53 :
吾輩は名無しである:02/02/23 06:23
阿川ジイサン頑張れでage
54 :
吾輩は名無しである:02/02/24 05:20
前略 文藝春秋さま
阿川弘之先生の「葭の髄から」パート2の刊行を希望します。
55 :
吾輩は名無しである:02/02/26 03:52
>54
俺も早く「葭の髄から」の続巻を読みたいな。
56 :
吾輩は名無しである:02/02/28 04:59
>55
禿胴
57 :
吾輩は名無しである:02/02/28 14:25
俺はてっきり安岡がそう書いてたのかと思ってしまった。
安岡の志賀直哉論もなかなかだと思うが。
最近安岡はどうしたんだ?
川端みたいに葬式で弔辞よんでるのかな。
58 :
吾輩は名無しである:02/02/28 16:35
>57
ファンの人には申し訳ないが、安岡さんは作家としてもう終わった人。文章はスカ
スカで、昨年の田久保英夫の追悼会でも演壇で40分近く一人でしゃべりまくって
出席者からは「安岡さん、少しぼけたな」との声も聞かれた。立食形式だったから
なおさらみんなウンザリしていたのかもしれない。
それに比べたら、まだまだずっと阿川弘之はしっかりしてる。
59 :
吾輩は名無しである:02/02/28 21:15
>>58 安岡の近況をどうも。
まぁ、随筆だか短編だか分からん雑文を書いてるのも確かだ。
作家としては終わってるのには同意。
しかし、『海辺の光景』から小説を読み出したものとしては、ちと悲しいが。
タイトルの阿川については、高校の教科書で、飛行場での話(体が悪い少年
が出てきたんだけど、タイトル失念)を思い出した。
個人的には、海軍3提督モノ+戦艦長門の生涯かな。
「雲の墓標」「春の城」この二作品は好きだ。
61 :
吾輩は名無しである:02/03/01 00:14
志賀直哉も晩年は小説といえぬ雑文ばかり書いてた。
あれはあれで味があると思うが、どう?
62 :
吾輩は名無しである:02/03/01 02:30
>>61 同感。かういふ文豪の晩年もいいぢゃないかと思はせる文章でしたね。
「小説とはいへぬ雑文」かどうかは議論の余地があると思ひますが、阿川さんは
「群像」誌上に自分の両親や兄弟のことを思いだして連作を書いてゐます。3回目
の今回は「堺の海岸貝々づくし」と題し、主に自分の母親の係累のことや、腹違い
の兄・幸寿氏と母親の関係などを書いてゐます。実に阿川さんらしいムダのない文
章で、海軍ものもいいが、私小説系の作品も捨てがたいところです。今後の続篇に
期待します。
63 :
吾輩は名無しである:02/03/01 20:49
平野謙に処女作発表の経緯を揶揄されてたね(戦後文芸評論)
64 :
吾輩は名無しである:02/03/02 00:29
65 :
吾輩は名無しである:02/03/02 01:58
>64
「年年歳歳」や「霊三題」が志賀や谷川徹三の紹介で雑誌に掲載されたことを、平野
が揶揄的に書いていたやつだろう?
平野の文芸評論なんて、もうとっくの昔に無効だろう。「近代文学」周辺で辛うじて
残るのは、本多秋五と埴谷雄高、大西巨人くらゐだらうな。
平野は寺の生まれといふことを生前、とにかく隠したがった。死んだ磯田光一が新潮
社の近代文学事典の平野の項を担当し、岐阜の寺の生まれであることを書いたところ、
最終のゲラで平野は自ら手を入れてその箇所を削除したといふ。マルクス主義を奉じ
る人間から見れば、寺の住職など不法利得者以外の何者でもなかったのかもしれない
が。
平野はとにかく政治的で、実に穢い奴だった。阿川さんは「国を思うて何が悪い」の
中で平野が晩年、芸術院賞の恩賜賞を受けたことを揶揄的に書いたゐたが、私は「よ
くぞ言ってくれた」と快哉を叫びたくなった一人だ。
平野の悪口は、いずれまた。
66 :
吾輩は名無しである:02/03/02 02:21
こんな事書いていいか分からないんだが、友人の父親が某大手出版社にいるのだけど(阿川さんの本も出してます)、その人曰く
「この人は日本語がきれいなんだ」
そして付け加えて、
「阿川さんは良い作品書かれるんだけど、ただ売れないんだな・・」
薄々思ってた事をこうはっきり聞いてしまうと、辛い。
>54
激しく同意!
67 :
吾輩は名無しである:02/03/03 01:42
>66
あなたの仰有る「某大手出版社」って文○春○で、「友人」って某全国紙に勤める
女性のことかな?
68 :
吾輩は名無しである:02/03/04 01:49
>67
あの病み上がりのヒステリー女のことかな?
69 :
吾輩は名無しである:02/03/05 02:24
あげますよ
70 :
吾輩は名無しである:02/03/06 04:49
新潮社あたりで、早く全集出してくれないかな。「戦艦大和ノ最期」の吉田満への
追悼文や、井上成美・元海軍大将への弔辞など、単行本未収録の文章もそれで読ん
でみたい。
71 :
吾輩は名無しである:02/03/06 05:14
どうも最近は愚痴っぽくなったからね。
石原都知事の三国人発言の際に、
良くぞ言ってくれた石原君!思い起こせば終戦直後
道端で出合った三国人に小突かれた時のあの悔しさといったら・・・
式の恨み節を文藝春秋誌上で開陳していたが
あれはちょっとイタダケナイ。
昔は抑制がきていたんだけどね。
72 :
吾輩は名無しである:02/03/06 05:23
>71
俺もそれは覚えてる。でも「文士・石原でなく、都知事・石原なんだから、
物の言い方には注意なさいよ」という感じで終わってたから、少し救われた
気分になった。年寄りの愚痴、と言えばその通りなんだが、ファンの俺は後
世を生きる日本人への遺言とプラス志向に解釈している(藁
73 :
吾輩は名無しである:02/03/06 21:29
南蛮阿呆列車第三弾を期待します
上のレスにあった阿川さんは氏のご長男じゃないかな
確か昨年NHKの自分の母校で講義する、ナントカって番組に出ていました
74 :
吾輩は名無しである:02/03/06 22:34
ビートたけしのTVタックルのアシスタントのお父さんは作家だったんだ。
75 :
吾輩は名無しである:02/03/07 06:17
あげますよん!
76 :
吾輩は名無しである:02/03/08 04:06
あげ
77 :
:吾輩は名無しである:02/03/08 12:06
山本・米内・井上ときて、鈴木貫太郎で締め括るのかと思っていた。
もう無理だろうなー
78 :
:吾輩は名無しである:02/03/08 12:22
79 :
吾輩は名無しである:02/03/08 13:57
>77
私も小堀桂一郎や半藤一利とは異なる鈴木貫太郎を、阿川さんに期待した一人ですが、
しかし、書かれることが何となく分かっちゃってるので、これはこれでいいのかもしれ
ませんね。
>78
情報をありがとうございます。専門家(?)の自衛隊員の人もカキコしてて面白かった
です!!
80 :
吾輩は名無しである:02/03/10 04:12
げらっぱ!
81 :
吾輩は名無しである:02/03/14 14:09
文春の巻頭随筆、近藤啓太郎の姿を伝えて余すところなし。大老人、お見事です。
82 :
吾輩は名無しである:02/03/15 02:46
「カレーアイスの詩」好きな人いないのかな。これなんか今ドラマ化しても全然違和感無いと思うよ
83 :
吾輩は名無しである:02/03/15 02:48
>82
禿胴! 阿川さんの小説はテレビ向きの、明るい佳作が少なくない。
>>83 感謝!!「あひる飛びなさい」なんかもお薦めですよね。
でも、今そういった文庫は殆ど絶版か品切れ・・・…(哭)
>84
またまた禿胴! 手元の「あひる飛びなさい」のオビには今は亡き芦田伸介
の姿が、加賀まりこや十朱幸代らといっしょに印刷されていて、胸に迫るも
のがある。「犬とまあちゃん」とか、阿川さんの作品は実際にテレビ化され
たものもあり、戦後の小説とテレビ及び映画との関係を考える時、阿川さん
や「第三の新人」の作品は、これまでと違った様相を呈してくるのでは、と
思う時がある。
>>85 ありがとう!!ほんとにそうだね。
余談みたいだけど、NHKの「プロジェクトX」YS11の回を見て
「あひる飛びなさい」をだぶらせた人はこのスレにも幾人かいるのでは?
87 :
吾輩は名無しである:02/03/16 03:31
古山高麗雄が死んで、読売の訃報記事の中で短いコメントが紹介されていた。
88 :
吾輩は名無しである:02/03/18 03:55
あげろ、あげろ。
89 :
吾輩は名無しである:02/03/18 03:58
NHKラジオ第一の「ラジオ深夜便」いう番組あってさ。
そこで一昨日、阿川提督がでてた。
番組ホストの森川愛子(旧姓 志賀愛子 志賀直哉の姪)と、志賀直哉の弟さん
と一緒に、阿川が親しくしていた志賀直哉の思い出話。
どうということない昔話なんだけど、この人たちくらいになると、人生そのものが
芸術作品だなあと感心。
90 :
吾輩は名無しである:02/03/18 04:05
>89
「阿川提督」って、うまい表現だなぁ。
91 :
吾輩は名無しである:02/03/18 12:50
いや、開高健の引用です。>阿川提督
文春文庫の南北アメリカ大陸縦断釣り紀行のカナダ篇で、「阿川提督といっしょに鱒釣り」
の章ですね
92 :
吾輩は名無しである:02/03/22 03:37
ageageageage
93 :
吾輩は名無しである:02/03/24 14:37
宇垣纏
94 :
吾輩は名無しである:02/03/29 03:31
老衰age
95 :
吾輩は名無しである:02/04/02 03:44
頑張れ阿川あげ
96 :
吾輩は名無しである:02/04/04 14:05
右寄り作家では石原よりずっと上。
97 :
吾輩は名無しである:02/04/05 05:32
やっぱ、随筆だろ。
純粋に文章だけで読ませるって大変な事だよな。
98 :
吾輩は名無しである:02/04/05 17:45
東大紛争で林健次郎が学生に軟禁された時に、三島と一緒に東大に直談判に
行ったんだよね。
99 :
吾輩は名無しである:02/04/05 23:48
>98
林健太郎、ですね。その際、三島が学生数人と、阿川さんから離れたところでヒソ
ヒソ話をしていたのを、後年、阿川さんは「楯の会の若者たちだったのでは」と書
いていました。
100 :
吾輩は名無しである:02/04/06 01:37
100ゲット!!
101 :
吾輩は名無しである:02/04/10 21:42
老大家
102 :
吾輩は名無しである:
新刊『春風落月』発売記念あげ