文学は饒舌名モノはよくない(バルザックとジッドを除く)、
テンポの速いものがいいのだ。
文学が読めないでいる諸君!!
迷わずシェークスピアを読みたまえ!!
私は嘘をつかないことが証明されるだろう。
生きるべきか、死ぬべきか?それが問題だ。
ポローニアス!
3 :
おお!文学よ!:01/11/06 01:35
クローディアス!
4 :
吾輩は名無しである:01/11/06 01:43
校正→
「文学は饒舌名モノはよくない」→「饒舌な文学はよくない」
「文学が読めないでいる諸君!!」→「文学を読めないでいる諸君!!」
「私は嘘をつかない」→「私は嘘をついていない」
股洗って、出なおしてこい。
あらいました。
6 :
夜明けのダザイスト:01/11/06 02:15
シェイクスピアは俺も好き。
面白いし読みやすいよね。
7 :
吾輩は名無しである:01/11/06 02:16
沙翁は読むもの?観るもの?
8 :
吾輩は名無しである:01/11/06 02:49
あ〜読みて〜あ〜マクベス!
9 :
吾輩は名無しである:01/11/06 11:46
ジュリアスシーザーのキャシアスが2ch的だと思った。
10 :
吾輩は名無しである:01/11/06 18:40
11 :
吾輩は名無しである:01/11/06 18:46
シェークスピアのセリフだけで自作自演するとすごいぞ! わくわく。
12 :
吾輩は名無しである:01/11/06 22:40
最近家の前を夜歩いて居ると、大鎧を鎧い、元帥杖を持った亡霊を
観掛けるのですが、なにか?
13 :
吾輩は名無しである:01/11/06 22:53
おれは今後もお前を犬呼ばわりし、唾を吐きかけたり
足蹴にかけたりするかもしれない。もし貸す気があるなら
友達に貸すとは思わぬがいい!
という友達にしょうがなくノートを貸しますが何か?
14 :
吾輩は名無しである:01/11/06 23:00
舌切り雀とベニスの商人
15 :
さんすうしい:01/11/07 00:20
「ヴェニスの商人」での、金、銀、鉛の箱の選択とかって
面白いですよね。
さあ、あなたはどれを選ぶ?
当たりは、お姫様。
はずれたら、一生独身で過ごすのじゃ!ってね。
好きなのは「真夏の夜の夢」、いたずら妖精パック。
迫力の「リア王」、コーディリアの悲劇ってとこですな。
16 :
吾輩は名無しである:01/11/07 00:22
春にして君を離れ
この詞全文思い出せないんだけど、
覚えてる人います?
17 :
吾輩は名無しである:01/11/07 00:25
失礼、詞じゃなくて詩ね
18 :
吾輩は名無しである:01/11/08 18:09
なんか悲しいスレだなあ・・・木枯らしが吹いてるよ。
シェークスピアは当時は沢山いる劇作家のうちの一人にすぎなく、
飛び抜けて名声が高かったわけではなかったとか。
回を重ねて上演されていくうちにその劇が傑出していることに
周囲が気付き始めたらしい。
>11
シェークスピアって、日本で言う平家物語?のような心地よいテンポ感があって、
何度読んで(音読して)も飽きない。いつもハラハラする。
The Taming of the Shrewが好き。
失われた年月とか言われてる(彼の人生がほとんどが謎だけど)期間は
本を読み漁ってたんだろうね。当時の芝居は俳優が客との間でアドリブ
とかバンバン入れてたみたいだから、やっぱりシェイクスピア自身
俳優の素質が大きく作品に影響してると思う。
21 :
吾輩は名無しである:01/11/23 21:16
やっぱりマクベス
22 :
吾輩は名無しである:01/11/23 21:48
そういえば、ガンダム、マクベスねたあったね。
「わたしとて、女の胎からうまれたものにすぎぬ」とか。
好きそうだよな。トミノ監督。
イデオンの人間関係なんて、シェイクスピア悲劇あたりから、ヒント貰っていそうだし。
23 :
吾輩は名無しである:01/11/23 22:17
↑博学だね。
24 :
吾輩は名無しである:01/11/23 22:50
真綿で首を絞めるような物言い恐れ入りやす(笑)
いや、言わんほうが良かった思うけど。
日本でシェイクスピア異聞の最高峰は、やっぱ野阿梓のあれでしょう。
大岡昇平とかで誰かが話つないでくれないかぎり、このスレはわれわれ
ライトノベル斬り込み隊が占拠する!
25 :
吾輩は名無しである:01/11/24 04:28
女の胎から〜云々は、もともとはギリシャ神話から派生してきた
エピソードだと思うんだけど、シェークスピアが今でも耳目に上るのは、
そういう古今東西のネタを自由にサンプリングしつつ、そこに視覚的な
一ひねりを効かせる彼の技に拠るところが大きいのじゃないか。
カルスタみたいにといったら余りに冒涜的だけれど。
オセローにおけるムーア人の純情とか、十二夜で男優に男装した少女
を演じさせたりとか、ほんと軽やかにスリリングで、原文を正確に把握
できなくても、天才だと思う。
戯曲として読むのなら、マーロウやボーモントだって十分に面白いわけだけど、
実際上演したくなる/観たくなるのはやっぱ沙翁ってことで21世紀もひとつ。
26 :
吾輩は名無しである:01/11/24 09:50
>ほんと軽やかにスリリング
こいつやべぇ、まじやべぇ。
スリリングと軽やかが同列で語られるのは変だぞ。
軽やかは言葉を指してるんだし、スリリングは劇空間の評だしなぁ
文学板なので文学からの観点でお願いしたい。
28 :
吾輩は名無しである:01/11/24 20:00
>>24 野阿は読者にデジャヴを引き起こさせるようなヘンなギミック大杉。
カフカとか「緑色研究」とか、あとフォースターとか?
オードだかオマージュだか、はたまたパロディだか単なるパクリだか、
どういうつもりだか知らないけど、はっきり言って、面白がってるの本人だけだし、
どうやら才能もないようなので、いい加減に諦めたらいいのにと思いま〜す。
おいおい。おれは26でも27でもないぞ>28
恨むのは筋違いだ
30 :
吾輩は名無しである:01/11/25 01:55
>軽やかにスリリング
流行らせたいね。
31 :
吾輩は名無しである:01/11/25 03:03
ああ。またオレが恨まれるのか(笑)
32 :
吾輩は名無しである:01/11/25 11:44
軽やかにスリリングにこのスレをage!
33 :
吾輩は名無しである:01/11/25 11:45
野阿梓はぃっτょι!
こらこら。確信犯的に煽るな煽るな(笑
で、プロスペローって結局、なんだったの?
ジョン・ディー博士がモデルだったの?
ああ、出ちゃいましたか、野阿梓。
クソスレ確定っすね。削除依頼出しましょうか?
36 :
吾輩は名無しである:01/11/25 17:16
軽やかにスリリング
ぜひ再登場を!!
37 :
吾輩は名無しである:01/11/25 17:19
もう恨み骨髄だなあ(笑)
すいません。野阿梓ふったオレ、なにも悪いことしてないのに・・・
38 :
吾輩は名無しである:01/11/25 17:21
お、おれは素直にシェイクスピア好きなだけの凡人です。はい(コソコソ)
「軽やかにスリリング」も好きだが「恨み骨髄」にも是非1票。
>39
サンキューベリマッチ。喧嘩両成敗というか、そのバランス感覚は感受しましょう(笑)
でもって、誰か大好きなシェイクスピアねたつないでくれよ。いい加減。
わたしゃ、どうやら心ならずもスレ立て本人と争いに巻き込まれた予感がしてるが、
個人的に他意はない。
むしろ、その争いを匿名掲示板ゆえ煽った>26>27>30-33あたり、貴様らは
幕間の悪だ。オセロに妻の浮気をふきこむような真似はやめやがれっ
41 :
吾輩は名無しである:01/11/30 13:51
>26>30>36
大丈夫。煽った人数は多くないから。この三つは俺だから。
ごめんね25さん。
42 :
吾輩は名無しである:01/11/30 14:01
>32
ぼっぼっ…僕は謝らない!
43 :
吾輩は名無しである:01/11/30 14:08
まあ、ええですねん(笑)
まわしていきましょう
44 :
吾輩は名無しである:01/12/02 18:23
ハムレットはスレが立ってるので違うのにするよ。
Much ado about nothingなんてどーよ。これ読んで
女ってしたたか〜って感じたんだけどね。ドタバタの
喜劇は嫌い?一応謝らない手前アゲとく。
45 :
吾輩は名無しである:01/12/02 19:02
シェイクスピアは理屈っぽいね、案外。
46 :
吾輩は名無しである:01/12/18 01:59
age
47 :
吾輩は名無しである:02/01/10 02:06
オフィーリアとハムレットの恋って書かれてた?
48 :
吾輩は名無しである:02/01/18 11:13
age
49 :
吾輩は名無しである:02/02/04 21:15
映画「1000日のアン」は波乱の生涯の末に処刑された
ヒロイン、アン・ブーリンの姿に共感した。
見終わった後で「ヘンリー8世」読んだら映画のイメージと随分違っていた。
肝心の王妃はほとんど出てこなくて残念な思いをした。
文学板の賢明なる皆様に質問です。
これからシェークスピア読み始めようと思っているのですが、
新潮文庫、角川文庫、白水uブックス(だっけ?)などと
色々なところから訳が出ていますが、
どれで読むのがいいのでしょうか。
わたくし、はっきり言って頭があまりよろしくないので、
なるべく現代的(=口語的・平易≠文語的・難解)なもので
読みたいのですが。
おそらくここには研究者の方もいらっしゃると思います。
各文庫の訳の特徴などを簡単にでも教えていただければ嬉しいです。
あと順番は、処女作から順に……がやはりいいのでしょうか?
よろしくお願いします、ですです。
52 :
吾輩は名無しである:02/02/08 21:49
じゃじゃ馬ならしって本になってますかね?
>>51 おっさん。英語だったけど。
それにしても福田恆存を殺してぇー
意味だけで訳せっての。馬鹿が。
馬鹿が才能もないのに余計な事してんじゃねえよ。
福田恆存の子供と孫、殺してぇー
54 :
吾輩は名無しである:02/02/26 21:45
age
55 :
吾輩は名無しである:02/02/26 21:59
たしかに下手な訳は読みたくないですね。
岩波のやつ、木下順二訳のが2冊あるので買ってみました。
やっぱり戯曲を書いている人が訳すとすごく読みやすかったです。
福田も毀誉褒貶が激しいな。
ワイルドの「ドリアングレイ」は割と評判と思うが。
57 :
吾輩は名無しである:02/02/26 23:56
>53
俺は福田訳がよいと思うが
他人の好みにケチをつけるつもりはない。けど
>意味だけで訳せっての。馬鹿が。
>馬鹿が才能もないのに余計な事してんじゃねえよ。
福田が意訳しすぎてるって言いたいわけ?
意味不明な意訳は少ない方だと思うけど(小田島とかに比べて)
とりあえず53オススメの訳者は誰なの?
58 :
吾輩は名無しである:02/02/27 00:13
ちくま文庫の松岡和子(断言)。
シェイクスピアがこんなに面白かったなんて!!
眼からうろこが落ちた。まじで。
59 :
吾輩は名無しである:02/02/27 00:17
坪内逍遥訳は「格調が高い」と評しておられた先生様がいた。
更に、「この頃の英語は楽なので、この時代に生まれたい」
等とも仰っておられた。
60 :
吾輩は名無しである:02/02/27 00:21
坪内逍遥訳は翻訳の質や正確さでは
もはや語れないものがある(藁
61 :
吾輩は名無しである:02/02/27 14:00
忍苦の冬は去り…
62 :
吾輩は名無しである:02/03/03 14:49
この閑散振りを見るにつけ、案外人気ないのかな。。。
俺は「マクベス」に痺れた。
前半と後半でマクベスとマクベス夫人の役割が入れ替わる構図が凄いとおもたよ。
どす黒くて悲劇的で、最後のカタルシスもすばらしい。
オセロー、8年生と10年生で読んだ。
個人的にはヘンリー五世が好きだな。
キャラが楽しいとおもう。
64 :
吾輩は名無しである:02/03/13 03:01
age
65 :
吾輩は名無しである:02/03/13 22:17
フォルスタッフはアホです。
66 :
吾輩は名無しである:02/03/14 01:04
キングリアはキティです。
67 :
1?I`?l:02/03/15 14:48
イーサンホークの現代版ハムレットはどうです?ウケましたか。このスレもう人こないんだろうけど。
68 :
お兄さん、こっち:02/03/15 16:30
>67
ハムレットのお母ちゃんが自ら毒をあおるという解釈は
新しいのかな? 半可通なんでよく分からんけど。
黒澤の「蜘蛛巣城」でマクベス夫人の妊娠、流産、という脚色が物語に
整合性を与えていたけど、それと同じくらい(いや誉めすぎか)、
筋の通った潤色、解釈だと思った。
個人的にはオヤジ役サム・シェパードが全然幽霊に見えない点と、
脈絡無くフェンシングの決闘にもつれこむ強引さにワラタ。
絶対どこかで出てくると思ったピストルも使われてたし。
あと、ビデオをまわすという設定は結構いいんじゃないかなあ。
旅の一座の芝居に皮肉を染み込ませるかわりに、
自主制作ビデオ映画の上映会で義父を怒らせる場面は面白かった。
カイル・マクラクランだし(w
古臭いこと言うけど、やっぱローレンス・オリビエのハムレットが
俺は一番面白かったなあ。メルギブのは未見。
69 :
ありがとうだ:02/03/15 17:02
>68
さっきの親切な人だね。
「ゴダールのリア王」ってリア王の映画化ではないのだろうけど、観るべきですか?
映画の話にしたいわけじゃないんだけど、もし見てたら。すんませんです。
オセロー派。
71 :
お兄さん、こっち:02/03/15 18:13
>69
一応見たけど、俺にはまったくワカランかった。
リア王についての話もあったようななかったような…。
記憶にございません。
ただし、W・アレンやらカラックスなんかが出ていて、
おまけに映像はとびきり魅力的なので、
ゴダールの映画が好きならば見てもいいのではないかと。
72 :
お兄さん、こっち:02/03/15 18:14
多分見てると思うけど、リア王と来ればやはり「乱」でしょ。
最近じゃ「キング・イズ・アライブ」なんてのもあったけど、
そっちは当方未見。
73 :
ありがとうだ:02/03/15 23:21
「蜘蛛巣城」「乱」はもちろん見てるけど、「乱」はリアの内容知る前に見た。というか子供の頃に見た。今、関連性?に気づいた。ゴダールはぜひ見てみたいと思います。
74 :
吾輩は名無しである:02/03/15 23:48
「ヴェニスの商人」
読んだ当時(高校生)は全然面白くない。と、思っていたが、
岩井克人の「ヴェニスの商人の資本論」読んで、
面白さが倍増した。
しかし、最近はそういう本がなかなかないなぁ・・・。
75 :
お兄さん、こっち:02/03/15 23:59
俺も厨房のころに幾つか読んだけど、面白いと思えなかった。
15年が経った今、俄然面白くなってきた。
やっぱりリチャード賛成だなあ。。。
76 :
吾輩は名無しである:02/03/18 12:10
結局、「リア王」の末路って自業自得じゃないの。
高校のときに読んで思った。
でもシェイクスピアってめちゃくちゃパクってない?
解説とか読むとたいがい元ネタが書いてあるよね。
その焼き直し技術が抜群だったから原点より有名になってる。
「ハムレット」は確かノルウェーだったっけ?
↑
間違い。デンマークだった。
78 :
吾輩は名無しである:02/03/19 22:04
シェイクスピアは語呂合わせ的なレトリックもよく使ってるから
原文じゃないと面白みが半減するかも。
「ゴダールのリア王」見ました。「ゴダールの探偵」と同じぐらいわからなかったです。
80 :
吾輩は名無しである:02/03/20 00:52
確か『原ハムレット』みたいなのはあったはずですよね
81 :
吾輩は名無しである:02/03/20 00:58
名前忘れたけどオセローのヒロインは
萌えだな
83 :
吾輩は名無しである:02/03/23 22:03
結局、数人の教養人が使ったペンネームだったという事で。
84 :
吾輩は名無しである:02/03/29 11:34
aege
シェークスピアの言葉でたしか
「お前のものは俺のもの、俺のものはお前のもの」
というのがあったと思うのですが、
これは、どの作品で使われていたのですか?
教えて下さい。
あと、この原文(英語)もできれば教えて下さい。
宜しくお願い致します!
86 :
吾輩は名無しである:02/04/03 02:55
>85
『尺には尺を』の第5幕第1場にある。
Whereto if you'll a willing ear incline,
What's mine is yours and what is yours is mine. ←ここ
So, bring us to our palace; where we'll show
What's yet behind, that's meet you all should know.
ちなみに、シェイクスピアのテクストの検索エンジンはこれ。
http://www.cs.su.oz.au/~matty/Shakespeare/test.html もちろん全文英語なんでよろしく。
87 :
アン・ブーリン:02/04/04 02:09
>>85 >>86 >「お前のものは俺のもの、俺のものはお前のもの」
これをもじったジャイアンは、博識だったのですね!
88 :
吾輩は名無しである:02/04/14 14:48
質問です。
ハムレットでオフィーリアの死ぬ場面で
紫蘭の花が羊飼いにいやらしい名で呼ばれていると
王妃がいっていますけど、どういう意味なんですか?
89 :
吾輩は名無しである:02/04/14 17:57
質問して丁寧に答えてあげても、
感謝の声ひとつない質問に誰が答えるか、ボケ。
90 :
吾輩は名無しである:02/04/17 00:13
知らないの?
2chで何言っても一笑に付されるのは分かってる。
でも言う。
お前ら低級過ぎる。英語板の豚小屋でも逝って来い。
それにしてもグローブ座は潰れたやんけ。
どーすんのや、読むだけでええのんか、戯曲を、よ?
>>92 熱い意見お察しするが、
日本人はひとまず読むことから始めねばならない。
違うか?
94 :
吾輩は名無しである:02/04/22 23:36
95 :
吾輩は名無しである:02/04/23 00:07
96 :
吾輩は名無しである:02/04/23 00:08
97 :
吾輩は名無しである:02/04/23 00:10
>>94 とりあえずソネット集の各論をざっとでも読んでからこいや。
98 :
吾輩は名無しである:02/04/23 00:15
河合祥一郎著『謎解きハムレット』
面白いよ〜。
99 :
吾輩は名無しである:02/04/23 12:58
お誕生日。
100 :
吾輩は名無しである:02/05/05 04:19
100age
101 :
吾輩は名無しである:02/05/18 01:08
舞台を観たことないヒトもいるのかな?
102 :
吾輩は名無しである:02/05/31 16:00
やっぱり、不思味な感じで魔女するのがシェイクスピアはいいよな。
103 :
吾輩は名無しである:02/05/31 18:40
104 :
吾輩は名無しである:02/06/08 12:29
age
105 :
吾輩は名無しである:02/06/08 12:30
106 :
吾輩は名無しである:02/06/09 10:20
「リア王」読んで感動してしまった
「ハムレット」は筋よりも主人公の独白がすばらしかった
あと母親をせめるところ、苦悩するクローディアス
で、「4大悲劇」といわれてる「オセロー」を
読んだら、あまり面白くなかった
なんか学ぶところや印象にのこるセリフがなかった
「マクベス」はどうなんだろ
お薦めですか?読むの
レスあるかなあ
107 :
吾輩は名無しである:02/06/09 10:28
「リア王」って「乱」の原作だね
「乱」って初めて観たときは
あまり面白くないって感想だったんだが
BSで前に放送してるのを観たら、よかった。
画面が美しいし、セリフが説明調なのは気になったけど
でも、「リア王」のエドガーが気に入った
108 :
吾輩は名無しである:02/06/09 10:30
おれが買った本はみんな岩波文庫なんだけど、
「リア王」と「ハムレット」は新訳なんだな
注釈が詳しくて、参考になった
109 :
吾輩は名無しである:02/06/11 16:03
「ロミオとジュリエット」って面白いのかな?
これもタイトルだけは超有名だよね
110 :
吾輩は名無しである:02/06/13 11:42
シェークスピア作品は黒澤の映画が
たかく評価されてるよね
111 :
吾輩は名無しである:02/06/13 12:40
>106
じゃあレス。
マクベス、冒頭の魔女の台詞に留意して読めば作品構造の
大胆さにぶっとぶこと請け合い。必読。
112 :
吾輩は名無しである:02/06/13 15:33
>>111 レス感謝です
ぜひ読んでみます、
ちゃんと冒頭の魔女の台詞に留意して
岩波の「マクベス」は木下順二が訳しているから、いいのだと思う。
やはり戯曲を訳すのは劇作家がベスト、といういい例。
114 :
吾輩は名無しである:02/06/13 18:42
黒澤作品、「用心棒」とか好きなんだけど
「蜘蛛巣城」とか、好きになれない。
シェイクスピアを知る前に観ていたらまた違っていたのかもしれないけれど・・・。
黒澤作品を知ったのが高校生の頃で、
ああいうパクリというかアレンジものを一番受け入れにくい頃だったんだよなぁ・・・。
115 :
吾輩は名無しである:02/06/13 21:45
グローブ座って何なんですか〜
潰れたってどういうことですか〜
116 :
吾輩は名無しである:02/06/13 22:35
>グローブ座って何なんですか〜
シェイクスピアが座付きやってた劇団名。
>潰れたってどういうことですか〜
日本のグローブ座のこと?だったらあぼーん。
それともイギリス本場の奴?だったら近々あぼーん。
117 :
吾輩は名無しである:02/06/13 22:39
日本のも潰れ、イギリスのも近々潰れる、と?
118 :
吾輩は名無しである:02/06/13 22:41
グローブ座って山手線から見えないか?
119 :
吾輩は名無しである:02/06/13 22:47
>>118 新大久保の東京グローブ座のことですね。
『ハムレットの方へ』は必読だと思うぞ。
従来の19世紀ロマン派ハムレット観が、ものの見事にひっくり返されてるよ。
同じことを言わせてもらうが・・・。
122 :
吾輩は名無しである:02/06/13 23:35
>>119 東京グローブ座行ったことないから、潰れちゃうんならRSCの方行きたいなあ。。。
やっぱ資金難であぼーん?
>>122 あー、私もRoyal Shakespeare Componyのことはよく知らないんですよ。
とりあえずリンク貼っておきますね。
http://www.rsc.org.uk/ あとは演劇板で質問なされたほうがよろしいかと・・・。
私も一応、演劇をかじってはいますが、基本的にここは文学板ですので
私みたいなのは例外的なのでしょうし・・・。
東北弁公演ってどんな感じなんですか?
125 :
吾輩は名無しである:02/06/14 01:07
>>119 ごめんなさい質問攻めしちゃった。。。
どうもありがとうございます。
126 :
吾輩は名無しである:02/06/20 02:06
>>114 パクリとは言わないんじゃないかな
アレンジって表現はありうるけど
黒澤の映画はシェークスピア作品の映画化として
高く評価されてるそうで
おれは好きだな
127 :
吾輩は名無しである:02/06/25 00:08
「マクベス」読み終えた
>>111さんのいう作品構造まで読みこめなかった
また読もう
読もうと思うのですが。出版社はどこのがいいのですか?文庫で。
最後はシェークスピアに行きつく予定。
わたし文庫は新潮ときめている。ヨンダグッズがあるからね。
やっぱり原文で読まないと、シェイクスピアの本当の奥深さは解らないですよね。翻訳では半分も理解出来ないんじゃないかな。
131 :
吾輩は名無しである:02/06/26 01:02
>>129 岩波はだめかなあ
「リア王」と「ハムレット」は新訳で、
注が充実してて参考になるよ
シェークスピアはモンテーニュに影響されてるの?
「エセー」って手に入るかな、今でも。
>>130 原文で読める英語力がほしいな
で、「4大悲劇」を読み終わった
もっと早く読んでおけばよかったな
でもさ、「オセロー」って面白かった人いるかな
他の作品より、明らかに落ちないか、質が。
他にお薦めの作品ってないかな?
>リチャ3.
大傑作。サイコー!!
あ、>133ね。
>>134 「リチャード三世」も岩波文庫ででてるね
ありがとう、ぜひ読んでみます
137 :
吾輩は名無しである:02/06/29 22:11
「リチャード三世」が好きな奴はまだ反抗期
138 :
吾輩は名無しである:02/06/29 22:15
>>137 よかったですねえ。
ぼくちゃんは反抗期を抜け出したでちゅか〜。
139 :
吾輩は名無しである:02/06/29 22:35
翻訳ものは、たまに無理な訳のものがあってツラい。
ただ、web上で原文で読むこともあるが、一気に読もうとすると長くて疲れる。
原文の文庫があれば一番良いのだが・・・。
140 :
吾輩は名無しである:02/06/29 22:36
何から読むのがお薦めですか
>>139 いや、かなり詳しそうなので。
あ、もちろん翻訳で読みますが。
>>140 シェイクスピア作品を全く読んだことがないのですか・・・?
私見ですが喜劇から入るのが抵抗が小さいと思います。
「Measure for Measure」や「Love's Labours Lost」などが
頭をつかわず(ツッコミどころは多いですが・・・)、
わかりやすく読めるのでおすすめします。
通はいきなり「タイタス・アンドロニカス」からはいる。
邦訳タイトルをださないのは嫌がらせ?
それともこだわり?
あるいは、こうレスされることを予想して、
そんなこともわからないのか、と罵倒するため?
さいきん2ちゃんではろくにものも聞けない状況だからねー。
あ、レスありがとうね。
144 :
吾輩は名無しである:02/06/30 08:53
>143
The Merry Conceits of Bottom the Weaver,とか
The Fairy Queenなんかも読んでみたら?
シェイクスピアの天才を実感すると思うけど。
145 :
吾輩は名無しである:02/06/30 08:59
>>143 どう考えたって、目には目をと、恋の骨折り損だろ。
おらは英語わかんねえけどそれぐらいわかるぜクイズ得意だし
>>143 あ、ごめんなさい。翻訳タイトルが頭に浮かばなかったので。
えーと、前者が「尺には尺を」。ある地方を治めている公爵が
その腹心に権力を与えてみて、その治世にほころびができるのを見届けた後に
その腹心を諫め・・・というような、
よく言えば水戸黄門、悪く言えばお偉いさんの悪ふざけ的な作品です。
後者は「恋の骨折り損」。たぶんこちらのほうが有名なので
(たしか映画化されていたような・・・・)あらすじは省略します。
他にも「Tempest」(邦題は、・・・何だろう?、直訳で「嵐」?、それとも「テンペスト」?)
などは面白いのですが、たしか最終作品なので、
一応最初に読まないほうがよいのではないかと・・・。
あと、
>>142は
シェイクスピア作品の中で一番の悲劇というか、やたら後味の悪い作品です・・・。
147 :
吾輩は名無しである:02/06/30 09:10
>143
>145
マタイにによる福音書を読め無知野郎お前らは馬鹿だ
お前が裁くその裁きで自分も裁かれるんだ、お前らの量るその量りでお前らも裁かれるという事だ
>さいきん2ちゃんではろくにものも聞けない状況だからねー。
こんななあえらそうな事言ってんじゃねえよ
148 :
吾輩は名無しである:02/06/30 09:17
king koumon VIIIのsukeだった奴がkoumonに出世したよね。
149 :
吾輩は名無しである:02/06/30 09:35
>148
ミトコウモンのたとえを出されたからってこんなネタをかくなよ。
サトミコウタロウなど呼んでないぜ。
150 :
吾輩は名無しである:02/06/30 12:26
つうかなんで143がクソ偉そうな態度をとり、139が「あ、ごめんなさい」と
謝らねばならないのかがまったく分からない。
死ね。143。
ほ〜ら、こうなると思っていた。
さいきん、どうしたんだろ。
何かと煽りたがるやつがいるのは・・・
たぶんいまの文学の現状がそうさせているのか。
もうだーれも読んでいない文学。
でも自分達は読んでいる。
そこで仲良くすればいいのに、時代遅れの鬱積からか内ゲバ。叩き合う。
もうこないから安心しな。愛らしき煽り屋さんたち・・・
>>146 ありがとうっと。さっそく読んでみます。
もう感想をここに書き込んだりはしませんけど(w
世の中、143みたいなやつばっかだな…。
自分は全然悪くないと思い込む。
ある意味すごい。
>>139 ペーパーバックの存在を知らないのか・・・・・・・・・・・・・?
>>143 まぁ、とりあえず参考になったのなら良かったのですが・・・。
>>153 ペーパーバックが嫌なんです・・・。紙の質とか。
普通に岩波文庫とか、日本の出版社がだしてくれたらいいのにな、
というような意味で書きました。
(それを言ったら他の作家についても同じことですけれども。)
何かスレの雰囲気が悪くなってきているので
その渦中にいる身としては気後れしてしまいますが
せっかくシェイクスピアについて語り合える場なのですし
もっと落ち着いたスレにしましょうよ。
>154
あっ、君、10時からワウワウで「リア王」をモチーフにした
「キング・イズ・アライヴ」を放映しているのにっ!!
ひょっとして今見てる?
わり、テスト
荒らしているやつがひとりいるな。
でもなんでこのスレを????
158 :
吾輩は名無しである:02/07/08 02:11
age
160 :
吾輩は名無しである:02/07/11 15:06
グローヴ座、なんとか救けてやれんのか・・・
161 :
吾輩は名無しである:02/07/12 02:09
>>160 毎日、山手線から見える
なくなっちゃうのか〜
162 :
えながもんですが:02/07/12 02:54
やまのでせんの、どごだべか。
Could I ask you, 161, whence could one see the play-place you mention
I' the principal city of Japan?
163 :
吾輩は名無しである:02/07/12 04:44
馬場と新大久保の間、山手線の円周の外側にあるピンクの建物だよ
グローブ座って字も見える
見逃さないでね〜
俺もまいんち見てるよ・・・・・・・・
でも建物自体は残るんだよね?設計が好きなのだ
アンリガトゴゼマス。
「オセロウ」って面白いか?
167 :
吾輩は名無しである:02/07/22 10:09
「ロミオ〜」
168 :
9 :吾輩は名無しである:02/07/26 21:06
誰か「マクベス」に登場するヘカティー(Hecates)って何者なのかわかる人いますか?
魔女の親分?
169 :
吾輩は名無しである:02/07/27 10:25
age
誰もわかりませんか?
171 :
吾輩は名無しである:02/07/27 22:24
まあ、今夜1:15に衛星でやるポランスキーのマクベスでも見ようや。
それ最近ビデオで見ましたよ。グロいんで驚きました、、
普通は省かれるはずの殺人描写が克明に描かれてて・・
ポランスキー監督のシャロンテイト事件後の第一作だったらしいですね
マクベスは原文でも翻訳でも読みましたが魔女とか悪魔的な部分がまだいまいちわかりません
結局魔女達はマクベスを陥れる悪魔だったんですか?
予言が当たるというよりも魔女達の言葉に洗脳されたマクベスがその予言どおりのことを実行してるように感じました
173 :
吾輩は名無しである:02/07/27 23:50
魔女は誰でも陥れます。
あと、マクベスはいわゆる「出世欲の権化」という解釈で通ってます。
でも頂点に達してしまえばあとは死ぬだけ、Le roi est mort、
そのはかなさはその映画のラストで実は全部兵卒マクベスの夢だった、
というオチで表現されています。
王位簒奪からあっという間に逆簒奪、というこのテーマは
冒頭の魔女の呪文:Fair is foul, foul is fair
ですでに予言されているといえるでしょう。
すごいですね。
なるほど〜ありがとうございます。ヘケイトも魔女なんですか?
マクベスのセリフには魔女とは別の存在のような感じでたびたび登場しますが
Fair、Foulはつまり善と悪は表裏一体ってことで、一見善く見えたものが実は悪だったり、または悪になったり、
という人間の性質のことをさしてると思ったんですが
その他に王位簒奪(Fair)逆簒奪(foul)ってことも最初から象徴してたんですか〜
マクベスには聖書のアダムとイブの罪とマクベス夫妻の罪をなぞらえてるという説もありますよね
どうなんでしょうか。
175 :
吾輩は名無しである :02/07/28 16:53
>>173 えっ、ネタでしょ?>全部兵卒マクベスの夢
そういうラストにはどうしても見えないんですけど。
あれっ王位簒奪=ダンカンを殺す、、だから、こっちがFoulで
逆簒奪=マクベス殺される=Fairってことはないし、
よくわからなくなってきた、、
これはどの人物の視点に立つか、によってかわりますよね。
177 :
吾輩は名無しである:02/07/29 13:12
age
178 :
ヘンリー7世:02/07/31 17:41
なんで俺だけ劇になってないのさ。
FAIRとUNFARIRは王位簒奪だけじゃなく、
正当なものなど本当は無いんだって話じゃないの?
180 :
吾輩は名無しである:02/08/05 12:08
「リチャード3世」
181 :
吾輩は名無しである:02/08/05 20:54
誰か「シェイクスピアの英語で学ぶここ一番の決めゼリフ」って読んだ人いない?
あんなん全然使えないと思うのはわたすだけですか?
182 :
吾輩は名無しである:02/08/08 11:10
>>181 確かに翻訳されたものを私達が日常生活で使う事は難しいでしょう。
だけど海外の文学作品や、映画、新聞、雑誌などにはときたま使われている事もありますよ。
>181
そんな俗なもの読むわきゃねえだろ屑
184 :
吾輩は名無しである:02/08/08 16:21
185 :
吾輩は名無しである:02/08/08 16:54
正体不明
パクリの名人
186 :
吾輩は名無しである:02/08/21 04:37
ま〜くべす!
187 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/08/31 14:30
dat落ち寸前だよ・・・
いま9本読んだ。
つぎは『リチャード三世』でも読むか。
また来るから消えないでね。
188 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/07 14:35
いや、いろいろと「シェイクスピア」で検索したけど、
HPは山ほどあれど、役に立つものが少ないね・・・
どのHPもとぼしい情報に製作者の自己喧伝ばかり。
だれもあんたの顔写真なんかアップで見たくないと思ふ(w
ということで最後の頼みは、レベルの高さで知られる2ちゃんねるの文学板!
いままで10数作読んだけど、実際に演劇で見るとのどうちがうのか知りたい、です。
いまシェイクスピアの演劇が見られるところってどこ?・・・ですか。
検索してみたら東京グローブ座は終わってしまった?らしいし、
シェイクスピア・シアターなる劇団も学校回りが中心ということで。
いちばん好きな『ハムレット』が観れたら最高なんだけどなー。
本で読むのと演劇で観るのはどのくらい違うのだろうか・・・
なかば諦めつつもほのかな期待をすてずにレスをお待ちしています(w
もうすぐ新潮文庫に入っているののはぜんぶ読み終わる。
あとは『十二夜』と『間違いの喜劇』ぐらいは読んでおいて、
河合隼雄のシェイクスピア本やアエラムックの特集を
ぱらぱらながめようかと計画している。
37作品だっけ? ぜんぶ読みたいのは山々だけど、
研究者になりたいわけではないので・・・
>いまシェイクスピアの演劇が見られるところってどこ?
なぜか他スレで、しかも仇敵wの工藤さんから教えてもらったのでもういいです。
スレ汚し、失礼しました。
192 :
吾輩は名無しである:02/09/07 16:04
HN「美香」のレスがあると、
まともなスレまで糞スレになってしまう。汚らわしい…糞だ・
193 :
吾輩は名無しである:02/09/07 16:35
>>1 さっき、『マクベス』に目を通してみたけど
訳文は文語調だし、ちゃんと
「如く」=ごとく って使われてたZO!
スレタイの嘘つき! 胃ってよし!!!
194 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/07 22:37
最近の舞台では白水uブックス版の小田島雄志訳を使ってることが多いみたいだね。
僕は高校時代に、図書館においてあった小田島雄志訳を読んでたんだけど、
ここでは名前が挙がらないね。
195 :
オートリカス:02/09/07 23:26
193は寝たでつか?ああ、ばかに生まれつかなくてよかった!(冬物語第四幕第四場)
>>192 あのさ、冷静に考えてみると、お前のそういう私怨レスの方が
立派なスレ汚しだと思うぞ。つまらん諍いするなや。
197 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/08 07:38
いまいちばん安価でシェイクスピアを全作品読めるのが白水uブックスなんだよね。
ちくま文庫もぜんぶ出すらしいけど、まだ10冊ぐらいしか出ていないし・・・
ヨンダグッズに目がくらんで新潮文庫で読んだわたしとしては、残りを白水社
で読むというのがどうもねえ。だったら最初からそっちで読んでいれば良かったと。
うーん、この気持ちわかりません? 本棚での統一性というのもあるわけだし。
どこかでわたしシェイクスピアを読んでいるというよりも、福田恆存の作品を
読んでいるという気持ちが強い。素人のわたしでも、相当これは訳者が介入
しているらしいということはわかるので。新潮文庫のなかで『ロミオとジュリエット』
だけ中野好夫が訳している。これを最初に読んだんだけど、シェイクスピア
というのはえらくつまらないものだという感想をもった。もう読みたくないと。
でもつぎの福田訳の『ハムレット』を読んだらこれはおもしろいと感動した。
だからわたしはシェイクスピアではなく福田恆存が好きなのかも、という気もする。
高校生のときにシェイクスピアって読むものなんだ。わたしが高校生のときなんて
現代小説しか読んでなかったからすごいもんだ
>>194 どういう感覚で読むものなのかね。娯楽としてシェイクスピアを読めてしまう
感性の持ち主って真の芸術家なのかも。わたしはどこかで勉強しているという
意識がある。ふむふむ、これが400年も生き残ってきたものなのか、とか(w
こういうこと書くと怒られるのはわかっているけど、意外とアニメとかのプロット
と似ていたのには驚いた。とくに喜劇とかの勧善懲悪もの(w
あれ?これどこかでよんだことあるな、とか何度も思ったもん。
単純明快で難しくないんだよね。いまの時代に小説でこんな物語を書いたら、
絶対バカにされそう。わたしは不勉強だから、そこらへんを20世紀(19世紀?)
文学と比較して論じることはできないんだけど・・・
現代は難しいものばかりだけど、簡単なものが意外とおもしろいという発見があった。
だらだら長文すまん。嫌がられてもまた来るので(w
198 :
吾輩は名無しである:02/09/08 07:43
>>195 やはり、訳文中の「如く=ごとく」を指摘されて怒り狂ってるようだな・・・・・。
フッフッフッ。
199 :
吾輩は名無しである:02/09/08 08:03
200 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/09 01:00
>>197 実は僕は最初に読んだのが読みやすい小田島訳だったこともあるんだけど、
中学時代にSFやファンタジー・オカルト・ミステリなどのエンタテインメント
小説を読む傍らドラクエやファイナルファンタジーなどのRPGを遊んでいて、
その延長線上で剣と鎧の世界で魔女なんかもでてくるシェイクスピアを読もう
ということになったんだよね。だからぜんぜん高尚な文学というつもりじゃなくて
娯楽として読み出した。だけど解説なんかを読んでみると実は深いんだということ
が少しずつわかってきて、今では文学的な価値についても考えていたりするけど、
そうはいってもやっぱり、面白いから好きなことには違いないんだ。
>200すげえ悪趣味な奴
202 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/13 20:26
『十二夜』を読む。松岡和子さんの現在、もっとも新しい翻訳で。
いいね。喜劇ではいちばん好き。男装するヒロインというテーマは、
いつの時代も女があこがれるものらしいのだけど。
仕事に疲れたオヤジがふっと女装の誘惑にかられるのと同じように。
翻訳がとってもいい。福田訳は仰々しいというのか、大掛かりというのか、
こてこて(古典コテン!)しすぎていて、それが『マクベス』の魔女のシーン
などでは効果的なのだが、現代を生きる私たちが読むにはいささか疲れる。
と、さりげなくシェイクスピア的な言葉遊びをしてみたけれど、わたしがなぜ
いま道化のように饒舌なのかというと、翻訳もふくめて『十二夜』という
作品に完全にやられてしまったからである。松岡訳はすらすらとテンポよく
読めて疲れない。悲劇は物々しい福田訳、喜劇は軽快な松岡訳がいいのかも・・・
などと素人判断をしてみるのも楽しい。
ひょ、ひょっとして福田恆在ってシェイクスピア研究者から嫌われている、とは
いかないまでも異端者あつかいされているの? アエラムックの特集本を
ぱらぱら眺めていたら、そんなことを思った。正規のテキストとしてみんなが
引用しているのは小田島訳だし・・・ 松岡さんにいたっては福田訳をかるーく
突っついていた。いわく、女性登場人物の翻訳がひどすぎる。あくまでも
現代の観点から見ると、と前置きをおいてだけどね。たしかにそう言えるだけ
のことはある。『十二夜』は女が主流の喜劇だけど、ほんと会話が生き生きしている。
良い意味で、まったく「世界の名作」的な臭みがない。そこらのOLが自然に
読んでも楽しめるのではと思うぐらい。
工藤さんが娯楽としてシェイクスピアを楽しめるというのがやっとわかった
>>200 こんどいちばん好きな『ハムレット』を松岡訳で読みでみよっと♪
203 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/13 20:28
あれ、上がらないぞ??? も一回、うんとこしょっと。
204 :
吾輩は名無しである:02/09/13 21:35
まぁ、シェイクスピアの翻訳は私たちが生まれる前から、
かなり行われていますからね。
数年前に坪内逍遥訳のものを読む機会があったけど、すごかったです。
ハムレットが自分のことを「わし」とかいってましたし・・・。
「わしは、お主が好きぢゃ」とかいわれてもなぁ・・・。
205 :
工藤伸一 ◆j1HkWi6c :02/09/14 01:14
>>202 シェイクスピアだけというわけでもないですけど、
基本的に現代の普通のOLさんが喜ぶようなテレビドラマやレディコミの
ストーリーなんて、文学の世界ではとっくに使い古されているようなもの
だったりするんですよね。人間のすることは時代が変わっても本質的には
ぜんぜん変わってないってことなんでしょうね。松岡訳は未読ですが、
機会があったら読んでみます。
>>204 新しい翻訳を読んでから古い翻訳を読むと何だかギャップがあっていいですよね。
だけど良く考えてみたらシェイクピアが生きていた時代も古い時代なんですから、
坪内訳の方が原文に近いのかもしれません。ちなみに坪内訳のシェイクスピアは、
『ザ・シェークスピア―全戯曲』(第三書館刊・全原文+全訳・全一冊)で読めますね。
この本は原文も読めてお得です。全戯曲が収録されていて4千円ですし。
206 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/14 21:35
今日は小田島雄志さんの訳で『間違いの喜劇』を読む。
つまらんね、これ。最初の設定で結末がすぐに読めてしまう・・・
まあ、初期作品だから仕方がないのかな。で、翻訳について。
小田島訳をたった一作読んだだけでどうのこうのと講釈するつもりはまったく
ないけど、おかげで福田恆存訳の特殊性がいくばくか呑みこめたような。
福田訳はイメージ過多というか、作品内に散りばめられたシーンの凝集性が
非常に強い。まるで夜見る夢のように、次々と激しい印象が現われ消えていく。
ネット上でシェイクスピアの影を追い、いろいろと個人のHPをのぞいてみた。
気づいたのは福田訳は好き嫌いがはっきりとわかれているのね。嫌いなひとは
最後まで読めないくらい嫌い。そんなひとが後に小田島訳に出会うと、へえと、
シェイクスピアの意外なおもしろさに気づく。かたいや福田訳と相性が合うと、
他の翻訳を認めないくらいにまで夢中になってしまう。
わたしはというと、きもち福田寄りという感じ。今日、小田島訳を読んでいて
さらさらと読みやすくていいんだけども、あの福田訳の疲れはするがねっとり
としたコクを懐かしく思い出してしまったよ。たしかに福田訳はやたら難しい
言い回しを好むから嫌いになる気持ちはわかるんだけれども・・・
まあ、四大悲劇をふたつの訳で比べたわけでもないので、アホな2ちゃんねらー
の独り言と聞き流してください。
でもやっぱ聞きたい。あなたは誰の訳が好き?
207 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/14 22:02
さて話を『間違いの喜劇』に戻します。
これ物語的にはまったくおもしろくないけど、別の観点からつよい興味を覚えた。
だれか同じように思ったひとはいない? これってまさしく精神病の「絵解き」
だよね。この作品がそれ自体で精神病を体現している。一人の人間の内部で
起きている、病的な劇そのものというか。その意味でとても薄気味悪い物語。
物語はこう。幼いころに双子の兄弟が生き別れになった。家族離散。
兄は母と見知らぬ土地へ、弟は父とまた別の国へ。成長した弟は兄を探して
求めてついに兄の居住する国へ来たのはいいが、その土地に自分とそっくり
の兄がいることは知らない。そこの国民は弟を兄だと勘違いして、いろいろ
と喜劇が繰り広げられる。弟がしたことを自分がやったと思われて兄は混乱
して、しだいに周囲から狂ったのかと思われるようになる。この兄がポイント。
弟は兄に間違われて金はもらうは首飾りはもらうはで幸運の連続なのだが、
兄は泥棒扱いされる理由がわからない。そんな兄の言動は周囲から理解されない。
精神医学用語でいうところの「了解不能」の妄想を兄がいだいているように
見えるわけである。最後はお約束。この国で不法滞在の罪で捕まっていた父、
修道院を経営していた母、双子の兄弟、この四者が一同に会し誤解がとけ、
むかえるのはハッピーエンドということになる。
208 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/14 22:20
この物語を「精神病」という視点から見るとこうなる。
人間が狂うという根本には、父性と母性の分裂が関係しているように思う。
つまり父に連れていかれた自分(兄)と、母に手を引かれていく自分(弟)の
分裂である。父と母が結合して自分が生まれた。その両親が別れる。
本来はひとつであったものの分裂は、精神的な均衡の崩壊といってもよい。
ふたつの自分。かくありたいという理想の自分(兄)と、実際に本人が社会
で演じているところの自分(弟)。弟は兄を探しに行くわけである。
しかしなかなか兄とは会えない。理想の自分にそう簡単になれたら苦労はしない。
その状態が周囲にはた迷惑なのだ。混乱。狂気と受けとめられることもあろう。
困難を経てついに兄と弟が出会う。その場には父も母も同席していなければ
ならない。両親の30年ぶりの再会。双子の兄弟が会うのも30年ぶりである。
本来は不法滞在の罪で死刑になるはずだった父は、居合わせた地主(公爵)の
特別な恩赦で死をまぬがれる。死から生への劇的な展開! これは精神病に
とって治癒を意味する。
かくして精神病というひとつのドラマが完結するのである。
209 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/14 22:28
なーんていう、もっともらしい分析は、いちばんシェイクスピア鑑賞の邪魔に
なるものだとわかってはいるけれども、次に河合隼雄と松岡和子の対談本
『快読!シェイクスピア』を読もうと思っているせいか、つい長々とだーれも
読まないようなレスを書いてしまったぜい♪
自分では大した発見のつもりなので、まあ、良かったらご笑読くらさい。
>>205 >『ザ・シェークスピア―全戯曲』(第三書館刊・全原文+全訳・全一冊)
資料という感じだよね、これ。重くて持ちづらそうだし、字は小さくて
目がちかちかしそう。あまり実用(あ、実読か)には向かないよね。
調べものには便利そうだけど。もしかして工藤さん持っているの?
210 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/09/14 22:34
あ、間違えた。もう↑のレスは意味不明だ・・・
>>208 3行目。
>つまり父に連れていかれた自分(兄)と、母に手を引かれていく自分(弟)の
>分裂である。
兄と弟が逆だ。父に連れていかれたのが弟で、母が兄だったや・・・
え、だれも読まないから気にするなって? わかっているけどさ(w
211 :
吾輩は名無しである:02/09/15 01:34
美香へ
批評しようと思ったけどさ。今気づいたんだよね。
シェークスピア殆ど読んでないことに。
だからさ、今年中に読むよ。
だから、是非このスレは今年いっぱい維持していてね。
ぜったい、批評するからさ。
212 :
吾輩は名無しである:02/09/15 01:37
美香は仕事しなさい。もう秋ですよ。
ちゃんと読み飛ばしといた
214 :
吾輩は名無しである:02/09/17 00:57
シェイクスピア論で面白いのは何ですか?
215 :
吾輩は名無しである:02/09/18 03:58
だからガンダムやイデオンはシェイクスピアだったんだ!
唐沢「マクベス」の立見券をGET!
唐沢がマクベスならその妻は大竹しのぶ。
たのしみですっ!
お前もか、美香?それなら、落ちろ、このスレ!
最近、考える。このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ。
219 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/10/05 08:47
>>217 「ジュリアス・シーザー」のあとに「アントニーとクレオパトラ」を読むように、
「リチャード三世」のまえに「ヘンリー六世」を読んでおくべきだったと後悔。
まだ未読のひとは以下の順番に読むと歴史がつながるよ。
「リチャード二世」→「ヘンリー四世」→「ヘンリー五世」
→「ヘンリー六世」→「リチャード三世」→「ヘンリー八世」。
史劇を読んでいて思ったのは、どこの国もおなじということ。
平家物語に似ているよね。兄弟とか親子が源平に別れて闘うところとか、
謀略とか、やたら誇りを重んじていたり。源義経なんてシェイクスピアにぴったし!
220 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/10/05 08:59
参考までにシェイクスピアの公演を書いておきますね。
「マクベス」 10/9 〜 10/24 シアターコクーン(東京)
「ベニスの商人」 10/15 〜 10/19 近江楽堂(東京)
「三人のシェイクスピア」 10/22 〜 10/27 ザ・スズナリ(東京)
「ハムレット」 10/30 〜 10/31 新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
「マクベス」 11/1 〜 11/17 近鉄劇場(大阪)
「ハムレット」 11/6 〜 11/10 サンシャイン劇場(東京)
「リア王」 11/7 〜 11/17 紀伊國屋サザンシアター(東京)
「あらし」 11/9 〜 11/10 板橋区立文化会館(小)(東京)
「オセロー」 11/17 〜 11/24 銀座みゆき館劇場(東京)
「恋のから騒ぎ」 321-922 1/22 〜 2/2 俳優座劇場(東京)
「ペリクリーズ」 321-657 2/19 〜 3/16 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
美香は自分のスレに帰ってください。お願いしまっしゅ。
222 :
吾輩は名無しである:02/10/05 13:34
蜷川あげ
223 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/10/05 22:25
噂の『タイタス・アンドロニカス』を読む。
漫画家・山野一の世界ですね、これは・・・
ばったばったと壮快なまでにひとが死んでいく。
うしし、死ね死ね死ね死ねーー!!!
だからみんな死んじゃえーー!!!
善人は騙されて死ね、悪人は笑いながら死ねーー!!!
もろ精神病の世界。読んでいてわたしまでおかしくなったよ(w
224 :
吾輩は名無しである:02/10/05 22:26
ある意味、荒らされてるなこのスレ(藁
225 :
吾輩は名無しである:02/10/05 22:27
美香に問いたい、小一時間問い詰めてやりたい。
223みたいなカキコだけどさ。
だからどうした。
226 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/10/05 22:32
このスレに書き込むものには呪いを、
我が胸へは悪漢リチャード三世の魂を、
我が顔にはクレオパトラのごとき美貌を、
きれいは汚い、汚いはきれい、
ではさらばだ皆の者(魔女のように突然その姿を消す)。
228 :
吾輩は名無しである:02/10/06 01:36
>>221>>224>>227 おまえらマジうざいよ。
私怨がらみの無駄なレスするなやドアフォ。
さて今日は、古本屋で中央公論社刊の世界の文学シリーズの、
シェイクスピア巻を100円で入手できました。
おなじみ福田の訳に解説付き。秋の夜長に、じっくり読もうと思う…。
シェイクスピア37戯曲を読み終えたので記念に「全作品1行紹介」を。
どれを読もうか迷っているかたはぜひ参考にしてくらさい。ネタバレなし。
◎:必読! ○:おもしろいよ △:ちと苦しい ×:全冊読破への障壁
【四大悲劇】←名言の宝庫。世界的常識。・・・らしいです。
◎「ハムレット」:「誰だ?」で始まるこの芝居なら、さあ答えよう、ハムレットは私だと。
○「オセロー」:ゲームオセロ●○の原点。家庭の悲劇。嫉妬妄想患者はかくも美しい。
◎「リア王」:老親はいたわるのも、あなどるのも徹底的に。ジジイの逆ギレは怖いよん。
◎「マクベス」:占い好きの乙女から、野心に燃えるサラリーマンまで必読。万歳、マクベス。
○「ロミオとジュリエット」:ふふふ、知っているかい? 下ネタ満載ということを!
△「間違いの喜劇」:2×2=4という笑えない喜劇。深い寓意があるような・・・
×「ヴェローナの二紳士」:いくら恋愛は友情より強しといえどもレイプはダメだよ。
△「じゃじゃ馬ならし」:フェミニズムの敵。女をバカにしている。でもS男には・・・
×「恋の骨折り損」:ガリ勉くんが合コンで恋心を。受験生物語。恋愛>勉強のお話。
【英国史劇】←上から順番に読むと歴史と合致します。
×「ジョン王」:史劇といっても日本の時代劇のようなもの。アーサーくんがかわいい。
×「リチャード二世」:イギリス人には自国の歴史だからいいのだろうけど、読むのつらい。
○「ヘンリー四世」二部作:放蕩息子の成長物語。最後は泣けるよ、ああフォールスタッフ!
○「ヘンリー五世」:「四世」から続けて読むとおもしろいよん。ハルに恋をしますた。
△「ヘンリー六世」三部作:壮大な戦争物語。登場人物が多いので読むのは楽じゃないが。
◎「リチャード三世」:せむしでビッコの醜男が開き直って連続殺人。宅間守の過去世。
×「ヘンリー八世」:バカ殿のご乱心。山を登ればあとは下るだけ。可憐で空疎な物語。
【(私選)三大喜劇】←読むとあらふしぎ、シアワセーな気持ちになれます。
○「夏の夜の夢」:意識−無意識−阿頼耶識のユング世界。妖精のパックがラブリー!
◎「ヴェニスの商人」:ホモ達を男装のヒロインがぶった切る。若々しい青春群劇。
◎「十二夜」:男−女・男−男・女−女というすべての恋愛パターンを網羅。大好きです。
◎「タイタス・アンドロニカス」:野島ドラマの原点。バトル・ロワイヤル。2ちゃんねら向け。
×「トロイラスとクレシダ」:戦争を引き起こしたのは女でも血を流すのは男。男ってバカ。
○「ジュリアス・シーザー」:政治の世界はいつの世も不変。おまえもか、小泉純一郎!
○「アントニーとクレオパトラ」:「ジュリアス」の続編。中年男女の不倫。愛欲>国家の話。
△「コリオレーナス」:男くさいよー。しかし偉大な勇将もママには頭があがらないとは。
◎「アテネのタイモン」:私的にはハムレットと一、二位を争うほど好き。金銭>友情の話。
△「から騒ぎ」:相思相愛カップルの作り方レシピ。プライドが高いと恋愛ができんよね。
○「ウィンザーの陽気な女房たち」:「ヘンリー四世」とリンク。ドタバタ喜劇。男=阿呆。
○「お気に召すまま:恋人がいないひとは読むべからず。4組ものカップル、むなしい・・・
×「終わりよければすべてよし」:暗闇では美人もブスも女体であることに変わりなし、か?
△「尺には尺を」:権力者が弱みを握って処女をうりうりといたぶる話。男は好きそう・・・
【ロマンス劇】←どれもハッピーエンドなので読後感がいいです。
○「ペリクリーズ」:ああ感動の父娘再会、14年の時は涙なしには語れぬ(目撃ドキュン調)
△「シンベリン」:遠距離恋愛は難しいけど、姫が男装して会いに行けば何とかなるよ。
△「冬物語」:16年の時を経て、ああ感動の父娘再会、一度は捨てた我が子なれども。
○「テンペスト(あらし)」:ミステリーによくある、復讐相手を孤島に呼び寄せて・・・
232 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/10/20 14:10
【翻訳】
sc恆存:代表作13冊を新潮文庫で読める。訳の特徴はとにかくカタイ。
古典を古典として訳そうとした結果だそうである。シェイクスピアの原文は
いまのイギリス人にとっても古い英語である。ならば訳も古い日本語で
なければならないと主張する。難しい表現が多く疲れるが、(観るのではなく)
読むぶんにはかえっておもしろい。一部に熱狂的なファンをもつ。
小田島雄志の訳は認められないと書いていた。
小田島雄志:白水uブックスで全作品を訳している。いま安価にシェイクスピア
を読破しようと思ったら、氏の訳がいちばん。sc恆存に比べて文体が軽い。
一日に二冊読める。ちょっと物足りない気もするのは事実。読みやすいとは
いっても、現代の感覚からすると古めかしい表現も多数ある。
松岡和子:ちくま文庫で全作品を訳すらしいが、まだ10冊ぐらいしか出ていない。
現在もっとも新しいシェイクスピア訳。上の二人とちがうのは註をつけている
ところ。面倒をはぶこうと同ページに註が入っているのはいいのだが、
それでもやはり読むスピードが落ちる。専門的な註は研究者にはいいの
だろうが、いち読者には不要。下ネタ系の訳出がいちばん露骨できわどい
のは彼女が女性だからではなく、時代の影響だろう。
全作品が刊行されるのはいつの日か・・・
あとわたしは読んでないのですが木下順二さんの訳は、
研究者のあいだで評判が高いです。
233 :
吾輩は名無しである:02/10/20 15:06
福田恆存訳で読んだけど、『リア王』以外はすごく面白くは無かった。
『リア王』には福田の言う世界観が表れてると感じでとても良かった。
後の4大悲劇『マクベス』はそこそこ面白かった。
『ジュリアス・シーザー』『アントニ−とクレオパトラ』もいまいちだった。
ほかの翻訳で読むと違うものかな。
「それを言っちゃあお終いよ」なのを承知であえて言ってしまうと、
やはり英語で、できれば舞台を見てから「つまらない」と言ってホスイ・・・。
本場の名優の吹き込んだカセットも出てるんだしね。
英語訳の源氏物語読んで「こんな放蕩児の遍歴話、何で有り難がってるの?」
とガイジンに言われても返答に窮するでしょ。
235 :
吾輩は名無しである:02/10/21 17:16
>>234 そうだね。福田恆存も「自分の訳でもシェークスピアの面白さの十分の一しか
伝えられない」と書いてる。
236 :
キャロルくん:02/10/21 18:37
荒らしに認定されますた!
238 :
天之御名無主:02/10/21 18:40
そうだねw
だれか、キャロルくんのリンクいった?
240 :
吾輩は名無しである:02/10/26 00:04
田口検証本、本日堂々発売!
馬鹿ども買え!!
我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
上記の無礼なカキコについてのお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを、
あちこちのスレで乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
242 :
吾輩は名無しである:02/11/08 23:13
大文豪age
243 :
吾輩は名無しである:02/11/10 14:40
>>1のカキコによると、
>文学は饒舌名モノはよくない(バルザックとジッドを除く)、
>テンポの速いものがいいのだ。
ということですが、
実際、シェイクスピアは「饒舌体で書かれた小説」よりもテンポがよく読みやすいですか?
244 :
美香 ◆FE5qBZxQnw :02/11/10 17:10
>>243 シェイクスピアは決して読みやすくないよ。
史劇なんて登場人物が多いから誰がだれだかわからなくなるし。
映画から入るのがいちばんと最近思うようになった。
「空騒ぎ」とか本で読むとつまらないけど映画は最高だもん。
245 :
吾輩は名無しである:02/11/15 23:42
>>244 十分楽しめますってば。
脚本を読みなれていないか、変な翻訳を読んでしまったのでは?
如くんじゃない、如くんじゃ! ヴァカが来るだろうが!!