★金井美恵子の噂の娘★

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1吾輩は名無しである
あの娘たちは、今どうしてるのだろう。
時はゆらぎ、光はきらめき、
記憶は風と共に散る。
イマージュと言葉の類いなき結晶。

金井さんちの新刊です。
渋谷のブックファーストにいったら、
なんだか扱いが小さかった。
おまけに装丁がダメな児童文学みたいだった。
値段も2300円だった。
講談社は売る気があるのだろうか。

金井美恵子ももう後半戦延長なのか……
2吾輩は名無しである:02/01/13 03:33
渋谷なんて小汚い街で売れんでもええ。
3吾輩は名無しである:02/01/13 05:10
終わった作家です。
4吾輩は名無しである:02/01/13 07:40
>>3
禿道。
また偉そうなこといってたな群像で。
5吾輩は名無しである:02/01/13 08:18
>>1
>おまけに装丁がダメな児童文学みたいだった。

誰の装丁?
例によって姉の金井久美子?
6吾輩は名無しである:02/01/13 10:07
そーだよ。久美子姉さんが小学校のとき描いた絵を
そのまま使ったんだってさ
7吾輩は名無しである:02/01/13 13:15
金井の中で良いのは『岸辺のない海』だけだ
あれは唯一言葉以外のものに欲望を向けている
書くことの始まりに向かって書くってヤツですね
後は糞だと思う
8吾輩は名無しである:02/01/13 14:11
「作家の値打ち」で金井の評価は適切だったな。糞を糞と言わない
奴が多すぎる。城殿智行(だっけ?)の茶坊主ぶりには呆れ返った。
あのおばさん自分大好き人間なんだね。キモッ。
9吾輩は名無しである:02/01/13 19:46
俺は金井は好きでも嫌いでも無いがやっぱりスガか渡部がまとまった金井論を書くべきだ
蓮実は駄目だと思うけど、普通におもんないし
芳川泰久とかあのへんのおもんないし
金井は映画批評家になったら良いと思うんだけど
まあ『柔らかい〜』以降は読んでないのであれですが
10吾輩は名無しである:02/01/13 19:50
あと蓮実の『オペラ〜』を褒める理由がよくわからん
福田が都知事小説褒めてるのと大差ない気がする
11吾輩は名無しである:02/01/13 19:52
今日の朝日の読書欄の噂の娘が紹介されていたね。
12吾輩は名無しである:02/01/13 19:53
読書欄の→読書欄に
13吾輩は名無しである:02/01/13 20:22
>7
>あれは唯一言葉以外のものに欲望を向けている
書くことの始まりに向かって書くってヤツですね
これ全く意味不明なんですけど、良ければ詳しく教えてくれませんか?
「書くことの始まりに向かって書く」って思いっ切り言葉そのものに対する
欲望なんじゃないですかぁ?

どうも否定的な意見が多いけど、少なくとも小説が何かを表象し、もしくは代行
する物ではないという視点に立ったとき、単語や言語の流れに自覚的なこの作家が
そこまで否定される理由はないと思う。ここでもまた、「作家の人格」(そんなもの果たして有るのか?)
がそのまま作品評価につながるという、作家論の悪弊が幅を利かせているのかな?
14吾輩は名無しである:02/01/13 20:35
単語や言語の流れに自覚的というより、無自覚だからこそ
細密描写とやらを垂れ流すことができるんじゃないの。
15吾輩は名無しである:02/01/13 21:28
「噂のキッス」だっけ?
アレの方がいいよ。
わかるかな?
16吾輩は名無しである:02/01/13 21:38
>>13
そのまま受け取ってくれれば良いと思うんだけど
言葉が書かれるまさにその瞬間に向かって書くんだけど
すでに言葉は書かれてしまっているって事でそれで延々と書く(勿論他の要素もあるけど)
それがスリリングで面白いと思ったし、あの時代であの年齢であれを書いたのはかなり凄いと思う
それは言葉そのものにこだわっているし、それプラス言葉以外の物にも欲望が向いている
だから
>「書くことの始まりに向かって書く」って思いっ切り言葉そのものに対する
>欲望なんじゃないですかぁ(←(ぁ)が煽りっぽいんだけど・・・)?
というのは半分はそうだと思う
でもそれ以外の作品は言葉の事しか考えていないか
映画的な細部を書いたり、目白ものとか『恋愛太平記』とかも
一見雑多な物を書いているようで
書かれるものが他の要素を拒むように書かれているような感じがするし
それってポエジーじゃないの?と思う
まあ好みですけど、俺は雑多な感じのほうが好きなので
17吾輩は名無しである:02/01/13 23:47
岸辺のない海を言葉以外に向けてっていうのは違うでしょ。
金井は馬鹿だけど。
岸辺のない海と同時期に書かれた短編の多くは金井曰く「陳腐な実存主義」で
大衆受けもするし、俺も好きだ。
金井は馬鹿だけど。
基本的に金井はバルト経由の蓮見経由の陳腐なテクスト論者だから、
エクリチュール以前というものを信じてないのね。
だからそもそも書きたいことなんて何もないわけさ。
柔らかい土をふんで、以降はもうほとんど処置無し。
勝手にやってろ婆さんて感じ。
18吾輩は名無しである:02/01/14 04:21
城殿智行の2ちゃんでのあだ名は茶坊主に決定。
素晴らしくってとにかく素敵で、
本当に素敵だとしかいいようがなくって、
絶対にこれ以外にはないっていうくらいふさわしい
ネーミングで、語彙が貧困ですけど(笑)。
19吾輩は名無しである:02/01/14 06:35
金井はいまやお笑いキャラ。
文体パクられてギャグにされてるっていう自覚あるのかな・・・
20吾輩は名無しである:02/01/14 07:19
誰がしてるの?
21吾輩は名無しである:02/01/15 05:18
茶坊主との対談はあきらかに「噂の娘」の宣伝のためだろうけど、
ホストと金持ちバアサンの痴態みたいで見てらんなかった。
群像って最近、新刊が出ると作家に対談やらせてお茶濁すけど、
こんな雑誌じゃなかったはず……
金井レベルの作家なら、金井マンセーの批評家や作家、
福田みたいのに寄稿させてガチンコ特集組むなり
もっと誌面を面白くスリリングにする方法があるだろうに。
いつからこんなヨイショ雑誌に成り下がったのか……
志が低すぎ!
22吾輩は名無しである:02/01/15 06:43
>20
野中柊?
23吾輩は名無しである:02/01/15 06:47
だれそれ
24吾輩は名無しである:02/01/15 07:10
でも作家の値打ちでの福田はみっともなかった。
挑発のつもりならもっと低い点つけろ!
あえて金井をとりあげる時点で戦略なんだろうけど、
中途半端な点数が腰引けまくりでさ(w
25吾輩は名無しである :02/01/15 20:29
あああ、噂の娘、面白いです。
今月の生きる楽しみができてよかった。
なんてーか、金井後期の岡崎京子漫画のような
文体がいいっす。初期の難しいのよりスキスキ。
26吾輩は名無しである:02/01/15 20:50
野中柊って昔、糸圭タンが可愛がってた?よね。今も書いてるのかな。
名前みないけど。
27吾輩は名無しである:02/01/15 21:26
>>26
野中・・・どんな作品書いてたっけ?「何とか家の嫁」とかそんなヤツ?
あと金井って気に入った作家だったらどんな駄作でも褒めるよね
中上との対談で中上が金井に
「どうしてあんたは蓮実にベッタリなんだよう!」と言ったら
「私は蓮実さんに映画の見方を教えてもらった」とか関係ないことを言ってたが
他に金井が絶対的に前肯定な作家って大岡昇平、山田風太郎、ジェーン・オースティン
そんなもんかなあ・・・
28吾輩は名無しである:02/01/16 04:11
で、その野中って人が文体パクってギャグにしているのですか?
29吾輩は名無しである:02/01/16 04:51
まあ色々と偉そうな批判を展開しても所詮は陰口。
30吾輩は名無しである:02/01/16 05:42
>27
映画の見方…? んなもの教えてもらうか?
31吾輩は名無しである:02/01/16 05:59
金井をパクってるのは清水博子でしょ。
パクるというよりは成り代わりたいんだろうけど……
32吾輩は名無しである:02/01/16 07:28
その清水博子って人が文体パクってギャグにしているのですか?
33吾輩は名無しである:02/01/16 18:06
清水は金井リスペクトって感じ。
性格の悪さちゅーか、嫌味も受け継いでいる。
34吾輩は名無しである:02/01/16 19:41
装丁がふた昔前の「暮しの手帳」みたいですね。
しかし、神田駅近辺の書店、あちこち探して1件しか置いてなかった。

こういうのに逝かれる方っていますか?
ひとごとながら、どのくらい来るんだろうとちょっと心配。(w
---------------
「噂の娘」(講談社)刊行記念
金井美恵子氏講演会+サイン会
ゲスト・青山真治氏

日時: 2002年1月18日(金)19:00〜21:00
会場: 青山ブックセンター本店 カルチャーサロン青山
お問い合わせ先: 03-5485-5511(10:00〜22:00)
参加方法・注意事項:
要電話予約(当書お買い上げの方のみ)・先着120名様
参加ご希望のお客様はお電話でご予約の上、事前に
青山ブックセンター各店、または当日会場にて「噂の娘」(1/8発売予定)
をお買いもとめください。事前にご購入の場合は、当日かならず当書
およびレシートをお持ちくださいますようお願いいたします。
35吾輩は名無しである:02/01/17 21:10
『群像』の対談読んだけど城殿ってのはなかなか男前。明治の文豪のようなヒゲもイカス
しかし前から思ってたけど金井の小説に対してよく言われる
長すぎる文章によって言葉の廃棄したもの=言葉の物質性が露呈してそれが良いって事に対して
二人は、そうじゃなくて細部の言葉のひとつひとつにルノワールの映画のような魅力があるって言うんだけど
それは大間違いだと思う
金井はよく小説やその言葉そのもの以外、例えば「謎」や「深層」なんかに欲望を向けていくのは良くない
と言うけど、映画を見ていないやつは駄目だ、この小説の言葉ひとつひとつがルノワールの映画のようではないか
と言う時に、しかしそれは明らかに言葉そのもの以外の映画のイメージで言葉を補強しているのじゃないのか
だから金井の言葉が魅力的に感じるだけだ。それは結局言葉以外のもののイメージに頼っているじゃな〜い?
つまり、ルノワールの映画も、そのイメージで補強した金井の小説の言葉も魅力があるが
金井の小説の言葉そのものには魅力がないんじゃな〜い?
と思いました
36>35:02/01/17 21:41
=7さんよね?違ったらスマソ
ぼんやり論点が見えてきた気がする。が、まぁちょっと気になるのは、
あなたの「言葉」観かなぁ?
>それは結局言葉以外のもののイメージに頼っているじゃな〜い
例えばここね。この批判がそのまま、言葉の自立性とかそういうことを
呼びさます気がするのね。逆に聞きたいのはイメージに依拠しない言葉
なんてあるの?ってことかなぁ。随分昔のやりとりを蒸し返している感じは
否めないけど。ルノワールの例えはそれ程的を外していない気がするよ。
金井の小説言語とエッセーに書かれた言葉を混同してはいないか?
てか、別に俺それほど金井好きじゃないけど、野中あたりと一括りにされる
のには反発しちゃうのよ。
37吾輩は名無しである:02/01/17 22:19
>>36
>聞きたいのはイメージに依拠しない言葉
>なんてあるの?
いや、俺も無いと思いますよ
俺は「イメージ」も「謎」も「深層」も大歓迎だよ
ただ金井がいつも自分で他の作家に対してイメージ批判めいた事を言ったりするくせに
なぜか映画のイメージを持ってくる自分の小説は肯定するっていうのが矛盾しとると言う事
例えばルノワールの映画って数本しか観た事ないけど
あれが映像としてその細部がひとつひとつ強度があるってのは分かるし
金井の小説もなが〜い文章単位で良い悪いってのは分かるんだけど
その語彙ひとつひとつ(←これなんか好き)ずつでは別に普通じゃないのか?と思う
まあ要するに金井の言ってる事とやってる事が矛盾しとるがなって事です
ところで野中ってよく知らんのだけどどーゆー作家なの?

38吾輩は名無しである:02/01/18 01:05
金井と清水博子の対談ってないのかな?
どんな反応するんだろ・・

リスペクトと言えば言えるけど、マネっこと言えなくもないし。
金井にとってはイヤなもんだろな。
39吾輩は名無しである:02/01/18 02:06
>>37
それは禿道。
結局、自分でも分かってないんだって、あの婆さん。
だから難しいこと言ってないで『兎』みたいな短編集を書いて欲しい。
金井の少女趣味の炸裂した短編はかなり好き。


40名無しさん:02/01/18 03:36
たしかに岸辺のない海以外はあんまりおもろくなかった。
41吾輩は名無しである:02/01/18 04:29
清水は「街の座標」で金井(らしき作家)、殺してるよねラストで。
愛情がひにくれてていいなと思った。「処方箋」なんかだと、文体は
似せてるけど、内容はむしろ古井じゃない?
42吾輩は名無しである:02/01/18 21:45
>>34
んで、このサイン会&講演会へ行った方、いらっしゃるんでしょうか。
43吾輩は名無しである:02/01/20 02:12
講演会いきました。
青山が金井に好かれようと一生懸命だったのがミジメだった。

44奥井君の代理:02/01/20 02:24
2002年1月18日(金曜日)晴れ。

 金井美恵子のトークイベントを青山ブックセンター本店に聴きに行った。
春ころに野崎歓と対談したときと同じ場所で、今日は青山真治がゲストだった。
野崎歓にしろ青山真治にしろ、金井美恵子の前では畏縮したようになっておずおずと喋る。
金井美恵子はいつもどおりの毒舌を交えつつ(あのデブの人、誰でしたっけ、あ、
福田和也、とか、浅田彰さんは、あの方は、映画をみるセンスがないので、だとか)、
この前よりも話が弾んでいた。
説を書き終わってリラックスしているのかもしれない。
今日は『噂の娘』の発売記念のイベントで、本にサインをもらえた(私の名前入り)。
金井美恵子の字は、マジックなので細やかな筆づかいはわからないけども、
わりとありがちな大人の字、という感じだった。
70人以上サインをしたあとのサインだったから疲れて字体が変わったりも
していたかもしれない。会場には編集者風の人とかかけだし批評家みたいな人が
けっこういた。青山真治はハゲていた。
45吾輩は名無しである:02/01/20 02:32
>金井美恵子の字は、マジックなので細やかな筆づかいはわからないけども、
>わりとありがちな大人の字、という感じだった。

ただ字が汚いだけ。昔から変わってない。
しかも、ワープロではなく未だ手書だというのだから驚き。
ちなみに、金井美恵子の生原稿は東京地方裁判所で閲覧できます。
『知恵蔵裁判』の意見陳述書ですが、被告の鈴木一誌が、あえて手書き原稿のまま提出したそうです。
46奥井君の代理:02/01/20 02:36
そうですか、ただ字が汚いだけなのか。
じゃ、中国では出世できないね。
あの人、漢字苦手なのにワープロ使わないんだ?
漢和辞典で勉強してるのかな?
47吾輩は名無しである:02/01/20 02:43
『噂の娘』、滅茶苦茶、誤植があるのは何故?
もしかして、誤植まで引用したのか?
金井美恵子が巧妙に仕掛けた罠か?
それとも編集と校正者があほか?
48奥井君の代理:02/01/20 02:49
誤植って具体的にはどこ?
俺、『噂の娘』まだ買ってないけど、そのうち読む予定だから教えて下さいませんか?

編集と校正者が、金井に遠慮して、教えてあげなかったのかも?
間違いを指摘すると、不機嫌になるかも?って心配して。

彼女、「康煕字典」の存在を知ったのって、プロの小説家になって
からなんだって。本人がそう書いてたよ。
だから、漢字が苦手だった(今でもかも?)んですって。
49吾輩は名無しである:02/01/20 02:58
自分で探せ!!!!!!!!!怠け者め!!!

でも、あそこまであからさまだと何かの引用の可能性高し。
金井美恵子も編集も、そこまあほじゃない。
ゴダールの映画史を見ているような気分になる。


50奥井君の代理:02/01/20 03:01
じゃ、自分で探します。

ところで、何故、ゴダールの映画史を見ているような気分になるの?
51吾輩は名無しである:02/01/20 03:32
>>48
かなり若い時にプロになったんじゃない?
52吾輩は名無しである:02/01/20 10:57
18さい
53晒しあげ:02/01/20 12:15
>あのデブの人、誰でしたっけ、あ、福田和也

金井美恵子はこの程度。
54吾輩は名無しである:02/01/20 13:03
わざと言ってんだよ、
あれだけ福田にやられて忘れるわけない、
かなり執念深い性格だよ、
55吾輩は名無しである:02/01/20 14:13
忘れるわけない、のに
かなり執念深いのか?
56吾輩は名無しである:02/01/21 04:14
表紙の絵をみてサスペリア2思い出したage
57吾輩は名無しである:02/01/21 05:44
城殿さ〜ん
愛してるわ〜
蓮実なんて嫌いよ〜
58吾輩は名無しである:02/01/21 20:40
金井を紹介しているページ、読んでてすごく嫌ーな感じがしたのだけど、
作品もそうなの。読むか、読むまいか悩んでる。文芸文庫で出てるから。
なんだか自分のセンスを根拠なく一番と思い込んでで、自分と似た人だけ
仲良くし、他の人間は、馬鹿か、センスが悪いか、マチョだとかと思ってる。
似たもの同士でまったりしてたい、母的差別(抑圧)を感じた。
コミュニケーションが成立しなさそうな・・・・
そういう作品なんですか。
59吾輩は名無しである:02/01/21 20:47
>>58
個人的には『岸辺のない海』マンセ〜
あの時代にあの年齢で、て考えると超スゲ〜
それ以外はまあ、好きな人が読めば良いんじゃないかなあ、って感じ
金井はある時期から知らない奴は駄目だ、というのを止めたと言ってたが
とてもそうは思えない
ところで金井は青山と話しが合うのかなあ?
対談見に行った人どうでした?
金井は青山の映画についてなんか言ってた?
60吾輩は名無しである:02/01/21 20:50
たかが読書。読むなんて大したコトないし、それが気に入れば二冊三冊と
続けりゃイイだけだ。つまんなかったらその本、捨てればいいさ。
と、いうような意味のこと金井もエッセイで語っているYO!
6158:02/01/21 22:30
一読する価値はある作家ということなのか。
なんか、中上が同時代で唯一意識していた作家と聞いたものだから。

検索かけてみたら、どうもスノビッシュで選民的意識の感じられるサイトだったので、
そんな作品なのかと。

ありがとう、岸辺読んでみます。
62吾輩は名無しである:02/01/22 15:10
嫌味すぎて読んでられないときもある。
けど基本的に好きです。私も嫌味な人間だから。
63吾輩は名無しである:02/01/22 17:22
10代のときから長〜い間読者やっている身としては
嫌味じゃない金井なんて物足りない。
洗脳されて私もいまやすっかり嫌味な女になちゃったから
入門される方は気をつけてください。
64吾輩は名無しである:02/01/23 02:59
『噂の娘』の「私」と『失われた時を求めて』の「私」に共通する点は何か?




ブー。正解は、作中で決して学校に行かないこと。
夏休みでもないのに永遠のような長いヴァカンスに宙ずりになっている子供たち。
この一点だけでも評価に値するぞ。

65吾輩は名無しである:02/01/23 03:12
作者に対する印象や「群像」の対談での発言を基に、作品そのものに基づかないで批判する輩は最後まで読みとおせなかったのだろう。

「あの娘たちは、今どうしているのだろう」

このこの一文にようやくたどり着いた感慨を知らぬとは
66通りすがりのものですが・・・:02/01/23 03:13
>>64 うまいね、おまいさん。あんたのそのカキコで俄然読む気になったよ。
ナイスレス!!
67吾輩は名無しである:02/01/23 03:14
「ナイスレス!!」って、な、な、なんですか?…って自分でつっこんでみた。
68吾輩は名無しである:02/01/23 03:14
>64
宙吊り(宙づり)
69吾輩は名無しである:02/01/23 20:35
今読んでます。しっかし、この表紙。この題字。いくらファンでも
「こりゃ〜ないだろ」と言いたくなるよ。この絵を使いたい気持ちは
解るといってもよい、としても……。
中身はおもしろいです。
70吾輩は名無しである:02/01/23 21:38
正直なところ金井美恵子の初期の短編がよく分からないのですが
誰か解説して下さい
71吾輩は名無しである:02/01/23 22:13
>65
煽りじゃない。意見です。

批判ではなく。金井の身振りというか、書く態度というか、
また自分自身を含めた読者のコミュニケーション
上の、現実関係上の性質が、時代の経過とともに疑われ始めているているのだと思う。

金井美恵子とそれをいいと思う心性がもっともなにかの人間的症例を
体現しているように感じる今日この頃です。
72吾輩は名無しである:02/01/23 22:15
↑オタクとオタク批評の関係にも似ているね。
いま、アクチュアルな問題だと思うけど、難しい問題だね。
73吾輩は名無しである:02/01/23 23:02
>>71
「心性」が「人間的症例」を「体現」するんだ。
アヴァンギャルドな日本語だね。
74吾輩は名無しである:02/01/23 23:04
ふっかけられた値段の高さに
いまになってようやく気づいただけ。
でも福田のやり方は全然優雅じゃないので×。
75吾輩は名無しである:02/01/23 23:17

金井美恵子なんてほとんど何も読んでいないから何かを言うのは恐縮だが、
この人、他人の書いたものを餌にして(あるいは、もっとマイルドに言えば「インスパイア」されて)、
それにベッタリ張り付いてでないと、まともに物も書けない人のような気がする・・・
要は他人のテクストを食い物にする、「ハイエナ」みたいな人なんやね、、、
これからこの人のことを「ハイエナ物書き」と呼ぼう・・・
76吾輩は名無しである:02/01/23 23:22
>75

ぷっ。

あんた面白いよ。テレビに出た方がいいよ。
77吾輩は名無しである:02/01/23 23:29
>>70ですがそこでカキコしたのですが
>正直なところ金井美恵子の初期の短編がよく分からないのですが
>誰か解説して下さい
マジでよくわかんないんですよ、初期のが良いのか悪いのかも
なんだか煽りあいの予感がするのでその前に誰か何でも良いので教えてください
78吾輩は名無しである:02/01/23 23:33
>>76
ほう。それは褒め言葉と受け取っておこう。

大体、金井美恵子が「体現」しているとかいう「映画的文体」なんて嘘臭くてたまらん。
実際息の長い文体なんて、映画的でもなんでもないしね。文体に映画を持ち込むなどという
発想をする頭の方がおかしい。文章と映画は元々違うもんですよ。まず長廻し=映画的という
考えもどうかと思う・・・ 長廻しをすれば、それだけ「演劇的」になると思うのだが・・・?
79吾輩は名無しである :02/01/23 23:45
かなり本質的な質問になるのかもしれませんが
金井はフランス語できるの?
80吾輩は名無しである:02/01/23 23:48
>78
あんた何者? 批評家だな!!
くしょう!!悔しいほどの才能をもった人(78)っているんだな!!
びっくりだよ!!あんたスゲエよ。演劇でたほうがいいよ。
81吾輩は名無しである:02/01/23 23:53
金井を批評されてムキになっているチトはなんなの?
ちゃんと反論できないお馬鹿ちゃんか?
82吾輩は名無しである:02/01/23 23:53
>80
こりゃまた実にキモチのよい、すがすがしい反応をする人だな・・・
83吾輩は名無しである:02/01/23 23:57
弟への怒りに自ら恥じ入り、彼にあげようと考えていた双眼鏡からそれをくれた祖父、さらに愛人の基に出奔した祖父に合いに言った記憶がよみがえり…

日常の何気ない出来事に揺り動かされた意識の流れがいつしか忘れていた過去の記憶へとたどり着く。それが一つのセンテンスにで示されるのは自然の成り行きと言っても言い過ぎではないと思う。

そもそも「映画的文体」などを真に受けたりするのはどんなものか?
それよりはクロード・シモンの影響の方がはるかに顕著だ。
84吾輩は名無しである:02/01/24 00:00
>>80へ

あんな幼稚な書込み読んでマジで、そんな事いってんのか?
78は才能の欠片もないと思われ。
つうか、金井の短編とか面白がりたいやつは現代詩とか読まないと。
まずは吉岡実とかかなあ。
85吾輩は名無しである:02/01/24 00:05
>>84
え、、それマジレス。。。。?
86吾輩は名無しである:02/01/24 00:10
>>77ですが僕のよく分からない初期短編とかは
やっぱり「凶区」系の現代史とか読まないと
分かりにくいんですかね
87吾輩は名無しである:02/01/24 00:11
現代詩とか、吉岡実とか、好夫か実るとか、
8883:02/01/24 00:11
あんた面白いよ。テレビ…ってのは中原昌也「花束が」です、たぶん。
金井も中原も読んでないんじゃ、話にならんよ78さん。
煽り愛はやめなさいね。80はバカか?
それよりはクロード・シモンについて語ってよ。
アカシアとかね、そういう感じも伺われるが。

>80
現代詩云々もちょっと疑問だが。
8987:02/01/24 00:13
>77、86
あなたへのレスではありません。失礼しました。
84とか
9083:02/01/24 00:14
>80
現代詩云々もちょっと疑問だが。

↑スマソ84だった。
91吾輩は名無しである:02/01/24 00:29
>>75
>金井美恵子なんてほとんど何も読んでいないから何かを言うのは恐縮だが、
>この人、他人の書いたものを餌にして(あるいは、もっとマイルドに言えば「インスパイア」されて)、
>それにベッタリ張り付いてでないと、まともに物も書けない人のような気がする・・・
>要は他人のテクストを食い物にする、「ハイエナ」みたいな人なんやね、、、
>これからこの人のことを「ハイエナ物書き」と呼ぼう・・・

なかなかうまいこと言うねえ・・・ 我が意を得たり、っていう感じだよ。

「ハイエナ作家」か・・・
9275:02/01/24 00:45
べつに吉岡実とか、普通に読むけど。
中原… は本当に読む価値あるのか? 彼の映画評論は別にして?

大体、「意識の流れ」=息の長い文体、というのが固定観念じゃないのかねえ・・・?
短いセンテンスを連ねることで、重層的な感情の移り変わりを逆に忠実に写し取ることができる、
ということもありうる。そうねえ、凡庸だけどヘミングウェイの『殺人者たち』とか?
ちょうど映画で、カット割りを多用すると、画面の接続はいったん途切れるが
画面の生み出すエモーションは持続させることができる、という逆説がうまれるように?
93吾輩は名無しである:02/01/24 00:56
この作中で「私」が読む『秘密の花園』と思しき書物はそのまま引用されているのではない。
ということは誰でも解るはずなのだが。
ここでは現在の「私」のあからさまな介入がみられ、
『秘密の花園』が幼い「私」の不安と寄り添いつつも、
小学生の女の子にはまだ早い、隠微な書物としての側面を露わにしている。
これは主人公が置かれた、年頃の娘で犇めき合う美容院という「花園」とも響きあっている。

このようにフィクションの中に批評が入り込むのはプルースト以来、ごく当たり前のことになっており、それはドキュメンタリー映画の中にフィクションともドキュメントとも判別のつかない不意打ちが現れるのとも似ている。

94吾輩は名無しである:02/01/24 01:10
>>75 とりあえず読んでねえのに、くだらんキャッチつけんな。といいたいね。
分析抜きでこういう安易なこと書くやつは、ただのゲロ袋。
95吾輩は名無しである:02/01/24 01:11
とかとか連発してるようでは現代詩とか金井美恵子とかは…
96吾輩は名無しである:02/01/24 01:15
うん。この手の文章って、如何にももっともらしく響くんだけど、
どうしても胡散臭さが抜け切らないのはなぜだろう・・・?
あまり素直に見えないからかなあ・・・
なんだか「寄り添う」とか、「不意打ち」とか、使い古された
批評的常套句で彩られているからだろうか・・・? その場かぎりの
でっち上げにしか思えん。
97吾輩は名無しである:02/01/24 02:05
初期短編は習作を活字にしてるレベルだと思えば……
デビュー当時の扱いは、あくまでも
天才子役とか、天才少女とか、
いたいけな子供に芸させてるつーイロモノ系だったし……
消えなかったのは、やっぱり周囲にモノホンのゲージツ家
たちがいたせい? 
田舎の少女には刺激的だったんだろうねえ……
9893:02/01/24 02:08
うん。96さんの感想ももっともなんだけど、
ならば、これならばでっち上げとはよもやおっしょるまい。

『秘密の花園』の両親を失った主人公は、
思いがけなく両親と別れて暮す「私」の境遇と重なって、
饒舌に語らない「私」の不安が『花園』のメアリが代弁する形になっているわけです。
そして、不安をめぐっては「私」と対応する『花園』が、
女という側面では美容院の娘たちと対応するというねじれがヒネリが効いている。
さらに、
その後の「私」、というよりは父親と「若い男」(これがまた曲者)のいる情景が。
『花園』媒介にしてさりげなく挿入されている。
そして、現在の「私」の介入は言わずもがな。
現在の「私」の介入があり、


9993:02/01/24 02:10
>現在の「私」の介入があり、

末尾一行は削除、失礼。
10093:02/01/24 02:12
>饒舌に語らない「私」の不安が(X) 不安を
101吾輩は名無しである:02/01/24 10:09
>>98
おお!なるほど!
やっとまともなマジレスが
俺も読んでないけど
102吾輩は名無しである:02/01/24 23:06
>97
印象だけであれこれ言うやつに噛み砕いて説明する必要なし!
103吾輩は名無しである:02/01/24 23:17
天才子役、言い得て妙。
なんとなく白木みのるに似てるし・・・
104吾輩は名無しである:02/01/25 20:42
著者略歴
群馬生まれ  怒りそう
高崎生まれ  しらんぷり

そんな感じ?
105美人系不細工:02/01/26 04:38
本屋三軒まわったが、「噂の娘」は不在だった。
その三軒とも群像最新号(城殿との対談が載ってる)を置いてる本屋だったのに。
講談社の考えてる事がわからない。
ああゆう、よいしょ記事を載せてる雑誌を置いてる店には、配本すべきだと
思うんだけど。
「噂の娘」売る気あんのか?講談社は。
売る気が無いのであれば、「群像」では、もっと批判的な記事を載せるべき。
例えば、福田和也や、鎌田テツヤに批評してもらうべきですよ。
106吾輩は名無しである:02/01/27 15:44
講談社の宣伝費はすべてオトタケくんに使われてるから・・・
107吾輩は名無しである:02/01/27 15:55
>>105
ワシも批評家と金井のガチンコ対決見たいです。
笙野と違って金井本人は逃げるだろうから、
代理戦争になると思うけど。

っていうか、笙野頼子のときも思ったけど、
こーいうケンカの火種をがんがん燃やして、
活性化をはかろうという潔さがないね>群像>講談社
文学って結局はゴシップなのに……読者のニーズをわかってない。
体質なのでしょうか……?
河出とかの弱小だったら、
ここでいきなり工作員とおぼしき擁護が現れ、
ある程度誌面に反映されたりもするのだが、
講談社はそれもない。
放置しっぱなし。
108美人系不細工 :02/01/27 23:25
>>107
潔さがないね、講談社。同意。

109吾輩は名無しである:02/01/28 02:14
いや、金井はやるんじゃない?
110吾輩は名無しである:02/01/28 03:23
おれも金井はやると思う。
しかし、鎌田、福田は絶対やらない。
111吾輩は名無しである:02/01/28 17:00
福田さんみたいに勝てる相手だったらやるんじゃない、金井さん
112吾輩は名無しである:02/01/29 00:05
この人の書く男ってどうですか?
ろくな奴が出てこない。マトモなのが出てくると、プー太郎とかそんなんばっかり。

女の方に対しては、辛辣ではあるけど、まあいろいろ揃ってるんだけど。
113吾輩は名無しである:02/01/29 00:12
自分に対しては辛辣じゃないからね。
結局ナルシズム。
114吾輩は名無しである:02/01/29 00:38
逆に男描写のほうが俗物っぽくて面白いよ。
エッセイではあれだけマッチョをバカにしてるくせに、
小説ではマッチョでバカっぽい男のほうが魅力的に生き生きと
描かれてるんだもの。目白4部作とか恋愛太平記の話だけど。
逆に女のほうは、頭でっかちで男を見る目がなくて鬱屈してて、
あんまりいい思いをしてないのね。小説や映画ばかりに耽溺して
現実適応能力がない女の子ばっかり。
あ、でも主婦描写は退屈かな。
115吾輩は名無しである:02/01/29 01:46
中野勉って四方田犬彦?
116吾輩は名無しである:02/01/29 04:30
みえこタン、ハァハァ
117吾輩は名無しである:02/01/29 05:46
みえこタンの微乳、ハァハァ
118吾輩は名無しである:02/01/29 11:14
マニア発見!
119吾輩は名無しである:02/01/30 07:06
ところで金井姉妹は独身なの?
装丁してる姉はいったい何をしてる人(マネージャー)?
まさか装丁家じゃないよね?
120吾輩は名無しである:02/01/30 07:22
画家
121吾輩は名無しである:02/01/30 12:52
金井久美子という人の、美恵子の著作の装丁以外の仕事を見たことがない。
話題も聞いたことがない。その美恵子本の装丁すらいつもハズしてるように思う。
アーティストとして世間に通用するほどの才能はない、というより素人の趣味の域を出てないのでは?
身内びいきもいい加減にシテクレ。装丁って、大事だよぉ。
文学が純粋なテキストだけで成り立ってないことの証左かもしれないが。


122吾輩は名無しである:02/01/30 13:26
姉妹ともに独身で長年一緒に住んでいると、どこかで書いていたと思う。
123吾輩は名無しである:02/01/30 22:58
確かに噂の娘の装丁はどうかとおもうけど。
でも他の作家も、似たり寄ったりな気もするし。
まあ、それはそれでいいんじゃない?
しけた表紙だなあ、なんて
いいながら読んでる。

全くすれ違いだけど、ドストエフスキーの文庫
とか、みんなドストエフスキーの顔(笑)。

あ、ちなみに噂の娘はおもしろかったよ。
124吾輩は名無しである:02/01/30 23:19
トルストイの顔にしろと?
125吾輩は名無しである:02/02/02 00:24
文壇アイドル変遷史のなかで、
ヤング部門とアダルト部門の二部門を制覇した偉業は称えるべき。

ちなみに現在の二枚看板は、
ヤング部門、篠原一から綿矢りさへ。
アダルト部門、山田詠美から川上弘美。
ヤング部門は変遷が激しそうですが、アダルト部門は当分安泰かと。
126吾輩は名無しである:02/02/02 22:45
そうなの?
127125:02/02/03 03:34
いや、ツッツコミを待ってただけのネタだけど>>126
128吾輩は名無しである:02/02/03 15:03
松浦理英子の「葬儀の日」の文庫版装丁をやってるのは見た>金井姉
129吾輩は名無しである:02/02/05 00:22
親から離れた孤独な子供の語り手の周りにいるのは、女たちばかり。わざわざ
美容室という設定にまでして女性の言葉に取り囲まれるようにしているが、なぜ
金井の小説では父の言葉は徹底して排除されるのか?
130吾輩は名無しである:02/02/05 00:32
きらいなんじゃね?
131吾輩は名無しである:02/02/05 00:35
女系家族だったからじゃね?
132吾輩は名無しである:02/02/05 00:52
>>130-131
無茶苦茶言っとるな。
133吾輩は名無しである:02/02/05 06:05
嫌いな奴の言葉を排除する。カリカチュアして、自分たちより劣ったものとして、
作品に登場させるという作者の態度が、もういまでは文学足りえてないいんじゃない。
表現は洗練され、細部にはすばらしいところがあったとしても。

作品内の関係の構造が貧弱なんだよな、語り手というか書き手に対する、
批評的な視線が金井には足りない。結局は金井に都合のいい世界なんだよ。
他はすばらしいんだけどね。そこをよしとするか、しないかで評価が割れると思う。
134吾輩は名無しである:02/02/05 07:35
読まなきゃいいんじゃね?
135吾輩は名無しである:02/02/05 12:31
金 井 は チ ョ ン で し ょ ?
136吾輩は名無しである:02/02/05 13:10
>>129
確か幼い頃に父を亡くしてるんだよね>金井
そのことと作品とが関係あるかどうかは知らんが。
137吾輩は名無しである:02/02/05 22:18
っていうかさ、女世帯ものっておもしろいよ。
幸田文の『流れる』もそんな感じじゃなかったっけ?
ちょっと違うか。
男の人が読むとウンザリなのかもしれないけど。
父の言葉の排除がどーとかどうでもいい。

138吾輩は名無しである:02/02/05 22:36
普通の家庭にありそうな父親の子供への説教とか、父親と仕事仲間の
会話とかは確かに出てきたことがないな。元自衛隊員の化け猫の話とか、
若い男は時々「噂」に加わるけど。
別にそれで作品の質が落ちるわけじゃないんだけどね。ただ、金井の好きな
「映画」でも父親が出てくるものはあるんだから、もう少し書いてもいいと
思うけど。「岸辺のない海」でも若い男の語り手を試してるんだから、年配の
男の語り手とか書いてみてほしい気もする。
139吾輩は名無しである:02/02/05 23:36
>>133
>嫌いな奴の言葉を排除する。カリカチュアして、自分たちより劣ったものとして、
>作品に登場させるという作者の態度が、もういまでは文学足りえてないいんじゃない。

この場合の「自分たち」って何?作者のこと?
人物を作者たちより劣ったものとして登場させる?
それとも主人公は作者の自己投影だと言いたいのだろうか。
140吾輩は名無しである:02/02/05 23:38
あ、ひょっとして
>>71>>133じゃない?
無理して難しいことを言おうとして失敗しているあたり。
141吾輩は名無しである:02/02/06 01:10
噂話、井戸端会議、というのは女語りの伝統、
金井は究極のそれをためしたんだと思うよ。
あの空気は男の作家にゃ書けまい。というか男共には結論のない会話など
できないだろうから、書こうともしないし、退屈だろうけど。
金井がマッチョぶってる批評家にやたら叩かれるのも、
マザコン君たちに好かれるのもそのへんに理由が?
142吾輩は名無しである:02/02/06 07:17
>>139
>>140

でも133に指摘されてるような反応の仕方してるよ。
煽りに(でもないかな本人じゃないからわからん)
反応するのは、自分では認めたくない真実が含まれていて、
かんに触るからだといわれてるが
どうよ。
143142:02/02/06 07:27
スマン
でも、71のカキコは140の言ってることが正解ダナ。
空回り電波かもね。
144裕仁:02/02/18 22:24
村上龍の映画よりも青山真治の小説の方がマシだそうです。
145吾輩は名無しである:02/02/18 22:26
>>144
具体的に教えて
あと金井は青山の映画についてはどう思ってるのかな?
146裕仁:02/02/19 23:04
147吾輩は名無しである:02/02/19 23:09
>>146
サンキューっす
『早稲文』に載るのね!
あとスレ違いだけどどっかの青山の文章で
渡部直己と対談したとかって書いてたんだけど
全然見つからないんで知ってたら誰か教えてください
148裕仁:02/02/19 23:17
うぅん、知らないナァ。
青山と中原昌也の対談なら「リトルモア」に載ってたよ。
149吾輩は名無しである:02/02/27 06:19
停滞してるねえ
150吾輩は名無しである:02/02/27 23:36
『噂の娘』読了あげ。
おもしろかった。勢いで『軽いめまい』文庫本も読んだ。
これもおもしろかった。
あの饒舌な言葉にぐいぐい引き込まれて、なんか、幸せだった。
151吾輩は名無しである:02/02/28 00:38
最近の金井の本に使われているフォントにどーしても
なじめない・・・
あの間延びしたような字体が・・・
152吾輩は名無しである:02/03/07 15:10
 ところで結局、皆、金井がいいの? 悪いの?
 俺は大好き。っていうか、何で、この人がこれほど叩かれるのか、俺には
ようわからん。だって凄いじゃん。金井が面白くないってことは、ゴダール
も面白くないってことか? ゴダールはどうなんだよ、ゴダールもダメだって
の?
 確かにナルシズムに耽溺する感じはあるし、趣味に塗りたくって、狭い世
界描いているけど、そんなのが文学的価値と何か関係あるのか。福田和也が
指摘しているように、どんどんダメになってきてはいる。それは認める。
 でも、彼女の功績は大きいよ。俺は「内向の世代」の作家たちより、全然い
いと思ってるよ。中上健次も含めてさ。

 そろそろ本気でいったら? 皆、金井の才能に嫉妬してるんだろ?
153吾輩は名無しである:02/03/07 15:41
なんで金井がおもしろくなきゃゴダールもおもしろくなくなるんだ?
文学的価値ってなんだ?
金井の読者共同体みたいなものが想定されるとしたら152さんはちょっと
はずれているような気もするぞ。
154吾輩は名無しである:02/03/07 16:10
私もそう思った。152さんは論点がズレてる。
155吾輩は名無しである:02/03/07 16:14
何で、この人がこれほど叩かれるのかといえば、偉そうだからでしょ。
ゴダールもつまんないのたくさんあるよ。
あと福田和也の指摘なんかどうでもよくね? 辻と都知事ほめる人だよ。



156名探偵 ◆UwZbBfO2 :02/03/07 16:19
>>153に同意致します。
157吾輩は名無しである:02/03/07 16:41
>>156名探偵キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
158吾輩は名無しである:02/03/08 00:55
例えば目白四部作は『文章教室』は面白かったけど他はダメだった
金井は八〇年代のメタフィクションだのポストモダン小説だのつー流行に反発して
風俗小説も書けるんだってことで書いたと言ってたけど
風俗小説としてだったら全然ダメじゃないの?
固有名詞の選び方も全然雑多じゃなくてある意味ダサくないし(それがダサいというのは言えるけど)
159吾輩は名無しである:02/03/12 14:47
あげ
160吾輩は名無しである:02/03/12 20:46
i-クリチークで浅田が金井を激烈批判してるね
ついにやったか・・・コワ〜
金井は批判されようが何言われようがほっときゃ良い奴はほっときゃ良いということを言ってたが
浅田はさすがにどうでも良いとはいかないし
まさか青山との対談で映画のセンスがないといわれたことの復讐か?
俺はHですが(←これはたんに友人に向けてのサインですので気になさらず)
161名探偵 ◆UwZbBfO2 :02/03/12 20:57
>>160
早く読みたいですね。面白そう。
ヒロさんのサイトにはまだupされてないんですよ。
「激烈」ですか?非常に好奇心を擽る修飾語です。どんな発言なんだろう…
162吾輩は名無しである:02/03/12 21:01
批判というか悪口に近い
田舎者に憧れられる蓮實重彦に気に入ってもらいたくて
必死に勉強してルノワールネタを書いて
他人をバカにしまくって・・・
暗に蓮實も批判してるし
コワ〜
中上に同世代で唯一意識する作家といわせたものだが・・・
163名探偵 ◆UwZbBfO2 :02/03/12 21:07
>>162
金井=イナカモノ、という批判は福田和也さんも既にされてますよね、確か。
今、この時期に、ソウイッタ批判をするというのは、「青山との対談で映画のセンス
がないといわれたことの復讐」という意味合いが大きいのでは?
金井のソウイッタ傾向は、何も今に始まったことではナイのですから。
164吾輩は名無しである:02/03/12 21:22
/ ̄ ̄ ̄|
| / ̄ ̄ ̄|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 6; ´ ⊇・`| <名探偵ガムバレ
| _   _|   \_______
 ( つ  つ
 | | |
 (__)_)
165吾輩は名無しである:02/03/13 02:32
>162
「暗に蓮實も批判してるし」
 → いやー批判してないよ。これは。
166吾輩は名無しである:02/03/13 02:38
>160

「青山との対談で映画のセンスがないといわれたことの復讐か?」
すいあません、これってどこで?

でも、青山の「EUREKA」は誉めてるね。浅田彰は。
小説の「Helpless」は、金井批判と同じタイミングのi-critiqueで批判されている。
167吾輩は名無しである:02/03/13 02:56
浅田の金井批判誰か読ませてくれ〜
168吾輩は名無しである:02/03/13 03:48
田舎者?ファッションセンスは浅田彰よりはあると
思うけどなー(そういう問題じゃないのか)
つーか、そういうところから悪口言ったら、金井美恵子が
浅田彰のどこがダサイかを仔細漏らさず書き綴って
反撃するに決まってる。あれはそういう女だよ。いやしらんけど。

「語学できないくせに。デリダ原書で読んでからもの言え」
でいいんじゃないの。浅田彰の立場から金井の悪口言うとしたら。
169吾輩は名無しである:02/03/13 04:25
そう言えば金井の語学力ってのはどうなの?
まあ高卒だから英語以外は完全独学だろうし
あれだけ言葉にこだわってる(風)の作家だから
当然二葉亭以降の作家としては外国語に対してどう距離感を取るかというのは
大事な問題だと思うんだけど
そうじゃないと金井がたまにそうするように春樹や漱石をバカにできないしね
そういう意味で彼らが優れてるのは確かだし
映画や文学の趣味から行くとフランス語はできるのかな?
それとも全く駄目なの?英語も?
170吾輩は名無しである:02/03/13 06:11
学者じゃないんですけど
171吾輩は名無しである:02/03/13 09:43
>>169
吉岡実は別に語学に堪能じゃないし。
変な反論でスマン。
172吾輩は名無しである:02/03/13 13:24
どっちの批判も的を射ててるんじゃない?
173名探偵 ◆UwZbBfO2 :02/03/13 15:07
>>
ファッションセンスは浅田彰よりはあると思う、というのは完全同意。
でも、そういう問題じゃないのでしょう。
「ルノワール、ゴダール、ぅんもうぅっラヴリー!」って感じで固有名詞をあざとく
散りばめる事で、「どう!私ってオシャレでしょ?イケオバ(イケてるオババの略)
でしょ!」って感じで、自意識のありようがイナカモノ、という批判だったかと。
(福田さんの場合は)

はっきり覚えてなくてスンマセン。「作家の値打ち」で批判してたような…
174吾輩は名無しである:02/03/13 15:23
>>171
堪能である必要は全くないけど
キャラクター上多少はできないとまずいんじゃないの?
映画のセリフはだいたいわかるとか
小説は辞書を引き々々読めるとか
175吾輩は名無しである:02/03/13 18:01
浅田彰にしろ柄谷行人にしろ同程度の田舎者相手の売文業をしていたわけで、
そのことに対する相対化や内省を欠いたまま今ごろになってキャンキャンヒス
テリックにわめきたてても誰かさんと同程度のオバサン的行為にしかみえない。
176吾輩は名無しである:02/03/13 20:38
↑売り手じゃなくて買い手の話でしょう
蓮實が売り手で金井が買い手
177吾輩は名無しである:02/03/13 23:46
>>176
>>175は「その批判している買い手と同じ輩を相手に商売してたけど
それは問題ないわけ?」と言っているんだよ?
浅田は「この田舎者!」と言ってみたかっただけだと思うけど...

昔、金井が「映画芸術」に書いた唐十郎と会った話を読んだことがあるけど、
確かに、あこがれのミュージシャンに会ったお上りさん風記事だった。

両者は違うもの(相手)について語っているわけだから、
両方正しくてもいいわけだよね。実際そう思わない?
178吾輩は名無しである:02/03/13 23:49
>>169
英語はできるよん
179吾輩は名無しである:02/03/14 00:12
>>177
浅田は「騙されるやつが悪い!」と言う人だから良いんじゃないっすか
芸術家は孤独に突っ走れ!というのは実際は批評家のことでもあるんでしょう
180吾輩は名無しである:02/03/14 00:18
>>179
君はまるで福田っちのようなことを言うね>柳対談本
181田舎者:02/03/14 00:23
人の言説に煽動されて、その責任をとれという奴は田舎者である。
田舎者が頑張って同一化した都会は既に過去の都会である。
182吾輩は名無しである:02/03/14 00:24
★噂のオールドミス

--------------------------------------------------------------------------------
若くしてデビューした頃の彼女はきらめくような才能をもった作家で、
少女小説をそのまま現代文学にしたような作品を書いていた。
彼女がそのままのびのびと書き続けていたらどうなったかはわからない。
問題は、彼女がインフェリオリティ・コンプレックスの塊で、
精一杯虚勢を張ってすべてをバカにしてみせながら、
実は、日本でいちばん賢くてセンスがいい(と田舎者には見える)
おじさまに依存せずにはいられないということだった。
賢くてセンスがいいといえば、やっぱりフランス文学者、たとえば蓮實重彦。
こうして彼女は、おじさまに褒めてもらいたい一心で、必死に勉強し、
スタイルを変えていった。
「こう書けば、蓮實さんなら、私がジャン・ルノワールを観ているってわかってくれるはず」。
そしておじさまの反応が冷たいと、
「いや、蓮實さんより私のほうがルノワールのことを本当に分かっているのよ」。
もちろんルノワールの映画は素晴らしいが、
ルノワール通であることを仄めかすために書かれた小説は絶望的に退屈で、
自分も「通」であることを示したい貧乏な田舎者のグルーピーが喜んで読むだけだ。
悲惨な話ではある。
彼女は最近「噂の娘」という小説を出版したという噂だが、
私はもはやそれを手にとってみようとさえ思わない。
私はかつてジャーナリスト専門学校で講演したとき、
阿部和重を含む聴衆に、
「田舎者のひとつの定義は『蓮實重彦に幻惑される人間』だ」と言ったことがある。
噂のオールドミスの哀れな姿は、そんな人間の末路を赤裸々に示している。


・・・・・・・・・・・・・・だそうです

183吾輩は名無しである:02/03/14 00:26
「哀れな」「人間の末路」
というところあたりが怖いですね、恐ろしいですね
184吾輩は名無しである:02/03/14 00:26
>>182
ご苦労様です。
しかし、浅田に「幻惑される人間」ってのは、
浅田本人はどう定義付けるんだろうね(w
185?c?E?L?O`:02/03/14 00:39
批評家に合せて書いた文学がつまらんというのはもっともな話しだ。

金井美恵子の昔の短編小説は私も好きだが、金井が
田舎者だというならば、帰る田舎があるということで、
「少女小説をそのまま現代文学にしたような作品」に
戻れ……るわけないか?
186吾輩は名無しである:02/03/14 00:48
文学における「田舎者」という定義が存在するとしたら、
必要条件として「都会人」というものも存在するということ
ですよね、うーむ。
その「都会人」は果たしてカッコヨイのだろうか。
187元・なぎら健一(現・ペンギン):02/03/14 00:48
>>184
「浅田に幻惑される人間」も田舎者だ!と思いつつ、その事は決して公言しない。
浅田さんって、そんな感じじゃない?
188184:02/03/14 00:49
>>187さもありなん。。。
189吾輩は名無しである:02/03/14 02:59
>>182
言ってる内容はこの通りだと思うけど、
(それでも俺は金井美恵子の新しい小説も読むんだけれども)
小説家についてこんなこと言って一体何になるんだろ?

そんなに「映画を見るセンスがない」が効いたのか?
本当のことだけに胸に刺さったのかもな。
村社会の喧嘩の様相を呈してきましたねぇ。
190吾輩は名無しである:02/03/14 03:01
んだんだ、ほんとーにふあんだでや。
どげんなるんじゃろかいな〜。
191吾輩は名無しである:02/03/14 03:03
金井がかくも話題になるだけ健全だ。
192吾輩は名無しである:02/03/14 03:10
浅田には蓮實にたいするルサンマンがある。
それがわからなけいやつは金井を貶すな、と思う。
でも誰かが、蓮實ならざる誰かが、金井を救わなければ、とも思う。
マッチョ某の嫉妬はほおっておけば直る。石原が大好きなんだから。
193吾輩は名無しである:02/03/14 03:12
浅田君にしては品がないかな。
昔の哲学者の書簡を読んでみるとかなり陰険な悪口雑言が
飛び交っていたりもして、これもありかなと……

浅田君は議論の口火を切るのが仕事な訳で……
194吾輩は名無しである:02/03/14 03:13
なかよくしなさい!
195吾輩は名無しである:02/03/14 03:14
口火を切るのはいいとして、それがメディア上で継続するかな?
196吾輩は名無しである:02/03/14 03:18
彼は登場の瞬間に蓮實に殺された。粘着なだけだは?
197吾輩は名無しである:02/03/14 03:20
ん?
198吾輩は名無しである:02/03/14 03:22
分からぬか?
199吾輩は名無しである:02/03/14 03:24
ん。

べんきょーぶそくでスマソ
200吾輩は名無しである:02/03/14 03:26
浅田君は高校生時代に蓮實のフランス語の誤訳を
指摘する手紙を出したという話しを自分で
自慢げに(?)どこかでしていたような記憶がある。
201名無しさん:02/03/14 03:27
お、何だ、田舎者とか都会人がどうとかって
最近の論調はそんな感じなの?
もっと楽しい事話せよなぁぁ。
202吾輩は名無しである:02/03/14 03:30
>>200
それは蓮實自筆のバイオグラフィーに「まだ無名の浅田彰に云々」
って書かれていたことですね。
でも浅田自身もそれを喋ってたなんて知らなかった。
203吾輩は名無しである:02/03/14 04:33
>>202
年表以外にも、蓮實が浅田のことをやや批判的に書いたときに、
そのことも書いていたような気がする。対談かもしれない。
あやふやなのでsage
204吾輩は名無しである:02/03/14 08:10
>>182
の阿部和重ってのは何でいたの?
205吾輩は名無しである:02/03/14 12:00
浅田は昔金井に「チビ」と言われたことを根に持っているんだよ。
正確には「背も伸びなかったし」とかなんとか、
浅田を知識だけでモノを語るガキとして揶揄したんだけど。
金井も相当だが、浅田も粘着だ。
206吾輩は名無しである:02/03/14 12:22
もう結婚しちゃいなさい!
207吾輩は名無しである:02/03/14 15:03
>>206
やっぱ仲人は蓮實だなw
208嫌いなんだけど知りたい:02/03/14 16:47
文学者や批評家だからって、なにも高尚な議論しなくちゃならん、ということもない。
この際、徹底的に下品なドロ試合やったらいいのに。
浅田彰も、「チビ」だの「センスない」だの言われたんだったら
「うるせえ、独身の姉妹で住んでやがって、この不感症の大年増め!」くらい言えばいい。

もっとも自分としては、浅田彰にはあまり関心はなくて、問題は金井美恵子だ。
金井美恵子を支持する人としない人が本気でバトルしたら、けっこう面白いと思ってる。
自分は「噂の娘」、大嫌いだけど、この人にはなんだかヘンな才能が備わってる気がする。
だから、好きな人はどこが好きなのか、ぜひ教えてもらいたいね。
自分としては、あの文章を「官能的」とか言う人が信じられない。
それと、青山真治氏との対談で、福田和也氏のことを
「だれでしたっけ? あの、デブの人」とか、わざと名前を忘れたフリしただとか、
そういう根性もかなり寒いなーと思う。

誰か、このあたり、反論してください。
209吾輩は名無しである:02/03/14 16:58
>自分としては、あの文章を「官能的」とか言う人が信じられない。
あー、それ同意。
むしろ金井って不感症なんじゃないのかって気がする。
210吾輩は名無しである:02/03/14 18:24
野球豚の巣窟(藁

http://ime.nu/www.baseball-lover.com
211吾輩は名無しである:02/03/14 23:33
読者ですけど、目白三部作あたりを読めたというだけで、
満足しております。初期短編は果てしなくつまらない、退屈。
でもその退屈さを経て「タマや」みたいなものが生み出されたのなら、
それはそれでよしと。
後期の最後っ屁みたいな駄作の数々には期待してません。
膨大な言葉の無駄遣いから何かが生まれてくることはもうないと。
いまの金井から生まれるものがあるとしたら、
金井ワナビーの茶坊主批評家(害にも毒にもならん)と、
鬼子としての亜流の作家の数々(清水みたいな)でしょう。
でもしょせんパラサイトだから、宿主が死んだらそいつらも死ぬだろうし。
かつて敬愛した作家が無残に食い殺されるのを見るに忍びないので、
いっそ「エイリアン3」のリプリーみたいに、
寄生虫どもを飼ったまま潔く溶鉱炉に飛びこんで欲しい……。

次に復活するのは、死後、酔狂な批評家の金井美恵子評伝みたいなものが
注目されるとき?そして全集とセットでクローン化。

旧人類は同時代に生き同時代に読めたことに感謝して幕。
212吾輩は名無しである:02/03/14 23:41
インフェリオリティ・コンプレックスってなんすか
213吾輩は名無しである:02/03/14 23:45
劣等感のことだよ
214吾輩は名無しである :02/03/14 23:53
金井に媚売ってたキドノ君も将来性乏しいしね。
あの周辺は本当に寒い。
215吾輩は名無しである:02/03/15 00:19
肯定派:蓮實重彦、すが秀実、渡部直己、芳川泰久、城殿
否定派:柄谷行人、浅田彰、福田和也、鎌田哲哉
ってとこですかな。
216吾輩は名無しである:02/03/15 00:59
ハスミはむしろ否定派。まともにほめてない。
浅田は昔、「兎」かなんかを本気でほめてるでしょう。
このあたりの機微をわからないと、ね。
217名無しさん:02/03/15 01:06
金井がフランス語で小説書けばいいんだよ。
これでハスミもべた褒め間違いなし。
218吾輩は名無しである:02/03/15 01:19
嫌味な雰囲気も似ているような気がするし、おすぎとピーコのようにコンビ組んだらいいのに、金井と浅田。
219吾輩は名無しである:02/03/15 01:28
>>211
>目白三部作
四部作ですよ
220吾輩は名無しである:02/03/15 01:28
age
221嫌いなんだけど知りたい :02/03/15 11:40
208に書いた者です。211さんの意見、面白く読ませていただきました。
そうか、目白4部作ね。
さて、僕が金井美恵子の文体ですごく気になるのは、「○○は○○なのだが〜」という書き方。
センテンスが長いから出てくるのはわかるんだけど、「噂の娘」なんかでも、この「○○なのだが」
が、もう何百回も出てくる。これって、迂回というか、はぐらかし、というか、
もっと邪推して言うと、「まあこんなことはほんとはどうでもいいんだけどさ」というポーズだと思う。
つまり、「作家とは、なにか決定的なことを書く人のことである」という一般的な思いこみや、
実際にそう思って書いている他の作家を、思いっきりバカにしてるんだと思う。

でも、作家は、「なにか決定的なことを書こうとする」「オレなら書ける!」と
思いこんでる、そういう野暮な人種でいいと思います。
222吾輩は名無しである:02/03/15 11:51
この文学少女を叩いてください
http://www.jah.ne.jp/~a2001/2ch/

223吾輩は名無しである:02/03/15 14:08
>>221
それはまあたんに蓮實文体ということで・・・・・・
224吾輩は名無しである:02/03/15 14:09
>>221
> さて、僕が金井美恵子の文体ですごく気になるのは、「○○は○○なのだが〜」
> という書き方。

人間の日常の思考ってこういうもんじゃない?
飯屋行って何頼むか考えてる時とかさ。

> つまり、「作家とは、なにか決定的なことを書く人のことである」という一
> 般的な思いこみや、実際にそう思って書いている他の作家を、思いっきりバ
> カにしてるんだと思う。

最後の「思いっきりバカにしてるんだと思う。」について、
そういう性向を持ち合わせているのは事実だと思うけど、
バカにしたいから、そういう文章を書いているわけではないと思う。

フォードやルノワールが好きなんだから、
後期の小説の方が今の自分に合ってるんでしょう。


小説の場以外での人を小馬鹿にした態度が、
読者を少なくしているのは確かなんだろうね。
225吾輩は名無しである:02/03/15 16:57
そうなん!そうなん!(←高崎弁?)
小説のなかで論理の組立て方が、
他はこんなにヴァカだけど、私は利口なのねん、どうよ?
または、
他はこんなに無粋だけど、私は洗練されているのねん、どうよ?
という相対評価的なものだから、嫌みなのでしょうね。
他人の自意識には容赦ないけど、
本当はものすごく本人が自意識の強い人なんだと思う。
これだけ人を見ているのにエッセイがすごくつまらなくて、
悪口小説がやたらエッセイ的に面白いという本末転倒も、
病巣はそのへんにありそうな。

226吾輩は名無しである:02/03/15 17:04
↑俺は逆でエッセイとか批評は面白いと思う
映画批評もわかりやすくて良い
蓮實的な分け方をすれば芸術小説は『岸辺のない海』だけで
浅田とは違って初期のはそんなに良いとは思わない
風俗小説は目白ものとか最近の『軽いめまい』や『娘について〜』なんかは
それだったら批評のほうがって感じかな
227吾輩は名無しである:02/03/15 17:39
金井があれが利口だとか洗練だと思って書いているとは思えない。
出てくる固有名詞とその登場人物の関係はあまりよいものではないから。

固有名詞を使いつつも、登場人物の生半可な言及によって、
登場人物自身を小馬鹿にしているような、そういう嫌らしさは確かにある。

とは言え、出てくる固有名詞が分らないアンチの反感、
知って間もないアンチの反発、に比べたらずいぶんとまし。
228美人系不細工:02/03/15 20:45
野崎歓が文芸誌(文学界かな?)最新号に評論書いてたけど、肯定的評価だったね。
プルーストと違って、記憶が蘇る瞬間を神話化しない、それが金井の特徴だ、とかって
書いてたな。
野崎の文を読むと、「噂の娘」って面白いのかも?って期待しちゃうんだけど、
是非、金井マンセーではない、浅田彰の批判は当たっていると思っている人に、
「噂の娘」を批評してほしいな。
229吾輩は名無しである:02/03/15 21:48
『軽いめまい』読んだけど面白かったよ
途中の桑原甲子雄論みたいなのはいらんかったと思うけど
良い意味での中の上と上の下の間くらいって感じ
別に文学史を変えるとかそんなんじゃないけど良質の小品みたいな
『噂の娘』は読むの面倒臭そうなので文庫待ちします
230吾輩は名無しである:02/03/15 22:39
文庫だって読むの面倒臭いよ
231吾輩は名無しである:02/03/15 23:13
>226
金井の評論やエッセイが面白いっていう人がいたんだ。
雑文ぐらいあの文体やめれ、って思ってたんだが。
つか、金井がエッセイとかあんまり書かないのは、
その手の注文がない(面白くない)からだと思うのだが……
232美人系不細工:02/03/15 23:16
浅田彰は、もしかしたら将来、「噂の娘」を誉めるかもしれないと、ふと思った。

>彼女は最近「噂の娘」という小説を出版したという噂だが、
私はもはやそれを手にとってみようとさえ思わない。
と浅田は言う。
つまり、読んでないってことでしょ?読んでみたが面白くなかった、という訳では
ないんだよね。
これは、今後、「噂の娘」は実は面白かった、と言っても問題無いようにするための
戦略的な表現かも?

たとえば、こんな風に。
―金井美恵子の死―
●月▼■日、金井美恵子が◆●歳で死んだ。
この群馬生まれの高崎人の中には、溢れんばかりのインフェリオリティ・コンプレックス
を湛えた巨大な自我と、そのような自我を冷徹に分析せず、賢くてセンスがいいおじさま
に褒めてもらいたい一心の、もうひとつの自我とが、際どい緊張を孕まずに同居していた
のだ。
なんか、悪いことばっか書いちゃったな。
少しは誉めとこう。
われながら凡庸な表現と言うほかないが、金井美恵子は、ただそれだけの作家であったの
ではない事は言うまでもなく、例えば「噂の娘」は、その小説を記述するエクリチュール
が細部という細部に至るまで美しくも厳密に磨き抜かれているので、不毛と言えば不毛な
この言葉の迷宮はそのまま否定しがたい輝きを帯びることになるのである。

しかし、「噂の娘」と言えば、ふと、以前のi-critiqueの★噂のオールドミスが思い起こ
される。
あのとき私は徹底的に金井を批判したのではなかったのか?

たしかに私は、あの時、「噂の娘」を徹底的に無視した。
ルノワール通であることを仄めかすために、絶望的に退屈な小説を書いて虚勢を張って
すべてをバカにしていたババアに、「映画を見るセンスがない」などと言われりゃ、
俺(アクィラ)だってムカツイて、ふと悪態ついてしまった、でも、それはショウガナイ
でしょ?と弁解するのは、もはや蛇足に過ぎようか?
233吾輩は名無しである:02/03/16 00:40
小説以外ほとんど読んだことないのだけど、私は心から金井美恵子の
小説はおもしろい、と思って、新刊出るの楽しみにしているから、この
スレでの批判の多さは意外。
あのずるずるした文体と、ときどき意地の悪さが透けて見える視点・表
現が絶妙なバランスを保っている作家なんて、ほかにいない、と思って
いるんだけど。
今も金井美恵子再読中(「文章教室」)で、何度読んでもおもしろいよ、
この本、と感心しているんだけど。
234吾輩は名無しである:02/03/16 00:45
>あのずるずるした文体と、ときどき意地の悪さが透けて見える視点・表
>現が絶妙なバランスを保っている作家なんて、ほかにいない

最近では、視点の切り替えなんて阿部和重さんがやられていますよ。
こういう枯渇した作家たちが行うことすべてを蓮實のせいにするのは酷だと思う。
235233:02/03/16 01:00
>>234
視点の切り替えのことじゃないですよー、あの文体と「意地の悪さが
透けて見える視点・表現」のバランスがいい、って書いたんだってば。
236焼き芋屋のおやじ:02/03/16 01:03
>>234
誰が蓮実のせいにしたんだ?おまえ、アホか?
237吾輩は名無しである:02/03/16 04:04
>>234
みたいなのは本当にアフォですな、まあ煽りだからしゃーないけど
結局固有名に囚われてるんでしょう
もしマジレスなら阿部も金井も読んでないし
「作者の視点」と「視点の切り替え」の違いもわからない(W
俺も金井は嫌いだけどね
金井とか阿部とか批判されやすい作家は何故かこういうのがよく混じってるが
群集の中じゃアフォレスでもばれないと思ってるのだろう(藁
238吾輩は名無しである:02/03/16 04:32
>群集の中じゃアフォレスでもばれないと思ってるのだろう(藁

美人系不細工=焼いも屋のおやじ=237=金井
239:02/03/16 04:36
ただで宣伝嬉しいなただで宣伝できて嬉しいな嬉しいな嬉しいな
ただで宣伝できて嬉しいな
240晒しアゲ:02/03/16 04:43
232 名前:美人系不細工 :02/03/15 23:16
浅田彰は、もしかしたら将来、「噂の娘」を誉めるかもしれないと、ふと思った。

>彼女は最近「噂の娘」という小説を出版したという噂だが、
私はもはやそれを手にとってみようとさえ思わない。
と浅田は言う。
つまり、読んでないってことでしょ?読んでみたが面白くなかった、という訳では
ないんだよね。
これは、今後、「噂の娘」は実は面白かった、と言っても問題無いようにするための
戦略的な表現かも?

たとえば、こんな風に。
―金井美恵子の死―
●月▼■日、金井美恵子が◆●歳で死んだ。
この群馬生まれの高崎人の中には、溢れんばかりのインフェリオリティ・コンプレックス
を湛えた巨大な自我と、そのような自我を冷徹に分析せず、賢くてセンスがいいおじさま
に褒めてもらいたい一心の、もうひとつの自我とが、際どい緊張を孕まずに同居していた
のだ。
なんか、悪いことばっか書いちゃったな。
少しは誉めとこう。
われながら凡庸な表現と言うほかないが、金井美恵子は、ただそれだけの作家であったの
ではない事は言うまでもなく、例えば「噂の娘」は、その小説を記述するエクリチュール
が細部という細部に至るまで美しくも厳密に磨き抜かれているので、不毛と言えば不毛な
この言葉の迷宮はそのまま否定しがたい輝きを帯びることになるのである。

しかし、「噂の娘」と言えば、ふと、以前のi-critiqueの★噂のオールドミスが思い起こ
される。
あのとき私は徹底的に金井を批判したのではなかったのか?

たしかに私は、あの時、「噂の娘」を徹底的に無視した。
ルノワール通であることを仄めかすために、絶望的に退屈な小説を書いて虚勢を張って
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
241吾輩は名無しである:02/03/16 07:11
十も逆のぼらない長文レスを晒しアゲし、
> (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
で終える君に、金井並みの底意地の悪さを見た!
242吾輩は名無しである:02/03/16 15:56
なぜか金井美恵子は東海林さだおを褒めるんですよね。
あの人の漫画のどこが面白いのか、今ひとつピンと来ない。
243234:02/03/16 17:43
>結局固有名に囚われてるんでしょう

そうなんです(笑)
ちょっと煽ってみたかったんです。
金井ファンが気分を害したのなら、謝っておきます。
でも無責任に煽ってなんぼでしょ、2ちゃんなんて。
擁護している人たちも結局、論理的に説明できてないし
やっぱりだめじゃん。「バランスがいい」なんてあまりにいいかげん。
もっとも私の方がもっといいかげんですけどね。
244吾輩は名無しである:02/03/16 18:26
まずは金井美恵子の髪型をどうにかしないと!
議論はそこからだよ。
245吾輩は名無しである:02/03/16 18:55
 素朴なギモン。
 金井を嫌ってるヤツって、じゃあ、誰がいいと思ってるの?
 金井以外なら誰でもいい、ってのはナシでさ。
246吾輩は名無しである:02/03/17 00:06
京極夏彦とかじゃないの。文章短いし。
247とっても:02/03/17 00:07
大西巨人
248吾輩は名無しである:02/03/17 00:13
いや〜、清水良典とかじゃないのかなぁ?
249吾輩は名無しである:02/03/17 00:22
「恋愛の超克」「動物化するポストモダン」…だったら面白いなあ。
250とっても:02/03/17 00:38
240の晒しアゲって何が面白いの?誰か解説して!意味不明。
251吾輩は名無しである:02/03/17 00:43
>>246
>>248
違うと思うよー。娯楽小説を好きな小説で挙げるような人は
金井美恵子なんかどうでもいいんじゃない?
中上健二とか大西巨人とか、インテリ好みの小説を読んでる
似非インテリで、その流れで金井美恵子読んだら似非インテリを
バカにしててムカついた!って感じだと思うよ。
252吾輩は名無しである:02/03/17 00:52
うーー・・・む。
253吾輩は名無しである:02/03/17 00:58
>>250
金井が名無しになったりとってもになったり焼いも屋のおやじになったり
メール欄に半角でsageと入れたり入れなかったりするからとっても面白いんだよ
254似非インテリ:02/03/17 02:48
>無責任に煽ってなんぼでしょ、2ちゃんなんて。
という意見には賛同しかねる。
それは、2ちゃんの利用法としてつまらないね。それじゃただの暇潰しだ。
責任をもって煽る、でも責任をとるといっても匿名だから、あくまで書き込む
という次元においてのみ、責任をとる(裁判とか無関係にね)、というのが、
とっても賢い2ちゃん利用法なのさ。
255:02/03/17 16:13
 金井がダメなら何がいいのか、誰かマジレスしてくれ。

>中上健二とか大西巨人とか、インテリ好みの小説を読んでる
似非インテリで、その流れで金井美恵子読んだら似非インテリをあ
バカにしててムカついた!って感じだと

 これが本当なら、
256:02/03/17 16:25
…やべえ。まちがえちまった。つづきね。
 
これが本当なら、中上とか、大西とかの何をいいって、読んでるの?
こんなに金井が叩かれてる理由が、オレにはマジでわかんないから。
確かに柄谷って、金井を褒めたことないよね。バルト的な快楽なと
ころが、気にさわるのかな。オレには60年代後半以降、かなりガン
バッタ人に思えるんだけど。


257熱液浴夫 ◆XeNzSMRo :02/03/17 16:27
金井は駄目。それだけ。誰が良いとかはない。金井以外はみんな水準保ってる。
そういう解釈で我慢しろ。
258熱液浴夫 ◆XeNzSMRo :02/03/17 16:51
三木卓の錬金術師の帽子が面白く思えてしかたなかったのは
無意識に噂の娘と比較していたからだったんだなあってさっき気づいた
錬金術師の帽子を楽しく読ませてくれて金井美恵子さんありがとうございました
259吾輩は名無しである:02/03/17 16:55
つーか、クロード・シモンの「アカシア」についてしゃべる金井と芳川泰久がキモすぎる。
勘弁してくれ。
260吾輩は名無しである:02/03/17 18:06
↑どこで?対談?

それと俺が金井が駄目だと思うのは
細部を形成する言葉そのものに輝きがあると思っているところで
「ルノワールの映画のあのシーンのようにこの言葉が粒だってくる」
とか言われても、語彙自体はいたって普通だし実際の映画のようなイメージとは違うしね
つーかテマティズムがまず駄目で、風俗ものも自己相対化をしてる風で実際はしてないし
その辺の凡庸な作家とは違うけど、でもそんなにすごいとも思えない
261吾輩は名無しである:02/03/18 00:23
>とか言われても、語彙自体はいたって普通だし実際の映画のようなイメージとは違うしね

ヌーボーロマン全体に対する批判にも受け取れる。
自分はまさに↑のように思うからヌーボーロマンは苦手なんだけど。
262261:02/03/18 00:29
ヌーボーロマンが苦手なのと同様、金井美恵子も苦手なんだけど、
金井美恵子を積極的に嫌うやつって、>>251で言われているような
似非インテリか、あるいは>>234=243みたいなプライドだけが肥大した
タダのバカが多い(と思われてる)ので、「嫌い」とはなかなか言いづらい
ものがあるのだなー。
263吾輩は名無しである:02/03/18 02:02
理屈により認めないのか、
文体や人となりが生理的に受け付けないのか、
と無理矢理な質問するとどっちなんすかね?

後者であるのに前者を装う人、
生理的な反応を屁理屈で塗り固める人はバカに見える。

ちなみに、私は、
出てくる女を金井はことごとくバカと思ってるんじゃないだろうか、
と思うとき少し不愉快になる。まあ笑えるのもある。
264260:02/03/18 06:23
>>261
それは違うね。俺はヌーヴォーロマンは好きだよ
つーかロブ=グリエとシモンは好きだ
このへんはイメージがどんどん分裂していくし
言葉それ自体はカスカスでも全然OKつーかだから良いんだよ
金井とは似て非なるものだと思うな
でも金井でもヌーヴォーっぽい『岸辺のない海』は好きでも『柔らかい土を踏んで』は嫌いだ
何でかはわからん
265吾輩は名無しである:02/03/18 08:44
いいのもあればよくないのもあるよ、
ヌーヴォーロマンも金井さんも
266233:02/03/18 21:04
>>234=243
私、このスレで皆さん議論されているような、金井美恵子の文体やら思想やらの
背景とか全然知らなくって、ただ「おもしろい小説書く作家だなー」ぐらいしかの
感想しかないのよ、ごめん。難しいことは何も言えん。で、正直、論理的に彼女の
小説のおもしろさを説明しなきゃいけない必要ってのも、わからんのだな。いつも
彼女の小説にぐいぐい引き込まれて、あの文体同様に、ずるずるといろんなことを
読みながら考える、感じるっていう、そんなことができるのが楽しくてさ。
で、自分がそんなに楽しませてもらっている作家の批判が多くって、びっくりして
つい書き込んでしまったわけなんで、その書き込みで「擁護している人たちも結局、
論理的に説明できてないしやっぱりだめじゃん」っていうのは、なしにして。金井
美恵子という作家を深く理解したり考えたりしている人に、申し訳ない、とか
思ったもんで。
267吾輩は名無しである:02/03/18 21:35
>>266
 そうだよね。ただ、おもしろいから読むだけ。
 おもしろくなきゃ読まないよね。
 そんなの時間の無駄。
 人生の無駄遣い。
268吾輩は名無しである:02/03/18 21:41
うんうん。

だから「アカシア」での対談はどこに載っていたの?
教えてクンでスマソ。
269naghira:02/03/18 21:46
別に読者全員が論理的に彼女の小説のおもしろさを説明しなきゃいけない必要なんて
無いよ。
ただ、2ちゃんねるってのは、議論するための場所だから、書き込むのなら、論理的
に説明すべきだと思うけどね。
単に「面白かった!」って書くだけなら、そういうのは心の中に仕舞っておいて、
わざわざ掲示板に書き込む必要はない、と思うのよ。
270233:02/03/18 22:46
>>269
うん、わかりました。ごめんなさい。
271吾輩は名無しである:02/03/19 02:59
>>268
いま手元にないから詳しいことはわからん。何年か前の『群像』だと思う。
高橋源一郎、金井美恵子、芳川泰久の対談。
で、芳川と金井が高橋をおいてけぼりにしてシモンほんとーにすばらしーでございますねえ、はーっためいき、ってかんじ。
272吾輩は名無しである:02/03/19 08:41
好きなところはいっぱいあるんだけど…1つだけ挙げると、
日本の小説って、「オタクの女」はいないってことになってる
じゃない。エンタテイメントにしろ純文学にしろ。
感性や直観力は優れている無知な女や、生理用品のCMに
出てくるようないわゆる「知性的な女」ならいっぱい出てくるけど。

金井美恵子の小説には、インテリというほどでもないけど
映画や文学に詳しい女の子たちが、映画館でナンパされたり、
インテリ男と恋におちたり、女友達どうしで文学談義に花を
咲かせたり、ちょっと偏差値の高い大学出の女が読んで
「こういうことあるある!」「こういう女の子いるいる!」
「このオッサンムカツク〜」と思える下世話な楽しさがあるんだよね。
273吾輩は名無しである:02/03/19 19:14
「あるある」「いるいる」レベルならばななでいいじゃん
274吾輩は名無しである:02/03/19 19:25
>>272の言うタイプの
日本にインテリ(オタク?)女ってそんなにたくさんいるのか?
あと金井の小説には趣味の悪いインテリ男は出てくるのに
映画や文学に詳しいが趣味の悪い女が出てこないんだけど
ただしアーティスト気取りはでてくるね
別に良いけど登場人物がものすごく狭いサークルのタイプで
あんなの東京の中のさらに極々一部だろうと言う感じがする
かといって自分の知らない世界に対する憧れもでてこないし
そういう要素と小説の面白さはまあ別だとは思うけど
275272:02/03/19 21:44
>>273
え?吉本ばななの小説に出てくるのって不思議少女じゃないの?
だって台所で寝る女なんかいるわけないじゃん。
いやよく知らないんだけど。

>>274
>日本にインテリ(オタク?)女ってそんなにたくさんいるのか?
>あんなの東京の中のさらに極々一部だろうと言う感じがする

それでなにが悪いのかよくわかんないや。もっと普通のOL
出せってこと?まあ小説の好みは人それぞれですが、
どこがいいのかわからんって言ってる人がいたので、
風俗小説として楽しく読んでる人もいますよってことで。
276274:02/03/19 21:49
>>275
だから小説の面白さとは別だって言ってるじゃんよう
「風俗小説」として成立してないきがするんだよ
俗っぽくない(ことが逆に通俗的だとも言えるけど)
それが良いとか悪いとかじゃなくて好みの話ね
誰も悪いなんて言ってないよう!
277272:02/03/19 22:08
>>276
>誰も悪いなんて言ってないよう!

そいつはごめんよう!
でも別に風俗小説って必ずしも大衆の生き様とかじゃなくても
いいんじゃないかなー。と、「風俗小説」で検索してみたら、
まさに金井美恵子を風俗小説として誉めている文章を見つけました。
http://www.kinokuniya.co.jp/05f/d_01/back/no7/hyoron/hyoron01.html

要旨:渡辺淳一や丸谷才一のファッション描写って全然イケてないわね。
その点、金井美恵子の衣食描写は素敵。風俗小説はこうじゃなくちゃ。
278吾輩は名無しである:02/03/19 22:19
案の定、批評空間最新号の文芸時評で
スガ秀実が『噂の娘』ほめてたよ。
ちゃんとチェックしたわけじゃないけど、
刊行当初、文芸誌にでた書評よりも
スガ氏の方が芸があるというかうまく分析してる気がした。
279パパ:02/03/19 22:48
批評空間って20日発売じゃないの?
何処の書店ですか?
週間少年ジャンプが一日早く手に入る本屋なみに気になります。
280吾輩は名無しである:02/03/19 22:51
>>277
まあ渡部とか丸谷と比べるのはいくらなんでもね・・・
特に渡部は、ありゃね・・・
281吾輩は名無しである:02/03/20 00:03
>>279
新宿紀伊国屋書店に18日からおいてあったよん
282吾輩は名無しである:02/03/20 01:28
>>277
あれが金井にとっての「風俗」なんだよね。
舶来の哲学者や文壇の人間や映画や同姓知人のインテリア話が。
283吾輩は名無しである:02/03/20 04:15
文壇風俗の嫌らしさを活写したと思えば、思えなくもない。
284吾輩は名無しである:02/03/20 10:35
>>282
「あれが?」リンク先ではファッションと料理の描写のきめこまやかさ
しか論じられてないよ。主人公の娘たちが哲学や文壇の
話をすることなんてほとんどないし。ときおり出てくる「作家やってる
叔母さん」がそういうことを言ったりするくらいかなあ。
…どうも話がかみあってない気が。目白四部作読んでないのかな皆。
285パパ:02/03/21 00:53
>>281 Thanks!
286吾輩は名無しである:02/03/21 09:58
目白四部作てなんですか?
287吾輩は名無しである:02/03/21 10:16
たぶんトリュフォーの映画みたいな感じで引用とかしたいんだと思う
生活の中に溶け込んでいて、さりげなく、特に映画の引用なんかはそうだけど
でもフランスじゃなくて日本だからどうしても
・・・というのがあるらしいが・・・だ的なワンクッション置いた説明口調になりやすい
そしてどうしても言葉で書く文わざわざやってる感があるしちょっと多いと思う
もっと少なくていいと思うけどな
『軽いめまい』くらいがちょうどいい感じかな
288282:02/03/21 14:09
>>284
リンク先読んでないよ。
「ファッション描写」がどうのこうのとあほらしそうだし。
289吾輩は名無しである:02/03/21 15:39
ファッション描写をアホらしいと思う人は
金井美恵子読まない方がいいかもね。
290土人:02/03/25 10:24
ところが、もっぱら後者における金井美恵子への揶揄について、
少し前に金井美恵子が「浅田彰は映画的センスが悪い」という
趣旨の発言をしたことへの「報復」だろうと複数の人たちから指摘されたのだ。
「下司の勘繰り」と言うほかはない。
http://criticalspace.org/special/asada/020322.html
291土人2:02/03/25 12:41
そうすると私怨でもないのに、未婚女性作家を「オールドミス」呼ばわり
っすか。ゲイ差別はさんざん批判してるくせにそりゃねーべ。
「小説家は野蛮でなければならない。」なんて批評空間村で
何十年も前から言い尽くされたクリシェをわざわざ主張するために
読んでもいない小説家の新刊を取りざたして人格攻撃。
まだしも報復だったらこれほど浅田彰に失望せずに済んだのになあ。

つーか、今時「オールドミス」って。
映画センスはともかく言語センスは昭和のままだね。
292吾輩は名無しである:02/03/25 14:30
オールドミスはオールドミスだろ。平成だとなんていうの?
293吾輩は名無しである:02/03/25 14:34
独身老女
294吾輩は名無しである:02/03/25 15:34
オールドミスは死語ですよ、おじいちゃん。
295吾輩は名無しである:02/03/25 16:07
オールドミスが死語になったのは文法的に明らかにおかしい和製英語
だからでしょ。言い換えるとしたら「お局さま」「嫁き遅れ」かな?
いずれにしても「女性は結婚すべき」という通俗的な社会通念に
根ざした言葉だから、浅田彰が使うのはちょっとどうだろうね。
頭に血が上ってたと見られても仕方ないんじゃない?
石原慎太郎みたいなガタイのいいマッチョが言うなら
サマになるからそう問題にもならないだろうけどさ>オールドミス
296吾輩は名無しである:02/03/25 20:33
「噂の娘」は確かに「集大成」なのだろうけど、
金井に関しては「助走」の方が面白いのだよね。
これは大概の作家に言えることだけど。
奥泉なんかも初期の「助走」は面白かった。天才だと思ったけど……
297吾輩は名無しである:02/03/25 22:29
お局さま、はちょっと違うでしょ。いかずごけ
298吾輩は名無しである:02/03/25 23:05
金井の世代では正しいのでは>オールドミス
ミス・マープルのせいか、それほど悪いイメージは
ないのだけどね、オールドミスって。
白髪頭でピンクの頬のやさしい編み物ばあちゃん、
だけど観察眼はめちゃ鋭くて、話好き。
299吾輩は名無しである:02/03/25 23:19
> 「女性は結婚すべき」という通俗的な社会通念に根ざした言葉

本当にそうなの??
ピンと来ないな。
300吾輩は名無しである:02/03/25 23:26
金井が本当の意味で「老嬢」になったら、なんか凄みが出ると思う。
瀬戸内寂聴なんか目じゃねーぞ(w
301吾輩は名無しである:02/03/26 00:08
家父長制と闘う女性作家
302土人2:02/03/26 00:55
「オールドミス=行かず後家、売れ残り」
だからはっきりと侮蔑の意味が込められた言葉でしょー。
わざわざ語義を確かめるまでもなく、バカにしてるにきまってるけど。
金井美恵子が「うるせえオールドオカマ!」とやり返したら面白いね。
303土人2:02/03/26 01:04
>>299

オールド-ミス
〔和 old+miss〕結婚の時期をのがした女性。老嬢。
(新明解国語辞典第四版)

304吾輩は名無しである:02/03/26 01:09
「のがした」というと失敗したみたいな感がある。
広辞苑では「未婚のまま婚期を過ぎた女。老嬢」
305吾輩は名無しである:02/03/26 01:15
男の場合は?
306吾輩は名無しである:02/03/26 01:19
「結婚できなかったと言うつもり?」って言うやつが墓穴掘るって話じゃないのか?
307吾輩は名無しである:02/03/26 01:45
未婚の母になればカッコ良かったかも。
308吾輩は名無しである:02/03/27 11:10
浅田は「下司の勘繰り」って言ってるけど、作品も読まないで「下司
な」口調で「下司な」批判をしたから、「下司な」反応が返ってきてるんでしょ。
自業自得じゃないの?
309吾輩は名無しである:02/03/27 15:13
うるせえ、何が悪い!って開き直ればいいのに、
「下司の勘繰り」するのは「土人」だってさ。
そんなこと言ってると「土人」の襲撃を食らうぞ。
泥沼だな。もうやめやめ。
310美人系不細工:02/03/27 22:11
泥沼なので、これで最後にします、この件については。
しかし、自分の行為は「下司の勘繰り」だとは思うけど、「土人」的行為
だとは思えないんだけどなぁ。

そんな事はさておき、アクィラは「書評(読まずに書いた人格攻撃ではなく)」
を書くべきなのだ!
肝に銘じろ!
311吾輩は名無しである:02/03/27 22:34
あれ?ない・・・・もっかいカキコします一応
2連続になってたらごめんね

誰か『柔らかい土を踏んで』について解説してください
細密描写で時間や空間を引き伸ばしたりくっつけたりちぎったり
というのはわかるけど( ´_ゝ`)フーンという感じしかしません
金井ファンはどう?
312吾輩は名無しである:02/03/29 23:35
18頁でタハラヤの若い男が自慢げに見せびらかしているライターは、
184頁で美容院の客が無くしたと言って口惜しがっているのと
同じ品だろうか。
313吾輩は名無しである:02/04/03 16:23
 なんか金井美恵子って、一見読むと面白いが、飽きが早いな。
314吾輩は名無しである:02/04/03 16:31
反町隆史の演技より?
315吾輩は名無しである:02/04/03 16:34
 そういや反町ってあんまりTV出なくなったな。松島とそろそろ離婚かな。
316吾輩は名無しである:02/04/03 16:35
大河ドラマに出てるよ。
317吾輩は名無しである:02/04/03 16:36
 そうか、そうだったな、夫婦揃って。
318吾輩は名無しである:02/04/03 18:12
離婚して金井と一緒になればいいのにな
319吾輩は名無しである:02/04/03 20:00
いやいや、金井は城殿を狙っているーよ
320吾輩は名無しである:02/04/08 20:57
亀レスになるが、金井はエッセイで自分たちのことを「オールド・ミス二人暮し」とか書いているんだよ
321karatani:02/04/08 22:04
>>320
え?初耳。じゃ、「オールド・ミス」と浅田に言われた事は気にしてないのかな?
322306:02/04/08 23:37
だから気にするもなにも、そんなもん無視したほうがいいんだよ
323吾輩は名無しである:02/04/09 00:18
金井がオールドミスなのも事実だし、
浅田の背が低いのも事実です。
324吾輩は名無しである:02/04/09 01:27
子供のころ、つーか今もなんだけど、かにみそが食えないんだわ。
蟹の、内臓とか卵の部分。一緒にテーブルを囲む家族や友人からは
ここが蟹の一番おいしいとこなのに、って言われるんだけどさ。
身の部分は好きなんだ。白いぷりぷりした身の部分は。
醤油マヨネーズが俺的にベスト。ま、それはどうでもいいんだけど。
遅ればせながら、最近「噂の娘」を読んだ。金井美恵子の小説では
いつものことなんだが、頻出する服装や色彩に関する言葉
(オークル色?シャギー・モヘア??)、それに今回は、50年代の芸能や
映画に関する固有名詞がわからずに――二十代の男なのだから
わからなくて当然なのだが――読み飛ばしてしまうのだけれど、
だからといって小説がおもしろくないかというとそんなことはなく、
長く続くため息のような細密描写、「娘たち」を描き出す愛情のこもった
繊細な手つき、背筋のしびれるような時空の移動をやってのける
洗練された語り口といったものを読みたどるだけで充分満足なのだが、
しかし、お前は金井美恵子の一番おいしいとこを食べ損なってる、
と言われればなるほどそうかとも思われるので、もういいじゃないか
浅田の話は、と叫びたい気持ちをどうにか迂回しつつ、ついこんな長文を
書き連ねてしまった、というわけなのだった。
325偽イタロ・カルヴィーノ:02/04/09 21:07
>>324
OK、なかなかいいよ、笑わせてもらった。

それはそうと、早稲田文学5月号で青山と対談してる写真を見て、
金井のおばさんがあまりにも安部公房にそっくりで驚いた。
いやはや、人間、年をとると性別を超えてしまうんだな。
そんな当たり前のことに感心した。ま、つまんない話だけど。
326吾輩は名無しである:02/04/09 22:59
古井由吉もどうかするとおばちゃんみたいに見えることがある。
ま、本当にどうでもいい話だが。
327吾輩は名無しである:02/04/10 02:37
そいや金井ってショートカットのイメージがあるなぁ。
女性作家=うっとうしい髪、つーのは記号?
328吾輩は名無しである:02/04/10 02:39
金井美恵子ってだれ?
なーんにも浮かんでこない・・・
329吾輩は名無しである:02/04/10 19:36
↑のほうでカキコしたけど青山対談読んで、やっぱり
なんで思想とか政治とかそのへんのイメージ諸々がダメで映画のイメージはアリなのかがわからん
デモなんかこの対談では金井がちょっと態度が違うような
「たんに自分の好みだ」というような自己相対化ができてるようなニュアンスも感じたんだけど
どうですか?
330吾輩は名無しである:02/04/11 14:46
>>324
最後の4行くらいがそれらしくてワラタ
331吾輩は名無しである:02/04/15 14:51
アサヒに登場。

http://book.asahi.com/authors/
332吾輩は名無しである:02/04/19 14:24
↑ありがとう。よく見つけられましたね。
333吾輩は名無しである:02/04/23 15:56
ところで1さんて金井のファンなの?
今ひとつ盛り上がらないね。金井マンセーってもっといると思うけど。
ここには書きこみしないってことかな。
334吾輩は名無しである:02/04/25 14:04
>331
好きな映画監督。ルノワール、フォード、ワイズマン、グル・ダッド、
それにロメールか。ゴダールが入ってないところが、何気に金井だが。
阿部だったら、即座にゴダール、ベルトルッチといきそうだな。
グル・ダッドって、俺観たことない。これは完全な蓮実の影響だな。
335吾輩は名無しである:02/04/25 19:22
大林のぶひこは?
336吾輩は名無しである:02/04/27 01:13
337吾輩は名無しである:02/04/27 01:40
グル・ダッドは素晴らしい。なによりラフマーンが美しい。
それを蓮みのみの影響に回収するのはあまりに惜しいほどに。
338吾輩は名無しである:02/04/27 10:45
↑どこでみたの? ちゃんと映画館でやってたの? おせーて。
339吾輩は名無しである:02/04/29 19:47
>334
思うに多分、そこにゴダールを入れてないってのは、今まで自作短編に
ゴダール作品のタイトルを流用してたり、文庫や「愉しみはTVの彼方に」
でそのスチールを転載したり批評したりと、その傾倒ぶりをあらわにして
いたので、今更ゴダールって言うのも気恥ずかしかったからではないでしょうか。

ということで現在東京では『愛の世紀』『ウイークエンド』『そして愛に至る』
が公開中ですね。ご覧になられた方、こちらの↓スレに何かカキコしてね。
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/movie/1013076346/l50
340吾輩は名無しである:02/05/07 02:47
グル・ダッドは赤坂で特集上映してました。
たしかアテネ・フランセでまた特集があるはず。
是非見てください。

映画スレからの勧誘が多いですが、無視しましょう。
読むからにむかつきます。 莫迦! 黙れ! って感じ。
文学板にてめえも文章が評価されていることを知れ!
341吾輩は名無しである:02/05/09 21:38
「噂の娘」の回想の仕方と「愛の世紀」の回想の仕方が
何となく似てる気がする。過去と現在の時間が円環的に
つながったりするとことか、過去の方が色彩豊かに描かれ
(写され)たりするとこ。
342吾輩は名無しである
>340
遅くなりましたけど、グル・ダッドの情報ありがとうございました。
俺、この監督観てないんだなあ。蓮実重彦が一生懸命淀川さんに、
是非、是非って猛烈に勧めてたの覚えてんだけど。