
吾輩は名無しである :04/06/12 18:12
ナボコフの「文学講義もの」は面白いですか?
ウンベルト・ウンベルト
612 GJ!
長編小説 「ユリシーズ」 の (一分で読める)あらすじ:
朝、スティーブン起きる、同居人の男2人とお話する。少し険悪。ダブリンをうろつく。
朝、ブルームとモリー(奥さん)起きる、ブルームはダブリンをうろつく。
浜辺へ行って女の子の脚を見ながらオナ二ーする。
発射と同時に花火。<ー これが前半のクライマックス
モリー(奥さん)は町で浮気。
もう夜。スティーブン(S)とブルーム(B)は酒場で酔って騒ぐ。いろいろな妄想。
Sは船乗りに殴られる。Bが助けて、一緒にBの家に帰る。二人で立ちション。
モリー(M)がSを見て、「まあ、若くていい男ねえ」
Sは帰る。
BとMは逆むきでベッドで寝てる。BがMのお尻にキス。
最後の章はテンもマルもないMの回想というか意識の流れというやつですな中略
今日のお昼のボイランたら大きなおちんちんだわね馬のようだわね中略
そういえばあの彫刻のおちんちんはきれいで口に入れたくなったわね中略
ああ遠くで列車の汽笛が聞こえるわ Once in the dear dead days beyond recall中略
Bがプロポーズした時のことを思い出すわ二人で海の見える丘の上に登って
そしてBがわたしにキスして私は目でもう一度言ってと言ったのよyes
わたしは腕をBの首にまわして下に引き寄せて私の胸が感じられるようにそして香水yes
心臓はもうはやくはやく鳴っていたそして私はこう答えたYes
(参考資料)
http://www.fact-index.com/m/mo/molly_bloom_s_soliloquy.html >
http://www.james-joyce-music.com/song06_lyrics.html > A beautiful rendition of "Love's Old Sweet Song" used in Ulysses.
Nabokov "Strong Opinions" (インタービューと評論など)を読んでいる。
以下の答えは気がきいてるし、もってまわってて(Pompous)笑った。
http://lib.ru/NABOKOW/Inter01.txt (Do you like being interviewed?)
Well, the luxury of speaking on one theme-- oneself-- is a sensation not to be despised.
インタービューはお好きですか?
まあ、一つの話題だけ(作家自身)に限って話ができる贅沢な快感を嫌うべきではない。
(こう書くとまるでオーケンだね)
> ナボコフがこの本で "There are no puzzles in Ulysses."と言ってるらしいが、どこかな。
ここかな?
http://lib.ru/NABOKOW/Inter07.txt **As an admirer of Borges and Joyce you seem to share their pleasure in teasing the reader with tricks and puns and puzzles. What do you think the relationship should be between reader and author?
I do not recollect any puns in Borges but then I read him only in translation.
Anyway, his delicate little tales and miniature Minotaurs have nothing in common with Joyce's great machines. Nor do I find many puzzles in that most lucid of novels, Ulysses.
On the other hand, I detest Finnegans Wake in which a cancerous growth of fancy word-tissue hardly redeems the dreadful joviality of the folklore and the easy, too easy, allegory.
What have you learned from Joyce?
Nothing.
Oh, come.
619 :
吾輩は名無しである :04/07/06 01:37
>>614 小説より面白いと云うひともいるくらいだよ。
若○氏の掲示板にへんなのが乱入してるな。
622 :
吾輩は名無しである :04/07/18 17:54
W氏はなんて紳士的!!
> さらに当時、文筆家としては女であることは全くハンディでは無かった。
よく言われることだと思います。
具体的に念頭にあったのは、
1938年 パール‐バック(アメリカ)ノーベル文学賞。
映画 Gentleman's Agreement (1947) Laura Z. Hobson の原作小説が大ベストセラーだったこと。
Edith Wharton
http://www.wga.org/pr/0399/LACMA.html In the '20s, screenwriters like Frances Marion, Anita Loos and June Mathis built star careers and earned higher salaries than their male colleagues.
その後、映画脚本の世界では、1930−50年代も女の人が活躍していたと思う。
ハリウッドに君臨していた あの有名なゴシップライターもいる。ウェルズを失脚させた人。
625 :
吾輩は名無しである :04/08/29 01:06
美的悦楽とかいって、くどいぐらいそれを強調するのは正直 鼻白む。セバスチャンなナイトにおけるインチキ伝記作家 のように、芸術を政治的観点から見る者があったとしてもそ れはぜんぜん構わないのではないだろうか? あんなに力入れて芸術家の本質を力説するのって寒い。
626 :
吾輩は名無しである :04/08/29 13:04
>625 たしかに。執拗すぎるきらいはある。
627 :
吾輩は名無しである :04/08/29 19:57
『ベンドシニスター』『透明な対象』購入。 さっそく、『ベンドシニスター』を読み始めたけど、 とてもおもしろいね。
628 :
吾輩は名無しである :04/09/03 22:46
ディフェンス読み始めたけど、本屋で自伝立ち読みして、こっち 買えばよかったと思った。源一郎も極上の短編集と言ってたし。
629 :
吾輩は名無しである :04/09/04 10:36
卒論をLolitaで書くのだが途中で思い詰めている。
思い詰めている?
632 :
吾輩は名無しである :04/09/14 02:54:44
『ナボコフ全短編 2』、ブックオフで2000円で購入あげ。 うれしいなあ。
634 :
吾輩は名無しである :04/09/17 01:17:28
『ディフェンス』『ナボコフ自伝』 購入あげ。
635 :
吾輩は名無しである :04/09/19 16:13:23
スティーブン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス あるアメリカ作家の生と死』(岸本佐知子訳、白水社)は、エドウィン・マルハウスという11歳で亡くなった作家の「伝記」という形をとった、小児版『青白い炎』(?!)ともいうべき作品です。 これなら、口うるさいナボコフ・ファンにも気に入っていただけると思いますので、興味のある方はどうぞ。
読んでみます。口うるさくてすいません(w
638 :
吾輩は名無しである :04/11/06 17:33:15
ナボコフの書簡集読んだかたいますか? 古本屋で見つけたんですが、 内容ってどんなものでしょう? 普通の人でも書きそうな書簡なら 買うつもりはないですが、 文芸編集者とか、友人相手に 文学談義でもしてるなら興味あるのですが・・・
639 :
吾輩は名無しである :04/11/12 10:22:21
乱視読者の新冒険」(研究社)・・・12月1日発売も楽しみだね
640 :
吾輩は名無しである :04/11/20 19:01:34
ナボコフのロシアとヨーロッパ文学講義が欲しいのだが どうしても手にはいらん。 ペーパーバックだと、どちらも2千円以下みたいだけど、 ナボコフを原書で理解できるか自信がない。 ただ、ネットで7・8千円出して買うよりかは 原書に挑戦したほうがいいわな
641 :
吾輩は名無しである :04/11/30 12:47:35
アーダが手に入りません。
642 :
吾輩は名無しである :04/12/01 20:35:17
すんごい退屈。同じロシアだったら「007 ロシアより愛をこめて」 のほうがおもしろい
644 :
吾輩は名無しである :04/12/20 23:13:16
結局「透明な対象」の語り手って誰なの?
> 2005年 我が社の隠し玉(翻訳篇) > > (現在進行中) > ウラジーミル・ナボコフ『XXXX』 ∧_∧ ( ・∀・) ドキドキ ( ∪ ∪ と__)__)
646 :
吾輩は名無しである :05/01/04 21:26:46
XXXX=ロリータ?
ロリータの新訳なの? ソースは?
時節柄頓挫する可能性もあるんじゃないでしょうか?
『ディフェンス』最高
>>645 我が社っていうからどこの出版社だ?と思っていたがあの人か。
あまり更新しない人だから、今年初めて覘きにいったら
(現在進行中)
G・カブレラ=インファンテ『神聖な煙』
ウラジーミル・ナボコフ『XXXX』
(合間を縫って)
B・S・ジョンソン『不運な人々』
デイヴィッド・マークソン『ヴィトゲンシュタインの愛人』
シオドア・スタージョン『スタージョン傑作選第2集』
英国幻想短篇アンソロジー
(打順待ち)
リチャード・パワーズ『黄金虫変奏曲』
ローズ・トレメイン『音楽と沈黙』
ひとりで抱え込みすぎだ!!!!!!
652 :
吾輩は名無しである :05/01/09 15:37:54
若島天才過ぎ
はげどう
654 :
吾輩は名無しである :05/01/10 14:17:17
>>651 個人的にはG・カブレラ=インファンテは『神聖な煙』より
『三頭の淋しい虎』の方を訳してほしいのだが。
655 :
吾輩は名無しである :05/01/11 07:47:14
パワーズに打たせろ!
ロリータ若島が新訳なの?
657 :
吾輩は名無しである :05/01/22 23:19:41
age
658 :
吾輩は名無しである :05/01/23 21:23:28
現在、Lolitaの物語の様な恋愛をしております。
659 :
吾輩は名無しである :05/01/28 16:40:35
ぜひ執筆を
660 :
吾輩は名無しである :05/01/28 17:02:12
ブックオフで、福武文庫の『賜物』上下巻ゲットオオオオオオオ! 上巻105円、下巻350円! ブクオフ最高!
>>660 しかし、賜物は翻訳が酷過ぎて上巻だけでも読み通すのが困難です、残念!
>>661 いやー
そういう話は知ってたんだけれど
やっぱ嬉しいもんだよ。
知ってる俺もうらやましい
664 :
吾輩は名無しである :05/02/09 18:55:42
ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。 舌の先が口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。 朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ4フィート10インチの彼女はロだ。ただのロだ。 スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。正式にはドロレス。 しかし、私の腕に抱かれるときの彼女は、いつもロリータだ。
>>664 英語ではこんだけ韻を踏む。
Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-li-ta: the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
天才だ
ナボコフ読む人は他にどんなの読んでる? 俺はレーモン・ルーセルと
西村寿行
669 :
名無し物書き@推敲中?: :05/02/21 11:38:32
re
ワロス
ジ ブック バイ ナァボコーフ
>>671 ナツカスイ
THE POLICE 「高校教師」ですな。
あんなに強引に韻を踏む歌詞もめずらしい。
>>672 ポリスリアルで体験したようですね。羨ますい。
当方工房ですが洋楽聞くようになりまして・・。
674 :
吾輩は名無しである :05/03/07 11:51:16
5
675 :
吾輩は名無しである :05/03/07 22:51:17
どーん
蝶の研究家として著名なんだよね、この人。 まあ一般的には『ロリータ』の作者として名が通っているんだろうけど。 そう言えばこの人が昔パステルナークがロシア語に翻訳したシェイクスピア をボロクソに言ってた事があったっけなあ。パステルナークって文章が 下手なんだとさ。
ナボコフの翻訳観は独特で、原文の逐語訳みたいなのをよしとする 立場だから、あいつの翻訳批判は一般的にはほとんど言いがかり レベルだよ。
678 :
吾輩は名無しである :2005/03/23(水) 11:50:18
5
679 :
吾輩は名無しである :2005/04/03(日) 02:54:53
0
>>671 ザ フェイマス ブック バイ ナーボーコーフ
だよん
古本で短篇全集1・2セットで6000円って高い?
682 :
吾輩は名無しである :2005/04/06(水) 12:42:17
>>681 安い。その古書店へ走れ。
書簡集上下セット5500円で見つけたけど、買う価値あるかな?
683 :
吾輩は名無しである :2005/04/06(水) 16:33:10
>>681 わるくない。買っといたほうがいい。
俺は上下もってるけど、もってないときだったら
その値段で買うね。
>>682 値段はいいんだけどね。
ナボコフの小説が好きな人でも
書簡は楽しめるかどうかわからないから、
ちょっと中身見てから考えたほうがいいね。
最近でたウィルソンとの書簡のほうが
文学的に突っ込んだ話で面白いらしいよ。
685 :
吾輩は名無しである :2005/04/22(金) 12:02:01
0
透明な対象ぜんッぜん分からな〜い! 悔しいが挫折しました ロリータ読み直すかなあ・・・
687 :
吾輩は名無しである :2005/05/13(金) 12:22:57
8
688 :
吾輩は名無しである :2005/05/21(土) 00:33:42
ナボコフはどこに分類したらいいんだー? ロシア文学?アメリカ文学?
689 :
吾輩は名無しである :2005/05/21(土) 07:02:43
若島訳で「ロリータ」 「ロリータ」論も出るそうだ
690 :
吾輩は名無しである :2005/05/24(火) 07:57:57
ロリータを読み始めました。(英語)スゲー才能溢れる散文ですね。衝撃を受けました。
学生時代アメリカに旅行したときぶらっと立ち寄った ニューヨークの市立図書館でナボコフの記念展示にたまたま出くわした とにかく蝶のコレクションがすごかった。 虫とり網とか笑っちゃった。 だから私の彼に対するイメージはなんというか お洒落なマニアックジェントルマン
692 :
吾輩は名無しである :2005/05/31(火) 01:52:10
>>689 ぷろぱら行ってみてきました。
ナボコフ論は執筆中のようです。新書ではないみたい。
ロリータ新訳出版の情報はつかめません。
hosyu
ガセネタですか?
695 :
吾輩は名無しである :2005/06/17(金) 17:44:03
面白いですカ?
696 :
吾輩は名無しである :2005/06/17(金) 17:50:06
SPEAK MEMORY が良い。 訳はなんか評判が悪いが・・・。 でもナボコフを翻訳する人はその心意気だけで尊敬に値する。
ロリータが岩波文庫で出るに50,000ゼンブラ
じゃあ、俺は河出からハードカバーで出るに100,000ゼンブラ。
699 :
吾輩は名無しである :2005/06/19(日) 22:41:17
『ナボコフのドン・キホーテ講義』が 新刊で置いてある書店見つけたんだが、 これはやっぱ買いかな? 定価が5000円近くするのと、 『ドンキホーテ』読んでないのとで 迷ってるんだが・・・ ロシアかヨーロッパの講義書なら 迷わず買うんだけれども。 アドバイスお願いします。
通りすがりのものだけど、 「迷ったら、買え!」 これ鉄則。
701 :
699 :2005/06/22(水) 23:05:47
>>700 さんくす。
やっぱ買うよ。
ところで、ちょっと調べてみたんだけど、
ナボコフの文学講義のうち
ドンキホーテだけは、書籍通販ではあつかってるみたいだ。
ねがわくば、
ロシアとヨーロッパのものも
復刊してほしい。
702 :
ああ :2005/06/26(日) 02:15:52
今日ゴールデンの時間帯に記憶に関する番組やってたけど、 あれは面白くてみいってしまった。 ナボコフやプルーストの名前こそ出ていないけど、マドレーヌ体験 的なこととか短期記憶と長期記憶の違いを詳しく取り上げてた。 印象的だったのが、事実よりもメモリーを大切にとかいう言葉。 これはもろナボコフっぽい。ただ唐沢利明が言ってたので馬鹿っぽかった けど つまらんお笑い番組より ああいうのもっと観たい。
「Vera」(Mrs.Nabokov)の伝記を少し読んだ。その後にMrs.Joyceの伝記を読んでいて以下の文に少しひっかかった。 「Nora: The Real Life of Molly Bloom」 by Brenda Maddox Page 21: "... yes O yes I pulled him off into my handkerchief . . ." Nothing interested Joyce more than Nora's sentimental education, as "The Dead" proves. In the case of Willie Mulvagh, whose very name Joyce bestowed on Molly Bloom's first lover ..." 「感情教育」という言葉についての疑問 1.フロベールが題名に使う前からあった? 2.フランス語では一般的にどういう意味? 3.この英文では「思春期の性的な初体験・初恋」の意味で使っている。英語では一般的にこういう意味? 『感情教育』 青年のロマン主義的理想とその挫折を描いたフローベールの自伝的作品。 Gustave Flaubert "L'Education sentimentale", 1869 『新集世界の文学14 フロベール』(中央公論社、1972年)所収(山田【じゃく】訳) あらすじ 【1】 七月王政下、身を立てるためパリに出てきた法科の学生フレデリックは、出版社社長アルヌーの夫人と知り合って恋心を抱く。 アルヌー夫人はフレデリックの好意に気づきながらも、単なる知り合いとして以上の親交を許そうとしない。彼は年金を持ち、前途を有望視されながらも、この恋のために出世のチャンスを逃してばかりいた。 やがて二月革命が起こり、フレデリックと友人たちは混乱のパリであてのない遍歴を続ける。娼婦ロザネットとの関係、ダンブルーズ夫人との交際、フレデリックの帰郷を待つ故郷のルイーズへの拒絶。 アルヌーの没落がすすむうち、フレデリックはとうとうアルヌー夫人と二人で会う約束を取りつけるが、夫人の息子の急病のためこの約束は破られる。 20年ののち、依然として無為の生活を送るフレデリックは、すでに老境に入ったアルヌー夫人と再会する。互いへの愛情を持ちつづけた二人は情熱的な告白を交わし、そのまま別れる。 そしてしばらく後のある冬の日、フレデリックと友人のデローリエは、成功しなかった自分の半生を振り返り、青春時代をなつかしむのだった。 ↑ ストーリー(Plot element)がプーシキン「オネーギン」と似てる点がある
704 :
吾輩は名無しである :2005/07/17(日) 11:29:15
p
英語で読んでみたいのですが、比較的簡単に読める本ってどれでしょうか? 大学一年生なので英語はそんな得意でもないですけど(一応の受験レベル突破くらい)
>>708 おわぁ、フランス語でしたか…scenareoってあったんでてっきりそれでいいのかと。
ありがとうございます!
710 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 20:36:02
ナボコフの作品にみられる喪失感、郷愁と記憶はどのような背景のもとに生まれた か。
711 :
吾輩は名無しである :2005/07/21(木) 23:36:26
そういうこと真面目に論じると、ナボコフにバカにされるよ。
712 :
吾輩は名無しである :2005/07/25(月) 16:45:07
タフオクに『ロシア文学講義』がでてるよ。 いま2000円だ
713 :
吾輩は名無しである :2005/07/29(金) 14:11:47
ナボコフのガイドブックを買おうと思っているのですが、予算の都合で とりあえず一冊しか買えそうもありません。 このなかから選ぼうとおもうのですが、どれがお勧めでしょうか? 「乱視読者の新冒険」「ナボコフ万華鏡」「乱視読者の帰還」
714 :
吾輩は名無しである :2005/07/29(金) 14:23:18
若島の2つは絶対買い
715 :
吾輩は名無しである :2005/08/02(火) 04:32:29
「ナボコフの一ダース」を持ってたら、短編全集買う必要はないかな? そのぶんで長編三冊くらい買えそうだし・・・とか思うんだが。
>>715 必要無い。駄作も多い(特に初期)。
傑作はあらかた一ダースに入ってる。
「賜物」新訳がもうすぐ出るよ。
719 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 21:04:22
ナボコフって実はめちゃくちゃあーでもないこーでもないって考える人なんだろうな。 例えば「一杯のかけそば」みたいな話があっても、そのそば屋は善行を 施すことによって、投げやりな満足感の充足を得られるだろう、よかったじゃん! とか、政治的には善いそば屋だと言われるメリットだってあるだろーとか そーゆーことを考えるんだろーね。 そんなものは所詮は美しくないわけで、それなら雨上がりの半円形の水溜りに 映る陽光のほーが全然美しいよ、結局のところ・・・みたいな、そーゆー ところで小説を書いてるんだろうね。 時々、貴族的とか批判されちゃうけど、そーゆーのはちょっとちがうとおもうなー。
720 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 22:14:39
ちくま文庫の「青白い炎」をイマイチ買う気になれない俺の背中を押してくれる奴いないか?
721 :
吾輩は名無しである :2005/08/07(日) 22:21:09
それは貴方の財布の問題でしょう。
722 :
吾輩は名無しである :2005/08/13(土) 23:46:58
> 6月から7月にかけて、ナボコフの『XXXX』(公表していいのかどうかわからないのでまだ伏せ字)の > 翻訳にかかりきりになっていたが、本日ようやく初稿が完成。やれやれ。11月末に刊行予定ですので、 > それまでお待ちを。 ∧_∧ ( ・∀・) ドキドキ ( ∪ ∪ と__)__)
723 :
吾輩は名無しである :2005/08/14(日) 00:32:01
誰が訳したの?
724 :
吾輩は名無しである :2005/08/14(日) 00:39:23
『ロリータ』でなく『たまもの』なのかな? 最低5回は通読していると書いていたし…… それで岩波文庫だといいな 講談社文芸文庫だとめいわく
「あアーダ」だとさらにうれしいね
ロリータじゃないかな。 今、もう一度『賜物』を訳すなら、ロシア語から訳すんじゃないかと思う。 そう考えると、若島とは考え難い。 しかし、最近は文庫の値段もずいぶんと上がり、講談社文芸文庫もさして高いと思わなくなったよ。
ロシ文(文庫)、賜物(新訳)、もーすぐ出ますよ。 この秋はナボコフ祭りになりそーです。
だったらオネーギンの収集家的偏執注釈本も翻訳して欲しい。 あれは凄い。
賜物が出ることのソースを知りたいんだが・・・。
『ロリータ』の新訳もいいけど 『たまもの』も出してくれ! でも『ロリータ』だな。若島があのとき言及していたのは『ロリータ』だし。
表紙デザインを斬新にして欲しいね。
まあ、さすがに映画のスチールカットみたいなひどいことはないと思うが・・・ 洒落た抽象画とかでいいんじゃまいか? 個人的には、みすず書房風の白い本でもいいかな?と思う。
すぐ頭上の空には、鉛色の厚い雲が波うって一面にたれこめている・・・
半透明の、とても大きな、灰色がかった不揃いな雪のかけらが まっすぐ、ゆっくりと降ってきた・・・
738 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 01:46:43
やっぱりロリータだったね。
トップページでお知らせキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
740 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 02:29:33
鉛色の厚い雲が綺麗に瓦解しますた・・・
新潮社か。 将来、文庫化もされるのかな? 大久保訳なくなっちゃうね。
どんな体裁になるんだろう?巻末に注釈集とか付きそうな気がする。
743 :
吾輩は名無しである :2005/09/03(土) 21:35:57
若島先生、素敵すぎる。
744 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 12:58:35
「マーシェンカ」読みました。とてもおもしろかった。 でも、ラスト、考えさせられた。 ガーニンは追憶の美しさに現在がかなうはずがないことを悟り その美しい追憶を守らんがために、現在から逃亡したのでしょうか? それとも、なんらかの理由によって、高まった恋慕の感情が突如消尽してしまい、 したがってもはや過去に縛られることもなく、現在へと逞しく足を踏み出した のでしょうか?自分は最後の文章からどうも後者っぽく感じたのですが・・・ ナボコフの作家性から考えた場合、前者であるべきなのであって、そー考えると あのラストはちょっと清清しすぎる気もします。 これが、若書きってものなんですかねえ・・・?
あれは健康面、愛情面ともに、すこぶる充実していた時期の作品だからね。
746 :
吾輩は名無しである :2005/09/07(水) 14:45:13
若島正リーダーの京大21世紀COE「翻訳の諸相」に参加している 東大院生の秋草俊一郎君が「新潮」新人賞評論部門最終候補に 残ってる 「注釈のある世界」とかいうタイトル 研究会でナボコフの「オネーギン注釈」について研究してるから ナボコフについてじゃないかな
747 :
吾輩は名無しである :2005/09/07(水) 15:31:59
秋草君って可哀想な人だねw
秋草君が見てるってことは若島さんもここ見てるってこと?
「ロリータ」単行本なのか… やっぱ2500円くらいするのかな。
ページ数が結構あるし最近の海外現代文学の高値傾向を考えると4000円 しても驚かない。
751 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 20:14:07
\3680
752 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/10(土) 21:33:27
たかいなあ
753 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 10:42:36
どーせ膨大な注釈がついて豪華な装丁なんだろう?
754 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2005/09/11(日) 12:40:01
若島が今年ロリータ論書くっていってたけど 注釈になるのかな?
新潮のロリータって駄訳なのか?
757 :
吾輩は名無しである :2005/09/14(水) 05:22:46
「青白い炎」の文庫が出てたね。
「ロリータ」読んだけどひどく乾いた話だと思った。 これを読むと 世間で少女趣味という意味で「ロリータ趣味」というのが とんでもない間違いに思えてならない。 そもそもナボコフてその手の精神分析を徹底してバカにしてるし。
少女趣味ってゆーより、ニンフェット幻想みたいな一種の ファンタジーだな、あれは。
760 :
吾輩は名無しである :2005/09/15(木) 19:39:29
>>759 「美しい少女なら自分は必ず惹かれるわけじゃないし
ニンフェット(主人公が惹かれるタイプの少女)が
一般的な意味で魅力的な美少女とは限らない」てハッキリ主人公に言わせてるしね。
ハンバートがなぜそうした少女を追いかけるようになったのかと言えば
少年期の初恋の少女が夭折して
理想の女性像が永久に年を取らなくなってしまったためだし。
>>760 復刊されたのは、ここ数年じゃなっかったかな。今世紀初頭くらいに
その作品の存在を知り、本屋で探したけど無かった。しばらくして
筑摩あたりから文庫で出たようなオボエあり。
どっちにしろアレは変わった形式らしいね。初めに詩があって、
それの註釈がある。この注釈自体が一種の文学であるというような構成
だと思ったよ。前から読もうと思ってるけど、なぜか機会を逃してしまうよ。
気の毒といえば気の毒だな
ミスターナボコフってバイだったの?
766 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 15:11:05
秋草俊一郎 ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』を読む――ロシア語/英語版の比較を足がかりに――
767 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 15:15:07
女と鏡〈タジキスタン〉 ………バフマニオル [訳]秋草俊一郎 秋草もう「新潮」で仕事してる
768 :
吾輩は名無しである :2005/09/20(火) 15:18:53
2004年秋の研究会 12月11日 京都大学 研究発表 「消えうせた杖と組み替えられたトリック--ナボコフ『重ねた唇』を解く」 秋草俊一郎、 司会:若島正、 「『断頭台への招待』と昔話」 皆尾麻弥、司会:若島正、 「『未踏の地』について--手帳はどこへ消えたのか」 芦本滋、司会:中田晶子
3680円ってのは本当なの? 今月新潮社から出るカポーティの新訳「冷血」が2730円で、 「冷血」の文庫版のページ数も「ロリータ」の文庫版と同じぐらいだから、 値段も同じぐらいかなと思ったんだけど。
770 :
1 :2005/09/21(水) 04:00:00
上で3680円と書いた者ですが、あくまでも予想しただけですので・・・ ごめんなさい。
「ナボコフの一ダース」コーヒーがかかって濡れて ゴワゴワになっちゃった・・。
773 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 02:47:34
Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta: the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
774 :
吾輩は名無しである :2005/09/30(金) 18:12:03
惚れた男が学校で堂々とロリータを読んでいた
新訳、表紙が楽しみだ。 お願いだから『シンセミア』みたいなダサいの、やめてよね。
そうね、20年先まで本を保持していても恥ずかしくない表紙であることを願っているよ。
新訳の表紙がさくらたんだったらいいのに。
ガッ ☆
( ・∀・)っ―[]M/
[ ̄ ̄ ̄] ヽ( ・∀・)ノ ←
>>777
さくらってだれや?
寅さんの妹
783 :
無垢 :2005/10/09(日) 09:37:02
恐怖(Terror)ていう短編読んだ人いる? 内容がよく解らん
784 :
吾輩は名無しである :2005/10/09(日) 19:27:23
秋草俊一郎 とれなかったな
いや、ここはあえて変丸で。
> ええっと、それからナボコフですが、『ロリータ』がほぼ終わりましたので、 > ぼちぼちと次の『XXX』に取りかかるつもりです。 + + ∧_∧ + (0゚・∀・) ワクワク (0゚∪ ∪ + テカテカ と__)__) +
で、いつ出版
789 :
吾輩は名無しである :2005/10/22(土) 20:13:25
平凡ライブラリの『ニコライ・ゴーゴリ』って 絶版なのか? アマゾンとかで注文不可なのだが・・・
うらやましい、俺ってば5000円で買ったのにさ。 それはそれで、上のほうで出ていた『賜物』の復刊はどうなったんだ?
>>787 『マルゴ』と『マグダ』はいらない。
『プニン』か『アーダ』か『魅惑者』だったら大歓迎。
来年中に出してくれ>チェスプロブレム馬鹿
>それはそれで、上のほうで出ていた『賜物』の復刊はどうなったんだ? あれを復刊しても意味ないよ。出すんなら新訳でないと。
『ロリータ』 11月30日発売 2940円
>>793 大津栄一郎ってそんなにヤバイ翻訳してるのか?
「記憶よ、語れ」の中で、一人称が私になったり僕になったりしてるのも、もしかして誤訳?
うおお。きょうになって知りました。『ロリータ』新訳の話です。 うれしいなあ。すごくうれしいです。新潮社の単行本って最強ではないですか。 三千円でもきっと買いますからね。原稿はもう先生の手を離れたのかしら。 楽しみだなあ。
「透明な対象」読了。 上で叩かれてるほど日本語変じゃなかったよ。つーか、むしろ雰囲気あった。 あーゆー硬い文章なんでしょ、もともとあの作品は。 それはそーと、あの語り手ってR氏の遺稿を受け取った編集者だよね?
ゲッ!!言われてみれば確かにそうかも・・・ 俺はR氏だと思ってたし、若島氏もあとがきでR氏だと仄めかしていたがw
800 :
吾輩は名無しである :2005/11/11(金) 16:23:41
近所の古本屋で『ヨ−ロッパ文学講義』と『ロシア文学講義』がそれぞれ \5800で売ってたんだけど、高いかな? 一冊買うとしたら、どっちのほうがお勧め?
2940円って高いな。文庫もすでにあるんだからもう少し安くしないと。 一部のマニアしか買わないんじゃないの?
たぶん、ノートなり注釈なりがそれなりに付くんだろ。
>>800 個人的には「ロシア文学講義」がお勧めです。
野島秀勝も悪くないですけど小笠原豊樹の日本語がとにかく好きなので
短編全集Tの表紙の裏側の写真かっちょ良すぎ! 怪人って感じだw あれ、ポスターにしたいが、でかい画像ないのかな?
805 :
吾輩は名無しである :2005/11/16(水) 21:39:03
オレは大津栄一郎の訳が好きだ。 「ランス」を読み比べてみてつくづくそう思った。
806 :
吾輩は名無しである :2005/11/17(木) 17:35:19
ナボコフってヌーヴォーロマンの作家達なんかには どういうスタンスを取っていたんだろう? 批判的だった?
書簡集の中の1959年12月7日の手紙に 「パリにいるあいだに、今日もっとも偉大なフランス語の作家、 ロブ=グリエに会いました。(略)彼の本、とくに『嫉妬』を ぜひ読んでみてください。『覗く人』と最新作『迷路のなかで』も 驚嘆すべき作品ですが。書いても話しても、まったく独創的な人物です。 文学賞の選考委員たちが、シュウォール=バールやビュトールのような、 中身のないふくらし粉入りの連中をほめちぎる一方で、 なぜロブグリエを一顧だにしなかったのか、会ってみてよくわかりました。」 とある
808 :
807 :2005/11/17(木) 18:38:29
↑ 間違えた。これは夫人のだったか でもナボコフも 「現代の珠玉とも言うべき真に偉大な二つの小説、 ロブグリエの『覗く人』と『嫉妬』を読みましたか」 と言ってる
ふくらし粉入りの連中キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
「嫉妬」がナボコフ好みっていうのはよく分かるなあ。 ビュトールの作品は時間配置が複雑だから、そういうのは嫌ってそう。 あとビュトールの広くて浅い、分かりやすい博識っぷりもお気に召さないんだろうなw
811 :
806 :2005/11/17(木) 20:22:12
>>807 ああ、やっぱ、そうなんだ・・・
勉強になった、サンクスコ。
個人的に、ナボコフが『覗く人』を高く評価していたってのを聞いて
なぜか、とても嬉しい!
ロブグリエって料理みたいな名前だな。
ウィルソンとの書簡でも批評家はなぜロブ=グリエみたいな 偉大な作家をビュトールやサロートみたいなのと一緒にするのだろう とかって言ってたね あとベケットは小説は評価するが戯曲は評価してないらしい
>>あとベケットは小説は評価するが戯曲は評価してないらしい へえ、面白いね。一般的には戯曲のほうが人気あると思うけど。 でも分かるような気もする。
815 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:33:15
『ナボコフ伝』読んだひといますか? 高いけど、古書店で見かけるから 買っちゃおうかな、と思ってるんだけど・・・
816 :
吾輩は名無しである :2005/11/18(金) 20:39:02
名著だよ。値段によっては買い。
即レス、ありがとうございます。 定価だと上下で1万4千円ですよね。 いくつかの店で見かけたのですが、 上下で6千円くらいのところがあったような気がします。
>>812 ナボコフってお菓子のほうがずっとありそうだよ。やわらそう。
819 :
吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 06:56:45
ナボコフはお菓子のホームラン王です。
820 :
吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 22:50:47
ふくらし粉ワロタ。
821 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 06:34:25
822 :
吾輩は名無しである :2005/11/20(日) 11:52:05
>>821 これほしいな、と思って入札しようとしたんだけど、
入札するにはYahooの
プレミアム会員にならなきゃいけないみたいだね。
月額約300円払わなきゃだめということで、
見送ることにしたよ。
Yahooもあざといね
さて、きょうはどんな本を鞄に入れていこうかな。 読む本によって書いている作品も内容的にすごく影響されるんだが。
さっきアマゾンで『ロリータ』の新訳注文しました。田舎在住故、店頭に 並ぶかどうかわからないし並んだとしても時節柄買いにくい。
おれもアマゾンで予約。 うっかり「ロリータ」だけで検索して しばらくうつむいていました。 「ナボコフ」入れるのを忘れずに。
ワロス
828 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 17:27:48
おれも予約したぜ! 変な訳だったら若島許さんぞお!
焦らなくても発売日には本屋に積まれてるよ。国書刊行会じゅなくて 新潮社だよ。
830 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 19:21:20
ロリータの冒頭 陪審員のみなさん、証拠物件第一号は、かの六翼天使が――あやまり伝えられている かの素朴な気高い翼を持った六翼天使が、かつてうらやんだものである。 これどういう意味?六翼天使って誰さ
831 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 19:30:44
嫌な予感・・・
832 :
吾輩は名無しである :2005/11/26(土) 20:15:06
トーク 「『ロリータ』とその新訳をめぐって」 日時:12月10日(土) 午後2時〜3時20分 場所:京都大学文学部新館第1講義室 ナボコフ協会の秋の研究会の一部として行われます
京都、ですか。ですよね。いきたしとおもへども、京都はあまりにも……。
>>830 これ、大久保訳じゃないか、なぜこのタイミングで貼り付けるのだ。
ちなみに、その部分は原文だと以下だ。
Ladies and gentlemen of the jury, exhibit number one is what the seraphs, the misinformed, simple, noble-winged seraphs, envied.
うーん、なんつー直訳なんだ。
835 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 03:06:44
この文だとどんな訳が望ましいですかねえ?
>>830 seraphs( seraphim)とは熾天使と呼ばれる最高位の天使のことです。
キリスト教では6枚の翼を持つとされており、「愛の精霊」と呼ばれることもあります。
>>836 「大学一年程度の英語力」というのが具体的にどんなものか
わからないけど、おそらくかなり厳しいと思います。(´・ω・`)
特に『ロリータ』は西欧諸言語の該博な知識に裏打ちされた超絶技巧を
駆使して書かれているので、ネイティヴでもかなり教養のある人でないと
読みこなせないんじゃないかと。
なので、原文で読む場合はAppel編の詳註版をおすすめしておきます。
ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0679727299/ これは途中に出てくるフランス語、ドイツ語の言い回しや、古典からの
引用、ナボコフの他作品との照応等が細かく解説されてて、なかなか
お得です。ちょっと割高だけどね。
>>838 そうですか…そりゃ厳しすぎる。
親切にありがとうございます。
とりあえず新訳買って、暇を見て読み比べてみます。
840 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 17:17:53
『セバスチャン・ナイト』を読んだんだが、それにしても富士川義之の訳はひどいね。 意味不明の文章がよくあったりする。原文を参照するとそんな難しいことじゃなかったりするんだが。
>>837 なるほどね、「愛の精霊」が羨むってのが、ここの場合はポイントなのね。
842 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 20:01:22
若島の「乱視読者の冒険」でナボコフ翻訳をぼろ糞に 叩かれてたのが大津栄一郎だよね
843 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 20:24:38
>>840 具体的な箇所を示してみて。みんなで検討してみよう。
844 :
吾輩は名無しである :2005/11/27(日) 21:13:47
「ロリータ」を読んで疑問が湧いたのですが、何故ドロレスはクレアを愛したのでしょうか? ハンバートと共に行動していたドロレスが、クレアとの共謀に至るきっかけは何だったのでしょう? 私に読み落としが無ければ、それほど深い関係ではなかったように思えるのですが…。 確かドロレスがクレアに会ったのは、10歳の時にクレアが叔父の家にやってきた時ですよね。 そしてその時にクレアはドロレスに接吻し、ドロレスは怒りました。 それ以降は、演劇にドロレスが出演する時まで、特筆すべき2人の関係は書かれていなかったと思います。 こんな2人が愛し合った理由がわからないのですが、どなたか解説して下さいませんでしょうか。
>>843 全部引用するとかなり長いので、ちょっと気になった箇所だけ指摘すると
例えば訳書のp.65の「ぼくの話し相手は・・・・」から始まるかなり長い文。
ほぼ直訳といった感じで日本語として読みにくい。
out-England Englandを「英国にどうしても負けたくない」と訳してるのもちょっと変。
>>845 たしかに、引用箇所は一部の読者に対して可能な限り親切に、言葉足らずにならないように
との差し出がましいまでの配慮が伺える。例えば、「コンプレックス」
という言葉を用いたほうがよほどスマートにはなるよね。
このへんは訳者としてはなかなか難しいところなのではないかな?
技術というより職業上の思想的な問題だったりするんじゃなかろうか?
847 :
845 :2005/11/27(日) 22:49:22
基本的に個人的には意訳よりも厳密な訳の方が好きなんだけど、ここの部分は いくらなんでも直訳過ぎると思う。なんか受験生が訳したような感じ。 あと、out-England Englandは「英国にどうしても負けたくない」ではなく、「英国より英国らしくあろうとする」 みたいな感じのほうが正しいと思う。それが「コンプレックス」だから。
若島訳ロリータもう店頭に並んでましたよ
そうか。杉並区には並んでなかった。あしたかな。
850 :
吾輩は名無しである :2005/11/28(月) 21:22:16
京都ブックファーストはまだだった
池袋は、ジュンク堂、リブロ共にあったよ。
853 :
吾輩は名無しである :2005/11/28(月) 22:12:05
注釈とか付いてるの?
誰か手に入れたひとはいないの? いたら、どんな感じか教えてくれ。
有名な書き出しの部分だけでも、知りたいな。
アマゾンで頼んだんだが、まだ発送もされてないんだよね。 ギフト券を使いたかったんで、アマゾンにしたんだが。
注釈はない。この後、若島が解説本でも出すんじゃないかな。 ざっと前の方を読んだ感じでは、直訳というか相当に厳密な訳みたい。 書き出しは以下な感じ。比較のために、上のほうで上がっていた、“seraphs”の部分も入れてみたよ。 ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リータ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩目にそっと歯を叩く。ロ。リー。ター。 朝、四フィート10インチの背丈で靴下を片方だけはくとロー、ただのロー。スラックス姿ならローラ。学校ではドリー。署名欄の点線上だとドロレス。しかし、私の腕の中ではいつもロリータだった。 (略) 陪審席の紳士淑女のみなさん、証拠品第一号は、熾天使たち、あの浅識で、単純な、気高き翼の熾天使たちがうらやんだ品物であります。このもつれた荊をご覧ください。
858 :
857 :2005/11/29(火) 00:01:38
いかん、一行目の「ロ・リータ」は「ロ・リー・タ」のミスだ。
うはっ、amazonキャンセルしてえw
>>857 かなりいいんじゃない? 長短と抑揚は合ってる。
861 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 01:03:21
これはひどい 大学の授業で仕方なく訳しましたみたいな感じだ
>>861 ここは、単文(?)の羅列なので、むしろこれでいいんですよ。
Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta: the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
She was Lo, plain Lo, in the morning, standing four feet ten in one sock. She was Lola in slacks. She was Dolly at school. She was Dolores on the dotted line. But in my arms she was always Lolita.
“loins”は腰か。 これがあれだけ大久保訳を糞味噌に貶し、 いつのまにかナボコフの権威のようになっている人物の訳なのか。 若島にとっては、厳密であれば良いというわけだ。 翻訳というものの難しさを再確認したよ。
大久保康雄のは、下訳・代訳ばかりだけどね。『ロリータ』も。
loinsは「ふるえ」とかの意味のほうがいいような・・。
簡潔な日本語に移しにくいけど。
>>864 下訳・代訳ばかりだからって、
それと訳文自体の良し悪しとは別の話じゃないかな。
まあ、いい訳だとは思えないけれど。
ちょっとがっかり。
866 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 01:54:39
>>865 loinに「ふるえ」なんて意味あるの? 手元の英和辞典に載ってない。
それと、なんで大久保康雄が名義貸しをしてたからってがっかりするのか、わからん。
>>866 loinsで調べてみるといいよ。
「がっかり」は、若島訳のことでした紛らわしくて失礼。
「腰」で、注釈を付けて「生殖器の暗喩の意味あり」ってのがベストかもしれないが、 この種の補足をつけた翻訳をナボコフ自身が嫌ってたわけですから、難しい話ですなぁ。
ルビで「生殖器」ってつければいいんじゃね? あと、注釈ついてないのかよ。それじゃあ高すぎじゃないか。
>>871 それって「腰」という意味ありきの慣用句なだけじゃないか?
873 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 03:05:34
腰から生殖器は普通連想しないから注釈が必要だな。 ていうか注釈がちゃんとしてないならわざわざ高い金を出して買いたくない。
しかも「ふるえ」なんて意味はどこにも無いしな。
>>871
875 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 03:13:05
おまえらの誰かが言った「たぶん、ノートなり注釈なりがそれなりに付くんだろ。」に 騙されて買っちまったよ。くそ!
ふるえが気になって腰がふるえてきただよ
「文庫化に際し注釈を大幅に追加」なんていやだよ
でも大久保訳よりはましなんだろ?
まあ、若島がいちゃもんつけてたからな・・
わざわざ訳し直すんだし、大久保訳よりひどいことはないだろうけど。 でもそれ以上に値段が高いからな。
これから買う人はそっち買えばいいだろうけど。 誰かから借りよっと。
882 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 05:33:57
ロリータ論出すっていってたから そこで解説するだろう
腰よりもウェストのほうがいいような…… ああ、しかし、軽く失望しているオレがいるよ。
若島正は、新訳の解説で大久保訳(文庫のほう)をほめているよ。 最初の単行本で出たときの訳はひどかったけど、文庫のやつは細かい 配慮がされて大幅に改善されているって。大久保訳批判は、単行本版 の評判だけに基づいたものだったって。 これまで知ったかぶりして大久保訳をけなしてきたここの住人が どう豹変するか楽しみ。「いや訳にも個性があるから」とか言って(プ 今回の若島訳は、大久保訳があまり重視していなかったことば遊びを たくさん入れたのと、あとロリータのしゃべり方をきわめてゲスな 一山いくらのケータイ娘っぽくして、従来の小悪魔美少女的イメージを ぶちこわしにしたのが特色だ、と後書きには書いてあった。
若島正は、新訳の解説で大久保訳(文庫のほう)をほめているよ。 最初の単行本で出たときの訳はひどかったけど、文庫のやつは細かい 配慮がされて大幅に改善されているって。大久保訳批判は、単行本版 の評判だけに基づいたものだったって。 これまで知ったかぶりして大久保訳をけなしてきたここの住人が どう豹変するか楽しみ。「いや訳にも個性があるから」とか言って(プ 今回の若島訳は、大久保訳があまり重視していなかったことば遊びを たくさん入れたのと、あとロリータのしゃべり方をきわめてゲスな 一山いくらのケータイ娘っぽくして、従来の小悪魔美少女的イメージを ぶちこわしにしたのが特色だ、と後書きには書いてあった。
『ダニューブ川』なんて訳が残ってるのに、大幅な改善はねーだろ。
褒めておかないと批判がくるからな。 それくらいはするだろ。 しかしさすが若島だな。 批判していたのは単行本限定だったのかwww なんかみっともねえ話だなぁ
889 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 11:06:42
若島の「乱視読者の冒険」でナボコフ翻訳で「賜物」の大津栄一郎訳を めぐる論争読みました? 「
若島は芋蔓商法
大久保訳を褒めてるならわざわざハードカバーで新訳出すなよって感じ。
俺は前から大久保訳はいいと思ってたぞ。文庫版しか読んでいないがね。
新訳においてどんな新しい試みがなされているのか、楽しみにしていたわけだが、
>>885 を聞いて、むしろ改悪じゃないか、という気がしてきた。
893 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 16:13:41
注釈も解説もろくについてないのにこの値段ってボッタクリですか?
894 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 16:14:17
おまけに大久保訳は結構いいと言い出す始末だし。 先入観だけで批判してたなんて学者失格ですね。
結局さ、実際のとこ若島の言いたいことは 大久保訳自体が良いか悪いかってんじゃないんだよ。 「大久保訳よりも自分が訳した方が良い」と言いたいだけ。
ここで暴れてる若島アンチって いろんな板でコピペ張ってる馬鹿と 間違いなく同一人物だよなw
批判したら勝手にアンチにするなよ。 アンチだったら高い金出して若島の新訳なんて買わんよ。
ID無しの板だから 名前入れないとアンチとごっちゃにされると思うぞ。 このスレの前半でも原文もロクに読まずに批判してた 人間がいたし。
>>898 そんなこと言ったら
896の自作自演という可能性も否定できなくなってしまう。
なんでID制導入しないのかね、この板。
それにしてもまだアマゾンは発送さえしてくれてないわけだが。
まあ若島の掲示板で直接文句つけりゃいいだけの話だろ
でも若島の掲示板で「ぼったくりだ」と本人に言ってもしょうがないし。 値引きでもしてくれるなら言うけど。
903 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 17:21:44
トーク 沼野充義さんと 日時:12月14日(土) 午後7時半〜9時 場所:ストライプハウスギャラリー2F(青山ブックセンター六本木店より徒歩5
とにかく、loinsを「ふるえ」とか言ってた
>>865 はトンチンカンの阿呆、
ってことでいいかな。
どうでもいいけど、「腰の炎」って何かおさん臭いな サロンパスとか浮かぶ
906 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 19:02:49
君は、腰にたぎる熱いものを感じたことがないのか!
>>905
今、パラパラとめくってみたが、文庫でも大久保訳は酷いとは思うぞ。 若島の後書きは新訳との差別化は表明したい、でも礼儀として先人の悪口は書けない、 って状況から「意訳だからOK」なんて奇妙な論理が出てきたんじゃないだろうかと推測しておく。
翻訳なんか、読めればOKの世界だと思う。裏方だし でも、ローの口調を馬鹿系に変えたって話には思わず手を打ったからこの新訳は買いだと思う そうすると、ローの「本来居るべき子どもの世界」が俄然力つけてくるような気がするから 終りの、遊ぶ子どもたちの場面がよりよくなると思うし、ハンバートとの断絶が露骨に出そうで楽しみ
ていうか高いから文句言われるんじゃないの? 最初から文庫で出てれば、普通に訳してるなら文句言わない。
911 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 19:57:14
ロシア語だのフランス語じゃないんだから、あんま細かいこというのも 恥ずかしいよな。そんなに文句があるんだったら、少なくとも義務教育で 三年は教育を受けてきた言語くらい、文句言う前に原著で読もうぜ。
>>895 これを訳したかった人間が自分にお鉢が回ってくるための戦略的な言動であった
ことだけは間違いないみたいだね。
913 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 20:14:13
>>911 さんざん他の奴の翻訳には文句つけて若島だけは文句つけるなということですか?
大久保なんてぼろくそに言われてたのに。
>>911 翻訳自体を否定するようなことを言うなよ。
若島訳を買ったやつをも馬鹿にしてる。
>>912 ナボコフ、原文には命が通ってるから、原文の意を曲げたりこぼしたりするのが悪い訳だって言ってたと思う
ロリータはナボコフの看板みたいになってるし、その筋の人間(若島)が
旧訳では十分に原作の意を伝えきれていないと言いたくなるのは分かる気がする
その道の専門家の目で見てのことだから、旧訳読んだだけの俺には分からないけど
つーか俺読んでないけど、「乱視読者の冒険」に旧訳の駄目なところは挙げてあるんじゃないの?
916 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 21:43:20
ナボコフ自身が翻訳家で「意訳」を否定してるんですよ 大津栄一郎が「賜物」で伝統的意訳をしていて なぜそれが駄目なのかと若島と論争していて 「乱視読者の冒険」に出てくるよ
>>916 ナボコフが拒んだ意訳というのは
プーシキンの散文訳みたいな、筋が通れば外観を損ねても構わないというような訳業のことなんじゃないのかな
筋だけが、原文の命ではないということを踏まえて
原作をそのまま他国に移せれば本懐なのだとしたら
原文を知らない人間には訳文のよしあしは絶対に量れないね
ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。 舌の先が口蓋を三歩すすんで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。 朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ4フィート10インチの彼女はロだ。ただのロだ。 スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。正式にはドロレス。 しかし、私の腕に抱かれるときの彼女は、いつもロリータだ。 ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。 舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩目にそっと歯を叩く。ロ。リー。ター。 朝、四フィート10インチの背丈で靴下を片方だけはくとロー、ただのロー。 スラックス姿ならローラ。学校ではドリー。署名欄の点線上だとドロレス。 しかし、私の腕の中ではいつもロリータだった。 さああなたはどっち?
下の方がいい でも、上のでもよくないことはない
どうも腰という言葉が引っかかるなあ ソックスとスラックスの韻も消えてる
>正式にはドロレス。 >署名欄の点線上だとドロレス。 このあたり、やっぱり下の愚直な若島がいいね。ナボコフの意図がわかるから。
岸本佐知子あたりに訳してもらいたいかも。 なんか若島の訳もがちがちで面白くないんだもん。 ちゃんとした最低限の日本語になってないぢゃんよ。 文学ってなによ。
923 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 23:13:54
愚直な大久保を求める
924 :
吾輩は名無しである :2005/11/29(火) 23:13:59
岸本じゃナボコフは読めません
ですね、にこるそんべいかーがいいとこです、岸本は
>>918 大して変わらないな。それなら圧倒的に安い大久保訳のほうがいい。
若島の訳は値段が高くても注釈や解説がちゃんとついてれば文句なかったんだが。
文庫になるのを待ちますか。 それとも大久保訳の文庫の活字が大きくなるのでもいいか。 つまりどっちでもいい。かわりばえなし。
露文によれば、ナボコフ自身は、注釈や解説が付いている、学者の逐語訳に批判的なんだよね。 だから、解説本を別に出すんじゃなかろうか。
レムの「ソラリス」の新訳が出たときと似たような騒動になってるな。 値段に文句付けてる人はとりあえず図書館使えば?
しかし誰か3人目が訳すとすればラクチンだよね。 先行訳が二つもあるんだから、原書がなくてもいいくらいだ。
『ソラリス』のときは騒いでたのは山形一人で、レム好きはみな好意的というか、 やっとコレクションが刊行されたので、安堵した、みたいな感じではあった。
『ソラリス』の場合はポーランド語から新たに訳出するという名分があったからな。
単純で平易な文章を求める人にナボコフは向いてないよ 嶽本のばらでも読んでな
誰も単純で平易な文章を求めてなどいないと思うが。
918を見る限り若島訳の方が良い気はするが、 かといって大久保訳を酷評できるほどの違いがあるとも思えん。
結論としてはわざわざ高い金を払って買うほどのことはないということですね。
そんなこと言ったら あまぞんで注文済みの方はどうする
ランチョマットで返本でせう
まだ発送してなければキャンセルできるんじゃないの
でも大久保訳、車であちこち回ってる辺りとかクラスメートの名前の羅列とかになると、だれてくんだよね 若島にはディフェンスの名訳があるから、少女たちの名前を鮮やかに挙げられるようなきめこまかな下地を期待してる
> 朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ4フィート10インチの彼女はロだ。ただのロだ。 > 朝、四フィート10インチの背丈で靴下を片方だけはくとロー、ただのロー。 上の文章のほう読みやすいと感じる軟弱な俺は文庫版を読んだ方がいいだろうか
原書で読もうよ。
英語わかる人でも原書は難しいってこと知らないんだろうか。
もちろん難解な英文だけどそこがまた面白いんだよ。
>>945 うん、その言い分はわかる。
でも難解な英文を、プロの翻訳家がどう訳すかってのにも興味わくんだよ。
あれ、ここはナボコフの文学を楽しむのが主旨じゃないのか? ところで六翼天使というのはポーのアナベル・リーという詩から来ているんじゃないの?
ナボコフの文学を楽しむためにも翻訳はひとつの重要な要素ですから。
買うのは文庫版で、若島新訳は図書館で借りるというのがよさそうですね。
>>928 しかしナボコフ自身の「オネーギン」の訳には
本文の倍の注釈が付いている。
原書を読んだ立場から感想を述べますと大久保訳はかなり優秀ですね。 むしろ原文より表現が面白かったりします。
>>951 原文より表現が面白いって致命的じゃね?
勃起筋と戯れる云々。
955 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 15:26:28
若島のあとがき見たけどいいじゃないですか 大久保の翻訳を認めたうえで、新しい方針で訳してる ロシア、フランス語版も参照している
大久保の翻訳を認めてるならわざわざハードカバーで新訳出すなと。 『冷血』も同じだよなあ。ある程度ちゃんとした翻訳が文庫で出てるのにハードカバー新訳。 両方とも新潮社か。
【ほぼ日刊鍛錬場news】 □11月29日 ■【3】リピート◇ヘロ ■【3】まるい空に欠けた月◇渋谷 ■【1】生きるために◇Kira ■【1】女心と冬の夜◇生肉 ■【2】夢の終りに月の砂漠で◇エンガワ ■【3】あした、きっと◇悠々 ■【3】Redemption(Yahoo!文学賞投稿作品)◇本野探花 ■【1】気付くと◇執権ルピア ■【2】だって、けど、それでも◇明日みるこ ◇さっくん氏(Redemption簡素より) 文章としてあまり面白みのない冒頭でした。冒頭において、 読者は主人公の過去やその背後関係を知らないのですから、 それを予見させるようなものを書くにしろ、内容それ自体に対す る面白みを見出すことは難しいでしょう。だから、この部分は、 もっと文章をよくして、内容よりも、その響きによって読者の心 に何かを届けなければならない(特に短編ならば)とも思います。
新訳を文庫で出してくれる岩波のほうがよっぽどましだな
貧乏人は麦でも食ってろ
どうやら、白米ばかり食べている貴族が遊びに来ているようですね。
961 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 19:54:29
大久保訳の株が暴騰だな。 俺はもともと、あれはかなりいい訳だと思っていたよ。
962 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 19:55:56
ただナボコフの本格的研究を経たものじゃないでしょ
むしろ麦の方が高いよ やっとアマゾン発送されたわ。キャンセルするか迷ったけど。
>>956 新訳が文庫で出たら旧訳文庫を一般書店で買えなく(売れなく)なっちゃうでしょ。
別に買えなくてもいいよ
若島訳読了。 あとがきに、比喩もそのまま直訳したとある。 大久保は比喩を捨てて意味を取った訳。 若島の基底通音の、ドロレス像を破壊するという目論見が成功しているかどうかは、 よくわからない。 大久保訳のほうがストーリーに入りやすいため、 おろおろしているハンバートの姿が浮き彫りになっていると言えなくもない。 どっちでもいんじゃね? 翻訳なんだし。 ナボコフ好きで若島ファンなら買えばいいし、 どっちみち翻訳なんだから言葉の魔術師の手腕は、原文でしか判らん。
967 :
吾輩は名無しである :2005/11/30(水) 23:10:26
読むの早えなおい
翻訳者が「わが娘に捧げる」とか舞い上がっているのはいかがなものか。 あれはナボコフ夫人に捧げられているはずなんだが。
生田耕作も、シュルレアリスム宣言誰かに捧げてたような気がする 京大つながりってことで
木田元も翻訳を故人に捧げてたよ。共同でやってた翻訳者が死んじゃったからってその人に。哲学だけど〜。
日本の作家でナボコフ的な人といったら誰でしょう? あんまり思い浮かばないんですが。 思いつくままにあげれば室井光広とか。
山田太一の『飛ぶ夢をしばらく見ない』はナボコフ的。 てゆーか『ロリータ』的ってゆーか。すごくエロチック。
泉鏡花 凝ってて美感にうるさいとこ 魔術師だし、偏屈ぽいし
975 :
張吉山 :2005/12/02(金) 12:33:12
まだ読み始めですが、やはり注釈がほとんどないのが残念です。いちいち、大久保
訳の注釈を参照したりしています。もちろん、最初に出た原書には注釈なんてないの
だから、それで良いのだという考えもあるでしょうが、最初の方に出てくるエドガー・
アラン・ポーと若妻の話などは、ハリー・エドガーとヴァージニアと書かれているだ
けなので、「ムッシュー・ポー=ポー」などと書かれても、単にpoetの略かと思って、
意味不明でした。poetとPoeの両方にかけている訳でしょうけど。
仏語の部分も、例えばロリータの母親の下手な仏語を「ヌ・モントレ・パ・ヴォ・
ザーンブ」と表記して、その後で、彼女が仏語がうまいと思っているとかなんとか
いう作者の注釈だけで済ませていますが、これじゃ日本の読者は何のことやら分ら
ないのではないでしょうか。大久保訳ではちゃんと、本来は「ジャンブ」であると
ころが、「ザンブ」となまっていることを注記しているので、ニュアンスは分る
のですが。せめて訳の方ででも、そのなまった感じを出すべきだと思いました。
単に「脚を見せちゃいけませんよ」ではなく、「脚(あす=ルビで)を見せちゃ
ダメよ」とでもして、仏語はその後に(ne montrez pas vos zhambes)とする
など。
zhambesがどんな綴りか調べてみたら、原文はこんなサイトでも読めるんですね。
http://www.uweb.ucsb.edu/~thong/lolita.html
なるほどね。 よく読んでますね。 そういう風に聞くと、あまり出来映えはよくないのかも、と思う。 でも、結局かうだろうな。 ナボコフ大好きだからなあ。 まあ、この調子で他の訳も刊行されるといいな。 とくに『アーダ』がよみたいな。 復刊ドットコムみると、『アーダ』は交渉中になってるけど 復刊されないのだろうか。 まあ、早川はそういうの熱心じゃないからなあ。
新訳自体はありがたいが、この値段でこれかって気はするわな。 もうちょっとまともな注釈つけてくれよって感じ。
978 :
吾輩は名無しである :2005/12/02(金) 16:38:49
若島の旧著をよんで ロリータ論を待ちなさい
芋蔓商法 気がつくと本棚には若島の著作だらけ
俺も若島の策略にまんまと嵌ってる。 まあ今更ロリータを高い金払って読む人間は それなりにナボコフを分かってる奴だろw
(´・ω・`)つ[//////] みなさんホワイトロリータどぞー
若島 Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で14,700位 大久保 Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で12,849位
983 :
吾輩は名無しである :2005/12/03(土) 14:39:01
読み始めた。 文体が知的で素敵。 読み終わったら原書に挑戦するじょ。 (ちょっと韻を踏んでみました。)
>>982 やっぱり安いほうに行くわな。
それにしてもちょっとやばいな、それ。
985 :
吾輩は名無しである :2005/12/03(土) 15:05:39
おい、ロリータの新訳皮切りに最近女の子が殺されまくってるぞ。 責任取れよナボコフ野郎!!!!!!!1
いまごろヤギカルは自分の『ロリータ』を書いてるところだろう
これで初めてナボコフに触れます、って人の含有率は相当に低そうだ。
ナボコフの逐語訳は挑戦してみてもいいと思うし 450ページ以上あるから値段も仕方ないと思う とは言いつつ最近の本はこの本に限らず軒並み高すぎると思うが…
参考データ 「冷血」新訳単行本 Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で39,108位 「冷血」新潮文庫版 Amazon.co.jp 売上ランキング: 本で16,366位
「ソラリス スタニスワフ・レム コレクション」71,996位 「ソラリスの陽のもとに ハヤカワ文庫 SF 237」23,751位
まあ文庫のほうが売れるだろうが、 『ロリータ』の場合は初動だからなぁ