哲学的で二度目に印をつけながら読んで感動したシッダールダ。
同じように感動した人、語りませんか。
ゴータマ・シッダー・ルタ?
森の描写がすごくきれいだった記憶がある。
けっこう好きです。
4 :
夜明けのダザイスト:01/10/06 19:47
詩的だよね。
倫理の授業で仏教を習った時に興味が沸いたので読んだことがあるな。
あんまり宗教臭くなくて、透明感のある作品だったな。好きだよ。
ってゆーか、ヘッセは詩も良いよね。
5 :
吾輩は名無しである:01/10/06 20:58
読んだ読んだ。
今日読み終わった。すごい良かった。
唯一なるもの、を追求してやまない彼の姿勢にマンセー。
ひとつ疑問なのは渡し守ヴァステーヴァは、最後、森の中へ、統一の中へ去って
いきましたが結局それは、死んだということ? それとも彼はシッダールダに
ひきつぎを行った形で、自分の旅をはじめた? でも彼は川のみを崇拝し、他の
ものは輪廻に含まれないと思っていたのでは…
7 :
吾輩は名無しである:01/10/07 00:03
おおおお。
ヘッセの小説でおもりと思ったことないけど、これは別格。
独自のスレが出来て嬉しい。
四十八手イイ!!
もう1つ疑問思い出した。
シッダールダは「ことばは誤解を生みやすく、涅槃を語るには向かない」と言って
いるのに、なぜヘッセはそれをことばにして出版しているのか? あり?
10 :
吾輩は名無しである:01/10/07 02:36
西洋の人なのにちゃんと東洋の匂いがすると思ったら
母親だったかがインドの方なんですね。
ずっと敬虔に歩んできたであろうゴーウィンダが
誘惑におぼれ、そこから立ち直って成長したシッダールダによって
悟る最後の場面がとても美しかったのを覚えています。
また読み返したくなりました。
11 :
吾輩は名無しである:01/10/07 10:56
私は映画でこの話を知りました。
とても美しく深い話だと思って好きです。(英語なのが残念だけど)
インドに造詣の深い方(2人)にこの「シッダールタ」の話をしたら
両極端な反応が返ってきて面白かった。年輩の方(ヒッピー世代)は
大絶賛していたけど、若い方(40代前半・大学助教授)は「ふっ、
ああ、あれね・・・」と鼻で笑われてしまいました。
また今度本の方を改めて読んでみたい。
二度読みから 味が出てくる シッダルダ
切りたくもあり切りたくもなし
00
test
16 :
吾輩は名無しである:01/11/17 01:26
無理やり悟らせて、終わらせたね。
文章は、美しいのだけれどね・・・
17 :
吾輩は名無しである:01/12/03 23:05
詩としてよむよりも
哲学しながら読むとすごくイイ
18 :
吾輩は名無しである:02/01/11 11:10
ラストが感動的だね。
え? 無理矢理悟らせたって思われてるのか?あのラストは(笑)。
いい調子の文章は、声に出しながら読んでしまうのだが、これはずっと声に出して読んでました。
「私の方にかがんで!そう、もっと近く!ずっと近く!私の額に口づけしておくれ、ゴーヴィンダ!」
19 :
吾輩は名無しである:02/02/02 13:53
>>16 同意。
全体に仏教とは違うお話として読んだほうがいいよね。
20 :
吾輩は名無しである:02/02/08 23:34
釈尊を描いた小説かと思いきや、違ったのね。
あの釈尊にも帰依せずに吾が道を行くゴーヴィンダ。
・・・あぁ、
21 :
吾輩は名無しである:02/02/20 03:11
わしはクヌルプのほうが好きじゃ
>>21 そんなあなたはシッダールタのセリフを「おじゃるまる」風に読めば楽しくなるかも!? 道ばたでぐったりしてるのも吉
23 :
吾輩は名無しである:02/03/15 20:46
悟りあげ
24 :
ひさしぶりダルーダッシ:02/03/24 22:49
誰か質問に答えてくださると嬉しい。
9>
作者と登場人物との見解が違っててもいいんじゃかなろうか。
ヘッセが同じ悟りにいたったわけでもないし。いかんせん彼は作家だから、言葉を操るのが商売だしね。
でも、そういう世界観を共有できるのも言葉のなせる技だと思うし、ヘッセが悟ってしまって口をつぐんだらこんなすばらしい作品もできないから。
だれか「ガラス玉演戯」について語ってくれ〜(大好きだ)
>>25 質問に答えてくれてありがとう。ガラスの方は今度読むんだ! 待っててくれ!
28 :
吾輩は名無しである:02/04/11 00:43
20代で読んでも感動したけど、
最近読み直して、自分の子供に執着するくだりで
泣けてしまった。
29 :
吾輩は名無しである:02/04/11 01:50
当時のドイツ周辺では、東洋研究が盛んに行われていたそうです。
ヘッセもそのような雰囲気の中で、仏陀の悟りや教えとはなんぞや、
ということを自分に還元させながら小説にしようとしたのだと思います。
だからこそその執筆には長い中断など苦しみを伴ったのだと思っています。
>>9 >シッダールダは「ことばは誤解を生みやすく、涅槃を語るには向かない」と言って
>いるのに、なぜヘッセはそれをことばにして出版しているのか? あり?
それを言うなら、同じ疑問が仏陀本人にも向けられることになるでしょうね。
言葉が不完全であることは、仏陀も語っているはずだと思います。
でありながら、仏陀は多くの言葉を費やして人々を導こうとしたわけで・・・
出版や執筆こそしなかったけど、ものを伝えようとするとき、
不完全であるはずの言葉に多くを頼らざるをえないのが現実。
つまり不完全だと分かっていながらも、それでも言葉の有効性に賭けたのでは?
という気がします。
小説など言語化されたものによって言葉で示しえないようなイメージや感情を
感じ取るという経験は、誰でも日常的にしていますしね。
>>20 >釈尊を描いた小説かと思いきや、違ったのね。
>あの釈尊にも帰依せずに吾が道を行くゴーヴィンダ。
そうかなあ。
主人公がゴータマに帰依せず独りで道を歩んだことにこそ意味があると思われ。
まあ実際には、別人だけども主人公には「シッダールタ」という名が与えられてるし
(釈尊は「ゴータマ」)、けっこう微妙な設定になってるよね。
>>31 あれ? ゴーヴィンダは主人公(シッダールタ)の幼なじみだったのね。
>>20さんは
>あの釈尊にも帰依せずに吾が道を行くゴーヴィンダ。
じゃなくて
>あの釈尊にも帰依せずに吾が道を行くシッダールタ。
と書きたかったんだよね?
ゴーヴィンダは主人公と違って、釈尊に帰依するわけだし。
だとしたら
>>31の僕のレスは内容的に間違いはないんだけど。
ちなみに釈尊に帰依したゴーヴィンダが悟りに達することができず、
釈尊からあえて距離を置いたシッダールタがその境地に達することができた、
ということに、非常に重要な示唆があるわけで。
これは宗教として組織化した東洋の仏教、とりわけ念仏を唱えさえすれば
涅槃に行ける、というような大乗仏教的理解が支配的な日本人にとって、
本来仏陀が示したあくまで個人的な営みとしての仏教理解に立ち戻らせる、
きっかけとなるものだと思っています。
こうした重要な指摘が仏教が広まった東洋世界じゃなく、
ヨーロッパから出てきたところもまた面白くもあり。
35 :
吾輩は名無しである:02/04/15 11:19
最後、ゴーヴィンダは悟ったのだろうか?
たまにはあげるさあ
37 :
吾輩は名無しである:02/04/23 17:19
>>6 渡し守の師匠が森に入るというのはズバリ、「死」でしょう。
インドには老人は最後に森に入って土となるという
思想があるようです。人の一生の理想的な姿として。
年をとってからこの小説を読み返すと、シッダールタが愚かな子供にうろたえるとこ
ろとか、他の人物の話が身近に感じられます。
読むたびに心が透明になっていくようです。
スーパーマンで、
↑
すいません、最後の1行はなしです。
>インドには老人は最後に森に入って土となるという思想があるようです。
ふうん、ガンジスに流してもらうと輪廻のくびきから解き放たれる、
というのだけでもないのか・・・?
ところでこれって仏教徒にもヒンドゥー教徒にも共通なのかな?
40 :
吾輩は名無しである:02/04/25 09:06
>>39 南部のインド人に聞いた話です。
同じヒンズー教でも、南と北では考え方が
だいぶ違うようです。人種も違うらしいし。
41 :
吾輩は名無しである:02/05/08 16:54
あげ
42 :
吾輩は名無しである:02/05/08 20:46
とりあえず、ブッダは「信仰を捨てよ」っつった人です。基本的に独力でやれってことか?
43 :
吾輩は名無しである:02/05/26 17:45
アフォ作家だったヘッセが
デミアン・シッダールタ・荒野のおおかみ・その後の作品(スイマセンまだ読んでないです)
を生んだ背景に何があるか語っちゃってる本ありましたら、教えて教えて♪
★恥ずかしい書き込みリスト★
>>16 日本文学のみを読んでいたほうが貴方にとって有益かも!
>>40 知らない。知ったところでどうでもいい事柄。
>>43 教えて君うざい。もうね、アホかと。馬鹿かと。
>>45 まあまあ…
>>9については
>>30で親切なレスがついてるからもういいでしょう。
44番はメール欄見ればわかるとおりの大馬鹿ですから放っておきましょう。
48 :
吾輩は名無しである:02/05/28 14:01
タイトルとは関係ないけど、
ガラス玉遊戯(角川)手に入れた。上下合わせて600円。
表紙は金ぴかだけど中は読みにくいな。
けど、状態は最高にいいし、ビニールで包んであったから、買ってしまた。
いまから読みまする。