1 :
Armando :
01/10/18 21:55 過去スレ一応見たが、フォークナーの話題がない。今や誰も読まないのかな。
2 :
吾輩は名無しである :01/10/18 22:16
倉庫落ち
中上健次って日本のフォークナー?
読みます。以上。
中上にフォークナーを読めと言ったのは柄谷。
6 :
吾輩は名無しである :01/10/19 00:34
フォークナーもヘミングウェイも盛り上がらんね。
7 :
吾輩は名無しである :01/10/23 11:03
つうか、文庫で読める日本語訳が今や少ない。 「響きと怒り」すら入手しづらい状況ではつらい。 やっぱり難しいのか?本当の魅力は正直よく分からない。
8 :
吾輩は名無しである :01/10/23 12:29
大橋先生萌え萌え
ixionさんへ どの作品が好きですか? 僕は、「八月の光」と「アブサロム、アブサロム」は期待はずれでした。
The Sound and the furyが好きです。でも短編がもっと 好きです。もしFaulknerを面白がりたいと思ったら 時間についての批評論を読まれると好きになると思います。
11 :
吾輩は名無しである :01/10/23 16:53
>>9 ヘンリーミラースレの方を答えてから質問しろよ
うぜぇーんだよ
>>10 >時間についての批評論を読まれると好きになると思います。
なんかもう普通の読書とは根本的に違うような・・・ フォ−クナーってそんな読み方しかないの?
いやごめん、なんか気になったもんだから。
フツーに読んでも面白いです。 「エミリーにバラを」などの短編はカポーティの短編(南部モノ)と似た ノスタルジーや虚構があると思います。 「8月の光」なんかは恋愛話と読めばかなり面白いですよ。ただ もう少し面白がりたければ「時間」を考えるとさらに面白く なるんです。 フォークナーって難しいと思われてるんでしょうか?
14 :
吾輩は名無しである :01/10/23 18:39
「熊」の新訳が出たね。 中上より面白い。
>つうか、文庫で読める日本語訳が今や少ない。 >「響きと怒り」すら入手しづらい状況ではつらい。 >やっぱり難しいのか?本当の魅力は正直よく分からない。 講談社文藝文庫、新潮文庫、岩波文庫合わせれば結構手に入ると思います。 面白いか?とだけ聞かれれば、そりゃあアタシだって初めて本読む相手に フォークナー薦めて「いいだろぉ、これが文学だぜ!?」なんて恥ずかしい 真似はしません。 ただ、俺は読む=考えるということが大好きなので、その点では フォークナーの作品はすごいと思います。英語はちょいとクセはあるけどね。 >どの作品が好きですか? >僕は、「八月の光」と「アブサロム、アブサロム」は期待はずれでした。 何を期待して読んだかによりますが、『アブサロム…』は大好きです。 後は『死の床に横たわりて』とサトペン3部作。『寓話』は次点。 上で挙がっている「熊」も大好きです。
16 :
吾輩は名無しである :01/10/24 07:01
食えなくてハリウッドで映画の脚本書いてたみたいですね。 ハワード・ホークスの『今日限りの命』『脱出』は ファークナーが脚本かいてます。
17 :
吾輩は名無しである :01/10/24 07:38
>16 「南部の人」もですね。
「南部の人」は脚本を書いていないと思われるのですが
そうでした、僕、間違ってました。
20 :
パーシーグリム :01/10/24 12:36
女子大生陵辱小説『サンクチュアリ』は金のために書いたらしいが、 フォークナーは結構、暴力が好きみたい。 読者の脱力感を誘う汚い現実を書くのがうまい。 大江は英語でフォークナー読破したらしい。
21 :
いんちき信吉 :01/10/24 21:51
>ヘンリーミラースレの方を答えてから質問しろよ うぜぇーんだよ 俺に質問したのは、ixionさんだ。 お前が質問に答えろっていうのは理不尽だな。 まあ、でもこれからミラーのスレッドに行くよ。 お前は、「絶版になった本で復刊して欲しい本」のスレッドで、 「アレクサンドリアカルテット」のことで俺に絡んできた奴か、もしくは「ラテンアメリカ文学統一スレッド」で リョサで絡んできた奴だろうな。 お前は、人の揚げ足とるだけで、 「クレア」も読んでいないみたいな痛い奴だな。
残念!(クイズミリオネア風で)
>何を期待して読んだかによりますが、『アブサロム…』は大好きです。 私の場合は、マルケスの「百年の孤独」を先に読み、 マルケスが、「フォークナーを読んで自分が始めて作家になりたいということが 分かった」と書いていたので、フォークナーを読んでみました。 マルケスのようなものを期待して。 そしたら、マルケスほど面白くなかったという訳です。 マルケスほどアクションが激しくないし、結末も予測可能というか、マルケスほど バロック的ではない。 「アブサロム、アブサロム!」は、大体2世代の家系の崩壊ですが、 「百年の孤独」は5,6世代の崩壊と、マコンドの消滅なので、スケールが全然違う。 (これは、フォークナーの責任ではなく、現実に南部が北に組み込まれたという歴史と、 マコンドの消滅がマルケスの想像によるという所から来ているのでしょうが つまり南部と中南米の歴史の違い ) またアウレリャーノ・プエンディーア大佐とサトペン大佐では、迫力が全然違う気が 僕にはしました。ビラル・テルネーラのような土俗的な所を司る存在もフォークナーにはない。 メルキアデスの残した神秘もない。 「アブサロム」は二人の人物の会話で話が展開するけど、 その辺り、僕は迫力を感じない。 使っている枠組みも想像力ではなく、神話でもなく、聖書である所もあまり好きに なれません。 でも、まだ読んでいない作品がたくさんあるので、そそるレスがここであれば読んで みたいと思ってます。フォークナーファンには悪いのでsage
24 :
吾輩は名無しである :01/10/24 23:05
柄谷ダレルで修論。
25 :
吾輩は名無しである :01/10/24 23:06
26 :
fishman :01/10/24 23:13
フォークナー。。。 噂話が口から口へと伝わり、もぞもぞごそごそと作品世界が広がっていく様が とても好きですね。
27 :
いんちき信吉 :01/10/24 23:14
>柄谷ダレルで修論。 どの論文ですか?まとまったの書いていたっけ?
28 :
吾輩は名無しである :01/10/25 09:09
>>27、英語で書いたと思われ。
ごめん、誰も指摘しないから(ってことは「読まれてない」の 肯定になるんだが…) サトペン3部作でなくて、スノープス3部作ね、もちろん(恥) >マルケスほどアクションが激しくないし、結末も予測可能というか、 >マルケスほどバロック的ではない。 バロックかぁ、バロックワークス…それを期待するならフォークナー は読まないほうがいいかも。『響きと怒り』とか『死の床に横たわ りて』、『野生の棕櫚(もし我汝を忘れなば、エルサレムよ)』 なんかには形式上の(ある意味わかりやすい)実験がありますが。 『アブサロム…』はミス・ローザという語り部の存在、そして 彼女の語りに引き込まれたクェンティンがある意味語りの奴隷、 というか亡霊に化してしまう(これを考えて『響きと怒り』を 読めば面白い)ところが面白いわけで、別に「全てが羊皮紙に 預言されていた」といった力技はありません。 ただ、例えば以下のような文は本当に素晴らしい、フォークナー の真骨頂だと俺は思いますが:
「昔……ウィスタリアの花が陽を浴びてここの壁に押しつけられ、 蒸留されてこの部屋の中へ侵入してくることにお気づきですか? まるで暗がりに無数に浮遊している埃の微粒子へと(光に妨げら れることなく)ひそかにぶつかりあいながら進んでくるように。 それが思い出というものの実体なのです――知覚、視覚、嗅覚、 私たちが見たり聞いたり触れたりするときの筋肉――心でもない、 思考でもないもの。どだい記憶などというものはありません。 それらの筋肉が探りあてるものを脳髄が思いだすだけで、それ以上 でもそれ以下でもありません。そしてその結果はたいてい不正確 で間違っていて夢の名にしか値しません。」 (『アブサロム、アブサロム!』第5章、篠田一士訳)
こういう文から、例えば中上作品における「花」「匂い」「光」 「筋肉」と記憶の関係、『百年の孤独』における羊皮紙に書かれた 歴史と語られる歴史の問題、などに切り込んでいく批評的視点が 得られるという点で、フォークナーを源流として捉えることが できるわけです。(あ、『百年の孤独』スレのメルキアデスの預言、 という問題は、俺自身は成就する預言は既に過去として記されて しまっているわけで、ある意味でサルトルがフォークナーを評して 言った「頭(未来)を切られた想像力」という問題がみえるよう な気がします) ただ、そんなこと考えなくても、須永朝彦が『エミリーの薔薇』 を幻想文学作品として選んでいるように、ただ「読む」という行為 に引き込まれるには絶好の作家なわけです。…少なくとも、俺に とっては。
32 :
吾輩は名無しである :01/10/25 14:19
『響きと怒り』、面白かった。 ベンジーの意識の流れまで表現するのはすごい。 『エミリーの薔薇』のエミリーは 『八月の光』のジョアナ・バードゥンの原型と思われ。
33 :
吾輩は名無しである :01/10/25 14:39
>>30 ちょっと『ドグラマグラ』正木教授の「脳髄論」っぽいね。
34 :
吾輩は名無しである :01/10/25 15:33
>>30 前世紀末の脳科学の飛躍的進歩によって、それは
すでに認知科学的事実になったわけだよね。
フォークナーにしてからが、「過去」になりかかる21世紀初頭、
文学の衰退も、むべなるかな・・・。
35 :
吾輩は名無しである :01/10/28 00:08
あげdしょ
36 :
吾輩は名無しである :01/10/29 05:25
フローベールなしにジョイスはありえないし、ジョイスなしに フォークナーはありえない。フォークナーなしにガルシア=マルケスは ありえないし、ガルシア=マルケスなしにはトニ・モリスンはなかった だろう。みんなちがった国からきて、お互いに影響を受け、それを変化 させてきた。 山形浩生によるオースターへのインタヴューより
>>36 そうなんですか・・・ガルシアを読もう・・・。
38 :
吾輩は名無しである :01/10/29 10:51
オースターに興味が湧いた(w
39 :
吾輩は名無しである :01/10/31 15:07
あげとくべ
40 :
吾輩は名無しである :01/11/01 09:44
>>32 何故にエミリーがジョアナの原型だと思われるか?
ひょっとして親(先祖)の意思から束縛されているだけで思われるなら
もっといっぱいエミリーがいるぞい。
41 :
吾輩は名無しである :01/11/01 10:33
そうだね。実は近代文学の本流みたいな。中上健次もこの範疇だよね。 でも同時にそれがかれらの限界でもある思う。この流れはもはや 枯渇しつつあるのでは? たとえばカフカなんかはこういう流れとは別の方向性において文学 を造りだす(まだほとんど汲み尽くされていない)可能性があると思うん だけど。
>ixionさん ixionさんが引用した箇所のような所がまさにフォークナーが好きになれない 所なのです。 文体がまわりくどい所が好きではなく、マルケスの簡潔な文体の方が 好きだという単に好みの問題かもしれません。 (私の場合、中上も、「千年の愉楽」より「枯木灘」の方が好きです) あとはただの感想なんですけど、フォークナーの世界には非常に閉塞感を 感じるのです。「百年の孤独」だと、ブンディーア家の人々は孤独なのかもしれないけど、 マコンドを鳥瞰して見た場合、非常にカオス的というかカーニバル的な所があるし、 政治的に過酷な状況があっても、アクションが激しいので読んでいて窮屈な感じはしないです。 フォークナーは、本当に窮屈で閉塞感が漂っている気がします。 大江健三郎が、フォークナーを救いの文学として読んだ、とか書いていたけど、 そう読めることは分かるけど、救いなら、他にも色々あるんでないかい? と思いました。
>フォークナーは、本当に窮屈で閉塞感が漂っている気がします。 うん、これはその通り。大体にしてフォークナーは「南部」を意識して ヨクナパトゥーファを作り上げた時、逆に自分の作り上げたものによって 囚われてしまったわけです。大きな意匠(the great design)が個々の 物語において構造の反復(reproduction)を要求させる結果を招いて しまった。しかも、エリック・サンドクィストが述べるように、南部は 再生を求めつつも再生できないという矛盾を内包しています。 「過去からの現在の疎外は、南部を経験する上で他ならぬ中心となるもので、 圧迫された状況をよく作り出すのだが、その状況下では過去が何にもまして 亡霊のように、また燦然と圧し掛かってくる模範となるのであって、それは まるで消えゆく定めにある美しい少女の子供時代のように、再び掴むことも、 生きることも、はっきり思い出すことさえもできないのだ」 (Eric J. Sandquist Faulker, The House Divided) 俺がスノープス3部作や『寓話』を推すのは、こういった反復/圧迫から 逃れようとしているフォークナーがよく分かるし、それがある程度成功 していると思うから。中上の場合、日本の作家として南方を「繁茂する力」 と考え、そこから『野生の火炎樹』とか『異族』とか、南の力によって 路地や日本的呪縛からの解放を求めたわけだけど、フォークナーは アメリカ南部以外の場所に何かを求めるわけにいかなかった(『寓話』は 外部に出る試みにある意味で成功した例、『自動車泥棒』は大失敗)。 結局、小説的なミリューの力に縛られていたという点では、確かに「限界」 という言葉を持ち出さざるを得ない作家かもしれない…。
44 :
吾輩は名無しである :01/11/03 20:56
正直、ixionうざい
>>44 どこがうざいの?文学板で文学語るのはいけないの?
おまえがうざいだろ?
46 :
吾輩は名無しである :01/11/03 21:19
いや、うざいだろ 人の意見を聞くスタンスが無い人間に 掲示板は向かない
人の意見を聞いて無い?問いに自分の答を書き込んでるし、 フォークナーの読みも提供してると思うよ。 ま、文献で読んだことありそうなことだけどね。
48 :
吾輩は名無しである :01/11/03 22:06
>>47 問いに答えるのは「人の意見を聞くスタンス」とは言えない
ちんぺい、お前もうざいな(w
じゃあ、だまって意見を聞きましょう。どうぞ>46さん で、反応を返さなければいいわけだ。なんと分かりやすい。
フォークナーには作品と作家の「沈黙のスタンス」があるな。
でもかなりかき回すような作品への意見も残してるけど。
>>48 おまえだけにこの「沈黙のスタンス」を与えてやるよ。「レス不要」と
付記しとけ
フォークナー好きの先生がいるかぎり読まされる。間違いない。
52 :
吾輩は名無しである :01/11/09 23:03
>まるで消えゆく定めにある美しい少女の子供時代のように、再び掴むことも、 >生きることも、はっきり思い出すことさえもできないのだ 消えゆく定めにある美しい少女の子供時代。 美しい比喩ですね。僕のフォークナーに対する見方が変わるかもしれません。 ixionさんは、僕が主に美学的な小説に関心があるということを見抜いている んでしょうか。 >俺がスノープス3部作や『寓話』を推すのは、こういった反復/圧迫から 逃れようとしているフォークナーがよく分かるし、それがある程度成功 していると思うから。 恥ずかしながら、スノープス三部作は、全く読んでいないです。 反復と圧迫から逃れようとする姿勢も持っていたのですね。 情報感謝です。 「八月の光」のリーナ・グローブとバイロン・バンチの話は、希望として描こうと しているのがありありと分かるのですが、 なんかこの二人の話は、ジョー・クリスマスの話とはあまり絡まないので、 フォークナーが「南部」に希望を見出していたのかどうかこの本からは分からなかっ たです。移動する人に希望を見出すということは、移動しない南部人に対して希望を 持っていないことの現れではないか、とさえ思ってしまいました。(ちょと言い過ぎですね) >繁茂する力 中上全集のエッセーの巻に、「フォークナー 繁茂する南」という題名の論文 ってありましたっけ。 なんか読んだ記憶があるのですが、中上がフォークナーが束縛された世界を描いている 側面にあまりにも注意を払っていないということが印象に残っています。 (それはわざわざ言うまでもないことだから言わなかったのかもしれませんが) なんか楽観的すぎるなあ、というのが僕の印象でした。
名前書き忘れた。
52を読みながら48だと思い戦闘態勢を取ってた自分が 情けない(w
文体で分からない?
途中から。でも本棚に向いた体は直せなかった。
3回読んでも分からないんですけど。
58 :
いんちきフォークナー :01/11/17 21:57
4回読みなさい
>>57 何がわからないの?
リーナとバイロンは希望じゃないよ。土地から土地へ移動しても
あの場所に縛られてるんだ。バイロン?の去り際に保安官が
言う言葉で理解されると思われ。俺も読み返してみようかな。
60 :
吾輩は名無しである :01/11/29 12:42
ちんぺい殿は、 フォークナーが、小説が難解すぎる、「3回読んでもわからない」 と記者に言われ、 「四回読みなさい」といってのけた有名な話を知らないのでしょうか。
しらなんだ(w
はいはい、今思い出したよ。今後も宜しく(陳謝&多謝)
63 :
吾輩は名無しである :01/11/30 13:05
読んでる間中トリップできる感じ。 こんな読みかたはダメでしょうか?
64 :
吾輩は名無しである :01/11/30 16:16
今発売中の『ダカーポ』にインタビューがのっている。 しかし、ボクとカタカナで書かれているのは、困ったもんだ。 池澤の「ぼく」は、ひらがなじゃなくちゃ。
モダニズムの手法の所は、トリップした感じになるかも
66 :
吾輩は名無しである :01/12/19 15:01
難しいなあ 本当にアメリカ文学かよ
須山静夫訳、ハマりました。
68 :
吾輩は名無しである :01/12/20 08:17
「アブサロム」読んでるけど、進まない。 結構読んでるけど、どれがどれだかこんがらがってわかんなくなってる。 ハワード・ホークスが「近親相姦的なもんばっか書くな!」と言った気持ちもわからんでもない。 「八月の光」のドクターハイタワーが気にいっているのは、偏屈かな?
69 :
吾輩は名無しである :01/12/20 09:48
>近親相姦的なもんばっか そこがフォークナー自身、南部を表現する手法なんだろう でもなんでハイタワーがすきなんだ?俺はバイロンのアフォさ 加減が気にいってるんだけど。
ゴダールの「勝手にしやがれ」で、女がフォークナー読んでいたけど、 あれってフォークナーが最初にフランスで評価されて、(サルトルの評価) フランスでよく読まれていたからかなあ。 それとも、フォークナーには、なんか特別の意味があるのかな。 お洒落なイメージはないよなあ。 モダニズムの進展したフランスで、現実に向き合うものとしてフォークナーが 読まれたってことだけだろうか。
71 :
いんちき信吉 :02/01/09 10:53
あげ
72 :
我輩は名無しである :02/01/09 12:18
そんな事よりバイロンよ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
このあいだ、古アパートに入居したんです。ボロアパ。
そしたらなんか深夜、腰まで髪を伸ばした女が、枕もとに立って俺を睨んでいたんです。
で、よく見たらなんか首に縄の跡があって、目玉と舌も飛び出しているんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、勝手に自殺してくたばったくせに、敷賃はらって入居した正当な人間を脅してるんじゃねーよ、ボケが。
逆恨みだよ、しかも自己中。
なんか「ここは私の部屋…」とか世迷言言ってるし。部屋借りてそこで死ねば自分のものか。おめでてーな。
よーし出ていかないと呪っちゃうぞー、ということもブツブツ言ってるの。もう見てらんない。
お前な、誰だって死んだら幽霊になるから、全然お前特別じゃねーんだよと。
幽霊ってのはな、もっと殺気立っているべきなんだよ。
意味もなく、心を病ませて病院いれさせたり、自殺させたりする、
発狂させるか自殺させるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。ただ脅かすだけの根性なしは、すっこんでろ。
で、それとはべつに、墓地の近くをドライブしたら、なんか窓いっぱいに顔が映って、ベタベタと俺の車触ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、覗くだけなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、「こいつじゃない、こいつじゃない」だ。
お前は本当に恨みをはらしたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、幽霊っぽいことしたいだけちゃうんかと。
この道30年の俺から言わせてもらえば今、本職の間での最新流行はやっぱり、
背後霊に頼んで逆襲、これだね。
「裁くのは俺だッ!オラオラオラオラオララオオラオラ!」。これがいい徐霊のし方。
背後霊ってのは本体の強さは関係なくて、そん代わり意思=パワー。これ。
で、死んじゃった連中は基本的に弱いから一撃。これ最強。
しかしこれを実行すると吸血鬼に「仲間にならないかね?」と勧誘されるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、ばいろんは、
http://homepage2.nifty.com/rohizuka/pa/pa_003_a.htm でも見て、夜は電気つけて寝てなさいってこった。
73 :
吾輩は名無しである :02/01/09 15:28
>70 うーん、何故なんだろう? 時代性か? 当時流行ってたとか。 あるいはフォークナーのノーベル賞受賞時期とかと 関係ないのかなぁ?<「勝手にしやがれ」 …答えじゃなくてスマソ。
>72 君何かしら才能あるよ。正直ヤラレタ・ 脱線してスマソ・・
>>70 ゴダールは「野生の棕櫚」を映画化しようとして
断念したらしい。
76 :
吾輩は名無しである :02/01/11 13:34
between nothing and grief, I will take grief.
>74 コピベ。
78 :
吾輩は名無しである :02/01/20 10:37
沈んじゃいや
79 :
吾輩は名無しである :02/01/20 12:06
>>70 おいおい、あれは彼女がアメリカ人だからだよ。
最後の言葉をつないで考えれば、フランス人が
好きだからっていうのよりも、彼女の考え方だろう
80 :
吾輩は名無しである :02/01/27 03:03
age
柄谷がフォークナーのノーベル賞受賞スピーチを腐してたけどなんで?
82 :
吾輩は名無しである :02/02/04 03:11
83 :
吾輩は名無しである :02/02/04 14:26
柄谷がくさしていたという文章を読んでないが、 論拠はわかる。 フォークナーのノーベル賞受賞スピーチの時って 世界は核開発競争のまっただ中。 当然、文学においても核への警鐘をうちならす作品が 量産されたわけだけど、フォークナーはそうした流れに反対した。 文学とは人間の怒り、悲しみ、希望を書くものだ、 社会性にばかり目を向けていては滅びてしまうってね。 実際、かなりやばいです、文学・・・(藁。 まあ、マルキスト柄谷ちゃんは嫌うだろうね。 でも、柄谷ちゃんは中上以後、文学は終わったなんて いうことを言い出す、文学音痴だから、仕方ない。
あの受賞スピーチを朗読するフォークナーの声は、抑揚に乏しく、少し早口で くぐもっており、一人きりの部屋で壁に向かって呟くようでありながら、 それでも"I believe that man will not merely endure: he will prevail" (私は信じる、人間はただ耐え忍ぶだけではない、人間は勝利する、と)という その声は何かを深く突き通すようだ。 それが「時代状況に背を向けて、内面のみを追求する壁の中の声だ」という批判 は、間違っている。むしろ時代の状況がある一点に向けて閉鎖的であるときに、 「人間」の持つわけの分からない広さや深さに目を向けることに、フォークナー という作家の資質があったのだ。 サルトルが、一人の叫び声が人類の叫び声となる、と言い、それを大江が引用 する時、そこにあるのは「悲しみ」である。しかし、敗者の美学が人間に似合う、 などとは、フォークナーは決して認めない。「悲しみと無の狭間にあって…」 という言葉は、ノーベル賞受賞スピーチの前にあっては霞んでしまうような 弱々しい美学なのだ。 現在の文学は、むしろ「人間」という大きなものを信じられず、またprevail するのではなく、日々を単にsustainしてしまうような平板さ、フォークナー が"When will I be blown up?"(いつ吹き飛ばされてしまうのか?)という 一言で要約したような人間の危機さえも(先進国では)希薄な状況に取り巻か れ、奇妙な閉塞を作り出している。それ故に"When will I be blown up?" ではなく、"When can I be blown up?"という過激な「吹き飛ばし」への 要求が高まって、評価されるのは「過激な」と形容されるような、単なる gland(腺)の分泌物に過ぎない駄文ばかりだ。 早口でくぐもった、それでいて突き通す声、それをpinnacle(高み)から 放つような作家を、俺はまだ期待している…。
>>84 >サルトルが、一人の叫び声が人類の叫び声となる、と言い、それを大江が引用
>する時、そこにあるのは「悲しみ」である。しかし、敗者の美学が人間に似合う、
>などとは、フォークナーは決して認めない。「悲しみと無の狭間にあって…」
>という言葉は、ノーベル賞受賞スピーチの前にあっては霞んでしまうような
>弱々しい美学なのだ。
おれは大江の「悲しみ」という言葉を敗者の美学だとは思わない。
「悲しみと無の狭間にあって・・・」というあの言葉は、いうなれば、
何かに抵抗して生きる続けることとそれに屈して死ぬこと、
この二つの選択肢の中に人がある時、「生」を選択しようと
いうことなのだ。しかし、その時生き続ける人間は、君のいう
「閉鎖的な状況」というものを経験してしまったが故に
「悲しむ」のである。しかし、それは単なる受身の感情ではない。
それは、そうした状況を突破する何かに転換するものなのだと思う。
86 :
吾輩は名無しである :02/02/06 11:43
『アブロサム』でも読んで見るか。タイ旅行のお供に。
87 :
吾輩は名無しである :02/02/06 11:54
フィリップ・ロスの『乳房になった男』読みたいんだけど、 売ってる?
88 :
吾輩は名無しである :02/02/06 12:40
フォークナーも大江も「箱の中」にある物語だと思う。 その壁があるから俺たちの視点は物語中定まることができるが、 一歩もその箱からは出ることが出来ない。 主人公同様俺たち人間は死ぬまで何かに縛られてる(壁の中)。 誰の手からも救い出されることはないし、 美化されるものじゃないんだ、人間なんて・・・ というのが、彼らの作品(w
89 :
吾輩は名無しである :02/02/06 12:59
90 :
吾輩は名無しである :02/02/06 14:19
>>84 ixionって素晴らしいマニアだよな。そうそういないよこんなヤツ(笑)
でも、
>評価されるのは「過激な」と形容されるような、単なる
>gland(腺)の分泌物に過ぎない駄文ばかりだ。
ってのは比喩的表現なんだろうけど、ちょいひっかかった。
「単なるglandの分泌物に過ぎない」と君は言うけれども、
駄文でないものは「単なるglandの分泌物ではない」のか。
そもそも「単なるglandの分泌物」は、そんなにつまらないものかな。
分泌を行う分泌腺にしても、自律神経や多数の感覚神経の影響を受ける。
そして同時に体液中に存在する無数の化学物質にも影響を受け、
そういった物質を放出する部分それ自体もまたそういった影響を受ける。
そういった関係が「からだ」の中には数え切れないほど存在し、
しかもその様相は時間とともに変化していく。
そして、その「分泌物」そのものが(たとえ見た目は同じようでも)
さまざまな様相を見せる。さまざまな「意味」を読み取ることができる。
体調(ほかさまざまな要素)によってたとえば精液の状態ってのはぜんぜん違うぜ(笑)
さて、これは、
「文学の話題に背を向けて、分泌物のみを説明する壁の中の声」だろうか。
>>87 ブックオフで集英社文庫のが100円だった。
根気よく探すか、それともこれ、送料別300円くらいで買う?
(そんなちっこい商売する気ないけど(笑))
>>88 >その壁があるから俺たちの視点は物語中定まることができるが、
>一歩もその箱からは出ることが出来ない。
>主人公同様俺たち人間は死ぬまで何かに縛られてる(壁の中)。
>誰の手からも救い出されることはないし、
>美化されるものじゃないんだ、人間なんて・・・
「箱の中」と「壁の中」の差異がよくわからないが、
大江とフォークナーの作品が「ミニチュア化された世界」を
形作ろうとしていることは確か。しかし、それは現実と切り離された
「場所」のなのではなく、現実と接続された「場所」なのではないか?
それを単に「美化」といって切り捨てるのはおかしい。
というかそうした論理的文脈と「美化」という論難が
うまく適合してないと思う。大江、フォークナー批判ではなく、
「小説」という文学形態の美学的な観点からの批判ならわかるけど・・。
一歩譲って、フォークナーと大江への批判だととらえたとしても、
彼らが作品の中で、いつ人間を単純に「美化」した?
読めてないと思う(笑) 「美化されるものじゃない・・・、」 ってのは作品「に対して」でなく、作品「が」語ってること、 じゃないの?
いや、フォークナーと大江は「美化」してないよって意味で 88は書いてるんじゃない?
88の意見のようでもあるし、 作品が言ってるようでもある。 まあ、両方にとれるわな・・・。 88の表現力に問題あり。 曖昧な書き方はやめなさい。
まあ、なにはともあれ
>>70 みたいなモダニズムのなんたるかも
分かってない厨房が消えて、中々いいスレになってきたと思う。
96 :
吾輩は名無しである :02/02/06 18:16
「箱の中」作者の視点
「壁の中」登場人物・読者の視点
つー意味だった。悪い、寒くてキー押すのが面倒だったので
曖昧になった。だってこんなんにレスつくとは思わんかったし(w
>>93 の言うとおり美化してないっていう意味
>おれは大江の「悲しみ」という言葉を敗者の美学だとは思わない。 >「悲しみと無の狭間にあって・・・」というあの言葉は、いうなれば、 >何かに抵抗して生きる続けることとそれに屈して死ぬこと、 >この二つの選択肢の中に人がある時、「生」を選択しようと >いうことなのだ。 『エルサレム、もし汝を忘れなば(野生の棕櫚)』の作品に即して言えば、 確かにその通りですね。これは俺がいい加減に書きすぎた。敗者の美学、と 言ってしまったらテネシー・ウィリアムズの戯曲になってしまうな^^; 『エルサレム…』の二重の語りは、二人きりの愛の話と囚人の話が、相互に補完 しあいながら、どちらもが愛の記憶に囚われていく過程を描いているわけで、 その点である「否定的な囚われ」が少し見えるような気がしてしまった。 >フォークナーも大江も「箱の中」にある物語だと思う。 >その壁があるから俺たちの視点は物語中定まることができるが、 >一歩もその箱からは出ることが出来ない。 フォークナーは、「記憶」をめぐる人間の物語、という視点から、単にヨクナ パトゥーファに限った「箱の中の物語」の外部を追い求めていく。スノープス 3部作までいくと、さらにその外部への希求は高まっていくように思える。 マニアの勝手読みかもしれんが、俺はフォークナーは「箱の中」だとは思わない。 >そもそも「単なるglandの分泌物」は、そんなにつまらないものかな。 このglandという言葉は、フォークナーが受賞スピーチで用いたものだと前置き した上で… 時代遅れといわれるのは承知の上で、背後に何か大きな骨組みを意識しない 物語は、作家の内奥の心から書かれたものではなく、風俗を観察し感覚を垂れ 流すだけではないか、分泌物、がどこから染み出してくるのか、それは社会か、 時代か、事物か、いやむしろ、勇気や栄誉や希望や誇りや思いやりや憐れみや 犠牲といったものから染み出してくるのではないか、と俺は考えて、フォー クナーの言葉に共感しているわけです。 俺はやはり、glandの産物を否定したい。
参考までに、『野生の棕櫚』 「だけど、ぼくはやらない…」ウィルボーンは言った。「ぼくが、ただ死んだ からって、それが、何の役に立つだろう…」 (中略) そうだった。それだけのことだったのだ。それは静かな型にはまりこんで、 せいぜい彼が眺めていられる間ぐらいしかとどまっていず、やがて流れ出し、 消滅して、いっさいの記憶から永劫に出て行ってしまったのだ。 (中略) 「すべてはただ老いさらばえて墓場に這って行くものじゃないか。敗北に すがるでもなく、ただ昔からの習慣にすがる皺だらけのしぼんだ老残のものに なるのじゃないか。敗北をして、ただ習慣にすがりつくままにぜいぜい喘ぐ肺、 快楽も味わえぬ厄介至極な腹になるんだ」しかしそれでも、記憶はやはり老い ぼれ喘ぐ肉体の内部で生きて行けるのであり、いまそれは論議の余地もないほど はっきりと、穏やかにそこにあるのだ、そして夜の中で棕櫚はこすれあい、 乾いて野生的なかすかな囁き声を続けるが、しかし彼はそれに耐えることが できたのだ「いや、できたのではない、そうするのだ。ぼくは立ち向かっていき たいのだ。そうすればいかに老い込もうと、やはり最後まで、このいつもの肉体 はあるのだ。なぜなら、もし記憶が肉体の外部にあるのだとしたら、それはもう 記憶ではなくなる、というのは記憶は、何を覚えているかさえ分からないはず だからだ、だから彼女がこの世からいなくなったとき、ぼくらの記憶の半分が なくなったのだ、そしてもしぼくがいなくなれば、それで全ての記憶は存在し なくなるわけだ。そうだとも」彼は思った「悲しみと虚無の狭間にあって、 ぼくは悲しみを選ぼう」
99 :
吾輩は名無しである :02/02/07 08:19
今だ、100ゲットー!!
ボルヘス曰く「決して混ざり合うことはないが、なんらかの形で 補いあっている二つの物語」ってやつですね。 バルガス=リョサ"若い小説家に宛てた手紙"より孫引き。
102 :
吾輩は名無しである :02/02/08 13:01
>>84 よし!! …文学板ではじめてホネのあるカキコに出会ったぞ。
コテハンか? がんばれ。
103 :
吾輩は名無しである :02/02/11 04:20
フォークナーと中上。
>希求 っていう言葉はどういう意味に取ればいいんだろう…わからん…。 気持ちは外へ向かっても結局物語の主体はどこへも逃げ出して いないような気がするんだけど。 上の引用でも希求して結局その意識は元へ戻ってきてないかな? そうも読めませんかね? 結局切手ぐらいの小さな町(俺が想像するのは子供へのプレゼントで 水が入った置物、ひっくり返して雪を降らすやつ…ちょっと説明、ヘタ) をただフォークナー自身のぞいてるみたいに思うんだけど。 こう思うのは彼の作品にいつでも2つの意識・2つの主体がきれいに 別れてるからで、この二つにアナロジック性よりもホモロジックな 差異が現われてる気がするんだよね。 どうしよう…ixさんへ書いてしまった…あんまりいじめないで くんなまし
105 :
吾輩は名無しである :02/02/11 20:47
このスレ良さそう。。。 大江がフォークナーから影響受けたらしいんで、来ました。 家に『響きと怒り』(講談社文庫)の古いのがあったので、これから読みたい。
106 :
吾輩は名無しである :02/02/11 20:55
>>105 大江はかつてNHK教育で文学講座もってたね。あのときの「野生の棕櫚」
の解説、よかったよ。中身はほとんどまたーく覚えてないけど。翌日、図書館に
走って借りてきた。前レスで誰かが引用してたけど、あの最後の文章は素晴らしいね。
カラマーゾフのアリョーシャのセリフと並んで、文学史に永遠に残る一文だろうな。
手元にないのが残念。だって、フォークナー全集って・・・しくしく。
107 :
吾輩は名無しである :02/02/11 23:25
春休み、時間のある時にじっくり読む作家…、 学生時代に読まないと、その後はほとんど無理かもー(w すすめる、なんちゅうか重〜い手応えの文学読みたいむきに。
未読なんですけど…… どういう順番で読むと解りやすいでしょうか? 教えて下さい。
>気持ちは外へ向かっても結局物語の主体はどこへも逃げ出して >いないような気がするんだけど。 スノープス3部作の『村』『町』においては、強欲で非道なスノープス一族が ある村や町といった「土地」を荒らしていく様がひたすら描かれます。この 2作ははっきり言って詰まらない。ただ、その3部作締めくくりの『館』では、 ある罪で終身刑を宣告され、「38年間待つことを教わってきた」ミンク・ スノープスが、自分を裏切ったフレム・スノープス(「館」の主、しかし 「不能」でもある)に復讐をします。 その復讐が終わった直後、ある女がこう言う: 「さあ。これ(注:ピストル)を取りにきなさい。あのドアは押し入れの ドアです。外に出るには、こっちへ戻ってこなけりゃあならないわ」 ここで「こっち」が何を指すかは作品を読むものの解釈によるのでしょうが、 問題は「外に出る」という言葉を、なぜ敢えてここに入れたかなのです。 この復讐の場面の後、場面は変わり、その後のいきさつが描かれます。ミンク は街を出るつもりであり、彼を探しに来た2人の男に向かって、自分の名は 「M・C・スノープス」であると言い、街を出て行きます。その場面:
「それから出掛ける時がやってきた。彼はむしろそれがうれしかった。人間 というやつは、ほかのことと同じように、休むことにもうんざりし、あきあき するものだからだ。外は暗く、涼しく、歩くのに気持よく、あの地面がある 以外にはからっぽだった。だからといって、六十三にもなると、絶えず地面に 気を使う必要はなかった。確かに、地面自身は、それがそこで待っていること を人間に忘れさせず、一歩ごとに、さあこい、横になりな、わたしはお前を 痛い目に会わせやしない、ちょっと横になるだけでいいんだ、といいながら、 そっと、あせらずに、その人を引っぱるのだ。ミンクは おらはもう自由だ。 おらは好きな方へ歩くことができるんだ と思った」 この部分だけを引用しても雰囲気は伝わりづらいと思いますが、この作品では フォークナーが「地面」というものの所有を離れ、ある意味での「解放」を 描こうとしています。事実、1959年にこの作品を出版したフォークナーは、 最後の作品『自動車泥棒』において、奇妙な「のどかさ」を示します。それ は「土地」の負の力を描き続けた彼が、一方で「なにごとも忘れることは できないのだ……それと共に生きるのさ」とルーシャスの祖父に語らせながら も、なにか「広がり」の方へ一歩踏み出していった、とも考えられるのです。 残念ながら『自動車泥棒』出版の翌月にフォークナーは亡くなるので、何とも 言い切れませんが、良いか悪いかは別として、俺は彼が「外部」を希求して いたのだと、そう思うのです。 その点、中上はよく分かっていたし、逆に大江は分かっていないような気も するのですが…。
俺ばっか書き込んでごめん^^; >結局切手ぐらいの小さな町(俺が想像するのは子供へのプレゼントで >水が入った置物、ひっくり返して雪を降らすやつ…ちょっと説明、ヘタ) >をただフォークナー自身のぞいてるみたいに思うんだけど。 この「切手ぐらいの」ってのは、『サートリス』書いた頃にフォークナー がいった言葉ですね。「郵便切手ほどのちっぽけな自分の郷土が書くに 値するものであることと、生きている間にはとてもそれを書き尽くせない だろうということ」を発見した、と彼は語ってますが。 もちろん、小説としてのミリュー「ヨクナパトゥーファ」が、非常な力 を作家フォークナーに与えたことは事実ですし、たしかに96さんの言う ように語る・語られる主体のdoublingが、彼の特徴でもあるかもしれ ません。 ただ、例えば『寓話』って作品が、ある意味でポストモダンを先取りする ようなものであったり(これは買い被りすぎだとおもいます、たぶん^^;) するわけで、決して小さな水晶の中に振る雪を満足げに見ているだけでは ないと思うのですが…どうでしょうね?ひいきのひきたおしかな?
>ポストモダンを先取りする ポストモダンをどのように定義するかによるけど、俺的には ポストに流れていると思う。でも作品をインデックスに 分けるのは損ですよね。でもそういう見方も作品の切り込み方の 一つということで面白いものが見えてきたりするので同意です。 個人的にはフォークナーの時間の動かし方(空間の曖昧化)に 興味があって、そこから入ってるから きっと俺のフォークナーとixさんのフォークナーって違う。 >「外に出る」という言葉を、なぜ敢えてここに入れたか という作家(作中人物)の言葉よりも、語りたくてわざと落とした 意味が俺的には気になる。 作品から語られるHowsは読者にはわかってるわけで、読者が 作品から与えられたWhysをうまく構築して答を見出した時に その作品の良し悪しがわかると思う。もちろん答が作中に あるかもしれないけど。 違う言葉で言えば読者が作品を読んだ後に考える 「純化」過程なんす。それが作品の時間を得て広がりを みせる。フォークナーの作品をそんな感じで読んでるから ずれてたらごめんです、はい。
でもね、これはなんとなくだけど南部の作品って多くは語ってない 気がするんだ、読んでて…「この場所に住んでればわかるだろ?」って 感覚がゴツゴツしてる。大江の作品も特定の場所で(あんまり 読んでないけど)の話で、でもこれが彼の場合は読者に共時性が 生まれる気がする。どう作用してるの今一よくわからんが、 日本人・米人の違いではないと思う。もっとなんか、人間の核に 向かってる過程の描き方なのかな? ixさんの読み方、勉強しまする、 ご高説、いたみいりますm(_ _)m
114 :
ixion :02/02/13 00:35
別に高説じゃないってば^^; 大体、俺がここで語ってるフォークナーってのは、例えば井上光晴なんかに 言わせれば「公式的」な理解に過ぎず、そういう「公式」を破壊したところに フォークナーのすごさがあるんだ、って言われるような考え方ですよね。 >個人的にはフォークナーの時間の動かし方(空間の曖昧化)に >興味があって、そこから入ってるから >きっと俺のフォークナーとixさんのフォークナーって違う。 俺もそこは興味があるけど、たとえば『響きと怒り』のようにあからさまな手法 として時間を動かす、ってのは、それはそれで面白いんだけど、でもそこに 目が行き過ぎるのはどうかな、なんて思ったりもします。 >でもね、これはなんとなくだけど南部の作品って多くは語ってない >気がするんだ、読んでて…「この場所に住んでればわかるだろ?」って >感覚がゴツゴツしてる。 南部作家にもいろいろいるけど(例えば、カポーティなんてのも「南部作家」 って言われたりしますね)、これは俺もおおむねその通りだと思います。 ただ、同じく「南部作家」とされたりするテネシー・ウィリアムズが語って いるように、 "Snatching the eternal out of the desperately fleeting is the great magic trick of human existence" (どうしようもなくはかないものから永遠のものをつかみとることこそ、人間 存在の偉大な魔術のわざである) と俺は思って、フォークナーを読んでます。
115 :
ixion :02/02/13 00:36
ところで、
>>108 初心者さんへ。手に入りやすいものを俺のオススメ順に:
1.『熊 他3編』(岩波文庫)
2.『響きと怒り』(講談社文芸文庫)
3.『死の床に横たわりて』(講談社文芸文庫)
4.『八月の光』(新潮文庫 まだ手に入る?)
5.『アブサロム、アブサロム(上・下)』(講談社文芸文庫)
6.『サンクチュアリ』(新潮文庫 まだ手に入る?)
7.『フォークナー短編集』(新潮文庫 多分絶版?)
8.『寓話(上・下)』(岩波文庫 まだ手に入る?)
新潮文庫はアヤシイですが、岩波文庫や講談社文芸文庫はまだ手に入ると
思います。
>>115 丁寧にありがとうございます。
とりあえず『八月の光』と『フォークナー短編集』(共に新潮文庫)
を古本屋で入手。今、『八月の光』を読んでます。なかなか面白い。
それにしてもixionさん、凄いよな。
117 :
吾輩は名無しである :02/02/13 04:28
せっかくなので質問したいです。 『フォークナー短編集』(新潮文庫版)を一年前に購入し、何編か読んだが、 今一つ南部の問題が浮かび上がってこない。これはジョイスの『ダブリン市民』 にも言えるが、設定としての南部であり、アイルランドというのは見えてくる けれど、その地域が持つ特有の問題性まで踏み込めていないような気がしてならない。 単純にただの小説という印象を拭えないのですが、どうでしょう? 普通に読める小説ではあるのですが、他の例えば地域性だったり、特異性だったりを (これは不遜にも僕の偏見や思い込み、先入観のせいでしょうけれど) 期待して読んでしまうと肩透かしをくった気になるのですが、皆さんはどう お感じでしょうか。 大江が上記で触れられておりましたが、『万延元年のフットボール』などを 読むと自己内部への執拗で粘着力を持った分析に加え、谷間を舞台にした 共同体幻想を昔の万延元年との共時性の中で見出しえた点に評価の一端を 垣間見たりもしますね。
>>115 新潮文庫に関しては、どれも比較的容易に手に入ると思います。
上記で挙げられていた作品は、大きな書店ならまず置いております。
ファンの方は安心してください。
僕はフォークナーはほとんど読んでおりません。
ただ次回読むなら『アブロサム』に決めております。
それではまた。
>はかないものから永遠のものをつかみとる
いいですね。掴み取りたいっす・・・
テネシーウィリアムですが、確かに「川」を越えたい(ixさんの
言う希求?)っていう感じがする作品ですが、
南部作品にしては洗練されてる気がします。
カポーティの場合は半々ということで・・・彼の情景描写は
個人的にすごく好きです。
おそらく
>>117 さんが挙げた短編集に長編モノの続きがある
のが原因かもしれない。
あとから増築していってるでしょ?ヨクナパトーファを…。
そして年代にもすごくこだわってるし。
彼の場合はポストもそうだけど自然主義にも通じてると思う。
神なんですよ(笑)だからフォークナーの暗がりの部屋には
スノーボール?がたくさん置かれてるように感じてしまう。
>>117 「エミリーに赤いバラを」は読んだ?あのエミリーの狂気が
南部なんすよ。彼女を狂気に追いやったのが「乾燥の9月」
「エミリーに赤いバラを」もう一度再読してみる。 おそらく一年前読んで記憶に引っ掛かっていない。 短いのですぐレスるわ。
TIME UP
122 :
吾輩は名無しである :02/02/14 03:22
8月の光よんでるけど、なんか、なかなか読み終わらん。 親父も同じことをいってて、最後の100ページくらいが ずーっと読めなかったとか。こういう人ほかにいます?
八月の光は読み進むほどに面白い、エンタメとしても一流。 ジョークリスマスが狩られるシーンなんて圧巻です。
124 :
吾輩は名無しである :02/02/14 04:38
>>115 お、詳しい! 冨山房の全集ってまだ絶版になってないですかね?
>>81 柄谷は「フォークナーのスピーチはひどいものだったが、それは彼が
本物の文学者だからだ」というようなことを言ったらしいです。
>冨山房の全集ってまだ絶版になってないですかね? 冨山房は潰れましたので、基本的には店舗在庫分以外にはもう手に 入らないでしょう…^^; 柄谷といえば、全集完結記念で大橋健三郎、池澤夏樹、柄谷行人と いう3人で講演をしたときには、「フォークナーから中上ではなく、 中上からフォークナーと考えることもできるはずだ」みたいなことを 言っていました。それ聞いたときに、ボルヘスがカフカについて 、偉大な作家はそれ以前の作家の作品を思い起こさせる、みたいな ことを言っていたのを思い出しました。
『エミリーに赤いバラを』再読。 中上がかつてエミリーとその付き人の黒人との関係がどうなのか、 本文には何もかかれていないが気になるなどと言っていたことを 思い出す。 南部の狂気を抱える作品というよりは、狂気を読者が抱え込んでいく作品 だと感じた。
128 :
吾輩は名無しである :02/02/15 02:48
「魔法の木」読んだよー! なんて素敵な童話なんでしょう。 ixionさん講釈してー。
『八月の光』読みおわった。
>>122 で……僕も最後の100ページが長かった。
個人的にハイタワーの過去の話がどうも退屈だった。
この話主人公は誰なのか。クリスマスじゃないのかも。
>>117 俺は講釈が苦手なのでixさんにお任せしましょう
>付き人の黒人との関係がどうなのか、
>本文には何もかかれていないが気になる
短編集の「あの夕陽」をもう一度再読すればきっとなんとなく
わかるんじゃないかな?あれは「響きと怒り」の自殺する前の
クェンティンの視点から描かれてる黒人女の話。
フォークナーは作品を一つずつ見るのも面白いけど全体で
眺めた方が俺は面白い。
「八月の光」は途中まで視点になる人間が黒人なのか白人なのか
わからなかった。だんだん光が差してくるようにいろいろな
ものが見えてくる感じがしたな。ま、俺は主役はバイロンだと
思う(他のスレから来るなよ(笑))
131 :
吾輩は名無しである :02/02/17 04:25
age
132 :
我輩は名無しである :02/02/17 19:40
ガルシア=マルケスはフォークナーの影響なくてはなかった、と言われています よね。フォークナーの『八月の光』を読んだのですが、なんともピンこ来なかっ たのです。カポーティの『冷血』は『八月の光』なくしては存在しなかったんじゃ ないのか、とは思ったのですが。 そこでガルシア=マルケスとフォークナーについて、何か教えてください。とて もここには書ききれないと察しますので、それについての記述のある文献などをご 教授くださるとうれしいのですが。よろしくお願いします。
手に入りやすいところでは、「フォークナー」っつーフォークナー協会誌 (といいながら、デカイ書店なら大体置いてあります)第1号に、 「『繁茂する南』とウィリアム・フォークナー、ガブリエル・ガルシア= マルケス―声と語りと存在の場所」って小論が載ってます。あとは マルケスの研究書には大体フォークナーについて軽く触れてありますが、 詳細なものはあまり読んだことがないですね。 上述の論文書いた人はあたしが勝手に師匠と思っている人なんですが、 この人の書くものは分かりづらいのが難点^^;
134 :
吾輩は名無しである :02/02/23 13:55
ノーベル賞受賞のスピーチが感動的。
「私は笑ってはおらぬ」老人は言った。「おまえが見るのは涙だ」
136 :
我輩は名無しである :02/02/28 20:57
山城慎吾age 慎吾ってこの字で会ってるっけ?
>>「寓話」だろ?
138 :
吾輩は名無しである :02/03/05 02:12
大江から入るならどの作品がいいでしょう?
フォークナーって話は面白いんだけどさあ、なんか堅くない?翻訳が。
age
141 :
吾輩は名無しである :02/03/11 12:56
おいフォーク名ーのしちよう文庫版 かばーがださくて買う着しねーうおどうすお
142 :
吾輩は名無しである :02/03/11 13:07
サンクチュアリのポパイあげ
143 :
吾輩は名無しである :02/03/11 17:49
>>133 (ixionさん)
その「『繁茂する南』・・・」の著者を教えてください。
その他の著作もあれば、読みたいので。
この先生、本書かないんですねぇこれが^^; 他の論文で読めるのは「英語青年 1997年11月号特集:フォークナー100周年と世界」での「フォークナー、 『「雨の木」を聴く女たち』、そして『世界の終わりとハードボイルド・ ワンダーランド」ってやつと、『読み直すアメリカ文学』所収の「ハーマン・ メルヴィルを読み直す:イデオロギー、文化、歴史、アメリカ」ってやつ ぐらいです。 しかも、上でも書いたけど、書いてるものが読みづらい。頭が良いのは認 めます、つーか認めるしかないんだが、でもはっきりと「伝える」ってこと が面倒なのか何なのか、あまり読み手に配慮してないものを書いてるような 気がするんだなぁ…って、師匠スイマセン^^;
>>133 (ixionさん)
すみません、わざわざ。
ありがとうございました。
146 :
吾輩は名無しである :02/03/15 18:02
age
147 :
吾輩は名無しである :02/03/18 03:32
岩波の『寓話』読んでるけど訳わからん 訳が悪いのか俺の頭が悪いのか
148 :
吾輩は名無しである :02/03/18 06:18
↑原作の評価も実は低い。 ただ、岩波の『寓話』の訳のひどさは有名。
『寓話』は、相応の評価を受けてないと思うけどなぁ。
わーい♪ フォークナースレだー♪ [Em]いえーい♪
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>>115 ixion様
きゃああお久しぶりですぅ。あたしのこと覚えてます?
しかし『死の床に横たわりて』(講談社文芸文庫)いつの間に出てたんですね。
おめでてーな。
きっと高いんだろうなあ。でも読みたいなあ。
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>>148 様
でもそんなことより聞いて下さいよ。こないだ『枯木灘』読んだんですよ『枯
木灘』。中上健次の。五回目くらいなんですけどね。
そしたらなんか文章が翻訳したもののように感じられてしょうがなかったんで
す。
要するに、ああいった近代日本的ではない多様な状況を重層的に語ってゆく作
品ってのは、一様に読みにくく感じられるのも致し方ないと思うんですよ。
にっぽん語、ってのはある種歴史的にいろんな所から表現方法を寄せ集めてき
たような側面があるから、ああいった多様な状況を語ってゆく文章を読みにくい、
と感じるなら、にっぽん語の受け手がそのような表現にこなれていないせいかと
思うんです。
翻訳者がどうのこうのよりも、中上健次以外にああいった方法や設定で作品を
編まずに簡素な入れ物の中でしか作品を製作してこなかった多くの日本語表現者
にも大きな責任があるかと。
だから一概に翻訳が悪い、ってのも読む人間の主体的な意見でしかないかと思
うのです。
だって実際に原文を文脈把握できる程度まで引用して具体的に指摘しないと、
翻訳が悪い、ってのはここで、自作自演だ、って言うくらい根拠がないんですも
の。
まあいま自分が翻訳しているせいもあるとは思うんですが、最近わたくし、翻
訳者に甘いです。
しかしこれ、どうやったら読みやすい日本語になるんだろう。
もうね馬鹿か、アホかと、自らノリツッコミの日々。
[イーマイナー]ハゲシクワロタ
152 :
吾輩は名無しである :02/03/24 06:15
ahyahyahyahya
153 :
吾輩は名無しである :02/03/24 19:20
フォークナー文学の特色を簡潔に誰か教えて下さい。 読もうとしてるんですが、どんなもんでしょうか
agero,baka
155 :
吾輩は名無しである :02/03/25 09:54
rtw
156 :
吾輩は名無しである :02/03/25 11:06
フォーク食うな
157 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す :02/03/25 21:07
おまえら「アブラハム!アブラハム!」読んどけ
158 :
吾輩は名無しである :02/03/26 11:17
今から読むなら『アブロサム』と『響きと怒り』、どっちが良いかな。
迷ったんなら書かれた年代順にしなさい
160 :
吾輩は名無しである :02/03/26 16:21
特徴を書いてくれ。簡潔に
161 :
吾輩は名無しである :02/03/26 22:37
出てくるな、確かに(笑) 簡潔さを求める奴は、入り口からして躓いてるから読まなくていいと思う。
163 :
n_kuma :02/03/28 16:25
ixionさま 私にもご教授ください。 フォークナーの文体についてですが、翻訳では、いわゆる意識の流れ的な、中断省略を多用した、 「うん確かに曖昧な意識の流れを模した調子だな」というファジーば感じになっていますが、 原文を読むと、きわめて構造的な構文の中に単語が配されているように思えます。 ファジーというよりむしろ論理的な基本構造をもとに拡散していくフラクタクルといった感じ。 こうした印象は正しいものでしょうか?英語が出来ないので、 自然な言葉をよむように読めないため、構文とか構造とかに目がいってしまうからでしょうか? 野生の棕櫚のもう一方、old manが大好きです。 全編、笑いに満ちているように思えるのですが、 old manはスラップスティック、お笑い小説なのでしょうか?
164 :
吾輩は名無しである :02/03/28 17:08
>>162 てめーふざけんなこのクズが。
誰が簡潔さを求めてるって言ったんだよタコ。
特徴を簡潔に書けっつったんだろ?ばーか
なんでそれがイコールになるんだよ。おい。
簡潔に表せるのは奥が浅いのか?言い表せないのは奥が深いのか?
いいかげんにしろよ。
おめーみたいなスノブに言われなくてもな、読んでやるよ。氏ねクズ。
>>162 はこれ以上ないくらい簡潔じゃん。
奥が深いかどうかなんて読むやつ次第だし。
スノブって何?(笑)だいたい「特徴」なんて、読む前から求めるか普通? 読んでみろよ、端から端まで。で、自分で「簡潔に」「特徴」でも書いてみろ。 読書、って最初に簡潔な特徴を求めてからするようなもんじゃねーだろタコ。 と、久しぶりにツマラン煽りに乗ってみよう。まあ、読みもしないで特徴書け、 なんて、そんな根気のない奴がフォークナー読んで楽しいかどうか知らんけどね。 別に簡潔に書けないことはないよ:「土地と記憶への執着」なんてね。 でも、こういう「簡潔な特徴」から抜け落ちてしまうものが重要なんじゃないの? >ファジーというよりむしろ論理的な基本構造をもとに拡散していく >フラクタルといった感じ なにやら難しいですが、曖昧さを極力排除しながら構造を拡張していく、って ことですか?だとすれば、それはその通りだと思います。 原文を読んでいくと、英語としてはジェイムズほど入り組んではおらず、文の 「流れ」にのってきちんと読めます。もちろん、作品によって文の調子も 異なりますが、基本的にはフォークナーの英語は「拡散」するよりも「蓄積」 するものだと思います。まぁ、俺も別に生まれつきの英語話者じゃないんで 偉そうなこと言えませんが^^;
167 :
吾輩は名無しである :02/03/28 23:28
ところでフォークナーのフォロアーというと誰がいますか? ガルシア=マルケスやS・エリクソン、別件でixionさんが挙げていた デ・フォレなどがすぐ浮かぶところですが。
>>167 ポンニツならまず中上の名前を挙げなよぅ...(´Д`;)
漏れはixionタンのsnobなところが好きさ〜♪
170 :
>>ixxon :02/03/29 09:38
すごーーーーい、君って根気あるぅううううううう!! 偉い、尊敬!!!!! 君、って本当に素晴らしいよ!!あはは!! 崇高にして高尚なる大フォークナーを語れるんだからさあ!! イヨ!!!さすが!!!!! やっぱり「文学者様様」は違うよねえ!!そうだとおもわないかね?おまっ! 君はね、もうね、最高! これからも頑張って講釈垂れてろよ!!!カス!!!!!!!
!が多くて見づらいよ。
(笑)
暫く見んうちに……………以下略
すまん、悪乗りしすぎた^^;>174・175
177 :
吾輩は名無しである :02/04/07 23:44
先日神田古書街に行った際、ご自由にお持ち帰りくださいコーナーで新潮文庫版 「サンクチュアリ」の初版を手に入れたんだけど、これの解説が凄まじかったので 一部抜粋して晒し上げてみます。 「・・・『八月の光』の主要人物のひとりであるニュー・イングランド出の 女は、キリスト教的人道主義の立場から黒人を愛し、その世話をしようとわざ わざ居を南部へ移すが、黒人を救済するどころか、いつしか出入りの黒人と 肉体の関係をむすび、けっきょく女はその黒人のために殺され、相手の男は 死刑に処せられる・・・」 いくら昭和30年といっても、こりゃあんまりじゃないの?
178 :
吾輩は名無しである :02/04/08 00:52
キ、キリスト教的人道主義って・・・解説、だれ? というか、神田ってたまに行くくらいなんだけど、 そんなコーナーあるの?
179 :
吾輩は名無しである :02/04/08 11:50
>だいたい「特徴」なんて、読む前から求めるか普通? 変な自意識を他人に強要している 読んでみろよ、端から端まで。で、自分で「簡潔に」「特徴」でも書いてみろ。 >わけのわからない煽り 読書、って最初に簡潔な特徴を求めてからするようなもんじゃねーだろタコ。 >またまたワケのわからないオレ論 >と、久しぶりにツマラン煽りに乗ってみよう。 「乗ってみよう」とは言いながらしっかり反論してる強がり君 >まあ、読みもしないで特徴書け、 >なんて、そんな根気のない奴がフォークナー読んで楽しいかどうか知らんけどね。 ロックオタク、登山マニア、各所に見られる醜い選民思想。 >別に簡潔に書けないことはないよ:「土地と記憶への執着」なんてね。 >でも、こういう「簡潔な特徴」から抜け落ちてしまうものが重要なんじゃないの 結局「自分は知っている」と自慢することに終始する。
よほど悔しいのか>164=170=172 ixionごときにケンカ売っても仕方ないだろ。だいたいこいつが スノッブで自慢野郎なのはこの板では有名だからな。
ixionタンがいるとスレが引き締まるのよ〜♪
182 :
吾輩は名無しである :02/04/08 12:28
ixionがスノッブな自慢野郎? そうかね? 実によく勉強しているし、カキコにも 個性てか文体があって(ちょっと読みにくいけど)、イイと思うけどね。ixionのカキコ くらいで劣等感おもえているやつらのほうが「ごとき」だよ。 がんばれ、ixion!!
183 :
吾輩は名無しである :02/04/08 12:31
そうそう、179みたいな「非選民思想」もかんなりうざいねえ(W たとえば「野生の棕櫚」は一冊しかないんだからさ。君の読んでいる「野生の 棕櫚」とixionの読んでいる「野生の棕櫚」は同じなんだよ。漏れの読んでいる 「野生の棕櫚」もね。漏れの言いたいことわかる?
>>184 誉めてるです。「ixionのカキコくらいで・・・」ってのは貶めている
んじゃなくて、「ごくふつーだよね、ああいう姿勢は」ってことです。
とりたててあげつらうことない。コテハンだから目立つだけ。
186 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:25
ixionうっぜえ。
187 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:27
こういう奴が「文学文学」わめいてるから 新しい読者が寄りつかないんだよ。 イタイ、勘違い、初心者を貶して喜悦に浸る典型的馬鹿
188 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:28
>>183 あなたが勘違いしている事はわかります(W
189 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:37
へえ? どこがどう勘違いなの? 具体的に言ってよ。
190 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:39
それを期待するならフォークナーは読まないほうがいいかも その点、中上はよく分かっていたし、逆に大江は分かっていないような気もするのですが…。 簡潔さを求める奴は、入り口からして躓いてるから読まなくていいと思う。 何様のつもりだカス
191 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:39
>>188 そんなカス相手にするなよ。
議論するだけ無駄。
192 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:40
>初心者を貶して喜悦に浸る典型的馬鹿 ああ、そういうことか。わかったわかった。 よっぽど悔しかったんだねえ。ixionに突っ込まれて逆ギレってよくあるんだよ ねえ。しかも有効に反論できないから人格攻撃っぽいレスしかつけられなくなる。 まあ、そんなに腹立てなさんな。
193 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:41
>>191 だからぜんぜん議論になってないって(W
194 :
吾輩は名無しである :02/04/08 13:47
俺は「簡潔に書け」って言った本人だけど、 前からフォークナーって名前しか知らなかったからどんな作家か聞いただけなのに (´π`)簡潔さを求める奴は、入り口からして躓いてるから読まなくていいと思う。 いきなりこれはないだろ。
フォークナーは著名な作家なので、情報はウェブ上にゴロゴロ転がって います。 で、ixionタンが最低限の手間も惜しむような教えてちゃんに嫌悪感を抱く のも当然の反応だと思います。 第一、初心者だから良く知らないからといって何でも教えて貰えると 思っている事自体間違い。ここは塾や予備校ではなくて2chなのです。
196 :
ひさびさまあまあおじさん :02/04/08 14:25
>>194 >いきなりこれはないだろ。
たしかにな、漏れでも怒るってか、ちょっとがっかりするかもしれない。
>>195 >最低限の手間も惜しむような教えてちゃんに嫌悪感を抱くのも当然の反応だと思います。
>第一、初心者だから良く知らないからといって何でも教えて貰えると思っている事自体間違い
それはちょっと言いすぎ。いろんな人が来るんだから。初心者もいれば、プロパー
もいるでしょう。
まあまあ、またーりと、栗金団でも食いなされ、ほら、中津川は「すや」のじゃぞ。
うんまいぞ。最近は「川上屋」も人気らしいが、おじさんはやぱーり、
「すや」じゃ。もぐもぐ。しかしイイ天気じゃのう。もぐもぐ。
ixionのあの悪文はどうにかならないものか。
なんか、どうでもいいことでもめてるなぁ…。 >俺は「簡潔に書け」って言った本人だけど、 >前からフォークナーって名前しか知らなかったからどんな作家か聞いただけなのに >(´π`)簡潔さを求める奴は、入り口からして躓いてるから読まなくていいと思う。 >いきなりこれはないだろ。 うん。ごめん、俺も礼儀がなってなかった。すまん。本気で謝る。 ていうか、俺が嫌なレスつけたせいで「フォークナーなんて読まなくていい」 とは思わないで下さい。俺のレスがクズなだけで、フォークナーは素晴らしい んで、こんなことぐらいで嫌な印象は持って欲しくないんで…>194さん さあ、フォークナーの話に戻りましょう。俺はもう二度と書き込まないので。
↑「…で」が多い、悪文だ。これだけ書き込んで終わり。すまん。
200 :
吾輩は名無しである :02/04/08 14:40
ixionなんか本当にフォークナー好きなんだなー、 おもしろそうだな、俺も読んで見ようかな、ってオモって書きこんだら 吐き捨てられて・…鬱
201 :
吾輩は名無しである :02/04/08 14:41
わかった。俺もこんどからキレナイようにするよ。
202 :
まあまあおじさん :02/04/08 14:58
>>ixion >俺はもう二度と書き込まないので。 まあまあ、君のカキコはすんごく面白いしタメになるから続けてください。 偉そうなことをあえて書けば、前フリもせずにいきなり核心に切り込んでいく ixionの刃はさすがに鋭いですよ。圧倒的です。ぜひとも、続けてキボンヌ。 これまでにもときどきあったけど、ちょっとした感情の行き違いつうか、筆の 滑りあい、つことで。フォークナーが雲の上で笑ってござるぞ。ま、うれしい だろうけどさ。 それにしても、春野菜の季節じゃのう、筍を掘りに行こうかのう。刺身 で食べるとうんまいぞ、先っぽのほうな。ワサビ醤油もいいけど、酢醤油も あうかもしれんのう。ちびっとつけてな。ふぉふぉふぉ。
本は出会いだろ?次にフォークナーの本があったらさっさと買うか 借りるかしろよ。 と、荒れたあとでするカキコ・・・・・・っと。
>>178 >解説、だれ?
西川正身というおっさん、因みに訳もこのヒト(共訳だけど)。
>そんなコーナーあるの?
何軒かの古書店の店先にそのようなコーナーが設けてあります。
>>198 >俺はもう二度と書き込まないので。
ixionって割とまともな事を書く奴だと思っていたのに
こんなアフォな書き込みを残して消えるなんて残念だな。
自分の名誉を回復するためにもはやく前言撤回しなよ。
205 :
吾輩は名無しである :02/04/14 13:12
あげとく
206 :
吾輩は名無しである :02/04/14 13:35
>俺はもう二度と書き込まないので。 駄々っ子かよ。
>>204 >>206 完敗ですね。寛大さというのは学ばないと身につかないですよ。
頑張ってくださいな。人生これからですから。
207は208に完敗ですね。
210 :
吾輩は名無しである :02/04/14 17:34
ボルヘスが「迷宮的世界を扱うのに迷宮的な手法を使う必然性はない」 って言ってたような気がするが、確かに一理あるな。俺フォークナー苦手なんだちょ
迷宮的手法が迷宮的世界を示していると思い込む必然性もないのでは? フォークナーは「響きと怒り」以外それほど迷宮的とは思えないぞ。 「アブサロム、アブサロム!」は読むのが面倒なだけで、特に入り組んで いないような気がするし。
212 :
吾輩は名無しである :02/04/14 21:20
>俺はもう二度と書き込まないので 昔のアンタじゃない。彼女に振られたのか?
213 :
吾輩は名無しである :02/04/14 21:47
>>212 婚約者がいるという趣旨の書き込みを見たことがある。
214 :
ixion :02/04/14 21:48
低能なおまえらを相手にしたって何の益もないことを今更になって 悟ったから。ほんと貴重な時間を浪費してしまったよ。
215 :
吾輩は名無しである :02/04/14 22:21
口調でばれてる>214 もうすこし婉曲的に相手をけなす方法を学べば、お前も立派なスノブだ(ワラ
かくしてixionはフォークナーを超えましたとさ。めでたしめでたし。
もうコテハン叩くのはうんざり
フォークナーの話、しよーぜーぇ
>>211 「響きと怒り」は最高だね。特に時間の切り取り方は
面白い。あの最後の章が奴隷女の回想っていうのが
南部気質のもろさを語ってるね
最後の章は、そういえば召使の視点でしたね>217 白痴の視点や召使の視点は、転倒する力(サブバーシブ、だったか。 もう随分昔の授業なので覚えていないが)を示す、という話を大学時代 に聞いて、おお、なるほどと思った。その後山口昌男の道化の考え方 なんかも、結局同じ転倒の考えだと学んだ。文学と階級や権力の転倒 は切り離せないもので、それは南部であるからこそ強く意識される のだろうか。
「回想」という言葉は撤回して「視点」に変更します>211 どうも過去形はワンクッション作り上げてしまう…。 >文学と階級や権力の転倒は切り離せないもの これだけじゃだめだろうけど興味はつきないなぁ。ところで「白痴の視点」っていうのが転倒する力だという のはわかるけど、最初に持ってきたことにもっと 深い意味があるんじゃないかな。ま、批評はいっぱい でてるだろうけど(なんか厨な文章だ・・・スマソ)
220 :
吾輩は名無しである :02/04/19 19:02
なんかフォークナーって難解、原人向け、高尚って感じだけど、それはそれで結構。 だけど小説自体のおもしろさはどうなのよ、おもしろさは。
221 :
吾輩は名無しである :02/04/19 22:13
新たな2ちゃんジャーゴンの登場か>原人
223 :
吾輩は名無しである :02/04/19 23:20
原人は高く評価してるけど、小説としてのおもしろさはどうなの? 教えてよ!! 先生ェ!!
224 :
吾輩は名無しである :02/04/19 23:42
>>223 とりあえず何か読めよ
岩波の『寓話』はすすめないけどな
ああ。ザコスレになってしまった。
おもしろい。とにかく面白いよ、作品も作家も。
227 :
吾輩は名無しである :02/04/20 11:01
>>26 さん
あなたのその発言にインスピレーションを得て書いた小説がこの度新人賞を受賞することに
なりました。名前は言えませんがありがとうございます。
228 :
吾輩は名無しである :02/04/20 22:48
アンチixionはどうしてアンチixionなの?
文学好きじゃないの?
あのひときっともうすぐ大学で教えられるくらいのレベルだよ。
しかもおそらくフォークナーのプロパーじゃないかな。
もっといろいろ話きけたはずなのに。
2ちゃんではこれまで下らない人間は無視してきたけど、このスレに
あるいくつかのレスにはあまりに辟易しすぎて一言いいたくなった。
>>225 に禿同ってことで。
230 :
吾輩は名無しである :02/04/21 08:48
ixionタン文学板自体から消えてしまったのかなぁ・・・(´・ω・`) 匿名BBSとはいっても腐されると結構堪えるんだよね、相手が厨であっても。
232 :
吾輩は名無しである :02/04/21 10:48
It was though a door had shout somewhere. He was no longer afraid of darkness... 「8月の光」を読み返して タワーが主役なのか?......と思ってみる
>>232 |д゚) 「それを言うならHightower」
|彡サッ
ありがと♪
235 :
吾輩は名無しである :02/04/21 18:57
卒論フォークナーにしようかな、中上好きだし。 やっぱマルケスとかも読んだほうがいいのかな。 他にいい作家いる?卒論。
ああ、ほんとにixionいなくなったんだね。残念至極。これで文学板も真の唾板に なってしまうな・・・ixionいない文学板なんて見る価値ほぼなし。 そーいえばロカンタンもみないなー。 あとは若い人たちでごゆっくりと。さよーならー!
JPBもfishmanも信吉もみーんないなくなったよね。 ま、ただの新陳代謝かね。
238 :
吾輩は名無しである :02/04/23 13:54
ageの3乗じゃ、ゴルァ!
239 :
ixion :02/04/23 16:20
私、戻ってきたよ!! みんな、ずっと、ずっと寂しかったんだ。 私怖かった。変なおじさんに、体を改造されて…ううん、なんでもないの。 女になった私でも、友達でいてくれるよね? 私、みんなのこと、大好き!
240 :
いんきち信吉 :02/04/23 16:22
メルセデスよ、私は戻ってきたのです! 地獄の底から戻ってきた。なのにあなたは私を裏切ったのです。 いえ、わかっています、もう二人は遠いところにいるのです。 しかし・… 待て、しかして希望せよ!
241 :
fishman :02/04/23 16:26
そんな!! たったの15コペイカですって? せっかく戻ってきたのに、そんな金で、どうやって生活しろというんです? まあ、いいでしょう。 さようなら、アリョーナ・イワーノヴナ!!
まじ、いんちきの勢いが好きだったな ixionは便所の落書きに異常反応を見せるから(以下略
244 :
吾輩は名無しである :02/04/23 22:44
ixionの横断ぶりは面白かったけどな。それにあの博学ぶりもよかった。語学力もあるし。 このスレや古井スレでのixionのカキコは実に勉強になった。 便所の落書き隊が彼にコテンパンにやっつけられているところも笑わせてもらったなあ、 かなり。
245 :
吾輩は名無しである :02/04/23 23:10
2chはどんどん若年化、大衆化しつつあるからね。マジなカキコしあってるとすぐに 低能なやつらがちゃちゃいれてくるし、やりにくくなったってところは ある。噛んで含めるのも疲れる。 かみかみ。
246 :
吾輩は名無しである :02/04/23 23:17
>>2 chはどんどん
それは2ch自体が悪いからだろ!
ここだけ異常なんだよ!
2chの常識はwebの非常識
>>245 禿禿胴衣。皆卒業してゆくわさ、新たな場を得たら。
248 :
吾輩は名無しである :02/04/24 00:51
249 :
吾輩は名無しである :02/04/24 00:54
>>249 禿胴衣!
ようやく奴も現実の場に居所を見つけたかと思ったに・・・
251 :
吾輩は名無しである :02/04/24 01:09
ところで、イヴ・ベルジェご存知の方いますか? 『南』の解説でフォークナーからの影響を云々されているんだけど、 そのへん探るために当たりを付けて読むとしたら何て作品がいいでしょう? それか、デ・フォレがらみでも可です。 どうか迷える子羊をお導き下さい。
252 :
吾輩は名無しである :02/04/24 01:15
>>250 全くだ。ああいう観念論者の韜晦にごまかされるこの板の幼児性こそ憂慮すべき事態。
253 :
吾輩は名無しである :02/04/24 01:30
最近のは「意識の流れ」部分が別書体で印刷されてて良いね。 むかしのカタカナ表記だったですよ。 あれだとロボットヴォイスで読んでしまって萎え...
>>252 ああ君だったか、奴にいっつも歯ぎしりしていたゴマメは?(笑
君もさっさと現実の場に立ち帰れや。2CHで嫉妬に狂っていては
救いようがないぞ。ixionはだいじょぶだぁ、現実でも場がめっかれば
ちゃんとやっていける質だで。心配せんでええ。
255 :
吾輩は名無しである :02/04/24 01:40
>>252 あなたは、他のもっと高尚な何かに誤魔化されてるように見えます。
>>255 252じゃねーんだども、2CHに何か高尚なモノがあるとか思てるなら
そらたいした勘違いやで。眼さましな・・・あ、夜中だけども。
257 :
吾輩は名無しである :02/04/24 02:06
258 :
252=257 :02/04/24 02:27
すんまそん、ルサンチマンでっす、ixionが妬ましくてたまんないんで・・。
>>258 おー、な〜んか感動的! 珍しいな、そんな正直な述懐!!
君いい人なんだねー(シミジミ 頑張れっ!
260 :
吾輩は名無しである :02/04/24 02:42
>>258 おれは257で249だ。252ではない。安易な断定はするなよ。
誰かを好きな奴もいれば苦手な奴もいる。それを嫉妬だなんて、一々騒ぐ程のことなのか?
261 :
吾輩は名無しである :02/04/24 03:04
話の腰をおるようですが、訳者は誰がいいですかね? 初心者スンマソ
262 :
吾輩は名無しである :02/04/24 04:49
263 :
吾輩は名無しである :02/04/24 18:21
ixionだったら
>>251 にレスを付けることが出来たんだろうな・・・
265 :
老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 18:34
熊が大好きです。 あとは、アブロサムアブロサムが好きですね。
266 :
吾輩は名無しである :02/04/24 19:57
一週間ぶりにみる「老人と海」だ。
「熊」と「アブサロムアブサロム」?!…ま、いいか(w
逝っておしまい♪
269 :
吾輩は名無しである :02/04/30 20:44
ixion、ほとぼり冷めたからって戻ってくるんじゃねえぞ。 おまえの大切な大切なフォークナースレが荒らされたくなかったらなw 勘違い自慢ヲタめ。顔変なんでしょ? ププ 笑っちゃう
すごい、スレ誘拐犯からの脅迫電話だ>269 実は269の顔が変である方に賭けてみたい。
269は単純にixionがいなくなってツマランのだろ。
272 :
吾輩は名無しである :02/04/30 22:15
ixionはイケメンだ。漏れはそう判断汁!
273 :
吾輩は名無しである :02/05/02 05:19
ixionって、きっと善人なんだろうね。 でも自分が持つコンプレックスへの反動としての自己顕示欲が強いんじゃないかな。 善人ではあるけれど、でもコンプレックスの裏返しとして自分を飾り立てようとして いるので、世間的な常識に目が行かない。それで歯止めが効かずに調子に乗って暴走 してしまうのが弱点、ていうタイプ。 他人から見ると滑稽なまでの過剰装飾嗜好。いちいち長文レスしないでは いられない虎の威を借る狐的言動。何かを述べるときに婉曲に自演に走ってしまう 小心さ。自分に自信が持てないが故の保身と虚勢のせめぎあい。コンプレックスの 反動としての虚勢であるが故の、自己コントロールの欠如。 ま、善人は善人なんだろうし、せめて他人の迷惑になってなきゃいいんだけどね。 しかし自分を飾る為には歯止め無してんじゃ、知らず知らずのうちにけっこう他人様 にも迷惑かけてたりするんじゃないかなぁ
>273 たかが掲示板の書き込みからそこまで妄想できるとは すごいよアンタ 別に一人長文カキコ野郎が消えたところで、だれにも被害はない
私は掲示板は単なる情報交換の場だと考えているので
>>273 などのような書き込みは
理解に苦しみます。それこそ過剰な自己顕示としか思えないし、言っていることの殆どが
ご自分にも当てはまるものと思われます。
ixionさんの書き込みは私にとっては勉強になるものでした。単純にもっといろいろ
知りたいのでこのスレにも戻ってきてもらいたいです。
戻ってこないよ。変に意固地な人だし。
ixionって糞の塊みたいな荒らし厨房だろ? 長文ばら撒いてみんなに迷惑かける奴。バッチイよお。 しかもコヴァ級に粘着質の信者もいるから、余計性質が悪い。 あんな「文学者気取り」「お山の大将気取り」はさっさとESBにかかって死ね。プ
>>277 はげしく同意。
素早く、消えて欲しいですね。排除しましょう。
>>278 さいてー。消えて欲しかったんだったら、ixionがいた時に論破して消えてもらえばよかったんじゃない?
文章読みづらかったけど、あの人のカキコは勉強になった。あんたが代わりにixionレベルの書き込みできるとでも言うのか?
280 :
速報!!あげ :02/05/02 21:50
おそらく
>>279 は名無しを騙ったixionだと思われます!!
自己顕示欲旺盛、読みにくい文章、煽りに釣られる幼稚さ、全ての条件を満たしています。
なんて意地汚い奴だろう。こういう風にジサクジエンしてたんですね。あさましいよw
ixion監視スレでも立てますか? なんかまだこの板にちょこちょこ出入りしてるみたいですしね
つーかフォークナーは?
283 :
我輩は名無しである :02/05/02 22:02
みんなが何言ってもixionは来ないYO! もちろん頻繁に覗きにはきてるけどね!
284 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:12
こぞって地獄へ逝け
285 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:13
何人もいるように見せる。
286 :
吾輩は名無しである :02/05/02 22:31
>>280 には吃驚です。何処からそんなトンデモナイ発想が・・・ixion批判も結構だけど、あなたには顕示する自己すらないんじゃない?
どうせ何読んでも「好き」「嫌い」「面白かった」以外の言葉しかでて来ない人なんでしょうね。
288 :
吾輩は名無しである :02/05/02 23:03
かわいそうなスレッド。
289 :
吾輩は名無しである :02/05/02 23:07
氏んだやつのことは忘れましょう。 合掌。
>>287 あのね、
ixionが同じ趣味を共有する人たちとおしゃべりしたいだけだって
ことは、みんなわかってんの。
叩かれるのも、2ちゃんじゃ一種の人徳よ。
みんな遊びたいだけなの。方法は人それぞれみたいだけどさ。
ま、しかしなんだな。 フォークナースレにしてこのてーたらくじゃ、文学板の程度が知れる ってやつだな。(w
なんか俺の事で荒れてるし……
やっぱりフォークナースレの方々に迷惑をかけてしまったようです。
もう、本当に二度と来ません。ただ、一言言いたい。
>>280 うぜえんだよ、俺はそんな卑怯な事しねーよ、と言ってみるテスト。
私の話題はやめにして、どうぞご自由に話して下さい。
>293 騙りだとしたら似てるが、「言ってみるテスト」というところが あやしいな。
>俺はそんな卑怯な事 2ch初心者なんで、良く知らないけど、◆印とか使わないの??
何も悪いところが無いのに逃亡することこそ卑怯だと思うけどなあ。 もしixionさんに非があるとすれば煽りに過剰反応したことだよ。 仮にも言葉を大切にする文学好きなら、いくら2CHといえども とことん自分の発言したことにたいして責任をもつべきだと思う。
297 :
吾輩は名無しである :02/05/03 19:57
ixionほらほらみんなから悪口いわれてるぞ悔しくないのかヒャッハッハ 悔しかったら反論してみろ屑ヲタブサイク文学君
298 :
吾輩は名無しである :02/05/03 20:52
病気
299 :
吾輩は名無しである :02/05/03 21:00
フォークナーみたいな大作家を読んでても厨房は厨房だってこったな。 ixionも他のこのスレの住人も。
ixionこの際名ixioniに変えなさい。
コテハン問題を討議するスレってここですか?
303 :
吾輩は名無しである :02/05/04 20:49
ixionカムバック!
ixionは、バカは相手にしない。
305 :
吾輩は名無しである :02/05/04 21:36
↑だから君も相手にされないんだね。プ
俺はixionじゃない。だから305のような廷脳厨房の カマッテ君にも、親切に対応する。よしよし、 バカな子はさっさとしょんべんして寝な(w
いい加減飽きた。 これ以上続くようなら、スレ立ててやったらどうだ? なんなら立ててやってもいいがね。
>>307 ドアホ! どこの厨房だ? そうでなくとも鯖の負担が重いっちゅうのに
ぬぁんで別にスレ立てる必要があるんだっ! 1001までこれでやれ!
309 :
吾輩は名無しである :02/05/04 22:33
310 :
吾輩は名無しである :02/05/04 23:09
>>309 ん? 屁こくしか能のないバカも来るの、文学板には?
>>310 連休だからねー。カキコすれば中学生だとわかっちまう厨房が
混ざるんだよ、AAとかコピペとか(藁とかしか書けないのが・・・
それにしても、プだけとは・・・
>>309 わははは、フォークとフォークナーの違いも
わかんないんじゃねーのー?
314 :
吾輩は名無しである :02/05/04 23:58
すげー。
315 :
吾輩は名無しである :02/05/05 00:14
ixionさんは天才。コンプレックス野郎どもは黙ってな(プ
316 :
吾輩は名無しである :02/05/05 14:15
ixionがいなくなって、やっとまともで平和なスレになったなw
317 :
いんちき真吉 :02/05/05 21:44
なんだか荒れているようですが、フォークナーの内容が原因で荒れている訳じゃない気がします。 なんだか良く分からない。そろそろフォークナーの内容に戻りませんか。 といっても僕はあまり詳しくないので、話に耳を傾ける形ですが。 ixionさん以外にフォークナーに詳しそうな方はいないので、これからも書き込んでほしいと思います。 僕も「野生の棕櫚」でも読んでみようかな。
318 :
あぁ・・・ :02/05/05 23:45
またixさんが遠のいて行く・・・
そんなに話がしたけりゃメールでも出せばいいだろう。
最近ixion(のレス)は読まれているんだろうか
321 :
吾輩は名無しである :02/05/06 09:30
>>316 N067111.ppp.dion.ne.jp:61.202.67.111
東京都北区赤羽北2-31-16-1311
ixion馬鹿にした奴は俺がIPと住所晒してやるから気を付けなワラ
322 :
吾輩は名無しである :02/05/06 10:30
センセイがいなくなってぎゃあぎゃあ猿どもがわめいてる=自習時間って感じだね、 このスレ。 「あんなセンコーなんていなくたっていいよー」 「でも、センセイがいないと勉強できないわ!」 「うぜなー、祭だ!」 「祭っていっても、あなたたちセンセイの悪口言ってるだけじゃない」 「いいんだよ、漏れたちが目立てば。馬鹿マンセー!」ってね。
323 :
吾輩は名無しである :02/05/06 11:03
>>322 誰もこのスレでまともに話そうと思ってないからそういう比喩もあんまり意味無いよw
324 :
吾輩は名無しである :02/05/06 11:52
>>323 話そうと思ってないじゃなくて、話せないんだろうな。ixionのフォークナー
カキコよりも鋭いもの書けるやつはいまんとこいないだろう、ここの住人でさ。
325 :
電子間生存人 :02/05/06 19:17
フォークナーって技法が優先してて根底にあるものは大したことない。 見かけに騙されちゃいけないよ、見かけに騙されちゃ。
326 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:31
騙される前に挫折してしまう俺って、、、。 早く騙されるよう、勉強しまふ。
327 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:49
フォークナーって根底に大したものがあるからああいう技法を使わざるを 得なかった。 アフォに騙されちゃいけないよ、アフォに騙されちゃ。
328 :
吾輩は名無しである :02/05/06 19:58
ixionが好きな作家の底が浅いのは定説。
329 :
吾輩は名無しである :02/05/06 20:03
ixionのカキコについていけないやつの底が浅いのは定説w
うん、読まれてないね、このレス見ればわかる>1
331 :
響きと怒りの感想@精神科医 :02/05/07 15:18
第一章の精神薄弱者の意識を描いたところが鮮やかな読後感を残した。 繰り返しの多い、即物的な描写に魅了された。小説の文章が、形のよい 名文でなくてはならぬという、日本文学の読書から与えられた定説が ここでひっくりかえった。視点をとる主人公の意識によって、自由に文体 を変えてよい、いや、そうあるべきだという主張に私は共感しました。
333 :
吾輩は名無しである :02/05/12 20:29
age
334 :
吾輩は名無しである :02/05/20 18:44
Faulkner
336 :
吾輩は名無しである :02/05/31 00:19
被害者
337 :
吾輩は名無しである :02/06/03 20:28
犠牲者
保守しとくか・・・
339 :
吾輩は名無しである :02/06/20 00:15
いかにフォークナーを克服しているか 現役作家の本は、そう問いながら見てしまう
はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい はなくそ いぱぁい
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
,. ―- 、 クソスレ / ヽ ワッショイ l l l l (___) (__) キタ━━━━━━ i^ >(・) l |,(・) ━━━━━━━━!!!! ヽ. ",.c.」 "/ ヽ 〈ー==‐/ . ヽ ^ / ー‐'
このスレッドを見た人は、夜、布団をかけないと、ドアから赤い女の顔が出てきて、呪い殺される
347 :
吾輩は名無しである :02/06/24 23:40
340-346=ixion
誰か、須山静夫教授(『八月の光』他の訳者)の消息、知らんけ?
349 :
吾輩は名無しである :02/06/25 00:37
age
このスレッドを見た人は、夜、布団をかけないと、ドアから赤い女の顔が出てきて、呪い殺される
あぼーん
352 :
吾輩は名無しである :02/07/01 18:59
まあ、どいつも(franceもアッ失礼)こいつもixionに依存してるのが このスレッドの現状でわかったろ。 俺が言いがかりつけて奴を退散させたことに感謝しな。ペッ あとよ、ixion、臆病者じゃなかったら、返事ぐらいしてみろよ。 できねえんだろぉ? アァ? コラ
353 :
ixion :02/07/01 19:36
354 :
吾輩は名無しである :02/07/01 20:41
355 :
nanasi :02/07/01 22:14
ixionさぁ、352なんかシカトしてりゃいいって。 >>どいつも(franceもアッ失礼)こいつも 何はさておき↑こいつのこのギャグセンスには脱帽だよ。
本当にixionは戻ってこないのか。ならいい厄介払いだな。
357 :
ixion :02/07/04 19:49
おまえらみんなばか
358 :
吾輩は名無しである :02/07/04 19:56
プルーストの文章は何度読み返しても理解できないが フォークナーは2,3回読み返すとおもわず首肯してしまう。 よって フォークナー>>>>プルースト
359 :
吾輩は名無しである :02/07/05 19:19
360 :
吾輩は名無しである :02/07/05 19:33
>>358 ボクは『アブサロム アブサロム!』と『響きと怒り』がショックだたな。
もちろん『野生の棕櫚』も好きだよ。でもさ、プルーストとの対照でしか
顕れないフォークナーじゃ、ボクのフォークナーが浮かばれないんだ。
あの泥臭さが好きなんだ。訳文でしか読んでないから大口たたけないけど
文体の精度においてプルーストは一芸に達していると思われ。
つまり読者が慣れないと活字がまるでべったりで、ちっとも楽しめん。
フォークナーの文体は良くも悪くも素直だよ。
ボクはそれが簡単にできるものではないと思う。そこを買うな、ボクはね。
つーか、A>>>>B なんていう低脳レス垂れ流しにしといてよく恥ずかしくないよなぁ。
361 :
吾輩は名無しである :02/07/05 19:36
362 :
吾輩は名無しである :02/07/05 21:56
>>360 >ボクのフォークナーが浮かばれないんだ
あたまだいじょうぶですか?
それと英語くらい原文で読めよ、低学歴君。
363 :
吾輩は名無しである :02/07/05 22:07
>>362 プルーストがいいなんて言ってるやつはカッコつけてるだけじゃねえかと思う
もしくは、あんなデタラメな妄想文を有難がってるやつは脳みそが腐ってるとしか思えない。
>>362 がっこの図書館になくってさぁ。
それにもっと読みたい本あるしね。
いっぱいいっぱいなんだよ実際。
>>363 ボクのレス読んでくれた?
けっしてボクは有難がっちゃいない。
366 :
吾輩は名無しである :02/07/06 19:33
しーね! しーね!
367 :
吾輩は名無しである :02/07/06 19:36
帰っていいよ。
あぼーん
もう、やめようぜ、、 サルトルが『自由への道』に 『野生の棕櫚』からixionの抜いた部分、 あれで感動したから俺、フォークナー知ったんだ。
あぼーん
あぼーん
372 :
吾輩は名無しである :02/07/14 19:57
ixionてめー、板じゅうを荒らしまくってるらしいじゃねえか。 もうここには来るな サイテーだよてめーは
みんなixionなの!?
374 :
吾輩は名無しである :02/07/14 20:02
945 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/07/14 01:05
>>944 コテハンは名無しになって板を荒らしまくっています
ixionの荒らし行為は目にあまるものがあります
(ixionの友人から聞いた)
ひでえ、、
あぼーん
このAA、すんごく嫌い。 趣味のいいとこ見せてけろ
378 :
吾輩は名無しである :02/07/15 23:38
あぼーん
380 :
吾輩は名無しである :02/07/16 19:31
ixionじゃないよ、この荒氏は
381 :
吾輩は名無しである :02/07/16 19:37
知ってるよそんなこと。
382 :
吾輩は名無しである :02/07/16 21:09
ていうか、ixionって言ったやつ、殺していい?
383 :
吾輩は名無しである :02/07/16 21:09
iiyo!
俺個人的に彼とメールしてるんだけど、ixionはゼッタイこんな ことしない。彼も、このスレッド守りたいって言ってた。
大久保康雄氏の「野生の棕櫚」って訳が悪いのか、俺が馬鹿なのか
いまいちのめりこめなかったな。
>>98 でixion氏が引用(自分で訳した?)部分も、ぜんぜん違うし。
もし彼女がそうでなくなったら、そのときは記憶の半分は記憶では
なくなってしまうのだ。そしてもしおれがそうでなくなるとすれば、思い出す
ということのいっさいが存在しなくなるのだ そうなんだ
悔恨と無の間にあって、おれは悔恨の方を選ぼう。(大久保氏訳)
>378 さんくす、ヒゲグソも消えたね >379 プーストってなに? 転んでも泣かない、コピペするなら間違えない!
>俺個人的に彼とメールしてるんだけど、ixionはゼッタイこんな >ことしない。彼も、このスレッド守りたいって言ってた。 言わないと思うぞ。 >386 大久保とかいうヤシの訳は悪いんじゃなかった?ナボコフのスレで 呼んだ記憶が。
あぼーん
俺個人的に彼とメールしてるんだけど、ixionはゼッタイ文学板をつぶすって 言ってたよ。このスレッドも滅茶苦茶にするって。
今やその気持ち、判らんでもない。。(鬱だ
2週間もすれば8月です
荒らしがixionでも誰でもいいが、 ixionが相対的に見て優秀な読み手なのは事実。 結果出る杭は打たれる。
394 :
吾輩は名無しである :02/07/18 20:00
あぼーん
397 :
ixion :02/07/19 20:23
てめえら、しまいにはやっちゃうよ
398 :
吾輩は名無しである :02/07/19 23:13
怖気面白あげ!
399 :
吾輩は名無しである :02/07/20 00:24
ヤバイヤバイマジヤバイマジマジ
400ゲトズサー
>389 sukidayo
402 :
吾輩は名無しである :02/07/23 07:46
390 名前:雨 投稿日:02/07/17 21:34 俺個人的に彼とメールしてるんだけど、ixionはゼッタイ文学板をつぶすって 言ってたよ。このスレッドも滅茶苦茶にするって。
笑える
あぼーん
あぼーん
>>406 お前みたいな優等生ばかがレスするから荒れるんだよ。
アラシにレスするなくず。
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ・∀・) < 勉強のじゃまだから静かにしてくれる? >>ALL ._φ___⊂)_ _ \___________ ./旦/三/ /| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |愛媛みかん|/
>>407 うるせーよ死ねゴミ、そういうのを本末転倒っていうんだよカス。
>>409 やっぱ、お前も嵐か・・・
既にこのスレは氏んでるから、どーでもいいけどね
まあ、おちつけや
411 :
吾輩は名無しである :02/07/25 21:28
412 :
吾輩は名無しである :02/07/25 22:56
413 :
吾輩は名無しである :02/07/26 01:38
『アブサロム、アブサロム』は結局、ポンとジェファソンにサトペン が迷い込む話だよね。うねりうねって書いているけれど。 そのくねくねが面白いかどうか、だよね。
話をそらせて申し訳ないが、この板でフォークナー協会の 雑誌を読んでいる人っているの?
415 :
吾輩は名無しである :02/07/26 02:19
また別の話で申し訳ないが『八月の光』などの訳者の 須山静夫氏って、健在?
あぼーん
417 :
吾輩は名無しである :02/07/27 12:59
age
418 :
吾輩は名無しである :02/07/27 14:34
バグバグまぐまぐ
419 :
吾輩は名無しである :02/07/27 14:36
削除作業終了
お疲れ様♪
421 :
吾輩は名無しである :02/07/27 15:55
>>419 削除人が自分の意志で勝手に削除していいの?
>>421 うかつなセリフ軽々しく口にする前に、削除依頼板逝って
自分で確かめれ。
フォークナーは、凄い。
時に読み返すと、つくづくそう思う。カルいノリが多い米文学の中で
重いな、いろんな意味で。それでどうなん、最近は読まれてるのか?
423 :
吾輩は名無しである :02/07/27 17:19
>>422 147 名前:飛べない削除屋 ★ 投稿日:02/07/19 02:34 ID:???
これ以降レスの削除依頼は出てないのですが?
416は明らかに削除人の恣意で削除されたものです。
お前こそうかつなセリフを軽軽しく口にするな。
お前が削除人か?
あぼーん
417 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 12:59
age
418 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 14:34
バグバグまぐまぐ
419 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 14:36
削除作業終了
420 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 14:40
お疲れ様♪
421 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 15:55
>>419 削除人が自分の意志で勝手に削除していいの?
422 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 16:18
>>421 うかつなセリフ軽々しく口にする前に、削除依頼板逝って
自分で確かめれ。
フォークナーは、凄い。
時に読み返すと、つくづくそう思う。カルいノリが多い米文学の中で
重いな、いろんな意味で。それでどうなん、最近は読まれてるのか?
423 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 17:19
>>422 147 名前:飛べない削除屋 ★ 投稿日:02/07/19 02:34 ID:???
これ以降レスの削除依頼は出てないのですが?
416は明らかに削除人の恣意で削除されたものです。
お前こそうかつなセリフを軽軽しく口にするな。
お前が削除人か?
420 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 14:40
お疲れ様♪
421 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 15:55
>>419 削除人が自分の意志で勝手に削除していいの?
422 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 16:18
>>421 うかつなセリフ軽々しく口にする前に、削除依頼板逝って
自分で確かめれ。
フォークナーは、凄い。
時に読み返すと、つくづくそう思う。カルいノリが多い米文学の中で
重いな、いろんな意味で。それでどうなん、最近は読まれてるのか?
423 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 17:19
>>422 147 名前:飛べない削除屋 ★ 投稿日:02/07/19 02:34 ID:???
これ以降レスの削除依頼は出てないのですが?
416は明らかに削除人の恣意で削除されたものです。
お前こそうかつなセリフを軽軽しく口にするな。
お前が削除人か?
424 名前:スレ荒れるからケンカすんなよ :02/07/27 18:52
あぼーん
417 名前:吾輩は名無しである :02/07/27 12:59
age
426 :
吾輩は名無しである :02/07/27 22:06
あまりにもアボーンが多いね。何が書いてあったのか知らんが 遊び心がない気がする。他に削除した方が良いスレ・レスがが あるっつーのにな 削除人さんはixさんのとりまきさんなの? これじゃ逆に怪しくなる気がする・・・
AAこぴぺの嵐ですた
428 :
吾輩は名無しである :02/07/27 22:15
削除以来を見てきます。ありがと>427
429 :
吾輩は名無しである :02/07/28 08:01
結局ixionが荒らしDQNってことで、ファイナルアンサー?
430 :
吾輩は名無しである :02/07/28 08:49
荒しの方がいらっしゃいます。
431 :
吾輩は名無しである :02/07/28 10:19
摺醴霾醴髏蠶蠶鸛躔か ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Au?u山∴ ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱? ̄ ̄:此∴ ∃?謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 レ ∴?醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃h 厂 .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ?罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖 .∴瀦醴蠶襲?J鶴門門門門髭蠶蠶蠶蠶蠶蠶 加罐讒蠶蠶欟厂 ヘ ∴?醴醴蠶甑欄鬮° :沿蠶蠶蠶蠶蠶蠶 溷霾醴蠶蠶勸 ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し____∴?蠶蠶蠶蠶蠶蠶 醴蠶蠶蠶蠶髟 ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶欟 ?繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶歉 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶髟 コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介?繙醴蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶髏鬮シ 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴勸 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴訃 ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶髟 _山辷ム?蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶? ?躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶廴 ?醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶欟シ 禰蠶蠶蠢螽螽?醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 おまえらはもうこのすれからにげられないぃぃぃぃいいいいぃぃぃいいいいい
432 :
吾輩は名無しである :02/07/28 11:35
kisei
433 :
吾輩は名無しである :02/07/28 17:22
age
摺醴霾醴髏蠶蠶鸛躔か ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Au?u山∴ ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱? ̄ ̄:此∴ ∃?謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 レ ∴?醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃h 厂 .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ?罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖 .∴瀦醴蠶襲?J鶴門門門門髭蠶蠶蠶蠶蠶蠶 加罐讒蠶蠶欟厂 ヘ ∴?醴醴蠶甑欄鬮° :沿蠶蠶蠶蠶蠶蠶 溷霾醴蠶蠶勸 ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し____∴?蠶蠶蠶蠶蠶蠶 醴蠶蠶蠶蠶髟 ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶欟 ?繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶歉 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶髟 コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介?繙醴蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶髏鬮シ 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴勸 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴訃 ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶髟 _山辷ム?蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶? ?躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶廴 ?醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶欟シ 禰蠶蠶蠢螽螽?醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 おまえらはもうこのすれからにげられないぃぃぃぃいいいいぃぃぃいいいいい わたしをおいだしてゆるさないいいい もっとじまんしたかったのに もっとおれのはくしきをほめてほしかったのにいいいい
現在訳本も手に入りづらいし、読んでる人も少ないだろうけど これから先は内容的にもっと読まれなくなるだろうね これからジェンダーフリーの教育がすすめば、南部女の 気持ち、しいては南部気質なんつーのも理解しがたくなるっしょ ほんと、「文学勉強してます」って人だけの持ち物になるんだろうね・・・ >434 もうおまえしかそのHNは語らないんだろうね(w
436 :
吾輩は名無しである :02/07/28 20:43
>>435 ixion 見え見えのジサクジエーンはやめれ
ちがうよ♪
°。◯ ○ ° _ /ヽ/ヽ ┌┐ ┌─┐ 。 ○ 彡 __/ / ヽ/ヽ/ (⌒ヽ__/⌒i. / ̄ノ _l⌒l_◎ ┌─┘└─┐└─┘ 。 / / (  ̄ ̄ノ / _ ヽ,. | | (_ _) └─┐┌┬┴──--、 ノノノノ/ /.  ̄7 / ̄ ̄ ./ /| | / /ヽ ヽ.| | ._| |_ ┌─┘└┴┬──.、 ヽ ( ゚∋゚) ̄\__ / / r''"⌒"ゝ| |. | |/ / . . | || | (_ _) └─┐┌─┘ ノ ノ ヽヽ>_ > _\ / / ''"⌒"' | | . | / | |.| | | | ││ ┌┐ / / \ \ \ \ \ヽ_/ . (`'ー-‐'"). | ヽ,_/ ヽ / / | | /⌒_ ヽ │.丶-' .ノ / / .ヽミ \丶(_メミ `'ー-‐'" ヽ、__,,ノヽノ ヽ,ノ ヽ_ノ l (,ノ ノソ `'ー-‐'".ヽ/ ヽミ 丶-‐'
440 :
吾輩は名無しである :02/07/28 22:33
441 :
吾輩は名無しである :02/07/28 22:39
442 :
吾輩は名無しである :02/07/28 22:58
age
魔法の木
444 :
吾輩は名無しである :02/07/29 07:51
結論 荒らしてるのはixion
ちがうだろ(笑)
446 :
ixion語録〜スノブ街道一直線〜 :02/07/29 10:43
簡潔さを求める奴は、入り口からして躓いてるから読まなくていいと思う。 …それを期待するならフォークナーは読まないほうがいいかも そんな根気のない奴がフォークナー読んで楽しいかどうか知らんけどね。 (笑)
フ━━━( ´_ゝ`)━( ´_ゝ)━( ´)━( )━(` )━(ι_` )━( ´_ゝ`)━━━ン
448 :
吾輩は名無しである :02/08/01 19:07
くそixion死ね
あら〜、ここにもixion信者が一匹いるわ〜、 な〜んか根強すぎる人気ねぇ〜、妬ける妬けちゃうわアタイ!
450 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:16
>>449 お前のそのキモさはixion信者の特徴。
そそ、必ず人の背後にひっついて
反応する奴な!(w
>>450 ←真性のixionマンセー野郎
452 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:43
>>451 お前自分のことよく分かってるジャン(w
キモキモ。
454 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:50
>>452 確かにな。
449の即レスは451のカキコそのもの。
449=451は相当の馬鹿ちん。
>>452 ああ、キミはまるで
ixionの名声を必死で守る番犬のようだ!
健気だな〜〜(藁
456 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:53
449=451=453 お前痛すぎ・・・ 美香、ラパクラスの基地外だな。 448のばかカキコに即レスするお前はもっとバカなんだよ。 興奮して手がプルプル震えてるぞ(w
457 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:54
ixionって文学版で有名な荒らしだろ?
458 :
吾輩は名無しである :02/08/01 20:55
>>456 オマエって、ホモか? それほどixionに惚れちゃってるわけ?(w 逝けばいいじゃん、あと追って。 さっさと逝って、抱いてもらえば? ixionを愛してるんだろ?(藁
ボクは抱かれたい i×ionに。
どうでもいいよ。
それよりおまいら、あぼーんされた あのカコイイAAを貼ってくれないか? あのAAが好きだったんだ。
は や く し ろ 時 間 が も っ た い な い
465 :
吾輩は名無しである :02/08/01 21:02
>>459 そんな発想よく思い浮かぶな(w
自分の願望を表明していることに自分で気づいてないの?
↑包茎クン ↓素人童貞
467 :
吾輩は名無しである :02/08/01 23:41
/::::::::::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ |:::::::::::::::::|_|_|_|_| |;;;;;;;;;;ノ \,, ,,/ ヽ |::( 6 ー─◎─◎ ) |ノ (∵∴ ( o o)∴) ←466 /| < ∵ 3 ∵> ::::::\ ヽ ノ\ :::::::::::::\_____ノ:::::::::::\
___, ――一~⌒ー―、  ̄/ ヽ|)_ 一二 ̄ ) ⌒~ / __,一 ̄ ノへ \ / ヽ ヽ ∠_ / __,一 ̄ ヽ ヽ ノ ∠ |ヽ) ヽ ノ / - // 从 ヽ | ヽ / / /|/ / ノ Vヽ | | | / / /二二/∠/ // ノ \ | | _ | (/ | // <P )ニ> / //ノー―ェ、V | | /~ _,一 ν/(ト|  ̄ // ノ 〔Pノ\_ | ノ人( / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // /Vヒ|  ̄ | ノ|ノ| < さあ、ボクをあぼ一んしてくれ // ノ | 、 ,/| /)ノ W| |/ \_________ /< // | \ _  ̄ / /Vヽ / | ヽ < />\| \  ̄ー一 / | ヽ | ヽ ヽ_/ イ )\ // | ) \| ヽ < | \__ ,一 ̄ / | | \ V \ ト、 / | | \| \| ||=@ /て | | \ | ==// ヽ | ) ,一 ̄ \ 、|_,_∠___| ヽ| ,一 ̄ \ |θ ,一 ̄ \ < _,一 ̄
>>468 ふむ。468はどことなくフォークナー的だから、許す。
470 :
吾輩は名無しである :02/08/02 00:31
は
471 :
吾輩は名無しである :02/08/02 01:14
tu
472 :
ixion :02/08/02 13:54
結局荒れてるなワラ
俺まで加担しちまったいワラ
しかしなんだな、ここまで主客が転倒し続けるスレもめずらしい
>>472 なにげに登場してるが、ホンモノ?
どっかで騙りを見たぞなもし。
>>475 ・・どっか、って、そりゃココのことだろがなもし。
472は騙りだよん。繰り返し、騙ってアラシてる厨房。
ウザいよね〜。折角のフォークナーなのに!! いいぜよ、フォークナー。
ウザいよね〜。折角の騙りixionなのに!! いでよ、騙りixion。
478 :
吾輩は名無しである :02/08/03 09:48
ixionは、常に君の後ろにいる。
479 :
吾輩は名無しである :02/08/04 08:54
ヽ / / /|/ / ノ Vヽ | | | / / /二二/∠/ // ノ \ | | _ | (/ | // <P )ニ> / //ノー―ェ、V | | /~ _,一 ν/(ト|  ̄ // ノ 〔Pノ\_ | ノ人( / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ // /Vヒ|  ̄ | ノ|ノ| < ……逃さんぞ…………!! // ノ | 、 ,/| /)ノ W| |/ \_________ キラーン
480 :
ixion :02/08/05 12:47
ダメだなあ、みんな俺がいないとスレ進行も出来ないわけ? もう見てらんない(笑)
↑ほんもの?
482 :
吾輩は名無しである :02/08/13 03:06
フォークナー論で必読のものって何でしょうか。 (;´Д`)ナニナニ?
483 :
吾輩は名無しである :02/08/13 05:50
そういえば八月だった。
484 :
吾輩は名無しである :02/08/13 06:00
>>482 必読かどうかは分からないけど、フォークナー協会の機関誌は割といいかも。
あと、トニ・モリスンのフォークナー論なんかが面白そう。邦訳は無いっぽいけど。
485 :
吾輩は名無しである :02/08/13 07:54
y' ,.-'" /、__,/ _,,. -‐''''''""''''‐-、‐'" -'''""  ̄ ""''- .,, u ,./ ,. -'" / ヽ、 / / u ,' u ゙v . / ,. i ヽ、 / ,ノ i l l l, i ヽ、 、_ ⊂ニ -' 人 ij l l u ,.-''"::゙゙'ヽ、 ゙゙゙'''二ニ'''─‐'''''"ヽ、゙、 J /:::::::::::::::::::::::゙ヽ、  ̄` ノ,. /r‐' ゙il ヽ /:::::::::::::::::::::::::::,.-'"゙ヽ、 __,,. J |i、_< /;;;:;:::::::::::::;:;:;;;/ ゙ヽ、 u ニ二 -'" __,,./il゙、 ヽ; ,i';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ \ __,,,,,,. -i''i"/、 __、' i,,.ヽ、 j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i' ヽ、  ̄ ̄`''''-.,, j ゙'J U ij ` - .,_ l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ、 :::::::::::`ヽ/ ゙゙'''‐- .,,,___i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| >-─‐- :::::::::;;;/ `ヽ、;;;;;;;;;;;i ,.-'"
l 'lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll|llllll' .lレ '|'lllllllllllll 'r .'llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllli |l `illlllllll :'゙'l;, ''llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllト ''ノ :li: '''llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllレ ,,-' .!! ゙'''lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ,:-'゙ ノ ''゙ ゙'''''lllllllllllllllllllllll''''''゙゙ ,:' ,,,,, ' ''ll|''''-:,,,_ _,,,.:-;lll'' . .'ll ゙゙'''':::,_ :,,,,:-‐'''゙゙ :;ll ' :lll_ lllli;;, ,,;illlllト ,ill 、 ''llli;,,_ :'llllll\ ,r゙ ''''''` ,,,,;;illl r 'i, ::;;illllll| ゙゙'''llll!liiiiii:;i;;;ill、 ;li;iililllllllllllll'''''゙゙ :i!_ 'r, ,illllllllllliiill;. .r゙ ` ゙'; ;i!;;;iiii,_ ゙'''゙'--::::::::,,,ill_ | :i! ''''iiiiiili'゙' _,- 'l、 '! . r ! .l :il゙'゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙'''''゙゙゙` 'i_ !, .!,,, ,,) l .;i゙ .゙'li;_ .), .i, ,,;;;iil;;;;ili;iii;;;;_,,' .ノ ;i! ,,,;;;:::i| .''llllll;_ ゙゙゙''llllllllllllllllllllll` / ,,r''゙.|;;,,,_ :,,;r:''''゙゙ .;ト ''llllllli;,_ ,;;iiii゙:: ,;llll!'゙ .ト ゙゙゙'''':;;,_ :,,r''''゙ .;ト. .''llllllllli;_ .,,;iilllll'゙ l ゙'''':,,_
487 :
吾輩は名無しである :02/08/25 05:55
なんじゃ?
>484 必読ではないでしょ?トニは。 >482 とりあえず日本人研究者が書いた本をざ〜っと読んで そこから面白そうな、且つ手に入る参考文献を探すのがよいよ 外国の批評をそのまま購入、読むとたまに「どかーん」な はずれがあるから
489 :
吾輩は名無しである :02/08/30 10:45
age
490 :
吾輩は名無しである :02/08/30 11:05
age
491 :
吾輩は名無しである :02/08/30 11:18
工藤はもういいよ。
492 :
吾輩は名無しである :02/08/30 11:23
工藤は もう いいよ。
493 :
吾輩は名無しである :02/08/30 11:25
工藤ヲタ
ママンはお元気ですか?
495 :
吾輩は名無しである :02/09/15 01:30
新潮文庫の「八月の光」(改版になったやつ)で 一ケ所だけ「バイロン」が「バロイン」になってた。 まぁ、岩波文庫「戦争と平和」3巻よりはましな誤植だ。
『八月の光』につづき、新潮文庫『サンクチュアリ』も改版で字詰めが 変わり読みやすくなったね。表紙の装画もリニューアル。いい感じ。 読み継がれるのは、生徒に読ませたがる先生が多いということなのか、 それとも米国で脈々と書き継がれる「スモールタウン・マーダー」を 系譜として捉えるとき、やはり読者がフォークナーに行き着くから需要 がじりじりあるのか興味深い。 1万部はまさか刷らないよね。でも、7000〜8000ぐらいは刷るのかな?
____ / /| | ̄ ̄ | | フォークナーッテグロイネ _ |∧_∧| |___ / _.(゚ - ゚*)/ ./| | ̄ ⊂===⊃ ̄ ̄| | |__====' ___|/ ∪∪ | | | | | ・・・ツカレタヨ・・・サヨナラ、ボク・・・ | | | | | ;:: "''""''"''"''
499 :
吾輩は名無しである :02/09/30 17:20
ixionが失せてやっと本来の良スレらしくなってきたよね 結局ああいうのは邪魔になるんだよ
500 :
吾輩は名無しである :02/09/30 17:29
/`' 、 ○○ / ヽ / ヽ、,. -― ''""  ̄ ̄ ~゙゙゙ ''''ー ヽ / | i ○ ○ i | | | T" | T | l 二 | ノ ..| 二 | | 丶 ___人___ノ | | ,.,, ,.,,_ ___,, i | _,.. -‐"/ ̄/ /|  ̄ l ヽ_\~`"'ー、ノ ケフ" / / ,.-'‐:;;;:.、 i .i :;;;:.、ヾ\ \ヾ / /.l l l .// p,.:;;; | l / p,:;;; | i ヽ i.\ ノ | l l l Yヽ |:-'.;; | .i / |:-';; | i イ゙i. リ `ヽ r、 丶l i` `'''''''" レ `'''''''" | イ/" \ ヽ ヽ """ iー'ーi """ / ' 500だょぅ♪ ヽ ヾ- ゝ ._/ ./ /''"" \Y.': ∧∧ ∧∧ソ `"ヽ、 ,ィ" ,.ィ."ヽ(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ノ`丶,”、 /" ヾ,.-" 〜( x)、 /(x )〜 `丶、 / /" \⊃U U y U U⊂/ ヽ
501 :
吾輩は名無しである :02/10/13 21:21
最近、読みましたよ。 「サンクチュアリ」より「八月の光」の方が好きだなぁ。
502 :
吾輩は名無しである :02/10/14 20:52
しかし、 本テーマようなスレが かようにAA荒らし場と なっているのは、文学板の良心の賜 と言って良いのではないか? 高く評価しておきたい。
上の方でちょこっと出て来たけど「フォークナー全集」出してる「冨山房」てまだ潰れてはいないでしょ? 確かに何年も前に神保町の店舗薬屋になったけどビルは冨山房のものだし、地下へいけば本売っている。 で、全集完結して1年たって「短編集3」と「寓話」ここで買ったとき現在品切れになっているものについて 話し聞いたんだけど、差別表現など訳文に手を加えてとりあえず一通り出すとか言ってたんだけど このスレがこんな体たらくじゃ出したら赤字必死だなあ。 スノープス3部作「村」「町」「館」、俺も読みてえ・・・ ていうか、どこをどう探しても「村」は手に入んないんだよな。ネット上でも「村」探ししてるのけっこういるようだし。 「村」さえ手に入れば「フォークナー全集」27巻全部そろうんだがなあ・・・
フォークナー全集で新刊として現在流通しているのは、 すでに6巻程度みたいですねえ。26巻まで揃えていると いうのは、相当コアなファンだけと思われ。 私なんぞは、文庫化されているものなら少しずつ買って 読んでみようという程度の取り組みです。でも、そういう 人がほとんどではないかな。 文庫もあるうちに買っておかないと版が絶えてしまう。 それこそスノープスあたり講談社文藝文庫で出ないか期待する ものの、これ以上ラインナップは増えないのか。 逆に、せっかく出たものの版がどこまでもつのか心配。 新潮の短篇集だって休版中でしょ? 最近たまたま図書館で見つけて、ようやく『エミリーに薔薇 を』を読みました。何かもったいなくて3作目のエミリーまで 読んで、あとはいずれ…と返した。通って1編ずつ読んでみよう かな、なんて考え…。 長編とまた違う味わいの短編3作(あと『嫉妬』とインディアン の首長の埋葬の話ね)だけど密度、いや濃度が高いなあ。 やっぱり特異な存在だよなあ…と痛感。最近内外ともに、存在感の ある作家っていないような気がして…。みんな漂っているけど、 地の下を流れていないとでもいうか…。
>503 すげっ
コアなファンでもなんでもないっす。 7年前ヌーヴォーロマン物を探しにせっせと古本屋街を徘徊していた頃 早稲田で15冊まとめて比較的安価で手に入れたのがそもそものきっかけ。 70年代までに出たものばかりだったと思う。その頃古本屋でほかに入手できたのは 「短編集2」のみ、「村」と「短編集1」以外は新本で揃えた。で、つい先頃ようやく ネットで「短編集1」を入手。サーガをイッキ読みしたいので(できる訳ないか) 正直読んだのはまだ最初の何冊か。 全集でしか読めないものもあるけど古本でよければ「日本の古本屋」サイトや Google検索でけっこう文庫本も見つかると思います。 スタインベック全集もネットで限定400部と知って思わず衝動買いしちゃいました。 俺今失業中で旧約聖書を註解書見ながら8種類くらいの翻訳で読んでるところ。 まあ聖書の知識がフォークナーやスタインベック読むのに実際どのくらい効果あるのか 定かではありませんが・・・
すごいわ、この人。 本探しと読書スタイルに、フォークナー作品とおんなじ 「宇宙」を感じさせるよ。神の手も…。 特に「イッキ読みしたいので…」「注解書見ながら8種類 くらいの翻訳で…」というくだり。 世のなかまだまだ捨てたものじゃないとカツ入った! ありがとう。
いやあ、汗出てくるなあ・・・ こちらは文学を語るような柄じゃないからせめてこんにゃくの説明をしてるだけなのに、 なんですか、宇宙とか神とか・・・・(苦笑 もともと聖書読もうと思ったのは別に文学のため、と言うよりパレスチナ問題の源流は ここにあるんだろうと思ったからで、だからこそ自分の主観だけで読むのをみずからに禁じて 註解書を参考にイスラエルの歴史・思想を聖書のみならず発掘その他からの研究なども 知識として得ながらなるたけ客観的になるようにいくつもの翻訳に目を通してるわけで 最もそれらはすべてキリスト教の視点からのものばかりでイスラム思想の視点はさっぱり分かりませんけど(笑)、 文学・音楽・映画などの西洋文化の理解の手助けという点は今のわたしにとってはあくまでも二次的な付加価値。 どうもマダムBさんに乗せられて樹のてっぺんに登ってしまったようなのでこのへんで・・・
>>508 話を急ぎすぎ、すんません。数冊しかフォークナーを読んでないけれど、
『アブサロム〜』には、が〜んと脳天かち割られました。「黒人の血を
混血させるよりは近親相姦の方がまし」という価値観に出合ったとき、
いろんなことを考えた。まだこなれていないのでうまく表現できないが、
それこそ宗教とか人類の歩みについて…。
パレスチナ問題は私も意識するところですが、「アブラハム」でキリスト
教とイスラム教はつながっていますよね。ユダヤ教も含め、みな信仰の
太祖はアブラハム。唯一神教の同じ神を仰いでいるわけなのに、ゆかりの
地パレスチナであのような争いが絶えないのは何の皮肉、何の因果なのか。
宗教の発生した時代からの「混血」ということを考えたとき、フォークナ
ー作品は上記のような意味でも読む価値がありそうだと感じた。
『アブサロム〜』は、南部という独自の価値に縛られた限りある土地、その
小さな世界を描いているのに、脈々と人類が営んできた普遍的なもの(愚かさと偉大さ)が同時に書かれている。そのように人類を描き、人類をコアとして宇宙まで広がっていく印象を与える小説は少ない気がして、もっと読まなきゃ…と思っているところ。
掘り下げていないので、脈々とした営みとか宗教とかが、うまく結びついて
いかない。だから、このスレの最初にixion氏らが挙げている本など順に読み進めていこうと思ってはいるが、日常に引き摺られていると、どうも「人類」「宗教」といった深遠なものに対峙する覚悟がなかなかできん…トホホです。
小説が好きなだけで、文学はよく分からん。でも、アクチュアルな問題を
考えるにつけ、歴史家による歴史を辿るだけでなく、作家の史観・宇宙観が
一つの世界として提示した小説(抽象化の過程を辿りながらもリアルに
感じられる、それ)を読むことが、諸問題をブレイクスルーしていく刺激
たり得る気がするんです。願わくは、ここを離れていったフォークナー読み
の先輩たちにいろいろ教えてほしいものです。
510 :
吾輩は名無しである :02/10/20 10:23
ixionディスプレイ見て悔しがる
511 :
吾輩は名無しである :02/10/20 11:37
木に登りすぎてるのはマダムB(w
512 :
吾輩は名無しである :02/10/20 11:47
『熊 他三篇』はいまいちでした。短編向きに作家じゃないのかな?
>>511 確かに、誰も助けに来てくれない木の上は
安定感がなくておっかないよw。
しかし、高く登らないと眺められない光景も
あるんだなあ、これが。
作家の仕事っつうのは、木の上に登るような
もんなんじゃない?
根元を深く掘りつづけるような小説なら面白いが、
地面で待っていて、サルに柿をぶつけられて
死んでしまうのはつらいもんなー。
読者も作家と同じ景色を眺めたいなら、無理して
木に登らなきゃいかんときもあろう。
フォークナーは、地面を掘るというよりも、むしろ
木の上から視界の向こうにあるものまで観よう
(幻視)としていたのではないかね?
ふふっ。
>>513 高見の見物もいいけど、梯子をはずされないように
赤頭巾ちゃん気をつけてね。
>>514 オーライ。
煽りをやるときは、お願いだからそのスレに
ふさわしいものを少しは意識して、シャレてやっとくれ。
つまらん。
>>515 そもそもキミの読書感想文がつまらんのだから、
514 氏の苛立ちのほうが共感できる
>>516 つまらなくて済みません。
私は煽りには楽しく乗るけれど、
マジの喧嘩は嫌いなの。
さて、『熊〜』を読み始めよう。
518 :
吾輩は名無しである :02/10/21 17:46
519 :
キャロルくん :02/10/21 18:33
マダムBはロンパリ
>>512 『熊〜』、私にはすごい手応えだった。
表題作「熊」では、ライオンの仕上げ方とか狩のシーンとか、息を止める
ようにして、すごい緊張感をもって読んだ。
ブーンの顔の皺の描写が美しい。つづく「むかしの人々」のサム・ファー
ザーズの血の描写も強く印象に残った。
「熊」では、道具を放擲して少年が森に分け入っていくところにぐっと来た
が、「こいつ、腹わたまで〜」でという戦闘後のジムのセリフで泣けた。
翌日がインディアン・サマーだという、それもまた美しすぎ、鉄道〜ブーン
の立てる音へ至るラストの見事さも圧巻だった。
解説にも書かれているが、少年のイニシエーションを描いたビルドゥングズ
ロマンという読み方に留まらない。人間もまた森羅万象のひとつという
世界観がしっかりあるじゃないか、「混血」もまたその自然の一部という
捉え方が読み取れるぞ、前に書いた自分のつまらない読書感想文(
>>516 )も
ハズれじゃないという気がしたよ。
「むかしの人々」にも「朝の追跡」にも、南部的なものの呪縛から少年だけは
逃してやろうとする老人たちの言葉があって、光が射している感じがした。
大江や中上より新田次郎、椋鳩十、宮沢賢治を近くに感じた。森の匂い、音、
動物たちの気配…。そことの一体感。
また読みたいし、子どもが高校生ぐらいになったら、ぜひ読んでほしい。
そのために「森」を体験させておかねば…と思う。
異物挿入マンセー。
523 :
吾輩は名無しである :02/10/23 13:56
>>521 そっか。そういう感想もあるんだね。
もう一度読んでみようか。
ぜんぜん軽い気持ちのカキコですが、 パレスチナ問題って今は宗教的な対立ですけど根本的には 領土の問題ではないですか? 聖書うんぬんよりも戦後アメリカが私欲(政治的経済的)でやった線引きの 問題だと思うのですが もし聖書に関係あるなら地中海文明などはどうして 発展したんだろ?
パレスチナ問題に対する解釈っていろんな角度からいろいろ見えてくると思うし、 こう見るのが正しい、とは断定できない、と思う。 特に戦後日本では宗教と言うとそれだけで毛嫌いされるし、そもそも平和すぎて 人間にとっての宗教の必要性・重要性を感じないし、考えることもない。 だからパレスチナ問題に対しても宗教的観点より日本人に判りやすい経済的観点から 解き明かそうとする傾向があるのだけど、わたしはここに疑問を感じるわけですな。 わたしの知識不足で地中海文明の発展に関して何もコメントできませんが、 旧約の大きな柱の一つにイスラエル民族がパレスチナに住み着くまでの顛末が書かれていて、 建国時に世界中から集まって必ずしも純然たるイスラエル民族の子孫ばかりでないとされる ユダヤ人で構成された現イスラエルも、キリスト以来ずっとパレスチナに住み着いている とするパレスチナ人もわれこそは正当なイスラエル民族の子孫だと主張してるわけで そういう意味では領土の問題ではありますわな。
あぼーん
仮に、パレスチナ問題を米国の利益や覇権主義に起因させられるとしても、 その行動や思想の「理念型」を抽象的に読み取ることができれば、その型 というのは、あらゆる時代のあらゆる社会に移して検討できる道具だと思う。 それをするのが作家のひとつの使命ではないだろうか。 人間がつくりだした国家やコミュニティをそのような対象として捉えるなら、 人間というものの普遍的特徴についても当然同じことが言える。 宗教や神話に対する人間のファナティックな傾倒、その根源にあるものの 秘密をさぐることは、物語理解への一歩ではないだろうか。また、土地や血 というシンボルに対するファナティックなものも…。 リョサが『若い小説家〜』で書いていたと記憶するが、作家は現実の世界を いったん解体して(すなわち抽象化して)再び自分なりの世界を構築する もの。その過程を経ていない小説って、読み応えがないなあと私は思う。 カフカ、ドストエフスキー、そしてここにフォークナーが来てくれそうな 気配(プルーストはたぶん肌が合わないんじゃないかと思っているから)。 「世界はこういうふうにできている」と教えてくれる師匠として。 もっとも民族対立についてだけなら、フォークナーよりフォースターの 方が深められるかな? その点に対する「希望」も明確に込められて いるし…。
>503 レス、サンクスです。 >宗教的観点 だけで論じれる問題ではなくなってるとも言えますよ 宗教からその問題の方向性をさぐるは良いことですが、指導者によって 同じ宗教でも温度差があるので「なるほど」と手を打てる のは少ないと思いますがどうでしょうか >527 ・・・わかったようでわからない
比較するのは大変乱暴ですがたかだか100年ちょっとしかない靖国の問題ですら 政治と宗教のハザマを揺れ動いてますけども、パレスチナ問題はそれらの比ではなく、 領土問題やら民族問題やら、政治的であれ宗教的であれなんであれただそれだけで 根本から解決するのは不可能でしょうね。 ただ、なぜ大勢を乗せた飛行機でビルに突っ込むのか、なぜ十代の少女が遺書残して 自爆テロ敢行するのか、われわれがホロコーストとして記憶している民族主義的な破滅とは 明らかに異質な感情が今世界を揺り動かしているわけで、この世界を揺るがす感情とは一体何か 聖書の中にひょっとしたらわれわれ日本人が知らなかった「世界はこういうふうにできている」 ということを教えてもらえる鍵があるかもしれない、と思うんですけどねえ。
530 :
吾輩は名無しである :02/10/24 02:39
503
ホロコーストにしてもゼロ戦で帰りの燃料を入れずに突撃した 日本兵の精神にしても昨今のテロと同じような気がしますよ どれも「大衆操作」(宗教がもっとも手っ取り早い)を手段として 指導者を神格化してる。 要はまわりの雰囲気(環境)の中で個人がいかに適応し 潜在している能力(性質)と折り合いをつけて成長するかです。 フォークナーの作品の多くはその悲劇性の方が多いですね 「8月の光」を例に出したいのですが、 クリスマスは白人なんですよね。でも出生がわからないということ で本人も自分を疑い、周りの黒人の血が一滴でも混じれば黒人で あるという風潮、そして黒人は神が与えた白人の罪であるという宗教観に よって破滅していきます。 確かにキリスト教から見ても面白いものは見えてくるでしょうが もっと人間の「魂」(なんかすごい言葉になってしまうが)を 信じて見るのもいいかな
指導者や理論を神格化して大衆操作を行うことを仮に「宗教システム」と呼ぶとすると、 それはけっして原理主義や国粋主義・民族主義・共産主義といったものだけではなく、 平和で自由な先進国日本における最近のマスコミ・マスメディアなどにも、たとえば 「メディア三法案反対」の合唱などというかなり目に見える形で宗教システムが 露呈してきた、と思う。 本来情報を送るツールに過ぎなかったはずのものが、それゆえ権力者に利用された 苦い過去から反省し、思考し、権力を得、今や何よりも自分たちの利益を優先する ところまで来た、「表現の自由」「国民の知る権利」という「神」の名の下で。 それでも今はまだ、膨大な情報が溢れ、その中からわれわれの責任において取捨選択 する自由があるが、もしこのままマスメディアの権力が肥大していくとすると・・・・?
黒人は神が与えた白人の罪であるという宗教観によって
破滅していきます
>>531 『八月の光』は数少ない私の読了本だが、その点は読み落としていた。クリス
マスが「白い黒ん坊」と言われ、自分の同一性やよりどころのなさをもて余し
ている。疎外感が当然ある。それが、あの「限られた土地」「カッとした八月
の光」のなか、表面張力で保たれた水面に一滴の水を注いだようにこぼれる。
その軸とともに、やってきて去っていく女性の物語があった。それが、クリス
マスの物語に対していかなる位相(たとえば希望なのか)であるかまでは、
読み取れていない。読んだの、何年か前だし…。
でも、その白い血に黒い血が混ざることの「姦淫」みたいな反宗教的な感じは
ずっと引き摺ったまま「アブサロム〜」を読み、ああ、姦淫よりも業が深い
ことなのか、南部と言われる土地で「混血」というものは…と愕然とした。
「それって何?」というテーマの下、読み進めるのが私の課題だが、きっと
霊峰フォークナーにしてみれば、そこは単なる一つの登山ルートだろう。
「絶対的存在」に対する人間のファナティックな情熱や行為を、自然発生的な
ものであれ、強制的なものであれ「宗教的システム」と捉え分析していけば、
社会の問題の多くはすんなり斬れるような気がする。しかし、やはりフォーク
ナー作品に期待してしまうのは、システム以前の「人間の傾向」「意識の流れ
る方向」かな。部分的に読んだ聖書に対しても、同様の期待はある。
もっとも厳密に言えば、「システム以前」という言葉は正しくない。
というのは、社会に生きるからこそ、人間は人間として生きられる、社会
(組織、コミュニティ)と個を切り離して論じることはではない。
503や531さんの書き込みを読ませていただくと、問題意識がとんどん
喚起されてきて、フォークナーに挑む牽引力になるのが有難や。
で、非社会的に生きる「狂人」みたいな存在は何なのか…ということで、
つぎ『響きと怒り』に行きたいと思います。
534 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:51
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
この非常に無礼なカキコについてのお詫び。 田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの 評判を落とすためのなりきりカキコを、 あちこちのスレで乱発しています。 こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。 どうかお許し下さい。m(_ _)m
>503 ワタシも聖書はつまんでしか読んでいないのではっきりとはわかりませんが たとえばお金がお財布と共に落ちているとします。 キリスト教徒(モルモン教徒)はそれを「神から頂いたもの」として 自分のものにします。たとえ忘れた人が近くにいてもです。 仏教徒は「苦難を金に乗せて捨てる」という行いがあるので 拾わない。道徳心よりも宗教心が勝ればこのようなことを善として 見るのです。 相手の宗教を探って相手を理解をしてあげることはできますが、やはり 戦争(国と国、宗教と宗教、民族と民族)は理解だけでなく世界的なひとつの 規律を作って解決しなければと思うのです。 そうなるとメディアの垂れ流し情報は怖いと思う半分、ワタシたちの 選択にかかってきますよね。 何を基準として選択するか・・・難しいですが聖書を知っていることでクリア されることはたくさんありそうです。 >「限られた土地」「カッとした八月 >の光」のなか、表面張力で保たれた水面に一滴の水を注いだようにこぼれる。 私はそのカッとした光の中にゆるやかな光を見ます。周りの厳しい現実の 中で緩やかな優しい光が彼女たちを導くのです。その優しい光こそ人間の にある「魂」の輝きなのです。
>503 sage進行で行きましょう もっと聖書について教えてください。
おまえら青臭すぎ、こっちが恥ずかしくなるよ。
たとえば何やっても最後には神の愛と許しが待っているとする楽天的な生き方や 神に裁かれることを恐れるマジメな生き方などの中でのスタンスの取り方よって ユダヤ教イスラム教キリスト教、カトリック対プロテスタントといった集団の違いだけでなく それを形成している人間も「神観」は一人一人違っているのではないだろうかと思う。 無神論者の場合、思考のよりどころという意味での彼らの「神」は「他人との比較」 ではなかろうかと言う気がわたしはする。有名人を意識して自分と比較することもあろうし、 常に流行を追い求める生き方もあろうし、自分のミエのために子供を利用する親もいようし、 政治的に中立だ、といったところで所詮他人の思考のバランスを取っているだけ。 そして宗教者であれ、無神論者であれ、そこに形成された「神観」はそれぞれ各々にとって 都合のよい神であるが故小さなことから大きなことまで争いはなくならない。 もし唯一絶対なる存在とか価値観があるとして人々が相対的な基準でなく絶対的な基準で 「神観」を形成することができればこの世から争いはなくなるのだろうが・・・
sageんの忘れちゃったからsage
541 :
吾輩は名無しである :02/10/27 10:06
ixionの新荒らしだなワラ
>538 文学とは青臭いものです、、、なんつってw ここは放置スレだから別にいいんじゃないのかな、こういうのも
>唯一絶対なる存在とか価値観があるとして人々が相対的な基準でなく >絶対的な基準で「神観」を形成することができれば ちょっとドキッとした。 これがフォークナーが地図で描いたヨクナパトーファの意味だったら?って 作品は「女体」のようなものでそこに宿る命(登場人物たち)がどのような 形で生まれるのかを彼は見つめていたのかもしれない。 唯一の価値観って、民族とか国とか宗教とかの周りの環境を剥ぎ取って 我々人間は「人から生まれる」ってところまで戻らなきゃいけなくなる 人が生まれるには親が必要だし、その親にも親があるわけだから フォークナーが家系や血に対して固執したり時間の解体を試みてるのに 頷ける。 マダムBさん >カッとした光の中にゆるやかな光を見ます ですが、暗闇の中では周りが暗ければ暗いほど弱い光は見えますが 光の中で光を見つけることは難しいという意味です。「響きと怒り」を ワタシも502さんに触発されて読み直そうと思います。
502じゃなくて503さんです。間違えました、スマソ
>>503 >宗教者であれ、無神論者であれ、そこに形成された「神観」は
>それぞれ各々にとって都合のよい神
この「宗教者であれ、」という捉え方はシャープですね。そう、比較や評価が
嫉妬や羨望を煽り、向上したいと願う競争心をエスカレートさせて闘争心に
至らせるのですものね。人の幸福というものは決して相対的なものではなく、
ひとりひとりにとっての心の満足でしかあり得ないわけなのに…。
つまり、それを宗教に置き換えれば、私にとって絶対的な神(足元にひざま
ずき教えを乞いたい、あなたに称えられるような私でありたいと思わせる
存在)が内面に宿ってさえいれば、平安であるはずなのに…。各人により
捉える像が違っても、そのような「汝と我」であれば「絶対」たり得る。
そして543さんの
>唯一の価値観って、民族とか国とか宗教とかの周りの環境を剥ぎ取って
>我々人間は「人から生まれる」ってところまで戻らなきゃいけなくなる
で、すとんと腑に落ちる感がありました。
なぜ、フォークナーが自分が住んでいた町でなく、ヨクナパトーファと
いう架空の町の名を選んだかも、ありきたりですが、ここではないどこか
でも当然あり得ることばかり…ということを示したのだと思われる。
「個性」を考えたときに、家系や血こそがそれを規定できる要素、それは
生物的でありながら極めて社会的な要素でもあり得るとも気づかせられる。
543氏の「光」の解釈も奥深いものです。
カッとした光を「社会」「その人以外の環境」と捉え、弱い光を個人の放つ
ものという捉え方もできる。ささやかに光を放つ人が確かにいると、暮らして
いて思う。その光はいずこより来るのか、光は何なのか…などと考えると、
あの本のタイトルは実に重い!
フォークナー読んでるとマルケスやモリスンの本を床にたたきつけたくなる なんでだろ?
ヨクナパトーファの歴史のタイムラインとか、 登場人物について解説したリファレンス本で、いいのありませんか? 続けて読んでると見たことのある名前やイベントが出てきても、 混乱して思い出せなかったりするので。 ご存知の方ご教示願えればと思います。(もちろん英文でも可です。)
549 :
吾輩は名無しである :02/11/12 23:49
550 :
吾輩は名無しである :02/11/22 19:13
age
551 :
吾輩は名無しである :02/11/26 21:52
フォークナー全集の在庫を早く揃えて欲しい。
不覚にも「熊」で泣いてしまった
553 :
吾輩は名無しである :02/11/28 17:29
フォークナー選、現代作家ランキング 1.トマス・ウルフ 2.フォークナー 3.ジョン・ドス・パソス 4.ヘミングウェイ 5.スタインベック
554 :
吾輩は名無しである :02/11/28 18:45
>>552 「熊」はいいよね。
「寓話」を今読んでんだけど、けっこうきつい。
っていうか頭痛くなる。
>>554 俺も今「寓話」読んでるけど、シモンに似てるじゃ〜ん♪とか思いながら、
同じページを小1時間くらいにらみ続けているよ
554さんはどこまで行きました? 俺はまだ冨山房版で52ページ、「月曜日・月曜日の夜」が終わったところ。 とにかく登場人物が「軍団司令官」「軍司令官」「総軍司令官」・・・と 紛らわしい上に、この章後のほうでは「副官」死んでて「師団長」の回想になってるけれど(44ページ)、 38ページから出てくる「副官」との対話のシーンはすべて回想だったのか?だがしかし、43ページ迄左下の 「月曜日」が45ページ以降では「月曜日の夜」に変わっている(明確な区切りはない)し、回想だとしても どこで終わってるのか、回想の前後でちゃんと繋がっているのか??意図的に時間の流れを不明瞭にしている ので、俺もいつ挫折するかわからない・・・ クロード・シモンがフォークナーの影響を受けた、と言ったとき、より直接的には「寓話」をさすのだろうが、 ある意味シモンより厄介な書物だな、こりゃ。
>>557 さん
今おれは第三章の途中・・・・
岩波文庫版でp112。
ところで富山房版っていいなーー。
フォークナー全集でしょ?それって所有物?借り物?
本屋もなかなか揃えてないんだよ。
・・・なつかしー、冨山房・・・ ○○さん、元気かなぁ? フォークナー全集、重版してんのか?
560 :
吾輩は名無しである :02/12/04 21:10
452 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:40 ixionって容姿に自信がないらしいね。 文学好きの奴って、やっぱコンプレックスを抱えた のが多いのかな。俺も162センチしかなくてルサンチマン野郎。 453 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:42 秀才ixionだが、容姿が悪い。 馬鹿ころにゃんだが、容姿が良い。 さぁ、どっちに抱かれたい?>>女 454 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:43 ころにゃんってエスパー伊藤似らしいぞ。 455 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:44 ixionかわいい。 コンプレックス抱えた秀才は萌えるね。 456 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:44 ixionに決まってる。 ===この話題終了==== 457 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:46 ころにゃんってエスパー伊藤似らしいぞ。 458 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:46 江頭のまちがいだろ 459 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:47 ixionの顔がエスパー伊藤だったら、 どんなにインテリでも引きますよ私は。 460 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:47 ころにゃんってホーキング青山みたいな感じらしいぞ。 461 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/12/04 19:47 ころにゃんは堂本光一に似てるらしいよ。 本人が言っていたから、本当かどうか分からないけど。 過去ログ参照。
>>558 所有物です・・・早よ出さんかゴルァ!!と思ってたのに、
もう手に入らないなんて信じられませんな。
ところで岩波版も読んでないけど函入初版単行本(1960)あるので
ちょっと比較したら・・・あらら???・・・章番号打ってありますな・・・
それでは557のレスは意味不明ですな・・・
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
>>555 さん
あ、三章の「火曜日の夜」だ。
あと、おれ、シモン読んだことない・・・
ロブ・グリエならあるんだけど・・・
話題膨らませなくてスンマソン。
572 :
吾輩は名無しである :02/12/06 08:24
『響きと怒り』を読もうと思うんだけど、翻訳で定評があるのはどれ? 図書館で借りるので、文庫、ハードカヴァー、絶版など問わず。 ご教示、願いします。
返信ないね>572 とりあえずなんでもいいから読んでみれ、そして・・・ 原文で読もうか
574 :
吾輩は名無しである :02/12/06 23:44
>>573 バーカ
オマエみたいに暇じゃねえんだよ
講談社文芸のやつは読みやすかったよ。俺はね。
アメリカに4年住んでたけどフォークナーなんか 難しくて辞書片手にやっと筋を追える程度だよ。 573氏はよっぽど語学力があると思われ。
自分の尺度だけで物事を図るなよ・・・
>>576 禿同感。まず翻訳で読んでみてからだな、それでも原文に
あたってみる意欲が湧くなら、たいしたもんw
翻訳が糞で原文に当たったほうがスッキリすることもあるけどね。
よしよし
よしよし
アホか。 原文で読めないヤシはここに来んな!
そこまで言わなくても・・・
585 :
吾輩は名無しである :02/12/07 05:06
講談社文芸文庫の訳はちょっと良くない。 別に講談社に恨みがあるわけではありませんが。
日本語で読んでそれで良しとするならそれでいいよ。 でも少しでも「?」(納得がいかない、意味不明ETC.)があるなら 原文に当たってみろ 訳文が全てだなんて愚の骨頂だってぐらいわかるだろーよ、え? しかし4年アメリカにいてフォークナーの作品全てを辞書ひかないと 読めないっつーのを書き込んだおまえって・・・ どこに住んでたんだ?、おめーわ(藁
587 :
吾輩は名無しである :02/12/08 19:40
>>586 ちゅごいでちゅね。
ヴァカさら仕上げ。
588 :
吾輩は名無しである :02/12/08 19:48
586はアメリカ人。
589 :
吾輩は名無しである :02/12/08 19:48
おいらは読んでないYO
マリナーズの佐々木もそろそろ辞書無しで フォークナーを読めるころだな(w
591 :
吾輩は名無しである :02/12/08 20:27
新庄がこないだインタビュー受けてたとき、 鞄から原書の『アブサロム・アブサロム』がはみだしてたよ。 しおりはさんであったから、読んでるんだろう。
593 :
吾輩は名無しである :02/12/08 22:20
594 :
吾輩は名無しである :02/12/08 22:44
この人って刑事コロンボの人でしょ? 作家だったのか?
はぁ、いちお相手してやるわ。 それ、ピーター・フォークな。 寝るわ、おやすみ。
>587 おまえの馬鹿をさらしあげてどーするんだよ? おもしろすぎるぞ、おめーわ(藁
保守
保守
>>590 >>591 コメディ・リリーフありがとう。
大リーガーでも、ジャイアント馬場やヒデみたいな読書家はいるのかな?
来るシーズンでは、選手の顔が映し出されたとき、「彼は○○を読んで
いそう」と想像しながら戦況を見守ろう。
しかし、同じ名の違う人物が、今のことやら回想やらで出てこられると、
これは果たして原書でわかるのだろうかと思う。読み進めていて「何か
変だな」と思い当たり、人物表に戻って確認作業を強いられる。
「ぼく」「わたし」「おれ」と訳され、それにふさわしい会話の言葉遣いに
しておいてくれるから、何とか読み通せる『響きと怒り』なのであった。
600 :
吾輩は名無しである :02/12/15 11:14
だ、か、ら〜ぁ、訳文読んでから原書を読めと書いてあろうが。 そのままつっこんでくんなよ、お・ば・さ・ん。ムフッ♪
>>600 フォークナーを前にしたとき、佐々木や新庄に比べ、
私の英語力はどの程度かと不安になる今日この頃
なのであった。
キミよ、老いてもまっすぐつっこんでくる勝負球を
忘れるな!
うぃーーーーっす。 でも僕は左腕のフォークナげなんです ・・・ちっ、しょもないシャレ、スマソ
603 :
吾輩は名無しである :03/01/01 21:35
駄洒落快復あげ
良い作家についてのものほど糞スレになるという文学板の法則。
>>604 フォークナーなんか糞じゃん。
少なくともアメリカ人でさへハァ?なのに日本人が分かるわけない。
606 :
吾輩は名無しである :03/01/06 01:11
分からないものは糞なのか? 村上春樹でも読んでろな、ガキ。
フォークナーは原文で読んだほうが分かりやすいと思うよ。文学板のフォークナースレに 来るような人なら、そこそこ受験勉強とかして基礎学力もあるだろうしね。正直訳文読んでる 時のほうが訳わかめになる。 とか書き込みつつ、原文を読んでいてつまった時には速攻で翻訳に当たる屁たれな俺。
608 :
吾輩は名無しである :03/01/06 01:52
>文学板のフォークナースレに 来るような人なら、 >そこそこ受験勉強とかして基礎学力もあるだろうしね。 いや、本当に勉強してる奴は2ちゃんなんかにこねえだろ(w。
609 :
吾輩は名無しである :03/01/19 15:42
608に禿しく胴衣
610 :
吾輩は名無しである :03/01/19 15:58
おれも608に同意しとくよ。
611 :
吾輩は名無しである :03/01/19 16:33
>>608 すみませんおっしゃるとおりです。受験勉強したことありません。
工房のころ、年のはなれた兄に 「お前もフォークナーかスタインベックくらい読まなきゃな。」 と言われた。 漏れはミーハーなもんでスタインベックは読んだけど、フォークナーは・・・
617 :
吾輩は名無しである :03/02/10 18:00
?
ちょっと書きたい衝動に駆られてしまったので、自縛をしばし解いて書き込む ことにする。自意識過剰長文にて、嫌だと思う人はスキップしてね。 * * * 『野生の棕櫚』のタイトルは、何で頭にひっかかっていたのだろう。 大江が『「雨の木」を聴く女たち』がらみで何か言っていたような気も したが、数ヶ月前に読んだこの過去ログの内容が記憶に残っていたのかも しれない。しかし、『野生の棕櫚』という、どこか荒涼としたタイトルの イメージと響きが、手繰り寄せずにはいられないものを孕んでいたという のが大きい。 フォークナーが『野生の棕櫚』でノーベル賞を取ったことも、この本が 接点のない2つの小説から構成されていることも、登場する女性が米国版 ボヴァリーと言われることも、何も知らずに私は踏み込んだ。 * * *
最後になっても融合しない2つの小説による構成は、過去、批評家をかなりの 混乱に陥れてきたらしい。しかし、一方の題「野生の棕櫚」が、風により ざわざわと葉音を立てること、いま一方の「オールド・マン」が主に黒人 たちが使うミシシッピのニックネームであることが明らかになったとき、 この二つの象徴的意味合いは、すんなり私の理解として溶け合った。 すなわち、私たちは風に吹かれ、流れに身を委ねる存在であると…。 文中には、創世記からの「塵から生じた塵」という言葉も用いられている。 塵のように風に舞い、流れに落ちて漂い行くものが私たちであると…。 そのような認識に立てば、「野生〜」は、情念の赴くまま身を持ち崩して いく女の物語であり、「オールド・マン」は、神によって照らし出される 真の道に従う男の物語と簡単に対比することも可能ではないか。 * * *
「野生〜」の結びの言葉「悲しみと無の間にあって、おれは悲しみを選ぼう」 が、大江を打ったそうである。手元にある本の解説で、福永武彦はこれを ボードレールの詩を引いて「死よりも苦悩を選ぶ」と解釈している。 確かに、小説の主人公はその通りの行動にあるのだが、果たしてこの言葉は そういう意味なのだろうか。 「死」と「苦悩」に落とし込む前に、私はいったん「虚無」と「感動」という 意識レベルで、この言葉を捉えたい。 絶望や苦悩に耐えかね、何も感じないよう自分を片隅に追いやるより、 むしろ、傷つき動揺し、苦しみに押し潰されそうな自分でも受け入れる、 そして観察する。 感じないことよりも、感じることを是とし、人間の人間たる特徴「意思」の 力をもって、それを選んで生きるのだという積極的なマニフェストでは ないかと思えて仕方ない。「生」か「死」かの択一に先んずる…。 * * *
もう一方の「オールド・マン」の結びの言葉は、「女たち……っ!」という 詠嘆である。だからといってこじつけるつもりではないが、この小説は「女」 というものがよく書けている。 女が描けていない小説は私にはつまらない。たとば、先に挙げた大江だが、 私自身は「大江を読む知性がないわけじゃないのよ」と見栄で読んでいる ような節がある。人間存在の根源に迫ろうとする求心力には敬意を持つが、 女が出てくる場面には決まって鼻白むものがある。 「女というものは(少なくとも私は)、表面的であるにせよ、もっと美しい 一瞬の成就を願っているのよ」と訴えたくなる。 だが、大江の女の描写には、乾いてすえた匂いを放つ男性の体液のような ものしか感じられない。それが女性読者を捉えられない理由だと思っている。 また、村上龍や村上春樹は面白いけれど、彼らはキャラクターは書けても 「女」は描けていないのではないか。いつもそんな思いが残ってしまう。 かつて幾人もの男性から「男のウラをかくのが早すぎる」と指摘された練磨の 経産婦wが、経験を引きながら本気でこの点を語っていくと、文学から離れて いくのでこの辺に留め置くが、「自分の意見がなければ、人間関係や道徳や 性について真理と思うところを述べなければ、小説さえも批評できない」 (V・ウルフ『病むことについて』より)。
では、『野生の棕櫚』で女がよく書けている個所、私がコルクボードに ピンで留められた蛾のような心地した個所はどこか。例を挙げておく。 ――それはたんに彼女の絶対的な調整力ではなく、こんな短い間であっても、 彼が情事の実際的な面での全女性のもつ直観的で的確な手腕を悟るように なったからであった。 ――「…それは、愛と苦しみは同じもので、愛の価値はそのために支払わねば ならない代償の額だということよ。それが安く手に入るようなときはいつ だって、自分を欺いているということよ」 本書のなかで、フォークナーは登場人物に「なぜ二本足の動物は本に書いて あることしか信じないのか」と自問させている。 小説をそのように卑下しながらも、「風、そして流れのなかにある塵」に 等しい人間性を、男を、女を、紙に焼き付けた作家の精髄を見せつけられた、 その日に…。 (脱字と表記の不統一がある。すいません)
624 :
吾輩は名無しである :03/03/03 17:31
ひさしぶり、マダム。 マルロースレにも顔を出してくれ。レスがついてるぞ。
625 :
吾輩は名無しである :03/03/03 18:26
フォークシンガー? 岡林か?
深く読めば読むほどこれほどまでに裏切られる(悪い意味で) 作家はいないな
627 :
吾輩は名無しである :03/03/24 22:40
あげ
保守あげ 「熊」にも南部の一面があるよな
629 :
吾輩は名無しである :03/04/18 23:34
>>626 具体的にどのような部分でそう思われました?
熊に南部ってどゆこと
フォークナーは藤村と同類の老獪な偽善者。 傾倒している香具師は馬鹿決定。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
古い本をほっくり返していたら『Switch』1990年3月号の大江特集号が 出てきた.『野生の棕櫚』について書いてある箇所を写しておく. * * * フォークナーにはやっぱり根本的な影響を受けています。 悲嘆という言葉が僕の中に入り込んできたのは、フォークナーの 『野生の棕櫚』(1939)がきっかけになっています。この小説のむすびに ”Yes,he thought,between grief and nothing I will take grief.” という一節があり、誤って殺した恋人を思って悲嘆にくれていた元医学生が 彼女を思いつつ生き延びる決意を固めるのですが、これとほとんど同じ 表現が、この小説の発表後20年たっての大学の講義の中でもフォークナー 自身によってなされています。
さらに50年代半ばのフォークナーが女子学生との間の短い恋愛関係に 終止符を打つときに彼女にあてた手紙にもほぼ同じ表現を見つけることが できます(安易だなーw)。僕は、悲嘆という言葉がフォークナーの中で 生きる要素として懐胎され小説に表現され、さらにその後の彼の人間と してのありように影響し続けるということに非常に強い共感の気持ちを 持つことです(ここ、文章変だなw)。そしてこの言葉をキーワードに 『「雨の木」を聴く女たち』という小説も書いています。 * * * レイン・ツリーはラウリーの『活火山の下で』もモチーフになっている ことが,記事の別部分で明らかにされている. それから622に書いたけれど,「W村上はキャラが描かけても女が描けて いないのではないか」ということについては,『嵐が丘』スレに少し その理由を書いてみた.
ただいま「兵士の報酬」を読んでる。新潮世界文学のやつ。 おもしろいので、新潮〜に収められた作品を全部読もうと思う。 でもこれがデビュー作で28歳の作品なんて、凄い。
それ、フォークナーの作品でも1、2を争うほど出来が悪いと いわれているものだよ。悶絶死するだろうから、 「8月の光」などの傑作郡は読まないほうがいい(w
兵士の報酬、読了しました。 マーガレット・パワーズに萌え萌えです。 独学でアメリカ文学を学ぼうと思い、「アメリカ文学史」を片手に ワシントン・アーヴィングから読んでますが、先にメルヴィルやペローを 読むべきだったかも。 ではこれから「響きと怒り」、「サンクチュアリ」に突入して悶絶死したい と思います。。
はぁ・・・(ため息
640 :
吾輩は名無しである :03/05/10 19:55
響きと怒り を買ったのだが、把握しにくいせいかなかなか進まない。 しかも受験勉強のせいで読む日もまちまち。はやく大学行っていっそのこと 原文で読みたいよう。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
642 :
吾輩は名無しである :03/05/29 00:03
コテハンさん戻っておいで〜。 キミラがいないと盛り上がらないぞ。 コテハン叩きは虫ということで、「立て、立つんだコテ〜!」
● ●●● ●●●●● ●●●●●●● ( ・∀・)ノ●(^^)山崎●ヽ(・∀・ )ウンコアゲル♪
644 :
吾輩は名無しである :03/06/02 01:45
アブサロム・アブサロムの主な語り手クウェンティン・コンプスンって、 年譜では語り終えた1910年に死没してるんだけど、 そのエピソードって、他の作品で読めるんだっけ?
645 :
吾輩は名無しである :03/06/07 12:47
読める。
646 :
林彪 ◆0RbUzIT0To :03/06/28 09:43
名スレだ。あげ
647 :
吾輩は名無しである :03/06/29 14:13
始まりはこのスレ
649 :
吾輩は名無しである :03/06/30 14:46
あんた、このスレのいつ頃から削除人になったんだい?
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
651 :
吾輩は名無しである :03/07/25 23:11
あげ
652 :
GET! DVD :03/07/25 23:12
654 :
吾輩は名無しである :03/08/10 19:38
いやー、こんな凄い作家だとは知らなかったよ 今日衝動買いしてきちゃった。手に入る文庫全部
>654 忘れられない夏になるね。
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
657 :
吾輩は名無しである :03/08/16 02:13
今「インドへの道」読んでる途中、読み終わったら書き込むね。
658 :
吾輩は名無しである :03/08/16 12:12
それ、フォースターや。
>657 あのう、それはフォースターだよね? ネタ?
(((((暗黒へ贈る歌)))) やすらかに眠れ、愛の夢をもって、さあ、やすらかに眠れ・・・亡者とはいかなる亡者としてあろうとも、香り高き花の前にたちまち陶酔するだろう。 幸福という名の橋を、彼も渡らざるをえない。はるか昔、英雄というものは自己を深く見つめたものであった。軽はずみのステップで、時に口笛を吹き、 時にあぐらをかいて、時にうるわしき絶望にも酔いしれ、かつまた享楽の果てに遊んだものであった。暗きところに、英雄は少量の勢力を投じた。悪魔の無意味な戯れを、 格好の獲物、つまり美観というものになぞらえそうして少量の糧としたのだった。しかしそれ以外にはなんの戦力ともしなかった。英雄にはそれが途中のいわゆる散歩のごとく思われたからだ。 英雄はまさしく黒い色の世界を、絢爛たる花の色へと装飾しようとつねづね試みていたのだ。誰しも、暗いままでいたいはずはない・・・ 正義こそ我らの本能の進むべき路、暗黒とやらその場しのぎの口ずさみは、いまに自身を悔やむ時が来よう、大いなる善良の前に。かつまた真の美観の前に。暗黒よ、 すなわちもう極度の状態は取り押さえてしまうのだ。 暗黒などとは極度の前ふれにすぎない、そう、人類の緊張、おぞける時。
661 :
吾輩は名無しである :03/08/25 22:34
浅田彰がフォークナーはクレオール文学の元祖だと言ってた。
>>661 無理やり元祖だと言えなくも無いと言えるかもしれないというニュアンス
だったろ。
663 :
吾輩は名無しである :03/08/25 22:46
>>662 ま、その発言は中上と絡めてのことだったからね。
ちなみに柄谷は、中上はフォークナーをちゃんと
読んでないんじゃないか、みたいな問題提起を
していたな。
664 :
吾輩は名無しである :03/08/25 23:28
665 :
熊野大学夏季特別セミナー「フォークナーと中上健次」 :03/08/25 23:42
浅田「フォークナーは狭く閉じた世界が自壊していく様子を 描いたとされているが、読み方を変えれば、作品の中では クレオール的な状況が広がっているとも読める。 フォークナーはこれまで米国南部の作家として読まれてきたが、 クレオール作家の元祖として読むこともできるのではないか。 それは晩年の中上の作品をおもしろく読むことにも通じる」 柄谷「中上は、小林秀雄がドストエフスキーについて書いた 批評文を読んで感心していたが、実際にドストエフスキーを 読んだらつまらなかったとも言っていた。 確かに中上は『日本のフォークナーになる』と言ったが、 評論を読んでその特徴をつかんだだけで、あまり読んでいない と思う」
666 :
吾輩は名無しである :03/08/25 23:53
<血液型O型の一般的な特徴>( すべて許していると調子にのってつけこんでくるぞ!! ) ■優秀な人間を叩いて安心しようとする。多数対少数のときだけやたら強気。才能ある人間と対峙できない ■場所が変わると手のひらを返すように態度が豹変する ( あの連中の中じゃヘコヘコさせられてきたが、うちに来たら見ていろ! 礼儀を教えてやるぜ。 ) ■カッコイイ人に注目したがるが自分を磨こうとしない。なぜか、カッコイイ人は自分にソックリだと信じ込む ■読みが浅い。粘着にからまれる事を言っておきながら全く関係ない人に振り向ける( どうせ>>1さんはヒッキーでしょ? / 大阪人だってジサクジエンしてるぜ ) ■早とちりが多く、誤爆と気付いても釈明できない。イイ人を装って忘れる ( そういう土地柄だったのさ ) ■毒舌を吐いて場の空気を陰険にする。そのあと自分で耐え切れなくなりご都合主義にあきれる。( いったいこの国はどうなってるんだ? 間違っている! ) ■スケールの小さい自画自賛をして小市民的に満足しようとする( 俺んちの車は古いが車も持ってない奴に比べればマシな方だな ) ■仲間面していつの間にか恩を貸してるように振舞うが、自分のためであるということを後で見抜かれる。それに気付いて恥ずかしさをごまかすために大袈裟にキレる。相手がキレると今度はビビる。 ■マニアックで虐待的。ケチだけつけて批判される所には現れない。自分が観察される側になると極度に焦る ■自分が企んでいるのに相手を悪人に仕立て上げ、己の為に餌食にする。攻撃を誘って自分の憎悪に酔いしれる。人の裏切りを許せないわりに自分の裏切りは覚えていない鈍感さ。 ■たいしたこともやってないうちに大物ぶる。 ( 顔が見えないインターネットでは自分の才能や苦労を多めに見積もって書き込む ) ■世間に通用しないような事ばかり繰り返して自分に課した目標から逃げる。あげくに人のせいにして相手に伝わらない方法でキレる。 ■人生経験未熟なので集団でしか相手を見れない ( 君のような人はウチでは… / ○さんによく似てるから… )
つーか浅田の発言は 熊野大学で名前忘れたがガイジンの学者がそういう説を唱えてた ということを言ってたんじゃなかったっけ?
668 :
吾輩は名無しである :03/08/26 01:44
マッツ・カールソン。 生徒と講師陣の集中砲火によって萎縮してしまった可哀相な外人学者。 悪いやつではないらしい
あぼーん
今さ、ポパイとテンプルのアヴナイ場面なんだ
ここ5、6年くらい、毎夏に一冊フォークナーを読むことにしていて、 今年は「アブサロム、アブサロム!」の予定だったんだが読めてないや。
>毎夏に一冊 なるほどと思わせられる良い読み方だね。真似しよ!
といっても彼岸過迄という感じかな…。 ただし、インディアン・サマーの日には解禁、と。
674 :
吾輩は名無しである :03/09/07 22:06
新潮文庫の短編に入ってる「バーベナの匂い」ってすごくいい作品だと思いませんか? 僕は深く考えさせられました。
>674 クマツヅラのことだね? 記憶が薄れかけたから再読してみる。 バーベナって、確か『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラの お母さんが愛用していた香水の匂いだったような気が…。 南部に象徴的な香りなんだろうね。
『クマツヅラの匂い』再読した。以前読んだときの読解は浅かった かなと思わされた。前にチェックしたこと、思ったことは次の通り。 (1)訳者瀧口氏があとがきに挙げている「自分がしようと思うことができる 人は、どんどん自分の思いどおりにやっていくし、それができない人は、 できないがためにひどい苦悩をなめ、それをただ書き表すよりほかないのだ」 という箴言めいた言葉は、自分もこの作品中いちばん印象に残った表現。 (2)フォークナーの女性に対する敬愛めいたものを感じさせられつつ、 義母のたなごころの内にとらわれそうになる若者が自分の意志の下に 行動していく様子を読んでいく。すると、「なぁんだ最後にはやはり 彼女に心臓を釘で貫かれてしまう話じゃないか」と解釈。 (3)匂いというのは官能の中核にあるもの。また、一瞬のうちに記憶を蘇ら せるものでもあり、フォークナーはこれをうまく使ったなという感懐。
(1)は置いといて(2)(3)から、ラストを次のように解釈していた。 女性は女特有の賢さでもって、若者を自分の思い出に一生呪縛する ことに成功したのではないか。クマツヅラが香る季節になれば、 どうしても彼女の面影が浮かんでくる。そこいらじゅうに生えている 植物なら、例えば彼が結婚して娘をもったとき、娘が花を髪に差す ことだってあろう。匂いと自分の存在を同一化することで、この女性は 香りによりベイアードという若者の将来まで呪縛することに成功した のだ、何とも残酷な話ではないか…と。 でも、今回読み直してみたら、この解釈は見当違いかも…という気が してきた。若者は、そういうものに呪縛されるタイプとして描かれて いないのではないか。
「一見、卑怯者と思われる道を選ぶのが真の勇気である、とこのころの フォークナーは考えるようになったのであろうか」と訳者は推論して いるけれども、それとも違い、ベイアードにもっと底知れない虚無を 抱かせているように感じられる。サートリス家の血に対する絶望的な思い というか諦念というか、そこの「どうでもいいや」といったような深い 虚無が、あっさり丸腰で因縁の相手の家へ乗り込むことを可能にした ようにも取れる。 だから彼の虚無は、この女性の思い出に対しても優位にある。女性が どれだけ賢いつもりで「一生私のことを忘れられないようにしてやる」 と相手をとらまえ、踏ん切りをつけた気分で出ていったにせよ、クマ ツヅラの匂いは彼女の面影のよすがとしては彼に残らないのかも しれない。
なぜならクマツヅラは彼の物心ついたころからサートリス家の土地に あった花であり、彼はずっとそれに包まれて生きてきたのであり、 これからもその匂いに囲まれて生きていくだけであろうから…。 (1)の箴言めいた言葉にも象徴される「留まる」ということのなかに、 クマツヅラの匂いも含まれている。義母の思い出も、そのほんの 一部でしかあり得ない。 それにどうなのだろう。実際のところ、ベイアードにしてみれば 彼女はそれほどの思い人ではないのではないか。何かに決着をつけに 行く(たとえばヤクザの討ち入り)段に、男性というものは肉欲の うずきを感じて「女を欲する」やに聞くけれども、ここでのドルー シアもたまたま居合わせた女性としてしか描かれていないのかも しれない。 となると、これは彼女にとってこそ何とも残酷な話のように思えてくる。 ひとりの女性の「聡明さ」と「愚かしさ」を描き出した小説のようにも 思えてくる。
あんたすごいなー・・・・・・ 俺なんか「いやぁ、こんな情熱的な女に期待されて、敵討ちしないのは勇気いるよなぁ」 と思ったぐらいだからな笑 自分の解釈の貧困さに唖然とするよ。
ハワードホークスの映画の脚本なんかやってますが いかがですか あまりピンときませんが金のためでしょうか?
金でしょう。ベストセラー作家じゃなかったから。
>681 決して貧困な解釈とは思わない。 そういう「読み」をしたとき、たとえば別の部分「父と息子の確執」 という点がはっきり浮き彫りにされたように感じられるというように、 伝わってくるものが何か別にあるのかもしれないし…。 平穏な日常を送っているように他者には見えても、自分の内の欠落部分を ものすごく大きいものとして意識している。だから小説を読もうという 強迫観念みたいな渇望があるわけだと自覚がある。 そういう者に、いくらでも深読みさせる度量がフォークナー作品にはあり、 響いてくるものが多い。おそらくは、フォークナーも欠落部分を強く意識 していた人なのかな…と勝手に解釈している。 何回か書いたけれど、その欠落はたぶん「こういう血でしかあり得ない」 「このような土地でしかあり得ない」という諦念めいた虚無と一種の プライドが混ざった複雑な気持なのかもしれないと思う。 欠落部分と対峙させられるから、残念なことにフォークナー作品は良いの だけれど沢山読めない。たぶん一生かかって読み切れないと思う。 でも、それでよしと考えることにして、数少なく触れるものを大事にして いきたい。 何か「好きな人はハリネズミ」という感じですね。 好きなのだけれど触れられない、みたいな…。
響きと怒りのジェイソン三世に共感してしまった
「父はそこにいる、永遠にいるのだ。ドルーシラが父の夢だと 言ったものは、おそらく父が自分で持っていたものではなく、 父が私たちに残し伝えてくれた、なにものか」(p233)とは ベイアード自身の心の声が言う 「われわれはあいかわらずカインのように血で血を 洗わなきゃならないのだ」(p181)という自らの呪われた運命(血) だったのかもしれない。 ベイアードがウィルキンズ夫人を見た時に思う 「私にお婆ちゃんを思い出させる人だった。それはおそらく彼女が お婆ちゃんににていたからではなく、彼女がとうからお婆ちゃんを 知っていたせい」(p182)という考えは血だけでない南部に生きる人間 全てが背負う『共犯意識』であり、それがバーベナの匂いなんだと思う。 ピストルを持たずに弁護士事務所に入っていく時の 「時間も空間も存在しない、夢のなか」にバーベナの匂いに 包まれるベイアードは死を覚悟してしているというよりも 目に見えないものに守られてる(土地の呪縛と呼んでも いいと思う)ように思える
687 :
林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/18 23:57
サンクチュアリは、ほんとさくっと読めるね。焼き殺しリンチのところは相変わらず 怖い反面性的興奮も感じるが。
>さくっと 人格を疑いたくなります。
689 :
林彪 ◆ZJMS.Joo8Q :03/09/27 22:23
生の場、土にまみれたところから、直接ではなく、かすかに人間の業を予感させる作家ですね 僕は大好きです やっぱりフォークナーって良いですよね。 もう一回、このスレ盛り上げてくれませんか?みなさん
冨山房が何か事を起こしてくれりゃ盛り上がるんだがねえ・・・
691 :
吾輩は名無しである :03/10/12 20:24
前から買ってあった積読本「八月の光」を読み始めた。 これ読むには気合要りそうだからねえ。ずっと置いたままだった。 絶対に読みきりまス。 数十ページ読んだが、読みにくい・・・ 時間がびゅんびゅん飛びまくり・・・ 数ページで何人出てくるねん! 表現がムズイ・・・ が、頑張れオレ。これを読めば、血肉になるはずじゃ・・・
ホークスは優れた監督だから金のためでも何でもいいよ
>691 時間軸をずらしてるところも考慮すれ
響きと怒り、サンクチュアリ、短編集、熊を読んだので、 次は八月の光、を読みます。 一番面白かったのは響きと怒り、です。
フォークナーに限らず高名な長編小説は、それ以外の本を全て捨てるか 目の見えない所へ隠して、本はこれだけって条件の中で読むと 簡単に世界に入り込めるかも
↑同意。 普段は平行して読書することが多いが、ドストエフスキーを読む時とかは一冊を一気読み。 フォークナーも一気読みしないと、人物関係とかゴチャゴチャになりそうな予感。 最初「熊」を読んで、フーンという感じだった。正直。 オレが短編はあまり好きではないのもあるが。 でも「八月の光」は面白いぞコラー! 南部独特のドンヨリした空気や田舎人の閉鎖的な感じが肌で感じられる。 まだ途中ですが病み付きかも。
そういえば、野崎歓さんが、「フランス語作家としてのフォークナー」という味わい深いエッセイを書いてました。 「フランス小説の扉」(白水社)にはいってます。 彼の文学の獰猛な影響力はまだまだ健在らしいのです。
こんな濃くておもしろい小説が日本語で読めるなんてぼかぁなんて幸せ者なんだろう
誰か700ゲトーしてください
わああ
701 :
吾輩は名無しである :03/10/17 22:49
講談社の「響きと怒り」「アブサロム、アブサロム!」「死の床に横たわりて」 新潮の「フォークナー短編集」「八月の光」 岩波の「熊」「寓話」 を読みました。もっと読みたいんですけど、サートリス、などは売ってないんでしょうか。 英語は、もっと勉強できたら英語で読みたいんですけど・・・・・・
あ、あと「サンクチュアリ」も読みました
そんなに早く読めるなら原作と交互に読めよ 英語の勉強にもなるし、フォークナーが何故難しい作家なのか わかる(つーかヒントが見つかる)かもしれないからさ
>>701 単に読みたいのなら図書館で全集でも読めば?
文庫版にこだわるなら古本屋で「野生の棕櫚」あたりを探してみるとか。
回答どうもありがとうございます。 一念発起して、英語に挑戦することにします。アマゾンで、八月の光、を注文しました。 といってもまだ大学受験レベルなので、四苦八苦しそうですが。なんとしてもフォークナーは 全部読めるようになりたいです。
俺も英語で読みたい のでフォークナー英語体験記のレポート希望
707 :
吾輩は名無しである :03/10/26 19:34
あげ
708 :
吾輩は名無しである :03/11/12 20:14
なぜクリスマスは黒人である事を望んだのか、あるいは他者からの愛情を拒否したのはなぜなのか 否定されるというところにこそ彼の存在はあったのではないか
>708 「性器を切られる」ことに意味を持たすならそうかもしれない。
710 :
吾輩は名無しである :03/11/17 23:16
八月の光、アブサロム、アブサロム! 読みました。 一文一文が長いですね。読書初心者の私には中々つらかったです。 八月の光 でクリスマスがリンチされて殺される と後ろに書いてあったのに 全然リンチじゃなくてちょっと期待はずれでした。 サンクチュアリは本当に暴力的なのでしょうか。
711 :
吾輩は名無しである :03/11/18 17:58
リンチといってもいわゆるボコ殴りのリンチではないからね。
712 :
吾輩は名無しである :03/11/19 18:34
>>710 辞書を引けば分かるけど、lynchは
to put to death, esp. by hanging, by mob action and
without legal authority. という意味だから。
713 :
吾輩は名無しである :03/11/19 18:36
俺もてっきり、ジェファソンの奴らにボコボコにされて 死ぬもんだと思ってた
714 :
吾輩は名無しである :03/11/22 03:53
「響きと怒り」を現在耽読中ということでカキコ。 しかしホントに面白すぎるな。これ以外にも 因襲や血縁に巻き込まれて没落する宿命にある名門というのが メインテーマの話ってあるんでしょうか? 八月の光とかはちょっと違うような気もするし・・・
八月は明るいわな、確かに。
716 :
吾輩は名無しである :03/11/25 01:19
野生の棕櫚は、最期のセリフで激しくワラタ(新潮文庫版)
717 :
吾輩は名無しである :03/11/25 01:27
>>716 死の床に横たわりて、の最後のセリフも禿笑
718 :
吾輩は名無しである :03/11/26 20:49
八月の光は良いですね クリスマスの「中原」不在は考えさせられるものがあった 南部というものを、総体的に描いた大変おもしろい作物だと思いました。
719 :
吾輩は名無しである :03/11/26 23:12
あのフォークナーって「くろんぼ」を連発してますけど これって何か問題になったりしなかったんですか?
ちょっと昔の小説ならいくらでも出てくるよ
721 :
吾輩は名無しである :03/11/27 02:32
>>720 そうなんですか。で、黒人どもから反発はなかったのですか
722 :
吾輩は名無しである :03/11/27 03:06
黒人どもw なんかワラタよ
今日、熊よんだよ。いい感じ
中学に入学して初めて図書室に行って、何気なく「サンクチュアリ」を手に取った。 裏表紙のあらすじ紹介だけを読んで、 「中学校って何て恐ろしい所なんだ、自分は何て怖ろしい所に来てしまったんだ」 と肌が粟立ったのを覚えている。 結局読んでないけど。
>721 あのね、少数意見(民間レベル)としてはあったと思うけどね>反発 で『白さと想像力』(トニ・モリスン・朝日選書)に少し言及されてる んだけど、 「フォークナーは」とスニードは言葉を続ける。 「これらの社会的現象(人種差別主義)に、彼自身が作り出した 文学上の工夫で刃向かっている」・・・略・・・黒人の重要性を描く ためにフィクションのなかで用いられた、よくある言語上の 戦略のいくつか・・・ (p105) に含まれてると考えた方がいいと思う。 ヘミングウェイもバンバン使ってるしね>「くろんぼ」
726 :
吾輩は名無しである :03/11/27 19:21
八月の光には、南部の歴史・精神そのものがある、という効果があるよね。 なんて力強い小説なんだろう。
>723 「熊」が気に入ったなら、 『密猟者たち』トム・フランクリン(東京創元社/創元コンテンポラリ文庫)の表題作 『白い犬とブランコ』莫言(NHK出版)のなかの「猟銃」も読んでみて。 雰囲気似ている上、各作家の持ち味もあり、傑作だと思う。 また、雰囲気違うが『シカゴより好きな町』リチャード・ペック(東京創元社)の 「飼葉の桶で」もすごくよい。これは連作短篇なので最初から読んだ方がいいし、 前作『シカゴよりこわい町』も読んでいた方が尚いいけど、ベタなりに泣かされ ます。 どれも、「漁」つながりの見事な短篇ということで。
728 :
吾輩は名無しである :03/12/01 03:02
なるほど。 ありがとう。
>八月の光には、南部の歴史・精神そのものがある これだけに限ってはないけどね。面白い。
限って→限ってでは
「八月の光」も友人にすすめられたものの一つ。 さわったらキレちゃいそうな、凶暴な男の人の人生を描いたお話です。 毎晩寝る前にちょっとずつ、三ヶ月くらいかけて読みおえました。(笑) 超大作でスゴイもの読んじゃったな(笑)、という感じでしたね。 特に男の人にオススメ。 渡辺満里奈
巛彡彡ミミミミミ彡彡 巛巛巛巛巛巛巛彡彡 r、r.r 、|::::: | r |_,|_,|_,||:::::: /' '\ | |_,|_,|_,|/⌒ (・ ) (・ )| ハァ? |_,|_,|_人そ(^i ⌒ ) ・・)'⌒ヽ | ) ヽノ |. ┏━━━┓| | `".`´ ノ ┃ ノ ̄i ┃| 人 入_ノ´ ┃ヽニニノ┃ノ\ / \_/\\ ┗━━┛/|\\ / \ ト ───イ/ ヽヽ / ` ─┬─ イ i i / | Y | |
735 :
吾輩は名無しである :03/12/13 11:24
満里奈はウンコ
736 :
吾輩は名無しである :03/12/19 23:06
全てはここから始まった・・・
737 :
吾輩は名無しである :03/12/21 23:32
田村書店 27巻揃22万は、ちと…。 おたくだからこその出物だとは分かるけど。
文芸文庫スレ、突如蔵書開陳スレになっていますが、 フォークナー一番人気の模様。
アブロサムだから溝談社とかいう別の出版社の話だよ、たぶん。
740 :
吾輩は名無しである :03/12/22 22:20
ビックリマンみたいだね ロッチ
アブサロム、アブロサム、アブムサロ、アブムロサ、アブサムロ、アサブロム、アサロブム、アサムブロ、 アサロムブ、アサロブム、アロブサム、アロサブム、アロブサム、アロムサブ、アロムブサ、アロブムサ、 アムロブサ、アロムサブ・・・・・マンドクサイ・・・・・・!
呪文だなw
743 :
吾輩は名無しである :04/01/16 21:56
フォークナー、アンダーソン、それから名前が今でてきませんが あの偉いおばさんの辺りの、文体上の系譜関係はどうなるでしょうか。 ヘミングウェイも含め、英語だとかなり鮮やかに似てたり、微妙に違ってたりします。
フォークナーは、南部と縁遠い日本人が読んでも楽しいね。 南部の様子を凝縮して、自分の小説の中に取り込んで世界を構築したからかな。 てーまが時代性にかなり依存しているにも関わらず、今読んでも考えさせられる。
>文体上の系譜関係 南部文学のこと言ってるの? それとも「意識の流れ」の系譜かな? どっちにしてもヘミングウェイは入らない。
746 :
吾輩は名無しである :04/01/26 17:46
フォークナーは大江が中期以降かなり影響受けたが、 その大江は「わっれらの文学」で武田泰淳の作品を収録した。 大江の眼は正しいといえよう。さすがノーベル文学賞。 フォークナー、大江、とともに武田泰淳にもやりたかった。
武田泰淳は外国で読まれてるの?
748 :
フォークナー初心者 :04/01/30 23:59
フォークナーについては『八月の光』と短篇少し読んだだけでしたが 今、改めて取り掛からないといけない作家かなあと思っています。 『アブサロム、アブロサム』は必読でしょうか?
ヘミングウェイはどちらかといえばハードボイルド文体の先駆け と言えるんじゃないか 意識の流れが饒舌だとすればハードボイルドは寡黙 全く正反対だと思う
751 :
吾輩は名無しである :04/01/31 20:52
>>750 何 そ の 駄 文 ? て か こ の ス レ 糞 素 人 の た め の 世 界 文 学 入 門 ス レ ッ ド か よ w
レ ベ ル 低 す ぎ こ っ ち が 恥 ず か し く な る
回 線 切 っ て 首 つ っ て 死 ね よ 。 ど う せ 誰 も 悲 し ま な い し
752 :
吾輩は名無しである :04/01/31 21:59
>751
入門にもなってないよ、
>>750 はw ほっとけ。
753 :
吾輩は名無しである :04/01/31 22:23
>>750 はきっと一生何かをわかったつもりになって生きていくんだろうね
754 :
吾輩は名無しである :04/02/10 18:57
755 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/19 19:06
ここまで読んだところでは、このスレは3部構成という感を受ける。 第1部はイクシオン先生を中心とした「ウィリアム・フォークナー講義」。 痺れを切らした不良学生が、「先公、テメエの授業は面白くもおかしくもねぇんだよ!」 と叫び出して混乱、以後は、あたかも「イクシオン・スレ」と化していく。 混乱は、じょじょに終息へと向い、マダムBという謹厳実直な女性講師による 「ウィリアム・フォークナー講義第2部」が開始される。 彼女の退場後は、再び混乱の兆しを見せながらも現在に至る、というところかな。 このスレの流れそのものが、なんかフォークナーの世界ぽいのだ。 さて、読者の興味に答えるために、私とフォークナー作品の出会いから語ることに しよう。 フォークナーが、ヘミングウェイ、スタインベックと並ぶアメリカの文豪であること (当時の評価)は、早くから聞き知っていたが、未読であった期間が長かった。 僕が、フォークナー作品を初めて手にしたのは、新潮文庫「フォークナー短編集」 である。この本を読むきっかけとなったのは、ある年末の昼下がり、 月刊プレイボーイをぱらぱらと見ていたところ、今月のプレイメイト(南部出身) の写真及びプロファイルが俺の眼に止まった。 彼女のプロファイルには、「エミリ―に薔薇を」を読んでヒロインの心情に共感、 自分も南部の女だとあらためて自覚した、といった趣旨のことが書かれていた。 「こんなデカパイのねぇちゃんが感動する本ってどんなかんなあ、あんなんかんなあ・・」 という思いと共に、今まで未読であったフォークナーを読む良い機会を得た感もあり、 (既にヘミングウェイ、スタインベックの文庫化作品はコンプリートしており、 コードウェルの「タバコ・ロード」、フィッツジェラルドの「華麗なギャツビー」、 アンダスンの「ワインズバーグ・オハイオ」とかも読んでいたと思う) 「エミリ―に薔薇を」(*中山エミリでも辺見エミリでもなく、ましてや高見エミリ―でもないことに注意されたし)が収録されている上記短編集を手にするに至ったのである。
756 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/19 19:09
一読後の感想は、正直言って「うーん?」、土着的な情念を描いた作だとは思ったが、 何がプレイメイトのねぇちゃんを熱く感動させたのかは、不明なままに終わった。 続いて、同じく新潮文庫に収録されていた「サンクチュアリ」も読んでみたが、 既にダシール・ハメット、ミッキー・スピレイン、ジェイムズ・ハドリー・チェイス等の ハードボイルド・ミステリを読破していた俺にとっては、さしたる刺激もショックも受けない まま読了。当時は、フォークナー作品としてはもう1冊、「八月の光」が新潮文庫に収録されていたが、未読のまま現在に至っている。
757 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/19 19:11
今回、「アブサロム、アブサロム!」を読破。 登場人物たちの意識の流れに翻弄されながらも、テクストを読み解くという「読書」の 醍醐味を堪能した感がある。 しかしながら、この「意識の流れ」という手法、、ミステリファンには馴染にくく、 抵抗感が強いものかと思う。 本格的にこの手法を用いてミステリを書くのは、まさに困難の極みと言えるし、 最もミステリに不適な手法と言っても差し支えなかろうかと思う。 本作のメーン・テーマを語る場合には、舞台となったミシシッピ州の後進性、 (全米においてという意味だけではなく、「南部」という地域においてもである) の問題は看過出来ないものがある。 奇しくも、本作が刊行された1936年は、同じく南部(ジョージア州)を舞台にした マーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」も刊行されている。 軽率な判断(犯行予告等)をすることが多い2ちゃんねらーに限らず、 我々日本人は、同じ南部を舞台にした著名な作品が2作刊行された年という理解を してしまいがちであるが、この理解は物事の本質を見ない軽率な判断という謗りを 免れ得ないであろう。
758 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/19 19:11
このことは、コンパクトなものとしては、「アメリカ50州を読む地図」(新潮文庫)、 大部で詳しいものとしては、「アメリカ州別文化辞典」等の参考文献により、 両作品の舞台となったジョージア州とミシシッピ州に関して調べてみれば自明である。 アラバマ州を間に挟んで並び立つ両州だが、その州として生い立ち・風土等は 大きく異なり、サウス・カロライナ州と並んで南部文化が華開いた地であるジョージア州 と比較すると、苛烈なレイシズムが日常化したディープ・サウスに属するミシシッピ州の 貧困の歴史は際立つ感がある。 サトペン家の悲劇も、この「南部の中における貧困」という観点から解釈して行く必要があろうかと思う。 このスレは、ここまで多数のレスを費やしながらも(3分の1強はイクシオン・スレだが)、 南部諸州という地域におけるフォークナー世界の把握という観点からの細かい分析が無いのが とても残念である。 普遍性を有する「意識の流れ」という手法により、地域における後進性というテーマを ギリシア悲劇的に描く、この手法とテーマにおける逆進性こそ、フォークナー作品の 大きな特色を示すものではないだろうか?
↑の書き込みは無視 反応するのはミス板の自作自演のみ
760 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/19 21:42
てゆうか、現況の文学板住人でフォークナー作品を読解出来る者は、 ほとんどいないかと思う。 口当たりが良い作品が好きな者が多いようだしな。
株式市場の描き方なんか特徴ある 地域性そのものより、そこから外を見ていく目線が面白いと思う
>>760 >てゆうか、現況の文学板住人でフォークナー作品を読解出来る者は、
>ほとんどいないかと思う。
長文たらたら貼りつけといて今更なにほざいてんだ?
なら最初から来るなヴァカ
763 :
吾輩は名無しである :04/02/19 22:12
八月の光なんて、二つの主人公が結びつく寸前で離れていくというか プロット的にもすごいおもしろかたよ。ふたつの惑星が急接近して離れていくというか。 だがこの人のテーマは「生殖」に尽きる。終始一貫した態度がいい。
764 :
吾輩は名無しである :04/02/20 00:38
>この人のテーマは「生殖」に尽きる ほ〜、その1点だけではフォークナーを見切るなんて すげーな。
765 :
吾輩は名無しである :04/02/20 13:44
>てゆうか、現況の文学板住人でフォークナー作品を読解出来る者は、 >ほとんどいないかと思う。 ハイハイわかりました。すごいね。(棒読み)
このおぢさん、かたるよりふぉーくなーのひょうせつのなかに すりっぷいんしたほうがおもしろそーだーよ。
767 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/20 19:37
フォークナー作品を理解したと思っている文学板住人に私は問いたい。 アスファルトの上で目玉焼きが出来ると言われるほどのディープ・サウスの あのむせかえるような熱い空気を、お前たちは実感しているのかと。
ぢね
>てゆうか、現況の文学板住人でフォークナー作品を読解出来る者は、 >ほとんどいないかと思う。 ↑とか言いながら今日も現れるヨミステ板住人
人間の言葉を理解したと思っているヨミステ板住人に私は問いたい。 閉め切った中で温泉卵が出来ると言われるほどのオーディエンスルームの あのむせかえるような臭い空気を、お前は実感しているのだなと。
>てゆうか、現況の文学板住人でフォークナー作品を読解出来る者は、 >ほとんどいないかと思う。 ならさっさとヨソへ行ってください>ヨミステ板住人
>767 『ドライセプテンバー』の「汗」は「血」と並ぶものがあるよね
>>767 文学板に来て1年半で、最高に陳腐なセリフだと思いました
774 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/21 09:46
とにかくフォークナー作品が持つ土着性を理解するには、 南部そのものを実体験しないと無理かと思う。 (熊野を知らずして中上作品を語る無意味さを想起していただきたい) 現在の文学板住人に、フォークナー理解のためディープサウスに飛び込んで行くだけの 意欲があるのか、私はこの点を厳しく問うてみたいと思う。
775 :
吾輩は名無しである :04/02/21 10:27
〜を知らないで小説を語るな、といわれても そんなの破綻した小説だろ 貴族趣味の高貴な小説を愚民が語るな、というようなもんだ
776 :
吾輩は名無しである :04/02/21 10:29
774が吐いてるようなクソ糾弾語調には、内田樹がサルトルの語り口を 「審問の語法」って呼んだのと同じものがあるね。 「何かを語ることができる立場」というのを設定しておいて、そこにいない 人間を一方的に裁くことができるのは自分であるという前提から発言する。 「戦争に行っていないやつが何を言う」とか、もっと低レベルなものになると 「この飯がまずいっていうならお前がそれより美味いのを作ってみろ」っていうの が同じようなもんか。 で、774の発言が空疎窮まりないのは、自分がそういう語法で語っているのにも 関わらず、南部にも行ってないし、熊野にも行ってないだろうことが 発言から読みとれる(そもそも英語ができるんなら原書で読むだろうし、 参考書片手にアメリカの風土を知った風に語っているのでもわかるが) うえ、その程度の知識で、 >アスファルトの上で目玉焼きが出来ると言われるほどのディープ・サウスの >あのむせかえるような熱い空気を、お前たちは実感しているのかと。 とか言っちゃえることにある(これ、作品からその熱気を感じ取れという 意味かと思ってたら、どうもその後の発言を見るに現地そのものの意味だな)。 だろうから、 >とにかくフォークナー作品が持つ土着性を理解するには、 >南部そのものを実体験しないと無理かと思う。 というような脅迫的言辞がまったく説得力を持たないし、 「熊野を知らずして中上作品を語る無意味さ」なんてこいつはまったく 理解していないだろう。 で、最悪なのはこいつが書きこんでいる長文がいたずらに周辺的事実の 羅列にすぎなくて、スノッブを気取ろうとする醜悪さしか感じられないこと。 理解理解とうっとうしいくせに、自分の理解は提示しないし、提示したとしても 白鯨スレのメタファーみたいな読んでない人間にも思いつける程度の陳腐さしか ない。
777 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/21 11:41
>白鯨スレのメタファーみたいな読んでない人間にも思いつける程度の陳腐さしか >ない。 これは君が「白鯨」を未読であるという告白と理解してもいいね? 君をはじめとした文学板住人は、もっと「読書」という行為に対して より自覚的であって欲しいと思うな、僕としては。
778 :
吾輩は名無しである :04/02/21 16:10
776だが、あんまりなレスなのでとりあえず最低限答えておくが、 「白鯨」を語るにおいて、その形式的特徴を完全に無視し、物語展開のみ から「メタファー」だの「象徴」だのを読みとって「読書」した気になっている 人間の「読み」なんてものは、解説、あらすじ、風評しか読んでなくとも書ける ものでしかないという指摘をしたにすぎない。 「白鯨」は序盤の文献学の章のみならず全体がほとんど細かな博物学的事象の 列挙、考察によって語られており、これら脱線がほぼメインである。 なぜこのような奇怪な饒舌が作品を覆っているのか。 鯨そのものを書こうとした、と白鯨スレではレスがついているが、まっとうな 読みだろう。そもそも、「白」を神聖不可侵なものと安易に断定している解釈 など噴飯ものである。作中、延々と白について語っている章には、白というのは 単に神聖で崇高なものであるだけではない、何かがあるのは確かだが、それが 何かはわからない、だから白についての事象を列挙する、というようなことを 書いている。饒舌とは語ることが豊富にあるからではなく、語れない何かがある ときにこそ始動するものではないのか。 安易な断定は避けなければならないが、これはそのまま「白鯨」全体について 考える際にも適用できるだろう。鯨やら船やらに対する膨大な分量の文章は、 なんだかわからない不明瞭さに、いわく言いがたい何ものかに、しかし確かに 感じる恐怖? 崇高さ? 神聖さ?ともつかない感情に駆動されて書かれているのだろう。 作品全体を通して「白鯨」とは何かを問い続けるのが「白鯨」なのだろう。 安易にメタファー、象徴、テーマなどといって作品を一元化してしまう 読みなどというものは、退けられなければならない。 そんなものがあるならば、「白鯨」の作者が「白鯨」を書く意味などない。 スレ違いご容赦いただきたい。
ヨミステ板住人の完敗だね
780 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :04/02/21 18:20
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE は「アブサロム」を読んだ その高揚感をそのまま持ち込んでいるわけで、 その気持ちは分かるし、愛らしい。 とても「いい」読者。
782 :
吾輩は名無しである :04/02/21 19:03
読後にいきなり地域の後進性だとか、読解がどうとかいう風に 高揚感の向かう先がゆがんでしまってるのはとても奇妙な読者だと思うけど
お前ら無視しろよ レスつけるやつは同罪
784 :
吾輩は名無しである :04/02/22 00:49
周りに読んでいる人皆無。作品は一流。南部の理解がどうのこうのって意見あるけど、一流の作品って地域性も時代性も越えてしまうものなんだな。漏れはアブサロムが好き。構成・語り・時間の処理の仕方にシビれたんタン
785 :
吾輩は名無しである :04/02/22 00:58
『白鯨』のレス、すっげー退屈な解説書みたいだな。オレが面白いと思ったのは、脱線とか何より、文章に時々現れる詩的な表現だったな。原文で読まねばわからないかもしれんが
786 :
吾輩は名無しである :04/02/22 02:04
いまこそ、問いたい。 新宿のカプセルホテルの狭いベットの上で、白いシーツが波打ち、転がり、ぐるぐる巻きになるほどの、あの蒸せかえるようなディープ・キスを、君たちは理解しているというのか?そこに飛び込んでゆく勇気があるというのか?
女子高生以外はりさたんの小説について語るなよ
>>776 審問の語法ってどの本に書いてありますか?
789 :
ファロスマン ◆FTa/HQEoL2 :04/03/23 17:06
復興支援?あげ
790 :
吾輩は名無しである :04/04/16 18:04
サルヴェージage
791 :
吾輩は名無しである :04/04/16 18:14
死の床に横たわりてを読んだやついるか?あれは面白かった
792 :
吾輩は名無しである :04/04/16 20:16
ax
ask
794 :
吾輩は名無しである :04/04/17 03:49
>>788 亀レスだが「ためらいの倫理学」とかいう本だった気が
795 :
吾輩は名無しである :04/04/17 21:14
「響きと怒り」は誰も読んでいないのかな?
文庫を買ったけどまだ読んでいません。 積ん読リストに埋もれています、私の場合。
読んだよー。すごいしんどくて、最後のほうはほとんど流し読み状態だった。 よってほとんど内容おぼえてない。俺はやっぱ『八月の光』が好きかな。
しんどいって短編としても読めるじゃん・・
799 :
吾輩は名無しである :04/04/18 21:16
これは白痴の語りし物語
800 :
吾輩は名無しである :04/04/18 21:24
フォークナーは、 木に登っている少女の汚いパンツが見える、 という情景からこの小説を書いた。 去勢された白痴の弟が、 姉のパンツを見上げている、という イメージが膨らんでいき、・・・ それが「響きと怒り」になった。
801 :
吾輩は名無しである :04/06/04 23:39
急旋回ボート読んだことある? 展開下手だと思うけど、妙にあとに残る
因襲に囚われ没落する名門 っつーシチュエーションに萌える
803 :
吾輩は名無しである :04/06/05 00:18
>>794 亀レスだけどありがとうございます。調べてみます
「乾燥の九月」(Dry September)を読んだ。あれには本当の怒りが こみ上げてきた。何の落ち度もない黒人をただただ怒りの捌け口として集団リンチ にした兵隊上がりの白人(決して金持ちでも知識人でもない社会のドロップアウト) が、全く罪悪感すら覚えていないあの酷い低劣な内容は、世界から嫌われる米国の 象徴のうような印象を覚えた。 今世界がアメリカを毛嫌いするのは、こうした言われもない表面だけを取り繕った 「自由」「平等」という古代のギリシアから進化していない奴隷肯定型の社会だか らだろう。結局はアメリカこそはヨーロッパというユーラシア大陸の遊牧民の終着 駅にしか過ぎないところの難民たちでしかないわけだから、いつまでも暴力肯定主 義を捨てきれないのではないだろうか。 ヨーロッパ文学を読んでからアメリカ文学を読んでみると、またその覚える感覚も 違ってくる。同情を誘うとかなんとかよりも、やはりこうしたアメリカに具現して いるこうした差別思想こそが、ヨーロッパが生んだ悲惨の歴史の集大成かもしれな い。スタインベックにもヘミングウェイにも強烈な暴力描写が生きている。 い
続きだが、今こそはアメリカは世界最大だろうが、それもまた翳りが見えて きた。今でこそパックス・ロマーナの真似事をしてはいるものだが、世界の 歴史にはこうした暴力が永続した歴史は例がない。きっと数百年後には世界 の中で最悪の状態を持つ結果が待っているだろう。 ローマもスペインもイギリスもそうだし、かつての先進地域こそが暴力の最 前線だっただけに、今では酷い混沌状態にしかない。 これこそ歴史の常だ。 こうして見ると世界で一番栄枯盛衰を描いたことのある最高の文学は間違い なく「平家物語」であろう。
806 :
tar baby ◆7pcTvobAhE :04/06/15 07:30
びっくりAGE
>>804 最後の数行をきちんと読んだのかな?
文学らしく語ってよ。つっこむことすらできない
807 :
吾輩は名無しである :04/06/15 22:27
サンクチュアリ半分くらい読んでやめちゃったな。 ポパイって性的不能なのにどうしてレイプできたの?
>>807 ちゃんと読もうぜ
トウモロコシの芯を使って
809 :
吾輩は名無しである :04/06/17 21:48
>808 つまるところ、 「最近フォークナーは読まれていない」 ということだねぇ
"Sound and Fury"って、「マクベス」に出て来る言葉だったんだね。 しかし元の意味からすると、「響きと怒り」という訳題はいかがなものか?
811 :
吾輩は名無しである :04/07/11 23:13
勘違いかもしれないけど、熊って2バージョンありますか?
>>810 マクベスではどういう意味に使われてるの?
こないだ講談社文芸文庫で読んだんだけど、いまいちタイトルとの繋がりが分ったよーな、わからんよーな。
>>812 ぐぐったら結構出て来た。"sound and fury"の部分を「響きと怒り」と訳す
のは結構定番みたい。
フォークナーの読者的には、小説全体の読解にも係わる重要なポイントだと
思うけど、悲しいかな俺のようなシェークスピアの素養のないニポン人には、
教えてもらわないと分からないね。
"Macbeth"五幕五場より
Life's but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more. It is a tale
Told by an idiot, full of sound and fury
Signifying nothing.
人生は歩きまわる影法師、
あわれな役者だ、舞台の上でおおげさにみえをきっても
出場が終われば消えてしまう。白痴のしゃべる物語だ、
わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、
意味はなに一つありはしない。
>>813 おっサンキュー!
マクベスはむかーし読んだはずなんだが中身を殆どおぼえてねえや。
It is a tale told by an idiot, full of sound and fury signifying nothing.
というのがなるほど「響きと怒り」という作品をよく表してるね。
フォークナーが箱庭的、というのを上で読んだけど、上のシェイクスピアのラインと
「響きと怒り」を読むかぎりではずっと演劇的に思える。せりふが非常に多いことだけでもそんな感じがする。
何ら意味せず、未来のない(予兆しない、signify nothing)人生の瞬間を盲目の劇として書いたものが「響きと怒り」ではないか、とかちょっと思った。
八月の保守age
フォークナーつまんなかったよ。
白水社から『サートリス』復刊するみたいですよ。
furyは日本語の感じから言うと、激情とかという言葉に近いだろうが、 sound and fury は「響きと怒り」でいいと思う。 英語に詳しい人に一つ聞きたいんだが、 このfuryという単語には、 混乱とか錯乱とかというニュアンスは含まれていないののだろうか。 「マクベス」にしろ「響きと怒り」にしろ、そんな感じまで含めての furyという気がするんだが、それが深読みなのかどうか気になってね。
Life's but a walking shadow, a poor player That struts and frets his hour upon the stage And then is heard no more. It is a tale Told by an idiot, full of sound and fury Signifying nothing. 人生など群衆の役に過ぎない。 舞台の上で決められた時間だけ威張りくさったりイライラしたり するだけの役柄でしかなく、台詞を聞いている客は一人もいない。 台詞と言っても即興の作り話だ。 果てのない喧々囂々でしかなく、意味など何一つありはしない。
単数だから群衆はおかしかったね。スンマソ
821 :
吾輩は名無しである :04/08/23 02:00
そろそろ上げてもいいかね?
822 :
吾輩は名無しである :04/08/23 05:22
けんけんごうごう??? こいつ下手だな、訳し方。
823 :
吾輩は名無しである :04/08/23 05:25
混乱とか錯乱とかというニュアンスは含まれていないののだろうか。 「マクベス」にしろ「響きと怒り」にしろ、そんな感じまで含めての furyという気がするんだが、それが深読みなのかどうか気になってね。 ↑ 関係ない。単語そのものが歴史を内包して分裂するかよ、あほ。 造語じゃあるまいし。なんだっていいんだよ、訳なんて。 あほ?
>こいつ下手だな、訳し方。 確かにw 日本語が不自由なんだな。
825 :
吾輩は名無しである :04/08/25 10:11
なんだっていいんだよ、訳なんて。 なんだっていいんだよ、訳なんて。 なんだっていいんだよ、訳なんて。 なんだっていいんだよ、訳なんて。 プッ。
おかしいな? そろそろイクシオンが出てくる時間なんだが・・・。
冨山房のホームページって、右下にアクセス解析の表示が出んのな。 ちょっとびびった。 って下らないネタでage
828 :
吾輩は名無しである :04/09/02 12:22
>>827 アクセス解析の提供元のバナーだよね。
談話室で重版の直談判してる香具師がいまつね。
でも、まだ冨山房の回答はないでつ。
829 :
吾輩は名無しである :04/09/04 20:27
某所の古本屋で全集ほぼ全巻ばら売りされてるけど
831 :
吾輩は名無しである :04/09/12 01:18:27
アブサロムって古本屋で買うといくらぐらいですか?
全集(冨山房)を読んだことのある方に質問。
翻訳の全体的な印象はどうですか?(満足のいく水準にありますか?)
低脳質問で恐縮ですが、当方、原書は半日で挫折しました。
馬鹿ですみません。
>>831 ものによるかと思われます。
世界文学全集とかだとブックオフで100均棚に並んでいたりしますよ。
833 :
吾輩は名無しである :04/09/20 22:44:20
fury(furious)って、グツグツ、イライラした意識のとき使うかも。 日常レベルじゃ、「ヤキモキ」ってぐらいか、僕の場合。。。
835 :
吾輩は名無しである :04/09/20 23:26:15
あはは。素朴に(笑)。。。日本とアメリカと半分半分だよ。
836 :
吾輩は名無しである :04/09/20 23:33:42
835のつづき。。。 Faulknerは、実は読めないんだ。とほほ。 Levy Hideoの英訳したMan'yoshu(万葉集)は、感動したけど。
>>832 ですけど、やはりレベルの低い質問すぎましたね。すみません。
とりあえず自分で探して呼んでみることにします。
最後にひとこと。
フォークナーの英語が苦もなく読める人はすごいと思います。
>>833 なるほど。
ありがとう。
ニュアンス的にわかるような気がする。
839 :
吾輩は名無しである :04/09/22 16:35:14
白水社の復刊フェアで「サートリス」が出たけど高杉(2900円)。 ほかにブランショやベケットも並んでたが……
>>837 英語は苦もなく読めても、内容が苦もなく読めなさそうだね。
サートリスは本が厚めだから高いの仕方ないかな。
リービ英雄の講談社文芸文庫とともに買うか。
「響きと怒り」を再読しているが、フォークナーはすごいことをしていると、 改めて思う。 冒頭が白痴(ベンジャミン)の語りだが、時間をばらばらに分解しながら、 全体を構築しようとしているようだ。 再々読くらいしないと、よくわからないだろうが。
842 :
吾輩は名無しである :04/10/24 17:39:15
八月の光かサンクチュアリかどっち読もうか救済あげ
フォークナーの登場人物で、悪名高くて I do not hate the south. とか言った人物は何という本に出ているか教えていただけませんか? 今読んでる本に出てきて、その発言の文脈を知りたいのですが・・・
>>843 「アブサロム、アブサロム!」。
人物は「響きと怒り」にも登場するクエンティンだね。
>>844 どうもありがとうございます。読んでみます。
クッツェーの「エリザベス・コステロ」に、
He does not hate his mother.
(As he thinks these words, other words echo at the back of his mind:
the words of William Faulkner's characters insisting
that he does not hate the South. Who is the Character?)
ってのがあって気になりました。助かりました。
846 :
1@CLIE ◆GodOnnDc.o :04/12/03 15:08:52
神です
最近フォークナーは読まれているんだろうか…
848 :
吾輩は名無しである :04/12/29 16:55:54
買ったけど読んでねぇや。
響きと怒りを買ったがすごく読みにくいし、 理解できそうになかったので読むのやめた。
まあ、最初の章が白痴の語りだから読みにくいのも無理はないが。 次の章もまた複雑な意識の流れの内的独白になっている。 何ともいえない独特な雰囲気が面白く感じられるんだがなあ。
851 :
吾輩は名無しである :05/02/01 21:20:35
日本の古本屋に出ていた某古書店のフォークナー全集が売れていた。 15万円以上もしていたが、時期からして大学等の予算消化のために 買われたような気がする。
いい買い手がついたんなら、よかったね。 T書店だっけか?
853 :
吾輩は名無しである :05/02/24 18:14:42
ふざんぼうの全集は現在絶版かい。
854 :
吾輩は名無しである :05/03/06 04:50:59
フォークナー読んでみようと思うのですが、 「熊」から入ればOKですか?
855 :
吾輩は名無しである :05/03/08 04:26:51
856 :
吾輩は名無しである :05/03/08 04:34:14
857 :
吾輩は名無しである :2005/04/06(水) 01:06:21
読 ま れ て い る ん だ ろ う か
読 ま れ て い る 信じろ、自分!
859 :
吾輩は名無しである :2005/04/06(水) 22:43:08
誰か『響きと怒り』の「眼」マークの意味を簡潔におしえれ
860 :
吾輩は名無しである :2005/04/07(木) 00:23:23
>>22 >>856 この四年近くの歳月がネタになるレスを
ひとつのスレで見れるなんて過疎板ならではの素晴らしさ
さすがフォークナー、まだこのスレが生きてるのだから。 代表作はほとんど読んでるし、一番好きなのは 「響きと怒り」だが、 やっぱりフォークナー好きっていうのは、 我ながら特殊かとも思ってしまう、 今日この頃。
862 :
吾輩は名無しである :2005/05/16(月) 01:14:41
「八月の光」をひとまず途中でやめてカラマーゾフ読むことにしました 「八月の光」より「響きと怒り」読むべきだったかな
『アブサロム、アブサロム!』が良いと思うよ。
864 :
吾輩は名無しである :2005/05/19(木) 06:01:11
age
865 :
吾輩は名無しである :2005/05/19(木) 07:57:04
八月の光って落ちあるの?
すごい質問だな
867 :
吾輩は名無しである :2005/06/04(土) 18:21:12
八月の光がめちゃ分厚い件について
死の床は落ちがあったな
869 :
吾輩は名無しである :2005/06/05(日) 15:43:10
>865 二組の男女がいただろ。一組は死、もう一組には生が与えられた。
870 :
吾輩は名無しである :2005/06/10(金) 13:04:07
安心しろ。新潮版がまだでてるはず。
871 :
邪魔者 :2005/06/10(金) 13:55:45
身長なら短編集を薦める。
872 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 09:50:01
五十年前フォークナーが来日した際、長野で行ったセミナーの内容を知ることは できないでしょうか。ついでに宿泊した旅館の名前なども知っている方、お教え 下さい。
協会に訊けば?
874 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 11:55:27
全集に小冊子が付いてくるが、そこでセミナーについて簡単に触れていた。 何巻かは忘れたがアブサロムの巻だったと思う。内容は確か、 「私は人類の終焉を信じない。」 ところでこれって絶版なのか?
絶版みたいよ
876 :
吾輩は名無しである :2005/06/20(月) 15:20:45
『サンクチュアリ』はまったくわからんかった。
877 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 07:37:12
>>872 善光寺前の五明館。
当時の旅館は壊されて、レストランに変わっていますが...。
878 :
吾輩は名無しである :2005/06/30(木) 07:41:08
>>872 善光寺前の五明館。
当時の旅館は壊されて、レストランに変わっていますが...。
スレ違いでガイシュツかもしれないけれど ミュージシャンのジェーソン・フォークナーって 彼の子孫なんだよね。
As I Lay Dying ってバンドはフォークナーに影響とか受けてるんだろうか?
881 :
吾輩は名無しである :2005/07/26(火) 17:52:59
意味もなくage
882 :
吾輩は名無しである :2005/08/04(木) 01:10:06
町、館と読んで村が見つからない・・・ すげー消化不良
883 :
吾輩は名無しである :2005/08/27(土) 15:58:39
響きと怒り読んでるが面白い。 フォークナー好きのおすすめ作家教えて皆さん。
まるけすびゅとーるべーるいでーぶりんまっからーず
ルイ・フェルディナン・セリーヌ『夜の果てへの旅』『なしくずしの死』 クロード・シモン『ファルサロスの戦い』『フランドルへの道』『アカシア』
886 :
吾輩は名無しである :2005/09/05(月) 23:00:07
フォークナーはアメリカの作家のナンバーワンにトマス・ウルフを 挙げている。誰か読んでいるか?
ナンバーワンはあんただよと言ってやりたい
888 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 00:59:50
フォークナーはスゴイですよね。 中でも『響きと怒り』が一番面白いのではと思います。 頭の中を割って見てみたいね。
889 :
吾輩は名無しである :2005/09/06(火) 08:56:54
890 :
吾輩は名無しである :2005/09/09(金) 23:49:10
'Look, homeward angel'なら読んだぞ。 スケールが大きく、非常に力強い作品だ。 Eugineが主人公の作品は他にもあるが、 そちらはまだ読んでいない(結局、主人公は ウルフ自身だけど)。
891 :
吾輩は名無しである :2005/09/10(土) 02:57:27
>>887 確かにな。トマス・ウルフを評価していたり、『老人と海』を高く評価したりと真っ当な批評眼の持ち主だったみたいだ。
892 :
吾輩は名無しである :2005/10/20(木) 16:02:21
893 :
吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 14:12:29
四年も続いてるんだ。「アブサロム! アブサロム!」読んでます。
894 :
吾輩は名無しである :2005/10/21(金) 14:28:34
プルーストやジョイスの影響はあるのかな?
中学生レベルの英語力しかない俺に教えてもらいたいことがあるのだが・・・ あるシーンで3人以上の登場人物が指示代名詞なしに科白だけが羅列している場合、 日本語だったらたとえば女言葉や敬語などが発言者判別の手がかりになると 思うのだが、英語の場合はどのように表現、解釈の手がかりにするのかしら? いや、冨山房版「サートリス」を読みつつ人物関係表を作成したら白水社版に 載っていたものと微妙に違っていたのと、その白水社版の訳者林信行氏の訳さ れた冨山房版「これら13篇」の訳文の上のような部分にいささかわだかまり を感じたもので・・・
896 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 00:26:24
八月の光のニーナの最後の言葉 二つの地名を羅列しただけなのに どうしてあんなに美しいのか
897 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 00:33:47
フォークナーだの中上だの。 一生やってろよ。
898 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 00:39:26
フォークナー=文学
899 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 01:41:30
マルケスの最近の自伝‘Living to Tell the Tale’に 「八月の光」を繰り返し読み耽っていた若い頃の話が出てたな。
900 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 01:42:10
八月の光はアメリカ文学の中では桁違いにおもしろいな
902 :
吾輩は名無しである :2005/10/25(火) 11:38:17
904 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 17:55:08
中上健次って日本のフォークナー?
905 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 21:56:26
うまいこと書く情景描写でちゅね かと思うとだらだらつづく粋な会話で決して飽きさせないんでちゅね これを最後まで読める僕ちゃん本当に頭いいでちゅね セリーヌ>>>>>>>>>>>フォークナー=バロウズ くらいが妥当かな、うんフ
何なんだ、この馬鹿は
まったく(笑
爆笑だね〜 バロウズとフォークナーとセリーヌ 同じ俎上に乗せて語る人初めてみた。
もうそろそろ後釣り宣言か?
みんなどの作品が好きなの? 俺は個人的に『死の床に床に横たわりて』が一番好き。 全部の作品を読んだことがあるわけじゃあないけど。
911 :
吾輩は名無しである :2005/11/07(月) 23:20:46
正確にはセリーヌ>>>>>>>>>>>>>>フォークナー=バロウズ>=新世紀エヴァンゲリオン くらい
中上は確かにセリーヌ崇拝者で、 影響受けたのはフォークナーだが、 この釣りはひどすぎて笑えるw
エヴァがそこへくると・・許したくなるな
サンクチュアリ好きって言いたいけど…
漫画のほうじゃないだろうな?
日本のフォークナー池上ってか
日本のフォークナーは白土三平でしょ てか、まだ終わっとらんのね、、あの長大なサーガ
918 :
吾輩は名無しである :2005/11/11(金) 22:08:46
こないだBSで「夕陽のガンマン」をみたが、没落した南軍将校のモーティマー 大佐を演じるリー・ヴァン・クリーフを見ると、アブサロム!のサトペンのイメージを つい重ねてしまう。(サトペンはあんなストイックではないが、リー・ヴァン・クリーフ の風貌がサトペンのイメージにぴったりだ)
俺はグリーンマイルの映画版見たとき、 レイシストや黒人の囚人を見て、これはフォークナーの世界に出てきそうだと思った。
フォークナーで卒論書くのって大変ですか?
生きるのって大変ですか?
922 :
吾輩は名無しである :2005/11/12(土) 11:34:53
大変だろうな。でも卒論ならそれほどごちゃごちゃ言われないだろう。 修論とかなるともっと大変だけど。
大変でない卒論などないと思ってやれ。
研究者目指すのでなければ普通に書けば大丈夫じゃないの
研究者目指してても普通に書けば大丈夫じゃないの
まあ「普通に」の意味によるだろうけど。 就職するひとならそれほどごちゃごちゃ言われないだろうということ。 研究者目指してるひとにはねちねち来る場合が多いと思うが。
928 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 00:06:22
つかいちいち粘着レスいらないから
おまえが粘着だろ。
930 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 00:22:26
あげろ(笑
931 :
吾輩は名無しである :2005/11/14(月) 00:27:45
「粘着」としか言えない奴って寂しいよね
フォークナー 須山静夫訳、イイ!
サンクチュアリ読んでみたよ。 文章が難解なのか?……状況が想像しにくい。 それとも翻訳が悪いの?
934 :
吾輩は名無しである :2005/11/19(土) 13:01:57
フォークナーの原文すらすら読みこなせるならそれだけで尊敬するな
翻訳で満足です。 寓話も十分面白かった
なんだかんだでこのスレ四年も続いてるぞ。 スレタイの解答としては「じわじわとだが確実に読まれている.」 ってことだね。
フォークナー受容史の最大の特徴の一つに、
後代の作家たちが読み続けるという伝統があるでしょう。
46年のMalcolm Cowley, ed., The Portable Faulknerによって再評価に火がつく前から、
サルトル、カミュ、マルローが絶賛していたわけだし、
日本でも研究者より早くに井上光晴や福永武彦が魅了されていた。
今でも、大江、マルケスから、トニ・モリスンやルイーズ・アードリックといった現役の作家に
読まれ続け、語られ続けているから、
フォークナー文学は、これからも一般の読者以上に、
他の作家たちを魅了し続けるのではないだろうか。
で、結果的に、間接的に一般の読者の耳にもその名が入り、
じゃ、ちょっと読んでみようかな、となる。
そうでも考えないと、アメリカの英文科の院生でさえ避けて通りたがるフォークナーが
細々とであれ、日本でも読まれ続けているという理由はわからない。
フランスでもまだ結構読まれてるみたいだけどね。
英文科でもないフランス人の女の子が、
響きと怒りをCoindreauの仏訳で読んでいて、驚いたことがある。
>>934 加島先生の訳は、フォークナーの翻訳史ではかなりいい方。
でも、もし機会があったら、富山房の第7巻の翻訳も見て面白いかも。
日本フォークナー研究の最長老、大橋先生の訳だからというのもあるが、
それ以上に、大橋先生の一番弟子にして、日本アメリカ文学会会長の
平石先生の解説が最高。
それにしても、日本の学会関係は、
なぜかフォークナリアンが役職につくことが多い。
なぜでしょう?
>>934 アメリカ人の院生にも尊敬されます。
938 :
吾輩は名無しである :2005/12/03(土) 14:36:09
>>933 俺もそう思った。
途中で投げ出したし。
サンクチュアリはまだ読みやすいほうだと思うよ。
940 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 01:58:02
短篇『くまつづらの匂い』最高。 もちろん『エミリーの薔薇』と『猟犬』も大好き。
941 :
吾輩は名無しである :2005/12/11(日) 01:59:00
八月の光。 一票
>>940 バーベナの匂い、最高だね。
彼の作品の中では一等明るい作品。
943 :
吾輩は名無しである :2005/12/14(水) 23:57:04
『熊』読んだ。
「寓話」を読もうと思ったが、途中で挫折した。
「WASH」のあらすじを教えてください
なんでみんな好んであんな暗い話を読むの フォークナー読むと悲しくなるからいやだよ
自然は無関心
カポーティはフォークナーのことをばかにしてたの?
949 :
吾輩は名無しである :2005/12/28(水) 09:47:40
フォークナーはカポーティのことを馬鹿にしてた
950 :
吾輩は名無しである :2005/12/28(水) 16:42:54
龍口直太郎の翻訳について
951 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 18:21:24
。゚(゚´Д`゚)゚。
952 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 20:02:40
「サンクチュアリ」は歯が立たない。
953 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/06(金) 20:08:42
佐伯彰一の『死の床に横たわりて』はけっこう酷い
新潮文庫のサンクチュアリ全然読めない。 情景が掴みにくくて30pで放棄。 これ訳悪いでしょ?
訳のせいだけじゃないと思うぞ。フォークナーもともとメンドクサイ文章
956 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 21:29:51
あ、ドンクサイ文章ね。
フォークナーはわざとわかりにくく書いてるんだよ。 サンクチュアリも読み続けていけばおいおいわかってくる。
958 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/13(金) 22:12:28
そりゃわざとじゃなかったら「響きと怒り」は書けんわな
フォークナー初心者は柴田元幸「アメリカ文学のレッスン」中の78〜80ページを 読むといいかもしんない。
960 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/27(金) 19:08:06
『八月の光』が素晴らしかったのであげさせていただきます。
961 :
秋のひだるま :2006/01/27(金) 19:20:48
んんん、確かに『八月の光』はすばらしかったです。(個人的なもので申し訳ないですが)
962 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 15:15:48
「響きと怒り」の一章の白痴はほんとに33歳なの? ベンジーの兄の年齢がそれより上だと思えないんだが。
963 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 17:14:31
兄ってジェイソンのこと?
フォークナーてくだらないヘタウマ作家だろ。 こんなの有難がってる香具師まだいるの?
965 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 22:14:09
「響きと怒り」の一章ってどんな場面なんですか。 kwsk
966 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 22:38:15
どんな場面ていうか、白痴の語り手による内的独白。 意識が断片化されていて、連想に基づいて場面転換するため非常に読みづらい。 何が起こっているのか一読しただけではまずわからない。
967 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 22:50:10
全員小学生くらいの子供に見えるんだけど みんな成人なんだよね?ベンジーとかジェイソンとか kwsk
968 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/30(月) 22:55:09
それは語っている時点と語られている内容の時を混同しているんじゃないの?
>kwsk かんじわるいよ
970 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/31(火) 21:34:35
motto kwsk
971 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/31(火) 21:47:25
「響きと怒り」を時系列にして解説しているサイトがあったような。
972 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/01/31(火) 22:03:08
冨山房のフォークナー全集に入ってる『響きと怒り』はかなり詳しく時系列を解析しているよ
973 :
名無しさん@自治スレッドでローカルルール議論中 :2006/02/05(日) 21:15:05
フォークナーの作品並に悠久の時を刻むスレですね
( ^ω^)っ【サゲ保守】
976 :
吾輩は名無しである :2006/02/26(日) 19:25:40
ageちゃいなYO!
977 :
J :2006/02/28(火) 15:18:05
こんなスレがあるんやね。せっかく発見し、残りも少ないしちょっと書き込もうかな。 やっぱりFaulknerの良さって言うのは彼の作品に全てがつぎ込まれていることにあると思うねんな。 途切れることを知らないMississippi川の洪水のような一文に、Faulknerは世界を描こうとした。 Yoknapatawphaのことだけではなく、また南部のことだけでもなく、人類普遍の世界を。 そして現在に絶えず流れ込んでくる過去、未来はそれぞれが断絶するものではなく、一体となっている。 それが意識の流れとなって、例えば、BenjyやQuentinの独白のように溢れ出ている。 何十年も前に深南部で描かれた作品がいまだ読み継がれているなんて、Faulknerは偉大やな。 絶版になる本が多いし、脱構築、イデオロギー批評、フェミニズムなどの標的にはされても、 まだまだFaulknerのすごさは色あせへんと思うよ。
978 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 01:25:39
むしろ批評の文法からこぼれおちるところにフォークナーの凄さがある。
979 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 01:39:02
>>978 おお、それだよ、それ。すっきりした、ありがとう。
ところで、レスも980に達し、ながらく続いたこのスレも
いまやいつ終了となるやもしれない。
心ある人よ、次スレをよろしく頼む。
981 :
吾輩は名無しである :2006/03/01(水) 09:40:52
フォー!!
どうせなら(ズルなしで)1000いかせたいなぁここ。 結局何年続いたのかな、4年?
>>982 最初のレスが2001/10/18なので、4年半というところだね。
最近の進み具合としては 10レス/月 程度なので、普通に消化すれば1,000到達は4月頭くらいかな。