【格付け】S&P アメリカ国債の格付け見通しを「ネガティブ・弱含み」から「安定的」へと引き上げたと発表〔13/06/10〕
禁じられた「金保有」
http://eagle-hit.com/a/post-3786.html さて、本題に移そう。
ニクソン・ショック(1970年)後、一国の通貨の価値は、基軸通貨ドルとの相対価値となっ
た。金本位制に準じた金の裏付けが、それ以降、全くなくなったのである。
一国の経済は、通貨の価値により大きく左右される。有事の際は、その国の通貨が暴落し、
価値が0になる=紙クズになる恐れがある。実際、ロシアやアルゼンチンなどは国家破産
により通貨は暴落した。第2次大戦後、日本の"軍票"と呼ばれた戦時紙幣などは、まさに
紙クズとなった。
であるから、各国はニクソン・ショック後も、金(ゴールド)を保有し続けた。
それがその国の最悪の場合の通貨の保証となるからである。
ところが、下記の表を見ていただきたい。
1997年当時のデーターで恐縮だが、日本は圧倒的に外貨準備高で群を抜いているにも係わ
らず、その内訳に占める金の保有量は1%にしかすぎないのである。内訳のほとんどは、
外国為替である。つまり、米国債なのだ。(現在、金の保有量は756dと公表されており、
日銀が2倍にしたと言ったとおり、外貨準備高に占める割合は2%に増えている)
これはどういうことなのか? 日本政府は国を守ろうとする気はないのだろうか?
実は、日本は金の保有量を国際的に制限されていたのである。
あまり公にはなっていないが、1975年の第1回サミットに先だって行われた10カ国蔵相
会議で、当時の大平大蔵大臣は「日本は現在保有している金の総量を一切増加させない」
と同意した(させられた?)。
さらに、1985年のプラザ会議でも「日本の金準備は外貨準備の1%に凍結する」と決定さ
れたのである。
このような同意や決定が、何故なされたのか?
その後の日本経済をみればわかってくるだろう。日本をアメリカの"属国"とするためで
ある。すなわち米国の借金のツケを日本に押しつけるために米国債しか買わせないように
仕向けたのである。むろん、その米国債も勝手に売ってはいけない、売ったら日本が所有
するアメリカの資産をすべて凍結する、と脅されたのである。
この発表の後、アメリカ国債の金利が上昇(価格は下落)してるんですが、
格付けが上がったらかえって売られたってこと? なんかもう分からない…
【社会保障】日本の公的年金、国内株式・外国債券・外国株式への投資比率引き上げへ--日興アセットマネジメント [06/14]
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1371199507/ 日本で、約112兆円(2012年12月末)の公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人
(GPIF)」が、6月7日に運用の目安とする資産の基本構成比率を変更したと発表しました。
具体的には、国内債券の比率を67%から60%に引き下げ、国内株式の比率を11%から12%に、
外国債券を8%から11%に、外国株式を9%から12%に引き上げました。比較的、低リスク
低利回りの国内債券への投資比率を引き下げ、株式や海外資産などリスク資産への投資比率を
引き上げることで運用利回りの向上をめざすものとみられます。
なお、政府は7月からGPIFに関する有識者会議を設け、さらなる株式への投資比率の引き上げや、
REITや商品先物、未公開株などにも投資先を分散させることを議論する予定です。国際的に比較
すると、株式の投資比率はノルウェーなど主要10ヵ国の年金基金の平均が38%であるのに対し、
GPIFは今回の変更後でも国内・外国を合わせて23%と低い水準にあることなどが背景にあると
みられます。