1 :
吾輩は名無しである :
01/10/25 21:57 ポーの怪しい世界にはまってます。 特に「ベレニス」が好きです。 主人公はベレニスの外見が醜悪になればなるにつれ 彼女に惹かれていくんですよね。(観察の対象として) なんか心に残る。
ポオの作品の挿絵はいろいろな画家が描いているけれど、俺はやっぱりハリー・クラークが一番好きさ。
ポーの挿絵といえばどっかの文学全集の中村宏もよかーた。 ベレニスええのう。特に吉田健一の訳で読むと最高じゃ。
4 :
吾輩は名無しである :01/10/26 02:56
江戸川乱歩。
5 :
吾輩は名無しである :01/10/26 03:01
「ポーの一族」。 あれは良かった。
6 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/26 03:19
黒猫、子供の頃父が話してくれたのがすごい怖かったのを覚えている。 自分では読んでないけど、やはり子供の頃に父が話してくれたムジナの 作者ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とダブってしまう。 わずか十分かそこらの短い時間だけど、父がわたし達と口をきくのは 家族のだれかの誕生日とクリスマスの日だけだった。そしてその時は 大抵こういう怖い物語と、下品で笑えるコメディーを聞かせてくれた。 父は表情をかえずにかたるのだけど、それがかえって恐怖や笑いを誘っ たものだったな。 父はわたしとは正反対で器用でサービス精神が旺盛な、そして自分の 内面をさらさないクールで冷淡な人だった。
7 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/26 03:30
ふだんはだれも近づかいてはいけないことになっている父のひとり がけソファーを取り囲むようにしてきょうだいが集まったのを思い出す。 ひとつ話が終わってわたし達が感想を口々に述べ始めた頃に、きまって 「もう終わりだ。寝なさい」というおそろしく冷たい指示が出て、パー ティーはいつもみじめな余韻を残して終わった。 年に数回しかない嬉しいありがたいことの始まりには数分後の残酷な 終わりがはっきりとわかっていたけど、その瞬間をむさぼるように楽し んだ。 13のとき、そんな終わりの見える楽しみがイヤで、わたしは弟の誕 生日の日、学校の帰りにそのまま家出して帰らなかった。 家出の決意を伝えるべく電話した時、母の「今日はマサキのお誕生会よ。 お父さんも楽しみにしてる。帰ってきなさい」の言葉に、胸が詰って、 「最悪な誕生会だよ。ちょっとの間だけウソで優しくしてそしてすぐに また鬼のような人間に戻るんだ」と泣きわめいた。 それ以降、家族の誕生会とクリスマスの行事はなくなった。
なにこれ、バイロンスレ?
もしかして、私がいるのでみんな近寄らない?
いやまさかね。
>>2 から
>>5 までのレスをみてもだれもあまりポーその人には興味
なさそうだよね。
だから本来ポーはこの板では人気がないってことで…
と、ちょっと弁解させていただきました。。
10 :
吾輩は名無しである :01/10/27 04:23
>>9 おまえポーより自分語ってるジャン、ウザがられるのわかんないの?
11 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/27 04:27
うんわかる。私もやられたらなにこの人って思って、たぶん絶対読まない と思う。いや、4行以上の長文は私あてじゃない限り読まないけどね。
12 :
吾輩は名無しである :01/10/27 04:40
>>10 だろうな、分かっててやってる雰囲気ありありと伝わってくるからな。 分かっててやってるから荒らしって言われるんだろうな。 ポーなんか小学校の図書館で広げたくらいでもうすっかり忘れちまったな。 黒猫ってそんなに恐い話だったか?壁に死体埋めて黒猫がミャオミャオ言うだけだろ。
13 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/27 04:47
殺すまでが怖いわけよ。死んだあとのことなんかどうでもいいの。 嬲り殺す心理が怖いの。
14 :
織田雄二ですが :01/10/27 18:27
レオナさぁ、お前の下らんスレや下らん作家のとこで自己吐露すんのは 構わない。でもポーとかまともな作家のスレであんまふざけたことすんな よな。マジで気分ワリイから。俺はポーの話聞きたくてここ来たのに お前の誕生日の話なんかやめろ。弟のマサキ?覚えちゃったじゃねえか。 記憶の無駄遣いさせるな。しかも
15 :
織田雄二ですが :01/10/27 18:28
つまらん。
16 :
吾輩は名無しである :01/10/27 20:11
ポーは、いろいろリメイクされすぎちゃってるからなあ。 却ってありきたりに見えるかも。
17 :
吾輩は名無しである :01/10/27 22:12
っていうか、SFも推理小説もぜ〜んぶPOEが元祖なの。
このへん考えて読み直すべき作家だね。
ところでマジ、
>>6 >>7 >>9 、いいかげんにしろよ。だまって
みてたけど、これ以上クラッシュさせんなよ
ここにも現れたんですか・・・ 私はポーの話が聞きたくてスレ立てたんで、 くだらんことカキコしないでほしい。 今ゼミでポーやってて、色んな短編を読んでるんですが、 「影」もいいですよね。視覚と聴覚の両方から恐怖をあおってて 不気味な雰囲気がよく出てます。 「たわごと町」は今いちよくわからんかった。
ポオというと怪奇幻想小説の印象が強いけれど、ユーモア小説も捨てが たいね。「ボンボン」とか「×だらけの社説」なんかはマーク・トウェ インにも通じる面白みがある。坂口安吾の「風博士」もポオのユーモア 小説に触発されてできた作品なんだよね。三島由紀夫の「卵」も作者い わく「ポオのファルスを模した」とかいうことだが、一般には駄作とさ れていて、澁澤あたりも「無残な失敗作」と評していたと思う。もっと もSF作家のかんべむさしはこの「卵」を激賞していたようだが…
20 :
吾輩は名無しである :01/10/28 06:47
三島って短篇の心理小説すごい下手だよね。
21 :
吾輩は名無しである :01/10/28 07:14
嵐も過ぎ去ったのでこのスレ再開
ラブクラフト信者っている? おれは、ラブクラフトの方が怖いような・・・
短編を読むなら「アッシャー家の崩壊」を最初に読んでおきな。
24 :
吾輩は名無しである :01/10/28 17:10
>22 私もラブクラフトの方が合ってます。 読後のほったらかしにされる感じがもの凄い怖い。 情景描写の説得力も徹底的で鳥肌モノです。 私は「時間からの影」でKOされました。 もはや信者といってもいい位、衝撃を受け続けています。
25 :
吾輩は名無しである :01/10/28 17:36
>1 随分まえ、ゴダールの『気狂いピエロ』にて「w・ウイルソン」が 引用されていたのにしびれて、帰路、創元文庫を買いました。 ただ、むしろ「キング・ペスト」の方がよかったと記憶している。 このスレに刺激されたので、今週はポオを1冊読みますワ。
>ポオというと怪奇幻想小説の印象が強いけれど、ユーモア小説も捨てが >たいね。「ボンボン」とか「×だらけの社説」なんかはマーク・トウェ >インにも通じる面白みがある 拍手してこれに同意。ポオ=怪奇幻想、探偵小説の祖、確かにそうかも 知んないけど、ユーモアもあるバランス感覚ある作家だよね。 俺的には、「モルグ…」の例のあれも、植民地主義なんたらの皮肉 っつーより、単にユーモアだったんじゃないかという気もしている。 てけ・り・り
「陥穽と振り子」が好きです。 この掌編を読むと何故かリラダンの「残酷物語」を思い出します。 あと、阿部知二を発見したことが何よりの収穫だった。
マークトゥエインの「ゴーストストーリー」?を読んだけど ポーとは違ったような気がする。トゥエインのユーモアは どちらかといえば説教臭いユーモアだと思うのは俺だけ??
29 :
Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/28 22:37
あら、意外とポーのファンは多いのね。それなら確かにお邪魔したかも。 失礼しました。誰も利用しないようなスレッドかと思っちゃったの。 とりあえずしばらくはポーに興味は向きそうに無いので、もう当分お邪魔しませんからね。
クズだな、笑えるからいいけど^^;<もう当分お邪魔しませんからね
ポーに限らず怪奇幻想が得意な人ってだいたいぶっ飛んだ ギャグセンス持ってるんじゃないかな。 ポーはポーで古典の持つ凄さがあるんだろうけど、あんまり夢中で 読んだ記憶はないなぁ。意外と感性より理論重視な気がする。 ホフマンやビアスのほうが味わい豊かな気がする。
彼のファルスと呼ばれるジャンルにはどんな作品あるでしょうか? 誰か親切な方、お願いします!!
33 :
吾輩は名無しである :01/10/31 06:34
ファルスではないかも知れぬが、「群集の人」は都市住人に むけた暗鬱な嗤いが、じわじわと響いてくるような気がします。
厨房です。ファルスの意味を教えて下さい。
35 :
吾輩は名無しである :01/10/31 09:05
笑兼艶話
>35 有難う御座いました
37 :
吾輩は名無しである :01/10/31 10:52
『天邪鬼』が好きだが、物語の最初の方が何か 意味がよく分からなかった。。。
38 :
吾輩は名無しである :01/10/31 14:49
「ベレニス」だったか「モレラ」だったか。 病気がちの主人公が健康的に笑うヒロインの「白く光る歯」こそ 健康の秘訣だと思い、引っこ抜いて大事に仕舞いこんでる話が スキだったなぁ。 あとは「アッシャー家の崩壊」。 ポー版キテレツ貴公子・アッシャーに惚れ。
39 :
吾輩は名無しである :01/11/01 22:12
>38 「ベレニス」は偏執狂の主人公が癲癇の発作で仮死状態で墓に埋められた婚約者 の歯を引き抜いてくるんだけど、その間の記憶がなくて 召使に血まみれの手や服を指摘されて愕然とするっていう話。 ちょっと話違うから「モレラ」じゃない?読んだことないからわかんないけど。
40 :
アンデルセン :01/11/02 22:15
「タール博士とフェザー教授の療法」かな? 精神病院の患者が病院乗っとっちゃってるヤツ。 これ石川淳の「山桜」にもほんの僅か引用(?)されてるんだよね、確か。 妙に記憶に残る一篇です。
41 :
アンデルセン :01/11/02 22:23
創元推理文庫の「詩と詩論」に入ってる「ユリイカ」って、 よく見たら訳者が牧野信一(と、知らない人)だ! 知らんかった!
42 :
アンデルセン :01/11/02 22:24
お耽美な短編では「沈黙」がすごい好きでっす。胸キュン。
>39 「モレラ」はもっと話違うぞ(笑) 「ベレニス」は個人的にはポーの最高傑作だ! あと「メッチェンガーシュタイン」とか「アモンテリャードの樽」とかもええのう。
44 :
アンデルセン :01/11/02 22:37
バカな短編では「×だらけの社説」ですか。書いてて楽しそうだよね。
45 :
アンデルセン :01/11/02 22:38
「眼鏡」とかいうのも捨てがたい。
46 :
吾輩は名無しである :01/11/03 02:27
Poeの小説に潜む、PERVERSENESSの意味について、考えてみてくれませんか? 実は、私の卒論はE.A.Poeだったもので。 最後まで引っかかってたのが、"PERVERSENESS"って単語。 原文で読むのでしたら、"The Masque of the Red Death" (赤死病の仮面)が短編でおすすめ。 ありきたりの解釈の裏をつく Masque の意味って・・・。 この作品については、私自身、教授に「ありきたりな解釈」って言われました。
ポーとPERVERSENESSといえばまず思い浮かぶのが"The Imp of the Perverse"だねえ。 ポーにとってPERVERSENESSはユーモアを表出するための一手段で、あまり本質的なものではないと思うが。 ところで"The Masque of the Red Death" のMasqueは「仮面」ではなく「仮装舞踏会」と訳すのが正解なんだそうだ。 吉田健一はちゃんと「赤い死の舞踏会」と訳している。
48 :
何故、編入? :01/11/04 08:07
>47 「赤い死の舞踏会」というのは、作品内容を把握した上で訳者が付けた意訳だと思う。 (正解かどうかはともかく、いい意味での意訳) 「黒猫」同様に、直訳した「赤死病の仮面」では、確かに日本語としては意味不明。 いずれにせよ翻訳は、よくも悪くも訳者のセンスが出る。 訳者の観念が色濃いと、原作とは異質なものになりうる可能性も・・・ ポーの作品に関しては、先入観なしの状態で(訳本を読む前に) 原文から入っていく方が面白いと思う。
masqueは確かに「舞踏会」もしくは「仮面劇」の意味です。 ただし、maskが「masqueもしくはmasqueradeに仮面をつけて参加 する」という意味を持つこともあります。 例:Romeo and Juliet 1.5.41 How long is't now since last yourself and I Were in a mask? ポオの詩はどうですか?TamerlaneとかAl Aaraafとか好き。
50 :
吾輩は名無しである :01/11/04 09:12
オレは詩ならTo Helenが一番好きだなー。 強烈なヴィジョンの炸裂はネルヴァルのEl Desdischadoに匹敵すると思うよ。
51 :
吾輩は名無しである :01/11/04 11:20
探し物をするときは「盗まれた手紙」を参考にしています
>>48 >原文から入っていく方が面白いと思う。
これは禿堂だ。
原文はおそろしく密度の高い文体で、翻訳から受ける印象とは違う。
例えていえば、潜水夫がずっと息を止めて水に潜っているようなも
んだ。翻訳だとそこで耐えられなくなって、どこか途中で「息継ぎ」
しちゃうんだよね。それで読みやすくはなるんだが、原文の味とは
違ってしまう。
かといってそこを無理にそのまま訳すと佐々木直次郎みたいな、日
本語になってないものが出来てしまうし…
ま、アメリカ文学におけるバロック的な文体を味わえるようになる
ためにはポーの精読は避けて通れないんでないの?(あ、おもわず
エラソーなこと言っちゃったスマソ。)
原文で読んだがやっぱりわからん。訳すヤツもいろいろだし。 詩を読むように短編も読まなきゃいかんと思った。読者の 感性に左右される作品。 (ざっとの流し読みなので深く追求しないでね)
54 :
吾輩は名無しである :01/11/06 01:52
原文は難しい・・・ 英語だけじゃないし(しかもそこの意味わかんなかったら 話のポイントがわからん)英語もやたら難しいし。 みなさんすごいね。
>52 >例えていえば、潜水夫がずっと息を止めて水に潜っているようなも >んだ。翻訳だとそこで耐えられなくなって、どこか途中で「息継ぎ」 >しちゃうんだよね。 …実にうまい例えですねー、思わず唸ってしまった(ウームムム!
56 :
吾輩は名無しである :01/11/06 22:03
ロデリック・アッシャーが「亡霊宮殿」を歌うシーンにぞぞっときた。 かっこよすぎる・・・
…… さても妖鬼はかなしびのきぬにたばかり 國君のみよしを襲へば、 嗟呼悼ましし愁毒の君にもあるか。 あすの日の日のめも睹まじ。 むかし燦爛と花立てる栄華のまきのと いまはばくたる古き代とて ほぬかなる一場の昔がたりとぞなれりける。 いまかの谿閧ノもとほれば、 冏々と照りいでし矢狭閧イし 絃のみだれの樂の音や、 幻のごと蠢ける 巨いなるもののかげをぞ見もやせめ、 たぎち落つる激湍かと青ざめし扉を、たえず 怕ろしきくんじゆ馳せいで そのゑまひかう然たれどうそゑむことの絶えても無き。 (日夏耿之介『ポオ秀詞』) 日夏耿之介の翻訳も素敵だ。リズム感が素晴らしい。
58 :
吾輩は名無しである :01/11/28 03:43
あげます〜
59 :
吾輩は名無しである :01/11/28 03:56
"The Haunted Palace"は語り手が記憶を頼りに書きとめたことに なっていた。
60 :
吾輩は名無しである :01/11/28 04:20
ポウは凄い。天才としか言いようが無い。 たいした思想も一貫したテーマもないままに、駄文を書きなぐって 文学史上に確固たる地位を築いている。天才の成せる技としか言いようが無い。 あるいは、後世の読者にとって稀に見るほどのイジリ甲斐のある作品群を残した作家 と言えるだろう。それだけで充分天才。
61 :
ポーと木四六日本 :01/11/28 07:17
黄金中 鐘楼の悪魔
62 :
吾輩は名無しである :01/12/03 15:17
age
ふーん。文学板初めて。 今まさにポーで卒論書いてる。 終わってひまになったらまた遊びに来る。
64 :
吾輩は名無しである :01/12/04 04:56
ベレニス。 大岡昇平訳で読んだが なんかよくわからんかった。
65 :
吾輩は名無しである :01/12/04 05:10
ウィリアム・ウィルソンに一票
66 :
ウルトラ301条 :01/12/04 12:04
ヤン・シュヴァンクマイエルというチェコのストップ・モーション・アニメ の巨匠がポーの「落とし穴と振り子」を映像化している。 まぁ「〜振り子」はイマイチなんだけど、ポー好きならシュヴァンクマイエル の映像世界は好きな筈(?)。 ヴィレッジ・ヴァンガードとかでビデオ売ってるし、たまにアート系の ミニシアターで放映してるので、妖しい映画が好きな奴は観れ。
67 :
吾輩は名無しである :01/12/04 16:46
シュヴァンクマイエル、観たことあるよ。あれはたしか「不思議の国のアリス」の実写版だったと思う。 まあ原作が原作だからロリコン趣味は仕方ないのだが、あの屍姦的な冷たい映像にはどうも馴染めないものを感じた。 もっとも、ポー好きならシュヴァンクマイエルの映像世界は好きな筈という意見には賛成するけどね。なにしろロリコンと屍姦趣味といえばポーではないか(藁
68 :
吾輩は名無しである :01/12/04 23:31
確かに(w >67 なんせポーは13歳のいとこと結婚してるからね。
70 :
吾輩は名無しである :01/12/05 01:52
「お前が犯人だ」が好きだ
71 :
吾輩は名無しである :01/12/05 21:19
「ウィリアム・ウィルソン」はみんな読んだことない? 面白いぞ。
「アモンティリャアドの酒樽」かなり怖い。
黒猫のでてくるはなし。
74 :
吾輩は名無しである :01/12/07 10:31
エリソンたんハァハァ(´Д`;
75 :
吾輩は名無しである :01/12/07 18:07
ある。ウイリアム・ウイルソン読んだよ。 「おい、ウイリアムウイルソン!!」 ウイリアムウイルソンが、悪さをすると、同姓同名の ウイリアムウイルソンが、じゃまをするという話だね。 いったい、この物語の意味は、何なのか? 誰か解説、評論してくれー!!
人間の2面性(ダブル)です
77 :
吾輩は名無しである :01/12/11 00:26
田代の再逮捕聞いて「天邪鬼」思い出したage
78 :
吾輩は名無しである :01/12/18 00:47
息の喪失の主人公がなんかむかつく。いつも偉そうで。
79 :
ウイリアム・ウイルソン :01/12/19 10:26
>>75 解説でもなんでもないですが、昔「ウイリアム・ウイルソン」の冒頭部分に
妙な満足感を覚えて以来、中身の物語の部分は無視するようになってしまいました。
######引用ここから########
・・・現世にたいしてお前はもう永久に死んでいるのではないか?
その名誉にたいして、その栄華にたいして、その燦然たる大望にたいして?
そして濃い暗澹とした果てしない雲が、
とこしえにお前の希望と天国との間にかかっているのではないか?
・・・人間というものは普通一歩一歩と堕落していくものだ。ところが、
私の場合では、あらゆる徳が一時にマントのようにそっくり落ちてしまった。
・・・死は近づく。それを前ぶれする影は、私の心をやわらげる。
ほの暗い谷を歩きながら、私は世の人々の同情を
――むしろ憐れみをといいたいのであるが――切望している。
自分がいくらかは人間の力ではどうにもできない境遇の奴隷であったということを、
私は世の人々に信じてもらいたいのだ。
・・・以前にもこれほど大きな誘惑物は存在したであろう。
が、しかし、少なくともこんなふうに人間が誘惑されたことは前には決してなかった、
たしかに、こんなふうに落ちこんだことは決してなかった、
ということを認めてもらいたいのだ――これは誰でも認めずにはいられないことであるが。
・・・とすると、こんなふうに苦しんだ人間がいままでに一人もなかったのであろうか?
実際、自分は夢のなかに生きてきたのではなかろうか?
そして自分はいま、この世のあらゆる幻影のなかでもっとも怪奇なもの、
恐怖と神秘との犠牲として死んでゆくのではなかろうか?
佐々木直次郎訳
#######引用ここまで#######
私見ではこの冒頭部分が「主」中身が「従」と見ているのですが、こんな見方は変ですかね?
80 :
ウイリアム・ウイルソン :01/12/19 11:05
現世・名誉・栄華・大望・生というのが世の人々の領域なら、 夢・幻影・恐怖・神秘・死というのがポーの領域ということなのだろうか? しかし領域をそのように分けるのは、世の人々の作為によるのではないのか? 幻影の領域に誘惑されるのは、その領域を隠蔽しようとする、世の人々の 作為の結果ではないのか? ということなのだろうか? 人間の力ではどうにもできない境遇の奴隷ということ、 恐怖と神秘の犠牲ということ、そこがポーの詩が生まれてくる泉なのだろうか? とすると、詩が死んでゆく墓場もあるのだろうか? 詩を生み、そして詩を墓場へと追いやることで、 詩人は逆説的に蘇ることができるのだろうか?
82 :
吾輩は名無しである :01/12/24 14:00
>>75 解釈。
主人公でないほうのウィリアム・ウィルソンは、
悪事を重ねる主人公がいつも抱いていた良心の象徴。
ムチャクチャなことをしようとする主人公には、
いつもどこかで良心の呵責があった。
主人公にしつこくつきまとう良心の呵責。
嫌悪感、いらだち、畏怖の念を同時に抱きながら、
それでいてどういうわけか憎み切ることもできない。
学校をでると、主人公は堕落し悪事を重ねる。
自分の悪事が行き過ぎたことに気付いたとき、
そこにはかならずウィルソンが現れてくる。
そして、そのたびにぞっとするような
畏怖の念を自覚する。
作品の最後、主人公は
自分が好き勝手に行動するために邪魔だった
良心のとがめに対する恐れを克服する。
そしてウィルソンつまり自分の良心を殺すが、
その瞬間、
主人公は自分自身を殺してしまったことを、
ウィルソンから宣告される。
83 :
吾輩は名無しである :01/12/24 17:38
age
84 :
吾輩は名無しである :02/01/01 23:16
『アッシャー家の崩壊』読んだんですけど あの話の意味するところってあるんですかね。 話の中では、そういうものが世の中にはたしかにある とか書いてあるけど。 アッシャー家ってなに?とか なんで崩壊したの?とか考えると、 けっこうむずかしくないすか?
谷崎精二の見解はどうなんですか?
谷崎氏の評論が手元にありません。 原文と小泉一郎氏の訳で読みました。
ポーの作品では「恐怖」を主題にした 作品が多いと思うんですけど(『黒猫』とか)、 『アッシャー家の崩壊』もそうだと 思うんですよ。 結局、登場人物は恐怖に飲まれてしまう。 恐れていることが現実になる。 たんなる幻怪小説として読めなくもないけど、 なんかあるような気がする。
88 :
吾輩は名無しである :02/01/02 00:38
>>82 しかし「ウィリアム・ウィルソン」の二重人格者説ってのは
今一般的にはどういう扱い受けてるのかな?
同じ系統の解釈でメアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」、
主人公の妄想説ってのもある。さすがにこれは難しいと思うが。
>>88 その二重人格説ってのは誰の説ですか?
私はいつも自分で読んでるだけなので
一般的に作品がどう解釈されてるのかは
あまり知りません。
82の解釈じゃヘンでしょうか。
90 :
吾輩は名無しである :02/01/03 00:37
>>89 ルイ・マル監督、アラン・ドロン主演による「ウィルソン」の映像化
『世にも怪奇な物語』第二話はやはり「すべてジサクジエーン!( ・∀・)」というオチでした。
>>90 まじっすか。
すべて自作自演?
素直に読んだ場合の原作と
全然ちがくないですか?
自説。 ポーはウィルソンのような なんの野心も情熱もない人物、 身勝手な行動にブレーキをかけるような 人物をモデルとし、良心の象徴とした。 そうすることで人間の内面にある 自分の良心との葛藤、良心というもの はこういうものだと描いた。 んじゃないですかね。
違うよ。 ウイリアムウイルソンは、人間のコピーしたい 模倣したい習性を描いているとおもう。 模倣の欲望という奴でっせ。 そして自分と同じ奴、真似する奴を憎む心理、 殺し合いをすることを描いた恐ろしい小説です
94 :
吾輩は名無しである :02/01/03 20:13
>真似する奴 には他者が含まれてるん?自分の中だけ、つまり一つの個の 中にいる二重性のパラドックスを書いてるように思うけど ポー自身の技量は「美」の方へ傾いているのでその辺の描写が 少し曖昧な感がする。
それ一理あり。 けど、それだけだと 良心と関係なくね?
>>94 >自分の中だけ、つまり一つの個の
中にいる二重性のパラドックスを書いてるように思うけど
同意ッス。
97 :
吾輩は名無しである :02/01/03 20:31
>>95 「良心」が良くわかんないんよ。宗教観はいまいち俺には
わかんない。これがわかればもっと作品を楽しめるのかも
しんないけど
>97 作品の最初に良心についての 触れ書きがある。 だから作品と良心はやっぱり関係あるっしょ。 それが宗教観なのかどうかは知らんけど。
99 :
吾輩は名無しである :02/01/03 23:06
あの時代の作品を考えるなら宗教観は必要。 俺なんかポーは異端児で宗教に反発してたと思ってたし、 アメリカ文学から見ても作品は異端だと思う。 でもさ、短編集とアッシャーを取り上げて考えれば あの完結さは宗教からの視点によるんじゃないかと 考えるんだな、これが。 触書を信じるなとは言わないが、 >だから作品と良心はやっぱり関係あるっしょ の「だから」って弱いなぁ。もっとゴタク並べてミソ
>>99 なるほど。
すると主人公ウィリアム・ウィルソンが感じていたものは
「キリスト教の神に対する畏怖の念(作品中の言葉)」
と解釈できるってこと?
それならそれが良心だってことで解釈できるんじゃない?
あと、
触れ書きにある「良心」が作品と関係無いと
するなら、なぜその触れ書きをわざわざポオが挿入したか
って問題がでてくるけど、そのへんはどうなの?
あ、作品中の言葉は 主人公がウィルソンに対して 抱いた「畏怖の念」ね。
102 :
吾輩は名無しである :02/01/04 09:53
>なぜその触れ書きをわざわざポオが挿入したか あの時代だとHenry Jamesもそうなんだけど、独白の場合では 語る部分と語らない部分の2面がある。読者が何を信じるか…。 「ポストモダン」のプレイフルに通じると俺は思うが、 そうだな、「騙し絵」の感覚だよね。作者が読者の想像力を 引き出すためのもの。骸骨に見えるかバラの花に見えるかって 感じで、全て読者が作り出す世界。
たしかに触れ書きを気にするかしないかで 解釈は変わるね。関係無いと仮定して そこから解釈しても十分成立するかも。 そうするとあの話ってなんなんだろ。
104 :
吾輩は名無しである :02/01/04 18:13
>>84 >『アッシャー家の崩壊』読んだんですけど
>あの話の意味するところってあるんですかね。
意味なんかなくとも散文詩として十分堪能できると思われ。
もっとも「アッシャー家」がなにの暗喩であることは間違いないので、
象徴詩としても楽しめるが。
>たんなる幻怪小説として読めなくもないけど、
>なんかあるような気がする。
ポーがテーマにしたことは、現実と妄想との間に橋を渡すこと。
「アッシャー家」もまたこの橋を表現したものに他ならない。
現実と妄想の境界線は時代や地域に依存するが、文学はその境界線を
自らが架けた橋のおかげで越えていくことができる。
その光景はあまりにも常識はずれなので、三島由紀夫さえその橋のことを
「暗いものと悲痛なもの、極度に猥褻なものと神聖なものとの、恐ろしい混交」
と表現したりしている。
>>82 の解釈でいいんじゃない?
ただ「良心」だけじゃなくて原罪への反発も考えることができるじゃん。
なんていうか、周りを包む皮みたいなのをあーじゃないこーじゃないって
剥いてもとの姿がわからなくしてしまう。
「作品を美しくぶち壊す」のがポー作品にあって、
何故か壊されたものの元の姿が美しく想像の中で存在するんだよなぁ。
壊されることで美を獲得してるってことか
原罪(キリスト教的な規範)への反発か・・・。 『アッシャー家』で妹を生きたまま 葬ったのもそういうことなんだろうか。 罪を犯してしまったことの恐れ、 その恐れは間違いなく現実となる。 「罪と罰」ってことですかね。
そういえば 『早まった埋葬』って短編もあったな。 詳しい内容まで覚えてないけど。 このテーマも関係ありそう。
108 :
吾輩は名無しである :02/01/18 00:57
アッシャー家だと、マデライン(ふたごの妹)が、仮死状態の時に 生き埋めされてるよ(てゆっか、ロデリク(ふたご兄)がそう云ってるんだけど) モンティリャドは、憎悪の末にフォルチュナアトがモントレゾオルに 生きうめられてます。 壁に塗り込められてます。 憎んでいるから埋めるのか、 愛してるから埋めるのか。 アッシャーは、建物の崩壊なのか、 お家断絶のfallなのか。 。。。たぶん。両方なんだろうなぁ。
アッシャー家の崩壊で描かれているのは 由緒ある家柄の中にある因縁めいた血生臭さ、 そんなところだろうか。 もし普通の家が舞台になっていたら アッシャー家特有のあの雰囲気は有り得ないだろうし、 ああいう世間から断絶された人の方が 普通なら持つ事のないような強い感情を抱くわけだし、 それをそのまま描いたのではないだろうか。 モルグ街のデュパン君にしても世間から断絶されている。 まとまらないが、社会規範とはまったく関係のないところで ただ人間のありようが描かれているのは ポオの最大の魅力のひとつであるような気がする。 普通じゃない、でもそこにまったく別の秩序がある、 そこが際立つというかなんというか。
110 :
吾輩は名無しである :02/01/21 09:25
ホラー作家というイメージが強かったため、 詩集に入っている甘い感じの詩に少し驚いた。
ちょっと思ったんだけど、 『アッシャー家の崩壊』って 「理性に依拠する人間が崩壊するありさま」 って読めなくもないような気がする。
112 :
吾輩は名無しである :02/01/24 20:49
言葉としてはその方がいいね。 で、なに、卒論か何かなの?
いや、大学の頃よくポーを読んでたもんで。
114 :
吾輩は名無しである :02/01/31 02:57
落ちそうなんであげ。
115 :
吾輩は名無しである :02/02/10 18:25
どうもポーを読んでる人は少ないみたいだね。 もっと読まれててもよさそうなもんなのにさ。
116 :
吾輩は名無しである :02/02/10 19:11
大烏。
117 :
吾輩は名無しである :02/02/10 19:54
全集読みきってますが何か?ただ、詩はけっこう飛ばした。 ピム好き。破綻してるとみせかけて、優れた寓話になってる (みせかけたのか?)。 アメリカ人はとにかく寓話が巧い。 しかしナンバーワンは「ユリイカ」。 凄いよー。ポウ凄いよー。 器用貧乏かつ天才! 正直、あのデコでロリコンはどうかとおもう。 上のほうの誰かさん、ポウの宗教観が知りたければ「言葉の力」を 読むといいですよ。当時としてはわりと普通ですが。 あーまたぜんぶ読みたくなってきた。
118 :
吾輩は名無しである :02/02/10 19:57
「言葉の力」読んだよ。 行動は概念から生まれ、 概念は神から与えられるってやつでしょ。
119 :
吾輩は名無しである :02/02/10 20:08
詩の創作で大切なのは「計算」なんでしょ。 ポーってけっこう大酒のみの印象があるけど、 かなりアタマいい作家だと思う。
120 :
吾輩は名無しである :02/02/10 20:10
「ユリイカ」もよんだかな? 当時のノーミソん中は神vs科学のバトルですよ ゴリゴリのピューリタンだから遅いんだ、奴らは
121 :
吾輩は名無しである :02/02/10 20:11
あ、ちなみに 82=118=119 ね。 「ユリイカ」は読んでないよ。
ていうか、「ユリイカ」って何?作品名?
124 :
吾輩は名無しである :02/02/10 20:42
さく品名ですよ 曰く「散文詩」 あれを読まずして・・死ぬのはもったいないっす
どこで手に入るんすか? 全集読まなきゃだめかしら?
126 :
吾輩は名無しである :02/02/10 20:49
創元の文庫全集の「詩と詩論」には入ってないかもなー オラはドーン!ドーン!ドーン!って出てる箱入りの全シューで よみました。あれも創元だ。第3の巻。
ありがとさんです。
128 :
吾輩は名無しである :02/02/10 21:04
「詩の原理」はお勧め。日本人にはわかりづらいボードレエル、ランボー、マラ ルメにいたるポエジーのようなものを理解する取っ掛かりに最適と思う。ユリイ カと大鴉も一緒に。
フランス象徴派の面々はポウを誤解した。良いほうに(?)。 「詩の原理」ちゃんと読むとむしろポウがアメリカ人なのが丸出し。
130 :
吾輩は名無しである :02/02/11 10:27
何がどんな風にアメリカ人丸出しなのかちゃんと言え。 君はボードレールより詩に精通しているみたいだしね。 それにポオがアメリカに帰ったのは11歳のときだぞ。
131 :
吾輩は名無しである :02/02/11 15:16
>>130 129の「誤解」という言葉に否定的な含みを見たのか?
象徴派がポウを「誤読」したということがすんなり理解出来ないというのなら、
少しはアメリカ文学を知っておいた方がいい(君は仏文に関心があるようなので)。
仏文の(あるいは象徴派の)側からしかものを見ることができないのでは良くない。
俺は米文研究者ではないし、ポウがアメリカ的かどうか断言できる程の知識は
ないが、少なくとも一般的に考えられているポウ像(乱歩と被っているような)には
違和感を感じる。ポウの本質は、「遊び心」のようなものにあるのではないかと
思う。陰鬱、狂気のイメージに囚われると見逃してしまうことだが、
ポウの短編にはファルスが幾つも含まれていることを思い出すべき。
そこでファルス→狂気、あるいはファルス→エスプリなどと白痴的短絡を
してしまうと良くない。アメリカにはhoaxの伝統がある(少しはアメリカ
文学を知っておけというのはこの意味)。遊び心とファルスとhoax。
これだけでポウをアメリカ的と言ってしまうのはこれも短絡だが、少なくとも
ポウと「アメリカ的なるもの」との繋がりは透けて見えてくるように思う。
あと、ポウがアメリカに帰ったのが11歳の時だというが、なんの
関係があるんだ?ヨーロッパで(どこか忘れた)多少教育を受けた
からといって、11歳までに人格形成されるとでも言うのか?
そもそもポウがヨーロッパ生まれだと誤解しているとしか思えない
言い方が気になる。
済まん煽りの口調になってしまった。129には何の義理もないが、
特定の一国の文学のことしか頭にないような物言いに微妙な反感を覚える
性質なので(このことについては謝るつもりはない)。
ちなみに128=130という前提で書いたが、間違っていたらこれも済まん。
訂正。130は「ポウがアメリカに帰ったのは」と言っているな。 「ヨーロッパ生まれと誤解している」というのは取り消す。 重ねて済まん。
133 :
吾輩は名無しである :02/02/11 19:24
ポーの作品がアメリカという土壌のなかで育まれたもので ある以上アメリカ的なのは当然だがそれも一つの観点だろう。 近代のフランス詩人に誤読とはいってもあれだけ 影響を与えたものが単なる陰鬱や狂気、或るいはフランス的 機知とかいうものとは考えにくい。。 それにボードレールのポーにたいする共感と ヴァレリーのそれもそれぞれにちがうと思う。
「誤解」という言葉より「アメリカ人」という言葉に反感を覚えくってかかったの だ。「詩の原理」にアメリカ文学の流れがあるのは別に否定しないが、「アメリカ 人の気質」=「アメリカ文学の伝統」には賛同しかねる。言葉を選んでもらいたい。 ビートにかぶれた経験もあるのでアメリカ文学に否定的な人間ではない。 ただ家系と幼少期をヨーロッパで過ごした影響は決して小さくはないとおもう。
135 :
吾輩は名無しである :02/02/11 19:55
仮にポーの本質を遊び心とファルスとhoaxに見るとしても、 同時代のホーソンなんかと比べるとピューリタン的倫理 や土俗性に立脚はしていないのではないか。こんじつ ポーが難解なのも周りの環境に依拠する要素が少ない からではないか。
アメリカ的、日本的、ヨーロッパ的。 何かを上手く言い当てているようで、その実、どう解釈するかは すべて聞き手に委ねられている。 いずれも取り扱いには注意を要する言葉である。
137 :
吾輩は名無しである :02/02/11 21:05
>>129 >ポウがアメリカ人なのが丸出し
これはどういう意味なのだろう。。
詩作に対する考え方がアメリカ人的と言うことなのだろうか。
そしてアメリカ詩人の系譜として捉えた場合に象徴詩派の
詩人が誤読したということなのだろうか。。
しかし遊び心やファルスやhoaxの要素がみられるの
は主に散文作品においてであって、フランスの詩人が
影響をうけたのはポーの詩作品である。それに、アメリカ人
まるだしであるのが誤読の原因であるというのはどうだろう。。
138 :
吾輩は名無しである :02/02/11 22:25
なんか面白そうなの発見。
私は
>>129 の言う「ポウがアメリカ人なのが丸出し」の意味
なんとなくわかる気がする。
ポーに対するイメージって131さんの言うように日本では
確かにすごく偏っていて、違和感がある。私は専門じゃない
から詳しくはわからないけど、ポーは芸術至上主義のように
見えて、実は読者のことをすごく意識したものだと何かで
読んだことがある。それはポーが雑誌編集者だったことと
関係がある、という話だった。当時のアメリカは雑誌全盛の
時代で、それは同時に市場経済が広がっていく時代でもあって、
編集者としてはいかに読者を捉えるかが一番大きな関心ごと
だった。アメリカ的なものをピューリタン的なものとすれば、
資本主義がアメリカ色に見えてくるのは当然ですよね。
「アメリカ人丸出し」という表現は、そういうふうにみることも
できると思うのですが……。ごめんなさい舌足らずですね。
あと、詩のことはよく分かりません。一人の作家の創作態度が、
詩と散文でそれほど変るものだともおもえませんが。ポーがその
創作態度を分けていたことは有名だけど(アメリカ文学の中では)、
本質的なところまでつきつめたら、どうなんだろう?
いろいろ曖昧な知識で書いてしまったけど、ポーが雑誌編集者的な
感性の持ち主ということは、ポー研究では今はたしか常識だったと
おもう。私はそれを読んで、ポーに対するイメージがすごく変わった。
>>138 巽孝之『エドガー・アラン・ポウを読む』ですね
>>131 佐伯彰一というひとがおんなじようなこといってます
文庫のかいせつだからよんだのかな
わたしもポウはファルスがすきですよー
耽美派なんて表面だけだね そこがいい
140 :
吾輩は名無しである :02/02/27 04:56
落ちそうなのでage
141 :
吾輩は名無しである :02/02/27 04:57
落ちそうなのでage
142 :
吾輩は名無しである :02/02/27 15:57
ところでさ、俺ポー読み始めて「黒猫・黄金無視」新潮文庫を買ったんだが、 ここで名前の出てる他の作品って、どこにあるの?新潮は少ないし…
創元推理文庫でポオ全集出てます。是非読んでみてください。 ちょっと訳が古いけど、ね…>142さん
>ポーが雑誌編集者的な感性の持ち主ということは、ポー研究では >今はたしか常識 うん、でどこぞの編集者のように、いろんなところの編集とケンカした んだよね^^; ニューヨーク・ミラーとかニッカーボッカー・マガジン とか。ケンカ、っちゅうか論争か。Poe's Literary Battlesって本 も出てます。ただ、雑誌編集と芸術が一致しない、なんて古臭いことを 考えなかったのが、ポオのいいところかな。
145 :
吾輩は名無しである :02/02/27 20:11
146 :
考える名無しさん :02/02/28 02:22
>>144 雑誌編集者的な感性の持ち主がいろんなところの編集とケンカした?意味不明。
147 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:30
ポーの詩を朗読しているCDありませんか?
148 :
考える名無しさん :02/02/28 02:41
>>146 雑誌編集者的な感性って言い回し始めて聞いた。
世の中に共通理解があると思い込んでいるあたり相当イタイ。
議論のいろはから学びなおしたほうが…。
149 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:43
>148 その言い回しは引用だよ。
150 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:44
引用しただけなのに起こられた146は可哀相。
151 :
考える名無しさん :02/02/28 02:49
>149 初出の138から何の定義づけも出典もないが? ポー研究において常識とまで言い切る根拠は?
152 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:51
>>151 そんなこと知らないよ。
146が可哀相。
153 :
考える名無しさん :02/02/28 02:53
いやいや146にのって144・138にむけて発した言葉。 わかりづらくてごめん。
154 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:56
>>153 ならよろしい。
ただ雑誌編集者的な感性という言い回しは別に理解できなくないけど。
常識かどうかは知らないけどね。
ポオが雑誌を編集する者としての意識を持っていた、ってだけじゃねーの? 当時のアメリカの定期刊行物はトクヴィルが感心しちまったりするほど多く、 出版社の敷居は高いがゆえに、アメリカの作家は雑誌に書くことを余儀なく されていた。その状況においてポオはいい加減な雑誌の著作権無視に対して 意見したり、また"our general editorial course of corruption"に 対しては、自分はしっかりと「アメリカの芸術」を意識していると息巻い たりしたわけです。 まぁ、あとポオの編集者人生&バトルについては、前掲の本を読んだり、 何かしらの研究書(絶対に巽の本ではないが^^;)読めば分かると思います。 "Southern Literary Journal""Southern Literary Messenger" "New York Mirror""Knickerbocker"やその他の定期刊行物がさまざまある 中で、ポオがいかに編集としての美学をもち、また同時に作家としての 美学も持っていたか、つーことが。
近代文学は彼(ポー)から―(略)―他のものの世界から切り離して 文学の世界を独立させることだった。たとえば自然とか、科学とか あるいは絵画、または音楽の世界とは別個の法則に従う言葉の世界を 築くことだった。(英国の近代文学・岩波) 彼の言葉に対しての熱意を >雑誌編集者的な感性の持ち主 と使用したって俺はちっともおかしかないな >世の中に共通理解があると思い込んでいるあたり相当イタイ。 おまえ、本読んでもつまらんだろ(w
157 :
吾輩は名無しである :02/02/28 14:10
国内にポーのサイトないのかな 検索だと「ポータル」が出てきて鬱だ
ポウで試してみた?
159 :
考える名無しさん :02/02/28 19:34
>>156 >彼の言葉に対しての熱意を
>雑誌編集者的な感性の持ち主
と使用したって俺はちっともおかしかないな
いやおかしいだろ。説明しろっていってんの。
>おまえ、本読んでもつまらんだろ(w
バルトの詩的エクリチュールは存在するかを読んで涙した人間に
そんな煽りは通用しない。
それから―(略)―って使うときには文がつながるように使え。
160 :
吾輩は名無しである :02/02/28 19:43
おちつけよ じぶんがくだらないにんげんだとおもいだせ さらりとながせかろやかに
161 :
考える名無しさん :02/02/28 19:49
ixion 、お前コテハンのくせに144と155で言ってることつながってねーぞ。
162 :
吾輩は名無しである :02/02/28 20:00
>>155 この板の有名人さんに初質問。
>当時のアメリカの定期刊行物はトクヴィルが感心しちまったりするほど多く、
>出版社の敷居は高いがゆえに、アメリカの作家は雑誌に書くことを余儀なく
>されていた。
ここでおっしゃるところのアメリカの作家て具体的にどんな人たちですか?
思い浮かぶのはニューイングランドの文壇と、いわゆる大衆文学(ヴィクトリア
朝クサイやつなんか)なんですけど、どちらを指しているのでしょう?
どちらにとっても「余儀なくされていた」という言い方がどうもしっくり
こないように思ったので。もしヒントだけでもあればご教示願えますか。
あとこれはどうでもいいのですが、あなたは巽孝之を評価しないんですか。
私はいくつか読みましたが、面白いと思っています。ポウの本も含めて。
頭の良い人だなと。
でも読後になんだか騙されたような気分になります。
好きだけど信じてはいないというかんじですね。
163 :
吾輩は名無しである :02/02/28 20:02
164 :
ixion :02/02/28 23:35
ふむ? 俺は「雑誌編集者的感性」=「ポオが雑誌を編集する者としての意識を 持っていた」と考えて、それに基づいてポオの編集者としての有名なエピソード (ケンカくんだり)を引いてだらだらカキコしただけですが…別に矛盾して ねーと思うんだが如何?>161 で、162さん、別に俺は有名人ではないので、こちらこそよろしくね^^; んーとね、有名無名の作家含めて、当時の出版社とはかなり厳しい状況でした。 前出の本から具体例をあげれば、ホーソーンが最初の小説『ファンショー』 (1828)を自費出版で出し、その後は雑誌媒体に作品を出版して名声を博した ものの、1837年に『トワイス・トールド・テイルズ』の出版交渉をサミュエル・ グッドリッチと行なったところ、損害が出た場合に備えて250ドルを用意しろ、 と言われてしまうわけです(ちなみにこの金は金持ちの友人に借りて用意し、 その後きちんと返済しています)。 ポオに関しても、1836年に短編集の出版を試みたものの、複数の出版社に断られ、 その後、批評家&作家として雑誌媒体で評判を高めてから、やっと1839年に 『グロテスクとアラベスクの物語』を限定750部で出版することが許されます。 ただし、その際ポオが同意せねばならなかった条件は、売上は全て出版社に、 ポオには著作権と数部の自著のみ、というものでした。 これらは、それでも雑誌で有名になった作家ふたりの話ですから、じゃあそれ 以外の雑誌寄稿者についてはどうかって言うと、当然自著を出版するなんてのは ものすごーく高い壁に阻まれて無理、ってことになるわけです。
で、巽については、下手なこと言うと裁判起こされるので控えめに 言いますが、「文学者」なんて名乗ってほしくない詐○師(自主規制) だと思ってます。文献あさって今まで引かれてないものを詰め込んで、 牽強付会我田引水だからどうした勝手にしやがれ的結論に持っていって、 はい終わり。過剰な情報と最新理論詰めこみゃいいってもんじゃない、 思索に何も面白みがない米文学研究家だと思います。 ま、ここまで言うこともないだろうが、これは「個人的な意見・批評」 であり、名誉毀損<表現の自由にあたるものですので、よろしく^^; 「根拠のない批判」っていうなら、まぁ例えば『ニュー・アメリカニズム』 とかこないだのクソ2001年(トンデモ)本持ってきて論証検討しても いいですが、めんどくさい&すれ違いなのでヤメてsage
166 :
考える名無しさん :02/02/28 23:43
>>163 =ixionなのか?
雑誌編集者としてポーの姿勢にに雑誌編集者的な感性といっても意味がないだろ。
ポーの作品の中に何がしかの物を見出さなければ
>ポーが雑誌編集者的な感性の持ち主ということは、ポー研究では
>今はたしか常識
に、うんと言って同意する妥当性はない。
あ、おれ163じゃないよ。って、また信用されないだろうなぁ…。
作品…パッと浮かばないけど、"X-ing a Paragrab"とか、 "Review of ..."とかは? つーか、何でこんなことにこだわってるのか分からん。 雑誌編集者的「感性」に引っ掛かってるのか? だとしたら、雑誌編集者の感性は作家の感性と相容れないとでも? ポオは作家だし雑誌編集者だから、その「感性」(は何だか知らんけど ね、俺も)を持ってるのは当たり前じゃねーの?
>>168 >その「感性」(は何だか知らんけどね、俺も)
無責任だな。144は何なのだ。
だーかーらー、 >俺は「雑誌編集者的感性」=「ポオが雑誌を編集する者としての意識を >持っていた」と考えて いたの。別にその「感性」の内容については何も論じてねーっての。 ああ面倒だ、ポオの作品を論じるならいいが、こういう下らん足の引っ 張り合いしてもしかたねーじゃん。 ってことでつまらんので撤退。
だーかーらー、 138でアフォが変なこと言い出して144で拾って同意したのはお前だろ。 それ以降お前作品について触れてないじゃないか。
172 :
大塩平八郎 :02/03/01 08:19
俺このあいだ「黒猫・黄金虫」買ったんだけどさ、 おもしろいわこれ。 一番おもしろかったのがメイルストロムだった。本で初めて怖いと思ったよ。 ポウではこういう系の作品は他に何があるんでしょう? ついでに「白鯨」とのつながりも後書きに書いてあったから、 白鯨買ってきます。
なんかミもフタもないHNですね
>170
今ごろ気が付いた?
ポーにはシッタカ厨ちゃんが多いんだよ(w
>>138 今度書く時は強気で書け!
175 :
大塩平八郎 ◆zIdJrjf. :02/03/01 12:08
よーし、次はモルグ街の殺人買うぞ! 買うぞ!買うぞ!買うぞ!買うぞ! 買うぞ!買うぞ!買うぞ!買うぞ!
176 :
大塩平八郎 ◆zIdJrjf. :02/03/01 17:42
モルグ街と小説全集1買った 読むぞ!読むぞ!読むぞ!読むぞ! 読むぞ!読むぞ!読むぞ!読むぞ!
177 :
吾輩は名無しである :02/03/01 18:42
>>164 丁寧なレスありがとうございました。
いわゆるアメリカンルネッサンスの作家というのは当時あまり
読まれていなかったという話を聞いたことがありますが、雑誌の
隆盛も関係あるのですね。雑誌市場の都合で、読まれないものは
載せられなくなったんだろうと想像します。メルヴィルも読者を
失っていって、逆に読者を突き放していったのですよね。
ポーのやり方はむしろ賢くみえますね。
読まれるものしか載せないならば読まれるものを書いてやれ!ということで、
一時間程度で読めて、恐怖や知的興奮などの効果抜群のものを書く、という
創作論を考え出したわけですから(お嫌いな巽氏の受け売りですが、
巽氏も誰かの受け売りでしたよね・・・)。
文学と雑誌と資本主義のこと考えると、難しいなーと思います。
現在の日本だって、どういうものが売れるのかを意識しないで
作家はものを書けるのだろうかと考えてしまう。
生前は全く評価されなかったのに、今では押しも押されぬ巨匠という
ことは珍しくないけど、これからもそういうことはありうるんでしょうかね・・・
とにかくレス参考になりました。
178 :
大塩平八郎 ◆zIdJrjf. :02/03/01 20:11
ところでポーって結構ナメられてないか? それはアメ文全般に言える事だが…
179 :
吾輩は名無しである :02/03/01 21:22
ナメられてるというか、脱神話化されたということです。
ixionは自作自演まだ懲りてないのか? 必ず擁護する吾輩は名無しであるが現れる。
181 :
吾輩は名無しである :02/03/02 20:42
メイルシュトロームでダメージ約3000
182 :
吾輩は名無しである :02/03/07 12:58
age
>178 まったくその通り。ま、文学全体がなめられてるので しょうがないのかもしれないね
いちいちマジに反応しても仕方ないのだが、自作自演ではない^^; で、ポオが「ナメられてる」というのは、みなさんどういう点でそう 感じているんでしょうか? 脱神話化、といっても、むしろ生前の評価より格段に上がって、今では 短編小説の祖のような扱いを受けているから、今でも十分神話化されて いると思うんだけど。一般に読まれなくなった、というなら分かるが…。 アメ文がなめられているのは、「歴史の薄さ」ってことで納得がいく。 ただ、その薄い歴史を過度に意識することで、逆に素晴らしい作品が 生まれたりもするんだけどね。
185 :
吾輩は名無しである :02/03/07 18:52
米文がなめられているとしたら、米国がなめられているからでは? 国家の脱神話化って言い方あるのか知らんけど。
186 :
吾輩は名無しである :02/03/07 19:58
>>185 ヨーロッパから見るアメリカ
「ケッ、つい最近できた成金国家の分際でよ!」
僕が思うに、ポーの作品てーのは脱神話化じゃなくて 神格化してるってことで 読者や批評なんか作品読んで「こー言っとけばOK」みたいな当たり前なこと を繰り返してる。ま、それはそれでいいんだけど もっと違う見方もあって良いだろうと思う。 アメリカの文学ってかなりなサラダボールで美味しいと思うんだけど 肉を食らう人間には前菜にしかならん。軽く見られすぎてるんだよね。 実はメッチャ腹に溜まって満足するんだが
脱神話(神格でもよし)化されたことイコール評価が下がったということ ではないよ。もちろんナメられてるわけでもない。ナメられてると思った 人は、神格化されたポウをみているということ。 で、べつにどちらでもいい話だとおもう。みる人によって姿が変るほうが 作家としておもしろい存在じゃん。時代の知性と感性を代表していて、 しかも言葉を扱うのが巧い。作家として本物。研究者がどんなゴタク並べようが そのことだけは変らない。 アメリカ文学が軽くみられてるかどうか知らないけど、そうだとしたら、 文学そのものもまだまだ神話化されてるんだろうねー。
189 :
吾輩は名無しである :02/03/08 23:41
軽く書き飛ばしている感じが好きですが(笑)。 なるほど、なめられているんですか。 確かに、どうせ読み捨てられる物、という割り切りは あったでしょうね。 それとやはりフランス人がポーの系譜を辿るときは ポー<マラルメ<ベルトラン<サント・ブーヴ、バンヴィル となるんだろうと思います。
190 :
吾輩は名無しである :02/03/09 01:49
ポーの面白さについて具体的に教えてください。
>>190 怪奇幻想のふんいきがよい
ユーモア小説は軽妙でよい
文章がキレイ
193 :
吾輩は名無しである :02/03/09 11:41
ポーのウィリアムと治のメロスには、共通の部分がある。 ウィリアムは自己を裏切ろうとし、メロスは友を裏切ろうとする。 猪瀬によれば治は実際に友と妻を裏切った。 ポーの深酒の理由は知らぬが、ポーと治は自己を人間失格と規定していたようだ。 とすれば、ウィリアムのみならずメロスもまた悲しき物語である。 矛盾は、治の文体の背後にある戦後の青空の底抜けの明るさであり、 ポーの退廃的記述に隠された良きアメリカ資本主義への賛美である。
194 :
吾輩は名無しである :02/03/09 15:44
ポオの魅力は、「理屈では説明ができないが、 確かにそこにあるもの」を 説得力のある形で提示することにある。
195 :
吾輩は名無しである :02/03/11 02:43
196 :
吾輩は名無しである :02/03/11 12:57
アメリカ文学あげ
197 :
吾輩は名無しである :02/03/11 15:36
不条理の天使あげ
198 :
吾輩は名無しである :02/03/15 21:26
ポーの幻想小説は世界を一つの美へと変化させている。 美の化身であり、死の象徴でもある。 そこには常に見えざるネクロフィリア的嗜好が漂っている ポーのハンスプファアルはおもしろい作品である。 気球の中のリアルな描写。月へ辿り着くというファンタジーと思わせておきながら、 最期の最期であっけない終わり方をする。 これは生来個性的な性格であったポーならではのものだ。 たとえるならば、「タイタニック」でばばあが「今のはうそだぴょーん」とのたまうのに等しい。
199 :
吾輩は名無しである :02/03/16 08:55
『黄金虫』とかポーだと推理ものが好きなんだけど邪道かな? やっぱり『アッシャー家の崩壊』とか『ライジーア』とか『黒猫』 みたいなのがポーの本質でしょうか?
200 :
吾輩は名無しである :02/03/21 22:29
age
201 :
吾輩は名無しである :02/03/21 22:30
age
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203 :
吾輩は名無しである :02/03/23 03:36
ポーのゴシックロマンの大伽藍にはハリウッドやラスベガスの匂いがある。 それがまた彼の魅力である。
204 :
吾輩は名無しである :02/03/23 09:09
「メールストロム」と「振り子と落とし穴」は傑作だよ。
205 :
吾輩は名無しである :02/03/23 13:14
ポーは良い。 彼はどちらかというと「通俗過去作家」として捕らえられているきらいがあるが、 読者のニーズに答えながら、その隙間で新しい興奮を産み出していった天才、ポー。 彼の作品の小さな底無し井戸のような深い短編群は、未だにその闇が光に照らされることを許さない。 で、個人的に好きな作品は「ペスト王」だ。
206 :
吾輩は名無しである :02/03/23 15:29
age
207 :
吾輩は名無しである :02/03/24 00:16
>>205 あなたはわかってますね
ポウは闇のなかで必死に一点を照らそうと光を放っていたのです。
その一点とはなんなのか、私にはわかりません。
ポウ自身にもわかっていたのかどうか・・・
もしかしたら男性からみた女性の不可知性だったのかもしれない。
あるいは、本物の「官能」か。
ポウに限らず、小説と詩は切り離すことができないですよ。
ダサいスレッドっすね
211 :
吾輩は名無しである :02/03/24 19:19
age
212 :
吾輩は名無しである :02/03/24 23:21
ポーの魅力ってなんだろう。 「アッシャー家」にはリア厨の頃から惹かれていた。 「メンツェルの将棋差し」は、頭の切れにめちゃくちゃ感心した。 「赤き死の仮面」はスタイリッシュな寓話。 詩も小説も、アラベスク模様のような言葉にはめまいすら感じる。 たぶん一生わからないんだろうな。それがまた愉しいのかも。
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214 :
吾輩は名無しである :02/04/03 02:48
age
ポオの元ネタって知ってます?
216 :
吾輩は名無しである :02/04/24 00:26
知らないっす。なんですか?
217 :
老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 18:39
僕はポーの小説では、赤死病の仮面、落とし穴と振り子、メイルストローム、 ペスト王、ハンスプファアル、 などが好きです。 ポーの作品は不思議な魅力があると思います
218 :
吾輩は名無しである :02/04/24 23:53
>>215 それはアッシャーのことを言ってるん?
最近の論文だよね
219 :
吾輩は名無しである :02/04/24 23:56
詳細きぼん!です。
220 :
吾輩は名無しである :02/04/25 00:07
昔むかーし、サークル活動で作ってたような本があってね、 その中の一つだということだけど、あんまり確かじゃない らしいよ。 ポー嫌いの俺が見つけたんだから、調べればすぐに見つかるよ がんばれ(w
221 :
吾輩は名無しである :02/04/25 00:14
せめて「最近」なのか「昔むかーし」なのかハッキリしてください。
222 :
吾輩は名無しである :02/04/26 13:08
よくジャッキーチェンと共演してた人でしょ。 太ってるけどオモロイから好きだったよ。
223 :
吾輩は名無しである :02/04/26 15:53
,,,..-‐‐‐-..,,, /::::::::::::::::::::::::ヽ _,..-‐‐-..,,, l::;;-‐‐-:;;::::::::::::ヽ//-‐,,__ /:::::::::::::::::::::ヽ l:l ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::;-'^~~^'‐;;:l ~ヽ/ ::::::::::::::::::::::::::U::ヽミ .ll / / ̄^ヽ ::::::::::::::::::::::U:::ヽ ,.ノ ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ / | ・ .| :/ ̄^ヽ:::::::l'^~ .< ‐/-,, ヽ,_,,ノ | ・ |:::::::l < l ~^'' `‐' ヽ.,_,,ノ :l < | ヽ / ̄ ̄\ '''l^^~~~ / ̄ ̄ヽ -‐‐‐--l- < | ヽ __ | ヽ、 ,,,, | |||!|||i||!| | ~^'‐..,,_/ < / \ |ノ ―――― / / (:::::} | | |ll ll !!.| | ,,,, イ~''' < / \ 丿 アアァァ | l: ~~ | |!! ||ll| || | {:::::) ::l .< ● l: | | ! | l ~~ l < l、 ヽ`ニニ'ノ ,l> V V V V V V V V V V V V V V V V VV V V V V /^‐-,,____,,,,,,,,..................,,,,,,,__,,,.--ヽ ~‐‐'~ ^'‐‐~
225 :
吾輩は名無しである :02/04/26 20:02
>221 「昔むかーし」の本がタネ本 書かれた論文は「最近」 ・・・気にして読んでねーからこんくらいしか知らん 少しは努力しろ、この厨が
226 :
吾輩は名無しである :02/04/26 20:45
サモ・ハン・キンポー エドガー・アラン・ポー
227 :
吾輩は名無しである :02/04/29 00:29
ポォの作品の朗読CD、なかなか雰囲気があっていい。 朗読者はベイジル・ラズボーンとヴィンセント・プライス。
228 :
吾輩は名無しである :02/04/29 01:21
ポーの小説読んでます。 情景描写のリアリティが凄いですね。単に視覚的な見方にとどまらず、 感情的な部分で、かなり消化された表現があって、思わずゾクッとする ような感受性の強さを感じました。
229 :
吾輩は名無しである :02/05/04 23:01
倉庫いきそうなのでage
雑誌編集者としてのポー、って話はどこ逝ったの? 巽は詐○文学者みたいな話があったけど、 その視点は間違っていない、というか、 考えてみる余地はあると思う。 その視点が「常識」になってる、って意見はよくわかんないけど。 ポーは多岐にわたるジャンルを書いた作家でしょ。恐怖小説とかSFとか ユーモアとか探偵小説とか。 なんであそこまで多種多様な作品を? っていう疑問はあるんだよね、折れ。 それに対するひとつの答え(の可能性)としての「ポー=雑誌編集者」 は、それなりに説得力があるように思う。 つまり、当時の読者に、ポーが書いたような作品を望む傾向が あったのではないかと、そんな風に考えるんだけど、 いかんせん、(不勉強で恥ずかしいが)折れは当時の読者の好みとか 社会状況がよくわからないので、そこら辺のことを知っている人の 意見を聞いてみたい。 雑誌編集者ってのは、特定の読者層の嗜好を考えて 雑誌を編集するわけだから、当時の読者の嗜好っていう 視点は無視できないと思うんだよね。 長文、スマソ。
231 :
吾輩は名無しである :02/05/05 06:26
俺すごい発見した。 おどろくな!? エドガーアランポーと江戸川乱歩は似てる!!!!! そっくりだよなんか。発音が。 学校のみんなにいったら天才ってゆわれたもん。
>231のおおぼけに万歳!
233 :
吾輩は名無しである :02/05/05 11:16
江戸川乱歩がエドガー・アラン・ポーを音写したペンネームをつけたんだよね。 考えるだに絶妙な漢字の使い方と感心したものだ。 私も似たようなのを考えたことがある。 ジョージ・ガモフ→蒲生譲二という…
234 :
吾輩は名無しである :02/05/05 14:14
>>231 はネタだと思うケドw
東京の本屋見てたら「マガジニストのポー」とかって本があったな。
>>230 読者の傾向をポーが作って行った、てのはどう?
ポーが「これはイケル」と思ってどんどんいろんな小説の実験を進めていった、
だからああいう多ジャンルにわたる作品群ができたってのは。
俺はポーを詐欺だとは思わない。磨きぬかれた幻想を描く人だと思ってる。
235 :
吾輩は名無しである :02/05/05 14:47
萩尾望都が作品にしてたよ
>>234 そういう発想の転換もアリだね。
なるほどと思った。雑誌という媒体に
「いかに読者をビビらして、雑誌を買わせるか?」
って命題があるとするなら、既存の枠組みを使うよりも
新しいジャンルを開発した方が「目新しさ」という点では
効果的だろうからね。
実はポーは「創造家」ではなく、「借用家」だったって話は創元の
解説やら研究書やらでよく言われているけど、読者の傾向がポーに
影響を与えたにしろ、読者の傾向をポーが作っていたにしろ、
「マガジニスト」って視点は必要だってことかな。
>>235 「ポーの一族」だね。
このスレッドの趣向とはかけ離れるけど、
個人的に「スターレッド」は好きだ。
237 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:28
age
238 :
老人と海馬鹿にした奴は ◆zIdJrjf. :02/05/07 19:42
あげ
239 :
吾輩は名無しである :02/05/24 14:39
age
240 :
吾輩は名無しである :02/05/26 06:52
此間見ていたTVでミステリー作家って言われてた 私的には詩人だったのに世間的にはミステリー作家なの?
241 :
吾輩は名無しである :02/05/26 11:01
ミステリーの先駆的な作品を書いたからそう呼ばれるのかしら。 他にもいろんなのかいてるんだけど。ユリイカとかねぇ。
242 :
吾輩は名無しである :02/05/26 12:25
フランスに持ち込んだのはボリス・ヴィアンだよ。あいつは偉いね。
243 :
吾輩は名無しである :02/05/26 12:42
アッシャー家の書き出しがイイ!
244 :
吾輩は名無しである :02/05/26 22:29
>>243 同意。原典の朗読聞くと、詩のようだよ。
245 :
吾輩は名無しである :02/06/06 16:50
age
246 :
吾輩は名無しである :02/06/06 20:46
ポー。 創作文芸板では「純文学ではない通俗ヨゴレ作家」と。w
247 :
吾輩は名無しである :02/06/27 22:02
保全
248 :
吾輩は名無しである :02/06/27 23:06
私はポーの小説やエッセイ等は生活のために 「面白くて売れそうなもの」を書いただけのものだと思う。 その芸術性や完成度に対して本人はあまり重視していなかったはず。 西洋文学の本流はギリシア・ローマの頃からあくまでポエマなわけで、 (ちなみにpoemaはギリシア語では「創造されたもの」の意) ポーも自分の作品の中で重視していたのは詩なわけね。 粗製乱造した気配のある散文作品と異なり、詩は発表したあとにも 何度も推敲しているしね。 また"Raven"などは人前で何度も朗読していたし。 詩に対する愛情は深く深く感じ取れるてしまう。 私はRavenが好き。原詩で暗誦していて、皿洗いの時なんかに よく口ずさんでおります。なんといってもリズムが素晴らしい! 別に陰鬱な詩だとも思いません。軽妙な部分もあるしね。 大体「夜中にでっかいカラスが部屋に飛び込んできた!」なんて シチュエーションはギャグと紙一重ではないですか! それでも徹底したツキなし男の韜晦の迫力で トラゲディアに仕立ててしまうのだから やっぱり偉大な詩人なわけね。
249 :
吾輩は名無しである :02/06/28 17:54
結論を言うと、詩人としては三流だった。だからポーはすごい。
250 :
吾輩は名無しである :02/07/07 22:31
↑所詮ポーの読者なんてこの程度。
252 :
吾輩は名無しである :02/07/17 02:39
age
253 :
吾輩は名無しである :02/07/24 21:11
age
254 :
吾輩は名無しである :02/07/30 14:17
チン・ポー
よう、ジョン君よおう!
256 :
吾輩は名無しである :02/08/06 19:41
ポーってのはヘミングウェイに影響を与えた奴だろ
ポオのような一般大衆文学はこの板にはふさわしくない。 ライトノベル板なんかでやるべき。
258 :
吾輩は名無しである :02/08/12 06:58
サモハン・キン・ポー
259 :
吾輩は名無しである :02/08/12 09:50
モウダメポー
ポーなんかHenry Jamesに言わせれば「もう馬鹿かと、あほかと・・・」だそうだ。
261 :
吾輩は名無しである :02/08/27 06:46
大好きポークビッツ
「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」 あんな終わり方やめてよ(T_T) すげー気になんじゃん(T_T) 「氷のスフィンクス」読んでみようかな?
263 :
吾輩は名無しである :02/09/15 10:19
>「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」 >あんな終わり方やめてよ(T_T) >すげー気になんじゃん(T_T) あれ読んだら、今度はラブクラフトのクトゥルー神話でも読んでみると…^^; >私はポーの小説やエッセイ等は生活のために >「面白くて売れそうなもの」を書いただけのものだと思う。 >その芸術性や完成度に対して本人はあまり重視していなかったはず。 そんなことない。でも「詩」を神聖なものとしてみていたことは確からしい。
265 :
吾輩は名無しである :02/09/15 15:22
つーか読んでて作者の飽きっぽさを感じるから好きじゃない。 読者に任せる部分が多すぎだしね。 登場人物にしても描き方が薄いんだよね。 この辺がポーの人間不信を裏付けてるんだと思うんだけどさ
>>263 そのCD持ってます。雰囲気出てて結構好き。
ちなみに収録作品は以下のとおり。
1枚目:"To--", "Alone", "The City in the Sea", "The Fall of the House of Usher",
"The Haunted Palace", "The Pit and the Pendulum"
2枚目:"The Masque of Red Death", "The Tell-Tale Heart", "The Black Cat"
3枚目:"The Raven", "The Facts of the Case of M. Valdemar", "The Cask of Amontillado",
"The Bells", "Annabel Lee", "Eldorado"
4枚目:"Ligeia", "The Imp of the Perverse", "Morella"
5枚目:"Berenice", "The Gold Bug"
うわ〜、266さんタイトル書き出して下さってありがとうございます。 アマゾンJapanのレビューにも載ってなかったのでとても参考になります。 ますます欲しくなってしまったです。 Basil Rathbone氏をimdbで検索してみたら 1940年代にシャーロックホームズ役で活躍した人みたいですね。 1967年に亡くなられてるので彼の分の録音はそれ以前のものに なりますが、ポーの場合、年代が古いというのが欠点になるどころか ますますムードがあっていい感じに思えてしまいますw
葛生千夏という歌手が ポーの詩に曲つけて歌ってますな。 なかなかよかった。
269 :
吾輩は名無しである :02/09/29 20:18
Hoshuu
270 :
吾輩は名無しである :02/09/30 01:54
age
271 :
吾輩は名無しである :02/09/30 17:17
272 :
吾輩は名無しである :02/09/30 21:20
古い投稿にあったけど、ポーの挿し絵について。 たしか挿し絵版画にギュスターヴ・ドレの作品があったよね?
273 :
吾輩は名無しである :02/10/09 19:53
「妖精の島」について400字以内で論ぜよ。(10点)
274 :
吾輩は名無しである :02/10/27 15:28
だれか〜
275 :
吾輩は名無しである :02/11/08 23:28
保全age
276 :
吾輩は名無しである :02/11/08 23:36
あげげ。
277 :
吾輩は名無しである :02/11/09 21:57
>>1 × エドガ−・アラン・ポー
○ エドガー・アラン・ポー
遭難したボートの上で 4人がくじ引きしてひとり食われるって話なかった?
279 :
吾輩は名無しである :02/11/16 13:51
280 :
nothing :02/11/16 16:55
スレタイ見ただけで江戸川乱歩のスレだと思った漏れは逝ってよしですか?
281 :
吾輩は名無しである :02/11/16 18:39
しかし、探偵小説の創始したひとでしょう。 偉大です。失われた手紙なんて、現代の哲学者が 議論していたね。
282 :
吾輩は名無しである :02/11/22 20:03
age
ムツゴロウこと畑正憲は子供の頃原書で「黒猫」を丸暗記して英語を覚えたらしい。 ああ見えて彼東大だもんなあ。
285 :
吾輩は名無しである :02/12/06 16:51
どうせ暗記するなら、明るいのにすればいいのに・・・ 黒猫は名作とは思うけど、私なら暗記するのは ちょといやかも。
こがねもし・・・
288 :
吾輩は名無しである :02/12/08 01:33
題名ど忘れしたけど(確か「がやがや町」みたいなの・・・) 幼くして鼻についての論文を書いて、街じゅうからちやほやされてた男が パーティで、議員と喧嘩して、この議員の鼻をへし折る。 次の日から彼は誰にも相手にされず、代わりに議員が街の名士となるって話。 あれは、登場人物の名前にもウィットが効いてて好きだな。 暗記したらおもしろそう。
ホントに暗記したくなったよ。 やはり短くて面白いのがいいな・・・。 実はポーってきちんと読んだこと無いんだよな。 誰か道ずれになって。。。
290 :
吾輩は名無しである :02/12/08 22:16
いなかなんで、原作本はなかなか手に入らないんだよ。
291 :
吾輩は名無しである :02/12/08 22:22
292 :
吾輩は名無しである :02/12/09 00:17
長編一作もないし…
294 :
吾輩は名無しである :02/12/14 10:09
agetoku
295 :
吾輩は名無しである :02/12/14 10:20
デュパン君が出てくる話がのんびりしていて好きです。
296 :
吾輩は名無しである :02/12/15 18:26
ラブクラフトとはどう違うの?
297 :
吾輩は名無しである :02/12/15 18:38
>>293 ナンタケットは長篇じゃないの?
未完だけど。
298 :
吾輩は名無しである :02/12/16 17:51
ゲームの起動画面がポーの詩の朗読だったので暗記してしまった… "Deep into that darkness peering, long I stood there wondering,fearing,doubting......"
299 :
吾輩は名無しである :02/12/16 18:17
丸谷才一訳『ポー名作集』ってどうなの?
300 :
吾輩は名無しである :02/12/16 19:07
らいふぃずべりーしょー
301 :
吾輩は名無しである :02/12/16 20:09
302 :
吾輩は名無しである :02/12/17 19:13
303 :
吾輩は名無しである :02/12/17 23:00
鴉とタマレーンどっちが好き?
黄金虫おうごんちゅうってよんでましたすいません
307 :
吾輩は名無しである :03/01/03 11:56
age
308 :
吾輩は名無しである :03/01/04 23:09
ところで みんな「アッシャー家の崩壊」って呼ぶけどさ 昔は「アッシャー館の崩壊」じゃなかった? 確か丸谷才一の訳がそうだったと思うんだけど いつから変わったんだろう?
一番好きな文学者ですわ。 『モレラ』が好き あ、冒険小説も好き
310 :
吾輩は名無しである :03/01/07 17:23
WINMXでコガネムシとかの朗読のやつがあった。英語だけど
311 :
吾輩は名無しである :03/01/07 17:36
「メールストロムの旋渦」が大好き。爺さんが渦に呑み込まれようとする ところの迫力がなんとも言えない。原文も読みたいが、俺は英語に関しては 厨房なので食指が動かん・・・。 そういえば、この作品に対する突っ込んだ解釈ってあるんだろうか?
312 :
吾輩は名無しである :03/01/08 12:22
ハンスブハブルの冒険の最後で科学に無知な作家を色々言ってたけど、 樽に捕まってれば渦潮に飲み込まれないとか、羊皮紙が100年以上たっても あぶりだしが出来たり、そういうとこまで突っ込んだら白けるんかな
313 :
吾輩は名無しである :03/01/15 20:03
今、集英社の世界文学全集のボーの巻読んでるけど、 無茶苦茶おもろいね。描写も精緻でゾクゾクするし。 アッシャー家の崩壊」は、創元推理文庫版の題ですね。 集英社の世界文学全集版が「アッシャー館の崩壊」となってます。 ちなみに「メールストロムの旋渦」の集英社の世界文学全集版は、 「メエルシュトルムに呑まれて」ですね。この小説も精緻ですね。 あまりにおもろいので今日「詩と詩論」買いマスタ。
ポーくらいだよ。 これから一生のうちに何度も読み返していきそうな小説は…
(^^)
316 :
吾輩は名無しである :03/01/31 16:54
317 :
吾輩は名無しである :03/01/31 17:15
人生がね。
318 :
吾輩は名無しである :03/02/04 22:34
マイケル・ジャクソン主演でポーの伝記映画が作られているという話を少し前に聞いたような記憶があるが、あれは結局どうなったんだ?
ルーリードってどんなバンド?
321 :
吾輩は名無しである :03/02/09 09:09
ネタだと思うけどマジレスしとく。 ルーは元ヴェルヴェット・アンダーグランド のギター兼ヴォーカル。 その後ソロになって代表作は「トランスフォーマー」、 「ベルリン」、「ブルーマスク」、「ニューヨーク」 ってとこ。 最近ルー聞いてなかったんで最新作の輸入版聞いた人 感想がまじ聞きたい。 評判良ければ前作の「エクスタシー」と一緒に買うつもり。
322 :
吾輩は名無しである :03/02/09 15:06
ルー・リードが引用してるポーの "Why do we have a passion for exactly the wrong thing? What do we mean by "wrong." という言葉は何というエッセイからのもの?
323 :
吾輩は名無しである :03/02/09 15:07
やっぱりポーはスゴイですよね。
324 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/11 17:30
「モルグ街の殺人」は、文学板住人が読めば、 あの結末には萎えなんだろうな。 現時点ではミステリとして読んでも萎える部分はあるけど。
モルグ街ってそんなに評価されてるの? 黒猫、コガネムシにくらべて
326 :
ミステリ板住人 ◆ExGQrDul2E :03/02/11 17:53
「モルグ街の殺人」は、 近代ミステリ史上初の密室トリックを描いた作品。 ミステリ的に評価されるのは、現代ではその程度かと思う。 後は、いわゆる名探偵の起用。
今はモルグ等は読めないでしょう。が、一連の冒険、恐怖小説は未だに独特の美と格調を持っています。
>322 それって、ポオからの「引用」ではなくて、ルー・リードがポオを読んで 受け取った「印象」では?The Ravenについてbn.comにはこう書いてある: In his liner notes to the album The Raven, Reed touches on the parallels between their work when he writes, "I have reread and rewritten Poe to ask the same questions again. Who am I? Why am I drawn to do what I should not?...Why do we love what we cannot have? Why do we have a passion for exactly the wrong thing?" 「モルグ街の殺人」は、最後のデュパンの台詞の「皮肉」をきちんと読まずに、 犯人とか名探偵とかだけで「現代では読めない」と言われるが、そういう考え が"In his wisdom is no stamen. It is all head and no body, like the pictures of the Goddess Lavarna"なのでは?ポオが「モルグ街の殺人」 で展開したのは所謂エンタメミステリーではなく、徹底した分析的思考と 透徹した論理についてであって、この「事件」の最後に注目されるべきは珍奇な 犯人ではなく、物語の最初に延々と書かれているように「論理」でしょ。しかも きちんと実質を伴い段階を踏んで思考する慎重な論理。最後にタキシード仮面 みたいな名探偵が出てきて突然「犯人って〜だよね?」とか言うのは、論理では ない^^; だから、別にポオはミステリーの分野を切り開いたという意識はもって ないんじゃないか。確かに「分析と論理」というものを語りたいがために、今日 ではミステリーと分類されるさまざまな題材を用いてはいるけれども。 ...although puzzling questions, are not beyond all conjecture.
島田荘司の占星術殺人とか、あんなもんがミステリ的に傑作なら そんな価値観はポオの小説には必要ない
ポーはあくまで近代探偵小説(ミステリ)の創始者という 理解でいいと思うし、国も時代も異なる島田荘司と比較しても仕方無い。 個人的には、ミステリというよりはホラーな「黒猫」、 SFというよりは冒険な「大渦巻きにのまれて」が面白かった。
332 :
吾輩は名無しである :03/02/22 21:57
個人的には西条八十を思い出してしまいます。 直接のポーとの関係というか影響はわかりませんが、 西条は多くの幻想的な詩や、童謡(かなりやなど)あるいは流行歌、 一方で「人食いバラ」のような探偵小説もかいますね。
ポーが探偵小説とSFの草創期に位置していて、両者共にメルクマールと呼べるような 作品を書いたのは、その論理的展開の厳密さにあるでしょ。 「マリー・ロジェの謎」(だったっけ)とか「盗まれた手紙」とか「モルグ街」とかの探偵小説と 「軽気球譚」であるとか「ハンス・プファル」のSFをつなぐのは、その執拗な論理的展開という線 だと思うし。 それが過去や今に向かうのが(モルグ街の冒頭だとか、チェスプレイヤー、マリー・ロジェ等)は探偵小説 的だし、未来や宇宙などの到達できない場所への想像力を含んでいくとSFになっていく んじゃないか。 「メイルシュトロム」とかも渦にのまれるものの順番の考察が、大渦という素材と相まって いるところが面白い。 「創始者」という「伝説的」位置に閉じこめてしまうと作品の価値を損なうと思う。 何度も始めの場所に立ち戻ることからジャンルそのものを問題視していくという視点が失われる。
>執拗な論理的展開 っていうのがあまりにも雑に思えるんだな、作品を読んでさ。 SFとか探偵小説っつー手段、またはその題材を用いるに至るまでの プロセスが大切だと思うわけで、結局は人間の心理を探求するために 用いた題材であると思った方がしっくりくる。 ポーは作品だけじゃなくて作家を通して作品を見た方が理解しやすいので 作品のカテゴリーわけはあんまり意味がないと思う。 もし分けて考えるならあまりにも幼稚すぎる。ま、背景が過度期なんだ ろうけどね。
ポオってパクリ作家で有名だったんでしょ? 創始者なんていえるのか?
336 :
吾輩は名無しである :03/02/23 14:29
あぼーん
338 :
吾輩は名無しである :03/02/23 14:43
>335 パクリではなく、種本があるだけのこと。 しかも内容はあまりにもかけ離れてるっつーの
339 :
吾輩は名無しである :03/02/23 15:00
そうそう
340 :
吾輩は名無しである :03/02/25 15:50
335さんはは「シェイクスピアもパクリで有名」とか いってるような人かな(w
いや、シェイクスピアはパクリ作家と呼んでいい
342 :
吾輩は名無しである :03/02/28 14:50
ポオ小説全集にかいてある内容 さて、パロディ自体、ひとつの借用、転用にほかならぬとすれば、19世紀以降の小説家で、ポオほど大胆に一環した借用家は、数が少ないといえよう 「ポオは発明せず、借用し、再生させた。彼はあらゆる場合に借用している」というルアークの言葉は、いささか大胆すぎる断定だとしても、 出版社の以来、またさし迫った金の必要はあったにせよthe concholigists〜と題する貝類学提要を纏め上げるにいたって、 さるイギリス人の著書をそのまま借用したのは、ほかならぬポオ自信であり、またペスト王はディズレーリーの小説のヴィヴィアングレイの一場面の借用であった
ポオがいろいろなネタを借用したからって、ポオの作品の価値には 関係ないと思うけどね。 そういや、 >ポーが探偵小説とSFの草創期に位置していて、両者共にメルクマール >と呼べるような 作品を書いたのは、その論理的展開の厳密さにある ていう話に関してだけど、全くそれと別の切り口で、ポオは大衆的で あるからこそSFの元祖なのだ、っていう論をトーマス・M・ディッシュ がThe Dreams Our Stuff Is Made Ofって本で展開してる。
344 :
ixion ◆ySh2j8IPDg :03/03/12 15:40
ごめんなさい、突然上げます。 どなたか、日夏訳「アナベル・リー」の冒頭がどんな感じだったか 教えていただけますか?2連目ぐらいまででいんですが…。 あと、ちょっとポオとは関係ないけど、アーネスト・ダウスン"Vitae summa brevis spem nos vetat incohare longam"を日夏もしくは平井呈一 が訳したことってありますか? もし他の訳者でも、その訳詩があれば 教えていただきたいのですが…。 失礼しました&よろしくお願いいたします。
日夏訳 アナベル・リイ 在りし昔のことなれども わたの水阿(みさき)の里住みの あさPをとめよそのよび名を アナベル・リイときこえしか。 をとめひたすらこのわれと なまめきあひてよねんもなし。 わたの水阿(みさき)のうらかげや 二なくめでしれいつくしぶ アナベル・リイとわが身こそ もとよりともにうなゐなれど 帝ク宙゚(ていきやううい)の天人だも ものうらやみのたねなりかし。 かかればありしそのかみは わたの水阿(みさき)のうらうらに 一夜油雲(いううん)風を孕み アナベル・リイさうけ立(だ)ちつ わたのみさきのうらかげの あだし野の露となさむずと かの太上(たいじやう)のうからやから 手のうちよりぞ奪(は)いてんげり。
帝クの天人ばら天祉およばず めであざみにて且さりけむ、 さなり、さればとよ(わたつみの みさきのさとにひとぞしる) 油雲風を孕みアナベル・リイ さうけ立(だ)ちつ身まかりつ。 ねびまさりけむひとびと 世にさかしきかどにこそと こよなくふかきなさけあれば はた帝クのてんにんばら わだのそこひのみづぬしとて 臘たしアナベル・リイがみたまをば やはかとほざくべうもあらず。 月照るなべ 臘たしアナベル・リイ夢路に入り、 星ひかるなべ 臘たしアナベル・リイが明眸俤(めいぼうもかげ)にたつ 夜のほどろわたつみの水阿(みさき)の土封(つむれ) うみのみぎはのみはかべや こひびと我妹(わぎも)いきの緒の そぎへに居臥す身のすゑかも。
ありがτ!!
訂正です。
>>346 めであざみにて且さりけむ、 → めであざみて且さりけむ、
「に」が余計でした。
349 :
吾輩は名無しである :03/03/24 19:26
ポーに詐欺論があるときいたのですが、どの本にありますか?
350 :
吾輩は名無しである :03/04/12 10:10
ポーは再考 春樹はくず
>>349 ポーに詐欺論があるときいたのですが、どの本にありますか?
ポオ全集第3巻、創元社(文庫でなく黒箱入りのでかい本)に、
「詐欺−精密科学としての考察」
Tr:松原 正
があると健作猿人で簡単に見つかった。序でに貼っておくと
http://homepage1.nifty.com/ta/sfpq/poe.htm >>345 、346の日夏「訳」のアナベルリーだけど、これだと訳というより
翻案というかポーに触発された日夏の創作みたい。
>>329 さんに貼ってあるリンク先にも原文が載っているが原文の英語は
簡単な単語がほとんどで、よほど訳文のほうがむずかしく見える。
>>351 どうも!ありがとうございます! さっそくあたってみます!
>>306 黄金虫おうごんちゅうってよんでましたすいません
私の持っている本、わざわざ「おうごんちゅう」って振り仮名がつけてありますよ!
「こがねむし」では童謡みたようで失礼な読み方と思ってました。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
355 :
吾輩は名無しである :03/04/22 18:45
356 :
吾輩は名無しである :03/04/22 19:08
お前が出したんだろう。
357 :
吾輩は名無しである :03/04/24 03:11
あぼーん
359 :
吾輩は名無しである :03/05/25 23:18
ポーはこうしてみると本当に影響力が大きいね。 特に象徴派と南米系作家に与えた影響は計り知れない。 アメリカからこういう作家が出たって事が不思議だよね。
ヨーロッパからの移民で、 生粋のアメリカ人じゃなかったからかも
>>360 そうでしたっけ?
確かにトゥエインから始まるアメリカ文学とは違い1800年と言えばまだ
イギリスから貴族や富豪の移民もあったようですからね。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
363 :
吾輩は名無しである :03/06/06 14:29
ポーのドラッグ量ってどのくらいだったのですか?
364 :
吾輩は名無しである :03/06/06 16:26
>>360 欧羅巴からの移民ではなく、亜米利加生まれの英吉利育ち。
家系は愛蘭系。
365 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:33
366 :
吾輩は名無しである :03/06/08 00:19
ポーっていえば晩年にアメリカを徹底的に批判したじゃないですか。
367 :
吾輩は名無しである :03/06/08 00:22
ボーってだれ?
>366 どっちかつーと、アメリカがポーを批判しているのれす
>>360 なんか、ほのぼのと微笑ませてもらった(煽りでも皮肉でもない)
あぼーん
あぼーん
372 :
吾輩は名無しである :03/07/18 06:04
ポー最高。ノベルとポエム、どっちも天才的。 it was many and many a year ago,in this kingdom by the sea この流麗な韻律、最高ーだね。エリオットが大仰だって批判してたけど エリオットもまたいいーんだよねー。ウェイストランド、最高ー。 山崎てめーこんなすっばらしースレッドに書き込みすんじゃねーよ。 テメーん家突き止めてバラすぞ 。
あぼーん
(^^)
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
376 :
吾輩は名無しである :03/08/24 01:38
突然質問で申し訳ないです。 「大鴉」(The Raven)を原文で読むにはどの本を買えばよいのでしょうか?? Amazonで検索したんですが収録されている本がわからなくて… どなたかご助言お願い致します。m(_ _)m
378 :
吾輩は名無しである :03/08/24 01:45
>>377 いけめn さま
即レス感謝致しますm(_ _)m
なるほど、対訳になってるのですね。
洋書にしぼって検索していたので、見落としました(汗
ありがとうございましたー。
アナベル・リー好きです なんかリズムがね。
高山宏か誰かの本を読んでたら、ポーが 「推理小説とは結末の専制支配だ」 と書いている、とあったんだけど、 どこで言ってるんだろう? 知らない? 「大ガラス」を結末から考えて作ったっていう話と似てるよねー
おながいします...
おねがいします...
383 :
林子平 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/25 20:11
ぽっぽぽっぽぽっぽっぽっぽっぽっぽぽー 上げておけぃ・・・・・・ 小学校の頃、気球にのって月面へ行く、という話を読んで、このポーって人は 昔の奴だから月に行くのは不可能なこと知らないんだろうな、っと思いながら 読み進めていたア。最後にはあれれってなったけど。 ポーは好きだなあ。ジャンル問わずおもしろいし。
384 :
吾輩は名無しである :
03/11/25 06:40 そろそろageだな。