なら漏れは『タイソン・ゲイ』でスポーツドキュメンタリーに挑戦。
839 :
吾輩は名無しである:2009/12/18(金) 13:42:26
『鯨バー』の構想もある。
840 :
吾輩は名無しである:2009/12/19(土) 21:04:52
『白鯨』はメルヴィルの長編のなかで抜きんでた傑作で、他の長編は問題作
はあれど、かなり落ちる。こういう作家は珍しい。アベ・プレヴォーもそうだが。
↑『白鯨』しか読んでいない人って、こういうことを言うよね。
『ピエール』や『コンフィデンス・マン』が「かなり落ちる」んだってさ。
あっ、「ピエール」は凄い。
長編「ピエール」
中篇「ビリーバッド」
短編「バートルビー」
がベスト。
"The Confidence Man"はオレの大学の先生が誉めていたので読んでみたが、50ページで挫折した。(´・ω・`)
>>841 >>842 評論家が『ピエール』や『詐欺師』に熱中するのは、なんとなくわかるんだけどさ、
一般の読者にとっては『白鯨』が最高傑作でしょ。
amazon には
Poorly received when first published in 1857, "The Confidence Man" is now
considered Herman Melville's 'most nearly perfect work', and one that occupies
a central place in the American literary tradition of masquerade and trickery.
なんて紹介文があるけどさ、ちょっと誉めすぎだろ。
えー『タイピー』神やん
melvilleの最高傑作はmoby dick
今となっては気の利いていない、どちらかと言えば鈍重な筆致、
ストーリーとしても、それほど文学的に一般受けするような話でもない
MDの魅力は、鯨フェチ。で、聖書が鯨フェチだから、満腔の歓迎を受ける
その他の作品は数多ある文学作品の中の各々にすぎない
満腔と使いたかっただけやろw
メルヴィルの最高傑作は『レッドバーン』だろ。
848 :
840:2009/12/20(日) 23:32:13
841へ
おれは『ピエール』も『詐欺師』も『レッドバーン』も『タイピー』も読んで
言ってるんだ。確かに前二者は研究者が喜びそうな作品だが、完成度は明らかに
低い。『白鯨』の懐の深さなどみじんもない。短編には傑作があるけどな。
849 :
吾輩は名無しである:2009/12/20(日) 23:37:09
「ピエール」や「詐欺師」をほめるやつって他人の受け売りをするだけで
観賞眼ないんじゃねえの。
ビリーバッド最高やん
851 :
吾輩は名無しである:2009/12/20(日) 23:53:03
メルヴィルの『ピエール』よりカラックスの『ポーラX』のほうが良い。
あの映画が話題になったときメルヴィルを一冊も読んだことない連中が
書店へ「ピエール」を買いに走ったという
853 :
吾輩は名無しである:2009/12/21(月) 00:01:54
ところが、当時メルヴィル全集の『ピエール』は品切れ状態で、国書刊行会は
あわてて『ピエール』新装版を出し、期待に応えたのだった。
私も「ピエール」が一番好きだな。
次は「ビリーバッド」かな。
「白鯨」はトルストイで言えば「戦争と平和」みたいな作品だと思う。
855 :
吾輩は名無しである:2009/12/21(月) 01:44:31
『ピエール』が一番好きと言うのならわかる。しかし、『白鯨』とどっちが
古典たりえているかは火を見るより明らかだ。
856 :
吾輩は名無しである:2009/12/21(月) 01:56:32
かつて友人が『ピエール』を評して、美しいけれどグロテスクで、
見事なる失敗作と言っていたのを思い出した。
『白鯨』は20世紀の文学
『ピエール』は21世紀の文学
白鯨は19世紀小説の典型だが不思議とそれ以前の古典らしさを感じる
859 :
吾輩は名無しである:2009/12/23(水) 00:08:29
『白鯨』が発表された当時、それはおっそろしく古臭い小説とみられ、省みられ
なかった。題材が当時より100年以上前の話だし、文体も古風だったから。
860 :
吾輩は名無しである:2009/12/24(木) 00:18:29
『ピエール』題材や道具立ては魅力的なのに、それを効果的に生かして
展開できていないのが致命的だ。投げてしまって、まとまりがない。
『ピエール』人気あるな
862 :
吾輩は名無しである:2009/12/25(金) 19:47:34
おれも『白鯨』の次に読もうとしたのは『ピエール』だった。
863 :
吾輩は名無しである:2009/12/26(土) 12:13:07
『ビリー・バッド』は絵画でいうと水彩画で、油彩画の『白鯨』に比べると
淡白でやや物足りない。
864 :
吾輩は名無しである:2009/12/31(木) 14:23:24
『バートルビー』はすごい傑作だな。
865 :
吾輩は名無しである:2010/01/01(金) 14:28:22
岩波文庫の坂下昇訳で読んだ。
866 :
吾輩は名無しである:2010/01/03(日) 14:49:52
「ぼく、そうしない方がいいのですが」
このフレーズの繰り返しが絶妙な効果を上げている。
__,,,,_
/´  ̄`ヽ,
/ 〃 _,ァ---‐一ヘヽ
i /´ リ}
| 〉. -‐ '''ー {!
| | ‐ー くー |
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'}
ヽ_」 ト‐=‐ァ' ! < "I would prefer not to,"
ゝ i、 ` `二´' 丿
r|、` '' ー--‐f´
_/ | \ /|\_
/ ̄/ | /`又´\| |  ̄\
868 :
吾輩は名無しである:2010/01/08(金) 18:19:40
↑
だれ?
869 :
吾輩は名無しである:2010/01/11(月) 15:39:07
今年は久しぶりにメルヴィルを読もうかな。
『イスラエル・ポッター』にするか、短編集『乙女たちの地獄』にするか。
870 :
吾輩は名無しである:2010/01/12(火) 00:43:36
『ピエール』好きな人結構いるようだけど、『詐欺師』好きな人いるかな?
871 :
吾輩は名無しである:2010/01/16(土) 22:43:47
『マーディ』というのが気になっている。
call me ishimal
873 :
吾輩は名無しである:2010/01/18(月) 22:50:44
いま読んでるけどなんか物足りない。
トウェインが考えて、ディケンズが手抜きして書いたような感じだな。
とうぇんだいけんずだな
875 :
吾輩は名無しである:2010/01/19(火) 00:35:47
何読んでるの?
マーディ タイピー ビリー・バッド
877 :
吾輩は名無しである:2010/02/03(水) 02:06:49
メルヴィルって『白鯨』がダントツだね。
878 :
吾輩は名無しである:2010/02/05(金) 14:27:57
翻訳は阿部訳が一番。
翻訳やらないか
880 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 15:13:21
翻訳は労多くして益少ない労働だよねえ。批判も多い。
881 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 20:00:18
『ピエール』陰々滅々として暗い。恋愛小説として愉しめない。
ピュ―と吹く!ジャガーのモービーディックって
やっぱりこの本から取った奴だったのか・・・
883 :
吾輩は名無しである:2010/05/05(水) 20:12:17
全然ダメ。連休を返せといいたいくらい。
魔の山に続くがっかり世界文学。
老人と海のほうがまし。
出航してからは、延々と鯨の解説してたような印象だな
たしか他の船と連絡とったりしてたけどw
885 :
佃煮マニア:2010/08/19(木) 19:35:53
白鯨の映画もあるんですよね。
映画版はシチュー屋とかクジラの解説とかを大分はしょってますが、
息絶えているのに復活して手招きするエイハブ船長のあたりはドラマチックに描けてたかな。
マッコウ鯨の解体シーンで出て来る「絞轆」って何?
あれって、マストに大きな滑車ぶら下げて、それに鉤爪付きのロープをぶら下げて、
鉤爪を鯨の体につけて、果物の皮を剥くみたいに脂肪層を剥がしていく、って感じでいいのかな
新潮の田中訳だけど
>>886 「絞轆」
マストについてて、重い獲物やなんかをロープで運び上げるための滑車みたいな留め金のことらしいですよ。