1 :
吾輩は名無しである:
「現代に生きる古代人」として評判らしい
川上弘美さんのスレッドがないようなので建ててみました。
お好きな方、マターリと語り合いましょう(´ー`)
2 :
吾輩は名無しである :02/01/09 18:49
蛇を踏んでもいいけど、ブラクラは踏みたくないのが正直な気持ち。
センセイの鞄ってどーよ?
4 :
吾輩は名無しである:02/01/09 19:07
あるようなないような、なんとなくな日常。
それが今の私の毎日。
5 :
吾輩は名無しである:02/01/09 19:08
好き好き。
読売の夕刊で毎日読めるのが幸せ。
6 :
吾輩は名無しである:02/01/09 19:10
おめでとう。
7 :
吾輩は名無しである:02/01/09 19:13
あの独特の言葉使いが良いですね。
「センセイの鞄」以来(?)恋愛小説の名手、みたいに言われてるけど
そうすると恋愛小説しか書かないイメージがつけられているようで、
ちょっと残念に思ったりします。
そういや今まで無かったねー、川上さんのすれっど。
おいらも大好きだよ。
>7さん
もしかしたら川上さんはもともと恋愛小説しか書いていないかもしれないよ。
クマとお散歩に行くお話からしてそうだし、
へびの暖かい世界なんてそのまま恋愛だと思っていました。
9 :
吾輩は名無しである:02/01/09 21:20
「神様」が一番好きで、蛇も好き。でももだんだん新作を読むごとに
好きでなくなってきた。
もちろん、うまい人だと思ってます。
10 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:28
「ダカーポ」で「去年の本で一番」みたいに紹介されてたので
「センセイの鞄」を読んだ。川上弘美は初めて。
悪くはないかな。酒飲むシーンがいっぱいあってうれしかった。
というか酒飲むシーンばっかしという気もするけど。
カミさんに勧めたら、「少し読んだけど漫画みたいで読めない」だと。
他の作品も面白いのかな?
「溺レる」
お酒のシーンいっぱい。
出てくる料理は酒のアテばっかし。
12 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:36
>>9さんに同じく昔の作品のほうがすきです。
「婆」
13 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:46
この方、43,4歳だと思うのだけど、少女のように若く見える。
確か結婚しててお子さんもいますよね。
仕事をしつつどんな家庭生活を送っているのかな。
14 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:57
ああ、こういうのでもいいんだ、と思って私は小説を書き始めました。
15 :
吾輩は名無しである:02/01/09 22:59
おいらは「きえる」というのが好きです。
創作文芸版の虎穴で
「こ、これは!!」
とおもうものは、弘美ちゃんテイストのものが....あったりする。
17 :
吾輩は名無しである:02/01/09 23:09
この人のエッセイを読んでみると面白い。
特に笑ったのは「あるようなないような」だったかな。
教師をやめて主婦業に専念しているときにいったい自分が
一週間にどれだけ夫以外の男性と話をしているのか気になって
ノートをつけてみたときのことが書いてあった。
結局5人だけ。それも生協の人とか八百屋のお兄さんばかり。
火曜日 八百屋のお兄さん「そらまめあるかな」「ごめんきょう高かったから、今度入れとく」
水曜日 生活倶楽部配達の人「こんちはー」「どうも」
木曜日 八百屋のお兄さん「そらまめあるかな」「あ、じゃあ家にもって帰ろうとしたやるあるから
分けてあげる」「わあ、ありがとう」
なぜここまでそらまめに執着するのか、笑えた。
18 :
吾輩は名無しである:02/01/09 23:27
>>17 そうか、小説ばっかりでエッセイ読んでなかった。
面白そうだから読んでみます。
19 :
吾輩は名無しである:02/01/09 23:48
生活しながら書くっていうのは新しい私小説のあり方なのかもね。
内田百閧フファンらしいし、川上弘美って。
川上ファンは高橋義孝あたりも読んで欲しい。
センセイを彷彿とさせる記述満載。
20 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:02
「蛇を踏む」の中で面白かったセリフ
「あなた何ですか」
主人公のヒワ子さんが母だと言い張る蛇に向かって言うセリフ。
なぜかおかしい。なぜか。
21 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:06
ここにファンサイトのリンク貼ったらまずいのかな。
22 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:08
いいんじゃないの?
>ああ、こういうのでもいいんだ、と思って私は小説を書き始めました。
川上弘美みたいに美人じゃないとダメです。
お茶大卒の元名門女子高教師、筒井康隆に師事。
あの小説だけじゃなくて、川上弘美のキャラがあってこそ
完成する弘美ワールド。
24 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:12
yahooで検索するとまっさきに出てくるサイト?>21
25 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:13
美人だし、賢そうだし、ユーモアもある。
でも40代の女性にしては背が少し高すぎみたい。
その辺がコンプレックスとなって川上さんを小説に
向かわせた、と言う憶測は短絡的すぎるかなあ。
>23 ごめんなさい書きそびれました。私、男なんです。
27 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:17
>27 ええ
29 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:24
この人のデビューした賞って、今でもあるのでしょうか。
31 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:28
>30 パスカル文学賞だろ。もうないです。
32 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:37
最近知って意外だったが、川上弘美は数々の文豪が過ごした本郷の生まれ。
3歳のときまでしか住んでなかったらしいが。
川上にしろ、同じ文京区出身の吉本ばななにしろ、明治・大正のいわゆる近代文学
とは無縁に思える、無国籍な作風となっているのは皮肉だ。
33 :
吾輩は名無しである:02/01/10 00:45
パスカル文学賞って川上弘美のためだけの賞だったね。
他の受賞者はどーしてるんだろ・・・
34 :
吾輩は名無しである:02/01/10 01:05
「センセイの鞄」の中で、主人公が怒って心の中で
「くそじじい」と呟くところとか普通その場面で
そんなことは言わんだろうって思わせるようなところが好き。
子供、確か上が小6くらいだっけ?
こんなお母さんが授業参観にきたらちょっとうらやましいなァ。
35 :
吾輩は名無しである:02/01/10 01:13
先月号のダヴィンチにインタビューと年譜が載ってますよ。
36 :
吾輩は名無しである:02/01/10 01:14
川上弘美先生の教え子っていないのかな。
37 :
吾輩は名無しである:02/01/10 01:16
>>35 見た見た。
インタビューの後、ママチャリに乗って帰っていったっていうのが良いですね。
テレビに出ても、本人はなんてことないっていうような感じみたいだし。
>>36 同級生には女優のかたせ梨乃がいたみたい。
39 :
吾輩は名無しである:02/01/10 01:34
>>38 うわっ意外。じゃあ極妻に川上弘美が友情出演ってことも
考えられるわけですか。今想像したらけっこう様になりそうで怖い。
無口な姉ゴの役だったらできそうですねえ。
40 :
吾輩は名無しである:02/01/10 09:29
川上弘美の小説というのは読んで好きになるかどうか、一発勝負である。
好きとなったら、このへんはいいけどあのへんは好きになれないなどと、
中途半端なことはいっていられない。
男でいえば、ちょっと古いが内田百閨Aそして色川武大、女でいえば、
やっぱり古いが尾崎翠、そして武田百合子といった人たちは、そういう
作家であった。中途半端に好きだとか、中途半端に嫌いだとかいう読者
がいない。
たぶん文章そのもののほかに、書く姿勢とか生き方とか微妙な要素が
からんでくる作家たちといえるだろうが、ともかく川上弘美がそんな
(どんな?)系列の作家であることを、ハッシと見抜いたのは南伸坊
だった。「すごく気に入ってしまったので、本をいいかげんにパッと
開けて、そこから読んでいくと、おもしろい。いきなりそっちのほう
へ入っていけるので、まあ、ドラえもんのどこでもドアのようです」
(新潮文庫版「椰子・椰子」解説)
まさしく「どこでもドア」なのだ、川上弘美の小説は。つまり細部
がいい。きらめいている。息づいている。新作の小説「センセイの鞄」
にしても、一読したあとは、どこでも「パッと開けて」、また読み直
したくなる。
老いた元教師と、中年になりかけた教え子の女との恋愛を書くとい
う、とんでもなくむずかしいはずのことを、川上弘美はよくぞ、のん
びりとおおらかに、あわあわした幸福感さえ広がらせながら果たして
くれたものである。
男も女もしょっちゅう酒を飲んでいるが、互いに手酌で時を過ごす
光景がいい。タコのしゃぶしゃぶなんかをつつきながら、「おいしい
ですかツキコさん」などと元教師がいう。「おいしいです」などと中
年になりかけの女が答えたりする。「ツキコさん、デートをいたしま
しょう」と元教師がいえば、「あの。はい」と中年女が口ごもる。
こんなたわいもないところを開けて、ゆるゆると読んでいたくな
る。たわいなさの身にしみるほどのありがたさを思いながら、いつま
でも読んでいたくなる。(狐)
狐の書評は本当にうまい。「どこでもドア」とは至言である。
41 :
吾輩は名無しである:02/01/10 11:27
ぜんぜんうまくない。やんなった。でも川上は好きよ。
42 :
吾輩は名無しである:02/01/10 12:37
43 :
吾輩は名無しである:02/01/10 13:06
>>10 奥さんに同意。本人もインタヴューで漫画をよく読んでいる
といっているので、かなり作品に影響しているように
感じられます。
>>17 それは『なんとなくな日々』です。
>>35 かたせ梨乃は上級生だったはず。
>>37 同意。インタヴューの最後の部分が良かった。
「主婦用の超実用型自転車」という言葉。
「上級生」の使い方が間違っていたようだ。
同級生でなくて、上の学年だったということです。
45 :
吾輩は名無しである:02/01/10 18:30
ダヴィンチ買いに行ったら、もう2月号になってた。残念。
今、35さんのレス見直したらちゃんと先月号とおっしゃってる(鬱)。
どなたかどんな内容だったか、教えていただけませんか?
46 :
吾輩は名無しである:02/01/10 21:33
>>45 バックナンバー買えば。
2、3日で届くでしょ。
47 :
吾輩は名無しである:02/01/10 21:52
「椰子・椰子」好きだよ。
川上さんの文章って小沼丹と通じる物があるなーとこの前思った。
>>47 ズレますが小沼丹のお薦めって何かありますかね。
最近読んでみたいと思っているんですが。
49 :
吾輩は名無しである:02/01/10 22:20
ヘミングウェイの文章に影響を受けた、
という話もどこかで見た記憶があるな。
短編作家かな。スケールのでかい作品は
書くのだろうか。
50 :
吾輩は名無しである:02/01/10 22:52
>>46 はい、そうします。図々しいことを言いました・・・。
51 :
吾輩は名無しである:02/01/10 23:33
「自転車うまくならないなあ」
「コマキさんは少しばかですね」
(「溺レる」より)
川上弘美ってやっぱりヘンでおもしろいな。
52 :
吾輩は名無しである:02/01/11 02:57
神様、文庫で読みました。いいですね。
昔盗作かなんかの騒動があったと聞きましたが、どうなったのですか?
ともあれ文庫になってよかった。
>>50 いや、面倒だっただけじゃないんだけど。
バックナンバー前に頼んだときに、ほんとに直ぐ来たので。
注文も楽で。
スレの趣旨に反するようなそっけない書き込みになって
しまっていたのはごめん。
54 :
吾輩は名無しである:02/01/11 12:59
いえいえ、こちらこそ
↑ぼーっとしてレス番号も付けずに「書き込む」を押してしまった。
たびたび反省。
53さんへのレスです。
56 :
吾輩は名無しである:02/01/11 13:07
>>36 何ヶ月か前に、ファンサイトのBBSにもと教え子の人が書き込んでたね。
>>52 盗作ではなくて、著作権だか出版権だか、とにかく権利がらみでゴタゴタした、という噂を聞いています。
それで一時期ハードカバー本が店頭からきれいに消えていたけど。
57 :
吾輩は名無しである:02/01/11 16:06
この人の動く姿、一度も見たことないんだけど、
おっとりした雰囲気なのかな、それとも案外さばさばしてるのかな。
少なくとも暗くは無いんでしょうな。
58 :
吾輩は名無しである:02/01/11 18:43
>57
心配するな。ちゃんと動く。
59 :
吾輩は名無しである:02/01/11 18:53
意外と身のこなしはてきぱきしていたような・・・。
60 :
吾輩は名無しである:02/01/11 20:14
61 :
吾輩は名無しである:02/01/11 20:34
お茶の水大SF研の奴はおらんのか?
内田百閧ニ作風が似てるってだれが指摘してるんだろ?
確かに似てるね。常々思ってたけど言ってるやつがおったんかー。
いきなりの展開で力ずくで引き込まれた世界はよく似てるよ。
出てくる風景も似てる気がする。
同じような作風だったら後期のつげ義春か状況の時の唐十郎を思い出す、
ちょっと変かな?
弘美ちゃんはそこにおいらたちと等身大の恋愛の情景を描いてるからすごい。
でもさ、そんな理屈抜きに面白い。だから大好き。
63 :
吾輩は名無しである:02/01/12 00:26
>常々思ってたけど言ってるやつがおったんかー。
誰でもすぐわかるだろ
64 :
吾輩は名無しである:02/01/12 00:39
百閧ニの類似性の前に井伏鱒二との類似性を指摘したい。
65 :
吾輩は名無しである:02/01/12 00:41
誰も読んでないのでいいよ>鱒二
66 :
吾輩は名無しである:02/01/12 00:43
釣りの話しか知らない。
開高の釣り仲間。>鱒二
68 :
吾輩は名無しである:02/01/12 01:32
川上弘美論ってみたことないな。あるの?
鱒二、弘美、百
みんな好っきやねん!!
しかしながら、共通性は全然気がつかんかった。
でも弘美ちゃん、どっちか言えば色川武大っぽく幻想的では? 百閨ヵ髄蛯ナは?
70 :
吾輩は名無しである:02/01/12 10:23
どうでもいいけどこの人175センチあるってほんとう?
かなり背が高いとは言われてるけど。
>>57 エッセイで、自分は段取りが悪くてぼんやりしてると書いていたから
おっとりした人なのではないかと思います。
テレビ出演のときに、スタッフのテキパキぶりにいたく感心していたのが
なんかフツーの人って感じでほほえましい。
>>70 >段取りが悪くてぼんやり
自分にも当てはまるよ・・少し親近感出てきた。
>>60のインタビューも短い割に参考になった。
72 :
吾輩は名無しである:02/01/12 11:47
>>70 本当です。身長、性格、容姿、文学と大上段に構えて見ても
やはり皆さん、作品単体で読むことはできず、作家周辺のゴシップ込み
で読まれているようですね。読まれ方においてはマンガの方が
上質な読者に恵まれているような気がします。
73 :
吾輩は名無しである:02/01/12 12:30
>72さんは、
川上弘美と同じくお茶大SF研に在籍し、川上が芥川賞を受賞した際には、
悔しくて眠れなかった、と佐藤亜紀のホームページで告白した「月森聖巳」氏
ですか?
74 :
吾輩は名無しである:02/01/12 13:33
>>73 なにを仰っているのかよく分かりませんが、私が言いたいことは
卑しくも文学というのであれば、あくまでも作品のみで評価すべきでは
ないかということなのです。すくなくともマンガの世界では作者の
人となりなどはあまり問題にはされません。しかしながらこの
衰退し続ける所謂文学においては、むしろこういった付加的な
要素がより重要なファクターになりつつある。なれあいのファンクラブ
的集団によって形作られた読者層などその発展など望めません。
そういうことが言いたかったのです。だからこそ私が誰だかなど
問題ではないのです。お分かりになりますでしょうか。
75 :
吾輩は名無しである:02/01/12 13:43
>>72 どうしてわざわざそんな誰でも知っている事を
このスレに書き込むのか。
ついでで聞かせてもらえば、どうして
ゴシップなどのノイズが現在の文学に入り込んでしま
っているのか、その理由に就いてあなたはどう考える?
76 :
吾輩は名無しである:02/01/12 13:47
>>72 2ちゃんでは同じものことでは?
それを2ちゃんの中でただ批判だけしてもどこまで
意味があるのか。
せめて、建設的な自論を展開してぶつけるくらいでないと。
訂正済みません
同じも→お馴染み
78 :
吾輩は名無しである:02/01/12 13:54
>>74 >>75 てか、ゴシップなどのノイズが文学に入りこまなかった時代って、
あったか? 他のジャンルでも同じ。いーんでないの、別に。ゴシップ
っていう切り口があっても。それしかないってのは不気味だが。
79 :
吾輩は名無しである:02/01/12 13:56
>>75 >どうしてわざわざそんな誰でも知っている事を
>このスレに書き込むのか。
僕は知らなかったYO。「誰でも知っている事」って思いこむ君の方が
ゴシップ寄りじゃない?
>>79 「誰でも知っている事」というのは
身長のことではないよ。
「文学と大上段に構えて見ても
やはり皆さん、作品単体で読むことはできず、作家周辺のゴシップ込み
で読まれているようですね。」
この部分ね。
>>80 75さんへ。誤爆だったようですね。ごめんんさい。訂正します。
おかしな形で皆さんを煽るようなことになってしまいました。
ゴシップなしで作品単体で読むことなど”現実”にはありえないものだ、という
”大人の”ご意見には苦笑させられました。なるほど所謂文学が衰退するわけですね。
これは私の認識が浅かったようです。少々問題が難しすぎたようで、すみませんでした。
では一つ考えて見ていただきたい。この2chは顔のみえない者同士の
文字のやりとりの場ですが、なぜに我々はこの無愛想なテキストの
やり取りに熱中しているのでしょうか。
ゴシップ込みの文学と無名性によって支えられているこことの
差異はいったいなんなのか。これが読み解ければ私の言いたいことの
半分ほどは理解が出来るとは思うのですが。どうですか”大人びた”皆さん?
>72さん
あなたのように川上弘美嫌いで、現在の出版界のあり方に不満たらたらだった
作家・月森聖巳氏のメールは、佐藤亜紀のホームページに数通掲載されています。
難しいことは良いから、美人で幸多き人生を歩んでいる川上弘美が憎いと認めなさい。
73さんへ
やれやれ、どうやら無駄骨だったようですね。
文章の意味を読み取るという基本的な素養がない人も一応は
キーボードを打てるということをうっかりして失念していました。
>72さん
へ〜。
ちゃんと文章の意味を読み取った上で書いてるんだけどなあ。
やれやれ(w
>>72さん
ゴシップ的興味というほどのことでもないと思うんですが・・
ただ、作者であるなしにかかわらず、175センチの女性ってそんなにいないので
(少なくとも自分の周りでは/別に背の高い女性を蔑視しているわけではないのです。)
ちょっと聞いてみただけなんです。
確かヨミウリ新聞でのインタビューで、そんなことが書かれていたので
ほんとうかどうか知りたかっただけなんですけど、
そんなに大きな問題になってしまいましたか。いやはや。
願わくば、またーりとした進行でいきたいものです。
>大上段に構えてみても
・・別に誰も構えてるように思えないんですが・・。
ゴシップにかかわらず、作者の過去の経験や、容姿、性格等は少なからず作品に
反映されているはずで、そうしたバックボーンを知れば、尚更作品や作者への
理解が深まるものだと思うのです。
たとえが適当でないかもしれないけど、中上健二の生い立ちの事何も知らなかったら
彼の作品を語ることは難しいと思いますし・・・。
88 :
吾輩は名無しである:02/01/12 18:17
ここは弘美ちゃんまたーりなんだろ?
72みたいなしょうもない言いがかりやろうにつき合うのはもうやめよう。
場違いで薄暗いやつは去れ!!二度と来るな!!
89 :
吾輩は名無しである:02/01/12 18:42
当たり前のつまんないこと言うようですが、
作品に魅力がなければ作者に対する興味もわきませんよ。
川上弘美さんの作品は特にそういう興味をかきたてる要素があると思う。
「マンガの世界では…」とありますが、
たとえばつげ義春さんなんかは作者の人となり、生活なんかが
たびたび話題になりますよね。
作品単体でしか読んではいけないのなら、作家論というものは成立しないんじゃないでしょうか?
とにかく、ここで議論すべきことでもないような気がしますが。
90 :
吾輩は名無しである:02/01/12 18:48
そうそう、みんな弘美さんが好きだから、
彼女のことも常識的な範囲で知りたいっていうのは
人情みたいなものだと思う。
あまり堅く考えずに、マターリ話せればいいじゃない。
川上さんは美人で天才肌だから、同性の反感を買いやすいのかもなあ。
芥川賞を受賞した頃の雑誌インタビューで、SF研にはSFばかり読んでいる
オタクな人もいたなんて、しれっと話していたけど、怒る人がいても仕方ない
と思ったよ。
175センチの長身で、意識せずとも物理的威圧感を周囲に与えまくっていただろうし(w
でも、本人と作品は別物。例えば、「神様」なんて、読み返すたびに評価が上がる!
92 :
吾輩は名無しである:02/01/12 20:49
純文学入門編 川上弘美センセーってワケか
文学界もなかなかやるじゃんか。
うまいこと乗っけたね、純文かぶれの坊ちゃん、お嬢ちゃんをさ
「もう小難しいもの読むのも飽きたんだよね(読めないわけじゃないけど)
カワカミヒロミなんてどうよ?」といったところだな。
いろいろ突っつけるトコもあるしな。とくに恋愛なんて十歳以上なら誰でも
誰とでも議論らしきことできるもんな。ふーん
93 :
吾輩は名無しである:02/01/12 22:51
>>48 講談社文芸文庫から出てる「小さな手袋」おすすめです。
昔「太陽」で高橋睦朗さん宅でご飯食べてる川上さんの写真載ってて
きれいなひとだーと思った。
94 :
吾輩は名無しである:02/01/12 23:27
まあ、でもさ、ゴシップにもならない作家というのも寂しいよ。
昔なんか、谷崎なんか典型だけど、いろいろとゴシップの種を撒き散らしてたじゃない。
で、小説の場合はわりと作家と作品とが「近い」ことが多いし。
マンガの場合はその距離がかなり遠いことが多いような気がする。だから作者と作品を切り離しやすい。
それだけのことじゃないの?
95 :
吾輩は名無しである:02/01/12 23:59
>>94 だからさ、”純”文学なんていわないで芸人に徹すればいいんじゃないの
って思うわけサ。それとも”私小説”の発展形がこれなのかい?
96 :
吾輩は名無しである:02/01/13 00:38
?
97 :
吾輩は名無しである:02/01/13 00:50
98 :
吾輩は名無しである:02/01/13 02:15
うん。わからないね。
ごめんね。>95
99 :
吾輩は名無しである:02/01/13 15:08
朝日新聞でやっている二人三脚の書評面白いです。
美人だね、まじで。
エク二なんて比較にならんほど。
101 :
吾輩は名無しである:02/01/13 17:36
川上のダンナの話が全くでてこないのだが、だれか知ってるか?
年齢とか職業とか知りたい。
102 :
吾輩は名無しである:02/01/13 17:38
そうか?エクニのほうがセクースアピールがあるような。
103 :
吾輩は名無しである:02/01/13 18:27
川上って不倫が原因で離婚秒読みだってね。第二の葉月里緒菜か。
104 :
◆bvlPEcR. :02/01/13 20:32
川上、かわいい。笑顔が可愛い。奈で奈でしたい。
105 :
給食 ◆bvlPEcR. :02/01/13 20:33
なんで第二の葉月里緒菜?関係無いジャン。
106 :
給食 ◆SJEVtln6 :02/01/13 20:40
上手いけど面白くないって渡部直己が言ってたな。週刊読書人で。
渡部直己の場合、天皇制と差別しかないからね。
それで料理できない作家では商売上つまらないと思う。
奈で奈でされたいな。
「微妙にすごく美人」だと思う。
109 :
吾輩は名無しである:02/01/13 21:19
自分はロリコンで女子中学生が好きなので
この人自身については何の興味もないのだけれども
作品はとても面白いので好きだ。
110 :
吾輩は名無しである:02/01/13 21:35
川上弘美と先生=生徒ごっこしたい。
弘美先生、ハァハァ
111 :
吾輩は名無しである:02/01/13 22:00
>>110 いや、川上弘美にセーラー服を着せて外を歩かせたい。
通りすがりの人がどんな事を言うかな。
「あのオバサン、変態かなあ・・・」「でも、かなり美人だね」
「背高いから、ニューハーフかも」
・・・こんな感じか。
112 :
吾輩は名無しである:02/01/13 22:33
確かに笑顔が素敵だ。屈託が無い。
ルサンチマンのかけらも無いって感じだ。
113 :
吾輩は名無しである:02/01/13 22:40
童女っぽいよね。
髪型はずっとあれなの?
おれ、あのストレートしか見たことない。
たまには変えてるの?
115 :
吾輩は名無しである:02/01/13 22:58
たぶんいつも同じだと思う。
116 :
吾輩は名無しである:02/01/13 23:32
かつらかも
117 :
吾輩は名無しである:02/01/13 23:47
川上弘美の小説を初めて読んだとき、絶対きれいな人だろうなあ、と思った。
倉橋由美子を初めて読んだとき、絶対きれいじゃない人だろうなあ、と思った。
119 :
我輩は名無しである:02/01/14 00:58
読売の連載、ここ2週間つまらないから読んでない。
もう島は終わらせて欲しい。
120 :
吾輩は名無しである:02/01/14 01:03
身長どれくらいあるのだろう。172cmぐらいか?
なんか面白くなくなってきたなこのスレ。
もっとすげー作品論とか登場人物の分析とかそういうの期待してたんだけどね。
容姿たら髪型たらあげくにセーラー服ですか。
それとさ、誰それが言ってた、みたいなのはもういいさ。
その批評に川上ファンのあたしはどう思ったか、それを書けよな。
自分の言葉でさ。
122 :
吾輩は名無しである:02/01/14 03:07
俺は川上の作品にある種の禁欲性を感じたな。
川上の乾ききった文体はショートショートなどの寓意を読み取らせるが、
実のところ冷め切り、切り詰められた表現はその内に生々しい
生活感が詰まっている。生き物が発せざるを得ない臭みのようなものが
かすかに匂う。それを卓越した技術でもって封印し、ほのめかす。
決してやさしい作家ではないと思ったな。
123 :
吾輩は名無しである:02/01/14 03:26
ああそうですか
124 :
吾輩は名無しである:02/01/14 11:53
>もっとすげー作品論とか登場人物の分析とかそういうの期待してたんだけどね。
まず121がすげーやつかましちゃってくだだい。
勉強させてもらいますので。
125 :
吾輩は名無しである:02/01/14 11:58
○くだだい
×ください
くだだいのほうが懇願してる感じでてる
126 :
吾輩は名無しである:02/01/14 14:15
「川上弘美の外見の良さだけを語るスレ」というのを立てたら、このスレ
より伸びたりしてね。
127 :
吾輩は名無しである:02/01/14 14:21
あの顔であの身長という不思議なバランスが、川上ワールドを形成するひとつの要素に
なっているというのは牽強付会でしょうか。
160pくらいだったら文句梨にクラスのアイドル、男子のあこがれだったと思うけど、
そこからあたまいくつか分飛び抜けてると、ずいぶん環境は違うと思う。
かくいう私も、ルックスはともかく背丈はイイ勝負なのです。
学校じゃいやでも目立つし、見ず知らずの人にも驚かれるし、でもそんなことにはいちいち
傷ついてランネーゼ、ってことで、繊細にして野太い性格が形成された様な気が。
川上さんほどの包容力は培えなかったけど、あの雰囲気にはなんだか親近感があるんです。
128 :
吾輩は名無しである:02/01/14 15:59
>>127 きっとそういう部分もあると思う。
あと、「小学3年生の時一学期丸々病欠」と言うのも
作品に影響を与えてますよね、きっと。
寝たきりだったら、ずいぶんいろいろなこと空想したり
考えたりする癖もついたでしょうし。
129 :
吾輩は名無しである:02/01/14 16:35
あと、小さい頃にアメリカで暮らしたこともあるとエッセイに書いてあった。
言葉がわからなくて途方に暮れたらしい。
昔あった「NW−SF」というSF雑誌に載ってた若い頃の写真では、髪はショートカットだった。
130 :
吾輩は名無しである:02/01/14 19:32
なんかますますしょーもな
131 :
吾輩は名無しである:02/01/14 19:35
アラアラ、ボクちゃん達、自分が小さいから大きいお姉さんのことが
気になって仕方がないのね。フフフ
132 :
吾輩は名無しである:02/01/14 20:41
>>132 読むと酒呑みたくなる。肴もちゃんと作ってな。
こりゃ落語みたいだね、どうも。
135 :
吾輩は名無しである:02/01/14 21:50
外見がランディじみていたら、センセイの鞄も何だか
変な小説になりますね。
136 :
吾輩は名無しである:02/01/14 22:08
だから、ランディじみてたらあんなふうには書かんじゃろ?
漫画と比べる方向音痴が来たり、
ここってあったまわりーんが多いんか?
137 :
吾輩は名無しである:02/01/14 23:00
次回作は、川上弘美がスッパダカで直立している写真を表紙にしてください。
138 :
吾輩は名無しである:02/01/14 23:00
ひらがなの生かし方がうまい。
139 :
吾輩は名無しである:02/01/15 08:14
本の雑誌のインタビューをWebで読んだ。
以外とSF系の人ではなかったのね。
作品はともかく、好きな作家では挙げてくるかと思ったのだけれど。
140 :
吾輩は名無しである:02/01/15 20:44
141 :
吾輩は名無しである:02/01/15 21:13
>>138 同意。ひらがな多様する人嫌だけど、川上さんのは好き。
暗いからかな。
多様→多用です。すみません。
143 :
吾輩は名無しである:02/01/15 22:44
>139
「バラード大好き」のはずなんだけどなあ。
144 :
吾輩は名無しである:02/01/16 12:23
「SFの本」では当時学生だった彼女は「大場久美子に似ている」
と言われてました
結婚相手はやっぱり、某大学のSF研の人だったらしい。
経歴だけ見ると、ただのおたくだけど、美人だからOKてとこか?
145 :
吾輩は名無しである:02/01/16 16:19
筒井の名前を挙げなかったのは、少々意外。
>>99あの書評、とても面白かったね。書評としての面白さや二人の文章の組み合わせ方も
さることながら、川上弘美のものの考え方がストレートに出ているのもまたいい。
でも、なんか久世と川上がカラオケで寄り添ってデュエットしてるような
画が浮かんできてしまった。
横尾忠則や四谷シモンみたいにいつか久世のドラマに出演・・・するわけ無いか。
下らん話で申し訳ない。煽りが来る前に逝きます。
148 :
吾輩は名無しである:02/01/17 17:39
新刊どーなの?
149 :
吾輩は名無しである:02/01/17 18:41
川上さんの作品を読むと、自分がいつも抱いているよるべなさ、や、
心もとなさ、をはっきりと意識してしまう。
心が温かくなるような短編もあるけれど、川上さんの作品の多くの
根底に流れているのは、しんとした孤独、抱えて生きていくしか
ない孤独ではないか思います。
ときどき、彼女の作品の中に出てくる言葉やシーンに、自分の
孤独のあり場所が示されているようで、はっとすることがあります。
「センセイの鞄」では、お正月、実家から帰ったツキコさんの台所の
シーンがとても心に残りました。ああ、こういう時間にこういう
場所で自分が一人でいることを思い返すことは確かにあるなあ、と。
150 :
吾輩は名無しである:02/01/17 21:34
芥川賞の長嶋有とは俳句仲間
151 :
弘美と康がすき:02/01/17 21:48
>149
やっぱりそうなんか、
>根底に流れているのは、しんとした孤独、抱えて生きていくしか
ない孤独ではないか思います。
上記禿げ胴、
おいらは弘美ちゃん読むと言いたい事が全部かいてあるような気がして
ついついコブシを握ってしまう。
おいらも同意。
でも孤独でありながら人を愛さずにはいられない。
153 :
吾輩は名無しである:02/01/20 15:55
倉橋由美子が更に老獪になった印象を受けるけどね。
世間体とか夫婦関係とか子供とか、そういった社会規範を解体するのではなく
内側から気づかれないようにこっそりすり替える巧みな技術と演技性を
いつも感じる。生き方がうまいんだな。それが意識的なのかそうでないのか
が窺い知れない。
154 :
吾輩は名無しである:02/01/20 16:40
=業務連絡=
1/19の赤旗にインタビュー記事が掲載されてました。
>154
読めないよー。UPしてくれ。
156 :
吾輩は名無しである:02/01/20 22:13
>>153激しく同意です。
そこが面白い部分でもあり、したたかで怖いなと思う部分でもあり。
三茶の本屋では、江國香織と川上弘美がなぜか文芸書ではなくタレント本や
漫画家のエッセイのコーナーに一緒に並べられていた。
江國はともかく川上作品は一応純文学と言う認識だったので少々意外だったけど、
大衆小説的な扱われ方のほうが今は妥当なのかな。
158 :
吾輩は名無しである:02/01/21 14:57
文学界に載ってた「轟」とかの短篇、早く本にならないかなあ。
159 :
吾輩は名無しである:02/01/21 15:03
>>157 そりゃサン茶の本屋が厨なんでしょう。
しかし、そうって間違われるってのはいいね。
純文でもあり大衆でもありってのは素晴らしい、彼女の作品が優れている
証拠。きょーびそんな小説なかなかないよ。
でも杉浦日向子みたいに枯れるのはやだな。もしかして。
160 :
吾輩は名無しである:02/01/22 17:39
153の意見、多少悪意は感じられるけどなんかわかる。
川上さんマンセーの人たちはどう思われますか。意見が聞きたい。
161 :
吾輩は名無しである:02/01/22 18:56
俺は、どんなにつまらない小説でもほとんど最後まで読むタイプなのだが、
「いとしい」は半分読んでやめた。あんなにつまらない作品を読んだのは
ホント久しぶり。でも、容姿がキレイな人だから、まったく腹は立たない。
あんなキレイな人がどんな作品書くんだろうって興味だけで、図書館から
その本を借りてきたんだが、あの本の評価ってどうなんでしょうか?
ファンの人には悪いんですけど、あれ読んで、もうあの人には興味なくなり
ました。それとも、たまたまあの本はあんな感じだったのでしょうか。それとも、
ああいう作風なんでしょうか。
別に荒らすつもりはないんで、気に障った方がいらっしゃいましたらすいません。
こちらの感性の感度が低いだけだと思いますので。
162 :
吾輩は名無しである:02/01/22 19:05
>>161 「いとしい」は川上さんの作品では出来が悪いものじゃないかと
川上ファンの私も思いました。
導入部はよかったんですが、その後の話の展開が、苦しい。
無理に作っていろいろとくっつけたようで、他の作品よりも
読みにくかったですね。
それでも、心惹かれるシーンが細部にあるから、出来が悪い
と思いつつも嫌いではないです。
163 :
吾輩は名無しである:02/01/25 18:55
うーん、俺は「いとしい」は好きなのだが・・・。
妙にエロティックで、哀しくて、ストーリーもいびつにごつごつしていて実に変で、俺にとっては好みだった。
164 :
吾輩は名無しである:02/01/25 22:41
川上さんはあんまり小説書くの上手じゃないよ。みんななんで言わないんだろう?
エピソードが積み重ねられずに、ただ並んでいるだけで、博物館の展示品みたいな
感じしか受けないな。話にもなりきれない逸話が細切れにおいてあるだけだ。
小説といえるかどうかも怪しいと思うが。
いろいろな文学賞授賞してるんだよね。実力はあるのかな?
「いとしい」
は始めの出だしは面白そうだった。
「子供の頃、姉の髪にからまったことがある」(少し違うと思う)
これ読んで、これは面白い作品なんだろうな、って過剰な期待をしてしまったのが
いけなかったんだろうか。
166 :
吾輩は名無しである:02/01/26 14:16
>>161 文学賞はあくまで賞。自分が読んでどう思うかが大事なんじゃない?
実力なんてそんなものじゃわからないと思う。
「ユモレスク」読了。
168 :
吾輩は名無しである:02/01/26 15:06
一つ二つならコネや運で受賞できるかもしないけど、
谷崎賞などはちょっとやそっとで受賞できる賞ではないのでは。
自分が読んで感動したかどうかを語るときは別として、
上手下手で論じるなら文学賞も無視できない要素だと思う。
169 :
吾輩は名無しである:02/01/26 23:17
だって、川上弘美って、ストーリーテリングで読ませるスタイルじゃないし。
フラグメントの中からじんわりと何かがしみ出てくる、という感じ。
好き嫌いはあるかも知れないけどさ。俺は好きだな。
ちなみに、あの「いとしい」の構成は、かなり意識的に配置されてると俺は思うよ。
171 :
吾輩は名無しである:02/01/26 23:26
川上弘美は短編作家。以上。
週刊朝日の書評コラム(?)に、ちょいと手厳しく書かれていたな。
>一つ二つならコネや運で受賞できるかもしないけど、
>谷崎賞などはちょっとやそっとで受賞できる賞ではないのでは。
>自分が読んで感動したかどうかを語るときは別として、
>上手下手で論じるなら文学賞も無視できない要素だと思う。
芥川賞作家で、ある程度消えずに生き残ってれば、
賞は次々にくるものですよ。
一度レールにのっちゃえば年功序列のエスカレーター。
文壇は終身雇用制ですから(w
谷崎賞は選考委員に筒井がいたから、
コネと言われても仕方なさそうですが。
174 :
吾輩は名無しである:02/01/27 15:31
あの年齢であの髪形はすごいね。
175 :
吾輩は名無しである:02/01/27 21:36
結局、消費されちゃうわけね、ブンガクも。
たしかに文学書にも消費税がついてる……
176 :
吾輩は名無しである:02/01/27 23:25
>175
あんた、小学生?
177 :
吾輩は名無しである:02/02/01 19:59
明日、週間ブックレビューに御出演あげ。
178 :
吾輩は名無しである:02/02/01 22:18
処女の聖性と禁忌を併せ持つ”おんな”だな。
179 :
吾輩は名無しである:02/02/01 23:02
>178
プッ
180 :
吾輩は名無しである:02/02/03 15:53
昨日BS見た人いないのかな
181 :
吾輩は名無しである:02/02/03 17:23
私は川上先生に生物の授業、習ってたよ。
大きくてダサい感じの先生だった。
職員室でよくお菓子食べてた。
182 :
吾輩は名無しである :02/02/03 17:52
神様の中の「離さない」にやられたよ。
あの一編で、作品集そのものの評価が個人的に大高騰。
もちろん、あのやわやわとしたなかにあるからこそ、突然背後に忍び寄られたような
感覚も強烈なんだろうな。コスミスミコもかわいいし、神様はいい短編集だ。
このひと、女の子好きそうだよな。
183 :
吾輩は名無しである:02/02/08 22:37
「蛇を踏む」以外は全部好きだな。「物語が、始まる」なんかが特に。
なんで「蛇を踏む」で芥川賞が獲れたのかがわからん。
184 :
吾輩は名無しである:02/02/08 22:46
「あなたなんですか」がよかったんじゃないか?
185 :
吾輩は名無しである:02/02/08 23:05
「いとしい」良かったけどなあ。
「物語が、始まる」は俺も好き。
186 :
吾輩は名無しである:02/02/08 23:06
187 :
偽イタロ・カルヴィーノ:02/02/09 14:14
>>181 田園調布雙葉を卒業した方ですね。
ダサい先生はあんまり人気なかったのかな?
私は川上先生すきだった。
でもなんか違う感じがしてた。
焦りやすいというか、大人のいじめられッ子って感じ
それを克服したって感じ
質問にいくといい加減に切り上げられなくて次の授業に遅れたりしてた。
学校辞めるときもあんまり嬉しそうじゃなかった。
いつも笑ってたけど、苦笑いばっかりだったみたい。
私、川上先生すきだったけどそれも気が付いてなかったみたい。
小説家になって、賞もらって、そういうときの写真みると
先生だったときと全然ちがう。先生にむいてなかったんだ、たぶん。
同窓会とかでも川上先生の話はあんまりでない。
でも私は川上先生に合ったら「生物の川上先生」って呼ぶと思う。
カーディガン着た先生の背中いつも見てたよ、川上先生。
189 :
偽イタロ・カルヴィーノ:02/02/09 14:53
>>181 そうか、ちょっと切ない話だね。ありがとう。
川上さん、たまにここを見てるみたいだから、
きみのこと、きっと思い出すと思うよ。
川上タンでオナニーしている僕はダメでしょうか?
>>188 イイ話ですね。そのびみょーな違和感が、文章を書く人なのかもしれませんね。
国語の先生だったら、素敵だったカモ。
192 :
吾輩は名無しである:02/02/10 11:51
>>191 生物の先生ってところが萌え、だけど、僕は。
「これがゴルジ体で、これがミトコンドリアで・・・」って黒板の前で
いっしょうけんめいに説明している川上弘美の絵が浮かぶ。
せつない。でもなんか、イイ。
193 :
吾輩は名無しである:02/02/10 14:12
「教師に対して生徒が何か求めてくることは少なかったが、
求められているような気がしてきて、求められないことを
与えてしまうことが多かった。与えてからほんとうにそれを
自分が与えたいのか不明になって、それで消耗した。」
「蛇を踏む」の一節に見事に呼応するエピソードですな。
194 :
吾輩は名無しである:02/02/10 21:58
「蛇を踏む」さっきお風呂で読んでみました。
すごく好きな雰囲気でつるつる読めたのですが、
途中からなんだか訳わからんなくなってきた。
この作品って何が言いたいんだろうか。。。
195 :
吾輩は名無しである:02/02/10 22:02
>>194 文体から察するに、キミは女性ですね?
俺といっしょに風呂に入りましょう。
>>196 駄目。
>>194は女性でいいんだよね? そうだよね?
「つるつる読めた」なんて表現、野郎は使わないもんね。
って、しまったあ! 「つるつる」は川上弘美の口癖だった。
野郎じゃないことを祈る。
198 :
吾輩は名無しである:02/02/10 23:44
あの…それで「蛇を踏む」は…どうですか?
実は図書館で借りてきたものなのですが、
私がお風呂で読むよりも以前に
他の方と入浴されてきたようで、
ページがしなしなとしてました。
なんなら、195さんと196さんは
この本に化身されたらよいかと。
200 :
吾輩は名無しである:02/02/11 00:29
『蛇を踏む』はその訳のわからなさが魅力でもあるからなあ・・・。
ただ、どこか昔からある民話的な「原型」があるような気がするね。
訳わからんかなー。
と言うより、なぜ訳をわかろうとするかなー。
踏んでしまってひき込まれてしまった次元を自分なりに解釈していけばいいように思う。
おいらにとってはそれは恋愛の時の感情みたいに思ったんやけど変かな?
へびは母性がかたちを変えたものだと思った。
でもおいらそれへのコンプレックスは無いよ。
それとおいらも一緒に入りたい。お風呂。
202 :
吾輩は名無しである:02/02/11 01:02
「風呂に入る」という小説を書きなさい。書き出しはこう
「風呂に入る」(01)
図書館で借りた本を持って風呂に入った。
以前はビニール袋に入れていたのだが、注意深く扱えば濡れないことに
気が付いたのでそのまま持って入った。……
以後、気が向いたら続けること。
203 :
吾輩は名無しである:02/02/11 01:08
私も今日風呂場で読んだ。「トカゲ」を読んだ。風呂場で本を読む時は換気扇を
30分に設定している。読み終えて一呼吸したところで換気扇が切れた。ごく最近
「蛇を踏む」から入ったので、川上弘美はあのような作品の人だと認識している
のだけれど、そうでもないのかな。多和田葉子も好きです。
204 :
吾輩は名無しである:02/02/11 03:42
最近使われない表現で恐縮だけど、川上さんって、少し
アダルトチルドレン入ってる気がする。
「おめでとう」の中の「川」、「冷たいのが好き」や「センセイの鞄」
の主人公の退行っぷりが俺にはちょっときつい。
文学において子供っぽい事が必ずしも悪いわけではない、とは思うけれども。
205 :
吾輩は名無しである:02/02/11 18:18
まだ川上ワールド初心者なのですが、
「トカゲ」っていうのもあるんですね。今度読もう。
川上さんは爬虫類がお好きなのかしら。
今月号の新潮にカメレオンを手にしてる写真がありました。
あと生物先生時代の写真も。確かにちょっとダサいかも(w
206 :
吾輩は名無しである:02/02/11 18:50
小説って何かいいたいものなんですか?>194
207 :
吾輩は名無しである:02/02/11 20:26
「轟」好きだなあ。
↑なんと読むの?
210 :
吾輩は名無しである:02/02/11 23:06
>206
小説ってテーマ的なものがありませんか?
蛇ってなんなんだろって考えだすとと、わかんなくなっちゃって(w
201氏の「恋愛の時の感情」ってなるほどって思います。
210は194なの?
212 :
吾輩は名無しである:02/02/11 23:57
ここは「蛇を踏む」が体質的に合わない人が結構いるのかな。
ちょっと残念。先日のテレビ出演で川上さんが
「次回作は『蛇〜』のような作品になると思う」
と言っていたので私は個人的に楽しみにしています。
213 :
吾輩は名無しである:02/02/12 00:14
べつに小説に「テーマ」がなくちゃいけないなんて誰も決めてないですし。
まあそのへんは芥川賞の選評でもきれいに評価が分かれていたけど。
宮本輝や石原慎太郎は毛嫌いしてたけど、まあ彼らには絶対にわからないだろうね(w
俺は『蛇を踏む』は好きです。
214 :
吾輩は名無しである:02/02/12 03:16
この人のへんな余裕みたいのは
あまり好きでない。
顔を見ていると憎たらしくなってくる。
針とか使いたくなる。
5寸の。
215 :
吾輩は名無しである:02/02/12 04:05
俺も『蛇を踏む』好き。
石原の酷評みて、ひとに堂々と言えるようになった。
ありがとう都知事。
SFならいいんだけど、
なぜ純文として評価されるのかわからない。
人物の描き方とか、すごーくうすっぺらなのに・・・
217 :
吾輩は名無しである:02/02/12 08:00
>211
そです。ばれちゃいました?(w
「蛇を踏む」私も好きです。(もっと早く読めばよかった…後悔)
最初読んだ時、ちょっと混乱しましたが、あれこれ考えてると面白い。
218 :
吾輩は名無しである:02/02/12 08:08
>213
そですね、別に小説にテーマが絶対必要とは思いませんが(そういうの多いし)、
「蛇を踏む」って押しつけがましくなくテーマが流れているように思えて、
でも私にはやんわりとしすぎていて、よく掴めなかったのです。
ここで聞いたら、今は自分なりに解釈できるようになりました。ありがとー
219 :
吾輩は名無しである:02/02/12 08:31
「椰子・椰子」かわいい!
これプレゼントに貰ったらうれしいな。
機会があったら友達にプレゼントしよう。
こいつ、生理でないときがあるのか?
221 :
吾輩は名無しである:02/02/12 09:30
>212
趣味の押し付けはちょっと・・・
基本的にこの人と組むイラストレーターが
気に食わない。
222 :
吾輩は名無しである:02/02/12 09:38
センセイの鞄、号泣しました。
>>216 そお?
SFよりは純文学の雰囲気があるかと思うが。
あぁ、少女漫画くせー
すみません、225間違い。
221さん、押し付けのようなニュアンス漂ってましたか・・。申し訳ない。
装丁(イラストレーター)に関しては私も少し同意です。
きょう「神様」読んだ。
素敵だね。
宮沢賢治の「なめとこ山のくま」思い出した。
228 :
吾輩は名無しである:02/02/14 00:27
川上さん、離婚は成立しましたか?
どっちのお子さんを引き取ることにしたのですか?
229 :
吾輩は名無しである:02/02/14 00:48
「神様」はいいねー。
「センセイの鞄」で50代、60代のおじ様ファンが急増したらしいけど、
やっぱり「神様」テイストのものは続けてもらいたいです。
230 :
吾輩は名無しである:02/02/14 00:50
いや、もう飽きたけどなオレは。
あ、読まなきゃイイのか
「神様」の次に載っている「夏休み」よかった。
おいらは弘美ちゃんのファンなんだなって実感した。
ファンでないと「夏休み」は書き過ぎと感じるかもしれん、
「神様」の百閭eイストと比べると。
232 :
吾輩は名無しである:02/02/14 19:23
「夏休み」も、もちろん好き。可愛すぎます、
あのなんだかよくわかんない生きもの。>梨の精
あの短編集はほぼ全部好きですよ。
233 :
吾輩は名無しである:02/02/14 21:07
居酒屋、日本酒、不倫、おぼれる、いとしい、さみしい、せつない・・。
最近の川上作品のキーワードを思いつくままに並べてみたら、
演歌の歌詞みたいになってしまった。意外であった。
234 :
吾輩は名無しである:02/02/14 21:28
演歌の歌詞、は言いえて妙。
フォークロア、なんて言うよりよっぽどオッサレ〜です。
235 :
しずかに成仏/マンセー:02/02/14 21:48
「夏休み」につづき「花野」読んだ。
色川武大の傑作短篇「墓」の導入部が、
弘美ちゃんを捉えて離さないのでしょうか?
さりげなくリアルなお化けが永い時間をかけて成仏する。
「感謝する」と成仏直前のお化けは主人公にお辞儀する。
主人公も無言でお辞儀を返す。
ここが良かった!
成仏できて本当によかった!!
236 :
吾輩は名無しである:02/02/14 22:51
花粉症の私は川上先生の作品を読むと目が痒くなるのです。
237 :
吾輩は名無しである:02/02/14 23:37
>223
純文寄りの日本SFか、SFっぽい純文かだと、前者の方が近いかも。
ただし、純文寄りの日本SFって一般に、後者よりSFテイストが希薄なんだが。
えっ、離婚の話が出てるんですか?
239 :
添い遂げて300年:02/02/15 12:47
「河童玉」
240 :
吾輩は名無しである:02/02/15 14:35
足のサイズ知りたい。
241 :
えび男愛しや...:02/02/15 21:08
会社帰りの夜の道を歩いていると、
弘美ちゃんのディテールがフラッシュバックすることがあり、
とんなときは大抵泣いてしまうんよ。
で、泣いたあとすっきりしたり(笑)。
日々の雑事で溜まる澱のようなものが静かに消えてゆくような....
築40年の6畳一間でもいいや....
もうクルマなんて持てなくてもいいや....
なんてね。
242 :
吾輩は名無しである:02/02/15 21:16
よくない
243 :
吾輩は名無しである:02/02/15 22:32
よくないかな?
うまくいかないことを予想しながら生きるのは、
ある意味とても野性的で、けっこうかっこいくね〜すか?
あー俺は駄目だ、何をやっても駄目だ
明日、13歳のあの子に告白してもどうせ鼻で笑われるだけだろうなあ。
あー駄目だ、俺は全く駄目だ、何も上手くいかない……
かっこいいかい?
245 :
吾輩は名無しである:02/02/15 22:47
リスク・ヘッジは野生動物(人間含)であれば、生きるためには必須、
みたいなことが言いたかった。
244は微妙にポイント外れている気がする。
246 :
吾輩は名無しである:02/02/16 00:00
川上先生御自身は作品上の清貧生活とは違って、おそらく
結構優雅な暮らしをしていると思われ。
いまや家事も全然してないそうだし。
247 :
吾輩は名無しである:02/02/16 00:19
>>246 やっぱりなあ。だから最近のはつまんないのね。
少なくともリアルではない。しっとりしてないんだ、なんだかさ。
248 :
吾輩は名無しである:02/02/16 00:56
>>238りなる 様
これの関連でしょうかねぇ。 Web噂の真相
●谷崎賞受賞した川上弘美とダブル不倫中の俳人小沢実の方の離婚が成立
249 :
吾輩は名無しである:02/02/16 01:03
うひょぉぉぉ!!!
250 :
吾輩は名無しである:02/02/16 01:16
ずいぶん前から噂だったよ
251 :
吾輩は名無しである:02/02/16 01:47
だから俳句やってたのか。
しかし「俳人小沢実」って全然知らん。有名なの?その筋では。
252 :
吾輩は名無しである:02/02/16 02:01
253 :
吾輩は名無しである:02/02/16 02:15
254 :
吾輩は名無しである:02/02/16 10:36
age
255 :
吾輩は名無しである:02/02/16 14:32
川上弘美なんて不倫の泥沼に落ちてしまえばいいのに。
なにもかもさわやかに、さらりと描きやがって。
256 :
吾輩は名無しである:02/02/16 15:28
文壇の一服の清涼剤なのです。
257 :
吾輩は名無しである:02/02/16 18:26
川上センセイもまた、魔性の「蛇女」って事なのか。
あのつやつやと輝く超ロングヘアーも、何やらメデューサのそれのようにも。
でも聡明な女性だからきっと「泥沼ずぶずぶ」も「よるべない寂しさ」みたいな
せつない系の話にうまーく昇華させる事だろう。それが才能なんだろうな。
それが性格なんだろうな。
259 :
吾輩は名無しである:02/02/16 21:39
不快だわ、まったく。(プンプン!
260 :
吾輩は名無しである:02/02/16 23:03
いや、川上弘美の小説はちっとも「さわやか」でも「さらりと」してもいないと思うぞ。
文体は確かにやわらかく軽いけど、その隙間からどうしようもなく物狂おしい、どろどろした部分が透けて見える。
261 :
吾輩は名無しである:02/02/16 23:17
>>255 そこが芸なんだろうな。才っていうか。
おかげで鬱陶しい柳美里がすっかりかすんでしまったような・・・解毒解毒。
一番わりくったのは柳かもね、川上の出現で。
しかしあれだね、最近の文学板動向からすると、川上弘美がダントツ評価
高いね、日本の現代の作家で。あと、堀江敏幸がひっそりと佇んでいるような・・・
スレ立ってないけど。でもって阿部和重の凋落ぶり(ワラ 2chは怖いなあ、
はっきりしてて。
『みすず1月号』の「2001年読書アンケート」で
「センセイの鞄」の名を鶴見俊輔と加藤典洋が挙げています。
鶴見氏は「寄生獣」を評価しているセンセイ。
さもありなん。
異者との共生は川上の主要なモチーフではないでしょうか。
263 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:04
作品と作者は関係ないと言ってもさ、本当だったら悲しぃー。>ダブル不倫
264 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:05
265 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:17
作品と作者はもちろん関係あるさ。
で、弘美ちゃんが不倫してるとして、
それが作風と合致していないと言いたいのだろうか?
不倫といっても、もともと一夫一婦制は為政者の都合で根付いたものなんだからさ。
事情が許せば誰でも不倫したいのではないかと思うのだけど。
266 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:24
為政者の都合云々は疑問だけど、みょーな川上幻想(おそらく女性の)は
気味が悪いな。
267 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:26
何でそんなに絡んでくるのですか。怖いです。
「作品と作者は同じものじゃない」というのは川上さん本人がテレビで
言ってた事なんですが、気に障ったのですか?
268 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:30
269 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:31
>>267 「本当だったら悲しい」ってことがひっかかったんでしょ。
なんで悲しいの?
270 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:32
まあまあ、仲良くしましょう、このスレは。またーりでしょ?
>>270 はーい、先生。
気にしないでね<267 ちょっと言いすぎた。
272 :
吾輩は名無しである:02/02/17 01:39
「不倫は文化だ」
弘美ちゃん弘美ちゃん言っている男気色悪い。
自国の結婚制度に不満があるのであれば結婚しなければ良い。
「不倫がしたい」などと最初から言うべきではない。
274 :
吾輩は名無しである:02/02/17 16:22
不倫ってのは「する」ものじゃなくて
それに「なっちゃう」ものだろ。
略奪婚経験者から言わせるとそうなります。
(そんなかっこいいもんじゃないけどねー)
275 :
吾輩は名無しである:02/02/17 17:48
そうそう、そのつもりは無くても、結果的にそうなってしまう場合
は、確かにある。
>事情が許せば誰でも不倫したいのではないかと思うのだけど。
>265の場合、それが目的であるかのように受け取れて、少し引っかかった。
開き直ったり、美学に摩り替えているのではないか?とも。
276 :
吾輩は名無しである:02/02/17 21:52
なんにしろ、みんな二時間サスペンス見すぎ。
277 :
吾輩は名無しである:02/02/17 22:05
>>266さん
あの・・煽るつもりは無いんですけど、「川上幻想(おそらく女性の)」って
どのような事柄を差して言っているんでしょうか?
278 :
弘美ちゃんを連発:02/02/17 22:14
不倫という字面から立ちのぼるイメージと、
家庭をもつ者が妻(あるいは夫)以外と恋愛してしまう状態は、
やはり合致していない、と思うのであります。
ま、おいらはお年頃を過ぎても独り身のいままだから、
「開き直り」は当たっているかも....(苦笑)
でも美学云々は見当違い。
独身の強がりでもなんでもなく、
一人の女と何十年もSEXしたいかな?
既婚者は妻(あるいは夫)以外とはいたせない、という前提のもとに、
ごく素朴に訊いてしまうが。
つーか
>275
>>277さん
>「川上幻想(おそらく女性の)」
いや、僕もちょっと煽り半分だったんで・・・でもレスがけっこうついたので、
決して誤爆ではなかったのかと。煽りでけっこうですよ、慣れてますから(ワラ
「川上弘美はこういう人に違いない、いや、こうあってほしい!」っていう
のが、なんかあるような気がしなくもないんですが・・・
別にそれが悪いと糾弾するつもりはないですが、川上の作品と世間への受容
のされ方を考えるきっかけになるかな、ひとつの、という次第です。
答えになってなくてスマソです。
皆さんはどう思いますか?
281 :
吾輩は名無しである:02/02/17 22:38
>270
多くの読者を獲得した作家は多かれ少なかれYouの指摘するとうりでしょう。
この辺りは、じつはおいらも未だに解決していないっす。
作家って、少ない例外を除いて高学歴な人が多いよね。
高学歴って、まちがいなく競争を勝ち抜いてきたわけじゃん。
つまり、勝ち癖がついている人たちなんよ。
そんな人たちがおいらの代弁者たりえるのか?と...
ま、心地よく騙されたになら、それでいいのだが。
「川上幻想」から連想したことなど...呟いてみやした。
スマソ!
誤 >270
正 >280
一度も結婚した経験の無い人が不倫を推奨するのってどうなのだろう。
やたら怪気炎をあげてるけど、なんか無責任じゃないのかなあ。
>一人の女と何十年もSEXしたいかな?
この質問に答えろとのことですが、申し訳ないけど人それぞれというほか
無いですね。したい人もいればしたくない人もいる、それでいいじゃない
ですか。278氏が独身で、一人だけでは不満だと言うのであれば誰もそれに
ついてとやかく言う権利はありません。逆に結婚していて満足だと言う人に
ついても同じ事ですよね。それにあたりまえの事だけど不倫なんて実際は
ちっともかっこいいもんじゃないですよね。いくら別の言葉に置き換えてみても。
周りの人間を傷つけるし、自分も罪悪感やらなんやらで疲れる。
そんな事にも無頓着で脳ミソ性欲のみの夢見るおじさんとは、正直話が
あわないと思うです。(スミマセン)
川上さんじゃないけど、「あっ」とびっくりして後ずさりしてしまう。
ごめんね、張り合いの無い若輩者で。このスレ内で278氏と気の合う人が見つかる
といいね。
(あと、川上さんを含めて年配の人のほうが若い人より性欲が強いのかも、
と278氏の書き込みを見てふと思った。)
忘れてた
283=275
ふふ、そうですよね。
私は極力脳内あぼーんしてました。>弘美ちゃん弘美ちゃん言っている男
287 :
吾輩は名無しである:02/02/20 02:41
で、川上弘美の読売新聞連載小説「光ってみえるもの、あれは」はどうなのよ。
相変わらずの迷走を続けているようだが。
288 :
吾輩は名無しである:02/02/20 07:42
群像の合評でわりとえらそうに語ってた。
ちょっと幻滅した
289 :
吾輩は名無しである:02/02/20 22:28
>>289 長嶋との対談でもすんげえ偉そうだったよね。
290 :
吾輩は名無しである:02/02/22 00:04
最終的には林真理子だろ弘美も。醜くなりつつある川上弘美は醜くなりつつある読者を
引き連れて、さらに醜くなっていくわけ。「治る」わけだ、読者も弘美も。
よかったよかった。
291 :
吾輩は名無しである:02/02/22 00:06
川上ファン、がんばれ!!
292 :
吾輩は名無しである:02/02/22 00:31
フツーに作家然とすると途端にエラソーと言われる川上は、
果たして自分のスタンスを確立し得ているのか。
自キャラを生かしていたように思っていたが、偶然だったのだろうか。
293 :
吾輩は名無しである:02/02/22 00:32
「作家然としている作家」っていまどきあんまりいないからじゃ?
>>288 そうそう・・・
群像の合評で佐藤洋二郎をクソミソに言ってたね。
個人的に恨みでもあるのかと思うほど(飲み屋でセクハラされたとか)?
この人って恵まれすぎてきたせいで、他人の痛みに鈍感そう。
295 :
吾輩は名無しである:02/02/22 13:00
>>289 川上弘美と長嶋はおたがいまだデビューしてない頃からの知り合いだし、年齢も川上のほうがずっと上だから、ああいう感じになるのはわかるな。
296 :
吾輩は名無しである:02/02/22 17:53
今朝の朝日新聞の小説新潮の広告で、川上弘美と江國香織のツーショットが
でっかく載ってた。二人仲良さそうに並んで立ってる全身の写真。
人気スターのような扱いでびっくり。
297 :
吾輩は名無しである:02/02/22 18:28
最近の中間小説雑誌で「作家の写真が表紙」ってのが
増えましたね。
でも表紙にできるような人はそんなにいないから、
来年くらいからまた地味なイラストになるのかな。
298 :
吾輩は名無しである:02/02/22 21:43
>296
ものすごい身長差。江国さんが低いことは知ってたけど。
299 :
吾輩は名無しである:02/02/22 22:51
まあ、いずれにしろ生活を蔑ろにしている人間にろくなものは書けないということです。
300 :
吾輩は名無しである:02/02/22 23:37
そう?
歴史に残るような作品を書いた人には、実生活に関することを蔑ろにしていた人が結構いるけど。
301 :
吾輩は名無しである:02/02/22 23:47
でかい女とやりてー
302 :
吾輩は名無しである:02/02/22 23:51
でかいって〜のは、和田アキコ級にでかいのか?
それとも藤原ノリカや松島奈々子程度か?
303 :
吾輩は名無しである:02/02/22 23:55
歴史に残っているからよいものである、と盲信するのはいかがなものでしょう。
自らの判断を停止し、判断の基準をもっぱら歴史や他の権威在るものに
委ねる人がいますが、それこそが自らが生活から身につけた判断力を
信じていていない証拠ではありますまいか。
つまり生活を軽んじている人は自らに似た作品を好むということなのでしょう。
有り体に言えば「類は友を呼ぶ」ということでしょうか。
304 :
吾輩は名無しである:02/02/22 23:56
藤原紀香や松嶋奈々子は身長は高いが顔もでかい。
川上弘美は顔がすっきりと小さく、欧米人のような体型。
ただ、小説新潮の写真をみると、カナリ「まんまる」な顔になったなと・・・。
丸顔は好きだけど。
川上は身長170cm台前半だから、松嶋奈々子くらいだ。
305 :
吾輩は名無しである:02/02/23 00:28
>240
遅レス失礼します
「私のサイズは二十五半。仕方がないので、むりやり二十四半の靴を履くのである。
踵にまめができる。まめがつぶれる。その上にまたまめができる。それでも1ヶ月ほど
毎日履きつづけて革を広げるのである。大足に革をもひしがせるべし。」
(「わからないことなど」ゆっくりとさよならをとなえる=新潮社より)
そういえば、小説新潮3月号に特集「江國香織と川上弘美」が載っています。
目次のところの写真を見ると確かに背が高いな〜。
306 :
吾輩は名無しである:02/02/23 00:31
>松嶋奈々子は身長は高いが顔もでかい。
やっぱ焼肉とかキムチとかいっぱい食べているからだろうな。
296さんがご覧になったのと同じ写真を見たものと思われます。
失礼しました〜
川上を実際に見た人は、180cm位あるように感じたそうだ。
和田アキコは172cmだから確実に和田より川上の方がでかい筈。
309 :
吾輩は名無しである:02/02/23 02:04
私は三十五歳を過ぎてから身長が伸びたのです。
というか、背が高いから、今まで小さくなろうとかがんでいたのを
ようやくまっすぐにできたんだと思うのです。
日本経済新聞 2002年1月1日付 山田太一との新春対談より
310 :
吾輩は名無しである:02/02/23 02:20
カコイイ〜
311 :
吾輩は名無しである:02/02/23 02:28
まだ、伸びてたりちて。
どんどん大きくなる弘美タン・・・
312 :
吾輩は名無しである:02/02/23 02:35
俺、川上弘美も和田アキ子もたまたま至近距離で見たことがあるけど、確かに川上弘美の方が背が高いような感じがした。
和田アキ子って猫背気味のような気がしたよ。川上弘美のほうが背筋が伸びている感じがした。
それで余計に背が高く見えたのかも。
313 :
吾輩は名無しである:02/02/23 09:10
なんかこの人、貧乏自慢とか苦労自慢とか、いろいろしそうだな・・・黙って
たほうがいいようなタイプの作家のような気がする。なんとなく。
川上さんてそんなに背が高いんですか。でも、美人だからモデルみたいで
いいですね。
315 :
吾輩は名無しである:02/02/23 17:25
でかっ
どちらも居心地悪そうな顔してる。
318 :
吾輩は名無しである:02/02/25 00:33
読売新聞の連載、あまり良い評判を聞かないんですが、
実際のところどうなんでしょうか。
319 :
吾輩は名無しである:02/02/25 01:29
>>318 ウチは読売取ってるから読んでるよ。
やっぱり、短編の人なんだなあって印象。
長編小説に必要な資質がもともとないし、それを獲得しようとも思っていないんだな。
物語にうねりがないんだよ。淡々と進んでいくだけ。
いつ終わってもいいような感じです。
この作家は書き損じなんか出さないんだろうなあ、って思いました。
物語が破綻するすることや、そもそも物語ることについて、作家としては
淡泊すぎるような印象です。
でも、毎日、夕刊で読んでます。
320 :
吾輩は名無しである:02/02/25 02:00
>>319 レスありがとうございます。
なるほど、いつ終わってもいいような感じというのはなんとなく判る
ような気がします。短編は、「え、これで終わりかよ?」って結末が得意
な人のようですしね。
321 :
吾輩は名無しである:02/02/25 03:17
でかい女はマムコもでかいの?経験者の話キボヌ
322 :
吾輩は名無しである:02/02/25 15:56
経験者=小澤實?
323 :
吾輩は名無しである:02/02/25 20:24
今月の群像合評ではインターネットについて触れてましたね。
川上さん「逝ってよし」の説明してたから、やっぱりここも見てるかも。
このスレ見ながら盃片手にニヤニヤしてそう。
それはいいけど、担当の編集者さんがこの中でこっそり世論操作みたいな事を
していたら嫌だな。いや、結構よそではあるようなので。
324 :
吾輩は名無しである:02/02/25 20:33
亀レスだけど
>>288 NW-SFは批評が多かった。だから違和感は無い。
325 :
吾輩は名無しである:02/02/25 23:00
>川上を実際に見た人は、180cm位あるように感じたそうだ。
蓮實重彦よりでかいって俺の友人は言っていたぞ。
326 :
吾輩は名無しである:02/02/25 23:12
327 :
吾輩は名無しである:02/02/26 00:44
>>324 NW−SFで女性作家特集やった時に写真入りで出てたね。
まだ旧姓で、髪の毛もショートカット。かなりかわいい。
328 :
吾輩は名無しである:02/02/26 02:07
外見の話はもう・・・
作品についてのレスが伸びないのはなぜ?
330 :
吾輩は名無しである:02/02/26 19:33
写真のくせに遠近法をまるで無視した不思議な構図ですね。
331 :
吾輩は名無しである:02/02/26 21:31
>>328 川上弘美が田口ランディみたいな容姿だったら、ここまで売れたか、ってことだよね。
私はたぶんムリだったろうと思う。そのことは川上本人が一番良く知ってるんだろうな。
そういう意味で頭のいい人だな、とは思う
332 :
吾輩は名無しである:02/02/26 22:28
背高っ!
333 :
吾輩は名無しである:02/02/27 01:11
>331
頭がいいと田口ランディみたいな容姿にならずにすむのか?
334 :
吾輩は名無しである:02/02/27 06:37
>>331 その伝でいくとランディが売れているというのはどういうこっちゃ。
スゲェ才能があるのか、あのゴリラに。
>>331 私もムリだったと思います。
でも、もし川上さんがランディさんと同じ作品を書いて盗作を
していたとしても、やっぱり叩かれるでしょうね。
田口さんは、作品にインパクトがあったから売れただけで、
内容の下品さ、盗作騒動のために、みなさんに叩かれるようになったと思います。
容姿だけの問題だったら、他にも同じような方が文学の世界にはいっぱいいます
ので、これほど叩かれることはなかったと私は思いますが……ちがうのかな。
336 :
吾輩は名無しである:02/02/27 23:35
川上弘美はきっと蛇踏巨人族とかそんなので、
ふつうの人類の基準で理解しようとするると、絶対に間違えます。
かわいいなーと思って近づいてもばーんと踏まれるのがオチ。
人を食ったような文も、蛇踏族なのでしょうがありません。
337 :
吾輩は名無しである:02/02/28 00:36
338 :
吾輩は名無しである:02/02/28 23:02
>335 コンプレックスの問題
クジラやイルカが突然に陸を目指して浜辺で大量に死ぬことがあるが、
これは、ほ乳類である彼らが海にいること、水の中で生活することに
唐突に気が付き、恐怖を覚えて、陸を目指し、死んでいくらしい。
コンプレックスもこれと同じで、忘れていればコンプレックスにはならない。
コンプレックスは「在る」ものではなくて、「思い出す」ものだ。
私が川上弘美に違和感を覚えるのは、彼女がコンプレックスを見事に「忘れ」続けている
からだと思う。逆に田口ランディの場合はこれを完全に「認め」てしまい、我々にも
このスタンスを取ることを、やんわりと強要しているかのようにみえるからだと思う。
この二人はまるでマネキンと教祖だ。雰囲気や作品は全く違うが、私にとっては
それぞれから受ける違和感が等距離にあるらしく、等しく好きになれない。
>>338 私は、二人とも好きじゃないんですよ(笑)
これはスレ違いの意見で申し訳ないんですけど、川上さんの「いとしい」
読んだんですけど、はっきりいって、つまらなかっです。この人の本、
これ一冊読んだだけなんですけど、もう一冊読みたいとか思いませんでした。
このスレ読むと、この人は歌人というか、短歌の人みたいですね。そういう目で
読めば、この作品も楽しめたのかも。
ただ、小説家とはいえないと私は思いました。
まぁ、私個人の正直な感想を言えば、田口ランディも川上さんも、
容姿どうこうよりも、作品自体のレベルが低すぎるので、話題が容姿に
なってしまうのかもしれない、というのが正直な感想です。これは、
いまの日本の文芸状況を反映していると思いますので、この二人に
責任があるわけでもなく、この二人がどうこういうわけじゃないと思いますが……。
340 :
お前,なんか怪しいぞ!!:02/03/01 00:20
∧_∧ ∧ ∧_
Σ ( ´Д`) + ____(゚Д゚,,) ヾ
/ ヽ `========ll⊂| > | ∨/| ̄`ヽ
| >>リナル | | | > i | // | i |
| | | |  ̄ ̄| |//. | |へ|
∪ イ ∪ | |=∞==| |ナ
| || | l___| i |_|
| || | / | ヽ
| || | L__⊥___」
. (_)_) /Y_l 〈_Y`、
 ̄  ̄
341 :
吾輩は名無しである:02/03/01 00:23
リナルはランディスレ系のウィルス厨と思われる。
慇懃なカキコ、反吐が出るぜ。出てけ。
342 :
吾輩は名無しである:02/03/01 00:56
343 :
吾輩は名無しである:02/03/01 00:59
>>342 うん
全面的に共感はしないけど感じるところはある。
川上弘美は「人間ばなれ」
田口ランディは「進化不足」って感じ。
344 :
吾輩は名無しである:02/03/01 01:02
冷静な馬鹿だと思いました
345 :
吾輩は名無しである:02/03/01 01:34
熱狂的な川上ファンってこんなにレベルが低いのか…
346 :
吾輩は名無しである:02/03/01 01:41
川上弘美がいいと思う自分がイケてると思ってる人たちだから。
俺は「吾輩は猫である」を読んだけどつまらなかったから、漱石はつまらないと
思った。小説家ではなくて、猫の人間観察記つける人として見れば面白いかも
しれないけど。
348 :
吾輩は名無しである:02/03/01 01:59
物語が、始まるの著者写真、
彼氏にそっくりで大笑いした。
見せたら5秒ぐらい固まってた。
あと一人見つかったら死んでしまうといったので
爆笑した。
彼の身長は川上さんよりも低いです。あはは。
349 :
吾輩は名無しである:02/03/01 02:03
レベル低い=>340>341>344と言う意味です、念のため。
350 :
吾輩は名無しである:02/03/01 10:37
>347
あまりにもアフォすぎです
ああ
352 :
吾輩は名無しである:02/03/01 13:31
初めて川上の作品を読んだ時、「父が消えた」の頃の尾辻克彦(最近は
専ら赤瀬川?)に妙に似てるなあと思った。シュールでミニマルな物語
の作り方もさることながら、タイトルのつけ方も。尾辻の「猫が近づく」」
「星に触わる」「やめる」などの現在形のタイトルは当時新鮮だったから。
川上はなんとなく二番煎じ、という印象だった。ただ文章そのものは、
さすがに俳句をやってるだけあって余分なものが削ぎ落とされた余韻のある
雰囲気が上手いなとは思う。
余談だけど噂のお相手の作品(句)にはひらがなを多用したものが多いみたい。
ずっと前に見た写真でキレイな人だな、と思ってました。
図書館で、文学界の写真見たとき、もうただのおばさんなんだな、という気がしました。
新聞の広告に絵国さんと並んで映ってるの見ました。確かに、大きいですね。
髪の毛は今ぐらいの長さでイイと思います。ショートカット想像できないけど。
いろいろ言われてるみたいですが、みんな気になるからレスしてるのだと
思います。話題があるだけイイと思いますよ。じゃなきゃ、作家なんて誰にも
興味なんて持ってもらえないんですから。
笙野頼子や河野多恵子にはあまり興味ないけど作品は好きでよく読む。
川上さんは逆のタイプだな。
小説新潮に俳句載せてましたね
356 :
吾輩は名無しである:02/03/01 23:01
357 :
吾輩は名無しである:02/03/01 23:32
川上さんって、もやしみたい。
358 :
吾輩は名無しである:02/03/01 23:35
そんなに細くないぞ
359 :
吾輩は名無しである:02/03/01 23:37
子供が二人いるんだよ。
360 :
吾輩は名無しである:02/03/03 22:25
361 :
吾輩は名無しである:02/03/03 22:27
362 :
吾輩は名無しである:02/03/04 09:31
川上弘美が「私の作品」っていう言葉を発しだしたら読むのを止めようと
思っています。
363 :
吾輩は名無しである:02/03/05 13:20
「光ってみえるものあれは」
おわっちゃた。
364 :
吾輩は名無しである:02/03/05 17:26
話戻して悪いけど、蛇って結局自分なんですよね??
365 :
吾輩は名無しである:02/03/05 20:31
そうです。
人によっては既に蛇を踏んでいるはずです。
>364
蛇は蛇。
ただのへんてこな物語を楽しみましょう。
367 :
吾輩は名無しである:02/03/06 11:53
蛇は蛇、そこまで単純だったらこの作品だけでなく
あらゆる作品が成立しなくなるね。
368 :
吾輩は名無しである:02/03/06 12:02
蛇は自分とかいうほうが単純だとおもいます
369 :
吾輩は名無しである:02/03/06 13:02
所詮、雰囲気だけの作家だからなあ。
メタファー云々なんて、あんまり深く考えてないかも。
370 :
吾輩は名無しである:02/03/06 19:42
371 :
吾輩は名無しである:02/03/06 21:55
誤読を誘うのが川上の作風。ちうか正しい読み方なんかないんだろ、たぶん。
「読み」正しいのかどうかを議論しても始まらないし、終わらない。
言葉任せと言うと語弊があるだろうが、物語を組み立てているのではなくて、
するすると繰り出しているというのが、川上の書き方なんだろう。
彼女は物語をどこからだって始められるし、どこででも終わらせられる。
読売の連載「光って見えるもの、あれは」だって
一応は最終回に、この題名どおりのシーンが出てきたが、それが計算されていた
ものかは甚だ疑わしいと思う。
372 :
吾輩は名無しである:02/03/06 21:58
計算されていたものだなんて誰かいった?
373 :
吾輩は名無しである:02/03/06 22:12
>366,368
いや、自分かどうかはしらんが、蛇は蛇というクソ面白くもない逃げ方をするやつよりはマシだろう。
374 :
吾輩は名無しである:02/03/06 23:14
蛇がなんであるかがもっと一般読者に納得のいくものだったら
川上が「おおきい」だとか「きれい」だとかが
興味の対象にならないのだと思う。
ひょっとして川上自身、作品より自分自身に注目が集まったほうが
うれしいのかも。それだけ読者に寄りかかった作風なんだろな。
「私ってこんなこと書けるの、すごいでしょ」みたいな。
375 :
吾輩は名無しである:02/03/07 01:23
意味不明↑
376 :
吾輩は名無しである:02/03/07 06:21
少なくとも本人と作風のギャップが甚だしい。
それが好感を持って受け入れられている理由のひとつではあるだろう。
377 :
吾輩は名無しである:02/03/07 12:55
インタビューなどで「作品のイメージそのままの人」ってよく言われてます。
378 :
吾輩は名無しである:02/03/07 13:27
>川上自身、作品より自分自身に注目が集まったほうがうれしい
そんなクソ作家だったらこれほど人は読まないだろ(と、信じたい)
380 :
吾輩は名無しである:02/03/07 15:23
でも、誰にでも自己顕示欲はあるけれど、小説家はそれの最たるもの
(ほとんど権化)だってよく言われるよね。
>374さんの言う事もあながち否定しきれないものがあるよ。
381 :
吾輩は名無しである:02/03/09 00:10
「蛇」に関してはそのままずばり「性」と解釈する人もあれば「執着心や情念の
象徴」という人や「家族のしがらみ」と思う人もいました。
ここでは「自分」という意見もあるし、本当に解釈は読者によってそれぞれですね。
この人の小説はあまり難しく考えず、エンターテイメントとして楽しみましょう、
ということでは駄目なのかな。
382 :
吾輩は名無しである:02/03/09 00:20
なんでなんかの象徴なのかね
「島崎」読んだか?
勘違いだった。撤回します、同意。
で、お前らは「島崎」を読んだのか?
お前ら言うな・・まだです。
東京人なら立ち寄ったコンビニでチラッと見た。センセイの居酒屋がどうとかいう
タイトルで確か4〜5頁位のグラビアだった。
>>385は読んだの?「島崎」
387 :
吾輩は名無しである:02/03/10 14:08
「蛇を踏む」って春の小説
388 :
吾輩は名無しである:02/03/12 19:26
センセイ〜はイイね
呑みながら再読してるとホントにマターリとしてくる
389 :
吾輩は名無しである:02/03/12 21:12
東京人は知人に見せてもらった。
でも近所の書店にはもう無い。
390 :
吾輩は名無しである:02/03/12 21:21
島崎は良かったよ〜ん。
最初からぐいぐい引きこまれてあっという間に
けつまつ。マターリ&ぐいぐい、この微妙な
間がたまらないなぁ。
391 :
吾輩は名無しである:02/03/13 23:18
>>388 今度、「センセイの鞄」読みながら、空豆をつまみに飲もうと思っています。
あ、でもエッセイの方だったな、川上さんが空豆のことよく書いていたのは。
(八百屋さんで空豆ありますか、と聞いたり、「空豆あります」の張り紙の
ある居酒屋に入る、とか)
蛇を踏むを読みました。
このひとなかなか私って言わないなー、と思いながら読み進めると
いがいとすんなり私が出てきた。しかたなく使うというかんじで。
とにかく文章から世界が遠い遠い。世界は部屋と店と寺しかないみたい。
その三つだって、「私」がいるからやっとそこにあるというかんじ。
惜夜記の世界ではさらにそれが極端になってる。あれ夢の羅列かな。
こんな調子じゃ、そりゃ他人は蛇だわ。
なんか川上さんとセックスしたみたいな読後感。
ほかのも読んでみよ。
393 :
吾輩は名無しである:02/03/21 21:32
センセイあげ
島崎、今までのネタの焼き直し。非常につまらんかった。
センセイ以降の爺ファンにはいいのかね。
395 :
吾輩は名無しである:02/03/22 12:50
小説現代の表紙あげ
新聞で見たけど、なんか、死にそうな顔で写ってたね。
397 :
吾輩は名無しである:02/03/23 01:38
398 :
吾輩は名無しである:02/03/23 02:08
>>395 一応アップに耐えてたね。ギリギリだけど。
>400は蛇を踏む!
400 :
吾輩は名無しである:02/03/23 09:22
ふんだ
畜生、踏まれた。
402 :
吾輩は名無しである:02/03/28 23:45
age
403 :
吾輩は名無しである:02/04/03 22:45
椰子・椰子の公衆トイレの話が面白かったよー。
『パレード』『竜宮』
405 :
吾輩は名無しである:02/04/18 23:57
age
406 :
吾輩は名無しである:02/04/19 00:42
川上弘美とやりたい。
書いてるものには、全く興味がない。
『パレード』はもうそろそろ出るのか?
409 :
吾輩は名無しである:02/05/01 01:55
ageわすれ
410 :
吾輩は名無しである:02/05/01 02:56
多和田葉子のほうが格上だ。
411 :
吾輩は名無しである:02/05/01 23:55
パレードはちょっとぼったくりっぽいなぁ
月子さんとセンセイが出てくるというだけでは買う気にはなれなかった
立ち読みでも5分で終わってしまう…
100ページもなかったよねえ。
『センセイの鞄』が売れたからあれか。
恋愛風味が強くなってからあまり読む気がしない。「神様」「蛇を踏む」「物語が、
はじまる」あたりはすごく好きなんだけどなあ。それらも恋愛はあるけど、幻想の
方が強いし。
414 :
吾輩は名無しである:02/05/02 12:25
最近のはやたらめそめそ、うじうじした恋愛ものばかりで耐えられない。
413さんと同じで最初の頃は割と好きだったんだけど。
とりあえず立ち読みしてみます、パレード。
読んだ。
なまぬるかった。
416 :
吾輩は名無しである:02/05/03 09:18
最近ぬがいいね、「お漏らし」じゃなかった。「溺レる」あたり、文章いまいち。
「鞄」、すごかった。見なおした。
絣の座布団の上に日本語がちょんとおすわりしているような。
微妙に揺れながら。
でも、顔はイマイチじゃない?
神様と蛇はまぐれみたいなものだったのかも。
あれさえなければ別にどうでもいい作家だ、個人的には。
この2作も、既にもうどうでもいい。
420 :
吾輩は名無しである:02/05/04 14:32
age
421 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:01
谷崎潤一郎賞か・・・すごいな。きれいな日本語大好きage。
422 :
吾輩は名無しである:02/05/05 22:15
みんなよく読んでるねえ。
川上弘美、わたし熱烈なファンなんですが「蛇を踏む」とあと
ひとつくらいしか読んでないんです。
熱烈なファンになったのは、文芸時評で「蛇を踏む」からの引用を
読んで気にいったのと、顔写真を見た(笑)のが発端ですが、
どっかの雑誌で歌仙に加わってるのを読んで、やっぱりすごい感覚
だなと。
で、蛇はブックオフで見つけて読みましたが、その後の作品は
ちっとも出物がないんです。あまり売れてないのかな?
ヤフオクとか楽天で探そうかな、と思ったけど
結構高いね〜。綿矢なんか安く手に入るのに…。
これが需要と供給の関係か?
…意味わからん。逝ってきます。
424 :
吾輩は名無しである:02/05/09 00:13
良いね。良い。
425 :
吾輩は名無しである:02/05/09 15:53
電車の中で本人を見かけた。育ちが良くてアタマもいい文学少女がそのまま
大きくなったような感じ。でも、立派におばちゃんだった。
顔もけっこうでかかった。写真写りよすぎかも。
下世話なネタでスマソ。
426 :
吾輩は名無しである:02/05/09 18:19
俺も以前川上をテレビで観た時、どこにでもいるごく普通の
40代のおばちゃんだと思ったよ。髪型以外は。
写真写りが良すぎるのも考え物だな。
あのロングヘアーを切ったら小説がかけなくなる、に200000ベトナムドン。
428 :
吾輩は名無しである:02/05/10 19:14
>あのロングヘアーを切ったら小説がかけなくなる、に200000ベトナムドン。
化け物なんでしょうか?
はっきり言ってへたすぎる。
ほめられすぎ。文章作文。お子様むき。
吉本ばななのおばちゃん版。
どこかのスレで誰かがこの人のことを「美人だ」と言っていた。
…あたしはどうにもそう思えないのだけど…
432 :
吾輩は名無しである:02/05/12 17:41
で川上さんは離婚できたの?
>>431 なんかさあ、猛烈に良く撮れてる写真あるんだよ。
鞄の頃本屋に飾られていたのを見かけて、詐欺なんじゃないだろうかと
思った記憶あり。
でもあのおかげでDQNの餓鬼と爺ファンが増えたんだろうから、出版社
の目論見は成功だね。
434 :
吾輩は名無しである:02/05/12 18:32
>>433 じゃあガチャ目の有くん、立つ瀬がないよ!
離婚しないで仮面夫婦のまま「切ない不倫話」を書きつづけるほうが
ネタ満載でおいしいのかも。嫌だな〜そういうの。
>猛烈に良く撮れてる写真
そんなのがあったんだ〜。ものすごく興味をそそられる…。ワラ
教えてくれてありがとね。
437 :
吾輩は名無しである:02/05/13 00:54
檀ふみもよくやるけど、頭のいい子が自分を無邪気に見せるような
表情の作り方ってあるじゃない? あれに男はだまされちゃうんだよね。
438 :
吾輩は名無しである:02/05/13 00:57
439 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:03
>>437 男なら誰だってウソだってわかってるよ。
頭が良くて無邪気な子に憧れはするけど、そんな女いないってことも
男は知ってる。だから段踏みはいまだにひとりもんだし、
川上弘美も正直もうウザイ。
そういう女は飽きられやすい。つまり長期的に見るとバカ。
440 :
吾輩は名無しである:02/05/13 01:03
バカかもしれないけど小説はおもりろいよ。
441 :
吾輩は名無しである:02/05/13 02:20
>>440 再読の価値はないな、川上弘美の小説は。
自分はペーパーバックライターだってうそぶいてる
大塚英次のほうがまだマシ。 デブだけど。
442 :
吾輩は名無しである:02/05/13 02:33
はっきりいって、
デビュー当時なんであんなに人気高かったのか、わかんない。
筒井康隆がついてたから?
美人だったから?
なんちってSFだったから?
いまだに謎なんだが。
443 :
吾輩は名無しである:02/05/13 02:39
「神様」の作者写真とかみたら、やっぱ美人だよなぁ、と言ってみるテスト。
444 :
吾輩は名無しである:02/05/13 02:46
>>441 いや、かなり上手だよ。「センセイの鞄」とか、絶品だよ。
ここ数年でナンバー1。日本語で書かれた小説の中で。
445 :
吾輩は名無しである:02/05/13 11:08
実物はおばちゃん。
そろそろロングヘアーやめてパーマかけたほうがいいかも。
446 :
吾輩は名無しである:02/05/13 20:05
今日の毎日新聞の夕刊に川上弘美のインタビューがのってたよ。
ぜんぜん美人じゃないじゃん。
別にブスではないけど。女性の、年のいった作家、ってイメージのルックス。
(そのまんまだな・・・)
髪が手入れの行き届いてないロングヘアだったので、
ひきるな君の母親みたいなイメージだった。
ノーメイクのようだったので、化粧すれば美しくなるのかな?
まあちょっとがっかりだ。でもあの程度で美人といわれるなら
世の中の女は大概美人なんでは?希望の星だなあ。
>ひきるな君の母親
なんかワロタ!そうかも。
外見の話はつまんないからもういいって。
449 :
吾輩は名無しである:02/05/13 23:27
>>448 小説はさらにつまらないと思うが、どうか?
450 :
吾輩は名無しである:02/05/13 23:41
どのようにつまらないとかも言えないやつはただ文句言いたいだけの能無しだからさ。
451 :
吾輩は名無しである:02/05/13 23:44
だしをとってないみそ汁のように味気ない。
糖尿病の老人食のようにパサついてる。
手入れのしてない髪を伸ばしてる中年女
のようにはずしてる。
以上。
ジュニア小説だろ。納豆やくさやみたいなもんだ。
はじめから腐っている。
>>452 煽りにしてもつまんねーよ。比喩も間違ってるし。
ヴォケ、氏ね! (w
454 :
吾輩は名無しである:02/05/15 02:48
「パレード」は自伝っぽいと思ったよ。
『パレード』は図書館で借りて読もうと思ったよ。
456 :
吾輩は名無しである:02/05/15 03:11
この人は絶対に残るよ。少なくとも「鞄」や「パレード」は完璧だよ。
文体と内容が完全に一致してるもん。
457 :
吾輩は名無しである:02/05/15 03:22
つまらん、とレスするやつ
しかもこんな時間に
「かわいそう...かわいそうにね...」by弘美
458 :
吾輩は名無しである:02/05/15 03:28
>>457 ですよね。近い将来にものすごい長編を書くような気がするよ<川上弘美
たぶん、プロが慄然としているだろうね、彼女の作品を読んで。
「鞄」の最後に出てくる先生の本名。うまい。うますぎる。
ここの川上信者さん一人だけ・・・ですよね。
460 :
吾輩は名無しである:02/05/15 21:28
こすみすみこのつぼが欲しい。
どっかのスレで、綿矢は川上より文章が上手いと書いてあったけど
そうなの?
さあね、自分で考えましょう<461
川上、読んだことないんだよ…
>>459 だよね。この板、ぜんぜん人いないのに、短時間で連続、ジサクジエン・・・
465 :
吾輩は名無しである:02/05/16 15:47
センセイの鞄は夢見る少女(30ぐらい)のための
オナニー本ということでよろしいですか?
あんな男いるわきゃねーっつの。
466 :
吾輩は名無しである:02/05/16 17:16
いるわけなくていいの!!川上にリアリズムはいらないの!
467 :
吾輩は名無しである :02/05/16 17:42
川上とセックスしてもつまんなそう。
468 :
吾輩は名無しである:02/05/16 18:17
いるわけなくていいということは
オナニー本でいいということか。
でも、作者がオナニーしてるわけじゃないから、いいのか。
それもそうだ。オナニーのネタ本ということね。
469 :
吾輩は名無しである:02/05/16 18:22
どうしてもオナニーがしたいそうです。
470 :
吾輩は名無しである :02/05/16 18:38
30女がオナニーするところ見てみてえな、一回で十分だけど。
471 :
吾輩は名無しである:02/05/16 21:31
センセイの鞄読了。
なんか全編にわたって気持ち悪かったなあ。
センセイの体臭とかツキコさんの肉のたるみなんかを想像してしまって。
って小説の中ではそんなことは語られなかったけどさ。
実際問題老人は特有の臭いがあるし、中年女はたるむし。
体のあちこちに老年性の染みができてて、
陰毛だって白いだろうし、肌はかさかさでしわくちゃで、
そんな男とセックスできないよ、って感じの私には
受け付けない小説だった。
472 :
吾輩は名無しである:02/05/16 21:50
>453
納豆やくさやって比喩は間違いだと思うけど、
ジュニア小説みたいだ、っていうのは間違いではないような。
センセイの鞄、なんて、センセイの心情が語られていないだけに、
余計に、そんな感じがする。
男の汚さやら欲望、ずるさからは目を背けたい、
もしくはそういうのをまだ知らない女の子がとびつく小説って意味で。
ツキコってもろそうじゃん。
センセイが老人だからって一人で勝手にお話つくってそれに当てはめて、て感じ。
小説にでてきた同級生の男になびかなかったのは、
同級生の男が、まだ男そのものって感じのものを抱えてたからでしょう。
幻想が壊れるのが嫌だからなびかなかったんだろうね。
私はこの小説、最後にそういうツキコの幼児性みたいのを
センセイが猛烈に批判するのかな?とか思って
我慢して読んでたんだけど、最後までウツクシイまま終わっちゃって。
なんかぽかーんとしちゃった。
473 :
吾輩は名無しである:02/05/16 22:59
センセイは実在しないの!
474 :
吾輩は名無しである:02/05/17 00:05
アニヲタにとっての宝(=毒)がアニメキャラなら
文学ヲタにとってのそれにあたるのが川上の小説家もな。
口当たりのイイ毒。いつ読むことを止めるかが大切だ。
475 :
吾輩は名無しである:02/05/17 00:20
>>471 >陰毛だって白いだろうし、肌はかさかさでしわくちゃで、
>そんな男とセックスできないよ
そういうのはわかっているのに、抱かれたくなってしまうっていうココロを
書いた小説なんだよ。
>>472 >最後までウツクシイまま終わっちゃって。
美しいけど、悲惨なの。最初から主人公はセンセイの死っていうのを含んでいたの。
だから成立する小説なの。
みんな子どもだね〜(わら
なんか約1名が煽ってるみたいだね。へたに文体もってるやつだから、
ごまかせない。
いいけどさ。
477 :
吾輩は名無しである:02/05/17 00:57
2、3冊読んだけど、好きだな。
この人の世界に触れると、
ちょっといい夢を見た感触だけが残っている寝起きのような気分になれて、
たまにはこういうのもいいよなって思える。
一種のファンタジーという感じで受け止めてるので、
そもそも現実世界とのギャップもなにも、比較する気にならないけど。
このスレの人口比率。
川上ヲタ一人(三人ぐらいのフリしてカキコ)
アンチが二人(五人ぐらいのフリしてカキコ)
たまに傍観者。
ドリカム状態か、ドリカムは脱退して二人になったけどw
>478
私はドコに分類されますか?
一人しかいないヲタが私ですか?
とか聞いてみたり。
481 :
471-472:02/05/17 19:57
>475
いやいや、死が漂ってるのはよおくわかりますってば。
つか設定からしてそうだしね。
だけどあんまりメロドラマで。乙女ちっくで。
当たり前すぎるっていうか・・・
予定調和な死なんて、全然悲惨じゃないよ。
ただのお話。
まあ少女漫画でありがちな、死に逝く(消え逝く)男と
少女の恋、ってやつを、死にそうなおじいさんといつまでも乙女ちっくなおばさんの
恋に置き換えた、夢物語ってやつなんだろうねえ。
好みの問題で、だから私はこの小説はだめだ!って言いたいんじゃなくて、
文学というか、少女小説でしょ、って言いたいだけ。
書き忘れた。
>475
>そういうのはわかっているのに、
>抱かれたくなってしまうっていうココロを書いた小説なんだよ
そんなココロは、ない、と思うんだよ。
断言がまずかったら、「まずありえない」でもいいや。
セックスだよ。
老人の臭い、ふにゃふにゃのあれ、染み、しわ、
そういうのと対峙する感じがまったくないもの。
まるで処女の女、もしくは、童貞の男が書いたみたいな小説。
童貞の男が、好きな女のあれ見て
躊躇することなく「きれいだよ」って言えないでしょ。
でも童貞はそれを知らないわけさ。
その場に身を置くまでは、精一杯かっこつけて「きれいだよ」
とか言ってる場面を妄想してるだけなわけさ。
この小説は、なんかそんな感じだなあと思った。
それでもいいけどさ。
酸いも甘いも知った人たちが、現実にはない心地よさを求めるための
小説としては、上出来だと思うけどさ。
でも少女小説でしかないよね、って話。
483 :
吾輩は名無しである:02/05/17 22:27
>そういうのと対峙する感じがまったくないもの。
そこがいいんだと思うけどねえ。ほぼ妄想小説、って思いながら読んだけどな。
>でも少女小説でしかないよね、って話。
ファンタジーなんだよね、けっきょく。女性からの反感も多いだろうな、なんとなく
そんな気がする。逆にマンセ!、かね。
漏れが彼女を推す点は、物語云々よりも、少なくとも「センセイ」にかぎっては、内容と文体がびったり
一致している点。谷崎賞獲ったのもむべなるかな。いい文章だよ、うん、川上弘美は、
まあ、好みの話になっちゃうけどさ。少なくとも、「てにをは」は間違っていない(賞
結構好き派
でもこのスレのアンチ意見はなんだか妙に納得、などと言ってみたり。
ええ…でも少女小説なの…?
少女小説・・・ではないと思うけどw 悪口としてはテキカクかも。
でも漏れは誉めつづけるのだ!! でもまあ、「抜きかた」が、ちっとばかし
杉浦日向子入ってる?、みたいなところは木にかからんでもないが。
てか少女漫画・・・ああ・・・嫌いになっちゃいそうw
小説をあんまし読んでいないヤツが、知ったかぶりで、ほめている
だけ。漫画以下。
その少女小説というのは鳩よ!の受け売りですか?
さすが、盗作ゴリラ田口ランディが、岡崎京子の漫画をパクって書いた
短編に賞をあげた「鳩よ!」。少女小説にも一家言あったのですか。
だから廃刊になるんだよ。
489 :
吾輩は名無しである:02/05/18 11:26
ほの甘い味に魅せられて、ついつい手に取ってしまう和菓子のようだね。
飽きが来ないけれど、読後にいつも物足りなさが募る。
>485
抜きかた、ってどういうこと?
教えてちゃんでごめん。
>489
それってまさに折原みととかの少女小説のことでは・・・
折原みとはショートケーキで、川上弘美は文章が巧いぶん和菓子ってとこか。
492 :
吾輩は名無しである:02/05/18 15:38
川上すっぱそう。
493 :
吾輩は名無しである:02/05/18 18:58
東京での「パレード」記念サイン会、最近だと思うけど
いつ、どこでだっけ?
去年マリエンバートで
>>486小説をあんまし読んでいないヤツが、知ったかぶりで、ほめている
だけ。
小説家評論家連中でほめまくってるひと、たくさんいるじゃんかー。
496 :
吾輩は名無しである:02/05/19 10:34
>>493 私設ファンクラブHP見てみればばわかるんじゃないかな。
確か上の方に貼ってありましたよ。
ばば・・・はずかしー
逝きます・・・
499 :
吾輩は名無しである:02/05/19 14:56
>>498 486さんじゃなくてもいいのなら・・
いると思いますよ。>小説家評論家連中でほめまくってるひと
最近では久世光彦氏が朝日新聞の書評で誉めていました。
久世氏は「少女小説」というたとえを、かなり好意的な意味で使っていたように
記憶しています。
この方は川上さんの大ファンのようです。読むと幸せな気分になるとも言っていた
ような。
私、単なる傍観者なのにレスしてしまって良かったのだろうか。
501 :
吾輩は名無しである:02/05/19 20:55
久世光彦は綿谷リサも誉めていた。私はふたりとも好きです。文章が好き。
502 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:59
町田康の本棚にも久世の単行本が全てあります。
503 :
吾輩は名無しである:02/05/19 20:59
綿谷なんてまだ1作だけじゃんか。
504 :
吾輩は名無しである:02/05/19 21:07
そう。別に少女小説という評価は悪い意味ではない。
良い意味でも悪い意味でもなく、少女小説であるってだけ。
いっとき現実から離れて、いい気分になるために、
そういう小説を楽しむのもいいと思う。
だけど、私は、まったく老いやら時の流れやらに忠実に、
幸せってやつを描いてみせた、
大島弓子の金髪の草原のほうが好きだけど。
(あれは老人の妄想を、きちんと妄想ですよと断言していた)
でもこの辺は好みの問題か。
505 :
吾輩は名無しである:02/05/19 21:34
「新潮新人賞」の審査員の言葉で「一本の棒の微細な部分を書いているだけなのにその
棒の全体を感じさせるような小説、もしくは大きな棒の全体を書いているのに、
微細な部分を想起させてくれるような小説」を期待しているというようなことを
書いてあった(うろおぼえ)。なるほど。
あほくさ。
まともに誰も読んでいないから、ほめるんだろ。
編集者も評論家も。
売れるというのは不思議な現象ですわ…
508 :
吾輩は名無しである:02/05/19 23:31
大女と酒飲みは嫌いだ。
509 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:35
>>507 大江マニアは大江スレから出ないでください。
510 :
吾輩は名無しである:02/05/20 02:08
511 :
吾輩は名無しである:02/05/20 11:39
>506
まともに読む必要がないんじゃない?
主人公に共感を抱くことができる人間が、
浸るための本だから、さ。
だからそれができない人にとっては、退屈な本。
退屈ならまだしも、ちょっとむかついたりして、って感じの。
512 :
吾輩は名無しである:02/05/20 12:15
この人の小説はエッセイの延長なのかな、とちょっと思う…。
あまり頭を使って読む小説ではないと思う。
でも、作者の経歴にだまされて、なにかがある、と思ってしまう…。
文学性というよりは、気分を買う本だと思う。
しあわせーに上手にだましつづけてくれるうちは読みます。
あとちょっと、読み始めのころ、この人うつ病かな、と思った。
治療のために書いている、とか。なんでそういう印象を持ったんだろう…。
汚さはともかく、世間の無情やしがらみはあると思う。
それを淡々と切って出すところが味。漱石なら胃に穴があくほど
煮詰めて描写するんだろうなあ…。
513 :
吾輩は名無しである:02/05/20 12:29
>512
うつというか、人格障害系のにおいがした。
自己愛性とか回避性とかの。
そういう基質ゆえ社会からはみ出してしまった
(社会と折り合いがつけられないかんじ)
人が、自分を認めるために書いてる、って感じはする。
だから、社会と折り合う努力が苦にならない
(苦しいけど当然って思える)人達には猛烈に嫌われると思う。
この人の小説、そういう人達をやんわりと拒絶してるから。
514 :
吾輩は名無しである:02/05/20 12:51
みんな説教されたいのね、励ましてほしいのね、苦しいのは私だけじゃないって
思いたいのね、受け入れてほしいのねw
515 :
吾輩は名無しである:02/05/20 12:57
>>513 じゃあ、どういうのがお好き?
>この人の小説、そういう人達をやんわりと拒絶してるから
というか、妬まれそうだけどね、ある種のタイプの女性から。
女がけなす女性の作家の作品は、イイ!! これ定説。
516 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:10
>>513 > うつというか、人格障害系のにおいがした。
> 自己愛性とか回避性とかの。
禿同。本人見ても、そういう感じがした。
517 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:13
>513 その代表がセンセイの鞄の同級生の中年男性でしょうか。
センセイを選ぶのは「もう超えないといけない山場が存在
しない人」だからなのかな?浮世ばなれしてる。
同じ拒絶でも、美術の手作りマグの先生を拒絶したのは笑ったけど。
(江国さんはあのくだりをどんな気分で読んだんだろう…とか
意地悪なこと考えちゃったよ。)
「とかげ」はどう?奥様方と折り合って、折り合いすぎて変な方向に
いっている、というきがしたんだけど…。
518 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:33
「センセイのかばん」
昔の同級生にくどかれて、彼が最後のひとおしをしなかったんだよね。
主人公はオーケーのつもりだったのに。最初からセンセ、センセではなかった。
彼女は「死」の側を選んでしまったと読んだ。というか、最初から「センセイ」
はいなかった、死んでいたっていうような(たとえばですよ、たとえば)読み方
をした。だから浮世離れした主人公で、いいんです。こっちの世界と、あっちの
世界の中間にいるような浮ついた主人公でなければ、あの「ゆらぎ」はでない
でしょう。
519 :
吾輩は名無しである:02/05/20 13:58
>518 二人とも不器用なんだね。そこであっさり「ずっと好き」
って言えてしまったり、頷いたり出来たら簡単に幸せになれるのに。
いい意味での卑怯な計算を受け入れられなくて、あと一歩ってところで
二人とも本当に好きな相手のことを考えている。妥協ができない。
しようとしても、そのためのうそがつけない。
520 :
吾輩は名無しである:02/05/20 15:07
>>519 >いい意味での卑怯な計算
手元にないから、引用できないけど、主人公をくどく若い男が、自分で、
自分のくどきの行為を冷めた目で(照れ隠しなんだろうけど)、語るところが
あった。その後に、センセイと会って交わされる会話とのギャップ。てらいも、
計算もないように思えてしまう先生の言葉に、打たれる。がしかし、そのあまりの
「平温さ」に、諦念を感じてしまう主人公は、どうしても、一線を超えられない。
それは、「死への恐れ」でもある。センセイが体を求めてくれれば、まだ楽なのに。
でも、そういうセンセイを、想像できない、そうなったらそうなったで、
応えられるのだろうか、嫌いになってしまうんじゃないかと、迷う自分がいる。
>515
別に、けなしてないですよ、
ただ読む人を選ぶよね、って言いたかっただけです。
がんばって大人になろうとしてる人、
そのがんばりってやつが、苦しいけれども、当然のことだと思える人にとっては、
困惑しちゃうわけですよ。
こちらはあなたがたを否定はしないけど、あなたがたから、しちゃうのね、
って思われちゃうのも仕方ないと感じたんですよ、私は。
「普通に(なんて書いたらふつうってなに?って聞かれそうだな)
大人になることをがんばっちゃう人は、こういう作品は受け入れられないだろうな」
って書いたら、「妬みでしょ」って返答されちゃった、みたいな、
困惑があるわけで。そういう要素があるわけですよ。ある種の人間への拒絶が。
ってちょっとわかりにくいかもしれないけど。
まあ拒絶したら拒絶されるのも無理はないわな、って話です。
けしてけなしているわけじゃないですよ。
513さんのレスで「お、なんか意見交換できそう?」
と思って喜んだ人間もいます。
(わたしは512、517、519です。)
妬み、というレスはちょっと、、、「そういう要素」以外の
その人の性格だと思いたいなあ。少なくとも、妬みだと思った
人はそうはいないはず。
>519
>いい意味での卑怯な計算を受け入れられなくて
私はむしろ、ツキコの多分無意識のうちにやっているであろう
計算高さ、みたいのを感じて、だからツキコは不器用だとも純粋だとも思わなかった。
傷つきたくない、子供でいたい、リアルは嫌だ、
でも一人は嫌だ、誰かと関わりたい、という欲求を満たすために、
センセイを選んだという感じ。
相手は教師で、年老いているから、包容力がある。
つつしみぶかさがあるから、こちらを傷つけない。
そんな人を選べば、相手のことなんて、考える必要、ないもの。
センセイの鞄を読んでいて感じた違和感はそこなんだよなあ。
ツキコはセンセイのことなんてまったく考えていない。
ただ妄想して、自分の思うとおりに相手が動いて欲しいと思い、
そうでないと落胆する、その感じが。とても。
でも現実の人間で、そういうふうに扱ってもなお、
こちらに愛情傾けてくれる人なんていないわけですよ。
だからセンセイと言う非現実性を選んだのかなあ、と。
そういうわかりにくい悪い意味での卑怯な計算をする主人公、
というのがツキコだと思う。
でも、人間にはそう言う部分があると思う。だれにでも。
だから、「ツキコはずるいから嫌だ」というのではなくて、
「ずるい人だよね」ってただそれだけです。批判とかじゃないです。貶してないです。
>523 そして孤独に戻る。少なくとも、月子がはるかに
年上な人を選んだことには尊敬を覚えてしまった…。
確実に、死に別れてひとり、残されるから。
取り残される孤独を選んでも、大人のリアルを拒否する。
うーん、、、。大人になることを拒否して楽なほうにいく、
というのが彼女の生き方なんだろうか。たしか、その究極の形は
吉本ばななの「哀しい予感」。楽だけど、その分リスキー。
つけはこうむっているから一概に卑怯ってのも少し違う気がする…。
>524
相手の死がリスクかあ。やっぱり相手は道具、なんだよねえ。
人間対人間の付き合いじゃなくて、人間対道具の付き合いだから、
よけいに人格障害系のにおいがするのだろうな。
526 :
吾輩は名無しである:02/05/20 22:25
蛇をふむの後書きに、私はうそを書くとかいうようなことが
書いてありましたよ。つまりそういうことなのでしょう。
>525 好きな人に死期が近いことは恐怖じゃないの?
つらいのを知ってて先生を選ぶならそれは「道具」ゆえではない。
愛情です。好きだからいっしょにいたいんです。
好きになった理由が「卑怯な計算から」というならそれは成り
立たないんじゃないかな、といいたかったのです。
いろんな読み方があると思うから、一応あなたの視点から考えて
みようとしたんだけど、失敗したみたいです。
月子とセンセイは似たもの同士。人生の相対のし方が似ているんだと思う。
わざわざあゆを食べに行ったりしないところとか。
雑誌に踊らされてそういうことをするのが大人の楽しみ、
と無条件に信じる人たちではない、ということです。お互いに意見の一致
した人たちが一緒にいたい、ということが逃げかなあ?
苦痛でも、自分の症に合わなくても我慢してあゆを食べに行く
ことが大人ではないと思う。少なくとも、わたしには二人は自分の
生き方を持った大人に見える。ただ、月子自身そういうことを違和感無く
やれないのは自分が子供だからか、と反省しているんですが…。
528 :
吾輩は名無しである:02/05/21 18:28
>私はうそを書くとかいうようなことが
>書いてありましたよ。つまりそういうことなのでしょう
↑
何がいいたかったの?
>527
とりあえず!!!私はわざわざあゆを食べにいったりしないし、
雑誌に踊らされることもないです。
ツキコ的人間のそういうとこ、はっきり言って嫌いです。
自分とは違う人間=愚か、みたいなところ。
あなたと私は意見は違うけど、
私は雑誌に踊らされたりしないです。ちょっとむかつきます、そういうこと言われると。
それから。ツキコが大人でないと思う理由に、
あゆを食べにいく、いかない、って要素はないんですけど。
みんなぎゅんぎゅんに投影してるねえ・・・お幸せに。。。
>527
私がツキコがセンセイを道具に使ってるなあって思ったのは、
センセイに対する愛情がまったく感じられなかったからです。
ツキコは、こうしてほしい、ああしてほしいって思うだけ。
愛情って、そういうものじゃないと思うけど。
まあこれは個人的意見ですが。
お互いに意見が一致した人と一緒にいたいと思うことは自然だけど、
意見が一致しない人を、必要以上に悲しい気分にさせたり、
必要以上に見下しちゃうところが、子供だと思うんです。
信楽焼きとか、ね。
532 :
吾輩は名無しである:02/05/21 21:09
>528
全然リアルでなくても、妄想ばかりでも、
もともとそういうものなのだから、目くじら立てることはないということです。
533 :
吾輩は名無しである:02/05/21 23:13
次の一歩が踏み出せない。
踏み出したら今のこの気持ちが変わってしまうかも知れないと
足踏みしながら、よそ行きの恰好をして玄関でぐずぐずしている
ようなお話ですね。”センセイ〜”って。
読み終わってフーッと深いため息をついてみたり、いらいらしてみたり、
昔読んだ高橋留美子のマンガ「めぞん一刻」を思い出しました。
>525 さん…誤解があるよ。
あなたがそういう人間だと決め付けてないです。
そういう文脈では書いてないです。。。
それと、自分とは違う=愚かではなくて、
同じようにやれないことを月子は反省している、と書いているのですが…。
踊らされるっていう表現がいけなかったです。
違和感なく受け入れられない、位の意味で使ってた。
あほでした。言葉の省略…意味大違い。ほんと、ごめん。
あと、手作りの益子焼のことでしょうか?
あれは確かに意地悪。「これっていいでしょ?」
みたいな価値観を嫌ってるかな、とは思う。
でも美術の先生側からすれば思い出を大事に
しているだけ、なのかもしれないし。
あれは月子の妬みかな、と思う。
うん?話がそれてた。今気づいた。
「ある種の人たちには猛烈に嫌われる」
この点、賛成です。努力を放棄したところで
人生を形成しているから。反省はするけど、努力は
もうしない。両者の間には深くて暗い河がある。
人間対道具、なら「物語がはじまる」のほうが分かりやすい構図。
もろ、相手方が道具だから。
536 :
吾輩は名無しである:02/05/22 14:11
538 :
吾輩は名無しである:02/05/22 21:31
努力を放棄した人も、努力を強要されたりして、
さもないとダメ人間の烙印を押されて迫害受けて、
みたいな被害に遭ってる。加害者は、努力が苦にならない人達。
だから、努力できない人が努力できる人を非難する気持ちもわかるけどね。
でも、努力できない人は、そのことに負い目を感じていて、
正面きって非難できないんだよ。だから軽く貶したり哀れんだりする。
努力できる人って正面から来られると、むしろ喜ぶところがあるから、
ますますいやがられるのだろうね。正々堂々と嫌いと言えよ、みたいな。
確かに、「嫌い」がないかもしれないな。
「かわし」ならあるけど。
それを大人と取る人もいれば、卑怯と取る人もいる。
人間対人間ということを考えれば、「かわし」は
嫌われる。それは確か。ただ、社会では「かわし」でないと
なりたたない。特に、何を言っても話が通じない場合。
相手に冷静さがない場合。そういうあきらめ。
540 :
吾輩は名無しである:02/05/23 11:03
で、冷静な人間は、かわされると、
冷静でない人間とみなされたと思い、憤慨するんだよねえ。
問題点は、直レスを無視していること、
一冊しか読んでいないのに作家を語ろうとしていること、
しかも、思い込みで読みきちゃってる可能性が高いこと、
自分をあおる人間は全て、「月子的」と決め付けて
いること。そういう対比で論じたいなら、と思って
つきあってきたけど、正直ギブです。
川上弘美の「センセイの鞄」は恋愛小説ではなくて、
月子のずれとそれに対する本人の内省にも価値はあるんです。
それを煮詰めないから、評価が低かったりもするんじゃないかな、
という感想。道徳書ではなくて、小説だと思って読んでるんです。
人種の好き嫌いを論じたいわけではないので、「嫌いといえ」
といわれれば「見当違いです」としかいえない。
542 :
吾輩は名無しである:02/05/23 14:07
>541
問題点は、「川上弘美の本は、蛇を踏む、神様、など読んでいて、
むしろファンであって、センセイの鞄にだけ違和感を感じている」のが事実なのに
「1冊しか読んでいない」と決め込むこと。
「素直な感想しか書いていないのだから、客観性などないよ」
って最初に断言しているのにいまさらそこに文句をつけていること。
私は評論家じゃないよ。感想をだらだら述べているだけ。
「自分をあおる人間は、思いこみが激しく、何もかもを決め付ける
話しにならない人間である」として、話しをずらすこと。
ずらすだけならまだしも、自分と意見を異にする人間を罵倒することをも
簡単にやってしまうということ。
別に話しに付き合ってくれなんて言ってないのに、
<付き合ってきたけど>なんて恩着せがましいことを言う人間に出会うとうんざりです。
私の話しに付き合うのは、あなたの選択の問題で、
付き合いたくないのならそうすればいいだけ。
別にレスを強要するつもりはないよ?その責任をこちらに押し付けないでよ。
私が〜な人間ならばもう付き合いません、だなんて、どうでもいいよ、そんなの。
こちらはあなたが私の話しに乗ろうが乗るまいが、どうでもいい。
「センセイの鞄」私は、恋愛小説だなんて思ってないよ。
だって恋愛じゃないもの。ツキコのオナニーのお話でしょ。
オナニー的内省に価値を見出すか見出さないかは、
読み手の問題。あなたの読み方を強要されても、困る。
あなたの読み方に同意しないと、「煮詰めてない」ですか?
ただ価値観が違うだけでしょ。
それから、私はあなたに「嫌いと言え」なんて言ってないけど。
ツキコは「嫌いと言わない」ことで誰かを傷つけるような
無神経さも持ち合わせているよね、何が純粋だよ、って話しをしただけ。
あなたの評価なんてしてないし、したくもない。
だってここはあなたのスレじゃないでしょ。川上弘美の作品についてのスレ。
そう思いこむのは「見当違いです」としか言うしかない。
同意を得られないと切れるならば、ファンサイトにでもいくべき。
私が語調を荒げているのは、あなたが私とは立場が異なるから、じゃあないよ。
失礼な罵倒にむかついているだけだよ。
一応断っておく。誤読がお得意のようだから。
「トカゲ」、「物語が、はじまる」で質問したときに
答えがなかったから一冊しか読んでいなかったのかな、
と思い込んでた。川上弘美ファンだとも思ってなかった。
誤解して反論したつもりになってた。ごめん。
「それを煮詰めないから」という発言は、あなたに対してではなく、
川上さんの書き方の事を書いたのです。それが味だと思う、
と最初に書いてるよね?さくっと切って出してるって。
>ツキコは「嫌いと言わない」ことで誰かを傷つけるような
無神経さも持ち合わせているよね、何が純粋だよ、って話しをしただけ。
正直に言うなら、まあ、そうだよな。
わたしが厚かましいのは確か。「やっぱり道具」発言
で、私の意見とあなたのツキコ像をごっちゃにされても困る、
と思った。人格の罵倒は、あなたもしたことなんだよ。
あと、最初に「回避性障害」の話があったから、
川上弘美についての意見だと思ってた。
「センセイの鞄」だけで話を進めてるつもりがなかった。
この点も、私の思い込み。あなたが戻ってきたときは、
「鞄」が話題のときだったね。
不幸にして、あなたがマイナスの感想を書いている
ところしか読んでいなかった。タイミングも悪かったかも。
あなたが好きな本の話題だったら誤解もひどくならなかったかも?
というのはいいわけか。
ひどいことをしたんだなあ、と思うので、あやまります。
ごめんなさい。あと、ひどいスレ汚しになっているので、
(前回のレスと今回の)それもごめん。
ここはあなたのスレじゃない。ごもっともです。
マア チャデモ ノメ!(・∀・)つ 旦~
( ̄ノ日 ̄)ズズゥ…
。。。
ケコーウナオテーマエデ。(・∀・)ノ旦 アリガトーウ、オイシカターヨ。
546 :
吾輩は名無しである:02/06/04 02:38
熱っ!
547 :
吾輩は名無しである:02/06/17 18:36
age
>>512の気分を買う本というのは的を得ていると思いますがどう?
気分としての物語りを綴る作家がいてもよかろうと思えるのは
等身大の文体のせいですかね。
549 :
吾輩は名無しである:02/06/22 15:42
巨乳だな
550 :
吾輩は名無しである:02/06/23 05:51
写真集ほしいな
551 :
吾輩は名無しである:02/06/24 06:57
足の内側の付け根がいいな
552 :
吾輩は名無しである:02/06/24 07:40
553 :
吾輩は名無しである:02/06/24 08:57
>552 深謝
背が高いが、やはりキレー
となりはゴリラか、なんでこいつがうつってんだ
これからこのスレは、川上写真集スレとなりました。
くだらない感想駄文を書き込まないように
以上
554 :
吾輩は名無しである:02/06/24 09:08
妙な写真だな。
川上さんにしばかれたいです。
556 :
吾輩は名無しである:02/06/24 14:40
広告批評のインタビューの写真、
メガネしてんだけど、ほんとカワユイ
まったく同感です。
これこそ川上さんのかわいさ
を表現するにふさわしい写真です。
これこれ、こうでなくちゃいけません。
>557
なんで知ってンの
なんかスゴイうれしいね
この写真を2ちゃんねらーがしってるなんて
世の中ひろいなぁ
559 :
吾輩は名無しである :02/06/24 17:40
広告批評くらい見るよ。そんなことで驚くな。
560 :
吾輩は名無しである:02/06/24 17:44
>>558 そういうときは
「世の中せまいなあ」というのですよ…ツッコムジブンニウトゥ…
561 :
吾輩は名無しである:02/06/24 19:23
>559,560
やなやつら
562 :
吾輩は名無しである:02/06/24 19:54
>>560は言葉の正しいつかい方を教えてくれてるってのに。
563 :
吾輩は名無しである:02/06/24 20:20
>560
陳謝します
564 :
吾輩は名無しである:02/06/24 22:13
565 :
吾輩は名無しである:02/06/24 22:17
川上さん、ワールドカップ好き?
566 :
吾輩は名無しである:02/06/24 23:31
しつこい
567 :
吾輩は名無しである:02/06/28 02:48
短編集でたからageでおこう。買ってないけど。さいしょの作品(蛸がどうのこうの)
読んだけど筒井系ブンガク少女の作文ってかんじだったです。やはりマンガかな。
帝京大系の財団法人が約65億円の所得隠し入学前寄付
帝京大医学部を受験した学生の父母が入学前に多額の寄付金を納めていた問題で、
東京国税局は24日までに、寄付金の受け皿になっていた財団法人「帝京育英財団」(愛媛県大洲市)が、
今年3月期までの7年間に約65億円の所得を隠していたと指摘した模様だ。
追徴税額は重加算税などを含め約25億円。この期間に集められた寄付金は150億円に上るといい、
大学側が否定していた疑惑が裏付けられた形だ。
http://www.asahi.com/national/update/0624/015.html
569 :
吾輩は名無しである:02/06/28 06:10
帝京大って旧帝大?
age
571 :
吾輩は名無しである:02/07/05 20:42
龍宮age
572 :
吾輩は名無しである:02/07/09 20:00
age
573 :
吾輩は名無しである:02/07/10 15:31
「龍宮」読みました。
不思議な生き物系、というかなんというか。
「神様」とか「物語が、始まる」が好きな人は、きっと楽しめると思います。
少し気になったのは、年配者の性欲を描いた場面が何箇所か目に付いたこと。
老人と中年女性、ってパターンも、「センセイの鞄」と同じモチーフな様です。
個人的には気持ち悪いのでやめて欲しい…。
川上さんは高野文子のファンなんですよね。
でも高野さんは川上さんの小説、あまり好きじゃないかもしれないな、
と今月のユリイカ読んでてふと思いました。
高野さんがもしも老人と中年女性の性を題材にすることがあったとしたら(無さ
そうだけど)、介護問題まで視野に入れそうな気が。もちろん、あからさまに
ではなくてそっと匂わす程度に、だと思うけど。
と言うか、川上さんにそれを期待しているのかな。>自分
たぶん無理だと思うけど、なんとなくつぶやいてみました。
575 :
吾輩は名無しである:02/07/19 22:05
NHK教育 10:00〜
2002年7月25日(木) 第2回
「恋愛」って何だっけ?
〜川上弘美と松山 巌〜
576 :
吾輩は名無しである:02/07/19 23:11
川上弘美が恋愛について語るのって、違う気がするんだけど。
むしろこの人は恋愛じゃなくて、
恋愛不能症について書いてるんじゃないかと。
577 :
吾輩は名無しである:02/07/19 23:13
40歳すぎても素っ裸を鑑賞したい数少ない女流作家だ。
578 :
吾輩は名無しである:02/07/19 23:16
恋愛を解析しているのが川上弘美。
彼女は人と恋愛を嗤っている。
この世界に価値あるものと信じるに足ものは何もないということから
書き始めている、冷徹な作家を私は他に知らない。
579 :
吾輩は名無しである:02/07/20 18:32
サイン会行ってきたage
現役の日本作家でこの人だけ、好きなのは。
将来、垢がたまって、あざとくなる事もないだろう。
凡庸になることもないだろう、
ああよかった、せめてもの救いだわん。
この人がいてくれて。
581 :
吾輩は名無しである:02/07/23 15:24
>>231 めっちゃ遅レスだけど……
「夏休み」本当にいいね。全作品の中で一番好きになった。
まさに今、ピッタリ。子供が大きくなったら読んで欲しいなあ。
582 :
吾輩は名無しである:02/07/24 11:05
>.578
>この世界に価値あるものと信じるに足ものは何もないということから
書き始めている、冷徹な作家を私は他に知らない。
まさかマジか どこがだよ どーてことないさっかだよ 処世術だけじゃないの
>>578 >この世界に価値あるものと信じるに足ものは何もないということから
>書き始めている、冷徹な作家を私は他に知らない。
そういうの、子供の書く小説(高校生が新人賞に応募するやつとか)によくあると思う。
通常は、大人になるにつれ、「価値のあるもの」が出来て(増えて)いくんだと思う。
自分で作りあげた家族(自分で選んだ配偶者、自分がこの世に生み出した子供)とか、
責任を伴う、けど大切なもの。「しがらみ」ともいうけど。
>>574 それ、私も思いました>介護問題
「鞄」の一番ずるいとこは、そこを避けてるところ。
それ抜きだと、老人との恋愛っていうのがただのいいとこ取り
(中年でも「若い女」として優位に立てる、わがままが許される)
になっちゃうからね。
実際に介護するまでは入らないのかな、介護問題。
「龍宮」の中の短編にはヘルパーと老人の恋愛が
でてきますね。でも、介護というほどじゃない。
あまりぐだぐた考えるタイプの作家ではないですね。
理系なのが関係あるかどうか分からないけどさばさば
している。情や怨念が出てきそうなところで「霜柱」
や「蛇」がでてくる。異形のものに変化してしまう。
・・・実はまだ、「竜宮」読んでないんです。
574は583さんと同じく「鞄」についての感想です。説明不足でごめんなさい。
しかし、今回は多少なりとも介護問題が取り上げられているんですか。
偶然と言うかなんと言うか・・・。
あ、もしかして、高野文子の「2の2の6」はヘルパーさんが主人公だったから
そこからヒントを得たのかな。なんて読んでないのに無責任なこというのは
いけませんね。
ともかく、面白そうだから早速「竜宮」読むことにします。
586 :
吾輩は名無しである:02/07/25 22:26
NHKに川上弘美でてるよ!
>>585=574さん
「竜宮」、確かにヘルパーと老人の関係が出てきますが、
>>584さんの言う通り
あんまりリアルじゃないです。
いつも通り、「死」も「老い」も観念的でさらりとしていて、
身近な人を亡くしたり、その前の看病(や介護)をした経験のある人には
書けない(そういう人が読むと少々気に触る)世界かと。
もと看護婦さんの高野文子とは、一見近そうで、ある意味対極的かも。
588 :
吾輩は名無しである:02/07/25 22:44
ゼロからゼロへ
589 :
吾輩は名無しである:02/07/25 22:49
テレビあんま良くなかった。
なんていうか、製作者が自分に酔ってる感じがするのは自分だけか?
朗読とチャチなイメージ映像多すぎ。
川上弘美の著作を読んだことがない人間には
マターリと見られた番組だったけどね。
個人的には「竜宮」あまり評価していません。
凄味を感じさせる作品もありましたが、これまでと同パターンで
少々手抜きなものも多い気がして。
著者の才能に感銘を受ける一人として、特に、巻末の「海馬」みたいな
マゾっぽいナルシズム(異類のヒロインに自分を重ねまくり)からは
一刻も早く脱却してほしいと思っています。
592 :
吾輩は名無しである:02/07/25 23:23
593 :
吾輩は名無しである:02/07/27 04:10
TVみそこねた。生川上弘美を検証するチャンスだったのに(w
594 :
吾輩は名無しである:02/08/02 01:25
「龍宮」たしかに手抜きな感があるな。
良く言えば書き慣れたものをごく軽くサラリと書き散らしたような。
でも手抜きだとわかっていても買ってしまうんだよなあ。
テレビ、正直見なければよかったって思った。
写真のほうが美人だった。
自分の中でのイメージと違った。
596 :
吾輩は名無しである:02/08/07 23:34
川上弘美さんの著書でオススメありますか?
軽く読めるもの希望なんだけど
声が野太かった
意外と骨太そうだった
>>596 「椰子・椰子」。今年新潮文庫の100冊で、
探さなくても必ず見つかる。
600 :
吾輩は名無しである:02/08/08 11:01
601 :
吾輩は名無しである:02/08/09 11:41
「神様」,いいですよね。中公文庫から出てる。
596さんはもういないのかな?短編集だから
立ち読みも出来るよ。
602 :
吾輩は名無しである:02/08/10 02:22
短編集『溺レる』の中の「さやさや」と「神虫」が良い。
沈んだスレッドで生意気なことを呟いてみる。
「ゆっくりさようならをとなえる」自家撞着気味に思えました。
文体を、無理やり今まで通りのリズムに押しとどめているような
違和感を感じます。「内田百閨vの解説も同様。
最近のものはリズムが乱れていて,ともすれば心地よさではなく、
不快感を感じてしまう。
…これって私だけでしょうか…そんな気もする…
この人の解説の内容、好きなんですけどね…。
604 :
吾輩は名無しである:02/08/27 06:43
age
605 :
吾輩は名無しである:02/08/27 11:16
『神様』よんだ。ひっさびさに面白い小説だったので『龍宮』を買って読んでる。
このスレの評価は厳しいけど、『龍宮』は数段パワーアップしてる感じがあるなあ。
606 :
吾輩は名無しである:02/08/30 12:05
とうふが好きになりました。
あとは、センセイの鞄を読んで、恋愛は、やっぱし告白する(女の場合させる?)
までが一番の頂点であとは、くだっていくだけなのかもしれないと思いました。
センセイは超絶技巧のマスター
このおばはん(失礼)身長何センチ?
609 :
吾輩は名無しである:02/09/10 14:11
溺レる文庫化記念age
610 :
吾輩は名無しである:02/09/10 14:24
センセイと結ばれちゃうところがなあ…。
センセイが拒絶した方が良かったのではないかな。
ラストがああだと、心地の良い御伽噺になっちゃう。
611 :
吾輩は名無しである:02/09/10 14:28
文春文庫コーナーに行ったら、メッチャクチャ大勢の川上弘美
がいてビックリしたよ。
612 :
吾輩は名無しである:02/09/10 14:31
服屋にもいる。特定のブランドには川上弘美だらけ。
なんか生命力がない店内だった。おまけにすっぱそう。
613 :
吾輩は名無しである:02/09/10 23:18
松浦寿輝とできてんの?
614 :
吾輩は名無しである:02/09/10 23:39
本人が恋愛を語る姿は見たくなかった。
615 :
吾輩は名無しである:02/09/11 01:05
616 :
吾輩は名無しである:02/09/12 23:34
いま「センセイの鞄」読んでる。
いい本だ。
おいら、この人が書いたものを読むと怒りが収まります。
癒し系って、本当にいるのだなあ。(感慨)
617 :
吾輩は名無しである:02/09/13 01:08
先生の鞄読んだけどなんか気持ち悪かったです。
女の妄想っぽい。
江国香織をオタクっぽくした感じ。
618 :
吾輩は名無しである:02/09/13 02:18
せんせいの鞄、期待して買ったけど、何と文章が読めなかった。驚いた。読む気がおこらないの。どうしても。
読めない。読めない。別に私がバカでこの人が神の文章を書いてるだけ、とは思わない。
正直意味わかんない。買ってから何ヵ月もベッドの上に放置しているので、親はあれが私の愛読書なんだと思っていることだろう。
いつか読める日がきたら読みます
619 :
吾輩は名無しである :02/09/13 05:06
何年か前、蛇を踏んだら(クルマで)、
後ろのタイヤが汚れていました。
620 :
吾輩は名無しである:02/09/13 11:51
本人と逢うまではあの作文っぽい世界好きだった。
でも今は、>582に禿シク胴衣です。
読んだのが「蛇を踏む」と「センセイの鞄」だけなので
なんともいえないのだが、「蛇を踏む」では読みやすく
ちょっと神秘的なだけでなく底知れないものがあるのかも
しれないと思ったが、「センセイの鞄」では底が知れた
感じがした。
センセイ、ぜんぜん魅力ない。日常からわずかにずれた
稀なものを書いてるつもりなのかもしれないが、ただの
つまらないオッサンだった。書いてる世界も、そう、
>>617 江国香織を地味な世界に移したような感じか。
恋愛に手を出さなければもっといいものが書けそうな
気はするのだが。
>>618 わざわざ読むこともないと思うけど。
この人って、吉行理恵に似てない?
他いたでそんな噂。
わたしもそう思うのよ。
>>622 吉行理恵はもう少し、容姿のコンプレックスを
そのまま出して、わかりやすく世間に怯えて
猫に耽溺する人だからいいけど、この人のは
スタンスが分からんな。
どちらかといえば世間を馬鹿にしてるようだが。
そのくせどっぷり世間につかって平凡さで、
そのあたりも江国香織くさいのだが。
624 :
吾輩は名無しである:02/09/15 12:01
好き好きはともかく、文体があるってことだけでエライと思うけどな。
625 :
吾輩は名無しである:02/09/15 12:02
>わかりやすく世間に怯えて猫に耽溺する人だからいいけど、
ワラタ。
626 :
吾輩は名無しである:02/09/15 12:21
627 :
吾輩は名無しである:02/09/15 13:08
>>624 だから長編はパッとしないんだね。
短距離走者の憂鬱
628 :
吾輩は名無しである:02/09/15 13:24
文体があると長編はダメになるのでしょうか?<627
弘美の初期短篇「消える」等は、理恵とテイストが似ているの思った。
比較すると、
弘美の方が世界が広い感じ。
理恵は閉塞感が個性。
スタンスは、ともに世間/世界との違和感。
つまり、文学としては、判りやすい部類ではないかと思います。
二人とも漏れの癒し系。
630 :
吾輩は名無しである:02/09/15 14:42
631 :
吾輩は名無しである:02/09/15 15:57
作品はそんなに面白くないと思う。
山本昌代とかに似てる。
ちがうのは顏だけ。
顏があれで、作風があれだから、
なんとなく売りやすいのかな。
商品としての完成度はそこそこ高いね。
パッケージと中身のバランスがよい。
考えてみると、江国香織みたい、はあまりにも
無法な罵倒だった。そこまでひどくはない。
>>629
癒し系ってどういうものなんだろう。
文章の感じが落ち着いてて展開も
のんびりして激しい事件も起こらない
ということなんだろうか。
内容からいえば、
世間との違和感やコンプレックスがそのまま
現れてる吉行理恵で、俺は悲しい気持ちになる。
それが好きだけど。
川上弘美は、読みやすくて素敵な文章だとは思うが
世間とずれた己のアピールがいささか不自然で、
読んでいて少し気持ち悪くなる。
もちろん村上春樹や江国香織ほどひどくはない。
633 :
吾輩は名無しである:02/09/15 20:58
>>631 そういや、山本昌代って
いま何やってるんですか? 最近、文学から遠ざかってしまってるもんで・・・・。
634 :
吾輩は名無しである:02/09/16 00:05
いまBS2に出ているよage
635 :
吾輩は名無しである:02/09/16 00:16
>世間とずれた己のアピールがいささか不自然で、
>読んでいて少し気持ち悪くなる。
なんかわかるかも。
あと、喋ったり動いたりする姿はちょっとやばい。
テレビには出ないでいてほしい。
636 :
吾輩は名無しである:02/09/16 19:35
奥さんにはいいかも
637 :
:吾輩は名無しである:02/09/19 20:14
せんせいの鞄、期待して買ったけど、何と文章が読めなかった。驚いた。読む気がおこらないの。どうしても。
読めない。読めない。別に私がバカでこの人が神の文章を書いてるだけ、とは思わない。
正直意味わかんない。買ってから何ヵ月もベッドの上に放置しているので、親はあれが私の愛読書なんだと思っていることだろう。
いつか読める日がきたら読みます
嫌いじゃないなぁー 川上弘美。
やはり文体を持った人はいいですね。
小説は作品の構成とか筋の運びよりも
一つ一つの文章が単純に読んで味わえるかどうかで
読んでいるので、川上さんのはうってつけです
639 :
吾輩は名無しである:02/09/19 20:42
私は買わずに借りて読んじゃうって感じだけど・・・
640 :
吾輩は名無しである:02/09/19 21:02
今日もかたかたかたとキーボードを叩いています。
売れればいいんですよ、売れれば。
641 :
吾輩は名無しである:02/09/27 11:54
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
∧( ´∀`)< age
( ⊂ ⊃ \____
( つ ノ ノ
|(__)_)
(__)_)
642 :
吾輩は名無しである:02/09/28 22:57
「読む女」って川上さんだよね?
643 :
吾輩は名無しである:02/09/28 23:08
なんか勘違いしはじめたね、この作家
作家だし、世間とずれてなかったら売れないと思う。
むしろ、ずれてない文学作家をさがすのが難しいと思う。
ずれていない作家って誰だろ?思いつかん。
645 :
吾輩は名無しである:02/09/28 23:37
「読む女」の写り方、どうかと思ったyo
646 :
吾輩は名無しである:02/09/29 00:13
江國を番茶でうすめたみたいな作風としかおもえません。
647 :
吾輩は名無しである:02/09/29 00:26
番茶ってところが素敵
でも江国よりはマシだと思う
本人のキャラが、なんか間違ってきてるのが気になるところ
648 :
吾輩は名無しである:02/09/29 00:35
>>644 吉行理恵。
つーか、彼女って現役なんかな?
649 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:14
ズレてるといっても
あまりにもズレ過ぎてるとついていけないよ
650 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:17
しかし、川上はもともと天然だろう。ズレ。
651 :
吾輩は名無しである:02/09/29 01:23
そのズレは作品の中だけに留めておいてほしい
NHKでやった恋愛の特集、なんかダメだった
652 :
吾輩は名無しである:02/10/01 16:17
>>621 同意。
センセイは狙いすぎが鼻につく。
蛇はマンセー。
653 :
吾輩は名無しである:02/10/01 18:48
同意。蛇遺骸のものはちょっと。
「文体」を気取っているが実は何も構成してない。
底が見えるともう読めない。
なぜあんなに賞を与えられているのかよくわからない。
蛇は好きだったが。他はなんで?
蛇のときの編集が良かったのだろうという結論にケチャーク。
654 :
吾輩は名無しである:02/10/02 10:43
センセイは恋愛小説としてはあんまり面白くなかった。
居酒屋小説としてならマターリできてよかった。
狙いすぎというか、無理矢理恋愛をからめたような感じ。
年の差や、恩師と教え子という組みあわせがどうのこうのというんじゃない
んだけど。
655 :
2チャンネルで超有名:02/10/02 10:45
656 :
吾輩は名無しである:02/10/05 08:02
初期の短篇が好きだなあ漏れ。
梨の精みたいのが出てくるやつとか、
熊とピクニック行くやつ。
伯父さんの成仏に立ち会う話もよかった。
あと、消える癖のある家族の話もよかった。
「センセイの鞄」はすいすい読めていいだけど、ちょっとあざとい、
という意見は当たってるかもね。
657 :
吾輩は名無しである:02/10/05 13:12
自己分析が完了しつつあるのかもね、川上センセイは。
以前は、何でかしらんがこんな話になってしまうんだよなあ、なんて感じだった
はずなんだけど、最近の「センセイ」あたりから、その自分の創作過程が
分かってしまったのかも知れない。
大量に生産できないからこその価値というのは川上作品には確かにあったよね。
読売新聞に連載されていた「光ってみえるものあれは」はちょっとヒドかった。
658 :
吾輩は名無しである:02/10/05 14:53
「読む女」の写真、よく見るときもいかもわからない
659 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:09
初読はどれがオススメ。
661 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:12
そしてその後は江國を読んで、ここらへんからおさらばしましょう。
662 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:20
小谷野敦が「小説の女神様」とか高く評価してたのね。
んで、『先生の鞄』読んだらつまらんかった。
けど、一冊だけで判断するのもどうかと思うので、もうちょい読もう
と思うんですけど。
最高傑作って、どれですか?
663 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:45
センセイの鞄です
664 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:49
きらきらひかるです
665 :
吾輩は名無しである:02/10/07 19:49
こいつ、SMクラブでバイトしてM女(アナル好き)だったことあるよ
666 :
吾輩は名無しである:02/10/07 20:04
667 :
吾輩は名無しである :02/10/07 21:15
やっぱり「溺レる」じゃない?
668 :
吾輩は名無しである:02/10/07 21:40
「蛇を踏む」収録の短編集か、「神様」収録の(以下略
いずれししても短篇が良い。
漏れは、あと少しで「センセイ〜」読み終わる。
669 :
吾輩は名無しである:02/10/07 21:51
候補
一、神様
二、蛇を踏む
三、溺レる
男で川上弘美読んでると痛くないか?
>>671 いいえ、長学歴者です。
大学を8年かかって卒業しました。
>>671 っていうか、低学歴の方をバカにしたような
ものの言い方はやめましょう。
自分は大学を三日で中退した短学歴です。
675 :
吾輩は名無しである:02/10/07 23:51
自分は大学を三年で中退した中学歴です
「スピカ」だっけ?「神様」収録の短編。いいよね〜。
星みながら終わるやつ。いいよ〜,
作風も安定してるし、自分の能力の範囲内でそこそこうまく書く人だし。
美人だし、売れてる。
批評家的にはほめやすい作家だね。
でも、川上をほめてる批評家って信用できない。
怠慢って感じがするから。
678 :
吾輩は名無しである:02/10/08 18:10
>>677 > 川上をほめてる批評家って信用できない。
> 怠慢って感じがするから。
そりゃあんた、へそまがりすぎやしないかい?
679 :
吾輩は名無しである:02/10/08 18:35
ヤスケンがBK1で『龍宮』べた褒めしてましたね。でも私も『神様』のほうが好き。
婆が好き
ヤスケンって誰ですか?
んで、やっぱ『神様』ベストですか。
今度、読んでみます。
682 :
吾輩は名無しである:02/10/08 19:44
ヤスケンて完全に日和見のおっさんになってしまった。
こいつにほめられてる時点でヤバイと思う。
>>683 まあ確かに結構好き嫌いがはっきりしてて、
嫌われた人と好かれた人の差がはっきりしてるけど、
そういうとこ割り引くと、
ちゃんとしたこと言ってると思うけどな。
685 :
吾輩は名無しである:02/10/08 21:46
無理しないってのは良いと思う。
無理して自殺。
このパターンはうんざり。
センセイの鞄ってセンセイが死んじゃうところがダメね
687 :
mj ◆QtBXE.LsRM :02/10/09 19:33
「センセイの鞄」さっき読了。
ラス前の、居酒屋に居ついたコウロギがリーリー鳴くあたりから、
「やばい!」
と感じていかが。。。
最終章「センセイの鞄」で涙ちょちょぎれ!
久しぶりにやられますた。。。
688 :
あい: ◆FE5qY2L2wk :02/10/09 20:41
689 :
吾輩は名無しである:02/10/12 13:26
最新文庫「溺レル」読んでますが、
この人、コミさんに似てきて、ますます漏れの好みになってきたなあ。
690 :
吾輩は名無しである:02/10/12 13:28
>>690 そう、天然か仕込んだ芸なのか不明だが、
あの文庫の最初の1篇「さやさや」なんて
コミさんを彷彿とさせるよ。
692 :
吾輩は名無しである:02/10/12 14:15
693 :
糞業者はかえれ!:02/10/12 15:01
うぜー業者だなあ。
死ねよ!
694 :
吾輩は名無しである:02/10/12 16:24
>>691 コミさんと言えばこんなエピソードが。
コミ「七転び八起きっていうじゃない?」
誰か「はあ」
コミ「七回転んだら七回起きればいいじゃないの? ヘンだよねえ」
誰か「まあ、ことわざですからねえ」
コミ「いやぁ、へんだよぅ。おかしいよぅ」
誰か「しつこい人だね。転んでるトコから数えればいいでしょうよ」
コミ「ああ、そうかぁ。その人は最初っから転んでたわけだね。難儀な
話だねえ。気の毒だねえ」
誰か「……」
天然なのか、鋭すぎるのか。
コミさんはオモシロクてカナシイので好きだ。
695 :
吾輩は名無しである:02/10/12 16:30
>>694 禿胴。
聖田中とか哲人コミ、とか呼称があったらしい。
川上弘美は、現代の古代人、だとか。
やっぱしちょっと似てるのかな。
696 :
吾輩は名無しである:02/10/12 16:32
コミさんは妖精
697 :
吾輩は名無しである:02/10/12 16:37
>>696 さらに禿胴。
漏れ「田中小実昌は妖精」というスレを立てたが、
とっくの昔にお蔵入りしてしまった。w
698 :
吾輩は名無しである:02/10/12 17:03
ニット帽をかぶった妖精‥!
川上弘美とは、またちょっと違うような気もするけどなあ
どっちも好きではある
699 :
吾輩は名無しである:02/10/12 22:36
コミさんといえば、テレビ番組の企画で大学入試模試を受けるというのがあった。
他の芸能人がそこそこの成績だったのに、コミさんは早慶国立の合格率90%
という好成績。ま、この人の経歴見ればそれも当たり前なんですけど。
でも、コミさんみんながはしゃいでるのを後目に、自分でビックリして
そのまま踵を返してうちに帰っちゃいました。みんながコミさーん、コミさーんと
探してる声をそのままにして。
『神様』と『センセイの鞄』読んだけど、何か毒にも薬にもならない
ような感じがちょっとダメだったかなぁ。
もっとぎとぎとしてるのが俺は好きだし。
皆さんは、どういうとこに惹かれてるんですか?
ぎとぎとしてないトコです。
基本的に、行間で勝負するタイプだからね。
「神様」は賢治顔負けの動物同次元小説だと思うよ。
『神様』の中だったら「離さない」がインパクトあったけど、例えばあれをあ
の作品集の中じゃなくって読んでたら・・・うーん、どうだったろう。
川上弘美のよさってああいうのじゃないような気もするし。
2冊しか読んでないから、ようわからんけど。
しかし、佐野陽子、嫌いじゃないけどあの解説ひどいよなぁ・・・。
あと、春樹の新作を川上弘美が書評で持ち上げてたり、佐野洋子の解説が明ら
かに春樹を匂わせてたり、何か共通性あるのかな?
>>703 ちなみに、俺は賢治(ついでに健次も)好きだよ。
川上弘美って深刻さがないから、そこが俺はダメなのかも。
一番、重いのってどの作品だろう?
>>704 漏れも全部読んじゃいないが、
「センセイの鞄」には切実なものを感じたよ。
控えめだけど、これだけは言いたいって、ってものがあると思ったよ。
>700
気張ってないのが川上弘美の良い所だと思うな。
あの力の抜け加減は絶妙。
深刻ぶった重いものなら、他の作家がたくさん書いてるんだから
わざわざこの人に書いてほしいとは思わない。
707 :
吾輩は名無しである:02/10/14 02:00
>>706 そう、大江やその他大文学に対するアンチテーゼとして機能してほすぃ。
もっとも、本人は望まないだろうが。
>707
はすぃ、つか、それしか書けない、心配せんでも
709 :
吾輩は名無しである:02/10/14 20:42
弘美ちゃんがえらそうでないのは、
天然か芸か?
漏れは天然と信じたいっす。
>>709 ただ単に無神経(不精?)なだけ。
偉ぶることが可能な場面で、それをしないかもしれないが、
謙虚であることが必要とされる場面でも、それをしていない。
そういうのを天然と言いたいならどうぞって感じ。
読んだ直後はいまいちだったけど、じわじわ利くな、この
人の小説。
長編、読んでみるか。
長編だったら、何がベストなの?
『センセイの鞄』以外で。
712 :
吾輩は名無しである:02/10/14 21:59
>>710は「えらそうだ」と言いたかったのだと思われ。
714 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:16
もっさりしたおばさんがあの小説を書いていたとしたら、
小説の女神様なんて言われただろうか。
とっくに消えてると思うのだg。
715 :
吾輩は名無しである:02/10/14 23:45
>>714 ホンモノはもっさりしてるよ。あの背の高い女の人は出版社が雇った
モデルです。
もともと微妙な美人なんだよね。顔立ちは整ってるけど地味だし、
このスレでがいしゅつした「以外と骨太」「手がごつい」等もその通りだし。
だから太ったり、気を抜いて普段着着てたりすると、途端にもっさりした印象になる。
自分が主役の授賞式とか、サイン会とか、有力文化人との対談なんかで、化粧や服装に
気合いを入れれば、あの身長が放つオーラもあって美人に見える。
そういうことでは。
写真しか見たことのない読者には人気があるけど、
実際あったことのある編集者とか作家には
アンチが多いのが特徴だね、この人。
人柄はどうですか?
一見おっとりして、欲深そうじゃないように見えるのですが。
案外処世術に長けているとの噂も。
719 :
吾輩は名無しである:02/10/18 03:04
全然関係ないんだけど。
「なんとなくな日々」(エッセイ)収録のだんご三兄弟の歌を
熱を入れて歌うくだりが面白すぎて
電車の中で笑うの我慢してたら涙がぽろーっとこぼれてしまった。
「さよならだけが人生だ」って最高です。信者になりそう。
>>718 みんな気づいてないかもしれないけど、この人、デビューしてまだ6、7年だよ。
それでその年数と同じくらいの文学賞とって、全国紙の書評委員やって、教科書にも載って。
実際には嫉妬深く欲張りな人柄だったとしても、それを発揮させる機会なんかない。
そりゃーおっとりして見えるって。
本人に直接会ったことはないけど
テレビなんかに出たのを見る限りでは
おっとりしているんだけど、無神経な感じの人にも見えた。
かなーり鈍いというか。作家だしなあ。
723 :
吾輩は名無しである:02/10/20 11:10
日経の朝刊にエッセイが載ってました。
724 :
吾輩は名無しである:02/10/20 18:11
へへん、だっけ。
しかしありゃぁ文筆業だからできるスランプの乗り切り方だね。
「いとしい」を読んでいるところです。
これは川上さんの作品の中で評判が良い方なのでしょうか?
なんか、あんまりおもしろくないんですが………スマソ。
726 :
吾輩は名無しである:02/10/20 21:02
いとしいは、結構評判いい方になると思う。もし、いとしいが自分にあわない
と思ったら、センセイの鞄読んでみたら?合わない人には、合わない作家だと
思うし。本に教訓めいたものを求めている人には合わない。川上弘美は、綺麗な
言葉でテーマに添った事を綴っているだけだと私は受けたから。それがすごくい
いと私は感じたけど。
727 :
吾輩は名無しである:02/10/22 01:55
この人、姑に殴り殺された歯科医の奥さんに似てない?
息子に姑をクソババアとか呼ばせて虐待してた、料理好きの美人妻。
ニュース見るたびに思う。
728 :
吾輩は名無しである:02/10/24 17:48
川上弘美の文庫が出てたので、いくつか買って読んでみました。
底が知れました。しかし、やはりいいセンスをしている。
椰子・椰子という日記形式創作ものが一番面白かった。
ちょっと常人を超えた空想力がある。ユーモアもある。
文学というより、メルヘンエッセイのようなものを書くのが
一番向いている人ですな。
>>727 あの人、美人妻じゃなかったと思うし、似てないよ。
>>728 同意。
そんなあなたが、深いと思う、お薦めの作家、作品は何ですか?
731 :
吾輩は名無しである:02/10/24 18:22
センセイの鞄は、思い起こしてもくだらなかった。
語るべきものを何一つ持ってない人なのだから、
ファンタジーの世界だけ書いているのが一番だ。
732 :
吾輩は名無しである:02/10/24 18:31
>>730 好きなものなら簡単だが、深いと言われるとねえ。
外国人作家の方が好きですよ。
アゴタ・クリストフの悪童日記とか、
フリオ・コルタサルの短編とか、
ミラン・クンデラとか。
日本人なら、
大庭みな子の「かたちもなく」
尾崎翠の「第七官界彷徨」が好き。
宮沢賢治はもちろんよい。
>>732 お答えありがとん。
川上弘美は、結構好きだったんだけど、センセイのかばん〜パレード辺りで
読む気がなくなってしまった。
センセイの鞄は、ありゃ駄作ですからな。
とにかく現実を描けない人なんだなあ。
古代人とか言われてるが、単にあまり
実生活に適応できない人なんだろうね。
あのくらいの言葉遣いは、研究者とかなら
普通にするていどの古臭さだしな。
センセイの鞄って、現実でしたっけ?
メルヘンだと思って読んでました。
736 :
吾輩は名無しである:02/10/31 21:02
>>735 現実を書けないから半端なメルヘンになってしまったのだと
考えられますな。
737 :
吾輩は名無しである:02/11/01 00:25
この人のくくりって純文学かな?
738 :
吾輩は名無しである:02/11/01 02:29
純文でせう、どう考えても。
739 :
吾輩は名無しである:02/11/01 22:12
『溺レる』読んだ。
作者自身にも色気を感じるけど、作品からも色というか情みたいな
艶を感じた。
こわいね、まったく。
740 :
美香 ◆FE5qs2YX/I :02/11/02 19:23
長島有との対談を読んだけど、
川上ヒロミって大人だ。
あ、長島君が子供?
741 :
吾輩は名無しである:02/11/12 02:09
年から言っても大人だ
742 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:24
昨日、bsのブックレビューに出てました。
再放送はいつだろう?
743 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:27
744 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:33
正直言って作品よりも川上さん本人の雰囲気にひかれる。
作品はほぼ全部読んでるし、この人のセンスはスキだけど、熱中して
読むというタイプの本ではないしね。
パレードも買ってしまったけど、似たような話あったじゃんよ、と思った・・・
うーん。
745 :
吾輩は名無しである:02/11/17 17:51
>>744 自分はまったく逆です。
作品はいいんだけど、っていう
っていう
747 :
吾輩は名無しである:02/11/23 00:45
髪の毛が長すぎる、っていう
ドラマ化らしいです。(ソース:スポニチ)
小泉と柄本で「センセイの鞄」ドラマ化
--------------------------------------------------------------------------
芥川賞作家・川上弘美さんが、昨年発表したベストセラー小説「センセイの
鞄」(平凡社)が、ベテラン演出家で作家の久世光彦氏の手でテレビドラマ化
されることになった。WOWOWが来年新設するオリジナルドラマ枠で、2月放送予
定。37歳のヒロイン「月子」と、30歳以上年の離れた高校時代の国語教師「セ
ンセイ」の再会、年の差を超える愛の形を表現した長編小説。多くの読者の共
感を呼んだ「年の差愛」に、小泉今日子と柄本明のコンビが挑む。
ミスキャストです
柄本さんはセンセイをやるにはごついというか人間として存在感
がありすぎる気が。
演出が「久世光彦」という点はどうですか?
うそなのか?そうなのか。
753 :
吾輩は名無しである:02/11/27 21:40
柄本明はいい俳優だと思うけど、センセイ役にはいささか色や情がつきすぎるような。
ただの恋愛モノになりそう。
久世光彦はいま川上と一緒に○日新聞で書評委員やってるよね。
特に「センセイ」への思い入れはかなり強そう。
多分自分と「センセイ」をダブらせて「オレもまだまだいける」って気に
させられたのが大きいんだろう(w
川上の方も、見ず知らずのプロデューサーからの話よりは、顔見知りの
久世なら…って感じでOKしたんでないのかなー。
ところで彼女の不倫→離婚?の噂ってどうなったんだろ。
755 :
吾輩は名無しである:02/11/28 23:57
文学界にのっていた彼女に着いての評論どうでしょ
結構スムーズに読めてしまったので困ってるんですが
でっかい不思議ちゃん、て感じがします。
757 :
吾輩は名無しである:02/11/30 05:11
神様は面白かった。
蛇を踏むもなかなか。
でも何故かそれ以降読む気しない。何でだろ。単に飽きたのかな。
根本的に小説下手な人ではある。
「センセイの鞄」読んだとき、ほんとよくやるなーと感心した。
純文学というか文芸小説を、誰に向けて書くべきかをちゃんと認識してる。
文壇の爺さんたちが、川上弘美の顏を思いうかべ、自分をセンセイに同一化して
読んでるんだろうな、というかそう読めるように書いてるんだろうな。
センセイが国語の教師だというのもワラタ。
恋愛下手とか言ってるけど、男(じじい)あしらいの上手さは天性のものだろう。
なんか、本当にお見事としかいいようがないでつ。
760 :
吾輩は名無しである:02/12/08 19:24
アタック25の最後のクイズの答えが川上弘美だった。
ファンなら簡単にわかる。
百点の取り方をわかってる人。
だからつまらない。
762 :
吾輩は名無しである:02/12/13 05:55
柳美里と区別がつきません
ファションも髪型も似てるし
>男(じじい)あしらいの上手さは天性のものだろう。
『溺レる』読んだ時点でそれは感じたね。「四十過ぎて強姦された」とかね、
あの顔で、無理矢理お願いした場合はこういう反応になるわけですか、と
どうしても想像するもんな。で、やらせておいてから「あんたなんか大嫌い」、
そう来るならその時は殴ってみるのも一興、と。
上手いな。
765 :
吾輩は名無しである:02/12/22 05:20
もしもし!!
過去レスでさ、
図書館の本を「風呂に入りながら読んだ」みたいなカキコミ見たけど、
漏れの借りたやつ、ふやけてたぜ!
中図書(←これで理解しろ)か? もしそうなら、そんな行為はやめてくれ!
川上の本だからというのではなく、どんな本でも、風呂では読むな!
おまいの本ならいいけどよ、他の人間も読むんだよ。わかってくり、頼んまっせ。
766 :
吾輩は名無しである:02/12/28 06:47
つか、おばさん、だと思った。
767 :
吾輩は名無しである:02/12/29 13:07
じじいあしらいの上手さを学びたい。
768 :
吾輩は名無しである:02/12/29 15:28
わたしも
769 :
吾輩は名無しである:03/01/05 13:11
ドラマ化、柄本明は飄々としてるっていう感じじゃないなあ。
この人、ドラマ「OUT」で佐竹(犯人)の役やってた人だっけ?
そのイメージが強すぎて…
770 :
吾輩は名無しである:03/01/06 06:16
何がドラマ化したの? 物語がはじまる あたり?
771 :
吾輩は名無しである:03/01/06 07:21
>>770 センセイの鞄だよ。
センセイが柄本、ツキコさんはキョンキョンだってさ。
>>771 サンクスコ
キョソキョソかよ! つか、川上作品だと知らないで視る人もつかまないと、
マズイよね。まあ、知ったこっちゃないが。漏れだったら、スポンサー協参は
しない。
773 :
吾輩は名無しである:03/01/07 19:40
>>748 川上さんのイメージで読んでたからキョンキョンというのはどうも・・・
川上さんが演じれば一番しっくり。
774 :
吾輩は名無しである:03/01/07 19:55
キョンキョン!!!
あの女に大卒の女が演じられるのかあ?
775 :
吾輩は名無しである:03/01/07 20:57
キョソキョソはちょっとイメージがなあ・・・。
柄本明もちょっとなあ・・・。
「ゆっくりさよならをとなえる」を買ったよ。
776 :
他板のコテ:03/01/10 01:24
>>581 見つけちゃったから遅い返レス。
あれは子供が読んで解るんだろうか?
自分の子供が長じて読んでほしい、ということなら納得。
「竜宮」「パレード」「物語が始まる」
この2〜3日で読んだっす。
三郎マンセー。 三郎は松本春綱センセイの転化ずら。w
777ゲト。
弘美ちゃんマンセー。w
778 :
吾輩は名無しである:03/01/10 06:46
ツキコさんは鈴木京香がいいと思う。
センセイは塩爺がいいと思う。
779 :
吾輩は名無しである:03/01/10 21:53
「パレード」買った。
20分で読んだ。
それが1000円でお釣がチョビット。
漏れはファンだし内容いいから許すが。。。
といいながら今日「ゆっくりとなえるさよなら」買ってもうた。
弘美ちゃんの思うつぼ。
780 :
吾輩は名無しである:03/01/11 00:31
いや、センセイは藤村俊二を推したい。
781 :
吾輩は名無しである:03/01/11 00:34
川上弘美、身長175センチだってよ
782 :
吾輩は名無しである:03/01/11 07:21
ひわこちゃん……
ひわこちゃん……
ひわこちゃん……
783 :
吾輩は名無しである:03/01/11 23:12
さとるさんage
784 :
吾輩は名無しである:03/01/11 23:32
三郎age
785 :
吾輩は名無しである:03/01/12 14:24
パレードって良い本だった記憶はあるのだが、なんで題が「パレード」なのかが思いだせん。
786 :
吾輩は名無しである:03/01/12 14:43
バババ、バンザーイ!弘美スレ立ってる!
10数冊位しか読んでないんだけど、弘美の大大大ファンです!
もう、本当にクソみたいにファンなんです(笑)
以前からマニアックに語り合いたいと思っていたので、嬉しすぎる!
これから、ガンガン書き込みます!
787 :
吾輩は名無しである :03/01/12 17:06
>>786 それなら、吉祥寺を散歩するといいですよ。
井の頭公園の近くには彼女が昔よく通ったという珈琲家があります。
マスターと仲良くなると、思い出話をしてくださると思います。
彼女のファンならば、喫茶店自体の雰囲気も気に入る事でしょう。
是非自分の足で探してみてください。
788 :
吾輩は名無しである:03/01/12 20:27
>>786 10冊って、全部あわせてもそれくらいじゃないの?
漏れも大ファンだぜ。w
ちなみに、どれくらい本出してるの?>弘美タソ
神様
センセイの鞄
蛇
あと・・・何だろ?
790 :
吾輩は名無しである:03/01/15 08:32
「溺レる」「おめでとう」「物語は始まる」「パレード」「竜宮」
「ゆっくりさよならを唱える」
791 :
吾輩は名無しである:03/01/15 09:04
792 :
吾輩は名無しである:03/01/16 22:39
>>786 コピペであちこち貼られまくってるよ
ここのスレの人たちはみんないい人だね…
あと挙がってないのは「いとしい」「椰子・椰子」「なんとなくな日々」
「あるようなないような」ってとこ?
「溺レる」の文庫版、今日買いました。これから、ゆっくり読むつもり。
(^^)
図書館で「いとしい」借りて読んでる。
弘美ちゃんにしては文体が「まとも」に寄ってる。
つか、いいなあ。 癒される。
796 :
吾輩は名無しである:03/01/31 00:24
けっこう、登場人物の女の人、セクースについて語るよね。
作者の意図が聞きたい。
三郎に敗れたアイツ(名前忘れた)とも、ハァハァしてしまう、
みたいな事書いてたし・・・。
漏れも女の子のヒナガタを拾いたいものだ。でも、セクースはしない。
ロボット?に心を叩き込んでやる。
797 :
吾輩は名無しである:03/01/31 00:30
田辺聖子との対談で
「セクース」は恋愛のとても大きな部分を占める、と言ってますた。
語り方もあっさりと普通に語っていておもろい。
三郎に敗れたあいつはいい香具師だと思う。
あれ、雛型にもどってから張り紙くっ付けて公園に置きにいくくだりが良いなあ。
798 :
吾輩は名無しである:03/01/31 01:17
「センセイの鞄」ドラマ化で、
WOWOWの最新号に弘美たんとキョンキョンの対談が載ってるよ。
なぜか弘美たんの方が若く見える。
キョンキョンは愛らしいぶん老けが目立つけど、
弘美たんは霞がかかるみたいに老けてるから老けが目立たない。
ただしツーショットで弘美たんはキョンキョンの二倍ありました。
たてにもよこにも。
799 :
吾輩は名無しである:03/01/31 03:41
霞がかかるみたいに老けてる...
800 :
吾輩は名無しである:03/01/31 05:09
髪の毛の量、うらやましい・・・・
801 :
吾輩は名無しである:03/01/31 08:42
川上弘美の中の人も大変だな……
802 :
吾輩は名無しである:03/02/05 09:48
おれこの人をひそかに「おんな百閨vと呼んでいたが
百閧フ文庫の解説書いていた。
803 :
吾輩は名無しである:03/02/05 14:23
最新刊の短編集「龍宮」いいよね。
ほんとに百閧チぽくて好き。
804 :
吾輩は名無しである:03/02/05 18:13
中学の時読んだ「蛇」はまあまあ面白いと思ったが、
周りの川上ファンが小説にことさらに「癒し」を求めてる
空気がたまらなく嫌だ。
つーか大島弓子の方がまだ現実と向き合ってる。
文学って非現実に逃げ込む手段じゃないだろ
書くほうも読むほうも
805 :
吾輩は名無しである:03/02/05 18:23
女に真の「天然」が存在しないのと同じで、
川上弘美は自分の「老獪さ」を自覚してない、老獪な
きれいなおねーさん、独特の文章もかけますよっていう
カギかっこつきの「才女」にすぎないのではないか。
今どきに受ける「難解でないきれいな日本語」もただそれだけだと
鼻につく。「どっかで見たな」と思う。
あれをホンモノだといっている評論家は大体が男だろ。
自分たちの眼が甘くなってることに気づいてない。
>女に真の「天然」が存在しないのと同じで、
つまんねー引用してんじゃねーよ。
807 :
吾輩は名無しである:03/02/05 18:56
引用じゃなくて比喩だろ
つまんないのは認めるが
808 :
吾輩は名無しである:03/02/06 05:07
>百
誰ですか? これ。
大島弓子も知らない。売れてるの?
>765
すみません、アイロンかけてから返却するので、大目にみてください。
>>809 マジで中図書でつか?
横浜市中区、SKY楽ガーデン近くの中図書ですよ!?
頼みますよ、マジで!
漏れは一応文筆でメシ喰ってるんで、そういう所業には敏感だったりするのよ。
つか、「本」というか、あなたが手にされた「一冊」は、
あなたに「縁」あって巡り合ったのですよ。
だから、お願いします。大事にしてください。
あなた自身が、もし中図書に置かれている一冊の本だったら、
お風呂で読まれたくはないでしょう?
この、殺伐とした時代に、あなたの「書物に対する愛」が試されています。
漏れは、マイカル本牧から歩いて10分の場所にすんでいる。
頼みますから、「本」を大事に扱ってください。
では、失礼いたします。
ふむふむ、さすがに川上弘美のスレだけあってマタ-リしてますな。
パレードに出てくるセンセイのそうめん、おいしそう。
川上弘美って料理上手なんだろうなぁ。
813 :
吾輩は名無しである:03/02/08 07:13
>>810 マジ?つか有り得ねえ!
俺立野に通ってる工房っす!中図書逝ってみようかなあ
814 :
吾輩は名無しである:03/02/18 10:02
ひわこちゃん……
ひわこちゃん……
ひわこちゃん……
ざわ……
ざわ……
ドラマ見た人いる?
816 :
吾輩は名無しである:03/02/22 14:39
この人って小説もおもしろいけど、エッセイも良いね。
売れっ子作家で主婦で母親で、なんか全てが上手くいっている感じ。
いーなー、そういうの。
817 :
吾輩は名無しである:03/02/23 11:12
>>815 ええ? ドラマやってたの?
知らなかった!
>>816 やだよ。ボロボロの体からこぼれる血が作品そのものな人生をキボンヌ!
読者としては、ソレくらい望むものでR
>>817 さらっとあっさり書けるものを・・・というスタンスが良い。
そういうふうに見えるだけかもしれないが。
でも漏れは車谷の読者だったりもする。
819 :
吾輩は名無しである:03/02/28 20:21
新聞連載小説
「遠くにみえるもの、あれは」
単行本化しないにでつか?
ツキコ=川上
センセイ=古井由吉
だと思ってた
821 :
吾輩は名無しである:03/03/23 00:58
「龍宮」堪能した。
次はどこから何が出るの?
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823 :
吾輩は名無しである:03/03/23 02:30
>>820 ツキコ=川上弘美
センセイ=文壇のジジイes
これが正解。
824 :
吾輩は名無しである:03/03/24 15:14
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
826 :
吾輩は名無しである:03/04/22 00:06
さやさやとアゲたりして。
828 :
吾輩は名無しである:03/05/12 01:28
ドジを踏んだりして。アガってなかった。
829 :
吾輩は名無しである:03/05/12 18:19
>>826 俺もピンとこなかった。
でも、全体に漂っているマターリ感がいいんだろうね。
小説の構成とか技巧とかいう技術的なレベルはそんなに高くないと思う。
830 :
吾輩は名無しである:03/05/12 19:02
美人だよねぇ。(w
ところで、アイヌ語で「神」=「熊」なんだそうだけど、
それ聞いて真っ先に川上弘美を思い出した。
↑お、カワカミさんひさしぶりに2ちゃんにいらした!
これから辻さんの板と林さんの板にご訪問ですね。
832 :
吾輩は名無しである:03/05/25 21:40
ドラマのセンセイは柄本明かぁ…。鴻上サンが言ってたように三国連太郎に
センセイ演って欲しかったなぁ。でも見たい。ビデオ化はいつ?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
834 :
吾輩は名無しである:03/06/09 23:31
救済アゲ。
835 :
吾輩は名無しである:03/06/18 23:24
あげ
836 :
吾輩は名無しである:03/07/01 02:31
川上弘美のスレがあるなんて!
大好きです。椰子椰子とか神様とかほんわかした雰囲気が好き。
837 :
吾輩は名無しである:03/07/01 10:28
>>819 「光って見えるもの、あれは」
じゃなかったっけ。
sage
840 :
吾輩は名無しである:03/07/07 22:02
文藝で特集されております。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
842 :
吾輩は名無しである:03/07/24 19:43
川上の不出来な小説ではマターリできません
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
844 :
吾輩は名無しである:03/08/19 06:16
溺レル をすこし読んだ。へえ、この、一見、清楚っぽい女性が、
あんなエロイ話を書いたのだねえ・・・。
文學界スレによると、息子もいるらしいではないの。
さんまが、子供のためにヌードはやめれ、と元奥さんに言ったことがあるのだが、
気持ち、わかるなあ。
845 :
吾輩は名無しである:03/08/19 15:08
川上のがばがばマムコではマターリできません
846 :
吾輩は名無しである:03/08/19 17:15
文藝の写真は全体的に写りがいいね。
川上を「空想小説」だと思って読むくらいなら、読まない方が良い。
川上の小説に「現実感がない」と言う奴の「現実」観など、底が知れたものだ。
この人の小説は、ものすごく現実的な話を一所懸命書いた小説だ。
ものすごく現実的な話を「そのまま」書くだけでも大変だが、この人は
それを「読ませる」ものに仕上げている。
「好きだ」と言ってる人のレスを見てみ?
「空想的なところが素敵」なんて言う馬鹿レスなどほとんど無く、
雰囲気、マターリ感、(現実との)スタンス、スムーズに読める……等々
誰も彼女の「空想力」など評価してはいない、というか
「空想小説と思って読んで」いないだろう……。
……
また、この人の小説は、翻訳されても多いに評価されるだろう、と
思わせる。すなわち、単に「日本語が綺麗上手い」とか、そういう
レベルではない「語る能力」の高さを持っているということだ。
……
正直恐ろしい才能だと思う。
昨日初めて読んで、感動のままにカキコw
うん。でも飽きるよ。
飽きるね。確かに。
物語を作る能力。結局これが必要なんだよな、最終的には。
851 :
吾輩は名無しである:03/08/22 20:35
でも百關謳カの小説は飽きません。
密度の違いかな?
852 :
吾輩は名無しである:03/08/23 12:11
>百
なんて読むの?
>>853 さんくす。ググろうにも、読みがわからないと、キーワードに打ち込めないと、
思ったら、コピペすればよかったのか・・・。逝ってきます。
イ`
856 :
吾輩は名無しである:03/09/05 06:26
作者がオサーンだったら消えてる程度の
なんちってSF小説だと思う。
857 :
吾輩は名無しである:03/09/05 06:32
858 :
吾輩は名無しである:03/09/05 07:13
SFなんか書いてた、このひと? 蛇を踏む、のラストは電波だと思ったがw
SFとは言えないと思う。
860 :
吾輩は名無しである:03/09/05 07:29
>>847 イトヤマスレなら、本人ウゼーと書くところだがな。
861 :
淳一 ◆gw2dosUH0U :03/09/05 09:00
『蛇を踏む』は構成が上手いと思った。
文学的にきっちり作って、読ませる術は雰囲気に寄る。
最初読んだときこういうのもアリなのかとすごく感心した覚えがある。
掌編『シュレジンガーの猫』は、なまじ学説知ってるとそのまま小説におこしただけじゃん、
とか思った。
溺レるってどうよ?
863 :
ixion ◆ySh2j8IPDg :03/09/05 14:48
>>848-850 同意。飽きるね<川上作品
まぁ、うちの連れ合いは楽しんで読んでる。こいつは珍しく
自分で買って本を読んでいる。そういう奴を引き込めるのは
すごい才能だと思う。
俺には、いろんなものに透明ビニールかぶせて、それに反射
した光を「幻想」のように見せてると言うか、まそんな風に思える。
あとは、ゆるやかに、なまめかしい言葉づかいと、句読点の
巧さ、かねぇ。
『光って見えるもの、あれは』刊行されましたのでage。
864 :
吾輩は名無しである:03/09/05 15:45
NW-SFあたりに書いてた。
だからSF出身と言えなくもない。
朝日新聞コラムで山尾悠子を語ってたり。
>>862 「愛欲に溺れよがしに」という表現で大爆笑した後、最後まですらすら逝Kた。あたしは好き。
川上弘美って望月峯太郎の『座敷女』に出てくる大女に似てない?
867 :
吾輩は名無しである:03/09/06 01:38
昨日、本屋に文庫本を買いに行った。
何を買う、というのでもなく、活字中毒が急性的に襲ったからだ。
「秋の100冊」なる文庫祭りが本屋で展開されているようだった。
ほうほう、人気のある小説がまつられているのね、と、うーんどれにしよう。
正直そこまで作家さんやらにくわしいわけではない。悩む。
とりあえず最近話題であった「それと呼ばれた子」を手にし、もう一冊、もう一冊
軽く読めるようなのないだろうかと目で棚をまさぐった。うーん。
ひとつ、単純できれいな色使いの表紙が目にとまった。それは「上海ベイビー」
の横に並べられていて、そのせいかなおさら目についた。うんうん、川上弘美?
恥ずかしながら知らないなぁ。恥ずかしながら知らなかった。
ぺらぺらめくってみた。うん。軽い感じの恋愛小説かな。なんか文章が抽象的だな。
でも好きな感じだ。買う事に決めた。
家に帰りコーヒーをすすりながらページをめくる。表紙には「溺レる」とある。
あー。溺れるわ。いいじゃん川上弘美。やるなおぬし。
昨日まで知らなかった作家が今日には好きな作家の一人になった。
うん。良い買い物した。
ここにくるのは初めてです。川上弘美、いい味出してるね、この。
868 :
吾輩は名無しである:03/09/06 01:46
ところで川上作品、他に良いものないだろうか。お勧めないだろうか。
明日にでも探しに行こうと思うけど。
869 :
吾輩は名無しである:03/09/06 01:54
ガイシュツだけどP.K.ディックの文庫の解説なんかも小説家デビュー前に書いてるからね。
SF的な資質があるんだろうとは思う。あれ?・・・春樹っぽい????
またixionに同意されてしまった。
俺は蛇を踏むだけ、捨てずにとってあります。
これが小説としてはいちばん良くできていると思う。今のところ。
蛇を踏むだけ、探そう。ありがとう。
>いろんなものに透明ビニールかぶせて、それに反射
>した光を「幻想」のように見せてると言うか、まそんな風に思える。
上手いね。確かにそんな感じだ。
でも、それだけじゃないだろうと思う。
読み手の中にある何かを喚起させる力が強い。
その何かは何でも良いんだけど、喚起させる力があることがすごい。
873 :
吾輩は名無しである:03/09/06 22:13
髪の毛が多くていいなあ。
デカいお化けだな。
875 :
吾輩は名無しである:03/09/06 22:23
エアマスターと闘えそうだな。
876 :
吾輩は名無しである:03/09/07 13:03
9月号の「ユリイカ」が特集してます。
買ってる女がいました。
>>877 読んでる女は私です。
何かと面白い、「ユリイカ」。突っ込みどころも満載です。
書評をする人は、川上さんの本を全部、エッセイも当然含めて
ちゃんと読んだ人にしないと、笑える書評ができてしまうことを
知りましたよん。
そうしてヲタができるのであった。
880 :
吾輩は名無しである:03/09/14 07:26
昨日、川上さんがやった朗読会にいった人いる?
センセイの鞄が古本屋になくて、溺レるを買いました。
ついでにおめでとうも買いました。
今読んでますが、レズっぽいところや、あまりに淡々と流されるままにヤっているのを読むと、ちょっと抵抗があります。
派手な文章ではないから気持ちよいけれど、あまりに淡々としすぎてて飽きてきました。
宮本輝のような文章が好きなのですが、そういう私にはあわなかったのかもしれません。、
同感できる部分とか、感情移入する部分とか全然ないし。女だけれど、やっぱ彼女の書く女には同感できない。。
882 :
吾輩は名無しである:03/09/18 16:50
新作age
883 :
吾輩は名無しである:03/09/18 17:27
>>881 ターゲットは同性ではないから死方ない。
女性読者は、川上さんと世代の違う人や、
ジミーなお嬢さんぐらい?
「光ってみえるもの、あれは」
買いたいよー。
もう読んだ椰子、感想きぼん。
まだ途中。噛み締めるように読んでます。
ちなみに今21歳です。
川上さんとは年齢差があるけれどもやはり駄目。。まあ、買った限り読みますが。読んでいくうちに好きな部分に出会うかもしれないので。
887 :
吾輩は名無しである:03/09/21 00:28
>>884 じわじわ潤いたい気分なら、買って損なし。
不条理はなく、いい感じにはみでた連中が魅力的な青春小説。
モテとはなにか、がある面、分かるという意味でも(笑)読んで楽しい本。
キタガーくんのファックス、泣かせます。
キタガーくんいいねえ
書き忘れた
自分は平山水絵のメールにグッときた
890 :
吾輩は名無しである:03/09/28 03:35
ワーイ川上弘美センセイのスレあったんだ!
「光ってみえるもの、あれは」読了。いままでの川上作品と違って
主人公が男で、しかも若いのでびっくり。
キタガーくんの雰囲気は川上作品のそれで、やはりいいなぁと。
891 :
吾輩は名無しである:03/09/28 06:13
>>861 シュレディンガーの猫もそうだけど、
「フラクタル」っていう、何のひねりもないタイトルもある。
雑っていうか、無頓着なんだろうな。
さっき本屋で、「光ってみえるもの、あれは」を買おうかどうか迷った挙句
結局買わずに帰ってきた。このスレを見てたら無性に読みたくなってきた。
やっぱり買ってくれば良かったよ―。
光って、読了したよ。
確かに観察力あると思う。
やはり彼女は一番の表現力を持った作家だと思う。
表現力って、意外と大事なんだね。
なに言いたいかわかんないやつ、結構多い。
彼女の文章、なに思って書いてんのかすぐわかるんだよね。
そういうコントロールがうまいよね。
非常にうまい。
うまい作家、そう思いました。
894 :
吾輩は名無しである :03/10/05 00:57
文芸 書籍ランキング(今週)
1 1 世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一 小学館 1400円
2 2 Deep Loveアユの物語 Yoshi スターツ出版 952円
3 5 Deep Love(2)ホスト完全版 Yoshi スターツ出版 952円
4 4 DearFriendsリナ&マキ Yoshi スターツ出版 952円
5 7 Deep Love(3) レイナの運命 Yoshi スターツ出版 952円
6 6 デッドエンドの思い出 よしもとばなな 文藝春秋 1143円
7 9 クライマーズ・ハイ 横山秀夫 文藝春秋 1571円
8 - グロテスク 桐野夏生 文藝春秋 1905円
9 - 小説ザ・ゼネコン 高杉良 ダイヤモンド社 1700円
10 - 蹴りたい背中 綿矢りさ 河出書房新社 1000円
以上
895 :
吾輩は名無しである:03/10/05 01:58
よしって誰だYO
896 :
吾輩は名無しである:03/10/06 17:25
>表現力って、意外と大事なんだね。
wwww
897 :
吾輩は名無しである:03/10/06 17:53
今日からこのスレに住むことになったのでよろしくお願いします。
文學界新人賞作家が予想外の大活躍
でも
彼の名前って文學界新人賞の応募要綱にも
出身作家として
名前が載せられてないね
ある意味アウトローだ
899 :
吾輩は名無しである:03/10/07 17:32
弘美ちゃんクラブの入会手続きはこちらでいいんですか?
900 :
吾輩は名無しである:03/10/07 18:25
では儀式として蛇を踏んでください。
噛まれなかったら合格です。
ぐはぁ!
水絵ちゃん、最高!
903 :
吾輩は名無しである:03/10/08 17:17
ユリイカの特集号、昨日買った。確かにつっこみどころ満載。
対談のはずが穂村さんの童貞的願望暴露大会
になってたり、「神様」のくまについて論じていたのが
いつのまにか「川上さんって美人だから買っちゃうところもあるよな?な?
そういうのはよくないけど、な?」みたいな話にすりかわってたり。
いちばんいいなあとおもったのは薄井ゆうじの
「おみかんたべてたの」かな。実に川上さん的
エピソード。
川上作品における会話部分のおとぼけとその効果について語ってた椰子がいたが
なるほど、と思った。
「あなた、なんですか?」(蛇を踏む)
905 :
吾輩は名無しである:03/10/31 11:43
次スレきぼんn
この人はエッセイがいいと思う
淡々としていて
小説にはあんまり興味が湧かない
不思議系小説が苦手なので
この人ってエロさを感じさせないところがすごいと思う
908 :
吾輩は名無しである:03/11/27 14:04
新作発売age
読了。
新聞で内田百閧薦めていたみたいなんですが、ちくま文庫の百閧烽フは
たくさん出版されていてどれかわからんです。わかる方教えてください。
ちびまるこちゃんに出てくる薄暗ーい女の子のキャラいるじゃん。
あーいうイメージだな>川上弘美さん
川上さんの本は読んだことないんだけど、中央公論(?)の表紙みて思った
912 :
吾輩は名無しである:03/12/11 01:38
ニシノくん、どうよ。
かわいそうだ。
914 :
淳一 ◆8kTRz46uUU :03/12/11 19:20
>>911 それって、髪型が似ているだけじゃ・・。(w
ちょっと前になりますが『センセイの鞄』読了。
大道珠貴よ。パクったね?(笑)
915 :
吾輩は名無しである:03/12/18 22:17
ニシノユキヒコ、やられました。
てか、本質的にそっくりな男とつきあってたので。
恋愛小説って、今まで全く感情移入したことなかったけど、
再読しようとすると、不覚にも、もうのっけから涙。
自分の恋の供養をしております。大バカです。
百円だったので『神様』を購入した。
載ってる写真みたら、印象変わった。
すまん、すまん。けっこうきれいじゃん。
梨を食べる宇宙人がでてくる話がよかった。
俺も川上弘美好きだな。
新聞のエッセイを数回読んだだけで
他の人とは文体、目の付け所、雰囲気が全然違うなと思った。
溺レるを読んだけどすごくエロかった
今まで川上弘美っていったら淡白みたいなイメージだったからびっくり
でも溺レるのどうしようもない感が結構好きだった
919 :
吾輩は名無しである:03/12/30 16:03
俺は川上弘美をたまたま見かけて携帯で写真撮らしてもらおうとしたら
露骨に拒否られた
あいつは天狗になってる
ふつう断るでしょ(笑)
そんなんで天狗なんてかわいそうだよ。
ペットショップの動物だって、携帯で写真とるの拒否してるし。
923 :
吾輩は名無しである:04/01/02 14:49
>>919 天狗というより、女王様で大スター気取りなのは、
間違いない!!!
糞みたいな小説しか書けないくせに(w
924 :
吾輩は名無しである:04/01/02 15:31
>>919 天狗というよか、元々写真撮られるの嫌いな人なのでは?
925 :
毒男ヒキ三十路無職:04/01/02 16:09
すばる1月号に載ってた短編「風花」を読んだ。
軽そうで軽くないのが良い。
死んだらおしまい。
926 :
吾輩は名無しである :04/01/02 18:06
声が萌えない…。
そこはかとなく野太い声なのね。
927 :
吾輩は名無しである:04/01/04 17:51
ばばあのくせに若ぶってるところが(髪型とか)
吐き気がする!
こいつ世間では美人ということになってるの?
女の嫉妬は醜いw
930 :
吾輩は名無しである:04/01/12 09:25
hahaここほんとにまたーり進行ですね。
今日から、ここにお邪魔することに。よろちく
またーり進行っていうか、人がいないだけじゃないの?
世代的にいうと、山田詠美、島田雅彦と同世代なんだね。
朝日新聞の今年の三冊みたいなやつ読んでちょっと気になったもので。
933 :
吾輩は名無しである:04/01/16 14:02
jj
934 :
吾輩は名無しである:04/01/16 18:41
>>927ばばあのくせに若ぶってるところが(髪型とか)
なかなか的を得た指摘ですな。
的は射るものよ
936 :
吾輩は名無しである:04/01/20 22:33
美香QNW語録
「オイディプスの両目潰しはいつか真似してみたい」
( ゚д゚)・∵.
937 :
吾輩は名無しである:04/01/22 10:46
このスレが立つ前、川上スレって一般書籍板に立っちゃあ短命で消える
ことを繰り返してたのに、900超えるとは。しかも作者も今ではメジャー
だし。
938 :
吾輩は名無しである:04/02/07 04:55
はじめまして。おくればせながら最近読みはじめました。
センセイの鞄と蛇を踏むと溺レルを読みました。
おもしろかったのでもっと読みたい。
次はこれを読みなさいと、どなたか指南していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
939 :
吾輩は名無しである:04/02/07 05:04
「神様」が個人的には好きなので、おすすめしときます。
では、おやすみなさい。
>939さん、ありがとう。
今日「いとしい」と「おめでとう」を買ってきてしまったので、
次は「神様」を読んでみようと思います。
『椰子・椰子』もたまらない。
942 :
吾輩は名無しである:04/02/13 01:08
わたしは読んだことがないのですが、読んでみたいと思っています。
最初の1冊を薦めていただけませんでしょうか?
お願いします。
「蛇を踏む」読みました。
「消える」はとくに面白かった。これいいなぁ。
諸星大二郎の世界に通ずる感じ。あの不条理感がかなりいい。
「惜夜記」は正直よくわからなかった。
少女の在り方が、個人的にカンに触る。
そこにとらわれて本筋を見失った気もするので、
もう一回読み返してみるかな。
「蛇を踏む」寸止め
「消える」許容範囲内
「惜夜記」壊れ過ぎ。
以上、初めて読んだ時の印象。
945 :
吾輩は名無しである:04/02/29 19:54
『蛇を踏む』は松浦さん
『溺レる』は種村さん
解説者につられて買いました。
ほかの文庫の解説はどうでしょうか?
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)< 蛇の世界は暖かいわよ♪
( ) \_______
| | |
(__)_)
最高傑作は?
948 :
吾輩は名無しである:04/03/16 22:16
川上読んだよ。はじめて。『蛇を踏む』。
いいじゃん。面白いよこの人。天性の優れた感覚があるね。
ソフィストケイトされた内田百閨H フェミニンな島尾敏雄?
明るいつげ義春? 弱気な岡本かの子? 尾崎翠にも通じるかな。
現代日本作家の中でもかなり光る資質があるね。うんいいよ。
>>948 いまさらおまいが発見したみたいに言うなw
950 :
吾輩は名無しである:04/03/17 19:16
いやぁ川上って面白いね。遅まきながら2作目も読んだよ。
参ったね。淡白かと思いきやエロティックだわ。この人。
>>949 で、「発見」っていうのはさぁ、自分で読んでみてできることであってね。
まさにわたしがわたしのために発見したんだよ。
きみはきみのために何を「発見」してんのかい?
で、ほら、もうちょっと何か気のきいたレスってないかい?
951 :
吾輩は名無しである:04/03/17 20:10
噂真に写真撮られ意気消沈
952 :
吾輩は名無しである:04/03/17 20:13
ぜんぜんエロくない。のっぺり顔の理系おばさんは消えてほしい
953 :
吾輩は名無しである:04/03/17 20:50
あのエロスがわからないなんて。。。
>>950 自分のために「発見」しただけなら、黙ってりゃいいんだよ。
>現代日本作家の中でもかなり光る資質があるね。
みたいな客観的評価は、おとなしく、てめーの読書日記にでも書いとけ。
わざわざ嬉しそうに書き込むってのは幼児性の現れだ。
955 :
吾輩は名無しである:04/03/20 14:41
という954こそ、そういうレスしか書けないなら
黙って引っ込んでりゃいいと思うけどね。
まさに「てめーの読書日記にでも」書くようなレスじゃないか。
954のレスに「非幼児性」を見出すのは困難だ。
「さやさや」のこんなフレーズが目にとまりました。
「私は、学校の帰り道ひとり歩いているときなどに、
歩いている自分がいることを突然のように知って、
驚くことがあった。」
幼い頃にまったくこれと同じ感覚を持っていたので
ちょっとびっくりしたけど、結構普遍的体験なのかな?
957 :
吾輩は名無しである:04/03/20 22:39
それ実はあるんよ。
幼稚園の頃だった。道草しながら川べりを歩いていた。
するとまさに、ここに「自分がいることを突然のように知って、」
驚くというか、なんか不思議な感じがしたんよ。
どうしてぼくはここにいるんだろうと。
本当の自分はどっか別の場所にいて今ここにいる自分を眺めているみたいな。
坊や達はもう帰ったの? おばさん、ちょっと心配してるの…
959 :
吾輩は名無しである:04/03/21 16:54
958さん。あなた、なんですか? 蛇ですか?
川上弘美、デビュー当初は大好きだったんだけど(「消える」「墓を探す」が好き)、最近イマイチ。
「不思議ちゃん」ぽさがあざとく感じられるようになってしまった…。
百鬼園的要素は昔のほうが強かった気がするなあ。
961 :
吾輩は名無しである:04/03/21 19:51
「おめでとう」が最高傑作だと思われ
>961
ベスト5は?
963 :
吾輩は名無しである:04/03/21 20:30
>いいじゃん。面白いよこの人。天性の優れた感覚があるね。
>ソフィストケイトされた内田百閨H フェミニンな島尾敏雄?
>明るいつげ義春? 弱気な岡本かの子? 尾崎翠にも通じるかな。
>現代日本作家の中でもかなり光る資質があるね。うんいいよ。
「発見」云々は別にして、
生理的な嫌悪感を感じます。気色悪いレス。
中年オヤジが着せ替え人形に話し掛けてるみたいな気持ち悪さ。
@おめでとう
A椰子・椰子
B神様
Cニシノユキヒコの恋と冒険
Dいとしい
>生理的な嫌悪感を感じます。気色悪いレス。
>中年オヤジが着せ替え人形に話し掛けてるみたいな気持ち悪さ。
こっちのほうが粘着的なキモさを感じますが。。。
>961=964さん
ありがとう。参考にします。
このスレって2年以上経つんだね。
あげます。
そろそろ新スレッドかしら。
969 :
吾輩は名無しである:04/03/24 21:05
川上ワールドとか春樹ワールドとか
名前+世界が広く通用する作家って
それだけ独自性があるってことなんだろうけど
川上ワールドとかいうように
名前で〇〇ワールドって形容される作家は
そんなにはいないのかなぁ(春樹とか?)
なんとかワールドの人って
いい意味では独創性があって
悪い意味では対話不可能って感じもある。
登場人物(の人間)が、浮世離れしている、というか。
人間なのに人間のにおいがしないというか。
そんな感じ。嫌いじゃないですけど…
973 :
吾輩は名無しである:04/03/26 18:16
「物語がはじまる」買って損した。つまらない。退屈だ心理描写も下手
974 :
吾輩は名無しである:04/03/26 18:39
不思議ちゃんすぎて駄目だった
好きな人ははまるんだろうね
975 :
吾輩は名無しである:04/03/26 23:53
神様 ってどう? 作品によってつまんなかったりする?
976 :
吾輩は名無しである:04/03/27 00:20
神様 ってどう? 作品によってつまんなかったりする?
977 :
吾輩は名無しである:04/03/27 01:59
作品によってどうのこうのより、人によるような気がする。
前のほうで初期の方がよかったとかいう意見はあったけれど、
何作も読んでいくと飽きがくるってのはあるかもしんない。
数作を読んだだけで詳しいことはわからないけどね。
ただ、この人はただの天然系の不思議ちゃんじゃないと思うよ。
言葉の選び方や技法も計算されている感じがあるし、
独特の表現スタイルは意識的に作られたものだという気がする。
温和な幻想的シュルレアリストって感じでも読めるし。
すれっからしの読者を楽しませるスキルを会得してるんじゃないかと。
978 :
吾輩は名無しである:04/03/27 13:17
>>977 作品によって「楽しい」「楽しくない」の濃度がかなり違っていて
ここまで差の激しい作家も珍しいんじゃないと思うんですが。どう思いますか?
明らかに手抜きというか、どうしようもなく陳腐である場合もあって、正当な評価って難しいと思うんですが。
979 :
吾輩は名無しである:04/03/27 16:07
不思議ちゃんって、技巧的カマトトを
「困ったちゃん」とかけて、揶揄する言葉だと思うけど。。。
いずれにしても、象みたいなおばさんがそれをするのは、痛々しい…
不思議系のおばちゃんはカワイイっ。