1 :
ぉぃ!何を輸出する?:
日本の現代文学を世界に紹介し、振興に役立てようと、文化庁が作品の「輸出
事業」に乗り出した。翻訳したものを海外の出版社に持ち込み、一部を買い上げて
海外の大学や図書館などに配布、日本文学が商業ベースにのる環境整備を図る。
三島由紀夫、安部公房、大江健三郎氏らに続く人気作家が狙い通り誕生するか。
文化庁の計画では2年間で20作品を出す。今年度は3億円の予算を確保した。
対象は明治以降の作品で戦後が中心。国内で一定の評価を受け、外国人にも受け
入れられそうな作品を選ぶ。作家の島田雅彦氏やジョン・ネイスン氏、福田和也氏ら
5人による委員会を設け、どの作品を「輸出」するか選考を始めた。多数の作家を
紹介するため、1人1作品が原則という。
原作を生かせる翻訳家探しや、外国の出版社との交渉も手がける。英語のほか
フランス語やロシア語、ドイツ語への翻訳も検討。すでに翻訳出版されている作品を
よりよいものに手直しすることも想定している。
河合隼雄文化庁長官は「日本は文化では輸入超過。文学を通じて世界に日本を
知ってもらいたい」と意気込んでいる。
朝日新聞
http://www.asahi.com/culture/update/0428/002.html
2 :
吾輩は名無しである:02/04/30 17:24
くそスレたてないでよ。その話題はすでに出ました。遅っ。
3 :
吾輩は名無しである:02/04/30 17:28
>>2 ここは速報板ではないので、そもそもスレ立ての速さを競っていない。
何度話し合っても、良いテーマと思う。
4 :
吾輩は名無しである:02/04/30 17:29
日本の現代の戯曲は対象になる?
で、誰が通用しそうよ
6 :
吾輩は名無しである:02/04/30 17:39
二十人もいるかなぁ
7 :
吾輩は名無しである:02/04/30 17:46
>>214 ハァ?
>内村はゲイリー・オールドマンに似てるよね
これがどうして内村への侮辱になるんだ?
怒るのはゲイリーファンだろ藁 筋違い♪
スレ違い♪
9 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:01
「国内で一定の評価」とは?
「外国人にも受け入れられそうな作品」というと、
結局は三島のように「東洋的エキゾチシズム」を
売りにしなければならないのか?
10 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:04
じゃ、田口ランディソ
11 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:06
ジョン・ネイスンって誰だよ。
12 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:20
縞堕って誰だよ、吹く堕って誰だよ。
13 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:24
>>12 島田の作品を選びたくないので、文化庁が島田を選考委員に入れたとか?
14 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:33
>>13 すでに輸出されてるし、「外国通」だと思われてるんだろ。
15 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:36
16 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:44
日本を代表する文化として、アニメやコンピュータ・ゲームに文化庁の予算は付かないのか?
外国のオペラばかり見て、日本のオペラを見に行かない小泉に問題は無いのか?
17 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:51
委員が5人。
その中に島田雅彦・福田和也だって。
ワハハ。
福田はなんとしてでも、笠井潔「哲学者の密室」をドイツ語に訳させるだろうな。
オレも笠井の小説は好きだからいいけど。
島田はなんとしてでも、辻仁成の小説の翻訳を阻止するだろうな。
辻の場合はこの事業で翻訳しなくても既に何冊も翻訳されて賞まで取ってるけどな。
18 :
吾輩は名無しである:02/04/30 18:56
とりあえず中上は秋幸三部作と千年の愉楽と奇蹟をセットで
島田高橋はマシな作品をいくつか。特にギャングは希望
あと古井は・・・無理か?文章が凄いんだし
で大西はいけると思うんだけど
そんなもんかな?よくわかんないや
19 :
吾輩は名無しである:02/04/30 19:11
>>16 アニメは東京都でなんか作るって石原がいてた。
20 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:02
純文学限定か?
21 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:15
国書刊行会の文学の冒険シリーズみたいな感じのラインナップでいった方が受け
いいんじゃない。
22 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:39
>>11 ジョン・ネイスンはたしか三島の伝記を書いた人だね。同性愛に関する
記述が三島未亡人の気にいらなかったらしく、邦訳は絶版を食らった。
最近再刊するとかしたとか聞いたことがあるけど、どうなったのかな。
あと、大江の本を英訳している。
>>18 古井は仏・独・英訳があったと思う。数は多くないようだが。
23 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:41
星新一は、短編だし、内容も無国籍的だし、文体的にも翻訳に適してそうだし、
面白いし。
24 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:44
ミシマはもういらないよ〜
25 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:45
星・三島・川端・安部らいっぱい翻訳されてんのはもういいじゃん。
26 :
吾輩は名無しである:02/04/30 22:50
戦後文学が中心、とはいっても明治以降が対象。
美文とか漢文調の、日本では古色蒼然という印象の小説でも、外国語に
翻訳すれば新しい読者が開拓できるかも…。
27 :
吾輩は名無しである:02/04/30 23:09
>>26 「東海道中膝栗毛」なんかを翻訳して、ヴェンダーズとかジャームッシュ
なんかに映画化してほすぃ。
28 :
吾輩は名無しである:02/04/30 23:13
>>27 それら名監督をしても、しりあがり寿の「真夜中の弥次さん喜多さん」
を超えるのは無理!…と断言しておく。
29 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:13
島田雅彦
↑
こいつどこにでも出てくるな・・・
さっさと代表作描け!
30 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:17
島田雅彦と福田和也
こいつら政治的な可笑しな選択はするなよ
31 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:20
選考委員に大江健三郎がいなくてよかった!
32 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:24
選考委員には石原慎太郎氏を是非。
33 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:41
福田和也がいるんだから、
石原慎太郎の作品なんか紹介してやれ!
34 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:48
『必読書150』(太田出版)
著者:柄谷行人・浅田彰・岡崎乾二郎・奥泉光・島田雅彦・すが秀実・渡部直己
で取り上げている日本文学の必読書とどう違うか楽しみ。
35 :
吾輩は名無しである:02/05/01 00:58
>>1 一部を買い上げて海外の大学や図書館などに配布
涙ぐましい!
36 :
吾輩は名無しである:02/05/01 01:17
37 :
吾輩は名無しである:02/05/01 01:44
ぜひ筒井康隆入れてあげて、お願い!
38 :
吾輩は名無しである:02/05/01 02:17
直木賞作家の方がいいかも知れない。
39 :
吾輩は名無しである:02/05/01 02:20
山田風太郎でいこう
40 :
吾輩は名無しである:02/05/01 03:32
日本浪曼派の保田與重郎はぜひとも紹介してほしい。
41 :
吾輩は名無しである:02/05/01 03:59
小林秀雄は海外で通用するか?
42 :
吾輩は名無しである:02/05/01 04:00
とりあえずドグラマグラ
43 :
吾輩は名無しである:02/05/01 04:15
浅田彰の「構造と力」はどうだ。笑われるだけか。
文学じゃない
45 :
吾輩は名無しである:02/05/01 14:18
菊地秀行はどうだ?
◆[魔界都市ブルース/マン・サーチャー・シリーズ]
■「魔界都市ブルース」1〜8(以後続刊)
■「魔王伝」(全3巻)
■「双貌鬼」
■「夜叉姫伝」(全8巻)
■「鬼去来」(全3巻)
■「死人機士団」(全4巻)
■「緋の天使」
■「ブルー・マスク」(全2巻)
■「<魔震>戦線」(全2巻)
46 :
吾輩は名無しである:02/05/01 15:43
47 :
吾輩は名無しである:02/05/01 22:39
悲しい現実を知ってしまった。↓コピペよ
『1978年、ぼくはミシェル・フーコーに会った。彼は1926年生まれだから、
そのとき52歳、ぼくあh39歳だった。会ったといっても、文芸誌「海」での
吉本隆明との対談企画者として立会っただけの話である。この対談、後に
『世界認識の方法』(現在は中公文庫)として単行本になり、『集成』第VII巻
にも再録されている。
この対談終了後、フーコーが吉本隆明に「往復書簡をしたい」と語った。
社交辞令とは知っていたが、編集者としては敢えて真に受け、早速、吉本
隆明に長文の手紙を頼み、出来上がった原稿を対談通訳者でもある蓮実重
彦に翻訳してもらい、フーコーに送った。内容は忘たが、道元とヘーゲル
を巡っての、五十枚ほどの原稿だった。原稿を渡す時、吉本隆明は「ぼくの
書いた内容なんて、フーコーさんなら当然知っていることばかりだけどね」
と言い、また仏訳した原稿をベルギー出身の訳者の夫人に見せると、「この
人、頭、悪いんじゃない」と言われた話など、いまでは懐かしい思い出だ。
夫人がなぜそんな言葉を口にしたのか。欧米人らの論文は、まず結論を
先に述べ、それを論証する形で話を進めるのに対し、日本人、中でも吉本
隆明のそれは、紆余曲折しながら何となく結論に向かう書き方ゆえ、原文
に忠実に翻訳すればするほど、外国人には「頭が悪い」との印象を与えるよ
うだ。国民性の差というやつだ。
件の手紙を出してから一年ほど経ったころだろうか、日本在住のフーコ
ーの友人を通してようやく返事がきた。しかし危惧した通り吉本隆明の論
考は意味不明、従って「返事は不能」とのことだった。またフーコーは、「吉
本さんはヘーゲルをドイツ語できちんと読んでいるのか?」とも問うたよう
だ。口先だけで国際化を論じるのは簡単だが、こうした一例を取っても、
道はまだまだ遠いのだ。』
現実は厳しいのだ!
吉本って英語しかできないんでしょ?
49 :
吾輩は名無しである:02/05/01 22:48
『』の中に「」やら『』やらが入っていてヘン。
50 :
吾輩は名無しである:02/05/01 22:50
吉本は英語もできないはず
51 :
吾輩は名無しである:02/05/01 22:56
文学などの芸術ならともかく、
思想関係は海外で通用するしない以前にまず読んでもらえないみたいね。
52 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:30
日本人は自分とやり方違ったってとりあえず読むのにね。
馬鹿にされてんね、あいかわらず。しょーがないか。
53 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:32
54 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:39
こうなったら弔い合戦だ!>ばなな
55 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:42
日本の現代文学の「輸出」って、そんな魅力的な商品あるのか???
56 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:50
撰者に魅力がない。
57 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:53
「豊饒の海」は、アジアにも紹介いただきたいですね。
タイとか
58 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:00
『三島由紀夫、安部公房、大江健三郎氏らに続く人気作家が
狙い通り誕生するか。』
が目的なのにまた三島を紹介してどうすんのよ
でも「豊饒の海」は、あんまり有名じゃないでしょ。
60 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:03
>>57 それより「らい王のテラス」をカンボジアで上演してほしい
61 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:09
三島みたいに自衛隊に乗り込んで切腹した右翼でも政府は認めてくれるんなら
川端みたいに無銭飲食しまくりでも政府が認めてくれるんなら
やるキッスも残してほしかった
ネプ投げも残してほしかった
62 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:22
ぜひとも保田與重郎は丁寧に紹介してほしい
そんな極右紹介できんのか?
まあ、三島もそうなんだけどさ。
64 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:23
基本的に批評家思想家は無理じゃないかなあ
65 :
吾輩は名無しである:02/05/02 00:27
小説以外の日本人の文章はおそらく読んでもらえません。
66 :
吾輩は名無しである:02/05/02 01:00
rwq
67 :
吾輩は名無しである:02/05/02 03:25
,,,,,,,..........,
./"´:;;::;;;: ::::;::"ソヽ
/ ,ヘ〜-ー'´⌒``ヽ:ヽ
/ ノ 彡:三:三:三:ミ |: \
| |. __,,;;ィ t;;;;,,,_ :ヽ |
| |シ ,ィェァ') (.yェュ、 ミ| |
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ヽ{ ヽ. (r、 ,n) /:: };ノ
し} : 、___二__., ;:::::jJ おもしろい小説を紹介してくれ?
!、.:. ´ ..::::... `ノ::::ノ
_,〉、ゝ '""'ノ/:|
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-ー''''"";;;;;;;;;;;;ヽ \::::::::/ /;;;;;;;;;;;`''ー-、,,,,__
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68 :
吾輩は名無しである:02/05/02 03:27
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/ ̄ ̄  ̄` 、-、
,l' ‐'- `ヽ `l
l - - ヽ l
l' _ ~~ l
|_ _,-─'' ̄ ̄`─--、__ \l
■l ■\ /
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■l <◎> | | /<◎> ■■ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■i`─ ' | | `ー ' ■■ l < おもしろい小説を紹介してくれ!
■i | | | | /■■ / 読んでる暇ないと思うが。
■l/ノ、_,、ヽ\ ■■■ l \_____________
■l ■■■■■ ■■■ l
■■ ヽ三三ノ ■ ■■■ l
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■■■■■■■■ l 丶ヽ
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■■■■
69 :
吾輩は名無しである:02/05/02 04:54
そもそも文化庁にこのプロジェクトを立ち上げるよう要請したのは、
なんと石原慎太郎知事なんじゃありませんか!
都知事なんてもったいない、ぜひ総理大臣になってくれ。
70 :
我輩は名無しである:02/05/02 06:13
67と68はアーティストの域にあるね。
政府は文学だけでなく映画も保護するべきだ。建築にばかり金かけ
ないで。あっ、でも無理か。宗男みたいに裏金もらえないもんなぁ。
71 :
吾輩は名無しである:02/05/02 22:19
福田和也「作家の値打ち」の採点表より
96点 「仮往生伝試文」 古井由吉
「ねじまき鳥クロニクル」 村上春樹
「わが人生の時の時」 石原慎太郎
92点 「楡家の人びと」 北杜夫
91点 「テニスボーイの憂鬱」 村上龍
90点 「グイン・サーガ」 栗本薫
89点 「舷燈」 阿川弘之
「夫婦茶碗」 町田康
88点 「柔らかな頬」 桐野夏生
87点 「ぼぎちん バブル純愛物語」 横森理香
84点 「武王の門」 北方謙三
82点 「弟」 石原慎太郎
78点 「プリズンホテル」 浅田次郎
75点 「嗤う伊右衛門」 京極夏彦
「透光の樹」 高樹のぶ子
72点 「丘の上の向日葵」 山田太一
「本所深川ふしぎ草紙」 宮部みゆき
※90点以上は、世界文学の水準で読みうる作品、
80点以上は、近代日本文学の歴史に銘記されるべき作品、
70点以上は、現在の文学として優れた作品、だそうです。
72 :
吾輩は名無しである:02/05/02 22:23
67点 「海峡の光」 辻仁成
66点 「永遠の仔」 天童荒太
65点 「親指Pの修業時代」 松浦理英子
63点 「女たちのジハード」 篠田節子
58点 「新宿鮫」 大沢在昌
「ホワイトアウト」 真保裕一
56点 「沈まぬ太陽」 山崎豊子
54点 「星に願いを」 林真理子
50点 「ステッセルのピアノ」 五木寛之
「ゲルマニウムの夜」 花村萬月
49点 「花埋み」 渡辺淳一
48点 「家族シネマ」 柳美里
46点 「総門谷」 高橋克彦
45点 「下天は夢か」 津本陽
42点 「日蝕」 平野啓一郎
39点 「東京セブンローズ」 井上ひさし
37点 「刺青」 藤沢周
35点 「リング」 鈴木光司
32点 「スティル・ライフ」 池澤夏樹
30点 「カエサルを撃て」 佐藤賢一
29点 「テロリストのパラソル」 藤原伊織
26点 「同時代ゲーム」 大江健三郎
「不機嫌な果実」 林真理子
23点 「争いの樹の下で」 丸山健二
22点 「女ざかり」 丸谷才一
「失楽園」 渡辺淳一
「夢の島」 日野啓三
測定不能 「蝦夷地別件」 船戸与一
「砂のクロニクル」 船戸与一
17点 「バースデイ」 鈴木光司
73 :
吾輩は名無しである:02/05/02 22:25
60点以上は、再読に値する作品
50点以上は、読む価値がある作品
40点以上は、何とか小説になっている作品
39点以下は、人に読ませる水準に達していない作品
29点以下は、人前で読むのが恥ずかしい作品、だそうです。
74 :
吾輩は名無しである:02/05/02 22:48
オタク以下の才能が小説に逝くわけ ほんとにはずかしいね
75 :
吾輩は名無しである:02/05/02 23:17
「グイン・サーガ」 栗本薫 は、大好き!!!
76 :
吾輩は名無しである:02/05/02 23:20
>>71、72、73
文化庁の計画では2年間で20作品を出す。って無理だよ。
20作品もないじゃない!
77 :
吾輩は名無しである:02/05/02 23:21
グインサーガまだやってるらしい(-_-)
予算の半分を辻とばななの回収に当てよう。
79 :
吾輩は名無しである:02/05/04 12:56
80 :
吾輩は名無しである:02/05/04 13:04
グインサーガはリンダが結婚するところで遂にリタイヤしました。
あれから十年。まだ終ってないようで。
81 :
吾輩は名無しである:02/05/04 13:21
大江健三郎、遠藤周作、三島由紀夫、辻否隣あたりはFolioに入ってるね。
この板で人気の古井、横光、大西、中上、藤枝らへんから幾つか選んだら
どうだろう? 個人的には、原民喜「夏の花」なんか良いんじゃないかと思うが。
82 :
吾輩は名無しである:02/05/04 13:26
文化庁から中上はなさそう
大西も
83 :
吾輩は名無しである:02/05/04 13:28
あ、そうか。なるほどね。じゃ、筒井康隆も入れとこう。
84 :
吾輩は名無しである:02/05/04 23:47
小林恭二は?
85 :
吾輩は名無しである:02/05/04 23:58
小林恭二? 日本人でも知らん
86 :
吾輩は名無しである:02/05/05 00:07
山岡荘八の徳川家康が世界最長小説ということでギネスブックに載っていた
「グイン・サーガ」はどうなったんだ
一人の作家が書いた小説として、巻数というよりも分量で
87 :
吾輩は名無しである:02/05/05 00:13
1 :吾輩は名無しである :01/12/04 22:07
小説、戯曲、ひょうたん島!
出っ歯、ゲジまゆ、トンボ眼鏡!
あれほどの顔からあれほどの物語!?
あれほどの顔だからあれほどの物語!?
彼の表現活動によって放出される世界は
「顔の毛穴」からでるインクで綴られ、
「出っ歯」で削られ、「鼻息」で磨かれ、「口臭」で装飾され、
そしてその顔面を司る「脳」で全てをリンクさせる。
笑いと哀しみと醜さと美しさのテンションは、
時としてぬくもりの皮肉として感応装置を発火させる。
近づけば悪臭漂い、遠ざかればただの不細工、
そんな彼の顔面的本質を見極めるべく焦点はどこへ。
そのポイントを合致させる実に簡単な方法がある。
1ページ、いや1行読み進めるたびに著者近影を凝視することを
絶え間なく切実に行うのである。
その行為が必ずや君を焦点へと手招きしてくれるだろう。
顔面文学者こと井上ひさしのスレッド。
88 :
吾輩は名無しである:02/05/05 12:25
大江の作品って実はあんまり翻訳されていない。特に初期。
稲垣足穂を外す訳にはいかないと思います。
昔、書肆ユリイカから全集が(完結しなかったが)出た時、
一等最初に申し込んだのが石原慎太郎だったと、彼の
本に書いてあったよ。
この間中国の人に一千一秒物語を見せたら、
「イメージが大変きれいですね」と、一冊買ったよ。
翻訳にはどの作品を選べば良いのか?
90 :
吾輩は名無しである:02/05/05 16:34
志賀直哉とかはウケが悪そうだね、異国人には。
91 :
吾輩は名無しである:02/05/05 20:11
,,,,,|||||||||||||||||||||||||ll|||||||||||||||||||||||||,,,,
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(e| L____』 | | L____』 |3)
( ||  ̄ ̄ ̄ | |  ̄ ̄ ̄ ||,)
||| | | |||
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\|、 __ _< | | >_ __ ,|/ < 小林よしのりに負てたまるかぁ
-| l ↑ ̄ ヽ__/  ̄↑ // \____________
| l ヽ、________/ //
| l \┼┼┼┼┼/ //
ヽl  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ //
\ ‘ ̄ ̄ ̄ ̄' /
\ /
\ /
\____/
92 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:15
文化庁のサイトでは全くアナウンスがないね。
ネタでした
94 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:19
>>88 商品として魅力ないから。
外国人がわざわざ手を伸ばして買ってみようと思わせなきゃね。
文学も商品である以上、市場原理に堪えられない物は淘汰されて当然。
95 :
吾輩は名無しである:02/05/06 01:07
吉本隆明、柄谷行人、蓮実重彦、浅田彰は、海外での評価はどうなの?
文学と違って、思想関係は全滅なの?
96 :
吾輩は名無しである:02/05/12 01:49
西田意外は全滅でしょう。ニューアカなんて論外と思う。
高度に専門的かつ文献学的なものは別でしょうが。
97 :
吾輩は名無しである:02/05/12 02:04
深沢七朗ってのは、人気無いのかね
98 :
吾輩は名無しである:02/05/12 02:08
柄谷はアメリカでそこそこ本売ったし他の数多の批評家とかよりは全然凄いと思う
浅田はよくわからんが海外の知識人の誰とでも普通に話できるのは凄い
蓮實は海外では映画では頑張って啓蒙?してると思うよ小津の本とかも調子良いみたいだし
吉本を除くとやっぱり鎌田とかよりは全然外を向いてるよな気がする
99 :
吾輩は名無しである:02/05/12 02:23
深沢はヨーロッパでめちゃくちゃ売れたから、もういいじゃん。
100 :
吾輩は名無しである:02/05/12 02:26
蓮實はフローベール研究家としても一流なんじゃない。
アカデミズムとしてだと批判されるかもしれないけど、本当はそれこそ必要なのかも。
フランスのポスト構造主義だって、ある意味アカデミズムなんだし。
>>97 「深沢七郎」です。
日本で出版できない「風流夢譚」を海外で出版(・∀・)!
102 :
吾輩は名無しである:02/05/20 15:54
いいねえ。
深沢七郎はめちゃめちゃ好きなのでやって欲しい。
右翼系・左翼系・ライトノベル系・ひきこもり文学系
ひととおり揃えた品揃えを求む
>河合・ユング屋・ハヤオ
ちなみに彼を文化庁長官に任命したのって小渕?
103 :
吾輩は名無しである:02/05/20 16:51
深沢七郎のもの凄ーいどうでも良さ、と
焦点の狂い・・・かなり気に入ってる
「数の年齢」なんて、タクシーのメーターが
あがっていくだけの話
・・・で、またあがった、またあがった
って文句言い続ける、まるっきり、それだけ
104 :
吾輩は名無しである:02/05/22 00:45
>103
「数の年齢」?読みたい。「風流夢譚」もそろそろ再販しろよ。
この不敬ユーモア小説の傑作を闇に葬ったままで日本文学はありや。
内田百閨A野坂昭如、寺山修司、筒井康隆
江戸川乱歩、宮澤賢治、小川未明、坂口安吾
白土三平、大島弓子、高野文子、宮崎駿
漫画はだめか。ナウシカって出てる?
へたに若手作家出すより漫画の方がいいぞ。
105 :
吾輩は名無しである:02/05/22 01:01
>>96 九鬼も西田程じゃないけど、知られてるよ。
むしろ、現代の思想家よりも、道元や荻生徂徠なんかでいった方がよいかも。
106 :
吾輩は名無しである :02/05/22 01:10
三木清!ハイデッガーに教わった!獄死!それだけ!
107 :
吾輩は名無しである:02/05/22 01:39
日本の思想として世界的に注目の対象となり得るのは、昔から変わらず戦前の京都学派。
戦争責任問題もあって、西田以外にはこれまで再評価があまり行われてこなかったんだけど(ハイデガーと同事情)、
しかし、近年、京都哲学選書なども刊行されつつあり、海外の研究者も生まれつつあると言う。
海外に名の知れてる京都学派思想家は、
西田幾多郎、田辺元(ハイデガーが尊敬していた事でかなり知られているようだ)、西谷啓治
の3人が最大か。
それから、京都学派ではないが、鈴木大拙も著名。
いずれも、海外での評価は、禅、仏教と関係付けられて宗教的哲学者として知られている。
108 :
吾輩は名無しである:02/05/22 01:42
もっとはんなり言ってよ!<107
109 :
吾輩は名無しである :02/05/22 01:44
西田の全集出るときは徹夜で書店に並んだよ……。
110 :
吾輩は名無しである:02/05/22 02:12
sc恆存もいろんな意味でもっと知られて良いと思う。保田よりも・・・。
111 :
吾輩は名無しである:02/05/22 02:16
>>104 ナウシカは既に英・仏・独・伊・中の各国語で出てるよ。 あっちのアマゾン
のレヴュー見てみ。 かなり高い評価受けてるよ。
>>110 「私の国語教室」(申し訳ない!今の漢字で)は愛読書です。愛涜しています。
113 :
吾輩は名無しである:02/05/22 14:18
みんな、現代詩のほうはどうよ?
俺はあんまり現代詩は知らないんだけど、田村隆一とか吉増剛造とかは
訳されてるのか?
あるいは、輸出するに足る現代詩人は?
>>107 まあ、文学とは関係なくなっちまうけど、中村元や井筒俊彦もけっこう知られて
ますよね。 なんか名前が挙がってるのみんな故人・・・・・・・。
あんぐ
116 :
吾輩は名無しである:02/05/25 00:48
くだらね〜スレだな。
そもそも、慎太郎が亀井静香とボス交してゲットした(9億だっけ、90億だっけ?)
利権話に福田らもタカってるってことでしょ。
その予算がちゃんと使われてるかどうか監視したほうが、
まだ生産的だYO!
117 :
吾輩は名無しである:02/05/25 00:49
>>116 それは君にまかせた! 禿ながら応援してるよ!
監視結果を報告してくれ。
118 :
吾輩は名無しである:02/05/25 00:51
その後、そうなったの? なんか情報くれ!
119 :
吾輩は名無しである:02/05/25 00:53
俺にもおこぼれくれよ<利権
乗り出すな!
金だけ出して口出すな!
てめぇらがでしゃばればろくなことにはならねぇんだよ!>文化庁
121 :
吾輩は名無しである:02/07/01 01:23
その後、どうなったの?
122 :
吾輩は名無しである:02/07/04 04:02
なんか情報ないか?
123 :
吾輩は名無しである:02/07/05 07:10
情報くれ
124 :
吾輩は名無しである:02/07/05 14:33
>>116 亀レス。単年度にならすと2億なんでしょ?
125 :
吾輩は名無しである:02/07/10 08:11
情報・・・
126 :
吾輩は名無しである:02/07/16 18:35
>>116 同意。本当に翻訳して海外に出す価値ある作品なら、とっくに
海外に出てるって。3億円拠出する必要なんて、どこにもない
わけよ。俺は怒ってる。本当に、怒ってる。
しかも「外国人にも受け入れられそうな」ってのがアフォっぽいな。
意外なものがウケることだってあるだろうに。
さらに島田福田?何を輸出するんだか。
>>126に烈しく同意。
128 :
吾輩は名無しである:02/07/16 19:24
>本当に翻訳して海外に出す価値ある作品なら、とっくに
>海外に出てるって。
ああ、ばななとかな。
129 :
吾輩は名無しである:02/07/16 20:31
かなりの部数を買い上げて図書館に配る予定なんだよね。
そこも俺は気に入らない、あまりにも過保護。外国側に
買ってもらうのが、輸出ってもんじゃないのかな。
>>127 島田福田ハァ。不安を煽り立てる人選。なんでわざわざ
>>128 村上春樹もしかり。
130 :
吾輩は名無しである:02/07/16 23:57
文学じゃないが、福田本人の著作はどうだ、ぜひ英訳してほしい。
「奇妙な廃虚 フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール」
131 :
吾輩は名無しである:02/07/17 00:14
本人に翻訳させれば必死になってやるだろうな。
133 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:00
じゃあ写真のとこはGakutにしよう。
134 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:06
風流夢譚よみたいよ。
あと大江の17もね。
135 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:10
Gakutって誰だバーカ。
136 :
吾輩は名無しである:02/07/17 18:22
>>133 ついでにタイトルと本文は里見八犬伝とかで。
137 :
吾輩は名無しである:02/07/17 19:23
自分たちで輸出するってこと自体国辱的
向こうからオファーがこなきゃべつにする必要ないっしょ
138 :
吾輩は名無しである:02/07/17 23:32
3億円と共にクソ文学を外国に押し付けようとしている人がいます
139 :
吾輩は名無しである:02/07/18 00:24
「現代」にこだわらず、内田百間とか稲垣足穂とか藤枝静男なんかを
紹介した方がフレッシュな印象を与えられると思いますが。
大西巨人「神聖喜劇」
>>135 子供みたいな書込みするなよ、ってリア厨か?
142 :
吾輩は名無しである:02/07/18 06:45
「奇妙な廃虚 フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール」
は、マジでいい本です、はい。
8/9ちくま学芸文庫から発売
143 :
吾輩は名無しである:
↑福田和也